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9月2日、ハンス・ルドルフ・メルツ大統領とミシュリン・カルミ・レ外務相が記者会見を行い、スイスはリビアとの取り決めを引き続き実施する意向があり、リビアにも同じように取り決めの実施を期待すると発表した。このコンテンツは 2009/09/03 09:41
リビアとの交渉は、メルツ大統領から再び外務省に引き継がれた。9月1日までに解放されると見込まれていた2人の「人質」はいまだリビア国内にとどまったままだ。
人質の即刻の帰国を
スイスはリビアと、ガダフィ大佐の息子夫婦逮捕事件について両国がそれぞれ調査官を立て、その合法性について調査するという取り決め書を交わしているが、この日行われた閣僚会議で、スイスはこの取り決めを引き続き実施すると決定し、リビアにも同等の行動をとることを期待すると述べた。
スイスにとってリビアとの関係の正常化と、リビア国内に拘留されている2人のスイス人の解放が最大の課題である。2人は健康で、在トリポリ・スイス大使館から外出することも可能で、行動を束縛されているわけではないが、常に監視されているという。しかし、2人は疲れ切り、その家族も精神的に大きなストレスを抱えているという。メルツ大統領は
「政府は、2人が即刻帰国できるよう努力する。 ( リビアとの ) 取り決めでは、8月末までに2人は解放されることが保障されていたが、これは実現しなかった。取り決めには両国の問題をすべて解決する必要があると定めてあり、その問題の1つが2人の拘留だ」
とメルツ大統領は語った。
カルミ・レ外務相は
「大統領に協力する。2人のビジネスマンを即刻帰国させ、2人とその家族の苦しみを終わらせることが目標だ」
と語り、外務省が取り決めの実施を進める意向を明らかにした。
スイスはすでに、ガダフィ大佐の息子夫妻の逮捕事件の合法性を問う裁判の裁判官として、イギリス人の女性法律家を指名。リビアは、1988年のパンナム爆破事件のリビア側の弁護士を務めた北アフリカ出身のイギリス人の法律家を指名している。
swissinfo.ch、外電
これまでの経緯
2008年7月15日 リビアの最高指導者ムアンマル・ガダフィ大佐の息子ハニバル･ガダフィ氏と妊娠中の夫人がジュネーブで逮捕される。容疑は使用人に対する障害、恐喝など。
7月17日 逮捕後2日で夫婦は釈放される。
7月19日 リビア政府、2人のスイス人を逮捕。容疑は入国･滞在規範違反。
7月22日 ミシュリン・カルミ・レ外相、電話でリビア政府に抗議。
7月23日 リビア政府、スイスへの石油輸出を停止すると脅す。
7月25日 スイス外務省が2国間の関係の「たいへんな非常事態」と発表。
7月26日 リビア政府がスイス政府に対し、謝罪と今回の事件についての事情説明を要求。
7月28日 スイス、リビア両政府の直接交渉が行われる。
7月29日 保釈金が支払われ、2人のスイス人は解放される。しかし帰国は許可されなかった。
8月13日、使用人2人の弁護士、告訴を取り下げないと発表。
9月2日、被害者の使用人2人が告訴を取り下げる。
9月3日、ジュネーブ州の検事総長ダニエル・ザペリ氏が事件に終止符を打つ。
2009年8月20日 ハンス・ルドルフ・メルツ大統領 トリポリで謝罪
8月30日 ハニバル・ガダフィ夫妻逮捕事件の合法性を問う裁判の裁判官として、スイスがイギリス人エリザベス・ヴィルムシュースト氏を任命。
9月2日 リビア側はパンナム機爆発事件のリビア側弁護士サアド・ガーバー氏を任命した。
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