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1月15日、7年間の探査期間を経て、ヴィルト第2彗星(81P/Wild)の分子、つまり彗星の星のくずが地球にもたらされる。スターダストミッションと呼ばれるこの計画の目的は宇宙空間に浮遊する星間分子や彗星の分子の研究を進めることにある。
ヴィルト第2彗星はベルン出身の宇宙学者パウル・ヴィルト教授が発見したもので、発見者の名前が付いている。
「写真の隅に見えた小さな白っぽい影だった」とパウル・ヴィルト教授は彗星発見の思い出を語った。木星族彗星ヴィルト第2彗星が発見されたのは1978年1月6日だった。
彗星の発見には忍耐が必要
ヴィルト教授は発見当時、ベルン大学の宇宙学科および同大学付属の宇宙研究所で研究をしていた。白っぽい影は夜の空の変化の映像でよく観察されるもので「9割方、フィルムの欠陥と思わなければならない」とヴィルト教授はその時も慎重だった。
白い影を発見した次の夜、再度確認しようとしたが悪天候の夜が２週間も続いた。しかし２週間後は満月で、空は明るすぎた。結局3週間待ったという。そして以前見た白い影がまた見えたのである。しかし少しだけ位置が移動していた。ヴィルト教授はこの時、新しい彗星を発見したことを確信した。
彗星には発見者の名前が付けられるのが慣習。ヴィルト教授はそのほかにも彗星を発見しているが、ヴィルト第2彗星はNASAの研究に注目され「スター」になった。今年85歳のヴィルト教授は、99年2月7日に行われたスターダストミッションの打ち上げに立ち合うこともできた。
スターダストミッション
ヴィルト第２彗星は木星の軌道付近を周回する彗星だ。つまり太陽から非常に遠いところで回っている。発見された直前に移動し、太陽により近づいたことが分かっているものの、まだ太陽の熱にあまり暖められていないことから、誕生時の物質が残っていると見られている。
探査機が集める彗星の分子は非常に小さいものである。探査機が彗星に近づいた際、彗星の本質に影響を与えないようNASAはこのミッションのために特別開発した「アエロジェル」を使った。アエロジェルでやさしく採集された彗星の分子から、彗星や太陽系の成り立ちが解明できるのではないかとの期待がかけられている。
カプセルの帰還
2004年1月2日、探査機は彗星から240�`�bまで接近し彗星の尾を横切った。その際に写真も撮影され、地球に送ってきたことは記憶に新しい。「写真はわたしたちの想像を絶するような素晴らしいものだった」とNASAのレイ・ニューバーン氏は言う。今回採集された彗星の分子も、写真と同じようにわたしたちの想像力を満たしてくれるものになるのかは、今後の結果を待つことになる。
2006年1月15日11時12分（グリニッジ時間）、採集された彗星の分子が入ったカプセルが米国ユタ州の砂漠にある空軍基地に着陸する。探査機がカプセルを投下するが、そのスピードは人類がこれまで経験したことのない速度だという。
カプセルにはヴィルト教授が1997年にスターダストミッションに宛てて書いた手紙も入っている。
swissinfo、アントワネット・シュヴァブ 佐藤夕美（さとうゆうみ）意訳
キーワード
＜スターダストミッション＞
1999年2月7日打ち上げられた。
2000年に彗星分子を採集することに成功しその後数回採集。
2006年1月15日採集試料などを乗せたカプセルが地球へ投下される予定。
補足情報
- スターダストミッションはNASAの彗星研究のために始められたもの。
- 今回の使命はヴィルト第２彗星の分子の採集にある。
- ヴィルト第２彗星はベルン大学の教授パウル・ヴィルト氏によって発見された。
- 彗星の分子を分析することで、彗星や太陽系の成り立ちが判明するのではないかという期待がかけられている。