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スイスで４年ごとに行われる全州議会（上院）と国民議会（下院）の総選挙が、１８日に終了した。下院では右派の国民党が１１議席を増やして躍進。同じく右派の急進民主党も３議席を増やした。スイス各紙はこぞって「欧州各国での難民・移民危機の中、厳しい外国人政策を訴えてきた国民党が支持を得た」と分析する。スイス国内と欧州のメディアの反応を拾った。
「４年前の２０１１年の総選挙では、フクシマの原発事故が影響を与え、緑の党や中道派政党が議席数を増やした。２０１５年は難民・移民危機が国民党を躍進させた。結局、世界の出来事がスイスの総選挙に多大な影響を与えているように見える」と仏語圏の主要紙ル・タンは書く。
左派の新聞ル・クリエは、「世界が不安定な状況にあると、スイス人は右派の政党を支持する。そして自国の周囲にバリケードを張って自国を守ろうとする」と皮肉る。
独語圏の主要紙NZZは、国民党と急進民主党の躍進は驚くにあたらないものだとし、「国民による自然な修正」と位置づける。「国民が、連邦議会の大半とは異なる考えを求めるとき（国民が政治の専門家による、難民をある程度受け入れるべきだといった政策方針とは異なり、大量の難民・移民流入への不安といった感情に支配されて投票する場合）、選挙結果は自然に修正されていく」
独語圏のもう一つの主要紙ターゲス・アンツァイガーは、国民党の性格や「やり方」を分析してこう言う。「国民党は、不思議な政党である。保守のナショナリズムの政党でありながら、農民を擁護して『反体制的な』姿勢も時に見せる。また、都市部のインテリ層にも訴える力を持つ…。国民党がある問題を指摘するやいなや、国民党は支持を得る（ただし、対立する政党も同じように問題を指摘するのだが）。だが、国民党はその問題を具体的に解決するわけではない」
欧州メディアの反応
一方、近隣の欧州メディアは、国民党の躍進を一様に「予想できた結果」としている。「（欧州が抱える難民･移民問題の文脈の中で）スイス人は難民が自国に大量に流入することへの不安から、欧州の中で孤立していく選択肢を選んだ」と書くのは、ドイツの日刊紙ディ・ヴェルトだ。
また国民党が「このままではスイスで年間５万件の難民申請が行われることになる」といったキャンペーンを選挙前に張ったことなどに触れ、フランスの日刊紙ル・モンドは、「ネガティブなキャンペーンを駆使した、ポピュリズムな政党の期待通りの大勝利だ」と批判した。
スイスの反応は欧州全体の反応
しかし、こうした批判に対し英経済紙ファイナンシャル・タイムズは、スイスの国民の反応は、孤立した一国の国民のものではもはやなく、欧州全体の人々の反応を代表したものだとし、次のように書いている。「第一党の右派国民党への強い支持は、シリアなどからの大量難民に関する欧州の政治的判断に対して、市民の考えを先駆的に代表する形となった。それはまた、他国の選挙においても移民に反対する政党や右翼政党を支持する人が増えることを予告している」
ヴィトマー・シュルンプフ現財務相の行方
今回の総選挙の結果、スイス各紙が問題にしたもう一つのテーマは、エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ現財務相が引き続き閣僚として残るかという点だ。
スイスでは、７人の閣僚には、国民党、急進民主党、社会民主党からそれぞれ２人選ばれるという原則がある。ところが、国民党からは現在１人しか選ばれていない。理由は、国民党から別れた市民民主党（BDP）のヴィトマー・シュルンプフ氏が、４年前国民党の代わりに閣僚の座を獲得したからだ。
今回、１１議席を増やし、下院で２００議席のうち６５議席を占める国民党は、今年こそ２人の閣僚を同党から出すことを要求している。
NZZはこう書く。「国民党が２人の閣僚を出すことは、今回の選挙でより正当化されるだろう。現在、国民党はそれほど強く二つの閣僚の座を要求していない。しかし今後、ヴィトマー・シュルンプフ氏に対し圧力をかけていくだろう」
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