wav/ATR_b101_001.wav|「…………」 wav/ATR_b101_002.wav|「……」 wav/ATR_b101_003.wav|「……ッ」 wav/ATR_b101_004.wav|「……」 wav/ATR_b101_005.wav|「……?」 wav/ATR_b101_006.wav|「……」 wav/ATR_b101_007.wav|(……) wav/ATR_b101_008.wav|(ゴボゴボゴボゴボ) wav/ATR_b101_009.wav|(――――!!) wav/ATR_b101_010.wav|「……」 wav/ATR_b101_011.wav|「いえ、当然の務めを果たしたまでです」 wav/ATR_b101_012.wav|「あなた方ヒトがそう総称する精密機器に属していますが、その呼び方は少々広範囲すぎるかと思います」 wav/ATR_b101_013.wav|「当然です。高性能ですから」 wav/ATR_b101_014.wav|「そうです、ダメです」 wav/ATR_b101_015.wav|「わたしはマスターの所有物ですので。勝手に売買するのは違法です」 wav/ATR_b101_016.wav|「え……」 wav/ATR_b101_017.wav|「ええぇぇ……マスター死んじゃったんですかぁ。そうですかぁ。合掌」 wav/ATR_b101_018.wav|「……」 wav/ATR_b101_019.wav|「……そう……なんですか。あなたが……」 wav/ATR_b101_020.wav|「さっき、海の中で出逢った時から、そんな気がしていました。やっぱりそうだったんですね」 wav/ATR_b101_021.wav|「なんとお呼びしましょう。ご希望があればどうぞ」 wav/ATR_b101_022.wav|「例えば“お兄ちゃん”とか“パパ”とか“にーさま”とか“兄ちゃま”とか……」 wav/ATR_b101_023.wav|「夏生……」 wav/ATR_b101_024.wav|「型番ですか?」 wav/ATR_b101_025.wav|「“アトリ”です」 wav/ATR_b101_026.wav|「マスターが名付けてくれました」 wav/ATR_b101_027.wav|「でしょう!固有名が与えられるのは、物であるロボットが命ある者として承認された証ですからね」 wav/ATR_b101_028.wav|「いわゆるひとつのステータスってやつです♪」 wav/ATR_b101_029.wav|「あ、“夏生”もなかなかいい名前だと思いますよ」 wav/ATR_b101_030.wav|「? こういう目線ですが?」 wav/ATR_b101_031.wav|「よろしくお願いしますね、夏生さん」 wav/ATR_b102_001.wav|「……学校」 wav/ATR_b102_002.wav|「手をお貸ししましょうか?」 wav/ATR_b102_003.wav|「はいです」 wav/ATR_b102_004.wav|「質問してもいいですか。ここはどこでしょう」 wav/ATR_b102_005.wav|「いえ……わたしのメモリーにはありません」 wav/ATR_b102_006.wav|「へっちゃらです。高性能ですから」 wav/ATR_b102_007.wav|「どうかしましたか?」 wav/ATR_b102_008.wav|「?」 wav/ATR_b102_009.wav|「わたしに買ってくださるんですか?」 wav/ATR_b102_010.wav|「うーんと……」 wav/ATR_b102_011.wav|「……待ってください。判断基準が多数あって、決めきれないのです」 wav/ATR_b102_012.wav|「丈夫さはこれだし、見た目が整ってるのはこれで……お値段とのバランスがよさげなのは……」 wav/ATR_b102_013.wav|「わぁ~、サイズもぴったりです!」 wav/ATR_b102_014.wav|「んっふふ~♪」 wav/ATR_b102_015.wav|「はい! だって夏生さんがわたしに、物を与えてくださったんですもの!」 wav/ATR_b102_016.wav|「……嬉しいと変でしたか……?」 wav/ATR_b102_017.wav|「ですよねー。よかったぁ」 wav/ATR_b102_018.wav|「わたしは今から売却されるんですよね」 wav/ATR_b102_019.wav|「あの……お願いがあるんですが」 wav/ATR_b102_020.wav|「わたしを売るのは少し待っていただけませんか」 wav/ATR_b102_021.wav|「うんと……45日です。その後はどうなっても構いません」 wav/ATR_b102_022.wav|「それは……」 wav/ATR_b102_023.wav|「……」 wav/ATR_b102_024.wav|「……」 wav/ATR_b102_025.wav|「はい、間違いありません。今朝、そちらにいる夏生さんに海から引き揚げてもらいました」 wav/ATR_b102_026.wav|「寝てたので、覚えてません」 wav/ATR_b102_027.wav|「それで、わたしは高く売却できそうですか?」 wav/ATR_b102_028.wav|「なるほど……さすが高性能なわたし。ご満足いただけるプライスが付いたのですね」 wav/ATR_b102_029.wav|「こちらにいる夏生さんです」 wav/ATR_b102_030.wav|「?」 wav/ATR_b102_031.wav|「はい、ありがとうございます」 wav/ATR_b102_032.wav|「わたしは眠りにつく前、マスターから命令を受けました。それを果たしてからにしてほしいんです」 wav/ATR_b102_033.wav|「夏生さんは足が必要なんですよね?」 wav/ATR_b102_034.wav|「それまでの間、わたしが夏生さんの足になります!」 wav/ATR_b102_035.wav|「こんな立派な靴も買っていただきましたし♪」 wav/ATR_b102_036.wav|「今使ってるその足より、きっとお役に立ちますよ」 wav/ATR_b102_037.wav|「どうしてですか?わたしの方が高性能なのに」 wav/ATR_b102_038.wav|「え、あのっ」 wav/ATR_b103_001.wav|「寝ながら叫ぶのはヒトとしてなかなか器用な芸ですね……。もしや、脳機能のエラーでしょうか」 wav/ATR_b103_002.wav|「……夏生さんの脳、修理が必要かも」 wav/ATR_b103_003.wav|「やってみます」 wav/ATR_b103_004.wav|「まずはそのびっしょりの汗を拭きますね。風邪をひくと大変です。ヒトは脆くてすぐ故障しますから」 wav/ATR_b103_005.wav|「泣いてますか?まだ痛いですか?」 wav/ATR_b103_006.wav|「はい、そうですとも!そこにあるそれなんかより、うんと高性能な」 wav/ATR_b103_007.wav|「おや……?」 wav/ATR_b103_008.wav|「あの……夏生さん。汗を拭いてあげたいのですけど」 wav/ATR_b103_009.wav|「もしかしてわたしで拭いてますか?それは足ではなくタオルの役目ですよ」 wav/ATR_b103_010.wav|「……。学習しました」 wav/ATR_b103_011.wav|「いいですよ」 wav/ATR_b103_012.wav|「ふふ……」 wav/ATR_b103_013.wav|「おやすみなさい、夏生さん」 wav/ATR_b103_014.wav|「すやすや…………」 wav/ATR_b103_015.wav|「いやん……夏生さんのエッチぃ……むふふ♪」 wav/ATR_b103_016.wav|「すやすや……にへへ……夏生さぁん……」 wav/ATR_b102_080_kai.wav|「夏生さんは、足を取り戻したら、何がしたかったんですか?」 wav/ATR_b103_019.wav|「うぅ~ん…………むにゃむにゃ…………夏生さんのアホぉ」 wav/ATR_b103_020.wav|「うへへ……くすぐったいですぅ」 wav/ATR_b103_021.wav|「アトリですぅ……それロボットへの[べっしょう,1]蔑称ですからぁ……警告2回目ですよぉ……お仕置きのロケットパン……ツ……」 wav/ATR_b103_022.wav|「はわっ……!?」 wav/ATR_b103_023.wav|「あ、そっか……わたし……昨日の夜、ここで夏生さんに抱かれたんでした……」 wav/ATR_b103_024.wav|「あ……おはようございますぅ、夏生さん……ふわぁ~」 wav/ATR_b103_025.wav|「わたし低電圧なんでぇ……むにゃむにゃ」 wav/ATR_b103_026.wav|「ぅぅ、変な姿勢でスリープしてたから、関節がグキグキします……」 wav/ATR_b103_027.wav|「ふわぁい」 wav/ATR_b103_028.wav|「?」 wav/ATR_b103_029.wav|「でしょう!高性能ですからムフン!」 wav/ATR_b111_001.wav|「シャカシャカシャコシャコ」 wav/ATR_b111_002.wav|「シャカシャカシャコシャコ……オエッ」 wav/ATR_b111_003.wav|「はふひはん(夏生さん)」