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スイス国立銀行は2010年上半期、約40億フラン ( 約3300億円 ) の赤字を計上することになりそうだ。
主な理由は大量のユーロ買いだ。スイスフラン高のため、為替相場の変動で140億フラン ( 約1兆1500億円 ) もの損失を出した。
スイスフラン高を抑える
スイス国立銀行 ( スイス中銀/SNB ) が7月21日に発表したところによると、スイス中銀は過度なスイスフラン高を抑えるために、およそ1320億フラン ( 約11兆円 ) の外国為替投資を行った。その大半はユーロ買いに使われた。
ユーロ買い支えによる損失は、ほかの通貨における利益やスイスフランの持ち高、金価格の急上昇などによって一部帳消しになっている。また、スイス銀行最大手のUBSの安定化ファンドでも利益が出る見込みだ。この利益は推計約40億フランの損失の中には含まれていない。
スイス中銀は毎年、益金の配当金を連邦と州に支払っているが、今回の損失による配当金への影響はないもようだ。スイス中銀の広報担当を務めるヴェルナー・アプエッグ氏は
「配当金の予備金は十分過ぎるほどある。それに、配当金額は年度末の決算によってのみ決まる」
と語った。
2008年に更新された取り決めにより、スイス中銀は2017年まで連邦と州に年間25億フラン ( 約2000億円 ) を支払うことになっている。うち3分の2は州に支払われる。この取り決めについては、配当金の予備金が赤字になったとき、もしくは遅くとも2013年の配当金を顧慮する時点で見直しが行われる。
上半期の最終的な業績は8月13日に発表される予定だ。
swissinfo.ch、外電