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３月２９日に旧フセイン政権下での国連の対イラク人道支援事業「石油と食料交換プログラム」をめぐる不正疑惑を調査している独立調査委員会の暫定報告が発表された。このメンバーであるスイスのマーク・ピート教授にインタビューした。このコンテンツは 2005/03/30 12:58
報告書の調査を行ったピート教授は、アナン事務総長は息子コジョ氏に関連して生まれてくる公私の利害関係の対立を巧く対処することができなかったとしている。
この第２回目の暫定報告書によると、コフィ・アナン事務総長は息子コジョ・アナン氏を雇っていたスイスのコテクナ社にする際に「不適切な影響力を行使しなかった」と結論づけた。
「石油と食糧交換プログラム」は経済制裁下の旧フセイン政権のイラクが原油輸出を許される代わりに、その売却益でイラク国民に食糧や医療品などの物資を購入し、供給する国連の人道支援事業プログラム。
同プログラムは1996年末から2003年まで続き、石油売却額は670億ドル（約７兆1800億円）にのぼった、国連最大額の事業。コテクナはイラク国民へ送る人道物資輸送の監査業務を1998年から委託され、契約額は毎年1,000万ドル（約10億円）だった。
swissinfo: 今回、第２回の暫定報告書の重要な発見は何ですか？
まずはアナン事務総長のコテクナとの契約をする際の役割を調べました。しかし、彼がこれを発注するに当たって不適切な影響力を行使したという証拠はありませんでした。そのうえ、入札の際にコテクナが入っていたことを彼が知っていたかどうかについても、十分な証拠はありませんでした。
しかし、アナン事務総長がコテクナと息子コジョ氏の間に存在する公私の利害の対立を知ってからと、同社が当時、ジュネーブで犯罪捜査の対象になっていると分かってからは…「適切な対応をしなかった」と結論づけました。
アナン事務総長のコテクナに対する調査はおよそ、一日ぐらいで終わってしまい、父親としてこれ以上、調べることはないと早期決断してしまった。しかし、彼は父親としてではなく、国際機関の長として、もっと慎重かつ適切な行動を取るべきだった。彼は不誠実ではなかったが、運営決断がまずかった。
swissinfo: この結論はどのくらい、アナン氏にとってダメージを与えるものですか？
この結果、彼がどういう決断を下すかを決めるのは我々の役割ではありません。しかし、一方では彼のポストを犠牲にするほどのものとは思いません。
swissinfo: 息子コジョ氏をこの重大な契約の前後に雇ったコテクナ社の役割については？
意外なことにコテクナは実際に功績があって選ばれました。最も安い入札者でした。我々はコテクナが一連の入札手続きにも影響し得たかどうかも調べました。しかし、そのような証拠は出てきませんでした。一方、そのような疑惑があったということも考えられます。コテクナに一連のもみ消し工作があったことは確かだからです。
コテクナは我々に協力的に情報を提供してきましたが、最初から公然と嘘をついてきました。捜査の初めから、コジョ氏は1998年末以来、コテクナで働いていないと言い続けてきました。
もう一つの点は、コテクナがコジョ氏に相当の金額を払ってきましたがそれを認めていません。我々はコジョ氏自身から50万ドル（約5300万円）近くを貰っていると聞いていますが、それをコテクナは否定しています。毎週、新しい数字が出てきますが、正直言って、巧く計算が合いません。
swissinfo: このことをどのように解釈していますか？
当惑しています。現在のところ、これ以上は言えません。ですから、この件について続けて調査を行っているわけです。
swissinfo: コジョ氏やコテクナは今まで「悪いことをしてない」と言い続けてきましたが、どのような反響があるでしょうか？
どちらも捜査に協力する義務はありません。たとえ、嘘をついていたとしても法律上の罪は問われません。信望は落ちるでしょう。しかし、彼らが入札のプロセスに影響を与えようとしたとの証拠が挙がれば、それは明らかに詐欺行為で犯罪です。
swissinfo: コテクナ社以外のスイスでの調査はどのようでしたか？
我々は相当の数の銀行記録を調査し、今も分析しています。今年の夏に出る最終レポートの調査の一部です。これは主に石油関係の会社と人道関係に焦点が向いています。
swissinfo インタビュー、ロバート・ブルックス、 屋山明乃（翻訳）
補足情報
-マネーロンダリング、犯罪法専門家のスイスのマーク・ピート教授が国連の「石油と食料交換プログラム」の汚職疑惑を調査している。
-これは旧フセイン政権下で行われた国連の対イラク人道支援事業「石油と食料交換計画プログラム」を請け負ったスイス企業、コテクナ社が国連との契約の前後にアナン事務総長の長男、コジョ氏を雇っていたことから、入札の際に事務総長が影響力を行使したかどうかを調査する独立調査委員会が行った報告だ。
-「石油と食糧交換プログラム」は経済制裁下のイラクが原油輸出を許される代わりに、その売却益でイラク国民に食糧や医薬品を購入し供給するプログラム。1996年から2003年まで続いた。イラク産原油の売却額は670億ドル（約７兆1800億円）に上り、コテクナは1998年から毎年1,000万ドル （約10億円）契約で人道物質の監査業務を委託された。
-ピート教授はポール・ボルカー前米連邦準備制度理事会議長とリチャード・ゴールドストーン元旧ユーゴ・ルワンダ国際刑事栽・検察官とともに独立調査委員会のメンバーとして調査に加わった。
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