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スイスの連邦最高裁判所は3日、男性ホルモンのテストステロン値が高いことが理由で出場資格を制限されている陸上女子800メートルの五輪金メダリスト、キャスター・セメンヤ（南アフリカ）について、正式な判決を出すまでの間、テストステロン値を人為的に下げなくても競技に出場できるとする仮決定を出した。
国際陸上競技連盟（IAAF）は昨年４月、男性ホルモンが基準値より高い「高アンドロゲン」の女子選手が400～1600メートルの種目に参加する際、体内のテストステロン値を薬などで人為的に下げなければならないとの新規定を同11月から導入すると発表した。
セメンヤは生まれつきテストステロン値が高く、新規定の撤回を求める訴えをローザンヌのスポーツ仲裁裁判所（CAS）に提起。CASは5月、連盟の新規定を「差別的」としながらも、公平なプレーを維持するためには「必要かつ合理的な手段」とし、規定を支持した。
セメンヤ側がCASの決定を不服としてスイス連邦最高裁に控訴した。最終的な判決がいつ出るのかは不明だ。
自由に走れる日を
セメンヤは弁護団を通じ「スイスの裁判官に感謝する。私の訴えが受け入れられ、もう一度自由に走れるようになることを願っている」とコメントした。
最高裁の判決は、ジェンダー政策や社会学など広範囲に影響を及ぼすとみられる。陸上に限らずすべての女子スポーツにおいて先例となる可能性もある。
Keystone-SDA/Reuters/jdp