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ボランティア好きなスイス人
スイス人はボランティア活動に積極的。男性は各種の協会や組織の中で、女性は私的な生活の場での奉仕活動が好きだ。
ボランティア活動は特に、ドイツ語圏のスイスで活発だという。このほど、政府によるボランティア活動の状況を調査したモニタリングの報告書が発表された。
この報告書によると、スイスでは5人に4人がボランティア活動に参加したことがあり、スイスはドイツと並んでボランティア活動好きな国だ。しかし、これが純粋なボランティア精神から来るものなのかは疑問である。
男女の差
スイス人がボランティア活動に積極的なのは、協会が非常に多くあることが地盤としてあるからだ。これらの協会での活動を、調査では「形式上のボランティア」と名づけている。ドイツ語圏のスイスには特に、各種の協会が多くある。男性はこうした協会での活動が好き。形式上のボランティアの中でも、スポーツや余暇関連の協会でのボランティア活動には、スイスの住民の10%がかかわっている。政治や人権関連のボランティアは2%に満たない。
協会が男性の活動の場だとすると、女性は、そうした協会とは関係ないところでの活動に熱心だ。女性のボランティア活動は、知り合い同士での助け合いといった色合いが濃い。今回の調査の分析では、女性は誰かのために何かをしようという意志が強いからという。活動に熱心なのは、主婦、退職者、失業者で、職場とは離れたところでの活動が多い。
楽しいボランティア活動
寄付の実態も調査の対象となった。スイスでは、4人に3人がお金や物の寄付をしたことがあるという。寄付がボランティア活動より活発なのは、金銭的な余裕があれば、寄付は簡単にできるからだ。
ボランティア活動は、単に誰かに何かをしてあげたいという従来の「ボランティア精神」から行うのではなくなっていると調査は分析する。もちろん、こうした精神は欠かせないが、現在はむしろ、友だちと一緒に活動をしたいとか、楽しいからといった動機があるようだ。こうした協会が無償労働で成り立ち、その活動が認められているといった充実感や代償が与えられない構造のゆがみに、今回の調査は疑問を投げかけている。
swissinfo、外電
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