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スイス第３の金融機関ライファイゼンは１４日、次期会長に企業再生の専門家、ギー・ラシャペル氏を指名した。数カ月にわたる当局の調査の末、他に４人の新取締役を提示した。
ラシャペル氏は弁護士で、２０１３年からバーゼル州立銀行の最高経営責任者（CEO）を務める。株主総会で指名が承認されれば、不正にまみれた信用協同組合の統治改革の旗振り役の責を負う。
ラシャペル氏の指名は、スイスの金融監督当局に同行を有限会社に変革する狙いがあることを示唆する。ヨハネス・リュエッグ・シュトゥルム前会長は今年３月、チューリヒ州検察がピアリン・ヴィンセンツ前CEOによる不正を摘発したのを受けて辞任した。
ライファイゼンのパスカル･ガンテンバイン会長代理は声明で「ギー・ラシャペル氏は非常に経験豊かな銀行家で、ライファイゼンの企業価値を熟知し、改革プロセスを成功させてきた人物だ」と述べた。
ラシャペル氏は挑戦しがいのある時期に銀行トップに選ばれたことを光栄に思うとコメントした。「過去の活動や経験から、重要な意思決定をする組織の長を務める準備はできていると思う」
同氏の会長と４人の取締役の就任は、１１月１０日の株主総会で承認される必要がある。
重大な欠陥
連邦金融市場監査局（FINMA）は６月、ヴィンセンツ氏の不正疑惑に関する捜査でライフェイゼンに「重大な欠陥」を見つけたと発表。同行にはヴィンセンツ氏を適切に監督しなかった責任があると指摘した。
ライファイゼンは各地域で預貸業務に特化した組合銀行が組織化した信用協同組合。１９０万人を組合員として顧客に抱える。非上場企業だが、FINMAはコーポレートガバナンス（企業統治）を改善するため有限会社化することを前提に詳細な分析を進めていた。
ヴィンセンツ氏は１９９５～２０１５年にCEOを務めた。任期中、キャッシュレス決済を手がけるAdunoやプライベートエクイティファンドのInvestnetの２つの子会社に私的に投資したとして、利益相反の疑いで起訴されている。同氏は容疑を否認している。
次期会長には裁判への対応と銀行の評判回復という重い任務がある。会長就任後には新しいCEOも選任しなくてはならない。
Reuters/SDA-ATS/Finews/ilj