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スイスの国語は４つある。ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語で、それぞれ64％、19.5％、6.5％、0.5％が母国語として話している。国勢調査によると、イタリア語人口が減少している。このコンテンツは 2004/01/12 07:09
イタリア語圏のティチーノ州では、イタリア語がスイスの国語から州の公用語に降格するのではないかと懸念している。このほど、知識人のグループが対策に乗り出した。
イタリア語はスイスの国語の一つ。しかし、最近はその地位が危うくなっているようだ。スイス南部のティチーノ州のほかにも、移民が多いバーゼルやチューリヒなどでも以前は、イタリア語を耳にすることが多かった。イタリア出身でなくとも、スペインやポルトガルからの移民労働者の間では、発音や文法が酷似するイタリア語が「公用語」だったのである。しかし、最近はさっぱりである。６0年代にスイスに居住するようになったイタリア人の多くは引退し、余生を母国で過ごしている。
２世、３世はすっかりスイスに馴染み、ドイツ語やフランス語を母国語のように操る。さらに、イタリア語への関心も低くなっている。２００２年に開催されたスイス博覧会でもイタリア語表示をしない展示も多く見られた。スイス連邦基金のホームページでさえ、ドイツ語、フランス語、英語のサイトがあるのみ。連邦機関でさえこの調子だ。
国勢調査で分かるイタリア語のグレードダウン
10年ごとに行われる国勢調査によると、2000年はスイスに住む人の6.5％が考えたり話すのが最も楽な言葉としてイタリア語を挙げた。10年前には7.6％、20年前には9.8％で、実数にするとこの20年間で7万人減ったことになる。一方、ティチーノ州の人口はこの間に2万人増加しており、
「イタリア語も生き生きと話されている」
と言語学者のアレッソ・ペトラリ氏。しかし、
「ドイツ語圏やフランス語圏でのイタリア語が危機に立たされている」
と指摘している。
危機の対処
いくらティチーノ州では主にイタリア語が話されていても、全国的に見るとイタリア語の重要性が失われつつあることは否めない。ティチーノ州の知識人たちはこうした危機感を高め、イタリア語の魅力をアピールする必要性を訴えている。
1996年に国民投票で承認され憲法に織り込まれた国語保護法により、国をあげてイタリア語の促進をさらに進められねばならないようである。学校の教科に進んでイタリア語を取り上げることや、イタリア語放送を充実させるための予算面の補助などが考えられる。イタリア語テレビはドイツ語より視聴率が高いという事実から見ても、イタリア語への人気は確かにある。今後どのような政策が進められるか、大きな期待が掛かっていると言えよう。
スイス国際放送 ゲルハルト・ローブ （佐藤夕美 （さとうゆうみ）意訳）
補足情報
スイスの国語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つ
イタリア語を第1言語とする人口は減少。
現在のイタリア語人口は6.5％。
移民の2世、3世がドイツ語やフランス語を不自由なく操るのが主要原因。
国語から州の公用語への降格が懸念される。
JTI基準に準拠