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2月9日朝、スイス大手銀行のUBSが2009年の業績を発表した。それによると第4四半期は黒字決算となり、同行の経営は1年半かけてようやく好転したもようだ。このコンテンツは 2010/02/09 10:05
第4四半期の利益は大方の予想を上回る12億500万フラン、約1011億円に上った。
資産管理で利益
これまでの巨大な赤字は主に投資部門で発生したものだったが、その投資部門は2009年第4四半期、税引前利益で2億9700万フラン ( 約248億円 ) を計上し、2007年夏以来初めての黒字となった。しかし、第3四半期まで赤字だったため、2009年は61億フラン ( 約5103億円 ) の損失を出した。
第4四半期の支柱となったのは、富裕層の資産管理と国内業務だ。「ウェルスマネジメント&スイスバンク ( Wealth Management & Swiss Bank ) 」部門の税引前利益は前期比4割増の11億フラン ( 約921億円 ) に上り、2009年は39億フラン ( 約3300億円 ) の利益を計上した。
南北アメリカの資産管理部門「ウェルスマネジメント・アメリカズ ( Wealth Management Americas ) 」の前期比利益増加率はさらに高い62%となり、1億7800万フラン ( 約150億円 ) の利益を計上した。このおかげで、2009年の税引前利益は3200万フラン ( 約27億円 ) となった。
また、機関投資家向けの資産管理部門も業績を伸ばし、前期の1億3000万フラン ( 約110億円 ) から2億8400万フラン ( 約240億円 ) の増益となった。実質的な収益は減少したが、人件費を削減することによりプラスに押し上げられた。
止まらぬ顧客離れ
一方、預金や資金の流出は依然としてすべての部門で止むところを知らず、特に国外の顧客は第4四半期に273億フラン ( 約2兆3000億円 ) を引き上げた。スイスの顧客預金も実質59億フラン ( 約5000億円 ) 減となった。
このようなマネー流出はこの先もしばらく続くとUBSはみている。また、投資部門の業績は市場に大きく左右されるが、1月は好調であるため、今年全体ではさらに上向きになると予想している。
UBSの再興はほぼ1年前、最高経営責任者 ( CEO ) のオズワルト・グリューベル氏が着手したが、この先もその成果を期待できそうだ。リスクの縮小、営業収益の増加、同銀行の新しい経済戦略がプラスに働くと経営陣は見込んでいる。
株主に宛てられた書簡では、中期目標として税引前利益150億フラン ( 約1兆3000億円 ) が挙げられている。
swissinfo.ch、外電
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