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大勢のスイス人にとって最も大切なのは家族と友人。2番目には僅差で健康が続き、3番目には余暇と仕事がほぼ同列で並ぶ。
これは、「ベルン大学余暇観光研究所 ( FIF ) 」と市場社会研究所「gfsチューリヒ」が共同で行った、生活と余暇行動に関する調査「ユニフォックス ( Univox ) 」の結果だ。
顧みられない宗教
調査は2009年11月、スイスのドイツ語圏とフランス語圏に住む18歳以上のスイス人718人を対象に行われた。3月4日に発表された調査結果によると、回答者全体の87%が家族や友人を非常に大切な存在だと位置づけた。「どちらかというと大切」と判断した人は12%だった。また、健康を「非常に大切」と思っている人も84%に上り、「どちらかというと大切」という人も14%いた。
余暇を「非常に大切」と考えている人は58%、仕事は57%だった。「どちらかというと大切」と答えた人はそれぞれ34%と28%。経済や金融の危機で、仕事の重要度が上昇しているようだ。
逆に、あまり重要視されていないのは政治、宗教および教会で、政治を「非常に大切」と考えている人は5人に1人、「どちらかというと大切」と考える人が41%だった。宗教を特に大切にしている人はさらに少なく17%、どちらかというと大切だと思っている人も29%にとどまった。
その中間にあるのが文化、教育、スポーツだ。スポーツと文化を重要視する人は過去10年間で大きく増加したが、教育を重要視している人の数はこの数年間減少の傾向にある。経済危機で失業の不安が高まっているのにもかかわらず、スキルアップを目指す人は少ないようだ。
余暇はメディアで
家族を大切に思う一方で、毎日の余暇に家族や友人が入り込む余地はほとんどなく、回答者の86%が「ほぼ毎日テレビを見る」と答えている。毎日新聞を読む人は78%、毎日ラジオを聞くという人も74%に上った。
しかし、毎日家族のために時間を割くという人は57%しかおらず、「週に一度」と答えた人も20%にとどまった。ほぼ毎日知人を訪ねたり、誰かを自宅に呼んだりするという人は14%、週に一度交流を図るという人は46%だった。
そのほか、ほぼ毎日インターネットを利用する人は全体の52%を占め、毎日買い物をするという人も37%いた。このあとに、読書、スポーツ、手芸、何もしないでゴロゴロする、という余暇の過ごし方が続く。
swissinfo.ch、外電