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誘拐後179日ぶりで解放されたスイス人の人質4人が、20日8時44分、スイスの政府特別機からチューリヒ国際空港に降り立った。
人質となったシビル・グラーフさん、シリア・シュテヘリさん、レト・ヴァルターさん、マーク・ヘディガーさんの4人は、チューリヒ国際空港でミシェリン・カルミ・レ外相に喜びと共に迎えられた。
シビル・グラーフさん（20歳）、シリア・シュテヘリさん（19歳）、レト・ヴァルターさん（42歳）、マーク・ヘディガーさん（42歳）の4人は、20日8時44分、家族や友人が待ち受ける中、スイス特別機でチューリヒ国際空港に着陸した。
ミシェリン･カルミ･レ外相は、特別機から降り立った１人、１人に歓迎の意味で口づけをして喜びを表した。解放された人質4人と外相はカメラマンに軽くポーズを取ると、警察が用意したバスで空港の建物に入っていった。
4人はこの日午前2時、ドイツ空軍の飛行機でマリの首都バマコを離陸し、ドイツのケルンを経由しスイスへ帰国した。バマコからはスイス外務省が派遣したペーター・ズッター大使ほか3人が同行した。
複雑な心境
今回の事件で人質の１人となったマーク･ヘディガーさん（42歳）はバマコで居合わせたリポーターに対して、
「誘拐犯には暴力はふるわれなかったが、誘拐犯たちへの思いは複雑だ」
と語った。ヘディガーさんは、犯人たちがイスラム原理主義のテロ活動家と知ったのは、後になってのことだった。
解放されたスイス人４人は、帰国後記者会見には出席せず、即刻家族の元に戻った。これは、4人の精神状態を考慮したもので、記者会見にはカルミ・レ外相と現地で交渉に当たった外交官が出席した。
緊張もほぐれ帰国を喜ぶ
ドイツから派遣され人質解放の交渉にあたったユルゲン・クロボク事務次官は、解放された全員が
「緊張がほぐれ、感情が高まっている。全員、予想外に元気で、精神的にも安定している」
とケルン到着後に語った。
一方、危機状態の心理学を専門とするエルンスト・ヘルマン氏によると、人質の心理状態は戦地に立たされた状態か、強制収容所に入れられた状態に等しいという。長期の緊張状態から解放されると極度に興奮するが、異常な経験がトラウマ化するかは個人差があるという。
身代金の有無
身代金の支払いの有無については、人質が帰国する以前から取りざたされていた。カルミ･レ外相は、身代金についての発言を避け、チューリヒ国際空港での記者会見では、
「政府が家族に請求書を送ることはない」と語った。人質解放に掛かった費用はスイス政府が他の該当国と一緒に負担し、家族の負担は一切ないと答えた。費用については旅行保険会社からの保険金が支払われる可能性が高い。
チューリヒ工科大学の防衛政策研究所のヴィクトール・マウアー氏は、身代金は支払われたと見ている。
「ドイツ政府、スイス政府が直接支払ったのではなく、マリ政府が払った。しかし、最終的には該当国が開発援助資金としてマリ政府を援助することになろう」
と確信している。
スイス国際放送
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本年2月22日から3月8日にかけて、32人のサハラ旅行者がアルジェリア南部で誘拐される
全員ともガイドを付けない単独行動だった。
5月13日 17人が解放される
8月18日 残り14人が解放される
8月20日 スイス人4人が帰国
身代金として460万ユーロがマリ政府から支払われた模様