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4年前のアテネ大会で5個のメダルを獲得したスイスオリンピック代表団。今年は84人の代表が北京でおよそ1万500人のライバルとメダルを競い合う。このコンテンツは 2008/08/08 10:13
多くの議論をかもし出した第29回オリンピック北京大会の開会式は、スイスの建築家が設計した9万人収容のショナルスタジアム「鳥の巣」で今日8月8日、現地時間の夜8時8分に始まる。
スイス連邦大統領は出席
スイスからは、開会式にパスカル・クシュパン連邦大統領が出席する。スイスのチベット関連団体は開会式ボイコットを訴える6万人の署名を集めたが、クシュパン連邦大統領は、
「スイスには国際オリンピック委員会 ( IOC ) の本部や国際スポーツ連盟が数多くある。スイスの連邦大統領がオリンピックの開会式に出席するのは自然なこと」
と弁明する。開会式にはスイス連邦大統領のほか、アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領やロシアのウラジーミル・プーチン首相、フランスのニコラ・サルコジ大統領らが出席する。
今大会に出場するスイス代表は84人。だが、自転車ロードレースに出場する予定だったミハエル・アルバジーニ選手が練習中に鎖骨を骨折してしまった。一方水曜日には、「健康上の理由」で出場を辞退したハンガリー人に代わって、スイスのグレゴリー・サラジン選手が66キロ級レスリングに出場できることになった。北京大会で最初に試合に臨むスイス人は射撃のイレーネ・バイエラー選手とアニック・マルグエト選手。試合は現地時間の9日朝8時半に始まる。
スイスの出場選手の中で最も注目されているのは、なんといってもテニス世界No.1 ( 8月17日まで ) のロジャー・フェデラーだ。開会式の開かれる今日、27回目の誕生日を迎えた。入場行進では旗手を務める。最初の試合は10日か11日に行われるシングルスで、対戦相手はロシアのドミトリー・トゥルスノフ ( ATP世界ランク35位 ) だ。
フェデラーが7日に開いた記者会見は大混雑し、ざわざわとした混乱の中で質問の声もほとんど聞こえない状態だった。少なくとも銀メダルを手に入れたいと望むフェデラーは、5日の練習では少しイライラした様子を見せ、ほかのスポーツ選手の視線がしょっちゅう自分に向けられて落ち着かないため、オリンピック村を出ざるを得なかったと言う。
「一緒に写真を撮って欲しいという選手が絶えず現れたりして、試合に臨む準備を整えるどころではない」
と残念がる。
「人々のオリンピック」
世界の目が北京に集まる中、反中国政府活動家も抗議にますます力が入る。7日の夜にはスイスの人権組織が「キャンドル4チベット」をチューリヒやバーゼル、ベルンなどの町で実施した。映画祭が開かれているロカルノでもキャンドルに火が灯された。
今日8日には亡命チベット人や亡命ミャンマー人がローザンヌのオリンピック博物館前で1分間の黙祷を捧げる計画を立てている。母国の人権侵害に対する中国政府の関与を訴えるためだ。
北京ではオリンピック開催に向けて警備が強化され、主な競技開催地を警備するミサイルランチャーやテロに対する警備員10万人が投入されている。一方、1500万人の北京市民は全員がオリンピック開催を喜んできるわけではない。大会施設建設のために強制退去を命じられた住民もいるからだ。その中の1人が言う。
「楽しいとは思わない。これは『人々のオリンピック』じゃないでしょう」
swissinfo、外電
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