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ジュネーブに本社がある投資顧問を専門とするエトス基金の調査によると、スイス企業のコーポレート・ガバナンスは悪いという。このコンテンツは 2003/10/08 16:20
スイス証券取引所に上場している企業100社のうち、38社が株式上場規定に違反していると指摘された。
年々コーポレート・ガバナンスが注目を高め、多くの機関や企業が独自に調査をし結果を公表している。株主はこうした調査を重視し、投資の目安にするようになった。
「他の欧州諸国の上場企業と比べて悪いとはいえないものの、スイス企業のコーポレート･ガバナンスはまだ悪い」
と語るのはエトス基金の理事長ドミニック・ビーダーマン氏。
改善は可能
コーポレート･ガバナンスは（以下CG）会社の管理のことを言う。経営者、役員、監査人、株主などの社内の役割や権力の配分が、会社の経営および管理のポイントとなる。「CG度は株主にとって重要な目安」と同基金のカスパー・ミューラー副理事は調査が公表された記者会見で語った。
「スイスの企業のCGは近年上昇しているが、改善の余地がまだまだある」
という。
ミューラー氏は経営陣の構成が問題だと指摘している。スイスの企業の上位17社の経営陣は、経営責任者が役員を兼任する構成になっているのが問題だという。企業のCGが余計と評価されることは、企業の関係者全員にとってその企業の価値が上がることだ。スイス証券取引所は昨年、「コーポレート･ガバナンス指導要綱」を公布した。また、日本の経団連にあたるエコノミースイスも昨年7月、これに準じる経営の質をコード化した資料を発行したばかり。
金融機関がトップ
エトス基金は、スイス企業が株式市場やエコノミースイスが出した要綱をどれほど守っているかを調査した。しっかりしているのはUBS銀行、クレディスイス・グループ、チューリヒ保険、スイス再保険などの金融機関と、ハイテクのユナクシスだった。
7日に発表になったチューリヒ州銀行のCG調査でも、金融機関は高い評価を得た。 一方、CG度が悪いのはツェンダー、コンツェッタ、ベリモ、エムス化学、エディプレスなどだった。ブルーチップス26社は平均以上の成績だったが、スイス証券取引所の要綱を守っていない企業がロシュ、スウォッチ、ソシエテ･ジェネラル･サーベイなど6社あった。
スイス証券取引所も同等の調査を行っており、依頼されたチューリヒ大学は本年12月1日に結果を発表する予定である。
スイス国際放送 佐藤夕美 （さとうゆうみ）
補足情報
経営の失敗が多発し、近年大赤字を計上する企業が目立った。
これが背景となり上場企業のコーポレート･ガバナンスに株主が注目し始めた。
投資家を保護し信頼を回復するためスイス証券取引所は、「コーポレート･ガバナンス指導要綱」を公布した。
上場企業が年報に公開しなければならない情報を明示した。
投資顧問のエトス基金は長期の機関投資家として、スイス証券市場の要綱はコーポレート･ガバナンスの実施に必要不可欠であると評価している。
エトス基金はスイス株式市場上場大手100社を対象にして、「コーポレート･ガバナンス度」を調査し公表した。
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