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赤十字国際委員会（ICRC）次期総裁に、現在外務省（EDA/DFAE）事務次官を務めるペーター・マウラー氏（５４）が就任することになった。現総裁のヤコブ・ケレンベルガー氏は２０１２年７月に１２年間の任務を終えて退任する。
外務省はこの交代によって、国際的に評価されているトップ外交官を失うことになる。
マウラー氏は２００４年から２０１０年までニューヨークに滞在し、国際連合（UN）のスイス大使を務めた。数多くの交渉や代表団を率い、国際舞台でその名が知られることになった。
２０１０年３月、スイスに帰国。外務省でミシュリン・カルミ・レ外相に続くナンバー２として事務次官に就任した。カルミ・レ外相は１０月１９日、マウラー氏の新しい任務について次のようにコメントした。「私の省で働く人が重要な任務を任されることになってうれしい」
知己の仲
外務省は、赤十字国際委員会向けエリート養成所のような感すらある。ケレンベルガー氏も、１９９２年に赤十字国際委員会へ移る前は外務省事務次官を務めていた。そして、当時の彼の秘書がマウラー氏だった。
両者の共通点はほかにもある。「マウラー氏とケレンベルガー氏の性格はよく似ている」と言うのは、国民議会（下院）外務委員会委員長を務めるベルン州急進民主党員（FDP/PLR）のクリスタ・マルクヴァルダー氏だ。「２人とも能弁で、素晴らしい外交官であり、洞察力の鋭い思想家」と評する。
ザンクトガレン州キリスト教民主党員（CVP/PDC）で全州議会（上院）外務委員会委員長のオイゲン・ダーフィト氏も「素晴らしい働きをする人なのに、非常に謙虚でもある」と両者共通の特徴を語る。
増える介入
赤十字国際委員会の仕事は激増した。支出は過去数年間で３割以上増加。２０１１年の紛争地域などの現場における活動予算は１０億フラン（約８４７億円）を上回る。
予算だけではなく、職員の間にも新たな任務状況に適応した変化が見られる。紛争地域では負傷者の手当てに当たる外科医のほか、水の供給を確保する技術者、物資の調達・管理やコミュニケーションを受け持つ専門家など、マネージャーレベルの人材が求められるようになっている。
現在、赤十字国際委員会で働く専門家は８０カ国以上から集まっている。しかし、変わらないことが一つだけある。それは、赤十字国際委員会の規約により、委員会のメンバーと総裁はスイス人でなければならないということだ。
ペーター・マウラー（Peter Maurer）氏略歴
１９５６年、トゥーン（Thun）生まれ。
ベルンとイタリアのペルージャ（Perugia）で歴史、政治学、国際公法を学ぶ。
１９８７年外務省（EDA/DFAE）入り。
１９９６年から２０００年まで国連常駐代表団の高官としてニューヨークに滞在。
２００４年までベルンで外務省政治部４課を率いる。
２００４年９月から２０１０年初めまで国連大使を務める。
２０１０年３月から現在に至るまで外務省事務次官。インフォボックス終わり
swissinfo.ch、外電