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28.2
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81
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いつもすまぬな。いただきま~ |
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むー。兄さんは本当に破廉恥さんです |
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って、どうしてキャベツだけなのじゃ? |
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あれは天守閣です。50年前に焼失したのを再建して、今の姿になったそうです |
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パンがなければお菓子を食べればいいじゃない |
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立派でしょう?私も気に入っています。江都復興の象徴として、町民に愛されているんです |
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おハローです、杏璃 |
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ほうこの炒め物はイケておるな。塩辛くて酒に合いそうじゃ |
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丸山の大火事です。江都城を含めた周囲一帯は、壊滅的な被害を受けました |
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くすっ、可愛い欠伸ですね |
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江都は人口が多く、建物も密集していますからね。今も火事に悩まされています |
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安心せい。役所に届けを出さねばならぬからな。さすがに自重するわ |
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兄さんのもふもふ、気持ちいいですよ |
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除霊に使ったのじゃ |
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ですが、私が来たからにはもう安心!大火事など起こさせません! |
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昨日のこと覚えてないんですか? |
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清酒をふりかけ、ちょちょいとな |
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め組と組んで、新たな防火策を考えているんです。話が進めば、江都の町はより住みやすくなるでしょう! |
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そうそう、そうしたら杏璃が一人で眠れないって言い出したんですよ |
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物わかりがよい仏さんじゃったぞ |
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あっ! |
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妹のために身体を張る兄さん、素敵です |
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妾が見える者とわかった途端、住宅ローンの苦労を喋り倒してな |
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失礼しました。何のことやらですよね |
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寝言と言えば、怖がる杏璃が可愛かったです |
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本当にごめんなさい。どうにも先走る癖があるみたいで |
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この家は大事に使う。後は任せろと言ったら、満足気に昇天しおった |
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怖いよ杏鈴、怖いよお兄ちゃんと、ひと晩中わたしに抱きついて |
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隼斗は今日から学校じゃな |
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面目ありません |
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またまた。素直じゃないんですからぁ |
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ステーキ!お刺身!ポン酒! |
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江都城を知らないとは。先生が仰っていた通り、記憶を失っているのですね |
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ほ~ら、怒っちゃダメですよ。笑って笑って。ぷにぷにー |
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そうですか |
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ぶー!野菜なら毎日食べておるであろう |
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へぇ~、そうなんですか。兄さんにねぇ、ニヤニヤ |
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何かとご不便でしょう。手伝えることがあれば、遠慮なく仰ってください |
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引越祝いに贅沢したいのじゃ!お~に~く~~! |
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うん、バッチリ |
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江都は私の庭のようなもの。神泉殿の力になれると思います |
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わーい! |
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あ、待ってくださいよ、わたしも行きます~ |
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瘴気か? |
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いいんですよ。困った時はお互い様です |
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ではでは、兄さん。また後で |
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なんでしょうか? |
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ははーん。なるほどなるほど |
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ごめんなさい、ごめんなさい |
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昨日の減点は厄介事に巻き込まれたからじゃな |
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わかりました。でしたら、私も義宗とお呼びください |
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じゃじゃーん見てください、兄さん。おにゅーの制服ですよ |
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さすがは隼斗。引っ越し早々面倒を起こすとは |
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こちらこそよろしくお願いします。信行殿 |
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どうですか、どうですか?似合ってます? |
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ふふっ。思っていたより素直な方ですね。頼られるのは悪い気がしません |
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魔法は使ったのか? |
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えへへ~、ありがとうございます |
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た、珠樹さん。いけませんよ。いくら許嫁でも、往来の真ん中で破廉恥な |
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ならばよい |
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わーいほら、杏璃こっちこっち |
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私も拝見しました。昼夜を問わず、信行殿の手を握り締めていたのですよ |
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面倒を起こして1点の減点で済んだのなら、よくやった方じゃ |
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なんですか、妹遺産って? |
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信行殿の汗を拭い、そばに寄り添い無事を祈り続ける珠樹さん |
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よく見てみろ。二歩下がって一歩前進しておる |
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その姿は献身的な愛に溢れ、こちらの目頭が熱くなるほどでした |
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ややっ!?さも当然のように言われました。わたしが遅れていたんでしょうか |
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可愛らしいですね。お似合いのご夫婦です |
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面倒のついでに、善行も働いたみたいじゃな |
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いえーい |
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ふむ |
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昨日は何があったのじゃ? |
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あはは。杏璃ノリノリでしたね。可愛かったです |
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ご立派ですね |
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むむ?何を隠しておる |
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おハローです、紫苑さん |
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じぃ~ |
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妾はおぬしの母であるのと同時に、監督役でもあるのじゃぞ |
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手伝いますよー |
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洗いざらい吐け。でないと股間をくすぐるぞ |
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ふむふむ。アソコがああなって…実に興味深い |
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紫苑さんったら、またそういう水くさいこと言って |
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ふふっ。それはとんだ災難じゃったな |
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え? |
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いいんです。わたしがしたいからするんです。やらせてください |
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けれど、良いクスリになったのではないか? |
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ああっ!申し訳ありません。ご立派だったので、つい見惚れてしまいました |
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は~い任せてください |
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えっち? |
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人を噂や見かけだけで判断するのが、どれだけ愚かなことか |
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おいしくなーれ、おいしくなーれ |
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それは、おぬしもよく理解しておるはずじゃ |
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よくわかりませんが誤解です。喋る刀が珍しいと思っただけです |
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紫苑さんが教えてくれたんです。こうしてラブを込めた方が美味しくなるって |
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やけに素直じゃな |
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てっきり何ですか? |
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はい、できました。食前の一杯をどうぞ |
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失礼しました |
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ほほう?隼斗に説教を垂れる女子がおるとは |