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地球の温暖化が進めば、スイスのスキー場の半数近くは雪不足で閉鎖されるだろう。このような研究報告を経済協力開発機構 ( OECD）とスイス、ベルン大学の両者が警告している。
12月13日に発表されたOECD報告ではアルプス地方でこのまま温暖化が進めば、打撃を受けるのはスイスだけではなく、ドイツではほとんどのスキー場が、オーストリアでは70％のスキー場の雪不足が深刻になると警告している。
初雪が遅れた今年はアルプス地方では1300年来というほど暖かい年となった。これが温暖化の結果であることは多くの専門家の間ではもう疑問の余地はない。
OECDの発表
OECD研究では「アルプス地方は地球の温暖化に特に敏感で、ここ数年の温暖化は世界の平均上昇気温より3倍も上昇した」と報告する。研究はスイス、フランス、ドイツ、イタリアにオーストリアを含むアルプス地方全域を網羅する初の試み。
現在のところ、アルプスの中、大規模スキー場（666件）の9割の場所では十分な積雪量 ( 30センチ)がある。これは1年のうち少なくとも100日間以上は30センチ以上あるということだ。逆にいうと、残りの1割はすでに不安定な状態にあることになる。
気温が1度、2度、4度と上がるとスキーができるスキー場の数は500、400、200カ所と減っていくという。「気温が1度上がると積雪が十分な標高は150メートル上がることになる」と執筆者の1人、シャルドゥール・アグワラ氏が説明する。最も危機に瀕しているのはドイツで、気温が1度上がれば積雪量が十分なスキー場が60％減になるという。
スイスではどうなる？
スイスではスキー場はおよそ、標高1000〜3000メートルに位置するが地域によって温暖化の影響は違ってくる。ベルン大学の観光研究所 ( FIF）では自らもチューリヒ大学地理研究所のブルノー・アベック氏の研究をもとに温暖化の観光業への影響を研究している。
FIFが予測する最悪のシナリオでは2030年までに2.6度気温が上がると、十分な積雪量がある標高は250〜300メートル上がることになる。
FIFのハンスリュディ・ミューラー所長は「地球の温暖化は夏の降雨量を減らし、冬は降雨量が増える結果になる。したがって、標高が高いスキー場ではさらに雪が増えることになる」と説明する。
地域的にいえば、フリーブール州やヴォー州のアルプスまたベルナー・オーバーランドなどの地方では深刻な雪不足になる。しかし、グラウビュンデン州やヴァレー州などの標高の高いスキー場では余り打撃はない と予測している。FIFの予測ではスイスでは全体では3分の2のスキー場が生き残ることになる。
地域経済に打撃
OECD報告では欧州のアルプス地方のスキーリゾートでは毎年、6000〜8000万人の人々がウィンタースポーツを楽しんでおり、これらの地域への経済的打撃は大きいと警告している。現在のところ、スキーやスノーボードに代わるべきレジャー産業はあまり提案されていない。
OECD報告によると多くのスキー関連事業主はおもに人工造雪機で乗り切ろうとしているが、さらなる温暖化が進めばコストがかかり過ぎてしまう。しかし、前出のミューラー所長は「この変化は時間がかかるので、観光業が適応する時間は十分ある」と楽観的だ。
swissinfo、外電 屋山明乃 ( ややまあけの）
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経済開発協力機構 ( OECD ) 報告によると、スイスの銀行は標高1500メートル以下に位置するスキー場のスキー装置設置の融資を断っており、標高の低いスキー場で既に閉鎖したものも多い。
このOECD研究「欧州アルプスにおける地球温暖化 ( Climate Change in the European Alpes : Adapting Winter Tourism and Natural Hazard Management))」最終報告は2007年の2月に発表される予定。
冬の観光業が国のGDPの4.5％を占めるオーストリアは今後10数年間で70％のスキー場に雪がなくなると予測している。