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スイス人はフェスティバルを愛してやまない。そのジャンルは、音楽、映画、ダンス、お笑い、コミックス、演劇などに及び、フェスティバルの開催数が人口に比例してこれほど多い国は他にない。最も人気があるのは、野外音楽祭で、夏には、数千人が集まり、1日から数日間のコンサートが行われる。
フェスティバル
音楽
スイスの野外フェスティバルは、1日のものから数日間にわたるものまで、ほぼすべてのジャンルの音楽を網羅しており、通常、若年層の観客を動員する。ヘッドライナーは、海外から来ることが多いものの、スイスのバンドや地元のミュージシャンも非常に人気がある。大規模のフェスティバルでは、大勢の観客が集まるが、規模が小さめのフェスティバルでは、特定の音楽ジャンルやミュージシャンに特化し、伝統的な音楽から現代音楽まで幅広いジャンルの音楽が楽しめる。
10万人以上の観客を動員するスイスの3大野外フェスティバルは、パレオフェスティバル・ニヨン、オープンエアー・フラウエンフェルト、オープンエアー・ザンクトガレンである。ニヨンでは、音楽エンターテインメントやサーカスのパフォーマーンスなど幅広いジャンルで観客を楽しませてくれる。フラウエンフェルトはヨーロッパ最大のヒップホップ・フェスティバルとしてファンを魅了し、ザンクトガレンでは、色彩豊かなロック系の音楽が楽しめる。モントルー・ジャズ・フェスティバルでは、1967年以来、毎年7月にジャズ、ロック、ブルース界のビッグネームが勢揃い。世界中から音楽ファンが集まり、レマン湖畔で2週間にわたってコンサートが開催される。ディープ・パープルのヒット曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、このフェスティバルを不滅のものとし、その伝説的な名声を高めた。一方、ルツェルン湖畔では、1938年以来、毎夏、クラシック音楽最高峰のソリストやオーケストラがルツェルン音楽祭に集結している。
映画
スイスには、アニメやドキュメンタリー、アート映画、短編映画などを対象としたさまざまな映画祭が存在する。最も大きな映画祭は、1946年に設立されたロカルノ国際映画祭で、最優秀作品には金豹賞が授与される。ヨーロッパでも権威のある映画祭のひとつで、アート映画に特化した映画祭である。風情と活気に満ちたグランデ広場で夜に行われる野外上映会は、毎年11日間で約16万人の映画ファンが訪れる映画祭の中心的存在となっている。2005年に始まったチューリッヒ映画祭は、国際的な評価も高く、すでに何人かのハリウッドスターを迎えている。ゴールデンアイが授与され、2019年には11日間で10万人以上の映画ファンを動員した。ニヨンのビジョン・デュ・レエル祭、ソロトゥルン映画祭、ヌーシャテルの国際ファンタスティック映画祭にも、毎年映画愛好家が訪れる。
演劇、ダンス、パフォーマンス
一方、異なる表現様式が混在するフェスティバルもある。チューリッヒのテアーターシュペクタークル（演劇、ダンス、音楽、パフォーマンス）、ジュネーブのフェスティバル・ド・ラ・バティ（演劇、ダンス、音楽）、フリブールの国際フェスティバル ベリュアール・ボルベルク（ダンス、演劇、音楽、ビデオ、パフォーマンス）などがその範疇に属する。また、ダンス（ステップス、ベルナータンツターゲ）、演劇（スイス演劇際）、お笑い（モントルーやアローザのコメディフェスティバル）、コミックス（ローザンヌのBDFILやルツェルンのフメット）に特化したフェスティバルも開催されている。