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「戦場のピアニスト」などで知られるロマン・ポランスキー監督 ( 76 歳 ) が9月26日、チューリヒ空港で逮捕された。このコンテンツは 2009/09/28 10:56
ポランスキー監督は、「チューリヒ映画祭」での全作品回顧上映で賞を受賞するためにチューリヒを訪れた矢先だった。
正式な国際指名手配状
ポランスキー監督は、1977年ロサンゼルスのジャック・ニコルソン邸での13歳の少女に対する性的暴行の容疑で逮捕され、有罪の判決を受けたがその後アメリカから逃亡した。
ポーランドとフランスの2重国籍を所持する同監督は、30年間ヨーロッパで逃亡生活を続けたが、その間も数多くの作品を制作した。しかし、同事件は解決しておらず2005年末から、アメリカ当局はポランスキー監督の国際指名手配状を出し、各国に協力を求めていた。
今回の抜き打ち的な逮捕に「チューリヒ映画祭」の開催者はショックを受けているが、スイス司法局の広報担当官グイド・バルメール氏は、
「正式な国際指名手配状が出されている限り、ポランスキー監督を逮捕しない理由は見つからなかった」
と記者団に説明した。
政治的圧力は受けていない
また、エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ司法相は、ドイツ語圏のスイステレビでのインタビューで、「スイスは、アメリカから政治的圧力は受けていない」と語り、同逮捕が政治的な意図で行われたのではないことを強調した。
さらに、以前にも何度かスイスを訪問したポランスキー監督がなぜ今回に限って逮捕されたのかとの質問に対し、
「以前は、ポランスキー監督がスイスを離れたときに滞在していた事実を知らされたケースばかりだったが、今回は事前に分かり、逮捕の準備ができたからだ」
と答えた。
一方フランスの文化相フレデリック・ミッテラン氏は、「事件を聞き、茫然とした」と表現し、
「ニコラ・サルコジ大統領とも会談したが、大統領も早期の解決とポランスキー監督の権利が尊重されることを望んでいる」
と述べた。
また、フランスのベルナール・クシュナール外務相は、スイスのミシュリン・カルミ・レ外務相にサルコジ大統領の意向を伝え、交渉を行ったという。
フランスとポーランド外務省はワシントンに対し、ポランスキー監督を無罪にするよう要請している。
swissinfo.ch、外電
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