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3月4日早朝、スイス最大の銀行UBSがペーター・クーラー取締役会長の辞任を発表した。2月末に公表された最高経営責任者 ( CEO ) の交代に続き、取締役のトップも入れ替わることになった。
取締役会は、元連邦大臣のカスパー・フィリガー氏を新しい取締役メンバーの候補に挙げ、同時に会長に推薦した。この交代には4月15日に開かれる総会での承認が必要とされる。
後任は元財務大臣
この日発表されたプレスリリースでクーラー氏は
「1年前に始めた改革を終了し、辞任する時がきた」
と語っている。
一方、元急進民主党 ( FDP/PRD ) 党員で1989年から2003年まで連邦大臣を務めたカスパー・フィリガー氏は、UBSやスイスにとって今は非常に厳しい時期であり、国や国民に対しての義務感から取締役会長という職を引き継ぐつもりだという。
今回のUBS取締役会長就任に際し、68歳になるフィリガー氏は、再保険会社「スイス・リー ( Swiss Re ) 」や食品大手「ネスレ ( Nestlé ) 」など、現在務めているほかの取締役をすべて降任すると発表した。
UBSのCEOマルセル・ローナー氏に代わって元クレディ・スイスCEOのオズヴァルト・グリューベル氏が就任するというニュースが流れたのはほぼ1週間前。これに引き続き、UBSはクーラー氏とも別れることになった。しかし、この入れ替わりはある程度予想されていた。クーラー氏はマルセル・オスペル前会長の時代に同銀行の法律部門を任され、現在アメリカと争われている脱税問題の中心人物でもある。
swissinfo、外電