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スイスのプリオニクスが、世界の狂牛病検査のリーダーとして台頭してきた。欧州に広がる狂牛病危機の中、来年の総売上高は３倍増になる見込みだ。
スイスのプリオニクスが、世界の狂牛病検査のリーダーとして台頭してきた。欧州に広がる狂牛病危機の中、来年の総売上高は３倍増になる見込みだ。
１９９６年、チューリッヒ大学の科学者グループは、有効な狂牛病検査法の開発に着手した。グループが開発したプリオニクス検査は、今では全欧州で採用され、狂牛病検査のスタンダードとなっている。実際、欧州委員会は、様々な検査の結果、正常な牛と狂牛病に冒された牛の識別法としてプリオニクスは１００％信頼できる方法だと認めた。
研究グループの１人マルクス・モーゼル氏は、プリオニクス検査の開発の動機は、他に有効な検査が全く無かったためだと次のように語った。「実は我々にとって、これは二次的プロジェクトだった。狂牛病検査開発のために英国で多額の投資がされているのは知っていたが、有効な結果は生み出されていなかった。」。彼等は研究費を捻出するため、９７年初めにプリオニクス社を設立した。同年末までに、プリオニクス検査はスイス政府に認可された。そして９９年には、プリオニクスは国の狂牛病調査計画の一環となった。
現在、世界の狂牛病検査の９５％以上は、プリオニクスが採用されている。狂牛病が感染源ともいわれるクロイツフェルト＝ヤコブ病の死者が増える中、プリオニクスは急成長を遂げている会社だ。モーゼル氏は会社の売上高に関しては口が固く何も語らないが、今年は少なくとも３００万スイスフランはあると推定され、来年はこの２倍から３倍になるとの予測だ。「検査そのものは２４スイスフランだ。３０スイスフランの薬剤などの実費を含め、ラボで検査する際の費用はスイスでは約８０スイスフランだ。」とモーゼル氏。
先月プリオニクスは、スイスの２大スーパー、ミグロスとコープの食肉牛の狂牛病検査を実施する契約を取った。次ぎのステップとして、米国進出を狙っている。また、クロイツフェルト＝ヤコブ病の血液検査開発、プリオンタンパク質障害以外の脳の病気の研究も進めている。