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携帯電話の電磁波は疲労、頭痛、脳腫瘍からＤＮＡ細胞を破壊するなどと騒がれているが実際のところはっきりとした答えは出ていない。
このほど、スイスのチューリッヒ大学研究所が電磁波の影響について新たな研究成果を発表した。
「睡眠リサーチジャーナル」（journal of sleep research）に掲載されたピーター・アーケルマン氏の率いる薬物・毒物学研究所チームの実験によると携帯電話の電磁波は脳の血液の流れを増やすばかりか睡眠中の脳波にも長い間、影響を与えるという。
実験結果
実験は１６人の被験者に30分にわたって携帯電話を使ったときに流れる強さの電磁波をあてて行われた。被験者が惑わされることがないように、両側にアンテナが置かれどちらから電磁波が流れるか分からないようにした。その後の脳を映してみたところ、放射を受けた側の脳の半球に部分的に血液の流れが増え、その状態は実験30分後にまで及んだ。その後、被験者を睡眠研究室で寝かせて脳波記録を検査したところ、電磁波にさらされていない人に比べると脳活動に変化が見られることが分かった。この変化は睡眠8時間のうち後半に強い傾向を示した。
健康に対する影響
チームリーダーのアーケルマン氏によると「現段階では脳活動におけるこのような変化が生物学上どう体に影響するかは分からない」という。今のところは「健康に害する」とは言い切れないが、チューリッヒの研究チームが電磁波の放射が脳活動になんらかの影響を与えるという結果を出したのは二回目である。ただはっきりしている事はこの程度の少量の電磁波では脳細胞のＤＮＡにダメージを与えることはないということだ。
研究結果まちまち
携帯電話から放出される電磁エネルギーが使用者に何らかの影響を与えることを示した研究は沢山あるが研究成果は一様ではない。世界保健機関（ＷＨＯ）の立場は健康に有害とも安全とも言えないというもので2001年10月のＷＨＯプレスリリースによると「現在のデータには相違があり、電磁波であるＲＦ（無線周波数）の更なる研究が必要で最終結果がでるまでに3から4年かかる」といっている。携帯電話が流通して間もないので人体に影響を与える結果が出るには早いのかも知れない。毎日、何時間も何年にも亘って電磁波にさらされた被験者を観測しなければ分からないという専門家もいる。