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ルビーと合成ルビーの人工処理
ルビーの人為的処理
ルビーはその外観を向上させるため頻繁に人為的処理が施されます。代表的な人為的処理にはオイルなどによる亀裂の含浸、加熱、融剤（ホウ砂）との加熱、鉛ガラスとの加熱、拡散加熱処理などがあります。これらの人為的処理は消費者に開示される必要があり、またSSEFの宝石鑑別レポートにおいても開示されます。もし加熱処理が認められない場合、レポート上では「加熱処理の痕跡は認められない」と表現されます。もし加熱処理が分析により判明した場合、レポート上では「加熱処理の痕跡が認められる」と表現されます。鉛ガラスの含浸や拡散加熱処理といった宝石の価値に大きく影響するような人為的処理の場合、その処理の種類は明確に特定され、レポートに記載されます。
伝統的な加熱処理はルビーやサファイアに対して、色やクラリティの向上を目的として古くから実施されています。原石の状態や望む結果に応じて、800°C～1,800°Cの熱が加えられます。ルビーに関する加熱処理についての最新の研究については以下のリンクを参照ください（Link）。
ルビーは多くの場合、形成時の地質学的状態やその後の損傷により生じた亀裂や裂け目を有します。有名なモゴク・ストーン・トラクト（他にもベトナムやタジキスタン、アフガニスタン、ケニアやタンザニアなど東アフリカ）のように大理石中に形成されるルビーは、特に大きな亀裂が入る傾向にあり、従ってクラリティや外観を損ねてしまうことがあります。
そのようなルビーは他の亀裂を有する宝石同様に、伝統的に無色のオイルで充填することでクラリティの向上が図られます。
合成ルビー
19世紀の終わりにフランスの化学者オーギュスト・ベルヌーイはコランダムやルビーを合成する方法を考案し、1902年にその発明は公開されました。
ベルヌーイ法（火炎溶融法）によって合成されたルビーは、今日でも市場に出回っています。以下の例は、SSEFに分析が依頼された、27個の合成ルビーがセットされた歴史的デザインのブローチです。全てのルビーはその内部に湾曲した成長線と大きめの気泡が観察され、ごく初期のベルヌーイ法によって合成されたルビーと考えられます。
もう一つの合成方法であるフラックス法による合成ルビーを鑑別することは非常に困難です。フラックス法で合成されたルビーのインクルージョンは天然のものに似ている場合があり、慎重な顕微鏡による観察を必要とします。また含まれる微量元素を測定する化学分析も判定を下すのに必要になってきます。フラックス法による合成石の場合、天然石にはほとんど存在しないプラチナやロジウム、ジルコニウム、タンタル、ランタン、ビスマスなどの微量元素が含まれている場合があります。
フラックス法合成ルビー中のインクルージョンの特徴。a) 密に重なった彗星状の痕。ミャンマー・モンシュー産のルビーの特徴に少し似ています。b) 不規則に湾曲したライン。ベリリウム拡散加熱処理を施したコランダムの特徴に似ています。c) 微小無色凝集体。天然ルビー内のジルコン結晶に似ています。d) 褐色を帯びたフラックスによる修復された亀裂。フラックス（ホウ砂）と共に加熱された天然ルビーの亀裂にいくらか似ています。e) 円盤状の小滴に囲まれた微小白色インクルージョン。高温加熱処理されたルビーと似た特徴です。 写真：ミヒャエル・ジェムニツキ、SSEF
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