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ちょうど一年前の9月10日、スイスは国連総会で１９０カ国目の加盟国として承認された。永世中立国スイスの「長年の孤立主義からの転換」と日本のメディアでも大きく取り上げられた。
国連加盟は2002年3月の国民投票でかろうじて承認が上回った。その16年前（1986年）の国民投票で国民の75％が反対したことと比較すれば、スイス国民の意識変化は大きかったといえる。1年経った今、総合評価はどうだろう？
スイスの永世中立の行方
国連加盟の是非を問う国民投票の論点になったのは「永世中立国」という立場。反対派を賛同する国民党のブロッハー議員などは「国連加盟によって、独立や中立が脅かされる」と主張してきた。賛成派は政府や財界がグローバル化に直面する今、孤立すれば国益に反し、加盟はスイスの伝統的な国際援助路線と見合っていると強調した。
国民投票を振り返る
国民投票の結果は54､6％が賛成､45,4％が反対し､州の過半数は12州対11州と薄氷の勝利だった。しかし、16年前の国民投票以来、欧州統合や冷戦崩壊や国際テロといった出来事が大きく国民意識を変えたとみられる。この変化の背景にはスイス国民の国連に対する見方が「普遍的な調整機関」としてみなされたことがある。資金洗浄への国際的批判の高まりや、ナチス・ドイツ時代のスイスの役割についての歴史的見直しなどで永世中立政策への限界を意識したものと考えられる。
結果分析
2003年8月に国防省がチューリヒの連邦工科大学軍隊アカデミーを通して行った世論調査によると、8割の有権者が「国連が保護者としての役割を果たしている」と答え、6割が国連軍への参加を支持している。これとともに、「永世中立国であることがスイスの国内の安全につながる」と思っている人は61％（98年には48％だった）、「永世中立国であることを支持する」人は8割以上あった。この結果はスイス人が国連加盟と永世中立は両立できると考えていることを示す。
国連からのプレゼント？
実際、加盟以来スイスは国連内でアクテイブなプレイヤーとしてアフリカ諸国発展の支援プロジェクトや拷問等禁止条約の選択議定書作成などを積極的に取り組み、2月の議会では「国連加盟はスイスにとってプラスだった」との報告書がだされた。スイス新聞「ルタン」（10日付け）は9月13日にジュネーブ欧州本部で開催予定のイラク問題を話し合う､常任理事国の緊急外相会議について「一年誕生日の国連からのプレゼントだ」と書き､今後、ジュネーブの国連での役割が大きくなることへの期待を込めている。
スイス国際放送 屋山明乃（ややまあけの）