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トーマス・ボーラー前駐独大使の不倫誤報で、日曜紙「ゾンターグツァイトゥン」は誤報を認め公式謝罪声明を発表、ボーラー夫妻に慰謝料を支払い和解した。また、ボーラー氏の不倫記事を書いたアレクサンドラ・ビュルツバッハ記者とマティアス・ノルテ主筆は引責辞職した。
ゾンターグスツァイトゥン紙は４月、ベルリン在住の美容師ジャミレ・ロヴェさんの告白として、ロヴェさんとボーラー前大使との不倫をロヴェさんの裸の写真付きで報道した。ボーラー前大使は、元ミス・テキサスのショーン・フィールディング夫人とかねてから公私共に派手な生活で度々週刊誌を賑わせていたが、この不倫騒動後、大使を解任された。が、ロヴェさんは先週、ビュルツバッハ記者から強い精神的圧迫を受け偽証を強いられたと告発、ボーラー氏との不倫証言を撤回した。さらに、掲載されたロヴェさんの裸の写真は、９２年独「Super-Illu」誌のために撮影されたものであったことが、明らかになった。「Super-Illu」誌は先週、ビュルツバッハ記者が旧東独に関する調査をすると偽って、同誌のフォト・ライブラリーにアクセスし不正に入手したものであると告発した。
ゾンターグスツァイトゥン紙のミハエル・リンギエール社長は、謝罪の声明文で、ロヴェさんの告白だけに基づいた記事を掲載した事は過ちだったと認め、ロヴェさんが偽証の報酬として１５、０００スイスフランを受け取った事を確認したと述べた。さらに、リンギエール社長は、この記事は報道の倫理に反するものであったとし、誤報に責任のある２人の編集者の辞職は当然だとした。
一方、ジョセフ・ダイス外相は、「NZZ am Sontagu」紙のインタビューに、ボーラー氏の大使解任は、この女性との不倫だけが原因ではないとし、「ボーラー前大使の不適切な行動は、これが初めてではない。これまで、私は何度も彼に公私混同しないようにと注意・警告をしてきた。今回の一件では、トーマス・ボーラーは外交官としての規則に反した行動をした。誤報を流した新聞社を即刻起訴するようにという外務省の助言を無視し、本省に相談なく個人的な声明を出した。」と述べた。