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スイスアルプスの歌唱法ヨーデルは、牧童が家畜を呼び寄せるためや、違う山で働く仲間と連絡を取るための手段として生まれ、今日まで進化してきた。スイスでは、ヨーデルクラブに入会するまでに、家庭で歌い方を習っているのが一般的だ。今年、ルツェルンの大学はその一歩先を行き、学位を取得できるヨーデル専攻コースを新設した。
高音と低音を素早く切り替えながら声を張り上げて歌うヨーデルは、スイス伝承の伝統的な音楽表現だ。スイスヨーデル協会他のサイトへは、スイス北部の各地で、ヨーデルを学び、上達させることのできる講習会を開催している。どのようにヨーデルを学ぶのだろうか？スイスインフォは、ルツェルン州のエンメンブリュッケで開かれた初心者向けのクラスを見学した。
５回のレッスンから成るこのクラスは、ソロのヨーデル歌手で、コーラスマスターでもあるウルスラ・ゲルネットさんが指導するコースの一部だ。受講者のほとんどが、コースに入る前に両親から歌い方を習っており、ヨーデルの歌唱法をすでによく知っている。
そこで、スイスインフォは、ルツェルン応用科学芸術大学を訪れ、ヨーデルを専攻する学生のダイアナ・ファムマッターさんに話を聞いた。ファムマッターさんは、出身地のヴァレー州で、ヨーデルのコーラスマスターを務める。
民俗音楽の再興
他のヨーロッパ諸国の高等教育機関でも、伝統楽器が再び人気を集めている。フィンランド・ヘルシンキのシベリウス音楽院では弦楽器のカンテレを、アイルランドのリムリック大学ではフィドル（アイリッシュ・バイオリン）を学ぶことができる。英国やデンマークにも民俗音楽の学位を取れる大学がある。インフォボックス終わり
ベルン大学音楽学研究所の音楽人類学者、ブリッタ・スヴェアースさんは、ルツェルンの大学にヨーデル専攻が新設されたことを歓迎する。「学位取得者は実験的な音楽家たちだ。新しいことにスイスの伝統的なアプローチで挑戦し、伝統的な技術をさらに進化させるだろう。ヨーデルが伝統的な伝承方法にとどまっていては、このような進化は望めないだろう」
高等教育では洗練されすぎる？
しかし、同時に、高等教育機関でヨーデルを教えることは、アマチュアのヨーデル歌手にとって脅威になるとスヴェアースさんは考えている。「音楽学校がこれまでとは異なる美意識を打ち立てるのではないかという懸念がある。より優れた、より洗練された美意識だ。また、聴衆の好みを変え、アカデミックなトレーニングを受けていないヨーデル歌手を追いやってしまうのではないかという心配もある」とスヴェアースさんは説明する。
他方、スイスヨーデル協会会長のカリン・ニーダーベルガーさんにそのような危機感はない。ニーダーベルガーさんによれば、アマチュアのヨーデル歌手とプロのヨーデル歌手は競う立場にはない。「ヨーデルの学位が全体としてヨーデルに資するものなのかは分からない。答えを出すのは時期尚早だ。今言えることは、私はアマチュアレベルのヨーデルをさらに発展させたいということだ。しかし、洗練され過ぎても良くない。何より大切なことは、心からヨーデルを歌うということだ。素朴で真心のこもったものであるべきだ。私はそのようなヨーデルを地域色や方言とともに広めていきたい」
ヨーデルの未来
ニーダーベルガーさんは、アマチュアレベルのヨーデル歌手を訓練することが、ヨーデルの伝統を今後数十年にわたって守るためのカギになると確信している。何より重要なのは、家庭でヨーデルが教えられ、世代から世代へと受け継がれていくことだと強調する。
ルツェルン応用科学芸術大学民俗音楽学科の学科長、ナディア・レースさんは、ヨーデルはスイスで今もとても人気があるが、活動の場は必ずしも伝統的なヨーデルクラブに限られないと考えている。「今日、ますます多くのヨーデルグループが新メンバーを募集している。社会の変化がヨーデルにも反映されている。毎週１回コーラスグループで歌いたい人ばかりではないだろう。月に１度がいいと思う人もいれば、単発の講習会がいいと思う人もいるだろう。ヨーデルの活動の場は、スイスヨーデル協会の枠を超えて広がっている。ヨーデルはますます豊かに進化を続けている」
ヨーデルブーム
スイスヨーデル協会には、ヨーデル、アルプホルン、旗投げの３つの支部があり、現会員の総数は２万１千人に上る。３年に１度開催されるヨーデル・フェスティバルの観客数の多さは、スイスの伝統音楽の人気が依然として高いことを物語っている。２０１７年にヴァレー州のブリークで行われた第３０回ヨーデル・フェスティバルは約１５万人を魅了した。インフォボックス終わり
注意深く聴くと、ヨーデル特有の歌唱法を聴き分けることができる。ウルスラ・ゲルネットさんが歌う３つの異なるスタイルのヨーデルをお楽しみください。
（英語からの翻訳・江藤真理）