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製薬会社がスイスの大学と極秘の契約を交わし、教授職への資金提供を通して大学への影響力を強めていることが、スイス公共放送（SRF）の取材で明らかになった。独製薬大手メルクセローノは研究結果が書かれた出版物を修正できる立場にあるという。
ロシュ、ノバルティス、メルクセローノ、医薬業界のロビー団体「インターファーマ」など、ほぼすべての大手製薬会社や関連団体の名前が、スイスの大学と交わされた極秘の契約書に登場する。
スイスの大学は、教育および研究の独立性が憲法で保障されているが、製薬会社は大学に影響を及ぼすために、１年間で４５万フラン（約５１００万円）の契約から２５年間で１２５０万フランの契約を結んでいるとされる。
バーゼル大学、ベルン大学、連邦工科大学ローザンヌ校（EPFL）が製薬会社と結んだ契約書は、SRFの番組「ルンドシャウ」が情報公開法に基づき入手した。
「研究結果の修正」が可能に
製薬会社側の影響が特に強いのは、EPFLがメルクセローノと結んだ契約だ。メルクセローノは神経科学、調剤学、腫瘍学の教授職に１２５０万フランを払い、その見返りとして、大学の独立性を脅かすような権利を獲得した。その権利とは例えば、教授側に研究結果を３カ月ごとに同社に提示させること、その研究結果が同社の意向に沿わないものであれば、その研究結果が公開される出版物に「妥当な修正」を求めることができるというものだ。
EPFLのダニエル・グローセ広報担当は「ルンドシャウ」の取材で、「研究者は通常は独立性を保っている」と強調。だが「そのような契約は今後は結ばないかもしれない」と話した。
メルクセローノ側は、研究結果の出版に修正を求めることができるのは正当な権利だと主張。しかしそれは「チームプロジェクトの研究結果が公表されるときだけだ」と、同社のガンゴルフ・シュリンプフ広報担当は話し、こう付け加える。「我々は大学の研究および教育の独立性を尊重し、維持し、その重要性を強調する」
メルクセローノによれば、同社が関与するのは機密性の高い情報や特許に関する研究結果だという。
「独立性の著しい侵害」と憲法学者
ベルン大学のマルクス・ミュラー教授（憲法学）はこの件に関し、怒りをあらわにしている。
同氏は「ルンドシャウ」の取材で、「私企業とのそのような契約はスイスの大学の独立性を著しく傷つける。大学の独立性は憲法で守られている」と話した。
（独語からの翻訳＆編集・鹿島田芙美）