id
int64
3
39.4k
title
stringlengths
1
80
text
stringlengths
2
313k
paragraphs
listlengths
1
6.47k
abstract
stringlengths
1
52k
wikitext
stringlengths
10
330k
date_created
stringlengths
20
20
date_modified
stringlengths
20
20
templates
sequencelengths
0
20
url
stringlengths
32
653
3,240
トランプ
ここでは、カードゲームの一種としてのトランプおよびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここでは、カードゲームの一種としてのトランプおよびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。", "title": "" } ]
ここでは、カードゲームの一種としてのトランプおよびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|frame=1}} ここでは、カードゲームの一種としての[[w:トランプ|トランプ]]およびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。 == トランプに関する基本知識 == * [[トランプ/基本知識|トランプの基本知識]] == トランプゲーム == [[File:Hand_of_traditional_British_playing_cards.jpg|thumb|right|トランプ]] [[File:Card magic.jpg|thumb|right|トランプでマジックをする様子]] * 1人用 ** [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]] ** [[w:スパイダー (トランプゲーム)|スパイダーソリティア]] ** [[w:フリーセル|フリーセル]] ** [[w:トランプタワー|トランプタワー]] ** [[w:トランプ占い|トランプ占い]] * 2人用 ** [[トランプ/スピード|スピード]] ** [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]] ** [[トランプ/15点|15点]] * 3人以上 ** [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]] ** [[トランプ/七並べ|七並べ]] ** [[トランプ/神経衰弱|神経衰弱]] ** [[トランプ/戦争|戦争]] ** [[トランプ/ページワン|ページワン]] ** [[トランプ/うすのろ|うすのろ]] ** [[トランプ/ダウト|ダウト]] ** [[トランプ/ぶたのしっぽ|ぶたのしっぽ]] ** [[トランプ/たこ焼き|たこ焼き]] ** [[トランプ/アメリカンページワン|アメリカンページワン]] ** [[トランプ/セブンブリッジ|セブンブリッジ]] ** [[トランプ/ハーツ|ハーツ]] ** [[トランプ/ノー・カード|ノー・カード]] ** [[トランプ/フォア・ジャックス|フォア・ジャックス]] ** [[トランプ/29|29]] ** [[トランプ/51|51]] ** [[トランプ/ローリング・ストーン|ローリング・ストーン]] ** [[トランプ/銀行|銀行]] ** [[トランプ/お金|お金]] ** [[トランプ/ホイスト|ホイスト]] ** [[トランプ/大富豪|大富豪]](大貧民) ** [[トランプ/ナポレオン|ナポレオン]] ** [[w:ポーカー|ポーカー]] ** [[トランプ/ブラックジャック|ブラックジャック]] ** [[コントラクトブリッジ]] ** [[トランプ/ニックネーム|ニックネーム]] ** [[トランプ/ウインクキラー|ウインクキラー]] == 関連項目 == * [[w:トランプ|Wikipedia:トランプ]] * [[花札]] * [[麻雀]] {{stub}} {{DEFAULTSORT:とらんふ}} [[Category:ゲーム]] [[Category:カードゲーム]] [[Category:トランプ|*]] [[Category:書庫]]
2006-02-03T06:24:31Z
2023-09-26T11:26:22Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97
3,241
現代文学
文学>現代文学
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "文学>現代文学", "title": "" } ]
文学>現代文学
[[文学]]>[[現代文学]] ==日本の文学== ===文学史=== * [[昭和時代の文学]] * [[大正時代の文学]] ===作家=== * [[日本文学の作家]] ===題名=== * [[日本文学の題名]] ===各派=== * [[伝統派]] * [[近代派]] * [[プロレタリア文学]] * [[戦後文学]] ==各国の文学== [[Category:文学|けんたいふんかく]] *[[イギリス文学]] *[[フランス文学]] *[[ドイツ文学]] *[[ロシア文学]] *[[アメリカ文学]] *[[中国文学]] *[[朝鮮文学]]
2006-02-03T12:27:59Z
2023-07-12T04:48:35Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%87%E5%AD%A6
3,243
三島由紀夫
日本文学の作家>三島由紀夫 三島由紀夫は戦後の昭和に活躍した作家である。 こまやかな描写と、日本の思想を取り入れた作風である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "日本文学の作家>三島由紀夫", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "三島由紀夫は戦後の昭和に活躍した作家である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "こまやかな描写と、日本の思想を取り入れた作風である。", "title": "作風" } ]
日本文学の作家>三島由紀夫 三島由紀夫は戦後の昭和に活躍した作家である。
[[日本文学の作家]]>[[三島由紀夫]] [[w:三島由紀夫|三島由紀夫]]は戦後の昭和に活躍した作家である。 == 作風 == こまやかな描写と、日本の思想を取り入れた作風である。 ==代表作== * [[仮面の告白]] * [[金閣寺]] * [[鹿鳴館]] ==思想== * [[楯の会]] [[Category:日本の文学|みしまゆきお]]
null
2009-01-14T03:07:28Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%B6%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB
3,245
日本文学の題名
現代文学>日本文学の題名
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "現代文学>日本文学の題名", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "や~よ" } ]
現代文学>日本文学の題名
[[現代文学]]>[[日本文学の題名]] ==あ~お== * [[アグニの神]] * [[あばばば]] * [[在りし日の歌]] * [[阿部一族]] * [[或る阿呆の一生]] * [[或る女]] * [[芋粥]] * [[牛をつないだ椿の木]] * [[桜桃]] * [[おじいさんのランプ]] ==か~こ== * [[風立ちぬ]] * [[河童]] * [[雁]] * [[草枕]] * [[蜘蛛の糸]] * [[虞美人草]] * [[行人]] * [[銀河鉄道の夜]] * [[こゝろ]] * [[ごんぎつね]] ==さ~そ== * [[山月記]] * [[三四郎]] * [[山椒魚]] * [[散歩生活]] * [[詩と其の伝統]] * [[渋江抽斎]] * [[少女病]] * [[斜陽]] * [[生と歌]] * [[青年]] * [[セロひきのゴーシュ]] * [[仙人]] * [[そこから]] ==た~と== * [[たけくらべ]] * [[堕落論]] * [[地獄変]] * [[月に吠える]] * [[手袋を買いに]] * [[ドグラ・マグラ]] * [[杜子春]] * [[トロッコ]] ==な~の== * [[人間失格]] ==は~ほ== * [[歯車]] * [[走れメロス]] * [[鼻]] * [[花のき村と盗賊たち]] * [[光と風と夢]] * [[蒲団]] * [[坊っちゃん]] ==ま~も== * [[舞姫]] * [[明暗]] * [[名人伝]] * [[門]] ==や~よ== * [[山羊の歌]] ==ら~ろ== * [[羅生門]] * [[李陵]] ==わ~ん== * [[我が生活]] * [[我が輩は猫である]] {{stub}} [[Category:日本の文学|にほんふんかくのたいめい]]
null
2019-03-02T14:57:57Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%96%87%E5%AD%A6%E3%81%AE%E9%A1%8C%E5%90%8D
3,247
高等学校英語英語II
英語 > 高等学校英語英語II 『高等学校英語英語II』で学習する単語数は『高等学校英語英語I』での学習内容に加えて更に500単語程度を加えたものとなり、合計で 1,800程度となる。一般に、大学受験で、難関な学校の英語を読み解くには4,000語程度を知っていることが望ましいといわれる。しかし、実際には近年センター試験でリスニングが導入されたことに代表される通り、英語の学習は、単に知識の量を問うよりも、より実践的な場面で言語能力を適用する方面の能力を重視するようになっている。 そのため、けっして単純に単語数だけを増やすのではなく、くわえて覚えた単語の正確な発音や用法を覚えることに力を注ぐことが望ましい。 具体的には、2,000-2,500語程度を使いこなせることを目指すのがよいのではないだろうか。 その程度の語数に対応する単語帳としては、有名なものに、DUO、速読英単語等がある。合わせて用いると効果的だろう。 香港は中国の1都市であるが、中国全土でも特異な位置を占める都市である。香港は1997年にイギリスから中国に返還されたが、その後も 変換前と同じ資本主義を保って統治を行なっている。 一方、中国は世界でも数少ない社会主義の国である。それらの制度の間で生じる軋轢は、特に2003年のものはメディアでも 報じられたが、存在しないように見えても実際のところはよく分からないといった種類のものであり、常に争いの火種となる危険性を含んだものであり、十分な注意を向けていく必要があるものである。 ここでは、香港がイギリスからの返還に到るまでと香港の現在についての文章を読んでいく。 http://en.wikipedia.org/wiki/Hong_Kong The Hong Kong Special Administrative Region of the People's Republic of China is a Special Administrative Region of the People's Republic of China (PRC). 中華人民共和国の香港特別行政区は、中華人民共和国の特別行政区である。 special は '特別な' という意味の形容詞である。administrative は、 動詞 administer '統治する' から来た形容詞で、'行政の'という意味である。region は '地域' という意味の名詞である。 republicは、'共和国'という意味の名詞だが、the People's Republic of China で、中華人民共和国のことである。PRCは、この文章中では中華人民共和国を指している。 It is located on the southeastern coast of China. 香港は中国南東の海岸に位置している。 locate は、'〜にある'という意味の動詞である。 coast は、'海岸'という意味の名詞である。 Hong Kong (香港, also known as Hongkong, which was common in older English-language texts, or Xiānggǎng, in Pinyin) has one of the world's most liberal economies and is a major international centre of finance and trade. Hong Kong (香港、Hongkong の名でも知られているが、これは古い英語のテキストで多く、またピンインでは Xiānggǎng と書かれる)は、世界で最も自由な経済を持っており、国際的な金融と貿易の主要な中心である。 common は、 '普通の' という意味の形容詞である。 Pinyin は、 'ピンイン' の事で、中国語発音の表記法のことである。 one of '複数形' は、'〜のうちの1つ'という意味である。 liberal は、 '自由な' という意味の形容詞である。economyは、 '経済' という意味の名詞である。major は、 '主要な' という意味の形容詞である。 international は '国際的な' という意味の形容詞である。 centre は、center と同じ意味で'中心'という意味である。 finance は、 '金融' という意味の名詞である。tradeは、 '貿易' という意味の名詞である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "英語 > 高等学校英語英語II", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "『高等学校英語英語II』で学習する単語数は『高等学校英語英語I』での学習内容に加えて更に500単語程度を加えたものとなり、合計で 1,800程度となる。一般に、大学受験で、難関な学校の英語を読み解くには4,000語程度を知っていることが望ましいといわれる。しかし、実際には近年センター試験でリスニングが導入されたことに代表される通り、英語の学習は、単に知識の量を問うよりも、より実践的な場面で言語能力を適用する方面の能力を重視するようになっている。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "そのため、けっして単純に単語数だけを増やすのではなく、くわえて覚えた単語の正確な発音や用法を覚えることに力を注ぐことが望ましい。 具体的には、2,000-2,500語程度を使いこなせることを目指すのがよいのではないだろうか。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "その程度の語数に対応する単語帳としては、有名なものに、DUO、速読英単語等がある。合わせて用いると効果的だろう。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "香港は中国の1都市であるが、中国全土でも特異な位置を占める都市である。香港は1997年にイギリスから中国に返還されたが、その後も 変換前と同じ資本主義を保って統治を行なっている。 一方、中国は世界でも数少ない社会主義の国である。それらの制度の間で生じる軋轢は、特に2003年のものはメディアでも 報じられたが、存在しないように見えても実際のところはよく分からないといった種類のものであり、常に争いの火種となる危険性を含んだものであり、十分な注意を向けていく必要があるものである。", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ここでは、香港がイギリスからの返還に到るまでと香港の現在についての文章を読んでいく。", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "http://en.wikipedia.org/wiki/Hong_Kong", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "The Hong Kong Special Administrative Region of the People's Republic of China is a Special Administrative Region of the People's Republic of China (PRC).", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "中華人民共和国の香港特別行政区は、中華人民共和国の特別行政区である。", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "special は '特別な' という意味の形容詞である。administrative は、 動詞 administer '統治する' から来た形容詞で、'行政の'という意味である。region は '地域' という意味の名詞である。 republicは、'共和国'という意味の名詞だが、the People's Republic of China で、中華人民共和国のことである。PRCは、この文章中では中華人民共和国を指している。", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "It is located on the southeastern coast of China.", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "香港は中国南東の海岸に位置している。", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "locate は、'〜にある'という意味の動詞である。 coast は、'海岸'という意味の名詞である。", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "Hong Kong (香港, also known as Hongkong, which was common in older English-language texts, or Xiānggǎng, in Pinyin) has one of the world's most liberal economies and is a major international centre of finance and trade.", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "Hong Kong (香港、Hongkong の名でも知られているが、これは古い英語のテキストで多く、またピンインでは Xiānggǎng と書かれる)は、世界で最も自由な経済を持っており、国際的な金融と貿易の主要な中心である。", "title": "読解演習" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "common は、 '普通の' という意味の形容詞である。 Pinyin は、 'ピンイン' の事で、中国語発音の表記法のことである。 one of '複数形' は、'〜のうちの1つ'という意味である。 liberal は、 '自由な' という意味の形容詞である。economyは、 '経済' という意味の名詞である。major は、 '主要な' という意味の形容詞である。 international は '国際的な' という意味の形容詞である。 centre は、center と同じ意味で'中心'という意味である。 finance は、 '金融' という意味の名詞である。tradeは、 '貿易' という意味の名詞である。", "title": "読解演習" } ]
英語 > 高等学校英語英語II
<small> [[英語]] > 高等学校英語英語II </small> ---- == はじめに == 『高等学校英語英語II』で学習する単語数は『高等学校英語英語I』での学習内容に加えて更に500単語程度を加えたものとなり、合計で 1,800程度となる。一般に、大学受験で、難関な学校の英語を読み解くには4,000語程度を知っていることが望ましいといわれる。しかし、実際には近年センター試験でリスニングが導入されたことに代表される通り、英語の学習は、単に知識の量を問うよりも、より実践的な場面で言語能力を適用する方面の能力を重視するようになっている。 そのため、けっして単純に単語数だけを増やすのではなく、くわえて覚えた単語の正確な発音や用法を覚えることに力を注ぐことが望ましい。 具体的には、2,000-2,500語程度を使いこなせることを目指すのがよいのではないだろうか。 その程度の語数に対応する単語帳としては、有名なものに、DUO、[[w:速読英単語|速読英単語]]等がある。合わせて用いると効果的だろう。 == 読解演習 == === 香港 === 香港は中国の1都市であるが、中国全土でも特異な位置を占める都市である。香港は1997年にイギリスから中国に返還されたが、その後も 変換前と同じ資本主義を保って統治を行なっている。 一方、中国は世界でも数少ない社会主義の国である。それらの制度の間で生じる軋轢は、特に2003年のものはメディアでも 報じられたが、存在しないように見えても実際のところはよく分からないといった種類のものであり、常に争いの火種となる危険性を含んだものであり、十分な注意を向けていく必要があるものである。 ここでは、香港がイギリスからの返還に到るまでと香港の現在についての文章を読んでいく。 * 出典 http://en.wikipedia.org/wiki/Hong_Kong * 本文 The Hong Kong Special Administrative Region of the People's Republic of China <!--(Traditional Chinese: 中華人民共和國香港特別行政區; Simplified Chinese: 中华人民共和国香港特别行政区 pronunciation),--> is a Special Administrative Region of the People's Republic of China (PRC). 中華人民共和国の香港特別行政区は、中華人民共和国の特別行政区である。 special は '特別な' という意味の形容詞である。administrative は、 動詞 administer '統治する' から来た形容詞で、'行政の'という意味である。region は '地域' という意味の名詞である。 republicは、'共和国'という意味の名詞だが、the People's Republic of China で、中華人民共和国のことである。PRCは、この文章中では中華人民共和国を指している。 It is located on the southeastern coast of China. 香港は中国南東の海岸に位置している。 locate は、'〜にある'という意味の動詞である。 coast は、'海岸'という意味の名詞である。 Hong Kong (香港, also known as Hongkong, which was common in older English-language texts, or Xiānggǎng, in Pinyin) has one of the world's most liberal economies and is a major international centre of finance and trade. Hong Kong (香港、Hongkong の名でも知られているが、これは古い英語のテキストで多く、またピンインでは Xiānggǎng と書かれる)は、世界で最も自由な経済を持っており、国際的な金融と貿易の主要な中心である。 common は、 '普通の' という意味の形容詞である。 Pinyin は、 '[[w:ピンイン|ピンイン]]' の事で、中国語発音の表記法のことである。 one of '複数形' は、'〜のうちの1つ'という意味である。 liberal は、 '自由な' という意味の形容詞である。economyは、 '経済' という意味の名詞である。major は、 '主要な' という意味の形容詞である。 international は '国際的な' という意味の形容詞である。 centre は、center と同じ意味で'中心'という意味である。 finance は、 '金融' という意味の名詞である。tradeは、 '貿易' という意味の名詞である。 [[Category:英語|高えいこ2]] [[Category:高等学校教育|えいこ2]]
null
2016-09-20T18:50:22Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%8B%B1%E8%AA%9EII
3,251
ラテン語
メインページ > 語学 > ラテン語
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メインページ > 語学 > ラテン語", "title": "" } ]
メインページ > 語学 > ラテン語
[[メインページ]] > [[語学]] > '''ラテン語''' {{進捗状況}} {{Wikipedia|ラテン語|ラテン語}} {{Wiktionary|ラテン語|ラテン語}} {{Wiktionary|Category:ラテン語}} {{Commons|Category:Latin|ラテン語}} ==初級文法== [[File:Formulario di epistole, 1490, occhietto.png|thumb|1490]] *[[ラテン語 文字と発音|文字と発音]] {{進捗|50%|2006-07-20}} *[[ラテン語 名詞|名詞]] {{進捗|50%|2006-03-22}} **[[ラテン語 第一変化名詞|第一変化名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 第二変化名詞|第二変化名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 第三変化i幹名詞|第三変化i幹名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 第三変化子音幹名詞|第三変化子音幹名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 第四変化名詞|第四変化名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 第五変化名詞|第五変化名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 不規則変化名詞|不規則変化名詞]] {{進捗|25%|2006-03-22}} **[[ラテン語 ギリシア語由来の名詞|ギリシア語由来の名詞]] {{進捗|50%|2006-03-22}} *[[ラテン語 数詞|数詞]] *[[ラテン語 形容詞|形容詞]] **[[ラテン語 第一第二変化形容詞|第一第二変化形容詞]] **[[ラテン語 第三変化形容詞|第三変化形容詞]] **[[ラテン語 形容詞の比較級と最上級|形容詞の比較級と最上級]] *[[ラテン語 副詞|副詞]] *[[ラテン語 代名詞|代名詞]] {{進捗|00%|2006-03-22}} **[[ラテン語 人称代名詞|人称代名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 指示代名詞|指示代名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 不定代名詞|不定代名詞]] **[[ラテン語 疑問代名詞・関係代名詞|疑問代名詞・関係代名詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} *[[ラテン語 動詞|動詞]] {{進捗|00%|2006-03-22}} **[[ラテン語 動詞の4基本形|動詞の4基本形]] {{進捗|75%|2006-05-15}} **[[ラテン語 第一活用動詞|第一活用動詞]] {{進捗|75%|2006-03-22}} **[[ラテン語 第二活用動詞|第二活用動詞]] **[[ラテン語 第三活用動詞|第三活用動詞]] **[[ラテン語 第四活用動詞|第四活用動詞]] **[[ラテン語 不規則活用動詞|不規則活用動詞]] **[[ラテン語 sum(esse)の活用の一覧|sum(esse)の活用の一覧]] {{進捗|50%|2006-03-22}} **[[ラテン語 不定法|不定法]] **[[ラテン語 完了形の活用|完了形の活用]] **[[ラテン語 分詞の変化|分詞の変化]] *[[ラテン語 前置詞|前置詞]] {{進捗|25%|2006-03-22}} *[[ラテン語 接続詞|接続詞]] {{進捗|50%|2006-04-25}} *[[ラテン語 語順|語順]] *[[ラテン語 韻律|韻律]] *[[ラテン語 暦|暦]] *[[ラテン語 ローマ数字|ローマ数字]] *[[ラテン語 古代ローマの人名|古代ローマの人名]] *[[ラテン語 文法用語|文法用語]] ==モジュール教材== *[[ラテン語学習モジュール]] {{進捗|25%|2018-04-11}} **[[ラテン語の時代区分]] **[[ガフィオ羅仏辞典]] **[[ラテン語の語句]] ***[[ラテン語の名言]] ***[[ラテン語の標語]] ==ラテン語文学== *[[ガリア戦記]] *[[内乱記]] *[[聖書 (ラテン語)]] *[[讃美歌 (ラテン語)]] ==外部リンク== *[http://www.lexilogos.com/clavier/latin.htm Clavier latin en ligne avec les diacritiques LEXILOGOS](ラテン語特殊文字用キーボード) <!-- この空白の数行は絶対に空けた状態にしておいてください。そうしないとラテン語とstubのテンプレートが重複して見えなくなってしまいます。 --> {{stub}} [[Category:語学|らてんこ]] [[Category:ラテン語|*]]
2006-02-06T06:56:18Z
2023-08-11T11:57:10Z
[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wiktionary", "テンプレート:Commons", "テンプレート:進捗", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E
3,252
ラテン語 文字と発音
ラテン語 > 文字と発音 ラテン語ではラテン文字を用いる。 アクセントの位置
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 文字と発音", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ラテン語ではラテン文字を用いる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "アクセントの位置", "title": "" } ]
ラテン語 > 文字と発音 ラテン語ではラテン文字を用いる。
[[ラテン語]] > '''文字と発音''' ラテン語では[[w:ラテン文字|ラテン文字]]を用いる。 {|border="1" cellspacing="0" cellpadding="4" style="font-size: 1.25em; text-align: center" |- |colspan="13" style="text-align: left"|大文字 |- |width="7.6923%"|[[w:A|A]] |width="7.6923%"|[[w:B|B]] |width="7.6923%"|[[w:C|C]] |width="7.6923%"|[[w:D|D]] |width="7.6923%"|[[w:E|E]] |width="7.6923%"|[[w:F|F]] |width="7.6923%"|[[w:G|G]] |width="7.6923%"|[[w:H|H]] |width="7.6923%"|[[w:I|I]] |width="7.6923%"|[[w:J|J]] |width="7.6923%"|[[w:K|K]] |width="7.6923%"|[[w:L|L]] |width="7.6923%"|[[w:M|M]] |- |[[w:N|N]]||[[w:O|O]]||[[w:P|P]]||[[w:Q|Q]]||[[w:R|R]]||[[w:S|S]]||[[w:T|T]]||[[w:U|U]]||[[w:V|V]]||[[w:W|W]]||[[w:X|X]]||[[w:Y|Y]]||[[w:Z|Z]] |- |colspan="13" style="text-align: left"|小文字 |- |a||b||c||d||e||f||g||h||i||j||k||l||m |- |n||o||p||q||r||s||t||u||v||w||x||y||z |} ===母音字=== *A, a:ア、あるいはアー *E, e:エ、あるいはエー *I, i:イ、あるいはイー *O, o:オ、あるいはオー *U, u:ウ、あるいはウー。古期のラテン語ではこの文字は存在せず、u の音は、"V, v" で表された。 *Y, y:唇を突き出したままイ、イーと言ったときの「イュー」のような音。フランス語の "u", ドイツ語の "ü" に同じ。日本語にはない音。本来のラテン語には無い音だが、ギリシャ語からの借用語に用いた。 *長く発音するとき、辞書や教科書などでは ā, ē, ī, ō, ū, ȳ のように字の上に横棒をつける。これを「マクロン」「長音符」という。 *短い発音を強調して、辞書や教科書などで ă, ĕ, ĭ, ŏ, ŭ, y̆ のように字の上に「 ̆」をつける場合がある。これを「ブレーヴェ(ブレウェ)」「短音符」という。 ===子音字=== *B, b:バ行の子音 *C, c:カ行の子音。i や e が続いてもサ行の音にはならない。 *D, d:ダ行の子音 *F, f:前歯を唇にのせて息を出すと出る擦れるような音、英語の f と同じ。 *G, g:ガ行の子音。"gu" の形ではグヮ、グィなどの子音。n の直前では鼻音化して鼻濁音のガ行子音になる。古期のラテン語ではこの文字は存在せず、この音は "C, c" の文字で表された(すなわちgとkとの発音の共用の文字)。 *H, h:ハ行の子音 *J, j:ヤ行の子音 j 。古期のラテン語ではこの文字は存在せず、この音は "I, i" の文字で表された(すなわち母音子音共用の文字)。 *K, k:c と同じくカ行の子音。本来のラテン語では ka の発音となる場合の一部でごく僅かに使われたが、大半は ca と表記した。 *L, l:舌を持ち上げて歯茎の辺りに当てたまま声を出すと出る音。英語の l と同じ。 *M, m:マ行の子音 *N, n:ナ行の子音。c, g の前では鼻濁音のガ行の子音になる。 *P, p:パ行の子音 *Q, q:常に "Qu, qu" の形で用いる。c と v を連続して発音する、クヮ、クィ、クェなどの子音。 *R, r:舌を震わせる。舌を少し持ち上げて口の中でどこにもつけない状態で息を強く吐くようにすると出る。 *S, s:サ行の子音 *T, t:タ行の子音 *V, v:ワ行の子音 *X, x:c と s を連続して発音する。クスクスと笑うときのような音。英語のxと同じ(ただし「グズ」のように濁ることはない)。 *W, w:v と同じくワ行の子音。ラテン語ではこの文字は使われない。 *Z, z:ザ行の子音。ギリシア語からの借用語で用いられる。 *Ch, ch, Ph, ph, Th, th:有気音(または帯気音)という。元はギリシア語で使われていた単語に用いられる。c, t, p と一緒に強く息を吐く。 ===アクセント=== アクセントの位置 *一音節語では、当然その音節にある。 *二音節語では、語頭音節。 *三音節以上からなる語では、 **語末から第二音節が長い場合はそこにある。 **語末から第二音節が短い場合は、語末から第三音節にある。 {{stub}} [[Category:ラテン語|もしとはつおん]]
2006-02-06T07:15:21Z
2023-09-14T16:09:44Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%A8%E7%99%BA%E9%9F%B3
3,253
ラテン語 第一変化名詞
ラテン語 > 名詞 > 第一変化名詞 以下のように変化するものは第一変化名詞という。単数主格が-a,複数主格が-aeとなる。大部分が女性名詞で、一部男性名詞がある。 一つ目の型は、A型の格変化である。これは、属格単数形が-aeとなるものである。属格複数形が-arumという形をとる事に着目して、A型の格変化(独:a-Deklination)と呼ばれる。第一格変化・第一種転尾とも呼ばれる。これには、幾つかのパターンがある。ラテン語式に関していえば、A型の格変化には、一つのパターンしかない。このパターンでは、単数主格と単数属格が、「-a, -ae」となる。その例外のパターンは、ギリシア語式のもので、ギリシア語から来た名詞については、これに従うものがある。いずれにせよ、複数の格変化は同じである。 第一のパターンは、単数主格で-a、単数属格で-aeとなるものである。ここでは、「女性」を意味する「fēmina, fēminae」を例にとって、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。地格は、与格と同形である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > 第一変化名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "以下のように変化するものは第一変化名詞という。単数主格が-a,複数主格が-aeとなる。大部分が女性名詞で、一部男性名詞がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "一つ目の型は、A型の格変化である。これは、属格単数形が-aeとなるものである。属格複数形が-arumという形をとる事に着目して、A型の格変化(独:a-Deklination)と呼ばれる。第一格変化・第一種転尾とも呼ばれる。これには、幾つかのパターンがある。ラテン語式に関していえば、A型の格変化には、一つのパターンしかない。このパターンでは、単数主格と単数属格が、「-a, -ae」となる。その例外のパターンは、ギリシア語式のもので、ギリシア語から来た名詞については、これに従うものがある。いずれにせよ、複数の格変化は同じである。", "title": "A型格変化" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "第一のパターンは、単数主格で-a、単数属格で-aeとなるものである。ここでは、「女性」を意味する「fēmina, fēminae」を例にとって、格変化を示そう。", "title": "-a, -ae" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。地格は、与格と同形である。", "title": "-a, -ae" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "-a, -ae" } ]
ラテン語 > 名詞 > 第一変化名詞 以下のように変化するものは第一変化名詞という。単数主格が-a,複数主格が-aeとなる。大部分が女性名詞で、一部男性名詞がある。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''第一変化名詞''' 以下のように変化するものは第一変化名詞という。単数主格が-a,複数主格が-aeとなる。大部分が女性名詞で、一部男性名詞がある。 {| class="wikitable" |+puella(女性)''少女'' |- !bgcolor="whitesmoke" align="left"|格 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|語尾 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|語形 |- |colspan="4" bgcolor="aliceblue"|単数 |- |主格 |&ndash;a |puella |- |呼格 |&ndash;a |Puella! |- |属格 |&ndash;ae |puellae |- |与格 |&ndash;ae |puellae |- |対格 |&ndash;am |puellam |- |奪格 |&ndash;ā |puellā |- |colspan="4" bgcolor="aliceblue"|複数 |- |主格 |&ndash;ae |puellae |- |呼格 |&ndash;ae |Puellae! |- |属格 |&ndash;ārum |puellārum |- |与格 |&ndash;īs |puellīs |- |対格 |&ndash;ās |puellās |- |奪格 |&ndash;īs |puellīs |} ==A型格変化== 一つ目の型は、A型の格変化である。これは、属格単数形が-aeとなるものである。属格複数形が-arumという形をとる事に着目して、A型の格変化(独:a-Deklination)と呼ばれる。第一格変化・第一種転尾とも呼ばれる。これには、幾つかのパターンがある。ラテン語式に関していえば、A型の格変化には、一つのパターンしかない。このパターンでは、単数主格と単数属格が、「'''-a, -ae'''」となる。その例外のパターンは、ギリシア語式のもので、ギリシア語から来た名詞については、これに従うものがある。いずれにせよ、複数の格変化は同じである。 ==-a, -ae== 第一のパターンは、単数主格で-a、単数属格で-aeとなるものである。ここでは、「[[女性]]」を意味する「fēmina, fēminae」を例にとって、格変化を示そう。 {| class="wikitable" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|数 (numerus) | 単数 (singulāris) | 複数 (plūrālis) |- | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) | '''-a''' (fēmina) | '''-ae''' (fēminae) |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) | '''-ae''' (fēminae) | '''-ārum''' (fēminārum) |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) | '''-ae''' (fēminae) | '''-īs''' (fēminīs) |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) | '''-am''' (fēminam) | '''-ās''' (fēminās) |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) | '''-ā''' (fēminā) | '''-īs''' (fēminīs) |} 呼格は、主格と同形である。地格は、与格と同形である。 ===男性名詞の例=== {| |- | agricola, agricolae || 農夫 |- | āthlēta, āthlētae || 競技者 |- | aurīga, aurīgae || 馭者 |- | Belgae, Belgarum (pl.) || ベルガエ人 |- | convīva, convīvae || 客 |- | incola, incolae || 住人 |- | nauta, nautae || 水夫 |- | Persae, Persarum (pl.) || ペルシア人 |- | poēta, poētae || 詩人 |} ===女性名詞の例=== {| |- | Aeolia, Aeoliae || アエオリア島(シチリア島付近にあったといわれる島) |- | Aetna, Aetnae || エトナ火山(シチリア島の火山) |- | āla, ālae || 翼、脇の下、腕 |- | āmentia, āmentiae || 狂気 |- | amīca, amīcae || 女友達、恋人(女) |- | amīcitia, amīcitiae || 友情、修好同盟 |- | ancora, ancorae || 錨 |- | anima, animae || 空気(元素として考えられていた)、息、呼吸、魂、生命 |- | aqua, aquae || 水 |- | aquila, aquilae || 鷲 |- | arrogantia, arrogantiae || 高慢 |- | Athēnae, Athēnārum (pl.) || アテーナイ(アッティカの中心都市) |- | Attica, Atticae || アッティカ |- | audācia, audāciae || 大胆 |- | aura, aurae || 空気、大気 |- | avāritia, avāritiae || 貪欲、けち |- | bacca, baccae || 苺 |- | Britannia, Britanniae || ブリタニア |- | casa, casae || 小屋 |- | capra, caprae || 牝山羊 |- | caterva, catervae || 群、団 |- | causa, causae || 原因、理由 |- | cēna, cēnae || 食事(inter cēnam(食事中に)、ad cēnam invītāre(食事に招く)) |- | clēmentia, clēmentiae || 穏やかなこと、慈悲深いこと |- | columba, columbae || 鳩 |- | columna, columnae || 柱 |- | concordia, concordiae || 共感、一致 |- | conscientia, conscientiae || 共に与り知ること、自覚、良心 |- | cōpia, cōpiae || 沢山、量、軍勢 |- | cōpiae, cōpiarum (pl.) || 財産、兵力 |- | crātēra, crātērae || 混酒器、水槽、(crātēr, crātēris (m.)と同じ) |- | cūra, cūrae || 注意、心配、手入れ |- | dea, deae || 女神 |- | dextera (dextra), dexterae (dextrae) || 右手 |- | dīligentia, dīligentiae || 細心、勤勉 |- | discordia, discordiae || 不和 |- | domina, dominae || 女主人 |- | fābula, fābulae || 物語、寓話 |- | fāma, fāmae || 噂、評判、名声 |- | fēmina, fēminae || 女性 |- | fera, ferae || 野獣 |- | figūra, figūrae || 形成、形、姿、形造物、美しい形、状態(fingō, finxī, fictum, fingere(造り上げる)から) |- | fōrma, fōrmae || 形・形相、理想・典型、美 |- | formīca, formīcae || 蟻 |- | fortūna, fortūnae || 幸運 |- | fossa, fossae || 堀、穴 |- | fuga, fugae || 逃亡 |- | Gallia, Galliae || ガリア、(現代ラテン語)フランス |- | gallīna, gallīnae || 雌鶏 |- | gena, genae || 頬 |- | Germānia, Germāniae || ゲルマーニア、(現代ラテン語)ドイツ |- | glōria, glōriae || 名声、栄光 |- | Graecia, Graeciae || ギリシア |- | grātia, grātiae || 好意、感謝(grātias agō:有難う) |- | hasta, hastae || 投槍 |- | Henna, Hennae || ヘンナ(シチリア島の町) |- | herba, herbae || 草木、草 |- | historia, historiae || 研究、認識、記述、物語、歴史 |- | hōra, hōrae || 時間、季節 |- | iniūria, iniūriae || 不正、侮辱、害 |- | insānia, insāniae || 狂気 |- | īnsidiae, īnsidiārum (pl.) || 待ち伏せ、奸計 |- | īnsula, īnsulae || 島、道路に囲まれた借家 |- | invidia, invidiae || 嫉妬、憎悪 |- | īra, īrae || 怒り |- | īrācundia, īrācundiae || 短気 |- | Ītalia, Ītaliae || イタリア |- | Ithaca, Ithacae || イタカ島(イオニア海の小島) |- | iūstitia, iūstitiae || 正義 |- | lacrima, lacrimae || 涙 |- | laetitia, laetitiae || 喜び |- | Lātōna, Lātōnae || ラートーナ(アポローとディアナの母。ギリシャ神話のレートーに相当) |- | laurea, laureae || 桂 |- | lingua, linguae || 舌、弁舌、言語 |- | luxuria, luxuriae || 増殖、豊かな成長、豊かさ、放蕩 |- | magistra, magistrae || 女教師 |- | mania, maniae || 躁病 |- | mātrōna, mātrōnae || 既婚婦人(māter, mātris(母)から) |- | mēnsa, mēnsae || 机 |- | memoria, memoriae || 記憶、記録、(omnis rērum memoria:世界史) |- | miseria, miseriae || 惨めさ、悲惨、窮乏 |- | misericordia, misericordiae || 同情 |- | modestia, modestiae || 節制、控え目 |- | pāgina, pāginae || ページ |- | patientia, patientiae || 忍耐 |- | patria, patriae || 祖国 |- | pecūnia, pecūniae || お金 |- | philosophia, philosophiae || 哲学(愛智、{{lang|el|φιλοσοφία}}) |- | poena, poenae || 刑罰 |- | porta, portae || 門 |- | prudentia, prudentiae || 予見、洞察、精通 |- | puella, puellae || 少女 |- | querela (querella), querelae (querellae) || 嘆き、苦情、異議申立、起訴(querela nullitātis:無効確認の訴訟、querela damnī:損害賠償の訴訟)、気分がすぐれないこと |- | rēgīna, rēgīnae || 女王 |- | Rōma, Rōmae || ローマ |- | rosa, rosae || 薔薇 |- | sapientia, sapientiae || 分別、賢明、叡智 |- | scientia, scientiae || 知識、科学 |- | sententia, sententiae || 見解、決意、元老院の投票決議、判決 |- | spīna, spīnae || 棘 |- | stella, stellae || 星 |- | stultitia, stultitiae || 馬鹿であること |- | superbia, superbiae || プライド、傲慢 |- | Thēbae, Thēbārum (pl.) || テーベ(古代エジプトの首都) |- | tristitia, tristitiae || 悲しみ |- | turba, turbae || 不安、騒動 |- | verēcundia, verēcundiae || 羞恥、内気 |- | via, viae || 道 |- | vīta, vītae || 生命・人生・生活 |} {{stub}} [[Category:ラテン語|たい1へんか]]
null
2021-07-08T01:01:04Z
[ "テンプレート:Lang", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,254
ラテン語 第二変化名詞
ラテン語 > 名詞 > 第二変化名詞 第二変化名詞は男性名詞が多い-us型と中性名詞が多い-um型の二つがある。-us型の名詞は他の活用形と異なり呼格が主格と異なる-eである。 二つ目の型は、O型の格変化である。これは、属格単数形が-īとなるものである。属格複数形が-ōrumという形をとる事に着目して、O型の格変化と呼ばれる。第2格変化とも呼ばれる。O型の格変化には、幾つかのパターンがある。 一つ目のパターンは、単数主格で-usとなるものである。「馬」を意味する「equus, equī」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、複数においては、主格と同形である。単数においては、-e (eque)という、主格と異なる形をとる。 二つ目のパターンは、単数主格で-umとなるものである。「プレゼント」を意味する「dōnum, dōnī」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 単数主格で語幹のみとなるパターンには、二通りある。このうち、語幹の変化のないものの格変化を、ここで示しておく。「少年」を意味する「puer, puerī」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 単数主格で語幹のみとなるパターンの2つ目は、語幹の変化を伴うものである。これは、単数主格以外では、語幹のeが約まって脱落する。「本」を意味する「liber, librī」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > 第二変化名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "第二変化名詞は男性名詞が多い-us型と中性名詞が多い-um型の二つがある。-us型の名詞は他の活用形と異なり呼格が主格と異なる-eである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "二つ目の型は、O型の格変化である。これは、属格単数形が-īとなるものである。属格複数形が-ōrumという形をとる事に着目して、O型の格変化と呼ばれる。第2格変化とも呼ばれる。O型の格変化には、幾つかのパターンがある。", "title": "O型格変化" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "一つ目のパターンは、単数主格で-usとなるものである。「馬」を意味する「equus, equī」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-us, -ī" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "呼格は、複数においては、主格と同形である。単数においては、-e (eque)という、主格と異なる形をとる。", "title": "-us, -ī" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "二つ目のパターンは、単数主格で-umとなるものである。「プレゼント」を意味する「dōnum, dōnī」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-um, -ī" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-um, -ī" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "単数主格で語幹のみとなるパターンには、二通りある。このうち、語幹の変化のないものの格変化を、ここで示しておく。「少年」を意味する「puer, puerī」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-, -ī(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-, -ī(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "単数主格で語幹のみとなるパターンの2つ目は、語幹の変化を伴うものである。これは、単数主格以外では、語幹のeが約まって脱落する。「本」を意味する「liber, librī」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-, -ī(語幹変化あり)" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-, -ī(語幹変化あり)" } ]
ラテン語 > 名詞 > 第二変化名詞 第二変化名詞は男性名詞が多い-us型と中性名詞が多い-um型の二つがある。-us型の名詞は他の活用形と異なり呼格が主格と異なる-eである。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''第二変化名詞''' 第二変化名詞は男性名詞が多い-us型と中性名詞が多い-um型の二つがある。-us型の名詞は他の活用形と異なり呼格が主格と異なる-eである。 {|border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" |+hortus(男性、-us型)''庭'' |- !bgcolor="whitesmoke" align="left"|格 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|語尾 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|語形 |- |colspan="4" bgcolor="aliceblue"|単数 |- |主格 |&ndash;us |hortus |- |呼格 |&ndash;e |horte |- |属格 |&ndash;ī |hortī |- |与格 |&ndash;ō |hortō |- |対格 |&ndash;um |hortum |- |奪格 |&ndash;ō |hortō |- |colspan="4" bgcolor="aliceblue"|複数 |- |主格 |&ndash;ī |hortī |- |呼格 |&ndash;ī |hortī |- |属格 |&ndash;ōrum |hortōrum |- |与格 |&ndash;īs |hortīs |- |対格 |&ndash;ōs |hortōs |- |奪格 |&ndash;īs |hortīs |} {|border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" |+verbum(中性、-um型)''言葉'' |- !bgcolor="whitesmoke" align="left"|格 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|語尾 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|語形 |- |colspan="4" bgcolor="aliceblue"|単数 |- |主格 |&ndash;um |verbum |- |呼格 |&ndash;um |verbum |- |属格 |&ndash;ī |verbī |- |与格 |&ndash;ō |verbō |- |対格 |&ndash;um |verbum |- |奪格 |&ndash;ō |verbō |- |colspan="4" bgcolor="aliceblue"|複数 |- |主格 |&ndash;a |verba |- |呼格 |&ndash;a |verba |- |属格 |&ndash;ōrum |verbōrum |- |与格 |&ndash;īs |verbīs |- |対格 |&ndash;a |verba |- |奪格 |&ndash;īs |verbīs |} ==O型格変化== 二つ目の型は、O型の格変化である。これは、属格単数形が-īとなるものである。属格複数形が-ōrumという形をとる事に着目して、O型の格変化と呼ばれる。第2格変化とも呼ばれる。O型の格変化には、幾つかのパターンがある。 ==-us, -ī== 一つ目のパターンは、単数主格で-usとなるものである。「馬」を意味する「equus, equī」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-us''' (equus)</td><td>'''-ī''' (equī)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ī''' (equī)</td><td>'''-ōrum''' (equōrum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ō''' (equō)</td><td>'''-īs''' (equīs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-um''' (equum)</td><td>'''-ōs''' (equōs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ō''' (equō)</td><td>'''-īs''' (equīs)</td></tr> </table> 呼格は、複数においては、主格と同形である。単数においては、'''-e''' (eque)という、主格と異なる形をとる。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>amīcus, amīcī</td><td>友(男性)</td></tr> <tr><td>campus, campī</td><td>野原</td></tr> <tr><td>cervus, cervī</td><td>牡鹿</td></tr> <tr><td>cibus, cibī</td><td>食べ物</td></tr> <tr><td>dominus, dominī</td><td>主人</td></tr> <tr><td>equus, equī</td><td>馬</td></tr> <tr><td>fīlius, fīliī</td><td>息子</td></tr> <tr><td>Gallus, Gallī</td><td>ガリア人</td></tr> <tr><td>numerus, numerī</td><td>数</td></tr> <tr><td>nūntius, nūntiī</td><td>使者</td></tr> <tr><td>populus, populī</td><td>人民</td></tr> <tr><td>Rōmānus, Rōmānī</td><td>ローマ人</td></tr> <tr><td>servus, servī</td><td>奴隷</td></tr> <tr><td>tribūnus, tribūnī</td><td>護民官</td></tr> <tr><td>ventus, ventī</td><td>風</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>Aegyptus, Aegyptī</td><td>エジプト</td></tr> <tr><td>alvus, alvī</td><td>腹</td></tr> <tr><td>atomus, atomī</td><td>原子</td></tr> <tr><td>Corinthus, Corinthī</td><td>コリントス</td></tr> <tr><td>diphithongus, diphitongī</td><td>二重母音</td></tr> <tr><td>ficus, ficī</td><td>無花果</td></tr> <tr><td>humus, humī</td><td>地面</td></tr> <tr><td>laurus, laurī</td><td>月桂樹</td></tr> <tr><td>methodus, methodī</td><td>方法</td></tr> <tr><td>pīnus, pīnī</td><td>松</td></tr> </table> ===中性名詞の例=== <table> <tr><td>pelagus, pelagī</td><td>海</td></tr> <tr><td>vīrus, vīrī</td><td>毒、ウイルス</td></tr> <tr><td>vulgus, vulgī</td><td>民衆</td></tr> </table> ==-um, -ī== 二つ目のパターンは、単数主格で-umとなるものである。「プレゼント」を意味する「dōnum, dōnī」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-um''' (dōnum)</td><td>'''-a''' (dōna)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ī''' (dōnī)</td><td>'''-ōrum''' (dōnōrum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ō''' (dōnō)</td><td>'''-īs''' (dōnīs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-um''' (dōnum)</td><td>'''-a''' (dōna)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ō''' (dōnō)</td><td>'''-īs''' (dōnīs)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===中性名詞の例=== <table> <tr><td>argentum, argentī</td><td>銀</td></tr> <tr><td>arma, armōrum (pl.)</td><td>武具</td></tr> <tr><td>aurum, aurī</td><td>金</td></tr> <tr><td>bāsium, bāsiī</td><td>接吻</td></tr> <tr><td>bellum, belli</td><td>戦争</td></tr> <tr><td>castra, castrōrum (pl.)</td><td>陣営</td></tr> <tr><td>cōnsilium, cōnsiliī</td><td>計画、目的、相談、忠告</td></tr> <tr><td>dōnum, dōnī</td><td>プレゼント</td></tr> <tr><td>exemplum, exemplī</td><td>手本</td></tr> <tr><td>exitium, exitiī</td><td>破壊</td></tr> <tr><td>gaudium, gaudiī</td><td>喜び</td></tr> <tr><td>officium, officiī</td><td>義務、公務</td></tr> <tr><td>oppidum, oppidī</td><td>城市</td></tr> <tr><td>ōtium, ōtiī</td><td>暇、安閑</td></tr> <tr><td>perīculum, perīculī</td><td>危険</td></tr> <tr><td>pīlum, pīlī</td><td>重投槍</td></tr> <tr><td>praemium, praemiī</td><td>褒美</td></tr> <tr><td>remedium, remediī</td><td>薬、治療法</td></tr> <tr><td>scūtum, scūtī</td><td>長楯</td></tr> <tr><td>templum, templī</td><td>神殿</td></tr> <tr><td>verbum, verbī</td><td>言葉</td></tr> </table> ==-, -ī(語幹変化なし)== 単数主格で語幹のみとなるパターンには、二通りある。このうち、語幹の変化のないものの格変化を、ここで示しておく。「少年」を意味する「puer, puerī」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (puer)</td><td>'''-ī''' (puerī)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ī''' (puerī)</td><td>'''-ōrum''' (puerōrum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ō''' (puerō)</td><td>'''-īs''' (puerīs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-um''' (puerum)</td><td>'''-ōs''' (puerōs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ō''' (puerō)</td><td>'''-īs''' (puerīs)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>gener, generī</td><td>婿</td></tr> <tr><td>līberī, līberōrum (pl.)</td><td>子供達</td></tr> <tr><td>signifer, signiferī</td><td>旗手</td></tr> <tr><td>socer, socerī</td><td>舅</td></tr> <tr><td>vesper, vesperī</td><td>夕方</td></tr> <tr><td>puer, puerī</td><td>少年</td></tr> <tr><td>vir, virī</td><td>男、夫、立派な人物</td></tr> <tr><td>triumvir, triumvirī</td><td>三頭政治家</td></tr> </table> ==-, -ī(語幹変化あり)== 単数主格で語幹のみとなるパターンの2つ目は、語幹の変化を伴うものである。これは、単数主格以外では、語幹のeが約まって脱落する。「本」を意味する「liber, librī」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (liber)</td><td>'''-ī''' (librī)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ī''' (librī)</td><td>'''-ōrum''' (librōrum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ō''' (librō)</td><td>'''-īs''' (librīs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-um''' (librum)</td><td>'''-ōs''' (librōs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ō''' (librō)</td><td>'''-īs''' (librīs)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>ager, agrī</td><td>畑</td></tr> <tr><td>aper, aprī</td><td>猪</td></tr> <tr><td>culter, cultrī</td><td>ナイフ</td></tr> <tr><td>faber, fabrī</td><td>職人</td></tr> <tr><td>liber, librī</td><td>本</td></tr> <tr><td>magister, magistrī</td><td>教師</td></tr> </table> {{stub}} [[Category:ラテン語|たい2へんか]]
null
2018-05-05T14:42:23Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,255
人称代名詞
削除依頼中 当ページ「人称代名詞」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "削除依頼中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "当ページ「人称代名詞」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。", "title": "" } ]
ラテン語については、ラテン語 人称代名詞へ その他の言語については、それぞれの言語の人称代名詞の項目へ
{{Sakujo}} *[[ラテン語]]については、[[ラテン語 人称代名詞]]へ *その他の言語については、それぞれの言語の[[w:代名詞|人称代名詞]]の項目へ [[カテゴリ:文法|しんしようたいめいし]] __DISAMBIG__
null
2022-12-07T12:18:30Z
[ "テンプレート:Sakujo" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%A7%B0%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,256
ラテン語 人称代名詞
ラテン語 > 代名詞 > 人称代名詞 下記に人称代名詞の格変化を示しておく。「is, ea, id」については、指示代名詞に含めることもあるが、現代語の「er, sie, es」や「he, she, it」に相当する働きをすることから、ここでは人称代名詞の一つとして扱っておこう。三人称のみ、性による区別がある。 再帰代名詞は、主語を受けて、動作の対象を動作主自身に返す代名詞である。このため主格および呼格は無いが、一人称と二人称の語形は対応する人称代名詞に一致し、三人称は単数複数の区別無く二人称単数の頭文字を t から s に置き換えたものに一致する。なおドイツ語の再帰代名詞に属格は無く、奪格に至っては格自体がそもそも存在しないが、ラテン語の再帰代名詞には属格も奪格も備わっている。ドイツ語と同じく、性の区別はない。 ※sēsēは、主として雅文に用いられる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 代名詞 > 人称代名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "下記に人称代名詞の格変化を示しておく。「is, ea, id」については、指示代名詞に含めることもあるが、現代語の「er, sie, es」や「he, she, it」に相当する働きをすることから、ここでは人称代名詞の一つとして扱っておこう。三人称のみ、性による区別がある。", "title": "人称代名詞の格変化" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "再帰代名詞は、主語を受けて、動作の対象を動作主自身に返す代名詞である。このため主格および呼格は無いが、一人称と二人称の語形は対応する人称代名詞に一致し、三人称は単数複数の区別無く二人称単数の頭文字を t から s に置き換えたものに一致する。なおドイツ語の再帰代名詞に属格は無く、奪格に至っては格自体がそもそも存在しないが、ラテン語の再帰代名詞には属格も奪格も備わっている。ドイツ語と同じく、性の区別はない。", "title": "再帰代名詞の格変化" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "※sēsēは、主として雅文に用いられる。", "title": "再帰代名詞の格変化" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "再帰代名詞の格変化" } ]
ラテン語 > 代名詞 > 人称代名詞
[[ラテン語]] > [[ラテン語 代名詞|代名詞]] > '''人称代名詞''' {|border="1" cellspacing="0" cellpadding="4" |+人称代名詞(一人称) |- !bgcolor="whitesmoke" align="left"|格 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|単数 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|複数 |- |主格 |egō, ego |nōs |- |属格 |meī |nostrī,nostrum |- |与格 |mihi |nōbīs |- |対格 |mē |nōs |- |奪格 |mē |nōbīs |} {|border="1" cellspacing="0" cellpadding="4" |+人称代名詞(二人称) |- !bgcolor="whitesmoke" align="left"|格 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|単数 !bgcolor="whitesmoke" align="left"|複数 |- |主格 |tū |vōs |- |属格 |tuī |vestrī,vestrum |- |与格 |tibi |vōbīs |- |対格 |tē |vōs |- |奪格 |tē |vōbīs |} ==人称代名詞の格変化== 下記に'''人称代名詞'''の格変化を示しておく。「is, ea, id」については、'''指示代名詞'''に含めることもあるが、現代語の「er, sie, es」や「he, she, it」に相当する働きをすることから、ここでは人称代名詞の一つとして扱っておこう。三人称のみ、性による区別がある。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999" colspan="2" rowspan="2" |数・格\人称 | bgcolor="#999999" |一人称 (prīma) | bgcolor="#999999" |二人称 (secunda) | bgcolor="#999999" colspan="3" |三人称 (tertia) |- | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|通性 | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|通性 | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|男性 | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|女性 | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|中性 |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|単数<br>(singulāris) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''egō, ego''' |'''tū''' |'''is''' |'''ea''' |'''id''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''meī''' |'''tuī''' |'''eius''' |'''eius''' |'''eius''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''mihi''' |'''tibi''' |'''eī''' |'''eī''' |'''eī''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''mē''' |'''tē''' |'''eum''' |'''eam''' |'''id''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''mē''' |'''tē''' |'''eō''' |'''eā''' |'''eō''' |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|複数<br>(plūrālis) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''nōs''' |'''vōs''' |'''iī, eī''' |'''eae''' |'''ea''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''nostrum, nostrī''' |'''vestrum, vestrī''' |'''eōrum''' |'''eārum''' |'''eōrum''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''nōbīs''' |'''vōbīs''' |'''iīs, eīs''' |'''iīs, eīs''' |'''iīs, eīs''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''nōs''' |'''vōs''' |'''eōs''' |'''eās''' |'''ea''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''nōbīs''' |'''vōbīs''' |'''iīs, eīs''' |'''iīs, eīs''' |'''iīs, eīs''' |} ==再帰代名詞の格変化== '''再帰代名詞'''は、主語を受けて、動作の対象を動作主自身に返す代名詞である。このため主格および呼格は無いが、一人称と二人称の語形は対応する人称代名詞に一致し、三人称は単数複数の区別無く二人称単数の頭文字を t から s に置き換えたものに一致する。なおドイツ語の再帰代名詞に属格は無く、奪格に至っては格自体がそもそも存在しないが、ラテン語の再帰代名詞には属格も奪格も備わっている。ドイツ語と同じく、性の区別はない。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999" colspan="2" rowspan="2" |数・格\人称 | bgcolor="#999999" |一人称 (prīma) | bgcolor="#999999" |二人称 (secunda) | bgcolor="#999999" |三人称 (tertia) |- | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|通性 | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|通性 | bgcolor="#CCCCCC" align="center"|通性 |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|単数<br>(singulāris) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) | - | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''meī''' |'''tuī''' |'''suī''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''mihi''' |'''tibi''' |'''sibi''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''mē''' |'''tē''' |'''sē, sēsē'''<sup>※</sup> |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''mē''' |'''tē''' |'''sē, sēsē'''<sup>※</sup> |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|複数<br>(plūrālis) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) | - | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''nostrī''' |'''vestrī''' |'''suī''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''nōbīs''' |'''vōbīs''' |'''sibi''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''nōs''' |'''vōs''' |'''sē, sēsē'''<sup>※</sup> |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''nōbīs''' |'''vōbīs''' |'''sē, sēsē'''<sup>※</sup> |} ※'''sēsē'''は、主として雅文に用いられる。 {{stub}} [[Category:ラテン語|にんしようたいめいし]]
null
2010-03-15T03:43:48Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E4%BA%BA%E7%A7%B0%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,257
ラテン語 sum(esse)の活用の一覧
ラテン語 > 動詞 > ラテン語 sum(esse)の活用の一覧
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 動詞 > ラテン語 sum(esse)の活用の一覧", "title": "" } ]
ラテン語 > 動詞 > ラテン語 sum(esse)の活用の一覧
{{pathnav|ラテン語|[[ラテン語_動詞|動詞]]}} ==直説法== ===未完了系時制=== {| class="wikitable" |+直説法現在 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |sum |sumus |- !二人称 |es |estis |- !三人称 |est |sunt |} {| class="wikitable" |+直説法未完了過去 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |eram |erāmus |- !二人称 |erās |erātis |- !三人称 |erat |erant |} {| class="wikitable" |+直説法未来 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |erō |erimus |- !二人称 |eris |eritis |- !三人称 |erit |erunt |} ===完了系時制=== {| class="wikitable" |+直説法完了 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |fuī |fuimus |- !二人称 |fuistī |fuistis |- !三人称 |fuit |fuērunt, fuēre |} {| class="wikitable" |+直説法過去完了 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |fueram |fuerāmus |- !二人称 |fuerās |fuerātis |- !三人称 |fuerat |fuerant |} {| class="wikitable" |+直説法未来完了 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |fuerō |fuerimus |- !二人称 |fueris |fueritis |- !三人称 |fuerit |fuerint |} ==接続法== ===未完了系時制=== {| class="wikitable" |+接続法現在 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |sim |sīmus |- !二人称 |sīs |sītis |- !三人称 |sit |sint |} {| class="wikitable" |+接続法未完了過去1 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |essem |essēmus |- !二人称 |essēs |essetis |- !三人称 |esset |essent |} {| class="wikitable" |+接続法未完了過去2 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |forem |forēmus |- !二人称 |forēs |forētis |- !三人称 |foret |forent |} ===完了系時制=== {| class="wikitable" |+接続法完了 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |fuerim |fuerimus |- !二人称 |fueris |fueritis |- !三人称 |fuerit |fuerunt |} {| class="wikitable" |+接続法過去完了 |- ! !単数 !複数 |- !一人称 |fuissem |fuissemus |- !二人称 |fuisses |fuissetis |- !三人称 |fuisset |fuissent |} ==命令法== {{stub}} [[Category:ラテン語|SUM]]
null
2022-03-25T14:40:21Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_sum(esse)%E3%81%AE%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
3,273
Network Time Protocol
NTP (Network Time Protocol) とは、インターネットに接続される機器において時刻を調整するのに使われるプロトコル。現在ではほとんどのOSがこのプロトコルを使い時刻を調整する。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "NTP (Network Time Protocol) とは、インターネットに接続される機器において時刻を調整するのに使われるプロトコル。現在ではほとんどのOSがこのプロトコルを使い時刻を調整する。", "title": "" } ]
NTP とは、インターネットに接続される機器において時刻を調整するのに使われるプロトコル。現在ではほとんどのOSがこのプロトコルを使い時刻を調整する。
[[w:ja:Network Time Protocol|NTP]] (Network Time Protocol) とは、[[w:ja:インターネット|インターネット]]に接続される機器において[[w:ja:時刻|時刻]]を調整するのに使われる[[w:ja:プロトコル|プロトコル]]。現在ではほとんどのOSがこのプロトコルを使い時刻を調整する。 {{wikipedia}} == 主な公開サーバ == * 誰でも使えてかつ回線に余裕のあるサーバ ** マイクロソフト - time.windows.com ** nict - ntp.nict.jp ** mfeed - ntp.jst.mfeed.ad.jp ** ring - ntp.ring.gr.jp * 誰でも利用できるサーバ(ただし同じネットワーク内からのみ推奨) ** 学術機関 *** 北海道大学 - ntp.hokudai.ac.jp *** 東京理科大学 - ntp.sut.ac.jp *** 東京大学 - ntp.nc.u-tokyo.ac.jp *** 東京大学 - eric.nc.u-tokyo.ac.jp *** 広島大学 - ntp.hiroshima-u.ac.jp * プロバイダ ** 利用できるユーザーが限定されるもの(利用可能なユーザは以下のサーバの利用を推奨) *** 学術情報ネットワーク - ntp01.sinet.ad.jp - 学術情報ネットワーク(SINET)所属の機関 *** 学術情報ネットワーク - ntp11.sinet.ad.jp - 学術情報ネットワーク(SINET)所属の機関 {{DEFAULTSORT:NTPにゆうもん}} [[Category:インターネット]] {{NDC|007.7}}
null
2020-08-03T10:07:02Z
[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:NDC" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Network_Time_Protocol
3,275
学習院大対策
本項は、学習院大学の入学試験対策に関する事項である。 学習院大学は東京都豊島区目白にある私立大学である。学部は、法学部・経済学部・文学部・理学部・国際社会科学部の5学部設置されている。 赤本等に掲載されている合格最低点(約六割)は、偏差値法により調整された点数であり、注意を要する。国語と英語が七割半、その他は七割ほど得点するのが好ましい。試験時間は国語・選択科目が60分と問題量と比較しても妥当であろう反面、英語が90分と問題量に比べかなり長い時間が与えられている。 (※文系の話なので理系受験生は注意を要する) 英語 (90分) 読解、文法・語彙問題、会話文、英作文と幅広い形式の問題が出題される。英作文は、和文英訳であり、そこまで難しくないものであるが、対策しないで解けるような平易な問題でもないため、しっかりと対策すること。時間には余裕があるので、読解では「精読」を心がけること。語彙力養成としては、単語集『英単語ターゲット1900』(旺文社)と熟語集『英熟語ターゲット1000』(旺文社)をお勧めしたい。これらをしっかりやれば語彙力で苦しむことはまずない。 国語 (60分) 文学部は現代文、古文、漢文。その他の学部は現代文、古文が出題される。現代文は標準レベル、古文・漢文は基礎レベルであるため、高得点を狙いたい。 日本史 (60分) ほぼ毎年教科書の注釈からいくつか出題されている。また文化史の出題も多い。山川の教科書を用いた学習が必要。基本的な問題を確実に正答することが求められる。 文学部で出される最後の論述問題の配点はかなり高いので、決して放棄する事のないように。内容も「弘仁・貞観文化の特色」など、教科書を読み込み、理解していれば正しく論述できる内容になっている。 世界史 (60分) 世界史もほぼ毎年教科書の注釈からいくつか出題されている。文章訂正問題は注意深く読んで、取りこぼしの無いようにしたい。 文学部は最後に200字の論述問題が二題(欧米史、アジア史から一題ずつ)あるため、Z会等から出版されている国立向けの論述問題集に目を通しておくことが好ましい。 数学 (60分) 出題範囲は数学I・II、A・B(数列・ベクトル)である。教科書レベルの標準的な問題が中心。「微分・積分」「三角関数」「確率」が頻出である。証明問題も年によっては出題されるが、基礎的な物が多いため、しっかりと対策したかどうかが如実に差として現れる。 政治・経済 (60分) 学習院大の政経の問題は、ほとんどが教科書レベルであるため、選択肢問題か語句補充問題に関わらず、高い正答率が求められる。 得点調整によって素点を下げられることも多く、少なくとも8割以上得点することが望ましい。まれに短文記述問題も見られるが、これもやはり基本的なもので、教科書や資料集、問題集を用いて基礎力を付ける勉強法が有効である
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本項は、学習院大学の入学試験対策に関する事項である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "学習院大学は東京都豊島区目白にある私立大学である。学部は、法学部・経済学部・文学部・理学部・国際社会科学部の5学部設置されている。 赤本等に掲載されている合格最低点(約六割)は、偏差値法により調整された点数であり、注意を要する。国語と英語が七割半、その他は七割ほど得点するのが好ましい。試験時間は国語・選択科目が60分と問題量と比較しても妥当であろう反面、英語が90分と問題量に比べかなり長い時間が与えられている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(※文系の話なので理系受験生は注意を要する)", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "英語 (90分) 読解、文法・語彙問題、会話文、英作文と幅広い形式の問題が出題される。英作文は、和文英訳であり、そこまで難しくないものであるが、対策しないで解けるような平易な問題でもないため、しっかりと対策すること。時間には余裕があるので、読解では「精読」を心がけること。語彙力養成としては、単語集『英単語ターゲット1900』(旺文社)と熟語集『英熟語ターゲット1000』(旺文社)をお勧めしたい。これらをしっかりやれば語彙力で苦しむことはまずない。", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "国語 (60分) 文学部は現代文、古文、漢文。その他の学部は現代文、古文が出題される。現代文は標準レベル、古文・漢文は基礎レベルであるため、高得点を狙いたい。", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "日本史 (60分) ほぼ毎年教科書の注釈からいくつか出題されている。また文化史の出題も多い。山川の教科書を用いた学習が必要。基本的な問題を確実に正答することが求められる。", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "文学部で出される最後の論述問題の配点はかなり高いので、決して放棄する事のないように。内容も「弘仁・貞観文化の特色」など、教科書を読み込み、理解していれば正しく論述できる内容になっている。", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "世界史 (60分) 世界史もほぼ毎年教科書の注釈からいくつか出題されている。文章訂正問題は注意深く読んで、取りこぼしの無いようにしたい。", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "文学部は最後に200字の論述問題が二題(欧米史、アジア史から一題ずつ)あるため、Z会等から出版されている国立向けの論述問題集に目を通しておくことが好ましい。", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "数学 (60分) 出題範囲は数学I・II、A・B(数列・ベクトル)である。教科書レベルの標準的な問題が中心。「微分・積分」「三角関数」「確率」が頻出である。証明問題も年によっては出題されるが、基礎的な物が多いため、しっかりと対策したかどうかが如実に差として現れる。", "title": "科目別対策" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "政治・経済 (60分) 学習院大の政経の問題は、ほとんどが教科書レベルであるため、選択肢問題か語句補充問題に関わらず、高い正答率が求められる。 得点調整によって素点を下げられることも多く、少なくとも8割以上得点することが望ましい。まれに短文記述問題も見られるが、これもやはり基本的なもので、教科書や資料集、問題集を用いて基礎力を付ける勉強法が有効である", "title": "科目別対策" } ]
日本の大学受験ガイド > 学習院大対策 本項は、学習院大学の入学試験対策に関する事項である。 学習院大学は東京都豊島区目白にある私立大学である。学部は、法学部・経済学部・文学部・理学部・国際社会科学部の5学部設置されている。 赤本等に掲載されている合格最低点(約六割)は、偏差値法により調整された点数であり、注意を要する。国語と英語が七割半、その他は七割ほど得点するのが好ましい。試験時間は国語・選択科目が60分と問題量と比較しても妥当であろう反面、英語が90分と問題量に比べかなり長い時間が与えられている。
{{wikipedia|学習院大学}} *[[日本の大学受験ガイド]] > [[学習院大対策]] 本項は、[[w:学習院大学|学習院大学]]の入学試験対策に関する事項である。 学習院大学は東京都豊島区目白にある私立大学である。学部は、法学部・経済学部・文学部・理学部・国際社会科学部の5学部設置されている。 赤本等に掲載されている合格最低点(約六割)は、偏差値法により調整された点数であり、注意を要する。国語と英語が七割半、その他は七割ほど得点するのが好ましい。試験時間は国語・選択科目が60分と問題量と比較しても妥当であろう反面、英語が90分と問題量に比べかなり長い時間が与えられている。 == 科目別対策 == (※文系の話なので理系受験生は注意を要する) '''英語'''<br /> (90分)<br /> 読解、文法・語彙問題、会話文、英作文と幅広い形式の問題が出題される。英作文は、和文英訳であり、そこまで難しくないものであるが、対策しないで解けるような平易な問題でもないため、しっかりと対策すること。時間には余裕があるので、読解では「精読」を心がけること。語彙力養成としては、単語集『英単語ターゲット1900』(旺文社)と熟語集『英熟語ターゲット1000』(旺文社)をお勧めしたい。これらをしっかりやれば語彙力で苦しむことはまずない。 '''国語'''<br /> (60分)<br /> 文学部は現代文、古文、漢文。その他の学部は現代文、古文が出題される。現代文は標準レベル、古文・漢文は基礎レベルであるため、高得点を狙いたい。 *現代文の文章自体は比較的読みやすいが、国語常識を問う問題(特に文学部)が必ず出題される。その例としては「『不惑』とは何十歳のことか?」・「この敬語を正しい形に直せ」・「この中のうち『ら抜き言葉』はどれか?」といった問題が挙げられる。これを絶対に取りこぼさないこと。とはいえこれは知らなければどうしようもないので、あまり考えすぎて時間をとられないようにすること。 *古文は、文法を軽視しないこと。また源氏物語や土佐日記といった有名出典が多いので、いろいろな作品のアウトラインを頭に入れておいたほうがよい。当然、その作品の著者名なども問われる事がある。 *漢文は文章が短いが油断は禁物。句法を見直しておくこと。重要な語句や漢字の読みをチェックしておくこと。 '''日本史'''<br /> (60分)<br /> ほぼ毎年教科書の注釈からいくつか出題されている。また文化史の出題も多い。山川の教科書を用いた学習が必要。基本的な問題を確実に正答することが求められる。 文学部で出される最後の論述問題の配点はかなり高いので、決して放棄する事のないように。内容も「弘仁・貞観文化の特色」など、教科書を読み込み、理解していれば正しく論述できる内容になっている。 '''世界史'''<br /> (60分)<br /> 世界史もほぼ毎年教科書の注釈からいくつか出題されている。文章訂正問題は注意深く読んで、取りこぼしの無いようにしたい。 文学部は最後に200字の論述問題が二題(欧米史、アジア史から一題ずつ)あるため、Z会等から出版されている国立向けの論述問題集に目を通しておくことが好ましい。 '''数学'''<br /> (60分)<br /> 出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ、A・B(数列・ベクトル)である。教科書レベルの標準的な問題が中心。「微分・積分」「三角関数」「確率」が頻出である。証明問題も年によっては出題されるが、基礎的な物が多いため、しっかりと対策したかどうかが如実に差として現れる。 '''政治・経済'''<br /> (60分)<br /> 学習院大の政経の問題は、ほとんどが教科書レベルであるため、選択肢問題か語句補充問題に関わらず、高い正答率が求められる。 得点調整によって素点を下げられることも多く、少なくとも8割以上得点することが望ましい。まれに短文記述問題も見られるが、これもやはり基本的なもので、教科書や資料集、問題集を用いて基礎力を付ける勉強法が有効である [[Category:大学入試|かくしゆういんたいたいさく]]
null
2023-02-05T13:05:13Z
[ "テンプレート:Wikipedia" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%AF%BE%E7%AD%96
3,276
日本文学の作家
文学>近代文学>日本文学の作家 文学>現代文学>日本文学の作家 ここでは、日本文学の作家について解説する。括弧で示されているのはウィキペディアへのリンクである。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "文学>近代文学>日本文学の作家 文学>現代文学>日本文学の作家", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、日本文学の作家について解説する。括弧で示されているのはウィキペディアへのリンクである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "ハ行" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "ヤ行" } ]
文学>近代文学>日本文学の作家 文学>現代文学>日本文学の作家 ここでは、日本文学の作家について解説する。括弧で示されているのはウィキペディアへのリンクである。
[[文学]]>[[近代文学]]>[[日本文学の作家]] [[文学]]>[[現代文学]]>[[日本文学の作家]] ここでは、日本文学の作家について解説する。括弧で示されているのはウィキペディアへのリンクである。 ==ア行== * [[芥川龍之介]]([[w:芥川龍之介|芥川龍之介]]) * [[安部公房]]([[w:安部公房|安部公房]]) * [[有島武郎]]([[w:有島武郎|有島武郎]]) * [[泉鏡花]]([[w:泉鏡花|泉鏡花]]) * [[伊藤整]]([[w:伊藤整|伊藤整]]) * [[井伏鱒二]]([[w:井伏鱒二|井伏鱒二]]) * [[江戸川乱歩]]([[w:江戸川乱歩|江戸川乱歩]]) * [[大岡昇平]]([[w:大岡昇平|大岡昇平]]) ==カ行== * [[梶井基次郎]]([[w:梶井基次郎|梶井基次郎]]) * [[川端康成]]([[w:川端康成|川端康成]]) * [[菊池寛]]([[w:菊池寛|菊池寛]]) * [[国木田独歩]]([[w:国木田独歩|国木田独歩]]) * [[小林多喜二]]([[w:小林多喜二|小林多喜二]]) * [[小林秀雄]]([[w:小林秀雄|小林秀雄]]) ==サ行== * [[志賀直哉]]([[w:志賀直哉|志賀直哉]]) * [[島崎藤村]]([[w:島崎藤村|島崎藤村]]) * [[島田清次郎]]([[w:島田清次郎|島田清次郎]]) ==タ行== * [[太宰治]]([[w:太宰治|太宰治]]) * [[谷崎潤一郎]]([[w:谷崎潤一郎|谷崎潤一郎]]) * [[徳永直]]([[w:徳永直|徳永直]]) ==ナ行== * [[中野重治]]([[w:中野重治|中野重治]]) * [[中原中也]]([[w:中原中也|中原中也]]) * [[夏目漱石]]([[w:夏目漱石|夏目漱石]]) * [[野間宏]]([[w:野間宏|野間宏]]) ==ハ行== * [[樋口一葉]]([[w:樋口一葉|樋口一葉]]) ==マ行== * [[三島由紀夫]]([[w:三島由紀夫|三島由紀夫]]) * [[宮沢賢治]]([[w:宮沢賢治|宮沢賢治]]) *[[武者小路実篤]]([[w:武者小路実篤|武者小路実篤]]) * [[森鴎外]]([[w:森鴎外|森鴎外]]) ==ヤ行== * [[横光利一]]([[w:横光利一|横光利一]]) * [[吉川英治]]([[w:吉川英治|吉川英治]]) ==ラ行== ==ワ行== {{stub}} [[Category:日本の文学|にほんふんかくのさつか]]
null
2022-09-12T01:28:39Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%96%87%E5%AD%A6%E3%81%AE%E4%BD%9C%E5%AE%B6
3,277
コンメンタール民法
このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください 法学>民事法>民法>コンメンタール民法 民法の逐条解説書。 条文の参照に際してはe-Gov法令検索かウィキソース等もご利用ください。 コンメンタール民法インデックス(全条)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "法学>民事法>民法>コンメンタール民法", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "民法の逐条解説書。 条文の参照に際してはe-Gov法令検索かウィキソース等もご利用ください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "コンメンタール民法インデックス(全条)", "title": "" } ]
このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください 法学>民事法>民法>コンメンタール民法 民法の逐条解説書。 条文の参照に際してはe-Gov法令検索かウィキソース等もご利用ください。 コンメンタール民法インデックス(全条)
{{Wikipedia|民法}} {{Wikisource|民法}} ''このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください'' [[法学]]>[[民事法]]>[[民法]]>[[コンメンタール民法]] [[民法]]の逐条解説書。 条文の参照に際しては[[w:e-Gov法令検索|e-Gov法令検索]]か[[w:ウィキソース|ウィキソース]]等もご利用ください。 [[コンメンタール民法インデックス(全条)]] ==[[第1編 総則 (コンメンタール民法)|第1編 総則]](第1条~第174条の2)== *[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#1|第1章]] 通則(第1条・第2条) *[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#2|第2章]] [[w:自然人|人]](第3条~第32条の2) **第1節 [[w:権利能力|権利能力]](第3条) **第2節 [[w:意思能力|意思能力]](第3条の2) **第3節 [[w:行為能力|行為能力]](第4条~第21条) **第4節 [[w:住所|住所]](第22条~第24条) **第5節 不在者の財産の管理及び[[w:失踪宣告|失踪の宣告]](第25条~第32条) **第6節 [[w:同時死亡|同時死亡の推定]](第32条の2) *[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#3|第3章]] [[w:法人|法人]](第33条~第84条) *[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#4|第4章]] [[w:物 (法律)|物]](第85条~第89条) *[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#5|第5章]] [[w:法律行為|法律行為]](第90条~第137条) **第1節 [[w:総則|総則]](第90条~第92条) **第2節 [[w:意思表示|意思表示]](第93条~第98条の2) **第3節 [[w:代理|代理]](第99条~第118条) **第4節 [[w:無効|無効]]及び[[w:取消|取消し]](第119条~第126条) **第5節 [[w:条件|条件]]及び期限(第127条~第137条) *[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#6|第6章]] [[w:期間|期間]]の計算(第138条~第143条) *[[第1編 総則 (コンメンタール民法)#7|第7章]] [[w:時効|時効]](第144条~第174条) **第1節 [[w:総則|総則]](第144条~第161条) **第2節 [[w:取得時効|取得時効]](第162条~第165条) **第3節 [[w:消滅時効|消滅時効]](第166条~第174条) ==[[第2編 物権 (コンメンタール民法)|第2編 物権]](第175条~第398条の22)== *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#1|第1章]] 総則(第175条~第179条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#2|第2章]] [[w:占有権|占有権]](第180条~第205条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#2-1|第1節]] 占有権の取得(第180条~第187条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#2-2|第2節]] 占有権の効力(第188条~第202条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#2-3|第3節]] 占有権の消滅(第203条・第204条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#2-4|第4節]] [[w:準占有|準占有]](第205条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#3|第3章]] [[w:所有権|所有権]](第206条~第264条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#3-1|第1節]] 所有権の限界 ***第1款 所有権の内容及び範囲(第206条~第208条) ***第2款 [[w:相隣関係|相隣関係]](第209条~第238条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#3-2|第2節]] 所有権の取得(第239条~第248条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#3-3|第3節]] [[w:共有|共有]](第249条~第264条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#4|第4章]] [[w:地上権|地上権]](第265条~第269条の2) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#5|第5章]] [[w:永小作権|永小作権]](第270条~第279条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#6|第6章]] [[w:地役権|地役権]](第280条~第294条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#7|第7章]] [[w:留置権|留置権]](第295条~第302条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#8|第8章]] [[w:先取特権|先取特権]](第303条~第341条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#8-1|第1節]] 総則(第303条~第305条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#8-2|第2節]] 先取特権の種類 ***第1款 一般の先取特権(第306条~第310条) ***第2款 動産の先取特権(第311条~第324条) ***第3款 不動産の先取特権(第325条~第328条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#8-3|第3節]] 先取特権の順位(第329条~第332条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#8-4|第4節]] 先取特権の効力(第333条~第341条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#9|第9章]] [[w:質権|質権]](第342条~第368条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#9-1|第1節]] 総則(第342条~第351条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#9-2|第2節]] 動産質(第352条~第355条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#9-3|第3節]] 不動産質(第356条~第361条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#9-4|第4節]] 権利質(第362条~第368条) *[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#10|第10章]] [[w:抵当権|抵当権]](第369条~第398条の22) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#10-1|第1節]] 総則(第369条~第372条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#10-2|第2節]] 抵当権の効力(第373条~第395条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#10-3|第3節]] [[w:抵当権の消滅|抵当権の消滅]](第396条~第398条) **[[第2編 物権 (コンメンタール民法)#10-4|第4節]] [[w:根抵当権|根抵当権]](第398条の2~第398条の22) *非典型担保 **[[w:非典型担保|非典型担保]] **[[w:仮登記担保|仮登記担保]] **[[w:譲渡担保|譲渡担保]] **[[w:所有権留保|所有権留保]] **[[w:売渡担保|売渡担保]] ==[[第3編 債権 (コンメンタール民法)|第3編 債権]](第399条~第724条)== *[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1|第1章]] 総則(第399条~第520条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1-1|第1節]] [[w:債権|債権]]の目的(第399条~第411条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1-2|第2節]] 債権の効力 ***第1款 [[w:債務不履行|債務不履行]]の責任等(第412条~第422条の2) ***第2款 [[w:債権者代位権|債権者代位権]](第423条~第423条の7) ***第3款 [[w:詐害行為取消権|詐害行為取消権]] ****第1目 詐害行為取消権の要件(第424条~第424条の5) ****第2目 詐害行為取消権の行使の方法等(第424条の6~第424条の9) ****第3目 詐害行為取消権の行使の効果(第425条~第425条の4) ****第4目 詐害行為取消権の期間の制限(第426条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1-3|第3節]] 多数当事者の債権及び債務 ***第1款 総則(第427条) ***第2款 [[w:不可分債権|不可分債権]]及び[[w:不可分債務|不可分債務]](第428条~第431条) ***第3款 [[w:連帯債権|連帯債権]](第432条~第435条の2) ***第4款 [[w:連帯債務|連帯債務]](第436条~第445条) ***第5款 [[w:保証債務|保証債務]] ****第1目 総則(第446条~第465条) ****第2目 個人根保証契約(第465条の2~第465条の5) ****第3目 事業に係る債務についての保証契約の特則(第465条の6~第465条の10) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1-4|第4節]] [[w:債権譲渡|債権の譲渡]](第466条~第469条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1-5|第5節]] 債権の引受け ***第1款 併存的債務引受(第470条・第471条) ***第2款 免責的債務引受(第472条~第472条の4) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1-6|第6節]] 債権の消滅 ***第1款 [[w:弁済|弁済]] ****第1目 総則(第473条~第493条) ****第2目 弁済の目的物の[[w:供託|供託]](第494条~第498条) ****第3目 弁済による[[w:代位|代位]](第499条~第504条) ***第2款 [[w:相殺|相殺]](第505条~第512条の2) ***第3款 [[w:更改|更改]](第513条~第518条) ***第4款 [[w:免除|免除]](第519条) ***第5款 [[w:混同|混同]](第520条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1-7|第7節]] [[w:有価証券|有価証券]] ***第1款 指図証券(第520条の2~第520条の12) ***第2款 記名式所持人払証券(第520条の13~第520条の18) ***第3款 その他の記名証券(第520条の19) ***第4款 無記名証券(第520条の20) *[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2|第2章]] [[w:契約|契約]](第521条~第696条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-1|第1節]] 総則 ***第1款 契約の成立(第521条~第532条) ***第2款 契約の効力(第533条~第539条) ***第2款 契約上の地位の移転(第539条の2) ***第4款 契約の[[w:解除|解除]](第540条~第548条) ***第5款 [[w:普通取引約款|定型約款]](第548条の2~第548条の4) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-2|第2節]] [[w:贈与|贈与]](第549条~第554条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-3|第3節]] [[w:売買|売買]] ***第1款 総則(第555条~第559条) ***第2款 売買の効力(第560条~第578条) ***第3款 [[w:売買#買戻し|買戻し]](第579条~第585条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-4|第4節]] [[w:交換|交換]](第586条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-5|第5節]] [[w:消費貸借|消費貸借]](第587条~第592条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-6|第6節]] [[w:使用貸借|使用貸借]](第593条~第600条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-7|第7節]] [[w:賃貸借|賃貸借]] ***第1款 総則(第601条~第604条) ***第2款 賃貸借の効力(第605条~第616条) ***第3款 賃貸借の終了(第616条の2~第622条) ***第4款 敷金(第622条の2) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-8|第8節]] [[w:雇用|雇用]](第623条~第631条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-9|第9節]] [[w:請負|請負]](第632条~第642条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-10|第10節]] [[w:委任|委任]](第643条~第656条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-11|第11節]] [[w:寄託|寄託]](第657条~第666条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-12|第12節]] [[w:組合|組合]](第667条~第688条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-13|第13節]] [[w:終身定期金|終身定期金]](第689条~第694条) **[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#2-14|第14節]] [[w:和解|和解]](第695条・第696条) *[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#3|第3章]] [[w:事務管理|事務管理]](第697条~第702条) *[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#4|第4章]] [[w:不当利得|不当利得]](第703条~第708条) *[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#5|第5章]] [[w:不法行為|不法行為]](第709条~第724条の2) ==[[第4編 親族 (コンメンタール民法)|第4編 親族]](第725条~第881条)== *[[第4編 親族 (コンメンタール民法)#1|第1章]] 総則(第725条~第730条) *[[第4編 親族 (コンメンタール民法)#2|第2章]] [[w:婚姻|婚姻]](第731条~第771条) **第1節 婚姻の成立 ***第1款 婚姻の要件(第731条~第741条) ***第2款 [[w:婚姻の無効|婚姻の無効]]及び取消し(第742条~第749条) **第2節 婚姻の効力(第750条~第754条) **第3節 夫婦財産制 ***第1款 総則(第755条~第759条) ***第2款 法定財産制(第760条~第762条) **第4節 [[w:離婚|離婚]] ***第1款 協議上の離婚(第763条~第769条) ***第2款 裁判上の離婚(第770条・第771条) *[[第4編 親族 (コンメンタール民法)#3|第3章]] [[w:親子|親子]](第772条~第817条の11) **第1節 実子(第772条~第791条) **第2節 [[w:養子|養子]] ***第1款 [[w:養子縁組|縁組]]の要件(第792条~第801条) ***第2款 縁組の無効及び取消し(第802条~第808条) ***第3款 縁組の効力(第809条・第810条) ***第4款 離縁(第811条~第817条) ***第5款 [[w:特別養子|特別養子]](第817条の2~第817条の11) *[[第4編 親族 (コンメンタール民法)#4|第4章]] [[w:親権|親権]](第818条~第837条) **第1節 総則(第818条・第819条) **第2節 親権の効力(第820条~第833条) **第3節 親権の喪失(第834条~第837条) *[[第4編 親族 (コンメンタール民法)#5|第5章]] [[w:後見|後見]](第838条~第875条) **第1節 後見の開始(第838条) **第2節 後見の機関 ***第1款 [[w:後見人|後見人]](第839条~第847条) ***第2款 [[w:後見監督人|後見監督人]](第848条~第852条) **第3節 後見の事務(第853条~第869条) **第4節 後見の終了(第870条~第875条) *[[第4編 親族 (コンメンタール民法)#6|第6章]] [[w:保佐|保佐]]及び[[w:補助|補助]](第876条~第876条の10) **第1節 保佐(第876条~第876条の5) **第2節 補助(第876条の6~第876条の10) *[[第4編 親族 (コンメンタール民法)#7|第7章]] [[w:扶養|扶養]](第877条~第881条) ==[[第5編 相続 (コンメンタール民法)|第5編 相続]](第882条~第1050条)== *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#1|第1章]] [[w:相続|総則]](第882条~第885条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#2|第2章]] [[w:相続人|相続人]](第886条~第895条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#3|第3章]] 相続の効力(第896条~第914条) **第1節 総則(第896条~第899条の2) **第2節 相続分(第900条~第905条) **第3節 [[w:遺産分割|遺産の分割]](第906条~第914条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#4|第4章]] 相続の承認及び放棄(第915条~第940条) **第1節 総則(第915条~第919条) **第2節 相続の承認 ***第1款 [[w:単純承認|単純承認]](第920条・第921条) ***第2款 [[w:限定承認|限定承認]](第922条~第937条) **第3節 [[w:相続放棄|相続の放棄]](第938条~第940条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#5|第5章]] 財産分離(第941条~第950条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#6|第6章]] 相続人の不存在(第951条~第959条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#7|第7章]] [[w:遺言|遺言]](第960条~第1027条) **第1節 総則(第960条~第966条) **第2節 遺言の方式 ***第1款 普通の方式(第967条~第975条) ***第2款 特別の方式(第976条~第984条) **第3節 遺言の効力(第985条~第1003条) **第4節 遺言の執行(第1004条~第1021条) **第5節 遺言の撤回及び取消し(第1022条~第1027条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#8|第8章]] 配偶者の居住の権利(第1028条~第1041条) **第1節 [[w:配偶者居住権|配偶者居住権]](第1028条~第1036条) **第2節 配偶者短期居住権(第1037条~第1041条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#9|第9章]] [[w:遺留分|遺留分]](第1042条~第1049条) *[[第5編 相続 (コンメンタール民法)#10|第10章]] [[w:特別の寄与|特別の寄与]](第1050条) ==外部リンク== *[https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089 民法 | e-Gov法令検索] [[Category:民法|*こんめんたあるみんほう]] [[Category:コンメンタール|みんほう こんめんたある]]
null
2023-01-10T01:25:54Z
[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wikisource" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B0%91%E6%B3%95
3,284
OpenOffice.org Calc Basic
OpenOffice.org Basic > OpenOffice.org Calc Basic OpenOffice.org 表計算ソフト Calc での Basic を使ったマクロの解説。 予約語 'Function' を用いて定義した関数は、ワークシート内で数式関数としても利用可能である。 このため、下記の様に、マクロで関数を定義した場合、ワークシート内では '=SUM(A1:F1)' などと同様、 '=HelloWorld()' などとして利用できる。 引数は、数値、文字列、単体セル、範囲などの形式で与えることができる。 '=foo(12)' では数値、 '=foo("Hello")' では文字列、 '=foo(A1)'では、セルA1 の値、 '=foo(A1:F1)'では、A1からF1までの各セルの値からなる2次元の配列が渡される。 これを表にまとめると、以下のようになる。 シート内で、'=foo(12)' などとして数値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、'Double' として扱われる。 また、'Long'、'Integer' など、引数に対する型宣言を伴った関数定義をした場合には、宣言通りの型として値が受け渡される。 シート内で、'=foo("文字列")' などとして値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、'String' として扱われる。 シート内で、'=foo(A1)'などとして値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、 セルA1の値が数値であれば 'Double'、文字列であれば 'String' として受け渡される。 また、Long や Integer など、型指定をした上での受け取りも可能である。 シート内で、'=foo(A1:F1)' などと、範囲を指定する場合、 範囲内のセルの値が展開され、1からの数を添字とする2次元配列として受け渡される (OpenOffice.org 1.1.3)。 このため、範囲 'A1:F2' は2行6列の配列となり、 セル'A1'の値は、配列(1, 1)へ、セル'F2'の値は、配列(2, 6)に格納される。 下記に、'=foo(A1:F1)' などとして使用し、各セルの値を出力するプログラムを記載する。 getCellByPosition(x, y) または getCellRangeByName("aCellName") を用いることが出来る。 OpenOffice.org APIリファレンス getCellByName getCellByPosition
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic > OpenOffice.org Calc Basic", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org 表計算ソフト Calc での Basic を使ったマクロの解説。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "予約語 'Function' を用いて定義した関数は、ワークシート内で数式関数としても利用可能である。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "このため、下記の様に、マクロで関数を定義した場合、ワークシート内では '=SUM(A1:F1)' などと同様、 '=HelloWorld()' などとして利用できる。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "引数は、数値、文字列、単体セル、範囲などの形式で与えることができる。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "'=foo(12)' では数値、 '=foo(\"Hello\")' では文字列、 '=foo(A1)'では、セルA1 の値、 '=foo(A1:F1)'では、A1からF1までの各セルの値からなる2次元の配列が渡される。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "これを表にまとめると、以下のようになる。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "シート内で、'=foo(12)' などとして数値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、'Double' として扱われる。 また、'Long'、'Integer' など、引数に対する型宣言を伴った関数定義をした場合には、宣言通りの型として値が受け渡される。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "シート内で、'=foo(\"文字列\")' などとして値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、'String' として扱われる。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "シート内で、'=foo(A1)'などとして値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、 セルA1の値が数値であれば 'Double'、文字列であれば 'String' として受け渡される。 また、Long や Integer など、型指定をした上での受け取りも可能である。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "シート内で、'=foo(A1:F1)' などと、範囲を指定する場合、 範囲内のセルの値が展開され、1からの数を添字とする2次元配列として受け渡される (OpenOffice.org 1.1.3)。 このため、範囲 'A1:F2' は2行6列の配列となり、 セル'A1'の値は、配列(1, 1)へ、セル'F2'の値は、配列(2, 6)に格納される。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "下記に、'=foo(A1:F1)' などとして使用し、各セルの値を出力するプログラムを記載する。", "title": "セル内で使用する関数の定義" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "getCellByPosition(x, y) または getCellRangeByName(\"aCellName\") を用いることが出来る。", "title": "セルの値にアクセスする方法" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org APIリファレンス getCellByName getCellByPosition", "title": "セルの値にアクセスする方法" } ]
OpenOffice.org Basic > OpenOffice.org Calc Basic OpenOffice.org 表計算ソフト Calc での Basic を使ったマクロの解説。
<small>[[OpenOffice.org Basic]] > OpenOffice.org Calc Basic</small> ---- OpenOffice.org 表計算ソフト Calc での Basic を使ったマクロの解説。 == セル内で使用する関数の定義 == === 関数の定義の仕方 === 予約語 'Function' を用いて定義した関数は、ワークシート内で数式関数としても利用可能である。 このため、下記の様に、マクロで関数を定義した場合、ワークシート内では '=SUM(A1:F1)' などと同様、 '=HelloWorld()' などとして利用できる。 <source lang="oobas"> Function HelloWorld () print "Hello World!" End Function </source> === 引数の与え方と受け取る値 === 引数は、数値、文字列、単体セル、範囲などの形式で与えることができる。 '=foo(12)' では数値、 '=foo("Hello")' では文字列、 '=foo(A1)'では、セルA1 の値、 '=foo(A1:F1)'では、A1からF1までの各セルの値からなる2次元の配列が渡される。 これを表にまとめると、以下のようになる。 {| border="1" cellpadding="5" style="border-collapse:collapse" |- bgcolor=#EEEEEE ! 呼び出し方 ! 受け取る値 |- | =foo(123) | 数値 |- | =foo("Hello") | 文字列 |- | =foo(A1) | セル'A1'の値。 |- | =foo(A1:F1) | A1からF1までの各セルの値からなる2次元配列。添字は1から始まる。 |} ==== 数値 ==== シート内で、'=foo(12)' などとして数値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、'Double' として扱われる。 また、'Long'、'Integer' など、引数に対する型宣言を伴った関数定義をした場合には、宣言通りの型として値が受け渡される。 ==== 文字列 ==== シート内で、'=foo("文字列")' などとして値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、'String' として扱われる。 ==== セル単体 ==== シート内で、'=foo(A1)'などとして値を受け取ると、 関数定義での引数の型指定を省いた場合、 セルA1の値が数値であれば 'Double'、文字列であれば 'String' として受け渡される。 また、Long や Integer など、型指定をした上での受け取りも可能である。 ==== 範囲 ==== シート内で、'=foo(A1:F1)' などと、範囲を指定する場合、 範囲内のセルの値が展開され、1からの数を添字とする2次元配列として受け渡される (OpenOffice.org 1.1.3)。 このため、範囲 'A1:F2' は2行6列の配列となり、 セル'A1'の値は、配列(1, 1)へ、セル'F2'の値は、配列(2, 6)に格納される。 下記に、'=foo(A1:F1)' などとして使用し、各セルの値を出力するプログラムを記載する。 <source lang="oobas"> FUNCTION Foo(C) DIM rows AS LONG DIM cols AS LONG DIM i AS LONG, j AS LONG rows = UBound(C(), 1) cols = UBound(C(), 2) FOR i = 1 TO rows FOR j = 1 TO cols PRINT C(i, j) NEXT j NEXT i END FUNCTION </source> == セルの値にアクセスする方法 == getCellByPosition(x, y) または getCellRangeByName("aCellName") を用いることが出来る。 <source lang="oobas"> Dim Sheet As Object Sheet = ThisComponent.Sheets(0) Sheet.getCellByPosition(0, 0).String = "文字列" Sheet.getCellRangeByName("A1").Value = 3.14 </source> OpenOffice.org APIリファレンス [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/text/XTextTable.html getCellByName] [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/table/XCellRange.html getCellByPosition] == 参考URL == * [http://hermione.s41.xrea.com/pukiwiki/index.php?OOoBasic%2FCalc OOoBasic/Calc - ...?] * [http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-1332?=ja Sun StarSuite 8 Basic プログラミングガイド] [[Category:マクロ言語]] {{stub}}
null
2016-04-01T12:31:23Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Calc_Basic
3,286
OpenOffice.org Basic
メインページ > 工学 > 情報技術 > プログラミング > OpenOffice.org Basic OpenOffice.org > OpenOffice.org Basic OpenOffice.org Basic ガイド OpenOffice.org のマクロ記述用に準備されているものは、BASICの言語仕様を近代的に拡張したものです。 コードを書くには、まず、いくつかの決まり事を覚える必要があります。 どの言語もそうですが、変数の使い方、条件分岐、繰り返し処理、関数定義、算術演算などの仕方です。コメントの記入の仕方も覚える必要があるかもしれません。この章では、そうした、あらましを記述します。 まず、BASIC では大文字・小文字の区別がありません。OpenOffice.org Basic の場合に限っていえば、UNO API に関してのみ大文字・小文字の区別が行われます。 次に、サブルーチンと関数の説明ですが、 OpenOffice.org Basic では、返り値を伴うものを関数、返り値を伴わないものをサブルーチンとしています。 それ以外は同一で、双方とも1行からなる命令文の集まりです。 下のコードを元に説明すると、Main で呼び出した時、 命令文1、命令文2、命令文3 の順に実行されるところが共通点で、'Main = 返値' のところが相違点です。ここで気を付けなければならないのは、'return' などの予約語を使い、呼び出しもとへ返すのではなく、自身の定義名に代入するという形で行うところです。繰り返しになりますが、関数での値の戻し方は、'定義名 = 返値' です。 コメントの挿入は、'REM'、または、「'」(アポストロフィ) を用いて行います。 この際、行末までがコメントとして扱われます。 複数の命令文を一行に記述したい場合、各命令文を ':' (コロン)で区切ります。 複数行に渡る一つの命令文を記述したい場合には、行末を 「_」(アンダースコア) で終わらせ、改行します。 下のコードは、一行に 'print "Hello " & "World!"' と記述するのと同じ意味になります。 数値の表現の仕方は、次のようになります。 数値を8進数や、16進数で記述したい場合、'&O' や '&H' を用いて行います。16進数で15を表現するには、'&HF'、8進数で9を表現するには、'&O11' となります。(2進数での記述は、サポートされていないようです。) OpenOffice.org Basic では、変数、定数、関数、サブルーチンの名前の付け方に多少の取り決めがあります。 (ここでの命名規則は、UNO (Universal Network Objects) API などには、あてはまりません。) 変数とは、何度も値をとりえる別名のようなものです。 OpenOffice.org Basic では、変数は宣言することなく用いることができます。この場合、値の型は、変化型 (Variant)となり、代入される値により、ある程度、適切な型として扱われます。また、宣言のない変数の使用を禁止したい場合には、'OPTION EXPLICIT' という一文を用います。 下のコードでは、宣言なく、変数 i を使用しています。また代入のたび、型も変化していることに注目してください。 'OPTION EXPLICIT' の用い方は、以下のようになり、評価後、効力を発揮します。 変数の宣言とは、予約語 'DIM' を用いて、名前や型を明確にすることです。 構文は、以下のようになります。 型指定を省略した場合、変化型 (Variant) となります。 用い方は、次のようです。 また、1行で複数の変数を宣言することもでき、その場合、各変数を ','(コンマ) で区切ります。 宣言後の初期値は、文字列で ””となる以外は、0で初期化されます。 予約語、'STATIC' で宣言された変数は、静的変数として、プロシージャ終了後も値が保持されます。 構文は、次のようです。 通常の宣言では、変数の値は、プロシージャ終了後に消去されますが、 静的変数として宣言されたものは、プロシージャ終了後も値が保持され、次回に再利用できます。 型とは、表現できる値を決めるためものです。 個別の型には、整数、長整数、単精度浮動小数、倍精度浮動小数、通貨、日付、真偽、文字列、オブジェクトと、9つあり、すべての型に対応できるものとして、変化型 (Variant) と呼ばれる型が用意されています。また、この他にもユーザ定義型変数と呼ばれるものがあります。 型指定子とは、簡潔に型を表現する1文字の記号のことです。 それぞれのデータ型の特徴を表にすると、次のようになります。 構文は以下のようになります。 実際の用い方は、次のようになります。 配列とは、複数の要素からなるひとつの固まりのことで、各要素は、添字を用いて区別します。添字とは、配列内の値を特定するために用いる数字です。実際の値の特定の仕方は、配列変数を 'a' とした場合、'a(0)' は、'a(0)' の値を意味します。 宣言には、通常の 'DIM' を用い、変数名の後に、'()' を付け、確保したい用素数も一緒に記述します。 また、他の言語のように、添字は 0からのみ割り振られるのではなく、宣言の仕方によっては、0以外の数から始まる配列を作ることもできます。その場合、'DIM a(5 TO 10)' のように宣言します。 OpenOffice.org Basic 1.1.3 では、配列の添字の最大値は、16368とされています。 構文は、次の通りです。 実際の宣言の仕方は、次のようになります。 宣言ではなく、関数を用いた作成も可能で、'DimArray' と 'Array' 関数が用意されています。DimArray は、各次元の要素数を指定し、すべてが空の値からなる配列を返します。Array 関数では、指定した値で要素を確保し、配列を返します。 双方とも、返す値の型は、変化型 (Variant)となり、それ以外の型には代入できません。(Object型には代入できますが、参照できなくなります。) サンプルコードは、次のようになります。 その他に、配列に係わる関数として、'IsArray()'、'UBound()'、'LBound()' が用意されています。 'IsArray()' は、変数が配列かどうかを調べ、'UBound()'、'LBound()'は、配列の各次元の最大・最小のインデックスを返します。 変数には、有効となる範囲が存在します。 有効となる範囲とは、変数が存在しており、参照できるかどうかを表しています。 通常の宣言では、プロシージャ (関数・サブルーチン) 内であれば、プロシージャ内のみ、プロシージャ外であれば、すべてのモジュール内で有効な変数を定義しています。 これに対して、有効な範囲を特定して変数を宣言することもでき、 その場合、'GLOBAL'、'PUBLIC'、'PRIVATE' といった予約語を用いて変数を宣言します。 それぞれの意味は、セッションの終了以内、すべてのモジュール内、該当モジュール内となります。 構文は、次のようになります。 変数の有効範囲をコードで示すと、次のようになります。 予約語 'REDIM' を用いることで、変数を再宣言することができます。一度宣言された変数を、別の型としたり、配列の要素を増やすために宣言し直すのに利用できます。 構文は、予約語 'REDIM' を用いること以外、変数宣言の場合と同一です。 実際の用い方は、次のようになります。 WITH ステートメントは、入力の省略に使用します。 WITH から END WITH までをブロックとし、WITH 以降、変数名で示す名を、親ノードとして持つ要素それぞれに対し、定義名を省略し、アクセスすることができます。 構文は以下のようになります。 サンプルコード 定数とは、一度しか値を決められない定義名のようなものです。 型宣言は必要とせず、数値か文字列の値を設定することが可能です。有効となる範囲は、プロシージャ内での定義であれば、プロシージャ内のみ有効となり、プロシージャの外であれば、モジュール内で有効な定数を定義できます。 また、同一名での2重定義がある場合、プロシージャ内での定義が優先されます。 構文は、次のようになります。 実際の用い方は、次のようになります。 プロシージャとは、ある処理単位を、一つにまとめたものに対して付けられる呼び名で、ここでは、サブルーチンと関数を指すものとします。サブルーチンも関数も意味するところは似ており、どちらも、想定した機能を実現し、一つにまとめる働きをもっています。こうすることで、次回から、同様の処理が必要となる場合、以前作った関数やサブルーチンを呼び出すのみとなり、コード作成時間の短縮や、簡略化などに役立ちます。 また、サブルーチンと関数の違いは、値を呼出元へ返せるかどうかで、値を返せるのが関数、返せないのが、サブルーチンとなっています。つまり、命令文1、命令文2、命令文3と順に実行されるところが共通点で、'Main = 返値' と書かれたところが相異点となるわけです。 プロシージャの呼び出し方は、定義名を記述するだけです。仮に名前が、'Foo' であった場合、'Foo()' や 'Foo' と記述します。値を渡す必要があるときには、定義名の後の括弧の中に、渡したい数だけ、値か変数を記述します。複数になる場合には、”,” (コンマ)で区切る必要があります。 引数とは、プロシージャ呼出し時に渡す値のことです。'Foo(a, b, c)' の場合、a、b、cが引数となります。 引数が必要となる場合には、定義の際に記述します。記述の仕方は、受け取りたい引数の数分、変数を”,”(コンマ)で区切り、必要引数があることを示すだけです。下の例では、a, b, c のように、3つの引数を伴う呼び出し方を指定しています。また、このような場合には、引数を省略できません。 省略してもよい引数を定義するには、予約語 'OPTIONAL' を用います。cを省略してもよいと宣言するためには、以下のようになります。 また、受け取る引数は、型付きで指定することもできます。その場合、受け取る値と型が一致しなければエラーとなります。次の場合には、変数 a は整数、b は文字列、c は省略可能で、どの型でもよいことになります。 引数の渡し方には、'値渡し'と'参照渡し'と呼ばれるものがあります。 値渡しでは、引数で指定した変数などの値を複製して利用するのに対して、参照渡しでは、呼び出し元の値は複製せず、参照することで利用します。つまり、参照渡しでは、プロシージャ内で値を変更すれば、呼出元の値自体も変えてしまうということです。明示しない限りは、この参照渡しとなり、予約語 'ByVal' で示した時のみ値渡しとなります。 '参照渡し'と'値渡し'の違いをコードで示すと次のようになります。 サブルーチンとは、複数の処理を記述し、一つのまとまりにしたものです。'SUB ルーチン名' から、'END SUB' までが、処理内容となります。引数は、受け取らなくてもよく、その場合、ルーチン名以降の括弧は省略できます。 定義の仕方は、次のようになります。 下の例では、”こんにちは、何何”と出力します。 関数の特徴は、サブルーチンの考え方に加え、値を返せるところにあります。値の返し方は、'return' などの予約語は用いず、定義名に代入する形となります。すなわち、'定義名 = 返値'となるわけです。また、返す値の型を指定できるところも異なっている点です。 'FUNCTION 関数名' から 'END FUNCTION' までが、処理内容となります。引数は省略できます。また、値を返す必要もないため、サブルーチンと、まったく同じに用いることも可能です。 定義の仕方は、次のようになります。 給料から、1月の生活費を控除する関数を考えてみました。 算術演算とは、足し算、引き算などの数値計算のことです。 OpenOffice.org Basic で使える算術演算子は、7つあり、 それぞれ、'+'、 '-'、'*'、'/'、'\'、'^'、'MOD' となります。 これらの意味は、加算、減算、乗算、除算、整数除算、累乗、剰余です。 加算とは、足し算のことで、'1 + 1 = 2' です。 減算とは、引き算のことで、'2 - 1 = 1' です。 乗算とは、掛け算のことで、'2 * 2 = 4' です。 除算とは、割算のことで、'4 / 2 = 2' です。 整数除算とは、小数部を切り捨てた割算のことで、'2.2 \ 1.1' では、'2 / 1' となります。 累乗とは、指数を用いた掛け算のことで、'3 ^ 3 = 3 * 3 * 3 = 27' です。 剰余とは、割った際の余りで、'5 MOD 2 = 1' です。 説明すると、5 割る 2 は、2 余り 1 ということです。 これら演算子の優先順位ですが、'+'、'-'、'*'、'/'、'\'、'^' は通常の計算の優先順位と同じです。 'MOD' ですが、この優先順位は、'+'、'-' より高く、'*'、'/'、'\'、'^'より低くなっています。 従って、'2 + 7 MOD 3' は、2 + (7 MOD 3)であり、 3 になります。'7 MOD 5 * 3' は、テンプレート:7 MOD (5 * 3)であり、 7 となります。 比較演算とは、等符号などを挟み左辺と右辺の大小を比較することです。 OpenOffice.org Basic で、比較に使える演算子は、6つ用意されており、 '<'、 '>'、 '<='、 '>='、 '<>'、 '='、となります。 それぞれ、'より小さい'、'より大きい'、'以下'、'以上'、'等しくない'、'等しい'を意味します。 使い方は、 '返値 = 左辺値 比較演算子 右辺値' です。 返値は、等式が真であれば -1、偽であれば 0 となります。 下のコードで説明すると、n の値は 5、5 は 0 より大きいので、i の値は -1 となります。 論理演算とは、真(1)か偽(0)、いずれかの状態を掛け合わす演算のことです。プログラミングでは、値を2進数で考え、各ビットに対し演算を行う、ビット演算のことを指しています。 この論理演算は、ブール型どうしの演算、ビットどうしの演算、両方に利用します。 演算子は、全部で6つ用意されており、それぞれ、論理積 (AND)、論理和 (OR)、排他的論理和 (XOR)、否定 (NOT)、論理等価演算 (EQV)、論理包含演算 (IMP)となります。 論理積とは、双方の値が真(1)の時のみ、真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 真理値表は、以下のようになります。 ビット演算では、次のようになります。 論理和とは、一方の値が真(1)となれば、真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 真理値表は、次のようになります。 ビット演算では、次のようになります。 排他的論理和とは、両方の真偽が異なる場合に真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 真理値表は次のようになります。 ビット演算では、次のようになります。 否定とは、真(1)なら偽(0)、偽(0)なら真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 ビット演算では、次のようになります。 論理等価演算とは、双方が真(1)、または、双方が偽(0)となった時のみ真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 真理値表は、次のようになります。 ビット演算では次のようになります。 論理包含演算とは、一つ目の値が真(1)で、二つ目の値が偽(0)の時のみ、偽(0)となる演算です。 構文は、次のようです。 真理値表は、次のようになります。 ビット演算では次のようになります。 (数値で演算すると成り立ちませんでしたが、値に変数を使うと成り立ちます。) 文字列の連結 構文は次のようになります。 '+' は、加算でも使用されるため、'&' での文字列連結の方が、意味がわかりやすいでしょう。 文字列の削除 文字列の抽出 条件分岐とは、ある条件に基づいて実行するブロックを変更することを意味しています。 OpenOffice.org Basic で使用できる分岐構文は、'IF' と 'SELECT' となります。 二つの違いは、 何をもとに実行ブロックを変化させるかで、 'IF' では、条件式、'SELECT' では、値をもとに変化させるのが一般的な使い方です。 同様に使用することもできますが、 'IF' では、条件式の値により真偽を判定するため、数値以外の値をとることはできません。 一方、'SELECT' では、'CASE' に続くものとして、数値以外の値をとることができます。 'IF' 文は、条件式をもとに、実行ブロックを変化させるのに用います。 構文は、次のようになります。 'IF' から 'END IF' までがひとつのブロックのように作用し、 上から順に、条件式が評価されます。 条件式が 真(-1) となると該当するブロックが実行され、その他は無視されます。 また、用意したすべての条件式が 偽(0) となり、かつ、'ELSE' がある場合、このブロックが実行されます。 'ELSE' 句を定義したあと、再び、'ELSEIF' 句を定義することはできません。 ですから下の例は、エラーとなります。 'IF'、'ELSEIF' に続く値は、数値 かつ 0以外 (マイナスも含む) の値であれば、 真だと判定されるため、けして TRUE (-1) だけが真となるわけではありません。 下の例で説明すると、0 は、偽だと判断され、12は真であると判断されます。 同様に、-12 も真であると判断されます。 実際の用いられ方は、以下のようになります。 'SELECT' 文は、値をもとに実行ブロックを変更するのに用います。 構文は、以下のようになります。 'SELECT CASE' で指定した値と同じものを、上から順に 'CASE' 行で探し、 値が同じなら、対応するブロックを実行します。一つのブロック実行後は、 その他のブロックを無視します。 どの値も異なる場合、'CASE ELSE' 句があるようなら、そのブロックを実行します。 また、'SELECT CASE' から 'END SELECT' までが、ひとつのブロックのような働きをします。 実際の使い方は、次のようになります。 'SELECT' は、'IF' と違い、'CASE' の後に数値以外の型をとることができます。 そのため、'IF' において、'IF Lang = "日本語" THEN' の表現を、'CASE "日本語"' として、 短く、わかりやすく表現できます。 繰り返し処理とは、ある条件で、同一ブロックを繰り返し実行することを意味しています。 OpenOffice.org Basic で使えるものには、3つあり、それぞれ、'FOR'、'WHILE'、'DO' となります。 'FOR' は、数値をもとにした繰り返し処理を行い、 'WHILE' は、条件式が真の間、繰り返し処理を行います。 また、'DO' は、'WHILE' より広い意味で条件式をとらえ、繰り返し処理を行えます。 繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを使用します。 'FOR ... NEXT' 文は、カウンタの値をもとにした繰り返しを行います。 繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを用い、'EXIT FOR' とします。 構文は、以下のようになります。 ブロックを実行するたびに、カウンタの値が増減するというのが、その仕組みで、 値が終了値を越えると終わります。値と終了値が等しい場合、もう一度ブロックが実行されます。 終了値を越えるというのは、 'STEP' での指定が正の数であれば、正の方向に、負の数であれば、負の方向に越えることを意味します。 つまり、'STEP 1" であれば、プラスの方向、'STEP -1' であれば、マイナスの方向を指します。 下の例で説明すると、'STEP' での指定が -1と、負の方向を指しているため、 'TO' で示す -2 より小さい数になるまで、ブロックが実行されます。 ですから、この例でのブロックの実行回数は、4回です。 'WHILE ... WEND' 文は、条件式が真の間、繰り返しを行います。 繰り返し処理から抜ける、'EXIT' キーワードを用いることはできません。 構文は、以下のようになります。 実際の使い方は、以下のようになります。 'DO ... LOOP' 文は、条件式を用いた繰り返しを行います。 繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを用い、'EXIT DO' とします。 'DO' か 'LOOP' の次に、 'WHILE' がくると、条件式が真の間、'UNTIL' がくると真になるまで、ブロックを実行し続けます。 構文は、以下のようになります。 'DO [WHILE | UNTIL] ... LOOP'、では、 条件式の真偽により、ブロックを一度も実行しない場合がありますが、 'DO ... LOOP [WHILE | UNTIL]' では、条件式の真偽によらず、必ず一度は、ブロックが実行されます。 予約語 'GoTo' は、処理行を変えるのに用います。 構文は、次のようになります。 ラベルとは、行き先として行番号の代わりに用いる目印となります。 実際の用い方は次のようです。 現在、'GoTo'文の使用は、あまり推奨されません。 行ラベルとは、行を特定するために付ける名前のことで、'GoTo' などで示す行き先となります。 記述の仕方は、次のようです。 ラベル名の直後は、':' (コロン) でなければなりません。また、インデントすることもできます。 次の例では、まず、LABEL1行へ処理が移り、次にLABEL2行から処理が行われています。 エラー処理とは、発生したエラー(例外)に、どう対処するのかということです。 通常、OpenOffice.org Basic では、エラーが発生すると、その箇所でプログラムの実行を止めてしまいます。ですが、'On Error' という記述で、エラーに対応することを明確にすると、処理の中断以外の方法をとることができます。 実際の対応の仕方には、2つあり、'On Error GoTo ラベル' 文で、処理を別の行へ移すか、'On Error Resume Next' 文で、エラーを無視して処理を続行するのかを指示できます。 また、一度定義した、エラー処理を無効にするには、'On Error GoTo 0' という記述を行い、以前に設定したエラー処理を無効にします。 それ以外にも、エラーが発生すると設定される特殊な変数も存在します。 OpenOffice.org Basic での、エラー処理とは、エラーの際、「どの行へ処理を移すのか」であり、'GoTo' 文の応用と言えます。 定義の仕方は、まず、'On Error' という一文を記述し、エラーに対応することを明確にします。次に、'GoTo' 文で処理を移すか、'Resume' 文でエラーを無視し処理を続行するのかを記述します。 'On Error GoTo ラベル' は、指定行へ処理を移す場合に用います。 構文は次のようになります。 また、ここで示すラベルは、同一プロシージャ内に記述しておかなければなりません。 一般的な記述の仕方は次のようになります。 行ラベルの前に、'EXIT SUB' など、プロシージャから抜ける記述がなければ、ラベル以降のコードも実行されるため、エラー処理に限った記述ではなくなってしまいます。 次の例では、'TestSubRoutine'内にエラーがあります。この場合、サブルーチン Main の、TestSubRoutine 呼び出し箇所のエラーとして、Label_In_The_Main へ処理が移ります。 上述のエラーを、TestSubRoutine 内のエラーとして扱うには、TestSubRoutine 内にエラーに対応する記述が必要です。 'On Error Resume Next' は、エラーを無視し、処理を続行する場合に用います。 構文は、次のようになります。 実際の用い方は、次のようです。 また、'Resume Next' を記述すると、エラー変数は、設定されなくなります。 定義されている 'On Error' 文を無効にするには、'On Error GoTo 0' という一文を使用します。この場合、エラーが起こると、通常通り、プログラムの実行は中断されます。 'On Error GoTo 0' は、定義したエラー処理を無効にするのに用います。 構文は、次のようになります。 実際の用い方は、次のようです。 予約語、'Resume' は、処理の再開場所を指定するのに用います。 また、'Resume' 文が評価されると、エラー変数は全てリセットされます。 'Resume Next' は、エラーとなった次の行から処理を再開するのに用います。 構文は、次のようになります。 実際の用い方は、次のようになります。 'Resume ラベル'は、ラベルで示す行から処理を再開するのに用います。 構文は、次のようになります。 次の例では、エラーで Label行に処理が移った後、Continue行から再開しています。 'Resume ラベル' は、'GoTo ラベル' とした場合と同じ働きをしていますが、'Resume' の持つ語の意味を考えると、より分かり易い記述になると思います。 エラー変数とは、発生したエラーの内容を示す変数のことです。 全部で3つあり、それぞれ、'Err'、'Error$'、'Erl' となります。'Err' は、エラー番号を示し、'Error$' は、エラーの内容を表します。また、'Erl' は、エラーの発生した行番号が格納されています。 次の場合、それぞれの変数の値は、'Erl=4'、'Error$="オーバーフロー"'、'Err=6' となります。 OpenOfficeの機能(ファイルの読み込み、保存、印刷等)や共通ダイアログ(ファイルを開くダイアログ等)を利用するために、StarSuite APIを用いることが出来ます。 StarSuite APIをOpenOffice BASICから用いるために、Universal Network Objects (UNO)インターフェースを用いることになります。 StarSuite 8 Basic プログラミングガイド OpenOffice API について ファイルの読み書きは、com.sun.star.ucb.SimpleFileAccessインターフェースを用います。(もしくは、BASICの基本関数でデータチャネルを用いることも出来ます) テキストファイルの読み込みは、com.sun.star.io.TextInputStreamインターフェースを用います。 OpenOffice.org APIリファレンス interface SimpleFileAccess > openFileRead interface TextInputStream > readLine, isEOF (参考) BASICの基本関数でデータチャネルを用いたテキストファイルの読み込み例 ファイルを開く・保存するダイアログの表示は、com.sun.star.ui.dialogs.FilePickerサービスを用います。 OpenOffice.org APIリファレンス service FilePicker
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メインページ > 工学 > 情報技術 > プログラミング > OpenOffice.org Basic OpenOffice.org > OpenOffice.org Basic", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic ガイド", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org のマクロ記述用に準備されているものは、BASICの言語仕様を近代的に拡張したものです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "コードを書くには、まず、いくつかの決まり事を覚える必要があります。 どの言語もそうですが、変数の使い方、条件分岐、繰り返し処理、関数定義、算術演算などの仕方です。コメントの記入の仕方も覚える必要があるかもしれません。この章では、そうした、あらましを記述します。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "まず、BASIC では大文字・小文字の区別がありません。OpenOffice.org Basic の場合に限っていえば、UNO API に関してのみ大文字・小文字の区別が行われます。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "次に、サブルーチンと関数の説明ですが、 OpenOffice.org Basic では、返り値を伴うものを関数、返り値を伴わないものをサブルーチンとしています。 それ以外は同一で、双方とも1行からなる命令文の集まりです。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "下のコードを元に説明すると、Main で呼び出した時、 命令文1、命令文2、命令文3 の順に実行されるところが共通点で、'Main = 返値' のところが相違点です。ここで気を付けなければならないのは、'return' などの予約語を使い、呼び出しもとへ返すのではなく、自身の定義名に代入するという形で行うところです。繰り返しになりますが、関数での値の戻し方は、'定義名 = 返値' です。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "コメントの挿入は、'REM'、または、「'」(アポストロフィ) を用いて行います。 この際、行末までがコメントとして扱われます。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "複数の命令文を一行に記述したい場合、各命令文を ':' (コロン)で区切ります。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "複数行に渡る一つの命令文を記述したい場合には、行末を 「_」(アンダースコア) で終わらせ、改行します。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "下のコードは、一行に 'print \"Hello \" & \"World!\"' と記述するのと同じ意味になります。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "数値の表現の仕方は、次のようになります。", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "数値を8進数や、16進数で記述したい場合、'&O' や '&H' を用いて行います。16進数で15を表現するには、'&HF'、8進数で9を表現するには、'&O11' となります。(2進数での記述は、サポートされていないようです。)", "title": "コードの書き方" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic では、変数、定数、関数、サブルーチンの名前の付け方に多少の取り決めがあります。 (ここでの命名規則は、UNO (Universal Network Objects) API などには、あてはまりません。)", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "変数とは、何度も値をとりえる別名のようなものです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic では、変数は宣言することなく用いることができます。この場合、値の型は、変化型 (Variant)となり、代入される値により、ある程度、適切な型として扱われます。また、宣言のない変数の使用を禁止したい場合には、'OPTION EXPLICIT' という一文を用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "下のコードでは、宣言なく、変数 i を使用しています。また代入のたび、型も変化していることに注目してください。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "'OPTION EXPLICIT' の用い方は、以下のようになり、評価後、効力を発揮します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "変数の宣言とは、予約語 'DIM' を用いて、名前や型を明確にすることです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "構文は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "型指定を省略した場合、変化型 (Variant) となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "用い方は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "また、1行で複数の変数を宣言することもでき、その場合、各変数を ','(コンマ) で区切ります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "宣言後の初期値は、文字列で ””となる以外は、0で初期化されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "予約語、'STATIC' で宣言された変数は、静的変数として、プロシージャ終了後も値が保持されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "構文は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "通常の宣言では、変数の値は、プロシージャ終了後に消去されますが、 静的変数として宣言されたものは、プロシージャ終了後も値が保持され、次回に再利用できます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "型とは、表現できる値を決めるためものです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "個別の型には、整数、長整数、単精度浮動小数、倍精度浮動小数、通貨、日付、真偽、文字列、オブジェクトと、9つあり、すべての型に対応できるものとして、変化型 (Variant) と呼ばれる型が用意されています。また、この他にもユーザ定義型変数と呼ばれるものがあります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "型指定子とは、簡潔に型を表現する1文字の記号のことです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "それぞれのデータ型の特徴を表にすると、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "構文は以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "実際の用い方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "配列とは、複数の要素からなるひとつの固まりのことで、各要素は、添字を用いて区別します。添字とは、配列内の値を特定するために用いる数字です。実際の値の特定の仕方は、配列変数を 'a' とした場合、'a(0)' は、'a(0)' の値を意味します。 宣言には、通常の 'DIM' を用い、変数名の後に、'()' を付け、確保したい用素数も一緒に記述します。 また、他の言語のように、添字は 0からのみ割り振られるのではなく、宣言の仕方によっては、0以外の数から始まる配列を作ることもできます。その場合、'DIM a(5 TO 10)' のように宣言します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic 1.1.3 では、配列の添字の最大値は、16368とされています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "構文は、次の通りです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "実際の宣言の仕方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "宣言ではなく、関数を用いた作成も可能で、'DimArray' と 'Array' 関数が用意されています。DimArray は、各次元の要素数を指定し、すべてが空の値からなる配列を返します。Array 関数では、指定した値で要素を確保し、配列を返します。 双方とも、返す値の型は、変化型 (Variant)となり、それ以外の型には代入できません。(Object型には代入できますが、参照できなくなります。)", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "サンプルコードは、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "その他に、配列に係わる関数として、'IsArray()'、'UBound()'、'LBound()' が用意されています。 'IsArray()' は、変数が配列かどうかを調べ、'UBound()'、'LBound()'は、配列の各次元の最大・最小のインデックスを返します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "変数には、有効となる範囲が存在します。 有効となる範囲とは、変数が存在しており、参照できるかどうかを表しています。 通常の宣言では、プロシージャ (関数・サブルーチン) 内であれば、プロシージャ内のみ、プロシージャ外であれば、すべてのモジュール内で有効な変数を定義しています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "これに対して、有効な範囲を特定して変数を宣言することもでき、 その場合、'GLOBAL'、'PUBLIC'、'PRIVATE' といった予約語を用いて変数を宣言します。 それぞれの意味は、セッションの終了以内、すべてのモジュール内、該当モジュール内となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "変数の有効範囲をコードで示すと、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "予約語 'REDIM' を用いることで、変数を再宣言することができます。一度宣言された変数を、別の型としたり、配列の要素を増やすために宣言し直すのに利用できます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "構文は、予約語 'REDIM' を用いること以外、変数宣言の場合と同一です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "実際の用い方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "WITH ステートメントは、入力の省略に使用します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "WITH から END WITH までをブロックとし、WITH 以降、変数名で示す名を、親ノードとして持つ要素それぞれに対し、定義名を省略し、アクセスすることができます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "構文は以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "サンプルコード", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "定数とは、一度しか値を決められない定義名のようなものです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "型宣言は必要とせず、数値か文字列の値を設定することが可能です。有効となる範囲は、プロシージャ内での定義であれば、プロシージャ内のみ有効となり、プロシージャの外であれば、モジュール内で有効な定数を定義できます。 また、同一名での2重定義がある場合、プロシージャ内での定義が優先されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "実際の用い方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "プロシージャとは、ある処理単位を、一つにまとめたものに対して付けられる呼び名で、ここでは、サブルーチンと関数を指すものとします。サブルーチンも関数も意味するところは似ており、どちらも、想定した機能を実現し、一つにまとめる働きをもっています。こうすることで、次回から、同様の処理が必要となる場合、以前作った関数やサブルーチンを呼び出すのみとなり、コード作成時間の短縮や、簡略化などに役立ちます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "また、サブルーチンと関数の違いは、値を呼出元へ返せるかどうかで、値を返せるのが関数、返せないのが、サブルーチンとなっています。つまり、命令文1、命令文2、命令文3と順に実行されるところが共通点で、'Main = 返値' と書かれたところが相異点となるわけです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "プロシージャの呼び出し方は、定義名を記述するだけです。仮に名前が、'Foo' であった場合、'Foo()' や 'Foo' と記述します。値を渡す必要があるときには、定義名の後の括弧の中に、渡したい数だけ、値か変数を記述します。複数になる場合には、”,” (コンマ)で区切る必要があります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "引数とは、プロシージャ呼出し時に渡す値のことです。'Foo(a, b, c)' の場合、a、b、cが引数となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "引数が必要となる場合には、定義の際に記述します。記述の仕方は、受け取りたい引数の数分、変数を”,”(コンマ)で区切り、必要引数があることを示すだけです。下の例では、a, b, c のように、3つの引数を伴う呼び出し方を指定しています。また、このような場合には、引数を省略できません。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "省略してもよい引数を定義するには、予約語 'OPTIONAL' を用います。cを省略してもよいと宣言するためには、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "また、受け取る引数は、型付きで指定することもできます。その場合、受け取る値と型が一致しなければエラーとなります。次の場合には、変数 a は整数、b は文字列、c は省略可能で、どの型でもよいことになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "引数の渡し方には、'値渡し'と'参照渡し'と呼ばれるものがあります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "値渡しでは、引数で指定した変数などの値を複製して利用するのに対して、参照渡しでは、呼び出し元の値は複製せず、参照することで利用します。つまり、参照渡しでは、プロシージャ内で値を変更すれば、呼出元の値自体も変えてしまうということです。明示しない限りは、この参照渡しとなり、予約語 'ByVal' で示した時のみ値渡しとなります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "'参照渡し'と'値渡し'の違いをコードで示すと次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "サブルーチンとは、複数の処理を記述し、一つのまとまりにしたものです。'SUB ルーチン名' から、'END SUB' までが、処理内容となります。引数は、受け取らなくてもよく、その場合、ルーチン名以降の括弧は省略できます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "定義の仕方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "下の例では、”こんにちは、何何”と出力します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "関数の特徴は、サブルーチンの考え方に加え、値を返せるところにあります。値の返し方は、'return' などの予約語は用いず、定義名に代入する形となります。すなわち、'定義名 = 返値'となるわけです。また、返す値の型を指定できるところも異なっている点です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "'FUNCTION 関数名' から 'END FUNCTION' までが、処理内容となります。引数は省略できます。また、値を返す必要もないため、サブルーチンと、まったく同じに用いることも可能です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "定義の仕方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "給料から、1月の生活費を控除する関数を考えてみました。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "算術演算とは、足し算、引き算などの数値計算のことです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic で使える算術演算子は、7つあり、 それぞれ、'+'、 '-'、'*'、'/'、'\\'、'^'、'MOD' となります。 これらの意味は、加算、減算、乗算、除算、整数除算、累乗、剰余です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "加算とは、足し算のことで、'1 + 1 = 2' です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "減算とは、引き算のことで、'2 - 1 = 1' です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "乗算とは、掛け算のことで、'2 * 2 = 4' です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "除算とは、割算のことで、'4 / 2 = 2' です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "整数除算とは、小数部を切り捨てた割算のことで、'2.2 \\ 1.1' では、'2 / 1' となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "累乗とは、指数を用いた掛け算のことで、'3 ^ 3 = 3 * 3 * 3 = 27' です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "剰余とは、割った際の余りで、'5 MOD 2 = 1' です。 説明すると、5 割る 2 は、2 余り 1 ということです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "これら演算子の優先順位ですが、'+'、'-'、'*'、'/'、'\\'、'^' は通常の計算の優先順位と同じです。 'MOD' ですが、この優先順位は、'+'、'-' より高く、'*'、'/'、'\\'、'^'より低くなっています。 従って、'2 + 7 MOD 3' は、2 + (7 MOD 3)であり、 3 になります。'7 MOD 5 * 3' は、テンプレート:7 MOD (5 * 3)であり、 7 となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "比較演算とは、等符号などを挟み左辺と右辺の大小を比較することです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic で、比較に使える演算子は、6つ用意されており、 '<'、 '>'、 '<='、 '>='、 '<>'、 '='、となります。 それぞれ、'より小さい'、'より大きい'、'以下'、'以上'、'等しくない'、'等しい'を意味します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "使い方は、 '返値 = 左辺値 比較演算子 右辺値' です。 返値は、等式が真であれば -1、偽であれば 0 となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "下のコードで説明すると、n の値は 5、5 は 0 より大きいので、i の値は -1 となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "論理演算とは、真(1)か偽(0)、いずれかの状態を掛け合わす演算のことです。プログラミングでは、値を2進数で考え、各ビットに対し演算を行う、ビット演算のことを指しています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "この論理演算は、ブール型どうしの演算、ビットどうしの演算、両方に利用します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "演算子は、全部で6つ用意されており、それぞれ、論理積 (AND)、論理和 (OR)、排他的論理和 (XOR)、否定 (NOT)、論理等価演算 (EQV)、論理包含演算 (IMP)となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "論理積とは、双方の値が真(1)の時のみ、真(1)となる演算です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "構文は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "真理値表は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "ビット演算では、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "論理和とは、一方の値が真(1)となれば、真(1)となる演算です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "構文は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "真理値表は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "ビット演算では、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "排他的論理和とは、両方の真偽が異なる場合に真(1)となる演算です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "構文は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "真理値表は次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "ビット演算では、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "否定とは、真(1)なら偽(0)、偽(0)なら真(1)となる演算です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "構文は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "ビット演算では、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "論理等価演算とは、双方が真(1)、または、双方が偽(0)となった時のみ真(1)となる演算です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "構文は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "真理値表は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "ビット演算では次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "論理包含演算とは、一つ目の値が真(1)で、二つ目の値が偽(0)の時のみ、偽(0)となる演算です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "構文は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "真理値表は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "ビット演算では次のようになります。 (数値で演算すると成り立ちませんでしたが、値に変数を使うと成り立ちます。)", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "文字列の連結", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "構文は次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "'+' は、加算でも使用されるため、'&' での文字列連結の方が、意味がわかりやすいでしょう。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "文字列の削除", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "文字列の抽出", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "条件分岐とは、ある条件に基づいて実行するブロックを変更することを意味しています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic で使用できる分岐構文は、'IF' と 'SELECT' となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "二つの違いは、 何をもとに実行ブロックを変化させるかで、 'IF' では、条件式、'SELECT' では、値をもとに変化させるのが一般的な使い方です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "同様に使用することもできますが、 'IF' では、条件式の値により真偽を判定するため、数値以外の値をとることはできません。 一方、'SELECT' では、'CASE' に続くものとして、数値以外の値をとることができます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "'IF' 文は、条件式をもとに、実行ブロックを変化させるのに用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "'IF' から 'END IF' までがひとつのブロックのように作用し、 上から順に、条件式が評価されます。 条件式が 真(-1) となると該当するブロックが実行され、その他は無視されます。 また、用意したすべての条件式が 偽(0) となり、かつ、'ELSE' がある場合、このブロックが実行されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "'ELSE' 句を定義したあと、再び、'ELSEIF' 句を定義することはできません。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "ですから下の例は、エラーとなります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "'IF'、'ELSEIF' に続く値は、数値 かつ 0以外 (マイナスも含む) の値であれば、 真だと判定されるため、けして TRUE (-1) だけが真となるわけではありません。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "下の例で説明すると、0 は、偽だと判断され、12は真であると判断されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "同様に、-12 も真であると判断されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "実際の用いられ方は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "'SELECT' 文は、値をもとに実行ブロックを変更するのに用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "構文は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "'SELECT CASE' で指定した値と同じものを、上から順に 'CASE' 行で探し、 値が同じなら、対応するブロックを実行します。一つのブロック実行後は、 その他のブロックを無視します。 どの値も異なる場合、'CASE ELSE' 句があるようなら、そのブロックを実行します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "また、'SELECT CASE' から 'END SELECT' までが、ひとつのブロックのような働きをします。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "実際の使い方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "'SELECT' は、'IF' と違い、'CASE' の後に数値以外の型をとることができます。 そのため、'IF' において、'IF Lang = \"日本語\" THEN' の表現を、'CASE \"日本語\"' として、 短く、わかりやすく表現できます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "繰り返し処理とは、ある条件で、同一ブロックを繰り返し実行することを意味しています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic で使えるものには、3つあり、それぞれ、'FOR'、'WHILE'、'DO' となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "'FOR' は、数値をもとにした繰り返し処理を行い、 'WHILE' は、条件式が真の間、繰り返し処理を行います。 また、'DO' は、'WHILE' より広い意味で条件式をとらえ、繰り返し処理を行えます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを使用します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "'FOR ... NEXT' 文は、カウンタの値をもとにした繰り返しを行います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを用い、'EXIT FOR' とします。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "構文は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "ブロックを実行するたびに、カウンタの値が増減するというのが、その仕組みで、 値が終了値を越えると終わります。値と終了値が等しい場合、もう一度ブロックが実行されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "終了値を越えるというのは、 'STEP' での指定が正の数であれば、正の方向に、負の数であれば、負の方向に越えることを意味します。 つまり、'STEP 1\" であれば、プラスの方向、'STEP -1' であれば、マイナスの方向を指します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "下の例で説明すると、'STEP' での指定が -1と、負の方向を指しているため、 'TO' で示す -2 より小さい数になるまで、ブロックが実行されます。 ですから、この例でのブロックの実行回数は、4回です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "'WHILE ... WEND' 文は、条件式が真の間、繰り返しを行います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "繰り返し処理から抜ける、'EXIT' キーワードを用いることはできません。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "構文は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "実際の使い方は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "'DO ... LOOP' 文は、条件式を用いた繰り返しを行います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを用い、'EXIT DO' とします。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "'DO' か 'LOOP' の次に、 'WHILE' がくると、条件式が真の間、'UNTIL' がくると真になるまで、ブロックを実行し続けます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "構文は、以下のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "'DO [WHILE | UNTIL] ... LOOP'、では、 条件式の真偽により、ブロックを一度も実行しない場合がありますが、 'DO ... LOOP [WHILE | UNTIL]' では、条件式の真偽によらず、必ず一度は、ブロックが実行されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "予約語 'GoTo' は、処理行を変えるのに用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "ラベルとは、行き先として行番号の代わりに用いる目印となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "実際の用い方は次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "現在、'GoTo'文の使用は、あまり推奨されません。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "行ラベルとは、行を特定するために付ける名前のことで、'GoTo' などで示す行き先となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "記述の仕方は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "ラベル名の直後は、':' (コロン) でなければなりません。また、インデントすることもできます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "次の例では、まず、LABEL1行へ処理が移り、次にLABEL2行から処理が行われています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "エラー処理とは、発生したエラー(例外)に、どう対処するのかということです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "通常、OpenOffice.org Basic では、エラーが発生すると、その箇所でプログラムの実行を止めてしまいます。ですが、'On Error' という記述で、エラーに対応することを明確にすると、処理の中断以外の方法をとることができます。 実際の対応の仕方には、2つあり、'On Error GoTo ラベル' 文で、処理を別の行へ移すか、'On Error Resume Next' 文で、エラーを無視して処理を続行するのかを指示できます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "また、一度定義した、エラー処理を無効にするには、'On Error GoTo 0' という記述を行い、以前に設定したエラー処理を無効にします。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "それ以外にも、エラーが発生すると設定される特殊な変数も存在します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Basic での、エラー処理とは、エラーの際、「どの行へ処理を移すのか」であり、'GoTo' 文の応用と言えます。 定義の仕方は、まず、'On Error' という一文を記述し、エラーに対応することを明確にします。次に、'GoTo' 文で処理を移すか、'Resume' 文でエラーを無視し処理を続行するのかを記述します。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "'On Error GoTo ラベル' は、指定行へ処理を移す場合に用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "構文は次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "また、ここで示すラベルは、同一プロシージャ内に記述しておかなければなりません。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "一般的な記述の仕方は次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "行ラベルの前に、'EXIT SUB' など、プロシージャから抜ける記述がなければ、ラベル以降のコードも実行されるため、エラー処理に限った記述ではなくなってしまいます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "次の例では、'TestSubRoutine'内にエラーがあります。この場合、サブルーチン Main の、TestSubRoutine 呼び出し箇所のエラーとして、Label_In_The_Main へ処理が移ります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "上述のエラーを、TestSubRoutine 内のエラーとして扱うには、TestSubRoutine 内にエラーに対応する記述が必要です。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "'On Error Resume Next' は、エラーを無視し、処理を続行する場合に用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "実際の用い方は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "また、'Resume Next' を記述すると、エラー変数は、設定されなくなります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "定義されている 'On Error' 文を無効にするには、'On Error GoTo 0' という一文を使用します。この場合、エラーが起こると、通常通り、プログラムの実行は中断されます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "'On Error GoTo 0' は、定義したエラー処理を無効にするのに用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "実際の用い方は、次のようです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "予約語、'Resume' は、処理の再開場所を指定するのに用います。 また、'Resume' 文が評価されると、エラー変数は全てリセットされます。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "'Resume Next' は、エラーとなった次の行から処理を再開するのに用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "実際の用い方は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "'Resume ラベル'は、ラベルで示す行から処理を再開するのに用います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "構文は、次のようになります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "次の例では、エラーで Label行に処理が移った後、Continue行から再開しています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "'Resume ラベル' は、'GoTo ラベル' とした場合と同じ働きをしていますが、'Resume' の持つ語の意味を考えると、より分かり易い記述になると思います。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "エラー変数とは、発生したエラーの内容を示す変数のことです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "全部で3つあり、それぞれ、'Err'、'Error$'、'Erl' となります。'Err' は、エラー番号を示し、'Error$' は、エラーの内容を表します。また、'Erl' は、エラーの発生した行番号が格納されています。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "次の場合、それぞれの変数の値は、'Erl=4'、'Error$=\"オーバーフロー\"'、'Err=6' となります。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "OpenOfficeの機能(ファイルの読み込み、保存、印刷等)や共通ダイアログ(ファイルを開くダイアログ等)を利用するために、StarSuite APIを用いることが出来ます。", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "StarSuite APIをOpenOffice BASICから用いるために、Universal Network Objects (UNO)インターフェースを用いることになります。", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "StarSuite 8 Basic プログラミングガイド OpenOffice API について", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "ファイルの読み書きは、com.sun.star.ucb.SimpleFileAccessインターフェースを用います。(もしくは、BASICの基本関数でデータチャネルを用いることも出来ます)", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "テキストファイルの読み込みは、com.sun.star.io.TextInputStreamインターフェースを用います。", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org APIリファレンス interface SimpleFileAccess > openFileRead interface TextInputStream > readLine, isEOF", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "(参考) BASICの基本関数でデータチャネルを用いたテキストファイルの読み込み例", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "ファイルを開く・保存するダイアログの表示は、com.sun.star.ui.dialogs.FilePickerサービスを用います。", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org APIリファレンス service FilePicker", "title": "StarSuite API と Universal Network Objects (UNO)" } ]
メインページ > 工学 > 情報技術 > プログラミング > OpenOffice.org Basic OpenOffice.org > OpenOffice.org Basic OpenOffice.org Basic ガイド OpenOffice.org のマクロ記述用に準備されているものは、BASICの言語仕様を近代的に拡張したものです。
{{Pathnav|メインページ|工学|情報技術|プログラミング}} {{Pathnav|OpenOffice.org}} ---- OpenOffice.org Basic ガイド [[w:OpenOffice.org|OpenOffice.org]] の[[w:マクロ言語|マクロ]]記述用に準備されているものは、[[w:BASIC|BASIC]]の言語仕様を近代的に拡張したものです。 == コードの書き方 == コードを書くには、まず、いくつかの決まり事を覚える必要があります。 どの言語もそうですが、変数の使い方、条件分岐、繰り返し処理、関数定義、算術演算などの仕方です。コメントの記入の仕方も覚える必要があるかもしれません。この章では、そうした、あらましを記述します。 まず、BASIC では大文字・小文字の区別がありません。OpenOffice.org Basic の場合に限っていえば、UNO API に関してのみ大文字・小文字の区別が行われます。 次に、サブルーチンと関数の説明ですが、 OpenOffice.org Basic では、返り値を伴うものを関数、返り値を伴わないものをサブルーチンとしています。 それ以外は同一で、双方とも1行からなる命令文の集まりです。 下のコードを元に説明すると、Main で呼び出した時、 命令文1、命令文2、命令文3 の順に実行されるところが共通点で、'Main = 返値' のところが相違点です。ここで気を付けなければならないのは、'return' などの予約語を使い、呼び出しもとへ返すのではなく、自身の定義名に代入するという形で行うところです。繰り返しになりますが、関数での値の戻し方は、'定義名 = 返値' です。 {| Border="0" width="400" |+ サブルーチンと関数の違い |- bgcolor="#EEEEEE" ! サブルーチン ! 関数 |- valign="top" | <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main 命令文 1 命令文 2 命令文 3 END SUB </syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="oobas"> FUNCTION Main 命令文 1 命令文 2 命令文 3 Main = 返値 END FUNCTION </syntaxhighlight> |} コメントの挿入は、'REM'、または、「'」(アポストロフィ) を用いて行います。 この際、行末までがコメントとして扱われます。 <syntaxhighlight lang="oobas"> REM コメントです。 'コメントです。 </syntaxhighlight> 複数の命令文を一行に記述したい場合、各命令文を ':' (コロン)で区切ります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> 命令文1 : 命令文2 : 命令文3 </syntaxhighlight> 複数行に渡る一つの命令文を記述したい場合には、行末を 「_」(アンダースコア) で終わらせ、改行します。 下のコードは、一行に 'print "Hello " & "World!"' と記述するのと同じ意味になります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> print _ "Hello " & _ "World!" </syntaxhighlight> 数値の表現の仕方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> a = 120 '正の数 a = -120 '負の数 a = 1.2 '小数 a = 1.2e3 '指数表記 1.2 * 10^3 DIM i As Integer i = 1.2 '四捨五入、切捨て i = 1.5 '四捨五入、繰り上げ </syntaxhighlight> 数値を8進数や、16進数で記述したい場合、'&O' や '&H' を用いて行います。16進数で15を表現するには、'&HF'、8進数で9を表現するには、'&O11' となります。(2進数での記述は、サポートされていないようです。) <syntaxhighlight lang="oobas"> &HFF + 10 ' => 265 となります。 &O15 + 20 ' => 33 となります。 </syntaxhighlight> == 文法 == === 命名規則 === OpenOffice.org Basic では、変数、定数、関数、サブルーチンの名前の付け方に多少の取り決めがあります。 (ここでの命名規則は、UNO (Universal Network Objects) API などには、あてはまりません。) *名前は最長255文字まで。 :定義できる名前は、最長で255文字までとなっており、これを越える長さの名前をつけることはできません。ですから、256文字からなる名前は無効です。 *大文字・小文字は区別されない。 :名前には、大文字・小文字の区別はありません。ですから、 名前、'variable' は 'VARIABLE' と同じものを指します。 *有効な文字は、アルファベット、数字、下線記号のみ。 :名前に使える文字は、アルファベット、数字、下線記号のみで、先頭文字に数字を用いることはできません。'_Name' は大丈夫ですが、'2Name' は、この規則に違反します。 *スペースを用いた名前定義には、大括弧 '[ ... ]'を用いる。 :名前を大括弧 '[ ... ]'で囲むことにより、スペースを挟んだ名前を定義することができます。 :つまり、'[This is Hello]' などの変数名が有効になるということです。ただし、大文字・小文字は、やはり区別されません。ですから、'[this is hello]' と '[This is HELLO]' は、同じ値を指します。 === 変数 === [[w:変数_(プログラミング)|変数]]とは、何度も値をとりえる別名のようなものです。 OpenOffice.org Basic では、変数は宣言することなく用いることができます。この場合、値の[[w:データ型|型]]は、変化型 (Variant)となり、[[w:代入|代入]]される値により、ある程度、適切な型として扱われます。また、宣言のない変数の使用を禁止したい場合には、'OPTION EXPLICIT' という一文を用います。 下のコードでは、宣言なく、変数 i を使用しています。また代入のたび、型も変化していることに注目してください。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main i = TRUE ' i の型は、Boolean となります。 i = “Hello” ' i の型は、String となります。 i = 3 ' i の型は、Integer となります。 i = 600000 ' i の型は、Double となります。 END SUB </syntaxhighlight> 'OPTION EXPLICIT' の用い方は、以下のようになり、評価後、効力を発揮します。 <syntaxhighlight lang="oobas"> OPTION EXPLICIT SUB Main `明確な変数宣言なしに、その使用はできません。 END SUB </syntaxhighlight> ==== 変数の宣言 ==== 変数の宣言とは、[[w:予約語|予約語]] 'DIM' を用いて、名前や型を明確にすることです。 構文は、以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> DIM 変数名 [AS 型] DIM 変数名[型指定子] </syntaxhighlight> 型指定を省略した場合、変化型 (Variant) となります。 用い方は、次のようです。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main DIM i AS Integer '整数型変数 i を宣言 DIM s$ '文字列型変数 s を宣言 DIM v '変化型変数 v を宣言。 END SUB </syntaxhighlight> また、1行で複数の変数を宣言することもでき、その場合、各変数を ','(コンマ) で区切ります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main DIM i AS Integer, l AS LONG 'i は整数型として, l は長整数型として宣言 DIM s$, c@ 's は文字列型として、c は通貨型として宣言 END SUB </syntaxhighlight> 宣言後の初期値は、文字列で ””となる以外は、0で初期化されます。 ==== 静的変数 ==== 予約語、'STATIC' で宣言された変数は、静的変数として、プロシージャ終了後も値が保持されます。 構文は、次のようです。 <syntaxhighlight lang="oobas"> STATIC 変数名 [AS 型] </syntaxhighlight> 通常の宣言では、変数の値は、プロシージャ終了後に消去されますが、 静的変数として宣言されたものは、プロシージャ終了後も値が保持され、次回に再利用できます。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main StaticVariable() ' => 1 と出力されます。 StaticVariable() ' => 2 と出力されます。 StaticVariable() ' => 3 と出力されます。 END SUB SUB StaticVariable STATIC i AS Integer i = i + 1 ' 呼び出されるたび、1づつ増やします。 print i END SUB </syntaxhighlight> ==== 変数の型 ==== 型とは、表現できる値を決めるためものです。 個別の型には、整数、長整数、単精度浮動小数、倍精度浮動小数、通貨、日付、真偽、文字列、オブジェクトと、9つあり、すべての型に対応できるものとして、変化型 (Variant) と呼ばれる型が用意されています。また、この他にもユーザ定義型変数と呼ばれるものがあります。 型指定子とは、簡潔に型を表現する1文字の記号のことです。 それぞれのデータ型の特徴を表にすると、次のようになります。 {| Border="1" style="Border-Collapse: collapse" align="center" |+データ型と特徴 |- bgcolor="#EEEEEE" ! 名前 ! 型 ! 型指定子 ! 値 ! 容量 |- | 整数型 | Integer | % | -32768 〜 32768 | 2バイト |- | 長整数型 | Long | & | -2147483648 〜 2147483647 | 4バイト |- | 単精度浮動小数型 | Single | <nowiki>!</nowiki> | 3.402823 × 10E38 〜 1.401298 × 10E-45 | 4バイト |- | 倍精度浮動小数型 | Double | <nowiki>#</nowiki> | 1.79769313486232 × 10E308 〜 4.94065645841247 × 10E-324 | 8バイト |- | 通貨型 | Currency | @ | -922337203685477.5808 から +922337203685477.5807 | 8バイト |- | 文字列型 | String | <nowiki>$</nowiki> | 最大 65,535 文字 (UNICODE) | 文字列の長さに依存 |- | 日付型 | Date | なし | 日付と時刻を表す内部形式 | ? |- | 真偽型 | Boolean | なし | TRUE (-1) か FALSE (0) | 2バイト |- | オブジェクト型 | Object | ? | ? | ? |- | 変化型 | Variant | なし | すべてのデータ型を格納可能。 | データに依存 |- | ユーザ定義型 | 定義名 | なし | 構造化した値 | ? |} ;整数型 (Integer) :整数型 (Integer) とは、-32768 から32768 の数を表現できる型です。型指定子は、'%' です。 :数値計算では、浮動小数点型に比べ速いとされています。また、表現できる範囲を越えた値を代入するとエラーとなります。小数部のある数を代入すると、切捨てではなく、四捨五入した値が代入されます。つまり、'1.4' は、1となり、'1.5' は、'2' として代入されます。 ;長整数型 (Long) :長整数型 (Long) とは、-2147483648 から 2147483647の数を表現できる型です。型指定子は、'&' です。 :数値計算では、浮動小数点型に比べ速いとされています。また、表現できる範囲を越えた値を代入するとエラーとなります。小数部のある数を代入すると、切捨てではなく、四捨五入した値が代入されます。つまり、'1.4' は、1となり、'1.5' は、'2' として代入されます。 ;単精度浮動小数型 (Single) :単精度浮動小数型とは、3.402823 × 10E38 から 1.401298 × 10E-45 までの値を表現できる型です。型指定子は、'!' です :浮動小数点方式のため、整数部の桁数が増える程、小数部に使える桁数は減り、その精度は落ちます。 ;倍精度浮動小数型 (Double) :倍精度浮動小数型とは、1.79769313486232 × 10E308 から 4.94065645841247 × 10E-324 までの値を表現できる型です。型指定子は、'#' です :浮動小数点方式のため、整数部の桁数が増える程、小数部に使える桁数は減り、その精度は落ちます。 ;通貨型 (Currency) :通貨型 (Currency) とは、-922337203685477.5808 から +922337203685477.5807 までの値を表現できる型です。型指定子は、'@' です :整数部15桁、小数部4桁からなる固定小数点方式です。 :主に、金額計算に利用します。 ;文字列型 (String) :文字列型 (String) とは、文字を格納するのに用いる型です。型指定子は、'$' です。 :UNICODE での値が保持されているため、日本語など、アルファベット以外の文字を代入することもできます。一度に格納できる文字は、最大で65,535文字となります。 ;日付型 (Date) :日付型 (Date)とは、日付と時刻を示す内部形式の値を表現するための型です。型指定子はありません。 :この型と一緒に覚える関数は、'Now()'、'Dateserial()'、'Timeserial()'、'Datevalue()'、'Timevalue()'、'Day()'、'Month()'、'Year()'、'Hour()'、'Minute()'、'Second()' となります。 :日付型どうしは、引き算などができます。 ;真偽型 (Boolean) :真偽型 (Boolean)とは、真 (TRUE)、 偽 (FALSE)、いずれかの状態を表すのに用いる型です。型指定子はありません。 :値として0が代入されると偽 (FALSE) に、それ以外の値が代入されると真 (TRUE) になります。 :型宣言を伴わない変数の使用では、'TRUE' ないし'FALSE' を明示的に代入した際、この型として扱われます。 ;オブジェクト型 (Object); :UNO (Universal Network Object) などと呼ばれるものであると思います。 ;変化型 (Variant) :すべての型に対応でき、受け取る値により型も変わります。これは、代入時に型が決められるのみで、正式な型ではないかもしれません。 ;ユーザ定義型変数 :ユーザ定義型変数とは、使用者が定義する変数の型で、データを構造化するのに用います。 :予約語 'Type' を用いて、あらかじめ型として作成します。構造は、'Type 定義型名' から、'END TYPE' までとなります。 構文は以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> TYPE 定義型名 変数名 [AS 型] 変数名 [AS 型] ... END TYPE </syntaxhighlight> 実際の用い方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> TYPE BOOK Title as String ISBN as String END TYPE SUB Main DIM MyBook AS BOOK MyBook.Title = “正史 三国志 5 蜀書” MyBook.ISBN = “4-480-08045-7” END SUB </syntaxhighlight> ==== 配列 ==== [[w:配列|配列]]とは、複数の要素からなるひとつの固まりのことで、各要素は、添字を用いて区別します。添字とは、配列内の値を特定するために用いる数字です。実際の値の特定の仕方は、配列変数を 'a' とした場合、'a(0)' は、'a(0)' の値を意味します。 宣言には、通常の 'DIM' を用い、変数名の後に、'()' を付け、確保したい用素数も一緒に記述します。 また、他の言語のように、添字は 0からのみ割り振られるのではなく、宣言の仕方によっては、0以外の数から始まる配列を作ることもできます。その場合、'DIM a(5 TO 10)' のように宣言します。 OpenOffice.org Basic 1.1.3 では、配列の添字の最大値は、16368とされています。 構文は、次の通りです。 <syntaxhighlight lang="oobas"> Dim 変数名(要素の数 [, 要素の数, ...]) [as 型] Dim 変数名(開始番号 TO 終了番号 [, 開始番号 TO 終了番号]) [as 型] </syntaxhighlight> 実際の宣言の仕方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main Dim a(10) ' a(0) から a(10) までの、11個の値を確保します。 Dim a(5 to 10) ' a(5) から a(10)までの、6個の値を確保します。 Dim a(-2 to 3) as String ' a(-2) から a(3) までの、6個の文字列型の値を確保します。 END SUB </syntaxhighlight> 宣言ではなく、関数を用いた作成も可能で、'DimArray' と 'Array' 関数が用意されています。DimArray は、各次元の要素数を指定し、すべてが空の値からなる配列を返します。Array 関数では、指定した値で要素を確保し、配列を返します。 双方とも、返す値の型は、変化型 (Variant)となり、それ以外の型には代入できません。(Object型には代入できますが、参照できなくなります。) サンプルコードは、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main Dim n '明確な型指定を伴わないため、n は、Variant 型です。 n = DimArray(2,2) '(0,0) から (2,2) までの配列を作成します。 n = Array(“Hello World!”, 1, 2) '3つの値から成る配列を作成します。 END SUB </syntaxhighlight> その他に、配列に係わる関数として、'IsArray()'、'UBound()'、'LBound()' が用意されています。 'IsArray()' は、変数が配列かどうかを調べ、'UBound()'、'LBound()'は、配列の各次元の最大・最小のインデックスを返します。 ==== 有効範囲 ==== 変数には、有効となる範囲が存在します。 有効となる範囲とは、変数が存在しており、参照できるかどうかを表しています。 通常の宣言では、[[w:プロシージャ|プロシージャ]] ([[w:関数_(プログラミング)|関数]]・[[w:サブルーチン|サブルーチン]]) 内であれば、プロシージャ内のみ、プロシージャ外であれば、すべてのモジュール内で有効な変数を定義しています。 これに対して、有効な範囲を特定して変数を宣言することもでき、 その場合、'GLOBAL'、'PUBLIC'、'PRIVATE' といった予約語を用いて変数を宣言します。 それぞれの意味は、セッションの終了以内、すべての[[w:モジュール|モジュール]]内、該当モジュール内となります。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> DIM 範囲指定子 変数名 </syntaxhighlight> 変数の有効範囲をコードで示すと、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> DIM ProgramName AS String ' すべてのモジュールで有効です。 SUB Main DIM GLOBAL StartTime AS Date ' セッション終了まで有効です。 DIM PUBLIC HelpMessage AS String ' すべてのモジュールで有効です。 DIM PRIVATE UserName AS String ' 現在のモジュールでのみ有効です。 DIM a AS Integer ' 現在のサブルーチン内でのみ有効です。 END SUB </syntaxhighlight> ==== 変数の再定義 ==== 予約語 'REDIM' を用いることで、変数を再宣言することができます。一度宣言された変数を、別の型としたり、配列の要素を増やすために宣言し直すのに利用できます。 構文は、予約語 'REDIM' を用いること以外、変数宣言の場合と同一です。 実際の用い方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> FUNCTION Foo (v as Variant) REDIM v(0 to 10) END FUNCTION </syntaxhighlight> ==== WITH ステートメント ==== WITH ステートメントは、入力の省略に使用します。 WITH から END WITH までをブロックとし、WITH 以降、変数名で示す名を、親ノードとして持つ要素それぞれに対し、定義名を省略し、アクセスすることができます。 構文は以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> WITH 変数名 .要素 .要素 END WITH </syntaxhighlight> サンプルコード <syntaxhighlight lang="oobas"> TYPE BOOK TITLE AS STRING ISBN AS STRING END TYPE SUB Sample DIM MyBook AS BOOK WITH MyBook .TITLE = "正史 三国志 5 蜀書" .ISBN = "4-480-08045-7" END WITH END SUB </syntaxhighlight> === 定数 === 定数とは、一度しか値を決められない定義名のようなものです。 型宣言は必要とせず、数値か文字列の値を設定することが可能です。有効となる範囲は、プロシージャ内での定義であれば、プロシージャ内のみ有効となり、プロシージャの外であれば、モジュール内で有効な定数を定義できます。 また、同一名での2重定義がある場合、プロシージャ内での定義が優先されます。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> CONST 定数名 = 値 </syntaxhighlight> 実際の用い方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> CONST ConstantVariable = “Out of Procudure” ' 現在のモジュールで有効です。 SUB Main CONST PI = 3.14 ' サブルーチン Main の中でだけ有効です。 CONST ConstantVariable = “In The Main.” ' ConstantVariable を2重に定義します。 PRINT ConstantVariable ' In The Main と出力されます。 PrintConstantVariable() ' Out of Procedure と出力されます。 END SUB SUB PrintConstantVariable PRINT ConstantVariable END SUB </syntaxhighlight> === プロシージャ (Procedure) === プロシージャとは、ある処理単位を、一つにまとめたものに対して付けられる呼び名で、ここでは、サブルーチンと関数を指すものとします。サブルーチンも関数も意味するところは似ており、どちらも、想定した機能を実現し、一つにまとめる働きをもっています。こうすることで、次回から、同様の処理が必要となる場合、以前作った関数やサブルーチンを呼び出すのみとなり、コード作成時間の短縮や、簡略化などに役立ちます。 また、サブルーチンと関数の違いは、値を呼出元へ返せるかどうかで、値を返せるのが関数、返せないのが、サブルーチンとなっています。つまり、命令文1、命令文2、命令文3と順に実行されるところが共通点で、'Main = 返値' と書かれたところが相異点となるわけです。 {| align="center" |+ サブルーチンと関数の違い |- bgcolor="#EEEEEE" !サブルーチン !関数 |- valign="top" | <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main 命令文1 命令文2 命令文3 END SUB </syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="oobas"> FUNCTION Main 命令文1 命令文2 命令文3 Main = 返値 END FUNCTION </syntaxhighlight> |} ==== 呼び出し方 ==== プロシージャの呼び出し方は、定義名を記述するだけです。仮に名前が、'Foo' であった場合、'Foo()' や 'Foo' と記述します。値を渡す必要があるときには、定義名の後の括弧の中に、渡したい数だけ、値か変数を記述します。複数になる場合には、”,” (コンマ)で区切る必要があります。 ==== 引数 ==== 引数とは、プロシージャ呼出し時に渡す値のことです。'Foo(a, b, c)' の場合、a、b、cが引数となります。 ===== 引数の定義 ===== 引数が必要となる場合には、定義の際に記述します。記述の仕方は、受け取りたい引数の数分、変数を”,”(コンマ)で区切り、必要引数があることを示すだけです。下の例では、a, b, c のように、3つの引数を伴う呼び出し方を指定しています。また、このような場合には、引数を省略できません。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB SubRoutine (a, b, c) '処理内容 END SUB </syntaxhighlight> 省略してもよい引数を定義するには、予約語 'OPTIONAL' を用います。{{code|c}}を省略してもよいと宣言するためには、以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB SubRoutine (a, b, OPTIONAL c) '処理内容 END SUB </syntaxhighlight> また、受け取る引数は、型付きで指定することもできます。その場合、受け取る値と型が一致しなければエラーとなります。次の場合には、変数 a は整数、b は文字列、c は省略可能で、どの型でもよいことになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB SubRoutine (a AS Integer, b AS String, OPTIONAL c) '処理内容 END SUB </syntaxhighlight> ===== 値渡し・参照渡し ===== 引数の渡し方には、'値渡し'と'参照渡し'と呼ばれるものがあります。 値渡しでは、引数で指定した変数などの値を複製して利用するのに対して、参照渡しでは、呼び出し元の値は複製せず、参照することで利用します。つまり、参照渡しでは、プロシージャ内で値を変更すれば、呼出元の値自体も変えてしまうということです。明示しない限りは、この参照渡しとなり、予約語 'ByVal' で示した時のみ値渡しとなります。 '参照渡し'と'値渡し'の違いをコードで示すと次のようになります。 {| align="Center" |+ '参照渡し' と' 値渡し' の違い |- bgcolor="#EEEEEE" !参照渡し !値渡し |- | <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main DIM x x = “First Value” Foo(x) PRINT x 'Changed と出力されます。 END SUB SUB Foo (n) n = “Changed” END SUB </syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main DIM x x = “First Value” Foo(x) PRINT x 'First Value と出力されます。 END SUB SUB Foo (ByVal n) n = “Changed” END SUB </syntaxhighlight> |} ==== 定義の仕方 ==== ===== サブルーチン ===== サブルーチンとは、複数の処理を記述し、一つのまとまりにしたものです。'SUB ルーチン名' から、'END SUB' までが、処理内容となります。引数は、受け取らなくてもよく、その場合、ルーチン名以降の括弧は省略できます。 定義の仕方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB ルーチン名 [(引数 [, 引数, ...])] '処理内容 END SUB </syntaxhighlight> 下の例では、”こんにちは、何何”と出力します。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB PrintHello (Name AS String) PRINT “Hello ” & Name END SUB </syntaxhighlight> ===== 関数 ===== 関数の特徴は、サブルーチンの考え方に加え、値を返せるところにあります。値の返し方は、'return' などの予約語は用いず、定義名に代入する形となります。すなわち、'定義名 = 返値'となるわけです。また、返す値の型を指定できるところも異なっている点です。 'FUNCTION 関数名' から 'END FUNCTION' までが、処理内容となります。引数は省略できます。また、値を返す必要もないため、サブルーチンと、まったく同じに用いることも可能です。 定義の仕方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> FUNCTION 関数名 [(引数 [, 引数, ...])] [AS 型] '処理内容 '[関数名 = 返値] END FUNCTION </syntaxhighlight> 給料から、1月の生活費を控除する関数を考えてみました。 <syntaxhighlight lang="oobas"> FUNCTION Outlay (ByVal x AS Long) AS Long x = x – 60000 ' 食費に60,000 円かかります。 x = x – 20000 ' 光熱費は、20,000円です。 x = x – 10000 ' 通信費に、10,000円かかります。 x = x – 70000 ' 家賃は、70,000円です。 Outlay = x END FUNCTION </syntaxhighlight> === 算術演算 === 算術演算とは、足し算、引き算などの数値計算のことです。 OpenOffice.org Basic で使える算術演算子は、7つあり、 それぞれ、'+'、 '-'、'*'、'/'、'\'、'^'、'MOD' となります。 これらの意味は、加算、減算、乗算、除算、整数除算、累乗、剰余です。 加算とは、足し算のことで、'1 + 1 = 2' です。 減算とは、引き算のことで、'2 - 1 = 1' です。 乗算とは、掛け算のことで、'2 * 2 = 4' です。 除算とは、割算のことで、'4 / 2 = 2' です。 整数除算とは、小数部を切り捨てた割算のことで、'2.2 \ 1.1' では、'2 / 1' となります。 累乗とは、指数を用いた掛け算のことで、'3 ^ 3 = 3 * 3 * 3 = 27' です。 剰余とは、割った際の余りで、'5 MOD 2 = 1' です。 説明すると、5 割る 2 は、2 余り 1 ということです。 これら演算子の優先順位ですが、'+'、'-'、'*'、'/'、'\'、'^' は通常の計算の優先順位と同じです。 'MOD' ですが、この優先順位は、'+'、'-' より高く、'*'、'/'、'\'、'^'より低くなっています。 従って、'2 + 7 MOD 3' は、{{code|2 + (7 MOD 3)}}であり、 3 になります。'7 MOD 5 * 3' は、{{7 MOD (5 * 3)}}であり、 7 となります。 === 比較演算 === 比較演算とは、等符号などを挟み左辺と右辺の大小を比較することです。 OpenOffice.org Basic で、比較に使える演算子は、6つ用意されており、 '<'、 '>'、 '<='、 '>='、 '<>'、 '='、となります。 それぞれ、'より小さい'、'より大きい'、'以下'、'以上'、'等しくない'、'等しい'を意味します。 使い方は、 '返値 = 左辺値 比較演算子 右辺値' です。 返値は、等式が真であれば -1、偽であれば 0 となります。 下のコードで説明すると、n の値は 5、5 は 0 より大きいので、i の値は -1 となります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main n = 5 i = n > 0 END SUB </syntaxhighlight> === 論理演算 === 論理演算とは、真(1)か偽(0)、いずれかの状態を掛け合わす演算のことです。プログラミングでは、値を2進数で考え、各ビットに対し演算を行う、ビット演算のことを指しています。 この論理演算は、ブール型どうしの演算、ビットどうしの演算、両方に利用します。 演算子は、全部で6つ用意されており、それぞれ、論理積 (AND)、論理和 (OR)、排他的論理和 (XOR)、否定 (NOT)、論理等価演算 (EQV)、論理包含演算 (IMP)となります。 ==== 論理積 (AND) ==== 論理積とは、双方の値が真(1)の時のみ、真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 値 AND 値 真理値表は、以下のようになります。 {| style="Border-Collapse:Collapse" border="1" cellpadding="5" |+ 真理値表 |- | rowspan="2" colspan="2" | | colspan="2" align="center" | 右辺値 |- | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) |- | rowspan="2" align="Right" valign="center" | 左辺値 | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | TRUE (1) | FALSE (0) |- | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) | FALSE (0) | FALSE (0) |} ビット演算では、次のようになります。 0000000000001111 15 AND 12 = 0000000000001100 ---------------- 0000000000001100 = 12 0000000000101110 46 AND 55 = 0000000000110111 ---------------- 0000000000100110 = 38 ==== 論理和 (OR) ==== 論理和とは、一方の値が真(1)となれば、真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 値 OR 値 真理値表は、次のようになります。 {| style="Border-Collapse:Collapse" border="1" cellpadding="5" |+ 真理値表 |- | rowspan="2" colspan="2" | | colspan="2" align="center" | 右辺値 |- | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) |- | rowspan="2" align="Right" valign="center" | 左辺値 | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | TRUE (1) | TRUE (1) |- | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) | TRUE (1) | FALSE (0) |} ビット演算では、次のようになります。 0000000000001111 15 OR 12 = 0000000000001100 ---------------- 0000000000001111 = 15 0000000000101110 46 OR 55 = 0000000000110111 ---------------- 0000000000111111 = 63 ==== 排他的論理和 (XOR) ==== 排他的論理和とは、両方の真偽が異なる場合に真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 値 XOR 値 真理値表は次のようになります。 {| style="Border-Collapse:Collapse" border="1" cellpadding="5" |+ 真理値表 |- | rowspan="2" colspan="2" | | colspan="2" align="center" | 右辺値 |- | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) |- | rowspan="2" align="Right" valign="center" | 左辺値 | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | FALSE (0) | TRUE (1) |- | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) | TRUE (1) | FALSE (0) |} ビット演算では、次のようになります。 0000000000001111 15 XOR 12 = 0000000000001100 ---------------- 0000000000000011 = 3 0000000000101110 46 XOR 55 = 0000000000110111 ---------------- 0000000000011001 = 25 ==== 否定 (NOT) ==== 否定とは、真(1)なら偽(0)、偽(0)なら真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 NOT 値 ビット演算では、次のようになります。 NOT 15 = NOT 0000000000001111 ---------------- 1111111111110000 = -16 NOT 12 = NOT 0000000000001100 ---------------- 1111111111110011 = -13 ==== 論理等価演算 (EQV) ==== 論理等価演算とは、双方が真(1)、または、双方が偽(0)となった時のみ真(1)となる演算です。 構文は、次のようです。 値 EQV 値 真理値表は、次のようになります。 {| style="Border-Collapse:Collapse" border="1" cellpadding="5" |+ 真理値表 |- | rowspan="2" colspan="2" | | colspan="2" align="center" | 右辺値 |- | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) |- | rowspan="2" align="Right" valign="center" | 左辺値 | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | TRUE (1) | FALSE (0) |- | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) | FALSE (0) | TRUE (1) |} ビット演算では次のようになります。 0000000000001111 15 EQV 12 = 0000000000001100 ---------------- 1111111111111100 = -4 0000000000101110 46 EQV 55 = 0000000000110111 ---------------- 1111111111100110 = -26 ==== 論理包含演算 (IMP) ==== 論理包含演算とは、一つ目の値が真(1)で、二つ目の値が偽(0)の時のみ、偽(0)となる演算です。 構文は、次のようです。 値 IMP 値 真理値表は、次のようになります。 {| style="Border-Collapse:Collapse" border="1" cellpadding="5" |+ 真理値表 |- | rowspan="2" colspan="2" | | colspan="2" align="center" | 右辺値 |- | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) |- | rowspan="2" align="Right" valign="center" | 左辺値 | bgcolor="#EEEEEE" | TRUE (1) | TRUE (1) | FALSE (0) |- | bgcolor="#EEEEEE" | FALSE (0) | TRUE (1) | TRUE (1) |} ビット演算では次のようになります。 (数値で演算すると成り立ちませんでしたが、値に変数を使うと成り立ちます。) 0000000000001111 15 IMP 12 = 0000000000001100 ---------------- 1111111111111100 = -4 0000000000101110 46 IMP 55 = 0000000000110111 ---------------- 1111111111110111 = -9 === 文字列の操作 === 文字列の連結 文字列の連結とは、対象とする文字列を繋げ、新しい文字列を生成することです。 文字列の連結は、'+' か '&' で行います。 構文は次のようになります。 文字列 連結子 文字列 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main a = "Hello " b = "World" c = a & b print c ' Hello World と出力されます。 END SUB </syntaxhighlight> '+' は、加算でも使用されるため、'&' での文字列連結の方が、意味がわかりやすいでしょう。 文字列の削除 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main aRecord = "123,456" aRecord = Join (Split (aRecord, ","), "") print aRecord ' "," が削除され 123456 と表示されます。 END SUB </syntaxhighlight> 文字列の抽出 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main aRecord = "[123,456円]" aRecord=ExtractText(aRecord, "[","]") print aRecord ' 123,456円 と表示されます。 END SUB </syntaxhighlight> === 条件分岐 === 条件分岐とは、ある条件に基づいて実行するブロックを変更することを意味しています。 OpenOffice.org Basic で使用できる分岐構文は、'IF' と 'SELECT' となります。 二つの違いは、 何をもとに実行ブロックを変化させるかで、 'IF' では、条件式、'SELECT' では、値をもとに変化させるのが一般的な使い方です。 同様に使用することもできますが、 'IF' では、条件式の値により真偽を判定するため、数値以外の値をとることはできません。 一方、'SELECT' では、'CASE' に続くものとして、数値以外の値をとることができます。 ==== IF ==== 'IF' 文は、条件式をもとに、実行ブロックを変化させるのに用います。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> IF 条件式 THEN `ブロック ELSEIF 条件式 THEN 'ブロック ELSE 'ブロック END IF </syntaxhighlight> 'IF' から 'END IF' までがひとつのブロックのように作用し、 上から順に、条件式が評価されます。 条件式が 真(-1) となると該当するブロックが実行され、その他は無視されます。 また、用意したすべての条件式が 偽(0) となり、かつ、'ELSE' がある場合、このブロックが実行されます。 'ELSE' 句を定義したあと、再び、'ELSEIF' 句を定義することはできません。 ですから下の例は、エラーとなります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> REM このコードは成り立ちません。 SUB Main IF 0 THEN 'ブロック ELSE 'ブロック   ELSEIF 1 THEN ' <=== ELSEの後に来ているためエラー     'ブロック END IF END SUB </syntaxhighlight> 'IF'、'ELSEIF' に続く値は、数値 かつ 0以外 (マイナスも含む) の値であれば、 真だと判定されるため、けして TRUE (-1) だけが真となるわけではありません。 下の例で説明すると、0 は、偽だと判断され、12は真であると判断されます。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main IF 0 THEN '実行されません。 ELSEIF 12 THEN 'こちらのブロックが実行されます。  END IF END SUB </syntaxhighlight> 同様に、-12 も真であると判断されます。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main IF -12 THEN '実行されます。 END IF END SUB </syntaxhighlight> 実際の用いられ方は、以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main a = 1 IF a > 1 THEN 'a は 1より大きくありません。 ELSEIF a < 1 THEN 'a は 1より小さくありません ELSE 'よって、このブロックが実行されます。 END IF END SUB </syntaxhighlight> ==== SELECT ==== 'SELECT' 文は、値をもとに実行ブロックを変更するのに用います。 構文は、以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SELECT CASE 値 CASE 値 'ブロック CASE ELSE 'ブロック END SELECT </syntaxhighlight> 'SELECT CASE' で指定した値と同じものを、上から順に 'CASE' 行で探し、 値が同じなら、対応するブロックを実行します。一つのブロック実行後は、 その他のブロックを無視します。 どの値も異なる場合、'CASE ELSE' 句があるようなら、そのブロックを実行します。 また、'SELECT CASE' から 'END SELECT' までが、ひとつのブロックのような働きをします。 実際の使い方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main Lang = "日本語" SELECT CASE Lang CASE "英語" `Lang の値は、"英語"ではありません。 CASE "日本語" `Lang の値は、"日本語"なので、ここが実行されます。 CASE ELSE `実行されません。 END SELECT END SUB </syntaxhighlight> 'SELECT' は、'IF' と違い、'CASE' の後に数値以外の型をとることができます。 そのため、'IF' において、'IF Lang = "日本語" THEN' の表現を、'CASE "日本語"' として、 短く、わかりやすく表現できます。 === 繰り返し処理 === 繰り返し処理とは、ある条件で、同一ブロックを繰り返し実行することを意味しています。 OpenOffice.org Basic で使えるものには、3つあり、それぞれ、'FOR'、'WHILE'、'DO' となります。 'FOR' は、数値をもとにした繰り返し処理を行い、 'WHILE' は、条件式が真の間、繰り返し処理を行います。 また、'DO' は、'WHILE' より広い意味で条件式をとらえ、繰り返し処理を行えます。 繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを使用します。 ==== FOR ==== 'FOR ... NEXT' 文は、カウンタの値をもとにした繰り返しを行います。 繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを用い、'EXIT FOR' とします。 構文は、以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> FOR カウンタ = 初期値 TO 終了値 [STEP 増減幅] 'ブロック NEXT </syntaxhighlight> ブロックを実行するたびに、カウンタの値が増減するというのが、その仕組みで、 値が終了値を越えると終わります。値と終了値が等しい場合、もう一度ブロックが実行されます。 終了値を越えるというのは、 'STEP' での指定が正の数であれば、正の方向に、負の数であれば、負の方向に越えることを意味します。 つまり、'STEP 1" であれば、プラスの方向、'STEP -1' であれば、マイナスの方向を指します。 下の例で説明すると、'STEP' での指定が -1と、負の方向を指しているため、 'TO' で示す -2 より小さい数になるまで、ブロックが実行されます。 ですから、この例でのブロックの実行回数は、4回です。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main FOR i = 1 to -2 STEP -1 'ブロック NEXT END SUB </syntaxhighlight> ==== WHILE ==== 'WHILE ... WEND' 文は、条件式が真の間、繰り返しを行います。 繰り返し処理から抜ける、'EXIT' キーワードを用いることはできません。 構文は、以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> WHILE 条件式 ' 繰り返すステートメント... WEND </syntaxhighlight> 実際の使い方は、以下のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main i = 0 WHILE i < 4 i = i + 1 WEND END SUB </syntaxhighlight> ==== DO ==== 'DO ... LOOP' 文は、条件式を用いた繰り返しを行います。 繰り返し処理から抜けるには、'EXIT' キーワードを用い、'EXIT DO' とします。 'DO' か 'LOOP' の次に、 'WHILE' がくると、条件式が真の間、'UNTIL' がくると真になるまで、ブロックを実行し続けます。 構文は、以下のようになります。 {| Border="0" |- | <syntaxhighlight lang="oobas"> DO WHILE 条件式 'ブロック LOOP </syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="oobas"> DO UNTIL 条件式 'ブロック LOOP </syntaxhighlight> |- | <syntaxhighlight lang="oobas"> DO 'ブロック LOOP WHILE 条件式 </syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="oobas"> DO 'ブロック LOOP UNTIL 条件式 </syntaxhighlight> |} 'DO [WHILE | UNTIL] ... LOOP'、では、 条件式の真偽により、ブロックを一度も実行しない場合がありますが、 'DO ... LOOP [WHILE | UNTIL]' では、条件式の真偽によらず、必ず一度は、ブロックが実行されます。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main i = 0 DO '1回実行されます。 LOOP WHILE i > 5 END SUB </syntaxhighlight> === GoTo 文 === 予約語 'GoTo' は、処理行を変えるのに用います。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> GoTo ラベル </syntaxhighlight> ラベルとは、行き先として行番号の代わりに用いる目印となります。 実際の用い方は次のようです。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main GoTo Label EXIT SUB Label: PRINT "OK" END SUB </syntaxhighlight> 現在、'GoTo'文の使用は、あまり推奨されません。 === 行ラベル === 行ラベルとは、行を特定するために付ける名前のことで、'GoTo' などで示す行き先となります。 記述の仕方は、次のようです。 ラベル名: ラベル名の直後は、':' (コロン) でなければなりません。また、インデントすることもできます。 次の例では、まず、LABEL1行へ処理が移り、次にLABEL2行から処理が行われています。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main GoTo LABEL1 EXIT SUB LABEL2: PRINT “OK” EXIT SUB LABEL1: GoTo LABEL2 END SUB </syntaxhighlight> === エラー処理 === エラー処理とは、発生したエラー(例外)に、どう対処するのかということです。 通常、OpenOffice.org Basic では、エラーが発生すると、その箇所でプログラムの実行を止めてしまいます。ですが、'On Error' という記述で、エラーに対応することを明確にすると、処理の中断以外の方法をとることができます。 実際の対応の仕方には、2つあり、'On Error GoTo ラベル' 文で、処理を別の行へ移すか、'On Error Resume Next' 文で、エラーを無視して処理を続行するのかを指示できます。 また、一度定義した、エラー処理を無効にするには、'On Error GoTo 0' という記述を行い、以前に設定したエラー処理を無効にします。 それ以外にも、エラーが発生すると設定される特殊な変数も存在します。 ==== エラー処理の定義 ==== OpenOffice.org Basic での、エラー処理とは、エラーの際、「どの行へ処理を移すのか」であり、'GoTo' 文の応用と言えます。 定義の仕方は、まず、'On Error' という一文を記述し、エラーに対応することを明確にします。次に、'GoTo' 文で処理を移すか、'Resume' 文でエラーを無視し処理を続行するのかを記述します。 ===== On Error GoTo ラベル ===== 'On Error GoTo ラベル' は、指定行へ処理を移す場合に用います。 構文は次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> On Error GoTo ラベル </syntaxhighlight> また、ここで示すラベルは、同一プロシージャ内に記述しておかなければなりません。 一般的な記述の仕方は次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main On Error GoTo Label EXIT SUB '重要です。 Label: 'エラーの場合に実行されます。 END SUB </syntaxhighlight> 行ラベルの前に、'EXIT SUB' など、プロシージャから抜ける記述がなければ、ラベル以降のコードも実行されるため、エラー処理に限った記述ではなくなってしまいます。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main On Error GoTo Label Label: 'エラーとならない場合も実行されます。 END SUB </syntaxhighlight> 次の例では、'TestSubRoutine'内にエラーがあります。この場合、サブルーチン Main の、TestSubRoutine 呼び出し箇所のエラーとして、Label_In_The_Main へ処理が移ります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main On Error GoTo Label_In_The_Main TestSubRoutine () EXIT SUB Label_In_The_Main: 'この箇所が実行されます。 END SUB SUB TestSubRoutine DIM i AS Integer i = 60000 ' i は整数型なので60000を代入できません。 END SUB </syntaxhighlight> 上述のエラーを、TestSubRoutine 内のエラーとして扱うには、TestSubRoutine 内にエラーに対応する記述が必要です。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main On Error GoTo Label_In_The_Main TestSubRoutine () EXIT SUB Label_In_The_Main:     '実行されません。 END SUB SUB TestSubRoutine On Error GoTo Label_In_The_TestSubRoutine DIM i AS Integer i = 60000 ' i は整数型なので60000を代入できません。 EXIT SUB Label_In_The_TestSubRoutine: '実行されます。 END SUB </syntaxhighlight> ===== On Error Resume Next ===== 'On Error Resume Next' は、エラーを無視し、処理を続行する場合に用います。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> On Error Resume Next </syntaxhighlight> 実際の用い方は、次のようです。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main On Error Resume Next ' エラーでの処理の続行を明確にします。 DIM i AS Integer i = 60000 ' エラーですが、処理は続きます。 print “OK” END SUB </syntaxhighlight> また、'Resume Next' を記述すると、エラー変数は、設定されなくなります。 ==== エラー処理の無効化 ==== 定義されている 'On Error' 文を無効にするには、'On Error GoTo 0' という一文を使用します。この場合、エラーが起こると、通常通り、プログラムの実行は中断されます。 ===== On Error GoTo 0 ===== 'On Error GoTo 0' は、定義したエラー処理を無効にするのに用います。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> On Error GoTo 0 </syntaxhighlight> 実際の用い方は、次のようです。 <syntaxhighlight lang="oobas"> SUB Main On Error Resume Next DIM i AS Integer On Error GoTo 0 ' On Error Resume Next文を無効にします。 i = 60000 'エラーとなり、止まります。 END SUB </syntaxhighlight> ==== Resume ==== 予約語、'Resume' は、処理の再開場所を指定するのに用います。 また、'Resume' 文が評価されると、エラー変数は全てリセットされます。 ===== Resume Next ===== 'Resume Next' は、エラーとなった次の行から処理を再開するのに用います。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> Resume Next </syntaxhighlight> 実際の用い方は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> Sub Main On Error GoTo Label DIM i AS Integer i = 60000 'i は整数型なので、60000 の値を代入できません。 print “OK”' Resume Next で再開されます。 EXIT SUB Label: Resume Next END SUB </syntaxhighlight> ===== Resume ラベル ===== 'Resume ラベル'は、ラベルで示す行から処理を再開するのに用います。 構文は、次のようになります。 <syntaxhighlight lang="oobas"> Resume ラベル </syntaxhighlight> 次の例では、エラーで Label行に処理が移った後、Continue行から再開しています。 <syntaxhighlight lang="oobas"> Sub Main On Error GoTo Label DIM i AS Integer i = 60000 'ここでエラーです。 EXIT SUB Continue: print “OK” EXIT SUB Label: Resume Continue END SUB </syntaxhighlight> 'Resume ラベル' は、'GoTo ラベル' とした場合と同じ働きをしていますが、'Resume' の持つ語の意味を考えると、より分かり易い記述になると思います。 ==== エラー変数 ==== エラー変数とは、発生したエラーの内容を示す変数のことです。 全部で3つあり、それぞれ、'Err'、'Error$'、'Erl' となります。'Err' は、エラー番号を示し、'Error$' は、エラーの内容を表します。また、'Erl' は、エラーの発生した行番号が格納されています。 {| border="1" style="Border-Collapse:Collapse" cellpadding="5" frame="Void" |- bgcolor="#EEEEEE" |変数 |内容 |- |Err |エラー番号 |- |Error$ |エラーの内容 |- |Erl |エラーが発生した行番号 |} 次の場合、それぞれの変数の値は、'Erl=4'、'Error$="オーバーフロー"'、'Err=6' となります。 <syntaxhighlight lang="oobas" line> SUB Main On Error GoTo Label DIM i AS Integer i = 60000 '4行目でオーバーフローです。 EXIT SUB Label: print Erl & ": " & Err & " " & Error$ END SUB </syntaxhighlight> == StarSuite API と Universal Network Objects (UNO) == OpenOfficeの機能(ファイルの読み込み、保存、印刷等)や共通ダイアログ(ファイルを開くダイアログ等)を利用するために、StarSuite APIを用いることが出来ます。 StarSuite APIをOpenOffice BASICから用いるために、Universal Network Objects (UNO)インターフェースを用いることになります。 StarSuite 8 Basic プログラミングガイド [http://wiki.services.openoffice.org/wiki/JA/Documentation/BASIC_Guide/API_Intro OpenOffice API について] === ファイルの読み書き === ファイルの読み書きは、com.sun.star.ucb.SimpleFileAccessインターフェースを用います。(もしくは、BASICの基本関数でデータチャネルを用いることも出来ます) ==== テキストファイルの読み込み ==== テキストファイルの読み込みは、com.sun.star.io.TextInputStreamインターフェースを用います。 <syntaxhighlight lang="oobas"> Dim oFileAccess As Object Dim oInputStream As Object Dim sLineData As String oFileAccess = createUnoService("com.sun.star.ucb.SimpleFileAccess") oInputStream = createUnoService("com.sun.star.io.TextInputStream") ' ファイルを読み取りモードで開く oInputStream.setInputStream(oFileAccess.openFileRead("file:///c:/test.csv")) ' EOFを検出するまで、1行ずつ読み込む Do While not oInputStream.isEOF() sLineData = oInputStream.readLine() '読み込まれた行データに対する処理を行う Loop ' ファイルを閉じる oInputStream.closeInput() </syntaxhighlight> OpenOffice.org APIリファレンス<br /> [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/ucb/XSimpleFileAccess.html interface SimpleFileAccess] > [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/ucb/XSimpleFileAccess.html#openFileRead openFileRead]<br /> [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/io/XTextInputStream.html interface TextInputStream] > [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/io/XTextInputStream.html#readLine readLine], [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/io/XTextInputStream.html#isEOF isEOF] (参考) BASICの基本関数でデータチャネルを用いたテキストファイルの読み込み例 <syntaxhighlight lang="oobas"> Dim hFileHandle As Integer Dim sLineData As String ' 利用可能な次のファイルハンドルを得る hFileHandle = FreeFile ' ファイルを読み取りモードで開く Open "file:///c:/test.csv" for Input as #hFileHandle ' EOFを検出するまで、1行ずつ読み込む Do While not Eof(#hFileHandle) Line Input #hFileHandle, sLineData '読み込まれた行データに対する処理を行う Loop ' ファイルを閉じる Close #hFileHandle </syntaxhighlight> === ファイルを開く・保存するダイアログ === ファイルを開く・保存するダイアログの表示は、com.sun.star.ui.dialogs.FilePickerサービスを用います。 <syntaxhighlight lang="oobas"> Dim oFilePicker As Object Dim nDlgResult As Integer Dim sFiles() As String Dim sFilename As String oFilePicker = createUnoService("com.sun.star.ui.dialogs.FilePicker") ' ダイアログの初期化を行います oFilePicker.Title = "ダイアログに表示するタイトルです" oFilePicker.appendFilter( "全てのファイル (*.*)", "*.*" ) oFilePicker.appendFilter( "CSVファイル (*.csv)", "*.csv" ) oFilePicker.setCurrentFilter( "CSVファイル (*.csv)" ) ' 「保存する」ダイアログの場合、このように設定します oFilePicker.initialize(Array(_ com.sun.star.ui.dialogs.TemplateDescription.FILESAVE_SIMPLE)) nDlgResult = oFilePicker.execute() ' 開く(OK)が押された場合は、1が返されます sFiles() = oFilePicker.getFiles() sFilename = sFiles(0) </syntaxhighlight> OpenOffice.org APIリファレンス [http://api.openoffice.org/docs/common/ref/com/sun/star/ui/dialogs/FilePicker.html service FilePicker] == 関連文書 == * [[OpenOffice.org_Calc_Basic | OpenOffice.org Calc Basic]] * [[OpenOffice.org_Base_Basic | OpenOffice.org Base Basic]] == 参考URL == * <del>[http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-1332?=ja Sun StarSuite 8 Basic プログラミングガイド]</del> ※リンク切れ * [http://hermione.s41.xrea.com/pukiwiki/index.php?FrontPage ...? (Basic言語 マクロの解説があります。)] [[Category:マクロ言語]] {{stub}}
null
2022-06-11T12:08:38Z
[ "テンプレート:Stub", "テンプレート:Code", "テンプレート:7 MOD (5 * 3)" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Basic
3,290
相撲
相撲は、日本の国技で二人の競技者(力士)が競技場(土俵)に上がり、廻し(褌)を着け競技を行うスポーツです。 ルールは至ってシンプルで相手の足の裏以外の体を土俵の土で付けるか、相手を土俵外に出せば勝ちというルールです。 相撲競技は、大きく分けて職業相撲(大相撲)とアマチュア相撲に分けられます。 相撲史 を参照。 競技場は土俵と呼ばれています。 土俵は、45cm~66cmほどの高さで、一辺6m70cmの正方形に土を盛り、上に直径4m55cm(十五尺)の円を、土を入れた小俵二十個を埋めて作ります。また四つに一つの俵は少し外に飛び出ています。これを徳俵といいます。 土俵作りは呼出しの仕事です。力士が四股を踏んでも足跡がつかない程度に突き固めて、表面に砂を入れると土俵規定には書かれています。土俵作りには「荒木田」という土が向いています。 「荒木田」とは、東京都荒川区荒木田原の土のことでしたが、土が不足してきたので、千葉県我孫子周辺の土を今は使っています。 大相撲の競技者を力士といいますが、アマチュア相撲の競技者は、力士とは言いません。競技者は廻しを付けなければいけませんが、最近廻しの着用を嫌がる競技者が増え、「相撲パンツ」の着用も認めているアマチュア相撲の大会もあります。 力士は、全て男性です。知らんけど 大相撲とは職業相撲で、日本相撲協会が運営しています。競技者の力士・力士を養成する親方、若者頭、世話人・審判の行司・力士の名を呼び上げる呼出し・力士の髪を結う床山は相撲部屋に所属しています。 また相撲部屋に所属している人は、日本相撲協会の協会員といわれます。 大正14年12月 (1925) 財団法人大日本相撲協会誕生 昭和2年1月 (1927) 東京、大阪両相撲協会合併 昭和3年1月 (1928) 仕切時間、仕切線の設定 昭和6年4月 (1931) 土俵の改革 土俵の直径13尺を15尺(4.55m)に、二重土俵を一重に改める。 昭和27年9月 (1952) 四本柱の撤廃 代わりに吊屋根、四色の房を下げる 昭和29年9月 (1954) 蔵前国技館開館 昭和60年1月 (1985) 両国新国技館開館 協会は、興行として年6回の本場所( 1月 東京両国国技館 3月 大阪府立体育会館 5月 東京両国国技館 7月 愛知県立体育館 9月 東京両国国技館 11月 福岡国際センター ) 並びに年4回の地方巡業によって、一般収入を得ています。 そのほかにも断髪式やトーナメント、福祉大相撲といった面でも収入を得、そして力士や裏方・親方衆たちに給金・および給与・手当てと言った形で支給する。 相撲部屋とは力士をはじめ年寄、若者頭、世話人、行司、床山などが所属する 団体のことである。 この部屋を中心として本場所などへ出場することができる。 また部屋の移籍は基本的に認められていない。 主な決まり手は、 基本技 投げ手 掛け手 反り手 捻り手 特殊技 非技(勝負結果) このほかにも、いろいろな決まり手がある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "相撲は、日本の国技で二人の競技者(力士)が競技場(土俵)に上がり、廻し(褌)を着け競技を行うスポーツです。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ルールは至ってシンプルで相手の足の裏以外の体を土俵の土で付けるか、相手を土俵外に出せば勝ちというルールです。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "相撲競技は、大きく分けて職業相撲(大相撲)とアマチュア相撲に分けられます。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "相撲史 を参照。", "title": "歴史" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "競技場は土俵と呼ばれています。 土俵は、45cm~66cmほどの高さで、一辺6m70cmの正方形に土を盛り、上に直径4m55cm(十五尺)の円を、土を入れた小俵二十個を埋めて作ります。また四つに一つの俵は少し外に飛び出ています。これを徳俵といいます。", "title": "競技場(土俵) について" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "土俵作りは呼出しの仕事です。力士が四股を踏んでも足跡がつかない程度に突き固めて、表面に砂を入れると土俵規定には書かれています。土俵作りには「荒木田」という土が向いています。", "title": "競技場(土俵) について" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "「荒木田」とは、東京都荒川区荒木田原の土のことでしたが、土が不足してきたので、千葉県我孫子周辺の土を今は使っています。", "title": "競技場(土俵) について" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "大相撲の競技者を力士といいますが、アマチュア相撲の競技者は、力士とは言いません。競技者は廻しを付けなければいけませんが、最近廻しの着用を嫌がる競技者が増え、「相撲パンツ」の着用も認めているアマチュア相撲の大会もあります。", "title": "競技者(力士)について" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "力士は、全て男性です。知らんけど", "title": "競技者(力士)について" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "大相撲とは職業相撲で、日本相撲協会が運営しています。競技者の力士・力士を養成する親方、若者頭、世話人・審判の行司・力士の名を呼び上げる呼出し・力士の髪を結う床山は相撲部屋に所属しています。", "title": "大相撲の概要" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "また相撲部屋に所属している人は、日本相撲協会の協会員といわれます。", "title": "大相撲の概要" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "大相撲の概要" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "大正14年12月 (1925) 財団法人大日本相撲協会誕生 昭和2年1月 (1927) 東京、大阪両相撲協会合併 昭和3年1月 (1928) 仕切時間、仕切線の設定 昭和6年4月 (1931) 土俵の改革 土俵の直径13尺を15尺(4.55m)に、二重土俵を一重に改める。 昭和27年9月 (1952) 四本柱の撤廃 代わりに吊屋根、四色の房を下げる 昭和29年9月 (1954) 蔵前国技館開館 昭和60年1月 (1985) 両国新国技館開館", "title": "日本相撲協会とは" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "協会は、興行として年6回の本場所( 1月 東京両国国技館 3月 大阪府立体育会館 5月 東京両国国技館 7月 愛知県立体育館 9月 東京両国国技館 11月 福岡国際センター ) 並びに年4回の地方巡業によって、一般収入を得ています。", "title": "大相撲と協会" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "そのほかにも断髪式やトーナメント、福祉大相撲といった面でも収入を得、そして力士や裏方・親方衆たちに給金・および給与・手当てと言った形で支給する。", "title": "大相撲と協会" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "相撲部屋とは力士をはじめ年寄、若者頭、世話人、行司、床山などが所属する 団体のことである。 この部屋を中心として本場所などへ出場することができる。 また部屋の移籍は基本的に認められていない。", "title": "相撲部屋" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "主な決まり手は、", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "基本技", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "投げ手", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "掛け手", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "反り手", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "捻り手", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "特殊技", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "非技(勝負結果)", "title": "決まり手" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "このほかにも、いろいろな決まり手がある。", "title": "決まり手" } ]
スポーツ > 相撲
*[[スポーツ]] > 相撲 == 概要 == '''相撲'''は、日本の国技で二人の競技者(力士)が競技場(土俵)に上がり、廻し(褌)を着け競技を行うスポーツです。 ルールは至ってシンプルで''相手の足の裏以外の体を土俵の土で付けるか、相手を土俵外に出せば勝ち''というルールです。 相撲競技は、大きく分けて職業相撲(大相撲)とアマチュア相撲に分けられます。 == 歴史 == <nowiki> </nowiki>[[相撲史]] を参照。 == 競技場(土俵) について == 競技場は'''土俵'''と呼ばれています。 土俵は、45cm~66cmほどの高さで、一辺6m70cmの正方形に土を盛り、上に直径4m55cm(十五尺)の円を、土を入れた小俵二十個を埋めて作ります。また四つに一つの俵は少し外に飛び出ています。これを''徳俵''といいます。 土俵作りは呼出しの仕事です。力士が四股を踏んでも足跡がつかない程度に突き固めて、表面に砂を入れると土俵規定には書かれています。土俵作りには「荒木田」という土が向いています。 「荒木田」とは、東京都荒川区荒木田原の土のことでしたが、土が不足してきたので、千葉県我孫子周辺の土を今は使っています。 == 競技者(力士)について == 大相撲の競技者を力士といいますが、アマチュア相撲の競技者は、力士とは言いません。競技者は廻しを付けなければいけませんが、最近廻しの着用を嫌がる競技者が増え、「相撲パンツ」の着用も認めているアマチュア相撲の大会もあります。 力士は、全て男性です。 == 大相撲の概要 == 大相撲とは職業相撲で、'''日本相撲協会'''が運営しています。''競技者の力士・力士を養成する親方、若者頭、世話人・審判の行司・力士の名を呼び上げる呼出し・力士の髪を結う床山は相撲部屋に所属しています。'' また相撲部屋に所属している人は、日本相撲協会の協会員といわれます。 == 日本相撲協会とは == 大正14年12月 (1925) 財団法人大日本相撲協会誕生 昭和2年1月 (1927) 東京、大阪両相撲協会合併 昭和3年1月 (1928) 仕切時間、仕切線の設定 昭和6年4月 (1931) 土俵の改革 土俵の直径13尺を15尺(4.55m)に、二重土俵を一重に改める。 昭和27年9月 (1952) 四本柱の撤廃 代わりに吊屋根、四色の房を下げる 昭和29年9月 (1954) 蔵前国技館開館 昭和60年1月 (1985) 両国新国技館開館 [http://www.example.com.日本相撲協会] == 大相撲の番付== *[[横綱]];品格技量抜群の大関、番付の最高位 *[[大関]];横綱が規定される前の最高位 *[[関脇]];大関に準ずる地位 *[[小結]];関脇以上に挑む者の筆頭 *[[前頭]];役についていない幕内力士 *[[十両]];関取と呼ばれ、どこでも一人前として扱われ給料を貰う *[[幕下]];取的の最上位であり、関取の予備軍 *[[三段目]];幕下への足がかりで登竜門である *[[序二段]];最も人数が多い地位である *[[序ノ口]];前相撲を取り出世した力士が、最初に載る地位 *[[番付外]];序ノ口から陥落し、力士の地位を失った者 == 大相撲と協会== 協会は、興行として年6回の本場所( 1月 東京両国国技館 3月 大阪府立体育会館 5月 東京両国国技館  7月 愛知県立体育館  9月 東京両国国技館 11月 福岡国際センター ) 並びに年4回の地方巡業によって、一般収入を得ています。 そのほかにも断髪式やトーナメント、福祉大相撲といった面でも収入を得、そして力士や裏方・親方衆たちに給金・および給与・手当てと言った形で支給する。 == 相撲部屋 == 相撲部屋とは[[力士]]をはじめ[[年寄]]、[[若者頭]]、[[世話人]]、[[行司]]、[[床山]]などが所属する 団体のことである。 この部屋を中心として[[本場所]]などへ出場することができる。 また部屋の[[移籍]]は基本的に認められていない。 == 決まり手 ==  主な決まり手は、 '''基本技''' ・突き出し ・突き倒し ・押し出し ・押し倒し ・寄り切り ・寄り倒し ・浴せ倒し (あびせたおし) '''投げ手''' ・上手投げ ・下手投げ ・小手投げ ・掬い投げ (すくいなげ) ・上手出し投げ ・下手出し投げ ・腰投げ ・首投げ ・一本背負い ・二丁投げ (にちょうなげ) ・櫓投げ (やぐらなげ) ・掛け投げ ・つかみ投げ '''掛け手''' ・内掛け ・外掛け ・ちょん掛け ・切り返し ・河津掛け (かわずがけ) ・蹴返し (けかえし) ・蹴手繰り (けたぐり) ・三所攻め (みところぜめ) ・渡し込み ・二枚蹴り ・小股掬い (こまたすくい) ・外小股 ・大股 ・褄取り (つまとり) ・小褄取り (こづまとり) ・足取り ・裾取り (すそとり) ・裾払い (すそはらい) '''反り手''' ・居反り (いぞり) ・撞木反り (しゅもくぞり) ・掛け反り (かけぞり) ・たすき反り (たすきぞり) ・外たすき反り (そとたすきぞり) ・伝え反り (つたえぞり) '''捻り手''' ・突き落とし ・巻き落とし ・とったり ・逆とったり (さかとったり) ・肩透かし (かたすかし) ・外無双 ・内無双 ・ずぶねり ・上手捻り (うわてひねり) ・下手捻り ・網打ち (あみうち) ・鯖折り (さばおり) ・波離間投げ (はりまなげ) ・大逆手 (おおさかて) ・腕捻り (かいなひねり) ・合掌捻り (がっしょうひねり) ・徳利投げ (とっくりなげ) ・首捻り (くびひねり) ・小手捻り (こてひねり) '''特殊技''' ・引き落とし ・引っ掛け (ひっかけ) ・叩き込み (はたきこみ) ・素首落とし (そくびおとし) ・吊り出し ・送り吊り出し ・吊り落とし ・送り吊り落とし ・送り出し ・送り倒し ・送り投げ ・送り掛け ・送り引き落とし ・割り出し ・うっちゃり ・極め出し ・極め倒し ・後ろもたれ ・呼び戻し (よびもどし) '''非技(勝負結果)''' ・勇み足 ・腰砕け ・つき手 ・つきひざ ・踏み出し  このほかにも、いろいろな決まり手がある。 [[Category:スポーツ|すもう]]
2006-02-23T11:47:14Z
2023-10-12T04:47:42Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%92%B2
3,292
共犯論
法学>刑事法>刑法>刑法総論>修正された構成要件:共犯(その2) 作成中、w:幇助犯を参照。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>刑事法>刑法>刑法総論>修正された構成要件:共犯(その2)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "作成中、w:幇助犯を参照。", "title": "共犯(狭義の共犯)" } ]
法学>刑事法>刑法>刑法総論>修正された構成要件:共犯(その2)
[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[刑法総論]]>[[修正された構成要件:共犯(その2)]] == 総論 == === [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E7%8A%AF#.E5.85.B1.E7.8A.AF.E3.81.AE.E5.87.A6.E7.BD.B0.E6.A0.B9.E6.8B.A0 共犯の処罰根拠] === === [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E7%8A%AF#.E5.85.B1.E7.8A.AF.E3.81.AE.E5.BE.93.E5.B1.9E.E6.80.A7 共犯の従属性] === == [[共同正犯]] == === [[共同正犯#共謀共同正犯|共謀共同正犯]] === == [[共犯]](狭義の共犯) == === [[教唆犯]] === === [[幇助犯]] === 作成中、[[w:幇助犯]]を参照。 == 共犯論の諸問題 == === [[共犯と未遂]] === === [[共犯の離脱と中止]] === === [[共犯と錯誤]] === === [[過失の共犯]] === === [[共犯と身分]] === [[Category:刑法総論|きようはん]]
null
2022-10-04T07:24:24Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%B1%E7%8A%AF%E8%AB%96
3,297
ラグビー
ラグビーは、1823年イギリスのラグビー校という学校でフットボールの試合をしていたエリス少年が、手でボールを持って走ったことがキッカケとなり始まったスポーツで、発祥校の名をとりラグビーフットボールと名付けられた、と言われるが疑問も抱かれている(Vol.10 ラグビー雑学その2「ラグビーの起源」 - WASEDA CLUB)。 (以上の説明のくだりに関してはWikipedia版:ラグビー記事の歴史の説明の冒頭部分も参照の事) IRBラグビー憲章は、「ラグビーの目的」として「それぞれ15名、10名、または7名からなる2つのチームが、競技規則およびスポーツ精神に則り、フェアプレーに終始し、ボールを持って走り、パス、キックおよびグラウンディングして、できるかぎり得点を多くあげることであり、より多くの得点をしたチームがその試合の勝者となる」としている(日本ラグビーフットボール協会)。 IRBラグビー憲章は、これを受け、さらに(i) 手も足も両方使うことができる。(ii) プレヤーはボールを持って自由に走ることができる。(iii) 防御方法にも、安全性を損なわない限り、制約がない。(iv) ゴールラインを越えてボールを持ち込むことによって得点となる。(v) ボールは後方に位置する味方のプレヤーにのみパスをすることができる。(vi) 攻撃している側のプレヤーは、味方チームのボールキャリアーより後方の位置からのみプレーに参加できる。(vii) 攻撃できるスペースの創出は、ボール獲得・保持・再獲得といったチームのスキルによって左右される。 という特性があり、これらによってラグビーは独自の特性を持つスポーツとなっている、としている。 →(ラグビーのフィールド) Wikipedia版:ラグビーの記事や各リンク先にも詳細が説明されている。 国際ラグビー評議会(いわゆるラグビーユニオン)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラグビーは、1823年イギリスのラグビー校という学校でフットボールの試合をしていたエリス少年が、手でボールを持って走ったことがキッカケとなり始まったスポーツで、発祥校の名をとりラグビーフットボールと名付けられた、と言われるが疑問も抱かれている(Vol.10 ラグビー雑学その2「ラグビーの起源」 - WASEDA CLUB)。 (以上の説明のくだりに関してはWikipedia版:ラグビー記事の歴史の説明の冒頭部分も参照の事)", "title": "起源" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "IRBラグビー憲章は、「ラグビーの目的」として「それぞれ15名、10名、または7名からなる2つのチームが、競技規則およびスポーツ精神に則り、フェアプレーに終始し、ボールを持って走り、パス、キックおよびグラウンディングして、できるかぎり得点を多くあげることであり、より多くの得点をしたチームがその試合の勝者となる」としている(日本ラグビーフットボール協会)。", "title": "ラグビーの特性" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "IRBラグビー憲章は、これを受け、さらに(i) 手も足も両方使うことができる。(ii) プレヤーはボールを持って自由に走ることができる。(iii) 防御方法にも、安全性を損なわない限り、制約がない。(iv) ゴールラインを越えてボールを持ち込むことによって得点となる。(v) ボールは後方に位置する味方のプレヤーにのみパスをすることができる。(vi) 攻撃している側のプレヤーは、味方チームのボールキャリアーより後方の位置からのみプレーに参加できる。(vii) 攻撃できるスペースの創出は、ボール獲得・保持・再獲得といったチームのスキルによって左右される。 という特性があり、これらによってラグビーは独自の特性を持つスポーツとなっている、としている。", "title": "ラグビーの特性" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "→(ラグビーのフィールド)", "title": "ラグビーの特性" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Wikipedia版:ラグビーの記事や各リンク先にも詳細が説明されている。", "title": "ラグビーの特性" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "国際ラグビー評議会(いわゆるラグビーユニオン)", "title": "ラグビーの国際統括団体" } ]
スポーツ > ラグビー
*[[スポーツ]] > ラグビー {{wikipedia}} == 起源 == ラグビーは、1823年イギリスのラグビー校という学校でフットボールの試合をしていたエリス少年が、手でボールを持って走ったことがキッカケとなり始まったスポーツで、発祥校の名をとりラグビーフットボールと名付けられた、と言われるが疑問も抱かれている([http://www.wasedaclub.com/blog_detail/blog_id=11&id=218 Vol.10 ラグビー雑学その2「ラグビーの起源」 - WASEDA CLUB])。 (以上の説明のくだりに関しては[[w:ラグビー#歴史|Wikipedia版:ラグビー記事の歴史の説明]]の冒頭部分も参照の事) == ラグビーの特性 == IRBラグビー憲章は、「ラグビーの目的」として「それぞれ15名、10名、または7名からなる2つのチームが、競技規則およびスポーツ精神に則り、フェアプレーに終始し、ボールを持って走り、パス、キックおよびグラウンディングして、できるかぎり得点を多くあげることであり、より多くの得点をしたチームがその試合の勝者となる」としている([http://www.rugby-japan.jp/laws/charter/law_01.html 日本ラグビーフットボール協会])。 IRBラグビー憲章は、これを受け、さらに(i) 手も足も両方使うことができる。(ii) プレヤーはボールを持って自由に走ることができる。(iii) 防御方法にも、安全性を損なわない限り、制約がない。(iv) ゴールラインを越えてボールを持ち込むことによって得点となる。(v) ボールは後方に位置する味方のプレヤーにのみパスをすることができる。(vi) 攻撃している側のプレヤーは、味方チームのボールキャリアーより後方の位置からのみプレーに参加できる。(vii) 攻撃できるスペースの創出は、ボール獲得・保持・再獲得といったチームのスキルによって左右される。 という特性があり、これらによってラグビーは独自の特性を持つスポーツとなっている、としている。 [[ファイル:Palla da Rugby.jpg|right|250px|thumb|ラグビーボール]] →([[:w:ファイル:Rugby field 01.svg|ラグビーのフィールド]]) [[w:ラグビー|Wikipedia版:ラグビー]]の記事や各リンク先にも詳細が説明されている。 == ラグビーの国際統括団体 == [[w:国際ラグビー評議会|国際ラグビー評議会]](いわゆる[[w:ラグビーユニオン|ラグビーユニオン]]) [[カテゴリ:球技|らくひい]]
null
2022-12-28T12:40:26Z
[ "テンプレート:Wikipedia" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%93%E3%83%BC
3,334
財産に対する罪
法学>刑事法>刑法>刑法各論>個人的法益に対する罪>財産に対する罪 刑法典第2編36章から40章にかけては、いわゆる「財産(権)」を保護法益とする犯罪のカテゴリーである。「財産(権)」の意義については後述するものとして、同様の権利を保護法益とするものとして、以下のものがあげられる。 また、財産権の基盤である市場機能を侵す犯罪は「経済犯罪」と呼ばれるが、これも広義の財産罪とも言え、証券取引法における内部者取引罪(インサイダー取引)等の例を挙げることができる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>刑事法>刑法>刑法各論>個人的法益に対する罪>財産に対する罪", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "刑法典第2編36章から40章にかけては、いわゆる「財産(権)」を保護法益とする犯罪のカテゴリーである。「財産(権)」の意義については後述するものとして、同様の権利を保護法益とするものとして、以下のものがあげられる。", "title": "財産領得罪 財産罪総論" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "また、財産権の基盤である市場機能を侵す犯罪は「経済犯罪」と呼ばれるが、これも広義の財産罪とも言え、証券取引法における内部者取引罪(インサイダー取引)等の例を挙げることができる。", "title": "財産領得罪 財産罪総論" } ]
法学>刑事法>刑法>刑法各論>個人的法益に対する罪>財産に対する罪
[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[刑法各論]]>[[個人的法益に対する罪]]>[[財産に対する罪]] == 財産領得罪 [[財産犯総論|財産罪総論]] == 刑法典第2編36章から40章にかけては、いわゆる「財産(権)」を保護法益とする犯罪のカテゴリーである。「財産(権)」の意義については後述するものとして、同様の権利を保護法益とするものとして、以下のものがあげられる。 *知的財産権([[知的財産権侵害罪]]):特許法第196・197条、実用新案法第56・57条、意匠法第69・70条、商標法第78・79条、[[著作権法第119条]]・120条 *漁業権:漁業法第143条 *鉱業権:鉱業法第191条 また、財産権の基盤である市場機能を侵す犯罪は「[[経済犯罪]]」と呼ばれるが、これも広義の財産罪とも言え、[[証券取引法]]における[[内部者取引罪]](インサイダー取引)等の例を挙げることができる。 === [[財産罪の分類]] === === [[財産罪の保護法益]] === === [[不法領得の意思]] === === [[財物の意義]] === ==== [[二項犯罪]] ==== == [[窃盗罪]] == === [[不動産侵奪罪]] === === [[知的財産権侵害罪]] === == [[強盗罪]] == == [[詐欺罪]] == == [[恐喝罪]] == == [[横領罪]] == === [[業務上横領罪]] === == [[背任罪]] == === [[特別背任罪]] === == [[盗品等関与罪(贓物罪)]] == == [[財産毀棄罪]] == === [[文書毀棄罪]] === === [[建造物等損壊罪]] === === [[器物損壊罪]] === [[category:刑法各論|さいさんにたいするつみ]]
null
2017-08-14T08:59:05Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%B2%A1%E7%94%A3%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E7%BD%AA
3,341
刑事法
法学>刑事法 刑法第199条 殺人罪 人を殺した者は,死刑又は無期懲役及び15年以上の懲役に処する。裁判で有罪が判決した場合、被疑者は殺人罪となる。死刑になるか無期懲役になるかは裁判官と決める。原告が「こいつは殺人した」と断言すれば、被告は捕まる。また刑事裁判では被告が被告人になることがある 刑法第222条 脅迫罪 生命、人体、精神、身体及び財産に脅迫することを旨し、執行した場合、二年以下の懲役又は30万円以下の罰金が下される。また、脅迫罪に未遂というのは存在しない。脅迫罪に当たらない言葉は、「一生恨む」「地獄へ送る」「天罰を下す」「一生許さない」「藁人形で呪い殺す」。現実では不可能なことなどは脅迫罪に含まれない。刑法は法律の仲間であるから、国法の次に来る。法には当たってはならない。刑法に当たってしまうと、自分の家族または友達の名誉、心を傷つけてしまうことになる。また、傷つけることによって友達や大切な人たちが自分から遠ざかってしまう。なので、犯罪は犯してはならない。また、刑法と言えば名誉毀損罪、侮辱罪などがあるが、もしもSNS(ソーシャル・ネット・サービス)※youtube, Facebook, twitter(x),などで誹謗中傷をした場合、侮辱罪に当たる。誹謗中傷とは、暴言などの言葉である。言葉の暴力ともいう。もしも刑法に当たってしまった場合、自首するか警察に相談してみるしかない。刑法199条のような罪は、絶対に許されないことなのだ。人の命を奪うことがどれだけ害悪なのかは、みんな知っているはずだが、まだまだ殺人犯がなくならないのは、とても悲しいと言うことである(認知的心理。)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>刑事法 刑法第199条 殺人罪 人を殺した者は,死刑又は無期懲役及び15年以上の懲役に処する。裁判で有罪が判決した場合、被疑者は殺人罪となる。死刑になるか無期懲役になるかは裁判官と決める。原告が「こいつは殺人した」と断言すれば、被告は捕まる。また刑事裁判では被告が被告人になることがある 刑法第222条 脅迫罪 生命、人体、精神、身体及び財産に脅迫することを旨し、執行した場合、二年以下の懲役又は30万円以下の罰金が下される。また、脅迫罪に未遂というのは存在しない。脅迫罪に当たらない言葉は、「一生恨む」「地獄へ送る」「天罰を下す」「一生許さない」「藁人形で呪い殺す」。現実では不可能なことなどは脅迫罪に含まれない。刑法は法律の仲間であるから、国法の次に来る。法には当たってはならない。刑法に当たってしまうと、自分の家族または友達の名誉、心を傷つけてしまうことになる。また、傷つけることによって友達や大切な人たちが自分から遠ざかってしまう。なので、犯罪は犯してはならない。また、刑法と言えば名誉毀損罪、侮辱罪などがあるが、もしもSNS(ソーシャル・ネット・サービス)※youtube, Facebook, twitter(x),などで誹謗中傷をした場合、侮辱罪に当たる。誹謗中傷とは、暴言などの言葉である。言葉の暴力ともいう。もしも刑法に当たってしまった場合、自首するか警察に相談してみるしかない。刑法199条のような罪は、絶対に許されないことなのだ。人の命を奪うことがどれだけ害悪なのかは、みんな知っているはずだが、まだまだ殺人犯がなくならないのは、とても悲しいと言うことである(認知的心理。)", "title": "" } ]
法学>刑事法 刑法第199条 殺人罪 人を殺した者は,死刑又は無期懲役及び15年以上の懲役に処する。裁判で有罪が判決した場合、被疑者は殺人罪となる。死刑になるか無期懲役になるかは裁判官と決める。原告が「こいつは殺人した」と断言すれば、被告は捕まる。また刑事裁判では被告が被告人になることがある 刑法第222条 脅迫罪 生命、人体、精神、身体及び財産に脅迫することを旨し、執行した場合、二年以下の懲役又は30万円以下の罰金が下される。また、脅迫罪に未遂というのは存在しない。脅迫罪に当たらない言葉は、「一生恨む」「地獄へ送る」「天罰を下す」「一生許さない」「藁人形で呪い殺す」。現実では不可能なことなどは脅迫罪に含まれない。刑法は法律の仲間であるから、国法の次に来る。法には当たってはならない。刑法に当たってしまうと、自分の家族または友達の名誉、心を傷つけてしまうことになる。また、傷つけることによって友達や大切な人たちが自分から遠ざかってしまう。なので、犯罪は犯してはならない。また、刑法と言えば名誉毀損罪、侮辱罪などがあるが、もしもSNS(ソーシャル・ネット・サービス)※youtube, Facebook, twitter(x),などで誹謗中傷をした場合、侮辱罪に当たる。誹謗中傷とは、暴言などの言葉である。言葉の暴力ともいう。もしも刑法に当たってしまった場合、自首するか警察に相談してみるしかない。刑法199条のような罪は、絶対に許されないことなのだ。人の命を奪うことがどれだけ害悪なのかは、みんな知っているはずだが、まだまだ殺人犯がなくならないのは、とても悲しいと言うことである(認知的心理。)
[[法学]]>[[刑事法]] [[w:刑事法|刑事法]]についての教科書です。 == 刑事実体法 == *[[刑法]]([[コンメンタール刑法|コンメンタール]]・[[刑法概論]]・[[刑法総論]]・[[刑法各論]]) *[[経済刑法]] == 刑事手続法 == *[[刑事訴訟法]]([[コンメンタール刑事訴訟法|コンメンタール]]) == 刑事政策 == *[[刑事政策]](行刑法等含む) [[category:法学の書庫|けいしほう]]
2006-03-01T06:37:14Z
2023-12-10T03:07:42Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E6%B3%95
3,352
刑法各論
法学>刑事法>刑法>刑法各論 刑法各論についての教科書。 法益 個人的法益 人の始期 人の終期 殺人罪 自殺関与罪・同意殺人罪 堕胎罪 遺棄罪 傷害罪 凶器準備集合罪 凶器準備結集罪 過失傷害罪 過失致死罪 業務上過失致死傷罪 重過失致死傷罪 危険運転致死傷罪 自由 脅迫罪 強要罪 逮捕・監禁罪 略取・誘拐罪 住居侵入罪 不退去罪 強制性交等罪 強制わいせつ罪 名誉 秘密を侵す罪 名誉毀損罪 侮辱罪 表現の自由 信用毀損罪 業務妨害罪 財産犯 財物 窃盗罪 不動産侵奪罪 強盗罪 強盗致死傷罪 事後強盗罪 昏酔強盗罪 強盗・強制性交等及び同致死罪 詐欺罪 準詐欺罪 恐喝罪 横領罪 業務上横領罪 背任罪 特別背任罪 盗品等関与罪 文書等毀棄罪 建造物等損壊罪 器物損壊罪 境界損壊罪 信書隠匿罪 社会的法益 騒乱罪 多衆不解散罪 放火及び失火の罪 出水及び水利に関する罪 往来妨害罪 通貨偽造罪 有価証券偽造罪 文書偽造罪 印章偽造罪 薬物犯罪 自己決定権 あへん煙に関する罪 あへん法 麻薬及び向精神薬取締法 覚せい剤取締法 大麻取締法 毒物及び劇物取締法 飲料水に関する罪 わいせつ 公然わいせつ罪 わいせつ物頒布罪 淫行勧誘罪 売春防止法 重婚罪 賭博罪 礼拝所不敬罪 墳墓発掘罪 死体損壊罪 軽犯罪法 国家的法益 内乱罪 外患罪 破壊活動防止法 公務執行妨害罪 逃走罪 犯人蔵匿罪 証拠隠滅罪 偽証罪 虚偽告訴罪 公務員職権濫用罪 特別公務員暴行陵虐罪 賄賂罪 外国国章損壊罪 私戦予備・陰謀罪 中立命令背違罪
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>刑事法>刑法>刑法各論", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "刑法各論についての教科書。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "刑法各論とは" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "法益", "title": "法益論" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "個人的法益", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "人の始期 人の終期", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "殺人罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "自殺関与罪・同意殺人罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "堕胎罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "遺棄罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "傷害罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "凶器準備集合罪 凶器準備結集罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "過失傷害罪 過失致死罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "業務上過失致死傷罪 重過失致死傷罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "危険運転致死傷罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "自由", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "脅迫罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "強要罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "逮捕・監禁罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "略取・誘拐罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "住居侵入罪 不退去罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "強制性交等罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "強制わいせつ罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "名誉", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "秘密を侵す罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "名誉毀損罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "侮辱罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "表現の自由", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "信用毀損罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "業務妨害罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "財産犯", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "財物", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "窃盗罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "不動産侵奪罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "強盗罪 強盗致死傷罪 事後強盗罪 昏酔強盗罪 強盗・強制性交等及び同致死罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "詐欺罪 準詐欺罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "恐喝罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "横領罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "業務上横領罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "背任罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "特別背任罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "盗品等関与罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "文書等毀棄罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "建造物等損壊罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "器物損壊罪 境界損壊罪 信書隠匿罪", "title": "個人的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "社会的法益", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "騒乱罪 多衆不解散罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "放火及び失火の罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "出水及び水利に関する罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "往来妨害罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "通貨偽造罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "有価証券偽造罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "文書偽造罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "印章偽造罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "薬物犯罪 自己決定権", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "あへん煙に関する罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "あへん法", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "麻薬及び向精神薬取締法", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "覚せい剤取締法", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "大麻取締法", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "毒物及び劇物取締法", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "飲料水に関する罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "わいせつ", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "公然わいせつ罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "わいせつ物頒布罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "淫行勧誘罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "売春防止法", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "重婚罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "賭博罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "礼拝所不敬罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "墳墓発掘罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "死体損壊罪", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "軽犯罪法", "title": "社会的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "国家的法益", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "内乱罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "外患罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "破壊活動防止法", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "公務執行妨害罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "逃走罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "犯人蔵匿罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "証拠隠滅罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "偽証罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "虚偽告訴罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "公務員職権濫用罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "特別公務員暴行陵虐罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "賄賂罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "外国国章損壊罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "私戦予備・陰謀罪", "title": "国家的法益に対する罪" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "中立命令背違罪", "title": "国家的法益に対する罪" } ]
法学>刑事法>刑法>刑法各論 刑法各論についての教科書。
[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[刑法各論]] {{Wikiversity|Topic:刑法_(各論)|刑法各論}} 刑法各論についての教科書。 == 刑法各論とは == == 法益論 == [[w:法益|法益]] == [[個人的法益に対する罪]] == [[w:個人的法益|個人的法益]] === [[生命に対する罪]] === ==== 人の始期と終期 ==== [[w:人の始期|人の始期]] [[w:人の終期|人の終期]] ==== 殺人罪 ==== [[w:殺人罪|殺人罪]] ===== 自殺関与罪・同意殺人罪 ===== [[w:自殺関与・同意殺人罪|自殺関与罪・同意殺人罪]] ==== 堕胎罪 ==== [[w:堕胎罪|堕胎罪]] ==== 遺棄罪 ==== [[w:遺棄罪|遺棄罪]] === [[身体に対する罪]] === ==== 傷害罪 ==== [[w:傷害罪|傷害罪]] ==== [[暴行罪]] ==== ==== 凶器準備集合罪 ==== [[w:凶器準備集合罪|凶器準備集合罪]] [[w:凶器準備結集罪|凶器準備結集罪]] ==== 過失傷害及び致死罪 ==== ===== 過失傷害・過失致死罪 ===== [[w:過失傷害罪|過失傷害罪]] [[w:過失致死罪|過失致死罪]] ===== 業務上過失致死傷罪 ===== [[w:業務上過失致死傷罪|業務上過失致死傷罪]] [[w:重過失致死傷罪|重過失致死傷罪]] ===== 危険運転致死傷罪 ===== [[w:危険運転致死傷罪|危険運転致死傷罪]] === [[自由に対する罪]] === [[w:自由|自由]] ==== 脅迫罪 ==== [[w:脅迫罪|脅迫罪]] ==== 強要罪 ==== [[w:強要罪|強要罪]] ==== 逮捕・監禁罪 ==== [[w:逮捕・監禁罪|逮捕・監禁罪]] ==== 略取・誘拐罪 ==== [[w:略取・誘拐罪|略取・誘拐罪]] ==== 住居侵入罪・不退去罪 ==== [[w:住居侵入罪|住居侵入罪]] [[w:不退去罪|不退去罪]] ==== 性的自由に対する罪 ==== ===== 強制性交等罪 ===== [[w:強制性交等罪|強制性交等罪]] ===== 強制わいせつ罪 ===== [[w:強制わいせつ罪|強制わいせつ罪]] === 秘密・名誉に対する罪 === [[w:名誉|名誉]] ==== [[秘密を侵す罪]] ==== [[w:秘密を侵す罪|秘密を侵す罪]] ===== 信書開封罪 ===== ===== 秘密漏示罪 ===== ==== [[名誉に対する罪]] ==== ===== [[名誉毀損罪]] ===== [[w:名誉毀損罪|名誉毀損罪]] ===== [[侮辱罪]] ===== [[w:侮辱罪|侮辱罪]] ===== [[名誉毀損と表現の自由]] ===== [[w:表現の自由|表現の自由]] === [[信用及び業務に対する罪]] === ==== 信用毀損罪 ==== [[w:信用毀損罪|信用毀損罪]] ==== 業務妨害罪 ==== [[w:業務妨害罪|業務妨害罪]] ==== 電子計算機損壊等業務妨害罪 ==== === [[財産に対する罪]] === [[w:財産犯|財産犯]] ==== [[財産罪総論]] ==== ===== [[財産罪の分類]] ===== ==== [[財産領得罪]] ==== ===== [[財産罪の保護法益]] ===== ===== [[不法領得の意思]] ===== ===== [[財物の意義]] ===== [[w:財物|財物]] ====== [[二項犯罪]] ====== ===== [[財産領得罪各論]] ===== ====== [[窃盗罪]] ====== [[w:窃盗罪|窃盗罪]] ====== [[不動産侵奪罪]] ====== [[w:不動産侵奪罪|不動産侵奪罪]] ====== [[知的財産権侵害罪]] ====== ====== [[強盗罪]] ====== [[w:強盗罪|強盗罪]] [[w:強盗致死傷罪|強盗致死傷罪]] [[w:事後強盗罪|事後強盗罪]] [[w:昏酔強盗罪|昏酔強盗罪]] [[w:強盗・強制性交等罪|強盗・強制性交等及び同致死罪]] ====== [[詐欺罪]] ====== [[w:詐欺罪|詐欺罪]] [[w:準詐欺罪|準詐欺罪]] ====== [[恐喝罪]] ====== [[w:恐喝罪|恐喝罪]] ====== [[横領罪]] ====== [[w:横領罪|横領罪]] ====== [[業務上横領罪]] ====== [[w:業務上横領罪|業務上横領罪]] ====== [[背任罪]] ====== [[w:背任罪|背任罪]] ====== [[特別背任罪]] ====== [[w:特別背任罪|特別背任罪]] ====== [[盗品等関与罪|盗品等関与罪(贓物罪)]] ====== [[w:盗品等関与罪|盗品等関与罪]] ===== [[財産毀棄罪]] ===== ====== [[文書毀棄罪]] ====== [[w:文書等毀棄罪|文書等毀棄罪]] ====== [[建造物等損壊罪]] ====== [[w:建造物等損壊罪|建造物等損壊罪]] ====== [[器物損壊罪]] ====== [[w:器物損壊罪|器物損壊罪]] [[w:境界損壊罪|境界損壊罪]] [[w:信書隠匿罪|信書隠匿罪]] == [[社会的法益に対する罪]] == [[w:社会的法益|社会的法益]] === 社会・公共の平穏に対する罪 === ==== 騒乱罪・多衆不解散罪 ==== [[w:騒乱罪|騒乱罪]] [[w:多衆不解散罪|多衆不解散罪]] ==== 放火及び失火の罪 ==== [[w:放火及び失火の罪|放火及び失火の罪]] ==== 出水・水利妨害罪 ==== [[w:出水及び水利に関する罪|出水及び水利に関する罪]] ==== 往来妨害罪 ==== [[w:往来妨害罪|往来妨害罪]] === 取引の平穏に対する罪 === ==== 通貨偽造罪 ==== [[w:通貨偽造罪|通貨偽造罪]] ==== 有価証券偽造罪 ==== [[w:有価証券偽造罪|有価証券偽造罪]] ==== 支払用カード偽造罪 ==== ==== 文書偽造罪 ==== [[w:文書偽造罪|文書偽造罪]] ==== 印章偽造罪 ==== [[w:印章偽造罪|印章偽造罪]] === 公衆の健康に対する罪 === ==== 麻薬等薬物に関する罪 ==== ===== 薬物犯罪と自己決定の自由 ===== [[w:薬物犯罪|薬物犯罪]] [[w:自己決定権|自己決定権]] ===== あへん煙に関する罪 ===== [[w:あへん煙に関する罪|あへん煙に関する罪]] ===== あへん法 ===== [[w:あへん法|あへん法]] ===== 麻薬及び向精神薬取締法 ===== [[w:麻薬及び向精神薬取締法|麻薬及び向精神薬取締法]] ===== 覚せい剤取締法 ===== [[w:覚せい剤取締法|覚せい剤取締法]] ===== 大麻取締法 ===== [[w:大麻取締法|大麻取締法]] ==== 毒物及び劇物取締法 ==== [[w:毒物及び劇物取締法|毒物及び劇物取締法]] ==== 飲料水汚染罪 ==== [[w:飲料水に関する罪|飲料水に関する罪]] === 善良な風俗に対する罪 === ==== わいせつに関する罪 ==== [[w:わいせつ|わいせつ]] ===== わいせつ罪と表現の自由 ===== ===== 公然わいせつ罪 ===== [[w:公然わいせつ罪|公然わいせつ罪]] ===== わいせつ物頒布罪 ===== [[w:わいせつ物頒布等の罪|わいせつ物頒布罪]] ==== 性的秩序に関する罪 ==== ===== 淫行勧誘罪 ===== [[w:淫行勧誘罪|淫行勧誘罪]] ===== 売春防止法 ===== [[w:売春防止法|売春防止法]] ==== 重婚罪 ==== [[w:重婚罪|重婚罪]] ==== 賭博及び富くじに関する罪 ==== [[w:賭博罪|賭博罪]] ==== 宗教的感情等に関する罪 ==== ===== 礼拝所不敬罪 ===== [[w:礼拝所不敬罪|礼拝所不敬罪]] ===== 墳墓発掘罪 ===== [[w:墳墓発掘罪|墳墓発掘罪]] ===== 死体損壊罪 ===== [[w:死体損壊罪|死体損壊罪]] ==== 軽犯罪法 ==== [[w:軽犯罪法|軽犯罪法]] == [[国家的法益に対する罪]] == [[w:国家的法益|国家的法益]] === 国家の存立に対する罪 === ==== 内乱罪 ==== [[w:内乱罪|内乱罪]] ==== 外患罪 ==== [[w:外患罪|外患罪]] ==== 破壊活動防止法 ==== [[w:破壊活動防止法|破壊活動防止法]] === 国家の作用に対する罪 === ==== 公務執行妨害罪 ==== [[w:公務執行妨害罪|公務執行妨害罪]] ==== 逃走罪 ==== [[w:逃走罪|逃走罪]] ==== 犯人蔵匿罪 ==== [[w:犯人蔵匿罪|犯人蔵匿罪]] ==== 証拠隠滅罪 ==== [[w:証拠隠滅罪|証拠隠滅罪]] ==== 偽証罪 ==== [[w:偽証罪|偽証罪]] ==== 虚偽告訴罪(誣告罪) ==== [[w:虚偽告訴罪|虚偽告訴罪]] ==== 汚職の罪 ==== ===== 公務員職権濫用罪 ===== [[w:公務員職権濫用罪|公務員職権濫用罪]] ===== 特別公務員暴行陵虐罪 ===== [[w:特別公務員暴行陵虐罪|特別公務員暴行陵虐罪]] ===== 賄賂罪 ===== [[w:賄賂罪|賄賂罪]] ===== みなし公務員規定 ===== === 外国又は国交機能に対する罪 === ==== 外国国章損壊罪 ==== [[w:外国国章損壊罪|外国国章損壊罪]] ==== 私戦予備・陰謀罪 ==== [[w:私戦予備・陰謀罪|私戦予備・陰謀罪]] ==== 中立命令背違罪 ==== [[w:中立命令背違罪|中立命令背違罪]] [[Category:刑法|*けいほうかくろん]] [[Category:刑法各論|*]]
null
2022-08-31T06:18:38Z
[ "テンプレート:Wikiversity" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E5%90%84%E8%AB%96
3,354
教唆犯
法学>刑事法>刑法>刑法総論>修正された構成要件:共犯(その2)>教唆犯 第61条
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>刑事法>刑法>刑法総論>修正された構成要件:共犯(その2)>教唆犯", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "第61条", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>刑法総論>修正された構成要件:共犯(その2)>教唆犯
[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[刑法総論]]>[[修正された構成要件:共犯(その2)]]>[[教唆犯]] == 条文 == 第61条 #人を教唆して犯罪を実行させた者には、正犯の刑を科する。 #教唆者を教唆した者についても、前項と同様とする。 == 要件 == === 故意 === :教唆の故意につき、通説では、自己の教唆行為により、被教唆者が特定の犯罪を犯すことを決意し、かつその実行に出ることを表象・認容することとされる。 ==== 「未遂の教唆」の設例 ==== #甲は乙に、金庫の中が無一物であることを知りながら、現金が入っていると偽り窃盗を教唆した。 #現実に現金が入っていたが、甲は乙の着手後、直ちにその犯行を阻止する意図であった。 ##[[主観的危険犯]]、[[抽象的危険犯]]の立場からは未遂犯が成立。しかしながら、教唆者によって形成された意思の形成時点において、そもそも危険はなかったのだから、[[不能犯]]となり不可罰。したがって、甲の行為は(窃盗において)可罰性がない。 ##具体的な危険が発生している。<br>(教唆犯成立)この場合の「結果」とは、正犯に未遂行為を行わせることにより結果発生の具体的危険を生ぜしめたことであり、このことについては教唆者も認識しており、主観的要件に欠くところはない。従って、教唆犯が成立する。<br>(教唆犯不成立)教唆者は、「結果」を認識しているが、同時に「結果阻止」を企図しているので「結果不発生」をも認識している。正犯による結果発生につき、未必の故意すらなければ、教唆犯として罪を問い得ない。(cf.「[[アジャン・プロヴォカトゥール]]」) ===教唆行為=== :方法は問わない。 ::明示的、暗示的、命令、指示etc ===被教唆者の実行行為=== :被教唆者が犯罪の実行に着手しなければ、教唆者は処罰されない。共犯従属性説の帰結である。 ===因果関係=== :教唆行為と被教唆者の実行行為との間には因果関係が必要とされる。 ==教唆犯の従属性== ===実行従属性=== :法文上「'''犯罪を実行'''させた」とあることから、正犯が犯罪の実行に着手するまで教唆犯は成立しない。 ===要素従属性=== :教唆者が処罰されるためには、正犯の行為が犯罪の処罰要件をどれだけ備えている必要があるか、という問題である。 :かつては極端従属性説が通説および判例であったが、判例が制限従属性説を採用したことにより学説上も制限従属性説が支配的となっている。 ===罪名従属性=== :教唆犯に成立する罪名は正犯のそれと一致するのが原則であるが、[[共犯の錯誤]]や[[身分犯]]においては例外が認められている。 ==共犯と実行の着手時期== [[category:刑法総論|きようさはん]]
null
2022-06-06T04:35:43Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%99%E5%94%86%E7%8A%AF
3,361
日本語/品詞/自立語/体言/連体詞
連体詞は、体言(名詞,代名詞)を修飾する品詞の事。活用は無い。 例:あらゆる 等
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "連体詞は、体言(名詞,代名詞)を修飾する品詞の事。活用は無い。 例:あらゆる 等", "title": "連体詞" } ]
null
{{Wikipedia|連体詞}} {{Wiktionary|連体詞}} == 連体詞 == 連体詞は、体言(名詞,代名詞)を修飾する品詞の事。活用は無い。<br /> 例:あらゆる 等 [[カテゴリ:日本語 品詞|品]]
null
2022-12-03T13:49:01Z
[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wiktionary" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E5%93%81%E8%A9%9E/%E8%87%AA%E7%AB%8B%E8%AA%9E/%E4%BD%93%E8%A8%80/%E9%80%A3%E4%BD%93%E8%A9%9E
3,364
Wikiversity/コミュニティ・ポータル
v:Wikiversity:コミュニティ・ポータル このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "v:Wikiversity:コミュニティ・ポータル", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。", "title": "" } ]
v:Wikiversity:コミュニティ・ポータル このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。
{{Softredirect|v:Wikiversity:コミュニティ・ポータル}} [[カテゴリ:ウィキバーシティ|こみゆにてぃほおたる]]
null
2020-09-05T04:19:15Z
[ "テンプレート:Softredirect" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Wikiversity/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB
3,365
Wikiversity/ウィキプロジェクト
v:Wikiversity:ウィキプロジェクト このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "v:Wikiversity:ウィキプロジェクト", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。", "title": "" } ]
v:Wikiversity:ウィキプロジェクト このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。
{{Softredirect|v:Wikiversity:ウィキプロジェクト}} [[カテゴリ:ウィキバーシティ|ういきふろしえくと]]
null
2020-09-05T04:19:09Z
[ "テンプレート:Softredirect" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Wikiversity/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88
3,366
Wikiversity/ウィキバーシティとは何か
v:Wikiversity:ウィキバーシティとは何か このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "v:Wikiversity:ウィキバーシティとは何か", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。", "title": "" } ]
v:Wikiversity:ウィキバーシティとは何か このページはウィキブックス日本語版の外へのソフトリダイレクトです。
{{Softredirect|v:Wikiversity:ウィキバーシティとは何か}} [[カテゴリ:ウィキバーシティ|ういきはあしていとはなにか]]
null
2020-09-05T04:19:01Z
[ "テンプレート:Softredirect" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Wikiversity/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B
3,370
刑事政策
法学>刑事法>刑事政策
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>刑事法>刑事政策", "title": "" } ]
法学>刑事法>刑事政策
[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑事政策]] ==序論== *犯罪学との関係 *刑事学との関係 *刑法学、刑事訴訟法学との関係 *被害者学との関係 *刑事政策と統計([[w:暗数|暗数]]) *国際刑事政策 ==犯罪論== ===犯罪の原因=== *素質説 *環境説 ====生物学的アプローチ==== *[[w:ロンブローゾ|ロンブローゾ]] ====社会学的アプローチ==== *[[w:犯罪社会学|犯罪社会学]] *[[w:社会解体論|社会解体論]] *[[w:文化伝播理論|文化伝播理論]] *[[w:文化葛藤理論|文化葛藤理論]] *[[w:社会構造|社会構造]] *[[w:社会心理|社会心理]] *[[w:ラベリング理論|ラベリング理論]] ====心理学的アプローチ==== *[[w:エディプスコンプレックス|エディプスコンプレックス]] *[[w:フロイト|フロイト]] *[[w:ユング|ユング]] ==犯罪の認定== ===警察=== ====捜査==== ====予防==== ===検察官=== ====起訴猶予制度==== ===裁判=== ====裁判官==== ====弁護士==== ====誤判と救済==== ===少年犯罪=== ==処分の決定と執行== ===刑罰・保安処分・保護処分=== *[[w:刑罰|刑罰]]([[w:啓蒙主義|啓蒙主義]]、[[w:自由主義|自由主義]]との関係、旧派と新派の対立) *[[w:死刑|死刑]] *[[w:保安処分|保安処分]] *[[w:保護処分|保護処分]] ===量刑=== *[[w:量刑|量刑]] ===刑務所=== *[[w:刑務所|刑務所]] ===非行少年の処遇=== ===犯罪者の社会復帰=== ====保護観察==== ==被害者== *[[w:被害者|被害者]] [[category:法学|けいしせいさく]]
null
2009-05-21T11:30:57Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E6%94%BF%E7%AD%96
3,378
ビザンツ帝国
歴史上ビザンツ帝国と自称した国家は存在しません。私たちが一般にビザンツ帝国と呼んでいる国に住んでいた人々はいつも自分たちをローマ帝国であると主張していました。ビザンツ帝国というのは近代の西ヨーロッパの人たちがこの国家を指すときに便宜的に用いたものなのです。ビザンツ帝国と呼ばれている国は395年のローマ帝国の分裂のあとにできた東ローマ帝国のことです。みなさんはこの章での学習を通して、なぜこの国が東ローマ帝国ではなくてビザンツ帝国と呼ばれているのか考えてみましょう。 テオドシウス帝の死後にローマ帝国は東西に分裂しました。このうち現在のイタリアを中心としてフランスやスペインを統治していた西ローマ帝国は476年にゲルマン人傭兵隊長オドアケルによって滅ぼされました。一方、東ローマ帝国は今日のギリシャやトルコ、シリアやエジプトといった地域を統治し、現在一般にビザンツ帝国と呼ばれています。ビザンツという名称は帝国の首都コンスタンティノープルが古代ギリシャの時代にビザンチオンと呼ばれていたことに由来しています。当時ビザンツ帝国の地域は西ローマ帝国に比べると文化的に先進地域であり、エジプトは豊かな穀倉地帯でした。 またローマ帝国の国教であったキリスト教には重要な総主教座というものが5つありましたが、これらのうちローマ以外の4つ、コンスタンティノープル・エルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアの総主教座はすべてビザンツ帝国の領内にありました。 6世紀になると、ユスティニアヌス帝によってかつての西ローマ帝国の地域を一時的に回復しました。ユスティニアヌス帝はイタリア半島にあった東ゴート王国を滅ぼし、北アフリカのヴァンダル王国も征服しました。さらにイベリア半島にあった西ゴート王国を服属させました。 またユスティニアヌス帝は古くなったローマ法を整理し『ユスティニアヌス法典』を編纂しました。その後今日まで残っている壮麗なキリスト教建築である聖ソフィア大聖堂をつくりました。しかしこのような事業や拡大した国土の防衛に要した大変な出費は財政を圧迫することになりました。そのためユスティニアヌス帝の死後すぐに北アフリカや北イタリアなどは失われました。 ローマ帝国の時代に出現したコローヌス制度はビザンツ帝国において奴隷制度に近いものになりました。ディオクレティアヌス帝以前の時代はコローヌスは地主と農地の貸借契約を結んだ小作人でした。ところが、ユスティニアヌス法典のなかでは、コローヌスは主人の権力の下にあるのだから、奴隷と何ら変わらないということが定められています。 ビザンツ帝国の軍事力は最初、ローマ帝国以来の職業軍人や傭兵に頼っていました。7世紀中頃になると、軍隊がじょじょに一定の地域に駐屯するようになり、軍隊の長官が行政も担当するようになりました。これをテマ制度と呼んでいます。8世紀になると、従来の属州に代わってテマが地方の行政単位となりました。このテマ制度はビザンツ帝国の滅亡まで存続しました。 11世紀ころからはプロノイア制度がおこなわれました。これは軍役を課すかわりに一定程度の土地の私有を許す制度で、プロノイアは相続によって世襲することは基本的に許されませんでした。しかし14世紀になるとプロノイアの相続が広汎に認められている例が見られるようになります。 ビザンツ帝国ではラテン語が公用語でしたが、7世紀頃にはギリシャ語が公用語として使われるようになりました。このことによってビザンツ帝国の文化はギリシャ的になっていったと考えられています。 キリスト教は相変わらず国教として尊重されていました。イスラム教徒によってコンスタンティノープル以外の総主教座は奪われてしまったため、ビザンツ帝国ではコンスタンティノープル総主教が尊重されました。またイタリア半島に残されたローマ教皇もキリスト教で特別な地位にあることが認められていました。 しかし教皇とビザンツの皇帝やコンスタンティノープル総主教はキリスト教の教義の問題で何度か対立しました。8世紀のレオン3世はキリストや聖母を描いた木版の聖像画であるイコンを礼拝することを偶像崇拝であるとして禁止しました。イスラム教の影響で、神聖な人物を絵に描くことはいけないことだという思想がビザンツ帝国では流行していたためです。ところが西方ではゲルマン人への布教活動などでこのような聖像画を用いることが広くおこなわれていたので、ローマ教皇はイコンの禁止には反対しました。こののちじょじょにローマとコンスタンティノープルに教会の中心がわかれていくことになりました。 11世紀になると、南イタリアにはノルマン人が、小アジアにはセルジューク朝がやってきてビザンツ帝国の国土は次第に縮小しました。そこでビザンツ帝国は西ヨーロッパの君主やローマ教皇に救援を求めました。当時キリスト教の聖地エルサレムはセルジューク朝に支配されていたので、ローマ教皇はこの救援に応えて十字軍を組織しました。ところが第4回十字軍は商業上の利害から聖地を目指さずにコンスタンティノープルを征服してビザンツ帝国を滅ぼしてラテン帝国をつくりました。ビザンツ帝国の有力者たちはいくつかの地方政権を作って抵抗しました。このうち小アジアのニケーア帝国が有力となってラテン帝国を滅ぼしてビザンツ帝国を再興しました。しかし復興したビザンツ帝国は以前より弱小で、小アジアにあったセルジューク朝の地方政権であるルム・セルジューク朝や移住してきた遊牧民族のトルコ人に国土を奪われていきました。そして1453年にオスマン帝国のメフメト2世によって滅ぼされました。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "歴史上ビザンツ帝国と自称した国家は存在しません。私たちが一般にビザンツ帝国と呼んでいる国に住んでいた人々はいつも自分たちをローマ帝国であると主張していました。ビザンツ帝国というのは近代の西ヨーロッパの人たちがこの国家を指すときに便宜的に用いたものなのです。ビザンツ帝国と呼ばれている国は395年のローマ帝国の分裂のあとにできた東ローマ帝国のことです。みなさんはこの章での学習を通して、なぜこの国が東ローマ帝国ではなくてビザンツ帝国と呼ばれているのか考えてみましょう。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "テオドシウス帝の死後にローマ帝国は東西に分裂しました。このうち現在のイタリアを中心としてフランスやスペインを統治していた西ローマ帝国は476年にゲルマン人傭兵隊長オドアケルによって滅ぼされました。一方、東ローマ帝国は今日のギリシャやトルコ、シリアやエジプトといった地域を統治し、現在一般にビザンツ帝国と呼ばれています。ビザンツという名称は帝国の首都コンスタンティノープルが古代ギリシャの時代にビザンチオンと呼ばれていたことに由来しています。当時ビザンツ帝国の地域は西ローマ帝国に比べると文化的に先進地域であり、エジプトは豊かな穀倉地帯でした。", "title": "ローマ帝国の東西分裂" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "またローマ帝国の国教であったキリスト教には重要な総主教座というものが5つありましたが、これらのうちローマ以外の4つ、コンスタンティノープル・エルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアの総主教座はすべてビザンツ帝国の領内にありました。", "title": "ローマ帝国の東西分裂" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "6世紀になると、ユスティニアヌス帝によってかつての西ローマ帝国の地域を一時的に回復しました。ユスティニアヌス帝はイタリア半島にあった東ゴート王国を滅ぼし、北アフリカのヴァンダル王国も征服しました。さらにイベリア半島にあった西ゴート王国を服属させました。", "title": "ユスティニアヌス帝の統治" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "またユスティニアヌス帝は古くなったローマ法を整理し『ユスティニアヌス法典』を編纂しました。その後今日まで残っている壮麗なキリスト教建築である聖ソフィア大聖堂をつくりました。しかしこのような事業や拡大した国土の防衛に要した大変な出費は財政を圧迫することになりました。そのためユスティニアヌス帝の死後すぐに北アフリカや北イタリアなどは失われました。", "title": "ユスティニアヌス帝の統治" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ローマ帝国の時代に出現したコローヌス制度はビザンツ帝国において奴隷制度に近いものになりました。ディオクレティアヌス帝以前の時代はコローヌスは地主と農地の貸借契約を結んだ小作人でした。ところが、ユスティニアヌス法典のなかでは、コローヌスは主人の権力の下にあるのだから、奴隷と何ら変わらないということが定められています。", "title": "土地と軍事の制度" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ビザンツ帝国の軍事力は最初、ローマ帝国以来の職業軍人や傭兵に頼っていました。7世紀中頃になると、軍隊がじょじょに一定の地域に駐屯するようになり、軍隊の長官が行政も担当するようになりました。これをテマ制度と呼んでいます。8世紀になると、従来の属州に代わってテマが地方の行政単位となりました。このテマ制度はビザンツ帝国の滅亡まで存続しました。", "title": "土地と軍事の制度" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "11世紀ころからはプロノイア制度がおこなわれました。これは軍役を課すかわりに一定程度の土地の私有を許す制度で、プロノイアは相続によって世襲することは基本的に許されませんでした。しかし14世紀になるとプロノイアの相続が広汎に認められている例が見られるようになります。", "title": "土地と軍事の制度" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ビザンツ帝国ではラテン語が公用語でしたが、7世紀頃にはギリシャ語が公用語として使われるようになりました。このことによってビザンツ帝国の文化はギリシャ的になっていったと考えられています。", "title": "文化" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "キリスト教は相変わらず国教として尊重されていました。イスラム教徒によってコンスタンティノープル以外の総主教座は奪われてしまったため、ビザンツ帝国ではコンスタンティノープル総主教が尊重されました。またイタリア半島に残されたローマ教皇もキリスト教で特別な地位にあることが認められていました。", "title": "文化" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "しかし教皇とビザンツの皇帝やコンスタンティノープル総主教はキリスト教の教義の問題で何度か対立しました。8世紀のレオン3世はキリストや聖母を描いた木版の聖像画であるイコンを礼拝することを偶像崇拝であるとして禁止しました。イスラム教の影響で、神聖な人物を絵に描くことはいけないことだという思想がビザンツ帝国では流行していたためです。ところが西方ではゲルマン人への布教活動などでこのような聖像画を用いることが広くおこなわれていたので、ローマ教皇はイコンの禁止には反対しました。こののちじょじょにローマとコンスタンティノープルに教会の中心がわかれていくことになりました。", "title": "文化" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "11世紀になると、南イタリアにはノルマン人が、小アジアにはセルジューク朝がやってきてビザンツ帝国の国土は次第に縮小しました。そこでビザンツ帝国は西ヨーロッパの君主やローマ教皇に救援を求めました。当時キリスト教の聖地エルサレムはセルジューク朝に支配されていたので、ローマ教皇はこの救援に応えて十字軍を組織しました。ところが第4回十字軍は商業上の利害から聖地を目指さずにコンスタンティノープルを征服してビザンツ帝国を滅ぼしてラテン帝国をつくりました。ビザンツ帝国の有力者たちはいくつかの地方政権を作って抵抗しました。このうち小アジアのニケーア帝国が有力となってラテン帝国を滅ぼしてビザンツ帝国を再興しました。しかし復興したビザンツ帝国は以前より弱小で、小アジアにあったセルジューク朝の地方政権であるルム・セルジューク朝や移住してきた遊牧民族のトルコ人に国土を奪われていきました。そして1453年にオスマン帝国のメフメト2世によって滅ぼされました。", "title": "ビザンツ帝国の滅亡" } ]
null
{{Pathnav|メインページ|歴史|ヨーロッパ史|frame=1}} {| border="1" |-align="center" |width="40%"|[[世界史]] <!-- |width="30%"|[[次のページ]] --> |} == はじめに == 歴史上[[w:ビザンツ帝国|ビザンツ帝国]]と自称した国家は存在しません。私たちが一般にビザンツ帝国と呼んでいる国に住んでいた人々はいつも自分たちを'''[[ローマ帝国]]'''であると主張していました。ビザンツ帝国というのは近代の西ヨーロッパの人たちがこの国家を指すときに便宜的に用いたものなのです。ビザンツ帝国と呼ばれている国は395年のローマ帝国の分裂のあとにできた'''東ローマ帝国'''のことです。みなさんはこの章での学習を通して、なぜこの国が東ローマ帝国ではなくてビザンツ帝国と呼ばれているのか考えてみましょう。 == ローマ帝国の東西分裂 == '''[[w:テオドシウス|テオドシウス]]'''帝の死後にローマ帝国は東西に分裂しました。このうち現在のイタリアを中心としてフランスやスペインを統治していた'''西ローマ帝国'''は476年にゲルマン人傭兵隊長オドアケルによって滅ぼされました。一方、東ローマ帝国は今日のギリシャやトルコ、シリアやエジプトといった地域を統治し、現在一般にビザンツ帝国と呼ばれています。ビザンツという名称は帝国の首都コンスタンティノープルが古代ギリシャの時代にビザンチオンと呼ばれていたことに由来しています。当時ビザンツ帝国の地域は西ローマ帝国に比べると文化的に先進地域であり、エジプトは豊かな穀倉地帯でした。 またローマ帝国の国教であったキリスト教には重要な'''総主教座'''というものが5つありましたが、これらのうちローマ以外の4つ、コンスタンティノープル・エルサレム・アンティオキア・アレクサンドリアの総主教座はすべてビザンツ帝国の領内にありました。 == ユスティニアヌス帝の統治 == [[画像:Aya sofya.jpg|right|thumb|聖ソフィア大聖堂(オスマン帝国時代からモスクとして利用されている)]] 6世紀になると、'''ユスティニアヌス'''帝によってかつての西ローマ帝国の地域を一時的に回復しました。ユスティニアヌス帝はイタリア半島にあった東ゴート王国を滅ぼし、北アフリカのヴァンダル王国も征服しました。さらにイベリア半島にあった西ゴート王国を服属させました。 またユスティニアヌス帝は古くなった'''[[w:ローマ法|ローマ法]]'''を整理し『'''[[w:ユスティニアヌス法典|ユスティニアヌス法典]]'''』を編纂しました。その後今日まで残っている壮麗なキリスト教建築である聖ソフィア大聖堂をつくりました。しかしこのような事業や拡大した国土の防衛に要した大変な出費は財政を圧迫することになりました。そのためユスティニアヌス帝の死後すぐに北アフリカや北イタリアなどは失われました。 == 土地と軍事の制度 == ローマ帝国の時代に出現した'''コローヌス制度'''はビザンツ帝国において奴隷制度に近いものになりました。ディオクレティアヌス帝以前の時代はコローヌスは地主と農地の貸借契約を結んだ小作人でした。ところが、ユスティニアヌス法典のなかでは、コローヌスは主人の権力の下にあるのだから、奴隷と何ら変わらないということが定められています。 ビザンツ帝国の軍事力は最初、ローマ帝国以来の職業軍人や傭兵に頼っていました。7世紀中頃になると、軍隊がじょじょに一定の地域に駐屯するようになり、軍隊の長官が行政も担当するようになりました。これをテマ制度と呼んでいます。8世紀になると、従来の属州に代わってテマが地方の行政単位となりました。このテマ制度はビザンツ帝国の滅亡まで存続しました。 11世紀ころからは'''プロノイア制度'''がおこなわれました。これは軍役を課すかわりに一定程度の土地の私有を許す制度で、プロノイアは相続によって世襲することは基本的に許されませんでした。しかし14世紀になるとプロノイアの相続が広汎に認められている例が見られるようになります。 == 文化 == ビザンツ帝国ではラテン語が公用語でしたが、7世紀頃にはギリシャ語が公用語として使われるようになりました。このことによってビザンツ帝国の文化はギリシャ的になっていったと考えられています。 キリスト教は相変わらず国教として尊重されていました。イスラム教徒によってコンスタンティノープル以外の総主教座は奪われてしまったため、ビザンツ帝国ではコンスタンティノープル総主教が尊重されました。またイタリア半島に残されたローマ教皇もキリスト教で特別な地位にあることが認められていました。 しかし教皇とビザンツの皇帝やコンスタンティノープル総主教はキリスト教の教義の問題で何度か対立しました。8世紀の'''レオン3世'''はキリストや聖母を描いた木版の聖像画である'''イコン'''を礼拝することを偶像崇拝であるとして禁止しました。イスラム教の影響で、神聖な人物を絵に描くことはいけないことだという思想がビザンツ帝国では流行していたためです。ところが西方ではゲルマン人への布教活動などでこのような聖像画を用いることが広くおこなわれていたので、ローマ教皇はイコンの禁止には反対しました。こののちじょじょにローマとコンスタンティノープルに教会の中心がわかれていくことになりました。 == ビザンツ帝国の滅亡 == 11世紀になると、南イタリアには'''ノルマン人'''が、小アジアには'''''セルジューク朝'''''がやってきてビザンツ帝国の国土は次第に縮小しました。そこでビザンツ帝国は西ヨーロッパの君主やローマ教皇に救援を求めました。当時キリスト教の聖地エルサレムはセルジューク朝に支配されていたので、ローマ教皇はこの救援に応えて'''十字軍'''を組織しました。ところが'''第4回十字軍'''は商業上の利害から聖地を目指さずにコンスタンティノープルを征服してビザンツ帝国を滅ぼして'''ラテン帝国'''をつくりました。ビザンツ帝国の有力者たちはいくつかの地方政権を作って抵抗しました。このうち小アジアの'''ニケーア帝国'''が有力となってラテン帝国を滅ぼしてビザンツ帝国を再興しました。しかし復興したビザンツ帝国は以前より弱小で、小アジアにあったセルジューク朝の地方政権であるルム・セルジューク朝や移住してきた遊牧民族のトルコ人に国土を奪われていきました。そして1453年に'''オスマン帝国'''の'''メフメト2世'''によって滅ぼされました。 == まとめ == # 時期 - 395年~1453年 # [[w:テマ制度|テマ制度]] - 7世紀中頃からおこなわれたビザンツ帝国の行政制度 == 問題 == # コンスタンティノープルを建設したローマ皇帝の名前を答えよ。 # 東西教会の分裂について「イコン」という言葉をもちいて説明せよ。 # テマ制度についてそれ以前の行政制度と軍事制度と比較しながら説明せよ。 {| border="1" |-align="center" |width="40%"|[[世界史]] <!-- |width="30%"|[[次のページ]] --> |} [[カテゴリ:ヨーロッパ史|ひさんつていこく]]
null
2022-12-04T01:30:25Z
[ "テンプレート:Pathnav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%84%E5%B8%9D%E5%9B%BD
3,384
高等学校情報C
情報技術 > 高等学校情報C 情報Cでは、情報のデジタル化のしくみについてより詳しく説明する。また、通信機器のしくみについて詳しく説明し、その使い方について述べる。 高等学校情報Bでは、様々な情報を0と1だけを用いて表現する方法について述べた。ここではそれらの手法についてより詳しく説明する。 ここでは、数値、文字、音、映像データなどの扱い方についてより詳しく述べる。 まず、数値について説明する。高等学校情報Bでは、数値は実数と整数の表わし方について 述べた。ここではそれらについてより詳しく扱う。整数は、10進数で書かれた数を2進数で表わすことで、 デジタルデータとすることが出来た。ここでは、10進数で書かれた数と、2進数で書かれた数の関係について 扱う。10進数で、'abc.de'と書かれる数があるとする。例えば、123.45などの小数は、この形で表わされる。 このとき、この数は と書くことが出来る。これは、10進法では、大きさが10倍になるごとに、桁が1つずれることに対応している。 このような記法は、1つの整数の組(a, b, c| d, e)から、唯一の10進数の数を定める方法を与える。ただし、|の記号は、小数点の位置を表わしている。 このことの逆として、全ての10進数で書かれた有限小数に対して、ただ1つの数の組が対応することも わかる。ただし、数の組に含まれる整数の数は、与えられた有限小数の性質に応じて変化するものとする。 逆の証明は数学的帰納法によらなければならないのでここでは省略するが、ある整数nに対して、対応する数の組を見つけ出す方法を与えておく。 この展開は、10のべき乗ではなく2のべき乗を用いて行なっても、全く変化することなく行なうことが出来る。 同様に得られた数の組に対して、ただ1つの小数を対応させる方法もすぐにわかる。例えば、数の組(a, b, c, d, e|)に対しては、 というただ1つの整数が対応する。このような記法で書かれた数を10進数に対して2進数と呼ぶ。実際には10や2だけでなく、 任意の自然数nに対してn進数を構成することが出来る。 実際には2進数で大きい値を書くと扱いづらくなることから、8進数(w:オクタル)や16進数(w:ヘキサデシマル)が用いられることが多い。 8進数や16進数が用いられるのは、8や16が、2のべき乗で表わされる数であり、対応がつけやすいことによる。 例えば、111000111000のような大きい2進数があったとする。 このとき、8進数では、この値を3つずつに区切って、読み取ればよい。 これは、8が2の3乗に等しいことによる。 上の例では、111は、8進数で7に対応し、000が、0に対応することから、8進数では7070と書くことが出来る。 ここで、数が8進数で書かれていることを示すために昔のC言語の八進数リテラル表現を借りて "0" を前置して、07070 の様に表記することがある。 一般に、8進数では0から7までの数字を用いることに注意。 一方、16進数では、2進数を4つずつに区切って扱うことが出来る。 16進数は10進数より多くの数字を使うため、0から9の数字では数字が足りなくなる。これを補うため、9の後に A,B,C,D,E,F あるいは a,b,c,d,e,f が用いられる。 上の例は、 1110: E, 0011: 3, 1000: 8を用いて、E38と書ける。 16進数は、C言語の16進リテラル表現を借りて "0x" を前置して 0xE38 の様に表記することが多い。 次に、負の整数の扱い方について述べる。 ある数の正負を表す方法は、いくつかある。 が代表的だが、w:1の補数など他の方法が採用される場合もある。 多くのプロセッサーでは、整数には2の補数表現が用いられ、浮動小数点数には符合ビット表現(符号+指数+仮数)が用いられる。 高等学校情報Bでは、コンピュータが扱う文字に対して互いに重複しないある数値を当てはめ、それによって文字を扱うことを述べた。ここでは具体的な 文字コードとしてw:アスキー(ascii)コードと、w:ユニコード(UNICODE)について扱う。asciiコードは、aからzまでの小文字アルファベットとAからZまでの大文字 アルファベットを含む、128種類の文字を表わす広く用いられる1w:バイトの文字コードである。それぞれの文字と数値の対応はw:アスキーを参照。 実際に文字が数値と対応付けられていることを見るために、ここではw:プログラミング言語w:Pythonを用いる。Pythonについて詳しくは、 高等学校情報Bを参照。Pythonはデータ型として文字列を 扱うことが出来るが、特に、"\xi??"の記法によって、1バイトの情報を直接書きこみ、それを文字列として扱うことが出来る。ここで、??は、16進数で 表わされる数値である。そのため、ここでasciiコードに対応する数値を書きこみ、結果が文字として表示されれば、asciiコードが対応する文字を 表わす数値を与えていることが示される。具体的には、 などを実行してみるとよい。16進数での61は、asciiコードでは'a'に対応する。そのため、これを実行すると、画面に'a'が出力されるはずである。 次に、ユニコードについて述べる。世界には様々な文字が存在するが、それらの文字には互いに重複した文字コードが与えられており、異なった言語の 文字を同じファイル内で用いるためには特別な工夫が必要であるという情況があった。その情況を打開するために用いられるようになった文字コードが ユニコードと呼ばれる方式である。ユニコードは世界で用いられる全ての言語に対して、単一の文字コードを与えて、それらを統一的に扱うことを 目指した文字コード体系である。 ユニコードを作成することは、用いる情報を増やすことで、 扱う文字の数を無限に増やせることを考えると、単に現存する文字を集めることだけが目的のプロジェクトのように思われる。しかし、実際には asciiコードなどの有力な文字コードに対する互換性などを保持するため、それらと重複しない文字コードを作成することが重要となった。 asciiコードでは、当てはめられている文字は128個だけである。一方、1バイトの情報は、256通りの情報を表わせる。これは、1バイトが8w:ビットに 対応しており、用いられる情報が 2 8 = 256 {\displaystyle 2^{8}=256} 通りだけあることによる。そのため、asciiコードに対応する文字に1バイトだけを当てはめるコードを用いても asciiコードで用いられていない数値に対応するバイトから始まるバイト列を他の文字に対応させることで、2、3、4バイトの情報で表わされる文字を 作ることが行なわれた。現在よく用いられているユニコードとして、w:UTF-8と呼ばれる文字コードがあるが、これはasciiとの互換性を維持している。 この文字コードは、1から4バイトの情報をそれぞれの文字に当てはめている。日本語で用いられるひらがな、かたかな、漢字はどれも3バイトで表わされる。 通常、日本語のデータを扱うためには、 256 2 = 65536 {\displaystyle 256^{2}=65536} 通りの文字を用いれば事が足りるため、これまでの日本語文字コードでは、それぞれの文字を 2バイトで表わすことが多かった。一方、UTF-8を用いると、1文字当たりに必要となるサイズが増えるため、日本語のデータの大きさが増えることが 問題となる。しかし、UTF-8を用いることで他の言語との親和性が高くなることから、UTF-8は広く用いられるようになっている。 UTF-8の使い方を確かめるために、Pythonを用いてみる。例えば、日本語の'あ'に対応するUTF-8は、'0xe38182'である。ここで、 を実行すると、'あ'が表示されるはずである。ただし、これは用いている環境が、UTF-8の日本語を表示できるかによるため、情況によっては うまくいかないこともあるかも知れない。 次に、音の保存方法についてより詳しく述べる。高等学校情報Bでは、音がただ1つの数値を時間的に 記録し続けることで、デジタルデータへと変換できることを述べた。このような音声データをw:PCM形式と呼ぶ。この形式は 非常にファイルのサイズが大きくなることが多く、楽曲を配付するような目的ではデータの通信に時間がかかることが 問題となる。この問題を解決するため、データのw:圧縮を行なう方法が工夫された。圧縮とは、データの性質を できるだけ変えないように保ったまま、データのサイズを小さくすることである。データの圧縮については次章でより詳しく扱う。 よく用いられる圧縮形式には、w:MP3形式がある。この圧縮法の詳細にはふみこまないが、詳しく知りたい場合にはja.wikipediaの対応する 記事などを用いるとよいだろう。また、上で用いた圧縮形式は、ライセンスに制約があり、保存されたファイルを用いることに 制限が生じる場合がある。この制限を乗り越えるため、w:Ogg Vorbis形式の圧縮法が提唱された。 この形式は、ライセンスによる制約が生じないように工夫されているため、今後広まっていくものと考えられる。 次に、画像の保存法について詳しく述べる。高等学校情報Bで、画像が各点(w:ピクセルと呼ぶ)の 赤、青、緑の光の強さ(この3色をw:RGBと略すことがある)で、表わすことが出来ることを述べた。実際には、音楽と同じ理由で、 映像データも圧縮を行なって、データサイズを小さくすることが多い。よく用いられるファイル形式には、w:GIF、w:PNG、w:JPEGなどがある。 ここでは、画像を扱う簡単な方法として、w:XPM形式について述べる。XPM形式とは、文字列をそのまま画像として扱う方式であり、GUIのツールが なくても画像を扱うことが出来る方法として重宝される。XPMはw:C言語で用いることを考えて作られた形式であるので、その記録方式は 少し妙に見える所を含んでいる。ここでは簡単なXPMを扱う。 典型的なXPMのデータは上のようになっている。最初のstatic char ** a = { と、 最後の }の部分はC言語の対応する機能なのでここでは述べない。 2行目の"5 5 2 1"は、それぞれ画像の幅、高さ、用いる色の数、それぞれのピクセルを表わすのに用いる文字の数を定めるパラメータである。 ここでは、縦横5ピクセルの図形で、色の数は2色とし、それぞれの色を扱うためにbとwの文字を用いているのでこのような値にセットしてある。 3、4行目は、それぞれの文字にどの色を当てはめるかを定める行である。ここで、"w c #ffffff"の部分は、wに対しては、カラー(Color)で、#ffffff で表わされる色を当てはめることを述べている。ここで、ffffffの表式のうち、最初の2文字は、赤の強さに対応しており、その強さを 16進数で表わした色を表わしている。また、3,4文字目は緑の強さ、5,6文字目は青の強さをそれぞれ表わしている。全ての色の強さが最も 強いときには、対応する色は白であることが知られている。結局3行めは、wに白を当てはめることを述べている。4行目も似た文だが、ここでは、 bに黒を当てはめている。実際の画像データは5から9行目に記録されている。ここでは、白で黒を囲んでいるように見えることを意図しているが わかりづらいかも知れない。実際にXPM形式のデータを扱えるソフトウェアとしては、w:en:ImageMagickなどが知られている。 ここでは、様々な情報機器について説明する。具体的には、w:プリンタ、w:スキャナ、w:デジタルカメラなどを扱う。 プリンタは、映像などのデータを紙に印刷するための情報機器である。プリンタはビデオカード同様、映像データを3色を用いて 表わし、その情報を元に、紙のある部分に印刷する色を決める。ここで、プリンタが紙に色を転写する方法がいくつかある。 代表的な例として、w:ドットインパクトプリンタ、w:インクジェットプリンタ、w:レーザプリンタなどがある。 ドットインパクトプリンタは、やや古い型の白黒プリンタに多く、w:インクリボンを機械的に叩きつけることで紙に色を写す方式 である。インクジェットプリンタは、近年でもよく用いられる方式であり、カラーと白黒の両方が扱えるタイプが多い。 これは、画像データに対応するように紙にインクを吹き付けることで、紙に色を写す方式である。レーザプリンタは、 やや高価であるが、高速な印刷が出来るため、オフィスなどの業務用のプリンタとして用いられることが多い。こちらも 白黒とカラーを使いわけられるタイプが多い。方式としては、それぞれの色に対応したw:トナーを用い、それにw:レーザを 照射することで、色を写すという方法を用いている。ここで、レーザとは波長のそろった光のことであり、これは減衰することなく 長距離を伝搬することが知られている。また、通常の光と比べてより強い指向性があるため、細かい操作にも向いている。 レーザの照射原理はかなり複雑であることが知られている。w:レーザ、量子光学などを参照。 次に、スキャナ(w:イメージスキャナ)についてまとめる。スキャナとは、紙などを機械に挟みこみ、その紙に描かれている内容を、デジタルデータに 変換する装置である。描かれている内容を変換する点で、この機器はデジタルカメラに似ているが、大量のデータを読みこむ 用途などでよく用いられる。また、プリンタと同じ機具にスキャナの機能をつけた製品もあり、このような製品はオフィスなどでよく用いられている。 最後にw:デジタルカメラについてまとめる。デジタルカメラは、既存のカメラと同様、光を集め、それを記録することが出来る 装置である。デジタルカメラと既存のカメラの違いは、既存のカメラが光を記録するのにw:化学反応を用いるのに対して、 デジタルカメラは、光をデジタルデータに変換する機具を用いることにある。ここで、既存のカメラで用いられる化学反応は、 カメラの種類によって異なっているが、銀塩を用いた反応が有名である。 これらの機具を用いて、写真をデジタルデータとして扱ったり、デジタルデータを紙に出力したりすることが出来る。 ただし、デジタルデータは複製が用意であるため、写真を何らかの方法でデジタルデータとして公開した場合には、 それらが不特定多数の人の目にふれる可能性が高い。このことは、写真に写った人の、w:肖像権を侵害する 恐れがあるため、写真を公開するときにはごく注意し、相手の確認を求めるなどの対策を取ることが望ましい。 ここまでで様々なデータをデジタルデータとして用いる方法について説明して来た。ここまでで知った情報機具などを用いて、 何らかのプレゼンテーションなどを行なうことがここでの課題である。 デジタルカメラ、スキャナなどの機具を用いてプレゼン資料を作成し、実際にプレゼンテーションを行なう。 ここでは、情報通信ネットワークの性質とそのしくみについて扱う。 高等学校情報A、高等学校情報Bでは、情報通信ネットワークの重要性や問題点について学んだ。ここでは、 情報通信ネットワークがどのような仕組みで動いているかを説明する。 情報通信を行なうには、何らかの機具を用いて複数のコンピュータを接続する必要がある。これらを総称して、 w:通信機器と呼ぶ。代表的な例として、w:モデム、w:ADSLモデム、w:イーサネットカードなどが あげられる。これらの機器はそれぞれ異なった原理で他のコンピュータに情報を伝達する。 ここまでで、コンピュータ間で情報伝達を行なう物理的方法について述べて来た。ここからは、各コンピュータ間で デジタルデータが伝達できるものとして、それを用いてより安定した手法で通信を行なうためにはどのような 手法を用いるかについてまとめる。 まず、複数のコンピュータと通信するために、各コンピュータにそれらを識別するための番号をつける必要がある。 また、個々のコンピュータにつけた番号に加えて、コンピュータをネットワークにつないだときにだけ、 コンピュータに与えられる番号を用意することが望ましい。これは、例えばあるコンピュータを一旦ネットワークから 切り離して、別の組織に属するネットワークに接続しなおしたとき、そのコンピュータがその時点では 移された側の組織からネットワークに接続していることを、明確にしておくことがそのコンピュータの 場所を見つけ出す上で望ましいからである。 現在用いられているw:インターネットは、このような手法を用いてそれぞれのコンピュータを管理している。 まず、各々のコンピュータが持っている数値をw:MACアドレスと呼ぶ。この数値は、実際にはコンピュータではなく、 コンピュータの通信機器が持っている数値である。複数の通信機器を持っているコンピュータは複数のMACアドレスを 持っていることになる。次に、各々の組織に与えられ、コンピュータを接続する時に個々のコンピュータに 与えられる番号を、w:IPアドレスと呼ぶ。IPアドレスを個々の組織ごとに与えることは、ある1群のIPアドレスが 常にある機関に属することを保証することで、情報通信を簡単にする働きがある。 また、あるIPアドレスを持ったコンピュータに対して、より安定した方法で情報の伝達を行ないたいことがある。 例えば、通信機器としてモデムを用いたときには、何らかの理由で送った波形が乱され、 正しい情報が伝わらないことがある。このような場合、何らかの手法で発信元にその旨を伝達し、失われた情報を 再送してもらうことが望ましい。このような規格として、現在ではw:TCPと呼ばれる手法が用いられている。 TCPはかなり複雑な手法であるので、ここでは詳しくは述べない。 ここまでで情報通信を行なう手法としてTCP、IPなどの手法を述べて来た。これらをまとめてw:TCP/IPと 呼び、この名称はインターネットで用いられるw:プロトコルとして有名である。ここで、プロトコルとは、 情報通信を行なう形式のことを総称する場合に用いられる用語であり、英語の名詞protocol'手順、規約'から来ている。 ここからは、情報通信における個人認証や暗号化の重要性について述べる。インターネットを利用するときなどには、 重要な個人情報をネット上に流す必要がある場面がある。例えば、飛行機の予約やインターネットバンキングを用いる 時には、利用者が代金を支払う方法を指定しておく必要があり、そのために、利用者が誰であるかを知っておく必要が ある。デジタルデータは、その性質上複製が容易であるため、これらのデータを丁寧に扱わないと、相手に伝達する途中に 他人に読み取られる恐れがある。このため、例えその内容を見られたとしても、容易には内容を解読されない仕組みを用意することが望ましい。 このような仕組みとして、w:暗号を用いる方法がある。具体的には、送信するデータを暗号化し、送った先で 再び元の内容に戻すという手法である。暗号化の手法にはいくつかの有力な方法が知られている。このうちの 多くの手法では、利用者にw:パスワードの入力を求め、そのパスワードに何らかの変換を施した結果が、 対応するデータに記録されている結果と一致しているかどうかで、暗号を読むことが許可されているかどうかを 見る。そのため、暗号を用いるときには、簡単かつ推測されにくいパスワードを作成することが重要である。 パスワードは、ネットワークを挟んで相手が求めている人であるかを決めるためにも用いられる。 このような作業を個人w:認証と呼ぶ。このようなパスワードはネットワーク中に送信される前に 暗号化されることが望ましい。 ここでは、情報の通信速度の単位や得られた情報の誤りを検出する方法、また情報の圧縮について簡単にまとめる。 情報通信速度とは、単位時間あたりにどれだけの情報を伝達できるかを表わす値である。単位としては、 w:bpsを用いる。これは、 bit per second 'ビット毎秒'の略である。ここで、w:ビットとは、 2通りの情報を表わす量である。2通りの情報とは、0と1で表わされる情報のことであるので、 例えば1bpsは、1秒あたりに1つの0か1を伝達できるということを表わしている。コンピュータ間の情報伝達は、 0か1の信号を伝達することで行なわれるので、この単位は、情報伝達の速度を表わす単位としての役割を果たす。 次に、情報伝達によって得られた情報が正しいかどうかを検出する方法について述べる。情報伝達ネットワークを 通して得られた情報は、伝達の過程で変化してしまうことがある。これは、伝達される信号が電気信号であり、 外部的な要因から影響を受けることがあることから、避けられないことといえる。伝達された情報が 間違ったものとなってしまうことは望ましくないことであり、何らかの方法でこれらを検出する方法が必要となる。 実際には情報が誤ったものであることを検出する多くの方法が存在し、w:誤り検出の方法と呼ばれている。 ここでは、そのうちの簡単なものである、w:パリティビットの方法についてまとめる。 パリティビットとは、送信する情報の中の0または1の数を、常に偶数、または奇数に保つように、送信する データに1ビットのデータを加える手法である。仮に、送信された情報に1ビット分の誤りが現われたときには、 これは、元々が偶数であったなら奇数となり、奇数であったなら偶数となることから、何らかの誤りが生じたことが 検出されるのである。この手法は簡単だが、2つ以上の誤りが生じたときには誤りが起こったことを検出できない ことがあることに難点がある。より高度な誤り検出手法としては、w:CRCがあげられるが、この手法の説明には かなり高度な数学を要するので、ここでは扱わない。 最後に、情報の圧縮手法についてまとめる。情報の圧縮とは、情報が持つ内容を変化させないで、情報の 大きさを減らす手法である。ここでは、簡単な情報圧縮の手法であるw:ランレングス法(w:en:Run-length encoding)について まとめる。ランレングス法とは、同じ値が長く続いているときに、それをその値と値の数に置き換える 手法である。例えば、aaaaabbbbbcccccというデータがあったとする。このとき、データの数に注目して、 a5b5c5とまとめたとしても、データの指す内容は変わらない。これによってデータの大きさを減らすことが できたわけである。ランレングス法はわかりやすいが、同じ値がくり返されるような情報に対してしか 効果が得られない。より一般的な圧縮法についてはw:圧縮などを参照。ただし、これらの内容は高度な内容である。 ここでは、実際にインターネットを利用して、コミュニケーションを行なう手法について述べる。 インターネットを通じて提供されるサービスの主要なものとして、w:ワールドワイドウェブ(WWW)、 w:電子メールがあげられる。これらは、インターネットを通じて用いられることから、 どちらもTCP/IPをプロトコルとして用いている。しかし、これらの手法は、TCP/IPに加えて、 WWWではw:HTTP、電子メールはw:SMTP、w:POP3などのプロトコルを用いている。 実際にはプロトコルは階層構造になっており、HTTPなどのプロトコルは、TCP/IPのプロトコルを 使用することを前堤とした上で、定義される手法である。具体的には、HTTPは、TCP/IPを用いて 接続の相手を確立した後、実際に伝達される情報などを定めている。例えば、Webページを送ってほしい時には、クライアントは という情報をサーバに送信する必要がある。このように、実際に情報を受け渡すときに、どのような指令を送るかを定めたのがHTTPプロトコルである。 TCP/IPは、情報を間違いなく送信する部分と、送信先のコンピュータの位置を探す部分を担当しており、どのような情報が送信されているかには 関係していないことに注意が必要である。プロトコルにおける階層構造のより詳しい説明については、w:OSI参照モデルなどを参照。 ここまでで、WWWと電子メールがそれぞれのプロトコルに従って情報伝達を行なうことについて述べた。 プロトコルに従うためには、これらのプロトコルに従って情報を発信するソフトウェアを手に入れることが 望ましい。具体的にはこれらのソフトウェアは、WWWに対しては、w:Webブラウザ、 電子メールに対しては、w:メーラ、w:MUAなどと呼ばれる。 実際にはプロトコルを扱うだけでなく、読みこんだ情報を表示したり、メールを整理したりするための 機能も追加されるため、これらのソフトウェアは高度なものとなりやすい。 オープンソースのWebブラウザには、有名なものとしてw:Firefoxがあげられる。 また、メーラとしてはw:Thunderbird、w:Evolutionが有名である。 ここでは、Firefoxと、Thunderbirdを用いて、その使用法について簡単にまとめる。ここではこれらは既に 導入されているものとする。導入の情報については、後述の付録を参照。 Firefoxを起動すると、ホームに登録されているWebページが表示される。実際にはこのWebページを取得するために 既に、HTTPプロトコルを用いた情報伝達がなされていることに注意。与えられたw:URLに存在する情報を取得するには、 上方にあるバー内に、対応するURLを書きこめばよい。例えば、 http://en.wikibooks.org/wiki/Main_Page などを試してみよ。これによって、対応するコンピュータにHTTPプロトコルを 用いた情報が送信される。ここで、相手方のコンピュータを指定するには本来IPアドレスを指定する必要があったことに 注意が必要である。上では人間にも読める文字列を用いたので、これをIPアドレスに変換する機構が存在することになる。 この様な機構を'名前解決'と呼び、これを行なうサーバをw:DNSサーバと呼ぶ。 ここまででHTTPプロトコルを用いて情報を取得する方法について学んだ。実際には、ブラウザには他にも機能が存在する。 例えば、既に訪れたWebページを記録しておく機能や、よく閲覧するWebページを登録しておく機能などがある。 それ以外にもブラウザには、w:HTMLやw:JavaScriptを解釈するなど多くの機能があるが、ここでは詳しくは扱わない。Firefoxなどを参照。 ここからは、Thunderbirdについて解説する。Thunderbirdはメールの送信と受信を行なうことが出来るが、実際に メールの配信を行なうのは、メールサーバと呼ばれるプログラムであり、Thunderbird自体はその機能を持っては いない。実際にThunderbirdが行なっているのは、メールサーバが受け取ったメールをクライアントのコンピュータまで 取り寄せる作業や、クライアントが送信したいメールをメールサーバに送り届ける作業である。 これらの作業にはそれぞれPOP3プロトコルとSMTPプロトコルが対応しており、それぞれのプロトコルに対応する メールサーバの名称(もしくはIPアドレス)をThunderbirdに与えておく必要がある。ここではそのような作業が 既に行なわれているものとする。 Thunderbirdには、文章を作成する機能も含まれており、それを用いて送信する文章を作成することが出来る。 文章の作成が終わったら、送信先のw:メールアドレスを入力する。メールアドレスの整理にアドレス帳という 機能を用いることもできるが、ここでは扱わない。メールアドレスの入力が終わったら、メールの送信を行なう。 メールの送信はSMTPプロトコルを通じて行なわれる。Thunderbirdは、入力された文章とメールアドレスを用いて、 プロトコルに従った情報を作成し、指定されたメールサーバに送信したいデータがあることを知らせる。 このとき、SMTPサーバは認証を行なうよう求める。これもSMTPプロトコルによって定められた手順である。 認証には自分のIDと、パスワードが必要である。IDとパスワードも正しい形式と順番で送信しないとメールサーバは 応答しない。しかし、その作業はThunderbirdが代行するので、単にIDとパスワードの欄に与えられた情報を 書きこめばよい。パスワードが正しいときには、サーバは送信したい情報を送信するよう促すので、Thunderbirdは、 これを送信する。これでSMTPプロトコルを用いたメール送信は完了である。 自分に来たメールを閲覧するときにもほぼ同じ手順が用いられる。POP3プロトコルは、認証を行ない、それが 成功すると、対応するIDに送信されたメールをクライアントに向けて送信する。これを受信することがThunderbirdの行なう作業である。 他にも、メーラには送られて来たメールがHTML等で書かれていたときにそれを正しく表示するなどの機能が含まれている。 詳しくはThunderbirdなどを参照。 ここでは、情報発信に伴う責任についてまとめる。また、収集した情報を表計算ソフトウェアを用いて分析する手法についても扱う。 今日では情報機器を用いることで、個人が広く情報を発信することが可能になって来た。しかし、情報を発信することが簡単に なったとはいえ、発信には多くの責任が伴うことを忘れてはならない。間違った情報や不正確な情報は、社会を混乱させることが あり得るからである。ここでは、情報発信に伴う責任について簡単にまとめる。 まず最初に、情報の中にはそれを秘密にすることが要求されるものがあることに注意する必要がある。例えば、クレジットカードの 暗証番号などに代表される、パスワードに類するものは、その最たる例である。しかし、それ以外にも道義的にもw:法的にも それを出来る限り秘密にすることが当然とみなされるものもある。例えば、ある人の名前、年令、職業などの情報はw:個人情報と呼ばれ、 不特定多数の他人に知られないように出来ることが求められる。これは、自分の情報を自分でコントロールできることが個人の権利であるという 考え方から来ている。このような権利を、w:プライバシーの権利という。 このような情報を発信したいと思うときには、必ず相手の意思を確認し、また必要がない限り個人情報の発信は避けるようにするのがよい。 また、他人の著作物をデジタルデータの形で手に入れたときに、これを公開することは著作物の作者のw:著作権を侵害する。 著作権は著作物の作者に対して与えられる権利であり、著作物が不特定多数の人間の手にわたらないようにすることが出来る 権利である。この権利は著作物に対しては常に存在するため、他人の著作物を公開することは権利の侵害とみなされ、w:犯罪となる。 そのため、他人の著作物は絶対に公開してはならない。 また、このような情報以外でも、みだりに不正確な情報や虚偽の情報を発信することは、他人の迷惑となる意味でも、 自身の信用を失わないためにも、避けた方がよい。また、特に正確かどうかが定まらない情報の中でも、より偏ったものの見方を する情報を公開することも、自身の信用を失うことから避ける方がよい。例えば、自分の友人の性格や容貌などに対して、 一面的な見方で評価を行なうことは、他人との軋轢を引き起こすことから避けた方がよいだろう。ただし、他人に対して一切の評価を 行なわないことは現実的ではないので、どの程度の情報発信を許すかは各々の場合による。実際にはお互いの間で話し合いを行ない、 どの程度までが許容される範囲であるかを定めるのがよいだろう。ただし、ネットワーク上のコミュニケーションでは、文字以外の 情報を伝達することが困難であるため、より慎重に言葉を選んでコミュニケーションを行なわないと、いさかいにつながると予想されることが 近年の事件から知られるようになって来ている。このため、ネットワーク上でのコミュニケーションは慎重に行ない、判断に迷ったら 出来る限り安全な方を選ぶ方が無難といえる。 ここでは、情報ネットワークを用いて、自分が探したい情報を求める方法について述べる。更に、表計算ソフトウェアを用いて、 得られた情報を分析する手法についても学習する。 ここでは、社会で実際に用いられている情報システムについて扱う。また、情報化社会の発展に伴い、どのようなシステムが必要となるかについて議論する。 ここでは、実際に用いられている情報システムをいくつか選び、その概略についてまとめる。 まず最初に、w:POSシステムについて扱う。POSシステムとは、小売り店などで販売された商品について、売れた商品の種類、価格、時間、客層など のデータを集め、売れ筋の商品、死に筋の商品を 把握するためのシステムである。これらのシステムはコンビニエンスストアなどで用いられていることで有名であり、限られた売場面積しか持たない コンビニエンスストアで、より売れる商品と品数を把握する上で、大きな役割を果たしている。 POSシステムは、店で扱うそれぞれの商品のデータベースを作成し、どの店でどれだけの商品が販売されたかを把握することを目的とする。実際には、 どの店でどの商品が売れたかを調べるために、商品のバーコードなどを元に、売れた商品の種類をデジタルデータとし、取り入れたデータを扱う コンピュータによって、売買の日時や店の位置などとまとめて、売り上げを扱うデータベースとする。作成したデータベースは、 そのまま販売した店で使用することも出来るが、実際には情報通信ネットワークを通じて、いくつかの店からの情報を中心となるコンピュータに収集 する場合が多い。この時、集められたデータは売れ行きがよい商品とそうでない商品を見出すために用いられる。 このシステムの利点は、本来様々な連絡をくり返さないと集められないはずの商品データを、半自動的に1か所に収集できることにある。これによって、 より正確に消費者のw:ニーズをとらえた、商品の注文、開発を行なうことが出来る。 情報システムとしてのPOSシステムは、w:データベースや情報通信ネットワークを用いて作成する。 データベースについては高等学校情報Bなどを参照。 実際にPOSシステムを作成するときには、データベースの速度性能や、データベース内に貯えることが出来るデータの量などに厳しい制限があることが多いため、 要求通りに動くPOSシステムを作成することはそれほど簡単な作業ではない。また、実際にデータベースを用いるときには、商用の高性能な データベースソフトウェアを用いることが多いため、費用の面でもそれほど安価にはならないことが普通である。そのためこれらのプログラムの 作成作業は、専門のITベンダが代行することが普通である。 次に、WWWを用いた、ショッピングシステムについて扱う。WWWはw:ワールドワイドウェブの略であり、HTTPプロトコルを用いて、情報の検索などを行なう サービスの事を指す。ショッピングシステムとは、特にブラウザを用いて商品の画像などを頼りに買い物を行なうことができるようにすることを 目的としている。代金の支払いには、クレジットカードなどを用いることが多い。ショッピングサイトの非常に有名な例として http://www.amazon.co.jp が あげられるが、現在では大手の小売り店の多くが、このようなサービスを行なっている。 ショッピングシステムの導入には、多くの技術が必要となる。まず最初に、利用者の希望に応じて扱う情報を変化させる手法について述べる。 ショッピングサイトの作成には、商品のデータを商品の画像も含めて、データベース化することが必要である。 サイト側は各々のデータを利用者の希望に応じて引き出し、対応するページを表示することが必要となる。また、利用者が探しているものの名前が既に わかっている場合には、サーバ側は商品の中から対応する名前の商品を検索し、クライアントに提示できることが望ましい。 特に検索を行なうためには、サーバ側はブラウザ側から受け取った情報を元にして、情報の検索を行なう必要があることがわかる。 実際、サーバと連係して働き、データの検索などのサーバが提供しない機能を提供するソフトウェアが存在する。ソフトウェアが存在する。 例えば、w:CGI、w:PHP、w:JSP等の技術がこの例である。 このようなプログラムに対して、サーバはクライアントから受け取った情報を提供する。受け取ったプログラムは、受け取ったデータに対して所定の 動作を行ない、その結果をサーバに戻す。結果を受け取ったサーバは、それを用いて、クライアントのブラウザに送信するための情報を 生成し、それをクライアントに送信する。このような一連の動作によって、クライアントは自分が欲しい情報を、的確に得ることができるのである。 このようにサーバ側のプログラムによって生成されたページを、'動的に生成'されたページと呼ぶ。一方、常に変化しない情報を扱うページを、 '静的に生成'されたページと呼ぶことがある。 ここまでで利用者の希望に応じて扱う情報を変化させる手法について述べた。ここからは、利用者のw:認証を扱う方法について述べる。 HTTPプロトコルは、クライアント側からの送信とサーバ側からの返信をくり返すことを定めたプロトコルである。ここで、クライアントから 送信できる情報には、ページの場所以外に、サーバに与えたいw:変数を送信することも許可されている。そのため、この情報を用いて、 あるページを利用した利用者が、サイト内の別のページを利用した利用者であることを知ることが出来る。例えば、ある商品を購入することを 決めた利用者が、実際に購入の手続きを行なうためのページを訪れたものとする。この時、ある商品の購入を決めて、購入の予約を したときに限って送信される変数を見ることで、その人が確かに商品を購入する予定の人であることがわかる。このように、 ページの利用者がどの利用者であるかを知るための手法をw:認証と呼ぶ。 上の方法は、利用者が一旦他のサイトを利用してから戻って来た場合には使用できないという欠点がある。現在多く用いられている 方法では、認証を行なうためにw:クッキー(w:Cookie)を用いる。クッキーは、サーバ側からクライアント側に送信され、クライアント側が コンピュータ上に保存するよう定められている小さいデータである。ブラウザは対応するクッキーを送って来たサーバにアクセスするときには 常に、クッキーを送信するよう定められている。このことによって、例え他のサイトを経由してからアクセスしたとしても、 その人が確かに対応する利用者であることが知られるのである。クッキーはショッピングサイト以外でもログイン、ログアウトを用いるサイトでは よく用いられる。例えば、w:MediaWikiは、認証にクッキーを用いるソフトウェアの例である。 最後に、我々が普段用いているパーソナルコンピュータについてより詳しく述べる。これらのコンピュータはw:サーバ用途のコンピュータと比較して、 w:クライアント向けコンピュータと呼ばれることがある。我々が用いているコンピュータは、w:CPU、w:メモリ、w:ビデオカード などから構成されている。適切なプログラムを用いることで、我々はCPUを自由に扱うことが出来る。しかし、これらの命令は電気信号であるので、 我々が実際に送られている命令を読み取ることは容易ではない。そのため、CPUに対する命令を送るための機具として、w:キーボードやw:マウスなどの 機具が用いられるようになった。これらがCPUに送る命令に対して、我々が望む通りの動作を起こさせるプログラムが実際に作成されており、 このようなソフトウェアをw:OSと呼ぶ。我々が用いているコンピュータには既にOSがインストールされているものが多い。しかし、OSが インストールされずに販売されているコンピュータも少数ながら存在し、それらのコンピュータを用いるときには、まず最初にOSを導入することが 普通である。よく用いられるOSとして、w:Windows、w:Mac OS、w:Linuxがある。ここでは、主にLinuxを例に取って説明する。これは、Linuxの w:ソースコードが公開されており、ソフトウェアの学習に用いることができることと、Linuxが基本的に無料であり、極めて高性能であることによる。 コンピュータを起動するとき、Linuxは、コンピュータに接続されている機器について調べ、それらを正常に用いることが出来ることを確認する。 この手順が正常に終了すると、Linuxは利用者に対して、利用者が実際に行ないたい作業をコンピュータに与える ように促す。最も簡単なシステムでは、w:シェルという1群のソフトウェアがこの目的で用いられる。シェルは、コンピュータに既に インストールされているソフトウェアに関する情報を貯えており、それらの起動、複写、削除などを行なうための基本的な機能を備えている。 シェルは、キーボードから与えられた文字列を適切なルールで解釈することで、利用者からの命令を受け取っている。文字列で与えられた命令を 解釈するためのプログラムは、w:パーサ(字句解析器)と呼ばれ、高度な計算機技術の例として知られている。詳しくは、計算機科学などを参照。 一方、現在のビデオカードを用いると画面に描かれる内容を自由に制御することが出来るため、実行したい命令のそれぞれをw:アイコンを用いて 映像化し、それらをw:マウスでw:クリックすることで、対応する命令を実行するという情報伝達の手法が研究された。 これらの手法を、w:GUI(Graphical User Interface)と呼ぶ。GUIは、現在のクライアント向けコンピュータでは標準的に用いられており、 初心者でもコンピュータを操作することが容易になる手法として知られている。 Linuxでは、w:X Window Systemと呼ばれるソフトウェアを用いて、GUIを実現することが多い。X window は、OSとは異なるものの、 キーボードやマウス、ビデオカードを扱って入力の受け付けと画面への表示などを扱うソフトウェアである。実際にビデオカードを用いる時には、 X windowは、画面を細かい点の集まり(w:ピクセルと呼ぶ)として把握し、それらのピクセルに対応する情報をビデオカードに送るよう、CPUに命令する。 表示する情報を上手く作ることで、ウィンドウ、アイコンなどの絵を描くことができる。これらのアイコンに対して、実行したい命令を 当てはめることで、コンピュータの動作を制御できるわけである。 実際にはアイコンを用いて、コンピュータを操作するために必要十分な情報を提供することが重要である。このような一群のソフトウェアを w:デスクトップマネージャと呼ぶ。ここではそれらの詳細には立ち入らないが、w:GNOME、w:KDEの両者が有名である。 特に、一般業務でよく用いられる機能を実現したソフトウェアを、w:アプリケーションと呼ぶ。これらは、シェルを用いて起動する事も出来るが、 GUIを用いて起動できるようにもなっていることが普通である。主要なアプリケーションとしては、Webブラウザ、メーラ、ワードプロセッサ、 表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアなどがあげられる。これらのソフトウェアは多くの場合GUIを用いて利用者との情報伝達を行なうため、 X window システムを起動した上で、用いられることが多い。 Linuxで用いられるアプリケーションとしては、ブラウザとしてはw:Firefox、メーラとしてはw:Thunderbird、 それ以外にワードプロセッサ、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアとして、w:OpenOfficeが有名である。これらの ソフトウェアはどれもw:オープンソースの手法で開発されており、無料で手に入れることが出来、どれも非常に高機能であることが 知られている。 情報システムはこれまでにも多く作成され、我々の生活の様子を変えて来た。これからも様々な情報システムが構築され、我々の 生活に変革を迫っていくことが予想される。我々はこれらのシステムのあり方に興味を持ち、これらのあり方について考えることが求められるのである。 情報化が社会にもたらす影響について、情報通信ネットワークを用いて調べ、それについて考察せよ。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "情報技術 > 高等学校情報C", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "情報Cでは、情報のデジタル化のしくみについてより詳しく説明する。また、通信機器のしくみについて詳しく説明し、その使い方について述べる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "高等学校情報Bでは、様々な情報を0と1だけを用いて表現する方法について述べた。ここではそれらの手法についてより詳しく説明する。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ここでは、数値、文字、音、映像データなどの扱い方についてより詳しく述べる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "まず、数値について説明する。高等学校情報Bでは、数値は実数と整数の表わし方について 述べた。ここではそれらについてより詳しく扱う。整数は、10進数で書かれた数を2進数で表わすことで、 デジタルデータとすることが出来た。ここでは、10進数で書かれた数と、2進数で書かれた数の関係について 扱う。10進数で、'abc.de'と書かれる数があるとする。例えば、123.45などの小数は、この形で表わされる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "このとき、この数は", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "と書くことが出来る。これは、10進法では、大きさが10倍になるごとに、桁が1つずれることに対応している。 このような記法は、1つの整数の組(a, b, c| d, e)から、唯一の10進数の数を定める方法を与える。ただし、|の記号は、小数点の位置を表わしている。 このことの逆として、全ての10進数で書かれた有限小数に対して、ただ1つの数の組が対応することも わかる。ただし、数の組に含まれる整数の数は、与えられた有限小数の性質に応じて変化するものとする。 逆の証明は数学的帰納法によらなければならないのでここでは省略するが、ある整数nに対して、対応する数の組を見つけ出す方法を与えておく。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "この展開は、10のべき乗ではなく2のべき乗を用いて行なっても、全く変化することなく行なうことが出来る。 同様に得られた数の組に対して、ただ1つの小数を対応させる方法もすぐにわかる。例えば、数の組(a, b, c, d, e|)に対しては、", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "というただ1つの整数が対応する。このような記法で書かれた数を10進数に対して2進数と呼ぶ。実際には10や2だけでなく、 任意の自然数nに対してn進数を構成することが出来る。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "実際には2進数で大きい値を書くと扱いづらくなることから、8進数(w:オクタル)や16進数(w:ヘキサデシマル)が用いられることが多い。 8進数や16進数が用いられるのは、8や16が、2のべき乗で表わされる数であり、対応がつけやすいことによる。 例えば、111000111000のような大きい2進数があったとする。 このとき、8進数では、この値を3つずつに区切って、読み取ればよい。 これは、8が2の3乗に等しいことによる。 上の例では、111は、8進数で7に対応し、000が、0に対応することから、8進数では7070と書くことが出来る。 ここで、数が8進数で書かれていることを示すために昔のC言語の八進数リテラル表現を借りて \"0\" を前置して、07070 の様に表記することがある。 一般に、8進数では0から7までの数字を用いることに注意。 一方、16進数では、2進数を4つずつに区切って扱うことが出来る。 16進数は10進数より多くの数字を使うため、0から9の数字では数字が足りなくなる。これを補うため、9の後に A,B,C,D,E,F あるいは a,b,c,d,e,f が用いられる。 上の例は、 1110: E, 0011: 3, 1000: 8を用いて、E38と書ける。 16進数は、C言語の16進リテラル表現を借りて \"0x\" を前置して 0xE38 の様に表記することが多い。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "次に、負の整数の扱い方について述べる。 ある数の正負を表す方法は、いくつかある。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "が代表的だが、w:1の補数など他の方法が採用される場合もある。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "多くのプロセッサーでは、整数には2の補数表現が用いられ、浮動小数点数には符合ビット表現(符号+指数+仮数)が用いられる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "高等学校情報Bでは、コンピュータが扱う文字に対して互いに重複しないある数値を当てはめ、それによって文字を扱うことを述べた。ここでは具体的な 文字コードとしてw:アスキー(ascii)コードと、w:ユニコード(UNICODE)について扱う。asciiコードは、aからzまでの小文字アルファベットとAからZまでの大文字 アルファベットを含む、128種類の文字を表わす広く用いられる1w:バイトの文字コードである。それぞれの文字と数値の対応はw:アスキーを参照。 実際に文字が数値と対応付けられていることを見るために、ここではw:プログラミング言語w:Pythonを用いる。Pythonについて詳しくは、 高等学校情報Bを参照。Pythonはデータ型として文字列を 扱うことが出来るが、特に、\"\\xi??\"の記法によって、1バイトの情報を直接書きこみ、それを文字列として扱うことが出来る。ここで、??は、16進数で 表わされる数値である。そのため、ここでasciiコードに対応する数値を書きこみ、結果が文字として表示されれば、asciiコードが対応する文字を 表わす数値を与えていることが示される。具体的には、", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "などを実行してみるとよい。16進数での61は、asciiコードでは'a'に対応する。そのため、これを実行すると、画面に'a'が出力されるはずである。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "次に、ユニコードについて述べる。世界には様々な文字が存在するが、それらの文字には互いに重複した文字コードが与えられており、異なった言語の 文字を同じファイル内で用いるためには特別な工夫が必要であるという情況があった。その情況を打開するために用いられるようになった文字コードが ユニコードと呼ばれる方式である。ユニコードは世界で用いられる全ての言語に対して、単一の文字コードを与えて、それらを統一的に扱うことを 目指した文字コード体系である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "ユニコードを作成することは、用いる情報を増やすことで、 扱う文字の数を無限に増やせることを考えると、単に現存する文字を集めることだけが目的のプロジェクトのように思われる。しかし、実際には asciiコードなどの有力な文字コードに対する互換性などを保持するため、それらと重複しない文字コードを作成することが重要となった。 asciiコードでは、当てはめられている文字は128個だけである。一方、1バイトの情報は、256通りの情報を表わせる。これは、1バイトが8w:ビットに 対応しており、用いられる情報が 2 8 = 256 {\\displaystyle 2^{8}=256} 通りだけあることによる。そのため、asciiコードに対応する文字に1バイトだけを当てはめるコードを用いても asciiコードで用いられていない数値に対応するバイトから始まるバイト列を他の文字に対応させることで、2、3、4バイトの情報で表わされる文字を 作ることが行なわれた。現在よく用いられているユニコードとして、w:UTF-8と呼ばれる文字コードがあるが、これはasciiとの互換性を維持している。 この文字コードは、1から4バイトの情報をそれぞれの文字に当てはめている。日本語で用いられるひらがな、かたかな、漢字はどれも3バイトで表わされる。 通常、日本語のデータを扱うためには、 256 2 = 65536 {\\displaystyle 256^{2}=65536} 通りの文字を用いれば事が足りるため、これまでの日本語文字コードでは、それぞれの文字を 2バイトで表わすことが多かった。一方、UTF-8を用いると、1文字当たりに必要となるサイズが増えるため、日本語のデータの大きさが増えることが 問題となる。しかし、UTF-8を用いることで他の言語との親和性が高くなることから、UTF-8は広く用いられるようになっている。 UTF-8の使い方を確かめるために、Pythonを用いてみる。例えば、日本語の'あ'に対応するUTF-8は、'0xe38182'である。ここで、", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "を実行すると、'あ'が表示されるはずである。ただし、これは用いている環境が、UTF-8の日本語を表示できるかによるため、情況によっては うまくいかないこともあるかも知れない。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "次に、音の保存方法についてより詳しく述べる。高等学校情報Bでは、音がただ1つの数値を時間的に 記録し続けることで、デジタルデータへと変換できることを述べた。このような音声データをw:PCM形式と呼ぶ。この形式は 非常にファイルのサイズが大きくなることが多く、楽曲を配付するような目的ではデータの通信に時間がかかることが 問題となる。この問題を解決するため、データのw:圧縮を行なう方法が工夫された。圧縮とは、データの性質を できるだけ変えないように保ったまま、データのサイズを小さくすることである。データの圧縮については次章でより詳しく扱う。 よく用いられる圧縮形式には、w:MP3形式がある。この圧縮法の詳細にはふみこまないが、詳しく知りたい場合にはja.wikipediaの対応する 記事などを用いるとよいだろう。また、上で用いた圧縮形式は、ライセンスに制約があり、保存されたファイルを用いることに 制限が生じる場合がある。この制限を乗り越えるため、w:Ogg Vorbis形式の圧縮法が提唱された。 この形式は、ライセンスによる制約が生じないように工夫されているため、今後広まっていくものと考えられる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "次に、画像の保存法について詳しく述べる。高等学校情報Bで、画像が各点(w:ピクセルと呼ぶ)の 赤、青、緑の光の強さ(この3色をw:RGBと略すことがある)で、表わすことが出来ることを述べた。実際には、音楽と同じ理由で、 映像データも圧縮を行なって、データサイズを小さくすることが多い。よく用いられるファイル形式には、w:GIF、w:PNG、w:JPEGなどがある。 ここでは、画像を扱う簡単な方法として、w:XPM形式について述べる。XPM形式とは、文字列をそのまま画像として扱う方式であり、GUIのツールが なくても画像を扱うことが出来る方法として重宝される。XPMはw:C言語で用いることを考えて作られた形式であるので、その記録方式は 少し妙に見える所を含んでいる。ここでは簡単なXPMを扱う。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "典型的なXPMのデータは上のようになっている。最初のstatic char ** a = { と、 最後の }の部分はC言語の対応する機能なのでここでは述べない。 2行目の\"5 5 2 1\"は、それぞれ画像の幅、高さ、用いる色の数、それぞれのピクセルを表わすのに用いる文字の数を定めるパラメータである。 ここでは、縦横5ピクセルの図形で、色の数は2色とし、それぞれの色を扱うためにbとwの文字を用いているのでこのような値にセットしてある。 3、4行目は、それぞれの文字にどの色を当てはめるかを定める行である。ここで、\"w c #ffffff\"の部分は、wに対しては、カラー(Color)で、#ffffff で表わされる色を当てはめることを述べている。ここで、ffffffの表式のうち、最初の2文字は、赤の強さに対応しており、その強さを 16進数で表わした色を表わしている。また、3,4文字目は緑の強さ、5,6文字目は青の強さをそれぞれ表わしている。全ての色の強さが最も 強いときには、対応する色は白であることが知られている。結局3行めは、wに白を当てはめることを述べている。4行目も似た文だが、ここでは、 bに黒を当てはめている。実際の画像データは5から9行目に記録されている。ここでは、白で黒を囲んでいるように見えることを意図しているが わかりづらいかも知れない。実際にXPM形式のデータを扱えるソフトウェアとしては、w:en:ImageMagickなどが知られている。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ここでは、様々な情報機器について説明する。具体的には、w:プリンタ、w:スキャナ、w:デジタルカメラなどを扱う。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "プリンタは、映像などのデータを紙に印刷するための情報機器である。プリンタはビデオカード同様、映像データを3色を用いて 表わし、その情報を元に、紙のある部分に印刷する色を決める。ここで、プリンタが紙に色を転写する方法がいくつかある。 代表的な例として、w:ドットインパクトプリンタ、w:インクジェットプリンタ、w:レーザプリンタなどがある。 ドットインパクトプリンタは、やや古い型の白黒プリンタに多く、w:インクリボンを機械的に叩きつけることで紙に色を写す方式 である。インクジェットプリンタは、近年でもよく用いられる方式であり、カラーと白黒の両方が扱えるタイプが多い。 これは、画像データに対応するように紙にインクを吹き付けることで、紙に色を写す方式である。レーザプリンタは、 やや高価であるが、高速な印刷が出来るため、オフィスなどの業務用のプリンタとして用いられることが多い。こちらも 白黒とカラーを使いわけられるタイプが多い。方式としては、それぞれの色に対応したw:トナーを用い、それにw:レーザを 照射することで、色を写すという方法を用いている。ここで、レーザとは波長のそろった光のことであり、これは減衰することなく 長距離を伝搬することが知られている。また、通常の光と比べてより強い指向性があるため、細かい操作にも向いている。 レーザの照射原理はかなり複雑であることが知られている。w:レーザ、量子光学などを参照。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "次に、スキャナ(w:イメージスキャナ)についてまとめる。スキャナとは、紙などを機械に挟みこみ、その紙に描かれている内容を、デジタルデータに 変換する装置である。描かれている内容を変換する点で、この機器はデジタルカメラに似ているが、大量のデータを読みこむ 用途などでよく用いられる。また、プリンタと同じ機具にスキャナの機能をつけた製品もあり、このような製品はオフィスなどでよく用いられている。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "最後にw:デジタルカメラについてまとめる。デジタルカメラは、既存のカメラと同様、光を集め、それを記録することが出来る 装置である。デジタルカメラと既存のカメラの違いは、既存のカメラが光を記録するのにw:化学反応を用いるのに対して、 デジタルカメラは、光をデジタルデータに変換する機具を用いることにある。ここで、既存のカメラで用いられる化学反応は、 カメラの種類によって異なっているが、銀塩を用いた反応が有名である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "これらの機具を用いて、写真をデジタルデータとして扱ったり、デジタルデータを紙に出力したりすることが出来る。 ただし、デジタルデータは複製が用意であるため、写真を何らかの方法でデジタルデータとして公開した場合には、 それらが不特定多数の人の目にふれる可能性が高い。このことは、写真に写った人の、w:肖像権を侵害する 恐れがあるため、写真を公開するときにはごく注意し、相手の確認を求めるなどの対策を取ることが望ましい。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "ここまでで様々なデータをデジタルデータとして用いる方法について説明して来た。ここまでで知った情報機具などを用いて、 何らかのプレゼンテーションなどを行なうことがここでの課題である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "デジタルカメラ、スキャナなどの機具を用いてプレゼン資料を作成し、実際にプレゼンテーションを行なう。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "ここでは、情報通信ネットワークの性質とそのしくみについて扱う。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "高等学校情報A、高等学校情報Bでは、情報通信ネットワークの重要性や問題点について学んだ。ここでは、 情報通信ネットワークがどのような仕組みで動いているかを説明する。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "情報通信を行なうには、何らかの機具を用いて複数のコンピュータを接続する必要がある。これらを総称して、 w:通信機器と呼ぶ。代表的な例として、w:モデム、w:ADSLモデム、w:イーサネットカードなどが あげられる。これらの機器はそれぞれ異なった原理で他のコンピュータに情報を伝達する。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "ここまでで、コンピュータ間で情報伝達を行なう物理的方法について述べて来た。ここからは、各コンピュータ間で デジタルデータが伝達できるものとして、それを用いてより安定した手法で通信を行なうためにはどのような 手法を用いるかについてまとめる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "まず、複数のコンピュータと通信するために、各コンピュータにそれらを識別するための番号をつける必要がある。 また、個々のコンピュータにつけた番号に加えて、コンピュータをネットワークにつないだときにだけ、 コンピュータに与えられる番号を用意することが望ましい。これは、例えばあるコンピュータを一旦ネットワークから 切り離して、別の組織に属するネットワークに接続しなおしたとき、そのコンピュータがその時点では 移された側の組織からネットワークに接続していることを、明確にしておくことがそのコンピュータの 場所を見つけ出す上で望ましいからである。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "現在用いられているw:インターネットは、このような手法を用いてそれぞれのコンピュータを管理している。 まず、各々のコンピュータが持っている数値をw:MACアドレスと呼ぶ。この数値は、実際にはコンピュータではなく、 コンピュータの通信機器が持っている数値である。複数の通信機器を持っているコンピュータは複数のMACアドレスを 持っていることになる。次に、各々の組織に与えられ、コンピュータを接続する時に個々のコンピュータに 与えられる番号を、w:IPアドレスと呼ぶ。IPアドレスを個々の組織ごとに与えることは、ある1群のIPアドレスが 常にある機関に属することを保証することで、情報通信を簡単にする働きがある。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "また、あるIPアドレスを持ったコンピュータに対して、より安定した方法で情報の伝達を行ないたいことがある。 例えば、通信機器としてモデムを用いたときには、何らかの理由で送った波形が乱され、 正しい情報が伝わらないことがある。このような場合、何らかの手法で発信元にその旨を伝達し、失われた情報を 再送してもらうことが望ましい。このような規格として、現在ではw:TCPと呼ばれる手法が用いられている。 TCPはかなり複雑な手法であるので、ここでは詳しくは述べない。 ここまでで情報通信を行なう手法としてTCP、IPなどの手法を述べて来た。これらをまとめてw:TCP/IPと 呼び、この名称はインターネットで用いられるw:プロトコルとして有名である。ここで、プロトコルとは、 情報通信を行なう形式のことを総称する場合に用いられる用語であり、英語の名詞protocol'手順、規約'から来ている。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "ここからは、情報通信における個人認証や暗号化の重要性について述べる。インターネットを利用するときなどには、 重要な個人情報をネット上に流す必要がある場面がある。例えば、飛行機の予約やインターネットバンキングを用いる 時には、利用者が代金を支払う方法を指定しておく必要があり、そのために、利用者が誰であるかを知っておく必要が ある。デジタルデータは、その性質上複製が容易であるため、これらのデータを丁寧に扱わないと、相手に伝達する途中に 他人に読み取られる恐れがある。このため、例えその内容を見られたとしても、容易には内容を解読されない仕組みを用意することが望ましい。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "このような仕組みとして、w:暗号を用いる方法がある。具体的には、送信するデータを暗号化し、送った先で 再び元の内容に戻すという手法である。暗号化の手法にはいくつかの有力な方法が知られている。このうちの 多くの手法では、利用者にw:パスワードの入力を求め、そのパスワードに何らかの変換を施した結果が、 対応するデータに記録されている結果と一致しているかどうかで、暗号を読むことが許可されているかどうかを 見る。そのため、暗号を用いるときには、簡単かつ推測されにくいパスワードを作成することが重要である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "パスワードは、ネットワークを挟んで相手が求めている人であるかを決めるためにも用いられる。 このような作業を個人w:認証と呼ぶ。このようなパスワードはネットワーク中に送信される前に 暗号化されることが望ましい。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "ここでは、情報の通信速度の単位や得られた情報の誤りを検出する方法、また情報の圧縮について簡単にまとめる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "情報通信速度とは、単位時間あたりにどれだけの情報を伝達できるかを表わす値である。単位としては、 w:bpsを用いる。これは、 bit per second 'ビット毎秒'の略である。ここで、w:ビットとは、 2通りの情報を表わす量である。2通りの情報とは、0と1で表わされる情報のことであるので、 例えば1bpsは、1秒あたりに1つの0か1を伝達できるということを表わしている。コンピュータ間の情報伝達は、 0か1の信号を伝達することで行なわれるので、この単位は、情報伝達の速度を表わす単位としての役割を果たす。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "次に、情報伝達によって得られた情報が正しいかどうかを検出する方法について述べる。情報伝達ネットワークを 通して得られた情報は、伝達の過程で変化してしまうことがある。これは、伝達される信号が電気信号であり、 外部的な要因から影響を受けることがあることから、避けられないことといえる。伝達された情報が 間違ったものとなってしまうことは望ましくないことであり、何らかの方法でこれらを検出する方法が必要となる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "実際には情報が誤ったものであることを検出する多くの方法が存在し、w:誤り検出の方法と呼ばれている。 ここでは、そのうちの簡単なものである、w:パリティビットの方法についてまとめる。 パリティビットとは、送信する情報の中の0または1の数を、常に偶数、または奇数に保つように、送信する データに1ビットのデータを加える手法である。仮に、送信された情報に1ビット分の誤りが現われたときには、 これは、元々が偶数であったなら奇数となり、奇数であったなら偶数となることから、何らかの誤りが生じたことが 検出されるのである。この手法は簡単だが、2つ以上の誤りが生じたときには誤りが起こったことを検出できない ことがあることに難点がある。より高度な誤り検出手法としては、w:CRCがあげられるが、この手法の説明には かなり高度な数学を要するので、ここでは扱わない。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "最後に、情報の圧縮手法についてまとめる。情報の圧縮とは、情報が持つ内容を変化させないで、情報の 大きさを減らす手法である。ここでは、簡単な情報圧縮の手法であるw:ランレングス法(w:en:Run-length encoding)について まとめる。ランレングス法とは、同じ値が長く続いているときに、それをその値と値の数に置き換える 手法である。例えば、aaaaabbbbbcccccというデータがあったとする。このとき、データの数に注目して、 a5b5c5とまとめたとしても、データの指す内容は変わらない。これによってデータの大きさを減らすことが できたわけである。ランレングス法はわかりやすいが、同じ値がくり返されるような情報に対してしか 効果が得られない。より一般的な圧縮法についてはw:圧縮などを参照。ただし、これらの内容は高度な内容である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "ここでは、実際にインターネットを利用して、コミュニケーションを行なう手法について述べる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "インターネットを通じて提供されるサービスの主要なものとして、w:ワールドワイドウェブ(WWW)、 w:電子メールがあげられる。これらは、インターネットを通じて用いられることから、 どちらもTCP/IPをプロトコルとして用いている。しかし、これらの手法は、TCP/IPに加えて、 WWWではw:HTTP、電子メールはw:SMTP、w:POP3などのプロトコルを用いている。 実際にはプロトコルは階層構造になっており、HTTPなどのプロトコルは、TCP/IPのプロトコルを 使用することを前堤とした上で、定義される手法である。具体的には、HTTPは、TCP/IPを用いて 接続の相手を確立した後、実際に伝達される情報などを定めている。例えば、Webページを送ってほしい時には、クライアントは", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "という情報をサーバに送信する必要がある。このように、実際に情報を受け渡すときに、どのような指令を送るかを定めたのがHTTPプロトコルである。 TCP/IPは、情報を間違いなく送信する部分と、送信先のコンピュータの位置を探す部分を担当しており、どのような情報が送信されているかには 関係していないことに注意が必要である。プロトコルにおける階層構造のより詳しい説明については、w:OSI参照モデルなどを参照。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "ここまでで、WWWと電子メールがそれぞれのプロトコルに従って情報伝達を行なうことについて述べた。 プロトコルに従うためには、これらのプロトコルに従って情報を発信するソフトウェアを手に入れることが 望ましい。具体的にはこれらのソフトウェアは、WWWに対しては、w:Webブラウザ、 電子メールに対しては、w:メーラ、w:MUAなどと呼ばれる。 実際にはプロトコルを扱うだけでなく、読みこんだ情報を表示したり、メールを整理したりするための 機能も追加されるため、これらのソフトウェアは高度なものとなりやすい。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "オープンソースのWebブラウザには、有名なものとしてw:Firefoxがあげられる。 また、メーラとしてはw:Thunderbird、w:Evolutionが有名である。 ここでは、Firefoxと、Thunderbirdを用いて、その使用法について簡単にまとめる。ここではこれらは既に 導入されているものとする。導入の情報については、後述の付録を参照。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "Firefoxを起動すると、ホームに登録されているWebページが表示される。実際にはこのWebページを取得するために 既に、HTTPプロトコルを用いた情報伝達がなされていることに注意。与えられたw:URLに存在する情報を取得するには、 上方にあるバー内に、対応するURLを書きこめばよい。例えば、 http://en.wikibooks.org/wiki/Main_Page などを試してみよ。これによって、対応するコンピュータにHTTPプロトコルを 用いた情報が送信される。ここで、相手方のコンピュータを指定するには本来IPアドレスを指定する必要があったことに 注意が必要である。上では人間にも読める文字列を用いたので、これをIPアドレスに変換する機構が存在することになる。 この様な機構を'名前解決'と呼び、これを行なうサーバをw:DNSサーバと呼ぶ。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "ここまででHTTPプロトコルを用いて情報を取得する方法について学んだ。実際には、ブラウザには他にも機能が存在する。 例えば、既に訪れたWebページを記録しておく機能や、よく閲覧するWebページを登録しておく機能などがある。 それ以外にもブラウザには、w:HTMLやw:JavaScriptを解釈するなど多くの機能があるが、ここでは詳しくは扱わない。Firefoxなどを参照。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "ここからは、Thunderbirdについて解説する。Thunderbirdはメールの送信と受信を行なうことが出来るが、実際に メールの配信を行なうのは、メールサーバと呼ばれるプログラムであり、Thunderbird自体はその機能を持っては いない。実際にThunderbirdが行なっているのは、メールサーバが受け取ったメールをクライアントのコンピュータまで 取り寄せる作業や、クライアントが送信したいメールをメールサーバに送り届ける作業である。 これらの作業にはそれぞれPOP3プロトコルとSMTPプロトコルが対応しており、それぞれのプロトコルに対応する メールサーバの名称(もしくはIPアドレス)をThunderbirdに与えておく必要がある。ここではそのような作業が 既に行なわれているものとする。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "Thunderbirdには、文章を作成する機能も含まれており、それを用いて送信する文章を作成することが出来る。 文章の作成が終わったら、送信先のw:メールアドレスを入力する。メールアドレスの整理にアドレス帳という 機能を用いることもできるが、ここでは扱わない。メールアドレスの入力が終わったら、メールの送信を行なう。 メールの送信はSMTPプロトコルを通じて行なわれる。Thunderbirdは、入力された文章とメールアドレスを用いて、 プロトコルに従った情報を作成し、指定されたメールサーバに送信したいデータがあることを知らせる。 このとき、SMTPサーバは認証を行なうよう求める。これもSMTPプロトコルによって定められた手順である。 認証には自分のIDと、パスワードが必要である。IDとパスワードも正しい形式と順番で送信しないとメールサーバは 応答しない。しかし、その作業はThunderbirdが代行するので、単にIDとパスワードの欄に与えられた情報を 書きこめばよい。パスワードが正しいときには、サーバは送信したい情報を送信するよう促すので、Thunderbirdは、 これを送信する。これでSMTPプロトコルを用いたメール送信は完了である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "自分に来たメールを閲覧するときにもほぼ同じ手順が用いられる。POP3プロトコルは、認証を行ない、それが 成功すると、対応するIDに送信されたメールをクライアントに向けて送信する。これを受信することがThunderbirdの行なう作業である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "他にも、メーラには送られて来たメールがHTML等で書かれていたときにそれを正しく表示するなどの機能が含まれている。 詳しくはThunderbirdなどを参照。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "ここでは、情報発信に伴う責任についてまとめる。また、収集した情報を表計算ソフトウェアを用いて分析する手法についても扱う。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "今日では情報機器を用いることで、個人が広く情報を発信することが可能になって来た。しかし、情報を発信することが簡単に なったとはいえ、発信には多くの責任が伴うことを忘れてはならない。間違った情報や不正確な情報は、社会を混乱させることが あり得るからである。ここでは、情報発信に伴う責任について簡単にまとめる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "まず最初に、情報の中にはそれを秘密にすることが要求されるものがあることに注意する必要がある。例えば、クレジットカードの 暗証番号などに代表される、パスワードに類するものは、その最たる例である。しかし、それ以外にも道義的にもw:法的にも それを出来る限り秘密にすることが当然とみなされるものもある。例えば、ある人の名前、年令、職業などの情報はw:個人情報と呼ばれ、 不特定多数の他人に知られないように出来ることが求められる。これは、自分の情報を自分でコントロールできることが個人の権利であるという 考え方から来ている。このような権利を、w:プライバシーの権利という。 このような情報を発信したいと思うときには、必ず相手の意思を確認し、また必要がない限り個人情報の発信は避けるようにするのがよい。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "また、他人の著作物をデジタルデータの形で手に入れたときに、これを公開することは著作物の作者のw:著作権を侵害する。 著作権は著作物の作者に対して与えられる権利であり、著作物が不特定多数の人間の手にわたらないようにすることが出来る 権利である。この権利は著作物に対しては常に存在するため、他人の著作物を公開することは権利の侵害とみなされ、w:犯罪となる。 そのため、他人の著作物は絶対に公開してはならない。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "また、このような情報以外でも、みだりに不正確な情報や虚偽の情報を発信することは、他人の迷惑となる意味でも、 自身の信用を失わないためにも、避けた方がよい。また、特に正確かどうかが定まらない情報の中でも、より偏ったものの見方を する情報を公開することも、自身の信用を失うことから避ける方がよい。例えば、自分の友人の性格や容貌などに対して、 一面的な見方で評価を行なうことは、他人との軋轢を引き起こすことから避けた方がよいだろう。ただし、他人に対して一切の評価を 行なわないことは現実的ではないので、どの程度の情報発信を許すかは各々の場合による。実際にはお互いの間で話し合いを行ない、 どの程度までが許容される範囲であるかを定めるのがよいだろう。ただし、ネットワーク上のコミュニケーションでは、文字以外の 情報を伝達することが困難であるため、より慎重に言葉を選んでコミュニケーションを行なわないと、いさかいにつながると予想されることが 近年の事件から知られるようになって来ている。このため、ネットワーク上でのコミュニケーションは慎重に行ない、判断に迷ったら 出来る限り安全な方を選ぶ方が無難といえる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "ここでは、情報ネットワークを用いて、自分が探したい情報を求める方法について述べる。更に、表計算ソフトウェアを用いて、 得られた情報を分析する手法についても学習する。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "ここでは、社会で実際に用いられている情報システムについて扱う。また、情報化社会の発展に伴い、どのようなシステムが必要となるかについて議論する。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "ここでは、実際に用いられている情報システムをいくつか選び、その概略についてまとめる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "まず最初に、w:POSシステムについて扱う。POSシステムとは、小売り店などで販売された商品について、売れた商品の種類、価格、時間、客層など のデータを集め、売れ筋の商品、死に筋の商品を 把握するためのシステムである。これらのシステムはコンビニエンスストアなどで用いられていることで有名であり、限られた売場面積しか持たない コンビニエンスストアで、より売れる商品と品数を把握する上で、大きな役割を果たしている。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "POSシステムは、店で扱うそれぞれの商品のデータベースを作成し、どの店でどれだけの商品が販売されたかを把握することを目的とする。実際には、 どの店でどの商品が売れたかを調べるために、商品のバーコードなどを元に、売れた商品の種類をデジタルデータとし、取り入れたデータを扱う コンピュータによって、売買の日時や店の位置などとまとめて、売り上げを扱うデータベースとする。作成したデータベースは、 そのまま販売した店で使用することも出来るが、実際には情報通信ネットワークを通じて、いくつかの店からの情報を中心となるコンピュータに収集 する場合が多い。この時、集められたデータは売れ行きがよい商品とそうでない商品を見出すために用いられる。 このシステムの利点は、本来様々な連絡をくり返さないと集められないはずの商品データを、半自動的に1か所に収集できることにある。これによって、 より正確に消費者のw:ニーズをとらえた、商品の注文、開発を行なうことが出来る。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "情報システムとしてのPOSシステムは、w:データベースや情報通信ネットワークを用いて作成する。 データベースについては高等学校情報Bなどを参照。 実際にPOSシステムを作成するときには、データベースの速度性能や、データベース内に貯えることが出来るデータの量などに厳しい制限があることが多いため、 要求通りに動くPOSシステムを作成することはそれほど簡単な作業ではない。また、実際にデータベースを用いるときには、商用の高性能な データベースソフトウェアを用いることが多いため、費用の面でもそれほど安価にはならないことが普通である。そのためこれらのプログラムの 作成作業は、専門のITベンダが代行することが普通である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "次に、WWWを用いた、ショッピングシステムについて扱う。WWWはw:ワールドワイドウェブの略であり、HTTPプロトコルを用いて、情報の検索などを行なう サービスの事を指す。ショッピングシステムとは、特にブラウザを用いて商品の画像などを頼りに買い物を行なうことができるようにすることを 目的としている。代金の支払いには、クレジットカードなどを用いることが多い。ショッピングサイトの非常に有名な例として http://www.amazon.co.jp が あげられるが、現在では大手の小売り店の多くが、このようなサービスを行なっている。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "ショッピングシステムの導入には、多くの技術が必要となる。まず最初に、利用者の希望に応じて扱う情報を変化させる手法について述べる。 ショッピングサイトの作成には、商品のデータを商品の画像も含めて、データベース化することが必要である。 サイト側は各々のデータを利用者の希望に応じて引き出し、対応するページを表示することが必要となる。また、利用者が探しているものの名前が既に わかっている場合には、サーバ側は商品の中から対応する名前の商品を検索し、クライアントに提示できることが望ましい。 特に検索を行なうためには、サーバ側はブラウザ側から受け取った情報を元にして、情報の検索を行なう必要があることがわかる。 実際、サーバと連係して働き、データの検索などのサーバが提供しない機能を提供するソフトウェアが存在する。ソフトウェアが存在する。 例えば、w:CGI、w:PHP、w:JSP等の技術がこの例である。 このようなプログラムに対して、サーバはクライアントから受け取った情報を提供する。受け取ったプログラムは、受け取ったデータに対して所定の 動作を行ない、その結果をサーバに戻す。結果を受け取ったサーバは、それを用いて、クライアントのブラウザに送信するための情報を 生成し、それをクライアントに送信する。このような一連の動作によって、クライアントは自分が欲しい情報を、的確に得ることができるのである。 このようにサーバ側のプログラムによって生成されたページを、'動的に生成'されたページと呼ぶ。一方、常に変化しない情報を扱うページを、 '静的に生成'されたページと呼ぶことがある。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "ここまでで利用者の希望に応じて扱う情報を変化させる手法について述べた。ここからは、利用者のw:認証を扱う方法について述べる。 HTTPプロトコルは、クライアント側からの送信とサーバ側からの返信をくり返すことを定めたプロトコルである。ここで、クライアントから 送信できる情報には、ページの場所以外に、サーバに与えたいw:変数を送信することも許可されている。そのため、この情報を用いて、 あるページを利用した利用者が、サイト内の別のページを利用した利用者であることを知ることが出来る。例えば、ある商品を購入することを 決めた利用者が、実際に購入の手続きを行なうためのページを訪れたものとする。この時、ある商品の購入を決めて、購入の予約を したときに限って送信される変数を見ることで、その人が確かに商品を購入する予定の人であることがわかる。このように、 ページの利用者がどの利用者であるかを知るための手法をw:認証と呼ぶ。 上の方法は、利用者が一旦他のサイトを利用してから戻って来た場合には使用できないという欠点がある。現在多く用いられている 方法では、認証を行なうためにw:クッキー(w:Cookie)を用いる。クッキーは、サーバ側からクライアント側に送信され、クライアント側が コンピュータ上に保存するよう定められている小さいデータである。ブラウザは対応するクッキーを送って来たサーバにアクセスするときには 常に、クッキーを送信するよう定められている。このことによって、例え他のサイトを経由してからアクセスしたとしても、 その人が確かに対応する利用者であることが知られるのである。クッキーはショッピングサイト以外でもログイン、ログアウトを用いるサイトでは よく用いられる。例えば、w:MediaWikiは、認証にクッキーを用いるソフトウェアの例である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "最後に、我々が普段用いているパーソナルコンピュータについてより詳しく述べる。これらのコンピュータはw:サーバ用途のコンピュータと比較して、 w:クライアント向けコンピュータと呼ばれることがある。我々が用いているコンピュータは、w:CPU、w:メモリ、w:ビデオカード などから構成されている。適切なプログラムを用いることで、我々はCPUを自由に扱うことが出来る。しかし、これらの命令は電気信号であるので、 我々が実際に送られている命令を読み取ることは容易ではない。そのため、CPUに対する命令を送るための機具として、w:キーボードやw:マウスなどの 機具が用いられるようになった。これらがCPUに送る命令に対して、我々が望む通りの動作を起こさせるプログラムが実際に作成されており、 このようなソフトウェアをw:OSと呼ぶ。我々が用いているコンピュータには既にOSがインストールされているものが多い。しかし、OSが インストールされずに販売されているコンピュータも少数ながら存在し、それらのコンピュータを用いるときには、まず最初にOSを導入することが 普通である。よく用いられるOSとして、w:Windows、w:Mac OS、w:Linuxがある。ここでは、主にLinuxを例に取って説明する。これは、Linuxの w:ソースコードが公開されており、ソフトウェアの学習に用いることができることと、Linuxが基本的に無料であり、極めて高性能であることによる。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "コンピュータを起動するとき、Linuxは、コンピュータに接続されている機器について調べ、それらを正常に用いることが出来ることを確認する。 この手順が正常に終了すると、Linuxは利用者に対して、利用者が実際に行ないたい作業をコンピュータに与える ように促す。最も簡単なシステムでは、w:シェルという1群のソフトウェアがこの目的で用いられる。シェルは、コンピュータに既に インストールされているソフトウェアに関する情報を貯えており、それらの起動、複写、削除などを行なうための基本的な機能を備えている。 シェルは、キーボードから与えられた文字列を適切なルールで解釈することで、利用者からの命令を受け取っている。文字列で与えられた命令を 解釈するためのプログラムは、w:パーサ(字句解析器)と呼ばれ、高度な計算機技術の例として知られている。詳しくは、計算機科学などを参照。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "一方、現在のビデオカードを用いると画面に描かれる内容を自由に制御することが出来るため、実行したい命令のそれぞれをw:アイコンを用いて 映像化し、それらをw:マウスでw:クリックすることで、対応する命令を実行するという情報伝達の手法が研究された。 これらの手法を、w:GUI(Graphical User Interface)と呼ぶ。GUIは、現在のクライアント向けコンピュータでは標準的に用いられており、 初心者でもコンピュータを操作することが容易になる手法として知られている。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "Linuxでは、w:X Window Systemと呼ばれるソフトウェアを用いて、GUIを実現することが多い。X window は、OSとは異なるものの、 キーボードやマウス、ビデオカードを扱って入力の受け付けと画面への表示などを扱うソフトウェアである。実際にビデオカードを用いる時には、 X windowは、画面を細かい点の集まり(w:ピクセルと呼ぶ)として把握し、それらのピクセルに対応する情報をビデオカードに送るよう、CPUに命令する。 表示する情報を上手く作ることで、ウィンドウ、アイコンなどの絵を描くことができる。これらのアイコンに対して、実行したい命令を 当てはめることで、コンピュータの動作を制御できるわけである。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "実際にはアイコンを用いて、コンピュータを操作するために必要十分な情報を提供することが重要である。このような一群のソフトウェアを w:デスクトップマネージャと呼ぶ。ここではそれらの詳細には立ち入らないが、w:GNOME、w:KDEの両者が有名である。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "特に、一般業務でよく用いられる機能を実現したソフトウェアを、w:アプリケーションと呼ぶ。これらは、シェルを用いて起動する事も出来るが、 GUIを用いて起動できるようにもなっていることが普通である。主要なアプリケーションとしては、Webブラウザ、メーラ、ワードプロセッサ、 表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアなどがあげられる。これらのソフトウェアは多くの場合GUIを用いて利用者との情報伝達を行なうため、 X window システムを起動した上で、用いられることが多い。 Linuxで用いられるアプリケーションとしては、ブラウザとしてはw:Firefox、メーラとしてはw:Thunderbird、 それ以外にワードプロセッサ、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアとして、w:OpenOfficeが有名である。これらの ソフトウェアはどれもw:オープンソースの手法で開発されており、無料で手に入れることが出来、どれも非常に高機能であることが 知られている。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "情報システムはこれまでにも多く作成され、我々の生活の様子を変えて来た。これからも様々な情報システムが構築され、我々の 生活に変革を迫っていくことが予想される。我々はこれらのシステムのあり方に興味を持ち、これらのあり方について考えることが求められるのである。", "title": "情報C" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "情報化が社会にもたらす影響について、情報通信ネットワークを用いて調べ、それについて考察せよ。", "title": "情報C" } ]
情報技術 > 高等学校情報C
<small> [[情報技術]] > 高等学校情報C</small> ---- ==情報C== 情報Cでは、情報のデジタル化のしくみについてより詳しく説明する。また、通信機器のしくみについて詳しく説明し、その使い方について述べる。 ===情報のディジタル化=== [[高等学校情報B]]では、様々な情報を0と1だけを用いて表現する方法について述べた。ここではそれらの手法についてより詳しく説明する。 ====情報のディジタル化の仕組み==== ここでは、数値、文字、音、映像データなどの扱い方についてより詳しく述べる。 =====数値===== まず、数値について説明する。[[高等学校情報B]]では、数値は実数と整数の表わし方について 述べた。ここではそれらについてより詳しく扱う。整数は、10進数で書かれた数を2進数で表わすことで、 デジタルデータとすることが出来た。ここでは、10進数で書かれた数と、2進数で書かれた数の関係について 扱う。10進数で、'abc.de'と書かれる数があるとする。例えば、123.45などの小数は、この形で表わされる。 このとき、この数は :<math> 10^ 2 a + 10^ 1 b + 10^0 c + 10^{-1} d + 10^ {-2} e </math> と書くことが出来る。これは、10進法では、大きさが10倍になるごとに、桁が1つずれることに対応している。 このような記法は、1つの整数の組(a, b, c| d, e)から、唯一の10進数の数を定める方法を与える。ただし、|の記号は、小数点の位置を表わしている。 このことの逆として、全ての10進数で書かれた有限小数に対して、ただ1つの数の組が対応することも わかる。ただし、数の組に含まれる整数の数は、与えられた有限小数の性質に応じて変化するものとする。 逆の証明は数学的帰納法によらなければならないのでここでは省略するが、ある整数nに対して、対応する数の組を見つけ出す方法を与えておく。 # nよりも小さく、しかも10のべき乗で表わされる数の中で、最も大きいものを見つける。 # 1で得たべき乗の指数をeとする。 # nを<math> 10^e</math> で割って、商dと余りrを求める。 # 整数の組の中で、最も上に書くべき量が、dである。 # 1から4の作業をrに対して行なう。rが0だったときには、ここまでの手順で整数の組が見つけ出されたことになる。 この展開は、10のべき乗ではなく2のべき乗を用いて行なっても、全く変化することなく行なうことが出来る。 同様に得られた数の組に対して、ただ1つの小数を対応させる方法もすぐにわかる。例えば、数の組(a, b, c, d, e|)に対しては、 :<math> 2^4 a + 2^3 b + 2^2 c + 2^1 d + 2^0 e </math> というただ1つの整数が対応する。このような記法で書かれた数を10進数に対して2進数と呼ぶ。実際には10や2だけでなく、 任意の自然数nに対してn進数を構成することが出来る。 ;問題例 :;問題 ::次の10進数を2進数を用いて書き直せ。 :::(I) 5 (II) 20 (III) 0.5 (IV) 320.75 :;解答 ::先ほど得た手順を用いて、与えられた数を展開していけばよい。小数の扱い方も展開を用いればよいが、若干非直観的に見えることがあるので注意が必要である。例えば、10進数の0.1は、2進数では無限小数になる。 :;(I) ::<math> 5 = 1 \times 2^2 + 0 \times 2^1 + 1 \times 2^0 \rightarrow 101 </math> :;(II) ::<math> 20 = 1 \times 2^4 + 1 \times 2^2 \rightarrow 10100 </math> :;(III) ::<math> 0.5 = 2^{-1} \rightarrow 0.1 </math> :;(IV) ::<math> 320.75 = 2^8 + 2^6 + 2^{-1} + 2^{-2} \rightarrow 101000000.11 </math> :;問題 ::与えられた2進数を、10進数に変換せよ。 :::(I) 111 (II) 11011 (III) 0.1 (IV) 1101.001 :;解答 ::上で用いた展開の逆を行なえばよい。小数についてはやはり注意が必要である。 :;(I) ::<math> 111 \rightarrow 2^2 + 2^1 + 2^0 = 7 </math> :;(II) ::<math> 11011\rightarrow 2^4 + 2^3 + 2^1 + 2^0 = 27 </math> :;(III) ::<math> 0.1 \rightarrow 2^{-1} = 0.5 </math> :;(IV) ::<math> 1101.001 \rightarrow 2^3 + 2^2 + 2^0 + 2^{-3} = 13.125 </math> :以上の手順で数値を2進数で表わすことができることがわかった。 実際には2進数で大きい値を書くと扱いづらくなることから、8進数([[w:オクタル]])や16進数([[w:ヘキサデシマル]])が用いられることが多い。 8進数や16進数が用いられるのは、8や16が、2のべき乗で表わされる数であり、対応がつけやすいことによる。 例えば、111000111000のような大きい2進数があったとする。 このとき、8進数では、この値を3つずつに区切って、読み取ればよい。 これは、8が2の3乗に等しいことによる。 上の例では、111は、8進数で7に対応し、000が、0に対応することから、8進数では7070と書くことが出来る。 ここで、数が8進数で書かれていることを示すために昔のC言語の八進数リテラル表現を借りて "0" を前置して、07070 の様に表記することがある<ref>[[C言語|標準C言語]]では、07070のほか0o7070のように 0o を前置する方法でも8進数リテラルを表現でき、単にゼロを前置する表記は「単なる桁合わせのつもり」で書いてしまう事故が後をたたないため、現在は 0o を前置する方法が推奨されている。</ref>。 一般に、8進数では0から7までの数字を用いることに注意。 一方、16進数では、2進数を4つずつに区切って扱うことが出来る。 16進数は10進数より多くの数字を使うため、0から9の数字では数字が足りなくなる。これを補うため、9の後に A,B,C,D,E,F あるいは a,b,c,d,e,f が用いられる。 上の例は、 1110: E, 0011: 3, 1000: 8を用いて、E38と書ける。 16進数は、C言語の16進リテラル表現を借りて "0x" を前置して 0xE38 の様に表記することが多い<ref>他の16進数表記としては E38<sub>16</sub>のように基数を右下に小書きする表現や、$ そ前置あるいは後置する表現がある。</ref>。 次に、負の整数の扱い方について述べる。 ある数の正負を表す方法は、いくつかある。 * 絶対値と1ビットの正負の別を表す情報「[[w:符合ビット]]」で表す方法。 * 負の数を[[w:2の補数]]を用いて表す方法。 が代表的だが、[[w:1の補数]]など他の方法が採用される場合もある。 多くのプロセッサーでは、整数には2の補数表現が用いられ、浮動小数点数には符合ビット表現(符号+指数+仮数)が用いられる。 =====文字===== [[高等学校情報B]]では、コンピュータが扱う文字に対して互いに重複しないある数値を当てはめ、それによって文字を扱うことを述べた。ここでは具体的な 文字コードとして[[w:アスキー]](ascii)コードと、[[w:ユニコード]](UNICODE)について扱う。asciiコードは、aからzまでの小文字アルファベットとAからZまでの大文字 アルファベットを含む、128種類の文字を表わす広く用いられる1[[w:バイト]]の文字コードである。それぞれの文字と数値の対応は[[w:アスキー]]を参照。 実際に文字が数値と対応付けられていることを見るために、ここでは[[w:プログラミング言語]][[w:Python]]を用いる。Pythonについて詳しくは、 [[高等学校情報B]]を参照。Pythonはデータ型として文字列を 扱うことが出来るが、特に、"\xi??"の記法によって、1バイトの情報を直接書きこみ、それを文字列として扱うことが出来る。ここで、??は、16進数で 表わされる数値である。そのため、ここでasciiコードに対応する数値を書きこみ、結果が文字として表示されれば、asciiコードが対応する文字を 表わす数値を与えていることが示される。具体的には、 print "\x61" などを実行してみるとよい。16進数での61は、asciiコードでは'a'に対応する。そのため、これを実行すると、画面に'a'が出力されるはずである。 次に、ユニコードについて述べる。世界には様々な文字が存在するが、それらの文字には互いに重複した文字コードが与えられており、異なった言語の 文字を同じファイル内で用いるためには特別な工夫が必要であるという情況があった。その情況を打開するために用いられるようになった文字コードが ユニコードと呼ばれる方式である。ユニコードは世界で用いられる全ての言語に対して、単一の文字コードを与えて、それらを統一的に扱うことを 目指した文字コード体系である。 ユニコードを作成することは、用いる情報を増やすことで、 扱う文字の数を無限に増やせることを考えると、単に現存する文字を集めることだけが目的のプロジェクトのように思われる。しかし、実際には asciiコードなどの有力な文字コードに対する互換性などを保持するため、それらと重複しない文字コードを作成することが重要となった。 asciiコードでは、当てはめられている文字は128個だけである。一方、1バイトの情報は、256通りの情報を表わせる。これは、1バイトが8[[w:ビット]]に 対応しており、用いられる情報が <math>2^8 = 256</math> 通りだけあることによる。そのため、asciiコードに対応する文字に1バイトだけを当てはめるコードを用いても asciiコードで用いられていない数値に対応するバイトから始まるバイト列を他の文字に対応させることで、2、3、4バイトの情報で表わされる文字を 作ることが行なわれた。現在よく用いられているユニコードとして、[[w:UTF-8]]と呼ばれる文字コードがあるが、これはasciiとの互換性を維持している。 この文字コードは、1から4バイトの情報をそれぞれの文字に当てはめている。日本語で用いられるひらがな、かたかな、漢字はどれも3バイトで表わされる。 通常、日本語のデータを扱うためには、<math>256 ^2 = 65536</math> 通りの文字を用いれば事が足りるため、これまでの日本語文字コードでは、それぞれの文字を 2バイトで表わすことが多かった。一方、UTF-8を用いると、1文字当たりに必要となるサイズが増えるため、日本語のデータの大きさが増えることが 問題となる。しかし、UTF-8を用いることで他の言語との親和性が高くなることから、UTF-8は広く用いられるようになっている。 UTF-8の使い方を確かめるために、Pythonを用いてみる。例えば、日本語の'あ'に対応するUTF-8は、'0xe38182'である。ここで、 print "\xe3\x81\x82" を実行すると、'あ'が表示されるはずである。ただし、これは用いている環境が、UTF-8の日本語を表示できるかによるため、情況によっては うまくいかないこともあるかも知れない。 <!-- Fedora Core 3 では、ほぼ初期状態でうまくいった。 --> =====音===== 次に、音の保存方法についてより詳しく述べる。[[高等学校情報B]]では、音がただ1つの数値を時間的に 記録し続けることで、デジタルデータへと変換できることを述べた。このような音声データを[[w:PCM]]形式と呼ぶ。この形式は 非常にファイルのサイズが大きくなることが多く、楽曲を配付するような目的ではデータの通信に時間がかかることが 問題となる。この問題を解決するため、データの[[w:圧縮]]を行なう方法が工夫された。圧縮とは、データの性質を できるだけ変えないように保ったまま、データのサイズを小さくすることである。データの圧縮については次章でより詳しく扱う。 <!-- データのサイズを'情報量'と呼ぶのは間違いだと書いてあったのはどこだっただろうか ... 。 情報量を減らさないようにサイズを減らすのが圧縮(可逆圧縮)である。 --> よく用いられる圧縮形式には、[[w:MP3]]形式がある。この圧縮法の詳細にはふみこまないが、詳しく知りたい場合にはja.wikipediaの対応する 記事などを用いるとよいだろう。また、上で用いた圧縮形式は、ライセンスに制約があり、保存されたファイルを用いることに 制限が生じる場合がある。この制限を乗り越えるため、[[w:Ogg Vorbis]]形式の圧縮法が提唱された。 この形式は、ライセンスによる制約が生じないように工夫されているため、今後広まっていくものと考えられる。 <!-- 希望的観測もあるが ... 。今の時点では、どのように変化が起こっているかはよくわからないので。 --> =====画像===== 次に、画像の保存法について詳しく述べる。[[高等学校情報B]]で、画像が各点([[w:ピクセル]]と呼ぶ)の 赤、青、緑の光の強さ(この3色を[[w:RGB]]と略すことがある)で、表わすことが出来ることを述べた。実際には、音楽と同じ理由で、 映像データも圧縮を行なって、データサイズを小さくすることが多い。よく用いられるファイル形式には、[[w:GIF]]、[[w:PNG]]、[[w:JPEG]]などがある。 <!-- JPEGは、本来ファイル形式ではなかったはずだが ... 。何だっただろうか ... 。 --> ここでは、画像を扱う簡単な方法として、[[w:XPM]]形式について述べる。XPM形式とは、文字列をそのまま画像として扱う方式であり、GUIのツールが なくても画像を扱うことが出来る方法として重宝される。XPMは[[w:C言語]]で用いることを考えて作られた形式であるので、その記録方式は 少し妙に見える所を含んでいる。ここでは簡単なXPMを扱う。 1: static char ** a = { 2: "5 5 2 1", 3: "w c #ffffff", 4: "b c #000000", 5: "bbbbb", 6: "bwwwb", 7: "bwbwb", 8: "bwwwb", 9: "bbbbb" 10: } 典型的なXPMのデータは上のようになっている。最初のstatic char ** a = { と、 最後の }の部分はC言語の対応する機能なのでここでは述べない。 2行目の"5 5 2 1"は、それぞれ画像の幅、高さ、用いる色の数、それぞれのピクセルを表わすのに用いる文字の数を定めるパラメータである。 ここでは、縦横5ピクセルの図形で、色の数は2色とし、それぞれの色を扱うためにbとwの文字を用いているのでこのような値にセットしてある。 3、4行目は、それぞれの文字にどの色を当てはめるかを定める行である。ここで、"w c #ffffff"の部分は、wに対しては、カラー(Color)で、#ffffff で表わされる色を当てはめることを述べている。ここで、ffffffの表式のうち、最初の2文字は、赤の強さに対応しており、その強さを 16進数で表わした色を表わしている。また、3,4文字目は緑の強さ、5,6文字目は青の強さをそれぞれ表わしている。全ての色の強さが最も 強いときには、対応する色は白であることが知られている。結局3行めは、wに白を当てはめることを述べている。4行目も似た文だが、ここでは、 bに黒を当てはめている。実際の画像データは5から9行目に記録されている。ここでは、白で黒を囲んでいるように見えることを意図しているが わかりづらいかも知れない。実際にXPM形式のデータを扱えるソフトウェアとしては、[[w:en:ImageMagick]]などが知られている。 <!-- PNG形式に直してアップロード --> ====情報機器の種類と特性==== ここでは、様々な情報機器について説明する。具体的には、[[w:プリンタ]]、[[w:スキャナ]]、[[w:デジタルカメラ]]などを扱う。 プリンタは、映像などのデータを紙に印刷するための情報機器である。プリンタはビデオカード同様、映像データを3色を用いて 表わし、その情報を元に、紙のある部分に印刷する色を決める。ここで、プリンタが紙に色を転写する方法がいくつかある。 代表的な例として、[[w:ドットインパクトプリンタ]]、[[w:インクジェットプリンタ]]、[[w:レーザプリンタ]]などがある。 ドットインパクトプリンタは、やや古い型の白黒プリンタに多く、[[w:インクリボン]]を機械的に叩きつけることで紙に色を写す方式 である。インクジェットプリンタは、近年でもよく用いられる方式であり、カラーと白黒の両方が扱えるタイプが多い。 これは、画像データに対応するように紙にインクを吹き付けることで、紙に色を写す方式である。レーザプリンタは、 やや高価であるが、高速な印刷が出来るため、オフィスなどの業務用のプリンタとして用いられることが多い。こちらも 白黒とカラーを使いわけられるタイプが多い。方式としては、それぞれの色に対応した[[w:トナー]]を用い、それに[[w:レーザ]]を 照射することで、色を写すという方法を用いている。ここで、レーザとは波長のそろった光のことであり、これは減衰することなく 長距離を伝搬することが知られている。また、通常の光と比べてより強い指向性があるため、細かい操作にも向いている。 レーザの照射原理はかなり複雑であることが知られている。[[w:レーザ]]、[[量子光学]]などを参照。 次に、スキャナ([[w:イメージスキャナ]])についてまとめる。スキャナとは、紙などを機械に挟みこみ、その紙に描かれている内容を、デジタルデータに 変換する装置である。描かれている内容を変換する点で、この機器はデジタルカメラに似ているが、大量のデータを読みこむ 用途などでよく用いられる。また、プリンタと同じ機具にスキャナの機能をつけた製品もあり、このような製品はオフィスなどでよく用いられている。 最後に[[w:デジタルカメラ]]についてまとめる。デジタルカメラは、既存のカメラと同様、光を集め、それを記録することが出来る 装置である。デジタルカメラと既存のカメラの違いは、既存のカメラが光を記録するのに[[w:化学反応]]を用いるのに対して、 デジタルカメラは、光をデジタルデータに変換する機具を用いることにある。ここで、既存のカメラで用いられる化学反応は、 カメラの種類によって異なっているが、銀塩を用いた反応が有名である。 これらの機具を用いて、写真をデジタルデータとして扱ったり、デジタルデータを紙に出力したりすることが出来る。 ただし、デジタルデータは複製が用意であるため、写真を何らかの方法でデジタルデータとして公開した場合には、 それらが不特定多数の人の目にふれる可能性が高い。このことは、写真に写った人の、[[w:肖像権]]を侵害する 恐れがあるため、写真を公開するときにはごく注意し、相手の確認を求めるなどの対策を取ることが望ましい。 ====情報機器を活用した表現方法==== ここまでで様々なデータをデジタルデータとして用いる方法について説明して来た。ここまでで知った情報機具などを用いて、 何らかのプレゼンテーションなどを行なうことがここでの課題である。 *課題 デジタルカメラ、スキャナなどの機具を用いてプレゼン資料を作成し、実際にプレゼンテーションを行なう。 ===情報通信ネットワークとコミュニケーション=== ここでは、情報通信ネットワークの性質とそのしくみについて扱う。 ====情報通信ネットワークの仕組み==== [[高等学校情報A]]、[[高等学校情報B]]では、情報通信ネットワークの重要性や問題点について学んだ。ここでは、 情報通信ネットワークがどのような仕組みで動いているかを説明する。 情報通信を行なうには、何らかの機具を用いて複数のコンピュータを接続する必要がある。これらを総称して、 [[w:通信機器]]と呼ぶ。代表的な例として、[[w:モデム]]、[[w:ADSLモデム]]、[[w:イーサネットカード]]などが あげられる。これらの機器はそれぞれ異なった原理で他のコンピュータに情報を伝達する。 <!-- モデムは、デジタルデータをアナログデータに変換し、そのアナログデータを電話回線を通して通信し、他の コンピュータに情報を伝達する手法である??。ADSLモデムは、用いる回線は電話回線であるが、モデムとは異なった 手法で伝達を行なう。最後に、イーサネットカードは専用のケーブルを用い、情報をデジタルデータで表わされる 電気信号で伝達する機具である。イーサネットカードは会社内などの比較的近距離の通信で用いられることが多く、 これによって作成されたネットワークを[[w:LAN]]と呼ぶ。 --> ここまでで、コンピュータ間で情報伝達を行なう物理的方法について述べて来た。ここからは、各コンピュータ間で デジタルデータが伝達できるものとして、それを用いてより安定した手法で通信を行なうためにはどのような 手法を用いるかについてまとめる。 まず、複数のコンピュータと通信するために、各コンピュータにそれらを識別するための番号をつける必要がある。 また、個々のコンピュータにつけた番号に加えて、コンピュータをネットワークにつないだときにだけ、 コンピュータに与えられる番号を用意することが望ましい。これは、例えばあるコンピュータを一旦ネットワークから 切り離して、別の組織に属するネットワークに接続しなおしたとき、そのコンピュータがその時点では 移された側の組織からネットワークに接続していることを、明確にしておくことがそのコンピュータの 場所を見つけ出す上で望ましいからである。 現在用いられている[[w:インターネット]]は、このような手法を用いてそれぞれのコンピュータを管理している。 まず、各々のコンピュータが持っている数値を[[w:MACアドレス]]と呼ぶ。この数値は、実際にはコンピュータではなく、 コンピュータの通信機器が持っている数値である。複数の通信機器を持っているコンピュータは複数のMACアドレスを 持っていることになる。次に、各々の組織に与えられ、コンピュータを接続する時に個々のコンピュータに 与えられる番号を、[[w:IPアドレス]]と呼ぶ。IPアドレスを個々の組織ごとに与えることは、ある1群のIPアドレスが 常にある機関に属することを保証することで、情報通信を簡単にする働きがある。 また、あるIPアドレスを持ったコンピュータに対して、より安定した方法で情報の伝達を行ないたいことがある。 例えば、通信機器としてモデムを用いたときには、何らかの理由で送った波形が乱され、 正しい情報が伝わらないことがある。このような場合、何らかの手法で発信元にその旨を伝達し、失われた情報を 再送してもらうことが望ましい。このような規格として、現在では[[w:TCP]]と呼ばれる手法が用いられている。 TCPはかなり複雑な手法であるので、ここでは詳しくは述べない。 ここまでで情報通信を行なう手法としてTCP、IPなどの手法を述べて来た。これらをまとめて[[w:TCP/IP]]と 呼び、この名称はインターネットで用いられる[[w:プロトコル]]として有名である。ここで、プロトコルとは、 情報通信を行なう形式のことを総称する場合に用いられる用語であり、英語の名詞protocol'手順、規約'から来ている。 ここからは、情報通信における個人認証や暗号化の重要性について述べる。インターネットを利用するときなどには、 重要な個人情報をネット上に流す必要がある場面がある。例えば、飛行機の予約やインターネットバンキングを用いる 時には、利用者が代金を支払う方法を指定しておく必要があり、そのために、利用者が誰であるかを知っておく必要が ある。デジタルデータは、その性質上複製が容易であるため、これらのデータを丁寧に扱わないと、相手に伝達する途中に 他人に読み取られる恐れがある。このため、例えその内容を見られたとしても、容易には内容を解読されない仕組みを用意することが望ましい。 このような仕組みとして、[[w:暗号]]を用いる方法がある。具体的には、送信するデータを暗号化し、送った先で 再び元の内容に戻すという手法である。暗号化の手法にはいくつかの有力な方法が知られている。このうちの 多くの手法では、利用者に[[w:パスワード]]の入力を求め、そのパスワードに何らかの変換を施した結果が、 対応するデータに記録されている結果と一致しているかどうかで、暗号を読むことが許可されているかどうかを 見る。そのため、暗号を用いるときには、簡単かつ推測されにくいパスワードを作成することが重要である。 パスワードは、ネットワークを挟んで相手が求めている人であるかを決めるためにも用いられる。 このような作業を個人[[w:認証]]と呼ぶ。このようなパスワードはネットワーク中に送信される前に 暗号化されることが望ましい。 ====情報通信の効率的な方法==== ここでは、情報の通信速度の単位や得られた情報の誤りを検出する方法、また情報の圧縮について簡単にまとめる。 情報通信速度とは、単位時間あたりにどれだけの情報を伝達できるかを表わす値である。単位としては、 [[w:bps]]を用いる。これは、 bit per second 'ビット毎秒'の略である。ここで、[[w:ビット]]とは、 2通りの情報を表わす量である。2通りの情報とは、0と1で表わされる情報のことであるので、 例えば1bpsは、1秒あたりに1つの0か1を伝達できるということを表わしている。コンピュータ間の情報伝達は、 0か1の信号を伝達することで行なわれるので、この単位は、情報伝達の速度を表わす単位としての役割を果たす。 次に、情報伝達によって得られた情報が正しいかどうかを検出する方法について述べる。情報伝達ネットワークを 通して得られた情報は、伝達の過程で変化してしまうことがある。これは、伝達される信号が電気信号であり、 外部的な要因から影響を受けることがあることから、避けられないことといえる。伝達された情報が 間違ったものとなってしまうことは望ましくないことであり、何らかの方法でこれらを検出する方法が必要となる。 実際には情報が誤ったものであることを検出する多くの方法が存在し、[[w:誤り検出]]の方法と呼ばれている。 ここでは、そのうちの簡単なものである、[[w:パリティビット]]の方法についてまとめる。 パリティビットとは、送信する情報の中の0または1の数を、常に偶数、または奇数に保つように、送信する データに1ビットのデータを加える手法である。仮に、送信された情報に1ビット分の誤りが現われたときには、 これは、元々が偶数であったなら奇数となり、奇数であったなら偶数となることから、何らかの誤りが生じたことが 検出されるのである。この手法は簡単だが、2つ以上の誤りが生じたときには誤りが起こったことを検出できない ことがあることに難点がある。より高度な誤り検出手法としては、[[w:CRC]]があげられるが、この手法の説明には かなり高度な数学を要するので、ここでは扱わない。 最後に、情報の圧縮手法についてまとめる。情報の圧縮とは、情報が持つ内容を変化させないで、情報の 大きさを減らす手法である。ここでは、簡単な情報圧縮の手法である[[w:ランレングス法]]([[w:en:Run-length encoding]])について まとめる。ランレングス法とは、同じ値が長く続いているときに、それをその値と値の数に置き換える 手法である。例えば、aaaaabbbbbcccccというデータがあったとする。このとき、データの数に注目して、 a5b5c5とまとめたとしても、データの指す内容は変わらない。これによってデータの大きさを減らすことが できたわけである。ランレングス法はわかりやすいが、同じ値がくり返されるような情報に対してしか 効果が得られない。より一般的な圧縮法については[[w:圧縮]]などを参照。ただし、これらの内容は高度な内容である。 ====コミュニケーションにおける情報通信ネットワークの活用==== ここでは、実際にインターネットを利用して、コミュニケーションを行なう手法について述べる。 インターネットを通じて提供されるサービスの主要なものとして、[[w:ワールドワイドウェブ]](WWW)、 [[w:電子メール]]があげられる。これらは、インターネットを通じて用いられることから、 どちらもTCP/IPをプロトコルとして用いている。しかし、これらの手法は、TCP/IPに加えて、 WWWでは[[w:HTTP]]、電子メールは[[w:SMTP]]、[[w:POP3]]などのプロトコルを用いている。 実際にはプロトコルは階層構造になっており、HTTPなどのプロトコルは、TCP/IPのプロトコルを 使用することを前堤とした上で、定義される手法である。具体的には、HTTPは、TCP/IPを用いて 接続の相手を確立した後、実際に伝達される情報などを定めている。例えば、Webページを送ってほしい時には、クライアントは GET / HTTP/1.0 という情報をサーバに送信する必要がある。このように、実際に情報を受け渡すときに、どのような指令を送るかを定めたのがHTTPプロトコルである。 TCP/IPは、情報を間違いなく送信する部分と、送信先のコンピュータの位置を探す部分を担当しており、どのような情報が送信されているかには 関係していないことに注意が必要である。プロトコルにおける階層構造のより詳しい説明については、[[w:OSI参照モデル]]などを参照。 ここまでで、WWWと電子メールがそれぞれのプロトコルに従って情報伝達を行なうことについて述べた。 プロトコルに従うためには、これらのプロトコルに従って情報を発信するソフトウェアを手に入れることが 望ましい。具体的にはこれらのソフトウェアは、WWWに対しては、[[w:Webブラウザ]]、 電子メールに対しては、[[w:メーラ]]、[[w:MUA]]などと呼ばれる。 実際にはプロトコルを扱うだけでなく、読みこんだ情報を表示したり、メールを整理したりするための 機能も追加されるため、これらのソフトウェアは高度なものとなりやすい。 オープンソースのWebブラウザには、有名なものとして[[w:Firefox]]があげられる。 <!-- Sleipnirは、オープンソースだっただろうか ... 。というか、ここにあげた方がよいのだろうか ... 。 --> また、メーラとしては[[w:Thunderbird]]、[[w:Evolution]]が有名である。 ここでは、Firefoxと、Thunderbirdを用いて、その使用法について簡単にまとめる。ここではこれらは既に 導入されているものとする。導入の情報については、後述の付録を参照。 Firefoxを起動すると、ホームに登録されているWebページが表示される。実際にはこのWebページを取得するために 既に、HTTPプロトコルを用いた情報伝達がなされていることに注意。与えられた[[w:URL]]に存在する情報を取得するには、 上方にあるバー内に、対応するURLを書きこめばよい。例えば、 http://en.wikibooks.org/wiki/Main_Page などを試してみよ。これによって、対応するコンピュータにHTTPプロトコルを 用いた情報が送信される。ここで、相手方のコンピュータを指定するには本来IPアドレスを指定する必要があったことに 注意が必要である。上では人間にも読める文字列を用いたので、これをIPアドレスに変換する機構が存在することになる。 この様な機構を'名前解決'と呼び、これを行なうサーバを[[w:DNSサーバ]]と呼ぶ。 <!-- DNSはプロトコルの1種であり、IPを用いた通信で補助的に 用いられる --> ここまででHTTPプロトコルを用いて情報を取得する方法について学んだ。実際には、ブラウザには他にも機能が存在する。 例えば、既に訪れたWebページを記録しておく機能や、よく閲覧するWebページを登録しておく機能などがある。<!-- しかし、 これらは単にコンピュータ内の記憶装置に指定されたWebのURLを記憶しておくだけの機能であり、複雑な機能ではない。--> それ以外にもブラウザには、[[w:HTML]]や[[w:JavaScript]]を解釈するなど多くの機能があるが、ここでは詳しくは扱わない。[[Firefox]]などを参照。 <!-- [[Firefox]]は書かれるだろうか ... ? やはり安易な赤リンクはやめた方がいいだろうか ... ? --> ここからは、Thunderbirdについて解説する。Thunderbirdはメールの送信と受信を行なうことが出来るが、実際に メールの配信を行なうのは、メールサーバと呼ばれるプログラムであり、Thunderbird自体はその機能を持っては いない。実際にThunderbirdが行なっているのは、メールサーバが受け取ったメールをクライアントのコンピュータまで 取り寄せる作業や、クライアントが送信したいメールをメールサーバに送り届ける作業である。 これらの作業にはそれぞれPOP3プロトコルとSMTPプロトコルが対応しており、それぞれのプロトコルに対応する メールサーバの名称(もしくはIPアドレス)をThunderbirdに与えておく必要がある。ここではそのような作業が 既に行なわれているものとする。 Thunderbirdには、文章を作成する機能も含まれており、それを用いて送信する文章を作成することが出来る。 文章の作成が終わったら、送信先の[[w:メールアドレス]]を入力する。メールアドレスの整理にアドレス帳という 機能を用いることもできるが、ここでは扱わない。メールアドレスの入力が終わったら、メールの送信を行なう。 メールの送信はSMTPプロトコルを通じて行なわれる。Thunderbirdは、入力された文章とメールアドレスを用いて、 プロトコルに従った情報を作成し、指定されたメールサーバに送信したいデータがあることを知らせる。 このとき、SMTPサーバは認証を行なうよう求める。これもSMTPプロトコルによって定められた手順である。 認証には自分のIDと、パスワードが必要である。IDとパスワードも正しい形式と順番で送信しないとメールサーバは 応答しない。しかし、その作業はThunderbirdが代行するので、単にIDとパスワードの欄に与えられた情報を 書きこめばよい。パスワードが正しいときには、サーバは送信したい情報を送信するよう促すので、Thunderbirdは、 これを送信する。これでSMTPプロトコルを用いたメール送信は完了である。 自分に来たメールを閲覧するときにもほぼ同じ手順が用いられる。POP3プロトコルは、認証を行ない、それが 成功すると、対応するIDに送信されたメールをクライアントに向けて送信する。これを受信することがThunderbirdの行なう作業である。 他にも、メーラには送られて来たメールがHTML等で書かれていたときにそれを正しく表示するなどの機能が含まれている。 詳しくは[[Thunderbird]]などを参照。 <!-- ここまででWWWと電子メールの簡単な使い方について述べた。 --> ===情報の収集・発信と個人の責任=== ここでは、情報発信に伴う責任についてまとめる。また、収集した情報を表計算ソフトウェアを用いて分析する手法についても扱う。 ====情報の公開・保護と個人の責任==== 今日では情報機器を用いることで、個人が広く情報を発信することが可能になって来た。しかし、情報を発信することが簡単に なったとはいえ、発信には多くの責任が伴うことを忘れてはならない。間違った情報や不正確な情報は、社会を混乱させることが あり得るからである。ここでは、情報発信に伴う責任について簡単にまとめる。 まず最初に、情報の中にはそれを秘密にすることが要求されるものがあることに注意する必要がある。例えば、クレジットカードの 暗証番号などに代表される、パスワードに類するものは、その最たる例である。しかし、それ以外にも道義的にも[[w:法]]的にも それを出来る限り秘密にすることが当然とみなされるものもある。例えば、ある人の名前、年令、職業などの情報は[[w:個人情報]]と呼ばれ、 不特定多数の他人に知られないように出来ることが求められる。これは、自分の情報を自分でコントロールできることが個人の権利であるという 考え方から来ている。このような権利を、[[w:プライバシー]]の権利という。 このような情報を発信したいと思うときには、必ず相手の意思を確認し、また必要がない限り個人情報の発信は避けるようにするのがよい。 また、他人の著作物をデジタルデータの形で手に入れたときに、これを公開することは著作物の作者の[[w:著作権]]を侵害する。 著作権は著作物の作者に対して与えられる権利であり、著作物が不特定多数の人間の手にわたらないようにすることが出来る 権利である。この権利は著作物に対しては常に存在するため、他人の著作物を公開することは権利の侵害とみなされ、[[w:犯罪]]となる。 そのため、他人の著作物は絶対に公開してはならない。 また、このような情報以外でも、みだりに不正確な情報や虚偽の情報を発信することは、他人の迷惑となる意味でも、 自身の信用を失わないためにも、避けた方がよい。また、特に正確かどうかが定まらない情報の中でも、より偏ったものの見方を する情報を公開することも、自身の信用を失うことから避ける方がよい。例えば、自分の友人の性格や容貌などに対して、 一面的な見方で評価を行なうことは、他人との軋轢を引き起こすことから避けた方がよいだろう。ただし、他人に対して一切の評価を 行なわないことは現実的ではないので、どの程度の情報発信を許すかは各々の場合による。実際にはお互いの間で話し合いを行ない、 どの程度までが許容される範囲であるかを定めるのがよいだろう。ただし、ネットワーク上のコミュニケーションでは、文字以外の 情報を伝達することが困難であるため、より慎重に言葉を選んでコミュニケーションを行なわないと、いさかいにつながると予想されることが 近年の事件から知られるようになって来ている。このため、ネットワーク上でのコミュニケーションは慎重に行ない、判断に迷ったら 出来る限り安全な方を選ぶ方が無難といえる。 ====情報通信ネットワークを活用した情報の収集・発信==== ここでは、情報ネットワークを用いて、自分が探したい情報を求める方法について述べる。更に、表計算ソフトウェアを用いて、 得られた情報を分析する手法についても学習する。 ===情報化の進展と社会への影響=== ここでは、社会で実際に用いられている情報システムについて扱う。また、情報化社会の発展に伴い、どのようなシステムが必要となるかについて議論する。 ====社会で利用されている情報システム==== ここでは、実際に用いられている情報システムをいくつか選び、その概略についてまとめる。 まず最初に、[[w:POSシステム]]について扱う。POSシステムとは、小売り店などで販売された商品について、売れた商品の種類、価格、時間、客層など のデータを集め、売れ筋の商品、死に筋の商品を 把握するためのシステムである。これらのシステムはコンビニエンスストアなどで用いられていることで有名であり、限られた売場面積しか持たない コンビニエンスストアで、より売れる商品と品数を把握する上で、大きな役割を果たしている。 POSシステムは、店で扱うそれぞれの商品のデータベースを作成し、どの店でどれだけの商品が販売されたかを把握することを目的とする。実際には、 どの店でどの商品が売れたかを調べるために、商品のバーコードなどを元に、売れた商品の種類をデジタルデータとし、取り入れたデータを扱う コンピュータによって、売買の日時や店の位置などとまとめて、売り上げを扱うデータベースとする。作成したデータベースは、 そのまま販売した店で使用することも出来るが、実際には情報通信ネットワークを通じて、いくつかの店からの情報を中心となるコンピュータに収集 する場合が多い。この時、集められたデータは売れ行きがよい商品とそうでない商品を見出すために用いられる。 このシステムの利点は、本来様々な連絡をくり返さないと集められないはずの商品データを、半自動的に1か所に収集できることにある。これによって、 より正確に消費者の[[w:ニーズ]]をとらえた、商品の注文、開発を行なうことが出来る。 情報システムとしてのPOSシステムは、[[w:データベース]]や情報通信ネットワークを用いて作成する。 <!-- 仮に情報の入力方法が知られたなら、それらを用いてデータベースを作成することは 比較的容易である。一方、 --> <!-- バーコード等を扱う機器については、対応する[[w:デバイスドライバ]]が必要となるため、開発はやや難しい。--> データベース<!--、デバイスドライバ-->については[[高等学校情報B]]などを参照。 <!-- 例えば、[[w:プログラミング言語]][[w:Python]]を用いて、データをファイルから読みこみ、それを整形してデータベースとしてまとめるプログラムを書くことは、 それほど難しい作業ではない。 しかし、プログラミングの詳細を扱うことはここでの主旨ではないので、ここではそれについては扱わない。 Pythonについては、[[高等学校情報B]]、[[w:Python]]を参照。--> 実際にPOSシステムを作成するときには、データベースの速度性能や、データベース内に貯えることが出来るデータの量などに厳しい制限があることが多いため、 要求通りに動くPOSシステムを作成することはそれほど簡単な作業ではない。また、実際にデータベースを用いるときには、商用の高性能な データベースソフトウェアを用いることが多いため、費用の面でもそれほど安価にはならないことが普通である。そのためこれらのプログラムの 作成作業は、専門のITベンダが代行することが普通である。 次に、WWWを用いた、ショッピングシステムについて扱う。WWWは[[w:ワールドワイドウェブ]]の略であり、HTTPプロトコルを用いて、情報の検索などを行なう サービスの事を指す。ショッピングシステムとは、特にブラウザを用いて商品の画像などを頼りに買い物を行なうことができるようにすることを 目的としている。代金の支払いには、クレジットカードなどを用いることが多い。ショッピングサイトの非常に有名な例として http://www.amazon.co.jp が あげられるが、現在では大手の小売り店の多くが、このようなサービスを行なっている。 ショッピングシステムの導入には、多くの技術が必要となる。まず最初に、利用者の希望に応じて扱う情報を変化させる手法について述べる。 ショッピングサイトの作成には、商品のデータを商品の画像も含めて、データベース化することが必要である。 サイト側は各々のデータを利用者の希望に応じて引き出し、対応するページを表示することが必要となる。また、利用者が探しているものの名前が既に わかっている場合には、サーバ側は商品の中から対応する名前の商品を検索し、クライアントに提示できることが望ましい。 特に検索を行なうためには、サーバ側はブラウザ側から受け取った情報を元にして、情報の検索を行なう必要があることがわかる。 実際、サーバと連係して働き、データの検索などのサーバが提供しない機能を提供するソフトウェアが存在する。ソフトウェアが存在する。 例えば、[[w:CGI]]、[[w:PHP]]、[[w:JSP]]等の技術がこの例である。 このようなプログラムに対して、サーバはクライアントから受け取った情報を提供する。受け取ったプログラムは、受け取ったデータに対して所定の 動作を行ない、その結果をサーバに戻す。結果を受け取ったサーバは、それを用いて、クライアントのブラウザに送信するための情報を 生成し、それをクライアントに送信する。このような一連の動作によって、クライアントは自分が欲しい情報を、的確に得ることができるのである。 このようにサーバ側のプログラムによって生成されたページを、'動的に生成'されたページと呼ぶ。一方、常に変化しない情報を扱うページを、 '静的に生成'されたページと呼ぶことがある。 ここまでで利用者の希望に応じて扱う情報を変化させる手法について述べた。ここからは、利用者の[[w:認証]]を扱う方法について述べる。 HTTPプロトコルは、クライアント側からの送信とサーバ側からの返信をくり返すことを定めたプロトコルである。ここで、クライアントから 送信できる情報には、ページの場所以外に、サーバに与えたい[[w:変数]]を送信することも許可されている。そのため、この情報を用いて、 あるページを利用した利用者が、サイト内の別のページを利用した利用者であることを知ることが出来る。例えば、ある商品を購入することを 決めた利用者が、実際に購入の手続きを行なうためのページを訪れたものとする。この時、ある商品の購入を決めて、購入の予約を したときに限って送信される変数を見ることで、その人が確かに商品を購入する予定の人であることがわかる。このように、 ページの利用者がどの利用者であるかを知るための手法を[[w:認証]]と呼ぶ。 上の方法は、利用者が一旦他のサイトを利用してから戻って来た場合には使用できないという欠点がある。現在多く用いられている 方法では、認証を行なうために[[w:クッキー]]([[w:Cookie]])を用いる。クッキーは、サーバ側からクライアント側に送信され、クライアント側が コンピュータ上に保存するよう定められている小さいデータである。ブラウザは対応するクッキーを送って来たサーバにアクセスするときには 常に、クッキーを送信するよう定められている。このことによって、例え他のサイトを経由してからアクセスしたとしても、 その人が確かに対応する利用者であることが知られるのである。クッキーはショッピングサイト以外でもログイン、ログアウトを用いるサイトでは よく用いられる。例えば、[[w:MediaWiki]]は、認証にクッキーを用いるソフトウェアの例である。 最後に、我々が普段用いているパーソナルコンピュータについてより詳しく述べる。これらのコンピュータは[[w:サーバ]]用途のコンピュータと比較して、 [[w:クライアント]]向けコンピュータと呼ばれることがある。我々が用いているコンピュータは、[[w:CPU]]、[[w:メモリ]]、[[w:ビデオカード]] などから構成されている。適切なプログラムを用いることで、我々はCPUを自由に扱うことが出来る。しかし、これらの命令は電気信号であるので、 我々が実際に送られている命令を読み取ることは容易ではない。そのため、CPUに対する命令を送るための機具として、[[w:キーボード]]や[[w:マウス]]などの 機具が用いられるようになった。これらがCPUに送る命令に対して、我々が望む通りの動作を起こさせるプログラムが実際に作成されており、 このようなソフトウェアを[[w:OS]]と呼ぶ。我々が用いているコンピュータには既にOSがインストールされているものが多い。しかし、OSが インストールされずに販売されているコンピュータも少数ながら存在し、それらのコンピュータを用いるときには、まず最初にOSを導入することが 普通である。よく用いられるOSとして、[[w:Windows]]、[[w:Mac OS]]、[[w:Linux]]がある。ここでは、主にLinuxを例に取って説明する。これは、Linuxの [[w:ソースコード]]が公開されており、ソフトウェアの学習に用いることができることと、Linuxが基本的に無料であり、極めて高性能であることによる。 コンピュータを起動するとき、Linuxは、コンピュータに接続されている機器について調べ、それらを正常に用いることが出来ることを確認する。 この手順が正常に終了すると、Linuxは利用者に対して、利用者が実際に行ないたい作業をコンピュータに与える ように促す。最も簡単なシステムでは、[[w:シェル]]という1群のソフトウェアがこの目的で用いられる。シェルは、コンピュータに既に インストールされているソフトウェアに関する情報を貯えており、それらの起動、複写、削除などを行なうための基本的な機能を備えている。 シェルは、キーボードから与えられた文字列を適切なルールで解釈することで、利用者からの命令を受け取っている。文字列で与えられた命令を 解釈するためのプログラムは、[[w:パーサ]](字句解析器)と呼ばれ、高度な計算機技術の例として知られている。詳しくは、[[計算機科学]]などを参照。 <!-- 現在でもシェルは、メモリが少なく後に述べる[[w:GUI]]を用いるのに不適なコンピュータでよく用いられる。また、シェルはGUIと比べて コンピュータからの対応が高速になりやすいため、ある程度コンピュータに慣れた人間は、好んでこのソフトウェアを用いることが多い。 実際にはGUIで提供されていない機能を用いるためにはCUIで操作するしかない。しかし、現在のGNOMEでは非常に多くの機能が提供されていることも 事実ではある。明らかにCUIの方が有利な例として、多くのファイルがある中で、目当てのファイルの頭文字が分かっているときに、 Tab補完を用いて、そのファイルを指定することができることだろう。 と思ったら、最近のノーチラスはアルファベットキーを押すと、頭文字に対応したファイルにジャンプしてくれることがわかった。 こうなるとCUIにこだわる意味がなくなってしまうのだが ... 。 --> 一方、現在のビデオカードを用いると画面に描かれる内容を自由に制御することが出来るため、実行したい命令のそれぞれを[[w:アイコン]]を用いて 映像化し、それらを[[w:マウス]]で[[w:クリック]]することで、対応する命令を実行するという情報伝達の手法が研究された。 これらの手法を、[[w:GUI]](Graphical User Interface)と呼ぶ。GUIは、現在のクライアント向けコンピュータでは標準的に用いられており、 初心者でもコンピュータを操作することが容易になる手法として知られている。 Linuxでは、[[w:X Window System]]と呼ばれるソフトウェアを用いて、GUIを実現することが多い。X window は、OSとは異なるものの、 キーボードやマウス、ビデオカードを扱って入力の受け付けと画面への表示などを扱うソフトウェアである。実際にビデオカードを用いる時には、 X windowは、画面を細かい点の集まり([[w:ピクセル]]と呼ぶ)として把握し、それらのピクセルに対応する情報をビデオカードに送るよう、CPUに命令する。 <!-- ビデオカードとCPUの間の情報転送はPCIバスではなくより高速なバスを用いているらしい。 --> 表示する情報を上手く作ることで、ウィンドウ、アイコンなどの絵を描くことができる。これらのアイコンに対して、実行したい命令を 当てはめることで、コンピュータの動作を制御できるわけである。 実際にはアイコンを用いて、コンピュータを操作するために必要十分な情報を提供することが重要である。このような一群のソフトウェアを [[w:デスクトップマネージャ]]と呼ぶ。ここではそれらの詳細には立ち入らないが、[[w:GNOME]]、[[w:KDE]]の両者が有名である。 特に、一般業務でよく用いられる機能を実現したソフトウェアを、[[w:アプリケーション]]と呼ぶ。これらは、シェルを用いて起動する事も出来るが、 GUIを用いて起動できるようにもなっていることが普通である。主要なアプリケーションとしては、Webブラウザ、メーラ、ワードプロセッサ、 表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアなどがあげられる。これらのソフトウェアは多くの場合GUIを用いて利用者との情報伝達を行なうため、 X window システムを起動した上で、用いられることが多い。 <!-- lynxなどは違うが ... 。 --> Linuxで用いられるアプリケーションとしては、ブラウザとしては[[w:Firefox]]、メーラとしては[[w:Thunderbird]]、 それ以外にワードプロセッサ、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアとして、[[w:OpenOffice]]が有名である。これらの ソフトウェアはどれも[[w:オープンソース]]の手法で開発されており、無料で手に入れることが出来、どれも非常に高機能であることが 知られている。 ====情報化が社会に及ぼす影響==== 情報システムはこれまでにも多く作成され、我々の生活の様子を変えて来た。これからも様々な情報システムが構築され、我々の 生活に変革を迫っていくことが予想される。我々はこれらのシステムのあり方に興味を持ち、これらのあり方について考えることが求められるのである。 *課題 情報化が社会にもたらす影響について、情報通信ネットワークを用いて調べ、それについて考察せよ。 <!-- いかにも収拾がつかなくなりそうな課題だが大丈夫なのだろうか ... 。 --> [[カテゴリ:高等学校教育|情]] [[カテゴリ:情報技術]]
null
2023-02-07T13:17:00Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%83%85%E5%A0%B1C
3,388
日本語/品詞/自立語/体言/感動詞
感動詞(かんどうし)は、自立語のうち、体言にも用言にも属さず、さらに単独で独立語になることのできる品詞。感嘆詞(かんたんし)、間投詞(かんとうし)などともいう。 「こんにちは」や、「おお!」等の気持ちの揺れ動きによって出る言葉。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "感動詞(かんどうし)は、自立語のうち、体言にも用言にも属さず、さらに単独で独立語になることのできる品詞。感嘆詞(かんたんし)、間投詞(かんとうし)などともいう。", "title": "感動詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "「こんにちは」や、「おお!」等の気持ちの揺れ動きによって出る言葉。", "title": "感動詞" } ]
null
{{Wikipedia|感動詞}} {{Wiktionary|感動詞}} ==感動詞== '''感動詞'''(かんどうし)は、[[wikt:自立語|自立語]]のうち、体言にも用言にも属さず、さらに単独で独立語になることのできる品詞。'''感嘆詞'''(かんたんし)、'''間投詞'''(かんとうし)などともいう。 「こんにちは」や、「おお!」等の気持ちの揺れ動きによって出る言葉。 [[カテゴリ:日本語 品詞|品]]
null
2022-12-03T13:49:01Z
[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wiktionary" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E5%93%81%E8%A9%9E/%E8%87%AA%E7%AB%8B%E8%AA%9E/%E4%BD%93%E8%A8%80/%E6%84%9F%E5%8B%95%E8%A9%9E
3,397
ラテン語 名詞
ラテン語 > 名詞 ラテン語の名詞は、数量を表す数 (numerus)と文法的役割を表す格 (cāsus) によって語形を変える。これを曲用あるいは格変化 (dēclīnātiō) という。数には、単数 (singulāris) と複数 (plūrālis) があるが、古典ギリシア語のような双数はない。格には、主格 (nōminātīvus)・呼格 (vōcātīvus)・属格 (genitīvus)・与格 (datīvus)・対格 (accūsātīvus)・奪格 (ablātīvus) ・地格 (locātīvus) の 7 つがあるが、呼格は大体において主格と同形であり、地格についてはこの格を持っている語自体が稀であるため、実質的に憶えるべき格は他の 5 つである。よって一つの名詞につき、2 (数) × 5 (格) = 10 通りもの形を憶えなくてはならない。 しかし、ラテン語の格変化はおおよそ規則的であり、大別して 5 種類の変化がある。よって、典型的なものについて 10 個の形さえ憶えておけば、他の名詞についても、単数主格と単数属格さえ分かれば、語幹と格変化の種類が明らかとなるため、他の形が類推できる。このため、辞書の見出しなどでは、この 2 つの形のみが併記されており、また、見出しに二語が並んでいれば、その単語は明らかに名詞である(ただし、 2 種類の属格を持つ場合や、 2 種類の格変化を許す場合は、その旨も併記される)。 なお、名詞には性 (genus) がある。名詞に係る形容詞は、数・格・性の 3 つを名詞のそれらと一致させる必要(性数格の一致)があるため、性も憶えておく必要がある。性には、男性 (masculīnum)・女性 (fēminīnum)・中性 (neutrum) の 3 つがあり、原則としてはそのいずれか 1 つが当てはまるが、語によっては、男性形と女性形の 2 種類の語形をもつものがあり(人名、職業名など)、また逆に男性形と女性形が同じ語形のものもある。なお、中性は、スペイン語、イタリア語、フランス語などでは他の性に吸収されて消滅してしまったが、ドイツ語やロシア語などでは現在でも残っている。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ラテン語の名詞は、数量を表す数 (numerus)と文法的役割を表す格 (cāsus) によって語形を変える。これを曲用あるいは格変化 (dēclīnātiō) という。数には、単数 (singulāris) と複数 (plūrālis) があるが、古典ギリシア語のような双数はない。格には、主格 (nōminātīvus)・呼格 (vōcātīvus)・属格 (genitīvus)・与格 (datīvus)・対格 (accūsātīvus)・奪格 (ablātīvus) ・地格 (locātīvus) の 7 つがあるが、呼格は大体において主格と同形であり、地格についてはこの格を持っている語自体が稀であるため、実質的に憶えるべき格は他の 5 つである。よって一つの名詞につき、2 (数) × 5 (格) = 10 通りもの形を憶えなくてはならない。", "title": "名詞概論" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "しかし、ラテン語の格変化はおおよそ規則的であり、大別して 5 種類の変化がある。よって、典型的なものについて 10 個の形さえ憶えておけば、他の名詞についても、単数主格と単数属格さえ分かれば、語幹と格変化の種類が明らかとなるため、他の形が類推できる。このため、辞書の見出しなどでは、この 2 つの形のみが併記されており、また、見出しに二語が並んでいれば、その単語は明らかに名詞である(ただし、 2 種類の属格を持つ場合や、 2 種類の格変化を許す場合は、その旨も併記される)。", "title": "名詞概論" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "なお、名詞には性 (genus) がある。名詞に係る形容詞は、数・格・性の 3 つを名詞のそれらと一致させる必要(性数格の一致)があるため、性も憶えておく必要がある。性には、男性 (masculīnum)・女性 (fēminīnum)・中性 (neutrum) の 3 つがあり、原則としてはそのいずれか 1 つが当てはまるが、語によっては、男性形と女性形の 2 種類の語形をもつものがあり(人名、職業名など)、また逆に男性形と女性形が同じ語形のものもある。なお、中性は、スペイン語、イタリア語、フランス語などでは他の性に吸収されて消滅してしまったが、ドイツ語やロシア語などでは現在でも残っている。", "title": "名詞概論" } ]
ラテン語 > 名詞
{{wiktionary|Category:ラテン語 名詞}} [[ラテン語]] > 名詞 ==名詞概論== ラテン語の名詞は、数量を表す'''数''' (numerus)と文法的役割を表す'''格''' (cāsus) によって語形を変える。これを'''曲用'''あるいは'''格変化''' (dēclīnātiō) という。数には、'''単数''' (singulāris) と'''複数''' (plūrālis) があるが、[[古典ギリシア語]]のような双数はない。格には、'''主格''' (nōminātīvus)・'''呼格''' (vōcātīvus)・'''属格''' (genitīvus)・'''与格''' (datīvus)・'''対格''' (accūsātīvus)・'''奪格''' (ablātīvus) ・'''地格''' (locātīvus) の 7 つがあるが、呼格は大体において主格と同形であり、地格についてはこの格を持っている語自体が稀であるため、実質的に憶えるべき格は他の 5 つである。よって一つの名詞につき、2 (数) × 5 (格) = 10 通りもの形を憶えなくてはならない。 しかし、ラテン語の格変化はおおよそ規則的であり、大別して 5 種類の変化がある。よって、典型的なものについて 10 個の形さえ憶えておけば、他の名詞についても、'''単数主格'''と'''単数属格'''さえ分かれば、'''語幹'''と格変化の種類が明らかとなるため、他の形が類推できる。このため、辞書の見出しなどでは、この 2 つの形のみが併記されており、また、見出しに二語が並んでいれば、その単語は明らかに名詞である(ただし、 2 種類の属格を持つ場合や、 2 種類の格変化を許す場合は、その旨も併記される)。 なお、名詞には'''性''' (genus) がある。名詞に係る形容詞は、数・格・性の 3 つを名詞のそれらと一致させる必要('''性数格の一致''')があるため、性も憶えておく必要がある。性には、'''男性''' (masculīnum)・'''女性''' (fēminīnum)・'''中性''' (neutrum) の 3 つがあり、原則としてはそのいずれか 1 つが当てはまるが、語によっては、男性形と女性形の 2 種類の語形をもつものがあり(人名、職業名など)、また逆に男性形と女性形が同じ語形のものもある。なお、中性は、[[スペイン語]]、[[イタリア語]]、[[フランス語]]などでは他の性に吸収されて消滅してしまったが、[[ドイツ語]]や[[ロシア語]]などでは現在でも残っている。 ==名詞の種類== *[[ラテン語 第一変化名詞|第一変化名詞]] *[[ラテン語 第二変化名詞|第二変化名詞]] *[[ラテン語 第三変化i幹名詞|第三変化i幹名詞]] *[[ラテン語 第三変化子音幹名詞|第三変化子音幹名詞]] *[[ラテン語 第四変化名詞|第四変化名詞]] *[[ラテン語 第五変化名詞|第五変化名詞]] *[[ラテン語 不規則変化名詞|不規則変化名詞]] [[Category:ラテン語|めいし]]
null
2010-03-15T03:29:49Z
[ "テンプレート:Wiktionary" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,398
ラテン語 第三変化i幹名詞
ラテン語 > 名詞 > 第三変化i幹名詞 三つ目の型は、I型の格変化である。属格複数形が -ium となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、 -is という形になるが、これは、I型のみならず、子音型でもそうである。I型の格変化にも、幾つかのパターンがある。 一つ目のパターンは、単数主格で -is となるものである。このパターンには、単数対格が -im 、単数奪格が -ī となるもの(真正のI型格変化)と、単数対格が -em 、単数奪格が -e となるもの(混合型)の二種類がある。両者を全く別の格変化(独:gemischte Deklination)として扱うものもあるが、これらは辞書の形を見ただけでは区別することはできず、また混合型の名詞でもI型の単数奪格形を許容するものもある。したがって、ここでは敢えて区別しないことにし、I型か混合型かなどの註記を単語に附しておく。それでは、「塔」を意味する「turris, turris」(I型)、「敵」を意味する「hostis, hostis」(混合型)を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 二つ目のパターンは、単数主格で -es あるいは -ēs となるものである。「狐」を意味する「vulpēs, vulpis」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 三つ目のパターンは、単数主格で s がつくものである。このパターンは語幹の末尾の子音と s が融合するものがある。具体的には、 となる。また、一部はこの融合に伴い、単数主格の語幹の最終音節の母音が長音に変化する。それでは、「木の葉」を意味する「frons, frondis」と「額」を意味する「frōns, frontis」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 四つ目のパターンは、単数主格で語幹のみとなり、語幹が変化するものである。そもそも、単数主格で語幹のみとなるパターンには二種類あり、上記の三つの格変化のパターンと大体似ているものと、そうでないものがある。前者は、語幹が主格単数で -er 、それ以外で -r に変化する(後者は次に取り上げる)。「大雨」を意味する「imber, imbris」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 五つ目のパターンは、-āl, -ār という流音幹をもつものであり、語幹が変化しないものである。ただし、単数主格で語幹のみとなり、最終音節の母音が短母音になる(-al, -ar)。「動物」を意味する「animal, animālis」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 六つ目のパターンは、単数主格で -e 、単数属格で -is となるものである。これは、五つ目のパターンの亜種である。「海」を意味する「mare, maris」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > 第三変化i幹名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "三つ目の型は、I型の格変化である。属格複数形が -ium となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、 -is という形になるが、これは、I型のみならず、子音型でもそうである。I型の格変化にも、幾つかのパターンがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "一つ目のパターンは、単数主格で -is となるものである。このパターンには、単数対格が -im 、単数奪格が -ī となるもの(真正のI型格変化)と、単数対格が -em 、単数奪格が -e となるもの(混合型)の二種類がある。両者を全く別の格変化(独:gemischte Deklination)として扱うものもあるが、これらは辞書の形を見ただけでは区別することはできず、また混合型の名詞でもI型の単数奪格形を許容するものもある。したがって、ここでは敢えて区別しないことにし、I型か混合型かなどの註記を単語に附しておく。それでは、「塔」を意味する「turris, turris」(I型)、「敵」を意味する「hostis, hostis」(混合型)を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-is, -is" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-is, -is" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "二つ目のパターンは、単数主格で -es あるいは -ēs となるものである。「狐」を意味する「vulpēs, vulpis」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-es/-ēs, -is" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-es/-ēs, -is" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "三つ目のパターンは、単数主格で s がつくものである。このパターンは語幹の末尾の子音と s が融合するものがある。具体的には、", "title": "-s, -is" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "となる。また、一部はこの融合に伴い、単数主格の語幹の最終音節の母音が長音に変化する。それでは、「木の葉」を意味する「frons, frondis」と「額」を意味する「frōns, frontis」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-s, -is" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-s, -is" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "四つ目のパターンは、単数主格で語幹のみとなり、語幹が変化するものである。そもそも、単数主格で語幹のみとなるパターンには二種類あり、上記の三つの格変化のパターンと大体似ているものと、そうでないものがある。前者は、語幹が主格単数で -er 、それ以外で -r に変化する(後者は次に取り上げる)。「大雨」を意味する「imber, imbris」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-, -is(語幹変化あり)" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-, -is(語幹変化あり)" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "五つ目のパターンは、-āl, -ār という流音幹をもつものであり、語幹が変化しないものである。ただし、単数主格で語幹のみとなり、最終音節の母音が短母音になる(-al, -ar)。「動物」を意味する「animal, animālis」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-, -is(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-, -is(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "六つ目のパターンは、単数主格で -e 、単数属格で -is となるものである。これは、五つ目のパターンの亜種である。「海」を意味する「mare, maris」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-e, -is" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-e, -is" } ]
ラテン語 > 名詞 > 第三変化i幹名詞 三つ目の型は、I型の格変化である。属格複数形が -ium となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、 -is という形になるが、これは、I型のみならず、子音型でもそうである。I型の格変化にも、幾つかのパターンがある。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''第三変化i幹名詞''' 三つ目の型は、I型の格変化である。属格複数形が -ium となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、 -is という形になるが、これは、I型のみならず、子音型でもそうである。I型の格変化にも、幾つかのパターンがある。 ==-is, -is== 一つ目のパターンは、単数主格で -is となるものである。このパターンには、単数対格が -im 、単数奪格が -ī となるもの(真正のI型格変化)と、単数対格が -em 、単数奪格が -e となるもの(混合型)の二種類がある。両者を全く別の格変化(独:gemischte Deklination)として扱うものもあるが、これらは辞書の形を見ただけでは区別することはできず、また混合型の名詞でもI型の単数奪格形を許容するものもある。したがって、ここでは敢えて区別しないことにし、I型か混合型かなどの註記を単語に附しておく。それでは、「塔」を意味する「turris, turris」(I型)、「敵」を意味する「hostis, hostis」(混合型)を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-is''' (turris, hostis)</td><td>'''-ēs''' (turrēs, hostēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (turris, hostis)</td><td>'''-ium''' (turrium, hostium)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (turrī, hostī)</td><td>'''-ibus''' (turribus, hostibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-im / -em''' (turrim, hostem)</td><td>'''-īs (-ēs)''' (turrīs (turrēs), hostīs (hostēs))</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ī / -e''' (turri, hoste)</td><td>'''-ibus''' (turribus, hostibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>Albis, Albis(I型)</td><td>エルベ川</td></tr> <tr><td>fīnis, fīnis</td><td>終り</td></tr> <tr><td>ignis, ignis(混合型、但し単数奪格igniも可)</td><td>火</td></tr> <tr><td>mēnsis, mēnsis</td><td>月(暦の)</td></tr> <tr><td>Tiberis, Tiberis(I型)</td><td>ティベリス川</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>auris, auris</td><td>耳</td></tr> <tr><td>avis, avis</td><td>鳥</td></tr> <tr><td>classis, classis(混合型)</td><td>艦隊、組、階級</td></tr> <tr><td>febris, febris(I型)</td><td>熱</td></tr> <tr><td>nāvis, nāvis(混合型、但し単数奪格 nāvī も可)</td><td>船</td></tr> <tr><td>Neapolis, Neapolis(I型)</td><td>ネアポリス(現在のナポリ)</td></tr> <tr><td>puppis, puppis(I型)</td><td>船尾</td></tr> <tr><td>secūris, secūris(I型)</td><td>斧</td></tr> <tr><td>sitis, sitis(I型)</td><td>喉の渇き</td></tr> <tr><td>turris, turris(I型)</td><td>塔</td></tr> <tr><td>tussis, tussis</td><td>咳</td></tr> <tr><td>vallis, vallis</td><td>谷</td></tr> </table> ===男女同形の名詞の例=== <table> <tr><td>cīvis, cīvis (m./f.)</td><td>市民</td></tr> <tr><td>hostis, hostis (m./f.)</td><td>敵</td></tr> <tr><td>testis, testis (m./f.)</td><td>証人</td></tr> </table> *このパターンの各変化をする中性名詞 ==-es/-ēs, -is== 二つ目のパターンは、単数主格で -es あるいは -ēs となるものである。「狐」を意味する「vulpēs, vulpis」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-es/-ēs''' (vulpēs)</td><td>'''-ēs''' (vulpēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (vulpis)</td><td>'''-ium''' (vulpium)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (vulpī)</td><td>'''-ibus''' (vulpibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (vulpem)</td><td>'''-is (-ēs)''' (vulpis (vulpēs))</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (vulpe)</td><td>'''-ibus''' (turribus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>aedēs, aedis</td><td>家</td></tr> <tr><td>caedēs, caedis</td><td>殺害、虐殺</td></tr> <tr><td>clādēs, clādis</td><td>損害</td></tr> <tr><td>fames, famis</td><td>空腹、飢餓</td></tr> <tr><td>nūbēs, nūbis</td><td>雲</td></tr> <tr><td>vulpēs, vulpis</td><td>狐</td></tr> </table> ==-s, -is== 三つ目のパターンは、単数主格で s がつくものである。このパターンは語幹の末尾の子音と s が融合するものがある。具体的には、 * c+s=x * g+s=x * t+s=s * d+s=s となる。また、一部はこの融合に伴い、単数主格の語幹の最終音節の母音が長音に変化する。それでは、「木の葉」を意味する「frons, frondis」と「額」を意味する「frōns, frontis」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-s''' (frons, frōns)</td><td>'''-ēs''' (frondēs, frontēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (frondis, frontis)</td><td>'''-ium''' (frondium, frontium)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (frondī, frontī)</td><td>'''-ibus''' (frondibus, frontibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (frondem, frontem)</td><td>'''-is (-ēs)''' (frondis (frondēs), frontis (frontēs))</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (fronde, fronte)</td><td>'''-ibus''' (frondibus, frontibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>dēns, dentis</td><td>歯</td></tr> <tr><td>fōns, fontis</td><td>泉、源</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>ars, artis</td><td>術、技、業</td></tr> <tr><td>frons, frondis</td><td>木の葉</td></tr> <tr><td>frōns, frontis</td><td>額</td></tr> <tr><td>gēns, gentis</td><td>種族、人種</td></tr> <tr><td>mors, mortis</td><td>死</td></tr> <tr><td>nox, noctis</td><td>夜</td></tr> <tr><td>pars, partis</td><td>部分</td></tr> <tr><td>serpēns, serpentis</td><td>蛇</td></tr> <tr><td>urbs, urbis</td><td>都</td></tr> </table> ===男女同形の名詞の例=== <table> <tr><td>adulēscēns, adulēscentis (m./f.)</td><td>青年</td></tr> <tr><td>īnfāns, īnfantis (m./f.)</td><td>幼児</td></tr> </table> ==-, -is(語幹変化あり)== 四つ目のパターンは、単数主格で語幹のみとなり、語幹が変化するものである。そもそも、単数主格で語幹のみとなるパターンには二種類あり、上記の三つの格変化のパターンと大体似ているものと、そうでないものがある。前者は、語幹が主格単数で -er 、それ以外で -r に変化する(後者は次に取り上げる)。「大雨」を意味する「imber, imbris」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (imber)</td><td>'''-ēs''' (imbrēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (imbris)</td><td>'''-ium''' (imbrium)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (imbrī)</td><td>'''-ibus''' (imbribus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (imbrem)</td><td>'''-īs (-ēs)''' (imbrīs (imbrēs))</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e (-ī)''' (imbre (imbrī))</td><td>'''-ibus''' (imbribus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>imber, imbris</td><td>大雨</td></tr> <tr><td>venter, ventris</td><td>腹</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>linter, lintris</td><td>艀</td></tr> </table> ==-, -is(語幹変化なし)== 五つ目のパターンは、-āl, -ār という流音幹をもつものであり、語幹が変化しないものである。ただし、単数主格で語幹のみとなり、最終音節の母音が短母音になる(-al, -ar)。「動物」を意味する「animal, animālis」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (animal)</td><td>'''-ia''' (animālia)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (animālis)</td><td>'''-ium''' (animālium)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (animālī)</td><td>'''-ibus''' (animālibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-''' (animal)</td><td>'''-ia''' (animālia)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ī''' (animālī)</td><td>'''-ibus''' (animālibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===中性名詞の例=== <table> <tr><td>animal, animālis</td><td>動物</td></tr> <tr><td>calcar, calcāris</td><td>拍車</td></tr> <tr><td>exemplar, exemplāris</td><td>写し、模範</td></tr> <tr><td>tribūnal, tribūnālis</td><td>古代ローマ大官の座席のあった高段、法廷</td></tr> <tr><td>vectīgal, vectīgālis</td><td>税</td></tr> </table> ==-e, -is== 六つ目のパターンは、単数主格で -e 、単数属格で -is となるものである。これは、五つ目のパターンの亜種である。「海」を意味する「mare, maris」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-e''' (mare)</td><td>'''-ia''' (maria)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (maris)</td><td>'''-ium''' (marium)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (marī)</td><td>'''-ibus''' (maribus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-e''' (mare)</td><td>'''-ia''' (maria)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ī''' (marī)</td><td>'''-ibus''' (maribus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===中性名詞の例=== <table> <tr><td>cubīle, cubīlis</td><td>寝台</td></tr> <tr><td>conclāve, conclāvis</td><td>部屋</td></tr> <tr><td>mare, maris</td><td>海</td></tr> </table> [[Category:ラテン語|たい3へんかi]]
null
2021-11-08T10:57:55Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%A4%89%E5%8C%96i%E5%B9%B9%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,399
ラテン語 第三変化子音幹名詞
ラテン語 > 名詞 > 第三変化子音幹名詞 四つ目の型は、子音型の格変化である。先程、属格複数形が -ium となるものをI型の格変化と呼ぶことを見た。これに似た格変化のパターンが幾つかあり、それらは属格複数形が -子音+ -um となるので、子音型の格変化と呼ばれる。属格単数形では、-is という形になるが、これはI型と同じである。中性の語は独特のパターンを取り、その他の語は、語幹によって、流音幹(独:Liquidastämme)・鼻音幹(独:Nasalstämme)・黙音幹(独:Mutastämme)に区別する。 一つ目のパターンは、中性名詞の格変化である。単数主格及び単数対格と、それ以外では、語幹の形が変化する。「体」を意味する「corpus, corporis」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 二つ目のパターンは、流音幹である。これには、単数主格とそれ以外で語幹の形が変わるものと、変らないものがある。まずは、語幹変化のないものを見よう。この場合、全く語幹が変化しないものもあるが、語幹の末尾の s が母音に挟まれて r となるため、語幹が変化しているように見えるものもある。また、語根が複音節かつその最終母音が長母音であるものは、その母音が主格で短母音に変化する。「愛」を意味する「amor, amōris」と「花」を意味する「flōs, flōris」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 三つ目のパターンは、流音幹のうち、語幹が主格で -er 、それ以外で -r の形をとるものである。「父」を意味する「pater, patris」「母」を意味する「māter, mātris」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 四つ目のパターンは、鼻音幹のうち、主格単数で語幹のみ、属格単数で -is となるものである。そもそも、鼻音幹には、n語幹とm語幹があるが、ここで扱うのはn語幹である(m語幹については、次で扱う)。これは語幹が -in または -ōn の形をとり、単数主格では -ō に変化する。「ヒト」を意味する「homō, hominis」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 五つ目のパターンは、鼻音幹のうち、主格単数で -s 、属格単数で -is となるものである。これは、語幹が -m という形であり、単数主格とそれ以外で語幹の形が一切変わらない。このような語は、「冬」を意味する「hiems, hiemis」しかない。 呼格は、主格と同形である。 5つ目のパターンは、黙音幹(破裂音の語幹)である。単数主格で -s 、単数属格で -is の曲用語尾がつく。語幹変化はないのであるが、-p および -b という形以外の語幹の場合、末尾の子音と単数主格の語尾 s が口調の関係で融合し表記も変わるため、語幹変化があるように見える。具体的には、 となる。また、一部の名詞はその融合に伴い、語幹の最終音節の母音の長さが主格とそれ以外で変化する(pēs, pedis (足)、rādix, rādīcis(根)など)。それでは、実定法としての「法」を意味する「lēx, lēgis」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > 第三変化子音幹名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "四つ目の型は、子音型の格変化である。先程、属格複数形が -ium となるものをI型の格変化と呼ぶことを見た。これに似た格変化のパターンが幾つかあり、それらは属格複数形が -子音+ -um となるので、子音型の格変化と呼ばれる。属格単数形では、-is という形になるが、これはI型と同じである。中性の語は独特のパターンを取り、その他の語は、語幹によって、流音幹(独:Liquidastämme)・鼻音幹(独:Nasalstämme)・黙音幹(独:Mutastämme)に区別する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "一つ目のパターンは、中性名詞の格変化である。単数主格及び単数対格と、それ以外では、語幹の形が変化する。「体」を意味する「corpus, corporis」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "中性:-, -is(語幹変化あり)" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "中性:-, -is(語幹変化あり)" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "二つ目のパターンは、流音幹である。これには、単数主格とそれ以外で語幹の形が変わるものと、変らないものがある。まずは、語幹変化のないものを見よう。この場合、全く語幹が変化しないものもあるが、語幹の末尾の s が母音に挟まれて r となるため、語幹が変化しているように見えるものもある。また、語根が複音節かつその最終母音が長母音であるものは、その母音が主格で短母音に変化する。「愛」を意味する「amor, amōris」と「花」を意味する「flōs, flōris」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "流音幹:-, -is(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "流音幹:-, -is(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "三つ目のパターンは、流音幹のうち、語幹が主格で -er 、それ以外で -r の形をとるものである。「父」を意味する「pater, patris」「母」を意味する「māter, mātris」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "流音幹:-, -is(語幹変化あり)" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "流音幹:-, -is(語幹変化あり)" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "四つ目のパターンは、鼻音幹のうち、主格単数で語幹のみ、属格単数で -is となるものである。そもそも、鼻音幹には、n語幹とm語幹があるが、ここで扱うのはn語幹である(m語幹については、次で扱う)。これは語幹が -in または -ōn の形をとり、単数主格では -ō に変化する。「ヒト」を意味する「homō, hominis」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "鼻音幹:-, -is(語幹変化あり、n語幹)" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "鼻音幹:-, -is(語幹変化あり、n語幹)" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "五つ目のパターンは、鼻音幹のうち、主格単数で -s 、属格単数で -is となるものである。これは、語幹が -m という形であり、単数主格とそれ以外で語幹の形が一切変わらない。このような語は、「冬」を意味する「hiems, hiemis」しかない。", "title": "鼻音幹:-s, -is(語幹変化なし、m語幹)" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "鼻音幹:-s, -is(語幹変化なし、m語幹)" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "5つ目のパターンは、黙音幹(破裂音の語幹)である。単数主格で -s 、単数属格で -is の曲用語尾がつく。語幹変化はないのであるが、-p および -b という形以外の語幹の場合、末尾の子音と単数主格の語尾 s が口調の関係で融合し表記も変わるため、語幹変化があるように見える。具体的には、", "title": "黙音幹:-s, -is(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "となる。また、一部の名詞はその融合に伴い、語幹の最終音節の母音の長さが主格とそれ以外で変化する(pēs, pedis (足)、rādix, rādīcis(根)など)。それでは、実定法としての「法」を意味する「lēx, lēgis」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "黙音幹:-s, -is(語幹変化なし)" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "黙音幹:-s, -is(語幹変化なし)" } ]
ラテン語 > 名詞 > 第三変化子音幹名詞 四つ目の型は、子音型の格変化である。先程、属格複数形が -ium となるものをI型の格変化と呼ぶことを見た。これに似た格変化のパターンが幾つかあり、それらは属格複数形が -子音+ -um となるので、子音型の格変化と呼ばれる。属格単数形では、-is という形になるが、これはI型と同じである。中性の語は独特のパターンを取り、その他の語は、語幹によって、流音幹・鼻音幹・黙音幹に区別する。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''第三変化子音幹名詞''' 四つ目の型は、子音型の格変化である。先程、属格複数形が -ium となるものをI型の格変化と呼ぶことを見た。これに似た格変化のパターンが幾つかあり、それらは属格複数形が -子音+ -um となるので、子音型の格変化と呼ばれる。属格単数形では、-is という形になるが、これはI型と同じである。中性の語は独特のパターンを取り、その他の語は、語幹によって、流音幹(独:Liquidastämme)・鼻音幹(独:Nasalstämme)・黙音幹(独:Mutastämme)に区別する。 == 中性:-, -is(語幹変化あり) == 一つ目のパターンは、中性名詞の格変化である。単数主格及び単数対格と、それ以外では、語幹の形が変化する。「体」を意味する「corpus, corporis」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (corpus)</td><td>'''-a''' (corpora)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (corporis)</td><td>'''-um''' (corporum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (corporī)</td><td>'''-ibus''' (corporibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-''' (corpus)</td><td>'''-a''' (corpora)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (corpore)</td><td>'''-ibus''' (corporibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===中性名詞の例=== <table> <tr><td>agmen, agminis</td><td>動き、行軍縦隊</td></tr> <tr><td>caput, capitis</td><td>頭</td></tr> <tr><td>carmen, carminis</td><td>歌</td></tr> <tr><td>corpus, corporis</td><td>体</td></tr> <tr><td>frīgus, frīgoris</td><td>寒さ</td></tr> <tr><td>genus, generis</td><td>出自、家門、種属</td></tr> <tr><td>iter, itineris</td><td>旅</td></tr> <tr><td>iūs, iūris</td><td>法</td></tr> <tr><td>lītus, lītoris</td><td>岸</td></tr> <tr><td>lūmen, lūminis</td><td>光</td></tr> <tr><td>nōmen, nōminis</td><td>名</td></tr> <tr><td>opus, operis</td><td>仕事、努力、事業、著作物</td></tr> <tr><td>rūs, rūris</td><td>田野、田舎</td></tr> <tr><td>sīdus, sīderis</td><td>星座</td></tr> <tr><td>tempus, temporis</td><td>時間、時代、時勢、時機</td></tr> <tr><td>vulnus, vulneris</td><td>傷</td></tr> </table> ==流音幹:-, -is(語幹変化なし)== 二つ目のパターンは、流音幹である。これには、単数主格とそれ以外で語幹の形が変わるものと、変らないものがある。まずは、語幹変化のないものを見よう。この場合、全く語幹が変化しないものもあるが、語幹の末尾の s が母音に挟まれて r となるため、語幹が変化しているように見えるものもある。また、語根が複音節かつその最終母音が長母音であるものは、その母音が主格で短母音に変化する。「愛」を意味する「amor, amōris」と「花」を意味する「flōs, flōris」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (amor, flōs)</td><td>'''-ēs''' (amōrēs, flōrēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (amōris, flōris)</td><td>'''-um''' (amōrum, flōrum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (amōrī, flōrī)</td><td>'''-ibus''' (amōribus, flōribus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (amōrem, flōrem)</td><td>'''-ēs''' (amōres, flōrēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (amōre, flōre)</td><td>'''-ibus''' (amōribus, flōribus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>amor, amōris</td><td>愛</td></tr> <tr><td>Caesar, Caesaris</td><td>カエサル(人名)</td></tr> <tr><td>clāmor, clāmōris</td><td>叫び、歓声</td></tr> <tr><td>color, colōris</td><td>色</td></tr> <tr><td>cōnsul, cōnsulis</td><td>古代ローマの執政官</td></tr> <tr><td>dolor, dolōris</td><td>痛み、苦しみ</td></tr> <tr><td>flōs, flōris</td><td>花</td></tr> <tr><td>fūr, fūris</td><td>泥棒</td></tr> <tr><td>honos (honor), honōris</td><td>名誉</td></tr> <tr><td>imperātor, imperātōris</td><td>命令者、大元帥(最高指揮官)</td></tr> <tr><td>labor, labōris</td><td>労働</td></tr> <tr><td>mercātor, mercātōris</td><td>商人</td></tr> <tr><td>mōs, mōris</td><td>習慣</td></tr> <tr><td>odor, odōris</td><td>匂い</td></tr> <tr><td>senātor, senātōris</td><td>元老院議員</td></tr> <tr><td>sōl, sōlis</td><td>太陽</td></tr> <tr><td>ōrātor, ōrātōris</td><td>雄弁家</td></tr> <tr><td>victor, victōris</td><td>勝利者</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>arbor, arbōris</td><td>木</td></tr> <tr><td>mulier, mulieris</td><td>夫人</td></tr> <tr><td>soror, sorōris</td><td>姉妹</td></tr> <tr><td>uxor, uxōris</td><td>妻</td></tr> </table> ===男女同形の名詞の例=== <table> <tr><td>augur, auguris</td><td>鳥占官</td></tr> <tr><td>exsul, exsulis</td><td>追放された人</td></tr> </table> ==流音幹:-, -is(語幹変化あり)== 三つ目のパターンは、流音幹のうち、語幹が主格で -er 、それ以外で -r の形をとるものである。「父」を意味する「pater, patris」「母」を意味する「māter, mātris」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (pater, māter)</td><td>'''-ēs''' (patrēs, mātrēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (patris, mātris)</td><td>'''-um''' (patrum, mātrum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (patrī, mātrī)</td><td>'''-ibus''' (patribus, mātribus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (patrem, mātrem)</td><td>'''-ēs''' (patrēs, mātrēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (patre, matre)</td><td>'''-ibus''' (patribus, mātribus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>pater, patris</td><td>父</td></tr> <tr><td>frāter, frātris</td><td>兄弟</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>māter, mātris</td><td>母</td></tr> </table> ==鼻音幹:-, -is(語幹変化あり、n語幹)== 四つ目のパターンは、鼻音幹のうち、主格単数で語幹のみ、属格単数で -is となるものである。そもそも、鼻音幹には、n語幹とm語幹があるが、ここで扱うのはn語幹である(m語幹については、次で扱う)。これは語幹が -in または -ōn の形をとり、単数主格では -ō に変化する。「ヒト」を意味する「homō, hominis」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-''' (homō)</td><td>'''-ēs''' (hominēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (hominis)</td><td>'''-um''' (hominum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (hominī)</td><td>'''-ibus''' (hominibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (hominem)</td><td>'''-ēs''' (hominēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (homine)</td><td>'''-ibus''' (hominibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>Apollō, Apollinis (Apollōnis)</td><td>太陽神アポッロー(ギリシャの太陽神アポッローンに対応)</td></tr> <tr><td>Cicerō, Cicerōnis</td><td>キケロー(人名)</td></tr> <tr><td>latrō, latrōnis</td><td>強盗</td></tr> <tr><td>leō, leōnis</td><td>ライオン</td></tr> <tr><td>sermō, sermōnis</td><td>言葉、説法、会話</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>formīdō, formīdinis</td><td>恐怖</td></tr> <tr><td>grandō, grandinis</td><td>雹</td></tr> <tr><td>imāgō, imāginis</td><td>像、映像、似姿、肖像、幻影、表象</td></tr> <tr><td>legiō, legiōnis</td><td>軍団</td></tr> <tr><td>libīdō, libīdinis</td><td>欲望、情欲、気まぐれ(参照:フロイトのリビドー)</td></tr> <tr><td>multitūdō, multitūdinis</td><td>多数</td></tr> <tr><td>natiō, natiōnis</td><td>出生、種属、人種、部族、国民</td></tr> <tr><td>opiniō, opiniōnis</td><td>意見(opīnor, opīnari, opīnatus sum (想定する、推測する、意見を持つ)から)</td></tr> <tr><td>oratiō, oratiōnis</td><td>演説</td></tr> <tr><td>ordō, ordinis</td><td>順序、列、秩序</td></tr> <tr><td>pulchritūdō, pulchritūdinis</td><td>美</td></tr> <tr><td>regiō, regiōnis</td><td>地方</td></tr> <tr><td>virgō, virginis</td><td>処女</td></tr> </table> ===男女同形の名詞の例=== <table> <tr><td>homō, hominis</td><td>人</td></tr> </table> ==鼻音幹:-s, -is(語幹変化なし、m語幹)== 五つ目のパターンは、鼻音幹のうち、主格単数で -s 、属格単数で -is となるものである。これは、語幹が -m という形であり、単数主格とそれ以外で語幹の形が一切変わらない。このような語は、「冬」を意味する「hiems, hiemis」しかない。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-s''' (hiems)</td><td>'''-ēs''' (hiemēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (hiemis)</td><td>'''-um''' (hiemum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (hiemī)</td><td>'''-ibus''' (hiemibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (hiemem)</td><td>'''-ēs''' (hiemēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (hieme)</td><td>'''-ibus''' (hiemibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>hiems, hiemis</td><td>冬、嵐(動詞形はhiemō, hiemāre, hiemāvī, hiemātum 「冬を過ごす;(態度などが)冬のように寒々しく冷淡になる、嵐のように怒り激昂する;凍結する、凍える」)※この語のみ</td></tr> </table> ==黙音幹:-s, -is(語幹変化なし)== 5つ目のパターンは、黙音幹(破裂音の語幹)である。単数主格で -s 、単数属格で -is の曲用語尾がつく。語幹変化はないのであるが、-p および -b という形以外の語幹の場合、末尾の子音と単数主格の語尾 s が口調の関係で融合し表記も変わるため、語幹変化があるように見える。具体的には、 * c+s=x * g+s=x * t+s=s * d+s=s となる。また、一部の名詞はその融合に伴い、語幹の最終音節の母音の長さが主格とそれ以外で変化する(pēs, pedis (足)、rādix, rādīcis(根)など)。それでは、実定法としての「法」を意味する「lēx, lēgis」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-s''' (lēx)</td><td>'''-ēs''' (lēgēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-is''' (lēgis)</td><td>'''-um''' (lēgum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ī''' (lēgī)</td><td>'''-ibus''' (lēgibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (lēgem)</td><td>'''-ēs''' (lēgēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-e''' (lēge)</td><td>'''-ibus''' (lēgibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>eques, equitis</td><td>騎兵、騎士</td></tr> <tr><td>lapis, lapidis</td><td>石</td></tr> <tr><td>mīles, mīlitis</td><td>兵士</td></tr> <tr><td>pedes, peditis</td><td>歩行者、歩兵</td></tr> <tr><td>pēs, pedis</td><td>足</td></tr> <tr><td>prīnceps, prīncipis</td><td>発起人、首謀者、長、君主(プリンケプス)(prīmum (初めに)+ capiō, capere, cēpī, captum (取る)から)</td></tr> <tr><td>rēx, rēgis</td><td>王(regō, regere, rexī, rectum(統治する・規定する)から)</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>aetās, aetātis</td><td>年齢</td></tr> <tr><td>cīvitās, cīvitātis</td><td>市民 (cīvis, cīvis) の共同体、国家</td></tr> <tr><td>facultās, facultātis</td><td>可能性、許可、能力、才能、特に弁舌の才能(facilis, facile(容易な・実行可能な)と同根)</td></tr> <tr><td>laus, laudis</td><td>賞賛</td></tr> <tr><td>lēx, lēgis</td><td>法律</td></tr> <tr><td>lūx, lūcis</td><td>光、輝き</td></tr> <tr><td>pāx, pācis</td><td>平和</td></tr> <tr><td>plēbs, plēbis</td><td>平民</td></tr> <tr><td>quiēs, quiētis</td><td>休息</td></tr> <tr><td>rādix, rādīcis</td><td>根</td></tr> <tr><td>salūs, salūtis</td><td>安全</td></tr> <tr><td>virtūs, virtūtis</td><td>徳</td></tr> <tr><td>vōx, vōcis</td><td>声</td></tr> </table> ===男女同形の名詞の例=== <table> <tr><td>cūstōs, cūstōdis</td><td>番人</td></tr> <tr><td>dux, ducis</td><td>リーダー、ガイド(dūcō, dūcere, dūxī, ductum(導く)から)</td></tr> <tr><td>hospes, hospitis</td><td>お客</td></tr> <tr><td>iūdex, iūdicis</td><td>裁判官</td></tr> <tr><td>obses, obsidis</td><td>人質</td></tr> <tr><td>sacerdōs, sacerdōtis</td><td>神官</td></tr> </table> [[Category:ラテン語|たい3へんかしいん]]
2006-03-21T06:30:38Z
2023-09-04T14:51:52Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%AD%90%E9%9F%B3%E5%B9%B9%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,400
ラテン語 第四変化名詞
ラテン語 > 名詞 > 第四変化名詞 五つ目の型は、U型の格変化である。属格複数形が -uum となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、-ūsという形になる。単数主格が -us となるパターンと、単数主格が -ū となるパターンがある。 一つ目のパターンは、単数主格で -us となるものである。またその形から、一部の名詞は第二変化の曲用(-us, -ī)を許容する場合がある。「贅沢」を意味する「luxus, luxūs」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。 二つ目のパターンは、単数主格で -ū となるものである。「角」を意味する「cornū, cornūs」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > 第四変化名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "五つ目の型は、U型の格変化である。属格複数形が -uum となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、-ūsという形になる。単数主格が -us となるパターンと、単数主格が -ū となるパターンがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "一つ目のパターンは、単数主格で -us となるものである。またその形から、一部の名詞は第二変化の曲用(-us, -ī)を許容する場合がある。「贅沢」を意味する「luxus, luxūs」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-us, -ūs" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-us, -ūs" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "二つ目のパターンは、単数主格で -ū となるものである。「角」を意味する「cornū, cornūs」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "-ū, -ūs" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "-ū, -ūs" } ]
ラテン語 > 名詞 > 第四変化名詞 五つ目の型は、U型の格変化である。属格複数形が -uum となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、-ūsという形になる。単数主格が -us となるパターンと、単数主格が -ū となるパターンがある。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''第四変化名詞''' 五つ目の型は、U型の格変化である。属格複数形が -uum となることに着目して、こう呼ばれる。属格単数形では、-ūsという形になる。単数主格が -us となるパターンと、単数主格が -ū となるパターンがある。 ==-us, -ūs== 一つ目のパターンは、単数主格で -us となるものである。またその形から、一部の名詞は第二変化の曲用(-us, -ī)を許容する場合がある。「贅沢」を意味する「luxus, luxūs」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"> <td bgcolor="#999999">格\数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-us''' (luxus)</td><td>'''-ūs''' (luxūs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ūs''' (luxūs)</td><td>'''-uum''' (luxuum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-uī''' (luxuī)</td><td>'''-ibus''' (luxibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-um''' (luxum)</td><td>'''-ūs''' (luxūs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ū''' (luxū)</td><td>'''-ibus''' (luxibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>adventus, adventūs</td><td>到着</td></tr> <tr><td>arcus, arcūs</td><td>弓、アーチ</td></tr> <tr><td>cāsus, cāsūs</td><td>落ちること、事件、不幸(cadō, cecidī, cāsum, cadere(落ちる)から; cāsū:偶然に; cāsus bellī:戦争の場合; cāsus māior:不可抗力; cāsum senit dominus:所有者が危険を負担する(参照:危険負担); cāsus a nēmine praestatur:災害は何人も責任なし)</td></tr> <tr><td>cultus, cultūs</td><td>耕作、世話、養育、生活法、教養、尊敬、祭祀(colō, coluī, cultum, colere(耕す、世話をする、保護する)から)</td></tr> <tr><td>currus, currūs<td>車</td></tr> <tr><td>cursus, cursūs</td><td>コース</td></tr> <tr><td>equitātus, equitātūs</td><td>騎兵隊</td></tr> <tr><td>exercitus, exercitūs</td><td>軍隊</td></tr> <tr><td>flūctus, flūctūs</td><td>波</td></tr> <tr><td>fructus, fructūs</td><td>果実(fructus cīvīlis:法定果実、fructus nātūrālis:天然果実、fructus exstantes:現存果実)</td></tr> <tr><td>impetus, impetūs</td><td>攻撃</td></tr> <tr><td>luxus, luxūs</td><td>贅沢</td></tr> <tr><td>metus, metūs</td><td>恐れ</td></tr> <tr><td>peditātus, peditātūs</td><td>歩兵隊</td></tr> <tr><td>pulsus, pulsūs</td><td>打つこと</td></tr> <tr><td>sexus, sexūs</td><td>性(secō, secuī, sectum, secāre(区分する)から)</td></tr> <tr><td>tonitrus, tonitrūs</td><td>雷</td></tr> <tr><td>tumultus, tumultūs</td><td>騒ぎ</td></tr> <tr><td>ūsus, ūsūs</td><td>使用</td></tr> <tr><td>vultus, vultūs</td><td>顔つき</td></tr> </table> ===女性名詞=== <table> <tr><td>acus, acūs</td><td>針</td></tr> <tr><td>ficus, ficūs (ficī)</td><td>無花果</td></tr> <tr><td>laurus, laurūs (laurī)</td><td>月桂樹</td></tr> <tr><td>myrtus, myrtūs (myrtī)</td><td>ミルト</td></tr> <tr><td>porticus, porticūs</td><td>柱廊</td></tr> <tr><td>quercus, quercūs</td><td>樫</td></tr> <tr><td>tribus, tribūs</td><td>種族</td></tr> </table> ==-ū, -ūs== 二つ目のパターンは、単数主格で -ū となるものである。「角」を意味する「cornū, cornūs」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-ū''' (cornū)</td><td>'''-ua''' (cornua)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ūs''' (cornūs)</td><td>'''-uum''' (cornuum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-uī (-ū)''' (cornuī (cornū))</td><td>'''-ibus''' (cornibus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-ū''' (cornū)</td><td>'''-ua''' (cornua)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ū''' (cornū)</td><td>'''-ibus''' (cornibus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===中性名詞の例=== <table> <tr><td>cornū, cornūs</td><td>角</td></tr> <tr><td>genū, genūs</td><td>膝</td></tr> <tr><td>verū, verūs</td><td>焼き串</td></tr> </table> [[Category:ラテン語|たい4へんか]]
null
2010-03-07T09:39:24Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,401
ラテン語 第五変化名詞
ラテン語 > 名詞 > 第五変化名詞 六つ目の型は、E型の格変化である。属格複数形が -ērum となることに着目して、こう呼ばれる。第五変化名詞はこのパターンしかない。 主格単数形で -ēs 、属格単数形で -eī あるいは -ēī という形になる。「こと」を意味する「rēs, reī」、「日にち」を意味する「diēs, diēī」を例に挙げて、格変化を示そう。 呼格は、主格と同形である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > 第五変化名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "六つ目の型は、E型の格変化である。属格複数形が -ērum となることに着目して、こう呼ばれる。第五変化名詞はこのパターンしかない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "主格単数形で -ēs 、属格単数形で -eī あるいは -ēī という形になる。「こと」を意味する「rēs, reī」、「日にち」を意味する「diēs, diēī」を例に挙げて、格変化を示そう。", "title": "E型格変化:-ēs, -eī/-ēī" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "E型格変化:-ēs, -eī/-ēī" } ]
ラテン語 > 名詞 > 第五変化名詞 六つ目の型は、E型の格変化である。属格複数形が -ērum となることに着目して、こう呼ばれる。第五変化名詞はこのパターンしかない。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''第五変化名詞''' 六つ目の型は、E型の格変化である。属格複数形が -ērum となることに着目して、こう呼ばれる。第五変化名詞はこのパターンしかない。 ==E型格変化:-ēs, -eī/-ēī== 主格単数形で -ēs 、属格単数形で -eī あるいは -ēī という形になる。「こと」を意味する「rēs, reī」、「日にち」を意味する「diēs, diēī」を例に挙げて、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">格\数 (mumerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-ēs''' (rēs, diēs)</td><td>'''-ēs''' (rēs, diēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-eī/-ēī''' (reī, diēī)</td><td>'''-ērum''' (rērum, diērum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-eī/-ēī''' (reī, diēī)</td><td>'''-ēbus''' (rēbus, diēbus)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-em''' (rem, diem)</td><td>'''-ēs''' (rēs, diēs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ē''' (rē, diē)</td><td>'''-ēbus''' (rēbus, diēbus)</td></tr> </table> 呼格は、主格と同形である。 ===男性名詞の例=== <table> <tr><td>diēs, diēī</td><td>日(暦の / 単数では女性のこともある)</td></tr> </table> ===女性名詞の例=== <table> <tr><td>aciēs, aciēī</td><td>戦線、刃</td></tr> <tr><td>effigiēs, effigiēī</td><td>姿</td></tr> <tr><td>fidēs, fideī</td><td>信義(cf. bona fidēs, bonae fideī (善意)) </td></tr> <tr><td>materiēs, materieī</td><td>物質(= māteria, māteriae)</td></tr> <tr><td>rēs publica, reī publicae</td><td>公共体(独:Gemeinwesen)</td></tr> <tr><td>seriēs, seriēī</td><td>繋がり、系列</td></tr> <tr><td>speciēs, specieī</td><td>顔付き</td></tr> <tr><td>spēs, speī</td><td>希望</td></tr> </table> [[Category:ラテン語|たい5へんか]]
null
2010-03-07T10:02:18Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%AC%AC%E4%BA%94%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,402
ラテン語 不規則変化名詞
ラテン語 > 名詞 > 不規則変化名詞 第四変化に第二変化が混ざった不規則な格変化をするが、建築物としての家を表す場合には普通、第二変化型の曲用が用いられる。また、「~において」を表す地格(locātīvus)を有する。 呼格は、主格と同形である。 ※他に地格を持つ主要な名詞は humus, humī ; loc. humī, humīs (土地)、rūs, rūris ; loc. rūre (rūrī), rūribus (地方、農場、村落)など。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > 不規則変化名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "第四変化に第二変化が混ざった不規則な格変化をするが、建築物としての家を表す場合には普通、第二変化型の曲用が用いられる。また、「~において」を表す地格(locātīvus)を有する。", "title": "domus, domūs" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "呼格は、主格と同形である。", "title": "domus, domūs" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "※他に地格を持つ主要な名詞は humus, humī ; loc. humī, humīs (土地)、rūs, rūris ; loc. rūre (rūrī), rūribus (地方、農場、村落)など。", "title": "domus, domūs" } ]
ラテン語 > 名詞 > 不規則変化名詞
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''不規則変化名詞''' ==domus, domūs== 第四変化に第二変化が混ざった不規則な格変化をするが、建築物としての家を表す場合には普通、第二変化型の曲用が用いられる。また、「~において」を表す地格(locātīvus)を有する<sup>※</sup>。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|格\数 (numerus) |単数 (singulāris) |複数 (plūrālis) |- | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''domus''' |'''domūs''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''domūs (domī)''' |'''domuum (domōrum)''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''domuī (domō)''' |'''domibus''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''domum''' |'''domūs (domōs)'''</td></tr> |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''domū (domō)''' |'''domibus''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|地格 (locātīvus) |'''domī''' |'''domīs''' |} 呼格は、主格と同形である。 ※他に地格を持つ主要な名詞は humus, humī ; loc. humī, humīs (土地)、rūs, rūris ; loc. rūre (rūrī), rūribus (地方、農場、村落)など。 [[Category:ラテン語|ふきそく]]
null
2010-03-07T10:50:44Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E4%B8%8D%E8%A6%8F%E5%89%87%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,403
ラテン語 指示代名詞
ラテン語 > 代名詞 > 指示代名詞 指示代名詞というと「近称 (questo/questa, dieser/diese/dieses, this, これ)/ 遠称 (quel/quella, jener/jene/jenes, that, あれ)」と思いがちであるが、ラテン語ではやや異なる。律儀なことに、ラテン語には、指示代名詞にも一人称、二人称、三人称がある。そもそも人称(persōna)とは何かを考えてみると、発言のテーマとしているのが、一人称では話し手、二人称では話し相手、三人称では話し手でも話し相手でもない何者か、ということである。そう考えると、指示代名詞にも一人称、二人称、三人称があってもおかしくはない。つまり、一人称の指示代名詞は話し手の身近にあるもの、二人称は話し相手の身近にあるもの、三人称は話し手にとっても話し相手にとっても身近でないものを、それぞれ指し示すのである(直接にその人を指すわけではないので、一人称「的」などという)。このような指示代名詞のあり方は、現代ではスペイン語に残っている(一人称:este/esta、二人称:ese/esa、三人称:aquel/aquella)。 その他、同一性を示す指示代名詞と指示形容詞がある。これは、「īdem」(同じ)と「ipse」(自身)である。ドイツ語に訳せば、それぞれ「derselbe」と「selbst」になり、要するに同一性を表すのだと分かる。 īdem については、三人称の人称代名詞に -dem をつけたような格変化をする。 ipse については、二人称・三人称の指示代名詞の格変化の型と同じである。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 代名詞 > 指示代名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "指示代名詞というと「近称 (questo/questa, dieser/diese/dieses, this, これ)/ 遠称 (quel/quella, jener/jene/jenes, that, あれ)」と思いがちであるが、ラテン語ではやや異なる。律儀なことに、ラテン語には、指示代名詞にも一人称、二人称、三人称がある。そもそも人称(persōna)とは何かを考えてみると、発言のテーマとしているのが、一人称では話し手、二人称では話し相手、三人称では話し手でも話し相手でもない何者か、ということである。そう考えると、指示代名詞にも一人称、二人称、三人称があってもおかしくはない。つまり、一人称の指示代名詞は話し手の身近にあるもの、二人称は話し相手の身近にあるもの、三人称は話し手にとっても話し相手にとっても身近でないものを、それぞれ指し示すのである(直接にその人を指すわけではないので、一人称「的」などという)。このような指示代名詞のあり方は、現代ではスペイン語に残っている(一人称:este/esta、二人称:ese/esa、三人称:aquel/aquella)。", "title": "指示代名詞の格変化" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "その他、同一性を示す指示代名詞と指示形容詞がある。これは、「īdem」(同じ)と「ipse」(自身)である。ドイツ語に訳せば、それぞれ「derselbe」と「selbst」になり、要するに同一性を表すのだと分かる。 īdem については、三人称の人称代名詞に -dem をつけたような格変化をする。 ipse については、二人称・三人称の指示代名詞の格変化の型と同じである。", "title": "指示代名詞の格変化" } ]
ラテン語 > 代名詞 > 指示代名詞
[[ラテン語]] > [[ラテン語 代名詞|代名詞]] > '''指示代名詞''' ==指示代名詞の格変化== 指示代名詞というと「近称 (questo/questa, dieser/diese/dieses, this, これ)/ 遠称 (quel/quella, jener/jene/jenes, that, あれ)」と思いがちであるが、ラテン語ではやや異なる。律儀なことに、ラテン語には、指示代名詞にも一人称、二人称、三人称がある。そもそも人称(persōna)とは何かを考えてみると、発言のテーマとしているのが、一人称では話し手、二人称では話し相手、三人称では話し手でも話し相手でもない何者か、ということである。そう考えると、指示代名詞にも一人称、二人称、三人称があってもおかしくはない。つまり、一人称の指示代名詞は話し手の身近にあるもの、二人称は話し相手の身近にあるもの、三人称は話し手にとっても話し相手にとっても身近でないものを、それぞれ指し示すのである(直接にその人を指すわけではないので、一人称「的」などという)。このような指示代名詞のあり方は、現代では[[スペイン語]]に残っている(一人称:este/esta、二人称:ese/esa、三人称:aquel/aquella)。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999" colspan="2" rowspan="2"|数、格\人称、性 | bgcolor="#999999" colspan="3"|一人称 (prīma) | bgcolor="#999999" colspan="3"|二人称 (secunda) | bgcolor="#999999" colspan="3"|三人称 (tertia) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" |男性 |女性 |中性 |男性 |女性 |中性 |男性 |女性 |中性 |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|単数 (singulāris) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''hic''' |'''haec''' |'''hoc''' |'''iste''' |'''ista''' |'''istud''' |'''ille''' |'''illa''' |'''illud''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''huius''' |'''huius''' |'''huius''' |'''istīus''' |'''istīus''' |'''istīus''' |'''illīus''' |'''illīus''' |'''illīus''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''huic''' |'''huic''' |'''huic''' |'''istī''' |'''istī''' |'''istī''' |'''illī''' |'''illī''' |'''illī''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''hunc''' |'''hanc''' |'''hoc''' |'''istum''' |'''istam''' |'''istud''' |'''illum''' |'''illam''' |'''illud''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''hōc''' |'''hāc''' |'''hōc''' |'''istō''' |'''istā''' |'''istō''' |'''illō''' |'''illā''' |'''illō''' |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|複数 (plūrālis) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''hī''' |'''hae''' |'''haec''' |'''istī''' |'''istae''' |'''ista''' |'''illī''' |'''illae''' |'''illa''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''hōrum''' |'''hārum''' |'''hōrum''' |'''istōrum''' |'''istārum''' |'''istōrum''' |'''illōrum''' |'''illārum''' |'''illōrum''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''hīs''' |'''hīs''' |'''hīs''' |'''istīs''' |'''istīs''' |'''istīs''' |'''illīs''' |'''illīs''' |'''illīs''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''hōs''' |'''hās''' |'''haec''' |'''istōs''' |'''istās''' |'''ista''' |'''illōs''' |'''illās''' |'''illa''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''hīs''' |'''hīs''' |'''hīs''' |'''istīs''' |'''istīs''' |'''istīs''' |'''illīs''' |'''illīs''' |'''illīs''' |} その他、同一性を示す指示代名詞と指示形容詞がある。これは、「īdem」(同じ)と「ipse」(自身)である。ドイツ語に訳せば、それぞれ「derselbe」と「selbst」になり、要するに同一性を表すのだと分かる。 īdem については、三人称の人称代名詞に -dem をつけたような格変化をする。 ipse については、二人称・三人称の指示代名詞の格変化の型と同じである。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999" colspan="2" rowspan="2"|数、格\品詞、性 | bgcolor="#999999" colspan="3"|指示代名詞(同じ~) | bgcolor="#999999" colspan="3"|指示形容詞(~自身) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" |男性 |女性 |中性 |男性 |女性 |中性 |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|単数 (singulāris) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''īdem''' |'''eadem''' |'''idem''' |'''ipse''' |'''ipsa''' |'''ipsum''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''eiusdem''' |'''eiusdem''' |'''eiusdem''' |'''ipsīus''' |'''ipsīus''' |'''ipsīus''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''eīdem''' |'''eīdem''' |'''eīdem''' |'''ipsī''' |'''ipsī''' |'''ipsī''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''eundem''' |'''eandem''' |'''idem''' |'''ipsum''' |'''ipsam''' |'''ipsum''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''eōdem''' |'''eādem''' |'''eōdem''' |'''ipsō''' |'''ipsā''' |'''ipsō''' |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|複数 (plūrālis) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''iīdem (eīdem)''' |'''eaedem''' |'''eadem''' |'''ipsī''' |'''ipsae''' |'''ipsa''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''eōrundem''' |'''eārundem''' |'''eōrundem''' |'''ipsōrum''' |'''ipsārum''' |'''ipsōrum''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''iīsdem (eīsdem)''' |'''iīsdem (eīsdem)''' |'''iīsdem (eīsdem)''' |'''ipsīs''' |'''ipsīs''' |'''ipsīs''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''eōsdem''' |'''eāsdem''' |'''eadem''' |'''ipsōs''' |'''ipsās''' |'''ipsa''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''iīsdem (eīsdem)''' |'''iīsdem (eīsdem)''' |'''iīsdem (eīsdem)''' |'''ipsīs''' |'''ipsīs''' |'''ipsīs''' |} [[Category:ラテン語|ししたいめいし]]
null
2010-03-07T14:36:26Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E6%8C%87%E7%A4%BA%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,404
ラテン語 疑問代名詞・関係代名詞
ラテン語 > 代名詞 > 疑問代名詞・関係代名詞 関係代名詞・疑問形容詞・疑問代名詞は、互いに格変化が似ている。まず、関係代名詞と疑問形容詞の格変化は全く一緒である。次に、この二つと疑問代名詞であるが、男性については単数主格が、女性については単数主格・単数対格・単数奪格が、中性については単数主格・単数対格がそれぞれ異なるが、その他は一緒である。 呼格は主格と同じ。 ※関係代名詞・疑問形容詞 / 疑問代名詞
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 代名詞 > 疑問代名詞・関係代名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "関係代名詞・疑問形容詞・疑問代名詞は、互いに格変化が似ている。まず、関係代名詞と疑問形容詞の格変化は全く一緒である。次に、この二つと疑問代名詞であるが、男性については単数主格が、女性については単数主格・単数対格・単数奪格が、中性については単数主格・単数対格がそれぞれ異なるが、その他は一緒である。", "title": "関係代名詞・疑問形容詞・疑問代名詞の格変化" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "呼格は主格と同じ。", "title": "関係代名詞・疑問形容詞・疑問代名詞の格変化" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "※関係代名詞・疑問形容詞 / 疑問代名詞", "title": "関係代名詞・疑問形容詞・疑問代名詞の格変化" } ]
ラテン語 > 代名詞 > 疑問代名詞・関係代名詞
[[ラテン語]] > [[ラテン語 代名詞|代名詞]] > '''疑問代名詞・関係代名詞''' ==関係代名詞・疑問形容詞・疑問代名詞の格変化== 関係代名詞・疑問形容詞・疑問代名詞は、互いに格変化が似ている。まず、関係代名詞と疑問形容詞の格変化は全く一緒である。次に、この二つと疑問代名詞であるが、男性については単数主格が、女性については単数主格・単数対格・単数奪格が、中性については単数主格・単数対格がそれぞれ異なるが、その他は一緒である。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999" colspan="2"|数・格\性 |男性 |女性 |中性 |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|単数 (singulāris) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''quī / quis'''<sup>※</sup> |'''quae / quis'''<sup>※</sup> |'''quod / quid'''<sup>※</sup> |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''cuius''' |'''cuius''' |'''cuius''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''cui''' |'''cui''' |'''cui''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''quem''' |'''quam / quem'''<sup>※</sup> |'''quod / quid'''<sup>※</sup> |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''quō''' |'''quā / quō'''<sup>※</sup> |'''quō''' |- | bgcolor="#999999" rowspan="5"|複数 (plūrālis) | bgcolor="#CCCCCC"|主格 (nōminātīvus) |'''quī''' |'''quae''' |'''quae''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|属格 (genitīvus) |'''quōrum''' |'''quārum''' |'''quōrum''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|与格 (datīvus) |'''quibus''' |'''quibus''' |'''quibus''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|対格 (accūsātīvus) |'''quōs''' |'''quās''' |'''quae''' |- | bgcolor="#CCCCCC"|奪格 (ablātīvus) |'''quibus''' |'''quibus''' |'''quibus''' |} 呼格は主格と同じ。 ※関係代名詞・疑問形容詞 / 疑問代名詞 [[Category:ラテン語|きもんたいめいし]]
null
2010-03-07T15:17:55Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%96%91%E5%95%8F%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E%E3%83%BB%E9%96%A2%E4%BF%82%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,405
ラテン語 前置詞
ラテン語>前置詞 ラテン語の前置詞は、ドイツ語(「meiner Meinung nach」など)とは異なり、後置されることはない。 しかし、前置詞の後に来る名詞の格を限定(支配)する。たとえば、ex(~の外へ)という前置詞の後に来る名詞は奪格でなければならない。主な前置詞としては、 奪格支配 対格支配 inについては、対格支配の場合は「~の中へ」と、外から中への動きを表す(英語のintoに近い)のに対して、奪格支配の場合は、英語のinに近く単に中にいることだけをあらわす。このような前置詞としては、他にsub (対格では~の下へ、奪格では~の下で)があげられる。 現在の英単語の接頭語としてよく見かけるものが多いが、これは、ラテン語の単語に、前置詞を単語の一部に使った複合語も多いからである。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語>前置詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ラテン語の前置詞は、ドイツ語(「meiner Meinung nach」など)とは異なり、後置されることはない。", "title": "前置詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "しかし、前置詞の後に来る名詞の格を限定(支配)する。たとえば、ex(~の外へ)という前置詞の後に来る名詞は奪格でなければならない。主な前置詞としては、", "title": "前置詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "奪格支配", "title": "前置詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "対格支配", "title": "前置詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "inについては、対格支配の場合は「~の中へ」と、外から中への動きを表す(英語のintoに近い)のに対して、奪格支配の場合は、英語のinに近く単に中にいることだけをあらわす。このような前置詞としては、他にsub (対格では~の下へ、奪格では~の下で)があげられる。 現在の英単語の接頭語としてよく見かけるものが多いが、これは、ラテン語の単語に、前置詞を単語の一部に使った複合語も多いからである。", "title": "前置詞" } ]
ラテン語>前置詞
[[ラテン語]]>'''前置詞''' ==前置詞== ラテン語の前置詞は、ドイツ語(「meiner Meinung '''nach'''」など)とは異なり、後置されることはない。 しかし、[[前置詞]]の後に来る名詞の[[格]]を限定(支配)する。たとえば、''ex''(~の外へ)という前置詞の後に来る[[名詞]]は[[奪格]]でなければならない。主な前置詞としては、 ''奪格支配'' {| |- |[[wikt:a|ā]] |~から |- |[[wikt:cum|cum]] |~とともに |- |[[wikt:de|dē]] |~について |- |[[wikt:ex|ex]] , [[wikt:e|ē]] (子音の前のみ) |~から外へ |- |[[wikt:in|in]] |~の中で |- |[[wikt:sine|sine]] |~なしで |} ''[[対格]]支配'' {| |- |[[wikt:ad|ad]] |~へ |- |[[wikt:per|per]] |~を通って |- |[[wikt:in|in]] |~の中へ |- |[[wikt:trans|trāns]] |~を通って |} inについては、対格支配の場合は「~の中へ」と、外から中への動きを表す(英語のintoに近い)のに対して、奪格支配の場合は、英語のinに近く単に中にいることだけをあらわす。このような前置詞としては、他に[[wikt:sub|sub]] (対格では~の下へ、奪格では~の下で)があげられる。 現在の英単語の[[接頭語]]としてよく見かけるものが多いが、これは、ラテン語の単語に、前置詞を単語の一部に使った[[複合語]]も多いからである。 [[category:ラテン語|せんちし]]
null
2006-10-04T15:47:16Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E5%89%8D%E7%BD%AE%E8%A9%9E
3,406
ラテン語 接続詞
ラテン語>接続詞 ラテン語の接続詞は、性・数・格・人称・時制などのいずれによっても変化しないので覚えやすい。 以下に主要なものを例示する。 -que -ve
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語>接続詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ラテン語の接続詞は、性・数・格・人称・時制などのいずれによっても変化しないので覚えやすい。", "title": "接続詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "以下に主要なものを例示する。", "title": "接続詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "-que", "title": "接続詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "-ve", "title": "接続詞" } ]
ラテン語>接続詞
[[ラテン語]]>接続詞 ==接続詞== ラテン語の[[接続詞]]は、[[性 (文法)|性]]・[[数 (文法)|数]]・[[格]]・[[人称]]・[[時制]]などのいずれによっても変化しないので覚えやすい。 以下に主要なものを例示する。 ===[[wikt:an|an]]=== * ~であるか、それとも~か ===[[wikt:at|at]]=== * しかし、~にもかかわらず。 ===[[wikt:atque|atque]]=== * そして ===[[wikt:aut|aut]]=== * または ** aut A aut B A又はB(のいずれか) ===[[wikt:autem|autem]]=== # しかし # 一方で # さらに ===[[wikt:dum|dum]]=== * さて、ところで ===[[wikt:dummodo|dummodo]]=== * ~である限り(so long as) ===[[wikt:enim|enim]]=== * たしかに ===[[wikt:ergo|ergo]]=== * その結果、それゆえに、故に。 ** Cogito '''ergo''' sum. 我思う、故に我あり(デカルト) ===[[wikt:et|et]]=== *(等位接続)~と ** et cetera **et arma et verba (言葉も武器も) ===[[wikt:igitur|igitur]]=== * 故に(therefore)。 ===[[wikt:nam|nam]]=== * なぜならば(for)。 ===[[wikt:ne|ne]]=== * ~しないために。 ===[[wikt:nec|nec]],[[wikt:neque|neque]]=== * ~もまた、・・・でない(neither) ** nec(neque) A nec(neque) B AもBも~でない。 ===[[wikt:nisi|nisi]]=== * もし、~でないならば(unless) ===[[wikt:postquam|postquam]]=== * ~の後に(after) ===[[wikt:quam|quam]]=== * ~よりも(than) ===[[wikt:que|que]]=== '''-que''' * ~と、及び(cf.-ve) ===[[wikt:quia|quia]],[[wikt:quod|quod]],[[wikt:quoniam|quoniam]]=== * なぜならば(because,since) ===[[wikt:sed|sed]]=== * しかし(but) ===[[wikt:seu|seu]]=== * または(or) ===[[wikt:ut|ut]]=== #(接続法)~すること(that) #(直説法)~と同時に ===[[wikt:utrum|utrum]]=== * anとともに、utrum A an B  AかBのいずれか(=whether A or B) ===[[wikt:ve|ve]]=== '''-ve''' * ~または(cf.-que) ===[[wikt:vel|vel]]=== * ~または [[Category:ラテン語|せつそくし]]
null
2009-10-24T12:43:45Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E8%A9%9E
3,407
ラテン語 第一活用動詞
ラテン語 > 動詞 > 第一活用動詞 不定形が-areという語尾をとる動詞は、第一活用という型の規則的な変化をする。ここでは、「愛する」という意味のamo, amavi, amatum, amareを使って、活用語尾の具体例を示す。 表中、-usの語尾を持つ分詞は男性・単数・主格である。回折的変化に含まれる分詞部分も同様である。 分詞は文中で性・数・格の変化を行なうがこの点については分詞の変化を参照のこと。 不定詞の未来受動相は irī (<eō「行く」の現在不定法受動相)と目的分詞(スピーヌム)を組み合わせた回折的変化を取る。この場合、目的分詞amātumは不変化詞であって主語の如何に関わらず性数の変化を行なわない。 表に示したのは男性である。女性の場合、-atus (amatus)は-ata (amata)に、-ati (amati)は-atae (amatae)に、又、中性の場合、-atus (amatus)は-atum (amatum)に、-ati (amati)は-ata (amata)になる。 未完了時制と、その完了である過去完了時制においては、命令法を全く欠いている。おそらく、過ぎ去ったことに命令しても無意味だからであろう。 表に示したのは男性である。女性の場合、-atus (amatus)は-ata (amata)に、-ati (amati)は-atae (amatae)に、又、中性の場合、-atus (amatus)は-atum (amatum)に、-ati (amati)は-ata (amata)になる。 未来時制と、その完了である前未来時制では、接続法を全く欠いている。これは、そもそも接続法という叙法が「想定されたことがら」を話すための叙法であるため、わざわざ重ねて未来時制を用いる必要がないからであろう。 表に示したのは男性である。女性の場合、-atus (amatus)は-ata (amata)に、-ati (amati)は-atae (amatae)に、又、中性の場合、-atus (amatus)は-atum (amatum)に、-ati (amati)は-ata (amata)になる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 動詞 > 第一活用動詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "不定形が-areという語尾をとる動詞は、第一活用という型の規則的な変化をする。ここでは、「愛する」という意味のamo, amavi, amatum, amareを使って、活用語尾の具体例を示す。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "表中、-usの語尾を持つ分詞は男性・単数・主格である。回折的変化に含まれる分詞部分も同様である。 分詞は文中で性・数・格の変化を行なうがこの点については分詞の変化を参照のこと。", "title": "不定詞 (infinitivus) ・分詞 (participium)" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "不定詞の未来受動相は irī (<eō「行く」の現在不定法受動相)と目的分詞(スピーヌム)を組み合わせた回折的変化を取る。この場合、目的分詞amātumは不変化詞であって主語の如何に関わらず性数の変化を行なわない。", "title": "不定詞 (infinitivus) ・分詞 (participium)" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "表に示したのは男性である。女性の場合、-atus (amatus)は-ata (amata)に、-ati (amati)は-atae (amatae)に、又、中性の場合、-atus (amatus)は-atum (amatum)に、-ati (amati)は-ata (amata)になる。", "title": "現在 (praesens) ・完了 (perfectum)" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "未完了時制と、その完了である過去完了時制においては、命令法を全く欠いている。おそらく、過ぎ去ったことに命令しても無意味だからであろう。", "title": "未完了 (imperfectum) ・過去完了 (plusquamperfectum)" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "表に示したのは男性である。女性の場合、-atus (amatus)は-ata (amata)に、-ati (amati)は-atae (amatae)に、又、中性の場合、-atus (amatus)は-atum (amatum)に、-ati (amati)は-ata (amata)になる。", "title": "未完了 (imperfectum) ・過去完了 (plusquamperfectum)" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "未来時制と、その完了である前未来時制では、接続法を全く欠いている。これは、そもそも接続法という叙法が「想定されたことがら」を話すための叙法であるため、わざわざ重ねて未来時制を用いる必要がないからであろう。", "title": "未来 (futurum) ・前未来 (futurum praeteritum)" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "表に示したのは男性である。女性の場合、-atus (amatus)は-ata (amata)に、-ati (amati)は-atae (amatae)に、又、中性の場合、-atus (amatus)は-atum (amatum)に、-ati (amati)は-ata (amata)になる。", "title": "未来 (futurum) ・前未来 (futurum praeteritum)" } ]
ラテン語 > 動詞 > 第一活用動詞 不定形が-areという語尾をとる動詞は、第一活用という型の規則的な変化をする。ここでは、「愛する」という意味のamo, amavi, amatum, amareを使って、活用語尾の具体例を示す。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 動詞|動詞]] > '''第一活用動詞''' 不定形が-areという語尾をとる動詞は、第一活用という型の規則的な変化をする。ここでは、「愛する」という意味のamo, amavi, amatum, amareを使って、活用語尾の具体例を示す。 ==不定詞 (infinitivus) ・分詞 (participium)== {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|態\時制 |現在 (praesens) |完了 (perfectum) |未完了 |過去完了 |未来 (futurum) |前未来 |- | bgcolor="#CCCCCC"|能動態 (activa) 不定詞 |'''-āre''' (amāre) |'''-āvisse / -āsse''' (amāvisse / amāsse) | - | - |'''-ātūrus esse''' (amātūrus esse) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|受動態 (passiva) 不定詞 |'''-āri''' (amāri) |'''-ātus esse''' (amātus esse) | - | - |'''-ātum irī''' (amātum iri) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|能動態 (activa) 分詞 |'''-āns''' (amāns) | - | - | - |'''-ātūrus''' (amātūrus) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|受動態 (passiva) 分詞 | - |'''-ātus''' (amātus) | - | - |'''-andus''' (amandus) | - |} 表中、-usの語尾を持つ分詞は男性・単数・主格である。回折的変化に含まれる分詞部分も同様である。 分詞は文中で性・数・格の変化を行なうがこの点については[[分詞の変化]]を参照のこと。 不定詞の未来受動相は irī (<eō「行く」の現在不定法受動相)と目的分詞(スピーヌム)を組み合わせた回折的変化を取る。この場合、目的分詞amātumは不変化詞であって主語の如何に関わらず性数の変化を行なわない。 ==現在 (praesens) ・完了 (perfectum)== {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|態 (vox) | colspan="6"|能動態 (activa) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|時制 (tempus) | colspan="3"|現在 (praesens) | colspan="3"|完了 (perfectum) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|叙法 (modus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称単数 (ego) |'''-ō''' (amo) |'''-em''' (amem) | - |'''-āvī''' (amāvī) |'''-averim''' (amaverim) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称単数 (tu) |'''-as''' (amās) |'''-es''' (ames) |'''-a''' (ama) |'''-avisti''' (amavisti) |'''-averis''' (amaveris) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称単数 (is/ea/id) |'''-at''' (amat) |'''-et''' (amet) | - |'''-avit''' (amāvit) |'''-averit''' (amaverit) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称複数 (nos) |'''-amus''' (amāmus) |'''-emus''' (amemus) | - |'''-avimus''' (amavimus) |'''-averimus''' (amaverimus) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称複数 (vos) |'''-atis''' (amātis) |'''-etis''' (ametis) |'''-ate''' (amāte) |'''-avistis''' (amāvistis) |'''-averitis''' (amāveritis) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称複数 (ii (ei)/eae/ea) |'''-ant''' (amant) |'''-ent''' (ament) | - |'''-averunt''' (amāverunt) |'''-averint''' (amāverint) | - |} {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|態 (vox) | colspan="6"|受動態 (passiva) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|時制 (tempus) | colspan="3"|現在 (praesens) | colspan="3"|完了 (perfectum) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|叙法 (modus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称単数 (ego) |'''-or''' (amor) |'''-er''' (amer) | - |'''-ātus sum''' (amātus sum) |'''-ātus sim''' (amātus sim) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称単数 (tu) |'''-āris''' (amaris) |'''-eris''' (ameris) |'''-āre''' (amare) |'''-ātus es''' (amātus es) |'''-ātus sis''' (amātus sis) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称単数 (is/ea/id) |'''-ātur''' (amātur) |'''-etur''' (ametur) | - |'''-ātus est''' (amātus est) |'''-atus sit''' (amatus sit) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称複数 (nos) |'''-āmur''' (amāmur) |'''-emur''' (amemur) | - |'''-āti sumus''' (amāti sumus) |'''-āti simus''' (amāti simus) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称複数 (vos) |'''-āmini''' (amāmini) |'''-emini''' (amemini) |'''-āmini''' (amāmini) |'''-āti estis''' (amāti estis) |'''-āti sitis''' (amāti sitis) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称複数 (ii (ei)/eae/ea) |'''-antur''' (amantur) |'''-entur''' (amentur) | - |'''-ati sunt''' (amāti sunt) |'''-ati sint''' (amati sint) | - |} 表に示したのは男性である。女性の場合、'''-atus''' (amatus)は'''-ata''' (amata)に、'''-ati''' (amati)は'''-atae''' (amatae)に、又、中性の場合、'''-atus''' (amatus)は'''-atum''' (amatum)に、'''-ati''' (amati)は'''-ata''' (amata)になる。 ==未完了 (imperfectum) ・過去完了 (plusquamperfectum)== 未完了時制と、その完了である過去完了時制においては、命令法を全く欠いている。おそらく、過ぎ去ったことに命令しても無意味だからであろう。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|態 (vox) | colspan="6"|能動態 (activa) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|時制 (tempus) | colspan="3"|未完了 (imperfectum) | colspan="3"|過去完了 (plusquamperfectum) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|叙法 (modus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称単数 (ego) |'''-abam''' (amabam) |'''-arem''' (amarem) | - |'''-averam''' (amaveram) |'''-avissem''' (amavissem) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称単数 (tu) |'''-abas''' (amabas) |'''-ares''' (amares) | - |'''-averas''' (amaveras) |'''-avisses''' (amavisses) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称単数 (is/ea/id) |'''-abat''' (amabat) |'''-aret''' (amaret) | - |'''-averat''' (amaverat) |'''-avisset''' (amavisset) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称複数 (nos) |'''-abamus''' (amabamus) |'''-aremus''' (amaremus) | - |'''-averamus''' (amaveramus) |'''-avissemus''' (amavissemus) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称複数 (vos) |'''-abatis''' (amabatis) |'''-aretis''' (amaretis) | - |'''-averatis''' (amaveratis) |'''-avissetis''' (amavissetis) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称複数 (ii(ei)/eae/ea) |'''-abant''' (amabant) |'''-arent''' (amarent) | - |'''-averant''' (amaverant) |'''-avissent''' (amavissent) | - |} {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|態 (vox) | colspan="6"|受動態 (passiva) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|時制 (tempus) | colspan="3"|未完了 (imperfectum) | colspan="3"|過去完了 (plusquamperfectum) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|叙法 (modus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称単数 (ego) |'''-abar''' (amabar) |'''-arer''' (amarer) | - |'''-atus eram''' (amatus eram) |'''-atus essem''' (amatus essem) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称単数 (tu) |'''-abaris''' (amabaris) |'''-areris''' (amareris) | - |'''-atus eras''' (amatus eras) |'''-atus esses''' (amatus esses) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称単数 (is/ea/id) |'''-abatur''' (amabatur) |'''-aretur''' (amaretur) | - |'''-atus erat''' (amatus erat) |'''-atus esset''' (amatus esset) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称複数 (nos) |'''-abamur''' (amabamur) |'''-aremur''' (amaremur) | - |'''-ati eramus''' (amati eramus) |'''-ati essemus''' (amati essemus) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称複数 (vos) |'''-abamini''' (amabamini) |'''-aremini''' (amaremini) | - |'''-ati eratis''' (amati eratis) |'''-ati essetis''' (amati essetis) | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称複数 (ii (ei)/eae/ea) |'''-abantur''' (amabantur) |'''-arentur''' (amarentur) | - |'''-ati erant''' (amati erant) |'''-ati essent''' (amati essent) | - |} 表に示したのは男性である。女性の場合、'''-atus''' (amatus)は'''-ata''' (amata)に、'''-ati''' (amati)は'''-atae''' (amatae)に、又、中性の場合、'''-atus''' (amatus)は'''-atum''' (amatum)に、'''-ati''' (amati)は'''-ata''' (amata)になる。 ==未来 (futurum) ・前未来 (futurum praeteritum)== 未来時制と、その完了である前未来時制では、接続法を全く欠いている。これは、そもそも接続法という叙法が「想定されたことがら」を話すための叙法であるため、わざわざ重ねて未来時制を用いる必要がないからであろう。 {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|態 (vox) | colspan="6"|能動態 (activa) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|時制 (tempus) | colspan="3"|未来 (futurum) | colspan="3"|前未来 (futurum praeteritum) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|叙法 (modus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称単数 (ego) |'''-abo''' (amabo) | - | - |'''-avero''' (amavero) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称単数 (tu) |'''-abis''' (amabis) | - |'''-ato''' (amato) |'''-averis''' (amaveris) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称単数 (is/ea/id) |'''-abit''' (amabit) | - |'''-ato''' (amato) |'''-averit''' (amaverit) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称複数 (nos) |'''-abimus''' (amabimus) | - | - |'''-averimus''' (amaverimus) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称複数 (vos) |'''-abitis''' (amabitis) | - |'''-atote''' (amatote) |'''-averitis''' (amaveritis) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称複数 (ii (ei)/eae/ea) |'''-abunt''' (amabunt) | - |'''-anto''' (amanto) |'''-averint''' (amaverint) | - | - |} {| border="1" cellspacing="0" cellpadding="5" |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|態 (vox) | colspan="6"|受動態 (passiva) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|時制 (tempus) | colspan="3"|未来 (futurum) | colspan="3"|前未来 (futurum praeteritum) |- bgcolor="#CCCCCC" align="center" | bgcolor="#999999"|叙法 (modus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |直説法 (indicativus) |接続法 (subjunctivus) |命令法 (imperativus) |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称単数 (ego) |'''-abor''' (amabor) | - | - |'''-atus ero''' (amatus ero) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称単数 (tu) |'''-aberis''' (amaberis) | - |'''-ator''' (amator) |'''-atus eris''' (amatus eris) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称単数 (is/ea/id) |'''-abitur''' (amabitur) | - |'''-ator''' (amator) |'''-atus erit''' (amatus erit) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|1人称複数 (nos) |'''-abimur''' (amabimur) | - | - |'''-ati erimus''' (amati erimus) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|2人称複数 (vos) |'''-abimini''' (amabimini) | - | - |''-ati eritis''' (amati eritis) | - | - |- | bgcolor="#CCCCCC"|3人称複数 (ii (ei)/eae/ea) |'''-abuntur''' (amabuntur) | - |'''-antor''' (amantor) |'''-ati erunt''' (amati erunt) | - | - |} 表に示したのは男性である。女性の場合、'''-atus''' (amatus)は'''-ata''' (amata)に、'''-ati''' (amati)は'''-atae''' (amatae)に、又、中性の場合、'''-atus''' (amatus)は'''-atum''' (amatum)に、'''-ati''' (amati)は'''-ata''' (amata)になる。 [[Category:ラテン語|たい1かつよう]]
null
2022-04-08T10:16:55Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%B4%BB%E7%94%A8%E5%8B%95%E8%A9%9E
3,409
ラテン語 代名詞
ラテン語 > 代名詞
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 代名詞", "title": "" } ]
ラテン語 > 代名詞
[[ラテン語]] > '''代名詞''' ==代名詞の種類== * [[ラテン語 人称代名詞|人称代名詞]] * [[ラテン語 指示代名詞|指示代名詞]] * [[ラテン語 不定代名詞|不定代名詞]] * [[ラテン語 疑問代名詞・関係代名詞|疑問代名詞・関係代名詞]] [[Category:ラテン語|たいめいし]]
null
2006-04-25T04:51:41Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,410
ラテン語 動詞
ラテン語 > 動詞
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 動詞", "title": "" } ]
ラテン語 > 動詞 動詞の4基本形
[[ラテン語]] > '''動詞''' * [[ラテン語 動詞の4基本形|動詞の4基本形]] ==動詞の種類== * [[ラテン語 第一活用動詞|第一活用動詞]] * [[ラテン語 第二活用動詞|第二活用動詞]] * [[ラテン語 第三活用動詞|第三活用動詞]] * [[ラテン語 第四活用動詞|第四活用動詞]] * [[ラテン語 不規則活用動詞|不規則活用動詞]] * [[ラテン語 sum(esse)の活用の一覧|sum(esse)の活用の一覧]] [[Category:ラテン語|とうし]] [[カテゴリ:動詞]]
null
2022-12-03T12:38:34Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E5%8B%95%E8%A9%9E
3,413
ラテン語 ギリシア語由来の名詞
ラテン語 > 名詞 > ギリシア語由来の名詞 ギリシア語からラテン語に入った名詞には、ラテン語文中でもギリシア語式の変化形を残存しているものがある。 特に固有名詞にこの傾向が強く、また呼格が主格と異なるものが少なくない。 複数ではおおむねラテン語式の変化に従う。 ギリシア語式のパターンの一つ目は、主格単数が -ās 、属格単数が -ae となるものである。男性名詞となる。ここでは、人名「Aenēās, Aenēae」(アエネーアース)を例にとって、格変化を示そう。 呼格は、-ā、つまり奪格と同形となる。この場合はAenēā。 ギリシア語式のパターンの二つ目は、主格単数が -ēs 、属格単数が -ae となるものである。男性名詞となる。ここでは、「火打石」を表す「pyritēs, pyritae」を例にとって、格変化を示そう。 呼格は、 -ē (pyritē) 又は -a (pyrita) (短音)となる。つまり、奪格と同じ形である。 ギリシア語式のパターンの三つ目は、主格単数が -ē 、属格単数が -ēs となるものである。前二者が男性名詞だったのに対して、女性名詞となる。もはや単数属格は -ae の形をしていないが、複数属格はなお -ārum という形をとるので、A型の格変化に含める。ここでは、「要旨」を表す「epitomē, epitomēs」を例にとって、格変化を示そう。 呼格は、-ē (epitomē)となる。つまり、奪格と(この場合、主格とも)同形である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 名詞 > ギリシア語由来の名詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ギリシア語からラテン語に入った名詞には、ラテン語文中でもギリシア語式の変化形を残存しているものがある。 特に固有名詞にこの傾向が強く、また呼格が主格と異なるものが少なくない。 複数ではおおむねラテン語式の変化に従う。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ギリシア語式のパターンの一つ目は、主格単数が -ās 、属格単数が -ae となるものである。男性名詞となる。ここでは、人名「Aenēās, Aenēae」(アエネーアース)を例にとって、格変化を示そう。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "呼格は、-ā、つまり奪格と同形となる。この場合はAenēā。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ギリシア語式のパターンの二つ目は、主格単数が -ēs 、属格単数が -ae となるものである。男性名詞となる。ここでは、「火打石」を表す「pyritēs, pyritae」を例にとって、格変化を示そう。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "呼格は、 -ē (pyritē) 又は -a (pyrita) (短音)となる。つまり、奪格と同じ形である。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ギリシア語式のパターンの三つ目は、主格単数が -ē 、属格単数が -ēs となるものである。前二者が男性名詞だったのに対して、女性名詞となる。もはや単数属格は -ae の形をしていないが、複数属格はなお -ārum という形をとるので、A型の格変化に含める。ここでは、「要旨」を表す「epitomē, epitomēs」を例にとって、格変化を示そう。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "呼格は、-ē (epitomē)となる。つまり、奪格と(この場合、主格とも)同形である。", "title": "第一変化名詞" } ]
ラテン語 > 名詞 > ギリシア語由来の名詞 ギリシア語からラテン語に入った名詞には、ラテン語文中でもギリシア語式の変化形を残存しているものがある。 特に固有名詞にこの傾向が強く、また呼格が主格と異なるものが少なくない。 複数ではおおむねラテン語式の変化に従う。
[[ラテン語]] > [[ラテン語 名詞|名詞]] > '''ギリシア語由来の名詞''' ---- ギリシア語からラテン語に入った名詞には、ラテン語文中でもギリシア語式の変化形を残存しているものがある。 特に固有名詞にこの傾向が強く、また呼格が主格と異なるものが少なくない。 複数ではおおむねラテン語式の変化に従う。 ==第一変化名詞== ===-ās, -ae=== ギリシア語式のパターンの一つ目は、主格単数が -ās 、属格単数が -ae となるものである。男性名詞となる。ここでは、人名「Aenēās, Aenēae」(アエネーアース)を例にとって、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-ās''' (Aenēās)</td><td>'''-ae''' (Aenēae)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ae''' (Aenēae)</td><td>'''-ārum''' (Aeēārum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ae''' (Aenēae)</td><td>'''-īs''' (Aenēīs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-am, -ān''' (Aenēam, Aenēān)</td><td>'''-ās''' (Aenēās)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ā''' (Aenēā)</td><td>'''-īs''' (Aenēīs)</td></tr> </table> 呼格は、-ā、つまり奪格と同形となる。この場合はAenēā。 ====例(男性名詞のみ)==== <table> <tr><td>Aenēās, Aenēae</td><td>アエネーアース(希: {{lang|el|Αἰνείας}}(アイネイアース);人名)</td></tr> <tr><td>Leōnidās, Leōnidae</td><td>レオーニダース(希: {{lang|el|Λεωνίδας}} ;スパルタの有名な王)</td></tr> </table> ===-ēs, -ae=== ギリシア語式のパターンの二つ目は、主格単数が -ēs 、属格単数が -ae となるものである。男性名詞となる。ここでは、「火打石」を表す「pyritēs, pyritae」を例にとって、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-ēs''' (pyritēs)</td><td>'''-ae''' (pyritae)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ae''' (pyritae)</td><td>'''-ārum''' (pyritārum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ae''' (pyritae)</td><td>'''-īs''' (pyritīs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-ēn''' (pyritēn)</td><td>'''-ās''' (pyritās)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ē, -a''' (pyritē, pyrita)</td><td>'''-īs''' (pyritīs)</td></tr> </table> 呼格は、 -ē (pyritē) 又は -a (pyrita) (短音)となる。つまり、奪格と同じ形である。 ====例(男性名詞のみ)==== <table> <tr><td>pyritēs, pyritae</td><td>火打石(希:{{lang|el|πυρίτης}})</td></tr> </table> ===-ē, -ēs=== ギリシア語式のパターンの三つ目は、主格単数が -ē 、属格単数が -ēs となるものである。前二者が男性名詞だったのに対して、女性名詞となる。もはや単数属格は -ae の形をしていないが、複数属格はなお -ārum という形をとるので、A型の格変化に含める。ここでは、「要旨」を表す「epitomē, epitomēs」を例にとって、格変化を示そう。 <table border="1" cellspacing="0" cellpadding="5"> <tr bgcolor="#CCCCCC" align="center"><td bgcolor="#999999">数 (numerus)</td><td>単数 (singulāris)</td><td>複数 (plūrālis)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">主格 (nōminātīvus)</td><td>'''-ē''' (epitomē)</td><td>'''-ae''' (epitomae)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">属格 (genitīvus)</td><td>'''-ēs''' (epitomēs)</td><td>'''-ārum''' (epitomārum)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">与格 (datīvus)</td><td>'''-ae''' (epitomae)</td><td>'''-īs''' (epitomīs)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">対格 (accūsātīvus)</td><td>'''-ēn''' (epitomēn)</td><td>'''-ās''' (epitomas)</td></tr> <tr><td bgcolor="#CCCCCC">奪格 (ablātīvus)</td><td>'''-ē''' (epitomē)</td><td>'''-īs''' (epitomīs)</td></tr> </table> 呼格は、-ē (epitomē)となる。つまり、奪格と(この場合、主格とも)同形である。 ====例(女性名詞のみ)==== <table> <tr><td>epitomē, epitomēs</td><td>(要旨、希:{{lang|el|ἐπιτομή}})</td></tr> </table> ==第二変化名詞== ==第三変化名詞== {{stub}} [[Category:ラテン語|きりしあ]]
null
2010-03-07T11:22:15Z
[ "テンプレート:Lang", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%AA%9E%E7%94%B1%E6%9D%A5%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%A9%9E
3,415
不法領得の意思
法学>刑事法>刑法>刑法各論>個人的法益に対する罪>財産に対する罪>財産犯総論>不法領得の意思 領得罪を成立させるため、必要とされる主観的要件。ドイツ刑法学において、Zueignungsabsichtとして発展した概念をうけいれたもの。 他人物を領得する際に、領得後に、領得物をどのように取り扱う動機であったのかにより領得罪を成立させるか否かのメルクマールとなる。例えば、嫌がらせの目的で被害者の所有物を自らの支配下に置いて破壊した場合と、支配下に置かず破壊した場合において、その本質には変わりがないが、「自らの支配下に置く」という行為が加えられたことで、罪状が全く異なる。このように、領得罪の成立について、動機を評価する概念である。記述されざる構成要件要素の一つとされる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>刑事法>刑法>刑法各論>個人的法益に対する罪>財産に対する罪>財産犯総論>不法領得の意思", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "領得罪を成立させるため、必要とされる主観的要件。ドイツ刑法学において、Zueignungsabsichtとして発展した概念をうけいれたもの。", "title": "不法領得の意思" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "他人物を領得する際に、領得後に、領得物をどのように取り扱う動機であったのかにより領得罪を成立させるか否かのメルクマールとなる。例えば、嫌がらせの目的で被害者の所有物を自らの支配下に置いて破壊した場合と、支配下に置かず破壊した場合において、その本質には変わりがないが、「自らの支配下に置く」という行為が加えられたことで、罪状が全く異なる。このように、領得罪の成立について、動機を評価する概念である。記述されざる構成要件要素の一つとされる。", "title": "不法領得の意思" } ]
法学>刑事法>刑法>刑法各論>個人的法益に対する罪>財産に対する罪>財産犯総論>不法領得の意思
[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[刑法各論]]>[[個人的法益に対する罪]]>[[財産に対する罪]]>[[財産犯総論]]>[[不法領得の意思]] {{wikipedia|不法領得の意思}} == 不法領得の意思 == [[領得罪]]を成立させるため、必要とされる主観的要件。ドイツ刑法学において、'''[[:de:w:Zueignungsabsicht|Zueignungsabsicht]]'''として発展した概念をうけいれたもの。 他人物を領得する際に、領得後に、領得物をどのように取り扱う動機であったのかにより領得罪を成立させるか否かのメルクマールとなる。例えば、嫌がらせの目的で被害者の所有物を自らの支配下に置いて破壊した場合と、支配下に置かず破壊した場合において、その本質には変わりがないが、「自らの支配下に置く」という行為が加えられたことで、罪状が全く異なる。このように、領得罪の成立について、動機を評価する概念である。記述されざる構成要件要素の一つとされる。 === 定義 === ==== 判例 ==== *権利者を排除し他人のものを自己の所有物と同様に('''支配意思''')、その経済的用法に従いこれを利用し又は処分する('''用益意思''')意思をいい、自己が利得し或いは経済的利益を保持する意思までは必要としない(大審院判決大正4年5月21日判決。教育勅語事件)。 *同判決は、窃盗罪の故意を犯罪構成要件の事実に付き認識があるだけでなく、不法領得の意思を必要とするとして、不法領得の意思を窃盗罪の故意の1要素と位置づけた。 ==== 学説 ==== #'''通説''':判例と同じ。 #'''支配意思説''':その財物につき自ら所有者として振舞う意思。(小野、団藤、福田) #'''用益意思説''':物の用法に従って利用する意思。(江家、芝原) #'''不法領得意思不要説'''(牧野、木村、大塚、中、内田) === 機能 === #'''犯罪個別化機能''':「毀棄・隠匿の目的で財物奪取が行われた場合」 #:毀棄・隠匿罪と領得罪を区別 #'''可罰範囲確定機能''':「所有者に返還する意思を持って財物奪取が行われた場合」 #:使用窃盗罪等と窃盗罪等を区別。日本の法律において、使用窃盗は類型化されていないため、使用窃盗が成立するとすれば不可罰となる。 ==== 学説との関係 ==== #判例・通説:両機能を目的。 #支配意思説:「犯罪個別化機能」を否定。毀棄・隠匿の目的で財物奪取が行われた場合であっても領得罪が成立する。 #用益意思説:「可罰範囲確定機能」を否定。一時使用の目的で財物奪取が行われた場合であっても領得罪が成立する。 #不法領得意思不要説:両機能を否定。 *学説の対立は、保護法益に対する見解の争いに端を発しており、[[本権説]]=必要説、[[所持説]]=不要説との対応関係とされてきたが、現在においてはこの対応関係は錯綜している。 === 適用に関する判例 === #[[刑法第235条#不法領得の意思|最高裁判決昭和25年11月15日]] #;労働者が生産管理中の工場から争議期間中の賃金支払にあてる目的をもつて工場資材を工場外に搬出した行為と窃盗罪の成立 #:論旨は、原判決が、本件鉄板は会社の占有を完全に離脱したものではないので被告人等が壇にこれを工場外に搬出した行為は会社の所持を奪つたものであり、窃盗の罪責を免れない、と判示したことを非難し生産管理の下においては占有の所持は労働者側にあり、会社は観念上間接占有を有するに過ぎないから、所持の奪取即ち窃盗はあり得ない。被告人等には占有奪取の意思もなく、不正領得の意思もなかつたと主張する。しかし労働者側が<u>いわゆる生産管理開始のとき工場、設備、資材等をその占有下においたのは違法の占有</u>であり、判示鉄板についてもそのとき会社側の占有に対して占有の侵奪があつたというべきであるが、原判決はこれを工場外に搬出したとき不法領得の実現行為があつたものと認定したものである。これを証拠に照らし合わせて考えてみても、被告人等が争議期間中の労働者の賃金支払等に充てるために売却する目的を以て、会社側の許可なくしてこれを工場外に運び出し、自己の事実上の支配内に收めた行為は、正に不法領得の意思を以て会社の所持を奪つたものというべきであつて、原判決が窃盗罪にあたるものとしたのは当然である。 #[[刑法第246条#不法領得の意思|最高裁判決平成16年11月30日]] #:支払督促の債務者を装い郵便配達員を欺いて支払督促正本を受領することにより、送達が適式にされたものとして支払督促の効力を生じさせ、債務者から督促異議申立ての機会を奪ったまま確定させて、その財産を差し押さえようとしたが、支払督促正本はそのまま廃棄するだけで外に何らかの用途に利用、処分する意思がなかったという判示の事実関係の下では、支払督促正本に対する詐欺罪における'''不法領得の意思を認めることはできない'''。 {{stub|law}} [[category:刑法各論|ふほうりようとくのいし]]
2006-03-23T02:43:23Z
2023-12-10T00:44:17Z
[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%B3%95%E9%A0%98%E5%BE%97%E3%81%AE%E6%84%8F%E6%80%9D
3,417
知的財産権法
知的財産権法の教科書。 知的財産権法は大別すると、特許法・実用新案法・意匠法・商標法からなる産業財産権法と、著作権法・不正競争防止法・種苗法等からなる狭義の知的財産権法と分類できる。 本知的財産法に属するページにおける略記法はおおよそ以下の通りである。ここに掲げられていないものは一般的な略記法に従うものとする。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "知的財産権法の教科書。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "知的財産権法は大別すると、特許法・実用新案法・意匠法・商標法からなる産業財産権法と、著作権法・不正競争防止法・種苗法等からなる狭義の知的財産権法と分類できる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "本知的財産法に属するページにおける略記法はおおよそ以下の通りである。ここに掲げられていないものは一般的な略記法に従うものとする。", "title": "略称" } ]
法学 > 知的財産権法 知的財産権法の教科書。 知的財産権法は大別すると、特許法・実用新案法・意匠法・商標法からなる産業財産権法と、著作権法・不正競争防止法・種苗法等からなる狭義の知的財産権法と分類できる。
*[[法学]] > [[知的財産権法]] [[w:知的財産権法|知的財産権法]]の教科書。 知的財産権法は大別すると、特許法・実用新案法・意匠法・商標法からなる'''産業財産権法'''と、著作権法・不正競争防止法・種苗法等からなる'''狭義の知的財産権法'''と分類できる。 ===産業財産権法=== *[[特許法]] *[[実用新案法]] *[[意匠法]] *[[商標法]] ===知的財産権法(狭義)=== *[[著作権法]] *[[不正競争防止法]] *[[種苗法]] *[[集積回路の配置に関する法律]] ===国際条約=== * 工業所有権の保護に関する[[パリ条約]] * [[特許協力条約]] * [[ブダベスト条約]] * [[虚偽の又は誤認を生じさせる原産地表示の防止に関するマドリッド協定]] * [[世界知的所有権機関設立条約]] * [[ストラスブール協定]] * [[ニース協定]] * [[知的所有権の貿易関連の側面に関する協定]] * [[マラケシュ協定]] * [[商標法条約]] * [[標章の国際登録に関するマドリッド協定]] * [[標章の国際登録に関するマドリッド協定の1989年6月27日にマドリッドで採択された議定書]] * 意匠の国際登録に関するヘーグ協定ジュネーブ・アクト * 工業意匠の国際分類を設定するロカルノ協定‎ == 略称 == 本知的財産法に属するページにおける略記法はおおよそ以下の通りである。ここに掲げられていないものは一般的な略記法に従うものとする。 ;特 :特許法○○ ;実 :実用新案法○○ ;意 :意匠法○○ ;商 :商標法○○([[商法]]は略さない) ;○登 :○○登録令([[w:商業登記法|商業登記法]]は商業登と表記することにする) ;○施 :○○施行法(商法施行法は商法施と表記することにする) ;○令(○登を除く) :○○施行令 ;○施規 :○○施行規則(商法施行規則は商法施規と表記することにする) ;○登規 :○○登録規則([[w:商業登記規則|商業登記規則]]は商業登規と表記することにする) ;手数料令 :特許法等関係手数料令 ;国願 :特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律○○ ;特例 :工業所有権に関する手続等の特例に関する法律○○ ;不 または 不競 :不正競争防止法 ;著 または 著作 :著作権法○○ ;種苗 :種苗法○○ ;回路配置 または チップ :半導体集積回路の回路配置に関する法律 ;パリ :工業所有権の保護に関するパリ条約 ;PCT :国際特許条約 ;PLT :特許法条約 ;マド または マドプロ :標章の国際登録に関するマドリッド協定の議定書 ;TLT :商標法条約 ;STLT :商標法に関するシンガポール条約 ;TRIPS あるいは TRIPs :知的所有権の貿易関連の側面に関する協定 ;万国 :万国著作権条約 ;WIPO設立 :世界知的所有権機関を設立する条約 ;WCT :著作権に関する世界知的所有権機関条約 ;WPPT :実演及びレコードに関する世界知的所有権機関条約 [[Category:法学の書庫|ちてきさいさんほう]] [[Category:知的財産権法|*]]
null
2017-03-17T07:45:53Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%9F%A5%E7%9A%84%E8%B2%A1%E7%94%A3%E6%A8%A9%E6%B3%95
3,418
相撲史
相撲史は日本の国技である相撲の歴史のことである。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "相撲史は日本の国技である相撲の歴史のことである。", "title": "" } ]
相撲史は日本の国技である相撲の歴史のことである。 古代・中世相撲史 江戸時代相撲史 明治時代相撲史 大正時代相撲史 昭和時代(戦前)相撲史 昭和時代(戦後)相撲史 平成時代相撲史
相撲史は日本の国技である相撲の歴史のことである。 *[[古代・中世相撲史]] *[[江戸時代相撲史]] *[[明治時代相撲史]] *[[大正時代相撲史]] *[[昭和時代(戦前)相撲史]] *[[昭和時代(戦後)相撲史]] *[[平成時代相撲史]] [[Category:日本の歴史|すもうし]] [[Category:相撲|れきし]]
null
2009-01-14T02:58:41Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%92%B2%E5%8F%B2
3,453
オランダ語
オランダ (ネーデルラント) オランダ語 オランダ語を習得する 目次 ベルギー オランダ・オルストヴァイヤ、IJssel川の景色
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "オランダ (ネーデルラント)", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "オランダ語", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "オランダ語を習得する", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "目次", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ベルギー", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "オランダ・オルストヴァイヤ、IJssel川の景色", "title": "" } ]
null
<div style="margin: auto; text-align: center;"> <div style="display:inline-block;"> [[Image:Flag of the Netherlands.svg|120px|Flag of the Netherlands]] <p style="font-size: small;">''オランダ (ネーデルラント)''</p> </div> <div style="display:inline-block;"> <p style="font-size: x-large;">オランダ語</p> <p style="font-size: large;">オランダ語を習得する</p> <p style="font-size: large;">[[/目次|目次]]</p> </div> <div style="display:inline-block;"> [[Image:Flag of Belgium (civil).svg|120px|Flag of Belgium]] <p style="font-size: small;">''ベルギー''</p> </div> <div> [[画像:IJssel Wijhe.jpg|View of the River IJssel]] <p style="font-size: small;">''オランダ・オルストヴァイヤ、IJssel川の景色''</p> </div> </div> [[Category:語学|おらんたこ]] [[Category:語学の書庫|おらんたこ]] [[カテゴリ:ヨーロッパの言語|おらんたこ]] [[Category:オランダ語|*]]
2006-03-28T21:27:43Z
2023-09-25T04:43:17Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E8%AA%9E
3,457
料理本/米料理/卵かけご飯
卵かけご飯(たまごかけごはん)は、生の鶏卵を米飯と混ぜて食べる料理である。最近では、俗語だが「TKG」と略されることもある。栄養などについてはウィキペディアに詳しい説明がある。 その他、好みに応じて様々なトッピングが用いられる。 卵かけご飯の一品だけで食事をすませる事もある。また、味噌汁や漬け物などを添えることもある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "卵かけご飯(たまごかけごはん)は、生の鶏卵を米飯と混ぜて食べる料理である。最近では、俗語だが「TKG」と略されることもある。栄養などについてはウィキペディアに詳しい説明がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "その他、好みに応じて様々なトッピングが用いられる。", "title": "材料(1人分)" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "作り方" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "作り方" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "作り方" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "作り方" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "作り方" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "作り方" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "食べ方" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "卵かけご飯の一品だけで食事をすませる事もある。また、味噌汁や漬け物などを添えることもある。", "title": "食べ方" } ]
卵かけご飯(たまごかけごはん)は、生の鶏卵を米飯と混ぜて食べる料理である。最近では、俗語だが「TKG」と略されることもある。栄養などについてはウィキペディアに詳しい説明がある。
{{Pathnav|家政学|料理本|frame=1}} [[ファイル:Tamagokake-gohan.JPG|500px]] {{-}} '''卵かけご飯'''(たまごかけごはん)は、生の鶏卵を[[料理本/米料理|米飯]]と混ぜて食べる料理である。最近では、俗語だが「TKG」と略されることもある。栄養などについては[[w:卵かけご飯|ウィキペディアに詳しい説明がある]]。 == 材料(1人分) == * 米飯 … 茶碗1杯分:約150g * 生の鶏卵 … 1個 * 醤油 … 適量 その他、好みに応じて様々なトッピングが用いられる。 == 作り方 == ;1. 小鉢に鶏卵を割り入れる。 [[Image:Egg-gohan1.jpg|200px]] :好みに応じて、黄身についている白いカラザを取り除く。 ;2. 醤油を好きなだけかける。 [[Image:Egg-gohan2.jpg|200px]][[Image:Egg-usu1.jpg|200px]] :醤油の量は人それぞれで、左の写真は多めで醤油が沈殿している。右の写真は、醤油が少なめである。 ;3. かき混ぜる。 [[Image:Egg-gohan3.jpg|200px]][[Image:Egg-usu2.jpg|200px]] :醤油が多いと左の写真のように茶色くなり、少ないと右のように黄色くなるが、好みにもよるのでどちらでも構わない。ここで ふりかけ や なめ茸、納豆など「ご飯の友」をいれても構わない。 ;4. 茶碗によそった米飯の真ん中に穴を開ける。 [[Image:Egg-gohan4.jpg|200px]] :この時の穴が小さすぎると、溶いた卵が溢れてこぼれてしまうので、深く開けておくのが望ましい。 ;5. 開けた穴に溶いた卵を流し込む。 [[Image:Egg-gohan5.jpg|200px]] ;6. 米飯に白い所が残らないように、まんべんなくかき混ぜて完成。 [[Image:Egg-gohan6.jpg|200px]] == 食べ方 == [[Image:Tamagokake-gohan.JPG|200px]] 卵かけご飯の一品だけで食事をすませる事もある。また、[[料理本/味噌汁|味噌汁]]や漬け物などを添えることもある。 {{Wikipedia|卵かけご飯}} {{Commons|Tamago kake gohan}} [[Category:米料理|たまこかけこはん]] [[Category:簡単な料理|たまこかけこはん]]
2006-03-29T14:32:54Z
2023-10-26T02:36:16Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:-", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Commons" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%96%99%E7%90%86%E6%9C%AC/%E7%B1%B3%E6%96%99%E7%90%86/%E5%8D%B5%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%94%E9%A3%AF
3,464
数学演習/中学校1年生
Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 初等数学演習 > 数学演習/中学校1年生
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 初等数学演習 > 数学演習/中学校1年生", "title": "" } ]
Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 初等数学演習 > 数学演習/中学校1年生 数量分野 正負の数 (2014-02-09) 文字の式 (2014-02-09) 方程式 (2014-02-09) 比例と反比例 (2014-02-09) データの活用 (2014-02-09) 図形分野 平面図形 空間図形
{{Pathnav|Main Page|小学校・中学校・高等学校の学習|初等数学演習}} ----- {{進捗状況}} *数量分野 **[[/正負の数|正負の数]] {{進捗|100%|2014-02-09}} **[[/文字の式|文字の式]] {{進捗|100%|2014-02-09}} **[[/方程式|方程式]] {{進捗|100%|2014-02-09}} **[[/比例と反比例|比例と反比例]] {{進捗|100%|2014-02-09}} **[[/データの活用|データの活用]] {{進捗|100%|2014-02-09}} *図形分野 **[[/平面図形|平面図形]] **[[/空間図形|空間図形]] [[Category:演習|すうかくえんしゆうちゆうかつこう1ねんせい]]
null
2020-04-03T13:10:28Z
[ "テンプレート:進捗状況" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A11%E5%B9%B4%E7%94%9F
3,465
数学演習/中学校1年生/正負の数
中学数学1年 正負の数 正負の数の分野は、計算のルールを覚えれば解ける問題が多いです。ですから、間違えた問題はしっかりと復習し、理解しましょう。 以下の5つの数について、問題に答えなさい。 次の計算をしなさい。 /解答
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "中学数学1年 正負の数", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "正負の数の分野は、計算のルールを覚えれば解ける問題が多いです。ですから、間違えた問題はしっかりと復習し、理解しましょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "以下の5つの数について、問題に答えなさい。", "title": "正負の数" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "次の計算をしなさい。", "title": "加法・減法" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "/解答", "title": "四則混合" } ]
中学数学1年 正負の数 正負の数の分野は、計算のルールを覚えれば解ける問題が多いです。ですから、間違えた問題はしっかりと復習し、理解しましょう。
[[中学数学1年 正負の数]] 正負の数の分野は、計算のルールを覚えれば解ける問題が多いです。ですから、間違えた問題はしっかりと復習し、理解しましょう。 == 正負の数 == 以下の5つの数について、問題に答えなさい。 :&ensp;<math>-4,0,5, -\frac{3}{4},4.3</math> :#正の数でも負の数でもない数を選びなさい。 :#自然数を選びなさい。 :#絶対値が小さい順に並べかえなさい。 :#不等号を用いて、小さい順に並べかえなさい。 == 加法・減法 == 次の計算をしなさい。 #&ensp;<math>-9+2</math> #&ensp;<math>2-(-9)</math> #&ensp;<math>3-14</math> #&ensp;<math>-8-9</math> #&ensp;<math>36-55</math> #&ensp;<math>-(-36)+11</math> == 乗法・除法 == #&ensp;<math>-8 \times (-2)</math> #&ensp;<math>-2 \times 3</math> #&ensp;<math>6 \times (-3)</math> #&ensp;<math>81 \div (-9)</math> #&ensp;<math>-77 \div 11</math> #&ensp;<math>-24 \div (-4)</math> #&ensp;<math>-1^3</math> #&ensp;<math>(-3)^3</math> #&ensp;<math>-6^2</math> #&ensp;<math>(-2)^2</math> == 四則混合 == #&ensp;<math>-2+6\div3</math> #&ensp;<math>-9-4\times5</math> #&ensp;<math>(-9+6)\times2</math> #&ensp;<math>-2^4-8+(-2)</math> #&ensp;<math>5^2\div5+5</math> #&ensp;<math>(-5^2+5\times3)\div2</math> #&ensp;<math>24\div{(5-8)\times(3-4)}</math> #&ensp;<math>-(-4+9)^2</math> #&ensp;<math>-\{-(6-8)\}^2</math> #&ensp;<math>\{2-(-3)+(-4)\}\times (-2) + (-5)\times 3</math> [[/解答]] [[カテゴリ:中学校数学演習|1年せいふのかす]]
2006-04-03T07:01:45Z
2024-03-16T06:45:34Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A11%E5%B9%B4%E7%94%9F/%E6%AD%A3%E8%B2%A0%E3%81%AE%E6%95%B0
3,466
Wikijunior:太陽系
Wikijunior:メインページ > Wikijunior:太陽系 太陽のまわりには、全部で8つの惑星がまわっています。ほかにも数個の『準惑星』とよばれるものもまわっています。そして、たくさんの『小惑星』とよばれるものもまわっています。 発明と発見の世界 自然界 私たち人間の世界 テストの対策 このプロジェクトで作業をするときは、子ども向けに作るということを忘れないでください。すべての項目を詳述することも大切ですが、理解されるように書くことのほうが重要です。必要であれば専門用語を使うことは構いませんが、なるべく簡単に書いてください。 また、有志でこのページを編集してくださっている方は「有志編集者」のページにユーザー名を残して下さい。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Wikijunior:メインページ > Wikijunior:太陽系", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "太陽のまわりには、全部で8つの惑星がまわっています。ほかにも数個の『準惑星』とよばれるものもまわっています。そして、たくさんの『小惑星』とよばれるものもまわっています。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "発明と発見の世界", "title": "メインモジュール" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "自然界", "title": "メインモジュール" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "私たち人間の世界", "title": "メインモジュール" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "テストの対策", "title": "メインモジュール" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "メインモジュール" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "役に立つリンク集" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "このプロジェクトで作業をするときは、子ども向けに作るということを忘れないでください。すべての項目を詳述することも大切ですが、理解されるように書くことのほうが重要です。必要であれば専門用語を使うことは構いませんが、なるべく簡単に書いてください。", "title": "役に立つリンク集" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "また、有志でこのページを編集してくださっている方は「有志編集者」のページにユーザー名を残して下さい。", "title": "役に立つリンク集" } ]
Wikijunior:メインページ > Wikijunior:太陽系 太陽のまわりには、全部(ぜんぶ)で8つの惑星(わくせい)がまわっています。ほかにも数個の『準(じゅん)惑星』とよばれるものもまわっています。そして、たくさんの『小(しょう)惑星』とよばれるものもまわっています。
{{ウィキジュニアのスタブ}} {{wikipedia|太陽系|太陽系}} {{pathnav|Wikijunior:メインページ}} ;{{ruby|太陽|たいよう}}のまわりには、いくつの{{ruby|惑星|わくせい}}があるの? 太陽のまわりには、'''{{ruby|全部|ぜんぶ}}で8つ'''の{{ruby|惑星|わくせい}}がまわっています。ほかにも数個の『{{ruby|準|じゅん}}惑星』とよばれるものもまわっています。そして、たくさんの『{{ruby|小|しょう}}惑星』とよばれるものもまわっています。 == メインモジュール == {{進捗状況}} {{ウィキジュニアの蔵書一覧}} [[Image:Solar sys.jpg|400px]] === はじめに === # [[/タイトルページ|タイトルページ]] # [[/著作権について|著作権について]](ちょさくけんについて) {{進捗|100%|2013-10-07}} # [[/序論|序論]](じょろん) {{進捗|100%|2013-10-07}} # [[/私たちの太陽系|私たちの太陽系]](わたしたちの たいようけい) {{進捗|75%|2007-12-05}} === 惑星 === # [[/水星|水星]](すいせい) {{進捗|50%|2013-10-07}} # [[/金星|金星]](きんせい) {{進捗|25%|2013-10-07}} # [[/地球|地球]](ちきゅう) {{進捗|75%|2019-05-01}} # [[/火星|火星]](かせい) {{進捗|25%|2007-08-06}} # [[/小惑星|小惑星]](しょうわくせい) {{進捗|25%|2007-12-05}} # [[/木星|木星]](もくせい) {{進捗|25%|2013-10-07}} # [[/土星|土星]](どせい) {{進捗|25%|2007-12-04}} # [[/天王星|天王星]](てんのうせい) {{進捗|25%|2013-10-07}} # [[/海王星|海王星]](かいおうせい) {{進捗|25%|2013-10-07}} === 恒星(こうせい)・そのほか === # [[/太陽|太陽]](たいよう) {{進捗|25%|2007-08-06}} # [[/月|月]](つき) {{進捗|25%|2007-12-04}} # [[/冥王星|冥王星]](めいおうせい) {{進捗|25%|2007-03-17}} # [[/彗星|彗星]](すいせい) {{進捗|25%|2007-12-05}} # [[/エッジワーズ・カイパーベルト|エッジワーズ・カイパーベルト]] {{進捗|25%|2013-10-07}} # [[/オールトの雲|オールトの雲]](オールトのくも) {{進捗|25%|2013-10-07}} # [[/宇宙開発|宇宙開発]](うちゅうかいはつ) {{進捗|25%|2013-10-07}} === 有志編集者一覧 === #[[/有志編集者一覧|有志編集者一覧]] == 役に立つリンク集 == * [http://www.susutan.com/ ススムくんの太陽系探検隊] * [https://www.kids.isas.jaxa.jp/zukan/solarsystem/solarsystem01.html 宇宙ワクワク大図鑑] <br> ---- ;編集者への注意 このプロジェクトで作業をするときは、子ども向けに作るということを忘れないでください。すべての項目を詳述することも大切ですが、理解されるように書くことのほうが重要です。必要であれば専門用語を使うことは構いませんが、なるべく簡単に書いてください。 また、有志でこのページを編集してくださっている方は「有志編集者」のページにユーザー名を残して下さい。 [[Category:ウィキジュニア|たいようけい]] [[Category:太陽系 (ウィキジュニア)|*]] [[Category:数学・科学・工学_(ウィキジュニア)|たいようけい]]
null
2022-12-01T04:31:25Z
[ "テンプレート:進捗", "テンプレート:ウィキジュニアのスタブ", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Ruby", "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:ウィキジュニアの蔵書一覧" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Wikijunior:%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB
3,470
日本における大学での学習
これはあくまでも一例であり、大学によっても異なります。 などから1つを選択。 以下の3分野から選択履修する。 教養科目はこちらへ (数学を専門としない学科では物理数学I 解析学, 物理数学I 線形代数なども参考になるかもしれない。) などから1つを選択。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "これはあくまでも一例であり、大学によっても異なります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "などから1つを選択。", "title": "通年科目" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "以下の3分野から選択履修する。", "title": "通年科目" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "教養科目はこちらへ", "title": "通年科目" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(数学を専門としない学科では物理数学I 解析学, 物理数学I 線形代数なども参考になるかもしれない。)", "title": "理科系" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "などから1つを選択。", "title": "理科系" } ]
これはあくまでも一例であり、大学によっても異なります。
{{半保護S}} '''これはあくまでも一例であり、大学によっても異なります。''' ==通年科目== *外国語 **[[英語]] **[[ドイツ語]] **[[フランス語]] **[[中国語]] **[[韓国語]] **[[ロシア語]] などから1つを選択。 *情報 *保健体育 *総合 以下の3分野から選択履修する。 *自然科学 **[[理学]] ***宇宙科学([[天文学]]) ***[[地球科学]] ***[[生物学]] ***[[物理学]] ***[[化学]] ***[[数学]] *人文科学 **[[宗教学]] **[[心理学]](自然科学の場合もある) **[[倫理学]] **[[哲学]] **[[文学]] *社会科学 **[[法学]] **[[政治学]] **[[経済学]] **[[統計学]] **[[地理学]] **[[歴史学]] **[[社会学]] **[[教育学]] ===教養科目=== [[大学教養|教養科目]]はこちらへ ==文科系== ===法学=== *憲法I 2単位 *憲法II 2単位 *民法I 2単位 *民法II 2単位 *刑法I 2単位 *刑法II 2単位 *商法I 2単位 *商法II 2単位 ===経済学=== ===政治学=== ===文学=== ====哲学・倫理学==== *哲学入門 2単位 *哲学概論 2単位 *哲学原論 2単位 *哲学I 2単位 *哲学II 2単位 *西洋哲学史 2単位 *東洋思想史 2単位 *哲学演習 1単位 *倫理学入門 2単位 *倫理学概論 2単位 *倫理学原論 2単位 *倫理学I 2単位 *倫理学II 2単位 *応用倫理学概説 2単位 *現代倫理学 2単位 *倫理学演習 1単位 *論理学 2単位 *科学基礎論 2単位 ===社会学=== *社会学入門 2単位 *社会学概論 2単位 *社会学特講 2単位 *社会学原論 2単位 *社会学I 2単位 *社会学II 2単位 *社会科学論 2単位 ===教育学=== *教育学I 2単位 *教育学II 2単位 *教育学III 2単位 ====教科教育==== ==理科系== ===1年前期=== *[[解析学]] 2単位 *[[線型代数学]] 2単位 (数学を専門としない学科では[[物理数学I 解析学]], [[物理数学I 線形代数]]なども参考になるかもしれない。) *[[古典力学]] 2単位 *コンピュータリテラシ 2単位 **[[Microsoft Office]] (同上) **[[OpenOffice.org]] (オフィスソフトの使用が中心になる人向けの内容。) **[[UNIX/Linux入門]] (研究室等でUnixを使う人向け。コマンド等の解説。) *科学実験 3-4単位 ===1年後期=== *[[解析学]]後半 2単位 *[[線型代数学]]後半 2単位 *[[電磁気学]] 2単位 *[[プログラミング]] 2単位 **[[C言語]] **[[CPlusPlus|C++]] **[[Java]] などから1つを選択。 *科学実験 3-4単位 == 関連項目 == * [[大学新入生ガイド]] * [[大学生活ガイド/文系]] * [[大学生活ガイド/理系]] * [[独学ガイド]] * [[就職活動ガイド]] * [[留学ガイド]] [[Category:学校教育|大 にほん]]
null
2022-10-02T14:08:35Z
[ "テンプレート:半保護S" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%AD%A6%E7%BF%92
3,472
防災/台風
台風(たいふう)による被害は、東アジア、東南アジア、中米などで多く発生してきました。日本にも過去数多くの台風が来襲し、大雨や暴風による被害がたびたび出ています。ここでは、台風に対する備えと被害への対処、注意点などを紹介します。 ここのページに記載されている情報は日本での台風に対する備えです。日本以外についてもこのページの情報を参考にすることが出来ますが、台風への警報体制や予報などが異なるため、日本以外については参考程度にするようお願いします。 台風が自分の住んでいるところにやってくるとの予報が出たら、台風の予想進路や接近する時間、接近時の強さ(勢力)などを確認し、準備を始めましょう。 台風のパターンはさまざまです。雨が強いもの、風が強いもの、進行が遅いもの、台風の中心から離れていても風が強いものなどいろいろな特徴があるので、テレビやラジオなどの情報を参考にしてください。 風に対する対策としては、屋外の植木鉢や置物など飛ばされやすい物を倉庫などの屋内に片付け、大きくて倒れたり落ちたりしやすい物干し竿を固定しておくなどの対策が必要です。また、窓が割れた際の飛散防止として、飛散防止フィルムやガムテープ(Xの形)を張るなどの対策も必要に応じて行ってください。 台風の接近時には、屋外に出るのを避け、どうしても出なければならない場合は落下物や飛んでくる物に注意しながら、風を受けにくいように体を風向に対して平行にし、傘などはなるべく差さないように心がけてください。 山に近いところでは、短時間に多量の雨が降るため土砂災害などの二次災害に遭う危険性もあります。危険を感じた時は速やかに避難所に行くといいでしょう。 外に出ないこと。 食べ物や、ヘルメット、マスクを用意。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "台風(たいふう)による被害は、東アジア、東南アジア、中米などで多く発生してきました。日本にも過去数多くの台風が来襲し、大雨や暴風による被害がたびたび出ています。ここでは、台風に対する備えと被害への対処、注意点などを紹介します。 ここのページに記載されている情報は日本での台風に対する備えです。日本以外についてもこのページの情報を参考にすることが出来ますが、台風への警報体制や予報などが異なるため、日本以外については参考程度にするようお願いします。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "台風が自分の住んでいるところにやってくるとの予報が出たら、台風の予想進路や接近する時間、接近時の強さ(勢力)などを確認し、準備を始めましょう。", "title": "台風襲来前の準備は何をしたらいい?" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "台風のパターンはさまざまです。雨が強いもの、風が強いもの、進行が遅いもの、台風の中心から離れていても風が強いものなどいろいろな特徴があるので、テレビやラジオなどの情報を参考にしてください。", "title": "台風襲来前の準備は何をしたらいい?" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "風に対する対策としては、屋外の植木鉢や置物など飛ばされやすい物を倉庫などの屋内に片付け、大きくて倒れたり落ちたりしやすい物干し竿を固定しておくなどの対策が必要です。また、窓が割れた際の飛散防止として、飛散防止フィルムやガムテープ(Xの形)を張るなどの対策も必要に応じて行ってください。", "title": "台風襲来前の準備は何をしたらいい?" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "台風の接近時には、屋外に出るのを避け、どうしても出なければならない場合は落下物や飛んでくる物に注意しながら、風を受けにくいように体を風向に対して平行にし、傘などはなるべく差さないように心がけてください。", "title": "台風接近時の対処" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "山に近いところでは、短時間に多量の雨が降るため土砂災害などの二次災害に遭う危険性もあります。危険を感じた時は速やかに避難所に行くといいでしょう。", "title": "台風通過後の行動" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "外に出ないこと。", "title": "注意点" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "食べ物や、ヘルメット、マスクを用意。", "title": "普段からの備え" } ]
台風(たいふう)による被害は、東アジア、東南アジア、中米などで多く発生してきました。日本にも過去数多くの台風が来襲し、大雨や暴風による被害がたびたび出ています。ここでは、台風に対する備えと被害への対処、注意点などを紹介します。 ここのページに記載されている情報は日本での台風に対する備えです。日本以外についてもこのページの情報を参考にすることが出来ますが、台風への警報体制や予報などが異なるため、日本以外については参考程度にするようお願いします。
{{pathnav|防災|frame=1}} {| style="width:402px;float:right;border:1px solid #ccccff" |[[Image:Typhoon mindulle and tingting 2004 june 30.jpg|400px]] |- | style="text-align:center; font-size:small"|太平洋上の台風200407号と台風200408号 |} '''[[w:台風|台風]](たいふう)'''による被害は、東アジア、東南アジア、中米などで多く発生してきました。日本にも過去数多くの台風が来襲し、大雨や暴風による被害がたびたび出ています。ここでは、台風に対する備えと被害への対処、注意点などを紹介します。 <small>ここのページに記載されている情報は日本での台風に対する備えです。日本以外についてもこのページの情報を参考にすることが出来ますが、台風への警報体制や予報などが異なるため、日本以外については参考程度にするようお願いします。</small> == 台風襲来前の準備は何をしたらいい? == 台風が自分の住んでいるところにやってくるとの予報が出たら、台風の予想進路や接近する時間、接近時の強さ(勢力)などを確認し、準備を始めましょう。 台風のパターンはさまざまです。雨が強いもの、風が強いもの、進行が遅いもの、台風の中心から離れていても風が強いものなどいろいろな特徴があるので、テレビやラジオなどの情報を参考にしてください。 風に対する対策としては、屋外の植木鉢や置物など飛ばされやすい物を倉庫などの屋内に片付け、大きくて倒れたり落ちたりしやすい物干し竿を固定しておくなどの対策が必要です。また、窓が割れた際の飛散防止として、飛散防止フィルムやガムテープ(Xの形)を張るなどの対策も必要に応じて行ってください。 == 台風接近時の対処 == 台風の接近時には、屋外に出るのを避け、どうしても出なければならない場合は落下物や飛んでくる物に注意しながら、風を受けにくいように体を風向に対して平行にし、傘などはなるべく差さないように心がけてください。 == 台風通過後の行動 == 山に近いところでは、短時間に多量の雨が降るため土砂災害などの二次災害に遭う危険性もあります。危険を感じた時は速やかに避難所に行くといいでしょう。 == 注意点 == 外に出ないこと。 == 普段からの備え == 食べ物や、ヘルメット、マスクを用意。 == 台風に関する情報源 == === ウィキペディア === === 外部リンク === *[http://www.jma.go.jp/jp/typh/ 気象庁 台風情報] - 台風の予想進路、勢力などの情報を見ることが出来ます。 *[http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/index.html.ja デジタル台風 台風画像と台風情報] - 台風に対する様々な情報がデータベース化されています。 == 関連情報 == {{防災}} [[Category:防災|たいふう]]
null
2021-09-07T23:53:44Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:防災" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%98%B2%E7%81%BD/%E5%8F%B0%E9%A2%A8
3,473
Inkscape
情報技術 > Inkscape 美術 > Inkscape Inkscapeとは、Linux、Windows、MacOSXで稼動するドロー系のグラフィックアプリケーションである。ベクトル画像を含むSVGファイルの作成、編集が可能である。本書では主にWindows版のInkscape0.43 および Inkscape1.3 での操作法を説明する。 なお、2023年の現代ではinkscape のバージョン 1.1 以前のものはサポート終了である。これから勉強を始めるなら、この番号以上の新しいバージョンのものが良い。 そもそも1.0未満のバージョンは、正式リリースではないので、1.0のリリースに伴いサポート終了になっている。(ただし、実際には公式サイトで、バージョン 0.9 のものも入手できる。2023年に確認.) なお、古いPCでも動くようにと旧バージョン 0.4系 の ポータブル版 Inkscape が存在する。https://inkscape.org/release/inkscape-0.48.5/windows/32-bit/ Inkscape 0.48.5 - Windows : 32-bit ] ポータブル版は、USBメモリや外付けHDDなどにもインストールできる。ポータブル版をインストールすると、「 InkscapePortable 」フォルダが作られ、その中に実行ファイル InkscapePortable.exe があるので、それを起動すれば使える。 なお、新しい Windows11 でもポータブル版 Inkscape 0.4系 は動きます(※ 2023年8月13日にwindows11 実機で確認ずみ)。 下記のような特長(機能)を持っている。 コンピュータで扱われる画像の種類にはビットマップ画像とベクトル画像に大別される。ビットマップ画像というのは画像を色情報を持たせた画素を並べて表現したもので、これに対してベクトル画像は円弧、直線などの要素を位置、色、形態などを指定することにより表現したものである。同じ形状のものをビットマップ画像とベクトル画像で表現した場合には縮小した場合には同じように見える場合であっても拡大表示した場合には図2,3で示すように違いがある。 Inkscapeで扱うSVGファイルとは、Scalable Vector Graphicsを省略したものであり、ベクトル画像を扱うことができるオープン標準であり W3C (World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)) が採用している。 ウィンドウズのレジストリにインストールする通常版と、レジストリにインストールしないで使えるポータブル版がある。 下記の操作手順は、主に通常版をインストール手順の説明である。 どちらにせよ、普通に公式サイトでインストーラ-ダウンロードしてきてから、手元のパソコンでインストーラーを実行すればいい。インストールに必要な容量は数百MBあるので、もし不足してるなら、あらかじめ容量を確保しておく。 なお、インストール時の表示は英語となっているが、Inkscapeを実行した際には日本語表示となる(Windowsのコントロールパネルの言語設定を変えれば英語表示となる)。 起動と終了の方法は他のアプリケーションソフトと同じ。 普通のアプリと同様、実行ファイルへのショートカットをクリックすればいい。 なお、Inkscape1.3系ではインストール時に Inkscape とは別に Inkview というアプリもインストールされることがある。しかし絵を描くのに使うのは通常は Inkscape だけであるので、起動するのは Inkscape だけでよい。 または Inkscape/画面説明 参照。 「ツールボックス」などの用語については図1を参照せよ。 Inkscape/ファイル操作 参照。 なお、楕円を作りたい場合、下記の円・円弧を伸ばす方法のほかにも、上述の長方形のカドを丸める方法でも楕円を作れる。 オブジェクトをクリックして、図のように矢印の出た状態で、矢印以外のオブジェクトの場所を左クリックしたままドラッグすれば、オブジェクトを移動できる。 あるいは、ツールボックスの左上のほうにある選択ツール(ななめ矢印のアイコン)をクリックしても、上記の矢印と同じモードになるので、これでもオブジェクトをドラッグで移動できる。もし他のツールボックスを使用した後などで、矢印が出ない場合には、選択ツールをクリックすれば矢印が出るので、ドラッグでオブジェクトを移動できるようになる。 オブジェクトをクリックすると、図のように矢印が上下左右とそのナナメの合計8個でるので、この矢印を左クリックしながらドラッグすれば、拡大縮小できる。 上下の矢印の合計2個は、上下方向だけの拡大縮小を行う(ヨコ方向はそのまま)。 左右の矢印の合計2個は、左右方向だけの拡大縮小を行う(タテ方向はそのまま。 ナナメの矢印は、上下の拡大と左右の拡大を同時に行う。Ctrlキーを押しながらナナメ矢印のドラッグを行うことで、タテ・ヨコの拡大率を同じに維持して変形できる。たとえば縦に1.5倍するときは、Ctrlを押しながらにすれば、横にも1.5倍できる。 要するに、Ctrlキーを押したままドラッグによって、タテ・ヨコ比を維持できる。 左側のツールボックスで作ったシェイプ図形の場合、何度かクリックすると、図のように □ や 〇 の形をしたハンドルがいくつか現れる(ツールの種類によってハンドルの位置や個数は異なる)。長方形の場合、この□をドラッグすることでも拡大縮小できる。 なお、□や〇といったシェイプのハンドルが現れない場合、オブジェクトを選択した状態で、そのオブジェクトと同じツールボックスのアイコンをクリックすると、目的のオブジェクトにハンドルが現れることがある。 いちおうレイヤー機能が存在するが、あまり高性能ではない。 Photoshopのような直感的なレイヤー管理は困難である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "情報技術 > Inkscape", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "美術 > Inkscape", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "Inkscapeとは、Linux、Windows、MacOSXで稼動するドロー系のグラフィックアプリケーションである。ベクトル画像を含むSVGファイルの作成、編集が可能である。本書では主にWindows版のInkscape0.43 および Inkscape1.3 での操作法を説明する。", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "なお、2023年の現代ではinkscape のバージョン 1.1 以前のものはサポート終了である。これから勉強を始めるなら、この番号以上の新しいバージョンのものが良い。", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "そもそも1.0未満のバージョンは、正式リリースではないので、1.0のリリースに伴いサポート終了になっている。(ただし、実際には公式サイトで、バージョン 0.9 のものも入手できる。2023年に確認.)", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "なお、古いPCでも動くようにと旧バージョン 0.4系 の ポータブル版 Inkscape が存在する。https://inkscape.org/release/inkscape-0.48.5/windows/32-bit/ Inkscape 0.48.5 - Windows : 32-bit ]", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ポータブル版は、USBメモリや外付けHDDなどにもインストールできる。ポータブル版をインストールすると、「 InkscapePortable 」フォルダが作られ、その中に実行ファイル InkscapePortable.exe があるので、それを起動すれば使える。", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "なお、新しい Windows11 でもポータブル版 Inkscape 0.4系 は動きます(※ 2023年8月13日にwindows11 実機で確認ずみ)。", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "下記のような特長(機能)を持っている。", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "コンピュータで扱われる画像の種類にはビットマップ画像とベクトル画像に大別される。ビットマップ画像というのは画像を色情報を持たせた画素を並べて表現したもので、これに対してベクトル画像は円弧、直線などの要素を位置、色、形態などを指定することにより表現したものである。同じ形状のものをビットマップ画像とベクトル画像で表現した場合には縮小した場合には同じように見える場合であっても拡大表示した場合には図2,3で示すように違いがある。", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "Inkscapeで扱うSVGファイルとは、Scalable Vector Graphicsを省略したものであり、ベクトル画像を扱うことができるオープン標準であり W3C (World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)) が採用している。", "title": "Inkscapeとは" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ウィンドウズのレジストリにインストールする通常版と、レジストリにインストールしないで使えるポータブル版がある。", "title": "インストール方法" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "下記の操作手順は、主に通常版をインストール手順の説明である。", "title": "インストール方法" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "どちらにせよ、普通に公式サイトでインストーラ-ダウンロードしてきてから、手元のパソコンでインストーラーを実行すればいい。インストールに必要な容量は数百MBあるので、もし不足してるなら、あらかじめ容量を確保しておく。", "title": "インストール方法" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "なお、インストール時の表示は英語となっているが、Inkscapeを実行した際には日本語表示となる(Windowsのコントロールパネルの言語設定を変えれば英語表示となる)。", "title": "インストール方法" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "起動と終了の方法は他のアプリケーションソフトと同じ。", "title": "起動と終了" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "普通のアプリと同様、実行ファイルへのショートカットをクリックすればいい。", "title": "起動と終了" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "なお、Inkscape1.3系ではインストール時に Inkscape とは別に Inkview というアプリもインストールされることがある。しかし絵を描くのに使うのは通常は Inkscape だけであるので、起動するのは Inkscape だけでよい。", "title": "起動と終了" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "または", "title": "起動と終了" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "Inkscape/画面説明 参照。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "「ツールボックス」などの用語については図1を参照せよ。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "Inkscape/ファイル操作 参照。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "なお、楕円を作りたい場合、下記の円・円弧を伸ばす方法のほかにも、上述の長方形のカドを丸める方法でも楕円を作れる。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "オブジェクトをクリックして、図のように矢印の出た状態で、矢印以外のオブジェクトの場所を左クリックしたままドラッグすれば、オブジェクトを移動できる。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "あるいは、ツールボックスの左上のほうにある選択ツール(ななめ矢印のアイコン)をクリックしても、上記の矢印と同じモードになるので、これでもオブジェクトをドラッグで移動できる。もし他のツールボックスを使用した後などで、矢印が出ない場合には、選択ツールをクリックすれば矢印が出るので、ドラッグでオブジェクトを移動できるようになる。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "オブジェクトをクリックすると、図のように矢印が上下左右とそのナナメの合計8個でるので、この矢印を左クリックしながらドラッグすれば、拡大縮小できる。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "上下の矢印の合計2個は、上下方向だけの拡大縮小を行う(ヨコ方向はそのまま)。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "左右の矢印の合計2個は、左右方向だけの拡大縮小を行う(タテ方向はそのまま。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "ナナメの矢印は、上下の拡大と左右の拡大を同時に行う。Ctrlキーを押しながらナナメ矢印のドラッグを行うことで、タテ・ヨコの拡大率を同じに維持して変形できる。たとえば縦に1.5倍するときは、Ctrlを押しながらにすれば、横にも1.5倍できる。 要するに、Ctrlキーを押したままドラッグによって、タテ・ヨコ比を維持できる。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "左側のツールボックスで作ったシェイプ図形の場合、何度かクリックすると、図のように □ や 〇 の形をしたハンドルがいくつか現れる(ツールの種類によってハンドルの位置や個数は異なる)。長方形の場合、この□をドラッグすることでも拡大縮小できる。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "なお、□や〇といったシェイプのハンドルが現れない場合、オブジェクトを選択した状態で、そのオブジェクトと同じツールボックスのアイコンをクリックすると、目的のオブジェクトにハンドルが現れることがある。", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "", "title": "操作方法" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "いちおうレイヤー機能が存在するが、あまり高性能ではない。 Photoshopのような直感的なレイヤー管理は困難である。", "title": "操作方法" } ]
情報技術 > Inkscape 美術 > Inkscape
<small>{{Pathnav|情報技術}}</small> <small>{{Pathnav|美術}}</small> == Inkscapeとは == [[w:Inkscape|Inkscape]]とは、Linux、Windows、MacOSXで稼動するドロー系のグラフィックアプリケーションである。ベクトル画像を含む[[w:Scalable Vector Graphics|SVG]]ファイルの作成、編集が可能である。本書では主にWindows版のInkscape0.43 および Inkscape1.3 での操作法を説明する。 なお、2023年の現代ではinkscape のバージョン 1.1 以前のものはサポート終了である。これから勉強を始めるなら、この番号以上の新しいバージョンのものが良い。 そもそも1.0未満のバージョンは、正式リリースではないので、1.0のリリースに伴いサポート終了になっている。(ただし、実際には公式サイトで、バージョン 0.9 のものも入手できる。2023年に確認.) [[File:Inkscape portable ver0-4 screenshot.png|thumb|400px|Inkscape Portable のスクリーンショット]] なお、古いPCでも動くようにと旧バージョン 0.4系 の ポータブル版 Inkscape が存在する。https://inkscape.org/release/inkscape-0.48.5/windows/32-bit/ Inkscape 0.48.5 - Windows : 32-bit ] ポータブル版は、USBメモリや外付けHDDなどにもインストールできる。ポータブル版をインストールすると、「 InkscapePortable 」フォルダが作られ、その中に実行ファイル InkscapePortable.exe があるので、それを起動すれば使える。 なお、新しい Windows11 でもポータブル版 Inkscape 0.4系 は動きます(※ 2023年8月13日にwindows11 実機で確認ずみ)。 === Inkscapeの特長 === 下記のような特長(機能)を持っている。 * 作図ツール ** 線(直線・ベジェ曲線・フリーハンド線・カリグラフィ線) ** 楕円弧(円、円弧、楕円) ** 四角形(長方形・正方形)/ 多角形(星形) ** テキスト ** その他(渦形 / コネクター) * 編集 ** オブジェクトの移動、回転、対称化、整列 ** 要素のノードの移動、追加、削除など ** オブジェクトの連結、 ** レイヤー ** グループ化 ** クローン ** テキスト表現(パス上に配置、フレーム内テキスト、カーニング、文字間) * その他 ** PNG・JPEG画像などのインポート、エクスポート(ファイル名はデフォルトで「ビットマップ」だが0.4系の昔から bmp 形式は非サポート(ポータブル版で確認)。1.3系でもbmpは非サポートのまま) ** ビットマップのトレース ** タブレットのサポート(筆圧) ** SCRIPTによる拡張 ** XMLエディター === SVGファイルとは === {| padding="1" align="right" | [[Image:Smiley_face_crop.png|150px|図2:拡大したPNG画像]] | [[Image:Smiley_face_crop.svg|150px|図3:拡大したSVG画像]] |} コンピュータで扱われる画像の種類にはビットマップ画像とベクトル画像に大別される。ビットマップ画像というのは画像を色情報を持たせた画素を並べて表現したもので、これに対してベクトル画像は円弧、直線などの要素を位置、色、形態などを指定することにより表現したものである。同じ形状のものをビットマップ画像とベクトル画像で表現した場合には縮小した場合には同じように見える場合であっても拡大表示した場合には図2,3で示すように違いがある。 Inkscapeで扱うSVGファイルとは、Scalable Vector Graphicsを省略したものであり、ベクトル画像を扱うことができるオープン標準であり W3C (World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)) が採用している。 == インストール方法 == ウィンドウズのレジストリにインストールする通常版と、レジストリにインストールしないで使えるポータブル版がある。 下記の操作手順は、主に通常版をインストール手順の説明である。 どちらにせよ、普通に公式サイトでインストーラ-ダウンロードしてきてから、手元のパソコンでインストーラーを実行すればいい。インストールに必要な容量は数百MBあるので、もし不足してるなら、あらかじめ容量を確保しておく。 ;手順 * Inkscapeの[https://inkscape.org/ 公式サイト]からダウンロードする。 ** 「Download」などと書かれたボタンを押すと、どのバージョンをダウンロードするかの新規画面が現れるので、その画面内にある選択したいバージョンを選ぶ。 ** * ダウンロードしたInkscapeファイル(インストーラー)を実行する。(安全のため、実行中の他のプログラムは終了させると、なお良い。) ** ライセンス (GNU) の確認をいわれるので、チェックをしてから、「'''Next'''」などを選択。 ** インストールさせたいコンポーネントの確認が行われるので、コンポーネントを選ぶ。 ** インストール場所の確認(初期設定ではC:\Program files\Inkscape)=よければ'''Install'''を選択。 ** ファイルの展開が始まる。 ** インストール終了表示が出るので、'''Finish'''を押すと、インストーラーのウィンドウが自動的に閉じられる。 なお、インストール時の表示は英語となっているが、Inkscapeを実行した際には日本語表示となる(Windowsのコントロールパネルの言語設定を変えれば英語表示となる)。 * 一部の環境においてインストール中にAdobe SVG Viewerのインストール / アップデート / 使用許諾契約の同意を促されることがある。ユーザにとっては予想外かもしれないが、これは.SVGに対する関連付けが追加されることによって規定のブラウザ側が行っている動作(IE6を規定のブラウザにした、他に.SVGを表示できるソフトの入っていないXPで現象に遭遇)。Adobe SVG Viewerを使用しない(=ブラウザで見ない / 他のプラグインを使う)場合は同意する必要はない。 == 起動と終了 == 起動と終了の方法は他のアプリケーションソフトと同じ。 === 起動方法 === 普通のアプリと同様、実行ファイルへのショートカットをクリックすればいい。 なお、Inkscape1.3系ではインストール時に Inkscape とは別に Inkview というアプリもインストールされることがある。しかし絵を描くのに使うのは通常は Inkscape だけであるので、起動するのは Inkscape だけでよい。 * デスクトップ上のInkscapeショートカットアイコンをクリック * windowsの スタート>プログラム>Inkscape>Inkscape * エクスプローラなどで編集対象のファイルを選択し、マウス右クリックにより編集、あるいはInkscapeをクリック :起動すると次項に示すアプリケーションウインドウが開く。 === 終了方法 === * アプリケーションウインドウの右上のXボタンをクリック。 または * メニューバーから ファイル>終了(閉じる)をクリック。ファイル>終了 でも ファイル>閉じる でも、どちらでも終了できる。 == 画面の説明 == [[Inkscape/画面説明]] 参照。 == 操作方法 == 「ツールボックス」などの用語については図1を参照せよ。 [[Image:Inkscape043 Screen-Ja.png|thumb|600px|図1]] [[ファイル:Inkscape 1-3 UI term japanese.svg|thumb|650px|Inkscape 1.3 の場合<br>※ スクショの都合でウィンドウを縮小して撮影した画像です。]] === ファイルの操作 === [[Inkscape/ファイル操作]] 参照。 === オブジェクトの作成 === ;ベジェ線/直線 :Inkscapeで直線(※ここでは、まっすぐの線分の意味)を描くには、ベジエ曲線ツールを使う。ベジエ曲線の詳しい定義はwikipediaを見ていただくとして、本ページ用に簡略に説明すると、針金のようなまっすぐの線分を曲げて作る曲線が「ベジエ曲線」である。曲げる前の状態はまっすぐなので、だからもし直線(まっすぐの線分)を書きたい場合には、ベジエ曲線の曲げる前のまっすぐな状態でツール操作を終了すれば良いだけである。Inkscape1.3の場合、ツールボックスでペンアイコンを選択(あるいはShift+F6キーを押す)。ポータブル版の場合、ベジエ曲線ツールを選ぶ。(なお、ポータブル版のペンっぽいアイコンは後述するカリグラフィなので異なるので注意) :このツールが選択されている場合には、万年筆形のマウスポインタとなっている(1.3系でもポータブル0.4系でも万年筆であることを確認ずみ)。 ::(※要確認)直線の場合には描きたい線の始点でマウスの左ボタンをクリック、終点としたい位置で再度クリックする。始点を指定後にはステータスバーにマウスポインタの位置に応じて長さ、角度が表示される。コントロールキーを押しながら操作することで15度単位の角度直線を描くことができる。端点の位置をクリックして指定することで連結された直線を描くことができる。なお指定する端点を始点の□に合わせる(赤くなる)ことで閉じた線を描くことができる。 ::ベジェ線の場合には... [[ファイル:Inkscape 1-3 toolbox japanese.svg|thumb|400px|left| Inkscape1.3 の場合<br>よく使うものを抜粋。ツールが多すぎて、すべては画面内で説明しきれない。]] {{-}} ;フリーハンド線 :ツールボックスで鉛筆アイコンを選択(あるいはF6キーを押す)。 :描きたい個所でマウスの左ボタンをクリックしながらドラッグする。ドラッグ時の軌跡がフリーハンド線となる。このツールが選択されている場合には鉛筆形のマウスポインタとなっている。 ;カリグラフィック線 :Inkscape1.3の場合、ツールボックスでカリグラフィアイコンを選択 :※要確認(あるいは Ctrl + F6キーを押す)。 :このツールが選択されている場合にはS形のマウスポインタとなっている。操作はフリーハンド線とほぼ同じである。ただカーソルキー(矢印キー)を押すことで幅、角度を変えることができる。 {{-}} ;長方形・正方形(矩形(くけい)ツール) [[File:Inkscape rect round japanese.png|thumb|400px|長方形オブジェクトを何度か左クリックすると、丸いハンドル「〇」が出てくるので、それを操作するとカドを丸められる]] :画面左にあるツールボックスで□アイコンを選択(あるいはF4キーを押す)。 :描きたい個所でマウスの右ボタンをクリックしながらドラッグ、ボタンをはなすことで四角形状を描くことができる。このツールが選択されている場合には長方形のマウスポインタとなっている。なおコントロールキーを押しながら操作することで正四角形状とすることができる。またInkscape1.3の場合、描かれた図形は、マウス操作で角の丸みを変えることができる。なお描かれる図形は後述のフィル / ストローク設定の線、塗りのものとなる。 なお、楕円を作りたい場合、下記の円・円弧を伸ばす方法のほかにも、上述の長方形のカドを丸める方法でも楕円を作れる。 ;円・円弧・扇形 :ツールボックスで○アイコンを選択(あるいはF5キーを押す)。 :描きたい個所でマウスの右ボタンをクリックしながらドラッグ、ボタンをはなすことで楕円形状を描くことができる。円弧を扇形にも変換できる。このツールが選択されている場合には楕円形のマウスポインタとなっている。なおコントロールキーを押しながら操作することで正円形状とすることができる。またメニューバー下のツールコントロールの設定を変えることにより始点、終点を指定した弧形状を描くことができる。なお描かれる図形は後述のフィル / ストローク設定の線、塗りのものとなる。 :円を縦または横に引き延ばすこともできるので、楕円および楕円弧もこのツールボックスで可能。 ;星・多角形 :ツールボックスで☆アイコンを選択(あるいは*キーを押す)。 :描きたい個所でマウスの右ボタンをクリックしながらドラッグ、ボタンをはなすことで5角の星形状を描くことができる。このツールが選択されている場合には星形のマウスポインタとなっている。ツールコントロールの設定部で多角形としたり角数を変えたり凹凸度、あるいは角部を丸めたりすることができる。なお描かれる図形は後述のフィル / ストローク設定の線、塗りのものとなる。 ;螺旋 :ツールボックスで渦アイコンを選択(あるいはF9キーを押す)。 :描きたい個所でマウスの右ボタンをクリックしながらドラッグ、ボタンをはなすことで螺旋形状を描くことができる。このツールが選択されている場合には渦巻形のマウスポインタとなっている。ツールコントロールの設定部で螺旋の巻き方を変えることができる。なお描かれる図形は後述のフィル / ストローク設定の線、塗りのものとなる。 ;テキスト :ツールボックスでA形のアイコンを選択(あるいはF8キーを押す)。 :このツールが選択されている場合にはA形のマウスポインタとなっている。方法として2つある。 # 文字を描きたい個所でマウスの右ボタンをクリックし、キーボードより文字を入力する。パスに沿わせる、フレームに入れるなどの編集が可能(後述)。 # 文字を描きたい個所でマウスの右ボタンをクリック、ドラッグしながら範囲を指定し、キーボードより文字を入力する。文字が範囲外となった場合には折り返される。 :また、入力バーが文字の前にある場合、「Alt」+「方向キー」でカーニング(字間の調整)ができる。 === テキスト === :'''注意事項''' テキストで表示できる文字は、使用しているパソコンにフォントがインストールされている文字のみである。もし、相手のパソコンにフォントがインストールされていない場合、文字をパス化して、SVG図形に変換する必要がある。文字のパス化は不可逆であるので、いったん保存してしまったら戻せない。なので別途、パス化する前のテキストをふくむファイルを自分の手元に保管しておく必要がある。 === オブジェクトの編集 === [[File:Inkscape 1-3 fill and stroke japanese.png|thumb|400px|Inkscape1.3の場合<br>フィル・ストロークに関連する操作をした際などに画面右側にその設定パネルが現れるのが普通]] ;フィルとストローク :画面左下あたりに存在するフィル/ストロークの太さ設定欄が存在する。コマンドバーにある「フィル / ストローク」 (Shift+Ctrl+F) で設定用のダイアログが開き、オブジェクトを選択することで、そのオブジェクトのフィルとストロークの変更ができる。 :また、全項目の下部にある「透過性」は色の透過性ではなく、オブジェクト自体のものを指し、色の指定とは独立している。 :;フィル・ストローク ::オブジェクト選択時に画面左側に現れる「フィル/ストローク」パネルで、フィル(塗り)とストロ-ク(輪郭線)の編集を行える。[[File:Inkscape 1-3 gradation icon japanese.png|thumb|left|400px|]] {{-}} ::ポータブル版などでオブジェクト選択時にパネルが現れない場合でも、マウスカーソルをオブジェクトに合わせた状態にして右クリックで「Fill and stroke」を選べば、パネル「Fill and stroke」を出せる(ポータブル版は日本語サポートが悪いので英語のパネル名になる)。 ::この「フィル/ストローク」パネルで、色の塗り方は、 ::「なし」(塗りなし)   「フラットカラー」(べた塗り)   「線形グラデーション」   「放射状グラデーション」   「パターン」  ::が選択できる。「フラットカラー」はInkscape1.3の最近は「単一色」である。なお、アイコンが表示されるので、名称は暗記しなくてよい。なお、Inkscape 1.2からグラデーションの開始の方法が変わり、1.1までは左側のツールバーのアイコンでグラデーション開始だったが、1.2からはフィルとストロークの標準設定にグラデーションが追加されたので画面左のアイコンが不要になった。従来の左側のグラデーション用アイコンもツールバーに残っているので、好きな方法を選べばいい。 ::色を指定のほか、透過性(αチャンネル)の指定も行える。 [[File:Inkscape 1-3 status color setting japanese.png|thumb|画面左下のアレ]] :この「フィル/ストローク」パネルを用いなくても、画面左下のステータスバーおよびパレットからも、フィル/ストロークの色の編集を簡易的に行える。このように、色の編集には、いくつかの方式があるので、好きな方式を選べばいい。 : {{-}} :;ストロークスタイル ::線の幅・頂点の処理の仕方、線の先端・中心・終端の形状が選択できる。 ::実線と多様な点線から、用いる線の選択もできる(数字は、点線の切れ込みなどの位置を示しており、0.0から10.0まで動かすことができる)。 :;テキストとフォント [[ファイル:Inkscape 1-3 UI term japanese.svg|thumb|650px| Inkscape 1.3 の場合 (再掲) ]] ::Inkscape1.3の場合ツールバーにある「A」がテキスト挿入用のツール(「テキストツール」という)であり、これをクリックするとカーソルが「<sup>+</sup> A」に変わるので、キャンバス・ページ上の挿入したい場所で左クリックすればいい。「<sup>+</sup>」の中心点が挿入位置である。 ::画面上部にあるツールコントロールで、フォントのファミリ(windowsの場合ならMS明朝など)やスタイル(ボールドやイタリックなど)を確認できる。なお、MS明朝は最近は「MS PMincho」という。 ::スタイルは、normal(そのまま)、Bold(太字)、Italic(斜体)、BoldItalic(太字な斜体)の4つが主流だが、使用しているフォントによってはそれ以下の場合もある。かつては normal ではなくregular だったが、Inkscape 1.3 では標準スタイルは「 normal 」になっている。Inkscape 1.3 ではスタイルは normal , bold, italic, light , heavy などがある。たとえばIPAexgothicの場合、スタイルはNormalのみ。 ::ポータブル版では、アイコンでボールドまたはイタリックのオン/オフをそれぞれ指定する方式になっている。したがって、normal も regular もポータブル版では見当たらない。なので、例えば MSゴシック をボールド体にして、加えてイタリック体にすることも可能。 ::(※ 要確認)旧バージョン 0.4 ではコマンドバーにある「テキスト / フォント」 ( Shift + Ctrl + T ) で設定用のダイアログが開く、テキスト (F8) で作成したオブジェクトの編集が出来き、使用するフォントとスタイル、レイアウトの指定が出来る。 ::レイアウトにある「線の間隔」は意味を取りにくいが、行間を指している。 ::注意としては、フォントの種類によってはInkscapeで使用できない場合や、スタイルの選択に制限がある場合がある。 ::また、(日本語フォントが中心であるが)レイアウトで縦書きを使用した場合に、字間が広くなる場合もあり、このときには、横書きのまま一文字ずつ改行をし、中央配置にすることで暫時的に縦書きを実現できる。 [[File:Inkscape 1-3 status color setting japanese.png|thumb|画面左下のアレ]] ::テキストの色を変えたい場合、Inkscape1.3 でも ポータブル版0.4系 でも、画面下のステータスバーの左の端に、フィルの色とストロークの色の指定欄があるので、そこで指定すればいい。ストロークの太さも、ほぼ同じ場所で変更可能。 ::別の方式として、Inkscape 1.3系ならテキスト選択時に画面右側に「フィル/ストローク」パネルが現れるので、こちらのほうからも色を指定できる(ただし1.3系のみ。ポータブル版では不可能)。1.3系なら、ユーザーは好きな方式を選べばいい。もしポータブル版でパレットにない色をテキスト色として選びたい場合、テキスト選択した状態でマウスの右クリックで「Fill and stroke」を選び、パネル「Fill and stroke」で詳細設定をする。 {{-}} === オブジェクトの移動 === [[File:Inkscape 1-3 enlarge and ensmall japanese.png|thumb|]] オブジェクトをクリックして、図のように矢印の出た状態で、矢印以外のオブジェクトの場所を左クリックしたままドラッグすれば、オブジェクトを移動できる。 あるいは、ツールボックスの左上のほうにある選択ツール(ななめ矢印のアイコン)をクリックしても、上記の矢印と同じモードになるので、これでもオブジェクトをドラッグで移動できる。もし他のツールボックスを使用した後などで、矢印が出ない場合には、選択ツールをクリックすれば矢印が出るので、ドラッグでオブジェクトを移動できるようになる。 === オブジェクトの拡大と縮小 === [[File:Inkscape 1-3 enlarge and ensmall japanese.png|thumb|300px| ]] オブジェクトをクリックすると、図のように矢印が上下左右とそのナナメの合計8個でるので、この矢印を左クリックしながらドラッグすれば、拡大縮小できる。 上下の矢印の合計2個は、上下方向だけの拡大縮小を行う(ヨコ方向はそのまま)。 左右の矢印の合計2個は、左右方向だけの拡大縮小を行う(タテ方向はそのまま。 ナナメの矢印は、上下の拡大と左右の拡大を同時に行う。Ctrlキーを押しながらナナメ矢印のドラッグを行うことで、タテ・ヨコの拡大率を同じに維持して変形できる。たとえば縦に1.5倍するときは、Ctrlを押しながらにすれば、横にも1.5倍できる。 要するに、Ctrlキーを押したままドラッグによって、タテ・ヨコ比を維持できる。 [[File:Inkscape 1-3 shape enlarge and ensmall japanese.png|thumb|300px|シェイプの場合]] 左側のツールボックスで作ったシェイプ図形の場合、何度かクリックすると、図のように □ や 〇 の形をしたハンドルがいくつか現れる(ツールの種類によってハンドルの位置や個数は異なる)。長方形の場合、この□をドラッグすることでも拡大縮小できる。 なお、□や〇といったシェイプのハンドルが現れない場合、オブジェクトを選択した状態で、そのオブジェクトと同じツールボックスのアイコンをクリックすると、目的のオブジェクトにハンドルが現れることがある。 {{-}} === キー操作 === :以降にInkscapeで使用できるショートカットキーを記すが、ツール・ダイアログの呼び出しは各項を参照のこと。なお、ショートカットを使わなくてもボタンのクリックでもinkscapeの通常の利用が可能である。 ::Ctrl + Z やりなおし Ctrl + C コピー Ctrl + X 切り取り Ctrl + V 貼り付け :また、Ctrlキーを押した状態では、四角形の作成が正方形になる、カリ直線では直線の角度が限定される、オブジェクトの変形では縦横の比を保持したままの変形になるなどの変化がある。 :そのほか、Shiftキーを押した状態でクリックを繰り返すことで複数のオブジェクトの選択が出来る(Windowsでは一般にCtrlで行う操作であり注意が必要)。 === レイヤーの操作 === いちおうレイヤー機能が存在するが、あまり高性能ではない。 Photoshopのような直感的なレイヤー管理は困難である。 :レイヤーは[メニューバー]の[レイヤー]にメニューがあり、新規レイヤーの作成・レイヤーの名称変更・移動のほか削除が出来る。 :また、ステータスバーには現在、アクティブ(選択している)なレイヤーが表示され、レイヤーの選択・可視化・不可視化・ロックとロック解除が実行できる。ロックしたレイヤーのオブジェクトは選択が出来なくなり、改変する恐れや位置を変更する恐れがなくなる。 == 参考文献 == 本ページを記述する際、調査のため下記の文献を参照させていただいた. === 参考にした動画 === 主に2017年以降の動画を参照した。(古すぎる動画を見ても、現バージョンと違い過ぎて意味ないので) * [https://www.youtube.com/watch?v=CoaRRong_fk ITツールの使い方 『【Inkscape初級】文字(テキスト)を入力・編集する11項目をマスター!』 ] 、および、同作者の前後の時期の解説動画を参照(多いので省略) * [https://www.youtube.com/watch?v=gaDx_TFqqoM ラクガキ屋さんの道具箱『#05 Inkscape 1.2.2 の新機能』 ] 、および、同作者の前後の時期の解説動画を参照(多いので省略) ※ 他にも参考にした動画やwebサイトがあるかもしれないが、多すぎたりして編集者が覚えてないので、省略されている場合もあるので、紹介抜けがあってもご容赦を。 ※ 2023年9月15日現在、書籍は1冊も参照していない。現状では必要なかったので。(仮に買ってもバージョンが少し古い。編集者がすでに主要な操作を知っている経験者。主要でない操作を紹介するつもりが無い。・・・などの理由で書籍は購入せず。) ※ 「 Wikiを見ずとも、YouTubeを見れば済むのでは? このwikiは不要では?」と思うかもしれないが、しかし実際にYouTubeを見ると、サーバーが不安定やメンテナンスで視聴できない時があったり(重要)、目的の情報をページ内検索できなかったり、・・・などなど、動画特有の欠点もある。 == 外部リンク == {{Wikipedia|Inkscape}} * [https://inkscape.org/ Inkscape. Draw Freely.] (公式ウェブサイト、大部分が英語表記) * [http://sourceforge.net/projects/inkscape-usb/ SourceForge.net: Inkscpae Portable] * [http://logo.dollsent.jp/ Inkscaper] * [http://web.archive.org/web/20080525002917/http://bbs8.fc2.com/php/e.php/Inkscape/ Inkscapeの使い方掲示板] ※ 終了。リンク先はアーカイブ [[Category:Inkscape|*]] {{NDC|007.63}}
2006-04-06T14:10:56Z
2023-09-14T18:04:08Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:-", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:NDC" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Inkscape
3,492
民事法
民事法の実体法、手続法、その他関連法についての教科書です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "民事法の実体法、手続法、その他関連法についての教科書です。", "title": "" } ]
民事法の実体法、手続法、その他関連法についての教科書です。
{{Pathnav|[[メインページ]]|[[社会科学]]|[[法学]]|frame=1}} {{Wikipedia}}{{Wiktionary}} [[w:民事法|民事法]]の[[w:実体法|実体法]]、[[w:手続法|手続法]]、その他関連法についての教科書です。 == 日本 == === 民事実体法 === *[[民法]]([[コンメンタール民法|コンメンタール]])([[判例]]) *[[商法]]([[コンメンタール商法|コンメンタール]]) **[[商法総則]] **[[商行為法]] **[[会社法]]([[コンメンタール会社法|コンメンタール]]) **[[保険法]]([[コンメンタール保険法|コンメンタール]]) **[[手形小切手法]]([[コンメンタール手形法]]、[[コンメンタール小切手法]]) **[[会計基準]] === 民事手続法 === *[[民事訴訟法]]([[コンメンタール民事訴訟法|コンメンタール]]) *[[民事執行法]]([[コンメンタール民事執行法|コンメンタール]]) *[[民事保全法]]([[コンメンタール民事保全法|コンメンタール]]) *[[人事訴訟法]]([[コンメンタール人事訴訟法|コンメンタール]]) *[[家事事件手続法]]([[コンメンタール家事事件手続法|コンメンタール]]) *:(廃止)家事審判法([[コンメンタール家事審判法|コンメンタール]]) *[[破産法]]([[コンメンタール破産法|コンメンタール]]) *[[民事再生法]]([[コンメンタール民事再生法|コンメンタール]]) *[[会社更生法]]([[コンメンタール会社更生法|コンメンタール]]) *[[非訟事件手続法]]([[コンメンタール非訟事件手続法|コンメンタール]]) *[[民事訴訟費用等に関する法律]]([[コンメンタール民事訴訟費用等に関する法律|コンメンタール]]) === 民事関連法 === *[[一般社団法人及び一般財団法人に関する法律]]([[コンメンタール一般社団法人及び一般財団法人に関する法律|コンメンタール]]) *[[公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律]]([[公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律|コンメンタール]]) *[[任意後見契約に関する法律]] *[[建物の区分所有等に関する法律]]([[コンメンタール建物の区分所有等に関する法律|コンメンタール]]) *[[マンションの管理の適正化の推進に関する法律]]([[コンメンタールマンションの管理の適正化の推進に関する法律‎|コンメンタール]]) *[[借地借家法]]([[コンメンタール借地借家法|コンメンタール]]) *[[宅地建物取引業法]]([[コンメンタール宅地建物取引業法|コンメンタール]]) *[[遺失物法]]([[コンメンタール遺失物法|コンメンタール]]) *[[仮登記担保契約に関する法律]] *[[割賦販売法]] *[[消費者契約法]]([[コンメンタール消費者契約法|コンメンタール]]) *[[特定商取引に関する法律]] *[[不動産登記法]]([[コンメンタール不動産登記法|コンメンタール]])([[先例]]) *[[商業登記法]]([[コンメンタール商業登記法|コンメンタール]]) *[[戸籍法]]([[コンメンタール戸籍法|コンメンタール]]) *[[供託法]] [[category:法学の書庫|みんしほう]] [[Category:民事法|*]]
null
2023-01-30T00:35:01Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wiktionary" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E6%B3%95
3,500
ジョーク集
大学の教科書 自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学 量子力学 - 化学; 無機化学 有機化学 - 生物学; 植物学 研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学 語学: 日本語 英語 エスペラント 朝鮮語 デンマーク語 ドイツ語 フランス語 ラテン語 ルーマニア語 人文科学: 歴史学; 日本史 中国史 世界史 歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽 美術 - 文学; 古典文学 漢詩 社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育 教育史 情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書 小学: 国語 社会 算数 理科 英語 中学: 国語 社会 数学 理科 英語 高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理 化学 地学 生物 - 外国語 - 情報 解説書・実用書・参考書 趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム 試験: 資格試験 - 入学試験 その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集 ジョーク集は文字通りジョークを集めたものです。念のため述べておきますが、この文章はジョークではありません。 ジョークは場の緊張をほぐし、会話などをスムーズにするという効果があります。しかし、ジョークの中にはある特定の習慣、風俗、宗教、民族、その他文化などを揶揄したり、ジェンダー的な偏見によるものなどもあります。 そのため、ジョークを使うときにはTPOはもちろん、その内容が差別的なものにならないようにくれぐれも気を付けてください。 面白さの説明を求める場合があります。場合によっては、出典を求めます。なお、著作権の取り扱いについては気をつけてください。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "大学の教科書 自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学 量子力学 - 化学; 無機化学 有機化学 - 生物学; 植物学 研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学 語学: 日本語 英語 エスペラント 朝鮮語 デンマーク語 ドイツ語 フランス語 ラテン語 ルーマニア語 人文科学: 歴史学; 日本史 中国史 世界史 歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽 美術 - 文学; 古典文学 漢詩 社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育 教育史 情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書 小学: 国語 社会 算数 理科 英語 中学: 国語 社会 数学 理科 英語 高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理 化学 地学 生物 - 外国語 - 情報 解説書・実用書・参考書 趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム 試験: 資格試験 - 入学試験 その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ジョーク集は文字通りジョークを集めたものです。念のため述べておきますが、この文章はジョークではありません。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ジョークは場の緊張をほぐし、会話などをスムーズにするという効果があります。しかし、ジョークの中にはある特定の習慣、風俗、宗教、民族、その他文化などを揶揄したり、ジェンダー的な偏見によるものなどもあります。", "title": "注意点" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "そのため、ジョークを使うときにはTPOはもちろん、その内容が差別的なものにならないようにくれぐれも気を付けてください。", "title": "注意点" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "面白さの説明を求める場合があります。場合によっては、出典を求めます。なお、著作権の取り扱いについては気をつけてください。", "title": "注意点" } ]
ジョーク集は文字通りジョークを集めたものです。念のため述べておきますが、この文章はジョークではありません。
{{Pathnav|メインページ|その他の本|frame=1}} {{蔵書一覧}} {{PAGENAME}}は文字通り[[w:ジョーク|ジョーク]]を集めたものです。念のため述べておきますが、この文章はジョークではありません。 == 一覧 == *[[/電球ジョーク|電球ジョーク]] *[[/共産圏ジョーク|共産圏ジョーク]] *[[ジョーク集/第二次世界大戦ジョーク|第二次世界大戦ジョーク]] *[[ジョーク集/エスニックジョーク|エスニックジョーク]] *[[/その他のジョーク|その他のジョーク]] *[[/DHMOの危険性|DHMOの危険性]] == 注意点 == ジョークは場の緊張をほぐし、会話などをスムーズにするという効果があります。しかし、ジョークの中にはある特定の習慣、風俗、宗教、民族、その他文化などを揶揄したり、ジェンダー的な偏見によるものなどもあります。 そのため、ジョークを使うときにはTPOはもちろん、その内容が差別的なものにならないようにくれぐれも気を付けてください。 面白さの説明を求める場合があります。場合によっては、出典を求めます。なお、著作権の取り扱いについては気をつけてください。 :例 :*エスニックジョークの場合、各民族におけるステレオタイプな偏見を誇張したものですが、「○○人は、××において、〜〜だという偏見がある」などです。 {{DEFAULTSORT:しよおくしゆう}} [[Category:ジョーク|*]] [[Category:趣味]] {{NDC|031.3}}
2006-04-12T10:38:59Z
2024-03-14T05:38:16Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:蔵書一覧", "テンプレート:NDC" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%AF%E9%9B%86
3,505
第1編 総則 (コンメンタール民法)
このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください (第38条から第84条までは削除)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(第38条から第84条までは削除)", "title": "第3章 法人 (第33条 - 第37条)" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "第3章 法人 (第33条 - 第37条)" } ]
このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください 法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第1編 総則 法学>コンメンタール>コンメンタール民法>第1編 総則
''このページは、最新の法改正を反映していない可能性がありますのでご注意ください'' *[[法学]]>[[民事法]]>[[民法]]>[[コンメンタール民法]]>[[第1編 総則 (コンメンタール民法)|第1編 総則]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民法]]>[[第1編 総則 (コンメンタール民法)|第1編 総則]] ==<span id="1">第1章 通則 (第1条・第2条)</b>== *[[民法第1条|第1条]](基本原則) *[[民法第2条|第2条]](解釈の基準) ==<span id="2">第2章</span> 人 (第3条~第32条の2)== ===<span id="2-1">第1節 [[w:権利能力|権利能力]]</span>=== *[[民法第3条|第3条]] ===<span id="2-2">第2節 [[w:意思能力|意思能力]]</span>=== *[[民法第3条の2|第3条の2]] ===<span id="2-3">第3節 [[行為能力]] (第4条 - 第21条)</span>=== *[[民法第4条|第4条]]([[成年]]) *[[民法第5条|第5条]]([[未成年者]]の[[法律行為]]) *[[民法第6条|第6条]](未成年者の営業の許可) *[[民法第7条|第7条]]([[後見]]開始の[[審判]]) *[[民法第8条|第8条]]([[成年被後見人]]及び[[成年後見人]]) *[[民法第9条|第9条]]([[成年被後見人]]の法律行為) *[[民法第10条|第10条]](後見開始の審判の取消し) *[[民法第11条|第11条]]([[保佐]]開始の審判) *[[民法第12条|第12条]]([[被保佐人]]及び保佐人) *[[民法第13条|第13条]](保佐人の同意を要する行為等) *[[民法第14条|第14条]](保佐開始の審判等の取消し) *[[民法第15条|第15条]]([[補助]]開始の審判) *[[民法第16条|第16条]](被補助人及び補助人) *[[民法第17条|第17条]](補助人の同意を要する旨の審判等) *[[民法第18条|第18条]](補助開始の審判等の取消し) *[[民法第19条|第19条]](審判相互の関係) *[[民法第20条|第20条]]([[制限行為能力者]]の相手方の催告権) *[[民法第21条|第21条]](制限行為能力者の詐術) ===<span id="2-3">第4節 住所(第22条~第24条)</span>=== *[[民法第22条|第22条]]([[w:住所#民法上の住所|住所]]) *[[民法第23条|第23条]]([[w:居所|居所]]) *[[民法第24条|第24条]]([[w:仮住所|仮住所]]) ===<span id="2-5">第5節 不在者の財産の管理及び失踪の宣告(第25条~第32条)</span>=== *[[民法第25条|第25条]]([[w:不在者|不在者]]の[[w:財産|財産]]の管理) *[[民法第26条|第26条]](管理人の改任) *[[民法第27条|第27条]](管理人の職務) *[[民法第28条|第28条]](管理人の権限) *[[民法第29条|第29条]](管理人の担保提供及び報酬) *[[民法第30条|第30条]]([[w:失踪宣告|失踪の宣告]]) *[[民法第31条|第31条]](失踪の宣告の効力) *[[民法第32条|第32条]](失踪の宣告の取消し) ===<span id="2-6">第6節 同時死亡の推定(第32条の2)</span>=== *[[民法第32条の2|第32条の2]] ==<span id="3">第3章</span> 法人 (第33条 - 第37条) == *[[民法第33条|第33条]]([[w:法人|法人]]の成立等) *[[民法第34条|第34条]](法人の能力) *[[民法第35条|第35条]](外国法人) *[[民法第36条|第36条]](登記) *[[民法第37条|第37条]](外国法人の登記) ([[コンメンタール民法インデックス(全条)#第1条~第100条|第38条から第84条]]までは削除) <!-- 旧規定 === 第1節 法人の設立 (第33条 - 第51条) === *[[民法第33条|第33条]]([[w:法人|法人]]の成立) *[[民法第34条|第34条]]([[w:公益法人|公益法人]]の設立) *[[民法第35条|第35条]](名称の使用制限) *[[民法第36条|第36条]]([[w:外国法人|外国法人]]) *[[民法第37条|第37条]]([[w:定款|定款]]) *[[民法第38条|第38条]](定款の変更) *[[民法第39条|第39条]]([[w:寄附行為|寄附行為]]) *[[民法第40条|第40条]]([[w:裁判所|裁判所]]による名称等の定め) *[[民法第41条|第41条]]([[w:贈与|贈与]]又は[[w:遺贈|遺贈]]に関する規定の準用) *[[民法第42条|第42条]](寄附財産の帰属時期) *[[民法第43条|第43条]](法人の能力) *[[民法第44条|第44条]](法人の不法行為能力等) *[[民法第45条|第45条]](法人の設立の登記等) *[[民法第46条|第46条]](設立の登記の登記事項及び変更の登記等) *[[民法第47条|第47条]](登記の期間の計算) *[[民法第48条|第48条]](事務所の移転の登記) *[[民法第49条|第49条]](外国法人の登記) *[[民法第50条|第50条]](法人の住所) *[[民法第51条|第51条]](財産目録及び社員名簿) === 第2節 法人の管理(第52条 - 第67条) === *[[民法第52条|第52条]]([[w:理事|理事]]) *[[民法第53条|第53条]](法人の代表) *[[民法第54条|第54条]](理事の代理権の制限) *[[民法第55条|第55条]](理事の代理行為の委任) *[[民法第56条|第56条]](仮理事) *[[民法第57条|第57条]]([[w:利益相反行為|利益相反行為]]) *[[民法第58条|第58条]](監事) *[[民法第59条|第59条]](監事の職務) *[[民法第60条|第60条]](通常総会) *[[民法第61条|第61条]](臨時総会) *[[民法第62条|第62条]](総会の招集) *[[民法第63条|第63条]](社団法人の事務の執行) *[[民法第64条|第64条]](総会の決議事項) *[[民法第65条|第65条]](社員の表決権) *[[民法第66条|第66条]](表決権のない場合) *[[民法第67条|第67条]](法人の業務の監督) === 第3節 法人の解散(第68条 - 第83条) === *[[民法第68条|第68条]](法人の[[w:解散|解散]]事由) *[[民法第69条|第69条]](法人の解散の決議) *[[民法第70条|第70条]](法人についての[[w:破産手続開始決定|破産手続の開始]]) *[[民法第71条|第71条]](法人の設立の許可の取消し) *[[民法第72条|第72条]](残余財産の帰属) *[[民法第73条|第73条]](清算法人) *[[民法第74条|第74条]](清算人) *[[民法第75条|第75条]](裁判所による清算人の選任) *[[民法第76条|第76条]](清算人の解任) *[[民法第77条|第77条]](清算人及び解散の登記及び届出) *[[民法第78条|第78条]](清算人の職務及び権限) *[[民法第79条|第79条]](債権の申出の催告等) *[[民法第80条|第80条]](期間経過後の債権の申出) *[[民法第81条|第81条]](清算法人についての破産手続の開始) *[[民法第82条|第82条]](裁判所による監督) *[[民法第83条|第83条]](清算結了の届出) === 第4節 補則(第84条・第84条の2) === *[[民法第84条|第84条]](主務官庁の権限の委任) *[[民法第84条の2|第84条の2]](都道府県の執行機関による主務官庁の事務の処理) === 第5節 罰則(第84条の3) === *[[民法第84条の3|第84条の3]] --> ==<span id="4">第4章 [[w:物 (法律)|物]] (第85条 - 第89条)</b>== *[[民法第85条|第85条]](定義) *[[民法第86条|第86条]]([[:w:不動産|不動産]]及び[[:w:動産|動産]]) *[[民法第87条|第87条]](主物及び[[w:物 (法律)|従物]]) *[[民法第88条|第88条]]([[:w:天然果実|天然果実]]及び[[:w:法定果実|法定果実]]) *[[民法第89条|第89条]](果実の帰属) ==<span id="5">第5章 [[w:法律行為|法律行為]] (第90条 - 第137条)</span>== ===<span id="5-1">第1節 総則(第90条 - 第92条)</span>=== *[[民法第90条|第90条]]([[w:公序良俗|公序良俗]]) *[[民法第91条|第91条]](任意規定と異なる意思表示) *[[民法第92条|第92条]](任意規定と異なる[[w:慣習|慣習]]) ===<span id="5-2">第2節 [[w:意思表示|意思表示]](第93条 - 第98条の2)</span>=== *[[民法第93条|第93条]]([[w:心裡留保|心裡留保]]) *[[民法第94条|第94条]]([[w:虚偽表示|虚偽表示]]) *[[民法第95条|第95条]]([[w:錯誤|錯誤]]) *[[民法第96条|第96条]]([[w:詐欺|詐欺]]又は[[w:強迫|強迫]]) *[[民法第97条|第97条]](隔地者に対する[[w:意思表示|意思表示]]) *[[民法第98条|第98条]]([[w:公示|公示]]による[[w:意思表示|意思表示]]) *[[民法第98条の2|第98条の2]]([[w:意思表示|意思表示]]の受領能力) ===<span id="5-3">第3節 [[w:代理|代理]](第99条 - 第118条)</span>=== *[[民法第99条|第99条]]([[w:代理|代理]]行為の要件及び効果) *[[民法第100条|第100条]](本人のためにすることを示さない意思表示) *[[民法第101条|第101条]](代理行為の瑕疵) *[[民法第102条|第102条]](代理人の行為能力) *[[民法第103条|第103条]](権限の定めのない代理人の権限) *[[民法第104条|第104条]](任意代理人による復代理人の選任) *[[民法第105条|第105条]]([[w:法定代理人|法定代理人]]による復代理人の選任) *[[民法第106条|第106条]](復代理人の権限等) *[[民法第107条|第107条]](代理権の濫用) *[[民法第108条|第108条]](自己契約及び[[w:双方代理|双方代理]]等) *[[民法第109条|第109条]](代理権授与の表示による[[w:表見代理|表見代理]]等) *[[民法第110条|第110条]](権限外の行為の表見代理) *[[民法第111条|第111条]](代理権の消滅事由) *[[民法第112条|第112条]](代理権消滅後の表見代理等) *[[民法第113条|第113条]]([[w:無権代理|無権代理]]) *[[民法第114条|第114条]](無権代理の相手方の催告権) *[[民法第115条|第115条]](無権代理の相手方の取消権) *[[民法第116条|第116条]](無権代理行為の追認) *[[民法第117条|第117条]](無権代理人の責任) *[[民法第118条|第118条]]([[w:単独行為|単独行為]]の無権代理) ===<span id="5-4">第4節 [[無効]]及び[[取消|取消し]](第119条 - 第126条)</span>=== *[[民法第119条|第119条]]([[無効]]な行為の追認) *[[民法第120条|第120条]](取消権者) *[[民法第121条|第121条]]([[取消|取消し]]の効果) *[[民法第121条の2|第121条の2]](原状回復の義務) *[[民法第122条|第122条]](取り消すことができる行為の追認) *[[民法第123条|第123条]](取消し及び[[追認]]の方法) *[[民法第124条|第124条]](追認の要件) *[[民法第125条|第125条]](法定追認) *[[民法第126条|第126条]](取消権の期間の制限) ===<span id="5-5">第5節 [[w:条件|条件]]及び[[w:期限|期限]](第127条 - 第137条)</span>=== *[[民法第127条|第127条]]([[w:条件|条件]]が成就した場合の効果) *[[民法第128条|第128条]](条件の成否未定の間における相手方の利益の侵害の禁止) *[[民法第129条|第129条]](条件の成否未定の間における権利の処分等) *[[民法第130条|第130条]](条件の成就の妨害) *[[民法第131条|第131条]](既成条件) *[[民法第132条|第132条]](不法条件) *[[民法第133条|第133条]](不能条件) *[[民法第134条|第134条]](随意条件) *[[民法第135条|第135条]]([[w:期限|期限]]の到来の効果) *[[民法第136条|第136条]](期限の利益及びその放棄) *[[民法第137条|第137条]](期限の利益の喪失) ==<span id="6">第6章 期間の計算(第138条 - 第143条)</span>== *[[民法第138条|第138条]]([[w:期間|期間]]の計算の通則) *[[民法第139条|第139条]](期間の起算) *[[民法第140条|第140条]](同上) *[[民法第141条|第141条]](期間の満了) *[[民法第142条|第142条]](同上) *[[民法第143条|第143条]](暦による期間の計算) ==<span id="7">第7章 時効 (第144条~第169条) </span>== ===<span id="7-1">第1節 総則(第144条~第161条) </span>=== *[[民法第144条|第144条]]([[w:時効|時効]]の効力) *[[民法第145条|第145条]](時効の援用) *[[民法第146条|第146条]](時効の利益の放棄) *[[民法第147条|第147条]](裁判上の請求等による時効の完成猶予及び更新) *[[民法第148条|第148条]](強制執行等による時効の完成猶予及び更新) *[[民法第149条|第149条]](仮差押え等による時効の完成猶予) *[[民法第150条|第150条]](催告による時効の完成猶予) *[[民法第151条|第151条]](協議を行う旨の合意による時効の完成猶予) *[[民法第152条|第152条]](承認による時効の更新) *[[民法第153条|第153条]](時効の完成猶予又は更新の効力が及ぶ者の範囲) *[[民法第154条|第154条]] *[[民法第155条|第155条]]<削除> *[[民法第156条|第156条]]<削除> *[[民法第157条|第157条]]<削除> *[[民法第158条|第158条]]([[w:未成年者|未成年者]]又は[[w:成年被後見人|成年被後見人]]と時効の完成猶予) *[[民法第159条|第159条]](夫婦間の権利の時効の完成猶予) *[[民法第160条|第160条]]([[w:相続|相続]]財産に関する時効の完成猶予) *[[民法第161条|第161条]](天災等による時効の完成猶予) ===<span id="7-2">第2節 取得時効(第162条~第165条) </span>=== *[[民法第162条|第162条]]([[w:所有権|所有権]]の[[w:取得時効|取得時効]]) *[[民法第163条|第163条]](所有権以外の[[w:財産権|財産権]]の取得時効) *[[民法第164条|第164条]]([[w:占有|占有]]の中止等による取得時効の中断) *[[民法第165条|第165条]](同上) ===<span id="7-3">第3節 消滅時効(第166条~第169条) </span>=== *[[民法第166条|第166条]](債権等の消滅時効) *[[民法第167条|第167条]](人の生命又は身体の侵害による損害賠償請求権の消滅時効) *[[民法第168条|第168条]]([[w:定期金|定期金]]債権の消滅時効) *[[民法第169条|第169条]](判決で確定した権利の消滅時効) *[[民法第170条|第170条]]<削除> *[[民法第171条|第171条]]<削除> *[[民法第172条|第172条]]<削除> *[[民法第173条|第173条]]<削除> *[[民法第174条|第174条]]<削除> *[[民法第174条の2|第174条の2]]<削除> [[Category:民法|*1 そうそく こんめんたある]]
2006-04-21T15:40:12Z
2024-02-10T06:31:03Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC1%E7%B7%A8_%E7%B7%8F%E5%89%87_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B0%91%E6%B3%95)
3,510
第3編 債権 (コンメンタール民法)
法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]
法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法)
[[法学]]>[[民事法]]>[[民法]]>[[コンメンタール民法]]>[[第3編 債権 (コンメンタール民法)]] ==<b id="1">第1章 総則 (第399条~第520条)</b>== ===<b id="1-1">第1節 債権の目的 (第399条~第411条)</b>=== *[[民法第399条|第399条]]([[w:債権|債権]]の目的) *[[民法第400条|第400条]](特定物の引渡しの場合の[[w:注意義務|注意義務]]) *[[民法第401条|第401条]]([[w:種類債権|種類債権]]) *[[民法第402条|第402条]]([[w:金銭債権|金銭債権]]) *[[民法第403条|第403条]](同上) *[[民法第404条|第404条]]([[w:利息|法定利率]]) *[[民法第405条|第405条]]([[w:利息|利息]]の元本への組入れ) *[[民法第406条|第406条]]([[w:選択債権|選択債権]]における選択権の帰属) *[[民法第407条|第407条]](選択権の行使) *[[民法第408条|第408条]](選択権の移転) *[[民法第409条|第409条]]([[w:第三者|第三者]]の選択権) *[[民法第410条|第410条]](不能による選択債権の特定) *[[民法第411条|第411条]](選択の効力) ===<b id="1-2">第2節 債権の効力(第412条~第426条)</b>=== ====<b id="1-2-1">第1款 [[w:債務不履行|債務不履行]]の責任等(第412条~第422条の2)</b>==== *[[民法第412条|第412条]](履行期と[[w:履行遅滞|履行遅滞]]) *[[民法第412条の2|第412条の2]]([[w:履行不能|履行不能]]) *[[民法第413条|第413条]]([[w:受領遅滞|受領遅滞]]) *[[民法第413条の2|第413条の2]](履行遅滞中又は受領遅滞中の履行不能と帰責事由) *[[民法第414条|第414条]](履行の強制) *[[民法第415条|第415条]](債務不履行による[[w:損害賠償|損害賠償]]) *[[民法第416条|第416条]](損害賠償の範囲) *[[民法第417条|第417条]](損害賠償の方法) *[[民法第417条の2|第417条の2]](中間利息の控除) *[[民法第418条|第418条]](過失相殺) *[[民法第419条|第419条]](金銭債務の特則) *[[民法第420条|第420条]]([[w:違約金|賠償額の予定]]) *[[民法第421条|第421条]](同上) *[[民法第422条|第422条]](損害賠償による[[w:代位|代位]]) *[[民法第422条の2|第422条の2]](代償請求権) ====<b id="1-2-2">第2款 [[w:債権者代位権|債権者代位権]](第423条~民法第423条の7)</b>==== *[[民法第423条|第423条]](債権者代位権の要件) *[[民法第423条の2|第423条の2]](代位行使の範囲) *[[民法第423条の3|第423条の3]](債権者への支払又は引渡し) *[[民法第423条の4|第423条の4]](相手方の抗弁) *[[民法第423条の5|第423条の5]](債務者の取立てその他の処分の権限等) *[[民法第423条の6|第423条の6]](被代位権利の行使に係る訴えを提起した場合の訴訟告知) *[[民法第423条の7|第423条の7]](登記又は登録の請求権を保全するための債権者代位権) ====<b id="1-2-3">第3款 [[w:詐害行為取消権|詐害行為取消権]]</b>==== =====第1目 詐害行為取消権の要件(第424条~民法第424条の5)===== *[[民法第424条|第424条]](詐害行為取消請求) *[[民法第424条の2|第424条の2]](相当の対価を得てした財産の処分行為の特則) *[[民法第424条の3|第424条の3]](特定の債権者に対する担保の供与等の特則) *[[民法第424条の4|第424条の4]](過大な代物弁済等の特則) *[[民法第424条の5|第424条の5]](転得者に対する詐害行為取消請求) =====第2目 詐害行為取消権の行使の方法等(第424条の6~第424条の9)===== *[[民法第424条の6|第424条の6]](財産の返還又は価額の償還の請求) *[[民法第424条の7|第424条の7]](被告及び訴訟告知) *[[民法第424条の8|第424条の8]](詐害行為の取消しの範囲) *[[民法第424条の9|第424条の9]](債権者への支払又は引渡し) =====第3目 詐害行為取消権の行使の効果(第425条~第425条の4)===== *[[民法第425条|第425条]](認容判決の効力が及ぶ者の範囲) *[[民法第425条の2|第425条の2]](債務者の受けた反対給付に関する受益者の権利) *[[民法第425条の3|第425条の3]](受益者の債権の回復) *[[民法第425条の4|第425条の4]](詐害行為取消請求を受けた転得者の権利) =====第4目 詐害行為取消権の期間の制限(第426条)===== *[[民法第426条|第426条]](詐害行為取消権の期間の制限) ===<b id="1-3">第3節 多数当事者の債権及び債務(第427条~第465条の10)</b>=== ====第1款 総則(第427条)==== *[[民法第427条|第427条]](分割債権及び分割債務) ====第2款 不可分債権及び不可分債務(第428条~第431条)==== *[[民法第428条|第428条]]([[w:不可分債権|不可分債権]]) *[[民法第429条|第429条]](不可分債権者の一人との間の更改又は免除) *[[民法第430条|第430条]]([[w:不可分債務|不可分債務]]) *[[民法第431条|第431条]](可分債権又は可分債務への変更) ====第3款 [[w:連帯債権|連帯債権]](第432条~第435条の2)==== *[[民法第432条|第432条]](連帯債権者による履行の請求等) *[[民法第433条|第433条]](連帯債権者の一人との間の更改又は免除) *[[民法第434条|第434条]](連帯債権者の一人との間の相殺) *[[民法第435条|第435条]](連帯債権者の一人との間の混同) *[[民法第435条の2|第435条の2]](相対的効力の原則) ====第4款 [[w:連帯債務|連帯債務]](第436条~第445条)==== *[[民法第436条|第436条]](連帯債務者に対する履行の請求) *[[民法第437条|第437条]](連帯債務者の一人についての法律行為の無効等) *[[民法第438条|第438条]](連帯債務者の一人との間の更改) *[[民法第439条|第439条]](連帯債務者の一人による相殺等) *[[民法第440条|第440条]](連帯債務者の一人との間の混同) *[[民法第441条|第441条]](相対的効力の原則) *[[民法第442条|第442条]](連帯債務者間の[[w:求償権|求償権]]) *[[民法第443条|第443条]](通知を怠った連帯債務者の求償の制限) *[[民法第444条|第444条]](償還をする資力のない者の負担部分の分担) *[[民法第445条|第445条]](連帯債務者の一人との間の免除等と求償権) ====<b id="1-3-5">第5款 [[w:保証債務|保証債務]]</b>==== =====第1目 総則(第446条~第465条)===== *[[民法第446条|第446条]]([[w:保証人|保証人]]の責任等) *[[民法第447条|第447条]](保証債務の範囲) *[[民法第448条|第448条]](保証人の負担と主たる債務の目的又は態様) *[[民法第449条|第449条]](取り消すことができる債務の保証) *[[民法第450条|第450条]](保証人の要件) *[[民法第451条|第451条]](他の担保の供与) *[[民法第452条|第452条]]([[w:催告の抗弁権|催告の抗弁]]) *[[民法第453条|第453条]]([[w:検索の抗弁権|検索の抗弁]]) *[[民法第454条|第454条]]([[w:連帯保証|連帯保証]]の場合の特則) *[[民法第455条|第455条]](催告の抗弁及び検索の抗弁の効果) *[[民法第456条|第456条]](数人の保証人がある場合) *[[民法第457条|第457条]](主たる債務者について生じた事由の効力) *[[民法第458条|第458条]](連帯保証人について生じた事由の効力) *[[民法第458条の2|第458条の2]](主たる債務の履行状況に関する情報の提供義務) *[[民法第458条の3|第458条の3]](主たる債務者が期限の利益を喪失した場合における情報の提供義務) *[[民法第459条|第459条]](委託を受けた保証人の求償権) *[[民法第459条の2|第459条の2]](委託を受けた保証人が弁済期前に弁済等をした場合の求償権) *[[民法第460条|第460条]](委託を受けた保証人の事前の求償権) *[[民法第461条|第461条]](主たる債務者が保証人に対して償還をする場合) *[[民法第462条|第462条]](委託を受けない保証人の求償権) *[[民法第463条|第463条]](通知を怠った保証人の求償の制限等) *[[民法第464条|第464条]](連帯債務又は不可分債務の保証人の求償権) *[[民法第465条|第465条]](共同保証人間の求償権) =====第2目 個人[[w:根保証契約|根保証契約]](第465条の2~第465条の5)===== *[[民法第465条の2|第465条の2]](個人根保証契約の保証人の責任等) *[[民法第465条の3|第465条の3]](個人貸金等根保証契約の元本確定期日) *[[民法第465条の4|第465条の4]](個人根保証契約の元本の確定事由) *[[民法第465条の5|第465条の5]](保証人が法人である根保証契約の求償権) =====第3目 事業に係る債務についての保証契約の特則(第465条の6~第465条の10)===== *[[民法第465条の6|第465条の6]](公正証書の作成と保証の効力) *[[民法第465条の7|第465条の7]](保証に係る公正証書の方式の特則) *[[民法第465条の8|第465条の8]](公正証書の作成と求償権についての保証の効力) *[[民法第465条の9|第465条の9]](公正証書の作成と保証の効力に関する規定の適用除外) *[[民法第465条の10|第465条の10]](契約締結時の情報の提供義務) ===<b id="1-4">第4節 債権の譲渡(第466条~第469条)</b>=== *[[民法第466条|第466条]]([[w:債権譲渡|債権の譲渡性]]) *[[民法第466条の2|第466条の2]](譲渡制限の意思表示がされた債権に係る債務者の供託) *[[民法第466条の3|第466条の3]] *[[民法第466条の4|第466条の4]](譲渡制限の意思表示がされた債権の差押え) *[[民法第466条の5|第466条の5]](預金債権又は貯金債権に係る譲渡制限の意思表示の効力) *[[民法第466条の6|第466条の6]](将来債権の譲渡性) *[[民法第467条|第467条]](債権の譲渡の[[w:対抗要件|対抗要件]]) *[[民法第468条|第468条]](債権の譲渡における債務者の抗弁) *[[民法第469条|第469条]](債権の譲渡における相殺権) ===<b id="1-5">第5節 債務の引受け(第470条~第472条の4)</b>=== ====<b id="1-5-1">第1款 併存的債務引受(第470条~第471条)</b>==== *[[民法第470条|第470条]](併存的債務引受の要件及び効果) *[[民法第471条|第471条]](併存的債務引受における引受人の抗弁等) ====<b id="1-5-2">第2款 免責的債務引受(第472条~第472条の4)</b>==== *[[民法第472条|第472条]](免責的債務引受の要件及び効果) *[[民法第472条の2|第472条の2]](免責的債務引受における引受人の抗弁等) *[[民法第472条の3|第472条の3]](免責的債務引受における引受人の求償権) *[[民法第472条の4|第472条の4]](免責的債務引受による担保の移転) ===<b id="1-6">第6節 債権の消滅(第473条~第520条)</b>=== ====<b id="1-6-1">第1款 [[w:弁済|弁済]]</b>==== =====第1目 総則(第473条~第493条)===== *[[民法第473条|第473条]](弁済) *[[民法第474条|第474条]](第三者の弁済) *[[民法第475条|第475条]](弁済として引き渡した物の取戻し) *[[民法第476条|第476条]](弁済として引き渡した物の消費又は譲渡がされた場合の弁済の効力等) *[[民法第477条|第477条]](預金又は貯金の口座に対する払込みによる弁済) *[[民法第478条|第478条]](受領権者としての外観を有する者に対する弁済) *[[民法第479条|第479条]](受領権者以外の者に対する弁済) *[[民法第480条|第480条]] 削除 *[[民法第481条|第481条]](差押えを受けた債権の第三債務者の弁済) *[[民法第482条|第482条]](代物弁済) *[[民法第483条|第483条]]([[w:特定物|特定物]]の現状による引渡し) *[[民法第484条|第484条]](弁済の場所及び時間) *[[民法第485条|第485条]](弁済の費用) *[[民法第486条|第486条]](受取証書の交付請求) *[[民法第487条|第487条]](債権証書の返還請求) *[[民法第488条|第488条]](同種の給付を目的とする数個の債務がある場合の充当) *[[民法第489条|第489条]](元本、利息及び費用を支払うべき場合の充当) *[[民法第490条|第490条]](合意による弁済の充当) *[[民法第491条|第491条]](数個の給付をすべき場合の充当) *[[民法第492条|第492条]](弁済の提供の効果) *[[民法第493条|第493条]](弁済の提供の方法) =====<b id="1-6-1-2">第2目 弁済の目的物の供託(第494条~第498条)</b>===== *[[民法第494条|第494条]]([[w:供託|供託]]) *[[民法第495条|第495条]](供託の方法) *[[民法第496条|第496条]](供託物の取戻し) *[[民法第497条|第497条]](供託に適しない物等) *[[民法第498条|第498条]](供託物の還付請求等) =====<b id="1-6-1-3">第3目 弁済による[[w:代位|代位]](第499条~第504条)</b>===== *[[民法第499条|第499条]](弁済による代位の要件) *[[民法第500条|第500条]] *[[民法第501条|第501条]](弁済による代位の効果) *[[民法第502条|第502条]](一部弁済による代位) *[[民法第503条|第503条]](債権者による債権証書の交付等) *[[民法第504条|第504条]](債権者による担保の喪失等) ====<b id="1-6-2">第2款 相殺(第505条~第512条)</b>==== *[[民法第505条|第505条]]([[w:相殺|相殺]]の要件等) *[[民法第506条|第506条]](相殺の方法及び効力) *[[民法第507条|第507条]](履行地の異なる債務の相殺) *[[民法第508条|第508条]](時効により消滅した債権を自働債権とする相殺) *[[民法第509条|第509条]](不法行為により生じた債権を受働債権とする相殺の禁止) *[[民法第510条|第510条]](差押禁止債権を受働債権とする相殺の禁止) *[[民法第511条|第511条]](差押えを受けた債権を受働債権とする相殺の禁止) *[[民法第512条|第512条]](相殺の充当) *[[民法第512条の2|第512条の2]] ====<b id="1-6-3">第3款 更改(第513条~第518条)</b>==== *[[民法第513条|第513条]]([[w:更改|更改]]) *[[民法第514条|第514条]](債務者の交替による更改) *[[民法第515条|第515条]]([[w:債権者の交替による更改|債権者の交替による更改]]) *[[民法第516条|第516条]] 削除 *[[民法第517条|第517条]] 削除 *[[民法第518条|第518条]](更改後の債務への担保の移転) ====<b id="1-6-4">第4款 [[w:免除|免除]](第519条)</b>==== *[[民法第519条|第519条]] ====<b id="1-6-5">第5款 [[w:混同|混同]](第520条)</b>==== *[[民法第520条|第520条]] ===<b id="1-7">第7節 有価証券(第520条の2~第520条の20)</b>=== ====第1款 指図証券(第520条の2~第520条の12)==== *[[民法第520条の2|第520条の2]](指図証券の譲渡) *[[民法第520条の3|第520条の3]](指図証券の裏書の方式) *[[民法第520条の4|第520条の4]](指図証券の所持人の権利の推定) *[[民法第520条の5|第520条の5]](指図証券の善意取得) *[[民法第520条の6|第520条の6]](指図証券の譲渡における債務者の抗弁の制限) *[[民法第520条の7|第520条の7]](指図証券の質入れ) *[[民法第520条の8|第520条の8]](指図証券の弁済の場所) *[[民法第520条の9|第520条の9]](指図証券の提示と履行遅滞) *[[民法第520条の10|第520条の10]](指図証券の債務者の調査の権利等) *[[民法第520条の11|第520条の11]](指図証券の喪失) *[[民法第520条の12|第520条の12]](指図証券喪失の場合の権利行使方法) ====第2款 記名式所持人払証券(第520条の13~第520条の18)==== *[[民法第520条の13|第520条の13]](記名式所持人払証券の譲渡) *[[民法第520条の14|第520条の14]](記名式所持人払証券の所持人の権利の推定) *[[民法第520条の15|第520条の15]](記名式所持人払証券の善意取得) *[[民法第520条の16|第520条の16]](記名式所持人払証券の譲渡における債務者の抗弁の制限) *[[民法第520条の17|第520条の17]](記名式所持人払証券の質入れ) *[[民法第520条の18|第520条の18]](指図証券の規定の準用) ====第3款 その他の記名証券(第520条の19)==== *[[民法第520条の19|第520条の19]] ====第4款 無記名証券(第520条の20)==== *[[民法第520条の20|第520条の20]] ==<b id="2">第2章 契約(第521条~第696条)</b></span>== ===<b id="2-1">第1節 総則(第521条~第548条の4)</b></span>=== ====<b id="2-1-1">第1款 [[w:契約|契約]]の成立 (第521条~第532条)</b></span>==== *[[民法第521条|第521条]](契約の締結及び内容の自由) *[[民法第522条|第522条]](契約の成立と方式) *[[民法第523条|第523条]](承諾の期間の定めのある申込み) *[[民法第524条|第524条]](遅延した承諾の効力) *[[民法第525条|第525条]](承諾の期間の定めのない申込み) *[[民法第526条|第526条]](申込者の死亡等) *[[民法第527条|第527条]](承諾の通知を必要としない場合における契約の成立時期) *[[民法第528条|第528条]](申込みに変更を加えた承諾) *[[民法第529条|第529条]]([[w:懸賞広告|懸賞広告]]) *[[民法第529条の2|第529条の2]](指定した行為をする期間の定めのある懸賞広告) *[[民法第529条の3|第529条の3]](指定した行為をする期間の定めのない懸賞広告) *[[民法第530条|第530条]](懸賞広告の撤回) *[[民法第531条|第531条]](懸賞広告の報酬を受ける権利) *[[民法第532条|第532条]](優等懸賞広告) ====<b id="2-1-2">第2款 契約の効力(第533条~第539条)</b></span>==== *[[民法第533条|第533条]]([[同時履行の抗弁]]) *[[民法第534条|第534条]] 削除 *[[民法第535条|第535条]] 削除 *[[民法第536条|第536条]](債務者の[[危険負担]]等) *[[民法第537条|第537条]](第三者のためにする契約) *[[民法第538条|第538条]](第三者の権利の確定) *[[民法第539条|第539条]](債務者の抗弁) ====<b id="2-1-3">第3款 契約上の地位の移転(第539条の2)</b></span>==== *[[民法第539条の2|第539条の2]](契約上の地位の移転) ====<b id="2-1-4">第4款 契約の解除(第540条~第548条)</b></span>==== *[[民法第540条|第540条]]([[解除]]権の行使) *[[民法第541条|第541条]](催告による解除) *[[民法第542条|第542条]](催告によらない解除) *[[民法第543条|第543条]](債権者の責めに帰すべき事由による場合) *[[民法第544条|第544条]](解除権の不可分性) *[[民法第545条|第545条]](解除の効果) *[[民法第546条|第546条]](契約の解除と同時履行) *[[民法第547条|第547条]]([[催告]]による解除権の消滅) *[[民法第548条|第548条]](解除権者の故意による目的物の損傷等による解除権の消滅) ====<b id="2-1-5">第5款 定型約款(第548条の2~第548条の4)</b></span>==== *[[民法第548条の2|第548条の2]](定型約款の合意) *[[民法第548条の3|第548条の3]](定型約款の内容の表示) *[[民法第548条の4|第548条の4]](定型約款の変更) ===<b id="2-2">第2節 贈与(第549条~第554条)</b>=== *[[民法第549条|第549条]]([[贈与]]) *[[民法第550条|第550条]](書面によらない贈与の撤回) *[[民法第551条|第551条]](贈与者の担保責任) *[[民法第552条|第552条]](定期贈与) *[[民法第553条|第553条]](負担付贈与) *[[民法第554条|第554条]](死因贈与) ===<b id="2-3">第3節 売買(第555条~第585条)</b>=== ====<b id="2-3-1">第1款 総則(第555条~第559条)</b>==== *[[民法第555条|第555条]]([[売買]]) *[[民法第556条|第556条]](売買の一方の予約) *[[民法第557条|第557条]](手付) *[[民法第558条|第558条]](売買契約に関する費用) *[[民法第559条|第559条]](有償契約への準用) ====<b id="2-3-2">第2款 売買の効力(第560条~第578条)</b>==== *[[民法第560条|第560条]](権利移転の対抗要件に係る売主の義務) *[[民法第561条|第561条]](他人の権利の売買における売主の義務) *[[民法第562条|第562条]](買主の追完請求権) *[[民法第563条|第563条]](買主の代金減額請求権) *[[民法第564条|第564条]](買主の損害賠償請求及び解除権の行使) *[[民法第565条|第565条]](移転した権利が契約の内容に適合しない場合における売主の[[担保責任]]) *[[民法第566条|第566条]](目的物の種類又は品質に関する担保責任の期間の制限) *[[民法第567条|第567条]](目的物の滅失等についての危険の移転) *[[民法第568条|第568条]](競売における担保責任等) *[[民法第569条|第569条]](債権の売主の担保責任) *[[民法第570条|第570条]](抵当権等がある場合の買主による費用の償還請求) *[[民法第571条|第571条]] 削除 *[[民法第572条|第572条]](担保責任を負わない旨の特約) *[[民法第573条|第573条]](代金の支払期限) *[[民法第574条|第574条]](代金の支払場所) *[[民法第575条|第575条]]([[果実]]の帰属及び代金の利息の支払) *[[民法第576条|第576条]](権利を取得することができない等のおそれがある場合の買主 による代金の支払の拒絶) *[[民法第577条|第577条]](抵当権等の[[登記]]がある場合の買主による代金の支払の拒絶) *[[民法第578条|第578条]](売主による代金の[[供託]]の請求) ====<b id="2-3-3">第3款 買戻し(第579条~第585条)</b>==== *[[民法第579条|第579条]]([[買戻し]]の特約) *[[民法第580条|第580条]](買戻しの期間) *[[民法第581条|第581条]](買戻しの特約の対抗力) *[[民法第582条|第582条]](買戻権の代位行使) *[[民法第583条|第583条]](買戻しの実行) *[[民法第584条|第584条]](共有持分の買戻特約付売買) *[[民法第585条|第585条]](同上) ===<b id="2-4">第4節</b></span> [[w:交換|交換]](第586条)=== *[[民法第586条|第586条]] ===<b id="2-5">第5節 消費貸借(第587条~第592条)</b>=== *[[民法第587条|第587条]]([[w:消費貸借|消費貸借]]) *[[民法第587条の2|第587条の2]](書面でする消費貸借等) *[[民法第588条|第588条]](準消費貸借) *[[民法第589条|第589条]](利息) *[[民法第590条|第590条]](貸主の引渡義務等) *[[民法第591条|第591条]](返還の時期) *[[民法第592条|第592条]](価額の償還) ===<b id="2-6">第6節 使用貸借(第593条~第600条)</b>=== *[[民法第593条|第593条]]([[使用貸借]]) *[[民法第593条の2|第593条の2]](借用物受取り前の貸主による使用貸借の解除) *[[民法第594条|第594条]](借主による使用及び収益) *[[民法第595条|第595条]](借用物の費用の負担) *[[民法第596条|第596条]](貸主の引渡義務等) *[[民法第597条|第597条]](期間満了等による使用貸借の終了) *[[民法第598条|第598条]](使用貸借の解除) *[[民法第599条|第599条]](借主による収去等) *[[民法第600条|第600条]](損害賠償及び費用の償還の請求権についての期間の制限) ===<b id="2-7">第7節 賃貸借(第601~第622条の2)</b>=== ====第1款 総則(第601条~第604条)==== *[[民法第601条|第601条]]([[w:賃貸借|賃貸借]]) *[[民法第602条|第602条]]([[w:短期賃貸借|短期賃貸借]]) *[[民法第603条|第603条]](短期賃貸借の更新) *[[民法第604条|第604条]](賃貸借の存続期間) ====第2款 賃貸借の効力(第605条~第616条の2)==== *[[民法第605条|第605条]](不動産賃貸借の対抗力) *[[民法第605条の2|第605条の2]](不動産の賃貸人たる地位の移転) *[[民法第605条の3|第605条の3]](合意による不動産の賃貸人たる地位の移転) *[[民法第605条の4|第605条の4]](不動産の賃借人による妨害の停止の請求等) *[[民法第606条|第606条]](賃貸人による修繕等) *[[民法第607条|第607条]](賃借人の意思に反する保存行為) *[[民法第607条の2|第607条の2]](賃借人による修繕) *[[民法第608条|第608条]](賃借人による費用の償還請求) *[[民法第609条|第609条]](減収による賃料の減額請求) *[[民法第610条|第610条]](減収による解除) *[[民法第611条|第611条]](賃借物の一部滅失等による賃料の減額等) *[[民法第612条|第612条]](賃借権の譲渡及び転貸の制限) *[[民法第613条|第613条]](転貸の効果) *[[民法第614条|第614条]](賃料の支払時期) *[[民法第615条|第615条]](賃借人の通知義務) *[[民法第616条|第616条]](賃借人による使用及び収益) *[[民法第616条の2|第616条の2]](賃借物の全部滅失等による賃貸借の終了) ====第3款 賃貸借の終了(第617条~第622条)==== *[[民法第617条|第617条]](期間の定めのない賃貸借の解約の申入れ) *[[民法第618条|第618条]](期間の定めのある賃貸借の解約をする権利の留保) *[[民法第619条|第619条]](賃貸借の更新の推定等) *[[民法第620条|第620条]](賃貸借の解除の効力) *[[民法第621条|第621条]](賃借人の原状回復義務) *[[民法第622条|第622条]](使用貸借の規定の準用) ====第4款 敷金(第622条の2)==== *[[民法第622条の2|第622条の2]] ===<b id="2-8">第8節 雇用(第623条~第631条)</b>=== *[[民法第623条|第623条]]([[雇用]]) *[[民法第624条|第624条]](報酬の支払時期) *[[民法第624条の2|第624条の2]](履行の割合に応じた報酬) *[[民法第625条|第625条]](使用者の権利の譲渡の制限等) *[[民法第626条|第626条]](期間の定めのある雇用の解除) *[[民法第627条|第627条]](期間の定めのない雇用の解約の申入れ) *[[民法第628条|第628条]](やむを得ない事由による雇用の解除) *[[民法第629条|第629条]](雇用の更新の推定等) *[[民法第630条|第630条]](雇用の解除の効力) *[[民法第631条|第631条]](使用者についての破産手続の開始による解約の申入れ) ===<b id="2-9">第9節 請負(第632条~第642条)</b>=== *[[民法第632条|第632条]]([[請負]]) *[[民法第633条|第633条]](報酬の支払時期) *[[民法第634条|第634条]](注文者が受ける利益の割合に応じた報酬) *[[民法第635条|第635条]] 削除 *[[民法第636条|第636条]](請負人の担保責任の制限) *[[民法第637条|第637条]](目的物の種類又は品質に関する担保責任の期間の制限) *[[民法第638条|第638条]] 削除 *[[民法第639条|第639条]] 削除 *[[民法第640条|第640条]] 削除 *[[民法第641条|第641条]](注文者による契約の解除) *[[民法第642条|第642条]](注文者についての破産手続の開始による解除) ===<b id="2-10">第10節 委任(第643条~第656条)</b>=== *[[民法第643条|第643条]]([[委任]]) *[[民法第644条|第644条]](受任者の[[注意義務]]) *[[民法第644条の2|第644条の2]](復受任者の選任等) *[[民法第645条|第645条]](受任者による報告) *[[民法第646条|第646条]](受任者による受取物の引渡し等) *[[民法第647条|第647条]](受任者の金銭の消費についての責任) *[[民法第648条|第648条]](受任者の報酬) *[[民法第648条の2|第648条の2]](成果等に対する報酬) *[[民法第649条|第649条]](受任者による費用の前払請求) *[[民法第650条|第650条]](受任者による費用等の償還請求等) *[[民法第651条|第651条]](委任の解除) *[[民法第652条|第652条]](委任の解除の効力) *[[民法第653条|第653条]](委任の終了事由) *[[民法第654条|第654条]](委任の終了後の処分) *[[民法第655条|第655条]](委任の終了の対抗要件) *[[民法第656条|第656条]](準委任) ===<b id="2-11">第11節 寄託(第657条~第666条)</b>=== *[[民法第657条|第657条]]([[寄託]]) *[[民法第657条の2|第657条の2]](寄託物受取り前の寄託者による寄託の解除等) *[[民法第658条|第658条]](寄託物の使用及び第三者による保管) *[[民法第659条|第659条]](無報酬の受寄者の注意義務) *[[民法第660条|第660条]](受寄者の通知義務等) *[[民法第661条|第661条]](寄託者による損害賠償) *[[民法第662条|第662条]](寄託者による返還請求等) *[[民法第663条|第663条]](寄託物の返還の時期) *[[民法第664条|第664条]](寄託物の返還の場所) *[[民法第664条の2|第664条の2]](損害賠償及び費用の償還の請求権についての期間の制限) *[[民法第665条|第665条]](委任の規定の準用) *[[民法第665条の2|第665条の2]](混合寄託) *[[民法第666条|第666条]](消費寄託) ===<b id="2-12">第12節 組合(第667条~第688条)</b>=== *[[民法第667条|第667条]]([[組合]]契約) *[[民法第667条の2|第667条の2]](他の組合員の債務不履行) *[[民法第667条の3|第667条の3]](組合員の一人についての意思表示の無効等) *[[民法第668条|第668条]](組合財産の共有) *[[民法第669条|第669条]](金銭出資の不履行の責任) *[[民法第670条|第670条]](業務の決定及び執行の方法) *[[民法第670条の2|第670条の2]](組合の代理) *[[民法第671条|第671条]](委任の規定の準用) *[[民法第672条|第672条]](業務執行組合員の辞任及び解任) *[[民法第673条|第673条]](組合員の組合の業務及び財産状況に関する検査) *[[民法第674条|第674条]](組合員の損益分配の割合) *[[民法第675条|第675条]](組合の債権者の権利の行使) *[[民法第676条|第676条]](組合員の持分の処分及び組合財産の分割) *[[民法第677条|第677条]](組合財産に対する組合員の債権者の権利の行使の禁止) *[[民法第677条の2|第677条の2]](組合員の加入) *[[民法第678条|第678条]](組合員の脱退) *[[民法第679条|第679条]](同上) *[[民法第680条|第680条]](組合員の除名) *[[民法第680条の2|第680条の2]](脱退した組合員の責任等) *[[民法第681条|第681条]](脱退した組合員の持分の払戻し) *[[民法第682条|第682条]](組合の解散事由) *[[民法第683条|第683条]](組合の解散の請求) *[[民法第684条|第684条]](組合契約の解除の効力) *[[民法第685条|第685条]](組合の清算及び清算人の選任) *[[民法第686条|第686条]](清算人の業務の決定及び執行の方法) *[[民法第687条|第687条]](組合員である清算人の辞任及び解任) *[[民法第688条|第688条]](清算人の職務及び権限並びに残余財産の分割方法) ===<b id="2-13">第13節 終身定期金(第689条~第694条)</b>=== *[[民法第689条|第689条]]([[w:終身定期金|終身定期金]]契約) *[[民法第690条|第690条]](終身定期金の計算) *[[民法第691条|第691条]](終身定期金契約の解除) *[[民法第692条|第692条]](終身定期金契約の解除と同時履行) *[[民法第693条|第693条]](終身定期金債権の存続の宣告) *[[民法第694条|第694条]](終身定期金の遺贈) ===<b id="2-14">第14節 和解(第695条・第696条)</b>=== *[[民法第695条|第695条]]([[w:和解|和解]]) *[[民法第696条|第696条]](和解の効力) ==<b id="3">第3章 事務管理(第697条~第702条)</b>== *[[民法第697条|第697条]]([[w:事務管理|事務管理]]) *[[民法第698条|第698条]](緊急事務管理) *[[民法第699条|第699条]](管理者の通知義務) *[[民法第700条|第700条]](管理者による事務管理の継続) *[[民法第701条|第701条]](委任の規定の準用) *[[民法第702条|第702条]](管理者による費用の償還請求等) ==<b id="4">第4章 不当利得(第703条~第708条)</b>== *[[民法第703条|第703条]]([[w:不当利得|不当利得]]の返還義務) *[[民法第704条|第704条]](悪意の受益者の返還義務等) *[[民法第705条|第705条]](債務の不存在を知ってした弁済) *[[民法第706条|第706条]](期限前の弁済) *[[民法第707条|第707条]](他人の債務の弁済) *[[民法第708条|第708条]]([[w:不法原因給付|不法原因給付]]) ==<b id="5">第5章 不法行為(第709条~第724条)</b>== *[[民法第709条|第709条]]([[w:不法行為|不法行為]]による[[w:損害賠償|損害賠償]]) *[[民法第710条|第710条]](財産以外の損害の賠償) *[[民法第711条|第711条]](近親者に対する損害の賠償) *[[民法第712条|第712条]](責任能力) *[[民法第713条|第713条]](同上) *[[民法第714条|第714条]](責任無能力者の監督義務者等の責任) *[[民法第715条|第715条]]([[w:使用者責任|使用者等の責任]]) *[[民法第716条|第716条]](注文者の責任) *[[民法第717条|第717条]](土地の工作物等の占有者及び所有者の責任) *[[民法第718条|第718条]](動物の占有者等の責任) *[[民法第719条|第719条]]([[w:共同不法行為|共同不法行為]]者の責任) *[[民法第720条|第720条]]([[w:正当防衛|正当防衛]]及び緊急避難) *[[民法第721条|第721条]](損害賠償請求権に関する胎児の権利能力) *[[民法第722条|第722条]](損害賠償の方法及び過失相殺) *[[民法第723条|第723条]]([[w:名誉毀損|名誉毀損]]における原状回復) *[[民法第724条|第724条]](不法行為による損害賠償請求権の期間の制限) *[[民法第724条の2|第724条の2]](人の生命または身体を害する不法行為による損害賠償請求権の消滅時効) {{stub}} [[Category:民法|*3さいけん こんめんたあるみんほう]]
null
2022-06-04T11:04:33Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC3%E7%B7%A8_%E5%82%B5%E6%A8%A9_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B0%91%E6%B3%95)
3,511
Inkscape/画面説明
右に示す図1がInkscapeを最初に立ち上げた際の画面である。画面最上段部は普通のアプリケーションソフトと同じくメニューバーがあり、その下段にコマンドバー、ツールコントロールが上下に配置されている。 ツールコントロールはツールの選択状態により表示内容が変わる。Inkscapeのバージョンや解像度によりバーの位置は変わるが、選択しているツールによって表示内容の変わるバーがツールコントールバーである。 画面中央の白い部分が作図範囲であり、キャンバスと呼ばれる。キャンバスの周囲には作図の目安となる定規が配置されている。 なおキャンバスは、ズーム、パンなどの操作でドキュメント内の表示範囲を自由に変えることができる。キャンバス内の四角で囲まれた部分がページと呼ばれ、実際に出力される範囲となる。ふつう左側に並んでいる部分がツールボックスと呼ばれる。(なお、inkscape1.2から、ページが複数個、追加できるようになった。) Inkscape 1.2 からはツールボックスの幅が変更できて2列表示や3列表示に変更できるので、もし目的のアイコンが画面下に隠れてしまっている場合など、列を広げることで対処できる場合もあるかもしれない。 最下部の部分はステータスバーと呼ばれる。なおツールボックスなどは端部をドラッグすることにより、自由に移動配置できる他、メニューバーの表示にあるShow/Hideの各項をクリックしてチェックを外すことにより非表示とすることができる。以下に図の番号に従ってアイコンの概略を示す。 2020年以降の新しめの Inkscape および ポータブル版(ポータブル版 0.4系)だと、画面の下部にカラーパレットがあります。もし表示されてない場合、単に画面の外に見切れているだけの場合もあるので、ウィンドウのサイズを調整しましょう。 どうしてもカラーパレットが表示されてない場合、メニューバー>表示/非表示>パレット で表示できるはずです。 なお、新規作成時に表示されている紙のサイズは初期設定では A4 です。 お使いのパソコンの解像度によって、初期の配置が若干、違います。おおむね、メニューバーは上部にあり、ツールボックスは左にあることが多く、パレットおよびステータスバーは下部にあります。 ※ 以下、ポータブル版とはレイアウトが違いますが、ご容赦ください。 ツールボックスは、オブジェクトの作成、編集ツールを集めたもので、クリックすることで選択状態となり、アイコンがくぼんだ形となる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "右に示す図1がInkscapeを最初に立ち上げた際の画面である。画面最上段部は普通のアプリケーションソフトと同じくメニューバーがあり、その下段にコマンドバー、ツールコントロールが上下に配置されている。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ツールコントロールはツールの選択状態により表示内容が変わる。Inkscapeのバージョンや解像度によりバーの位置は変わるが、選択しているツールによって表示内容の変わるバーがツールコントールバーである。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "画面中央の白い部分が作図範囲であり、キャンバスと呼ばれる。キャンバスの周囲には作図の目安となる定規が配置されている。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "なおキャンバスは、ズーム、パンなどの操作でドキュメント内の表示範囲を自由に変えることができる。キャンバス内の四角で囲まれた部分がページと呼ばれ、実際に出力される範囲となる。ふつう左側に並んでいる部分がツールボックスと呼ばれる。(なお、inkscape1.2から、ページが複数個、追加できるようになった。)", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Inkscape 1.2 からはツールボックスの幅が変更できて2列表示や3列表示に変更できるので、もし目的のアイコンが画面下に隠れてしまっている場合など、列を広げることで対処できる場合もあるかもしれない。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "最下部の部分はステータスバーと呼ばれる。なおツールボックスなどは端部をドラッグすることにより、自由に移動配置できる他、メニューバーの表示にあるShow/Hideの各項をクリックしてチェックを外すことにより非表示とすることができる。以下に図の番号に従ってアイコンの概略を示す。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "2020年以降の新しめの Inkscape および ポータブル版(ポータブル版 0.4系)だと、画面の下部にカラーパレットがあります。もし表示されてない場合、単に画面の外に見切れているだけの場合もあるので、ウィンドウのサイズを調整しましょう。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "どうしてもカラーパレットが表示されてない場合、メニューバー>表示/非表示>パレット で表示できるはずです。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "なお、新規作成時に表示されている紙のサイズは初期設定では A4 です。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "お使いのパソコンの解像度によって、初期の配置が若干、違います。おおむね、メニューバーは上部にあり、ツールボックスは左にあることが多く、パレットおよびステータスバーは下部にあります。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "※ 以下、ポータブル版とはレイアウトが違いますが、ご容赦ください。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "ツールボックスは、オブジェクトの作成、編集ツールを集めたもので、クリックすることで選択状態となり、アイコンがくぼんだ形となる。", "title": "画面の説明" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "", "title": "画面の説明" } ]
null
== 画面の説明 == [[Image:Inkscape043 Screen-Ja.png|thumb|600px|図1<br>ポータブル版にあらず(なお、ポータブル版は日本語が表示されない場合も多い)]] 右に示す図1がInkscapeを最初に立ち上げた際の画面である。画面最上段部は普通のアプリケーションソフトと同じく'''メニューバー'''があり、その下段に'''コマンドバー'''、'''ツールコントロール'''が上下に配置されている。 ツールコントロールはツールの選択状態により表示内容が変わる。Inkscapeのバージョンや解像度によりバーの位置は変わるが、選択しているツールによって表示内容の変わるバーがツールコントールバーである。 画面中央の白い部分が作図範囲であり、'''キャンバス'''と呼ばれる。キャンバスの周囲には作図の目安となる'''定規'''が配置されている。 なおキャンバスは、ズーム、パンなどの操作でドキュメント内の表示範囲を自由に変えることができる。キャンバス内の四角で囲まれた部分が'''ページ'''と呼ばれ、''実際に出力される範囲''となる。ふつう左側に並んでいる部分が'''ツールボックス'''と呼ばれる。(なお、inkscape1.2から、ページが複数個、追加できるようになった。) Inkscape 1.2 からはツールボックスの幅が変更できて2列表示や3列表示に変更できるので、もし目的のアイコンが画面下に隠れてしまっている場合など、列を広げることで対処できる場合もあるかもしれない。 最下部の部分は'''ステータスバー'''と呼ばれる。なおツールボックスなどは端部をドラッグすることにより、自由に移動配置できる他、メニューバーの表示にあるShow/Hideの各項をクリックしてチェックを外すことにより非表示とすることができる。以下に図の番号に従ってアイコンの概略を示す。 [[ファイル:Inkscape 1-3 canvas japanese.svg|thumb|400px|キャンバスとページの位置の関係<br>Inkscape 1.3 ]] {{-}} [[ファイル:Inkscape 1-3 UI term japanese.svg|thumb|700px|Inkscape 1.3 の場合<br>※ スクショの都合でウィンドウを縮小して撮影した画像です。]] [[File:Inkscape 1-3 new file japanese.png|thumb|600px|Inkscape 1.3 の初期画面 <br>※ 環境や事前の操作によって多少ちがう可能性があります]] 2020年以降の新しめの Inkscape および ポータブル版(ポータブル版 0.4系)だと、画面の下部に'''カラーパレット'''があります。もし表示されてない場合、単に画面の外に見切れているだけの場合もあるので、ウィンドウのサイズを調整しましょう。 どうしてもカラーパレットが表示されてない場合、メニューバー>表示/非表示>パレット で表示できるはずです。 なお、新規作成時に表示されている紙のサイズは初期設定では A4 です。 お使いのパソコンの解像度によって、初期の配置が若干、違います。おおむね、メニューバーは上部にあり、ツールボックスは左にあることが多く、パレットおよびステータスバーは下部にあります。 [[File:Inkscape portable ver0-4 screenshot.png|thumb|left|400px|ポータブル版<br>カラーパレットが下部に存在]] {{clear}} ※ 以下、ポータブル版とはレイアウトが違いますが、ご容赦ください。 === コマンドバー === [[Image:Inkscape043 CommandBar.png|thumb|none|500px|図2]] *1:新規ドキュメント作成 *2:既存ドキュメントを開く *3::ドキュメントの保存 *4::ドキュメントの印刷 *5/6:インポート・イクスポート *7/8:アンドー / リドー *9:クリップボードにコピー *10:クリップボードにカット *11:クリップボードからペースト *12:オブジェクトに合わせてズーム *13:ウインドウ幅に合わせてズーム *14:ページに合わせてズーム *15:オブジェクトを複製 *16:オブジェクトのクーロンを作成 *17:オリジナルのリンクを解除 *18:選択オブジェクトのグループ化 *19:選択グループの解除 *20:フィル・ストロークダイアログ *21:テキスト・フォントダイアログ *22:XMLエディタ *23:整列・配置ダイアログ *24:Inkscape設定 *25:ドキュメント設定 === ツールコントロール === *??:前面 / 背面への移動 *??:回転 / 反転 === ツールボックス === [[Image:Inkscape043 ToolBox.png|thumb|left|80px|図3]] [[ファイル:Inkscape 1-3 toolbox japanese.svg|thumb|400px|Inkscape1.3 の場合<br>よく使うものを抜粋。ツールが多すぎて、すべては画面内で説明しきれない。]] ツールボックスは、オブジェクトの作成、編集ツールを集めたもので、クリックすることで選択状態となり、アイコンがくぼんだ形となる。 *1:変形 / 移動 *2:パス / ノード *3:ズーム *4:長方形や正方形 *5:円 / 円弧 *6:星型 / ポリゴン *7:螺旋 *8:フリーハンド線 *9:ベジェ線 / 直線 *10:カリグラフィック線 *11:テキスト *12:新規コネクタの作成 *13:グラデーションを作成、編集 *14:スポイト {{-}} === ステータスバー === [[Image:Inkscape043 StatusBar-Ja.png|thumb|none|500px|図4]] *1:画面のズーム比率 *2:マウスポインタ位置 *3:レイヤー可視 / 不可視 *4:レイヤーロック *5:現在のレイヤー *6:メッセージ [[Category:Inkscape|かめんせつめい]]
2006-04-22T02:49:49Z
2023-08-15T10:25:25Z
[ "テンプレート:-", "テンプレート:Clear" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Inkscape/%E7%94%BB%E9%9D%A2%E8%AA%AC%E6%98%8E
3,512
Inkscape/ファイル操作
ファイルの操作 Inkscapeでは、画像を作成したファイルとして保存、あるいは既存のファイルを読み込むことができる。このページではファイルの操作に関する説明をする。基本的には、メニューバーの「ファイル」をクリックしてサブメニューで指示を行います。なお一部のものはコマンドツールバーにアイコンとして表示されているので、これらのアイコンをクリックして操作する方が簡単である。 下記の説明は Inkscape0.4系 のものですが、基本的な操作は現代の Inkscape 1.x 以降でも、ほぼ同じです。 作業を行っているファイルの編集を終了する。1つのファイルのみで作業している場合にはInkscapeが終了する。 Inkscapeを終了する。複数のファイルを開いている場合、全てのInkscapeのプログラムが終了する。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ファイルの操作", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Inkscapeでは、画像を作成したファイルとして保存、あるいは既存のファイルを読み込むことができる。このページではファイルの操作に関する説明をする。基本的には、メニューバーの「ファイル」をクリックしてサブメニューで指示を行います。なお一部のものはコマンドツールバーにアイコンとして表示されているので、これらのアイコンをクリックして操作する方が簡単である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "下記の説明は Inkscape0.4系 のものですが、基本的な操作は現代の Inkscape 1.x 以降でも、ほぼ同じです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "作業を行っているファイルの編集を終了する。1つのファイルのみで作業している場合にはInkscapeが終了する。", "title": "閉じる" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "Inkscapeを終了する。複数のファイルを開いている場合、全てのInkscapeのプログラムが終了する。", "title": "終了" } ]
ファイルの操作 Inkscapeでは、画像を作成したファイルとして保存、あるいは既存のファイルを読み込むことができる。このページではファイルの操作に関する説明をする。基本的には、メニューバーの「ファイル」をクリックしてサブメニューで指示を行います。なお一部のものはコマンドツールバーにアイコンとして表示されているので、これらのアイコンをクリックして操作する方が簡単である。 下記の説明は Inkscape0.4系 のものですが、基本的な操作は現代の Inkscape 1.x 以降でも、ほぼ同じです。
ファイルの操作 [[Image:Openinkscape.png|thumb|200px|図1]] Inkscapeでは、画像を作成したファイルとして保存、あるいは既存のファイルを読み込むことができる。このページではファイルの操作に関する説明をする。基本的には、メニューバーの「ファイル」をクリックしてサブメニューで指示を行います。なお一部のものはコマンドツールバーにアイコンとして表示されているので、これらのアイコンをクリックして操作する方が簡単である。 [[File:Inkscape 1-3 file menu screenshot japanese.png|thumb|400px|Inkscape 1.3 の場合 (2023年8月に撮影)]] 下記の説明は Inkscape0.4系 のものですが、基本的な操作は現代の Inkscape 1.x 以降でも、ほぼ同じです。 == 新規 == :新しくブランクのドキュメントファイルを作成する。作成するドキュメントのページサイズ、寸法単位に応じたテンプレートが用意されているので、これらから選択(デフォルトを選択するとA4サイズ縦となる)すると、新たなアプリケーションウインドウが開き、指定したテンプレートに応じたドキュメントファイルが開かれる。ドキュメントファイルには「新規ドキュメント2」など末尾に連番の番号となる名前が付けられる。なお、ページサイズ、単位などは後述のドキュメントの設定により変更ができ、テンプレートにはないA4サイズ以上の大きさのページを持つドキュメントとすることもできる。 {| border=1 cellspacing=0 cellpadding=2 ! テンプレート名 ! 単位 ! 幅 ! 高さ ! 備考 |- | デフォルト | px | 744.09 | 1052.36 | A4サイズ縦 |- | A4 | mm | 210 | 297 | A4サイズ縦 |- | A4 landscape | mm | 297 | 210 | A4サイズ横 |- | black opaque | px | 744.09 | 1052.36 | 背景:黒色 |- | business card 90x50mm | mm | 90 | 50 | 英文名刺サイズ |- | CD cover 300dpi | pt | 343 | 340 | CDジャケットサイズ |- | default mm | mm | 210 | 297 | A4 mm |- | default pt | pt | 595.28 | 841.89 | A4 pt |- | Desktop1024x768 | px | 1024 | 768 | デスクトップ |- | Desktop1600x1200 | px | 1600 | 1200 | デスクトップ |- | Desktop640x480 | px | 640 | 480 | デスクトップ |- | Desktop800x600 | px | 800 | 600 | デスクトップ |- | icon16x16 | px | 16 | 16 | アイコンサイズ |- | icon32x32 | px | 32 | 32 | アイコンサイズ |- | icon48x48 | px | 48 | 48 | アイコンサイズ |- | icon64x64 | px | 64 | 64 | アイコンサイズ |- | letter | in | 8.50 | 11.00 | レターサイズ |- | letter landscape | in | 11.0 | 8.5 | レターサイズ横 |- | no border | px | 744.09 | 1052.36 | ?? |- | no layers | px | 744.09 | 1052.36 | ?? |- | web banner468x60 | px | 468 | 60 | バナー用 |- | web banner728x90 | px | 728 | 90 | バナー用 |- | white opaque | px | 744.09 | 1052.36 | ?? |} == 最近開いたファイル == == 開く == :既存の画像ファイルを開く。開くことが可能なファイル形式はベクトルデータであるSVG、圧縮形式のSVGZの他、PNG、TIF、JPG、BMPなどのビットマップ形式のものである(ただビットマップ形式のものは個々の編集には対応していない)。 == ファイルに復帰 == == 保存 == == 名前をつけて保存 == :編集したファイルに名前をつけて保存する。保存が可能なファイルは、SVG、圧縮形式のSVGZの他、PS、EPS、PDFなどの形式である。 :SVG形式での保存にはInkscape SVG形式、プレーンSVG形式が選択できる。Inkscape SVG形式で保存した場合、プレーンSVG形式より安定的に再読み込みが行え、またライセンス情報などを組み込み易い。反面、作図作業時のパスとファイル名がファイル内部に書き込まれるため、注意が必要となる。 == インポート == :既存の画像ファイルを取り込み、オブジェクトとして扱える。 == エクスポート == :出力する範囲を選択し、ファイル形式、画像の大きさなどを指定して画像ファイルを出力する。 == 直接印刷 == :ページをプリンタに出力する。 == 印刷 == :印刷ダイアログが表示されるので、部数、プリンタの設定の確認を行い、印刷を行う。 == バキューム == :ドキュメントから使われていない要素が取り除かれる。 == ドキュメントの設定 == :ドキュメント設定ダイアログが表示され、ページ、グリッド、ガイド、メタデータのそれぞれの項目において設定変更が可能である。 === ページ === :* 背景色 ::ページの背景色の選択をする。 :* 用紙サイズ ::新規作成時に指定できるものと同様であるが、A0からA10まで・B0からB10まで等と選択できる用紙はこちらのほうが多い ::また、「カスタム」の選択、設定が出来る。 ::* カスタム :::用紙の横幅と縦の高さを任意に指定する。 :::現在は「pt」「px」「mm」「cm」「m」「in」の6単位を選択し、大きさはこの単位を用いて指定する。 :* 用紙方向 ::用紙の縦横を指定する。「縦」と「横」があります。 == Inkscapeの設定 == :ダイアログが表示され、マウス、スクロール、ツール、選択などの動作内容の設定が可能です。 == 入力デバイス == :ダイアログによりタブレットの動作設定が可能。 == 閉じる == 作業を行っているファイルの編集を終了する。1つのファイルのみで作業している場合にはInkscapeが終了する。 == 終了 == Inkscapeを終了する。複数のファイルを開いている場合、全てのInkscapeのプログラムが終了する。 [[Category:Inkscape|ふあいるそうさ]]
2006-04-22T14:45:59Z
2023-08-15T10:26:53Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Inkscape/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%93%8D%E4%BD%9C
3,514
ガリア戦記
古代ローマの政治家・武将・著述家であるガイウス・ユリウス・カエサル4世(Gaius Iulius Caesar IV)がガリア戦争(Bellum Gallicum)の経過を古典ラテン語で著述したラテン文学の古典的名著『ガリア戦記』(Commentarii de bello Gallico)のラテン語・日本語対訳。第8巻のみアウルス・ヒルティウス(Aulus Hirtius)による著作。 刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum)であったと推定され、『内乱記』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii de Bello Gallico et Civili)と題して刊行されていた(右の画像)。 『ガリア戦記』冒頭部分の英語圏の人による朗読を聴いてみよう。 Gallia est omnis dīvīsa in partēs trēs; quārum ūnam incolunt Belgae, aliam Aquītānī, tertiam quī ipsōrum linguā Celtae, nostrā Gallī appellantur. Hī omnēs linguā, īnstitūtīs, lēgibus inter sē differunt. Gallōs ab Aquītānīs Garumna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit.
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "古代ローマの政治家・武将・著述家であるガイウス・ユリウス・カエサル4世(Gaius Iulius Caesar IV)がガリア戦争(Bellum Gallicum)の経過を古典ラテン語で著述したラテン文学の古典的名著『ガリア戦記』(Commentarii de bello Gallico)のラテン語・日本語対訳。第8巻のみアウルス・ヒルティウス(Aulus Hirtius)による著作。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum)であったと推定され、『内乱記』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii de Bello Gallico et Civili)と題して刊行されていた(右の画像)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "『ガリア戦記』冒頭部分の英語圏の人による朗読を聴いてみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Gallia est omnis dīvīsa in partēs trēs; quārum ūnam incolunt Belgae, aliam Aquītānī, tertiam quī ipsōrum linguā Celtae, nostrā Gallī appellantur. Hī omnēs linguā, īnstitūtīs, lēgibus inter sē differunt. Gallōs ab Aquītānīs Garumna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit.", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "注解編と用例集" } ]
古典ラテン語>ガリア戦記 ラテン文学>ガリア戦記 古代ローマの政治家・武将・著述家であるガイウス・ユリウス・カエサル4世がガリア戦争の経過を古典ラテン語で著述したラテン文学の古典的名著『ガリア戦記』のラテン語・日本語対訳。第8巻のみアウルス・ヒルティウスによる著作。  刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』であったと推定され、『内乱記』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』と題して刊行されていた(右の画像)。
__notoc__ <!--【2006年4月23日起稿】--> *[[古典ラテン語]]>'''ガリア戦記''' *[[ラテン文学]]>'''ガリア戦記''' <div style="font-family:Arial Black;font-style:normal;font-size:17pt;color:#990033;text-align:center;background-color:#fee;">C &middot; IVLII &middot; CAESARIS &middot; COMMENTARII &middot; DE &middot; BELLO &middot; GALLICO</div> [[画像:Commentarii_de_Bello_Gallico.jpg|thumb|right|240px|1783年刊行の『ガリア戦記』と『内乱記』]] [[画像:Siege-alesia-vercingetorix-jules-cesar.jpg|thumb|right|280px|カエサル(右)と対面するウェルキンゲトリクス(左)<br>(リオネル=ノエル・ロワイエ [[w:fr:Lionel Royer|(fr)]] 画、1899年)]] [[w:古代ローマ|古代ローマ]]の政治家・武将・著述家である[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|ガイウス・ユリウス・カエサル4世]]([[w:la:Gaius_Iulius_Caesar|Gaius Iulius Caesar IV]])が[[w:ガリア戦争|ガリア戦争]]([[w:la:Bellum_Gallicum|Bellum Gallicum]])の経過を[[w:古典ラテン語|古典ラテン語]]で著述した[[w:ラテン文学|ラテン文学]]の古典的名著『ガリア戦記』([[wikt:la:Commentarii_de_bello_Gallico|Commentarii de bello Gallico]])の[[ラテン語]]・[[日本語]]対訳。第8巻のみ[[w:アウルス・ヒルティウス|アウルス・ヒルティウス]]([[w:la:Aulus_Hirtius|Aulus Hirtius]])による著作。  刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum)であったと推定され、『'''[[内乱記]]'''』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii de Bello Gallico et Civili)と題して刊行されていた(右の画像)。 <div style="background-color:#dfd;"> 『ガリア戦記』は、ガリア戦争の当事者であるカエサルが、簡潔明晰かつ客観的に描写することにより自らの戦争の正当性を示し<ref name="ガリア戦記">[https://kotobank.jp/word/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98-47339 ガリア戦記(がりあせんき)とは? 意味や使い方 - コトバンク]</ref>、自らに対する種々の非難に対する弁明を意図したものである<ref name="ガリア戦記"/>。簡潔雄渾な名文として名高く<ref name="ガリア戦記"/>、第一級の歴史書であるとともにラテン文学の傑作とされている<ref name="ガリア戦記"/>。</div> <br><br> <div style="border:solid #999 1px;background:#F8F8F8;max-width:60%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> 『ガリア戦記』冒頭部分の英語圏の人による朗読を聴いてみよう。 Gallia est omnis<!--omnes--> dīvīsa in partēs trēs; quārum ūnam incolunt Belgae, aliam Aquītānī, tertiam quī<!--qui--> ipsōrum linguā Celtae, nostrā Gallī appellantur. Hī omnēs linguā, īnstitūtīs, lēgibus inter sē differunt. Gallōs ab Aquītānīs Garumna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit. ::::: [[File:La-cls-de-bello-gallico.ogg]] ::::::([[w:Vorbis|Ogg Vorbis]] 音声ファイル、<strong>長さ 54秒</strong>、155 kbps) </div> <br> == 各巻対訳 == *[[ガリア戦記 第1巻]](54節):[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイー族]]との戦役。[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]との戦役。 {{進捗|25%|2009-07-28}} <u>(作成途上)</u> *[[ガリア戦記 第2巻]](35節):[[w:ベルガエ人|ベルガエ人]]同盟軍との戦役、大西洋岸の征服。     {{進捗|75%|2022-04-25}}<!--【2007年4月30日から】--> *[[ガリア戦記 第3巻]](29節):アルプスの戦い、[[w:アレモリカ|大西洋岸]]および[[w:アクィタニア|アクィータニア]]の平定。 {{進捗|75%|2022-10-31}} *[[ガリア戦記 第4巻]](38節):[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人との戦役。[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]への初めての遠征。 {{進捗|75%|2023-07-24}} *[[ガリア戦記 第5巻]](58節):ブリタンニアへの再遠征。[[w:エブロネス族|エブローネース族]]ら諸部族の蜂起。 {{進捗|50%|2024-03-24}} *[[ガリア戦記 第6巻]](44節):ガッリアとゲルマニアの社会と風習。エブローネース族らの平定。 {{進捗|50%|2010-01-23}} *[[ガリア戦記 第7巻]](90節):[[w:ウェルキンゲトリクス|ウェルキンゲトリクス]]らが率いるガリア同盟軍との戦役。 {{進捗|50%|2011-04-16}} *[[ガリア戦記 第8巻]](55節):<u>(掲載未定)</u> == 注解編と用例集 == ;注解編 *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解編]] {{進捗|25%|2023-10-25}}</span>   <small>(2020年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[/注解編/写本と校訂版|/写本と校訂版]] {{進捗|25%|2020-04-17}}</span><!-- 2020-04-17 -->   <small>(2020年4月17日から)</small> *各巻の注解 **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第1巻/注解|/第1巻注解]] {{進捗|25%|2020-06-01}}</span>   <small>(2020年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第2巻/注解|/第2巻注解]] {{進捗|25%|2022-05-05}}</span>   <small>(2021年8月26日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第3巻/注解|/第3巻注解]] {{進捗|25%|2022-10-27}}</span>   <small>(2022年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第4巻/注解|/第4巻注解]] {{進捗|25%|2023-07-10}}</span>   <small>(2022年10月20日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第5巻/注解|/第5巻注解]] {{進捗|00%|2024-01-22}}</span>   <small>(2023年07月20日から)</small> ;用例集 *<span style="background-colo:#ffd;">[[/用例集]] {{進捗|00%|2020-03-29}}</span><!-- 2020-03-29 --> ;ガリア語 *<span style="background-colo:#ffd;">[[/ガリア語の名前]] {{進捗|00%|2021-12-11}}</span><!-- 2021-09-25 --> == 付録1 == {{Wikipedia|ガリア戦記|ガリア戦記}} {{Wiktionary|la:Commentarii_de_bello_Gallico|ガリア戦記}} {{Commons|Category:Gallic_War|ガリア戦争}} <!-- *[[/あらすじ]]:各巻のあらすじ --> *[[/内容目次]]:巻・章・節の内容を記した目次 {{進捗|75%|2011-04-02}} *[[/参照画像一覧]]:本文で参照した画像一覧  {{進捗|75%|2023-11-05}} *[[/ガリアの河川]]:本書で言及される河川  {{進捗|00%|2023-01-07}}<!--【2021年11月22日より】--> *[[/関連年表]] *[[/対訳語彙集 (羅和)]] - [[/対訳語彙集 (羅英)]] **[[/人物一覧 (羅和)]] **[[/部族一覧 (羅和)]] **[[/地名一覧 (羅和)]] {{進捗|25%|2010-04-07}} == 付録2 == *<span style="background-color:#ffa;">'''[[古代ローマの不定時法]]'''   {{進捗|50%|2020-08-24}}</span> <!-- 2016-12-31 --> *<span style="background-color:#ffb;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/ラテン語の紀年法|/ラテン語の紀年法]]   {{進捗|75%|2009-01-12}}</span> *<span style="background-color:#ffb;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの攻城兵器|/古代ローマの攻城兵器]] {{進捗|00%|2019-08-06}}</span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの軍旗類|/古代ローマの軍旗類]]  {{進捗|00%|2022-01-22}}</span><!--【2022年1月22日より】--> *[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位|/通貨・計量単位]]    {{進捗|25%|2020-12-27}}</span> == 原文出典 == {{Wikisource|la:Commentarii de bello Gallico|ガリア戦記}} {{進捗状況}} *ラテン語版ウィキソース:[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico|Commentarii de bello Gallico]](ただし、校訂本の出典記載なし! しかも誤植が多いので注意! α系写本の影響が強いと思われる。) :以下の校訂本を参照しながら、できるだけα系写本の影響を尊重しつつ、原文を修整した。 *トイプナー古典叢書(<small>[[w:la:Bibliotheca_scriptorum_Graecorum_et_Romanorum_Teubneriana|Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana]]</small>) **C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum, edidit [[w:de:Otto_Seel|Otto Seel]], vol.I. Bellum Gallicum, [[w:la:Lipsia|Lipsiae]], Teubner, 1961. *:(オットー・ゼール(1907-1975)編。現代の代表的な校訂本。β系写本の影響がやや強い。絶版。) **C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum, edidit [[w:de:Wolfgang_Hering|Wolfgang Hering]], vol.I. Bellum Gallicum, Lipsiae, Teubner, 1987. *: ISBN 978-3-322-00351-5 (ISBN 3-322-00351-5) *:(ヴォルフガング・ヘーリンク編。最近の校訂本。写本の異同などの情報量、文の完成度はゼール版より劣ると思われる。) == 参考文献 == *ラテン語・英語対訳 **CAESAR: The Gallic War (with an English translation), by H. J. Edwards, [[w:en:Loeb_Classical_Library|Loeb Classical Library]](#72), [[w:en:Harvard_University_Press|Harvard University Press]], ISBN 979-0-674-99080-7 **:(1917年の初版以来、[[w:ローブ・クラシカルライブラリー|ローブ古典叢書]]の一冊として刊行され続けている読み物としての普及版) *ラテン語・日本語対訳 **『カエサル『ガリア戦記』第I巻』遠山一郎 訳注、大学書林、2009年、ISBN 978-4-475-02446-4 *日本語訳 **『ガリア戦記』 カエサル著、近山金次訳、岩波文庫(岩波書店)、1964年、ISBN 978-4-00-334071-4 **『ガリア戦記』 カエサル著、國原吉之助訳、講談社学術文庫、1994年、ISBN 978-4-06-159127-1 *英語訳 **CAESAR: The Gallic War (A new English translation) by Carolyn Hammond, [[w:en:Oxford World's Classics|Oxford World's Classics(OWC)]], [[w:en:Oxford University Press|Oxford University Press]], First published 1996 ; Reissued 2008、ISBN 978-0-19-954026-6(近年の新訳) *注釈書 **Gould, H.E. & J.L. Whiteley. C. Iuli Caesaris Commentariorum De Bello Gallico. Liber Quartus. (London: Macmillan & Co Ltd., 1968).;初級者向けの英文注釈がある。 **Caesar: De Bello Gallico V, Edited by R.C.Carrington (再版Bristol Classical Press, 1984), ISBN 0-86292-136-8 etc. == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffe;">[[羅馬史略]] {{進捗|00%|2022-08-18}}</span><!-- 2022-08-18 -->   <small>(2022年8月18日から)</small> == 関連記事 == *英語版ウィキソース:[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War|Commentaries on the Gallic War]](英語訳) *フランス語版ウィキソース:[[s:fr:La_Guerre_des_Gaules|La Guerre des Gaules]](仏語訳) == 脚注 == <references /> == 外部リンク == *[http://www.forumromanum.org/literature/caesar/gallic.html Commentaries on the Gallic War]("corpus scriptorum latinorum" ラテン文学のデジタルライブラリー;英仏訳と地図付) *[http://www.debellogallico.org/index.cgi/bgtext Commentarii de Bello Gallico](ガリア戦記の日本語対訳サイト) *[http://itunes.apple.com/jp/podcast/classics-texts-caesar-de-bello/id183722640 Classics Texts :: Caesar, De Bello Gallico 2 (Study Speed)](『[[ガリア戦記 第2巻]]』の各節を[[w:ITunes|iTunes]]向けに読み上げた音声ファイルのダウンロードサイト) === Latein.me === *[https://www.latein.me/ Latein-Wörterbuch - Latein.me] (ラテン語-ドイツ語オンラインリソース) **[https://www.latein.me/text/3/Caesar Caesar - Übersetzungen] (カエサルの著作) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/33/De+Bello+Gallico+%28I%29/p/0 De Bello Gallico (I)] (第1巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/34/De+Bello+Gallico+%28II%29/p/0 De Bello Gallico (II)] (第2巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/35/De+Bello+Gallico+%28III%29/p/0 De Bello Gallico (III)] (第3巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/36/De+Bello+Gallico+%28IV%29/p/0 De Bello Gallico (IV)] (第4巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/37/De+Bello+Gallico+%28V%29/p/0 De Bello Gallico (V)] (第5巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/38/De+Bello+Gallico+%28VI%29/p/0 De Bello Gallico (VI)] (第6巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/39/De+Bello+Gallico+%28VII%29/p/0 De Bello Gallico (VII)] (第7巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/40/De+Bello+Gallico+%28VIII%29/p/0 De Bello Gallico (VIII)] (第8巻) [[Category:ガリア戦記|*]] [[Category:ラテン語|かりあせんき]] [[Category:古典ラテン文学|かりあせんき]] [[Category:ガイウス・ユリウス・カエサルの著作|かりあせんき]]
2006-04-23T11:51:23Z
2024-03-24T11:58:02Z
[ "テンプレート:Wikisource", "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wiktionary", "テンプレート:Commons" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98
3,514
ガリア戦記
古代ローマの政治家・武将・著述家であるガイウス・ユリウス・カエサル4世(Gaius Iulius Caesar IV)がガリア戦争(Bellum Gallicum)の経過を古典ラテン語で著述したラテン文学の古典的名著『ガリア戦記』(Commentarii de bello Gallico)のラテン語・日本語対訳。第8巻のみアウルス・ヒルティウス(Aulus Hirtius)による著作。 刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum)であったと推定され、『内乱記』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii de Bello Gallico et Civili)と題して刊行されていた(右の画像)。 『ガリア戦記』冒頭部分の英語圏の人による朗読を聴いてみよう。 Gallia est omnis dīvīsa in partēs trēs; quārum ūnam incolunt Belgae, aliam Aquītānī, tertiam quī ipsōrum linguā Celtae, nostrā Gallī appellantur. Hī omnēs linguā, īnstitūtīs, lēgibus inter sē differunt. Gallōs ab Aquītānīs Garumna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit.
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "古代ローマの政治家・武将・著述家であるガイウス・ユリウス・カエサル4世(Gaius Iulius Caesar IV)がガリア戦争(Bellum Gallicum)の経過を古典ラテン語で著述したラテン文学の古典的名著『ガリア戦記』(Commentarii de bello Gallico)のラテン語・日本語対訳。第8巻のみアウルス・ヒルティウス(Aulus Hirtius)による著作。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum)であったと推定され、『内乱記』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii de Bello Gallico et Civili)と題して刊行されていた(右の画像)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "『ガリア戦記』冒頭部分の英語圏の人による朗読を聴いてみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Gallia est omnis dīvīsa in partēs trēs; quārum ūnam incolunt Belgae, aliam Aquītānī, tertiam quī ipsōrum linguā Celtae, nostrā Gallī appellantur. Hī omnēs linguā, īnstitūtīs, lēgibus inter sē differunt. Gallōs ab Aquītānīs Garumna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit.", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "注解編と用例集" } ]
古典ラテン語>ガリア戦記 ラテン文学>ガリア戦記 古代ローマの政治家・武将・著述家であるガイウス・ユリウス・カエサル4世がガリア戦争の経過を古典ラテン語で著述したラテン文学の古典的名著『ガリア戦記』のラテン語・日本語対訳。第8巻のみアウルス・ヒルティウスによる著作。  刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』であったと推定され、『内乱記』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』と題して刊行されていた(右の画像)。
__notoc__ <!--【2006年4月23日起稿】--> *[[古典ラテン語]]>'''ガリア戦記''' *[[ラテン文学]]>'''ガリア戦記''' <div style="font-family:Arial Black;font-style:normal;font-size:17pt;color:#990033;text-align:center;background-color:#fee;">C &middot; IVLII &middot; CAESARIS &middot; COMMENTARII &middot; DE &middot; BELLO &middot; GALLICO</div> [[画像:Commentarii_de_Bello_Gallico.jpg|thumb|right|240px|1783年刊行の『ガリア戦記』と『内乱記』]] [[画像:Siege-alesia-vercingetorix-jules-cesar.jpg|thumb|right|280px|カエサル(右)と対面するウェルキンゲトリクス(左)<br>(リオネル=ノエル・ロワイエ [[w:fr:Lionel Royer|(fr)]] 画、1899年)]] [[w:古代ローマ|古代ローマ]]の政治家・武将・著述家である[[w:ガイウス・ユリウス・カエサル|ガイウス・ユリウス・カエサル4世]]([[w:la:Gaius_Iulius_Caesar|Gaius Iulius Caesar IV]])が[[w:ガリア戦争|ガリア戦争]]([[w:la:Bellum_Gallicum|Bellum Gallicum]])の経過を[[w:古典ラテン語|古典ラテン語]]で著述した[[w:ラテン文学|ラテン文学]]の古典的名著『ガリア戦記』([[wikt:la:Commentarii_de_bello_Gallico|Commentarii de bello Gallico]])の[[ラテン語]]・[[日本語]]対訳。第8巻のみ[[w:アウルス・ヒルティウス|アウルス・ヒルティウス]]([[w:la:Aulus_Hirtius|Aulus Hirtius]])による著作。  刊行当時の書名は、『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績(戦績)に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum)であったと推定され、『'''[[内乱記]]'''』と併せたものであった。 ルネサンス期以降は『ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア戦争および内戦に関する覚え書』(C. Iulii Caesaris Commentarii de Bello Gallico et Civili)と題して刊行されていた(右の画像)。 <div style="background-color:#dfd;"> 『ガリア戦記』は、ガリア戦争の当事者であるカエサルが、簡潔明晰かつ客観的に描写することにより自らの戦争の正当性を示し<ref name="ガリア戦記">[https://kotobank.jp/word/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98-47339 ガリア戦記(がりあせんき)とは? 意味や使い方 - コトバンク]</ref>、自らに対する種々の非難に対する弁明を意図したものである<ref name="ガリア戦記"/>。簡潔雄渾な名文として名高く<ref name="ガリア戦記"/>、第一級の歴史書であるとともにラテン文学の傑作とされている<ref name="ガリア戦記"/>。</div> <br><br> <div style="border:solid #999 1px;background:#F8F8F8;max-width:60%;padding:0.25em 1em;margin:0.5em auto;align:left;overflow:auto;text-align:justify;"> 『ガリア戦記』冒頭部分の英語圏の人による朗読を聴いてみよう。 Gallia est omnis<!--omnes--> dīvīsa in partēs trēs; quārum ūnam incolunt Belgae, aliam Aquītānī, tertiam quī<!--qui--> ipsōrum linguā Celtae, nostrā Gallī appellantur. Hī omnēs linguā, īnstitūtīs, lēgibus inter sē differunt. Gallōs ab Aquītānīs Garumna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit. ::::: [[File:La-cls-de-bello-gallico.ogg]] ::::::([[w:Vorbis|Ogg Vorbis]] 音声ファイル、<strong>長さ 54秒</strong>、155 kbps) </div> <br> == 各巻対訳 == *[[ガリア戦記 第1巻]](54節):[[w:ヘルウェティイ族|ヘルウェティイー族]]との戦役。[[w:アリオウィストゥス|アリオウィストゥス]]との戦役。 {{進捗|25%|2009-07-28}} <u>(作成途上)</u> *[[ガリア戦記 第2巻]](35節):[[w:ベルガエ人|ベルガエ人]]同盟軍との戦役、大西洋岸の征服。     {{進捗|75%|2022-04-25}}<!--【2007年4月30日から】--> *[[ガリア戦記 第3巻]](29節):アルプスの戦い、[[w:アレモリカ|大西洋岸]]および[[w:アクィタニア|アクィータニア]]の平定。 {{進捗|75%|2022-10-31}} *[[ガリア戦記 第4巻]](38節):[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア]]人との戦役。[[w:ブリタンニア|ブリタンニア]]への初めての遠征。 {{進捗|75%|2023-07-24}} *[[ガリア戦記 第5巻]](58節):ブリタンニアへの再遠征。[[w:エブロネス族|エブローネース族]]ら諸部族の蜂起。 {{進捗|50%|2024-03-31}} *[[ガリア戦記 第6巻]](44節):ガッリアとゲルマニアの社会と風習。エブローネース族らの平定。 {{進捗|50%|2010-01-23}} *[[ガリア戦記 第7巻]](90節):[[w:ウェルキンゲトリクス|ウェルキンゲトリクス]]らが率いるガリア同盟軍との戦役。 {{進捗|50%|2011-04-16}} *[[ガリア戦記 第8巻]](55節):<u>(掲載未定)</u> == 注解編と用例集 == ;注解編 *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解編]] {{進捗|25%|2023-10-25}}</span>   <small>(2020年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[/注解編/写本と校訂版|/写本と校訂版]] {{進捗|25%|2020-04-17}}</span><!-- 2020-04-17 -->   <small>(2020年4月17日から)</small> *各巻の注解 **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第1巻/注解|/第1巻注解]] {{進捗|25%|2020-06-01}}</span>   <small>(2020年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第2巻/注解|/第2巻注解]] {{進捗|25%|2022-05-05}}</span>   <small>(2021年8月26日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第3巻/注解|/第3巻注解]] {{進捗|25%|2022-10-27}}</span>   <small>(2022年3月27日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第4巻/注解|/第4巻注解]] {{進捗|25%|2023-07-10}}</span>   <small>(2022年10月20日から)</small> **<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記 第5巻/注解|/第5巻注解]] {{進捗|00%|2024-01-22}}</span>   <small>(2023年07月20日から)</small> ;用例集 *<span style="background-colo:#ffd;">[[/用例集]] {{進捗|00%|2020-03-29}}</span><!-- 2020-03-29 --> ;ガリア語 *<span style="background-colo:#ffd;">[[/ガリア語の名前]] {{進捗|00%|2021-12-11}}</span><!-- 2021-09-25 --> == 付録1 == {{Wikipedia|ガリア戦記|ガリア戦記}} {{Wiktionary|la:Commentarii_de_bello_Gallico|ガリア戦記}} {{Commons|Category:Gallic_War|ガリア戦争}} <!-- *[[/あらすじ]]:各巻のあらすじ --> *[[/内容目次]]:巻・章・節の内容を記した目次 {{進捗|75%|2011-04-02}} *[[/参照画像一覧]]:本文で参照した画像一覧  {{進捗|75%|2023-11-05}} *[[/ガリアの河川]]:本書で言及される河川  {{進捗|00%|2023-01-07}}<!--【2021年11月22日より】--> *[[/関連年表]] *[[/対訳語彙集 (羅和)]] - [[/対訳語彙集 (羅英)]] **[[/人物一覧 (羅和)]] **[[/部族一覧 (羅和)]] **[[/地名一覧 (羅和)]] {{進捗|25%|2010-04-07}} == 付録2 == *<span style="background-color:#ffa;">'''[[古代ローマの不定時法]]'''   {{進捗|50%|2020-08-24}}</span> <!-- 2016-12-31 --> *<span style="background-color:#ffb;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/ラテン語の紀年法|/ラテン語の紀年法]]   {{進捗|75%|2009-01-12}}</span> *<span style="background-color:#ffb;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの攻城兵器|/古代ローマの攻城兵器]] {{進捗|00%|2019-08-06}}</span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/古代ローマの軍旗類|/古代ローマの軍旗類]]  {{進捗|00%|2022-01-22}}</span><!--【2022年1月22日より】--> *[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/通貨・計量単位|/通貨・計量単位]]    {{進捗|25%|2020-12-27}}</span> == 原文出典 == {{Wikisource|la:Commentarii de bello Gallico|ガリア戦記}} {{進捗状況}} *ラテン語版ウィキソース:[[s:la:Commentarii_de_bello_Gallico|Commentarii de bello Gallico]](ただし、校訂本の出典記載なし! しかも誤植が多いので注意! α系写本の影響が強いと思われる。) :以下の校訂本を参照しながら、できるだけα系写本の影響を尊重しつつ、原文を修整した。 *トイプナー古典叢書(<small>[[w:la:Bibliotheca_scriptorum_Graecorum_et_Romanorum_Teubneriana|Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana]]</small>) **C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum, edidit [[w:de:Otto_Seel|Otto Seel]], vol.I. Bellum Gallicum, [[w:la:Lipsia|Lipsiae]], Teubner, 1961. *:(オットー・ゼール(1907-1975)編。現代の代表的な校訂本。β系写本の影響がやや強い。絶版。) **C. Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum, edidit [[w:de:Wolfgang_Hering|Wolfgang Hering]], vol.I. Bellum Gallicum, Lipsiae, Teubner, 1987. *: ISBN 978-3-322-00351-5 (ISBN 3-322-00351-5) *:(ヴォルフガング・ヘーリンク編。最近の校訂本。写本の異同などの情報量、文の完成度はゼール版より劣ると思われる。) == 参考文献 == *ラテン語・英語対訳 **CAESAR: The Gallic War (with an English translation), by H. J. Edwards, [[w:en:Loeb_Classical_Library|Loeb Classical Library]](#72), [[w:en:Harvard_University_Press|Harvard University Press]], ISBN 979-0-674-99080-7 **:(1917年の初版以来、[[w:ローブ・クラシカルライブラリー|ローブ古典叢書]]の一冊として刊行され続けている読み物としての普及版) *ラテン語・日本語対訳 **『カエサル『ガリア戦記』第I巻』遠山一郎 訳注、大学書林、2009年、ISBN 978-4-475-02446-4 *日本語訳 **『ガリア戦記』 カエサル著、近山金次訳、岩波文庫(岩波書店)、1964年、ISBN 978-4-00-334071-4 **『ガリア戦記』 カエサル著、國原吉之助訳、講談社学術文庫、1994年、ISBN 978-4-06-159127-1 *英語訳 **CAESAR: The Gallic War (A new English translation) by Carolyn Hammond, [[w:en:Oxford World's Classics|Oxford World's Classics(OWC)]], [[w:en:Oxford University Press|Oxford University Press]], First published 1996 ; Reissued 2008、ISBN 978-0-19-954026-6(近年の新訳) *注釈書 **Gould, H.E. & J.L. Whiteley. C. Iuli Caesaris Commentariorum De Bello Gallico. Liber Quartus. (London: Macmillan & Co Ltd., 1968).;初級者向けの英文注釈がある。 **Caesar: De Bello Gallico V, Edited by R.C.Carrington (再版Bristol Classical Press, 1984), ISBN 0-86292-136-8 etc. == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffe;">[[羅馬史略]] {{進捗|00%|2022-08-18}}</span><!-- 2022-08-18 -->   <small>(2022年8月18日から)</small> == 関連記事 == *英語版ウィキソース:[[s:en:Commentaries_on_the_Gallic_War|Commentaries on the Gallic War]](英語訳) *フランス語版ウィキソース:[[s:fr:La_Guerre_des_Gaules|La Guerre des Gaules]](仏語訳) == 脚注 == <references /> == 外部リンク == *[http://www.forumromanum.org/literature/caesar/gallic.html Commentaries on the Gallic War]("corpus scriptorum latinorum" ラテン文学のデジタルライブラリー;英仏訳と地図付) *[http://www.debellogallico.org/index.cgi/bgtext Commentarii de Bello Gallico](ガリア戦記の日本語対訳サイト) *[http://itunes.apple.com/jp/podcast/classics-texts-caesar-de-bello/id183722640 Classics Texts :: Caesar, De Bello Gallico 2 (Study Speed)](『[[ガリア戦記 第2巻]]』の各節を[[w:ITunes|iTunes]]向けに読み上げた音声ファイルのダウンロードサイト) === Latein.me === *[https://www.latein.me/ Latein-Wörterbuch - Latein.me] (ラテン語-ドイツ語オンラインリソース) **[https://www.latein.me/text/3/Caesar Caesar - Übersetzungen] (カエサルの著作) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/33/De+Bello+Gallico+%28I%29/p/0 De Bello Gallico (I)] (第1巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/34/De+Bello+Gallico+%28II%29/p/0 De Bello Gallico (II)] (第2巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/35/De+Bello+Gallico+%28III%29/p/0 De Bello Gallico (III)] (第3巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/36/De+Bello+Gallico+%28IV%29/p/0 De Bello Gallico (IV)] (第4巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/37/De+Bello+Gallico+%28V%29/p/0 De Bello Gallico (V)] (第5巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/38/De+Bello+Gallico+%28VI%29/p/0 De Bello Gallico (VI)] (第6巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/39/De+Bello+Gallico+%28VII%29/p/0 De Bello Gallico (VII)] (第7巻) ***[https://www.latein.me/text/3/Caesar/40/De+Bello+Gallico+%28VIII%29/p/0 De Bello Gallico (VIII)] (第8巻) [[Category:ガリア戦記|*]] [[Category:ラテン語|かりあせんき]] [[Category:古典ラテン文学|かりあせんき]] [[Category:ガイウス・ユリウス・カエサルの著作|かりあせんき]]
2006-04-23T11:51:23Z
2024-03-31T14:53:26Z
[ "テンプレート:進捗", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wiktionary", "テンプレート:Commons", "テンプレート:Wikisource", "テンプレート:進捗状況" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98
3,515
ガリア戦記 第1巻
ガリア戦記> 第1巻 >注解 C IVLII CAESARIS COMMENTARIORVM BELLI GALLICI LIBER PRIMVS ガッリアの情勢 ヘルウェーティイー族と野心家オルゲトリークス オルゲトリークスと三部族の密約 密約の露呈とオルゲトリークスの行く末 ヘルウェーティイー族の出発準備(1) ヘルウェーティイー族の出発準備(2) カエサルとヘルウェーティイー族(1) ウェソンティオにてローマ軍、震撼する。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ガリア戦記> 第1巻 >注解", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "C IVLII CAESARIS COMMENTARIORVM BELLI GALLICI", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "LIBER PRIMVS", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ガッリアの情勢", "title": "ガッリア概説" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ヘルウェーティイー族と野心家オルゲトリークス", "title": "ヘルウェーティイー族との戦役" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "オルゲトリークスと三部族の密約", "title": "ヘルウェーティイー族との戦役" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "密約の露呈とオルゲトリークスの行く末", "title": "ヘルウェーティイー族との戦役" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ヘルウェーティイー族の出発準備(1)", "title": "ヘルウェーティイー族との戦役" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ヘルウェーティイー族の出発準備(2)", "title": "ヘルウェーティイー族との戦役" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "カエサルとヘルウェーティイー族(1)", "title": "ヘルウェーティイー族との戦役" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ウェソンティオにてローマ軍、震撼する。", "title": "アリオウィストス率いるゲルマーニア人との戦役" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "アリオウィストス率いるゲルマーニア人との戦役" } ]
ガリア戦記> 第1巻 >注解
[[Category:ガリア戦記|1]] [[ガリア戦記]]>&nbsp;'''第1巻'''&nbsp;>[[ガリア戦記 第1巻/注解|注解]] <div style="text-align:center"> <span style="font-size:20px; font-weight:bold; font-variant-caps: petite-caps; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;C&nbsp;IVLII&nbsp;CAESARIS&nbsp;COMMENTARIORVM&nbsp;BELLI&nbsp;GALLICI&nbsp;</span> <span style="font-size:40px; font-weight:bold; color:white; background: rgb(47,94,255);background: linear-gradient(180deg, rgba(47,94,255,1) 0%, rgba(24,56,255,1) 50%, rgba(0,8,255,1) 100%);">&nbsp;LIBER PRIMVS&nbsp;</span> </div> [[画像:Gaule -58.png|thumb|right|150px|ガリア戦記 第1巻の情勢図(BC58年)。黄色の領域がローマ領。]] {| id="toc" style="align:left;clear:all;" align="left" cellpadding="5" ! style="background:#ccccff; text-align:left;" colspan="2" | ガリア戦記 第1巻 目次 |- | style="text-align:right; font-size: 0.86em;"| '''[[#ガッリア概説|ガッリア概説]]''':<br /> '''[[#ヘルウェーティイー族との戦役|ヘルウェーティイー族との戦役]]''':<br /> <br /> <br /> '''[[#アリオウィストス率いるゲルマーニア人との戦役|アリオウィストス率いるゲルマーニア人との戦役]]''':<br /> <br /> <br /> <br /> | style="text-align:left; font-size: 0.86em;"| [[#1節|01節]] <br /> [[#2節|02節]] | [[#3節|03節]] | [[#4節|04節]] | [[#5節|05節]] | [[#6節|06節]] | [[#7節|07節]] | [[#8節|08節]] | [[#9節|09節]] | [[#10節|10節]] <br /> [[#11節|11節]] | [[#12節|12節]] | [[#13節|13節]] | [[#14節|14節]] | [[#15節|15節]] | [[#16節|16節]] | [[#17節|17節]] | [[#18節|18節]] | [[#19節|19節]] | [[#20節|20節]] <br /> [[#21節|21節]] | [[#22節|22節]] | [[#23節|23節]] | [[#24節|24節]] | [[#25節|25節]] | [[#26節|26節]] | [[#27節|27節]] | [[#28節|28節]] | [[#29節|29節]] <br /> [[#30節|30節]] <br /> [[#31節|31節]] | [[#32節|32節]] | [[#33節|33節]] | [[#34節|34節]] | [[#35節|35節]] | [[#36節|36節]] | [[#37節|37節]] | [[#38節|38節]] | [[#39節|39節]] | [[#40節|40節]] <br /> [[#41節|41節]] | [[#42節|42節]] | [[#43節|43節]] | [[#44節|44節]] | [[#45節|45節]] | [[#46節|46節]] | [[#47節|47節]] | [[#48節|48節]] | [[#49節|49節]] | [[#50節|50節]] <br /> [[#51節|51節]] | [[#52節|52節]] | [[#53節|53節]] | [[#54節|54節]] | |} <br style="clear:both;" /> __notoc__ ==ガッリア概説== ===1節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/1節]] {{進捗|00%|2020-03-27}}</span> '''ガッリアの情勢''' *Gallia est omnis divisa in partes tres, **[[w:ガリア|ガッリア]]は全体で三つの部分に分けられており、 *quarum unam incolunt Belgae, aliam Aquitani, **それらの一つには[[w:ベルガエ族|ベルガエ族]]が住み、別の一つには[[w:アクィーターニー族|アクィーターニー族]]が住み、 *tertiam qui ipsorum lingua Celtae, nostra Galli appellantur. **三つ目には、彼ら自身の言葉で「ケルタエ人」、私たちの言葉では「ガリア人」と呼ばれている者たちが住む。 *Hi omnes lingua, institutis, legibus inter se differunt. **これらすべての者たちは、言葉・風習・法律において互いに異なっている。 *Gallos ab Aquitanis Garumna flumen, a Belgis Matrona et Sequana dividit. **ガッリア人を、ガルンナ川(現ガロンヌ川)がアクィーターニー族から、マートロナ川(セーヌ川支流)とセークァナ川(現セーヌ川)がベルガエ族から、分け隔てている。 *'''ベルガエ族''' *Horum omnium fortissimi sunt Belgae, **これらすべての者のうちで最も屈強なのはベルガエ族であるが、 *propterea quod a cultu atque humanitate provinciae longissime absunt, **それというのも(彼らが)ローマ属州の(外面的)洗練さや(内面的)人間性から最も遠く離れているからであり、 *minimeque ad eos mercatores saepe commeant atque ea quae ad effeminandos animos pertinent important, **彼らのところへは、彼らの心を軟弱にする類いのものを持ち込む商人たちが滅多に行き来しないからであり、 *proximique sunt Germanis, qui trans Rhenum incolunt, quibuscum continenter bellum gerunt. **かつ近隣にはレーヌス川(現ライン川)の向こうに住む[[w:ゲルマニア|ゲルマーニア人]]がいて、彼らと絶え間なく戦争を行なっているからである。 *'''ヘルウェーティイー族''' *Qua de causa Helvetii quoque reliquos Gallos virtute praecedunt, **このような理由からヘルウェーティイー族もまた残りのガッリア人に武勇でまさっているが、 *quod fere cotidianis proeliis cum Germanis contendunt, **というのは(彼らは)ほとんど毎日の戦闘をゲルマーニア人と戦っており、 *cum aut suis finibus eos prohibent aut ipsi in eorum finibus bellum gerunt. **彼らの領土からゲルマーニア人たちを遠ざけるか、または彼ら自身がゲルマーニア人の領土で戦争を行なっているがゆえである。 ====ガッリアの地理区分について==== *Eorum una, pars, quam Gallos obtinere dictum est, **それらの一つ、ガッリア人が定住すると言われている部分は、 *initium capit a flumine Rhodano, continetur Garumna flumine, Oceano, finibus Belgarum, **始まりはロダヌス川(現ローヌ川)に取り、ガルンナ川(現ガロンヌ川)・大洋(大西洋)・ベルガエ族の領土で囲まれており、 *attingit etiam ab Sequanis et Helvetiis flumen Rhenum, vergit ad septentriones. **セークァーニー族とヘルウェティイー族からさらにレーヌス川(現ライン川)に接していて、(ローマ属州から見て)北方に位置している。 *Belgae ab extremis Galliae finibus oriuntur, pertinent ad inferiorem partem fluminis Rheni, **ベルガエ族(の邦)はガリア人の領土の最も外縁から始まり、レーヌス川(現ライン川)の下流部分へ及び、 *spectant in septentrionem et orientem solem. **(ローマ属州から見て)北東に面している。 *Aquitania a Garumna flumine ad Pyrenaeos montes et eam partem Oceani quae est ad Hispaniam pertinet; **アクィーターニアはガルンナ川(現ガロンヌ川)からピュレーネー(ピレネー)山脈へ、そしてヒスパーニア(現スペイン)に至る大洋の部分に及んでおり、 *spectat inter occasum solis et septentriones. **西と北の中間に面している。 ==ヘルウェーティイー族との戦役== ===2節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/2節]] {{進捗|00%|2020-03-27}}</span> '''ヘルウェーティイー族と野心家オルゲトリークス''' *Apud Helvetios longe nobilissimus fuit et ditissimus [[wikt:en:Orgetorix#Latin|Orgetorix]]. **ヘルウェーティイー族のもとで、ずばぬけて高貴でかつ最も富める者はオルゲトリークスであった。 *Is M. Messala, [et P.] M. Pisone consulibus **彼は、マールクス・メッサーラとマールクス・ピーソーがコンスル(執政官)であった年に〔BC61年に〕、 *regni cupiditate inductus coniurationem nobilitatis fecit et civitati persuasit **王権への欲望に心を動かし、貴族たちと陰謀をなして、部族を(次のように)説得した。 *ut de finibus suis cum omnibus copiis exirent: **彼らの領土からすべての軍勢とともに出て行くように、 *perfacile esse, cum virtute omnibus praestarent, totius Galliae imperio potiri. **(彼らが)すべての武勇において優っているので、ガリア人全体の支配を手中にすることは、容易なことであると。 *Id hoc facilius iis persuasit, quod undique loci natura Helvetii continentur: **彼はこれを容易に彼らに説得したが、それはヘルウェーティイー族がいたるところで自然の場所で囲まれているためである。 *una ex parte flumine Rheno latissimo atque altissimo, qui agrum Helvetium a Germanis dividit; **一方の側は最も幅広く最も深いレーヌス川(現ライン川)で、これはヘルウェーティイー族の土地をゲルマン人から分け隔てており、 *altera ex parte monte Iura altissimo, qui est inter Sequanos et Helvetios; **他方の側は最も高いユーラ山脈(現ジュラ山脈)で、これはセークァーニー族とヘルウェ-ティイー族の間にあり、 *tertia lacu Lemanno et flumine Rhodano, qui provinciam nostram ab Helvetiis dividit. **第3の側はレマンヌス湖とロダヌス川(現ローヌ川)で、これは我々(ローマ)の属州をヘルウェーティイー族から分け隔てている。 *His rebus fiebat ut et minus late vagarentur et minus facile finitimis bellum inferre possent; **これらの境遇が生じていたため、彼らは広く歩き回ることが最低限しかできず、容易に隣人に戦争をしかけることが最低限しかできず、 *qua ex parte homines bellandi cupidi magno dolore adficiebantur. **戦争することを熱望している人間たちの側から大いなる苦痛で悩まされていた。 *Pro multitudine autem hominum et pro gloria belli atque fortitudinis angustos se fines habere arbitrabantur, **他方、人間の大勢さ(人口の多さ)や戦争の名声と勇敢さのためには、彼らは狭い領土を持っているとみなされている。 *qui in longitudinem milia passuum CCXL, in latitudinem CLXXX patebant. **(その領土は)長さ240ローママイル、幅180マイルと明らかである。 ===3節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/3節]] {{進捗|00%|2020-08-23}}</span> '''オルゲトリークスと三部族の密約''' *'''ヘルウェーティイー族の決定''' *His rebus adducti et auctoritate [[wikt:en:Orgetorix#Latin|Orgetorigis]] permoti constituerunt **これらの事に引かれて、オルゲトリークスの権威に扇動されて、彼らは(以下の①~④を)決めた。 *ea quae ad proficiscendum pertinerent comparare, **①旅立つことに役立つと考えられる物を調達すること、 *iumentorum et carrorum quam maximum numerum coemere, **②駄馬と四輪荷車をできるだけ最大の数だけ買い集めること、 *sementes quam maximas facere, ut in itinere copia frumenti suppeteret, **③できる限り多くの種まきをすること、道中に穀物を大量に貯えておけるように、 *cum proximis civitatibus pacem et amicitiam confirmare. **④近隣の部族たちと和平と友好を強めること。 *Ad eas res conficiendas biennium sibi satis esse duxerunt; **それらの事を行うためには、彼らは2年間で十分であると考え、 *in tertium annum profectionem lege confirmant. **3年目に出発を法律で確認した。 *Ad eas res conficiendas Orgetorix deligitur. **それらの事を行うために、オルゲトリークスが選ばれる。 *Is sibi legationem ad civitates suscipit. **彼は自ら部族たちへの使節を引き受ける。 *'''セークァーニー族のカスティクス''' *In eo itinere persuadet Castico, Catamantaloedis filio, Sequano, **(彼は)その道中、セークァーニー族の所で、カタマンタロエディスの息子カスティクスを説得した。 *cuius pater regnum in Sequanis multos annos obtinuerat **(カスティクスの)父はセークァーニー族の王権を多くの年にわたり司り、 *et a senatu populi Romani amicus appellatus erat, **かつ元老院により「ローマ人民の盟友」と呼ばれていた。 *ut regnum in civitate sua occuparet, quod pater ante habuerit; **その父が以前に持っていた部族の王権を占有するように(オルゲトリークスはカスティクスに説いた)。 *'''ハエドゥイー族のドゥムノリークス''' *itemque [[wikt:en:Dumnorix#Latin|Dumnorigi]] Haeduo, fratri [[wikt:en:Diviciacus#Latin|Diviciaci]], **同様に、ハエドゥイー族のディーウィキアークスの兄弟のドゥムノリークスを、 *qui eo tempore principatum in civitate obtinebat ac maxime plebi acceptus erat, **彼はそのときに部族の第一人者の地位を司りかつ最も人民に受け入れられていたが、 *ut idem conaretur persuadet eique filiam suam in matrimonium dat. **(オルゲトリークスが)同じことを企てるように彼を説得し、かつ自分の娘を嫁に与える。 *'''三部族の密約''' *Perfacile factu esse illis probat conata perficere, **その企てを成し遂げることを彼らが行うのは容易であると(オルゲトリークス)は是認する。 *propterea quod ipse suae civitatis imperium obtenturus esset: **それというのも彼ら自身がその部族の支配権を司ることになるからで、 *non esse dubium quin totius Galliae plurimum Helvetii possent; **疑いなくすべてのガリア人でヘルウェーティイー族が最も多く力があるからであり、 *se suis copiis suoque exercitu illis regna conciliaturum confirmat. **彼はその富と軍勢をもってして彼らに王権を手に入れることを保証する。 *Hac oratione adducti inter se fidem et ius iurandum dant **この話に引かれて(彼らは)互いに信義と誓約を与え合い、 *et regno occupato per tres potentissimos ac firmissimos populos **王権を占有して、3つの最も有力かつ最も力強い部族民によって *totius Galliae sese potiri posse sperant. **すべてのガリア人を意のままにできることを期待する。 ===4節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/4節]] {{進捗|00%|2020-08-23}}</span> '''密約の露呈とオルゲトリークスの行く末''' *Ea res est Helvetiis per indicium enuntiata. **その事は密告を通じてヘルウェーティイー族に漏らされた。 *Moribus suis Orgetoricem ex vinculis causam dicere coegerunt; **彼らの風習により、オルゲトリークスに獄舎の中から陳述することを強いた。 *damnatum poenam sequi oportebat, ut igni cremaretur. **有罪になった者は、火焙りにされるという罰に従うことになっていた。 *Die constituta causae dictionis **陳述の日が決められて、 *Orgetorix ad iudicium omnem suam familiam, ad hominum milia decem, undique coegit, **オルゲトリークスは裁判所へ彼の一族郎党およそ1万人をいたる所から徴集し、 *et omnes clientes obaeratosque suos, quorum magnum numerum habebat, eodem conduxit; **かつ彼が多数持っていた彼の手下や債務者たちを同所に集め、 *per eos ne causam diceret se eripuit. **彼らを通じて、陳述しないように彼自身を奪回した。 *Cum civitas ob eam rem incitata armis ius suum exequi conaretur **そのときに部族の者らはその事に刺激されて武器を取って、自分たちの法を執行することを企て、 *multitudinemque hominum ex agris magistratus cogerent, **大勢の人間を畑から官吏が徴集して、 *Orgetorix mortuus est; **オルゲトリークスは死んだ。 *neque abest suspicio, ut Helvetii arbitrantur, quin ipse sibi mortem consciverit. **ヘルウェーティイー族が思っているように、(オルゲトリークス)自身が自決したということは、疑いなくはない(おそらくそうであろう)。 ===5節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/5節]] {{進捗|00%|2020-08-23}}</span> '''ヘルウェーティイー族の出発準備(1)''' *Post eius mortem nihilo minus **彼(オルゲトリークス)の死の後で、それにもかかわらず *Helvetii id quod constituerant facere conantur, ut e finibus suis exeant. **ヘルウェーティイー族は彼らの領土から出てゆくように決めていたことの遂行を企てる。 *Ubi iam se ad eam rem paratos esse arbitrati sunt, **すでにその事を用意ができたと思うや否や、 *oppida sua omnia, numero ad duodecim, vicos ad quadringentos, **数にして約12の彼らのすべての町々と、約400の村々と *reliqua privata aedificia incendunt; **残りの個々の建物に放火する。 *frumentum omne, praeter quod secum portaturi erant, comburunt, **すべての穀物を~彼ら自身とともに持ち運ばれるであろうところ以外は~焼失させる。 *ut domum reditionis spe sublata **家に帰還することの希望を無くされて *paratiores ad omnia pericula subeunda essent; **すべての危険に耐える覚悟ができているように。 *trium mensum molita cibaria sibi quemque domo efferre iubent. **各自のための3か月分の挽いた食糧と、それを家から運び出すことを命じる。 *Persuadent Rauracis et Tulingis et Latobrigis finitimis, uti eodem usi consilio **(ヘルウェーティイー族は)隣接しているラウラキー族・トゥーリンギー族・ラトブリギー族に彼らと同じ計画を用いるように説得する。 *oppidis suis vicisque exustis una cum iis proficiscantur, **(それは)彼ら(3部族)の町々と村々を燃やしてヘルウェーティイー族とともに一緒に出発するというものである。 *Boiosque, qui trans Rhenum incoluerant et in agrum Noricum transierant Noreiamque oppugnabant, **かつ、ボイイ族~彼らはレーヌス川(現ライン川)の向こう側に住んでいて、ノーリクムの地に渡って(その首邑)ノーレイアを攻撃していた~ *receptos ad se socios sibi adsciscunt. **を同盟者として受け入れることを認める ===6節=== *<span style="background-color:#ffd;">[[/注解/6節]] {{進捗|00%|2020-08-23}}</span> '''ヘルウェーティイー族の出発準備(2)''' *Erant omnino itinera duo, quibus itineribus domo exire possent: **(ヘルウェーティイー族が)故郷から旅に出て行くことができる道は全く二つであった。 *unum per Sequanos, angustum et difficile, inter montem Iuram et flumen Rhodanum, **一つ(の道)は[[w:セクァニ族|セークァーニー族]]のところを通るもので、狭くて困難であり、[[w:ジュラ山脈|ユラ山脈]]と[[w:ローヌ川|ロダヌス川]]の間にあり、 *vix qua singuli carri ducerentur, **四輪荷車が一つずつ引かれて行くのがやっとであり、 *mons autem altissimus impendebat, ut facile perpauci prohibere possent; **他方で最も高い山が頭上に差し迫っており、わずかな者で(通行を)容易に妨害することができる。 *alterum per provinciam nostram, multo facilius atque expeditius, **もう一つ(の道)は我々(ローマ)の[[w:属州|属州]]を通るもので、はるかに容易で楽なものであるが、 *propterea quod inter fines Helvetiorum et Allobrogum, qui nuper pacati erant, **というのは、ヘルウェーティイー族および最近(ローマに)平定された[[w:アルロブロゲス族|アルロブロゲス族]]の領土間には *Rhodanus fluit isque non nullis locis vado transitur. **ロダヌス川が流れており、これは徒歩で渡られる場所がなくはないからである。 *Extremum oppidum Allobrogum est proximumque Helvetiorum finibus Genava. **アルロブロゲス族のはずれの町であり、かつヘルウェーティイー族の領土に最も近いのはゲナーワ(現[[w:ジュネーヴ|ジュネーヴ]])である。 *Ex eo oppido pons ad Helvetios pertinet. **その町から橋がヘルウェーティイー族(の領土)へかかっている。 *Allobrogibus sese vel persuasuros, **アルロブロゲス族を彼ら(ヘルウェーティイー族)はあるいは説得するだろう。 *quod nondum bono animo in populum Romanum viderentur, existimabant **なぜなら(アルロブロゲス族は)まだローマ人民に対して良い心でいると見られていない、と見なしていたからである。 *vel vi coacturos ut per suos fines eos ire paterentur. **あるいは彼ら(アルロブロゲス族)の領土を通って彼ら(ヘルウェーティイー族)が行かせるように力で強いるだろう。 *Omnibus rebus ad profectionem comparatis **出発するためのすべての事が準備され、 *diem dicunt, qua die ad ripam Rhodani omnes conveniant. **ロダヌス川の川岸へ皆が集まる日を(ヘルウェーティイー族の者が)言う。 *Is dies erat a. d. V. Kal. Apr. L. Pisone, A. Gabinio consulibus. **それは、[[w:ルキウス・カルプルニウス・ピソ・カエソニヌス|ルキウス・ピーソー]]と[[w:アウルス・ガビニウス|アウルス・ガビーニウス]]が[[w:執政官|執政官]](の年)で、3月28日であった。 ===7節=== '''カエサルとヘルウェーティイー族(1)''' *Caesari cum id nuntiatum esset, eos per provincia nostram iter facere conari, **カエサルに、彼ら(ヘルウェーティイー族)が我ら(ローマ)の属州を通って旅することを企てていること、それが報告されていたときに、 *maturat ab urbe proficisci et quam maximis potest itineribus **(カエサルは)都([[w:ローマ|ローマ市]])から出発することを急ぎ、できる限りの強行軍で *in Galliam ulteriorem contendit et ad Genavam pervenit. **「向こう側のガリア」に急行して、ゲナーワへ到着する。 *Provinciae toti quam maximum potest militum numerum imperat **その属州全体にできる限りの数の兵士(の徴集)を命じ、 *(erat omnino in Gallia ulteriore legio una), **「向こう側のガリア」全てで1個軍団であったが、 *pontem, qui erat ad Genavam, iubet rescindi. **ゲナーワの方へあった橋を引き裂かれることを命じる。 *Ubi de eius adventu Helvetii certiores facti sunt, **ヘルウェーティイー族は彼(カエサル)の到着について知らされたや否や、 *legatos ad eum mittunt nobilissimos civitatis, **部族のうち高貴な者たちを使者として彼(カエサル)へ派遣し、 *cuius legationis Nammeius et Verucloetius principem locum obtinebant, **[[w:ナンメイウス|ナンメイウス]]と[[w:ウェルクロエティウス|ウェルクロエティウス]]がそれらの使者たちの首席という地位を司っていたが、 *qui dicerent sibi esse in animo sine ullo maleficio iter per provinciam facere, **彼らが言うことには、彼ら(ヘ族)自身は何の害をなすこともなしに属州を通って旅する心積もりでおり、 *propterea quod aliud iter haberent nullum: **というのも(彼らが)他の道を一つも持っていないからであり、 *rogare ut eius voluntate id sibi facere liceat. **彼(カエサル)の意思によって彼ら(ヘ族)がそのことを行なうことが許されるように求めるものである。 *Caesar, quod memoria tenebat **カエサルは(以下の)ことを記憶で保っていた、 *L. Cassium consulem occisum exercitumque eius ab Helvetiis pulsum et sub iugum missum, **執政官[[w:ルキウス・カッシウス|ルキウス・カッシウス]]が殺され、かつ彼の軍隊がヘルウェーティイー族により屈服させられ、くびきの下へ送られた(=槍門をくぐらされた)ことを(ので)、 *concedendum non putabat; **(彼らの求めが)認められることはないと見なしていた; *neque homines inimico animo, data facultate per provinciam itineris faciundi, **また、(ローマに)敵対する心でおり、属州を通って旅する機会を与えられた人々が *temperaturos ab iniuria et maleficio existimabat. **不正や悪行から節制されることはない、と見なしていた。 *Tamen, ut spatium intercedere posset dum milites quos imperaverat convenirent, **それでも(徴集を)課していた兵士たちが集まる間に時間経過ができるように、 *legatis respondit diem se ad deliberandum sumpturum: **自分(カエサル)は思案するために日を費やすだろう、と使者に答える: *si quid vellent, ad Id. April. reverterentur. **もし欲する者があるならば、4月の中日(13日)に戻ってくるように(と言った)。 ===8節=== ===9節=== ===10節=== ===11節=== ===12節=== ===13節=== ===14節=== ===15節=== ===16節=== ===17節=== ===18節=== ===19節=== ===20節=== ===21節=== ===22節=== ===23節=== ===24節=== ===25節=== ===26節=== ===27節=== ===28節=== ===29節=== ==アリオウィストス率いるゲルマーニア人との戦役== ===30節=== ===31節=== ===32節=== ===33節=== ===34節=== ===35節=== ===36節=== ===37節=== ===38節=== ===39節=== '''ウェソンティオにてローマ軍、震撼する。''' *Dum paucos dies ad Vesontionem rei frumentariae commeatusque causa moratur, **数日間、ウェソンティオ(現在のブザンソン)近郊に食糧とその運搬の事のために留まったとき、 *ex percontatione nostrorum vocibusque Gallorum ac mercatorum, **我々(ローマ勢)がガリア人たちや(ローマ人の)商人たちに問いただした得た話によれば、 *qui ingenti magnitudine corporum Germanos, incredibili virtute atque exercitatione in armis esse praedicabant **「ゲルマン人は、とても大柄な身体で、信じられないほど勇敢で、武器を扱うことに熟達している」と彼らは褒めそやし、 *(saepe numero sese cum his congressos ne vultum quidem atque aciem oculorum dicebant ferre potuisse), **「自分たちはしばしば彼らと出くわしたが、(彼らの)容貌と視線に耐えることができなかった」と言ったのだ。 *tantus subito timor omnem exercitum occupavit **突然これほどにも大きな恐れが(ローマ)全軍を襲い、 *ut non mediocriter omnium mentes animosque perturbaret. **結果として全員の精神と魂を尋常でないほどに混乱させたのだ。 *Hic primum ortus est a tribunis militum, praefectis, reliquisque **これが最初に起こったのは、<ruby><rb>[[w:トリブヌス・ミリトゥム|兵士長官]]</rb><rp>(</rp><rt>トリブヌス・ミリトゥム</rt><rp>)</rp></ruby>、(援軍の)指揮官や残りの者たちからで、 *qui ex urbe amicitiae causa Caesarem secuti **彼らは都(ローマ)からカエサルの友情を得るために従ってきただけで *non magnum in re militari usum habebant: **軍事経験はあまり持っていなかったのである。 *quorum alius alia causa inlata, **その中のある者たちはそれぞれ別の理由を述べたてた。 *quam sibi ad proficiscendum necessariam esse diceret, petebat ut eius voluntate discedere liceret; **「出発しなければならないため、やむをえなかった」と言い、カエサルの意思により立ち去ることが許されるように求めた。 *non nulli pudore adducti, ut timoris suspicionem vitarent, remanebant. **ある者たちは、羞恥心に駆られて臆病であるとの疑いを避けようと、残留した。 *Hi neque vultum fingere neque interdum lacrimas tenere poterant: **彼らは外見(表情)を取り繕うこともできず、時々は涙を抑えることもできなかったので、 *abditi in tabernaculis aut suum fatum querebantur aut cum familiaribus suis commune periculum miserabantur. **天幕の内に隠れて、あるいは自分の運命を嘆き、あるいは親しい者たちとともに自分ら共通の危険を哀れみあった。 *Vulgo totis castris testamenta obsignabantur. **全陣営のいたるところで遺言書が署名された。 *Horum vocibus ac timore paulatim etiam ii qui magnum in castris usum habebant, milites centurionesque quique equitatui praeerant, perturbabantur. **これらの輩の声や恐れにより漸次、軍事経験を多く持つ者、兵士、百人隊長、騎兵隊指揮官さえも、混乱させられた。 *Qui se ex his minus timidos existimari volebant, **この輩から臆病だと見なされたくないと欲する者は、 *non se hostem vereri, sed angustias itineris et magnitudinem silvarum quae intercederent inter ipsos atque Ariovistum, **「自分たちは敵を恐れるものではないが、自分たちとアリオウィストゥスの間にある道の狭隘さや森の広大さ、 *aut rem frumentariam, ut satis commode supportari posset, timere dicebant. **あるいは糧食が十分に具合よく運ばれることができるか心配している」と言った。 *Non nulli etiam Caesari nuntiabant, **ある者たちはカエサルにさえ次のように告げた。 *cum castra moveri ac signa ferri iussisset, **「陣営を動かし進軍することを命じようとも、 *non fore dicto audientes milites neque propter timorem signa laturos. **兵たちは言うことを聞かず、恐れのために進軍しないでしょう。」 ===40節=== ===41節=== ===42節=== ===43節=== ===44節=== ===45節=== ===46節=== ===47節=== ===48節=== ===49節=== ===50節=== ===51節=== ===52節=== ===53節=== ===54節=== ---- *<span style="background-color:#99ff99;">「ガリア戦記 第1巻」了。「[[ガリア戦記 第2巻]]」へ続く。</span> [[Category:ガリア戦記 第1巻|*]]
2006-04-23T12:00:02Z
2024-01-06T13:33:39Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98_%E7%AC%AC1%E5%B7%BB
3,521
Wikijunior:太陽系/タイトルページ
太陽系ソーラーシステム 著者 Wikijunior.org のボランティアと編集者 A Wikimedia Foundation Project
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "太陽系ソーラーシステム", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "著者 Wikijunior.org のボランティアと編集者 A Wikimedia Foundation Project", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]
<center>'''<font size=5>ウィキジュニア</font>''' '''<big><font size=7>太陽系</font><br>'''<br><font size=5>'''ソーラーシステム'''</font><br><br> [[Image:Solar sys.jpg|800px]]<br> 著者<br> '''<font size=4>Wikijunior.org</font>''' の<br>ボランティアと編集者<br> A Wikimedia Foundation Project </center> [[en:Wikijunior:Solar System/Title Page]] [[Category:太陽系 (ウィキジュニア)|たいとるへえし]]
null
2015-09-05T04:54:17Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Wikijunior:%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
3,523
中学校社会 歴史/鎌倉時代
鎌倉幕府はどのように成立し、どのように政治を行っていったのだろう。 この時代の人々はどのように暮らしていたのだろう。 平安時代末期、政権をにぎっていた平氏(へいし)に対する不満が高まった。その中で、1180年(治承4年)に以仁王(もちひとおう)が挙兵し、諸国の武士に「平氏を討伐せよ」との命令を出した。同年、伊豆(いず)に流されていた源頼朝(みなもとの よりとも)、ついで木曽(きそ)の源義仲(みなもとのよしなか)らがこの命令に従って挙兵した。源頼朝は鎌倉を中心に関東の支配を固めていった。頼朝は、自らは鎌倉にとどまって指揮をして、かわりに弟の源義経(みなもとの よしつね)を西に送って、平氏を西へと追いつめていく。 そのころ、源義仲は平氏を京都から追い出すことに成功したが、朝廷の後白河上皇(ごしらかわじょうこう)側との対立を生じていた。後に、朝廷は源義仲追討の命令を出し、義仲は源頼朝の命令を受けた源義経(みなもとの よしつね)らに滅ぼされた。一方、平氏も力を盛り返し、京都に攻め上ろうとする勢いを見せ始めた。しかし、源義経らが平氏を 一の谷の戦い(いちのたにの たたかい) および 屋島の戦い(やしまのたたかい) で破り、ついに1185年(文治元年)に壇ノ浦の戦い(だんのうらの たたかい)で平氏をほろぼした。 ※ 脚注 義経(よしつね)は頼朝(よりとも)と対立する。義経(よしつね)は、頼朝(よりとも)らによって、滅ぼされる。 義経らは東北地方である奥州にいる奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)をたよって東北に逃げていたので、かくまっていた奥州藤原氏も頼朝により滅ぼされる。 いっぽう、平氏の滅亡後、頼朝(よりとも)が朝廷に要求したことより、新しい制度として国ごとに守護(しゅご)が一人ずつ置かれ、荘園や公領(こうりょう)には、地頭(じとう) が置かれた。守護の仕事は、その国の御家人の統制や謀反の取り締まりなどの、軍事・警察の管理者である。地頭の仕事は、荘園および公領の管理や、税である年貢(ねんぐ)の取り立てである。 そして頼朝は1192年(建久3年)に、朝廷から征夷大将軍(せいい たいしょうぐん) に任命される。 頼朝は鎌倉に(今でいう神奈川県の鎌倉市のあたり)、幕府(ばくふ)という武家政治の拠点を開いた。この鎌倉にある幕府を鎌倉幕府(かまくら ばくふ)と言い、鎌倉に幕府があった時代(1192年~1333年の約140年間)を鎌倉時代(かまくらじだい) と言う。 「征夷大将軍」という言葉の意味は、頼朝の時代からは武士たちの中での最高権力者というような意味になっていく。「征夷大将軍」の元々の意味は、平安時代の坂上田村麻呂(さかのうえの たむらまろ)のように東北地方の蝦夷(えみし)を征服するための将軍という意味だった。 将軍の家来の武士のことを 御家人(ごけにん) という。将軍は、御家人たちの土地の権利を保証する政策をとるかわりに( 御恩(ごおん) )、御家人たちは将軍のために警備をしたり戦争の時には戦う( 奉公(ほうこう) )という関係であった。 頼朝は、御家人を守護や地頭の仕事につけた。 御恩(ごおん)とは、将軍が御家人の土地の権利を認めて保証したり、手柄のあった御家人には新しく領地を与えることである。 奉公(ほうこう)とは、将軍や幕府のために仕事をすることで、具体的には、戦争の時には将軍のために戦うことである。「いざ鎌倉」(いざ かまくら)と言って、御家人は戦いが起きれば、すぐに鎌倉へと行って将軍に指示を聞き、将軍のために戦うべき、とされていた。「一所懸命」(いっしょけんめい)という言葉があるが、この言葉は、御家人たちが自分たちの領地を守るために命がけで戦う様子から出来た言葉である。 この主従関係は土地を仲立ち(なかだち)としている。このように土地を仲立ちとした主従関係を 封建制(ほうけんせい) あるいは封建制度(ほうけんせいど)と言う。 頼朝の死後は、頼朝の子の頼家(よりいえ)が次の将軍になり、さらに次の将軍位は頼朝の子の実朝(さねとも)がついたが、政治の実権は、頼朝の妻の北条政子(ほうじょう まさこ)らの一族の北条氏にあった。その政子の父である北条時政(ほうじょう ときまさ)が執権(しっけん)という役職につき、北条氏らが幕府の実権をにぎった。 また、幕府の問題を決めるときには、会議のため、有力な御家人の中から選んだ評定衆(ひょうじょうしゅう)を集めて、会議をした。北条氏のように執権として政治の実権をにぎる政治のやりかたを 執権政治(しっけん せいじ) という。 3代目将軍の実朝は、1219年に頼家の子である公暁(くぎょう)によって実朝は殺される。こうして源氏の直系の将軍は3代で絶える。北条氏は、京都の貴族を形式的な将軍にむかえて、北条氏が政治の実権をにぎった。 1221年(承久3年)、京都の朝廷で院政を行っていた 後鳥羽上皇は政治の実権を朝廷に取り戻そうとして、北条氏を倒す命令を出し、兵を挙げた。だが、集まった兵士は少なく、北条氏の側が上皇側の軍を破る。 後鳥羽上皇は島根県の隠岐に島流しにされ、追放される。これを承久の乱という。 幕府は朝廷や西国を監視するため、京都に六波羅探題を置いた。また、上皇側に味方した勢力の土地は取り上げ、上皇側の土地に新たに地頭を任命した。こうして西国でも幕府の支配は強まっていった。 承久の乱 のあとの1232年(貞永元年)に、執権の北条泰時(ほうじょう やすとき)らにより、武家社会の慣習(かんしゅう)をもとに御成敗式目(ごせいばい しきもく) という法律をつくり、御家人の権利や義務が定められ、この式目が政治や裁判の よりどころ になった。これは律令(りつりょう)とは別の法律である。御成敗式目のことを貞永式目(じょうえい しきもく)ともいう。 御成敗式目(抜粋) その他、律令では ゆるされていないが、女性が養子をむかえることを認める。女性が養子に所領をゆずることを認められた。鎌倉時代は女の地位が、けっこう高かった。女でも土地の相続(そうぞく)ができ、また女でも地頭になれた。 武士は、日ごろから武芸(ぶげい)に、はげんでいた。やぶさめ(流鏑馬)、かさがけ(笠懸)・犬追物(いぬおうもの)などの武芸に、はげんでいた。3つとも、馬に乗り、弓矢で的をいるものである。 この3つの武芸を 騎射三物(きしゃみつもの) という。 犬追物では、やわらかい特殊な矢を使い、犬を殺さないようにしていたのである。 農民の負担は、荘園や公領の領主への年貢だけでなく、地頭も労役などを農民に負担させていた。こうして、領主と地頭とによる二重の支配を農民は受けていた。地頭の領主は、領主と同じように強くなっていき、地頭と領主とが裁判であらそうようにもなった。幕府は、領主の土地の半分を地頭のための物としたり( 下地中分(したじちゅうぶん) )、地頭から一定の年貢を領主に納めることを条件に地頭が領地を支配するようになった。( 地頭請(じとううけ) ) 農民の中には、地頭のきびしい支配を領主に訴えでる者たちも、あらわれた。 鎌倉時代の農業では鉄を用いた農具が普及し、そのため農業が発展した。 鎌倉時代には稲(いね)と麦との二毛作(にもうさく)が、近畿地方や西日本を中心に行われるようになった。秋に米を収穫し裏作として麦をつくり、春に麦を収穫する。 また、桑、うるし、茶、こうぞ(紙の原料)、ごま、大根、豆、ねぎ などの栽培も、さかんになった。 牛や馬を用いて、牛や馬に鋤(スキ)をひかせて田を耕す方法も行われるようになった。また、草を焼いた灰や木を焼いた灰( これらを草木灰(そうもくばい)という )や糞尿(ふんにょう)の肥料(ひりょう)も使われた。 商業や工業も発展していった。 手工業では、鉄製の農具や武具などを作る鍛冶(かじ)職人や、大工、ほかにも染め物をする職人など、いろいろな手工業の職人があらわれるようになった。衣料品などの手工業者もあらわれた。 農工業の発達もあって商業も発達した。定期的に市場(いちば)をひらく定期市(ていきいち)が、寺社などの近くで、毎月3回ほど決まった日に市が開かれはじめるようになった。この毎月3回の定期市を 三斎市(さんさいいち) という。 商業には貨幣が必要なので、中国大陸から宋銭(そうせん)が多く、日本に輸入された。また、貨幣の流通とともに、銭を貸す高利貸し(こうりがし)もあらわれた。 鎌倉時代には、文化の担い手は主として公家(くげ)や僧であったが、やがて、かざり気のない力強さを好む武士の気風が文化のうえにもあらわれた。これを鎌倉文化(かまくらぶんか)という 鎌倉時代には、武士や庶民にもわかりやすい新しい宗派が生まれ、信者を多く得ることになった。修行を重んじる禅宗(ぜんしゅう)は、武士の気風にあっていることもあり、武士に広まった。北条氏は、禅宗を保護し、宋から禅僧を招いたり、鎌倉には建長寺(けんちょうじ)や円覚寺(えんかくじ)を建てたり、そのほか各地にも禅寺を建てた。 禅宗以外の浄土信仰などは、幕府や朝廷からは迫害(はくがい)も受けたが、民衆に広がっていった。 鎌倉時代の前からある、天台宗や真言宗などの宗派も、貴族などを中心に引き続き、信仰されていた。 新しく開かれた宗派の一覧とその特色を次の表にまとめた。 ※ 脚注 武士の支配する社会になったので、平安のころの貴族文化とは、ちがった文化が出てきた。 文芸では、平氏の繁栄(はんえい)から滅亡(めつぼう)までを書いた『平家物語』(へいけ ものがたり)のように、軍記物が人々の関心をあつめた。 琵琶法師(びわほうし)という盲目(もうもく)の僧の人物が、琵琶による弾き語りで各地で平家物語などを語り歩いたという。当時は、文字の読める人が少なかった。 随筆では鴨長明(かもの ちょうめい)による『方丈記』(ほうじょうき)や、吉田兼好( よしだ けんこう、兼行法師(けんこうほうし) )の『徒然草』(つれづれぐさ)などが出てきた。 朝廷の貴族を中心とした和歌などの文化も残っていた。朝廷では後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)の命令により、藤原定家(ふじわらの さだいえ、ふじわらの ていか)により『新古今和歌集』(しんこきんわかしゅう)が編集された。 鎌倉時代の和歌集は他にもあり、3代将軍の源実朝(みなもとの さねとも)によって残された『金槐和歌集』(きんかい わかしゅう)がある。武士出身の歌人もあらわれ、源実朝や、武士から僧になった西行(さいぎょう)などの歌人もあらわれた。 彫刻(ちょうこく)では、金剛力士像(こんごうりきしぞう)が、つくられた。金剛力士像がある場所は、奈良の東大寺の南大門にある。この金剛力士像を作った彫刻家(ちょうこくか)は運慶(うんけい)と快慶(かいけい)である。 東大寺は、平安時代からあった寺ですが、平氏に焼き払われたので、鎌倉時代のはじめごろに再建されました。この再建のときに、中国大陸の宋の建築様式である大仏様(だいぶつよう)が南大門などに取り入れられました。大仏様は天竺様(てんじくよう)ともいいます。 絵画では、似絵(にせえ)という肖像画が描かれるようになった。 鎌倉は、陸上では山に囲まれており、防御には向いていた。しかし、そのままでは孤立してしまうので、切通し(きりとおし)がつくられた。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "鎌倉幕府はどのように成立し、どのように政治を行っていったのだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "この時代の人々はどのように暮らしていたのだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "平安時代末期、政権をにぎっていた平氏(へいし)に対する不満が高まった。その中で、1180年(治承4年)に以仁王(もちひとおう)が挙兵し、諸国の武士に「平氏を討伐せよ」との命令を出した。同年、伊豆(いず)に流されていた源頼朝(みなもとの よりとも)、ついで木曽(きそ)の源義仲(みなもとのよしなか)らがこの命令に従って挙兵した。源頼朝は鎌倉を中心に関東の支配を固めていった。頼朝は、自らは鎌倉にとどまって指揮をして、かわりに弟の源義経(みなもとの よしつね)を西に送って、平氏を西へと追いつめていく。", "title": "鎌倉幕府の成立としくみ" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "そのころ、源義仲は平氏を京都から追い出すことに成功したが、朝廷の後白河上皇(ごしらかわじょうこう)側との対立を生じていた。後に、朝廷は源義仲追討の命令を出し、義仲は源頼朝の命令を受けた源義経(みなもとの よしつね)らに滅ぼされた。一方、平氏も力を盛り返し、京都に攻め上ろうとする勢いを見せ始めた。しかし、源義経らが平氏を 一の谷の戦い(いちのたにの たたかい) および 屋島の戦い(やしまのたたかい) で破り、ついに1185年(文治元年)に壇ノ浦の戦い(だんのうらの たたかい)で平氏をほろぼした。", "title": "鎌倉幕府の成立としくみ" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "※ 脚注", "title": "鎌倉幕府の成立としくみ" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "義経(よしつね)は頼朝(よりとも)と対立する。義経(よしつね)は、頼朝(よりとも)らによって、滅ぼされる。 義経らは東北地方である奥州にいる奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)をたよって東北に逃げていたので、かくまっていた奥州藤原氏も頼朝により滅ぼされる。", "title": "鎌倉幕府の成立" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "いっぽう、平氏の滅亡後、頼朝(よりとも)が朝廷に要求したことより、新しい制度として国ごとに守護(しゅご)が一人ずつ置かれ、荘園や公領(こうりょう)には、地頭(じとう) が置かれた。守護の仕事は、その国の御家人の統制や謀反の取り締まりなどの、軍事・警察の管理者である。地頭の仕事は、荘園および公領の管理や、税である年貢(ねんぐ)の取り立てである。", "title": "鎌倉幕府の成立" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "そして頼朝は1192年(建久3年)に、朝廷から征夷大将軍(せいい たいしょうぐん) に任命される。", "title": "鎌倉幕府の成立" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "頼朝は鎌倉に(今でいう神奈川県の鎌倉市のあたり)、幕府(ばくふ)という武家政治の拠点を開いた。この鎌倉にある幕府を鎌倉幕府(かまくら ばくふ)と言い、鎌倉に幕府があった時代(1192年~1333年の約140年間)を鎌倉時代(かまくらじだい) と言う。", "title": "鎌倉幕府の成立" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "「征夷大将軍」という言葉の意味は、頼朝の時代からは武士たちの中での最高権力者というような意味になっていく。「征夷大将軍」の元々の意味は、平安時代の坂上田村麻呂(さかのうえの たむらまろ)のように東北地方の蝦夷(えみし)を征服するための将軍という意味だった。", "title": "鎌倉幕府の成立" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "将軍の家来の武士のことを 御家人(ごけにん) という。将軍は、御家人たちの土地の権利を保証する政策をとるかわりに( 御恩(ごおん) )、御家人たちは将軍のために警備をしたり戦争の時には戦う( 奉公(ほうこう) )という関係であった。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "頼朝は、御家人を守護や地頭の仕事につけた。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "御恩(ごおん)とは、将軍が御家人の土地の権利を認めて保証したり、手柄のあった御家人には新しく領地を与えることである。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "奉公(ほうこう)とは、将軍や幕府のために仕事をすることで、具体的には、戦争の時には将軍のために戦うことである。「いざ鎌倉」(いざ かまくら)と言って、御家人は戦いが起きれば、すぐに鎌倉へと行って将軍に指示を聞き、将軍のために戦うべき、とされていた。「一所懸命」(いっしょけんめい)という言葉があるが、この言葉は、御家人たちが自分たちの領地を守るために命がけで戦う様子から出来た言葉である。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "この主従関係は土地を仲立ち(なかだち)としている。このように土地を仲立ちとした主従関係を 封建制(ほうけんせい) あるいは封建制度(ほうけんせいど)と言う。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "頼朝の死後は、頼朝の子の頼家(よりいえ)が次の将軍になり、さらに次の将軍位は頼朝の子の実朝(さねとも)がついたが、政治の実権は、頼朝の妻の北条政子(ほうじょう まさこ)らの一族の北条氏にあった。その政子の父である北条時政(ほうじょう ときまさ)が執権(しっけん)という役職につき、北条氏らが幕府の実権をにぎった。 また、幕府の問題を決めるときには、会議のため、有力な御家人の中から選んだ評定衆(ひょうじょうしゅう)を集めて、会議をした。北条氏のように執権として政治の実権をにぎる政治のやりかたを 執権政治(しっけん せいじ) という。 3代目将軍の実朝は、1219年に頼家の子である公暁(くぎょう)によって実朝は殺される。こうして源氏の直系の将軍は3代で絶える。北条氏は、京都の貴族を形式的な将軍にむかえて、北条氏が政治の実権をにぎった。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "1221年(承久3年)、京都の朝廷で院政を行っていた 後鳥羽上皇は政治の実権を朝廷に取り戻そうとして、北条氏を倒す命令を出し、兵を挙げた。だが、集まった兵士は少なく、北条氏の側が上皇側の軍を破る。 後鳥羽上皇は島根県の隠岐に島流しにされ、追放される。これを承久の乱という。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "幕府は朝廷や西国を監視するため、京都に六波羅探題を置いた。また、上皇側に味方した勢力の土地は取り上げ、上皇側の土地に新たに地頭を任命した。こうして西国でも幕府の支配は強まっていった。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "承久の乱 のあとの1232年(貞永元年)に、執権の北条泰時(ほうじょう やすとき)らにより、武家社会の慣習(かんしゅう)をもとに御成敗式目(ごせいばい しきもく) という法律をつくり、御家人の権利や義務が定められ、この式目が政治や裁判の よりどころ になった。これは律令(りつりょう)とは別の法律である。御成敗式目のことを貞永式目(じょうえい しきもく)ともいう。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "御成敗式目(抜粋)", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "その他、律令では ゆるされていないが、女性が養子をむかえることを認める。女性が養子に所領をゆずることを認められた。鎌倉時代は女の地位が、けっこう高かった。女でも土地の相続(そうぞく)ができ、また女でも地頭になれた。", "title": "鎌倉幕府のしくみ" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "武士は、日ごろから武芸(ぶげい)に、はげんでいた。やぶさめ(流鏑馬)、かさがけ(笠懸)・犬追物(いぬおうもの)などの武芸に、はげんでいた。3つとも、馬に乗り、弓矢で的をいるものである。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "この3つの武芸を 騎射三物(きしゃみつもの) という。 犬追物では、やわらかい特殊な矢を使い、犬を殺さないようにしていたのである。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "農民の負担は、荘園や公領の領主への年貢だけでなく、地頭も労役などを農民に負担させていた。こうして、領主と地頭とによる二重の支配を農民は受けていた。地頭の領主は、領主と同じように強くなっていき、地頭と領主とが裁判であらそうようにもなった。幕府は、領主の土地の半分を地頭のための物としたり( 下地中分(したじちゅうぶん) )、地頭から一定の年貢を領主に納めることを条件に地頭が領地を支配するようになった。( 地頭請(じとううけ) )", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "農民の中には、地頭のきびしい支配を領主に訴えでる者たちも、あらわれた。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "鎌倉時代の農業では鉄を用いた農具が普及し、そのため農業が発展した。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "鎌倉時代には稲(いね)と麦との二毛作(にもうさく)が、近畿地方や西日本を中心に行われるようになった。秋に米を収穫し裏作として麦をつくり、春に麦を収穫する。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "また、桑、うるし、茶、こうぞ(紙の原料)、ごま、大根、豆、ねぎ などの栽培も、さかんになった。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "牛や馬を用いて、牛や馬に鋤(スキ)をひかせて田を耕す方法も行われるようになった。また、草を焼いた灰や木を焼いた灰( これらを草木灰(そうもくばい)という )や糞尿(ふんにょう)の肥料(ひりょう)も使われた。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "商業や工業も発展していった。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "手工業では、鉄製の農具や武具などを作る鍛冶(かじ)職人や、大工、ほかにも染め物をする職人など、いろいろな手工業の職人があらわれるようになった。衣料品などの手工業者もあらわれた。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "農工業の発達もあって商業も発達した。定期的に市場(いちば)をひらく定期市(ていきいち)が、寺社などの近くで、毎月3回ほど決まった日に市が開かれはじめるようになった。この毎月3回の定期市を 三斎市(さんさいいち) という。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "商業には貨幣が必要なので、中国大陸から宋銭(そうせん)が多く、日本に輸入された。また、貨幣の流通とともに、銭を貸す高利貸し(こうりがし)もあらわれた。", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "", "title": "人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "鎌倉時代には、文化の担い手は主として公家(くげ)や僧であったが、やがて、かざり気のない力強さを好む武士の気風が文化のうえにもあらわれた。これを鎌倉文化(かまくらぶんか)という", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "鎌倉時代には、武士や庶民にもわかりやすい新しい宗派が生まれ、信者を多く得ることになった。修行を重んじる禅宗(ぜんしゅう)は、武士の気風にあっていることもあり、武士に広まった。北条氏は、禅宗を保護し、宋から禅僧を招いたり、鎌倉には建長寺(けんちょうじ)や円覚寺(えんかくじ)を建てたり、そのほか各地にも禅寺を建てた。 禅宗以外の浄土信仰などは、幕府や朝廷からは迫害(はくがい)も受けたが、民衆に広がっていった。 鎌倉時代の前からある、天台宗や真言宗などの宗派も、貴族などを中心に引き続き、信仰されていた。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "新しく開かれた宗派の一覧とその特色を次の表にまとめた。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "※ 脚注", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "武士の支配する社会になったので、平安のころの貴族文化とは、ちがった文化が出てきた。 文芸では、平氏の繁栄(はんえい)から滅亡(めつぼう)までを書いた『平家物語』(へいけ ものがたり)のように、軍記物が人々の関心をあつめた。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "琵琶法師(びわほうし)という盲目(もうもく)の僧の人物が、琵琶による弾き語りで各地で平家物語などを語り歩いたという。当時は、文字の読める人が少なかった。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "随筆では鴨長明(かもの ちょうめい)による『方丈記』(ほうじょうき)や、吉田兼好( よしだ けんこう、兼行法師(けんこうほうし) )の『徒然草』(つれづれぐさ)などが出てきた。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "朝廷の貴族を中心とした和歌などの文化も残っていた。朝廷では後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)の命令により、藤原定家(ふじわらの さだいえ、ふじわらの ていか)により『新古今和歌集』(しんこきんわかしゅう)が編集された。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "鎌倉時代の和歌集は他にもあり、3代将軍の源実朝(みなもとの さねとも)によって残された『金槐和歌集』(きんかい わかしゅう)がある。武士出身の歌人もあらわれ、源実朝や、武士から僧になった西行(さいぎょう)などの歌人もあらわれた。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "彫刻(ちょうこく)では、金剛力士像(こんごうりきしぞう)が、つくられた。金剛力士像がある場所は、奈良の東大寺の南大門にある。この金剛力士像を作った彫刻家(ちょうこくか)は運慶(うんけい)と快慶(かいけい)である。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "東大寺は、平安時代からあった寺ですが、平氏に焼き払われたので、鎌倉時代のはじめごろに再建されました。この再建のときに、中国大陸の宋の建築様式である大仏様(だいぶつよう)が南大門などに取り入れられました。大仏様は天竺様(てんじくよう)ともいいます。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "絵画では、似絵(にせえ)という肖像画が描かれるようになった。", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "", "title": "鎌倉時代の文化" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "鎌倉は、陸上では山に囲まれており、防御には向いていた。しかし、そのままでは孤立してしまうので、切通し(きりとおし)がつくられた。", "title": "鎌倉" } ]
null
=== 課題 === 鎌倉幕府はどのように成立し、どのように政治を行っていったのだろう。 この時代の人々はどのように暮らしていたのだろう。 == 鎌倉幕府の成立としくみ == === 源平の内乱 === [[ファイル:Minamoto no Yoritomo.jpg|250px|thumb|源頼朝(みなもとの よりとも)と伝えられる人物画。]] [[ファイル:Map-of-Japan-1183-Heian-Genpei-War.png |thumb|500px|源平合戦の地図。]] 平安時代末期、政権をにぎっていた平氏(へいし)に対する不満が高まった。その中で、1180年({{Ruby|治承|じしょう}}4年)に以仁王(もちひとおう)が挙兵し<ref>以仁王自身は平氏との戦いで敗死した。</ref>、諸国の武士に「平氏を討伐せよ」との命令を出した。同年、伊豆(いず)に流されていた'''源頼朝'''(みなもとの よりとも)、ついで木曽(きそ)の源義仲(みなもとのよしなか)らがこの命令に従って挙兵した。源頼朝は鎌倉を中心に関東の支配を固めていった。頼朝は、自らは鎌倉にとどまって指揮をして、かわりに弟の'''源義経'''(みなもとの よしつね)を西に送って、平氏を西へと追いつめていく。 そのころ、源義仲は平氏を京都から追い出すことに成功したが、朝廷の後白河上皇(ごしらかわじょうこう)側との対立を生じていた。後に、朝廷は源義仲追討の命令を出し、義仲は源頼朝の命令を受けた'''源義経'''(みなもとの よしつね)らに滅ぼされた。一方、平氏も力を盛り返し、京都に攻め上ろうとする勢いを見せ始めた。しかし、源義経らが平氏を 一の谷の戦い(いちのたにの たたかい) および 屋島の戦い(やしまのたたかい) で破り、ついに1185年({{Ruby|文治|ぶんじ}}元年)に'''壇ノ浦の戦い'''(だんのうらの たたかい)で平氏をほろぼした。 * 伊豆(いず) - 現在の静岡県 * 木曽(きそ) - 現在の長野県 * 石橋山(いしばしやま)、鎌倉(かまくら) - 現在の神奈川県 * 一の谷(いちのたに) - 現在の兵庫県 * 屋島(やしま) - 現在の香川県 * 壇の浦(だんのうら) - 現在の山口県 ※ 脚注 <references /> == 鎌倉幕府の成立 == [[File:Kamakura historical sites area Aerial photograph.1988.jpg|thumb|280px|'''現在の'''鎌倉の空中写真。南を相模湾(さがみわん)、東・西・北の三方を山に囲まれた地形である。1988年撮影の8枚を合成作成。]] 義経(よしつね)は頼朝(よりとも)と対立する。義経(よしつね)は、頼朝(よりとも)らによって、滅ぼされる。 義経らは東北地方である奥州にいる奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)をたよって東北に逃げていたので、かくまっていた奥州藤原氏も頼朝により滅ぼされる。 いっぽう、平氏の滅亡後、頼朝(よりとも)が朝廷に要求したことより、新しい制度として国ごとに'''守護'''(しゅご)が一人ずつ置かれ、荘園や公領(こうりょう)には、'''地頭'''(じとう) が置かれた。守護の仕事は、その国の御家人の統制や謀反の取り締まりなどの、軍事・警察の管理者である。地頭の仕事は、荘園および公領の管理や、税である年貢(ねんぐ)の取り立てである。 そして頼朝は1192年({{Ruby|建久|けんきゅう}}3年)に、朝廷から'''征夷大将軍'''(せいい たいしょうぐん) に任命される。 頼朝は鎌倉に(今でいう神奈川県の鎌倉市のあたり)、幕府(ばくふ)という武家政治の拠点を開いた。この鎌倉にある幕府を鎌倉幕府(かまくら ばくふ)と言い、鎌倉に幕府があった時代(1192年~1333年の約140年間)を鎌倉時代(かまくらじだい) と言う。 「征夷大将軍」という言葉の意味は、頼朝の時代からは武士たちの中での最高権力者というような意味になっていく。「征夷大将軍」の元々の意味は、平安時代の坂上田村麻呂(さかのうえの たむらまろ)のように東北地方の蝦夷(えみし)を征服するための将軍という意味だった。 == 鎌倉幕府のしくみ == === 御恩と奉公 === 将軍の家来の武士のことを <big>御家人</big>(ごけにん) という。将軍は、御家人たちの土地の権利を保証する政策をとるかわりに( <big>御恩</big>(ごおん) )、御家人たちは将軍のために警備をしたり戦争の時には戦う( <big>奉公</big>(ほうこう) )という関係であった。 頼朝は、御家人を守護や地頭の仕事につけた。 <big>御恩</big>(ごおん)とは、将軍が御家人の土地の権利を認めて保証したり、手柄のあった御家人には新しく領地を与えることである。 <big>奉公</big>(ほうこう)とは、将軍や幕府のために仕事をすることで、具体的には、戦争の時には将軍のために戦うことである。<big>「いざ鎌倉」</big>(いざ かまくら)と言って、御家人は戦いが起きれば、すぐに鎌倉へと行って将軍に指示を聞き、将軍のために戦うべき、とされていた。「一所懸命」(いっしょけんめい)という言葉があるが、この言葉は、御家人たちが自分たちの領地を守るために命がけで戦う様子から出来た言葉である。 この主従関係は土地を仲立ち(なかだち)としている。このように土地を仲立ちとした主従関係を <big>封建制</big>(ほうけんせい) あるいは<big>封建制度</big>(ほうけんせいど)と言う。 === 執権政治 === [[ファイル:Anyouin masako.jpg|thumb|北条政子 像(鎌倉、安養院所蔵)]] 頼朝の死後は、頼朝の子の頼家(よりいえ)が次の将軍になり、さらに次の将軍位は頼朝の子の実朝(さねとも)がついたが、政治の実権は、頼朝の妻の<big>北条政子</big>(ほうじょう まさこ)らの一族の北条氏にあった。その政子の父である<big>北条時政</big>(ほうじょう ときまさ)が<big>執権</big>(しっけん)という役職につき、北条氏らが幕府の実権をにぎった。 また、幕府の問題を決めるときには、会議のため、有力な御家人の中から選んだ評定衆(ひょうじょうしゅう)を集めて、会議をした。北条氏のように執権として政治の実権をにぎる政治のやりかたを <big>執権政治</big>(しっけん せいじ) という。 3代目将軍の実朝は、1219年に頼家の子である公暁(くぎょう)によって実朝は殺される。こうして源氏の直系の将軍は3代で絶える。北条氏は、京都の貴族を形式的な将軍にむかえて、北条氏が政治の実権をにぎった。 === 承久の乱 === 1221年({{Ruby|承久|じょうきゅう}}3年)、京都の朝廷で院政を行っていた {{Ruby|'''後鳥羽上皇'''|ごとばじょうこう}}は政治の実権を朝廷に取り戻そうとして、北条氏を倒す命令を出し、兵を挙げた。だが、集まった兵士は少なく、北条氏の側が上皇側の軍を破る。 後鳥羽上皇は島根県の{{Ruby|隠岐|おき}}に島流しにされ、追放される。これを{{Ruby|'''承久の乱'''|じょうきゅうのらん}}という。 幕府は朝廷や西国を監視するため、京都に{{Ruby|'''六波羅探題'''|ろくはらたんだい}}を置いた。また、上皇側に味方した勢力の土地は取り上げ、上皇側の土地に新たに地頭を任命した。こうして西国でも幕府の支配は強まっていった。 *鎌倉幕府の仕組み <div style="font-size:120%;"> <pre>         (中央)  将軍━━執権━━┳━━┳━侍所         ┃  ┣━政所         ┃  ┗━問注所         ┃         ┃         ┃    (地方) ┗━━┳━守護            ┣━地頭            ┗━六波羅探題 </pre> </div> === 御成敗式目 === 承久の乱 のあとの1232年({{Ruby|貞永|じょうえい}}元年)に、執権の北条泰時(ほうじょう やすとき)らにより、武家社会の慣習(かんしゅう)をもとに<big>御成敗式目</big>(ごせいばい しきもく) という法律をつくり、御家人の権利や義務が定められ、この式目が政治や裁判の よりどころ になった。これは律令(りつりょう)とは別の法律である。御成敗式目のことを貞永式目(じょうえい しきもく)ともいう。 <div style="border:1px solid #000000;">  '''御成敗式目'''(抜粋) :'''第3条''' ::守護の仕事は、京都の警備や、謀叛や殺人を取り締まることで、それ以外の仕事をしてはいけない。 :'''第5条''' ::地頭は、荘園の年貢を差し押さえては、いけない。 :'''第8条''' ::20年以上つづけて、その土地を支配していれば、その者に、その土地の所有を認める。 </div> その他、律令では ゆるされていないが、女性が養子をむかえることを認める。女性が養子に所領をゆずることを認められた。鎌倉時代は女の地位が、けっこう高かった。女でも土地の相続(そうぞく)ができ、また女でも地頭になれた。 == 人々の暮らし == === 武士の暮らし === [[Image:Yabusame 02.jpg|thumb|left|180px|流鏑馬]] [[Image:Inu ou mono00.jpg|thumb|right|280px|犬追物]] [[Image:Kyujutsu07.jpg|thumb|right|280px|笠懸]] 武士は、日ごろから武芸(ぶげい)に、はげんでいた。やぶさめ(流鏑馬)、かさがけ(笠懸)・犬追物(いぬおうもの)などの武芸に、はげんでいた。3つとも、馬に乗り、弓矢で的をいるものである。 :流鏑馬(やぶさめ)では、馬にのって走りながら、いくつもある板の的をつぎつぎに射る。 :かさがけでは、馬に乗りながら的をいる。 :犬追物では、犬などの動く的を射る。 この3つの武芸を 騎射三物(きしゃみつもの) という。 犬追物では、やわらかい特殊な矢を使い、犬を殺さないようにしていたのである。 === 民衆の暮らし === 農民の負担は、荘園や公領の領主への年貢だけでなく、地頭も労役などを農民に負担させていた。こうして、領主と地頭とによる二重の支配を農民は受けていた。地頭の領主は、領主と同じように強くなっていき、地頭と領主とが裁判であらそうようにもなった。幕府は、領主の土地の半分を地頭のための物としたり( 下地中分(したじちゅうぶん) )、地頭から一定の年貢を領主に納めることを条件に地頭が領地を支配するようになった。( 地頭請(じとううけ) ) 農民の中には、地頭のきびしい支配を領主に訴えでる者たちも、あらわれた。 <div style="border:1px solid #000000;"> :<big>紀伊国(きいのくに)の阿氐河荘(あてがわしょう)の農民の訴え</big> ::(荘園領主に納める)材木のことですが、地頭が都に行くからだとかで、人夫(にんぷ)として、こきつかうので、ヒマがありません。わずかに残った人夫を、山へ材木の切り出しのために出かけさせようとしても、地頭がやってきて追い返さして、「逃げた農民の畑に麦をまけ」と言って、追い返さしてしまったのです。 ::地頭は おどして、「お前たちが麦をまかないと、女や子供を捕らえて、耳を切り、鼻をそぎ、髪を切って尼(あま)にして、縄で縛って(しばって)苦しめるぞ。」といって、いじめるのです。 ::このような地頭の責め立てが続くので、材木の納入が遅れてしまうのです。その上、地頭は農民の家を一件、こわして持って行ってしまいました。 ::地頭が農民を何度もいじめますので、農民たちは逃げていってます。 :{{Ruby|建武|けんむ}}元年(1279年)、10月28日。 :( 『高野山文書』(こうやさん もんじょ) ) </div> === 農業の発達 === 鎌倉時代の農業では鉄を用いた農具が普及し、そのため農業が発展した。 鎌倉時代には稲(いね)と麦との'''二毛作'''(にもうさく)が、近畿地方や西日本を中心に行われるようになった。秋に米を収穫し裏作として麦をつくり、春に麦を収穫する。 また、桑、うるし、茶、こうぞ(紙の原料)、ごま、大根、豆、ねぎ などの栽培も、さかんになった。 牛や馬を用いて、牛や馬に鋤(スキ)をひかせて田を耕す方法も行われるようになった。また、草を焼いた灰や木を焼いた灰( これらを草木灰(そうもくばい)という )や糞尿(ふんにょう)の肥料(ひりょう)も使われた。 :※ (出来事ではなく)農業発達の理由の分析については教科書の範囲外だが、旺文社(おうぶんしゃ)の参考書では、牛馬を用いた耕作が普及した結果、二毛作をしやすくなったのだろう、とでも読み取れるような文章構成で紹介している。検定教科書では一応、慎重を期して、これらの事は独立した事として教えている。 === 産業の発達 === 商業や工業も発展していった。 手工業では、鉄製の農具や武具などを作る鍛冶(かじ)職人や、大工、ほかにも染め物をする職人など、いろいろな手工業の職人があらわれるようになった。衣料品などの手工業者もあらわれた。 農工業の発達もあって商業も発達した。定期的に市場(いちば)をひらく'''定期市'''(ていきいち)が、寺社などの近くで、毎月3回ほど決まった日に市が開かれはじめるようになった。この毎月3回の定期市を 三斎市(さんさいいち) という。 商業には貨幣が必要なので、中国大陸から宋銭(そうせん)が多く、日本に輸入された。また、貨幣の流通とともに、銭を貸す高利貸し(こうりがし)もあらわれた。 {{コラム|(※ 高校の範囲:) 裏を返すと・・・| 上述のように、鎌倉時代のころ、宋銭が日本全国的に貨幣として普及したと考えられている。つまり、貨幣経済が鎌倉時代ごろに日本全国的に普及したという事。つまり、鎌倉時代以前の地方の経済は、いまでいう「物々交換」や「現物交換」の経済が主体だった事である。 <!-- 下記は高校範囲ですが、、中学でまとめて説明したほうが理解が深まるし学習の手間が減るなどの理由により、高校内容の一部を中学側で紹介しています。 --> 裏を返すと、鎌倉時代以前の古代の貨幣である和同開珎(わどうかいちん)や富本銭(ふほんせん)は、京都および京都の周辺など一部の地域でしか普及しなかった事<ref>相澤理『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史【古代・中世編】』、株式会社KADOKAWA (中経文庫)、2016年7月15日 第1刷発行、P112</ref><ref>(※ 高校教科書)東京書籍『新選日本史B』、平成29年検定済み、平成30年2月10日発行、P32</ref>が、歴史学的には分かっている。貨幣の流通しなかった地方では、麻や布、稲などが貨幣の代わりとして役割をはたした<ref>実教出版、『日本史B』、平成25年3月26日 検定済み、平成26年1月25日 発行、48ページ</ref><ref>山川出版社『詳説日本史B』、2012年3月27日 文部科学省検定済み、2013年3月5日 発行、P.47</ref>。 }} == 鎌倉時代の文化 == 鎌倉時代には、文化の担い手は主として公家(くげ)や僧であったが、やがて、かざり気のない力強さを好む武士の気風が文化のうえにもあらわれた。これを'''鎌倉文化'''(かまくらぶんか)という === 鎌倉仏教 === 鎌倉時代には、武士や庶民にもわかりやすい新しい宗派が生まれ、信者を多く得ることになった。修行を重んじる禅宗(ぜんしゅう)は、武士の気風にあっていることもあり、武士に広まった。北条氏は、禅宗を保護し、宋から禅僧を招いたり、鎌倉には建長寺(けんちょうじ)や円覚寺(えんかくじ)を建てたり、そのほか各地にも禅寺を建てた。 禅宗以外の浄土信仰などは、幕府や朝廷からは迫害(はくがい)も受けたが、民衆に広がっていった。 鎌倉時代の前からある、天台宗や真言宗などの宗派も、貴族などを中心に引き続き、信仰されていた。 新しく開かれた宗派の一覧とその特色を次の表にまとめた。 {| class="wikitable" style="text-align:center" |- !   || 宗派の名前 || 開祖 || 教えの特色 |- | rowspan="3" | 浄土信仰 | '''浄土宗'''(じょうどしゅう) | '''法然'''(ほうねん) | style="text-align:left" | ひたすら念仏(ねんぶつ)「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)と唱えることで、極楽に往生できると説いた。<ref>正確には、平安時代末期に開かれている。</ref> |- | '''浄土真宗'''<ref>一向宗(いっこうしゅう)ともいわれる。</ref><br>(じょうど しんしゅう) | '''親鸞'''<ref>親鸞は法然の弟子であったが、法然の教えをさらに突きつめ、浄土真宗を開いた。</ref> <br>(しんらん) | style="text-align:left" | 自分が悪人であると自覚した人こそ、阿弥陀仏は真っ先に救おうとする、と説いた<ref>この考えを「'''悪人正機説'''」(あくにんしょうきせつ)という。※ wikipedia リンク「[[w:悪人正機]]」</ref>。 |- | '''時宗'''(じしゅう) | '''一遍'''<br>(いっぺん) | style="text-align:left" | 踊り念仏(おどりねんぶつ)を広めた。 |- | 法華経信仰 | '''日蓮宗'''<ref>法華宗(ほけしゅう)ともいわれる。</ref> <br>(にちれんしゅう) | '''日蓮'''<br>(にちれん) | style="text-align:left" | 「南無妙法蓮華経」(なむみょうほうれんげきょう)等の題目(だいもく)を唱え、法華経(ほけきょう)を信じると救われる、と説いた。 |- | rowspan="2" | 禅宗(ぜんしゅう) | '''臨済宗'''<br>(りんざいしゅう) | '''栄西'''<ref>喫茶の習慣を日本に伝えたとされている。</ref><br>(えいさい 又は ようさい) | style="text-align:left" rowspan="2" | 坐禅(ざぜん)によって悟りを得られる、と説いた。道元も栄西も、宋に渡って教えを日本に持ち帰って広めた。 |- | '''曹洞宗'''<br>(そうとうしゅう) | '''道元'''<br>(どうげん) |} ※ 脚注 <references /> * 画像 <gallery widths="200px" heights="200px"> ファイル:ShinranShonin.png|親鸞(しんらん)。浄土真宗。 ファイル:Dogen.jpg|道元(どうげん)。曹洞宗。 File:Nichiren Daishonin Hakii Portrait.jpg|日蓮(にちれん)。 File:Myoan-Eisai-Kennin-ji-Portrait.png|栄西(えいさい)。臨済宗。 ファイル:Abbot_of_Watkungtaphao-Luang_Phor_Somchai.jpg|座禅するタイの僧侶 ファイル:Zazen au Centre Européen du Zen Rinzai.jpg|ヨーロッパ臨済禅センターの坐禅 File:Kamakura Budda Daibutsu front 1885.jpg|鎌倉の大仏。高徳院(こうとくいん)にある。高徳院は、浄土宗の寺院。 </gallery> [[File:Odori nenbutu.jpg|thumb|400px|踊り念仏(おどり ねんぶつ)。『一遍上人絵伝』(いっぺんしょうにん えでん) より。]] {{clear}} {{コラム|(※ 範囲外・編集者への注意) 鎌倉文化の発展の原因は扱わない| 歴史学で現代では疑問視されている仮説だが、かつて鎌倉時代の地方文化や地方経済の発展の原因としての仮説で、「鎌倉幕府ができたことにより、京都の中央の文化が鎌倉をふくむ地方に広がるようになった」という説がよく言われていた。だが21世紀に入り歴史学が進歩して、この説が疑われている。どうも、鎌倉幕府ができる前から、たとえば宇都宮歌壇による和歌など、地方で独自に芸術作品なども作られてきた<ref>『芸術新潮』2022年7月号、新潮社、P.51 ※ [[w:野口実]](歴史学者)の見解</ref>。 ※ なお、奥州藤原氏による中尊寺金色堂(1124年に建立)は幕府以前から岩手県に存在しているが、この金色堂について中学歴史では、浄土宗の普及の結果として、平安時代の単元にて語られている。 ともかく、このような歴史学の進歩のため、現代の小中高の教育では鎌倉時代の文化の発展の原因については、教えずにボカすことになる。中学生・高校生の学習としては、まずは実際に過去に起きた事実を覚えるべき、という事になる。まずは史実を確認しよう。 }} === 新しい文化 === 武士の支配する社会になったので、平安のころの貴族文化とは、ちがった文化が出てきた。 文芸では、平氏の繁栄(はんえい)から滅亡(めつぼう)までを書いた<big>『平家物語』</big>(へいけ ものがたり)のように、軍記物が人々の関心をあつめた。 <div style="border:1px solid #000000;"> :'''平家物語''' ::祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘(かね)の声(こえ)、諸行無常(しょぎょうむじょう)の響(ひびき)あり。<br />沙羅双樹(さらそうじゅ)の花(はな)の色(いろ)、 盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。<br /> おごれる人(ひと)も久し(ひさし)からず、 ただ春の夜の夢のごとし。 <br />猛き(たけき)者(もの)も つひ(つい)には滅びぬ(ほろびぬ)、ひとへに(ひとえに)風(かぜ)の前(まえ)の塵(ちり)に同じ。 </div> [[File:Bokiekotoba biwahousi.JPG|thumb|300px|琵琶法師と観客。『慕帰絵詞』(ぼき えことば)より。]] <big>琵琶法師</big>(びわほうし)という盲目(もうもく)の僧の人物が、琵琶による弾き語りで各地で平家物語などを語り歩いたという。当時は、文字の読める人が少なかった。 随筆では<big>鴨長明</big>(かもの ちょうめい)による<big>『方丈記』</big>(ほうじょうき)や、<big>吉田兼好</big>( よしだ けんこう、兼行法師(けんこうほうし) )の<big>『徒然草』</big>(つれづれぐさ)などが出てきた。 :(※ 高校国語・古文『方丈記』へのリンク 「[[高等学校国語総合/方丈記]]」。方丈記の古文読解は中学国語の範囲外なので、むりに読まなくてよい。) 朝廷の貴族を中心とした和歌などの文化も残っていた。朝廷では後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)の命令により、藤原定家(ふじわらの さだいえ、ふじわらの ていか)により<big>『新古今和歌集』</big>(しんこきんわかしゅう)が編集された。 鎌倉時代の和歌集は他にもあり、3代将軍の源実朝(みなもとの さねとも)によって残された『金槐和歌集』(きんかい わかしゅう)がある。武士出身の歌人もあらわれ、源実朝や、武士から僧になった西行(さいぎょう)などの歌人もあらわれた。 [[ファイル:Nio guardians by Unkei in Nara.jpg|thumb|200px|left|木造金剛力士像(国宝)]] 彫刻(ちょうこく)では、<big>金剛力士像</big>(こんごうりきしぞう)が、つくられた。金剛力士像がある場所は、奈良の東大寺の南大門にある。この金剛力士像を作った彫刻家(ちょうこくか)は<big>運慶</big>(うんけい)と<big>快慶</big>(かいけい)である。 東大寺は、平安時代からあった寺ですが、平氏に焼き払われたので、鎌倉時代のはじめごろに再建されました。この再建のときに、中国大陸の宋の建築様式である大仏様(だいぶつよう)が南大門などに取り入れられました。大仏様は天竺様(てんじくよう)ともいいます。 [[ファイル:Minamoto no Yoritomo.jpg|200px|thumb|似絵(にせえ)。源頼朝が描かれている。]] 絵画では、<big>似絵</big>(にせえ)という肖像画が描かれるようになった。 :(※ 公民の範囲の文化史: )中国の茶の風習を日本に持ち帰って伝えた人物は僧の栄西(ようざい)であると考えられている。 ::(※ 中3あたりの『公民』分野で、日本文化として習うことがある。教育出版(教科書会社のひとつ)の公民の検定教科書で確認。 :そして、のちの安土桃山時代(織田信長などの活躍した時代)には、千利休(せんの りきゅう)が茶道として大成していった。そして、現代に至る、という流れです。 {{clear}} == 鎌倉 == [[Image:Asahina kiridoshi -03.jpg|thumb|200px|left|鎌倉街道の趣を残す、朝比奈切通し(あさひなきりどおし)の付近。]] 鎌倉は、陸上では山に囲まれており、防御には向いていた。しかし、そのままでは孤立してしまうので、切通し(きりとおし)がつくられた。 <gallery widths="200px" heights="200px"> File:Engakuji-Gate-M9092.jpg|:円覚寺(えんかくじ) 山門(さんもん)。鎌倉。 円覚寺は、北条時宗が宋から禅僧の無学祖元(むがく そげん)を招いて、ひらいた寺である。国宝。 File:円覚寺正読院.JPG|:円覚寺 舎利殿(しゃりでん)。国宝。 </gallery> {{clear}} [[Category:中学校歴史|かまくらしたい]] [[カテゴリ:鎌倉時代]]
2006-04-25T07:52:18Z
2023-09-20T12:04:16Z
[ "テンプレート:Ruby", "テンプレート:コラム", "テンプレート:Clear" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%A4%BE%E4%BC%9A_%E6%AD%B4%E5%8F%B2/%E9%8E%8C%E5%80%89%E6%99%82%E4%BB%A3
3,528
第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法) 重要な用語、概念についてはウィキペディアへリンクする。 この章のみで定義されている用語、概念については太字で記入する。 条文は斜体で記入する。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]] *重要な用語、概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へリンクする。 *この章のみで定義されている用語、概念については'''太字'''で記入する。 *条文は''斜体''で記入する。 == [[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)|第一章]] 設立(第25条~第103条) == *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#1|第一節 総則]](第25条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#2|第二節 定款の作成]](第26条~第31条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#3|第三節 出資]](第32条~第37条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#4|第四節 設立時役員等の選任及び解任]](第38条~第45条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#5|第五節 設立時取締役等による調査]](第46条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#6|第六節 設立時代表取締役等の選定等]](第47条・第48条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#7|第七節 株式会社の成立]](第49条~第51条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#8|第八節 発起人等の責任]](第52条~第56条) *[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)#9|第九節 募集による設立]] **第一款 設立時発行株式を引き受ける者の募集(第57条~第64条) **第二款 創立総会等(第65条~第86条) **第三款 設立に関する事項の報告(第87条) **第四款 設立時取締役等の選任及び解任(第88条~第92条) **第五款 設立時取締役等による調査(第93条・第94条) **第六款 定款の変更(第95条~第101条) **第七款 設立手続等の特則等(第102条・第103条) == [[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第二章]] [[w:株式]](第104条~第235条) == *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#1|第一節]] 総則(第104条~第120条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#2|第二節]] 株主名簿(第121条~第126条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#3|第三節]] 株式の譲渡等 **第一款 株式の譲渡(第127条~第135条) **第二款 株式の譲渡に係る承認手続(第136条~第145条) **第三款 株式の質入れ(第146条~第154条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#4|第四節]] 株式会社による自己の株式の取得 **第一款 総則(第155条) **第二款 株主との合意による取得 ***第一目 総則(第156条~第159条) ***第二目 特定の株主からの取得(第160条~第164条) ***第三目 市場取引等による株式の取得(第165条) **第三款 取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得 ***第一目 取得請求権付株式の取得の請求(第166条・第167条) ***第二目 取得条項付株式の取得(第168条~第170条) **第四款 全部取得条項付種類株式の取得(第171条~第173条) **第五款 相続人等に対する売渡しの請求(第174条~第177条) **第六款 株式の消却(第178条・第179条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#5|第五節]] 株式の併合等 **第一款 株式の併合(第180条~第182条) **第二款 株式の分割(第183条・第184条) **第三款 株式無償割当て(第185条~第187条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#6|第六節]] 単元株式数 **第一款 総則(第188条~第191条) **第二款 単元未満株主の買取請求(第192条・第193条) **三款 単元未満株主の売渡請求(第194条) **第四款 単元株式数の変更等(第195条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#7|第七節]] 株主に対する通知の省略等(第196条~第198条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#7|第八節]] 募集株式の発行等 **第一款 募集事項の決定等(第199条~第202条) **第二款 募集株式の割当て(第203条~第206条) **第三款 金銭以外の財産の出資(第207条) **第四款 出資の履行等(第208条・第209条) **第五款 募集株式の発行等をやめることの請求(第210条) **第六款 募集に係る責任等(第211条~第213条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#9|第九節]] [[w:株券|株券]] **第一款 総則(第214条~第218条) **第二款 株券の提出等(第219条・第220条) **第三款 株券喪失登録(第221条~第233条) *[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#10|第十節]] 雑則(第234条・第235条) == [[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第三章]] [[w:新株予約権]](第236条~第294条) == *第一節 総則(第236条・第237条) *第二節 新株予約権の発行 **第一款 募集事項の決定等(第238条~第241条) **第二款 募集新株予約権の割当て(第242条―第245条) **第三款 募集新株予約権に係る払込み(第246条) **第四款 募集新株予約権の発行をやめることの請求(第247条) **第五款 雑則(第248条) *第三節 新株予約権原簿(第249条~第253条) *第四節 新株予約権の譲渡等 **第一款 新株予約権の譲渡(第254条~第261条) **第二款 新株予約権の譲渡の制限(第262条~第266条) **第三款 新株予約権の質入れ(第267条~第272条) *第五節 株式会社による自己の新株予約権の取得 **第一款 募集事項の定めに基づく新株予約権の取得(第273条~第275条) **第二款 新株予約権の消却(第276条) *第六節 新株予約権無償割当て(第277条~第279条) *第七節 新株予約権の行使 **第一款 総則(第280条~第283条) **第二款 金銭以外の財産の出資(第284条) **第三款 責任(第285条・第286条) **第四款 雑則(第287条) *第八節 新株予約権に係る証券 **第一款 新株予約権証券(第288条~第291条) **第二款 新株予約権付社債券(第292条) **第三款 新株予約権証券等の提出(第293条・第294条) == [[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)|第四章]] 機関(第295条~第430条) == *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#1|第一節]] [[w:株主総会|株主総会]]及び種類株主総会(第295条~第325条) **第一款 株主総会(第295条~第320条) **第二款 種類株主総会(第321条~第325条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#2|第二節]] 株主総会以外の機関の設置(第326条~第328条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#3|第三節]] 役員及び[[w:会計監査人|会計監査人]]の選任及び解任(第329条~第347条) **第一款 選任(第329条~第338条) **第二款 解任(第339条・第340条) **第三款 選任及び解任の手続に関する特則(第341条~第347条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#4|第四節]] [[w:取締役|取締役]](第348条~第361条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#5|第五節]] [[w:取締役会|取締役会]](第362条~第373条) **第一款 権限等(第362条~第365条) **第二款 運営(第366条~第373条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#6|第六節]] [[w:会計参与|会計参与]](第374条~第380条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#7|第七節]] 監査役(第381条~第389条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#8|第八節]] 監査役会(第390条~第395条) **第一款 権限等(第390条) **第二款 運営(第391条~第395条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#9|第九節]] 会計監査人(第396条~第399条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#10|第十節]] 委員会及び執行役(第400条~第422条) **第一款 委員の選定、執行役の選任等(第400条~第403条) **第二款 委員会の権限等(第404条~第409条) **第三款 委員会の運営(第410条~第404条) **第四款 委員会設置会社の取締役の権限等(第405条~第407条) **第五款 執行役の権限等(第408条~第422条) *[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)#11|第十一節]] 役員等の損害賠償責任(第423条~第430条) ==[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)|第五章]] 計算等(第431条~第465条)== *第一節 会計の原則(第431条) *第二節 会計帳簿等 **第一款 会計帳簿(第432条~第434条) **第二款 計算書類等(第435条~第443条) **第三款 連結計算書類(第444条) *第三節 資本金の額等 **第一款 総則(第445条・第446条) **第二款 資本金の額の減少等 ***第一目 資本金の額の減少等(第447条~第449条) ***第二目 資本金の額の増加等(第450条・第451条) ***第三目 剰余金についてのその他の処分(第452条) *第四節 剰余金の配当(第453条―第458条) *第五節 剰余金の配当等を決定する機関の特則(第459条・第460条) *第六節 剰余金の配当等に関する責任(第461条~第465条) ==<span id="6">第六章</span> [[w:定款]]の変更(第466条) == *[[会社法第466条|第466条]]  ==<span id="7">第七章</span> 事業の譲渡等(第467条~第470条) == *[[会社法第467条|第467条]]([[w:事業譲渡|事業譲渡]]等の承認等) *[[会社法第468条|第468条]](事業譲渡等の承認を要しない場合) *[[会社法第469条|第469条]](反対株主の[[w:株式買取請求権|株式買取請求]]) *[[会社法第470条|第470条]](株式の価格の決定等) ==<span id="8">第八章</span> 解散(第471条~第474条) == *[[会社法第471条|第471条]]([[w:解散]]の事由) *[[会社法第472条|第472条]](休眠会社のみなし解散) *[[会社法第473条|第473条]](株式会社の継続) *[[会社法第474条|第474条]](解散した株式会社の合併等の制限) == [[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)|第九章]] 清算(第475条~第574条) == ===第一節 総則(第475条~第509条)=== *第一款 [[w:清算|清算]]の開始(第475条・第476条) *第二款 清算株式会社の機関 **第一目 株主総会以外の機関の設置 **第二目 清算人の就任及び解任並びに監査役の退任(第478条~第480条) **第三目 清算人の職務等(第481条~第488条) **第四目 清算人会(第489条・第490条) **第五目 取締役等に関する規定の適用(第491条) *第三款 財産目録等(第492条~第498条) *第四款 債務の弁済等(第499条~第503条) *第五款 残余財産の分配(第504条~第506条) *第六款 清算事務の終了等(第506条) *第七款 帳簿資料の保存(第508条) *第八款 適用除外等(第509条) ===第二節 特別清算(第510条~第574条)=== *第一款 [[w:特別清算|特別清算]]の開始(第510条~第518条) *第二款 裁判所による監督及び調査(第519条~第522条) *第三款 清算人(第523条~第526条) *第四款 監督委員(第527条~第532条) *第五款 調査委員(第533条・第534条) *第六款 清算株式会社の行為の制限等(第535条~第539条) *第七款 清算の監督上必要な処分等(第540条~第545条) *第八款 債権者集会(第546条~第532条) *第九款 協定(第563条~第572条) *第十款 特別清算の終了(第573条・第574条) {{stub}} [[Category:会社法|*2 かいしやほうこんめんたある]] [[Category:コンメンタール|かいしやほうこんめんたある]]
null
2009-05-11T23:53:58Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC2%E7%B7%A8_%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,529
第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第3編 持分会社 (コンメンタール会社法)]] ==<b id="1">第一章 設立</b>(第575条~第579条)== *[[会社法第575条|第575条]]([[w:定款|定款]]の作成) *[[会社法第576条|第576条]](定款の記載又は記載事項) *[[会社法第577条|第577条]] *[[会社法第578条|第578条]](合同会社の設立時の出資の履行) *[[会社法第579条|第579条]](持分会社の成立) ==<b id="2">第二章 社員</b>== ===<b id="2-1">第一節 社員の責任等(第580条~第584条)</b>=== :[[会社法第580条|第580条]]([[w:社員|社員]]の責任) :[[会社法第581条|第581条]](社員の抗弁) :[[会社法第582条|第582条]](社員の出資に係る責任) :[[会社法第583条|第583条]](社員の責任を変更した場合の特則) :[[会社法第584条|第584条]]([[w:無限責任|無限責任]]社員となることを許された未成年者の行為能力) ===<b id="2-2">第二節 持分の譲渡等(第585条~第587条)</b>=== :[[会社法第585条|第585条]](持分の譲渡) :[[会社法第586条|第586条]](持分の全部の譲渡をした社員の責任) :[[会社法第587条|第587条]] ===<b id="2-3">第三節 誤認行為の責任(第587条・第589条)</b>=== :[[会社法第588条|第588条]](無限責任社員であると誤認させる行為等をした[[w:有限責任|有限責任]]社員の責任) :[[会社法第589条|第589条]](社員であると誤認させる行為をした者の責任) ==<span id="3">第三章 管理</span>(第590条~第603条)== ===<span id="3-1">第一節</span> 総則(第590条~第595条)=== *[[会社法第590条|第590条]](業務の執行) *[[会社法第591条|第591条]](業務を執行する社員を定款で定めた場合) *[[会社法第592条|第592条]](社員の持分会社の業務及び財産状況に関する調査) ===<span id="3-2">第二節</span> 業務を執行する社員(第593条~第602条)=== *[[会社法第593条|第593条]](業務を執行する社員と持分会社との関係) *[[会社法第594条|第594条]](競業の禁止) *[[会社法第595条|第595条]](利益相反取引の制限) *[[会社法第596条|第596条]](業務を執行する社員の持分会社に対する損害賠償責任) *[[会社法第597条|第597条]](業務を執行する有限責任社員の第三者に対する損害賠償責任) *[[会社法第598条|第598条]](法人が業務を執行する社員である場合の特則) *[[会社法第599条|第599条]](持分会社の代表) *[[会社法第600条|第600条]](持分会社を代表する社員等の行為についての損害賠償責任) *[[会社法第601条|第601条]](持分会社と社員との間の訴えにおける会社の代表) *[[会社法第602条|第602条]] ===<span id="3-3">第三節</span> 業務を執行する社員の職務を代行する者(第603条)=== *[[会社法第603条|第603条]] ==<span id="4">第四章 社員の加入及び退社</span>(第604条~第613条)== ===<span id="4-1">第一節</span> 社員の加入(第604条・第605条)=== *[[会社法第604条|第604条]](社員の加入) *[[会社法第605条|第605条]](加入した社員の責任) ===<span id="4-2">第二節</span> 社員の退社(第606条~第613条)=== *[[会社法第606条|第606条]](任意退社) *[[会社法第607条|第607条]](法定退社) *[[会社法第608条|第608条]](相続及び合併の場合の特則) *[[会社法第609条|第609条]](持分の差押債権者による退社) *[[会社法第610条|第610条]](退社に伴う定款のみなし変更) *[[会社法第611条|第611条]](退社に伴う持分の払戻し) *[[会社法第612条|第612条]](退社した社員の責任) *[[会社法第613条|第613条]](商号変更の請求) ==<span id="5">第五章</span> 計算等(第614条~第636条)== ===<span id="5-1">第一節</span> 会計の原則(第614条)=== *[[会社法第614条|第614条]] ===<span id="5-2">第二節</span> 会計帳簿(第615条・第616条)=== *[[会社法第615条|第615条]]([[w:会計帳簿|会計帳簿]]の作成及び保存) *[[会社法第616条|第616条]](会計帳簿の提出命令) ===<span id="5-3">第三節</span> 計算書類(第617条~第619条)=== *[[会社法第617条|第617条]]([[w:計算書類|計算書類]]の作成及び保存) *[[会社法第618条|第618条]](計算書類の閲覧等) *[[会社法第619条|第619条]](計算書類の提出命令) ===<span id="5-4">第四節</span> 資本金の額の減少(第620条)=== *[[会社法第620条|第620条]] ===<span id="5-5">第五節</span> 利益の配当(第621条~第623条)=== *[[会社法第621条|第621条]](利益の配当) *[[会社法第622条|第622条]](社員の損益分配の割合) *[[会社法第623条|第623条]](有限責任社員の利益の配当に関する責任) ===<span id="5-6">第六節</span> 出資の払戻し(第624条)=== *[[会社法第624条|第624条]] ===<span id="5-7">第七節</span> 合同会社の計算等に関する特則=== ====<span id="5-7-1">第一款</span> 計算書類の閲覧に関する特則(第625条)==== *[[会社法第625条|第625条]] ====<span id="5-7-2">第二款</span> 資本金の額の減少に関する特則(第626条・第627条)==== *[[会社法第626条|第626条]](出資の払戻しを行う場合の資本金の額の減少) *[[会社法第627条|第627条]](債権者の異議) ====<span id="5-7-3">第三款</span> 利益の配当に関する特則(第628条~第631条)==== *[[会社法第628条|第628条]](利益の配当の制限) *[[会社法第629条|第629条]](利益の配当に関する責任) *[[会社法第630条|第630条]](社員に対する求償権の制限等) *[[会社法第631条|第631条]](欠損が生じた場合の責任) ====<span id="5-7-4">第四款</span> 出資の払戻しに関する特則(第632条~第634条)==== *[[会社法第632条|第632条]](出資の払戻しの制限) *[[会社法第633条|第633条]](出資の払戻しに関する社員の責任) *[[会社法第634条|第634条]](社員に対する求償権の制限等) ====<span id="5-7-5">第五款</span> 退社に伴う持分の払戻しに関する特則(第635条・第636条)==== *[[会社法第635条|第635条]](債権者の異議) *[[会社法第636条|第636条]](業務を執行する社員の責任) ==<b id="6">第六章 定款の変更</b>(第637条~第640条)== *[[会社法第637条|第637条]](定款の変更) *[[会社法第638条|第638条]](定款の変更による持分会社の種類の変更) *[[会社法第639条|第639条]](合資会社の社員の退社による定款のみなし変更) *[[会社法第640条|第640条]](定款の変更時の出資の履行) ==<b id="7">第七章 解散</b>(第641条~第643条)== :[[会社法第641条|第641条]](解散の事由) :[[会社法第642条|第642条]](持分会社の継続) :[[会社法第643条|第643条]](解散した持分会社の合併等の制限) ==<span id="8">第八章</span> 清算(第644条~第675条) == ===<span id="8-1">第一節</span> 清算の開始(第644条・第645条)=== *[[会社法第644条|第644条]](清算の開始原因) *[[会社法第645条|第645条]](清算持分会社の能力) ===<span id="8-2">第二節</span> 清算人(第646条~第657条)=== *[[会社法第646条|第646条]](清算人の設置) *[[会社法第647条|第647条]](清算人の就任) *[[会社法第648条|第648条]](清算人の解任) *[[会社法第649条|第649条]](清算人の職務) *[[会社法第650条|第650条]](業務の執行) *[[会社法第651条|第651条]](清算人と清算持分会社との関係) *[[会社法第652条|第652条]](清算人の清算持分会社に対する損害賠償責任) *[[会社法第653条|第653条]](清算人の第三者に対する損害賠償責任) *[[会社法第654条|第654条]](法人が清算人である場合の特則) *[[会社法第655条|第655条]](清算持分会社の代表) *[[会社法第656条|第656条]](清算持分会社についての破産手続の開始) *[[会社法第657条|第657条]](裁判所の選任する清算人の報酬) ===<span id="8-3">第三節</span> 財産目録等(第658条・第659条)=== *[[会社法第658条|第658条]](財産目録等の作成等) *[[会社法第659条|第659条]](財産目録等の提出命令) ===<span id="8-4">第四節</span> 債務の弁済等(第660条~第665条)=== *[[会社法第660条|第660条]](債権者に対する公告等) *[[会社法第661条|第661条]](債務の弁済の制限) *[[会社法第662条|第662条]](条件付債権等に係る債務の弁済) *[[会社法第663条|第663条]](出資の履行の請求) *[[会社法第664条|第664条]](債務の弁済前における残余財産の分配の制限) *[[会社法第665条|第665条]](清算からの除斥) ===<span id="8-5">第五節</span> 残余財産の分配(第666条)=== *[[会社法第666条|第666条]](残余財産の分配の割合) ===<span id="8-6">第六節</span> 清算事務の終了等(第667条)=== *[[会社法第667条|第667条]] ===<span id="8-7">第七節</span> 任意清算(第668条~第671条)=== *[[会社法第668条|第668条]](財産の処分の方法) *[[会社法第669条|第669条]](財産目録等の作成) *[[会社法第670条|第670条]](債権者の異議) *[[会社法第671条|第671条]](持分の差押債権者の同意等) ===<span id="8-8">第八節</span> 帳簿資料の保存(第672条)=== *[[会社法第672条|第672条]] ===<span id="8-9">第九節</span> 社員の責任の消滅時効(第673条)=== *[[会社法第673条|第673条]] ===<span id="8-10">第十節</span> 適用除外等(第674条・第675条)=== *[[会社法第674条|第674条]](適用除外) *[[会社法第675条|第675条]](相続及び合併による退社の特則) == 関連項目 == *[[持分会社]] *[[w:持分会社|持分会社]] ==外部リンク== *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%89%ef%8e%d0%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H17HO086&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 会社法](法令データ提供システム) {{stub}} [[Category:会社法|*3 かいしやほうこんめんたある]]
null
2022-06-01T03:30:31Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC3%E7%B7%A8_%E6%8C%81%E5%88%86%E4%BC%9A%E7%A4%BE_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,530
第7編 雑則 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法) 第一款 通則(第879条~第887条) 第二款 特別清算の開始の手続に関する特則(第888条~第891条) 第三款 特別清算の実行の手続に関する特則(第892条~第901条) 第四款 特別清算の終了の手続に関する特則(第920条)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "第一款 通則(第879条~第887条)", "title": "第三章 非訟(第868条~第906条)" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "第二款 特別清算の開始の手続に関する特則(第888条~第891条)", "title": "第三章 非訟(第868条~第906条)" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "第三款 特別清算の実行の手続に関する特則(第892条~第901条)", "title": "第三章 非訟(第868条~第906条)" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "第四款 特別清算の終了の手続に関する特則(第920条)", "title": "第三章 非訟(第868条~第906条)" } ]
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法) 重要な用語・概念についてはウィキペディアへリンクする。 この編・章においてのみ定義される用語は太字で記入する。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)]] *重要な用語・概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へリンクする。 *この編・章においてのみ定義される用語は'''太字'''で記入する。 ==<span id="1">第一章</span> 会社の解散命令等(第824条~第827条)== ===<span id="1-1">第一節</span> 会社の解散命令(第824条~第826条) === *[[会社法第824条|第824条]](会社の解散命令) *[[会社法第825条|第825条]](会社の財産に関する保全処分) *[[会社法第826条|第826条]](官庁等の法務大臣に対する通知義務) ===<span id="1-2">第二節</span> 外国会社の取引継続禁止又は営業所閉鎖の命令(第827条)=== *[[会社法第827条|第827条]]  ==<span id="2">第二章</span> 訴訟(第828条~第867条)== ===<span id="2-1">第1節</span> 会社の組織に関する訴え(第828条~第846条)=== *[[会社法第828条|第828条]](会社の組織に関する行為の無効の訴え) *[[会社法第829条|第829条]](新株発行等の不存在の確認の訴え) *[[会社法第830条|第830条]](株主総会等の決議の不存在又は無効の確認の訴え) *[[会社法第831条|第831条]](株主総会等の決議の取消しの訴え) *[[会社法第832条|第832条]](持分会社の設立の取消しの訴え) *[[会社法第833条|第833条]](会社の解散の訴え) *[[会社法第834条|第834条]](被告) *[[会社法第835条|第835条]](訴えの管轄及び移送) *[[会社法第836条|第836条]](担保提供命令) *[[会社法第837条|第837条]](弁論等の必要的併合) *[[会社法第838条|第838条]](認容判決の効力が及ぶ者の範囲) *[[会社法第839条|第839条]](無効又は取消しの判決の効力) *[[会社法第840条|第840条]](新株発行の無効判決の効力) *[[会社法第841条|第841条]](自己株式の処分の無効判決の効力) *[[会社法第842条|第842条]](新株予約権発行の無効判決の効力) *[[会社法第843条|第843条]](合併又は会社分割の無効判決の効力) *[[会社法第844条|第844条]](株式交換又は株式移転の無効判決の効力) *[[会社法第844条の2|第844条の2]](株式交付の無効判決の効力) *[[会社法第845条|第845条]](持分会社の設立の無効又は取消しの判決の効力) *[[会社法第846条|第846条]](原告が敗訴した場合の損害賠償責任) ===<span id="2-1の2">第1節の2</span> 売渡株式等の取得の無効の訴え(第846条の2~第846条の9)=== *[[会社法第846条の2|第846条の2]](売渡株式等の取得の無効の訴え) *[[会社法第846条の3|第846条の3]](被告) *[[会社法第846条の4|第846条の4]](訴えの管轄) *[[会社法第846条の5|第846条の5]](担保提供命令) *[[会社法第846条の6|第846条の6]](弁論等の必要的併合) *[[会社法第846条の7|第846条の7]](認容判決の効力が及ぶ者の範囲) *[[会社法第846条の8|第846条の8]](無効の判決の効力) *[[会社法第846条の9|第846条の9]](原告が敗訴した場合の損害賠償責任) ===<span id="2-2">第二節</span> 株式会社における責任追及等の訴え(第847条~第853条) === *[[会社法第847条|第847条]](責任追及等の訴え) *[[会社法第847条の2|第847条の2]](旧株主による責任追及等の訴え) *[[会社法第847条の3|第847条の3]](最終完全親会社等の株主による特定責任追及の訴え) *[[会社法第847条の4|第847条の4]](責任追及等の訴えに係る訴訟費用等) *[[会社法第848条|第848条]](訴えの管轄) *[[会社法第849条|第849条]](訴訟参加) *[[会社法第849条の2|第849条の2]](和解) *[[会社法第850条|第850条]] *[[会社法第851条|第851条]](株主でなくなった者の訴訟追行) *[[会社法第852条|第852条]](費用等の請求) *[[会社法第853条|第853条]](再審の訴え) ===<span id="2-3">第三節</span> 株式会社の役員の解任の訴え(第854条~第856条) === *[[会社法第854条|第854条]](株式会社の役員の解任の訴え) *[[会社法第855条|第855条]](被告) *[[会社法第856条|第856条]](訴えの管轄) ===<span id="2-4">第四節</span> 特別清算に関する訴え(第867条・第858条) === *[[会社法第857条|第857条]](役員等の責任の免除の取消しの訴えの管轄) *[[会社法第858条|第858条]](役員等責任査定決定に対する異議の訴え) ===<span id="2-5">第五節</span> 持分会社の社員の除名の訴え等(第859条~第862条) === *[[会社法第859条|第859条]](持分会社の社員の除名の訴え) *[[会社法第860条|第860条]](持分会社の業務を執行する社員の業務執行権又は代表権の消滅の訴え) *[[会社法第861条|第861条]](被告) *[[会社法第862条|第862条]](訴えの管轄) ===<span id="2-6">第六節</span> 清算持分会社の財産処分の取消しの訴え(第863条・第864条) === *[[会社法第863条|第863条]](清算持分会社の財産処分の取消しの訴え) *[[会社法第864条|第864条]](被告) ===<span id="2-7">第七節</span> 社債発行会社の弁済等の取消しの訴え(第865条~第867条) === *[[会社法第865条|第865条]](社債発行会社の弁済等の取消しの訴え) *[[会社法第866条|第866条]](被告) *[[会社法第867条|第867条]](訴えの管轄) ==<b id="3">第三章 非訟</b>(第868条~第906条)== === 第一節 総則(第868条~第876条) === *[[会社法第868条|第868条]](非訟事件の管轄) *[[会社法第869条|第869条]](疎明) *[[会社法第870条|第870条]](陳述の聴取) *[[会社法第871条|第871条]](理由の付記) *[[会社法第872条|第872条]](即時抗告) *[[会社法第873条|第873条]](原裁判の執行停止) *[[会社法第874条|第874条]](不服申立ての制限) *[[会社法第875条|第875条]](非訟事件手続法の規定の適用除外) *[[会社法第876条|第876条]](最高裁判所規則) === 第二節 新株発行の無効判決後の払戻金増減の手続に関する特則(第877条・第878条) === *[[会社法第877条|第877条]](審問等の必要的併合) *[[会社法第878条|第878条]](裁判の効力) === 第三節 特別清算の手続に関する特則 === 第一款 通則(第879条~第887条) *[[会社法第879条|第879条]](特別清算事件の管轄) *[[会社法第880条|第880条]](特別清算開始後の通常清算事件の管轄及び移送) *[[会社法第881条|第881条]](疎明) *[[会社法第882条|第882条]](理由の付記) *[[会社法第883条|第883条]](裁判書の送達) *[[会社法第884条|第884条]](不服申立て) *[[会社法第885条|第885条]](公告) *[[会社法第886条|第886条]](事件に関する文書の閲覧等) *[[会社法第887条|第887条]](支障部分の閲覧等の制限) 第二款 特別清算の開始の手続に関する特則(第888条~第891条) *[[会社法第888条|第888条]](特別清算開始の申立て) *[[会社法第889条|第889条]](他の手続の中止命令) *[[会社法第890条|第890条]](特別清算開始の命令) *[[会社法第891条|第891条]](担保権の実行の手続等の中止命令) 第三款 特別清算の実行の手続に関する特則(第892条~第901条) *[[会社法第892条|第892条]](調査命令) *[[会社法第893条|第893条]](清算人の解任及び報酬等) *[[会社法第894条|第894条]](監督委員の解任及び報酬等) *[[会社法第895条|第895条]](調査委員の解任及び報酬等) *[[会社法第896条|第896条]](事業の譲渡の許可の申立て) *[[会社法第897条|第897条]](担保権者が処分をすべき期間の指定) *[[会社法第898条|第898条]](清算株式会社の財産に関する保全処分等) *[[会社法第899条|第899条]](役員等責任査定決定) *[[会社法第900条|第900条]](債権者集会の招集の許可の申立てについての裁判) *[[会社法第901条|第901条]](協定の認可又は不認可の決定) 第四款 特別清算の終了の手続に関する特則(第920条) *[[会社法第902条|第902条]](特別清算終結の申立てについての裁判) === 第四節 外国会社の清算の手続に関する特則(第903条) === *[[会社法第903条|第903条]](特別清算の手続に関する規定の準用) === 第五節 会社の解散命令等の手続に関する特則(第904条~第906条) === *[[会社法第904条|第904条]](法務大臣の関与) *[[会社法第905条|第905条]](会社の財産に関する保全処分についての特則) *[[会社法第906条|第906条]] ==<span id="4">第四章</span> 登記(第907条~第938条)== ===<span id="4-1">第一節</span> 総則(第907条~第910条) === *[[会社法第907条|第907条]](通則) *[[会社法第908条|第908条]]([[w:登記]]の効力) *[[会社法第909条|第909条]](変更の登記及び消滅の登記) *[[会社法第910条|第910条]](登記の期間) ===<span id="4-2">第二節</span> 会社の登記(第911条~第932条) === ====<strike><span id="4-2-1">第一款</span> 本店の所在地における登記(第911条~第929条)</strike>==== *[[会社法第911条|第911条]](株式会社の設立の登記) *[[会社法第912条|第912条]](合名会社の設立の登記) *[[会社法第913条|第913条]](合資会社の設立の登記) *[[会社法第914条|第914条]](合同会社の設立の登記) *[[会社法第915条|第915条]](変更の登記) *[[会社法第916条|第916条]](他の登記所の管轄区域内への本店の移転の登記) *[[会社法第917条|第917条]](職務執行停止の仮処分等の登記) *[[会社法第918条|第918条]](支配人の登記) *[[会社法第919条|第919条]](持分会社の種類の変更の登記) *[[会社法第920条|第920条]](組織変更の登記) *[[会社法第921条|第921条]](吸収合併の登記) *[[会社法第922条|第922条]](新設合併の登記) *[[会社法第923条|第923条]](吸収分割の登記) *[[会社法第924条|第924条]](新設分割の登記) *[[会社法第925条|第925条]](株式移転の登記) *[[会社法第926条|第926条]](解散の登記) *[[会社法第927条|第927条]](継続の登記) *[[会社法第928条|第928条]](清算人の登記) *[[会社法第929条|第929条]](清算結了の登記) ====<strike><span id="4-2-2">第二款</span> 支店の所在地における登記(第930条~第932条)</strike>==== *<strike>[[会社法第930条|第930条]](支店の所在地における登記)</strike> *<strike>[[会社法第931条|第931条]](他の登記所の管轄区域内への支店の移転の登記)</strike> *<strike>[[会社法第932条|第932条]](支店における変更の登記等)</strike> ===<span id="4-3">第三節</span> 外国会社の登記(第933条~第936条) === *[[会社法第933条|第933条]](外国会社の登記) *[[会社法第934条|第934条]](日本における代表者の選任の登記等) *[[会社法第935条|第935条]](日本における代表者の住所の移転の登記等) *[[会社法第936条|第936条]](日本における営業所の設置の登記等) ===<span id="4-4">第四節</span> 登記の嘱託(第937条・第938条)=== *[[会社法第937条|第937条]](裁判による登記の嘱託) *[[会社法第938条|第938条]](特別清算に関する裁判による登記の嘱託) ==<span id="5">第五章</span> 公告(第939条~第959条)== ===<span id="5-1"> 第一節</span> 総則(第939条・第940条) === *[[会社法第939条|第939条]](会社の公告方法) *[[会社法第940条|第940条]](電子公告の公告期間等) ===<span id="5-2">第二節</span> 電子公告調査機関(第941条~第959条) === *[[会社法第941条|第941条]](電子公告調査) *[[会社法第942条|第942条]](登録) *[[会社法第943条|第943条]](欠格事由) *[[会社法第944条|第944条]](登録基準) *[[会社法第945条|第945条]](登録の更新) *[[会社法第946条|第946条]](調査の義務等) *[[会社法第947条|第947条]](電子公告調査を行うことができない場合) *[[会社法第948条|第948条]](事業所の変更の届出) *[[会社法第949条|第949条]](業務規程) *[[会社法第950条|第950条]](業務の休廃止) *[[会社法第951条|第951条]](財務諸表等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第952条|第952条]](適合命令) *[[会社法第953条|第953条]](改善命令) *[[会社法第954条|第954条]](登録の取消し等) *[[会社法第955条|第955条]](調査記録簿等の記載等) *[[会社法第956条|第956条]](調査記録簿等の引継ぎ) *[[会社法第957条|第957条]](法務大臣による電子公告調査の業務の実施) *[[会社法第958条|第958条]](報告及び検査) *[[会社法第959条|第959条]](公示) == 関連項目 == *[[w:解散命令|解散命令]] *[[w:商業登記|商業登記]] *[[w:公告|公告]] *[[w:電子公告|電子公告]] *[[w:電子公告調査機関|電子公告調査機関]] ==外部リンク== *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%89%ef%8e%d0%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H17HO086&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 会社法](法令データ提供システム) {{stub}} [[Category:会社法|*7 かいしやほうこんめんたある]]
null
2022-06-03T22:58:36Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC7%E7%B7%A8_%E9%9B%91%E5%89%87_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,531
第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第5編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転 (コンメンタール会社法)]] ==<span id="1">第一章</span> 組織変更(第743条~第747条)== ===<span id="1-1">第一節</span> 通則(第743条)=== :[[会社法第743条|第743条]](組織変更計画の作成) ===<span id="1-2">第二節</span> 株式会社の組織変更(第744条・第745条)=== :[[会社法第744条|第744条]](株式会社の組織変更計画) :[[会社法第745条|第745条]](株式会社の組織変更の効力の発生等) ===<span id="1-3">第三節</span> 持分会社の組織変更(第746条・第747条)=== :[[会社法第746条|第746条]](持分会社の組織変更計画) :[[会社法第747条|第747条]](持分会社の組織変更の効力の発生等) ==<span id="2">第二章 合併(第748条~第756条)</span>== ===<span id="2-1">第一節 通則(第748条)</span>=== :[[会社法第748条|第748条]](合併契約の締結) ===<span id="2-2">第二節 吸収合併</span>=== :;第一款 株式会社が存続する吸収合併(第749条・第750条) ::[[会社法第749条|第749条]](株式会社が存続する吸収合併契約) ::[[会社法第750条|第750条]](株式会社が存続する吸収合併の効力の発生等) :;第二款 持分会社が存続する吸収合併(第751条・第752条) ::[[会社法第751条|第751条]](持分会社が存続する吸収合併契約) ::[[会社法第752条|第752条]](持分会社が存続する吸収合併の効力の発生等) ===<span id="2-3">第三節 新設合併</span>=== :;<span id="2-3-1">第一款 株式会社を設立する新設合併(第753条・第754条) ::[[会社法第753条|第753条]](株式会社を設立する新設合併契約) ::[[会社法第754条|第754条]](株式会社を設立する新設合併の効力の発生等) :;<span id="2-3-2">第二款 持分会社を設立する新設合併(第755条・第756条)  ::[[会社法第755条|第755条]](持分会社を設立する新設合併契約) ::[[会社法第756条|第756条]](持分会社を設立する新設合併の効力の発生等) ==<span id="3">第三章 会社分割(第757条~第766条)</span>== ===<span id="3-1">第一節 吸収分割(第757条~第761条)</span>=== ====<span id="3-1-1">第一款</span> 通則(第757条)==== :[[会社法第757条|第757条]](吸収分割契約の締結) ====<span id="3-1-2">第二款</span> 株式会社に権利義務を承継させる吸収分割(第758条・第759条)==== :[[会社法第758条|第758条]](株式会社に権利義務を承継させる吸収分割契約) :[[会社法第759条|第759条]](株式会社に権利義務を承継させる吸収分割の効力の発生等) ====<span id="3-1-3">第三款</span> 持分会社に権利義務を承継させる吸収分割(第760条・第761条)==== :[[会社法第760条|第760条]](持分会社に権利義務を承継させる吸収分割契約) :[[会社法第761条|第761条]](持分会社に権利義務を承継させる吸収分割の効力の発生等) ===<span id="3-2">第二節 新設分割(第762条~第766条)</span>=== ====<span id="3-2-1">第一款</span> 通則(第762条)==== :[[会社法第762条|第762条]](新設分割計画の作成) ====<span id="3-2-2">第二款</span> 株式会社を設立する新設分割(第732条・第764条)==== :[[会社法第763条|第763条]](株式会社を設立する新設分割計画) :[[会社法第764条|第764条]](株式会社を設立する新設分割の効力の発生等) ====<span id="3-2-3">第三款</span> 持分会社を設立する新設分割(第765条・第766条)==== :[[会社法第765条|第765条]](持分会社を設立する新設分割計画) :[[会社法第766条|第766条]](持分会社を設立する新設分割の効力の発生等) ==<span id="4">第四章 株式交換及び株式移転(第767条~第774条)</span>== ===<span id="4-1">第一節 株式交換</span>=== :;第一款 通則(第767条) ::[[会社法第767条|第767条]](株式交換契約の締結) :;第二款 株式会社に発行済株式を取得させる株式交換(第768条・第769条) ::[[会社法第768条|第768条]](株式会社に発行済株式を取得させる株式交換契約) ::[[会社法第769条|第769条]](株式会社に発行済株式を取得させる株式交換の効力の発生等) :;第三款 合同会社に発行済株式を取得させる株式交換(第770条・第771条) ::[[会社法第770条|第770条]](合同会社に発行済株式を取得させる株式交換契約) ::[[会社法第771条|第771条]](合同会社に発行済株式を取得させる株式交換の効力の発生等) ===<span id="4-2">第二節 株式移転(第772条~第774条)</span>=== :[[会社法第772条|第772条]](株式移転計画の作成) :[[会社法第773条|第773条]](株式移転計画) :[[会社法第774条|第774条]](株式移転の効力の発生等) ==<span id="4の2">第四章の2 株式交付(第774条の2~第774条の11)</span>== :[[会社法第774条の2|第774条の2]](株式交付計画の作成) :[[会社法第774条の3|第774条の3]](株式交付計画) :[[会社法第774条の4|第774条の4]](株式交付子会社の株式の譲渡しの申込み) :[[会社法第774条の5|第774条の5]](株式交付親会社が譲り受ける株式交付子会社の株式の割当て) :[[会社法第774条の6|第774条の6]](株式交付子会社の株式の譲渡しの申込み及び株式交付親会社が譲り受ける株式交付子会社の株式の割当てに関する特則) :[[会社法第774条の7|第774条の7]](株式交付子会社の株式の譲渡し) :[[会社法第774条の8|第774条の8]](株式交付子会社の株式の譲渡しの無効又は取消しの制限) :[[会社法第774条の9|第774条の9]](株式交付子会社の株式の譲渡しに関する規定の準用) :[[会社法第774条の10|第774条の10]](申込みがあった株式交付子会社の株式の数が下限の数に満たない場合) :[[会社法第774条の11|第774条の11]](株式交付の効力の発生等) ==<span id="5">第五章</span> 組織変更、合併、会社分割、株式交換、株式移転及び株式交付の手続(第775条~第816条の10)== ===<span id="5-1">第一節</span> 組織変更の手続(第775条~第781条)=== *第一款 株式会社の手続(第775条~第780条) **[[会社法第775条|第775条]](組織変更計画に関する書面等の備置き及び閲覧等) **[[会社法第776条|第776条]](株式会社の組織変更計画の承認等) **[[会社法第777条|第777条]](新株予約権買取請求) **[[会社法第778条|第778条]](新株予約権の価格の決定等) **[[会社法第779条|第779条]](債権者の異議) **[[会社法第780条|第780条]](組織変更の効力発生日の変更) *第二款 持分会社の手続(第781条) **[[会社法第781条|第781条]] ===<span id="5-2">第二節</span> 吸収合併等の手続(第782条~第802条)=== *第一款 吸収合併消滅会社、吸収分割会社及び株式交換完全子会社の手続 **第一目 株式会社の手続(第782条~第792条) ***[[会社法第782条|第782条]](吸収合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等) ***[[会社法第783条|第783条]](吸収合併契約等の承認等) ***[[会社法第784条|第784条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合) ***[[会社法第784条の2|第784条の2]](吸収合併等をやめることの請求) ***[[会社法第785条|第785条]](反対株主の株式買取請求) ***[[会社法第786条|第786条]](株式の価格の決定等) ***[[会社法第787条|第787条]](新株予約権買取請求) ***[[会社法第788条|第788条]](新株予約権の価格の決定等) ***[[会社法第789条|第789条]](債権者の異議) ***[[会社法第790条|第790条]](吸収合併等の効力発生日の変更) ***[[会社法第791条|第791条]](吸収分割又は株式交換に関する書面等の備置き及び閲覧等) ***[[会社法第792条|第792条]](剰余金の配当等に関する特則) **第二目 持分会社の手続(第793条) ***[[会社法第793条|第793条]] *第二款 吸収合併存続会社、吸収分割承継会社及び株式交換完全親会社の手続 **第一目 株式会社の手続(第794条~第801条) ***[[会社法第794条|第794条]](吸収合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等) ***[[会社法第795条|第795条]](吸収合併契約等の承認等) ***[[会社法第796条|第796条]](吸収合併契約等の承認を要しない場合等) ***[[会社法第796条の2|第796条の2]](吸収合併等をやめることの請求) ***[[会社法第797条|第797条]](反対株主の株式買取請求) ***[[会社法第798条|第798条]](株式の価格の決定等) ***[[会社法第799条|第799条]](債権者の異議) ***[[会社法第800条|第800条]](消滅会社等の株主等に対して交付する金銭等が存続株式会社等の親会社株式である場合の特則) ***[[会社法第801条|第801条]](吸収合併等に関する書面等の備置き及び閲覧等) **第二目 持分会社の手続(第802条) ***[[会社法第802条|第802条]] ===<span id="5-3">第三節</span> 新設合併等の手続(第803条~第816条)=== ====<span id="5-3-1">第一款</span> 新設合併消滅会社、新設分割会社及び株式移転完全子会社の手続==== =====<span id="5-3-1-1">第一目</span> 株式会社の手続(第803条~第812条)===== *[[会社法第803条|第803条]](新設合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第804条|第804条]](新設合併契約等の承認) *[[会社法第805条|第805条]](新設分割計画の承認を要しない場合) *[[会社法第805条の2|第805条の2]](新設合併等をやめることの請求) *[[会社法第806条|第806条]](反対株主の株式買取請求) *[[会社法第807条|第807条]](株式の価格の決定等) *[[会社法第808条|第808条]](新株予約権買取請求) *[[会社法第809条|第809条]](新株予約権の価格の決定等) *[[会社法第810条|第810条]](債権者の異議) *[[会社法第811条|第811条]](新設分割又は株式移転に関する書面等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第812条|第812条]](剰余金の配当等に関する特則) =====<span id="5-3-1-2">第二目</span> 持分会社の手続(第813条)===== *[[会社法第813条|第813条]] ====<span id="5-3-2">第二款</span> 新設合併設立会社、新設分割設立会社及び株式移転設立完全親会社の手続==== =====<span id="5-3-2-1">第一目</span> 株式会社の手続(第814条・第815条)===== *[[会社法第814条|第814条]](株式会社の設立の特則) *[[会社法第815条|第815条]](新設合併契約等に関する書面等の備置き及び閲覧等) =====<span id="5-3-2-2">第二目</span> 持分会社の手続(第816条)===== *[[会社法第816条|第816条]](持分会社の設立の特則) ===<span id="5-4">第四節</span> 株式交付の手続(第816条の2~第816条の10)=== *[[会社法第816条の2|第816条の2]](株式交付計画に関する書面等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第816条の3|第816条の3]](株式交付計画の承認等) *[[会社法第816条の4|第816条の4]](株式交付計画の承認を要しない場合等) *[[会社法第816条の5|第816条の5]](株式交付をやめることの請求) *[[会社法第816条の6|第816条の6]](反対株主の株式買取請求) *[[会社法第816条の7|第816条の7]](株式の価格の決定等) *[[会社法第816条の8|第816条の8]](債権者の異議) *[[会社法第816条の9|第816条の9]](株式交付の効力発生日の変更) *[[会社法第816条の10|第816条の10]](株式交付に関する書面等の備置き及び閲覧等) == 関連項目 == *[[w:吸収合併|吸収合併]] *[[w:新設合併|新設合併]] *[[w:吸収分割|吸収分割]] *[[w:新設分割|新設分割]] *[[w:株式交換|株式交換]] *[[w:株式移転|株式移転]] {{stub}} [[Category:会社法|*5こんめんたるかいしやほう]]
null
2022-06-02T12:34:27Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC5%E7%B7%A8_%E7%B5%84%E7%B9%94%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%80%81%E5%90%88%E4%BD%B5%E3%80%81%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E5%88%86%E5%89%B2%E3%80%81%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E5%8F%8A%E3%81%B3%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E7%A7%BB%E8%BB%A2_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,532
第1編 総則 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第1編 総則 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第1編 総則 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第1編 総則 (コンメンタール会社法) 重要な用語・概念についてはウィキペディアへリンクする。 この編・章においてのみ定義される用語は太字で記入する。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第1編 総則 (コンメンタール会社法)]] *重要な用語・概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へリンクする。 *この編・章においてのみ定義される用語は'''太字'''で記入する。 ==<span id="1">第一章</span> 通則(第1条~第5条) == *[[会社法第1条|第1条]](趣旨) :会社(定義は[[会社法第2条]]1号2号において規定)の設立、組織、運営及び管理については、本法が一般法であることを明示するとともに、他に法律(特別法)がある場合はそちらが適用されることを明示している。 *[[会社法第2条|第2条]]([[w:定義|定義]]) *[[会社法第3条|第3条]](法人格) :会社は法人であると規定している。かつての商法旧会社編の規定とは異なり、営利を目的とする点は明示されていない。 *[[会社法第4条|第4条]](住所) :会社の住所は本店の所在地であると定めている。なお、「本店の所在地」は、会社の設立の際に作成される([[会社法第26条]]等)定款の必要的記載事項である([[会社法第27条]]等)。 *[[会社法第5条|第5条]]([[w:商行為|商行為]]) :会社が(1)その事業としてする行為(2)その事業のためにする行為は、[[商行為]]となると規定している。なお、[[商法第4条]]、[[商法第501条]]、[[商法第502条]]、[[商法第503条]]も参照。 ==<span id="2">第二章</span> 会社の商号(第6条~第9条) == *[[会社法第6条|第6条]]([[w:商号|商号]]) :会社の使用できる商号の限度について定めた規定である。会社は、その名称を商号とすると定めている(第1項)。ただし、(1)商号中において会社の種類(○○株式会社等)を明示しなければならず(第2項)、また(2)その商号中に、他の種類の会社であると誤認されるおそれのある文字を用いてはならない(第3項)とする制約がある。 *[[会社法第7条|第7条]](会社と誤認させる名称等の使用の禁止) :会社でない者の使用できる名称・商号に対する制限を定めた規定である。会社でない者は、その名称又は商号に、会社であると誤認されるおそれのある文字を用いてはならないとされる。[[w:商人]]の商号選定の自由を定めた[[商法第11条]]の例外を定めた規定である。 *[[会社法第8条|第8条]] :既存会社の名称・商号使用の利益を保護するため、会社及び会社でない者の名称・商号の選択の自由に対する制約を定めた規定である。違反した者に対しては過料が課される([[会社法第978条]]3項)。また、被害会社による侵害停止又は予防の請求権も規定している。[[商法第12条]]も参照。 *[[会社法第9条|第9条]](自己の商号の使用を他人に許諾した会社の責任) :商人一般の[[名板貸]]責任を定めた[[商法第14条]]の特則である。会社についての名板貸責任を規定している。 ==<span id="3">第三章</span> 会社の使用人等(第10条~第20条) == ;<span id="3-1">第一節</span> 会社の使用人(第10条~第15条) *[[会社法第10条|第10条]](支配人) :会社が本店又は支店において、事業を行わせるために[[w:支配人|支配人]]を選任できることを定めた規定である。 *[[会社法第11条|第11条]](支配人の代理権) :支配人の代理権の範囲について定めた規定である。 *[[会社法第12条|第12条]](支配人の競業の禁止) :支配人の職務専念義務及び[[w:競業避止義務|競業避止義務]]について定めた規定である。 *[[会社法第13条|第13条]](表見支配人) :「会社の本店又は支店の事業の主任者であることを示す名称を付した使用人」(表見支配人)の権限について定めた規定である。 *[[会社法第14条|第14条]](ある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人) :「事業に関するある種類又は特定の事項の委任を受けた使用人」(従来の[[商法]]では[[w:番頭|番頭]]・[[w:手代|手代]]と呼ばれていた)の権限について定めた規定である。 *[[会社法第15条|第15条]](物品の販売等を目的とする店舗の使用人) :物品の販売等を目的とする店舗の使用人の権限について定めた規定である。 ;<span id="3-2">第二節</span> 会社の代理商(第16条~第20条) *[[会社法第16条|第16条]](通知義務) :[[w:代理商|代理商]]の通知義務について定めた規定である。取引の代理又は媒介をしたときは、会社に対するその旨の通知を遅滞なく発しなければならない。 *[[会社法第17条|第17条]](代理商の競業の禁止) :代理商の競業避止義務について定めた規定である。支配人(会社法12条)と規定の仕方が一部異なるのは、代理商は会社とは独立した立場だからである。 *[[会社法第18条|第18条]](通知を受ける権限) :[[商法第526条|商法第526条2項]]の通知を受ける権限を代理商も持つことについて規定している。 *[[会社法第19条|第19条]](契約の解除) :会社及び代理商それぞれのもつ[[w:解除|解除権]]について規定している。[[w:委任|委任契約]]の解除権に関する[[民法第651条]]も参照。 *[[会社法第20条|第20条]](代理商の留置権) :代理賞の[[w:留置権|留置権]]につき規定している。 ==<span id="4">第四章</span> 事業の譲渡をした場合の競業の禁止等( 第21条~第24条)== *[[会社法第21条|第21条]](譲渡会社の競業の禁止) *:事業([[営業]])を譲渡した会社に対し[[競業避止義務]]を課している。これは、譲渡した営業の財産的価値を減少させるような行為を防ぐためである。競業避止義務の具体的な内容については条文を参照。 *[[会社法第22条|第22条]](譲渡会社の[[商号]]を使用した譲受会社の責任等) *:事業([[営業]])を譲受した会社が譲渡会社の商号を引き続き利用した場合の責任等を定めた規定である。 *[[会社法第23条|第23条]](譲受会社による債務の引受け) *:事業([[営業]])を譲受した会社が譲渡会社の商号を利用しなかったが、譲渡会社の事業によって生じた債務を引き受ける旨の広告をした場合に負担する責任の規定である。 *[[会社法第23条の2|第23条の2]](詐害事業譲渡に係る譲受会社に対する債務の履行の請求) *:事業譲渡が詐害的なものであった場合、譲受会社に対して債務履行が請求できる旨の規定、詐害行為取消権の特則。 *[[会社法第24条|第24条]](商人との間での事業の譲渡又は譲受け) *:(1)譲渡人が会社で譲受人が通常の商人の場合、(2)譲渡人が通常の商人で譲受人が会社の場合、それぞれに適用される法律について規定している。(1)の場合は商法、(2)の場合は会社法の規定が適用になる。 == 関連項目 == *[[w:会社|会社]] *[[w:商号|商号]] *[[w:商業使用人|商業使用人]] *[[w:代理商|代理商]] *[[w:営業譲渡|営業譲渡]] ==外部リンク== *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%89%ef%8e%d0%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H17HO086&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 会社法](法令データ提供システム) {{stub}} [[Category:会社法|*1 かいしやほうこんめんたある]]
null
2021-08-05T17:57:56Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC1%E7%B7%A8_%E7%B7%8F%E5%89%87_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,538
太陽
天文学 > 太陽系 > 太陽 太陽は、銀河系の恒星の一つで、太陽系の物理的中心と位置づけられる。 ガス球であるため、地表と大気の区別がない。 中心部では6.7 × 10t /s(毎秒6億7000万トン)の速さで水素の原子核融合が起こり、莫大なエネルギーを放出している。地球に到達する太陽エネルギーは、太陽が放出する全エネルギーのうちほんのわずかな分でしかない。 外部から、コロナ、遷移層、彩層、光球、対流層、放射層、中心核となっている。 太陽の光球の部分には周りと比べて比較的温度が低く、温度では約4000Kである黒い部分がある。この部分のことを黒点という。黒点はふつう、黒い部分とその周りにある少し黒い部分から構成される。この黒い部分を暗部、少し黒い部分を半暗部という。写真を見るとわかりやすい。 なお、この節で太陽黒点としたのは黒点は太陽に限らず、他の恒星にも存在するためである。変光星の一種であるりょうけん座RS型の変光星は太陽の数10倍もの黒点をもつものが発見されている。 黒点はその年によってよく見られる年とあまり見られない年がある。例えば、マウンダー極小期と呼ばれる期間では30年間で50個しか見られないなど、特異的なこともある。しかし、これはあまりに特殊的な例で、通常は11年間ごとのサイクルでその個数は決まってくる。この11年の周期のことを、太陽活動周期という。また、この太陽活動周期を表す指標として黒点相対数というものがあり、黒点相対数をR、kを定数、gを黒点群の数、sを黒点の総数とすると、 で表せる。kは観測の方法などによって異なってくる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "天文学 > 太陽系 > 太陽", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "太陽は、銀河系の恒星の一つで、太陽系の物理的中心と位置づけられる。", "title": "太陽" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ガス球であるため、地表と大気の区別がない。", "title": "太陽" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "中心部では6.7 × 10t /s(毎秒6億7000万トン)の速さで水素の原子核融合が起こり、莫大なエネルギーを放出している。地球に到達する太陽エネルギーは、太陽が放出する全エネルギーのうちほんのわずかな分でしかない。", "title": "太陽" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "外部から、コロナ、遷移層、彩層、光球、対流層、放射層、中心核となっている。", "title": "太陽の構造" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "太陽の光球の部分には周りと比べて比較的温度が低く、温度では約4000Kである黒い部分がある。この部分のことを黒点という。黒点はふつう、黒い部分とその周りにある少し黒い部分から構成される。この黒い部分を暗部、少し黒い部分を半暗部という。写真を見るとわかりやすい。", "title": "太陽黒点" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "なお、この節で太陽黒点としたのは黒点は太陽に限らず、他の恒星にも存在するためである。変光星の一種であるりょうけん座RS型の変光星は太陽の数10倍もの黒点をもつものが発見されている。", "title": "太陽黒点" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "黒点はその年によってよく見られる年とあまり見られない年がある。例えば、マウンダー極小期と呼ばれる期間では30年間で50個しか見られないなど、特異的なこともある。しかし、これはあまりに特殊的な例で、通常は11年間ごとのサイクルでその個数は決まってくる。この11年の周期のことを、太陽活動周期という。また、この太陽活動周期を表す指標として黒点相対数というものがあり、黒点相対数をR、kを定数、gを黒点群の数、sを黒点の総数とすると、", "title": "太陽黒点" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "で表せる。kは観測の方法などによって異なってくる。", "title": "太陽黒点" } ]
天文学 > 太陽系 > 太陽
{{Pathnav|天文学|太陽系}} [[Image:Skye-Sunny Storr-arjecahn.jpg|thumb|right|地球から望む太陽、スコットランド]] == 太陽 == 太陽は、銀河系の[[恒星]]の一つで、太陽系の物理的中心と位置づけられる。 ガス球であるため、地表と大気の区別がない。 中心部では6.7 &times; 10<sup>8</sup>t /s(毎秒6億7000万トン)の速さで水素の原子核融合が起こり、莫大なエネルギーを放出している。[[地球]]に到達する太陽エネルギーは、太陽が放出する全エネルギーのうちほんのわずかな分でしかない。 *赤道直径 … 1,392,000km *自転周期(大きな球体であるため緯度により自転速度が異なる) **赤道 … 27.275日 **緯度30&deg; … 28.186日 **緯度60&deg; … 30.8日 **緯度75&deg; … 31.8日 **銀河を一周する時間 … 2.2 &times; 10<sup>8</sup> 年(2億2000万年) *密度 … 1.411g / cm<sup>3</sup> *体積 … 6.09 &times; 10<sup>27</sup> m<sup>3</sup> *質量 … 1.9891 &times; 10<sup>30</sup> kg == 太陽の構造 == [[ファイル:Solar eclipse 1999 4.jpg|300px|right]] 外部から、コロナ、遷移層、彩層、光球、対流層、放射層、中心核となっている。 * コロナ *:100万~200万℃ほどの層があり、皆既日食の際には白く見える。太陽風はコロナから来ている。 * 彩層 *:コロナと光球の間にある層。また、彩層とコロナの間にも遷移層と呼ばれる層がある。皆既日食において観測が可能で、赤い部分が彩層である。彩層の一部が噴出することでフレアが生じる。 * 光球 *:光球には、黒点と呼ばれる低温領域が約11年周期で増減を繰り返す。また、プロミネンス(紅炎)という巨大な爆炎がつねに噴出しつづけている。 * 対流層と放射層 *:中心のエネルギーを表面に輸送している。 * 中心核 *:核融合が行われている。 === 光球を形成する物質 === *水素 … 73.46 % *ヘリウム … 24.85 % *酸素 … 0.77 % *その他(炭素,鉄,ネオンなど)… 0.82 % === 温度 === *コロナ … 1.5 &times; 10<sup>6</sup> K(約100万 - 200万℃)...表面よりも温度が高いことは解明されておらず、「コロナ加熱の謎」といわれ、今でも研究が続いている。 *黒点 … 4000 - 4500 K(約4000 - 5000度) *彩層~光球表面 … 5780 K(約6000℃) *中心 … 1.58 &times; 10<sup>7</sup> K(約1580万℃) == 太陽黒点 == [[ファイル:172197main NASA Flare Gband lg.jpg|250px|thumb|NASAにより撮影された太陽の黒点の拡大図。]] 太陽の光球の部分には周りと比べて比較的温度が低く、温度では約4000Kである黒い部分がある。この部分のことを'''黒点'''という。黒点はふつう、黒い部分とその周りにある少し黒い部分から構成される。この黒い部分を'''暗部'''、少し黒い部分を'''半暗部'''という。写真を見るとわかりやすい。 なお、この節で太陽黒点としたのは黒点は太陽に限らず、他の[[恒星]]にも存在するためである。[[変光星]]の一種であるりょうけん座RS型の変光星は太陽の数10倍もの黒点をもつものが発見されている。 黒点はその年によってよく見られる年とあまり見られない年がある。例えば、'''マウンダー極小期'''と呼ばれる期間では30年間で50個しか見られないなど、特異的なこともある。しかし、これはあまりに特殊的な例で、通常は11年間ごとのサイクルでその個数は決まってくる。この11年の周期のことを、'''太陽活動周期'''という。また、この太陽活動周期を表す指標として'''黒点相対数'''というものがあり、黒点相対数をR、kを定数、gを黒点群の数、sを黒点の総数とすると、 :<math>R = k(10g + s)</math> で表せる。kは観測の方法などによって異なってくる。 [[Category:太陽系|たいよう]]
null
2022-08-31T06:48:03Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD
3,547
無効と取消
法学>民事法>民法>民法総則>無効と取消 「第1編 総則 第5章 法律行為 第4節 無効及び取消し」に定められる。条文は以下のとおりである。 無効・取消ともに法律行為に関して、その効力を原始的に解消するものである。 《なぜ、無効と取消を区別するか》 →論理からの帰結ではなく、法政策的なもの。 (原則) 適用局面 適用パターン
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>民法>民法総則>無効と取消", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "「第1編 総則 第5章 法律行為 第4節 無効及び取消し」に定められる。条文は以下のとおりである。", "title": "条文構成" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "無効・取消ともに法律行為に関して、その効力を原始的に解消するものである。", "title": "総説" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "《なぜ、無効と取消を区別するか》 →論理からの帰結ではなく、法政策的なもの。", "title": "総説" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(原則)", "title": "総説" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "適用局面", "title": "取消" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "適用パターン", "title": "取消" } ]
法学>民事法>民法>民法総則>無効と取消
[[法学]]>[[民事法]]>[[民法]]>[[民法総則]]>'''無効と取消''' {{Wikiversity}} == 条文構成 == 「第1編 総則 第5章 法律行為 第4節 無効及び取消し」に定められる。条文は以下のとおりである。 *[[民法第119条|第119条]]無効な行為の追認 *[[民法第120条|第120条]]取消権者 *[[民法第121条|第121条]]取消しの効果 *[[民法第122条|第122条]]取り消すことができる行為の追認 *[[民法第123条|第123条]]取消し及び追認の方法 *[[民法第124条|第124条]]追認の要件 *[[民法第125条|第125条]]法定追認 *[[民法第126条|第126条]]取消権の期間の制限 == 総説 == === 共通点 === 無効・取消ともに[[法律行為]]に関して、その効力を原始的に解消するものである。 === 相違点 === {| class="wikitable" |+ 無効と取消の比較 |- ! style="width: 12%"| ! style="width: 44%"|無効 ! style="width: 44%"|取消 |- !法的性質 | 法律行為は効果を生じないという'''状態'''。<br>→訴訟においては、そのような状態を「確認」することとなる。 || 法律行為の効果を消滅させ、効果が生ずる前の状態にさせる'''権利'''(形成権)。<br>→訴訟においては、そのような権利を行使し、無効状態を「形成」させる。 |- !主張が可能である者 | 原則として誰でも主張できる。<br>([[#主張|主張権者が制限される可能性]]はある) || 取消権を有する者(代理人等を含む)のみが主張できる。 |- !効果の発生 | 一定の者の主張がなくとも法律行為の効果は生じない(最初から法律行為は効力を有しない)。 || 取消権者の意思表示があって初めて法律行為の効力が遡って無効となる(取消の意思表示があるまで一応有効)。 |- !放置の効果 | 放置しておいても有効になることはない。 || 一定の時間経過後、有効に確定する。 |- ![[追認]]の効果 | 追認によって有効にならない。 || 追認により確定的に有効となる。 |- !無効となる法律行為及び「取り消すことができる」法律行為の例(民法典) | *意思能力を有しない者の行為([[民法第3条の2|第3条の2]]) *[[公序良俗]]違反([[民法第90条|第90条]]) *相手方が確知している[[心裡留保]]([[民法第93条|第93条]]但書) *[[虚偽表示]]([[民法第94条|第94条]]) *既に成就した条件が解除条件であるとき、または、既に成就しないことが確定した条件が停止条件であるとき([[民法第131条|第131条]]) *不法な条件、または、不法な行為をしないという条件([[民法第132条|第132条]]) *不能な停止条件([[民法第133条|第133条]]) *随意条件([[民法第134条|第134条]]) || *[[制限行為能力者制度|制限行為能力者]]の行為 **未成年者単独の行為([[民法第5条|第5条]]) **成年被後見人単独の行為([[民法第9条|第9条]]) **被保佐人単独による重要な財産取引行為等に関する行為([[民法第13条|第13条]]) **被補助人単独による補助を要すると審判された重要な財産取引行為等に関する行為([[民法第17条|第17条]]) *[[錯誤]]([[民法第95条|第95条]]) *[[詐欺 (民法)|詐欺]]([[民法第96条|第96条]]) *[[強迫]]([[民法第96条|第96条]]) *[[無権代理]]の相手方([[民法第115条|第115条]]) *契約締結時の情報の提供義務が十分ではないことを主たる債権者が知っていた場合の[[保証|保証契約]]([[民法第465条の10|第465条の10]]第2項) *夫婦間の契約([[民法第754条|第754条]]) *後見人による、後見監督人の同意を欠く後見監督人の同意を要する行為([[民法第865条|第865条]]) *後見人による、被後見人の財産又は被後見人に対する第三者の権利の譲り受け([[民法第866条|第866条]]) *未成年被後見人と未成年後見人等との間の契約等([[民法第872条|第872条]]) |- !(参考)<br>親族法・相続法中の身分行為等で無効となる法律行為及び「取り消すことができる」法律行為の例 | <small> *無効な婚姻([[民法第724条|第724条]]) *無効な養子縁組([[民法第802条|第802条]]) *被後見人が後見の計算の終了前した、後見人等の利益となるべき遺言([[民法第966条|第966条]]) *遺言の執行の妨害行為([[民法第1013条|第1013条]])</small> || <small> *取り消すことができる婚姻 **一方が婚姻適齢でない婚姻([[民法第731条|第731条]]) **重婚([[民法第732条|第732条]]) **近親者間の婚姻([[民法第734条|第734条]]) **直系姻族間の婚姻([[民法第735条|第735条]]) **養親子等の間の婚姻([[民法第736条|第736条]]) **詐欺又は強迫による婚姻([[民法第747条|第747条]]) *取り消すことができる縁組 **養親が20歳未満の者である縁組([[民法第804条|第804条]]) **養子が尊属又は年長者である縁組([[民法第805条|第805条]]) **後見人と被後見人との間の無許可縁組([[民法第806条|第806条]]) **配偶者の同意のない縁組等([[民法第806条の2|第806条の2]]) **子の監護をすべき者の同意のない縁組等([[民法第806条の3|第806条の3]]) **養子が未成年者である場合の無許可縁組([[民法第807条|第807条]]) **詐欺又は強迫による縁組([[民法第808条|第808条]])</small> |} :ただし、この相違点は絶対的なものではなく、2017年改正において、意思能力に支障がある者の行為は無効とされることが明定されたが([[民法第3条の2|第3条の2]])、<span id="主張"/>無効を誰でも主張できるわけではなく、意思能力に支障がある者の利益保護の目的に適う者のみが主張できるとするのが、2017年改正前からの有力説である。 :なお、[[錯誤]]については、2017年改正前は無効と定められていたところ、たとえば、錯誤に陥らせた者が、意に反した結果を解消するため無効の主張をすることは、かえって不法を助長する結果となるなどの価値判断により、判例により表意者のみ無効の主張ができるとされ、実質的に取消しと同様の位置付けにあったが、2017年改正により、無効ではなく取消しうるものとなった。 '''《なぜ、無効と取消を区別するか》''' :→論理からの帰結ではなく、法政策的なもの。 (原則) *個人の保護、個人の意思を問わず、法の理念(法益的立場)から見て効力を認めるべきでない場合(例. [[強行規定]]違反、[[公序良俗]]違反)は、無効とする。 *個人の保護、個人の意思を熟慮する必要が有る場合(例. [[錯誤]]、[[詐欺 (民法)|詐欺]]、[[強迫]]、制限行為能力)、当該法律効果を解消するかどうかを保護されるべき個人の選択に係らせ、取り消すことができるとする。 ====意思表示との関係==== あくまでも理念的なものであるが、意思表示において、表示者の内心的効果意思と表示効果の関係により、無効な行為であるか、「取り消すことができる」行為であるかが区分されうる。 #意思の不存在 #:内心的効果意思と表示行為とが一致しない場合 #:*意思能力を有しない者の行為([[民法第3条の2|第3条の2]]) #:*相手方が確知している心裡留保([[民法第93条|第93条]]但書) #:*虚偽表示([[民法第94条|第94条]]) #瑕疵ある意思表示 #:内心的効果意思と表示行為とは一致しているが、内心的効果意思の形成過程が表示者の自由意思によらない場合 #:*制限行為能力者の行為 #:*[[錯誤]]([[民法第95条|第95条]]) #:*[[詐欺 (民法)|詐欺]]([[民法第96条|第96条]]) #:*[[強迫]]([[民法第96条|第96条]]) == 無効 == {{wikipedia|無効}} #法律行為の効果が初めから当然に発生しない。 #*無効な法律行為に基づいて請求できない。 #*無効な法律行為に基づいて現状維持(抗弁)もできない。 #*裁判所は無効な法律行為を基礎として権利義務関係を判断してはならない。 #:cf.無効の多義的な意味 #:*無権代理の効力 - 追認により効力は確定的に有効 #:*:無権代理人と相手方の間では一応有効で、相手方は無権代理人に履行等を請求しうる、他人物売買などに類似。相手方は、それを取り消すことができる([[民法第115条|第115条]])。 #:*:本人や本人の権利に由来する第三者等には当然無効であるが、存在そのものが無効というものではないので、「本人に効果が帰属しない」という表現をする。 #:*処分権のないものの処分行為の効力 #:*:「[[他人物売買]]」など処分権の及ばないものの処分行為についても、当事者間においては有効であって、原初的に無効ではない。この場合、処分権を有する者について効力を議論するまでもなく、当事者間において、[[債務不履行]]の問題に帰結される。 #無効であることによる法律関係 #*無効な法律行為に基づく物権変動 - 当初から存在しない(例.所有権) #*無効な法律行為に基づく債権債務関係 #*:→履行を請求できない。 #*:すでに履行された場合(例.目的物が引き渡された場合) #*::→返還請求が可能(不当利得返還請求 [[民法第703条|第703条]],[[民法第704条|第704条]]) #主張の相手方 #*原則:すべての人に対して主張できる(絶対的無効) #:*無効な行為の外形に基づいて譲り受けた者に対しても履行義務を負わない。 #*例外:相手方が確知している心裡留保([[民法第93条|93条]]但書)・虚偽表示([[民法第94条|94条]])による無効 - 善意の第三者に対抗することができない([[民法第93条|第93条]]第2項・[[民法第94条|第94条]]第2項)。 #無効な行為の追認 #:無効行為は当事者の意思表示(追認)によっても有効とすることはできない。無効であることを知って、それを有効とする行為があった場合、「新たな法律行為」がなされたものとされ([[民法第119条|第119条]])、その行為に関して有効性が判定される。この場合、元からある無効原因(例.公序良俗違反、強行規定違反)が解消されていなければ当然無効である。 #:当事者間で、無効原因を解消した後、元の行為に遡って権利義務関係を確定させることは可能である。 #一部無効 #:法律行為の一部に無効原因がある場合 #:*法律に規定がある場合それに従う。 #:*法律に規定がない場合、法律行為の修正的解釈により対応する。 #無効行為の転換 #:無効な法律行為が他の法律行為の要件を充足する場合に、無効な行為を他の法律行為として効力を生じさせることを認めるか。法律行為の修正的解釈の局面。 == 取消 == {{wikipedia|取消}} #意義 #:意思表示に瑕疵がある場合に一旦発生した意思表示としての効力を廃棄する旨の表示者の意思表示。 #:*意思表示は遡って無効 #:*その意思表示を構成要素とする法律行為も遡って無効 #:「取消」の多義性 #:*制限行為能力者に対する営業や職業の許可の取消は、将来に向かってのみ効力を有する。 #:*制限行為能力者、失踪宣告の取消 - 裁判所の行為又は行政行為 #:類似概念 #:*撤回:意思表示を表明し、それが法的な効果を発生させる前等に、表明がなかったものとすること。 #:*[[解除]]:当事者間一方の意思表示により、有効に締結された契約関係を終了させること。 #取消権者 #:取消によって特定の者(本人を含む)を保護する。 #:*制限行為能力者 - 単独で取り消すことができる。 #:*錯誤・詐欺・強迫により瑕疵ある意思表示をなしたる者 #:*代理人 #:*後見人 #:*保佐人/補助人 - 特定法律行為における同意権を実効せしめるため #: #*代理人が取消権を持つことの意味 #**本人の持つ取消権を代理行使する。 #**固有の取消権を持つ。←同意権を実効ならしめるため(未成年者の法定代理人) #'''効果'''([[民法第121条|第121条]]) #:初めから無効(遡及して無効) #::債務は消滅、履行済み行為については、不当利得返還請求権([[民法第704条|第704条]])により返還。 #::*121条但書 - 制限行為能力者の返還義務の範囲 #::*:その行為によりて、現に利益を得る限度に限定、その利益の存する限度、第704条における悪意があっても同様 #::制限行為能力者に与えた取消権を実効ならしめるため、取り消した結果、余計な負担を負わないようにする。 → 制限行為能力を理由とする取消の場合のみ適用 #*現に利益を受ける限度 #*:利益が有形的に現存する限度 #*:(判例)制限行為能力者の受けた利益が有益に消費されて財産の減少を免れた場合 #*第三者に対する効力 #*:全ての人に対して主張できる。 #*:(例外)詐欺による取消 #*::取消前に利害関係に入った「善意の第三者」に対しては主張できない。 #'''要件''' #*誰に対して([[民法第123条|第123条]]) #*:取り消すことができる行為の相手方が確定している場合 → 相手方 #*いつまでに([[民法第126条|第126条]] [[#取消権の消滅]]参照) === 追認 === {{wikipedia|追認}} :取り消すことができる行為を取消権者の意思表示により確定的に有効とすること。 ::cf.無権代理の追認([[民法第113条|第113条]]) - 無権代理は、本人においてそもそも無効(拒絶できる)であるが、追認することで遡って有効となる。 :'''要件''' :#追認権者 - 追認の意思表示を成しうる者 :#:[[民法第120条|第120条]]の取消権者([[民法第122条|第122条]]) :#追認の意思表示の相手方 :#:相手方が確定している場合、当該相手方に対して([[民法第123条|第123条]]) :#追認が有効となる要件([[民法第124条|第124条]]) :##取消しの原因となっていた状況が消滅した後 :##:*未成年者は成年になった後 :##:*未成年者以外の制限行為能力者はそれぞれの宣告が取り消された後 :##:*詐欺・強迫を受けたものは詐欺・強迫の状況を脱した後 :##:これ以前は取り消すか、追認するかの選択につき、判断能力は正常でないと見られ、追認自体が瑕疵を帯びうる。 :##取消権を有することを知った後 :##:制限行為能力者については、行為時において自分の行った行為の意味を理解していないのが通常であり、自分の行為が取り消すことができるかどうかが理解できるようになることを要する。 :##後見人等保護者が追認をなす、又は、追認の同意をする(成年後見人を除く)場合について上記の制限はない。 :'''効果''' ::初めから有効。一応有効(取り消さない限り有効である)な法律行為の効力を将来的・永続的に確定する。 ::*取り消されることを期待して、関与した第三者の権利 ::*:取り消すことができる行為は初めから有効 → 第三者の権利が害されることがない。 ==== 法定追認([[民法第125条|第125条]])==== :取り消すことができる行為を取り消さない場合、その行為を前提とする法律行為を取消権者が有効に行った場合、明示の追認の意思表示はないが、追認したもの(黙示の追認)として解釈して良い。 :一定の場合に意思表示の解釈を待たずに、一律に追認を擬制し、行為の効力を常に有効に確定する事由 :'''要件''' :*第125条の事実 :*#全部又は一部の履行 :*#履行の請求 :*#更改 :*#担保の供与 :*#取り消すことができる行為によって取得した権利の全部又は一部の譲渡 :*#強制執行 :*追認をなし得る者(取消権者)の行為であること :*「追認をすることができるとき以後」- [[民法第124条|第124条]]第1項に規定。 :*取消権者が異議を留めなかったこと。 ==== 追認の催告 ==== :「取り消すことができる行為」が取り消されもせず、追認もされない。 :→「取り消すことができる行為」の相手方は、法的に不安定な立場となる。 :→「追認」を催告し、期間中に「取消」の確答がない場合、追認されたものとみなす。 ::*制限行為能力者の行為([[民法第20条|第20条]]) ::*:行為能力を回復した制限行為能力者又は制限行為能力者の代理人等へ、1ヶ月以上の回答期限を付して追認を求め、期限までに回答のない場合、追認したものとみなされる。 ::*:(積極的な追認の意思表示は不要) ::*:*cf.無権代理人の行為([[民法第114条|第114条]]) ::*:*:相手方は、本人に対し、相当の期間を定めて、その期間内に追認をするかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。この場合において、本人がその期間内に確答をしないときは、追認を拒絶したものとみなす。 ::*:*:(積極的な追認の意思表示が必要) ::*詐欺・強迫による行為 - 催告権は認められない。 ::*:取消の原因を作出した者に催告権を認めるのは、信義則([[民法第2条|第2条]]第2項)に悖り、詐欺者・強迫者は法的保護に値しないとの価値判断により、催告権を認めていない。追認の催告権は、「取り消すことができる行為」の相手方に一般的に認められるものではなく、各ケースにより、立法で対応すべきもの。 ::*錯誤による行為 ::*:本人が錯誤に陥ったことに関して、「取り消すことができる行為」の相手方が善意無過失ならば、法的に不安定な状態を早期に解決すべき理由はある。 ::*:→2017年改正時に議論となり、無条件ではなく立法的解決が議論されたが、立法による対処はなされず、この場合においての催告権の付与については消極的であると考えられる<ref>「錯誤も表意者側の事情に基づく取消原因であり,相手方に帰責性があるとは限らないから,相手方の法的安定性を保護する必要があるとも考えられる。もっとも,錯誤については,相手方が提供した情報により錯誤に陥ることも考えられるので,このような場合について催告権を設けるかどうかは議論が分かれ得る(不実表示に関する規定を設けた場合に催告権を設けるかどうかも同様である。)と思われる。([https://www.moj.go.jp/shingi1/shingi04900085.html 法制審議会民法(債権関係)部会第31回会議(平成23年8月30日開催)部会資料29 民法(債権関係)の改正に関する論点の検討(2)])</ref>。 ===取消権の消滅=== :取消権の消滅([[民法第126条|第126条]]) ::法律行為が取り消される可能性がある事は、法律関係を不安定にする(取引の安全を害する)ため、一般の債権などの[[消滅時効]]等に比べ、法律関係を早期に確定するよう短期の期間を定める。 ::形成権においては、[[時効の完成猶予]]及び[[時効の更新|更新]]は不適当であるため、[[除斥期間]]と解されている。 ::*取消又は追認ができる時から5年、又は行為の時から20年が経過すると行使できなくなる。 ::*:→制限行為能力者とその法定代理人等では起点が異なる。 ::*:*取消又は追認ができる時 ::*:*:取消権者が取消原因を認知した時。 ::*:*::(例)「[[#追認の催告|追認の催告]]」を受けた時 ===取消権の競合=== 適用局面 *同一の法律行為について複数の取り消し原因がある。 *同一の法律行為について複数の取消権者が存在する。 適用パターン *法律行為の一方の当事者が複数の取消原因を持つ。 *:例)制限行為能力者が詐欺をされた。 *::それぞれを理由として取消を主張でき、追認も各々可能である(信義則上相反する主張はできない)-期間内 *法律行為の当事者双方に取消権が発生 *:例1)取引者双方が制限行為能力 *:例2)制限行為能力者による詐欺 *:→二重効が認められる。別々に扱う。(cf.[[民法第21条|第21条]]) *同一の法律行為について複数の取消権者が存在 *:例)制限行為能力者自身が取り消すまたは法定代理人等が取り消す。 *:→二重効が認められない。一体として扱う。 ---- ===脚注=== <small><references/></small> {{stub|law}} [[category:民法|むこうととりけし]]
2006-05-02T04:49:33Z
2024-02-26T03:21:42Z
[ "テンプレート:Wikiversity", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%84%A1%E5%8A%B9%E3%81%A8%E5%8F%96%E6%B6%88
3,551
意匠法
法学 > 知的財産権法 > 意匠法 意匠の保護及び利用を図ることにより、意匠の創作を奨励し、もって産業の発達に寄与することを目的としている(1条)。 意匠は、物品の または1-3の結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるものをいい(2条1項)、形状から離れたモチーフは意匠法で保護されない。また、いわゆるサービス意匠も保護されない。 意匠の同一の範囲は狭いため、類似の範囲も意匠権の権利範囲に含まれる(23条)。このため、公知の意匠と類似する意匠は登録すべきではないことが導かれ、登録要件(3条1項3号)においても類似は重要な概念である。 商慣行上一組のものとして取引の目的となるものは、同時に使用することで大きな意匠的効果を生じる。このような意匠を構成物品それぞれで権利化するのは煩雑な場合もあるため一意匠一出願(7条)の例外として組物の意匠として保護が認められている(8条)。56の類型が認められている(施規別表第2)。ただし、権利行使の場面を想定すると、可能な限り構成物品についても権利化を図るべきである。 類似意匠に代えて創設された制度で、9条の例外として、類似関係にある意匠について登録を認める制度である(10条)。 類似関係にあれば、意匠に係る物品が異なっていても問題ない。 意匠は模倣がされやすいという事実から、実施と公開の時期の調整のため、3年を限度に登録後も具体的な登録意匠の公開が延期される(14条)。 独創的で特徴ある創作部分を積極的に保護するため、平成10年改正において、従前の物品の定義を変更し物品の部分に係る意匠を保護する制度を創設した(2条1項かっこ書)。 図面の代わりに、写真、見本、雛形(条文上は「ひな形」)の提出が認められる場合がある(6条2項)。 適法な意匠登録出願があると審査官が特許庁長官の命を受けて審査する(16条)。以下の拒絶理由(17条各号)が発見されると、拒絶理由が出願人に通知され意見書を提出する機会が与えられる(準特50条)。 本来、補正の効果は出願日まで遡及することとされているため、補正により意匠の要旨が変更されると、当初求めていなかった意匠について権利化を求めていることになり先願主義(9条)に反することになる。このため、補正が要旨変更となることが審査中に発見された場合は、当該補正が決定をもって却下され(17条の2第1項)、設定登録後に発見された場合は、出願日が当該補正に係る手続補正書を提出した時に繰り下がる(9条の2)。 なお、特許法の場合と異なり、実体補正は審査・審判に係属中であれば可能である(60条の24、17条1項ただし書、特17条の2第1項ただし書)。 要旨変更として却下された補正後の意匠について保護を求めたい場合、補正却下後の新出願により却下された補正に係る手続補正書を提出した時に出願したものとみなされ別出願とした場合よりも有利となる(17条の3第1項)。ただし、補正前の意匠についての権利化も図りたい場合には利用できない(同条第2項)。 意匠登録出願に2以上の意匠が含まれている場合に、新たな意匠登録出願(分割出願)をすることができる(10条の2)。通常であれば、そのような事態は生じないが(7条参照)、パリ条約上の優先権を主張した出願の場合には2以上の意匠が含まれている場合もある。 特許出願・実用新案登録出願から意匠登録出願へ変更することもできる(13条)。 設定登録により発生し(20条1項)、その日から20年で終了する(21条1項)。ただし、関連意匠の場合は、その本意匠の設定登録の日から20年である(同条2項)。 基本的には、特許法#ライセンス節を参照のこと。 基本的には、特許法#権利行使節を参照のこと。 拒絶査定不服審判、意匠登録無効審判、審判手続については同様の規定がある特許法#審判節を参照のこと。 要旨変更であるとして補正が却下されたことの当否について争う(47条)。補正却下後の新出願とは択一的な手続と考えて差し支えない。補正却下の当否についての判断が容易であることから、特許法・実用新案法で廃止された後も存置されている。 特許法#罰則節を参照のこと。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学 > 知的財産権法 > 意匠法", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "意匠の保護及び利用を図ることにより、意匠の創作を奨励し、もって産業の発達に寄与することを目的としている(1条)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "意匠は、物品の", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "または1-3の結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるものをいい(2条1項)、形状から離れたモチーフは意匠法で保護されない。また、いわゆるサービス意匠も保護されない。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "意匠の同一の範囲は狭いため、類似の範囲も意匠権の権利範囲に含まれる(23条)。このため、公知の意匠と類似する意匠は登録すべきではないことが導かれ、登録要件(3条1項3号)においても類似は重要な概念である。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "商慣行上一組のものとして取引の目的となるものは、同時に使用することで大きな意匠的効果を生じる。このような意匠を構成物品それぞれで権利化するのは煩雑な場合もあるため一意匠一出願(7条)の例外として組物の意匠として保護が認められている(8条)。56の類型が認められている(施規別表第2)。ただし、権利行使の場面を想定すると、可能な限り構成物品についても権利化を図るべきである。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "類似意匠に代えて創設された制度で、9条の例外として、類似関係にある意匠について登録を認める制度である(10条)。 類似関係にあれば、意匠に係る物品が異なっていても問題ない。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "意匠は模倣がされやすいという事実から、実施と公開の時期の調整のため、3年を限度に登録後も具体的な登録意匠の公開が延期される(14条)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "独創的で特徴ある創作部分を積極的に保護するため、平成10年改正において、従前の物品の定義を変更し物品の部分に係る意匠を保護する制度を創設した(2条1項かっこ書)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "図面の代わりに、写真、見本、雛形(条文上は「ひな形」)の提出が認められる場合がある(6条2項)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "適法な意匠登録出願があると審査官が特許庁長官の命を受けて審査する(16条)。以下の拒絶理由(17条各号)が発見されると、拒絶理由が出願人に通知され意見書を提出する機会が与えられる(準特50条)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "本来、補正の効果は出願日まで遡及することとされているため、補正により意匠の要旨が変更されると、当初求めていなかった意匠について権利化を求めていることになり先願主義(9条)に反することになる。このため、補正が要旨変更となることが審査中に発見された場合は、当該補正が決定をもって却下され(17条の2第1項)、設定登録後に発見された場合は、出願日が当該補正に係る手続補正書を提出した時に繰り下がる(9条の2)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "なお、特許法の場合と異なり、実体補正は審査・審判に係属中であれば可能である(60条の24、17条1項ただし書、特17条の2第1項ただし書)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "要旨変更として却下された補正後の意匠について保護を求めたい場合、補正却下後の新出願により却下された補正に係る手続補正書を提出した時に出願したものとみなされ別出願とした場合よりも有利となる(17条の3第1項)。ただし、補正前の意匠についての権利化も図りたい場合には利用できない(同条第2項)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "意匠登録出願に2以上の意匠が含まれている場合に、新たな意匠登録出願(分割出願)をすることができる(10条の2)。通常であれば、そのような事態は生じないが(7条参照)、パリ条約上の優先権を主張した出願の場合には2以上の意匠が含まれている場合もある。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "特許出願・実用新案登録出願から意匠登録出願へ変更することもできる(13条)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "設定登録により発生し(20条1項)、その日から20年で終了する(21条1項)。ただし、関連意匠の場合は、その本意匠の設定登録の日から20年である(同条2項)。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "基本的には、特許法#ライセンス節を参照のこと。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "基本的には、特許法#権利行使節を参照のこと。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "拒絶査定不服審判、意匠登録無効審判、審判手続については同様の規定がある特許法#審判節を参照のこと。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "要旨変更であるとして補正が却下されたことの当否について争う(47条)。補正却下後の新出願とは択一的な手続と考えて差し支えない。補正却下の当否についての判断が容易であることから、特許法・実用新案法で廃止された後も存置されている。", "title": "日本意匠法" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "特許法#罰則節を参照のこと。", "title": "日本意匠法" } ]
法学 > 知的財産権法 > 意匠法
[[法学]] > [[知的財産権法]] > [[意匠法]] == 日本意匠法 == === 沿革 === {{Wikipedia|意匠法}} *[[w:1888年|1888年]](明治21年) 意匠条例施行 *[[w:1899年|1899年]](明治32年) 意匠法制定、パリ条約加盟対応の法改正。 *[[w:1909年|1909年]](明治42年) 改正意匠法施行、国内問題に対応するための法改正。 *[[w:1921年|1921年]](大正10年) 意匠法改正 *[[w:1959年|1959年]](昭和34年) 改正意匠法公布 *[[w:1960年|1960年]](昭和35年)4月施行 *[[w:1998年|1998年]](平成10年) 改正意匠法施行、部分意匠制度、関連意匠制度、創設。 === 法目的 === 意匠の保護及び利用を図ることにより、意匠の創作を奨励し、もって産業の発達に寄与することを目的としている([[意匠法第1条|1条]])。 === 意匠 === 意匠は、物品の #形状 #模様 #色彩 または1-3の結合であって、[[w:視覚|視覚]]を通じて[[w:美|美感]]を起こさせるものをいい([[意匠法第2条#意匠|2条]]1項)、形状から離れた[[w:モチーフ|モチーフ]]は意匠法で保護されない。また、いわゆるサービス意匠も保護されない。 === 類似 === 意匠の同一の範囲は狭いため、類似の範囲も意匠権の権利範囲に含まれる([[意匠法第23条|23条]])。このため、公知の意匠と類似する意匠は登録すべきではないことが導かれ、登録要件([[意匠法第3条|3条]]1項3号)においても類似は重要な概念である。 === 出願 === ==== 組物の意匠 ==== 商慣行上一組のものとして取引の目的となるものは、同時に使用することで大きな意匠的効果を生じる。このような意匠を構成物品それぞれで権利化するのは煩雑な場合もあるため一意匠一出願([[意匠法第7条|7条]])の例外として組物の意匠として保護が認められている([[意匠法第8条|8条]])。56の類型が認められている(施規別表第2)。ただし、権利行使の場面を想定すると、可能な限り構成物品についても権利化を図るべきである。 ==== 関連意匠 ==== 類似意匠に代えて創設された制度で、[[意匠法第9条|9条]]の例外として、類似関係にある意匠について登録を認める制度である([[意匠法第10条|10条]])。 類似関係にあれば、意匠に係る物品が異なっていても問題ない。 ==== 秘密意匠 ==== 意匠は模倣がされやすいという事実から、実施と公開の時期の調整のため、3年を限度に登録後も具体的な登録意匠の公開が延期される([[意匠法第14条|14条]])。 ==== 部分意匠 ==== 独創的で特徴ある創作部分を積極的に保護するため、平成10年改正において、従前の物品の定義を変更し物品の部分に係る意匠を保護する制度を創設した([[意匠法第2条|2条]]1項かっこ書)。 ==== 動的意匠 ==== ==== 出願書類 ==== 図面の代わりに、写真、見本、雛形(条文上は「ひな形」)の提出が認められる場合がある(6条2項)。 ==== 登録要件 ==== 適法な意匠登録出願があると審査官が特許庁長官の命を受けて審査する([[意匠法第16条|16条]])。以下の拒絶理由([[意匠法第17条|17条]]各号)が発見されると、拒絶理由が出願人に通知され意見書を提出する機会が与えられる(準[[特許法第50条|特50条]])。 * [[意匠法第3条|3条]] ** 柱書(意匠ではないものについての出願、工業上利用可能性) ** 1項各号(新規性) ** 2項(創作非容易性) * [[意匠法第3条の2|3条の2]] * [[意匠法第5条|5条]] * [[意匠法第7条|7条]](一意匠一出願) * [[意匠法第8条|8条]] * 先願([[意匠法第9条|9条]]1, 2項) * [[意匠法第10条|10条]]1-3項 * 権利享有できない者による出願(準[[特許法第25条|特25条]]) * 共同出願違反(準[[特許法第38条|特38条]]) * 条約の規定に違反する場合 * 意匠登録を受ける権利を有しない場合([[w:冒認出願|冒認出願]]) ==== 補正と要旨変更 ==== 本来、補正の効果は出願日まで遡及することとされているため、補正により意匠の要旨が変更されると、当初求めていなかった意匠について権利化を求めていることになり先願主義([[意匠法第9条|9条]])に反することになる。このため、補正が要旨変更となることが審査中に発見された場合は、当該補正が決定をもって却下され([[意匠法第17条の2|17条の2]]第1項)、設定登録後に発見された場合は、出願日が当該補正に係る手続補正書を提出した時に繰り下がる([[意匠法第9条の2|9条の2]])。 なお、特許法の場合と異なり、実体補正は審査・審判に係属中であれば可能である([[意匠法第60条の24|60条の24]]、[[特許法第17条|17条]]1項ただし書、[[特許法第17条の2|特17条の2]]第1項ただし書)。 ==== 補正却下後の新出願 ==== 要旨変更として却下された補正後の意匠について保護を求めたい場合、補正却下後の新出願により却下された補正に係る手続補正書を提出した時に出願したものとみなされ別出願とした場合よりも有利となる([[意匠法第17条の3|17条の3]]第1項)。ただし、補正前の意匠についての権利化も図りたい場合には利用できない(同条第2項)。 ==== 分割・変更 ==== 意匠登録出願に2以上の意匠が含まれている場合に、新たな意匠登録出願(分割出願)をすることができる([[意匠法第10条の2|10条の2]])。通常であれば、そのような事態は生じないが([[意匠法第7条|7条]]参照)、パリ条約上の優先権を主張した出願の場合には2以上の意匠が含まれている場合もある。 特許出願・実用新案登録出願から意匠登録出願へ変更することもできる([[意匠法第13条|13条]])。 === 意匠権 === ==== 登録から消滅まで ==== 設定登録により発生し([[意匠法第20条|20条]]1項)、その日から20年で終了する([[意匠法第21条|21条]]1項)。ただし、関連意匠の場合は、その本意匠の設定登録の日から20年である(同条2項)。 ==== ライセンス ==== 基本的には、[[特許法#ライセンス]]節を参照のこと。 ==== 権利行使 ==== 基本的には、[[特許法#権利行使]]節を参照のこと。 === 審判 === [[特許法#拒絶査定不服審判|拒絶査定不服審判]]、[[特許法#特許無効審判|意匠登録無効審判]]、審判手続については同様の規定がある[[特許法#審判]]節を参照のこと。 ==== 補正却下決定不服審判 ==== 要旨変更であるとして補正が却下されたことの当否について争う([[意匠法第47条|47条]])。補正却下後の新出願とは択一的な手続と考えて差し支えない。補正却下の当否についての判断が容易であることから、特許法・実用新案法で廃止された後も存置されている。 === ハーグ条約ジュネーブ改正協定に基づく特例 === === 罰則 === [[特許法#罰則]]節を参照のこと。 === コンメンタール === * [[コンメンタール意匠法]] === 判例集 === * [http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=53803&hanreiKbn=02 審決取消請求](最高裁判例 昭和39年06月26日)旧意匠法(大正10年法律98号)1条,3条1項2号(現[[意匠法第3条|意匠法3条]]) * [http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=70253&hanreiKbn=02 意匠登録無効審判の審決取消請求](最高裁判例 昭和43年06月14日)旧意匠法(大正10年法律第98号)3条(現意匠法3条),17条(現[[意匠法第48条|意匠法48条]]) * [http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=52026&hanreiKbn=02 審決取消請求](最高裁判例 昭和49年03月19日)意匠法3条 * [http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=62187&hanreiKbn=02 審決取消請求](最高裁判例 昭和50年02月28日)意匠法3条 * [http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=64362&hanreiKbn=02 審決取消](最高裁判例 昭和55年10月16日)[[意匠法第2条|意匠法2条]]1項 {{Stub}} [[Category:知的財産権法|いしようほう]] [[Category:意匠法|*]]
null
2016-09-06T05:18:00Z
[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%84%8F%E5%8C%A0%E6%B3%95
3,552
中学校理科 第1分野
(中学校理科 第1分野は、物理・化学の分野です。) 実験では危険な物質を取りあつかう場合もあります。 そのため、中学生や小学生などの読者が実験を行う場合は、安全のため、かならず学校の先生などの指導者のかたに、実験方法の確認をしてください。 学校の先生に、実験内容の妥当性や、実験手順の妥当性を確認するようにお願いします。 また、もし読者の手元に学校配布の中学理科の教科書があれば、学校での実験ではそれを参考にしてください。 1年 (2014-07-28) 2年 (2014-07-28) 3年 (2014-07-28) (※ 「科学技術と人間」よりも先に単元「化学変化とイオン」、「仕事とエネルギー」を先に学習してください。「科学技術と人間」は、補足的な単元です。) 練習問題は にあります。 理科の科目へのリンク → 中学校理科 第1分野 (物理・化学), 中学校理科 第2分野 (生物・地学) 数学へのリンク → 中学校数学 中学校理科は第1分野と第2分野に分かれますが、このページ『中学校理科 第1分野』では中学校科目理科の第1分野の内容を扱います。第1分野では高等学校でいう物理と化学に対応する分野を扱います。物理及び化学は、現在の製造業の中核をなす学問分野であって大切な分野です。なお、第2分野は、高等学校でいう生物と地学に対応しています。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(中学校理科 第1分野は、物理・化学の分野です。)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "実験では危険な物質を取りあつかう場合もあります。 そのため、中学生や小学生などの読者が実験を行う場合は、安全のため、かならず学校の先生などの指導者のかたに、実験方法の確認をしてください。 学校の先生に、実験内容の妥当性や、実験手順の妥当性を確認するようにお願いします。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "また、もし読者の手元に学校配布の中学理科の教科書があれば、学校での実験ではそれを参考にしてください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "1年 (2014-07-28)", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "2年 (2014-07-28)", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "3年 (2014-07-28)", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(※ 「科学技術と人間」よりも先に単元「化学変化とイオン」、「仕事とエネルギー」を先に学習してください。「科学技術と人間」は、補足的な単元です。)", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "練習問題は", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "にあります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "理科の科目へのリンク → 中学校理科 第1分野 (物理・化学), 中学校理科 第2分野 (生物・地学) 数学へのリンク → 中学校数学", "title": "関連科目へのリンク" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "中学校理科は第1分野と第2分野に分かれますが、このページ『中学校理科 第1分野』では中学校科目理科の第1分野の内容を扱います。第1分野では高等学校でいう物理と化学に対応する分野を扱います。物理及び化学は、現在の製造業の中核をなす学問分野であって大切な分野です。なお、第2分野は、高等学校でいう生物と地学に対応しています。", "title": "はじめに" } ]
学習方法/中学校理科 学習方法/高校受験/理科 実験では危険な物質を取りあつかう場合もあります。 そのため、中学生や小学生などの読者が実験を行う場合は、安全のため、かならず学校の先生などの指導者のかたに、実験方法の確認をしてください。 学校の先生に、実験内容の妥当性(だとうせい)や、実験手順の妥当性を確認するようにお願いします。 また、もし読者の手元に学校配布の中学理科の教科書があれば、学校での実験ではそれを参考にしてください。 1年 (2014-07-28) 中学校理科 第1分野/光と音 中学校理科 第1分野/物質のすがた 中学校理科 第1分野/力と圧力(一部のみ) 2年 (2014-07-28) 中学校理科 第1分野/化学変化と原子・分子 中学校理科 第1分野/電流と磁界 中学校理科 第1分野/放射線 3年 (2014-07-28) 中学校理科 第1分野/化学変化とイオン 中学校理科 第1分野/仕事とエネルギー 練習問題の場所 練習問題は 中学校理科 第1分野/練習問題 (2015-08-29) にあります。
:* [[中学校の学習]] > [[中学校理科]] > 中学校理科 第1分野 ---- (中学校理科 第1分野は、物理・化学の分野です。) ---- *[[学習方法/中学校理科]] *[[学習方法/高校受験/理科]] ---- ;注意 実験では危険な物質を取りあつかう場合もあります。 そのため、中学生や小学生などの読者が実験を行う場合は、安全のため、かならず学校の先生などの指導者のかたに、実験方法の確認をしてください。 学校の先生に、実験内容の[[D:妥当性|{{ruby|妥当性|だとうせい}}]]や、実験手順の妥当性を確認するようにお願いします。 また、もし読者の手元に学校配布の中学理科の教科書があれば、'''学校での'''実験ではそれを参考にしてください。 '''1年''' {{進捗|50%|2014-07-28}} *[[中学校理科 第1分野/光と音]] *[[中学校理科 第1分野/物質のすがた]] :*[[中学校理科 第1分野/熱と温度]](発展) *[[中学校理科 第1分野/力と圧力]](一部のみ) '''2年''' {{進捗|50%|2014-07-28}} *[[中学校理科 第1分野/化学変化と原子・分子]] *[[中学校理科 第1分野/電流と磁界]] *[[中学校理科 第1分野/放射線]] '''3年''' {{進捗|50%|2014-07-28}} ::(※ 2年生以下は、もし予習するなら3年の単元よりもまず、自学年の各教科の未習分野を先に予習してください。) *[[中学校理科 第1分野/化学変化とイオン]] *[[中学校理科 第1分野/仕事とエネルギー]] :*[[中学校理科 第1分野/いろいろなエネルギー]] :*[[中学校理科 第1分野/力と圧力]](水圧・作用反作用) :3年 - 最終章 :*[[中学校理科 第1分野/科学技術と人間]] {{進捗|25%|2014-07-28}} (※ 「科学技術と人間」よりも先に単元「化学変化とイオン」、「仕事とエネルギー」を先に学習してください。「科学技術と人間」は、補足的な単元です。) ---- :* [[中等教育前期の理科 第1分野]](物理・化学分野){{進捗|00%|2018-12-08}} ※ 未作成 ---- *練習問題の場所 練習問題は * [[中学校理科 第1分野/練習問題]] {{進捗|00%|2015-08-29}} にあります。 == 関連科目へのリンク == 理科の科目へのリンク → 中学校理科 第1分野 (物理・化学), [[中学校理科 第2分野]] (生物・地学)<br> 数学へのリンク → [[中学校数学]] == はじめに == 中学校理科は第1分野と第2分野に分かれますが、このページ『中学校理科 第1分野』では中学校科目理科の第1分野の内容を扱います。第1分野では高等学校でいう''物理''と''化学''に対応する分野を扱います。物理及び化学は、現在の製造業の中核をなす学問分野であって大切な分野です。なお、第2分野は、高等学校でいう''生物''と''地学''に対応しています。<!-- 技術的な問題で現段階ではweb上で実験を行うことはできなさそうだが、どうだろうか。現在でも既存の技術の組み合わせで十分対応できるのかもしれない。 --> [[Category:中学校教育|りか1]] [[Category:理科教育|中1]]
2006-05-02T15:51:03Z
2023-10-06T04:50:02Z
[ "テンプレート:Ruby", "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%90%86%E7%A7%91_%E7%AC%AC1%E5%88%86%E9%87%8E
3,570
冷戦構造
第二次世界大戦後の世界では、アメリカを中心とする資本主義諸国とソ連を中心とする社会主義諸国の関係が悪化し、激しく対立するようになりました。この対立のことを冷戦、または冷たい戦争と言います。アメリカのジャーナリスト、リップマンによって最初に使われたこの言葉が表すとおり、アメリカとソ連は直接戦争で戦うことはありませんでしたが、自陣営の勢力拡大を狙って激しい駆け引きを展開し、時には熱戦とよばれる代理戦争を引き起こしました。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第二次世界大戦後の世界では、アメリカを中心とする資本主義諸国とソ連を中心とする社会主義諸国の関係が悪化し、激しく対立するようになりました。この対立のことを冷戦、または冷たい戦争と言います。アメリカのジャーナリスト、リップマンによって最初に使われたこの言葉が表すとおり、アメリカとソ連は直接戦争で戦うことはありませんでしたが、自陣営の勢力拡大を狙って激しい駆け引きを展開し、時には熱戦とよばれる代理戦争を引き起こしました。", "title": "冷戦とは" } ]
null
{{Pathnav|メインページ|歴史学|世界史|frame=1}} {| border="1" |-align="center" |width="40%"|[[世界史]] |width="30%"|[[アジア諸国の独立|次のページ]] |} == 冷戦とは== '''第二次世界大戦後'''の世界では、'''アメリカ'''を中心とする'''資本主義'''諸国と'''ソ連'''を中心とする'''社会主義'''諸国の関係が悪化し、激しく対立するようになりました。この対立のことを'''冷戦'''、または'''冷たい戦争'''と言います。アメリカのジャーナリスト、リップマンによって最初に使われたこの言葉が表すとおり、アメリカとソ連は直接戦争で戦うことはありませんでしたが、自陣営の勢力拡大を狙って激しい駆け引きを展開し、時には熱戦とよばれる代理戦争を引き起こしました。 [[カテゴリ:冷戦|れいせんこうそう]]
2006-05-13T17:13:39Z
2023-09-28T08:09:46Z
[ "テンプレート:Pathnav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%86%B7%E6%88%A6%E6%A7%8B%E9%80%A0
3,574
HTML/idとclass
id属性とclass属性は要素に名前を与える。このことから要素識別子などと呼ばれることがある。要素の指定がHTMLの表示に直接影響を与えることはないが、特定の要素を参照する必要がある際に使われることが多い。これらの属性はほとんど全ての要素に対して割り当てることができる。 id属性とclass属性は、JavaScriptのDOM操作やCSSのセレクタの中で主体的な役割を果たす。 id属性の値に使える文字は、最初の一文字がアルファベット( [a-zA-Z] )、数字( [0-9] )、ハイフン( - )、アンダースコア( _ )、コロン( : )、ピリオド( . )、それに続きアルファベット( [a-zA-Z] )、数字( [0-9] )、ハイフン( - )、アンダースコア( _ )、コロン( : )、ピリオド( . )が 0 文字以上続く文字列で、、大文字と小文字は区別される(「A」と「a」は別の値である)。最初の一文字に数字を使った場合Internet Explorerなどの一部ブラウザはこれを認識するが、Mozillaなど標準仕様に準拠しウェブページのソースを厳密に解釈するブラウザではこれを認識しない。 上記は、HTML5より前の定義で HTML5 では任意の文字列を使うことが出来る。ただし空白文字を含んではいけない。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "id属性とclass属性は要素に名前を与える。このことから要素識別子などと呼ばれることがある。要素の指定がHTMLの表示に直接影響を与えることはないが、特定の要素を参照する必要がある際に使われることが多い。これらの属性はほとんど全ての要素に対して割り当てることができる。 id属性とclass属性は、JavaScriptのDOM操作やCSSのセレクタの中で主体的な役割を果たす。", "title": "概説" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "id属性の値に使える文字は、最初の一文字がアルファベット( [a-zA-Z] )、数字( [0-9] )、ハイフン( - )、アンダースコア( _ )、コロン( : )、ピリオド( . )、それに続きアルファベット( [a-zA-Z] )、数字( [0-9] )、ハイフン( - )、アンダースコア( _ )、コロン( : )、ピリオド( . )が 0 文字以上続く文字列で、、大文字と小文字は区別される(「A」と「a」は別の値である)。最初の一文字に数字を使った場合Internet Explorerなどの一部ブラウザはこれを認識するが、Mozillaなど標準仕様に準拠しウェブページのソースを厳密に解釈するブラウザではこれを認識しない。", "title": "idとclass属性値の文法" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "上記は、HTML5より前の定義で HTML5 では任意の文字列を使うことが出来る。ただし空白文字を含んではいけない。", "title": "idとclass属性値の文法" } ]
null
== 概説 == id属性とclass属性は要素に名前を与える。このことから要素識別子などと呼ばれることがある。要素の指定がHTMLの表示に直接影響を与えることはないが、特定の要素を参照する必要がある際に使われることが多い。これらの属性はほとんど全ての要素に対して割り当てることができる。 id属性とclass属性は、JavaScriptのDOM操作やCSSのセレクタの中で主体的な役割を果たす。 ;id属性 :id属性はある要素に対して固有の名前を与える。つまり、ひとつの文書中に複数の同じ値が出現してはならない。このためアンカー付きハイパーリンクのラベルとして使用することも可能となっている。もしも同じIDを使ってしまった場合はどちらかのid属性値を書き換える必要がある。 ;class属性 :class属性は要素の種類や分類を現すためのもの。複数個所に指定することが可能となっているが、単独としての効果は全くなくCSSなどと組み合わせることでその効果を発揮する。 == idとclass属性値の文法 == id属性の値に使える文字は、最初の一文字がアルファベット( [a-zA-Z] )、数字( [0-9] )、ハイフン( - )、アンダースコア( _ )、コロン( : )、ピリオド( . )、それに続きアルファベット( [a-zA-Z] )、数字( [0-9] )、ハイフン( - )、アンダースコア( _ )、コロン( : )、ピリオド( . )が 0 文字以上続く文字列で、、大文字と小文字は区別される(「A」と「a」は別の値である)。最初の一文字に数字を使った場合Internet Explorerなどの一部ブラウザはこれを認識するが、Mozillaなど標準仕様に準拠しウェブページのソースを厳密に解釈するブラウザではこれを認識しない。 上記は、HTML5より前の定義で HTML5 では'''任意の文字列'''を使うことが出来る<ref>https://www.w3.org/TR/html51/dom.html#the-id-attribute There are '''no''' other restrictions on what form an ID can take; in particular, IDs can consist of just digits, start with a digit, start with an underscore, consist of just punctuation, etc. (仮訳)IDは、数字だけ、数字で始まる、アンダースコアで始まる、句読点だけなど諸々の'''形式の制限はありません'''。</ref>。ただし空白文字を含んではいけない。 == 脚注 == <references /> [[Category:HTML|idとclass]]
null
2021-06-08T22:12:34Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/HTML/id%E3%81%A8class
3,575
ラテン語 動詞の4基本形
ラテン語 > 動詞 > 動詞の4基本形 動詞の4基本形とはすなわち、以下の4つの語形である。 ラテン語のすべての動詞は4基本形と変化の型(第一~第四変化)がわかれば他のあらゆる変化形はおのずと導き出すことができる。動詞を暗記する際にはそれぞれの4基本形を同時に覚えることが非常に重要である。 amō「愛する」という動詞を例に4基本形を見てみよう。 辞書や語彙集などでは通常、amō, amāre, amāvī, amātum のように4基本形を示す。ただしそれぞれの変化型の典型的なパターンを行なう動詞は のように、第一活用・第二活用などの活用の型が表示される場合が多い。例外的な語形はそのつど記される。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ラテン語 > 動詞 > 動詞の4基本形", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "動詞の4基本形とはすなわち、以下の4つの語形である。", "title": "動詞の4基本形" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ラテン語のすべての動詞は4基本形と変化の型(第一~第四変化)がわかれば他のあらゆる変化形はおのずと導き出すことができる。動詞を暗記する際にはそれぞれの4基本形を同時に覚えることが非常に重要である。", "title": "動詞の4基本形" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "amō「愛する」という動詞を例に4基本形を見てみよう。", "title": "動詞の4基本形" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "辞書や語彙集などでは通常、amō, amāre, amāvī, amātum のように4基本形を示す。ただしそれぞれの変化型の典型的なパターンを行なう動詞は", "title": "動詞の4基本形" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "のように、第一活用・第二活用などの活用の型が表示される場合が多い。例外的な語形はそのつど記される。", "title": "動詞の4基本形" } ]
ラテン語 > 動詞 > 動詞の4基本形
[[ラテン語]] > [[ラテン語 動詞|動詞]] > '''動詞の4基本形''' ==動詞の4基本形== 動詞の4基本形とはすなわち、以下の4つの語形である。 :直説法能動態現在一人称単数形 :不定法能動態現在形 :直説法能動態完了一人称単数形 :[[スピーヌム]](これは形態上は完了分詞中性単数主格と同形である) ラテン語のすべての動詞は4基本形と変化の型(第一~第四変化)がわかれば他のあらゆる変化形はおのずと導き出すことができる。動詞を暗記する際にはそれぞれの4基本形を同時に覚えることが非常に重要である。 amō「愛する」という動詞を例に4基本形を見てみよう。 :直説法能動態現在一人称単数形 amō :不定法能動態現在形 amāre :直説法能動態完了一人称単数形 amāvī :スピーヌム amātum 辞書や語彙集などでは通常、amō, amāre, amāvī, amātum のように4基本形を示す。ただしそれぞれの変化型の典型的なパターンを行なう動詞は :amō(1) のように、第一活用・第二活用などの活用の型が表示される場合が多い。例外的な語形はそのつど記される。 [[Category:ラテン語|とうしの4きほんけい]] [[カテゴリ:動詞]]
null
2022-12-03T12:38:54Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E_%E5%8B%95%E8%A9%9E%E3%81%AE4%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E5%BD%A2
3,580
コンメンタール民事訴訟法
法学>民事法>民事訴訟法 民事訴訟法の逐条解説書。 条文は法令データ提供システムかウィキソース等で。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>民事訴訟法", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "民事訴訟法の逐条解説書。 条文は法令データ提供システムかウィキソース等で。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "附則" } ]
法学>民事法>民事訴訟法 民事訴訟法の逐条解説書。 条文は法令データ提供システムかウィキソース等で。
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]] {{Wikipedia|民事訴訟法}} [[民事訴訟法]]の逐条解説書。 条文は[[w:法令データ提供システム|法令データ提供システム]]か[[w:ウィキソース|ウィキソース]]等で。 ==<span id="1">第一編</span> 総則== ===<span id="1-1">第一章</span> 通則(第1条~第3条)=== :[[民事訴訟法第1条|第1条]](趣旨) :[[民事訴訟法第2条|第2条]](裁判所及び当事者の責務) :[[民事訴訟法第3条|第3条]](最高裁判所規則) ===<span id="1-2">第二章</span> 裁判所(第3条の2~第27条)=== ====<span id="1-2-1">第一節</span> 日本の裁判所の管轄権(第3条の2~第3条の12)==== :[[民事訴訟法第3条の2|第3条の2]](被告の住所等による管轄権) :[[民事訴訟法第3条の3|第3条の3]](契約上の債務に関する訴え等の管轄権) :[[民事訴訟法第3条の4|第3条の4]](消費者契約及び労働関係に関する訴えの管轄権) :[[民事訴訟法第3条の5|第3条の5]](管轄権の専属) :[[民事訴訟法第3条の6|第3条の6]](併合請求における管轄権) :[[民事訴訟法第3条の7|第3条の7]](管轄権に関する合意) :[[民事訴訟法第3条の8|第3条の8]](応訴による管轄権) :[[民事訴訟法第3条の9|第3条の9]](特別の事情による訴えの却下) :[[民事訴訟法第3条の10|第3条の10]](管轄権が専属する場合の適用除外) :[[民事訴訟法第3条の11|第3条の11]](職権証拠調べ) :[[民事訴訟法第3条の12|第3条の12]](管轄権の標準時) ====<span id="1-2-2">第二節</span> 管轄(第4条~第22条)==== :[[民事訴訟法第4条|第4条]](普通裁判籍による管轄) :[[民事訴訟法第5条|第5条]](財産権上の訴え等についての管轄) :[[民事訴訟法第6条|第6条]](特許権等に関する訴え等の管轄) :[[民事訴訟法第6条の2|第6条の2]](意匠権等に関する訴えの管轄) :[[民事訴訟法第7条|第7条]](併合請求における管轄) :[[民事訴訟法第8条|第8条]](訴訟の目的の価額の算定) :[[民事訴訟法第9条|第9条]](併合請求の場合の価額の算定) :[[民事訴訟法第10条|第10条]](管轄裁判所の指定) :[[民事訴訟法第10条の2|第10条の2]](管轄裁判所の特例) :[[民事訴訟法第11条|第11条]](管轄の合意) :[[民事訴訟法第12条|第12条]](応訴管轄) :[[民事訴訟法第13条|第13条]](専属管轄の場合の適用除外等) :[[民事訴訟法第14条|第14条]](職権証拠調べ) :[[民事訴訟法第15条|第15条]](管轄の標準時) :[[民事訴訟法第16条|第16条]](管轄違いの場合の取扱い) :[[民事訴訟法第17条|第17条]](遅滞を避ける等のための移送) :[[民事訴訟法第18条|第18条]](簡易裁判所の裁量移送) :[[民事訴訟法第19条|第19条]](必要的移送) :[[民事訴訟法第20条|第20条]](専属管轄の場合の移送の制限) :[[民事訴訟法第20条の2|第20条の2]](特許権等に関する訴え等に係る訴訟の移送) :[[民事訴訟法第21条|第21条]](即時抗告) :[[民事訴訟法第22条|第22条]](移送の裁判の拘束力等) ====<span id="1-2-3">第三節</span> 裁判所職員の除斥及び忌避(第23条~第27条)==== :[[民事訴訟法第23条|第23条]](裁判官の除斥) :[[民事訴訟法第24条|第24条]](裁判官の忌避) :[[民事訴訟法第25条|第25条]](除斥又は忌避の裁判) :[[民事訴訟法第26条|第26条]](訴訟手続の停止) :[[民事訴訟法第27条|第27条]](裁判所書記官への準用) ===<span id="1-3">第三章</span> 当事者(第28条~第60条)=== ====<span id="1-3-1">第一節</span> 当事者能力及び訴訟能力(第28条~第37条)==== :[[民事訴訟法第28条|第28条]](原則) :[[民事訴訟法第29条|第29条]](法人でない社団等の当事者能力) :[[民事訴訟法第30条|第30条]](選定当事者) :[[民事訴訟法第31条|第31条]](未成年者及び成年被後見人の訴訟能力) :[[民事訴訟法第32条|第32条]](被保佐人、被補助人及び法定代理人の訴訟行為の特則) :[[民事訴訟法第33条|第33条]](外国人の訴訟能力の特則) :[[民事訴訟法第34条|第34条]](訴訟能力等を欠く場合の措置等) :[[民事訴訟法第35条|第35条]](特別代理人) :[[民事訴訟法第36条|第36条]](法定代理権の消滅の通知) :[[民事訴訟法第37条|第37条]](法人の代表者等への準用) ====<span id="1-3-2">第二節</span> 共同訴訟(第38条~第41条)==== :[[民事訴訟法第38条|第38条]]([[w:共同訴訟|共同訴訟]]の要件) :[[民事訴訟法第39条|第39条]](共同訴訟人の地位) :[[民事訴訟法第40条|第40条]](必要的共同訴訟) :[[民事訴訟法第41条|第41条]](同時審判の申出がある共同訴訟) ====<span id="1-3-3">第三節</span> 訴訟参加(第42条~第53条)==== :[[民事訴訟法第42条|第42条]](補助参加) :[[民事訴訟法第43条|第43条]](補助参加の申出) :[[民事訴訟法第44条|第44条]](補助参加についての異議等) :[[民事訴訟法第45条|第45条]](補助参加人の訴訟行為) :[[民事訴訟法第46条|第46条]](補助参加人に対する裁判の効力) :[[民事訴訟法第47条|第47条]](独立当事者参加) :[[民事訴訟法第48条|第48条]](訴訟脱退) :[[民事訴訟法第49条|第49条]](権利承継人の訴訟参加の場合における時効の完成猶予等) :[[民事訴訟法第50条|第50条]](義務承継人の訴訟引受け) :[[民事訴訟法第51条|第51条]](義務承継人の訴訟参加及び権利承継人の訴訟引受け) :[[民事訴訟法第52条|第52条]](共同訴訟参加) :[[民事訴訟法第53条|第53条]](訴訟告知) ====<span id="1-3-4">第四節</span> 訴訟代理人及び補佐人(第54条~第60条)==== :[[民事訴訟法第54条|第54条]](訴訟代理人の資格) :[[民事訴訟法第55条|第55条]](訴訟代理権の範囲) :[[民事訴訟法第56条|第56条]](個別代理) :[[民事訴訟法第57条|第57条]](当事者による更正) :[[民事訴訟法第58条|第58条]](訴訟代理権の不消滅) :[[民事訴訟法第59条|第59条]](法定代理の規定の準用) :[[民事訴訟法第60条|第60条]](補佐人) ===<span id="1-4">第四章</span> 訴訟費用(第61条~第86条)=== ====<span id="1-4-1">第一節</span> 訴訟費用の負担(第61条~第74条)==== :[[民事訴訟法第61条|第61条]](訴訟費用の負担の原則) :[[民事訴訟法第62条|第62条]](不必要な行為があった場合等の負担) :[[民事訴訟法第63条|第63条]](訴訟を遅滞させた場合の負担) :[[民事訴訟法第64条|第64条]](一部敗訴の場合の負担) :[[民事訴訟法第65条|第65条]](共同訴訟の場合の負担) :[[民事訴訟法第66条|第66条]](補助参加の場合の負担) :[[民事訴訟法第67条|第67条]](訴訟費用の負担の裁判) :[[民事訴訟法第68条|第68条]](和解の場合の負担) :[[民事訴訟法第69条|第69条]](法定代理人等の費用償還) :[[民事訴訟法第70条|第70条]](無権代理人の費用負担) :[[民事訴訟法第71条|第71条]](訴訟費用額の確定手続) :[[民事訴訟法第72条|第72条]](和解の場合の費用額の確定手続) :[[民事訴訟法第73条|第73条]](訴訟が裁判及び和解によらないで完結した場合等の取扱い) :[[民事訴訟法第74条|第74条]](費用額の確定処分の更正) ====<span id="1-4-2">第二節</span> 訴訟費用の担保(第75条~第81条)==== :[[民事訴訟法第75条|第75条]](担保提供命令) :[[民事訴訟法第76条|第76条]](担保提供の方法) :[[民事訴訟法第77条|第77条]](担保物に対する被告の権利) :[[民事訴訟法第78条|第78条]](担保不提供の効果) :[[民事訴訟法第79条|第79条]](担保の取消し) :[[民事訴訟法第80条|第80条]](担保の変換) :[[民事訴訟法第81条|第81条]](他の法令による担保への準用) ====<span id="1-4-3">第三節</span> 訴訟上の救助(第82条~第86条)==== :[[民事訴訟法第82条|第82条]](救助の付与) :[[民事訴訟法第83条|第83条]](救助の効力等) :[[民事訴訟法第84条|第84条]](救助の決定の取消し) :[[民事訴訟法第85条|第85条]](猶予された費用等の取立方法) :[[民事訴訟法第86条|第86条]](即時抗告) ===<span id="1-5">第五章</span> 訴訟手続(第87条~第132条)=== ====<span id="1-5-1">第一節</span> 訴訟の審理等(第87条~第92条)==== :[[民事訴訟法第87条|第87条]](口頭弁論の必要性) :[[民事訴訟法第88条|第88条]](受命裁判官による審尋) :[[民事訴訟法第89条|第89条]](和解の試み) :[[民事訴訟法第90条|第90条]](訴訟手続に関する異議権の喪失) :[[民事訴訟法第91条|第91条]](訴訟記録の閲覧等) :[[民事訴訟法第92条|第92条]](秘密保護のための閲覧等の制限) ====<span id="1-5-2">第二節</span> 専門委員等==== =====<span id="1-5-2-1">第一款</span> 専門委員(第92条の2~第92条の7)===== :[[民事訴訟法第92条の2|第92条の2]](専門委員の関与) :[[民事訴訟法第92条の3|第92条の3]](音声の送受信による通話の方法による専門委員の関与) :[[民事訴訟法第92条の4|第92条の4]](専門委員の関与の決定の取消し) :[[民事訴訟法第92条の5|第92条の5]](専門委員の指定及び任免等) :[[民事訴訟法第92条の6|第92条の6]](専門委員の除斥及び忌避) :[[民事訴訟法第92条の7|第92条の7]](受命裁判官等の権限) =====<span id="1-5-2-2">第二款</span> 知的財産に関する事件における裁判所調査官の事務等(第92条の8~第92条の9)===== :[[民事訴訟法第92条の8|第92条の8]](知的財産に関する事件における裁判所調査官の事務) :[[民事訴訟法第92条の9|第92条の9]](知的財産に関する事件における裁判所調査官の除斥及び忌避) ====<span id="1-5-3">第三節</span> 期日及び期間(第93条~第97条)==== :[[民事訴訟法第93条|第93条]](期日の指定及び変更) :[[民事訴訟法第94条|第94条]](期日の呼出し) :[[民事訴訟法第95条|第95条]](期間の計算) :[[民事訴訟法第96条|第96条]](期間の伸縮及び付加期間) :[[民事訴訟法第97条|第97条]](訴訟行為の追完) ====<span id="1-5-4">第四節</span> 送達(第98条~第113条)==== :[[民事訴訟法第98条|第98条]](職権送達の原則等) :[[民事訴訟法第99条|第99条]](送達実施機関) :[[民事訴訟法第100条|第100条]](裁判所書記官による送達) :[[民事訴訟法第101条|第101条]](交付送達の原則) :[[民事訴訟法第102条|第102条]](訴訟無能力者等に対する送達) :[[民事訴訟法第103条|第103条]](送達場所) :[[民事訴訟法第104条|第104条]](送達場所等の届出) :[[民事訴訟法第105条|第105条]](出会送達) :[[民事訴訟法第106条|第106条]](補充送達及び差置送達) :[[民事訴訟法第107条|第107条]](書留郵便等に付する送達) :[[民事訴訟法第108条|第108条]](外国における送達) :[[民事訴訟法第109条|第109条]](送達報告書) :[[民事訴訟法第110条|第110条]](公示送達の要件) :[[民事訴訟法第111条|第111条]](公示送達の方法) :[[民事訴訟法第112条|第112条]](公示送達の効力発生の時期) :[[民事訴訟法第113条|第113条]](公示送達による意思表示の到達) ====<span id="1-5-5">第五節</span> 裁判(第114条~第123条)==== :[[民事訴訟法第114条|第114条]](既判力の範囲) :[[民事訴訟法第115条|第115条]](確定判決等の効力が及ぶ者の範囲) :[[民事訴訟法第116条|第116条]](判決の確定時期) :[[民事訴訟法第117条|第117条]](定期金による賠償を命じた確定判決の変更を求める訴え) :[[民事訴訟法第118条|第118条]](外国裁判所の確定判決の効力) :[[民事訴訟法第119条|第119条]](決定及び命令の告知) :[[民事訴訟法第120条|第120条]](訴訟指揮に関する裁判の取消し) :[[民事訴訟法第121条|第121条]](裁判所書記官の処分に対する異議) :[[民事訴訟法第122条|第122条]](判決に関する規定の準用) :[[民事訴訟法第123条|第123条]](判事補の権限) ====<span id="1-5-6">第六節</span> 訴訟手続の中断及び中止(第124条~第132条)==== :[[民事訴訟法第124条|第124条]](訴訟手続の中断及び受継) :[[民事訴訟法第125条|第125条]](所有者不明土地に関する訴訟手続の中断及び受継) :[[民事訴訟法第126条|第126条]](相手方による受継の申立て) :[[民事訴訟法第127条|第127条]](受継の通知) :[[民事訴訟法第128条|第128条]](受継についての裁判) :[[民事訴訟法第129条|第129条]](職権による続行命令) :[[民事訴訟法第130条|第130条]](裁判所の職務執行不能による中止) :[[民事訴訟法第131条|第131条]](当事者の故障による中止) :[[民事訴訟法第132条|第132条]] (中断及び中止の効果) ===<span id="1-6">第六章</span> 訴えの提起前における証拠収集の処分等 (第132条の2~第132条の9)=== :[[民事訴訟法第132条の2|第132条の2]](訴えの提起前における照会) :[[民事訴訟法第132条の3|第132条の3]] :[[民事訴訟法第132条の4|第132条の4]](訴えの提起前における証拠収集の処分) :[[民事訴訟法第132条の5|第132条の5]](証拠収集の処分の管轄裁判所等) :[[民事訴訟法第132条の6|第132条の6]](証拠収集の処分の手続等) :[[民事訴訟法第132条の7|第132条の7]](事件の記録の閲覧等) :[[民事訴訟法第132条の8|第132条の8]](不服申立ての不許) :[[民事訴訟法第132条の9|第132条の9]](証拠収集の処分に係る裁判に関する費用の負担) ===<span id="1-7">第七章</span> 電子情報処理組織による申立て等 (第132条の10)=== :[[民事訴訟法第132条の10|第132条の10]] ==<span id="2">第二編</span> 第一審の訴訟手続 == ===<span id="2-1">第一章</span> 訴え(第133条~第147条)=== :[[民事訴訟法第133条|第133条]](訴え提起の方式) :[[民事訴訟法第134条|第134条]](証書真否確認の訴え) :[[民事訴訟法第135条|第135条]](将来の給付の訴え) :[[民事訴訟法第136条|第136条]](請求の併合) :[[民事訴訟法第137条|第137条]](裁判長の訴状審査権) :[[民事訴訟法第138条|第138条]](訴状の送達) :[[民事訴訟法第139条|第139条]](口頭弁論期日の指定) :[[民事訴訟法第140条|第140条]](口頭弁論を経ない訴えの却下) :[[民事訴訟法第141条|第141条]](呼出費用の予納がない場合の訴えの却下) :[[民事訴訟法第142条|第142条]](重複する訴えの提起の禁止) :[[民事訴訟法第143条|第143条]](訴えの変更) :[[民事訴訟法第144条|第144条]](選定者に係る請求の追加) :[[民事訴訟法第145条|第145条]](中間確認の訴え) :[[民事訴訟法第146条|第146条]](反訴) :[[民事訴訟法第147条|第147条]](裁判上の請求による時効の完成猶予等) ===<span id="2-2">第二章</span> 計画審理 (第147条の2~第147条の3)=== :[[民事訴訟法第147条の2|第147条の2]](訴訟手続の計画的進行) :[[民事訴訟法第147条の3|第147条の3]](審理の計画) ===<span id="2-3">第三章</span> 口頭弁論及びその準備(第148条~第178条)=== ====<span id="2-3-1">第一節</span> 口頭弁論(第148条~第160条)==== :[[民事訴訟法第148条|第148条]](裁判長の訴訟指揮権) :[[民事訴訟法第149条|第149条]](釈明権等) :[[民事訴訟法第150条|第150条]](訴訟指揮等に対する異議) :[[民事訴訟法第151条|第151条]](釈明処分) :[[民事訴訟法第152条|第152条]](口頭弁論の併合等) :[[民事訴訟法第153条|第153条]](口頭弁論の再開) :[[民事訴訟法第154条|第154条]](通訳人の立会い等) :[[民事訴訟法第155条|第155条]](弁論能力を欠く者に対する措置) :[[民事訴訟法第156条|第156条]](攻撃防御方法の提出時期) :[[民事訴訟法第156条の2|第156条の2]](審理の計画が定められている場合の攻撃防御方法の提出期間) :[[民事訴訟法第157条|第157条]](時機に後れた攻撃防御方法の却下等) :[[民事訴訟法第157条の2|第157条の2]](審理の計画が定められている場合の攻撃防御方法の却下) :[[民事訴訟法第158条|第158条]](訴状等の陳述の擬制) :[[民事訴訟法第159条|第159条]](自白の擬制) :[[民事訴訟法第160条|第160条]](口頭弁論調書) ====<span id="2-3-2">第二節</span> 準備書面等(第161条~第163条)==== :[[民事訴訟法第161条|第161条]](準備書面) :[[民事訴訟法第162条|第162条]](準備書面等の提出期間) :[[民事訴訟法第163条|第163条]](当事者照会) ====<span id="2-3-3">第三節</span> 争点及び証拠の整理手続==== =====<span id="2-3-3-1">第一款</span> 準備的口頭弁論(第164条~第167条)===== :[[民事訴訟法第164条|第164条]](準備的口頭弁論の開始) :[[民事訴訟法第165条|第165条]](証明すべき事実の確認等) :[[民事訴訟法第166条|第166条]](当事者の不出頭等による終了) :[[民事訴訟法第167条|第167条]](準備的口頭弁論終了後の攻撃防御方法の提出) =====<span id="2-3-3-2">第二款</span> 弁論準備手続(第168条~第174条)===== :[[民事訴訟法第168条|第168条]](弁論準備手続の開始) :[[民事訴訟法第169条|第169条]](弁論準備手続の期日) :[[民事訴訟法第170条|第170条]](弁論準備手続における訴訟行為等) :[[民事訴訟法第171条|第171条]](受命裁判官による弁論準備手続) :[[民事訴訟法第172条|第172条]](弁論準備手続に付する裁判の取消し) :[[民事訴訟法第173条|第173条]](弁論準備手続の結果の陳述) :[[民事訴訟法第174条|第174条]](弁論準備手続終結後の攻撃防御方法の提出) =====<span id="2-3-3-3">第三款</span> 書面による準備手続(第175条~第178条)===== :[[民事訴訟法第175条|第175条]](書面による準備手続の開始) :[[民事訴訟法第176条|第176条]](書面による準備手続の方法等) :[[民事訴訟法第177条|第177条]](証明すべき事実の確認) :[[民事訴訟法第178条|第178条]](書面による準備手続終結後の攻撃防御方法の提出) ===<span id="2-4">第四章</span> 証拠(第179条~第242条)=== ====<span id="2-4-1">第一節</span> 総則(第179条~第189条)==== :[[民事訴訟法第179条|第179条]](証明することを要しない事実) :[[民事訴訟法第180条|第180条]](証拠の申出) :[[民事訴訟法第181条|第181条]](証拠調べを要しない場合) :[[民事訴訟法第182条|第182条]](集中証拠調べ) :[[民事訴訟法第183条|第183条]](当事者の不出頭の場合の取扱い) :[[民事訴訟法第184条|第184条]](外国における証拠調べ) :[[民事訴訟法第185条|第185条]](裁判所外における証拠調べ) :[[民事訴訟法第186条|第186条]](調査の嘱託) :[[民事訴訟法第187条|第187条]](参考人等の審尋) :[[民事訴訟法第188条|第188条]](疎明) :[[民事訴訟法第189条|第189条]](過料の裁判の執行) ====<span id="2-4-2">第二節</span> 証人尋問(第190条~第206条)==== :[[民事訴訟法第190条|第190条]](証人義務) :[[民事訴訟法第191条|第191条]](公務員の尋問) :[[民事訴訟法第192条|第192条]](不出頭に対する過料等) :[[民事訴訟法第193条|第193条]](不出頭に対する罰金等) :[[民事訴訟法第194条|第194条]](勾引) :[[民事訴訟法第195条|第195条]](受命裁判官等による証人尋問) :[[民事訴訟法第196条|第196条]](証言拒絶権) :[[民事訴訟法第197条|第197条]] :[[民事訴訟法第198条|第198条]](証言拒絶の理由の疎明) :[[民事訴訟法第199条|第199条]](証言拒絶についての裁判) :[[民事訴訟法第200条|第200条]](証言拒絶に対する制裁) :[[民事訴訟法第201条|第201条]](宣誓) :[[民事訴訟法第202条|第202条]](尋問の順序) :[[民事訴訟法第203条|第203条]](書類に基づく陳述の禁止) :[[民事訴訟法第203条の2|第203条の2]](付添い) :[[民事訴訟法第203条の3|第203条の3]](遮へいの措置) :[[民事訴訟法第204条|第204条]](映像等の送受信による通話の方法による尋問) :[[民事訴訟法第205条|第205条]](尋問に代わる書面の提出) :[[民事訴訟法第206条|第206条]](受命裁判官等の権限) ====<span id="2-4-3">第三節</span> 当事者尋問 (第207条~第211条)==== :[[民事訴訟法第207条|第207条]](当事者本人の尋問) :[[民事訴訟法第208条|第208条]](不出頭等の効果) :[[民事訴訟法第209条|第209条]](虚偽の陳述に対する過料) :[[民事訴訟法第210条|第210条]](証人尋問の規定の準用) :[[民事訴訟法第211条|第211条]](法定代理人の尋問) ====<span id="2-4-4">第四節</span> 鑑定 (第212条~第218条)==== :[[民事訴訟法第212条|第212条]](鑑定義務) :[[民事訴訟法第213条|第213条]](鑑定人の指定) :[[民事訴訟法第214条|第214条]](忌避) :[[民事訴訟法第215条|第215条]](鑑定人の陳述の方式等) :[[民事訴訟法第215条の2|第215条の2]](鑑定人質問) :[[民事訴訟法第215条の3|第215条の3]](映像等の送受信による通話の方法による陳述) :[[民事訴訟法第215条の4|第215条の4]](受命裁判官等の権限) :[[民事訴訟法第216条|第216条]](証人尋問の規定の準用) :[[民事訴訟法第217条|第217条]](鑑定証人) :[[民事訴訟法第218条|第218条]](鑑定の嘱託) ====<span id="2-4-5">第五節</span> 書証(第219条~第231条)==== :[[民事訴訟法第219条|第219条]](書証の申出) :[[民事訴訟法第220条|第220条]](文書提出義務) :[[民事訴訟法第221条|第221条]](文書提出命令の申立て) :[[民事訴訟法第222条|第222条]](文書の特定のための手続) :[[民事訴訟法第223条|第223条]](文書提出命令等) :[[民事訴訟法第224条|第224条]](当事者が文書提出命令に従わない場合等の効果) :[[民事訴訟法第225条|第225条]](第三者が文書提出命令に従わない場合の過料) :[[民事訴訟法第226条|第226条]](文書送付の嘱託) :[[民事訴訟法第227条|第227条]](文書の留置) :[[民事訴訟法第228条|第228条]](文書の成立) :[[民事訴訟法第229条|第229条]](筆跡等の対照による証明) :[[民事訴訟法第230条|第230条]](文書の成立の真正を争った者に対する過料) :[[民事訴訟法第231条|第231条]](文書に準ずる物件への準用) ====<span id="2-4-6">第六節 検証 (第232条~第233条)==== :[[民事訴訟法第232条|第232条]](検証の目的の提示等) :[[民事訴訟法第233条|第233条]](検証の際の鑑定) ====<span id="2-4-7">第七節 証拠保全(第234条~第242条)==== :[[民事訴訟法第234条|第234条]](証拠保全) :[[民事訴訟法第235条|第235条]](管轄裁判所等) :[[民事訴訟法第236条|第236条]](相手方の指定ができない場合の取扱い) :[[民事訴訟法第237条|第237条]](職権による証拠保全) :[[民事訴訟法第238条|第238条]](不服申立ての不許) :[[民事訴訟法第239条|第239条]](受命裁判官による証拠調べ) :[[民事訴訟法第240条|第240条]](期日の呼出し) :[[民事訴訟法第241条|第241条]](証拠保全の費用) :[[民事訴訟法第242条|第242条]](口頭弁論における再尋問) ===<span id="2-5">第五章</span> 判決(第243条~第260条) === :[[民事訴訟法第243条|第243条]](終局判決) :[[民事訴訟法第244条|第244条]] :[[民事訴訟法第245条|第245条]](中間判決) :[[民事訴訟法第246条|第246条]](判決事項) :[[民事訴訟法第247条|第247条]](自由心証主義) :[[民事訴訟法第248条|第248条]](損害額の認定) :[[民事訴訟法第249条|第249条]](直接主義) :[[民事訴訟法第250条|第250条]](判決の発効) :[[民事訴訟法第251条|第251条]](言渡期日) :[[民事訴訟法第252条|第252条]](言渡しの方式) :[[民事訴訟法第253条|第253条]](判決書) :[[民事訴訟法第254条|第254条]](言渡しの方式の特則) :[[民事訴訟法第255条|第255条]](判決書等の送達) :[[民事訴訟法第256条|第256条]](変更の判決) :[[民事訴訟法第257条|第257条]](更正決定) :[[民事訴訟法第258条|第258条]](裁判の脱漏) :[[民事訴訟法第259条|第259条]](仮執行の宣言) :[[民事訴訟法第260条|第260条]](仮執行の宣言の失効及び原状回復等) ===<span id="2-6">第六章</span> 裁判によらない訴訟の完結(第261条~第267条)=== :[[民事訴訟法第261条|第261条]](訴えの取下げ) :[[民事訴訟法第262条|第262条]](訴えの取下げの効果) :[[民事訴訟法第263条|第263条]](訴えの取下げの擬制) :[[民事訴訟法第264条|第264条]](和解条項案の書面による受諾) :[[民事訴訟法第265条|第265条]](裁判所等が定める和解条項) :[[民事訴訟法第266条|第266条]](請求の放棄又は認諾) :[[民事訴訟法第267条|第267条]](和解調書等の効力) ===<span id="2-7">第七章</span> 大規模訴訟等に関する特則 (第268条~第269条の2)=== :[[民事訴訟法第268条|第268条]](大規模訴訟に係る事件における受命裁判官による証人等の尋問) :[[民事訴訟法第269条|第269条]](大規模訴訟に係る事件における合議体の構成) :[[民事訴訟法第269条の2|第269条の2]](特許権等に関する訴えに係る事件における合議体の構成) ===<span id="2-8">第八章</span> 簡易裁判所の訴訟手続に関する特則(第270条~第280条)=== :[[民事訴訟法第270条|第270条]](手続の特色) :[[民事訴訟法第271条|第271条]](口頭による訴えの提起) :[[民事訴訟法第272条|第272条]](訴えの提起において明らかにすべき事項) :[[民事訴訟法第273条|第273条]](任意の出頭による訴えの提起等) :[[民事訴訟法第274条|第274条]](反訴の提起に基づく移送) :[[民事訴訟法第275条|第275条]](訴え提起前の和解) :[[民事訴訟法第275条の2|第275条の2]](和解に代わる決定) :[[民事訴訟法第276条|第276条]](準備書面の省略等) :[[民事訴訟法第277条|第277条]](続行期日における陳述の擬制) :[[民事訴訟法第278条|第278条]](尋問等に代わる書面の提出) :[[民事訴訟法第279条|第279条]](司法委員) :[[民事訴訟法第280条|第280条]](判決書の記載事項) ==<span id="3">第三編</span> 上訴== ===<span id="3-1">第一章</span> 控訴(第281条~第310条の2)=== :[[民事訴訟法第281条|第281条]](控訴をすることができる判決等) :[[民事訴訟法第282条|第282条]](訴訟費用の負担の裁判に対する控訴の制限) :[[民事訴訟法第283条|第283条]](控訴裁判所の判断を受ける裁判) :[[民事訴訟法第284条|第284条]](控訴権の放棄) :[[民事訴訟法第285条|第285条]](控訴期間) :[[民事訴訟法第286条|第286条]](控訴提起の方式) :[[民事訴訟法第287条|第287条]](第一審裁判所による控訴の却下) :[[民事訴訟法第288条|第288条]](裁判長の控訴状審査権) :[[民事訴訟法第289条|第289条]](控訴状の送達) :[[民事訴訟法第290条|第290条]](口頭弁論を経ない控訴の却下) :[[民事訴訟法第291条|第291条]](呼出費用の予納がない場合の控訴の却下) :[[民事訴訟法第292条|第292条]](控訴の取下げ) :[[民事訴訟法第293条|第293条]](附帯控訴) :[[民事訴訟法第294条|第294条]](第一審判決についての仮執行の宣言) :[[民事訴訟法第295条|第295条]](仮執行に関する裁判に対する不服申立て) :[[民事訴訟法第296条|第296条]](口頭弁論の範囲等) :[[民事訴訟法第297条|第297条]](第一審の訴訟手続の規定の準用) :[[民事訴訟法第298条|第298条]](第一審の訴訟行為の効力等) :[[民事訴訟法第299条|第299条]](第一審の管轄違いの主張の制限) :[[民事訴訟法第300条|第300条]](反訴の提起等) :[[民事訴訟法第301条|第301条]](攻撃防御方法の提出等の期間) :[[民事訴訟法第302条|第302条]](控訴棄却) :[[民事訴訟法第303条|第303条]](控訴権の濫用に対する制裁) :[[民事訴訟法第304条|第304条]](第一審判決の取消し及び変更の範囲) :[[民事訴訟法第305条|第305条]](第一審判決が不当な場合の取消し) :[[民事訴訟法第306条|第306条]](第一審の判決の手続が違法な場合の取消し) :[[民事訴訟法第307条|第307条]](事件の差戻し) :[[民事訴訟法第308条|第308条]] :[[民事訴訟法第309条|第309条]](第一審の管轄違いを理由とする移送) :[[民事訴訟法第310条|第310条]](控訴審の判決における仮執行の宣言) :[[民事訴訟法第310条の2|第310条の2]](特許権等に関する訴えに係る控訴事件における合議体の構成) ===<span id="3-2">第二章</span> 上告(第311条~第327条)=== :[[民事訴訟法第311条|第311条]](上告裁判所) :[[民事訴訟法第312条|第312条]](上告の理由) :[[民事訴訟法第313条|第313条]](控訴の規定の準用) :[[民事訴訟法第314条|第314条]](上告提起の方式等) :[[民事訴訟法第315条|第315条]](上告の理由の記載) :[[民事訴訟法第316条|第316条]](原裁判所による上告の却下) :[[民事訴訟法第317条|第317条]](上告裁判所による上告の却下等) :[[民事訴訟法第318条|第318条]](上告受理の申立て) :[[民事訴訟法第319条|第319条]](口頭弁論を経ない上告の棄却) :[[民事訴訟法第320条|第320条]](調査の範囲) :[[民事訴訟法第321条|第321条]](原判決の確定した事実の拘束) :[[民事訴訟法第322条|第322条]](職権調査事項についての適用除外) :[[民事訴訟法第323条|第323条]](仮執行の宣言) :[[民事訴訟法第324条|第324条]](最高裁判所への移送) :[[民事訴訟法第325条|第325条]](破棄差戻し等) :[[民事訴訟法第326条|第326条]](破棄自判) :[[民事訴訟法第327条|第327条]](特別上告) ===<span id="3-3">第三章</span> 抗告(第328条~第337条)=== :[[民事訴訟法第328条|第328条]](抗告をすることができる裁判) :[[民事訴訟法第329条|第329条]](受命裁判官等の裁判に対する不服申立て) :[[民事訴訟法第330条|第330条]](再抗告) :[[民事訴訟法第331条|第331条]](控訴又は上告の規定の準用) :[[民事訴訟法第332条|第332条]](即時抗告期間) :[[民事訴訟法第333条|第333条]](原裁判所等による更正) :[[民事訴訟法第334条|第334条]](原裁判の執行停止) :[[民事訴訟法第335条|第335条]](口頭弁論に代わる審尋) :[[民事訴訟法第336条|第336条]](特別抗告) :[[民事訴訟法第337条|第337条]](許可抗告) == <span id="4">第四編</span> 再審(第338条~第349条) == :[[民事訴訟法第338条|第338条]](再審の事由) :[[民事訴訟法第339条|第339条]] :[[民事訴訟法第340条|第340条]](管轄裁判所) :[[民事訴訟法第341条|第341条]](再審の訴訟手続) :[[民事訴訟法第342条|第342条]](再審期間) :[[民事訴訟法第343条|第343条]](再審の訴状の記載事項) :[[民事訴訟法第344条|第344条]](不服の理由の変更) :[[民事訴訟法第345条|第345条]](再審の訴えの却下等) :[[民事訴訟法第346条|第346条]](再審開始の決定) :[[民事訴訟法第347条|第347条]](即時抗告) :[[民事訴訟法第348条|第348条]](本案の審理及び裁判) :[[民事訴訟法第349条|第349条]](決定又は命令に対する再審) == <span id="5">第五編</span> 手形訴訟及び小切手訴訟に関する特則 == :[[民事訴訟法第350条|第350条]](手形訴訟の要件) :[[民事訴訟法第351条|第351条]](反訴の禁止) :[[民事訴訟法第352条|第352条]](証拠調べの制限) :[[民事訴訟法第353条|第353条]](通常の手続への移行) :[[民事訴訟法第354条|第354条]](口頭弁論の終結) :[[民事訴訟法第355条|第355条]](口頭弁論を経ない訴えの却下) :[[民事訴訟法第356条|第356条]](控訴の禁止) :[[民事訴訟法第357条|第357条]](異議の申立て) :[[民事訴訟法第358条|第358条]](異議申立権の放棄) :[[民事訴訟法第359条|第359条]](口頭弁論を経ない異議の却下) :[[民事訴訟法第360条|第360条]](異議の取下げ) :[[民事訴訟法第361条|第361条]](異議後の手続) :[[民事訴訟法第362条|第362条]](異議後の判決) :[[民事訴訟法第363条|第363条]](異議後の判決における訴訟費用) :[[民事訴訟法第364条|第364条]](事件の差戻し) :[[民事訴訟法第365条|第365条]](訴え提起前の和解の手続から手形訴訟への移行) :[[民事訴訟法第366条|第366条]](督促手続から手形訴訟への移行) :[[民事訴訟法第367条|第367条]](小切手訴訟) == <span id="6">第六編</span> 少額訴訟に関する特則 == :[[民事訴訟法第368条|第368条]](少額訴訟の要件等) :[[民事訴訟法第369条|第369条]](反訴の禁止) :[[民事訴訟法第370条|第370条]](一期日審理の原則) :[[民事訴訟法第371条|第371条]](証拠調べの制限) :[[民事訴訟法第372条|第372条]](証人等の尋問) :[[民事訴訟法第373条|第373条]](通常の手続への移行) :[[民事訴訟法第374条|第374条]](判決の言渡し) :[[民事訴訟法第375条|第375条]](判決による支払の猶予) :[[民事訴訟法第376条|第376条]](仮執行の宣言) :[[民事訴訟法第377条|第377条]](控訴の禁止) :[[民事訴訟法第378条|第378条]](異議) :[[民事訴訟法第379条|第379条]](異議後の審理及び裁判) :[[民事訴訟法第380条|第380条]](異議後の判決に対する不服申立て) :[[民事訴訟法第381条|第381条]](過料) == <span id="7">第七編</span> 督促手続 == ===<span id="7-1">第一章</span> 総則(第382条~第396条)=== :[[民事訴訟法第382条|第382条]](支払督促の要件) :[[民事訴訟法第383条|第383条]](支払督促の申立て) :[[民事訴訟法第384条|第384条]](訴えに関する規定の準用) :[[民事訴訟法第385条|第385条]](申立ての却下) :[[民事訴訟法第386条|第386条]](支払督促の発付等) :[[民事訴訟法第387条|第387条]](支払督促の記載事項) :[[民事訴訟法第388条|第388条]](支払督促の送達) :[[民事訴訟法第389条|第389条]](支払督促の更正) :[[民事訴訟法第390条|第390条]](仮執行の宣言前の督促異議) :[[民事訴訟法第391条|第391条]](仮執行の宣言) :[[民事訴訟法第392条|第392条]](期間の徒過による支払督促の失効) :[[民事訴訟法第393条|第393条]](仮執行の宣言後の督促異議) :[[民事訴訟法第394条|第394条]](督促異議の却下) :[[民事訴訟法第395条|第395条]](督促異議の申立てによる訴訟への移行) :[[民事訴訟法第396条|第396条]](支払督促の効力) ===<span id="7-2">第二章</span> 電子情報処理組織による督促手続の特則(第397条~第402条)=== :[[民事訴訟法第397条|第397条]](電子情報処理組織による支払督促の申立て) :[[民事訴訟法第398条|第398条]] :[[民事訴訟法第399条|第399条]](電子情報処理組織による処分の告知) :[[民事訴訟法第400条|第400条]](電磁的記録による作成等) :[[民事訴訟法第401条|第401条]](電磁的記録に係る訴訟記録の取扱い) :[[民事訴訟法第402条|第402条]](電子情報処理組織による督促手続における所定の方式の書面による支払督促の申立て) == <span id="8">第八編</span> 執行停止 (第403条~第405条)== :[[民事訴訟法第403条|第403条]](執行停止の裁判) :[[民事訴訟法第404条|第404条]](原裁判所による裁判) :[[民事訴訟法第405条|第405条]](担保の提供) == 附則 == == 民事訴訟規則 == *[[コンメンタール民事訴訟規則]] *[https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/file2/20160104minsokisoku.pdf 民事訴訟規則](裁判所>統計・資料>規則集>民事事件関係) == 参考文献 == *[[w:民事訴訟法|民事訴訟法]] ==外部リンク== *[https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=408AC0000000109 民事訴訟法 | e-Gov法令検索] *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%96%af%8e%96%91%69%8f%d7&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S46HO040&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 民事訴訟費用等に関する法律](法令データ提供システム フレーム版) {{stub}} [[Category:民事訴訟法|*こんめんたある みんしそしようほう]] [[Category:コンメンタール|みんしそしようほう]]
null
2023-01-08T07:52:35Z
[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B0%91%E4%BA%8B%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E6%B3%95
3,583
関係諸法等
法学>関係諸法等
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>関係諸法等", "title": "" } ]
法学>関係諸法等 民事法については、関係諸法等 (民事法) 刑事法については、関係諸法等 (刑事法)
[[法学]]>[[関係諸法等]] *[[民事法]]については、[[関係諸法等 (民事法)]] *[[刑事法]]については、[[関係諸法等 (刑事法)]] [[Category:法学|かんけいしようほうとう]]
null
2007-02-02T16:27:08Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%96%A2%E4%BF%82%E8%AB%B8%E6%B3%95%E7%AD%89
3,586
手形小切手法
法学>民事法>商法>手形小切手法
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>手形小切手法", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>手形小切手法
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[手形小切手法]] == 標準教科書 == === 有価証券法一般 === *有価証券の種類 *有価証券法の目的 *有価証券法の法源 *証券のペーパーレス化 === 約束手形 === *約束手形の機能 **融通手形 *手形要件 **署名 **白地手形 *手形行為 **総説 ***性質 ***手形行為独立の原則 ***偽造と変造 **振出 ***手形理論 **裏書 ***善意取得 ***手形抗弁(人的抗弁の切断) **保証 *手形割引 *手形の書替 *利益償還請求権 === 為替手形 === *為替手形の機能 *手形要件 *為替手形固有の手形行為 === 小切手 === *小切手の機能 *小切手要件 *線引小切手 == 判例集 == *昭和時代 *平成時代 {{stub}} [[Category:商法|*てかたこきつてほう]]
null
2007-05-23T23:09:27Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%89%8B%E5%BD%A2%E5%B0%8F%E5%88%87%E6%89%8B%E6%B3%95
3,592
基礎法と比較法学
法学 > 基礎法と比較法学 いわゆる講学上の基礎法と比較法学についての教科書です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学 > 基礎法と比較法学", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "いわゆる講学上の基礎法と比較法学についての教科書です。", "title": "" } ]
法学 > 基礎法と比較法学 いわゆる講学上の基礎法と比較法学についての教科書です。
[[法学]] > [[基礎法と比較法学]] いわゆる講学上の基礎法と比較法学についての教科書です。 == 諸国法 == *[[大陸法]] **[[フランス法]] **[[ドイツ法]] *[[英米法]] **[[イギリス法]] **[[アメリカ法]] *アジア法 **[[中国法]] **[[インド法]] **[[韓国法]] **[[日本法]] *[[ロシア法]] *[[イスラム法]] == 比較法 == *[[比較憲法]] {{stub}} [[Category:法学|ひかくほうかく]] [[Category:法学の書庫|ひかくほうかく]]
null
2011-02-28T14:20:31Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E6%B3%95%E3%81%A8%E6%AF%94%E8%BC%83%E6%B3%95%E5%AD%A6
3,593
第4編 社債 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第4編 社債 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第4編 社債 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第4編 社債 (コンメンタール会社法)
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第4編 社債 (コンメンタール会社法)]] ==<span id="1"> 第一章</span> 総則(第676条~第701条) == *[[会社法第676条|第676条]](募集[[w:社債|社債]]に関する事項の決定) *[[会社法第677条|第677条]](募集社債の申込み) *[[会社法第678条|第678条]](募集社債の割当て) *[[会社法第679条|第679条]](募集社債の申込み及び割当てに関する特則) *[[会社法第680条|第680条]](募集社債の社債権者) *[[会社法第681条|第681条]](社債原簿) *[[会社法第682条|第682条]](社債原簿記載事項を記載した書面の交付等) *[[会社法第683条|第683条]](社債原簿管理人) *[[会社法第684条|第684条]](社債原簿の備置き及び閲覧等) *[[会社法第685条|第685条]](社債権者に対する通知等) *[[会社法第686条|第686条]](共有者による権利の行使) *[[会社法第687条|第687条]](社債券を発行する場合の社債の譲渡) *[[会社法第688条|第688条]](社債の譲渡の対抗要件) *[[会社法第689条|第689条]](権利の推定等) *[[会社法第690条|第690条]](社債権者の請求によらない社債原簿記載事項の記載又は記録) *[[会社法第691条|第691条]](社債権者の請求による社債原簿記載事項の記載又は記録) *[[会社法第692条|第692条]](社債券を発行する場合の社債の質入れ) *[[会社法第693条|第693条]](社債の質入れの対抗要件) *[[会社法第694条|第694条]]([[w:質権]]に関する社債原簿の記載等) *[[会社法第695条|第695条]](質権に関する社債原簿の記載事項を記載した書面の交付等) *[[会社法第695条の2|第695条の2]](信託財産に属する社債についての対抗要件等) *[[会社法第696条|第696条]](社債券の発行) *[[会社法第697条|第697条]](社債券の記載事項) *[[会社法第698条|第698条]](記名式と無記名式との間の転換) *[[会社法第699条|第699条]](社債券の喪失) *[[会社法第700条|第700条]](利札が欠けている場合における社債の償還) *[[会社法第701条|第701条]](社債の償還請求権等の消滅時効) ==<span id="2"> 第二章</span> 社債管理者(第702条~第714条) == *[[会社法第702条|第702条]](社債管理者の設置) *[[会社法第703条|第703条]](社債管理者の資格) *[[会社法第704条|第704条]](社債管理者の義務) *[[会社法第705条|第705条]](社債管理者の権限等) *[[会社法第706条|第706条]] *[[会社法第707条|第707条]](特別代理人の選任) *[[会社法第708条|第708条]](社債管理者等の行為の方式) *[[会社法第709条|第709条]](二以上の社債管理者がある場合の特則) *[[会社法第710条|第710条]](社債管理者の責任) *[[会社法第711条|第711条]](社債管理者の辞任) *[[会社法第712条|第712条]](社債管理者が辞任した場合の責任) *[[会社法第713条|第713条]](社債管理者の解任) *[[会社法第714条|第714条]](社債管理者の事務の承継) ==<span id="2の2"> 第二章の二</span> 社債管理補助者(第714条の2~第714条の7) == *[[会社法第714条の2|第714条の2]](社債管理補助者の設置) *[[会社法第714条の3|第714条の3]](社債管理補助者の資格) *[[会社法第714条の4|第714条の4]](社債管理補助者の権限等) *[[会社法第714条の5|第714条の5]](二以上の社債管理補助者がある場合の特則) *[[会社法第714条の6|第714条の6]](社債管理者等との関係) *[[会社法第714条の7|第714条の7]](社債管理者に関する規定の準用) ==<span id="3"> 第三章</span> 社債権者集会(第715条~第742条) == *[[会社法第715条|第715条]](社債権者集会の構成) *[[会社法第716条|第716条]](社債権者集会の権限) *[[会社法第717条|第717条]](社債権者集会の招集) *[[会社法第718条|第718条]](社債権者による招集の請求) *[[会社法第719条|第719条]](社債権者集会の招集の決定) *[[会社法第720条|第720条]](社債権者集会の招集の通知) *[[会社法第721条|第721条]](社債権者集会参考書類及び議決権行使書面の交付等) *[[会社法第722条|第722条]] *[[会社法第723条|第723条]](議決権の額等) *[[会社法第724条|第724条]](社債権者集会の決議) *[[会社法第725条|第725条]](議決権の代理行使) *[[会社法第726条|第726条]](書面による議決権の行使) *[[会社法第727条|第727条]](電磁的方法による議決権の行使) *[[会社法第728条|第728条]](議決権の不統一行使) *[[会社法第729条|第729条]](社債発行会社の代表者の出席等) *[[会社法第730条|第730条]](延期又は続行の決議) *[[会社法第731条|第731条]](議事録) *[[会社法第732条|第732条]](社債権者集会の決議の認可の申立て) *[[会社法第733条|第733条]](社債権者集会の決議の不認可) *[[会社法第734条|第734条]](社債権者集会の決議の効力) *[[会社法第735条|第735条]](社債権者集会の決議の認可又は不認可の決定の公告) *[[会社法第735条の2|第735条の2]](社債権者集会の決議の省略) *[[会社法第736条|第736条]](代表社債権者の選任等) *[[会社法第737条|第737条]](社債権者集会の決議の執行) *[[会社法第738条|第738条]](代表社債権者等の解任等) *[[会社法第739条|第739条]](社債の利息の支払等を怠ったことによる期限の利益の喪失) *[[会社法第740条|第740条]](債権者の異議手続の特則) *[[会社法第741条|第741条]](社債管理者等の報酬等) *[[会社法第742条|第742条]](社債権者集会等の費用の負担) == 関連項目 == *[[社債 (法学)]] *[[w:社債|社債]] *[[w:社債権者集会|社債権者集会]] *[[w:社債管理者|社債管理者]] {{stub}} [[Category:会社法|*4 こんめんたあるかいしやほう]]
null
2022-06-01T12:18:13Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC4%E7%B7%A8_%E7%A4%BE%E5%82%B5_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,595
第8編 罰則 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第8編 罰則 (コンメンタール会社法) (第960条~第979条)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第8編 罰則 (コンメンタール会社法)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(第960条~第979条)", "title": "内容" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第8編 罰則 (コンメンタール会社法) 重要な用語・概念についてはウィキペディアへリンクする。 この編・章においてのみ定義される用語は太字で記入する。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第8編 罰則 (コンメンタール会社法)]] *重要な用語・概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へリンクする。 *この編・章においてのみ定義される用語は'''太字'''で記入する。 == 内容 == (第960条~第979条) *[[会社法第960条|第960条]](取締役等の特別背任罪) *[[会社法第961条|第961条]](代表社債権者等の特別背任罪) *[[会社法第962条|第962条]](未遂罪) :これらの犯罪の構成要件などについては[[背任罪]]又は[[特別背任罪]]([[w:特別背任罪|特別背任罪]])で解説する。 *[[会社法第963条|第963条]](会社財産を危うくする罪) :[[w:違法配当|違法配当]](罰則は963条5項)など、会社財産を危うくする罪について規定している。詳細は[[経済刑法]]で解説する。 *[[会社法第964条|第964条]](虚偽文書行使等の罪) :会社の取締役等が[[w:募集株式|株式等の募集]]にあたって虚偽の情報を意図的に流す行為を処罰する規定である。 *[[会社法第965条|第965条]](預合いの罪) :[[w:株式|株式]]の[[w:預合|預合い]]を処罰する規定である。 *[[会社法第966条|第966条]](株式の超過発行の罪) :取締役等が発行可能な株式の総数を超えた数の株式を発行する行為を処罰する規定である。 *[[会社法第967条|第967条]](取締役等の贈収賄罪) :取締役等が主体となる[[w:贈収賄罪|贈収賄罪]]の処罰を規定している。 *[[会社法第968条|第968条]](株主等の権利の行使に関する贈収賄罪) :不正な請託による贈収賄行為を禁止する規定である。詳細は[[経済刑法]]で解説する。 *[[会社法第969条|第969条]](没収及び追徴) :967条の犯罪で取締役等が得た利益の[[w:没収|没収]]・[[w:追徴|追徴]]について規定する。 *[[会社法第970条|第970条]](株主の権利の行使等に関する利益供与の罪) :いわゆる株主への[[w:利益供与行為|利益供与行為]]の禁止や、それと同種の行為を禁止する規定である。詳細は[[経済刑法]]で解説する。 *[[会社法第971条|第971条]](国外犯) :[[w:国外犯|国外犯]] *[[会社法第972条|第972条]](法人における罰則の適用) :詳細は[[刑法総論]]の犯罪の主体に関する記述を参照のこと。 *[[会社法第973条|第973条]](業務停止命令違反の罪) :[[会社法第954条]]の規定による[[w:電子公告調査|電子公告調査]]の業務の全部又は一部の停止命令に違反した者を処罰する規定である。 *[[会社法第974条|第974条]](虚偽届出等の罪) : *[[会社法第975条|第975条]](両罰規定) :[[w:両罰規定|両罰規定]] *[[会社法第976条|第976条]](過料に処すべき行為) :会社に関する違法行為につき、[[w:過料|過料]]に処されるべき行為を列挙している規定である。 *[[会社法第977条|第977条]] :電子公告調査や財務諸表について虚偽の報告または虚偽の記載・記録等をした者に対して過料に処す規定である。 *[[会社法第978条|第978条]] :[[w:商号|商号]]を不正に利用した者に対して過料に処すことを定めた規定である。[[商号]]で解説する。 *[[会社法第979条|第979条]] :会社の成立前に当該会社の名義を使用して事業をした者に過料に処したり、[[会社法第818条|818条]]又は[[会社法第821条|821条]]に違反して取引をした[[w:外国会社|外国会社]]に過料を課すことを定めた規定である。詳細は[[設立 (株式会社)]]又は[[外国会社]]において解説する。 == 関連項目 == *[[経済刑法]] ==外部リンク== *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%89%ef%8e%d0%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H17HO086&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 会社法](法令データ提供システム) {{stub|law}} [[Category:会社法|*8 こんめんたあるかいしやほう]] [[category:刑事罰|か会社]]
2006-05-21T18:01:32Z
2023-12-22T05:41:48Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC8%E7%B7%A8_%E7%BD%B0%E5%89%87_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,600
OpenOffice.org Writer
ここでは、OpenOffice Writerの使い方を説明します。Writerは基本的な文書を作成するためのw:ソフトウェアで、その使用範囲はビジネス上、家庭内を問わず広くにわたっています。 Writerはw:ワープロ(ワードプロセッサ)ソフトの1つです。ワープロソフトのことをw:ワードと呼ぶことがありますが、ワードはw:マイクロソフトのワープロソフトの名称であり商品名です。 この文書は、Microsoft Office Specialist(以降w:MOS)という資格の試験範囲に従って書かれています。これは、MOSが、w:オフィスソフトに関する資格のうちで最もポピュラーな資格であることを念頭に置いた選択です。また、資格試験の範囲に従うことで、基本的な文書を扱う上でWriterが十分な機能を持っていることの証明にもなります。 特にこの文書はMOS Word 2000を元にして書かれています。対象のWordの版が古いのは、この版の試験範囲は、他の版の試験範囲と比べて、記述が最も明瞭だったことによります。 MOSに準拠した形式で書かれているとはいえ、この文書はMOS対策の文書ではありません。MOS取得を目指す人は対応する書籍等で対策をして下さい。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここでは、OpenOffice Writerの使い方を説明します。Writerは基本的な文書を作成するためのw:ソフトウェアで、その使用範囲はビジネス上、家庭内を問わず広くにわたっています。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Writerはw:ワープロ(ワードプロセッサ)ソフトの1つです。ワープロソフトのことをw:ワードと呼ぶことがありますが、ワードはw:マイクロソフトのワープロソフトの名称であり商品名です。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "この文書は、Microsoft Office Specialist(以降w:MOS)という資格の試験範囲に従って書かれています。これは、MOSが、w:オフィスソフトに関する資格のうちで最もポピュラーな資格であることを念頭に置いた選択です。また、資格試験の範囲に従うことで、基本的な文書を扱う上でWriterが十分な機能を持っていることの証明にもなります。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "特にこの文書はMOS Word 2000を元にして書かれています。対象のWordの版が古いのは、この版の試験範囲は、他の版の試験範囲と比べて、記述が最も明瞭だったことによります。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "MOSに準拠した形式で書かれているとはいえ、この文書はMOS対策の文書ではありません。MOS取得を目指す人は対応する書籍等で対策をして下さい。", "title": "はじめに" } ]
文字列の操作 '元に戻す'、'やり直す','繰り返し'の使用 太字、斜体の使用 'スペルチェック'機能の使用 '類義語辞典'機能の使用 '文書校正'機能の使用 改ページの挿入 蛍光ペンの使用 文字色の変更 '切り取り'、'コピー'、'貼り付け'、'形式を選択して貼り付け'の使用 '書式のコピー/貼り付け'を使って書式をコピー フォントの変更 文字サイズの変更 検索、置換の利用 文字飾りの使用 日付と時刻の挿入 記号と特殊文字の挿入 オートコレクトの使用 段落の操作 段落の配置 箇条書きと段落番号の追加 文字間、行間、段落間の間隔の設定 段落への罫線と網掛けの使用 インデントオプションの使用 タブの使用 アウトライン形式のリストの作成 リーダーつきのタブの設定 文書の操作 文書の印刷 '印刷プレビュー'の使用 'ブラウザでプレビュー'の使用 文書内の移動 ページ番号の挿入 印刷の向きの設定 余白の設定 ジャンプを使って文書中で指定した項目を見つける操作 ページ番号の作成と編集 ヘッダーとフッターの作成と編集 テキストを垂直方向に配置する操作 段組みの適用と編集 宛名ラベルの準備と印刷 'スタイル'の適用 セクションごとに異なる書式 クリックアンドタイプの使用 ファイルの操作 '保存'の使用 既存のファイルを見つけて開く操作 '名前をつけて保存'の使用 フォルダの作成 ウィザードを使って新規文書を作成する操作 Webページとして保存する操作 テンプレートを使って新規文書を作成する操作 ハイパーリンクの作成 Officeアシスタントの使用 Writer文書を電子メールで送信する操作 pdfとして保存する操作 Texとして保存する操作 表の使用 表の作成とフォーマット 表に罫線と網掛けを追加する操作 表の編集(行と列の挿入/削除、セルの書式変更) 表の構造の編集(セルの結合、高さと幅の変更) 表の中の文字列の向きを変更する操作 図とグラフの操作 図形描画ツールバーの使用 文書に図を挿入
{{pathnav|OpenOffice.org|frame=1}} [[Image:OpenOffice.org Writer.png|thumb|OOo Writer]] * [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作|文字列の操作]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#'元に戻す'、'やり直す','繰り返し'の使用|'元に戻す'、'やり直す','繰り返し'の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#太字、斜体の使用|太字、斜体の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#'スペルチェック'機能の使用|'スペルチェック'機能の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#'類義語辞典'機能の使用|'類義語辞典'機能の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#'文書校正'機能の使用|'文書校正'機能の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#改ページの挿入|改ページの挿入]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#蛍光ペンの使用|蛍光ペンの使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#文字色の変更|文字色の変更]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#'切り取り'、'コピー'、'貼り付け'、'形式を選択して貼り付け'の使用|'切り取り'、'コピー'、'貼り付け'、'形式を選択して貼り付け'の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#'書式のコピー/貼り付け'を使って書式をコピー|'書式のコピー/貼り付け'を使って書式をコピー]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#フォントの変更|フォントの変更]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#文字サイズの変更|文字サイズの変更]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#検索、置換の利用|検索、置換の利用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#文字飾りの使用|文字飾りの使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#日付と時刻の挿入|日付と時刻の挿入]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#記号と特殊文字の挿入|記号と特殊文字の挿入]] ** [[OpenOffice.org Writer 文字列の操作#オートコレクトの使用|オートコレクトの使用]] * [[OpenOffice.org Writer 段落の操作|段落の操作]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#段落の配置|段落の配置]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#箇条書きと段落番号の追加|箇条書きと段落番号の追加]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#文字間、行間、段落間の間隔の設定|文字間、行間、段落間の間隔の設定]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#段落への罫線と網掛けの使用|段落への罫線と網掛けの使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#インデントオプションの使用|インデントオプションの使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#タブの使用|タブの使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#アウトライン形式のリストの作成|アウトライン形式のリストの作成]] ** [[OpenOffice.org Writer 段落の操作#リーダーつきのタブの設定|リーダーつきのタブの設定]] * [[OpenOffice.org Writer 文書の操作|文書の操作]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#文書の印刷|文書の印刷]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#'印刷プレビュー'の使用|'印刷プレビュー'の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#'ブラウザでプレビュー'の使用|'ブラウザでプレビュー'の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#文書内の移動|文書内の移動]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#ページ番号の挿入|ページ番号の挿入]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#印刷の向きの設定|印刷の向きの設定]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#余白の設定|余白の設定]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#ジャンプを使って文書中で指定した項目を見つける操作|ジャンプを使って文書中で指定した項目を見つける操作]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#ページ番号の作成と編集|ページ番号の作成と編集]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#ヘッダーとフッターの作成と編集|ヘッダーとフッターの作成と編集]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#テキストを垂直方向に配置する操作|テキストを垂直方向に配置する操作]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#段組みの適用と編集|段組みの適用と編集]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#宛名ラベルの準備と印刷|宛名ラベルの準備と印刷]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#'スタイル'の適用|'スタイル'の適用]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#セクションごとに異なる書式|セクションごとに異なる書式]] ** [[OpenOffice.org Writer 文書の操作#クリックアンドタイプの使用|クリックアンドタイプの使用]] * [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作|ファイルの操作]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#'保存'の使用|'保存'の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#既存のファイルを見つけて開く操作|既存のファイルを見つけて開く操作]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#'名前をつけて保存'の使用|'名前をつけて保存'の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#フォルダの作成|フォルダの作成]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#ウィザードを使って新規文書を作成する操作|ウィザードを使って新規文書を作成する操作]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#Webページとして保存する操作|Webページとして保存する操作]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#テンプレートを使って新規文書を作成する操作|テンプレートを使って新規文書を作成する操作]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#ハイパーリンクの作成|ハイパーリンクの作成]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#Officeアシスタントの使用|Officeアシスタントの使用]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#Writer文書を電子メールで送信する操作|Writer文書を電子メールで送信する操作]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#pdfとして保存する操作|pdfとして保存する操作]] ** [[OpenOffice.org Writer ファイルの操作#Texとして保存する操作|Texとして保存する操作]] * [[OpenOffice.org Writer 表の使用|表の使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 表の使用#表の作成とフォーマット|表の作成とフォーマット]] ** [[OpenOffice.org Writer 表の使用#表に罫線と網掛けを追加する操作|表に罫線と網掛けを追加する操作]] ** [[OpenOffice.org Writer 表の使用#表の編集(行と列の挿入/削除、セルの書式変更)|表の編集(行と列の挿入/削除、セルの書式変更)]] ** [[OpenOffice.org Writer 表の使用#表の構造の編集(セルの結合、高さと幅の変更)|表の構造の編集(セルの結合、高さと幅の変更)]] ** [[OpenOffice.org Writer 表の使用#表の中の文字列の向きを変更する操作|表の中の文字列の向きを変更する操作]] * [[OpenOffice.org Writer 図とグラフの操作|図とグラフの操作]] ** [[OpenOffice.org Writer 図とグラフの操作#図形描画ツールバーの使用|図形描画ツールバーの使用]] ** [[OpenOffice.org Writer 図とグラフの操作#文書に図を挿入|文書に図を挿入]] ==はじめに== ここでは、OpenOffice Writerの使い方を説明します。Writerは基本的な文書を作成するための[[w:ソフトウェア]]で、その使用範囲はビジネス上、家庭内を問わず広くにわたっています。 Writerは[[w:ワープロ]](ワードプロセッサ)ソフトの1つです。ワープロソフトのことを[[w:ワード]]と呼ぶことがありますが、ワードは[[w:マイクロソフト]]のワープロソフトの名称であり商品名です。 <!-- ワープロソフトについては数年前に既に機能的には完成を迎えたとされ、それ以降は他のソフトとの連係を強めることで、他の商品との差別化が図られるようになっています。一方、他の商品との連係を強めることは、他の商品をワープロソフトの選択と合わせて購入する必要があることにもつながり、商品の選択の幅を狭め、公正な[[w:市場]]競争の障壁となることが問題となります。この問題は、[[w:ベンダーロックイン]]の問題と呼ばれ、特にビジネスの世界ではITコストを下げるための重要な問題となっています。 ここで扱うOpenOfficeでも、利用者の教育の面を考慮すると、ロックインの問題はおこり得ます。しかし、無料で[[w:アップグレード]]が行なえることを考えると、その度合いは他のワープロソフトと比べて弱いものであるといえるでしょう。 ベンダーロックインの問題は重要だと思うが、この文書でうまくとけ込む部分が見つからないのでコメントアウト。 --> この文書は、Microsoft Office Specialist(以降[[w:MOS]])という資格の試験範囲に従って書かれています。これは、MOSが、[[w:オフィス]]ソフトに関する資格のうちで最もポピュラーな資格であることを念頭に置いた選択です。また、資格試験の範囲に従うことで、基本的な文書を扱う上でWriterが十分な機能を持っていることの証明にもなります。 特にこの文書はMOS Word 2000を元にして書かれています。対象のWordの版が古いのは、この版の試験範囲は、他の版の試験範囲と比べて、記述が最も明瞭だったことによります。 MOSに準拠した形式で書かれているとはいえ、この文書はMOS対策の文書ではありません。MOS取得を目指す人は対応する書籍等で対策をして下さい。 ==参考文献== :ユーザーマニュアル(英語) http://documentation.openoffice.org/manuals/ :OOoユーザー会のサイト http://ja.openoffice.org/ :各種MOS対策サイト :マイクロソフトのMOSサイト http://officespecialist.odyssey-com.co.jp/index.html [[Category:OpenOffice.org]] [[Category:OpenOffice.org Writer]]
null
2020-10-22T14:52:22Z
[ "テンプレート:Pathnav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Writer
3,601
OpenOffice.org Writer 文字列の操作
OpenOffice.org Writer > 文字列の操作 ここでは、基本的な文字の操作について紹介します。フォントや文字サイズの変更など文字ごとの見映えに関わる内容が多く含まれています。 文書の編集中に誤って必要な文章を消してしまうことがあります。このとき、'編集' > '元に戻す' を実行することで、消去した文章を元に戻すことが出来ます。逆に、必要な編集をした後誤って '元に戻す' を実行してしまった時には、'編集' > 'やり直す' を実行することで、'元に戻す' を取り消すことが出来ます。 '元に戻す' や 'やり直す' は、文章の消去だけでなく、文章の挿入や後に述べるフォントの変更や文字色の変更などに対しても用いることが出来ます。 '繰り返し' は、直前に行なった動作を続けて行なうための機能です。よく似た操作を続けて行なう場合に有効です。'繰り返し' は、'編集' > '繰り返し' によって行なうことが出来ます。 太字、斜体は文字を目立たせるための機能です。太字を設定すると選択された文字の線が太くなります。また、斜体を選択すると、文字が斜めになります。 太字、斜体の設定にはいくつかの方法があります。 いずれの方法でもまず文字を選択します。次に、ツールバーの方法では、'太字'、もしくは'斜体'というアイコンを用います。これらのアイコンをクリックすることで太字、斜体のオン/オフが切り替わります。'書式'>'文字'の方法では、文字を選択し、先ほどと同様にして'書式'>'文字'のウィンドウを開きます。次に、'フォント'タブを選び、'文字装飾'を選びます。ここでは、太字、斜体などの選択肢が表示されるので適切なものを選びます。 w:スペルチェックは、つづりが間違っている英単語を自動的に見つけ出す機能です。文書中で英単語を書いたとき、英単語のつづりが間違っていると、自動的に英単語の下に赤の波線が入ります。この時、赤の波線がかかった単語をw:右クリックします。すると、英単語の修正候補が示されるので、正しい単語と置き換えます。 日本語版には対応する機能は付属していません。 '文書校正'は、スペルミスなどの辞書に載っていない単語を探す機能です。残念ながら日本語版の辞書が使われてはいないので、日本語のミスは見つけてはくれません。 文書校正機能を利用するには、'ツール'>'文書校正'か、ツールバーの'文書校正'を利用します。 改ページは強制的に次ページに移る区切りです。文書の途中でページを変えたいときに用います。 改ページの挿入には'挿入'>'任意区切り'を利用します。'任意区切り'を選択するとウィンドウが開かれるので、その中のページ区切りを選択して'OK'を選択します。このとき、挿入したときにカーソルがあった場所がページ区切りとなるので、あらかじめページを区切りたい場所にカーソルを持っていってから'挿入'を用いなくてはなりません。 w:切り取り、w:コピーは既に作成されている文字などを写し取り、それらを複製できるようにします。w:貼り付けはコピーした内容を、実際に文書中に挿入する作業です。特に、同じ様な内容を何度も入力する必要があるときには、コピー、貼り付けの手順が威力を発揮します。'形式を選択して貼り付け'は、コピーした内容の一部分だけを取りだして貼り付けを行なうときに用いられます。 切り取り、コピーを行なう前に、切り取り、またはコピーを行ないたい内容を選択します。次に、実際に切り取りかコピーを行ないます。この操作は複数の方法があるので後に述べます。切り取りとコピーはどちらも選択された内容の文書中への貼り付けを可能にします。しかし、切り取りは選択された内容を消去しつつ貼り付けを可能にするのに比べて、コピーは文書中への貼り付けを可能にして、しかも選択された内容を消去せずそのまま残します。そのため、コピーは切り取り+同じ場所での貼り付けと同じ意味を持ちます。これらは目的に応じて適宜使いわけて下さい。 切り取り、コピーが終わったら、コピーした内容を挿入したい場所へカーソルを移動します。カーソルが移動できたら、実際の貼り付けを行ないます。また、書式を標準のものにするなど特殊な操作を行なうときには、'形式を選択して貼り付け'を用います。これらもいくつかの方法があるので、後に述べます。 ここからは切り取り、コピー、貼り付けの方法についてまとめます。切り取り、コピー、貼り付けにはいくつかの方法があります。 '書式のコピー/貼り付け'は、文字の書式だけをコピーする操作です。'書式のコピー/貼り付け'を行なうには、あらかじめコピーしたい書式の文字を選択しておき、ツールバーの'書式のコピー/貼り付け'をクリックします。この時、w:カーソルの絵柄が変化します。次に、書式のコピー先を選択すると書式がコピーされます。 w:フォントは、文字の形を指定するデータのことです。フォントを変更することでw:明朝体の文字やw:ゴシック体の文字を使いわけることが出来ます。見出しなどの目立たせたい部分の文字はゴシック体を用いることが多いようです。また、それ以外にも手書風フォントや毛筆風フォントなどが存在し、それらを使いわけることで、よりインパクトのある文書を作ることが出来ます。 フォントの変更にもいくつかの方法があります。 いずれの方法でもまず文字を選択します。次に、ツールバーの方法では、'フォント名'というアイコンを用います。ここには、現在選択している文字が用いているフォントが表示されます。アイコンの右のメニューをクリックすると、変更可能なフォントが表示されるのでいずれかのフォントを選択します。'書式'>'文字'の方法では、文字を選択し、先ほどと同様にして'書式'>'文字'のウィンドウを開きます。次に、'フォント'タブを選び、'日本語フォント'の'フォント'を選びます。ここでも用いることが出来るフォントが表示されるので、適当なフォントを選びます。 文字サイズの変更にはいくつかの方法があります。 最初に、ツールバーを用いる方法を述べます。まず最初に、文字サイズを変更したい文字を選択します。文字の選択は、対応する文字をマウスでドラッグすることで行なうことが出来ます。また、対応する文字上で、Shift+矢印キーを用いることでも文字を選択することが出来ます。選択された文字は、色が反転します。 次に、実際に文字サイズを変更する方法について述べます。ツールバー中にはフォントサイズの変更というアイコンがあります。このアイコンは現在選択されている文字のフォントサイズを表示しています。この値を変更することで、文字サイズを変更することが出来ます。文字サイズは数値が大きいほど大きい文字であり、小さいほど小さい文字になります。 次に、'書式'>'文字'を用いる方法について述べます。まず、先ほどと同様に文字サイズを変更したい文字を選択します。次に、文字を選択したまま、'書式'>'文字'を選びます。このとき、文字の属性を変更するウィンドウが表示されます。文字サイズを変更するには、'フォント'タブを選択し、'日本語フォント'の'大きさ'を選択し、数値を変更します。この数値は先ほどの値と連動しており、どちらを用いても同じ結果が得られます。 検索はある文字列が文書中にあるかどうかを調べる機能です。何かを書いたことがわかっていても実際に書いた場所がわからない時に用います。置換は、検索に加えて書かれた内容を別の内容で置き換える機能です。文書を書いてから漢字や固有名詞等の間違いに気づいたときなどに威力を発揮します。 検索、置換は'編集'>'検索と置換'から利用することが出来ます。実際にメニューからこれを選択すると、検索のためのウィンドウが開かれます。ウィンドウ内には検索したい文字列と置換したい文字列を書き込む欄があります。 まず、検索の方法を述べます。検索を行なうときには、検索を行ないたい文字列を検索したい文字列のための欄に書きこみます。次に、'検索'ボタンをクリックすると、文書内で対応する文字列が表示されます。 次に、置換の方法を述べます。まず、変更したい文字列を検索で用いた欄に書きこみます。次に、上書きしたい内容を置換したい文字列の欄に書きこみます。次に、'置換'ボタンをクリックします。すると、変更したい文字列の場所に画面が移動します。このとき、変更される文字列は反転しています。次に、もう一度'置換'ボタンをクリックすると、反転していた内容が変更され、画面は次の対応する文字列に移動します。仮に、対応する文字列であったとしても何らかの事情で置き換えを行ないたくないときには、'検索'ボタンをクリックすることで、変更を行なわずに次の候補へ移動することが出来ます。 Writerではいくつかのw:文字飾りを使用することが出来ます。文字飾りにはw:上付き、w:下付き、w:中抜き、下線などがあります。これらは、いずれも'書式'>'文字'から利用することが出来ます。ここではそれぞれの効果が'書式'>'文字'のウィンドウ内でどこにあるかを述べます。 '位置'タブの上付きをマークすることで効果が得られます。 '位置'タブの下付きをマークすることで効果が得られます。 'フォント効果'タブの'中抜き'をマークすることで効果が得られます。 'フォント効果'タブの'影'をマークすることで効果が得られます。 'フォント効果'タブの'下線'をマークすることで効果が得られます。下線には二重線や太線などのいくつかの種類がありますが、これは下線のメニューを選択することで用いることが出来ます。 'フォント効果'タブの'取り消し線'をマークすることで効果が得られます。取り消し線には二重線や太線などのいくつかの種類がありますが、これは削除線のメニューを選択することで用いることが出来ます。 文書を作成した日付や時刻は、パソコン自身が持っている値を用いるようにすれば、入力の手間が省けて便利です。この様な機能を用いるには、'挿入'>'フィールド'を用います。フィールド中には日付、時刻などの選択肢があるので、それらを選択することで現在の時刻や日付を挿入することが出来ます。 フィールドを挿入する際時刻のフォーマットを詳しく指定したい場合があります。その時には、'挿入'>'フィールド'>'その他'を選択します。このときフィールド選択用のウィンドウが開かれるので、'文書'タブを選び'形式'内の時刻や日付を選びます。ここで、'フォーマット'内にいくつかの選択肢が示されるので、使用したいフォーマットを選びます。選択が終わったら'挿入'ボタンをクリックすればフィールドが挿入されます。 オートコレクトは、 あらかじめ何らかの文字列を定めておき、その文字列が入力された際に、異なった文字列に置き換える機能です。間違えて書いてしまいがちな単語や、長く書くのが面倒な単語に略称をつけるときなどに用いられます。 オートコレクトには、それ以外にも'(英語で)すべての文を大文字で始める'などいくつかの機能があります。ここでは、略称を定める操作について述べます。 略称を定めるには、'ツール'>'オートコレクト'を選択します。ここで、'置換'タブを選択すると、既に定義されている修正案が示されます。新しく略称や修正を加えるには、'置換'タブ中の'入力文字列'と'置換文字列'にそれぞれ置き換え元の文字列と置き換え先の文字列を入力し、'新規作成'ボタンをクリックします。ここで、'OK'ボタンをクリックすると、変更が適用されます。 実際に置き換えを行なうには、入力中に自動的に置き換えを行なわせる方法と'オートフォーマット'を用いる方法の2つがあります。これらを設定するには、'ツール'>'オートコレクト'のウィンドウの、'オプション'タブを選択します。ここで、'オートフォーマット'を利用する場合には、'M'にチェックをつけ、入力中の自動置き換えを利用するときには、'T'を利用します。置換を行なうには、'置換リストを使う'のチェックボックスをチェックする必要があります。変更を適用するときには、'OK'ボタンをクリックします。 オートフォーマットを利用するには、あらかじめ置き換えを行ないたい文字列を入力した後、'書式'>'オートフォーマット'>'適用'を利用します。自動置き換えを利用したいときには、'書式'>'オートフォーマット'>'入力時'にチェックがついた状態で、置き換えを行ないたい文字列を入力し、EnterキーかSpaceキーを押します。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Writer > 文字列の操作", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、基本的な文字の操作について紹介します。フォントや文字サイズの変更など文字ごとの見映えに関わる内容が多く含まれています。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "文書の編集中に誤って必要な文章を消してしまうことがあります。このとき、'編集' > '元に戻す' を実行することで、消去した文章を元に戻すことが出来ます。逆に、必要な編集をした後誤って '元に戻す' を実行してしまった時には、'編集' > 'やり直す' を実行することで、'元に戻す' を取り消すことが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "'元に戻す' や 'やり直す' は、文章の消去だけでなく、文章の挿入や後に述べるフォントの変更や文字色の変更などに対しても用いることが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "'繰り返し' は、直前に行なった動作を続けて行なうための機能です。よく似た操作を続けて行なう場合に有効です。'繰り返し' は、'編集' > '繰り返し' によって行なうことが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "太字、斜体は文字を目立たせるための機能です。太字を設定すると選択された文字の線が太くなります。また、斜体を選択すると、文字が斜めになります。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "太字、斜体の設定にはいくつかの方法があります。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "いずれの方法でもまず文字を選択します。次に、ツールバーの方法では、'太字'、もしくは'斜体'というアイコンを用います。これらのアイコンをクリックすることで太字、斜体のオン/オフが切り替わります。'書式'>'文字'の方法では、文字を選択し、先ほどと同様にして'書式'>'文字'のウィンドウを開きます。次に、'フォント'タブを選び、'文字装飾'を選びます。ここでは、太字、斜体などの選択肢が表示されるので適切なものを選びます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "w:スペルチェックは、つづりが間違っている英単語を自動的に見つけ出す機能です。文書中で英単語を書いたとき、英単語のつづりが間違っていると、自動的に英単語の下に赤の波線が入ります。この時、赤の波線がかかった単語をw:右クリックします。すると、英単語の修正候補が示されるので、正しい単語と置き換えます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "日本語版には対応する機能は付属していません。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "'文書校正'は、スペルミスなどの辞書に載っていない単語を探す機能です。残念ながら日本語版の辞書が使われてはいないので、日本語のミスは見つけてはくれません。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "文書校正機能を利用するには、'ツール'>'文書校正'か、ツールバーの'文書校正'を利用します。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "改ページは強制的に次ページに移る区切りです。文書の途中でページを変えたいときに用います。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "改ページの挿入には'挿入'>'任意区切り'を利用します。'任意区切り'を選択するとウィンドウが開かれるので、その中のページ区切りを選択して'OK'を選択します。このとき、挿入したときにカーソルがあった場所がページ区切りとなるので、あらかじめページを区切りたい場所にカーソルを持っていってから'挿入'を用いなくてはなりません。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "w:切り取り、w:コピーは既に作成されている文字などを写し取り、それらを複製できるようにします。w:貼り付けはコピーした内容を、実際に文書中に挿入する作業です。特に、同じ様な内容を何度も入力する必要があるときには、コピー、貼り付けの手順が威力を発揮します。'形式を選択して貼り付け'は、コピーした内容の一部分だけを取りだして貼り付けを行なうときに用いられます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "切り取り、コピーを行なう前に、切り取り、またはコピーを行ないたい内容を選択します。次に、実際に切り取りかコピーを行ないます。この操作は複数の方法があるので後に述べます。切り取りとコピーはどちらも選択された内容の文書中への貼り付けを可能にします。しかし、切り取りは選択された内容を消去しつつ貼り付けを可能にするのに比べて、コピーは文書中への貼り付けを可能にして、しかも選択された内容を消去せずそのまま残します。そのため、コピーは切り取り+同じ場所での貼り付けと同じ意味を持ちます。これらは目的に応じて適宜使いわけて下さい。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "切り取り、コピーが終わったら、コピーした内容を挿入したい場所へカーソルを移動します。カーソルが移動できたら、実際の貼り付けを行ないます。また、書式を標準のものにするなど特殊な操作を行なうときには、'形式を選択して貼り付け'を用います。これらもいくつかの方法があるので、後に述べます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "ここからは切り取り、コピー、貼り付けの方法についてまとめます。切り取り、コピー、貼り付けにはいくつかの方法があります。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "'書式のコピー/貼り付け'は、文字の書式だけをコピーする操作です。'書式のコピー/貼り付け'を行なうには、あらかじめコピーしたい書式の文字を選択しておき、ツールバーの'書式のコピー/貼り付け'をクリックします。この時、w:カーソルの絵柄が変化します。次に、書式のコピー先を選択すると書式がコピーされます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "w:フォントは、文字の形を指定するデータのことです。フォントを変更することでw:明朝体の文字やw:ゴシック体の文字を使いわけることが出来ます。見出しなどの目立たせたい部分の文字はゴシック体を用いることが多いようです。また、それ以外にも手書風フォントや毛筆風フォントなどが存在し、それらを使いわけることで、よりインパクトのある文書を作ることが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "フォントの変更にもいくつかの方法があります。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "いずれの方法でもまず文字を選択します。次に、ツールバーの方法では、'フォント名'というアイコンを用います。ここには、現在選択している文字が用いているフォントが表示されます。アイコンの右のメニューをクリックすると、変更可能なフォントが表示されるのでいずれかのフォントを選択します。'書式'>'文字'の方法では、文字を選択し、先ほどと同様にして'書式'>'文字'のウィンドウを開きます。次に、'フォント'タブを選び、'日本語フォント'の'フォント'を選びます。ここでも用いることが出来るフォントが表示されるので、適当なフォントを選びます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "文字サイズの変更にはいくつかの方法があります。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "最初に、ツールバーを用いる方法を述べます。まず最初に、文字サイズを変更したい文字を選択します。文字の選択は、対応する文字をマウスでドラッグすることで行なうことが出来ます。また、対応する文字上で、Shift+矢印キーを用いることでも文字を選択することが出来ます。選択された文字は、色が反転します。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "次に、実際に文字サイズを変更する方法について述べます。ツールバー中にはフォントサイズの変更というアイコンがあります。このアイコンは現在選択されている文字のフォントサイズを表示しています。この値を変更することで、文字サイズを変更することが出来ます。文字サイズは数値が大きいほど大きい文字であり、小さいほど小さい文字になります。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "次に、'書式'>'文字'を用いる方法について述べます。まず、先ほどと同様に文字サイズを変更したい文字を選択します。次に、文字を選択したまま、'書式'>'文字'を選びます。このとき、文字の属性を変更するウィンドウが表示されます。文字サイズを変更するには、'フォント'タブを選択し、'日本語フォント'の'大きさ'を選択し、数値を変更します。この数値は先ほどの値と連動しており、どちらを用いても同じ結果が得られます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "検索はある文字列が文書中にあるかどうかを調べる機能です。何かを書いたことがわかっていても実際に書いた場所がわからない時に用います。置換は、検索に加えて書かれた内容を別の内容で置き換える機能です。文書を書いてから漢字や固有名詞等の間違いに気づいたときなどに威力を発揮します。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "検索、置換は'編集'>'検索と置換'から利用することが出来ます。実際にメニューからこれを選択すると、検索のためのウィンドウが開かれます。ウィンドウ内には検索したい文字列と置換したい文字列を書き込む欄があります。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "まず、検索の方法を述べます。検索を行なうときには、検索を行ないたい文字列を検索したい文字列のための欄に書きこみます。次に、'検索'ボタンをクリックすると、文書内で対応する文字列が表示されます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "次に、置換の方法を述べます。まず、変更したい文字列を検索で用いた欄に書きこみます。次に、上書きしたい内容を置換したい文字列の欄に書きこみます。次に、'置換'ボタンをクリックします。すると、変更したい文字列の場所に画面が移動します。このとき、変更される文字列は反転しています。次に、もう一度'置換'ボタンをクリックすると、反転していた内容が変更され、画面は次の対応する文字列に移動します。仮に、対応する文字列であったとしても何らかの事情で置き換えを行ないたくないときには、'検索'ボタンをクリックすることで、変更を行なわずに次の候補へ移動することが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "Writerではいくつかのw:文字飾りを使用することが出来ます。文字飾りにはw:上付き、w:下付き、w:中抜き、下線などがあります。これらは、いずれも'書式'>'文字'から利用することが出来ます。ここではそれぞれの効果が'書式'>'文字'のウィンドウ内でどこにあるかを述べます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "'位置'タブの上付きをマークすることで効果が得られます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "'位置'タブの下付きをマークすることで効果が得られます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "'フォント効果'タブの'中抜き'をマークすることで効果が得られます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "'フォント効果'タブの'影'をマークすることで効果が得られます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "'フォント効果'タブの'下線'をマークすることで効果が得られます。下線には二重線や太線などのいくつかの種類がありますが、これは下線のメニューを選択することで用いることが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "'フォント効果'タブの'取り消し線'をマークすることで効果が得られます。取り消し線には二重線や太線などのいくつかの種類がありますが、これは削除線のメニューを選択することで用いることが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "文書を作成した日付や時刻は、パソコン自身が持っている値を用いるようにすれば、入力の手間が省けて便利です。この様な機能を用いるには、'挿入'>'フィールド'を用います。フィールド中には日付、時刻などの選択肢があるので、それらを選択することで現在の時刻や日付を挿入することが出来ます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "フィールドを挿入する際時刻のフォーマットを詳しく指定したい場合があります。その時には、'挿入'>'フィールド'>'その他'を選択します。このときフィールド選択用のウィンドウが開かれるので、'文書'タブを選び'形式'内の時刻や日付を選びます。ここで、'フォーマット'内にいくつかの選択肢が示されるので、使用したいフォーマットを選びます。選択が終わったら'挿入'ボタンをクリックすればフィールドが挿入されます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "オートコレクトは、 あらかじめ何らかの文字列を定めておき、その文字列が入力された際に、異なった文字列に置き換える機能です。間違えて書いてしまいがちな単語や、長く書くのが面倒な単語に略称をつけるときなどに用いられます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "オートコレクトには、それ以外にも'(英語で)すべての文を大文字で始める'などいくつかの機能があります。ここでは、略称を定める操作について述べます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "略称を定めるには、'ツール'>'オートコレクト'を選択します。ここで、'置換'タブを選択すると、既に定義されている修正案が示されます。新しく略称や修正を加えるには、'置換'タブ中の'入力文字列'と'置換文字列'にそれぞれ置き換え元の文字列と置き換え先の文字列を入力し、'新規作成'ボタンをクリックします。ここで、'OK'ボタンをクリックすると、変更が適用されます。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "実際に置き換えを行なうには、入力中に自動的に置き換えを行なわせる方法と'オートフォーマット'を用いる方法の2つがあります。これらを設定するには、'ツール'>'オートコレクト'のウィンドウの、'オプション'タブを選択します。ここで、'オートフォーマット'を利用する場合には、'M'にチェックをつけ、入力中の自動置き換えを利用するときには、'T'を利用します。置換を行なうには、'置換リストを使う'のチェックボックスをチェックする必要があります。変更を適用するときには、'OK'ボタンをクリックします。", "title": "文字列の操作" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "オートフォーマットを利用するには、あらかじめ置き換えを行ないたい文字列を入力した後、'書式'>'オートフォーマット'>'適用'を利用します。自動置き換えを利用したいときには、'書式'>'オートフォーマット'>'入力時'にチェックがついた状態で、置き換えを行ないたい文字列を入力し、EnterキーかSpaceキーを押します。", "title": "文字列の操作" } ]
OpenOffice.org Writer > 文字列の操作
<small> [[OpenOffice.org Writer]] > 文字列の操作</small> ---- ==文字列の操作== ここでは、基本的な文字の操作について紹介します。フォントや文字サイズの変更など文字ごとの見映えに関わる内容が多く含まれています。 ==='元に戻す'、'やり直す','繰り返し'の使用=== 文書の編集中に誤って必要な文章を消してしまうことがあります。このとき、'編集' > '元に戻す' を実行することで、消去した文章を元に戻すことが出来ます。逆に、必要な編集をした後誤って '元に戻す' を実行してしまった時には、'編集' > 'やり直す' を実行することで、'元に戻す' を取り消すことが出来ます。 '元に戻す' や 'やり直す' は、文章の消去だけでなく、文章の挿入や後に述べるフォントの変更や文字色の変更などに対しても用いることが出来ます。 '繰り返し' は、直前に行なった動作を続けて行なうための機能です。よく似た操作を続けて行なう場合に有効です。'繰り返し' は、'編集' > '繰り返し' によって行なうことが出来ます。 ===太字、斜体の使用=== 太字、斜体は文字を目立たせるための機能です。太字を設定すると選択された文字の線が太くなります。また、斜体を選択すると、文字が斜めになります。 太字、斜体の設定にはいくつかの方法があります。 #ツールバー中にある'太字'、'斜体'を用いる方法 #'書式' > '文字'を用いる方法 いずれの方法でもまず文字を選択します。次に、ツールバーの方法では、'太字'、もしくは'斜体'というアイコンを用います。これらのアイコンをクリックすることで太字、斜体のオン/オフが切り替わります。'書式'>'文字'の方法では、文字を選択し、先ほどと同様にして'書式'>'文字'のウィンドウを開きます。次に、'フォント'タブを選び、'文字装飾'を選びます。ここでは、太字、斜体などの選択肢が表示されるので適切なものを選びます。 ==='スペルチェック'機能の使用=== [[w:スペルチェック]]は、つづりが間違っている英単語を自動的に見つけ出す機能です。文書中で英単語を書いたとき、英単語のつづりが間違っていると、自動的に英単語の下に赤の波線が入ります。この時、赤の波線がかかった単語を[[w:右クリック]]します。すると、英単語の修正候補が示されるので、正しい単語と置き換えます。 ==='類義語辞典'機能の使用=== 日本語版には対応する機能は付属していません。 ==='文書校正'機能の使用=== '文書校正'は、スペルミスなどの辞書に載っていない単語を探す機能です。残念ながら日本語版の辞書が使われてはいないので、日本語のミスは見つけてはくれません。 <!-- --> 文書校正機能を利用するには、'ツール'>'文書校正'か、ツールバーの'文書校正'を利用します。 ===改ページの挿入=== 改ページは強制的に次ページに移る区切りです。文書の途中でページを変えたいときに用います。 改ページの挿入には'挿入'>'任意区切り'を利用します。'任意区切り'を選択するとウィンドウが開かれるので、その中のページ区切りを選択して'OK'を選択します。このとき、挿入したときにカーソルがあった場所がページ区切りとなるので、あらかじめページを区切りたい場所にカーソルを持っていってから'挿入'を用いなくてはなりません。 ===蛍光ペンの使用=== <!-- ===文字色の変更=== 文字色の変更を行なう方法にもいくつかの方法があります。 #ツールバー中の'文字色の変更'を用いる方法 #'書式'>'文字'を用いる方法 いずれの方法でもまず文字を選択します。次に、ツールバーの方法では、'文字色の変更'というアイコンを用います。アイコンの右のメニューをクリックすると、変更可能な色が表示されるのでいずれかの色を選択します。'書式'>'文字'の方法では、文字を選択し、先ほどと同様にして'書式'>'文字'のウィンドウを開きます。次に、'フォント効果'タブを選び、'フォントの色'を選びます。ここでも色が表示されるので、適当な色を選びます。 Word2000の規格には含まれていない操作。 --> ==='切り取り'、'コピー'、'貼り付け'、'形式を選択して貼り付け'の使用=== [[w:切り取り]]、[[w:コピー]]は既に作成されている文字などを写し取り、それらを複製できるようにします。[[w:貼り付け]]はコピーした内容を、実際に文書中に挿入する作業です。特に、同じ様な内容を何度も入力する必要があるときには、コピー、貼り付けの手順が威力を発揮します。'形式を選択して貼り付け'は、コピーした内容の一部分だけを取りだして貼り付けを行なうときに用いられます。 切り取り、コピーを行なう前に、切り取り、またはコピーを行ないたい内容を選択します。次に、実際に切り取りかコピーを行ないます。この操作は複数の方法があるので後に述べます。切り取りとコピーはどちらも選択された内容の文書中への貼り付けを可能にします。しかし、切り取りは選択された内容を消去しつつ貼り付けを可能にするのに比べて、コピーは文書中への貼り付けを可能にして、しかも選択された内容を消去せずそのまま残します。そのため、コピーは切り取り+同じ場所での貼り付けと同じ意味を持ちます。これらは目的に応じて適宜使いわけて下さい。 切り取り、コピーが終わったら、コピーした内容を挿入したい場所へカーソルを移動します。カーソルが移動できたら、実際の貼り付けを行ないます。また、書式を標準のものにするなど特殊な操作を行なうときには、'形式を選択して貼り付け'を用います。これらもいくつかの方法があるので、後に述べます。 ここからは切り取り、コピー、貼り付けの方法についてまとめます。切り取り、コピー、貼り付けにはいくつかの方法があります。 #'編集'以下のメニューを用いる方法 #ツールバーを用いる方法 #ショートカットキーを用いる方法 *'切り取り'の方法 #'編集'>'切り取り'を選択します。 #ツールバー中の'切り取り'のアイコンをクリックします。 #ショートカットキーCtrl+xを利用します。 *'コピー'の方法 #'編集'>'コピー'を選択します。 #ツールバー中の'コピー'のアイコンをクリックします。 #ショートカットキーCtrl+cを利用します。 *'貼り付け'の方法 #'編集'>'貼り付け'を選択します。 #ツールバー中の'貼り付け'のアイコンをクリックします。 #ショートカットキーCtrl+vを利用します。 *'形式を選択して貼り付け'の方法 #'編集'>'形式を選択して貼り付け'を選択します。 #ショートカットキーCtrl+Shift+vを利用します。 ==='書式のコピー/貼り付け'を使って書式をコピー=== '書式のコピー/貼り付け'は、文字の書式だけをコピーする操作です。'書式のコピー/貼り付け'を行なうには、あらかじめコピーしたい書式の文字を選択しておき、ツールバーの'書式のコピー/貼り付け'をクリックします。この時、[[w:カーソル]]の絵柄が変化します。次に、書式のコピー先を選択すると書式がコピーされます。 ===フォントの変更=== [[w:フォント]]は、文字の形を指定するデータのことです。フォントを変更することで[[w:明朝体]]の文字や[[w:ゴシック体]]の文字を使いわけることが出来ます。見出しなどの目立たせたい部分の文字はゴシック体を用いることが多いようです。また、それ以外にも手書風フォントや毛筆風フォントなどが存在し、それらを使いわけることで、よりインパクトのある文書を作ることが出来ます。 フォントの変更にもいくつかの方法があります。 #ツールバー中の'フォント'を用いる方法 #'書式'>'文字'を用いる方法 いずれの方法でもまず文字を選択します。次に、ツールバーの方法では、'フォント名'というアイコンを用います。ここには、現在選択している文字が用いているフォントが表示されます。アイコンの右のメニューをクリックすると、変更可能なフォントが表示されるのでいずれかのフォントを選択します。'書式'>'文字'の方法では、文字を選択し、先ほどと同様にして'書式'>'文字'のウィンドウを開きます。次に、'フォント'タブを選び、'日本語フォント'の'フォント'を選びます。ここでも用いることが出来るフォントが表示されるので、適当なフォントを選びます。 ===文字サイズの変更=== 文字サイズの変更にはいくつかの方法があります。 #ツールバー中にある'フォントサイズの変更'を用いる方法 #'書式' > '文字'を用いる方法 最初に、ツールバーを用いる方法を述べます。まず最初に、文字サイズを変更したい文字を選択します。文字の選択は、対応する文字をマウスでドラッグすることで行なうことが出来ます。また、対応する文字上で、Shift+矢印キーを用いることでも文字を選択することが出来ます。選択された文字は、色が反転します。 次に、実際に文字サイズを変更する方法について述べます。ツールバー中にはフォントサイズの変更というアイコンがあります。このアイコンは現在選択されている文字のフォントサイズを表示しています。この値を変更することで、文字サイズを変更することが出来ます。文字サイズは数値が大きいほど大きい文字であり、小さいほど小さい文字になります。 次に、'書式'>'文字'を用いる方法について述べます。まず、先ほどと同様に文字サイズを変更したい文字を選択します。次に、文字を選択したまま、'書式'>'文字'を選びます。このとき、文字の属性を変更するウィンドウが表示されます。文字サイズを変更するには、'フォント'タブを選択し、'日本語フォント'の'大きさ'を選択し、数値を変更します。この数値は先ほどの値と連動しており、どちらを用いても同じ結果が得られます。 ===検索、置換の利用=== 検索はある文字列が文書中にあるかどうかを調べる機能です。何かを書いたことがわかっていても実際に書いた場所がわからない時に用います。置換は、検索に加えて書かれた内容を別の内容で置き換える機能です。文書を書いてから漢字や固有名詞等の間違いに気づいたときなどに威力を発揮します。 検索、置換は'編集'>'検索と置換'から利用することが出来ます。実際にメニューからこれを選択すると、検索のためのウィンドウが開かれます。ウィンドウ内には検索したい文字列と置換したい文字列を書き込む欄があります。 まず、検索の方法を述べます。検索を行なうときには、検索を行ないたい文字列を検索したい文字列のための欄に書きこみます。次に、'検索'ボタンをクリックすると、文書内で対応する文字列が表示されます。 次に、置換の方法を述べます。まず、変更したい文字列を検索で用いた欄に書きこみます。次に、上書きしたい内容を置換したい文字列の欄に書きこみます。次に、'置換'ボタンをクリックします。すると、変更したい文字列の場所に画面が移動します。このとき、変更される文字列は反転しています。次に、もう一度'置換'ボタンをクリックすると、反転していた内容が変更され、画面は次の対応する文字列に移動します。仮に、対応する文字列であったとしても何らかの事情で置き換えを行ないたくないときには、'検索'ボタンをクリックすることで、変更を行なわずに次の候補へ移動することが出来ます。 ===文字飾りの使用=== Writerではいくつかの[[w:文字飾り]]を使用することが出来ます。文字飾りには[[w:上付き]]、[[w:下付き]]、[[w:中抜き]]、下線などがあります。これらは、いずれも'書式'>'文字'から利用することが出来ます。ここではそれぞれの効果が'書式'>'文字'のウィンドウ内でどこにあるかを述べます。 *上付き '位置'タブの上付きをマークすることで効果が得られます。 *下付き '位置'タブの下付きをマークすることで効果が得られます。 *中抜き 'フォント効果'タブの'中抜き'をマークすることで効果が得られます。 *影 'フォント効果'タブの'影'をマークすることで効果が得られます。 *下線 'フォント効果'タブの'下線'をマークすることで効果が得られます。下線には二重線や太線などのいくつかの種類がありますが、これは下線のメニューを選択することで用いることが出来ます。 *取り消し線 'フォント効果'タブの'取り消し線'をマークすることで効果が得られます。取り消し線には二重線や太線などのいくつかの種類がありますが、これは削除線のメニューを選択することで用いることが出来ます。 ===日付と時刻の挿入=== 文書を作成した日付や時刻は、パソコン自身が持っている値を用いるようにすれば、入力の手間が省けて便利です。この様な機能を用いるには、'挿入'>'フィールド'を用います。フィールド中には日付、時刻などの選択肢があるので、それらを選択することで現在の時刻や日付を挿入することが出来ます。 フィールドを挿入する際時刻のフォーマットを詳しく指定したい場合があります。その時には、'挿入'>'フィールド'>'その他'を選択します。このときフィールド選択用のウィンドウが開かれるので、'文書'タブを選び'形式'内の時刻や日付を選びます。ここで、'フォーマット'内にいくつかの選択肢が示されるので、使用したいフォーマットを選びます。選択が終わったら'挿入'ボタンをクリックすればフィールドが挿入されます。 ===記号と特殊文字の挿入=== <!--Windowsだけで用いられる製品と違ってOpenOfficeでは環境によって表示できない部分がある。 --> ===オートコレクトの使用=== オートコレクトは、 あらかじめ何らかの文字列を定めておき、その文字列が入力された際に、異なった文字列に置き換える機能です。間違えて書いてしまいがちな単語や、長く書くのが面倒な単語に略称をつけるときなどに用いられます。 オートコレクトには、それ以外にも'(英語で)すべての文を大文字で始める'などいくつかの機能があります。ここでは、略称を定める操作について述べます。 略称を定めるには、'ツール'>'オートコレクト'を選択します。ここで、'置換'タブを選択すると、既に定義されている修正案が示されます。新しく略称や修正を加えるには、'置換'タブ中の'入力文字列'と'置換文字列'にそれぞれ置き換え元の文字列と置き換え先の文字列を入力し、'新規作成'ボタンをクリックします。ここで、'OK'ボタンをクリックすると、変更が適用されます。 実際に置き換えを行なうには、入力中に自動的に置き換えを行なわせる方法と'オートフォーマット'を用いる方法の2つがあります。これらを設定するには、'ツール'>'オートコレクト'のウィンドウの、'オプション'タブを選択します。ここで、'オートフォーマット'を利用する場合には、'M'にチェックをつけ、入力中の自動置き換えを利用するときには、'T'を利用します。置換を行なうには、'置換リストを使う'のチェックボックスをチェックする必要があります。変更を適用するときには、'OK'ボタンをクリックします。 オートフォーマットを利用するには、あらかじめ置き換えを行ないたい文字列を入力した後、'書式'>'オートフォーマット'>'適用'を利用します。自動置き換えを利用したいときには、'書式'>'オートフォーマット'>'入力時'にチェックがついた状態で、置き換えを行ないたい文字列を入力し、EnterキーかSpaceキーを押します。 [[Category:OpenOffice.org Writer]]
null
2008-11-21T10:45:28Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Writer_%E6%96%87%E5%AD%97%E5%88%97%E3%81%AE%E6%93%8D%E4%BD%9C
3,602
OpenOffice.org Writer 段落の操作
OpenOffice.org Writer > 段落の操作 ここでは段落ごとの操作を述べます。文書のレイアウトを定める重要な操作が多く含まれています。 段落の配置には'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'などがあります。これらはそれぞれ段落を文書の左に寄せたり、右に寄せたりします。段落の配置を設定するにはカーソルを配置を設定したい段落のどこかに動かします。段落の配置にもいくつかの方法があります。 ツールバーを用いる方法では、それぞれ'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'というアイコンを用います。一方、'書式'>'段落'の方法では、'書式'>'段落'を選択し、段落の設定のためのウィンドウを開きます。ここで、'配置'タブを選択し、'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'のいずれかを選択します。 箇条書きと段落番号を用いることが出来ます。箇条書きの数字の形式や段落番号のマーカの種類はいくつかの中から選択することが出来ます。 箇条書きや段落番号を用いるには、ツールバーを用いた方法と'書式'>'箇条書きと段落番号'を用いる方法があります。 ツールバーを用いる場合には、 ツールバー中の'箇条書きオン/オフのボタン'や'段落番号オン/オフ'のボタンを用います。このボタンを用いると、カーソルの位置にマーカが挿入されます。マーカの後に必要な内容を書きこみ、Enterキーを押すことで、2行目以降の内容も箇条書きの形で入力できるようになります。箇条書きを終えるときには、マーカの後に何もおかずに、Enterキーを押すと箇条書きを終えることが出来ます。 '書式'>'箇条書きと段落番号'を用いるとより複雑な設定ができるようになります。'書式'>'箇条書きと段落番号'を選択するとそれらを設定するためのウィンドウが開かれます。ここで、必要な形式を選んで'OK'を押すことで箇条書きや段落番号を挿入することが出来ます。 文字の間や行の間の間隔を調整することが出来ます。 まず、文字の間の間隔について述べます。文字の間の間隔を調整するときには、調整したい文字を選択し、'書式'>'文字'を選択します。ここで、'位置'タブを選び、'文字間隔'を'標準'から、目的に応じて'広くする'か'狭くする'に変更します。変更が終わったら'OK'を選び決定します。 次に、段落間の間隔の設定の仕方について述べます。段落間の間隔を設定するには、カーソルを間隔を変更したい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'インデントと行間隔タブ'を選択し、'間隔'の部分で、'段落の上'と'段落の下'の値を設定します。設定が終わったらOKを選ぶと設定が完了します。 最後に、段落内での行間の変更方法について述べます。まず、行間を変更したい段落にカーソルを移動し、'書式'>'段落'を選びます。'インデントと行間隔タブ'を選択し、'行間'の部分で、'固定'を選びます。その他にもいくつかの値が定められているので、それらの値が適当なときには既に定められている値を使ってもよいでしょう。'固定'を選ぶと、行間を定めるボタンが使えるようになるので、そちらを用いて値を定めることが出来ます。 罫線や網掛けを用いて、段落に対する修飾を行なうことが出来ます。 段落に対して罫線を定めるときには、カーソルを罫線をつけたい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。次に、表示されたウィンドウで'外枠'タブを選び、'線を引く位置'から実際に罫線を入れたい場所を選びます。同じタブ内の'線'を用いると、線の太さや色を定めることも出来ます。 次に、網掛けの使い方について述べます。網掛けを使うときにもカーソルを対応する段落上に動かし、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'背景'タブを選び、背景の色を設定します。 インデントとは、文字や段落の左右をつめて、見映えを整える機能のことです。インデントには、左インデント、右インデント、字下げ、ぶら下げなどの設定項目があります。 インデントを設定するために、カーソルを罫線をつけたい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'インデントと行間隔'タブを選び、'インデント'と書かれた部分に注目します。ここには、テキストの前、テキストの後、最初の行という設定項目があります。これらの項目は、それぞれ左インデント、右インデント、字下げに対応します。インデントを設定するためにそれぞれに対して適当な数値を設定し、'OK'ボタンで決定します。 w:タブとは、文字の位置を揃えるために用いられる機能です。タブは通常でもTabキー(タブキー)を用いて挿入することができます。しかし、Writerの機能でタブが設定された段落では、タブキーの動作が変化します。 タブを用いるときには、タブを設定したい段落にカーソルを動かした上で、文書の上のルーラをクリックします。すると、ルーラ中にタブが設定されます。ルーラの中でクリックした位置にタブが設定されるので、クリックする位置が重要になります。 タブを設定した後、段落中でTabキーを押すと、タブを設定した位置までカーソルが移動します。これを利用して文の位置を適当な位置に揃えることが出来ます。 タブには、'中央揃え'、'小数点揃え'、'左揃え'、'右揃え' 等の種類があり、それぞれタブと文書の位置関係を指定することが出来ます。これを設定するためには、ルーラの左にあるアイコンをクリックします。クリックするごとにタブの種類が変化するので、適切なタブを選択して下さい。 タブには、そこにタブがあることを示すリーダーを設定することが出来ます。リーダーを設定するには、 '書式'>'段落'で開かれるウィンドウの'タブ'タブを選択します。ここでは、タブの位置を詳細に設定したり、タブの種類を選択したりすることも出来ます。 タブのリーダーを選択するには、'タブ'タブ内の'リーダー'で適当な図形を選びます。ここで、'OK'を選ぶと、タブにリーダーが設定されます。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Writer > 段落の操作", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは段落ごとの操作を述べます。文書のレイアウトを定める重要な操作が多く含まれています。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "段落の配置には'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'などがあります。これらはそれぞれ段落を文書の左に寄せたり、右に寄せたりします。段落の配置を設定するにはカーソルを配置を設定したい段落のどこかに動かします。段落の配置にもいくつかの方法があります。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ツールバーを用いる方法では、それぞれ'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'というアイコンを用います。一方、'書式'>'段落'の方法では、'書式'>'段落'を選択し、段落の設定のためのウィンドウを開きます。ここで、'配置'タブを選択し、'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'のいずれかを選択します。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "箇条書きと段落番号を用いることが出来ます。箇条書きの数字の形式や段落番号のマーカの種類はいくつかの中から選択することが出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "箇条書きや段落番号を用いるには、ツールバーを用いた方法と'書式'>'箇条書きと段落番号'を用いる方法があります。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ツールバーを用いる場合には、 ツールバー中の'箇条書きオン/オフのボタン'や'段落番号オン/オフ'のボタンを用います。このボタンを用いると、カーソルの位置にマーカが挿入されます。マーカの後に必要な内容を書きこみ、Enterキーを押すことで、2行目以降の内容も箇条書きの形で入力できるようになります。箇条書きを終えるときには、マーカの後に何もおかずに、Enterキーを押すと箇条書きを終えることが出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "'書式'>'箇条書きと段落番号'を用いるとより複雑な設定ができるようになります。'書式'>'箇条書きと段落番号'を選択するとそれらを設定するためのウィンドウが開かれます。ここで、必要な形式を選んで'OK'を押すことで箇条書きや段落番号を挿入することが出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "文字の間や行の間の間隔を調整することが出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "まず、文字の間の間隔について述べます。文字の間の間隔を調整するときには、調整したい文字を選択し、'書式'>'文字'を選択します。ここで、'位置'タブを選び、'文字間隔'を'標準'から、目的に応じて'広くする'か'狭くする'に変更します。変更が終わったら'OK'を選び決定します。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "次に、段落間の間隔の設定の仕方について述べます。段落間の間隔を設定するには、カーソルを間隔を変更したい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'インデントと行間隔タブ'を選択し、'間隔'の部分で、'段落の上'と'段落の下'の値を設定します。設定が終わったらOKを選ぶと設定が完了します。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "最後に、段落内での行間の変更方法について述べます。まず、行間を変更したい段落にカーソルを移動し、'書式'>'段落'を選びます。'インデントと行間隔タブ'を選択し、'行間'の部分で、'固定'を選びます。その他にもいくつかの値が定められているので、それらの値が適当なときには既に定められている値を使ってもよいでしょう。'固定'を選ぶと、行間を定めるボタンが使えるようになるので、そちらを用いて値を定めることが出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "罫線や網掛けを用いて、段落に対する修飾を行なうことが出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "段落に対して罫線を定めるときには、カーソルを罫線をつけたい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。次に、表示されたウィンドウで'外枠'タブを選び、'線を引く位置'から実際に罫線を入れたい場所を選びます。同じタブ内の'線'を用いると、線の太さや色を定めることも出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "次に、網掛けの使い方について述べます。網掛けを使うときにもカーソルを対応する段落上に動かし、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'背景'タブを選び、背景の色を設定します。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "インデントとは、文字や段落の左右をつめて、見映えを整える機能のことです。インデントには、左インデント、右インデント、字下げ、ぶら下げなどの設定項目があります。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "インデントを設定するために、カーソルを罫線をつけたい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'インデントと行間隔'タブを選び、'インデント'と書かれた部分に注目します。ここには、テキストの前、テキストの後、最初の行という設定項目があります。これらの項目は、それぞれ左インデント、右インデント、字下げに対応します。インデントを設定するためにそれぞれに対して適当な数値を設定し、'OK'ボタンで決定します。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "w:タブとは、文字の位置を揃えるために用いられる機能です。タブは通常でもTabキー(タブキー)を用いて挿入することができます。しかし、Writerの機能でタブが設定された段落では、タブキーの動作が変化します。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "タブを用いるときには、タブを設定したい段落にカーソルを動かした上で、文書の上のルーラをクリックします。すると、ルーラ中にタブが設定されます。ルーラの中でクリックした位置にタブが設定されるので、クリックする位置が重要になります。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "タブを設定した後、段落中でTabキーを押すと、タブを設定した位置までカーソルが移動します。これを利用して文の位置を適当な位置に揃えることが出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "タブには、'中央揃え'、'小数点揃え'、'左揃え'、'右揃え' 等の種類があり、それぞれタブと文書の位置関係を指定することが出来ます。これを設定するためには、ルーラの左にあるアイコンをクリックします。クリックするごとにタブの種類が変化するので、適切なタブを選択して下さい。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "タブには、そこにタブがあることを示すリーダーを設定することが出来ます。リーダーを設定するには、 '書式'>'段落'で開かれるウィンドウの'タブ'タブを選択します。ここでは、タブの位置を詳細に設定したり、タブの種類を選択したりすることも出来ます。", "title": "段落の操作" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "タブのリーダーを選択するには、'タブ'タブ内の'リーダー'で適当な図形を選びます。ここで、'OK'を選ぶと、タブにリーダーが設定されます。", "title": "段落の操作" } ]
OpenOffice.org Writer > 段落の操作
<small> [[OpenOffice.org Writer]] > 段落の操作</small> ---- ==段落の操作== ここでは段落ごとの操作を述べます。文書のレイアウトを定める重要な操作が多く含まれています。 ===段落の配置=== 段落の配置には'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'などがあります。これらはそれぞれ段落を文書の左に寄せたり、右に寄せたりします。段落の配置を設定するにはカーソルを配置を設定したい段落のどこかに動かします。段落の配置にもいくつかの方法があります。 #ツールバーを用いる方法 #'書式'>'段落'を用いる方法 ツールバーを用いる方法では、それぞれ'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'というアイコンを用います。一方、'書式'>'段落'の方法では、'書式'>'段落'を選択し、段落の設定のためのウィンドウを開きます。ここで、'配置'タブを選択し、'中央揃え'、'左端揃え'、'右端揃え'のいずれかを選択します。 ===箇条書きと段落番号の追加=== 箇条書きと段落番号を用いることが出来ます。箇条書きの数字の形式や段落番号のマーカの種類はいくつかの中から選択することが出来ます。 箇条書きや段落番号を用いるには、ツールバーを用いた方法と'書式'>'箇条書きと段落番号'を用いる方法があります。 ツールバーを用いる場合には、 ツールバー中の'箇条書きオン/オフのボタン'や'段落番号オン/オフ'のボタンを用います。このボタンを用いると、カーソルの位置にマーカが挿入されます。マーカの後に必要な内容を書きこみ、Enterキーを押すことで、2行目以降の内容も箇条書きの形で入力できるようになります。箇条書きを終えるときには、マーカの後に何もおかずに、Enterキーを押すと箇条書きを終えることが出来ます。 '書式'>'箇条書きと段落番号'を用いるとより複雑な設定ができるようになります。'書式'>'箇条書きと段落番号'を選択するとそれらを設定するためのウィンドウが開かれます。ここで、必要な形式を選んで'OK'を押すことで箇条書きや段落番号を挿入することが出来ます。 ===文字間、行間、段落間の間隔の設定=== 文字の間や行の間の間隔を調整することが出来ます。 まず、文字の間の間隔について述べます。文字の間の間隔を調整するときには、調整したい文字を選択し、'書式'>'文字'を選択します。ここで、'位置'タブを選び、'文字間隔'を'標準'から、目的に応じて'広くする'か'狭くする'に変更します。変更が終わったら'OK'を選び決定します。 次に、段落間の間隔の設定の仕方について述べます。段落間の間隔を設定するには、カーソルを間隔を変更したい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'インデントと行間隔タブ'を選択し、'間隔'の部分で、'段落の上'と'段落の下'の値を設定します。設定が終わったらOKを選ぶと設定が完了します。 最後に、段落内での行間の変更方法について述べます。まず、行間を変更したい段落にカーソルを移動し、'書式'>'段落'を選びます。'インデントと行間隔タブ'を選択し、'行間'の部分で、'固定'を選びます。その他にもいくつかの値が定められているので、それらの値が適当なときには既に定められている値を使ってもよいでしょう。'固定'を選ぶと、行間を定めるボタンが使えるようになるので、そちらを用いて値を定めることが出来ます。 ===段落への罫線と網掛けの使用=== 罫線や網掛けを用いて、段落に対する修飾を行なうことが出来ます。 段落に対して罫線を定めるときには、カーソルを罫線をつけたい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。次に、表示されたウィンドウで'外枠'タブを選び、'線を引く位置'から実際に罫線を入れたい場所を選びます。同じタブ内の'線'を用いると、線の太さや色を定めることも出来ます。 次に、網掛けの使い方について述べます。網掛けを使うときにもカーソルを対応する段落上に動かし、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'背景'タブを選び、背景の色を設定します。 ===インデントオプションの使用=== インデントとは、文字や段落の左右をつめて、見映えを整える機能のことです。インデントには、左インデント、右インデント、字下げ、ぶら下げなどの設定項目があります。 <!-- ぶら下げ 上の行と比べて下の行を字下げすること。 --> インデントを設定するために、カーソルを罫線をつけたい段落上に持って行き、'書式'>'段落'を選びます。ここで、'インデントと行間隔'タブを選び、'インデント'と書かれた部分に注目します。ここには、テキストの前、テキストの後、最初の行という設定項目があります。これらの項目は、それぞれ左インデント、右インデント、字下げに対応します。インデントを設定するためにそれぞれに対して適当な数値を設定し、'OK'ボタンで決定します。 ===タブの使用=== <!-- 原文では、 タブとリーダコマンドの使用 ('中央揃え'、'小数点揃え'、'左揃え'、'右揃え') --> [[w:タブ]]とは、文字の位置を揃えるために用いられる機能です。タブは通常でもTabキー(タブキー)を用いて挿入することができます。しかし、Writerの機能でタブが設定された段落では、タブキーの動作が変化します。 タブを用いるときには、タブを設定したい段落にカーソルを動かした上で、文書の上のルーラをクリックします。すると、ルーラ中にタブが設定されます。ルーラの中でクリックした位置にタブが設定されるので、クリックする位置が重要になります。 タブを設定した後、段落中でTabキーを押すと、タブを設定した位置までカーソルが移動します。これを利用して文の位置を適当な位置に揃えることが出来ます。 タブには、'中央揃え'、'小数点揃え'、'左揃え'、'右揃え' 等の種類があり、それぞれタブと文書の位置関係を指定することが出来ます。これを設定するためには、ルーラの左にあるアイコンをクリックします。クリックするごとにタブの種類が変化するので、適切なタブを選択して下さい。 ===アウトライン形式のリストの作成=== ===リーダーつきのタブの設定=== タブには、そこにタブがあることを示すリーダーを設定することが出来ます。リーダーを設定するには、 '書式'>'段落'で開かれるウィンドウの'タブ'タブを選択します。ここでは、タブの位置を詳細に設定したり、タブの種類を選択したりすることも出来ます。 タブのリーダーを選択するには、'タブ'タブ内の'リーダー'で適当な図形を選びます。ここで、'OK'を選ぶと、タブにリーダーが設定されます。 [[Category:OpenOffice.org Writer]]
null
2007-08-27T10:00:17Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Writer_%E6%AE%B5%E8%90%BD%E3%81%AE%E6%93%8D%E4%BD%9C
3,604
OpenOffice.org Writer 文書の操作
OpenOffice.org Writer > 文書の操作 ここでは、文書の操作について述べます。あらゆる文書で共通に含まれる操作が多く扱われます。 文書の印刷を行なうには、w:プリンタが必要です。プリンタの設定はこの文書の範囲を超えているので別の書籍等を参考にして下さい。ここでは、既にプリンタの設定が済んでいるものとして、文書を印刷する方法について述べます。 文書を印刷するときには、'ファイル'>'印刷'を用います。このとき、印刷のためのウィンドウが表示されるので、'OK'を選んで印刷します。印刷のためのウィンドウはCtrl+pでも開くことができます。 印刷プレビューとは、実際に印刷される内容を画面上で表示する機能です。編集画面では、実際には印刷されないw:編集記号が置かれて、印刷内容と異なった内容が表示される場合があります。そのため、印刷プレビューを用いた確認が必要となるわけです。 印刷プレビューを用いるには、'ファイル'>'印刷プレビュー'を選択します。これによって、文書の内容が表示されます。印刷プレビューを閉じたいときには、ツールバー内の'印刷プレビューを閉じる'ボタンをクリックします。 OpenOfficeには、対応する機能は存在しません。 文書の中では、キーボードやマウスを用いて移動することができます。しかし、非常に大きな文書を扱うときに は、そのような移動手段では移動に時間がかかることがあります。 OpenOfficeでは、'ナビゲータ'という機能を用いてページ間の移動を行なうことが出来ます。ナビゲータはいくつかの機能をもっていますが、ここではページ間の移動だけを扱います。 ナビゲータ機能は、'編集'>'ナビゲータ'を選択し、'ナビゲータ'ウィンドウを開きます。ウィンドウには、'前のページ'、'次のページ'というアイコンが存在し、それらを用いることで、ページ間の移動ができます。 ページが変わったときに自動的に値が変化するページ番号フィールドを挿入することが出来ます。ページ番号は、w:フッターとして挿入されることが多いフィールドです。フッターの使い方については後に述べます。 ページ番号は、'挿入'>'フィールド'から挿入できます。'挿入'>'フィールド'のサブメニューには、'ページ番号'という項目があるので、それを選ぶことで、フィールドを挿入できます。 用紙を縦に用いて印刷する場合と、横に用いて印刷する場合があります。縦置きと横置きのどちらを用いるかを設定するには、'書式'>'ページ'を用います。'書式'>'ページ'を選択すると、ページを設定するためのウィンドウが開きます。ここで、'ページ'タブを選択し、'用紙サイズ'の中の'配置'で縦と横を選ぶことが出来ます。 ページのw:余白を設定することが出来ます。文書の余白を設定するには、'書式'>'ページ'を用います。ここで、'ページ'タブを選び、余白中の左、右、上、下の値を動かして、余白を設定します。 既にページ番号を挿入する方法を見ました。しかし、ページ番号には他にも機能があります。例えば、いくつかの種類のページ番号の中から適当なものを選んで用いることができます。 w:既定のものと異なったページ番号を挿入するには、'挿入'>'フィールド'のサブメニューで'その他'を選択します。この時、フィールドを選択するウィンドウが表示されるので、ドキュメント'タブを選び、'フィールドタイプ'の'ページ'を選び、続いて'選択'の'ページ番号'を選びます。この時、'書式'に様々なページ番号が現われるので、適当なものを選び、'挿入'ボタンをクリックします。 既に挿入したフィールドを編集するには、'編集'>'フィールド'を選択します。 この時、カーソルが変更したいフィールドの前に来ている必要があります。カーソルが外れているとメニューが表示されないので注意して下さい。'編集'>'フィールド'をクリックすると、先ほどと似たウィンドウが現われるので、矢印のアイコンを用いて変更したいフィールドを選びます。最後に変更したいフィールドについて適当な形式を選んで'OK'を選ぶと、フィールドが変更されます。 w:ヘッダーとw:フッターはそれぞれ、文書の各ページの最初と最後につく情報のことです。ヘッダーは各ページに共通の見出しとしてよく用いられ、フッターはページ番号などを書く欄としてしばしば用いられます。 ヘッダーとフッターはそれぞれ、'挿入'>'ヘッダ'と'挿入'>'フッタ'を用いて挿入することが出来ます。また、'書式'>'ページ'内の'ヘッダ'タブと'フッタ'タブを用いてもヘッダーとフッターを用いることが出来ます。'書式'>'ページ'では、ヘッダーやフッターの詳細な位置や、外枠、背景色などを定めることが出来ます。 日本語の文章を縦書きにすることができます。縦書きを用いるときには、'書式'>'ページ'でウィンドウを開き、'ページ'タブの'文字の方向'から、'右から左へ(縦書き)'を選びます。 w:段組みとは文章を何段かに分けるレイアウトを作成する機能です。段組みを用いるには、'書式'>'段組み'を用いて段組みの設定のためのウィンドウを開きます。このウィンドウの内容は、'書式'>'ページ'で開かれるウィンドウの'段組み'タブの内容と同じです。 開いたウィンドウの、'プリセット'内にある'段数'の中の数値を変更することで文書の段組みを変更することが出来ます。このウィンドウ内では、他にも'幅と間隔'、'境界線'などの項目があり、これらを変更することで、段組みの詳細を変更することが出来ます。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Writer > 文書の操作", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、文書の操作について述べます。あらゆる文書で共通に含まれる操作が多く扱われます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "文書の印刷を行なうには、w:プリンタが必要です。プリンタの設定はこの文書の範囲を超えているので別の書籍等を参考にして下さい。ここでは、既にプリンタの設定が済んでいるものとして、文書を印刷する方法について述べます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "文書を印刷するときには、'ファイル'>'印刷'を用います。このとき、印刷のためのウィンドウが表示されるので、'OK'を選んで印刷します。印刷のためのウィンドウはCtrl+pでも開くことができます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "印刷プレビューとは、実際に印刷される内容を画面上で表示する機能です。編集画面では、実際には印刷されないw:編集記号が置かれて、印刷内容と異なった内容が表示される場合があります。そのため、印刷プレビューを用いた確認が必要となるわけです。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "印刷プレビューを用いるには、'ファイル'>'印刷プレビュー'を選択します。これによって、文書の内容が表示されます。印刷プレビューを閉じたいときには、ツールバー内の'印刷プレビューを閉じる'ボタンをクリックします。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "OpenOfficeには、対応する機能は存在しません。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "文書の中では、キーボードやマウスを用いて移動することができます。しかし、非常に大きな文書を扱うときに は、そのような移動手段では移動に時間がかかることがあります。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "OpenOfficeでは、'ナビゲータ'という機能を用いてページ間の移動を行なうことが出来ます。ナビゲータはいくつかの機能をもっていますが、ここではページ間の移動だけを扱います。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ナビゲータ機能は、'編集'>'ナビゲータ'を選択し、'ナビゲータ'ウィンドウを開きます。ウィンドウには、'前のページ'、'次のページ'というアイコンが存在し、それらを用いることで、ページ間の移動ができます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "ページが変わったときに自動的に値が変化するページ番号フィールドを挿入することが出来ます。ページ番号は、w:フッターとして挿入されることが多いフィールドです。フッターの使い方については後に述べます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ページ番号は、'挿入'>'フィールド'から挿入できます。'挿入'>'フィールド'のサブメニューには、'ページ番号'という項目があるので、それを選ぶことで、フィールドを挿入できます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "用紙を縦に用いて印刷する場合と、横に用いて印刷する場合があります。縦置きと横置きのどちらを用いるかを設定するには、'書式'>'ページ'を用います。'書式'>'ページ'を選択すると、ページを設定するためのウィンドウが開きます。ここで、'ページ'タブを選択し、'用紙サイズ'の中の'配置'で縦と横を選ぶことが出来ます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "ページのw:余白を設定することが出来ます。文書の余白を設定するには、'書式'>'ページ'を用います。ここで、'ページ'タブを選び、余白中の左、右、上、下の値を動かして、余白を設定します。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "既にページ番号を挿入する方法を見ました。しかし、ページ番号には他にも機能があります。例えば、いくつかの種類のページ番号の中から適当なものを選んで用いることができます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "w:既定のものと異なったページ番号を挿入するには、'挿入'>'フィールド'のサブメニューで'その他'を選択します。この時、フィールドを選択するウィンドウが表示されるので、ドキュメント'タブを選び、'フィールドタイプ'の'ページ'を選び、続いて'選択'の'ページ番号'を選びます。この時、'書式'に様々なページ番号が現われるので、適当なものを選び、'挿入'ボタンをクリックします。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "既に挿入したフィールドを編集するには、'編集'>'フィールド'を選択します。 この時、カーソルが変更したいフィールドの前に来ている必要があります。カーソルが外れているとメニューが表示されないので注意して下さい。'編集'>'フィールド'をクリックすると、先ほどと似たウィンドウが現われるので、矢印のアイコンを用いて変更したいフィールドを選びます。最後に変更したいフィールドについて適当な形式を選んで'OK'を選ぶと、フィールドが変更されます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "w:ヘッダーとw:フッターはそれぞれ、文書の各ページの最初と最後につく情報のことです。ヘッダーは各ページに共通の見出しとしてよく用いられ、フッターはページ番号などを書く欄としてしばしば用いられます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "ヘッダーとフッターはそれぞれ、'挿入'>'ヘッダ'と'挿入'>'フッタ'を用いて挿入することが出来ます。また、'書式'>'ページ'内の'ヘッダ'タブと'フッタ'タブを用いてもヘッダーとフッターを用いることが出来ます。'書式'>'ページ'では、ヘッダーやフッターの詳細な位置や、外枠、背景色などを定めることが出来ます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "日本語の文章を縦書きにすることができます。縦書きを用いるときには、'書式'>'ページ'でウィンドウを開き、'ページ'タブの'文字の方向'から、'右から左へ(縦書き)'を選びます。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "w:段組みとは文章を何段かに分けるレイアウトを作成する機能です。段組みを用いるには、'書式'>'段組み'を用いて段組みの設定のためのウィンドウを開きます。このウィンドウの内容は、'書式'>'ページ'で開かれるウィンドウの'段組み'タブの内容と同じです。", "title": "文書の操作" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "開いたウィンドウの、'プリセット'内にある'段数'の中の数値を変更することで文書の段組みを変更することが出来ます。このウィンドウ内では、他にも'幅と間隔'、'境界線'などの項目があり、これらを変更することで、段組みの詳細を変更することが出来ます。", "title": "文書の操作" } ]
OpenOffice.org Writer > 文書の操作
<small> [[OpenOffice.org Writer]] > 文書の操作</small> ---- ==文書の操作== ここでは、文書の操作について述べます。あらゆる文書で共通に含まれる操作が多く扱われます。 ===文書の印刷=== 文書の印刷を行なうには、[[w:プリンタ]]が必要です。プリンタの設定はこの文書の範囲を超えているので別の書籍等を参考にして下さい。ここでは、既にプリンタの設定が済んでいるものとして、文書を印刷する方法について述べます。 文書を印刷するときには、'ファイル'>'印刷'を用います。このとき、印刷のためのウィンドウが表示されるので、'OK'を選んで印刷します。印刷のためのウィンドウはCtrl+pでも開くことができます。 ==='印刷プレビュー'の使用=== 印刷プレビューとは、実際に印刷される内容を画面上で表示する機能です。編集画面では、実際には印刷されない[[w:編集記号]]が置かれて、印刷内容と異なった内容が表示される場合があります。そのため、印刷プレビューを用いた確認が必要となるわけです。 印刷プレビューを用いるには、'ファイル'>'印刷プレビュー'を選択します。これによって、文書の内容が表示されます。印刷プレビューを閉じたいときには、ツールバー内の'印刷プレビューを閉じる'ボタンをクリックします。 ==='ブラウザでプレビュー'の使用=== <!-- 多分対応する機能がないためコメントアウト。 --> OpenOfficeには、対応する機能は存在しません。 ===文書内の移動=== 文書の中では、キーボードやマウスを用いて移動することができます。しかし、非常に大きな文書を扱うときに は、そのような移動手段では移動に時間がかかることがあります。 OpenOfficeでは、'ナビゲータ'という機能を用いてページ間の移動を行なうことが出来ます。ナビゲータはいくつかの機能をもっていますが、ここではページ間の移動だけを扱います。 ナビゲータ機能は、'編集'>'ナビゲータ'を選択し、'ナビゲータ'ウィンドウを開きます。ウィンドウには、'前のページ'、'次のページ'というアイコンが存在し、それらを用いることで、ページ間の移動ができます。 ===ページ番号の挿入=== ページが変わったときに自動的に値が変化するページ番号フィールドを挿入することが出来ます。ページ番号は、[[w:フッター]]として挿入されることが多いフィールドです。フッターの使い方については後に述べます。 ページ番号は、'挿入'>'フィールド'から挿入できます。'挿入'>'フィールド'のサブメニューには、'ページ番号'という項目があるので、それを選ぶことで、フィールドを挿入できます。 ===印刷の向きの設定=== 用紙を縦に用いて印刷する場合と、横に用いて印刷する場合があります。縦置きと横置きのどちらを用いるかを設定するには、'書式'>'ページ'を用います。'書式'>'ページ'を選択すると、ページを設定するためのウィンドウが開きます。ここで、'ページ'タブを選択し、'用紙サイズ'の中の'配置'で縦と横を選ぶことが出来ます。 ===余白の設定=== ページの[[w:余白]]を設定することが出来ます。文書の余白を設定するには、'書式'>'ページ'を用います。ここで、'ページ'タブを選び、余白中の左、右、上、下の値を動かして、余白を設定します。 ===ジャンプを使って文書中で指定した項目を見つける操作=== <!-- ナビゲータを使用 --> ===ページ番号の作成と編集=== 既にページ番号を挿入する方法を見ました。しかし、ページ番号には他にも機能があります。例えば、いくつかの種類のページ番号の中から適当なものを選んで用いることができます。 [[w:既定]]のものと異なったページ番号を挿入するには、'挿入'>'フィールド'のサブメニューで'その他'を選択します。この時、フィールドを選択するウィンドウが表示されるので、ドキュメント'タブを選び、'フィールドタイプ'の'ページ'を選び、続いて'選択'の'ページ番号'を選びます。この時、'書式'に様々なページ番号が現われるので、適当なものを選び、'挿入'ボタンをクリックします。 既に挿入したフィールドを編集するには、'編集'>'フィールド'を選択します。 <!-- フィールドを[[w:右クリック]]します。この時、いくつかの項目を含んだメニューが表示されるので、その中からフィールドを選択します。 右クリックよりメニューから選んだ方が統一的に扱えるため。 --> この時、カーソルが変更したいフィールドの前に来ている必要があります。カーソルが外れているとメニューが表示されないので注意して下さい。'編集'>'フィールド'をクリックすると、先ほどと似たウィンドウが現われるので、矢印のアイコンを用いて変更したいフィールドを選びます。最後に変更したいフィールドについて適当な形式を選んで'OK'を選ぶと、フィールドが変更されます。 ===ヘッダーとフッターの作成と編集=== [[w:ヘッダー]]と[[w:フッター]]はそれぞれ、文書の各ページの最初と最後につく情報のことです。ヘッダーは各ページに共通の見出しとしてよく用いられ、フッターはページ番号などを書く欄としてしばしば用いられます。 ヘッダーとフッターはそれぞれ、'挿入'>'ヘッダ'と'挿入'>'フッタ'を用いて挿入することが出来ます。また、'書式'>'ページ'内の'ヘッダ'タブと'フッタ'タブを用いてもヘッダーとフッターを用いることが出来ます。'書式'>'ページ'では、ヘッダーやフッターの詳細な位置や、外枠、背景色などを定めることが出来ます。 ===テキストを垂直方向に配置する操作=== 日本語の文章を縦書きにすることができます。縦書きを用いるときには、'書式'>'ページ'でウィンドウを開き、'ページ'タブの'文字の方向'から、'右から左へ(縦書き)'を選びます。 ===段組みの適用と編集=== [[w:段組み]]とは文章を何段かに分けるレイアウトを作成する機能です。段組みを用いるには、'書式'>'段組み'を用いて段組みの設定のためのウィンドウを開きます。このウィンドウの内容は、'書式'>'ページ'で開かれるウィンドウの'段組み'タブの内容と同じです。 開いたウィンドウの、'プリセット'内にある'段数'の中の数値を変更することで文書の段組みを変更することが出来ます。このウィンドウ内では、他にも'幅と間隔'、'境界線'などの項目があり、これらを変更することで、段組みの詳細を変更することが出来ます。 ===宛名ラベルの準備と印刷=== <!-- もう少し調べる必要あり。 --> ==='スタイル'の適用=== <!-- 'スタイル'はOpenOfficeの'スタイル'と似た機能だろうか? --> ===セクションごとに異なる書式=== ===クリックアンドタイプの使用=== <!-- 特定の場所にカーソルがあるとき、特殊な入力が出来る機能。 ?? --> [[Category:OpenOffice.org Writer]]
null
2019-10-04T06:53:08Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Writer_%E6%96%87%E6%9B%B8%E3%81%AE%E6%93%8D%E4%BD%9C
3,605
OpenOffice.org Writer ファイルの操作
OpenOffice.org Writer > ファイルの操作 ここでは、OpenOffice Writerで作成した文書をファイルとして扱う方法について述べます。ファイルの扱いはw:OSによって多少変化しますが、ここでは共通の操作についてだけ扱います。 w:保存とは、作成した文書をコンピュータ内のデータとして取っておく作業のことです。作成した文書に対する変更はこまめに保存するようにした方がよいでしょう。仮にソフトのw:バグや利用者の誤操作、またはw:ウイルスなどの活動によってOpenOfficeが突然終了することがありえます。不測の事態に備えて、文書の保存はこまめにおこないましょう。 文書の保存は'ファイル'>'保存'を用いて行ないます。文書を初めて保存するときには、文書の名称と文書の保存場所を定めるウィンドウが開きます。このウィンドウはショートカットキーCtrl+sを押すことでも開くことが出来ます。 このウィンドウでは、w:フォルダのw:アイコンをw:ダブルクリックすることで、フォルダに移動することができます。また、右上のアイコンをクリックすることで上のフォルダに移動することが出来ます。 文書を保存したいフォルダに移動したら、文書の名前を対応する欄に入力し、'保存'ボタンをクリックします。これで、文書の保存が完了します。 既に保存場所が決まっている文書で'ファイル'>'保存'を用いると、文書が上書き保存されます。また、Ctrl+sを用いても上書き保存が行なわれます。作業が無駄になることを避けるため、文書を変更したらこまめに上書き保存を行ないましょう。 保存したファイルの編集を始めることをファイルを'開く'といいます。ファイルを開くには、'ファイル'>'開く'を用います。これは、ショートカットキーCtrl+oを使っても同じことになります。ここでも先ほどと似たウィンドウが開くので、保存したファイルがあるフォルダに移動します。開きたいファイルをクリックして、ファイルを選択し、'開く'ボタンを押します。 開かれたファイルは一度保存されたファイルと同じ扱いになるため、'ファイル'>'保存'は、上書き保存になります。ファイルに対する変更はこまめに保存しましょう。 '名前をつけて保存'は、既に保存された内容を別のファイルに保存するために用いられます。この機能は、ファイルに対するある変更を取っておくためなどに用いられます。この機能は、よほど気を付けてつかわないと上書きしてはいけないファイルに上書きしてしまいがちなので、注意しましょう。 '名前をつけて保存'を用いるときには、'ファイル'>'名前を付けて保存'を用います。保存に用いるウィンドウは'ファイル'>'保存'のものと同じです。 '開く'や'保存'で開かれるウィンドウでは新しいw:フォルダを作ることが出来ます。フォルダは、複数のファイルを性質ごとに分けて保存したいときに用います。フォルダはw:OSによっては、w:ディレクトリと呼ばれます。これらはどちらも同じ意味です。 '開く'や'保存'で開かれるウィンドウで、右上のアイコンをクリックすると、現在開かれているフォルダ内に新しいフォルダが作られます。作られたフォルダの名前をクリックすることでフォルダに名前を付けることが出来ます。わかりやすい名前をつけるとファイルを探しやすくなります。 w:ウィザードは、複雑な文書をあらかじめ開発者が作成し、利用者がそれを用いて複雑な文書を手軽に作成できるようにする機能です。特に、定型的なビジネス文書では、このやり方が有効になります。 ウィザードは各種用意されていますが、それぞれについての説明はしません。 ウィザードを用いるときには、'ファイル'>'ウィザード'内のサブメニューを利用します。 w:テンプレートはよく使われる内容をまとめておき、それをw:ひな型として新規文書を作成する操作です。通常のw:インストール設定では、あまり多くのテンプレートはインストールされません。そのため、各種文書のためのテンプレートを利用する場合には、自作する、各種サイトからw:ダウンロードするという手順をふむ必要があります。もちろん情況が許せば、専門家に依頼し、(おそらく)有料でテンプレートを作成してもらうのが確実な方法です。 テンプレートを利用して新規文書を作成するには、'ファイル'>'新規作成'から、'テンプレートとドキュメント'を使います。 Writerでは、文書中にw:ハイパーリンクを埋めこむことが出来ます。ハイパーリンクとは、w:URLなどのデータを文章や画像に設定し、設定した文章や画像をクリックすることで、(既定の)w:ブラウザを用いて設定してあるURLが閲覧できるようにする機能です。ハイパーリンクは、単にw:リンクとも呼ばれます。リンク、URLなどの詳細は、高等学校情報Cを参照して下さい。 実際には文書中にURLだけを書きこみ、それを用いて、利用者にインターネットを利用するようしむけるだけでも事が足りることがあります。しかし、大量のURLにアクセスする必要があるときには、文書中にハイパーリンク機能を用いることは有用です。 ハイパーリンクを用いるときには、ツールバー中の'ハイパーリンク'アイコンをクリックするか、'編集'>'ハイパーリンク'を選択します。この時、ハイパーリンクを設定するためのウィンドウが開きます。 リンクを用いるときには、ウィンドウ内の'ターゲット'にリンク先のURLを書きこみ、'適用'ボタンをクリックします。このとき、文字が選択されていれば、リンクは文字に対して設定されます。一方、何も選択されていない時には、URLが文書中に挿入され、その文字に対して、リンクが設定されます。 Officeアシスタントは、便利な機能があるときにそれを知らせるために現われるウィンドウのことを指します。 w:電子メールは、他のコンピュータに向けて、Office文書を含めた様々な情報を送信する技術です。電子メールの詳細については、高等学校情報Cなどを参照して下さい。 電子メールは、文章を送信する以外に、画像や音声を含めた様々な情報を送信することが出来ます。この操作を'データをw:添付する'といいます。w:メーラを用いると電子メールで送信する文章を作成できるだけでなく、電子メールに添付するファイルも選ぶことが出来ます。 ここで紹介するWriterの機能は、(既定の)メーラに、編集中の文書を添付ファイルとして持った、新規のメールを作成させることです。メーラの設定がうまくいっていないとこの機能は利用できないかもしれません。そのときには、メーラの機能を用いて、Writerで作成した文書を添付した電子メールを作成して下さい。 この機能を利用するときには、'ファイル'>'送信'のサブメニューから、'E-mailとしてのドキュメント'を選びます。 ファイル エクスポート ファイル形式 PDF-PortableDocumentFile(.pdf)を選択し、保存する。 ※Tex形式では、画像は表示出来ないので、後で画像ファイルを変換して、Texファイルの*.epsの部分を書き換える必要があります。 ファイル エクスポート ファイル形式 LaTex2e(.tex)を選択し、保存する。 日本語に変換する為に以下からダウンロードを行う。 UnicodeからSjisへの変換 コマンドプロンプトで と入力して変換する。 テキストエディタで画像ファイル名を書き換える。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Writer > ファイルの操作", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、OpenOffice Writerで作成した文書をファイルとして扱う方法について述べます。ファイルの扱いはw:OSによって多少変化しますが、ここでは共通の操作についてだけ扱います。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "w:保存とは、作成した文書をコンピュータ内のデータとして取っておく作業のことです。作成した文書に対する変更はこまめに保存するようにした方がよいでしょう。仮にソフトのw:バグや利用者の誤操作、またはw:ウイルスなどの活動によってOpenOfficeが突然終了することがありえます。不測の事態に備えて、文書の保存はこまめにおこないましょう。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "文書の保存は'ファイル'>'保存'を用いて行ないます。文書を初めて保存するときには、文書の名称と文書の保存場所を定めるウィンドウが開きます。このウィンドウはショートカットキーCtrl+sを押すことでも開くことが出来ます。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "このウィンドウでは、w:フォルダのw:アイコンをw:ダブルクリックすることで、フォルダに移動することができます。また、右上のアイコンをクリックすることで上のフォルダに移動することが出来ます。 文書を保存したいフォルダに移動したら、文書の名前を対応する欄に入力し、'保存'ボタンをクリックします。これで、文書の保存が完了します。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "既に保存場所が決まっている文書で'ファイル'>'保存'を用いると、文書が上書き保存されます。また、Ctrl+sを用いても上書き保存が行なわれます。作業が無駄になることを避けるため、文書を変更したらこまめに上書き保存を行ないましょう。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "保存したファイルの編集を始めることをファイルを'開く'といいます。ファイルを開くには、'ファイル'>'開く'を用います。これは、ショートカットキーCtrl+oを使っても同じことになります。ここでも先ほどと似たウィンドウが開くので、保存したファイルがあるフォルダに移動します。開きたいファイルをクリックして、ファイルを選択し、'開く'ボタンを押します。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "開かれたファイルは一度保存されたファイルと同じ扱いになるため、'ファイル'>'保存'は、上書き保存になります。ファイルに対する変更はこまめに保存しましょう。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "'名前をつけて保存'は、既に保存された内容を別のファイルに保存するために用いられます。この機能は、ファイルに対するある変更を取っておくためなどに用いられます。この機能は、よほど気を付けてつかわないと上書きしてはいけないファイルに上書きしてしまいがちなので、注意しましょう。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "'名前をつけて保存'を用いるときには、'ファイル'>'名前を付けて保存'を用います。保存に用いるウィンドウは'ファイル'>'保存'のものと同じです。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "'開く'や'保存'で開かれるウィンドウでは新しいw:フォルダを作ることが出来ます。フォルダは、複数のファイルを性質ごとに分けて保存したいときに用います。フォルダはw:OSによっては、w:ディレクトリと呼ばれます。これらはどちらも同じ意味です。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "'開く'や'保存'で開かれるウィンドウで、右上のアイコンをクリックすると、現在開かれているフォルダ内に新しいフォルダが作られます。作られたフォルダの名前をクリックすることでフォルダに名前を付けることが出来ます。わかりやすい名前をつけるとファイルを探しやすくなります。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "w:ウィザードは、複雑な文書をあらかじめ開発者が作成し、利用者がそれを用いて複雑な文書を手軽に作成できるようにする機能です。特に、定型的なビジネス文書では、このやり方が有効になります。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "ウィザードは各種用意されていますが、それぞれについての説明はしません。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ウィザードを用いるときには、'ファイル'>'ウィザード'内のサブメニューを利用します。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "w:テンプレートはよく使われる内容をまとめておき、それをw:ひな型として新規文書を作成する操作です。通常のw:インストール設定では、あまり多くのテンプレートはインストールされません。そのため、各種文書のためのテンプレートを利用する場合には、自作する、各種サイトからw:ダウンロードするという手順をふむ必要があります。もちろん情況が許せば、専門家に依頼し、(おそらく)有料でテンプレートを作成してもらうのが確実な方法です。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "テンプレートを利用して新規文書を作成するには、'ファイル'>'新規作成'から、'テンプレートとドキュメント'を使います。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "Writerでは、文書中にw:ハイパーリンクを埋めこむことが出来ます。ハイパーリンクとは、w:URLなどのデータを文章や画像に設定し、設定した文章や画像をクリックすることで、(既定の)w:ブラウザを用いて設定してあるURLが閲覧できるようにする機能です。ハイパーリンクは、単にw:リンクとも呼ばれます。リンク、URLなどの詳細は、高等学校情報Cを参照して下さい。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "実際には文書中にURLだけを書きこみ、それを用いて、利用者にインターネットを利用するようしむけるだけでも事が足りることがあります。しかし、大量のURLにアクセスする必要があるときには、文書中にハイパーリンク機能を用いることは有用です。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "ハイパーリンクを用いるときには、ツールバー中の'ハイパーリンク'アイコンをクリックするか、'編集'>'ハイパーリンク'を選択します。この時、ハイパーリンクを設定するためのウィンドウが開きます。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "リンクを用いるときには、ウィンドウ内の'ターゲット'にリンク先のURLを書きこみ、'適用'ボタンをクリックします。このとき、文字が選択されていれば、リンクは文字に対して設定されます。一方、何も選択されていない時には、URLが文書中に挿入され、その文字に対して、リンクが設定されます。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "Officeアシスタントは、便利な機能があるときにそれを知らせるために現われるウィンドウのことを指します。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "w:電子メールは、他のコンピュータに向けて、Office文書を含めた様々な情報を送信する技術です。電子メールの詳細については、高等学校情報Cなどを参照して下さい。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "電子メールは、文章を送信する以外に、画像や音声を含めた様々な情報を送信することが出来ます。この操作を'データをw:添付する'といいます。w:メーラを用いると電子メールで送信する文章を作成できるだけでなく、電子メールに添付するファイルも選ぶことが出来ます。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "ここで紹介するWriterの機能は、(既定の)メーラに、編集中の文書を添付ファイルとして持った、新規のメールを作成させることです。メーラの設定がうまくいっていないとこの機能は利用できないかもしれません。そのときには、メーラの機能を用いて、Writerで作成した文書を添付した電子メールを作成して下さい。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "この機能を利用するときには、'ファイル'>'送信'のサブメニューから、'E-mailとしてのドキュメント'を選びます。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "ファイル エクスポート ファイル形式 PDF-PortableDocumentFile(.pdf)を選択し、保存する。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "※Tex形式では、画像は表示出来ないので、後で画像ファイルを変換して、Texファイルの*.epsの部分を書き換える必要があります。", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "ファイル エクスポート ファイル形式 LaTex2e(.tex)を選択し、保存する。 日本語に変換する為に以下からダウンロードを行う。 UnicodeからSjisへの変換 コマンドプロンプトで", "title": "ファイルの操作" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "と入力して変換する。 テキストエディタで画像ファイル名を書き換える。", "title": "ファイルの操作" } ]
OpenOffice.org Writer > ファイルの操作
<small> [[OpenOffice.org Writer]] > ファイルの操作</small> ---- ==ファイルの操作== ここでは、OpenOffice Writerで作成した文書をファイルとして扱う方法について述べます。ファイルの扱いは[[w:OS]]によって多少変化しますが、ここでは共通の操作についてだけ扱います。 ==='保存'の使用=== [[w:保存]]とは、作成した文書をコンピュータ内のデータとして取っておく作業のことです。作成した文書に対する変更はこまめに保存するようにした方がよいでしょう。仮にソフトの[[w:バグ]]や利用者の誤操作、または[[w:ウイルス]]などの活動によってOpenOfficeが突然終了することがありえます。不測の事態に備えて、文書の保存はこまめにおこないましょう。 文書の保存は'ファイル'>'保存'を用いて行ないます。文書を初めて保存するときには、文書の名称と文書の保存場所を定めるウィンドウが開きます。このウィンドウはショートカットキーCtrl+sを押すことでも開くことが出来ます。 このウィンドウでは、[[w:フォルダ]]の[[w:アイコン]]を[[w:ダブルクリック]]することで、フォルダに移動することができます。また、右上のアイコンをクリックすることで上のフォルダに移動することが出来ます。 文書を保存したいフォルダに移動したら、文書の名前を対応する欄に入力し、'保存'ボタンをクリックします。これで、文書の保存が完了します。 既に保存場所が決まっている文書で'ファイル'>'保存'を用いると、文書が上書き保存されます。また、Ctrl+sを用いても上書き保存が行なわれます。作業が無駄になることを避けるため、文書を変更したらこまめに上書き保存を行ないましょう。 ===既存のファイルを見つけて開く操作=== 保存したファイルの編集を始めることをファイルを'開く'といいます。ファイルを開くには、'ファイル'>'開く'を用います。これは、ショートカットキーCtrl+oを使っても同じことになります。ここでも先ほどと似たウィンドウが開くので、保存したファイルがあるフォルダに移動します。開きたいファイルをクリックして、ファイルを選択し、'開く'ボタンを押します。 開かれたファイルは一度保存されたファイルと同じ扱いになるため、'ファイル'>'保存'は、上書き保存になります。ファイルに対する変更はこまめに保存しましょう。 ==='名前をつけて保存'の使用=== '名前をつけて保存'は、既に保存された内容を別のファイルに保存するために用いられます。この機能は、ファイルに対するある変更を取っておくためなどに用いられます。この機能は、よほど気を付けてつかわないと上書きしてはいけないファイルに上書きしてしまいがちなので、注意しましょう。 '名前をつけて保存'を用いるときには、'ファイル'>'名前を付けて保存'を用います。保存に用いるウィンドウは'ファイル'>'保存'のものと同じです。 ===フォルダの作成=== '開く'や'保存'で開かれるウィンドウでは新しい[[w:フォルダ]]を作ることが出来ます。フォルダは、複数のファイルを性質ごとに分けて保存したいときに用います。フォルダは[[w:OS]]によっては、[[w:ディレクトリ]]と呼ばれます。これらはどちらも同じ意味です。 '開く'や'保存'で開かれるウィンドウで、右上のアイコンをクリックすると、現在開かれているフォルダ内に新しいフォルダが作られます。作られたフォルダの名前をクリックすることでフォルダに名前を付けることが出来ます。わかりやすい名前をつけるとファイルを探しやすくなります。 ===ウィザードを使って新規文書を作成する操作=== [[w:ウィザード]]は、複雑な文書をあらかじめ開発者が作成し、利用者がそれを用いて複雑な文書を手軽に作成できるようにする機能です。特に、定型的なビジネス文書では、このやり方が有効になります。 ウィザードは各種用意されていますが、それぞれについての説明はしません。 ウィザードを用いるときには、'ファイル'>'ウィザード'内のサブメニューを利用します。 <!-- ウィザードは後から増やせるのだったか ... ? --> ===Webページとして保存する操作=== <!-- 'エクスポート'と'保存'の違いを調べる必要がある。 --> ===テンプレートを使って新規文書を作成する操作=== [[w:テンプレート]]はよく使われる内容をまとめておき、それを[[w:ひな型]]として新規文書を作成する操作です。通常の[[w:インストール]]設定では、あまり多くのテンプレートはインストールされません。そのため、各種文書のためのテンプレートを利用する場合には、自作する、各種サイトから[[w:ダウンロード]]するという手順をふむ必要があります。もちろん情況が許せば、専門家に依頼し、(おそらく)有料でテンプレートを作成してもらうのが確実な方法です。 <!-- また、[[w:ソースネクスト]]から発売されている[[w:スタースイート8]]には、よく用いられるテンプレートが多数付属しています。必要があればこちらを用いるのもよいでしょう。 --> テンプレートを利用して新規文書を作成するには、'ファイル'>'新規作成'から、'テンプレートとドキュメント'を使います。 ===ハイパーリンクの作成=== Writerでは、文書中に[[w:ハイパーリンク]]を埋めこむことが出来ます。ハイパーリンクとは、[[w:URL]]などのデータを文章や画像に設定し、設定した文章や画像をクリックすることで、(既定の)[[w:ブラウザ]]を用いて設定してあるURLが閲覧できるようにする機能です。ハイパーリンクは、単に[[w:リンク]]とも呼ばれます。リンク、URLなどの詳細は、[[高等学校情報C]]を参照して下さい。 実際には文書中にURLだけを書きこみ、それを用いて、利用者にインターネットを利用するようしむけるだけでも事が足りることがあります。しかし、大量のURLにアクセスする必要があるときには、文書中にハイパーリンク機能を用いることは有用です。 ハイパーリンクを用いるときには、ツールバー中の'ハイパーリンク'アイコンをクリックするか、'編集'>'ハイパーリンク'を選択します。この時、ハイパーリンクを設定するためのウィンドウが開きます。 リンクを用いるときには、ウィンドウ内の'ターゲット'にリンク先のURLを書きこみ、'適用'ボタンをクリックします。このとき、文字が選択されていれば、リンクは文字に対して設定されます。一方、何も選択されていない時には、URLが文書中に挿入され、その文字に対して、リンクが設定されます。 ===Officeアシスタントの使用=== Officeアシスタントは、便利な機能があるときにそれを知らせるために現われるウィンドウのことを指します。 <!-- OpenOffice1.x 系列では存在したけれど、2.0系列では存在しない? --> ===Writer文書を電子メールで送信する操作=== <!--原文では 'Word文書を電子メールで送信する操作' --> [[w:電子メール]]は、他のコンピュータに向けて、Office文書を含めた様々な情報を送信する技術です。電子メールの詳細については、[[高等学校情報C]]などを参照して下さい。 電子メールは、文章を送信する以外に、画像や音声を含めた様々な情報を送信することが出来ます。この操作を'データを[[w:添付]]する'といいます。[[w:メーラ]]を用いると電子メールで送信する文章を作成できるだけでなく、電子メールに添付するファイルも選ぶことが出来ます。 ここで紹介するWriterの機能は、(既定の)メーラに、編集中の文書を添付ファイルとして持った、新規のメールを作成させることです。メーラの設定がうまくいっていないとこの機能は利用できないかもしれません。そのときには、メーラの機能を用いて、Writerで作成した文書を添付した電子メールを作成して下さい。 この機能を利用するときには、'ファイル'>'送信'のサブメニューから、'E-mailとしてのドキュメント'を選びます。 ===pdfとして保存する操作=== ファイル エクスポート ファイル形式 PDF-PortableDocumentFile(.pdf)を選択し、保存する。 ===Texとして保存する操作=== ※Tex形式では、画像は表示出来ないので、後で画像ファイルを変換して、Texファイルの*.epsの部分を書き換える必要があります。 ファイル エクスポート ファイル形式 LaTex2e(.tex)を選択し、保存する。 日本語に変換する為に以下からダウンロードを行う。 [http://oooug.jp/faq/index.php?faq%2F4%2F4 UnicodeからSjisへの変換] コマンドプロンプトで ooo_to_tex 元ファイル名.tex 出力ファイル名.tex と入力して変換する。 テキストエディタで画像ファイル名を書き換える。 [[Category:OpenOffice.org Writer]]
null
2008-09-30T08:31:36Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Writer_%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%93%8D%E4%BD%9C
3,606
OpenOffice.org Writer 図とグラフの操作
OpenOffice.org Writer > 図とグラフの操作 Writerでは、あらかじめ登録されている図や、自分で作成した図を文書中に挿入することが出来ます。図とは、w:デジカメで取った写真や、w:スキャナで取った画像を含みます。実際に図を作成することはWriterの得意とする仕事ではありません。 図を作成する目的では商用のものでは、w:Illustratorがよく用いられます。オープンソースの対応する技術としてw:Inkscape(Inkscapeも参照)があげられます。これらのソフトはw:ベクタ図形を作成するためのw:ソフトです。 また、デジカメ等で作成した写真を修正する目的で、商用のw:Photoshopがよく用いられます。オープンソースでは、この目的でw:Gimp(Gimpも参照)がよく用いられます。 IllustratorとPhotoshopは、どちらもw:Adobe社の製品です。コンピュータ上で図を作成する機会があれば試して見るとよいでしょう。 OpenOfficeには、図形描画に関する多くの機能があります。ここでは、図形描画ツールバーの使い方について述べます。図形描画ツールバーを表示するには、ツールバー中の'図形描画機能'をクリックするか、'表示'>'ツールバー'のサブメニューから'図形描画'を選択します。 図形描画ツールバーではいくつかの線、四角形などの基本的な図形を作成することが出来ます。ここでは、四角形の使い方についてのみ述べます。 四角形を作成するときには、図形描画ツールバー中の'四角形'を選びます。そのあと、図形を挿入したい部分でマウスをw:ドラッグすると、四角形を作成することが出来ます。ドラッグ中にどれだけマウスを動かすかで、四角形の大きさを変えることが出来ます。適当な大きさになるようにして下さい。 ここでは、文書中に様々な図を挿入する方法について述べます。特に、フォントワーク、ギャラリ、自作の画像ファイルの挿入の仕方について述べます。 フォントワークとは、文字に対して様々な飾りをつける機能のことです。特に、文書のタイトルなどによく用いられます。この機能はMS Wordのワードアートに対応する機能です。 ギャラリは、元々開発元で用意されている図を用いる機能です。この機能はMS Wordのクリップアートに対応する機能です。 実際にはギャラリはOpenOfficeの本体とともにコンピュータにw:インストールされた画像を、自作の画像の挿入と同じ方法で挿入しているにすぎません。 まずフォントワークの使い方を述べます。フォントワークを使うには、図形描画ツールバー中の'フォントワークギャラリ'をクリックします。この時、文字のデザインが表示されるので、好きなデザインを選びます。自分が使いたい文字を書きこむには、挿入されたフォントワークをw:ダブルクリックします。 次に、ギャラリの使い方について述べます。ギャラリを用いるときには、ツールバー中の'ギャラリ'をクリックします。すると、画像を選ぶためのウィンドウが開くので、挿入したい図を選択します。実際に図を挿入するときには、図を挿入したい場所にw:ドラッグアンドドロップします。 最後に、自作した図を挿入する方法を述べます。挿入する図の形式としては、w:JPEG,w:GIF,w:PNGなどが用いられます。図を挿入するには、図形描画ツールバー内の'ファイルから'、もしくは'挿入'>'画像'内の'ファイルから'を用います。この時画像ファイルを選択するためのウィンドウが開きます。このウィンドウの使い方は、'ファイル'>'保存'などのウィンドウと同じです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "OpenOffice.org Writer > 図とグラフの操作", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Writerでは、あらかじめ登録されている図や、自分で作成した図を文書中に挿入することが出来ます。図とは、w:デジカメで取った写真や、w:スキャナで取った画像を含みます。実際に図を作成することはWriterの得意とする仕事ではありません。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "図を作成する目的では商用のものでは、w:Illustratorがよく用いられます。オープンソースの対応する技術としてw:Inkscape(Inkscapeも参照)があげられます。これらのソフトはw:ベクタ図形を作成するためのw:ソフトです。 また、デジカメ等で作成した写真を修正する目的で、商用のw:Photoshopがよく用いられます。オープンソースでは、この目的でw:Gimp(Gimpも参照)がよく用いられます。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "IllustratorとPhotoshopは、どちらもw:Adobe社の製品です。コンピュータ上で図を作成する機会があれば試して見るとよいでしょう。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "OpenOfficeには、図形描画に関する多くの機能があります。ここでは、図形描画ツールバーの使い方について述べます。図形描画ツールバーを表示するには、ツールバー中の'図形描画機能'をクリックするか、'表示'>'ツールバー'のサブメニューから'図形描画'を選択します。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "図形描画ツールバーではいくつかの線、四角形などの基本的な図形を作成することが出来ます。ここでは、四角形の使い方についてのみ述べます。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "四角形を作成するときには、図形描画ツールバー中の'四角形'を選びます。そのあと、図形を挿入したい部分でマウスをw:ドラッグすると、四角形を作成することが出来ます。ドラッグ中にどれだけマウスを動かすかで、四角形の大きさを変えることが出来ます。適当な大きさになるようにして下さい。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ここでは、文書中に様々な図を挿入する方法について述べます。特に、フォントワーク、ギャラリ、自作の画像ファイルの挿入の仕方について述べます。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "フォントワークとは、文字に対して様々な飾りをつける機能のことです。特に、文書のタイトルなどによく用いられます。この機能はMS Wordのワードアートに対応する機能です。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ギャラリは、元々開発元で用意されている図を用いる機能です。この機能はMS Wordのクリップアートに対応する機能です。 実際にはギャラリはOpenOfficeの本体とともにコンピュータにw:インストールされた画像を、自作の画像の挿入と同じ方法で挿入しているにすぎません。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "まずフォントワークの使い方を述べます。フォントワークを使うには、図形描画ツールバー中の'フォントワークギャラリ'をクリックします。この時、文字のデザインが表示されるので、好きなデザインを選びます。自分が使いたい文字を書きこむには、挿入されたフォントワークをw:ダブルクリックします。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "次に、ギャラリの使い方について述べます。ギャラリを用いるときには、ツールバー中の'ギャラリ'をクリックします。すると、画像を選ぶためのウィンドウが開くので、挿入したい図を選択します。実際に図を挿入するときには、図を挿入したい場所にw:ドラッグアンドドロップします。", "title": "図とグラフの操作" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "最後に、自作した図を挿入する方法を述べます。挿入する図の形式としては、w:JPEG,w:GIF,w:PNGなどが用いられます。図を挿入するには、図形描画ツールバー内の'ファイルから'、もしくは'挿入'>'画像'内の'ファイルから'を用います。この時画像ファイルを選択するためのウィンドウが開きます。このウィンドウの使い方は、'ファイル'>'保存'などのウィンドウと同じです。", "title": "図とグラフの操作" } ]
OpenOffice.org Writer > 図とグラフの操作
<small> [[OpenOffice.org Writer]] > 図とグラフの操作</small> ---- ==図とグラフの操作== Writerでは、あらかじめ登録されている図や、自分で作成した図を文書中に挿入することが出来ます。図とは、[[w:デジカメ]]で取った写真や、[[w:スキャナ]]で取った画像を含みます。実際に図を作成することはWriterの得意とする仕事ではありません。 図を作成する目的では商用のものでは、[[w:Illustrator]]がよく用いられます。オープンソースの対応する技術として[[w:Inkscape]]([[Inkscape]]も参照)があげられます。これらのソフトは[[w:ベクタ]]図形を作成するための[[w:ソフト]]です。 <!-- 本職のデザイナがIllustratorを使うと驚異としか表現のしようのない図が作成される。 --> また、デジカメ等で作成した写真を修正する目的で、商用の[[w:Photoshop]]がよく用いられます。オープンソースでは、この目的で[[w:Gimp]]([[Gimp]]も参照)がよく用いられます。 IllustratorとPhotoshopは、どちらも[[w:Adobe]]社の製品です。コンピュータ上で図を作成する機会があれば試して見るとよいでしょう。 ===図形描画ツールバーの使用=== OpenOfficeには、図形描画に関する多くの機能があります。ここでは、図形描画ツールバーの使い方について述べます。図形描画ツールバーを表示するには、ツールバー中の'図形描画機能'をクリックするか、'表示'>'ツールバー'のサブメニューから'図形描画'を選択します。 <!-- '表示'>'ツールバー'中のサブメニューを用いるとツールバー ツールバーのカスタマイズについて触れるべきだろうか?多分高度な内容なのでここでは触れないことに ... 。 --> 図形描画ツールバーではいくつかの線、四角形などの基本的な図形を作成することが出来ます。ここでは、四角形の使い方についてのみ述べます。 四角形を作成するときには、図形描画ツールバー中の'四角形'を選びます。そのあと、図形を挿入したい部分でマウスを[[w:ドラッグ]]すると、四角形を作成することが出来ます。ドラッグ中にどれだけマウスを動かすかで、四角形の大きさを変えることが出来ます。適当な大きさになるようにして下さい。 ===文書に図を挿入=== <!-- 原文では、 文書に図を挿入(ワードアート、クリップアート、画像ファイル) ワードアートはフォントワーク クリップアートはギャラリ にそれぞれ対応している。 --> ここでは、文書中に様々な図を挿入する方法について述べます。特に、フォントワーク、ギャラリ、自作の画像ファイルの挿入の仕方について述べます。 フォントワークとは、文字に対して様々な飾りをつける機能のことです。特に、文書のタイトルなどによく用いられます。この機能はMS Wordのワードアートに対応する機能です。 ギャラリは、元々開発元で用意されている図を用いる機能です。この機能はMS Wordのクリップアートに対応する機能です。 実際にはギャラリはOpenOfficeの本体とともにコンピュータに[[w:インストール]]された画像を、自作の画像の挿入と同じ方法で挿入しているにすぎません。 まずフォントワークの使い方を述べます。フォントワークを使うには、図形描画ツールバー中の'フォントワークギャラリ'をクリックします。この時、文字のデザインが表示されるので、好きなデザインを選びます。自分が使いたい文字を書きこむには、挿入されたフォントワークを[[w:ダブルクリック]]します。 <!-- どうもここだけは、ダブルクリック以外の方法がないらしい。右クリックやフォントワーク選択中に表示されるツールバーなどをいろいろ試したがフォントワーク中の文章を変更できる部分は見つからない。 --> 次に、ギャラリの使い方について述べます。ギャラリを用いるときには、ツールバー中の'ギャラリ'をクリックします。すると、画像を選ぶためのウィンドウが開くので、挿入したい図を選択します。実際に図を挿入するときには、図を挿入したい場所に[[w:ドラッグアンドドロップ]]します。 <!--この作業がなければドラッグアンドドロップの説明をしなくてすんだのだが ... 。他に右クリック>挿入でもよいようだが、左クリックだけで図を挿入する方法はなさそうだ。 --> 最後に、自作した図を挿入する方法を述べます。挿入する図の形式としては、[[w:JPEG]],[[w:GIF]],[[w:PNG]]などが用いられます。図を挿入するには、図形描画ツールバー内の'ファイルから'、もしくは'挿入'>'画像'内の'ファイルから'を用います。この時画像ファイルを選択するためのウィンドウが開きます。このウィンドウの使い方は、'ファイル'>'保存'などのウィンドウと同じです。 [[Category:OpenOffice.org Writer]]
null
2007-08-27T09:59:00Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenOffice.org_Writer_%E5%9B%B3%E3%81%A8%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%81%AE%E6%93%8D%E4%BD%9C
3,607
中学校理科
中学校の学習 > 中学校理科
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "中学校の学習 > 中学校理科", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "1年生" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "3年生" } ]
中学校の学習 > 中学校理科
:* [[中学校の学習]] > 中学校理科 == 1年生 == === 解説 === * [[中学校理科 第1分野/光と音|光と音について]](物理) * [[中学校理科 第1分野/物質のすがた|物質のすがたについて]](物理) :* [[中学校理科 第1分野/熱と温度|熱と温度について]](物理・発展) * [[中学校理科 第1分野/力と圧力|力と圧力について]](物理、一部のみ) * [[中学校理科 第2分野/身近な生物の観察|身近な生物の観察]](生物) * [[中学校理科 第2分野/植物の生活と種類|植物の生活と種類]](生物、一部のみ) * [[中学校理科 第2分野/動物の生活と仕組み|動物の生活と仕組み]](生物、一部のみ) * [[中学校理科 第2分野/大地の変化|大地の変化]](地学) === 問題集 === == 2年生 == === 解説 === * [[中学校理科 第1分野/化学変化と原子・分子|化学変化と原子&分子]](化学) * [[中学校理科 第1分野/電流と磁界|電流と磁界について]](物理) * [[中学校理科 第1分野/放射線|放射線について]](物理) * [[中学校理科 第2分野/細胞と体の仕組み|細胞の体と仕組み]](生物) * [[中学校理科 第2分野/動物の生活と仕組み|動物の生活と仕組み]](生物、一部のみ) * [[中学校理科 第2分野/天気とその変化|天気の変化について]](地学) === 問題集 === == 3年生 == === 解説 === * [[中学校理科 第1分野/化学変化とイオン|化学変化とイオン]](化学) * [[中学校理科 第1分野/仕事とエネルギー|仕事とエネルギー]](物理) :* [[中学校理科 第1分野/いろいろなエネルギー|いろいろなエネルギー]](物理) :* [[中学校理科 第1分野/科学技術と人間|科学技術と人間]](物理・最終章) * [[中学校理科 第2分野/生物の細胞と生殖|生物の細胞と生殖]](生物){{進捗|75%|2014-08-01}} * [[中学校理科 第2分野/生物の進化|生物の進化について]](生物) * [[中学校理科 第2分野/地球と宇宙|地球と宇宙]](地学){{進捗|25%|2014-08-01}} * [[中学校理科 第2分野/生物と環境|生物と環境]](地学){{進捗|50%|2015-05-03}} :* [[中学校理科 第2分野/自然と人間|自然と人間]](地学・最終章) === 問題集 === == その他 == * [[中学校理科 第1分野]](化学、物理分野) {{進捗|75%|2014-07-10}} ※リンク先の単元の内容は、上記の教科書(各学年)と同じです。 * [[中学校理科 第2分野]](生物、地学分野) {{進捗|50%|2014-07-26}} ※リンク先の単元の内容は、上記の教科書(各学年)と同じです。 * [[学習方法/中学校理科]] * [[学習方法/高校受験/理科]] [[Category:中学校教育|りか]] [[Category:理科教育|中]]
2006-05-23T01:27:24Z
2023-10-06T05:55:39Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%90%86%E7%A7%91
3,610
第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法) 条文は斜体字で記入する。 重要用語・概念についてはウィキペディアへのリンクを付加する。 この章でのみ定義されている用語は太字で記入する。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)]] *条文は''斜体字''で記入する。 *重要用語・概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へのリンクを付加する。 *この章でのみ定義されている用語は'''太字'''で記入する。 ==[[第2編第1章 設立 (コンメンタール会社法)|第一章 設立]](第25条~第103条)== ===<span id="1"> 第一節</span> 総則(第25条)=== *[[会社法第25条|第25条]] :1項においては、株式会社の設立方法([[w:発起設立|発起設立]]と[[w:募集設立|募集設立]])についての概略を紹介している。2項においては、株式会社の設立に際して発行される株式(設立時発行株式)を[[w:発起人|発起人]]は一株以上引き受けなければならないと定めている。 ===<span id="2">第二節 定款の作成(第26条~第31条)</span>=== *[[会社法第26条|第26条]]([[w:定款|定款]]の作成) :1項においては、株式会社の設立の際に、発起人が定款を作成を、全員がこれに[[w:署名|署名]]等をしなければならないと定めている。2項においては、定款が[[w:電磁的記録|電磁的記録]]をもって作成できることと、その際の署名等の方法について規定している(一部は[[会社法施行規則|法務省令]]に[[w:委任|委任]])。 *[[会社法第27条|第27条]](定款の記載又は記録事項) :株式会社の定款の必要的記載事項(又は必要的記録事項)を定めている。具体的な内容は条文を参照。 *[[会社法第28条|第28条]] :いわゆる[[w:変態|変態設立事項]]([[w:現物出資|現物出資]]、[[w:財産引受|財産引受]]、[[w:発起人|発起人の報酬]])について規定している。 *[[会社法第29条|第29条]] :いわゆる[[w:定款|任意的記載事項]]を定款に記載(又は記録)できることを定めている。 *[[会社法第30条|第30条]](定款の認証) :1項では定款の効力要件([[w:公証人|公証人]]の[[w:認証|認証]])、2項では認証を受けた定款が原則として変更できない点について定めている。 *[[会社法第31条|第31条]](定款の備置き及び閲覧等) :1項では定款の備置きによる[[w:公示|公示方法]]について規定している。2項においては発起人による定款の閲覧謄写請求権が定められており、3項においては、株式会社の成立後の親会社社員(株主等)による閲覧謄写請求権が定められている(ただし、3項については、[[w:裁判所|裁判所]]の[[w:許可|許可]]が必要。)。4項は定款が電磁的記録で作成されている場合の規定である。 ===<b id="3">第三節 出資(第32条~第37条)</b>=== *[[会社法第32条|第32条]](設立時発行株式に関する事項の決定) :1項は、設立時発行株式に関する一定の事項と成立後の会社の資本金及び資本準備金につき、発起人全員の同意により決定すべき事項を定めている。2項は、種類株式会社についての1項の特則である。 *[[会社法第33条|第33条]](定款の記載又は記録事項に関する検査役の選任) :1項では、発起人による[[w:検査役|検査役]]の選任申立て(裁判所に対する)について規定している。 :2項と3項では、裁判所による検査役の選任義務と報酬の決定権について規定している。 :4項から7項では、検査役の調査・報告とそれに対する裁判所の関与(変更決定)について規定している。 :8項と9項では、裁判所の変更決定がされた場合の発起人の権利と義務について規定している。 :10項は、1項から9項までの規定の適用除外自由を定めている。 :11項は、10項三号の証明をすることができない者について規定している。 *[[会社法第34条|第34条]](出資の履行) :1項では、本文において発起人の出資の履行義務(全額払込義務、全部給付義務)の原則を定め、但し書きにおいて、その例外について規定している。 :2項では、1項の払込みの場所について規定している([[w:銀行|銀行]]、[[w:信託会社|信託会社]])。 *[[会社法第35条|第35条]](設立時発行株式の株主となる権利の譲渡) :まず冒頭で[[会社法第34条]]1項の規定による払込み又は給付を「'''出資の履行'''」と定義する。次に、権利株の譲渡が成立後の会社に対抗できない旨を規定している。 *[[会社法第36条|第36条]](設立時発行株式の株主となる権利の喪失) :'''出資の履行'''をしていない発起人に対する催告方法(1項、2項)とその株主となるべき権利の喪失([[w:失権|失権]])手続(3項)について定めた規定で構成される。 *[[会社法第37条|第37条]](発行可能株式総数の定め等) :1項では、株式会社が発行することができる株式の総数を「'''発行可能株式総数'''」と冒頭で定義し、本文において発行可能株式総数を定款に定めなかった場合に、[[定款変更]]など発起人がとらなければならない手続を規定している。 :2項では、'''発行可能株式総数'''を定款に定めた場合に、発起人がとることができる手続を規定している。 :3項では、設立時発行株式総数と'''発行可能株式総数'''との関係について規定している。これは[[w:公開会社|公開会社]]に限定された規制である。 ===<b id="4">第四節 設立時役員等の選任及び解任(第38条~第45条)</b>=== *[[会社法第38条|第38条]](設立時役員等の選任) :1項は、発起人の'''設立時取締役'''の選任時期を定めている。 :2項は、'''設立時会計参与'''、'''設立時監査役'''、'''設立時会計監査人'''のうち、選任が必須になる場合を定めている(1号から3号) :3項は、定款で定めた設立時役員等が実際に選任されたとみなされる時期について定めている。 *[[会社法第39条|39条]] :1項は、[[w:取締役会設置会社|取締役会設置会社]]の設立する際に選任されるべき'''設立時取締役'''の員数について規定している。 :2項は、[[w:監査役会設置会社|監査役会設置会社]]の設立する際に選任されるべき'''設立時監査役'''の員数について規定している。 :3項は、[[会社法第331条|331条]]、[[会社法第333条|333条]]、[[会社法第337条|337条]]の[[w:欠格|欠格]]事由が'''設立時役員等'''にも適用されることを定めている。 *[[会社法第40条|第40条]](設立時役員等の選任の方法) :1項は、'''設立時役員等'''の選任のための議決要件について定めている(発起人の議決権の過半数)。 :2項は、発起人のもつ議決権数の算定方法について規定している。 :3項は、設立しようとしている会社が[[w:種類株式発行会社|種類株式発行会社]]である場合の、設立時取締役の選任における1項の例外を定めている。 :4項は、前項の規定が設立時会計参与、設立時監査役、設立時会計監査人の選任にも準用されることを示している。 *[[会社法第41条|第41条]](設立時役員等の選任の方法の特則) :1項は、[[会社法第108条|108条]]1項9号の定め(取締役に関するもの)のある[[w:種類株式|種類株式]]が発行されている場合の、[[会社法第40条|40条1項]]の特則を定めている。 :2項は、前項の場合の発起人のもつ議決権の数について定めている。 :3項は、108条1項9号の定め(監査役に関するもの)のある[[w:種類株式|種類株式]]が発行されている場合も、前2項が準用されることを定めている。 *[[会社法第42条|第42条]](設立時役員等の解任) :発起人の'''設立時役員等'''に対する解任権を定めている。 *[[会社法第43条|第43条]](設立時役員等の解任の方法) :1項は、'''設立時役員等'''の解任に必要な発起人の議決権数について規定している。(過半数、設立時監査役の解任については三分の二)。 :2項は、発起人の議決権数の算定方法について規定している(一株一議決権、又は一単元につき一議決権)。 :3項と4項は、設立しようとする会社が[[w:種類株式発行会社|種類株式発行会社]]についての特則を定めている。 *[[会社法第44条|第44条]](設立時取締役等の解任の方法の特則) :1項は、[[会社法第41条|41条1項]]の規定により選任された設立時取締役の解任方法についての特則を規定している。 :2項は、一定の方法により選任された設立時取締役の解任の決議要件につき、[[会社法第44条|44条1項]]の特則を定めている。 :3項は、[[会社法第44条|44条1項]]、[[会社法第44条|44条2項]]の場合の発起人の議決権の算定方法について規定している。 :4項は、[[会社法第44条|44条2項]]の規定により設立時取締役が解任される際の発起人の議決権の算定方法についての[[会社法第44条|44条3項]]の特則について規定している。 :5項は、[[会社法第44条|44条]]の各項の規定が、一定の方法により選出された設立時監査役の解任の際にも準用されることを定めている。(決議要件が「過半数」とあるところは「三分の二以上に当たる多数」と読み替えられる) *[[会社法第45条|第45条]](設立時役員等の選任又は解任の効力についての特則) :1項は、会社設立時に一定の種類の[[w:種類株式|種類株式]]を発行する場合の、'''設立時役員等'''の選任方法についての特則について定めている。2項は、その際の発起人のもつ議決権の算定方法について規定している。 ===<b id="5">第五節 設立時取締役等による調査(第46条)</b>=== *[[会社法第46条|第46条]] :1項は、'''設立時取締役'''の調査すべき事項を列挙している。 :2項は、調査の際に法令定款違反等を発見した場合に'''設立時取締役'''が負う通知義務について規定している。 :3項は、設立しようとする会社が[[w:委員会設置会社|委員会設置会社]]の場合の'''設立時取締役'''が負担する'''設立時代表執行役'''に対する報告・通知義務について規定している。 ===<b id="6">第六節 設立時代表取締役等の選定等(第47条・第48条)</b>=== *[[会社法第47条|第47条]](設立時代表取締役の選定等) :1項は、設立しようとする会社が[[w:取締役会設置会社|取締役会設置会社]]である場合について、'''設立時取締役'''が'''設立時代表取締役'''を選出する義務を負うことを規定している。 :2項は、'''設立時取締役'''が'''設立時代表取締役'''を解任する権利を持つことを規定している。 :3項は、'''設立時代表取締役'''の選解任要件を定めている('''設立時取締役'''の過半数)。 *[[会社法第48条|第48条]](設立時委員の選定等) :設立しようとする株式会社が委員会設置会社である場合の規定である。 :1項は、設立時委員及び設立時執行役、設立時代表執行役の選任について定めている。これは設立時取締役がとらなければならない必要的措置である。 :2項は、設立時委員及び設立時執行役、設立時代表執行役に対する、設立時取締役の解任権を定めている。 :3項は、1項と2項の措置をとるための議決要件について規定している(設立時取締役の過半数)。 ===<b id="7">第七節 株式会社の成立(第49条~第51条)</b>=== *[[会社法第49条|第49条]](株式会社の成立) :株式会社の成立のための要件について規定している(本店の所在地における設立の登記)。 *[[会社法第50条|第50条]](株式の引受人の権利) :1項は、発起人が株主となる時点を規定している(株式会社成立の時点)。 :2項は、発起人のもつ株主となる権利('''権利株''')の譲渡は、成立後の株式会社に対抗できない旨を定めている。 *[[会社法第51条|第51条]](引受けの無効又は取消しの制限) :1項は、設立時発行株式の引受けについて、民法の[[w:心裡留保|心裡留保]]及び[[w:虚偽表示|虚偽表示]]の規定が適用されないことを規定している。 :2項は、株式会社の成立後における、設立時発行株式の引受けの[[w:無効|無効]]を主張したり、[[w:詐欺]]若しくは[[w:強迫|強迫]]を理由とする[[w:取消|取消]]を主張することができないことを規定している。 ===<b id="8">第八節 発起人等の責任(第52条~第56条)</b>=== *[[会社法第52条|第52条]](出資された財産等の価額が不足する場合の責任) :1項は、株式会社の成立時の[[w:現物出資|現物出資]]の対象となった財産の価額が定款記載の額に著しく不足していた場合の発起人及び'''設立時取締役'''の責任について規定している。 :2項は、発起人及び設立時取締役の前項の責任が免除される場合を規定している(1号、2号)。 :3項は、会社法33条第10項第3号に規定する証明をした者('''証明者''')が、1項の責任を連帯して負担することを規定している。但し書きに免責規定がある。 *[[会社法第52条の2|第52条の2]](出資の履行を仮装した場合の責任等) *[[会社法第53条|第53条]](発起人等の損害賠償責任) :1項は、発起人、'''設立時取締役'''又は'''設立時監査役'''が任務を怠ったときに株式会社に対して負担する責任について規定する。 :2項は、発起人、'''設立時取締役'''又は'''設立時監査役'''がその職務を行う際に[[w:悪意|悪意]]又は[[w:重過失|重大な過失]]があった際に[[w:第三者|第三者]]に対して負担する責任について規定する。 *[[会社法第54条|第54条]](発起人等の連帯責任) :発起人、'''設立時取締役'''又は'''設立時監査役'''が株式会社又は第三者に生じた損害を賠償する責任を負う場合で、他にも責任を負担する発起人等がいる場合は連帯して責任を負う旨を規定している。 *[[会社法第55条|第55条]](責任の免除) :会社法52条1項、会社法53条1項の責任の免除のための要件(総株主の同意)について規定している。 *[[会社法第56条|第56条]](株式会社不成立の場合の責任) :株式会社が成立しなかった場合に発起人が負担する連帯責任の内容と範囲について規定している。 ===<span id="9">第九節</span> 募集による設立=== ====<span id="9-1">第一款</span> 設立時発行株式を引き受ける者の募集(第57条~第64条)==== *[[会社法第57条|第57条]](設立時発行株式を引き受ける者の募集) :1項は、この款の定めるところにより、[[w:発起人|発起人]]が'''設立時発行株式を引き受ける者の募集'''をする旨を定めることができる。 :2項は、前項の募集をする旨の定めの規定方法について定めている(発起人全員の同意)。 *[[会社法第58条|第58条]](設立時[[w:募集株式|募集株式]]に関する事項の決定) :1項は、'''設立時発行株式を引き受ける者の募集'''をするときに、設立時募集株式について定めなければならない事項について規定している(1号から4号)。 :2項は、前項各号に掲げる事項の規定方法について定めている(発起人全員の同意)。 :3項は、募集の条件を均等に定めなければならないことを規定している。 *[[会社法第59条|第59条]](設立時募集株式の申込み) :1項は、募集に応じて設立時募集株式の引受けの申込みをしようとする者に対し、通知しなければならない事項について規定している。 :2項は、発起人のうち出資の履行をしていないものがある場合の、1項の通知の時期に対する制限を定めている(会社法第36条1項参照)。 :3項は、設立時募集株式の引受けの申込みをする者('''申込者''')が発起人に対し交付しなければならない書面の記載事項について規定している。 :4項は、会社法第59条3項の書面に代えて電磁的方法によることができる旨を規定している。 :5項は、'''申込者'''に対する発起人の通知義務について規定している。 :6項は、発起人が申込者に対してする通知又は催告の場所(会社法第59条3項1号の[[w:住所|住所]])について規定している。 :7項は、会社法第59条6項の通知又は催告の到達時期について規定している。 *[[会社法第60条|第60条]](設立時募集株式の割当て) :1項は、発起人が設立時募集株式を割当てる際の方法について規定している。 :2項は、割当てる設立時募集株式の数の発起人の'''申込者'''に対する通知義務について規定している。 *[[会社法第61条|第61条]](設立時募集株式の申込み及び割当てに関する特則) :会社法第59条、会社法第60条の規定が適用されない場合について規定している(設立時募集株式を引き受けようとする者がその総数の引受けを行う契約(総額引受契約)を締結する場合) *[[会社法第62条|第62条]](設立時募集株式の引受け) :'''設立時募集株式の引受人'''となる者について規定している('''申込者'''など) *[[会社法第63条|第63条]](設立時募集株式の払込金額の払込み) :1項は、設立時募集[[w:株式]]の引受人の全額払込み義務とその場所・期日について規定している。 :2項は、設立時募集株式の株主となる権利(権利株)の譲渡が成立後の株式会社に対抗することができない旨を規定している。 :3項は、設立時募集株式の引受人が、設立時募集株式の株主となる権利を失う場合について規定している(会社法第63条1項の払込みをしない場合) *[[会社法第64条|第64条]](払込金の保管証明) :1項は、発起人が払込みの取扱いをした銀行に対し'''払込金の保管証明'''書の交付を請求できることについて規定している。 :2項は、証明書を交付した銀行が成立後に株式会社に対抗できない事項について規定している。 ====<span id="9-2">第二款</span> 創立総会等(第65条~第86条)==== *[[会社法第65条|第65条]](創立総会の招集) :1項は、[[会社法第57条|57条1項]]の募集をする場合に発起人が招集しなければならない設立時株主の総会([[w:創立総会|創立総会]])の招集期日について規定している。 :2項は、発起人が必要があると認めるときにいつでも創立総会を招集することができることについて規定している。 *[[会社法第66条|第66条]](創立総会の権限) :創立総会の権限の範囲(詳細は条文を参照)について規定している。 *[[会社法第67条|第67条]](創立総会の招集の決定) :1項は、発起人が創立総会を招集する場合に規定しなければならない事項について規定している(1号から5号)。 :2項は、'''設立時株主'''の数が千人以上である場合(算定方法については条文を参照)に、発起人が[[会社法第67条|67条1項3号]]に掲げる事項(書面投票制度)を定める義務があることを規定している。 *[[会社法第68条|第68条]](創立総会の招集の通知) :1項は、招集通知の発送時期について規定している。 :2項は、通知のうち書面でしなければならない場合について規定している(1号、2号)。 :3項は、書面による通知に代えて電磁的方法により通知を発することができることと('''設立時株主の承諾'''が必要)、その効果について規定している。 :4項は、招集通知の記載事項(記録事項)について規定している。具体的に記載(記録)しなければならないものについては、[[会社法第67条|67条]]1項各号を参照。 :5項は、発起人が設立時株主に対してする通知又は催告の宛て先について規定している([[会社法第59条]]参照)。 :6項は、前項の通知又は催告の到達時期について規定している(「通常到達すべきであった時」)。 :7項は、5項と6項の規定が、1項の通知が書面又は電磁的記録による方法でなされた場合について規定している。 *[[会社法第69条|第69条]](招集手続の省略) :創立総会が招集手続を経ずに開催することができる場合について規定している('''設立時株主'''全員の同意、ただし例外あり)。 *[[会社法第70条|第70条]](創立総会参考書類及び議決権行使書面の交付等) :1項は、発起人が'''創立総会参考書類'''と'''議決権行使書面'''を設立時株主に対し交付する義務を負う場合について規定している。 :2項は、創立総会参考書類と議決権行使書面を電磁的方法により提供することができることとその要件、例外的に書面で提供しなければならない場合について規定している。具体的には条文を参照。 *[[会社法第71条|第71条]] :1項は、'''設立時株主'''が創立総会に出席せず電磁的方法によって議決権を行使できることと定めた場合に、発起人が創立総会の招集通知に際して'''創立総会参考書類'''を交付しなければならない旨を規定している。 :2項は、一定の場合に[[会社法第71条|前項]]の規定による'''創立総会参考書類'''の交付に代えて、創立総会参考書類に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができることについて規定している。 :3項は、発起人が、'''[[会社法第68条|68条3項]]の承諾'''をした'''設立時株主'''に対し、議決権行使書面に記載すべき事項を電磁的方法により提供する義務を負う場合を規定している。 :4項は、'''[[会社法第68条|68条3項]]の承諾'''をしていない設立時株主から、議決権行使書面に記載すべき事項の電磁的方法による提供の請求があった場合について、発起人がとるべき方策について規定している(条文を参照)。 *[[会社法第72条|第72条]](議決権の数) :1項は、設立時株主の有する議決権の算定方法について規定している。 :2項は、設立しようとする株式会社が[[w:種類株式発行会社|種類株式発行会社]]である場合に、議決権の制限事項がある[[w:種類株式]]が発行されたときの、設立時株主の行使できる議決権の範囲について規定している。 :3項は、[[会社法第72条|2項]]の場合の例外('''株式会社の設立の廃止'''があった場合)について規定している。 *[[会社法第73条|第73条]](創立総会の決議) :1項は、創立総会の決議の成立要件について規定している。 :2項は、発行する全部の株式につきその内容として定款で譲渡制限を定めた(又は定款変更した)場合の決議要件について規定している。 :3項は、発行する全部の株式につきその内容として取得条項付とすることを定めた(又は定款変更した)場合の決議要件について規定している。 :4項は、創立総会の決議事項が[[会社法第67条|67条1項2号]]に規定されたものに限定されることと、その例外([[w:定款変更|定款の変更]]、'''株式会社の設立の廃止''') *[[会社法第74条|第74条]](議決権の代理行使) :1項は、'''設立時株主'''が[[w:代理人|代理人]]によって議決権を行使することができることとそのための要件('''代理権を証明する書面'''の提出)について規定している。 :2項は、代理権の授権の時間的限界について規定している(創立総会毎)。 :3項は、一定の場合(発起人の承諾の存在)に、1項の'''代理権を証明する書面'''に記載すべき事項を電磁的方法により提供できることを定めている。 :4項は、'''設立時株主'''が[[会社法第68条|68条3項]]の承諾をした者である場合、発起人は前項の承諾を拒絶できないことを規定している。 :5項は、創立総会に出席することができる代理人の数を発起人が制限できることを規定している。 :6項は、'''代理権を証明する書面'''等の備置期間及び場所について規定している。 :7項は、一定の場合、'''設立時株主'''(又は会社成立後の株主)が'''代理権を証明する書面'''等を閲覧謄写請求できることを規定している。 *[[会社法第75条|第75条]](書面による議決権の行使) :1項は、'''書面による議決権の行使'''方法について規定している('''議決権行使書面'''を発起人へ提出)。 :2項は、書面によって行使した議決権の数が、出席した設立時株主の議決権の数に算入されることを規定している。 :3項は、'''議決権行使書面'''の備置期間及び場所について規定している。 :4項は、一定の場合、'''設立時株主'''が'''議決権行使書面'''を閲覧謄写請求できることを規定している。 *[[会社法第76条|第76条]](電磁的方法による議決権の行使) :1項は、'''電磁的方法による議決権の行使'''方法について規定している(発起人の承諾、議決権行使書面に記載すべき事項の電磁的方法による提供)。 :2項は、'''設立時株主'''が[[会社法第68条|68条3項]]の承諾をした者である場合、発起人は前項の承諾を拒絶できないことを規定している。 :3項は、電磁的方法によって行使した議決権の数が、出席した設立時株主の議決権の数に算入されることを規定している。 :4項は、「第1項の規定により提供された事項」('''議決権行使書面'''に記載すべき事項を記録した電磁的記録)の備置期間及び場所について規定している。 :5項は、一定の場合、'''設立時株主'''が'''議決権行使書面'''を閲覧謄写請求できることを規定している。 *[[会社法第77条|第77条]](議決権の不統一行使) :1項は、一定の場合に設立時株主は議決権を「'''統一しないで'''」行使することができることを規定している。 :2項は、発起人が設立時株主の議決権の不統一行使を拒むことができることを規定している。ただし相手が「'''他人のために設立時発行株式を引き受けた者'''」である場合は別である。 *[[会社法第78条|第78条]](発起人の説明義務) :発起人の説明義務とその除外事由について規定している。詳細は条文を参照。 *[[会社法第79条|第79条]](議長の権限) :1項は、創立総会の議長の秩序維持及び議事整理権について規定している。 :2項は、創立総会の議長が、総会の秩序を乱す者などを退場させる権利を持つことを規定している。 *[[会社法第80条|第80条]](延期又は続行の決議) :創立総会は延期又は続行についての決議があった場合、招集手続についての規定([[会社法第67条|67条]]、[[会社法第68条|68条]])が適用されないことを規定している。 *[[会社法第81条|第81条]](議事録) :1項は、創立総会の議事につき、議事録作成義務があることを規定している。 :2項は、発起人が、一定期間、一定の場所において議事録を備え置く義務があることを規定している。 :3項は、議事録について、'''設立時株主'''が持つ閲覧謄写請求権について規定している。 :4項は、創立総会後に成立した当該株式会社の親会社となった会社の社員が一定の要件の下に、'''設立時株主'''と同様の議事録の閲覧謄写請求権をもつことを規定している。 *[[会社法第82条|第82条]](創立総会の決議の省略) :1項は、一定の場合に創立総会の決議があったとみなされる場合について定めている('''設立時株主'''の全員の、書面又は電磁的記録による同意)。 :2項は、1項によって創立総会の決議があったとみなされる場合、発起人が前項の書面又は電磁的記録の備置義務を負うことと、その期間及び場所について規定している。 :3項は、'''設立時株主'''の、1項の書面又は電磁的記録に対する閲覧謄写請求権について規定している。 :4項は、創立総会後に成立した当該株式会社の親会社となった会社の社員が一定の要件の下に、'''設立時株主'''と同様の1項の書面又は電磁的記録に対する閲覧謄写請求権をもつことを規定している。 *[[会社法第83条|第83条]](創立総会への報告の省略) :発起人の創立総会への報告が省略できる場合について規定している('''設立時株主'''全員に対する通知、'''設立時株主'''全員の書面又は電磁的記録による同意)。 *[[会社法第84条|第84条]](種類株主総会の決議を必要とする旨の定めがある場合) :創立総会の決議の他、'''種類創立総会'''の決議が必要な場合について規定している。 *[[会社法第85条|第85条]](種類創立総会の招集及び決議) :1項は、種類創立総会の決議をする場合、発起人は種類創立総会の招集義務を負うことを規定している。 :2項は、種類創立総会の決議に必要な定足数及び決議要件について規定している。詳細は条文を参照。 :3項は、[[会社法第100条|100条1項]]の決議をする場合に必要な定足数及び決議要件について規定している。 *[[会社法第86条|第86条]](創立総会に関する規定の準用) :創立総会についての規定の一部が種類創立総会に準用されることを規定している。詳細は条文を参照。 ====<span id="9-3">第三款</span> 設立に関する事項の報告(第87条)==== *[[会社法第87条|第87条]] :1項は、発起人が株式会社の設立に関する事項を創立総会に報告する義務を負うことを規定している :2項は、発起人が創立総会に提出又は提供しなければならない書面又は電磁的記録の記載事項について規定している。詳細は条文を参照。 ====<span id="9-4">第四款</span> 設立時取締役等の選任及び解任(第88条~第92条)==== *[[会社法第88条|第88条]](設立時取締役等の選任) :募集設立の場合は、'''設立時取締役'''、'''設立時会計参与'''、'''設立時監査役'''又は'''設立時会計監査人'''の選任機関は[[w:創立総会|創立総会]]になる点について規定している。 *[[会社法第89条|第89条]](累積投票による設立時取締役の選任) :1項は、設立時株主が発起人に対して第3項から第5項までに規定するところにより設立時取締役を選任すべきこと([[w:累積投票|累積投票]])を請求することができる旨を規定している。 :2項は、1項の請求をすることができる時期について規定している(創立総会の日の5日前)。 :3項 :4項 :5項 *[[会社法第90条|第90条]](種類創立総会の決議による設立時取締役等の選任) :1項 :2項 *[[会社法第91条|第91条]](設立時取締役等の解任) :創立総会が'''設立時取締役'''、'''設立時会計参与'''、'''設立時監査役'''又は'''設立時会計監査人'''を解任できることとその時的制限(株式会社成立の時期まで)似ついて規定している。 *[[会社法第92条|第92条]] :1項 :2項 :3項 ====<span id="9-5">第五款</span> 設立時取締役等による調査(第93条・第94条)==== *[[会社法第93条|第93条]](設立時取締役等による調査) :1項は、'''設立時取締役'''(又は'''設立時監査役''')の調査義務とその対象・範囲について規定している(1号から4号)。 :2項は、'''設立時取締役'''の創立総会に対する調査結果の報告義務を規定している。 :3項は、創立総会における、'''設立時株主'''に対する'''設立時取締役'''の説明義務について規定している。 *[[会社法第94条|第94条]](設立時取締役等が発起人である場合の特則) :1項は、設立時取締役の全部又は一部が発起人である場合に、'''[[会社法第93条|前条]]各号に掲げる事項を調査する者'''を創立総会が選任することができる旨を規定 :2項は、'''[[会社法第94条|前項]]各号に掲げる事項を調査する者'''の任務について規定している(調査、報告)。 ====<span id="9-6">第六款</span> 定款の変更(第95条~第101条)==== *[[会社法第95条|第95条]](発起人による定款の変更の禁止) :募集設立において、発起人による定款の変更が禁止される場合について規定している([[会社法第33条]]、[[会社法第37条]]、[[会社法第58条]]なども参照。) *[[会社法第96条|第96条]](創立総会における定款の変更) :[[会社法第30条|30条2項]]の規定に関わらず、創立総会において定款の変更をなすことができることを規定している。 *[[会社法第97条|第97条]](設立時発行株式の引受けの取消し) :創立総会において、定款の変更の決議がなされた場合、その変更に反対した設立時株主には設立時発行株式の引受けに係る意思表示を取り消すができる。 *[[会社法第98条|第98条]](創立総会の決議による発行可能株式総数の定め) :募集時に'''発行可能株式総数'''を定款で定めていない場合、創立総会の決議によってそれを定める必要があることを規定している。 *[[会社法第99条|第99条]](定款の変更の手続の特則) :設立しようとする会社が'''種類発行会社'''である場合に、設立時発行株式の設立時種類株主全員の同意を得なければ定款に記載できないことを具体的に列記した上で規定している(1号、2号)。 *[[会社法第100条|第100条]] :1項は、設立しようとする株式会社が種類株式発行会社である場合、一定事項(1号から3号で列挙)についての定款の変更をするときは、'''種類創立総会'''の決議が必要とすることを規定している。 :2項は、1項に規定する種類創立総会において、当該定款の変更に反対した設立時種類株主が、その設立時発行株式の引受けに係る意思表示を取り消すことができる。 *[[会社法第101条|第101条]] :1項は、設立しようとする株式会社が種類株式発行会社である場合、一定事項(1号から3号で列挙)についての定款の変更により、'''ある種類の設立時発行株式の設立時種類株主'''に損害を及ぼすおそれがあるときは、'''種類創立総会'''の決議が必要とすることを規定している。 :2項は、1項の規定が適用されない場合について規定している(条文を参照)。 ====<span id="9-7">第七款</span> 設立手続等の特則等(第102条・第103条)==== *[[会社法第102条|第102条]](設立手続等の特則) :1項は、'''設立時募集株式の引受人'''も[[会社法第31条|31条2項]]において発起人の持つ権利を有することを規定している。 :2項は、'''設立時募集株式の引受人'''が、'''設立時発行株式の株主'''となる時期について規定している(株式会社の成立時)。 :3項は、設立時募集株式の引受けの申込み並びに割当てなどについて、[[民法]]の[[w:心裡留保|心裡留保]]、[[w:虚偽表示|虚偽表示]]の規定が適用されないことを規定している。 :4項は、'''設立時募集株式の引受人'''が設立時発行株式の引受けの[[無効]]又は[[取消し]]ができなくなる時期について規定している。(株式会社の成立後又は創立総会若しくは種類創立総会においてその議決権を行使した後) *[[会社法第102条の2|第102条の2]](払込みを仮装した設立時募集株式の引受人の責任) *[[会社法第103条|第103条]](発起人の責任等) :1項は、現物出資の対象となった財産の価額が不足している場合([[会社法第52条|52条2項]])の責任が募集設立の場合にも適用されることを規定している。 :2項は、いわゆる[[w:株式会社#発起人|擬似発起人]]についてその要件と効果を規定している。 == 関連項目 == *[[w:定款|定款]] *[[w:出資|出資]] *[[w:株式会社|株式会社]] *[[w:発起人|発起人]] ==外部リンク== *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%89%ef%8e%d0%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H17HO086&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 会社法](法令データ提供システム) {{stub}}  [[Category:会社法|*21]]
2006-05-23T20:10:50Z
2024-03-20T07:53:46Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC2%E7%B7%A8%E7%AC%AC1%E7%AB%A0_%E8%A8%AD%E7%AB%8B_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,611
第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法) 重要な用語、概念についてはウィキペディアへリンクする。 この章のみで定義されている用語、概念については太字で記入する。 条文は斜体で記入する。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)]] *重要な用語、概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へリンクする。 *この章のみで定義されている用語、概念については'''太字'''で記入する。 *条文は''斜体''で記入する。 ==<span id="1">第一節</span> 総則(第104条~第120条) == *[[会社法第104条|第104条]]([[w:株主|株主]]の責任) :株主の責任の限度は「その有する株式の引受価額を限度とする旨を規定している。(株主の有限責任) *[[会社法第105条|第105条]](株主の権利) :株主の権利について規定している(剰余金配当請求権、残余財産請求権、議決権) *[[会社法第106条|第106条]](共有者による権利の行使) :株式が二人以上の人間に共有されている場合の権利行使の制約とその例外(会社の同意)について規定している。 *[[会社法第107条|第107条]]([[w:株式|株式]]の内容についての特別の定め) :株式の内容について特別の定めを設けることができることと、そのための要件を規定している([[w:種類株式|種類株式]]を参照) *[[会社法第108条|第108条]](異なる種類の株式) :[[w:種類株式|種類株式]]を参照。 *[[会社法第109条|第109条]](株主の平等) :[[w:株主平等原則|株主平等原則]](第1項)とその例外(第2項、第3項)について規定している。 *[[会社法第110条|第110条]](定款の変更の手続の特則) :第107条1項第3号の種類株式を発行する場合の、それを導入するための定款創設又は変更の例外規定である。 *[[会社法第111条|第111条]] :第108条に定められた一部の種類株式について、それを導入する際の定款創設又は変更の例外規定である。 *[[会社法第112条|第112条]](取締役の選任等に関する種類株式の定款の定めの廃止の特則) :第108条第2項第9号に掲げる事項についての定款の定めが一定の場合に廃止されるとみなされる旨を定めた規定である。 *[[会社法第113条|第113条]](発行可能株式総数) :発行可能株式総数についての規定である。 *[[会社法第114条|第114条]](発行可能種類株式総数) :発行可能種類株式総数についての規定である。 *[[会社法第115条|第115条]](議決権制限株式の発行数) :公開会社である種類株式発行会社について、議決権制限株式の発行数につき規制が設けられている旨を定めた規定である。 *[[会社法第116条|第116条]](反対株主の株式買取請求) :種類株式発行につき、既存株主の[[w:株式買取請求権|株式買取請求権]]とその行使手続について規定している。 *[[会社法第117条|第117条]](株式の価格の決定等) :株式買取請求権が行使された場合の、株式の価格の決定方法につき規定している。 *[[会社法第118条|第118条]]([[w:新株予約権|新株予約権]]買取請求) :新株予約権の権利者についても、116条と同様のケースにつき、株主に準じて扱われる。 *[[会社法第119条|第119条]](新株予約権の価格の決定等) :新株予約権の権利者の新株予約権買取請求権についても、117条と同様の手続が規定されている。 *[[会社法第120条|第120条]](株主の権利の行使に関する利益の供与) :株主の権利の行使につき、会社が利益供与をしてはならないことと、それとの関連する事柄について規定している(第1項から第5項)。 ==<span id="2">第二節</span> 株主名簿(第121条~第126条) == *[[会社法第121条|第121条]]([[w:株主名簿|株主名簿]]) *[[会社法第122条|第122条]](株主名簿記載事項を記載した書面の交付等) *[[会社法第123条|第123条]](株主名簿管理人) *[[会社法第124条|第124条]](基準日) *[[会社法第125条|第125条]](株主名簿の備置き及び閲覧等) *[[会社法第126条|第126条]](株主に対する通知等) ==<span id="3">第三節</span> 株式の譲渡等(第127条~第154条の2) == ===<span id="3-1">第一款</span> 株式の譲渡(第127条~第135条) === *[[会社法第127条|第127条]](株式の譲渡) *[[会社法第128条|第128条]](株券発行会社の株式の譲渡) *[[会社法第129条|第129条]](自己株式の処分に関する特則) *[[会社法第130条|第130条]](株式の譲渡の[[w:対抗要件]]) *[[会社法第131条|第131条]](権利の推定等) *[[会社法第132条|第132条]](株主の請求によらない株主名簿記載事項の記載又は記録) *[[会社法第133条|第133条]](株主の請求による株主名簿記載事項の記載又は記録) *[[会社法第134条|第134条]] *[[会社法第135条|第135条]](親会社株式の取得の禁止) ===<span id="3-2">第二款</span> 株式の譲渡に係る承認手続(第136条~第145条) === *[[会社法第136条|第136条]](株主からの承認の請求) *[[会社法第137条|第137条]](株式取得者からの承認の請求) *[[会社法第138条|第138条]](譲渡等承認請求の方法) *[[会社法第139条|第139条]](譲渡等の承認の決定等) *[[会社法第140条|第140条]](株式会社又は指定買取人による買取り) *[[会社法第141条|第141条]](株式会社による買取りの通知) *[[会社法第142条|第142条]](指定買取人による買取りの通知) *[[会社法第143条|第143条]](譲渡等承認請求の撤回) *[[会社法第144条|第144条]](売買価格の決定) *[[会社法第145条|第145条]](株式会社が承認をしたとみなされる場合) ===<span id="3-3">第三款</span> 株式の質入れ(第146条~第154条) === *[[会社法第146条|第146条]](株式の質入れ) *[[会社法第147条|第147条]](株式の質入れの対抗要件) *[[会社法第148条|第148条]](株主名簿の記載等) *[[会社法第149条|第149条]](株主名簿の記載事項を記載した書面の交付等) *[[会社法第150条|第150条]](登録株式質権者に対する通知等) *[[会社法第151条|第151条]](株式の質入れの効果) *[[会社法第152条|第152条]] *[[会社法第153条|第153条]] *[[会社法第154条|第154条]] ===<span id="3-4">第四款</span> 信託財産に属する株式についての対抗要件等(第154条の2) === *[[会社法第154条の2|第154条の2]] ==<span id="4">第四節</span> 株式会社による[[w:自己株式|自己の株式]]の取得(第155条~第178条) == ===<span id="4-1">第一款</span> 総則(第155条) === *[[会社法第155条|第155条]] ===<span id="4-2">第二款</span> 株主との合意による取得 === ====<span id="4-2-1">第一目 総則(第156条~第159条) ==== *[[会社法第156条|第156条]](株式の取得に関する事項の決定) *[[会社法第157条|第157条]](取得価格等の決定) *[[会社法第158条|第158条]](株主に対する通知等) *[[会社法第159条|第159条]](譲渡しの申込み) ====<span id="4-2-2">第二目</span> 特定の株主からの取得(第160条~第164条) ==== *[[会社法第160条|第160条]](特定の株主からの取得) *[[会社法第161条|第161条]](市場価格のある株式の取得の特則) *[[会社法第162条|第162条]](相続人等からの取得の特則) *[[会社法第163条|第163条]](子会社からの株式の取得) *[[会社法第164条|第164条]](特定の株主からの取得に関する定款の定め) ====<span id="4-2-3">第三目 市場取引等による株式の取得(第165条) ==== *[[会社法第165条|第165条]] ===<span id="4-3">第三款</span> 取得請求権付株式及び取得条項付株式の取得 === ====<span id="4-3-1">第一目 取得請求権付株式の取得の請求(第166条・第167条) ==== *[[会社法第166条|第166条]](取得の請求) *[[会社法第167条|第167条]](効力の発生) ====<span id="4-3-2">第二目</span> 取得条項付株式の取得(第168条~第170条) ==== *[[会社法第168条|第168条]](取得する日の決定) *[[会社法第169条|第169条]](取得する株式の決定等) *[[会社法第170条|第170条]](効力の発生等) ===<span id="4-4">第四款</span> 全部取得条項付種類株式の取得(第171条~第173条) === *[[会社法第171条|第171条]](全部取得条項付種類株式の取得に関する決定) *[[会社法第171条の2|第171条の2]](全部取得条項付種類株式の取得対価等に関する書面等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第171条の3|第171条の3]](全部取得条項付種類株式の取得をやめることの請求) *[[会社法第172条|第172条]](裁判所に対する価格の決定の申立て) *[[会社法第173条|第173条]](効力の発生) *[[会社法第173条の2|第173条の2]](全部取得条項付種類株式の取得に関する書面等の備置き及び閲覧等) ===<span id="4-5"> 第五款</span> 相続人等に対する売渡しの請求(第174条~第177条) === *[[会社法第174条|第174条]](相続人等に対する売渡しの請求に関する定款の定め) *[[会社法第175条|第175条]](売渡しの請求の決定) *[[会社法第176条|第176条]](売渡しの請求) *[[会社法第177条|第177条]](売買価格の決定) ===<span id="4-6"> 第六款</span> 株式の消却(第178条) === *[[会社法第178条|第178条]] == <span id="4の2">第四節のニ</span> 特別支配株主の株式等売渡請求(第179条の1~第179条の10) == *[[会社法第179条|第179条]](株式等売渡請求) *[[会社法第179条の2|第179条の2]](株式等売渡請求の方法) *[[会社法第179条の3|第179条の3]](対象会社の承認) *[[会社法第179条の4|第179条の4]](売渡株主等に対する通知等) *[[会社法第179条の5|第179条の5]](株式等売渡請求に関する書面等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第179条の6|第179条の6]](株式等売渡請求の撤回) *[[会社法第179条の7|第179条の7]](売渡株式等の取得をやめることの請求) *[[会社法第179条の8|第179条の8]](売買価格の決定の申立て) *[[会社法第179条の9|第179条の9]](売渡株式等の取得) *[[会社法第179条の10|第179条の10]](売渡株式等の取得に関する書面等の備置き及び閲覧等) ==<span id="5">第五節</span> 株式の併合等(第180条~第187条) == === 第一款 株式の併合(第180条~第182条) === *[[会社法第180条|第180条]]([[w:株式併合|株式の併合]]) *[[会社法第181条|第181条]](株主に対する通知等) *[[会社法第182条|第182条]](効力の発生) *[[会社法第182条の2|第182条の2]](株式の併合に関する事項に関する書面等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第182条の3|第182条の3]](株式の併合をやめることの請求) *[[会社法第182条の4|第182条の4]](反対株主の株式買取請求) *[[会社法第182条の5|第182条の5]](株式の価格の決定等) *[[会社法第182条の6|第182条の6]](株式の併合に関する書面等の備置き及び閲覧等) === 第二款 株式の分割(第183条・第184条) === *[[会社法第183条|第183条]](株式の分割) *[[会社法第184条|第184条]](効力の発生等) === 第三款 株式無償割当て(第185条~第187条) === *[[会社法第185条|第185条]](株式無償割当て) *[[会社法第186条|第186条]](株式無償割当てに関する事項の決定) *[[会社法第187条|第187条]](株式無償割当ての効力の発生等) ==<span id="6">第六節</span> 単元株式数(第188条~第195条) == === 第一款 総則(第188条~第191条) === *[[会社法第188条|第188条]](単元株式数) *[[会社法第189条|第189条]](単元未満株式についての権利の制限等) *[[会社法第190条|第190条]](理由の開示) *[[会社法第191条|第191条]](定款変更手続の特則) === 第二款 単元未満株主の買取請求(第192条・第193条) === *[[会社法第192条|第192条]](単元未満株式の買取りの請求) *[[会社法第193条|第193条]](単元未満株式の価格の決定) === 第三款 単元未満株主の売渡請求(第194条) === *[[会社法第194条|第194条]] === 第四款 単元株式数の変更等(第195条) === *[[会社法第195条|第195条]] ==<span id="7">第七節 株主に対する通知の省略等(第196条~第198条) == *[[会社法第196条|第196条]](株主に対する通知の省略) *[[会社法第197条|第197条]](株式の競売) *[[会社法第198条|第198条]](利害関係人の異議) ==<span id="8">第八節 募集株式の発行等(第199条~第213条) == === 第一款 募集事項の決定等(第199条~第202条) === *[[会社法第199条|第199条]](募集事項の決定) *[[会社法第200条|第200条]](募集事項の決定の委任) *[[会社法第201条|第201条]](公開会社における募集事項の決定の特則) *[[会社法第202条|第202条]](株主に株式の割当てを受ける権利を与える場合) *[[会社法第202条の2|第202条の2]](取締役の報酬等に係る募集事項の決定の特則) === 第二款 募集株式の割当て(第203条~第206条) === *[[会社法第203条|第203条]](募集株式の申込み) *[[会社法第204条|第204条]](募集株式の割当て) *[[会社法第205条|第205条]](募集株式の申込み及び割当てに関する特則) *[[会社法第206条|第206条]](募集株式の引受け) *[[会社法第206条の2|第206条の2]](公開会社における募集株式の割当て等の特則) === 第三款 金銭以外の財産の出資(第207条) === *[[会社法第207条|第207条]] === 第四款 出資の履行等(第208条・第209条) === *[[会社法第208条|第208条]](出資の履行) *[[会社法第209条|第209条]](株主となる時期) === 第五款 募集株式の発行等をやめることの請求(第210条) === *[[会社法第210条|第210条]] === 第六款 募集に係る責任等(第211条~第213条) === *[[会社法第211条|第211条]](引受けの無効又は取消しの制限) *[[会社法第212条|第212条]](不公正な払込金額で株式を引き受けた者等の責任) *[[会社法第213条|第213条]](出資された財産等の価額が不足する場合の取締役等の責任) *[[会社法第213条の2|第213条の2]](出資の履行を仮装した募集株式の引受人の責任) *[[会社法第213条の3|第213条の3]](出資の履行を仮装した場合の取締役等の責任) ==<span id="9">第九節</span> 株券(第214条~第233条)== === 第一款 総則(第214条~第218条) === *[[会社法第214条|第214条]]([[w:株券|株券]]を発行する旨の定款の定め) :株券を発行するために定款において定めをしなければならないとする規定である。 *[[会社法第215条|第215条]](株券の発行) :株券発行会社の株券発行義務(第1項)、その時期(第2項、第3項)、[[w:公開会社でない会社|公開会社でない会社]]における例外(第4項)を定めている。 *[[会社法第216条|第216条]](株券の記載事項) :株券の記載事項、及び発行会社の代表取締役の署名等の義務について規定している。 *[[会社法第217条|第217条]](株券不所持の申出) :株券発行会社の株主が、株券の所持を希望しない場合の手続に関する規定である。 *[[会社法第218条|第218条]](株券を発行する旨の定款の定めの廃止) :株券を発行する旨の定款の定めを廃止する際の手続規定である。 === 第二款 株券の提出等(第219条・第220条) === *[[会社法第219条|第219条]](株券の提出に関する公告等) :株主に株券の提出義務が生ずる場合と公告など、それに関する事務処理規定を定めている。 *[[会社法第220条|第220条]](株券の提出をすることができない場合) :株券の提出ができない者がいる場合の公告方法について規定している。 === 第三款 株券喪失登録(第221条~第233条) === *[[会社法第221条|第221条]](株券喪失登録簿) :'''株券喪失登録簿'''の作成と'''株券喪失登録記載事項'''について規定している。 *[[会社法第222条|第222条]](株券喪失登録簿に関する事務の委託) :[[会社法第123条|123条]]を'''株券喪失登録簿'''に適用する場合の文言の[[w:読替|読替]]方法について規定している。 *[[会社法第223条|第223条]](株券喪失登録の請求) :株券を喪失した者による、'''株券喪失登録'''(株券発行会社に対し、当該株券についての'''株券喪失登録簿記載事項'''を'''株券喪失登録簿'''に記載し、又は記録すること)の請求について規定している。 *[[会社法第224条|第224条]](名義人等に対する通知) :'''株券喪失登録者'''(株券発行会社が前条の規定による請求に応じて'''株券喪失登録'''をした場合において、当該請求に係る株券を喪失した者として'''株券喪失登録簿'''に記載され、又は記録された者)と[[w:株主名簿|株主名簿]]の名義人が一致しない場合の、請求を受けた株券発行会社の事務処理方法を定めた規定である。 *[[会社法第225条|第225条]](株券を所持する者による抹消の申請) :'''株券喪失登録'''がされた株券を所持する者は、'''株券喪失登録'''の抹消を請求することができることを定めている。 *[[会社法第226条|第226条]](株券喪失登録者による抹消の申請) :'''株券喪失登録者'''は'''株券喪失登録'''の抹消を請求することができる。 *[[会社法第227条|第227条]](株券を発行する旨の定款の定めを廃止した場合における株券喪失登録の抹消) :'''株券喪失登録'''を抹消しなければならない場合について規定している。 *[[会社法第228条|第228条]](株券の無効) :'''株券喪失登録'''された株券が無効となる時期について規定している(株券喪失登録日の翌日から起算して一年を経過した日)。また、無効となった株券の再発行義務についても規定している。株券を発行する相手方は'''株券喪失登録者'''である。 *[[会社法第229条|第229条]](異議催告手続との関係) :'''株券喪失登録者'''が[[会社法第220条|第220条第1項]]の請求をした場合の、株券発行会社側の事務処理の変更点について規定している。 *[[会社法第230条|第230条]](株券喪失登録の効力) :'''株券喪失登録'''の効力について規定している(名簿書換の禁止、株券の再発行の禁止、議決権行使の禁止など) *[[会社法第231条|第231条]](株券喪失登録簿の備置き及び閲覧等) :'''株券喪失登録簿'''の備置き義務と'''株券喪失登録簿'''の閲覧謄写請求権について規定している。 *[[会社法第232条|第232条]](株券喪失登録者に対する通知等) :株券発行会社が株券喪失登録者に対して行う通知又は催告について、通知等の宛先と到達時点の判断基準について規定している。 *[[会社法第233条|第233条]](適用除外) :[[w:非訟事件手続法|非訟事件手続法]]第三編が、株券について適用されない旨を規定している。 ==<span id="10">第十節</span> 雑則(第234条・第235条) == *[[会社法第234条|第234条]](一に満たない端数の処理) :列挙された一定の事由により株式に端数が生じる場合の処理方法について規定している(競売又は所定の方法による売却の上、代金の交付)。 *[[会社法第235条|第235条]] :[[w:株式分割|株式分割]]又は[[w:株式併合|株式併合]]により端数が生じる場合の処理方法について規定している(234条の準用)。 == 関連項目 == *[[w:自己株式|自己株式]] *[[w:株式の消却|株式の消却]] *[[w:株式併合|株式併合]] *[[w:株式分割|株式分割]] *[[w:株式無償割当て|株式無償割当て]] *[[w:単元株式|単元株式]] *[[w:種類株式|種類株式]] {{stub}} [[Category:会社法|*22]]
2006-05-23T20:16:26Z
2023-12-22T10:03:51Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC2%E7%B7%A8%E7%AC%AC2%E7%AB%A0_%E6%A0%AA%E5%BC%8F_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,612
第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法) 重要な概念についてはウィキペィアへリンクする。 この章のみで定義される用語は太字で記入する。 条文は、説明文と区別した上で斜体で記入する。 個別の条文記事は、ある程度説明量が増加してからでお願いします。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]] *重要な概念については[[w:ウィキペィア|ウィキペィア]]へリンクする。 *この章のみで定義される用語は'''太字'''で記入する。 *条文は、説明文と区別した上で斜体で記入する。 *個別の条文記事は、ある程度説明量が増加してからでお願いします。 ==<span id="1">第一節</span> 総則(第236条・第237条) == *[[会社法第236条|第236条]]([[w:新株予約権|新株予約権]]の内容) *[[会社法第237条|第237条]](共有者による権利の行使) ==<span id="2">第二節</span> 新株予約権の発行(第238条~第248条)== ===第一款 募集事項の決定等(第238条~第241条)=== *[[会社法第238条|第238条]](募集事項の決定) *[[会社法第239条|第239条]](募集事項の決定の委任) *[[会社法第240条|第240条]](公開会社における募集事項の決定の特則) *[[会社法第241条|第241条]](株主に新株予約権の割当てを受ける権利を与える場合) ===第二款 募集新株予約権の割当て(第242条~第245条)=== *[[会社法第242条|第242条]](募集新株予約権の申込み) *[[会社法第243条|第243条]](募集新株予約権の割当て) *[[会社法第244条|第244条]](募集新株予約権の申込み及び割当てに関する特則) *[[会社法第244条の2|第244条の2]](公開会社における募集新株予約権の割当て等の特則) *[[会社法第245条|第245条]](新株予約権者となる日) ===第三款 募集新株予約権に係る払込み(第246条)=== *[[会社法第246条|第246条]] ===第四款 募集新株予約権の発行をやめることの請求(第247条)=== *[[会社法第247条|第247条]] ===第五款 雑則(第248条)=== *[[会社法第248条|第248条]] ==<span id="3">第三節</span> 新株予約権原簿(第249条~第253条) == *[[会社法第249条|第249条]](新株予約権原簿) *[[会社法第250条|第250条]](新株予約権原簿記載事項を記載した書面の交付等) *[[会社法第251条|第251条]](新株予約権原簿の管理) *[[会社法第252条|第252条]](新株予約権原簿の備置き及び閲覧等) *[[会社法第253条|第253条]](新株予約権者に対する通知等) ==<span id="4">第四節</span> 新株予約権の譲渡等(第254条~第272条) == ===<span id="4-1">第一款</span> 新株予約権の譲渡(第254条~第261条)=== *[[会社法第254条|第254条]](新株予約権の譲渡) *[[会社法第255条|第255条]](証券発行新株予約権の譲渡) *[[会社法第256条|第256条]](自己新株予約権の処分に関する特則) *[[会社法第257条|第257条]](新株予約権の譲渡の対抗要件) *[[会社法第258条|第258条]](権利の推定等) *[[会社法第259条|第259条]](新株予約権者の請求によらない新株予約権原簿記載事項の記載又は記録) *[[会社法第260条|第260条]](新株予約権者の請求による新株予約権原簿記載事項の記載又は記録) *[[会社法第261条|第261条]] ===<span id="4-2">第二款</span> 新株予約権の譲渡の制限(第262条~第266条)=== *[[会社法第262条|第262条]](新株予約権者からの承認の請求) *[[会社法第263条|第263条]](新株予約権取得者からの承認の請求) *[[会社法第264条|第264条]](譲渡等承認請求の方法) *[[会社法第265条|第265条]](譲渡等の承認の決定等) *[[会社法第266条|第266条]](株式会社が承認をしたとみなされる場合) ===<span id="4-3">第三款</span> 新株予約権の質入れ(第267条~第272条)=== *[[会社法第267条|第267条]](新株予約権の質入れ) *[[会社法第268条|第268条]](新株予約権の質入れの対抗要件) *[[会社法第269条|第269条]](新株予約権原簿の記載等) *[[会社法第270条|第270条]](新株予約権原簿の記載事項を記載した書面の交付等) *[[会社法第271条|第271条]](登録新株予約権質権者に対する通知等) *[[会社法第272条|第272条]](新株予約権の質入れの効果) ===<span id="4-4">第四款</span> 信託財産に属する新株予約権についての対抗要件等(第272条の2)=== *[[会社法第272条の2|第272条の2]] ==<span id="5">第五節</span> 株式会社による自己の新株予約権の取得(第273条~第276条) == ===<span id="5-1">第一款</span> 募集事項の定めに基づく新株予約権の取得(第273条~第275条)=== *[[会社法第273条|第273条]](取得する日の決定) *[[会社法第274条|第274条]](取得する新株予約権の決定等) *[[会社法第275条|第275条]](効力の発生等) ===<span id="5-2">第二款</span> 新株予約権の消却(第276条)=== *[[会社法第276条|第276条]] ==<span id="6">第六節</span> 新株予約権無償割当て(第277条~第279条) == *[[会社法第277条|第277条]](新株予約権無償割当て) *[[会社法第278条|第278条]](新株予約権無償割当てに関する事項の決定) *[[会社法第279条|第279条]](新株予約権無償割当ての効力の発生等) ==<span id="7"> 第七節 新株予約権の行使(第280条~第287条) == ===<span id="7-1">第一款 総則(第280条~第283条)=== *[[会社法第280条|第280条]](新株予約権の行使) *[[会社法第281条|第281条]](新株予約権の行使に際しての払込み) *[[会社法第282条|第282条]](株主となる時期) *[[会社法第283条|第283条]](一に満たない端数の処理) ===<span id="7-2">第二款 金銭以外の財産の出資(第284条)=== *[[会社法第284条|第284条]] ===<span id="7-3">第三款 責任(第285条~第286条の3)=== *[[会社法第285条|第285条]](不公正な払込金額で新株予約権を引き受けた者等の責任) *[[会社法第286条|第286条]](出資された財産等の価額が不足する場合の取締役等の責任) *[[会社法第286条の2|第286条の2]](新株予約権に係る払込み等を仮装した新株予約権者等の責任) *[[会社法第286条の3|第286条の3]](新株予約権に係る払込み等を仮装した場合の取締役等の責任) ===<span id="7-4">第四款 雑則(第287条)=== *[[会社法第287条|第287条]] ==<span id="8">第八節</span> 新株予約権に係る証券(第288条~第294条) == ===第一款 新株予約権証券(第288条~第291条)=== *[[会社法第288条|第288条]](新株予約権証券の発行) *[[会社法第289条|第289条]](新株予約権証券の記載事項) *[[会社法第290条|第290条]](記名式と無記名式との間の転換) *[[会社法第291条|第291条]](新株予約権証券の喪失) ===第二款 新株予約権付社債券(第292条)=== *[[会社法第292条|第292条]] ===第三款 新株予約権証券等の提出(第293条・第294条)=== *[[会社法第293条|第293条]]([[w:新株予約権付証券|新株予約権証券]]の提出に関する公告等) *[[会社法第294条|第294条]](無記名式の新株予約権証券等が提出されない場合) == 関連項目 == *[[w:新株予約権|新株予約権]] ==外部リンク== *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%89%ef%8e%d0%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H17HO086&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 会社法](法令データ提供システム) [[Category:会社法|*23]]
null
2022-05-27T22:17:58Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC2%E7%B7%A8%E7%AC%AC3%E7%AB%A0_%E6%96%B0%E6%A0%AA%E4%BA%88%E7%B4%84%E6%A8%A9_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,613
第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法) 重要な概念についてはウィキペディアへリンクする。 この章のみで定義される概念については太字で記入する。 個別の条文記事はある程度説明の記述量が増えてからでお願いします。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第5章 計算等 (コンメンタール会社法)]] *重要な概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へリンクする。 *この章のみで定義される概念については'''太字'''で記入する。 *個別の条文記事はある程度説明の記述量が増えてからでお願いします。 ==<span id="1">第一節 会計の原則(第431条)</span>== *[[会社法第431条|第431条]] ==<span id="2">第二節</span> 会計帳簿等(第432条~第444条) == ===<span id="2-1">第一款</span> 会計帳簿(第432条~第434条) === *[[会社法第432条|第432条]]([[w:会計帳簿|会計帳簿]]の作成及び保存) *[[会社法第433条|第433条]](会計帳簿の閲覧等の請求) *[[会社法第434条|第434条]](会計帳簿の提出命令) ===<span id="2-2">第二款</span> 計算書類等(第435条~第443条) === *[[会社法第435条|第435条]]([[w:計算書類|計算書類等]]の作成及び保存) *[[会社法第436条|第436条]](計算書類等の監査等) *[[会社法第437条|第437条]](計算書類等の株主への提供) *[[会社法第438条|第438条]](計算書類等の定時株主総会への提出等) *[[会社法第439条|第439条]](会計監査人設置会社の特則) *[[会社法第440条|第440条]](計算書類の公告) *[[会社法第441条|第441条]](臨時計算書類) *[[会社法第442条|第442条]](計算書類等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第443条|第443条]](計算書類等の提出命令) ===<span id="2-3">第三款</span> 連結計算書類(第444条) === *[[会社法第444条|第444条]] ==<span id="3">第三節 資本金の額等(第445条~第452条)</span>== === 第一款 総則(第445条・第446条) === *[[会社法第445条|第445条]]([[w:資本金|資本金]]の額及び[[w:準備金|準備金]]の額) *[[会社法第446条|第446条]]([[w:剰余金|剰余金]]の額) === 第二款 資本金の額の減少等 === ==== 第一目 資本金の額の減少等(第447条~第449条) ==== *[[会社法第447条|第447条]](資本金の額の減少) *[[会社法第448条|第448条]](準備金の額の減少) *[[会社法第449条|第449条]](債権者の異議) ==== 第二目 資本金の額の増加等(第450条・第451条) ==== *[[会社法第450条|第450条]](資本金の額の増加) *[[会社法第451条|第451条]](準備金の額の増加) ==== 第三目 剰余金についてのその他の処分(第452条) ==== *[[会社法第452条|第452条]] ==<span id="4">第四節 剰余金の配当(第453条~第458条)</span>== *[[会社法第453条|第453条]](株主に対する剰余金の配当) *[[会社法第454条|第454条]](剰余金の配当に関する事項の決定) *[[会社法第455条|第455条]](金銭分配請求権の行使) *[[会社法第456条|第456条]](基準株式数を定めた場合の処理) *[[会社法第457条|第457条]](配当財産の交付の方法等) *[[会社法第458条|第458条]](適用除外) ==<span id="5">第五節 剰余金の配当等を決定する機関の特則(第459条・第460条)</span>== *[[会社法第459条|第459条]](剰余金の配当等を取締役会が決定する旨の定款の定め) *[[会社法第460条|第460条]](株主の権利の制限) ==<span id="6">第六節 剰余金の配当等に関する責任(第461条~第465条)</span>== *[[会社法第461条|第461条]]([[w:配当|配当]]等の制限) *[[会社法第462条|第462条]](剰余金の配当等に関する責任) *[[会社法第463条|第463条]](株主に対する求償権の制限等) *[[会社法第464条|第464条]](買取請求に応じて株式を取得した場合の責任) *[[会社法第465条|第465条]](欠損が生じた場合の責任) [[Category:会社法|*25]]
null
2008-08-05T05:17:11Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC2%E7%B7%A8%E7%AC%AC5%E7%AB%A0_%E8%A8%88%E7%AE%97%E7%AD%89_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,617
第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)]] ==<span id="1">第一節 総則(第475条~第509条)</span>== ===<span id="1-1">第一款</span> [[w:清算|清算]]の開始(第475条・第476条)=== *[[会社法第475条|第475条]](清算の開始原因) *[[会社法第476条|第476条]](清算株式会社の能力) ===<span id="1-2">第二款</span> 清算株式会社の機関(第477条~第491条)=== *<span id="1-2-1">第一目</span> 株主総会以外の機関の設置 **[[会社法第477条|第477条]] *<span id="1-2-2">第二目</span> 清算人の就任及び解任並びに監査役の退任(第478条~第480条) **[[会社法第478条|第478条]](清算人の就任) **[[会社法第479条|第479条]](清算人の解任) **[[会社法第480条|第480条]](監査役の退任) *<span id="1-2-3">第三目</span> 清算人の職務等(第481条~第488条) **[[会社法第481条|第481条]](清算人の職務) **[[会社法第482条|第482条]](業務の執行) **[[会社法第483条|第483条]](清算株式会社の代表) **[[会社法第484条|第484条]](清算株式会社についての破産手続の開始) **[[会社法第485条|第485条]](裁判所の選任する清算人の報酬) **[[会社法第486条|第486条]](清算人の清算株式会社に対する損害賠償責任) **[[会社法第487条|第487条]](清算人の第三者に対する損害賠償責任) **[[会社法第488条|第488条]](清算人及び監査役の連帯責任) *<span id="1-2-4">第四目</span> 清算人会(第489条・第490条) **[[会社法第489条|第489条]](清算人会の権限等) **[[会社法第490条|第490条]](清算人会の運営) *<span id="1-2-5">第五目</span> 取締役等に関する規定の適用(第491条) **[[会社法第491条|第491条]] ===<span id="1-3">第三款</span> 財産目録等(第492条~第498条)=== *[[会社法第492条|第492条]](財産目録等の作成等) *[[会社法第493条|第493条]](財産目録等の提出命令) *[[会社法第494条|第494条]](貸借対照表等の作成及び保存) *[[会社法第495条|第495条]](貸借対照表等の監査等) *[[会社法第496条|第496条]](貸借対照表等の備置き及び閲覧等) *[[会社法第497条|第497条]](貸借対照表等の定時株主総会への提出等) *[[会社法第498条|第498条]](貸借対照表等の提出命令) ===<span id="1-4">第四款</span> 債務の弁済等(第499条~第503条)=== *[[会社法第499条|第499条]](債権者に対する公告等) *[[会社法第500条|第500条]](債務の弁済の制限) *[[会社法第501条|第501条]](条件付債権等に係る債務の弁済) *[[会社法第502条|第502条]](債務の弁済前における残余財産の分配の制限) *[[会社法第503条|第503条]](清算からの除斥) ===<span id="1-5">第五款</span> 残余財産の分配(第504条~第506条)=== *[[会社法第504条|第504条]](残余財産の分配に関する事項の決定) *[[会社法第505条|第505条]](残余財産が金銭以外の財産である場合) *[[会社法第506条|第506条]](基準株式数を定めた場合の処理) ===<span id="1-6">第六款</span> 清算事務の終了等(第506条)=== *[[会社法第507条|第507条]] ===<span id="1-7">第七款</span> 帳簿資料の保存(第508条)=== *[[会社法第508条|第508条]] ===<span id="1-8">第八款</span> 適用除外等(第509条)=== *[[会社法第509条|第509条]] ==<span id="2">第二節</span> 特別清算(第510条~第574条)== ===<span id="2-1">第一款</span> [[w:特別清算|特別清算]]の開始(第510条~第518条の2)=== :[[会社法第510条|第510条]](特別清算開始の原因) :[[会社法第511条|第511条]](特別清算開始の申立て) :[[会社法第512条|第512条]](他の手続の中止命令) :[[会社法第513条|第513条]](特別清算開始の申立ての取下げの制限) :[[会社法第514条|第514条]](特別清算開始の命令) :[[会社法第515条|第515条]](他の手続の中止等) :[[会社法第516条|第516条]](担保権の実行の手続等の中止命令) :[[会社法第517条|第517条]](相殺の禁止) :[[会社法第518条|第518条]] :[[会社法第518条の2|第518条の2]](共助対象外国租税債権者の手続参加) ===<span id="2-2">第二款 裁判所による監督及び調査(第519条~第522条)=== :[[会社法第519条|第519条]](裁判所による監督) :[[会社法第520条|第520条]](裁判所による調査) :[[会社法第521条|第521条]](裁判所への財産目録等の提出) :[[会社法第522条|第522条]](調査命令) ===<span id="2-3">第三款 清算人(第523条~第526条)=== :[[会社法第523条|第523条]](清算人の公平誠実義務) :[[会社法第524条|第524条]](清算人の解任等) :[[会社法第525条|第525条]](清算人代理) :[[会社法第526条|第526条]](清算人の報酬等) ===<span id="2-4">第四款 監督委員(第527条~第532条)=== :[[会社法第527条|第527条]](監督委員の選任等) :[[会社法第528条|第528条]](監督委員に対する監督等) :[[会社法第529条|第529条]](二人以上の監督委員の職務執行) :[[会社法第530条|第530条]](監督委員による調査等) :[[会社法第531条|第531条]](監督委員の注意義務) :[[会社法第532条|第532条]](監督委員の報酬等) ===<span id="2-5">第五款 調査委員(第533条・第534条)=== :[[会社法第533条|第533条]](調査委員の選任等) :[[会社法第534条|第534条]](監督委員に関する規定の準用) ===<span id="2-6">第六款 清算株式会社の行為の制限等(第535条~第539条)=== :[[会社法第535条|第535条]](清算株式会社の行為の制限) :[[会社法第536条|第536条]](事業の譲渡の制限等) :[[会社法第537条|第537条]](債務の弁済の制限) :[[会社法第538条|第538条]](換価の方法) :[[会社法第539条|第539条]](担保権者が処分をすべき期間の指定) ===<span id="2-7">第七款 清算の監督上必要な処分等(第540条~第545条)=== :[[会社法第540条|第540条]](清算株式会社の財産に関する保全処分) :[[会社法第541条|第541条]](株主名簿の記載等の禁止) :[[会社法第542条|第542条]](役員等の財産に対する保全処分) :[[会社法第543条|第543条]](役員等の責任の免除の禁止) :[[会社法第544条|第544条]](役員等の責任の免除の取消し) :[[会社法第545条|第545条]](役員等責任査定決定) ===<span id="2-8">第八款 債権者集会(第546条~第532条)=== :[[会社法第546条|第546条]](債権者集会の招集) :[[会社法第547条|第547条]](債権者による招集の請求) :[[会社法第548条|第548条]](債権者集会の招集等の決定) :[[会社法第549条|第549条]](債権者集会の招集の通知) :[[会社法第550条|第550条]](債権者集会参考書類及び議決権行使書面の交付等) :[[会社法第551条|第551条]] :[[会社法第552条|第552条]](債権者集会の指揮等) :[[会社法第553条|第553条]](異議を述べられた議決権の取扱い) :[[会社法第554条|第554条]](債権者集会の決議) :[[会社法第555条|第555条]](議決権の代理行使) :[[会社法第556条|第556条]](書面による議決権の行使) :[[会社法第557条|第557条]](電磁的方法による議決権の行使) :[[会社法第558条|第558条]](議決権の不統一行使) :[[会社法第559条|第559条]](担保権を有する債権者等の出席等) :[[会社法第560条|第560条]](延期又は続行の決議) :[[会社法第561条|第561条]](議事録) :[[会社法第562条|第562条]](清算人の調査結果等の債権者集会に対する報告) ===<span id="2-9">第九款 協定(第563条~第572条)=== :[[会社法第563条|第563条]](協定の申出) :[[会社法第564条|第564条]](協定の条項) :[[会社法第565条|第565条]](協定による権利の変更) :[[会社法第566条|第566条]](担保権を有する債権者等の参加) :[[会社法第567条|第567条]](協定の可決の要件) :[[会社法第568条|第568条]](協定の認可の申立て) :[[会社法第569条|第569条]](協定の認可又は不認可の決定) :[[会社法第570条|第570条]](協定の効力発生の時期) :[[会社法第571条|第571条]](協定の効力範囲) :[[会社法第572条|第572条]](協定の内容の変更) ===<span id="2-10">第十款 特別清算の終了(第573条・第574条)=== :[[会社法第573条|第573条]](特別清算終結の決定) :[[会社法第574条|第574条]](破産手続開始の決定) ==外部リンク== *[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%89%ef%8e%d0%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H17HO086&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 会社法](法令データ提供システム) {{stub}} [[Category:会社法|*29]]
null
2022-05-30T11:10:58Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC2%E7%B7%A8%E7%AC%AC9%E7%AB%A0_%E6%B8%85%E7%AE%97_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)
3,618
第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法) 重要な用語、概念についてはウィキペディアへリンクする。 この章のみで定義されている用語、概念については太字で記入する。 条文は斜体で記入する。
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第4章 機関 (コンメンタール会社法)]] *重要な用語、概念については[[w:ウィキペディア|ウィキペディア]]へリンクする。 *この章のみで定義されている用語、概念については'''太字'''で記入する。 *条文は''斜体''で記入する。 ==<b id="1">第一節 株主総会及び種類株主総会等(第295条~第325条)</b>== === 第一款 株主総会(第295条~第320条) === *[[会社法第295条|第295条]]([[w:株主総会|株主総会]]の権限) *[[会社法第296条|第296条]](株主総会の招集) *[[会社法第297条|第297条]](株主による招集の請求) *[[会社法第298条|第298条]](株主総会の招集の決定) *[[会社法第299条|第299条]](株主総会の招集の通知) *[[会社法第300条|第300条]](招集手続の省略) *[[会社法第301条|第301条]](株主総会参考書類及び議決権行使書面の交付等) *[[会社法第302条|第302条]] *[[会社法第303条|第303条]](株主提案権) *[[会社法第304条|第304条]] *[[会社法第305条|第305条]] *[[会社法第306条|第306条]](株主総会の招集手続等に関する検査役の選任) *[[会社法第307条|第307条]](裁判所による株主総会招集等の決定) *[[会社法第308条|第308条]](議決権の数) *[[会社法第309条|第309条]](株主総会の決議) *[[会社法第310条|第310条]](議決権の代理行使) *[[会社法第311条|第311条]](書面による議決権の行使) *[[会社法第312条|第312条]](電磁的方法による議決権の行使) *[[会社法第313条|第313条]](議決権の不統一行使) *[[会社法第314条|第314条]](取締役等の説明義務) *[[会社法第315条|第315条]](議長の権限) *[[会社法第316条|第316条]](株主総会に提出された資料等の調査) *[[会社法第317条|第317条]](延期又は続行の決議) *[[会社法第318条|第318条]](議事録) *[[会社法第319条|第319条]](株主総会の決議の省略) *[[会社法第320条|第320条]](株主総会への報告の省略) === 第二款 種類株主総会(第321条~第325条) === *[[会社法第321条|第321条]](種類株主総会の権限) *[[会社法第322条|第322条]](ある種類の種類株主に損害を及ぼすおそれがある場合の種類株主総会) *[[会社法第323条|第323条]](種類株主総会の決議を必要とする旨の定めがある場合) *[[会社法第324条|第324条]](種類株主総会の決議) *[[会社法第325条|第325条]](株主総会に関する規定の準用) === 第三款 電子提供措置(第325条の2~第325条の7) === *[[会社法第325条の2|第325条の2]](電子提供措置をとる旨の定款の定め) *[[会社法第325条の3|第325条の3]](電子提供措置) *[[会社法第325条の4|第325条の4]](株主総会の招集の通知等の特則) *[[会社法第325条の5|第325条の5]](書面交付請求) *[[会社法第325条の6|第325条の6]](電子提供措置の中断) *[[会社法第325条の7|第325条の7]](株主総会に関する規定の準用) ==<b id="2">第二節 株主総会以外の機関の設置(第326条~第328条)</b>== *[[会社法第326条|第326条]](株主総会以外の機関の設置) *[[会社法第327条|第327条]]([[w:取締役|取締役]]会等の設置義務等) *[[会社法第327条の2|第327条の2]](社外取締役の設置義務) *[[会社法第328条|第328条]](大会社における監査役会等の設置義務) ==<b id="3">第三節 役員及び会計監査人の選任及び解任(第329条~第347条)</b>== === 第一款 選任(第329条~第338条) === *[[会社法第329条|第329条]](選任) *[[会社法第330条|第330条]](株式会社と役員等との関係) *[[会社法第331条|第331条]](取締役の資格等) *[[会社法第332条|第332条]](取締役の任期) *[[会社法第333条|第333条]](会計参与の資格等) *[[会社法第334条|第334条]](会計参与の任期) *[[会社法第335条|第335条]](監査役の資格等) *[[会社法第336条|第336条]](監査役の任期) *[[会社法第337条|第337条]](会計監査人の資格等) *[[会社法第338条|第338条]](会計監査人の任期) === 第二款 解任(第339条・第340条) === *[[会社法第339条|第339条]](解任) *[[会社法第340条|第340条]](監査役等による会計監査人の解任) === 第三款 選任及び解任の手続に関する特則(第341条~第347条) === *[[会社法第341条|第341条]](役員の選任及び解任の株主総会の決議) *[[会社法第342条|第342条]](累積投票による取締役の選任) *[[会社法第342条の2|第342条の2]](監査等委員である取締役等の選任等についての意見の陳述) *[[会社法第343条|第343条]](監査役の選任に関する監査役の同意等) *[[会社法第344条|第344条]](会計監査人の選任に関する監査役の同意等) *[[会社法第344条の2|第344条の2]](監査等委員である取締役の選任に関する監査等委員会の同意等) *[[会社法第345条|第345条]](会計参与等の選任等についての意見の陳述) *[[会社法第346条|第346条]](役員等に欠員を生じた場合の措置) *[[会社法第347条|第347条]](種類株主総会における取締役又は監査役の選任等) ==<b id="4">第四節 取締役(第348条~第361条)</b>== *[[会社法第348条|第348条]](業務の執行) *[[会社法第348条の2|第348条の2]](業務の執行の社外取締役への委託) *[[会社法第349条|第349条]](株式会社の代表) *[[会社法第350条|第350条]](代表者の行為についての損害賠償責任) *[[会社法第351条|第351条]](代表取締役に欠員を生じた場合の措置) *[[会社法第352条|第352条]](取締役の職務を代行する者の権限) *[[会社法第353条|第353条]](株式会社と取締役との間の訴えにおける会社の代表) *[[会社法第354条|第354条]](表見代表取締役) *[[会社法第355条|第355条]](忠実義務) *[[会社法第356条|第356条]](競業及び利益相反取引の制限) *[[会社法第357条|第357条]](取締役の報告義務) *[[会社法第358条|第358条]](業務の執行に関する検査役の選任) *[[会社法第359条|第359条]](裁判所による株主総会招集等の決定) *[[会社法第360条|第360条]](株主による取締役の行為の差止め) *[[会社法第361条|第361条]](取締役の報酬等) ==<b id="5">第五節 取締役会(第362条~第373条)</b>== === 第一款 権限等(第362条~第365条) === *[[会社法第362条|第362条]]([[w:取締役会|取締役会]]の権限等) *[[会社法第363条|第363条]](取締役会設置会社の取締役の権限) *[[会社法第364条|第364条]](取締役会設置会社と取締役との間の訴えにおける会社の代表) *[[会社法第365条|第365条]](競業及び取締役会設置会社との取引等の制限) === 第二款 運営(第366条~第373条) === *[[会社法第366条|第366条]](招集権者) *[[会社法第367条|第367条]](株主による招集の請求) *[[会社法第368条|第368条]](招集手続) *[[会社法第369条|第369条]](取締役会の決議) *[[会社法第370条|第370条]](取締役会の決議の省略) *[[会社法第371条|第371条]](議事録等) *[[会社法第372条|第372条]](取締役会への報告の省略) *[[会社法第373条|第373条]](特別取締役による取締役会の決議) ==<b id="6">第六節 会計参与(第374条~第380条)</b>== *[[会社法第374条|第374条]]([[w:会計参与|会計参与]]の権限) *[[会社法第375条|第375条]](会計参与の報告義務) *[[会社法第376条|第376条]](取締役会への出席) *[[会社法第377条|第377条]](株主総会における意見の陳述) *[[会社法第378条|第378条]](会計参与による計算書類等の備置き等) *[[会社法第379条|第379条]](会計参与の報酬等) *[[会社法第380条|第380条]](費用等の請求) ==<b id="7">第七節 監査役(第381条~第389条)</b>== *[[会社法第381条|第381条]]([[w:監査役|監査役]]の権限) *[[会社法第382条|第382条]](取締役への報告義務) *[[会社法第383条|第383条]](取締役会への出席義務等) *[[会社法第384条|第384条]](株主総会に対する報告義務) *[[会社法第385条|第385条]](監査役による取締役の行為の差止め) *[[会社法第386条|第386条]](監査役設置会社と取締役との間の訴えにおける会社の代表) *[[会社法第387条|第387条]](監査役の報酬等) *[[会社法第388条|第388条]](費用等の請求) *[[会社法第389条|第389条]](定款の定めによる監査範囲の限定) ==<b id="8">第八節 監査役会(第390条~第395条)</b>== === 第一款 権限等(第390条) === *[[会社法第390条|第390条]] === 第二款 運営(第391条~第395条) === *[[会社法第391条|第391条]](招集権者) *[[会社法第392条|第392条]](招集手続) *[[会社法第393条|第393条]]([[w:監査役会|監査役会]]の決議) *[[会社法第394条|第394条]](議事録) *[[会社法第395条|第395条]](監査役会への報告の省略) ==<b id="9">第九節 会計監査人(第396条~第399条)</b>== *[[会社法第396条|第396条]]([[w:会計監査人|会計監査人]]の権限等) *[[会社法第397条|第397条]](監査役に対する報告) *[[会社法第398条|第398条]](定時株主総会における会計監査人の意見の陳述) *[[会社法第399条|第399条]](会計監査人の報酬等の決定に関する監査役の関与) ==<b id="9の2">第九節の二 監査等委員会(第399条の2~第399条の14)</b>== === 第一款 権限等(第399条の2~第399条の7) === *[[会社法第399条の2|第399条の2]](監査等委員会の権限等) *[[会社法第399条の3|第399条の3]](監査等委員会による調査) *[[会社法第399条の4|第399条の4]](取締役会への報告義務) *[[会社法第399条の5|第399条の5]](株主総会に対する報告義務) *[[会社法第399条の6|第399条の6]](監査等委員による取締役の行為の差止め) *[[会社法第399条の7|第399条の7]]([[w:監査等委員会設置会社|監査等委員会設置会社]]と取締役との間の訴えにおける会社の代表等) === 第二款 運営(第399条の8~第399条の12) === *[[会社法第399条の8|第399条の8]](招集権者) *[[会社法第399条の9|第399条の9]](招集手続等) *[[会社法第399条の10|第399条の10]](監査等委員会の決議) *[[会社法第399条の11|第399条の11]](議事録) *[[会社法第399条の12|第399条の12]](監査等委員会への報告の省略) === 第三款 監査等委員会設置会社の取締役会の権限等(第399条の13~第399条の14) === *[[会社法第399条の13|第399条の13]](監査等委員会設置会社の取締役会の権限) *[[会社法第399条の14|第399条の14]](監査等委員会による取締役会の招集) ==<b id="10">第十節 指名委員会等及び執行役(第400条~第422条)</b>== === 第一款 委員の選定、執行役の選任等(第400条~第403条) === *[[会社法第400条|第400条]](委員の選定等) *[[会社法第401条|第401条]](委員の解職等) *[[会社法第402条|第402条]](執行役の選任等) *[[会社法第403条|第403条]](執行役の解任等) === 第二款 指名委員会等の権限等(第404条~409条) === *[[会社法第404条|第404条]](指名委員会等の権限等) *[[会社法第405条|第405条]](監査委員会による調査) *[[会社法第406条|第406条]](取締役会への報告義務) *[[会社法第407条|第407条]](監査委員による執行役等の行為の差止め) *[[会社法第408条|第408条]]([[w:指名委員会等設置会社|指名委員会等設置会社]]と執行役又は取締役との間の訴えにおける会社の代表等) *[[会社法第409条|第409条]](報酬委員会による報酬の決定の方法等) === 第三款 指名委員会等の運営(第410条~第414条) === *[[会社法第410条|第410条]](招集権者) *[[会社法第411条|第411条]](招集手続等) *[[会社法第412条|第412条]](指名委員会等の決議) *[[会社法第413条|第413条]](議事録) *[[会社法第414条|第414条]](指名委員会等への報告の省略) === 第四款 指名委員会等設置会社の取締役の権限等(第415条~第417条) === *[[会社法第415条|第415条]](指名委員会等設置会社の取締役の権限) *[[会社法第416条|第416条]](指名委員会等設置会社の取締役会の権限) *[[会社法第417条|第417条]](指名委員会等設置会社の取締役会の運営) === 第五款 執行役の権限等(第418条~第422条) === *[[会社法第418条|第418条]]([[w:執行役|執行役]]の権限) *[[会社法第419条|第419条]](執行役の監査委員に対する報告義務等) *[[会社法第420条|第420条]](代表執行役) *[[会社法第421条|第421条]](表見代表執行役) *[[会社法第422条|第422条]](株主による執行役の行為の差止め) ==<b id="11">第十一節 役員等の損害賠償責任(第423条~第430条)</b> == *[[会社法第423条|第423条]](役員等の株式会社に対する損害賠償責任) *[[会社法第424条|第424条]](株式会社に対する損害賠償責任の免除) *[[会社法第425条|第425条]](責任の一部免除) *[[会社法第426条|第426条]](取締役等による免除に関する定款の定め) *[[会社法第427条|第427条]](責任限定契約) *[[会社法第428条|第428条]](取締役が自己のためにした取引に関する特則) *[[会社法第429条|第429条]](役員等の第三者に対する損害賠償責任) *[[会社法第430条|第430条]](役員等の連帯責任) ==<b id="12">第十二節 役員等の損害賠償責任(第430条の2~第430条の3)</b> == *[[会社法第430条の2|第430条の2]](補償契約) *[[会社法第430条の3|第430条の3]](役員等のために締結される保険契約) [[Category:会社法|*]]
null
2022-04-26T12:08:39Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%AC%AC2%E7%B7%A8%E7%AC%AC4%E7%AB%A0_%E6%A9%9F%E9%96%A2_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95)