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ツェルマットを見下ろすスイスアルペンクラブの山小屋モンテローザ・ハットは、建設中に野心的なエネルギー目標を掲げたが、現在それを達成できていない。登山者やハイカーの多くの宿泊客に十分な電気を供給するために、ディーゼル発電機に頼らざるを得ないためだ。
「ハイテクハット（最新技術を駆使した山小屋）」と言いはやされたこの山小屋は、エネルギーの９割を太陽光発電で賄い、悪天候には予備発電機を用い数百リットルの菜種油を燃料とする計画だった。ところが蓋を開けてみると発電機はフル回転で、登山シーズン中に約７千リットルのディーゼル油を使っている。
この小屋は２０１０年の一般公開以来、一種の名所となった。登山者は登頂を目指すベースとして利用し、ハイカーはこの小屋そのものを目的として登ってくるようになった。
「最初の２シーズンで１万１千人近くの宿泊客があり、予想をはるかに上回った」と話すのは、スイスアルペンクラブでモンテローザ地区担当のペーター・プランシュさん。小屋には１９室の寝室があり、１２０人が宿泊できる。
また、環境に配慮した山小屋という評判にも傷がついた。敷地内の特別な設備で行われることになっていた廃水処理だが、フィルター詰まりのため、昨冬以来、台所とトイレの廃水が建物の裏手の雪の中に放出されているためだ。
プランシュさんは、廃水を集めてヘリコプターで下の谷まで運ぶのは、エコロジー的視点からすると「ナンセンス」だとドイツ語圏の国営放送で話した。また、廃水そのものは有毒ではないとも付け加えた。
修理工事
しかしヴァレー/ヴァリス州当局はこの点に同意せず、アルペンクラブに対して設備の修理を求めている。修理に応じなければ罰金が科される。これほど標高の高い場所（２８８３メートル）に設置されたのは、この種の設備としては初めて。
設備を設計した専門家によると、修理は容易ではない。「スペースが限られているし、ポンプを動かすのにこれ以上電力を使うこともできない」と、小屋の管理顧問を務める連邦給水・排水浄化・水域保護研究所（EAWAG）のプロジェクト・コーディネーター、バスティアン・エッテルさんは説明する。
排水処理設備を構築した会社は、今週にもこの問題の解決を試みると発表した。
小屋のコンセプト作りでアルペンクラブと協力した連邦工科大学チューリヒ校（ETHZ/EPFZ）は、問題があったことを認めつつ、状況は一見するほどひどくはないと言う。
同校によると、熱生産では目標を達成している。「小屋で必要とされる暖房は、太陽熱吸収装置でほぼ１００％賄われている」と、同校はSRFに向けた声明で述べた。
問題なのは発電の方だ。主な理由は、廃水処理に予想以上の電力が必要だったこと。連邦工科大学チューリヒ校は、アルペンクラブなどと協力して小屋のエネルギー管理の改善を図るとしている。
（英語からの翻訳 西田英恵）, swissinfo.ch、外電