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９日から１５日までの予定で、ジョゼフ・ダイス大統領夫妻が日本を訪問している。スイスの大統領が日本を訪問したのは、1996年以来のこととなる。
今回の訪問では小泉首相ほか、町村信孝外務大臣、竹中平蔵内閣府特命担当大臣、亀井義之前農林水産大臣などと会見し、スイスと日本の親交を深めた。13日には天皇皇后両陛下と会談した。
9日、40年ぶりの大型台風が日本列島を襲ったため大統領夫妻は大阪新国際空港への到着後に予定されていた京都観光は見合わせ、成田国際空港から日本へ入国した。その後、天皇皇后両陛下をはじめ小泉首相との会見のほか、在日スイス企業の訪問、政界、経済界の要人との意見交換などが行われた。「科学者であり芸術家でもあったスイス人ヨハン・カスパー・ホルナーが、ロシアの世界遠征隊の一員として、初めて日本を訪れて以来、今年で丁度200年になる」と11日、都内のホテルで開催されたスイスを紹介するレセプションでダイス大統領が両国の歴史ある関係を紹介した。140年前に両国は通商条約を結び、貿易を続けてきた。そして、現在日本はスイスにとってアジア諸国では最も重要な貿易相手国となっている。2003年の対日本輸出額は51億4,000万フラン (約４,３７０億円)で日本からの輸入額は26億4,000万フラン（約２,２４４億円）で、スイスは対日本で２５億フランの黒字を計上した。また現在日本には、スイスからおよそ140社が進出している。
交流200年を経てあるいまのスイスと日本の関係
スイスと日本の良好な経済関係を象徴する一つの例として、中外製薬（年間売上高約２，５００億円）が挙げられる。11日には、ダイス大統領夫妻が同社の鎌倉研究所を訪問。日本の祝日にもかかわらず、同社社員の歓迎を受けながら、研究所の説明を受けた。
中外製薬は2002年10月以来、スイス大手製薬会社ロシュがその資本の50.1％を所有する最大株主となり、その傘下に入っている。「経営はロシュから独立しながら、研究開発やマーケティング面での協力で、特にバイオ医療では日本有数の会社に成長した」と永山治代表取締役社長は、スイス企業との合弁の相乗効果を指摘した。ダイス大統領は「中外製薬とロシュの合弁を例とするように、スイスにとって日本は魅力ある投資先である。一方で、多くの日本の企業にスイスへ進出して来て欲しい」と語った。
経済関係を深め躍進させる必要性
12日夕方行われた小泉首相との会見では、スイスと日本との相互の直接投資の促進の重要性や自由貿易協定についての協議の必要性などが確認された。また、両国の得意分野であるナノテクノロジーやライフ・サイエンスなどの研究開発面での協力についても話し合われた。そのほか北朝鮮問題や核問題については、スイスの永世中立国としての経験を生かし、日本に対して協力できる点があると大統領は首相に申し出た。
会見の前にダイス大統領からは、スイス人として初めて日本を訪れたヨハン・カスパー・ホルナーが描いた200年前の長崎の水彩画の複写とスイスのチーズが小泉首相に贈呈された。
天皇皇后両陛下とも会談
13日には、天皇皇后両陛下と会談した。ダイス大統領夫妻がジュネーブに本部のある国際赤十字に日本が支援していることに感謝。天皇陛下が日本人のスイス人に対する勤勉であるという印象について語ると、皇后陛下が2年前にひとりでバーゼルを訪れた際、早朝から人々が働いていることが印象的だったと語った。4者の会談は弾み、予定より６、７分長引いた。
恋をしながらも相手を知らない関係
スイスの文化を内外に広める活動をしているプロ・エルヴェティア文化財団のピウス・クヌーゼル理事長もダイス大統領に伴って来日。「スイスと日本はお互いに相手に恋をしているが、実像は絹のベールに隠されてよく分かっていない」と語り11日のレセプションでは、愛知万博を中心に今年から2006年までの予定でスイスの現代芸術を日本全国に紹介するプロジェクトの内容を発表した。
ダイス大統領は14日、大阪で経済界代表と会見した後、15日にはスイスへ帰国の予定。大統領が日本を去ったあと、日本でスイスの文化、経済、産業における関係が、益々深まるよう今後、関係者が働きつづけることになる。
スイス国際放送 佐藤夕美 （さとうゆうみ）東京にて
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日本に住むスイス人 1,300人
スイスに住む日本人5,000人
スイスを訪れる日本人
日本人による総宿泊日数56万泊（2003年）