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スイスアルプスでは１９世紀から姿を消していたヒゲワシ。現在、この鳥を繁殖してスイスで野生復帰させる活動が行われており、まだ飛べない３羽の若鳥が５月下旬、スイス中央部の山に放たれた。（SRF/swisisnfo.ch）
ヒゲワシ保護財団のメンバーは、オプヴァルデン州メルヒゼー・フルットのヘングリボーデン山に３羽の若いヒゲワシを連れていった。メンバーたちはこの３羽が飛べるようになるまで餌を与え、見守っていく予定だ。
同財団は１９９１年から合計３８羽のヒゲワシをスイスで放鳥。２００７年以降、グラウビュンデン州とヴァリス（ヴァレー）州でヒゲワシの自然繁殖が確認されている。
ヒゲワシは狼やイヌワシなど、捕食動物が生息する人里離れた場所を好み、他の動物が食べ残した死骸の骨髄を餌にしている。
ヒゲワシは過去、乱獲が原因でアルプスから姿を消した。羊を襲うのはヒゲワシだと誤解されていたためだ。
今日では、肉食動物の体内に残った毒や、生息地の悪化、巣への妨害、餌の減少、送電線への衝突などがヒゲワシにとっての脅威となっている。
国際自然保護連合は２０１４年、ヒゲワシを近い将来絶滅の恐れがある「準絶滅危惧種」に指定した。
ヒゲワシは翼を広げると３メートル近くになり、重さはおよそ８キロ。他のハゲワシとは異なり、ヒゲワシは禿げていない。