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エメラルドの産地
ロシアでは1831年に初めてエメラルドが発見されました。マリシェボのエメラルド鉱山はロシアのエカテリンブルグ近く、ウラル山脈中の広く開けた緑の平地に位置しています。宝石取引においてロシア産エメラルドは急速にその評判を高めていき、特にロシアの宮廷ジュエラー達が好んで使用しました。今日でも小規模ながらエメラルドの採掘が続いています。
アジアのエメラルド：アフガニスタン、中国、パキスタン
アフガニスタン、パンジシール渓谷のエメラルド鉱床は1970年代にソビエトの地質学者によって発見され、それ以来安定して高品質のエメラルドを供給しています。2015年にクリスティーズ・香港において、10.11カラットのエメラルドがアフガニスタン産としては世界最高価格の230万ドルで落札されました。
中国新疆ウイグル自治区（旧東トルキスタン）のダブダーは、最近の研究によると非常に古いエメラルドの産地らしいということがわかっています。ただ、市場に出回りはじめたのは2000年代になってからです。
パキスタン、スワート渓谷もまた歴史的なエメラルドの産地です。古代ギリシャのアレクサンダー大王はインド遠征の際にこの渓谷を通っていったと言われています。
南アメリカのエメラルド：ブラジル、コロンビア
コロンビアは高品質エメラルドの第一の産出地で、価値総量では世界一の生産量を誇ります。いくつかの採掘地域があり（ムゾー、コスケス、ラ・ピタ、ペーニャス・ブランカス、チボール）、数世紀にわたり国際市場にエメラルドを供給し続けています。
ブラジルでは16世紀にポルトガル人が宝石採掘を始め、今日でも主要なエメラルドの産地となっています。イタビラでのエメラルドの発見に始まり、ミナス・ジェライス州、バイーア州、その他の州で大規模な採掘が行われています。
アフリカのエメラルド：エチオピア、ザンビア、ジンバブエ
エチオピアはごく最近開発されたエメラルドの産地です。国の南に位置するシャキッソ産のエメラルドは2016-2017年に初めて市場に現れました。
マダガスカルの東岸に位置するモラフノ近くのエメラルド鉱床は1970年代に発見され、小さいながら高い品質のエメラルドの産地として知られています。
ザンビアは量では世界最大のエメラルド産地です。その理由は主にジェムフィールズ社による大規模な採掘が行われているためです。ザンビアのエメラルドは1928年にカフブ川で初めて発見され、1970年代以降多くのエメラルドが主にカジェム鉱山などから産出されるようになりました。現在カジェム鉱山は単一のエメラルドの鉱山としては世界最大の規模を誇ります。
エメラルドが初めてジンバブエ、サンダワナ鉱山で発見されたのは1956年のことで、採掘は1970年代から1980年代にかけてそのピークを迎えました。サンダワナ産のエメラルドは、2カラット以下と小さいながら鮮やかで美しいことが知られています。
その他の産地
オーストラリアはごく小規模の産出量を持ちながら非常に高品質のエメラルドを過去数十年産出しています。米国ノースカロライナは1874年からエメラルドの産地として知られていましたが、現在では商業取引市場への供給はありません。エジプトは歴史的には重要なエメラルド産地でしたが、現在は既にその生産を停止しています。
エメラルド原産地の同定
これまでの研究と様々なエメラルド鉱床に関する知識の蓄積により、異なる鉱床由来のエメラルドを特徴づけることができるようになりました。顕微鏡や分光吸光度、また微量元素などの特徴を分析することで、エメラルドの原産地を同定することができます。
最終的には原産地の同定はあくまで専門家の意見ということになります。SSEFでは顕微鏡観察下での特徴、含まれる微量元素の濃度、およびスペクトル分析によって原産地の同定を行います。分析結果はSSEFの保有する膨大なコレクション、知られている産地に関するデータベース、および宝石学に関する科学的文献などと複合的に照らし合わされ、最終的な判断が下されます。
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