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スイスでは帝王切開による出産が増加する一方だ。スイス助産婦協会は12月4日、2007年には新生児の3人に1人が帝王切開で生まれたと発表した。
同協会は「不要な帝王切開は母子の生命を危険にさらす。当局や健康保険組合が介入するべきだ」と要求した。
経済的な理由
スイス助産婦協会が発表した統計によると、昨年の帝王切開率は32.2%だった。22.7%だった1998年に比べると10ポイント近い増加だ。一方、ヨーロッパ諸国の中には20%を割っている国もあるという。
スイスでプライベート健康保険に加入している女性の帝王切開率はさらに高く、その割合は赤ちゃんのほぼ2人に1人。しかし、スイス全体で見ると帝王切開率は各地で大きく異なる。帝王切開率が最も高いのはツーク州の約40%で、約19%と最も低いジュラ州の2倍近い数字だ。
同協会によると、帝王切開の増加と地域間の著しい差の原因は医療にあるわけではない。母子の健康を危険にさらしているのは経済的な理由で、関係者は分娩直前に帝王切開に決めるという。
また、最近の研究結果によると、帝王切開による分娩は経膣分娩 ( 自然分娩 ) よりも母子の健康に与えるリスクが明らかに大きい。例えば、呼吸困難などで新生児集中治療室に入る赤ちゃんは自然分娩よりも帝王切開で生まれたときの方が2倍も多い。スイス助産婦協会は、連邦や州、健康保険組合はこのような状況を放置しておいてはならないと訴えている。
swissinfo、外電