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イタリアで日本脳炎などの病気を媒介するタイガーモスキートと呼ばれる蚊が繁殖しており、イタリアと国境を接するスイス最南部のティチーノ州当局は国境に警備網を張り巡らし蚊のスイス侵入予防に全力を尽している。このコンテンツは 2001/06/25 10:35
脚と体に白い縞模様を持つことからタイガーモスキートと呼ばれるこの蚊は東南アジア原産だが、９０年代からイタリアで棲息が確認された。連邦工科大学チューリッヒ微生物学研究所のペーター・リュッチさんは「瑞伊国境沿いに監視所を設立した。また、国境通過の要所に水と木片を入れた小さな入れ物のワナを仕掛けている。タイガーモスキートは、このような所に卵を産みつける習慣がある。これで、蚊の侵入ルートを見つけられる。」と言う。ワナに産卵されたのを確認したらティチーノ州は直ちに連邦当局に通報し、必要な手段と取る段取りだ。拡散前に蚊の侵入を見つけられたら絶滅させられると、当局は言う。
タイガーモスキートの成虫の飛行距離は、数百mに過ぎない。ではなぜ東南アジアの蚊がイタリアまでやって来たかというと、中古タイヤ取引が原因だという。「中古タイヤ取引は過去１０年間で急増した。中古タイヤの中にはすぐに水がたまり、一度たまってしまうと容易に排水できない。このタイヤにたまった水の中で蚊の幼虫が繁殖し、タイヤとともに世界に運ばれて行くのだ。」とリュッチさんは説明する。
日本脳炎、デング熱、リューマチ熱などの病毒媒介虫であるタイガーモスキートは、他の種の蚊と違い夜間よりも昼間に活動する。これらの伝染病は欧州ではめったにないが、東南アジアなどで発病した人と一緒に持ち込まれる可能性は無視できない。タイガーモスキートは一度生息地を確立すると、絶滅させるのは容易ではない。メスの産卵率は数日置きに平均１５０個で、少量の水さえあれば繁殖できる。また、気候の違いにも簡単に適応できるという。リュチイさんの説明によると、米国へは１９８５年テキサスに中古タイヤと共に「輸入」され、今では２５州に広まった。
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