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チューリヒ大学とチューリヒ連邦工科大学 ( ETHZ ) は毎年、「ヒューマンリレーション・バロメーター」調査を行っている。今年はドイツ語圏に加えて初めてフランス語圏でも調査が行われた。このコンテンツは 2008/03/27 09:39
調査では、対象となった1370人のうち、半分近くが自分の給与に満足、あるいは非常に満足していると答えた。不満、あるいは非常に不満だと答えた人は全体の13%にしかならない。
出世はしなくてもいい
しかし、職場選択の決め手となるのは給与ではなく、変化の多い仕事内容や責任、決定権、協力体制といった職場の質だ。給与に対する満足度は収入の増加とともに上昇するが、雇用側が能力の査定や人材育成などの対策を取るとその上昇率はさらにアップする。
被雇用者の多数は自分の職場や職歴、また仕事と私生活のバランス ( ワーク・ライフ・バランス ) に満足しているが、その反面、転職や退職を考えている人もおよそ3分の1に及ぶ。前年比5%の増加だ。
現在、急増しているのは出世を気にしないという人々で、全体の3分の1を占める。仕事の持つ意味がほかの生活要素に比べて低下しているようだ。失業に対する不安は前年より低下しているが、一方では、現在の職場を失った場合、同価値の職場を見つけることは無理だと考えている人が約半数に上る。
全体的に見ると、フランス語圏の人々はドイツ語圏の被雇用者よりも労働市場に対する能力が低いと自己判断している。また、労働の価値もドイツ語圏に比べると低く査定されている。
同調査は2007年4月から6月までの間、被雇用者が自宅にいるときに電話でアンケートを行った。調査チームは企業に対し、これからは労働環境をもっとシステム的に作るよう奨励している。その中心となるのは優れた人材育成と社員の決定参加だ。
一方、スイス労働組合は、この調査を通じて劣悪なスイスの給与状況を指摘する。低所得層では給与に満足していない人々の割合が高い。月給が4000フラン ( 約40万円 ) に満たない人は現在も70万人おり、ワーキングプア ( 働く貧困層 ) も20万人に達しているという。
swissinfo、外電
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