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スイス人力士マルク・ハルディ氏（43歳）が相撲を始めたのは19年前。ジュネーブで開かれたアマチュア相撲大会に参加し、優勝。日本旅行と柔道学校の研修を勝ち取った。空手部や柔道部の選手を凌ぎ、優勝した3人はスイスの伝統的国民スポーツであるシュヴィンゲン（レスリング）の闘士ばかりだった。以来、相撲のとりことなり、頻繁に日本を訪れ技術の向上に励む。ジュネーブ相撲クラブを率いる氏の夏の講習会を訪れ、相撲とレスリングの関係を探ってみた。このコンテンツは 2007/07/18 07:45
「これがマワシ。この格好が恥ずかしいという人もいるが、水着を着ているのと同じこと」と夏期の相撲講習会に集まった子供たちに説明するハルディ氏。マワシ姿で構える仕切りがキリッと決まっている。四股の踏み方を見せながら「日本の相撲学校では足慣らしに1時間半も続けるんだぞ」と気合を入れる。子供たちが沸く。
スイスの伝統レスリング、シュヴィンゲン用におが屑が敷いてある専用体育館の一角に本物の土俵がある。その土俵上で相棒のエリックとみせる見本試合の迫力には目を見張る。ハルディ氏は何度も相撲の国際大会で優勝し、1999年には世界2位まで登りつめた強者だ。一瞬にして勝負が決まる。
相撲は「余計な物がなく、まわしと素手だけで勝負するところが好き」という。シュヴィンゲンとは伝統的なところやパンツを掴むところも似ている。「勝つ技術は違うけど、レスリングの体力は相撲に役に立ち、相撲の集中力はレスリングに役立つ」。それでも、相撲の方が勝負前の精神的な構えと闘争心が大切という。「2人の人間の正面からの対決」が好きだ。朴訥なところがいかにも力士という感じだ。
ハルディ氏の本業は建築家。趣味でレスリング・相撲クラブを立ち上げ、春、夏にシュヴィンゲンを秋、冬に相撲を練習し、子供たちを大会に連れて行く。
それでも「最近のスイスの若者はスポーツで苦しむのが好きではない」と嘆く。「確かに６カ月かけた練習を１秒で負けて観念するのは簡単なことではない。だからこそ、素晴らしい人生の鍛練だ」と考える。「相撲は太った人のスポーツというのは間違い。先ず、強いことが大事」と言うハルディ氏は大会で200キロ級を打ち負かしたこともある。
講習会にはすらっと美しい女子中学生も参加していた。相撲も国際化することによってイメージが変わっていくのだろうか。氏の夢は相撲が将来オリンピック競技となり、クラブの子供たちを送り込むことだ。
swissinfo 聞き手 屋山明乃（ややまあけの）
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