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{"problem_id":"107_64-0","problem_text":"近年の日本のB型肝炎について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[HBs抗原陽性率は,母子感染防止事業開始により著減した.,HBV(hepatitis B virus)ゲノタイプAe型は成人の水平感染でキャリア化することがある.,本邦では,2016 年 10 月からHBVワクチン定期接種が始まった.,HBVゲノタイプCは東北地方,宮古八重山地方に多い.,HBVの小児期での水平感染は,父子感染や集団生活が一因と考えられる.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_64-1","problem_text":"近年の日本のC型肝炎について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[我が国におけるHCV(hepatitis C virus)抗体陽性率は,年代と共に高くなる.,HCVは感染すると,約 60~80%の症例でウイルスが排除されず,慢性化する.,我が国におけるHCV遺伝子型の 70%は 2 型である.,国内にはHCV感染者は 100~200 万人程度と推定されている.,国内のC型急性肝炎の年代は,30 代及び 50~60 代の 2つのピークがある.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_64-2","problem_text":"B型慢性肝疾患の肝発癌リスク因子でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[肝線維化進行,HBV DNA量,大酒家,高年齢,BMI(body mass index)]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_64-3","problem_text":"B型肝炎再活性化について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[de novo肝炎は重症化しない.,B型肝炎キャリアからは発症しない.,ALTが上昇した時点で核酸アナログ製剤投与を開始する.,C型肝炎に対する直接作用型抗ウイルス薬(direct-acting antiviral:DAA)投与中に発症することがある.,化学療法施行中は,ビリルビン値で再活性化発症のモニタリングを行う.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_64-4","problem_text":"HBVの治療目標として正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[HBV DNA陰性化,ALT正常化,HBe抗原セロコンバージョン,HBs抗原消失,(a)~(d)の全て]","text_only":true,"answer":["a","b","c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_64-5","problem_text":"C型肝炎に対する「インターフェロンフリー」治療について誤っているのはどれか.2つ選べ.","choices":"[インターフェロン療法よりウイルス排除率が高い.,インターフェロン療法より副作用が多い.,ウイルスが排除されると,肝発癌はみられない.,B型肝炎ウイルスの再活性化がみられることがある.,薬剤耐性ウイルス変異(resistance-associated substitutions:RASs)が治療効果に影響する.]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_64-6","problem_text":"DAAに対する記述として正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[ダクラタスビルは,自然獲得薬剤耐性変異が問題となる.,ソホスブビルは,血液透析患者にも用いることができる.,オムビタスビル\/パリタプレビル\/リトナビル配合錠+リバビリンは,代償性肝硬変にも適応がある.,エルバスビル+グラゾプレビルは,ジェノタイプ 2 のHCVにも有効である.,グレカプレビル\/ピブレンタスビル配合錠は,パンジェノタイプの薬剤である.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_64-7","problem_text":"C型肝炎ウイルス駆除(sustained virologic response:SVR)後肝癌について正しい記述はど れか.1つ選べ.","choices":"[DAA治療によりSVRを達成した患者の発癌リスクは,インターフェロン治療によるSVR達成 例よりも低率である.,肝癌根治後にSVRを達成した患者の肝癌再発リスクは,肝硬変患者のSVR達成例の新規発癌 リスクとほぼ同等である.,C型肝炎患者の抗ウイルス治療前の血清AFP値は,SVR後の発癌リスクに関連している.,肝癌根治後に癌再発抑止を目的に抗ウイルス治療を行う場合には,非代償性肝硬変でないことを確認する必要がある.,高齢者や肝疾患の進展した患者では,ウイルスを排除しても発癌リスクは低下しない.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_248-8","problem_text":"特発性\/遺伝性肺動脈性肺高血圧症(idiopathic\/heritable pulmonary arterial hypertension: IPAH\/HPAH)について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[男女比は約 1:2 で,女性に多い.,若年者の疾患で高齢者の発症はない.,低心拍出による非特異的な症状が多い.,失神を来たすことはない.,胸部X線撮影では肺うっ血を認める.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_248-9","problem_text":"膠原病合併肺高血圧症について次の記載のうち誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[膠原病合併肺高血圧症は,IPAHと同様の病態である.,膠原病合併肺動脈性肺高血圧症(connective‌tissue‌disease-pulmonary‌arterial‌hypertension:CTD-PAH)は,IPAHに比べ予後が悪い.,強皮症合併肺高血圧症患者では,毛細血管拡張(telangiectasia)や爪郭の血管異常を認めることが多い.,全身性エリテマトーデス(systemic‌ lupus‌ erythematosus:SLE)合併肺動脈性高血圧症には,免疫抑制療法が無効である.,強皮症合併肺動脈性肺高血圧症は,IPAHと同様にエンドセリン受容体拮抗薬やホスホジエステラーゼ(phosphodiesterase:PDE)5 阻害薬等の肺血管拡張薬が有効である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_248-10","problem_text":"8 歳の女性.25 歳時にSLEの診断で治療を受けている.1 カ月前から労作時の呼吸困難を自 覚し,1 週間前から歩行時にも息切れを自覚するようになったため来院した.身長 158 cm, 体重 49 kg.胸骨左縁第 2 肋間でII音の分裂を認める.呼吸音に異常を認めない.尿所見:比 重 1.009,蛋白 1+,潜血 2+.すぐに必要な対応はどれか.1つ選べ.","choices":"[肺血管拡張薬の投与,心エコー検査,血清免疫学的検査,換気血流シンチグラフィー,副腎皮質ステロイドホルモン投与]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_248-11","problem_text":"Eisenmenger症候群合併を疑うべき病態・所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[安静時動脈血酸素飽和度(SpO2)89%の心房中隔欠損,汎収縮期心雑音のない径約 2‌cm心室中隔欠損,肺動脈狭窄症を合併した修復後ファロー4 徴症,Fontan術後単心室,未修復Ebstein病]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_248-12","problem_text":"呼吸器疾患に伴う肺高血圧症の原因となる疾患・病態に関して誤っているものはどれか. 1つ選べ.","choices":"[慢性閉塞性肺疾患(chronic‌obstructive‌pulmonary‌disease:COPD),特発性肺線維症(idiopathic‌pulmonary‌fibrosis:IPF),気腫合併肺線維症(combined‌pulmonary‌fibrosis‌and‌emphysema:CPFE),睡眠呼吸障害(sleep-disordered‌breathing:SDB),過換気症候群(hyperventilation‌syndrome)]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_248-13","problem_text":"呼吸器疾患に伴う肺高血圧症は肺動脈性肺高血圧症様の肺血管病変を含む場合もある.この 点を考慮した場合,呼吸器疾患に伴う肺高血圧症の治療選択肢として含まれないものはどれ か.1つ選べ.","choices":"[プロスタサイクリン(prostaglandin‌I2:PGI2)及びその誘導体,エンドセリン受容体拮抗薬(endothelin‌receptor‌antagonist:ERA),ホスホジエステラーゼ 5 阻害薬(PDE-5I),可溶性グアニル酸シクラーゼ(soluble‌guanylate‌cyclase:sGC)刺激薬,顆粒球単球コロニー刺激因子(granulocyte-macrophage‌colony-stimulating‌factor:GM-CSF)]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_248-14","problem_text":"肺動脈性肺高血圧症の薬剤で,現在承認されているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[イマチニブ,エストロゲン製剤,Rhoキナーゼ阻害薬,血管内皮成長因子レセプター阻害薬,可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-15","problem_text":"以下の副腎腫瘍のうち,単純CT(computed tomography)画像でのCT値が相対的に高いの はどれか.2つ選べ.","choices":"[アルドステロン産生腫瘍,コルチゾール産生腫瘍,非機能性腫瘍,褐色細胞腫,副腎癌]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-16","problem_text":"以下の降圧薬のうち,原発性アルドステロン症(primary aldosteronism:PA)のスクリーニ ング検査・機能確認検査への影響が少ないものはどれか.2つ選べ.","choices":"[α遮断薬,β遮断薬,カルシウム拮抗薬,サイアザイド系利尿薬,アンジオテンシンII受容体拮抗薬(angiotensin II receptor blocker:ARB)]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-17","problem_text":"PAを疑う所見として正しくないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[男性,低カリウム血症,若年高血圧,副腎偶発腫瘍合併,閉塞性睡眠時無呼吸症候群合併]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-18","problem_text":"デキサメタゾンの代謝に影響する可能性のある薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[リファンピシン,ニフェジピン,ピオグリタゾン,グリメピリド,ストレプトマイシン]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-19","problem_text":"Cushing症候群の特異的症候ではないものはどれか.2つ選べ.","choices":"[中心性肥満,骨粗鬆症,近位筋萎縮による筋力低下,痤瘡(にきび),皮膚の菲薄化]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-20","problem_text":"先端巨大症・甲状腺機能異常症における高血圧について誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[先端巨大症では,約 3 分の 1 で高血圧を合併する.,先端巨大症では,糖尿病,脂質異常症等の合併症に応じた降圧薬を選択する必要がある.,甲状腺中毒症では高血圧を生じるが,甲状腺機能低下症では高血圧を生じない.,甲状腺中毒症では,動悸症状や頻脈に対し,禁忌や慎重投与に注意してβ遮断薬を使用する.,甲状腺中毒症による高血圧は,多くが原病の治療で改善する.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-21","problem_text":"腎血管性高血圧の診断の手がかりとして適切でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[増悪する高血圧,腹部の血管雑音,説明のつかない腎萎縮,ACE(angiotensin-converting enzyme)阻害薬またはARB開始後の急速な腎機能改善,腎代替療法患者を含む説明のつかない腎機能障害]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_731-22","problem_text":"腎血管性高血圧に関して正しい記載はどれか.2つ選べ.","choices":"[全身の動脈硬化性疾患をかなりの頻度で合併する.,両側性腎動脈狭窄では,特に血漿レニン活性が上昇する.,カプトリル負荷レノグラムは,確定診断のため必須である.,経皮的腎血管形成術が進歩し,明らかな禁忌がなければ,できるだけ試みる.,スタチンは,動脈硬化性腎動脈狭窄患者での腎動脈狭窄進行を抑制できる可能性がある.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-23","problem_text":"ARB(angiotensin II receptor blocker)が処方されている腎機能低下患者にスピロノラクト ン,ST合剤の新規処方によって起こることが予測される致命的な副作用はどれか.1つ選べ.","choices":"[腎機能悪化,高カリウム血症,低血糖,出血,横紋筋融解症]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-24","problem_text":"膜性腎症によるネフローゼ症候群のため,ロスバスタチン(クレストールR)が投与されて いる症例.ステロイドが奏効しないため,シクロスポリンを投与したい.ただし,シクロス ポリンとロスバスタチンは併用禁忌になっている.この症例に対し,ロスバスタチンの代わ りに選択すべき処方はどれか.1つ選べ.","choices":"[ピタバスタチン(リバロR)を常用量投与する.,アトルバスタチン(リピトールR)を常用量投与する.,エゼチミブ(ゼチーアR)を常用量投与する,アトルバスタチン(リピトールR)を 1\/10~1\/5 量から開始して投与する.,プラバスタチン(メバロチンR)を常用量投与する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-25","problem_text":"多発性囊胞腎の治療について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[トルバプタンでは降圧は起こらない.,本症ではCa拮抗薬は推奨されない.,トルバプタンは入院下で投与を開始する.,降圧療法と腎機能障害進行抑制に因果関係はない.,本症でのトルバプタン投与はCCr 60 ml\/分未満では禁忌である.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-26","problem_text":"慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)合併高尿酸血症治療に対する考え方として正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[血清尿酸が 7 mg\/dlを超えた場合,尿酸降下薬の投与を開始する.,CKD合併患者では尿酸産生過剰型が多い.,腎機能が低下するにつれて痛風発作の頻度は低下するため,尿酸降下療法の意義は乏しくなる.,利尿薬投与時には血清尿酸値が上昇し,痛風発作発症リスクが高まるため,対処が必要であることが多い.,ARBの一部に尿酸排泄促進作用を有するものがあり,高尿酸血症合併例では選択を考慮する意味がある.]","text_only":true,"answer":["d",",","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-27","problem_text":"尿路結石再発予防としてふさわしくないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[尿酸生成抑制薬投与,尿酸排泄促進薬投与,飲水指導,尿アルカリ化薬投与,食事指導]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-28","problem_text":"心房細動を合併したCKD患者に対する抗凝固療法について,以下の記載で正しいのはどれ か.2つ選べ.","choices":"[保存期CKD患者においてDOAC(direct oral anticoagulant)は,ワルファリンと比較して, 血栓塞栓症に対する抑制効果は同等かそれ以上で出血性合併症のリスクは低い.,我が国では,透析患者のDOAC使用は承認されていない.,我が国のガイドラインでは,透析患者のワルファリン投与時のPT-INR(prothrombin time-international normalized ratio)の目標値として 2.0~2.6 が推奨されている.,透析患者の心房細動例では,積極的な抗凝固療法を行うことが推奨されている.,現在使用可能なDOACのうち,尿中未変化体の排泄率が最も低いのはリバーロキサバンである.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-29","problem_text":"プロトンポンプ阻害薬について誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[プロトンポンプ阻害薬による急性間質性腎炎の発症率は,1000人年あたり8~32例である.,プロトンポンプ阻害薬を増量した際にも,急性間質性腎炎を発症することがある,プロトンポンプ阻害薬使用者の慢性腎臓病発症に対するハザード比は 2.0 以下である.,プロトンポンプ阻害薬は高マグネシウム血症と関連があるとされている.,プロトンポンプ阻害薬は肝代謝のため,慢性腎臓病症例でも減量の必要はない.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-30","problem_text":"近位尿細管障害(Fanconi症候群)で通常認められない所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[尿糖,高リン血症,低尿酸血症,代謝性アシドーシス,代謝性アルカローシス]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_888-31","problem_text":"B型肝炎治療で用いられる核酸アナログであるアデホビルについて,正しいものはどれか. 2つ選べ.","choices":"[腎障害で多いのは糸球体病変である.,腎障害で多いのは尿細管障害である.,腎障害で多いのは血管病変(血栓性微小血管症)である.,長期の使用で骨軟化症を引き起こす可能性がある.,現在核酸アナログのなかでアデホビルが第一選択薬である.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-32","problem_text":"慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)の併存症について誤っ ているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[プライマリ・ケア領域には,併存症を持ったまま,COPDが未診断や未治療の患者が多く潜 在している.,COPD患者における骨粗鬆症の併存率は,気管支喘息患者の場合より高い.,不安やうつは,COPDの重要な併存症である.,COPD患者の認知症の併存率は,一般高齢者の発症率と同程度である.,サルコペニアは,COPDの重要な併存症である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-33","problem_text":"72 歳,男性.咳,息切れが持続するため来院.今までに喘息を指摘されたことはない.こ の 12 年間は禁煙を継続しているが,それまでは,30 本\/日で 20 歳から喫煙していた.胸部X 線写真では異常所見は認められなかった.診断を進めるために次に行うべき検査がどれか. 1つ選べ.","choices":"[胸部CT(computed tomography),喀痰検査,血液検査,肺機能検査,肺血流シンチグラフィ]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-34","problem_text":"80 歳,男性.COPDとして長時間作用性気管支拡張薬の連日吸入で症状は安定している.30 年 前から禁煙を継続している.喘息の合併を示唆する所見として正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[拡散能の低下,40 歳以前に喘息の発症,夜間~早朝に強くなる症状,末梢血好酸球数 300\/μl未満,1 秒量 200 mlかつ 12%以上の増加]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-35","problem_text":"COPD合併肺癌の特徴として正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[合併頻度は 5%以下である.,COPDの死因の第 5 位である.,扁平上皮癌が多い.,気腫性病変近傍に肺癌を認める低肺機能のCOPD合併肺癌患者では,肺容量減量手術(lung volume reduction surgery:LVRS)は適応とならない.,低肺機能等で手術不能のCOPD合併早期肺癌患者には,体幹部定位放射線治療(stereotactic body radiation therapy:SBRT)が適応となる.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-36","problem_text":"喫煙と関連した肺線維症・間質性肺炎として誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[気腫合併肺線維症(combined pulmonary fibrosis and emphysema:CPFE),剝離性間質性肺炎(desquamative interstitial pneumonia:DIP),特発性器質化肺炎(cryptogenic organizing pneumonia:COP),間質性病変を伴った呼吸細気管支炎(respiratory bronchiolitis with interstitial lung disease:RB-ILD),急性間質性肺炎(acute interstitial pneumonia:AIP)]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-37","problem_text":"病理組織学的検索を行わずに,臨床的に特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis: IPF)と診断できる高分解能CT(high-resolution computed tomography:HRCT)所見として 適当でないものはどれか.2つ選べ.","choices":"[胸膜直下,肺底部優位,多数の微小結節(両側性,上葉優位),広範なすりガラス影(網状影より広い),網状影,蜂巣肺(牽引性気管支拡張の有無を問わず)]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-38","problem_text":"特発性肺線維症の慢性安定期の治療として推奨されない治療はどれか.1つ選べ.","choices":"[ステロイド+免疫抑制薬,ピルフェニドン,ニンテダニブ,呼吸リハビリテーション,酸素療法]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-39","problem_text":"市中肺炎患者の診断と治療について,誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[MRSA(methicillin-resistant staphylococcus aureus)や緑膿菌といった耐性菌感染のリスク は低い.,敗血症のスクリーニングにはAPACHE(acute physiology and chronic health evaluation)IIス コアを用いる.,重症度判定にはA-DROPスコアを用いる.,軽症の場合は外来治療が可能である.,ニューキノロン系薬はエンピリック治療の第一選択薬の 1つである.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-40","problem_text":" 院内肺炎\/医療・介護関連肺炎の診断と治療について,誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[MRSAや緑膿菌といった耐性菌感染のリスクは高い.,市中肺炎よりも予後不良である.,誤嚥性肺炎を繰り返すリスクが高い患者や疾患末期・老衰状態の患者には,抗菌薬治療は行わない.,重症度が高い場合,または耐性菌リスクを有する場合は,de-escalation単剤治療を行う,肺炎予防のために口腔ケアの実施が推奨される.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-41","problem_text":"難治性喘息患者に対する治療で誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[高用量吸入ステロイド,経口ステロイド投与してもコントロール不良な血清IgE 2000の難 治性喘息患者にオマリズマブを投与した.,高用量吸入ステロイド,抗ロイコトリエン拮抗薬等の既存の治療薬を投与してもコント ロール不良な血清好酸球数 500 の難治性喘息患者にメポリズマブを投与した.,メポリズマブを投与してもコントロールできない重症喘息患者に気管支サーモプラスティ を施行した.,気管支サーモプラスティは外来で施行できる.,メポリズマブは好酸球数や体重を考慮しなくても投与可能である.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1070-42","problem_text":"75 歳,男性.5 年前にCOPDと近医で診断されたが,内服薬のみの治療で,最近,体重減少も進んでいる.1 秒量は予測値の 30%未満,在宅酸素療法を開始しており,最近は増悪での入院も年 2 回経験している.次のうち,該当しないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[内服に加え,吸入薬の処方をすれば十分である.,包括的呼吸リハビリテーションは在宅酸素療法導入前から開始したい.,次の増悪の際にどのような対応をとるか,ACP(advance care planning)を考える.,家族を含め,COPDの勉強の機会を設ける.,呼吸器機能障害認定を取得していないため,申請を行う.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-43","problem_text":"急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia: AML)に対する化学療法において重要な役割を 担う薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[シクロホスファミド,メトトレキサート,シタラビン,ダウノルビシン,イマチニブ]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-44","problem_text":" 急性骨髄性白血病に対する造血幹細胞移植について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[同種造血幹細胞移植を実施する上限年齢は 50~55 歳である.,予後が良好と考えられる群には積極的に造血幹細胞移植を行う.,急性骨髄性白血病の予後予測において重要なのは,腫瘍細胞の染色体核型である.,移植前処置においては,過度な骨髄抑制を生じないように用量を調整する.,同種移植における免疫応答の強度は,ヒト白血球抗原(human leukocyte antigen:HLA)の適合度の影響を受ける.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-45","problem_text":"急性前骨髄球性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)の初発例に対する初回寛解導 入療法として適切な治療の組み合わせはどれか.2つ選べ.","choices":"[ATRA(all-trans retinoic acid),タミバロテン,亜ヒ酸(arsenic trioxide:ATO),抗がん化学療法,自家末梢血幹細胞移植]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-46","problem_text":"42 歳,女性,3 カ月前の健康診断では異常なし.1 カ月前より,歯磨き時に歯肉出血あり. 1週間前より,四肢の出血斑に気付いた.月経量も普段より多かった.また,食思不振と2 kg の体重減少,37°C台の微熱を認め,近医を受診し,血算異常を指摘され,当院を紹介受診し た.貧血及び四肢に斑状出血を認めた.赤血球 148 万\/μl,Hb 5.3 g\/dl,Ht 15.3%,白血球 1,120\/μl(前骨髄球 50%,好中球 6%,リンパ球 37%),血小板 1.1 万\/μl,AST 16 U\/l,ALT9 U\/l,LD 217 U\/l,クレアチニン 0.60 mg\/dl,CRP 0.748 mg\/dl,フィブリノゲン 106 mg\/dl(200~400),FDP 82.8 μg\/ml(0~4.99),ATIII 104%,骨髄検査:前骨髄球 81.8%,骨髄染色体(t 15;17)(q22;q12)陽性. 当日入院し,ATRAによる治療の開始予定となった.凝固異常に対する治療として適切なも のはどれか.2つ選べ.","choices":"[血小板輸血,アンチトロンビンIII製剤点滴,低分子ヘパリン点滴,凍結血漿輸注,トラネキサム製剤点滴]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-47","problem_text":"問題 4 の患者において,治療開始 3 日目に白血球数 6,800\/μlと増加し,39°Cの発熱,下腿浮 腫及び息苦しさが出現した.胸部X線撮影やCT(computed tomography)検査とともに考慮 すべき適切な処置はどれか.2つ選べ.","choices":"[抗菌薬点滴,利尿薬注射,副腎皮質ステロイドホルモン点滴,抗真菌薬点滴,抗がん化学療法併用]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-48","problem_text":"AMLに対する分子標的療法について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[遺伝子異常が生じている分子だけが治療標的となる.,Midostaurinは,FLT3(FMS-like tyrosine kinase 3)遺伝子変異陽性AMLに単剤で有効である.,Quizartinibは,FLT3-ITD(internal tandem duplication)のみに阻害活性を有する.,Enasidenibは,分化症候群を起こすことがある.,Venetoclaxは,AMLに単剤で有効である.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-49","problem_text":"フィラデルフィア染色体(Ph)陽性急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia: ALL)について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[若年成人に多い.,多くがT細胞性である.,短期的予後不良である.,チロシンキナーゼ阻害薬(tyrosine kinase inhibitor:TKI)が有効である.,Phは陰性であるが,遺伝子発現プロファイルがPh陽性ALLと類似するALLを BCR-ABL1-likeALLという]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-50","problem_text":"高齢者急性骨髄性白血病に対して用いられる薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[シタラビン,イノツズマブオゾガマイシン,ダウノルビシン,イマチニブ,シクロホスファミド]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-51","problem_text":"治療関連骨髄性腫瘍(t-myeloid neoplasms:t-MN)の発症原因として関連が少ない薬剤は どれか.2つ選べ.","choices":"[シクロフォスファミド,ブレオマイシン,デキサメタゾン,メルファラン,エトポシド]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1331-52","problem_text":"造血器腫瘍に対するゲノム診療と遺伝子パネル検査に対して,正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[遺伝子パネル検査を施行した結果,目的外の遺伝子に胚細胞変異を見つけたが,白血病の 発症と関係ないため,無視した.,標的シークエンシングでは,原理的にゲノム構造異常を捉えることはできない.,ゲノム解析の結果は要配慮個人情報である.,日本は遺伝子パネル検査を保険診療として行うことを目指している.,遺伝子パネル検査により,微小残存病変の評価を行うことはできない.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-53","problem_text":"Crow-Fukase(POEMS)症候群を疑わせる臨床・検査所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[浮腫,胸腹水,病的骨折,脱髄性ニューロパチー,皮膚の色素脱失,血清CRP(C-reactive protein)上昇]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-54","problem_text":"Crow-Fukase(POEMS)症候群の診断に有用でない補助検査はどれか.2つ選べ.","choices":"[脳CT(computed tomography),胸腹部CT,血清VEGF(vascular endothelial growth factor)値測定,末梢神経伝導検査,頸動脈超音波検査]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-55","problem_text":"rt-PA(recombinant tissue plasminogen activator)を投与してはいけないものはどれか.2つ選べ.","choices":"[1 年前の脳梗塞の既往,急性大動脈解離の合併,85 歳,収縮期血圧 180 mmHg,PT-INR(prothrombin time-international normalized ratio)1.8]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-56","problem_text":"85歳,女性.医療機関で非弁膜症性発作性心房細動を指摘された.CHADS2 2点であり,抗 凝固薬を導入された.体重は 45 kg,CCrは 55 ml\/分であった.抗凝固薬として適切でないも のはどれか.2つ選べ.","choices":"[ダビガトラン 300 mg\/日,リバーロキサバン 15 mg\/日,アピキサバン 10 mg\/日,エドキサバン 60 mg\/日,ワルファリン]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-57","problem_text":"筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)の診療において誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[リハビリテーションの導入は,むしろ機能低下につながり得るため避ける.,リハビリテーションの導入は,むしろ機能低下につながり得るため避ける.,呼吸障害のない早期例の場合,進行抑制薬としてエダラボン投与を検討する.,難病であるため,最初から本人に病名告知をすることは避け,まずは家族と話を進めることが原則である.,呼吸障害のために深刻な呼吸苦が生じた場合の対症療法として,モルヒネの使用を検討する.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-58","problem_text":"球脊髄性筋萎縮症について,正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[血清クレアチンキナーゼ(creatine kinase:CK)と血清クレアチニンの両者が高値を呈す ることが多い.,X連鎖劣性遺伝の形式をとるため,女性はX染色体上の変異遺伝子をホモ接合体として有す る場合に発症する.,進行抑制を目的とした薬剤として,リュープロレリン酢酸塩(リュープリンSR®注射用キッ ト 11.25 mg)が本邦にて薬事承認を受けている.,アンドロゲン不応症状のため,ほとんどの例で男性不妊となる.,ポリグルタミン病の 1 種であり,病因遺伝子上のCAGリピート数が長いほど発症年齢が若年となる傾向がある.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-59","problem_text":"片頭痛予防療法に保険適用が承認されているのはどれか.2つ選べ.","choices":"[ガバペンチン,カンデサルタン,トピラマート,バルプロ酸,プロプラノロール]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-60","problem_text":"カルシトニン遺伝子関連ペプチド(calcitonin gene-related peptide:CGRP)受容体に作用 して片頭痛発作発現を抑制するのはどれか.1つ選べ.","choices":"[eptinezumab(ALD403),erenumab(AMG 344),fremanezumab(TEV-48125),galcanezumab(LY2951742),natalizumab]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-61","problem_text":"脊髄性筋萎縮症I型(Werdnig-Hoffmann病)で通常みられないのは次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[体重の増えが悪い.,筋肉がマシュマロのように柔らかい.,反り返りやすい.,カエルのような肢位.,四肢の動きが少ない.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-62","problem_text":"脊髄性筋萎縮症の診断で最も重要なものは次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[血清クレアチンキナーゼ値,筋電図,筋生検,運動神経伝導速度,SMN遺伝学的検査]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-63","problem_text":"Pompe病に関して正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[遠位筋優位に侵される.,横隔膜が侵されやすい.,成人型は心筋症を特徴とする.,シアル酸補充療法が有効である.,筋生検によるスクリーニングを行う.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-64","problem_text":"脂質蓄積性ミオパチーに関して誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[筋線維内にコレステロールが蓄積する.,少なくとも 4つの遺伝学的に異なる疾患の総称である.,全身性原発性カルニチン欠損症では高用量カルニチン投与が著効を示す.,多重アシル酸脱水素酵素欠損症ではしばしば高用量リボフラビン投与が著効を示す.,全身性原発性カルニチン欠損症はカルニチントランスポーターの異常を原因とする.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_1514-65","problem_text":"医療機器とは何か,正しい記載を 2つ選べ.","choices":"[患者に使用する機器を医療機器という.,疾患の転帰を変え得る機器が医療機器である.,電動車椅子,筋電義手は,日本では医療機器に分類される.,リハビリテーション機器は医療機器である.,新医療機器では,一般的に治験が必要である.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-66","problem_text":"気管支喘息について,誤った説明はどれか.2つ選べ.","choices":"[気管支喘息の有症率は約 10%である.,高齢者喘息では,小児期から発症している症例が大半である.,気管支喘息による入院患者は減少している.,喘息死亡患者数は低下傾向にあり,年齢調整死亡率も低下傾向にある.,喘息死は高齢者には少ない.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-67","problem_text":"グループ 2 自然リンパ球(group 2 innate lymphoid cells:ILC2)について誤っているのはど れか.2つ選べ.","choices":"[細胞表面マーカーとしてCD4 が陽性である.,樹状細胞からの抗原提示により活性化される.,気道上皮細胞へのウイルス感染時に増加する.,インターフェロンαにより抑制される.,IL(interleukin)-5 やIL-13 を産生するが,通常はIL-4 を産生しない.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-68","problem_text":"軽症間欠型喘息に対する初期の薬物治療として正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[高用量の吸入ステロイド薬(inhaled corticosteroid:ICS),ICS\/長時間作用性β2 刺激薬(long-acting β2 agonist:LABA)配合薬,長時間作用性抗コリン薬(long-acting muscarinic antagonist:LAMA),低用量のICS,抗IgE抗体]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-69","problem_text":"重症喘息に関する記述として誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[20%程度存在するとされている.,吸入アドヒアランスのチェックを行い,吸入の再指導を行う.,診断の再評価を行う.,専門医への紹介を考慮する.,我が国では,分子標的薬として,抗IgE抗体,抗IL-5 抗体,抗IL-5 受容体抗体が使用可能である.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-70","problem_text":"気管支サーモプラスティ治療の適応を決定できる医師は誰か.2つ選べ.","choices":"[日本内科学会認定内科医,日本内科学会総合内科専門医,日本呼吸器学会専門医,日本アレルギー学会専門医,日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-71","problem_text":"高齢者喘息の特徴で誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[肥満の合併はICS(inhaled corticosteroids)に対する治療抵抗性と関連する.,喫煙歴がなくても,喘息とACO(asthma and COPD overlap)の診断は可能である.,ACOを疑った場合,速やかにICS+LABA(long-acting β2 agonist)+LAMA(long-acting muscarinic antagonist)の 3 剤で治療を開始する.,年代別喘息死亡者数の経年変化において,高齢者が急激に減少している.,吸入手技の理解・習得が困難であるため繰り返し吸入指導が必要である.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-72","problem_text":"アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(allergic bronchopulmonary aspergillosis:ABPA) について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[診断上,喀痰からのアスペルギルスの検出は必須ではない.,真菌感染でなく,アレルギー反応が病態生理の中心であるため,抗真菌薬の投与は意味がない.,発酵・醸造用アスペルギルス(=麹菌)への暴露では発症しない.,吸入ステロイド薬の投与は禁忌である.,気管支拡張症等の気道系の構造改築は起こすが,肺の線維化に至ることは通常ない.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-73","problem_text":"46 歳,女性.気管支喘息との診断で通院中であった(常用薬:モメタゾン吸入 400 μg・モ ンテルカスト 10 mg・徐放性テオフィリン 200 mg).1 週間前から特に誘因なく右下腿に暗 赤色の皮疹,及びくるぶしより先のしびれを自覚し,予定外受診した.末梢血好酸球比率= 71%と著増していた.本症例で疑われる疾患\/病態について正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)は,ほぼ 100%の症例 で陽性である.,免疫グロブリン大量静脈注射療法は,しびれ等の神経症状を改善する可能性がある.,運動ニューロンは侵されない.,末梢血好酸球数は,しびれ等の神経症状の程度とよく相関する.,細小血管炎による神経栄養血管の梗塞が,神経症状の原因と考えられている.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2121-74","problem_text":"喘息における抗体医薬品と治療標的の組み合わせで正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[omalizumab(オマリズマブ) IgE,dupilumab(デュピルマブ) TSLP(thymic stromal lymphopoietin),benralizumab(ベンラリズマブ) IL-4,reslizumab(レスリズマブ) IL-13,mepolizumab(メポリズマブ) IL-5]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2290-75","problem_text":"感染症に関する血清学的検査に関する記述として,正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[市中肺炎の患者で経時的に測定したプロカルシトニンが基準値未満に低下したため,抗菌 薬を中止した.,胸部異常陰影の精査目的で測定したT-SPOTが陰性であったため,肺結核ではないと診断し た,ステロイドを投与中の患者で測定したβ―D―グルカンが高値であったため,ボリコナゾール を開始した.,肺気腫の患者でアスペルギルス抗原が 5.0 以上であったため,侵襲性肺アスペルギルス感 染症と診断した.,‌発熱性好中球減少症の患者でクリプトコックス抗原検査が陽性になったため,クリプトコッ クス感染症と確定診断した.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2290-76","problem_text":"多剤耐性肺結核に対してのみ投与が認められている抗菌薬はどれか.2つ選べ.","choices":"[レボフロキサシン,デラマニド,カナマイシン,サイクロセリン,ベダキリン]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2290-77","problem_text":"敗血症を認識した場合,1時間以内に開始することが推奨されている介入として,次のうち, 正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[CRP(C-reactive‌protein)の測定,血液培養 1 セット,リンゲル液 30‌ml\/kgの急速投与,ステロイドの投与,ドパミンの投与]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2290-78","problem_text":"敗血症に関する知識として,次のうち,正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[全身性炎症反応症候群を伴う感染症を指す.,臓器不全を呈する.,乳酸値は正常である.,敗血症性ショックの致死率は 10%である.,原因感染巣として腹膜炎が最も多い.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2290-79","problem_text":"Clostridioides difficileによる感染症について,次のうち,正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[菌の産生する毒素が腸炎の原因である.,食物由来で感染する可能性が示唆されている.,診断は尿中抗原で行う.,治癒判定は,便培養陰性 3 回が条件である.,再発は稀である.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2290-80","problem_text":" HIV(human immunodeficiency virus)感染症の診断に関する記述として,誤っているもの はどれか.2つ選べ.","choices":"[HIV抗原・抗体検査により陽性と判定されれば,HIV感染症と確定することができる.,伝染性単核症の原因ウイルスとしてHIVを鑑別に挙げることは重要である.,梅毒やB型肝炎等,性感染症と診断された患者にHIV抗原・抗体検査を勧めることは重要である.,若年の活動性肺結核症例では,HIV感染症の合併を念頭に置き,HIV抗原・抗体検査を積極的に行う.,HIV-RNA拡散増幅法が陰性であれば,必ずHIV感染症を否定できる.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2290-81","problem_text":" 新興・再興感染症について,正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[ジカウイルス感染症は性交渉で伝播し得る.,中東呼吸器症候群(middle‌east‌respiratory‌syndrome:MERS)のリザーバーは,マストミスである.,エボラウイルス病は,2014 年の流行以降は症例は発生していない.,重症熱性血小板減少症候群(severe‌fever‌with‌thrombocytopenia‌syndrome:SFTS)は,東日本を中心に症例が報告されている.,鳥インフルエンザH5N1 は,原則として飛沫感染によって伝播する.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-82","problem_text":"高齢者総合的機能評価(comprehensive geriatric assessment:CGA)について正しいのはど れか.1つ選べ.","choices":"[患者本人からの情報を重視する.,社会・環境についても評価する.,できるだけ標準的な方法で評価する.,既往歴・内服歴に関しては対象に含まれない.,服薬管理に問題があれば,基本的日常生活動作(basic activities of daily living:BADL)の障害を疑う.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-83","problem_text":"軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[MCIは年間 50%がAlzheimer病(Alzheimer’s disease:AD)に移行する.,MCIと認知症は,全く別の病気と考えるべきである.,MCIの段階では,脳の萎縮は認められない.,MCI患者では,老年期のやせが関連する可能性がある.,MCIと血圧には,特に関連はない.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-84","problem_text":"サルコペニアの発症に関係する栄養素はどれか.2つ選べ.","choices":"[飽和脂肪酸,果糖,ビタミンK,ビタミンD,アミノ酸]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-85","problem_text":"サルコペニアの診断基準に含まれるものはどれか.1つ選べ.","choices":"[Timed UP & Go Test,2 ステップテスト,通常歩行速度,垂直ジャンプ力,膝伸展力]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-86","problem_text":"フレイルに関する記載で正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[要介護状態と同意義である.,がん患者は含めない.,低脂肪食が原因となる.,サルコペニアと関連する.,社会的要因は関係しない.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-87","problem_text":"原発性骨粗鬆症患者の治療において正しい記載はどれか.1つ選べ.","choices":"[ワルファリン内服中の患者に,メナテトレノン内服を開始した.,eGFR(estimated glomerular filtration rate)25 ml\/分の患者に対し,アレンドロン酸を処方した.,静脈血栓症の既往がある 68 歳,女性に対し,選択的エストロゲン受容体モジュレーター(selective estrogen receptor modulator:SERM)を処方した.,デノスマブを注射し,沈降炭酸カルシウム・コレカルシフェロール・炭酸マグネシウム合剤錠を処方した.注射前及び注射早期である約 1 週間後に採血し,血清カルシウム,アルブミン値を測定した.,リセドロン酸を処方した際,カルシウムを多く含んだミネラルウォーターを使用して内服するように指導した.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-88","problem_text":"MCIについて正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[症状は記憶障害に限定される.,Lewy小体病の前段階ではない.,65 歳以上の高齢者でのMCIの有病率は 15~25%である.,認知症に移行する割合は年間 75~80%である.,年間 50~75%の人が健常に戻る.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-89","problem_text":"サルコペニアに関して誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[フレイルの最大なる危険因子(リスク)は,サルコペニアである.,フレイル・サイクル(Frailty cycle)は,サルコペニアが中心となる.,診断にはアジア基準(Asian Working Group for Sarcopenia:AWGS)を用いる.,口腔分野にはサルコペニアは存在しない.,サルコペニアの簡易セルフスクリーニングには指輪っかテストが有用である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"107_2485-90","problem_text":"医師の指示書が必要な在宅系サービスはどれか.2つ選べ.","choices":"[訪問介護士(ヘルパー),訪問看護師,介護支援専門員(ケアマネジャー),訪問理学療法士,訪問マッサージ]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-91","problem_text":"次の文章のうち,誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[慢性便秘症では,便通異常や腹部症状が起こるだけではなく,患者のQOL(quality of life) が低下する.,腫瘍や炎症性疾患等により大腸管腔が狭窄したものが器質性便秘であり,大腸管腔が狭窄 していない便秘は機能性便秘である.,便秘とは排便回数が減少していることであり,そのうえで患者の症状により病型分類される.,慢性便秘症の専門的検査として,大腸通過時間検査や排便造影検査がある.,便が硬いことは排便困難を引き起こす大きな原因であるが,直腸肛門機能障害が原因となる場合もある.]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-92","problem_text":"二次性便秘を引き起こす疾患について,誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[甲状腺機能亢進症,全身性強皮症,大腸癌,糖尿病,Parkinson病]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-93","problem_text":"慢性便秘症の治療について,誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[慢性便秘症治療の第一歩は,生活習慣や食生活の改善である.,食事は三食きちんと摂るよう指導するが,最も大事なのは朝食である.,本邦の調査では,米飯をよく食べる人に便秘が少なかった.,食物繊維は便柱を太くし,排便回数を増やす効果があるため,便秘症患者においては,全例に摂取量を増やすよう勧める.,プロバイオティクスは乳酸や酪酸等の酸を産生し,腸管内のpHを低下させ,腸管蠕動を亢進させる作用を有する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-94","problem_text":"膨張性下剤について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[強力な作用がある.,耐性が生じやすい.,重症型便秘に有効である.,便を柔らかく膨張させる作用を有する.,便秘症に対する薬物治療の第一選択薬である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-95","problem_text":"酸化マグネシウムの副作用として正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[高ナトリウム血症,低マグネシウム血症,大腸黒皮症,高マグネシウム血症,高カリウム血症]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-96","problem_text":"刺激性下剤について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[比較的新しい薬剤が多く,エビデンスも確立されているものが多い.,現在市販されているOTC(over the counter)緩下薬の多くは,塩類下剤である.,センノシドは効果発現までの時間が短く,内服後,通常 1 時間以内には排便を来たす.,連用による依存性や耐性が生じる可能性が報告されており,短期間あるいは頓用での使用を基本とする.,ピコスルファートNa水和物は,大腸粘膜や腸粘膜に接する筋層間神経叢(Auerbach神経叢)を直接刺激して蠕動運動を抑制する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-97","problem_text":"リナクロチドについて正しい記載はどれか.1つ選べ.","choices":"[アデニル酸シクラーゼ活性化薬である.,コプロポルフィリンの作用の外因性物質である.,上皮細胞内のcAMP(cyclic adenosine monophosphate)を増加させる.,上皮細胞下にある内臓知覚の疼痛感受性神経の興奮を抑制する.,肝臓の薬物代謝酵素活性を阻害する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-98","problem_text":"64 歳,女性.12 カ月前から排便頻度が 1 週間に 2 回となった.便の形状は兎糞状で,いきま なければ排便が円滑に進まず,排便後に残便感がある.排便時の閉塞感はなく,用手排便の 必要もない.家族歴に大腸癌はない.検査所見では,血清コレステロール値 230 mg\/dlと軽 度の高コレステロール血症を認める以外に異常を認めない.大腸内視鏡検査,上部消化管内 視鏡検査,腹部X線単純写真,腹部超音波検査ならびに腹部MRI(magnetic resonance imag- ing)は全て正常であった.前医にて,酸化マグネシウム,ピコスルファート,センノシド ならびに漢方薬を投与されたが,快便が得られない.投与すべき薬物はどれか.2つ選べ.","choices":"[メトクロプラミド,ナルデメジン,エロビキシバット,コレスチラミン,ルビプロストン]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_81-99","problem_text":"慢性便秘症に処方される漢方薬について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[多くの排便周辺症状の改善効果を狙い,初回から複数の漢方薬を処方することが望ましい.,長期連用を基本とする.,平滑筋の過剰収縮抑制作用を有する生薬は配合されない.,甘草は多くの漢方薬に含まれており,投薬に際し,偽アルドステロン症が生じないように注意を払う必要がある.,妊婦は便秘が高度であることが多いため,積極的に大黄を含有した漢方薬を投薬することが望ましい.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_253-100","problem_text":"心房細動の疫学について,誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[女性より男性に多い.,リウマチ性が増加傾向である.,欧米に比べて,日本は有病率が低い.,併存症として最も多いのは,高血圧である.,非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(non-vitamin K antagonist oral anticoagulant:NOAC)の使用が年々増えている.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_253-101","problem_text":"心房細動の発症について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[家族歴は,発症リスクとは無関係である.,心房細動との関連が報告された一塩基多型は,ほとんどがイオンチャネルをコードする遺伝子領域にある.,心房リモデリングは,心房細動の発症以前から始まる心房筋の変化であり,心房細動を持続させる方向に作用する.,無症候性心房細動の脳梗塞合併リスクは低い.,塞栓症リスクと出血リスクの要因には共通するものがある.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_253-102","problem_text":"心房細動の発症リスク因子のうち,当てはまらないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[年齢,高血圧症,左室肥大,脂質異常症,耐糖能異常]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_253-103","problem_text":"心房細動に対するカテーテルアブレーションの適応として,不適切なものはどれか.1つ選べ.","choices":"[発作時に強い動悸症状を有する発作性心房細動症例,抗不整脈薬にて発作は抑制されているが,患者がアブレーションを希望した発作性心房細動症例,発作性心房細動停止時のポーズによるめまいを認める徐脈頻脈症候群症例,9 年前から検診で心房細動を指摘されている無症候性長期持続性心房細動症例,2 カ月前から持続性心房細動に移行した左室収縮不全による慢性心不全症例]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_253-104","problem_text":"抗凝固薬の周術期管理において,誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[出血性リスクの低いワルファリン加療中の患者においては,ワルファリンは継続し,抜歯 を行う.,血栓塞栓症のリスクが低いワルファリン加療中の患者が,内視鏡的大腸ポリープ切除術を 行う際は,ワルファリンを中断し,低分子ヘパリンによるブリッジングを行う.,血栓塞栓症のリスクが高いリバーロキサバン服薬中の患者が,胃がんの摘出術を行う際は, 低分子ヘパリンによるブリッジングを行わず,リバーロキサバンの投与を中断する.,DOAC(direct oral anticoagulant)投与中の患者が手術を行う際,投与の中断は,クレアチ ニンクリアランスに基づいて行われる.,ワルファリン投与中の患者が手術を行う際,投与を中断する日時は,手術 5~7 日前のINR (international normalized ratio)値に基づいて決定される.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_253-105","problem_text":"78 歳,女性.健康診断の心電図で,心房細動を指摘されたため,来院した.高血圧の既往 あり.体重 52 kg,クレアチニン 1.35 mg\/dl,クレアチニンクリアランス 28 ml\/分.添付文 書に従った適切な脳塞栓予防薬はどれか.2つ選べ.","choices":"[エドキサバン 60 mg 1 日 1 回,ダビガトラン 110 mg 1 日 2 回,アピキサバン 5 mg 1 日 2 回,バイアスピリン 100 mg 1 日 1 回,リバーロキサバン 10 mg 1 日 1 回]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_253-106","problem_text":"心機能が低下した心房細動患者のレートコントロール目的で使用する薬剤として,誤ってい るのはどれか.1つ選べ.","choices":"[メチルジゴキシン,カルベジロール,ビソプロロール,ベラパミル,ジゴキシン]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-107","problem_text":"炎症性腸疾患に関する記載で本邦の実情に合っているのはどれか.2つ選べ.","choices":"[近年,本邦では患者数は顕著な増加傾向にある.,食物繊維摂取量増加は,発症率増加に関連する可能性がある.,動物性脂肪摂取量増加は,発症率増加に関連する可能性がある.,食事脂肪中のω-3\/ω-6 比の低いことが炎症の抑制に有用と考えられる.,炎症性腸疾患患者への食物繊維投与は,腸管刺激症状が強く,慎むべきである.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-108","problem_text":"炎症性腸疾患における治療法に関して正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[Crohn病の低栄養状態には,高カロリー・高脂肪食投与が推奨される.,Crohn病の経腸栄養剤は,中鎖脂肪含有のものより長鎖脂肪含有のものが望ましい.,重症潰瘍性大腸炎患者に用いられるステロイド剤には血糖降下作用がある.,難治性潰瘍性大腸炎患者に用いられるタクロリムスは血糖上昇作用を有する可能性がある.,炎症性腸疾患では,非アルコール性脂肪肝(non-alcoholic fatty liver:NAFL)の合併頻度が高い傾向がある.]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-109","problem_text":"以下の大規模臨床試験の研究名及び実薬群の組み合わせにおいて,心血管イベント抑制をプ ラセボ(標準治療)群と比較して優位性を証明できなかったものはどれか.2つ選べ.","choices":"[ACCORD(Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes)試験―血糖強化療法群(インス リン注射含む),LEADER(Liraglutide Effect and Action in Diabetes:Evaluation of Cardiovascular Outcome Results)試験―リラグルチド群,CANVAS(Canagliflozin Cardiovascular Assessment Study)試験―カナグリフロジン群,TECOS(Trial Evaluating Cardiovascular Outcomes with Sitagliptin)試験―シタグリプチン群,ODYSSEY Outcomes(Evaluation of Cardiovascular Outcomes After an Acute Coronary Syndrome During Treatment With Alirocumab)―アリロクマブ群]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-110","problem_text":"「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2017 年版」(日本動脈硬化学会,2017 年)で,冠動脈疾患 2 次予防におけるLDL(low density lipoprotein)コレステロール管理目標値を,より厳格な70 mg\/dl未満とする病態として提唱されていないものはどれか.2つ選べ.","choices":"[急性冠症候群,慢性心房細動, 家族性高コレステロール血症,慢性腎臓病を合併した糖尿病,喫煙者]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-111","problem_text":"糖尿病性腎臓病に関して,正しい記述はどれか.1つ選べ.","choices":"[糖尿病性腎臓病と他の一次性腎疾患は,臨床所見から鑑別できる.,アルブミン尿は,糖尿病性腎臓病に特異性の高いバイオマーカーである.,腎生検は診断のみならず,予後判定にも有用である.,病理変化は,アルブミン尿が出現してから次第に出現する.,血中TNF-R(tumor necrosis factor receptor)は,1型糖尿病症例にのみ有用なバイオマーカーである.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-112","problem_text":"小児がん経験者における晩期合併症としての代謝内分泌疾患を疑う所見として正しくない ものはどれか.1つ選べ.","choices":"[易疲労感,意欲の低下,腰痛,多飲,中性脂肪の低下]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-113","problem_text":"22 歳,男性.倦怠感による大学への通学困難を主訴に,母親と共に近医内科を受診した. 身長 170 cm,体重 85 kg.血圧 120\/80 mmHgであり,既往歴として,1 歳時に小児白血病と 記載されていた.対応として適切でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[治療歴の確認,小児白血病に対する現在の通院状況の確認,血液検査,投薬による経過観察,代謝内分泌科への紹介]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-114","problem_text":"生活習慣病が認知症発症に与える影響について正しい記載はどれか.2つ選べ.","choices":"[糖尿病はAlzheimer病の危険因子である.,糖尿病患者における重症低血糖発作の経験は,認知症リスクの増加と関連する.,中年期の高血圧より老年期の高血圧の方が認知症リスクの増加への影響が大きい.,老年期の低血圧は認知症リスクの減少と関連する.,中年期の肥満は認知症リスクと関連しない.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-115","problem_text":"乾癬患者で比較的高頻度にみられる症候はどれか.2つ選べ.","choices":"[メタボリックシンドローム,るい痩,虚血性心疾患,低血糖,筋力低下]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-116","problem_text":"HIV(human immunodeficiency virus)感染者における代謝疾患に関して正しいのはどれか. 1つ選べ.","choices":"[メトホルミン及び逆転写酵素阻害薬の併用は,ミトコンドリア毒性による乳酸アシドーシ ス発症のリスクとなるため,禁忌である.,HIV感染症は消耗性疾患であるため,糖尿病の発症率は非感染者より低い.,HIV感染そのものが心血管疾患のリスクとなり得る.,HIV感染者の骨粗鬆症治療において,抗レトロウイルス薬との相互作用のため,ビスホスホネート製剤の使用は推奨されない.,HIV感染者の心血管リスクには,CD4 陽性Tリンパ球数等の免疫不全の指標は関係ない.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-117","problem_text":"45 歳,女性.痣ができやすいことを主訴に受診した.血小板数は 34 万\/mm3,PT(prothrombin time)10.0 秒(基準値 11.0 秒),APTT(activated partial thromboplastin time)29.2 秒 (基準値 27.0 秒)であり,原因精査のために総合内科に紹介された.既往に糖尿病及び高血 圧がある.四肢は細いが,体幹部の肥満を認め,抑うつ感が強く,痣についてしきりに気にしていた.この患者にみられる可能性の低い所見はどれか.1つ選べ","choices":"[多毛,起立性低血圧,月経異常,骨密度の低下,浮腫]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_747-118","problem_text":"51 歳,女性.2 カ月前からの体重減少及び動悸を主訴に内科外来を受診した.体温 37.2°C,脈拍 120\/分,不整,血圧 148\/102 mmHg,甲状腺腫大を認めた.次にオーダーする検査として優先順位の低いものはどれか.1つ選べ.","choices":"[12 誘導心電図,甲状腺エコー検査,TSH(thyroid stimulating hormone),FT3(free triiodothyronine),FT4(free thyroxine),頭部MRI(magnetic resonance imaging),胸部X線撮影]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-119","problem_text":"かかりつけ医から腎臓専門医へ紹介すべき糖尿病患者は次のうちどれか.2つ選べ.","choices":"[35 歳,男性.eGFR(estimated glomerular filtration rate)90,尿蛋白クレアチニン比 0.10, 尿 潜 血 ( + ).,45 歳,男性.eGFR 65,尿蛋白クレアチニン比 0.20,尿潜血(-).,55 歳,男性.eGFR 60,尿蛋白クレアチニン比 0.30,尿潜血(+).,65 歳,男性.eGFR 55,尿蛋白クレアチニン比 0.20,尿潜血(-).,75 歳,男性.eGFR 50,尿蛋白クレアチニン比 0.10,尿潜血(+).]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-120","problem_text":"糖尿病性腎症に特徴的ではない病理所見はどれか.1つ選べ.","choices":"[結節性病変,滲出性病変,びまん性病変,メサンギウム融解,糸球体基底膜の菲薄化]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-121","problem_text":"糖尿病患者に認められる腎疾患として,糖尿病性腎症を疑う臨床所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[高度の血尿,急激な尿蛋白の増加,糖尿病網膜症の合併,長年の糖尿病罹病期間,急激な糸球体濾過量の低下]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-122","problem_text":"糖尿病性腎臓病(diabetic kidney disease:DKD)重症化予防のための治療法として適切でな いものを 2つ選べ.","choices":"[血糖値を良好にコントロールできれば,生活習慣の修正は必要ない.,多職種で構成された医療チームによる治療介入が有効である.,全ての糖尿病患者でHbA1c(hemoglobin A1c)6.2%未満を目指した厳格な血糖管理を行う.,リスク因子の包括的な集学的治療が推奨される.,インスリン治療を行っている高齢者糖尿病では,血糖コントロール目標に下限が設定されている.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-123","problem_text":"65 歳,女性.検診で蛋白尿(1.5 g\/gCr)を指摘された.20 数年来の経過のある糖尿病患者で,インスリン頻回注射で加療中である.腎生検の実施を考慮すべき所見はどれか.2つ選べ","choices":"[増殖糖尿病網膜症の合併,低補体血症,抗アクアポリン 4 抗体陽性,尿沈渣で顆粒円柱,赤血球円柱の出現,頸動脈エコー検査でのプラーク]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-124","problem_text":"DKDの患者で,人工透析導入を回避すべく,腎機能低下改善の対象となるハイリスク患者について,正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[HbA1cが高値である.,蛋白尿が陽性である.,高血圧である.,eGFR低下率が高い.,貧血が見られる.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-125","problem_text":"DKDの治療に関して,糖尿病治療薬のなかで,eGFR低下率抑制効果のエビデンスがあり, 透析導入抑制が期待される薬剤について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[DPP-4(dipeptidyl peptidase-4)阻害薬,SU(sulfonylurea)薬,SGLT(sodium glucose cotransporter)2 阻害薬,メトホルミン,GLP-1(glucagon-like peptide-1)受容体作動薬]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_958-126","problem_text":"歯周病と双方向性に関係する疾患はどれか.1つ選べ.","choices":"[糖尿病,誤嚥性肺炎,心臓血管疾患,早産・低出生体重児,Alzheimer病]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-127","problem_text":"喘息病態において,2 型炎症に関与しないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[Th2(T helper cell type 2)リンパ球,Th17 リンパ球,2 型自然リンパ球(innate lymphoid cell 2:ILC2),IL(interleukin)-4,IL-5]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-128","problem_text":"喘息について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[厚生労働省の患者調査によると,喘息による入院患者は増加傾向にある.,成人喘息有症率は,減少傾向にある.,厚生労働省の患者調査によると,思春期以前の性別総患者数では,男性の方が多い.,厚生労働省の患者調査による年齢階層別総患者数では,思春期の患者が最も多い.,喘息有症率は,先進国に比べて発展途上国で多い傾向にある.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-129","problem_text":"喘息死について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[喘息死亡率は,性別でみると以前は男性が多かったが,現在は女性が多い.,喘息死亡数は,年齢階層別にみると,65 歳以上の死亡数が約 90%を占める.,年齢階層別の喘息死亡率の年次推移をみると,全年齢階層で低下している.,喘息死亡率を都道府県別にみると,西日本で高い傾向にある.,最近の 5 年間の 10 万人あたりの喘息死亡率は 10 人台である.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-130","problem_text":"気管支喘息の生理学的病態と呼吸機能検査値との組み合わせで誤っているのはどれか.1つ 選べ.","choices":"[気流閉塞度―1 秒量,気流閉塞度―Zrs(respiratory system impedance),気道変動性―最大呼気速度,気道可逆性―1 秒率,気道過敏性―PC20(provocative concentration of methacholine causing a 20% fall in forced expiratory volume 1 second)]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-131","problem_text":" 呼気中一酸化窒素濃度(fractional exhaled nitric oxide:FeNO)に影響を与えないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[喫煙,吸入ステロイド薬(inhaled corticosteroids:ICS),アレルギー性鼻炎,BMI(body mass index),アトピー]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-132","problem_text":"喘息の症状が毎日ではないが週 1 回以上あり,月 1 回以上睡眠が妨げられている未治療の喘 息患者に対して適切な治療はどれか.1つ選べ.","choices":"[抗IL-5 抗体,低用量ICS\/長時間作用性β2 刺激薬(long-acting β2 agonist:LABA)配合剤,LABA単剤,長時間作用性吸入抗コリン薬(long-acting muscarinic antagonist:LAMA)単剤,気管支熱形成術(bronchial thermoplasty)]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-133","problem_text":"喘息患者において,コントロールが不十分で末梢血好酸球数が増加している場合に考えられ る疾患として適切なものを 2つ選べ.","choices":"[標準的治療で喘息のコントロールが不十分となる原因として,服薬アドヒアランスあるい は吸入手技に問題があることが多い.,好酸球性副鼻腔炎は上顎洞に好発する.,アスピリン喘息では,30%の症例で好酸球性中耳炎を合併する.,アレルギー性気管支肺真菌症の原因真菌として,アスペルギルス,カンジダ等の頻度が高い.,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)の先行病変としては,喘息及びアレルギー性鼻炎が多い.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1172-134","problem_text":"重症喘息に対する生物学的製剤について正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[2 型炎症の指標となるのは,FeNOと末梢血好酸球数である.,抗IgE(immunoglobulin E)抗体(omalizumab)は,末梢血好酸球数と体重の換算表で投与量を決定する.,抗IL-5 抗体(mepolizumab)は,EGPAにも適応がある.,抗IL-5受容体α抗体(benralizumab)は,ADCC(antibody-dependent cellular cytotoxicity)により,ILC2 を除去する.,気管支熱形成術は,喘息発作を繰り返している患者に対し,経口ステロイド薬を増量後,1 週間以内に行う.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1417-135","problem_text":"間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell:MSC)の説明として誤っているものはどれか.2つ 選べ.","choices":"[多系統への分化能を有する.,骨髄のみに存在する.,骨髄では造血を支持している.,フラスコで培養すると,底面に付着し,紡錘形をとる.,免疫反応を活性化する.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1417-136","problem_text":"51 歳,男性,急性骨髄性白血病患者に対して,骨髄バンクドナーからの末梢血幹細胞移植 を行った.移植後 14 日目に急性移植片対宿主病(graft-versus-host disease:GVHD)による 全身の紅皮症を発症したため,メチルプレドニゾロンの全身投与を 1 週間行ったが,症状は 改善しなかった.次に投与する薬剤として適切なものはどれか.2つ選べ.","choices":"[アザシチジン,サリドマイド,γ―グロブリン,抗胸腺細胞免疫グロブリン,MSC]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1417-137","problem_text":"CD19 特異的キメラ抗原受容体(chimeric antigen receptor:CAR)発現T細胞療法を遂行する にあたり,特に注意すべき合併症を 2つ選べ.","choices":"[神経毒性,骨髄抑制,GVHD,細胞性免疫低下,サイトカイン放出症候群(cytokine release syndrome:CRS)]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1417-138","problem_text":"遺伝子改変T細胞を投与する際の前処置として用いられる薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[シタラビン,フルダラビン,ドキソルビシン,シクロホスファミド,ブレオマイシン]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1417-139","problem_text":"樹状細胞が有する次の分子のうち,免疫抑制的に働くのはどれか.1つ選べ.","choices":"[MHC(major histocompatibility complex),CD86 抗原,IL(interleukin)-10,IL-12,IFN(interferon)-α]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1417-140","problem_text":"血液疾患に対する細胞療法の現状について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[MSCは,未だ細胞製剤として上市されていない.,ウイルス特異的T細胞(virus specific T-cell:VST)の作製には,常に数カ月を要する.,CAR-T療法におけるCRSは,輸注細胞数と関連する.,T細胞受容体(T-cell receptor)導入T(TCR-T)細胞は細胞内蛋白を標的とすることができる.,増幅された造血幹細胞をHLA(human leukocyte antigen)の一致していない患者に使用する臨床研究が行われている.]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1417-141","problem_text":"CAR-T療法とTCR-T療法について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[血液疾患に対しては,CAR-T療法よりもTCR-T療法の応用が進んでいる.,通常,CARの標的抗原への結合力はTCRよりも強い.,CAR-T療法は,ある一定のHLAを有する患者のみ使用できる.,CARは,抗体の単鎖可変領域とC領域を細胞外ドメインとする.,TCR-T療法ではCRSは発生しない.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-142","problem_text":"血管炎性ニューロパチーの原因とならない血管炎はどれか.1つ選べ.","choices":"[高安動脈炎,巨細胞性動脈炎,顕微鏡的多発血管炎,多発血管炎性肉芽腫症,古典的結節性多発動脈炎]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-143","problem_text":"血管炎性ニューロパチーの臨床症候に関して正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[痛みを伴うことが多い.,上肢よりも下肢に症状が強い.,左右非対称で片麻痺の形をとる.,半数の例は運動神経障害のみを来たす.,遠位筋よりも近位筋の筋力低下が目立つ.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-144","problem_text":"Guillain-Barré症候群(Guillain-Barré syndrome:GBS)について正しいものはどれか.2つ 選べ.","choices":"[抗リン脂質抗体が陽性となる.,副腎皮質ステロイドが有効である.,四肢筋力低下を主徴としない亜型がある.,神経障害の機序には,補体の活性化が関わっている.,同定し得る先行感染因子として,Mycoplasma pneumoniaeが最も多い.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-145","problem_text":"慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(chronic inflammatory demyelinating polyradicu- loneuropathy:CIDP)について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[約半数の症例で脳神経障害がみられる.,進行抑制に一定間隔の免疫グロブリン投与が有効である.,抗MAG(myelin-associated glycoprotein)抗体が陽性となる.,副腎皮質ステロイドの投与は,無効または症状を増悪させることがある.,経静脈的免疫グロブリン療法(intravenous immunoglobulin:IVIg)が無効の場合は,免疫抑制薬に切り替える.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-146","problem_text":"ビタミンB1 欠乏を疑わせる臨床・検査所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[意識障害,ミエロパチー,脱髄性ニューロパチー,軸索障害性ニューロパチー,貧血]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-147","problem_text":"葉酸欠乏で通常みられないのはどれか.2つ選べ.","choices":"[眼球運動障害,ミエロパチー,ニューロパチー,貧血,心不全]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-148","problem_text":"糖尿病性多発神経障害について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[感覚低下が先行し,進行とともにしびれや痛みが増強する.,感覚・自律神経障害が先行し,運動神経障害は遅れて出現する.,高血糖による種々の代謝異常により,神経線維の変性や脱落が生じる.,高度な自律神経障害を合併する患者では,無自覚低血糖に注意が必要である.,自覚症状なしにアキレス腱反射低下や内踝振動覚低下がみられることがある.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-149","problem_text":"糖尿病性多発神経障害の治療について誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[HbA1c(hemoglobin A1c)だけでなく,血糖変動の改善も図る.,エパルレスタットは,血糖コントロールを行いながら投与する.,エパルレスタットは,網膜症や腎症が進行した患者で特に有効である.,自律神経障害による胃麻痺は,しばしば血糖コントロールを困難にする.,疼痛対症療法の第一選択薬は,非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs)である.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-150","problem_text":"Charcot-Marie-Tooth病(Charcot-Marie-Tooth:CMT)を疑わせる臨床・検査所見はどれか. 2つ選べ.","choices":"[不整脈,眼球運動障害,急速進行性脱力,凹足(pes cavus),逆シャンペンボトル様筋萎縮]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-151","problem_text":"36歳,男性.10年前から四肢遠位の筋力低下及び四肢先端のしびれがある.四肢腱反射は消 失.父,父方祖父にも同様の症状がある.この患者の診断に有用な検査はどれか.2つ選べ.","choices":"[頭部MRI(magnetic resonance imaging),全脊髄MRI,遺伝子検査,脳脊髄液検査,神経伝導検査]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-152","problem_text":"46 歳,男性.手足の痺れと脱力を主訴に来院した.32 歳頃から両足趾にピリピリ感があり, 便秘と下痢を繰り返すようになった.39 歳のときに湯たんぽで両足に熱傷を負ったが,熱 さや痛みをほとんど感じず,この頃から勃起障害を認めている.40 歳頃から徐々に両下肢 に力が入りにくく,歩行が困難となり,手指の筋萎縮と感覚障害も進行している.最近は, 立つと失神することが多くなり,手足には暑い日でも汗をかかない.母親と兄に同様の症状 を認める.本症例の疾患について正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[男性に多い.,老人性全身性アミロイドーシスとは異なる蛋白質が原因となる.,眼や心臓にも症状を起こす.,本疾患は,ATTR(amyloidogenic transthyretin)Ser50Ileの変異が最も多い.,肝移植が有効である.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-153","problem_text":"以下の疾患のうち,細胞外にアミロイドが沈着する疾患を 2つ選べ.","choices":"[Alzheimer病,家族性アミロイドポリニューロパチー(familial amyloid polyneuropathy:FAP),Huntington病,Parkinson病,ALS(amyotrophic lateral sclerosis)]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-154","problem_text":"54 歳,男性.ふらつきと両下腿浮腫を主訴に来院した.2 年前から慢性的な食欲不振と嘔気 があり,3 カ月で体重が 5 kg減少した.複数の医療機関を受診し,貧血と自律神経障害を指 摘されていた.6 カ月後には,下腿の温痛覚の低下と浮腫が出現した.身長 163 cm,体重 43 kg.脈拍 80\/分,整.血圧は臥位で 110\/76 mmHg,立位で 75\/40 mmHg.眼瞼結膜は蒼白 で眼球結膜に黄染はない.胸部に異常はみられないが,肝を 2 cm感知する.尿所見:蛋白 3+,糖・潜血反応共に(-).蛋白定量 4.0 g\/日.血液所見:赤血球 333 万\/μl,Hb 9.7 g\/ dl,Ht 28%,白血球 3,800\/μl,血小板 25 万\/μl.血液生化学的所見:TP 5.0 g\/dl,Alb 2.5 g\/ dl,BUN 8.0 mg\/dl,Cr 0.6 mg\/dl.電解質異常なし.胸部X線でCTR(cardiothoracic ratio) 45%,肺うっ血なし.心電図で低電位を認める.本症例に対する治療の第一選択として,正 しいものを 1つ選べ.","choices":"[肝移植,リツキシマブ,ボルテゾミブ+末梢幹細胞自己血輸血,siRNA(small interfering ribonucleic acid)によるTTR(遺伝子)の抑制,血液透析]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-155","problem_text":"傍腫瘍性ニューロパチーを疑わせる臨床症候はどれか.2つ選べ.","choices":"[間欠性跛行,四肢の運動失調,四肢近位の筋力低下,胸髄髄節レベル以下の感覚障害,上肢の巧緻運動障害]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_1566-156","problem_text":"傍腫瘍性ニューロパチーの診断に有用な血清抗体はどれか.1つ選べ.","choices":"[抗Hu抗体,抗GM1 抗体,抗アクアポリン 4 抗体,抗NMDA(N-methyl-D-aspartate)受容体抗体,抗カルシウムチャネル抗体]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-157","problem_text":"侵害受容性疼痛について正しい記載を 1つ選べ.","choices":"[侵害受容性疼痛は,末梢神経終末上の侵害受容器に対して侵害刺激が加わった際に知覚さ れる痛みのことである.,侵害受容性疼痛は,体性感覚神経系の病変あるいは疾患によって生じる痛みのことである.,侵害受容性疼痛は,炎症によってのみ起こる.,侵害受容性疼痛は,精神心理的な問題による影響を受けない.,侵害受容性疼痛は,一次性疼痛と呼ばれる病態に含まれる.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-158","problem_text":"痛みの病態について正しい記述を 1つ選べ.","choices":"[身体器質的な原因のない痛みの病態は,全て神経障害性疼痛である.,身体器質的な病態には,侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛がある.,治療(薬物療法の薬剤選択)を考えるうえで,侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛は区別しなくてよい.,身体器質的な原因のない痛みの病態はなく,痛みには全て身体器質的な原因がある.,痛みの評価では,精神心理的な問題による影響を考慮する必要はない.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-159","problem_text":"機能性身体症候群(functional somatic syndrome:FSS)と線維筋痛症(fibromyalgia:FM) の関係について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[FMは,FSSのなかで最も全身の痛みを訴える疾患である.,FMは,FSSに含まれる他の疾患との合併は少ない.,FM は,FSSのなかで最も多く関節炎を発症する.,FMは,FSSのなかで最も男性の罹患率が高い.,FSS 及びFMは,双方とも精神疾患として扱う.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-160","problem_text":"関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)とFMとの関係について正しいのはどれか.1つ選 べ.","choices":"[RAの方がFMより全身性の愁訴を合併しやすい.,RAの病態と並行してFMの病態が変動する.,FMの方が痛みに対するステロイドの有効性が高い.,RAの方が炎症反応で病態を評価しやすい.,FMはRAの前駆病態であることが多い.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-161","problem_text":"神経内科疾患にみられる慢性疼痛について,正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[局所的な痛みを放置し,全身性に疼痛が波及することがある.,中枢起源で,器質的な異常を伴わない機能的な疼痛を中枢性疼痛と呼ぶ.,島回,帯状回ならびに前頭前野といった領域は,慢性疼痛に関連があり,pain matrixと呼ばれる.,自律神経障害と慢性疼痛の合併は比較的少ない.,甲状腺疾患では,甲状腺機能低下症に筋疾患が合併し,筋痛を発症することがある.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-162","problem_text":"Parkinson病やその関連疾患にみられる慢性疼痛について,正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[レボドパの効果の得られているオン期にみられることが多い.,Parkinson病の約 50%程度に合併し,男性に多い.,固縮やジストニアといったParkinson症状と関連する.,オフ期と関連する場合,オフ時間の短縮に努める.,Alzheimer病では認められない.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-163","problem_text":"近位筋痛を来たす自己免疫疾患はどれか.2つ選べ.","choices":"[皮膚筋炎,RA,巨細胞性動脈炎,強直性脊椎炎,リウマチ性多発筋痛症]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-164","problem_text":"筋痛の原因となる炎症性疾患の病態として当てはまらないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[筋炎,関節炎,血管炎,筋膜炎,滑液包炎]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-165","problem_text":"次のうち,正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[疼痛は,一般的に,侵害受容性疼痛,神経障害性疼痛ならびに器質性疼痛の 3つの病態に 分類されている.,侵害受容性疼痛とは,外傷等から生じた炎症が基盤となって発生する痛みである.,神経障害性疼痛とは,炎症とは無関係に神経が障害されて発生する痛みを指す.,中脳辺縁系ドパミンシステムが何らかの原因で機能しなくなると,痛覚鈍麻の状態に陥る.,慢性疼痛治療の目的は,疼痛を除去することである.]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-166","problem_text":"閉経後の女性にみられる関節症について誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[閉経後の女性にみられる関節痛は,E2(estradiol)20 pg\/ml以下への低下,FSH(follicle stimulating hormone)40 mIU\/ml以上への上昇を通常伴う.,関節痛は,更年期症状(動悸,ホットフラッシュ等)を通常伴う.,関節部に一致した腫脹は通常みられない.,CRP(C-reactive protein)や赤血球沈降速度等の上昇から確認できる炎症は通常みられない.,関節超音波検査で,患部にはエコーシグナルは通常みられない.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-167","problem_text":"52 歳,女性.2 年前に閉経となった.1 カ月前から両側の全指PIP(proximal interphalangeal joint)関節の運動痛・圧痛があり,両膝の痛みで立つことも困難である.CRP陰性,RF (rheumatoid factor)は50IU\/ml,抗CCP(cyclic citrullinated peptide)抗体は10.5U\/mlであった.手・膝のX線写真で異常なし.関節超音波検査で患部の他,どこにもシグナルなし. 喫煙なし.歯周病なし.どのように対処すべきか.最も適切なものを 1つ選べ.","choices":"[NSAIDs(non-steroidal anti-inflammatory drugs, 非ステロイド性抗炎症薬)のみ投与し,経 過観察する,DMARDs(disease-modifying antirheumatic drugs, 疾患修飾性抗リウマチ薬)(SASP(salazo- sulfapyridine)等)を投与し,経過観察する.,メトトレキサート 8 mg\/週,フォリアミン 5 mg\/週を投与し,経過観察する.,ホルモン補充療法(hormone replacement therapy:HRT)に精通した婦人科と提携してHRTを施行し,経過観察する.,何もせずに経過をみる.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-168","problem_text":"睡眠の構造について,誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[ノンレム睡眠中の脳波は,デルタ波が増える傾向にある.,レム睡眠は,全睡眠時間の 40%程度を占める.,ノンレム睡眠中は,副交感神経が優位になる.,レム睡眠中の脳波は,覚醒時と類似している.,炎症性サイトカイン(TNF-α(tumor necrosis factor-α))は,睡眠構造に変化をもたらす.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-169","problem_text":"ヒトの概日リズムについて,誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[ヒトの概日リズムは,本来 24 時間より少し長い.,概日リズムが障害されると,ナルコレプシーのような睡眠発作が起こる.,ヒトの概日リズム発振センターには,網膜の光刺激が直接伝達される.,メラトニンは夜間に分泌され,睡眠を誘導して概日リズムを整える働きを有する.,ヒトの概日リズム発振センターは,視床下部視交叉上核に存在する.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2129-170","problem_text":"PRO(patient reported outcome)について誤っているものを 2つ選べ.","choices":"[PROは単なる主観症状であり,非科学的である.,近年,治験でも評価されるようになってきた.,RAにおけるPROは古くから重要視されてきた.,PROと医師による評価は,ほとんどが一致する.,患者の幸福と満足度を高める医療を提供するうえで,重要な指標である.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-171","problem_text":"生物学的製剤投与患者における感染症に関して正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[関節リウマチ患者における生物学的製剤の全例市販後調査では,ニューモシスチス肺炎の 方が結核に比べて発現頻度が高い.,生物学的製剤を使用する関節リウマチ患者は,全例,ニューモシスチス肺炎の予防として ST合剤等の予防投与が必要である.,生物学的製剤使用中に粟粒結核を発症した場合,速やかに副腎皮質ステロイドの投与を中 止すべきである.,非結核性抗酸菌症と診断された関節リウマチ患者への生物学的製剤投与は,いかなる場合 においても禁忌である.,レジオネラ肺炎の発生リスクは,生物学的製剤の投与の有無によって変わらない.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-172","problem_text":"感染免疫に対する長期ステロイドの影響で誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[好中球の増多,CD4 陽性リンパ球数の増加,免疫グロブリンIgG(immunoglobulin G)の減少,マクロファージの殺菌能低下,炎症性サイトカイン産生の低下]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-173","problem_text":"次のうち,正しい記述を 1つ選べ.","choices":"[慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者が肺炎になった場合には,肺炎球菌をカ バーする必要はない.,透析患者において,T-SPOT検査の結核診断の感度は 80%を超えており,陰性であれば,結 核感染は否定してよい.,透析患者において,インフルエンザのワクチン接種は 1 シーズン 2 回が推奨されている.,透析患者において,ラニナミビルの投与は減量しなければならない.,CKD患者において,バラシクロビルは用量調整が必要である.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-174","problem_text":"過去の報告において,血液悪性腫瘍患者で固形癌患者と比べて感染症が好発する部位を 2つ選べ.","choices":"[皮膚・軟部組織,血流,肺・呼吸器,尿路,消化器]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-175","problem_text":"日本臨床腫瘍学会の発熱性好中球減少症(febrile neutropenia:FN)の定義に該当するもの は以下のうちどれか.2つ選べ.","choices":"[腋窩温 37.5°C以上,C-reactive protein 3.0 mg\/dl以上,白血球数 1000\/μl未満,血小板数 20000\/μl未満,好中球数が 48 時間以内に 500\/μl未満に減少すると予想される場合]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-176","problem_text":"低栄養と感染症の関係で誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[低栄養は,肺炎による死亡のリスクとなる.,蛋白・エネルギー不足やビタミンA欠乏は,下痢症の原因になる.,ビタミンD欠乏は,結核発症のリスクとなる.,鉄欠乏症は,細菌感染症発症のリスクとなる.,HIV(human immunodeficiency virus)の進行と栄養状態の悪化は関連する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-177","problem_text":"低栄養で起きる免疫機能異常について,最も考えにくいものを 1つ選べ.","choices":"[リンパ球を主体とする細胞性免疫の低下,貪食細胞の機能低下,好中球数の減少,IgGやIgAの産生低下,消化管粘膜の萎縮]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2304-178","problem_text":"免疫不全者に対する予防接種について述べた以下の文章のうち,誤っているものはどれか. 1つ選べ.","choices":"[メトトレキサートとプレドニゾロンを併用している35歳女性の関節リウマチ患者に肺炎球 菌ワクチンの重要性について説明した.,麻疹・風疹・ムンプス・水痘ワクチンを各 1 回ずつ接種した記録があり,腎移植を検討し ている45歳男性患者に麻疹風疹混合ワクチンとムンプスワクチン,水痘ワクチンを1回ずつ接種した.,造血幹細胞移植後 2 年を経過しており,現時点で慢性GVHD(graft-versus-host disease)の 兆候も免疫抑制薬の投与もない 40 歳女性患者に生ワクチンの接種を開始した.,定期通院中の 43 歳男性のHIV患者(CD4 陽性細胞数が 150\/μl)の風疹抗体価が陰性であっ たため,風疹第 5 期定期接種に則り,麻疹風疹混合ワクチンを接種した.,交通外傷による脾臓破裂のため,脾臓摘出を受けた 22 歳男性に対し,術後 3 週間で全身状 態が安定していることを確認のうえ,肺炎球菌ワクチンと髄膜炎菌ワクチンの接種を開始 した.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-179","problem_text":"薬剤障害の要因として関連性が低いものはどれか.1つ選べ.","choices":"[独居,低栄養,7 剤内服,1 日 1 回 朝内服,3 医療機関の受診]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-180","problem_text":"深部体温が 41°Cの熱射病患者において,冷却目標となる深部体温はどれか.1つ選べ.","choices":"[36°C,37°C,38°C,39°C,40°C]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-181","problem_text":"2030 年からの 20 年で予測されている気候変動が原因で,全世界で増加するとされる年間死 亡数はどれか.1つ選べ.","choices":"[1 万人,10 万人,25 万人,100 万人,500 万人]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-182","problem_text":"偶発的低体温症において,軽度低体温とされる深部体温はどれか.1つ選べ.","choices":"[29.5°C,31.0°C,33.0°C,35.5°C,36.0°C]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-183","problem_text":"急性虫垂炎の診断において,心窩部(または臍部)から右下腹部に痛みが移動する間に起こ る重要な症状は何か.1つ選べ.","choices":"[頭痛,下痢,発熱,便秘,嘔気\/嘔吐]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-184","problem_text":"次のうち,誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[National Early Warning Scoreでは,呼吸数>20\/分は 3 点とする.,quick SOFA(sepsis-related organ failure assessment)scoreでは,呼吸数22\/分以上を異常値としている.,意識障害の患者における収縮期血圧が 160 mmHg以上の場合,出血等の頭蓋内器質的病変の確率が上がる.,上部消化管出血を疑う患者で,脈拍 100\/分以上であれば,内視鏡検査で活動性出血を発見する可能性が上がる.,非感染性の比較的徐脈の原因として,薬剤熱,β遮断薬の内服,中枢神経の障害,悪性リンパ腫等の腫瘍熱ならびに詐病(詐熱)が挙げられる.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-185","problem_text":"point of care testing(POCT)と緊急検査(救急医療における臨床検査)について誤ってい るのはどれか.1つ選べ.","choices":"[POCTは,臨床現場で検査が即時に行われ,結果が即時に臨床に利用されるシステムである.,therapeutic[total]turnaround time(TTAT)は,分析を始めてから結果を得るまでの時間である.,緊急検査は,1迅速性,2簡便性,3随時性,4反復性を求められる.,緊急検査は,病歴・バイタルサイン・身体所見から,具体的な病態や疾患を想起して行う.,緊急検査は,必要な検査のみを取捨選択して行う.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-186","problem_text":"心筋マーカーについて,誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[急性冠症候群の診療における第一選択の心筋マーカーは,心筋トロポニンである.,急性心筋梗塞の臨床診断には,心筋壊死を示す心筋マーカーの一過性上昇を認めることが必須である.,心筋トロポニンを測定できる施設においても,CK-MBやミオグロビンの測定は,急性心筋梗塞の診断に役立つ.,心筋トロポニンの心筋梗塞における基準値は「健常者の 99 パーセンタイル値を超え,変動係数(coefficient of variation:CV)10%未満の値」である.,0h\/1hアルゴリズムには,健常者における心筋トロポニンの検出率が 50%以上である(狭義の)高感度測定を用いる.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-187","problem_text":"ショック時の超音波所見で正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[心タンポナーデでは,下大静脈の拡大及び呼吸性変動の低下を認める.,心タンポナーデでは,右室拡大を認める.,肺塞栓症では,lung slidingの消失を認める.,緊張性気胸では,患側で多発Bラインを認める.,出血性ショックでは,左室は過収縮となる.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"108_2501-188","problem_text":"80 歳以上の高齢者で,特に増加する疾患は何か.2つ選べ.","choices":"[喘息,心不全,狭心症,心房細動,閉塞性動脈硬化症]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_69-189","problem_text":"2 型糖尿病を合併したNASH(non-alcoholic steatohepatitis)に使用される薬として,望まし くないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[SGLT(sodium glucose cotransporter)2 阻害薬,GLP-1(glucagon-like peptide-1)受容体作動薬,ピオグリタゾン,スルホニル尿素薬,DPP-4(dipeptidyl peptidase-4)阻害薬]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_69-190","problem_text":"NASH\/NAFLD(non-alcoholic fatty liver disease)肝癌について,正しいものを 2つ選べ.","choices":"[非B非C型肝癌の 80%以上がNASH\/NAFLD由来である.,NASH\/NAFLD由来の肝癌では,診断時に腹部超音波検査で検出できないほど肝脂肪が減少している場合がある.,NAFLDからの発癌率は,年 0.1%未満である.,NASH肝硬変からの肝発癌率は,C型肝硬変と比較して同程度である.,肝硬変非合併NASHも肝癌サーベイランスの対象となる.]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_69-191","problem_text":"次のなかから正しいものを 1つ選べ.","choices":"[飲酒習慣のない患者の脂肪肝は今後増加するが,それによる肝硬変や肝臓癌はむしろ減少 する.,ハイリスクNAFLDとは,肝臓への病的な脂肪蓄積を認めるNAFLD患者のことを指す.,NAFLD患者を診た際に,ALT(alanine transaminase)値が正常であれば心配ない.,NAFLDでは,血小板数が低値でも線維化進行とはなりにくい.,ハイリスクNAFLDの最初の拾い上げには,Fib-4 indexが有用である.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_69-192","problem_text":"次のなかから正しいものを 1つ選べ.","choices":"[ハイリスクNAFLDの拾い上げには,まず血清線維化マーカーを使うのが望ましい.,Fib-4 indexの計算式はAST(aspartate aminotransferase),ALT,血小板数ならびにアルブミンからなり,簡便なスコアリングシステムである.,Fib-4 index等のスコアリングシステムは,NAFLD診療で用いる場合,ハイリスクNAFLD拾い上げの陽性的中率が非常に高いことが特徴である.,現在,我が国で普及しているエラストグラフィは,フィブロスキャン(VCTE(vibration-controlled transient elastography))及びMRエラストグラフィ(magnetic resonance elastogra- phy:MRE)は,肝臓の線維化の評価はできるが,肝臓の脂肪蓄積定量ができない欠点がある.,エラストグラフィで線維化進行が疑われる症例には,肝細胞癌のサーべイランスを行うの が望ましい.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_69-193","problem_text":"NASHに対して,効果の認められていない薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[ウルソデオキシコール酸,ビタミンE,ピオグリタゾン,メトホルミン,SGLT2 阻害薬]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_69-194","problem_text":"次のうち正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[NASH\/NAFLDの治療薬として,高血圧や糖尿病の薬剤は有効でない.,selonsertibは,単剤としてNASH\/NAFLDへの有効性が証明された.,obeticholic acidは,副作用が少なく,日本での臨床試験が進行中である.,ペマフィブラートは,高脂血症への保険適用がある.,NASH\/NAFLDへの多剤併用治療は,副作用が多く,効果を期待できない.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-195","problem_text":"心不全の疫学に関して誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[社会の高齢化に伴い,先進諸国では心不全患者数が増加している.,心不全の有病率は,男女共に加齢に伴い増加する.,医療の進歩により,心不全による死亡者数は減少している.,心不全の基礎疾患として,虚血性心疾患の割合が日本でも増加し,現在では,欧米と比較して同等になりつつある.,近年生じた心不全の質的変化として,左室駆出率の保たれた心不全(heart failure with preserved ejection fraction:HFpEF)の増加がある.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-196","problem_text":"急性心原性肺水腫の初期対応,治療で行わないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[モニター管理,血管拡張薬,利尿薬,酸素吸入,下肢挙上]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-197","problem_text":"急性心不全に合併した頻脈性心房細動に対する治療として誤っているのはどれか.2つ選べ.","choices":"[電気的除細動,ランジオロール,ジルチアゼム,ジゴキシン,ベラパミル]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-198","problem_text":"左室駆出率が低下した心不全の薬物治療について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[β遮断薬は,生命予後改善効果がある.,アンジオテンシン変換酵素阻害薬,アンジオテンシンII受容体拮抗薬ならびにミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の 3 剤併用療法は,それぞれの単独より有用性が高い.,ループ利尿薬は,うっ血の改善と共に濃度依存性に予後改善効果がある.,左室駆出率低下の改善に経口強心薬は有用である.,アミオダロンは,突然死の一次予防に関して,最初に選択すべき治療法である.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-199","problem_text":"経皮的僧帽弁クリップ術の適応で当てはまらないのはどれか.2つ選べ.","choices":"[至適薬物療法を十分に行った機能性僧帽弁閉鎖不全症,左室駆出率 30~40%,急性僧帽弁逆流,外科的開心術が困難な患者の僧帽弁逆流,強心薬(カテコラミン)依存]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-200","problem_text":"経カテーテル大動脈弁植込術(transcatheter aortic valve implantation:TAVI)について正し いのはどれか.2つ選べ.","choices":"[二尖弁に対するTAVIは現在禁忌である.,透析症例に対するTAVIは現在禁忌である.,リウマチ性大動脈弁狭窄症に対するTAVIは現在禁忌である.,経カテーテル的人工弁の 10 年の耐久性は明らかである.,低リスクの大動脈弁狭窄症患者における 1 年の死亡,脳卒中,再入院発生率は,TAVIの方が手術よりも有意に低かった.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-201","problem_text":"心臓移植の適応から除外となる合併疾患はどれか.2つ選べ.","choices":"[活動性消化性潰瘍,悪性腫瘍,活動性感染症,インスリン依存性糖尿病,eGFR(estimated glomerular filtration rate)50 ml\/分\/1.73 m2 の慢性腎臓病]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-202","problem_text":"植込み型補助人工心臓(ventricular assist device:VAD)について正しいものを 2つ選べ.","choices":"[機器は全て体内に植え込まれているため,体外に出ている部分はない.,拍動流型が主流である.,心臓移植適応と判定された移植待機症例のみが保険適用となっている.,植込み後に大動脈弁逆流が発生することがある.,最大補助流量は 3 l\/分程度である.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-203","problem_text":"次のうち,オピオイドの副作用として知られていないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[せん妄,呼吸抑制,腎機能障害,悪心・嘔吐,便秘]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_248-204","problem_text":"次のうち,せん妄の診断基準に含まれないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[興奮,変動性,認知・知覚の異常,原因となる薬物,または医学的疾患が存在する,注意・意識の障害]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-205","problem_text":"低Na血症について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[低Na血症は,血清Na濃度が 130 mEq\/l未満と定義されている.,原発性副腎不全では,体液量がほぼ正常の低Na血症を呈する.,原発性副腎不全による低Na血症では,代償機構により尿中Na濃度は低下する.,SIADH(syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone)では,体液量がほぼ正常の低Na血症を呈する.,SIADHによる低Na血症(120 mEq\/l以下)で中枢神経系症状を伴う場合は,生理食塩水を点滴して治療する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-206","problem_text":"次のうち,意識清明で口渇感の保たれている中枢性尿崩症患者では通常認められないと考え られる所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[尿中浸透圧 280 mOsm\/kgH2O,血清ナトリウム濃度 160 mEq\/l,血漿AVP(arginine vasopressin)濃度 3.2 pg\/ml,1 日尿量 3.5 l,MRI(magnetic resonance imaging)T1 強調画像における下垂体後葉輝度の低下]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-207","problem_text":"低カリウム血症を認めた際,原因疾患の鑑別のために評価する項目として最も関連性が低い ものはどれか.1つ選べ.","choices":"[尿中カリウム排泄,塩分摂取量,血圧,血液pH,レニン,アルドステロン]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-208","problem_text":"原発性アルドステロン症のスクリーニング検査の際,検査に対する影響が最も少ない降圧薬 はどれか.1つ選べ.","choices":"[ACE(angiotensin-converting enzyme)阻害薬,β遮断薬,Ca拮抗薬,利尿薬,ミネラルコルチコイド受容体(mineralocorticoid receptor:MR)拮抗薬]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-209","problem_text":"以下の高K血症を来たす病態で,アルドステロンが高値を示すものはどれか.1つ選べ.","choices":"[Addison病,21 水酸化酵素欠損症,偽性低アルドステロン症(pseudohypoaldosteronism:PHA)I型,PHA II型,IV型尿細管性アシドーシス]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-210","problem_text":"以下の高K血症を来たす病態で,レニンが低値を示すものはどれか.2つ選べ.","choices":"[Addison病,21 水酸化酵素欠損症,PHA I型,PHA II型,IV型尿細管性アシドーシス]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-211","problem_text":"低Ca血症,高P血症と副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone:PTH)高値を認める疾患は どれか.1つ選べ.","choices":"[頸部手術,慢性腎臓病,飢餓骨症候群,ビタミンD欠乏,免疫チェックポイント阻害薬]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-212","problem_text":"次の高カルシウム血症の原因疾患及び病態のうち,尿中カルシウム排泄量が高値とならない ものはどれか.1つ選べ.","choices":"[不動,多発性骨髄腫,PTHrP(parathyroid hormone-related protein)産生腫瘍,サルコイドーシス,カルシウム感知受容体(calcium-sensing receptor:CaSR)遺伝子のヘテロ不活化変異]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-213","problem_text":"低リン血症をもたらす内分泌異常はどれか.2つ選べ.","choices":"[PTH過剰,成長ホルモン(growth hormone:GH)過剰,糖質コルチコイド欠乏,線維芽細胞増殖因子 23(fibroblast growth factor 23:FGF23)過剰,甲状腺ホルモン過剰]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-214","problem_text":"副甲状腺機能低下症の原因となり得る電解質異常は次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[低Na血症,低K血症,高K血症,低Mg血症,高Mg血症]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-215","problem_text":"先端巨大症でみられることのある電解質異常は次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[高Na血症,高K血症,高Ca血症,高iP血症,高Mg血症]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-216","problem_text":"以下のうち,低Mg血症を来たしにくい薬剤はどれか.1つ選べ.","choices":"[ループ利尿薬,プロトンポンプ阻害薬,シスプラチン,MR拮抗薬,抗EGFR(epidermal growth factor receptor)抗体薬]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_767-217","problem_text":"以下のうち,低Mg血症により生じにくいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[低K血症,高Ca血症,テタニー,Torsades de Pointes,昏睡]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-218","problem_text":"過去の健康診断で検査結果が不詳の患者である.急速進行性糸球体腎炎(rapidly progressive glomerulonephritis:RPGN)の疑いで早急に腎臓専門医へ紹介すべき患者は次のうちどれ か.2つ選べ.","choices":"[20 歳,男性.eGFR(estimated glomerular filtration rate)80 ml\/分\/1.73 m2,尿蛋白 2+, 尿潜血-,CRP(C-reactive protein)陰性.,20 歳,男性.eGFR 80 ml\/分\/1.73 m2,尿蛋白 2+,尿潜血 3+,CRP陰性.,70 歳,女性.eGFR 40 ml\/分\/1.73 m2,尿蛋白 2+,尿潜血 3+,CRP 8.4 mg\/dl.,38 歳,女性.eGFR 20 ml\/分\/1.73 m2,尿蛋白 3+,尿潜血 4+,赤血球円柱陽性,エコーで腎萎縮なし.,80 歳,男性.eGFR 20 ml\/分\/1.73 m2,尿蛋白-,尿潜血 3+,エコーで両側水腎症.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-219","problem_text":"75 歳,男性.MPO(myeloperoxidase)-ANCA(anti-neutrophil cytoplasmic antibody)強陽 性のRPGNである.血清クレアチニン 6.1 mg\/dl,CRP 12 mg\/dl,肺病変なし.初期治療とし て用いるべきでない薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[タクロリムス,アザチオプリン(azathioprine:AZ),メトトレキサート,シクロホスファミド(cyclophosphamide:CY),リツキシマブ(rituximab:RTX)]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-220","problem_text":"ループス腎炎の活動性を示唆する腎糸球体組織病変として,適当でないものはどれか.1つ 選べ.","choices":"[ヒアリン沈着,細胞性半月体形成,管内細胞増多,フィブリノイド壊死,分節性硬化]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-221","problem_text":"強皮症腎クリーゼについて正しいものは次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[血管内皮障害により,著明な低血圧を生じる.,レニン活性が低下する.,糸球体への免疫複合体沈着が特徴的である.,血栓性微小血管症(thrombotic microangiopathy:TMA)の原因となる.,ベリムマブが治療に用いられる.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-222","problem_text":"ブドウ球菌感染症に伴う感染関連糸球体腎炎(infection-related glomerulonephritis:IRGN) に関して誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[腎予後はしばしば不良である.,腎炎発症時に感染症が継続中であることが多い.,糖尿病等の背景疾患を有することが多い.,蛍光抗体法で糸球体にIgA(immunoglobulin A)主体の沈着を伴う.,原因菌はMRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)のみで,MSSA(methicillin-susceptible Staphylococcus aureus)は病因とならない.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-223","problem_text":"一次性膜性腎症について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[小児・成人を通して,最も頻度が高い原発性ネフローゼ症候群である.,抗PLA2R(phospholipase A2 receptor)抗体は本邦では感度が非常に高く,除外診断に適している.,自然寛解が 2~3 割程度にみられる.,ほぼ全例でネフローゼ症候群を呈する.,透析を要するほどの腎不全にはならない.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-224","problem_text":"26 歳,女性.蛋白尿及び顕微鏡的血尿の精査のため入院した.血圧 110\/70 mmHg,尿蛋白 1.5 g\/日,尿沈渣中赤血球 50~99\/1 高倍率視野,eGFR 65 ml\/分\/1.73 m2.腎生検光顕所見上, 総糸球体数 20 個中,全節性硬化 4 個,細胞性半月体 4 個ならびに分節性硬化 3 個を認めた. 腎生検蛍光抗体法にてIgA腎症と診断した.この患者について正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[組織学的重症度はH-Grade 2 である.,臨床的重症度はC-Grade 3 である.,透析導入リスクは高リスク群である.,レニン・アンジオテンシン系阻害薬が第一選択薬となる.,副腎皮質ステロイド療法が適応となる.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-225","problem_text":"小児ネフローゼ症候群の発症時に,通常,腎生検を行わないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[持続的血尿や肉眼的血尿を認める場合,高血圧や腎機能低下を認める場合,低補体血症を認める場合,1 歳未満の場合,上記のような所見を認めない場合]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_939-226","problem_text":"微小変化型ネフローゼ症候群について誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[再発が多い.,急性発症である.,血尿を伴うことは少ない.,ステロイドが奏効する.,初発例でRTXを用いる.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-227","problem_text":"閉塞性睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea:OSA)の病態生理で正しいものはどれか. 1つ選べ.","choices":"[肥満や小顎症等の解剖学的因子だけでは起こらない.,上気道筋の反応性は,覚醒時も睡眠時も変わりない.,呼吸の不安定性は,ループ・ゲインで表される.,覚醒は,無呼吸や低呼吸の呼吸イベントの終了時には必要である.,病態生理的特性は,臨床的に簡便に評価可能である.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-228","problem_text":"睡眠関連呼吸障害(sleep-related breathing disorder:SRBD)の疫学に関して正しいものは どれか.1つ選べ.","choices":"[SRBDのなかでは,中枢性睡眠時無呼吸症候群(central‌sleep‌apnea‌syndrome:CSAS)の有 病率が最も高い.,閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive‌sleep‌apnea‌syndrome:OSAS)は,非肥満者では 稀である.,SRBDの診断は容易である.,成人のOSASは,高血圧や脂質代謝異常等と同様なcommon‌diseaseである.,いびき”はCSASの主要症状である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-229","problem_text":"重症OSAの患者に対して,CPAP(continuous positive airway pressure)導入後初回の外来 で,使用時間が短く,アドヒアランスが不良であった場合に対応すべきこととして誤ってい るものはどれか.1つ選べ.","choices":"[寝付けないときに飲酒を勧める.,鼻症状で外してしまう場合に鼻炎治療を行う.,CPAPの装着を忘れてしまう場合は習慣付けるよう指導する.,CPAPデータによる治療効果AHI(apnea-hypopnea‌index)が改善していることを確認する.,未治療による各種合併症のリスク増加に対する理解を確認する.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-230","problem_text":"成人のOSAのCPAP以外の治療として有効なものはどれか.2つ選べ.","choices":"[口腔内装置,顎矯正手術,在宅酸素療法,睡眠導入薬の内服,高流量鼻カニューラ療法]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-231","problem_text":"成人のOSAの治療について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[CPAPの圧低減のための口腔内装置使用は睡眠状態を悪化させる場合がある.,植込み型舌下神経刺激療法装置はCPAP開始前に用いるべき治療手段である.,‌睡眠ポリグラフ検査(polysomnography:PSG)におけるAHIが 15 以上であれば,経鼻的持続陽圧呼吸療法(nasal‌continuous‌positive‌airway‌pressure:nCPAP)が保険適用である.,肥満外科適応の高度肥満(BMI(body‌mass‌index)≧35‌kg\/m2)におけるOSA合併率は 50%程度である.,口蓋垂軟口蓋咽頭形成術を行う場合には,解剖学的評価に加え,機能的評価が必要である.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-232","problem_text":"循環器疾患に合併する睡眠時無呼吸症候群に関して正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[循環器疾患の予後悪化に関与する.,OSAを認めることはない.,副交感神経活性亢進が循環器疾患へ悪影響を及ぼす.,中枢性睡眠時無呼吸(central‌sleep‌apnea:CSA)は循環器疾患の悪化に関与しない.,治療としては,循環器疾患に対する治療の最適化をまず考慮する.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-233","problem_text":"循環器疾患に合併する睡眠時無呼吸症候群の治療に関して正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[CPAP等の陽圧呼吸療法がその主体をなす.,長期予後改善効果が無作為化比較試験で示されている.,治療コンプライアンスを良好に保つことが重要とされる.,CSAに対するCPAP治療はほとんどの症例に有効である.,我が国では,心不全患者におけるASV(adaptive‌servo‌ventilation)治療は禁忌である.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1109-234","problem_text":"社会保険適用下でCPAP療法を行っている患者の年齢層のなかで,最も多い年齢層はどれか. 1つ選べ.","choices":"[0~19 歳,20~39 歳,40~59 歳,60~79 歳,80 歳以上]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-235","problem_text":"活性化部分トロンボプラスチン時間(activated partial thromboplastin time:APTT)が延長 するものはどれか.2つ選べ.","choices":"[アスピリン内服,ループスアンチコアグラント陽性,IgA(immunoglobulin A)血管炎,ヘパリン投与,第VII因子欠乏症]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-236","problem_text":"32 歳,女性.妊娠中に突然の発熱が出現し,点状出血及び軽度の意識障害を認めたため, 入院となった.赤血球 170 万\/μl,Hb 5.3 g\/dl,Ht 16%,網赤血球数増加,血小板 1.5 万\/μl, 末梢血塗抹標本上,破砕赤血球を認めた.血清LD(lactate dehydrogenase)増加. 通常みられない所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[直接Coombs試験陽性,血清ハプトグロビン低値,脾腫,血清Cr(creatinine)高値,ADAMTS13(a disintegrin-like and metalloproteinase with thrombospondin type 1 motifs 13)に対する自己抗体陽性]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-237","problem_text":"50 歳,女性.1 年前に特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura: ITP)を発症し,プレドニゾロン(prednisolone:PSL)を開始した.血小板 5 万\/μl以上を維 持しながら,PSLを徐々に減量してきたが,PSL 7.5 mgにて血小板1.5万\/μlに低下した.明ら かな出血症状は認めない.以下の治療法のなかで,避けるべきものを 2つ選べ.","choices":"[副腎皮質ステロイドの増量,脾臓摘出術,リツキシマブ,トロンボポエチン受容体作動薬,免疫グロブリン大量療法]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-238","problem_text":"55 歳,男性.健康診断で血小板 3.0 万\/μlと低値を指摘された.出血症状は認めない.最初に行うべき検査はどれか.1つ選べ.","choices":"[骨髄検査,抗リン脂質抗体検査,血小板凝集能検査,末梢血塗抹標本の確認,PAIgG(platelet-associated immunoglobulin G)]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-239","problem_text":"後天性血栓性血小板減少性紫斑病(thrombotic thrombocytopenic purpura:TTP)の臨床症 状・検査所見について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[血液浄化療法を必要とする腎機能障害は稀である.,血小板 3 万\/μl以下まで低下することは稀である.,ADAMTS13 活性測定は,EDTA(ethylenediaminetetraacetic acid)血漿では実施できない.,破砕赤血球の存在は特異度が高い所見であり,TTP診断に役立つ.,ADAMTS13 に対する自己抗体産生を反映し,直接Coombs試験は陽性となる.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-240","problem_text":"後天性TTPの治療法について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[リツキシマブの登場によって,血漿交換療法は標準治療から外れている.,血漿交換療法の連日施行は,保険上の制約のため実施できないことが多い.,アルブミンを置換液とした血漿交換療法を行い,ADAMTS13 インヒビター除去を行う.,血漿交換療法を 5 回行っても血小板数が 5 万\/μl以上に回復しない症例では,リツキシマブの投与が考慮される.,ステロイドパルス療法は,高用量ステロイド投与(1 mg\/kg)よりも予後を改善させることが,RCT(randomized controlled trial)の結果より判明している.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-241","problem_text":"非典型溶血性尿毒症症候群(atypical hemolytic uremic syndrome:aHUS)で通常みられな いのはどれか.1つ選べ.","choices":"[溶血性貧血,血小板減少,急性腎不全,高血圧,関節内出血]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-242","problem_text":"20 歳,男性.8 月に河川敷で同僚 12 名とバーベキュー大会に参加した.3 日後から 1 日 10 回 の血性下痢及び胃部不快があり,救急外来を受診した.同僚 6 名にも同様の症状がある.理 学的所見で,貧血,黄疸ならびに浮腫を認める.採血検査は,白血球 12000\/μl,Hb 9 g\/dl, 血小板 8 万\/μl,総ビリルビン 3 mg\/dl,直接ビリルビン 2 mg\/dl,LD 600 IU\/l,Cr 2.4 mg\/dl. 尿潜血(+),尿蛋白(-),尿糖(-).直接Coombs試験は陰性.末梢血中に破砕赤血球を 認める.診断に必要な検査はどれか.2つ選べ.","choices":"[ADAMTS13 検査,抗核抗体,便培養,便中ベロ毒素,尿素呼気試験]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-243","problem_text":"後天性血友病Aで認められない所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[APTTの延長,プロトロンビン時間(prothrombin time:PT)の延長,血小板数の低下,第VIII因子活性の低下,第VIII因子インヒビターの存在]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-244","problem_text":"後天性血友病Aにおける免疫抑制療法に関する記載で正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[第一選択はメチルプレドニゾロンである.,止血を十分に確認してから開始する.,感染症の死亡リスクが高いため,凝固VIII因子が上昇し始めたら積極的に減量する.,CPA(cyclophosphamide)を使用するときは,1~2 mg\/kg\/日を基本とする.,インヒビターの再燃率が高いため,最低 2 年は免疫抑制療法を継続する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-245","problem_text":"大動脈瘤に合併した播種性血管内凝固(disseminated intravascular coagulation:DIC)の特徴的所見として,不適切なものはどれか.1つ選べ.","choices":"[FDP(fibrin\/fibrinogen degradation products)上昇,α2 プラスミンインヒビター(α2-plasmin inhibitor:α2PI)低下,トロンビン・アンチトロンビン複合体(thrombin-antithrombin complex:TAT)上昇,APTT延長,プラスミン・α2プラスミンインヒビター複合体(plasmin-α2-plasmin inhibitor complex:PIC)上昇]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-246","problem_text":"新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)患者で,Dダイマーの上昇がみられた場合,併せて検査すべき項目はどれか.1つ選べ.","choices":"[PIVKA-II(protein induced by vitamin K absence or antagonist-II),ADAMTS13 活性,ハプトグロビン,フィブリノゲン,ループスアンチコアグラント]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-247","problem_text":"PT正常でAPTTが延長する疾患はどれか.2つ選べ.","choices":"[血友病,第VII因子欠損症,第XIII因子欠損症,血小板機能異常症,von Willebrand病]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-248","problem_text":"72 歳,男性.過去に腎癌の手術歴があり,出血傾向は指摘されていない.眼瞼結膜は蒼白 (貧血様)である.大腿から体幹にかけて広範な紫斑を認める.血液所見:赤血球 169 万\/μl,Hb 5.0 g\/dl,Ht 15%,白血球9,600\/μl,血小板29万\/μl,PT 96%(基準80~120),APTT 142.7 秒(基準 29.9~35),Dダイマー0.7 μg\/ml(基準 1.5 未満).APTTクロスミキシングテストは 上に凸のパターンを示した.直ちに行う治療はどれか.1つ選べ.","choices":"[トロンビン,新鮮凍結血漿,活性型血液凝固第VII因子製剤,血液凝固第VIII因子製剤,血液凝固第IX因子製剤]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-249","problem_text":"出血の危険因子はどれか.2つ選べ.","choices":"[低アルブミン血症,白血球減少,尿毒症,男性,多血]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1400-250","problem_text":"50 歳,男性.外傷のため大量出血を来たし,救急搬送された.赤血球製剤 10 単位の輸血が必 要と考えられた.血漿・血小板製剤の各輸血単位数として推奨されるのはどれか.1つ選べ.","choices":"[0・10,5・10,10・10,10・5,10・0]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-251","problem_text":"軽度認知障害に関して正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[軽度認知障害は認知症の前段階であり,認知症に進行する.,軽度認知障害では,記憶障害は必発である.,軽度認知障害は認知症ではない.,軽度認知障害が正常領域に戻ることはない.,軽度認知障害では,定期的な経過観察が重要である.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-252","problem_text":"認知症に関して正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[認知症の病型診断では,Lewy小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)が最も診 断しやすい.,認知症の診断は重要であるが,病型診断は不要である.,認知症のスクリーニングテストは,初診の患者に対して診察前に行うとよい.,認知症の行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)では,無為,抑うつといった低活動症状よりも,興奮,暴力といった過活動症状に目を向けた方がよい.,認知症初期集中支援チームは,専門家のチームが本人を訪問して介入する.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-253","problem_text":"現在,本邦で認知症の原因疾患として最も頻度の高いのはどれか.1つ選べ.","choices":"[血管性認知症,DLB,Alzheimer型認知症,前頭側頭型認知症,正常圧水頭症]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-254","problem_text":"Alzheimer型認知症患者の脳脊髄液で低下する物質は次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[アミロイドβ(amyloid β:Aβ)40,Aβ42,総タウ,リン酸化タウ,α―シヌクレイン]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-255","problem_text":"Alzheimer型認知症の脳血流SPECT(single photon emission computed tomography)画像で最も早期から血流低下のみられる部位は次のうちどれか.1つ選べ","choices":"[側頭葉,前部帯状回,後頭葉,後部帯状回,前頭葉]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-256","problem_text":"血管性認知症に関して正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[遺伝性に生じることはない.,出血性脳卒中は原因とはならない.,我が国で最も多い認知症病型である.,記憶障害の存在は診断に必須ではない.,血管リスク因子の管理が予防に重要である.]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-257","problem_text":"Alzheimer型認知症でみられることが多いのはどれか.1つ選べ.","choices":"[脳脊髄液中のリン酸化タウの増加,脳脊髄液中のAβ42 の増加,早期からの意味記憶の障害,誤認妄想,レム睡眠行動障害]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-258","problem_text":"78 歳の女性.手指振戦と運動緩慢を主訴に来院した.1 年前から手指のふるえが出現し,次 第に動作が緩慢になってきた.半年前から物忘れを自覚しており,また,近医から処方され ている高脂血症と胃炎の薬を飲み忘れることが多くなってきた.1 カ月前から,誰もいない のに「人が座っている」と訴えたり,「蛇がいる」と怖がったりするようになったため,1週 間前にリスペリドンを少量投与したところ,四肢の筋強剛と流涎とを認めるようになった. この疾患で認められる可能性があるのはどれか.2つ選べ.","choices":"[側頭葉内側部の強い萎縮,後頭葉の糖代謝の亢進,FDG-PET(fluorodeoxyglucose positron emission tomography)での帯状回島兆候,心臓交感神経機能の亢進,基底核におけるドパミントランスポーターの集積低下]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-259","problem_text":"高齢者てんかんの特徴で正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[発作型は欠神発作が最も多い.,てんかん焦点は前頭葉が最も多い.,非痙攣性てんかん重積状態を来たす.,約半数が抗てんかん薬治療抵抗性である.,頭部MRI(magnetic resonance imaging)でてんかん原性病変が大部分に認められる.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-260","problem_text":"Alzheimer型認知症に合併した焦点意識減損発作において,ファーストライン抗てんかん薬 はどれか.2つ選べ.","choices":"[バルプロ酸,ラコサミド,フェニトイン,レベチラセタム,フェノバルビタール]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-261","problem_text":"認知症初期集中支援チームについて正しくない記述はどれか.2つ選べ.","choices":"[認知症疾患の臨床診断を受けていないものは支援の対象にならない.,早期に認知症の鑑別診断が行われることに貢献する.,認知症の人に対して速やかに初期の対応体制が構築されることに貢献する.,BPSDが顕著であるため,対応に苦慮している者は支援の対象にならない.,2018 年度から全国の自治体で設置され,活動が開始されている.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-262","problem_text":"認知症疾患医療センターの機能として含まれているものは次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[アウトリーチでの患者・家族支援,介護計画の作成,認知症新薬の開発,認知症に関する情報発信,短期入所生活介護(ショートステイ)の受け入れ]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_1558-263","problem_text":"Alzheimer病のバイオマーカーとしてアミロイド沈着の指標となるものは次のうちどれか.2つ選べ.","choices":"[MRI,FDG-PET,脳脊髄液Aβ1-42 濃度,PiB-PET(Pittsburgh compound B PET),脳脊髄液タウ濃度]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-264","problem_text":"感染性咳嗽に対して抗菌薬を使用する場合,何を選択すべきか.1つ選べ.","choices":"[ST(sulfamethoxazole-trimethoprim)合剤,セファクロル,アモキシシリン,クラリスロマイシン,セフジトレンピボキシル]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-265","problem_text":"遷延性・慢性咳嗽の鑑別において正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[咳喘息では,拡散能が低下する.,気管支拡張症では,気道過敏性が亢進する.,好酸球性副鼻腔炎では,篩骨洞より上顎洞の炎症が強い.,咳喘息では,気管支拡張薬の効果を確認する.,胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)では,体位で症状が変化する.]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-266","problem_text":"遷延性・慢性咳嗽の治療において正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[副鼻腔気管支症候群(sinobronchial syndrome:SBS)の治療として,クラリスロマイシン よりエリスロマイシンを先に使用する.,咳喘息では,β刺激薬吸入の単独治療を行う.,胃食道内視鏡検査で逆流性食道炎が認められない場合は,咳嗽の原因とはならない.,感染後咳嗽では,抗菌薬治療を行う.,アトピー咳嗽\/喉頭アレルギー(慢性)では,まずは吸入ステロイド薬単独治療から始める.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-267","problem_text":"感染(かぜ症候群)後咳嗽の治療薬として適切でないのはどれか.2つ選べ.","choices":"[麦門冬湯,ヒスタミンH1 受容体拮抗薬,ロイコトリエン受容体拮抗薬,吸入抗コリン薬,吸入β2 刺激薬]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-268","problem_text":"感染(かぜ症候群)後咳嗽に関して誤っている記述はどれか.2つ選べ.","choices":"[中高年の男性に多い.,咳嗽は昼間もみられるが,就寝前・夜間・朝にみられやすい.,かぜ症候群あるいは気道感染後,3 週以上,咳嗽が続く.,呼吸機能検査で閉塞性障害がみられ,呼気中一酸化窒素濃度(fractional exhaled nitricoxide:FeNO)が増加する.,ASAHI-N(ACE(angiotensin-converting enzyme)inhibitor,smoking,allergy,heartburn,infection,nasal and paranasal sinus disease)に関して問診し,他疾患(ACE阻害薬による 咳嗽,喫煙による咳嗽,咳喘息,アトピー咳嗽,喉頭アレルギー,胃食道逆流による咳嗽 ならびに鼻・副鼻腔疾患による咳嗽)を除外する.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-269","problem_text":"咳喘息について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[気道過敏性が低下している.,気道リモデリングを認める.,聴診でwheezesを聴取することがある.,抗原特異的IgE(immunoglobulin E)抗体が常に陽性となる.,抗原特異的IgE(immunoglobulin E)抗体が常に陽性となる.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-270","problem_text":"37 歳,女性.3 カ月前から週に 2~3 回程度の咳嗽を自覚するようになったため来院.血液 検査:白血球 6,700\/μl,好酸球比率 8%,呼吸機能検査:正常.FeNO:55 ppb.ツロブテ ロールテープを処方したところ,咳嗽は一時的に軽快した.本症例の初期治療として最も適 切なものはどれか.1つ選べ.","choices":"[低用量吸入ステロイド薬+経口徐放性テオフィリン製剤の頓用,低用量吸入ステロイド薬+吸入短時間作用性抗コリン薬の頓用,中用量吸入ステロイド薬+吸入短時間作用性β2 刺激薬の頓用,中用量吸入ステロイド薬+吸入長時間作用性β2 刺激薬の併用,高用量吸入ステロイド薬+吸入長時間作用性抗コリン薬の併用]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-271","problem_text":"GERDによる咳嗽の特徴でないものはどれか.2つ選べ.","choices":"[咳喘息との合併が多い.,プロトンポンプ阻害薬単剤に対する治療反応性が良好である.,咳による生活の質(quality of life:QOL)の低下を伴う.,FeNOの上昇を認める.,会話,食事,起床ならびに上半身の前屈が誘因となることが多い.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-272","problem_text":"GERDによる咳嗽の診断について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[上部消化管内視鏡検査でびらん所見を伴うことが多い.,夜間就寝中の咳はGERD咳嗽の存在を強く疑う.,確定診断には 24 時間pH食道モニタリングが必須である.,プロトンポンプ阻害薬や消化管運動賦活薬による薬物治療,生活習慣の改善で咳の改善が得られた場合,確定診断してよい.,Fスケール等の質問票で確定診断が可能である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-273","problem_text":"SBSについて誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[慢性咳嗽の原因として重要である.,喀痰を伴う咳嗽(湿性咳嗽)が特徴である.,上気道病変として,従来型の慢性副鼻腔炎を有する.,上気道病変の症状として,後鼻漏,鼻汁ならびに咳払いが認められる.,下気道病変として,喫煙が原因となる慢性気管支炎がある.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-274","problem_text":"びまん性汎細気管支炎(diffuse panbronchiolitis:DPB)について正しいものはどれか.1つ 選べ.","choices":"[日本を中心とした東アジアの女性に好発する疾患である.,胸部CT(computed tomography)所見として,気管支拡張像は認められない.,下気道の炎症に対して吸入ステロイド薬を用いる.,マクロライド系抗菌薬の少量長期療法により,予後が劇的に改善した.,肺MAC(Mycobacterium avium complex)症とは治療が共通しているため,鑑別は不要である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-275","problem_text":"ヒスタミンH1 受容体拮抗薬が第一選択薬である慢性咳嗽はどれか.2つ選べ.","choices":"[アトピー咳嗽,咳喘息,GERD,喉頭アレルギー,SBS]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-276","problem_text":"加齢と共に起きる事象の順序で正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[咳反射低下→嚥下反射低下→咳衝動低下→不顕性誤嚥,嚥下反射低下→咳反射低下→咳衝動低下→不顕性誤嚥,嚥下反射低下→咳衝動低下→咳反射低下→不顕性誤嚥,不顕性誤嚥→嚥下反射低下→咳衝動低下→咳反射低下,不顕性誤嚥→咳反射低下→嚥下反射低下→咳衝動低下]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2149-277","problem_text":"次の嚥下反射に関わる咽頭知覚受容器のうち,触感覚受容器でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[Meissner小体,Merkel細胞,Pacini小体,Ruffini終末,自由神経終末]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-278","problem_text":"腎機能評価に関して正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[CcrはGFR(glomerular filtration rate)より 30%程度低値となる.,腎排泄性薬剤投与時には,体表面積補正を外したeGFRcreatを指標にする.,eGFRcreatの算出には,血清Cr値,年齢,性別ならびに体重が必要である.,サルコペニア等筋肉量の少ない例では,eGFRcreatは低めに推算されやすい.,GFRの測定に使用されるイヌリンは,全身の有核細胞で産生される.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-279","problem_text":"循環血中の腫瘍由来DNA(circulating tumor deoxyribonucleic acid:ctDNA)検査の特徴とし て誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[侵襲が大きい.,治療方針の決定に役立つ.,定量的に見ることができる.,時系列でモニタリングできる.,腫瘍が小さいときは,偽陰性があり得る.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-280","problem_text":"現在臨床検査で使用されている糖鎖系腫瘍マーカーの主な目的はどれか.1つ選べ.","choices":"[予防,診断,モニタリング,治療法の選択,予後の推定]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-281","problem_text":"新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)関連凝固異常症で血栓 症のリスクと関連する検査項目はどれか.1つ選べ.","choices":"[APTT(activated partial thromboplastin time),PT(prothrombin time),Dダイマー,フィブリノーゲン,血小板数]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-282","problem_text":"血栓性血小板減少性紫斑病(thrombotic thrombocytopenic purpura:TTP)の確定診断に必 要な検査はどれか.1つ選べ.","choices":"[血清ヘモグロビン,血小板数,APTT,ADAMTS13(a disintegrin-like and metalloproteinase with thrombospondin type 1 motifs 13)活性,血液凝固第VIII因子活性]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-283","problem_text":"関節リウマチ分類基準(2010 年)において基準項目に含まれないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[CRP(C-reactive protein),赤沈(erythrocyte sedimentation rate:ESR),リウマトイド因子(rheumatoid factor:RF),抗CCP(cyclic citrullinated peptide)抗体,MMP-3(matrix metalloproteinase-3)]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-284","problem_text":"筋炎の関連抗体と病型・症状との組み合わせで正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[抗ARS(aminoacyl tRNA synthetase)抗体 ― CADM(clinically amyopathic dermatomyositis),抗MDA5(melanoma differentiation-associated gene 5)抗体 ― 機械工の手,抗TIF1-γ(transcription intermediary factor 1-γ)抗体 ― 悪性腫瘍合併,抗Mi-2 抗体 ― 間質性肺炎,抗ミトコンドリア抗体 ― 不整脈]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-285","problem_text":"呼吸機能検査所見と原因疾患の組み合わせで正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[1 秒率≧80% ― 軽度気流閉塞のCOPD(chronic obstructive pulmonary disease),混合性換気障害 ― 重症COPD,肺拡散能の低下 ― 非気腫型COPD,残気量の低下 ― 筋萎縮性側索硬化症,肺活量に比して努力肺活量が小さい ― 特発性肺線維症]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-286","problem_text":"70 歳,男性.スパイロメトリーの実施が適切でないのはどれか.2つ選べ.","choices":"[数年前から労作時息切れがあるが,胸部画像検査に異常はない.,COPDで通院中で,今朝からの胸痛と呼吸困難で受診したが,心電図に異常はない.,息切れの訴えはないが,他疾患で撮影した胸部CT(computed tomography)で顕著な気腫がみられる.,ここ数年,しばしば咳と痰を訴えて臨時受診しているが,胸部画像検査に異常はない.,数日前から,少し歩くと胸が苦しく息が止まりそうになるが,胸部画像検査に異常はない.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-287","problem_text":"2018 年にJackらが提唱したATNバイオマーカーと対応するAlzheimer病の脳病態との組み合わせで誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[FDG-PET(fluorodeoxyglucose positron emission tomography)による脳代謝 ― 神経変性あるいは神経細胞障害,脳脊髄液Aβ(amyloid β)42 の低下 ― 凝集Aβあるいはそれに関連する病態,タウPETでの集積 ― 凝集タウあるいはそれに関連する病態,脳脊髄液 総タウの増加 ― 凝集タウあるいはそれに関連する病態,脳MRI(magnetic resonance imaging)による脳萎縮の評価 ― 神経変性あるいは神経細胞障害]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-288","problem_text":"神経疾患のバイオマーカーに関する記述で誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[神経疾患のバイオマーカーの報告を考える場合には,そのバイオマーカーを開発する研究 でどのような検査をそのSOT(standard of truth)にしているかが重要である.,Alzheimer病においては,Aβやリン酸化タウ等の疾患特異的な脳内の異常蛋白蓄積をPET検 査で画像化できるようになっており,これを従来の剖検所見に代わるSOTとして体液バイ オマーカーの検証が可能である.,Alzheimer病においては,その脳病理を反映するATNバイオマーカーシステムが提唱されて おり,世界的にも標準的なシステムとなっている.,Parkinson病と非定型パーキンソニズムの鑑別には,血液中のneurofilament light chain(NfL) が有用である可能性がある.,Parkinson病の血液バイオマーカーとして,その原因蛋白と考えられているα―シヌクレイン が定量できるため,血液中のα―シヌクレインが有力なバイオマーカー候補分子である.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"109_2517-289","problem_text":"COVID-19 の検査について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[検体は耳腔から採取する.,抗原検査は,症状発現後2日目以降9日以内であっても,追加のPCR(polymerase chain reaction)検査を行い,確定診断とする.,唾液では検査できない.,PCR検査が陰性であっても,後日陽性になることがある.,抗原検査の判定には 24 時間かかる.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-290","problem_text":"Helicobacter pylori(H. pylori)について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[H. pylori感染は鉄欠乏性貧血の原因となる.,H. pylori感染を内視鏡所見だけで推測することは困難である.,H. pyloriの発がん関連因子として,CagA(cytotoxin-associated gene A)が知られている.,早期胃がん内視鏡切除後にH. pyloriの除菌治療を行っても,異時性胃がんの発症は予防できない.,H. pyloriに感染していても,胃・十二指腸潰瘍を発症しなければ,H. pylori感染は心窩部痛や食後のもたれ感の原因とはならない.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-291","problem_text":"H. pyloriの除菌療法について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[H. pyloriの除菌療法構成薬のなかにはワルファリンの抗凝固作用に影響しない薬物もある.,ジキタリス併用患者でH. pylori除菌を行うと,ジキタリスの血中濃度は低下すると考えられる.,ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用もCYP2C19 遺伝子多型の影響を受ける.,ボノプラザンとアモキシシリンの二剤療法での除菌率は,三剤療法とほぼ同程度である.,除菌中の皮疹を認めた場合,全てが薬疹と考える.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-292","problem_text":"H. pyloriの除菌療法でのクラリスロマイシンについて正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[胃酸分泌抑制薬にボノプラザンを用いれば,クラリスロマイシン耐性の除菌率への影響を 回避できる.,本邦でのH. pyloriのクラリスロマイシンの耐性率は 50%程度である.,ボノプラザンとアモキシシリン,クラリスロマイシンによるH. pyloriの除菌療法において,H. pyloriがクラリスロマイシンの耐性であっても,クラリスロマイシンを省かずに併用したままの方が除菌率は高くなる.,ペニシリンアレルギー患者でのH. pylori除菌において,ボノプラザン,クラリスロマイシンならびにメトロニダゾールの組み合わせは有用なレジメンである.,クラリスロマイシンとレボフロキサシンの組み合わせは三次除菌療法として有用である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-293","problem_text":"H. pyloriと胃癌との関連で正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[動物実験においてH.pyloriは単独で強力に胃癌を発生させる.,H.pylori感染は胃癌発生の十分条件である.,H.pylori感染例では胃癌の増殖・成長速度は除菌により低下する.,広汎な腸上皮化生はH.pylori除菌療法の良い適応である.,H.pylori除菌治療施行後は検診不要の低リスク状態が実現する.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-294","problem_text":"我が国のH. pylori感染及び胃酸分泌能に関連して正しいものは次のうちどれか.1つ選べ.","choices":"[日本人の胃酸分泌能は時代と共に低下してきて,H. pylori感染陽性の高齢者は高酸状態を呈することが多い.,十二指腸潰瘍患者にH. pylori除菌を行うと胃酸分泌は上昇する.,H. pylori感染陽性胃潰瘍患者の胃酸分泌能はH. pylori陰性健常者より低い,H. pylori感染陽性の内視鏡治療の適応となる胃癌患者はガストリンが上昇しており,高酸状態である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-295","problem_text":"H. pylori除菌後に逆流性食道炎が増悪しにくいと考えられる症例は次のうちどれか.2つ選べ.","choices":"[食道裂孔ヘルニアを有する 80 歳女性,活動性十二指腸潰瘍を伴う 35 歳男性,胃体部に消化性潰瘍瘢痕を有する 53 歳男性,亀背を伴う骨粗しょう症を合併する 85 歳女性,body mass index(BMI)16.5 kg\/m2 の 28 歳女性]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-296","problem_text":"自己免疫性胃炎に合併する疾患として通常みられないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[胃カルチノイド,十二指腸潰瘍,小球性貧血,大球性貧血,慢性甲状腺炎]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-297","problem_text":"H. pyloriの感染診断法について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[H. pylori抗体は既感染の診断に有用である.,尿素呼気試験による除菌判定は除菌薬終了後 2 週間で行う.,除菌診断する方法として,尿素呼気試験と便抗原法が適している.,胃生検検体を用いた感染診断法は精度が最も高い.,便抗原検査はプロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor:PPI)の影響を受けない.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-298","problem_text":"我が国の胃がん検診について正しいものはどれか. 2つ選べ.","choices":"[対策型胃がん検診では胃X線検診が主流であり,任意型胃がん検診では内視鏡検診が主流 である.,胃X線検診・内視鏡検診のいずれにおいても,画像所見からH. pyloriの感染状態を評価する 「リスク層別化」の考え方が広がっている.,2020年現在,対策型胃がん検診として公式に推奨されている方法は,胃X線検診のみである.,現在のガイドラインでは,50歳以上の男女について,年1回の間隔での検査が推奨されている.,H. pyloriの除菌によって胃がん発症のリスクが大きく下がるため,既感染者(除菌後)については,胃がん検診の対象から外すことが検討されている.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_71-299","problem_text":"胃内細菌について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[胃内には多くの常在細菌が存在する.,胃内には口腔内細菌叢が多数存在する.,高塩分摂取は胃内細菌に影響する.,N-ニトロソ化合物は細菌由来ではない.,H. pylori除菌後,胃内細菌叢は増加する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-300","problem_text":"冠動脈に器質的狭窄のない冠攣縮性狭心症の薬物治療として不適切なものはどれか.1つ選べ.","choices":"[カルシウム拮抗薬,長時間作用型硝酸薬,発作時の硝酸薬,β遮断薬,ニコランジル]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-301","problem_text":"50 歳,女性.数カ月前からの労作時胸痛を主訴に来院した.運動負荷心電図で胸痛に一致 してST低下を認めたため冠動脈造影を実施したところ,前下行枝と右冠動脈にそれぞれ中等 度狭窄を認めた.次のうち,不適切なものはどれか.2つ選べ.","choices":"[前下行枝と右冠動脈の2つの病変とも経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention:PCI)で治療する.,冠内圧測定等生理学的検査を追加して血行動態的有意狭窄にのみPCIを行う.,冠内圧測定等生理学的検査の結果,冠動脈狭窄が血行動態的有意狭窄ではない場合に,冠微小血管障害の検査を追加する.,抗狭心症薬による薬物療法を行う.,冠内圧測定等生理学的検査の結果,冠動脈狭窄が血行動態的有意狭窄ではない場合に,症状の原因は心臓以外と患者に説明する.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-302","problem_text":"造影剤を使用する検査はどれか.2つ選べ.","choices":"[冠動脈CT(computed tomography),負荷心筋シンチグラフィ,1.5 T冠動脈MRA(magnetic resonance angiography),冠動脈カルシウムスコア,パーフュージョンMRI(magnetic resonance imaging)]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-303","problem_text":"負荷試験について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[アデノシン負荷は血管拡張性負荷である.,Duke treadmillスコアで+5 以上は高リスクである.,ドブタミン塩酸塩の保険適用は心エコー図検査負荷にある.,喘息患者に対するアデノシン負荷は禁忌である.,アデノシン負荷の保険適用は心筋シンチグラフィにある.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-304","problem_text":"急性冠症候群の初期対応で誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[モニター心電図を装着して不整脈出現に対応した.,12 誘導心電図でST上昇を認めたため,即座に循環器科医師に相談した.,酸素飽和濃度が 92%であったが,心不全兆候はなかったため,酸素は使用しなかった.,硝酸薬を使用しても胸痛は持続していたが,12誘導心電図でST低下のみであったため,採血結果を待って循環器科医師に相談した.,急性心筋梗塞が疑われたが,初回 12 誘導心電図で診断ができなかったため,5 分後に再度12 誘導心電図を記録した.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-305","problem_text":"PCI後の抗血栓療法について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[心房細動合併例に対してPCI後 1 年以降は抗凝固薬単剤としてよい.,抗血小板薬休止中にステント血栓症を予防する目的でヘパリン代替療法を行うことは推奨されない.,出血リスクを優先的に考慮し,至適期間を決定すべきである.,心房細動を合併するPCI施行患者に対して,抗凝固薬とDAPT(dual antiplatelet therapy)の3剤併用を出血リスクにかかわらず継続する.,本邦を含む東アジア地域は,一般に欧米より出血リスクが高く,血栓リスクは低い.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-306","problem_text":"抗狭心症薬について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[労作性狭心症に対してβ遮断薬を使用する.,冠攣縮性狭心症に対してCa拮抗薬を単独投与する.,狭心症発作時に即効性のある硝酸薬舌下錠や噴霧製剤は有用である.,ニコランジルは耐性が生じるため間欠投与等が望ましい.,微小血管狭心症にはβ遮断薬やCa拮抗薬を使用する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-307","problem_text":"硝酸薬との併用禁忌の薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[β遮断薬,Ca拮抗薬,シルデナフィル,ニコランジル,バルデナフィル]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-308","problem_text":"CHIP(complex and high-risk intervention in indicated patients)患者,慢性完全閉塞(chronic total occlusion:CTO)治療について誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[外科的心臓手術適応がないと判断された患者はCHIPに含まれない.,CHIPの3要素は,患者背景,左室機能\/血行動態ならびに病変の解剖学的複雑度で定義される.,CTOは心筋虚血の原因となる.,全てのCTO病変は血行再建が必要である.,CTO PCIは専門とする施設・術者によって行われることが望ましい.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-309","problem_text":"現時点でのロボティックPCIの技術について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[術者の被曝を減らすことができる.,手技時間の短縮につながる.,遠隔操作が可能である.,第一術者は座って手技を行う.,1 mm単位でのステントの位置決めが可能である.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_256-310","problem_text":"冠動脈バイパス術(coronary artery bypass grafting:CABG)とPCIの推奨クラスが同等のも のはどれか.1つ選べ.","choices":"[左前下行枝近位部病変を含む 1 枝病変,糖尿病を合併しない2枝\/3枝病変(SYNTAX(Synergy between Percutaneous Coronary Intervention with Taxus and Cardiac Surgery)スコア≧33),糖尿病を合併する 2 枝\/3 枝病変(SYNTAXスコア 23~32),SYNTAXスコア≦22 の非保護左主幹部病変で 2 ステントを要しない分岐部病変,左室駆出率 35%未満の低左心機能症例]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-311","problem_text":"糖尿病患者に合併する冠動脈病変の特徴として通常みられにくいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[多発性狭窄病変,冠動脈瘤,石灰化病変,びまん性狭窄病変,無痛性狭窄病変]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-312","problem_text":"近年,糖尿病患者における心不全合併症例において,心不全の再燃を予防できる可能性があ ると期待されている糖尿病治療薬はどれか.1つ選べ.","choices":"[チアゾリジン薬,SGLT2(sodium glucose cotransporter 2)阻害薬,スルホニル尿素薬,グリニド薬,DPP-4(dipeptidyl peptidase-4)阻害薬]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-313","problem_text":"高齢者におけるAlzheimer型認知症発症と関連性の低いものはどれか.1つ選べ.","choices":"[糖尿病,高血圧,低血圧,心房細動,るいそう]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-314","problem_text":"非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease:NAFLD)の臨床経過につい て正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[NAFLDは虚血性心疾患の有意な危険因子ではない.,NAFLD全体では肝臓関連死が死因の第 1 位である.,2 型糖尿病はNAFLDの肝硬変,肝細胞癌の発症に最も関与する.,肝硬変で肝脂肪を伴っていない場合はNAFLD由来ではない.,心筋梗塞も肝線維化の進行度にかかわらずNAFLD全体で多い.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-315","problem_text":"NAFLDの病態・診断について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[日本人は遺伝的にNAFLDになりにくい民族である.,NAFLDは悪性腫瘍のなかで消化器系癌のリスクのみを上げる.,NAFLDはC型肝炎よりも肝発癌率が高い.,FIB-4 indexの肝線維化診断能は年齢,肝疾患の種類を問わない.,エラストグラフィで線維化進行が疑われるNAFLD症例は肝癌だけでなく,心血管系イベントのリスクも考慮する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-316","problem_text":"2 型糖尿病合併骨粗鬆症において骨折リスクにならないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[肥満,低血糖,HbA1c(hemoglobin A1c)高値,多発合併症,糖尿病長期罹病]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-317","problem_text":"糖尿病に関連する疾患はどれか.2つ選べ.","choices":"[掌蹠膿疱症,円形脱毛症,尋常性白斑,乾癬,播種状環状肉芽腫]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-318","problem_text":"糖尿病と睡眠について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[糖尿病改善のためには 9 時間以上の睡眠が望ましい.,閉塞性睡眠時無呼吸では糖尿病の有病率が高い.,睡眠不足実験で血中レプチン濃度が低下する.,睡眠時間制限で耐糖能の低下がみられる.,不眠症は長期的に糖尿病リスクを高める.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-319","problem_text":"糖尿病と睡眠について正しいものを 1つ選べ.","choices":"[カフェインの覚醒作用は 30 分程度続く.,8 時間以上の睡眠時間を目標に睡眠薬を投与する.,メラトニン受容体作動薬は強力な筋弛緩作用を持つ.,ベンゾジアゼピン受容体作動薬はアルコールと併用させない.,不眠症の認知行動療法では起床時刻よりも就床時刻を厳密に守らせる.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-320","problem_text":"高齢者糖尿病における認知症や認知機能低下の危険因子はどれか.2つ選べ.","choices":"[適度なアルコール摂取,肥満(BMI(body mass index)高値),体重減少,重症低血糖,社会ネットワークの増加]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_774-321","problem_text":"DASC-8(Dementia Assessment Sheet for Community-based Integrated Care System-8 items) が 14 点の軽度認知障害を伴ったSU(sulfonylurea)薬使用の 78 歳の糖尿病患者のHbA1cの 目標値でふさわしいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[6.0%以下,6.0%以上 7.0%未満,6.5%以上 7.5%未満,7.0%以上 8.0%未満,8.0%以上 9.0%未満]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-322","problem_text":"世界の地域のうち,急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の発症頻度が高率であると報告 されている地域は次のうちどれか.2つ選べ.","choices":"[北アメリカ,南アメリカ,東アジア,東南アジア,西ヨーロッパ]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-323","problem_text":"AKIで尿細管組織障害を示唆する所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[赤血球円柱多数(尿沈渣),顆粒円柱多数(尿沈渣),尿中ナトリウム濃度低下,尿中尿素窒素排泄分画(fractional excretion of urea nitrogen:FEUN)低下,尿中好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(neutrophil gelatinase-associated lipocalin:NGAL)上昇]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-324","problem_text":"心腎症候群(cardio-renal syndrome:CRS)の分類について正しい組み合わせはどれか. 2つ選べ.","choices":"[CRS type 1:1 次イベント(急性腎障害)\/2 次イベント(急性心不全),CRS type 1:1 次イベント(急性心不全)\/2 次イベント(急性腎障害),CRS type 3:1 次イベント(急性心不全)\/2 次イベント(急性腎障害),CRS type 3:1 次イベント(急性腎障害)\/2 次イベント(急性心不全),CRS type 3:1 次イベント(慢性腎臓病)\/2 次イベント(慢性心不全)]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-325","problem_text":"慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD) 患者における造影剤腎症(contrast induced nephropathy:CIN)の予防について正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[利尿薬の投与はCINの予防に有効である.,適切な補液はCINの予防に有効である.,造影剤使用後の血液透析はCINの予防に有効である.,冠動脈造影の際に造影剤使用量を減量することはCINの予防に有効である.,N―アセチルシステイン投与は有効である.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-326","problem_text":"薬剤におけるAKIについて誤っているのはどれか.2つ選べ.","choices":"[アレルギー性機序によるAKIでは病歴や薬歴が重要である.,TDM(therapeutic drug monitoring)が可能な薬剤ではTDMを行うことが推奨される.,好酸球尿は必発である.,急性尿細管壊死(acute tubular necrosis:ATN)では,腎生検で尿細管上皮の凝固壊死が高頻度にみられる.,薬剤性のAKIでは可能な限り被疑薬を中止する.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-327","problem_text":"膜性腎症について誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[PAM(periodic acid-methenamine)染色でspikeを認める.,二次性膜性腎症の場合,抗PLA2R(phospholipase A2 receptor)抗体が陽性となる.,10 歳代の発症よりも 50~60 歳代の発症が多い.,二次性膜性腎症の治療は原疾患の治療が優先である.,Sjögren症候群を合併しやすい.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-328","problem_text":"以下の薬剤によるAKIのうち,結晶誘発性腎症の形をとるものはどれか.1つ選べ.","choices":"[シクロスポリン,シスプラチン,ニボルマブ,ベバシズマブ,メトトレキサート]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-329","problem_text":"敗血症はSepsis-3 ではどのように定義されているか.次のうち 1つ選べ.","choices":"[感染を原因とする全身炎症反応症候群である.,血中で細菌やエンドトキシンが検出されるような菌血症である.,制御不能な宿主反応に起因した臓器障害である.,感染症の重症化したものである.,原因は問わない臓器障害である.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-330","problem_text":"敗血症性急性腎障害(sepsis-associated AKI:SA-AKI)の病態・管理の記述で誤っているのはどれか.2つ選べ.","choices":"[SA-AKIの尿細管病理像は虚血を原因とするATNである.,SA-AKIの病態は一部ATNも観察されるものの,主として炎症に関連する微小血管や尿細管の機能的変化が主体である.,SA-AKIでは,GFR(glomerular filtration rate)は低下している状況でも,腎への血流は減少していないことが多い.,国内外のガイドラインでは,SA-AKIの予防,治療目的でフロセミドを使用することは薦められていない.ただし,体液過剰の場合,フロセミドを使用してもよい.,SA-AKIに対する血液濾過はエビデンスが十分でないため,生命を脅かす体液過剰に対しても施行しないことが推奨されている.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-331","problem_text":"新型コロナウイルス感染症に伴うAKIの特徴で正しくないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[AKIは死亡リスク因子である.,AKIは呼吸不全悪化に伴って増悪する.,時期,地域,施設によってAKIの発症率は異なる.,腎代替療法(renal replacement therapy:RRT)を要したAKIを患った生存退院者の 2~3 割は退院後もRRTを必要とする.,レニン・アンジオテンシン系阻害薬はAKI発症のリスクである.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_955-332","problem_text":"「新型コロナウイルス感染症」と「細菌感染による敗血症」それぞれに伴うAKIの病態は多く の点で一致するが,新型コロナウイルス感染症に比較的特有な病態として最も考えられるも のはどれか.1つ選べ.","choices":"[サイトカンストーム,急性間質性腎炎,急性尿細管障害,腎うっ血,内皮細胞障害に伴う凝固異常症]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-333","problem_text":"遷延性・慢性咳嗽の原因疾患とその特異的治療の組み合わせとして誤っているものはどれ か.1つ選べ.","choices":"[咳喘息― ――――――――――――吸入ステロイド,胃食道逆流症― ―――――――――プロトンポンプ阻害薬,副鼻腔気管支症候群― ――――――βラクタマーゼ阻害薬,アトピー咳嗽― ―――――――――ヒスタミンH1 受容体拮抗薬,感染後咳嗽― ――――――――――ヒスタミンH1 受容体拮抗薬]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-334","problem_text":"喀痰調整薬の分類と薬剤の組み合わせとして誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[気道分泌細胞正常化薬――――――フドステイン,喀痰溶解薬― ――――――――――ブロムヘキシン,喀痰修復薬― ――――――――――カルボシステイン,喀痰潤滑薬― ――――――――――アンブロキソール,喀痰修復薬― ――――――――――N―アセチルシステイン]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-335","problem_text":"間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)に関して正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[ILD診療は呼吸器内科医が単独で診断治療を行う必要がある.,特発性肺線維症は進行性線維化を来たすILDの代表的疾患である.,ILDは,下葉背側に病変があれば,聴診は必ず背側で行う必要がある.,KL-6(Krebs―von―den―Lungen-6),SP(surfactant―protein)-B,SP-CはILDのバイオマーカーとして測定できる.,多発性筋炎・皮膚筋炎の原因となる抗ARS(aminoacyl―tRNA―synthetase)抗体は抗核抗体が感度以下であれば測定する必要はない.]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-336","problem_text":"進行・切除不能非小細胞肺癌と診断されてから治療方針の決定までに,確認が必要な遺伝子 異常でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[ROS1 遺伝子転座,EGFR遺伝子変異,KRAS―G12C遺伝子変異,BRAF―V600E遺伝子変異,MET―ex―14―skipping遺伝子変異]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-337","problem_text":"肺NTM(nontuberculous mycobacteria)症の治療について正しいものを 1つ選べ.","choices":"[本邦では,アジスロマイシンの肺NTM症の保険適用が認められた.,欧米では,肺MAC症の全ての病型に週 3 回隔日投与が行われている.,肺MAC症では,高齢者の治療としてクラリスロマイシン単剤が推奨される.,M.―abscessus症の治療時に用いる薬剤感受性試験キットは,ブロスミックNTMRである.,リファンピシン感受性M.―kansasii症の治療として,本邦ガイドラインではイソニアジド,リファンピシン,エタンブトールの投与が示されている.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-338","problem_text":"薬剤性肺障害について,以下のうち,誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[健康食品やサプリメントの服用によっても発症することがある.,器質化肺炎パターンは,ステロイドへの反応性が良好の場合が多い.,びまん性肺胞傷害パターンは,予後不良な薬剤性間質性肺炎の臨床病型である.,ハイリスク薬の投与中は定期的なSpO2 測定や聴診を行い,肺障害の早期発見に努める.,薬剤性肺障害を疑った場合は,積極的に被疑薬の再投与を行って原因の同定を試みる.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-339","problem_text":"医療・介護関連肺炎について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[市中肺炎に比べ,若年者に多い.,重症度分類はA-DROP分類を用いる.,治療はまずde-escalation治療から行う.,予防は口腔内を清潔に保つことが重要である.,外来血液透析中の患者に生じた肺炎は市中肺炎である.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1132-340","problem_text":"医療・介護関連肺炎について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[治療に際しては,患者の意思を尊重する.,入院後 48 時間以降に発症した肺炎である.,マイコプラズマが原因菌となることが多い.,抗菌化学療法にて治癒し,再発は稀である.,典型的な呼吸器症状を呈さないこともある.]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-341","problem_text":"B細胞リンパ腫で陽性となる細胞表面抗原はどれか.2つ選べ.","choices":"[CD3,CD4,CD20,CD33,CD79a]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-342","problem_text":"65 歳,男性.3 年前から頸部腫瘤に気付いていたが,放置していた.3 カ月前から徐々に増 大してきたため,近医を受診した.抗菌薬を処方されたが,改善しなかった.診断確定に必 須の検査はどれか.1つ選べ.","choices":"[全身CT(computed tomography)検査,PET(positron emission tomography)検査,超音波検査,生検,骨髄検査]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-343","problem_text":"下記の疾患のうち,腫瘍細胞の正常対応細胞が胚中心B細胞と考えられているものはどれか. 2つ選べ.","choices":"[mantle cell lymphoma,follicular lymphoma,Burkitt lymphoma,anaplastic large cell lymphoma,multiple myeloma]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-344","problem_text":"リンパ腫診療に関して,誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[造影CT画像で多発リンパ節腫大を認めたため,悪性リンパ腫と診断した.,ABC(activated B-cell)-DLBCL(diffuse large B-cell lymphoma)と診断したため,R-CHOP療法を開始した.,DLBCLと診断された患者の病期診断としてFDG-PET(fluorodeoxyglucose positron emission tomography)\/CTを 施 行 し た .,再発DLBCL(50 歳代,PS(Performance Status)1,臓器障害なし)に対して,救援化学療法後の自家移植を計画した.,限局期DLBCLに対して,R-CHOP療法後に放射線照射を施行した.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-345","problem_text":"リンパ腫の病期診断,効果判定について,正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[骨髄浸潤を認めたため,IV期と診断した.,扁桃と肺門部リンパ節に病変を認めたため,III期と診断した.,胸部X線撮影で縦隔病変を認めたため,他の検査を施行する必要はない.,R-CHOP療法終了後のFDG-PET\/CTで,有意なFDG集積を認めなかったため,完全奏効(complete metabolic response)と判定した.,治療終了後の経過観察中でも,定期的なFDG-PET\/CTによるフォローアップが推奨される.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-346","problem_text":"68 歳,男性.1 年前から頸部のリンパ節腫脹を自覚していたが,徐々に増大してきたため受 診した.頸部リンパ節生検により濾胞性リンパ腫(grade 1)と診断された.FDG-PET検査で は,頸部,傍大動脈及び鼠径部に最大径 2.5 cmのリンパ節病変を認めるのみであった.骨髄 検査にてリンパ腫細胞の浸潤を認めた.血液・生化学検査に異常所見は認めない.リンパ節 腫脹の他,自覚症状はない.この症例に対する治療として適切なものはどれか.2つ選べ.","choices":"[無治療経過観察,放射線療法,リツキシマブ単剤療法,リツキシマブ併用化学療法,オビヌツズマブ併用化学療法]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-347","problem_text":"濾胞性リンパ腫の予後因子として適切でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[年齢,血清アルブミン値,ヘモグロビン値,臨床病期,血清LD(lactate dehydrogenase)値]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-348","problem_text":"末梢性T細胞リンパ腫の各病型において,発症や進展のメカニズムに関係しているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[未分化大細胞リンパ腫:ALK-NPM融合遺伝子,血管免疫芽球性T細胞リンパ腫:RHOA変異,末梢性T細胞リンパ腫・非特定型:ITK-SYK融合遺伝子,T細胞大型顆粒リンパ球性白血病:JAK2 変異,成人T細胞白血病\/リンパ腫:Epstein-Barr virus]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-349","problem_text":"Hodgkinリンパ腫(Hodgkin lymphoma:HL)の病態生理及び診断において正しくないのは どれか.1つ選べ.","choices":"[古典的HL(classic HL:cHL)と結節性リンパ球優位型HLに大別され,cHLが 95%前後と大 半を占める.,染色体 9p24.1 に関連する遺伝子増幅が抗腫瘍免疫回避に強く関連している.,大半のcHL例において腫瘍細胞にCD30 が発現している.,安全性を考慮し,表在リンパ節の吸引細胞診が推奨されている.,高齢者cHLの鑑別診断において,HTLV-1(human T-cell leukemia virus type 1)抗体の測定は有用である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-350","problem_text":"血管内大細胞型B細胞リンパ腫について正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[若年者に主に発症する.,皮膚生検が有用である.,健診異常が診断の契機となる.,CD20 染色が診断に有用である.,CT画像上リンパ節腫大を認める.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-351","problem_text":"悪性リンパ腫について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[全がん発症のうちの 6%を占める.,消化管に発症することは稀である.,サリドマイド誘導体が第一選択薬である.,T細胞リンパ腫の予後は,B細胞リンパ腫と比較して良好である.,ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬投与中は出血の合併に注意する.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1447-352","problem_text":"医原性免疫不全関連リンパ増殖性疾患の発症の誘因となる薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[シクロホスファミド,メトトレキサート(methotrexate:MTX),ブシラミン,抗CD20 抗体,TNF(tumor necrosis factor)阻害薬]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-353","problem_text":"多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)で認められることが多い検査所見は以下のどれか. 2つ選べ.","choices":"[オリゴクローナルバンド陽性,抗アクアポリン(aquaporin:AQP)4 抗体,IgG(immunoglobulin G)index上昇,抗ガングリオシド抗体,髄液細胞数:100\/μl以上]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-354","problem_text":"MSで使用されるモノクローナル抗体疾患修飾薬は以下のどれか.2つ選べ.","choices":"[フィンゴリモド,ナタリズマブ,イネビリズマブ,トシリズマブ,オファツムマブ]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-355","problem_text":"視神経脊髄炎スペクトラム障害に特異的に認められる自己抗体はどれか.1つ選べ.","choices":"[抗AQP4抗体,抗アセチルコリン受容体抗体,抗グリア線維性酸性蛋白抗体,抗グリシン受容体抗体,抗ミエリン塩基性蛋白抗体]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-356","problem_text":"重症筋無力症の治療で通常使用されないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[抗コリン薬,経口ステロイド,タクロリムス,免疫グロブリン,エクリズマブ]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-357","problem_text":"炎症性筋疾患について正しい記述はどれか.2つ選べ.","choices":"[免疫介在性壊死性ミオパチーの筋病理ではリンパ球の浸潤が著明である.,Jo-1 抗体が検出されるのは抗合成酵素症候群である.,皮膚筋炎ではI型インターフェロンのマーカーであるMxAの発現がみられる.,多発筋炎の組織学的定義は,非壊死性線維を取り囲むCD4 陽性T細胞の浸潤である.,封入体筋炎は若年に多い筋炎である.]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-358","problem_text":"HTLV-1(human T-cell leukemia virus type 1)関連脊髄症(HTLV-1-associated myelopathy: HAM)について正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[HAMを疑い,血清中の抗HTLV-1 抗体スクリーニング検査が陽性であった場合,HTLV-1 に 感染していると診断してよい.,HAMでは排尿障害を伴うことが多い.,HAMと診断したら,まずステロイドパルス療法を行う.,HAMの疾患活動性を把握するには,血液検査より髄液検査が有用である.,HAMとATL(adult T-cell leukemia)が合併することはない.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-359","problem_text":"本邦におけるGuillain-Barré症候群の先行感染因子として最も頻度の高いのはどれか.1つ選べ.","choices":"[Campylobacter jejuni,Haemophilus influenzae,cytomegalovirus,Epstein-Barr virus,Zika virus]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-360","problem_text":"Guillain-Barré症候群の新規治療として有望なものはどれか.2つ選べ.","choices":"[免疫グロブリン反復投与,免疫グロブリン切断酵素,エクリズマブ,サトラリズマブ,トシリズマブ]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-361","problem_text":"慢性炎症性脱髄性多発神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy:CIDP) 患者において,自己抗体陽性CIDP(seropositive CIDP)を強く疑わせる検査所見は次のうち どれか.2つ選べ.","choices":"[髄液蛋白異常高値(100 mg\/dl以上),中枢神経病変を伴わない.,頸髄・腰髄神経根の肥厚,症状の左右非対称,近位筋優位]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-362","problem_text":"以下の抗NF155 抗体陽性CIDPに関する記述について誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[抗NF155 抗体のIgGサブクラスはIgG1 が主体である.,ヒト白血球抗原(human leukocyte antigen:HLA)に特徴が見られる.,免疫グロブリン大量静注療法(intravenous immunoglobulin:IVIg)は典型的CIDP患者と比較し奏効しにくい.,遠位優位型が多く,上肢振戦を伴うことがある.,視神経病変を合併することがある.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-363","problem_text":"抗N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体脳炎で通常みられないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[口・頬・舌のジスキネジア,faciobrachial dystonic seizure,精神症状,卵巣奇形腫,痙攣発作]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-364","problem_text":"70 歳の女性,2 カ月前から進行する歩行時のふらつきを自覚するようになったため来院し た.小脳性運動失調症状を認めた.頭部MRI(magnetic resonance imaging)検査では特に 異常は認めず,抗神経抗体の 1つである抗Yo抗体が陽性であった.次に行うべき検査はどれ か.2つ選べ.","choices":"[骨盤MRI検査,頸髄MRI検査,脳血管撮影,マンモグラフィー,脳血流シンチグラフィー]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_1617-365","problem_text":"免疫チェックポイント阻害薬の治療中に発症する筋疾患について正しいものはどれか.2つ 選べ.","choices":"[Duchenne型筋ジストロフィー,ミトコンドリア脳筋症,筋炎(炎症性筋疾患),Lambert-Eaton筋無力症候群,重症筋無力症]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-366","problem_text":"JAK(Janus kinase)阻害薬の特性について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[点滴・注射製剤である.,メトトレキサート(methotrexate:MTX)の併用が必須である.,既存の抗リウマチ薬と比較し帯状疱疹の発症率が高い.,単一のサイトカインを阻害することで効果を発揮する.,妊娠・授乳期間中も投与可能である.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-367","problem_text":"JAK阻害薬でシグナル伝達をブロックされないサイトカインはどれか.1つ選べ.","choices":"[IFN(interferon)-α,IFN-γ,IL(interleukin)-2,IL-6,TNF(tumor necrosis factor)-α]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-368","problem_text":"びまん性ループス腎炎(IV型)の標準的寛解導入療法で用いられる薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[アザチオプリン,インフリキシマブ,メトトレキサート,シクロフォスファミド,ミコフェノール酸モフェチル]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-369","problem_text":"全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)の治療でヒドロキシクロロ キンを用いるときに注意すべき副作用はどれか.2つ選べ.","choices":"[網膜症,帯状疱疹,重症薬疹,悪性腫瘍,腎機能障害]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-370","problem_text":"NSAIDs(non-steroidal anti-inflammatory drugs)治療抵抗性の強直性脊椎炎患者で適応とな る分子標的治療薬を 2つ選べ.","choices":"[TNF-α阻害薬,T細胞共刺激阻害薬,IL-6 阻害薬,IL-17 阻害薬,IL-23 阻害薬]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-371","problem_text":"次のうち全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)の診断に有用でない所見はどれか.1つ選べ.","choices":"[手指腫脹,機械工の手,Raynaud現象,指尖陥凹瘢痕,爪郭部毛細血管異常]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-372","problem_text":"自己抗体と特徴的な臨床所見の組み合わせについて,適切なものを 2つ選べ.","choices":"[抗Jo-1 抗体 ――――――強皮症の合併,抗MDA5 抗体 ―――――急速進行性間質性肺炎,抗SRP抗体 ――――――皮膚筋炎,抗TIF-1 抗体 ――――――悪性腫瘍の合併,抗Mi-2抗体 ――――――封入体筋炎]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-373","problem_text":"65 歳,男性.2 カ月前から,手指関節,肘関節の伸側に角化性紅斑が出現し,背中に搔痒を 伴う紅斑を認めた.受診 1 週前から乾性咳嗽と微熱が出現し,内科を受診した.身体所見上 は筋力低下を認めなかった.室内気でSpO2 96%であった.胸部画像では両肺に散在するス リガラス状陰影を認め,採血ではCPK(creatine phosphokinase)正常範囲内,血清抗MDA5 抗体 560 indexと上昇していた.本例の治療方針として適切なものを 1つ選べ.","choices":"[抗TNF-α抗体,高用量ステロイドのみ,高用量ステロイド+シクロフォスファミドパルス,高用量ステロイド+カルシニューリン阻害薬,高用量ステロイド+シクロフォスファミドパルス+カルシニューリン阻害薬]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-374","problem_text":"次の選択肢のうち,正しい組み合わせを 1つ選べ.","choices":"[IgA(immunoglobulin A)血管炎 ―――MPO-ANCA(myeloperoxidase anti-neutrophil cyto- plasmic antibody)陽性,顕微鏡的多発血管炎 ―――――――――好酸球増多,顕微鏡的多発血管炎 ―――――――――血清補体価低下,多発血管炎性肉芽腫症 ――――――――MPO-ANCAまたはPR3(proteinase 3)-ANCA陽性,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 ――――ANCA陰性であれば否定できる]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-375","problem_text":"次の選択肢のうち,顕微鏡的多発血管炎について正しいものを 2つ選べ.","choices":"[肺胞出血を認めることがある.,腎組織では免疫複合体の沈着を伴った半月体形成性腎炎を認める.,MPO-ANCAが陽性となる.,ANCA陰性であれば否定できる.,寛解導入療法にはグルココルチコイド単剤治療が推奨される.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-376","problem_text":"膠原病合併間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)に関する文章のうち,正しくないものを 2つ選べ.","choices":"[外科的肺生検は必須である.,予後を規定する重要な臓器合併症の一つである.,自己抗体は診断の一助となる.,組織所見は予後推定のために必ず必要である.,膠原病内科医と呼吸器内科医のcollaborationが必要である.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-377","problem_text":"膠原病合併ILDの治療に関する文章のうち正しいものを 2つ選べ.","choices":"[線維化疾患のプロトタイプである全身性硬化症(強皮症)においても病初期や炎症期には 免疫抑制療法が一定の効果を示す.,最近強皮症や進行性の線維化をきたすILDに対し,抗線維化薬が適応となり,治療の幅が広 がった.,特発性肺線維症よりも膠原病性は予後不良である.,いかなる膠原病合併ILDも治療目標は機能改善・治癒である.,免疫疾患であり,禁煙やリハビリテーションは重要ではない.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-378","problem_text":"SScに合併する肺高血圧症(pulmonary hypertension:PH)として適切でないものを1つ選べ.","choices":"[肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial hypertension:PAH),肺静脈閉塞症(pulmonary veno-occlusive disease:PVOD),左心疾患に伴う肺高血圧(pulmonary venous hypertension:PVH),間質性肺疾患に伴う肺高血圧症(ILD-PH),慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension:CTEPH)]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2221-379","problem_text":"肺血管拡張薬によるupfront combination therapyを考慮するべき状態はどれか.2つ選べ.","choices":"[間質性肺疾患に伴う肺高血圧症(ILD-PH),肺静脈閉塞症(PVOD),左心疾患,肺疾患,PVODの合併のないSScに伴うPAH(SSc-PAH),WHO(World Health Organization)機能分類II度の混合性結合組織病(mixed connective tissue disease:MCTD)に伴うPAH(MCTD-PAH),WHO機能分類IV度のSLEに伴うPAH(SLE-PAH)]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-380","problem_text":"高齢者腰椎疾患で,誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[腰痛を訴えた場合,まずは内科的疾患を十分に念頭に置く必要がある.,転移性脊椎腫瘍,化膿性脊椎炎,骨粗鬆症性圧迫骨折はred flagsと言われる.,高齢者の化膿性脊椎炎での発熱が無いこともある.,急性期の高齢者の骨粗鬆症性椎体骨折には骨癒合を目指すために床上安静は必要であり 8週間以上が推奨される.,腰部脊柱管狭窄症は 60%以上で保存療法にて軽快する.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-381","problem_text":"肩疼痛の原因として最も頻度が低いのはどれか.1つ選べ.","choices":"[回旋腱板炎(impingement症候群)または回旋腱板断裂,上腕二頭筋長頭腱炎,滑液包炎,石灰化性腱炎,SLAP(superior labrum anterior posterior)病変]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-382","problem_text":"肩診察で有用な診察手技を選んだ時に,最後に残るのはどれか.1つ選べ.","choices":"[painful arc test,drop arm test,external rotation lag sign,internal rotation lag sign,Neer’s test]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-383","problem_text":"うつ病について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[近年では,精神科医の啓発活動によって内科でうつ病が見逃されることはほとんどなくなった.,うつ病患者がまず受診するのは,精神科か心療内科であることが多い.,うつ病が見逃されるのは,専ら患者側の要因によるところが大きい.,双極性障害が疑われる場合には,精神科医に紹介すべきである.,ストレス因の有無により適応障害とうつ病の鑑別は容易である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-384","problem_text":"パニック障害について誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[ある特定の状況下のみでパニック発作を反復するものはパニック障害とは診断されない.,パニック障害と過換気症候群は共通点の多い病態である.,パニック障害の多くは,のちにうつ病を併発する.,パニック障害の薬物療法の第一選択薬は,効果発現の早いベンゾジアゼピン系抗不安薬である.,広場恐怖症を伴うパニック障害には,薬物療法のみでは十分な改善が見られないことが多い.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-385","problem_text":"排尿日誌により得られる情報で誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[1 回排尿量,1 日の総尿量,夜間排尿量,尿失禁の有無,残尿量]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-386","problem_text":"頻尿を来たす疾患について誤っている記述を 1つ選べ.","choices":"[非神経因性の過活動膀胱の病態に,膀胱の血流障害が関与している可能性がある.,過活動膀胱には,膀胱訓練や骨盤底筋体操が有効である.,前立腺肥大症は,1前立腺腫大,2下部尿路閉塞,3下部尿路症状の 3つの要素によって構成される疾患である.,前立腺肥大症の薬物治療において,β3 作動薬が第一選択薬である.,間質性膀胱炎の治療に,膀胱水圧拡張術が行われる.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-387","problem_text":"老人施設入居の高齢者に「手湿疹」と思われる病変を診察したら,まず最初に除外すべき疾 患は何か.2つ選べ.","choices":"[掌蹠膿疱症,手白癬,接触皮膚炎ないしは通常良くある「手湿疹」,疥癬,尋常性乾癬]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-388","problem_text":"急性あるいは発作性めまい疾患について誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[末梢性めまいでは,眼振は健側向きで偏倚は患側に見られることが多い.,前庭神経炎は難聴や耳鳴を伴うことが多い.,前庭神経炎のめまいは 1~3 日と比較的長期間持続する.,突発性難聴ではめまいを伴う場合の方が,伴わない場合より聴力予後は悪い.,末梢性めまいのうち最多の疾患はBPPV(benign paroxysmal positional vertigo)である.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-389","problem_text":"慢性めまい疾患について誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[PPPD(persistent postural-perceptual dizziness)は何らかの急性めまいに続発して発症する ことが多い.,PPPDの誘発要因は,立位・歩行,体動,視覚刺激である.,PPPDでは,体動により回転性めまいが誘発される.,PPPDの3大治療は,SSRI\/SNR(I selective serotonin reuptake inhibitor\/serotonin noradrenaline reuptake inhibitor),前庭リハビリテーション,認知行動療法である.,心因性めまいの原因となる精神疾患の中では不安症が最多である.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-390","problem_text":"結膜下出血に関して正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[結膜の血管の拡張を認める.,基本的に投薬は不要である.,改善に数日から数週間かかることがある.,眼脂を伴うことが多い.,原因検索のためにCT(computed tomography)検査を行う.]","text_only":true,"answer":["b","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"110_2580-391","problem_text":"流行性角結膜炎と診断した際の患者への説明で正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[初めは片眼性でも,両眼性となることがある.,タオルを家族で共有しない.,入浴は家族で 1 番最初にする.,点眼薬をしっかりとさせば,充血していても学校に登校してよい.,ハウスダストの除去のために空気清浄機を使用する.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-392","problem_text":"わが国におけるACLF(acute-on-chronic liver failure)の診断基準(案)に準拠すると,ACLF から除外されるのはどれか.2つ選べ.","choices":"[背景肝が非肝硬変の症例,背景肝がChild-Pughがclass Cの肝硬変症例,臓器機能不全が見られない症例,急性増悪要因が消化管出血の症例,急性増悪要因が明らかでない症例]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-393","problem_text":"次のうち,肝線維化マーカーでないものはどれか.2つ選べ.","choices":"[IV型コラーゲン 7S,肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor:HGF),オートタキシン,マトリックスメタロプロテアーゼ―3(matrix metalloproteinase 3:MMP-3),プロコラーゲンIIIペプチド(procollagen III peptide:P-III-P)]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-394","problem_text":"shear waveエラストグラフィによる肝硬度測定値に影響を及ぼす可能性のあるものはどれ か.2つ選べ.","choices":"[うっ血性心不全,閉塞性黄疸,右肋間からの測定,肝表から 2 cmの部位の測定,食後 6 時間後の測定]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-395","problem_text":"C型非代償性肝硬変について正しいものを 1つ選べ.","choices":"[インターフェロン治療の適応について考慮する必要がある.,チャイルド・ピュー クラスがCの場合は抗ウイルス治療の適応はない.,抗ウイルス治療導入後のウイルス排除率は約 50%である.,抗ウイルス薬の投与期間は約 6 カ月である.,ウイルス排除後にチャイルド・ピュー クラスが悪化する症例がある.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-396","problem_text":"アルコール性肝障害に関する記述として正しくないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[アルデヒド脱水素酵素(aldehyde dehydrogenase:ALDH)2の遺伝子型のうち,ALDH2*2 保有者の場合は肝臓中にアセトアルデヒドが蓄積する.,アルコール性肝障害における炎症・線維化の進展に,腸内細菌叢の変化や腸管バリアの機 能低下が関与している.,禁酒により,アルコール性肝硬変の 5 年生存率は上昇する.,アルコール性肝障害の無い場合,大量に飲酒しても%CDT(carbohydrate-deficient transferrin)値は変化しない.,治療において,飲酒量の低減からはじめ,飲酒による害をできるだけ減らすハームリダクションという概念が広まりつつある.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-397","problem_text":"検診や生活習慣病を対象とした外来の脂肪肝患者の中からNASH(non-alcoholic steatohep- atitis)肝硬変患者を拾い上げるための検査として適切でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[Mac-2 結合蛋白糖鎖修飾異性体(Mac-2 binding protein glycosylation isomer:M2BPGi),血小板数,FIB-4 index,肝生検,エラストグラフィ]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-398","problem_text":"NASH肝硬変の治療法として正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[肥満を伴うNASH肝硬変患者には,まず積極的な体重の減量を行う.,低アルブミン血症に対して,分岐鎖アミノ酸(branched-chain amino acid:BCAA)製剤は用いない.,脂質異常症を伴うNASH肝硬変に対してスタチンは良い適応である.,NASH肝硬変患者に対する減量手術は,有効性が乏しく避けるべきである.,NASHが進展した肝不全症例に対して,肝移植は有効な治療法である.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-399","problem_text":"肝硬変の栄養・代謝異常,栄養・運動療法に関して誤っているものはどれか.2つ選べ.","choices":"[蛋白質・エネルギー低栄養に加え,過栄養も肝硬変患者の予後やQOL(quality of life)を悪 化させる.,サルコペニアを合併する肝硬変患者に対しては速やかに栄養療法を開始する.,就寝前エネルギー投与とは,基本設定値の必要総エネルギー摂取量に追加して,就寝前に200 kcal相当のエネルギー投与を行うことである.,BCAA顆粒製剤の長期補充投与は,非代償性肝硬変の合併症発症を抑制する.,すべての肝硬変患者に対し 1 週間に 4 METs・時(エクササイズ)の運動を行うことが推奨されている.]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-400","problem_text":"70 歳の女性.NASHを背景とした肝硬変と診断されている.腎機能障害の合併はなく,肝性 腹水治療としてスピロノラクトン 50 mgとフロセミド 40 mgの投与を受けているが改善はな い.今後の腹水治療として最も適切なものはどれか.1つ選べ.","choices":"[フロセミドの増量,脳死肝移植の登録,一日 4 g以下の塩分制限,入院の上トルバプタンの投与,腹水濾過濃縮再静注法(cell-free and concentrated ascites reinfusion therapy:CART)]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-401","problem_text":"肝硬変患者の肝性脳症に対する治療として推奨されないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[BCAA製剤,就寝前補食(late evening snack:LES),蛋白制限食,ラクツロース,リファキシミン]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_82-402","problem_text":"急性門脈血栓を発症した肝硬変患者の特徴として当てはまらないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[門脈血流増加,Dダイマー値上昇,血清アンモニア値上昇,活性型プロテインC低下,Bモード超音波画像での比較的淡いエコー]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-403","problem_text":"左室駆出率(left ventricular ejection fraction:LVEF)の低下した心不全(heart failure with reduced ejection fraction:HFrEF)患者の薬物療法の基本薬として不適切なものはどれか. 1つ選べ.","choices":"[ACE(angiotensin-converting enzyme)阻害薬\/サクビトリル・バルサルタン,α遮断薬,β遮断薬,ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(mineralocorticoid receptor antagonist:MRA),SGLT2(sodium glucose cotransporter 2)阻害薬]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-404","problem_text":"HFrEF患者に対して,適切かつ十分な薬物治療を施行しても心不全が症候性であり,適応が あると判断された場合に選択すべき非薬物療法を 2つ選べ.","choices":"[MitraClip(経皮的僧帽弁接合不全修復術),CRT(cardiac resynchronization therapy,心室再同期療法),EVAR(endovascular aortic repair,大動脈ステントグラフト内挿術),RDN(renal denervation,腎交感神経除神経術),LAAC(left atrial appendage closure,左心耳閉鎖術)]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-405","problem_text":"LVEFの保たれた心不全(heart failure with preserved ejection fraction:HFpEF)の確定診断 に有用な検査として適切なものはどれか.2つ選べ.","choices":"[運動負荷心エコー,冠動脈CT(computed tomography),血中NT-proBNP(N-terminal pro-brain natriuretic peptide)値測定,心肺運動負荷検査,心筋シンチグラフィ]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-406","problem_text":"HFpEFに高頻度で合併する併存症として不適切なものはどれか.1つ選べ.","choices":"[糖尿病,慢性腎臓病,高血圧,慢性肝炎,慢性閉塞性肺疾患]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-407","problem_text":"HFrEF患者に対するACE阻害薬,アンジオテンシン受容体拮抗薬(angiotensin receptor blocker:ARB),アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(angiotensin receptor nepri- lysin inhibitor:ARNI)の使い方に関して,以下のうち誤っているものを 1つ選べ.","choices":"[ARBはACE阻害薬に忍容性がない場合に代替として用いる.,ACE阻害薬,ARBは少量から開始し,忍容性がある限り推奨用量まで増量する.,ACE阻害薬やARBを投与されていない入院中の心不全症例に対して,初期治療としてARNIを投与することは保険適用として認められていない.,ACE阻害薬からサクビトリル・バルサルタンに切り替える際には特に間隔をあける必要はなく,ACE阻害薬内服 24 時間後にARNIを内服しても良い.,ACE阻害薬,β遮断薬,MRAを最大用量投与しても 50 mの平地歩行で息切れを自覚する症例には,ARNIへの切り替えを検討しても良い.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-408","problem_text":"収縮力の低下した慢性心不全の治療薬として本邦の「急性・慢性心不全診療ガイドライン (2017年改訂版)」または「2021年 JCS\/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療」においてクラスIで推奨されていない薬物はどれか.1つ選べ.","choices":"[ARNI,β遮断薬,MRA,SGLT2 阻害薬,カルシウム拮抗薬]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-409","problem_text":"SGLT2 阻害薬に関する記述として誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[軽度の血圧低下作用を有する.,単剤使用では低血糖リスクは低い.,インスリン分泌増強作用により血糖を低下させる.,収縮力の低下した慢性心不全患者の心不全悪化予防効果がある.,心血管病リスクの高い 2 型糖尿病患者の心不全入院抑制効果が期待できる.]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-410","problem_text":"経口ループ利尿薬が抵抗性を来たす要因として,不適切なものはどれか.1つ選べ.","choices":"[血圧の低下,腎機能の低下,腸管浮腫,サイアザイドの併用,低アルブミン血症]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-411","problem_text":"我が国において慢性心不全に対して保険適用を有するβ遮断薬を 2つ選べ.","choices":"[メトプロロール,アテノロール,カルベジロール,ビソプロロール,プロプラノロール]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-412","problem_text":"イバブラジンについて誤っているものを 2つ選べ.","choices":"[対象となるのは原則β遮断薬を含む慢性心不全の標準的な治療を受けている患者であるが, β遮断薬が禁忌の患者等ではβ遮断薬が投与されていなくてもイバブラジンを投与して良い.,洞調律で安静時心拍数が 70 回\/分以上の患者が適応となる.,我が国ではLVEFに対する制限はないが,エビデンスがあるのはHFrEFに対してのみである.,注意するべき副作用として光視症がある.,心房細動の患者に対しても有効である.]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-413","problem_text":"ジギタリス製剤を投与する際に留意すべき点で正しいものを 1つ選べ.","choices":"[定期的な血中濃度モニタリングを行い,血中濃度0.8 ng\/ml以下にコントロールすることが 推奨されている.,ジギタリスの有害事象で注意が必要な不整脈は徐脈性不整脈で,心室性不整脈は起こるこ とはない.,腎機能障害や透析患者でも安全に使用できる.,低カリウム血症の際には,ジギタリス中毒は起こりにくい.,大規模臨床研究の結果,洞調律の慢性心不全患者に対して死亡率減少効果が確認されている.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-414","problem_text":"65 歳男性.慢性心不全(LVEF 30%)で加療中に,心房細動が同定された.本症例において 長期的に予後改善効果が期待できる治療法はどれか.2つ選べ","choices":"[β遮断薬内服,ジギタリス製剤内服,ベラパミル内服,ピルシカイニド内服,心房細動に対するカテーテルアブレーション]","text_only":true,"answer":["a","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_263-415","problem_text":"細胞内cGMP(cyclic guanosine monophosphate)濃度を増加させる作用のある心不全治療薬 はどれか.2つ選べ.","choices":"[ACE阻害薬,β遮断薬,MRA,ARNI,ベルイシグアト]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-416","problem_text":"アジアサルコペニアワーキンググループ(Asian Working Group for Sarcopenia:AWGS)の 診断基準(AWGS 2019)について以下の文章から正しいものを 1つ選べ.","choices":"[診断には腹囲を用いる.,骨格筋量の評価:四肢の除脂肪量を体重で補正する.,身体機能の判定には 6 分間歩行を用いる.,握力低下のみで確定診断できる.,身体機能低下:5 回椅子立ち上がりで 12 秒以上]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-417","problem_text":"以下の文章から正しいものを 2つ選べ.","choices":"[我が国において脆弱性骨折後の骨粗鬆症治療率は 50%を超えている.,高齢者においては脂肪摂取不足が筋肉量減少につながる.,サルコペニアと骨粗鬆症は合併しやすい.,フレイルは転倒・骨折のリスクである.,サルコペニアと骨粗鬆症との合併をサルコペニア肥満という.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-418","problem_text":"原発性骨粗鬆症の薬物治療開始基準に含まれないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[腰椎骨密度,椎体骨折の有無,2 型糖尿病の有無,橈骨遠位端骨折の有無,両親いずれかの大腿骨近位部骨折]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-419","problem_text":"48 歳,女性.初経 14 歳で未閉経.自己免疫性肝炎のため 2 年前からプレドニゾロン 5 mg\/日 を用量の変更なく処方されている.今後も同量でのプレドニゾロンによる治療が必要といわ れている.骨粗鬆症の家族歴はなく,骨折の既往歴もない.X線所見上,椎体の圧迫骨折を 認めない.骨密度を測定したところ,腰椎 2-4 が 78%YAM(young adult mean,若年成人平 均値)と骨量減少を呈していた.この症例について正しいものを 2つ選べ.","choices":"[未閉経女性は骨粗鬆症の頻度が少なく,また本症例では骨粗鬆症の家族歴はなく,骨折の 既往歴もないことから,骨粗鬆症治療薬の投与は必ずしも勧められない.,本症例では椎体の圧迫骨折を認めず,骨密度も骨減少症を呈しているに過ぎないので,骨 粗鬆症治療薬の投与は必ずしも勧められず,一般的指導と経過観察が行われる.,もし,プレドニゾロンの投与量が 5 mg\/日未満であったなら,骨粗鬆症治療薬の投与は必 ずしも勧められず,一般的指導と経過観察が行われる.,本症例では今後もプレドニゾロンによる治療が必要で,かつ骨密度が骨量減少を呈してい るので,骨粗鬆症治療薬の投与は強く勧められる.,ステロイド骨粗鬆症診療における経過観察とは,定期的な骨代謝マーカーの測定である.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-420","problem_text":"本症例(問題 4)の骨粗鬆症診療について正しいものを 1つ選べ.","choices":"[骨密度が 70%YAM未満まで低下するまで経過観察,脆弱性骨折を来たすまで経過観察,週 2 パック以上の納豆摂取を推奨するが,薬物療法は導入しない.,アレンドロネート投与,ロモソズマブ導入]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-421","problem_text":"生活習慣病合併骨粗鬆症について正しいのはどれか.1つ選べ.","choices":"[生活習慣病は骨質を劣化させるため,骨密度検査は不要である.,診断基準や治療方針は原発性骨粗鬆症とは大きく異なる.,糖尿病治療を強化することにより骨折を防ぐことができる.,慢性腎臓病 4~5 期では骨代謝マーカーは測定できない.,慢性閉塞性肺疾患にはビタミンD欠乏が多い.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-422","problem_text":"骨粗鬆症の薬物療法開始基準として誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[骨密度がYAMの 70%以下,大腿骨近位部または椎体の脆弱性骨折を有する.,骨密度がYAM値の 70%より大きく 80%未満で,大腿骨近位部骨折の家族歴がある.,骨密度が正常であっても糖尿病,慢性腎臓病もしくは慢性閉塞性肺疾患を有する症例,大腿骨近位部,椎体以外の脆弱性骨折を有し骨密度がYAMの 80%未満]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-423","problem_text":"骨粗鬆症の治療薬で適切でないのはどれか.1つ選べ.","choices":"[デノスマブ,ロモソズマブ,ビスホスホネート,副甲状腺ホルモン,グルココルチコイド]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-424","problem_text":"骨粗鬆症について誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[椎体骨折の既往は大腿骨近位部骨折のリスクとなる.,女性では 50~65 歳以降に閉経後骨粗鬆症が生じる.,宇宙飛行士では老人性骨粗鬆症に匹敵する骨量低下を示す.,骨折は骨粗鬆症という病態の合併症として考える必要がある.,骨粗鬆症に対する薬の効果は明らかではない.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-425","problem_text":"75 歳の女性,高血圧で外来通院中の患者である.最近,背中が丸くなったと訴えている. この患者に対する指導として誤っているのはどれか.1つ選べ.","choices":"[骨粗鬆症外来等での骨密度の検査を勧める.,牛乳等のカルシウムの摂取を促す指導をする.,片脚立ちは開眼でテーブル等につかまりながら行う.,スクワットは「ゆっくり椅子に座るように」と説明する.,ヒールレイズでは踵を強く落とすことが望ましい.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-426","problem_text":"ビタミンKの供給源として重要な食品はどれか.2つ選べ.","choices":"[レバー,牛乳,納豆,干しシイタケ,ブロッコリー]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-427","problem_text":"「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」で示されている,65 歳以上の目標とするBMI(body mass index)の範囲はどれか.1つ選べ.","choices":"[18.5~24.9,18.5~26.9,20.0~24.9,20.0~26.9,21.5~24.9]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_787-428","problem_text":"以下のうちで正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[骨粗鬆症の薬物治療継続率は開始 1 年後時点で 10%以下である.,前腕骨(手関節部)骨折の既往は前腕骨以外の骨折リスク上昇を来たさない.,骨形成促進薬による治療では腰椎より前腕骨の骨密度上昇が大きい.,骨折リエゾンサービス(fracture liaison service:FLS)は費用対効果に優れる.,高齢者の大腿骨近位部骨折は入院後 36 時間以内の手術が推奨される.]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-429","problem_text":"次のうち,低ナトリウム(Na)血症を来たす薬剤はどれか.2つ選べ.","choices":"[炭酸リチウム,デメクロサイクリン,トリクロルメチアジド,トルバプタン,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)]","text_only":true,"answer":["c","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-430","problem_text":"以下の薬剤のうち,高Na血症を来たすものはどれか.2つ選べ.","choices":"[選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI),カルバマゼピン,炭酸リチウム,デメクロサイクリン,バルプロ酸ナトリウム]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-431","problem_text":"低K血症の鑑別において,U-Na\/Cl比が高値である点から,以下で最も可能性の高いものは何 か.1つ選べ.","choices":"[利尿剤使用,下剤使用,嘔吐,バーター症候群,遠位型RTA]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-432","problem_text":"次の記述のうち,誤っているものを 2つ選べ.","choices":"[腎機能が正常な場合,カリウム(K)摂取量の増加により高K血症をきたすことは稀である.,同じ重量で比較した場合,K含有量は生のフルーツよりドライフルーツの方が少ない.,腎臓におけるKの調節は,主に遠位尿細管と集合管で行われる.,糖尿病性ケトアシドーシスにおける高K血症では,通常体内の総K量が増加しているため,治療にK吸着薬を要することが多い.,高K血症に関連する死亡や合併症のリスクとなる基礎疾患として,慢性腎臓病,心不全,糖尿病等があげられる.]","text_only":true,"answer":["b","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-433","problem_text":"高Ca血症の特徴について適切でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[原発性副甲状腺機能亢進症の患者の多くで,著しいintact PTH値の上昇を認める.,脱水と腎機能障害が悪化因子として関与する.,悪性腫瘍に伴う高Ca血症は,血清Ca濃度 12 mg\/dl以上で症候性の場合が多い.,PTH作用過剰,ビタミンD作用過剰,骨吸収亢進のいずれかが関与することが多い.,活性型ビタミンD製剤,Ca製剤,サイアザイド系利尿薬などを併用すると発症リスクが高まる.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-434","problem_text":"Mg代謝について正しいものを 2つ選べ.","choices":"[高Mg血症は多くの場合,腎機能低下とMg摂取過剰が背景にある.,高Mg血症では神経細胞の興奮性が亢進し,高Ca血症と類似した症候を呈する.,高Mg血症ではQT延長をきたし不整脈の原因となる.,低Mg血症では低Ca血症,低K血症を合併することがある.,下剤は薬剤性低Mg血症の原因として頻度が高い.]","text_only":true,"answer":["a","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-435","problem_text":"尿中アニオンギャップに関する以下の記述のうち正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[尿中アンモニウムイオン排泄量の指標である.,下痢によるアシドーシスと遠位尿細管性アシドーシスの鑑別に有用である.,近位尿細管性アシドーシスと遠位尿細管性アシドーシスの鑑別に有用である.,アニオンギャップ開大性アシドーシスの鑑別に有用である.,尿pH 7.0 の症例に適応した.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_965-436","problem_text":"Na-Clを用いた酸塩基平衡異常の評価で正しいのはどれか.2つ選べ.","choices":"[Na-Cl=40 は代謝性アルカローシスが疑われる.,Na-Cl=20 は代謝性アシドーシスが疑われる.,AG上昇代謝性アシドーシスも見つけることができる.,呼吸性アシドーシスではNa-Clは変化しない.,Na-Cl=36 は酸塩基平衡異常を否定できる.]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-437","problem_text":"特発性肺線維症の説明として誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[特発性肺線維症は,慢性進行性で予後不良の疾患である.,臨床的には,咳嗽,労作時呼吸困難,捻髪音,ばち指(30~60%)が特徴である.,間質性肺炎の専門家による診断確信度が高ければ診断して良い.,抗線維化薬は有効な治療法である.,急性増悪は死因としてはまれである.]","text_only":true,"answer":["e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-438","problem_text":"間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)に関して誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[NSIPパターンを認めた際には自己免疫疾患や過敏性肺炎の鑑別が重要である.,諸検査を行っても診断の確信度が高くなければ,可能であれば経気管支凍結肺生検や外科的肺生検を考慮する.,分類不能型ILDには気管支鏡検査や外科的肺生検などの検査が行えず診断がつかない場合がある.,気管支鏡検査や外科的肺生検を行えば分類不能型ILDと診断されることはない.,間質性肺炎の初診時にはベースライン評価のために専門医に紹介が望ましい.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-439","problem_text":"65 歳の女性.労作時呼吸困難を主訴に来院.数年前から夏期はよく咳をしていた.本年も 7 月末から咳があり,さらに呼吸困難が出現するようになった.体温 37.8°C.脈拍 84\/分,整. 血圧132\/78 mmHg.呼吸音にfine cracklesを聴取する.血液検査:白血球9000,KL-6 5,632 U\/ ml.胸部CTで両肺びまん性に小葉中心性淡い小結節影を認める.この症例における診断と して適切なものを 1つ選べ.","choices":"[農夫肺,加湿器肺,塗装工肺,夏型過敏性肺炎,鳥関連過敏性肺炎]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-440","problem_text":"膠原病に合併した間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)について正しいのはどれか. 2つ選べ.","choices":"[強皮症では,ILDの合併は少ない.,ILDが膠原病発症に先行する肺病変先行型膠原病は,多発性筋炎\/皮膚筋炎(PM\/DM)には少ない.,膠原病全体では,組織学的にNSIP(nonspecific interstitial pneumonia)パターンが多い.,抗MDA5(melanoma differentiation-associated gene 5)抗体は,筋症状に乏しい皮膚筋炎(clinically amyopathic dermatomyositis:CADM)に合併した急速進行性のILD患者で陽性と なることが多い.,抗線維化薬であるnintedanibは,強皮症(SSc)に合併したILDに対して有用ではない.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-441","problem_text":"進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)について正しいものはどれか.1つ選べ.","choices":"[特発性肺線維症は代表的な疾患である.,過敏性肺炎に進行性の線維化をきたす患者は存在しない.,症状が出現するまで,かかりつけ医がフォローする.,本邦では,ピルフェニドンの保険適用が認められた.,進行性の評価として動脈血ガス分析が重要である.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-442","problem_text":"薬剤性間質性肺疾患について以下のうち誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[栄養食品やサプリメントの服用によっても発症することがある.,既存の間質性肺疾患は,薬剤性肺障害発症の危険因子として重要である.,びまん性肺胞傷害(DAD)パターンは予後不良な薬剤性間質性肺疾患の病型である.,薬剤リンパ球刺激試験によって確定診断が可能である.,気管支肺胞洗浄(BAL)は,感染症や腫瘍細胞の浸潤など薬剤以外の原因の除外診断に有用である.]","text_only":true,"answer":["d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-443","problem_text":"じん肺の疾患名と原因粉じんの組み合わせとして誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[溶接工肺 ――――――――― 溶接ヒューム,超硬合金肺 ――――――――タングステンカーバイト,珪肺 ―――――――――――タルク,石綿肺 ――――――――――アスベスト,ベリリウム肺 ―――――――ベリリウム]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-444","problem_text":"特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis:IPF)が疑われる患者の高分解能CTで通常 型間質性肺炎(usual interstitial pneumonia:UIP)パターンと診断するのに必要な画像所見 はどれか.2つ選べ.","choices":"[上中肺野優位,胸膜直下・肺底部優位,均一な分布,牽引性気管支拡張,蜂巣肺]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-445","problem_text":"肺生検に関して正しいものを 2つ選べ.","choices":"[臨床,画像所見で特発性肺線維症の典型的なパターンとされた場合には,確定診断のため の外科的肺生検は必ずしも必要ではない.,特発性間質性肺炎の病理診断には経気管支肺生検(TBLB)が非常に有用である.,線維性過敏性肺炎は特発性肺線維症と類似した臨床経過や病理所見を示し鑑別が難しい.,外科的肺生検や経気管支クライオ肺生検は侵襲が高いため,採取は一か所で十分である.,特発性肺線維症の生検部位はもっとも病変の強い蜂巣肺部分で行う.]","text_only":true,"answer":["a","c"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1139-446","problem_text":"特発性肺線維症の病理所見として誤っているものを 2つ選べ.","choices":"[蜂巣肺,上肺優位な線維化,胸膜直下の病変分布,病変の不均一性,気道中心性の線維化]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-447","problem_text":"急性骨髄性白血病に対する分子標的療法薬として適切でないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[リツキシマブ,キザルチニブ,ギルテリチニブ,ベネトクラクス,ゲムツズマブ オゾガマイシン]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-448","problem_text":"66 歳の男性.鼻出血にて近医受診,血小板減少,白血球減少を指摘され紹介受診された. 骨髄検査で急性前骨髄球性白血病と診断.染色体相互転座(t 15;17)(q22;q22)が認めら れた.本疾患について正しいものはどれか.2つ選べ.","choices":"[FAB分類でM1 に分類される.,CBFB-MYH11 融合遺伝子が検出される.,チロシンキナーゼ阻害剤による治療が行われる.,染色体による予後分類で予後良好群に分類される.,高頻度に線溶系優位の播種性血管内凝固の合併が認められる.]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-449","problem_text":"急性リンパ性白血病で比較的予後良好な染色体異常はどれか.2つ選べ.","choices":"[(t 4;11)(q21.3;q23.3),t 12;21)(p13.2;q22.1),複雑核型,染色体数 38 本,染色体数 54 本]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-450","problem_text":"25 歳の女性.健康診断で白血球増多を指摘されて精査目的で来院した.慢性期慢性骨髄性 白血病を疑うべき検査所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[血小板数増多,末梢血における好塩基球増多や幼弱顆粒球の出現,ハプトグロビン低下,β2 ミクログロブリン上昇,FDP-Dダイマー上昇]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-451","problem_text":"慢性骨髄性白血病で用いられるBCR-ABL1 チロシンキナーゼ阻害薬の種類と有害事象に関す る記述で誤っているものはどれか.1つ選べ.","choices":"[イマチニブは第 2 世代チロシンキナーゼ阻害薬と比較して有害事象が多く,薬剤の忍容性 が低い.,ダサチニブでは肺動脈性肺高血圧症の発症に注意が必要である.,ニロチニブでは耐糖能障害と脂質異常症に注意が必要である.,ボスチニブでは,投与初期に下痢が出現することが多い.,ポナチニブでは,動脈及び静脈閉塞有害事象の発症に注意が必要である.]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-452","problem_text":"骨髄増殖性腫瘍について誤っているのはどれか.2つ選べ.","choices":"[骨髄増殖性腫瘍は,造血幹細胞の異常に起因する血球増加を来す疾患群である.,BCR-ABL1 陰性の骨髄増殖性腫瘍では,原因となっているドライバー遺伝子変異の種類によらず,JAK-STATシグナル伝達経路の恒常的活性化が病態の中心である.,骨髄増殖性腫瘍の診断には,骨髄生検は必要ではない.,BCR-ABL1陰性の血球増加症の鑑別において,JAK2,MPL,CALR遺伝子変異がない場合は,骨髄増殖性腫瘍は否定できる.,真性赤血球増加症や本態性血小板増多症では,血栓症や出血が,主な合併症として挙げられる.]","text_only":true,"answer":["c","d"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-453","problem_text":"76 歳,男性.高脂血症で診療している間に白血球減少が出現し次第に進行し,中核病院の 血液内科に紹介したところ,骨髄異形成症候群と診断されている.昨日から発熱があり,受 診した.全身状態は良好で,発熱と皮膚に紫斑がある以外,特に所見はなく,肺炎の徴候な どもない.誤っている対応はどれか.1つ選べ.","choices":"[アスピリンの投与,抗菌薬の投与,患者が通院中の血液内科に連絡,血液培養,血小板輸血]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-454","problem_text":"骨髄異形成症候群が疑われる所見はどれか.2つ選べ.","choices":"[網赤血球増加を伴う貧血,末梢血の骨髄芽球,さじ状爪,涙滴赤血球,好中球の偽ペルゲル様核異常]","text_only":true,"answer":["b","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-455","problem_text":"63 歳男性.脂質異常症で通院中.2 カ月前から左頸部に母子頭大のしこりがあるのに本人が 気づいたが様子をみていた.他に症状はないが徐々に増大してきたため,かかりつけ医を予 約外で受診した.診察時,左頸部に長径 3 cm,左腋窩と両側鼠径に最大長径 2 cmの無痛性 で可動性良好の腫大リンパ節を数個触知した.この時点での以下の対応のうち正しいのはど れか.1つ選べ.","choices":"[抗菌薬を投与する.,専門診療科へ紹介する.,PET-CT検査を依頼する.,副腎皮質ステロイドを投与する.,次回予約日の 1 カ月先まで観察する.]","text_only":true,"answer":["b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-456","problem_text":"症候性多発性骨髄腫の予後推定に用いる因子はどれか.2つ選べ.","choices":"[M蛋白量,骨髄形質細胞割合,血清カルシウム値,血清アルブミン値,血清β2 ミクログロブリン値]","text_only":true,"answer":["d","e"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-457","problem_text":"症候性多発性骨髄腫における治療効果判定に用いる検査項目として,正しくないものはどれか.1つ選べ.","choices":"[血清LD値,尿免疫固定法,骨髄形質細胞割合,free light chain比,血清タンパク電気泳動]","text_only":true,"answer":["a"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-458","problem_text":"自家造血幹細胞移植の実施数が多い疾患はどれか.2つ選べ.","choices":"[悪性リンパ腫,多発性骨髄腫,骨髄異形成症候群,急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病]","text_only":true,"answer":["a","b"],"points":1.0}
{"problem_id":"111_1399-459","problem_text":"近年,実施数が著しく増加している同種造血幹細胞移植はどれか.1つ選べ.","choices":"[非血縁者間骨髄移植,非血縁者間臍帯血移植,HLA半合致血縁者間移植,HLA適合血縁者間骨髄移植,HLA適合血縁者間末梢血幹細胞移植]","text_only":true,"answer":["c"],"points":1.0}