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２日の独公共放送ZDFのテレビ番組「Frontal」で、第２次大戦中のスイス国防システムを網羅したドイツ特務機関の情報集「カナリス文書」発見のレポートが放映された。このコンテンツは 2000/05/06 15:06
２日の独公共放送ZDFのテレビ番組「Frontal」で、第２次大戦中のスイス国防システムを網羅したドイツ特務機関の情報集「カナリス文書」発見のレポートが放映された。
ドイツ軍情報局は、スイスの国防システムについて想像されていた以上に熟知していた。番組によると、ヒトラーに届けられなかったこれらの情報は、スイスにとっては致命的なものだった。全ての情報が保管された１００箱は、最近軍事研究家と「Frontal」のスタッフが調査するまで、オーストリアの城の蔵で秘かに隠されていた。番組ジャーナリストのウドー・フランクによると、箱からは縮小写真数千点、軍用地図、スイス国内で展開された特務作戦の軍令と報告が発見された。
放送に先立って発表された記事で、フランクは「スイスの領土は１平方メートルごとにドイツのスパイに組織的に監視されていた。」と述べている。今まで資料に唯一アクセスした研究家のワルハイム（ババリア）平和研究所のエーリッヒ・シュミット＝エンブームによると、ドイツ軍情報局の最高責任者がヴェールマハトのスイス攻撃に反対してファイルを抑えた。
このドイツ軍情報局の長官とは、１９９４年７月２０日のヒトラー暗殺に加担し暗殺されたウィルヘルム・カナリス提督だ。カナリス提督は大戦中のスイス軍事情報約２０、０００点におよぶ資料を収集し、隠した。後にカナリス文書として知られるこの文書は紛失したと思われていた。番組では、カナリスとオーストリアの協力者若干名による危険な文書隠ぺい工作を知る存命のカナリス提督の元秘書官の証言を引用した。カナリス文書は大戦中一時的にユーゴスラビアに運ばれ、協力者の一人の家族によって保管されてきた。現在、最高値をつけた学術研究所に売りたいといっているという。
カナリス文書はその膨大さと文書の質によって知られている。シュミット＝エンブームは、もしこの情報が提出されていたらスイスはヴェールマハトの攻撃の餌食になっていただろうと言う。スイスの戦史研究家オズワルド・シュヴァイツァーは、カナリス文書の発見に驚愕し、１９４０年９月のスイスアルプス兵站基地強化のための工程、防御計画の詳細などスイス国防上の機密情報を確認し本物であることを証明した。が、シュミット＝エンブームの分析に対し、「カナリス文書が提出されていてもスイスがヴェールマハトに攻撃されたとは思われない。」と言う。また、第２次大戦中のスイス・独特務機関関係の研究で知られるスイスの歴史家ピエール・ブラウンシュヴァイグは、何千人ものドイツ人が戦前からスイスに住んでいただけでなく、ドイツの工作員はスイス全土に潜入しており、スイス社会に溶け込んでいた。そのため、スイスの国防情報は、カナリス文書が隠ぺいされても、ドイツに筒抜けだったという。
カナリス文書の発見によって、カナリス提督が「スイスの秘密同盟者」だったのかという議論、またスイス軍高官の反逆罪に関わる議論が蒸し返された。カナリス提督がスイスをナチ侵攻から守ったという説は昔からある。例えば、戦争初期、第三帝国の最高級特務機関員によるスイスのアンリ・ギザン将軍が中立政策を侵し戦争準備をしているという情報の報告が遅れたという事件があった。１９４０年ドイツのフランス占領後、ヴェールマハト師団は、第２次大戦前ギザン将軍とフランス軍最高幹部が対独合同作戦を画策していた事を証明する文書を偶然発見した。独宣伝省が後に事件を利用しようとした際、カナリス提督は報告書の準備ができていないと伝えた。
が、カナリスがスイスの救世主であるという説は正しくない。カナリスの忠誠心は祖国ドイツに捧げられていた。カナリスは、スイスが中立を保てば、ドイツはスイスで金融処理を行うことができ、また特務機関が各国とコンタクトをとることが可能なため、ドイツの利に適うと考えていたのだとブラウンシュヴァイグは語る。また、たとえカナリス文書がヒトラーに提出されていてもスイスうは独軍侵攻を免れたとブラウンシュヴァイグは見ている。なぜならば、１９４３年までには、戦争の勢いはスイスを超えて進んでいた。スイスが中立であることが、ドイツにとって価値あることになっていたという。
また、シュヴァイツァーはカナリス文書によるスイス人の国家反逆罪の露見の可能性を重視する。また、すでに反逆罪が侵されたと確認されている件で、どんな情報が流されたのかが明白になる可能性があると見ている。
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