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アフガニスタンにいる日本人やカブールの日本大使館、国際協力機構（JICA）の現地職員をアフガニスタンから退避させるために2021年8月下旬に自衛隊機を派遣したが、結果的にほとんどの人を輸送できなかった。この原因として法律の不備が取り上げられている。法律の改正が必要なことは言うまでもないが、果たしてそれだけが今回の退避活動失敗の原因だったのだろうか？
今回、自衛隊機は邦人などの輸送という任務で派遣されており、輸送任務が安全に行わる状況にあるかどうかが派遣決定の重点だったと思う。多くの国が自国の軍隊の輸送機を派遣し退避活動を行っている様子を見ながら、日本の政治家は安全を確保できるかどうかの議論をしていたのだろうか？遅ればせながら8月23日に外務大臣からの自衛隊機派遣要請があり、安全保障会議で決議されたというが、なぜそれ以前に外務大臣が輸送依頼を出さなかったのか？法律上の制約があり、自衛隊機派遣の決断が下せないだろうと最初から諦めていたのか、それとも情報不足で現状把握できていなかったのか？他国が退避活動を実施していた間、退避活動に対する日本の動きは報道されていない。
在アフガニスタン日本大使館がどれだけの情報を得ていたのか、そしてどのような退避計画を立てていたのか？米軍やNATO加盟国の各軍の撤退が2021年7月2日に完了している。在カブールの日本大使館は、外国部隊が撤退したあとアフガニスタン政府やアフガニスタン国軍がどの程度機能するか情報収集し分析し、その上で退避計画を何通りか立てていたと思う。その計画の中には最悪の場合を想定したものがあったと思うが、なぜそれが今回実施されなかったのか、検証されるべきであろう。外国部隊が撤退してから8月中旬まで時間はあったのだから。
法的制約がなければ自衛隊派遣の決断を政治家は下しやすくなるだろう。しかし決断力を持って迅速に危機対応できるかどうか。今回のアフガニスタン撤退活動の失敗は、政治的リーダーシップの弱さの表れだと思う。