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グシュタードの軟禁生活から解放された5日後の7月17日、ロマン・ポランスキー監督は初めてインタビューに応じ、「スイスとはこれからも仲良くしていきたい」と和解的な態度を示した。
この日、ポランスキー監督はモントルー・ジャズフェスティバルに出かけ、エマニュエル・セニエ夫人のコンサートを鑑賞したが、その直前にスイスフランス語圏の公共放送「TSR」のテレビ番組でインタビューに応じた。
グシュタードの住民に感謝
76歳のポランスキー監督は、自由になれてうれしいと語るとともに
「9カ月間の長い間、私を支えてくれた大勢の人々に感謝する」
と述べた。
「特に、花やワインを差し入れてくれたグシュタード ( Gstaad ) の住民に感謝する。またいずれ、ここのシャレー ( 別荘 ) に戻りたい」
ポランスキー監督は2009年12月3日から2010年7月12日まで、グシュタードに購入していたシャレーで軟禁生活を送っていた。ポランスキー監督は未成年に対する性的行為でアメリカから指名手配されているが、スイスの連邦司法省は最終的に、ポランスキー監督の身柄を引き渡さないという結論に達し、ポランスキー監督を釈放した。
ポランスキー監督はTSRのインタビューで今回の措置に対するコメントを避け
「妻と子どもたちが支えてくれたことをありがたく思う。この支えがなかったら、このような状況を耐え抜く毅然とした態度や精神力を保ちきれなかっただろう」
と語った。
さらに
「足かせを外したのは息子のエルヴィスだ。グシュタードのシャレーから逃げることもできたが、そうしようと思ったことはなかった。また、特別扱いを要求したこともない。著名人であるために特別扱いされているという非難にひどくつらい思いをした」
と心境を吐露した。
ジャズフェスティバルでは創始者のクロード・ノブス氏が随伴し、またボディガード1人に守られてエマニュエル夫人のコンサートに訪れた。ポランスキー監督はこれまでにもモントルー・ジャズフェスティバルを訪れている。
その第44回モントルー・ジャズフェスティバルは17日に幕を閉じた。初めの1週間はサッカーのワールドカップ ( W杯 ) 南ア大会の影響でチケットの売れ行きは予想を下回った。しかし、2週間目の客足は平均以上となり、全体的には約85%のチケットが売れ、無料コンサートも含めると20万人以上の音楽ファンが集まった。
swissinfo.ch、外電