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昨日の夜、友達ーというかお姉さんのような人ーのバースデーパーティに行ってきた。私がフリーでいたときはたまに会っていたが、ここ数年は私も忙しくな り、年に一度、このバースデーパーティで会うきりだ。彼女は大手の銀行でバリバリ働いていて出張も多い。一緒にランチしていてもしょっちゅう仕事の電話が かかってくる。すごいなあ。
サハリンで日本人女性を母に生まれ育った彼女は、私から日本語を習うのが夢だと言っていた。でも、めちゃくちゃ忙しい彼女にそんな時間が取れるはずがな い。それに私も日本語を教えるなんてちょっと自信がない。こちらが教えてもらいたいくらいなのだから。それはまあいいとして、私が話す日本語を聞いた彼女 の長女が日本語に興味を持ち、さっさと日本に留学してもう2年目になる。次女も彼女を訪ねて日本へ行ったことがある。昨日その次女と話をしたら、「京都っ て鳥肌が立つくらいすごいところ」だと言う。もうすぐまた3週間、姉を訪ねて日本へ行くそうな。
母親と一緒にスイスへやってきたとき、ティーンエイジャーだった次女はなかなかスイスの生活に馴染めなかったようだ。私の友人はよくため息をついていた。そんな次女に私の元ドイツ語の先生のご主人が尋ねた。
「ところで、君は今何をやっているの？」
彼女が答える。
「人生を楽しんでいるんです」
彼女が今、何をやっているのか、私も興味があった。でも、この答えを聞いて、特にそれ以上詮索したい気持ちにならなかった。みんなそれで納得していた。そ う、彼女は幸せそうだったし、それでいい。優秀な両親と出来のいい姉を持って、これまでいろいろと悩みごとも多かっただろう。
でも、幸せにはいろんな形がある。最近よくそう考える。いま、幸福に関する本を訳しているせいかもしれない。