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世界保健機構（WHO/本部：ジュネーブ）は中国、ベトナム、シンガポールなどアジアを中心に原因不明の急性肺炎の症状が見られる感染症が集団発生していると警告し、「緊急旅行勧告」を発表。各国の公衆衛生当局に、警戒と発症の通報を呼びかけている。このコンテンツは 2003/03/17 18:10
WHOはこの原因不明の肺炎を重症急性呼吸器症候群（SARS）と命名し、3月17日には現在のところ世界で感染者は500人で少なくとも9人の死者が出ていると発表した。
症状
WHOによると、患者は呼吸困難、発熱、咳きなど肺炎に似た症状を現すが抗生物質が効かず、急速に重症化すると呼吸困難に陥り死亡することがある。感染から発祥までの潜伏期間は2日から7日とされ、重症患者の回復した例はない。WHOの報告する167のケースは香港、シンガポール、タイ、ベトナムなどからで、飛行機による旅行に伴って世界的に急速に拡大したという。また、中国広東省では2月半ばまでに300人以上が発症して、5人が死亡したが現状についての報告はないという。
スイスでもケースが
スイスでも16日に、ジュネーブで二件の怪しいケースが報告されているが現在のところ重症急性呼吸器症候群だという確定はされていない。連邦公衆衛生局はこの感染症（SARS）はまだ、スイスで確認されていないもののアジアからの旅行者に似たような症状が出た場合は15日以内に治療を受けることを勧告している。同局からの渡航先規制はまだ出ていない。連邦公衆衛生局はこの謎の肺炎の原因が分かっていないため治療法はなく、インフルエンザのように患者は先天性免疫で治すしかないという。専門家によると感染力はそれほど強くないが、患者に直接接触することで感染するという。
世界に飛び火
この感染症が初めて確認されたのはベトナムのハノイで入院した肺炎患者が死亡した2月26日で、この患者を治療した病院スタッフら20名も感染した。死亡した患者は中国本土と香港に旅行した直後に発病したという。この他、香港旅行から帰国した二人がカナダで死亡し、シンガポールからニューヨーク経由で独へ渡った乗客1人が似た症状で隔離されている。WHO、ブルントラント事務局長は「この感染症は世界的な脅威であり、原因解明と感染防止に総力を挙げる」と述べた。
日本の対応
日本でも厚生労働省が検疫所を通じて注意喚起をしているが、患者は今のところ確認されていない。
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