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スイスで20日、連邦議会総選挙が行われた。環境系政党の緑の党、自由緑の党は計26議席増と驚くべき結果が出た。保守系右派の国民党は12議席を失ったが、前回の2015年総選挙と同様、最大与党の座は堅持した。
4年に1度の総選挙の大勢が判明した。スイス公共放送協会（SRG SSR）の最終開票結果によると、国民党（SVP）は国民議会（下院、200議席）で前回選挙より3.8ポイント減の得票率25.6％をマーク。12減の53議席となったが、最大政党の座は堅持した。
環境系政党が躍進
左派の緑の党と中道派の小党・自由緑の党が躍進した。緑の党の得票率は前回選挙より6.1ポイント増の13.2％（17増の28議席）、自由緑の党は3.2ポイント増の7.8％（9増の16議席）と支持を伸ばした。
キリスト教民主党は11.4％（0.2ポイント減）で3減の25議席。緑の党は議席数でキリスト教民主党を上回り、国民党、社会民主党（4減の39議席、得票率16.8％）、リベラル系右派・急進民主党（4減の29議席、得票率15.1％）に次いで4番手の勢力に躍り出た。
結果として勢力構造は変わらず
スイスでこれほど緑の党が躍進を遂げたのは実に「歴史的」だと話す政治学者のルーカス・ゴルダー氏は、SRFの選挙特番で「緑の党が5ポイント以上支持を増やし、大躍進を遂げたのは驚くべきこと。スイスでは稀」とコメントした。
それでもなお、環境系政党の躍進が議会の勢力図に与える影響は比較的小さい。左派・中道・右派の4大政党が議会を独占する伝統は変わらず、連邦閣僚の7人もこの4大政党から選ばれる。
連邦閣僚は12月に選ばれるが、原則として現職の閣僚が承認される。閣僚は慣例的に4大政党から割り当てられるが、緑の党は今回の躍進を受け、閣僚ポストの1つを獲得したい意向を述べた。
下院の女性議員数は過去最大
下院で女性議員が占める割合は200議席中84議席（42％）と過去最大。前回は63議席だった。
スイス史上最大規模のデモとなった2019年6月14日の全国的な女性ストライキでは、政治における女性の立場のさらなる向上が訴えの一つとして掲げられた。
上院の結果は11月にずれ込み
全州議会（上院/46議席）に関しては未だはっきりしていない部分が多いが、緑の党がグラールス州、ヌーシャテル州で1議席ずつ獲得することは確実となった。
現時点では、キリスト教民主党の8議席が最多。同党は前回選挙でも上院の最大政党となっている。今回は、急進民主党が7議席、社会民主党と国民党がそれぞれ3議席、無所属議員の1議席が確定している。
得票総数の過半数を当選ラインとしている上院の議席に関しては、多くの州で決選投票が必要となるため、残りの22議席が確定するのは11月にずれ込む。
投票率は50％以下
投票率は46.1％だった。予想に反し、4年前と比べ2.4ポイント減った。環境問題への関心の高まりや女性運動が全国でうなりを上げていることを背景に、投票率はおよそ50％と予想されていた。
在外スイス人の権利向上を求め、日本から立候補していたスイス人研究者のパスカル・ロッタ氏は投票の結果、落選した。