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乳製品メーカーの買い取り価格が低すぎることに不満の意を示すため、5月27日、ドイツの酪農家がストライキを始めた。その後、ストライキの波はヨーロッパの各国に飛び火している。
スイスではストライキはあまり行われない。労使が結ぶ包括的な賃金および労働条件の契約の中でいわゆる「平和協定」が定められており、雇用者側が被雇用者に社会的な安定を保障しているからだ。しかし、そのスイスにも「牛乳ストライキ」の火の粉が飛び移った。
スイスのメーカー 「心配なし」
5月22日、「市場闘争 ( Marktkampf ) 」という農家団体が乳製品メーカーと価格交渉を行ったが歩みよりが見られず、27日から酪農家にストライキを呼びかけている。
だが、スイスで乳製品市場をリードする「エミ ( Emmi ) 」ではストライキの影響はほとんど現れておらず、この先も問題は発生しないとみられている。28日の牛乳入荷量は通常とほぼ同じ250万リットルだった。
一方、スイスで4番目に大きい乳製品メーカーのホッホドルフ ( Hochdorf ) は通常より1割程度の減少を認めており、そのうちの約半分がストライキの影響だと推測している。残りの5%は通常の変動枠に収まる。牛乳はおよそ100万リットルを集荷されており、やはりこの先の心配はないとみている。
ストライキに参加した酪農家が多く集まっているのはチューリヒ州ソイリアムト ( Säuliamt ) とツーク州ヒュネンベルク ( Hünenberg ) だ。また、バーゼル州でもおよそ20軒の酪農家がストライキに参加している。一方、ジュネーブ湖畔のシャブレ ( Chablais ) では牛乳集荷量の3割減が報告された。
消費者保護基金 ( SKS ) の協力を得てストライキを呼びかけた「市場闘争」グループは、これまでの動きに満足な様子を示しており、共同会長のマルティン・ハープ氏は
「農家はやる気に満ちており、ストライキの参加を広めようとしている」
と話す。
ドイツでは「牛乳ストライキ」に多数の酪農家が参加しており、この波はオランダやデンマーク、オーストリア、ベルギーにまで広がっている。
swissinfo、外電