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女子テニスの元世界ランキング１位のマルチナ・ヒンギス（スイス、３７）が２６日、シンガポールで開催中のWTAファイナルを最後に現役引退すると発表した。
ヒンギスは自身のフェイスブックで「プロデビューしてからもう２３年になる。私の人生にとって最も輝かしい時代だった。個人的にも、プロとしても。けれど、引退する時期が来た。このシンガポールでの試合が私のラストマッチになる」とコメント。「これほど素晴らしいスポーツを長い間続ける機会を得られたのは本当にラッキーだった」と語った。
テニス選手として輝かしい業績を挙げた一方で、波乱もあった。プロ転向から３年後の１９９７年、ウィンブルドン選手権、全米オープン、全豪オープンを制して女子テニス世界ランキング１位（１６歳６カ月）に輝いた。
だが、故障などにより０３年に引退。その後、イタリアのスポーツウェアブランド「セルジオ・タッキーニ」の靴が原因で足を痛めたとして、同社を提訴した。
その後現役復帰したが、２００７年のウィンブルドン選手権中、薬物検査でコカインの陽性反応が出た。ヒンギスは使用を否定したが、その後再び引退した。
２０１３年に再び現役復帰し、今度は女子ダブルス、混合ダブルスで再びチャンピオンに返り咲いた。１６年リオデジャネイロ五輪の女子ダブルスでは銀メダルを獲得した。
スロバキアで生まれ、８歳でスイスに移住。母親のコーチを受け、ジュニアですぐに頭角を現した。
ヒンギスは故障に見舞われていた２００３年、スイスインフォの取材に対し、自分のキャリアに「ハイライト」になる部分がなかったと話している。ヒンギスは「すごく良かったとか悪かったという思い出がない。初めてのトーナメント、そしてグランドスラム（４大大会）、勝ち負け、これらの全てから多くのことを学んだ」と明かした。
ヒンギスは「トップレベルにいると、成功と敗北の間の境目がはっきりしている。けれど、それによって生死が決まるわけではないし、他のチャンスを探せばいい」と語った。
ヒンギスは２０１３年、国際テニス殿堂入りを果たしている。