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バヌルヌフ・デ・スピノザ
批刀
カヌル・ポパヌはスピノザの哲孊を本質䞻矩ずしお批刀しおいる。ポパヌは、スピノザの著䜜「゚チカ」や「デカルトの哲孊原理」は、いずれも本質䞻矩的な定矩にみちあふれ、「しかもそれらの定矩は手前勝手で的倖れの、かりになんらかの問題がそこあったかぎりでは問題回避的なものだ」ず批刀した。たた、スピノザの幟䜕孊的方法(モレ・ゲオメトリコ)ず、幟䜕孊の方法ずの類䌌性は、「たったくうわべだけのもの」ずしおいる。ポパヌはスピノザず異なり、カントは本圓の問題ず取り組んでいるず評䟡しおいる。
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文脈自由文法
null
文脈自由文法(ぶんみゃくじゆうぶんぜう、Context-free Grammar、CFG)は、圢匏蚀語の理論(特に、生成文法)においお党生成芏則が以䞋のようである圢匏文法である。 V → w ここで V は非終端蚘号であり、w は終端蚘号ず非終端蚘号の(0個を含む)任意個の䞊びである。「文脈自由」ずいう甚語は前埌関係に䟝存せずに非終端蚘号 V を w に眮換できる、ずいう所から来おいる(「文脈無甚」ずいう蚳の提案もある)。文脈自由文法によっお生成される圢匏蚀語を文脈自由蚀語ずいう。
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文脈自由文法
背景
文脈自由文法はノヌム・チョムスキヌによる句構造文法の研究の䞭から、圢匏蚀語の類別(圢匏蚀語の階局やチョムスキヌ階局の蚘事を参照)のひず぀ずしお芋出されたものである。 文脈自由文法の圢匏性は、蚀語孊が䌝統的に自然蚀語の文法を圢匏的に蚘述しおきた既存の方法(䟋えばパヌニニ)に倣っおいる。たずえば、入れ子(nesting)を自然に捉えおいるこずや、圢匏的であるこずから圢匏的な手法が䜿えるずいう利点がある。䞀方で問題もあり、たずえば自然蚀語の文法の重芁な機胜である䞀臎や参照ずいった属性は綺麗に衚すこずができない(自然蚀語に限らず、プログラミング蚀語でもしばしば文脈自由文法から「はみ出しおいる」仕様がある)。 文脈自由文法は、(チョムスキヌらによっお蚀語孊で)提唱されおすぐに、(圢匏蚀語ず密接な関係にあるオヌトマトン理論のような理論蚈算機科孊の分野にずどたらず)プログラミング蚀語 ALGOLの仕様策定においお、構文の仕様を瀺すバッカス・ナりア蚘法ずいう圢でずり入れられ、その埌コンピュヌタ科孊䞀般に、あるいはもっず広く実務にも応甚されおいる。
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文脈自由文法
背景
「文脈自由文法はほずんどのプログラミング蚀語の文法を蚘述できるほど匷力であり、実際、倚くのプログラミング蚀語は文脈自由文法で構文仕様を定矩しおいる。」ずいった蚀説がしばしば芋られるが(たずえば日本語版りィキペディアのこの郚分にはずっずそう曞かれおいた)誀りである。本圓に実際の所は、yaccで定矩されおいおも、玔粋に構文では定矩しきれない郚分をあれこれず意味芏則で補っおいるのが普通である。 文脈自由文法は効率的な構文解析アルゎリズムを適甚できる皋床に単玔である。぀たり、ある文字列が特定の文法による蚀語に属しおいるかどうかを刀断するこずができる(䟋えばアヌリヌ法)。初期の構文解析手法であるLR法やLL法は文脈自由文法のサブセットを扱うものであった。 党おの圢匏蚀語が文脈自由であるわけではない。文脈自由でない䟋ずしお { a n b n c n : n ≥ 0 } {\displaystyle \{a^{n}b^{n}c^{n}:n\geq 0\}} がある。この蚀語は Parsing Expression Grammar (PEG) では生成できる。PEG は文脈自由文法ず扱える範囲の文法が異なり文脈自由文法を党お扱えるわけではないがプログラミング蚀語に適した新たな定匏化のひず぀である。
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文脈自由文法
圢匏的定矩
文脈自由文法 G は次の 4-タプル で衚される。 G = ( V , Σ , R , S ) {\displaystyle G=(V\,,\Sigma \,,R\,,S\,)} ここで R {\displaystyle R\,} のメンバヌを文法の芏則ず呌ぶ。
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文脈自由文法
圢匏的定矩
任意の ( α , β ) ∈ R {\displaystyle (\alpha ,\beta )\in R} に぀いお P α β ( u , v ) = ( u α v , u β v ) {\displaystyle P_{\alpha \beta }(u,\,v)=(u\alpha v,\,u\beta v)} ずなるような生成写像 P α β : ( V ∪ Σ ) ∗ × ( V ∪ Σ ) ∗ ⟶ ( V ∪ Σ ) ∗ × ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle P_{\alpha \beta }:(V\cup \Sigma )^{*}\times (V\cup \Sigma )^{*}\longrightarrow (V\cup \Sigma )^{*}\times (V\cup \Sigma )^{*}} が存圚する。 順序察 ( u α v , u β v ) {\displaystyle (u\alpha v,\,u\beta v)} を G {\displaystyle G\,} のプロダクション(生成芏則)ず呌び、䞀般に u α v → u β v {\displaystyle u\alpha v\rightarrow u\beta v} のように衚蚘する。 任意の u , v ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle u,v\in (V\cup \Sigma )^{*}} に぀いお、 u {\displaystyle u\,} が v {\displaystyle v\,} を生成するこずを u ⇒ v {\displaystyle u\Rightarrow v} で衚す。ただし、 u = u 1 α u 2 {\displaystyle u\,=u_{1}\alpha u_{2}} か぀ v = u 1 β u 2 {\displaystyle v\,=u_{1}\beta u_{2}} で ∃ ( α , β ) ∈ R , u 1 , u 2 ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle \exists (\alpha ,\beta )\in R,u_{1},u_{2}\in (V\cup \Sigma )^{*}} が成り立たねばならない。
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文脈自由文法
圢匏的定矩
任意の u , v ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ {\displaystyle u,v\in (V\cup \Sigma )^{*}} に぀いお、 u ⇒ ∗ v {\displaystyle u{\stackrel {*}{\Rightarrow }}v} (あるいは u ⇒⇒ v {\displaystyle u\Rightarrow \Rightarrow v} )であるずは、 u ⇒ u 1 ⇒ u 2 ⋯ ⇒ u k ⇒ v {\displaystyle u\Rightarrow u_{1}\Rightarrow u_{2}\cdots \Rightarrow u_{k}\Rightarrow v} ずなるような ∃ u 1 , u 2 , ⋯ u k ∈ ( V ∪ Σ ) ∗ , k ≥ 0 {\displaystyle \exists u_{1},u_{2},\cdots u_{k}\in (V\cup \Sigma )^{*},k\geq 0} が成り立぀堎合である。 文法 G = ( V , Σ , R , S ) {\displaystyle G=(V\,,\Sigma \,,R\,,S\,)} の蚀語は次の集合で衚される。 L ( G ) = { w ∈ Σ ∗ : S ⇒ ∗ w } {\displaystyle L(G)=\{w\in \Sigma ^{*}:S{\stackrel {*}{\Rightarrow }}w\}}
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文脈自由文法
圢匏的定矩
蚀語 L {\displaystyle L\,} は、 L = L ( G ) {\displaystyle L\,=\,L(G)} ずなるような文脈自由文法 G {\displaystyle G\,} が存圚するずき、文脈自由蚀語(CFL)であるずいう。
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文脈自由文法
䟋
最初の䟋を瀺す。 S → aSb | ε ここで、 | は「遞択」を意味し、ε は空の文字列を意味する。この文法によっお生成される蚀語は以䞋のようになる。
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文脈自由文法
䟋
{ a n b n : n ≥ 0 } {\displaystyle \{a^{n}b^{n}:n\geq 0\}} これは正芏蚀語ではない䟋でもある。 たた、「遞択」は文脈自由文法の衚珟に必ずしも必須ではない。次の2぀の芏則でも、䞊の䟋ず同様の蚀語を定矩しおいる。
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文脈自由文法
䟋
S → aSb S → ε 次は䞉皮類の倉数 x, y, z を䜿った文法的に正しい四則挔算の数匏を生成する文脈自由文法である。ここで挔算子は䞭眮ずしおいる。
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文脈自由文法
䟋
S → x | y | z | S + S | S - S | S * S | S/S | (S) この文法に埓うず、䟋えば "( x + y ) * x - z * y / ( x + x )" ずいった匏が生成可胜である。 この文法は、構造が異なる構文朚から同じ文字列が生成されうるずいう意味で曖昧である。
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文脈自由文法
䟋
文字セット {a,b} に぀いお、異なる個数の a ず b から構成される党おの文字列を生成する文脈自由文法は以䞋のようになる。 S → U | V U → TaU | TaT V → TbV | TbT T → aTbT | bTaT | ε ここで、T に関する生成芏則は a ず b が同数の文字列を生成するが、U は a の方が必ず倚くなる文字列を生成し、V は b の方が必ず倚くなる文字列を生成する。
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文脈自由文法
䟋
次の䟋は { a n b m c m + n : n ≥ 0 , m ≥ 0 } {\displaystyle \{a^{n}b^{m}c^{m+n}:n\geq 0,m\geq 0\}} である。これは正芏蚀語ではなく文脈自由蚀語である。以䞋の生成芏則で生成される(この生成芏則は文脈自由文法にしたがっおいる)。 S → aSc | B B → bBc | ε 文脈自由文法は数孊的な「圢匏的」蚀語だけで利甚されるわけではない。䟋えば、タミル語の詩である Venpa は文脈自由文法で定匏化できるこずが指摘されおいる。
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文脈自由文法
導出ず構文朚
ある文法においお、開始蚘号からある文字列が導出される過皋を蚘述する方法は二皮類存圚する。単玔な方法は導出過皋の途䞭の文字列を党お曞き出しおいく方法である。぀たり開始蚘号から始めお、生成芏則を䞀回適甚する床に文字列を曞き出しお、最埌に目的の文字列になるたで列挙するのである。䟋えば「巊端に最も近い非終端蚘号を最初に曞き換える」ずいう芏則を適甚したずすれば、文脈自由文法では適甚する生成芏則を列挙するだけで十分である。これを文字列の「巊端導出」(Leftmost Derivation)ず呌ぶ。䟋えば、以䞋の文法があるずする。 (1) S → S + S (2) S → 1 (3) S → a 文字列「1 + 1 + a」を導出する過皋は [ (1), (1), (2), (2), (3) ] ずいうリストになる。同様に「右端導出」も定矩できる。この䟋の堎合、右端導出での導出過皋は [ (1), (3), (1), (2), (2)] ずいうリストになる。
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文脈自由文法
導出ず構文朚
巊端導出ず右端導出のリストが異なるのは重芁なポむントである。構文解析では、文法芏則毎にそれを入力文字列に適甚する小さなプログラムが存圚する。したがっお、構文解析が巊端導出を行うのか右端導出を行うのかによっおそれらのプログラムを適甚する順番が倉わっおくるのである。 導出過皋は導出される文字列䞊にある皮の階局構造を描くこずでも衚される。䟋ずしお巊端導出による「1 + 1 + 1」に察する階局構造を芋おみよう。導出過皋は以䞋のようになる。 S→S+S (1) S→S+S+S (1) S→1+S+S (2) S→1+1+S (2) S→1+1+1 (2)
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文脈自由文法
導出ず構文朚
{ { { 1 }S + { 1 }S }S + { 1 }S }S ここで { ... }S は S から導出された郚分文字列を意味しおいる。これに察応する階局構造は以䞋のような朚構造になる。 この朚構造をその文字列の「具象構文朚」ず呌ぶ(抜象構文朚も参照されたい)。この堎合、䞊述の巊端導出も右端導出も同じ構文朚になるが、巊端導出には以䞋のような別の導出過皋が存圚する。
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文脈自由文法
導出ず構文朚
S→ S + S (1) S→ 1 + S (2) S→ 1 + S + S (1) S→ 1 + 1 + S (2) S→ 1 + 1 + 1 (2) これによっお定矩される構文朚は以䞋のようになる。 この文法のように、ある文字列を導出する構文朚が耇数考えられる文法を「曖昧な文法」(Ambiguous Grammar)ず呌ぶ。このような文法の構文解析は、生成芏則の適甚順序を毎回決定しなければならないため難しい。
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文脈自由文法
暙準圢
空の文字列を生成しない文脈自由文法は等䟡なチョムスキヌ暙準圢かグラむバッハ暙準圢に倉換できる。ここでいう「等䟡」ずは同じ蚀語を生成するずいう意味である。 チョムスキヌ暙準圢文法は生成芏則が単玔なので、この暙準圢は理論的にも実甚䞊も密接な関係がある。䟋えば、ある文脈自由文法に぀いおチョムスキヌ暙準圢を䜿うこずで倚項匏時間のアルゎリズムで入力された文字列がその文法で生成されるものか吊かを刀定できる(CYKアルゎリズム)。
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文脈自由文法
非決定性
文脈自由文法は胜力が制限されおいるため、その操䜜の䞀郚は決定可胜であるが、同時に決定䞍胜な問題もある。最も単玔で分かり易い決定䞍胜問題の1぀ずしお、CFG が蚀語の党文字列を受容するかどうかずいう問題がある。還元によっお、この問題がチュヌリングマシンの停止問題ず同じであるこずが瀺される。その還元には、チュヌリングマシンのあらゆる蚈算過皋を瀺す「蚈算履歎」ず呌ばれる抂念を甚いる。あるチュヌリングマシンがある入力を䞎えられたずき、それを受容しない蚈算履歎の文字列を生成するCFGを構築でき、そうするず、そのCFGはマシンが入力を受容しないずきだけ文字列を受容(認識)する。 これを応甚するず、2぀のCFGが同じ蚀語を蚘述しおいるかどうかも刀定䞍胜である。なぜなら、蚀語の党文字列を受理する自明なCFGずの等䟡性を刀定できないためである。 たた、文脈䟝存文法が文脈自由蚀語を衚しおいるかどうかも決定䞍胜な問題である。
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文脈自由文法
拡匵
文脈自由文法の圢匏性の拡匵ずしお、非終端蚘号に匕数を持たせ、芏則内で倀を枡すずいうこずが考えられる。これにより、自然蚀語の䞀臎や参照ずいった機胜を衚珟可胜ずなり、プログラミング蚀語での識別子の定矩や正しい甚法を自然な圢で衚珟可胜ずなる。䟋えば、英語の文で、䞻語ず動詞が数においお合臎しなければならないずいうこずを容易に衚珟できる。 蚈算機科孊では、このようなアプロヌチの䟋ずしお接蟞文法、属性文法、Van Wijngaarden の two-level grammar などがある。 同様の拡匵は蚀語孊にもある。
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文脈自由文法
拡匵
別の拡匵ずしお、芏則の巊蟺に远加の蚘号を曞けるようにする手法がある。これは文脈䟝存文法に他ならない。
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文脈自由文法
蚀語孊的応甚
ノヌム・チョムスキヌ自身は、生成文法を远加するこずで文脈自由文法の制限を克服したいず考えおいた。 そのような芏則も蚀語孊によく芋られる。䟋えば、英語における受動態化である。しかし、それらは匷力すぎるため(チュヌリング完党)、倉換の適甚は制限される必芁がある。生成文法の倧郚分は、句構造文法ず倉換芏則の蚘述機構を改善し、自然蚀語が衚珟できるこずを正確に衚せるようにするこずを目的ずしおいる。 圌は自然蚀語が文脈自由でないず考えおいたが、圌がCFGでは䞍十分であるこずを瀺す蚌拠ずしお挙げた事䟋は、埌に間違いであるこずが蚌明された。Gerald Gazdar ず Geoffrey Pullum は、䞀郚に文脈自由的でない構造があるものの、自然蚀語の倧郚分は文脈自由であるず指摘しおいる。文脈自由でない郚分ずは、䟋えば、スむスドむツ語の cross-serial dependencies や、バンバラ語の畳語である。
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フランス語
null
フランス語(フランスご、français フランス語発音: [fʁɑ̃sɛ] フランセ)は、むンド・ペヌロッパ語族のむタリック語掟に属する蚀語。ロマンス諞語の䞀぀で、ラテン語の口語(俗ラテン語)から倉化したフランス北郚のオむル語(たたは叀フランス語、langue d'oïl)が母䜓ず蚀われおいる。日本語では、仏蘭西語、略しお仏語(ふ぀ご)ずも曞く。 フランス語ずいう呌び方は、倚くの蚀語(オック語、アルピタン語など)が存圚するフランスにおいお誀解を招く可胜性もあるので、単にオむル語ず呌んでフランスの他の蚀語ず区別するこずもある。 䞖界で英語(箄80の囜・地域)に次ぐ2番目に倚くの囜・地域で䜿甚されおいる蚀語であり、フランス、スむス、ベルギヌ、カナダのほか、か぀おフランスやベルギヌの領域だった諞囜を䞭心に29ヶ囜で公甚語になっおいる(フランス語圏を参照)。党䞖界で1億2300䞇人が䞻芁蚀語ずしお䜿甚し、総話者数は2億人以䞊である。囜際連合、欧州連合などの公甚語の䞀぀にも遞ばれおいる。このフランス語の話者を、フランコフォン(francophone、英語版)ず蚀う。
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フランス語
音声
蚘号が二぀䞊んでいるものは、右が有声音、巊が無声音。 蚘号が二぀䞊んでいるものは、右が円唇、巊が非円唇。 錻母音四぀を含んだ句の䟋ずしお « un bon vin blanc » /œ̃ bɔ̃ vɛ̃ blɑ̃/(おいしい癜ワむン)が有名である。
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フランス語
綎りず発音
フランス語においお基本的にc, r, f, lを陀く語尟の子音(䞀郚䟋倖あり)ず母音のeは発音されない。フランス語の衚蚘は初孊者には耇雑に感じられるが、芏則性は比范的高い。英語や日本語のロヌマ字衚蚘ずはかなり異なるため、フランス語を知らなければ正しく読むこずはできないが、芏則を芚えれば容易に発音できる。たずえば eau は垞に /o/ ず発音する。しかし monsieur(ムッシュ)は /mɔ̃.sjœʁ/ ではなく /mə.sjÞ/ であり、femme(女性、劻)は /fem/ ではなく /fam/ であるなど、むタリア語やスペむン語などほかのロマンス諞語に比べるず䟋倖が倚い。faitやplusなど文脈によっお発音が倉わる単語もある。 たた、in, im, yn, ym, ain, aim, ein, eim がすべお /ɛ̃/ になるなど、しばしば異なる綎りが同じ発音を瀺すため、同音異字語が倚い。たずえば vin(ワむン)ず vingt(20)はずもに /vɛ̃/ であり、たた圢容詞 bleu (青、男性圢単数) ずその倉化圢の bleus(男性圢耇数)、bleue(女性圢単数)、bleues(女性圢耇数)はすべお /blÞ/ である。このため、発音を聞いお曞き分けるのは比范的難しい。ネむティブでさえも正しく曞けない人がいるほどで、フランスでは問題芖されおいる。そういった難しさもあり、日本で行われおいる実甚フランス語技胜怜定詊隓(DAPF)の準2玚以降の玚では曞き取り詊隓が行われ、CDで流れる文章を、文脈をしっかりず把握した䞊で、動詞の掻甚はもずより性ず数の䞀臎に気を぀けながら、正しく曞く胜力が詊される。曞き取り詊隓ではあるが文法知識も詊され、実際のずころこの曞き取り問題で点を萜ずす受隓者が非垞に倚いこずから、いかにフランス語を正しく曞くのが難しいかがうかがえる。 アルファベットのこずを、フランス語ではアルファベ(alphabet)ず蚀う。 セディヌナ、トレマ、アクサンテギュ、および e に぀くアクサングラヌノずアクサンシルコンフレクスは発音を倉える蚘号である。䞀方、e 以倖の母音に぀くアクサングラヌノずアクサンシルコンフレクスは発音を倉化させない。
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フランス語
綎りず発音
※アクサンの぀くずころを匷く読むわけではない。 Œ, œ は o ず e の合字である。この組み合わせが単母音で発音される語では、o ず e は必ずこのように぀なげお曞く。通垞は œu で /œ/ を衚す。 Æ, Ê は a ず e の合字であり、少数のラテン語からの借甚語で䜿う。
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フランス語
綎りず発音
フランス語では匕甚笊(英語では「" "」)ずしお「« »」(ギナメ guillemets)を甚いる。フランス語の句読点の内、コンマ(,)、ピリオド(.)、括匧(( )、[ ])以倖の疑問笊(?)、感嘆笊(!)、コロン(:)、セミコロン(;)の前にはスペヌスを入れ、匕甚笊の埌ず前にもやはりスペヌスを入れる。
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フランス語
数䜓系
20進法ず10進法の組み合わせである。かなり耇雑だが、これはフランスでの䟋であり、ベルギヌやスむスでは70をseptante、90をnonante、さらにスむスでは80をhuitanteで衚し、比范的10進法に近い。
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フランス語
文法
敬称
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フランス語
蚀語倉皮
フランス南郚で甚いられるオック語をフランス語方蚀ずするこずもあるが、蚀語孊的には通垞別系統の蚀語ずしお扱う。 など(French-based creole languagesを参照)。
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フランス語
歎史
玀元前58幎から玀元前51幎にかけお、共和政ロヌマのガむりス・ナリりス・カ゚サルがガリア戊争を行い、珟圚のフランスの領域のほが党域をロヌマ領ずしたこずが、この地域にフランス語の祖語であるラテン語が本栌的に導入されるきっかけずなった。ガリア戊争以前には、この地域ではおもにケルト語系のゎヌル語が甚いられおいたが、ロヌマの支配が定着するに぀れおラテン語が優勢ずなっおいき、ガロ・ロマンス語ず呌ばれるラテン語の方蚀矀が成立した。この蚀語は基本的にラテン語の圱響が匷く、その䞀方蚀ず呌べる存圚であったが、ケルト語からいく぀かの音韻的な圱響を受けたものだった。その埌、ロヌマ垝囜の厩壊ずずもにフランク王囜がこの地域を支配するず、圌らの蚀語であったゲルマン系の叀フランク語が持ち蟌たれ、その圱響を受けおこの地域のラテン語は倧きく倉容し、9䞖玀ごろにはラテン語から完党に分離した叀フランス語が成立した。その埌、14䞖玀ごろには䞭䞖フランス語ぞず倉化し、17䞖玀にはアカデミヌ・フランセヌズによっおフランス語の玔化・敎備が行われお珟代フランス語が成立した。
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フランス語
統制機関
フランス語の統制機関ずしおは、アカデミヌ・フランセヌズが挙げられる。これは1635幎に宰盞・リシュリュヌによっお創蚭された囜家機関で、フランス語の語法を敎備しお誰にでも理解できる蚀語ずするこずを目指し、そのためにフランス語の蟞曞『アカデミヌ・フランセヌズ蟞兞』を線纂するこずを目的ずしおいた。 この『アカデミヌ・フランセヌズ蟞兞』は、1694幎に初版が発行されたのち、珟代に至るたで線纂・発行が続けられおいる。もっずも新しい蟞兞は1992幎に線纂されたものである。こうした蚀語の統制機関が、囜家によっお創蚭されるこずは圓時皀であり、これはそのたたフランス語に察するフランス囜家の匷い圱響力をもたらす根源ずなった。 たた、フランス語の珟状に関する勧告を出すこずも任務のひず぀であり、匷制力こそないものの、この勧告はフランス語に匷い圱響力を持぀。アカデミヌ・フランセヌズは、フランス孊士院を構成する5぀のアカデミヌの䞭で、もっずも叀く地䜍の高いアカデミヌである。アカデミヌ・フランセヌズは終身任期を持぀40人の定員で構成され、欠員が生じた堎合のみ補充が行われる。
90
フランス語
統制機関
このメンバヌは、フランス語話者の構成およびアカデミヌ自䜓が、フランス政府の囜家機関ずしお成立・存続しおきたフランスの歎史を反映しお、フランス囜民が圧倒的に倚いが、その他の囜民であっおも、ふさわしいず認められれば䌚員ずなるこずができる。 たずえば、1983幎に䌚員ずなったレオポヌル・セダヌル・サンゎヌルは、20幎にわたっおセネガル共和囜の倧統領を務めた人物であるが、フランス語詩人ずしおも非垞に高名な存圚であり、たたフランス語圏の融和をはかる囜際機関であるフランコフォニヌ囜際機関の蚭立を䞻導したこずなどから、䌚員ずなるこずを認められた。
90
フランス語
話者分垃
フランス語を母語話者ずする人々が倚数掟を占めるのはフランス䞀囜のみである。ただし、いく぀かの囜においおはフランス語の母語話者が倧きな勢力を持っおいる。たた、フランス囜内においお本来フランス語を母語ずする地域は北フランスに限られおおり、南フランスの広い地域で話されるオック語を筆頭に、ブルタヌニュ半島で話されるケルト語系のブルトン語やアルザスで話されるドむツ語系のアルザス語、コルシカ島で話されるむタリア語系のコルシカ語など、系統の異なるいく぀かの地方蚀語が存圚する。ただしフランス政府はもっずも早く蚀語を政府の手で構築しおきた囜家であり、フランス革呜埌は䞀貫しおフランス語をフランスにおける唯䞀の蚀語であるず芏定しおきた。こうしたこずから、教育をはじめずしお囜家による匷力なフランス語普及政策がずられ、䞊蚘の各蚀語地域においおも珟代ではほずんどフランス語が話されるようになっおきおいる。ただし、19䞖玀埌半たでオック語埩暩運動「フェリブリヌゞュ」などが行われおきおおり、珟圚はこの状況には地方蚀語の保護の芳点から批刀が根匷い。 フランス以倖でもっずもフランス語の母語話者の割合が倧きい囜家はベルギヌであり、フランス語話者でありベルギヌ南郚に居䜏するワロン人が人口の31%を占めおいる。ベルギヌにおいおは、北郚に䜏みオランダ語の方蚀を話すフランドル人が人口の60%を占めおおり、ワロン人ずの間には蚀語戊争ず呌ばれる深刻な蚀語の察立状況が存圚する。この察立を背景にしおベルギヌは南北の連邊囜家ずなっおおり、南郚のワロン地域の倧郚分はフランス語共同䜓を圢成しおいる。たた、銖郜のブリュッセルは蚀語境界線の北偎にあるもののフランス語話者の人口が8割を占めおおり、ブリュッセル銖郜圏地域ずしお2蚀語䜵甚の独自地域ずなっおいる。぀いでフランス語話者の割合が高い囜家はスむスである。スむス人のうちフランス語の母語話者は20.38%を占め、64%を占めるドむツ語話者に次ぐ勢力を持っおいる。スむスのフランス語話者は囜土の西郚に集䞭しおおり、ゞュネヌノ州、ノォヌ州、ヌヌシャテル州、ゞュラ州の4぀のカントンがフランス語話者が倚数を占める州ずしおフランス語を公甚語ずしおいる。たた、蚀語境界線の䞡偎にたたがるフリブヌル州およびノァレヌ州は、フランス語ずドむツ語の䞡蚀語を公甚語ずしおいる。スむスは倚蚀語䞻矩をずる囜家であり、連邊の公甚語はドむツ語、フランス語、むタリア語の3蚀語、それに囜語ずしおロマンシュ語を加えた4぀の蚀語を採甚しおいる。ペヌロッパ倧陞においおフランス語の母語話者が倧きな勢力を持぀のはこの3か囜である。 このほか、フランス語の母語話者が倧勢力を持぀囜ずしおはカナダがある。フランス語の母語話者はカナダ総人口の22%を占め、無芖できない勢力を持っおいる。特にフランス語話者が集䞭しおいるのは東郚のケベック州であり、連邊においおは英語ずフランス語がずもに公甚語ずされおいるものの、ケベック州の公甚語はフランス語のみずなっおおり、積極的な保護政策がずられおいる。この蚀語察立を背景にしばしば独立運動が繰り広げられる。
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フランス語
話者分垃
フランス語の母語話者が倧きな勢力を持぀のは䞊蚘地域に限られるが、そのほかの地域においおもか぀おフランスが広倧なフランス怍民地垝囜を持っおいた関係で、旧怍民地においおフランス語を公甚語ずする囜々は数倚く、29か囜においお公甚語の地䜍を占めおいる。もっずもフランス語が公甚語化されおいる地域はアフリカであり、旧フランス領地域においおは、セネガル、ギニア、マリ、コヌトゞボワヌル、ブルキナファ゜、トヌゎ、ベナン、ニゞェヌル、チャド、䞭倮アフリカ、カメルヌン、ガボン、コンゎ共和囜、コモロ、マダガスカル、ゞブチにおいおフランス語は公甚語ずなっおいる。旧フランス領のほか、同じくフランス語を公甚語ずするベルギヌの怍民地であったコンゎ民䞻共和囜およびブルンゞもフランス語を公甚語ずする。䞀方、旧フランス領においおも北アフリカに属するモヌリタニア、モロッコ、アルゞェリア、チュニゞアにおいおはフランス語は公甚語ずなっおいない。これは、これらの囜々の人口の倧郚分を占めるアラブ人の母語であるアラビア語も倧蚀語であり公甚語化に耐えうる蚀語であったため、独立埌急速にアラビア語ぞの公甚語の切り替えが行われたためである。ただしこれらの囜々においおも、特に゚リヌト局はフランス語を自由に䜿いこなせる者が倚く、準公甚語や文化蚀語ずしお広く囜内で通甚する。特にアルゞェリアでは、1,200䞇人前埌がフランス語を垞甚する(アルゞェリアの蚀語(フランス語版)も参照)。たた、旧ベルギヌ領であるルワンダは長らくフランス語を公甚語ずしおいたものの、ルワンダ虐殺の発生埌フランスずの関係が急速に悪化し、2009幎に英語を公甚語に远加しお以降、教育蚀語を英語に倉曎するなど急速に英語の公甚語化を進めおいる。たた、セヌシェルやモヌリシャスはナポレオン戊争以埌むギリス領ずなっおいたものの、それ以前はフランス領であり、その時代に入怍した人々がその埌も残留したため、瀟䌚の指導局はフランス語話者が占めおおり、䞡囜ずも共通語はフランス語ずなっおいる。たた、囜内でもっずも通甚する蚀語も それぞれフランス語系のクレオヌル蚀語であるセヌシェル・クレオヌル語ずモヌリシャス・クレオヌル語である。このほか、フランスの海倖県であるマペットおよびレナニオンもフランス語を公甚語ずしおおり、レナニオンは日垞語もフランス語系のクレオヌル蚀語であるレナニオン・クレオヌル語ずなっおいる。 新倧陞においおは、䞊蚘のカナダ以倖にはハむチが唯䞀フランス語を公甚語ずする囜家である。たたハむチにおいおは、䞀般垂民の日垞語もフランス語系のクレオヌル蚀語であるハむチ語ずなっおいる。たた、公甚語ではないが旧フランス領であるルむゞアナ州の南西郚を䞭心にケむゞャン・フランス語ず呌ばれるフランス語の䞀掟を話す人々が存圚する。小アンティル諞島に点圚するグアドルヌプやマルティニヌク、サン・マルタン、サン・バルテルミヌ島、および南アメリカ倧陞のフランス領ギアナもフランス語を公甚語ずする。 オセアニアにおいおは、か぀おむギリスずフランスの共同統治領であったバヌアツがフランス語を公甚語のひず぀ずしおいる。たた、フランスの海倖領であるニュヌカレドニアおよびフランス領ポリネシア(タヒチ島など)、りォリス・フツナもフランス語を公甚語ずしおいる。アゞアにおいおは旧フランス領であるベトナム、ラオス、カンボゞアの3囜においお公甚語が珟地語化されおフランス語がほが通甚しなくなっおいるが、わずかにレバノンにおいおはやや通甚し、準公甚語的な扱いを受けおいる。
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フランス語
話者分垃
こうしたフランス語話者の蚀語共同䜓はフランコフォニヌず呌ばれ、1970幎にフランコフォニヌ囜際機関が蚭立され、1986幎には加盟囜銖脳の参加するフランコフォニヌ・サミットが2幎に䞀床開催されるようになるなど、フランス語圏諞囜の協調が図られおいる。ただしフランコフォニヌ囜際機関にぱゞプトやギリシャ、ルヌマニアなどのように囜内にほずんどフランス語話者の存圚しない囜家も加盟しおおり、逆にフランス語話者の倚いアルゞェリアが参加しおいないなど、フランコフォニヌ囜際機関加盟囜がフランス語圏ずは必ずしも蚀えない。
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フランス語
囜際機関などにおけるフランス語
フランス語は17䞖玀から19䞖玀たでペヌロッパでもっずも有力な囜際共通語であり、倖亀官甚語ずしお䜿われおきたため、囜際機関においお公甚語ずなっおいるこずが倚い。 具䜓䟋ずしおは、以䞋の囜際機関は、フランス語を公甚語ずする。囜際連合(UN)、囜際オリンピック委員䌚(IOC)、囜際サッカヌ連盟(FIFA)、囜際電気通信連合(ITU)、䞇囜郵䟿連合(UPU)、列囜議䌚同盟、むスラム諞囜䌚議機構、アフリカ連合(AU)、北倧西掋条玄機構(NATO)、囜際暙準化機構(ISO)、䞖界貿易機関(WTO)、経枈協力開発機構(OECD)、囜境なき医垫団(MSF; Médecins sans frontiÚres)、欧州評議䌚 (CoE)。 これらの機関においお、倚くの堎合フランス語は唯䞀の公甚語ではなく、英語などほかの蚀語ず䜵甚されおいる。しかしながら、19䞖玀から20䞖玀初頭においおは囜際共通語ずしおの地䜍を持っおいたこずから、この時期に創蚭された囜際機関である䞇囜郵䟿連合や囜際電気通信連合、囜際オリンピック委員䌚や囜際サッカヌ連盟においお、フランス語は第䞀蚀語ずなっおおり、英語よりも地䜍が高くなっおいる。
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フランス語
囜際機関などにおけるフランス語
囜際連合においおは、英語ずフランス語は「囜際連合事務局䜜業蚀語」ず定矩されおおり、その他の囜連公甚語(ロシア語・䞭囜語・スペむン語・アラビア語)より䜍眮づけが高い。たた戊前には倧日本垝囜の日本囜旅刞においおも、英語ずずもにフランス語が䜵蚘されおいた。 公匏名称がフランス語である䞖界的に著名な囜際競技団䜓も倚い。FIFAワヌルドカップを開催しおいる囜際サッカヌ連盟(FIFA; Fédération internationale de football association)、近代オリンピックを開催しおいる囜際オリンピック委員䌚(Comité international olympique, CIO)、F1を開催しおいる囜際自動車連盟(FIA; Fédération internationale d'automobile)、MotoGPを開催しおいる囜際モヌタヌサむクリズム連盟(FIM; Fédération internationale de motocyclisme)、ツヌル・ド・フランスなどのUCIワヌルドツアヌを開催しおいる囜際自転車競技連合(UCI: Union Cycliste Internationale)などである。
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むタリア語
null
むタリア語(むタリアご、Italiano [itaˈljaːno] ( 音声ファむル), Lingua italiana)は、むンド・ペヌロッパ語族むタリック語掟に属する蚀語の1぀で、おおよそ6千䞇人ほどが日垞的に䜿甚しおおり、そのほずんどがむタリアに䜏んでいる。埌眮修食で、基本語順はSVO。むタリアは挢字で「䌊倪利亜」ず衚蚘するこずから、「䌊倪利亜語」を略蚘し䌊語(いご)ず呌ばれおいる。
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むタリア語
むタリア語圏
むタリア語はむタリア、サンマリノ共和囜で公甚語ずしお定められおいる。スむスではティチヌノ州党域ずグラりビュンデン州(グリゞョヌニ州、Grigioni)の䞀郚がむタリア語圏であり、スむス党䜓ずしおも公甚語になっおいる。 たた、スロベニアのむストリアずクロアチアには少数のむタリア語話者䜏民がいる。フランスのコルシカ島ではむタリア語の方蚀であるコルシカ語が䜿甚されおいる。 バチカン垂囜では、公甚語であるラテン語の他に、むタリア語が䞀般の業務甚語ずしお䜿甚される。たた、その昔はクラシック音楜の楜譜に曞き蟌む楜語はむタリア語が公甚語ずしお長く守られおきおおり、埌の時代に䜜曲家がそれぞれの母語をも混合しお楜譜に盛り蟌むようになっおからも、基本的な䌝統的楜語はむタリア語によっお曞き蚘されおいる。
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むタリア語
方蚀
むタリア語の方蚀は倧きく北郚方蚀・䞭南郚方蚀に倧別でき、ラ・スペツィア=リミニ線が等語線ずなっおいる。そこからさらに北西郚・北䞭郚方蚀、北東郚方蚀、䞭郚方蚀、南郚方蚀、呚蟺島嶌の方蚀に分けられる。むタリアは西ロヌマ垝囜滅亡以降、政治的分裂が長らく続いたため、各地域毎の方蚀差が倧きくなったずされる。これは同じく長幎にわたっお領邊囜家時代が続いたドむツが倚数の方蚀ず地方蚀語を抱えおいる状況ず䌌おいる。 むタリア本囜の囜語教育および他囜のむタリア語教育の堎においお盛んに甚いられおいる暙準むタリア語は、そうした各地の方蚀の䞭で最も呚蟺囜の蚀語(フランス語やスペむン語など、むタリア地方ず歎史的に瞁深い囜の蚀葉)の圱響を受けおいない䞭倮むタリアのトスカヌナ方蚀にナポリ方蚀・シチリア方蚀の語圙を取り入れたもので、統䞀埌の暙準語政策によっお盛んに広められた(詳しくは方蚀#むタリアの方蚀政策を参照)。そのため、珟圚むタリア囜民のほずんどは暙準むタリア語の話者ずなっおいる。しかし䞀方でロヌカリズム運動の高たりもあっお、方蚀の䞭でも独自性の匷いものに぀いおは、独立した地䜍を䞎え保護すべきかどうかの議論が進められおいる。具䜓的にはシチリア語、ナポリ語、ノェネト語、ガロ・むタリア語などが䟋に挙げられ、高霢局を䞭心にむタリア囜民の4割が暙準むタリア語ず共にそうした地域独自の蚀語を理解できるずいう。郜垂郚などでは珟地化した暙準むタリア語に取っお代わられおいる。 各方蚀を蚀語ずすべきずする論者の䞭でも、十数個の现かい蚀語ぞ分類するのか、あるいはある皋床たずたりのある芏暡(北むタリア語、ガロ・むタリア語など)にすべきか意芋が分かれおいる。たたこうした議論の䞀方で、むタリアにおける各地域の話し蚀葉が(1぀の蚀語䜓系ずしおたずめるには少ないずしおも)䞀定の共通点を持぀こずに぀いおの異論はなく、「むタリア諞語」ずいう衚珟をする地域䞻矩者も存圚する。
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むタリア語
方蚀
各方蚀の特城は䞭䞖以降の歎史的経緯もさるこずながら、ラテン人によるむタリア統䞀前に居䜏しおいた他の叀代むタリア人やギリシャ人怍民者の甚いた蚀葉の圱響も存圚しおおり、これらは俗ラテン語時代を通じお珟圚に残っおいる。
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むタリア語
文字
アルファベヌト(alfabeto)ず呌ばれるラテン文字アルファベットの26文字を䜿甚する。この内、母音字の A、E、I、O、U にはアクセント笊号を付ける堎合があるが、蟞曞䞊ではアクセント笊号を付けない文字ず同じ文字ずしお扱う。 K, J, X, Y は人名や地名、方蚀、倖来語で䜿甚する。W は叀来の文字ではないので英語やドむツ語からなどの倖来語で䜿甚する。このため通垞䜿甚文字は21文字ずもいえる。 読み方は1文字だけ匷調する堎合は A を「アヌ」の様に䌞ばすこずも倚い。むタリア語で良く䜿う文字の読み方は芏則的だが、X 以倖のあたり䜿われない文字の読み方は長く、1぀に確定しおいない。
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むタリア語
文字
電話などでの綎り䌝達法ではむタリアの郜垂の名を䜿い「アンコヌナのA」のように䜿甚するが、H は1文字目が H の郜垂名が無いため倖来語の hotel を䜿甚しおいる。K, J, Y は倖来語の䞀般名詞、W, X は固有名詞を䜿う。 蟞曞での単語の順は26文字を衚の順(英語ず同じ)に䞊べる。母音字のアクセント笊号の有無は順に圱響しない。 倧文字は、文章においお文の先頭や固有名詞の先頭の1文字に䜿甚する。代名詞などの敬称の先頭文字も倧文字ずする。 碑文、芋出し、本の題名、挫画のふきだし、手玙、萜曞きなどにおいおは、文党䜓が倧文字で曞かれるこずもある。
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むタリア語
文字
最近の文字の䜿甚方法では、携垯電話のメッセヌゞや電子メヌルなどで文字数を少なくする甚途で、「X」を「per」(掛け算の蚘号から)、「6」を「sei」(essere の珟圚第二人称単数圢)などず読たせた文章を䜜成するこずもある。むタリア語では通垞「k」を䜿甚しないが「ch」を「k」ず眮き換えるこずもある。よっお「perché」が「xke」ずなる。 15䞖玀のむタリア詩人のゞャン・ゞョルゞョ・トリッシヌノは、むタリア語の音玠をより完璧に識別するための独自の正字法を提案したこずがあるが、これは普及しなかった。
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むタリア語
音声
むタリア語の音節は、1個以䞊の子音ず母音の組み合わせからなる。発音に察する綎りは、子音ず母音が䞀察䞀の堎合は日本語のロヌマ字綎りに近い(ロヌマ字綎りがむタリア語等のラテン系蚀語の母音の衚蚘に倣っおいるため)。たた以䞋に瀺すように発音が芏則的であり、同じ綎りで発音が違うずいったケヌスが非垞に少ない。 以䞋は子音+母音の代衚的なものず、日本語の発音(カタカナ)ず発音蚘号(括匧内)ずの察応衚である。 日本語での発音は近いものを遞んでいる。e ず o に぀いおはそれぞれ広狭の違いは割愛した。
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むタリア語
音声
むタリア語のアクセントは匷匱アクセントである。 むタリア語にはラテン語ず同様の二重子音があるが、他のロマンス語であるフランス語やスペむン語のそれずは異なっおいる。この違いから、他のロマンス語ず比べお特有のアクセントがある。 ラテン語で「子音 + l + 母音」であった音は、むタリア語では l が i に倉化しおいるものが倚い。接頭蟞 re- が ri- になっおいるものが芋られる。砎裂音 + s, たたは異なる砎裂音が連続する堎合は埌ろの音に同化し、長子音ずなる(actum → atto など)。たた開音節で匷勢を持぀短い o の倚くが uo に倉化しおいる (bonus → buono)。
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むタリア語
文法
基本語順はSVOである。文法、統語法の詳现に぀いおはむタリア語の文法を参照。
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むタリア語
基本単語
<動詞は括匧内に珟圚䞀人称単数をあげる>
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むタリア語
歎史
叀代のむタリア半島においおは耇数の叀代むタリア人ずも蚀うべき郚族が存圚し、それぞれが異なる蚀語を甚いおいた。その埌、叀代むタリア人の䞀掟であるラテン人の囜家ロヌマによるむタリア統䞀によっお、圌らの蚀葉であるラテン語がむタリア人の公甚語ずしお普及した。ラテン語はロヌマの力が西欧や地䞭海沿岞郚に広がるに぀れおさらに拡倧したが、公匏の堎で甚いられるラテン語ず民衆の話し蚀葉ずしおのラテン語、いわゆる民衆ラテン語(俗ラテン語ずも)には若干の差異が存圚したず蚀われおいる。 ロヌマ垝囜の分裂は各地の民衆ラテン語の方蚀化を招き、むタリアにおいおも「民衆ラテン語のむタリア方蚀」ず呌べる蚀葉が成立した。むタリアにおける民衆ラテン語の方蚀は時間ず共に倉化の床合いを深め、い぀しか他地域の民衆ラテン語ずは明らかに異なる蚀語ず蚀えるほどの倉化を埗た(叀むタリア語)。民衆ラテン語から叀むタリア語ぞの倉化がい぀ごろ生じたかを正確に刀断するこずは難しく、たたどのようなものであったかに぀いおの怜蚌も、圓時の欧州諞囜が公甚語ずしおラテン語を甚いおいたこずにより文曞による蚘録が少ないため容易ではない。しかし少なくずも10䞖玀頃には既に成立しおいたず考えられおいる。 むタリア語は近䞖のむタリア・ルネサンスにおいお、むタリア人共通の蚀語を圢成しようずする文化人の運動の䞭で圢成された。ずりわけその䞻導暩を握ったのはトスカヌナ出身の詩人ダンテ・アリギ゚ヌリで、圌は圓時叀兞ラテン語で曞くのが䞀般的であった文孊䜜品を、䞭倮むタリア語のトスカヌナ方蚀に南郚のナポリ語・シチリア語の語圙を取り入れた蚀葉で執筆した。この蚀葉が珟圚のむタリア語ず呌ばれる蚀語であるが、ダンテの䜜品が倧きな文孊的賞賛を埗ながら、トスカヌナ方蚀を䞭栞にしたこの蚀葉が盎ちに党土の公甚語ずなるこずはなく、ダンテの死埌からしばらくは死語になりかけすらした。だがバルダッサヌレ・カスティリオヌネらを䞭心ずする文孊者グルヌプが再び共通語・暙準語䜜りを呌び掛ける際、ダンテの事瞟を倧いにたたえたこずで暙準語を求める動きは再加熱し、同時にダンテの「むタリア語」も脚光を济びた。
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むタリア語
歎史
しかしここでむタリアの文孊者達に倧論争が巻き起こる。カスティリオヌネのグルヌプはダンテの名声を政治的に利甚し぀぀、むタリアの様々な蚀語(おおむね今日においおはトスカヌナを含む䞭倮むタリア語、ガロ・むタリア語、ノェネト語、ナポリ語、シチリア語、サルデヌニャ語などに分けられる)を平等に配分した䞀皮のクレオヌル蚀語を䜜り出そうずしおいた。これに察し、ダンテは䞭倮むタリア語以倖の系統に属するむタリアの蚀語に配慮し぀぀も、あくたでトスカヌナ方蚀が暙準語になるこずを望んでおり、同じ目的でありながら真っ向から察立する路線であった。次第にカスティリオヌネらはダンテを独善的ず批刀するようになり、これに暙準語運動の旗印であったダンテの「トスカヌナ方蚀をベヌスにした暙準語運動」を進めるべきずするピ゚トロ・ベンボ(ノェネツィア出身で、ペトラルカの圱響を受けおいた)のグルヌプが独立、むタリア䞭を巻き蟌む䞀倧論争に発展した。 最終的にこの論争は埌者の勝利ずなり、カスティリオヌネは退けられダンテの䜜った「トスカヌナ方蚀の方蚀」ずしおのむタリア語が地䜍を埗た。この蚀語は文孊者や詩人たちの手でそれたで欧州党䜓の公甚語であったラテン語に倉わる圢で甚いられ、その公的地䜍を向䞊させた。こうしたルネサンス期のむタリア語文化は埌のリ゜ルゞメントにおいお、民衆の統䞀を望む動きの原動力ずしお圱響力を発揮するこずずなる。 統䞀圓初、正匏な暙準むタリア語(「文孊的なトスカヌナ方蚀」ずいう衚珟もある)は貎族や孊者など䞊流階玚のみで話されおおり、民衆は䞭郚むタリア語系の俗語・方蚀か、系統の違うナポリ語などを話しおいた。むタリア政府は囜民意識の曎なる向䞊のため、フランスの政策を参考に方蚀の廃止ず暙準語の浞透を囜家政策ずしお進めた。珟圚、むタリア囜民のほずんどがこの暙準むタリア語を理解できる。しかし蚀語の統䞀は民族䞻矩的な思想ぞず繋がり、第䞀次䞖界倧戊においおは「むタリア語の響きが聞こえる党おの土地」をむタリア民族の䞋に統䞀しようずする民族思想(むリデンティズム)が盛んになる。ラテン語から最も近いトスカヌナ方蚀をベヌスにしたむタリア語(ラテン語ずの同䞀性は75%に達する)の響きを持぀ずいうこずは、党おのラテン語圏を指すのず同矩であり、これが二床の䞖界倧戊ぞの参加を促す結果を生み出しおしたった。
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むタリア語
歎史
各地を旅しお興行が行われたオペラやコンメディア・デッラルテもむタリア語の普及に貢献した。
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリア語ず日本語の関係は、ほずんど名詞を借甚する皋床の範囲にずどたっおいる。 ただ、近幎の日本語においお圢容詞の最䞊玚「~ッシモ」や䜏人を指す「~ネヌれ」(䟋:シロガネヌれ)のようなむタリア語の掟生語䜜成法が取り入れられる珟象も存圚する。 むタリア語から日本語に取り入れられた語は、階名のドレミや挔奏蚘号などの音楜甚語が倚い。むタリア料理の流行に䌎い、スパゲッティやティラ・ミ・スなどの語も䞀般的である。 たた、自動車の名前には叀くから、近幎には建物名やファッション等にむタリア語の単語が䜿甚されおいる。
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリアでサッカヌが盛んであるこずから、日本のサッカヌクラブではむタリア語の単語もしくはそれをもじった造語をクラブ名の䞀郚ずしお䜿甚するこずが倚い。 むタリア語から日本語の倖来語に転じた語。ただし音楜、食べ物の単語は陀く。 むタリア語における倖来語は埐々にむタリア語颚の綎りになる傟向があり、日本語からの倖来語も䟋倖ではない。括匧内は語源
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むタリア語
日本語ずの関係
むタリア語の日本語衚蚘を参照。
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むタリア語
怜定詊隓
日本における怜定詊隓ずしおは、むタリア語怜定協䌚が実斜しおいる、幎に二回行われおいる実甚むタリア語怜定がある。 なお、むタリアの倧孊、高等教育機関入孊資栌取埗を目指す倖囜人は、むタリア倖務省より囜際的な公匏資栌ずしお認定されおいるCLIQ (むタリア語怜定良質基準・Certificazione Lingua Italiana di Qualità)のペルヌゞャ倖囜人倧孊、シ゚ヌナ倖囜人倧孊、ロヌマ第䞉倧孊、ダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚、これらの䞀぀の組織による怜定詊隓が必芁ずなる。 CLIQ (むタリア語怜定良質基準・Certificazione Lingua Italiana di Qualità)ずは倖囜語ずしお孊習するむタリア語を怜定するための統䞀基準である。 CLIQ委員䌚はむタリア倖務省ず協定を結び、䞋蚘の組織から構成されおいる。
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むタリア語
怜定詊隓
この基準は、EUが定める蚀語統䞀基準に適するものである。 ペルヌゞャ倖囜人倧孊のCELIずシ゚ナ倖囜人倧孊のCILSは、むタリア文化䌚通 を通じお受隓でき、幎に2回(CELIは6月ず11月、CILSは6月ず12月)䞻催されおいる。 たた、ダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚(Società Dante Alighieri) 䞻催のダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚むタリア語怜定も幎に2回(5月ず11月)行われおいる。過去の問題集はダンテ・アリギ゚ヌリ協䌚本郚のホヌムペヌゞから閲芧できる。
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スペむン語
null
スペむン語(スペむンご、西: español、゚スパニョヌル)は、むンド・ペヌロッパ語族むタリック語掟に属する蚀語。俗ラテン語から発展しお圢成されたロマンス諞語の䞀぀。略しお西語(せいご)ずも曞く。
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スペむン語
抂芁
スペむン語は、アメリカ州のうちむスパノアメリカ、スペむン、その他の旧スペむン怍民地などの地域における䞻芁蚀語で、スペむン語を第䞀蚀語ずするものが玄4億8023䞇人さらに第二蚀語ずしお日垞䜿甚しおいるものを含め玄5億7700䞇人の話者がいるず掚定されおいる。スペむン語を公甚語ずしおいる囜ず地域の数は21以䞊あり、䞖界で英語(箄80の囜・地域)、フランス語(箄50の囜・地域)、アラビア語(箄27の囜・地域)に次ぐ4番目に倚くの囜で䜿甚されおいる蚀語である。囜際連合においおは、英語、フランス語、ロシア語、䞭囜語、アラビア語ず䞊ぶ、6぀の公甚語の1぀である。むンタヌネットにおいおは、利甚者党䜓の玄8%がスペむン語䜿甚であり、英語(箄27%)ず䞭囜語(箄23%)に次ぐ第䞉の蚀語である。(むンタヌネットにおける蚀語の䜿甚参照) 日本では、䞀般的にスペむン語ず呌ばれるこずが倚いが、むスパニア語、カスティヌゞャ語、カスティヌリャ語などず呌ばれるこずもある。日本におけるスペむン語の挢字衚蚘は「西班牙語」。挢字衚蚘を略しお西語ず衚蚘されるこずもある。スペむン語においお「スペむン語」を意味する名詞は、“castellano”(カステリャヌノ、もしくはカステゞャヌノ) たたは“español”(゚スパニョヌル)。゚スパニョヌルはスペむン (España) の蚀葉ずいう意味。カステリャヌノはカスティヌリャ地方の蚀語ずいう意味。南米ではカステゞャヌノずいうこずが倚く、メキシコなど䞭米諞囜ずカリブ海諞囜でぱスパニョヌルしか䜿われない。カステリャヌノずいう名称は、スペむン囜内で地方蚀語を䜿う地域においおは「自分たちの蚀葉ではない他所者の蚀葉」ずいう意味で䜿われる。南米では逆に「本堎カスティヌリャから受け継いだ正しいスペむン語」ずいう意味で甚いられる。 スペむン語はポルトガル語ず䌌おおり、かなりの氎準で盞互意思疎通が可胜である(詳现はポルトガル語#スペむン語ずの比范にお)。
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スペむン語
歎史
スペむン語は、ロヌマ垝囜の公甚語であったラテン語の口語である俗ラテン語を元に、アラビア語などの圱響を受けながら発達した蚀語である。8䞖玀に北アフリカからむスラム教埒がむベリア半島に䟵入し、その埌、キリスト教埒によるレコンキスタ(再埁服運動)が起こるが、この時期に俗ラテン語がロマンス諞語に倉化した。このロマンス諞語が埌に、ポルトガル語、スペむン語、むタリア語、フランス語、ルヌマニア語などに分かれおいく。 むベリア半島では、アラビア語の圱響なども受けながらむベリア系ロマンス語が発達し、カスティヌリャ、レオン、ポルトガル、そしおむスラム系タむファ王囜などで䜿甚されおいた(タむファ王囜ではアラビア語のアンダルス方蚀も広く䜿甚され、その圱響を匷く受けたロマンス語をモサラベ語ず呌ぶ)。やがおレコンキスタの過皋でカスティヌリャ王囜はその䞭心的勢力ずなり、スペむン王囜の誕生埌は事実䞊統䞀スペむン囜家の囜家語ずなった。このため、珟圚でもスペむン語のこずをカステリャヌノ (castellano) ず呌ぶ人は倚く存圚する。 この歎史的経緯により、文法などはラテン語の芏則を倚く受け継いでいるが、単語はアラビア語から借甚したものも倚く䜿われおいる。(ずりわけアンダルシア方蚀は最も匷くアラビア語の圱響を受けた)スペむン語の䞭のアラビア語起源の単語は䞻に、
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スペむン語
歎史
を通じた借甚がある。たたむベリアのムスリムの間ではスペむン語もアラビア文字で衚蚘されるこずが少なくなかった。むベリア半島のムスリムはベルベル人が倚かったため、ベルベル語の圱響も存圚しおいる。なお、同じむベリア半島で話されおいる蚀語であるバスク語はロヌマ垝囜やケルト人の進出以前から半島で䜿われおいた蚀語ず思われ、スペむン語ずは倧きく異なる。しかし、スペむン語はバスク語の圱響も受けおいる。
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スペむン語
話者分垃
スペむン語は囜連の6぀の公甚語(他は英語、フランス語、ロシア語、䞭囜語、アラビア語)の䞀぀であり、スペむンを始め、ブラゞルを陀く䞭南米18か囜、北米1か囜、アフリカ2か囜、蚈21か囜における公甚語である。スペむン語が公甚語である囜・地域は以䞋の通り。 なお、スペむンではカタルヌニャ州・バレンシア州・バレアレス諞島州ではカタルヌニャ語(バレンシア州ではバレンシア語)が、バスク州ずナバヌラ州の䞀郚ではバスク語が、ガリシア州ではガリシア語が、スペむン語同様に地方公甚語ずしお認められおいる。 南北アメリカ倧陞では、メキシコ以南の21の囜・地域のうち16か囜がスペむン語を公甚語ずしおおり、先䜏民族を含め、人口の倧半がスペむン語を話す。加えお、英語を唯䞀の公甚語ずするベリヌズにおいおも最も話されおいる蚀語はスペむン語である。カリブ海地域(西むンド諞島)でスペむン語を公甚語ずしおいるのはキュヌバ、ドミニカ共和囜、プ゚ルトリコだが、人口では過半数を占める。これら、メキシコ以南のスペむン語圏ず、ポルトガル語を公甚語ずするブラゞル、堎合によっおはハむチなどのフランス語圏の囜・地域を総称しおラテンアメリカず呌ぶ。
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スペむン語
話者分垃
たた、米囜ではか぀お南西郚䞀垯がメキシコ領であった関係でスペむン語の地名が各地に残っおおり、ニュヌメキシコ州ではスペむン語が事実䞊の公甚語ずなっおいる。䞭南米のスペむン語圏諞囜をルヌツに持぀米囜人は「ヒスパニック」、もしくは「ラティヌノ」(ラテン系米囜人)ず呌ばれ、メキシコ領時代から存圚しおいたものの、近幎急速にヒスパニック移民が増加した。その結果、米囜では事実䞊の公甚語の英語に加え、ヒスパニックの割合の高いカリフォルニア州やフロリダ州、テキサス州などではスペむン語が第二蚀語ずなり぀぀ある。この状況を受けお、英語が母語の米囜人の䞭でもスペむン語を孊ぶ人が急増しおいる。 フィリピンは1898幎たでスペむン領であった関係もあり、特に䞊流階玚の間でスペむン語が䜿われおいたが、1986幎に公甚語から倖された。ずはいえ、珟圚でも䞻にカトリック文化などの関係でスペむン語の単語が倚数フィリピン人の日垞生掻で䜿われおいるだけでなく、タガログ語などでスペむン語からの借甚語が倚くみられるほか、チャバカノ語のようにスペむン語を基にしたクレオヌル蚀語も芋られる。 マリアナ諞島のチャモロ語は、スペむンによる埁服時に蚀語的にもスペむン語に圧倒された。スペむン語から非垞に倚くの借甚語を取り入れたのみならず、固有の数詞も攟棄し、スペむン語由来の数詞を甚いおいる。
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スペむン語
話者分垃
旧スペむン怍民地の西サハラやスペむンに近いモロッコでも話されおいる。 セルバンテス文化センタヌの2017幎の報告曞 ”El español: una lengua viva informe 2017” によるず、2017幎のスペむン語を母語(第䞀蚀語)ずする人口は玄4億7700䞇人で、その他に玄1億人が第2蚀語ずしおスペむン語を習埗しおおり、それらの限られた胜力のものを含めるず玄5億7200䞇人のスペむン語話者がいる。最倧の話者人口を抱えおいるのがメキシコであり、総話者の4人に1人玄1億2千䞇人がメキシコに圚䜏しおいる。続くコロンビア、アルれンチン、スペむンがそれぞれ総話者人口の玄1割の玄4千䞇人の話者がいる。米囜(アメリカ合衆囜)に関しおは、同じセルバンテス文化センタヌが2015幎の報告で5260䞇人の話者ずいう掚定を出しおおりこれはメキシコに次ぐ人口である。たた米囜のヒスパニック人口の3分の2がメキシコ系であり、それらを含めるず総話者に占めるメキシコ系話者の比率は3人に1人ずなる。
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スペむン語
方蚀
か぀おはアラゎン地方(アラゎン語)、カタルヌニャ地方(カタルヌニャ語)、バレアレス諞島(カタルヌニャ語)、バレンシア地方(バレンシア語)、アストゥリアス地方(アストゥリアス語)、レオン地方(レオン語)、ガリシア地方(ガリシア語)の蚀語がスペむン語(カスティヌリャ語)の方蚀ずされた時期もあったが、珟圚では、カタルヌニャ語、バレンシア語、ガリシア語はいずれも独立した蚀語であるず考えられおおり、それぞれの地方においお公甚語ずされおいる。アラゎン語、アストゥリアス語、レオン語もカスティヌリャ語から掟生した蚀語ではなく、その他のロマンス語同様、俗ラテン語が倉化しお今日に至っおいる蚀語であり、蚀語孊的には別の蚀語であるが、カスティヌリャ語の方蚀の扱いを受けるこずが倚いのが珟状である。
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スペむン語
音韻
語頭にあった f の倚くは h になり、その埌発音䞊は消滅。匷勢のある e, o の倚くは ie, ue に二重母音化(音割れ)。-ct- の倚くは -ch- に倉化。-ll- はフランス語の -ill-, むタリア語の -gli- に察応する。cl-, pl- の倚くは ll に倉化。珟圚の音玠 /Ξ/ は叀くはç /tÍ¡s/, z /dÍ¡z/ であり、別音玠だった。語頭の s + 閉鎖音は前に e が付加(prótesis)され、esc-/esqu-, esp-, est- ずなった。母音間の d は消滅しおいるこずが倚い。語頭にあるあずに母音が続く i ず母音にはさたれた匷勢のない i は y に倉化した。y は本来半母音だったが、摩擊音で発音されるのが䞀般的になった。二重母音における /-i/ の音は英語のそれず同じように語頭や語䞭では -i, 語末では -y ず぀づる(他のロマンス系蚀語の倚くは y は倖来語以倖に甚いない)。v は叀くは /v/ ず発音したが、b ず同じ /b/ に倉化し、その埌、借甚語においお原語の v の぀づりを b に眮き換える傟向がある。䞀方、w は v に眮き換えられるこずがある。 スペむンで話されおいるスペむン語ずラテンアメリカのスペむン語では、発音、アクセントが若干異なる。それ以倖にも、地方により発音に差異が出るこずがある。 母音は a, e, i, o, u の5぀で、日本語ずほが同じである。ただし、u は暙準日本語の「う」よりも口をすがめお発音する。
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スペむン語
音韻
長音、促音は無いが、アクセントのある母音はやや長めに発音されるこずが倚いので日本語話者には長音に聞こえるこずがある。 母音のうち a, e, o を匷母音、i (語末の y を含む)、u を匱母音ずする。匷母音 + 匱母音、匱母音 + 匷母音、匱母音 + 匱母音の連続は二重母音、匱母音 + 匷母音 + 匱母音の連続は䞉重母音ずなり、いずれも䞀音節で発音する。その堎合の匱母音は、スペむン語孊では音節䞻音の前の䜍眮にある堎合は半子音 (semiconsonante)、音節䞻音の埌ろの堎合は半母音 (semivocal)ず呌んで区別する。囜際音声蚘号 (IPA) では半子音の i は [j](ペッド)、u は [w](ワり)、たた半母音はそれぞれ [i̯]、[u̯] で衚蚘する。匱母音 + 匱母音の堎合、音節䞻音は埌の母音である。 匷母音 + 匷母音の連続は母音接続で、二重母音ずはならず、leer のように同じ匷母音字が連続する堎合を含め、別の音節ずしお発音する。たた、匱母音字でもアセント (acento)がある堎合 (í, ú) は匷母音ずしお扱う。
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スペむン語
音韻
埌述するように gue, gui, que, qui の u は黙字であり、二重母音の䞀郚ではない。quiero のようにさらに母音字が続く堎合は、黙字の u を無芖したうえで、䞊蚘の芏則に埓う。ディ゚レシス(分音蚘号、クレマ)がある gÃŒe, gÃŒi の ÃŒe, ÃŒi は二重母音である。 スペむン語のアクセントは匷勢アクセントである。 子音字 b, ch, d, f, m, n, p, r, s, y はロヌマ字の日本語読みずほが同様の感芚で単語を読むこずができる。䞀方、c, g, h, j, l (ll), q, v, x, z はロヌマ字読みずかならずしも䞀臎しない。子音の発音には地域差があり、ここで瀺したのは比范的広く甚いられおいるものである。
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スペむン語
音韻
以䞋の子音の連続は二重子音ずなる。分節䞊、単子音ず同様に扱う。 dr, tr は二重子音であるが、dl, tl は二重子音ではない。 倖来語はその発音や぀づりの特城から以䞋のパタヌンが挙げられる。
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スペむン語
音韻
倖来語の発音に぀いおは、地域や䞖代、個人によっお倚少差がある。「1.」は叀い倖来語でよく芋られるほか、固有名詞(商品名を含む)でよく芋られ、䟋えば Colgate(コルゲヌト)は「コルガヌテ」ず発音する。メキシコでは商品名のスペむン語化に関する法埋もある。特に人名や地名を原音に近い発音をする堎合、原音の確認を芁する堎合が倚いので、スペむン語颚に発音しおも間違いではない(䟋: Miami マむアミをスペむン語読みでミアミず発音)。たた、隣接するポルトガル語はスペむン語ずよく䌌おいる䞀方、぀づりの発音の違いやアクセントの芏則の違い、独特の音韻倉化などがあるため、しばしばアクセント蚘号が付加され、スペむン語匏に読み換えられる。䟋えばリオデゞャネむロ(Rio de Janeiro; ブラゞルポルトガル語の発音は「ヒり・ヂ・ゞャネむル」に近い)は Rio(川の意)が察応するスペむン語に眮き換えられRío de Janeiro ず衚蚘し、「リオ・デ・ハネむロ」ず発音する。たた、サンパりロ(São Paulo)に぀いおは、察応するスペむン語圢のサン・パブロ(San Pablo)で呌ばれるのが普通である。語頭の「s+子音」は /s/ の前に /e/ を付加しお発音するこずが倚い(付加しない人もいる)。䟋えば Spain は /esˈpein/ たたは /ˈspein/ ず発音する。
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スペむン語
アルファベット
二重音字のchずllは1994幎にスペむン語アカデミヌ協䌚(英語版)においお独立した䞀字ずしおの扱いをやめるこずが決議され、2010幎にはスペむン王立アカデミヌ発行のスペむン語正曞法(英語版)においおも廃止された。 Ñは珟圚でも独立した文字ずしお扱われおおり、蟞曞の玢匕でもNずは区別されおいるほか、スペむン語キヌボヌドでは専甚のキヌが存圚する。 すでに述べられおいる通り、rは通垞語頭を陀き歯茎はじき音[ÉŸ]で発音されるが、アルファベットずしお発音する堎合、歯茎ふるえ音[r]が甚いられる。たた、語頭の歯茎ふるえ音[r]はr䞀文字で衚蚘される関係䞊、rrで始たる単語は存圚しないため、ch, llず異なり蟞曞の玢匕に芋出しずしお茉りえず、公匏に䞀文字ずしお扱われたこずはない。
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スペむン語
文法の特城
助動詞haberの掻甚圢は、過去分詞ずあわせお完了時制を぀くる。䞋蚘の衚では、「sido」が動詞serの過去分詞圢。
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宗教孊
null
宗教孊(しゅうきょうがく、英語: religious studies, science of religion)は、経隓科孊の様々な手法を甚いお宗教を研究する孊際的な孊問である。ドむツ語圏では“Religionswissenschaft”、オランダ語では“godsdienstwetenschap”ず蚀う。 もずもずは神孊の䞀郚であったが独立し、キリスト教の神孊以倖の分野を察象ずするかたちで、民俗宗教から新宗教たで、幅広く研究する孊問分野である。珟圚では研究手法により、宗教瀟䌚孊・比范宗教孊・宗教心理孊・宗教人類孊・宗教民俗孊などず分類される。特定宗教の教矩の研究を行う神孊・教孊・宗孊、あるいは宗教哲孊ずは区別される。広矩の宗教孊では、これらを含める堎合もある。宗教孊は経隓科孊の範囲内のみずするか、圢而䞊孊的範囲を含めるかは課題である。 宗教孊は19䞖玀埌半にペヌロッパにおいお成立した。欧米における経隓科孊の発達、および、怍民地支配等による様々な宗教ずの接觊が発生の背景にある。
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宗教孊
null
宗教孊研究の初期の段階では、キリスト教ず他の宗教を比范怜蚎するこずにより、宗教の䞀般的芁玠、普遍的芁玠の远求や進化・発展過皋の研究が行われた。マクス・ミュラヌによるむンドの宗教研究に基づいた東掋ず西掋の宗教の比范や、ゞェヌムズ・フレむザヌによる叀代ギリシア・叀代ロヌマの宗教、ペヌロッパ民間信仰、原始宗教の比范研究がこれにあたる。 たた、瀟䌚孊・心理孊の発展においお宗教はその研究察象ずなった。瀟䌚孊の䟋ずしお、゚ミヌル・デュルケヌムの『宗教生掻の原初圢態』や、マックス・りェヌバヌの『プロテスタンティズムの倫理ず資本䞻矩の粟神』があげられる。 たた、心理孊においおも、゚ドりィン・ディラヌ・スタヌバック(英語版)の『Psychology of Religion(宗教心理孊)』や、りィリアム・ゞェヌムズの『宗教的経隓の諞盞』が19䞖玀末から20䞖玀はじめにかけお発衚されおいる。たた、文化人類孊や民族孊、民俗孊においおは、成立時より、倚くの研究領域が重なっおいるずいえる。
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宗教孊
null
このように宗教孊は、「宗教」ずいう研究察象に察し、様々な研究方法を甚いお研究が進められおいる。個々の研究は宗教孊の研究であるず同時に瀟䌚孊・心理孊・文化人類孊等それぞれの研究であるずも蚀える。
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音楜
null
音楜(おんがく、英語: Music、フランス語: Musique、むタリア語: Musica、スペむン語: Música)ずは、音による芞術である。音楜はあらゆる人間瀟䌚にみられる普遍文化だが、その定矩は文化によっお様々である。音楜は先史時代から存圚したずされる。 たた音楜は、圢ずしお残らないこずから、「時間芞術」ず呌ばれるこずもある。
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音楜
定矩
広蟞苑では「音による芞術」ず定矩されおいる。 4䞖玀叀代ロヌマの哲孊者、アりグスティヌスの『音楜論』では「Musica est scientia bene modulandi(音楜ずは音を良く敎えるスキ゚ンティアである)」ずされた。ゞョン・ブラッキングの曞では「人間が組織づけた音」ずされた。ゞョン・ケヌゞは「音楜は音である。コンサヌトホヌルの䞭ず倖ずを問わず、われわれを取り巻く音である。」ず語った。 その他、「音による時間の衚珟」ずいったものたで様々な定矩がある。
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音楜
語源
『呂氏春秋』(玀元前239幎に完成)に既に「音楜」ずいう衚珟がみられる。 英語の"Music"を始め、ペヌロッパの倚くの蚀語においおは、叀代ギリシャ語のΌουσική (mousike; 「ムヌサの技[わざ]」の意)を語源ずする。ムヌサはミュヌズの名でも知られる芞術や文化を叞る女神である。
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音楜
分類・皮類
音楜の「ゞャンル」ずは、音楜の様匏や圢匏のこず。叀来より音楜は倚くの瀟䌚で嚯楜、宗教、儀匏などを通じ、生掻に密接したものになっおおり、倚くの特城ある圢匏や様匏を生み出しおきた。 音楜のゞャンルは、珟圚聞くこずの出来る音楜の様匏・圢匏であるず同時に、発生した源、歎史の手がかりずなっおいる。 珟代の音楜は、様々なゞャンルの耇雑な合成になっおいるこずが倚い。
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音楜
歎史
音楜は有史以前から行われおいたずされるが、それがい぀䜕凊で、どのような圢で始たったかは定かでない。ただ、それは歌から始たったのではないかず考えられおいる。西掋では、叀代ギリシアの時代にはピタゎラスやプラトンにより音楜理論や音楜に関する哲孊が始たっおおり、叀代ギリシアの音楜はギリシア悲劇や詩に䌎う音楜が䞻であった。これが埌のクラシック音楜に繋がっおいる。 東掋では、江戞時代たで総怜校塙保己䞀らによっお枩故堂で講談された和孊や、䞭囜神話によるず、瞄の発明者の氏族が歌舞や楜噚、楜譜などを発明したずされる。塙保己䞀は、撚糞である瞄や結瞄の発祥を日本列島から出土する土噚や房総半島飯岡の網小屋に遺る有結網に捜し求めた研究成果を矀曞類埓に線纂した。 クラシック音楜の音楜史においおは、8䞖玀頃たで遡るこずができる。たず、この頃にキリスト教の聖歌であるグレゎリオ聖歌や、倚声音楜が生たれ(䞭䞖西掋音楜)、これが発展し、15䞖玀にはブルゎヌニュ公囜のフランドル地方でルネサンス音楜が確立された。16䞖玀には本栌的な噚楜音楜の発達、オペラの誕生が起こり、宮廷の音楜が栄えた(バロック音楜)。これ以前の音楜を、初期音楜ず呌ぶこずが倚い。その埌18䞖玀半ばになるず民衆にも音楜が広たり、叀兞掟音楜ず呌ばれる「圢匏」や「和声」に重点をおいた音楜に発展した。たた、この頃から䞀般的に音楜が芞術ずしお芋られるようになる。19䞖玀には「衚珟」に重点を眮いたロマン掟音楜に移行し、各囜の民謡などを取り入れた囜民楜掟も生たれる。20䞖玀頃には「気分」や「雰囲気」で衚珟する印象䞻矩音楜や、和声および調の芏制をなくした音楜などの近代音楜が生たれ、さらに第二次䞖界倧戊埌は珟代音楜ずよばれる自由な音楜に発展した。
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音楜
歎史
ポピュラヌ音楜の歎史は17䞖玀頃、アメリカぞの移民たで遡る。本栌的に移民が行われるようになるず、癜人によるミュヌゞカルのような劇堎音楜が盛んになった。たた、アフリカからの黒人により霊歌(スピリチュアル)、ブルヌスやゎスペルが始たった。19䞖玀末にはブルヌスが西掋音楜ず融合し、スりィングや即興、ポリリズムが特城的なゞャズに発展しおいった。1920幎代には、ブルヌスやスピリチュアル、アパラチア地方の民俗音楜が融合したカントリヌ・ミュヌゞック(カントリヌ)が人気を集め、1940幎代には電子楜噚や激しいリズムセッションが特城的なリズム・アンド・ブルヌス(R&B)、1950幎代にはR&Bずゎスペルが融合した゜りルミュヌゞック(゜りル)が生たれた。さらに、1950幎代半ばには、カントリヌ、ブルヌス、R&Bなどが融合したロックンロヌル(ロック)が珟れ、1970幎代にはヒップホップの動きが珟れた。 日本では、瞄文時代から既に音楜が始たっおいたが、5䞖玀から8䞖玀にかけお朝鮮半島・䞭囜から音楜を取り入れたこずからさたざたなゞャンルの音楜が始たった。たず、平安時代に遣唐䜿を廃止しお囜颚文化が栄えおいた頃、倖来音楜を組み蟌んだ雅楜が成立し、宮廷音楜が盛んになった。その埌、鎌倉時代・宀町時代には猿楜が始たり、胜・狂蚀に発展した。江戞時代でも日本固有の音楜が発達し、俗楜(浄瑠璃、地歌、長唄、箏曲など)に発展した。明治時代以降は、音楜においおも西掋化や倧衆化が進み、西掋音楜の歌曲やピアノ曲が䜜曲された。1920幎代には歌謡曲や流行歌などの昭和時代のポピュラヌ音楜が始たり、1960幎代に入るずアメリカのポピュラヌ音楜や珟代音楜が取り入れられ、ロックやフォヌク゜ングが盛んずなる䞀方、挔歌が成立した。1990幎代にはJ-POPが成立し隆盛を迎えた。 ペヌロッパでは叀くは王䟯貎族や教䌚などが音楜家を保護し、そのなかで数々の名曲が生み出されおいたが、18䞖玀頃よりペヌロッパにおいおは垂民の経枈力が向䞊し、䞍特定倚数の聎衆に向けおの挔奏䌚が盛んに行われるようになった。この傟向はフランス革呜(1789幎)以埌、䞊蚘の特暩階玚の消滅や垂民階玚の経枈力向䞊(貎族に代わるブルゞョワ垂民の台頭)に埓っおさらに加速しおいった。
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音楜
歎史
たた、16䞖玀には掻版印刷の発明によっお楜譜も出版されるようになった。印刷楜譜はそれたでの曞写によるものより量産性・正確性・䟡栌のすべおにおいお優れたものであり、音楜、ずくに同䞀の曲の普及に倧きな圹割を果たした。楜譜出版は、19䞖玀には商業モデルずしお確立し、音楜産業の走りずなった。 19䞖玀末たでは自分で挔奏を行う堎合以倖は音楜を楜しむには基本的に音楜家が必芁であったが、1877幎にトヌマス・゚ゞ゜ンが蓄音機を発明し、次いで1887幎に゚ミヌル・ベルリナヌがこれを円盀圢に改良し、ここからレコヌドが登堎するず、音楜そのものの個人所有が可胜ずなり、これにより各個人が家庭で音楜を楜しむこずも可胜ずなった。 次いで、1920幎代にラゞオ攟送が開始されマスメディアが音声を䌝えるこずも可胜になるずすぐに音楜番組が開始され、䞍特定倚数の人々に䞀埋の音楜を届けるこずが可胜ずなり、音楜の倧衆文化化が進んだ。そしおその基盀の䞊に、音楜の制䜜や流通、広告を生業ずするレコヌド䌚瀟が出珟し、倧芏暡な音楜産業が成立するこずずなった。その埌、テレビなどの新しいメディアの登堎ず普及、カセットテヌプや1980幎代のコンパクトディスクの登堎など新しい媒䜓の出珟、1979幎に発売されたりォヌクマンのような携垯音楜プレヌダヌの登堎などで音楜愛奜者はさらに増加し、音楜産業は隆盛の䞀途をたどった。
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音楜
歎史
音楜産業隆盛の流れは、1990幎代埌半にむンタヌネットが普及し初めおから倉化しはじめた。むンタヌネットを介した音楜䟛絊はそれたでのように音楜を保存した物理的な媒䜓をもはや必芁ずせず、物ずしお音楜を所有する需芁は枛少の䞀途をたどった。䞀方で、音楜祭や挔奏䌚はこの時期を通じお開催され続けおおり、ラむブなどはむしろ隆盛を迎えおいるなど、音楜産業を巡る環境は倉化し続けおいる。
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音楜
芁玠
䞊蚘の芁玠に関連しお、いわゆる西掋音楜の䞖界では、䞀般に音楜はリズム、メロディヌ、ハヌモニヌの䞉芁玠からなる、ず考えられおいる。だが実際の楜曲では、それぞれが密接に結び぀いおいるので䞀぀だけを明確に取り出せるわけではない。たた、音楜であるために䞉芁玠が絶察必芁ずいう意味ではない。たずえば西掋音楜以倖ではハヌモニヌは存圚しないか垌薄であるこずが倚いし、逆に䞀郚の芁玠が西掋音楜の垞識ではありえないほど高床な進化を遂げた音楜も存圚する。このようにこれら䞉芁玠の考え方は決しお完党ずは蚀えないが、音楜を理解したり習埗しようずする時に実際に甚いられ、効果をあげおいる。
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音楜
音楜行為
音楜行為に関しおは、珟代では䞀般的に「䜜曲」「挔奏」「鑑賞」が基本ずしお考えられおいる。䜜曲ずは、䜜曲者の心に感じた事を音によっお衚珟するこずである。挔奏ずは、再珟芞術ずもよばれ、䜜曲された音楜を実際に音ずしお衚珟する行為であり、原曲を倉え(=線曲)぀぀挔奏したり、声楜曲を噚楜曲に倉える(線曲)等した䞊で挔奏する行為も挔奏行為ずされる。(#挔奏)。鑑賞ずは、音楜を聎いおそれを味わったり、䟡倀を芋極めたりするこずである。 䜜曲ずは、曲を䜜るこず、あるいは音楜の次第を考案するこずである。具䜓的には、楜譜を䜜成するこずもあれば、即興挔奏ずいう方法で楜譜制䜜は抜いお、䜜曲をするず同時に挔奏をしおいくこずもある。たた、䜜曲者は楜譜を䜜るにあたっお、様々な音を圢で衚したもの(いわゆる音笊や蚘号など)を五線譜に埓い、その音を眮くこずによっお、リズムのある「音楜」に仕䞊がる。 挔奏ずは、実際に音を出すこず、぀たり音楜を奏でるこずであり、楜噚を奏するこずだけでなく、広矩には歌を歌うこずも含たれる。挔奏には即興挔奏もあれば、譜面に埓った挔奏もある。䞭でもゞャズでは即興挔奏が倚甚される䞀方で、クラシック音楜では通垞は譜面の音笊の通りに挔奏されおいる。真に機械だけによる挔奏は自動挔奏ず呌ばれおいる。
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音楜
音楜行為
音楜鑑賞ずは、ひずが行った挔奏を自分の耳で聎き、それを味わうこずである。たた音楜䜜品を聎いおそれの「品定め」するこずを指す堎合もある。
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音楜
楜噚線成
楜噚の線成は挔奏する楜曲の音楜ゞャンルず関連がある。 楜噚線成は、音楜ゞャンル→線成ずいう構成で説明をするず理解しやすいものであり、たずえば以䞋のようなものがある。 次のような線成が䞀般的である。
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音楜
楜噚線成
この他の倉則的な線成も倚い。
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音楜
生挔奏 / 再生音楜
音楜はもずもずは生挔奏だけだったが、1877幎に゚ディ゜ンが蓄音機を発明しお以降は蚘録・再生された「レコヌド音楜」あるいは「再生音楜」を楜しむこずができるようになった。近幎では人々の音楜を聎く行為を統蚈的に芋るず、再生音楜が聎かれおいる時間・頻床が圧倒的に倚くなっおいる。 生挔奏される音楜は、en:performing arts (パフォヌミング・アヌト)の䞀皮であり、舞台䞊で生身の俳優によっお行われる挔劇や、生で螊られるダンスなど、他のパフォヌミング・アヌトず同様に、パフォヌマヌがパフォヌムするたびに、倚かれ少なかれ、異なるずいう特城がある。 音楜の蚘録・䌝達方法ずしお最も叀いものは口承であるが、やがおいく぀かの民族は音楜を蚘号の圢にしお蚘す、いわゆる楜譜を発明し䜿甚するようになった。各民族では様々な蚘譜法が開発されたが、11䞖玀初頭にむタリアのグむヌド・ダレッツォが譜線を利甚した蚘譜法を開発し、これが埐々に改良されお17䞖玀に入るずペヌロッパにおいお五線譜が発明された。五線譜はすべおの楜曲や楜噚の衚蚘に䜿甚でき、さらに譜面䞊で䜜曲もできるほど完成床が高かったため、以埌これが楜譜の䞻流ずなった。
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音楜
生挔奏 / 再生音楜
楜譜はあくたでも音楜のデヌタを蚘号に倉換しお蚘すものにすぎなかったが、1877幎にトヌマス・゚ゞ゜ンが蝋菅録音機(蝋のチュヌブを甚いる、蓄音機の初期のもの)を発明するず、音楜そのものの蚘録が可胜ずなった。録音の技術はその埌も発達し続けた。 音楜の蚘録ず䌝達には様々な媒䜓が䜿われおきた。゚ゞ゜ンの蓄音機以降のものを、歎史の長い叀いものから挙げるず、7むンチ・レコヌド(7-inch records。回転速床が45RPMだったので「45s」ずも。日本では「SP盀」ず呌ぶ。en:Gramophone Companyにより1890幎代ころから)、EP盀(1919幎 -)、LP盀(1948幎-)、オヌプンリヌルテヌプ(叀くは19䞖玀末や20䞖玀初頭から)、コンパクトカセット(カセットテヌプ)(1962幎-)が䜿われおきた歎史があり、デゞタル方匏の録音が可胜な時代になっおからはCD(1982幎-)、MD(1992幎-)が䜿われ、(映像・音響を兌ねる媒䜓の)ビデオテヌプ、LD(1970幎代や80幎代-)DVD(1996幎頃-)、BD(2003幎頃-)なども䜿われるようになった。1970幎代埌半に登堎したパヌ゜ナルコンピュヌタが1990幎代埌半ころから䞀般家庭に普及しお以降、フロッピヌディスク、HDDのほかフラッシュメモリの技術を利甚したSDメモリ(1999幎-)、USBメモリヌ(2000幎頃-)、SSD(本栌的には2008幎以降)などがある。2000幎代からは媒䜓を持たずむンタヌネットによる配信を利甚する人も増えた。 媒䜓に蚘録された音楜はいわゆる再生機噚(あるいは「録音再生機噚」)によっお再生される。たずえば蓄音機(1877幎-)、レコヌドプレヌダヌ、ハむファむ装眮、コンポヌネントステレオ、ラゞカセ(1960幎代-)、携垯カセットプレヌダヌ(りォヌクマンなど、1979幎-)、CDプレヌダヌ(1982幎-)、携垯CDプレヌダヌ(1984幎-)、デゞタルオヌディオプレヌダヌ(iPodなど、2001幎-)などである。21䞖玀にデゞタル化が進んでから聎取環境は倚様化し、家庭甚PCのほかフィヌチャヌフォンやスマヌトフォンでも暙準で再生機胜を備えるようになった。
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音楜
生挔奏 / 再生音楜
音楜を人々に届ける経路(チャネル)ずしおはAM攟送(1920幎代ころ-)、FM攟送(1933幎-)などのラゞオ攟送や、テレビ攟送(1930幎代や40幎代ころから。映像ず音響を届ける)が䜿われ、21䞖玀にはデヌタ圧瞮技術を掻甚しお、むンタヌネット経由の音楜配信が盛んずなっおきおいる。デゞタルでもハむレゟリュヌションオヌディオ の高音質音源が登堎した。
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音楜
音楜ず脳
音楜を、単なる「音」ではなく、たた「蚀語」でもなく、「音楜」ずしお認識する脳のメカニズムは、ただ詳しくわかっおいない。それどころか、ヒトが呚囲の雑倚な音の䞭からどうやっお声や音を分離しお聞き分けおいるのかなど、聎芚認知の基本的なしくみすら未解明なこずが倚い。しかし、音楜ず脳の関係に぀いお、以䞋のようないく぀かの点はわかっおいる。
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音楜
音楜ず健康
音楜のなだめるようなやる気を起こさせる音は、心臓血管の健康ぞのさたざたな利点を含む、幅広い健康䞊の利点を提䟛する。適切な状況で適切な皮類の音楜を䜿甚するず、ニヌズに応じお、感情的な状態ず党䜓的な健康状態を向䞊させるこずができる。
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音楜
孊術研究
音楜を研究する孊問ずしお音楜孊がある。音楜理論に関するものずしおは音楜哲孊、音楜矎孊がある。ほかに音楜の歎史を研究する音楜史、音楜教育孊、音楜心理孊、音楜音響孊などもある。西掋音楜ず各民族の民族音楜を比范研究する比范音楜孊は、人類孊の圱響を受けお各民族の音楜文化を研究する民族音楜孊ぞず倉化した。たた、文孊研究でも音楜ずの関連などが研究される。研究者が音楜評論を曞くこずもある。
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音楜
文化
その文化的発展床を問わず、音楜はどの民族にも普遍的に存圚しおおり、様々に利甚されおきた。軍隊の行軍や指揮に音楜は぀きもので、珟代においおも倚くの囜家の軍は軍楜隊を所持しおいる。日々の劎働にリズムを぀け効率を高めるための劎働歌もたた倚くの民族に䌝わっおおり、日本でも田怍え歌や朚遣などはこれにあたる。歌垣のように、求愛のために音楜を甚いるこずも䞖界䞭に広く芋られる。 魔術的・呪術的甚途、さらには宗教的甚途に音楜を䜿甚するこずも倚くの民族に共通しおおり、䟋えばペヌロッパにおいおは教䌚が18䞖玀頃たでは音楜の重芁な担い手の䞀぀だった。䞀方、1990幎代にアフガニスタンで政暩を打ち立おたタヌリバヌンは、公共の堎の音楜はむスラムの基準に合臎しないず解釈しおおり、培底的な匟圧を行った。2021幎にタヌリバヌンが埩暩した際には、盎ちに有名歌手が殺害されたほか、匟圧を恐れたアフガニスタン囜立音楜院の教垫や生埒100人以䞊が囜倖ぞ脱出した。 ペヌロッパの䞭䞖倧孊教育における自由䞃科のひず぀に音楜が含たれおいたように、音楜は教逊ずしおも重芖されるこずが倚く、やがお19䞖玀に入り近代教育がはじたるず、音楜も初等教育からそのカリキュラムの䞭に組み蟌たれおいった。明治維新埌の日本もこの考え方を螏襲したが、西掋音楜を扱える人材がほずんど存圚しなかったため即時導入はできず、明治15幎の「小孊唱歌集」の発行を皮切りに埐々に唱歌が導入されおいくこずずなった。こうした䞀般教逊ずしおの音楜教育のほか、音楜のプロを育成する音楜孊校も䞖界各地に存圚し、さたざたな音楜家を育成しおいる。
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文化
音楜はしばしば、民族のアむデンティティず結び぀きナショナリズムの発露をもたらす。䞖界のほずんどの独立囜が囜歌を制定しおいるのもこの甚途によるものである。囜歌だけでなく、䞀般の音楜においおもこうした぀ながりは珍しくない。19䞖玀にはナショナリズムのうねりの䞭で、圓時の音楜の䞭心地であるドむツ・フランス・むタリア以倖のペヌロッパ諞囜においお、自民族の音楜の芁玠を取り入れたクラシック音楜の確立を目指す囜民楜掟が珟れ、倚くの名䜜曲家が出珟した。民族音楜においおもナショナリズムずの぀ながりは䞀般的に匷いものがあり、たた、ポピュラヌ音楜でも、民族を越えおその囜家内で愛唱される堎合、囜民の統合をもたらす堎合がある。
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むンドネシア
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むンドネシア共和囜(むンドネシアきょうわこく、むンドネシア語: Republik Indonesia)、通称むンドネシアは、東南アゞア南郚に䜍眮する共和制囜家である。銖郜はゞャワ島に䜍眮するゞャカルタ銖郜特別州。5110キロメヌトルず東西に非垞に長く連り、赀道にたたがる地域に1侇7000を超える島嶌を抱える、䞖界最倧の矀島囜家である。 島嶌囜家であるため、その広倧な領域に察しお陞䞊の囜境線で面しおいるのは、ティモヌル島における東ティモヌル、カリマンタン島(ボルネオ島)におけるマレヌシア、ニュヌギニア島におけるパプアニュヌギニアの3囜だけである。海を隔おお近接しおいる囜家は、パラオ、むンド(アンダマン・ニコバル諞島)、フィリピン、シンガポヌル、オヌストラリアなど。南シナ海南郚にあるむンドネシア領ナトゥナ諞島はむンドシナ半島や領有暩䞻匵が競合するスプラトリヌ諞島ず向かい合う。 東南アゞア諞囜連合 (ASEAN) の盟䞻ずされ、ASEAN本郚が銖郜ゞャカルタにある。そのため、2009幎以降はアメリカや䞭囜など50か囜あたりのASEAN倧䜿がゞャカルタに垞駐しおおり、日本も2011幎よりゞャカルタにASEAN日本政府代衚郚を開蚭し、倧䜿を垞駐させおいる。東南アゞアから唯䞀G20に参加しおいる。
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むンドネシア
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人口は2億7000䞇人を超える䞖界第4䜍の芏暡であり、たた䞖界最倧のムスリム人口を有する囜家ずしおも知られおいる。囜の公甚語はむンドネシア語である。
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むンドネシア
囜名
正匏名称は Republik Indonesia (むンドネシア語: レプブリク・むンドネシア)、略称は RI(むンドネシア語: ゚ヌル・むヌ)。 公匏の英語衚蚘はRepublic of Indonesia、略称は Indonesia ([ˌɪndoʊˈniːziə] たたは [ˌɪndəˈniːʒə])。 日本語衚蚘はむンドネシア共和囜、略称はむンドネシア。挢字衚蚘は印床尌西亜、略称は印尌。