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スイス・レマン湖のほとりで約20 年に1度開催される「ワイン生産者の祭り（フェット・デ・ヴィニュロン）」は11日、盛大に幕を閉じた。3週間にわたる開催期間中の販売チケット数は35万5千枚で、約100万人が来場した。ただ、1億フラン（約108億円）をかけた事業は赤字でおわる見通しだ。
「次の開催まで20年も待たないで」。芸術監督を務めたダニエレ・フィンジ・パスカさんは11日、ヴヴェイ・マルシェ広場の野外アリーナで行われた閉幕式で、観客2万人に向かってそう呼びかけた。
第12回を迎えた祭典の最終日は有名なアルプスの牛飼いの歌「Ranz des vaches」が流れ、音楽とカウベルの響き、そしてボランティアと観客の涙によって感動的な閉幕を迎えた。「1日中泣きっぱなしでした」。ボランティアの一人はそう語る。
1797年に始まった20年に1度の祭典はレマン湖のほとりにあるラヴォー地区・シャブレ地区のブドウ栽培とワイン造りの伝統を称えることを目的としている。今年は特に芸術的に成功を収めたとして、批評家の評価も高い。史上最高の来場者数も記録した。
25日間の期間中、来場者は100万人を超え、レマン湖畔の小さな町ヴヴェイは活気に包まれた。20の公演のうち、18件がスケジュール通りに行われ、4件が悪天候のため延期・中断した。事前に用意された42万枚のチケットは35万5千枚が売れた。
特に人気があったのは夜の部の公演で、来場率は94％だった。祭りの実行委員を務めたワイン生産者組合のフランソワ・マルゴ会長は「予想を遥かに超えた」と話す。ただ、遠方からの来場者向けに企画した昼の部は予想を大きく下回る72.5％だった。
2時間半にわたる公演はフランス語圏のスイス公共放送（RTS）とTV5で放送され、RTSだけで約40万人が視聴した。
実行委員によると来場者の70％は電車、バス、ボートなどの公共交通機関を利用して開催地ヴヴェイへ足を運んだ。会場に残されたごみは20年前と比較して36％減った。
予想される負債額
最終日の11日、会場の野外アリーナ前には、閉会式のチケットを何としてでも手に入れようと数百人が並んだが、徒労に終わった。
未販売のチケットは6万5千枚に上るとみられ、収益が予算の1億フラン分をカバーできないことはほぼ確実となった。負債は主催のワイン生産者組合が負担するが、祭りによる経済的効果があるとみられるヴォー州と自治区ヴヴェイが赤字を補填するという取り決めはない。
祭りのエグゼクティブディレクターを務めたフレデリック・ホールさんは、財政状況をより明確に把握するには、あと数週間を要するとし、「（予算の10％を占める）関連製品、飲料割引、招待状と公演を考慮した上での正確な販売チケット数など、すべてのデータがそろっていないので、（状況が）少し混乱している」と話す。
財政面では課題を残したが、地元の観光業界が享受する恩恵は大きい。祭りの取材に訪れたジャーナリストや写真家らメディア関係者は1千人以上で、うち半数は米ニューヨーク・タイムズ、 CNN、英ガーディアン、BBC、仏テレビ局TF1など国外メディアだった。
（英語からの翻訳・大野瑠衣子）