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ベルンで７月１３日行われた「第６４回ロカルノ国際映画祭」の記者会見で、青山真治監督の「東京公園」と富田克也監督の「サウダーヂ」の「国際コンペティション部門」へのノミネートが発表された。
松本人志監督の「さや侍」が名誉ある「ピアッツァ・グランデ部門」に選出されたことはすでに発表済みだったが、メインの「国際コンクール部門」にも日本から２本入ったことはこの日に知らされ、日本映画界にとって快挙のニュースとなった。
また、コンペには入らないが、すでに名の知られた監督で優れた映画技術で制作された短・長編映画が選ばれる「コンペ外部門」に真利子哲也（まりこてつや）監督の「NINIFUNI」もノミネートされた。
こうして日本の４人の監督の作品が選ばれ、さらに松本監督の場合は特集も組まれ「大日本人」、「しんぼる」が会期中同時上映される。
「今年日本映画はロカルノでの存在感が強いが、それは選ばれるに値する高いレベルだからだ」と話す映画祭のアーティスティック・ディレクター、オリヴィエ・ぺール氏に日本作品の選考理由を聞いた。
swissinfo.ch ： 松本監督の「さや侍」が「ピアッツァ・グランデ部門」に選ばれた理由は何でしょうか。
ペール ： 私は松本の大ファン。２００７年に「大日本人」をヨーロッパに初めて紹介したのも私だった。松本と親しくなり、２作目「しんぼる」も観た。今年、松本が新しい映画を作っていると聞いて興味深々だった。でき上がった「さや侍」は素晴らしい。毎回彼の作品は斬新だが、これも新しい実験、新たなチャレンジが行われており、驚くほどオリジナルだ。
そのため、観てすぐにピアッツァ・グランデで上映したいと提案した。同時に、過去２本の作品も特集に組み上映する。彼に敬意を表するため、また、ヨーロッパではあまり知られていないため、ぜひ紹介したかった。東京に行き松本にこれらを提案したら喜んでくれ、特にピアッツァ・グランデの巨大な野外スクリーンと観客の規模に驚いていた。「さや侍」は日本で上映されはしたが、ロカルノではワールド・プレミアだ。
松本の作品は毎回かなり違う。「大日本人」はSF的。「しんぼる」はシュールな超現実的なところがある。「さや侍」は若君を笑わせなければ切腹させられる侍の話。初めて松本本人が出演しないものだ。おかしくもまた悲しくとても感動する。
swissinfo.ch ： 「さや侍」は映画技術的に見ても、とても新しいと・・・
ペール ： 「さや侍」は、物語の語り方が非常にオリジナルだ。実はほかの２本の作品もシナリオがオリジナルで、伝統的なやり方とはまったく違う。松本は、たくさんの「発明」を行う監督だ。お蔭で映画界に多くの新風を吹き込んでくれる。
とにかく３本とも実験的だ。「さや侍」はスケッチ風。テレビのスケッチ風番組から来ていると思うが。「しんぼる」は即興で作られながら撮影され、「大日本人」は幾つかの映画上のテクニック、偽りのドキュメンタリータッチやメロドラマなどがミックスされている。
松本は、映画形式の実験を重ねているようだ。映画製作技術において、まったくコンプレックスを持っていない。それがいい。
テレビの人間であり、役者であり、従って新しいものを沢山発明する。またほかの監督に影響を受けない。「影響を受ける」としたら、それは本人のアイデアだけだ。
swissinfo.ch ： 青山監督と富田監督の作品の選考理由も聞かせていただけますか。
ペール ： 青山はすでに有名な現代映画監督。日本だけでなく、世界的にも重要な監督だ。新作「東京公園」は、大好きな作品。（ある女性を尾行し写真撮影するよう依頼された若いカメラマンの話だが）、今までのものとかなり違い、ある意味でクラシックで伝統的。
撮影も丁寧で繊細な上、主人公の心理描写に優れている。今まで実験的でオリジナルな映画作りをやってきた青山が、今回のようなクラシックで清澄感漂う作品を発表したことは、非常に興味深い。
一方、富田監督は高野貴子（撮影・編集）と数年前から一緒に制作し、２人の若者の共同制作という意味でも日本の新しい世代を形成する。青山の後に来る新しい世代だ。
彼らの作品「サウダーヂ」だが、今までの日本映画とはまったく違う。ほとんど民族映画といってもよく、地方都市での日系ブラジル人のコミュニティを自然に撮影している。題名「サウダーヂ」も郷愁を意味するポルトガル語。さまざまな言語、文化が交錯し合い、それにラップの音楽が加わる。台湾や中国の映画を思わせるような斬新さがあり、今回「国際コンペティション部門」に選考される価値のある作品だと思う。
swissinfo.ch ： 「サウダーヂ」の２人は日本の新しい世代ということですが、どうい意味で新しいのでしょうか。
ペール ： 制作の仕方がまったく新しい。２人の監督が共同し、わずかな製作費で作り、何の制約も受けず自由で独立している。また、すでに言ったように芸術的にも、今までの日本映画の伝統からまったく切り離されている。撮影の仕方も自由だ。こうした点で新しい世代だ。
最後に真利子も新しい世代に属する監督だ。「NINIFUNI」は長さ４２分の中編であるため残念ながらコンペには入れられなかったが、独自性がある。
今年、日本映画は監督４人による上映作品数６本とロカルノでの存在感が強いが、選ばれるに値する高いレベルだ。
第６４回ロカルノ国際映画祭
スイス、ティチーノ州ロカルノ （Locarno）市で8月3日から13日まで開催。ヨーロッパで最も古い国際映画祭として、また新人監督やまだ知られていない優れた作品を上映することでも有名。
カンヌ映画祭などが、映画関係者だけの限られた上映であるのに対し、ロカルノは一般の観客が映画を楽しみ、監督もその反応を肌で感じられるという点でも特色を成す。
世界最大級の２６ｍｘ１４ｍのビッグスクリーンがあるロカルノ市の広場ピアッツァ・グランデ（Piazza Grande）には、８０００人近い観客を収容でき、人気のある作品が上映され、これを「ピアッツァ・グランデ部門」と呼ぶ。
今年は２０本上映され、そのうち１４本がワールド・プレミア。今回、松本人志監督の「さや侍」はここで上映される。
コンペ部門として、メインの「国際コンペティション（International Competition）」、新鋭監督作品のコンペ「新鋭監督コンペティション（Film-makers of the Present Competition ）」などがある。
今回、国際コンペティションには２０本、そのうち１４本がワールド・プレミア、新鋭監督コンペティションには１４本、そのうち９本がワールド・プレミアとしてノミネートされている。
今年はこの国際コンペティション部門に青山真治監督と富田克也監督の作品が出品される快挙となった。
国際コンペティション部門の最優秀作品には「金豹賞」が授与される。２００７年に小林政広監督の「愛の予感」が同賞を勝ち取っている。インフォボックス終わり
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