# Paperspace gradient で学習する 詳しいコマンドの叩き方は[こちら](CLI.md)を参照してください。 ## 事前準備 - Paperspace のアカウントを作成し必要なら課金する - Projectを作る - NotebookはStart from Scratchを選択して空いてるGPUマシンを選ぶ ## 使い方 以下では次のような方針でやっています。 - `/storage/`は永続ストレージなので、事前学習モデルとかを含めてリポジトリをクローンするとよい。 - `/notebooks/`はノートブックごとに変わるストレージなので(同一ノートブック違うランタイムだと共有されるらしい)、データセットやその結果を保存する。ただ容量が多い場合はあふれる可能性があるので`/tmp/`に保存するとよいかもしれない。 - hugging faceアカウントを作り、(プライベートな)リポジトリを作って、学習元データを置いたり、学習結果を随時アップロードする。 ### 1. 環境を作る 以下はデフォルトの`Start from Scratch`で作成した環境の場合。[Dockerfile.train](../Dockerfile.train)を使ったカスタムイメージをするとPythonの環境構築の手間がちょっと省けるので、それを使いたい人は`Advanced Options / Container / Name`に[`litagin/mygradient:latest`](https://hub.docker.com/r/litagin/mygradient/tags)を指定すると使えます(pipの箇所が不要になる等)。 まずは永続ストレージにgit clone ```bash mkdir -p /storage/sbv2 cd /storage/sbv2 git clone https://github.com/litagin02/Style-Bert-VITS2.git ``` 環境構築(デフォルトはPyTorch 1.x系、Python 3.9の模様) ```bash cd /storage/sbv2/Style-Bert-VITS2 pip install torch==2.1.2 torchvision==0.16.2 torchaudio==2.1.2 --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118 && pip install -r requirements.txt ``` 事前学習済みモデル等のダウンロード、またパスを`/notebooks/`以下のものに設定 ```bash python initialize.py --skip_jvnv --dataset_root /notebooks/Data --assets_root /notebooks/model_assets ``` ### 2. データセットの準備 以下では`username/voices`というデータセットリポジトリにある`Foo.zip`というデータセットを使うことを想定しています。 ```bash cd /notebooks huggingface-cli login # 事前にトークンが必要 huggingface-cli download username/voices Foo.zip --repo-type dataset --local-dir . ``` - zipファイル中身が既に`raw`と`esd.list`があるデータ(スライス・書き起こし済み)の場合 ```bash mkdir -p Data/Foo unzip Foo.zip -d Data/Foo rm Foo.zip cd /storage/sbv2/Style-Bert-VITS2 ``` - zipファイルが音声ファイルのみの場合 ```bash mkdir inputs unzip Foo.zip -d inputs cd /storage/sbv2/Style-Bert-VITS2 python slice.py --model_name Foo -i /notebooks/inputs python transcribe.py --model_name Foo ``` それが終わったら、以下のコマンドで一括前処理を行う(パラメータは各自お好み、バッチサイズ5か6でVRAM 16GBギリくらい)。 ```bash python preprocess_all.py --model_name Foo -b 5 -e 300 --use_jp_extra ``` ### 3. 学習 Hugging faceの`username/sbv2-private`というモデルリポジトリに学習済みモデルをアップロードすることを想定しています。事前に`huggingface-cli login`でログインしておくこと。 ```bash python train_ms_jp_extra.py --repo_id username/sbv2-private ``` (JP-Extraでない場合は`train_ms.py`を使う) ### 4. 学習再開 Notebooksの時間制限が切れてから別Notebooksで同じモデルを学習を再開する場合(環境構築は必要)。 ```bash huggingface-cli login cd /notebooks huggingface-cli download username/sbv2-private --include "Data/Foo/*" --local-dir . cd /storage/sbv2/Style-Bert-VITS2 python train_ms_jp_extra.py --repo_id username/sbv2-private --skip_default_style ``` 前回の設定が残っているので特に前処理等は不要。