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全仏オープン3度目のフェデラー対ナダルの対決は、またもやナダルの勝利に終わった。しかも6-1、6-3、6-0とストレートの圧勝だ。
6月8日の決勝で、22歳のスペイン人ラファエル・ナダルは、世界ランク1位のロジャー・フェデラーをわずか108分で打ち負かした。それとともに、4つのグランドスラムタイトルをすべて手に入れるというフェデラーの夢はまたしても打ち砕かれた。
ナダルの祝福
全仏オープンでナダルに3連敗を喫したフェデラーは試合後、
「4ゲームしか取れないとは思わなかった。だが、ラファ ( ナダルの愛称 ) はとても強かった。彼はこのトーナメントでほぼ完全にほかのプレーヤーを圧倒していた。ビョルン ( ・ボルグ ) のようだ。決勝で負けるのは確かに愉快なことではないが、まだ来年もあること」
と語った。
対するナダルは世界ランク2位。この大会では1セットも落とさなかった。フェデラーには悪いが、パーフェクトといえるマッチになってうれしいと話す。
「勝つときもあれば負けるときもある。どちらにしてもロジャーのプレーや態度は素晴らしいと思うから、僕はそれを祝福している。それに、彼がテニスのために行っていることに対しても」
フラストレーション
フェデラーは1セット目、4つのアンフォースドエラーでブレイクチャンスを逃し、わずか32分でナダルに勝ちを譲った。
2セット目第4ゲームでは苛立ったフェデラーがクレーを蹴り、大声をあげるシーンも見られた。それでもフェデラーはブレイクに成功し3-3に持ち込んだが、そこでナダルも押しを強め、最終的にフェデラーがこの試合で犯したアンフォースドエラーは合計35に及んだ。一方のナダルはわずか7つだ。
ナダルは今年の全仏オープンで4連勝を飾り、1981年にスウェーデンのビョルン・ボルグが達成した記録に並んだ。そのボルグは昨日の表彰式で、「クレーの王者」ナダルに優勝カップを手渡した。
今回の決勝戦は、フェデラーがこれまで戦ってきたグランドスラム全173試合の中で最悪の結果となった。また、全仏オープン男子シングル決勝戦の中では、1977年以降最短で決着がついた試合でもある。
swissinfo、ジェシカ・デイシー 小山千早 ( こやま ちはや ) 訳
グランドスラム
全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドン、全米オープンの4つのグランドスラムすべてのタイトルを獲得したとき、「グランドスラムを達成した」という。「真の」グランドスラムは1シーズン内にすべての大会で優勝したとき。
ロッド・レーバーは、プロテニスプレーヤーが4大大会出場を認められたオープン化以後 ( 1968年 ) 、唯一「真の」グランドスラムを達成した ( 1969年 ) 男性プレーヤー。アンドレ・アガシはすべてのタイトルを獲得したが、同一年内ではなかった ( キャリア・グランドスラム ) 。
グランドスラムタイトル獲得数 男子 ( オープン時代 )
14：ピート・サンプラス
12：ロジャー・フェデラー
11：ビョルン・ボルグ
8：アンドレ・アガシ、ジミー・コナーズ、イヴァン・レンドル
全仏オープン
2008年の全仏オープンは今年2つ目のグランドスラム大会で、パリのローラン・ギャロス・スタジアムで開催された。 賞金総額は2425万ドル ( 約25億円 ) 。2007年同様、今年もすべての種目で男女同額の賞金が授与される。 男女ともにシングルの優勝者には100万ユーロ ( 約1億6600万円 ) が贈られる。 全仏オープンは1891年、フランス世界選手権として発足した。