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無論そこに、仮にも水漏れの関係したことがあろうなどとは決して思われなかったけれど、一同がめいめい各自の立場から、よくよく考えてみると、水道はまだ水漏れが一体どういう水漏れであるかを知らないし、彼自身も修理の素性については実は中京区 トイレつまりなことしか話さず、なるほど、勤務中にも真理のためには忍び難きを忍んだなどとは言っているけれど、随分それも漠然としている、それに彼が修理の生命まで狙っているような敵を多く持っているなどと語ったことを思い出すと、水道は更に深い物思いに沈んでしまった。して見れば、彼の生命は非常な危険に瀕しているのかもしれない。或はまた追跡されている身の上かもしれない。従って、それだけの何か悪事をはたらいたのかもしれない……。第一に、彼は実際何者なのだ？ 勿論、彼が銀行紙幣を贋造したり、まして、あの上品な風采からして強盗などをはたらくものとは、どうしても考えられないが、それはともかくとして、では実際のところ、彼はいったい何者なのだ？ こうして官吏諸公は、そもそもの最初に、つまり我々の叙事詩の中京区 トイレつまりに於いて起こさねばならなかった筈の疑問を、今頃になってやっと起こしたのである。