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翌朝。目が覚めると俺は天井が高い部屋のふかふかのベッドの上で、隣には全裸の巨乳美女がすやすやと寝息を立てている。そんな現実に俺は安堵し息を吐いた。 「良かった。夢じゃなかったんだ――」 紫月さんと同じく全裸の俺の胸板に押し付けられている巨乳の柔らかさとじっとりと肌に貼りつく汗、それを冷やすエアコンの風と、昨日二回濃いのを出したとは思えないほどギンギンに猛っている朝勃ちペニス。 それら全ては間違いなく現実のものだが、俺は少し不安になったため紫月さんの豊満なおっぱいに右手を沈めてみた。 「んっ♡」 紫月さんは小さく嬌声を上げた。ピンク色の乳首の突起に触れないようになぞるように撫でて見るとむくむくと大きくなり始める。良い感じに育ったさくらんぼを収穫するように乳首を摘まんだあたりで、紫月さんの茶色い瞳が俺の顔を見てくる。 「んっ♡ おはようございます、雄輝さん」 「おはよう、紫月さん」 「んっ♡ その……乳首を摘ままれると感じちゃうので、止めて欲しいんですけど。んっ♡」 紫月さんは度々嬌声を漏らしながら、少し恥ずかしそうにそんなことを言ってくるが、感じちゃうから――なんて言われて止める男、この世にいるだろうか？ いない。 俺は何ならもう一つの方のおっぱいも揉み始めてみる。 「あんっ♡ そっちがその気なら私の方もぉっ！？」 紫月さんは抗議するように俺の下半身に手を伸ばして、驚いたように声を挙げた。 「う、嘘っ。か、硬くて、熱い。ど、どうして勃起しちゃってるんですか！？」 「そりゃ、紫月さんのような綺麗な女性を前にしてするなと言う方が酷だろう」 それに朝勃ちは生理現象である。 「そ、そう言って貰えるのは嬉しいですけど……お、男の人って月に二回以上射精すると死んじゃうんですよね！？ あんっ♡ き、昨日も出してたのに……」 なんだよ月に二回射精すると死ぬって……と言われて、俺は昨日寝る前に読んだ記事を思い出す。 そう言えばこの世界は男女比が１：１０００な上に、男は射精が月一らしいのだ。流石に「死ぬ」は盛ってるにしても、この世界が昨日まで俺が生きてた世界と違う事だけは間違いない。 そうでなければイケメンでもない不定職文無しの俺が、紫月さんとセックスできるはずがない。 とは言え現実は、紫月さんの方から誘ってくれて出来てしまっている。 朝の生理現象程度だった勃起も、紫月さんの乳首がコリコリと硬くなっていく感触と、可愛い喘ぎ声のせいでフルサイズまで漲っていて、早く射精したくてたまらなかった。 「紫月さん。もう辛抱堪らないんだ。挿れて良い？」

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

en_ja_translation

next morning. When I woke up, I was on a fluffy bed in a room with a high ceiling, and a naked, busty beauty was sleeping peacefully next to me. I breathed a sigh of relief at that reality. Like Shizuki-san, I'm completely naked, and the softness of my big breasts pressed against my chest, the sweat clinging to my skin, and the breeze from the air conditioner cooling it all makes me so strong that I can't believe I've had two thick drinks yesterday. A raging morning erection penis. All of these things are definitely real, but I felt a little uneasy, so I sank my right hand into Shizuki-san's plump breasts. Shizuki-san let out a small whimper. When I stroked her pink nipples, making sure not to touch them, they started to swell and get bigger. Shizuki-san's brown eyes look into my face as I pinch her nipples as if I were picking a cherry that has grown nicely. Mr. Shizuki often says this in a whimsical voice, looking a little embarrassed, but I can feel it, so is there a man in this world who would stop me if he said something like that? not present. I decided to start fondling the other breast as well. Shizuki-san reached out to my lower body as if to protest, and raised her voice in surprise. Besides, morning erection is a physiological phenomenon. I was told that if you ejaculate twice a month, you'll die... and I remembered an article I read before going to bed last night. Come to think of it, the male to female ratio in this world is 1:1000, and men apparently ejaculate once a month. Even though is on the list, there is no doubt that this world is different from the one I was living in until yesterday. Otherwise, there is no way that I, who am not good-looking and have no fixed job, would be able to have sex with Shizuki-san. However, the reality is that I was able to do it because of Shizuki-san's invitation. My erection, which was just a morning menstrual phenomenon, had swelled to its full size due to the feeling of Shizuki-san's nipples getting hard and her cute moans, and I couldn't help but want to ejaculate quickly.

俺は紫月さんの下腹部に指を這わせてみる。あれだけ感度が良かった紫月さんだ。きっと胸を揉んだだけでも濡れて……ない。紫月さんのマンコは全然濡れていなかった。 「……その。気持ちはすっごく嬉しいんですけど、女の子って、子宮に精液を注がれると、子供が出来るまで濡れなくなるんです」 「ま、マジで？」 「ほ、保健体育で習いませんでした？」 「いや……」 聞いたことがない。 「じゃあ男の子は習わないんですかね？ その、男の子って滅多に生まれないから全体的に数が少ないんですよ。おまけに射精は普通月に一回。そのせいで私たち女性は基本的に性行為の機会に恵まれないので、いざ精液を注がれると絶対に孕むために性欲も減少して、子宮の入り口も閉じちゃうんですよ。 それを一時的閉経反応とか、まぁ一般的には新月期とか言われたりしますね」 月のものが来なくなり閉じるから新月期。 男女比１：１０００世界のネーミングセンスにも感心するが、それ以上に少しショックだった。……そっか。紫月さん、今からエッチできないんだ。 エッチしたかった。昨晩、童貞の俺の拙いテクでもよがってくれた紫月さんは可愛かったし、叶うならもう一度と言わず何度もしたい。 でも、濡れてないんじゃ無理やり挿れるわけにもいかない。 「……じゃあ代わりにパイズリしてください」 「パイズリ？ ……何ですか？ それ」 「その大きなおっぱいで俺のペニスを挟んで、フェラしてほしいです」 「フェラ？」 「フェラって言うのは、その、ペニスを口で舐めて射精させる行為で……」 「く、口で舐めて射精させる？ ……そ、そんなことをしたら雄輝さんの精液はどこに行くんですか？」 「そのまま飲んでもらうか、嫌ならティッシュか何かに吐き出して捨てることになるんじゃないでしょうか？」 「と、とんでもない！ せ、折角の、男性の貴重な精液を子宮に射精せず捨ててしまうなんて！！ そ、そんなことをしたら重罪人になってしまいますよ！！」 紫月さんは目を広げて大袈裟にそんなことを宣う。 たかがフェラくらいで警察が動いて堪るか！ とツッコみそうになるけど、そう言えばこの世界の男はどんなに多くても週に一回しか射精しないらしい。

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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I run my fingers along Shizuki-san's lower abdomen. Shizuki-san was that sensitive. I'm sure she'll get wet just by rubbing her breasts...not at all. Shizuki's pussy wasn't wet at all. I've never heard of it. "So boys don't learn? Well, boys are rarely born, so there aren't many of them overall. What's more, they usually ejaculate once a month. Because of that, we women basically... Since they don't have the opportunity to have sex, when semen is poured into them, their sexual desire decreases and the entrance to their uterus closes because they are bound to become pregnant. This is sometimes referred to as a temporary menopausal reaction, or more commonly known as the new moon phase. It's the new moon period because the moon stops coming and closes. I'm impressed by the naming sense of a world with a male to female ratio of 1:1000, but I was even more shocked. ……I see. Shizuki-san, you can't have sex from now on. I wanted to have sex. Shizuki-san was so cute last night that even though I was a virgin, she was happy with my poor technique, and if it were possible, I would do it over and over again. But if it's not wet, I can't force it in. Shizuki-san widened her eyes and exaggeratedly declared such a thing. Is it okay for the police to act just for a blowjob? I almost pricked her, but now that I think about it, it seems that men in this world only ejaculate once a week at most.

おまけに男女比は驚異の１：１０００。人口を維持するなら男一人につき１０００人は孕ませないといけない計算になる。 それこそ出せる精液を全部女性の子宮に注がなければ、人口がどんどん減ってしまうだろう。 ……人口が減ることは国家存続の危機に繋がるし、となると重罪になるのもありえる、のか？ なんてことだ！ この世界では精液が貴重すぎるあまり、精液を無駄にするようなプレイは犯罪になってしまうらしい。つまり、パイズリもフェラも手コキも素股も、最終的に膣内射精しないとギルティ。 その癖一回射精すると、次の日の朝はもうセックスできない状態になっているときている。 毎日二回……いや、三回は射精したい俺的に、かなり辛い話だった。 俺があからさまにしょぼんとして落ち込んで見せると、紫月さんはあわあわとしだした。 それから期待するように俺を見て、少し顔を赤くして、キュッと唇を結んでから息を吐く。それから、俺を探るように話し始めた。 「で、でもっ！ そ、その……。雄輝さんって昨日もすっごく激しくて、わ、私の思い違いじゃなければ二回も射精してましたよね？」 「うん」 「だけど、その。今もそんなに大きく勃起していて……その、雄輝さんって、もしかして毎日射精したりすることって出来るんですか？」 「そりゃあ。何なら日に三回でも行ける」 「き、昨日二回もしてたのに。あ、あれでまだ全力じゃなかったんですか？」 ……まあ、連続で三発は流石に自信ないけど。紫月さんは目をキョロキョロとさせていて、少し挙動不審になっていた。 「ゆ、雄輝さんって、まるでエロ漫画の世界の住人みたいですね」 それはこっちの台詞だ、と言う言葉を飲み込む。代わりにもう一つ思ったことを言う。 「紫月さんみたいな綺麗な人でもエロ漫画とか読むんですね」 「そ、そりゃ、当たり前ですよ！！」 当たり前、か。まぁ男性とのセックスの世界が極端に少ないこの世界なら、元の世界よりも可愛い子がエロ漫画を愛読している確率も高いか。 なんかエロ漫画を読んで紫月さんを想像すると、興奮してくる。 「それで、その……。本来、男性を無駄に射精させるのは有罪ですけど、その、この部屋に監視カメラがついてるわけでもないですし、この場には私と雄輝さんの二人しかいないわけじゃないですか」 「そ、そうですね」

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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What's more, the male to female ratio is an astonishing 1:1000. In order to maintain the population, each man would have to impregnate at least 1,000 children. If we don't pour all the semen we can produce into women's wombs, the population will continue to decline. ...A decline in the population would lead to a crisis in the survival of the nation, and could it even become a serious crime? Oh my god! In this world, semen is so precious that any play that wastes it becomes a crime. In other words, titjobs, blowjobs, handjobs, and intercrural sex are all guilty unless ejaculation occurs in the vagina. When I ejaculate once, I find myself unable to have sex the next morning. For someone like me who wants to ejaculate twice...no, three times a day, it was quite painful. When I looked blatantly depressed and depressed, Shizuki-san started to panic. Then she looks at me expectantly, her face turns a little red, her lips press tightly together, and she exhales. Then, he started talking to me as if searching for me. ...Well, I'm not really confident about hitting it three times in a row. Shizuki-san's eyes were wandering around, and her behavior seemed a little suspicious. I swallowed. Instead, I'll say what I think. Of course, huh? Well, in this world where sex with men is extremely rare, the probability of cute girls reading erotic manga is higher than in the original world. Whenever I read an erotic manga and imagine Shizuki-san, I get excited. “So, uh... Normally, it's a crime to make a man ejaculate needlessly, but there's no surveillance camera in this room, and there's only me and Yuki-san in this room. is not itOh, that's right."

その言葉に俺は期待して、少し萎え始めていたペニスが再びギンギンに勃起する。 「それに雄輝さんなら一回くらい無駄に射精させても沢山射精せるからバレなさそうですし。その、男性を口で射精させるなんて贅沢滅多に出来ないですし、な、内緒にしてくれるなら……」 「内緒にする！ 絶対に誰にも言わないから！」 「や、約束ですよ？ し、信じてますからね？」 そう言いながらも紫月さんの眼は既に興味津々に俺の勃起チンポに向けられていた。男女比１：１０００の世界だからなのか、紫月さんが特別なのか。彼女はエッチで可愛かった。 「大丈夫。絶対誰にも言わないから」 そう言ってキスをすると、紫月さんは頬を赤く染めてからその乳を俺のイチモツに近づけようとして止まった。 「た、体勢ってどんな感じにすればいいんでしょうか？ ね、寝転がった雄輝さんのペニスをむ、胸で挟みながら口で舐めれば良いんですか？」 「……それも良いですけど、出来ればベッドの端に腰かける俺を座って扱いてくれると嬉しいです」 言うと紫月さんは言うとおりにベッドから降りる。俺もベッドの上を移動し、ベッドの右端の真ん中あたりで、足を少し開いて、少し前のめりに腰かけた。 何も言わずとも紫月さんが俺の脚の間に正座してくれる。 紫月さんの顔がギンギンに勃起した俺のペニスの前に来る。 「ち、近くでみると改めて大きいですね。……こ、こんな大きいのが入ってたんですね」 紫月さんは真っ白なお腹を撫でながら可愛いことを言う。俺のペニスの先端からは透明なカウパーが漏れ始めていた。紫月さんのその小さくて綺麗な口の中に射精したくてたまらない。 紫月さんは大きなおっぱいを持ち上げるようにして俺のペニスを挟み、少し前のめりな姿勢になって、紫月さんの谷間から顔を出している俺の赤黒く大きくなった亀頭をパクッと口で加えた。 「ほ、ほうでふか（こうですか）？」 「ああっ、すっごく気持ちいいよ」 正直、胸でイチモツを挟んで貰ったこと自体に大した刺激はない。だけど紫月さんの大きな乳に俺のペニスが挟まれているという事実への嬉しさと、座っている俺の前で正座して、俺のチンポを大きな胸で挟みながら口で咥え、上目遣いで俺を見てくる紫月さんに征服欲が満たされていくのを感じた。 紫月さんは割れ物を扱うように舌でチロチロと亀頭を舐める。 その刺激は弱く、もどかしい。間違っても歯を立てないように気を遣っているのだろう。それは初めて故に慣れていなくて、それでも頑張ってくれている紫月さんが愛おしかった。 「も、もっと吸ったりして」 チュゥゥゥと、音を立てて紫月さんが吸ってくれる。紫月さんの顔がひょっとこのように細くなっている。自分で扱く時とも、昨日紫月さんとセックスした時とも全然違う快感。

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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I looked forward to hearing those words, and my penis, which had started to wither a little, became erect again. Even as I said that, Shizuki-san's eyes were already focused on my erect cock with great interest. Is it because the world has a male to female ratio of 1:1000, or is Shizuki-san special? She was naughty and cute. When I said that and kissed her, Shizuki-san's cheeks turned red and then she stopped to bring her breasts closer to my soft spot. Shizuki-san does as he says and gets off the bed. I also moved on the bed and sat down on the right side of the bed, in the middle, with my legs slightly apart and leaning forward a little. Shizuki-san sits between my legs without saying anything. Shizuki-san's face comes in front of my erect penis. Shizuki-san says cute things while stroking her pure white belly. Transparent cowpah was starting to leak from the tip of my penis. I can't wait to ejaculate inside Shizuki-san's small and beautiful mouth. Shizuki-san lifted her big breasts and held my penis between them, leaning forward a little, and with her mouth, I took a quick look at my enlarged red-black glans, which was peeking out from Shizuki-san's cleavage. . To be honest, having a piece of meat sandwiched between my chest is not that exciting in itself. However, I was so happy that my dick was sandwiched between Shizuki-san's big breasts, and she sat straight in front of me, holding my dick between her big breasts and sucking it in her mouth, looking up at me. I felt a desire to conquer Shizuki-san as she looked at me. Shizuki-san licks the glans with her tongue as if handling something fragile. The stimulation is weak and frustrating. I guess he is careful not to get angry even if he makes a mistake. It was my first time doing this, so I wasn't used to it, but I loved Shizuki-san's efforts. Shizuki-san sucks it making a sound. Shizuki-san's face became thinner like this. It's a completely different pleasure than when I handle it myself or when I had sex with Shizuki yesterday.

刺激はオナニーやセックスに劣るけど、俺のイチモツを挟む紫月さんの乳がプルンプルンと揺れ、ピンク色の乳首が揺れ動き、紫月さんが俺の顔を上目遣いで伺いながら頑張ってチンポを舐めてくれる。 その事実に興奮し、大きくなったペニスに紫月さんのフェラはもどかしくとも十分な快感を与えてくれた。俺の腰が引けるようにビクンと跳ねるのを判じると同時に、玉が締まるのを感じる。 「うっ、出るっ！」 ビュッっと精液が出る。いきなり口の中に出された熱い液体に紫月さんは驚いて口を離す。そのせいで俺の精液が紫月さんの顔にべったりと飛び散ってしまった。 ……これまでエロ画像を検索するときに、顔射は汚くて嫌いだったんだけど、紫月さんの顔に掛かっているのが自分の精液だと思うと唯々愛おしかった。 紫月さんは口をムニュムニュと動かして、ごくりと俺の精液を飲む。 出来ることなら口を開けて見せて欲しかったけど、事前に言ってなかったし、美女にパイズリフェラまでしておいてこれ以上の贅沢は言うまい。 俺は枕元に備え付けてあるティッシュを数枚とって、俺の精液で汚れてしまった紫月さんの顔を拭く。 「汚しちゃってごめんね」 「と、とんでもありません。こ、こっちこそ射精をしてくれてありがとうございました」 紫月さんは少しだらしない笑みを浮かべてから、恐縮そうに頭を下げた。 「とりあえずお風呂に入ろうか」 「そ、そうですね。ちゃんと洗わないと、口で射精させちゃったことがバレるかもしれませんしね。ちょっと残念ですけど……」 紫月さんは顔に付着している精液を名残惜しそうに触りながら、本当に残念そうな顔をしている。 この世界では男が少なく精液が貴重なのは理解したけど、それでもやはり理解しがたい感覚だ。 とは言えそれについて議論するつもりはないし、そんな気力もない。思い返せば昨日は紫月さんと二回もセックスして愛液とかお互いの汗とかで体中がべとべとになったはずなのにお風呂に入ってない。それ以前に、外を暫く歩いていたはずなのにセックスの前にもシャワーを浴びていない。 流石に汚いし、一発抜かれて少し疲れてもいるので一刻も早くお湯を浴びて綺麗になりたかった。 「い、一緒に入って良いですか？」 セックスまでした仲なのに今更水臭いことを言ってくる。事後に一緒にお風呂に入らないなんて選択肢がこの異世界には存在しているとでも言うのだろうか？ 否である。 「是非。背中とか流してくれると嬉しいです」 「やった！ で、では、早速お風呂に行きましょう！」 紫月さんは大きな胸を俺の背中で圧し潰すようにして、そのまま急かすようにお風呂へ向かう。 大きなホテルのそれなりに良い部屋だったためか、お風呂は俺が予想していたよりも大きかった。二人で入っても広々と使えそうだ。

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The stimulation isn't as good as masturbation or sex, but Shizuki-san's breasts sway around my innermost part, her pink nipples sway, and Shizuki-san looks up at my face while doing her best to lick my cock. . I was excited by this fact, and Shizuki's blowjob on my enlarged penis was frustrating but gave me enough pleasure. I felt my hips tighten, and at the same time I felt my balls tighten. A lot of semen comes out. Shizuki-san was surprised by the hot liquid that was suddenly released into her mouth and pulled her mouth away. Because of that, my semen splattered all over Shizuki-san's face. ...When I searched for erotic images, I used to hate facial cumshots because they were dirty, but when I thought that it was my own semen on Shizuki-san's face, I just loved it. Shizuki-san moves her mouth and drinks my semen. I wanted her to open her mouth if possible, but I didn't tell her in advance, and I didn't want her to be any more extravagant than that, even giving a titjob to a beautiful woman. I took some tissues next to my bed and wiped Shizuki-san's face, which was stained with my semen. Shizuki-san gave a slightly lazy smile, then bowed her head in a humble manner. Shizuki-san looks really regretful as she touches the semen on her face, reluctantly touching it. I understand that there are few men in this world and semen is precious, but it's still a feeling that's hard to understand. However, I have no intention of discussing it, nor do I have the energy to do so. Thinking back, I had sex with Shizuki-san twice yesterday, and my whole body was sticky from love juices and sweat from both of us, but I didn't take a bath. I must have been walking outside for a while before that, but I didn't even take a shower before having sex. As expected, it was very dirty, and I was a little tired after getting hit by a bullet, so I wanted to take a bath in hot water and get clean as soon as possible. Even though we've even had sex, he's still saying stupid things to me. Are you saying that in this other world there is a choice not to take a bath together after the fact? No. Shizuki-san crushes her big breasts on my back and hurries towards the bath. The bath was bigger than I expected, probably because it was a reasonably good room in a large hotel. It seems spacious enough for two people to fit in.

俺は迷わず大きな浴槽の前に行き、栓をして、３９度くらいに設定してお湯を出す。 紫月さんはシャワーを浴びて身体を濡らし始めていた。 紫月さんの少しふわっとした亜麻色の髪がお湯に濡れて、ペタンとなる。濡れた髪が白い首筋に張り付いているのが思いのほかエロかった。写真を撮りたくなる。 ジロジロと見ていたのがバレたのか、紫月さんは少し恥ずかしそうにシャワーヘッドを差し出した。 「つ、使いますか？」 「いや、お先にどうぞ」 「あ、ありがとうございます」 紫月さんはぺこりとお辞儀をして、それからシャンプーを手に取り髪を泡立てていく。 シャカシャカと頭皮だけを洗うようにして、髪全体が泡まみれになっているわけではない。女性がお風呂に入っている様子をみるのは初めてだった。子供の頃母親と入ったのは当然ノーカンだ。 待ち時間がこんなにも苦にならないのは初めてだった。 紫月さんのシャワーは、いくらでも見てられる。紫月さんの髪から泡が流れていき、今度は手に付けたコンディショナーを髪の毛につけてそのまま流さずに放置。 それからボディソープを持って来ていたタオルに垂らしてコシコシと泡立てる。泡立てたタオルを最初に当てたのはお腹。それを上に持ち上げるようにしておっぱいの下まで持って来る。 それから腋、腕、背中、脚の順番で洗っていた。そっか、紫月さんおっぱいから洗うんだ。 きっとあれだけおっぱいが大きいから、あの下の部分に汗とか溜まるのかもしれない。 その光景にさっき紫月さんに抜いて貰って萎んでいたペニスに芯が入る。 身体を一通り泡まみれにした紫月さんはシャワーを流し、泡とコンディショナーを落としていった。それから紫月さんは今まで自分が座っていた椅子を綺麗に流して立った。 「ど、どうぞ」 言いながら、紫月さんは全裸で椅子の横に立っている。紫月さんの肌はお湯で温められたためか、ほんのりと火照っていた。俺が椅子に座ると紫月さんはお湯を貯めてある大きな浴槽の方に行かず、俺の方をじっと見ていた。 ……紫月さんのを舐めるように見ておいてなんだけど、ジロジロと見られると緊張するな。 「そ、その……！ よ、良かったら、雄輝さんの身体、私に洗わせてもらえませんか？」 シャンプーに手をかけようとしたところで、紫月さんは意を決したように言った。 洗わせてもらえませんか？ 少し想像できなかった言葉に脳が一瞬理解を遅らせるが、どうやら紫月さんはなんと俺の身体を洗ってくれると言ってくれてるらしいことに気付いた。 お、女の子に身体を洗って貰う。それも、紫月さんのような巨乳の美女に。

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Without hesitation, I went to the large bathtub, plugged it in, set it to about 39 degrees, and turned on the hot water. Shizuki-san took a shower and began to wet herself. Shizuki-san's slightly fluffy flaxen hair got soaked in the hot water and became flattened. The way her wet hair stuck to her white neck was surprisingly erotic. Makes me want to take pictures. Perhaps Shizuki-san realized that I was staring at her, and held out the shower head a little embarrassed. Shizuki-san bows, then picks up shampoo and lathers her hair. Make sure to wash only your scalp, so your entire hair isn't covered in foam. It was the first time I had seen a woman take a bath. Naturally, I went there with my mother when I was a child. It was the first time that the waiting time was so painless. I can watch Shizuki-san's shower as much as I want. Bubbles began to flow from Shizuki's hair, and this time she applied the conditioner on her hair and left it there without rinsing it off. Then, I poured some body soap onto the towel I had brought and worked it into a lather. The first place I applied the lathered towel was my stomach. Lift it up and bring it under your breasts. Then I washed my armpits, arms, back, and legs in that order. That's right, Shizuki-san, wash your breasts first. I'm sure her boobs are that big, so maybe sweat collects in the area underneath. At that sight, my penis, which had withered when Shizuki-san pulled it out earlier, entered my core. Shizuki-san, whose entire body was covered in foam, ran the shower and removed the foam and conditioner. Then, Shizuki-san moved the chair she had been sitting on neatly and stood up. While saying this, Shizuki-san was standing completely naked next to the chair. Shizuki's skin was slightly flushed, probably from being warmed by the hot water. When I sat down in the chair, Shizuki-san didn't go to the large bathtub where the hot water was stored, but just stared at me. ...I keep looking at Shizuki-san's eyes as if I'm licking her, but I get nervous when people stare at me. Just as she was about to touch the shampoo, Shizuki-san said as if she had made up her mind. Could you please let me wash it? My brain was a little slow in understanding the words, which I couldn't imagine, but then I realized that Shizuki-san was apparently telling me that she would wash my body. Oh, let the girl wash your body. Also, a big-breasted beauty like Shizuki.

「あ、洗ってくれるなら……」 「や、やった！ だ、だったらまず頭から洗いますね」 そう言って紫月さんは奪い取る様に俺が手に取っていたシャンプーを取った。 紫月さんが掌の上で軽くシャンプーをクチュクチュさせてから、先ほどシャワーで濡らした俺の髪の毛に指を突っ込む。 俺の髪は少し長い。しょっちゅうバイトをクビになる系のフリーターだから金が無く、散髪代をケチって１０００円カットに年二回行く程度である。 最後に切ったのが四か月前なので、結構長い。 それにお風呂も毎日入れるわけじゃないので汚いから、ゴシゴシと洗って貰うのは凄く気持ちがいい。それに……紫月さんは態となのか、それとも無意識なのか、俺の頭を洗いながら、背中に乳を押し当ててきている。 シャンプーが目に入らないように瞑っているお陰で背中の感覚が少し敏感になっているせいで、紫月さんのおっぱいの形も乳首の位置も丸わかりだ。瞑った瞼の裏には先ほど俺のチンポを挟んでいた紫月さんのおっぱいの光景がフラッシュバックした。 昨晩から計三回は出したはずなのに、俺のイチモツがむくむくと起き上がり始めた。 「頭、流しますね」 頭にお湯が掛かる。程よく温さに、頭に溜まった疲労が落ちていくようだった。とても心地よい。 ただ、背中から乳房が離れてしまったことに少し寂しさを覚えた。 髪の毛から泡が流れていく。 「じゃ、じゃあ次にお身体を洗わせてもらいますね」 紫月さんはボディーソープを取り、俺の後ろで泡立ててくれている。俺は髪をかき上げ、顔に垂れてくる水を払う。……そう言えば流しっこしようって言ったのに、紫月さんの背中流し損ねたな。見惚れてばっかりで行動できなかった。そこだけが悔やまれる。 「――っ！？」 ムニュッ、と。俺の背中に柔らかくてぬるぬるの感触が押し当てられた。 これは……。てっきり手で泡立てているのだと思っていたけど、どうやら胸に泡を持っていたらしい。石鹸でぬるぬるになったおっぱいで俺の背中を洗ってくれている！ 紫月さんの乳房が俺の背中で形を変え、柔らかさ、大きさが揉んでいるのとは別の形で情報が入ってくる。それでいてコリコリとした硬くなりつつあるものが背中で主張しているのに気づく。 さっき紫月さんのパイズリで抜いて貰ったのに、俺のペニスは貪欲に勃起し始めていた。 流石に昨日の激しい二発の後、今朝出したばっかりなので金玉が少し痛い。それに思い返せば、昨日は何も食べていないしとてもお腹が空いている。これ以上出したら凄いことになりそうだ。 紫月さんはムギュッと巨乳を押し付けて来て、抱き着くように泡まみれの手で俺の前の方も洗ってくれる。

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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Saying that, Shizuki-san took the shampoo I had in my hand as if snatching it away. Shizuki-san lightly slugs the shampoo into her palm, then sticks her fingers into my hair that had been wet from the shower earlier. My hair is a little long. I'm a part-time worker who gets fired from my part-time job all the time, so I don't have any money, so I only go twice a year to get a 1,000 yen haircut. The last time I cut it was four months ago, so it's quite long. Also, I don't take a bath every day, so it gets dirty, so it feels really good to have it scrubbed. Besides...Shizuki-san is pressing her breasts against my back while washing my hair, whether out of spite or unconsciously. Since I'm keeping the shampoo out of my eyes, my back is a little sensitive, so I can clearly see the shape of Shizuki's breasts and the position of her nipples. Behind my closed eyelids, I had a flashback to the sight of Shizuki-san's breasts, which were holding my cock between them earlier. I must have let it out a total of three times since last night, but my dick started to swell up. Hot water splashes on my head. The fatigue that had built up in my head seemed to melt away due to the moderate warmth. Very comfortable. However, I felt a little sad that my breasts were no longer on my back. Bubbles flow from the hair. Shizuki-san takes some body soap and lathers it up behind me. I toss my hair and brush away the water dripping down my face. ...Now that I think about it, I said let's wash it, but I failed to wash it on Shizuki-san's back. I was so fascinated by it that I couldn't take any action. That's the only thing I regret. Munyu! I felt a soft, slippery sensation pressed against my back. this is……. I thought he was whipping it up with his hands, but apparently he was holding it in his chest. She washes my back with her soapy, slimy boobs! Shizuki-san's breasts change shape on my back, and information comes in in a different way than when I'm massaging their softness and size. And yet, I noticed that something crunchy and hard was insisting on my back. Even though Shizuki-san gave me a titty fuck earlier, my penis was beginning to erect greedily. As expected, my balls are a little sore because I just took them out this morning after yesterday's two intense blows. And now that I think about it, I didn't eat anything yesterday and I'm really hungry. It would be terrible if I released more than this. Shizuki-san presses her big breasts tightly against me, and as if hugging me, she also washes the area in front of me with her lather-covered hands.

「あっ、雄輝さんのお腹。こうして触ってみるとやっぱり硬いですね♡」 俺の腹筋は割れているというほどではないが、薄っすらとシックスパックが浮かんでいる。紫月さんの甘い声で囁かれたせいで俺のペニスは既に臨戦態勢だった。 紫月さんは俺の熱く滾ったペニスにも泡まみれの手で触れる。 「熱い。それに凄く硬いですね」 優しく、丁寧に。大事なものを扱うように、しかしじっくりと手を動かして俺のギンギンに勃起したペニスを泡まみれの白い手で洗ってくれる。勃起しすぎてちょっと痛い。気持ちいい。もどかしい。 紫月さんと一緒に居ると勃起が収まらない。でも、これ以上射精するのは今夜のこととかを考えても避けたかった。 「そ、その……！ 後は自分で洗えますんで！」 ピタッ、と。執拗にペニスを撫でていた紫月さんの手が止まる。 「ちょ、調子に乗りました。すみません。ゆ、雄輝さんの男性器にはもう触れませんので、足とか私に洗わせてもらえませんか？」 紫月さんは残念そうで、寂しそうに、そんなかわいらしいことを言ってくる。 そ、そんな顔をされたら断れないだろう。……金玉ちょっと痛いけど、正直もう一発くらい射精したい気分になっていた。 それから紫月さんは俺の足を洗う。なんか勃起したペニスをマジマジ見られるよりも、足の指の間に指を絡ませられて泡でぬるぬると洗われる方がなんか恥ずかしかった。 でも、紫月さんのような美人さんが俺の足を洗ってくれるのには興奮した。 そんなこんなで紫月さんに全身隈なく洗って貰った俺は泡をシャワーで流し、紫月さんと一緒に湯船に浸かった。紫月さんとキスをしたり、紫月さんの胸を弄って少し感じさせてみたりといちゃいちゃしてたせいでずっと勃起し続けていたけど、結局射精することはなかった。我慢汁は結構出てたと思う。お風呂だからどれくらいかは解らないけど。 そんなこんなでお風呂を上がった俺と紫月さんは身体を拭いて、髪をドライヤーで乾かし、それから昨日着ていた服を着て一回の食堂まで降りて行った。 ホテルだからかビュッフェだった。そのお値段、一人３０００円。 正直そんな持ち合わせないのでビビってたら、紫月さんがすんなりとお支払いしてくれた。俺の１０倍はイケメンだった。 ビュッフェにはシェフがその場で作ってくれるオムレツや、ローストビーフまであった。流石３０００円の高級バイキング。こんな高級バイキング、炭水化物でお腹を満たすのなんて勿体ないのでスフレオムレツをパンの代わりにローストビーフとかサラダとか、白身魚を使ったなんか高そうな料理ばっかりを皿に盛った。 なんか結果的にタンパク質と野菜ばかりの、マッチョマンみたいなチョイスになってしまった。 「美味っ！ 紫月さん、奢ってくれて本当にありがとうございます！ 昨日から何も食べてないからお腹ぺっこぺこで。あー、美味ーっ！」 「！ な、何も食べてなかったんですか！？ 昨日。そ、その……排卵日で発情してたとは言え、いきなり部屋に連れ込んで押し倒すような真似をして」 俺の言葉に紫月さんは肩を竦めて申し訳なさそうにする。 「いえ、俺もあの時は飯よりも紫月さんとしたかったので。それに、飯なら今食えてますしね」

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My abs aren't really torn, but I can clearly see a six-pack. My penis was already ready for war because of Shizuki-san's sweet voice. Shizuki-san also touches my hot penis with her bubble-covered hand. Be kind and polite. As if he were handling something important, he moved his hands carefully and washed my erect penis with his white, foam-covered hands. My erection is so strong that it hurts a little. It feels good. It's frustrating. When I'm with Shizuki-san, I can't get rid of my erection. But I wanted to avoid ejaculating any more, even if I thought about tonight. Suddenly. Shizuki's hand, which was relentlessly stroking his penis, stopped. Shizuki-san looks disappointed and lonely, and says such cute things. Well, if you look at me like that, I won't be able to refuse. ...My balls hurt a little, but honestly I felt like I wanted to ejaculate one more time. Then Shizuki-san washes my feet. For some reason, I felt more embarrassed having my fingers wrapped between my toes and being washed with slimy foam than being able to see my erect penis. But I was excited to have a beautiful woman like Shizuki wash my feet. With that, I had Shizuki-san wash me thoroughly, rinse off the foam with a shower, and soak in the bathtub with Shizuki-san. I kept getting an erection because I was flirting with Shizuki-san by kissing her and playing with Shizuki-san's breasts to make her feel a little bit, but in the end I never ejaculated. I think a lot of precum came out. I don't know how long since it's a bath though. With that, Shizuki and I got out of the bath, wiped ourselves, dried our hair with a hair dryer, then put on the clothes we had worn yesterday and headed down to the cafeteria. It was a buffet because it was a hotel. The price is 3000 yen per person. To be honest, I didn't have that kind of money, so I was scared, but Shizuki-san easily paid the bill. He was 10 times more handsome than me. The buffet included omelets and roast beef that the chef made on the spot. A high-class buffet priced at 3,000 yen. I didn't want to fill my stomach with carbohydrates on such a high-end buffet, so instead of the soufflé omelet and bread, I filled my plate with roast beef, salad, and other expensive-looking dishes made with white fish. In the end, I ended up choosing only protein and vegetables, like a macho man. Shizuki-san shrugs her shoulders at my words and looks apologetic.

「ゆ、雄輝さん……っ！ たとえ嘘でも嬉しいです。雄輝さんって本当にお優しいですね！ ……そう言えば雄輝さんはこれからどうされるおつもりなんですか？」 別に嘘じゃなくて本心だし、俺からすれば紫月さんの方が優しいけど。 俺はこれから、のことについて少し考えた―― ……そう言えば雄輝さんはこれからどうされるおつもりなんですか？」 「これから……？」 紫月さんに問われて、俺は質問の意味を考える。 俺は昨日まで住所がなく、ネカフェか公園を寝床とするホームレスのフリーターだった。 当然この、男女比１：１０００の都合のいい世界に来たからと言っていきなり俺の家が出来ているわけでもないだろうし、出来てたとしても俺はその場所を知らない。 アルバイトは一昨日クビになったばかりで無職だし、昨日本当は面接の予定だったけど、紫月さんに声を掛けられてぶっちしたからやはり無職だ。 だからと言って、このクソ暑くて虫も多い夏に公園で寝泊まりなんて御免被りたいし、かと言ってネカフェに泊まる金も怪しいしなぁ。 とは言えこの世界は男女比１：１０００の貞操逆転世界。 別にイケメンでも金持ちでもない俺に、紫月さんほどの美女の方から声を掛けて来てくれる世界だ。もし昨日の夜読んだネットの記事が本当で、この世界に男が少なく精液が貴重なら……きっと、その辺の可愛い女の子を捕まえて「セックスするから一晩泊めて」と言えば泊めてくれるかもしれない。 可愛い女の子にセックスをして貰うだけでなく、泊めて貰おうなんて我ながら図々しすぎる話だけど、この貞操逆転世界なら或いは乗ってくれるかもしれない。 ただその話を、さっきまでいちゃいちゃしていた紫月さんに話すのは躊躇われる。 「ま、まぁ。俺は俺で適当に好きに生きていくよ」 「そ、そうですか……。で、でしたら、その……とても申し上げにくい話なんですけど、５０万円の件は少しだけ時間を頂けないでしょうか？」 ああ、そう言えば紫月さん最初に「ホ別５０万でどう？」ってナンパしてきたんだった。 正確には最初３０万円だったけど、なんか俺にお金を払うという意味不明な話に混乱していたら５０万円に上がっていたのだ。今思い返しても訳が分からない。 まあ正直お金にはかなり困ってるし、５０万円なんて大金貰えるなら靴舐めてでも欲しいけど、紫月さんみたいな美人さんにこんないいホテルで筆おろしして貰えて、美味しいバイキングを奢って貰っている現状でも、正直かなり申し訳ないくらい俺にプラスなのだ。 正直、今、やっぱり払えませんと言われても一ミリも嫌な気持ちにならないと断言できる。 くれないならくれないで別にいい。 ま、まぁ。くれるならそりゃ、欲しいなぁとは思うけど。 「そ、その。昨日は雄輝さんがあまりにも魅力的だったので咄嗟に言ってしまったんですけど、私、その大学生であんまりお金がなくって……。３０万なら今日にでも払えるんですけど、５０万円となると、お母さんに借りないといけなくって。

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It's not like she's lying, she's being honest, and Shizuki-san is kinder to me. I thought about this a little bit from now on... ...Now that I think about it, what do you plan to do with Yuki-san from now on? ” When Shizuki-san asked me this question, I thought about the meaning of the question. Until yesterday, I was a homeless part-time worker who didn't have an address and slept in cafes or parks. Of course, just because I came to this convenient world with a male to female ratio of 1:1000 doesn't mean my home would suddenly be built, and even if it was, I wouldn't know where it was. I just got fired from my part-time job the day before yesterday, so I'm unemployed, and I was actually scheduled for an interview yesterday, but Shizuki-san called me out and blurted out, so I'm still unemployed. That being said, I don't want to have to sleep in a park during this extremely hot and bug-filled summer, and the money to stay at a cafe is questionable. However, this world is a world where chastity is reversed, with a male to female ratio of 1:1000. Even though I'm not particularly good-looking or rich, it's a world where a beautiful woman like Shizuki-san approaches me. If the article I read on the internet last night is true, and there aren't many men in this world and semen is precious...then I'm sure if you grab a cute girl around there and say, ``Let me stay the night for sex,'' she'll let you stay the night. Maybe. It's too brazen of me to ask a cute girl to not only have sex with me, but also stay overnight with me, but in this chastity-reversed world, maybe she'll come along for the ride. However, I hesitate to tell Shizuki-san, who I had been flirting with until just now, about this. Oh, now that I think about it, the first thing Shizuki-san asked me was, ``How about 500,000 yen?'' To be exact, it was 300,000 yen at first, but when I was confused by some nonsense about paying me, it rose to 500,000 yen. Even when I think back on it now, I still don't understand why. Well, to be honest, I'm in a lot of trouble with money, and if I could get 500,000 yen, I'd be happy to lick my shoes, but I'd like to have a beautiful woman like Shizuki take care of me at such a nice hotel, and treat me to a delicious buffet. Honestly, even in my current situation, I feel very sorry for myself. To be honest, I can assure you that even if I was told that I couldn't pay after all, I wouldn't feel bad about it in the slightest. If you don't give it to me, don't give it to me. Well, well. If you can give it to me, I think I'd like it. “Oh, that’s it.Yuki-san was so attractive yesterday that I said it right away, but I’m a college student and don’t have much money…I could pay 300,000 yen today. When it came to 500,000 yen, I had to borrow it from my mother.

で、でも！ 膣内に射精してもらったって言ったら必ず説得できると思いますし、こ、今週末までには必ず説得して連絡を差し上げるので……！」 そんなことを考えて黙っていると、紫月さんは焦った様子で俺を説得してきた。 なんかあたふたしている紫月さんが可愛かった。 因みに紫月さんとは既に連絡先を交換してある。紫月さんの様子を見るに本当に払ってきそうな雰囲気はあるけど、別に払えないなら払えないで問題ない。 俺はもしゃもしゃとビュッフェのメニューを頬張った。 「そ、そうだ。く、口だけじゃ信用できませんよね……！ で、では、私がちゃんと５０万円お支払いするまでこれを預かっててください！」 そう言って紫月さんが差し出してきたのは青色のプラスチックカード……保険証だった。 これだけは人に貸すな、落とすなと教育されてきた代物を渡されてギョッとする。これって、確か借金とかも出来るやつだよな？ いや、流石に初めての相手の保険証を悪用するつもりはないけど。 口に詰め込んでいたローストビーフと高そうな葉野菜をごくりと飲み込んだ。喉を詰まらせたので慌てて注いできていたこれまた高そうなぶどうジュースを飲む。 「……い、良いの？」 「も、勿論です！ 雄輝さんは私に子種をくれた方ですし、それに……私の処女を貰ってくれた方でもあるんですから」 顔をもじもじさせながらそう言う紫月さん。 男女比の話や、初心な紫月さんの反応的に「もしや……」と期待していたけど、やはり紫月さんは処女だった。何だか嬉しくなる。 そうか。こんな世界だと、紫月さんほどの美女でも処女ってことがあるのか。 ……やっぱエロ漫画みたいだな、この世界。 そんなことを思いながら俺は保険証を受け取り、ボロい皮財布に仕舞った。 全然お金入ってないけど、紫月さんに返すまでは絶対に落とせなくなった。暫く落ち着かなさそうだなぁと思いつつ、もし払えないって言われたらこれを使って「ぐへへ。金が払えないならその身体で」プレイでもしようかなぁと妄想を巡らせる。 まぁこの世界じゃ男性が少なくて精液は貴重だから、脅して犯しても紫月さんは別に屈辱とか思わなそうだし、完全に俺の気分でしかないイメージプレイになりそうだけど。 「まぁその……。お金はくれるならすっごく嬉しいけど、紫月さんとのエッチは凄く気持ちよかったし、俺も嬉しかったから。キツそうだったら払わなくても良いからね？」 「いえ！ 絶対に払わせてもらいます！！」 俺が言うと紫月さんは鼻息荒くして、主張してきた。 なんか今の紫月さんには、俺の為ならある程度のことなら何でもしてくれそうな雰囲気を感じ取った。今日の寝床が見つからなかったら家に泊めてもらえないか連絡してみようかな。

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But, but! I'm sure I'll be able to convince you if you tell me that you ejaculated into my vagina, and I'll be sure to convince you and contact you by the end of this week...! ” As I was thinking about this in silence, Shizuki-san seemed impatient and tried to persuade me. Shizuki looking flustered was so cute. By the way, I have already exchanged contact information with Shizuki-san. Judging from Shizuki-san's behavior, it looks like he's really going to pay, but if you can't afford it, there's no problem with not paying. I stuffed my mouth with the buffet menu. After saying that, Shizuki-san handed me a blue plastic card...an insurance card. I was shocked to be given something that I had been taught not to lend to anyone or drop. I'm sure this is something you can borrow money from, right? No, I have no intention of abusing the insurance card of someone I'm meeting for the first time. I swallowed the roast beef and expensive-looking leafy vegetables that I had stuffed into my mouth. I was choking, so I drank the expensive-looking grape juice that had been poured in a hurry. Shizuki-san says that while fidgeting her face. Considering the gender ratio and Shizuki-san's naive reaction, I expected her to say, , but Shizuki-san was a virgin after all. Something makes me happy. Really. In a world like this, is it possible for a woman as beautiful as Shizuki to be a virgin? ...This world really does feel like an erotic manga. With that in mind, I took my insurance card and put it away in my old leather wallet. I don't have any money in it, but I won't be able to drop it until I return it to Shizuki-san. I'm thinking that I'm not going to be able to calm down for a while, but I'm fantasizing that if I'm told that I can't pay, I'll use this and play with my body if I can't pay. Well, in this world there aren't many men and semen is precious, so Shizuki-san doesn't seem to think it's humiliating even if I threaten her and rape her, so it looks like it's going to be an image play that's just my mood. When I said this, Shizuki-san snorted heavily and insisted. I feel like Shizuki-san is willing to do anything for me, even if it's just for me. If I can't find a bed for tonight, I'll contact you to see if I can stay at your house.

……なんか、ちょっとクズ男っぽい思考回路になってる気がする。 まあいいや。そんなこんなで話しているうちに、俺の皿は空になり、それから数度お代わりをして、タンパク質と野菜だけじゃ思いの外満腹にならないことに気付いて、ケーキとかプリンとか、並べてあったスイーツもドカ食いしてようやく満腹になった。 満腹になるまで食えたのは２年ぶりくらいな気分だった。 「雄輝さん、凄い食べっぷりでしたね」 「美味しかったもので。ご馳走様でした」 「いえいえ。……あんなに食べるから、精力もあんなに旺盛なのでしょうか？」 ……ドカ食いしたのは俺が貧乏性なのと、腹減ってたからなだけだけど。 紫月さんも満腹になった様子で、お開きになる。 「雄輝さん、本当にありがとうございました。……昨日あんなにガッツいていた私の誘いを受け入れてくれて。私、一生処女なんじゃないかって思ってましたから」 「いえいえ。こちらこそ、本当にありがとうございました」 俺こそ一生童貞の可能性もあったわけだし、紫月さんには本当に良い思いをさせて貰った。 俺と紫月さんは暫くぺこぺことお辞儀の応酬をしていた。こう言うところは男女比１：１の頃の日本とそんなに変わらないんだな。 「その、連絡は必ず差し上げますので」 「ええ。紫月さんとまた会えるの楽しみにしてます」 お金なかったらお仕置きイメージプレイ。お金貰った時は……そうだな。普通にまたパイズリフェラお願いして、して貰いたい。 完全に下心１００％の本心でそう言ったのだが、紫月さんは頬をポッと赤く染めていた。 紫月さんが可愛かったので、欲望に忠実にキスをして見る。 紫月さんは驚いたように目を見開いてぱちぱちとさせる。その顔は茹で上がる様に真っ赤になって行った。さ、流石にこれは気障すぎたか？ ……元の世界で童貞だったから、正直男女の機微なんてよく解らない。 何だか俺も恥ずかしくなってくる。 「で、ではまた！」 俺は紫月さんに手を振って街の方へ駆けだした。 紫月さんは顔を少し俯かせながら、控えめに手を挙げて俺を見送ってくる。最後まで可愛い人だ。

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...I feel like my thought process is a bit like that of a scumbag. whatever. While we were talking like this, my plate was empty, and after refilling it several times, I realized that just protein and vegetables weren't as filling as I expected, so I started eating cake, pudding, and other sweets that were lined up. I ate a lot and finally felt full. It felt like it was the first time in two years that I was able to eat until I was full. ...The only reason I ate so much was because I'm poor and I was hungry. Shizuki-san also seems to have had her fill and opens her mouth. There was a possibility that I would remain a virgin for the rest of my life, and Shizuki-san made me feel really good. Shizuki-san and I exchanged bows and bows for a while. In this sense, it's not that different from Japan when the ratio of men to women was 1:1. Punishment image play if you don't have money. When I got the money...that's right. I would like to ask for a titjob again and have it done normally. I said that with 100% ulterior motives, but Shizuki-san's cheeks turned red. Shizuki-san was cute, so I kissed her faithfully to my desire. Shizuki-san's eyes widened and fluttered in surprise. His face turned bright red as if it were boiling. Now, is this really too disturbing? ...I was a virgin in my original world, so to be honest, I don't really understand the subtleties of men and women. Somehow I'm starting to feel embarrassed too. I waved to Shizuki-san and ran toward the city. Shizuki-san lowers her head slightly and modestly raises her hand to see me off. She's a cute person until the end.

……正直、膣内射精した次の日もエッチできるならずっと一緒に居てえちえちいちゃラブな甘い生活を送りたかった。 ただ、この男女比１：１０００のこの貞操逆転世界は、俺以外の男の射精の頻度が月一とかなせいで、女の方も連日エッチが出来るように身体が出来ていないのである。 ただ俺は毎日三回は射精しないと落ち着かないくらいの性欲がある。 パイズリやフェラ、素股とかで抜いてくれても嬉しいけど、やっぱりセックスもしたいし、それにパイズリやフェラなどの行為は法律で規制されているっぽいのだ。 精液が入らなければ子宮が閉じず連日エッチできるかと問われれば、それは解らない。 だけど、少なくとも言えるのは、この世界に置いて避妊の概念は存在していないらしい。 紫月さんと別れ、昨日みたいな逆ナンを少し期待しながら駅前でスマホをポチポチして調べてみた感じ『避妊具』や『コンドーム』と言ったものが全然検索にヒットしなかった。 まぁ月に一回しか出ない精液をゴムの中に入れるなんて真似、この世界じゃしないのだ。 となると俺は、この世界でちゃんと性欲を発散したいのであれば自分で猿のようにオナニーして慰めるか、とっかえひっかえ毎日女の子を抱くしかないのだが、出来るなら後者が良い。 男ならみんな女の子とエッチがしたいのだ。 そして――男の数が少なく精力も弱いこの世界なら、別にイケメンでもない、ド貧乏の俺でも女の子とエッチすることが出来るはずだ。 少なくとも紫月さんほどの美女の方から態々俺に声を掛けてくるようなことがある世界なのだ。 俺から声を掛けて、誘いに乗ってくれる確率は……昨日までの世界よりも遥かに高い。 それに俺は、相変わらず昨日と同じで職はなく金も泊まる宿もない。 もし美人とセックスが出来る上に、お金がもらえて泊まる宿とご飯が提供されるなんて夢のような話があるならば――俺にしないという選択肢はなかった。 売春。お金とか生活に困って、身体を売らないといけない女の子とかを可哀そうだなと思ったことがあるけど、逆の立場となると、あまりにも最高過ぎる話である。 俺は誰とヤりたいかを考えながら、駅前を歩く女の子を物色する。 その中に、一際目立つ美人を発見する。 その少女は淡く青みがかった銀色の神秘的な髪色をしていて、肌は透き通る様に白い。胸は大きくなく身長も低いが全体的なバランスは神が作り上げた芸術作品のようで、その容姿は妖精の様に美しい。 その美しさは凄まじく、駅前には女性しかいないのにすれ違う度に振り返っていた。 昨日以前だったら近寄るだけでも、黒服のお兄さんに殴られそうに思えるほどの美女。 だけど、男女比１：１０００のこの貞操逆転世界なら――俺は妖精の様に美しい少女に声を掛けるため意気揚々と彼女の元まで歩いた。 淡く青みがかった神秘的な銀髪と、透き通るように白い肌。容姿は二次元に片足突っ込んでいるんじゃないかってくらいに整っている。胸と身長は大きくないもののバランスが良く、現実離れした神秘的な容貌も相まって、さながら現世に降り立った妖精と言ったところだ。

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...Honestly, if I could have sex with you even the day after ejaculating inside my vagina, I would have loved to stay with you forever and live a sweet and erotic life. However, in this chastity-reversed world where the male-to-female ratio is 1:1000, men other than me ejaculate only once a month, so women's bodies aren't built to be able to have sex every day. However, I have such a sexual desire that I can't calm down unless I ejaculate three times a day. I'd be happy if she could pull me off with titty fucks, blowjobs, or intercourse, but I still want to have sex, and acts like titty fucks and blowjobs seem to be regulated by law. If you ask me if I can have sex every day without the uterus closing without semen entering, I don't know. However, the least I can say is that the concept of contraception does not seem to exist in this world. After breaking up with Shizuki-san, I looked for something on my smartphone in front of the station, hoping for a reverse sex like yesterday, but I couldn't find any search results for things like ``contraceptives'' or ``condoms.'' Well, putting the semen that only comes out once a month into a rubber band is something that is not done in this world. So, if I want to properly release my sexual desire in this world, I have no choice but to console myself by masturbating like a monkey, or to embrace a girl every day, but if possible, I'd prefer the latter. All men want to have sex with girls. And--in this world where there are fewer men and less energy, even someone like me, who isn't particularly handsome or extremely poor, should be able to have sex with a girl. At the very least, it's a world where a woman as beautiful as Shizuki-san can come and talk to me. The probability that someone will accept my invitation if I call out to them is much higher than in the world until yesterday. Besides, I'm still the same as yesterday, with no job, no money, and no place to stay. If there was a dream-like story where I could have sex with a beautiful woman, get paid, and be provided with lodging and food, then there was no option for me not to do it. prostitution. I've always felt sorry for girls who have to sell their bodies because they're having trouble making ends meet, but when you're in the opposite situation, it's such a wonderful story. I search for girls walking in front of the station while thinking about who I want to have sex with. Among them, he discovers a beautiful woman who stands out. The girl had a mysterious silver hair color with a pale bluish tinge, and her skin was transparently white. Although her breasts are not large and her height is short, her overall balance is like a work of art created by God, and her appearance is as beautiful as a fairy. She was so beautiful that even though there were only women in front of the station, I looked back every time I passed her. Before yesterday, she was so beautiful that if you just approached her, you would feel like you were going to be hit by a man in black. However, in this chastity-reversed world where the male-female ratio is 1:1000, I enthusiastically walked up to the fairy-like beautiful girl to talk to her. Mysterious silver hair with a pale bluish tinge and transparent white skin. Her appearance is so perfect that you might think she has one foot stuck in a two-dimensional world. Although her breasts and height are not large, she has a good balance, and coupled with her mysterious and unrealistic appearance, she is like a fairy who has descended into this world.

男の俺だけじゃない。街を歩く女性たちも彼女の美しさに思わず振り返っている。 昨日までの俺だったらきっと声を掛けられなかった。……男女比１：１０００の貞操逆転世界でなければ、彼女のような美少女は間違いなくアイドルか女優で、黒服の怖いお兄さんたちがボディガードをしていた可能性も高い。だけどこの世界は――紫月さんのような巨乳美女が俺に逆ナンしてくるくらい、女が男に飢えている世界。 俺でも全然ワンチャンある。いや、何ならさっきから歩いていて絶対この美少女より俺の方が注目を集めているくらいだし、ツーチャンだってある。 俺は勇気を振り絞り、小走りで美少女の近くまで駆け寄った。 「あ、あの……！」 １ｍくらいの距離まで駆け寄って声を掛ける。 俺より頭二つ分ほど小柄な少女が振り返ると、腰ほどまである青みがかった銀髪がふわりと揺れる。その瞳は快晴の空のように青く、近くで見るとより一層可愛い。 「……ボクですか？」 ボクっ娘だ！ 美少女の思わぬ萌え属性にテンションが上がる。 恍けたように問うてくるボクっ娘少女の声は少し低くて気怠そうだった。 現実離れした可憐さに言葉が出ず、俺はただこくりと頷くことしかできなかった。 少女は興味深そうに手を挙げて、丁度俺の頭のてっぺんくらいの高さで手をふりふりした。 美少女のいきなりの奇行に、少し驚く。 「な、なんですか？」 「いえ、こんな大きな人を見るのは初めてで。どんくらい大きいのかなぁと気になりまして」 俺の身長は１７５ｃｍである。俺の知る限り高くも低くもない平均的で平凡な身長だ。……なんか紫月さんもこの世界の男はチンポが小指サイズって言ってた気がするけど、身長も低いのだろうか？ とか何とかどうでも良いことは考えるけど、肝心の返答が全然思い浮かんでなかった。 最悪だ。この世界の女性は男に飢えている！ と言っても、別にだからと言って俺が女性を口説くのが上手くなるとかそう言うわけではないのだ。 「それで、格好いいお兄さんがボクに一体何の用ですか？」 「い、いえ。そのとっても可愛らしい女性が居たので思わず声を掛けてしまいました」 少女は驚いたように目を見開いた。 「……もしかしてボク、今お兄さんに口説かれてるんですか？」

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I'm not the only guy. Women walking around town can't help but look back at her beauty. If I were the person I was yesterday, I probably wouldn't have been able to talk to you. ...If it weren't for a chastity-reversed world with a male-to-female ratio of 1:1000, a beautiful girl like her would definitely be an idol or an actress, and there's a high possibility that scary older men in black clothes would be her bodyguards. But this world is a world where women are so hungry for men that big-breasted beauties like Shizuki-san are giving me back sex. Even I have my share of things. No, I've been walking around for a while now and I've definitely been attracting more attention than this beautiful girl, and I've even gotten two-chan. I mustered up all my courage and quickly ran up to the beautiful girl. I ran up to a distance of about 1 meter and called out to him. When the girl, who is about two heads shorter than me, turns around, her waist-length bluish-silver hair sways gently. Her eyes are as blue as a clear sky, and are even cuter when you look at them up close. It's me! The excitement rises due to the beautiful girl's unexpected moe attributes. The voice of the girl who asked me this question was a bit low and seemed lethargic. I couldn't find words to describe how cute it was, so far from reality, and all I could do was nod quietly. The girl seemed interested, raising her hand and waving it at about the height of my head. I was a little surprised by the beautiful girl's sudden strange behavior. My height is 175cm. As far as I know, he's an average height, neither tall nor short. ...I feel like Shizuki-san also said that men in this world have dicks the size of pinky fingers, but maybe they're also short? I thought about something that didn't matter, but I couldn't think of the most important answer. it's awful. Women in this world are hungry for men! However, that doesn't mean I'll be good at seducing women. The girl's eyes widened in surprise.

「そのつもりだけど……」 「これが巷で聞く逆ナンと言うやつですね！ 漫画の世界だけでの話だと思ってました。でも、現実離れしていると言ったら、お兄さんの並外れた体格とかもそうですけど」 そうか。女性が多くて貞操観念が逆転してるせいで、ナンパは普通女の方からすることになっているのか！ まぁ男は月一しか射精できないみたいだし、そりゃそうか。 とか、感心してる場合じゃないな。どうしよう。ここからどうやってエッチの誘いに繋げようか。 「それでその、良かったら今から俺と遊びに行かない？」 「……今からですか？ まあ格好いいお兄さんからのお誘いですし、学校をサボって遊びに行くのは吝かじゃないんですけど、何して遊ぶんですか？」 「い、いやぁ、そのぉ……」 まあセックスなんだけど。直接言って良いものなのか否なのか。 俺の常識だとナンパで「セックスしよう！」とお誘いしようものなら普通に断られるどころか、警察沙汰だって全然あり得るだろうけど、ここは男女比１：１０００の世界だ。 紫月さんのような美女でも一生処女になるかもしれないほど男が少ない世界なのだ。 如何に彼女が美少女であろうとも男がいないなら、全然誘いに乗ってくれる可能性がある。 それに俺は紫月さんからお金を受け取ってないから無一文。遊びに行こうにも金とかない。俺から誘っても奢らせることになるだろうし、そもそも俺はこの美少女とショッピングとかゲームとかをしたいわけじゃないのである。したいのはセックスだ。 フラれたら泣こう。男はド直球だ。 「……。この国の少子化問題を解決するために、是非とも子作りとか出来たらなぁって思いまして」 「……！」 美少女の眼が見開かれる。それからシュンと肩を落として、ガクリと腰を折るように頭を下げた。 「その――最高に魅力的な申し出は本当に嬉しいんですけど、今日、排卵日じゃないんですよね……」 「い、いや、でも。排卵日じゃなくても３０％で着床するし！」 俺なら３回出せるから９０％だ！ 寧ろ着床しなければ新月にならなくて二日目もエッチできるかもしれないし！！ とか思って食い下がると、少女は本当に哀しそうな表情をした。 「その……実はボク生理なんです。だから、出来なくって。申し出はすっごく有り難いんですけど、お兄さんの精液は是非とも他の――排卵日の女性にあげてください」 「…………」

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Really. Because there are so many women and the idea of ​​chastity is reversed, is it because women are usually the ones who pick up girls? Well, it seems like a man can only ejaculate once a month, so I guess that's true. It's not the time to be impressed. What should I do. How can I get an invitation for sex from here? Well, it's sex. Is it okay to say it directly or not? According to my common sense, if I were to pick someone up and ask them to have sex, I would not only be turned down, but it would be completely possible for me to get involved with the police, but this is a world where the ratio of men to women is 1:1000. There are so few men in this world that even a beautiful woman like Shizuki might remain a virgin for the rest of her life. No matter how beautiful a girl she is, if there is no man, there is a possibility that he will accept her invitation. Besides, I haven't received any money from Shizuki, so I'm penniless. I don't have money to go out and have fun. Even if I invited her, she would probably have to treat me to something, and in the first place, I don't want to go shopping or play games with this beautiful girl. What I want is sex. If you get dumped, cry. The man is very fast. The beautiful girl's eyes widened. Then, he slumped his shoulders and lowered his head as if he were bending over. I can do it 3 times, so it's 90%! In fact, if implantation doesn't occur, there won't be a new moon and you might be able to have sex on the second day! ! Thinking that, I gave up, and the girl looked really sad.

生理、ならしょうがない。俺はガクリと膝から崩れ落ちた。 「ほ、本当はボクも、お兄さんとセックスしたかったんですけど」 「……だったら排卵日教えて」 「へ？」 「排卵日教えて、それから連絡先か住所教えて！！」 俺は項垂れ、暴走していた。 人生でお目に掛かったことないくらいの美少女を前にして、盛大なお預けを食らってしまったことにより俺の理性は崩壊していた。 正直ここが貞操逆転世界じゃなかったら、俺はただのヤバいやつで、お巡りさん案件である。 だがここは、男女比１：１０００の貞操逆転世界だ。 少女は鞄からノートを取り出し、数分ほど、熱心に何かを書き込んでいく。 俺は膝を着きながら、少女を見続けた。やがて書き終えた少女は書いていたページを破って俺の手に渡して来た。 そこに描かれていたのは解りやすい地図だった。★の部分には「私の家」と書かれていて、地図の左上には住所と電話番号とメールアドレス、それからおよそ１０日後の日付が書かれていた。 「これ。ボクの排卵日の予定日と、住所と連絡先です。……本当にボクとセックスをしてくれるつもりなら、この日に出来る分の精液を残しておいてください」 「わ、解りました」 正直この美少女となら三発抜いた後でも射精できる自信があるけど、この日の前日は射精さずに溜めようと思った。少女はそれくらいの美少女だった。 「本当に期待してますから。……来てくれなかったらボク、排卵日にもの凄く悶々とすることになりますよ」 そう言って、ボクっ娘の美少女は名残惜しそうにちらちらと俺の方を見ながら駅のホームへ向かっていく。 学校行くって言ってたけど、大学生なのだろうか？ 小柄だし、顔立ちも幼いから中学生くらいにも見えるけど、服装は私服っぽかった。 ……未成年だったらどうしよう。淫行条例とかってどうなってるんだろ、この世界。 一応後で調べておこう。……もし違法だったら、あの美少女が未成年じゃないことを祈るしかない。 とは言え困ってしまった。 この貞操逆転世界なら、紫月さんに逆ナン（この世界だとナンパ？）された成功（性交）体験もあって「男の俺から声を掛ければエッチできる上に飯も宿もご馳走してくれるんじゃね？」とか妄想してたけど女性には生理もあるし、普通に排卵日じゃないと断られる可能性もあるのか。考慮してなかった。

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I can't help it if it's my period. I fell to my knees with a thud. I was hanging my head and running out of control. In front of the most beautiful girl I've ever met in my life, my sanity had collapsed as I had suffered a huge loss. Honestly, if this wasn't a chastity reversal world, I'd be just a dangerous guy and a police officer. However, this is a world where chastity is reversed, with a male to female ratio of 1:1000. The girl took out a notebook from her bag and diligently wrote something down for several minutes. I continued to look at the girl as I knelt down. Eventually, the girl finished writing, tore up the page she was writing on, and handed it to me. What was drawn there was a map that was easy to understand. The word ``My House'' was written in the ★, and in the upper left of the map was written the address, phone number, email address, and the date about 10 days later. To be honest, with this beautiful girl, I'm confident that I can ejaculate even after three shots, but the day before this day I tried to hold my ejaculation instead of ejaculating. The girl was that beautiful. Saying that, my beautiful girl glanced at me as if she was reluctant to leave anything behind, as she headed towards the station platform. You said you were going to school, but I wonder if you're a college student? She was petite and her face was young, making her look like a middle school student, but her clothes looked like casual clothes. ...What if I'm a minor? I wonder what's going on with the obscenity ordinance in this world. Let's look into it later. ...If it's illegal, I can only hope that the beautiful girl isn't a minor. However, I was at a loss. In this world where chastity is reversed, I would have had the success (sexual intercourse) experience of being reverse-nanked (picked up in this world?) by Shizuki-san, and I would have been told, ``If I, a man, call out to you, we can have sex, and he will also treat me to food and lodging.'' I was imagining things like, ``Will you give me one?'' But women also have periods, so is there a possibility that they'll refuse if it's not the day of ovulation? I hadn't considered it.

流石に生理の女の子とするつもりはないにしても、俺的には全然排卵日じゃなくて良いのに……。 これは早速紫月さんに泣きつく必要があるのか……？ いや、普通に排卵日の綺麗な女性を探せば良いだけである。……いや、排卵日じゃなくても、生理でさえなければ説得できるかもしれない。 駅前には、相変わらず男の姿は見当たらないものの女性は若いのから年を取ってるのまで沢山いる。 そして、今が通学・通勤の時間帯だからか十代から二十代に見える人たちばかりだ。 おまけにこの貞操逆転世界に来てから、不思議と昨日以前の世界に比べて可愛い女性が多いように思える。――ヤレると思うから可愛く見えるのか、それとも本当に可愛くなってるのかは解らないけど。 しかし、先ほどの――あれほどの美少女を見た後だとどうにも食指が動かない。 綺麗な人はちらほらいるんだけど、生理とかそれ以外の理由とかで断られることまで考えると、どうにも腰が重かった。 思い返せば俺はこれまでの人生でナンパとかしたことがないのである。 紫月さんに逆ナンされて調子に乗っていた。俺からナンパして「セックスする代わりに、ご飯と寝床用意してくれませんか？」って言うだけで生きていけると思っていた。美女とパコパコしてるだけで生きていける素晴らしい世界！ なんて舐めていた……。 俺は駅前のベンチに腰を落とし、駅から出ていく人、駅に入って行く人を眺めていた。 スーツ着たり制服着たり私服だったり。みんな学校行くなり働くなりしているのだろう。本当に偉い。俺は学校は途中で辞めちゃったし、仕事も真面目にしたことがないのでなんか気分が落ちた。 ちらちらと目の前を通り過ぎる女性たちが俺の事を見ている。だが、誰も声を掛けて来ない。 紫月さんみたいにナンパしてくれる人って案外レアケースなんだろうか？ それとも時間が悪いのだろうか？ …………。 高速で大勢の女の人たちが行き来している駅前。綺麗な女性はいくらでもいるのに、声を掛ける気力が湧かない。紫月さんと別れてから３０分くらいしか経ってないけど、照り付ける夏の日差しは強く、辛くなってきた。お茶とか飲みたい。 財布を開けてみる。小銭入れの中には６３円しか入ってなかった。 紫月さんにちょっとだけでもお小遣い貰っておけばよかったと今更思っても後悔先に立たず。 面倒くさくなってきてぐでんとベンチに横になって目を瞑る。住む家がないと駅前のベンチで寝るとか日常茶飯事だ。多分かなり見られてるんだろうけど、慣れっこである。ワンチャン親切なやつとかが声でもかけて来い！ そんなことを考えながら寝転がること１０分。 「あの、大丈夫ですか？」 女の人の声が聞こえて来たので目を開けると、黒いスーツと膝上５ｃｍくらいのタイトスカートを着用し、如何にもＯＬっぽい黒縁眼鏡の綺麗な女性が、近くの自販機で買って来たのかスポーツ飲料水を差し出しながら本当に心配そうに声を掛けてくる。 先ほどの美少女ほどのインパクトはないが、かなりの美人さんだった。きっちりとした恰好をしているためかとても親切そうな印象を持った。

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Even though I don't intend to make her a girl who is on her period, I personally wish it wasn't the day of ovulation... Do I need to cry to Shizuki-san about this right away...? No, all you have to do is find a beautiful woman on the day of ovulation. ...Well, even if it's not ovulation day, I might be able to convince her if it's not her period. There are still no men in sight in front of the station, but there are many women, both young and old. Also, most of the people looked to be in their teens or twenties, probably because it's school/commute time. What's more, since I came to this chastity reversal world, it seems strange that there are more cute women than in the world before yesterday. --I don't know if she looks cute because she thinks she'll get laid, or if she's really cute. However, after seeing such a beautiful girl earlier, I just can't move my fingers. There are a lot of beautiful people out there, but the thought of being rejected for reasons such as menstruation and other reasons made me feel a little nervous. Looking back, I've never picked up anyone in my life. She was getting carried away after Shizuki-san fucked her. I thought I could survive just by picking up girls and saying, ``In exchange for sex, would you please prepare food and a bed for me?'' A wonderful world where you can live just by hanging out with beautiful women! What a licking... I sat down on a bench in front of the station and watched people leaving and entering the station. Wearing suits, uniforms, or plain clothes. I guess everyone is going to school or working. Really great. I quit school halfway through, and I never took my job seriously, so I felt depressed. The women passing by in front of me are looking at me. But no one calls out to me. I wonder if people like Shizuki-san who pick up people are actually rare? Or maybe time is bad? …………. In front of the station, a large number of women are coming and going at high speed. There are many beautiful women out there, but I don't have the energy to approach them. It's only been about 30 minutes since I parted ways with Shizuki-san, but the summer sun is shining brightly and it's starting to feel painful. I want to drink some tea. I open my wallet. There was only 63 yen in my coin purse. Even though I now think that I should have asked Shizuki-san for a little extra pocket money, I don't regret it. It's getting tiresome so I lie down on the bench and close my eyes. Without a home to live in, it is common for people to sleep on benches in front of the station. It's probably seen a lot, but I'm used to it. If you're a kind person, please come and say hello! I lay there for 10 minutes thinking about this. When I opened my eyes as I heard a woman's voice, I saw a beautiful woman wearing a black suit, a tight skirt about 5cm above the knee, and black-rimmed glasses that looked like an office lady, buying something from a nearby vending machine. As if he's here, he calls out to me with genuine concern as he hands me a bottle of sports drinking water. Although she didn't have as much of an impact as the beautiful girl from earlier, she was quite beautiful. I got the impression that he was very kind, perhaps because he was well-dressed.

良いな、この人。 「……大丈夫じゃないっぽいんで、それ、飲ませてくれませんか？ 口移しで」 私の名前は上杉 由香。２４歳。どこにでもいるしがないＯＬだ。 私の勤めているのは所謂ブラックと言うやつで、昨日も終電を逃して、会社から二駅離れた自宅に帰りついたのは深夜二時。疲れ切った身体で出来ることなんてあんまりなくて、買い貯めてある栄養補給ゼリーを胃に流し込んでオナニーして、メイクも落とさず全裸で寝る。 朝７時半くらいに起きてシャワーを浴び、落としたばかりのメイクを顔面に塗りたくる。 ……会社どころか街でも男なんて見かけないし、学生時代には遠巻きに男を見かけたことはあるけど、私は会話すらしたことがない。正直何のために綺麗にしなきゃいけないのか不明だけど、上司にどやされれば気が滅入るし、万が一男性と会った時の為の事を考えると欠かすわけにはいかない。 入社して２年。男のおの字も見たことないけど。 そして朝食にバランス栄養クッキーを胃に入れる。高校時代は料理部で手料理に自信はあったけど、忙しい社会人にそんな時間確保できるわけもないし、自分一人の為に態々自炊する気力も起きない。 そんなこんなでぱさぱさのバランス栄養クッキーを食べたら９時ごろ。仕事は余裕で遅刻だけど、昨日は７時間も不法に残業（うち５時間はサビ残）させられたわけだし、一時間くらいの遅刻は許して欲しい。 と言うか寧ろ遅刻が多いってことでクビになった方が楽なんじゃないかと思っていた今日この頃。 九時半の駅前のベンチでゴロンと寝転がっている人がいた。 ……よくいるよね、ああいう女の人。とか思ってちらりと様子を伺ってみると、なんかぱっと見かなり大きい。でも胸とかはない。 も、もしかして、男だったりするのかな？ 会社に行きたくなかったし、もうどうせ遅刻だし。私は現実逃避も兼ねて近くの自販機で適当にスポーツ飲料水を買い、ベンチで寝転がっている人に近づく。 かなり短い髪に、日焼けした小麦色の肌。骨格は明らかに私たちのそれと違っていて、見ているだけでキュンキュンと子宮が疼いて行くのを感じた。……そ、そう言えば私の排卵日っていつだったかな？ 私は、目の前のベンチで寝ている人が男であると確信した。 そして次に思ったのは「どうして男の人がこんな所で寝ているんだろう？」だ。 基本的に男性は国家の管理にあるか、結婚して女性の家に住んでいる。 故に滅多に外を出歩くこともないし、出歩くとしてもその場所はかなり限られている。少なくともこんな街中では見かけることすらない。 故に私はここ数年、男性をスクリーン以外で見れたことがない。 そしてこの暑さ。日差しは強く汗で垂れるファンデーションが鬱陶しい。 私は思った。この人、実は熱中症とかなのかも。……熱中症。場合によっては死に至る症状。身体が弱く守られるべき対象である男性がそんなものになって死んでしまったら――それは大きな損失だ。 私はとんでもない事態に直面してるのかもしれないと冷や汗を流しながら、勇気を振り絞って声を掛けた。

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Good, this person. My name is Yuka Uesugi. 24 years old. She's an office lady who can't be found anywhere. I work for a so-called black guy, and yesterday I missed the last train and arrived home two stations away from work at 2 a.m. There's not much I can do with my exhausted body, so I pour the nutritional supplement jelly I had bought and saved up into my stomach, masturbate, and sleep completely naked without removing my makeup. I wake up around 7:30 a.m., take a shower, and apply the freshly removed makeup on my face. ...I don't see any men on the street, let alone at work, and although I once saw a man from a distance when I was a student, I've never even had a conversation with him. To be honest, I'm not sure why I have to keep my hair clean, but I'd be depressed if my boss scolded me, and I can't afford to do it in case I ever meet a man. It's been two years since I joined the company. I've never seen a man's handwriting. And for breakfast, I put a balanced nutrition cookie in my stomach. When I was in the cooking club in high school, I was confident in my cooking skills, but as a busy working adult, I don't have the time to do so, and I don't have the energy to cook for myself. It was around 9 o'clock when I ate this crunchy balanced nutrition cookie. I'm quite late for work, but yesterday I was made to work illegally overtime for 7 hours (of which 5 hours were left over), so please forgive me for being about an hour late. In fact, I was thinking today that it would be easier if I were fired for being late a lot. There was a person lying down on a bench in front of the station at 9:30. ...You often see women like that. Thinking of this, I took a quick look and noticed that it was quite large at first glance. But there are no breasts. Or maybe it's a man? I didn't want to go to work, and I was already late anyway. I bought some sports water from a nearby vending machine to escape reality and approached a person lying on a bench. Fairly short hair and tanned tanned skin. Its skeleton was clearly different from ours, and just looking at it made my uterus tingle. ...Now that I think about it, when was my ovulation day? I was convinced that the person sleeping on the bench in front of me was a man. The next thing I thought was, ``Why would a man sleep in a place like this?'' Basically, men are under the control of the state or are married and live in women's homes. Therefore, I rarely go outside, and even when I do, the places I go out are quite limited. At least you don't see them in the city like this. Therefore, I haven't been able to see a man other than on screen for the past few years. And this heat. The sun is strong and my foundation dripping with sweat is annoying. I thought. This person might actually be suffering from heat stroke. ……heatstroke. Symptoms can lead to death in some cases. If a man with a weak body who should be protected becomes something like that and dies - that would be a great loss. I was sweating in a cold sweat, thinking that I might be facing a terrible situation, but I mustered up the courage to call out to him.

「あの、大丈夫ですか？」 腕で隠していた顔を晒し、眼を開ける。想像以上に格好いい人だった。そして熱中症で苦しそうにしているかと思いきや、顔色は悪くなくて安心する。 こんな近くで男の人を見たのは生まれて初めてだったのでドキドキしてきた。 「……大丈夫じゃないっぽいんで、それ、飲ませてくれませんか？ 口移しで」 これは夢だ。仕事で疲れて気絶するように眠った私が作り出した妄想の世界だ。 彼の言動はそうとしか思えないほどに魅惑的なダーリントラップだった。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇ 「え？ あの……え？」 多分この炎天下のベンチで寝転がっている俺に親切でスポーツ飲料水を買ってきてくれたスーツの女性はいきなりかまされたセクハラに困惑していた。しかしその眼はどこか期待するようにちらちらと俺を見ていて、暑さのせいでもあるだろうけど顔も赤かった。 少なくとも侮蔑や嫌悪の表情は見られていない。それだけで好感触だ。 はてさて。これはちょっと押してみても良いのだろうか？ この世界は男女比１：１０００の貞操逆転世界。 さっきの妖精のようなボクっ娘美少女もタイミングが悪かっただけで、セックスの約束は取り付けられたし、紫月さんなんか寧ろあっちからぐいぐいセックスを迫ってきたくらいだ。 ちょっとガッツいても、意外と受け入れてくれるかもしれない。 「ほら、こんな暑い中いたせいで汗も凄くかいちゃったし飲まなかったら熱中症で死んじゃうかもしれないじゃないですか？ ここは一つ、人命救助だと思って」 「じ、人命救助……」 スーツの女性はごくりと生唾を飲む。俺に渡したペットボトルに手を伸ばし、そして動きを止める。 「で、でも。人目がありますし。や、やっぱりできません！ それに、そんなに喋れる元気があるなら、自分で飲めるんじゃないですか？」 まあそうだけど。……流石に初対面でいきなりマウスｔｏマウスはハードルが高かったようだ。 俺は喉が渇いてたので諦めてペットボトルを開けてそのままぐびぐびとスポーツドリンクを飲んだ。スーツの女性は露骨に哀しそうな表情をした。 ……そ、そんな顔をするくらいなら口移ししてくれればよかったのに。 とは思うけど、その気持ちは痛いほどよく解る。

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I exposed my face that I had hidden with my arms and opened my eyes. He was a better-looking person than I expected. I thought he was suffering from heatstroke, but I was relieved to see that he didn't look pale. It was the first time in my life that I had seen a man this close, so I was nervous. This is a dream. This is a delusional world that I created when I was so tired from work that I fell asleep and felt like I was passing out. His words and actions were so captivating that one could only imagine them as darling traps. 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ◇ The woman in the suit who was kind enough to buy me a sports drink while I was lying on a bench under the scorching sun was probably confused by this sudden sexual harassment. However, her eyes flickered at me as if she were expecting something, and her face was red, probably due to the heat. At least there was no expression of contempt or disgust. That alone is a good feeling. Well then. Is it okay to try pushing this a little? This world is a chastity reversal world with a male to female ratio of 1:1000. The fairy-like beautiful girl I mentioned earlier was just a bad timing, but I was able to get a promise to have sex with her, and Shizuki-san was actually pushing me to have sex all the time. Even if you're a little gutsy, they might surprisingly accept you. The woman in the suit gulps. He reaches for the plastic bottle he handed me, then stops moving. Well, that's true. ...As expected, it seemed like the hurdles of suddenly moving mouse-to-mouse when we met for the first time were high. I was thirsty, so I gave up, opened the plastic bottle, and gulped down the sports drink. The woman in the suit had a blatantly sad expression on her face. ...It would have been better if you had said it with your mouth instead of making that face. I think so, but I understand that feeling painfully well.

もし逆の立場だとして、俺も女の人にいきなり「口移しで」と言われても出来ないけど、出来なかったこと自体はすごく後悔はするだろうし。 ただ別に口移しはまぁしてくれたらラッキーくらいの気分で言っただけだ。 それにこの女性の反応的に押せば結構イケそうな気がする。 「スポーツドリンク、ありがとうございました」 「い、いえ」 お礼としてセックスを……。いや、それはちょっと不自然か。 どうやらこの世界の女の人は誰もが紫月さんみたいに押せ押せな訳じゃないみたいだし。紫月さんならきっと口移しをしてくれてたに違いない。 となるとこのスーツの女性は奥手。それでいながら暑い中寝転がってた俺を態々心配してスポーツドリンクを買ってきてくれるくらいには親切だ。となると―― 「その、今日すっごく暑いですよね」 「そ、そうですね」 「なんか涼める場所に行きたいなぁなんて思うんですけど……」 「だ、だったら駅の中に入れば良いんじゃないですか？ クーラー効いてますよ」 違う、そうじゃない。 求めていた答えと１８０度違う回答に遠回しにフラれてるんじゃないかって気分になってくる。 でも、スーツの女性はもじもじしながらここに居続けているあたりワンチャンあると思う。 ナンパは拒絶されても折れない強メンタルが必要だってネットの記事に書いてあった。 「その。実は訳あって無一文で放浪してるんですけど、今日泊まる家がなくって……」 「そ、それなら警察に連絡すれば安全に寝泊まりさせてもらえると思いますよ。男性ですし、きっと手厚く対応して貰えます！」 そうじゃないんだよ！ これ脈あるの？ ないの？ 俺は引かれる覚悟をしながら、もう少し直球で言ってみる。 「出来れば、貴方のお家にお世話になりたいです」 「そ、その。さ、さっきから。口移しとか、私のお家に、とか。お、男の子がそんなこと言っちゃダメですよ？ わ、私はちゃんとした大人だから我慢してますけど、他の女の人に同じことを言ったらとっくに襲われてますからね！？」 スーツの女性は声を荒げながらそう言った。

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If the situation were reversed, I wouldn't be able to do it if a woman suddenly told me to do it from mouth to mouth, but I would really regret not being able to do it. I just felt like I would be lucky if the mouth-to-mouth delivery was okay. Besides, I feel like if I push this woman's reaction, I'll be pretty good. Sex as a thank you... No, isn't that a bit unnatural? Apparently not all women in this world are as pushy as Shizuki-san. I'm sure Shizuki-san would have given it to me from mouth to mouth. When it comes to this, the woman in the suit is the best. Even so, he was kind enough to take care of me and buy me a sports drink while I was lying in the heat. Then... No, that's not it. I feel like I'm being dumped because the answer is 180 degrees different from the answer I was looking for. However, I think the woman in the suit has a certain point in continuing to stay here while fidgeting. An article on the internet said that picking up girls requires a strong mentality that won't give up even when rejected. That's not true! Is this relevant? There no? I try to say it a little more directly, preparing myself to be taken back. "Y-you know. Well, from a while ago. Mouth-to-mouth, things like that at my house. Oh, boys shouldn't say things like that, right? I-I'm a proper adult, so I'll put up with it, but other women's... If I said the same thing to someone else, they would have already attacked me!” The woman in the suit said, raising her voice.

寧ろ襲って欲しくて言ってたんだけど、このお姉さんはどこまでも親切だった。しかし、言い方のニュアンス的に脈はありそうである。 俺は立ち上がり、スーツの女性の肩に手を置く。 身長は俺よりも頭一つ分だけ小さく、胸はやや小さい。 肩を正面から掴まれたスーツの女性はびくりと身体を震わせて、うるんだ目で俺を見てくる。スーツの上から触れているだけなのにドキドキしているのが伝わってくる。 俺は緊張をほぐす為に一回軽い深呼吸をして、言った。 「そのつもりで言ったんです」 「な、なにが目的なんですか？」 「お姉さん、親切ですし綺麗なので。是非とも一晩を共に過ごしたいな、と。後、ご飯と寝床と少しのお小遣いを提供して頂けたら嬉しいです」 「わ、私お金持ちじゃないですし、そんなに払えませんよ」 「別に払える分だけで大丈夫ですよ」 泊めてくれてご飯をくれるなら、お小遣いの方はなくても良いくらいだ。 まあ５万円くらい貰えたら超嬉しい。そんな感じのニュアンスで言うと、スーツのお姉さんはごくりと生唾を飲んだ。 「……解りました」 そう言ってからスーツのお姉さんは携帯電話を取り出し、どこかに電話をする。内容を聞くのもあれだし、俺は街の様子をぼんやりと見ながら待った。 「……仕事は休みました。今から私のお家まで、一緒に来てくれるんですよね？」 「はい」 「……私、男の子を家に上げて何もしないほど理性的じゃないですよ？」 「問題ないです」 寧ろ俺が一番したいのはセックスである。何もしてこなければ俺の方から何かするつもりだ。 「手、繋ぎます？」 「へ？ ……お、お願いします」 スーツのお姉さんの手は小さくて、震えていた。緊張しているのだろう。緊張が俺にも伝染してきて、なんかドキドキしてくる。このお姉さんとこれからするんだと思うと、俺のイチモツは既に臨戦態勢に入っていた。

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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I was saying that I wanted her to attack me, but this lady was so kind to me. However, there seems to be a connection in terms of the nuance of the wording. I stand up and put my hand on the shoulder of the woman in the suit. She's only one head shorter than me, and her chest is a little smaller. The woman in the suit whose shoulders were grabbed from the front trembled and looked at me with wet eyes. Even though he was just touching her over his suit, I could feel his excitement. I took a deep breath to calm my nerves and said, As long as they let me stay the night and give me food, I don't need any pocket money. Well, I would be very happy if I could get about 50,000 yen. The lady in the suit gulped when I heard that kind of nuance. After saying that, the lady in the suit took out her cell phone and called somewhere. I had no choice but to listen to what was going on, so I waited while watching the town vaguely. In fact, what I want most is sex. If you don't do anything, I'm going to do something. The lady in the suit had small hands and was shaking. He must be nervous. The nervousness is contagious to me, and I feel nervous. When I thought about what I was about to do with this older sister, my innermost being was already ready for battle.

ほんの二時間ほど前、紫月さんに射精させてもらったばっかりなのに。 恋人のように指を絡めて手を繋ぎながら、俺たちはスーツのお姉さんの家に向かった。 夏なのに黒スーツを着ている、黒縁眼鏡のお姉さん。 黒い髪はポニーテールと言うほど高くないものの後ろで束ねており、前髪は汗でぴっちりと少し広めのおでこに張り付いているのがなんかエロく感じた。 黒縁の眼鏡越しに、時折不安そうに俺の方を上目で見てくる。 俺のか彼女のか、繋いだ手と手は汗でびしょびしょだった。 二人で街中を歩く。駅前は人が多くて手を繋いで歩くのはジロジロ見られていたけど、住宅街に入ると人の数がめっきりと減る。すれ違う人たちは興味津々と言った様子で俺を見てくるのが少し落ち着かない。 コツコツコツとアスファルトにお姉さんのパンプスの足音が響く。 そう言えば名前もまだ聞いていない。会話がないことは気まずくないけれど、これからエッチするであろう女性の事はある程度知っておきたかった。 「そう言えば。名前、なんて言うんですか？ 俺は宮永 雄輝です」 「……あっ。本来なら女性の私の方から名乗るべきでしたね。上杉 由香です。その……男性と会話するのも人生初めてで、き、緊張してて。す、すみません」 そうか。男女比１：１０００とかだとそう言う事もあるのか。 由香さんの顔は暑さのせいか赤く、凄く汗を掻いていた。俺は先ほど由香さんに渡されたスポーツドリンクを渡してみる。 「汗凄いですよ？ ……それとそのスーツ、暑くないですか？」 「あ、暑いです。で、でも、い、良いんですか？」 由香さんは不安そうに聞いてくる。普通にどうぞと返答した。由香さんは恐る恐ると言った感じでスポーツドリンクが入ったペットボトルに口をつける。間接キスだ。やはり汗を掻いて喉が渇いていたのか、凄い勢いで飲み干した由香さんは大事そうにペットボトルをギュッと握って、唇に触れる。 唇には薄くグロスが塗っていて、キャップが締められた飲み口にも少し着いたのだろうか？ 童貞を卒業しディープキスも経験したけど、由香さんの初心うぶな行動に間接キスを意識させられて今更ながらに少し照れくさくなってくる。 それから由香さんは黒いスーツのボタンを外し、ゆっくりと脱いでいた。 中には半袖のカッターシャツを着ていて、汗でブラジャーが透けていた。 色は透けずらいようになのか、シャツと同じ白で、汗で肌色も透けている。 否が応にでも胸元に視線が行ってしまう。スーツを畳みそれを左手に持った由香さんは、少し恥ずかしそうにぺこりと頭を下げた。 「その、透けてて気持ち悪いですよね。お目汚ししてすみません」

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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Even though Shizuki-san made me ejaculate just about two hours ago. We headed to the house of the lady in the suit, intertwining our fingers and holding hands like lovers. Even though it's summer, she's wearing a black suit and wearing black-rimmed glasses. Her black hair was tied back in a ponytail, although it wasn't high enough to be called a ponytail, and the way her bangs were sweaty and stuck to her slightly wider forehead felt somehow erotic. From time to time, he looks up at me with a nervous look behind his black-rimmed glasses. Whether it was mine or hers, the hands we held were drenched in sweat. The two of us walk around town. There were a lot of people in front of the station, and people stared at me as I walked holding hands, but as I entered the residential area, the number of people decreased noticeably. The people I passed looked at me with curious looks, which made me feel a little uneasy. The sound of my sister's pumps echoing steadily on the asphalt. Come to think of it, I haven't heard his name yet. I don't mind not having any conversation, but I wanted to get to know the woman I was about to have sex with. Really. Is it possible to say that if the male to female ratio is 1:1000? Yuka's face was red from the heat and she was sweating profusely. I hand over the sports drink that Yuka-san gave me earlier. Yuka-san asks worriedly. I replied normally. Yuka-san timidly puts her mouth to the plastic bottle containing the sports drink. It's an indirect kiss. Yuka, who must have been sweating and thirsty, gulped down the bottle at a rapid pace, clutching the bottle tightly and touching it to her lips. A thin layer of gloss was applied to the lips, and perhaps some of it got to the capped mouth as well? I've lost my virginity and experienced deep kissing, but Yuka's naive behavior made me conscious of indirect kissing, and I'm starting to feel a little embarrassed now. Yuka then unbuttoned her black suit and slowly took it off. Inside, she was wearing a short-sleeved shirt, and her bra was showing through with sweat. The color is the same white as his shirt, perhaps because it's difficult to see through, and his skin color is visible through the sweat. Whether you like it or not, your eyes are drawn to her chest. Yuka folded her suit and held it in her left hand, bowing her head a little shyly.

「とんでもないです！ ……いや、その……むしろ眼福で、ありがとうございます」 「……！ その、手。もう一回繋いでくれますか？」 「勿論」 由香さんと手を繋ぐ。……シャツが透けているだなんて狙って言ったわけじゃないし、少し配慮不足だったけど、由香さんは何故か上機嫌だった。 暫く歩いていると４階建てのアパートが立ち並ぶ、団地が見えてくる。 由香さんがその中の一棟を指さした。 「あそこが私の家」 由香さんについて行く。由香さんの家は３号と書かれた建物の、奥から二番目の階段の４階だった。エレベーターはついていない。由香さんは「階段上らせてすみません」と申し訳なさげに頭を下げて来たけど「別に気にしないでください」と返してくれた。 由香さんみたいな綺麗な女性から飯と宿をご馳走して貰って、エッチまでしようと思っているのだ。 階段如きに一々文句を垂れていたら罰が当たってしまう。 「そ、その……片付けたいので少々待っててください」 「別に多少汚れてても気にしませんよ？」 「す、すぐ片付けますから！ お願いします！」 由香さんは少し必死に言って来た。……まあ、一人暮らしとかなら男の俺に見られたくないものもあるだろうし、素直に待とう。エッチな玩具とか落ちてるなら是非とも突入して「これなんですか？」と聞いては由香さんを赤面させてやりたくもあるけど、今日が初対面の相手にすることでもない。 ……この世界にはエッチな玩具とか存在しているのだろうか？ 暇だしスマホでポチポチ検索してみる。普通にいっぱいヒットした。 バイブもディルドもローターもクリ吸引も電マも、俺が知ってる感じの玩具は割となんでもあった。男の勃起を促進させるエネマグラとか、勃起薬とかもあった。あと女性用の媚薬が市販されていた。 “体感したことがない連続絶頂！”と言う見出しと共に、極太ディルドでイキまくる女性の映像がＡＶとかではなく、ただの販売促進動画の一環として特にＲ１８指定とかもつかずに流れて来た。 なんか普通の感じの女性が普通にイキまくってる感じのこの動画は、下手なＡＶよりもエロくって俺の股間は勃起していた。 す、凄いな。女性ばかりの世界だから、その性事情は俺の知る世界の男よりもオープンなのだろう。 俺は食い入るように大人の玩具の販売コーナーについている、使用動画を見ていた。ガチャリとドアの開く音がする。俺は慌ててスマホの画面を閉じた。 「お待たせしました」 「い、いえ」

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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Hold hands with Yuka. ...I didn't mean to say that the shirt was transparent, and I was a little inconsiderate, but Yuka-san was in a good mood for some reason. After walking for a while, I came across a housing complex with four-story apartment buildings. Yuka pointed to one of the buildings. Follow Yuka. Yuka's house was on the fourth floor of the building marked No. 3, the second staircase from the back. There is no elevator. Yuka bowed her head apologetically, saying, ``I'm sorry for making you go up the stairs,'' but she replied, ``Please don't worry about it.'' He is thinking of getting food and accommodation from a beautiful woman like Yuka, and even having sex with him. If you keep complaining like the stairs, you will be punished. Yuka-san said a little desperately. ...Well, if you live alone, there are probably things you don't want a man to see, so I'll just wait. If there's a naughty toy lying around, I'd definitely rush in and ask, ``What is this?'' and make Yuka blush, but it's not like I'm meeting someone for the first time today. ...Are there such things as naughty toys in this world? I have some free time so I tried searching on my smartphone. It was a regular hit. There were pretty much all the toys I knew, including vibrators, dildos, rotors, clitoris suction, and electric massagers. There were also erectile drugs such as Enemagra, which promoted erections in men. Also, aphrodisiacs for women were commercially available. With the headline , a video of a woman cumming with an extra-thick dildo was shown, not as an AV, but simply as part of a promotional video, with no R18 rating attached. This video of a normal-looking woman cumming normally was even more erotic than a bad AV, and my crotch was erect. Wow, that's amazing. Since it's a world full of women, their sexual situation is probably more open than the men I know in the world. I was intently watching the video on how to use it in the adult toy sales corner. I hear the sound of the door opening. I panicked and closed the smartphone screen.

ちょ、ちょっと立てないな。俺はズボンのポケットに手を突っ込んで、勃起したチンポのポジションを調整して立ち上がる。 てっきり着替えたりしているものだと思っていたけど、相変わらず白いブラが透けたカッターシャツと、膝上５ｃｍくらいのタイトスカートと言うＯＬらしい格好のままの由香さんは、あからさまにそわそわしていた。 「お、お邪魔します」 「ど、どうぞ」 家に上がると冷房の涼しさがかいていた汗をリフレッシュさせる。 玄関のすぐ横にドアが二つ。奥に部屋がある。テレビとベッドと机、それから一枚の姿見鏡くらいで、ベッドの上には少し大きなサメのぬいぐるみが置いてあった。カーテンは黒で、奥にはベランダがある。白いレースカーテンの先には洗濯物がかかっていて、当然下着も干されていた。それを見つけてなんか嬉しい気持ちになる。 部屋に入ってみると、少し奥にキッチンがあって普通に片付いていた。１Ｋと言うのだろうか？ なんかこう一人暮らしって感じの部屋だけど、思ったより物が少なかった。 女の子ってもっとメルヘンチックな空間に住んでいるのだと思っていたけど、一泊することを考えると、寧ろこういう落ち着いた空間の方が嬉しい。 「そ、その。殿方を上げられるほどの部屋ではありませんが」 「いえいえ。素敵なお部屋だと思いますよ」 「……そ、そうですか？」 少し褒めると、由香さんは一々嬉しそうな反応をする。 一昨日までの世界だと、由香さんほどの美人は多分褒められ慣れてる。だけどこの世界は男が少なく、性欲も弱いらしいからちやほやされたことなんてないのだろう。 なんか、そんな由香さんが可愛らしい。 思わず抱きしめたくなって、俺は気づく。そう言えば今朝お風呂は入ったけど、服は洗えていない。 金が無いし代えの服もなかったので、そう言えば割と長い間洗ってなかった気がする。さっきまでは外にいたし、ホテルの中に居た時はずっと裸だったので気付かなかったけど臭い気がする。 思えば紫月さんも由香さんも、よくこんな俺に声を掛けてくれたものだ。ただ、折角の綺麗な部屋で、こんな小汚い格好で居るのは忍びない。 「あの、いきなりで図々しいんですけど、洗濯機とか借りられますか？」 「も、勿論です！ あ、暑かったですしね！ 雄輝さんは代えの着替えとかは――」 「見ての通り、身一つです」 「わ、私の服しかないですけど……雄輝さん、大きいですから」

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Hey, I can't stand up for a while. I put my hand in my pants pocket, adjusted the position of my erect cock, and stood up. I thought she was changing her clothes, but Yuka was still wearing a cut-cut shirt that showed her white bra and a tight skirt that went about 5cm above her knees, which was typical of an office lady, and she was clearly fidgety. When I got home, the cool air from the air conditioner refreshed my sweat. There are two doors right next to the entrance. There's a room in the back. There was just a TV, a bed, a desk, a full-length mirror, and a slightly larger stuffed shark on the bed. The curtains are black and there is a balcony in the back. There was laundry hanging behind the white lace curtain, and of course underwear was also hung to dry. I feel so happy to have found it. When I entered the room, there was a kitchen a little further back and it was tidy as usual. Would you say 1K? The room had the feeling of living alone, but there were fewer things than I expected. I thought girls lived in more fairy tale-like spaces, but considering I was staying overnight, I was actually happier in a calmer space like this. When I praise her a little, Yuka-san seems to be very happy. In the world up until the day before yesterday, a beauty like Yuka would probably be used to being praised. However, there are few men in this world, and their sexual desire seems to be weak, so I guess they have never been teased. Yuka is so cute like that. I suddenly feel like hugging her. Come to think of it, I took a bath this morning, but I didn't wash my clothes. I didn't have any money or spare clothes, so now that I think about it, I feel like I haven't washed them in quite a while. I was outside until just now, and I was naked the whole time I was inside the hotel, so I didn't notice it, but I can smell it. Now that I think about it, Shizuki-san and Yuka-san often called out to me like this. However, I can't stand being in such a dirty outfit in a beautiful room.

細身な方ではあると思ってるけど、かなりスリムな由香さんに比べると一回りどころか二回りは俺の方が太いし、身長だって頭一つ分違う。 由香さんの服はかなり窮屈だろうし、無理して着れば服を駄目にしてしまいかねない。 でも、この汚い服は洗いたいしなぁ。 「……バスタオルを腰に巻いただけの格好とかで居たら見苦しいですかね？」 「み、見苦しいなんてそんな。で、でも、殿方が私の前で肌を晒して大丈夫なんですか？」 「由香さんが不快でなければ」 「不快だなんてとんでもないです！ その、私としては眼福ですし、夢のような提案なんですけど……」 なんかそう言われるとむず痒い気持ちになるけど悪い気はしなかった。 「お風呂場とかで着替えれば良いですかね？」 「そ、そうですね。バスタオルも見て解る位置にあると思うので。お、お風呂場は玄関の隣にある手前側のドアにあります」 「ではお借りします」 そう言って俺は言われた通りにお風呂場に向かう。隣はトイレだろうか？ と思って試しに開けて見るとやはりトイレだった。何気にウォッシュレットがついていてテンションが上がった。 催してないのでトイレは覗いただけで、俺は風呂場に入る。手前の手狭な脱衣所には鏡と洗面代がついていて、所狭しと置かれている棚の上には見たことのない動物のキャラクターが描かれたバスタオルが何枚か重ねられていた。 俺は服を全て脱いで腰にバスタオルを巻く。 鏡に映る俺の裸はここ一週間でまともに取った食事が今朝のバイキングだけだったせいか思いの外やせ細っていて、腹筋は少し割れているものの、イメージより筋肉が貧相だった。 ……なんか由香さんの前にこの恰好で出るのが急に恥ずかしくなってきたな。 とは言え小汚い服で接するのはもっと恥ずかしいし、申し訳ないと思い直して脱衣所から出る。 脱衣所から出ると、由香さんは俺が着替えている間ずっとそうしていたのか部屋の中を落ち着きがなくうろうろしていて、俺が出ると、顔を背けていた。耳も赤い。だけどその視線はチラッチラッとこちらを見ているのが解る。 なんか、童貞の男みたいな反応だと思った。 さっき男と話すの自体初めてみたいなことを言っていたけど、この世界の女性の大半がそうなのか、或いは由香さんが特別に奥手なだけなのか。まだサンプルケースが２つしかない上に、俺の知る世界とは根本からして何もかもが違うため、どうにもこの貞操逆転世界の価値観を推し量りかねている。 俺は女性に対してどんな対応をすれば良いのか。どこまで許されるのか？ 「洗濯機はベランダですか？」 「わ、私がしますので！ ……お、男の人を、そんな破廉恥な恰好でベランダとは言え外に出すわけにはいきませんし！」

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I think I'm on the slender side, but compared to Yuka-san, who is quite slim, I'm not only one size, but two sizes thicker than her, and we're about a head apart in height. Yuka-san's clothes are probably quite tight, and if she tries too hard, she might ruin them. But I want to wash these dirty clothes. I felt a little irritated when he said that, but I didn't feel bad. Saying that, I head to the bathroom as instructed. Is there a toilet next door? When I opened it to try it out, it turned out to be a toilet. I was excited to see that it had a washlet. Since there was no event, I only looked into the toilet, and then I went to the bathroom. The small changing room in the foreground had a mirror and toiletries, and on a shelf in the cramped space were several bath towels with animal characters on them that I had never seen before. . I take off all my clothes and wrap a bath towel around my waist. When I look at my naked body in the mirror, I'm surprisingly skinny, probably because the only proper meal I've had in the past week was this morning's buffet, and although my abs are a little cracked, I don't have as much muscle as I imagined. ...I suddenly feel embarrassed to appear in front of Yuka-san like this. However, it's even more embarrassing to be seen in dirty clothes, so I apologize and leave the changing room. When I came out of the changing room, Yuka-san was wandering around the room restlessly, as she had been doing the whole time I was changing, and when I came out, she turned her head away. Her ears are also red. But I could see that his gaze was glancing at me. I thought he was reacting like a virgin man. She said earlier that it was like it was her first time talking to a man, but is that the case with most women in this world, or is it just that Yuka-san is a special kind of girl? There are only two sample cases so far, and everything is fundamentally different from the world I know, so I can't really fathom the values ​​of this chastity-reversed world. How should I respond to women? How much is allowed?

……おっさんが半裸でベランダに出るなんて光景、この世界ではないのだろう。いやむしろアパートのベランダを眺めていたら半裸の若い女性とか拝めるのだろうか？ 天国かな？ そんなことを考えつつ、この汚い服をさわらせるのは忍びなかったけど素直に差し出した。 由香さんは暫く俺の脱いだ服を眺めてから、慌てたようにベランダに行って洗濯機を回す。 俺は由香さんのベッドに腰かける。いつも由香さんが寝ているベッド。今日ここで彼女とエッチをするのだろうか？ そう思うと勃起してしまう。バスタオル一枚しか身に着けてないから一目見ただけで興奮してるのが丸わかりだ。 洗濯機を回し終えた由香さんがベランダから戻ってきた。 私の名前は上杉 由香。２４歳。どこにでもいる冴えないＯＬだ。 容姿は並み程度だけど、胸のサイズが平均より小さくＢよりのＡ……いや、普通にＡカップ。男性は基本的に胸の大きな女性を好むと聞くし、それ以前に出会いがないので私も多くの女たちと同じく処女のまま、人工授精で子を孕むことになると思っていた。 そんな冴えない私に、とんでもない幸運が舞い込んで来た。 彼の名前は宮永 雄輝。出勤途中の駅前のベンチで寝っ転がっていたところを話しかけたら、何故か私のお家に来てくれることになった。彼は身長１５５ｃｍの私よりも頭一つ分背が高く、筋肉質でゴツゴツとしていて、エッチな漫画とかで出てくる力強く、性欲の強そうなとてもセクシーな顔をしている。 バストもお金もない私の所なんて、１４０ｃｍの性欲の薄い男の人だって来てくれないのに、こんなに大きくて性欲の強そうな男性が来てくれるだけでも夢みたいなのに、彼は今、バスタオルを一枚腰に巻いただけと言う非常に破廉恥な恰好で私の部屋のベッドに腰かけていた。 しかもその股の部分は見るからに盛り上がっていて、多分、勃起している。 そのサイズはバスタオル越しでもあり得ないほど大きいことが解った。日頃から見ているＡＶでも、男性器は大きくて親指くらいの大きさなのに、雄輝さんのそれは指のサイズを明らかに逸脱していた。 私は思わずお腹に手を当てる。あんな大きなモノ、入るのだろうか？ い、いや、何を考えてるの？ ……まだ彼が私と性交してくれると決まったわけじゃないのに！ 私はあまり雄輝さんの股間を不躾に見てしまわないよう気をつけながら雄輝さんの前に立つ。 そわそわする。 「そ、そうだ！ お、お茶も出さないですみません！ 今から用意するので！！」 ギュッと雄輝さんは私の手を掴んだ。その手は力強くて、ベッドとは反対方向にある台所に向かおうと進んだはずなのに引っ張られた勢いで、そのまま雄輝さんの隣に腰かけてしまった。 バスタオル一枚の、半裸の男性の隣に座っている！ その事実だけで心臓が痛いくらいにドキドキして、子宮の奥がキュンキュンと疼いた。 「お茶なんて要りません。それよりも俺は……」 雄輝さんは私の肩に手を回して、真剣に私の眼を見つめてくる。続きの言葉を想像するだけで、皮膚がビリビリと痺れ敏感になっていく。全身が性感帯になったみたいになる。 ……これは、仕事に行きたくないあまりに二度寝している私が作り出した夢なんじゃないだろうか？ 私なんかに、こんなに積極的になる男性がこの世にいるわけがない。妄想としか思えない。

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...An old man going out on the balcony half-naked is a sight out of this world. Or rather, if I were to look out on the balcony of my apartment, would I be able to see a half-naked young woman? Is it heaven? With that in mind, I couldn't bear to let her touch my dirty clothes, but I obediently handed it to her. Yuka-san looked at my clothes for a while, then went to the balcony in a panic and turned on the washing machine. I sit on Yuka-san's bed. The bed where Yuka always sleeps. Will I have sex with her here today? When I think about that, I get an erection. She was only wearing a bath towel, so I could tell at first glance that she was excited. Yuka finished running the washing machine and returned from the balcony. My name is Yuka Uesugi. 24 years old. She's the boring office lady you see everywhere. Her appearance is about average, but her breast size is smaller than average, and she's more of an A than a B...well, a normal A cup. I hear that men generally prefer women with big breasts, and since I had never met a woman before, I thought I would remain a virgin like many women and conceive a child through artificial insemination. An incredible stroke of good fortune befell me, who was such a boring person. His name is Yuki Miyanaga. I talked to him while he was lying on a bench in front of the station on my way to work, and for some reason he decided to come to my house. He is about a head taller than me at 155 cm tall, muscular and rugged, and has a very sexy face that looks powerful and has a strong sexual desire, like the one you see in erotic manga. Even a 140 cm man with a low sex drive wouldn't come to my place, where I don't have a bust or money, but it would be a dream come true for a man this big and with a strong sex drive to come to my place. He was sitting on the bed in my room wearing a very shameless outfit with only a towel wrapped around his waist. Moreover, his crotch area was clearly swollen, and was probably erect. I realized that its size was so large that it was impossible to see it even through a bath towel. Even in the AVs I watch on a daily basis, male genitalia are large, about the size of a thumb, but Yuuki's penis was clearly larger than a finger. I instinctively put my hand on my stomach. Will something that big fit? No, what are you thinking? ...I haven't decided yet that he's going to have sex with me! I stand in front of Yuki-san, being careful not to look too rudely at his crotch. I feel nervous. Yuki-san grabbed my hand tightly. His hand was strong, and even though I was about to head towards the kitchen, which was in the opposite direction from the bed, the force of the pull was so strong that I ended up sitting next to Yuki-san. I am sitting next to a half-naked man wearing only a bath towel! That fact alone made my heart pound so hard that it hurt, and my womb was aching. Yuki-san puts his arm around my shoulder and looks seriously into my eyes. Just imagining the next words makes my skin tingle and become numb and sensitive. It feels like my whole body has become an erogenous zone. ...Isn't this just a dream I created because I was sleeping twice because I didn't want to go to work? There's no way there's a man in this world who would be this aggressive towards someone like me. I don't think it's a delusion.

だけど鼓膜を震わし魅了する低い声が、疼く身体が、びりびりと敏感になっていく肌が、この状況は現実であると私に教えてくれていた。 「俺は、由香さんが欲しいです」 「……っ！」 それはつまり、雄輝さんは私と性行為をしてくれると言う事なのだろうか？ 月に一回――いや、こんなに性欲の強そうな雄輝さんなら週に一回？ それでも、貴重な射精を私の為に費やしてくれるとでも言うのだろうか？ こんなことを聞く自分が情けなくて、恥ずかしくて仕方がないけど聞き返さずにはいられなかった。 「それはつまり、私とセックスしてくれるってことですか？」 恥を耐え忍んで聞く私の顔は真っ赤で、泣きそうで、死にそうな顔をしていたと思う。 だけど雄輝さんは嬉しそうに、食い気味に頷いた。 「由香さんがさせてくれるなら」 「勿論……」 断る理由なんてない。私は即答した。 させてくれる……。セックスをさせて貰うのは女性の方なのに、雄輝さんの姿勢は驚くほどに謙虚。 雄輝さんはこんな私を、異性として求めてくれている。セックスをしてくれる。……人生で初めての、女性の悲願を目前にして私はとんでもないことに気が付いた。 透けるほど汗で濡れたシャツも着替えてないし、お風呂にも入ってない！ ゆっくりと顔を近づけてくる雄輝さんを思わず私は力いっぱい押しのけた。かなり力が入ったと思ったのに、雄輝さんは動かなくて、私の方がベッドに倒れ込んでしまった。 雄輝さんが、私を押し倒すようにベッドに手をめり込ませて私の顔を覗き込んで来た。 「わ、私、汗かいてて。さ、先にシャワーを――」 「浴びさせない。俺、もうこれ以上我慢できそうにないんだ」 雄輝さんは私の手を押さえつけるように体重をかけて私に覆いかぶさり、汗をいっぱいかいて臭いはずの私の首筋を嗅いでくる。スンスンと明らかに吸われている息の感触が首筋をくすぐる。ペロッと、汗でじっとりと濡れた首筋を舐められた。 「ひゃぁっ」 出したこともないような自分の声に自分で驚く。雄輝さんは私の目の前でこれ見よがしに舌でぺろりと唇を舐めて意地悪な笑顔を浮かべた。

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But the deep voice that vibrated and mesmerized my eardrums, my aching body, and my increasingly sensitive skin told me that this situation was real. Does that mean that Yuki-san will have sex with me? Once a month - no, if Yuki-san seems to have such a strong sexual desire, maybe once a week? Still, are you saying that you will spend your precious ejaculate on me? I feel sorry for myself and embarrassed for asking this, but I couldn't help but ask again. My face was bright red as I endured shame and listened, and I think I looked like I was about to cry and die. However, Yuki-san seemed happy and nodded his head. There's no reason to refuse. I answered immediately. I'll let you... Even though the person having sex with him is a woman, Yuki's attitude is surprisingly modest. Yuki-san is looking for me as a member of the opposite sex. He'll have sex with you. ...For the first time in my life, as I was about to meet a woman's earnest desire, I realized something extraordinary. I haven't changed my shirt, which is so wet that it's see-through, and I haven't even taken a bath! Yuuki slowly approached my face, and I instinctively pushed him away with all my might. I thought I put a lot of force into it, but Yuki-san didn't move and I fell onto the bed. Yuuki-san pushed me down, put his hands into the bed, and looked into my face. Yuuki-san presses my hand down, putting his weight on top of me, and sniffs my sweaty and smelly neck. The feeling of his breath clearly being sucked in quickly tickles the nape of his neck. He licked my neck, which was damp with sweat. I was surprised by my own voice, which I had never heard before. In front of me, Mr. Yuki licked his lips with his tongue and gave me a wicked smile.

「由香さんの汗、しょっぱくて。ちょっと甘酸っぱい匂いがします」 雄輝さんの言葉に私はとんでもなく恥ずかしくなる。 雄輝さんは甘酸っぱいなんて言葉で濁しているけど、「酸っぱい」って言ってる辺りやっぱり汗に私の体臭が沁み込んでいるのだろう。 やっぱりこんな身体じゃ、雄輝さんには捧げられない。 初めての――私には一生機会がないと思われていた男性との性行為なのだ。どうせならお風呂に入って綺麗になった万全の私として欲しい。そう思って雄輝さんから逃れようとするけど、腕に乗った想像以上に重い雄輝さんの体重が、強い力が、私の身体をベッドに縛り付けている。 男性は、女性に守られるべきか弱い存在だって習ったのに、今の私はお風呂に入るために雄輝さんの腕から逃れることすら出来ない。 だから私は雄輝さんに、この手をどかして貰えるようお願いするしかなかった。 「お願い、雄輝さん。お風呂に入らせて」 「ダメ」 私のお願いはにべもなく却下される。それどころか雄輝さんは私の腋に顔を近づけて来た。今は夏だから当然半袖。汗をかいて絶対臭くなっているのに、ちょっと袖をずらされるだけで直接嗅がれてしまう。こんな汗だくの腋なんて男性に嗅がれたくないので私も本格的に力を入れて抵抗しようとして見るけど、雄輝さんの腕はビクともしない。 すんすんと腋を嗅がれてしまう。凄く恥ずかしくて、申し訳なくて、泣きそうで、屈辱的で。 なのに、なのに。私の女としての浅ましい部分が、男に押し倒されているという事実だけで悦んでいて――こんなに恥ずかしいのに、それでも早く挿れて欲しくてうずうずとしている浅ましい下腹部が情けなくて仕方がない気持ちになった。 「由香さん。可愛いですね。そんな可愛い反応をされちゃうと、ちょっと虐めたくなっちゃいます」 雄輝さんの言葉にキュゥゥ、と子宮が締め付けられたのが解った。 可愛いなんて、反則だ。雄輝さんは世の女性が男性からその一言をどれほど切望しているのか知っているのだろうか？ ――雄輝さんは私の家までの道中も、私を「綺麗な」「魅力的な」と軽率にこんな私を褒めそやして、その度に私がどれほど悦び嬉しい気持ちになると同時に、性的欲求が昂り子宮をキュンと鳴かせていたことなんてきっと気付いてやしない。 私がどれほどの気持ちを抱いていたかなんて、きっと雄輝さんは知らない。 「可愛いです。由香さん。キスしても良いですか？」 「んっ、ひゃ、ひゃい」 軽率に可愛いと言われて、態々焦らすように。良いに決まっているのに、キスをして良いかなんて聞いてきて。あまりにも意地悪で小悪魔な雄輝さんに私は情けない返事をすることしかできない。 雄輝さんが私の唇に、唇をそっと落としてくる。 可愛いは強力な媚薬のようだ。 その言葉一つで私の脳はポーッと気持ち良くなってきて、私の身体がビリビリと敏感になり、子宮が精液を求めてキュンキュンと切なく疼き出す。

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Yuki-san's words make me extremely embarrassed. Yuki-san is confused by the words but when he says it's probably because my body odor has permeated his sweat. After all, with a body like this, I can't offer it to Yuki-san. It was my first time having sex with a man I thought I would never have the chance to have. If anything, I want you to be the perfect me who has taken a bath and gotten clean. Thinking so, I try to escape from Yuki-san, but Yuki-san's weight on my arm, which is heavier than I imagined, and a strong force bind my body to the bed. I've learned that men are fragile beings who should be protected by women, but now I can't even escape from Yuuki's arms to take a bath. So I had no choice but to ask Yuki-san to remove my hand. My request is flatly rejected. On the contrary, Yuki-san brought his face closer to my armpit. It's summer now, so of course I'm wearing short sleeves. Even though I'm sweating and stinking, I can smell it directly if I just move my sleeve a little. I don't want a man to smell my sweaty armpits like this, so I put in all my strength and try to resist, but Yuuki's arms don't budge. I can't help but sniff my armpits. I was so embarrassed, so sorry, almost crying, so humiliated. But, yet. The shallow part of me as a woman is happy just by the fact that I'm being pushed down by a man. Even though I'm so embarrassed, I still feel so pathetic that my shallow lower abdomen is aching to be penetrated as soon as possible. became. I could feel my uterus tightening at Yuki-san's words. Being cute is a violation. Does Yuki-san know how much women in the world long for that word from men? ――Even on the way to my house, Mr. Yuki thoughtlessly complimented me by calling me ``beautiful'' and ``attractive,'' and each time he did so, I felt so happy and happy, and at the same time, his sexual desire grew stronger. I'm sure she didn't realize that her uterus was making a squeak of excitement. I'm sure Yuuki doesn't know how much I was feeling. When someone thoughtlessly called her cute, she started to get irritated. Even though I was sure it was good, he asked me if I could kiss him. All I can do is give a pitiful reply to Mr. Yuuki, who is so mean and devilish. Yuki-san gently places his lips on mine. Cuteness is like a powerful aphrodisiac. With just those words, my brain starts to feel good, my body becomes sensitive, and my uterus begins to ache painfully in search of semen.

もどかしくて、欲しくて、雄輝さんが愛おしくてたまらなくなる。 雄輝さんの少し薄い唇から、舌が私の口の中に入ってくる。私の口の中に入ってきた舌は生き物のように懸命に動きかき回し、私の口の中に雄輝さんの唾液を注ぎ込んで来る。そして私の唾液と雄輝さんの唾液が私の口の中で混ざった液体を、雄輝さんは私の舌ごと吸い出すようなキスをしてくる。 激しくて、気持ちよくて頭がポーッとしてくるのに、身体がビリビリしてくる。 貪るようなキスに、雄輝さんは本当に私の身体を求めているのだと理解させられる。 私なんかの身体を。胸も小さくて、容姿も並。男なんて一生縁がないと思っていたのに、雄輝さんみたいな格好いい男性が貪るように私の口内を蹂躙していく。 「ぷはっ、手、握りたいですっ」 ほんの息継ぎの合間に、私は叫ぶようにお願いした。お風呂の時と違って、雄輝さんはすんなりと私の手を握ってくれる。全ての指を絡め合って手を繋ぎ、濃厚にキスをする。 こんなキスがあるなんて知らなかった。こんなキスをしてくれるなんて思ってなかった。 ベッドがキシキシと音を立て、その度に私のシャツが寄れる。その小さな寄れでさえも性感帯のように敏感になった肌にはもどかしいフェザータッチのようで、舌を入れられている口の中は性器そのもののように感じてしまう。 瞑っていた目を開けると、雄輝さんがぎらついた雄の顔で私にキスをしていた。 私はこれまでの人生で体験したことがないほど興奮していた。 「（う、嘘……）」 私は動揺する。目の奥が白くチカチカして、頭がふわふわしてくる。この感覚はいつもしているオナニーのクライマックスの感覚に似ていた。 ……イッちゃう、キスだけで！ せっかくの男性との性行為なのに。初めてなのに。私だけ、こんなキスだけで絶頂を迎えてしまう。汗臭いのを嗅がれただけでも死ぬほど恥ずかしかったのに、こんな早々にイってしまったら私は―― そう思った時には遅かった。プシュッと、股の間から温かい液体が飛び出したのを悟る。 私、キスだけでイッちゃったんだ―― 暑い中黒いスーツを着続けて汗をかいた由香さんの首筋や腋の甘酸っぱい匂いを嗅ぐと、恥ずかしいのか由香さんは顔を真っ赤にして涙目になりながら必死に抵抗してきた。 先ほどまで鼻息を荒くして今にも俺を押し倒しそうな勢いだった由香さんが「お風呂に入らせて」と許しを乞うように懇願する様はどうにも俺の嗜虐心をそそり、意地悪したくなってしまう。 由香さんの汗は臭くない。別に恥ずかしがるような匂いでもないけど、それでも嗅がれるのが嫌だったのか恥ずかしがって抵抗し、それでも俺を押しのけられないか弱さが可愛かった。 「可愛いです。由香さん。キスしても良いですか？」 「んっ、ひゃ、ひゃい」 俺は由香さんの唇を貪るように熱烈にキスをする。由香さんの眼はとろんと潤み、黒縁の眼鏡は少しずれている。先ほどまでお風呂に入りたいと抵抗していた力は抜け、俺のされるがままになった。 その癖、舌を入れると欲しがりに俺の舌を吸い、それが俺を求めてくれているみたいで嬉しかった。

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It's frustrating, I want it, and I can't help but love Yuuki. His tongue enters my mouth through Yuuki's slightly thin lips. The tongue that entered my mouth moved and swirled around like a living thing, pouring Yuuki's saliva into my mouth. Then, Yuki-san kisses me, sucking out my tongue and the liquid that is my saliva mixed with Yuki-san's in my mouth. It's intense and feels good, making my head pop, but my body starts to tingle. The greedy kiss made me realize that Yuuki really wanted my body. A body like mine. Her breasts are small and her appearance is average. I thought I would never have a relationship with a man, but a good-looking man like Yuki-san greedily invades my mouth. In between just a few breaths, I begged to scream. Unlike when we were taking a bath, Yuki-san easily held my hand. They intertwine their fingers, hold hands, and kiss deeply. I didn't know there was a kiss like this. I never expected you to kiss me like this. The bed makes a creaking sound, and my shirt gets pulled up each time. Even the slightest movement is like a frustrating feather touch on the sensitive skin, and the inside of the mouth where the tongue is inserted feels like a genital organ itself. When I opened my closed eyes, Yuuki was kissing me with his glaring male face. I was more excited than I had ever been in my life. I'm upset. The backs of my eyes are white and flickering, and my head feels fluffy. This sensation was similar to the climax of masturbation, which I always do. ...I'm going to cum, just with a kiss! Even though it was sex with a man. Even though it's my first time. I'm the only one who reaches climax with just a kiss like this. I would have been embarrassed to death just by smelling my sweaty smell, but if I had come this early, I would have... By the time I thought that, it was too late. With a swish, I felt a warm liquid gush out from between my thighs. I cum just from kissing... When I smelled the sweet and sour smell of Yuka's sweaty neck and armpits from wearing a black suit in the heat, Yuka desperately resisted, perhaps embarrassed, with her face red and teary. The way Yuka-san, who had been breathing heavily and looked like she was about to push me down at any moment, begged me to let me take a bath, as if begging for forgiveness, somehow aroused my sadistic feelings and made me want to be mean to her. Put it away. Yuka's sweat doesn't stink. It wasn't a particularly embarrassing smell, but she still resisted shyly, probably because she didn't like being smelled, and still couldn't seem to push me away.It was cute how weak she was. I passionately kiss Yuka-san's lips. Yuka's eyes are moist, and her black-rimmed glasses are slightly off. The strength that she had been resisting to take a bath until just now disappeared, and she did whatever I wanted. That habit, when I put my tongue in it, it sucked my tongue with desire, and I was happy because it felt like it wanted me.

「ぷはっ、手、握りたいですっ」 由香さんは可愛いおねだりをしてくる。俺は由香さんと指を絡めるように手を繋ぎしめ、それからさらに激しくキスをする。俺のイチモツは既にギンギンに勃起していて、腰に巻かれている一枚のバスタオルなんて無いに等しい。 「～～～～～っ」 唇で塞いだ由香さんの口から音にならない嬌声が響くと同時に、俺は唇を放す。 もう、我慢の限界だった。 俺は由香さんを怖がらせないように、欲望を押さえつけながらゆっくりと手を下腹部まで移動させる。 タイトスカートを膝から太ももを撫でるようにたくし上げ、由香さんの白い――見て解るくらいにびっしゃびしゃになっているショーツ越しにぷくっと浮き出ているクリトリスを撫でるように触れた。 「あっ♡ あんっ♡」 ちょっと触れただけなのに、艶めかしい嬌声を上げる。 まだキスしかしてないのにこれだけ濡らしている由香さんはエッチだった。 「脱がしますよ」 「あっ♡ 待ってっ」 待たない。俺はそのまま由香さんのすべすべとした下腹部の肌を撫でるように、細い腰まで手を這わせショーツの両端を指で摘まむ。由香さんは恥ずかしそうに内股で膝をぴっちりつけていて、少しでもショーツが脱げるのを抵抗しようとしているけどぐしょぐしょになっているショーツはあっけなく脱げる。 由香さんの愛液やらを吸い込んだショーツは少し重くて、少し握ると水分が沁みだしてくる。 俺は徐に下着を顔に近づけようとするとがしッと由香さんにショーツを握った手を掴まれた。 「すると思った！」 由香さんは俺の手からショーツを取り戻そうとするけど、俺もショーツを固く握ることで抵抗する。その度にショーツにしみ込んだエッチな汁がぽたぽたと由香さんのシャツに零れた。 由香さんは泣きそうな顔になる。 「本当に、それを嗅ぐのだけは勘弁してください。は、恥ずかしいんです！」 ……本当に泣かれてエッチできる雰囲気じゃなくなるのは本意じゃない。だけど涙目の由香さんを見ているともっと意地悪したくなってしまう。 「じゃ、じゃあ。脚を開いてくぱぁしながら、雄輝くんのおちんちんくださいって言ってくれたら嗅ぐのは諦めます」 「く、くぱぁって何ですか？」

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Yuka asks me cute things. I intertwined my fingers with Yuka-san's, and then we kissed even more passionately. My penis was already erect, and the bath towel wrapped around my waist was like nothing. I let go of Yuka's lips at the same time as a silent whimper rang out from her mouth. I had reached the limit of my patience. I slowly move my hand to her lower abdomen, suppressing my desire so as not to scare Yuka-san. I lifted her tight skirt from her knees to caress her thighs, and touched Yuka's clitoris, which was sticking out through her white shorts, which were clearly drenched. Even though I just touched her, she let out a charming voice. Yuka-san was so wet even though we had only kissed yet, it was so naughty. I won't wait. As if caressing the smooth skin of Yuka-san's lower abdomen, I run my hands up to her slim waist and pinch both ends of her shorts with my fingers. Yuka looks embarrassed and has her knees pressed tightly against her inner thighs, trying to resist her shorts coming off even a little, but the soaking shorts slip off easily. The shorts are a little heavy after soaking up Yuka's love juices, and when I squeeze them a little, the moisture begins to seep out. As I slowly tried to bring my underwear closer to my face, Yuka grabbed my hand that was holding my shorts. Yuka-san tries to take the shorts back from my hands, but I resist by gripping them tightly. Each time, the naughty juice that seeped into her shorts dripped onto Yuka's shirt. Yuka looks like she's about to cry. ...I really don't mean for her to cry and not be in a good mood to have sex. But seeing Yuka with teary eyes makes me want to be even more mean.

「ここを指で開いて、由香さんのトロトロになった膣内を見せつけることです。出来ればさっきの台詞の前に“由香のエッチなおマンコに”もつけてくれると嬉しいです」 由香さんは顔を赤くしながらも、考える素振りを見せる。 「……そ、それをしたら、嗅ぎませんか？」 「か、嗅がない嗅がない！」 「じゃ、じゃあ、やります……」 ま、マジか！！ ……一度やってみて欲しかったとはいえ、欲望を前面に押し出し過ぎて引かれるかと思ったけど、やってくれるのか！ 俺の感覚だとびしょびしょに濡れたショーツを嗅がれるより恥ずかしい行為のような気もするけど、やってくれるなら文句はない。 脚を少し開いて、膝を立て、控えめなⅯの字に開脚した辺りで俺は由香さんに待ったをかける。 「そ、その。胸も見せてくれると、嬉しいです」 「わ、解りました。……で、でも、その。その代わり、私も、雄輝さんのそのバスタオルで隠されたペニスを見せて欲しいです」 由香さんのⅯ字開脚おねだりｗｉｔｈおっぱいを見せて貰えるのなら、俺のチンポを出し惜しみする理由はない。俺は豪快に腰に巻いていたバスタオルを取り、床に投げ捨てる。 由香さんはギンギンに勃起している俺のイチモツに目が釘づけになっていた。 「うわっ、うわわわ。お、大きいですね。私の手の平くらいありそう……」 由香さんは手を近づけてくる。その小さな手で触って貰いたい気もするけど、今、こんなに勃起したチンポを触られてしまったら射精してしまいそうだ。 手コキも悪くないけど、どうせなら由香さんのぐしょぐしょに濡れたマンコにぶち込みたい。 お腹を擦りながら不安そうにしている由香さんに「早く」と少し急かしてみる。 由香さんは小さく「すみません」と言ってから、プチプチとブラウスのボタンを外していく。 由香さんの少し日焼けしたような肌に、白いブラがよく映える。ブラウスをそのまま脱ごうとした由香さんを俺は静止した。 「シャツはそのままで、ブラをずらしながらお願いします」 「解りました」 由香さんは俺の言う通りに、ブラを少し上にずらした。白い下着に隠されていた、由香さんの慎ましやかなおっぱいが、ツンと上向きに立って自己主張をしているピンク色の乳首が顔を出した。 小さなおっぱいには巨乳とはまた違った趣がある。ブラを外しても形を変えず、ツンと上を向いているそれは控えめに言って美しかった。 由香さんは今度こそ、膝を立てⅯの字に脚を開いた。

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Yuka-san's face turned red, but she pretended to be thinking. Oh, seriously! ! ...Although I wanted her to try it once, I thought she would be turned off by pushing her desires too far, but I wonder if she'll do it! To me, it feels more embarrassing than having your soaking wet shorts sniffed, but if you do it, I have no complaints. I spread my legs a little apart, put my knees up, and spread my legs in a modest Ⅿ shape, and I asked Yuka-san to wait. If I can have Yuka-san's legs spread open and show me her boobs, there's no reason for me to hold back on my cock. I boldly took the bath towel from my waist and threw it on the floor. Yuka-san's eyes were glued to my rock hard erection. Yuka-san approaches me with her hand. I feel like I want to be touched by those small hands, but I feel like I'm going to ejaculate if someone touches my erect cock right now. A hand job isn't bad, but I want to cum inside Yuka's dripping wet pussy. I asked Yuka-san, who was rubbing her stomach and looking anxious, to hurry up a little. Yuka says a little, ``Excuse me,'' and then starts undoing the buttons on her blouse. The white bra stands out against Yuka's slightly tanned skin. I paused as Yuka tried to take off her blouse. Yuka-san did as I said and moved her bra a little higher. Yuka's modest breasts, which were hidden by white underwear, stood up and stood up, revealing her pink nipples that were asserting themselves. Small breasts have a different flavor than big breasts. Even when she took off her bra, it didn't change its shape, pointing upwards, and it was beautiful to say the least. This time, Yuka-san raised her knees and opened her legs in the shape of the letter M.

その形に脚を開くことで、タイトスカートの中が丸見えになる。由香さんの下腹部には薄い陰毛がふさふさと生えていて、クリトリスは自己主張激しくぷっくりと膨れている。 そんなエッチな由香さんのおマンコに、由香さんは自ら手を伸ばし、少しひくひくと動いてピンク色の中身が見え隠れしていた陰唇をくぱぁと指で開いて見せた。 開いたヴァギナからはトロぉっと愛液が溢れ、蟻の戸渡りを淫靡に伝う。 「ゆ、由香のエッチなおマンコに、雄輝さんのおちんちんをく、ください」 由香さんの声は少しだけ震えていた。 ぐしょぐしょに濡れたショーツを嗅がれるほどじゃないというだけで、流石に恥ずかしかったのかそっぽを向き、その耳は途轍もなく赤い。 羞恥に震える由香さんが可愛くて仕方がなかった。 俺の理性は飛んでいた。俺は可愛くおねだりしてくれた由香さんをそのままベッドに押し倒す。「挿れるよ」なんて聞く余裕もない。俺はびちゃびちゃに濡れている由香さんのヴァギナに、ギンギンに滾ったペニスを挿入した。 挿入するとキュンッ、と由香さんの膣が俺の肉棒を締め付ける。 動いてないのにキュウキュウと締め付けては俺に射精しろ！ と催促しているようだった。 「由香さん、可愛いですよ」 そう囁くと、更にペニスがきつく締め付けられる。俺の腰が自然にへこへこと動き出す。 「け、軽率にっ♡ ああんっ♡ 褒めないでください♡ んあっ♡」 「だけど由香さんの膣内は、俺が可愛いって言う度にキュンキュンと動きますよ」 「あんっ♡ だからなの♡ 敏感になりすぎて♡ にゃんっ♡ 怖いのっ♡ あっ♡」 そう言う由香さんの手を押さえつけるように、指を絡ませるようにギュッと握ってから由香さんの唇にチュッと軽いキスをする。 俺はさっきよりも意図的に少し声を低くして、由香さんの耳元に口を持って行った。 「じゃあ可愛いってもう言わない？」 「いやっ♡ ああんっ♡ いじわるっ♡ 違うのっ♡ んあっ♡」 「由香さんのそう言うところも可愛いですよ」 可愛いという度にキュンキュンと由香さんの膣内が締め付けている。由香さんが俺の言葉に悦んでくれているのだと身体で表現してくれる。それが嬉しくて満たされた気持ちになる。 「だめぇっ♡ ああっ♡ 怖い♡ 怖いのが来るっ♡」

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By opening her legs in that way, the inside of her tight skirt becomes completely visible. Yuka's lower abdomen has a thick layer of thin pubic hair, and her clitoris is swollen and assertive. Seeing Yuka's naughty pussy, Yuka reached out her hand and twitched a little, opening her labia with her fingers to reveal the pink insides. Love juice overflows from her open vagina and obscenely flows across the ant's doorway. Yuka's voice was trembling slightly. She looked away as if she was embarrassed just because she didn't want him to smell her soaking wet shorts, and her ears were incredibly red. I couldn't help but find Yuka-san trembling with shame so cute. My rationality was lost. I pushed Yuka-san, who was begging me so cutely, onto the bed. I don't have time to ask, I inserted my swollen penis into Yuka-san's drenched vagina. When I inserted it, Yuka's vagina tightened around my cock. Even though it's not moving, squeeze it tight and ejaculate into me! It seemed like he was urging her to do so. When I whisper that, my penis tightens even more. My hips begin to move naturally. As she says that, I hold down Yuka-san's hand, intertwining their fingers, and give her a light kiss on the lips. I deliberately lowered my voice a little lower than before and brought my mouth to Yuka's ear. Yuka's vagina tightens every time she says how cute she is. Yuka-san expresses with her body that she is pleased with my words. That makes me feel happy and fulfilled.

由香さんは快感から逃れるように身体を捩るけど、俺のイチモツは由香さんの膣内の深い処まで入り、由香さんの手は俺が押さえつけるように握っている。 それでも辛うじて動く上半身を捩り、俺の視界を由香さんのピンクの乳首がちらちらと動き回る。 その光景が煽情的で、エッチで、俺は更に興奮しペニスを硬くした。 「イって良いですよ」 「や゛ぁんっ♡ 雄輝さんとっ♡ 一緒にぃぃんっ♡ イキたいのっ♡」 「じゃあ、もうちょっとだけ我慢してください」 こんなにギンギンに硬くしているのに、朝に出してるからかすぐに射精るなんてことはない。 だけどぬるぬるでぐしょぐしょなのにキツキツキュンキュンに締め付けてくる由香さんの欲しがりなおマンコに俺ももう少しで射精そうだった。 「あっ、で、射精そうです」 「き、来て♡ 雄輝さんっ♡ 膣内にっ♡ 雄輝さんの精液♡ 沢山くらさいぃん♡」 へこへこへこへこパンパンパンパンッ！ 由香さんの小ぶりなお尻に俺の腰が何度も打ち付けられ、その音がどんどん加速していく。射精そうだ。男の本能が溜まりまくった精液を由香さんの膣内にぶちまけたいと言っている。 だけどこんなエッチな由香さんとのセックスがこの一回だけのものだと思うと、物凄くもったいないと思った。 出来ることなら今晩も、そして明日も、由香さんのびしょびしょに濡れたおマンコでセックスしたいと思った。 「くらさいっ♡ 精子っ♡ あっ♡ あんっ♡ もうらめっ♡」 俺の睾丸がギュッと締め付けられ、もうイキそうだった。 「だめぇ♡ 一緒にっ♡ イクっ♡ イッちゃう♡ ぁあんっ♡ イク♡ イクッ♡ イクゥッ♡ ！ ～～～～～～～っ♡」 プシャッ、と由香さんのマンコから生暖かい液体が俺の下腹部に掛けられると同時に俺はペニスを由香さんの膣内から引き抜き、溜まりまくった精液を由香さんの細いお腹の上にぶちまけた。 ドピュッ、ピュッ、ピュッ。 由香さんのほっそりとした綺麗なお腹はドロッとした俺の白濁液によって汚されていた。 「だめぇ♡ 一緒にっ♡ イクっ♡ イッちゃう♡ ぁあんっ♡ イク♡ イクッ♡ イクゥッ♡ ！ ～～～～～～～っ♡」 ずれた黒縁の眼鏡と、乱れた髪。ボタンが明けられブラをずらしたお陰で見える、小さくも形の良いおっぱいとその頂点にピンと主張している乳輪の小さいピンク色の乳首。 パンパンと突くごとにビクンと身体を跳ねさせ、嬌声を上げる。突くたびに俺の手を強く握りしめて絶頂を我慢する由香さんはとても可愛らしかった。

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Yuka-san twists her body as if to escape the pleasure, but my cock goes deep inside her vagina, and I hold Yuka-san's hand as if to hold her down. Even so, I could barely move and twisted my upper body, and Yuka's pink nipples flickered around in my field of vision. The sight was so erotic and erotic that it excited me even more and made my penis hard. Even though it's so hard, I don't think I'll ejaculate right away, probably because I let it out in the morning. However, even though it was slimy and wet, Yuka's pussy was tightening so tightly that I felt like I was about to ejaculate. Heko heko heko heko pan-pan-pan! My hips hit Yuka-san's small ass over and over again, and the sound became faster and faster. Looks like I'm going to ejaculate. A man's instinct tells him that he wants to dump his accumulated semen into Yuka's vagina. However, I thought it was such a waste to think that sex with such a naughty Yuka was only for this one time. If possible, I would like to have sex with Yuka-san's dripping wet pussy tonight and tomorrow as well. My testicles were tightening and I felt like I was about to cum. With a smack, the lukewarm liquid from Yuka-san's pussy was splashed onto my lower abdomen, and at the same time I pulled my penis out of Yuka-san's vagina and dumped the accumulated semen onto Yuka-san's slender stomach. Do pyu, pyu, pyu. Yuka-san's slender and beautiful stomach was stained with my cloudy liquid. Black-rimmed glasses and messy hair. With the buttons undone and the bra moved, you can see small but well-shaped breasts and small pink nipples with areolas that stand out at their apex. With every thrust, her body bounces and she cries out. Yuka-san was so cute as she held back her climax by gripping my hand tightly every time I thrust into her.

こんな可愛い由香さんとのセックスを一日で終わらせるのは勿体ない。明日だってしたい。 そう思った時には、俺は由香さんの膣からペニスを引き抜いていた。嬌声を上げ、眼を潤ませ、ビクンビクンと快感に身体を震わせながらも膣からペニスを抜かれた由香さんは絶望の表情を浮かべていた。 快楽に蕩けながら浮かべた絶望の表情はとてもエッチで、元々具合の良い由香さんの膣内で射精寸前だった俺はこれ以上我慢も出来ず、由香さんのお腹に白濁の精液をまき散らした。 朝抜いたとは思えないほど濃く、沢山の精液が出た。 「はぁっ、はぁっ、あっ、あぁっ……」 由香さんは胸を上下させながら、お腹にかかった精液を見ていた。小ぶりな胸が、由香さんの深い呼吸によって上下する光景はいくらでも見ていられる。由香さんの眼からは涙が零れていて、ずっと絶頂を我慢してた上でイッたからかその呼吸はとても荒い。 俺は先ほど脱いだバスタオルを拾い上げ、由香さんのお腹に着いた精液を拭きとる。 由香さんのお腹に俺の精液がかかっていると言う事実には征服欲が満たされるけど、そのまま放置してるとかぴかぴになって気持ち悪いだろうし、二回戦も考えるとやはり拭いた方が良い。 「どうして……」 涙を流しながら、由香さんはとても哀しそうな眼を俺に向けて来た。 「どうして、膣内に射精してくれなかったんですか？」 由香さんの眼からボロボロと涙が零れ落ちていく。それはイッた後に気持ち良くて泣いた、とかじゃなくて普通に哀しいから泣いている感じの涙だった。 唐突な由香さんの涙に、俺は大きく動揺する。どうして泣いているのか解らない。 「わ、私の魅力が足りないから。おっぱいも小さいし、顔も可愛くないから、膣内に射精してくれなかったんですか？」 「ち、違う！ 由香さんのおっぱいは小さくても綺麗だし、顔は文句の付け所がないくらい可愛いです！」 確かに由香さんは眼鏡をかけていて、化粧もしてないから地味な印象はあるけど、その顔はかなり整っているし、控えめで優しい性格も相まって男たちの中で密かに絶大な人気を集める感じの可愛さがある。 ……そもそも、由香さんに魅力が無かったら俺のペニスは勃ってないしセックスもしてない。 「だ、だったら、どうして……。折角の、貴重な射精を膣外に」 あ、そうか。そう言えばこの世界の一般的な男の射精って絶倫でも週一なのか。 由香さんとのセックスが気持ちよすぎてすっかり忘れていたけど、この世界は男性の精力が弱くて、パイズリとか手コキみたいな精液を無駄に射精させる感じのプレイが存在していないのだ。 性行為＝中出し。だから由香さんは膣外射精で、こんなに泣いているのか。 俺は泣く由香さんをギュッと抱きしめる。 「ごめんなさい。由香さんとのセックスが気持ち良くて、もう一回したかったから。新月になってもうできないのが寂しいと思ったから、膣内に射精さなかったんです」

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It would be a waste to end the sex with such a cute Yuka in one day. I want to do it tomorrow too. By the time I thought that, I had pulled my penis out of Yuka-san's vagina. Yuka screamed, her eyes moistened, and her body trembled with pleasure, but when the penis was removed from her vagina, Yuka had a look of despair on her face. The expression of despair that appeared while I was drowning in pleasure was very naughty, and I was on the verge of ejaculating inside Yuka-san's already well-conditioned vagina, so I couldn't hold back any longer and sprinkled my cloudy semen onto Yuka-san's stomach. It was so thick that I couldn't believe I had pulled it out in the morning, and a lot of semen came out. Yuka was looking at the semen on her stomach as her chest rose and fell. You can watch as many times as you like as Yuka-san's small chest rises and falls with her deep breathing. Tears were falling from Yuka's eyes, and her breathing was very heavy, probably because she had been holding back her climax for so long and then came. I pick up the bath towel I took off earlier and wipe off the semen that has landed on Yuka-san's stomach. The fact that my semen is on Yuka-san's stomach satisfies my desire for conquest, but if I leave it as is, it will probably get all shiny and disgusting, and considering the second round, it's better to wipe it off. Yuka-san looked at me with very sad eyes while shedding tears. Tears were falling from Yuka's eyes. It wasn't like I cried because it felt good after I cum, it was like I was crying because I was sad. I was greatly shaken by Yuka-san's sudden tears. I don't know why I'm crying. It's true that Yuka wears glasses and doesn't wear make-up, giving her a plain impression, but her face is quite well-groomed, and coupled with her modest and kind personality, she secretly gains immense popularity among men. It has a cute feel to it. ...In the first place, if Yuka-san wasn't attractive, my penis wouldn't be erect and we wouldn't have sex. Ah, I see. Come to think of it, does the average man in this world ejaculate once a week even if he's having sex? The sex with Yuka felt so good that I had completely forgotten about it, but in this world, men's energy is weak, and there are no activities like titjobs or handjobs that make semen ejaculate in vain. Sex = creampie. That's why Yuka is crying so much because of the ejaculation outside her vagina. I hug Yuka tightly as she cries.

「……じゃあそれは、雄輝さんが来週も私としてくれると言う事ですか？」 それはそれで魅力的な提案だけど、俺の性欲は一週間も我慢できるほど悠長じゃない。 朝に一回射精して、由香さんとセックスをして濃いのを出したのに、俺のペニスは貪欲に硬く勃起したままだった、金玉が少し痛い。だけど、俺の肉棒は由香さんとのもう一回戦に備えて臨戦態勢を維持していた。 「来週と言わず、今からでも構いませんが？」 「……嘘っ」 由香さんは勃起している俺のペニスに、信じられない！ と言った表情を見せる。 「その、雄輝さん。危ない薬とかやってないですよね？ そんなに勃起してると死にますよ？」 「まさか」 この世界の男がどうなのかは知らないけど、日に三度オナニーしてきた俺が連続で射精したところで死ぬなんてことはない。別に心臓が弱いとかもないし、テクノブレイクにもならないと思いたい。まぁ美女とセックスしてる途中に死ねるなら割と本望だけど。 由香さんはさっき射精したばかりなのに勃起している俺に本気で心配そうな目を向ける。 「もしかして雄輝さんって、週一どころか毎日射精できたりしますか？」 「まあ」 「……！ せ、性欲の強そうな顔してますもんね！」 唐突なディスに少し驚く。別に日に三度なんて若い身体を持て余してる１９歳なら特別性欲が強いということもないと思うし、俺はそんなスケベそうな顔でもしているのだろうか？ そんなこと人生で一度も言われたことがなかったので、ちょっと驚いた。 「ま、そう言う由香さんも大人しそうな顔をして意外にエッチでしたけど」 「そ、そりゃ、私も女性ですし、当たり前ですよ」 由香さんは少しもじもじしながら顔を赤く染めた。可愛い。俺は由香さんを押し倒し、キスをした。 「それで、もう一回戦しますか？」 「その、雄輝さんの性欲が特別強いのは理解しましたし、お誘いは嬉しいんですけど……万が一にも男性を腹上死させるわけにはいきませんし、それに私もイッたばかりで辛いので、出来れば明日にしていただけると嬉しいんですけど……」 イッた後なのにぃっ！ と俺の肉棒で激しくよがる由香さんを見たい気がするけど、俺は既に朝から二回射精していて、勃起はしているけど金玉も少し痛い。 今は射精したばかりで勃起しているだけで、行為の最中に中折れでもしたらそれこそ申し訳ない。

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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That's an attractive proposition, but my sexual desire isn't long enough to last for even a week. Even though I ejaculated once in the morning and had sex with Yuka-san and released a thick ejaculation, my penis remained greedily hard and erect, and my balls were a little sore. However, my cock remained ready for another round with Yuka-san. Yuka can't believe my erect penis! Show me that expression. I don't know about men in this world, but if I masturbate three times a day, I won't die if I ejaculate continuously. I don't think I have a weak heart, and I don't think it will become a techno break. Well, I would really like it if I could die while having sex with a beautiful woman. Yuka-san looked at me with serious concern as I noticed that I had an erection even though I had just ejaculated. I was a little surprised by the sudden diss. I don't think a 19-year-old who has a young body to spare three times a day has a particularly strong sexual desire, and do I even have that naughty face? I was a little surprised because I had never been told such a thing in my life. Yuka fidgeted a little, her face turning red. cute. I pushed Yuka down and kissed her. I would be happy if you could do it tomorrow, but…” Even after I cum! I feel like I want to see Yuka squirming hard on my dick, but I've already ejaculated twice since this morning, and although I have an erection, my balls are a little sore. I've just ejaculated and have an erection, so I'd be sorry if I broke midway through the act.

……悪気がなかったとはいえ由香さんを膣外射精によって号泣させた後だから、尚更セックスでちゃんと気持ち良くなってもらいたいとも思っていた。 まあ、普通に俺が１００％勃起した状態で由香さんともう一回したいだけだけど。 由香さんを前に明日まで我慢できる自信はないけど、今すぐに、二回戦目をしないのは俺としてもそれなりに助かる提案だった。それに…… 「と言う事は明日までここに泊まらせていただいて良いってことですか？」 「も、勿論！ 雄輝さんが望むなら明日と言わず一生居てくれて構いませんよ！」 まあ毎日由香さんとセックス三昧できるならとても魅力的な提案だけど、膣内射精の後濡れなくなってエッチできないとなると流石に俺が性欲を持て余してしまう。 「ありがとうございます」 「い、いえ。お礼を言うのはこちらの方からですよ。……あっ。そろそろ雄輝さんの洗濯物が回し終えた頃でしょうし干してきますね！」 「お、お願いします」 由香さんはずらしていたブラを戻し、ブラウスのボタンを締める。枕元に置いてあってぐしょぐしょのパンツを拾って、穿かずにベランダに出て行った。 別に自分で干しても良かったけど着る服がないし、別に俺は見られても構わないけど由香さんが構うだろうから素直にお願いしておいた。俺は由香さんのベッドにゴロンと寝転がる。 なんとなく枕の臭いを嗅いでみた。由香さんの汗と女性特有の甘くて良い匂いがした。 ……朝ごはん、食べ放題のビュッフェ形式だったから調子に乗ってかなり食べたつもりだけど、由香さんと激しいセックスをしたからかお腹が空いてきたような気がする。 いや、空いてはないんだけど、こう、身体がエネルギーを欲している感じがした。 思えば昨日は何も食べてないし、それ以前は金が無くて結構ひもじい生活を送っていた。 アルバイトだとすぐ辞めたりクビになったりして、中々上手くお金は稼げなかったけど、男が少なくて女性が男に飢えている世界ならお腹一杯ご飯を食べて屋根のある部屋のちゃんとしたベッドで寝るという快適な生活が実現できるかもしれない。 そんなことを考えていると、俺の洗濯物を干して来た由香さんが部屋に戻ってくる。 「そ、そうだ。雄輝さん、お風呂先に入っててください」 「……一緒に入らないんですか？」 「んっ……そ、それは嬉しい提案なんですけど、我慢できなくなっちゃうので」 由香さんはお腹を少し擦りながらそんなことを言った。なんかその動作がエッチい。別に、俺としてはお風呂の中で二回戦を始めるのも吝かではないのだけれど。 「それに、家の冷蔵庫の中切らしてまして。雄輝さんをおもてなしできる食材がないので、買い出しに行ってこようかなぁと」 ……まあご飯は食べたいし、着れる服がないから一緒に買い出しにも行けないし。セックスで結構汗もかいているから、流石に買い出しを待つ気にはなれなかった。

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次に示す英語の文章を元に、エロ小説風の自然な日本語に翻訳して推敲して書き直しなさい。

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...Although I didn't mean any harm, I had already made Yuka-san cry by ejaculating outside of her vagina, so I wanted her to feel good during sex. Well, I just want to have one more time with Yuka-san while I'm 100% erect. I'm not confident that I'll be able to hold out until tomorrow in front of Yuka-san, but I thought it would be helpful for me to not have a second round right now. in addition…… Well, it would be a very attractive proposition if I could indulge in sex with Yuka every day, but if I couldn't have sex because I couldn't get wet after ejaculating inside my vagina, I'd have no desire for sex. Yuka puts her bra back on and fastens the buttons on her blouse. I picked up a pair of soaking panties from my bedside table and went out to the balcony without putting them on. I could have dried it myself, but I don't have any clothes to wear, and I don't mind being seen, but I'm sure Yuka-san will, so I obediently asked. I lay down on Yuka-san's bed. I tried to smell the pillow somehow. I could smell Yuka's sweat and the sweet, feminine smell. ...Breakfast was an all-you-can-eat buffet, so I thought I ate a lot, but I felt like I was getting hungry after having such intense sex with Yuka. No, it wasn't empty, but I felt like my body needed energy. Now that I think about it, I didn't eat anything yesterday, and before that, I had no money and was living a pretty meager life. If I worked part-time, I would quit or get fired right away, so I couldn't make much money, but in a world where there are few men and women are starving for men, you can eat your fill and sleep in a proper bed in a room with a roof. It may be possible to live a comfortable life of sleeping. As I was thinking about this, Yuka-san, who had come to dry my laundry, returned to the room. Yuka-san said this while rubbing her stomach a little. There's something naughty about that action. Personally, I wouldn't be shy about starting the second round in the bath. ...Well, I want to eat, and I don't have any clothes to wear, so I can't go shopping with you. I was sweating a lot from sex, so I didn't feel like waiting to buy anything.

どうせ由香さんとはもう一回セックスするんだし、一緒にお風呂はその後でも問題ない。 「じゃあ、お風呂借りさせて頂きますね」 「はい」 由香さんは言いながらクローゼットを開け、新しいショーツを取り出し、穿いた。 さっきのショーツはさっき洗濯機にでも入れたのだろう。……ショーツ一枚の為に回してるのかな？ 洗濯機。とかちょっと変態的な発想に至るけど、俺はびしょびしょに濡れたショーツの匂いを嗅ぎたいというより、それを嗅がれて恥ずかしがる由香さんを見たいだけだし、バレたら結構本気で怒られるかもしれないのであの濡れたショーツの事は忘れることにした。 「いってらっしゃい」 「……！ い、いってきます！」 なんか凄く嬉しそうに笑った由香さんを見送ってから、シャワーを浴びた。 知らないままでいるよりは知っておいた方がいい。 そんな考えを持つ者であれば、前世の記憶が覚醒したことは喜ばしい出来事だと言えるだろう。 ただ、どんな出来事にもタイミングというのは重要だ。 「ソウマ様、起床のお時間でございます」 「…………」 ソウマと呼ばれた少年は、今まさに世界を呪いたい気分であった。 気品漂う和室に敷かれた上質な布団の上。 数分前に目を覚まし、既に上体を起こしていたソウマは、襖の向こうから声をかけてきた女性に返事を返すことが出来ない。 目覚めてからずっと、混乱する記憶の整理と現状把握に必死でそれどころではなかった。 だが、返事を待たずして襖が開かれる。 現実とは残酷なものなんだなと、ソウマは観念して襖を開けた人物に顔を向けた。 「失礼致します。本日の御召し物を……、既にお目覚めでございましたか。ソウマ様、おはようございます」 廊下に正座した二十代半ばと思われる女性が、ソウマの姿を確認すると穏やかな笑顔を見せたあとに深々と頭を下げた。 まるで高級旅館の仲居さんのような洗練された動作で入室した彼女は、ソウマの着替えを手伝う準備を進めている。 知らない相手ではない。

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I'm going to have sex with Yuka one more time anyway, so there's no problem with taking a bath together afterwards. Yuka said as she opened the closet, took out a new pair of shorts, and put them on. I must have put those shorts in the washing machine earlier. ...Are you spinning it just for a pair of shorts? washing machine. It's a bit of a perverted idea, but I don't want to smell her soaking wet shorts, I just want to see Yuka get embarrassed when she smells it, and if she finds out, I might get really mad at her. Since I didn't have any, I decided to forget about those wet shorts. After seeing off Yuka-san, who seemed to be smiling with great joy, I took a shower. It's better to know than not know. If you are someone who thinks like that, you can say that the awakening of your past life's memories is a joyous event. However, timing is important in any event. 「…………」 The boy called Souma felt like he wanted to curse the world. On top of a high-quality futon in an elegant Japanese-style room. Souma woke up a few minutes ago and was already sitting up, unable to reply to the woman who called out to him from behind the sliding door. Ever since I woke up, I've been desperately trying to sort out my confusing memories and grasp the current situation. However, without waiting for a reply, the sliding door was opened. Reality is a cruel thing, Souma thought, and turned to face the person who opened the sliding door. A woman who appeared to be in her mid-twenties, sitting straight in the hallway, gave a gentle smile when she saw Souma, and then bowed deeply. She enters the room with the sophisticated movements of a waiter at a high-end inn, and is preparing to help Souma change his clothes. It's not someone you don't know.

それどころか毎日顔を合わせている女性の一人である。 そんな彼女の服装を眺めながら、ソウマは次第に冷静さを取り戻していった。 和服をベースにしているが、褄下が恐ろしく短い。 太ももの半分も隠せていないのだ。 そして着崩しているわけでもないのに胸の谷間が見えるほど衿が大きく開いており、袖もなくノースリーブ状態。 さらに脇から手を差し込んで胸を揉んでくださいと言わんばかりの大胆なスリットのお陰で横乳がばっちりと見えている。 セクシー路線に全力でアレンジを効かせたこの「改造和服」と呼ぶべき服装を、目の前の女性はごく自然に着こなしているのだ。 驚くべきことにこの服装でも「かなり露出控えめ」と判断されるほど、世の女性の布面積は小さい。 片方の記憶では信じられないことだが、もう片方の記憶では当たり前の日常である。 ここで漸く、どちらも現実の記憶であるとソウマは確信が持てたのだった。 「ソウマ様、今日は大変良いお天気でございますよ。お部屋を明るくしてもよろしいでしょうか？」 「……お願いします」 「っ！？」 少し余裕の出てきたソウマは片方の記憶を頼りに、ごく当たり前だと思われる言葉を返す。 しかし返事をもらった彼女の反応は劇的であった。 「そっ、ソウマ様からの暖かいお言葉……！　とても嬉しく思います」 たった一言、何気ない返事をしただけ。 本当にそれだけなのだが、女性はひどく動転しながらもソウマに向き直り平伏した。 その反応から、ソウマはどちらが現在の記憶で、どちらが前世の記憶かをハッキリと認識する。 そして彼は安堵の息を吐いた。 世界を呪いたいほど最悪な状況は、勘違いだったのだ。 前世の常識に照らせば間違いなく最悪に気まずい場面だが、現在の常識や価値観とは大きくかけ離れている。

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In fact, she is one of the women I see every day. Looking at her outfit, Souma gradually regained his composure. Although it is based on Japanese clothing, the underside of the sleeves is horribly short. It didn't even cover half of her thighs. And even though she wasn't wearing any clothes, the collar was wide open so that you could see her cleavage, and she was sleeveless. Furthermore, thanks to the bold slit that asks her to insert your hand from the side and fondle her breasts, her side breasts are clearly visible. The woman in front of me wears this outfit, which can be called ``modified Japanese clothing,'' which has been fully arranged to be sexy, and looks very natural. Surprisingly, the amount of clothing worn by women in the world is so small that even this outfit can be judged as ``fairly modest''. What is unbelievable in one memory is normal everyday life in the other. At this point, Souma finally became convinced that both were real memories. Souma, now feeling a little more at ease, relies on one of his memories and responds with words that seem perfectly normal. But when she received a reply, her reaction was dramatic. I just gave a casual reply. That's really all there was to it, but the woman turned to Souma and prostrated herself, although she was extremely upset. From their reactions, Souma clearly recognizes which memories are from his current life and which are from his past life. And he breathed a sigh of relief. The situation was so bad that I wanted to curse the world, but it was all a misunderstanding. It is definitely the worst and most awkward scene when compared to the common sense of my previous life, but it is far removed from my current common sense and values.

それがソウマにとっての救いであった。 「……香月こうづきさん。どうやら、……僕は精通したようです」 「わっ、私の名前をっ！？　……え、精通？　ソウマ様、ご精通なされたのですか！？」 香月と呼ばれた女性は、勢いよく顔をあげると目を白黒させていた。 衝撃の二重奏に軽いパニックになっているようだった。 「はい、そのようです」 「なんとめでたい事でございましょう！　す、すぐ奥様にご報告致しますね！」 そう言うや否や、香月と呼ばれた女性は懐からスマートデバイスを取り出し、慌てて部屋の外へと飛び出していくのだった。 障子も開けず、ソウマの着替えを手伝うことすら彼女は忘れている。 ソウマの身の回りの世話が彼女の仕事であるが、それを失念してしまうほどの一大事だということだ。 そもそもスマートデバイスを取り出したのであれば、この場で通話すればいいのだから慌てて飛び出す必要はない。 そこまで彼女が動転する理由はソウマも理解しているが、当事者そっちのけで置いてけぼりを食らった気分になってしまう。 ソウマは独りにさせてもらったことを喜べばいいのか判断が出来なかった。 夢精で汚してしまったパンツを独り履き替えられることに安堵しつつも、若干の虚しさを感じているのもまた事実。 前世の記憶を取り戻したばかりなのだから思考が安定しないのも仕方がない。 そう自分に言い訳を始めたところで気分が晴れるわけもなし。 思い切って思考をシフトチェンジしてみることにした。 今世の記憶が勘違いでないとするならば、このベタつく股間を彼女の舌でキレイに舐め取ってもらえる展開もあったのではないか。 今世の境遇に、前世の価値観を持ち合わせた今の自分であれば、数多のＡＶ作品も斯くやといったご都合主義な展開も不可能ではないはずである。 だが、今まで特に会話もしてこなかった年上の女性にいきなり「取り敢えずチンポしゃぶってください」などとお願いができるだろうか。 その状況をリアルに想像してみると、かなりの精神的ハードルを飛び越える必要がありそうだった。 突然のエロ展開というのは、やはり現実的ではない。 意義のカケラもない結論に辿り着いたところでソウマは着替えを終え、姿見に映る自分自身を改めて観察する。

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That was Souma's salvation. When the woman called Katsuki looked up, her eyes were blank. He seemed to be in a mild panic due to the shocking duet. As soon as she said that, the woman called Katsuki took out a smart device from her pocket and rushed out of the room. She doesn't even open the shoji doors and forgets to help Souma change his clothes. Her job is to take care of Souma, but it is so important that she forgets about it. If you took out your smart device in the first place, you don't have to rush out because you can just make a call right here. Souma understands why she's so upset, but he feels left out by ignoring the people involved. Souma couldn't decide whether to be happy about being left alone. Although I am relieved to be able to change my pants, which were stained by wet dreams, by myself, it is also true that I feel a little empty. It can't be helped that his thoughts aren't stable since he just regained his memories from his previous life. Even if you start making excuses to yourself, there's no way you'll feel better. I decided to take the plunge and shift my thinking. If my memories of this life weren't a misunderstanding, there might have been a development where I could have my girlfriend lick the sticky crotch clean with her tongue. If I were to have the values ​​of my past life in my current life's circumstances, it would not be impossible for me to do opportunistic developments like the numerous AV works I did. However, could he suddenly ask an older woman, with whom he had never had any particular conversation, to When I tried to imagine the situation realistically, it seemed like I would have to jump through quite a mental hurdle. A sudden erotic development is not realistic. After arriving at a conclusion that makes no sense whatsoever, Souma finishes changing his clothes and takes another look at himself in the full-length mirror.

白を基調とし、衿や裾、そして帯が黒という着流しの着物に身を包んだ十四歳の少年。 これこそが今の自分なのだ、と心の中で何度か言い聞かせる。 細身だが年齢の割に背が高い。 顔立ちは非常に整っており、女性だと言われればすんなり信じてしまうほどの中性的な美しさ。 涼やかというよりも、むしろ冷酷にすら見えてしまうのは切れ長の目が原因なのか、それとも十四年間ほぼ無表情で過ごしてきたからなのか。 砂で描いた絵がいずれ風に流されてしまうように。 精巧な氷細工も時間と共に溶けて無くなるように。 儚いが故の尊さを感じさせる、どこか浮世離れした雰囲気の少年であった。 前世の記憶を取り戻すまでのソウマは、物心ついてから感情を大きく揺り動かされたことはない。 表情豊かに過ごした思い出も特にない。 男性用自宅学習カリキュラムは三年先の修了予定分まで全て終わらせ、それでもひたすら勉学に明け暮れていた。 医者や学者になりたいとか、そういった目標は一切無く、ただ無心に知識を貪っていたのである。 振り返ってみると、ソウマの人生は「虚無」そのもの。 張り合いもなければ潤いもない十四年間であった。 それを鑑みれば、前世の記憶が覚醒したことはやはり喜ばしいことに思えた。 管理社会をディストピアと呼ぶのなら、この世界は紛れもないディストピアである。 そんな世界に於いて、前世の価値基準は希望を失わずに生きていく光となるのだから。 ◇◇◇◇◇◇ 完全に記憶の整理がついた頃、ソウマの身の回りの世話を失念していたことに気がついた家政婦の香月が大慌てで部屋へと戻って来る。 ソウマは特に気にしていないこと先に伝え、謝罪は不要だと示した。 彼女はそれを察し、すぐに本来の業務へ戻ろうと動きだす。 自分の感情よりも、相手が求めているものを理解して瞬時に切り替えられる者は多くない。

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A 14-year-old boy dressed in a casual kimono with white as its base color and black collar, hem, and obi. I keep reminding myself that this is who I am now. She is slender but tall for her age. Her facial features are very well-shaped, and she has such an androgynous beauty that if you told her she was a woman, you would easily believe her. Is it because of his long slit eyes that he seems cold rather than cool, or is it because he has spent the past 14 years with almost no expression on his face? Just like a picture drawn with sand will eventually be blown away by the wind. Just as elaborate ice crafts will melt and disappear over time. He was a boy with an air of being far removed from the world, with a sense of dignity due to his fleeting nature. Until Souma regained his memories of his previous life, he had never been emotionally shaken for as long as he could remember. I don't have any particular memories of being expressive. Even though he had completed all of the men's home study curriculum that was scheduled to be completed three years in the future, he still devoted himself to studying. He had no aspirations to become a doctor or a scholar or anything like that, and was simply greedy for knowledge. Looking back, Souma's life was nothing but emptiness. It was a 14-year period of neither competition nor joy. Considering that, I was happy that my memories of my previous life had been awakened. If the management society is called dystopia, this world is an unmistakable dystopia. In such a world, the value standard of the previous life is a light that lives without losing hope. ◇◇◇◇◇◇ When the memory was completely organized, Kazuki, a housekeeper who noticed that he had forgotten his care around Souma, returned to the room in a hurry. Souma went ahead and told him that he wasn't particularly concerned about it, showing that there was no need for an apology. She knows it and starts to move to return to her original work. There aren't many people who can understand what the other person wants more than their own emotions and switch instantly.

前世の記憶に基づいて彼女を観察すると、この家政婦は本当に優秀な人材なんだと再認識できる。 ソウマはそんな彼女に、夢精で汚れてしまった下着は洗濯せずにそのまま処分するよう、至って冷静にお願いをした。 この世界の価値基準、自分達の関係性を考えれば、そこに感情を挟む余地などないのだ。 それでも何となく彼女と目を合わせることを避けてしまうのは、前世の記憶の影響だろうか。 ソウマの前では色々とテンパったりもするが、基本的には落ち着いた雰囲気を纏う超絶美女である。 美人だということを一度意識してしまうと、どうしても気恥ずかしさが出てしまうのだ。 あからさまに人が変わったと疑われたくないのも事実だが、ただ単純に恥ずかしいという感情の方が大きいソウマは、姿勢を正し目を閉じる。 心が乱れた時こそ瞑想だ。 夢精べっちょりパンツなど瑣末なことに感じられるまで、思考の海を揺蕩うのである。 ソウマは先ず、瞼の向こうにいる家政婦について考え始めた。 彼女のフルネームは香月ミエ。 年齢は一回り上の二十六歳。 ソウマの暮らす葵あおい家に住み込みで働く家政婦の一人で、葵家の長男であるソウマの身の回りの世話を任された、超が付くほど優秀な人物である。 長い髪をいつも後ろで纏めている彼女は大人っぽい顔立ちの美人で、どんなことでも優しく受け入れてくれそうな笑顔の素敵な女性である。 さらに抜群のスタイルまで持ち合わせているのだから、天は二物を与えないということわざは嘘だと確信できる。 前世の世界であれば「嫁にしたい女性像」がそのまま受肉し降臨したと崇め奉られていたことだろう。 だが実際の彼女は、お付き合いした男性の数がゼロという生粋の処女。 しかしそれは意外でも何でもなく当たり前のこと。 そもそもこの世界の大半の女性は処女なのだ。 前世の記憶と変わらず、ソウマのいる場所は地球上の日本という国である。 だが時代はかなり違う。 暦が西暦ではないため断言こそ出来ないが、テクノロジーの進み具合を前世と比較しただけでも相当な未来の時代を生きていることは一目瞭然だった。 二十世紀から二十一世紀を股にかけた前世。

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When I observe her based on my memories from my previous life, I realize once again that this housekeeper is truly an excellent person. Souma very calmly asked her to dispose of her underwear that was stained with wet dreams without washing them. If we think about the value standards of this world and our relationships, there is no room for emotions. Even so, I somehow avoid making eye contact with her, perhaps because of the memories of my previous life. Although she gets all worked up in front of Souma, she is basically an extremely beautiful woman with a calm demeanor. Once you realize that you are beautiful, you inevitably feel embarrassed. It's true that Souma doesn't want people to suspect that he's changed so clearly, but he simply feels embarrassed, so he straightens up and closes his eyes. Meditation is when your mind is disturbed. The sea of ​​thoughts sways until you feel something as trivial as wet wet pants. Souma first started thinking about the housekeeper behind his eyelids. Her full name is Mie Katsuki. She is one year older, 26 years old. She is one of the live-in housekeepers at the Aoi Aoi family where Souma lives, and is an extremely talented person who is entrusted with the personal care of Souma, the eldest son of the Aoi family. She is a beautiful woman with a mature and mature face, and her long hair is always tied back, and she is a wonderful woman with a smile who seems willing to accept anything. He also has an outstanding style, so we can be sure that the saying that heaven doesn't give two things is a lie. In the world of the previous life, the ``image of the woman I wanted to marry'' would have been worshiped and worshiped as having just incarnated and descended. However, in reality, she is a pure virgin who has dated zero men. However, this is not surprising and is normal. In the first place, most women in this world are virgins. Just as he remembers from his previous life, Souma's place on earth is a country called Japan. But times are quite different. I can't say for certain because the calendar is not the Western calendar, but just by comparing the progress of technology with my previous life, it was obvious that I was living in an era far into the future. A previous life spanning from the 20th century to the 21st century.

その世界線の延長上にある未来という可能性は極めて低いとソウマは考えていた。 今世には「西暦」という言葉が存在しないので比較のしようもないし、稚拙な憶測に過ぎないことも理解している。 それでもソウマがそう考えてしまう根拠が二つ。 先ず一つ目は、この世界にはほぼ女性しかいないという極端に偏った男女比率だ。 精子バンクから提供された子種による人工受精の場合、二千人に一人の割合でしか男性が誕生しないらしい。 互いに合意の上という条件を満たせば、性交による自然な受精で男児出生率が二十倍に跳ね上がるそうだが、それでもたったの一パーセントである。 前世の知識から考えれば、あり得ないの一言だった。 そして二つ目。 これが決定的なのである。 それはこの世界の歴史で二百年以上前の出来事。 もう「時空の裂け目」としか表現のしようがない不可解な現象が世界各地で確認されたのだ。 世界で同時多発的に発生したその現象は、程なくして「終幕の喝采カーテンコール」と名付けられた。 時空が裂ける際、まるで万雷の拍手が鳴り響くような音が発生するからである。 そして、その裂け目から現れた超常の存在によって、世界は侵略を受けている。 二百年以上経った今もなお。 ソウマは部屋に飾られた水墨画の掛け軸を背に正座をして目を閉じ、考え事に耽っていたが、ここを一旦の区切りとして目を開く。 すると、処分してくれと頼んだはずの自分の下着を丁寧に折り畳み、懐にしまおうとしていた香月ミエとちょうど目が合うのだった。 途端に顔を真っ赤にした香月ミエだったが、呆気に取られたソウマの表情に気が付くと、今度は一気に血の気の引いた顔に変わってしまった。 香月ミエはなぜそんな行動をしたのか。 そして今、何を考えているのか。 ソウマには全く想像も出来なかったが、何一つ言い訳をすることなく、流麗な動作で土下座をする彼女が潔いということだけは分かった。 さて、この状況。

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Souma thought that the possibility of a future that was an extension of that world line was extremely low. Since the word ``Western calendar'' does not exist in this world, there is no way to compare it, and I understand that it is just a naive speculation. Still, there are two reasons why Souma thinks so. The first is the extremely skewed gender ratio, with almost only women in this world. In the case of artificial insemination using offspring provided by a sperm bank, it seems that only one in 2,000 births results in a male child. It is said that if the condition of mutual consent is met, the birth rate of boys will increase twenty times through natural fertilization through sexual intercourse, but even then it is only 1%. Considering the knowledge from my previous life, it was impossible. And the second one. This is decisive. That happened over 200 years ago in the history of this world. A mysterious phenomenon that can only be described as a ``rift in space and time'' has been confirmed around the world. This phenomenon, which occurred simultaneously all over the world, was soon named the ``curtain call.'' This is because when space-time rips apart, a sound similar to the clapping of thunder is generated. And the world is being invaded by supernatural beings that have emerged from the rift. Even now, more than 200 years later. Souma sat up straight with his back against the ink painting hanging scroll in his room, closed his eyes, and was deep in thought, but he took this as a break and opened his eyes. Then, his eyes met with Mie Katsuki, who was carefully folding the underwear she had asked him to dispose of and was about to put it away in her pocket. Mie Katsuki's face immediately turned bright red, but when she noticed Souma's stunned expression, her face suddenly turned red. Why did Mie Katsuki act like that? And what are you thinking now? Souma couldn't imagine it at all, but he knew that the way she prostrated in such a graceful manner, without making any excuses, was pure. Now, about this situation.

どう彼女に声をかけるべきか。 最初の一言を探していたが、ソウマが口を開くよりも先に部屋の襖が勢いよく開いた。 「ソウマさんっ、体調は大丈夫ですか！？」 香月ミエより連絡を受けたソウマの母。 葵トモエが駆けつけたのである。 「ソウマさん」 「はい」 「何度も言いますが、華族といえど必ずしも能力が発現するわけではないのです」 「はい」 「特に男性は前例も少ないのですから、気に病む必要など露ほどもありませんからね？」 「はい」 車内にて、真剣な面持ちで話しかける母親のトモエに対して、ソウマは簡潔な返事だけを繰り返していた。 ◇◇◇◇◇◇ ソウマの元へと駆けつけた母トモエは、息子の体調に問題がないことを確認すると「すぐに検査へ行きましょう」と提案。 精通ごときで何を検査するのだと、この世界の知識がなければ呆れていたかもしれない。 しかしこの検査こそ、人生最大のターニングポイントなのであった。 ソウマは神妙な面持ちで了承し、早速母と、ソウマお付きの家政婦である香月ミエの三人で屋敷を出ることに。 屋敷の外には空中に浮かんだ自動車風の乗り物が待機しており、香月ミエは運転席へ、母トモエはソウマと共に後部座席へと乗り込んだ。 そこまでは良かったのだが、乗車してからたった五分しか経過していない今現在、母と同じ会話を既に三回も繰り返している。 嫌な気持ちは微塵もないが、ソウマは正直困っていた。 ソウマと同じ黒紫の髪をミディアムボブにしている母トモエは、横に座る息子の顔を覗き込むように身体を傾けながら何度も話しかけてくるのだ。 その度に垂れる前髪を、指でそっと耳にかける仕草がいちいち色っぽいのが先ずよくない。 親なだけあり、冷たい印象を与える切れ長の目をした美女である。

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How should I talk to her? He was looking for the first words to say, but before Souma could open his mouth, the sliding door in the room swung open. Souma's mother was contacted by Mie Katsuki. Tomoe Aoi rushed over. In the car, Souma kept repeating simple replies to his mother, Tomoe, who spoke to him with a serious look on her face. ◇◇◇◇◇◇ Souma's mother, Tomoe, rushed to Souma's side and after confirming that there was no problem with her son's health, she suggested, ``Let's go get tested right away.'' If I didn't have any knowledge of this world, I might have been astonished as to what to test just because I was familiar with it. However, this test was the biggest turning point in his life. Souma accepts with a solemn look on his face, and immediately leaves the mansion with his mother and Souma's housekeeper, Mie Katsuki. A car-like vehicle floating in the air was waiting outside the mansion, and Mie Katsuki got into the driver's seat, and her mother Tomoe got into the back seat with Souma. Things were good up to that point, but now, only five minutes have passed since I got on board, and I've already had the same conversation with my mother three times. Although he didn't feel bad about it in the slightest, Souma was honestly troubled. His mother, Tomoe, who has the same black-purple hair as Souma in a medium bob, speaks to her son many times while leaning over to look into his son's face as she sits next to him. First of all, it's not good that each time she gently puts her fingers over her ears, her bangs fall down, and each time she makes a sexy gesture. As a parent, she is a beautiful woman with long, slit eyes that give off a cold impression.

年齢は三十四歳で、ソウマを出産する前にも娘を二人産んでいるが、三児の母だと言われても信じる者はいないだろう。 それほど見た目は若々しい。 一見すると清楚な女性だが、そんな彼女は服装のギャップが酷いのだ。 家政婦の香月ミエは無地の和服をセクシー方面に改造したような感じだったが、母トモエはそれに輪をかけてセクシー路線。 最早ただのエロとも言えた。 蝶やら百合やらが大きく描かれた色鮮やかな生地の和装は、とにかく露出度が高い。 脱ぎ掛けの和服姿をそのままデフォルトにしてしまったかのように両肩は開はだけていて、更にはその大きな胸が今にも零れ落ちそうな、何ともけしからんデザインなのである。 ソウマは母親の服がどのような原理でギリギリの状態をキープしているのか不思議で仕方がなかったが、あまりジロジロと見るわけにもいかない。 かといって彼女の下半身にも目のやり場はなかった。 褄下が極端に短く、普通に立っていても尻たぶが見える程。 ちょっと前かがみになっただけで、彼女の後ろにいる者には大事な部分が全部見えてしまうだろう。 実際、トモエが先に乗車しようとする時にお尻が丸見えだった。 それどころか、ムダ毛が全くないツルツルの秘部までハッキリと見えてしまったし、今も衽の隙間から彼女の陰部が見えそうで見えないチラリズムに思考を邪魔され続けている。 Ｔバックでもいいから下着を履いてくれと願うソウマであったが、それは詮無きこと。 この世界の女性が露出狂というわけではなく、トモエ個人が特殊な趣味を持っているわけでもない。 昔から男女比が女性に大きく偏っていた世界であるため、そもそもの貞操観念やしきたりがソウマの前世とは根本的に異なるのである。 もちろんそこは理解しているソウマだが、前世の感覚が強くなってしまった現在では、実の母とはいえ目に毒だった。 どうしてもトモエを血縁者として見ることが出来ず、変に意識をしてしまう。 それを悟られたくはないので、ソウマは車内でもなるべく母を見ないよう心掛けた。 しかし母として十四年間ソウマを見守ってきたトモエは、チラチラと視線を送ってくる息子が不安で落ち着かないように見えていたのだ。 常に無表情で、目を合わせることはなく言葉も最小限。 そんな息子が僅かばかりだが表情を見せ、受け答えも丁寧にしてくれるのだから心配になるのも無理はない。 初めての夢精。

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She is 34 years old and had given birth to two daughters before giving birth to Souma, but no one would believe her if she were told that she was the mother of three children. He looks so youthful. At first glance, she appears to be a neat and clean woman, but her clothing is seriously lacking. The housekeeper, Mie Kazuki, wore plain Japanese clothes that had been modified to make them more sexy, but her mother, Tomoe, took a more sexy route. You could almost say it was just erotic. The Japanese clothing, made of brightly colored fabric with large patterns of butterflies and lilies, is very revealing. Her shoulders were splayed, as if she had taken off her kimono as her default, and her large breasts looked like they were about to fall out of her body, giving her an indescribable design. Souma couldn't help but wonder how his mother's clothes kept their clothes in perfect condition, but he couldn't stand staring at her too much. However, there was no place to look at her lower body. The area below the abdomen is extremely short, so much so that even when standing normally, one can see the buttocks. Just by leaning forward a little, anyone behind her would be able to see all of her important parts. In fact, when Tomoe tried to board the car first, her butt was completely exposed. On the contrary, I could clearly see her private parts, which were smooth and free of any unwanted hair, and even now, my thoughts were being disturbed by the invisible glimpses of her genitals that seemed to be visible through the gap in her chin. Souma begs him to wear underwear, even if it's just a thong, but that's a no-brainer. It's not that women in this world are exhibitionists, nor does Tomoe personally have any special hobbies. Because this is a world where the sex ratio has been heavily biased toward women since ancient times, the concept of chastity and customs are fundamentally different from Souma's previous life. Of course, Souma understands this, but now that his sense of his past life has become stronger, even though she is his own mother, it is poisonous to his eyes. I can't help but see Tomoe as a blood relative, and I find myself feeling strangely conscious. Not wanting her to realize this, Souma tried his best not to look at his mother even in the car. However, Tomoe, who had been watching over Souma as a mother for 14 years, noticed that her son seemed anxious and restless as he kept glancing at her. Always expressionless, never making eye contact and speaking minimally. It's no wonder she's worried because her son only shows a few expressions and responds politely. My first wet dream.

そして人生で初めて能力開発局に足を踏み入れ、いきなり検査なのだ。 三年前、ソウマの姉である葵家の次女が十三歳の時に初潮を迎えた。 男性は精通、女性は初潮を迎えると必ず検査を受けなければならないのだが、その検査後に次女が荒れたという過去がある。 そのこともあってか、トモエは少しナーバスになっていたのであった。 「ソウマさん、大丈夫ですか？」 「はい。お気遣いありがとうございます。僕は大丈夫ですよ、母様」 「かぁさ……！　あぁ、ソウマさん。ついに私を母と……」 だからといってずっと心配されているのも落ち着かない。 ソウマは母と目を合わせて、そんなに心配してくれるなと柔らかな笑顔を向けたのである。 その笑顔で一気に不安が吹き飛んでしまったトモエは、ウットリとした表情で息子を見つめている。 例え子煩悩な母親でも、家族に無関心だった子供が突然素直になったからといって、ここまでの反応は示さないだろう。 彼女もまた、息子を男として意識しているようだった。 男女比が極端に偏り、男性の数が激減してしまった世界。 精子バンクからの提供を受け、男を知らないまま人工受精で母親となることがスタンダードな世界である。 人工受精で運良く男児を授かった母子家庭では、実の息子に恋をする母や姉妹も多いのだ。 前提も常識も、前世とは何もかもが違う。 この世界で生きていくのなら、例え母親であっても女性として意識する方が自然なのかもしれない。 「あっ……」 そう割り切ることにしたソウマは、そっと母親の手に自分の手を重ねるのだった。 触れ合うことでトモエとの関係が円滑になるのなら、いくらでも触れ合いたいと思うのが今のソウマの本音でもある。 空飛ぶ車の後部座席で、運転席に座っている香月ミエに悟られないように二人は指を絡ませ合い、恋人繋ぎに落ち着いた。 トモエは照れたように頬を赤らめ俯いてしまう。

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Then, for the first time in my life, I stepped into the Skills Development Bureau and was suddenly given an examination. Three years ago, Souma's older sister, the second daughter of the Aoi family, reached her first period at the age of thirteen. Men are well-versed, and women are required to take a test when they reach menarche, but in the past, my second daughter became unwell after the test. Perhaps because of that, Tomoe was a little nervous. That's why I don't feel comfortable being constantly worried about it. Souma looked her mother in the eye and gave her a soft smile, telling her not to worry so much. With that smile, Tomoe's worries were immediately blown away, and she stared at her son with a depressed expression on her face. Even a mother who is obsessed with her children would not react this strongly just because her child, who had been indifferent to her family, suddenly became obedient. She also seemed to be conscious of her son as a man. In a world where the gender ratio is extremely imbalanced, the number of men has decreased dramatically. In today's world, it is standard for a woman to become a mother through artificial insemination without knowing the man, using sperm from a sperm bank. In single-parent families who are lucky enough to have a boy through artificial insemination, many mothers and sisters fall in love with their biological son. The premise, common sense, everything is different from my previous life. If you're going to live in this world, perhaps it's more natural to think of yourself as a woman, even if you're a mother. Deciding to do so, Souma gently placed his hand on his mother's. Souma's true feelings now include wanting to interact with Tomoe as much as possible if it would make his relationship with Tomoe smoother. In the backseat of the flying car, the two intertwined their fingers so that Mie Katsuki, who was sitting in the driver's seat, wouldn't notice, and settled into a romantic relationship. Tomoe's cheeks turn red and she looks down in embarrassment.

そのタイミングで、ソウマは家政婦の香月ミエとバックミラー越しに目が合った。 懐にソウマの夢精べっとりパンツを隠し持つ家政婦も、ソウマに見つめられて恥ずかしそうに俯いてしまう。 この空飛ぶ車は緊急時にならない限り自動運転。 それを思い出し、密かに安堵するソウマであった。 ◇◇◇◇◇◇ この世界の「華族」というのは、「男爵」とか「侯爵」といった貴族階級を意味する言葉とは全くの別物で、超越者トランセンダーと呼ばれる超能力者を多く輩出し、その功績を政府から認められた家系を指す言葉として使われていた。 この世界は男性が減少し続けている以外にもう一つ、途轍もない脅威に晒されている。 それは終幕の喝采カーテンコールと呼ばれているもので、時空の裂け目から現れる超常の存在から侵略されているという脅威である。 女性だらけの男女比に意識を奪われがちだが、クランジーと名付けられた侵略者たちから身を守らなければならないハードコアな要素を持ち合わせた世界でもあるのだ。 その侵略者に対抗できる唯一の存在こそ、超能力に目覚めた人類、「超越者トランセンダー」なのである。 調査の結果、超越者トランセンダーの子には超能力が遺伝しやすいということも判明している。 華族に認定された家系は、その実用的な能力を代々受け継いでいく責務があり、それを一族の誇りとしていた。 だからこそ華族は、女性の誰もが羨む特権を有している。 それは「共住特区」という、男女で暮らすことが許された特別なエリアに居を構えることができるという権利だ。 男性が「国の宝」として政府に保護され管理下に置かれているこの社会に於いて、この特区はまさに全女性の憧れの地である。 この「共住特区」の目的は、もちろん一人でも多くの超能力者が生まれることだが、最大の使命は男性超越者トランセンダーの誕生である。 超越者トランセンダーの超能力は遺伝するのだから、有用な力を持った男女の子供は両親の超能力をどちらも受け継ぐ可能性を秘めている。 そのためには一人でも多くの男性超越者トランセンダーが誕生しなければならない。 これこそが華族の、延いては世界の望みなのである。 しかしそれは、長い長いトンネルをひたすら手探りで掘り進めて行くような話であった。 政府の思惑は、初動で躓いていた。 有用な能力を発現する男性が、なかなか生まれなかったのである。 すね毛をウネウネと動かすことが出来る。

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At that moment, Souma made eye contact with the housekeeper, Mie Katsuki, through the rearview mirror. The housekeeper, who has Souma's sweaty panties hidden in her pocket, looks down in embarrassment as Souma stares at her. This flying car will drive itself unless there is an emergency. Remembering this, Souma was secretly relieved. ◇◇◇◇◇◇ In this world, ``Peerage'' is completely different from the word ``Baron'' or ``Marquis,'' which refers to the aristocratic class.They have produced many people with supernatural powers called Transcenders, and their achievements are recognized by the government. The word was used to refer to a recognized family lineage. In addition to the continuing decline in the number of men, this world is also exposed to another tremendous threat. It's called the final curtain call, and it's a threat of being invaded by paranormal beings emerging from a rift in space and time. It's easy to get distracted by the female-dominated gender ratio, but it's also a world with hardcore elements where you have to protect yourself from invaders named Cranji. The only beings who can stand against the invaders are the humans who have awakened to supernatural powers. As a result of research, it has been found that the children of Transcenders are more likely to inherit supernatural powers. Families that were recognized as peerage were responsible for passing on their practical abilities from generation to generation, and this was something they took pride in. That is why the nobility have privileges that all women envy. It is the right to live in a special area called a ``special co-living zone,'' where both men and women are allowed to live together. In this society, where men are protected and controlled by the government as ``national treasures,'' this special zone is truly a dream destination for all women. The purpose of this ``Special Co-Residence Zone'' is, of course, to create as many psychics as possible, but its greatest mission is to create Transcenders, male transcendents. Since the supernatural powers of Transcenders are inherited, children of both sexes with useful powers have the potential to inherit both of their parents' supernatural powers. To achieve this, as many male Transcenders as possible must be born. This is the hope of the nobility, and by extension the world. However, it was like digging through a long tunnel, groping along. The government's plans stumbled at the beginning. Men who developed useful abilities were hard to come by. You can move your shin hair around.

暴言を吐くことによって、その相手の怒り具合を色で視認出来る。 など、実用性がなく、受け継いだ先で飛躍的に進化する可能性すら低い能力を積極的に受け継がせるわけにもいかない。 ただ超能力に目覚めれば良いというわけではないのだ。 だからこそ超越者トランセンダーは、その超能力の有用性によってランク分けされている。 有用性が認められないものはＦ級。最低ランクだ。 日常生活で有用性が認められる能力はＥかＤに振り分けられる。 Ｃ級は少し特殊で、戦闘補助に適した超越者トランセンダーに与えられる。 直接戦闘への適性が認められる者はＢ。 そしてＢ級よりも更に高い適性が認められる場合はＡ級が与えられる。 特別枠として、直接戦闘及び戦闘支援への極めて高い適性が認められる特殊な超越者トランセンダーはＳ級に認定される。 男性の場合、例えＦ級でも戦場で役立ちそうな超能力の片鱗さえ持ち合わせていればいいのだ。 国の宝を戦場へ送ることなどないのだから。 その点で言えば、葵家の血筋は安定して有用性の高い超能力が発現するため、政府からも期待される家柄の一つであった。 男児になかなか恵まれないことが難点だったが、今はそれも過去の話。 「……奥様、ソウマ様。到着致しました」 香月ミエに扉を開けてもらい下車したソウマは、目的地である大きな建物を見上げた。 防衛庁直轄の組織、能力開発局本部の関係者入り口。 和風な屋敷や庭園で彩られた美しい街並みの共住特区の中で、真っ白で無機質な近未来的外観のビルは異様に目立っていた。 いや、逆だな。 とソウマは考えを改める。 空撮の映像や画像からの知識だが、多くの女性たちが暮らす「一般区域」も、男性が暮らす「男性保護区域」も、近未来的なビル群という街並みだった。 和風な家屋や独特の和装は、「共住特区」に限られた特別仕様なのである。

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By vomiting abusive words, you can visually check the anger level of the other person. We cannot actively pass on abilities such as these, which have no practical use and are unlikely to evolve dramatically in the hands of those who inherit them. It's not just a matter of awakening to superpowers. That's why Transcenders are ranked according to the usefulness of their supernatural powers. Items whose usefulness is not recognized are F grade. It's the lowest rank. Abilities that are found to be useful in daily life are classified as E or D. Class C is a little special and is given to transcendent Transcenders who are suitable for combat support. Those who are recognized as having aptitude for direct combat are rated B. If a higher aptitude than B grade is recognized, A grade will be given. As a special category, Transcenders, special transcendent beings who are recognized for their extremely high aptitude for direct combat and combat support, are certified as S-class. In the case of men, even if they are F-class, they only need to have at least a glimpse of a supernatural power that can be useful on the battlefield. There is no way we would send a national treasure to the battlefield. In that respect, the Aoi family's bloodline was one of the families that the government expected from them, as they had stable and highly useful superpowers. It was difficult for her to have a son, but that is now a thing of the past. After asking Mie Katsuki to open the door for him, Souma got off the train and looked up at the large building that was his destination. Entrance for those involved in the Headquarters of the Capacity Development Bureau, an organization directly under the Defense Agency. Amidst the special community residential district, which has a beautiful streetscape filled with Japanese-style mansions and gardens, the pure white, inorganic, futuristic-looking building stood out as strange. No, it's the opposite. Souma changed his mind. From what I know from aerial footage and images, both the ``general area'' where many women live, and the ``men's protected area'' where men live, are futuristic buildings. The Japanese-style houses and unique Japanese clothing are special specifications limited to the ``Special Co-living Zone.''

この共住特区は、より強力な超越者トランセンダーを生み出すための特別な区域だ。 つまり、ここに住めるのは超能力を持つ者だけ。 今日の検査結果次第では、ソウマは「男性保護区域」へと行くことになるかもしれない。 流石に緊張した面持ちとなる葵トモエと香月ミエ。 しかし当人である葵ソウマだけが、無表情ながらも自然体であった。 周囲の期待を一身に背負っていることは何となく肌で感じていたが、それでもソウマは検査の結果にあまり興味を持っていなかった。 その結果「男性保護区域」に送られることになったとしても、華族出身者は希望すればいつでも実家に行くことが出来るし、申請すれば数日泊まることも可能だと政府公式のホームページに記載されていた。 つまり軟禁されるわけではなく、隣町で一人暮らしを始めるようなものである。 精通した全ての男性は月に一度の精子提供が義務付けられているが、それとは別に男性保護区域では「奉仕」と呼ばれる義務が課せられていた。 だがそのどれもが努力義務。 ノルマなどは一切なく、本人が必要だと思ったタイミングで行うことが出来るというものだ。 肝心の奉仕内容だが、女性と様々なコミュニケーションを取りなさいという、今のソウマからすれば逆にこちらからお願いしたいくらいの内容であった。 会話程度の軽いものから膣内射精に至るまで、奉仕内容は幅広く用意されており、奉仕を完了するとその内容に応じて国からお金が支給される。 男性保護区域では最低限の衣食住が保証されているが、それ以外はお金がかかる。 つまり、女性を喜ばせて自分で稼げという仕組みになっているのだ。 そこまでお膳立てされないと、この世界の男は女性と接しないらしい。 無表情な仮面の下でソウマは「みんな草食でありがとう」と感謝の舞を踊りたい気持ちになる。 複数の女性と恋愛することを国から推奨され、無責任な中出しセックスもやりたい放題。 それでお金までもらえるのだから、どんなアミューズメントパークよりもテンションが上がる社会奉仕である。 逆にこのまま共住特区に住むことになったとしても問題はない。 男性超越者トランセンダーは欲しいものがあれば大抵用意してもらえるのだが、望めば奉仕活動を行うことだって出来る。 わざわざそんな事をした男性超越者トランセンダーなど、歴史上一人もいないが。 どちらであってもソウマに不都合はないため、心に余裕があった。

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This special cohabitation zone is a special area for producing more powerful Transcenders. In other words, only people with supernatural powers can live here. Depending on today's test results, Souma may be sent to a ``men's protected area.'' Tomoe Aoi and Mie Katsuki looked extremely nervous. However, the person in question, Souma Aoi, was the only one who was expressionless but natural. Although Souma felt that he was burdened with the expectations of those around him, he still didn't have much interest in the test results. Even if they end up being sent to a ``male-protected area'' as a result, those of Chinese descent can always go to their parents' homes if they wish, and if they apply, they can even stay for a few days, the government's official website states. It had been. In other words, it's not like he's under house arrest, but rather like starting a new life on his own in a neighboring town. All savvy men are required to donate sperm once a month, but in addition to this, men's reserves have an obligation called But all of them require effort. There are no quotas or anything like that, and people can do it whenever they think it's necessary. The most important part of the service was to communicate with women in a variety of ways, something that Souma would actually want to do. There is a wide range of services available, ranging from light conversation to vaginal ejaculation, and once the service is completed, the government will pay money depending on the content. Men's protected areas provide a minimum level of food, clothing, and shelter, but everything else costs money. In other words, the system is such that you can make money by pleasing women. It seems that men in this world won't interact with women unless they are prepared to that extent. Beneath his expressionless mask, Souma feels like dancing a dance of gratitude, saying, ``Thank you for being a herbivore, everyone.'' He is encouraged by the government to have relationships with multiple women, and has irresponsible creampie sex as much as he wants. You can even get paid for it, so it's a social service that gets you excited more than any other amusement park. On the other hand, there would be no problem even if they continued to live in the special co-living zone. Transcenders, male transcendent beings, can usually have things provided if they want something, but they can also do volunteer work if they wish. There is not a single transcendent male Transcender in history who would go out of his way to do such a thing. There was nothing wrong with Souma either way, so he had peace of mind.

さらにソウマの実家である葵家は、代々Ｃ級の超越者トランセンダーを輩出してきた由緒正しき家柄である。 万が一、世界で初めてＥ級以上の超能力に目覚めたとしても、戦闘系の能力が目覚める可能性は低い。 例え適性の高い超能力に目覚め、居住エリアが敵襲を受けるなどの緊急事態に巻き込まれたとしても、治癒系であれば確実に後方支援だ。 そもそも男性の能力者を戦場に放り込むような愚かな判断など緊急時でも考えられない。 どう転んでも楽しく安全な生活が約束されているのだ。 このように最悪な場面を想定するソウマだが、男性のＥ級以上判定など過去の歴史から観てもあり得ない話であった。 男性はＦ級が関の山。 それだって確率はかなり低いのだ。 超能力に目覚めた時の心配などより、男性保護区域での暮らしをシミュレートしている方が建設的。 確率の低い方にばかり気を取られるなど不毛である。 それでも「超能力を使う感覚」というものを少しは体験してみたかったと考えてしまう自分がいた。 ソウマは前世の記憶があることで、それ相応の精神年齢だと自負している。 それなのに今の自分は無い物ねだりをしている子供のように思えて、つい自嘲してしまうのだった。 ◇◇◇◇◇◇ 「測定数値、出ましたっ。……え？　う、ウソ……。こんなの、……こんなのあり得ません！」 「どうしたと言うのだ」 「す、数値が、……基準値を大幅に超えています！」 「…………なんだと？」 「セントラルシステム撫子なでしこより解答きました！　全波形パターン照合の結果、がっ、該当する類似波形、……なし。暫定、え、Ｓ級と判定っ！」 「……まさか。……まさか私が生きている間に、このようなことが起こるとはな」 まさか「超能力を使う感覚」を少しどころか死ぬまでずっと体験出来そうな急展開。 あまりの出来事にソウマは、目の前で繰り広げられているやり取りが現実だとは感じられなかった。

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Furthermore, Souma's family, the Aoi family, is a prestigious family that has produced C-class Transcenders for generations. Even if he were to become the first person in the world to awaken to E-class or higher supernatural powers, it is unlikely that his combat-related abilities would awaken. Even if you awaken to a highly suited supernatural power and are caught up in an emergency situation such as your living area being attacked by an enemy, if it's a healing type, you'll definitely be able to provide logistical support. In the first place, even in an emergency situation, it would be unthinkable to make such a foolish decision as to throw a male person with abilities into the battlefield. No matter how things turn out, you are guaranteed a happy and safe life. Souma was imagining the worst possible scenario, but considering past history, it was impossible for a man to be judged as E-class or above. For men, the mountain is grade F. The probability of that happening is quite low. It's more constructive to simulate life in a male-protected area than to worry about what happens when you awaken to supernatural powers. It is pointless to focus only on the one with low probability. Even so, I found myself wishing I could experience at least a little bit of what it feels like to use supernatural powers. Since Souma has memories of his previous life, he is proud of his mental age. Yet, right now, I felt like a child begging for something I didn't have, and I couldn't help but laugh at myself. ◇◇◇◇◇◇ It's a sudden turn of events that makes it seem like you'll be able to experience the feeling of using supernatural powers not just for a little while, but for the rest of your life. So much had happened that Souma didn't feel that the exchange that was unfolding before his eyes was real.

後にソウマお付きの家政婦、香月ミエは語る。 感情の全てを置き去りにしたかのような彼の表情は、いつも以上の「無」であったと。 時は少し遡る。 能力開発局の裏手にある関係者入り口から施設内に入ったソウマたちは、警護官という男性護衛のプロたちに守られながら広い会場へと通された。 華族男性専用の特別な場所だという会場には、仕切り無しで様々な検査機器が設置されており、この施設の職員と思われる数人の女性がそれぞれの持ち場で準備を進めていた。 二十代から三十代の美女たちによる健康診断を貸し切り状態で受けられると思えば、なんら苦ではない。 特にソウマの気分を良くさせたのは、検査に当たる職員たちの服装である。 彼女たちは肌襦袢のようなレーススリップを着用していた。 どうやらこれが制服らしく、少しでも濡れれば間違いなく地肌が透けるであろう生地の薄さが見ただけで分かる。 季節は初夏であるが、残念ながら会場内は空調が行き届いているため、汗に濡れて段々と透けてくるというシチュエーションは訪れそうにない。 しかしこの女性職員たちは、おそらく全員がノーブラ。 少し離れた距離からでもはっきり分かるほど乳首の膨らみが確認できた。 これが国家公務員の制服だというのだから驚きだ。 世間的に見れば、これでも「お堅い服装」に分類されるという事実が、ソウマの気分を一層盛り上げる。 そんな彼女たちは手際よく検査を進めてくれるが、どんな検査であろうと不必要に密着される場面が多かった。 彼女たちの胸がソウマの腕や身体に触れた回数など、数えるのがバカらしく思えるほど。 望めばこの女性職員全員と関係が持てるかもしれないと期待を膨らませると、ソウマの股間も膨らみそうになったので妄想は中断した。 まだ焦らずとも、チャンスはいくらでもあるじゃないか。 そう自分を諌めつつ、ソウマは職員のネームプレートを確認して全員のフルネームを心に刻み込んだ。 女性職員たちも努めて冷静に検査を進めているが、内心は狂喜乱舞に近い状態であった。 このような施設に勤める職員といえど、男性と触れ合う機会が多いわけではない。 ましてソウマのような美少年が相手となると、ベテランの職員ですら浮き足立ってしまうのも仕方がないことだと言える。 検査にやってくる華族男性というのは大抵が過剰に怯えているか、傲慢な態度かの二つにひとつ。

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Later, Souma's housekeeper, Mie Katsuki, speaks. His expression was even more ``nothing'' than usual, as if he had left all his emotions behind. Time goes back a little. Souma and his friends entered the facility through the entrance for related parties at the back of the Skills Development Bureau, and were ushered into a large venue while being protected by professional male bodyguards called security officers. The venue, which is said to be a special place exclusively for Chinese men, had various testing equipment set up without partitions, and several women who appeared to be employees of the facility were making preparations at their respective stations. There's nothing wrong with being able to have a private health checkup conducted by beautiful women in their twenties and thirties. What particularly made Souma feel better was the attire of the staff conducting the tests. They wore lace slips that looked like undergarments. Apparently this was a uniform, just by looking at the thinness of the fabric, which would definitely show through if it got even a little wet. The season is early summer, but unfortunately the venue is well air-conditioned, so it is unlikely that you will get wet with sweat and become increasingly transparent. However, all of these female employees are probably without bras. I could clearly see the swelling of her nipples even from a short distance away. I'm surprised that this is the uniform of a national civil servant. The fact that this is still classified as ``straightforward attire'' from a worldly perspective makes Souma's mood even more exciting. These women efficiently carry out the examination, but no matter what kind of examination they were doing, there were many situations in which they were forced into unnecessary close contact. It seemed silly to count the number of times their breasts touched Souma's arms and body. As I grew hopeful that I might be able to have a relationship with all of these female employees if I wanted, I stopped my delusion as Souma's crotch seemed to be bulging as well. There are plenty of opportunities, even if you don't rush yet. While admonishing himself, Souma checked the name plates of the staff members and etched everyone's full names in his mind. The female staff members were also doing their best to remain calm as they carried out the tests, but inside they were in a state of near frenzy. Even employees working at such facilities do not have many opportunities to interact with men. Moreover, when faced with a beautiful boy like Souma, it can be said that it is inevitable that even veteran staff members would get nervous. Most of the Chinese men who come for tests are either overly fearful or have an arrogant attitude.

しかしソウマは常に微笑みを絶やさず、一人ひとり丁寧に応対していた。 世の女性が妄想する理想の男性像が、そのまま現実に現れてしまったも同然なのだ。 三十代のベテラン職員を含めた全員がハートを撃ち抜かれて恋に落ちてしまうのも無理はない。 国家公務員として職務を滞りなくこなさなければという使命感と、どうにかしてこの恋心を伝えることは出来ないかというジレンマ。 それが彼女たちを過度な密着という行動に駆り立てたのである。 例え彼の母親が見守る中であっても、だ。 普段は保守的な考えで生きている公務員の彼女たちが「男性に対するセクハラ」という、職を失うほどのリスクを取ってまでソウマに自己アピールをしている。 分け隔てなく女性に優しく接している彼は、確かに女を狂わせる魅力があった。 同じ女性としてアピールしたくなる気持ちも理解できるので、母親であるトモエも苦笑いするしかない。 彼女の隣に立つ家政婦の香月ミエは、不安そうにソウマを見守っていた。 ソウマが無理をしていないか心配なようだ。 様々な女性の想いが交錯する中、検査自体はつつがなく終了する。 程なくして別室へと呼ばれ、ソウマは母と家政婦の三人で指定された部屋へと向かう。 そこは大きなディスプレイがある部屋だった。 パソコンに向かってひたすらキーボードを打ち込んでいる二十代の眼鏡女性と、四十代以上と見られる黒い軍服を着た女性が立っていた。 ノートパソコンの画面から目を離さない二十代女性は、検査してくれた職員たちと同じ制服を着ている。 しかし軍服の女性は、この世界の常識からは考えられないほど露出の少ない服装であった。 彼女の髪色は薄いグレーで、白髪なのか元々の地毛なのかは判断がつかない。 ショートヘアーだが前髪は長く、顔の右半分を隠すように垂らしている。 よく見ると右目には眼帯をしており、前髪の隙間からは火傷痕のような肌が見えていた。 彼女は右手だけに革の手袋をしていることから、右半身に大きな火傷痕があることを想像させる。 「ほう。……私を見ても怖がらないとは珍しい」 女性にしては低めのハスキーな声だった。

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However, Souma always had a smile on his face and responded to each and every one of them politely. It is as if the ideal male image that women all over the world fantasize about has manifested itself in reality. No wonder everyone, including the veteran employees in their thirties, were shot through the heart and fell in love. She feels a sense of duty as a national civil servant and has to carry out her duties without fail, and the dilemma of whether she can somehow convey her love for him. This prompted them to engage in excessive close contact. Even if his mother was watching. These female civil servants, who usually live their lives with conservative ideas, are promoting themselves to Souma by taking the risk of ``sexually harassing men,'' which could cost them their jobs. He treats women kindly and without discrimination, and he certainly has a charm that drives women crazy. Tomoe, the mother, can only smile bitterly as she can understand the desire to appeal to her as a woman. Mie Katsuki, the housekeeper who was standing next to her, was watching Souma anxiously. It seems like Souma is worried that he's not pushing himself too hard. While the various women's thoughts are intertwined, the examination itself ends without incident. Soon after, Souma is called to a separate room, and his mother and housekeeper head to the designated room. It was a room with a large display. There was a woman in her twenties wearing glasses who was typing away at a computer, and a woman wearing a black military uniform who appeared to be in her forties or older. The woman in her twenties, who did not take her eyes off her laptop screen, was wearing the same uniform as the staff who tested her. However, the women in military uniforms were wearing clothing that was so revealing that it would be unimaginable based on the common sense of this world. Her hair color is light gray, and it's hard to tell if it's gray or her natural hair. She has short hair, but her bangs are long and hang down to cover the right half of her face. If you look closely, you can see that he has an eyepatch over his right eye, and what looks like a burn scar can be seen through the gap in his bangs. She wears a leather glove only on her right hand, which suggests that she has large burn scars on the right side of her body. Her voice was low and husky for a woman.

自信に満ち溢れたような獰猛な笑みを浮かべた軍服の女性は、視線をソウマからトモエに移す。 「立派な子に育てたものだ」 「お元気そうですね、マリカさん」 「今は偉そうにしてるだけが仕事だ。元気も有り余るさ」 母が口にした名前を聞いて、ソウマは「この人がそうなのか」と合点がいく。 目の前にいる軍服女性は有名人だ。 ソウマがだいぶ前に終えた学習カリキュラムの中にあった近代史。 マリカと呼ばれた女性は、そこに名前が載っている人物で間違い無いだろう。 御手洗みたらいマリカ。 この能力開発局の局長を務める四十八歳。 今から三十年前、当時激化していた埼玉攻防戦を終わらせた英雄である。 Ａ級超越者トランセンダーであった彼女だが、その戦いぶりはＳ級をも凌駕するほどだったとか。 鬼神の如き活躍で、侵略者であるクランジーたちに占領されていた埼玉エリアと、東京に隣接する千葉エリアの一部を取り戻したのだ。 だがその戦闘で大怪我を負い、右目を失明して現役を退いた。 近代史にそう記載があったことをソウマは思い出していた。 「ソウマ君。御手洗マリカだ。先ずは精通おめでとう」 「ありがとうございます」 夢精でパンツを汚して何がめでたいのかは分からなかったが、ソウマは差し出された手を迷わず握り、相手としっかり目を合わせて握手を交わす。 「……君は、私が怖くはないのか？」 「いえ、特には」 「ふふっ。面白いな、君は。大抵の男はこの顔を醜いと嫌悪するというのに」 「……。僕が安全に生きてこられたのも、侵略者と戦う女性たちがいてくれるお陰です。もしあなたを悪く言う人がいるのなら、僕はその人を殴りに行きますよ」

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The woman in military uniform, with a ferocious smile that seemed to be full of confidence, shifted her gaze from Souma to Tomoe. When Souma heard his mother's name, he thought, ``Is this the same person?'' It makes sense. The woman in military uniform in front of me is a celebrity. Modern history was part of the curriculum that Souma finished a long time ago. There is no doubt that the woman called Marika is the person whose name is listed there. Mitarai Mitarai Marika. He is 48 years old and serves as the director of this capacity development bureau. Thirty years ago, he was the hero who ended the battle for Saitama, which was intensifying at the time. She was an A-class transcendent Transender, but her fighting style was said to even surpass that of an S-class. With his demon-like actions, he regained the Saitama area that had been occupied by the invaders, the Kranjis, and part of the Chiba area adjacent to Tokyo. However, he was seriously injured in the battle, lost sight in his right eye, and retired from active duty. Souma remembered that it was written in modern history. Although he didn't know what he meant by staining his pants with a wet dream, Souma took the offered hand without hesitation, looked him in the eyes, and shook hands with him.

ソウマが真顔で返すと、若い女性職員のキーボードを叩く手が止まり、沈黙が室内を支配した。 この世界の男性にこんな発想はないのかもしれないが、ソウマ自身は間違ったことを言ったつもりはない。 彼は堂々と沈黙を享受した。 二十世紀から二十一世紀を股にかけた前世の日本では、本当に色んなことが起こったのだ。 しかしどんな困難が訪れようと、自衛隊、消防、警察の人たちの献身で生活は取り戻され、そして守られた。 この世界に於いてはそれが更に顕著なのである。 今や、東北地方と北海道は日本の国土であっても日本人のものではない。 侵略者の手に落ちた国土を取り返すべく、今も激しい戦いに身を投じている女性たちがいることを忘れてはならない。 「……ふふ、これは参ったな。いい年にもなって、その気にさせられそうだよ」 両手を挙げて降参のポーズを取ったマリカは、目尻を下げて苦笑いとも照れ笑いともとれる表情を浮かべた。 「すみません、生意気を言いました」 「いや、嬉しかった。ありがとう」 保護され尊重されることが当たり前の環境で育った男性というものは、女性を下に見る傾向にある。 しかしソウマの態度には特有の傲慢さがなく、はっきりと女性に対する感謝の想いが根底にあるように感じた。 最も多感な時期である十四歳の子供とは思えない。 たったこれだけのやり取りでも、ソウマの人間性が成熟しているのが垣間見えたのだ。 その場に居合わせた他の者は、未だ開いた口が塞がらない状態である。 一番驚いているのは他でもない、母親のトモエだった。 彼女は物心がついて以降、最初に触れ合った男性がソウマであり、それ以外はない。 十四年経った今でも他の男性とは会話すらしたことが無いのだ。 故に子育ては手探りも手探り。 毎日先の見えない霧の中で正解を捜し求めるように必死でやってきた。 だがその努力も実らず、つい先日までの息子はひたすら知識を貪るだけの無感情な機械のようであった。

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When Souma replied with a straight face, the young female employee's hands stopped tapping on the keyboard, and silence reigned in the room. Maybe men in this world don't have such ideas, but Souma himself didn't mean to say anything wrong. He enjoyed the silence. A lot of things happened in Japan in the past, from the 20th century to the 21st century. However, no matter what difficulties faced, life was restored and protected thanks to the dedication of the Self-Defense Forces, firefighters, and police. This is even more obvious in this world. Nowadays, even though Tohoku region and Hokkaido are part of Japanese territory, they do not belong to Japanese people. We must not forget that there are women who are still fighting fierce battles to take back the land that fell into the hands of invaders. Marika raised her hands in a pose of surrender, lowered the corners of her eyes, and gave an expression that could be considered either a bitter smile or a shy smile. Men who grew up in an environment where being protected and respected tend to look down on women. However, Souma's attitude lacked any characteristic arrogance, and I felt that there was a clear underlying sense of gratitude toward women. It's hard to believe that he is a 14-year-old child, who is at his most impressionable age. Even with just this exchange, I could see a glimpse of Souma's maturity as a person. The other people present at the scene still have their mouths open. The person who was most surprised was none other than her mother, Tomoe. Ever since she could remember, the first man she had contact with was Souma, and nothing else. Fourteen years have passed and I still haven't even had a conversation with another man. Therefore, raising children is a struggle. Every day, I desperately searched for the right answer in a fog of uncertainty. However, his efforts were fruitless, and up until recently, his son had been like an emotionless machine that simply devoured knowledge.

世に聞く横柄な態度を取らないだけマシなのかもしれないが、情操教育をどこで間違えてしまったのか。 注ぐ愛情が足りなかったのか。 トモエは陰で毎日悩んでいたのである。 しかしそれは杞憂に過ぎなかった。 いざ外に出てみれば、感謝の心で他人を敬う立派な人格が見てとれた。 間違った教育はしていなかったという安心感と、いつの間にか立派に育っていたという若干の寂しさも抱えつつ、ただただ純粋に、相手を思い遣る心を持った目の前の素敵な男性に心がときめいてしまう。 様々な感情が胸中に去来し、トモエは自分でも気付かぬうちに大粒の涙を零していた。 それを察したデキる家政婦、香月ミエはサッと懐からハンカチを取り出す。 一瞬、間違えてソウマのパンツを出しかけたが、取り出す前に気付き咄嗟に持ち替えたのはデキる家政婦だからこそと言えるだろう。 少し湿っぽくなってしまった空気感を切り替えるために、マリカは検査結果が出るまでの待ち時間を使って超越者トランセンダーについての簡潔な説明を始めてくれた。 恋愛からの性交受精が最も男性出生率が高いとされるが、ソウマは人工授精によって生まれている。 人工受精で男性が生まれる確率は二千人に一人。 超越者トランセンダーが生まれる可能性は三十人に一人なので、単純計算だと人工授精では六万人に一人しか男性超越者トランセンダーが生まれないということ。 もし仮にソウマが超越者トランセンダーであった場合、ものすごい確率を潜り抜けてきたという事になる。 だから何の超能力を持たなくても気にするなと、マリカも母親と同じように念を押した。 仮に超能力に目覚めたとしても、越えられない壁はある。 超越者トランセンダーの超能力を有用性でランク付けしており、男性超越者トランセンダーは世界全体で見ても最低ランクのＦ級しか存在していなかった。 例え超能力に目覚めたとしても、男性の場合はその能力がショボいということである。 もちろん男性には子孫繁栄の礎になるという別の使命があるため、Ｆ級でも問題はない。 ただ、侵略者に対抗しなければならないという時代の中では、より優秀な超越者トランセンダーが欲しいというのもまた事実。 親がＦ級だったとしても、受け継がれた先で開花する可能性のある超能力はある。 しかしその可能性は極めて低いものだ。

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It may be better to just not take on the arrogant attitude that the world hears, but where did we go wrong in educating people about emotions? Was there not enough love? Tomoe was worrying every day behind her back. But those were just unfounded fears. When I went outside, I could see that he was a wonderful person who respected others with a grateful heart. While feeling relieved that I had not been given the wrong education, and feeling a little sad that he had grown up to be a fine man before I knew it, my heart simply fell in love with the wonderful man in front of me who had a heart that genuinely cared for others. My heart flutters. Various emotions ran through his chest, and without even realizing it, Tomoe shed large tears. The smart housekeeper, Mie Katsuki, noticed this and quickly took out a handkerchief from her pocket. For a moment, she almost took out Souma's panties by mistake, but she realized before she could take them out and replaced them immediately, which is probably due to the fact that she is a skilled housekeeper. To change the atmosphere, which had become a little damp, Marika took advantage of the waiting time for the test results to begin a brief explanation about the Transcenders. Sexual fertilization resulting from love is said to have the highest male birth rate, but Souma was born through artificial insemination. The chance of a male being born through artificial insemination is 1 in 2,000. The chance of a Transcendent being born is 1 in 30, so if we do simple calculations, artificial insemination would result in only 1 in 60,000 being born with a male Transcender. If Souma were to be a Transcender, it would mean that he had survived against tremendous odds. So just like her mother, Marika reminded her not to worry even if she didn't have any superpowers. Even if one were to awaken to supernatural powers, there would still be walls that one could not overcome. Transcenders' superpowers are ranked according to their usefulness, and even in the entire world, there were only F-class male Transcenders, the lowest rank. Even if a man were to awaken to supernatural powers, his powers would be poor. Of course, men have another mission, which is to be the foundation for the prosperity of descendants, so there is no problem with being F-class. However, in an era where we must fight against invaders, it is also true that we want a more capable Transcender. Even if one's parents were F-class, there are supernatural powers that can be inherited and blossomed in the future. But the possibility of that happening is extremely low.

人類が苦難を乗り越えるためには、もっと確実性の高い精子が求められているのである。 だからこそ、Ｅ級以上の男性超越者トランセンダーの誕生は世界の悲願。 そこまでマリカが説明をしたところで、眼鏡女性が声を上げる。 どうやら結果が出たようだ。 ◇◇◇◇◇◇ 結果は、そんな世界の悲願を軽く飛び越えてしまっていた。 ソウマは最高ランクであるＳ級と判定されたのである。 これは間違いなく世界を震撼させる出来事であり、情報の扱い方を間違えれば他国からの望まぬ干渉や、強い圧力がかかることも容易に想像ができた。 唯一の救いは、まだ「暫定」であること。 このような一大事、不確かな情報は混乱を招くだけである。 情報開示を引き延ばす建前としては十分過ぎる理由だ。 ソウマ自身にも発現の兆しがないことが逆に助かった。 決して口にはできないが、それが今の開発局の本音であろう。 今後の対応を含め、後日政府側から改めて連絡するということで解散となった。 絶対に口外しないことを厳命されたが、葵家の面々からすればそんなことは言われるまでもないだろう。 「御手洗さん、お会いできて嬉しかったです。それでは失礼します」 ソウマは退室時に振り返り、姿勢を正してマリカに深く頭を下げた。 最敬礼である。 やはりこの少年は、他の男性とは何かが違う。 改めてそう感じたマリカは直ぐに、能力開発局を管轄下に置く「防衛庁」の長官へと連絡するのであった。 「しかし何というか。……すごい子が現れましたね」 御手洗マリカが防衛庁の長官と通話を終え一息ついたタイミングで、眼鏡女性はキーボードを打つ手を止めて声をかける。 「確かにな。ソウマくんが凄いのはもちろんだが、彼の母親があのトモエくんだからかな。どこか納得できる部分もあるよ」

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In order for humanity to overcome hardships, more reliable sperm is needed. That is why the birth of Transcenders, male transcendents of E-class and above, is the world's fervent wish. After Marika explained that far, the woman with glasses spoke up. It looks like the results have come out. ◇◇◇◇◇◇ The result easily surpassed the world's aspirations. Souma was determined to be S-class, the highest rank. This was undoubtedly an event that shocked the world, and it was easy to imagine that if the information was handled incorrectly, it could lead to unwanted interference or strong pressure from other countries. The only saving grace is that it is still Such important and uncertain information only creates confusion. This is more than enough reason to postpone information disclosure. It actually helped that Souma himself had no signs of manifestation. Although it can never be said out loud, this is probably the true intention of the current Development Bureau. The group was disbanded with the government stating that they would be contacted at a later date regarding future measures. He was strictly ordered not to reveal anything, but from the perspective of the Aoi family, there was no need for him to say anything like that. When Souma left the room, he turned around, straightened his posture, and bowed deeply to Marika. My best regards. As expected, this boy is different from other men. Feeling this again, Marika immediately contacted the head of the Defense Agency, which has jurisdiction over the Capability Development Bureau. Just as Marika Mitarai was taking a breather after finishing a call with the head of the Defense Agency, the woman wearing glasses stopped typing on the keyboard and called out to her.

「トモエ様って葵家の御当主ですよね。納得の理由があるんですか？」 「あぁ、そうか。君くらいの年代は知らんのだな。……だが一騎当千ワンマンアーミーと呼ばれた少女がいたことなら知っているだろ？」 「え……、あれって作り話じゃないんですか？」 「事実だよ」 「だって、十四歳の少女が単独で房総半島を取り返したって話ですよ？　そんなのって……」 「ああ、ふざけた話だろう？　だがな、そんな三流映画のようなとんでもない事をやってしまうんだよ、彼女は」 「は、はぁ……」 「この東京が首都に返り咲いたのは私の功績だと世間は言うが、決め手になったのは彼女が千葉の半分を取り返したからさ」 「局長の戦歴もそうですが、スケール感が違い過ぎて私にはちょっと想像が難しいですね。……あれ？　葵の血筋って代々治癒の、Ｃ級の家系ですよね？」 「トモエくんも確かに治癒系ではあるんだがね、規格外すぎてＡ級判定になっていたよ」 「あー、それなら確かに親子っぽいかもですね。規格外って遺伝するのか知りませんけど。……でもそれが本当なら、トモエ様が歴史にも何処にも名前が出てこないのは変じゃありません？」 「まぁ彼女は、行動もちょっと普通じゃなかったからね。国が事実として公表するかどうかは今でも議論されているそうだ。……しかし、あれからもう二十年になるのか」 時間が経つのは本当に早い。 そう呟いてから御手洗マリカは眼鏡女性、佐藤メイに向かって語り始める。 ちょうど二十年前、超越者トランセンダーのみで構成された対クランジー特化の特殊部隊に、彗星の如く現れた異端児について。 ◇◇◇◇◇◇ 葵家の屋敷に戻った母トモエと家政婦の香月ミエは未だに放心状態だった。 あちこちで買った宝くじが全て一等だったと言われた方がまだ信じられたくらいである。 ソウマ本人も帰って来るまでは放心状態だったが、今は落ち着きを取り戻していた。 空腹感が呆けていることを許してくれなかっただけではあるが、無意に時間を浪するよりはいいだろう。 彼が「お腹が空きましたね」と口にしたことにより、居間の時間が流れ始めるのだった。 香月ミエの手配によって二人分の食事が用意され、ソウマは母と二人きりで食事を始める。 今まで会話らしい会話をしてこなかっただけに、母トモエは声をかけるべきか迷っていた。

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``People say it's my achievement that Tokyo became the capital again, but the deciding factor was that she took back half of Chiba.'' “Ah, then it might be like parent and child. I don’t know if being outside the norm is hereditary. But if that’s true, it’s strange that Tomoe-sama’s name doesn’t appear anywhere in history. Isn't it?Well, her behavior was a bit unusual. Apparently, there is still debate as to whether or not the government should make it public as fact. But it's already been 20 years since then." Time passes really quickly. After muttering this, Marika Mitarai begins speaking to Mei Sato, a woman with glasses. Exactly 20 years ago, a heretic appeared like a comet in a special anti-Kranji special unit made up entirely of Transcenders. ◇◇◇◇◇◇ Back at the Aoi family mansion, her mother Tomoe and housekeeper Mie Katsuki are still in a daze. I could still believe it if someone told me that all the lottery tickets I bought here and there were first prize. Souma himself was in a daze until he came back, but now he has regained his composure. It's just that my hunger didn't allow me to let it go, but it's better than wasting my time mindlessly. When he said, ``I'm hungry,'' time began to flow in the living room. A meal for two is prepared by Mie Katsuki, and Souma begins eating alone with his mother. Tomoe's mother wasn't sure whether to call out to him since he hadn't had any kind of conversation until now.

車中で握った手の感触、能力開発局での立ち居振る舞い、どれを思い出しても胸が高鳴り、食事が手に付かなかった。 逆にソウマは懸命に食を進めていた。 前世の記憶を取り戻すまでのソウマは食が細く、いつも出された食事を残していたが、今は多少無理をしてでも胃に詰め込みたかったのである。 今後は複数の女性と積極的に関係を持ちたいと考えているからこそ、体力は少しでもつけておいた方がいい。 母であるトモエは、必死な顔で口いっぱいにご飯を頬張る息子の姿を新鮮に感じていた。 決して美しい所作とは言えないが、不思議と「がんばれ！」と応援したくなる。 男の子が一生懸命になっている姿がこれほどまでに可愛らしく、そして心ときめくものだと彼女は知らなかった。 結局ソウマが食べ終わるまで、トモエは一言も話しかけることが出来ないままだった。 「母様。今日は疲れてしまったので、先に部屋で休ませてもらいますね」 「あ……、気付かなくてごめんなさいソウマさん。その、今日はゆっくり休んでくださいね」 「母様も無理をなさらずに。それでは」 「まぁ♡　ソウマさん……」 それでも最後の気遣いひとつでトモエの心は満たされた。 そんな彼女に微笑みかけ、ソウマは居間を後にする。 政府から今後どう扱われるかの連絡がない限り、出来ることはないだろう。 実際に疲れていたし、想定外の結果について少し考えたいこともあった。 ソウマは自分の現状を分析しながら自室へ向かう。 この国の中枢を支えるセントラルシステム「撫子なでしこ」によると、ソウマの超能力を発現させるカギは「人とのコミュニケーション」にあるという。 そのアドバイスが本当だとするのなら、予定通り「奉仕活動」に専念すればいいだろう。 貴重なサンプルとして人権無視のモルモットにされる危険性も頭をよぎるが、その確率は低いと思われる。 男性出生率は男女合意の上の「愛あるセックス」で確率が上がることが実証されているのだ。 そしてその逆も然りである。

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The feel of my hand in the car, the way I behaved at the Skills Development Office, all of which made my heart pound and I couldn't get my hands on the food. Souma, on the other hand, was working hard to eat. Until Souma regained his memories of his previous life, he had a poor diet and always left the food he was served with, but now he wanted to stuff his stomach with it, even if it was a little forced. Since you want to have active relationships with multiple women in the future, it's a good idea to build up some physical strength. As a mother, Tomoe found it refreshing to see her son stuffing his mouth full of rice with a desperate look on his face. It's not a beautiful gesture, but it somehow makes me want to cheer and say, ``Do your best!'' She never knew that seeing a boy working hard could be so cute and heart-pounding. In the end, Tomoe was unable to speak a single word until Souma finished eating. Even so, Tomoe's heart was filled with one last consideration. Souma smiles at her and leaves the living room. There is nothing that can be done unless we hear from the government about how it will be handled in the future. I was actually tired and wanted to think a little about the unexpected outcome. Souma heads to his room while analyzing his current situation. According to Nadeshiko Nadeshiko, the central system that supports the core of this country, the key to manifesting Souma's superpowers lies in ``communication with people.'' If that advice is true, it would be best to concentrate on ``service activities'' as planned. There is a danger that the valuable samples could be used as guinea pigs for disregarding human rights, but the probability of that happening is thought to be low. It has been proven that the probability of male fertility increases through consensual between men and women. And vice versa.

かなり昔の話だが、薬で男性の意思を奪い強制的に女性と性交させる政策に踏み切った国があった。 だが男性出生率が極端に下がるという期待とは逆の結果で終わるのだった。 なので拉致監禁の上、実験動物のような扱いは流石にないはずである。 モルモット云々はともかくとして、この世界線の男性がガツガツと女を取っ替え引っ替え食い散らかすというエピソードに出会った記憶がない。 ならば「肉食系男子」という全く新しい概念と共に、早く種を撒き散らかしたいものである。 割と楽観的な考えにまとまったところで自室の襖を開けると、既に家政婦の香月ミエによって布団が敷かれていた。 「香月さん、ありがとうございます」 「いえ、もったいないお言葉です」 襖の近くで正座し深く頭を下げる彼女の背中を見つめ、ふとソウマはセントラルシステム撫子のアドバイスを思い出す。 今の自分に必要なのは、人とのコミュニケーションであると。 それなら、今からでも実行できるではないか。 「香月さん、この後予定はありますか？」 「いえ。ソウマ様の願いがあれば、それを優先する次第でございます」 「それなら今日は、僕の側にいてくれませんか？」 「それはもちろんでございます。ソウマ様がお目覚めになられるまでお側に控えさせて頂きたいと思います」 改めて深々を頭を下げた香月ミエとしても、願ってもないことだった。 家政婦とは表向きの役目で、彼女は本来、葵ソウマの護衛である。 葵家は香月ミエをはじめとした実力派の超越者トランセンダーを住み込みの家政婦として雇い入れているが、今は政府側がどう出るかが分からない現状。 保護対象との距離は近ければ近いほどいい。 「香月さん、……僕はどうなってしまうのでしょう？」 「ソウマ様……」 座布団の上に正座したソウマが漏らした不安の声に、香月ミエはハッとした。 その憂いを帯びた表情は「男性でありながらＳ級」という意味を理解している。

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A long time ago, there was a country that used drugs to take away men's will and force them to have sex with women. However, the result was the opposite of what was expected: a drastic drop in the male birth rate. Therefore, they should not have been abducted and confined and treated like laboratory animals. Putting aside the guinea pig thing, I don't remember ever encountering an episode where a man in this world line would greedily replace a woman and eat her up. If so, I would like to spread the seeds as soon as possible, along with the completely new concept of ``carnivorous men''. When I opened the sliding door of my room after coming up with a relatively optimistic idea, my futon had already been spread out by my housekeeper, Mie Katsuki. Staring at the woman sitting straight near the sliding door with her head bowed deeply, Souma suddenly remembered Central System Nadeshiko's advice. What I need now is communication with people. If that's the case, then why not start doing it now? Even though Mie Katsuki bowed her head once again, it was something she couldn't have hoped for. Her official role is that of a housekeeper, but she is actually Souma Aoi's bodyguard. The Aoi family employs talented Transcenders, including Mie Kazuki, as live-in housekeepers, but it is currently unclear how the government will respond. The closer you are to the object of protection, the better. Mie Katsuki was startled by the voice of anxiety that came from Souma, who was sitting upright on the cushion. His expression was tinged with sadness, and I understood that he was ``S-class despite being a man.''

確かに独りで背負い込むには大き過ぎる責任だ。 表面上は冷静に見えるが、彼はまだ十四歳の少年なのだ。 運命に翻弄されるソウマのこれからを想像してしまった香月ミエの庇護欲が駆り立てられる。 「必ず……！　必ずやこの香月！　ソウマ様をお守りいたしますのでっ」 「香月さん……。あの、お願いがあるのですが……」 「はい、何なりと」 「……今夜はその、添い寝を、……していただけませんか？」 「そっそそ！　添い寝っ！？　添い寝で、ございますか？」 「こんなことを頼めるのは、いつも側にいてくれる香月さんだけなんです。その……、無理にとは言いませんが」 「謹んでっ、謹んでお受け致します！　身に余るお言葉っ、必ずや添い遂げてご覧に入れます！！」 添い遂げてどうするんですか。 添い寝ですよ。 喉まで出掛かったツッコミをなんとか飲み込んだソウマは、笑いそうになるのを堪えつつ平伏す香月ミエに優しく声を掛ける。 「香月さん。そんな元気いっぱいに添い寝されちゃったら、逆に寝付けませんよ」 「あわっ、あわわっ！　落ち着き、落ち着きます……！」 「……でも、ありがとう。おかげで少し元気が出てきました」 「てっ、天使……？」 顔を上げた香月ミエは、思わず心の声が漏れていた。 例えこの世に神はいなくとも、天使はいる。 だって目の前にいるんだもの。 こんなに優しい微笑みを向けてくれるソウマ様は、絶対天使に違いない。 彼女は本気でそう思っていた。

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It's certainly too big a responsibility to shoulder alone. Although he appears calm on the surface, he is still a fourteen-year-old boy. Mie Katsuki's desire to protect Souma, who has imagined the future of Souma who is at the mercy of fate, is stimulated. What are you going to do once you get along? We're co-sleeping. Souma managed to swallow the tsukkomi that had reached his throat, and while holding back the urge to laugh, he gently called out to Mie Katsuki, who was prostrate. “Awaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa! When Mie Katsuki looked up, she couldn't help but let out a voice from her heart. Even if there is no God in this world, there are angels. Because it's right in front of me. Souma-sama, who gives me such a gentle smile, must be an angel. She really thought so.

もしかしたらこれは夢なのかもしれないとも考える。 だがそれを確かめるつもりは全くなかった。 もし夢なら、絶対に覚めてほしくなかったから。 ◇◇◇◇◇◇ 香月ミエという人物を表すなら「努力の人」という一言に尽きるだろう。 一般区域で生まれた彼女の夢は「素敵な男性と出会う」という、この区域出身の者なら誰もが抱く、ありきたりな願いだった。 一般区域とは、完全な女性社会である。 もし男児を身籠れば、その家族ごと一時的に「男性保護区域」の育成エリアに移り住むこととなるため、本当に女性しか暮らしていない区域なのだ。 この区域に暮らす女性たちが男性と触れ合うチャンスなど、男性が「社会奉仕」してくれるタイミングに運良く巡り合うしかない。 そのチャンスを掴んだとしても大概の男性は金稼ぎが目的なので、横柄な態度か業務的なやっつけ仕事がほとんどだった。 だからこそ一般区域で暮らす女性は、大人も子供も「素敵な男性に出会う」ことを夢見るのである。 ごく普通の少女だった彼女に転機が訪れたのは十一歳の時だ。 初潮を迎え検査に赴けば、超越者トランセンダーであると判明。 幼いミエは母親と手を取り合って、期待に胸を膨らませた。 Ｅ級以上の超越者トランセンダーであれば、一般区域出身者でも「共住特区」や「男性保護区域」で働く資格を得られるからである。 もしかしたら男性と会話ができるかもしれない。 でもＦ級だったら……。 期待と不安で既に泣きそうになっていた香月親子だが、Ｄ級という想像以上の判定結果に二人は抱き合い、声に出して泣くほど喜んだ。 しかし、判定結果を伝えてくれた職員は少し残念そうにこう告げたのである。 「惜しかったですね。もう少し数値が高ければＢ級だったのに」 と。 この時、香月ミエの中でスイッチが入る。 自分の人生を「惜しい」の一言で片付けられてたまるか。

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I think that maybe this is a dream. But I had no intention of confirming that. If it was a dream, I definitely didn't want to wake up. ◇◇◇◇◇◇ If I were to describe Mie Katsuki as a person, I would say Born in a general area, her dream was to meet a wonderful man, a common wish that anyone from this area would have. The general area is a completely female society. If she becomes pregnant with a boy, her entire family will temporarily move to the ``Men's Protection Area,'' a breeding area that is truly an area where only women live. The women who live in this area have no choice but to be lucky enough to have a chance to interact with men and find opportunities for men to perform ``social service.'' Even if men did seize the opportunity, most of them were just trying to make money, so most of them had an arrogant attitude or did business-like chores. That's why women living in general areas, both adults and children, dream of meeting a wonderful man. She was just an ordinary girl, but a turning point came when she was eleven years old. When she got her first period and went for an examination, it was discovered that she was a transcender. Little Mie held hands with her mother and was filled with anticipation. This is because as long as you are a Transcender of E-class or above, you can qualify to work in the ``Special Co-Residence Zone'' or the ``Men's Protection Zone'' even if you are from the general zone. Maybe you can have a conversation with a man. But if it's F class... Kazuki and his son were already on the verge of tears due to anticipation and anxiety, but the two hugged each other and were so happy that they cried aloud when the result of the D grade was more than they expected. However, the staff member who informed him of the results looked a little disappointed. and. At this moment, a switch turned on inside Mie Katsuki. Is it boring to dismiss your life with just one word, ``It's a shame''?

だったらとことんやってみよう。 中途半端に夢を諦める人生にだけはしたくないと強烈に自覚した途端、腹の底から闘志が湧いた。 そんな彼女が目覚めた超能力は「水を操る能力」であった。 確かに精度や威力次第では戦闘向きの能力になるだろう。 精度や威力が基準を満たしていないから「戦場で活躍できるレベルではないが、日常で活かすことには適している」という判定結果だったのだ。 ならば精度を上げて、威力も上げればいい。 医学的な知見などはない。 どう足掻いたところで、何も向上しないのかもしれない。 しかし香月ミエにはそんな事など関係がなかった。 彼女は勉学もそこそこに超能力の訓練に明け暮れた。 そんなに高望みはするものじゃないと母親は言うが、ミエの闘志はますます燃え上がる。 十四歳から入隊できる対クランジー特化の特殊部隊「士族」の入隊試験に挑戦するも、二年連続実技で落選。 それは当然の結果だった。 士族とは、Ｃ級以上の者だけが入れる狭き門。 Ｄ級以下が入隊したという記録は、残念ながらなかったのである。 それでも彼女は諦めずに猛特訓を重ねた。 そして十六歳、三度目の挑戦でついに入隊を果たす。 Ｄ級が士族に入るというのは史上初。 快挙というよりは異例の事態である。 噂はあっという間に広まり、様々な考えを持った隊士が彼女の元を訪れた。 だが、時間さえあれば訓練を重ねる彼女の鬼気迫る様子を見て、誰もが言葉を失ってしまう。 隊内で最も厳しいと評判の上官から見ても「そこまでやるか」という訓練を、そこまでやり続ける少女。

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So let's give it a try. As soon as I became acutely aware that I didn't want to live a life where I gave up on my dreams halfway, a fighting spirit rose from the bottom of my stomach. The superpower she awakens to is the ability to manipulate water. Certainly, depending on its accuracy and power, it would be an ability suitable for combat. Because its accuracy and power did not meet the standards, the judgment was that it was ``not at a level that could be used on the battlefield, but it was suitable for everyday use.'' In that case, it would be better to increase the accuracy and power. There is no medical knowledge. No matter how hard you try, nothing may improve. But Mie Katsuki had nothing to do with that. She spent a lot of time studying and training for her supernatural powers. Although her mother says she doesn't have such high hopes, Mie's fighting spirit grows stronger. He tried to take the entrance exam for the ``Shizoku,'' a special force specializing in anti-Kranji forces that can be enlisted from the age of 14, but failed in practical skill for the second year in a row. That was a natural result. The samurai class is a narrow gate that only those of C class or above can enter. Unfortunately, there was no record of anyone below D-class enlisting. However, she did not give up and continued to train intensely. At the age of 16, he finally enlisted in the military on his third attempt. This is the first time in history that a D class has entered the samurai class. This is more of an unusual situation than a feat. Word spread quickly, and members with various ideas visited her. However, everyone is speechless when they see her fierce training as she trains whenever she has time. Even her superiors, who have a reputation for being the toughest in the squad, say, ``Will I go that far?'' This is a girl who continues to train to that extent.

尋常ならざる彼女の努力を笑いのネタにする者などいなかった。 侵略者であるクランジーに対抗するための組織「士族」は、入隊条件が十四歳から二十歳までの超越者トランセンダーであること。 そして任期満了が二十四歳という短い期間に設定されていた。 彼女たちは侵略者に対抗し得る稀有な存在だ。 だからこそ、彼女たちの遺伝子を次代へと受け継いでもらいたいのである。 退役した士族は、男性の身辺警護を専門とする「警護官」になる道が約束されていた。 警護官は男性保護区域や共住特区で働ける職種の中で、最も人気の高い職業である。 そして「元士族」という肩書きは、唯一男性から憧れの眼差しを向けられる最強のステータス。 元士族の警護官、これが黄金ルートと呼ばれる女性の生き方なのだ。 香月ミエも、当然そのルートで最高の男性と巡り合い、恋に落ちることを夢見ていた。 その日のためだけに、日夜訓練に明け暮れていたのである。 常に努力を怠らなかった彼女は、どんな戦場でも多くの敵を退け、多くの仲間を救っていく。 いつしか「不屈」の二つ名で呼ばれるほどに。 そしていよいよ任期満了を迎え、彼女の努力が報われる時がやって来た。 少女から大人となり、母から高望みと言われた夢にもついに手が届く。 警護官となった香月ミエの元には、数え切れないほど男性からのオファーが届いていた。 攻守共に優れた実績とその整った容姿は、男性保護区域でも話題となっていたのだ。 それだけ多くのものを守ってきたという自負もある。 長期から短期まで、どんなミッションでもやり遂げる自信があった。 しかし、赴任先でひと月もせずに契約を切られるという事態が続いてしまう。 香月ミエは「才能の壁」という、本来覆しようのないものまで覆すほどの努力家である。 ただその代償は大きかった。 戦闘能力を磨くことだけに時間を費やし、この世界の女性にとって最も重要な「女性らしさ」を磨くことなど忘れてしまっていた。

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No one made fun of her extraordinary efforts. The ``Shizoku'' organization is created to fight against the invaders, the Cranji, and the requirement for joining is to be a Transcendent between the ages of 14 and 20. The term of office was set to expire at the age of twenty-four. They are rare beings who can stand against invaders. That's why we want their genes to be passed on to the next generation. Retired members of the samurai class were promised a path to becoming a ``guard'' who specialized in protecting men. Police officer is one of the most popular jobs available in men's protection zones and special residential zones. And the title of ``Former Samurai'' is the only powerful status that earns men the admiring gaze of her. A former samurai guard, this is the way of life for a woman known as the golden route. Naturally, Mie Katsuki also dreamed of meeting the best man and falling in love with him along that route. He had been training day and night just for that day. She always worked hard, defeating many enemies on any battlefield and saving many of her friends. Before he knew it, he was even called by two names: Now that her term has finally come to an end, the time has come for her efforts to be rewarded. From a girl to an adult, she finally reaches the dream her mother told her was too high. When Mie Katsuki became a police officer, she received countless offers from men. His excellent track record both offensively and defensively, as well as his well-groomed appearance, made him a hot topic even in the male-protected area. I am proud of the fact that I have protected so many things. I was confident that I could accomplish any mission, both long-term and short-term. However, the situation continues where his contract is terminated within a month at his new location. Mie Katsuki is a hard worker who overturns the ``talent wall,'' which is something that would otherwise be impossible to overturn. However, the cost was high. She spent all her time honing her fighting skills and forgot about honing her femininity, which is the most important thing for women in this world.

だからこそ、表面上のステータスしか知り得ない男性は驚くのである。 媚びるということを知らず、何事にも前のめりで裏表のない彼女は、世の男性からすれば珍獣のような存在でしかなかったのだ。 暇さえあれば超能力の訓練を始めてしまう習慣も、男性を怖がらせてしまう方向に拍車をかけていた。 香月ミエは一般常識から少しズレた感覚の持ち主だったが、そのお陰でこれほどの実績を重ねてこれたのだから皮肉な話である。 これまでの努力は、間違った努力だったのではないか。 香月ミエは人生で初めて心が折れそうになっていた。 そんな折、とある華族から連絡が入る。 葵家という名家の御当主から「直接会って話がしたい」という連絡であった。 そしてわざわざ一般区域にある香月ミエの実家まで足を運んでくれた葵家当主、葵トモエは彼女に用件を伝える。 住み込みの家政婦として働きながら息子の警護をして欲しい、と。 驚き固まる香月ミエに葵家当主は息子の写真を見せる。 絶世の美少年だった。 それはまるで、雷に打たれたかのような衝撃。 この人に尽くすことこそ人生だと直感した香月ミエは心が折れかけていたことすら忘れ、二つ返事でこの仕事を引き受けたのである。 それから二年。 葵ソウマのお付きとして側に仕えたが、彼はいつも嫌な顔ひとつ見せず香月ミエを受け入れていた。 それだけで心から幸せだったのだ。 ◇◇◇◇◇◇ 「んっ、はぁ……、そ、ソウマ様ぁ♡」 だからきっと今は夢なのだろう。 お互いに裸となり、布団の中で抱き合うようにして乳首を吸われているなど、夢に違いない。 乳首をねちっこく口内で舐め回されたり、不意をつくように甘噛みされたりと、これまでの人生で感じたことのない快楽が彼女を呑み込んでいく。

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That's why men who only know superficial status are surprised. She didn't know what it meant to be flattered, she was proactive in everything she did, and she was nothing but a rare beast to the men of the world. Her habit of starting to train for psychic powers whenever she had free time was also making men more afraid of her. Mie Katsuki had a sense that was slightly out of line with common sense, but it's ironic because she was able to achieve so much success because of that. I wonder if the efforts I've made so far have been the wrong ones. For the first time in her life, Mie Katsuki felt like her heart was about to break. At that time, he receives a call from a certain noble family. The head of a prestigious family called the Aoi family contacted me and said he wanted to meet and talk in person. Tomoe Aoi, the head of the Aoi family, went out of his way to visit Mie Katsuki's parents' house in the general area and told her about his business. She wanted me to work as a live-in housekeeper and protect my son. The head of the Aoi family shows a photo of his son to Mie Katsuki, who freezes in shock. He was an extremely beautiful boy. It was like being struck by lightning. Mie Katsuki, who instinctively knew that devoting herself to this person was her life, forgot that her heart was about to break and accepted the job without any hesitation. Two years have passed since then. He served as Souma Aoi's attendant, but he always accepted Mie Katsuki without showing a single sign of displeasure. That alone made me truly happy. ◇◇◇◇◇◇ So it must be a dream now. It must be a dream to be naked with each other, hugging each other under the futon and having your nipples sucked. Her nipples were licked in his mouth, and he bit her gently as if to catch her off guard, and a pleasure she had never felt in her life engulfed her.

その快感をソウマから与えてもらっていると思うと余計に感じた。 「んぁ！　うぅ。はぁ、はぁ……。んくっ♡」 吸われてない方の乳房も執拗に揉まれ、時折乳首を優しく指先で擦られる。 香月ミエの呼吸は段々と荒くなり、甘ったるい声も自然と漏れ出す。 どうやってお互いが服を脱ぐに至り同衾しているのか、そこは思い出せない香月ミエだが、今日この瞬間のために生きてきたことだけはハッキリと分かった。 だが、このまま自分だけが快楽を享受しているわけにもいくまい。 「そっ、ソウマ様、あっ♡　私もソウマ様に、な、何かして差し上げたいのです……」 香月ミエがなんとか言葉にすると、彼女の大きな胸を堪能していたソウマが顔を上げる。 「あの、精通してそのままだったので少し気持ち悪いなと思っていたんです。もし出来れば、香月さんのお口でキレイにしてもらえませんか？」 少し照れた感じで上目遣いにお願いをしてくる美少年。 香月ミエは鼻血が出そうなほどの興奮を覚えるが、それが口淫のお願いだと処女でもなんとなく分かった。 「よ、喜んで、ご奉仕させていただきま、ンンッ！？」 間違っていたらソウマを傷つけかねない。 香月ミエは恐る恐る下へと移動しようとしたが、途中で抱き止められソウマにキスをされるのだった。 そのまま彼に舌を差し込まれ、彼女のファーストキスは濃厚なものとなる。 まるでそれに連動するように子宮が疼き始めていた。 きっと愛液が洪水のように溢れていることだろう。 彼女はモジモジと太腿を擦り合わせながら、ソウマの舌に自らの舌を絡めるのだった。 気品ある和室に「じゅぼじゅぼ」と淫靡な音が響いている。 日が沈まぬうちから始めた情事だが、いつの間にかソウマの部屋は暗くなっていた。 香月ミエが葵ソウマの肉棒をしゃぶり始めてから、もうすぐ三時間が経過しようとしていたのである。 掛け布団は脇に退け、休むことなくソウマの肉棒をずっと咥え続けている香月ミエ。 彼女の背中に浮き出た玉の汗を見れば、どれだけ一心不乱にしゃぶっていたかが分かるだろう。

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Thinking that Souma was giving him that pleasure felt even more so. The breast that isn't being sucked is also rubbed relentlessly, and occasionally the nipple is rubbed gently with the fingertips. Mie Katsuki's breathing gradually became rougher, and a sweet voice naturally leaked out. Mie Katsuki can't remember how they ended up taking each other's clothes off, but she clearly knows that they've been living for this moment. However, I can't just enjoy the pleasure like this. When Mie Katsuki managed to say something, Souma, who was enjoying her large breasts, looked up. A beautiful boy looks up at me and asks me for a favor, feeling a little shy. Mie Katsuki felt so excited that her nose was about to bleed, but even though she was a virgin, she somehow knew that this was a request for oral sex. If I'm wrong, I could hurt Souma. Mie Katsuki timidly tried to move downstairs, but on the way she was held and kissed by Souma. Her first kiss becomes intense as he inserts his tongue into her. My uterus started to ache as if in conjunction with this. I'm sure the love juice is overflowing like a flood. While fidgeting and rubbing her thighs together, she intertwined her tongue with Souma's. The lewd sound of ``jubojubo'' echoes in the elegant Japanese-style room. The affair began before the sun set, but before Souma's room became dark. Almost three hours had passed since Mie Katsuki started sucking Souma Aoi's cock. Mie Katsuki puts the comforter aside and continues to suck Souma's cock without rest. If you look at the beads of sweat on her back, you can see how intently she was sucking.

もう既に「夢精の不快感をお口でキレイにして」という設定はお互いの頭に残っていなかった。 歯を立てるな。 吸い込みながら舌を絡ませろ。 精液は必ず飲み込め。 やり方を伝えれば素直に実行し、どんどんフェラが上手くなっていく。 香月ミエにとって人生初のフェラチオであることは分かっていたが、余りにも飲み込みが早いのでつい要求がエスカレートしてしまった。 真っ白なキャンバスを自分の好きな色だけで染め上げていくような感覚に興奮を覚えたことも、男根が萎えない一因なのだろう。 ソウマは香月ミエの口内に四度の射精をしてもまだ、全く衰えていなかった。 最初はぎこちない動きだった香月ミエも努力を怠らない性格が功を奏したのか、今や熟練の風俗嬢のように上目遣いでソウマの表情を観察しながら、速度や吸引の強さを調節出来るまでに上達していた。 誠心誠意ご奉仕したいという愛情と、仕事は必ず達成するというプロ意識が入り混じった表情で見上げられると、その視線だけでも股間に血液が集まってゆくのが分かる。 「こ、香月さん。そろそろ、出ます……！」 五度目のフィニッシュが近いことをソウマが告げると、香月ミエはラストスパートにかかった。 ソウマは射精後に毎回、緩やかな動きで暫くしゃぶってもらうようにお願いしていたため、それが多少のインターバルになってはいるだろう。 それでもノンストップでフェラを続けていることに変わりはないのだ。 彼女の顎も相当疲れているに違いない。 しかし香月ミエは疲れなど知らないかのように「じゅぞぞ」と下品な音を立てながら激しくバキュームフェラをしてくれる。 ソウマは心から感謝をしつつ腰を突き上げ、彼女の口内に五度目となる精液をぶち撒けた。 陰嚢を優しく揉みながら尿道に残った精液までしっかりと吸い上げた彼女は、名残惜しそうに亀頭から口を離す。 そして身を乗り出し、口内の白濁液を舌先で弄んでいる様をソウマに見せてから、二度に分けて精液を飲み込むのだった。 打てば響く彼女に魅了され、気付けば連続フェラになってしまったのは誤算だったが、ソウマの心には満足感しかなかった。 今世の童貞を捨てるのは別に急がなくてもいいだろう。 今からヤったとしても気持ちよさは薄れてしまう、それはとても勿体ない気がしたのだ。

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The idea of ​​``cleaning up the discomfort of wet dreams with your mouth'' was no longer in either of our heads. Don't show your teeth. Engage your tongue while inhaling. Be sure to swallow the semen. If you tell her how to do it, she will obediently do it, and her blowjobs will become better and better. Mie Katsuki knew that this was her first blowjob in her life, but she was so quick to swallow it that her demands escalated. The excitement I felt from painting a pure white canvas with only my favorite colors was probably one of the reasons why my penis didn't wilt. Even after ejaculating four times into Mie Katsuki's mouth, Souma had not weakened at all. Mie Katsuki's movements were awkward at first, but perhaps her hard-working personality paid off, as now she is able to adjust the speed and strength of the suction while observing Souma's facial expressions like a seasoned prostitute. had improved. When he looks up at me with a look that is a combination of love, wanting to serve him wholeheartedly, and professionalism, determined to accomplish the job, I can feel the blood gathering in my crotch just by looking at him. When Souma announced that the fifth finish was near, Mie Katsuki was in her last spurt. Every time after he ejaculates, Souma asked him to suck him for a while with gentle movements, so there must have been some intervals between them. Even so, there is no change in the fact that she continues giving blowjobs non-stop. Her jaw must be pretty tired too. However, Mie Katsuki gives me a violent vacuum blowjob while making a vulgar sound like as if she doesn't know how tired she is. Souma thanked her from the bottom of his heart and thrust his hips up, releasing his semen into her mouth for the fifth time. She gently massaged his scrotum and sucked up the remaining semen in his urethra, then removed her mouth from the glans, reluctant to leave anything behind. Then, he leaned forward and showed Souma how he was playing with the cloudy liquid in his mouth with the tip of his tongue, and then swallowed the semen in two parts. It was a miscalculation that he was charmed by the sound of her sound when he hit her, and before he knew it, he was giving her continuous blowjobs, but Souma felt nothing but satisfaction in his heart. There's no need to rush to lose your virginity. Even if I did it now, the pleasure would fade, and I felt like that would be such a waste.

「香月さん、ありがとうございました。これで安心して眠れる気がします」 「はぁ、はぁ♡　こちらこそ、ありがとうございました。夢のような、一時でございました……♡」 「あの……、もしお疲れでなければ、僕が眠るまでゆっくりとしゃぶり続けてくれませんか？　香月さんにそうしてもらっている時が、何よりもリラックス出来るみたいなんです」 優しい言葉を使っているが、ソウマのお願いした内容は酷いものだった。 期待に胸を膨らませた処女の乳首をたっぷりと刺激し、その後三時間も肉棒をしゃぶらせておいてのお預けだ。 その上で心地よく眠るためだけにフェラを続けろと言うのだから、鬼畜の所業と言ってもいいだろう。 「お安い御用でございます♡」 もちろん香月ミエは断らない。 士族に在籍していた頃、耐久フェラとは比べものにならないハードな訓練を自らに課してきたため、体力的な問題はなかった。 それどころか、どうやってこの恩義に報いるかばかりを考えていたほどだ。 彼女の生真面目な性格もあるが、そこにはこの世界ならではの事情があった。 男性の数が少ないからこそ、精子バンクを管理している国に多額の税金を払い、人工授精を受けることがこの世界の一般的な「子作り」なのである。 数十万円から数百万円の支払いをすることでランダムに選ばれた精子数匹分が貰え、金額に応じて数ヶ月間、人工的に受精させた卵子の着床トライができるのだ。 精液とはそれだけ貴重なもの。 金額的な価値だけではなく、男性は精力も性欲も薄いため「性交による膣内射精」は贅沢の極みと言えた。 そのため、本来この世界のフェラチオというのは勃起させるための前戯に過ぎない。 生の搾りたて精液を飲み干すという行為は紛れもなく禁断の果実であり、それが連続ともなると拗らせた処女の妄想に等しいものである。 香月ミエは人生すべての努力が報われた想いだった。 出来すぎたシンデレラストーリー。 例え夢でも、二度とこんな幸せな夢は見られないだろう。 今日の出来事を一生の宝にしようと心に決めて、最愛なる葵ソウマが安眠できるようにそっと掛け布団を被り、ゆっくりと丹念に男根を舐め上げる。 口に含んで軽く吸引しながら、心からの感謝を込めてストロークを繰り返していると、数分は硬いままだったソウマの肉棒が段々と柔らかくなっていく。 程なくして彼の呼吸の質が変わり、静かな寝息が聞こえてくる。

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Although he uses kind words, what Souma asked for was terrible. I fully stimulated the nipples of the virgin, who was filled with anticipation, and then left her to suck my cock for three hours. Since he then tells her to continue giving blowjobs just to sleep comfortably, it can be said that this is the work of a devil. Of course, Mie Katsuki doesn't refuse. When she was a member of the samurai clan, she had put herself through hard training that was incomparable to endurance blowjobs, so she had no physical problems. In fact, all I could think about was how to repay this kindness. She has a serious personality, but there are also circumstances unique to this world. Precisely because the number of men is small, the common way to have children in this world is to pay a large amount of taxes to the country that manages the sperm bank and undergo artificial insemination. By paying anywhere from a few hundred thousand yen to several million yen, you can receive several randomly selected spermatozoa, and depending on the amount you pay, you can try implanting an artificially fertilized egg for several months. . Semen is such a precious thing. Not only was it worth the money, men had little energy and sexual desire, so ``ejaculating into the vagina through sexual intercourse'' was considered the ultimate luxury. Therefore, fellatio in this world is nothing more than foreplay to get an erection. The act of swallowing raw, freshly squeezed semen is undoubtedly a forbidden fruit, and if it happens continuously, it is equivalent to the delusion of a virgin. Mie Katsuki felt that all her efforts in life had been rewarded. A perfect Cinderella story. Even if it were a dream, I would never have such a happy dream again. Determined to treasure today's events for the rest of my life, I gently cover my beloved Souma Aoi with the comforter so she can sleep peacefully, and slowly and carefully lick his cock. Taking it in my mouth and sucking it lightly, I repeated the strokes with sincere gratitude, and Souma's cock, which had remained hard for several minutes, gradually became softer. After a while, the quality of his breathing changes and I can hear him breathing quietly.

どうやら深い眠りに入ったようだ。 香月ミエはソウマの願いをしっかりと叶えたわけだが、それでも愛しい人からは離れ難く、完全に力を失った陰茎を頬張ったまま口内で舐め回すことを止められなかった。 彼のものを口に咥えたまま自らの股間を触ってみると、内腿までべっしょりの大洪水。 そこまで濡れていたことを自覚した瞬間、ソウマに対する愛情が暴発。 我慢をすることが出来ず、自らの愛液を使ってヌチョヌチョと中指で陰核を擦り始めてしまう。 「〜〜〜っ！」 ソウマの陰茎を咥え、彼の精液の味を思い出しながらする自慰は格別だった。 自分でも信じられないくらいあっという間に達し、声を殺すのに苦労しながら身体をビクビクと震わせる。 脱力してこの快感の余韻に浸りたいが、ソウマの上に倒れ込んで彼の睡眠を妨げてはならない。 腰が抜けて倒れ込んでしまいそうになるのを堪え、左腕一本で身体を支えた。 「ふぅーっ♡　んふぅーっ♡」 右手はまだ自分の陰部に当てがったままだ。 布団を被っているため酸素も薄く意識が朦朧としてくるが、火照る身体はまだまだ鎮まりそうにない。 香月ミエは鼻息を荒くしながら布団の中で二度三度とクリオナを繰り返し、断続的に押し寄せる絶頂の波に酔いしれた。 そんな無茶をしているうちに香月ミエはソウマの陰茎を咥えたまま意識を手放し、彼の腰に抱きつくように崩れ落ちてしまうのであった。 ◇◇◇◇◇◇ ソウマが目を覚まして最初に気付いたことは、布団に自分一人しかいないということ。 若干の寂しさを感じつつ顔を横に向けると、いつもの和装に身を包んだ香月ミエが襖の近くに正座していた。 視線が合うと顔を綻ばせた彼女が口を開く。 「おはようございます、ソウマ様っ」 「んっ……、おはようございます香月さん。……それと、昨日はありがとうございました」 「い、いえ♡　こちらこそ、本当にありがとうございます」

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It seems that he has fallen into a deep sleep. Mie Katsuki had made Souma's wish come true, but it was still difficult to separate from her beloved, and she couldn't stop licking the penis, which had completely lost its strength, in her mouth. When I touched my crotch with his stuff in my mouth, I found that my inner thighs were drenched. The moment he realized how wet he was, his love for Souma exploded. Unable to hold back, she starts rubbing her clitoris with her middle finger using her own love juices. Masturbating while holding Souma's penis in her mouth and remembering the taste of his semen was something special. I couldn't believe it myself, reaching it so quickly that my body trembled as I struggled to keep my voice quiet. I want to relax and soak in the afterglow of this pleasure, but I can't collapse on top of Souma and disturb his sleep. I resisted the urge to collapse and supported myself with my left arm. His right hand was still on his genitals. Since I'm covered with a futon, the oxygen is thin and I'm starting to feel hazy, but my burning body still doesn't seem to subside. Mie Katsuki repeated cliona two or three times in the futon while breathing heavily, becoming intoxicated by the intermittent waves of climax. While doing such a reckless thing, Mie Kazuki loses consciousness while still holding Souma's penis in her mouth, and collapses onto his waist, hugging him. ◇◇◇◇◇◇ The first thing Souma noticed when he woke up was that he was the only one on the futon. When I turned my head to the side, feeling a little lonely, I saw Mie Katsuki, dressed in her usual Japanese attire, sitting upright near the sliding door. When our eyes met, her face dropped and she opened her mouth.

「ひとつお願いがあるんですが」 「はい。なんなりと」 「次からは僕が起きるまで一緒にいてください。目が覚めて独りだと少し寂しいです」 「もっ！　申し訳、……え？　次、でございますか……？」 「僕に添い寝するのは、もう嫌ですか？」 「とっ！　ととと、とんでもございません！　光栄です！　ぜひっ、ぜひお呼びくださいませ！」 「では今晩も添い寝をお願いしますね」 「はっ、はい！　もちろんでございます！」 今回限りだと勘違いをし、勝手に納得していた香月ミエにとっては晴天の霹靂。 現実が夢に勝るなど、どれだけ妄想を膨らませたって思い付くはずもなかった。 覚めない夢は、あったのだ。 感動に打ち震え、香月ミエが涙を滲ませている。 ほんの一瞬だけ寂しい思いをさせられた腹いせに意地悪な聞き方をしてしまったと、自分の子供っぽさを反省しつつも、ソウマは今晩も彼女に性処理をさせる約束を取り付けたことに満足していた。 「起きます」 ソウマが布団から出て立ち上がると香月ミエも仕事モードに切り替え、その場で一礼してからソウマの着替えの補助に動き出す。 香月ミエによって全裸からあっという間に着流しの和装姿に変わっていく自分を姿見越しに見つめながら、ソウマは屋敷で働く家政婦全員に種付けをする計画を組み立てていたが、ふと自分自身に興味が向いた。 ひたすら勉強しかしてこなかった今世。 自分のポテンシャル、特に夜の体力値はどれほどなのかと。 こんな世界だ。 セックス相手に困ることはないだろう。 ならば一日の射精回数が多いほど人生を謳歌できるのは間違いない。 昨日は能力開発局で行われた検査の疲れもあったが、最高に興奮したこともあって五回目までいけた。 今後体力をつければマックス回数も増やすことが出来るだろうか。

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For Mie Katsuki, who had mistakenly assumed that it would only be this time and was convinced, it was a bolt from the blue. No matter how much I fancied myself, there was no way I could have imagined that reality would be better than my dreams. I had a dream that I couldn't wake up from. Shaking with emotion, Mie Katsuki was in tears. Although Souma regretted his childishness for asking such a mean question out of anger at having made her feel lonely for just a moment, he was satisfied that he had made a promise to let her have sex with him again tonight. Was. When Souma gets out of the futon and stands up, Mie Katsuki also switches to work mode, bows on the spot, and then begins to help Souma change clothes. While watching through the mirror as Mie Katsuki quickly changed from being completely naked to wearing a kimono, Souma was formulating a plan to inseminate all the housekeepers working at the mansion, but suddenly he became interested in himself. turned towards me. In this life, I have done nothing but study. I wonder what my potential is, especially my physical strength at night. This is the world. You won't have any trouble finding a sex partner. If so, there is no doubt that the more times you ejaculate in a day, the more you can enjoy life. Yesterday I was tired from the test held at the Ability Development Bureau, but I was so excited that I was able to make it to the fifth time. I wonder if I will be able to increase the maximum number of repetitions if I improve my physical strength in the future.

前世の感覚を持った今のソウマは、若さ特有の「人生がいつまでも続く」という錯覚はない。 命はいつ終わるとも限らない、常にベストを尽くすべきである。 前世の記憶そのものが、時間が有限であることを証明しているのだから。 そんな前世の記憶を顧みると、一般的かどうかは分からないが、比較的平凡なサラリーマン人生だったというのがソウマ自身の感想である。 敢えて特徴を挙げるとすれば、古武術を趣味としていたくらいだろうか。 と言っても、由緒正しい流派を修めていたわけではない。 自称だが古武術研究家であった叔父の指導で、いろんな体術や武器術を教わっていただけであった。 社会人になったばかりの頃に叔父は逝ってしまったが、お金のかからない楽しみとして自主稽古はその後も欠かさなかった。 別に強さを追い求めていたわけではないので、望んでケンカをしたことはない。 精々、同僚と居酒屋で飲んだ帰り道、絡んできた酔っ払い集団の数人を投げ飛ばしたくらいである。 しかし相手だけでなく、同僚にもドン引きされたのは心外だったと記憶している。 互いに酔っていたのだ。手加減が出来ず、相手もろくに受け身がとれなかったのも仕方のないことではないだろうか。 それでもこの日を境に、身につけた武術を人前で使うことはなくなった。 恋愛は人並みに経験していた方だろう。 四十代になったあたりから記憶が朧気だが、けっこう年下の同棲相手がいたことは覚えている。 ただ、タイミングを逃し籍は入れていなかった。 仕事から趣味、恋愛に至るまで尽く「やり切った」という達成感や充実感を得たことのない人生。 前世がどんな最期だったかは全く記憶にないが、「一片の悔いなし」と言える人生とは程遠い終着点だったことは間違いないだろう。 だからこそ「葵ソウマ」は、いつ死んでも後悔せぬよう生きていきたいと想うのだ。 「ソウマ様、本日もお似合いでございます」 前世を回想している間に着替えは完了していた。 ソウマは振り向いて彼女の手を取り、笑顔を向ける。

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The current Souma, who has a sense of his past life, does not have the illusion that ``life will continue forever'' that is typical of youth. Life doesn't end anytime, so you should always do your best. The very memory of my previous life proves that time is finite. Looking back on his memories of his previous life, Souma himself feels that he lived a relatively ordinary life as an office worker, although he doesn't know if it's common or not. If I had to pick a characteristic, it would be that his hobby was ancient martial arts. However, this does not mean that he had trained in a time-honoured school. He was only taught various martial arts and weapon techniques under the guidance of his uncle, who claimed to be an ancient martial arts researcher. His uncle passed away when he had just entered the workforce, but he continued to practice on his own as an inexpensive way to have fun. I wasn't particularly looking for strength, so I never wanted to get into a fight. At best, on the way home from drinking at a pub with co-workers, I threw away a few of the drunken people who had gotten into me. However, he remembers that he was disappointed not only by his partner but also by his colleagues. They were both drunk. I guess it can't be helped that they were unable to take action and the other party was too passive. Still, after that day, I no longer used the martial arts I had learned in public. He must have experienced love just like most people. My memory is hazy since I turned 40, but I do remember that I had a partner who was quite a bit younger than me. However, I missed the timing and did not register. I have never felt a sense of accomplishment or fulfillment in everything from work to hobbies to love. Although he has no recollection of how his previous life ended, there is no doubt that it was a far cry from a life in which he could say he had That's why ``Aoi Souma'' wants to live without regrets even if he dies at any time. While I was reminiscing about my previous life, I had finished changing my clothes. Souma turns around, takes her hand, and smiles at her.

「香月さん、いつもありがとうございます」 「い、いえ、そんな……！　ソウマ様のお付きとして当然のことですので……」 つい数時間前まで同衾していた仲とはいえ、住み込みで働き始めてからの二年間、ずっと空気のような扱いだったのだ。 それでも愛するソウマのお世話ができることに幸せを感じていた香月ミエにしてみれば、いきなり感謝を向けられると対処に困るのだろう。 顔を真っ赤にしてしどろもどろになる目の前の女性を、ソウマはとても好ましく思う。 そもそも前世の記憶が融合する前から、ソウマは香月ミエという存在が嫌いではなかった。 裏表がなく常に努力しようとする姿勢もそうだが、彼女の経歴を見たときに同志と出会えたような親近感を覚えていた。 ソウマは自分が男性であることを自覚した時から、漠然とした不安と違和感が拭えなかった。 何も知らないまま「保護」という名の「管理」を受け入れて生きていくのは、何かが違う。 言語化できないモヤモヤとした感情の正体を突き止めたくて、とにかく知識を集めることに全エネルギーを集中させていた。 本来越えることのできない才能の壁すら乗り越えるほどの努力をしてきた香月ミエに勇気をもらい、ソウマは納得できない社会の構造と正面から向かい合おうと進んでいたのである。 どう接していいのか分からず必要最低限のコミュニケーションしかしてこなかったが、彼女を好ましく思っていたことは確かだ。 前世の記憶を取り戻し、この世界が歪だと確信が持てたこと。 そしてその歪さが非常に心地良く感じる価値観を手に入れたことで、それまで抱えていた不安や違和感はサッパリとなくなっていた。 ならばこれからは、自分に出来ることを最大限に楽しみながらやっていくだけでいいと、割り切った答えに辿り着いたのである。 「あ、あの、ソウマ様っ。あと二時間ほどで、防衛庁から担当官の方がお見えになるそうです」 「……そうですか」 前世の回想から現実へ引き戻すパンチの効いた情報であったが、S級男性超越者トランセンダーという存在がどれほど前代未聞の出来事かは理解できる。 ソウマはこの政府の動きが特段早いものとは思ってはいない。 むしろ家で過ごす時間をくれたことに感謝すべきだとも考えていた。 能力開発局も共住特区も、その他超越者トランセンダーに関わる全てが防衛庁の管轄である。 その防衛庁から派遣される「男性担当官」と呼ばれる女性は、例えるなら客のあらゆる要望に対応するコンシェルジュのような存在だ。 非能力者であろうと超越者トランセンダーであろうと、男性には担当官が最低一人はつく決まりになっているが、しかしそれは検査から一ヶ月後の話。

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Even though they were friends until just a few hours ago, they had been treated as if they were on the same page for the past two years since they started working as live-ins. Even so, Mie Katsuki was happy to be able to take care of her beloved Souma, so she would find it difficult to deal with sudden gratitude. Souma likes the woman in front of him, whose face turns bright red and becomes hesitant. In the first place, even before the memories of his previous life were fused, Souma did not dislike the existence of Mie Katsuki. When I looked at her career, I felt a sense of kinship with her, as if I had met a comrade. Ever since Souma realized that he was a man, he couldn't shake the feeling of vague anxiety and discomfort. There is something wrong with living your life by accepting ``management'' in the name of ``protection'' without knowing anything about it. I wanted to find out the true nature of my vague feelings that I couldn't put into words, so I focused all my energy on gathering knowledge. With the courage of Mie Katsuki, who has worked hard to overcome even the barriers of talent that would otherwise be impossible to overcome, Souma is willing to face head-on the structures of society that he cannot accept. He didn't know how to interact with her and only communicated with her to the bare minimum, but he was certain that he liked her. I regained my memories of my previous life and became convinced that this world was distorted. And by acquiring a sense of value that made me feel extremely comfortable with that distortion, the anxiety and discomfort I had felt up until then completely disappeared. So, from now on, I have arrived at the simple answer that all I need to do is enjoy what I can do to the fullest. It was a powerful piece of information that brought him back to reality from his memories of his past life, but it was easy to understand how unprecedented the existence of an S-class male transcendent Transender was. Souma does not think that the government's moves are particularly fast. In fact, I thought I should be grateful for the time I spent at home. The Ability Development Bureau, the Special Co-Residency Zone, and everything else related to the Transcenders are under the jurisdiction of the Defense Agency. The women called ``male officers'' dispatched by the Defense Agency are like concierges who respond to customers' every request. Regardless of whether the man is an incompetent person or a Transcender, there is a rule that there is at least one person in charge of the man, but that is only a month after the test.

搾精義務という国への精子提供を終えてから担当官が派遣されるのが一般的な流れなのである。 「ご安心ください。何があろうと、この香月がお守り致します」 思案顔のソウマを安心させようと、香月ミエは胸を張る。 そんな彼女を見ていると悲観的な考えが何処かに行ってしまうのだから面白い。 ソウマは彼女に微笑みを向けて口を開いた。 「では、安心できるまで片時も離れないでもらえますか？」 「もちろん喜んで」 「でしたら、これからお風呂に入ろうと思うので背中を流してくれませんか？」 「お、おっ？　お風呂ですか！？」 「昨日は汗をかきましたからね、お互いに。時間もありますし、行きません？」 「はっ、はい！　喜んで！！」 流した先から新たな汗をかいてしまうかもしれませんけどね。 ついそう言いたくなるのをグッと堪えたソウマは、従順な犬のように喜んでいる目の前の女性に爽やかな笑顔を向けた。 ３万」 「……え？」 「３万出せるなら、ヤらしてあげる。出せないならあんたとはしない」 ごてごてのネイルを眺めながら、由留巻ゆるまきゆゆあは心底つまらなさそうにそう言った。 梅雨入り前のこの時期は気持ちの良い快晴続きで、春の夕焼けが放課後の校舎を橙色に染め上げている。 夕映えの放つ西日に照らされ、ゆゆあの髪が金色こんじきの輝きを見せる。緩いウェーブのかかった明るい茶髪は、キャンディを模したピンクと水色のシュシュも相まって、キャラメル味のお菓子みたいだ。 着崩した制服に包まれた肢体はむっちりしていて、まるでふわふわのマシュマロのよう。緩められた胸元からは挑発的な谷間と、派手な色合いのブラジャーが僅かに顔を覗かせている。 短いスカートから覗く太腿のラインは滑らかで、全体的に男好きのする身体付きをしていた。 爽やかな気候とは裏腹に、ゆゆあの気持ちは曇り空だった。 制服を着崩しメイクもバッチリなゆゆあとは相反すかの如く、嫌味なくらいに制服をキッチリと着こなした陰気臭い男子生徒が、途方に暮れた様子でゆゆあの前に突っ立っている。 苛立ちを隠すこともなく、ゆゆあはわざとらしい溜息を吐く。男子の前では猫を被り、いつでも甘ったるい笑顔で接するゆゆあには珍しいことだった。

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The general process is that an officer is dispatched after the sperm donation has been completed, which is the obligation to express the sperm to the country. Mie Katsuki puffs out her chest in an attempt to reassure Souma, who has a thoughtful look on her face. It's funny because when you look at her like that, all your pessimistic thoughts go somewhere. Souma smiled at her and opened his mouth. You may end up sweating again from where you washed it off. Souma resisted the urge to say that and gave a refreshing smile to the woman in front of him, who was enjoying herself like an obedient dog. 30,000……picture?If you can give me 30,000 yen, I'll fuck you. If I can't give you 30,000, I won't do it with you." Looking at her curly nails, Yurumaki Yuyua said this with a boredom in her heart. At this time of year, just before the rainy season begins, the weather continues to be pleasant and sunny, and the spring sunset paints the school building orange after school. Illuminated by the evening sun, Yuyu's hair shines like golden konjiki. Her loosely wavy light brown hair, combined with the candy-like pink and light blue scrunchie, makes her look like a caramel-flavored candy. Her body, wrapped in a worn-out uniform, was plump and looked like a fluffy marshmallow. A provocative cleavage and a brightly colored bra peek out from her loosened chest. The lines of her thighs peeking out from under her short skirt were smooth, and she had the overall body of a man. Despite the refreshing weather, Yuyua's feelings were cloudy. As if at odds with Yuyua, who is wearing her school uniform and perfect make-up, a gloomy-looking male student who wears his uniform to the point of being disgusting stands in front of Yuyua, looking at a loss. Without hiding her irritation, Yuyua lets out a deliberate sigh. This was unusual for Yuyua, who pretended to be a cat in front of boys and always treated them with a sweet smile.

「で、でも……他の人とは１万だって」 「他の人とはね。あんたは別」 「ど、どうして」 「だってあんたオタクじゃん」 体育の授業を終えて教室に戻ると、半分に畳まれた紙片が机の中に入っていた。 ノートの切れ端だった。『放課後、体育館の裏に来てください。待ってます』手書きでそう書かれていた。差出人の名前はなかった。 「つかあたしが１万で身体売ってるって、誰から聞いたの」 「２組の笹沼くんが……」 「へぇ、あんたアイツと仲良いんだ」 「……他の友達と話してたのを、聞いちゃったっていうか」 ゆゆあの顔に、あからさまな嫌悪が滲む。 誰が聞いているかもしれない学校内でそんな話をする知人に対してもそうだが、知り合いでも何でもない誰かの話を真に受けて、一度も話したことのない女をヤり目的で呼び出すこの男の行動力にうすら寒さを覚えたのである。 思い返してみれば、おかしな点はあった。ゆゆあが１万で身体を売るビッチであることは、近しい知人なら当然の如く知っていることだ。 わざわざノートの切れ端を机に放っておかなくても、ラインを一通送れば済む話である。連絡方法が古典的なアナログだった時点で、友人知人による呼び出しでないことに感付けたはずだった。 「オタク嫌いなの？」 「別に」 派手なピンクのネイルに意味もなく視線を走らせ、ゆゆあは何でもないように切り捨てる。 「勘違いしてるみたいだけど、あたしそういうんじゃないから」 「で、でも噂では……」 「誰とでも寝るわけじゃないって話。援交とかパパ活はしないの。汚っさんとかマジ無理だし」 「僕、一応同級生なんだけど……」 「知ってっから。つか同じクラスだし」 ゆゆあはようやく顔を上げた。 不躾なクラスメイトは、ゆゆあの視線から逃れるようにさっと目を逸らす。 彼の名前は、関原兼継せきがはら・かねつぐ。同じクラスになってまだ２ヵ月足らずだが、当然話したこともなければ、友人との話題に名前が挙がった試しもない。 彼の属性を一言で表すなら「陰キャ」「オタク」「根暗」その辺りの言葉が適切だろう。ボサボサの黒髪は目が隠れるほど長く、囁くように喋る低い声は聞き取りにくく、自信のなさを否が応でも感じさせる。 無駄にキッチリ着こなした制服は清廉な真面目の表れではなく、注意や叱責を恐れるが故の守りの姿勢だろう。そもそもどう崩せばお洒落になるか、それすら分かっていない節もある。 「あたし本来は好みの男子としかヤらないの。１万でヤってるのは、相手がイケメンだから。遊びに行くの端折った分、お金で貰ってるだけなんよ」

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When I returned to the classroom after physical education class, I found a piece of paper folded in half in my desk. It was a scrap of a notebook. ``Please come to the back of the gym after school. I'll be waiting for you.'' It was written in handwriting. There was no sender's name. Yuyua's face showed obvious disgust. It's the same with acquaintances who talk like that at school, where anyone might be listening, but people who take seriously what someone they don't even know and call a woman they've never talked to with the intention of having sex with her. I felt a slight chill in the man's energy. Looking back, there were some strange things. Close acquaintances know that Yuyua is a bitch who sells her body for 10,000 yen. You don't have to bother leaving scraps of your notebook on your desk; you can just send them a line. At the time when the contact method was classic analog, I should have realized that the call was not from a friend or acquaintance. Yuyua pointlessly glances at her flashy pink nails and dismisses her as if it's nothing. Yuyua finally looked up. The rude classmate quickly looks away to avoid Yuyu's gaze. His name is Kanetsugu Sekihara. It's been less than two months since we've been in the same class, but of course we've never talked, nor has my name ever come up in a conversation with my friends. If I had to describe his attributes in one word, words like and would be appropriate. His messy black hair is long enough to cover his eyes, and his low, whisper-like voice is difficult to hear, giving off a clear sense of his lack of confidence. The uniform, which is unnecessarily neatly worn, is not a sign of integrity and seriousness, but is probably a defensive posture due to fear of being warned or reprimanded. In the first place, there are times when I don't even know how to break it down to make it fashionable. ``Normally, I only have sex with guys I like.The reason I do it for 10,000 yen is because they're good-looking.I only get paid to make up for going out with them.''

セックスの見返りに金銭を授受しているのは事実だが、元々はお金目当てで始めたことではない。 元はといえば、遊びの延長だった。イケてる先輩たちと遊びに行って、そのまま流れで身体の関係になる。 遊びのお金を出して貰っていたのが、いつしかセックスするためだけに会うようになって、デート代みたいな名目で何となく受け取るようになって。 要するにホテル代とかカラオケ代とかを奢って貰っていたのが、直接現金手渡しになっただけのことだ。現実がどうであるかはともかく、少なくともゆゆあはそう思っている。 故に本来選り好みできる身分ではないはずなのだが、ゆゆあは当然のように相手によって誘いを受けるかどうか吟味する。 ただまあ万年金欠であるため、基本的に誘われたら断らないのだが。 「残念でしたぁ。陰キャオタクでも１万で女抱けるんだって期待してたんだろうけど、当てが外れたね」 オタクくん――関原兼継は黙ったまま下を向いた。 割と本気で悔しそうにしているのが、ほんのちょっとだけ罪悪感を生む。 「つかそんなにセックスしたいなら、彼女作った方が早いんじゃん？」 「そんな簡単に言われても……。僕モテないし」 「いやモテたいならまず前髪どうにかしなよ。ボサボサなのはともかく、目くらい出したら？」 「あっ、ひゃぁっ！」 素っ頓狂な声を上げて、兼継は後方に飛び退いた。 ひゃぁって。ちょっと前髪触っただけでこの反応。 絶対童貞だなと、ゆゆあは改めて思う。髪を触ってもベタつかなかったのは、まあ及第点と言えるだろう。 「…………」 とはいえここまであからさまな童貞らしさを出されてしまうと、ちゃんとセックスが出来るのか甚だ疑問ではある。 女子を抱くというより、ま×こを使って射精したいだけではないか。 今までゆゆあが抱かれてきたのは、何だかんだ言って相手の女性を人間扱いしてくれる男子ばかりだった。 兼継とのセックスは愛を育む行為ではなく、女の肉体を使って射精オナニーする様を眺めているだけになりそうだ。 「ま、その辺りも踏まえた上で」 兼継が後退った分、ゆゆあはずいと距離を詰めた。 「どーすんの？　３万で、ヤるの。ヤらないの？」

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It is true that money is given and received in return for sex, but it was not originally about the money. Originally, it was just an extension of play. I go out with cool seniors and get into a physical relationship with them. I used to get paid for fun, but before I knew it, I started meeting people just to have sex, and I started receiving money from them in the name of date money or something. In short, what used to be lavish payments on things like hotel bills and karaoke tickets was now simply hand-delivered in cash. Regardless of the reality, at least that's what Yuyua thinks. Therefore, Yuyua is not supposed to be in a position where she can be selective, but naturally she carefully considers whether or not she will accept the invitation. However, since I'm on a pension, I generally don't turn down invitations. Otaku-kun――Ketsugu Sekihara looked down in silence. The fact that he was so genuinely regretful only made him feel a little guilty. Kanetsugu let out a frantic voice and jumped back. Hiya! I got this reaction just by touching my bangs. Yuyua thinks again that she is definitely a virgin. The fact that my hair didn't feel sticky when I touched it can be considered a passing grade. 「…………」 However, I seriously doubt whether they will be able to have sex if their virginity is shown so clearly. Rather than holding a girl, don't you just want to use her pussy to ejaculate? Up until now, Yuyua has only been embraced by men who treated her as a human being. Sex with Kanetsugu isn't an act of nurturing love, but rather just watching him use a woman's body to ejaculate and masturbate. As Kanetsugu retreated, Yuyua closed the distance with him.

「…………」 「ヤんないならそれはそれで、怒らないし別に。ただそれなら遊び行きたいから、どっちにしろ早く決めて欲しいんだけど」 急かすようにスマホを取り出すと、兼継は慌ててカバンから財布を取り出した。 バリバリと音を立てて、財布を開く。今どきマジックテープかよと、ゆゆあはドン引きした。 「……こ、これで、お願いします」 「持ってるんだ。意外」 震える手で差し出された諭吉３枚を、ひったくるようにして受け取る。 万年金欠のゆゆあには、正直嬉しい収入だ。少しくらい下手でも許してやるかと、ゆゆあは万札を無造作に仕舞い込んだ。 「んじゃ、ちゃっちゃとやっちゃいましょうか」 「……え、ちょ。どこに」 「社会科準備室。あそこ絶対人来ないから、ヤるのに丁度良いんよ」 足早に向かうゆゆあを、兼継は見失わないよう必死に追いかけてくる。 「あ、そうそう。あんたに言っても意味ないことだと思うけど、一応伝えとくわ」 周りに人気のないことを確認しつつ、ゆゆあはふぁさりと緩いウェーブのかかった茶髪を払ってみせる。 「セックスする時毎回言ってることなんだけど。あたしのこと満足させられたら、今回の分タダでいーよってヤツ」 「…………！」 前髪の奥の目の色が、変わったような気がする。 やっぱ男って単純だわと、ゆゆあはニマっと猫みたいに笑った。 今までどんな上手ぶったヤリチンとセックスしても、本気で満足したことはなかった。 本当は感じてるんだろととか思い上がったこと言ってくる男も過去にいたが、そういう「俺、女喜ばすの上手いっすから」みたいな自信が透けて出てる時点で、何故だか無性に冷めてしまうのだ。 兼継に言う必要は正直ないのだが。たまに「次こそはツボを押さえたからイける」と変な自信を持ち、金を握って再度誘ってくる男子がいるので、そこを少し期待したのもある。 「まあ思ったより清潔感もあるみたいだし、万年金欠に３万は結構デカいんだよねぇ」 継続的な資金源として貢いでくれるのも悪くない。 まあ今回一発ヤってみて、無理だと思ったら今後誘われても断れば良いだけのことだ。 選択権は自分にある。

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「…………」 I quickly took out my smartphone, and Kanetsugu hurriedly took out his wallet from his bag. I make a crunching noise and open my wallet. Yuyua was stunned, wondering if it was Velcro these days. With trembling hands, I snatched up the three Yukichi coins that were offered to me and took them. To be honest, this is a nice income for Yuyua, who is on a pension. Yuyua casually put away the 10,000 bills, thinking that she would forgive him even if he was a little clumsy. As Yuyua heads towards her quickly, Kanetsugu desperately chases her so as not to lose sight of her. While making sure that she is not popular with those around her, Yuyua brushes her loose, wavy brown hair. I feel like the color of her eyes behind her bangs has changed. Men are simple after all, Yuyua laughed like a cat. Until now, no matter how good the guy I had sex with, I had never been truly satisfied. There have been men in the past who have said things like arrogant things like, ``I'm really good at pleasing women,'' but for some reason, when that kind of self-confidence shows through, like ``I'm good at pleasing women,'' I just end up feeling colder. . Honestly, there's no need to tell Kanetsugu. Sometimes there are guys who have a weird confidence that says, ``Next time I'll get it because I've hit the nail on the head,'' and they take the money and ask me out again, so I was kind of hoping for that. It's not a bad idea to contribute as a continuous source of funds. Well, if you try it this time and think it's impossible, you can just decline any invitations in the future. You have the right to choose.

人知れず発奮する兼継を余所に、ゆゆあは社会科準備室の扉に手をかけた。 ◇◆◇ 教室の扉を閉めるや否や、待ち切れないとばかりに兼継はいきなり抱き付いてきた。 意外にも積極的である。インドア陰キャな兼継はそこまで大柄なわけではなかったが、平均的な高校生男子の身長と体格はクリアしている。 小柄なゆゆあは兼継の腕の中にすっぽりと包まれてしまった。 「……っ、ああ。由留巻さん……。由留巻さんの、良い匂い……」 キャラメル色の髪に顔を埋め、兼継は夢中で深呼吸する。 熱い吐息が額を湿らすが、存外ゆゆあは嫌悪感を持たなかった。 むしろ兼継の身体を、抱き返す余裕すらあるくらい。撫でるように触ってみたが、体格の割に筋肉はほとんどなかった。 「香水つけてっから。てかすっごい嗅ぐね。この匂い好き？」 「……っふ、ぁ。女子の匂い嗅ぐの初めてで……。こんな良い匂いするなんて」 「そかそかー。思う存分いっぱい嗅げよぉ」 ずっぷりと密着する兼継の身体に、堅い部分が生まれる。 ゆゆあの髪の匂いを嗅いだだけで、既に勃起しているらしい。 からかい半分でむっちりボディを押し付けると、兼継は「あっ」と悲鳴みたいな声を上げた。 「きゃははっ、もぉ勃ってんじゃーん。つか何今の声、高たっか。女子じゃん」 「……す、すみません」 「つかまだ嗅いでんのかよ。どんだけあたしの匂い好きなん」 抱擁する兼継の体温が、ぐんと上昇したのが分かる。 顔も真っ赤だ。見上げるように覗き込むと、鼻の穴が膨らんでいるのが見えた。 「やっば。あんた興奮し過ぎ」 「……は、初めてなので」 「きゃはは、見りゃ分かるけどさぁ。……んじゃ、やっぱキスとかもしたことないわけ？」 兼継は恥ずかしそうに俯く。 初心丸出しの反応に、ゆゆあはニマりと口角を上げた。 「そんじゃ、そろそろキスいっとく？」

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Yuyua put her hand on the door of the social studies preparation room, leaving Kanetsugu secretly excited. ◇◆◇ As soon as the classroom door was closed, Kanetsugu suddenly hugged me, as if he couldn't wait. He is surprisingly proactive. Kanetsugu, an indoor shy guy, wasn't that big, but he was taller and built better than the average high school boy. The petite Yuyua was completely wrapped up in Kanetsugu's arms. Burying his face in his caramel-colored hair, Kanetsugu takes a deep breath in fascination. Hot breath dampened her forehead, but surprisingly, Yuyua didn't feel any revulsion. In fact, she could even afford to hug Kanetsugu's body back. I tried stroking it, but it didn't have much muscle considering its size. A hard part is born in Kanetsugu's body, which is in close contact with him. It seems that just by smelling Yuyu's hair, he already has an erection. When I pressed my voluptuous body against her in a teasing manner, Kanetsugu let out a scream-like voice, I could feel Kanetsugu's body temperature rising rapidly as I hugged him. Her face is also bright red. When I looked up, I saw that his nostrils were bulging. Kanetsugu looks down in embarrassment. Yuyua's lips turned up in a grin at the reaction that showed her beginner's intentions.

「……き、キスしてくれるんですか！？」 「３万も払わせてキスさせないとか流石にないわ」 顎を上向け背伸びすると、兼継はぷるぷると唇を震わせながら顔を覆いかぶせてきた。 尖った口先が、ぷにっと触れる。ビクっとして離れ、漏れた吐息が吹きかけられた。 その後も何度か顔が近づくも、軽く唇が触れるだけで兼継はすぐに身体を離してしまう。 「はー、じれった」 口先に吐息を吹きかけられるのに嫌気が差し、ゆゆあは強引に兼継を抱き寄せた。 前のめりになって、ようやくキスらしいキスになる。ぷにゅりと弾ける温もりに、兼継は一瞬ビクンと身体を跳ねさせた。 ゆゆあとの口づけが、相当気持ち良かったのだろう。兼継はゆゆあの細い肩を掴み、夢中で唇を啄んできた。 「ちゅっ、ちゅぶっ。ぢゅっ、ちゅっ、ちゅぅっ」 さっきまでの弱気が嘘のように、一心不乱にゆゆあの唇に吸い付く。 とはいえ随分と独りよがりなキスだ。グロスとリップで彩られた小振りな唇を、兼継は肉か何かを貪るように堪能する。 「ちゅっ、ぶちゅっ！　ぶっちゅ、ぶぢゅっ！　ぢゅ――っぷ」 「んー！　んー、んー。ん――！」 流石に息苦しくなって、兼継を押しのける。 兼継は蕩けた顔をしていた。ゆゆあは思わず自身の口先に指をあてる。グロスもリップも根こそぎ剥がれ落ちるくらいの熱烈な口づけ。 「めっちゃ興奮してんじゃん。息出来なくなるかと思ったわ」 「……っぷ、は。ご、ごめん。由留巻さんの唇、柔らかくて甘い味がして」 「ふふ、良いよぉ謝らなくて。その方が男らしくて、あたしもやりやすいから」 兼継の顔が、またしてもやや下向く。 だがその仕草が、照れ隠しでないことはゆゆあにはすぐ分かった。 前髪越しの瞳から、熱い視線を感じる。抱き付き合ってキスしているうちに、ゆゆあの制服は大分もみくちゃにされていたようだ。 緩んだ首元の赤いリボン。当然のように開け放たれたシャツの胸元はさらに拡げられ、派手なピンクのブラジャーが完全に顔を出していた。 制服を押し上げる胸の谷間に、兼継の意識は完全に吸い寄せられている。 「ふふ。オタクくん、めっちゃ分かりやすぅい」

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When I tilted my chin up and stretched, Kanetsugu covered my face with his lips trembling. The pointy tip of its mouth touches it. I jerked away and let out a breath of air. After that, their faces came close several times, but Kanetsugu quickly pulled away after just a light touch of their lips. Yuyua was tired of having his breath blown on her lips, so she forcibly hugged Kanetsugu. Leaning forward, the kiss finally turned into a kiss. Kanetsugu's body twitched for a moment as he felt the squishy warmth. Yuyuato's kiss must have felt really good. Kanetsugu grabbed Yuyu's slender shoulders and kissed her lips in a daze. As if the weakness from earlier was a lie, he sucked intently on Yuyu's lips. However, it was a very smug kiss. Kanetsugu enjoys the small lips decorated with gloss and lipstick as if he were devouring some flesh or something. As expected, I found it hard to breathe and pushed Kanetsugu away. Kanetsugu had a dejected look on his face. Yuyua instinctively puts her finger to the tip of her mouth. A passionate kiss that even peeled off the gloss and lipstick. Kanetsugu's face turned slightly downward again. However, Yuyua immediately knew that his gesture was not to hide his embarrassment. I can feel the passionate gaze from her eyes through her bangs. While they were hugging and kissing, Yuyu's uniform seemed to have gotten all messed up. A red ribbon loosely tied around the neck. Naturally, the chest of her shirt was opened, and her flashy pink bra was completely exposed. Kanetsugu's attention was completely drawn to the cleavage that pushed up the uniform.

焦らすような手つきで、ゆゆあはベージュのカーディガンをはだけた。 シャツのボタンを一つずつ丁寧に外す。兼継は前のめりになって喉を鳴らした。 ボタンが全て外され、はらりとシャツがはだける。体躯の全面が露になった。兼継は脚をプルプルと震わせ興奮している。 「ほいっと」 何でもないようにブラのホックを外すと、兼継はビクゥンと大きく身体をのけ反らせた。 「やっば。オタクくんってば、反応が一々分かりやす過ぎるんですけど」 「お、おっぱ……おっぱい。由留巻さんの、おっぱい……おっぱい」 「触りたいんでしょ？　お好きにどーぞぉ」 「良いんでしゅ、良いんですかっ！？」 「ぷははっ。良いんでしゅか、だって」 お腹を押さえて、ゆゆあはケタケタと楽しそうに笑った。 「一々聞かなくて良いよぉ。イヤな時はちゃんとダメって言うから」 「は、はひっ」 「その代わり、あたしがイヤって言ったらすぐやめるんだぞ」 噛むくらい興奮して、兼継はゆゆあににじり寄る。 傍にあった長テーブルに、ゆゆあはよっとお尻を乗せた。 両手を前に突き出し、指を丸めるあからさまなポーズ。初心丸出しの様子に、ゆゆあはついついクスクスと笑ってしまう。 はだけたシャツの隙間から、形の良い乳房がぷるりと顔を出す。サイズにも結構自信があった。女子の胸を始めて見るだろう兼継には、誰々と比べて大きいという感情はないだろうが。 「……う」 おっぱいに手が触れた途端、兼継は相も変わらず分かりやすい反応をみせた。 口は半開きで、完全に意識がゆゆあのおっぱい一点に注がれている。 触れ方を評価するなら、まあゼロ点に近い。鷲掴むような触り方は完全に独りよがりで、女の性感帯を愛撫しているという自覚はなさそうだ。 とはいえ乱暴なわけでもなかった。むにゅむにゅと形を変える乳房の感触に、兼継は完全に意識の総てを吸い取られていた。 子供みたいだとゆゆあは思う。新しい玩具で遊ぶ子供のような姿。 「……お？」

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With a teasing gesture, Yuyua pulled off her beige cardigan. Carefully unbutton the shirt one by one. Kanetsugu leaned forward and cleared his throat. All the buttons are undone, and the shirt is exposed. The entire body was exposed. Kanetsugu's legs are shaking with excitement. When I unhooked her bra as if it was nothing, Kanetsugu arched her body back with a twitch. Holding her stomach, Yuyua laughed happily. Kanetsugu is so excited that he leans closer to Yuyua. Yuyua rested her butt on the long table nearby. An obvious pose where both hands are held out in front and the fingers are curled. Yuyua couldn't help but laugh out loud at how innocent he was. Her well-shaped breasts peek out from between her open shirt. I was pretty confident in my size. Kanetsugu, who was seeing a girl's breasts for the first time, probably didn't feel that they were bigger than anyone else's. As soon as his hand touched her breasts, Kanetsugu showed the same obvious reaction. Her mouth was half open and her attention was completely focused on Yuyu's breasts. If I were to rate the touch, it would be close to zero. The way he touches her in a gripping manner is completely self-centered, and he doesn't seem to realize that he's caressing a woman's erogenous zones. However, it wasn't violent. Kanetsugu's entire consciousness was completely absorbed by the feeling of her breasts changing shape. Yuyua thinks she looks like a child. He looks like a child playing with a new toy.

辛抱堪らないとばかりに、兼継はゆゆあの胸に顔を埋めてきた。 やはりくんくんと匂いを嗅ぐ。ゆゆあの匂いが相当お気に召したらしい。 やがて兼継は、ゆゆあの乳房に舌を這わせた。チロチロと先っぽで乳輪の近くを舐めている。 やや長めのゆゆあの乳首に、兼継の舌がツンと触れる。また慌てるかなとニヤついたゆゆあの予想を裏切り、兼継はツンとなった長乳首に「ちゅぶぅぅぅぅ」と強く吸い付いた。 「ん♡」 ゆゆあの口から、甘いトーンの声が弾ける。 おっと。ゆゆあはそっと口端に手を添える。油断していたか、えっちな声が出てしまった。 「……ぁ♡」 胸の奥が一瞬疼く。ゆゆあの腰が軽く跳ねた。 感じている。まさか。ゆゆあの動揺には露ほども気付かず、兼継は夢中で乳首に吸い付いている。 兼継の手が腰に回され、スカート越しの臀部を撫で回される。ムズムズした熱がこみ上げ、ゆゆあは顔を上げてのけ反った。 「……ん♡　ん――っ♡」 ゾクゾクする。腰の奥が、僅かだがとろけ始めていた。 何が起きたのか分からない。異変の正体が性感であることは、流石にゆゆあも理解している。 だが何故急に来た。思い返す。兼継が乳首を吸った瞬間、ゆゆあは胸の奥がキュンと疼いたのを感じた。 乳首舐めるのだけが上手い。キスも下手な癖に。そんな男がいるのだろうか。 「……ん、んっ♡　ぁ♡　やぁ……んっ♡」 腰を撫でる手つきが妙にねちっこく、ゆゆあは兼継の愛撫に酔いしれた。 エロい。何か知らないが、エロい。だが兼継にその自覚はない。腰やお腹の触り心地を、夢中で楽しんでいるだけのようだ。 両の乳首を交互に味わうその無駄な所作も、ただ単に左右の乳首の舌触りを確かめているに過ぎない。 だがゆゆあにとっては違った。欲しいタイミングで欲しい快感が兼継より与えられ、ゆゆあの中に秘める熱がさっきから煽られて仕方がない。 「ぁ……♡　ヤバい♡　ヤバい、ヤバい……♡　そこ……んんっ♡」 ぐりぃっと、堅いモノがゆゆあの内股に押し付けられる。

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As if he couldn't bear it anymore, Kanetsugu buried his face in Yuyu's chest. I can still smell it. It seems that Yuyua really liked her scent. Eventually, Kanetsugu ran his tongue over Yuyu's breasts. She is licking the area near the areola with her tip. Kanetsugu's tongue touches Yuyu's slightly long nipples. Contrary to Yuyu's expectations that she might panic again, Kanetsugu firmly sucked on her twitching long nipples, saying, A sweet tone of voice bursts from Yuyu's mouth. Oops. Yuyua gently placed her hand on the corner of her mouth. I must have let my guard down, and a naughty voice came out. My chest hurts for a moment. Yuyu's hips bounced slightly. I feel it. No way. Kanetsugu was absorbed in sucking on Yuyu's nipples, not even noticing Yuyu's upset. Kanetsugu's hand wrapped around her waist and caressed her buttocks through her skirt. A tingly fever welled up in Yuyua, and she looked up and flinched. It gives me chills. The inside of her waist was starting to melt, albeit slightly. I don't know what happened. Yuyua clearly understands that the true nature of the abnormality is sexual sensation. But why did it come suddenly? I think back. The moment Kanetsugu sucked on her nipple, Yuyua felt a tingling sensation deep inside her chest. The only thing she's good at is licking nipples. I also have a bad habit of kissing. I wonder if such a man exists. The way Kanetsugu's hands stroked her waist was strangely clingy, and Yuyua became intoxicated by Kanetsugu's caress. Erotic. I don't know what it is, but it's erotic. However, Kanetsugu is not aware of this. It seems like he's just engrossed in enjoying the feel of his hips and stomach. The useless gesture of tasting both nipples alternately was merely checking the texture of the left and right nipples. But for Yuyua, it was different. Kanetsugu gives her the pleasure she wants at the exact moment she wants it, and Yuyua can't help but feel the heat hidden inside of her being stirred up already. Something hard was pressed against Yuyu's inner thighs.

ズボン越しの勃起ち×ぽ。上擦った声を漏らしながら、ゆゆあは兼継に視線を送った。 兼継は気付かない。彼はおっぱいに夢中で、それ以外のモノが見えていないようだ。 「……は♡　コイツ、こいつぅ……♡　おっぱいしか見てない。あたしのおっぱいしか……♡　ん……♡　やぁんっ♡」 腰の奥。正確にはお腹の奥の女の部分が、熱っぽい疼きを訴える。 ムズムズする。疼く。ま×こが疼く。 ゆゆあは頭がくらくらしてきた。腰や背中を撫で、勃起ペ×スをぐりぐりしてくる当の兼継本人は、さっきからおっぱいをしゃぶり尽くすことしか頭にない。 完全に独りよがり。女の肉体を貪るだけのオナニー。予想した通りだった。 「なのに何で……♡　はっ♡　何でこんな……♡　あたしぃ……♡」 噴き上がる期待と情熱が、治まる気配が全くない。 完全に発情した。完全に火が点いた。止まらない。治まらない。 熱を帯びた頬に汗を浮かせ、ゆゆあは兼継の肩に手を伸ばす。 兼継はようやく、乳首から意識を外した。 だがゆゆあの情動が止まることはない。長テーブルに尻を乗せたまま、ゆゆあは前のめりになって兼継の身体を撫で付ける。 ネクタイを緩め、シャツのボタンを一つ外す。じれったいとばかりにゆゆあはそのまま、兼継の制服のズボンに手を伸ばした。 「ゆっ、由留巻さんっ？」 「動くな……♡　黙って、大人しくしてろって……♡」 強い口調もとろけた嬌声に覆われて、甘美なトーンで口から弾ける。 カチャカチャとベルトを緩め、ジッパーに手をかける。膨らんだ部分にわざと手を触れると、兼継は「あひぃ」と変な声を上げた。 「変な声出すなよ……♡　ったく、だっさいパンツ履きやがって……♡」 「あっ、ダメ。ダメです、由留巻さんっ！」 「男のくせにパンツくらいで照れんなって。つかマジでだっさ。ウケんだけど」 水色と白のストライプのトランクス。子供の頃に見たファミリー向けアニメで、父親キャラが履いてるようなパンツ。 アニメ以外で誰かが履いている様を、ゆゆあは見たことがなかった。 「てりゃっ」

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Erection through pants. Yuyua looked at Kanetsugu while letting out a hoarse voice. Kanetsugu doesn't notice. He's so obsessed with boobs that he can't seem to see anything else. Deep in your waist. To be more precise, the female part of her stomach is complaining of a feverish tingling. I feel a tingle. It hurts. My pussy is aching. Yuyua felt dizzy. Kanetsugu, who is stroking her waist and back and groping her erect penis, has been thinking about nothing but sucking her breasts for a while now. Completely self-centered. Masturbation that only devours a woman's body. It was just as I expected. The excitement and excitement that is erupting is showing no signs of slowing down. I was completely in heat. It was completely lit. do not stop. It doesn't heal. With sweat pouring down her heated cheeks, Yuyua reaches out to touch Kanetsugu's shoulder. Kanetsugu finally lost consciousness from the nipple. But Yuyu's emotions never stop. With her butt resting on the long table, Yuyua leans forward and strokes Kanetsugu's body. He loosens his tie and unbuttons one button on his shirt. Impatient, Yuyua reached for Kanetsugu's uniform pants. The strong tone is covered with a melting voice, and the sweet tone bursts from the mouth. I loosen my belt and put my hand on the zipper. When I purposely touched the bulge with my hand, Kanetsugu let out a strange voice, Light blue and white striped trunks. Pants like the one the father character wore in the family anime I watched when I was a kid. Yuyua had never seen anyone wear them outside of anime.

「おっほ――っ！？」 「ぷっははは♡　ち×ぽこ出しただけで、そんな声出すなよぉ♡」 パンツをずり下ろすと、兼継は恥ずかしさのあまりか、機関車の汽笛みたいな声を出した。 情けない声なのに、何故か無性に愛おしい。 「んー。どれどれぇ……おぉ、いーじゃん。立派なの持ってんじゃん♡」 むわりと汗ばんだ毛に覆われた雄の証は、力強く反り返りビンビンになっている。 大きさは普通。特段大きいわけではないが、オドオドしたオタクの癖に中々立派なのをお持ちのようだ。 特定の誰かと比較するのは兼継に失礼なので控えておくが。ゆゆあの経験上、今まで見てきたモノの中ではまあ平均的なサイズと言えるだろう。 「あっ、由留巻さん……。そんなっ。女子の前で、ちん――っ、おち×ちん、見せっ。あっ」 「おち×ちんヤベぇ。オタクくんってば、自分のち×ぽこ、おち×ちんって呼んでんの？」 腹を抱えてケタケタと笑うゆゆあに、前髪の奥の兼継の瞳にどんどん熱いモノがこみ上げるのが見て取れた。 ゆゆあの細い手首を、兼継の手がしっかりと握り込む。ゆゆあは一瞬ビックリしたが、抵抗はしなかった。 その態度を許容と捉えたか。兼継は息を荒げ、バキバキに反り返るおち×ちんをゆゆあのお腹に押しつけてきた。 「やばっ♡　ち×ぽこめっちゃ熱いんだけど」 はだけたシャツの隙間から覗く、ゆゆあの細い腰と柔らかいお腹。 小さなおへそを目掛けて、兼継は勃起ち×ぽをぐりぐりと押し付けてきた。 「あっ、由留巻さん……。由留巻さんのお腹……柔らか」 「んっ♡　顔めっちゃとろけてんじゃん。だいじょぶ？　我慢できそ？」 「…………ぅ」 「んー？」 「……ぅ、む、無理。無理ですっ！」 「は？」 ゆゆあの声が漏れるのと、兼継の腰が跳ねるのはほぼ同時だった。 勃起ち×ぽがビクンと脈動する。ゆゆあのおへそ目掛けて、どろっどろの濃厚ザーメンが勢いよく射出された。 「……ぁ、あー」 「ひゃっ！　ちょっ、コラ！　制服にかかる！　制服にかかるったら！」 恍惚とした表情で、兼継はゆゆあのお腹に思いっきり精液をぶちまけた。

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When he pulled down his pants, Kanetsugu let out a sound that sounded like a locomotive whistle, perhaps out of embarrassment. Even though it's a pitiful voice, for some reason it's endearing. The proof of being a male is covered in sweaty hair, which is strongly curved and curled up. The size is normal. He's not particularly big, but he seems to have quite the admirable quirks of a freakish otaku. It would be rude to Kanetsugu to compare him to someone specific, so I'll refrain from comparing him. Based on Yuyua's experience, it can be said to be about average size among the things she's seen so far. Yuyua was holding her belly and laughing loudly, and I could see the passion welling up in Kanetsugu's eyes behind her bangs. Kanetsugu's hand firmly grasps Yuyu's thin wrist. Yuyua was taken aback for a moment, but didn't resist. Did you consider that attitude acceptable? Kanetsugu was breathing heavily and pressed his cock that was buckling against Yuyua's stomach. Yuyu's slender waist and soft stomach peek out through the gap in her open shirt. Aiming for her small navel, Kanetsugu pressed his erect penis firmly against her. Yuyu's voice leaked out and Kanetsugu's hips bucked almost at the same time. His erect penis is pulsating. A thick, sticky semen was ejected forcefully towards Yuyu's navel. With an ecstatic expression on his face, Kanetsugu shot as much semen as he could onto Yuyua's stomach.

案の定スカートやシャツにベッタリと精子が付着し、ゼリーみたいになった白濁液がどろどろと糸を引いて床に零れ落ちる。 「あーもぉ、最悪……！　マジここまできて、ぶっかけとか……」 「……す、すみません。由留巻さんのお腹、柔らかくてエロくて……つい」 「や、まあ……。あたしは別に良いけどさ。それよりあんたもでしょ。３万も払ってぶっかけだけとか、勿体なさ過ぎっしょ？」 言葉では兼継を気遣うことを言っているものの、実際落ち込んでいるのはゆゆあも同様だった。 セックスまで出来なかったことに、不満を感じている。乳首舐めだけであれだけ感じさせる目の前のオタク男子は、一体どんなセックスをするのか。 心のどこかで期待している自分に、ゆゆあは少し驚いていた。 「……ぶ、ぶっかけだけ？　い、一回射精でたら、終わりなんですか？」 「あん？」 何を言っているんだと聞き返すより先に、ゆゆあの目の前でち×ぽがみるみる勃起するのが分かった。 ビキビキと反り返るソレは、まるで疲労を感じさせない。ゆゆあは思わず喉を鳴らした。 「へぇ……♡　やっば♡　陰キャの癖に体力あんじゃん♡」 触ってやると、ビクンと大きく脈動する。兼継はピンと背筋を伸ばした。 膨らんだカリの下辺りを、細指ですいすいとくすぐってやる。 精子のかかったおへその辺りが、じくじくと熱く疼いている。出したての精液から漂う臭いのせいか、頭がくらくらしてきた。 触ってもいないはずの股の部分が、じゅくじゅくと熱を帯びる。へそとスカートの合間で液溜まりになった精子を、ゆゆあは指でなぞるようにすくった。 「おたぁくクンっ♡」 挑発するように舌を出し、ゆゆあは指ですくった精子を口に運び、じゅるりと音を立てて啜った。 前髪越しの兼継の目の色が変わる。その目付きに、腰がゾクゾクした。 お腹の奥の深い部分が、キュゥゥと甘い熱を放つ。兼継の纏うオーラが、変わったような気がした。 「由留巻さん……」 「んー？」 「由留巻さんっ、僕もうダメです。我慢出来ません、すみません！」 「わ、ひゃぁっ！？」 言葉こそ丁寧だったが、行動は完全に発情した獣だった。

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As expected, semen was clinging to her skirt and shirt, and the cloudy jelly-like fluid was dripping onto the floor. Although Yuyua says that she cares for Kanetsugu, she is actually depressed as well. I feel dissatisfied with not being able to have sex. What kind of sex does the otaku boy in front of you, who can make you feel so much just by licking her nipples, have? Yuyua was a little surprised that she was expecting something from somewhere in her heart. Before I could ask Yuyu what she was talking about, I felt my dick quickly become erect right in front of Yuyu. The way it bends back and forth makes you feel no fatigue at all. Yuyua involuntarily cleared her throat. When you touch it, it pulsates loudly. Kanetsugu straightened his back. I use my little finger to gently tickle the lower part of the bulge. The area around her belly button where the sperm was covered was tingling hotly. Maybe it was the smell of the freshly released semen that made me dizzy. The part of my crotch that I hadn't even touched felt warm. Yuyua scooped up the liquid pooling between her navel and skirt with her fingers. Sticking out her tongue provocatively, Yuyua scooped up the semen with her fingers and brought it to her mouth, making slurping sounds. The color of Kanetsugu's eyes changes through his bangs. The look in his eyes sent a shiver down my spine. The deep part of my stomach radiates a sweet heat. It felt like the aura surrounding Kanetsugu had changed. His words were polite, but his actions were like a beast in heat.

ゆゆあの抵抗も空しく、兼継は圧し掛かるようにしてゆゆあに覆いかぶさってきた。 長テーブルに後頭部が当たり、目の前に微かに星が散る。その隙に兼継はゆゆあのスカートを捲り上げ、パンツまでをもズラしてしまう。 声を上げる間もなかった。慣れてないくせに、兼継のち×ぽはにゅるんと不思議なくらいあっけなく、ゆゆあのま×こに潜り込んできた。 「ちょっ、バ――」 前戯もなしにいきなり挿入するなんてと、常識外れの乱暴にゆゆあは文句を言おうとしたが。 「――ぁ、うぅんっ♡」 ずにゅりと這入り込む雄の証に、ゆゆあの身体はこの上ない快感を叫び上げた。 「は……♡　うそ……？　なんでぇ……♡」 ゆゆあの女の部分は、確実な性の悦びを訴えていた。 キスして乳揉んで、ぶっかけてそのまま本番挿入。やってることだけ羅列したら、ほぼレイプと相違ない。 それなのにゆゆあの身体は、あろうことか兼継のぺ×スを完全に受け入れていた。 「何コレ、何コレ何コレ……ぇ♡　さっきから……♡　ぁん♡　気持ちいの……治まらないんだけどぉ♡」 こみ上げる快感に、ゆゆあは両脚をピーンと反るように伸ばす。 むっちりした太腿が、兼継の腰をコツンと小突く。兼継の意識は、完全にゆゆあのま×こに注力していた。 どうやら一つのことに集中すると、周りが見えなくなる性分らしい。 というか、そんなことはどうでもいい。何だコレ。初めての感覚に、ゆゆあは背中をのけ反らせる。 「ぁん♡　ヤバいコレ……♡　ぁ、ぁんっ♡　さっきから……♡　さっきからオタクくんの……♡　オタクくんのち×ぽこ……スゴいトコ当たってる……♡　ぁ、あっ♡　あーっ♡」 兼継のペ×スは特段大きいわけではない。 百戦錬磨のビッチギャル由留巻ゆゆあ。あまりのサイズに届かないはずの箇所まで届いていると、そういうわけではなかった。 今までもこのくらいのサイズの男とは、幾度となく身体を重ねている。 それこそ童貞の陰キャオタクなんかとは違い、女の身体を悦ばせるためにセックスの経験を積んできた男たちがだ。 「……違、違う♡　ここ、ずっと届かなかったトコ……♡　ぁん♡　ずっと欲しかったのに、だぁれも突いてくれなかったトコ……♡　オタクくんの……♡　オタクくんのち×ぽこ……♡　的確にあたしの欲しいトコ……♡　めっちゃ良いタイミングで、突いてくる……ぅうっ♡」 痺れるような熱がお腹の奥に芽生え、ゆゆあは快感のあまりガクガクと腰を痙攣させる。

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Yuyua's resistance was in vain, and Kanetsugu pressed down on her, covering her. The back of my head hit the long table, and a faint star appeared in front of my eyes. Taking this opportunity, Kanetsugu lifts up Yuyu's skirt and even slides down her pants. There was no time to raise my voice. Even though he wasn't used to it, Kanetsugu's dick slipped into Yuyu's pussy with a strangely ease. Yuyua was about to complain about how he suddenly inserted her into her without any foreplay. Yuyu's body cried out in exquisite pleasure as the male slowly entered her. Yuyu's feminine side was appealing for certain sexual pleasure. Kiss her, fondle her breasts, cum on her, and then insert it for real. If you just list what he's doing, it's almost no different than rape. Even so, Yuyu's body was completely accepting Kanetsugu's penetration. Yuyua's legs arched as she felt the pleasure welling up in her. Her plump thighs nudged Kanetsugu's waist. Kanetsugu's consciousness was completely focused on Yuyu's pussy. Apparently, when I concentrate on one thing, I tend to lose sight of my surroundings. In fact, it doesn't matter. What is this? Yuyua arches her back at the sensation for the first time. ``Ah♡ This is crazy...♡ Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaah ” Kanetsugu's pace is not particularly large. Battle-hardened bitch gal Yuyua Yurumaki. That wasn't the case as it reached places that were supposed to be too big. Up until now, I have had many encounters with men of this size. These are men who have gained experience in sex in order to pleasure women's bodies, unlike virgin nerds. "...No, no ♡ This is the place I haven't been able to reach for a long time... ♡ Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa♡ This is the place that I've wanted for a long time but no one has touched me... ♡ Otaku-kun's... ♡ Otaku-kun Nochi x Poko ……♡　It’s exactly what I want…♡　He hits me at the perfect timing…ㅅㅅ♡” A numbing heat grows deep in her stomach, and Yuyua jerks her hips in pleasure.

兼継はただ夢中で腰を振り立てているだけだ。それなのにゆゆあの欲しい丁度良いタイミングで、一番欲しい部分にち×ぽをこすり付けてくる。 緩い抽送がクる時はゆっくりと、激しいピストンが感じる時は暴れ馬の如く強烈に。 特別デカいわけでもないのに、今まであと一歩のところで届かなかったゆゆあの欲しい部分を、くすぐり倒すように。 今まで感じたことのない快楽が、ゆゆあの膣奥をじんじんと刺激する。 「ぁ――っ♡　あー、やっば♡　ヤバっ♡　ヤバ過ぎる……ぅ♡　ずっと欲しかったヤツぅ……♡　セックスするたび、ずっと欲しくて堪らなかったヤツぅ……♡　お♡　ぉおんっ♡」 腰を振るので精一杯なのか、兼継はゆゆあの身体に触ってきすらしない。 やがて兼継は「ぁ」と小さな声を漏らした。びゅぐびゅぶびゅるぅっ♡　膣の中で、暴れ馬が脈動するのが分かる。 射精した。膣内射精なかだし。いきなりだったのでゴムを着けさせるのを忘れていたことに、今になって思い至る。 「……♡　……っ♡　あっ♡　ぁ、あっ♡　ぁん♡　ぁんっ♡　あんっ♡　ぁ、あ――んっ♡」 どくどくと膣奥まで埋め尽くす怒涛の精子に、ゆゆあは腰が抜けるくらいの快感に襲われた。 膣内だけでなく、頭の中まで真っ白に染め上げられたよう。光が散り、全身の性感帯を電流のような熱が一気に駆け巡った。 思わず顔を手で覆い、ガクガクガクっと腰を跳ねさせる。今まで経験した数多のセックスで一度たりとも感じたことのない快感が、身体の総てを貫くようにして駆け抜けた。 一瞬意識が飛んだかもしれない。目尻には涙が滲み、気付けば涎も垂れていた。 「……ぁ、はっ。由留巻さん、由留巻さんっ」 「う、うそ……♡　コイツ、まだ射精だす気……？」 一度膣内射精なかだしを経験して余裕が出てきたのか、兼継は腰を振りながらゆゆあの身体に手を伸ばした。 はだけたシャツをさらに捲り上げ、おっぱいや腰のくびれを撫で回す。ピンと伸びた太腿に、頬擦りする。触れる部分がじんじん熱い。 「ぁ――っ♡　マジ♡　マジでダメっ♡　ダメ、ダメダメダメぇっ♡」 膣奥に熱が生まれると同時に、またしても兼継は射精した。 びゅぐんびゅぶん♡　先ほどと比べても衰えを感じさせず、兼継の遺伝子は濃密な荒波となって、ゆゆあの牝の部分を孕ませんばかりに塗り潰していく。 「ぁ……♡　あー♡」 ゆゆあの身体が、今までにないほどの悲鳴を上げる。 絶叫する。欲しい。まだ欲しい。目の前にいる男の全てを、もっと貪り尽くしたい。

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Kanetsugu was just shaking his hips in a daze. And yet, at just the right moment when Yuyu wants it, she rubs her dick where she wants it most. When the loose extraction goes off, it's slow, and when you feel the violent piston, it's as intense as a raging horse. Even though it's not particularly big, it tickles the part of Yuyu that she wanted that she couldn't reach until now. Pleasure that she has never felt before deeply stimulates the depths of Yuyu's vagina. Kanetsugu doesn't even touch Yuyua's body, probably because she's shaking her hips to the best of her ability. Eventually, Kanetsugu let out a small voice. Byuugububububuuruuu ♡ I can feel the wild horse pulsating inside my vagina. I ejaculated. Ejaculation inside the vagina. I now realize that since it happened all of a sudden, I had forgotten to put the elastic on. Yuyua was attacked by a surge of pleasure that made her lose her hips as the surging sperm filled the depths of her vagina. It looks like not only the inside of her vagina but also the inside of her head has been dyed pure white. The light dispersed, and heat like an electric current ran through all the erogenous zones of my body. I instinctively covered my face with my hands and started bouncing my hips. A pleasure that I had never felt even once in all the sex I had experienced ran through my entire body. I may have lost consciousness for a moment. Tears were welling up at the corners of her eyes, and she was drooling as well. Perhaps having experienced vaginal ejaculation once, Kanetsugu felt more relaxed, and while shaking his hips, he reached out to touch Yuyua's body. He lifts up his exposed shirt and fondles her breasts and the small of her waist. I rub my cheek against her stretched thighs. The parts I touch are very hot. At the same time that heat was generated in the back of her vagina, Kanetsugu ejaculated again. Byugun Byubun ♡ Even compared to before, it doesn't seem to have weakened, and Kanetsugu's genes have become a dense turbulent wave, smearing Yuyu's female part as if she can't get pregnant. Yuyu's body screams like never before. Scream. want. I still want it. I want to devour everything about the man in front of me.

度重なる射精の快楽にとろけた顔で立ち尽くす兼継。放心した様子でいる彼の腕を、ゆゆあは思いっきり引っ掴んでやった。 「ゆ、由留巻さん？」 「ぉい……♡」 さっきまでの獣みたいな男らしさはどこへ行ったか。 兼継は怯えたように、ゆゆあの顔を見返したが。 「何やり切った顔してんのよ。まだ射精でるんしょ……？」 「え？　……は、はい」 「だったら３万分……ちゃんと射精だし尽くしちゃいなって」 身体を起こし、ゆゆあはじゅるりと舌なめずりする。 「由留巻さん……？　何を」 「ゆゆあ」 「……へ？」 「ゆゆあって……呼べぇっ♡」 「わっふ！」 飛びつくようにして抱き付き、ゆゆあは勢いよく兼継にしがみ付く。 小柄なゆゆあを必死に支えて、兼継はよろめきそうになる。ぬぷんとペ×スが抜け、兼継に抱っこされたままゆゆあは彼の体躯をよじ登る。 そしてそのまま、腰を落とす。身体の相性バッチリな二人の生殖器は、タイミングを合わせずとも見事に再び邂逅を果たした。 「ゆるま……っ、い、いやゆゆあさんっ？　ゆゆあ……ちゃん？」 「にひひ……♡　兼継くん・・・・、ちょぉ頼もしいんですけどぉ♡」 「……ぼ、僕の名前。……あっ」 「今更だけど、兼継とか男らしくて格好良い名前だよね。歴史とか武将好きなの？」 「……い、いえ。正直歴史は苦手で」 「あそ」 抱き合った二人の距離は、今までにないくらい近くなっている。 前髪の隙間から、兼継の動揺した瞳が見えた。 「大丈夫？　あたしのこと……抱っこできてる？」 「で、出来てますけど……コレはいったい」 「駅弁ってやつ♡　あたしコレ、ちょぉ好きなんだぁ♡」 首に手を回し、ぎゅぅっと抱き付く。膣奥で兼継のペ×スが、ビグンと反応したのが分かる。

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Kanetsugu stands there with a melting face from the pleasure of repeated ejaculations. Yuyua grabbed his arm as hard as he could as he looked dazed. Where did the beast-like masculinity from before go? Kanetsugu looked back at Yuyu's face, as if he was frightened. Raising her body, Yuyua slowly licked her tongue. Jumping into his arms, Yuyua clings to Kanetsugu with all his might. Kanetsugu almost stumbles as he desperately supports the petite Yuyua. Nupun and Pexu slip out, and Yuyua, still in Kanetsugu's arms, climbs up his body. And just like that, lower your back. The genitals of the two men, whose bodies are perfectly compatible, were able to meet once again without having to coincide with the timing. The distance between the two of them hugging each other was closer than ever before. Through the gap in his bangs, he could see Kanetsugu's agitated eyes. I put my arms around his neck and hugged him tightly. I could see that Kanetsugu's penis reacted strongly deep inside her vagina.

察しの悪い兼継も、この状況で何をすれば良いのかすぐ理解したようだ。 ゆゆあのお尻を支えながら、丁寧にゆっくりと腰を上下に振り立てる。ズポズポと抽送を繰り返し、さっきとはまた違った部分に甘美な刺激が纏わりつく。 懸命に腰を揺らす兼継は、ゆゆあをしっかり抱きかかえている。その頼もしい姿に、ゆゆあは胸の奥がじくじくした。 身体の触れる部分がキュンキュン疼き、ぐりぐりと抉るように擦れる膣奥がさっきから熱くて堪らない。デカチンでも届かなかった不思議な箇所が、兼継のペ×スに愛されメロメロになっている。 「兼継くぅん……♡」 「ゆ、ゆゆあちゃん……」 「しゅきぃ……♡　兼継くん好きぃ……♡　だーい好きぃ……♡」 大好きな体位で欲しい部分をメロメロに責められ、ゆゆあは完全に発情しとろけていた。 吐息のかかる距離。夢中でしがみ付く、恋人同士みたいなセックス。さっきより深い部分を責める兼継のペ×スに、ゆゆあはオクターブ高い声で鳴いた。 「兼継くん……♡」 「ゆゆあちゃ――むぐっ？」 愛しい顔を目の前に感じ、ゆゆあは堪らず兼継に口づけした。 顔を傾け吐息を弾ませ、ちゅるりと舌を出して兼継の上唇を捲り上げる。 オタクらしからぬ真っ白な歯列。厚ぼったいゆゆあの舌が、兼継の口腔内へぬるりとねじ込まれる。 唾液をかき出すように、ぬっとりと這い回る肉厚な舌。駅弁セックスしながらのベロチューに、兼継は相当興奮したらしい。 腰がヒクつき、兼継は射精した。ゆゆあのベロチューで、絶頂したのだ。 「…………ぬ、っぱ♡」 射精と同時に唇を離すと、身体の距離も僅かに離れた。 接合部がぬぷりと抜け、ゆゆあはすぐ後ろにあった長テーブルの端に体重をかける。 「兼継くんさぁ♡　あたしがベロ入れた瞬間、イったでしょ♡」 「……う、うん。ゆゆあちゃんのベロ、あったかくてぬっとりしてて……すごく気持ち良くて」 「やぁん♡　顔トロけてんのやーらしい♡」 本気で欲情した様子の兼継に、ゆゆあは子宮付近がキュンキュンと締め付けるように疼くのを感じる。 視線を落とすと、兼継のペ×スは未だ堅さを失わず勃ち上がっていた。 高まる期待に、ゆゆあは喉を鳴らす。

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Even Kanetsugu, who was a bit imprecise, seemed to immediately understand what to do in this situation. While supporting Yuyu's buttocks, she slowly and carefully moves her hips up and down. I repeat the pumping, and the sweet stimulation clings to a different part than before. Kanetsugu is shaking his hips with all his might as he holds Yuyua firmly in his arms. Seeing that reliable figure made Yuyua's heart tingle. The part of my body that touches her tingles, and the inside of her vagina, where it rubs like a gouge, has been hot and unbearable. The mysterious place that even a big dick couldn't reach is now loved by Kanetsugu's penis and is becoming melodious. Yuyua was completely horny and melting as she was being attacked in her favorite position and in the parts she wanted. The distance that takes your breath away. Sex like two lovers clinging to each other in a daze. Yuyua cried out in an octave higher voice as Kanetsugu attacked her deeper than before. Feeling a loving face in front of her, Yuyua couldn't resist kissing Kanetsugu. He tilted his head and let out a breath, sticking out his tongue and curling up Kanetsugu's upper lip. A row of pure white teeth that doesn't look like an otaku. Yuyu's thick tongue slips into Kanetsugu's mouth. A thick tongue that crawls around as if spitting out saliva. It seems that Kanetsugu was quite excited by Berochu while having sex with Ekiben. His hips twitched and Kanetsugu ejaculated. Yuyu's tongue cumming made him climax. When he parted his lips at the same time as he ejaculated, the distance between their bodies also became slightly different. The joint slipped out, and Yuyua put her weight on the edge of the long table that was right behind her. Yuyua feels a tight tingling in her uterus as Kanetsugu seems to be seriously lustful. When I looked down, I saw that Kanetsugu's penis was still erect. Yuyua cleared her throat as her expectations grew.

「まだいける？　ねぇ、まだいけるっしょ？　ねえったら♡」 甘えるように鼻にかかった声を出すゆゆあに、兼継は頼もしい面持ちで力強く頷く。 「出来ます。まだ全然」 「やったぁ♡」 ゆゆあの歓喜を前に、兼継の半勃ちペ×スがぐぐんっと反り返った。 甘ったるいゆゆあのボイスに、兼継も興奮したようだ。 「ゆゆあちゃんっ！」 「ぁん♡」 長テーブルからゆゆあを下ろし、仰向けにして床に寝かせた。 ゆゆあを下ろす際ナチュラルにお姫様抱っこをしてくれたことに男らしさを感じ、ゆゆあはうっとりと顔をとろけさせた。 ぐちょぐちょになったパンツを脚から引き抜き、挑発するように己がま×こをくぱりと拡げる。 兼継は獣の眼差しで、ゆゆあに襲い掛かった。 「ぁん♡　やっ、さっきより激し……♡　ぁん♡　やん♡　ゃん、やんっ♡　やぁ――んっ♡」 「そんな……っふ。声で鳴かれたら、僕だって男なんですから……」 「ぁん♡　男らしい、好き♡　兼継くん男らしくて好き♡　しゅきしゅき♡　だーい好き♡」 「ゆゆあちゃんのギャルボイス、可愛すぎ……エロ過ぎっ。……かわいい、うぅっ」 腰をブルブルと震わせ、兼継はまたしても射精する。 相も変わらず堅いままのペ×ス。ゆゆあは今にも昇天しそうなくらい興奮した。 「絶倫すごぉい……♡　兼継くん……♡　ち×ぽこ絶倫なの、すっごく格好良い……♡　いっぱい射精だして♡　ゆゆあの膣内なか、いっぱいいーっぱい射精だして♡　ゆゆあったらもう、兼継くんナシじゃいられないよぉ……♡」 「ああ……。ゆゆあちゃん、可愛い……。マジでそんなこと言われたら、僕……。うぅ、うっ、うぅっ」 兼継の腰に脚を絡め、離さないとばかりにガッシリホールド。 手と手を合わせ、指の一本一本を絡め合うようにして、互いにしっかり手を握り合う。 びゅぐっ、びゅぐぐっ♡　びゅぶんっ♡　びゅぐぐぐっ♡　びゅびゅーっ♡ 幾度となく続けられる膣内射精なかだしに、ゆゆあの膣内は幸せで埋め尽くされていった。 一際大きく腰を振り立て、子宮口寸前で濃厚な遺伝子を解き放つ。身体の至る所から熱い痺れが収束し、ゆゆあは生まれてきて一番の強い快楽に飲み込まれた。 「ぁっ♡　あっ♡　ぁ、あっ、あっ♡　あっ♡　ああぁぁぁ――――んっ♡」

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Yuyua makes a nasally sound as if she's pampering him, and Kanetsugu nods vigorously with a trusting look on his face. In front of Yuyu's joy, Kanetsugu's half-erect penis arched back. Even Kanetsugu seemed excited by Yuyu's sweet voice. He took Yuyua down from the long table and laid her on her back on the floor. When he put Yuyua down, he naturally held her like a princess, which made her feel like a man, and Yuyua's face melted in ecstasy. He pulls his soaked panties off his legs and spreads his pussy wide open as if to provoke him. Kanetsugu attacked Yuyua with the gaze of an animal. Shaking his hips, Kanetsugu ejaculates again. The pace remains as firm as ever. Yuyua was so excited that she felt like she was about to ascend to heaven. Ah ♡ oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh.

身体の一番深い場所で、兼継からの強い愛を実感する。 絶頂した。のけ反り爪先までピーンと伸び切らせながら、ゆゆあは生まれて初めての真の絶頂を感じていた。 呼吸すらままならないほどの強い快楽に、ゆゆあは暫くビクビクと痙攣しながら、握り合った兼継の手をぎゅーっとしていた。 「しゅご……♡　しゅごぃよぉ……♡　兼継くん、ちょぉ最高……♡」 「ゆゆあちゃん」 「んー♡」 軽く口づけし合って、二人は顔を見合わせ笑いあった。 ゆゆあは兼継の背中に腕を回し、力いっぱい抱き締めたのだった。 ◇◆◇ 「まぁだち×ぽこ元気いっぱいとか。きゃははっ♡　兼継くん絶倫過ぎるんですけどぉ♡」 長い長いセックスも終わり、心からの充足に浸っていたゆゆあと兼継。 まったり休んでいる兼継の愚息が未だ半勃ちなのを見兼ねたゆゆあは、まさかのお掃除フェラを敢行していた。 「ぁ……。ゆゆあちゃん、僕もう」 「ん♡」 ぱくんと咥えた小振りなお口に、びゅびゅっと僅かな精液が注がれる。 心底満足した様子で、兼継はへたり込む。 「ゆゆあちゃんにまさかお口でまでして貰えるなんて……。痛い出費だと思ったけど、３万払って良かった」 「くぷ……んむ？」 口端から滴る精子をティッシュで拭いながら、ゆゆあはきょとんとした顔をした。 「ん？　ああコレ、返すわ」 「へ？」 乱雑に握られてくしゃついた諭吉を３枚とも差し出され、兼継は受け取りながらも困惑した顔をする。 「最初に言ったっしょ？　あたしのこと満足させてくれたら、タダでいーって」 「え、アレ冗談かと」 「マジだっての。あ、でもその代わりあたしともう一つ約束して」 しなだれかかるように兼継に寄り添い、ゆゆあは耳元でコソっと囁いた。

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I feel the strong love from Kanetsugu in the deepest part of my body. I climaxed. Yuyua felt her first true climax in her life as she stretched her legs out to the tip of her toes. The pleasure was so strong that she couldn't even breathe, and for a while Yuyua twitched and squeezed Kanetsugu's hand. They kissed each other lightly, looked at each other and laughed. Yuyua put her arms around Kanetsugu's back and hugged him with all her might. ◇◆◇ After a long, long sex, Yuyu and Kanetsugu were completely immersed in satisfaction. Yuyua couldn't help but notice that Kanetsugu's Bad Son was still half-erect while he was relaxing, so she unexpectedly gave him a cleaning blowjob. A small amount of semen poured into her small mouth. Kanetsugu slumps, looking deeply satisfied. Yuyua looked shocked as she wiped the sperm dripping from the corner of her mouth with a tissue. All three Yukichis were handed out to him, each crumpled up in his hands, and Kanetsugu looked confused even as he accepted them. Yuyua snuggled closer to Kanetsugu and whispered secretly into his ear.

「兼継くん、今日からオナニー禁止ね♡」 「……な？」 「兼継くんの作った精子は、これからぜーんぶあたしのためだけに使うの。あたし以外に射精するの絶対禁止だから。分かった？」　 「……そ、それって」 兼継は照れたように、顔を輝かせた。 「ももも、もしかして僕と付き合――っ。彼女になってくれるってことですか！？」 「それも……うぅん、悪くはないんだけど。他の友達とも遊びたいし、兼継くんだけに時間は費やせないからその……」 愛を注ぎ込まれ過ぎてぽわぽわしたままの頭を必死に回転させて、ゆゆあは何とか考えを搾り出す。 「つまりアレ――セフレってやつ。兼継くんとあたしはセフレ。それでどう？」 「ゆゆあちゃんがセフレ……」 「ダメ、かなぁ……？　流石に都合良過ぎ、的な？」 「いえ……。セフレでも充分、いやめっちゃ嬉しいです！」 「めっちゃ喜ぶね。ちょっとかわいいかも」 アホらしいほど自分に都合の良い提案を通したことで、流石のゆゆあもちょっとだけ罪悪感に苛まれる。 オタク男子特有の優しさに、ゆゆあは自分を律せねばと決意するのだった。 「ま、まあ……。兼継くんの頑張りしだいでは、付き合える可能性だってあるわけだし？　来たるその時のために、兼継くんはフリーでいた方が良いんじゃないかな、なーんて？」 素直になれたかと思った直後、キッチリ上から目線で獲物にツバをつける自分勝手なゆゆあ。 彼女が大人になるのは、まだまだ先のようである。 「頑張ります、ゆゆあちゃん！」 少なくとも純朴な兼継には、ゆゆあの手綱を握るのは難しそうであった。 「そんじゃ、今後の予定を決めよっか。兼継くん、次いつ出来そ？　今日こんなにいっぱい射精したし、きっと暫くは無理でしょ？　中途半端な体力で臨まれてもあたしも満足できないから、兼継くんの都合に合わせるけど」 「いつでも良いんですか？」 「うん。兼継くんの体調とも相談して――」 「では明日で！」 大袈裟にひっくり返るべきか、ゆゆあは一瞬迷った。 「……正気？」 「はい！　だってもう今日からオナ禁しないといけないんですよね？　なら毎日ゆゆあちゃんとしないと、僕おち×ちん爆発しちゃいますよ」 「ま、毎日……！？　…………この量を、毎日！？」 「はい！」

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Kanetsugu's face lit up as if he was embarrassed. Does that mean you'll be my girlfriend!? Yuyua desperately spins her head, still swollen from having too much love poured into her, and manages to squeeze out some thoughts. As expected, Yuyua feels a little guilty because she passed on a proposal that was so ridiculously convenient for her. Yuyua decides to control herself due to the kindness typical of otaku boys. Just when I thought she was being honest, the selfish Yuyua spits on her prey, looking straight at her from above. It seems like she still has a long way to go before she becomes an adult. At least for the naive Kanetsugu, it seemed difficult to take the reins of Yuyu. Yeah. I'll also consult with Kanetsugu-kun's health--……sanity?Yes! Because starting today, I have to stop masturbating, right? Then if I don't do Yuyua-chan every day, my dick will explode.Well, every day...!?...This amount every day!?yes!"

強がっている様子もなく、兼継は前髪越しの瞳をキラキラと輝かせていた。 この辛抱出来ない絶倫男子が、今まで彼女もいない童貞だった。どうやって生きてきたんだろうと、ゆゆあは本気で心配になる。 ただ――。 「どうしたんです？」 「……やば。想像しただけで腰砕けそ♡」 これから兼継に、毎日あれだけの精子を注ぎ込まれる。 妊娠するより先に、死んでしまうかもしれない。 考えただけで、ゆゆあはお腹の奥が疼くのを感じた。 とんでもない男子をセフレにしてしまったかもしれない。 たぷたぷに精子の詰まった下腹を撫でながら、ゆゆあはくったりと兼継の肩にしなだれかかった。 「ライラさんさあ、いい加減気づいてるよね。自分が足手まといだってこと」 地中をくり抜いて造ったような迷宮の通路で、少年の声が響く。 難易度Eのダンジョン【小さな地下迷宮】に挑戦するパーティのようだ。男三人に対して女が一人。いずれも同年代である。 だれもが日本にいたころではコスプレ以外ではありえないような、ゲームから飛び出してきたような格好をしていた。金属製の胸当てや肩当て、それに鈍色に明かりを反射する剣。あるいは盗賊風の服装であったりだ。 ただ、少年たちの方はどうにも衣装に着せられている感がぬぐえない。おそらく本人たちがろくに筋肉もついていない少年だからだろう。 これでも彼らは高校生だったが、万年帰宅部でいかにもインドア系といったタイプの学生たちである。 対照的に少女の方は見事に衣装と調和していた。 なにしろ金髪碧眼で目鼻立ちもけなすところのないほど整っている。ふわふわとしたロングヘアと長いまつげを見れば、初対面の人は「お人形のようだ」と褒めちぎる。高校生にしては小柄だが、それが白を基調としたワンピース型の服によく似合っていた。 半袖で首元が開いているので露出度は低くないのだが、実に清楚な出で立ちである。手には自分の背より長い杖が握られており、先端には緑色の宝石がはめこまれている。 そんな少女に対して、少年たちは壁に押しこむようにねちねちと指摘する。 「クラスメイトのよしみで目をつむってきたけど、そろそろ限界なんだよね」 「そうそう。純ヒーラーのくせして回復量がアイテム以下ってのはねぇ」 「で、でも最初にパーティに誘ってきたのはみなさんじゃ……」 「だったら迷惑かけてもいいっていうわけ？」 「そういうわけじゃ……っ」 もっともらしいことを述べたてているが、少年らの目線はもはや少女の胸や股間に向いていた。それに気づいて隠すように身をよじるが、少年の一人に腕をつかまれる。

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Kanetsugu didn't seem to be nervous, his eyes sparkling through his bangs. This insatiable man was a virgin and had never had a girlfriend. Yuyua becomes seriously worried about how he has survived. just--. From now on, Kanetsugu will pour in that much sperm every day. You may die before you can become pregnant. Just thinking about it made Yuyua feel a tingle in her stomach. She may have turned an incredible boy into her sex friend. While stroking her lower abdomen, which was filled with sperm, Yuyua rested on Kanetsugu's shoulder. A boy's voice echoes through a labyrinth passageway that looks like it was carved out of the ground. It looks like the party is challenging a dungeon [small underground labyrinth] with difficulty level E. One woman for every three men. Both are of the same age. Everyone was dressed like they came straight out of a video game, something that would have been unthinkable back when they were in Japan other than cosplay. A metal breastplate, shoulder plate, and a sword that reflects light in a dull color. Or maybe they were dressed like thieves. However, I can't shake the feeling that the boys are being dressed up in costumes. It's probably because they're young boys who don't have much muscle. In this case, they were still high school students, but they were definitely the indoor type of students who belonged to the ``Never Go Home Club''. In contrast, the girl's outfit blended perfectly with her outfit. After all, she has blond hair and blue eyes, and her facial features are perfect. When people meet her for the first time, they compliment her and say, ``She looks like a doll,'' when she sees her long, fluffy hair and long eyelashes. She was petite for a high school student, but it matched well with the white one-piece dress. It was short-sleeved and open at the neck, so it wasn't too revealing, but it was a really neat look. In his hand, he holds a cane that is longer than he is tall, and a green gemstone is set in the tip. The boys point out the girl, pushing her against the wall. Although he was saying something plausible, the boys' eyes were already on the girl's breasts and crotch. He notices this and tries to hide it, but one of the boys grabs his arm.

「まあでも？　おれら優しいから、お願いを聞いてくれたらパーティを続けてやってもいいけど」 「いまさらヒーラーが一人で放りだされても行き場はないよ？　攻撃力がほとんどないライラさんじゃソロは絶対に無理だし」 「お、お願いって……？」 ヒットした釣り人のような笑みを浮かべて少年らは告げる。 「なぁに、ちょっとおれらのことを気持ちよくしてくれたらそれでいいんだよ」 「うひひっ。初めはじゃんけんの結果どおりおれからだからなっ」 「口は僕だぞ！」 「そんなの無理ですっ！」 ライラと呼ばれた少女は悲鳴のように叫ぶ。 しかし少年たちはいやらしい笑いをひっこめはしない。むしろご満悦といった表情だった。 「あーあ、チート能力を手に入れて相思相愛でヤりたかったのにさぁ」 「バーカお前じゃ無理だって。別にいーじゃん。おれはこういうのもアリだけど？」 「――だ、だれか助けてくださいっ！」 「ぶはっ、無駄無駄。いまさらこんな難易度Eのダンジョンに来るやついないって。諦めてその服脱ぎなよ」 少年の手がライラの胸元にかかろうというその瞬間だった。 「おい、なにやってんだお前ら」 「は――――？」 闖入者の存在に気がつき、少年はライラから飛びのいた。 そこにいたのは、日本人の大男だった。 「ってあれ？　こいつ底辺オークじゃね？」 「え、マジかよ。底辺オークもこの世界に来てたんだ。しかもソロじゃね？　うわめっちゃウケるんだけど」 底辺オークと呼ばれたこの男。けっしてモンスターの類ではなく、れっきとした人間だ。 ただしかなりの長身と中年太りを含めて節制のかけらも感じられない体型から、以前から底辺オークとあだ名で呼ばれていたのだった。名付けからわかるとおり、好意的な意味はひとつもない。 名前を天野克郎あまのかつろうという。 克郎はハードレザーの軽装鎧に身を包み、木製の巨大なメイスを片手に立ちはだかっている。 その表情は険しく、少年たちを見据えていた。 「……でも、なんか微妙にやばそうじゃね？」 「大丈夫だって！　知ってるだろ、この世界じゃ見た目と強さは関係ないって。こんなダンジョンにしか来れない時点でおれたちより強いことはない」

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The boys announced with smiles like anglers who just hit a hit. The girl called Lyra screams like a scream. But the boys did not hold back their lewd laughter. Rather, he looked pleased. It was at that moment that the boy's hand came to rest on Lila's chest. Noticing the presence of the intruder, the boy jumped away from Lyra. There was a large Japanese man. This man was called the Bottom Orc. He's not a monster at all, he's a normal human being. However, due to his considerable height and middle-aged weight, which shows no sign of restraint, he had long been nicknamed the Bottom Orc. As you can see from the name, there is no positive connotation. His name is Katsuro Amano. Katsuro is clad in light hard leather armor and stands in the way with a huge wooden mace in one hand. His expression was grim, and he was staring at the boys.

「だ、だよな」 「ってわけでおっさん。おれたちこれからお楽しみだから、さっさと消えてくんない？　あ、でも見てるだけなら許可してやってもいいけど。自分がいた学校の生徒のセックス見ながら、みじめにシコるか？」 「……なにか勘違いしてねぇか？」 品のない笑い声をあげる三人に、克郎は静かに反論した。 「ここで聖ひじりさんに同意なく乱暴すれば、裁かれるのはお前たちだぞ」 「はあ？　裁くって、誰がだよ」 「知らんのか……ダンジョン内での性的暴行は禁錮二十年だ。プレイヤーフォンで調べたらわかる。この世界にも法律はあるんだよ。しかも、ぜったいに欺けない神の法が」 「なっ……口からでまかせだろ！」 「街には牢獄もある。信じないのは勝手だが、二十年も牢屋の中でなにもできずに過ごしたいのか？　……神とやらが望んでるのはまっとうなダンジョン探索ってことだ」 滔々とした説明に、少年たちは理屈のたった言葉を思いつけないようだった。そもそもが、手籠めにすればライラは自分たちのものになるという、浅い考えのもと立てられた計画である。リスクを提示されてまで強行する覚悟も彼らにはなかった。 「くそっ……底辺オークのくせに」 「女を抱きたいなら風俗に行けばいい。そのへんは元の世界と違って法律が緩いから、NPC相手とはいえかなり楽しめるぞ。わかったらどっかいけ」 「ちっ……」 吐き捨てるように舌打ちをして、三人はそこから去っていった。足音が聞こえなくなるまで、そちらを警戒し続けた。 「あの……」 「――はぁぁぁ。なんとかなってよかった」 ライラの声と重なるように克郎は深く息を吐いた。その表情は先ほどまでとは別人のようで、オーク呼ばわりされるほど不細工なのは変わらないが、緊張感は消え失せていた。 メイスを杖代わりにして安堵する克郎。それはライラが見慣れた掃除に勤しむ用務員の姿に似ていた。 「よ、用務員さんですよね。こっちにいたんですね」 「ああ、うん。あのとき俺も校舎で仕事してたから。君は聖ライラさん、で合ってるかな」 「はい、ご無沙汰してます。……あの、助けてくれてありがとうございました」 ライラは深くお辞儀した。生徒にこんなふうに頭を下げられるのは初めての経験だった。 「気にしないでいいって。それより、パーティだけど」 「えっと……はい。もう登録を外されてるみたいです」 「そうか。ほかのあてはあるのかい？」 「いえ……友達はもうパーティを組んでますし、ヒーラーに需要があるとは思えませんし」 「スキルポイントは完全に回復系だけに？」 「はい。あの人たちに勧められるままに。わたし、あまりゲームで遊ばないのでそういうのわからなくて」 「ふむ……ちょっと見せてもらってもいいかい？」 「構いませんけど……」 申し出を承諾したライラは、おもむろに右手を胸の高さまで上げた。するとなにもなかった空間から、青白い光が発生してライラの手のひらに集まった。それは薄く四角い形になって、ひとつの物体となる。 プレイヤーフォン。略してプレホとよく呼ばれている一種の機械端末だった。見た目や操作方法はスマホと変わらない。

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?” Katsuro quietly objected to the three of them who let out a vulgar laugh. The boys couldn't seem to come up with any logical words given the exhaustive explanation. To begin with, it was a plan based on the shallow idea that if they kept Lyra in a handbasket, she would become theirs. They weren't prepared to push through the risk. The three of them clicked their tongues and left. I continued to be on guard until I could no longer hear footsteps. Katsuro took a deep breath, echoing Laila's voice. His expression was like that of a different person from before, and although he was still ugly enough to be called an orc, his nervousness had disappeared. Katsuro uses the mace as a walking stick and is relieved. It resembled the appearance of a janitor working hard at cleaning, which Lila was familiar with. Lyra bowed deeply. It was my first experience of being bowed to by a student like this. Lyra accepted the offer and slowly raised her right hand to chest level. Then, a blue-white light appeared from the empty space and gathered in Lyra's palm. It becomes a thin rectangular shape and becomes a single object. player phone. It was a type of mechanical terminal often called a preho for short. It looks and operates the same way as a smartphone.

画面にはいくつかのアプリのアイコンが表示されており、そのうちのひとつをタップすると新たな画面が立ち上がった。何度か操作して、ライラは自分のスキル状況を表示して克郎に見せた。 「これです」 「うーん……うわ、これはひどい。どのスキルもまんべんなくレベル1で止めてるじゃないか」 「えっと、最初はいろんなスキルをとったほうが便利だって言われまして。違うんですか？」 「ああ。モンスターが強力になるほどスキルレベルも上げていかないと通用しないんだよ。ここみたいな難易度Eのダンジョンならまだしも、Dになるとレベル3ていどじゃなきゃダメージも回復も追いつかない」 「そんな……たしかスキルポイントを振り直すのには」 「金がかかるね」 無慈悲な現実を突きつけているようで、克郎は良心がとがめるのを感じる。それでも事実は事実としてあった。 スキルを見るかぎり、ソロで戦えるだけの攻撃力もないだろう。 克郎は意を決して提案する。 「もし、よければなんだけど……俺とパーティを組まないか？　あ、いや一時的にでもいいよ。スキルが正常に育ったらほかのパーティにも受け入れてもらえるだろうし。こんなおっさんとは嫌だろうけど――」 「やめてください！」 「え……？」 可憐な声音だが、それだけにライラの張りあげた声は妙な迫力があった。まるで穏やかなシスターがいたずらっ子を叱るような。 ライラは克郎の目を見つめて力説する。 「用務員さんはいい人です！　いつも真面目に仕事してましたし、わたしを助けてくれました。嫌なんかじゃありません。あまり自分を卑下しないでください！」 「おっ、おお。あり、がとう？」 ふんす、と鼻息を荒くするライラに克郎は目を剥いた。学校では、たまに声をかけてくれる優しい少女という印象だったのだが、まさか自分のために怒ってくれる人がいるとは思わなかった。 「用務員さんさえよかったらずっと組んでください。お金がたまったらスキルをふり直してお役に立てるようがんばりますから」 「いやそれはいま決めなくても……」 「わたしがそうしたいんですっ」 「は、はい」 なるほど、ふだんはおとなしいけど意外と頑固な子なんだな、と克郎は認識する。杖を握りしめて気合いを入れている姿は、思っていたより頼りがいのあるものだった。 ――さて、なぜ学校の用務員と生徒だった彼らが、ダンジョンなんかにいるのか。話はおよそ一ヶ月前にさかのぼる。 私立・英俊館学園。 中高一貫教育を施す都内にある学校である。総生徒数は二千人を超え、敷地もそれなりに広大なわけだが……。 「あーもう、また散らかってるよ」 そうなると施設の管理もそれなりの仕事となり、用務員の姿はあちこちで見られた。今年で四十になる克郎もその一員で、かれこれ十年以上はこの学校で働いていた。

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Several app icons were displayed on the screen, and tapping one of them brought up a new screen. After several operations, Lyra displayed her skill status and showed it to Katsuro. Katsuro feels his conscience prick as he is confronted with a cruel reality. Still, the facts were the facts. Judging by his skills, he probably doesn't have enough attack power to fight solo. Katsuro makes a bold proposal. stop it!picture……?The janitor is a good person! He always worked seriously and helped me. It's not that I hate him. Please don't be too self-deprecating!Oh, oh. Thank you?If you're okay with the janitor, please continue to work with me. When I have enough money, I'll redo my skills and do my best to help you." I see, Katsuro realizes that he's usually a quiet child, but he's surprisingly stubborn. The sight of him clutching his cane and putting his energy into it was more trustworthy than I expected. --Now then, why are these school janitors and students in a dungeon? The story begins about a month ago. Private school, Eishunkan Academy. It is a school located in Tokyo that provides integrated middle and high school education. The total number of students exceeds 2,000, and the grounds are quite large, but... As a result, facility management became a part of the job, and janitors could be seen everywhere. Katsuro, who will turn 40 this year, is one of them and has been working at the school for over ten years.

かなり高い身長と激しい中年太りの腹。そしてお世辞にも整っているとはいえない顔。あだ名は「底辺オーク」である。 本日は中等部棟の担当で、床の掃除をしている最中だった。廊下の隅に設置されている自販機の横には缶やペットボトルごとにごみ箱が置いてあるのだが、その足元に空き缶が転がっていた。たまにあることで、生徒のだれかが投げてごみ箱に入れようとして、失敗したのを放置しているのだろう。 克郎は缶を拾おうとしゃがみこむ。膨れた腹が邪魔でしかたない。 すると、横から別の缶がカラカラと転がる音がした。 「これも捨てといてくれます、底辺オークさん？」 女子の声だった。特徴的なアニメ声なので克郎は顔を見なくてもわかった。 「いいですねーごみ拾いをしているだけで給料がもらえて。ま、たいした額じゃないんでしょうけど」 肩まで届く髪の毛とリボンを揺らして、にやにやとした表情でこちらを見ている少女。中等部二年生の桜小路涙奈さくらこうじるいなだった。 「……桜小路さん、ごみはちゃんと捨てないと」 「うわー底辺オークの分際で偉そうですねぇ。私たちからあなたの給料が出てるんですよ？　私が学校にでも、用務員さんからいたずらされたと言えば一発で解雇……いえ、警察沙汰かもしれませんね？」 「そ、それは……」 さらに言えば、ここ英俊館学園は私立という点を加味しても、平均より上の家の生徒が多い。医者やスポーツ選手、芸能人の子供たちが通っている。 または成績優秀であれば特待生として学費を免除されて入学もできるが、数は多くない。 涙奈は国内でも有数の巨大複合企業の会長の孫であり、学内でも家格は最上位だ。 それだけに、学校におけるカースト位置も高い。ただ、ほかの生徒や教師に対しては品行方正で、成績も常に上位をキープしている優等生だ。第三者がいる場面では克郎に対しても礼儀正しい。 なぜか克郎とふたりきりの時だけこういう態度をとるのだった。 「さあ、口ごたえせずにこれを捨ててくださいよ。ほらこっちに来て拾ってください」 「わかった……」 敷地が広く施設も多いだけあって仕事量はそれなりにあり、そのせいかほかの学校よりも少しだけ給料がいい。それこそ涙奈の家の月収からすれば雀の涙ていどではあるが、克郎にとっては大きな差だった。 涙奈の言うとおりに行動に移す。缶は涙奈のすぐそばにあったので、それを拾おうとしゃがむと必然的に涙奈に跪くような位置になった。 「あ、上は見ないでくださいね？　いま顔を上げたらパンツ、見えちゃいますから」 「…………っ」 「今日はけっこう過激なのを着けてまして、私の大事なところが見えちゃったりして」 涙奈は愉悦に満ちた声でそうつぶやく。自販機があるのは廊下の端っこなので人影はない。それでも声は響くので、あくまで克郎にだけ聞こえるようにしゃべった。 声優顔負けのかわいらしい声でささやかれると、そういう音声作品を聞いているような気分になった。克郎も何度か購入したことがある。

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Quite tall and extremely middle-aged with a fat belly. And a face that cannot be described as well-groomed. His nickname is Today I was in charge of the middle school building, and I was in the middle of cleaning the floors. There were trash cans for cans and plastic bottles next to the vending machine installed in the corner of the hallway, but an empty can was lying at its feet. It happens every once in a while, and I guess one of the students tries to throw it in the trash, but fails and leaves it there. Katsuro crouches down to pick up the can. My swollen belly just gets in the way. Then, I heard the sound of another can rolling from the side. It was a female voice. It was a distinctive anime voice, so Katsuro could recognize her without even looking at her face. A girl with shoulder-length hair and a swaying ribbon, looking at me with a grin on her face. It was Ruina Sakurakoji, a second-year middle school student. Oh, that's..." Furthermore, even considering the fact that Eishunkan Academy is a private school, there are many students from above-average families. Children of doctors, athletes, and celebrities attend. Alternatively, if you have excellent grades, you can enroll as a scholarship student and be exempted from tuition fees, but there are not many of them. Rina is the grandson of the chairman of one of the largest conglomerates in the country, and her family rank is among the highest in the school. For this reason, their caste position in school is also high. However, he is an honor student who behaves well with other students and teachers and always keeps his grades at the top. In situations where a third party is present, he is also polite to Katsuro. For some reason, he only behaved like this when he was alone with Katsuro. As the school grounds are large and there are many facilities, there is a fair amount of work involved, and perhaps because of this, the pay is slightly better than other schools. Although this was nothing compared to Naina's monthly income, it was a huge difference for Katsuro. Take action as Rina says. The can was right next to Ruina, so when I crouched down to pick it up, I ended up in a position where I was kneeling next to Ruina. Ruina murmured in a voice filled with joy. The vending machine is at the end of the hallway, so there's no one around. Even so, my voice still resonated, so I spoke in a way that only Katsuro could hear. When she whispered in a cute voice that rivaled that of a voice actor, I felt like I was listening to some kind of audio work. Katsuro has also purchased it several times.

性欲が強いのが克郎の悩みだ。本番行為ふくめて風俗店などを利用したりするが、先に嬢がへばるほどの絶倫だった。場合によっては追加料金をとられることもあり、高くつくので自分でなんとかすることも多い。 涙奈のパンツにも興味はしんしんだった。 とはいえ、見た目は変態親父だが、本人は真っ当な倫理観を持っているつもりだ。自衛のためにも、まさか生徒をいやらしい目で見たりしないし、最悪でも帰ってから妄想するくらいだ。 そのくらい男子生徒や教師だってしているだろう。 だから、ここで誘惑に負けたりはしない。 克郎は涙奈とは反対方向を向いてから立ち上がる。 「桜小路さん、あまり男性をからかうのはやめたほうがいい。後先考えずに乱暴してくるやつだっているんだ」 「……ふんっ。こんなことあなた以外にはしませんけど？　言っておきますけど、誰かに言いふらしたらただじゃおきませんから」 「言ったところで疑われるのはこっちだろうさ」 「ふんっ」 さっきまでの楽しそうな雰囲気はどこへやら、一転して不機嫌にその場から立ち去ろうとする涙奈。 ――が、その歩みはすぐに止まることとなった。 「きゃっ」 「うおぉ……!?」 足の裏に違和感をおぼえた次の瞬間、床が大きく揺れだしたからだった。地震だ、それも相当大きな。それなりに生きてきた克郎でさえ経験がないほどである。 涙奈はすぐさま体勢を崩し、ぺたんと女性座りになった。 克郎は少しだけ耐えたものの尻もちをつく。 どこかの教室からか、甲高い悲鳴が聞こえてくる。ガラスや照明の割れる音も混じっている。 「危ない！」 克郎たちの頭上の照明も割れて、ガラス片がふたりに降りそそいだ。克郎はとっさに涙奈をかばうように抱きかかえた。嫌がっているかはわからないが、涙奈は声を上げる余裕すら無いようだった。 作業着の生地は厚手で丈夫だったので刺さりはしない。ちくちくとしたかすかな痛みを感じるていどだった。 揺れは治まる様子がなく、克郎は生命の危機すら感じた。 校舎は無事なのか。倒壊するのではないか。そんな恐れが現実となってしまう。 「いやっ……！」 涙奈の短い悲鳴は、一瞬の浮遊感のため。

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Katsuro's problem is that he has a strong sexual desire. In addition to the actual act, he used sex shops and other places, but the sex was so intense that the girl was hooked first. In some cases, you may be charged an additional fee, which can be expensive, so you often have to do it yourself. I also had a strong interest in Rina's panties. However, although he looks like a perverted father, he himself thinks he has a fair sense of ethics. In order to protect myself, I don't look at students in a lewd way, and at worst I'll have fantasies about it after I get home. I'm sure even male students and teachers do that much. So I won't give in to temptation here. Katsuro stands up after facing the opposite direction from Rina. The happy atmosphere from earlier had completely disappeared, and Rina started to leave in a bad mood. ---However, his progress soon came to a halt. The moment I felt something strange in the soles of my feet, the floor began to shake violently. It's an earthquake, and it's pretty big. Even Katsuro, who has lived a long life, has no experience with this. Ruina immediately lost her position and flattened herself into a woman's position. Katsuro endured it for a little while, but then he regained his strength. A high-pitched scream can be heard coming from some classroom. The sounds of glass and lights breaking are also mixed in. The light above Katsuro and his friends also shattered, and glass shards rained down on them. Katsuro immediately held Rina in his arms as if to protect her. I don't know if she hated it or not, but it seemed like Rina didn't even have the courage to raise her voice. The fabric of my work clothes was thick and durable, so I didn't get stuck. I could feel a faint prickling pain. The shaking showed no signs of slowing down, and Katsuro felt that his life was in danger. Is the school building safe? I'm afraid it will collapse. That fear becomes a reality. Ruina's short scream was due to the feeling of floating for a moment.

とうとう床は崩れてしまった。ふたりは重力にしたがい落下してゆく。涙奈は恐怖から目を閉ざし、克郎の腕の中で震えている。 それは大人としての義務感か、克郎は涙奈が上になるように空中で姿勢を入れ替え、衝撃に備えた。声を発することはできない。 （くそっ、なんとかこの子だけでも……） そんな思いが克郎の脳内を駆け巡るが、いつまでたっても体がどこかにぶつかる感覚はない。視界には校舎の白い内装やがれきすら見当たらない。いや、それどころかなにもない。 どこまでも続く暗闇だけが四方八方を覆っていた。 ただ光源はどこにもないというのに、なぜか涙奈の姿ははっきりと見える。制服のしわまでもが鮮明に映る。 状況のおかしさに気づいたころ、落下感は停止し克郎は地面なき空間に足を下ろした。 「立てる……」 真っ暗なだけの物体がなにもない空間で足を踏みしめるのは妙な体験だった。おっかなびっくり何歩か歩いてみても、下に落ちる気配はない。もっとも、どこが下でどこが上かの視覚は狂いそうだが。 わずか遅れて、涙奈も異変を察知したようだ。 「あ、あれ？　地震は？」 そう言い出しつつ、おそるおそる目を開けるとそこにあったのは克郎の胸元。視線を上げると克郎の顔がある。 「うそっ、な、なんでっ」 「あ…………」 そこで克郎も姿勢がよくないことに意識が向いたらしい。あわてて涙奈を放した。 「すまん！　危ないと思ってつい……なにも手を出したりしてないから」 その言葉は耳には届いているようだが、まだ頭が働いていないようだ。涙奈は何拍かおいてから、謎の空間にいることをひとまず飲みこんだ。 「……助けてくれたってわけですか？」 「ま、まあ」 涙奈は自分の体をくまなく触りながら質問した。 「ふ、ふぅん。……それで、変なところは触ってないでしょうね？　胸とかお尻とか……こことか」 スカートの股部分を抑えながら、こころなしか顔を赤らめてたずねてきた。 克郎は激しく首を横にふって否定する。

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Finally, the floor collapsed. The two fall according to gravity. Ruina closes her eyes in fear and trembles in Katsuro's arms. Perhaps it was his sense of duty as an adult, but Katsuro changed his position in the air so that Rina was on top, preparing for the impact. I can't make a sound. (Damn, even if it's just this child...) Thoughts like these ran through Katsuro's mind, but no matter how long it took, he still didn't feel his body colliding with anything. I couldn't see the white interior of the school building or even any debris in my field of vision. No, on the contrary, nothing. There was nothing but endless darkness on all sides. However, even though there was no light source anywhere, I could clearly see Rina's figure for some reason. Even the wrinkles on the uniform are clearly visible. By the time he realized the strangeness of the situation, the feeling of falling stopped and Katsuro put his feet down in an empty space. It was a strange experience to step into a space that was completely dark and empty. I was so surprised that even after taking a few steps, there was no sign of me falling down. However, my vision of where is the bottom and which is the top seems to be distorted. A little later, Ruina also seemed to notice something strange. While saying that, I gingerly opened my eyes and there was Katsuro's chest. When I looked up, I saw Katsuro's face. It seems that Katsuro also became aware that his posture was not good. I panicked and let go of Rina. It seems that the words have reached his ears, but his mind doesn't seem to be working yet. After a few beats, Ruina took in the fact that she was in a mysterious space. Ruina asked while touching her body all over. She asked with a blushing face as she held down the crotch of her skirt. Katsuro violently shakes his head in denial.

「してないしてないって！」 「……そうですか」 なぜか肩を落として、涙奈は周囲を再度見回す。 「ここはなんですか？」 「俺もわかるわけない。地震で学校が崩れて、落ちたと思ったらここにいたんだから」 「なるほど……」 神妙な面持ちで、涙奈は克郎の手の甲をつねった。 「いたっ!?」 「あの世ではないでしょうね。なにか目印でもあればいいんですけど」 その言葉に反応するかのように、暗闇の中に小さな光が生まれた。どこからともなく発生したその光は徐々に拡大し、闇を追いやった。 「くそ、今度はなんだっ！」 克郎は眩しさに手で目を覆う。涙奈も同様だった。 光は数秒とかからず空間すべてに行き届いた。つまり今度は真っ白な空間になった。ただしさっきまでと違うのは、同じ高さにずらりと大勢の人間が立っているのだった。 そのほとんどが涙奈と同じ制服であり、年頃も大きく変わらない。 『はじめまして、英俊感学園のみなさま』 突如、男の声がその空間に響きわたる。 「あ、あそこを見ろ！」 誰かひとりが叫ぶと、みんなが気づいた。上空に画面があることに。 それはプロジェクターで投影しているように、幕もなにもない空間に映っていた。鮮明なテレビ映像のようだが、大きく広がるどの生徒たちからでも正面に見えるほど遠く、しかし声の主の顔がはっきり見えるほど巨大な映像だった。 それは黒スーツを着こんだ若い男だった。黒髪をぴっちりと撫でつけ銀縁メガネをかけ、いまどき珍しいほど典型的なサラリーマン像といった風である。 それに見合った声色で、男はしゃべりかけてくる。 『ワタシは神です。とはいっても位は低いのですが。神だという証明は、みなさまを大地震から救ったことで納得していただきたい』 その言葉に異を唱える者はいなかった。 なぜならその男から画面越しに感じる存在感は人と相対するのとは決定的に違ったからだ。例えるなら富士山の頂上から景色を眺めたような、あるいは人里離れた丘で見上げる星空のような、人を圧倒するなにかを感じたのである。

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For some reason, Rina's shoulders slumped and she looked around her surroundings again. With a solemn look on her face, Ruina pinched the back of Katsuro's hand. As if in response to those words, a small light was born in the darkness. The light that came out of nowhere gradually expanded and drove away the darkness. Katsuro covers his eyes with his hands from the glare. It was the same with Ruina. The light permeated the entire space within a few seconds. In other words, it was now a pure white space. However, what was different from before was that there were many people standing at the same height. Most of them wear the same uniform as Rina, and their ages do not differ much. ``Nice to meet you, everyone at Eishunkan Academy.'' Suddenly, a man's voice echoes through the space. When someone shouted, everyone noticed. There is a screen in the sky. It appeared in an empty space, as if it were being projected by a projector. It looked like a clear TV image, but it was far enough away that any student could see it right in front of them, but it was huge enough that they could clearly see the voice's owner's face. It was a young man wearing a black suit. With his black hair slicked back and silver-rimmed glasses, he looks like a typical office worker, which is rare these days. The man speaks in a tone that matches that. “I am a god. However, the rank is low. I want you to be convinced that I am God by saving you all from a major earthquake.'' No one objected to those words. This is because the presence I felt from the man through the screen was definitely different from when I was face to face with a person. For example, I felt something overwhelming, like looking at the scenery from the top of Mt. Fuji, or looking up at the starry sky from a secluded hill.

男の言ったことは真実だと、否応なく信じさせられた。 涙奈は無意識に克郎の作業着の袖をつかんでいた。 『しかし、本日学校を休んだごく一部の方を除いて、ほぼ全校生徒、および職員の方々は本来なら死亡していました。こうして命があるとはいえ、もう地球には戻れないと思ってください。本来であれば魂となって別の命に生まれ変わるのを待つ身です』 無情な宣告だった。 だが男は、表情やテンションは平坦なまま『しかし』と言葉をつなぐ。 『この度は、みなさまには神々が用意した世界で新たな暮らしを送っていただこうと思っております。神々の娯楽として』 「娯楽だと……？」 克郎のつぶやきは側の涙奈にしか届かない。 神を名のる男は続けた。 『ひとつの街だけがある箱庭の世界で、ダンジョン探索に挑戦していただきます。あらかじめ言っておきますと、その世界で金銭を稼ぐにはダンジョンに入るしかありません。食事や宿泊にも対価が必要ですので、飢えたくなければ探索をしてください。 ――しかしご安心を。その世界ではみなさまは死ぬことはございません。たとえ探索中に命を落としても無制限に生き返ります。剣と魔法のRPGを生身で遊んでいただく、そのように考えていただいてけっこうです。 パーティを組んで攻略するも、ソロで挑むも自由です』 生徒らはざわついた。にわかには信じがたいが、さきほど述べたようにその言葉を嘘とは思えない。この非日常的な体験に、目を輝かせている生徒すらいる。この状況こそゲームやアニメさながらなのだ。 『また、その世界では金銭を払えば多種多様なサービス、娯楽をご用意しています。くわしいことは生活するうちにわかりますが、地球での暮らしに劣ることはないかと。それではご案内します』 神はただパチンと指を鳴らした。 するとまたたく間に光景は一変した。真っ白だった世界は近未来的な街並みに姿を変えたのだ。 乱立する高層ビルや曲線を用いた外観の大型施設など、洗練された景観がどこまでも広がっている。鉄道のような交通機関も見受けられる。 この光景だけでも、地球での暮らしには劣らないという言葉に説得力が生まれた。驚きの声があちこちで上がっている。 『みなさまにはひとりにつきひとつ、プレイヤーフォンを配布いたしました。細かな説明などはそちらからご確認ください。それでは失礼します』 それを最後の説明とばかりに、あっさりと画面は消えた。 広場のような場所に放り出された形の生徒らは、冷静さを取り戻した教師たちによってクラスごとにまとめられることとなった。涙奈のクラスメイトが声をかけてくるのは当然の流れだった。 「あの、桜小路さん」 「え、ええ。なにかしら？」 「クラスで集まるみたいなんだけど……」

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I was forced to believe that what the man said was true. Ruina unconsciously grabbed the sleeve of Katsuro's work clothes. ``However, with the exception of a small number of students who were absent from school today, almost all of the school's students and staff should have died. Please remember that even though you have life, you will never be able to return to Earth. Normally, it is a body that waits to become a soul and be reborn into another life.'' It was a heartless declaration. However, the man's expression and tension remain flat, and he continues by saying, ``But.'' ``This time, I would like to invite you all to live a new life in the world prepared by the gods. As the entertainment of the gods.'' Katsuro's tweets only reach Rina, who is standing by his side. The man who called himself God continued. ``You will take on the challenge of dungeon exploration in a miniature world with only one city. Let me tell you in advance that the only way to earn money in that world is to enter the dungeon. You have to pay for food and accommodation, so if you don't want to starve, explore. --But don't worry. In that world, you will never die. Even if you die while exploring, you will be revived indefinitely. It's great for people to think of it as a way to play a sword and sorcery RPG. You are free to form a party and take on the challenge, or take on the challenge solo.'' The students were in a commotion. It was hard to believe at first glance, but as I said earlier, I couldn't believe those words were a lie. Some students even have their eyes lit up by this extraordinary experience. This situation is just like a game or anime. ``Also, in that world, a wide variety of services and entertainment are available for you to pay money for. You'll learn the details as you live, but I wonder if it's any worse than living on Earth. I'll show you around then.'' God just snapped his fingers. Then, in an instant, the scene changed completely. The pure white world has been transformed into a futuristic cityscape. The sophisticated landscape stretches out forever, with a plethora of high-rise buildings and large facilities with curved exteriors. Transportation such as railways can also be seen. This sight alone was enough to convince me that life is no worse than living on Earth. There are voices of surprise everywhere. ``We have distributed one player phone to each of you. Please check there for detailed explanations. So you'll excuse meUm, Sakurakoji-san.Eh, yeah. What is it?It looks like we'll be meeting in class..."

話しかけてきたのはクラスメイトの女子数人だった。ただ、彼女らの視線はどちらかというと克郎に向いている。より正確には、克郎の袖をつかむ涙奈の手元に。 「あっ……これは気にしないで！　集合するのね、わかったわ」 底辺オーク、という小声が克郎に届く。その呼び名は涙奈発祥ではなく、むしろ何年も前から学校中に広まっていた。その底辺オークと桜小路涙奈がいっしょにいて、しかも服をつかんでいる？ 日本有数の経営者の孫と、中年の用務員をどうやっても好意的に結びつけることができず、克郎がよからぬことを考えたという結論に達したようだ。 「桜小路さん行こう」 「なんかされてない？　先生に言おうか？」 「本当に気にしないで。なにもなかったから」 クラスメイトの前だとおおっぴらに克郎を罵倒もできないため、涙奈はとにかくその場を離れることを選んだ。ちらちらと物思わしげな目つきで克郎を見はしていたが。 そうして克郎はひとりぼっちになった。周りを歩く人は克郎を避けるように流れてゆく。 ここに居座っても目立つだけだろう。 「はあ……」 克郎はため息とともに歩き出す。いつもどおりだ、と自分を納得させながら。 「――というわけで、いままでずっとソロで探索してたんだ」 「そうだったんですか……」 あれからダンジョンを脱出したあと、克郎とライラの二人は宿の一室で向かいあっていた。克郎が泊まっている安宿で、シングル部屋で一泊20G。ただしこの部屋はツインなので30Gとなる。 克郎は二部屋とることを提案したのだが、ライラが「安く済ませるため」と頑なにツインを押しとおした。 それぞれのベッドに腰掛けながら、克郎は自身の経緯を話した。 「能力的には物理アタッカーってとこだな。ジョブでいうと【重戦士】。攻撃力と耐久力がバランスよく上がるから」 「わたしは【神官】ですね。回復スキルばかりで、魔力と精神力が上昇します」 互いの状況を確認しあったところで、話の流れはこれからの探索についてに移った。 克郎が身じろぎすると、その巨体がベッドに深く沈む。 「まず、スキルポイントのふり直しが1ポイントにつき100G。聖さんが全ポイント振り直すとすると3000G。これは現状の俺たちだとなかなか手が出ない。だからそれについてはいったん忘れて、まずはレベル10を目指そうと思う」 「どうしてですか？」 「以前、街中で知らない生徒が話しているのが聞こえたんだが、レベル10になるとユニークスキルっていうのを覚えられるっていうんだ」 それは武器屋を巡っているときのことだった。品揃えが店によって違うため、さまざまな店を見て回ることは無意味ではない。

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The people who started talking to me were some of my female classmates. However, their gaze was more towards Katsuro. More precisely, in the hands of Ruina who grabs Katsuro's sleeve. Katsuro hears a whisper of The name did not originate with Rina, but rather had been spreading around the school for many years. That bottom orc and Rina Sakurakoji are together, and are they even grabbing her clothes? No matter how hard he tried, he couldn't get the grandson of one of Japan's top businessmen and a middle-aged janitor to come together in a positive way, and he seemed to have come to the conclusion that Katsuro had something bad in mind. Unable to openly insult Katsuro in front of her classmates, Ruina chooses to leave the scene anyway. Although he was looking at Katsuro with a pensive look in his eyes. With that, Katsuro was left alone. The people walking around him moved to avoid Katsuro. Even if you stay here, you'll only stand out. Katsuro begins to walk away with a sigh. Convincing myself that it's the same as always. After escaping the dungeon, Katsuro and Lyla were facing each other in a room at the inn. A single room at the cheap hotel where Katsuro is staying costs 20G per night. However, this room is a twin room, so it will be 30G. Katsuro suggested that they take two rooms, but Lyla stubbornly pushed against the twin room, saying, ``I want to do it cheaply.'' As they sat on their respective beds, Katsuro told them about his circumstances. After confirming each other's situation, the conversation shifted to the future exploration. When Katsuro stirs, his large body sinks deeper into the bed. Why?I heard a student I didn't know talking about it on the street some time ago, and they say that when you reach level 10, you can learn something called a unique skill." It happened while I was visiting a weapon shop. It's not pointless to shop around at different stores, as each store has a different selection of products.

その途中に、話しながら店に入ってきた男子生徒の会話を偶然耳にしたのである。 「それはジョブとは関係なく、その人だけに与えられるスキルらしい。どんな内容かは人によるけど、ふつうのスキルよりも強力なんだとか」 「……なるほど。その内容を見てから成長のしかたを決めても遅くないってことですね？」 「ああ。俺はいまレベル8で、聖さんが6だろ？　地道にEのダンジョンを周れば二週間くらいでいけるはずだ。俺も戦い方のコツをつかんだとこだし」 「じゃあ、わたしはしばらく足手まといですね……」 ライラはうつむいて自嘲ぎみにつぶやく。克郎はあわてて励ました。 「そんなことないって！　ほら、聖さんがいてくれるだけで元気が出るというか。守るものがあると強くなれるっていうだろう？」 「……ほんとですか？」 ライラは瞳をうるませて上目遣いで克郎を見る。 不謹慎にも、かわいらしいと思ってしまった。こちらを見てくる捨て犬のような。 （い、いかんっ。生徒にこんな感情を抱いてはだめだ！　変態扱いされてしまう） 用務員をしていたころと同じように自戒する克郎。すべてはなけなしの社会的地位を守るため。そんな、ある意味で必死のエールが効いたのか、ライラは笑顔を見せた。 「用務員さん、ありがとうございます。わたしなんでもしますからっ」 「できる範囲でかまわないから、ね？」 「むぅ、子供あつかいしてますね」 実際、克郎から見ると子供だ。守るものがあると強くなる、というのはそのとおりかもしれない。克郎はライラを守るためにいままで以上のやる気を感じていた。 子を持つ父親のってこんな心境なのかな、と思いにふける克郎だった。 「うぉおおおおおおおおおっ!!」 重い風切り音をたててメイスを横に薙ぐ。 その先には二足歩行の犬型獣人、コボルトというモンスター。ライラと変わらないほどの体躯だが、ゴブリンより一段上の俊敏性をもつ。 しかしそのスピードも追い込まれては発揮できない。 「ギャインッ」 頭蓋を正確に捉えたその一撃は、コボルトを絶命させるのに充分なダメージだった。骨が砕ける音とともに吹き飛び、洞窟の硬い地面に倒れ伏す。 死んだモンスターは即座に光の粒子となって、克郎とライラに吸収される。 『レベルアップ！　レベルが10になりました！』 「おっ、レベルが上がった！」

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On the way there, she happened to overhear a conversation between male students who had entered the store while they were talking. Lyra looked down and muttered to herself. Katsuro hastily encouraged him. Laila's eyes got wet and she looked up at Katsuro. Inadvertently, I thought it was cute. Like an abandoned dog looking at me. (No, no! You can't have these feelings towards your students! They'll treat you like a pervert) Katsuro disciplines himself just like he did when he was a janitor. All to protect his meager social status. In a sense, Lyra smiled, as if her desperate yell had worked. In fact, from Katsuro's point of view, he looks like a child. It may be true that you become stronger when you have something to protect. Katsuro felt more motivated than ever to protect Lyra. Katsuro was lost in thought, wondering if this is how a father with a child feels. The mace was slashed sideways, making a heavy wind noise. Beyond that is a monster called a kobold, a bipedal dog-like beastman. Her physique is about the same as Lyra's, but her agility is one step higher than that of a goblin. However, he cannot demonstrate his speed if he is forced into a corner. The blow that accurately hit the skull was enough damage to kill the kobold. With the sound of bones breaking, I was blown away and fell to the hard ground of the cave. The dead monster instantly turns into particles of light and is absorbed by Katsuro and Lyra. "Level up! The level has reached 10! ”

「やりましたね！　これでユニークスキルを覚えますよっ」 ライラが手を上げて寄ってきた。どういうことかわからなかったが、すぐに理解した克郎もメイスを持っていない方の手を上げる。 パチン、と小気味いい音が洞窟内に響く。 「えへへ、今日はお祝いですね」 「こら、ダンジョンの中で気を抜いちゃだめだろう？」 「そうですね。でもスキルを確認した方がいいですよね。いったん地上に戻りますか？」 ライラの進言に克郎はうなずく。 「そうだなぁ、今日はここらで切り上げようか。ユニークスキルの内容次第で準備も変わってきそうだ」 「わかりました」 ダンジョンから帰還するにはプレホのリタイアボタンをタップすればいい。克郎とライラは互いにプレホを具現化させ操作した。 すると視界が白く染まり、数秒後にはダンジョンの入り口から見える景色が広がる。ダンジョンから出ると自動的に服装がふつうの洋服に入れ替わる。 克郎は白Tシャツとベージュのズボン。ライラはトレーナーとハーフパンツというユニセックスなファッション。 もはや慣れたことだが、さすがに神が用意した世界だ。不可思議な現象であふれている。 「さて、どんなスキルになったか……」 「わたしも見たいです」 「ちょっ」 ライラは克郎の左腕に抱きついてプレホの画面を覗きこんできた。ふたりが組んでから二週間が経ったのだが、日に日にライラのスキンシップが密接になってきたのが克郎の悩み事だった。 無理に引き離そうとすると悲しむので、為すがままにするしかない。 「ほら、見てみましょう！」 「しょうがないな。……えっとスキル欄かな、と。おっ出たけど、これは……」 「なんで、す……」 克郎のユニークスキル名は【生命力付与】。効果は「一日につき一度、女性に膣内射精をすることで相手のレベルを1上げる。また、HPとMPを全回復し状態異常を治す」というもの。 「いやこれ……」 克郎はめまいがしそうだった。 わけがわからない。神がこれを見て笑っている姿を想像すると怒りが湧いてくる。 （こんな発動条件、俺が満たせるわけないだろうが……）

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Lyra raised her hand and approached me. Katsuro didn't know what he meant, but he understood immediately and raised the hand that wasn't holding the mace. A snapping sound echoed inside the cave. Katsuro nods at Lyra's suggestion. To return from the dungeon, tap Preho's retire button. Katsuro and Lyra materialized and manipulated each other's preho. Then, my field of vision turns white, and after a few seconds, the view from the entrance to the dungeon expands. When you exit the dungeon, your clothes will automatically change to normal clothes. Katsuro is wearing a white T-shirt and beige pants. Laila wears a unisex outfit of a sweatshirt and shorts. I'm used to it now, but it's a world prepared by God. It is full of mysterious phenomena. Laila hugged Katsuro's left arm and looked into Preho's screen. Two weeks have passed since the two of them teamed up, but Katsuro's problem is that his physical contact with Lila has become more intimate with each passing day. If you try to force it away, it will make you sad, so you have no choice but to do as it is. Katsuro's unique skill name is [Vitality Grant]. The effect is ``Once a day, by ejaculating into a woman's vagina, the opponent's level will be raised by 1. Also, it will fully recover HP and MP and cure abnormal status.'' Katsuro felt dizzy. I do not understand. I get angry when I imagine God laughing at this. (There's no way I could satisfy such activation conditions...)

たしかに効果は強力だ。戦わずともレベルを上げられるのだから。しかも必要な経験値も無視できるため、レベルが上がるほど意味も大きくなる。どのユニークスキルもこれほどの効果だとしたら、ダンジョン探索を一変させるほどだ。 しかしそれは、発動できればの話である。 発動できないのならもはや無いのと変わらない。 「…………」 克郎はちらり、と目線だけをライラの後頭部に向ける。 そこから見える耳は真っ赤だった。 ライラはそっと抱きついていた腕を離し、御用達の安宿がある方角へ進む。 「お、お祝いどこでしましょうね？」 お祝いどころじゃない、と克郎は思ったが口には出せない。 そうだ、聖さんだってがっかりしているはずだ。それに不安に違いない。こんなスキルを持った男と組み続けるなんて嫌に決まってる。それでも探索を潤滑にするために見なかったように振る舞っているのだろう。 そう認識した。もちろんパーティ解散で困るのは克郎も同様だった。 それでもライラがユニークスキルを覚えるまではお互いにいまの出来事を無視して、レベル上げに勤しむべきだ。そのあとライラがパーティを離れることになっても。 たとえそうなったとしても、克郎の生活は元に戻るだけである。 いずれ来るだろう未来に覚悟を決めた克郎だった。 ――それでも夕飯は気まずくて、とてもお祝いムードではなかったが。 その夜のこと。 ライラが宿をとってくると先に走ったので、空気を読んでゆっくりと歩く克郎。 「まあ、さすがに同じ部屋は厳しいか」 いままでのように一部屋ではなく、二部屋をとったのだろうと納得する。 ――結論を述べると、たしかに部屋はいままでと違った。ベッドがふたつ並んだツインではなく、大きなベッドが室内に鎮座するダブルが今晩のねぐらだったのだ。 「あ、あのこれ……？」 「…………」

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The effect is certainly powerful. You can raise your level without fighting. Moreover, the required experience points can be ignored, so the higher the level, the more meaningful it becomes. If any unique skill had such an effect, it would completely change dungeon exploration. But that's only if it can be activated. If it can't be activated, it's as if it doesn't exist anymore. Katsuro glances at the back of Lila's head. The ears visible from there were bright red. Laila gently let go of the arm that was hugging her and headed in the direction of the cheap hotel she was using. This was nothing short of a celebration, Katsuro thought, but he couldn't say it out loud. Yes, even Hijiri-san must be disappointed. He must be worried about that. I'm sure I don't want to keep working with a guy with this kind of skill. Even so, he is probably acting like he didn't see it to facilitate his exploration. That's how I recognized it. Of course, Katsuro was similarly troubled by the party's dissolution. Still, until Lyra learns a unique skill, both of us should ignore the current events and work hard to raise our levels. Even if Lyra ends up leaving the party after that. Even if that happens, Katsuro's life will simply go back to normal. Katsuro was prepared for the future that would come someday. --Still, dinner was awkward and not in a very celebratory mood. About that night. When Lyra went to get a place to stay, Katsuro ran first, so Katsuro read the atmosphere and walked slowly. I'm convinced that they took two rooms instead of one like before. --To conclude, the room was certainly different from before. This night's roost was not a twin bed with two beds side by side, but a double bed with a large bed inside.