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夏に家を留守にするとどんなことになるか、思い知らされています。
しっかり草を刈って行ったのに、どこも草ぼうぼう、窓を少し開けて風通しをよくして行ったのに、食卓やら、古い木のものがカビたりしていました。
さて、八月前半の約二週間、コペンハーゲンに古い友人のアンとイエンスを訪ねてきました。
その前の週は、ずっとお天気が悪く、気温も１０度前後と寒かったそうが、私たちが滞在した二週間は毎日晴れ渡っていて、２０度前後、快適でした。
デンマークは、風力発電で総電力の４０％を賄っているという、風が強くて曇っているのが当たり前の国、ありえないように恵まれたお天気が続いたとのことでした。
イエンスの家は、都心にありますが、道をちょっと奥に入っただけで静かなこと、車の音も聞こえません。
１８８４年に建った古い家を、１９６９年に友人の建築家のイエンスと一緒に購入したそうです。
ちなみに、イエンスはちょっと前なら「もっともよくある名前」の一、二を争っていたそうですが、今ではもう古くさくなったのか、ベストテンにも入っていないそうです。
家の裏手に納屋があり、その納屋と裏庭は彫刻家に貸していますが、彼の名前もイエンスです。
下が建築家イエンスの家、上が友人のイエンスの家です。
建築家イエンスの家は、右側につきだした居間もあって、上のイエンスの家より床面積が広いのですが、上のイエンスの家には、大工仕事や銅版刷りなどする、広い屋根裏部屋がついています。
彼らが老婦人からこの家を買った時は、家はぼろぼろだったそうですが、少しずつなおしていきました。
長い間バンコクに住んでいたアンとイエンスは、不在の間、家を他人に貸したりしていましたが、１９９０年後半にここに落ち着きました。
以後、春からの美しい半年はコペンハーゲンで、秋からの寒い半年はタイのクラビでという、なんとも優雅な生活を送っています。
家は右手から入っていきます。
半地下は倉庫になっています。
これは敷地内から見たところですが、大きなマロニエの樹が、彼らの家の門をつくっています。
デンマークの建物の壁は、石灰を含んだ土を焼いてつくった黄色いレンガと、鉄分を含んだ赤いレンガがありますが、イエンスの家は黄色いレンガでできています。
建物の玄関を入って階段を上ると、まず建築家のイエンスの家の入口があります。
改装していますが、随所に家の歴史が感じられるものが残っています。
木の階段は、１３０年使われて、すり減っています。
さらに上がっていくと、イエンスの家があります。
食堂からの眺め。
下を見降ろすと、建築家のイエンスのテラスが見えます。
建築家のイエンスは二年前に亡くなり、今は夫人が一人で住んでいます。
各窓の手前にしつらえてあるのはヒーターです。
ゴミ処理場で燃やすとき出る熱で暖められたお湯が、各家庭にまわされるというのですから、よくできています。
各家庭には、機械で持ち上げられる大きなゴミ箱が設置されています。
左から生ごみ、金属類、固いプラスティック、紙、そして一番大きいのはその他のゴミ用です。ビン、割れたコップなどは、街角にあるガラス専用のゴミ箱に捨てますが、お皿の割れたのは、確かその他のゴミだったような気がします。
おもしろい分類でした。