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飛行機がチューリヒ空港に着陸する際、乗客は窓の外の畑に大きな矢印が描かれているのを目にするかもしれない。矢印には英語で「世界最古の原発まで２２キロ」という文字。その下には「スイスにようこそ」と書かれている。仕掛け人は環境団体グリーンピース。このキャンペーンを通し、スイスが抱える原発の危険性を訴えようとしている。
チューリヒ空港の北ルートに描かれたこの絵は、１９日から２週間公開される。大きさはサッカー場約半分の４５００平方メートル。グリーンピース･スイス支部は今回のキャンペーンを通し、世界最古の「ベツナウ原発」が人口の密集する地域に存在することをアピールしたいとしている。
このキャンペーンを率いたグリーンピースのクリスティアン・エンゲリさんは「スイスは山、チョコレート、アーミーナイフで有名だが、世界最古のベツナウ原発を抱えていることを知っている人は少ない。同原発には不具合があり、稼動させてはならない」と、同団体のプレスリリースで述べている。ベツナウ原発は現在、点検作業のため稼動停止している。
今回のキャンペーンの一貫として、グリーンピース･スイス支部は特設ホームページ他のサイトへを立ち上げ、スイスの郵便番号を入力すればその住所からベツナウ原発までの距離が算出できる機能を誰でも利用できるようにしている。
キャンペーンの効果に疑問符
スイスが抱える原発の危険性をアピールした今回のキャンペーンだが、ツーリズムに詳しいルツェルン単科大学のウルス・ヴァーゲンザイル氏は無料日刊紙「２０min.」の取材で「この畑に描かれた矢印で旅行客が突然、スイスを原発大国だと思い込むことはないだろう」とコメント。
スイスはここ数年、技術やアルプス山脈を外国にアピールしてきたため、多くの外国人の頭の中にはいまだそのような肯定的なイメージが根強いからだと、同氏は説明している。
swissinfo.ch