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ベルンで最も有名な観光名所の1つは、地元の人々から“ツィートグロッケ・トゥルム （スイスドイツ語で「時計塔」の意味）”と呼ばれている時計塔である。塔は、すでに13世紀の初めに町を囲む外壁の西門として建てられ、1405年に取り付けられた大鐘は、当時、手で鳴らされていた。その後、1530年にドイツ人の機械工カスパー・ブルネン作のぜんまい式時計が取り付けられた。ツィートグロッケ・トゥルムは、スイスで最も古い時計塔の一つである。
同じく時計が取り付けられた1530年には、黄金の鶏、砂時計を持った男、金色のハンマーで1時間ごとに時を刻むハンス・フォン・ターンの3つの仕掛けが取り付けられた。
その後、1610年にベルンのシンボルカラーを身にまとった踊る熊の仕掛けが追加されたことにより、時計塔がよりベルンの町のシンボルらしくなった。仕掛けは、毎正時に、楽器と武器を手にした熊たちによって開かれ、閉じられる。鶏が鳴くと、足を上げ鐘を鳴らす道化師の仕掛けは1642年に追加された。
時計塔の装飾は、バロック末期の影響を大きく受けている。大きな文字盤は、1930年に作製されたビクター・スルべックの装飾に縁取られ、時を知らせる鐘、塔の時計、仕掛け、天文時計は、すべて一つの装置によって作動している。さらに、時計塔は、時刻の他に曜日、日にち、月、星座、月の位相も表示している。
かつてこの時計塔の近くに住んでいたアルベルト・アインシュタインは、しばしばバスが時計塔の脇を通り過ぎるのを観察し「もしバスが光速で走り抜けたら何が起こるだろうか」と考え“相対性理論”を構築するきっかけになったと言われている。この言い伝えを信じるならば、この歴史ある時計塔は、私達に現代の時間概念を考え直すきっかけを与えてくれるかもしれない。
夏には、時計塔の見学ガイドツアーが行われ、観光客を魅了している。