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核廃棄物の処理は、２１世紀を生きる全人類共通の問題だ。スイス中部のアルプス山中グリムゼルにある試験処理所では、各国の専門家らが参加し、処理所に適した地質や地下処理所の安全性を調査する様々な実験が行われている。このコンテンツは 2001/08/06 09:19
ベルナー＝オーバーラントの花崗岩質の地下４５０mにある全長約１kmのトンネルが、１９８４年に建設されたグリムゼル試験処理所だ。ここで、スイス国立放射性廃棄物処理協会（NAGRA）と、独、仏、日本、スペイン、スウェーデン、台湾、米国、EUの専門家らが、地下処理所の安全性に関する様々な調査を行っている。「核廃棄物地下処理所建設にあたっては、地下の環境を正確に理解し、恒久の安全性を図らなければならない。自然は何千年、何万年もかけて環境変化をもたらす。その期間ずっと廃棄物を保管する廃棄所を建設するには、自然環境の設定を十分に調査し把握しておく必要がある。そこで、我々はここ地下試験処理所の実験室で、各種の調査・実験を行っている。」と、NAGRAスポークスマンのウルス・フリック博士は語る。
グリムゼル地下試験処理所では、いくつかのトンネル、洞窟を掘り、その化学、地質学、機械工学上の特質の調査が行われている。ここで集められたデータは、各国の地下サイトに適応される。グリムゼル地下試験所の気温は年間を通して１２℃から１３℃だが、湿度は季節によって大変動するという。外が寒い冬は乾燥し、外が暑い夏には地下の湿度が非常に高くなるため本を置いておくと茹でたパスタのようになるとフリック博士は言う。ここで今まで行われた主な調査は、高濃度放射性廃棄物の発熱シミュレーション、廃棄物からの放射性物質放出および流水によって放出物の運ばれる可能性、地震の起こる可能性、地下掘削の廃棄所への影響がある。が、地下４００mで行われた実験の中で、最も我々の意表をついたのは落雷の影響の研究だ。もし山に落雷があれば、何百万ボルトもの電圧が岩を通して分散されながら地下流水域に到達する。４００m上で１００万ワットクラスの落雷があったら、廃棄所の電気系統は完全にダウンしてしまうということが、実験の結果から明らかになったとフリック博士は語る。
スイスでは原発や医療、産業、各種調査研究から排出される放射性廃棄物のため、放射能レベルが低・中度の廃棄物用と汚染レベル高度および中度だが永続型の廃棄物用のもの、２つの地下廃棄所を建設する計画がある。フリック博士は「理想的な地下廃棄所建設地は、地質学的な問題が最低限で、流水の少ないところだ。スイスの岩盤は全部地下水がしみ込んでいるが、水に流れがなければ廃棄所から放射性物を運ぶことはない。広い岩石層で地殻変動が起こっても岩が砕けたり亀裂が生じたりしないようなスポットがあれば、最も望ましい。スイスには何カ所か廃棄所に適した地域があると、私は確信している。」と述べた。
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