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ナチスによって略奪された、ヌーシャテル州ラ・ショードフォン美術館に収められているジョン・コンスタブルの風景画は9月9日、結局フランスの元所有者であるユダヤ人家族に返却されないことになった。このコンテンツは 2009/09/10 10:52
本来ナチスに略奪された美術品は元の持ち主に返却されるのが原則だが、今回は1998年の返却に関するワシントンでの国際協定とスイスの法律に則って、返却は見送られた。
フランス 政府が張本人
ウイリアム・ターナーと並ぶ19世紀イギリスの代表的風景画家、ジョン・コンスタブル ( 1776 ～ 1837 年) の絵「スタウアーの谷 ( La vallée de la Stour ) 」は、ラ・ショードフォン美術館に1986年、ジュノー家から寄贈された。
ジュノー家は1946年、この風景画をジュネーブの画廊で購入していた。
「この絵がナチスの略奪品であることは間違いない」と、ラ・ショードフォン市役所の職員ジャン・ピエール・ヴェヤ氏は、記者団に断言した。しかし、ジュノー家も寄贈を受けた同市もそのことを全く知らなかったと続けた。
風景画は確かにフランスに住むユダヤ人家族のもので、「ユダヤ人問題フランス 警察局」の手で、1943年ニースのオークションにかけられた。その後1946年にスイスの画廊が買うまでの間に、数人の持ち主の手に渡った。
このユダヤ人家族が賠償金を求め訴えを起こし、裁判が2006年に行われていた。しかし、以上の経緯を調査した結果、略奪をしたのは当時のフランス政府で、従ってフランスが賠償すべきだとヴェヤ氏は主張し、実際「フランス略奪犠牲者賠償委員会 ( CIVS ) 」も、最終的にこの主張を受け入れた。
結局、ラ・ショードフォン市役所は、スイスの法律と1998年の返却に関するワシントンでの国際協定により、返却しない決定を行った。
swissinfo.ch、外電
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