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7月9日にモリッツ・ロイエンベルガー環境・運輸・エネルギー・通信相が、8月6日にはハンス・ルドルフ・メルツ財務相がそれぞれ辞任を発表したが、それぞれの後任者選出は9月22日の1日で行うことになる。最終決定は8月15日に下される。
8月9日、ロイエンベルガー氏が退任を12月末以前に繰り上げると発表したため同時の選挙がかなうことになった。
「魔法の公式」は守られるか？
ロイエンベルガー大臣は10月15日に予定されているゴッタルド基幹トンネルの開通式を指揮し、12月にメキシコ・カンクンで行われる「国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議 ( COP16 ) 」に出席するつもりで退任時期を決定。後任者は12月の全州議会と国民議会の合同会議で選出ことになっていた。一方、メルツ大臣は10月いっぱいで退任すると発表したため、彼の後任者は9月末までには決められなければならないことになっていた。2度選挙しなければならなくなったことに、議員やマスコミからは、退任する2人の打ち合わせがなかったことに非難の声が上がっていた。ロイエンベルガー氏の退任期日は8月18日に発表される。
7人で構成される内閣は、ロイエンベルガー氏の出身党の社会民主党 ( SP/PS ) 、メルツ氏の急進民主党 ( FDP/PLR ) がそれぞれ2席のほか、中道保守の人民民主党 ( BDP/PBD ) 、キリスト教民主党 ( CVP/PDC ) 、右派の国民党 ( SVP/UDC) がそれぞれ1席で占められている。これは不文律で「魔法の公式」と称されている。
連邦議員は一般に、この配分が大きく変わることを嫌うため、後任者には退任する大臣と同じ党から推薦された人を選ぶ。また、出身の州が重ならないことや、母国語の配分も均等になるよう配慮される。
戦略的に社会民主党が有利に
もっとも、こうした不文律も最近は破られることもあるようになっており、今回も、その帰趨が高く注目されている。
9月22日の選挙の順番は、就任した年が古いロイエンベルガー氏が先だ。社会民主党も急進民主党も、もっとも有望だと目されている議員はベルン出身。また、社会民主党の第1候補は女性で急進民主党の第2候補は女性ということから、まず社会民主党が推す女性上院議員のシモネッタ・ソマルガ氏が選出され、急進民主党はベルン出身者でもなく、女性でもない第3の候補者に落ち着くのではないかとの見方がもっぱらだ。
しかし、2004年以来1議席に甘んじるキリスト教民主党、2008年にエヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ司法相が党を脱退し新しい政党を作ったことから、議席を失った国民党も、この選挙で1議席獲得を狙う可能性も否めない。
9月末まで、スイスの政界は次期閣僚選出を巡って政党同士の激しいやり取りがあるとみられる。
佐藤夕美 ( さとう ゆうみ ) 、swissinfo.ch
スイスは連立政権
1959～2003年 ( 「魔法の公式」、政党の配分が固定されていた時期 )
急進民主党 2
キリスト教民主党 2
社会民主党 2
国民党 1
2004年
国民党出身のクリストフ・ブロッハー氏が入閣し魔法の公式崩れる。
急進民主党 2
キリスト教民主党 1
社会民主党 2
国民党 2
2008年
エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ氏 ( 国民党 ) が当選するが人民民主党を作る。その後、サムエル・シュミット国防相も人民民主党へ
急進民主党 2
キリスト教民主党 1
社会民主党 2
人民民主党 2
2009年
1月にシュミット国防相が辞任し、国民党出身のウーリ・マウラー氏が入閣。9月、パスカル・クシュパン内務相 の後任には党を同じくする急進民主党出身のディディエ・ブルクケルテール氏が入閣
急進民主党 2
キリスト教民主党 1
社会民主党 2
国民党 1
人民民主党 1
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