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スイスを訪問中のダライ・ラマが６日、バーゼル負ｻ博物館のチベット・コレクション・オープニングセレモニーに出席した。同時に開催された公開討論会と記者会見で、ダライ・ラマはチベット芸術と亡命政権、西側諸国と中国政府の対話継続要請などについて語った。このコンテンツは 2001/05/07 07:08
１９９８年にバーゼル負ｻ博物館（Museum der Kulturen）に寄贈されたチベット・アート７５０点を含むドイツの神学者ゲルド＝ウォルフガング・エッセン氏のライフワーク、エッセン・コレクションのオープニングセレモニーが６日に行われ、ダライ・ラマ、ルス・ドレイフュス内相らが出席した。同博物館のクララ・ウィルパート・ディレクターによると、絵画２００巻、彫像数百点は世界最高級のチベット美術コレクションで、他に楽器、書物、寺院の典礼用具、調度品などを含む。エッセン・コレクションは、エッセン氏が一括売却を強く希望、当初台湾への売却が決まっていた。が、アジア金融危機で取引処理ができなくなった時、バーゼルの実業家キャサリン・アーリさんがエッセン氏からコレクションを購入、負ｻ博物館に寄贈した。
６日のオープニングセレモニーに先立ち、バーゼルでは５日ダライ・ラマが出席した公開討論会と記者会見が行われた。討論会の模様は、数千人が詰めかけたミュンスター広場の野外スクリーンで中継され、ダライ・ラマは「人類には、あらゆる人種と宗教の相互理解が重要だ。私は、ここバーゼルで豊富なチベット芸術のコレクションの展示が可能になったことを歓迎する。」と述べた。
また、記者会見でダライ・ラマは、インドのチベット亡命政府の制度改革が必要だと発言した。「インドでのチベット亡命政府と亡命議会設立から４２年が経ったが、亡命政権の閣僚は選挙で選ばれた者であるべきだ。我々は現在選挙を準備中で、数カ月以内に選挙を行い新指導者らが選出されるだろう。」と述べ、現在ダライ・ラマが率いるインドのチベット亡命政権が帰国可能になる前に政治リーダーの座から降りることもあると発言した。また、米新政権の対中国政策について意見を求められたダライ・ラマは「中国の孤立は誰にとっても好ましいものではない。中国を世界の対話の本流に置いておくべきだ。西側諸国は中国政府の猜疑心を軽くしてやる必要があるが、同時に民主化、人権、宗教の自由など基本的人権問題に対し断固とした態度を保つべきだ。」と慎重に発言した。さらに、チベット亡命政府の目指す北京政府との政治解決は、自治で独立ではないと強調した。チベット情勢は、漢民族の大量移入による人口比の変化や抑圧の強化、ラマ教僧侶の減少など、自治確立を切望するチベット人にとって厳しくなる一方と思われるが、ダライ・ラマは中国といえども世界の民主化のトレンドに従わざるを得ないとし、希望がないとは思っていないと述べた。
さらに、チベット・アートのコレクションがスイスで恒久展示されることについて、ダライ・ラマは「６０年代初め、我々が米国に亡命チベット人の受け入れを打診した時、米国は拒否した。ところが、小国のスイスは１、０００人を自発的に受け入れてくれた。スイスはチベット・コレクションの展示に最もふさわしい国だ。」と述べた。スイスでは現在２、５００人の亡命チベット人が住んでいて、その３分の１はスイス垂ﾜれの世代だ。
最後に、チベットの政治情勢が落ち着いた後にはチベット・コレクションの返還を希望するかとの問いに、ダライ・ラマは「コレクションの一部はチベットに返還されるのが適切だと思う。が、両国の友好関係のためにも、一部はスイスで永久保曹ｳれたほうがよい。」と述べた。
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