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ネットで小児ポルノを購入した小児性愛者( paedophile ) が、クレジットカード発行機関の協力で判明。
ドイツで行われたこの捜査で挙げられたのは322人。この種の捜査方法はスイスでも実現可能だという。
「連邦データ保護課と透明性担当課 ( EDÖB/PFPDT ) 」のハンスペーター・チュール氏は、ドイツが行ったクレジットカードによる小児性愛者捜査がスイスでもできたらと願っている。「罪深い小児ボルノを減らしたいという原則論に立って言っているのです」とチュール氏。
捜査はカード会社
ドイツの捜査当局は計2200万枚のクレジットカードを対象にした。目的はネット上から小児ボルノをダウンロードしたかどうかを調べるためだった。その結果322人の容疑者の名が判明した。
しかし、クレジットカードを使う大半のお客の個人情報保護の権利は守られているという。というのも捜査を実際に行ったのは、警察ではなくクレジットカード会社だからである。「金額がどうのということは今回まったく関係ありません。だから口座の内容は調査もされなければ、登録もされていません」とチュール氏。
ほとんどの州が賛成
スイスのほとんどの州の関係者がドイツのこの捜査方法を歓迎している。全州司法警察課長会議 ( KKJPD/CCDJP ) の秘書シュニー・ベルガール氏は「全てのクレジットカードを捜査するのは、本当に良い考えだと思います。ドイツでは、勇気ある人が勇気あることを成し遂げました」と賞賛する。
スイス全州で統一ある司法警察に関する協定を目指すKKJPD/CCDJPは、こうした方法がスイスでも可能かどうかを連邦の関係機関に打診することにしている。
利用者全てのクレジットカードを捜査することはスイスでも可能であるとチュール氏は考えている。というのも小児ボルノのネット利用者に関して今まで行われてき方法も似たようなものだったからである。
2大捜査
2002年、スイスの州と連邦の関係機関は、ネット上のこの種のポルノ利用者を対象に捜査を開始した。2つの大掛かりな捜査プログラム、「ジェヌシス ( Genesis ) 」、「ファルコン ( Falcon ) 」のお陰でおよそ1500人の小児ポルノ利用者が判明し、そのうち半数以上が有罪になった。
現在までは、期間を決めてネット上の小児ポルノ利用者を全て記録し、IPアドレスを見つける方法を取ってきた。
2002年のジェヌシス捜査のときには、アメリカの関係機関がポルノのサイトを監視し、網に引っかかった利用者のデータをその国に渡してきた。
このジェヌシス捜査はスイスで最も大掛かりな捜査で、1092人の小児性愛者が判明し、2000台のコンピュータが捜査され、3万5000件に及ぶデータが押収された。こうした成功にもかかわらず、小児ポルノに対する戦いはまだ終わりを告げていない。
swissinfo、レナト・キュンツィ、ロジェー・デイル 里信邦子 ( さとのぶ くにこ ) 意訳
KOBIK/SCOCI
「ネット上での犯罪と戦うサービス機関 ( KOBIK/SCOCI ) 」は疑わしいサイトを見つけたときときにまず、通報する機関である。
データを保存し、検討した上で、KOBIK/SCOCIはスイスと外国の刑事犯罪追跡関係機関にそのデータを渡す。
KOBIK/SCOCIはまた保存した内容をネット犯罪に該当するか否か独自に検討し、犯罪だと判明した場合その後の法的手続きも行う。
KOBIK/SCOCIは、この種の犯罪に関して、外国の関係機関と協力するスイスの代表的機関でもある。
ドイツでの捜索
ドイツでの今回の捜索はラント・ド・サクセ・アンハルトが組織した。
小児性愛者と判明した322人は大半がその事実を認めた。またその10%が、再犯者であった。
彼らは全員ドイツに住んでおり、ほとんどが独身で、一人で住まい。社会的には、かなりいい地位を得ている人たちであった。
捜査はフィリピンにまで及んだが、サイトを作った会社ないし個人は特定できなかった。