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スイスの経済、社会を専門に調査する機関「GfS.チューリヒ」がこのほど発表した調査結果によると、スイス人は仕事より余暇を大切に思っていることが分かった。スイス人がこうした傾向を示したのは15年ぶり。
家族と友だちが一番大切。次にくるのが健康。政治についてはおよそ10%の人しか重要だと思っていないという。
前回の調査でも、スイス人は家族や友だちが人生の中で重要な位置を占めると答えている。一人暮らしの人が多くなり、インターネットの普及で生活の個人化が進んでも、前回も今回もこの傾向に変化はなかった。
景気の回復が影響
今回の調査で重要性が増したのはスポーツ。一方、仕事・職業、教育、文化、宗教・教会、政治といった項目は大きく重要性を失った。15年ぶりに余暇は仕事より重要になった。調査報告では理由として、過去3年間における景気の活性化と雇用市場の好転を挙げている。
健康については、今回も前回と同様、81% ( 2002年78% ) と非常に重要な項目となった。性別で見ると男性が83%、女性が80%と男性が健康をより重要視しているが、年齢、教育水準、所得による大きな違いはなかった。
労働時間については、調査が始まって以来、最高に満足しており、11%の人はこれまで以上長く働き収入を得たいと答えた。「労働環境一般に満足しているのは、失業率が低いことからだろう。職業の選択が以前より自由にできるようになり、就業時間も労働者自身が決められる余地が増えた」と調査の監査をしたベルン大学のハンスリュディ・ミューラー教授は説明する。もっとも、より時間をかけたいと思う項目として挙げられたのは旅行 ( 64％ ) だった。
ショッピングとスポーツが重要
また、かける時間が大きく伸びたのは、スポーツとショッピングだった。スポーツは文化活動に取って代わった感がある。文化活動にかけると答えたのは22%で、前回より33%も減少した。
「時間は限られているので、配分の問題だ。スポーツが重要と思えば、他の時間を削らなければならない。健康は現在の社会で非常に重要な位置を占めるようになっている。健康とスポーツは、一種深い関係がある」とミューラー教授は語る。もちろん、積極的に参加するスポーツもあれば、観戦といった受動的なものも、この調査では区別されていない。ドイツで開催されたW杯も調査の結果に影響していることは否めない。
swissinfo、外電 佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )
補足情報
GfS調査は2006年9月、他の5機関と協力しスイス人705人を対象に行われた。4分の3はドイツ語圏、4分の1はフランス語圏のスイス人。調査は1986〜1999年まで毎年、2000年からは隔年行われている。インフォボックス終わり
キーワード
家族・友だち88% ( 前回比不変 )
健康81% ( 同＋4% )
仕事・出世53% ( 同−12% )
教育38% ( 同−17% )
スポーツ33% ( 同＋22% )
宗教・教会12% ( 同−25% )
政治10% ( 同−50% )