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インドのチベット亡命政府によると、僧侶や一般市民が中国当局に対して抗議を行ったチベット自治区では、警察との衝突でこれまで約80人が死亡、最低72人のけが人が確認された。このコンテンツは 2008/03/17 10:15
このような事態に対して各国から批判の声が集まっており、スイスでも亡命チベット人によるデモが行われたほか、連邦外務省 ( EDA/DFAE ) から非難の声明が発表されている。
チューリヒのデモ行進
3月15日はヨーロッパの多くの町で中国政府に対するデモ行進が行われた。チューリヒ市ではおよそ2000人が中国領事館に向かってデモ行進を行い、暴力反対の意思やチベットの現状に対する怒りをあらわにした。
この抗議行動を実施したチベット人関係団体は、スイス政府に対して今回の事件を調べるための調査団派遣や拘留者の釈放に対する支援を訴えた。また、中国政府に対しては、武器による暴力行使を即座にやめるよう呼びかけた。さらに、中国オリンピック委員会に対しても人権の遵守などの約束ごとを守るよう要求。中国領事館前では一部の人々が館内に突入しようとしたため一時催涙弾が使用されたが、それを除けば、デモ行進はほぼ平穏のうちに終わった。
連邦外務省の声明
連邦外務省は、人権の遵守は非常に重要であるとして、中国の暴力行為に対する非難を表明した。不釣合いな暴力行使は避け、身体を傷つけられない権利や言論の権利を人権として尊重すべきであると要請。さらに、拘留者の扱いに関しては国際的な人権規範を厳しく守り、平和な抗議行動を行った人々を即時に釈放するよう要求した。
また、スイスオリンピック協会のイェルク・シルト会長は国際オリンピック委員会 ( IOC ) に対し、今回のチベットにおける騒乱に関して中国への介入を要請。しかし、今年夏に開催される予定の北京オリンピックに対するボイコットは考えていないという。
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王はインド北部のダラムサラで、中国の暴力を「意図的であるかどうかはわからないが、一種の文化的な大虐殺」だとして非難した。また一方で、チベットの状況を調査し、原因を究明するための国際的な委員会の設置を要求している。
swissinfo、外電
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