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9月30日、国際オリンピック委員会 ( IOC ) のジャック・ロゲ会長は「IOCにとって北京オリンピックは例外的な大成功を収めた大会だった」と総括した。このコンテンツは 2008/10/01 09:53
また、中国での人権問題に関して「IOCはもっと何らかの方策が取れたのではないか」という記者団の質問に、IOCと政治の切り離しを再び確認した。
オリンピック村の環境の良さ
「204カ国が参加し、85カ国がメダルを獲得した。アテネでは60カ国に過ぎなかったが」
とロゲ会長は語り、北京オリンピックでの世界的な広がりとIOCが行ってきた途上国でのスポーツの促進が成功していることを強調した。
さらに、オリンピック村の環境の良さも挙げ、
「選手たちの意見も聞き、私自身も泊まってみたが今回のオリンピック村が過去、最高のものだった」
と評価し、またスイスの建築家、ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計した北京オリンピックスタジアム、通称「鳥の巣」の素晴らしさに対しても敬意を表した。
一方、ドーピング問題にも触れ、永久に解決できない問題だがと前置きし、
「アテネ大会より1000件多い4500件を検査し、計15件のドーピング例を確認した。3件は馬に対するドーピングだった」
とIOCの努力とその成果を説明した。
オリンピックは問題解決の万能薬ではない
中国での人権問題に対する記者団からの質問に対しては、
「スポーツは政治と関係無い。もちろんオリンピックは開催国の社会的側面に良い影響をもたらすことはできるが、その社会の問題を解決する万能薬ではあり得ない。オリンピックは単なる媒介役を務めるに過ぎない」
と今までのIOCの方針を再び明らかにした。
一方、もっと人間的な規模の小型のオリンピックが開催されてもいいのではという質問に対しては、
「歴史的に小型のものもあったが、今日経済的に現実的ではない。オリンピックの資金源は、実際の所テレビの放映権などが中心で、多くのメディアが参加できるには大規模なオリンピックでなくてはならない」
と結論した。
swissinfo、里信邦子 ( さとのぶ くにこ )