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スイスの健康保険料は定期的に値上がりを続けているが、被保険者の大半は保険料をまだ負担可能な金額だと受け止めている。
これは「スイス健康保険協会 ( Santésuisse ) 」が実施した調査「健康アンケート ( Sondage santé ) 」に現れた結果だ。負担が大き過ぎると答えた人は全体の21%を占めた。
医療費節減に賛成
アンケート調査を率いた社会学者フランツ・ネフ氏が8月30日に発表したところによると、1年前の調査では約3人に1人が保険料を「高過ぎる」と評価していた。この心境の変化には二つの理由があるという。
「一つ目は経済状況が良くなったこと。二つ目は、健康保険料引き上げをめぐる議論が今年はまだ始まっていないこと」
回答者の半数は健康保険料を「高いが、負担可能」と判断した。一方、「問題なし」と答えた人も22%いた。
また、医療費節減政策に関しては、8割と大半が賛成の態度だ。節減分野の対象としては医薬品が最も歓迎され85%、それに健康保険の65%、最新医療技術の60%と続く。
統合的な医療システム「マネージド・ケア ( Managed Care ) 」に関しても良い反応が得られた。同システムの採用で質が向上すると考えている人は69%に上った。さらに65%がマネージド・ケアは医療費を節約するために重要な対策だと考えている。
知識の欠如
この調査ではまた、回答者の半数近くがスイスの医療制度について十分な知識を持っていないことが明らかになった。基本健康保険 ( 支払いが義務化されている基本料金でまかなう保険 ) にどのような治療が含まれているのかを把握していない人は半数以上いた。また、健康保険会社はこの基本健康保険で利益を得てはならないことを知っている人は53%にしかすぎなかった。
このように健康保険に関する知識が不足していると、場合によっては被保険者は無駄なお金を支払うことになりかねない。現在の健康保険制度の中でどうすれば保険料を節約できるかという方法をまったく知らない人は全体の5分の1に上っており、被保険者の知識のレベルを引き上げるため、スイス健康保険協会は情報キャンペーン「常にあなたと ( Immer-mit-Ihnen.ch ) 」を開始した。
健康アンケートはスイス健康保険協会の委託により、世論調査機関「デモスコープ ( Demoscope ) 」が今年6月にスイス全土で実施した。対象となったのは15歳から74歳の1218人。「健康アンケート」は2003年以降、毎年実施されている。
swissinfo.ch、外電