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4月10日午後、チューリヒ市内でチベットへの連帯を呼びかける集会が開かれ、数千人が詰め掛けた。この集会では、スイスを訪問中のダライ・ラマ14世が50分間の講演を行った。このコンテンツは 2010/04/12 09:20
このような催し物の中でダライ・ラマ14世が直接スイスの人々に話かけたのは初めてのことだ。
中国政府を批判
「スイス・チベット友好協会 ( GSTF ) 」の広報担当であるルシウス・ブラットナー氏によると、このような集会でダライ・ラマ14世が直接聴衆に語りかけたことは、ヨーロッパ全体でもこれまでに1度しかないという。2年前のベルリンがそうだ。当時、ダライ・ラマ14世はブランデンブルク門で講演を行った。
チューリヒ市内のミュンスターホフ広場で数時間にわたって行われた集会は、「チベットのためのスイス。世界のためのチベット」というモットーのもと、スイス・チベット友好協会が開いたもの。広場にはスイスの著名人も次々と姿を現した。政界からも、社会民主党 ( SP/PS ) の国民議会議員マリオ・フェー氏や急進民主党 ( FDP/PLR ) 国民議会議員のドリス・フィアラ氏らが訪れた。チベット人の老若男女のほか、スイス人も数多く参加した。
この集会のハイライトは、なんといってもダライ・ラマ14世の講演だ。壇上のダライ・ラマ14世は熱狂的な歓声に包まれた。チベットの精神的指導者であるダライ・ラマ14世はチベット問題に対する共感と関心に感謝し、
「チベットに好意を持っているか、そうでないかが大切なのではない。肝心なのは正義だ」
と強調した。
また、
「中国政府はチベットが抱える問題を否定する傾向にある。中国の責任者たちがチベット問題を現実的に考察しようとせず、暴力的で抑圧的な言い方しかしないうちは、この問題が解決することはないだろう」
と中国政府を批判した。
ダライ・ラマ14世は、スイスのチベット難民受け入れ50周年記念で4月7日から11日までスイスを訪問していた。しかし、「連邦大臣のスケジュールの都合で」スイス連邦内閣代表との公式会見はなく、国民議会議長のパスカル・ブルデラー氏が8日、会見したにとどまった。
swissinfo.ch、外電