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スイス国内では、新型コロナウイルスの封じ込め策として公共交通機関でのマスク着用が義務づけられたが、一部の州はさらに厳しい措置を講じている。州別の措置をまとめた。このコンテンツは 2020/07/31 19:05
※こちらの情報は7月31日時点のものです。最新情報は各州政府のサイトで必ずご確認ください。
スイスではロックダウン緩和後、新規感染者数がわずかに増加傾向に転じた。7月末には、4月末以来の200人を突破。新型コロナウイルスの実効再生産数（1人の感染者が何人にうつすかの指標）は1.1（7月12日時点）で、感染者のさらなる増加も予想される。
このため各州は独自の措置を取り、第2波の到来を防ごうとしている。
イベントの入場者を上限100人に
アールガウ州、バーゼル・ラント準州、バーゼル・シュタット準州、ソロトゥルン州のスイス北部4州は、ソーシャルディスタンシング（社会的距離）が維持できず、なおかつマスクの着用義務がない場合、レストランやイベントの入場者を上限100人までとした。
ソロトゥルン州とバーゼル・ラント準州は8月末まで。アールガウ州は8月16日まで。バーゼル・シュタット準州が最も長く、年末までこの措置が続く。
全国一律で禁止されているのは1000人を超える公的・私的な集まりだ（8月末まで）。300人超～1000人以下の場合は、一室の人数を300人ごとに分けなければならない。
4州はこの300人の制限を100人まで引き下げた。対象は▽現在の感染予防対策は入場者の連絡先保管のみ▽ソーシャルディスタンシングが保てない▽マスク・ついたてなどの保護対策を講じることができないーといったレストラン、公的・私的イベントだ。ただし1室の人数を100人以下にすれば、延べ人数が100人を超えても大丈夫だ。
スイスで一番初めに感染が広がった南部ティチーノ州はさらに厳しく、30人超の集まりを禁止。ナイトクラブ、ディスコのほか、レストラン（立ち食い形式も含む）は1晩当たりの入場者数を100人までとした。
客は名前や住所、電話番号の提出が必要。虚偽の届け出を防ぐため、店側は客に身分証明書を提示してもらい、電話番号もその場で電話をかけて正しいかどうかを確認しなければならない。州の措置は7月19日までだ。
ツーク州でも7月13日から、バー・クラブ（室内）の入場者数が最大30人までとなる。300人以上のイベントではマスクかソーシャルディスタンシングの維持が義務づけられる。顧客のIDチェックも必要となる。
ヴァレー（ヴァリス）州でも7月16日から、バーやディスコの入場者を100人までとする。IDチェックも行う。
フリブール州では非政治的・非営利イベントの参加者は原則300人まで。宗教行事、特に葬儀の際には特別な防護措置が必要になる。
ルツェルン州では7月17日から、参加者が100人を超える公共・私的イベントで、着席形式ではなく、衛生対策の実施が不可能な場合は、1区画ごとの上限を100人に抑えなければならなくなった。レストラン、バーでも客の上限が100人となる。
買い物先でもマスクが必要
買い物先でのマスク着用が義務づけられたのは、フランス語圏のヴォー州、ジュラ州だ。
ジュラ州では、7月6日からスーパーなどで買い物する場合は、マスクを着けなければならなくなった。この措置は2カ月間有効で、12歳以上の全員が対象だ。
ヴォー州は、7月8日から、店内でのマスク着用が義務づけられた。ただし室内の人数が10人を超える場合に限られる。
フリブール州では、店舗内の人数が10人を超える場合にマスクの着用を推奨。州政府は、今後感染状況が悪化した場合、義務付けの可能性もあるとした。
ティチーノ州は20日から、顧客と接触するレストラン・バーの全従業員に対しマスクの着用を義務付けた。ただこれはアクリル製ガラスのついたてなどがない場合に限る。
ジュネーブ州は7月28日から、域内店舗でのマスク着用を義務付ける。客は入店前に手を消毒しなければならない。美容院・美容院サロンのスタッフにもマスク着用が義務づけられる。
さらに7月31日からは、レストラン・バーで着席時以外のマスク着用を義務付けた。措置は8月23日までで、状況によっては延長する。
学校でも
ティチーノ州は新学年以降（スイスでは夏休み明けに新学年が始まる）、職員室、学校の廊下、その他の共有空間では教師がマスクを着けなければならないとした。ただ教室でのマスク着用は任意のままとする。
フリブール大学は、8月1日から教室内でソーシャルディスタンシングが維持できない場合にマスクの着用を義務付ける。講義室内は席を一つ空けて座り、最前列も空席にして学生同士・講師との社会的距離を保つ。
ルツェルン州では新学年以降、州内の高校、職業専門学校でのマスク着用を義務付ける。マスクの着用は校内エリア全域に適用される。また新学年より対面式授業を再開する。
クラブ、ディスコで身分証チェック
チューリヒ州は国内で最も早く、ナイトクラブ、バーに入店する場合の身分証チェックを義務付けた。
チューリヒ市内では6月末、有名クラブ「フラミンゴ」でスーパー・スプレッダー感染が発生。来店した男性にのちに感染が分かり、さらに別の5人にも陽性反応が出て、300人が自宅隔離を命じられた。
客は入店前にIDと携帯電話番号を提示しなければならない。感染が判明した場合、州が入店者リストを早急に入手できるよう、店側は責任者ほか3人の連絡先を州に提出する。
アールガウ州、バーゼル・シュタット準州、ソロトゥルン州も、バー・クラブでのIDチェックを導入した。シャフハウゼン州でも8月16日まで、同様の措置が取られる。
ルツェルン州でも7月4日以降、同様の措置が始まった。店側は最低2割の客の携帯電話番号を確認することが義務づけられる。さらに同月17日からは、レストラン・バー・クラブ・ディスコの入店人数が100人までとなる。
ベルン州でも10日から、クラブでの身分証提示を義務付け。店側は来店者の携帯電話番号と電子メールアドレスを控えなければならない。
フリブール州でも7月20日から、ディスコ・バー・屋外型バーの入店者に身分証・携帯電話番号の提示を義務付ける。
ジュネーブ州は7月31日夜から、域内のディスコ・クラブ36軒の営業を停止する。
スイスの行政機関が客の連絡先を保管するよう店側に義務付けるのは、感染者が出た場合の追跡に必要だからだ。州ごとに感染追跡チームが設けられ、ある人に陽性が出た場合、本人の自己申告や立ち寄り先の入店者リストをもとに、人海戦術で濃厚接触者に電話でコンタクトを取っている。
ただチューリヒのスーパー・スプレッダー感染の際は、届け出られた個人情報の多くに虚偽があった。
空の旅、マスク義務は？
スイス国内の一部の空港は、マスクの着用を義務付けている。バーゼル・ミュールーズ空港はその一つだ。ジュネーブ空港は7月28日から、マスクの着用が義務づけられる。
チューリヒ空港では、マスク着用の義務はない。混雑がひどい場合は警察が着用を指示することがある。空港内にはマスクや手の消毒ジェルの自動販売機が設けられたほか、空港内の店舗でも販売している。
スイスインターナショナルエアラインズは搭乗客全員にマスクの着用を義務付けた。格安航空会社LCCのEasyjetも同様だ。
マスクなしで電車に乗ったら、罰則はある？
マスクの着用が義務づけられているのは電車・バスのほか、遊覧船、登山鉄道も含まれる。対象は12歳以上だ。健康上の理由でマスクが着けられない人は除外される。
マスクをしないで電車に乗っても直ちに罰金を受けることはないが、車掌が下車を通告することがある。ただし故意にマスクをしなかったり、車掌の指示を拒否したりした場合は、刑事罰に問われる可能性がある。
マスクを忘れた場合は、最寄りのキオスクや薬局で購入できる。
アプリの利用を
スイスでは6月25日から、連邦工科大学開発の接触追跡アプリ「SwissCovid」の一般運用が始まった。このアプリはBluetooth機能を使い、一定時間濃厚接触した別の端末の情報を記録。端末のユーザーにのちに感染が判明し、その情報をアプリに登録すると、過去に濃厚接触した人の端末に警告が行く仕組みだ。情報はすべて匿名化され、個人情報が洩れることはないという。
日本からの入国は20日解禁
日本からの渡航制限は7月20日に解かれ、観光目的でも入国できるようになった。
スイス政府は感染拡大防止のため、1.5メートルのソーシャルディスタンシングと衛生対策、接触追跡アプリの使用を呼びかけている。
政府は全州にマスク義務を勧告
スイス政府は7月30日、全州に対し、店舗または公共の空間でのマスク着用を義務化するよう勧告した。