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スイス西部のジュラ地方は高速道路建設で土地が掘り起こされた際に、恐竜の足跡の化石などが次々と発見された。世界でも有数の規模になる見込みである。
10月からは 週に3、4日、来年からは毎日公開される。ジュラ地方の魅力ある観光スポットになることは、間違いない。
「1億5200年前の恐竜の百科事典のようなもの」と恐竜の足跡が発見された場所をさして、ジュラ州古生物学課のヴォルフガンク・フク氏は言う。現地は高速道路Ａ16号線のシェヴェネ付近。水平に重なっている石灰岩の中から、およそ面積300平方メートルの大きさの１枚岩に恐竜の足跡が化石となって発見された。
砂の上に残された足跡
化石として残ったのは、ジュラ地方の当時の自然環境のおかげ。密林を避け、遠浅で広い砂浜を恐竜が通り道にしていたためとみられる。砂の上を恐竜が歩いた跡は形をとどめたまま上から泥がかぶさり、化石となった。化石が発見された場所は、高速道路の建設現場。2002年以来これまでに、古生物学者が2000平方メートルにわたって、さまざまな恐竜の足跡を6カ所、発見した。化石があるのは水平に重なっている石灰岩の14つの層で、今後もさらに多くの発見が期待できると考えられている。
足跡を残した恐竜の種類はさまざま。1億5200年前にジュラ地方に生息した、セイスモサウルスに代表される草食の竜脚類やティラノサウルスに代表される肉食の大型獣脚類の足跡などが発見されている。
橋の延長に追加予算
前出のフク氏によると、発掘は潤沢な資金を背景に、大掛かりな装置を使って行われているという。「科学的な作業のためには必要なのです」とフク氏。資金はジュラ州および連邦道路局から捻出されている。
ちょうど化石が発見された地層は、高速道路が通る地層につながっている。自動車の振動で化石層が壊れないように、建設が予定されていた高速道路の橋は、当初より40�b延長されることになっている。このため新たに20万〜30万フラン（1700万〜2700万円）の追加予算も必要になったという。
ディズニーランドにはしたくない
恐竜の足跡の化石は一般公開される方向で検討されており、2006年には公開が実現しそうな見込みだ。「発掘現場はディズニーランドのような行楽地にはしたくない。科学的観点から楽しめる場所作りを計画している。そして、ここから新しい発掘作業が進められていくようにしたい」とフク氏は言う。
発掘現場は、ユネスコの世界遺産への登録申請がされる予定だ。この秋にも試験的に、1週間に3、4日一般公開し、様子を見る計画だ。1年前、当地を1カ月ほど公開した際には、3万人が訪れた。一般公開が始まれば、ジュラ地方の人気スポットとなることは間違いない。
観光客が多く訪れることへの期待のほか、古生物学研究の面でもジュラ地方が重要になることが期待されている。すでに、発掘作業には世界各国の優秀な学者が携わっている。
swissifno、クリスティアン・ラーフラウブ 佐藤夕美（さとうゆうみ）意訳
キーワード
ジュラ地方の恐竜の足跡は1億5200万年前のもの。
足跡は６カ所で発見されているが、今後も発掘は拡大される見込み。
10月からは１週間のうち3、4日、2006年からは毎日公開される予定。