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スイスは野外フェスが最も多く開催される国の1つだ。だがイベント後に会場に放置されるゴミの量も多く、主催者を悩ませている。
パレオ、ザンクト・ガレン、フラウエンフェルト、グルテン、グリーンフィールド、ガンペル、ロック・ザ・リング…スイスで開催される野外フェスの一覧はまだまだ続く。年間開催数は約300回に上り、欧州の音楽祭業界団体Yourope他のサイトへのクリストフ・フーバー氏によると世界で最も多い国の1つだ。
その背景にはスイスの購買力の高さがあるとフーバー氏はスイスインフォの取材に語った。「特に夏が比較的短いことも関係していると思う。北欧やドイツでもみられる傾向だが、人々は夏の間できるだけ屋外で過ごそうとする。だから野外音楽祭は人気がある」
宴の後のゴミ
今年の夏はザ・キュアーやエルトン・ジョン、TOTO、スティングといったビッグネームの公演が発表されている。だが主催者を悩ます「招かれざる客」もいる――イベント終了後に会場を埋め尽くすゴミ、空き瓶、テントの山だ。
段ボール製テント
スイスの2つの音楽祭が対策に乗り出した。ベルン州インターラーケンで開かれるグリーンフィールドと、グラウビュンデン州ツェルネッツで開かれるバーニング・マウンテンは、オランダ発の画期的商品を導入した。段ボールでできたテントだ。
誤ったインセンティブ
カーテント社によると、段ボール製テントの生産で発生する二酸化炭素は通常のキャンプ用テントの半分だ。それでもこのテントに全員が諸手を上げて賛成しているわけではない。
スイス連邦材料試験研究所（Empa）他のサイトへはSRFの取材に、段ボール製品の環境負荷量を化学繊維と比較するのは難しいと話した。
環境経済学者のバーバラ・デュバッハ他のサイトへ氏も、リサイクル可能だとしても段ボール製テントが正しい選択なのか、疑問視している。デュバッハ氏の考える理想的な解決策は、普通のテントを音楽祭に持参し、コンサートが終わったら家に持って帰る、というものだ。
オープンエアー・ザンクト・ガレンの主催責任者でもあるクリストフ・フーバー氏も同意見だ。段ボール製テントは「使い捨て精神を助長する」。ザンクト・ガレンで取り入れた仕組みはもう少し効率的だ。「5年前にデポジット制を導入し、テントの持参者から20フランを徴収して持って帰るときに返金している。成果は上々で、昨年はテントの85％が無事に持ち帰られた」
脱CO2野外フェス
ザンクト・ガレンの野外フェスはスイスの大野外音楽祭として初めてCO2の排出量を差し引きゼロにする目標を掲げる。今年、参加者やアーティスト（この2者でイベントが出す炭素の5割以上を占める）と組織全体が排出するCO2を、グラールス州での荒れ地再生やニカラグアでの植林プロジェクトなどで回収する。これらのプロジェクトはスイスの環境団体マイ・クライメート他のサイトへが支援している。
（独語からの翻訳・ムートゥ朋子）