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8
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stringlengths
19
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1 class
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1
1
110_256-300
冠動脈に器質的狭窄のない冠攣縮性狭心症の薬物治療として不適切なものはどれか.1つ選べ.
[カルシウム拮抗薬,長時間作用型硝酸薬,発作時の硝酸薬,β遮断薬,ニコランジル]
true
[ "d" ]
1
110_256-301
50 歳,女性.数カ月前からの労作時胸痛を主訴に来院した.運動負荷心電図で胸痛に一致 してST低下を認めたため冠動脈造影を実施したところ,前下行枝と右冠動脈にそれぞれ中等 度狭窄を認めた.次のうち,不適切なものはどれか.2つ選べ.
[前下行枝と右冠動脈の2つの病変とも経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention:PCI)で治療する.,冠内圧測定等生理学的検査を追加して血行動態的有意狭窄にのみPCIを行う.,冠内圧測定等生理学的検査の結果,冠動脈狭窄が血行動態的有意狭窄ではない場合に,冠微小血管障害の検査を追加する.,抗狭心症薬による薬物療法を行う.,冠内圧測定等生理学的検査の結果,冠動脈狭窄が血行動態的有意狭窄ではない場合に,症状の原因は心臓以外と患者に説明する.]
true
[ "a", "e" ]
1
110_256-302
造影剤を使用する検査はどれか.2つ選べ.
[冠動脈CT(computed tomography),負荷心筋シンチグラフィ,1.5 T冠動脈MRA(magnetic resonance angiography),冠動脈カルシウムスコア,パーフュージョンMRI(magnetic resonance imaging)]
true
[ "a", "e" ]
1
110_256-303
負荷試験について誤っているものはどれか.1つ選べ.
[アデノシン負荷は血管拡張性負荷である.,Duke treadmillスコアで+5 以上は高リスクである.,ドブタミン塩酸塩の保険適用は心エコー図検査負荷にある.,喘息患者に対するアデノシン負荷は禁忌である.,アデノシン負荷の保険適用は心筋シンチグラフィにある.]
true
[ "b" ]
1
110_256-304
急性冠症候群の初期対応で誤っているものはどれか.1つ選べ.
[モニター心電図を装着して不整脈出現に対応した.,12 誘導心電図でST上昇を認めたため,即座に循環器科医師に相談した.,酸素飽和濃度が 92%であったが,心不全兆候はなかったため,酸素は使用しなかった.,硝酸薬を使用しても胸痛は持続していたが,12誘導心電図でST低下のみであったため,採血結果を待って循環器科医師に相談した.,急性心筋梗塞が疑われたが,初回 12 誘導心電図で診断ができなかったため,5 分後に再度12 誘導心電図を記録した.]
true
[ "d" ]
1
110_256-305
PCI後の抗血栓療法について誤っているものはどれか.1つ選べ.
[心房細動合併例に対してPCI後 1 年以降は抗凝固薬単剤としてよい.,抗血小板薬休止中にステント血栓症を予防する目的でヘパリン代替療法を行うことは推奨されない.,出血リスクを優先的に考慮し,至適期間を決定すべきである.,心房細動を合併するPCI施行患者に対して,抗凝固薬とDAPT(dual antiplatelet therapy)の3剤併用を出血リスクにかかわらず継続する.,本邦を含む東アジア地域は,一般に欧米より出血リスクが高く,血栓リスクは低い.]
true
[ "d" ]
1
110_256-306
抗狭心症薬について誤っているものはどれか.1つ選べ.
[労作性狭心症に対してβ遮断薬を使用する.,冠攣縮性狭心症に対してCa拮抗薬を単独投与する.,狭心症発作時に即効性のある硝酸薬舌下錠や噴霧製剤は有用である.,ニコランジルは耐性が生じるため間欠投与等が望ましい.,微小血管狭心症にはβ遮断薬やCa拮抗薬を使用する.]
true
[ "d" ]
1
110_256-307
硝酸薬との併用禁忌の薬剤はどれか.2つ選べ.
[β遮断薬,Ca拮抗薬,シルデナフィル,ニコランジル,バルデナフィル]
true
[ "c", "e" ]
1
110_256-308
CHIP(complex and high-risk intervention in indicated patients)患者,慢性完全閉塞(chronic total occlusion:CTO)治療について誤っているものはどれか.2つ選べ.
[外科的心臓手術適応がないと判断された患者はCHIPに含まれない.,CHIPの3要素は,患者背景,左室機能/血行動態ならびに病変の解剖学的複雑度で定義される.,CTOは心筋虚血の原因となる.,全てのCTO病変は血行再建が必要である.,CTO PCIは専門とする施設・術者によって行われることが望ましい.]
true
[ "a", "d" ]
1
110_256-309
現時点でのロボティックPCIの技術について誤っているものはどれか.1つ選べ.
[術者の被曝を減らすことができる.,手技時間の短縮につながる.,遠隔操作が可能である.,第一術者は座って手技を行う.,1 mm単位でのステントの位置決めが可能である.]
true
[ "b" ]
1
110_256-310
冠動脈バイパス術(coronary artery bypass grafting:CABG)とPCIの推奨クラスが同等のも のはどれか.1つ選べ.
[左前下行枝近位部病変を含む 1 枝病変,糖尿病を合併しない2枝/3枝病変(SYNTAX(Synergy between Percutaneous Coronary Intervention with Taxus and Cardiac Surgery)スコア≧33),糖尿病を合併する 2 枝/3 枝病変(SYNTAXスコア 23~32),SYNTAXスコア≦22 の非保護左主幹部病変で 2 ステントを要しない分岐部病変,左室駆出率 35%未満の低左心機能症例]
true
[ "d" ]
1
110_774-311
糖尿病患者に合併する冠動脈病変の特徴として通常みられにくいものはどれか.1つ選べ.
[多発性狭窄病変,冠動脈瘤,石灰化病変,びまん性狭窄病変,無痛性狭窄病変]
true
[ "b" ]
1
110_774-312
近年,糖尿病患者における心不全合併症例において,心不全の再燃を予防できる可能性があ ると期待されている糖尿病治療薬はどれか.1つ選べ.
[チアゾリジン薬,SGLT2(sodium glucose cotransporter 2)阻害薬,スルホニル尿素薬,グリニド薬,DPP-4(dipeptidyl peptidase-4)阻害薬]
true
[ "b" ]
1
110_774-313
高齢者におけるAlzheimer型認知症発症と関連性の低いものはどれか.1つ選べ.
[糖尿病,高血圧,低血圧,心房細動,るいそう]
true
[ "e" ]
1
110_774-314
非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease:NAFLD)の臨床経過につい て正しいものはどれか.1つ選べ.
[NAFLDは虚血性心疾患の有意な危険因子ではない.,NAFLD全体では肝臓関連死が死因の第 1 位である.,2 型糖尿病はNAFLDの肝硬変,肝細胞癌の発症に最も関与する.,肝硬変で肝脂肪を伴っていない場合はNAFLD由来ではない.,心筋梗塞も肝線維化の進行度にかかわらずNAFLD全体で多い.]
true
[ "c" ]
1
110_774-315
NAFLDの病態・診断について正しいものはどれか.1つ選べ.
[日本人は遺伝的にNAFLDになりにくい民族である.,NAFLDは悪性腫瘍のなかで消化器系癌のリスクのみを上げる.,NAFLDはC型肝炎よりも肝発癌率が高い.,FIB-4 indexの肝線維化診断能は年齢,肝疾患の種類を問わない.,エラストグラフィで線維化進行が疑われるNAFLD症例は肝癌だけでなく,心血管系イベントのリスクも考慮する.]
true
[ "d" ]
1
110_774-316
2 型糖尿病合併骨粗鬆症において骨折リスクにならないのはどれか.1つ選べ.
[肥満,低血糖,HbA1c(hemoglobin A1c)高値,多発合併症,糖尿病長期罹病]
true
[ "a" ]
1
110_774-317
糖尿病に関連する疾患はどれか.2つ選べ.
[掌蹠膿疱症,円形脱毛症,尋常性白斑,乾癬,播種状環状肉芽腫]
true
[ "d", "e" ]
1
110_774-318
糖尿病と睡眠について誤っているものはどれか.1つ選べ.
[糖尿病改善のためには 9 時間以上の睡眠が望ましい.,閉塞性睡眠時無呼吸では糖尿病の有病率が高い.,睡眠不足実験で血中レプチン濃度が低下する.,睡眠時間制限で耐糖能の低下がみられる.,不眠症は長期的に糖尿病リスクを高める.]
true
[ "a" ]
1
110_774-319
糖尿病と睡眠について正しいものを 1つ選べ.
[カフェインの覚醒作用は 30 分程度続く.,8 時間以上の睡眠時間を目標に睡眠薬を投与する.,メラトニン受容体作動薬は強力な筋弛緩作用を持つ.,ベンゾジアゼピン受容体作動薬はアルコールと併用させない.,不眠症の認知行動療法では起床時刻よりも就床時刻を厳密に守らせる.]
true
[ "d" ]
1
110_774-320
高齢者糖尿病における認知症や認知機能低下の危険因子はどれか.2つ選べ.
[適度なアルコール摂取,肥満(BMI(body mass index)高値),体重減少,重症低血糖,社会ネットワークの増加]
true
[ "c", "d" ]
1
110_774-321
DASC-8(Dementia Assessment Sheet for Community-based Integrated Care System-8 items) が 14 点の軽度認知障害を伴ったSU(sulfonylurea)薬使用の 78 歳の糖尿病患者のHbA1cの 目標値でふさわしいものはどれか.1つ選べ.
[6.0%以下,6.0%以上 7.0%未満,6.5%以上 7.5%未満,7.0%以上 8.0%未満,8.0%以上 9.0%未満]
true
[ "d" ]
1
110_955-322
世界の地域のうち,急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の発症頻度が高率であると報告 されている地域は次のうちどれか.2つ選べ.
[北アメリカ,南アメリカ,東アジア,東南アジア,西ヨーロッパ]
true
[ "b", "d" ]
1
110_955-323
AKIで尿細管組織障害を示唆する所見はどれか.2つ選べ.
[赤血球円柱多数(尿沈渣),顆粒円柱多数(尿沈渣),尿中ナトリウム濃度低下,尿中尿素窒素排泄分画(fractional excretion of urea nitrogen:FEUN)低下,尿中好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(neutrophil gelatinase-associated lipocalin:NGAL)上昇]
true
[ "b", "e" ]
1
110_955-324
心腎症候群(cardio-renal syndrome:CRS)の分類について正しい組み合わせはどれか. 2つ選べ.
[CRS type 1:1 次イベント(急性腎障害)/2 次イベント(急性心不全),CRS type 1:1 次イベント(急性心不全)/2 次イベント(急性腎障害),CRS type 3:1 次イベント(急性心不全)/2 次イベント(急性腎障害),CRS type 3:1 次イベント(急性腎障害)/2 次イベント(急性心不全),CRS type 3:1 次イベント(慢性腎臓病)/2 次イベント(慢性心不全)]
true
[ "b", "d" ]
1
110_955-325
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD) 患者における造影剤腎症(contrast induced nephropathy:CIN)の予防について正しいのはどれか.2つ選べ.
[利尿薬の投与はCINの予防に有効である.,適切な補液はCINの予防に有効である.,造影剤使用後の血液透析はCINの予防に有効である.,冠動脈造影の際に造影剤使用量を減量することはCINの予防に有効である.,N―アセチルシステイン投与は有効である.]
true
[ "b", "d" ]
1
110_955-326
薬剤におけるAKIについて誤っているのはどれか.2つ選べ.
[アレルギー性機序によるAKIでは病歴や薬歴が重要である.,TDM(therapeutic drug monitoring)が可能な薬剤ではTDMを行うことが推奨される.,好酸球尿は必発である.,急性尿細管壊死(acute tubular necrosis:ATN)では,腎生検で尿細管上皮の凝固壊死が高頻度にみられる.,薬剤性のAKIでは可能な限り被疑薬を中止する.]
true
[ "c", "d" ]
1
110_955-327
膜性腎症について誤っているものはどれか.2つ選べ.
[PAM(periodic acid-methenamine)染色でspikeを認める.,二次性膜性腎症の場合,抗PLA2R(phospholipase A2 receptor)抗体が陽性となる.,10 歳代の発症よりも 50~60 歳代の発症が多い.,二次性膜性腎症の治療は原疾患の治療が優先である.,Sjögren症候群を合併しやすい.]
true
[ "b", "e" ]
1
110_955-328
以下の薬剤によるAKIのうち,結晶誘発性腎症の形をとるものはどれか.1つ選べ.
[シクロスポリン,シスプラチン,ニボルマブ,ベバシズマブ,メトトレキサート]
true
[ "e" ]
1
110_955-329
敗血症はSepsis-3 ではどのように定義されているか.次のうち 1つ選べ.
[感染を原因とする全身炎症反応症候群である.,血中で細菌やエンドトキシンが検出されるような菌血症である.,制御不能な宿主反応に起因した臓器障害である.,感染症の重症化したものである.,原因は問わない臓器障害である.]
true
[ "c" ]
1
110_955-330
敗血症性急性腎障害(sepsis-associated AKI:SA-AKI)の病態・管理の記述で誤っているのはどれか.2つ選べ.
[SA-AKIの尿細管病理像は虚血を原因とするATNである.,SA-AKIの病態は一部ATNも観察されるものの,主として炎症に関連する微小血管や尿細管の機能的変化が主体である.,SA-AKIでは,GFR(glomerular filtration rate)は低下している状況でも,腎への血流は減少していないことが多い.,国内外のガイドラインでは,SA-AKIの予防,治療目的でフロセミドを使用することは薦められていない.ただし,体液過剰の場合,フロセミドを使用してもよい.,SA-AKIに対する血液濾過はエビデンスが十分でないため,生命を脅かす体液過剰に対しても施行しないことが推奨されている.]
true
[ "a", "e" ]
1
110_955-331
新型コロナウイルス感染症に伴うAKIの特徴で正しくないのはどれか.1つ選べ.
[AKIは死亡リスク因子である.,AKIは呼吸不全悪化に伴って増悪する.,時期,地域,施設によってAKIの発症率は異なる.,腎代替療法(renal replacement therapy:RRT)を要したAKIを患った生存退院者の 2~3 割は退院後もRRTを必要とする.,レニン・アンジオテンシン系阻害薬はAKI発症のリスクである.]
true
[ "e" ]
1
110_955-332
「新型コロナウイルス感染症」と「細菌感染による敗血症」それぞれに伴うAKIの病態は多く の点で一致するが,新型コロナウイルス感染症に比較的特有な病態として最も考えられるも のはどれか.1つ選べ.
[サイトカンストーム,急性間質性腎炎,急性尿細管障害,腎うっ血,内皮細胞障害に伴う凝固異常症]
true
[ "e" ]
1
110_1132-333
遷延性・慢性咳嗽の原因疾患とその特異的治療の組み合わせとして誤っているものはどれ か.1つ選べ.
[咳喘息― ――――――――――――吸入ステロイド,胃食道逆流症― ―――――――――プロトンポンプ阻害薬,副鼻腔気管支症候群― ――――――βラクタマーゼ阻害薬,アトピー咳嗽― ―――――――――ヒスタミンH1 受容体拮抗薬,感染後咳嗽― ――――――――――ヒスタミンH1 受容体拮抗薬]
true
[ "c" ]
1
110_1132-334
喀痰調整薬の分類と薬剤の組み合わせとして誤っているものはどれか.1つ選べ.
[気道分泌細胞正常化薬――――――フドステイン,喀痰溶解薬― ――――――――――ブロムヘキシン,喀痰修復薬― ――――――――――カルボシステイン,喀痰潤滑薬― ――――――――――アンブロキソール,喀痰修復薬― ――――――――――N―アセチルシステイン]
true
[ "e" ]
1
110_1132-335
間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)に関して正しいのはどれか.2つ選べ.
[ILD診療は呼吸器内科医が単独で診断治療を行う必要がある.,特発性肺線維症は進行性線維化を来たすILDの代表的疾患である.,ILDは,下葉背側に病変があれば,聴診は必ず背側で行う必要がある.,KL-6(Krebs―von―den―Lungen-6),SP(surfactant―protein)-B,SP-CはILDのバイオマーカーとして測定できる.,多発性筋炎・皮膚筋炎の原因となる抗ARS(aminoacyl―tRNA―synthetase)抗体は抗核抗体が感度以下であれば測定する必要はない.]
true
[ "b", "c" ]
1
110_1132-336
進行・切除不能非小細胞肺癌と診断されてから治療方針の決定までに,確認が必要な遺伝子 異常でないものはどれか.1つ選べ.
[ROS1 遺伝子転座,EGFR遺伝子変異,KRAS―G12C遺伝子変異,BRAF―V600E遺伝子変異,MET―ex―14―skipping遺伝子変異]
true
[ "c" ]
1
110_1132-337
肺NTM(nontuberculous mycobacteria)症の治療について正しいものを 1つ選べ.
[本邦では,アジスロマイシンの肺NTM症の保険適用が認められた.,欧米では,肺MAC症の全ての病型に週 3 回隔日投与が行われている.,肺MAC症では,高齢者の治療としてクラリスロマイシン単剤が推奨される.,M.―abscessus症の治療時に用いる薬剤感受性試験キットは,ブロスミックNTMRである.,リファンピシン感受性M.―kansasii症の治療として,本邦ガイドラインではイソニアジド,リファンピシン,エタンブトールの投与が示されている.]
true
[ "e" ]
1
110_1132-338
薬剤性肺障害について,以下のうち,誤っているものはどれか.1つ選べ.
[健康食品やサプリメントの服用によっても発症することがある.,器質化肺炎パターンは,ステロイドへの反応性が良好の場合が多い.,びまん性肺胞傷害パターンは,予後不良な薬剤性間質性肺炎の臨床病型である.,ハイリスク薬の投与中は定期的なSpO2 測定や聴診を行い,肺障害の早期発見に努める.,薬剤性肺障害を疑った場合は,積極的に被疑薬の再投与を行って原因の同定を試みる.]
true
[ "e" ]
1
110_1132-339
医療・介護関連肺炎について正しいものはどれか.2つ選べ.
[市中肺炎に比べ,若年者に多い.,重症度分類はA-DROP分類を用いる.,治療はまずde-escalation治療から行う.,予防は口腔内を清潔に保つことが重要である.,外来血液透析中の患者に生じた肺炎は市中肺炎である.]
true
[ "b", "d" ]
1
110_1132-340
医療・介護関連肺炎について正しいものはどれか.2つ選べ.
[治療に際しては,患者の意思を尊重する.,入院後 48 時間以降に発症した肺炎である.,マイコプラズマが原因菌となることが多い.,抗菌化学療法にて治癒し,再発は稀である.,典型的な呼吸器症状を呈さないこともある.]
true
[ "a", "e" ]
1
110_1447-341
B細胞リンパ腫で陽性となる細胞表面抗原はどれか.2つ選べ.
[CD3,CD4,CD20,CD33,CD79a]
true
[ "c", "e" ]
1
110_1447-342
65 歳,男性.3 年前から頸部腫瘤に気付いていたが,放置していた.3 カ月前から徐々に増 大してきたため,近医を受診した.抗菌薬を処方されたが,改善しなかった.診断確定に必 須の検査はどれか.1つ選べ.
[全身CT(computed tomography)検査,PET(positron emission tomography)検査,超音波検査,生検,骨髄検査]
true
[ "d" ]
1
110_1447-343
下記の疾患のうち,腫瘍細胞の正常対応細胞が胚中心B細胞と考えられているものはどれか. 2つ選べ.
[mantle cell lymphoma,follicular lymphoma,Burkitt lymphoma,anaplastic large cell lymphoma,multiple myeloma]
true
[ "b", "c" ]
1
110_1447-344
リンパ腫診療に関して,誤っているものはどれか.1つ選べ.
[造影CT画像で多発リンパ節腫大を認めたため,悪性リンパ腫と診断した.,ABC(activated B-cell)-DLBCL(diffuse large B-cell lymphoma)と診断したため,R-CHOP療法を開始した.,DLBCLと診断された患者の病期診断としてFDG-PET(fluorodeoxyglucose positron emission tomography)/CTを 施 行 し た .,再発DLBCL(50 歳代,PS(Performance Status)1,臓器障害なし)に対して,救援化学療法後の自家移植を計画した.,限局期DLBCLに対して,R-CHOP療法後に放射線照射を施行した.]
true
[ "a" ]
1
110_1447-345
リンパ腫の病期診断,効果判定について,正しいものはどれか.2つ選べ.
[骨髄浸潤を認めたため,IV期と診断した.,扁桃と肺門部リンパ節に病変を認めたため,III期と診断した.,胸部X線撮影で縦隔病変を認めたため,他の検査を施行する必要はない.,R-CHOP療法終了後のFDG-PET/CTで,有意なFDG集積を認めなかったため,完全奏効(complete metabolic response)と判定した.,治療終了後の経過観察中でも,定期的なFDG-PET/CTによるフォローアップが推奨される.]
true
[ "a", "d" ]
1
110_1447-346
68 歳,男性.1 年前から頸部のリンパ節腫脹を自覚していたが,徐々に増大してきたため受 診した.頸部リンパ節生検により濾胞性リンパ腫(grade 1)と診断された.FDG-PET検査で は,頸部,傍大動脈及び鼠径部に最大径 2.5 cmのリンパ節病変を認めるのみであった.骨髄 検査にてリンパ腫細胞の浸潤を認めた.血液・生化学検査に異常所見は認めない.リンパ節 腫脹の他,自覚症状はない.この症例に対する治療として適切なものはどれか.2つ選べ.
[無治療経過観察,放射線療法,リツキシマブ単剤療法,リツキシマブ併用化学療法,オビヌツズマブ併用化学療法]
true
[ "a", "c" ]
1
110_1447-347
濾胞性リンパ腫の予後因子として適切でないものはどれか.1つ選べ.
[年齢,血清アルブミン値,ヘモグロビン値,臨床病期,血清LD(lactate dehydrogenase)値]
true
[ "b" ]
1
110_1447-348
末梢性T細胞リンパ腫の各病型において,発症や進展のメカニズムに関係しているものはどれか.2つ選べ.
[未分化大細胞リンパ腫:ALK-NPM融合遺伝子,血管免疫芽球性T細胞リンパ腫:RHOA変異,末梢性T細胞リンパ腫・非特定型:ITK-SYK融合遺伝子,T細胞大型顆粒リンパ球性白血病:JAK2 変異,成人T細胞白血病/リンパ腫:Epstein-Barr virus]
true
[ "a", "b" ]
1
110_1447-349
Hodgkinリンパ腫(Hodgkin lymphoma:HL)の病態生理及び診断において正しくないのは どれか.1つ選べ.
[古典的HL(classic HL:cHL)と結節性リンパ球優位型HLに大別され,cHLが 95%前後と大 半を占める.,染色体 9p24.1 に関連する遺伝子増幅が抗腫瘍免疫回避に強く関連している.,大半のcHL例において腫瘍細胞にCD30 が発現している.,安全性を考慮し,表在リンパ節の吸引細胞診が推奨されている.,高齢者cHLの鑑別診断において,HTLV-1(human T-cell leukemia virus type 1)抗体の測定は有用である.]
true
[ "d" ]
1
110_1447-350
血管内大細胞型B細胞リンパ腫について正しいのはどれか.2つ選べ.
[若年者に主に発症する.,皮膚生検が有用である.,健診異常が診断の契機となる.,CD20 染色が診断に有用である.,CT画像上リンパ節腫大を認める.]
true
[ "b", "d" ]
1
110_1447-351
悪性リンパ腫について正しいのはどれか.1つ選べ.
[全がん発症のうちの 6%を占める.,消化管に発症することは稀である.,サリドマイド誘導体が第一選択薬である.,T細胞リンパ腫の予後は,B細胞リンパ腫と比較して良好である.,ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬投与中は出血の合併に注意する.]
true
[ "e" ]
1
110_1447-352
医原性免疫不全関連リンパ増殖性疾患の発症の誘因となる薬剤はどれか.2つ選べ.
[シクロホスファミド,メトトレキサート(methotrexate:MTX),ブシラミン,抗CD20 抗体,TNF(tumor necrosis factor)阻害薬]
true
[ "b", "e" ]
1
110_1617-353
多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)で認められることが多い検査所見は以下のどれか. 2つ選べ.
[オリゴクローナルバンド陽性,抗アクアポリン(aquaporin:AQP)4 抗体,IgG(immunoglobulin G)index上昇,抗ガングリオシド抗体,髄液細胞数:100/μl以上]
true
[ "a", "c" ]
1
110_1617-354
MSで使用されるモノクローナル抗体疾患修飾薬は以下のどれか.2つ選べ.
[フィンゴリモド,ナタリズマブ,イネビリズマブ,トシリズマブ,オファツムマブ]
true
[ "b", "e" ]
1
110_1617-355
視神経脊髄炎スペクトラム障害に特異的に認められる自己抗体はどれか.1つ選べ.
[抗AQP4抗体,抗アセチルコリン受容体抗体,抗グリア線維性酸性蛋白抗体,抗グリシン受容体抗体,抗ミエリン塩基性蛋白抗体]
true
[ "a" ]
1
110_1617-356
重症筋無力症の治療で通常使用されないものはどれか.1つ選べ.
[抗コリン薬,経口ステロイド,タクロリムス,免疫グロブリン,エクリズマブ]
true
[ "a" ]
1
110_1617-357
炎症性筋疾患について正しい記述はどれか.2つ選べ.
[免疫介在性壊死性ミオパチーの筋病理ではリンパ球の浸潤が著明である.,Jo-1 抗体が検出されるのは抗合成酵素症候群である.,皮膚筋炎ではI型インターフェロンのマーカーであるMxAの発現がみられる.,多発筋炎の組織学的定義は,非壊死性線維を取り囲むCD4 陽性T細胞の浸潤である.,封入体筋炎は若年に多い筋炎である.]
true
[ "b", "c" ]
1
110_1617-358
HTLV-1(human T-cell leukemia virus type 1)関連脊髄症(HTLV-1-associated myelopathy: HAM)について正しいのはどれか.2つ選べ.
[HAMを疑い,血清中の抗HTLV-1 抗体スクリーニング検査が陽性であった場合,HTLV-1 に 感染していると診断してよい.,HAMでは排尿障害を伴うことが多い.,HAMと診断したら,まずステロイドパルス療法を行う.,HAMの疾患活動性を把握するには,血液検査より髄液検査が有用である.,HAMとATL(adult T-cell leukemia)が合併することはない.]
true
[ "b", "d" ]
1
110_1617-359
本邦におけるGuillain-Barré症候群の先行感染因子として最も頻度の高いのはどれか.1つ選べ.
[Campylobacter jejuni,Haemophilus influenzae,cytomegalovirus,Epstein-Barr virus,Zika virus]
true
[ "a" ]
1
110_1617-360
Guillain-Barré症候群の新規治療として有望なものはどれか.2つ選べ.
[免疫グロブリン反復投与,免疫グロブリン切断酵素,エクリズマブ,サトラリズマブ,トシリズマブ]
true
[ "b", "c" ]
1
110_1617-361
慢性炎症性脱髄性多発神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy:CIDP) 患者において,自己抗体陽性CIDP(seropositive CIDP)を強く疑わせる検査所見は次のうち どれか.2つ選べ.
[髄液蛋白異常高値(100 mg/dl以上),中枢神経病変を伴わない.,頸髄・腰髄神経根の肥厚,症状の左右非対称,近位筋優位]
true
[ "a", "c" ]
1
110_1617-362
以下の抗NF155 抗体陽性CIDPに関する記述について誤っているものを 1つ選べ.
[抗NF155 抗体のIgGサブクラスはIgG1 が主体である.,ヒト白血球抗原(human leukocyte antigen:HLA)に特徴が見られる.,免疫グロブリン大量静注療法(intravenous immunoglobulin:IVIg)は典型的CIDP患者と比較し奏効しにくい.,遠位優位型が多く,上肢振戦を伴うことがある.,視神経病変を合併することがある.]
true
[ "a" ]
1
110_1617-363
抗N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体脳炎で通常みられないのはどれか.1つ選べ.
[口・頬・舌のジスキネジア,faciobrachial dystonic seizure,精神症状,卵巣奇形腫,痙攣発作]
true
[ "b" ]
1
110_1617-364
70 歳の女性,2 カ月前から進行する歩行時のふらつきを自覚するようになったため来院し た.小脳性運動失調症状を認めた.頭部MRI(magnetic resonance imaging)検査では特に 異常は認めず,抗神経抗体の 1つである抗Yo抗体が陽性であった.次に行うべき検査はどれ か.2つ選べ.
[骨盤MRI検査,頸髄MRI検査,脳血管撮影,マンモグラフィー,脳血流シンチグラフィー]
true
[ "a", "d" ]
1
110_1617-365
免疫チェックポイント阻害薬の治療中に発症する筋疾患について正しいものはどれか.2つ 選べ.
[Duchenne型筋ジストロフィー,ミトコンドリア脳筋症,筋炎(炎症性筋疾患),Lambert-Eaton筋無力症候群,重症筋無力症]
true
[ "c", "e" ]
1
110_2221-366
JAK(Janus kinase)阻害薬の特性について正しいものはどれか.1つ選べ.
[点滴・注射製剤である.,メトトレキサート(methotrexate:MTX)の併用が必須である.,既存の抗リウマチ薬と比較し帯状疱疹の発症率が高い.,単一のサイトカインを阻害することで効果を発揮する.,妊娠・授乳期間中も投与可能である.]
true
[ "c" ]
1
110_2221-367
JAK阻害薬でシグナル伝達をブロックされないサイトカインはどれか.1つ選べ.
[IFN(interferon)-α,IFN-γ,IL(interleukin)-2,IL-6,TNF(tumor necrosis factor)-α]
true
[ "e" ]
1
110_2221-368
びまん性ループス腎炎(IV型)の標準的寛解導入療法で用いられる薬剤はどれか.2つ選べ.
[アザチオプリン,インフリキシマブ,メトトレキサート,シクロフォスファミド,ミコフェノール酸モフェチル]
true
[ "d", "e" ]
1
110_2221-369
全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)の治療でヒドロキシクロロ キンを用いるときに注意すべき副作用はどれか.2つ選べ.
[網膜症,帯状疱疹,重症薬疹,悪性腫瘍,腎機能障害]
true
[ "a", "c" ]
1
110_2221-370
NSAIDs(non-steroidal anti-inflammatory drugs)治療抵抗性の強直性脊椎炎患者で適応とな る分子標的治療薬を 2つ選べ.
[TNF-α阻害薬,T細胞共刺激阻害薬,IL-6 阻害薬,IL-17 阻害薬,IL-23 阻害薬]
true
[ "a", "d" ]
1
110_2221-371
次のうち全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)の診断に有用でない所見はどれか.1つ選べ.
[手指腫脹,機械工の手,Raynaud現象,指尖陥凹瘢痕,爪郭部毛細血管異常]
true
[ "b" ]
1
110_2221-372
自己抗体と特徴的な臨床所見の組み合わせについて,適切なものを 2つ選べ.
[抗Jo-1 抗体 ――――――強皮症の合併,抗MDA5 抗体 ―――――急速進行性間質性肺炎,抗SRP抗体 ――――――皮膚筋炎,抗TIF-1 抗体 ――――――悪性腫瘍の合併,抗Mi-2抗体 ――――――封入体筋炎]
true
[ "b", "d" ]
1
110_2221-373
65 歳,男性.2 カ月前から,手指関節,肘関節の伸側に角化性紅斑が出現し,背中に搔痒を 伴う紅斑を認めた.受診 1 週前から乾性咳嗽と微熱が出現し,内科を受診した.身体所見上 は筋力低下を認めなかった.室内気でSpO2 96%であった.胸部画像では両肺に散在するス リガラス状陰影を認め,採血ではCPK(creatine phosphokinase)正常範囲内,血清抗MDA5 抗体 560 indexと上昇していた.本例の治療方針として適切なものを 1つ選べ.
[抗TNF-α抗体,高用量ステロイドのみ,高用量ステロイド+シクロフォスファミドパルス,高用量ステロイド+カルシニューリン阻害薬,高用量ステロイド+シクロフォスファミドパルス+カルシニューリン阻害薬]
true
[ "e" ]
1
110_2221-374
次の選択肢のうち,正しい組み合わせを 1つ選べ.
[IgA(immunoglobulin A)血管炎 ―――MPO-ANCA(myeloperoxidase anti-neutrophil cyto- plasmic antibody)陽性,顕微鏡的多発血管炎 ―――――――――好酸球増多,顕微鏡的多発血管炎 ―――――――――血清補体価低下,多発血管炎性肉芽腫症 ――――――――MPO-ANCAまたはPR3(proteinase 3)-ANCA陽性,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 ――――ANCA陰性であれば否定できる]
true
[ "d" ]
1
110_2221-375
次の選択肢のうち,顕微鏡的多発血管炎について正しいものを 2つ選べ.
[肺胞出血を認めることがある.,腎組織では免疫複合体の沈着を伴った半月体形成性腎炎を認める.,MPO-ANCAが陽性となる.,ANCA陰性であれば否定できる.,寛解導入療法にはグルココルチコイド単剤治療が推奨される.]
true
[ "a", "c" ]
1
110_2221-376
膠原病合併間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)に関する文章のうち,正しくないものを 2つ選べ.
[外科的肺生検は必須である.,予後を規定する重要な臓器合併症の一つである.,自己抗体は診断の一助となる.,組織所見は予後推定のために必ず必要である.,膠原病内科医と呼吸器内科医のcollaborationが必要である.]
true
[ "a", "d" ]
1
110_2221-377
膠原病合併ILDの治療に関する文章のうち正しいものを 2つ選べ.
[線維化疾患のプロトタイプである全身性硬化症(強皮症)においても病初期や炎症期には 免疫抑制療法が一定の効果を示す.,最近強皮症や進行性の線維化をきたすILDに対し,抗線維化薬が適応となり,治療の幅が広 がった.,特発性肺線維症よりも膠原病性は予後不良である.,いかなる膠原病合併ILDも治療目標は機能改善・治癒である.,免疫疾患であり,禁煙やリハビリテーションは重要ではない.]
true
[ "a", "b" ]
1
110_2221-378
SScに合併する肺高血圧症(pulmonary hypertension:PH)として適切でないものを1つ選べ.
[肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial hypertension:PAH),肺静脈閉塞症(pulmonary veno-occlusive disease:PVOD),左心疾患に伴う肺高血圧(pulmonary venous hypertension:PVH),間質性肺疾患に伴う肺高血圧症(ILD-PH),慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension:CTEPH)]
true
[ "e" ]
1
110_2221-379
肺血管拡張薬によるupfront combination therapyを考慮するべき状態はどれか.2つ選べ.
[間質性肺疾患に伴う肺高血圧症(ILD-PH),肺静脈閉塞症(PVOD),左心疾患,肺疾患,PVODの合併のないSScに伴うPAH(SSc-PAH),WHO(World Health Organization)機能分類II度の混合性結合組織病(mixed connective tissue disease:MCTD)に伴うPAH(MCTD-PAH),WHO機能分類IV度のSLEに伴うPAH(SLE-PAH)]
true
[ "c", "e" ]
1
110_2580-380
高齢者腰椎疾患で,誤っているものを 1つ選べ.
[腰痛を訴えた場合,まずは内科的疾患を十分に念頭に置く必要がある.,転移性脊椎腫瘍,化膿性脊椎炎,骨粗鬆症性圧迫骨折はred flagsと言われる.,高齢者の化膿性脊椎炎での発熱が無いこともある.,急性期の高齢者の骨粗鬆症性椎体骨折には骨癒合を目指すために床上安静は必要であり 8週間以上が推奨される.,腰部脊柱管狭窄症は 60%以上で保存療法にて軽快する.]
true
[ "d" ]
1
110_2580-381
肩疼痛の原因として最も頻度が低いのはどれか.1つ選べ.
[回旋腱板炎(impingement症候群)または回旋腱板断裂,上腕二頭筋長頭腱炎,滑液包炎,石灰化性腱炎,SLAP(superior labrum anterior posterior)病変]
true
[ "e" ]
1
110_2580-382
肩診察で有用な診察手技を選んだ時に,最後に残るのはどれか.1つ選べ.
[painful arc test,drop arm test,external rotation lag sign,internal rotation lag sign,Neer’s test]
true
[ "e" ]
1
110_2580-383
うつ病について正しいものはどれか.1つ選べ.
[近年では,精神科医の啓発活動によって内科でうつ病が見逃されることはほとんどなくなった.,うつ病患者がまず受診するのは,精神科か心療内科であることが多い.,うつ病が見逃されるのは,専ら患者側の要因によるところが大きい.,双極性障害が疑われる場合には,精神科医に紹介すべきである.,ストレス因の有無により適応障害とうつ病の鑑別は容易である.]
true
[ "d" ]
1
110_2580-384
パニック障害について誤っているものはどれか.1つ選べ.
[ある特定の状況下のみでパニック発作を反復するものはパニック障害とは診断されない.,パニック障害と過換気症候群は共通点の多い病態である.,パニック障害の多くは,のちにうつ病を併発する.,パニック障害の薬物療法の第一選択薬は,効果発現の早いベンゾジアゼピン系抗不安薬である.,広場恐怖症を伴うパニック障害には,薬物療法のみでは十分な改善が見られないことが多い.]
true
[ "d" ]
1
110_2580-385
排尿日誌により得られる情報で誤っているものを 1つ選べ.
[1 回排尿量,1 日の総尿量,夜間排尿量,尿失禁の有無,残尿量]
true
[ "e" ]
1
110_2580-386
頻尿を来たす疾患について誤っている記述を 1つ選べ.
[非神経因性の過活動膀胱の病態に,膀胱の血流障害が関与している可能性がある.,過活動膀胱には,膀胱訓練や骨盤底筋体操が有効である.,前立腺肥大症は,1前立腺腫大,2下部尿路閉塞,3下部尿路症状の 3つの要素によって構成される疾患である.,前立腺肥大症の薬物治療において,β3 作動薬が第一選択薬である.,間質性膀胱炎の治療に,膀胱水圧拡張術が行われる.]
true
[ "d" ]
1
110_2580-387
老人施設入居の高齢者に「手湿疹」と思われる病変を診察したら,まず最初に除外すべき疾 患は何か.2つ選べ.
[掌蹠膿疱症,手白癬,接触皮膚炎ないしは通常良くある「手湿疹」,疥癬,尋常性乾癬]
true
[ "b", "d" ]
1
110_2580-388
急性あるいは発作性めまい疾患について誤っているものを 1つ選べ.
[末梢性めまいでは,眼振は健側向きで偏倚は患側に見られることが多い.,前庭神経炎は難聴や耳鳴を伴うことが多い.,前庭神経炎のめまいは 1~3 日と比較的長期間持続する.,突発性難聴ではめまいを伴う場合の方が,伴わない場合より聴力予後は悪い.,末梢性めまいのうち最多の疾患はBPPV(benign paroxysmal positional vertigo)である.]
true
[ "b" ]
1
110_2580-389
慢性めまい疾患について誤っているものを 1つ選べ.
[PPPD(persistent postural-perceptual dizziness)は何らかの急性めまいに続発して発症する ことが多い.,PPPDの誘発要因は,立位・歩行,体動,視覚刺激である.,PPPDでは,体動により回転性めまいが誘発される.,PPPDの3大治療は,SSRI/SNR(I selective serotonin reuptake inhibitor/serotonin noradrenaline reuptake inhibitor),前庭リハビリテーション,認知行動療法である.,心因性めまいの原因となる精神疾患の中では不安症が最多である.]
true
[ "c" ]
1
110_2580-390
結膜下出血に関して正しいものはどれか.2つ選べ.
[結膜の血管の拡張を認める.,基本的に投薬は不要である.,改善に数日から数週間かかることがある.,眼脂を伴うことが多い.,原因検索のためにCT(computed tomography)検査を行う.]
true
[ "b", "c" ]
1
110_2580-391
流行性角結膜炎と診断した際の患者への説明で正しいものはどれか.2つ選べ.
[初めは片眼性でも,両眼性となることがある.,タオルを家族で共有しない.,入浴は家族で 1 番最初にする.,点眼薬をしっかりとさせば,充血していても学校に登校してよい.,ハウスダストの除去のために空気清浄機を使用する.]
true
[ "a", "b" ]
1
111_82-392
わが国におけるACLF(acute-on-chronic liver failure)の診断基準(案)に準拠すると,ACLF から除外されるのはどれか.2つ選べ.
[背景肝が非肝硬変の症例,背景肝がChild-Pughがclass Cの肝硬変症例,臓器機能不全が見られない症例,急性増悪要因が消化管出血の症例,急性増悪要因が明らかでない症例]
true
[ "a", "b" ]
1
111_82-393
次のうち,肝線維化マーカーでないものはどれか.2つ選べ.
[IV型コラーゲン 7S,肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor:HGF),オートタキシン,マトリックスメタロプロテアーゼ―3(matrix metalloproteinase 3:MMP-3),プロコラーゲンIIIペプチド(procollagen III peptide:P-III-P)]
true
[ "b", "d" ]
1
111_82-394
shear waveエラストグラフィによる肝硬度測定値に影響を及ぼす可能性のあるものはどれ か.2つ選べ.
[うっ血性心不全,閉塞性黄疸,右肋間からの測定,肝表から 2 cmの部位の測定,食後 6 時間後の測定]
true
[ "a", "b" ]
1
111_82-395
C型非代償性肝硬変について正しいものを 1つ選べ.
[インターフェロン治療の適応について考慮する必要がある.,チャイルド・ピュー クラスがCの場合は抗ウイルス治療の適応はない.,抗ウイルス治療導入後のウイルス排除率は約 50%である.,抗ウイルス薬の投与期間は約 6 カ月である.,ウイルス排除後にチャイルド・ピュー クラスが悪化する症例がある.]
true
[ "e" ]
1
111_82-396
アルコール性肝障害に関する記述として正しくないものはどれか.1つ選べ.
[アルデヒド脱水素酵素(aldehyde dehydrogenase:ALDH)2の遺伝子型のうち,ALDH2*2 保有者の場合は肝臓中にアセトアルデヒドが蓄積する.,アルコール性肝障害における炎症・線維化の進展に,腸内細菌叢の変化や腸管バリアの機 能低下が関与している.,禁酒により,アルコール性肝硬変の 5 年生存率は上昇する.,アルコール性肝障害の無い場合,大量に飲酒しても%CDT(carbohydrate-deficient transferrin)値は変化しない.,治療において,飲酒量の低減からはじめ,飲酒による害をできるだけ減らすハームリダクションという概念が広まりつつある.]
true
[ "d" ]
1
111_82-397
検診や生活習慣病を対象とした外来の脂肪肝患者の中からNASH(non-alcoholic steatohep- atitis)肝硬変患者を拾い上げるための検査として適切でないものはどれか.1つ選べ.
[Mac-2 結合蛋白糖鎖修飾異性体(Mac-2 binding protein glycosylation isomer:M2BPGi),血小板数,FIB-4 index,肝生検,エラストグラフィ]
true
[ "d" ]
1
111_82-398
NASH肝硬変の治療法として正しいものはどれか.1つ選べ.
[肥満を伴うNASH肝硬変患者には,まず積極的な体重の減量を行う.,低アルブミン血症に対して,分岐鎖アミノ酸(branched-chain amino acid:BCAA)製剤は用いない.,脂質異常症を伴うNASH肝硬変に対してスタチンは良い適応である.,NASH肝硬変患者に対する減量手術は,有効性が乏しく避けるべきである.,NASHが進展した肝不全症例に対して,肝移植は有効な治療法である.]
true
[ "e" ]
1
111_82-399
肝硬変の栄養・代謝異常,栄養・運動療法に関して誤っているものはどれか.2つ選べ.
[蛋白質・エネルギー低栄養に加え,過栄養も肝硬変患者の予後やQOL(quality of life)を悪 化させる.,サルコペニアを合併する肝硬変患者に対しては速やかに栄養療法を開始する.,就寝前エネルギー投与とは,基本設定値の必要総エネルギー摂取量に追加して,就寝前に200 kcal相当のエネルギー投与を行うことである.,BCAA顆粒製剤の長期補充投与は,非代償性肝硬変の合併症発症を抑制する.,すべての肝硬変患者に対し 1 週間に 4 METs・時(エクササイズ)の運動を行うことが推奨されている.]
true
[ "c", "e" ]
1