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８月１８日の正午頃、ベルナーオーバーランドにあるアイガーの東壁の一部が崩れ落ちた。落下した部分は５万立方メートルの巨大な塊で、大きさにしておよそ５０軒分の家に相当するという。
２年前にも７０万立方メートルの塊が落下しており、原因は温暖化による氷河の後退と溶解のせいだという点で地質学者の見解は一致している。
１００万立方メートルの巨大な岩壁が移動
「いくつかの塊が次々と壁から離れ、氷河の上に落下していった」と地質学者、ハンス・ルドルフ・カユゼン氏は語った。
２年前から、東壁の約１００万立方メートルの巨大な岩壁が、氷河の後退と溶解のせいで不安定になっており、１日におよそ４センチメートル移動している。これは地質学的に見て、かなりの移動率にあたる。恐らくこの移動のせいで、岩の内部の緊張度が高まり、今回の大型の落下につながったとカユゼン氏はみている。
この壁の移動部分からは、過去2年間にも岩が少しずつ連続的に落下しているが、落下地点は氷河の下方部にあたり、大きな被害は出ていない。またグリンデルワァルトの村でも、砂埃が降ったりはするが、今の所住民に特別な被害はなく、こうした落下現象を冷静に受け止めているという。