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ローザンヌのエリゼ写真美術館で、ハイジャック機の世界貿易センタービル突入の瞬間からその後のニューヨークの様子をおさめた写真展「ニューヨーク・アフターニューヨーク、傷付いた都市」が９月１６日まで開催されている。
展示された２００点の写真は、永遠の傷跡を残した現場からの破壊、死、恐怖、パニック、悲嘆を目撃したものだ。エリゼ写真博物館のウィリアム・ユーイング館長は、「ニューヨークには１５年間住んでいたので多くの友人がいるが、何ヵ月たっても皆事件について語る以上の事をする気になれないようだった。ヨーロッパにいる私は、その心理的な距離故にニューヨークの政治的過ちを解釈する事ができるのではないかと思った。」と写真展の企画について語った。
ニューヨークには世界最多の報道および写真エージェンシーが集まっている。９月１１日当日およびその後は、スタジオ・カメラマンも戦争カメラマンとして活動した。「ニューヨークはイメージワールドの首都だった。だからこそ皮肉にも、地元の住民が事件にその場で対応した。軍の報道写真家がその場にいたように、どこにいた人も全員が対応した。」とユーイング氏はいう。
展示には、恐怖におののく人々の写真が２点ある。事件直後の取材中殉職したBill Biggartの最後のショットだ。ハリウッド映画シーンさながらの崩れ落ちるツイン・タワー、脱出の恐怖から覚めやらぬ埃塗れの人々 - ユーイング館長の言う通りプロ・アマ問わず何百人もの写真家が惨劇をイメージに残した。ビデオカメラは貿易センタービルに航空機が突入する衝撃の瞬間を捉えたが、凍りつきそうな一瞬一瞬の詳細を保存したのは写真だ。ユーイング館長らは、数千点の写真な中からビデオ映像が見逃したものを中心に選んだという。写真ジャーナリストや商業写真家以外の写真家や、カメラを用いるアーティストも９月１１日の記録に独自の声を発信する。「最も力強い写真は、株式市場の仕事に戻る人々の写真だ。彼等の顔にはある種の空虚さがあるが、それは実際にニューヨークで見られるものだ。」とユーイング氏。
最後にユーイング館長は「我々の視点は写真美術館の視点だ。我々のテーマは『９月１１日』ではない。あの日の事件が、写真の中にどのように反映され写し出されたかがテーマだ。」と語った。