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2003年から2007年の間にベルナー・オーバーラント地方のアルプスで発見された先史時代の遺物の中には、これまで最古の氷河遺物とされていた「アイスマン」のミイラよりも少なくとも1000年は古いものがあることがわかった。このコンテンツは 2008/08/22 09:53
標高2,756メートルのシュニデヨッホでは、これまで木製サンダルや革切れなど300を超える先史時代の遺物が発見されている。8月21、22日の両日にベルン大学で開催されている国際シンポジウムで、これらの製造年代を新たに確定できたことが発表された。
交通路としてのアルプス
「アイスマンとシュニデとトナカイ猟師：氷原考古学と完新世の気候の変化」と銘打たれたこの会議には、カナダ、ノルウェー、オーストリア、イタリア、スイス、アメリカの各国から130人以上が出席している。いずれも自国の氷河で同じような遺物を発見している国々だ。
スイスアルプスのシュニデヨッホ ( Schnidejoch ) では、2003年から2007年までの間に、革や植物の内皮から作られた先史時代の服の切れ端や調理道具、矢、銅製のブローチ、あるいはローマ時代の靴くぎなど、およそ300の遺物が発見された。
取っ手つきの木製皿や革の切れ端など、その中の46の遺物をチューリヒ工科大学 ( ETHZ ) がラジオカーボン・テストで調べた結果、これまでの推測よりも1500年ほど古いことがわかった。つまり、これらの発見物は紀元前4500年くらいに作られたもので、これまで最古の遺物であったアイスマンよりも最低1000年は古いことになる。アイスマンは1991年、南チロル地方にあるティーゼンヨッホ ( Tiesenjoch ) の標高3200メートル辺りで発見された。
また、これらの遺物によって、先史時代のアルプス圏に起こった氷河の変動をより精密に復元することもできるようになったと、ベルン大学のマルティン・グロジャン地理学教授は言う。
同会議で最も注目を集めたのは、シュニデヨッホで発見された5000年前の革のDNA分析だ。これについて発表したバーゼル大学先史自然科学考古学研究所 ( Institut für prähistorische und naturwissenschaftliche Archäologie ) のアンゲラ・シュルムバウム氏によると、これは家畜として飼っていたヤギの皮で作られたズボンの一部で、石器時代の男性がおそらくベルナー・オーバーラント地方からヴァレー地方へ山を越えて移動するときにはいていたものと断定された。この男性はその途上、事故死したものと見られている。当時の気候は温暖で、この一帯は重要な交通路となっていたようだ。
swissinfo、外電
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