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欧州全体で2万5千人以上が死亡した2003年の夏の異常熱波を受けて、この異常気象がどう説明されるのか、スイス気象庁とチューリヒ工科大学が共同で研究。「70年後には2003年のような猛暑は例外でなくなり、雨の降る冷夏と交互にやってくるだろう」と英科学誌ネイチャーに発表。このコンテンツは 2004/01/20 15:22
また、スイス自然科学アカデミーの氷河学委員会は2002/2003年に観測を行ったスイス全土の氷河は全て解けて減っており、最高では152メートル解けた氷河もあったと発表した。世界の地球の温暖化の影響が着々と出てきているようだ。
猛暑と冷夏が交代に
研究は2071年〜2100年の欧州の気象について、温室効果ガスが2倍に増加したと仮定して行ったものだ。研究班長のクリストフ・シャール氏は「シュミレーションによるとニ年に一度は少なくとも2003年の夏のような猛暑が襲うだろう」という。同研究は地球の温暖化は少しづつ温度が上がるというより、気象状況が極端になる結果を巻き起こすと予測する。つまり、乾いた暑い夏と雨の多い冷夏といった極端な気象が多くなる。2003年の猛暑はそのような極端な天候の兆候の一つと見ている。
スイスアルプスの氷河も急速に消滅
スイス自然科学アカデミーの氷河学委員会の報告書に加わった科学者、アンドレアス・バウザー氏は「スイスの氷河の縮小は150年前に始まったもの。温暖化の効果が氷河に影響するには2年ぐらいかかる」と述べている。つまり、昨年の猛暑とは関係なく、これまで続いてきた温暖化の影響で氷河が溶けているということだ。観測した110の氷河のうち溶けていないものはなく、縮小は最も小さいもので1メートル（トリフト氷河）、最大では152メートル（シュヴァルツ氷河）に達している。
氷河は世界の70％の貯水源であり、スイスの氷河は欧州の水の源でもある。世界自然保護基金（WWF）の科学者はこの減少を止める徹底的な活動を行わなければ世界の氷河が消滅し、世界中が水不足になると警鐘を鳴らしている。
温暖化のその他の影響
なお、8日付けの英科学誌ネイチャーには、このまま温暖化が続けば約50年後には動植物の18％から35％の種が絶滅の恐れがあるといった英国と豪州の研究機関の共同研究も発表されている。温暖化が将来どのような結果をもたらすか不明な中、地球温暖化防止のための京都議定書批准は米露の反対で発効していない。
スイス国際放送、 屋山明乃（ややまあけの）
補足情報
‐2003年の夏に欧州全般を襲った猛暑は欧州各地で平均5度以上の温度上昇を記録した（スイスで41,5度、ポルトガルでも47,3度の観測史上最高を記録）ことから、この異常気象がどのように説明されるかスイス気象庁とチューリヒ工科大学の研究者達が取り組んだ。
‐科学雑誌「ネイチャー」のネット版に発表された結果は以下の通り。現在のまま温室効果ガスが増加すると仮定したコンピューターのシュミレーションによると、2071年〜2100年には2003年に襲った猛暑のような夏はニ年に一度、一方､雨が多く、涼しい夏も交互に訪れるようになる。つまり、温暖化により極端な天候が増加するということだ。
‐スイス自然科学アカデミーの氷河学委員会の発表によると2002/2003年の観測の結果、スイス全土の氷河は全てが溶けて減っているという。この急速な氷河の縮小は観測が始まった1880年以来、始めてで、最高152メートルも縮小した氷河もあった。なお、氷河の縮小は温度差に対して反応が遅いため、今回観測された消滅はここ数年間の温暖化の結果で昨年の猛暑とは関係ないとしている。
JTI基準に準拠