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標高３５００mのユングフラウヨッホは大気の調査に最適な場所だ。この人を寄せつけない自然のコンディション、希薄な空気が大気汚染の調査に最適なのだ。
「ここの環境は私がこれまでに滞在した中で、最もすさまｂ｢。ここでは風速２３０km／時の風が吹く。」とベルナーオーバーラントのユングフランとメンヒの頂上の間に位置するユングフラウヨッホ・リサーチステーションの屋根の上に立ち、英国人研究者のティム・グリーンさんは言う。グリーンさんは、オゾンの蓄積を統制する化学プロセスを調査するベルン大学と複数の英国の大学による共同研究、フリー対流圏実験（Freetex）に参加している。「風が強い時は機材が叩き付けられる。気温はマイナス２７度まで下がる。夜、氷の嵐があれば数インチの霜がつく。」とグリーンさん。
この厳しい自然条件下では、酸素中の光に対するオゾンの反応の周波数を測定するスペクトルメーターが異常をきたす。ここではコネクターがだめになってしまう。水分が入り込み、解氷がペイントコーティングをいためる。が、境界圏から対流圏に汚染物質を引き上げるのに十分な太陽熱が得られない真冬のユングフラウは、大気の調査には理想的な場所だ。「高山では空気中の化学物質が非常に少ないので、化学物質の調査がしやすい。ここの空気が具が５種類から１０種類のスープだとすると、下方の都市部の空気は具が３０００種類も入っているスープのようなものだ。」と、ギリシャ人研究者のプロドロモス・ザインスさんは言う。
当初は天舞艪ﾆしてスタートした欧州最高地の有人観測所の１つユングフラウヨッホ・リサーチステーションは、６０年の歴史を持つ。１０分ごとに風速、気温、気圧、放射のデータが測定器から気象センターに中継され、３時間ごとに職員が雲と気象コンディションを観測する。観測所には、実験室、暗室の他、図書館、ダイニングルーム、宿所があり、管理人室もある。ユングフラウ登山鉄道を利用し、麓の町ヴェンゲンのスーパーマーケットから食料を配達してもらうが、高地での料理は勝手が違うという。「ここでは水の沸点が８８度。普通に料理していたら、ポテトも米もパスタも垂艪ﾅで固いままだ。調理時間が平地の倍かかる。」とイーストアングリア大学のグラハム・ミルズさん。
オゾンの構成と活動を調査するユングフラウでのFreetex実験は、１９９６年、９８年に続き３度め。収集したデータは大気中の化学物質を理解するためのもので、汚染の状況をつかみ、コントロール方法を見い出すために役立てられる。