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コカ・コーラ（米）はスイスのミネラルウォーター生産・販売会社Valserを買収した。世界最大の米資本清涼飲料水メーカーが、飽和状態となった清涼飲料水市場から成長著しいボトルウォーター市場に本格参入する。
コカ・コーラはスイスのヘス・グループからValser株の５０％を非公開で買付け、スイス競争力委員会の承認を待つ。Valserのスイス国内従業員９６人（グラウビュンデン州の２生産工場に６９人、ベルン管理事業部門２７人）は全員継続となる。
スイスの水道水はカルキが強く飲用に適さない。昨年のミネラルウォーター消費量は7億６９００万リットルで、前年比７.８％増だった。Valserの昨年の売り上げは１億２２５０万リットルで、国内トップ３の一つ。Valser、Henniez、大手スーパーのMigrosは各々国内シェア１６％ずつを占める。スイス最大のプライベートバンクPictet（ジュネーブ）の食品ファイナンシャルアナリストは、「Valser買収はコカ・コーラの長期戦略上の決定。北米で開始したボトルウォーター市場拡大戦略を欧州でも強化する狙い。」と見る。過去１０年間、清涼飲料水市場の年間成長率は２％から３％なのに比べ、ボトルウォーター市場は１０％以上の成長率が続く。
世界のボトルウォーター市場は、ネスレ（本社スイス・ヴェヴェー）とダノン（仏）のエビアン・ブランドの独占状態が続いていた。コカ・コーラ、ペプシの２大飲料水メーカー、それにCadbury Schweppesが参入を図り、水戦争（water war）と呼ばれるボトルウォーター市場の競争は加熱している。これまでの水戦争は、清涼飲料水業界の活発な北米および新興市場が中心だったが、欧州中心部にまで波及した。今後も米資本による欧州資本買収という動きが続くと先の食品ファイナンシャルアナリストは見るが、米資本にスイス企業がのみ込まれることはないという。「今後はスイス国内にコカ・コーラのロゴがさらに増える。が、ネスレなどスイス資本も海外企業の買収を続けており、多くの米食品企業が長期的にスイス資本の手に落ちている。」という。