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前田朗「差別と闘う教育（二）西欧における反差別教育・文化政策」『解放新聞東京版』８６４号（２０１５年７月）
「ヘイト・スピーチは人種差別の悪質な一形態であるから、ヘイト・スピーチ予防は総合的人種差別予防策の一環として検討する必要がある。人間の尊厳を侵害するヘイト・スピーチに対抗言論は役に立たないが、世論を喚起し社会的な包囲網でヘイト・スピーチに対処するという意味での対抗言論は不可欠である。行政指導、民事訴訟、刑事規制とともに、教育による対処も重要である。包括的人種差別禁止法を制定し、反差別教育を展開し、差別を許さない社会をつくる必要がある。」
こうした問題意識から、前回の北欧に続いて、西欧諸国の状況を紹介した。西欧と言えばイギリス、フランス、ドイツを紹介するのが常套であるが、あえて外して、スイス、リヒテンシュタイン、オーストリア、アイルランド、ルクセンブルク、ベルギーを取り上げた。各国の反差別政策の共通性と差異が面白い。