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今週の閣議が終えたスイス閣僚7人は、恒例の２日間の7人旅に出た。行き先は当日まで知らされない「ミステリーツァー」だが、毎年大統領にゆかりの地に出かけることになっているため、今年はフィリガー大統領・蔵相の出身地ルツェルンと見られる。
毎年スイス大統領は、夏季休暇に入る前の最後の週定例閣議を終えると、閣僚全員を「ミステリーツァー」に招待する。スイスの政治制度の特色の一つは、大統領の輪番制だ。7人の閣僚が国務大臣としての任務の上に大統領として儀礼的な役割を果たす。任期は１月１日から１年間。昨年はモーリッツ・ロイエンベルガー運輸エネルギー環境相、今年はカスパル・フィリガー蔵相、来年はパスカル・クシュパン経済相が大統領を務める。
政治評論家のハンス・ヒルター氏は、閣僚を自分で選ぶ大統領が存在しないスイスの内閣は世界でもとてもユニークな存在だという。スイスの内閣では7人の閣僚が全員平等な権利を持つ。が、誰か閣議の議長を務める人が必要だ。全員が平等な権利を有するが故、輪番制大統領が必要となった。年に一度の旅行は、閣僚らがベルンの公の場を離れてお互いをより良く知るための機会だ。また、メディアの目からも離れる機会でもあるが、４日と５日の２回報道関係者らとの会合の場もセットされている。緊急事態で呼び戻されない限り、閣僚達は２日間の旅を終えると４週間の夏休みに入る。
スイス連邦の内閣は、１９５８年以来「魔法の定則」とよばれる急進民主党２、キリスト教民主党２、社会民主党２、人民党１の連立内閣だ。同一州から２名の閣僚を出すことは許されない。現在は、急進民主党のフィリガー、クシュパン、キリスト教民主党のルート・メツラー司法警察相、ジョセフ・ダイス外相、社会民主党のロイエンベルガー、ルート・ドライフス内相、人民党のサミュエル・シュミート国防スポーツ相で構成されている。