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シオンから5キロ東にある、サン・レオナール地底湖は欧州で遊覧できる最も大きな地底湖。長さ300メートル、幅260メートル､深さ10メートルを誇る洞窟はアルプスや氷河の溶けた水が柔らかい石膏に浸透、浸食し、自然に作られた地底湖だ。
2000年に崖崩れが起きたため閉鎖されたが､2年間掛けて天井など岩壁の補強作業が行われ、今年6月に再オープンした。既に35日間で1800人も訪問者が訪れている。スイスで最も人気のある洞窟だという。
見所
洞窟は3種の岩、石膏、結晶片岩と大理石でできていて、赤黄色から茶色､グレーから黒まで多様な色合いの岩で覆われている天井を船に揺られながら楽しめる。サン・レオナール地底湖の所長、ジャンマルク・ブルギ氏は「こんなにユニークな湖はニュージーランド以外に知らない」と言い、石灰岩とは違って、石膏は水を吸収し、流れ落ちないので、鍾乳洞や石筍などが存在しないのが特徴だという。
洞窟発見
洞窟の存在は昔から地元の人には知られていたが、実際に洞窟学者が探検し、その大きさが明らかになったのは1943年。この時は、水位が高く天井との間の空間は50センチメートルしかなかった。ところが、1946年マグニチュード5,6の地震によって岩に亀裂が生じたため、水位が15メートルも低下（３年間で半分に減る）。このため、1949年に観光客にオープンされることになった。
土地の伝説
地元の人々はカトリック信仰が強く、迷信深かったため洞窟の中には邪悪な霊がやどっていると信じていた。ブドウ栽培者がワインの樽を冷やしに来たぐらいで近づく人はほとんどいなかったと歴史家はいう。
それでも、地元には地底湖にまつわる伝説が２つばかりある。ある若い男が洞窟の入り口に狩の仕掛けを置きに来たところ、気味の悪い葉っぱを拾った。突然、洞窟から風が吹き、手中にしていた葉が硬貨にかわったという。もう一つの伝説は若い結婚前の女性が１２月２４日の夜中に湖に訪れると、湖面に将来の夫の顔が浮かび上がるというもの。ブルギ氏はこれらの伝説は昔から洞窟の存在が知られていたことを裏付けるという。
スイス国際放送、屋山明乃
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訪問期間は3月15日から11月1日まで毎日、9時から17時まで。ツアーは4仏､独､英、伊語で４０分かかる。入場料１0フラン。ヴァレー州､シオンとシエールの間。マルティニから車で30分。インフォボックス終わり