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外国の映画監督が、山小屋（シャレー）や山々、銀行などと一緒にスイスをフィルムに収めたいと考えるのは驚くことではない。スイスはスパイと弁護士の国であり、ハイジとチャップリン、フランケンシュタイン博士の国であり、セント・バーナード犬の国だ。銀幕の中で、ジェームズ・ボンドがアルプスの山を車で駆け巡ってダムに飛び降り、クリント・イーストウッドがアイガー山頂に登った国なのだ。
数え切れないほどの映画スターが撮影のためスイスの地を訪れた。ソフィア・ローレン、カーク・ダグラス、ヴィットリオ・ガスマン、ショーン・コネリー、ポール・ニューマン、ピーター・セラーズなどだ。エリザベス・テイラーやジェームズ・メイソン、オードリー・ヘップバーンはスイスを故郷と呼んだ。さらに、米ハリウッドや世界中の制作スタジオで作られた「架空のスイス」も存在する。
例えば「極楽オペレッタ」（１９３８年）に主演した米国のお笑いコンビ、ローレル＆ハーディは、段ボール製のアルプスで遭難マット・デイモン扮するスパイ、ジェイソン・ボーンはチェコの首都プラハにある防音スタジオの中で、チューリヒに足を踏み入れた。レオナルド・ディカプリオは映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の中でジュネーブに現れたが、実は合成撮影用の背景だった。
外国映画によって理想化されたスイスは観客を笑わせ、時に涙を誘う。だがそれも、非常に魅力的なコンセプトの一つだ。もしこの国が、巨大な撮影セットに過ぎないとしたら―？
（英語からの翻訳・ムートゥ朋子）