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スイス放送協会 ( SRG SSR idée suisse ) は4月7日から13日まで、スイスに住む外国人の融和をテーマに各言語地域から記事やルポルタージュを提供する。このコンテンツは 2008/04/07 10:24
スイスに住む外国人はおよそ160万人。これは全人口の21%に当たる。彼らはさまざまな理由でスイスへやってきた。数年間滞在するだけの人もいるが、ずっと住み続ける ( 住み続けたい ) という人も少なくない。
移民の融和は今やヨーロッパの中心テーマとなっている。受け入れようとする意思、そして受け入れられようとする意思が足りないと、ときに重大な摩擦を引き起こす。スイス放送協会はこの問題を特別に取り上げ、4月7日から13日まで「千差万別の私たち ( Wir anderen – nous autres – noi altri – nus auters ) 」と題したテーマ週間を実施する。
流出国から流入国へ
スイスでは長い間、他国へ移住する人々が後を絶たなかった。これまで数多くのスイス人がアメリカへと海を渡った。特にヴァレー州やグラウビュンデン州、ティチーノ州などの山岳地で多くの人々がふるさとを後にした。
スイスが大勢の移民を迎えるようになったのは20世紀になってからのことだ。ヨーロッパの中心にあるという特別な地理的条件と大きな労働力不足がスイスに多くの移民をもたらした。数多くの移民が工場で働き、鉄道のゴッタルド線建設でもたくさんのイタリア人が工事に携わった。
このような移民の流入は3世紀もの間続いている。出身国がさまざまに異なる移民はふるさとを後にした理由もまたそれぞれだ ( 経済的、社会的、政治的 ) 。そんな彼らはスイスの文化に多様性をもたらした。しかし、一方ではまた融和という問題も生み出している。
融和のすべてを
スイス連邦政府は2007年に発表した報告の中で、「スイスには大勢の外国人が居住しているが、全体的にその融和はうまくいっている」と述べている。しかし、スイス人の中にはイスラムや外国人の若者による犯罪、あるいはスイス国民党 ( SVP/UDC ) の反外国人感情を煽るキャンペーンに不安を抱く人もおり、スイスの多民族社会にはまだ問題が残っている。
スイスの法律や規則を守ろうとしない移民がいる一方で、移民が異なる文化や出身地を持つ人間であることをなかなか受け入れられないスイス人もいる。スイス放送協会は現在のスイス社会における重大問題の1つをこの融和週間で取り上げ、読者に包括的なプログラムを提供していく。
多民族が共に生きる
外国人は、職場や商店、レストラン、官庁などでどのような待遇を受けているのだろうか。スイス人に対する彼らの関係はどのようなものだろうか。
外国人融和に対するスイスの姿勢は、スイスの評判やイメージにあとあとまで影響を残すものだ。スイス放送協会の外国向けインターネット・プラットフォームであるswissinfoは、スイスのイメージをさまざまな角度から描き、世界に向けて発信する任務を負っている。
そこで、swissinfoの9言語の編集部 ( ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、日本語、中国語 ) はさまざまな外国人社会と接触し、スイスでの融和がいかに難しいか、そしてまだどれほどの成功を収めているかを報道することにした。
これらの記事やレポルタージュの中では、学校や職場、あるいは余暇に見られる融和の成功例や具体的な問題点のほかに、スイス各地で多民族が共に生きる様子も伝えていく。
swissinfo
キーワード
2007年末の外国人に関する数字
スイスには約160万人の外国人が住んでいる。これは全人口の21%に当たる。
スイスに住む外国人の87%はヨーロッパ出身。
最も大きい外国人グループはイタリア人 ( 29万1600人 ) で、次にセルビア・モンテネグロ人 ( 19万1800人 ) 、ポルトガル人 ( 17万3500人 ) 、ドイツ人 ( 17万2500人 ) 、トルコ人 ( 7万3900人 ) と続く。
外国人が最も多く住むのはジュネーブ州で全人口の34%を占める。地方自治体レベルではヴォー州のルナン ( Renens ) の53%が最高。
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