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今シーズン最強の8人が戦うテニスの年間最終戦ATPワールドツアー・ファイナル。第４シードのロジャー・フェデラーはロンドンでの大会を順調に勝ち進み、決勝に進出。
１１月２７日の試合では第６シードのジョー・ウィルフリード・ツォンガ（フランス）を６‐３、６‐７、６‐３で破った。
これは昨年に続き２回目、通算６回目のファイナル優勝で、イワン・レンドル（チェコスロバキア）とピート・サンプラス（アメリカ）の５回を抜く新記録だ。
ツォンガとはこの２週間で３回対戦した。最終戦の前、１３日にパリで行われたマスターズの決勝もツォンガとの対戦となり、６‐１、7‐６でフェデラーがパリ大会初勝利を飾った。その１週間後に始まった最終戦の予選リーグでもツォンガと同グループになり、６‐２、２‐６、６‐４でやはりフェデラーが勝利を収めている。
山あり谷あり
決勝でのツォンガのプレーはこれまでの２戦よりも力強く、スピードのあるスマッシュがいくつも決まった。ネットプレイも多かった。だが、ワールドツアー・ファイナルにふさわしいそのプレーをコンスタントに維持できず、ミスが現れた隙にフェデラーがブレークするという構図が浮き上がった。
第２セット、５-４で迎えたフェデラーのサービスゲーム。このゲームを取ればフェデラーのストレート勝ちが決まったところだったが、ぎりぎりのところでツォンガがブレークし、そのままタイブレークに持ち込んで結局第２セットをもぎ取った。
第３セットも互いにサービスゲームを守る互角の態勢が続いた。最終的にブレークを許したのはツォンガで、フェデラーは有終の美を飾った。
新記録
この試合はフェデラーにとって１００回目の決勝戦だった。また、今回の勝利はATPツアー通算７０回目の優勝だ。
今シーズンは４大大会の優勝をすべて逃し、優勝カップを高く掲げる機会はほとんどなかったフェデラー。だが、地元バーゼルの大会で５回目の優勝を果たした後は、波に乗ってパリのマスターズ、そして今回のファイナルと３連勝を飾った。この優勝で、フェデラーのATP世界ランクは４位から３位に上がった。
「最終戦６勝と記録を作り、これ以上うれしいことはない。そして、これ以上疲れたこともない。今シーズンの締めくくりにとても満足している」とフェデラーは試合後に語った。
この後は約１０日間休暇を取り、それから来シーズンに向けてまたドバイでのトレーニングが始まる。２０１２年はオリンピック開催の年でもある。フェデラーにはまだまだ活躍の場が残されているはずだ。
swissinfo.ch