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スポーツの新しい世界、スピード感、そしてエンジンの迫力。これらの魅力にとりつかれたスイス人写真家ジュール・デクローザは、スポーツ写真家の草分け的存在だ。最近になり、デクローザが１００年前に撮影した数々の写真が発見された。ヴィンタートゥールのスイス写真基金では現在、その中からえりすぐりの写真を展示している。
ジュール・デクローザ（１８７９～１９６０年）は、ベルン州ビール（ビエンヌ）の出身だ。もともとは彫刻家だったが、若い頃に訪れたパリで、新しいメディアとして登場した写真とフォトジャーナリズムに出会い、それにのめり込んだ。静止した被写体や作り込まれた場所での撮影には興味を示さず、動きのある場面や躍動感のある、一度きりの瞬間をカメラに捉えることに熱中した。
デクローザを特に魅了したのは、飛行とモータースポーツだ。彼にとってそれはまさに、エネルギッシュな未来や、新しい時代への発展を具体化したものだった。しかし、ジュネーブ州のスポーツ誌でカメラマンとして働いていた頃は、飛行パイロットやレーシングドライバーだけではなく、自転車競技選手やテニスプレーヤー、ボクサーなども撮影した。またそれらの写真の中には、道路わきや埃っぽい道、そして雪山などにたたずむ観客や見物客の姿も写しだされた。
スイス写真基金他のサイトへが展示する写真は１９１０年から２５年の間に撮影されたものだ。スイスの通信社キーストーンで近年に発見された、貴重なガラス板ネガ１２５０点の中に含まれていた。
（写真・Jules Decrauzat、文・Gaby Ochsenbein、swissinfo.ch）