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スイスでは2週間前から猛暑が続いている。連邦気象台は7月10日、バーゼルで34.9度を計測。スイス全土で今年最高の気温となった。
これまでの記録は9日にグラウビュンデン州クール ( Chur ) などで計測された34度だった。
地上オゾン濃度も高まる
10日には、トゥールガウ州ビショフスツェル ( Bischofszell ) 、ソロトゥルン州グレンヒェン ( Grenchen ) 、ヴァレー/ヴァリス州シオン ( Sion ) 、クール、ヴォー州ペイエルン ( Payern ) 、シャフハウゼン州シャフハウゼン ( Schaffhausen ) 、さらにソロトゥルン州オルテン ( Olten ) 以南のアーレ川 ( Aare ) 沿岸など、スイス各地で9日の記録が塗り替えられた。35度近いこの日の気温は、2006年7月以来の最高気温となった。
その後、夜にはヌーシャテル州ジュラ地方 ( Jura ) 、チューリヒ湖とシュヴィーツ州アインジーデルン ( Einsiedeln ) の間の地域、下ヴァレー/ヴァリス地方、ベルン州ザーネンラント地方 ( Saanenland ) およびジンメンタール ( Simmental ) 地方などが、所によっては雹 ( ひょう ) も伴う局地的な雷雨に見舞われた。
ツーク州当局によると、10日夜の暴風雨の後、建物の地下室が浸水するなどで州警察には1時間以内に140件の通報があった。また、道路に木が倒れたり、建物の屋根が破損したりしたが、けが人は出ていない。
この嵐で土砂崩れが起こり、ベルン州ツヴァイジンメン ( Zweisimmen ) とシェーンリート ( Schönried ) 間の鉄道が一時不通となった。また、停電でヴォー州パレジユ ( Palézieux ) ペイエルン間なども一時不通となったが、現在はこれらの影響はなくなり、ダイヤは通常に戻っている。
ヴォー州シャトーデー ( Château-d'Oex ) では川が氾濫し、道路が不通となったほか、駐車してあった車が1台、流木や土砂に流された。一方、気象台 ( メテオ・スイス ) はこれまでヴァレー/ヴァリス州全体に山火事警報を発していたが、この夜の雨で山火事の危険性は低下したという。
これまでの猛暑により、地上オゾン濃度も高くなっていた。連邦環境省環境局 ( BAFU/OFEV ) のウェブサイトによると、10日にはグラウビュンデン州ダボス ( Davos ) とベルン州ユングフラウヨッホを除いたすべての観測所で120マイクログラム/m3の基準値を超えた。汚染が最もひどかったのはバーゼルで、最高値は195マイクログラム/m3を記録した。
9日にはティチーノ州ルガーノ ( Lugano ) で、257マイクログラム/m3と初めて基準値の2倍を超す数値を記録した。警報発令に値する数値だが、このレベルは長く続かなかったため、車の使用制限など、地上オゾンに対する対策は講じられなかった。
swissinfo.ch、外電