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雪上で行われる大規模なイベントに、懐疑的なまなざしを向けるジュール・スピナッチさん。国際的にも広く知られたダボス出身の写真家だ。肥大化したウインター・ツーリズムをじっくり洞察し、その舞台であるアルプス地域の変貌を写真集「Snow Management Complex（スノー・マネジメント・コンプレックス）」に収めた。
アルプス地域の中でも経済活動がもっとも活発なのは、冬の観光リゾート地だ。その舞台裏で何が起こっているかにスピナッチさんは関心を寄せた。カメラを向けたのは普段は焦点が当たらない部分だ。一定の距離を保ち、複雑な感情と共に、肥大化したイベント文化を見つめた。
この写真集が見せるのは、「雪」の商業化だ。父親はグラウビュンデンにあるホテルの経営者。スピナッチさんが雪に対して見せる感覚は特別だ。写真集を通して、読者をフランス、イタリア、オーストリア、スイスのアルプス山脈へと誘なう。
（写真：Jules Spinatsch 文：Peter Siegenthaler、swissinfo.ch）