Document ID: /fineweb-2-swissfilter-quality_10-filterrobots/filtered/00355.jsonl.gz/90

世界保健機関 ( WHO ) によると、新型インフルエンザ ( H1N１型 ) の予防接種は1回で十分。WHOでワクチン研究を率いているマリー・ポール・キーニー氏は10月半ば、どのデータも1回の予防接種で間に合うことを示していると述べた。
一方、欧州医薬品庁 ( EMEA ) はWHOの発表以前から、1回目の接種を受けた3週間後に2回目を受けるよう奨励していた。そのためスイス政府は、スイスに住む人全員が2回接種を受けられる量の新型インフル用ワクチン1300万本をすでに「ノバルティス社 ( Novartis ) 」と「グラクソスミスクライン社 ( GlaxoSmithKline ) 」から購入した。
スイスでは11月になってから
その費用約8400万フラン ( 約75億円 ) は政府が負担した。予防接種を1回で済ませることになった場合、余分のワクチンを製造者側に戻すことが可能か、またその代金は誰が負担するべきかということについては今のところ不明だ。
連邦内務省保健局 ( BAG/OFSP ) のジャン・ルイス・ツルヒャー広報官によると、医薬品会社との契約で機密保持義務が課されており、
「まずは認可の決定と医薬品認可機関『スイスメディック ( Swissmedic ) 』の奨励を待つ」
と言う。
そのスイスメディックのヨアヒム・グロス広報官は10月初旬、
「決定が下るのは早くて10月中旬。予防接種を1回で済ませるか、2回受けることを奨励するかはまだわからない。だが、WHOによる奨励の方向性は正しい」
と語っている。
これまでに新型インフルエンザで死亡した人は世界中でおよそ4500人。9月末には中国が世界で初めて大掛かりな新型インフルエンザの予防接種に取り組み出し、オーストラリアとアメリカがこれに続いた。欧州連合 ( EU ) でもそろそろ接種が始まり、スイスは11月初旬に開始する予定となっている。
swissinfo.ch、外電