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カトリック系の人道援助団体「カリタス」は、国内にある貧困と闘うため、経済界、政界、社会に対し、具体的な行動を起こすよう呼び掛け、2020年までにスイスの貧困者数を半減する目標を掲げた。
スイスは裕福な国と見られがちだが「10人に1人は貧困生活を強いられている。政治的介入が必要」という。
スイスでも増加する貧困層
2010年は「貧困撲滅ヨーロッパ年」に指定され、国際連合 ( UN ) も2015年まで極貧困者の半減を目標に掲げている。スイスでも貧困者が徐々に増加する傾向にある。連邦統計局 ( BFS /OFS ) によると1990年に生活保護を受けていた人は全人口の1.3%だったが、2007年には3.1%まで上昇した。
カリタス( Caritas ) は、スイスの貧困について、グローバル化により、経済構造が変化し価格競争など経済競争が激しくなっていることが最も大きな原因であると説明している。スイスではほとんどの人が生活保護を受ける権利があるにもかかわらず、それを知らない人も多いという。ワーキング・プアも的確な援助を得られずにいる。
貧困生活に陥りやすい要素は、専門職への道が開けるかどうかの要 ( かなめ ) となる教育レベル、収入と出費のバランスにかかわる子どもの数のほか、社会保障の質が低い自治体に生活するといった生活環境問題も挙げられるという。また、貧困家庭に生まれた子どもは、十分な教育も受けられず大人になってもその状況から脱することが難しいという場合もあるとカリタスは指摘している。
swissinfo.ch、外電