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「小学校３年生からフランス語を、その後５年生から英語を習うのはメリットが多い」。ドイツ語圏の複数の州で行っているプロジェクト「パスパルトゥ（Passe-Partout）の代表が１月２２日、このような途中経過を報告した。
「子どもたちは２カ国語を同時に習っても大きな負担にはならない」と、ルドルフ・ゲルバー氏は確信する。
この共同プロジェクトを行っているのは、ベルン、フリブール、ヴァレー/ヴァリス、ソロトゥルン、バーゼル・シュタットおよびバーゼル・ラントの各州だ。
早ければ早いほど楽
ゲルバー氏の説明によると、ドイツ語圏とフランス語圏の境界線上に位置するこれらの州は、教育と州政策上の理由からフランス語を第一外国語と定めている。そして、２０１１年秋の新学期にこの外国語教育を導入した。
外国語の早期教育の理由を、ゲルバー氏は「基本的に、外国語の重要性が増しているから。また、子どもにとって外国語の習得は早ければ早いほど楽だから」と語る。
「これまでの経過をみると、大きな期待が寄せられる。しかし、正確な結果はまだ出ていない。この先も、進展状況と教材の適応性を絶えず検査していく」
第２国語と英語のバランス
ビール/ビエンヌ（Biel/Bienne）市の基金バイリンガル・フォーラム（Forum du bilinguisme/Forum für die Zweisprachigkeit）に在籍する政治学者のジェシカ・ギガックス氏は、「ドイツ語圏とフランス語圏の橋渡し役を務める州では、今でも英語よりフランス語の方が重要だ」と話す。「将来、スイス人同士が英語で会話をするようなことになってしまっては残念だ」
第２国語の習得はスイスが優先して取り組むべき課題だとギガックス氏は考える。だが、そのために英語がおろそかにされてもならない。「英語は特に、研究や経済といった分野には欠かせない言語だ」
国際企業では英語が重要
ギガックス氏はまた、「フランス語圏に住む人にとっては、ドイツ語は依然として非常に重要な言語だ。ドイツ語圏で職を探そうとしたら、ドイツ語は必須」と言う。この場合、英語は二の次だ。
スイスの代表的なバイリンガルの町ビール/ビエンヌ市では、「フランス語を母語とする従業員は、ハイレベルのドイツ語知識を求められるのが常」。大半の社員は英語を毎日使うことはないという。「国際企業の役員、あるいは仕入れやセールスを担当する社員は別だが、中小企業の多くや行政機関では英語は必ずしも必要ではない」
バイリンガル・フォーラムとビール/ビエンヌ市およびベルン州は、フランス語習得の促進、そしてドイツ語圏とフランス語圏間の相互理解の強化に力を入れている。「また、移民は四つあるスイスの国語の少なくとも一つを習得しなければ、職を見つけることも社会に溶け込むことも非常に難しくなる。これもまた明らかなことだ」とギガックス氏は付言する。
スイスドイツ語は少なくとも理解できるように
スイスで話されているスイスドイツ語は、標準ドイツ語と大きくかけ離れる「方言」だ。一方学校で習うのは、ドイツで話されているような標準ドイツ語。読み書きも、通常は標準ドイツ語で行われる。移民はこの二つのドイツ語の存在に悩まされることになる。
ギガックス氏はスイスドイツ語について、次のように述べる。「社会の結束や融和のためには、スイスドイツ語は不可欠だ。少なくとも、スイスドイツ語の会話を理解できるようにはするべきだ。そのためフランス語を話す人々は、標準ドイツ語のほかにも、ベルンで話されるベルンドイツ語などを習う機会があった方がよい」
swissinfo.ch、外電