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大蔵省は、貿易商マーク・リッチ氏経営の会社を脱税、不正行為、密貿易疑惑で捜査を開始した。米国出身のリッチ氏は、７４年脱税などの容疑で起訴寸前にスイスに亡命、先月クリントン前米大統領の任期最終日に米国では猿ﾍとなった。
大蔵省スイスマネーロンダリング管理局は、リッチ氏の経営する会社Glencoreがスイスのマネーロンダリング法に違反する送金をしたかどうかの調査に着手した。「我々は照会を開始したが、マーク・リッチ氏が汚れた金の洗浄をした容疑者だというわけではない。」と、ダニエル・エックマン大蔵省報道官は言う。エックマン報道官によると、マネーロンダリング管理局はGlencore社が合法的な貿易活動をしているだけだと判明したら、Glencoreの活動は捜査の対象としない。が、違法行為が発覚した場合には、リッチ氏は約２０万スイスフランの罰金を科せられることになりそうだ。
「ブリック」紙の取材に対し、リッチ氏の弁護士アンドレ・ヴィッキ氏は、リッチ氏はGlencoreが捜査されるならば会社をロンドンに移すか閉鎖すると述べていると語った。そして、スイスのマネーロンダリング法は不条理だ抗議していると語った。が、エックマン大蔵省報道官は、「Glencoreを捜査するなら企業を国外に移すというリッチ氏の弁護人による威嚇は、当局の調査に何の影響も及ぼさない。」と断言した。が、ヴィッキ弁護士は「大手商社のGlencoreが移転したら、ツーグ州は数百万スイスフランの税収を失う。」としている。
マーク・リッチ氏は１９８３年に４、８００万ドルの脱税と米石油価格規制違反で起訴される直前に米国から逃亡、以来スイスに居住している。先月、クリントン大統領の任期満了猿ﾍになった。同ｂｭ任期満了猿ﾍになったパートナーのピンカス（ピンキー）・グリーン氏と共に１９７４年ツーグで貿易会社マーク・リッチ・インターナショナルを設立、９４年にGlencore Internationaloに社名変更した。