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金融･経済危機にもかかわらず、スイスからの武器の輸出額は史上最高を記録した。
2008年にスイスから輸出された武器の総額は7億2200万フラン ( 約566億円 ) で、前年より55%増加した。
対空ミサイルの注文
輸出先を国別で見ると、特に目立って増加したのはパキスタンで総額1億1000万フラン ( 約86億2000万円 ) と、前年の3倍になった。増加の原因は、対空ミサイルシステムの輸出で、2006年に政府が輸出を許可したものの、パキスタン向けは国の異常事態を考慮し2007年11月から翌年4月まで、輸出禁止になった武器だ。スイスには戦争地や紛争地への武器輸出を禁止する法律がある。
パキスタンに次いでデンマーク、ドイツがそれぞれ8400万フラン ( 約65億8000万円 ) 、8100万フラン ( 63億5000万円 ) だった。武器輸出はスイスの輸出総額の0.35%に相当する。1987年には0.86%だった。武器は1件の受注額が大きいこともあり、輸出に関する統計は年によって大きく変動する。
永世中立国のスイスが武器を輸出することに関しては、疑問視する声もあり、禁止を要求するイニシアチブが起こっている。国民投票はまだ行なわれていないが、政府は軍事産業に携わる5100人の失業の可能性を掲げ、反対を呼びかけている。
swissinfo、外電