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スポーツ連盟の代表機関、「スイス・オリンピック ( Swiss Olympic ) 」はアンチ・ドーピング ( 禁止薬物使用 ) の戦いに170万フラン ( 約1億7000万円 ) を投入すると発表。このコンテンツは 2007/08/15 15:26
これは主に、新しく創られる機関「アンチ・ドーピング・ナショナルエージェント ( NADA/ANA ) 」の創設や運用に使用される。
自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」が今年もドーピング問題で幕を閉じたように、ドーピングは世界中でますます深刻化している。スイスでアンチ・ドーピングの戦いを中心に行っているのは、スイス・オリンピックと連邦内務省保険局 ( BAG/OFSP ) の2機関で、両者は相互に協力して仕事を進めてきた。
アンチ・ドーピング・ナショナルエージェント
「世界反ドーピング機関 ( WADA ) 」は、全般的にスイスの検査の質の高さに非常に満足している。しかし 「まだ十分ではない。質をさらに高めるには資金が必要」とスイス・オリンピックの最高経営責任者 ( CEO ) 、マルク・アンドレ・ギガー氏は強調した。
質を高め、WADAと協力を密にしてアンチ・ドーピングの戦いを進めるには、国レベルでの機関「アンチ・ドーピング・ナショナルエージェント」が必要。しかし連邦政府の法の改正などを待てば同機関開設は2011年になるという。
そこで、スイスオリンピックは私立機関の立場を利用して、独自に2008年1月にスタートを決定した。「同機関が検査の質を維持するには500万フラン ( 約5億円 ) が必要」とギガー氏は見積もる。
いずれにせよ、さしあたっての目標はドーピング検査の専門家の数を増やすことと、検査件数を現在の1800件台 ( 2006年は1855件、そのうち陽性反応18件 ) から2009年には2500件に伸ばしたいという。
血液検査も導入
一方、連邦内務省保険局局長マティアス・ルムント氏は「アンチ・ドーピングの戦いには、あらゆる機関と人々、国、競技者、協会、コーチ、一般大衆の一致協力した努力が必要で資金さえ多ければいいというものでもない」という。
しかし、資金を増額することは基本である。今まで尿検査しか行ってこなかったスイス・オリンピックは今後血液検査も行うという。
尿検査は赤血球生産促進ホルモン、エリスロポエチン ( EPO ) や筋肉増強剤検査には有効。しかし血液検査を導入すれば血液ドーピングなどがさらに判明しやすくなるだろうとみられている。
また、スイス選手の検査を行うには外国の練習先まで赴いて行かなくてはならず、とにかく費用がかかる。「アンチ・ドーピングの戦いが勝利をおさめるには連邦政府からの資金援助額が決め手になる」とギガー氏は締めくくった。もちろんドーピング違反者や放任した者を罰することも忘れてはならない。
swissinfo、外電 里信邦子 ( さとのぶ くにこ )
キーワード
スイスでアンチ・ドーピングの戦いを中心に行っているのは、「スイス・オリンピック ( Swiss Olympic ) 」と連邦内務省保険局 ( BAG/OFSP ) の2機関。
2006年は1885件、2005年は2087件のドーピング検査が行われた。
ドーピング検査が一番多く行われた競技種目は、自転車レース ( 227 ) 、スキー とスノーボード ( 166 )、トライアスロン ( 152 ) 、陸上競技 ( 110 )、サッカー ( 100 ) だった。
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