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「グリュイエールチーズ」スイス産でなくても名前使えます 米裁判所が判決
スイス西部グリュイエール地方名産のグリュイエールチーズ。この名前で販売するチーズは、必ずしもグリュイエール産である必要がないーー。米国の裁判所が最近、こんな判決を出した。
グリュイエール周辺地域のスイス、フランスのチーズ製造業者でつくるコンソーシアムが、商標の保護申請を却下されたことを受け、米バージニア州東部地区連邦地方裁判所に訴えを起こしていた。
コンソーシアム側は、グリュイエールは12世紀初めからこの地域で厳格な基準を元に作られており、地産以外のチーズをグリュイエールと呼ぶことは不適当だ、と主張していた。
しかし、米国の酪農輸出協議会などは商標保護に反対。米国の消費者は、グリュイエールという名前は産地に関係なく、あるスタイルのチーズに適用される一般的なものだと理解していると反論していた。
地産である必要はない
地裁の判決では、米国の消費者はグリュイエールを、必ずしもスイスのグリュイエール地方のチーズと結びつけているわけではないと判断。「スイスのグリュイエール地方やフランス以外で作られ、グリュイエールと表示されたチーズの輸入、生産、販売が何十年にもわたって行われた結果、その言葉の意味が損なわれ、一般的なものになってしまった」ため、一般的な用語には商標は与えられないという。
フランスのロックフォール（チーズ）やコニャック（ブランデー）は商標保護が認められているが、判決ではグリュイエールについてはこのケースが当てはまらない、とした。
グリュイエール・コンソーシアムは控訴する方針だ。
大西洋を越えた論争
米国の評論家は、グリュイエールを巡る訴訟は欧州における商標保護運動の高まりを受けたものだ、と指摘。欧州ではゴルゴンゾーラ、アジアーゴ、フェタなどの様々な製品について、国際的な商標保護を求める動きがある。
コンソーシアム側に電子メールで取材を申し込んだが、返答はなかった。
グリュイエールはスイスで最も人気のあるチーズで、欧州全域で販売されている。よく混同されるエメンタールチーズとは異なり、表面に穴がなく、フォンデュによく使われる。
JTI基準に準拠
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