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森林がアルプスの牧草地を侵食しているという。スイスの森林面積は、過去11年間でおよそ5%も拡大した。このコンテンツは 2007/11/15 15:25
こうした傾向は、このほど発表になった第3回連邦森林調査で初めて明らかになった。
スイスでは現在、全国土の31%に相当する127万ヘクタールが森林に覆われている。1993年から95年にかけて行われた第2回森林調査以来、森林は4.9%増加した。地方によって増加のばらつきがある。ジュラ地方とスイス中央では大きな変化は見られなかったが、プレアルプスでは2%、アルプス地方およびアルプス南側では9%も増加した。
森林がもたらすもの
アルプスの牧草地が森林に侵食されることについては、長所と短所の両方が挙げられる。長所は二酸化炭素の減少だ。森林が拡大すると空気中の二酸化炭素がより多く吸収される。また、水も吸収され、山崩れなどが起きにくくなる。森林が健康であることは良いことだ。
一方、短所として挙げられるのは種の多様性への影響だ。連邦環境局 ( BUWAL/OFEFP ) のアドリアン･エシュリマン氏によれば「整地されたアルプスの牧草地にも独特の珍しい植物や動物が生息している」と言う。また、100年以上前に定められた開墾禁止法を挙げる。「森林となった牧草地は、再び開墾することができません」。開墾禁止令を廃止するように連邦内閣が議会に提案しており、現在、議会の審議が待たれている。
「法改定されて再び開墾された土地は、農地としてしか利用できないようになります」とエシュリマン氏は開墾による自然破壊は少ないことを説明する。
針葉樹が減少
今回の調査によると、現在スイスにある木材量は、伐採したものとまだ地に根を張って生きている木を合わせて、4億2000万立方メートルある。11年前より約3%増加した。1ヘクタールにおける木の密集度はほとんど変わっておらず、増加は森林の拡大によるものだ。広葉樹は全国的に増加し、11年前と比べて10%増加したが、針葉樹はやや減少し、全体に占める割合は71%から69%に減った。
地方によって大きく傾向が異なっているのも森林の拡大動向と同じだ。アルプス南側では木材量は20%も増加した。スイス中央部では7%増にとどまっているが、トウヒに限って見ると22%も減少した。
全国的に見て針葉樹の不足は、1999年にスイス全土を襲ったハリケーンと2003年の猛暑によるところが大きい。とはいえ、トウヒがスイス中央部で22%も減少しているのは、専門家の予想さえ大幅に上回った。トウヒは市場での需要が高いため、木材産業への影響が懸念される。スイス木材産業協会は針葉樹が不足がちになっているのは「森林運営の責任。自然保護ばかりが考慮され、材木市場の事情への配慮はない。トウヒを増やすような森林運営が必要」と主張している。
swissinfo、外電
ヨーロッパ森林保護のための国際会議
11月5～7日までワルシャワで開催された。スイスを含め49カ国が参加した。会議で決議されたのは、エネルギー源としての木材の利用と国境を越えた森林と水資源の相互的利用についてだった。森林は土砂崩れなどを防ぐとともに、飲料水も提供する重要な役割を果たしている。End of insertion
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