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なぜ，動物園のゾウたちを，気分転換させる必要があるか？
野生の世界では，ゾウたちは，昼夜の別なく，エサや水を探し，敵を避けようとし，テ リトリーを守り，配偶者を捜し，子ゾウを育てることで活気に満ちあふれている． 動物園では，これらの活動（行動）の多くは， 飼育係が世話をする．ゾウの飼育係は，毎日，時 間通りに給餌して，新鮮な水を与える．放飼場の ．中にプレデター 捕食者 が迷い込むことはない そして，ほとんどの場合，管理者とゾウの飼育係 は，ゾウの適切な配偶者（結婚相手）を選びさえ もする．
どのようにして，ゾウたちは自分たちで気分転換しているか？
オスゾウとの交流のみならず，出産し，子ゾウを育てることは，時間の一部を費やすこ とと，種としての適切なマナーによって，ゾウの群れを忙しくさせるだろう（それらの出 来事は，気分転換になるだろう) ．
一方では，野生界のゾウが，時間をかけてすること（前に述べたエサを探したりする種々の労働 は 飼育下のゾウでは必要ない. 動物園やサーカスで暮らすゾウたちにとって, この安楽さは，しばらくして，かなりの退屈さを引き起こすだろう．
どうして，行動エンリッチメントは重要か？
ゾウの場合 退屈 倦怠 は 近いうちに 社会的な緊張 攻撃と異常行動につながる.
もし，ゾウが退屈して，することが何もなかった場合，動物園の観客は，簡単にそれが解る．そういうゾウは，ある一カ所にじっとして, 頭をゆっくりと左右に動かす「はたを織 るゾウ＝weaving elephant」として目撃される残念なことに，ゾウの群れを気分転換させるために，非常に献身的で, 創意に富んだ飼育係ですらも，このような常 同行動 (Stereotypic behaviour の章を参照) を完全に防止 (予防) できないかもしれない．
そういうわけで，行動エンリッチメントと環境エンリッチメントは, ゾウの近代的飼育 の重要な構成要素である．
気分転換療法 とは，どのようなものか？
すべてのエンリッチメント計画には，日々の予防衛生と日課の訓練が含まれる．それに 加えて，ゾウは屋外放飼場で，長い時間を過ごさなければならない． 屋外放飼場は，ゾウにとって快適であることと，環境エンリッチメントの両方を考慮し て設計されていなければならない．体を掻くための木と，泥土浴のための泥沼（ぬた場） が，ゾウの予防衛生のために必要である．また，同時に，それらは，ゾウたちの活動性を 維持するための方法でもある．しかしながら，より長い期間にわたり，屋外におけるゾウ たちの活気を保つためには，もっと多くの工夫（給餌方法や遊び道具）が必要である．
こういった運動は，ゾウたち自身に積もり積もった攻撃性 (反抗心，敵意) の一部を取 り除くことができる．これは，特に，マスト期のオスゾウに適用する．こういう玩具を攻撃す ることにより，オスゾウたちは，彼らの力強さ を行使することができ，彼らの攻撃性を放出さ せることができる．
屋内では，大きく重たい硬いゴム製のボール を使って，ゾウたちは長い遊びに興じる．この ボールがプールの水に落ちた時はいつでも，ゾウたちは，すぐにプールへボールを押したいので，ボールをプールの外に出そうと忙しく 働く．
天井から吊した金属製のビールの樽 (業務用の大きな樽) や，床に鎖で繋いだビールの 樽は，メスゾウ，オスゾウと子ゾウの心を奪う．この金属製の樽の中には，ゾウたちが， 樽をひっくり返すと，樽から抜けて出てくる小さな美味しいエサを詰めることができる． このエサは，ゾウたちを誘惑し，何度も何度も樽と遊ぶようになる．ゾウたちは，鎖が樽 を打つ音を喜び（楽しみ ，そして，樽を攻撃することに飽きることは決してない．
どのようにすれば ゾウたちの活気を保てるか 忙しくさせ続けられるか ？
野生のゾウが過ごす時間のほとんど全ては，食 べ物を探し回ることである．動物園のゾウにとっ て，食べることが一番の楽しみ（大好き）である から，エサを探しだすことと，そのエサを食べら れるように割ったり，ちぎったりすることに多く の時間を費やすようにしなければならない． 昼間の屋外放飼場の干し草（乾草）を入れた棚 かんそう の場合，ゾウがそこから干し草を鼻で掴み出すた めの穴は，狭くなければならない (写真参照 )．さらに，ゾウの鼻がその干し草に届くこ
とを難しくするために，金属のバーで区切りを入れておくべきである．これらの工夫によ って，一回に鼻で引き抜く干し草の量は，比較的少なくなり，ゾウは集中して長い時間を 忙しく過ごすだろう． ゾウは，太い木の枝や細い木の枝を，食べられ るサイズに破壊しなければならない．これらのこ とは，ゾウが本来持っている食べるための技術を 実行することを可能にする その一方で 粗飼料．そ し り ょ う ， ．を食べることは 臼歯を摩耗させるために役立つ ゾウは，太い木の枝を引きちぎったり，丸太の 樹皮を剥いだりするために足と鼻を使う．ゾウた ちが，食べ物を食べられるように作り上げるこれらの作業は，ゾウたちの敏捷性と素晴ら しい運動技能を鍛える（運動になる ．
ゾウたちのための遊び道具はあるか？
ゾウたちを忙しくさせる (気分転換させる) 別 の方法は，適した遊び道具をゾウたちに提供することである．けれども，ゾウたちは，それらの遊 び道具を放り投げたり，モートへ押し落としたり することが好きなので，観客を守るために，全て の遊び道具は，鎖で固定しなければならない．
車やトラクターの中古タイヤは，ゾウが頭，鼻 や足を使ってタイヤを押したり殴ったりして, タ イヤの強度を試してみるようにゾウを誘惑する．ゾウたちは，ありったけの力を使って，タイヤを 繋いでいる鎖を引きちぎろうとしたり，タイヤを空中に放り投げたりすることが大好きであり，観 客は, ゾウたちのその行動を観るのが好きである.
客は ゾウたちのその行動を観るのが好きである
こういった運動は，ゾウたち自身に積もり積もった攻撃性（反抗心，敵意）の一部を取 り除くことができる．これは，特に，マスト期 のオスゾウに適用する．こういう玩具を攻撃す ることにより，オスゾウたちは，彼らの力強さ を行使することができ，彼らの攻撃性を放出さ せることができる． 屋内では，大きく重たい硬いゴム製のボール を使って，ゾウたちは長い遊びに興じる．この ボールがプールの水に落ちた時はいつでも，ゾ ウたちは，すぐにプールへボールを押したいので，ボールをプールの外に出そうと忙しく 働く． 天井から吊した金属製のビールの樽（業務用の大きな樽）や，床に鎖で繋いだビールの 樽は，メスゾウ，オスゾウと子ゾウの心を奪う．この金属製の樽の中には，ゾウたちが， 樽をひっくり返すと，樽から抜けて出てくる小さな美味しいエサを詰めることができる． このエサは，ゾウたちを誘惑し，何度も何度も樽と遊ぶようになる．ゾウたちは，鎖が樽 を打つ音を喜び（楽しみ ，そして，樽を攻撃することに飽きることは決してない．
どのようにして，遊び道具の魅力を維持するようにするか？
しばらくすれば，どんな遊び道具も魅力を失う．そういうわけで，数日後に，タイヤや 樽を置き換えたり，別の場所に移したりする．あるいは， ～ 週間の間，これらの遊び 2 3 道具を全て撤去してみる（その後に，また置く ．）
気分転換療法で最善の方法は何か？
ゾウの放飼場の外に散歩することが，全てのゾ ウにとって理想的な行動エンリッチメントであ る. しばらくの間，草原や山林で自由に動き回る ことができることは，ゾウにとっては，この世の 極楽の感じである. しかし，散歩をするためには，ゾウを「直接飼 育 (Free Contact の章を参照) 」していなければな らない．
たとえ，人的資源 (職員数) や安全性が考慮されていても，通常，ゾウの群れ全てを散 歩に連れ出すことは不可能である. 近場へのゾウの小旅行は，信頼性が高い 1 頭のゾウを時々連れ出す可能性はある．
特に，メスゾウ (Chhukha) は，ゾウの群れの中で 母親や叔母としての役割が何もない時から, こういう小旅行に充分に適していた.
彼女の徒歩旅行では，彼女は，人々と同様に動物園の他の動物に会うことができる．ゾウがいつ も暮らしている場所の外側で起こるこういった出 会いは, ゾウたちの単調な日々に喜ばしい変化を もたらす．
他のゾウでさえも，Chhukha の旅行で利益を得ることができる．Chhukha は，散歩の間，林や牧草の中を歩いたり，さまざまな木で体を掻いたり することができる．Chhukha が散歩からゾウ舎に 戻った後 , 他のゾウたちは 彼女の帰還を歓迎し, 彼女が運んできた異なる臭いを楽しむ．
ゾウのこの散歩 (気分転換計画) が，観客へのゾウの情報 (知識) 提供の手段と兼ねて いることが興味深い点である．許可を受けた市民が控えめな態度で (許可された市民が， 飼育係が指導したやり方にしたがって), ゾウにエサを与え，ゾウにエサを与え，ゾウの飼育係にゾウについて質問する際，誰もが喜ぶ．
老いも若きも多くの動物園の観客たちにとって，このことは，ゾウとの初めての直接的 なふれ合いである. たいてい，観客たちは，好奇心が強く, ゾウの鼻や皮膚に触ることが 大好きで，ゾウに心を奪われる(魅了される).