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1月19日、第44回ソロトゥルン映画祭が始まった。オープニングセレモニーでは、ディレクターのイヴォ・クンマー氏が「映画助成金はたっぷりというわけではない」と連邦政府を批判した。
セレモニーに出席したハンス・ルドルフ・メルツ財務相はそれに対し、助成金は2000年以降、年間10%ずつ増加していると応じた。
スイス映画界にすげない連邦政府
両者はユーモアに富んだスピーチで今年のスイス映画の発表の場を開会したが、その内容は対照的なものとなった。クンマー氏はイタリアの作曲家カルロ・フランチの言を借りて
「財務相は乳牛とハムスターと番犬のミックスだ」
と不満を述べた。
そして、今年1年間、連邦大統領を務めるメルツ財務相に対し、憲法に明記されている映画の促進という任務を厳粛に受け止めるよう強く求めた。昨年12月、連邦議会はメルツ財務相の意見に従い、映画助成金を500万フラン ( 約3億9700万円 ) 増額する案を否決したためだ。
これに対しメルツ財務相は
「スイスの映画助成金は2000年以降、年間10%増えている。ほかの分野でこれほど高い成長をコンスタントに達成できるのはネズミ講の詐欺商法だけだ」
と、ナスダックのバーナード・マドフ元会長を当てこすりながら反論した。
ソロトゥルン映画祭では1週間にわたっておよそ300本の映画が紹介され、4万5000人の入場客が見込まれている。一方、映画界の政治的側面においては現在、映画協会と連邦内務省文化局 ( BAK/OFC ) 映画責任者の間で争いが生じている。映画協会は、連邦側の映画責任者であるニコラ・ビドー氏に対し、独断が過ぎるなどと批判。その後、ビドー氏は「協会は病気だ」と公言した。
swissinfo、外電