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p00200
Traveling Alone: One-way Ticket of Youth
<h1>青春の片道切符</h1> <p> 太郎君は夏休みに電車で長旅をする計画を立てています。しかし高校生の身である太郎君が一ヵ月しかない夏休みで可能な限り遠くに旅をするには、出来るだけ安い行き方と出来るだけ早い行き方をそれぞれ見つけなければうまく計画が立てられません。太郎君が素敵な旅を満喫できるように、太郎君の計画の助けになるプログラムを作ってあげましょう。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_trip"> </center> <br><br> <p> 線路の情報、駅の数を入力とし、問い合わせに応じて、最小金額または最短時間を出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>m</var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>cost<sub>1</sub></var> <var>time<sub>1</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> <var>cost<sub>2</sub></var> <var>time<sub>2</sub></var> : <var>a<sub>n</sub></var> <var>b<sub>n</sub></var> <var>cost<sub>n</sub></var> <var>time<sub>n</sub></var> <var>k</var> <var>p<sub>1</sub></var> <var>q<sub>1</sub></var> <var>r<sub>1</sub></var> <var>p<sub>2</sub></var> <var>q<sub>2</sub></var> <var>r<sub>2</sub></var> : <var>p<sub>k</sub></var> <var>q<sub>k</sub></var> <var>r<sub>k</sub></var> </pre> <p> 1 行目に線路の情報の数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 3000)と駅の数 <var>m</var> (1 &le; <var>m</var> &le; 100) が与えられます。 </p> <p> 続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 番目の路線の情報が与えられます。各路線の情報として、路線がつなぐ2つの駅の番号 <var>a<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>a<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var> &le; <var>m</var>)、料金 <var>cost<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>cost<sub>i</sub></var> &le; 1000)、移動時間 <var>time<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>time<sub>i</sub></var> &le; 1000) が与えられます。ただし、各駅は 1 から <var>m</var> まで順番に番号が付けられているものとします。 なお、<var>a<sub>i</sub></var> と <var>b<sub>i</sub></var> が線路でつながっていれば、<var>a<sub>i</sub></var> から <var>b<sub>i</sub></var>、 <var>b<sub>i</sub></var> から<var>a<sub>i</sub></var> の両方の移動が同じ料金と時間で可能とします。 </p> <p> 続く行に問い合わせの数 <var>k</var> (1 &le; <var>k</var> &le; 200) が与えられます。続く <var>k</var> 行に <var>i</var> 番目の問い合わせが与えられます。各問合わせとして、出発駅 <var>p<sub>i</sub></var> 、到着駅 <var>q<sub>i</sub></var> 、出力する値の種類 <var>r<sub>i</sub></var> (0 または 1)が与えられます。なお、問い合わせには必ず経路があるものとします。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えない。 </p> <H2>Output</H2> <p> データセットごとに、最小金額もしくは最短時間を1行に出力します。<var>r<sub>i</sub></var> が 0 の時は最小金額を、 1 の時は最短時間を出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 6 5 1 2 200 10 1 4 400 15 1 3 250 25 2 4 100 10 4 5 150 20 3 5 300 20 2 1 5 0 1 5 1 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 450 35 </pre>
[ [ "6 5\n1 2 200 10\n1 4 400 15\n1 3 250 25\n2 4 100 10\n4 5 150 20\n3 5 300 20\n2\n1 5 0\n1 5 1\n0 0\n", "6 5\n1 2 200 10\n1 4 400 15\n1 3 250 25\n2 4 100 10\n4 5 150 20\n3 5 300 20\n2\n1 5 0\n1 5 1\n0 0\n" ] ]
p00201
Wrought Gold Master
<h1>錬金マスター</h1> <p> あなたはついに魔法の釜、錬金釜を手に入れました。錬金釜に複数のアイテムを入れると、新しいア イテムを作ることができます。新しく作ったアイテムは、他のアイテムを作るために錬金釜へ入れることもできます。アイテムを作るために必要なアイテムのリストを記したものを錬金レシピと呼ぶことにします。以下の 3 つは錬金レシピの例です。 </p> <ol> <li> 木片と糸でラケットができる。</li> <li> お米と水でおにぎりができる。</li> <li> ラケットとマイクとおにぎりでギターができる。</li> </ol> <p> アイテムはお金を使って手にいれることもできますが、錬金釜で作った方が安くすむ場合もあります。例えば、各アイテムの購入価格が以下のように与えられているとします。 </p> <center> <table border=1 cellpadding=8 cellspacing=2> <tr><td width=140>アイテム名</td><td width=140> 購入価格(円)</td></tr> <tr><td> 木片 </td><td> 3,000</td></tr> <tr><td> 糸 </td><td> 800</td></tr> <tr><td> お米 </td><td> 36</td></tr> <tr><td> 水 </td><td> 0</td></tr> <tr><td> ラケット </td><td> 5,000</td></tr> <tr><td> マイク </td><td> 9,800</td></tr> <tr><td> おにぎり </td><td> 140</td></tr> <tr><td> ギター </td><td> 98,000</td></tr> </tr> </table> <br/> </center> <p> ラケットは 5,000 円で購入できますが、木片と糸を購入して錬金すれば 3,800 円で手に入れられます。更に、錬金を重ねることによりとてもお得にアイテムを手に入れられます。図 1 は上記 3 つの錬金レシピ例を組み合わせたものです。ギターは 98,000 円で購入できますが、木片、糸、お米、水、マイクを購入して錬金すれば、たったの 13,636 円で手に入れられます。 </p> <br><br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_recipe"> <p>図 1</p> </center> <br><br> <p> あなたは冒険を楽に進めるため、なるべく安く目的のアイテムを手に入れようと考えました。 アイテムのリスト、錬金レシピのリスト、指定されたアイテムを入力とし、指定されたアイテムを作るために必要な金額の最小値を出力するプログラムを作成して下さい。 </p> <!-- <p> アイテムリストに含まれるアイテムの種類 <var>n</var> は 1 以上 100 以下の整数とし、各アイテムを購入する場合の値段 <var>p</var> は 0 以上 1000000 以下とします。アイテムの名前 <var>i</var> は 1 文字以上 100 文字以下のアルファベットからなる半角文字列です。錬金レシピの種類 <var>m</var> は 0 以上 100 以下の整数です。 1つの錬金レシピはアイテムの名前 <var>o</var>、それを作るために必要なアイテムの個数 <var>k</var> 、 <var>k</var> 個のアイテム名 <var>q</var> のリストによって与えられます。<var>k</var> は 100 以下とします。 </p> --> <p> 各アイテムの数量に限りはないものとします。アイテムは複数のレシピに使われることがありますが、1 つのアイテムを作るためのレシピはたかだか 1 つです。また、あるアイテムを起点としてレシピをたどっていったとき、そのアイテムが再びレシピに現れることはありません。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>p<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> <var>p<sub>2</sub></var> : <var>s<sub>n</sub></var> <var>p<sub>n</sub></var> <var>m</var> <var>o<sub>1</sub></var> <var>k<sub>1</sub></var> <var>q<sub>1</sub></var> <var>q<sub>2</sub></var> ... <var>q<sub>k<sub>1</sub></sub></var> <var>o<sub>2</sub></var> <var>k<sub>2</sub></var> <var>q<sub>1</sub></var> <var>q<sub>2</sub></var> ... <var>q<sub>k<sub>2</sub></sub></var> : <var>o<sub>m</sub></var> <var>k<sub>m</sub></var> <var>q<sub>1</sub></var> <var>q<sub>2</sub></var> ... <var>q<sub>k<sub>m</sub></sub></var> <var>t</var> </pre> <p> 1 行目にリストに含まれるアイテムの種類数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 100) が与えられます。続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 番目のアイテムの名前 <var>s<sub>i</sub></var> (1 文字以上 100 文字以下のアルファベットからなる半角文字列) とそれを購入する場合の値段 <var>p<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>p<sub>i</sub></var> &le; 1000000)が与えられます。 </p> <p> 続く行に錬金レシピの数 <var>m</var> (0 &le; <var>m</var> &le; 100) が与えられます。続く <var>m</var> 行に <var>i</var> 番目のレシピの情報が与えられます。各レシピとして、アイテムの名前 <var>o<sub>i</sub></var>、それを作るために必要なアイテムの個数 <var>k<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>k<sub>i</sub></var> &le; 100) 、 <var>k<sub>i</sub></var> 個のアイテム名 <var>q<sub>1</sub></var>, <var>q<sub>2</sub></var> ... <var>q<sub>k<sub>i</sub></var> が与えられます。 </p> <p> 最後の行に指定されたアイテム名 <var>t</var> が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 30 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最小の値段を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 8 wood 3000 string 800 rice 36 water 0 racket 5000 microphone 9800 onigiri 140 guitar 98000 3 racket 2 wood string onigiri 2 rice water guitar 3 racket microphone onigiri guitar 1 computer 300000 0 computer 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 13636 300000 </pre>
[ [ "8\nwood 3000\nstring 800\nrice 36\nwater 0\nracket 5000\nmicrophone 9800\nonigiri 140\nguitar 98000\n3\nracket 2 wood string\nonigiri 2 rice water\nguitar 3 racket microphone onigiri\nguitar\n1\ncomputer 300000\n0\ncomputer\n0\n", "8\nwood 3000\nstring 800\nrice 36\nwater 0\nracket 5000\nmicrophone 9800\nonigiri 140\nguitar 98000\n3\nracket 2 wood string\nonigiri 2 rice water\nguitar 3 racket microphone onigiri\nguitar\n1\ncomputer 300000\n0\ncomputer\n0\n" ] ]
p00202
At Boss's Expense
<h1>上司のおごり</h1> <p> 会津太郎さんの会社には、割り切れない事が大嫌いな上司がいます。太郎さんがその上司と食事に行くときは、割り勘で会計をしているのですが、支払金額が参加人数で割り切れないときは、いつも上司がおごってくれています。 </p> <p> ある日、太郎さんは食事会の幹事になりました。お金の少ない太郎さんは、その上司を誘ってなんとかおごってもらえるように出来ないか考えました。もう料理屋に注文をしなければならないのですが、まだ何人参加するかは分からないので、どんな人数が参加してもおごってもらえるような注文をしておきたいようです。太郎さんの同期で、同じく食事会に参加する予定のあなたは、太郎さんに協力して、予算額以下で最大のどんな人数でも割り切れない金額を算出することにしました。 </p> <p> 料理の種類、各料理の料金、予算額を入力とし、予算額以下で最大のどんな数字でも割り切れない合計金額(ただし、 1 と合計金額は除く)を出力するプログラムを作成してください。なお、各種類の料理は複数個注文できますが、全種類の料理を注文する必要はありません。ただし、このような合計金額がない場合は、 NA と出力してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。 入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>x</var> <var>v<sub>1</sub></var> <var>v<sub>2</sub></var> : <var>v<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1 行目に料理の種類 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 30) と予算額 <var>x</var> (1 &le; <var>x</var> &le; 1000000) が空白区切りで与えられます。続く<var>n</var> 行に <var>i</var> 種類目の料理の金額を表す整数 <var>v<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>v<sub>i</sub></var> &le; 1000000) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、予算額に最も近い合計金額、または NA を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 4 15000 305 260 129 500 3 400 10 20 30 3 200909 5 9 12 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 14983 NA 200909 </pre>
[ [ "4 15000\n305\n260\n129\n500\n3 400\n10\n20\n30\n3 200909\n5\n9\n12\n0 0\n", "4 15000\n305\n260\n129\n500\n3 400\n10\n20\n30\n3 200909\n5\n9\n12\n0 0\n" ] ]
p00203
A New Plan of Aizu Ski Resort
<h1>会津山スキー場の新企画</h1> <p> 会津山スキー場の経営者である油木屋さんは、上級者向けとして障害物やジャンプ台を配置したコースを用意しました。コースにはいろいろな滑り方があり、シーズン中に全てのパターンの滑り方が出来た利用者には、プレゼントを贈ることになっています。 </p> <p> 油木屋さんのために、コースの見取り図をもとに滑り方のパターン数を出力するプログラムを作ってあげましょう。 </p> <!-- <p> しかし、オープン直前になって、油木屋さんは滑り方のパターン数を記録した書類をなくしてしま いました。どうにかして書類を作り直したい油木屋さんは、コースの見取り図を片手にあなたに助け を求めてきました。油木屋さんのために、コースの見取り図をもとに滑り方のパターン数を出力する プログラムを作ってあげましょう。 </p> --> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_ski"><br/> </center> <br/> <p> コースは上図のような <var>X &times; Y</var> 個のマスからなるグリッドで表されます。左上を原点とし、x 座標は右に行くにつれて大きくなり、y 座標は下にいくにつれて大きくなるものとします。 </p> <p> 各滑り方のパターンは、最も高いところ(<var>y = 1</var> 、ただし障害物の無いところ) からスタートし、ゴール(<var>y = Y</var>) に向かって進んでいきます。グリッドのマス(<var>x, y</var>) にいる滑走者は、(<var>x &minus; 1, y + 1</var>)、(<var>x, y + 1</var>)、 (<var>x + 1, y + 1</var>) のいずれかに移動することができます。マスには、障害物やジャンプ台があり、障害物のあるマスには進入できず、ジャンプ台があるマスに進入すると(<var>x, y + 2</var>) へ移動します。ただし、いちばん高いマス (<var>y = 1</var> のマス) にはジャンプ台は存在せず、ジャンプ台のあるマスに進入する際には x 座標が同じマスからしか進入できません。コースの上端(<var>y = 1</var>) からスタートし、コースからはずれることなく下端を超えれば(<var>y &ge; Y</var>) 1つの滑り方とみなし、滑り終わります。 </p> <p> コースの情報を入力とし、滑り方の総数を出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>X</var> <var>Y</var> <var>c<sub>11</sub></var> <var>c<sub>21</sub></var> ... <var>c<sub>X1</sub></var> <var>c<sub>12</sub></var> <var>c<sub>22</sub></var> ... <var>c<sub>X2</sub></var> : <var>c<sub>1Y</sub></var> <var>c<sub>2Y</sub></var> ... <var>c<sub>XY</sub></var> </pre> <p> 1 行目にコースの大きさ<var>X, Y</var> (1 &le; <var>X, Y</var> &le; 15) が与えられます。続く <var>Y</var> 行にコースの情報が与えられます。<var>c<sub>ij</sub></var> (0 , 1 , 2 のいずれか) は<var>x = i, y = j</var> のマスの情報を表す整数で、0 が移動可能なマス、1 が障害物があるマス、2 がジャンプ台があるマスを表します。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、コースの滑り方のパターン数を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 5 5 0 0 0 0 1 2 1 0 2 0 1 0 0 1 1 0 2 1 2 0 0 1 0 0 0 5 5 0 0 1 0 0 2 1 0 2 0 1 0 0 1 1 0 2 1 2 0 0 1 0 0 0 15 15 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 8 6 52694573 </pre>
[ [ "5 5\n0 0 0 0 1\n2 1 0 2 0\n1 0 0 1 1\n0 2 1 2 0\n0 1 0 0 0\n5 5\n0 0 1 0 0\n2 1 0 2 0\n1 0 0 1 1\n0 2 1 2 0\n0 1 0 0 0\n15 15\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0\n", "5 5\n0 0 0 0 1\n2 1 0 2 0\n1 0 0 1 1\n0 2 1 2 0\n0 1 0 0 0\n5 5\n0 0 1 0 0\n2 1 0 2 0\n1 0 0 1 1\n0 2 1 2 0\n0 1 0 0 0\n15 15\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0\n0 0\n" ] ]
p00204
UFO Shooting Down Operation
<h1>UFO 撃墜作戦</h1> <p> 40XX 年、地球は宇宙人の侵攻を受けていた!すでに地球のほとんどは宇宙人により制圧されており、残る防衛拠点は鶴ヶ城要塞のみになってしまった。その鶴ヶ城要塞にも、制圧部隊が次々に迫ってきている。<!--3 時間後には最初の戦闘が始まるだろう。このままでは地球最後の砦も制圧されてしまう。--> </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_ufo"> </center> <br> <p> しかし、希望は残されている。防衛軍の最終兵器、超長距離貫通レーザー砲が完成したのだ。欠点といえば、 威力が出るまでに一定の距離が必要で、 近すぎる敵はただ通りぬけてしまうということだ。 威力が出ない範囲に侵入した敵は、他の戦力でどうにかするしかない。防衛軍の参謀は、侵入して来た UFO に対処するために、その数を知らなければならないのだが、あまりにも敵が多いせいでうまく数えられそうにない。そこで参謀はあなたに、レーザーに撃墜されなかった UFO の数を出力するプログラムを用意するように命令した。戦闘開始までにプログラムを作成し、鶴ヶ城要塞を守る力となろう。 </p> <p> 敵の UFO はただまっすぐにレーザー砲のある拠点を目指して突撃してくる(UFO には互いにすり抜ける処理が施されており、衝突してしまうことはない) 。レーザー砲は、初期状態から 1 分後に最も近い UFO の中心を狙ってレーザーを発射し始め、それから 1 分ごとに同じ条件でレーザーを発射し続ける。レーザーは貫通し、その先にある UFO もレーザーがかすっただけで撃墜することができる。しかし、このレーザーには威力の出ない範囲があり、その範囲に入ってしまったUFO は狙っても意味がないため、狙わないように設計されている。撃墜できるだけ撃墜したとき、レーザーの威力が出ない範囲には何機の UFO が侵入しただろうか。 </p> <p> レーザーの威力が出ない範囲の半径 <var>R</var> と、襲来する UFO の情報を入力とし、撃墜されず侵入している UFO が何機いるかを出力するプログラムを作成してください。 襲来する UFO の情報は、UFO の数 <var>N</var> 、各 UFO の初期座標 (<var>x0, y0</var>)、各 UFO の半径 <var>r</var> 、各 UFO の分速 <var>v</var> で構成されます。 </p> <p> 座標の原点 (0 , 0) をレーザー砲の位置とします。レーザー砲と UFO の距離は原点から UFO の中心までの距離で与えられ、この距離が <var>R</var> 以下の UFO はレーザーの威力が出ない範囲に入ったとします。狙うべき対象が同時に複数存在する場合はないものとして考えます。計算は全て平面上で考え、入力はすべて整数で与えられます。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。 入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>R</var> <var>N</var> <var>x0<sub>1</sub></var> <var>y0<sub>1</sub></var> <var>r<sub>1</sub></var> <var>v<sub>1</sub></var> <var>x0<sub>2</sub></var> <var>y0<sub>2</sub></var> <var>r<sub>2</sub></var> <var>v<sub>2</sub></var> : <var>x0<sub>N</sub></var> <var>y0<sub>N</sub></var> <var>r<sub>N</sub></var> <var>v<sub>N</sub></var> </pre> <p> 1 行目にレーザーの威力が出ない範囲の半径 <var>R</var> (1 &le; <var>R</var> &le; 500) とUFO の数 <var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 100) が与えられます。続く <var>N</var> 行に <var>i</var> 機目の UFO の情報 <var>x0<sub>i</sub></var>, <var>y0<sub>i</sub></var> (-100 &le; <var>x0<sub>i</sub></var>, <var>y0<sub>i</sub></var> &le; 1000), <var>r<sub>i</sub></var>, <var>v<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>r<sub>i</sub></var>, <var>v<sub>i</sub></var> &le; 500) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、レーザーの威力が出ない範囲に侵入した UFO の数を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 100 5 101 101 5 5 110 110 2 3 -112 -100 9 11 -208 160 82 90 -110 108 10 2 10 11 15 0 5 1 25 0 5 1 35 0 5 1 45 0 5 1 55 0 5 1 65 0 5 1 75 0 5 1 85 0 5 1 95 0 5 1 -20 0 5 20 -30 0 500 5 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 1 1 </pre>
[ [ "100 5\n101 101 5 5\n110 110 2 3\n-112 -100 9 11\n-208 160 82 90\n-110 108 10 2\n10 11\n15 0 5 1\n25 0 5 1\n35 0 5 1\n45 0 5 1\n55 0 5 1\n65 0 5 1\n75 0 5 1\n85 0 5 1\n95 0 5 1\n-20 0 5 20\n-30 0 500 5\n0 0\n", "100 5\n101 101 5 5\n110 110 2 3\n-112 -100 9 11\n-208 160 82 90\n-110 108 10 2\n10 11\n15 0 5 1\n25 0 5 1\n35 0 5 1\n45 0 5 1\n55 0 5 1\n65 0 5 1\n75 0 5 1\n85 0 5 1\n95 0 5 1\n-20 0 5 20\n-30 0 500 5\n0 0\n" ] ]
p00205
Rock
<H1>じゃんけん</H1> <p> 仲良し 5 人組でじゃんけんをすることになりました。じゃんけんとは、グー、チョキ、パーという 3つの手があり、グーとチョキの勝負ならグーが「勝ち」・チョキが「負け」、チョキとパーなら、チョキが「勝ち」・パーが「負け」、パーとグーならパーが「勝ち」・グーが「負け」というルールです。全員が同じ手、またはグー、チョキ、パー全てが出た場合は「あいこ」となります。 </p> <p> 5 人のじゃんけんの手を入力とし、それぞれの人の勝敗を出力するプログラムを作成してください。じゃんけんの手は、グーは 1、チョキは 2、パーは 3 の数字で表します。勝敗は「勝ち」を 1、「負け」を 2、「あいこ」を 3 の数字で表し、入力順に従って出力します。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>h<sub>1</sub></var> <var>h<sub>2</sub></var> <var>h<sub>3</sub></var> <var>h<sub>4</sub></var> <var>h<sub>5</sub></var> </pre> <p> <var>i</var> 行目に <var>i</var> 人目の手 <var>h<sub>i</sub></var> (1, 2 または 3) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 200 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、5 人の勝敗を出力します。<var>i</var> 行目に <var>i</var> 人目の勝敗(1, 2 または 3) を出力してください。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 1 2 3 2 1 1 2 2 2 1 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 3 3 3 3 3 1 2 2 2 1 </pre>
[ [ "1\n2\n3\n2\n1\n1\n2\n2\n2\n1\n0\n", "1\n2\n3\n2\n1\n1\n2\n2\n2\n1\n0\n" ] ]
p00206
Next Trip
<H1>旅行はいつ?</H1> <p> あなたは友人と旅行に行きたいと考えています。ところが、浪費癖のある友人はなかなか旅行費用を貯めることができません。友人が今の生活を続けていると、旅行に行くのはいつになってしまうか分かりません。そこで、早く旅行に行きたいあなたは、友人が計画的に貯蓄することを助けるプログラムを作成することにしました。 </p> <p> 友人のある月のお小遣いを <var>M</var> 円、その月に使うお金を <var>N</var> 円とすると、その月は (<var>M</var> - <var>N</var>) 円貯蓄されます。毎月の収支情報 <var>M</var> 、 <var>N</var> を入力とし、貯蓄額が旅行費用 <var>L</var> に達するのにかかる月数を出力するプログラムを作成してください。ただし、12 ヶ月を過ぎても貯蓄額が旅行費用に達しなかった場合はNA と出力してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。 入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>L</var> <var>M<sub>1</sub></var> <var>N<sub>1</sub></var> <var>M<sub>2</sub></var> <var>N<sub>2</sub></var> : <var>M<sub>12</sub></var> <var>N<sub>12</sub></var> </pre> <p> 1 行目に旅行費用 <var>L</var> (1 &le; <var>L</var> &le; 1000000, 整数) が与えられます。続く 12 行に、<var>i</var> 月目の収支情報 <var>M<sub>i</sub></var>, <var>N<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>M<sub>i</sub>, N<sub>i</sub></var> &le; 100000, <var>N<sub>i</sub></var> &le; <var>M<sub>i</sub></var>, 整数) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 1000 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、貯蓄額が旅行費用に達するのにかかる月数を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 10000 5000 3150 5000 5000 0 0 5000 1050 5000 3980 5000 210 5000 5000 5000 5000 0 0 5000 2100 5000 2100 5000 2100 29170 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 100000 70831 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 6 NA </pre>
[ [ "10000\n5000 3150\n5000 5000\n0 0\n5000 1050\n5000 3980\n5000 210\n5000 5000\n5000 5000\n0 0\n5000 2100\n5000 2100\n5000 2100\n29170\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 70831\n0\n", "10000\n5000 3150\n5000 5000\n0 0\n5000 1050\n5000 3980\n5000 210\n5000 5000\n5000 5000\n0 0\n5000 2100\n5000 2100\n5000 2100\n29170\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 100000\n100000 70831\n0\n" ] ]
p00207
Block
<H1>ブロック</H1> <p> A さんの家に親戚の B 君がやってきました。彼は 3 歳でブロックが大好きです。彼が持っているブロックは図 1 のような形をしています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_blockMaze1"> <p> 図1 </p> </center> <p> B 君はボードの上にブロックを敷き詰めています。彼に「何を作っているの?」と聞くと、彼は「迷路!!」と元気よく答えました。彼の言う迷路とは、スタートからゴールまで側面が接している、同じ色のブロックだけでたどることができるブロックの配置のことだそうです。図 2 は黄色のブロックにより、左上(スタート)から右下(ゴール)へ迷路ができていることを表しています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_blockMaze2"> <p> 図2 </p> </center> <p> 無邪気に遊んでいる B 君を横目に、プログラマーであるあなたは、ブロックの並びが迷路となっているかを確かめてみることにしました。 </p> <p> ブロックの情報とスタート、ゴールの座標を入力とし、ブロックが迷路となっていれば OK 、なっていなければ NG を出力するプログラムを作成してください。 ボードは横方向に <var>w</var> 、縦方向に <var>h</var> の大きさをもち、 左上の座標は(1 , 1)、右下の座標は(<var>w, h</var>)とします。ブロックは <var>2 &times; 4</var> の長方形ですべて同じ大きさです。ブロックの色 <var>c</var> は 1 (白)、2 (黄)、3 (緑)、4 (青)、5 (赤) のいずれかです。ブロックのボード上での向き <var>d</var> は 横方向に長い場合 0 、 縦方向に長い場合 1 とします。 ブロックの位置はブロックの左上の座標 (<var>x, y</var>) によって表されます。なお、ブロックの位置は他のブロックと重なることは無く、ボードからはみ出すこともありません。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。 入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>w</var> <var>h</var> <var>xs</var> <var>ys</var> <var>xg</var> <var>yg</var> <var>n</var> <var>c<sub>1</sub></var> <var>d<sub>1</sub></var> <var>x<sub>1</sub></var> <var>y<sub>1</sub></var> <var>c<sub>2</sub></var> <var>d<sub>2</sub></var> <var>x<sub>2</sub></var> <var>y<sub>2</sub></var> : <var>c<sub>n</sub></var> <var>d<sub>n</sub></var> <var>x<sub>n</sub></var> <var>y<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1 行目にボードの大きさ<var>w, h</var> (4 &le; <var>w, h</var> &le; 100) が与えられます。2 行目にスタートの座標 <var>xs, ys</var>、3 行目にゴールの座標 <var>xg, yg</var> が与えられます。 </p> <p> 4 行目にブロックの個数 <var>n</var> が与えられます。続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 番目のブロックの色 <var>c<sub>i</sub></var>、向き <var>d<sub>i</sub></var>、位置 <var>x<sub>i</sub>, y<sub>i</sub></var> が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 30 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、判別結果を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 20 20 1 1 9 9 7 2 0 1 1 5 1 1 3 2 1 3 3 1 1 5 2 5 1 7 3 2 0 2 7 2 0 6 8 20 20 9 9 1 1 6 2 0 1 1 1 0 5 1 2 1 1 3 5 0 1 7 3 1 5 5 4 1 8 5 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> OK NG </pre>
[ [ "20 20\n1 1\n9 9\n7\n2 0 1 1\n5 1 1 3\n2 1 3 3\n1 1 5 2\n5 1 7 3\n2 0 2 7\n2 0 6 8\n20 20\n9 9\n1 1\n6\n2 0 1 1\n1 0 5 1\n2 1 1 3\n5 0 1 7\n3 1 5 5\n4 1 8 5\n0 0\n", "20 20\n1 1\n9 9\n7\n2 0 1 1\n5 1 1 3\n2 1 3 3\n1 1 5 2\n5 1 7 3\n2 0 2 7\n2 0 6 8\n20 20\n9 9\n1 1\n6\n2 0 1 1\n1 0 5 1\n2 1 1 3\n5 0 1 7\n3 1 5 5\n4 1 8 5\n0 0\n" ] ]
p00208
Room Numbers of a Hospital
<H1>病院の部屋番号 </H1> <p> ウォーターデブンに住む建築家のデブンキーさんのもとに、古い大病院を改装する仕事の依頼が舞い込んできました。 </p> <p> 国によっては忌み数(いみかず)として嫌われる数字を部屋番号に用いたくない人がいます(日本では 4 と 9 が有名です)。しかし、この病院の部屋番号は忌み数に関係なく、1 から順番に付けられていました。 </p> <p> それが気になったデブンキーさんは、機材やベッドの入れ替えが全て終わる前にウォーターデブンの忌み数である「4」と「6」を除いた数字で部屋番号を付けなおしてしまいました。しかし、入れ替え作業は旧部屋番号で計画していたので、残りの作業を確実に行うには旧部屋番号を新部屋番号に変換する必要があります。計算が苦手なデブンキーさんはこのことに気づいて愕然としています。 </p> <p> そんなデブンキーさんのために、旧部屋番号を入力とし対応する新部屋番号を出力するプログラムを作成してください。 </p> <p> 15 番目までの部屋番号の対応表は以下のようになります。 </p> <center> <table border=1 cellpadding=0 cellspacing=0> <tr> <td width=100>旧部屋番号</td><td width=24> 1</td><td width=24> 2</td><td width=24> 3</td><td width=24> 4</td><td width=24> 5</td><td width=24> 6</td><td width=24> 7</td><td width=24> 8 </td><td width=24> 9 </td><td width=24> 10 </td><td width=24> 11</td><td width=24> 12</td><td width=24> 13</td><td width=24> 14</td><td width=24> 15</td> </tr> <tr> <td>新部屋番号</td><td> 1</td><td> 2</td><td> 3</td><td> 5 </td><td>7</td><td> 8</td><td> 9</td><td> 10</td><td> 11</td><td> 12</td><td> 13</td><td> 15</td><td> 17</td><td> 18 </td><td>19</td> </tr> </table> </center> <br/> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットとして、旧部屋番号を表す整数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 1,000,000,000) が1行に与えられます。 </p> <p> データセットの数は 30000 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、新部屋番号を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 15 100 1000000000 3 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 19 155 9358757000 3 </pre>
[ [ "15\n100\n1000000000\n3\n0\n", "15\n100\n1000000000\n3\n0\n" ] ]
p00209
Scene in a Picture
<H1>写真に写っている景色は?</H1> <p> A 君は会津に観光にやってきました。宿泊したホテルの窓からは会津盆地が一望できます。景色を眺めていると、床に写真の切れ端が落ちているのに気がつきました。どうやら窓から外の景色を撮ったようです。「どの辺りを撮ったのかな」と、A 君は窓の外の景色と写真が同じ大きさになるように写真をかざして、写真と窓の外の景色が一致する場所を探し始めました。 </p> <p> それでは、A 君がやっていることをコンピュータでやってみましょう。窓の外の景色を <var>n &times; n</var> マスの正方形に分割します (<var>n</var> を景色の大きさと呼びます)。各マスには、そのマスの画像の情報を表す 0 以上の整数が書かれています。マスの位置は座標 (<var>x, y</var>) で表します。各マスの座標は以下の通りになります。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_reflectedScene1"><br/> </center> <br/> <p> 写真の切れ端は、<var>m &times; m</var> マスの正方形で表されます (<var>m</var> を写真の切れ端の大きさと呼びます) 。この正方形の中で、切れ端の部分のマスには画像の情報が、切れ端に含まれない部分のマスには -1 が書かれています。たとえば、下図では、色が塗られている部分が実際の写真の切れ端の形を表しています。切れ端に穴が開いていることはありますが、必ず 1 つにつながっています。 (0 以上の値をもつマスが頂点だけで接しているときは、つながっていないものとみなします。) また、値 -1 のマスが縦または横 1 列に端から端まで並ぶことはありません。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_reflectedScene2"> </center> <br> <p> 窓から見える景色の中で、写真の切れ端を 0、90、180、270 度回転させたいずれかと一致する領域を探します。たとえば、景色が下図のように表わせるとき、上図の切れ端を反時計回りに90 度回転させると、色が塗られた領域に一致します。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_reflectedScene3"> </center> <br> <p> 窓から見える景色と写真の切れ端の情報を入力とし、景色の中で、切れ端を 0、90、180、270 度回転させたいずれかと一致する領域の最も上端に近いマスのうち、最も左端に近いマスの座標を出力するプログラムを作成してください。 </p> <p> 一致する領域が複数ある場合は、それらの領域内にあるマスの中で、最も上端に近いマスのうち、最も左端に近いマスの座標を出力してください。一致する領域がないときは、NA と出力します。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>m</var> <var>w<sub>11</sub></var> <var>w<sub>12</sub></var> ... <var>w<sub>1n</sub></var> <var>w<sub>21</sub></var> <var>w<sub>22</sub></var> ... <var>w<sub>2n</sub></var> : <var>w<sub>n1</sub></var> <var>w<sub>n2</sub></var> ... <var>w<sub>nn</sub></var> <var>p<sub>11</sub></var> <var>p<sub>12</sub></var> ... <var>p<sub>1m</sub></var> <var>p<sub>21</sub></var> <var>p<sub>22</sub></var> ... <var>p<sub>2m</sub></var> : <var>p<sub>m1</sub></var> <var>p<sub>m2</sub></var> ... <var>p<sub>mm</sub></var> </pre> <p> 1 行目に<var>n, m</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 100, 1 &le; <var>m</var> &le; 50, <var>m</var> &le; <var>n</var>) が与えられます。 </p> <p> 続く <var>n</var> 行に窓から見える景色の情報 <var>w<sub>ij</sub></var> (0 &le; <var>w<sub>ij</sub></var> &le; 15)、続く <var>m</var> 行に写真の切れ端のデータの情報 <var>p<sub>ij</sub></var> (-1 &le; <var>p<sub>ij</sub></var> &le; 15) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、マスの位置の座標または NA を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 8 4 2 1 3 1 1 5 1 3 2 3 2 4 1 0 2 1 0 3 1 2 1 1 4 2 1 2 3 2 1 1 5 4 0 2 0 1 1 3 2 1 1 3 1 2 2 4 3 2 5 1 2 1 4 1 1 5 4 1 1 0 1 2 2 1 2 -1 -1 -1 0 3 -1 -1 -1 2 2 4 -1 1 -1 1 5 3 1 0 2 3 5 2 3 7 2 1 2 5 4 2 2 8 9 0 3 3 3 6 0 4 7 -1 -1 2 -1 3 5 0 4 -1 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 4 2 NA </pre>
[ [ "8 4\n2 1 3 1 1 5 1 3\n2 3 2 4 1 0 2 1\n0 3 1 2 1 1 4 2\n1 2 3 2 1 1 5 4\n0 2 0 1 1 3 2 1\n1 3 1 2 2 4 3 2\n5 1 2 1 4 1 1 5\n4 1 1 0 1 2 2 1\n2 -1 -1 -1\n0 3 -1 -1\n-1 2 2 4\n-1 1 -1 1\n5 3\n1 0 2 3 5\n2 3 7 2 1\n2 5 4 2 2\n8 9 0 3 3\n3 6 0 4 7\n-1 -1 2\n-1 3 5\n0 4 -1\n0 0\n", "8 4\n2 1 3 1 1 5 1 3\n2 3 2 4 1 0 2 1\n0 3 1 2 1 1 4 2\n1 2 3 2 1 1 5 4\n0 2 0 1 1 3 2 1\n1 3 1 2 2 4 3 2\n5 1 2 1 4 1 1 5\n4 1 1 0 1 2 2 1\n2 -1 -1 -1\n0 3 -1 -1\n-1 2 2 4\n-1 1 -1 1\n5 3\n1 0 2 3 5\n2 3 7 2 1\n2 5 4 2 2\n8 9 0 3 3\n3 6 0 4 7\n-1 -1 2\n-1 3 5\n0 4 -1\n0 0\n" ] ]
p00210
The Squares
<H1>ザ・スクエアーズ</H1> <p> この度、有名なテーマパークに、巨大迷路ザ・スクエアーズが新しく完成しました。 消防署の指導により避難訓練をしなければなりませんが、巨大迷路なだけに訓練にかかる時間を予測することができません。そこで、あなたは以下の仕様をもとに避難訓練シミュレータを開発することになりました。 </p> <p> 巨大迷路は図 1 に示すように、横 <var>W</var> 、縦 <var>H</var> の <var>W &times; H</var> 個のマス目で表わされます。各マス目は、通路(白いマス目)、壁(茶色いマス目) 、非常口(緑のマス目)のいずれかです。図中の○は人を表し、その中の英小文字(E、W、S、N)はその人が向いている方角(東西南北)を表しています。図は上方向が北になるように描かれています。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_squares"> <p>図1</p> </center> <br/> <p> 巨大迷路内にいる人は最初、東西南北のいずれかの方向を向いて立っています。各人は 1 秒単位で同時に次に示す手順で移動を試みます。 </p> <ol> <li>現在向いている方向の、右、前、左、後のマス目を順番に調べ、最初に見つけた、空いている通路または非常口の方向に向きを変えます。そのようなマス目が無い場合は向きを変えません。</li> <li> 目の前のマス目が空いていて、他の人の目の前のマス目になっていない場合は移動します。同じマス目を目の前のマスとする人が複数いる場合は、そのマス目の、東、北、西、南のマス目にいる人の順で選択された 1 人が移動します。 </li> </ol> <p> 移動後に非常口に到着した人は、無事避難し迷路内から消えます。 </p> <p> 与えられた巨大迷路と人の位置情報を入力とし、全ての人が避難し終える時間を出力するプログラムを作成してください。 脱出に 180 秒より長い時間を要する場合は NA と出力して下さい。 迷路と人の位置情報は、 <var>H</var> 行 <var>W</var> 列の文字によって与えられます。各文字の意味は以下のとおりです。 </p> <p> <span>#</span> : 壁<br> <span>.</span> : 床<br> <span>X</span> : 非常口<br> <span>E</span> : 東を向いている人<br> <span>N</span> : 北を向いている人<br> <span>W</span> : 西を向いている人<br> <span>S</span> : 南を向いている人<br> </p> <p> なお、迷路と外部との境界は壁 <span>#</span> または非常口 <span>X</span> のいずれかです。また、巨大迷路の中には、人が必ず1人以上います。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。 入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>W</var> <var>H</var> <var>str<sub>1</sub></var> <var>str<sub>2</sub></var> : <var>str<sub>H</sub></var> </pre> <p> 1 行目に迷路の横方向の大きさ <var>W</var>、縦方向の大きさ <var>H</var> (1 &le; <var>W, H</var> &le; 30) が与えられます。続く <var>H</var> 行に迷路の <var>i</var> 行目を表す文字列 <var>str<sub>i</sub></var> (長さ <var>W</var>) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、全ての人が避難し終える時間を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 10 3 ########## #E.......X ########## 4 4 #### #N.# #..X #### 5 5 ##### #N..# ###.X #S..# ##### 6 6 ###### #..#X# #.EE.# ####N# #....# ###### 8 8 ##X##### #....E.# #####.## #.#...## #.W.#..# #.#.N#.X #X##.#.# ######## 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 8 NA 9 16 10 </pre>
[ [ "10 3\n##########\n#E.......X\n##########\n4 4\n####\n#N.#\n#..X\n####\n5 5\n#####\n#N..#\n###.X\n#S..#\n#####\n6 6\n######\n#..#X#\n#.EE.#\n####N#\n#....#\n######\n8 8\n##X#####\n#....E.#\n#####.##\n#.#...##\n#.W.#..#\n#.#.N#.X\n#X##.#.#\n########\n0 0\n", "10 3\n##########\n#E.......X\n##########\n4 4\n####\n#N.#\n#..X\n####\n5 5\n#####\n#N..#\n###.X\n#S..#\n#####\n6 6\n######\n#..#X#\n#.EE.#\n####N#\n#....#\n######\n8 8\n##X#####\n#....E.#\n#####.##\n#.#...##\n#.W.#..#\n#.#.N#.X\n#X##.#.#\n########\n0 0\n" ] ]
p00211
Jogging
<H1>みんなでジョギング</H1> <p> 赤ベコ小学校では、生徒全員が参加する、ちょっと変わったジョギングをします。生徒は、それぞれ独自の周回コースを、自分のペースで走ります。それぞれ自分のコースを 1 周すると小学校に戻ってきます。全員が小学校を同時にスタートしてから、全員が同時に小学校で最初に出会うのは、それぞれ何周したときでしょうか? </p> <p> 生徒の人数 <var>n</var>、各生徒のコースの 1 周の距離 <var>d</var> (km) 、各生徒の走る速さ <var>v</var> (km/時間)を入力とし、全員が小学校を同時にスタートしてから次に同時に小学校に位置するのは、各生徒がそれぞれ何周したときかを出力するプログラムを作成してください。なお、各生徒は 2<sup>31</sup>-1 周を超えて走ることはありません。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>d<sub>1</sub></var> <var>v<sub>1</sub></var> <var>d<sub>2</sub></var> <var>v<sub>2</sub></var> : <var>d<sub>n</sub></var> <var>v<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1 行目に生徒の人数 <var>n</var> (2 &le; <var>n</var> &le; 10) が与えられます。続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 人目の生徒のコースの1周の距離 <var>d<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>d<sub>i</sub></var> &le; 10000) と走る速さ <var>v<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>v<sub>i</sub></var> &le; 10000) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 2000 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、各生徒の周回数を出力します。各生徒の周回数は入力の順番に従ってそれぞれ1行に出力してください。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 2 4 3 5 4 5 789 289 166 46 9 4 617 252 972 303 2 8 5 32 20 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 15 16 1598397732 1209243492 1939462992 1782294192 1360317793 1 1 </pre>
[ [ "2\n4 3\n5 4\n5\n789 289\n166 46\n9 4\n617 252\n972 303\n2\n8 5\n32 20\n0\n", "2\n4 3\n5 4\n5\n789 289\n166 46\n9 4\n617 252\n972 303\n2\n8 5\n32 20\n0\n" ] ]
p00212
Highway Express Bus
<H1> 高速バス</H1> <p> A 君は高校の休みを利用して、高速バス(以下、「バス」 )で一人旅をする計画を立てています。まず、A 君は一番行ってみたい町を選んでそこを目的地にしました。次に出発地から目的地までバスを乗り継いでいくルートを決めなければなりません。乗り継ぎをするときは、バスを降りてから別のバスに乗り換えるので、それぞれのバスの乗車券が必要になります。 </p> <p> A 君は親戚のおじさんからバスの割引券を何枚かもらいました。 この券を 1 枚使うと乗車券 1 枚を半額で購入できます。例えば、図 1 の出発地5から目的地1へ行く場合には、5→4→6→2→1と5→3→1の二つの経路が考えられます。割引券が 2 枚あるとすると、交通費を最も安くするには5→4→6→2→1の経路をたどった場合、4→6と6→2の路線に割引を利用し、合計料金は 4600円となります。一方、5→3→1の経路をたどった場合、5→3と3→1の路線に割引を利用し、合計料金は 3750 円となります。 </p> <p> A 君は観光にお金を回したいので、交通費はできるだけ少なくしようと考えています。そこで A 君は、出発地から目的地までの最も安い交通費を求めるプログラムを作成することにしました。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_highwayBus"> <p> 図1 </p> </center> <p> 割引券の枚数、バスがつなぐ町の数、バスの路線数、各バスの路線情報を入力とし、出発地から目的地までの最も安い交通費を出力するプログラムを作成してください。各バスは双方向に同一料金で運行しています。また、町の数を <var>n</var> とすると、町にはそれぞれ異なる 1 から <var>n</var> までの番号が振られています。出発地から目的地までの経路は必ず存在するものとします。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。 入力の終わりはゼロが5つの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>c</var> <var>n</var> <var>m</var> <var>s</var> <var>d</var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>f<sub>1</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> <var>f<sub>2</sub></var> : <var>a<sub>m</sub></var> <var>b<sub>m</sub></var> <var>f<sub>m</sub></var> </pre> <p> 1 行目に割引券の枚数 <var>c</var> (1 &le; <var>c</var> &le; 10)、バスがつなぐ町の数 <var>n</var> (2 &le; <var>n</var> &le; 100)、バスの路線数 <var>m</var> (1 &le; <var>m</var> &le; 500)、出発地の町番号 <var>s</var> と目的地の町番号 <var>d</var> (<var>s &ne; d</var>) が与えられます。 </p> <p> 続く <var>m</var> 行に第 <var>i</var> のバスの路線情報 <var>a<sub>i</sub>, b<sub>i</sub>, f<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>a<sub>i</sub>, b<sub>i</sub></var> &le; <var>n</var>, 1000 &le; <var>f<sub>i</sub></var> &le; 10000) が与えられます。<var>a<sub>i</sub>, b<sub>i</sub></var> はバスの路線の始点と終点の町番号、<var>f<sub>i</sub></var> はこの路線の料金を表す100 刻みの整数です。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最も安い交通費を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 1 3 3 1 3 1 3 2000 1 2 1000 2 3 1000 2 3 3 1 3 1 3 2300 1 2 1000 2 3 1200 2 6 6 5 1 1 2 1500 1 3 4500 2 6 2000 5 4 1000 6 4 2200 3 5 3000 0 0 0 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 1000 1100 3750 </pre>
[ [ "1 3 3 1 3\n1 3 2000\n1 2 1000\n2 3 1000\n2 3 3 1 3\n1 3 2300\n1 2 1000\n2 3 1200\n2 6 6 5 1\n1 2 1500\n1 3 4500\n2 6 2000\n5 4 1000\n6 4 2200\n3 5 3000\n0 0 0 0 0\n", "1 3 3 1 3\n1 3 2000\n1 2 1000\n2 3 1000\n2 3 3 1 3\n1 3 2300\n1 2 1000\n2 3 1200\n2 6 6 5 1\n1 2 1500\n1 3 4500\n2 6 2000\n5 4 1000\n6 4 2200\n3 5 3000\n0 0 0 0 0\n" ] ]
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Subdivide The Land
<H1>>土地分割</H1> <p> ハウジングメーカーの山田ハウスは、新たな目玉商品として、学校や病院など環境が充実している緑ホームタウンの分譲地を売り出しました。この分譲地は複数の区画に分割されており、好きなだけ購入できますが、購入する区画を合わせた土地の形状は長方形(正方形を含む)でなければなりません。 </p> <p> 山田ハウスは、全区画が完売した分譲地を管理するため購入者ごとに境界線を引き、その区画の 1つに購入者番号を書いた看板を設置しておきました。境界線は地面に木の枝で線を引いただけのものであったため、数日後の豪雨により消えてしまい看板だけが残りました。図 1 は看板のあった区画に、その区画を買った購入者番号を記したものです。これでは分譲地がどのように買われたか分かりません。救いは事務所の引き出しにあった購入者番号 <var>b</var> と購入区画数 <var>k</var> のメモ(図 2)が見つかったことです。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_partitionTable"><br/> <p>図1(左):看板の配置、図2(右):メモ</p> </center> <p> プログラマーであるあなたは、プログラムを書いて山田ハウスを助けることになりました。分譲地の大きさ <var>X &times; Y</var> 、購入者数 <var>n</var> 、メモの情報 <var>b</var>、 <var>k</var> 、及び看板の位置情報 <var>s</var> を入力とし、図 3 に示すように各区画の購入者を出力するプログラムを作成してください。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_partition2R"><br/> <p> 図3:各区画の購入者 </p> </center> <p> 与えられた情報について、以下の場合は NA と出力します。 </p> <ul> <li> 区画を区別する方法が存在しない場合</li> <li> 区画を区別する方法が複数存在する場合</li> </ul> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロが3つの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>X</var> <var>Y</var> <var>n</var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>k<sub>1</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> <var>k<sub>2</sub></var> : <var>b<sub>n</sub></var> <var>k<sub>n</sub></var> <var>s<sub>11</sub></var> <var>s<sub>21</sub></var> ... <var>s<sub>X1</sub></var> <var>s<sub>12</sub></var> <var>s<sub>22</sub></var> ... <var>s<sub>X2</sub></var> : <var>s<sub>1Y</sub></var> <var>s<sub>2Y</sub></var> ... <var>s<sub>XY</sub></var> </pre> <p> 1 行目に<var>X, Y, n</var> (1 &le; <var>X, Y</var> &le; 10, 1 &le; <var>n</var> &le; 15) が与えられます。続く <var>n</var> 行にメモの <var>i</var> 行目に書かれた情報 <var>b<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>b<sub>i</sub></var> &le; <var>n</var>), <var>k<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>k<sub>i</sub></var> &le; 100) が与えられます。 </p> <p> 続く <var>Y</var> 行に区画情報の <var>i</var> 行目の情報 <var>s<sub>ij</sub></var> が与えられます。<var>s<sub>ij</sub></var> は<var>i</var> 行目の左から <var>j</var> 番目の区画の看板情報を表します。看板の情報 <var>s<sub>ij</sub></var> として、その区画に看板が無い場合は 0 、看板がある場合はその区画の購入者番号が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、購入者情報またはNA を出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 5 4 6 1 6 2 4 3 3 4 4 5 1 6 2 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 3 0 0 4 5 0 6 3 3 1 1 9 0 0 1 0 0 0 0 0 0 4 4 4 1 6 2 2 3 4 4 4 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 0 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 1 1 1 2 2 1 1 1 2 2 4 4 3 3 3 4 4 5 6 6 1 1 1 1 1 1 1 1 1 NA </pre>
[ [ "5 4 6\n1 6\n2 4\n3 3\n4 4\n5 1\n6 2\n0 0 1 0 0\n0 0 0 2 0\n0 0 0 3 0\n0 4 5 0 6\n3 3 1\n1 9\n0 0 1\n0 0 0\n0 0 0\n4 4 4\n1 6\n2 2\n3 4\n4 4\n0 1 0 0\n0 0 0 2\n0 0 3 0\n0 4 0 0\n0 0 0\n", "5 4 6\n1 6\n2 4\n3 3\n4 4\n5 1\n6 2\n0 0 1 0 0\n0 0 0 2 0\n0 0 0 3 0\n0 4 5 0 6\n3 3 1\n1 9\n0 0 1\n0 0 0\n0 0 0\n4 4 4\n1 6\n2 2\n3 4\n4 4\n0 1 0 0\n0 0 0 2\n0 0 3 0\n0 4 0 0\n0 0 0\n" ] ]
p00214
Autumnal Illumination
<H1>秋のイルミネーション</H1> <p> 四角形が大好きな人が多く住む四角町では、四角形の電光板を組み合わせたイルミネーションで町中を彩るお祭りが開催されます。<!--このイルミネーションには四角大学で開発された特殊な電光板を使います。-->この電光板は電気を流すと発光し、発光している板に接している板も発光します。したがって、電光板を何枚使っても、すべてがひとかたまりに接していれば電源がひとつで済むという優れものです。 </p> <p> お祭り実行委員会では、四角形を組み合わせたデザインを町民から募集し多数のイルミネーションを作成します。各イルミネーションは、デザインを構成する四角形の配置によって必要となる電源の個数が変わるため、必要な電源の個数を把握する作業に<!--毎年-->大きな手間がかかります。<!--今年は例年より多くのデザインが集まったため、お祭りまでに準備が間に合わない恐れが出てきました。-->そこで、<!--お祭り好きな-->あなたは四角形の配置を調べ、必要な電源の個数を計算するプログラムを作成して実行委員会を手助けすることにしました。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_illumination"> </center> <br> <p> イルミネーションの個数、各イルミネーションを構成する四角形の情報を入力とし、イルミネーションごとに必要な電源の個数を出力するプログラムを作成してください。重なっていたり接していたりする四角形を 1 つのまとまりと考え、1 つのまとまりに対して電源の個数は 1 つと数えてください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>N</var> <var>M<sub>1</sub></var> <var>xa<sub>1</sub></var> <var>ya<sub>1</sub></var> <var>xb<sub>1</sub></var> <var>yb<sub>1</sub></var> <var>xc<sub>1</sub></var> <var>yc<sub>1</sub></var> <var>xd<sub>1</sub></var> <var>yd<sub>1</sub></var> <var>xa<sub>2</sub></var> <var>ya<sub>2</sub></var> <var>xb<sub>2</sub></var> <var>yb<sub>2</sub></var> <var>xc<sub>2</sub></var> <var>yc<sub>2</sub></var> <var>xd<sub>2</sub></var> <var>yd<sub>2</sub></var> : <var>xa<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>ya<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>xb<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>yb<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>xc<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>yc<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>xd<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>yd<sub>M<sub>1</sub></sub></var> <var>M<sub>2</sub></var> : : <var>M<sub>N</sub></var> : : </pre> <p> 1 行目にイルミネーションの個数 <var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 100) が与えられます。続いて、<var>N</var> 個のイルミネーションの情報が与えられます。第 <var>i</var> のイルミネーションの情報として、イルミネーションを構成する四角形の個数 <var>M<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>M<sub>i</sub></var> &le; 100) が1行に与えられます。続く <var>M<sub>i</sub></var> 行に <var>j</var> 個目の四角形の頂点 <var>xa<sub>j</sub></var>, <var>ya<sub>j</sub></var>, <var>xb<sub>j</sub></var>, <var>yb<sub>j</sub></var>, <var>xc<sub>j</sub></var>, <var>yc<sub>j</sub></var>, <var>xd<sub>j</sub></var>, <var>yd<sub>j</sub></var> (-1000 以上 1000 以下の整数) が与えられます。 </p> <p> 入力される四角形の頂点座標は、時計回りの順に従って入力されます。ただし、入力データの四角形はすべて凸な四角形とします。 </p> <p> データセットの数は 10 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、イルミネーションごとに必要な電源の個数を出力します。出力する電源の個数は各イルミネーションが入力された順番に従ってください。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 3 1 0 0 0 1 1 1 1 0 2 0 0 0 1 1 1 1 0 100 100 100 200 200 200 200 100 2 0 0 0 100 100 100 100 0 10 10 10 20 20 20 20 10 2 1 30 40 40 50 40 20 20 10 1 30 40 40 50 40 20 20 10 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 1 2 1 1 1 </pre>
[ [ "3\n1\n0 0 0 1 1 1 1 0\n2\n0 0 0 1 1 1 1 0\n100 100 100 200 200 200 200 100\n2\n0 0 0 100 100 100 100 0\n10 10 10 20 20 20 20 10\n2\n1\n30 40 40 50 40 20 20 10\n1\n30 40 40 50 40 20 20 10\n0\n", "3\n1\n0 0 0 1 1 1 1 0\n2\n0 0 0 1 1 1 1 0\n100 100 100 200 200 200 200 100\n2\n0 0 0 100 100 100 100 0\n10 10 10 20 20 20 20 10\n2\n1\n30 40 40 50 40 20 20 10\n1\n30 40 40 50 40 20 20 10\n0\n" ] ]
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Pachimon Creature
<H1>パチモンクリーチャー</H1> <p> 某国で<!--爆発的-->大人気のゲーム、パチモンクリーチャーが日本でリメイクされて発売されました。 ゲームが大好きなあなたは、 このゲームを<!--今まで貯めたお小遣いで購入し、何度もプレイしました。そして、-->何度もプレイするうちにどうしたら最速でクリアできるのか考えるようになりました。しかし、いくら考えても最速の攻略方法がわからなかったあなたは、どれだけ早くゲームをクリアできるかを求めるプログラムを作成することにしました。 </p> <p> ゲームの詳細は以下の通りです。 </p> <!-- <p> パチモンクリーチャー(以下、パチクリ)という生物が多く存在する世界がゲームの舞台です。各パチクリは、火属性、氷属性、木属性、土属性、水属性の 5 種類の属性のいずれか一属性を持ちます。ゲームの主人公である E 君は、近所に住んでいる親切なおじさんから好きな属性のパチクリ一匹を冒険のパートナーとして受け取ります。そのパチクリと共にゴールを目指し、ゴールにいるライバルを倒してパチクリマスターになることが主人公の夢であり、ゲームクリアでもあります。 </p> --> <p> パチモンクリーチャー(以下、パチクリ)という生物が多く存在する世界がゲームの舞台です。各パチクリは、火属性、氷属性、木属性、土属性、水属性の 5 種類の属性のいずれか1つの属性を持ちます。ゲームの主人公は、ゲーム開始時に好きな属性のパチクリ一匹を冒険のパートナーとして選びます。そのパチクリと共にゴールを目指し、ゴールにいるライバルを倒してパチクリマスターになることがゲームの目的です。 </p> <p> しかし、ライバルを倒すためには全属性のパチクリがいないと勝てないので、途中で全属性のパチクリを捕まえなければなりません。パチクリを捕まえるには属性がカギとなります。火属性のパチクリは氷属性のパチクリを捕まえることができ、同様に、氷属性は木属性、木属性は土属性、土属性は水属性、水属性は火属性を捕まえることができます。属性の関連は以下の図のようになります。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_pachimon1" width="30%" > </center> <br> <p> 以下の図はゲームが行われるマップの一例を表しています。 </p> <br> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE1_pachimon2" width="60%" > </center> <br> <p> 主人公はパチクリを一匹もってスタート地点である「S」から出発し、一マスずつ移動しながらゴール地点である「G」を目指します。その途中で、最初に持っているパチクリ以外の 4 つの属性のパチクリを捕まえ、ゴール地点であるマス目に移動するとゲーム終了となります。 </p> <p> 主人公は、今いるマス目から、辺を共有する隣のマス目に移動することができ、それを一回の移動と数えます。主人公がパチクリのいるマスに移動した場合、そのパチクリを捕まえられる属性のパチクリを持っていればそのパチクリを捕まえたことになります。そのマスにいるパチクリを捕まえられるかの可否にかかわらず、すべてのマスに何度でも移動することができます。 </p> <p> マップの大きさ(横方向の列数、縦方向の行数)とマップの初期状態を入力とし、初めに選んだパチクリの属性と、それ以外の 4 つの属性のパチクリを捕まえるのにかかる、スタート地点からゴール地点に至る最小移動数を出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終りはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>W</var> <var>H</var> <var>c<sub>11</sub></var><var>c<sub>12</sub></var>...<var>c<sub>1W</sub></var> <var>c<sub>21</sub></var><var>c<sub>22</sub></var>...<var>c<sub>2W</sub></var> : <var>c<sub>H1</sub></var><var>c<sub>H2</sub></var>...<var>c<sub>HW</sub></var> </pre> <p> 1 行目にマップの横方向の列数 <var>W</var> と縦方向の行数 <var>H</var> (2 &le; <var>W, H</var> &le; 1000) が与えられます。続く <var>H</var> 行にマップの <var>i</var> 行目の情報が与えられます。入力されるマップには各マスの状態が与えられます。 「S」は主人公のスタート地点を、 「G」はゴール地点を、「1」「2」「3」「4」「5」はそこにいるパチクリの属性を( 1:火属性、 2:氷属性、 3:木属性、 4:土属性、 5:水属性 をそれぞれ表します)、 「.(ピリオド) 」は何もないマスをそれぞれ表します。 各属性のパチクリの数はそれぞれ 0 以上 1000 以下とします。 </p> <p> データセットの数は140 を超えません。また、データセットの 80 % について、<var>W, H</var> は100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最初に選んだパチクリの属性と最小移動数を1行に出力します。なお、どのように初めのパチクリを選んでも、どのような経路で移動してもそれら 4 つの属性のパチクリを捕まえることができない場合は NA と出力してください。 また、最小移動数が同じになるような最初のパチクリの選び方が複数ある場合は、属性の数字が小さいものを出力してください。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 6 6 S.1..4 3..5.. ..4.1. 4....5 .2.32. 5.1..G 3 2 ... S.G 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 2 10 NA </pre>
[ [ "6 6\nS.1..4\n3..5..\n..4.1.\n4....5\n.2.32.\n5.1..G\n3 2\n...\nS.G\n0 0\n", "6 6\nS.1..4\n3..5..\n..4.1.\n4....5\n.2.32.\n5.1..G\n3 2\n...\nS.G\n0 0\n" ] ]
p00216
Cutting Down Water Bills
<H1>水道料金</H1> <p> <!--あいづ学園都市に住んでいる-->松平さんは、普段からエコに気を付けて生活をしています。先月の水道料金が 4280 円となり、いつも目標としている 4000 円を超えてしまったので、今月は節水に努めてきました。先月と比べて水道料金はどのくらい節約できたのでしょうか。 </p> <p> 今月の使用水量 <var>w</var> [m<sup>3</sup>] を入力とし、先月の水道料金である 4280 円と比較して、どのくらい水道料金を節約できたかを出力するプログラムを作成してください。 </p> <p> なお、水道料金は次のように計算されます。 </p> <p> (水道料金) = (基本料金) + (水量による料金) </p> <p> 水量による料金は下表のように使用量に応じて計算されます。 </p> <center> <table> <tr> <th width="180"> 段階</th><th width="240"> 水量 </th><th width="240"> 料金</th> </tr> <tr> <td>第 1 段階料金 </td><td> 10 [m<sup>3</sup>] まで </td><td> 基本料金 1150 円 </td> </tr> <tr> <td>第 2 段階料金 </td><td> 10 [m<sup>3</sup>] 超過 20 [m<sup>3</sup>] まで</td><td> 1 [m<sup>3</sup>] あたり 125 円 </td> </tr> <tr> <td>第 3 段階料金 </td><td> 20 [m<sup>3</sup>] 超過 30 [m<sup>3</sup>] まで </td><td>1 [m<sup>3</sup>] あたり 140 円 </td> </tr> <tr> <td>第 4 段階料金 </td><td> 30 [m<sup>3</sup>] 超過分 </td><td> 1 [m<sup>3</sup>] あたり 160 円 </td> </tr> </table> </center> <br/> <p> 例えば、使用水量 40 [m<sup>3</sup>] の場合は、 基本料金 1150 円(第 1 段階) + 10 [m<sup>3</sup>] &times; 125 円(第 2 段階) + 10 [m<sup>3</sup>] &times; 140 円(第 3 段階) + 10 [m<sup>3</sup>] &times; 160 円(第 4 段階) = 5400 円 となります。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりは -1 ひとつの行で示されます。 </p> <p> 各データセットとして、 今月の使用水量を表す整数 <var>w</var> (0 &le; <var>w</var> &le; 100) が1行に与えられます。 </p> <p> データセットの数は 200 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、先月の水道料金との差を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 29 40 0 -1 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 620 -1120 3130 </pre>
[ [ "29\n40\n0\n-1\n", "29\n40\n0\n-1\n" ] ]
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Walking in the Hospital
<H1>ウォーキング</H1> <p> 会津リバーサイドホスピタルでは、リハビリと健康増進のため、入院患者が一日二回のウォーキングを行っています。元気に退院するために、ウォーキングで体力を回復しようと頑張る人が日に日に増えきたことから、院長が「一日で一番長い距離を歩いた人にプレゼントをあげよう!」という企画を立ち上げました。 </p> <!-- <p> 会津リバーサイドホスピタルでは、リハビリと健康増進のため、入院患者が一日二回のウォーキングを行っています。元気に退院するために、ウォーキングで体力を回復しようと頑張る人が日に日に増えていきました。健康になるにつれ、気持ちも明るく笑顔も見られるようになったことから、院長先生が、 「一日で一番長い距離を歩いた人にプレゼントをあげよう!」という企画を立ち上げました。 </p> --> <p> 患者の数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 10000)、それぞれの患者の番号 <var>p<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>p<sub>i</sub></var> &le; 10000)、一回目に歩いた距離 <var>d1<sub>i</sub></var>、二回目に歩いた距離 <var>d2<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>d1<sub>i</sub></var>, <var>d2<sub>i</sub></var> &le; 5000) を入力とし、歩いた距離の合計が最も長い患者の番号とその距離を出力するプログラムを作成してください。ただし、一日に歩いた距離が同じ患者はいないものとします。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>p<sub>1</sub></var> <var>d1<sub>1</sub></var> <var>d2<sub>1</sub></var> <var>p<sub>2</sub></var> <var>d1<sub>2</sub></var> <var>d2<sub>2</sub></var> : <var>p<sub>n</sub></var> <var>d1<sub>n</sub></var> <var>d2<sub>n</sub></var> </pre> <p> 入力はすべて整数で与えられます。データセットの数は50 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最も長い合計距離を歩いた患者の番号とその歩いた距離を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 5 263 2345 2504 1 3210 1985 5000 1501 4132 10000 503 3107 51 1758 2690 3 345 5000 2396 7 3910 1590 6789 2525 3616 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 5000 5633 345 7396 </pre>
[ [ "5\n263 2345 2504\n1 3210 1985\n5000 1501 4132\n10000 503 3107\n51 1758 2690\n3\n345 5000 2396\n7 3910 1590\n6789 2525 3616\n0\n", "5\n263 2345 2504\n1 3210 1985\n5000 1501 4132\n10000 503 3107\n51 1758 2690\n3\n345 5000 2396\n7 3910 1590\n6789 2525 3616\n0\n" ] ]
p00218
Dividing Students
<H1>クラス分け</H1> <p> 会津進学塾では、生徒が塾に入る際に実力テストを行ってクラス分けをします。テストは数学、英語、国語の 3 科目行い、生徒を A,B,C クラスにクラス分けします。A クラスのレベルが一番高く、順に低くなっていきます。 </p> <p> クラス分けの判断は以下の表に基づきます。 </p> <center> <table border=1> <tr> <th width="460"> 条件 </th><th width="80"> クラス</th> </tr> <tr> <td>100 点の科目がある </td><td> A </td> </tr> <tr> <td>数学と英語の平均点が 90 点以上 </td><td> A </td> </tr> <tr> <td>3 科目の平均点が 80 点以上 </td><td> A</td> </tr> <tr> <td>3 科目の平均点が 70 点以上 </td><td> B</td> </tr> <tr> <td>3 科目の平均点が 50 点以上で数学か英語が 80 点以上 </td><td> B</td> </tr> <tr> <td>上の条件を満たさない </td><td> C</td> </tr> </table> </center> <br/> <p> 複数の条件を満たす場合は、よりレベルの高いクラスに分けられます。 </p> <p> 生徒の人数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 10000)、各生徒の数学の点数 <var>pm<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>pm<sub>i</sub></var> &le; 100)、英語の点数 <var>pe<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>pe<sub>i</sub></var> &le; 100)、国語の点数 <var>pj<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>pj<sub>i</sub></var> &le; 100) を入力とし、各生徒のクラスA,B,C (半角英字) を出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>pm<sub>1</sub></var> <var>pe<sub>1</sub></var> <var>pj<sub>1</sub></var> <var>pm<sub>2</sub></var> <var>pe<sub>2</sub></var> <var>pj<sub>2</sub></var> : <var>pm<sub>n</sub></var> <var>pe<sub>n</sub></var> <var>pj<sub>n</sub></var> </pre> <p> 入力はすべて整数で与えられます。データセットの数は 1000 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、各生徒のクラスを順番に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 4 100 70 20 98 86 55 80 34 36 65 79 65 2 99 81 20 66 72 90 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> A A B C A B </pre>
[ [ "4\n100 70 20\n98 86 55\n80 34 36\n65 79 65\n2\n99 81 20\n66 72 90\n0\n", "4\n100 70 20\n98 86 55\n80 34 36\n65 79 65\n2\n99 81 20\n66 72 90\n0\n" ] ]
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A Popular Ice-cream Shop
<H1>ヒストグラム</H1> <p> テンアイスクリームという名前のアイスクリーム屋さんがあります。このお店では常に 10 種類のアイスクリームが店頭に並ぶようにしています。お店の店長は商品開発の参考にするために、アイスクリームの売れ具合を表すグラフを毎日作成しています。 </p> <p> そんな店長のために、あなたは各アイスクリームの販売数をグラフで表示するプログラムを作成することになりました。 </p> <p> 一日に販売されるアイスクリームの総数と売れたアイスクリームの番号を入力とし、アイスクリームの種類ごとに販売した数だけ * (半角アスタリスク) を出力するプログラムを作成してください。ただし、アイスクリームの種類を 0 から 9 までの整数で表わします。また、販売個数がゼロのアイスクリームは、- (半角ハイフン) をひとつ出力します。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>c<sub>1</sub></var> <var>c<sub>2</sub></var> : <var>c<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1 行目に一日に販売されるアイスクリームの総数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 10000) が与えられます。続く <var>n</var> 行に第 <var>i</var> のアイスクリームの種類 <var>c<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>c<sub>i</sub></var>&le; 9) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 20 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、各アイスクリームの種類の番号順に販売数を出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 15 2 6 7 0 1 9 8 7 3 8 9 4 8 2 2 3 9 1 5 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> * * *** * * - * ** *** ** - * - - - * - - - * </pre>
[ [ "15\n2\n6\n7\n0\n1\n9\n8\n7\n3\n8\n9\n4\n8\n2\n2\n3\n9\n1\n5\n0\n", "15\n2\n6\n7\n0\n1\n9\n8\n7\n3\n8\n9\n4\n8\n2\n2\n3\n9\n1\n5\n0\n" ] ]
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Binary Digit A Doctor Loved
<H1>博士が愛した2進数</H1> <p> 「君の靴のサイズはいくつかね」 <br/> <br/> 初対面の私に、いきなり博士は尋ねました。<br/> <br/> 「 23.5 です」<br/> 「ほお、実にきりのいい数字だ。2 の 4 乗に 2 の 2 乗と 2 の 1 乗と 2 の 0 乗と 2 の -1 乗を 加えた数だ」<br/> <br/> 続けて博士は尋ねました。<br/> <br/> 「君、身長はいくつかね」<br/> 「はい、158.1 です」<br/> <br/> 博士は腕組みをして目を閉じました。しばらくの沈黙の後、口を開きました。<br/> <br/> 「ナァ~」<br/> <br/> その後一緒に過ごした時間の中で、博士の行動がだんだん理解できるようになりました。 </p> <p> まず、 私が博士の求めに応じて実数を言います。実数が整数部 8 桁以内で小数部 4 桁以内の 2 進数で表される場合、博士は 2 進数への変換結果を満足げに語ります。そうでない場合、悲しげに「ナァ~」 と鳴きます。これは、私が負の実数を言うまで繰り返されるのです。 </p> <p> さて、博士は年齢とともにだんだんに長い計算が難しくなってきました。そこで、みなさんが博士に代わって、実数を入力し 2 進数に変換・出力するプログラムを作ってあげてください。ただし、2 進表現が制限桁数 (整数部 8 桁以内 + 小数部 4 桁以内) に収まらない場合は、NA (半角英字) を出力してください。入力される実数は整数部 8 桁以内、小数部 4 桁以内に収まるものとし、出力する 2 進表現は整数部 8 桁、小数部 4 桁で出力してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりは負の実数ひとつの行で示されます。 各データセットとして1つの実数 <var>n</var> が1行に与えられます。 </p> <p> データセットの数は 1200 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに 2 進数への変換結果を出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 23.5 158.1 -1.0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 00010111.1000 NA </pre>
[ [ "23.5\n158.1\n-1.0\n", "23.5\n158.1\n-1.0\n" ] ]
p00221
FizzBuzz
<H1>FizzBuzz</H1> <p> 「Fizz Buzz」と言われる数字を使ったゲームがあります。このゲームは複数のプレイヤーで数字を1 から順にひとつずつ数え上げていくもので、各プレイヤーは直前のプレイヤーが発言した次の数字をひとつだけ発言します。その時、3 で割り切れる場合は 「Fizz」, 5 で割り切れる場合は 「Buzz」、両者で割り切れる場合は「FizzBuzz」と数の代わりに発言しなければなりません。例えば、最初の 16 までの発言は以下のようになります。 </p> <p> 1, 2, Fizz, 4, Buzz, Fizz, 7, 8, Fizz, Buzz, 11, Fizz, 13, 14, FizzBuzz, 16, ・・・ </p> <p> 太郎君は友達と「Fizz Buzz」をして遊ぶことにしました。太郎君たちはルールを次のように決めました。 <br/> <br/> 「間違えた人は脱落する。その次の人は間違えた数の次の数から始める。つまり、1, 2, 3 と発言した場合、3 で間違えたので次は 4 から始めることになる。」<br/> <br/> このルールに従ってゲームを行うのですが、ゲームに慣れていないため、間違えたことに気付かないことがあり、公平な判断ができません。そこであなたは太郎君たちがこのゲームを楽しめるように、決められた発言回数が終わった時点で残っていた人を出力するプログラムを作成することにしました。 </p> <p> プレイヤー数、ゲーム中に発言された回数、それぞれの発言を入力とし、入力が終わった時点で残っているプレイヤーの番号を小さい順に出力するプログラムを作成してください。ただし、プレイヤーには 1 から番号が割り振られており、発言順番も 1 番目のプレイヤーから順に行い、一通り発言が終わると、再度 1 番目のプレイヤーから発言することとします。順番の回ってきたプレイヤーが既に脱落している場合は、その次のプレイヤーが発言します。また、このプログラムは、プレイヤーが一人になった時点で、その後の発言を無視しなければなりません。 <!--また、入力が終わった時点では必ずプレイヤーの誰かが残っているものとします。--> </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>m</var> <var>n</var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> : <var>s<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1 行目にプレイヤー数 <var>m</var> (2 &le; <var>m</var> &le; 1000) と発言回数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 10000) が与えられます。 </p> <p> 続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 番目の発言 <var>s<sub>1</sub></var> が与えられます。 <var>s<sub>i</sub></var> は整数、Fizz、Buzz、または FizzBuzz を示す文字列(8文字以下)です。 </p> <!-- <p> 続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 番目の発言 <var>s<sub>1</sub></var> が与えられます。 <var>s<sub>i</sub></var> は数字、Fizz、Buzz、FizzBuzz、あるいは間違った発言を示すその他の文字列 (20 文字以下) です。 </p> --> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、指定された発言回数まで入力されたときに残っているプレイヤーの番号を小さい順に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 5 7 1 2 Fizz 4 Buzz 6 7 3 5 1 2 3 4 5 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 2 3 4 5 1 </pre>
[ [ "5 7\n1\n2\nFizz\n4\nBuzz\n6\n7\n3 5\n1\n2\n3\n4\n5\n0 0\n", "5 7\n1\n2\nFizz\n4\nBuzz\n6\n7\n3 5\n1\n2\n3\n4\n5\n0 0\n" ] ]
p00222
Prime Quadruplet
<H1>四つ子素数</H1> <p> (<var>a, a+2, a+6, a+8</var>) のように並んだ 4 つの素数の組を四つ子素数といいます。四つ子素数を構成する四つの素数のうち、最大の数をその四つ子素数の大きさと呼びます。例えば、最も小さい大きさの四つ子素数は、(5, 7, 11, 13) の組であり、その大きさは 13 です。次に大きい四つ子素数は、(11, 13, 17, 19) の組で、その大きさは 19 です。 </p> <p> 整数 <var>n</var> (13 &le; <var>n</var> &le; 10,000,000) を入力とし、大きさが <var>n</var> 以下になるような四つ子素数のうち、最大となるものの大きさを出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットとして1つの整数 <var>n</var> が1行に与えられます。 </p> <p> データセットの数は 2000 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最大となる四つ子素数の大きさを1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 13 14 15 16 17 18 19 20 10000 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 13 13 13 13 13 13 19 19 9439 </pre>
[ [ "13\n14\n15\n16\n17\n18\n19\n20\n10000\n0\n", "13\n14\n15\n16\n17\n18\n19\n20\n10000\n0\n" ] ]
p00223
Stray Twins
<H1>迷子の双子</H1> <p> たかゆき君とかずゆき君は仲良しの双子ですが、行動が真逆です。 例えば、たかゆき君が西に行けば、かずゆき君は東へ行き、かずゆき君が北へ行けば、たかゆき君は南へ行きます。 現在 2 人はデパートに来ており、別々の場所にいます。真逆に移動してしまう 2 人ができるだけ早く出会うためにはどうしたらよいでしょうか? </p> <p> デパートは横 <var>W</var> 個 &times; 縦 <var>H</var> 個のマスで構成されるグリッドで表され、2 人は単位時間に東西南北に 1 マス分移動することができます。ただし、グリッドの範囲外や障害物のあるマスに移動することはできません。 </p> <p> 図のように、グリッドのマスの位置は座標 (<var>x</var>, <var>y</var>) で表されます。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_straytwins"><br/> </center> <p> グリッドの情報と 2 人の初期位置を入力とし、2 人が出会うまでの最短の時間を出力するプログラムを作成してください。出会うことができない場合や、出会うのに 100 以上の時間を要する場合は、NA と出力してください。グリッドの情報は、<var>H</var> 行 <var>W</var> 列の数字、2 人の位置情報は座標によって与えられます。 </p> <p> 移動後にたかゆき君かかずゆき君のうち、どちらか一方が障害物やグリッドの範囲外に位置してしまうときには、移動ができないので、障害物やグリッドの範囲外に位置する方は元の場所に戻りますが、そうでない方は元の場所に戻ることなく動くことができます。 </p> <p> なお、2 人が出会うとは、移動後に 2 人が同じマスに止まることを言います。2 人がすれ違っても、出会ったことにはなりません。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>W</var> <var>H</var> <var>tx</var> <var>ty</var> <var>kx</var> <var>ky</var> <var>d<sub>11</sub></var> <var>d<sub>21</sub></var> ... <var>d<sub>W1</sub></var> <var>d<sub>12</sub></var> <var>d<sub>22</sub></var> ... <var>d<sub>W2</sub></var> : <var>d<sub>1H</sub></var> <var>d<sub>2H</sub></var> ... <var>d<sub>WH</sub></var> </pre> <p> 1 行目にデパートの大きさ<var>W</var>, <var>H</var> (1 &le; <var>W, H</var> &le; 50) が与えられます。2 行目にたかゆき君の初期位置 <var>tx, ty</var>、3 行目にかずゆき君の初期位置 <var>kx, ky</var> が与えられます。 </p> <p> 続く <var>H</var> 行にデパートの情報が与えられます。<var>d<sub>i,j</sub></var> はマス (<var>i, j</var>) の種類を表し、0 のとき移動可能なマス、1 のとき障害物があるマスを表します。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最短の時間を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 6 6 2 4 6 2 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 3 3 1 1 3 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 3 NA </pre>
[ [ "6 6\n2 4\n6 2\n0 0 0 0 1 0\n0 1 0 0 0 0\n0 1 0 0 0 0\n0 0 0 1 0 0\n0 0 0 0 0 1\n0 0 0 0 0 0\n3 3\n1 1\n3 3\n0 0 0\n0 1 0\n0 0 0\n0 0\n", "6 6\n2 4\n6 2\n0 0 0 0 1 0\n0 1 0 0 0 0\n0 1 0 0 0 0\n0 0 0 1 0 0\n0 0 0 0 0 1\n0 0 0 0 0 0\n3 3\n1 1\n3 3\n0 0 0\n0 1 0\n0 0 0\n0 0\n" ] ]
p00224
Bicycle Diet
<H1>自転車でダイエット</H1> <p> A さんは甘いものが大好きですが、最近は奥さんからダイエットするように言われています。ある日、A さんが自宅から市役所に出かけるとき、奥さんは自転車で行くことを勧めました。そこでA さんはしぶしぶ自転車に乗って出かけましたが、甘い物の好きな A さんは、途中にあるケーキ屋さんに立ち寄りケーキの食べ歩きをしようと思いつきました。 </p> <p> 自転車をこげば走行距離に応じてカロリーが消費されますが、ケーキを食べればその分カロリーが摂取されます。正味の消費カロリーは、自転車をこいで消費したカロリーからケーキを食べて摂取したカロリーを引いた値になります。したがって、正味の消費カロリーが 0 より小さくなることもあります。 </p> <p> ケーキ屋さんでケーキを買ったら、 Aさんはその場でケーキを全部食べてしまいます。 Aさんがすべてのケーキ屋さんに立ち寄るとは限りませんが、ケーキ屋さんが存在する地点を通るときには、必ず立ち寄ってケーキを 1 つ買って食べるものとします。ただし、同じケーキ屋さんの前を何度も通るのはさすがに気がひけるので、各ケーキ屋さんに訪れられるのは 1 回だけとします。また、目的地の市役所をいったん通り過ぎてからケーキ屋さんに立ち寄り、その後で市役所に戻って用を済ませてもよいものとし、ケーキ屋さん以外は何度訪れても良いものとします。 </p> <p> A さんの自宅から市役所までの地図情報と、その途中にあるケーキ屋さんで食べられるケーキのカロリーの一覧、単位距離の走行による消費カロリーを入力とし、自宅を出発してから市役所に入るまでの正味の消費カロリーの最小値を出力するプログラムを作成してください。 </p> <p> 地図には、A さんの自宅と市役所、ケーキ屋さんとランドマーク(目印)になる建物が書かれています。地図を表す入力データは、A さんの自宅、市役所、ケーキ屋さんとランドマークの各地点の間をつなぐ道があるとき、2 つの地点を表す記号とその間の距離からなる行を含みます。たとえば、5 番目のケーキ屋さんと 3 番目のランドマークの間の距離が 10 なら、入力データは以下のような行を含みます。 </p> <pre> C5 L3 10 </pre> <p> このようにケーキ屋さんには C、ランドマークには L を番号の前につけて表します。また、A さんの自宅は H、市役所は D で表します。入力データに 2 つの地点とその間の距離が与えられているなら、2 地点の間をどちら向きにも進めます。たとえば、上の例ではケーキ屋さんからランドマークへも、その逆向きへも進むことができます。また、自宅から市役所までは必ずたどり着けるものとします。それ以外に与えられる入力データは、ケーキ屋さんの数 <var>m</var>、ランドマークの数 <var>n</var>、単位距離あたりの消費カロリー <var>k</var>、 1 番目のケーキ屋さんから <var>m</var> 番目のケーキ屋さんまでのそれぞれで買えるケーキのカロリーを表す <var>m</var> 個のデータ、距離のデータの総数 <var>d</var> です。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりは四つの 0 の行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>m</var> <var>n</var> <var>k</var> <var>d</var> <var>c<sub>1</sub></var> <var>c<sub>2</sub></var> ... <var>c<sub>m</sub></var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>t<sub>1</sub></var> <var>e<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> <var>t<sub>2</sub></var> <var>e<sub>2</sub></var> : <var>s<sub>d</sub></var> <var>t<sub>d</sub></var> <var>e<sub>d</sub></var> </pre> <p> 1 行目にケーキ屋さんの数 <var>m</var> (1 &le; <var>m</var> &le; 6)、 ランドマークの数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 100) 、単位距離あたりの消費カロリー <var>k</var> (1 &le; <var>k</var> &le; 5)、距離のデータの総数 <var>d</var> (5 &le; <var>d</var> &le; 256) が与えられます。 </p> <p> 2 行目に各ケーキ屋で買うケーキのカロリー <var>c<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>c<sub>i</sub></var> &le; 100) が与えられます。 </p> <p> 続く <var>d</var> 行に <var>i</var> 番目の 2 つの地点間の距離データ <var>s<sub>i</sub></var>, <var>t<sub>i</sub></var>, <var>e<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>e<sub>i</sub></var> &le; 20) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、全体の消費カロリーの最小値を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 1 1 2 5 35 H L1 5 C1 D 6 C1 H 12 L1 D 10 C1 L1 20 2 1 4 6 100 70 H L1 5 C1 L1 12 C1 D 11 C2 L1 7 C2 D 15 L1 D 8 0 0 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 1 -2 </pre>
[ [ "1 1 2 5\n35\nH L1 5\nC1 D 6\nC1 H 12\nL1 D 10\nC1 L1 20\n2 1 4 6\n100 70\nH L1 5\nC1 L1 12\nC1 D 11\nC2 L1 7\nC2 D 15\nL1 D 8\n0 0 0 0\n", "1 1 2 5\n35\nH L1 5\nC1 D 6\nC1 H 12\nL1 D 10\nC1 L1 20\n2 1 4 6\n100 70\nH L1 5\nC1 L1 12\nC1 D 11\nC2 L1 7\nC2 D 15\nL1 D 8\n0 0 0 0\n" ] ]
p00225
Kobutanukitsuneko
<H1>こぶたぬきつねこ</H1> <p> A子さんの家に親戚のB男君がやってきました。彼は3歳で歌が大好きです。彼は幼稚園でならった「こぶたぬきつねこ」(山本直純作詞・作曲)という歌を一生懸命に歌っています。この歌では、4つのことば「こぶた」 「たぬき」 「きつね」「ねこ」が順にしりとりになっていて、さらに最後の音と最初の音が同じになっています。B男君は、A子さんに、同じようなしりとりが、B男君が言った単語から作れるか教えて欲しいと言われました。 </p> <p> そこで、A子さんを助けるために、与えられた単語から、その単語をすべて使って、順にしりとりをつくり、その上で、 第1 の単語の最初の文字と最終の単語の最後の文字が同じであるようにできるか否かを判定するプログラムを作成しましょう。 </p> <p> <var>n</var> 個の単語を入力とし、それらの単語の組からしりとりを作成できるか否かを判定し、可能な場合はOK と、不可能な場合は NG と出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>word<sub>1</sub></var> <var>word<sub>2</sub></var> : <var>word<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1 行目に単語の個数 <var>n</var> (2 &le; <var>n</var> &le; 10000) が与えられます。続く <var>n</var> 行に <var>n</var> 個の単語 <var>word<sub>i</sub></var> (32 文字以下の半角英小文字だけからなる文字列) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、判定結果を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 5 apple yellow georgia king email 7 apple yellow georgia king email wink lucky 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> NG OK </pre>
[ [ "5\napple\nyellow\ngeorgia\nking\nemail\n7\napple\nyellow\ngeorgia\nking\nemail\nwink\nlucky\n0\n", "5\napple\nyellow\ngeorgia\nking\nemail\n7\napple\nyellow\ngeorgia\nking\nemail\nwink\nlucky\n0\n" ] ]
p00226
Hit and Blow
<H1>ヒットアンドブロー</H1> <p> 太郎君と花子さんはヒットアンドブローで遊ぶことにしました。ヒットアンドブローのルールは、以下の通りです。 </p> <ul> <li> 出題者と回答者に分かれて行う。</li> <li> 出題者は、重複した数を含まない 4 桁の数字(正解)を決める。</li> <li> 回答者は、その 4 桁の数字(回答)を言い当てる。</li> <li> 回答に対して、出題者はヒットとブローの数でヒントを与える。</li> <li> 回答と正解を比べて、数と桁位置の両方が同じであることをヒットと呼び、数だけが同じで桁位置が異なることをブローと呼ぶ。たとえば、正解が 1234 で、回答が 1354 なら、出題者は「2 ヒット、1 ブロー」というヒントを与え、正解までこれを繰り返す。</li> <li> 出題者と回答者は交代してゲームを行い、より少ない回答で正解を言い当てた方を勝ちとする。</li> </ul> <p> 太郎君と花子さんは、ヒットの数とブローの数をその都度判断することが少し面倒に感じているようです。そんな二人のために、ヒットの数とブローの数が即座に分かるプログラムを作成してあげましょう。 </p> <p> 正解 <var>r</var> と回答 <var>a</var> を入力とし、ヒットの数とブローの数を出力するプログラムを作成してください。<var>r</var>、<var>a</var> はそれぞれ 0 から 9 の数字 4 つからなる数字の列です。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットとして、<var>r</var> と <var>a</var> が空白区切りで1行に与えられます。 </p> <p> データセットの数は 12000 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、ヒットの数とブローの数を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 1234 5678 1234 1354 1234 1234 1230 1023 0123 1234 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 0 0 2 1 4 0 1 3 0 3 </pre>
[ [ "1234 5678\n1234 1354\n1234 1234\n1230 1023\n0123 1234\n0 0\n", "1234 5678\n1234 1354\n1234 1234\n1230 1023\n0123 1234\n0 0\n" ] ]
p00227
Thanksgiving
<H1>お客様大感謝祭</H1> <p> 悪天候が続き野菜の価格が高騰する中、セブンマートではお客様に野菜のまとめ買いセールを実施しています。 日ごろなかなか店頭に並ばない野菜もお手頃価格で手に入るとあって、 店内はとても賑わっています。 </p> <p> ある日、松長団地に住む仲良し 3 人組がセブンマートの広告を手に話に花を咲かせていました。今回のセールは「お客様大感謝祭」と銘打っただけに、袋詰めした野菜の中で最も安いものが無料になるのが目玉となっています。広告を読んでみると、どうやら以下のようなセールのようです。 </p> <ul> <li> 1 つの袋には <var>m</var> 個まで野菜を詰められる。</li> <li> 野菜が <var>m</var> 個詰めてある袋については、その中で最も安い野菜が無料となる。</li> <li> 野菜の個数が <var>m</var> 個に達しない袋は割引の対象外。</li> </ul> <p> 3人は早速セブンマートへ買い物に行きました。 </p> <p> 買い物が終わり、 お店の外で待ち合わせた 3 人は安くてたくさん購入できたことに満足した様子で話をしていると、どうやら 3 人とも同じ野菜を購入していたことが分かりました。ある一人が、「本当に安いわよねぇ。これでXXX円だもの!」と言うと、もう一人は、「え?私はそれより**円高かったわ!どうして?」と驚き、また、残りの一人はレシートを見て自分が一番安く購入したことに気付きました。 </p> <p> さて、どのように袋詰めすれば購入価格を一番安くできるでしょうか。 購入する野菜の個数、袋に入る野菜の個数、各野菜の値段を入力とし、最低購入価格を出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>m</var> <var>p<sub>1</sub></var> <var>p<sub>2</sub></var> ... <var>p<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1 行目に購入する野菜の個数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 1000) と袋に入る野菜の個数 <var>m</var> (1 &le; <var>m</var> &le; 1000) が与えられます。2行目に各野菜の値段 <var>p<sub>i</sub></var> (10 &le; <var>p<sub>i</sub></var> &le; 10000) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最低購入価格を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 4 2 50 40 100 80 7 3 400 300 100 700 200 600 500 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 150 2100 </pre>
[ [ "4 2\n50 40 100 80\n7 3\n400 300 100 700 200 600 500\n0 0\n", "4 2\n50 40 100 80\n7 3\n400 300 100 700 200 600 500\n0 0\n" ] ]
p00228
Seven Segments
<H1>7 セグメント</H1> <p> 電卓などでよく目にするデジタル数字を表示している画面は、デジタル数字が 7 つの部分(セグメン ト)で構成されることから、「7セグメントディスプレイ」と呼ばれています。 </p> <p> ワカマツ社で新しく売り出す予定の製品は、<!--デジタル数字の表示が必須のため、-->7セグメントディスプレイを製品に組み込むことになり、社員であるあなたは、与えられた数字を 7 セグメントディスプレイに表示するプログラムを作成することになりました。 </p> <p> この7セグメントディスプレイは、次の切り替えの指示が送られてくるまで表示状態は変わりません。7 ビットからなるシグナルを送ることで、それぞれ対応したセグメントの表示情報を切り替える事ができます。ビットとは 1 か 0 の値を持つもので、ここでは 1 が「切り替え」、0 が「そのまま」を表します。 </p> <!-- <p> 各ビットとセグメントの対応関係は下の図のようになっています。シグナルは 7 つのビットを"gfedcba"の順番になっています。例えば、非表示の状態から「0」を表示するためには"0111111"をシグナルとしてディスプレイに送らなければなりません。「0」から「5」に変更する場合には"1010010"を送ります。続けて「5」を「1」に変更する場合には"1101011"を送ります。 </p> --> <p> 各ビットとセグメントの対応関係は下の図のようになっています。シグナルは 7 つのビットを"gfedcba"の順番に送ります。例えば、非表示の状態から「0」を表示するためには"0111111"をシグナルとしてディスプレイに送らなければなりません。「0」から「5」に変更する場合には"1010010"を送ります。続けて「5」を「1」に変更する場合には"1101011"を送ります。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_7segments" width="60%" ><br/> <br/> </center> <p> 表示したい <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 100) 個の数字を入力とし、それらの数字 <var>d<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>d<sub>i</sub></var> &le; 9) を順に 7 セグメントディスプレイに正しく表示するために必要なシグナル列を出力するプログラムを作成してください。なお、7 セグメントディスプレイの初期状態は全て非表示の状態であるものとします。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりは-1 ひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>d<sub>1</sub></var> <var>d<sub>2</sub></var> : <var>d<sub>n</sub></var> </pre> <p> データセットの数は 120 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、数字をディスプレイに正しく出力するために必要なシグナルの列を出力してください。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 3 0 5 1 1 0 -1 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 0111111 1010010 1101011 0111111 </pre>
[ [ "3\n0\n5\n1\n1\n0\n-1\n", "3\n0\n5\n1\n1\n0\n-1\n" ] ]
p00229
Big Hit !
<H1>大当たり!</H1> <p> あいづ学園大学附属高校の大阿足あたる君は、スロットマシーンで遊ぶことにしました。 </p> <p> このマシーンは、メダルを投入すると、3 つのリールが回転を始め、各リールが自動的に止まります。通常の1ゲーム(通常ゲーム)は 3 枚のメダルを投入し、図柄が揃うと、その図柄に応じて次のとおりメダルが得られます。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_bighit"><br/> <br/> </center> <p> 図柄の揃い方によっては特別なサービスが開始されます。 7 の図柄が 3 つ揃うとビッグボーナスが始まり、ボーナスゲームを 5 ゲーム行うことができます。また、BAR の図柄が 3 つ揃うとレギュラーボーナスが始まり、ボーナスゲームを 3 ゲーム行うことができます。 </p> <p> スターの図柄が 3 つ揃うと無料ゲームが開始され、メダルを得ることはできませんが、次のゲームをメダルの投入なく始めることができます。 </p> <p> ボーナスゲーム中は 1 ゲームあたり 2 枚のメダルを投入すると、自動でブドウの図柄が 3 つ揃い、メダルを 15 枚得ることができます。 </p> <p> 大阿足君は 100 枚のメダルを持ってマシーンで遊び始めました。しばらく遊び、通常ゲームになった状態で終了しました。手元に残ったメダルは何枚となったでしょうか。 </p> <p> プレイ情報を入力とし、手元に残ったメダルの数を出力するプログラムを作成して下さい。 プレイ情報として、ビッグボーナスの回数 <var>b</var>、レギュラーボーナスの回数 <var>r</var>、通常ゲーム中にブドウが揃った回数 <var>g</var>、チェリーが揃った回数 <var>c</var>、スターが揃った回数 <var>s</var>、総ゲーム数 <var>t</var> が与えられます。 </p> <p> なお、<var>t</var> にはボーナスゲームの回数を含みます。また、メダルはゲームの途中になくなることはありません。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロむっつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 <pre> <var>b</var> <var>r</var> <var>g</var> <var>c</var> <var>s</var> <var>t</var> </pre> <p> <var>b, r, g, c, s</var> はそれぞれ 0 以上 200 以下の整数、<var>t</var> は 1000 以下の整数です。 </p> <p> データセットの数は 120 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、手元に残ったメダルの枚数を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 3 2 30 3 26 226 9 0 18 3 20 118 5 5 12 2 15 203 7 4 19 2 22 197 7 4 24 4 17 209 0 0 0 0 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 127 793 414 629 617 </pre>
[ [ "3 2 30 3 26 226\n9 0 18 3 20 118\n5 5 12 2 15 203\n7 4 19 2 22 197\n7 4 24 4 17 209\n0 0 0 0 0 0\n", "3 2 30 3 26 226\n9 0 18 3 20 118\n5 5 12 2 15 203\n7 4 19 2 22 197\n7 4 24 4 17 209\n0 0 0 0 0 0\n" ] ]
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Ninja Climbing
<H1>忍者のビル登り</H1> <p> 忍者のあつしさんは、毎日朝早くから夜遅くまで忍者ビルの屋上から町を警備しています。この忍者ビルは、隣接する 2 つの同じ階数のビルであり、あつしさんは警備のために、ビルとビルの間をジャンプしながら屋上へ向かうことを日課としています。 </p> <p> この 2 つのビルは頻繁に清掃が行われるため、ビル登りの助けとなるはしごや障害となる滑りやすい部分があります。 しかも、はしごや滑りやすい部分の位置は毎日変わります。 そのためあつしさんは、屋上へ向かう方法を毎日考えなければいけません。<!--あつしさんは、何回のジャンプで屋上にたどり着けるでしょうか?--> </p> <p> あつしさんは二つ並んだ同じ階数のビルの壁を跳び移りながら、ビルの屋上を目指します。ジャンプ はどちらか一方のビルの1階から始められます。向かい側のビルへジャンプするときには、同じ階・1つ上の階・2 つ上の階の、いずれかに飛び移ることができます。 </p> <p> 壁には以下の 3 種類があり、それぞれの壁にジャンプした後の移動が決まっています。 </p> <ul> <li>0. 普通の壁: 上下の移動はしない。次のジャンプはそこから行う。</li> <li>1. はしご: はしごは 2 つ以上の階にまたがってかかっており、今いるはしごの一番上まで移動する。次のジャンプはそこから行う。</li> <li>2. すべる壁: 普通の壁かはしごの一番上まで滑り落ちる。次のジャンプはそこから行う。</li> </ul> <p> また、壁は 1 階から屋上のすぐ下の最上階まであり、屋上へはそのビルの最上階からのみ行くことが できます。また、ビルの最下階の壁はすべる壁にはなりません。 </p> <p> 2 つのビルの階数 <var>n</var> と 2 つのビルの壁の種類を入力とし、最少で何回目のジャンプで最上階までたどり着き、屋上まで行くことができるかを出力するプログラムを作成してください。なお、どちらのビルの屋上にたどり着いてもよいものとします。ただし、あつしさんがどちらのビルの屋上へもたどり着けない場合は“NA”と出力してください。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_ninjabill"><br/> <br/> </center> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。 各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> ... <var>a<sub>n</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> ... <var>b<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1行目にビルの階数 <var>n</var> (3 &le; <var>n</var> &le; 100) が与えられます。2行目に1 つ目のビルの 1 階から <var>n</var> 階までの壁の情報 <var>a<sub>i</sub></var>、3行目に2つ目のビルの 1 階から <var>n</var> 階までの壁の情報 <var>b<sub>i</sub></var> が与えられます。<var>a<sub>i</sub>, b<sub>i</sub></var> は<var>i</var> 階目の壁の情報を表し、0 が普通の壁、1 がはしご(<var>i</var> 階と <var>i</var>+1 階にまたがる)、2 がすべる壁を表します。 </p> <p> データセットの数は 60 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、ジャンプの回数を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 8 0 0 0 2 2 2 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 4 1 1 2 2 0 0 2 2 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 4 NA </pre>
[ [ "8\n0 0 0 2 2 2 0 0\n1 1 1 1 0 0 0 0\n4\n1 1 2 2\n0 0 2 2\n0\n", "8\n0 0 0 2 2 2 0 0\n1 1 1 1 0 0 0 0\n4\n1 1 2 2\n0 0 2 2\n0\n" ] ]
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Dangerous Bridge
<H1>危ない橋</H1> <p> 会津若松市よりずっと北に位置する会津古松村では、「ヤ橋(やばし) 」と呼ばれる橋が周辺の村へ移動する唯一の手段となっています。その橋は通行人が多いにも関わらず、今にも壊れそうなほど老朽化が進んでしまっています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_dengarousBridge"><br/> </center> <br/> <p> ヤ橋は 150 [kg] まで耐えられる強度を持っています。例えば、80 [kg] の人と 50 [kg] の人が同時に渡ることはできますが、80 [kg] の人が渡っているときに 90 [kg] の人が渡り始めると、ヤ橋は壊れてしまいます。 </p> <p> もしヤ橋が壊れてしまったら、会津古松村の人々は周辺の村へ移動する手段を失ってしまいます。そこで、村で唯一のプログラマーであるあなたは、村民の生活を守るために、橋の渡り方から橋が壊れるか否かを判定するプログラムを作成することにしました。 </p> <p> 橋を渡る通行人の人数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 100)、各通行人の体重 <var>m<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>m<sub>i</sub></var> &le; 100)、橋を渡り始める時刻 <var>a<sub>i</sub></var>、渡り終える時刻 <var>b<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>a<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var> &lt; 2<sup>31</sup>) を入力とし、橋が壊れない場合は“OK ”と出力し、壊れる場合は“NG ”と出力するプログラムを作成してください。なお、橋の上にいる通行人の体重の総和が 150 [kg] を超えてしまうとヤ橋は壊れてしまいます。また、<var>a<sub>i</sub></var> の時点で通行人は橋の上にいますが、<var>b<sub>i</sub></var> の時点では橋の上にいません。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>m<sub>1</sub></var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>m<sub>2</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> : <var>m<sub>n</sub></var> <var>a<sub>n</sub></var> <var>b<sub>n</sub></var> </pre> <p> データセットの数は 1200 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、橋が壊れるか否かを1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 3 80 0 30 50 5 25 90 27 50 3 80 0 30 70 5 25 71 30 50 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> NG OK </pre>
[ [ "3\n80 0 30\n50 5 25\n90 27 50\n3\n80 0 30\n70 5 25\n71 30 50\n0\n", "3\n80 0 30\n50 5 25\n90 27 50\n3\n80 0 30\n70 5 25\n71 30 50\n0\n" ] ]
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Life Game
<H1>人生ゲーム</H1> <p> 太郎君は、おもちゃ屋さんに会津ホビー社製の人生ゲームを買いに行きました。人生ゲームは、マス目の書かれたボードとルーレットを使って遊びます。ボードには図のようにスタート地点とゴール地点が一つずつあり、それらはひとつながりのマス目でつながっています。最初に、コマはスタート地点のマスに置かれ、ルーレットを回して出た数によってコマを進めます。マスによっては、そこに止まったり通過したりすることでお金を得たり、コマの位置を変えたりするイベントマスがあります。最終的な勝敗は、コマがゴール地点に到達した時点の所持金の多寡で決まります。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_lifeGame1"><br/> </center> <br/> <p> この会社の人生ゲームの面白いところは、ルーレットの出る目の大きさ、ゴールまでのマスの数、イベントマスの配置がひとつひとつパッケージごとに異なるところです。それらはケースに書かれており、それを読むことで確認することができます。お金を最も得られる人生ゲームを選びたい太郎君は、得るお金の期待値が一番大きいものを買いたがっています。そこであなたは、太郎君のゲーム選びを手伝うことにしました。 </p> <p> ルーレットは、円周を <var>X</var> 等分に区分され、それぞれに <var>V<sub>1</sub></var>、<var>V<sub>2</sub></var>、...、<var>V<sub>X</sub></var> という値が記入されているとします。ボードには、0 番、1 番、...、<var>Y</var> 番と番号がふられたマス目があり、順番につながっています。マス目の中には、イベントマスと呼ばれる特別なマスが <var>Z</var> 個あり、そこに到達すると特別な動作を行います。イベントマスのマス目の番号は <var>N<sub>i</sub></var> で与えられます。イベントマスには 1 ~ 3 の種類 (<var>E<sub>i</sub></var>) があり、それぞれ次の動作が行われます。 </p> <center> <table> <tr> <th width="80"> 種類 (<var>E<sub>i</sub></var>)</th><th width="340"> 特別動作 </th><th width="120"> 値 (<var>A<sub>i</sub></var>) の範囲</th> </tr> <tr> <td> 1 </td><td> 指定の値 <var>A<sub>i</sub></var> だけ先へ進む </td><td> 1~10 </td> </tr> <tr> <td> 2 </td><td> 指定の値 <var>A<sub>i</sub></var> の金額を得る </td><td> 1~100</td> </tr> <tr> <td> 3 </td><td> 指定の値 <var>A<sub>i</sub></var> の金額を支払う </td><td> 1~100</td> </tr> </table> </center> <br/> <p> 最初の所持金は 0 円で、第 0 マス目からスタートし、第 <var>Y</var> マス目に到達するとゴールとなります。ゴールを越えた場合もゴールと見なします。スタートとゴールにイベントは無く、1 マスに複数のイベントが重なることはありません。イベントによって進んだ先のマスのイベントは無視します。所持金が 0 円より少なくなる場合は 0 円とします。 </p> <p> 例えば、ある人生ゲームで得られるお金の期待値は以下のように計算できます。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_lifeGame2"><br/> </center> <br/> <p> この例では、スタート、イベントマス(100 円入手) 、ゴールの 3 つのマスと、1 か 2 が出るルーレットからなる人生ゲームが表されています。まず、1 回目にルーレットを回した時、1 が出ればイベントマスに到達し、所持金は 100 円になります。一方、2 が出た場合はゴールに到達し、所持金は 0 円のままです。これらはどちらも 2 分の 1 の確率で起こります。 </p> <p> さらに、1 回目でイベントマスに到達した場合は 2 回目のルーレットを回しますが、どの値が出てもゴールに到達し、所持金はどの場合も 100 円です。 </p> <p> このように、全部で 3 通りのゴールの仕方があります。ゴールした時点の所持金に着目すると、0 円になる場合が 1 通りでその確率は 2 分の 1、100 円になる場合が 2 通りでその確率が 4 分の 1 です。この場合、ゴールでの所持金の期待値は、ゴールの仕方ごとの (所持金 &times; その確率) を足した値であり、この人生ゲームの期待値は 50 円になります。 </p> <p> ルーレットの情報とボードの情報を入力とし、ゴール時の所持金の期待値を出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロみっつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>X</var> <var>Y</var> <var>Z</var> <var>V<sub>1</sub></var> <var>V<sub>2</sub></var> ... <var>V<sub>X</sub></var> <var>N<sub>1</sub></var> <var>E<sub>1</sub></var> <var>A<sub>1</sub></var> <var>N<sub>2</sub></var> <var>E<sub>2</sub></var> <var>A<sub>2</sub></var> : <var>N<sub>Z</sub></var> <var>E<sub>Z</sub></var> <var>A<sub>Z</sub></var> </pre> <p> <var>X</var> (1 &le; <var>X</var> &le; 4)、<var>V<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>V<sub>i</sub></var> &le; 10)、<var>Y</var> (1 &le; <var>Y</var> &le; 50)、<var>N<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>N<sub>i</sub></var> &le; <var>Y</var>-1)、<var>Z</var> (0 &le; <var>Z</var> &le; <var>Y</var>-1)、<var>E<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>E<sub>i</sub></var> &le; 3)、 <var>A<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>A<sub>i</sub></var> &le; 100) は整数で与えられます。 <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、最終的な所持金の期待値を1行に出力します。なお、所持金の期待値は小数点以下切り捨ての整数で出力してください。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 1 2 0 1 1 2 1 1 1 2 100 1 2 1 2 1 2 100 2 2 1 1 2 1 2 100 4 5 3 1 2 3 4 1 1 2 2 2 100 4 3 60 0 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 0 100 0 50 20 </pre>
[ [ "1 2 0\n1\n1 2 1\n1\n1 2 100\n1 2 1\n2\n1 2 100\n2 2 1\n1 2\n1 2 100\n4 5 3\n1 2 3 4\n1 1 2\n2 2 100\n4 3 60\n0 0 0\n", "1 2 0\n1\n1 2 1\n1\n1 2 100\n1 2 1\n2\n1 2 100\n2 2 1\n1 2\n1 2 100\n4 5 3\n1 2 3 4\n1 1 2\n2 2 100\n4 3 60\n0 0 0\n" ] ]
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Book Arrangement
<H1>図書整理</H1> <p> 数の表わし方には色々な種類があり、私たちが普段使っている 10 進数は一つの代表的なものでしかありません。コンピュータ関連の知識がある人には、2 進数、16 進数あたりはとても身近なものです。 </p> <p> N さんは司書資格を活かして司書の仕事に就きました。最初の仕事は図書整理です。この図書館では、一冊ごとに一貫して番号が与えられており、それに従って本を整理しています。 </p> <p> この図書館では本の番号をマイナス十進数で表すことになっています。 </p> <p> マイナス十進数は、<var>a<sub>n</sub>a<sub>n&minus;1</sub>a<sub>n&minus;2</sub></var>...<var>a<sub>2</sub>a<sub>1</sub>a<sub>0</sub></var> (各<var>a<sub>i</sub></var> は 0~9 の数字) と表記する方法であり、この数は次の数を表します。 </p> <p> <var>a<sub>n</sub>&times;(&minus;10)<sup>n</sup> + a<sub>n&minus;1</sub>&times;(&minus;10)<sup>n&minus;1</sup> +</var> ... <var>+ a<sub>2</sub>&times;(&minus;10)<sup>2</sup> + a<sub>1</sub>&times;(&minus;10)<sup>1</sup> + a<sub>0</sub>&times;(&minus;10)<sup>0</sup></var> </p> <p> たとえば、マイナス十進数の 2156 は、以下のとおり十進数の-1944 に対応しています。 </p> <p> 2&times;(-10)<sup>3</sup> + 1&times;(-10)<sup>2</sup> + 5&times;(-10)<sup>1</sup> + 6&times;(-10)<sup>0</sup> = <br> 2&times;(-1000) + 1&times;(100) + 5&times;(-10) + 6&times;(1) = <br> -2000 + 100 - 50 + 6 = -1944 </p> <p> 十進数の番号をマイナス十進数に直すのは大変なので、N さんは大変不自由な思いをしています。 </p> <p> 本の番号を入力とし、 この番号のマイナス十進数表記を出力するプログラムを作成してください。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。各データセットとして、本の番号を表す整数 <var>A</var> (-2<sup>31</sup> &le; <var>A</var> &lt; 2<sup>31</sup>) が1行に与えられます。 </p> <p> データセットの数は 1200 を超えません。 </p> <H2>Output</H2> <p> 入力データセットごとに、番号のマイナス十進数表記を1行に出力します。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 9 10 -10 -1944 -305432133 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 9 190 10 2156 1715573947 </pre>
[ [ "9\n10\n-10\n-1944\n-305432133\n0\n", "9\n10\n-10\n-1944\n-305432133\n0\n" ] ]
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Aizu Buried Treasure
<H1>会津の埋蔵金</H1> <p> 会津には古くから伝わる埋蔵金の伝説があります。あなたは、遂に埋蔵金が埋まっている場所を突き止めました。埋蔵金が埋まっている深さ、掘り進める地層の状態が分かっているので、綿密に計画を立てれば最小費用で埋蔵金まで到達することができます。そこであなたは、地層の状態を読み取って埋蔵金の埋まっている深さまで最小費用で到達するルートを算出するプログラムを作成することにしました。 </p> <p>地層の状態は 2 次元格子状に配置されたセルで表わされ、各セルの位置は座標 (x,y) で表されます。左上を (1,1) とし、x 座標は右に行くにつれて大きくなり、y 座標は下に深くなるにつれて大きくなるものとします。あなたは y 座標の一番小さいセルのうち一つを選んでそこから掘り始め、y 座標の一番大きいセルの一つまで掘り進めます。地層には以下の 2 種類のセルがあります: </p> <ol> <li>土の詰まったセル。掘るのに、セルごとに決められた費用がかかる。</li> <li>酸素のたまったセル。掘る必要はなく、セルごとに決まった量の酸素を補給できる。一度酸素を補給したセルの酸素はなくなり、再度の補給はできない。また、このセルに辿りついたら必ず酸素の補給をしなければならない。</li> </ol> <p> あるセルから掘ることができるのは左右と下方向のセルのみです。 一度掘ったセルを左右に移動することはできますが、上に移動することはできません。 </p> <p>発掘にあたっては、酸素ボンベを携帯しなければなりません。酸素ボンベの残量が 0 になった瞬間、移動も発掘も酸素の補給もできなくなります。残量はセルを移動するたびに 1 減ります。酸素ボンベの残量が 0 で埋蔵金の埋まっている深さまで到達しても、到達したとみなされません。また、酸素のたまったセルでは酸素を補給することができますが、容量を超えた分は廃棄されます。</p> <p> 地層のサイズ 、発掘費用、酸素ボンベの容量、初期状態で持っている酸素の量、地層の情報を入力とし、一番深いセルまでたどりつくための最小費用を出力するプログラムを作成してください。ただし、最小費用が発掘費用を超えてしまう場合や、どのように掘り進めても埋蔵金にたどりつけない場合は“NA”と出力してください。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_aizuTreasure"> </center> <br> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられる。入力の終わりはゼロふたつの行で示される。 各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>W</var> <var>H</var> <var>f</var> <var>m</var> <var>o</var> <var>c<sub>1,1</sub></var> <var>c<sub>2,1</sub></var> ... <var>c<sub>W,1</sub></var> <var>c<sub>1,2</sub></var> <var>c<sub>2,2</sub></var> ... <var>c<sub>W,2</sub></var> ... <var>c<sub>1,H</sub></var> <var>c<sub>2,H</sub></var> ... <var>c<sub>W,H</sub></var> </pre> <p> 1行目に地層の横方向のサイズ <var>W</var>, 縦方向のサイズ <var>H</var> (3 &le; <var>W</var>, <var>H</var> &le; 10) が与えられる。 2行目にあなたの発掘費用を表す整数 <var>f</var> (1 &le; <var>f</var> &le; 10000)、酸素ボンベの容量を表す整数 <var>m</var> (3 &le; <var>m</var> &le; 50)、初期状態で持っている酸素の量を表す整数 <var>o</var> (o &le; <var>m</var>) が与えられる。 </p> <p>続く <var>H</var> 行に地層の情報 <var>c<sub>i,j</sub></var> が与えられる。<var>c<sub>i,j</sub></var> は、座標 (<var>i</var>, <var>j</var>) に対するセルの情報を表し、以下の形式で与えられる:<br> 負の値の場合、土の詰まったセルで、値は費用を表す<br> 正の値の場合、酸素のたまったセルで、値は酸素の量を表す<br> ただし、酸素のたまったセルは 50 箇所以内である。 </p> <p> データセットの数は50 を超えない。 </p> <H2>Output</H2> <p> データセットごとに、最少費用または NA を1行に出力する。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 3 3 100 10 10 -100 -20 -100 -100 -20 -100 -100 -20 -100 3 3 100 10 10 -100 -20 -100 -100 -20 -20 -100 -60 -20 3 3 100 10 3 -100 -20 -100 -20 -20 -20 -20 -100 -20 3 3 100 3 3 -100 -20 -30 -100 -20 2 -100 -20 -20 4 5 1500 5 4 -10 -380 -250 -250 -90 2 -80 8 -250 -130 -330 -120 -120 -40 -50 -20 -250 -10 -20 -150 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 60 80 NA 50 390 </pre>
[ [ "3 3\n100 10 10\n-100 -20 -100\n-100 -20 -100\n-100 -20 -100\n3 3\n100 10 10\n-100 -20 -100\n-100 -20 -20\n-100 -60 -20\n3 3\n100 10 3\n-100 -20 -100\n-20 -20 -20\n-20 -100 -20\n3 3\n100 3 3\n-100 -20 -30\n-100 -20 2\n-100 -20 -20\n4 5\n1500 5 4\n-10 -380 -250 -250\n-90 2 -80 8\n-250 -130 -330 -120\n-120 -40 -50 -20\n-250 -10 -20 -150\n0 0\n", "3 3\n100 10 10\n-100 -20 -100\n-100 -20 -100\n-100 -20 -100\n3 3\n100 10 10\n-100 -20 -100\n-100 -20 -20\n-100 -60 -20\n3 3\n100 10 3\n-100 -20 -100\n-20 -20 -20\n-20 -100 -20\n3 3\n100 3 3\n-100 -20 -30\n-100 -20 2\n-100 -20 -20\n4 5\n1500 5 4\n-10 -380 -250 -250\n-90 2 -80 8\n-250 -130 -330 -120\n-120 -40 -50 -20\n-250 -10 -20 -150\n0 0\n" ] ]
p00235
Sergeant Rian
<H1>サージェント・ライアン</H1> <p> 「ライアン軍曹を救え」という指令のもと、アイヅ軍の救出部隊はドイツリーの水上都市で敵軍と激しい戦闘を繰り広げていました。彼らは無事に軍曹と合流しましたが、敵の戦車が多く、救出ヘリを呼べずにいました。そこで、彼らは敵の戦車を混乱させるため、都市にある橋を全て爆破するという作戦を実行することにしました。 </p> <p> 作戦はすぐに司令部に伝えられ、救出ヘリの準備が進められました。救出ヘリを飛ばすためには、いつ橋が全て爆破されるかを予測しなければなりません。軍のプログラマであるあなたの任務は、救出部隊が全ての橋の爆破に必要な時間を計算することです。 </p> <p> 水上都市は <var>N</var> 個の島で構成されており、島と島との間には橋がかかっています。すべての島はツリー状に繋がっています(下図参照) 。ある島からある島への経路は、一通りだけ存在します。各橋を渡るには、橋ごとに決められた時間がかかり、どちらの方向にもその時間で橋を渡ることが可能です。 </p> <p> 救出部隊はボートなど水上を移動する手段を持っていないので島と島の間を移動するには橋を通る他ありません。救出部隊は、その時いる島に隣接している橋のうち、必要なものを一瞬で爆破することができます。救出部隊が全ての橋を爆破するのに必要な最小の時間はいくらでしょうか。ただし、島の中での移動時間は考えません。 </p> <p> 島の数、それぞれの橋情報を入力とし、橋を全て爆破するのに必要な最小の時間を出力するプログラムを作成してください。島はそれぞれ 1 から <var>N</var> の番号で表されます。橋は <var>N</var>-1 本あります。橋情報は、その橋が隣接している二つの島の番号(<var>a</var>, <var>b</var>)と、その橋を渡るのに必要な時間 <var>t</var> で構成されます。救出部隊は島番号 1 の島からスタートするものとします。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_sergeant"> </center> <br> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられる。入力の終わりはゼロひとつの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>t<sub>1</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> <var>t<sub>2</sub></var> : <var>a<sub>N-1</sub></var> <var>b<sub>N-1</sub></var> <var>t<sub>N-1</sub></var> </pre> <p> 入力はすべて整数で与えられる。1 行目に島の数 <var>N</var> (2 &le; <var>N</var> &le; 20) が与えられる。 </p> <p> 続く <var>N</var>-1 行に <var>i</var> 番目の橋の情報が与えられる。 <var>a<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var>, <var>t<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>t<sub>i</sub></var> &le; 500) は、<var>i</var> 番目の橋を通って島 <var>a<sub>i</sub></var> と島 <var>b<sub>i</sub></var> の間を時間 <var>t<sub>i</sub></var> で移動できることを表す。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えない。 </p> <H2>Output</H2> <p> データセットごとに、橋を全て爆破するのに必要な最小の時間を1行に出力する。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 7 1 2 5 2 3 2 3 4 3 2 5 3 5 6 3 5 7 8 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 12 </pre>
[ [ "7\n1 2 5\n2 3 2\n3 4 3\n2 5 3\n5 6 3\n5 7 8\n0\n", "7\n1 2 5\n2 3 2\n3 4 3\n2 5 3\n5 6 3\n5 7 8\n0\n" ] ]
p00236
Alien Messages
<H1>宇宙人のメッセージ</H1> <p> 宇宙人 Mr.X は地球への来星記念として、地球人に向けてのメッセージを残しました。 Mr.X がメッセージを残す場所に選んだのは古代遺跡として有名な"トロンコ遺跡"でした。 ここはいろいろな大きさの碁盤のマス目に、奇抜な石像が無造作に配置されている不思議な場所でした。 </p> <p> Mr.X は、メッセージとして、石像が置かれていない全てのマス目を一度だけ通る、単一の閉曲線を描きました。Mr.X はとても賢く、このような閉曲線を描くことが可能な碁盤であれば必ず閉曲線を描き、メッセージを残しました。しかし、石像の配置によっては、閉曲線を描くことが不可能な碁盤もあり、その場合はメッセージを残しませんでした。 図1の碁盤に描かれている閉曲線は、全ての空いているマス目を一度だけ通っています。Mr.X はこのような閉曲線をメッセージとして残しました。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_UFOMessage1"><br> 図1 </center> <br> <p> Mr.X は、図2の碁盤に描かれているような閉曲線は描きませんでした。 </p> <center> <table> <tr> <td> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_UFOMessage2" width="160"> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_UFOMessage3" width="160"> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_UFOMessage4" width="160"> </td> </tr></table><br> 図2<br> </center> <p> 後に Mr.X のメッセージは、古代遺跡と見事に調和した宇宙人の美として、地球人に夢とロマンを与える伝説となりました。しかし、長年に渡る風化によってメッセージは消えてしまい、伝説だけが残りました。 </p> <!-- <p> トロンコ遺跡の近くに住んでいるあなたは、Mr.X が残したメッセージを巡るツアーを企画したいと考えており、遺跡にあるどの碁盤に Mr.X がメッセージを残したかを知る必要が生じました。 </p> --> <p> 碁盤の情報を入力とし、Mr.X がその碁盤上にメッセージを残した場合は Yes と、残さなかった場合は No と出力するプログラムを作成してください。ただし、全てのマスに石像が配置されている場合は、No と出力することとします。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>W</var> <var>H</var> <var>c<sub>1,1</sub></var> <var>c<sub>1,2</sub></var> ... <var>c<sub>1,W</sub></var> <var>c<sub>2,1</sub></var> <var>c<sub>2,2</sub></var> ... <var>c<sub>2,W</sub></var> : <var>c<sub>H,1</sub></var> <var>c<sub>H,2</sub></var> ... <var>c<sub>H,W</sub></var> </pre> <p> 1 行目に碁盤の横方向に並ぶマス目の数 <var>W</var>, 縦方向に並ぶマス目の数 <var>H</var> (1 &le; <var>W, H</var> &le; 7) が与えられる。 </p> <p> 続く <var>H</var> 行に碁盤の状態が与えられる。<var>c<sub>i,j</sub></var> は碁盤の <var>i</var> 行目の左から <var>j</var> 番目のマス目を表す整数であり、0 のとき何も置かれていないマス目、1 のとき石像が置かれているマス目を表す。 </p> <p> データセットの数は 1000 を超えない。 </p> <H2>Output</H2> <p> データセットごとに、Yes または No を1行に出力する。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 5 4 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 1 5 4 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> Yes No </pre>
[ [ "5 4\n0 0 0 0 0\n0 1 1 0 0\n0 0 1 0 1\n1 0 0 0 1\n5 4\n0 0 0 0 0\n0 1 1 0 0\n0 0 0 0 1\n1 0 0 0 1\n0 0\n", "5 4\n0 0 0 0 0\n0 1 1 0 0\n0 0 1 0 1\n1 0 0 0 1\n5 4\n0 0 0 0 0\n0 1 1 0 0\n0 0 0 0 1\n1 0 0 0 1\n0 0\n" ] ]
p00237
The Last Door
<H1>最後の扉</H1> <p> 秘境の地"ナラマンダ地方"<br> この奥深い洞窟に眠る黄金の伝説を求め、探検家ボブとマイクは様々な困難に立ち向かいました。ようやくたどり着いた最後の扉。この先には夢に見た黄金が待っています。 </p> <p> その扉には多数の三角形が描かれていました。試しにマイクがその 1 つに触れてみると、その三角形は光を放ちました。光は三角形の底辺から垂直に頂点方向へ長方形を描きながら伸びていき、その先にある別の三角形に触れました。すると、光に触れた三角形も同じように光を放ち、それを繰り返していきました。 </p> <p> 扉の三角形は全て二等辺三角形(正三角形は含まない)で、どれも同じ大きさで、どれも重ならず(かつ触れることなく)、またどれも光は一定の距離だけ伸びていました。最後の三角形が光り終えると、そこには何事もなかったかのような静けさが戻ってきました。 </p> <p> ボブは自分の足下に奇妙なメッセージを見つけました。<br> 「むやみに触れるべからず。汝正しくこの扉に触れたとき、この扉は放たれん。 」 </p> <p> ボブとマイクはこのメッセージの意味を考えながら、 何度も三角形に触れてみましたがなかなか扉は開きません。 しかし、それを繰り返していくうちに、二人はメッセージの意味がだんだん分かってきました。<br> 「"むやみに触れるべからず"とは、扉に触れる回数は最小ということ。<br> できるだけ少ない回数で触れて、全ての三角形を光らせれば、きっと扉は開くはずだ!」<br> </p> <p> 例えば、扉には図 1 のように複数の二等辺三角形が描かれています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_cave1"><br> 図 1 </center> <br> <p> 最初に左下の三角形に触れると、図 2 に示すように、その三角形の底辺から垂直に頂点方向へ光が放たれ、その光が触れる三角形が次々に光ります。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_cave2"><br> 図 2 </center> <br> <p> 次に左端の三角形に触れると、図 3 に示すように、全ての三角形が光ります。この手順が全ての三角形を光らせるための最少の手数(2 手)となります。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_cave3"><br> <p>図 3</p> </center> <p> さあ、ボブとマイクが最後の扉を開ける手助けをしよう。 </p> <p> 扉に描かれている三角形の個数、光の伸びる長さ、それぞれの三角形の頂点の座標を入力とし、全ての三角形を光らせるために扉に触れる最少の回数を出力するプログラムを作成して下さい。光の伸びる長さは、底辺からの長さであるものとします。また、光はそれを放つ三角形の頂点を含むような十分な長さを持ちます。 </p> <p> なお、この問題を解くにあたっては、2 点の距離が 0.01 以下の場合には、同一の点と処理します。また、1 点とひとつの直線の距離が 0.01 以下の場合には、この点はこの直線上にあるとして処理します。 </p> <H2>Input</H2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えらる。入力の終わりはゼロふたつの行で示される。各データセットは以下の形式で与えらる。 </p> <pre> <var>n</var> <var>d</var> <var>T<sub>1</sub></var> <var>T<sub>2</sub></var> : <var>T<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1行目に扉に描かれている三角形の個数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 100) と光の伸びる長さを表す整数 <var>d</var> (1 &le; <var>d</var> &le; 1000) が与えられる。 </p> <p> 続く <var>n</var> 行に各三角形の情報 <var>T<sub>i</sub></var> が以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>x1</var> <var>y1</var> <var>x2</var> <var>y2</var> <var>x3</var> <var>y3</var> </pre> <p> 三角形の3つの頂点の座標が整数で与えられる(-1000 &le; <var>x1</var>, <var>y1</var>, <var>x2</var>, <var>y2</var>, <var>x3</var>, <var>y3</var> &le; 1000)。 </p> <p> データセットの数は 20 を超えない。 </p> <H2>Output</H2> <p> データセットごとに、扉に触れる最少の回数を1行に出力する。 </p> <H2>Sample Input</H2> <pre> 3 4 1 0 3 0 2 1 2 3 2 5 3 4 5 3 5 5 6 4 3 2 1 0 3 0 2 1 2 3 2 5 3 4 5 3 5 5 6 4 0 0 </pre> <H2>Output for the Sample Input</H2> <pre> 1 3 </pre>
[ [ "3 4\n1 0 3 0 2 1\n2 3 2 5 3 4\n5 3 5 5 6 4\n3 2\n1 0 3 0 2 1\n2 3 2 5 3 4\n5 3 5 5 6 4\n0 0\n", "3 4\n1 0 3 0 2 1\n2 3 2 5 3 4\n5 3 5 5 6 4\n3 2\n1 0 3 0 2 1\n2 3 2 5 3 4\n5 3 5 5 6 4\n0 0\n" ] ]
p00238
Time to Study
<!-- <p> 三度の飯よりゲーム好きのだいご君は暇さえあればゲームばかりしていました。ですが、だいご君も高校3年生。クラスはもう受験モードに入っています。受験勉強をするからには、当然ゲームで遊べる時間が短くなってしまいます。まずは1日に勉強をする時間を決めて、残った時間をゲームなどに使うことにしましたが、だいご君は今まで計画を守れたためしがありませんでした。見かねたあなたは、だいご君の勉強時間を管理するプログラムを書くことにしました。 </p> 1日にやらなければならない勉強の目標時間をt、勉強を開始した時刻をs、終了した時刻をfとおきます。 --> <p> 勉強を開始した時刻と終了した時刻の情報を基に、1日で勉強した時間の合計が <var>t</var> 以上であるかをチェックし、達していない場合は足りない時間を求めるプログラムを作成します。時間は1時間を1単位とし、分や秒は考えないものとします。時刻は24時間表記で1時間単位で表します。 </p> <p> 1日の勉強の目標時間と、実際に勉強した時間の情報(勉強の回数 <var>n</var>、それぞれの勉強の開始時刻 <var>s</var> と終了時刻 <var>f</var>)を入力とし、勉強時間の合計が目標に達しているかを調べ、達していれば "OK" を、達していない場合は足りない時間を出力するプログラムを作成してください。ただし、それぞれ行った勉強時間は重複しません。 </p> <center> 例: <table style="border: 1px #000 solid" cellpadding="3" cellspacing="3"> <tr> <td style="border: 1px #000 solid">目標時間</td> <td style="border: 1px #000 solid">勉強した時間</td> <td style="border: 1px #000 solid">判定</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid">10時間</td> <td style="border: 1px #000 solid"> 6時〜11時 = 5時間<br> 12時〜15時 = 3時間<br> 18時〜22時 = 4時間</td> <td style="border: 1px #000 solid">OK</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid">14時間</td> <td style="border: 1px #000 solid">6時〜11時 = 5時間<br> 13時〜20時 = 7時間<br></td> <td style="border: 1px #000 solid">2時間不足</td> </tr> </table> </center> <br> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットの並びが与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>t</var> <var>n</var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>f<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> <var>f<sub>2</sub></var> : <var>s<sub>n</sub></var> <var>f<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1行目に1日の目標時間 <var>t</var> (0 &le; <var>t</var> &le; 22)、 2行目に勉強の回数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 10)が与えられます。続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 回目の勉強の開始時刻 <var>s<sub>i</sub></var> と終了時刻 <var>f</var> (6 &le; <var>s<sub>i</sub></var>, <var>f<sub>i</sub></var> &le; 22) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、OK または足りない時間を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 10 3 6 11 12 15 18 22 14 2 6 11 13 20 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> OK 2 </pre>
[ [ "10\n3\n6 11\n12 15\n18 22\n14\n2\n6 11\n13 20\n0\n", "10\n3\n6 11\n12 15\n18 22\n14\n2\n6 11\n13 20\n0\n" ] ]
p00239
Calorie Counting
<H1>カロリー計算</H1> <!-- <p> 天高く馬肥ゆる秋。そろそろ食べ物が美味しくなる季節です。高校生のよしお君 も、テレビや読書のお供についついお菓子に手が伸びてしまいます。そのせいか最近体重は増える一方で、健康的にもよろしくありません。しかしどうしても直ぐに間食がやめられないよしお君は、お菓子の栄養素やカロリーが制限された場合に、食べたいお菓子を、食べてもよいお菓子と食べてはいけないお菓子に分類することにしました。 </p> --> <p> 食べ物には3大栄養素と呼ばれる「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」の3つの栄養素が含まれています。1g(グラム)あたりたんぱく質と炭水化物は 4 kcal(キロカロリー)、脂質は 9 kcal と計算されます。たとえば、下の表によると番号1のケーキにはタンパク質 7 g、脂質 14 g、炭水化物 47 g が含まれています。これをもとに含まれるカロリーを計算すると、4 &times; 7 + 9 &times; 14 + 4 &times; 47 = 342 kcal となります。その他も同様に計算されています。 </p> <center> <table style="border: 1px #000 solid" border="1" cellpadding="3" cellspacing="0"> <tr> <td width="50" style="border: 1px #000 solid">番号</td><td width="160" style="border: 1px #000 solid">名前</td><td style="border: 1px #000 solid">たんぱく質(g)</td><td style="border: 1px #000 solid">脂質(g)</td><td style="border: 1px #000 solid">炭水化物(g)</td><td style="border: 1px #000 solid">カロリー(kcal)</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid">1</td><td style="border: 1px #000 solid">ケーキ</td><td style="border: 1px #000 solid">7</td><td style="border: 1px #000 solid">14</td><td style="border: 1px #000 solid">47</td><td style="border: 1px #000 solid">342</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid">2</td><td style="border: 1px #000 solid">ポテトチップス</td><td style="border: 1px #000 solid">5</td><td style="border: 1px #000 solid">35</td><td style="border: 1px #000 solid">55</td><td style="border: 1px #000 solid">555</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid">3</td><td style="border: 1px #000 solid">どら焼き</td><td style="border: 1px #000 solid">6</td><td style="border: 1px #000 solid">3</td><td style="border: 1px #000 solid">59</td><td style="border: 1px #000 solid">287</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid">4</td><td style="border: 1px #000 solid">プリン</td><td style="border: 1px #000 solid">6</td><td style="border: 1px #000 solid">5</td><td style="border: 1px #000 solid">15</td><td style="border: 1px #000 solid">129</td> </tr> </table> </center> <br> <p> 分類の対象となるお菓子の個数 <var>n</var> と各お菓子の情報、制限の情報を入力とし、そのお菓子一つだけなら制限を超えることがない(食べてもよい)お菓子の一覧を出力するプログラムを作成してください。 </p> <p> お菓子の情報は、お菓子の番号 <var>s</var>、そのお菓子に含まれるたんぱく質の重量 <var>p</var>、脂質の重量 <var>q</var>、炭水化物の重量 <var>r</var> から構成されています。制限の情報には、含むことができる最大のたんぱく質の重量 <var>P</var>、脂質の重量 <var>Q</var>、炭水化物の重量 <var>R</var>、および摂取することができる最大のカロリー <var>C</var> からなっており、タンパク質、脂質、炭水化物、カロリーのいずれかの一つでも超えると制限違反となり、「食べてはいけないお菓子」と判断されます。 </p> <p> 食べてもよいお菓子の一覧は、食べてもよいお菓子の番号を入力順に出力してください。なお、食べてもよいお菓子がなければ”NA”と出力してください。 上の表にある4個のお菓子について、<var>P</var> = 10, <var>Q</var> = 15, <var>R</var> = 50, <var>C</var> = 400 という制限の場合、ケーキとプリンはそれぞれの栄養素及びカロリーが制限値以下なので食べてもよいお菓子に分類されますが、ポテトチップスは炭水化物とカロリー、どら焼きは炭水化物の量が制限値を超えているため食べてはいけないお菓子に分類されます。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットの並びが与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>p<sub>1</sub></var> <var>q<sub>1</sub></var> <var>r<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> <var>p<sub>2</sub></var> <var>q<sub>2</sub></var> <var>r<sub>2</sub></var> : <var>s<sub>n</sub></var> <var>p<sub>n</sub></var> <var>q<sub>n</sub></var> <var>r<sub>n</sub></var> <var>P</var> <var>Q</var> <var>R</var> <var>C</var> </pre> <p> 1行目にお菓子の数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 1000)が与えられます。続く <var>n</var> 行に第 <var>i</var> のお菓子の番号 <var>s<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>s<sub>i</sub></var> &le; 1000)、各栄養素の重量を表す整数 <var>p<sub>i</sub></var>, <var>q<sub>i</sub></var>, <var>r<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>p<sub>i</sub></var>, <var>q<sub>i</sub></var>, <var>r<sub>i</sub></var> &le; 100) が与えられます。 </p> <p> 続く行に各栄養素及びカロリーの制限値を表す整数 <var>P</var>, <var>Q</var>, <var>R</var> (0 &le; <var>P</var>, <var>Q</var>, <var>R</var> &le; 100), <var>C</var> (0 &le; <var>C</var> &le; 1700) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、食べてもよいお菓子の番号または ”NA” を出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 4 1 7 14 47 2 5 35 55 3 6 3 59 4 6 5 15 10 15 50 400 2 1 8 10 78 2 4 18 33 10 10 50 300 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1 4 NA </pre>
[ [ "4\n1 7 14 47\n2 5 35 55\n3 6 3 59\n4 6 5 15\n10 15 50 400\n2\n1 8 10 78\n2 4 18 33\n10 10 50 300\n0\n", "4\n1 7 14 47\n2 5 35 55\n3 6 3 59\n4 6 5 15\n10 15 50 400\n2\n1 8 10 78\n2 4 18 33\n10 10 50 300\n0\n" ] ]
p00240
Interest Rates
<H1>金利計算</H1> <p> 金利は銀行に預けているお金に付き、その計算方法や利率は銀行によって様々です。利息と元金を合わせたものを元利と呼びますが、元利の計算方法として、利息を元金に組み入れずに計算する「単利」と利息を元金に組み入れて計算する「複利」というものがあり、より多くの元利を得るためにはこの差異を理解していなければなりません。元利の計算方法は以下のようになります。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0240_1"><br> <br> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0240_2"> </center> <br> <!-- <p> できれば、わずかな金利でもより多くお金を増やしたいと思うものです。相沢さんの家庭では、今まで預けていた銀行は金利が低い事に気づき、新しい銀行に乗り換えようとしています。しかし、相沢さん一家は金利のことについてあまり詳しく知らなかったので、金利に詳しいあなたに助けを求めてきました。比較すべき銀行の数は多いうえ、相沢さん一家以外にも助けを求められそうです。作業を効率化するためにより良い銀行を計算するプログラムを作成しておきましょう。 </p> --> <p> 銀行の数、お金を預ける年数、各銀行の情報(銀行番号、金利の種類、年利率(パーセント))を入力とし、最も元利が高くなる銀行番号を出力するプログラムを作成してください。ただし、最も元利が高くなる銀行は一つだけです。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロひとつで示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>y</var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>r<sub>1</sub></var> <var>t<sub>1</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> <var>r<sub>2</sub></var> <var>t<sub>2</sub></var> : <var>b<sub>n</sub></var> <var>r<sub>n</sub></var> <var>t<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1行目に銀行の数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 50)、2行目にお金を預ける年数 <var>y</var> (1 &le; <var>y</var> &le; 30)が与えられます。続く<var>n</var> 行に <var>i</var> 番目の銀行の銀行番号 <var>b<sub>i</sub></var>、年利率を表す整数 <var>r<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>r<sub>i</sub></var> &le; 100)、 金利の種類 <var>t<sub>i</sub></var> (1 または 2) が与えられます。金利の種類 <var>t<sub>i</sub></var> は、単利の場合は1、複利の場合は2で与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、最も元利が高くなる銀行番号を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2 8 1 5 2 2 6 1 2 9 1 5 2 2 6 1 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 2 1 </pre>
[ [ "2\n8\n1 5 2\n2 6 1\n2\n9\n1 5 2\n2 6 1\n0\n", "2\n8\n1 5 2\n2 6 1\n2\n9\n1 5 2\n2 6 1\n0\n" ] ]
p00241
Quaternion Multiplication
<script type="text/x-mathjax-config"> MathJax.Hub.Config({ tex2jax: {inlineMath: [['$','$'], ['\\(','\\)']]} }); </script> <script type="text/javascript" async src="https://cdn.mathjax.org/mathjax/latest/MathJax.js?config=TeX-MML-AM_CHTML"> </script> <H1>四元数のかけ算</H1> <p> 複素数を拡張したものに四元数と呼ばれるものがあります。物体の回転などを表現するのに便利なので、ロボットの腕の制御などに使える便利な数です。四元数は、4つの実数 $x$、$y$、$z$、$w$ と特別な数(虚数を拡張したもの)$i$、$j$、$k$ を用いて、$x + yi + zj + wk$ と表されます。このような四元数の和は次のように定義されます。<br> <br> $(x_1 + y_1 i + z_1 j + w_1 k) + (x_2 + y_2 i + z_2 j + w_2 k) = (x_1 + x_2) + (y_1 + y_2)i + (z_1 + z_2)j + (w_1 + w_2)k$ </p> <!-- <p> (x<sub>1</sub> + y<sub>1</sub>i+z<sub>1</sub>j+w<sub>1</sub>k) + (x<sub>2</sub> + y<sub>2</sub>i + z<sub>2</sub>j + w<sub>2</sub>k) = (x<sub>1</sub> + x<sub>2</sub>) + (y<sub>1</sub> + y<sub>2</sub>)i + (z<sub>1</sub> + z<sub>2</sub>)j + (w<sub>1</sub> + w<sub>2</sub>)k </p> --> <p> 一方、1、$i$、$j$、$k$ の間の積は次のように与えます。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0241_1"> </center> <br> <p> この表は、2つの特別な数 $A$ と $B$ の積 $AB$ を表しています。例えば、 $i$ と $j$ の積 $ij$ は $k$ であり、 $j$ と $i$ の積 $ji$ は $-k$ であることを表しています。 </p> <p> 一般の四元数の積は、この関係を満たすように計算されます。例えば、2つの四元数、$1+2i+3j+4k$ と$7+6i+7j+8k$ の積は次のように計算します。 </p> <p> $(1+2i+3j+4k) \times (7+6i+7j+8k)=$<br> $7+6i+7j+8k$<br> $+14i+12i^2+14ij+16ik$<br> $+21j+18ji+21j^2+24jk$<br> $+28k+24ki+28kj+32k^2$ </p> <p> 上の表を適用することにより </p> <p> $= -58+16i+36j+32k$ </p> <p> となります。 </p> <p> 4つの係数$x$、$y$、$z$、$w$ が整数でかつすべてがゼロとはならない2つの四元数 ($x_1+y_1 i+z_1 j+w_1 k$) と($x_2+y_2 i+z_2 j+w_2 k$)を入力とし、その積を($x_3+y_3 i+z_3 j+w_3 k$)とする時の$x_3$、$y_3$、$z_3$、$w_3$ を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロひとつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。<br> <br> $n$<br> $data_1$<br> $data_2$<br> :<br> $data_n$<br> </p> <p> 1行目に処理を行う四元数の組の個数 $n$ ($ n \leq 10$) が与えられます。続く $n$ 行に $i$ 番目の四元数の組の情報 $data_i$ が次の形式で与えられます。<br> <br> $x_1$ $y_1$ $z_1$ $w_1$ $x_2$ $y_2$ $z_2$ $w_2$ </p> <p> 与えられる係数はすべて-1000 以上1000 以下とします。データセットの数は 50 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、与えられた四元数の組の積を出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2 1 2 3 4 7 6 7 8 5 6 7 8 3 2 3 4 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> -58 16 36 32 -50 32 28 48 </pre>
[ [ "2\n1 2 3 4 7 6 7 8\n5 6 7 8 3 2 3 4\n0\n", "2\n1 2 3 4 7 6 7 8\n5 6 7 8 3 2 3 4\n0\n" ] ]
p00242
Input Candidates
<H1>入力候補</H1> <p> 携帯電話には、メールなどの文章を効率良く入力するために入力候補を表示する機能が搭載されています。これは、使われる頻度が高い単語を記録しておき、入力された文字を頭文字に持つ単語を入力候補として提示するものです。例えば、普段”computer”という単語を多く入力しているなら、”c”と入力するだけで候補として”computer”が提示されます。このような機能の基本部分を作成してみましょう。 </p> <p> 文章、文字を入力とし、その文字を頭文字に持つ単語を出現数の順に出力するプログラムを作成してください。ただし、出現数が同じ単語が複数ある場合は、辞書式順序で出力します。出力する単語は最大5つまでとします。該当する単語が存在しない場合は”NA”と出力してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロひとつで表されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>line<sub>1</sub></var> <var>line<sub>2</sub></var> : <var>line<sub>n</sub></var> <var>k</var> </pre> <p> 1行目に文章の行数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 10) が与えられます。続く <var>n</var> 行に文章が与えられます。文章は半角英小文字と半角空白からなり、1行の文字数は1文字以上1024文字以下とします。空白によって区切られる単語は1文字以上20文字以下です。 </p> <p> 続く行に頭文字 <var>k</var> が半角英字で与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、指定された文字を頭文字にもつ単語または”NA” を出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 1 ben likes bananas the best among many fruits because bananas are sweet and cheap b 1 winners get to visit aizu and the university of aizu and make many friends as well a 3 ask alex about the answer for the assignment on android apps a 2 programming is both a sport and an intellectual puzzle c 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> bananas because ben best aizu and as about alex android answer apps NA </pre>
[ [ "1\nben likes bananas the best among many fruits because bananas are sweet and cheap\nb\n1\nwinners get to visit aizu and the university of aizu and make many friends as well\na\n3\nask alex about\nthe answer for the\nassignment on android apps\na\n2\nprogramming is both\na sport and an intellectual puzzle\nc\n0\n", "1\nben likes bananas the best among many fruits because bananas are sweet and cheap\nb\n1\nwinners get to visit aizu and the university of aizu and make many friends as well\na\n3\nask alex about\nthe answer for the\nassignment on android apps\na\n2\nprogramming is both\na sport and an intellectual puzzle\nc\n0\n" ] ]
p00243
Filling Game
<H1>塗りつぶしゲーム</H1> <p> 指で画面にタッチして操作することのできるタブレットインターフェースの技術は、ゲームの分野でも応用され、新しい操作感を持つ様々な種類のゲームが作られています。現在、AZ社が開発しているゲームもその一つです。 </p> <p> このソフトウェア(ゲーム)の要件は以下の通りです。 </p> <ul> <li> 画面には <var>X</var> 列&times; <var>Y</var>行の2次元グリッドがあります。</li> <li> グリッドのセルは赤(R)、緑(G)、茶(B)の3色のいずれかで塗られています。</li> <li> セルの色を変更するボタンR、G、Bがあり、このボタンが押下されると一番左上(0,0)のセルがその色に変更されます。</li> <li> 一番左上のセルの色が変更されると、そのセルの元の色と同じ色に塗られた隣接するすべてのセルが指定された色に変わります。すなわち、元の色が同じ色のセルでつながったセルはすべて指定された色に変更されます。</li> </ul> <p> このようにグリッドを塗りつぶしていき、最終的にグリッド全体を一色にするというゲームです。少ない手順で解くと高得点が与えられます。 </p> <p> AZ社のプログラマーであるあなたは、このゲームのロジックの一部分を開発することになりました。まずは、この最高得点を計算するため、このゲームを最短で解いた場合、最低何回選択ボタンを操作すればグリッドが一色になるかをもとめるプログラムを作ることにしました。 </p> <!-- <p> 2次元のグリッドのサイズX&times;Yと各セルの初期状態の色(R、G、Bのいずれか)を入力とし、すべてのセルを同一色にするために必要な選択ボタンの操作回数の最小値を出力するプログラムを作成してください。ただし、xとyは2以上10以下とします。 </p> --> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0243_1"><br> </center> <br> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロふたつで示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>X</var> <var>Y</var> <var>c<sub>1,1</sub></var> <var>c<sub>2,1</sub></var> ... <var>c<sub>X,1</sub></var> <var>c<sub>1,2</sub></var> <var>c<sub>2,2</sub></var> ... <var>c<sub>X,2</sub></var> : <var>c<sub>1,Y</sub></var> <var>c<sub>2,Y</sub></var> ... <var>c<sub>X,Y</sub></var> </pre> <p> 1行目にグリッドの列と行のサイズ <var>X</var>, <var>Y</var> (2 &le; <var>X</var>, <var>Y</var> &le; 10) が与えられます。続く <var>Y</var> 行に <var>i</var> 列目 <var>j</var> 行目のセルの色を表す文字 <var>c<sub>i,j</sub></var> が空白区切りで与えられます。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、ボタン操作の最少回数を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 3 3 R G B G G G G B B 2 4 R G G G R B B R 4 3 G G B R G R R G B G G R 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 2 4 4 </pre>
[ [ "3 3\nR G B\nG G G\nG B B\n2 4\nR G\nG G\nR B\nB R\n4 3\nG G B R\nG R R G\nB G G R\n0 0\n", "3 3\nR G B\nG G G\nG B B\n2 4\nR G\nG G\nR B\nB R\n4 3\nG G B R\nG R R G\nB G G R\n0 0\n" ] ]
p00244
Hot Spring Trip
<H1>温泉旅行</H1> <p> 温泉好きのたけしさんは、次の長期休暇を利用してとある温泉地への旅行を計画しています。移動は長距離バスを乗り継ぎ、なるべくお金をかけずに目的地へたどり着きたいと思っています。貯金があるとはいえ、資金に心許ないたけしさんは、おじいさんに相談することにしました。計画を聞いて感心したおじいさんは、たけしさんに特別な切符を渡しました。 </p> <p> その切符は、長距離バスの連続した2区間を1回だけ無料で乗れるというものでした。使いようによってはかなりの移動費削減が見込めますが、より大きな効果を発揮させるためにはしっかりした計画を練る必要があります。 </p> <p> 出発地と目的地、及び中継地点が合わせて <var>n</var> 個、2つの地点を結ぶ路線が <var>m</var> 個与えられます。各地点にはそれぞれ 1 から <var>n</var> までの数字が割り振られています。出発地は 1、目的地は <var>n</var> です。路線の情報は、その路線が結ぶ2つの地点 <var>a</var> と <var>b</var>、及びその料金 <var>c</var> で表されます。特別な切符の効力により、任意の地点から、一度だけ連続した2つの路線を料金0で通過することができます。ただし、途中で目的地を通過しても、目的地にたどり着いたことにはなりません。 </p> <p> 出発地、目的地、及び中継地点の総数 <var>n</var> と路線の数 <var>m</var>、各路線の情報を入力とし、料金の最小値を出力するプログラムを作成してください。ただし、必ず出発地から目的地へと到達する経路が存在するものとします。</p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>m</var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>c<sub>1</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> <var>c<sub>2</sub></var> : <var>a<sub>m</sub></var> <var>b<sub>m</sub></var> <var>c<sub>m</sub></var> </pre> <p> 1行目に出発地、目的地、及び中継地点の総数 <var>n</var> (2 &le; <var>n</var> &le; 100)と路線の数 <var>m</var> (1 &le; <var>m</var> &le; 300)が与えられます。続く <var>m</var> 行に各路線の情報 <var>a<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var>, <var>c<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>c<sub>i</sub></var> &le; 1000) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 40 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> 入力データセットごとに、料金の最小値を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2 1 1 2 5 3 2 1 2 5 2 3 5 6 9 1 2 7 1 3 9 1 5 14 2 3 10 2 4 15 3 4 11 3 5 2 4 5 9 4 6 8 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 5 0 7 </pre>
[ [ "2 1\n1 2 5\n3 2\n1 2 5\n2 3 5\n6 9\n1 2 7\n1 3 9\n1 5 14\n2 3 10\n2 4 15\n3 4 11\n3 5 2\n4 5 9\n4 6 8\n0 0\n", "2 1\n1 2 5\n3 2\n1 2 5\n2 3 5\n6 9\n1 2 7\n1 3 9\n1 5 14\n2 3 10\n2 4 15\n3 4 11\n3 5 2\n4 5 9\n4 6 8\n0 0\n" ] ]
p00245
Time Sale
<H1>タイムセール</H1> <p> より良い物を、より安く。今日もどこかのスーパーマーケットで行われるタイムセールでは、激しい闘いが繰り広げられています。ここ会津にある「LL堂」もそんなスーパーマーケットのひとつで、他のチェーン店と対抗すべく、少し変わったタイムセールを実施しています。一般的なタイムセールでは複数の商品が同じ時間に安くなるものですが、LL堂では対象となる商品によって、タイムセールを開始する時間が別々に設定されています。 </p> <p> 坂井家はLL堂をよく利用する家庭の一つです。そんな坂井家では、奥様主導のもと、次の日曜に行われるタイムセールに向けて作戦会議を開き、どのような順番で買い物をすれば値引きが最大となるかを分析することになりました。店内を熟知している坂井家は売り場の見取り図を書き、また欲しい品物がどこにあるか、値引きは幾らであるか、売り切れるまでの時間を把握することに成功しました。 ここまでは完璧だった坂井家ですが、分析を行える人がいませんでした。そこで坂井家と親交があったあなたはプログラムを書くことにしました。一人の人が動くことを想定してシミュレーションを行います。 </p> <p> 商品は10種類あり、数字1桁の商品番号 <var>g</var> によって 区別されます。タイムセール情報には商品番号 <var>g</var>、 値引き額 <var>d</var>、タイムセールの開始時刻 <var>s</var> と売り切れ時刻 <var>e</var> があります。 </p> <p> 店内は横 <var>X</var>、縦 <var>Y</var> のマスで構成される2次元 グリッドで表され、マスごとに通路、商品棚の どちらかが割り当てられています。一つの商品棚には 1種類の商品があり、それは商品番号 <var>g</var> で区別されます。 どの商品を買ってもよいですが、同じ商品番号の商品を複数買ってはいけません。商品棚からは、上下左右に隣接する通路のマスならどんな向きでも商品を取れます。 </p> <p> タイムセールが始まる時刻から商品を取ることができますが、売り切れる時刻からは商品を取ることができません。また、時間は入店した時点で0から始まります。 </p> <p> 移動は現在いるマスから上下左右の隣接する通路マスに移動することができますが、商品棚のマスに移動することはできません。グリッドで表される店の外に出ることもできません。1回移動する毎に1単位時間経過します。また、商品を取る時間は考えないものとします。 </p> <p> 店内の見取り図と買い物をする人の初期位置と商品のタイムセール情報を入力とし、取ることのできた商品の値引き額の合計の最大値を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>X</var> <var>Y</var> <var>m<sub>1,1</sub></var> <var>m<sub>2,1</sub></var> ... <var>m<sub>X,1</sub></var> <var>m<sub>1,2</sub></var> <var>m<sub>2,2</sub></var> ... <var>m<sub>X,2</sub></var> : <var>m<sub>1,Y</sub></var> <var>m<sub>2,Y</sub></var> ... <var>m<sub>X,Y</sub></var> <var>n</var> <var>g<sub>1</sub></var> <var>d<sub>1</sub></var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>e<sub>1</sub></var> <var>g<sub>2</sub></var> <var>d<sub>2</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> <var>e<sub>2</sub></var> : <var>g<sub>n</sub></var> <var>d<sub>n</sub></var> <var>s<sub>n</sub></var> <var>e<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1行目に店舗の大きさ<var>X</var>, <var>Y</var> (3 &le; <var>X</var>, <var>Y</var> &le; 20) が与えられます。続く <var>Y</var> 行に <var>i</var> 列目 <var>j</var> 行目の店内情報 <var>m<sub>i,j</sub></var> が以下の内容で与えられます。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;. (ピリオド) :通路のマス<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;数字 :商品の番号<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;P :買い物をする人の初期位置のマス<br> </p> <p> 続く行にタイムセール情報の数 <var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &le; 8) が与えられます。続く <var>n</var> 行に <var>i</var> 番目のタイムセール情報 <var>g<sub>i</sub></var> <var>d<sub>i</sub></var> <var>s<sub>i</sub></var> <var>e<sub>i</sub></var> が与えられます(0 &le; <var>g<sub>i</sub></var> &le; 9, 1 &le; <var>d<sub>i</sub></var> &le; 10000, 0 &le; <var>s<sub>i</sub></var>, <var>e<sub>i</sub></var> &le; 100)。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、取ることのできる商品の値引き額合計の最大値を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 6 5 1 1 . 0 0 4 1 . . . . . . . 2 2 . . . . 2 2 3 3 P . . . . . 5 0 50 5 10 1 20 0 10 2 10 5 15 3 150 3 5 4 100 8 9 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 180 </pre>
[ [ "6 5\n1 1 . 0 0 4\n1 . . . . .\n. . 2 2 . .\n. . 2 2 3 3\nP . . . . .\n5\n0 50 5 10\n1 20 0 10\n2 10 5 15\n3 150 3 5\n4 100 8 9\n0 0\n", "6 5\n1 1 . 0 0 4\n1 . . . . .\n. . 2 2 . .\n. . 2 2 3 3\nP . . . . .\n5\n0 50 5 10\n1 20 0 10\n2 10 5 15\n3 150 3 5\n4 100 8 9\n0 0\n" ] ]
p00246
Bara-Bara Manju
<H1>ばらばら饅頭</H1> <p> 会津若松市にある和菓子屋・友栗堂の店長さんは、とても腕のいい職人さんなのにちょっと気分屋なのが玉にキズです。店長さんの作る饅頭はとても美味しいのですが、その時の気分によって大きさがまちまちになってしまいます。 </p> <!-- 時には普通の饅頭の何倍もの大きさで作ってしまうこともあるほどです。大きさや重さをいちいち量り、一つ一つ違う値段をつけるのはお客さんにとっても店にとっても不便なので困りものでした。 --> <p> 見かねた店長さんの奥さんは、大きさと重さがばらばらな饅頭を袋に詰めて売り出すことを思いつきました。一定の重さになるように饅頭を袋に詰めて売れば、一つ一つの大きさはばらばらでも一定の値段で売り出すことが出来ますし、どんな饅頭が入っているのか開けるまでわからないというサプライズも売りになるかもしれません。 「ばらばら饅頭」という名前で売りだしたところ、新しいアイディアが話題となり友栗堂はたちまち評判となりました。しかし、問題もあり、袋に入れる饅頭の組み合わせ方によって作れる「ばらばら饅頭」の数が変わり、無駄が発生してしまうことがありました。アルバイトで友栗堂に来ていたあなたは無駄なく袋に詰めるためにプログラムをつくることにしました。 </p> <p> 饅頭の重さは1から9の9種類あります。袋に詰める時には、饅頭の重さの合計がぴったり10になるように詰め込みます。饅頭の組み合わせ方は1+1+2+4+2=10や1+1+1+1+1+5=10などで、同じ重さの饅頭をいくつ使っても構いません。 </p> <p> 作られる饅頭の個数と饅頭の重さの情報を入力とし、作ることのできる「ばらばら饅頭」の最大の数を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロひとつで示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>n</var> <var>m<sub>1</sub></var> <var>m<sub>2</sub></var> ... <var>m<sub>n</sub></var> </pre> <p> 1行目に饅頭の個数 <var>n</var> (2 &le; <var>n</var> &le; 100) が与えられます。 2行目に各饅頭の重さ<var>m<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>m<sub>i</sub></var> &le; 9) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、詰め込むことのできた「ばらばら饅頭」の最大の数を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 5 4 9 1 3 8 10 8 5 3 6 2 1 4 5 4 5 9 5 7 3 8 2 9 6 4 1 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1 4 4 </pre>
[ [ "5\n4 9 1 3 8\n10\n8 5 3 6 2 1 4 5 4 5\n9\n5 7 3 8 2 9 6 4 1\n0\n", "5\n4 9 1 3 8\n10\n8 5 3 6 2 1 4 5 4 5\n9\n5 7 3 8 2 9 6 4 1\n0\n" ] ]
p00247
Ice Maze
<H1>氷の迷路</H1> <p> 四角のマスを縦横にならべた長方形の迷路があります。この迷路では東西南北の隣接するマスへ移動しながら、スタートのマスSを出発し、ゴールのマスGを目指します。マスの種類には、平原、山、氷の3種類があります。SとGは、平原のマスに置かれています。平原のマスには移動できますが、山のマスには移動できません。氷のマスは移動できますが、条件によって氷が割れ動けなくなります。 </p> <ul> <li> 氷のマスは東西南北に隣接するもの全体でひとつの塊として扱われます。</li> <li> 氷の塊のなかで、マスの個数の半分より多くのマスに移動すると、塊全体が割れます。</li> </ul> <p> 例えば、図1は与えられた迷路の最短経路のステップ数が 11 であることを示しています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0247_1"><br> <b>図1</b> </center> <p> しかし、図2のように氷のマスを通って近道をしようとすると、大きさが6の氷の塊に対する4回目の移動後に動けなくなってしまいGには到達できません。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0247_2"> <b>図2</b> </center> <p> このような迷路の情報を入力とし、SからGまでの最短経路のステップ数を求めるプログラムを作成してください。マスの種類はそれぞれ以下の文字で表されます: </p> <center> <table style="border: 1px #000 solid" "border="1" cellpadding="3" cellspacing="0"> <tr> <th width="160"style="border: 1px #000 solid" >文字(半角)</th> <th width="160"style="border: 1px #000 solid" >マスの種類</th> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid" >. (ピリオド)</td> <td style="border: 1px #000 solid" >平原</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid" >#(シャープ)</td> <td style="border: 1px #000 solid" >山</td> </tr> <tr> <td style="border: 1px #000 solid" >X</td> <td style="border: 1px #000 solid" >氷</td> </tr> </table> </center> <br> <p> 与えられる迷路は必ず解けるものとします。迷路はその東西方向のマスの数 <var>X</var>、南北方向のマスの数 <var>Y</var> と <var>X</var> &times; <var>Y</var> 個の文字として与えられます。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットが与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下の形式で与えられます。 </p> <pre> <var>X</var> <var>Y</var> <var>line<sub>1</sub></var> <var>line<sub>2</sub></var> : <var>line<sub>Y</sub></var> </pre> <p> 1行目に迷路の大きさを表す整数 <var>X</var>, <var>Y</var> (2 &le; <var>X, Y</var> &le; 12) が与えられます。続く <var>Y</var> 行に迷路の <var>i</var> 行目の情報 <var>line<sub>i</sub></var> (長さ <var>X</var> の半角英文字列) が与えられます。 </p> <p> データセットの数は 40 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、最小のステップ数を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 5 5 .X.S. .X#.. .XX## .#XG. ..X.. 7 3 SXX.XXG X.#.#X. XXX.XX# 4 4 S... X.X. GX.. ...X 10 10 ..XXXXX.XX .X.#.#X.XX SX.#X.X..X #X.##.X.XX ..XXXX#.XX ##.##.##XX ....X.XX#X .##X..#X#X ....XX#..X ...#XXG..X 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 11 10 10 33 </pre>
[ [ "5 5\n.X.S.\n.X#..\n.XX##\n.#XG.\n..X..\n7 3\nSXX.XXG\nX.#.#X.\nXXX.XX#\n4 4\nS...\nX.X.\nGX..\n...X\n10 10\n..XXXXX.XX\n.X.#.#X.XX\nSX.#X.X..X\n#X.##.X.XX\n..XXXX#.XX\n##.##.##XX\n....X.XX#X\n.##X..#X#X\n....XX#..X\n...#XXG..X\n0 0\n", "5 5\n.X.S.\n.X#..\n.XX##\n.#XG.\n..X..\n7 3\nSXX.XXG\nX.#.#X.\nXXX.XX#\n4 4\nS...\nX.X.\nGX..\n...X\n10 10\n..XXXXX.XX\n.X.#.#X.XX\nSX.#X.X..X\n#X.##.X.XX\n..XXXX#.XX\n##.##.##XX\n....X.XX#X\n.##X..#X#X\n....XX#..X\n...#XXG..X\n0 0\n" ] ]
p00248
Magic Square
<H1>魔法陣</H1> <p> 人里離れた森の奥深くに、マリーという名の魔女が住んでいました。彼女は魔女なので、食料・水・燃料など、生活に必要なものを魔法によってまかなっています。 </p> <p> 彼女の魔法は、魔力を込めたいくつかの石と紐を使って、魔法陣を描くことによって発動します。この魔法陣は、石を設置し、いくつかの石のペアを紐で繋ぐことで描かれます。ただし、紐は弛んでいてはいけません。さらに、どの紐も、(両端を除いて) 他の紐や石に触れてはいけません。もちろん、同じ場所に複数の石を置くこともできません。この制約が守られる限り、石と石の位置関係や紐の長さに制限はありません。また、石は十分小さいので点として扱うことができ、紐は十分細いので線分として扱うことができます。さらに、彼女は同じ石のペアを2本以上の紐で繋ぐことも、ある紐の両端を同じ石に結ぶこともありません。 </p> <p> マリーは初め、石を彼女の家の平らな壁に貼り付けて魔法陣を描いていました。しかし、彼女はやがて、どうしても作ることのできない魔法陣があることに気付いたのです。しばらくして、彼女は魔法陣を平らな壁、つまり二次元平面の上で作ることができるか判定する方法を編み出しました。ある魔法陣は、次のような部分を含む場合、またその場合に限って、二次元平面上で作ることができないのです。 </p> <center> <table> <tr> <td align="center" style="text-align:center"> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0251_1" title="Magic Square" alt="MagicSquare" height="200"><br> </td> <td width="80"> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; </td> <td align="center" style="text-align:center"> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0251_2" title="Magic Square" alt="MagicSquare" height="200"><br> </td> </tr> <tr> <td> 図1 頂点数 5 の完全グラフ<br> </td> <td> </td> <td> 図2 頂点数 3, 3 の完全二部グラフ<br> </td> </tr> </table> </center> <br> <p> このような魔法陣を描くために、彼女は石を空中に固定する魔法を編み出しました。三次元空間では、これらの魔法陣も描くことができるのです。それどころか、どんな魔法陣も三次元空間中では描くことができることを彼女は突き止めたのです。 </p> <p> さて、ここからが問題です。ある日マリーは、彼女の家の玄関に足元灯の魔法陣を作ることにしました。しかし、彼女は既に狭い玄関にいろいろな魔法陣を設置していたので、足元灯の魔法陣を、残された唯一のスペースである一次元の直線の上に描かなければなりません。彼女が設計したいくつかの足元灯の魔法陣について、それが直線の上に描けるかどうかを判定し、描ける場合 <span>yes</span> と、そうでない場合 <span>no</span> と出力するプログラムを作成して下さい。 </p> <p> 魔法陣は、石の個数 <var>n</var>、紐の本数 <var>m</var>、<var>m</var> 個の紐の情報で与えられます。紐は、その両端の石の番号 <var>u</var>、<var>v</var> で表されます。石には 1 から <var>n</var> までの番号が与えられ、<var>n</var> は 1 以上 100,000 以下、<var>m</var> は 0 以上 1,000,000 以下とします。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下のとおりです。 </p> <p> 1 行目 石の個数 <var>n</var> 紐の本数 <var>m</var>(整数 整数;半角空白区切り)<br> 2 行目 第1の紐の情報 <var>u</var> <var>v</var>(整数 整数;半角空白区切り)<br> 3 行目 第2の紐の情報<br> :<br> <var>m+1 </var>行目 第 <var>m</var> の紐の情報<br> </p> <p> データセットの数は 20 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> 入力データセットごとに、yes または no と1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 5 4 1 2 2 3 3 4 4 5 4 6 1 2 1 3 1 4 2 3 2 4 3 4 5 0 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> yes no yes </pre>
[ [ "5 4\n1 2\n2 3\n3 4\n4 5\n4 6\n1 2\n1 3\n1 4\n2 3\n2 4\n3 4\n5 0\n0 0\n", "5 4\n1 2\n2 3\n3 4\n4 5\n4 6\n1 2\n1 3\n1 4\n2 3\n2 4\n3 4\n5 0\n0 0\n" ] ]
p00249
Ant Nest
<H1>アリの巣箱の形状</H1> <p> 求悟君は夏休みの自由研究としてアリの巣の観察を行うことにしました。彼のおじいちゃんが孫のために用意してくれた観察用の透明ケースはとてもユニークで、図1のような形をしています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0253_1" title="アリの巣" alt="アリの巣"><br> 図1<br> </center> <br> <p> このケースは、2枚の合同な凸多角形 s1、s2 と何枚かの長方形で構成されています。s1、s2 以外のいずれかの長方形の面を床に接するように置きます。観察を始めた求悟君は、入っている土の量が同じにもかかわらず、底面の選び方によって土の高さが変わることに気付きました(図2)。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_0253_2" title="アリの巣" alt="アリの巣"><br> 図2<br> </center> <br> <p> 求悟君は、ケースの置き方によって、どのくらい高くなるか知りたくなりました。凸多角形 s1 の形、s1 と s2 間の距離 <var>d</var>、土の体積 <var>V</var> を入力とし、土の高さの最大値を出力するプログラムを作成してください。土は、ケースの底面を床に置くとすぐに水平になるものとします。透明ケースの s1 の形は、二次元の座標平面上の <var>n</var> 個の頂点で与えられます。これらの頂点は、反時計回りの順番で入力されます。<var>n</var> は 3 以上 100 以下で、<var>d</var> と <var>V</var> はそれぞれ 1 以上 10,000 以下の整数とします。また、多角形の頂点の座標 <var>(x, y)</var> の <var>x</var>、<var>y</var> はそれぞれ -1,000 以上 1,000 以下の整数とします。<var>V</var>はケースの体積を超えません。 </p> <!--土の高さの最大値は小数点以下第7位を四捨五入して、小数点第6位まで出力してください。--> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロみっつの行で示されます。各データセットは以下のとおりです。 </p> <p> 1 行目 <var>n</var> <var>d</var> <var>V</var>(整数 整数 整数;半角空白区切り)<br> 2 行目 第 1 の頂点の座標 <var>x</var> <var>y</var>(整数 整数;半角空白区切り)<br> 3 行目 第 2 の頂点の座標<br> :<br> <var>n+1</var> 行目 第 <var>n</var> の頂点の座標<br> </p> <p> データセットの数は 20 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> 入力データセットごとに、土の高さの最大値を出力します。答えには 0.00001 を越える誤差があってはいけません。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 4 1 1 0 0 1 0 1 2 0 2 0 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1.000000 </pre>
[ [ "4 1 1\n0 0\n1 0\n1 2\n0 2\n0 0 0\n", "4 1 1\n0 0\n1 0\n1 2\n0 2\n0 0 0\n" ] ]
p00250
Scone
<H1>スコーン配達計画</H1> <p> 愛歌さんの家は、小さな喫茶店を経営しています。愛歌さんのお母さんが焼くスコーンはとても美味しくて、店はとても繁盛していました。 </p> <p> ウェイトレスである愛歌さんの仕事の一つは、次々と焼き上がるスコーンを、お客様の席まで届けることです。焼きあがったスコーンはお盆の上に乗せられ、カウンターの上に一列に並べられます。<var>i</var> 番目のお盆の上に乗っているスコーンの数を <var>K<sub>i</sub></var> としましょう。愛歌さんは、それぞれのお客様にちょうど <var>m</var> 個のスコーンを運ばなければなりません。愛歌さんは一度にいくつでもお盆を持つことができ、また複数のお盆から 1 人のお客様にスコーンを配ったり、1つのお盆から複数のお客様に配っても構いません。 </p> <p> 喫茶店にはとてもたくさんのお客様がやってくるので、カウンターに置いてある全てのスコーンを運んでも、全てのお客様に届けることはできません。しかし、できるだけ多くのお客様に届けた後で、<var>m</var> 個に満たない数のスコーンが余ることもあるかもしれません。そのようなスコーンは、お手伝いのご褒美として、愛歌さんが貰えることになりました。 <!--スコーンはとても美味しいので、愛歌さんも大好きなのです。--> </p> <p> ここでふと、愛歌さんは考えました。一度に全てのお盆を持つのではなく、一部のお盆だけを持ってお客様にスコーンを届けると、余るスコーンの数も違ってくるはずです。適切にお盆を選ぶことで、より多くのスコーンが余るようにできるかもしれません。愛歌さんは、作為的にお盆を選んでいることをお母さんに見抜かれないように、カウンターの上の1つの連続した範囲のお盆を選ぶことにしました。また、残ったお盆はお父さんやお母さんが運んでしまうので、愛歌さんがスコーンをもらうチャンスは一度しかありません。 </p> <p> さて、愛歌さんは最大いくつのスコーンを貰えるでしょうか?計算するプログラムを書いてください。お盆の数 <var>n</var> は 1 以上 30,000以下、 <var>m</var> は 1 以上 100,000 以下です。また数列の各要素 <var>K<sub>i</sub></var> は 0 以上 2<sup>32</sup>-1 です。 </p> <h2>入力</h2> <p> 複数のデータセットの並びが入力として与えられます。入力の終わりはゼロふたつの行で示されます。各データセットは以下のとおりです。 </p> <p> 1行目 <var>n</var> <var>m</var>(整数 整数;半角空白区切り)<br> 2行目 お盆上のスコーンの情報 <var>K<sub>1</sub></var> <var>K<sub>2</sub></var> ... <var>K<sub>n</sub></var>(すべて整数 ; 半角空白区切り)<br> <var>K<sub>i</sub></var>: <var>i</var>番目のお盆上のスコーンの数<br> </p> <p> データセットの数は 50 を超えません。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、もらえるスコーンの最大数を1行に出力します。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 5 11 11 27 34 45 56 8 5 0 2 1 5 4 6 8 3 5 2 2 4 2 4 6 10 18 10 15 12 31 12 50 11 23 43 181 1 100 5 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 8 4 0 17 5 </pre>
[ [ "5 11\n11 27 34 45 56\n8 5\n0 2 1 5 4 6 8 3\n5 2\n2 4 2 4 6\n10 18\n10 15 12 31 12 50 11 23 43 181\n1 100\n5\n0 0\n", "5 11\n11 27 34 45 56\n8 5\n0 2 1 5 4 6 8 3\n5 2\n2 4 2 4 6\n10 18\n10 15 12 31 12 50 11 23 43 181\n1 100\n5\n0 0\n" ] ]
p00251
Points for a Perfect Scorer
<H1>10問解いたら何点取れる?</H1> <p> 選手の皆さん、パソコン甲子園にようこそ。パソコン甲子園は今年で10周年になりますが、出題される問題数や合計得点は年によって異なります。各問題には難易度に応じて得点が決められています。問題数が10問で、それぞれの問題の得点が与えられるとき、それらの合計を出力するプログラムを作成して下さい。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> s<sub>1</sub> s<sub>2</sub> . . s<sub>10</sub> </pre> <p> 入力は10行からなり、i 行目に問題 i の得点を表す整数 s<sub>i</sub> (0&le; s<sub>i</sub> &le; 100)が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 合計得点を1行に出力する。 </p> <h2>入力例1</h2> <pre> 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 </pre> <h2>出力例1</h2> <pre> 55 </pre> <br/> <h2>入力例2</h2> <pre> 4 4 8 8 8 10 10 12 16 20 </pre> <h2>出力例2</h2> <pre> 100 </pre>
[ [ "1\n2\n3\n4\n5\n6\n7\n8\n9\n10\n", "1\n2\n3\n4\n5\n6\n7\n8\n9\n10\n" ] ]
p00252
Railway Ticket
<H1>乗車券</H1> <p> 新幹線に乗るためには、「乗車券」「特急券」の2枚の切符が必要です。経路の一部で新幹線を利用しない場合があるため、これらは別々の切符となっていますが、新幹線のみを利用する経路では、1枚で乗車券と特急券を兼ねる「乗車・特急券」が発行されることもあります。 </p> <p> 自動改札機では、これらの切符を読み込んで、正しい切符が投入されたときだけゲートを開けなければなりません。「乗車券」と「特急券」それぞれ1枚、または、その両方、または、「乗車・特急券」が1枚投入されたかどうかを判定し、自動改札機の扉の開閉を判断するプログラムを作成して下さい。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> b<sub>1</sub> b<sub>2</sub> b<sub>3</sub> </pre> <p> 入力は1行からなり、1つの空白で区切られた3つの整数を含む。b<sub>1</sub> は「乗車券」の投入状態、b<sub>2</sub> は「特急券」の投入状態、b<sub>3</sub> は「乗車・特急券」の投入状態を示す。投入状態は0または1で表され、0の場合は投入されていない状態、1の場合は投入されている状態を表す。ただし、想定される投入状態の組み合わせは以下の場合のみとする。 </p> <center> <table class="withborder"> <tr> <th>入力</th> <th>投入状態</th> <th>投入に対する扉の動作</th> </tr> <tr> <td>1 0 0</td> <td>「乗車券」のみ投入</td> <td>Close</td> </tr> <tr> <td>0 1 0</td> <td>「特急券」のみ投入</td> <td>Close</td> </tr> <tr> <td>1 1 0</td> <td>「乗車券」と「特急券」投入</td> <td>Open</td> </tr> <tr> <td>0 0 1</td> <td>「乗車・特急券」投入</td> <td>Open</td> </tr> <tr> <td>0 0 0</td> <td>投入なし</td> <td>Close</td> </tr> </table> </center> <br/> <h2>出力</h2> <p> 自動改札機の開閉を表すOpenまたはCloseを1行に出力する。 </p> <h2>入力例1</h2> <pre> 0 0 1 </pre> <h2>出力例1</h2> <pre> Open </pre> <br/> <h2>入力例2</h2> <pre> 0 1 0 </pre> <h2>出力例2</h2> <pre> Close </pre>
[ [ "0 0 1\n", "0 0 1\n" ] ]
p00253
Kitchen Garden
<H1></H1> <p> 家庭菜園に野菜を植えることにしました。n 粒の種があったので1日に1粒ずつ、n 日かけて n 粒の種をまきました。どの種からも芽が出て、すくすくと育っています。収穫の時期が待ち遠しいものです。 </p> <p> ある日、いつものように苗に水やりをしていると、おかしなことに気づきました。n 本の野菜の苗があるはずなのに、1本多いのです。雑草が生えてきてしまいました。直ちに引っこ抜きたいのですが、困ったことにどの苗もよく似ていて、野菜と雑草の見分けがつきません。 </p> <p> 手がかりになるのは、野菜の成長速度です。この野菜は、種をまいてからずっと、1日に決まった長さだけ伸び続けるのです。しかし、この「決まった長さ」というのが何センチメートルなのかはわかりません。また、最初の種を何日前にまいたのかも忘れてしまいました。苗は一列に並んでいますが、唯一覚えているのは、種をまくとき毎日一粒ずつ右から順にまいていったことだけです。 </p> <p> n+1本の苗の長さを入力し、雑草の長さを出力するプログラムを作成して下さい。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つ行で示される。入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> n h<sub>1</sub> h<sub>2</sub> h<sub>3</sub> ... h<sub>n+1</sub> </pre> <p> 1行目の n (4 &le; n &le; 100) は野菜の苗の数を表す整数である。2行目は1つの空白で区切られた n+1 個の整数を含み、 h<sub>i</sub> (1 &le; h<sub>i</sub> &le; 10<sup>9</sup>)は左からi番目の苗の長さを示す。 </p> <p> h<sub>1</sub> h<sub>2</sub> ... h<sub>n+1</sub> が等差数列になっているような入力は与えられない。 </p> <p> データセットの数は 500 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 各データセットごとに雑草の長さを出力する 。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 5 1 2 3 6 4 5 6 1 3 6 9 12 15 18 4 5 7 9 11 12 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 6 1 12 </pre>
[ [ "5\n1 2 3 6 4 5\n6\n1 3 6 9 12 15 18\n4\n5 7 9 11 12\n0\n", "5\n1 2 3 6 4 5\n6\n1 3 6 9 12 15 18\n4\n5 7 9 11 12\n0\n" ] ]
p00254
All Numbers Lead to 6174
<H1>すべての数は6174に通ず</H1> <p> 0 から 9 の数字からなる四桁の数 N に対して以下の操作を行う。 </p> <ol> <li> N の桁それぞれの数値を大きい順に並べた結果得た数を L とする</li> <li> N の桁それぞれの数値を小さい順に並べた結果得た数を S とする</li> <li> 差 L-S を新しい N とする(1回分の操作終了)</li> <li> 新しい N に対して 1. から繰り返す</li> </ol> <p> このとき、全桁が同じ数字(0000, 1111など)である場合を除き、あらゆる四桁の数はいつかは 6174になることが知られている。例えば N = 2012の場合<br/> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 1回目 (N = 2012): L = 2210, S = 0122, L-S = 2088<br/> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 2回目 (N = 2088): L = 8820, S = 0288, L-S = 8532<br/> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 3回目 (N = 8532): L = 8532, S = 2358, L-S = 6174<br/> となり、3 回の操作で 6174 に到達する。 </p> <p> 0 から 9 の数字からなる四桁の数が与えられたとき、何回の操作で 6174 に到達するか計算するプログラムを作成して下さい。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりは 0000 が1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> N </pre> <p> データセットは1行であり、N (1 &le; N &le; 9999) は四桁の数を示す。N &lt; 1000 の場合は上の桁は 0 で埋められている。 </p> <p> データセットの数は 10000 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 各データセットごとに何回の操作で 6174 に到達したかを1行に出力する。ただし全桁が同じ数字である数が入力として与えられた場合は NA と出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 6174 2012 3333 0000 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 0 3 NA </pre>
[ [ "6174\n2012\n3333\n0000\n", "6174\n2012\n3333\n0000\n" ] ]
p00255
Salary for a Plumber
<H1>パイプつなぎ職人の給料</H1> <p> ぼくはパイプつなぎ職人です。パイプをつなぐジョイントとパイプさえもらえれば、どんなパイプだってつないでみせます。ぼくは毎日、親方からパイプとジョイントを渡されて、それをつないで親方に渡します。でも、パイプの数が多すぎるときは、1日でそれを全部つなげることはできません。そんなときでも親方はにっこり笑って、ぼくに給料を渡してくれます。 </p> <p> ところで、あるとき変なことに気がつきました。全部のパイプをつなげられたときより、つなげられなかったときの方が給料が多いことがしょっちゅうあるんです。あんまり変なので、ある日、親方が来たときに、給料の計算方法が書いてあるメモをこっそり見ちゃいました。そしたら、なんと </p> <p> "給料は「パイプの本数×パイプの長さの総和」で支払う。ただし、ジョイントでつなげて、ひとつながりになったものは、それを1本のパイプとみなす。" </p> <p> って書いてありました。これで全部つなげた方が給料が安くなることがある理由がわかりました。たとえば下図のように、長さ 1 のパイプ 3 本と長さ 2 のジョイント 2 本を全部つなげると長さ 1+2+1+2+1 = 7 のパイプが 1 本できるので、1 &times; (7) = 7 です。でも、ジョイントを一つだけ使って長さ 1+2+1 = 4のパイプと長さ 1 のパイプの 2 本にすると2 &times; (4+1) = 10なので、全部つなげるよりいっぱい給料がもらえます。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_plumber"> </center> <br/> <p> 親方がなんでこんな方法で給料を決めてるかわからないけど、これでぼくもどうすればもらえる給料を多くできるかわかりました! </p> <p> それでは、パイプの本数が与えられたとき、もらえる給料の最大の金額を計算するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> n p<sub>1</sub> ... p<sub>n</sub> j<sub>1</sub> ... j<sub>n-1</sub> </pre> <p> 1行目にパイプの本数 n (2 &le; n &le; 65000) が与えられる。2行目は1つの空白で区切られた n 個の整数からなる。p<sub>i</sub> (1 &le; p<sub>i</sub> &le; 1000) はi番目のパイプの長さを示す。3行目は1つの空白で区切られた n-1 個の整数からなる。j<sub>i</sub> (1 &le; j<sub>i</sub> &le; 1000) は i 番目のジョイントの長さを示す。 </p> <p> i番目のジョイントは、i 番目と i+1 番目のパイプだけをつなげることができる。つなげたパイプの長さは、p<sub>i</sub> + j<sub>i</sub> + p<sub>i+1</sub> になる。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 各データセットごとに、得られる給料の最大の金額を1行に出力する。入力として与えられるデータセットでは、出力される値は必ず32ビット符号無し整数の範囲に収まるものとする。 </p> <h2>入力例1</h2> <pre> 3 1 1 1 3 3 4 3 3 3 3 1 1 1 5 1 2 3 4 5 4 3 2 1 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 12 48 76 </pre>
[ [ "3\n1 1 1\n3 3\n4\n3 3 3 3\n1 1 1\n5\n1 2 3 4 5\n4 3 2 1\n0\n", "3\n1 1 1\n3 3\n4\n3 3 3 3\n1 1 1\n5\n1 2 3 4 5\n4 3 2 1\n0\n" ] ]
p00256
Mayan Crucial Prediction
<H1>マヤの大予言</H1> <p> 真也君はテレビで「マヤの大予言!2012年で世界が終る?」という番組を見ました。結局、世界が終るかどうかはよくわかりませんでしたが、番組で紹介されていたマヤの「長期暦」という暦に興味を持ちました。その番組では以下のような説明をしていました。 </p> <table cellpadding="18" cellspacing="18"> <tr> <td> <p> マヤ長期暦は、右の表のような単位からなる、全部で13バクトゥン(187万2000日)で構成される非常に長い暦である。ある計算法では、この暦は紀元前3114年8月11日に始まり2012年12月21日に終わると考えられていて、このため今年の12月21日で世界が終るという説が唱えられている。しかし、13バクトゥンで1サイクルとなり、今の暦が終わったら新しいサイクルに入るだけという考えもある。 </p> </td> <td width="200" style="border:solid 1px #000000"> 1キン=1日<br/> 1ウィナル=20キン<br/> 1トゥン=18ウィナル<br/> 1カトゥン=20トゥン<br/> 1バクトゥン=20カトゥン </td> <td>&nbsp;</td> </tr> </table> <br/> <p> 「ぼくの二十歳の誕生日はマヤ暦だと何日になるのかな?」真也君はいろいろな日をマヤ長期暦で表してみたくなりました。 </p> <p> では、真也君の代わりに、西暦とマヤ長期暦とを相互変換するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりは#1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> b.ka.t.w.ki </pre> <p> または </p> <pre> y.m.d </pre> <p> データセットは1つの文字列を含む1行からなる。b.ka.t.w.ki はマヤ長期暦の日付、y.m.d は西暦の日付である。与えられる単位は以下の通りである。 </p> <b>マヤ長期暦</b><br/> <table> <tr> <td width="40">b</td> <td width="100">バクトゥン</td> <td width="200">(0 &le; b&lt; 13)</td> </tr> <tr> <td>ka</td> <td>カトゥン</td> <td>(0 &le; ka &lt; 20)</td> </tr> <tr> <td>t</td> <td>トゥン</td> <td>(0 &le; t&lt; 20)</td> </tr> <tr> <td>w</td> <td>ウィナル</td> <td>(0 &le; w &lt; 18)</td> </tr> <tr> <td>ki</td> <td>キン</td> <td>(0 &le; ki &lt; 20)</td> </tr> </table> <br/> <b>西暦</b><br/> <table> <tr> <td width="40">y</td> <td width="100">年</td> <td width="200">(2012 &le; y &le; 10,000,000)</td> </tr> <tr> <td>m</td> <td>月</td> <td>(1 &le; m &le; 12)</td> </tr> <tr> <td>d</td> <td>日</td> <td>(1 &le; d &le; 31)</td> </tr> </table> <br/> <p> 西暦の日の最大値は、大の月、小の月、うるう年かどうかで変わる(うるう年は 4 の倍数の年のうち、100 で割り切れない年か、400 で割り切れる年である)。マヤ長期暦の日付の範囲は 0.0.0.0.0 から 12.19.19.17.19 までとする。ただし、マヤ長期暦の 0.0.0.0.0 は西暦の 2012.12.21 に対応する。また、西暦の日付の範囲は 2012.12.21から 10000000.12.31 までとする。 </p> <p> データセットの数は 500 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 入力が西暦のときはマヤ長期暦を、マヤ長期暦のときは西暦を、それぞれ入力と同じ形式で出力する。 入力された西暦を換算した結果、マヤ長期暦の次のサイクルに入った場合でも b.ka.t.w.ki の形式で出力してよい。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2012.12.31 2.12.16.14.14 7138.5.13 10.5.2.1.5 10000000.12.31 # </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 0.0.0.0.10 3054.8.15 0.0.0.0.10 6056.2.29 8.19.3.13.2 </pre>
[ [ "2012.12.31\n2.12.16.14.14\n7138.5.13\n10.5.2.1.5\n10000000.12.31\n#\n", "2012.12.31\n2.12.16.14.14\n7138.5.13\n10.5.2.1.5\n10000000.12.31\n#\n" ] ]
p00257
Making Sugoroku
<H1>すごろくを作る</H1> <p> 太郎君は、子供会の催しでみんなで遊べるようにすごろくを作りました。ゲームをおもしろくするために、「ふりだし」と「あがり」以外のすごろくのマスのいくつかに「6つ進む」、「5つ戻る」のように指示を書き込んでいきました。ルーレットを回して出た数だけ進み、止まったマスに指示が書き込んであれば、その指示に従って移動します。ただし、指示に従って進んだ先のマスの指示には従いません。 </p> <p> ルーレットは1からある数までの間の数を等確率で出すことができるものとします。また、「あがり」に達するより大きな数が出たときや、指示に従うと「あがり」より先に進んでしまうときは「あがり」に移動します。指示に従って戻るときに「ふりだし」より前に戻ってしまうときは「ふりだし」に戻ることにします。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_makingSugoroku"> </center> <br/> <p> ところが、ルーレットとマスの指示によっては「あがり」にたどりつけない場合が出てきてしまいます。たとえば、図のようなすごろくを作ったとしましょう。1と2しか出ないルーレットを使うと、1,2の順に出れば「あがり」に行けますが、はじめに2が出たらその後は何が出ても永久に「あがり」にはたどり着けません。太郎君は、そうとは知らずに調子に乗ってあちこちのマスに指示を書き込んでしまいました。 </p> <p> そこで、太郎君に代わって、ルーレットとマスの指示によっては、「あがり」にたどり着けない場合が生じるかどうか判定するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> max n d<sub>1</sub> d<sub>2</sub> . . . d<sub>n</sub> </pre> <p> 1行目にルーレットが出す数の最大値 max (2 &le; max &le; 250) が与えられ、2行目に「ふりだし」と「あがり」以外のマスの数 n (2 &le; n &le; 250) が与えられる。続く n 行に各マスの指示を表す数 d<sub>i</sub>(-n &le; d<sub>i</sub> &le; n) が与えられる。d<sub>i</sub> がゼロのときは指示が書いていないことを、正の数のときは |d<sub>i</sub>| 進む指示を、負の数のときは |d<sub>i</sub>| 戻る指示を表す(ここで、|x| は x の絶対値を表す)。入力される値はすべて整数である。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 各データセットごとに判定結果を1行に出力する。ルーレットとマスの指示によっては、「あがり」にたどり着けない場合が生じるときは「NG」、そうでなければ「OK」を出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 3 3 -2 1 0 2 4 2 0 -1 -2 2 2 -2 -2 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> OK NG NG </pre>
[ [ "3\n3\n-2\n1\n0\n2\n4\n2\n0\n-1\n-2\n2\n2\n-2\n-2\n0\n", "3\n3\n-2\n1\n0\n2\n4\n2\n0\n-1\n-2\n2\n2\n-2\n-2\n0\n" ] ]
p00258
Beat Panel
<H1>ビートパネル</H1> <p> 遊太君は、近所のゲームセンターで人気のゲーム「ビートパネル」にはまっています。このゲームは図のようなグリッド状に並べられた 4×4 の計16個のパネル型のボタンからなります。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_beatPanel"> </center> <br/> <p> 図のように、左上から右下にボタン1, ボタン2, …, ボタン16の順にボタンが並んでいます。ゲームでは一定間隔でビート音が鳴り最後に終了音が鳴ります。ビート音が鳴ると同時に複数のボタンが光ります。1個も光らない場合もあります。プレイヤーは、ビート音が鳴った直後から次の音が鳴るまでの間に両手の指を使って複数のボタンを1度だけ同時に押すことができます。何も押さないということも可能です。終了音が鳴ったと同時にゲームは終了します。 </p> <p> 遊太君は c 通りの押し方を習得しており、ビート音が鳴る度に、それらの押し方の中から1つ決めてボタンを押します。押したボタンが光っていれば、それらのボタンの光は消え、消えたボタンの数がプレイヤーのスコアに加算されます。また、一度光ったボタンはそのボタンが押されるまで光は消えることはありません。 </p> <p> ビート音が n 回鳴るときのボタンの光り方と遊太君が習得している c 通りのボタンの押し方を入力とし、遊太君が獲得することのできる得点の最大値を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ2つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> n c a<sub>1,1</sub> a<sub>1,2</sub> ... a<sub>1,16</sub> a<sub>2,1</sub> a<sub>2,2</sub> ... a<sub>2,16</sub> ... a<sub>n,1</sub> a<sub>n,2</sub> ... a<sub>n,16</sub> b<sub>1,1</sub> b<sub>1,2</sub> ... b<sub>1,16</sub> b<sub>2,1</sub> b<sub>2,2</sub> ... b<sub>2,16</sub> ... b<sub>c,1</sub> b<sub>c,2</sub> ... b<sub>c,16</sub> </pre> <p> 1行目は1つの空白で区切られた2つの整数からなる。n (1 &le; n &le; 30) はビート音の数、c (1 &le; c &le; 30) は習得しているボタンの押し方の数を示す。続く n+c 行にボタンの光り方とボタンの押し方が与えられる。行中の入力項目の区切りは1つの空白である。a<sub>k,i</sub> は k 回目のビート音が鳴ったときのボタン i の光り方を、b<sub>j,i</sub> は c 通り中 j 番目の押し方でボタン i が押されるかどうかを表す。a<sub>k,i</sub>の値は 0 が「光らない」、1 が「光る」を表す。b<sub>j,i</sub> の値は 0 が「押さない」、1 が「押す」を表す。 </p> <p> データセットの数は 20 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 各データセットごとに、得点の最大値を1行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2 2 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 2 2 0 0 1 0 1 1 1 1 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 1 0 1 1 1 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 5 3 0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 1 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 8 7 16 </pre>
[ [ "2 2\n0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1\n1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0\n0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1\n1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0\n2 2\n0 0 1 0 1 1 1 1 0 0 1 0 0 0 1 0\n0 1 0 1 0 1 1 1 0 1 0 1 0 0 0 0\n0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0\n0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0\n5 3\n0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0\n1 0 0 1 0 1 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1\n0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0\n0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0\n0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0\n0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0\n1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0\n0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1\n0 0\n", "2 2\n0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1\n1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0\n0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1\n1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0\n2 2\n0 0 1 0 1 1 1 1 0 0 1 0 0 0 1 0\n0 1 0 1 0 1 1 1 0 1 0 1 0 0 0 0\n0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0\n0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0\n5 3\n0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0\n1 0 0 1 0 1 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1\n0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0\n0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0\n0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0\n0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0\n1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0\n0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1\n0 0\n" ] ]
p00259
Finite Field Calculator
<H1>有限体電卓</H1> <p> 0以外のすべての実数の逆数は実数になりますが、整数の逆数が整数になるとは限りません。C言語などで 3.0/2.0*2.0 = 3.0 なのに 3/2*2 = 2 になってしまうのはこのためです。ですが、素数で割った余りが等しい整数を同じものとみなすと、0以外のすべての整数が逆数をもつようにできます。 </p> <p> 整数 x と y を p で割った余りが等しいとき、x &equiv; y (mod p) と書きます。p が素数のとき、このような x と y を同じものとみなすなら、すべての整数 n は0から p&minus;1 までのどれかの整数 x に対して x &equiv; n (mod p) となるので、けっきょく { 0, 1, 2, ..., p&minus;1 } という集合だけからなる世界を考えればよいことがわかります。 </p> <p> この世界での加減乗除は以下のようになります。 </p> <ul> <li> 加算 x+y の値は、x+y &equiv; z (mod p) となる 0 から p&minus;1 までの数 z になります。</li> <li> 減算 x&minus;yの値は、y+m &equiv; 0 (mod p) となる 0 から p&minus;1 までの数 m(これが y に相当します)について、x&minus;y &equiv; x + m (mod p) となることから得られます。たとえば、p = 5のとき、4+1 &equiv; 0 (mod 5) となります。このとき、2&minus;4 &equiv; 2+1 &equiv; 3 (mod 5) より、2&minus;4の値は3になります。</li> <li> 乗算 x*y の値は、x*y &equiv; z (mod p) となる 0 から p&minus;1 までの数 z になります。</li> <li> 除算 x/y の値は、y*d &equiv; 1 (mod p)となる 0 から p&minus;1 までの数 d (これがyの逆数になります)について、x/y &equiv; x*d (mod p) となることから得られます。たとえば、p = 5 のとき、2*3 ≡ 1 (mod 5) より 3 は 2 の逆数になります。このとき、1/2 ≡ 1*3 ≡ 3 (mod 5) より、1/2 の値は 3 になります。 </ul> <p> このようにして加減乗除の四則演算がすべて0からp&minus;1の範囲に収まります。このとき、集合 { 0,1,...,p&minus;1 } を p の有限体といいます。この有限体の中で、加減乗除、0 から p&minus;1 までの数、カッコを使って 算術式を構成することができます。 </p> <p> p の有限体の 0 以外のすべての要素が逆数をもつことは、フェルマーの小定理と呼ばれる有名な定理 a<sup>p&minus;1</sup> &equiv; 1 (mod p) からわかります(ただし、p は素数、a と p は互いに素)。p の有限体のすべての要素 x は p と互いに素なので、この定理から x*x<sup>p-2</sup> &equiv; 1 (mod p) となり x<sup>p-2</sup> が x の逆数になるからです。 </p> <p> では、素数と式が与えられたときに、その素数の有限体で式を計算する電卓プログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりは0の後にコロンが1つ続くだけの行 0: で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> p:exp </pre> <p> データセットは1行であり、p (2 &le; p &le; 46000) は素数、exp は算術式を示す。exp は加減乗除(それぞれ +, -, *, /)とカッコ、0 から p&minus;1 までの数から構成される。演算子、数、カッコなどの前後には1つ以上の空白が現れる可能性がある。exp の長さは 100,000 を超えない。 </p> <p> データセットの数は 1000 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、計算結果を出力する。出力形式は以下の通りである。 </p> <pre> exp = val (mod p) </pre> <p> val は、p の有限体での算術式 exp の計算結果である。ただし、0 での除算が含まれるときは NG と出力する。また、exp に現れる加減乗除、カッコ、数の前後には空白を空けないこと。ただし、= の前後には空白を一つずつ空ける。また、valと開きカッコの間、modとp の間にも空白を一つずつ空ける。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 5: 2 - 3 17: 1 + 3 * (2 + 3 / 5 * 2) + 7 11: 1 / 8 - 5 - 8 * 2 19: 8 / (2 - 3 * 7) 1153: 10 * 3 / 7 + ( 50 + 81 / 22 ) + 11 0: </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 2-3 = 4 (mod 5) 1+3*(2+3/5*2)+7 = 4 (mod 17) 1/8-5-8*2 = 8 (mod 11) NG 10*3/7+(50+81/22)+11 = 915 (mod 1153) </pre>
[ [ "5: 2 - 3\n17: 1 + 3 * (2 + 3 / 5 * 2) + 7\n11: 1 / 8 - 5 - 8 * 2\n19: 8 / (2 - 3 * 7)\n1153: 10 * 3 / 7 + ( 50 + 81 / 22 ) + 11\n0:\n", "5: 2 - 3\n17: 1 + 3 * (2 + 3 / 5 * 2) + 7\n11: 1 / 8 - 5 - 8 * 2\n19: 8 / (2 - 3 * 7)\n1153: 10 * 3 / 7 + ( 50 + 81 / 22 ) + 11\n0:\n" ] ]
p00260
Cats Going Straight
<H1>ねこまっしぐら</H1> <p> あるところに、高い塀に囲まれた大きなお屋敷がありました。そのお屋敷の主人は猫がとても大好きで、時折やってくる猫たちのために、いつもおいしいごはんを用意していました。お腹を空かせた猫たちは、高い塀をひょいと飛び越え、お屋敷の至る所に置いてあるごはんにまっしぐらに駆け寄るのでした。 </p> <p> ある日主人は、屋敷の中で何匹かの猫が倒れているのを見つけました。猫たちはごはんを探して屋敷の中を縦横無尽に走り回ったので、ぶつかったり転んだりしてしまったのです。主人は猫たちの安全を考えて、ごはんの置き場所を工夫することにしました。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_catGoingStraight"> </center> <p> 上空から見ると、このお屋敷の塀は多角形をなしています。主人は猫たちがごはんを見つけやすいように、敷地内の中でも、多角形の頂点にあたる場所だけにごはんを置くことにしました。また猫たちは気まぐれなので、多角形の周上のどの点からお屋敷に入ってくるかは予想できません。そこで主人は、猫がどの点から入ったとしても、その点から直進していずれかのごはんにたどり着けるように、ごはんを配置することも決めました。 </p> <p> すべての頂点にごはんを配置すれば、この条件を満たすことができます。しかし、ごはんを補充して回るのは大変なので、主人はできるだけ少ない数の頂点にごはんを配置したいと思いました。さて、主人は最低何箇所にごはんを配置する必要があるでしょうか。 </p> <p> お屋敷の塀を表す多角形を入力とし、ごはんを配置する頂点の数の最小値を求めるプログラムを作成して下さい。ただし、猫は多角形の内部のみを直進できるものとします(辺は多角形の内部に含めるものとします)。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> n x<sub>1</sub> y<sub>1</sub> x<sub>2</sub> y<sub>2</sub> ... x<sub>n</sub> y<sub>n</sub> </pre> <p> 1行目に多角形の頂点の数 n (3 &le; n &le; 16) が与えられる。続く n 行に多角形の頂点の座標が与えられる。n 行のそれぞれは、1つの空白で区切られた2つの整数からなる。x<sub>i</sub> (-1000 &le; x<sub>i</sub> &le; 1000) は i 番目の頂点の x 座標、y<sub>i</sub> (-1000 &le; y<sub>i</sub> &le; 1000) は i 番目の頂点の y 座標を示す。多角形の頂点は、隣り合った頂点を反時計回りに訪問するような順番で与えられる。 </p> <p> データセットの数は 20 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 各データセットごとに、ご飯を配置する頂点の数を1行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 8 0 0 3 2 6 2 8 6 6 5 7 7 0 4 3 4 8 0 0 5 3 5 2 4 1 6 1 8 6 6 4 2 4 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1 2 </pre>
[ [ "8\n0 0\n3 2\n6 2\n8 6\n6 5\n7 7\n0 4\n3 4\n8\n0 0\n5 3\n5 2\n4 1\n6 1\n8 6\n6 4\n2 4\n0\n", "8\n0 0\n3 2\n6 2\n8 6\n6 5\n7 7\n0 4\n3 4\n8\n0 0\n5 3\n5 2\n4 1\n6 1\n8 6\n6 4\n2 4\n0\n" ] ]
p00261
Aka-beko and 40 Thieves
<H1>アカ・ベコと40人の盗賊</H1> <p> 40 人の盗賊から逃れようとしているアカ・ベコは、A 市の街中で道に迷ってしまった。アカ・ベコは新しいアジトがあるB 市に行きたいのだが地図を盗賊に盗まれてしまった。 </p> <p> 盗賊の一人であるコボー氏はアカ・ベコに同情し、気の毒に思っていた。そこで、密かにアカ・ベコに、「あなたがB 市に行くお手伝いをしたいが、仲間にばれない様にしなければならないので、直接道順を教えたいが教えることができない。しかし、あなたの質問には答えられる。」と伝言を送った。 </p> <p> コボー氏は、「○○という道順はどうか。」という質問をアカ・ベコから受け取ると、それがA 市からB市までちょうどたどり付ける道順ならYes、そうでなければNo という答えを伝える。道順のチェックは以下の地図に従って行う。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_akabeko" width="380"> </center> <br/> <p> 各都市は一方通行の道でつながっており、それぞれの道には、0 か1 の数字が付いている。アカ・ベコは数字の並びで道順を指定する。例えば、0100 は A 市から X、Z、W 市を経由して B 市にちょうどたどり着く道順である。地図にない道順を選ぶと砂漠に迷い込んでしまい、決して B 市にたどり着くことはない。アカ・ベコは自分がいる都市の名前を知ることはできないため、道順をたどり終えたときにちょうど B 市に到達する必要がある。 </p> <p> コボー氏はアカ・ベコからの質問に答えるために、あなたを密かに雇いプログラムの作成を依頼した。アカ・ベコからの質問を入力すると、それがA 市からB 市にちょうどたどり付ける道順なら Yes、そうでなければ No と出力するプログラムを作成してほしい。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりは #(シャープ)1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> p </pre> <p> 1行に道順を示す数字 0, 1 の並び p が与えられる。p は100文字を超えない文字列である。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、Yes または No を1行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 0100 0101 10100 01000 0101011 0011 011111 # </pre> <h2>出力例</h2> <pre> Yes No Yes No Yes No Yes </pre> <p> 4つ目のデータセットでは、B 市を通りすぎてY 市に到達する道順なので No と出力する。 </p> <p> 5つ目のデータセットでは、同じ都市を何度か通っているが、B 市にちょうどたどり着く道順なので Yes と出力する。 </p> <p> 6つ目のデータセットでは、X 市から砂漠に迷い込んでしまいB 市にはたどり着けないので No と出力する。 </p> <p> 最後のデータセットでは、B 市をいったん通り過ぎてから、X 市とZ 市を経由してB 市にちょうどたどり着く道順なので Yes と出力する。 </p>
[ [ "0100\n0101\n10100\n01000\n0101011\n0011\n011111\n#\n", "0100\n0101\n10100\n01000\n0101011\n0011\n011111\n#\n" ] ]
p00262
Triangle of Blocks
<H1>ブロックの三角形</H1> <p> 図a のように積まれたブロックに対し、以下の並べ替え操作を繰り返す。 </p> <ol> <li> 一番下のブロック全て(図a 中の白のブロック)を右端に新しく積み上げる(残りのブロックは自動的に1段下に落ち、図b のようになる)。</li> <li> ブロックの間に隙間ができたら、左に詰めて隙間をなくす(図 b から図c のようになる)。</li> </ol> <p> 1 以上の整数 k に対して、k&times;(k+1)/2 で表される数 (例:1, 3, 6, 10, ...)を三角数という。ブロックの総数が三角数の場合、上記の並べ替えを繰り返すと、左端の高さが1 で右に向かって1つずつ高くなっていくような三角形になると予想されている(図d は総数が15 個の場合)。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_triangleOfBlocks"> </center> <br/> <p> ブロックの最初の並びが与えられたとき、あらかじめ決められた回数以下の操作で、上で説明したようなブロックの三角形ができるとき、三角形が得られるまでの最小の操作回数を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> N b<sub>1</sub> b<sub>2</sub> ... b<sub>N</sub> </pre> <p> 各データセットは2行であり、ブロックの最初の並びを表す。N (1 &le; N &le; 100)は、一番下の段にあるブロックの数を示す。b<sub>i</sub>(1 &le; bi &le; 10000) は左から i 番目の位置に積まれているブロックの数を示す。b<sub>i</sub> と b<sub>i+1</sub> は1つの空白で区切られている。ブロックの総数は 3 以上である。 </p> <p> データセットの数は 20 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、三角形ができるまでに行った並べ替え操作の回数を1行に出力する。ただし、三角形が作れない場合や、操作回数が 10000 回を超える場合は -1 を出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 6 1 4 1 3 2 4 5 1 2 3 4 5 10 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 1 1 1 1 1 1 1 1 1 12 1 4 1 3 2 4 3 3 2 1 2 2 1 5050 3 10000 10000 100 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 24 0 10 -1 48 5049 -1 </pre> <p> 最初のデータセットが、図に示した場合に対応する。<br/> 4つ目のデータセットが、ブロックの総数が三角数でないため、三角形が作れない場合に対応する。<br/> 最後のデータセットが、ブロックの総数は三角数だが、操作回数が 10000 回を超える場合に対応する。 </p>
[ [ "6\n1 4 1 3 2 4\n5\n1 2 3 4 5\n10\n1 1 1 1 1 1 1 1 1 1\n9\n1 1 1 1 1 1 1 1 1\n12\n1 4 1 3 2 4 3 3 2 1 2 2\n1\n5050\n3\n10000 10000 100\n0\n", "6\n1 4 1 3 2 4\n5\n1 2 3 4 5\n10\n1 1 1 1 1 1 1 1 1 1\n9\n1 1 1 1 1 1 1 1 1\n12\n1 4 1 3 2 4 3 3 2 1 2 2\n1\n5050\n3\n10000 10000 100\n0\n" ] ]
p00263
Kongo Type
<H1>金剛の型</H1> <p> 以下のように、右から 7 ビット分が小数部、続く24 ビット分が整数部で、一番左の 1 ビット分を符号部とする 32 ビット実数型を考える(b<sub>1</sub>, ... , b<sub>32</sub> は 0 か1 を表す)。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_kongoType1" width="780"> </center><br/> <p> この形式を、人が理解しやすい 10 進数表現に直すときは、以下のように解釈する。<br/> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; (-1)<sup>符号部</sup> &times; (整数部 + 小数部) </p> <p> 上の表現で、整数部の値は b<sub>8</sub> + 2<sup>1</sup>&times;b<sub>9</sub> + 2<sup>2</sup>&times;b<sub>10</sub>+ ... + 2<sup>23</sup>&times;b<sub>31</sub> になる。例えば整数部が </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_kongoType2"> </center><br/> <p> のようになっていた場合、整数部の値は以下のように計算される。<br/> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 1 + 2<sup>1</sup> + 2<sup>3</sup> = 1 + 2 + 8 = 11 </p> <p> 一方、小数部の値は(0.5)<sup>1</sup>&times;b<sub>7</sub>+(0.5)<sup>2</sup>&times;b<sub>6</sub> + ... + (0.5)<sup>7</sup> &times; b<sub>1</sub> になる。例えば小数部が </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_kongoType3"> </center><br/> <p> のようになっていた場合、小数部は以下のように計算される。<br/> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 0.5<sup>1</sup> + 0.5<sup>3</sup> = 0.5 + 0.125 = 0.625 </p> <p> さらに、符号部、整数部、小数部を合わせた以下のようなビット列の場合、 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_kongoType4" width="780"> </center><br/> <p> ビット列全体が表す10 進数は、以下のようになる(ただし、-1 の0 乗は1)。<br/> (-1)<sup>0</sup> &times; (1 + 2 + 8 + 0.5 + 0.125) = 1 &times; (11.625) = 11.625<br/> </p> <p> 32 ビットのビット列を Q 個入力すると、それらのビット列が表す実数の10 進表記を一切の誤差無く出 力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> Q s<sub>1</sub> s<sub>2</sub> . . . s<sub>Q</sub> </pre> <p> 1 行目にビット列の数 Q (1 &le; Q &le; 10000)が与えられる。続くQ 行に入力ビット列 s<sub>i</sub> が与えられる。 入力ビット列は 16 進数表記で与えられるとする (例: 0111 1111 1000 1000 0000 0000 0000 0000 は 7f880000 と与えられる) 。つまり、Q 行のそれぞれには、2 進数を 4 ビット分ずつまとめた 16 進数が 8 個、空白をはさまずに並んでいる。10 進数、2 進数、16 進数の対応は以下の表のとおりである。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_kongoType5" width="780"> </center><br/> <p> 16 進数の英字 a から f までは小文字で与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 各ビット列が表す実数の 10 進表記を 1 行ずつ出力する。ただし、小数部において、ある桁以下がすべて 0 の場合、その桁以下は省略するものとするが、例外として小数部が 0 の場合は小数部には 0 ひとつを出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 8 00000000 80000000 00000080 00000040 000000c0 00000100 80000780 80000f70 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 0.0 -0.0 1.0 0.5 1.5 2.0 -15.0 -30.875 </pre>
[ [ "8\n00000000\n80000000\n00000080\n00000040\n000000c0\n00000100\n80000780\n80000f70\n", "8\n00000000\n80000000\n00000080\n00000040\n000000c0\n00000100\n80000780\n80000f70\n" ] ]
p00264
East Wind
<H1>風よ、私の梅の香りを届けておくれ!</H1> <p> 引っ越しが決まり、この地を去ることになった。この土地自体に未練は無いが、1つだけ気になることがある。それは、庭に植えた梅の木のことだ。私は毎年、この梅が花を咲かすことを楽しみにしていた。ここを離れた後は春の楽しみが1つ減ってしまう。私の梅の香りだけでも風に乗って引っ越し先の家まで届き、春を楽しませてはくれないものか。 </p> <p> 日本には春を象徴する3つの花がある。梅・桃・桜の3つだ。引っ越し先には、私の梅以外にも、これらの花の香りが届くだろう。しかし、私の梅の香りだけが届く日数が最も多い家に住みたい。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_kochi" width="380"> </center> <br/> <p> 図のように、花の香りは扇状に広がり、その領域は風の向かう方向と強さによって決まる。扇形は風の向かう方向 w を中心にして対称に広がり、風の強さ a を半径とする領域をもつ。香りが広がる角度 d は花の種類によって決まっているが、風の向かう方向と強さは日によって異なる。ただし、同じ日では、すべての場所で風の向かう方向と強さは同じである。 </p> <p> 手元には、私の梅以外の梅・桃・桜の位置と花の種類ごとの香りが広がる角度、引っ越し先の家の候補のデータがある。さらに、数日分の風の向かう方向と強さのデータもある。私の梅以外の梅・桃・桜の木と家の位置は、私の梅の位置を原点とした座標で示されている。 </p> <p> これらのデータを使って、私の梅の香りだけが届く日数の最も多い家を探すためのプログラムを書いてみることとしよう。私は有能なプログラマーなのだから! </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ2つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> H R hx<sub>1</sub> hy<sub>1</sub> hx<sub>2</sub> hy<sub>2</sub> : hx<sub>H</sub> hy<sub>H</sub> U M S du dm ds ux<sub>1</sub> uy<sub>1</sub> ux<sub>2</sub> uy<sub>2</sub> : ux<sub>U</sub> uy<sub>U</sub> mx<sub>1</sub> my<sub>1</sub> mx<sub>2</sub> my<sub>2</sub> : mx<sub>M</sub> my<sub>M</sub> sx<sub>1</sub> sy<sub>1</sub> sx<sub>2</sub> sy<sub>2</sub> : sx<sub>S</sub> sy<sub>S</sub> w<sub>1</sub> a<sub>1</sub> w<sub>2</sub> a<sub>2</sub> : w<sub>R</sub> a<sub>R</sub> </pre> <p> 各行で与えられる数値は1つの空白で区切られている。 </p> <p> 1行目に引っ越し先の家の候補の数 H (1 &le; H &le; 100) と風の記録の数 R (1 &le; R &le; 100) が与えられる。続くH 行に引っ越し先の家の位置が与えられる。hx<sub>i</sub> とhy<sub>i</sub>は i 番目の家の x 座標と y 座標を示す-1000 以上1000 以下の整数である。 </p> <p> 続く1行に、私の梅以外の梅の木の数 U と、桃・桜の木の数 M、S、梅・桃・桜の香りが広がる角度du、dm、ds が与えられる。U、M、S の範囲は 0 以上10 以下である。角度の単位は度であり、1 以上180 未満の整数である。 <?p> 続く U 行に私の梅以外の梅の木の位置、続く M 行に桃の木の位置、続く S 行に桜の木の位置が与えられる。uxi と uyi、mxi と myi、sxi と syi はそれぞれ、i 番目の梅・桃・桜の木の x 座標と y 座標を示す、-1000 以上 1000 以下の整数である。 </p> <p> 続く R 行に風の記録が与えられる。w<sub>i</sub> (0 &le; w<sub>i</sub> &lt; 360) と a<sub>i</sub>(0 &lt; a<sub>i</sub> &le; 100) は i 日目の風の向かう方向と強さを表す整数である。風の向かう方向は、x 軸の正の向きから反時計回りに測った角度で表し、単位は度とする。 </p> <p> 入力は以下の条件を満たすと考えてよい。 </p> <ul> <li> 入力される座標はすべて異なるものとする。</li> <li> 原点には私の梅以外無い。</li> <li> どの花についても、花の香りが届く領域の境界から距離が 0.001 以内には家は無い。</li> </ul> <p> データセットの数は 50 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、私の梅の香りだけが届く日数の最も多い全ての家の番号を、小さい順に1行に出力する。家の番号の間は空白1つで区切る。行の終わりには空白文字を出力しない。 </p> <p> ただし、どの家についても、私の梅の花の香りだけが届く日が1日もなければ、NA と出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 6 3 2 1 1 2 5 2 1 3 1 5 -2 3 1 1 1 90 30 45 3 -4 -3 0 2 -2 45 6 90 6 135 6 2 1 1 3 5 2 0 1 1 90 30 45 -3 0 2 -2 45 6 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 5 6 NA </pre>
[ [ "6 3\n2 1\n1 2\n5 2\n1 3\n1 5\n-2 3\n1 1 1 90 30 45\n3 -4\n-3 0\n2 -2\n45 6\n90 6\n135 6\n2 1\n1 3\n5 2\n0 1 1 90 30 45\n-3 0\n2 -2\n45 6\n0 0\n", "6 3\n2 1\n1 2\n5 2\n1 3\n1 5\n-2 3\n1 1 1 90 30 45\n3 -4\n-3 0\n2 -2\n45 6\n90 6\n135 6\n2 1\n1 3\n5 2\n0 1 1 90 30 45\n-3 0\n2 -2\n45 6\n0 0\n" ] ]
p00265
Modular Query
<H1>モジュロ・クエリ</H1> <p> あなたに N 枚のカードを渡します。どのカードにも一つだけ自然数が書いてあります。ただし、同じ数が書いてあることはありません。 </p> <p> これから質問として、適当な自然数を言います。あなたが持っているカードに書いてある数を私が言った数で割ったときに得られる余りのうち最も大きなものを答えてください。 </p> <p> たとえば、あなたは 3 枚のカードを持っていて、それぞれ 9、3、8 と書いてあるとします。私が「4」と言ったら、9 と 3 と 8 をそれぞれ4 で割った余りを求めてください。余りはそれぞれ 1、3、0 ですが、この中でもっとも大きな余りは3 なので、3 が正しい答えになります。 </p> <p> では始めましょうか。え? カードがいっぱいあるとたいへんだ? しょうがないですね。それではコ ンピュータを使って最大の余りを見つけることにしましょう。カードに書いてある数を、質問された数で割った余りのうち、最大のものを見つけるプログラムを作成してください。なお、質問は1回だけでなく何度もしますが、同じ数を 2 回以上質問することはありません。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> N Q c<sub>1</sub> c<sub>2</sub> ... c<sub>N</sub> q<sub>1</sub> q<sub>2</sub> : q<sub>Q</sub> </pre> <p> 1行目にカードの枚数 N (2 &le; N &le; 300000) と質問の回数 Q (2 &le; Q &le; 100000) が1つの空白区切りで与えられ、2行目にカードに書かれた数 c<sub>i</sub> (1 &le; c<sub>i</sub> &le; 300000) が1つの空白区切りで与えられる。続くQ 行に質問として与えられる数 q<sub>i</sub> (1 &le; q<sub>i</sub> &le; 300000) が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 質問ごとに最大の余りを1行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 3 3 9 3 8 4 6 5 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 3 3 4 </pre>
[ [ "3 3\n9 3 8\n4\n6\n5\n", "3 3\n9 3 8\n4\n6\n5\n" ] ]
p00266
Izua Dictionary
<H1>イヅア国語辞典</H1> <p> あなたはイヅア国の公用語であるイヅア語の国語辞典と、イヅア語のアルファベット(文字の一覧表) を手に入れました。イヅア語のアルファベットにはN 種類の文字があります。イヅア語の国語辞典に現れる単語の順番は、イヅア語のアルファベット順に並んでいます。 </p> <p> 辞典を見ると、載っているどの単語もN 文字で、しかも、N 種類の文字をひとつずつ含んでいることがわかりました。さらに調べてみると、辞典にはN 種類の文字の可能な並び方がすべて書かれていることを発見しました。 </p> <p> この発見から、あなたはある単語が辞典の何番目に出てくるかわかるようになりました。この知識を利用してイヅア国の人を驚かせてみましょう。まず、N 種類の文字をひとつずつアルファベット順に並べます。次に、任意の2文字の順番を入れ替える操作を R 回繰り返してもらいます。あなたは、出来上がった単語がイヅア国語辞典の何番目に出てくるか当てて見せます。そのための準備として、国語辞典中の単語の場所を求めるプログラムを作成してください。ただし、アルファベット順で最初の単語を 0 番目の単語とします。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> N R s<sub>1</sub> t<sub>1</sub> s<sub>2</sub> t<sub>2</sub> : s<sub>R</sub> t<sub>R</sub> </pre> <p> 1行目にアルファベットを構成する文字の数 N (1 &le; N &le; 100000) が与えられ、2行目に文字を入れ替えてもらう回数 R (0 &le; R &le; 50) が与えられる。続く R 行に、入れ替えられる文字の位置の組が与えられる。s<sub>i</sub> と t<sub>i</sub> (1 &le; s<sub>i</sub> &lt; t<sub>i</sub> &le; N) は、先頭から数えて s<sub>i</sub> 番目と t<sub>i</sub> 番目の文字を i 回目に入れ替えることを表す。s<sub>i</sub> と t<sub>i</sub> は1つの空白で区切られている。 </p> <p> データセットの数は100 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、入れ替えが終わった時点で得られた単語が国語辞典の何番目に現れるかを示す数を1行に出力する。ただし、出力すべき値は非常に大きくなりうるので、代わりに 1,000,000,007 で割った余りを出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 3 2 1 2 2 3 4 2 2 3 2 4 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 3 4 </pre> <p> 入出力例の最初のデータセットについて説明する。説明のため、アルファベットは小さい方から順番に、'A', 'B', 'C' の3文字からなるとする。これらの文字をアルファベット順に並べると "ABC" という文字列が得られる。この文字列の1番目の文字 'A' と2番目の文字 'B' を入れ替えると、"BAC" という文字列が得られる。次に、得られた文字列の2番目の文字 'A' と3番目の文字 'C' を入れ替えると、単語 "BCA" が得られる。辞典には、先頭から順に "ABC", "ACB", "BAC", "BCA", "CAB", "CBA" の6種類の単語が載っている。"BCA" はこの中で3番目(最初の"ABC"が0番目であることに注意)に現れるので、3 を 1,000,000,007 で割った余りである 3 が答えになる。 </P>
[ [ "3\n2\n1 2\n2 3\n4\n2\n2 3\n2 4\n0\n", "3\n2\n1 2\n2 3\n4\n2\n2 3\n2 4\n0\n" ] ]
p00267
The Lonely Girl's Lie
<H1>寂しがり屋のついた嘘</H1> <p> パケットモンスターというゲームがあります。モンスターを捕まえ、育て、戦わせたり交換したりするゲームで、日本中で大流行しています。もちろん、わたしのクラスでも。だからわたしもこのゲームでみんなと遊べるようにモンスターを育てているけど、悲しいことに対戦する相手がいません。わたしは積極的に人に話しかけるのが得意なタイプではないからです。だから今日も、クラスメイトが誘ってくれるのを待ちながら、独り寂しくモンスターのレベルを上げています。 </p> <p> そしてついに、待ち望んでいた瞬間が訪れました。クラスメイトの一人が対戦しないかとわたしに話を持ちかけてきたのでした。彼女は自慢気に、彼女のモンスターたちを見せてくれました。 </p> <p> 一般的なパケットモンスターの対戦ルールでは、各プレイヤーがそれぞれN 匹のモンスターを用意し、互いに1 匹ずつ戦わせます。各モンスターには成長の度合いを示す「レベル」という数値があり、レベルが大きいモンスターが必ず勝ちます。同レベルのときは引き分けです。一度戦ったモンスターは、それ以上戦わせることができません。こうして一対一の戦いをN 回行ったあと、過半数の勝利を収めたプレイヤーが勝者となります。 </p> <p> わたしは、彼女のモンスターを見た瞬間、嫌な予感がしました。彼女のモンスターはどれも、とても強そうなのです。わたしと戦ってくれるのなら負けてもかまいません。でも、あまりにもひどい負け方をしたら、"こいつと戦っても面白くないな"とか思われて、もう遊んでくれなくなるんじゃないかな。それは、とても嫌です。だから、<br/> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;「ごめん、わたしまだモンスターをN 匹持ってなくて」 </p> <p> 嘘をつきました。 </p> <p> N 回勝負では勝ち目がなくても、それより少ない数のモンスターで勝負する特別ルールなら、もしかしたら勝てるかもしれません。さっきは負けたってかまわないと言ったけど、やっぱり勝てたら嬉しいです。 </p> <p> 彼女はこの特別ルールを受け入れてくれました。つまり、二人が持っているモンスターからお互いに k 匹選んで一匹ずつ順番に戦わせ、過半数の(つまり、k/2 より大きな数の) 勝利を収めた方が勝ちとなります。 </p> <p> さっきわたしは、彼女のモンスターのレベルを知ってしまいました。彼女がどのモンスターを選び、どんな順番で出してくるのかはわかりません。でも、対戦させるモンスターの数kをわたしがうまく決めれば、彼女がどんな選択をしようとわたしが勝つことができるかもしれません。 </p> <p> 皆さんにお願いです。モンスターの数 N と、二人が持っているモンスターのレベルを入力すると、彼女がどんな選択をしようとわたしが勝てるような最小のモンスターの数 k を出力するプログラムを作成して下さい。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> N a<sub>1</sub> a<sub>2</sub> ... a<sub>N</sub> b<sub>1</sub> b<sub>2</sub> ... b<sub>N</sub> </pre> <p> 1行目にモンスターの数 N (1 &le; N &le; 40000) が与えられる。2行目に自分のモンスターのレベル a<sub>i</sub> (1 &le; a<sub>i</sub> &le; 100000) が1つの空白区切りで与えられる。3行目にクラスメイトのモンスターのレベル b<sub>i</sub> (1 &le; b<sub>i</sub> &le; 100000) が1つの空白区切りで与えられる。 </p> <p> データセットの数は 50 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、k (1 &le; k &lt; N) が存在すれば最小値を1行に出力する。もし、k が存在しないか、k が N に等しければ NA と出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 10 4 9 1 9 5 9 2 3 2 1 8 7 6 5 10 5 5 4 7 6 5 4 3 2 5 1 4 4 4 4 4 4 4 1 3 2 4 3 2 1 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 3 1 NA </pre> <p> 1つ目のデータセットでは、わたしは3匹での対戦を提案し、レベルが [9, 9, 9] のモンスターを選べば良い。相手のレベル 10 以外のどのモンスターにも勝てるので、少なくとも2勝できる。2匹での対戦では 1勝1敗になる可能性があり、これは過半数の勝利とは言えないので、2 は答えにならない。 </p> <p> 2つ目のデータセットでは、わたしは最強のモンスターを1匹選べば良い。 </p> <p> 3つ目のデータセットでは、わたしがどの k 匹を選び、どの順番で出したとしても、彼女が全く同じモンスターを同じ順番で出してきて引き分けになる可能性がある。したがって、「彼女がどんな選択をしようとわたしが勝つことができる」とは言い切れない。 </p>
[ [ "10\n4 9 1 9 5 9 2 3 2 1\n8 7 6 5 10 5 5 4 7 6\n5\n4 3 2 5 1\n4 4 4 4 4\n4\n4 1 3 2\n4 3 2 1\n0\n", "10\n4 9 1 9 5 9 2 3 2 1\n8 7 6 5 10 5 5 4 7 6\n5\n4 3 2 5 1\n4 4 4 4 4\n4\n4 1 3 2\n4 3 2 1\n0\n" ] ]
p00268
Cats Going Straight II
<H1>ねこまっしぐら2 </H1> <p> あるところに大きな古いお屋敷があり、1匹のねこが住み着いていました。図のように、お屋敷は上空から見ると凸多角形になっており、まっすぐな壁で囲まれたいくつかの部屋で造られています。1枚の壁はその両端にある柱によって支えられています。お屋敷はとても古いため、どの壁にもねこが通ることができるくらいの穴が1つ空いています。ねこは壁の穴を通ってお屋敷の部屋と部屋または部屋と外を行き来することができます。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_catsGoingStraightII" width="300"> </center><br/> <p> お屋敷のご主人は、ねこに餌をあげるために、口笛を吹いてねこをお屋敷の外へ呼び出します。ねこはとても賢く、ご主人が口笛を吹くと、「最良の選択」でお屋敷の外へ抜け出します。つまり、最も少ない回数だけ穴を通って外へ出ます。 </p> <p> ねこはとても気まぐれで、どの部屋にいるか分かりません。そのため、ねこがお屋敷の外へ出るのにかかる時間は日によって異なり、ご主人はどれだけ待てばよいかわからず困っていました。ある時ご主人は、ねこが穴を通り抜けるときに、とても時間がかかっていることに気が付きました。ということは、ねこが外に出るのにかかる時間は穴を通る回数によって決まることになります。ご主人は、ねこが「最良の選択」をした場合の穴を通る回数の最大値が分かれば、ねこがどの部屋にいたとしても、最大どれだけ待てばよいか分かるのではないかと考えました。ご主人はお屋敷の間取りを知っていますが、お屋敷はとても大きく、自分では計算することができません...。 </p> <p> お屋敷の間取りを読み込み、ねこが「最良の選択」をした場合、外に出るまでに通る穴の数の最大値を 出力するプログラムを作成して下さい。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ2つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> C W x<sub>1</sub> y<sub>1</sub> x<sub>2</sub> y<sub>2</sub> : x<sub>C</sub> y<sub>C</sub> s<sub>1</sub> t<sub>1</sub> s<sub>2</sub> t<sub>2</sub> : s<sub>W</sub> t<sub>W</sub> </pre> <p> 各行で与えられる数値は1つの空白で区切られている。 </p> <p> 1行目に柱の数 C (3 &le; C &le; 100) と壁の数 W (3 &le; W &le; 300) が与えられる。続く C 行に柱の座標が与えられる。x<sub>i</sub> (-1000 &le; x<sub>i</sub> &le; 1000) は i 番目の柱の x 座標、y<sub>i</sub> (-1000 &le; y<sub>i</sub> &le; 1000) は i 番目の柱の y 座標をそれぞれ示す整数である。柱にはそれぞれ 1 から C までの番号が割り当てられている。 続く W 行に壁の情報が与えられる。 </p> <p> s<sub>i</sub> (1 &le; s<sub>i</sub> &le; C)、t<sub>i</sub> (1 &le; t<sub>i</sub> &le; C) は壁の両端を支える柱の番号を示す。 </p> <p> 入力は以下の条件を満たすと考えてよい。 </p> <ul> <li> 異なる柱が同じ位置を占めることはない。</li> <li> 異なる壁が重なったり、柱以外で交差することはない。</li> <li> 1つの柱は2つ以上の壁を支えている。</li> <li> 壁の長さは 0 より大きい。</li> <li> 柱は壁の両端だけにある。つまり、柱が壁の途中にあることはない。</li> <li> 壁は異なる2つの部屋、あるいは部屋と外とを仕切る。</li> <li> 任意の異なる2つの柱を選んだとき、互いの柱には壁をたどって到達できる。</li> </ul> <p> データセットの数は 50 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、ねこが「最良の選択」をした場合、外に出るまでに通る穴の数の最大値を1行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 4 4 0 0 1 0 1 1 0 1 1 2 1 4 2 3 3 4 12 22 2 0 4 0 8 0 4 2 6 2 8 2 2 4 4 4 6 4 0 6 8 6 0 8 1 2 2 3 1 4 1 7 1 10 2 4 2 5 3 5 3 6 4 5 4 8 5 6 5 9 6 9 6 11 7 10 7 8 8 9 9 11 10 11 10 12 11 12 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1 3 </pre> <p> 2つ目のデータセットが、冒頭の図に示したお屋敷の間取りに対応する。図のように、薄く色が塗られた部屋にねこがいるときは、「最良の選択」で外に出るまでに通り抜ける穴の数は3つである。それ以外の部屋にねこがいるときは、2つ以下で外に出られる。したがって、ねこが「最良の選択」をしたとき、外に出るまでに通り抜ける穴の数の最大値は 3 になる。 </p>
[ [ "4 4\n0 0\n1 0\n1 1\n0 1\n1 2\n1 4\n2 3\n3 4\n12 22\n2 0\n4 0\n8 0\n4 2\n6 2\n8 2\n2 4\n4 4\n6 4\n0 6\n8 6\n0 8\n1 2\n2 3\n1 4\n1 7\n1 10\n2 4\n2 5\n3 5\n3 6\n4 5\n4 8\n5 6\n5 9\n6 9\n6 11\n7 10\n7 8\n8 9\n9 11\n10 11\n10 12\n11 12\n0 0\n", "4 4\n0 0\n1 0\n1 1\n0 1\n1 2\n1 4\n2 3\n3 4\n12 22\n2 0\n4 0\n8 0\n4 2\n6 2\n8 2\n2 4\n4 4\n6 4\n0 6\n8 6\n0 8\n1 2\n2 3\n1 4\n1 7\n1 10\n2 4\n2 5\n3 5\n3 6\n4 5\n4 8\n5 6\n5 9\n6 9\n6 11\n7 10\n7 8\n8 9\n9 11\n10 11\n10 12\n11 12\n0 0\n" ] ]
p00269
Arts and Crafts
<H1>図画工作</H1> <p> イヅア大学附属小学校は日本有数の競技プログラマー養成校として有名です。この学校の教員は幅広い アルゴリズムの知識を持ち、日々それを活用しています。教員であるあなたは、今年は図画工作の授業 を担当することになりました。この授業では、児童全員がそれぞれ1年間で一つの課題を完成させることになっています。授業の概要は以下のとおりです。 </p> <ul> <li> 1年間で授業は D 回(同じ日に2 回以上授業はない)あり、その全てが課題制作に充てられる。</li> <li> 制作する課題は M 種類用意されている。</li> <li> それぞれの児童に、M 種類の中から課題を1つずつ割り当てる。</li> <li> 児童は N 人であり、N 人それぞれに異なる課題が割り当てられる。</li> </ul> <p> 児童は、K 種類ある部品のうちいくつかの種類の部品を使用して課題を完成させます。課題の制作の概要は以下のとおりです。 </p> <ul> <li> 課題ごとに、使用すべき部品の種類と数はあらかじめ決められている。</li> <li> 課題が完成するまでに使用する部品の種類と数は、その課題で使用すべき部品の種類と数に、過不足なく一致していなければならない。</li> <li> 異なる課題でも、使われる部品の種類と数がすべて同じ場合もある。</li> <li> どの課題も、同じ種類の部品は2個までしか使用できない。</li> <li> 部品を使用する順序は課題の完成に影響を与えない。</li> <li> いくつかの部品が入っている袋が事前に P 個用意されている。ただし、異なる袋でも、入っている部品の種類と数がすべて同じ場合もある。</li> <li> 教員は、児童1人につき袋を1つだけ渡すことができる(袋を渡さない児童がいてもよい)。</li> <li> 2人以上の児童に同じ袋を渡すことはできない(反対に、誰にも渡されない袋があってもよい)。</li> <li> 袋を渡された児童は、袋の中に入っている部品をすべて、自分が制作する課題に使わなければならない。</li> </ul> <p> 袋に入っている部品以外で課題に使用する部品は、別途購入する必要があります。部品の購入に関する条件は以下のとおりです。 </p> <ul> <li> 部品は授業の日だけ購入でき、その日にしか使えない。</li> <li> それぞれの課題について、1回の授業でL個までの部品を購入することができる。</li> <li> 部品の種類によって価格が設定されており、購入する日によって価格が変動する。ただし、どの種類も品切れになることはない。</li> </ul> <p> あなたは、このような条件下で、授業にかかる経費をなるべく抑えたいと考えています。そこで、児童全員の部品購入費の合計の最小値を計算するプログラムを作成することにしました。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ3つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> D K L c<sub>1,1</sub> c<sub>1,2</sub> ... c<sub>1,K</sub> c<sub>2,1</sub> c<sub>2,2</sub> ... c<sub>2,K</sub> : c<sub>D,1</sub> c<sub>D,2</sub> ... c<sub>D,K</sub> M N P r<sub>1,1</sub> r<sub>1,2</sub> ... r<sub>1,K</sub> r<sub>2,1</sub> r<sub>2,2</sub> ... r<sub>2,K</sub> : r<sub>M,1</sub> r<sub>M,2</sub> ... r<sub>M,K</sub> t<sub>1,1</sub> t<sub>1,2</sub> ... t<sub>1,K</sub> t<sub>2,1</sub> t<sub>2,2</sub> ... t<sub>2,K</sub> : t<sub>P,1</sub> t<sub>P,2</sub> ... t<sub>P,K</sub> </pre> <p> 各行で与えられる数値は1つの空白で区切られている。 </p> <p> D(1 &le; D &le; 8)は授業の回数、K(1 &le; K &le; 8)は部品の種類の数、L(1 &le; L &le; 8)は1日に購入することができる部品の数を示す。c<sub>d,k</sub> (1 &le; c<sub>d,k</sub> &le; 100)は d 日目の部品k の価格を示す。 </p> <p> M(1 &le; M &le; 200)は課題の種類の数、N(1 &le; N &le; M)は生徒の人数、P(1 &le; P &le; 200)は袋の数を示す。 </p> <p> r<sub>m,k</sub> (0 &le; r<sub>m,k</sub> &le; 2)は課題 m に必要な部品 k の個数、t<sub>p,k</sub> (0 &le; t<sub>p,k</sub> &le; 2)は袋 p に入っている部品 k の個数を示す。 </p> <p> 部品を1つも必要としない課題や、空の袋は与えられないものとする。 </p> <p> データセットの数は20 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、生徒全員の部品購入費の合計の最小値を1行に出力する。N種類の作品を完成させることができない場合は -1 を出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2 2 1 5 3 2 2 3 3 1 2 0 1 2 2 2 1 1 2 2 1 5 3 2 2 3 2 1 2 0 1 2 2 2 1 1 2 2 2 5 3 2 2 3 2 1 2 0 1 2 2 2 1 1 4 3 1 2 2 1 3 2 2 2 3 3 1 2 2 5 4 3 1 1 0 1 0 1 1 0 2 1 1 2 2 2 2 1 0 1 2 0 2 1 1 1 0 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> -1 9 6 7 </pre>
[ [ "2 2 1\n5 3\n2 2\n3 3 1\n2 0\n1 2\n2 2\n1 1\n2 2 1\n5 3\n2 2\n3 2 1\n2 0\n1 2\n2 2\n1 1\n2 2 2\n5 3\n2 2\n3 2 1\n2 0\n1 2\n2 2\n1 1\n4 3 1\n2 2 1\n3 2 2\n2 3 3\n1 2 2\n5 4 3\n1 1 0\n1 0 1\n1 0 2\n1 1 2\n2 2 2\n1 0 1\n2 0 2\n1 1 1\n0 0 0\n", "2 2 1\n5 3\n2 2\n3 3 1\n2 0\n1 2\n2 2\n1 1\n2 2 1\n5 3\n2 2\n3 2 1\n2 0\n1 2\n2 2\n1 1\n2 2 2\n5 3\n2 2\n3 2 1\n2 0\n1 2\n2 2\n1 1\n4 3 1\n2 2 1\n3 2 2\n2 3 3\n1 2 2\n5 4 3\n1 1 0\n1 0 1\n1 0 2\n1 1 2\n2 2 2\n1 0 1\n2 0 2\n1 1 1\n0 0 0\n" ] ]
p00270
Railroad
<H1>鉄道路線</H1> <p> ある国の鉄道網に、自動改札を導入することになりました。導入にあたって難しい問題の一つは、与えられた切符で、指定された駅の間を移動できるかどうかを判定することです。それぞれの切符には乗車駅と降車駅が記載されています。この切符でできるのは、「乗車駅で乗って、降車駅で降りる」ことだけではなく、途中乗車や途中下車も許されています。 </p> <p> この鉄道網にはS 個の駅があり、そのうちR 組の駅は隣り合っていて、他の駅を経由せずに双方向に鉄道で移動することができます。隣り合った駅を結ぶ線路はひとつしかありません。隣り合った駅の間の距離は、この線路に沿って測った距離です。ある駅からある駅までの経路は鉄道網の形状によっては複数通り考えられますが、そのうち最も距離が短くなるような経路を最短経路と呼ぶことにします。そのような経路が複数ある場合、どちらも最短経路として認められます。 </p> <p> 乗車駅 a、降車駅 b の切符で駅 c から駅 d まで移動できるのは、以下の条件をすべて満たす経路 p が存在するときです。 </p> <ul> <li> 経路 p は、駅 a から駅 b への最短経路である。</li> <li> 経路 p は、駅 a から出発し、駅 c、駅 d の順に経由し、駅 b で終わる経路である。また、駅 c から駅 d の区間はこの2 駅の最短経路になっている。</li> </ul> <p> 路線図と切符の情報が与えられます。次に、始点と終点の組がいくつか与えられるので、その切符で始点から終点へ移動できるかどうかを判定するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> S R u<sub>1</sub> v<sub>1</sub> w<sub>1</sub> u<sub>2</sub> v<sub>2</sub> w<sub>2</sub> : u<sub>R</sub> v<sub>R</sub> w<sub>R</sub> a b Q c<sub>1</sub> d<sub>1</sub> : c<sub>Q</sub> d<sub>Q</sub> </pre> <p> 各行で与えられる数値は1つの空白で区切られている。 </p> <p> 1行目は2つの整数からなる。S (2 &le; S &le; 100000) は鉄道路線図に現れる駅の数、R (1 &le; R &le; 200000) は隣り合った駅の組の数である。続く R 行に、隣り合った駅の間を直接つなぐ線路の情報が与えられる。u<sub>i</sub> と v<sub>i</sub> (1 &le; u<sub>i</sub>, v<sub>i</sub> &le; S) は i 番目の線路の両端の駅の番号を示す。w<sub>i</sub> (1 &le; w<sub>i</sub> &le; 1000) はこれらの駅の間の距離を表す整数である。ただし、各駅には 1 から S までの番号が重複なく割り振られており、u<sub>i</sub> &ne; v<sub>i</sub> とする。 </p> <p> 続く1行は3つの整数からなる。最初の2つの整数は切符の区間を表し、a は乗車駅、b は降車駅 (1 &le; a, b &le; S) である。3つ目の整数 Q (1 &le; Q &le; 40000) は質問の数を示す。続く Q 行に質問が与えられる。 c<sub>i</sub> とd<sub>i</sub> (1 &le; c<sub>i</sub>, d<sub>i</sub> &le; S)は i 番目の質問の乗車駅と降車駅を示す。ただし、a &ne; b、c<sub>i</sub> &ne; d<sub>i</sub> とする。 </p> <h2>出力</h2> <p> 質問ごとに、与えられた切符で移動できるなら Yes を、できないなら No を1行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 6 7 1 2 3 1 4 1 2 3 5 4 3 1 3 6 2 4 5 2 5 6 1 1 6 6 1 6 4 3 4 6 5 6 2 6 2 5 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> Yes Yes Yes Yes No No </pre>
[ [ "6 7\n1 2 3\n1 4 1\n2 3 5\n4 3 1\n3 6 2\n4 5 2\n5 6 1\n1 6 6\n1 6\n4 3\n4 6\n5 6\n2 6\n2 5\n", "6 7\n1 2 3\n1 4 1\n2 3 5\n4 3 1\n3 6 2\n4 5 2\n5 6 1\n1 6 6\n1 6\n4 3\n4 6\n5 6\n2 6\n2 5\n" ] ]
p00271
Temperature Difference
<H1>気温の差</H1> <p> 選手の皆さん、パソコン甲子園にようこそ。イベントに参加するには体調管理が大切です。気温が大きく変動する季節の変わり目には体に負担がかかり、風邪をひきやすいと言われています。一番気を付けなければいけない日は、最高気温と最低気温の差が最も大きい日です。1日の最高気温と最低気温が7日分与えられたとき、それぞれの日について最高気温から最低気温を引いた値を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>a<sub>1</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> : <var>a<sub>7</sub></var> <var>b<sub>7</sub></var> </pre> <p> 入力は7行からなり、i行目には<var>i</var>日目の最高気温 <var>a<sub>i</sub></var>(-40 &le; <var>a<sub>i</sub></var> &le; 40)と最低気温 <var>b<sub>i</sub></var>(-40 &le; <var>b<sub>i</sub></var> &le; 40)を表す整数が与えられる。すべての日において、最高気温 <var>a<sub>i</sub></var> は必ず最低気温 <var>b<sub>i</sub></var> 以上となっている。 </p> <h2>出力</h2> <p> 7日分の気温の差を7行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 30 19 39 20 19 18 25 20 22 21 23 10 10 -10 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 11 19 1 5 1 13 20 </pre>
[ [ "30 19\n39 20\n19 18\n25 20\n22 21\n23 10\n10 -10\n", "30 19\n39 20\n19 18\n25 20\n22 21\n23 10\n10 -10\n" ] ]
p00272
Ticket Sales
<H1>チケットの売り上げ</H1> <p> 今日は、アイヅ・エンターテインメント社イチオシのアイドルグループ「アカベコ&コボウシ」のチケット発売日です。チケットには以下の4種類があります。<br/> <br/> S席 6000円<br> A席 4000円<br> B席 3000円<br> C席 2000円<br> <br/> 販売責任者のあなたは、ドキドキしながら発売開始を待っています。いよいよ発売開始。売れ行き絶好調です! </p> <p> 発売開始からしばらく経ったところで、それまでの注文をまとめた表を受け取りました。表の各行には、それまでに売れたチケットの種類と枚数が書いてあります。ただし、チケットの種類がS,A,B,Cの順に現れるとは限りません。この表の行ごとの売上金額を求めるプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>t<sub>1</sub></var> <var>n<sub>1</sub></var> <var>t<sub>2</sub></var> <var>n<sub>2</sub></var> <var>t<sub>3</sub></var> <var>n<sub>3</sub></var> <var>t<sub>4</sub></var> <var>n<sub>4</sub></var> </pre> <p> 入力は4行からなる。i行目には、チケットの種類を表す整数 <var>t<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>t<sub>i</sub></var> &le; 4)と枚数を表す整数 <var>n<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>n<sub>i</sub></var> &le; 10000)が与えられる。チケットの種類を表す整数1, 2, 3, 4は、それぞれS席、A席、B席、C席を表す。<var>t<sub>1</sub></var>, <var>t<sub>2</sub></var>, <var>t<sub>3</sub></var>, <var>t<sub>4</sub></var> の値として1から4までの数は必ず1度だけ現れるが、1, 2, 3, 4の順で与えられるとは限らない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 行ごとに売上金額を出力する。 </p> <h2>入力例 1</h2> <pre> 3 10 1 4 4 1 2 5 </pre> <h2>出力例 1</h2> <pre> 30000 24000 2000 20000 </pre> <br/> <h2>入力例 2</h2> <pre> 1 1 2 0 3 1 4 1 </pre> <h2>出力例 2</h2> <pre> 6000 0 3000 2000 </pre>
[ [ "3 10\n1 4\n4 1\n2 5\n", "3 10\n1 4\n4 1\n2 5\n" ] ]
p00273
Admission Fee
<H1>入場料金</H1> <p> アイヅ温泉には、浴場とプールがあり、浴場を利用するには入浴券を、プールを利用するにはプール券をそれぞれ買う必要があります。これらの券の値段は、日によって変わるかもしれません。また、アイヅ温泉には以下のようなルールがあります。 </p> <ul> <li> 券は購入当日1回の利用に限り有効。</li> <li> 「入浴券5枚以上かつプール券2枚以上」でまとめて買うと、すべての券が2割引になる。</li> </ul> <p> 温泉好きの貞吉さんとその友人たちは、アイヅ温泉に毎日のように通っています。彼らは皆気まぐれで、日によって使う枚数は異なります。アイヅ温泉には割引ルールがあるため、グループで協力して上手に買えば、合計料金を安く済ますことができるかもしれません。 </p> <p> 入浴券とプール券の料金、使用する入浴券の枚数とプール券の枚数が入力として与えられたとき、最も安い合計料金を出力するプログラムを作成してください。ただし、使用する枚数より多く券を買うことで合計料金が安くなるなら、買った券すべてを使わなくともよいものとします。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>x<sub>1</sub></var> <var>y<sub>1</sub></var> <var>b<sub>1</sub></var> <var>p<sub>1</sub></var> <var>x<sub>2</sub></var> <var>y<sub>2</sub></var> <var>b<sub>2</sub></var> <var>p<sub>2</sub></var> : <var>x<sub>N</sub></var> <var>y<sub>N</sub></var> <var>b<sub>N</sub></var> <var>p<sub>N</sub></var> </pre> <p> 1行目の<var>N</var>(1 &le; <var>N</var> &le; 365)は料金を計算したい日数である。続く<var>N</var>行に、<var>i</var>日目の入浴券の料金<var>x<sub>i</sub></var>(100 &le; <var>x<sub>i</sub></var> &le; 1000)、プール券の料金<var>y<sub>i</sub></var>(100 &le; <var>y<sub>i</sub></var> &le; 1000)、使用する入浴券の枚数<var>b<sub>i</sub></var>(0 &le; <var>b<sub>i</sub></var> &le; 6)、使用するプール券の枚数<var>p<sub>i</sub></var>(0 &le; <var>p<sub>i</sub></var> &le; 6)が与えられる。入浴券とプール券共に料金は50円刻みである。 </p> <h2>出力</h2> <p> それぞれの日について最も安い合計料金を1行に出力する。 </p> <h2>入力例 1</h2> <pre> 2 100 100 1 1 1000 500 5 2 </pre> <h2>出力例 1</h2> <pre> 200 4800 </pre> <br/> <h2>入力例 2</h2> <pre> 5 500 500 1 1 500 500 5 2 1000 100 0 6 1000 100 6 0 100 1000 0 0 </pre> <h2>出力例 2</h2> <pre> 1000 2800 600 4960 0 </pre>
[ [ "2\n100 100 1 1\n1000 500 5 2\n", "2\n100 100 1 1\n1000 500 5 2\n" ] ]
p00274
A Pair of Prizes
<H1>おそろいの景品</H1> <p> ジョウ君とヤエさんは仲の良いカップルです。ジョウ君はカプセル玩具自販機(ガチャポン)の景品を集めており、二人で出かけたときも、ガチャポンを見つけると何度かやってみるほどの熱の入りようです。ヤエさんは楽しそうなジョウ君をそばで見ているだけでしたが、ジョウ君の今度の誕生日プレゼントにガチャポンの景品をひとつあげることにしました。ヤエさんはガチャポン自体にはあまり興味がわきませんでしたが、できればジョウ君とおそろいの景品が欲しいと思っています。 </p> <p> ヤエさんがやってみようと思うガチャポンは、1回のチャレンジで景品がひとつ出ます。品切れのものも含め景品が何種類あるのかと、それぞれの景品がいくつ残っているのかはわかります。しかし、1回のチャレンジでどの景品が出るかはわかりません。そこで、景品が出る順番にかかわらず、ヤエさんが同じ景品を必ず2つ得るために最低限必要なチャレンジの回数を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ1つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>k<sub>1</sub></var> <var>k<sub>2</sub></var> ... <var>k<sub>N</sub></var> </pre> <p> 各データセットは2行であり、1行目に景品が何種類あるかを表す整数<var>N</var>(1 &le; <var>N</var> &le; 10000)が与えられる。続く1行に各景品がいくつ残っているのかを表す整数<var>k<sub>i</sub></var>(0 &le; <var>k<sub>i</sub></var> &le; 10000)が与えられる。 </p> <p> データセットの数は100を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、同じ景品を必ず2つ得るために最低限必要なチャレンジの回数を出力する。ただし、不可能な場合はNAと出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2 3 2 3 0 1 1 1 1000 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 3 NA 2 </pre> <p> 1つ目のデータセットでは、運良く1種類目か2種類目の景品が連続で出て2回で済む可能性はあるが、同じ種類の景品を必ず2つ得るためには3回チャレンジする必要がある。</br> 2つ目のデータセットでは、2つ以上残っている景品がもともと無いので不可能である。</br> 3つ目のデータセットでは、景品は1種類だけなので2回のチャレンジでその景品が必ず2つ得られる。</br> </p>
[ [ "2\n3 2\n3\n0 1 1\n1\n1000\n0\n", "2\n3 2\n3\n0 1 1\n1\n1000\n0\n" ] ]
p00275
The Outcome of Bonze
<H1>坊主めくりの結末</H1> <p> 百人一首の札を使った遊戯の1つに、「坊主めくり」というものがあります。絵札だけを使う簡単な遊戯なので広く楽しまれています。きまりには様々な派生型がありますが、ここで考える坊主めくりはN人の参加者で、以下のようなルールで行います。 </p> <ul> <li> 64枚の「男」、15枚の「坊主」、21枚の「姫」、計100枚の札を使う。</li> <li> 絵が見えないように札を裏がえしにしてよく混ぜ、「札山」をつくる。</li> <li> 参加者の一人目から順番に1枚ずつ札山の札を引く。N人目の次は、また一人目から繰り返す。 <ul> <li> 引いた札が男なら、引いた人はその札を手に入れる。</li> <li> 引いた札が坊主なら、引いた人はその札を含め、持っている札をすべて「場」に出す。</li> <li> 引いた札が姫なら、引いた人はその札を含め、場にある札をすべて手に入れる。</li> </ul> </li> <li> 札山の札がなくなったら終了で、一番多くの札を持っている人の勝ち。</li> </ul> <p> 参加者数と札山に積まれた札の順番が与えられたとき、遊戯が終了した時点で各参加者が持っている札数を昇順で並べたものと、場に残っている札数を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ一つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>c<sub>1</sub>c<sub>2</sub> ... c<sub>100</sub> </pre> <p> 各データセットは2行であり、1行目に参加者数を表す整数<var>N</var>(2 &le; <var>N</var> &le; 10)が与えられる。続く1行に札山に積まれた札の並びを表す文字列が与えられる。文字<var>c<sub>i</sub></var>は<var>i</var>番目に引かれる札を表しており、Mが男、Sが坊主、Lが姫の札を表す。各文字の間に空白は無い。 </p> <p> データセットの数は100を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、遊戯が終了した時点での札数の並びを1行に出力する。札数の並びとして、各参加者が持っている札の枚数を昇順に並べだものの後に、場に残っている札の枚数を出力する。各札数の間は空白1つで区切る。行の終わりには空白を出力しない。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 2 SSSSSSSSSSSSSSSLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM 2 SSSSSSSSSSSSSSLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMSL 5 MMMMMMSLSLLMMMSMMSLMMMLMMMMLSLLLLMLSMMLMMLLMSSSLMMMMLMLSMLMSMMMMMMMSMMMMMMLMMMMMSMMMLMMLMMMMMMMMMSSM 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 42 58 0 0 100 0 0 0 3 10 59 28 </pre>
[ [ "2\nSSSSSSSSSSSSSSSLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM\n2\nSSSSSSSSSSSSSSLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMSL\n5\nMMMMMMSLSLLMMMSMMSLMMMLMMMMLSLLLLMLSMMLMMLLMSSSLMMMMLMLSMLMSMMMMMMMSMMMMMMLMMMMMSMMMLMMLMMMMMMMMMSSM\n0\n", "2\nSSSSSSSSSSSSSSSLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM\n2\nSSSSSSSSSSSSSSLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMSL\n5\nMMMMMMSLSLLMMMSMMSLMMMLMMMMLSLLLLMLSMMLMMLLMSSSLMMMMLMLSMLMSMMMMMMMSMMMMMMLMMMMMSMMMLMMLMMMMMMMMMSSM\n0\n" ] ]
p00276
Formation
<H1>陣形</H1> <p> プログラマー養成校であるアカベ高校では、チーム戦の競技プログラマーの役割を以下の3タイプに分けています。<br> <table style="margin-left:24px"> <tr> <td>C:</td> <td>コーダー</td> <td>言語を熟知しており、コーディングを行う。</td> </tr> <tr> <td>A:</td> <td>アルゴリズマー</td> <td>論理的思考が得意であり、アルゴリズムを考える。</td> </tr> <tr> <td>N:</td> <td>ナビゲーター</td> <td>読解力に長けており、問題の分析・デバッグをする。</td> </tr> </table> <br> <p> この高校では以下のいずれかの陣形で3人一組のチームを構成しています。 </p> <table style="margin-left:24px"> <tr> <td>CCA:</td> <td>バランスがとれている安定型</td> </tr> <tr> <td>CCC:</td> <td>スピードを見込めるがリスクの高い速攻型</td> </tr> <tr> <td>CAN:</td> <td>正確に問題を解く慎重型</td> </tr> </table> <br/> <p> 競技プログラミング部のコーチであるあなたは、これらの部員をうまく組み合わせ、できるだけ多くのチームを結成できるよう、毎年気を配っています。そこで、コーダーの人数、アルゴリズマーの人数、ナビゲーターの人数が入力として与えられたとき、最大何チーム作れるかを出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>Q</var> <var>c<sub>1</sub></var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>n<sub>1</sub></var> <var>c<sub>2</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>n<sub>2</sub></var> : <var>c<sub>Q</sub></var> <var>a<sub>Q</sub></var> <var>n<sub>Q</sub></var> </pre> <p> 1行目の<var>Q</var>(0 &le; <var>Q</var> &le; 100)はチーム数を求めたい年数である。続く<var>Q</var>行に各年の役割別の人数が与えられる。各行にはコーダーの人数<var>c<sub>i</sub></var>(0 &le; <var>c<sub>i</sub></var> &le; 1000)、アルゴリズマーの人数<var>a<sub>i</sub></var>(0 &le; <var>a<sub>i</sub></var> &le; 1000)、ナビゲーターの人数<var>n<sub>i</sub></var>(0 &le; <var>n<sub>i</sub></var> &le; 1000)が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 年ごとに、作成できる最大のチーム数を1行に出力する。 </p> <h2>入力例</h2> <pre> 4 3 0 0 1 1 1 9 4 1 0 1 2 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1 1 4 0 </pre>
[ [ "4\n3 0 0\n1 1 1\n9 4 1\n0 1 2\n", "4\n3 0 0\n1 1 1\n9 4 1\n0 1 2\n" ] ]
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Programming Contest
<H1>プログラミングコンテスト</H1> <p> 白虎大学では毎年プログラミングコンテストが開催されています。チームの総数をNとしたとき、チームには1からNのチームIDがそれぞれ割り当てられています。コンテストは全てのチームの得点が0の状態から開始し、L秒間連続して行われます。 </p> <p> 今年のコンテストは、テレビで中継されることになりました。コンテストの間テレビに映るのは、その時点で最も得点の高いチームだけです。ただし、該当するチームが複数いるときは、その中でチームIDの一番小さいチームが映ります。映すべきチームが変わると、瞬時にカメラが切り替わります。 </p> <p> あなたはコンテストのログを入手しました。ログには、あるチームの得点が変化した時のレコードがすべて含まれています。各レコードは「チーム<var>d</var>がコンテスト開始<var>t</var>秒後の時点で<var>x</var>点獲得した」という形式で与えられています。なお、減点される場合もあるので、現在の得点が0より小さくなることもあります。 </p> <p> コンテストのログを入力とし、コンテスト開始から終了までの間にテレビに映った時間が最も長いチームのIDを報告するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>R</var> <var>L</var> <var>d<sub>1</sub></var> <var>t<sub>1</sub></var> <var>x<sub>1</sub></var> <var>d<sub>2</sub></var> <var>t<sub>2</sub></var> <var>x<sub>2</sub></var> : <var>d<sub>R</sub></var> <var>t<sub>R</sub></var> <var>x<sub>R</sub></var> </pre> <p> 1行目は3つの整数からなる。<var>N</var>(2 &le; <var>N</var> &le; 100000)はチーム数、<var>R</var>(0 &le; <var>R</var> &le; 1000000)はログに含まれるレコードの数である。<var>L</var>(1 &le; <var>L</var> &le; 1000000)はコンテストの時間(長さ)を表す。続く<var>R</var>行に各レコードの情報が与えられる。各レコードはチーム<var>d<sub>i</sub></var>(1 &le; <var>d<sub>i</sub></var> &le; <var>N</var>)がコンテスト開始<var>t<sub>i</sub></var>(0 &lt; <var>t<sub>i</sub></var> &lt; <var>L</var>)秒後の時点で<var>x<sub>i</sub></var>(-1000 &le; <var>x<sub>i</sub></var> &le; 1000)点獲得あるいは減点されたことを示す。ただし、<var>t<sub>i</sub></var>, <var>x<sub>i</sub></var>は整数であり、<var>t<sub>i-1</sub></var> &le; <var>t<sub>i</sub></var>である。 </p> <h2>出力</h2> <p> コンテスト開始から終了までの間にテレビに映った時間が最も長いチームのIDを1行に出力する。ただし、最も長いチームが複数あるときは、その中でチームIDの一番小さいチームを出力する。 </p> <h2>入力例 1</h2> <pre> 3 4 600 3 100 5 1 200 10 2 400 20 3 500 20 </pre> <h2>出力例 1</h2> <pre> 1 </pre> <br/> <h2>入力例 2</h2> <pre> 3 5 600 3 100 5 1 200 10 2 300 30 1 400 -8 2 400 -27 </pre> <h2>出力例 2</h2> <pre> 3 </pre>
[ [ "3 4 600\n3 100 5\n1 200 10\n2 400 20\n3 500 20\n", "3 4 600\n3 100 5\n1 200 10\n2 400 20\n3 500 20\n" ] ]
p00278
Study Session
<H1>勉強会</H1> <p> プログラマー養成校のアカベ高校には、生徒自身で運営するユニークな勉強会があります。プログラマーは新しい技術を常に取り入れることが大切なので、この勉強会を通して自学自習の習慣を身につけることがこの活動のねらいです。 </p> <p> 生徒は全部で<var>N</var>人おり、それぞれが入学時のプログラミングコンテストの結果で得られたスコアを持っています。勉強会では<var>N</var>人の生徒のうち何人かがリーダーになり、各リーダーがそれぞれのグループを運営するとともに、自らの運営するグループに参加します。 </p> <p> リーダー以外の生徒は、自分のスコアよりも低いスコアのリーダーが運営するグループには参加できません。また、0以上のある値<var>r</var>を1つ決め、グループに参加する生徒とリーダーのスコアの差が<var>r</var>以内となるようにしています。つまり、グループのリーダーのスコアが<var>s</var>のとき、自分のスコアが<var>s</var>を超えているか、あるいは <var>s</var> - <var>r</var> 未満ならば、そのグループには参加できません。 </p> <p> あなたは勉強会の実行委員長であり、運営準備のためにシミュレーションを行うことにしました。シミュレーションでは、リーダーが誰もいない状態から始め、以下の操作を何回か繰り返します。 </p> <ul> <li> 生徒をリーダーに加える。</li> <li> 生徒をリーダーから外す。</li> <li> 要求時点でのリーダーの組み合わせについて、どのグループにも参加できない生徒が<var>x</var>人以下になるような、最小の<var>r</var>を求める。</li> </ul> <p> このようなシミュレーションを行うプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>Q</var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> : <var>s<sub>N</sub></var> <var>QUERY<sub>1</sub></var> <var>QUERY<sub>2</sub></var> : <var>QUERY<sub>Q</sub></var> </pre> <p> 1行目に生徒の数<var>N</var>(1 &le; <var>N</var> &le; 1000000)、処理要求の数<var>Q</var>(0 &le; <var>Q</var> &le; 1000)が与えられる。 </p> <p> 続く<var>N</var>行に<var>i</var>番目の生徒のスコアを示す整数<var>s<sub>i</sub></var>(0 &le; <var>s<sub>i</sub></var> &le; 1,000,000,000)が与えられる。生徒は1,2,...,<var>N</var> で番号付けされているものとする。 </p> <p> 続く<var>Q</var>行に処理要求<var>QUERY<sub>i</sub></var>が与えられる。処理要求は時系列順に与えられる。処理要求はADD, REMOVE, CHECKの3種類あり、各<var>QUERY<sub>i</sub></var>は以下のいずれかの形式で与えられる。 </p> <pre> ADD <var>a</var> </pre> <p> または </p> <pre> REMOVE <var>a</var> </pre> <p> または </p> <pre> CHECK <var>x</var> </pre> <p> ADD <var>a</var>は番号<var>a</var>(1 &le; <var>a</var> &le; <var>N</var>)の生徒をリーダーに加えることを表す。 </p> <p> REMOVE <var>a</var>は番号<var>a</var>(1 &le; <var>a</var> &le; <var>N</var>)の生徒をリーダーから外すことを表す。 </p> <p> CHECK <var>x</var>は出力要求を表す。どのグループにも参加できない生徒の数の上限<var>x</var>(0 &le; <var>x</var> &le; <var>N</var>)が与えられる。 </p> <p> なお、入力は以下の条件を満たすものとする。 </p> <ul> <li> どの時点でも、リーダーの人数が100人を超えることはない。</li> <li> その時点でリーダーである生徒をリーダーに加えることはない。</li> <li> その時点でリーダーでない生徒をリーダーから外すことはない。</li> </ul> <h2>出力</h2> <p> 時系列順に各出力要求の時点で、どのグループにも参加できない生徒がx人以下になるような最小の<var>r</var>を1行に出力する。ただし、どのような<var>r</var>を選んでも<var>x</var>人以下にすることが不可能であればNAと出力する。 </p> <h2>入力例 1</h2> <pre> 5 8 5 10 8 7 3 ADD 1 ADD 3 CHECK 0 CHECK 1 CHECK 2 CHECK 3 CHECK 4 CHECK 5 </pre> <h2>出力例 1</h2> <pre> NA 2 1 0 0 0 </pre> <br/> <h2>入力例 2</h2> <pre> 5 28 5 10 8 7 3 CHECK 0 CHECK 1 CHECK 2 CHECK 3 CHECK 4 CHECK 5 ADD 1 CHECK 0 CHECK 1 CHECK 2 CHECK 3 CHECK 4 CHECK 5 REMOVE 1 ADD 3 CHECK 0 CHECK 1 CHECK 2 CHECK 3 CHECK 4 CHECK 5 ADD 1 CHECK 0 CHECK 1 CHECK 2 CHECK 3 CHECK 4 CHECK 5 </pre> <h2>出力例 2</h2> <pre> NA NA NA NA NA 0 NA NA NA 2 0 0 NA 5 3 1 0 0 NA 2 1 0 0 0 </pre>
[ [ "5 8\n5\n10\n8\n7\n3\nADD 1\nADD 3\nCHECK 0\nCHECK 1\nCHECK 2\nCHECK 3\nCHECK 4\nCHECK 5\n", "5 8\n5\n10\n8\n7\n3\nADD 1\nADD 3\nCHECK 0\nCHECK 1\nCHECK 2\nCHECK 3\nCHECK 4\nCHECK 5\n" ] ]
p00279
Happy End Problem
<H1>ハッピーエンド問題</H1> <p> 「ハッピーエンド問題」と呼ばれる数学の未解決問題に関連したプログラムを書いてみましょう。平面上に与えられた<var>N</var>個の点から、ちょうど<var>k</var>個の点を結んでできる凸多角形のうち、最も面積の小さいものを見つけるプログラムを作成してください。ただし、N個の点の座標を与えられた後、質問として凸多角形の角の個数<var>k</var>がいくつか与えられます。 </p> <p> (補足:ハッピーエンド問題について)<br/> 平面上にどの3点も同じ直線上に乗らないように<var>N</var>個の点を置きます。そのとき、どのように点を置いても、k個の点をうまく選ぶとk個の角をもつ凸多角形が必ず作れると予想されています。 今のところ、三角形ならば<var>N</var>=3、四角形ならば<var>N</var>=5、五角形ならば<var>N</var>=9、六角形ならば<var>N</var>=17であればよいことが、2006年までに証明されています。また、三角形以上のすべてのk角形に対して、<var>N</var>=1+2<sup><var>k</var>-2</sup>という予想がありますが、いまだ証明されていません。これは100年にわたり研究が進められている難問です。<br/> この問題には、「ハッピーエンド問題」という素敵な名前がつけられています。ある男女がこの問題を研究しているうちに仲良くなって、ついに結婚したことにちなんで、友人の数学者が名付けたそうです。ロマンチックですね。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>x<sub>1</sub></var> <var>y<sub>1</sub></var> : <var>x<sub>N</sub></var> <var>y<sub>N</sub></var> <var>Q</var> <var>k<sub>1</sub></var> : <var>k<sub>Q</sub></var> </pre> <p> 1行目に平面上の点の個数<var>N</var>(3 &le; <var>N</var> &le; 40)が与えられる。続く<var>N</var>行に各点の座標が与えられる。各点には1から<var>N</var>までの番号が、入力される順番に付けられている。<var>x<sub>i</sub></var>と<var>y<sub>i</sub></var>(-10000 &le; <var>x<sub>i</sub></var>, <var>y<sub>i</sub></var> &le; 10000)は<var>i</var>番目の点のそれぞれ<var>x</var>座標と<var>y</var>座標を表す整数である。<var>x</var>軸の正方向は右向き, <var>y</var>軸の正方向は上向きに取るものとする。 </p> <p> 続く1行に質問の数<var>Q</var>(1 &le; <var>Q</var> &le; <var>N</var>)が与えられる。続く<var>Q</var>行に質問が与えられる。<var>k<sub>i</sub></var>(3 &le; <var>k<sub>i</sub></var> &le; <var>N</var>)は<var>i</var>番目の質問である凸多角形の角の個数を表す。 </p> <p> なお、入力は以下の条件を満たすものとする。 </p> <ul> <li> 入力される点の座標はすべて異なる。 </li> <li> どの3点も同じ直線上には乗らない。</li> <li> 各質問に対して面積最小の凸多角形は1つであり、2番目に小さい凸多角形との面積の差は 0.0001以上。</li> </ul> <h2>出力</h2> <p> 質問ごとに、面積が最小の凸多角形の全頂点を1行に出力する。凸多角形の頂点で最も下にあるものの中で最も左にある頂点から順に、反時計周りで頂点の番号を出力する。頂点の番号の間は空白1つで区切る。行の終わりには空白文字を出力しない。ただし、凸多角形が作れない場合はNAと出力する。 </p> <h2>入力例 1</h2> <pre> 5 0 0 3 0 5 2 1 4 0 3 3 3 4 5 </pre> <h2>出力例 1</h2> <pre> 1 4 5 1 2 4 5 1 2 3 4 5 </pre> <br/> <h2>入力例 2</h2> <pre> 6 0 0 3 0 5 2 1 4 0 3 3 2 4 3 4 5 6 </pre> <h2>出力例 2</h2> <pre> 6 3 5 6 3 4 5 1 2 6 4 5 NA </pre>
[ [ "5\n0 0\n3 0\n5 2\n1 4\n0 3\n3\n3\n4\n5\n", "5\n0 0\n3 0\n5 2\n1 4\n0 3\n3\n3\n4\n5\n" ] ]
p00280
Tennis
<h1>テニス</h1> <p> ジョウ君とヤエさんは昼休みにテニスをします。ただし、昼休みは時間が限られているので、短い時間で終わるように、得点について以下の3つのルールで行います。 </p> <ul> <li> 相手が3点以下のときに先に5点とれば勝ち。</li> <li> 4対4の同点になったときは、その直後に連続して2点とった方が勝ち。</li> <li> 4対4の後に双方が1点ずつとったときは引き分け。</li> </ul> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_tennis" width="600"> </center> <p> 以下の図は、ジョウ君とヤエさんの試合で起こり得るすべての状況を表しています。丸の中の左の数がジョウ君の得点、右がヤエさんの得点です。Aと書いた矢印はジョウ君が1点とったことを、Bと書いた矢印はヤエさんが1点とったことを表します。 </p> <p> ジョウ君とヤエさんの得点が与えられたとき、試合開始からその得点状況になるまでに、上の図で通り得るすべての経路を列挙するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>j</var> <var>y</var> </pre> <p> <var>j</var> (0 &le; <var>j</var> &le; 6) がジョウ君の得点、<var>y</var> (0 &le; <var>y</var> &le; 6) がヤエさんの得点である。ただし、<var>j</var> と <var>y</var> がともに 0 であることはない。また、<var>j</var> が 6 のときは <var>y</var> は 4、<var>y</var> が 6 のときは <var>j</var> は 4 である。 </p> <h2>出力</h2> <p> 上の図で、試合開始(0-0と書かれた丸)から与えられた得点が書かれた丸までのすべての経路を出力する。経路は図の矢印に添えられた英字(A,B)の列で表し、辞書式順序(英和辞書で単語が並んでいる順番)になるように並べる。1つの経路を1行に出力する。経路の前後には空白を出力しない。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例1</h2> <pre> 2 2 </pre> <h2>出力例1</h2> <pre> AABB ABAB ABBA BAAB BABA BBAA </pre> <h2>入力例2</h2> <pre> 5 1 </pre> <h2>出力例2</h2> <pre> AAAABA AAABAA AABAAA ABAAAA BAAAAA </pre>
[ [ "2 2\n", "2 2\n" ] ]
p00281
Computation of Salary
<h2>親方の給料計算</h2> <p> ワシはパイプつなぎ組合の親方じゃ。職人を工事現場に派遣し、現場でパイプをつながせておる。去年は工事が増えて大儲けするかと思ったのじゃが、ちょっと給料の出し方がまずくてのぅ。ウチとしては大赤字になってしまったのじゃよ…。そこで、今年は職人たちへの給料の出し方を工夫したいのじゃ。 </p> <p> 職人たちの給料は、工事の種類とこなした回数で決めておる。つまり、<br> 職人の給料 = 種類 1 の単価 &times; 種類 1 をこなした回数<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; + 種類 2 の単価 &times; 種類 2 をこなした回数<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;....<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; + 種類 <var>M</var> の単価 &times; 種類 <var>M</var> をこなした回数<br> <br> となるのじゃ。これを計算するために、ウチでは、どの職人がどの種類の工事を何回こなしたかを次のような表に記録しておる。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_salary"> </center> <br> <p> 例えば、上の表では、職人1が工事2を2回、工事4を1回こなしたことを示しておる。 </p> <p> 職人たちがこなした仕事の回数はもう変えられんが、やつらは工事の単価を知らんので、単価をいろいろと変えながら皆の不満が出ぬよう給料を調整しようと思うておる。じゃが、ワシがこしらえたプログラムが今もって動かなくてのぅ。ちょっとみてくれんかね。 </p> <pre> //省略 int i, j; for ( i = 0; i < N; i++ ){ c[i] = 0; for ( j = 0; j < M; j++ ){ c[i] = c[i] + a[i][j]*b[j]; } } //省略 </pre> <p> <var>N</var> は職人の数で <var>M</var> は工事の種類の数じゃ。変数 <var>a[i][j]</var> に職人iが工事 <var>j</var> をこなした回数を、<var>b[j]</var> に工事 <var>j</var> の単価をいれて、<var>c[i]</var> に職人 <var>i</var> の給料を格納しておる。合っているはずなのに、うんともすんとも言わん!そろそろ今年の給料を職人たちに払わないとまずいのじゃが・・・・・なんとかならんかのぅ。 </p> <p> それでは、職人のこなした仕事の回数と各工事の単価の情報が与えられたとき、各職人の給料を計算するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>M</var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>t<sub>1</sub></var> <var>e<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> <var>t<sub>2</sub></var> <var>e<sub>2</sub></var> : 0 0 0 <var>L</var> <var>b<sub>11</sub></var> <var>b<sub>12</sub></var> ... <var>b<sub>1M</sub></var> <var>b<sub>21</sub></var> <var>b<sub>22</sub></var> ... <var>b<sub>2M</sub></var> : <var>b<sub>L1</sub></var> <var>b<sub>L2</sub></var> ... <var>b<sub>LM</sub></var> </pre> <ul> <li> 1行目は職人の数 <var>N</var>(1 &le; <var>N</var> &le; 10000)と工事の種類の数 <var>M</var>(1 &le; <var>M</var> &le; 10000)。</li> <li> 続いて、工事の記録として、職人の番号 <var>s<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>s<sub>i</sub></var> &le; <var>N</var>) と工事の種類の番号 <var>t<sub>i</sub></var>(1 &le; <var>t<sub>i</sub></var> &le; <var>M</var>)、および職人 <var>s<sub>i</sub></var> が工事 <var>t<sub>i</sub></var> をこなした回数 <var>e<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>e<sub>i</sub></var> &le; 50000) からなる行が1行以上与えられる。工事の記録はゼロ3つの行で終わる。ただし、<var>e<sub>i</sub></var> の合計は 1 以上 50000 以下である。また、工事の記録には、どの職人と工事の種類の組も2度以上現れない。工事をこなした回数が 0 である職人と工事の種類の組は与えられない。</li> <li> 続く 1 行は給料の算出を行う回数 <var>L</var> (1 &le; <var>L</var> &le; 100) 。</li> <li> 続く <var>L</var> 行は、<var>i</var> 回目の給料の算出に必要な、工事 <var>j</var> の単価 <var>b<sub>ij</sub></var> (0 &le; <var>b<sub>ij</sub></var> &le; 10000) の並び。</li> </ul> <h2>出力</h2> <p> 以下の形式で、<var>i</var> 回目の給料の算出によって得られた職人 <var>j</var> の給料 <var>c<sub>ij</sub></var> を順番に出力する。各給料の間は空白1つで区切る。 </p> <pre> <var>c<sub>11</sub></var> <var>c<sub>12</sub></var> ... <var>c<sub>1N</sub></var> <var>c<sub>21</sub></var> <var>c<sub>22</sub></var> ... <var>c<sub>2N</sub></var> : <var>c<sub>L1</sub></var> <var>c<sub>L2</sub></var> ... <var>c<sub>LN</sub></var> </pre> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 4 6 1 2 1 2 3 2 2 4 3 3 1 5 4 2 4 4 3 2 4 6 10 0 0 0 3 1 3 2 4 0 10 6 5 4 3 2 1 5 1 1 5 5 1 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 3 16 5 116 5 17 30 38 1 17 25 16 </pre>
[ [ "4 6\n1 2 1\n2 3 2\n2 4 3\n3 1 5\n4 2 4\n4 3 2\n4 6 10\n0 0 0\n3\n1 3 2 4 0 10\n6 5 4 3 2 1\n5 1 1 5 5 1\n", "4 6\n1 2 1\n2 3 2\n2 4 3\n3 1 5\n4 2 4\n4 3 2\n4 6 10\n0 0 0\n3\n1 3 2 4 0 10\n6 5 4 3 2 1\n5 1 1 5 5 1\n" ] ]
p00282
Jinkoki
<h1>塵劫記</h1> <p> 大きな数を表そうとすると、文字数も多くなるし、位取りがわからなくなってしまうので、なかなか面倒です。大きな数をわかりやすく表すために、人々は数の単位を使ってきました。江戸時代に書かれた「塵劫記」という本の中では、数の単位が次のように書かれています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_jinkouki1" width="740"> </center> <br> <p> たとえば、2の100乗のようなとても大きな数は、126穣7650(じょ)6002垓2822京9401兆4967億320万5376と表せます。それでは、正の整数 <var>m</var> と <var>n</var> が与えられたとき、<var>m</var> の <var>n</var> 乗を塵劫記の単位を使って上のように表すプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ2つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>m</var> <var>n</var> </pre> <p> <var>m</var> (2 &le; <var>m</var> &le; 20) が基数、<var>n</var> (1 &le; <var>n</var> &lt; 240) が指数を表す。ただし、<var>m<sup>n</sup></var>は 10<sup>72</sup> 未満である。 </p> <p> データセットの数は 100 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、<var>m<sup>n</sup></var> を塵劫記の単位で表した文字列を1行に出力する。ただし、各単位は以下の表記で出力する。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_jinkouki2" width="740"> </center> <br> <p> <var>m<sup>n</sup></var>を表す文字列は、1 から 9999 までの数と上の表に現れる単位を表す文字列からなる。文字列には、余分な 0 や単位を含めない。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 2 10 5 20 10 8 20 17 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1024 95Cho3674Oku3164Man625 1Oku 131Gai720Kei </pre>
[ [ "2 10\n5 20\n10 8\n20 17\n0 0\n", "2 10\n5 20\n10 8\n20 17\n0 0\n" ] ]
p00283
Knocker of the Gigas Cedar
<h1>巨樹の刻み手</h1> <p> あなたは <var>N</var> 種類の道具を使って、目の前の巨樹を切り倒そうとしています。はじめは、樹の耐久力は <var>D</var>、あなたの経験値は 0 ですが、道具 <var>i</var> で1回樹を叩くと樹の耐久力は <var>a<sub>i</sub></var> 減り、あなたは <var>e<sub>i</sub></var> の経験値を得ます。ただし、道具 <var>i</var> を使うためには、あなたは <var>r<sub>i</sub></var> 以上の経験値を持っていなければなりません。樹の耐久力が 0 以下になると樹は倒れます。 </p> <p> 樹の耐久力と道具についての情報が与えられたとき、樹を切り倒すには最低何回樹を叩かなければいけないかを求めるプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ2つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>D</var> <var>N</var> <var>a<sub>1</sub></var> <var>e<sub>1</sub></var> <var>r<sub>1</sub></var> <var>a<sub>2</sub></var> <var>e<sub>2</sub></var> <var>r<sub>2</sub></var> : <var>a<sub>N</sub></var> <var>e<sub>N</sub></var> <var>r<sub>N</sub></var> </pre> <p> 1 行目に樹の耐久力を表す整数 <var>D</var> (1 &le; <var>D</var> &le; 100) と道具の種類の数 <var>N</var>(1 &le; <var>N</var> &le; 100) が与えられる。続く <var>N</var> 行に道具 1 から <var>N</var> までの情報が与えられる。<var>a<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>a<sub>i</sub></var> &le; 100) と <var>e<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>e<sub>i</sub></var> &le; 100) は、道具iを1回使うことで減る樹の耐久力とあなたが得ることのできる経験値をそれぞれ表す。<var>r<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>r<sub>i</sub></var> &le; 100) は道具を使うために必要な経験値を表す。<var>a<sub>i</sub></var>, <var>e<sub>i</sub></var>, <var>r<sub>i</sub></var> はすべて整数である。<br> <br> データセットの数は 50 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> 樹を切り倒すのに必要な、樹を叩く最小の回数を1行に出力する。ただし、樹を切り倒すことが不可能な場合は <span>NA</span> と出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 15 4 1 1 0 1 2 2 5 10 5 8 1 15 60 4 5 2 0 8 8 2 3 5 0 49 0 18 100 1 1 1 1 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 6 4 NA </pre>
[ [ "15 4\n1 1 0\n1 2 2\n5 10 5\n8 1 15\n60 4\n5 2 0\n8 8 2\n3 5 0\n49 0 18\n100 1\n1 1 1\n0 0\n", "15 4\n1 1 0\n1 2 2\n5 10 5\n8 1 15\n60 4\n5 2 0\n8 8 2\n3 5 0\n49 0 18\n100 1\n1 1 1\n0 0\n" ] ]
p00284
Infinite Express
<h1>無限急行</h1> <p> ムゲン鉄道のムゲン線には無限個の駅があります。駅には …, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, … と番号が振られていて、各駅は数直線上の整数と同じ順番で隣り合っています。あなたはいま、ある番号の駅から電車に乗り、それより大きな番号の駅に向かおうとしています。 </p> <p> ムゲン線には無限種類の快速電車が走っています。それらは 0 級快速、1 級快速、2 級快速、3 級快速、… のように番号で呼ばれています。<var>n</var> 級快速の電車は、2<var><sup>n</sup></var> の倍数の番号の駅に停車します。たとえば、1級快速は駅 …, -4, -2, 0, 2, 4, … に、3 級快速は駅 …, -24, -16, -8, 0, 8, 16, 24, … に停車するといった具合です。0 級快速はすべての駅に停車するので、本当は各駅停車ですがムゲン鉄道は「快速」と呼んでいます。 </p> <p> どの級の快速電車も、ある停車駅から次の停車駅まで移動するのに1単位時間かかります。また、快速電車間の乗り換えにかかる時間は無視できるものとします。乗車駅 <var>s</var> と降車駅 <var>d</var> が与えられたとき、<var>s</var> から <var>d</var> へ移動するのに必要な最小の時間を求めるプログラムを作成してください。ただし、<var>s</var> から <var>d</var> へ移動する間に、大きな番号から小さな番号の駅に向かっての移動は認められないものとします。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>s<sub>1</sub></var> <var>d<sub>1</sub></var> <var>s<sub>2</sub></var> <var>d<sub>2</sub></var> : <var>s<sub>N</sub></var> <var>d<sub>N</sub></var> </pre> <p> 1行目に移動の回数を表す <var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 100) が与えられる。続く <var>N</var> 行に、乗車駅の番号 <var>s<sub>i</sub></var> と降車駅の番号 <var>d<sub>i</sub></var> (-1,000,000,000 &le; <var>s<sub>i</sub></var> &lt; <var>d<sub>i</sub></var> &le; 1,000,000,000) が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 与えられた乗車駅と降車駅ごとに、移動に必要な最小の時間を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <h2>入力例</h2> <pre> 3 0 7 -1048576 0 -3 5 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 3 1 4 </pre>
[ [ "3\n0 7\n-1048576 0\n-3 5\n", "3\n0 7\n-1048576 0\n-3 5\n" ] ]
p00285
Microorganism Power Generation
<h1>微生物発電</h1> <p> 飯沼博士は磐梯山の噴気孔でふしぎな微生物を見つけました。この微生物の雄と雌1体ずつが合体すると、電気エネルギーを放出します。この微生物を研究すれば、将来のエネルギー危機から我々を救えるかもしれません。 </p> <p> 観察を続けると、微生物は合体したときだけ電気エネルギーを発生させることと、合体した微生物のさらなる合体はないことがわかりました。さらに観察を続けると、合体で放出される電気エネルギーは、微生物が体内に持つ未知の粒子(博士はこれを磐梯山にちなんでB粒子と名づけました)の量で決まることがわかりました。合体する雄と雌が体内に持つB粒子の量をそれぞれ <var>bm</var> と <var>bw</var> とすると、合体により放出される電気エネルギーは |<var>bm</var> - <var>bw</var>| &times; (|<var>bm</var> - <var>bw</var>| - 30)<sup>2</sup> という式で計算できます。 </p> <p> この発見により、微生物の集団から得られる最大の電気エネルギーが計算できるようになりました。それでは、微生物の集団に含まれる雄と雌の数と、各個体が持つB粒子の量が与えられたとき、この微生物の集団から得られる最大の電気エネルギーを計算するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ2つの行で示される。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>M</var> <var>W</var> <var>bm<sub>1</sub></var> <var>bm<sub>2</sub></var> ... <var>bm<sub>M</sub></var> <var>bw<sub>1</sub></var> <var>bw<sub>2</sub></var> ... <var>bw<sub>W</sub></var> </pre> <p> 1行目の <var>M</var> と <var>W</var> (1 &le; <var>M,W</var> &le; 12) はそれぞれ雄と雌の微生物の数である。2行目に、<var>i</var> 番目の雄が体内に持つB粒子の量 <var>bm<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>bm<sub>i</sub></var> &le; 50) が与えられる。3行目に、<var>i</var> 番目の雌が体内に持つB粒子の量 <var>bw<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>bw<sub>i</sub></var> &le; 50) が与えられる。<br> <br> データセットの数は 20 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに、微生物の集団から得られる電気エネルギーの最大値を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 3 3 0 20 30 10 20 30 10 10 32 10 15 8 20 10 6 45 50 41 18 0 37 25 45 11 25 21 32 27 7 3 23 14 39 6 47 16 23 19 37 8 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 12000 53906 11629 </pre>
[ [ "3 3\n0 20 30\n10 20 30\n10 10\n32 10 15 8 20 10 6 45 50 41\n18 0 37 25 45 11 25 21 32 27\n7 3\n23 14 39 6 47 16 23\n19 37 8\n0 0\n", "3 3\n0 20 30\n10 20 30\n10 10\n32 10 15 8 20 10 6 45 50 41\n18 0 37 25 45 11 25 21 32 27\n7 3\n23 14 39 6 47 16 23\n19 37 8\n0 0\n" ] ]
p00286
Mystery of an Ancient Ruin
<h1>古代遺跡の謎</h1> <p> 古代遺跡から超大型あみだくじが発見された。学者達はこれをVLA(Very Long Amidakuji)と命名した。分析の結果、VLAは <var>N</var> 本の縦棒を持ついくつかの部品の組み合わせで構成され、多くの場合繰り返しを含んでいることがわかった。例えば、図のVLAは2種類の部品AとBを使った4つの部品から構成されている。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_monument" width="400"> </center> <p> このVLAの上端に左から順番に 1,2,3,4,5 と番号をつけ、それぞれの番号からVLAをたどり(あみだくじのたどり方については問題文最後の補足を参照してください)、下端にたどり着いた場所の縦棒にその番号を振る。すべての番号についてたどり終えた後で、下端に振られた番号を左から読むと 4,2,5,1,3 になる。このように、1,2,3,4,5 という番号の列が 4,2,5,1,3 という列に変換される。 </p> <p> 彼らはVLAによって 1 から <var>N</var> までの番号の列がどのように変換されるのかを知りたいが、手作業でたどるのは大変そうだ。そこでパソコン甲子園出場者である優秀なプログラマーの君たちに、VLAのシミュレーションを依頼した。 </p> <p> VLAはとても長いため、そのままの状態ではプログラマーたちに情報を伝えることができない。そこで学者たちは、部品の種類を英大文字1つで表し、VLAを式で表現することにした。 </p> <p> 部品は同じ位置関係である縦棒が一致するように、左から順番に <span>+<span> 演算子で接続される。たとえば、上からA,B,C,D という順番で連結された部品の列は <span>A+B+C+D</span> という式で表記される。 </p> <p> 部品の列を表す式 <var>seq</var> の <var>m</var> 回の繰り返しは、<var>m</var>(<var>seq</var>) と表記できる。たとえば、<span>A+B</span> の2回の繰り返しは <span>2(A+B)</span> と表せ、これは <span>A+B+A+B</span> と同じである。また、<var>seq</var> が1つの部品 <var>a</var> の場合は、<var>a</var> を囲むかっこを省略しても構わない。<span>4(A+B)</span> と <span>3(X+Y)</span> を、この順番で連結したVLAは <span>4(A+B)+3(X+Y)</span> と表せる。また、かっこは <span>2(4(A+B)+3(X+Y))+10C</span> のように入れ子にしても構わない。 </p> <p> それでは、縦棒の数 <var>N</var>、各部品の情報、複数のVLAの式を入力とし、各式が表すVLAによって1から <var>N</var> までの番号の列がどのように変換されるかを出力するプログラムを作成しなさい。 </p> <p> (※補足:あみだくじのたどり方について)<br> あみだくじのある縦棒の上端から出発して上から下へ進む。ただし、横棒がある地点ではその横棒でつながった別の縦棒に移動する。これを、縦棒の下端にたどり着くまで繰り返す。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>K</var> <var>p<sub>1</sub></var> <var>h<sub>1</sub></var> <var>g</var><sub>1</sub>(1,1) <var>g</var><sub>1</sub>(1,2) .. <var>g</var><sub>1</sub>(1,<var>N</var>-1) <var>g</var><sub>1</sub>(2,1) <var>g</var><sub>1</sub>(2,2) .. <var>g</var><sub>1</sub>(2,<var>N</var>-1) : <var>g</var><sub>1</sub>(<var>h</var><sub>1</sub>-1,1) <var>g</var><sub>1</sub>(<var>h</var><sub>1</sub>-1,2) .. <var>g</var><sub>1</sub>(<var>h</var><sub>1</sub>-1,<var>N</var>-1) <var>p<sub>2</sub></var> <var>h<sub>2</sub></var> <var>g</var><sub>2</sub>(1,1) <var>g</var><sub>2</sub>(1,2) .. <var>g</var><sub>2</sub>(1,<var>N</var>-1) <var>g</var><sub>2</sub>(2,1) <var>g</var><sub>2</sub>(2,2) .. <var>g</var><sub>2</sub>(2,<var>N</var>-1) : <var>g</var><sub>2</sub>(<var>h</var><sub>2</sub>-1,1) <var>g</var><sub>2</sub>(<var>h</var><sub>2</sub>-1,2) .. <var>g</var><sub>2</sub>(<var>h</var><sub>2</sub>-1,<var>N</var>-1) : <var>p<sub>K</sub></var> <var>h<sub>K</sub></var> <var>g<sub>K</sub></var>(1,1) <var>g<sub>K</sub></var>(1,2) .. <var>g<sub>K</sub></var>(1,<var>N</var>-1) <var>g<sub>K</sub></var>(2,1) <var>g<sub>K</sub></var>(2,2) .. <var>g<sub>K</sub></var>(2,<var>N</var>-1) : <var>g<sub>K</sub></var>(<var>h<sub>K</sub></var>-1,1) <var>g<sub>K</sub></var>(<var>h<sub>K</sub></var>-1,2) .. <var>g<sub>K</sub></var>(<var>h<sub>K</sub></var>-1,<var>N</var>-1) <var>E</var> expression<sub>1</sub> expression<sub>2</sub> : expression<var><sub>E</sub></var> </pre> <p> 1行目に縦棒の数を表す整数 <var>N</var> (2 &le; <var>N</var> &le; 12) と部品の種類の数 <var>K</var> (1 &le; <var>K</var> &le; 26)が与えられる。 </p> <p> 2行目以降に <var>K</var> 種類の部品の情報が与えられる。各部品は以下の形式で与えられる。 </p> <ul> <li> 最初の行は部品名を表す1つの英大文字 <var>p<sub>i</sub></var> と部品 <var>i</var> の縦棒の長さを表す整数 <var>h<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>h<sub>i</sub> &le; 20)を含む。</li> <li> 続く<var>h<sub>i</sub></var>-1 行で部品 <var>i</var> の横棒の情報が与えられる。<var>g<sub>i</sub></var>(<var>r, c</var>) は部品 <var>i</var> の上端から長さ <var>r</var> の位置において、左から <var>c</var> 番目の縦棒と <var>c</var>+1 番目の縦棒をつなぐ横棒の有無を表す。横棒があるときは <var>g<sub>i</sub></var>(<var>r</var>, <var>c</var>) = 1、横棒がないときは <var>g<sub>i</sub></var>(<var>r</var>, <var>c</var>) = 0である。 </ul> <p> 続く1行に式の数 <var>E</var> (1 &le; <var>E</var> &le; 100) が与えられる。続く <var>E</var> 行にVLAの式を表す文字列 expression<sub><var>i</var></sub>(1文字以上1000文字以下)が与えられる。 </p> <p> 入力は以下の条件を満たす。 </p> <ul> <li> 異なる部品に同じ名前が使われることはない。 </li> <li> 各部品 <var>i</var> について、<var>g<sub>i</sub></var>(<var>r</var>, <var>c</var>)と <var>g<sub>i</sub></var>(<var>r</var>, <var>c</var>+1)が同時に 1 となることはない。</li> <li> 式に含まれる整数は 1 以上 1,000,000,000 以下である。</li> <li> 式には空白は含まれない。</li> </ul> <h2>出力</h2> <p> 式ごとに、VLAによる1からNまでの列の変換結果を1行に出力する。それぞれの数字の間は空白1つで区切る。 </P> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 5 2 A 5 1 0 0 1 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1 0 1 B 4 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 2 2(A+B) 1000000000(1000000000A+1000000000B) </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 4 2 5 1 3 1 2 3 4 5 </pre>
[ [ "5 2\nA 5\n1 0 0 1\n0 1 0 0\n1 0 1 0\n0 1 0 1\nB 4\n1 0 0 1\n0 1 0 0\n0 0 1 0\n2\n2(A+B)\n1000000000(1000000000A+1000000000B)\n", "5 2\nA 5\n1 0 0 1\n0 1 0 0\n1 0 1 0\n0 1 0 1\nB 4\n1 0 0 1\n0 1 0 0\n0 0 1 0\n2\n2(A+B)\n1000000000(1000000000A+1000000000B)\n" ] ]
p00287
Wall
<h1>壁</h1> <p> 2XXX年、突然出現した天敵の侵入を防ぐために、人類は壁を作りその中に逃げ込んだ。その結果、人類の活動領域はその壁で囲まれた範囲に限定されてしまった。この領域は、上空から見ると <var>W</var> &times <var>H</var> の長方形である。領域内部には <var>x</var> 軸あるいは <var>y</var> 軸に対して平行な壁がいくつか設置されている。活動領域の例を下図に示す。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_wall1" width="360"> </center> <br> <p> 人類は活動領域内を自由に移動することができるが、壁を越えるためには一定量の資源を消費しなければならない。ただし、壁を越えることはできるが(図中の (1))、壁の交点を越えること (2)、壁や活動領域の境界の上を移動すること (3)、活動領域外に出ること (4) はできない。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_wall2" width="640"> </center> <br> <p> 領域内部の壁の情報といくつかの始点と終点の組を入力し、始点から終点へ移動するために越えなければならない壁の数の最小値を計算するプログラムを作成しなさい。ただし、壁は幅のない線分とします。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>W</var> <var>H</var> <var>M</var> <var>px</var><sub>1</sub> <var>py</var><sub>1</sub> <var>qx</var><sub>1</sub> <var>qy</var><sub>1</sub> <var>px</var><sub>2</sub> <var>py</var><sub>2</sub> <var>qx</var><sub>2</sub> <var>qy</var><sub>2</sub> : <var>px<sub>M</sub></var> <var>py<sub>M</sub></var> <var>qx<sub>M</sub></var> <var>qy<sub>M</sub></var> <var>Q</var> <var>sx</var><sub>1</sub> <var>sy</var><sub>1</sub> <var>gx</var><sub>1</sub> <var>gy</var><sub>1</sub> <var>sx</var><sub>2</sub> <var>sy</var><sub>2</sub> <var>gx</var><sub>2</sub> <var>gy</var><sub>2</sub> : <var>sx<sub>Q</sub></var> <var>sy<sub>Q</sub></var> <var>gx<sub>Q</sub></var> <var>gy<sub>Q</sub></var> </pre> <p> 1行目に領域の横の長さと縦の長さを表す整数 <var>W</var>, <var>H</var> (2 &le; <var>W,H</var> &le; 1,000,000,000) と壁の数 <var>M</var> (0 &le; <var>M</var> &le; 100) が与えられる。 </p> <p> 続く <var>M</var> 行に壁を表す線分の情報が与えられる。各行に与えられる4つの整数 <var>px<sub>i</sub></var>, <var>py<sub>i</sub></var>, <var>qx<sub>i</sub></var>, <var>qy<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>px<sub>i</sub></var>, <var>qx<sub>i</sub></var> &le; <var>W</var>, 0 &le; <var>py<sub>i</sub></var>, <var>qy<sub>i</sub></var> &le; <var>H</var>) はそれぞれ <var>i</var> 番目の線分の端点の <var>x</var> 座標、<var>y</var> 座標、もうひとつの端点の <var>x</var> 座標、<var>y</var> 座標を表す。 </p> <p> 続く1行に質問の数 <var>Q</var> (1 &le; <var>Q</var> &le; 100) が与えられる。続く <var>Q</var> 行に各質問が与えられる。各質問に含まれる4つの整数 <var>sx<sub>i</sub></var>, <var>sy<sub>i</sub></var>, <var>gx<sub>i</sub></var>, <var>gy<sub>i</sub></var> (0 &lt; <var>sx<sub>i</sub></var>, <var>gx<sub>i</sub></var> &lt; <var>W</var>, 0 &lt; <var>sy<sub>i</sub></var>, <var>gy<sub>i</sub></var> &lt; <var>H</var>) はそれぞれ始点の <var>x</var> 座標、<var>y</var> 座標、終点の <var>x</var> 座標、<var>y</var> 座標を表す。 </p> <p>入力は以下の条件を満たす。</p> <ul> <li> 各線分は <var>x</var> 軸あるいは <var>y</var> 軸に対して平行であり、長さは1以上である。</li> <li> 2つの互いに平行な線分が同じ点あるいは線分を共有することはない。</li> <li> スタート地点、ゴール地点は壁上にあることはない。</li> <li> どの線分も活動領域の境界と線分を共有することはない。</li> </ul> <h2>出力</h2> <p> 質問ごとに、壁を越える回数の最小値を出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例 1</h2> <pre> 5 6 5 0 2 5 2 0 3 5 3 0 4 3 4 1 4 1 6 3 0 3 6 2 2 5 4 1 2 5 4 5 </pre> <h2>出力例 1</h2> <pre> 3 1 </pre> <h2>入力例 2</h2> <pre> 4 4 0 1 1 1 2 2 </pre> <h2>出力例 2</h2> <pre> 0 </pre> <h2>入力例 3</h2> <pre> 4 7 3 0 2 2 2 3 3 4 3 0 5 4 5 3 1 1 1 3 1 1 1 4 1 1 1 6 </pre> <h2>出力例 3</h2> <pre> 0 0 1 </pre>
[ [ "5 6 5\n0 2 5 2\n0 3 5 3\n0 4 3 4\n1 4 1 6\n3 0 3 6\n2\n2 5 4 1\n2 5 4 5\n", "5 6 5\n0 2 5 2\n0 3 5 3\n0 4 3 4\n1 4 1 6\n3 0 3 6\n2\n2 5 4 1\n2 5 4 5\n" ] ]
p00288
Algorithm Exam
<h1>アルゴリズム検定試験</h1> <p> あなたはイズア地区におけるアルゴリズム検定試験を運営しており、運営費を最小にしたいと考えています。運営費は、会場使用料、バスの使用料、移動補助金の総和です。 </p> <p> 今年は <var>N</var> 人の受験者登録があり、それぞれ <var>c<sub>i</sub></var> 人まで受け入れ可能な <var>M</var> 個の会場を確保しました。あなたは各受験者を必ずどこかの会場に割り当てなければなりません。1 人以上割り当てた会場については、人数にかかわらず <var>f<sub>i</sub></var> 円の会場使用料を支払う必要があります。 </p> <p> イズア地区は図に示すように東西方向と南北方向に 1 km 間隔で道が走っており、受験者の家と会場は交差点上にあると考えます。各受験者は家から会場まで道に沿って徒歩で移動できます。また、この検定試験では、1 人以上受験者を受け入れる各会場につき 1 台のシャトルバスが運行されるので、受験者はバスを利用することもできます。ただし、自分が受験する会場行きのバスにしか乗れません。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2013_algorithm" width="600"> </center> <br> <p> 各シャトルバスは、会場からの東西方向の距離と南北方向の距離の和が <var>D</var> 以内のすべての交差点に停車します(図は <var>D</var> = 3 の場合)。バスの使用料は <var>D</var> に比例し、<var>D</var> が 1 km 増えると <var>B</var> 円上がります。つまり、シャトルバスを運行するには 1 会場あたり <var>D &times; B</var> 円の費用を支払う必要があります。なお、<var>D</var> 及び <var>B</var> はすべての会場で共通の値を用います。 </p> <p> 移動補助金とは、各受験者に必要な最低限の徒歩での移動に対して運営者が受験者に支払う費用で、1 km について 1 円を払う必要があります。 </p> <p> あなたは受験者の家と会場の位置、会場の受け入れ可能人数と使用料、<var>D</var> が 1 km 増えたときに加算される料金 <var>B</var> の情報を入力データとして持っており、各受験者への会場割り当てと <var>D</var> を決定することができます(ただし、<var>D</var> は 0 以上の整数)。このとき、運営費の最小値を求めてください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は複数のデータセットからなる。入力の終わりはゼロ3つの行で示される。各データセットは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>M</var> <var>B</var> <var>ax</var><sub>1</sub> <var>ay</var><sub>1</sub> <var>ax</var><sub>2</sub> <var>ay</var><sub>2</sub> : <var>ax<sub>N</sub></var> <var>ay<sub>N</sub></var> <var>bx</var><sub>1</sub> <var>by</var><sub>1</sub> <var>c</var><sub>1</sub> <var>f</var><sub>1</sub> <var>bx</var><sub>2</sub> <var>by</var><sub>2</sub> <var>c</var><sub>2</sub> <var>f</var><sub>2</sub> : <var>bx<sub>M</sub></var> <var>by<sub>M</sub></var> <var>c<sub>M</sub></var> <var>f<sub>M</sub></var> </pre> <p> 1 行目は3つの整数からなる。<var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 100) は受験者の人数、<var>M</var> (1 &le; <var>M</var> &le; 5) は会場数である。<var>B</var> (0 &le; <var>B</var> &le; 1000) はシャトルバスを運行する際に、<var>D</var>が 1 km 増えたときに加算される料金である。続く <var>N</var> 行に各受験者の家の座標が与えられる。<var>ax<sub>i</sub></var>, <var>ay<sub>i</sub></var> (-1000 &le; <var>ax<sub>i</sub></var>, <var>ay<sub>i</sub></var> &le; 1000) はそれぞれ受験者 <var>i</var> の家の <var>x</var> 座標と <var>y</var> 座標を示す。続く <var>M</var> 行に各会場の情報が与えられる。<var>bx<sub>i</sub></var>, <var>by<sub>i</sub></var> (-1000 &le; <var>bx<sub>i</sub></var>, <var>by<sub>i</sub></var> &le; 1000) はそれぞれ会場 <var>i</var> の <var>x</var> 座標と <var>y</var> 座標を示す。<var>c<sub>i</sub></var>(1 &le; <var>c<sub>i</sub></var> &le; 100) は会場 <var>i</var> の受け入れ可能人数、<var>f<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>f<sub>i</sub></var> &le; 100000) は会場 <var>i</var> の使用料を示す。ただし、<var>c<sub>1</sub></var> から<var>c<sub>M</sub></var> までの合計は <var>N</var> 以上である。 </p> <p> 入力は以下の条件を満たすと考えてよい。 </p> <ul> <li> 使用する会場を決めたとき、<var>D = i</var> におけるそれらの会場への受験者の割り当て方のうち移動補助金が最小となるときの金額を <var>F</var>(<var>i</var>) とする。このとき、<var>F</var>(<var>i</var>+2) - <var>F</var>(<var>i</var>+1) &ge; <var>F</var>(<var>i</var>+1)-<var>F</var>(<var>i</var>) が成立する。</li> </ul> <p> データセットの数は 10 を超えない。 </p> <h2>出力</h2> <p> データセットごとに試験の運営費の最小値を 1 行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 1 1 1 0 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 -3 0 2 3 1 3 1 0 0 -3 0 2 3 0 -5 2 0 4 0 2 1 4 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 -3 0 2 3 0 -5 2 0 4 0 2 1 6 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -3 0 2 3 0 -5 2 0 4 0 2 1 6 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 -3 0 2 3 0 -5 2 0 4 0 2 1 10 5 1 0 0 2 0 4 0 8 0 100 0 100 0 100 0 100 0 100 0 100 0 -3 0 1 0 1 0 1 0 3 0 2 0 15 0 1 0 105 0 6 0 10 5 2 0 0 2 0 4 0 8 0 100 0 100 0 100 0 100 0 100 0 100 0 -3 0 1 0 1 0 1 0 3 0 2 0 15 0 1 0 105 0 6 0 0 0 0 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 0 3 5 11 18 28 20 38 </pre>
[ [ "1 1 1\n0 0\n0 0 1 0\n1 1 0\n0 0\n-3 0 2 3\n1 3 1\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n4 3 1\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n6 3 1\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n6 3 2\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n10 5 1\n0 0\n2 0\n4 0\n8 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n-3 0 1 0\n1 0 1 0\n3 0 2 0\n15 0 1 0\n105 0 6 0\n10 5 2\n0 0\n2 0\n4 0\n8 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n-3 0 1 0\n1 0 1 0\n3 0 2 0\n15 0 1 0\n105 0 6 0\n0 0 0\n", "1 1 1\n0 0\n0 0 1 0\n1 1 0\n0 0\n-3 0 2 3\n1 3 1\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n4 3 1\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n6 3 1\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n6 3 2\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n0 0\n-3 0 2 3\n0 -5 2 0\n4 0 2 1\n10 5 1\n0 0\n2 0\n4 0\n8 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n-3 0 1 0\n1 0 1 0\n3 0 2 0\n15 0 1 0\n105 0 6 0\n10 5 2\n0 0\n2 0\n4 0\n8 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n100 0\n-3 0 1 0\n1 0 1 0\n3 0 2 0\n15 0 1 0\n105 0 6 0\n0 0 0\n" ] ]
p00289
Catch a Thief
<h1>アカ・ベコ捕獲作戦</h1> <p> 怪盗アカ・ベコは大胆にも、ツルガジョーから銀のシャチホコを盗み去った。警部であるあなたは、アカ・ベコが仲間のコボウ氏にシャチホコを渡すらしいという情報を手に入れた。ただ、コボウ氏はアカ・ベコのアジトまで出向けないので、アジトの外で渡すらしい。あなたはアカ・ベコを待ち伏せして捕まえることにした。この町は古い城下町なので、道が複雑に入り組んでいて、どの道も一方通行になっている。アカ・ベコがアジトから受け渡し場所までどの経路を通るのかはわからないが、人員不足のため、待ち伏せ場所は1つに設定しなければならない。 </p> <p> あなたは、アジトを含むいくつかの地点を選び、それらをつなぐ道を調べ、地図を作った。地図上の地点のどこかで受け渡しが行われるらしい。受け渡し場所が判明次第、以下のように待ち伏せ場所を選ぶ。 </p> <ol> <li> アジトは危険なのでアジト以外の地点。</li> <li> アカ・ベコがアジトから受け渡し場所までどのような経路を通っても必ず通る地点。</li> <li> 1, 2 の両方を満たす地点のうち、受け渡し場所にたどり着くまでに通過しなければならない地点の数がより少ない地点。ただし、コボウ氏に見つからないようにするために、1, 2 を満たす地点が他にない場合のみ、受け渡し場所を待ち伏せ場所にする。</li> </ol> <p> アジトと待ち伏せ場所の候補からなる地点をつなぐ道の情報のあとに、質問として受け渡し場所が複数入力されたとき、それぞれの受け渡し場所について待ち伏せ場所を出力するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は1つのデータセットからなる。入力データは以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>M</var> <var>s</var><sub>1</sub> <var>t</var><sub>1</sub> : <var>s<sub>M</sub></var> <var>t<sub>M</sub></var> <var>Q</var> <var>r</var><sub>1</sub> : <var>r<sub>Q</sub></var> </pre> <p> 1行目は2つの整数からなる。<var>N</var> (3 &le; <var>N</var> &le; 100000) は地点の数、<var>M</var>(<var>N</var>-1 &le; <var>M</var> &le; 300000) は地図に書いたすべての道の数を表す。続く <var>M</var> 行に隣り合った地点の間を直接つなぐ道が与えられる。<var>s<sub>i</sub></var> と <var>t<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>s<sub>i</sub></var> &ne; <var>t<sub>i</sub></var> &le; <var>N</var>) は <var>i</var> 番目の道のそれぞれ始点、終点となる地点の番号を表す。ただし、アジトの番号は1とし、アジトからはすべての地点へ到達できる。 </p> <p> 続く1行に質問の数 <var>Q</var>(1 &le; <var>Q</var> &lt; <var>N</var> ) が与えられる。続く <var>Q</var> 行に質問が与えられる。<var>i</var> 番目の質問として、受け渡し場所の番号 <var>r<sub>i</sub></var> (2 &le; <var>r<sub>i</sub></var> &le; <var>N</var>) が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 質問ごとに、待ち伏せ場所の番号を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例 1</h2> <pre> 6 7 1 2 2 3 1 3 1 4 4 5 5 6 6 1 5 2 3 4 5 6 </pre> <h2>出力例 1</h2> <pre> 2 3 4 4 5 </pre> <h2>入力例 2</h2> <pre> 11 15 1 2 1 3 1 4 2 5 3 6 3 7 3 9 4 7 4 10 4 11 6 2 6 8 7 9 8 11 9 6 10 6 2 10 8 9 3 5 11 4 7 </pre> <h2>出力例 2</h2> <pre> 6 2 4 6 9 3 2 11 4 7 </pre>
[ [ "6 7\n1 2\n2 3\n1 3\n1 4\n4 5\n5 6\n6 1\n5\n2\n3\n4\n5\n6\n", "6 7\n1 2\n2 3\n1 3\n1 4\n4 5\n5 6\n6 1\n5\n2\n3\n4\n5\n6\n" ] ]
p00290
The Number of Chairs
<h1>椅子の総数</h1> <p> 選手のみなさん、パソコン甲子園にようこそ。パソコン甲子園の本選は会津大学で行われ、会場内では 1つの机に1チームが割り当てられます。パソコン甲子園は1チーム2人なので、チーム数×2脚の椅子が必要です。大学では、他にも様々なイベントの会場設営で机と椅子を準備する機会がありますが、必要な机と椅子の数も様々です。そこで、あるイベントに対して準備する机の数と、机1つあたりに必要な椅子の数が与えられたとき、必要な椅子の総数を計算するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>d</var> <var>c</var> </pre> <p> 入力は1行であり、必要な机の数 <var>d</var> (1 &le; <var>d</var> &le; 100) と机1つあたりに必要な椅子の数 <var>c</var> (1 &le; <var>c</var> &le; 10) を表す整数が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> イベントにおいて必要な椅子の総数を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例1</h2> <pre> 20 2 </pre> <h2> 出力例1</h2> <pre> 40 </pre> <h2>入力例2</h2> <pre> 1 1 </pre> <h2> 出力例2</h2> <pre> 1 </pre>
[ [ "20 2\n", "20 2\n" ] ]
p00291
A Fat Wallet
<h1>お財布メタボ診断</h1> <p> 4月に消費税が8%になってから、お財布が硬貨でパンパンになっていませんか。同じ金額を持ち歩くなら硬貨の枚数を少なくしたいですよね。硬貨の合計が1000円以上なら、硬貨をお札に両替して、お財布のメタボ状態を解消できます。 </p> <p> お財布の中の硬貨の枚数が種類ごとに与えられたとき、硬貨をお札に両替できるかどうかを判定するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>c1</var> <var>c5</var> <var>c10</var> <var>c50</var> <var>c100</var> <var>c500</var> </pre> <p> 入力は1行からなる。<var>c1</var>、<var>c5</var>、<var>c10</var>、<var>c50</var>、<var>c100</var>、<var>c500</var> (0 &le; <var>c1, c5, c10, c50, c100, c500</var> &le; 50) は、それぞれ、1円、5円、10円、50円、100円、500円硬貨の枚数を表す。 </p> <h2>出力</h2> <p> 硬貨をお札に両替できるなら1 を、そうでなければ 0 を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例1</h2> <pre> 3 1 4 0 4 1 </pre> <h2> 出力例1</h2> <pre> 0 </pre> <br> <h2>入力例2</h2> <pre> 2 1 4 3 2 3 </pre> <h2> 出力例2</h2> <pre> 1 </pre> <br> <h2>入力例3 </h2> <pre> 21 5 9 3 1 1 </pre> <h2>出力例3</h2> <pre> 0 </pre> <br> <h2>入力例4</h2> <pre> 2 4 3 3 3 1 </pre> <h2> 出力例4</h2> <pre> 1 </pre> <br> <h2>入力例5</h2> <pre> 50 50 50 4 0 0 </pre> <h2> 出力例5</h2> <pre> 1 </pre>
[ [ "3 1 4 0 4 1\n", "3 1 4 0 4 1\n" ] ]
p00292
The Last One is the Best
<h1>残り物には福がある</h2> <p> <var>K</var> 個の石から、<var>P</var> 人が順番に1つずつ石を取るゲームがあります。<var>P</var> 人目が石を取った時点で、まだ石が残っていれば、また1人目から順番に1つずつ石を取っていきます。このゲームでは、最後の石を取った人が勝ちとなります。<var>K</var> と<var>P</var> が与えられたとき、何人目が勝つか判定するプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>K</var><sub>1</sub> <var>P</var><sub>1</sub></var> <var>K</var><sub>2</sub> <var>P</var><sub>2</sub></var> : <var>K<sub>N</sub></var> <var>P<sub>N</sub></var> </pre> <p> 1行目にはゲームを行う回数 <var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 100) が与えられる。続く <var>N</var> 行に、<var>i</var> 回目のゲームにおける石の個数 <var>K<sub>i</sub></var> (2 &le; <var>K<sub>i</sub></var> &le; 1000) と、ゲームに参加する人数 <var>P<sub>i</sub></var> (2 &le; <var>P<sub>i</sub></var> &le; 1000) が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> それぞれのゲームについて、何人目が勝つかを1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 3 10 3 2 10 4 2 </pre> <h2> 出力例</h2> <pre> 1 2 2 </pre>
[ [ "3\n10 3\n2 10\n4 2\n", "3\n10 3\n2 10\n4 2\n" ] ]
p00293
Bus Timetable
<h1>路線バスの時刻表</h1> <p> バスマニアの健次郎君は、A市内のバスをよく利用しています。ある日ふと、健次郎君の家の前のバス停から出発するすべてのバスを写真に収めることを思い立ちました。このバス停には飯盛山行きと鶴ケ城行きの2つのバス路線が通ります。各路線の時刻表は手に入れましたが、1つの時刻表としてまとめた方がバス停で写真が撮りやすくなります。 </p> <p> 健次郎君を助けるために、2つの路線の時刻表を、0時0分を基準として出発時刻が早い順に1つの時刻表としてまとめるプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>h</var><sub>1</sub> <var>m</var><sub>1</sub> <var>h</var><sub>2</sub> <var>m</var><sub>2</sub> ... <var>h<sub>N</sub></var> <var>m<sub>N</sub></var> <var>M</var> <var>k</var><sub>1</sub> <var>g</var><sub>1</sub> <var>k</var><sub>2</sub> <var>g</var><sub>2</sub> ... <var>k<sub>M</sub></var> <var>g<sub>M</sub></var> </pre> <p> 1行目に、飯盛山行きのバスの数を表す整数 <var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 100) と、それに続いて飯盛山行きのバス出発時刻が早い順に与えられる。出発時刻は整数 <var>h<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>h<sub>i</sub></var> &le; 23) と <var>m<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>m<sub>i</sub></var> &le; 59) からなり、<var>h<sub>i</sub></var> 時 <var>m<sub>i</sub></var> 分に <var>i</var> 番目のバスが出発することを表す。2行目に、鶴ケ城行きのバスの数を表す整数 <var>M</var> (1 &le; <var>M</var> &le; 100) と、それに続いて鶴ケ城行きのバス出発時刻が早い順に与えられる。出発時刻は整数 <var>k<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>k<sub>i</sub></var> &le; 23) と <var>g<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>g<sub>i</sub></var> &le; 59) からなり、<var>k<sub>i</sub></var> 時 <var>g<sub>i</sub></var> 分に <var>i</var> 番目のバスが出発することを表す。同じ路線には、同じ時刻に出発するバスはないものとする。 </p> <h2>出力</h2> <p> 2つの路線の時刻表を、0時0分を基準として出発時刻が早い順に1つにまとめた時刻表を1行に出力する。ただし、同じ時刻に複数のバスが出発するときは1つだけを出力する。出発時刻の時と分を <span>:</span> で区切る。分が1桁のときは左に0をひとつ加えて2桁で出力する。時刻と時刻の間は空白1 つで区切る。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例1 </H2> <pre> 2 9 8 15 59 1 8 27 </pre> <h2>出力例1</h2> <pre> 8:27 9:08 15:59 </pre> <h2>入力例2 </h2> <pre> 2 0 0 21 0 3 7 30 21 0 23 7 </pre> <h2>出力例2</h2> <pre> 0:00 7:30 21:00 23:07 </pre>
[ [ "2 9 8 15 59\n1 8 27\n", "2 9 8 15 59\n1 8 27\n" ] ]
p00294
Railroad II
<h1>鉄道路線II</h1> <p> わたしの住む街には、図のような <var>N</var> 個の駅からなる円環状の鉄道路線があります。この路線の各駅には 0 から <var>N</var>-1 までの番号が順番に割り当てられていて、隣の駅まで100 円で移動することができます。移動はどちらの方向にでも可能です。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_railroad" width="240"> </center> <br> <p> わたしはこの路線上のいくつかの駅で買い物をしたいと思っています。そこで、プログラムを作成して移動費を計算することにしました。ある駅を始点として、買い物をするすべての駅を訪問する最小の費用(円)を求めるプログラムを作成してください。ただし、同じ駅を何度訪問しても良く、どのような順番で駅を訪問しても構いません。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>M</var> <var>p</var> <var>d</var><sub>1</sub> <var>d</var><sub>2</sub> : <var>d<sub>M</sub></var> </pre> <p> 1行目に駅の数 <var>N</var> (2 &le; <var>N</var> &le; 100000)、買い物をする駅の数 <var>M</var> (1 &le; <var>M</var> &le; 10000 かつ <var>M</var> &lt; <var>N</var>)、出発する駅の番号 <var>p</var> (0 &le; <var>p</var> &le; <var>N</var>-1) が与えられる。続く <var>M</var> 行に買い物をする駅の番号 <var>d<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>d<sub>i</sub></var> &le; <var>N</var>-1) が与えられる。ただし、<var>d<sub>i</sub></var>は全て異なり、<var>p</var> もまたどの <var>d<sub>i</sub></var> とも異なるものとする。 </p> <h2>出力</h2> <p> 最小の費用を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例1 </h2> <pre> 5 4 0 1 2 3 4 </pre> <h2>出力例1</h2> <pre> 400 </pre> <h2>入力例2</h2> <pre> 7 2 1 6 2 </pre> <h2>出力例2</h2> <pre> 400 </pre>
[ [ "5 4 0\n1\n2\n3\n4\n", "5 4 0\n1\n2\n3\n4\n" ] ]
p00295
Floppy Cube
<h1>フロッピーキューブ</h1> <p> フロッピーキューブをプログラミングで解いてみましょう。フロッピーキューブは図のように表面に色のついた9個の立方体から構成されている立体パズルで、キューブの列を回転させることによって、6つの各面の色をそろえます。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_floppyCube1" width="300"> </center> <br> <p> フロッピーキューブに対しては下図のような4種類の操作を行うことができ、一回の操作で、端にある3つの隣接したキューブを180度回転することができます。わかりやすいように、図では、上面に+(赤色)、下面に*(緑色)、右前面に□(黄色)、左前面に●(青色)、右奥面に○(水色)、左奥面に■紫色) の記号が付いている状態を初期状態としています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_floppyCube2" width="600"> </center> <br> <p> フロッピーキューブの初期状態が与えられるので、パズルを解くために必要な最小の操作回数を求めるプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>puzzle</var><sub>1</sub> <var>puzzle</var><sub>2</sub> : <var>puzzle</var><sub>N</sub> </pre> <p> 1行目の<var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 30) は操作回数を計算したいパズルの数である。続くN行に各フロッピーキューブの初期状態 <var>puzzle<sub>i</sub></var> が与えられる。<var>puzzle<sub>i</sub></var> は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>p</var><sub>1</sub> <var>p</var><sub>2</sub> <var>p</var><sub>3</sub> <var>p</var><sub>4</sub> <var>p</var><sub>5</sub> <var>p</var><sub>6</sub> <var>p</var><sub>7</sub> <var>p</var><sub>8</sub> <var>p</var><sub>9</sub> <var>p</var><sub>10</sub> <var>p</var><sub>11</sub> <var>p</var><sub>12</sub> <var>p</var><sub>13</sub> <var>p</var><sub>14</sub> <var>p</var><sub>15</sub> <var>p</var><sub>16</sub> <var>p</var><sub>17</sub> <var>p</var><sub>18</sub> <var>p</var><sub>19</sub> <var>p</var><sub>20</sub> <var>p</var><sub>21</sub> <var>p</var><sub>22</sub> <var>p</var><sub>23</sub> <var>p</var><sub>24</sub> <var>p</var><sub>25</sub> <var>p</var><sub>26</sub> <var>p</var><sub>27</sub> <var>p</var><sub>28</sub> <var>p</var><sub>29</sub> <var>p</var><sub>30</sub> </pre> <p> 各フロッピーキューブの情報は 30 個の整数 <var>p<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>p<sub>i</sub></var> &le; 6) からなる。<var>p<sub>i</sub></var> は、下図のようにフロッピーキューブの各面に番号 <var>i</var> を振ったときの、そのキューブの面の色を表す。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_floppyCube3" width="600"> </center> <br> <p> パズルは、多くとも8回の操作で解くことができると仮定してよい。 </p> <h2>出力</h2> <p> パズルごとに、最小の操作回数を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例 </h2> <pre> 4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 4 4 4 6 6 6 5 5 5 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 1 1 1 1 1 1 2 2 2 4 4 6 4 6 6 5 5 5 3 3 3 3 3 3 1 1 1 3 3 3 1 1 3 1 1 1 2 2 5 6 4 4 4 6 6 2 5 5 3 3 3 1 3 3 1 1 1 1 3 1 3 1 3 3 1 3 2 2 2 6 4 4 6 6 4 5 5 5 1 3 1 1 3 1 3 1 3 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 0 1 2 7 </pre>
[ [ "4\n1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 4 4 4 6 6 6 5 5 5 3 3 3 3 3 3 3 3 3\n3 3 3 1 1 1 1 1 1 2 2 2 4 4 6 4 6 6 5 5 5 3 3 3 3 3 3 1 1 1\n3 3 3 1 1 3 1 1 1 2 2 5 6 4 4 4 6 6 2 5 5 3 3 3 1 3 3 1 1 1\n1 3 1 3 1 3 3 1 3 2 2 2 6 4 4 6 6 4 5 5 5 1 3 1 1 3 1 3 1 3\n", "4\n1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 4 4 4 6 6 6 5 5 5 3 3 3 3 3 3 3 3 3\n3 3 3 1 1 1 1 1 1 2 2 2 4 4 6 4 6 6 5 5 5 3 3 3 3 3 3 1 1 1\n3 3 3 1 1 3 1 1 1 2 2 5 6 4 4 4 6 6 2 5 5 3 3 3 1 3 3 1 1 1\n1 3 1 3 1 3 3 1 3 2 2 2 6 4 4 6 6 4 5 5 5 1 3 1 1 3 1 3 1 3\n" ] ]
p00296
Baton Relay Game
<h1>バトンリレーゲーム</h1> <p> アカベ高校では、毎年全校生徒が参加するゲームを行っています。まず、校庭に <var>N</var> 人の全校生徒が円形に並びます。図のように、各生徒は 0 から <var>N</var>-1 までの番号が書かれたゼッケンを付けています。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_button" width="280"> </center> <br> <p> ゲームではバトンを1本使い、最初はゼッケン 0 番の生徒がバトンを持っています。そこから、以下の手順を <var>M</var> 回繰り返します。まず、現時点でバトンを持っている生徒が適当な正の整数 <var>a</var> を宣言します。<var>a</var> が偶数のときは時計回り、奇数のときは反時計回りに隣の生徒にバトンを渡していき、<var>a</var> 番目にバトンを受け取った生徒が脱落します。脱落した生徒は、時計回りで隣の生徒にバトンを渡し、円から抜けます。 </p> <p> ゲームが終わった後に円に残った生徒は、放課後の掃除が1年間免除されます。しかし、ここ数年は生徒数が増えたため、全校生徒を集めるのが難しくなってきています。そこで、競技プログラミング部のあなたは、シミュレーションで掃除が免除される生徒を求めるプログラムを作成するよう頼まれました。 </p> <p> 指定した生徒が掃除を免除されているかどうかを質問したとき、それに答えるプログラムを作成してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>M</var> <var>Q</var> <var>a</var><sub>1</sub> <var>a</var><sub>2</sub> ... <var>a<sub>M</sub></var> <var>q</var><sub>1</sub> <var>q</var><sub>2</sub> ... <var>q<sub>Q </sub></var> </pre> <p> 入力は3行であり、1行目に生徒の人数 <var>N</var> (10 &le; <var>N</var> &le; 200000)、繰り返し回数 <var>M</var> (5 &le; <var>M</var> &lt; <var>N</var>)、生徒が掃除を免除されるかどうかを問い合わせる質問の個数 <var>Q</var> (1 &le; <var>Q</var> &le; 1000) が与えられる。続く1行に、<var>i</var> 回目の繰り返しで最初にバトンを持っている生徒が宣言する整数<var>a<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>a<sub>i</sub></var> &le; 100) が与えられる。続く1行に、質問としてゼッケン番号 <var>q<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>q</var> &lt; <var>N</var>) が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 質問ごとに、ゼッケン番号 <var>q<sub>i</sub></var> の生徒が掃除を免除されるかどうかを <var>i</var> 行目に出力する。掃除が免除されるなら 1 を、されないなら 0 を出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例 </h2> <pre> 10 5 3 2 6 5 18 3 3 0 5 </pre> <h2>出力例</h2> <pre> 1 0 1 </pre>
[ [ "10 5 3\n2 6 5 18 3\n3 0 5\n", "10 5 3\n2 6 5 18 3\n3 0 5\n" ] ]
p00297
Star Watching
<h1>天体観測</h1> <p> ある晴れた夜の帰り道、空を見上げるとそこには無数の星。強く輝く星々、かすかに見える星々、いろ いろな明るさの星々が夜空を彩っています。 </p> <p> あなたはふと思いました。この星空に自分の星座があったらどんなに素敵だろうと。そこであなたはひとつの基準を決め、部屋の窓から見える星々を適当につなげて自分の星座を作ることにしました。その基準とは、「どの2つの星を選んでも、それらの明るさの差がある定数 <var>d</var> 以下になるような星のグループを作り、その中で一番大きいものを自分の星座にしよう!」というものです。例えば、図のような窓から見える夜空を考えてみましょう(外側の長方形は窓枠です)。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_starWatching1" width="340"> </center> <br> <p> この夜空には、明るさがそれぞれ 1,12, 2,4,1,8, 3,5,4 の9つの星がありますが、<var>d</var> = 2 とすると例えば以下のような3つの星座 A, B, C ができます。 </p> <center> <table> <tr> <td style="text-align:center"><img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_starWatching2" width="160"></td> <td style="text-align:center"><img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_starWatching3" width="160"></td> <td style="text-align:center"><img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_starWatching4" width="160"></td> </tr> <tr> <td style="text-align:center" width="180">大きさが 12 の星座 A</td> <td style="text-align:center" width="180">大きさが 10 の星座 B</td> <td style="text-align:center" width="180">大きさが 16 の星座 C</td> </tr> </table> </center> <br> <p> 星座の大きさを次のように決めることにしました。ある星座の星をすべて含むような、窓枠に平行な辺からなる長方形のうち、面積が最も小さいものを選びます。この長方形の面積をその星座の大きさとします。例えば、上の夜空では星座 A, B, Cの大きさはそれぞれ12, 10, 16になるので、星座Cが最も大きい星座となります。 </p> <p> <var>N</var> 個の星の位置と明るさ、および整数 <var>d</var> が与えられたとき、一番大きい星座の面積を求めるプログラムを作成してください。星の位置は窓枠の左下隅を原点とした座標で与えられ、軸は図のような向きとします。星座を構成する星が1つの場合や、星々が軸に平行な直線上にある場合は、その星座の面積は 0 となることに注意してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>d</var> <var>x</var><sub>1</sub> <var>y</var><sub>1</sub> <var>b</var><sub>1</sub> <var>x</var><sub>2</sub> <var>y</var><sub>2</sub> <var>b</var><sub>2</sub> : <var>x<sub>N</sub></var> <var>y<sub>N</sub></var> <var>b<sub>N</sub></var> </pre> <p> 1 行目に星の数 <var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 200000) と整数 <var>d</var> (0 &le; <var>d</var> &le; 10<sup>9</sup>) が与えられる。続く <var>N</var> 行に、<var>i</var> 番目の星の座標を表す整数 <var>x<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>x<sub>i</sub></var> &le; 2000000) と <var>y<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>y<sub>i</sub></var> &le; 2000000)、明るさを表す整数 <var>b<sub>i</sub></var> (0 &le; <var>b<sub>i</sub></var> &le; 10<sup>9</sup>) が与えられる。入力される星の座標はすべて異なる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 一番大きい星座の面積を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例</h2> <br> <h2>入力例</h2> <pre> 9 2 1 1 1 1 5 12 2 3 2 3 2 4 4 4 1 5 1 3 5 3 8 6 5 5 7 2 4 </pre> <h2> 出力例</h2> <pre> 16 </pre>
[ [ "9 2\n1 1 1\n1 5 12\n2 3 2\n3 2 4\n4 4 1\n5 1 3\n5 3 8\n6 5 5\n7 2 4\n", "9 2\n1 1 1\n1 5 12\n2 3 2\n3 2 4\n4 4 1\n5 1 3\n5 3 8\n6 5 5\n7 2 4\n" ] ]
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Mighty Man
<h1>力持ち</h1> <p> 力持ちたちが集う力持ち学園がありました。力持ち学園の運動会では、力持ちたちが隊列を組んで行進します。 </p> <p> 力持ちたちは常に自分たちの力を誇示したい一方で、彼らの大半は自分で歩きたくありません。そこで彼らの一部が一番下になり、その上に大勢の人を縦一列に持ちあげて歩くことで、実際に歩く人数を減らそうと考えました。 </p> <p> はじめに、<var>N</var> 人の力持ちは地面の上に横一列に並んでいて、それぞれ左側から 1,2,3,..., <var>N</var> と通し番号で呼ばれています。通し番号 <var>i</var> の力持ちの体重は <var>w<sub>i</sub></var> で最大 <var>c<sub>i</sub></var> の重量まで持つことができます。 </p> <p> 力持ちは、以下の条件をすべて満たすときだけ、隣に立っている左右どちらかの力持ちを持ちあげることができます。 </p> <ul> <li> 自分の上下には力持ちはいない。つまり、誰かに持ち上げられてもいないし、誰かを持ちあげてもいない。</li> <li> 隣の力持ちの体重が、自分が持つことのできる最大の重量以下である。ただし、隣の力持ちが既に誰かを持ち上げているなら、縦に積み上がった力持ちたちの体重の合計が、自分が持つことのできる最大の重量以下でなければならない。</li> </ul> <p> 例えば、次のような3人の力持ちの隊列を考えてみましょう。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_mightyMan1" width="240"> </center> <br> <p> 下図のように、2の力持ちが持つことのできる重さが <var>w<sub>3</sub></var> 以上のとき、2の力持ちは3の力持ちを持ちあげることができます。続いて、1の力持ちが持つことのできる重さが <var>w<sub>2</sub></var> + <var>w<sub>3</sub></var> 以上のとき、1の力持ちは2の力持ちを持ちあげることができます。 </p> <center> <table> <tr> <td><img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_mightyMan2" width="240"></td> <td> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; &rarr; &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; </td> <td><img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_mightyMan3" width="240"></td> </tr> </table> </center> <br> <p> また、下図のように3の力持ちが2の力持ちを持ちあげた場合は、1の力持ちの隣が、2の力持ちを持った3の力持ちになるので、1の力持ちは3の力持ちを持ちあげることができます。 </p> <center> <table> <tr> <td><img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_mightyMan4" width="240"></td> <td> &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; &rarr; &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; </td> <td><img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_mightyMan5" width="240"></td> </tr> </table> </center> <br> <p> 2の力持ちが、下の図のように1と3の力持ちを両方持つことはできません。 </p> <center> <img src="https://judgeapi.u-aizu.ac.jp/resources/images/IMAGE2_PCK2014_mightyMan6" width="240"> </center> <br> <p> 力持ち学園の専属プログラマーとして、一番下で歩くことになる最小の人数を求めてください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>c<sub>1</sub></var> <var>w<sub>1</sub></var> <var>c<sub>2</sub></var> <var>w<sub>2</sub></var> : <var>c<sub>N</sub></var> <var>w<sub>N</sub></var> </pre> <p> 1 行目に力持ちの人数 <var>N</var> (1 &le; <var>N</var> &le; 1000) が与えられる。続く <var>N</var> 行に <var>i</var> 番目の力持ちが持てる重量の最大値 <var>c<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>c<sub>i</sub></var> &le; 100000) と体重 <var>w<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>w<sub>i</sub></var> &le; 100000) が与えられる。 </p> <h2>出力</h2> <p> 最小の人数を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例 </h2> <br> <h2>入力例1 </h2> <pre> 3 150 120 100 50 80 100 </pre> <h2>出力例1</h2> <pre> 1 </pre> <br> <h2>入力例2</h2> <pre> 8 50 100 20 20 30 20 90 50 140 30 30 60 59 120 10 10 </pre> <h2>出力例2</h2> <pre> 3 </pre>
[ [ "3\n150 120\n100 50\n80 100\n", "3\n150 120\n100 50\n80 100\n" ] ]
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School Cafeteria
<h1>学食</h1> <p> 今日はZ大学のオープンキャンパスです。毎年この日の昼休みには、大勢の高校生たちが学食に列をつくります。そこでZ大学の事務局は、行列の長さが最大でどのくらいの距離になるかを予測することにしました。事前調査の結果で、以下のことが分かっています。 </p> <ul> <li> 行列にはそれぞれ 1 から <var>N</var> までの番号が振られた <var>N</var> 人が並びます。</li> <li> <var>C</var> 個の高校生のペア (<var>a<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var>) それぞれについて、以下の2種類の制約があります: <ul> <li>1つ目の制約は順序に関するもので以下のいずれかです:<br> <var>a<sub>i</sub></var> は <var>b<sub>i</sub></var> よりも先、または同じ位置に並ばなくてはならない<br> <var>a<sub>i</sub></var> は <var>b<sub>i</sub></var> よりも後、または同じ位置に並ばなくてはならない<br> <var>a<sub>i</sub></var> は <var>b<sub>i</sub></var> より先でも、同じ位置でも、後でもよい<br> </li> <li>2つ目の制約は距離に関するもので以下のいずれかです:<br> <var>a<sub>i</sub></var> と <var>b<sub>i</sub></var> は <var>d<sub>i</sub></var> メートル以上離れなければならない<br> <var>a<sub>i</sub></var> と <var>b<sub>i</sub></var> は <var>d<sub>i</sub></var> メートル以内に並ばなければならない<br> </li> </li> </ul> </ul> <p> また、先頭から同じ距離の場所に複数の人が並ぶことができ、行列の先頭には常に番号 1 の人が並ぶことが分かっています。 </p> <p> 与えられた <var>C</var> 個の制約をすべて満たす行列について、先頭から最後尾までの距離が最大となるような並び方をした場合の距離を求めるプログラムを作成してください。ただし、どこまでも離れることができる場合は <span>inf</span> と、制約を満たす並び方が不可能な場合は <span>-1</span> と出力してください。 </p> <h2>入力</h2> <p> 入力は以下の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>N</var> <var>C</var> <var>constraint<sub>1</sub></var> <var>constraint<sub>2</sub></var> : <var>constraint<sub>C</sub></var> </pre> <p> 1 行目に行列に並ぶ高校生の人数 <var>N</var> (2 &le; <var>N</var> &le; 100) と制約の数 <var>C</var> (0 &le; <var>C</var> &le; 200) が与えられる。続く <var>C</var> 行に各制約 <var>constraint<sub>i</sub></var> が次の形式で与えられる。 </p> <pre> <var>a<sub>i</sub>o<sub>i</sub>b<sub>i</sub>s<sub>i</sub>d<sub>i</sub></var> </pre> <p> 制約には空白は含まれない。<var>a<sub>i</sub></var>, <var>o<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var>, <var>s<sub>i</sub></var>, <var>d<sub>i</sub></var> の意味を以下に示す。 </p> <ul> <li> <var>a<sub>i</sub></var> と <var>b<sub>i</sub></var> (1 &le; <var>a<sub>i</sub></var>, <var>b<sub>i</sub></var> &le; <var>N</var> かつ <var>a<sub>i</sub></var> &ne; <var>b<sub>i</sub></var> ) は高校生の番号、<var>d<sub>i</sub></var> は距離 (0 &le; <var>d</var> &le; 10000) を表す整数である。</li> <li> <var>o<sub>i</sub></var> は順序の制約を指定する <span><=</span>、<span>>=</span>、<span>*</span> のいずれかの文字列であり、<span><=</span> の場合「<var>a<sub>i</sub></var> は <var>b<sub>i</sub></var> よりも先、または同じ位置に並ばなくてはならない」、<span>>=</span> の場合「<var>a<sub>i</sub></var> は <var>b<sub>i</sub></var> よりも後、または同じ位置に並ばなくてはならない」、<span>*</span> の場合「<var>a<sub>i</sub></var> は <var>b<sub>i</sub></var> より先でも、同じ位置でも、後でもよい」ことを意味する。ただし <var>o<sub>i</sub></var> が <span>*</span> となる制約は7個以上与えられることはない。</li> <li> <var>s<sub>i</sub></var> は距離の制約を指定する <span>+</span> または <span>-</span> の文字であり、<span>+</span> の場合「<var>a<sub>i</sub></var> と <var>b<sub>i</sub></var> は <var>d<sub>i</sub></var> メートル以上離れなければならない」、<span>-</span> の場合「<var>a<sub>i</sub></var> と <var>b<sub>i</sub></var> は <var>d<sub>i</sub></var> メートル以内に並ばなければならない」ことを意味する。 </li> </ul> <p> ただし、あるペアに対して複数の制約が与えられることはないものとする。 </p> <h2>出力</h2> <p> 先頭から最後尾までの距離を1行に出力する。 </p> <h2>入出力例 </h2> <br> <h2>入力例1</h2> <pre> 3 2 1<=2-1 2<=3-2 </pre> <h2> 出力例1</h2> <pre> 3 </pre> <br> <h2>入力例2 </h2> <pre> 3 3 1<=2-1 2<=3-2 1<=3+4 </pre> <h2>出力例2</h2> <pre> -1 </pre> <br> <h2>入力例3 </h2> <pre> 3 2 1<=2-2 2*3+1 </pre> <h2>出力例3</h2> <pre> inf </pre>
[ [ "3 2\n1\n", "3 2\n1\n" ] ]