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国連人権理事会 ( UNHRC ) は3月25日、スイスの国民投票でのイスラム寺院の尖塔 ( ミナレット ) の建設禁止決定が反イスラム的であるという決議を、賛成20、反対17、破棄8で採択した。
イスラム諸国をはじめ、欧州連合 ( EU ) 諸国とアメリカのほか、中国、キューバ、アフリカ諸国が賛成票を投じた。
ミナレット建設禁止は反イスラムか
決議文ではミナレット建設禁止などについて非難しているが、スイスが名指しされてはいない。ミナレットやイスラム寺院建設の禁止やそのほかの差別を非難する文書はイスラム諸国会議機構 ( OIC ) から提出されたものだった。文書には、こうしたすべての行為は反イスラム的で国連の人権憲章に明らかに違反する。禁止検定は差別のほか過激主義を助長し危険な極化を生むとある。
決議文には昨年11月に国民投票でミナレットの建設を禁止することになったスイスについては、直接は言及されていない。国連のスイス大使、ダンテ・マルティネリ氏は、決議文にスイスは反対したと明かした。
「宗教が保護されることには反対だが個人が宗教を選び信仰する自由は保護されなければならないと考える。また、宗教が理由で個人が差別されることにも反対だ」
さらに、スイスではイスラム教徒の祈りの場所が約150カ所あり、そうした場所は新たに作ることもできることや、スイスの法律でイスラム教は保障されていることも忘れてはいけないという。
マルティネリ氏は、ミナレット建設禁止が反イスラム的であるとは思わないという。
「金融危機や世界の状況が良くないことで国民は不安になっている。スイス国内外のイスラム社会に対し反対したわけではない」
と語った。
swissinfo.ch、外電