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汚職と資金洗浄容疑でアメリカで身柄を拘束されたボロディン前ロシア大統領府総務部長をめぐって、ロシア政府はスイスが国際手配を取り下げれば見返りに疑惑の証拠を提供するという取引を持ちかけたが、ジュネーブ州司法当局は拒否した。
ベルナルド・ベルトッサ・ジュネーブ州首席検事は２２日、パヴェル・ボロディン前ロシア大統領府総務部長に対するマネー・ロンダリング容疑の国際逮捕状を取り下げる意思は全く無いと発表した。ロシア政府は、スイスが国際手配を取り下げれば見返りに指定された時にボロディン氏が証拠を提供すると持ちかけた。が、ベルトッサ検事は、ロシア政府がこの取引を遵守するという法的手段を取っていないとし、「諸手続きは法的枠組みに基づいて処理されなければならない。」と記者団に述べた。
ボロディン前総務部長は１8日、ブッシュ大統領の就任式に出席するためニューヨークのジョンFケネディ空港に到着したところをFBIに逮捕されたが、ボロディン氏に誰が招待状を送ったのかは謎のままだ。ボロディン氏の保釈は２５日の審問まではあり得ない。スイスは現在、身柄引き渡しの公式要請を準備中だ。
ボロディン前総務部長は、クレムリンの改築工事落札の見返りとしてティチーノ州の建設会社マベテックスとメルカタの２社から賄賂を受け取った容疑でスイスが国際逮捕状を出していた。また、ボロディン氏が受け取った金の一部は、スイスのボロディン氏名義の口座を通して洗浄されたと見られる。ベルトッサ検事は、マベテックスとメルカタがボロディン前総務部長、エリツィン前大統領の家族らロシア高官に数百万ドル相当の賄賂を贈った疑惑を捜査しており、先月ロシア当局が起訴には証拠不十分として捜査を断念した後も続行している。