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連邦工科大学（ETH）チューリッヒの研究によると、スイスの山岳農家は経済的な事情により酪農から畜産へのシフトを余儀無くされている。このコンテンツは 2002/06/11 08:31
アルプスでの持続可能な林業および農業を様々な面から５年間観察した結果、山岳地の農地の数は減少している反面、個々の農地面積は拡大している事が判明した。プロジェクト・マネージャーのニコラウス・ゴッチ氏は「干し草刈りよりも広い牧草地で放牧をという土地利用の仕方は、生物多様性、山岳地での土地の浸食など生態学上の問題を引き起こす。」と警告する。
山岳農業とは何か、と定義することは容易ではない。スイス連邦農業局によると、標高、気候、植物、基本的施設へアクセスと近接さなどが基準とされる。スイスでは約２０００件の農家がこのカテゴリーに分類され、平均１５ヘクタールの土地と乳牛２０頭を所有する。が、ETHの研究によると、経済的な競争力を維持するために、農地は今後１０年から１５年で２倍に拡大されると見られる。「スイスが欧州市場さらに世界市場に統合されると価格が下落する。国内農業への保護が減少すると同時に生産コスト、特に人件費が上がる。」とゴッチ氏は言う。
冒頭に述べた酪農から畜産へのシフトには、次のような事情がある。牛を永久牧草地で飼育する酪農家の土地１ヘクタール当たりの収益は、乳製品から得られる収益の半分だ。したがって多くの農家が廃業に追い込まれる。過去６０年間の農家廃業率は公式には２.５％とされるが、実際にはもっと高い比率だとゴッチ氏はいう。連邦農業局は、代替収入源の確保を農家に奨励している。
農家が廃業すると、観光業にも影響が及ぶ。観光客が愛するスイスの景色には、牧草地と森のコントラストが欠かせない。が、放棄された耕作地と山岳放牧地は、山岳地の森林と低木林の拡大と相まってどんどん広がり、景色が荒廃していく。「スイスの農業と林業セクターは観光業のための資源を耕作している。我々はスイス・アルプスを訪れる大勢の観光客が愛するような景色を作り出さねばならない。」とゴッチ氏は語った。
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