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アナン国連事務総長は、11月20日、ジュネーブの国連欧州本部のスタッフに感謝の意を表すとともに、別れを告げた。
スイスのモリッツ・ロイエンベルガー大統領を含む500人余りの招待客を前に、「スイスそしてジュネーブは私の第２の故郷です」と事務総長は語った。
ジュネーブに貢献
アナン事務総長は今年いっぱいで、2期目の任務を終了し、次期国連事務総長、潘基文（ パン・ギムン ）韓国前外交通商相にその席を譲る。
「ジュネーブは寛容、平和そして民主主義を象徴する町であり、世界の言語、宗教、文化が集まっているところです。一言で言えば、人間性があらゆる形で、あらゆる分野で存在する所なのです」と語った。
ジュネーブ基金は「2期に渡る任務の間、ジュネーブの町のイメージと評判に貢献した」としてアナン事務総長に賞を贈った。
基金の会長、イバン・ピクテ氏は「アナン氏は友人であり、外交官であり、そしてアフリカ人でした。またジュネーブの国連人権理事会創設の際のサポートに対して、特に感謝しています」と語った。
ひょいとただ乗り
一方、モリッツ・ロイエンベルガー大統領は「アナン氏は国連に、人間性の息吹を吹き込み、国連に人間性の顔を持たせたのです。また、スイスに対しては、国連内でもっと重要な役割を果たすよう勇気づけてくれました」と述べた。
大統領はアナン事務総長に、スイスの全公共交通機関の一年間の定期券をプレゼントした。これには訳がある。
以前、事務総長がチューリヒに大統領を訪ねた時、大統領が誘って市内電車に二人してひょいと乗り込み、チューリヒの目抜き通り、バーンホフシュトラーセ( Bahnhofstrsse ) に行ったことがある。つまり「ただのり」したわけで、驚いたガードマンが電車の後を追ってジョギングしたことは言うまでもいない。
この単刀直入な、素朴なスイス人気質に感銘を受けた事務総長は、直ぐこの後、スイスの国連加盟に賛成の一票を投じたといわれる。
swissinfo、外電 里信邦子 ( さとのぶ くにこ )
補足情報
アナン事務総長にとってジュネーブは思い出の多い場所。1961~1962年にジュネーブ国際政治大学院で学び、その後世界保険機関 ( WHO ) で国連 ( UN ) の職員となった。また、この地で伴侶であるスウェーデンの弁護士ナーネさんに会っている。「ジュネーブとは、切っても切れない絆で結ばれています」と事務総長。インフォボックス終わり
補足情報
第7代国連事務総長、コフィー・アナン氏は、事務総長としての任務の第1期を1997年に、第2期を2001年にスタートし、今年末に任務を終了する。
スイスは2002年に国民投票の賛成を得て、国連に加盟した。
スイスのモリッツ・ロイエンベルガー大統領は、最近「スイス人の多くが国連加盟に賛成票を投じたのは、国連がアナン事務総長という『顔』を持っていたからです」と語った。