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11月17日は「国際学生の日」だ。チューリヒ大学ではボローニャ改革に対する抗議大会が開かれ、500人以上が集まった。また、バーゼル大学では1週間近くにわたって大学の講堂が学生に占拠されている。
これらの抗議運動は、11月18日に終わる国際的な運動週間「教育は商品ではない ( Education is not for sale ) 」の一環で行われているものだ。
揺れるヨーロッパの教育制度
ヨーロッパの国々では、「受け入れがたいボローニャ改革」「カリキュラムのレベル低下」「高等教育に対する私経済の影響」に対して、学生が抗議運動を行っている。
チューリヒの大会を企画した学生グループ「草の根大学 ( Uni von unten ) 」は、予想を上回る参加者の数に驚きを隠せない様子だ。広報担当の学生は
「これほど関心が大きいとは思っていなかった。チューリヒ大学で学ぶ学生に、高等教育の間違った発展について議論してもらうことが目的だった」
と言う。
このグループが初めて注目を浴びたのは今年春のこと。4月1日、大学側はスイスの大手薬品会社「ノバルティス ( Novartis ) 」の会長兼最高経営責任者 ( CEO ) ダニエラ・ヴァセラ氏の講演を企画したが、「草の根大学」が妨害を予告したために、その講演は取り消されることになった。
スイスでの抗議活動はこれまで、バーゼル大学、ジュネーブ大学、ベルン大学にとどまっていた。バーゼル大学では11月11日から数十人の学生が大学の講堂を占拠し続け、座談会やワークショップを開いている。
バーゼル大学学長は学生に対し、16日に講堂を解放するよう要求していたが、「われらが大学」運動を行っている学生側によると、解放する動きは見られないもようだ。占拠がいつまで続くかは分からないという。
また、17日の国際学生の日には、ドイツやイタリアでも数万人の学生が教育制度の改革に対する抗議運動を行った。ドイツの広報を担当している学生によると、ボン大学、ブラウンシュヴァイク大学、エアランゲン・ニュルンベルク大学が占拠されているという。
イタリアでは、教育機関の経費削減に対する抗議運動に数千人の学生が参加した。この改革に対しては賛否両論が上がっており、2011年10月までに高等教育機関で職員など13万人の削減が予定されている。
swissinfo.ch、外電
ボローニャ改革
欧州連合 ( EU ) 内で学生が自由に行き来できるように、ヨーロッパの教育制度を標準化するための改革。インフォボックス終わり