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11月25日、UBS銀行の元経営陣であるマルセル・オスペル元会長、シュテファン・ヘーリンガー元副会長、マルコ・ズーター元経理部長が、合わせて3300万フラン ( 約26億円 ) を返却すると発表した。このコンテンツは 2008/11/26 09:33
世間の怒りが彼らの心に届いたようだ。莫大だと非難されていたUBS経営陣の報酬の一部が返却されることになる。これに先鞭をつけたのは、11月初旬に1200万フラン ( 約9600万円 ) を返却した元最高経営責任者 ( CEO ) のペーター・ヴッフリ氏だった。
忠義は当然
オスペル氏の返却額は、3300万フランのうち3分の2以上を占めるという。返却されるのは、この3人がすでに受け取った報酬と今後受け取る予定だった報酬の一部で、UBSの発表によると11月25日に3人は署名した。
「3人は、報酬を返却することで、現実を受け止めていることをはっきりと態度で示したかった。また、今になって振り返ると、当時の判断は間違っていたと認識した。返却は個人の自由意志で行なわれるもので、法律的な責任を認めたということではない」
とイェルク・デンツァー広報担当者が発表した。オスペル氏は公式声明文で
「遅くとも連邦政府からの援助があった時点で、自分が実際に何かをしなければならないと認識していた。わたしにとっては、今回の判断は重要なものである。( こんなに大きな損失を招くことになるとは ) つい先ほどまで想像もつかなかった状況の修正に寄与できることを希望する」
と発表した。また、へーリンガー氏とズーター氏も
「当初から、このような困難な時期にあってお互い協力しUBSに忠義を示すことは当然だと思っていた」
と発表した。2人とも、オスペル氏と共に何年にもわたって経営陣としてUBSを経営してきた。
反響
スイス銀行家協会はUBS元経営陣の決定を尊重すると発表。広報担当のトーマス・ズーター氏は「責任を持った態度だ」と語った。
一方、経済界のトーマス・ミンダー氏は、経営陣の報酬額を制限するイニシアチブを発足した一人だが
「基本的には歓迎する。しかし、焼け石に水だ」と語り、2004年から2007年までボーナスとして6億5000万フラン ( 約510億円 ) が経営陣に支払われた計算になることを指摘し「今回返却された金額は、全体の5%にも満たない」
と語った。スイス労働組合 ( SGB ) も、これを歓迎しているが、 何カ月にもわたる世論とマスコミの圧力によって返却されたと非難している。
11月27日には、UBSの臨時株主総会が開かれる。
swissinfo、外電
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