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スイス経済省経済管轄局（SECO）が１日発表した４つの研究「スイスは物価高の孤島」によると、スイスの物価は欧州諸国と比較して平均で33％、物価高で知られているノルウェーやデンマークと比べても高い（欧州委員会統計による）ことが分かった。この理由の44％は競争の不在であるとある研究は理由付けている。
ヨゼフ・ダイス経済相は「長年、物価の高さは品質のよさで説明してきたが、もうこのような裏づけはない。スイスは真の市場経済に戻らなければいけない」と述べ､カルテル法の見直しや電気､農業､健康の分野での競争導入が必要だと語った。
スイスは何が高い ?
チューリヒの研究所インフラス（Infras）の調査によるとドイツ、フランス､イタリア､オーストリア、ポルトガル、スウェーデンなどと比べると平均して33%物価が高く､中でも食費､家賃､医療費、電化製品、交通費は40%も高い。例えば､レタス１個の値段はスイスでは平均2,90フラン（約265円）なのに対し､ドイツでは1,50フランと半値だ。牛乳はドイツより62%も高く､牛肉はドイツの3倍高い。
物価高の原因は？
英国経済誌「ザ・エコノミスト」によると世界で何処でも同じ味のビックマックの値段はクアラルンプールでは1,33$、ワシントンでは2,71$、チューリヒではなんと4,52$に換算されるという。このスイスの物価高について半分は社会保障費や環境保護税などが原因で、44%は競争の不在から説明できると研究は分析。一方､「給与の高さ」については１７%しか当てはならないという。
保護されてきた分野
研究は最も高値の分野は農業で欧州諸国平均の2倍に当り､その後に消費財、化学分野と続く。元フリブール大学の経済教授だったダイス経済相は「スイス企業は国際的競争力があるが、国内経済で保護されている分野も多く、輸出が困難になっている」と説明する。研究は競争原理を導入すれば、190億フラン（約1兆6800億円）の値下がりが期待できると計算､特に農業（20億フラン）、化学（19億フラン）、電子工学と時計産業（23億フラン）、ホテル業とレストラン業（10億フラン以上）といった分野での高値が修正できるとみている。
SECOはこの物価高と闘うのに欧州連合（EU）への加盟、公共事業の自由化の促進、保護分野の競争強化が必要と提案する。この例として、電話通信の自由化により、1995年には35%も高かった通信料金が､現在は1982年のレベルの価格に下がったと強調する一方､競争のない分野は1982年比で70%も高いとしている。
観光業へも影響
冬に1週間スキー休暇を取った場合、スイスのホテルやレストランなどの滞在費を計算するとフランスとほぼ同じぐらい高い。しかし、オーストリアなら16%から35%、イタリアなら8%から43%も安い（同レベルのホテルと比較）。スイスは1995年には観光目的地の13位に位置していたにも関わらず､2000年には17位へ下がっており、今後どのように顧客を確保していくかを考えなければならないと訴えている。
スイス国際放送、屋山明乃