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８月１３日からアテネで第２８回夏季オリンピックが開催される。インフラなどの問題で開催を懸念する声も聞こえたが、開幕はもはや間近。このコンテンツは 2004/06/28 14:59
ローザンヌにある国際オリンピック委員会の０４年アテネ五輪調整委員長デニス・オスヴァルト氏（５７歳）が、開催前の状況をスイスインフォに語った。オスヴァルト氏は現在、国際オリンピック委員会（IOC）の８代会長を務めるジャック・ロゲ氏の後任として２００１年から同職にあるスイス人。
「よく眠れないでいる」国際オリンピック（IOC）の委員であり、アテネ大会のオリンピック組織委員会との連携の役割を担う本部の調整委員長も務めるデニス・オスヴァルト氏は語る。アテネ大会の開催が間近にあるため。スタジアムの建設が遅れ、道路も開通していない上、ストライキもある。ギリシャの政治家がオリンピックを選挙に利用しているなどなど、開催が危ういかもしれないと報道されてきたが、実際には開催に間に合う見込みだ。不眠の理由は違うところにもあるという。
ロゲ委員長の後任
「アテネはいろいろな問題を抱えており、これまで一番難しい開催地だろう」とオスヴァルト委員長は語る。「近代オリンピック史上、夏季オリンピックの開催地の中で、アテネは一番小さい。配電、情報伝達設備、交通などインフラも大部分がオリンピックのために新設しなければならなかった」とアテネの特殊事情を説明する。同委員長は、アテネ・オリンピックに向けての調整委員長を２００１年より務めるスイス人。現在、ヌシャテルで弁護士をしている。1991年からはIOC委員としてオリンピック開催に携わってきた。「ジャック・ロゲがIOC会長になったため、彼がそれまで務めていた調整委員長のポストが空き、わたしのところに話が来た。少し躊躇したものの、受ける決心をした」。懸念されたのは、開催までの時間が短すぎるという問題だったという。
進み具合
２００１年から今まで、６ヵ月おきにはある公式視察旅行を含め、アテネには２５回以上行った。５月末の視察では、「及第点が付いた」。「工事が遅れていた５５,０００人収容のオリンピック・スタジアムにやっと屋根が葺かれたのは象徴的だった」という。ギリシャ当局とは常に連絡を取り合っているが、「オリンピック発祥の地としてのイメージを反映する工夫が必要」との要求をメディアを通じて、アテネの大会組織委員会（ATHOC）に突きつけたこともある。しかし、「本来７年かかるところを４年でやり遂げようとしているのだから立派」と誉めることも忘れない。
テロ対策
テロ対策も大きな課題で、オスヴァルト委員長の「眠れない日々」が続く理由の一つ。開催までの準備のみならず、閉幕までのテロ対策にも最大の注意が払われなければならない。オスヴァルト委員長はボート競技で１９７２年のミュンヘン大会に出場した。「自分が参加した競技が終わった後も、他のゲームを観戦するためにミュンヘンに残る予定だったが、パレスチナ人によるテロが起こり、即刻スイスに帰ってきた」とテロを肌で直に経験した。
テロが発生すればアテネ大会も「終わり」と覚悟している。米国多発テロ事件のあった２００１年９月１１日以来、安全管理は最大の重要事項である。北大西洋条約機構（NATO）の兵士を含め、セキュリティには７万人が動員されるなど、これまでになくあらゆる方向から対策がとられている。空、陸、海の三方を安全に守るために掛かるコストは１０億ユーロ（およそ１,３３０億円）と見込まれる。しかし、「リスクがなくなるということはありえない。というわけで、わたしには眠れない夜が続くのです」と、オスヴァルト委員長は苦笑いをした。
スイス国際放送 フィリップ・クロプ （佐藤夕美 （さとうゆうみ）意訳）
キーワード
第２８回夏季オリンピック
アテネ大会
８月１３日から２９日まで
２８競技
参加選手 10,500人
メディア関連者 21,500人
セキュリティ関連 70,000人
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