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フリブール大学、地勢気象学科とカナダ、モントリオール大学が合同研究したスーパーコンピューターの模擬実験の結果によると、このまま、平均１％の割合で温室効果が進めば、２１世紀末にはスイスの気候は南仏プロバンスのような暖かく、乾いた地中海気候に変化する。
研究を率いる、気象学者マルタン・ベニストン氏には「地球の温暖化が続けば2070年〜2100年までに気候の大変動が起こり、地勢学上の気候地域が400キロから50０キロメートル上昇する」という。つまり、スイスは南仏の、南仏は南スペインの気候に、南スペインは砂漠化へと変化することになる。
６月の猛暑と温暖化の関係は ?
2003年の6月は記録をとり始めた1753年以来、最も暑い年となった。さらに、6月の最高気温の平均は平年より6℃から7℃高く、最高気温が２５℃以上の日が19日も記録された。気象学者のベニストン氏はこの欧州を襲った猛暑と温暖化の関係について「おそらく、関係があるだろうが、科学的には証明できない」という。「今年は記録破りの暑さだが、このような極端な現象は説明できるまでに時間がかかる」と語る。
シミュレーション結果
ベニストン氏の研究チームによるシミュレーションの結果では、２０世紀末（２０７１年〜２１００年）のスイスは平均気温が４度上昇し、洪水や嵐など異常気象が増加する。３０度以上を超える暑さが年間５日間から２５日間に、猛暑となる期間も現在の７月上旬から８月上旬（１９６１年から１９９０年）が世紀末には６月下旬から９月上旬へと広がる。つまり、スイスは地中海沿岸のように冬の雨の季節と暑い夏を伴う春から秋の乾いた季節という気候になる。それでは、スイスのアルプスの森や木々がプロバンスの背の低い潅木に変身するのか？「植物は気候のように１０年単位で変化していけず、順応するには１世紀かかる。だから､植物が枯れてしまうということが気候変動の最初の打撃になるかもしれない」と同氏は警鐘を鳴らす。スイスではすでに多くの氷河が影響を受けており、例えばマルティニの近くのトリアンテ氷河はここ１０年で３００メートルも後退している。
その他の影響
このまま温暖化が続けば２１世紀末には５０％から８０％の氷河が消滅するという。海面も場所によっては１００年で５０cmから１ｍ上昇する可能性が高い。ベニストン氏は「１９９７年、地球温暖化防止京都会議（COP３）で合意した京都議定書を厳しく守り、温室効果ガスの削減目標に抑えることに成功したとしても１９６０年代以前の気候に戻るまでには５０年から１５０年かかる」という。
世界で最も二酸化炭素排出量の多いのは米国で年間５５億トン（１９９９年JCCA調べ）、排出量の２４％を占める。日本の二酸化炭素排出量は第４位の１１億トン（同４､９％）で中国（１２,４％）、ロシア（６,３％）に続く。しかし、米国は京都議定書を批准していない。
温暖化の立証
世界の科学者で構成される気候変動に関する政府間パネル（IPCC）は第３次報告書で地球の温暖化は紛れもなく人類の活動によるものだと結論付けた。また、２０世紀の間に地球の平均気温が０,６度上昇し、海面が１０cm〜２０cm上昇していることも測定されている。昨年末、世界気象機関（WMO、本部；ジュネーブ）は１９９０年代を過去最も暖かい１０年で、過去５０年の気温の上昇は異例なスピードで上がっており、自然変動でなく人類が起こしたものと考えられると発表した。
スイス国際放送、屋山明乃
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＜京都議定書＞
１９９７年の地球温暖化防止京都会議で採択された気候変動枠組み条約の議定書。２００８〜１２年の間に、ＣＯ２など６種類の温室効果ガスの排出量を、先進国全体で１９９０年より５．２％減らすことを決め、ＥＵ全体で８％、米国で７％、日本で６％など国ごとの削減目標値も定められた。発効には５５カ国以上の批准と、先進国の批准国の排出量が先進国全体の５５％を超えることが必要となる。（毎日新聞より）