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| choices
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bool 1
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1
|
---|---|---|---|---|---|
109_248-200 | 経カテーテル大動脈弁植込術(transcatheter aortic valve implantation:TAVI)について正し いのはどれか.2つ選べ. | [二尖弁に対するTAVIは現在禁忌である.,透析症例に対するTAVIは現在禁忌である.,リウマチ性大動脈弁狭窄症に対するTAVIは現在禁忌である.,経カテーテル的人工弁の 10 年の耐久性は明らかである.,低リスクの大動脈弁狭窄症患者における 1 年の死亡,脳卒中,再入院発生率は,TAVIの方が手術よりも有意に低かった.] | true | [
"b",
"e"
] | 1 |
109_248-201 | 心臓移植の適応から除外となる合併疾患はどれか.2つ選べ. | [活動性消化性潰瘍,悪性腫瘍,活動性感染症,インスリン依存性糖尿病,eGFR(estimated glomerular filtration rate)50 ml/分/1.73 m2 の慢性腎臓病] | true | [
"b",
"c"
] | 1 |
109_248-202 | 植込み型補助人工心臓(ventricular assist device:VAD)について正しいものを 2つ選べ. | [機器は全て体内に植え込まれているため,体外に出ている部分はない.,拍動流型が主流である.,心臓移植適応と判定された移植待機症例のみが保険適用となっている.,植込み後に大動脈弁逆流が発生することがある.,最大補助流量は 3 l/分程度である.] | true | [
"c",
"d"
] | 1 |
109_248-203 | 次のうち,オピオイドの副作用として知られていないものはどれか.1つ選べ. | [せん妄,呼吸抑制,腎機能障害,悪心・嘔吐,便秘] | true | [
"c"
] | 1 |
109_248-204 | 次のうち,せん妄の診断基準に含まれないのはどれか.1つ選べ. | [興奮,変動性,認知・知覚の異常,原因となる薬物,または医学的疾患が存在する,注意・意識の障害] | true | [
"a"
] | 1 |
109_767-205 | 低Na血症について正しいものはどれか.1つ選べ. | [低Na血症は,血清Na濃度が 130 mEq/l未満と定義されている.,原発性副腎不全では,体液量がほぼ正常の低Na血症を呈する.,原発性副腎不全による低Na血症では,代償機構により尿中Na濃度は低下する.,SIADH(syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone)では,体液量がほぼ正常の低Na血症を呈する.,SIADHによる低Na血症(120 mEq/l以下)で中枢神経系症状を伴う場合は,生理食塩水を点滴して治療する.] | true | [
"d"
] | 1 |
109_767-206 | 次のうち,意識清明で口渇感の保たれている中枢性尿崩症患者では通常認められないと考え られる所見はどれか.2つ選べ. | [尿中浸透圧 280 mOsm/kgH2O,血清ナトリウム濃度 160 mEq/l,血漿AVP(arginine vasopressin)濃度 3.2 pg/ml,1 日尿量 3.5 l,MRI(magnetic resonance imaging)T1 強調画像における下垂体後葉輝度の低下] | true | [
"b",
"c"
] | 1 |
109_767-207 | 低カリウム血症を認めた際,原因疾患の鑑別のために評価する項目として最も関連性が低い ものはどれか.1つ選べ. | [尿中カリウム排泄,塩分摂取量,血圧,血液pH,レニン,アルドステロン] | true | [
"b"
] | 1 |
109_767-208 | 原発性アルドステロン症のスクリーニング検査の際,検査に対する影響が最も少ない降圧薬 はどれか.1つ選べ. | [ACE(angiotensin-converting enzyme)阻害薬,β遮断薬,Ca拮抗薬,利尿薬,ミネラルコルチコイド受容体(mineralocorticoid receptor:MR)拮抗薬] | true | [
"c"
] | 1 |
109_767-209 | 以下の高K血症を来たす病態で,アルドステロンが高値を示すものはどれか.1つ選べ. | [Addison病,21 水酸化酵素欠損症,偽性低アルドステロン症(pseudohypoaldosteronism:PHA)I型,PHA II型,IV型尿細管性アシドーシス] | true | [
"c"
] | 1 |
109_767-210 | 以下の高K血症を来たす病態で,レニンが低値を示すものはどれか.2つ選べ. | [Addison病,21 水酸化酵素欠損症,PHA I型,PHA II型,IV型尿細管性アシドーシス] | true | [
"d",
"e"
] | 1 |
109_767-211 | 低Ca血症,高P血症と副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone:PTH)高値を認める疾患は どれか.1つ選べ. | [頸部手術,慢性腎臓病,飢餓骨症候群,ビタミンD欠乏,免疫チェックポイント阻害薬] | true | [
"b"
] | 1 |
109_767-212 | 次の高カルシウム血症の原因疾患及び病態のうち,尿中カルシウム排泄量が高値とならない ものはどれか.1つ選べ. | [不動,多発性骨髄腫,PTHrP(parathyroid hormone-related protein)産生腫瘍,サルコイドーシス,カルシウム感知受容体(calcium-sensing receptor:CaSR)遺伝子のヘテロ不活化変異] | true | [
"e"
] | 1 |
109_767-213 | 低リン血症をもたらす内分泌異常はどれか.2つ選べ. | [PTH過剰,成長ホルモン(growth hormone:GH)過剰,糖質コルチコイド欠乏,線維芽細胞増殖因子 23(fibroblast growth factor 23:FGF23)過剰,甲状腺ホルモン過剰] | true | [
"a",
"d"
] | 1 |
109_767-214 | 副甲状腺機能低下症の原因となり得る電解質異常は次のうちどれか.1つ選べ. | [低Na血症,低K血症,高K血症,低Mg血症,高Mg血症] | true | [
"d"
] | 1 |
109_767-215 | 先端巨大症でみられることのある電解質異常は次のうちどれか.1つ選べ. | [高Na血症,高K血症,高Ca血症,高iP血症,高Mg血症] | true | [
"d"
] | 1 |
109_767-216 | 以下のうち,低Mg血症を来たしにくい薬剤はどれか.1つ選べ. | [ループ利尿薬,プロトンポンプ阻害薬,シスプラチン,MR拮抗薬,抗EGFR(epidermal growth factor receptor)抗体薬] | true | [
"d"
] | 1 |
109_767-217 | 以下のうち,低Mg血症により生じにくいものはどれか.1つ選べ. | [低K血症,高Ca血症,テタニー,Torsades de Pointes,昏睡] | true | [
"b"
] | 1 |
109_939-218 | 過去の健康診断で検査結果が不詳の患者である.急速進行性糸球体腎炎(rapidly progressive glomerulonephritis:RPGN)の疑いで早急に腎臓専門医へ紹介すべき患者は次のうちどれ か.2つ選べ. | [20 歳,男性.eGFR(estimated glomerular filtration rate)80 ml/分/1.73 m2,尿蛋白 2+, 尿潜血-,CRP(C-reactive protein)陰性.,20 歳,男性.eGFR 80 ml/分/1.73 m2,尿蛋白 2+,尿潜血 3+,CRP陰性.,70 歳,女性.eGFR 40 ml/分/1.73 m2,尿蛋白 2+,尿潜血 3+,CRP 8.4 mg/dl.,38 歳,女性.eGFR 20 ml/分/1.73 m2,尿蛋白 3+,尿潜血 4+,赤血球円柱陽性,エコーで腎萎縮なし.,80 歳,男性.eGFR 20 ml/分/1.73 m2,尿蛋白-,尿潜血 3+,エコーで両側水腎症.] | true | [
"c",
"d"
] | 1 |
109_939-219 | 75 歳,男性.MPO(myeloperoxidase)-ANCA(anti-neutrophil cytoplasmic antibody)強陽 性のRPGNである.血清クレアチニン 6.1 mg/dl,CRP 12 mg/dl,肺病変なし.初期治療とし て用いるべきでない薬剤はどれか.2つ選べ. | [タクロリムス,アザチオプリン(azathioprine:AZ),メトトレキサート,シクロホスファミド(cyclophosphamide:CY),リツキシマブ(rituximab:RTX)] | true | [
"a",
"c"
] | 1 |
109_939-220 | ループス腎炎の活動性を示唆する腎糸球体組織病変として,適当でないものはどれか.1つ 選べ. | [ヒアリン沈着,細胞性半月体形成,管内細胞増多,フィブリノイド壊死,分節性硬化] | true | [
"e"
] | 1 |
109_939-221 | 強皮症腎クリーゼについて正しいものは次のうちどれか.1つ選べ. | [血管内皮障害により,著明な低血圧を生じる.,レニン活性が低下する.,糸球体への免疫複合体沈着が特徴的である.,血栓性微小血管症(thrombotic microangiopathy:TMA)の原因となる.,ベリムマブが治療に用いられる.] | true | [
"d"
] | 1 |
109_939-222 | ブドウ球菌感染症に伴う感染関連糸球体腎炎(infection-related glomerulonephritis:IRGN) に関して誤っているのはどれか.1つ選べ. | [腎予後はしばしば不良である.,腎炎発症時に感染症が継続中であることが多い.,糖尿病等の背景疾患を有することが多い.,蛍光抗体法で糸球体にIgA(immunoglobulin A)主体の沈着を伴う.,原因菌はMRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)のみで,MSSA(methicillin-susceptible Staphylococcus aureus)は病因とならない.] | true | [
"e"
] | 1 |
109_939-223 | 一次性膜性腎症について正しいものはどれか.1つ選べ. | [小児・成人を通して,最も頻度が高い原発性ネフローゼ症候群である.,抗PLA2R(phospholipase A2 receptor)抗体は本邦では感度が非常に高く,除外診断に適している.,自然寛解が 2~3 割程度にみられる.,ほぼ全例でネフローゼ症候群を呈する.,透析を要するほどの腎不全にはならない.] | true | [
"c"
] | 1 |
109_939-224 | 26 歳,女性.蛋白尿及び顕微鏡的血尿の精査のため入院した.血圧 110/70 mmHg,尿蛋白 1.5 g/日,尿沈渣中赤血球 50~99/1 高倍率視野,eGFR 65 ml/分/1.73 m2.腎生検光顕所見上, 総糸球体数 20 個中,全節性硬化 4 個,細胞性半月体 4 個ならびに分節性硬化 3 個を認めた. 腎生検蛍光抗体法にてIgA腎症と診断した.この患者について正しいのはどれか.2つ選べ. | [組織学的重症度はH-Grade 2 である.,臨床的重症度はC-Grade 3 である.,透析導入リスクは高リスク群である.,レニン・アンジオテンシン系阻害薬が第一選択薬となる.,副腎皮質ステロイド療法が適応となる.] | true | [
"c",
"e"
] | 1 |
109_939-225 | 小児ネフローゼ症候群の発症時に,通常,腎生検を行わないのはどれか.1つ選べ. | [持続的血尿や肉眼的血尿を認める場合,高血圧や腎機能低下を認める場合,低補体血症を認める場合,1 歳未満の場合,上記のような所見を認めない場合] | true | [
"e"
] | 1 |
109_939-226 | 微小変化型ネフローゼ症候群について誤っているのはどれか.1つ選べ. | [再発が多い.,急性発症である.,血尿を伴うことは少ない.,ステロイドが奏効する.,初発例でRTXを用いる.] | true | [
"e"
] | 1 |
109_1109-227 | 閉塞性睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea:OSA)の病態生理で正しいものはどれか. 1つ選べ. | [肥満や小顎症等の解剖学的因子だけでは起こらない.,上気道筋の反応性は,覚醒時も睡眠時も変わりない.,呼吸の不安定性は,ループ・ゲインで表される.,覚醒は,無呼吸や低呼吸の呼吸イベントの終了時には必要である.,病態生理的特性は,臨床的に簡便に評価可能である.] | true | [
"c"
] | 1 |
109_1109-228 | 睡眠関連呼吸障害(sleep-related breathing disorder:SRBD)の疫学に関して正しいものは どれか.1つ選べ. | [SRBDのなかでは,中枢性睡眠時無呼吸症候群(centralsleepapneasyndrome:CSAS)の有 病率が最も高い.,閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructivesleepapneasyndrome:OSAS)は,非肥満者では 稀である.,SRBDの診断は容易である.,成人のOSASは,高血圧や脂質代謝異常等と同様なcommondiseaseである.,いびき”はCSASの主要症状である.] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1109-229 | 重症OSAの患者に対して,CPAP(continuous positive airway pressure)導入後初回の外来 で,使用時間が短く,アドヒアランスが不良であった場合に対応すべきこととして誤ってい るものはどれか.1つ選べ. | [寝付けないときに飲酒を勧める.,鼻症状で外してしまう場合に鼻炎治療を行う.,CPAPの装着を忘れてしまう場合は習慣付けるよう指導する.,CPAPデータによる治療効果AHI(apnea-hypopneaindex)が改善していることを確認する.,未治療による各種合併症のリスク増加に対する理解を確認する.] | true | [
"a"
] | 1 |
109_1109-230 | 成人のOSAのCPAP以外の治療として有効なものはどれか.2つ選べ. | [口腔内装置,顎矯正手術,在宅酸素療法,睡眠導入薬の内服,高流量鼻カニューラ療法] | true | [
"a",
"b"
] | 1 |
109_1109-231 | 成人のOSAの治療について正しいものはどれか.2つ選べ. | [CPAPの圧低減のための口腔内装置使用は睡眠状態を悪化させる場合がある.,植込み型舌下神経刺激療法装置はCPAP開始前に用いるべき治療手段である.,睡眠ポリグラフ検査(polysomnography:PSG)におけるAHIが 15 以上であれば,経鼻的持続陽圧呼吸療法(nasalcontinuouspositiveairwaypressure:nCPAP)が保険適用である.,肥満外科適応の高度肥満(BMI(bodymassindex)≧35kg/m2)におけるOSA合併率は 50%程度である.,口蓋垂軟口蓋咽頭形成術を行う場合には,解剖学的評価に加え,機能的評価が必要である.] | true | [
"a",
"e"
] | 1 |
109_1109-232 | 循環器疾患に合併する睡眠時無呼吸症候群に関して正しいのはどれか.2つ選べ. | [循環器疾患の予後悪化に関与する.,OSAを認めることはない.,副交感神経活性亢進が循環器疾患へ悪影響を及ぼす.,中枢性睡眠時無呼吸(centralsleepapnea:CSA)は循環器疾患の悪化に関与しない.,治療としては,循環器疾患に対する治療の最適化をまず考慮する.] | true | [
"a",
"e"
] | 1 |
109_1109-233 | 循環器疾患に合併する睡眠時無呼吸症候群の治療に関して正しいものはどれか.2つ選べ. | [CPAP等の陽圧呼吸療法がその主体をなす.,長期予後改善効果が無作為化比較試験で示されている.,治療コンプライアンスを良好に保つことが重要とされる.,CSAに対するCPAP治療はほとんどの症例に有効である.,我が国では,心不全患者におけるASV(adaptiveservoventilation)治療は禁忌である.] | true | [
"a",
"c"
] | 1 |
109_1109-234 | 社会保険適用下でCPAP療法を行っている患者の年齢層のなかで,最も多い年齢層はどれか. 1つ選べ. | [0~19 歳,20~39 歳,40~59 歳,60~79 歳,80 歳以上] | true | [
"c"
] | 1 |
109_1400-235 | 活性化部分トロンボプラスチン時間(activated partial thromboplastin time:APTT)が延長 するものはどれか.2つ選べ. | [アスピリン内服,ループスアンチコアグラント陽性,IgA(immunoglobulin A)血管炎,ヘパリン投与,第VII因子欠乏症] | true | [
"b",
"d"
] | 1 |
109_1400-236 | 32 歳,女性.妊娠中に突然の発熱が出現し,点状出血及び軽度の意識障害を認めたため, 入院となった.赤血球 170 万/μl,Hb 5.3 g/dl,Ht 16%,網赤血球数増加,血小板 1.5 万/μl, 末梢血塗抹標本上,破砕赤血球を認めた.血清LD(lactate dehydrogenase)増加. 通常みられない所見はどれか.2つ選べ. | [直接Coombs試験陽性,血清ハプトグロビン低値,脾腫,血清Cr(creatinine)高値,ADAMTS13(a disintegrin-like and metalloproteinase with thrombospondin type 1 motifs 13)に対する自己抗体陽性] | true | [
"a",
"c"
] | 1 |
109_1400-237 | 50 歳,女性.1 年前に特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura: ITP)を発症し,プレドニゾロン(prednisolone:PSL)を開始した.血小板 5 万/μl以上を維 持しながら,PSLを徐々に減量してきたが,PSL 7.5 mgにて血小板1.5万/μlに低下した.明ら かな出血症状は認めない.以下の治療法のなかで,避けるべきものを 2つ選べ. | [副腎皮質ステロイドの増量,脾臓摘出術,リツキシマブ,トロンボポエチン受容体作動薬,免疫グロブリン大量療法] | true | [
"a",
"e"
] | 1 |
109_1400-238 | 55 歳,男性.健康診断で血小板 3.0 万/μlと低値を指摘された.出血症状は認めない.最初に行うべき検査はどれか.1つ選べ. | [骨髄検査,抗リン脂質抗体検査,血小板凝集能検査,末梢血塗抹標本の確認,PAIgG(platelet-associated immunoglobulin G)] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1400-239 | 後天性血栓性血小板減少性紫斑病(thrombotic thrombocytopenic purpura:TTP)の臨床症 状・検査所見について正しいものはどれか.2つ選べ. | [血液浄化療法を必要とする腎機能障害は稀である.,血小板 3 万/μl以下まで低下することは稀である.,ADAMTS13 活性測定は,EDTA(ethylenediaminetetraacetic acid)血漿では実施できない.,破砕赤血球の存在は特異度が高い所見であり,TTP診断に役立つ.,ADAMTS13 に対する自己抗体産生を反映し,直接Coombs試験は陽性となる.] | true | [
"a",
"c"
] | 1 |
109_1400-240 | 後天性TTPの治療法について正しいものはどれか.1つ選べ. | [リツキシマブの登場によって,血漿交換療法は標準治療から外れている.,血漿交換療法の連日施行は,保険上の制約のため実施できないことが多い.,アルブミンを置換液とした血漿交換療法を行い,ADAMTS13 インヒビター除去を行う.,血漿交換療法を 5 回行っても血小板数が 5 万/μl以上に回復しない症例では,リツキシマブの投与が考慮される.,ステロイドパルス療法は,高用量ステロイド投与(1 mg/kg)よりも予後を改善させることが,RCT(randomized controlled trial)の結果より判明している.] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1400-241 | 非典型溶血性尿毒症症候群(atypical hemolytic uremic syndrome:aHUS)で通常みられな いのはどれか.1つ選べ. | [溶血性貧血,血小板減少,急性腎不全,高血圧,関節内出血] | true | [
"e"
] | 1 |
109_1400-242 | 20 歳,男性.8 月に河川敷で同僚 12 名とバーベキュー大会に参加した.3 日後から 1 日 10 回 の血性下痢及び胃部不快があり,救急外来を受診した.同僚 6 名にも同様の症状がある.理 学的所見で,貧血,黄疸ならびに浮腫を認める.採血検査は,白血球 12000/μl,Hb 9 g/dl, 血小板 8 万/μl,総ビリルビン 3 mg/dl,直接ビリルビン 2 mg/dl,LD 600 IU/l,Cr 2.4 mg/dl. 尿潜血(+),尿蛋白(-),尿糖(-).直接Coombs試験は陰性.末梢血中に破砕赤血球を 認める.診断に必要な検査はどれか.2つ選べ. | [ADAMTS13 検査,抗核抗体,便培養,便中ベロ毒素,尿素呼気試験] | true | [
"c",
"d"
] | 1 |
109_1400-243 | 後天性血友病Aで認められない所見はどれか.2つ選べ. | [APTTの延長,プロトロンビン時間(prothrombin time:PT)の延長,血小板数の低下,第VIII因子活性の低下,第VIII因子インヒビターの存在] | true | [
"b",
"c"
] | 1 |
109_1400-244 | 後天性血友病Aにおける免疫抑制療法に関する記載で正しいものはどれか.1つ選べ. | [第一選択はメチルプレドニゾロンである.,止血を十分に確認してから開始する.,感染症の死亡リスクが高いため,凝固VIII因子が上昇し始めたら積極的に減量する.,CPA(cyclophosphamide)を使用するときは,1~2 mg/kg/日を基本とする.,インヒビターの再燃率が高いため,最低 2 年は免疫抑制療法を継続する.] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1400-245 | 大動脈瘤に合併した播種性血管内凝固(disseminated intravascular coagulation:DIC)の特徴的所見として,不適切なものはどれか.1つ選べ. | [FDP(fibrin/fibrinogen degradation products)上昇,α2 プラスミンインヒビター(α2-plasmin inhibitor:α2PI)低下,トロンビン・アンチトロンビン複合体(thrombin-antithrombin complex:TAT)上昇,APTT延長,プラスミン・α2プラスミンインヒビター複合体(plasmin-α2-plasmin inhibitor complex:PIC)上昇] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1400-246 | 新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)患者で,Dダイマーの上昇がみられた場合,併せて検査すべき項目はどれか.1つ選べ. | [PIVKA-II(protein induced by vitamin K absence or antagonist-II),ADAMTS13 活性,ハプトグロビン,フィブリノゲン,ループスアンチコアグラント] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1400-247 | PT正常でAPTTが延長する疾患はどれか.2つ選べ. | [血友病,第VII因子欠損症,第XIII因子欠損症,血小板機能異常症,von Willebrand病] | true | [
"a",
"e"
] | 1 |
109_1400-248 | 72 歳,男性.過去に腎癌の手術歴があり,出血傾向は指摘されていない.眼瞼結膜は蒼白 (貧血様)である.大腿から体幹にかけて広範な紫斑を認める.血液所見:赤血球 169 万/μl,Hb 5.0 g/dl,Ht 15%,白血球9,600/μl,血小板29万/μl,PT 96%(基準80~120),APTT 142.7 秒(基準 29.9~35),Dダイマー0.7 μg/ml(基準 1.5 未満).APTTクロスミキシングテストは 上に凸のパターンを示した.直ちに行う治療はどれか.1つ選べ. | [トロンビン,新鮮凍結血漿,活性型血液凝固第VII因子製剤,血液凝固第VIII因子製剤,血液凝固第IX因子製剤] | true | [
"c"
] | 1 |
109_1400-249 | 出血の危険因子はどれか.2つ選べ. | [低アルブミン血症,白血球減少,尿毒症,男性,多血] | true | [
"a",
"c"
] | 1 |
109_1400-250 | 50 歳,男性.外傷のため大量出血を来たし,救急搬送された.赤血球製剤 10 単位の輸血が必 要と考えられた.血漿・血小板製剤の各輸血単位数として推奨されるのはどれか.1つ選べ. | [0・10,5・10,10・10,10・5,10・0] | true | [
"c"
] | 1 |
109_1558-251 | 軽度認知障害に関して正しいものはどれか.2つ選べ. | [軽度認知障害は認知症の前段階であり,認知症に進行する.,軽度認知障害では,記憶障害は必発である.,軽度認知障害は認知症ではない.,軽度認知障害が正常領域に戻ることはない.,軽度認知障害では,定期的な経過観察が重要である.] | true | [
"c",
"e"
] | 1 |
109_1558-252 | 認知症に関して正しいものはどれか.2つ選べ. | [認知症の病型診断では,Lewy小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)が最も診 断しやすい.,認知症の診断は重要であるが,病型診断は不要である.,認知症のスクリーニングテストは,初診の患者に対して診察前に行うとよい.,認知症の行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)では,無為,抑うつといった低活動症状よりも,興奮,暴力といった過活動症状に目を向けた方がよい.,認知症初期集中支援チームは,専門家のチームが本人を訪問して介入する.] | true | [
"a",
"e"
] | 1 |
109_1558-253 | 現在,本邦で認知症の原因疾患として最も頻度の高いのはどれか.1つ選べ. | [血管性認知症,DLB,Alzheimer型認知症,前頭側頭型認知症,正常圧水頭症] | true | [
"c"
] | 1 |
109_1558-254 | Alzheimer型認知症患者の脳脊髄液で低下する物質は次のうちどれか.1つ選べ. | [アミロイドβ(amyloid β:Aβ)40,Aβ42,総タウ,リン酸化タウ,α―シヌクレイン] | true | [
"b"
] | 1 |
109_1558-255 | Alzheimer型認知症の脳血流SPECT(single photon emission computed tomography)画像で最も早期から血流低下のみられる部位は次のうちどれか.1つ選べ | [側頭葉,前部帯状回,後頭葉,後部帯状回,前頭葉] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1558-256 | 血管性認知症に関して正しいものはどれか.2つ選べ. | [遺伝性に生じることはない.,出血性脳卒中は原因とはならない.,我が国で最も多い認知症病型である.,記憶障害の存在は診断に必須ではない.,血管リスク因子の管理が予防に重要である.] | true | [
"d",
"e"
] | 1 |
109_1558-257 | Alzheimer型認知症でみられることが多いのはどれか.1つ選べ. | [脳脊髄液中のリン酸化タウの増加,脳脊髄液中のAβ42 の増加,早期からの意味記憶の障害,誤認妄想,レム睡眠行動障害] | true | [
"a"
] | 1 |
109_1558-258 | 78 歳の女性.手指振戦と運動緩慢を主訴に来院した.1 年前から手指のふるえが出現し,次 第に動作が緩慢になってきた.半年前から物忘れを自覚しており,また,近医から処方され ている高脂血症と胃炎の薬を飲み忘れることが多くなってきた.1 カ月前から,誰もいない のに「人が座っている」と訴えたり,「蛇がいる」と怖がったりするようになったため,1週 間前にリスペリドンを少量投与したところ,四肢の筋強剛と流涎とを認めるようになった. この疾患で認められる可能性があるのはどれか.2つ選べ. | [側頭葉内側部の強い萎縮,後頭葉の糖代謝の亢進,FDG-PET(fluorodeoxyglucose positron emission tomography)での帯状回島兆候,心臓交感神経機能の亢進,基底核におけるドパミントランスポーターの集積低下] | true | [
"c",
"e"
] | 1 |
109_1558-259 | 高齢者てんかんの特徴で正しいものはどれか.1つ選べ. | [発作型は欠神発作が最も多い.,てんかん焦点は前頭葉が最も多い.,非痙攣性てんかん重積状態を来たす.,約半数が抗てんかん薬治療抵抗性である.,頭部MRI(magnetic resonance imaging)でてんかん原性病変が大部分に認められる.] | true | [
"c"
] | 1 |
109_1558-260 | Alzheimer型認知症に合併した焦点意識減損発作において,ファーストライン抗てんかん薬 はどれか.2つ選べ. | [バルプロ酸,ラコサミド,フェニトイン,レベチラセタム,フェノバルビタール] | true | [
"b",
"d"
] | 1 |
109_1558-261 | 認知症初期集中支援チームについて正しくない記述はどれか.2つ選べ. | [認知症疾患の臨床診断を受けていないものは支援の対象にならない.,早期に認知症の鑑別診断が行われることに貢献する.,認知症の人に対して速やかに初期の対応体制が構築されることに貢献する.,BPSDが顕著であるため,対応に苦慮している者は支援の対象にならない.,2018 年度から全国の自治体で設置され,活動が開始されている.] | true | [
"a",
"d"
] | 1 |
109_1558-262 | 認知症疾患医療センターの機能として含まれているものは次のうちどれか.1つ選べ. | [アウトリーチでの患者・家族支援,介護計画の作成,認知症新薬の開発,認知症に関する情報発信,短期入所生活介護(ショートステイ)の受け入れ] | true | [
"d"
] | 1 |
109_1558-263 | Alzheimer病のバイオマーカーとしてアミロイド沈着の指標となるものは次のうちどれか.2つ選べ. | [MRI,FDG-PET,脳脊髄液Aβ1-42 濃度,PiB-PET(Pittsburgh compound B PET),脳脊髄液タウ濃度] | true | [
"c",
"d"
] | 1 |
109_2149-264 | 感染性咳嗽に対して抗菌薬を使用する場合,何を選択すべきか.1つ選べ. | [ST(sulfamethoxazole-trimethoprim)合剤,セファクロル,アモキシシリン,クラリスロマイシン,セフジトレンピボキシル] | true | [
"d"
] | 1 |
109_2149-265 | 遷延性・慢性咳嗽の鑑別において正しいのはどれか.2つ選べ. | [咳喘息では,拡散能が低下する.,気管支拡張症では,気道過敏性が亢進する.,好酸球性副鼻腔炎では,篩骨洞より上顎洞の炎症が強い.,咳喘息では,気管支拡張薬の効果を確認する.,胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)では,体位で症状が変化する.] | true | [
"d",
"e"
] | 1 |
109_2149-266 | 遷延性・慢性咳嗽の治療において正しいのはどれか.1つ選べ. | [副鼻腔気管支症候群(sinobronchial syndrome:SBS)の治療として,クラリスロマイシン よりエリスロマイシンを先に使用する.,咳喘息では,β刺激薬吸入の単独治療を行う.,胃食道内視鏡検査で逆流性食道炎が認められない場合は,咳嗽の原因とはならない.,感染後咳嗽では,抗菌薬治療を行う.,アトピー咳嗽/喉頭アレルギー(慢性)では,まずは吸入ステロイド薬単独治療から始める.] | true | [
"a"
] | 1 |
109_2149-267 | 感染(かぜ症候群)後咳嗽の治療薬として適切でないのはどれか.2つ選べ. | [麦門冬湯,ヒスタミンH1 受容体拮抗薬,ロイコトリエン受容体拮抗薬,吸入抗コリン薬,吸入β2 刺激薬] | true | [
"c",
"e"
] | 1 |
109_2149-268 | 感染(かぜ症候群)後咳嗽に関して誤っている記述はどれか.2つ選べ. | [中高年の男性に多い.,咳嗽は昼間もみられるが,就寝前・夜間・朝にみられやすい.,かぜ症候群あるいは気道感染後,3 週以上,咳嗽が続く.,呼吸機能検査で閉塞性障害がみられ,呼気中一酸化窒素濃度(fractional exhaled nitricoxide:FeNO)が増加する.,ASAHI-N(ACE(angiotensin-converting enzyme)inhibitor,smoking,allergy,heartburn,infection,nasal and paranasal sinus disease)に関して問診し,他疾患(ACE阻害薬による 咳嗽,喫煙による咳嗽,咳喘息,アトピー咳嗽,喉頭アレルギー,胃食道逆流による咳嗽 ならびに鼻・副鼻腔疾患による咳嗽)を除外する.] | true | [
"a",
"d"
] | 1 |
109_2149-269 | 咳喘息について正しいものはどれか.1つ選べ. | [気道過敏性が低下している.,気道リモデリングを認める.,聴診でwheezesを聴取することがある.,抗原特異的IgE(immunoglobulin E)抗体が常に陽性となる.,抗原特異的IgE(immunoglobulin E)抗体が常に陽性となる.] | true | [
"b"
] | 1 |
109_2149-270 | 37 歳,女性.3 カ月前から週に 2~3 回程度の咳嗽を自覚するようになったため来院.血液 検査:白血球 6,700/μl,好酸球比率 8%,呼吸機能検査:正常.FeNO:55 ppb.ツロブテ ロールテープを処方したところ,咳嗽は一時的に軽快した.本症例の初期治療として最も適 切なものはどれか.1つ選べ. | [低用量吸入ステロイド薬+経口徐放性テオフィリン製剤の頓用,低用量吸入ステロイド薬+吸入短時間作用性抗コリン薬の頓用,中用量吸入ステロイド薬+吸入短時間作用性β2 刺激薬の頓用,中用量吸入ステロイド薬+吸入長時間作用性β2 刺激薬の併用,高用量吸入ステロイド薬+吸入長時間作用性抗コリン薬の併用] | true | [
"c"
] | 1 |
109_2149-271 | GERDによる咳嗽の特徴でないものはどれか.2つ選べ. | [咳喘息との合併が多い.,プロトンポンプ阻害薬単剤に対する治療反応性が良好である.,咳による生活の質(quality of life:QOL)の低下を伴う.,FeNOの上昇を認める.,会話,食事,起床ならびに上半身の前屈が誘因となることが多い.] | true | [
"b",
"d"
] | 1 |
109_2149-272 | GERDによる咳嗽の診断について正しいのはどれか.1つ選べ. | [上部消化管内視鏡検査でびらん所見を伴うことが多い.,夜間就寝中の咳はGERD咳嗽の存在を強く疑う.,確定診断には 24 時間pH食道モニタリングが必須である.,プロトンポンプ阻害薬や消化管運動賦活薬による薬物治療,生活習慣の改善で咳の改善が得られた場合,確定診断してよい.,Fスケール等の質問票で確定診断が可能である.] | true | [
"d"
] | 1 |
109_2149-273 | SBSについて誤っているものはどれか.1つ選べ. | [慢性咳嗽の原因として重要である.,喀痰を伴う咳嗽(湿性咳嗽)が特徴である.,上気道病変として,従来型の慢性副鼻腔炎を有する.,上気道病変の症状として,後鼻漏,鼻汁ならびに咳払いが認められる.,下気道病変として,喫煙が原因となる慢性気管支炎がある.] | true | [
"e"
] | 1 |
109_2149-274 | びまん性汎細気管支炎(diffuse panbronchiolitis:DPB)について正しいものはどれか.1つ 選べ. | [日本を中心とした東アジアの女性に好発する疾患である.,胸部CT(computed tomography)所見として,気管支拡張像は認められない.,下気道の炎症に対して吸入ステロイド薬を用いる.,マクロライド系抗菌薬の少量長期療法により,予後が劇的に改善した.,肺MAC(Mycobacterium avium complex)症とは治療が共通しているため,鑑別は不要である.] | true | [
"d"
] | 1 |
109_2149-275 | ヒスタミンH1 受容体拮抗薬が第一選択薬である慢性咳嗽はどれか.2つ選べ. | [アトピー咳嗽,咳喘息,GERD,喉頭アレルギー,SBS] | true | [
"a",
"d"
] | 1 |
109_2149-276 | 加齢と共に起きる事象の順序で正しいものはどれか.1つ選べ. | [咳反射低下→嚥下反射低下→咳衝動低下→不顕性誤嚥,嚥下反射低下→咳反射低下→咳衝動低下→不顕性誤嚥,嚥下反射低下→咳衝動低下→咳反射低下→不顕性誤嚥,不顕性誤嚥→嚥下反射低下→咳衝動低下→咳反射低下,不顕性誤嚥→咳反射低下→嚥下反射低下→咳衝動低下] | true | [
"c"
] | 1 |
109_2149-277 | 次の嚥下反射に関わる咽頭知覚受容器のうち,触感覚受容器でないものはどれか.1つ選べ. | [Meissner小体,Merkel細胞,Pacini小体,Ruffini終末,自由神経終末] | true | [
"e"
] | 1 |
109_2517-278 | 腎機能評価に関して正しいものはどれか.1つ選べ. | [CcrはGFR(glomerular filtration rate)より 30%程度低値となる.,腎排泄性薬剤投与時には,体表面積補正を外したeGFRcreatを指標にする.,eGFRcreatの算出には,血清Cr値,年齢,性別ならびに体重が必要である.,サルコペニア等筋肉量の少ない例では,eGFRcreatは低めに推算されやすい.,GFRの測定に使用されるイヌリンは,全身の有核細胞で産生される.] | true | [
"b"
] | 1 |
109_2517-279 | 循環血中の腫瘍由来DNA(circulating tumor deoxyribonucleic acid:ctDNA)検査の特徴とし て誤っているものはどれか.1つ選べ. | [侵襲が大きい.,治療方針の決定に役立つ.,定量的に見ることができる.,時系列でモニタリングできる.,腫瘍が小さいときは,偽陰性があり得る.] | true | [
"a"
] | 1 |
109_2517-280 | 現在臨床検査で使用されている糖鎖系腫瘍マーカーの主な目的はどれか.1つ選べ. | [予防,診断,モニタリング,治療法の選択,予後の推定] | true | [
"c"
] | 1 |
109_2517-281 | 新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)関連凝固異常症で血栓 症のリスクと関連する検査項目はどれか.1つ選べ. | [APTT(activated partial thromboplastin time),PT(prothrombin time),Dダイマー,フィブリノーゲン,血小板数] | true | [
"c"
] | 1 |
109_2517-282 | 血栓性血小板減少性紫斑病(thrombotic thrombocytopenic purpura:TTP)の確定診断に必 要な検査はどれか.1つ選べ. | [血清ヘモグロビン,血小板数,APTT,ADAMTS13(a disintegrin-like and metalloproteinase with thrombospondin type 1 motifs 13)活性,血液凝固第VIII因子活性] | true | [
"d"
] | 1 |
109_2517-283 | 関節リウマチ分類基準(2010 年)において基準項目に含まれないのはどれか.1つ選べ. | [CRP(C-reactive protein),赤沈(erythrocyte sedimentation rate:ESR),リウマトイド因子(rheumatoid factor:RF),抗CCP(cyclic citrullinated peptide)抗体,MMP-3(matrix metalloproteinase-3)] | true | [
"e"
] | 1 |
109_2517-284 | 筋炎の関連抗体と病型・症状との組み合わせで正しいのはどれか.2つ選べ. | [抗ARS(aminoacyl tRNA synthetase)抗体 ― CADM(clinically amyopathic dermatomyositis),抗MDA5(melanoma differentiation-associated gene 5)抗体 ― 機械工の手,抗TIF1-γ(transcription intermediary factor 1-γ)抗体 ― 悪性腫瘍合併,抗Mi-2 抗体 ― 間質性肺炎,抗ミトコンドリア抗体 ― 不整脈] | true | [
"c",
"e"
] | 1 |
109_2517-285 | 呼吸機能検査所見と原因疾患の組み合わせで正しいのはどれか.1つ選べ. | [1 秒率≧80% ― 軽度気流閉塞のCOPD(chronic obstructive pulmonary disease),混合性換気障害 ― 重症COPD,肺拡散能の低下 ― 非気腫型COPD,残気量の低下 ― 筋萎縮性側索硬化症,肺活量に比して努力肺活量が小さい ― 特発性肺線維症] | true | [
"b"
] | 1 |
109_2517-286 | 70 歳,男性.スパイロメトリーの実施が適切でないのはどれか.2つ選べ. | [数年前から労作時息切れがあるが,胸部画像検査に異常はない.,COPDで通院中で,今朝からの胸痛と呼吸困難で受診したが,心電図に異常はない.,息切れの訴えはないが,他疾患で撮影した胸部CT(computed tomography)で顕著な気腫がみられる.,ここ数年,しばしば咳と痰を訴えて臨時受診しているが,胸部画像検査に異常はない.,数日前から,少し歩くと胸が苦しく息が止まりそうになるが,胸部画像検査に異常はない.] | true | [
"b",
"e"
] | 1 |
109_2517-287 | 2018 年にJackらが提唱したATNバイオマーカーと対応するAlzheimer病の脳病態との組み合わせで誤っているものはどれか.1つ選べ. | [FDG-PET(fluorodeoxyglucose positron emission tomography)による脳代謝 ― 神経変性あるいは神経細胞障害,脳脊髄液Aβ(amyloid β)42 の低下 ― 凝集Aβあるいはそれに関連する病態,タウPETでの集積 ― 凝集タウあるいはそれに関連する病態,脳脊髄液 総タウの増加 ― 凝集タウあるいはそれに関連する病態,脳MRI(magnetic resonance imaging)による脳萎縮の評価 ― 神経変性あるいは神経細胞障害] | true | [
"d"
] | 1 |
109_2517-288 | 神経疾患のバイオマーカーに関する記述で誤っているものはどれか.1つ選べ. | [神経疾患のバイオマーカーの報告を考える場合には,そのバイオマーカーを開発する研究 でどのような検査をそのSOT(standard of truth)にしているかが重要である.,Alzheimer病においては,Aβやリン酸化タウ等の疾患特異的な脳内の異常蛋白蓄積をPET検 査で画像化できるようになっており,これを従来の剖検所見に代わるSOTとして体液バイ オマーカーの検証が可能である.,Alzheimer病においては,その脳病理を反映するATNバイオマーカーシステムが提唱されて おり,世界的にも標準的なシステムとなっている.,Parkinson病と非定型パーキンソニズムの鑑別には,血液中のneurofilament light chain(NfL) が有用である可能性がある.,Parkinson病の血液バイオマーカーとして,その原因蛋白と考えられているα―シヌクレイン が定量できるため,血液中のα―シヌクレインが有力なバイオマーカー候補分子である.] | true | [
"e"
] | 1 |
109_2517-289 | COVID-19 の検査について正しいのはどれか.1つ選べ. | [検体は耳腔から採取する.,抗原検査は,症状発現後2日目以降9日以内であっても,追加のPCR(polymerase chain reaction)検査を行い,確定診断とする.,唾液では検査できない.,PCR検査が陰性であっても,後日陽性になることがある.,抗原検査の判定には 24 時間かかる.] | true | [
"d"
] | 1 |
110_71-290 | Helicobacter pylori(H. pylori)について正しいものはどれか.2つ選べ. | [H. pylori感染は鉄欠乏性貧血の原因となる.,H. pylori感染を内視鏡所見だけで推測することは困難である.,H. pyloriの発がん関連因子として,CagA(cytotoxin-associated gene A)が知られている.,早期胃がん内視鏡切除後にH. pyloriの除菌治療を行っても,異時性胃がんの発症は予防できない.,H. pyloriに感染していても,胃・十二指腸潰瘍を発症しなければ,H. pylori感染は心窩部痛や食後のもたれ感の原因とはならない.] | true | [
"a",
"c"
] | 1 |
110_71-291 | H. pyloriの除菌療法について正しいものはどれか.1つ選べ. | [H. pyloriの除菌療法構成薬のなかにはワルファリンの抗凝固作用に影響しない薬物もある.,ジキタリス併用患者でH. pylori除菌を行うと,ジキタリスの血中濃度は低下すると考えられる.,ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用もCYP2C19 遺伝子多型の影響を受ける.,ボノプラザンとアモキシシリンの二剤療法での除菌率は,三剤療法とほぼ同程度である.,除菌中の皮疹を認めた場合,全てが薬疹と考える.] | true | [
"d"
] | 1 |
110_71-292 | H. pyloriの除菌療法でのクラリスロマイシンについて正しいものはどれか.1つ選べ. | [胃酸分泌抑制薬にボノプラザンを用いれば,クラリスロマイシン耐性の除菌率への影響を 回避できる.,本邦でのH. pyloriのクラリスロマイシンの耐性率は 50%程度である.,ボノプラザンとアモキシシリン,クラリスロマイシンによるH. pyloriの除菌療法において,H. pyloriがクラリスロマイシンの耐性であっても,クラリスロマイシンを省かずに併用したままの方が除菌率は高くなる.,ペニシリンアレルギー患者でのH. pylori除菌において,ボノプラザン,クラリスロマイシンならびにメトロニダゾールの組み合わせは有用なレジメンである.,クラリスロマイシンとレボフロキサシンの組み合わせは三次除菌療法として有用である.] | true | [
"d"
] | 1 |
110_71-293 | H. pyloriと胃癌との関連で正しいものはどれか.1つ選べ. | [動物実験においてH.pyloriは単独で強力に胃癌を発生させる.,H.pylori感染は胃癌発生の十分条件である.,H.pylori感染例では胃癌の増殖・成長速度は除菌により低下する.,広汎な腸上皮化生はH.pylori除菌療法の良い適応である.,H.pylori除菌治療施行後は検診不要の低リスク状態が実現する.] | true | [
"c"
] | 1 |
110_71-294 | 我が国のH. pylori感染及び胃酸分泌能に関連して正しいものは次のうちどれか.1つ選べ. | [日本人の胃酸分泌能は時代と共に低下してきて,H. pylori感染陽性の高齢者は高酸状態を呈することが多い.,十二指腸潰瘍患者にH. pylori除菌を行うと胃酸分泌は上昇する.,H. pylori感染陽性胃潰瘍患者の胃酸分泌能はH. pylori陰性健常者より低い,H. pylori感染陽性の内視鏡治療の適応となる胃癌患者はガストリンが上昇しており,高酸状態である.] | true | [
"d"
] | 1 |
110_71-295 | H. pylori除菌後に逆流性食道炎が増悪しにくいと考えられる症例は次のうちどれか.2つ選べ. | [食道裂孔ヘルニアを有する 80 歳女性,活動性十二指腸潰瘍を伴う 35 歳男性,胃体部に消化性潰瘍瘢痕を有する 53 歳男性,亀背を伴う骨粗しょう症を合併する 85 歳女性,body mass index(BMI)16.5 kg/m2 の 28 歳女性] | true | [
"b",
"e"
] | 1 |
110_71-296 | 自己免疫性胃炎に合併する疾患として通常みられないのはどれか.1つ選べ. | [胃カルチノイド,十二指腸潰瘍,小球性貧血,大球性貧血,慢性甲状腺炎] | true | [
"b"
] | 1 |
110_71-297 | H. pyloriの感染診断法について正しいものはどれか.1つ選べ. | [H. pylori抗体は既感染の診断に有用である.,尿素呼気試験による除菌判定は除菌薬終了後 2 週間で行う.,除菌診断する方法として,尿素呼気試験と便抗原法が適している.,胃生検検体を用いた感染診断法は精度が最も高い.,便抗原検査はプロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor:PPI)の影響を受けない.] | true | [
"c"
] | 1 |
110_71-298 | 我が国の胃がん検診について正しいものはどれか. 2つ選べ. | [対策型胃がん検診では胃X線検診が主流であり,任意型胃がん検診では内視鏡検診が主流 である.,胃X線検診・内視鏡検診のいずれにおいても,画像所見からH. pyloriの感染状態を評価する 「リスク層別化」の考え方が広がっている.,2020年現在,対策型胃がん検診として公式に推奨されている方法は,胃X線検診のみである.,現在のガイドラインでは,50歳以上の男女について,年1回の間隔での検査が推奨されている.,H. pyloriの除菌によって胃がん発症のリスクが大きく下がるため,既感染者(除菌後)については,胃がん検診の対象から外すことが検討されている.] | true | [
"a",
"b"
] | 1 |
110_71-299 | 胃内細菌について誤っているものはどれか.1つ選べ. | [胃内には多くの常在細菌が存在する.,胃内には口腔内細菌叢が多数存在する.,高塩分摂取は胃内細菌に影響する.,N-ニトロソ化合物は細菌由来ではない.,H. pylori除菌後,胃内細菌叢は増加する.] | true | [
"d"
] | 1 |