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冷戦時のスイス軍秘密部隊「P26」について調査した機密文書の一部が行方不明になっていた問題で、国防省はこの文書の所在を特定できなかったとし、捜索を打ち切った。
行方不明になっているのは、部隊の存在が発覚した後に作成された報告書「コルニュ・レポート（Cornu Report）」の資料で、国防省に保管されているはずの文書をとじた２７のバインダーやファイル。関係者の証言、外国の諜報機関および諜報部員の氏名、P26メンバーの個人情報などが含まれていた。一部報道で問題が発覚し、「証拠隠滅のために破棄、あるいは故意に紛失したのではないか」と批判されていた。
国防省のレナート・カルバーマッテン報道官は先月２８日、スイス公共放送（SRF）に対し「文書は全て連邦公文書館に送った。新たに見つかったものはない」と語った。
捜索打ち切りを受け、連邦議会監査委員会のクロード・ヤニアク委員長（社会民主党）はスイス通信に対し、今月中にも新たな対応策を考えると述べた。
これとは別にスイス連邦政府は先月末、コルニュ・レポートが作成された際に作られたメディア公開用の「匿名版」を公開。個人情報の一部が黒く塗りつぶされたもので、当時は公開されなかったが、連邦政府が「個人情報保護の観点からも公開を阻害する理由はない」と判断した。一方、コルニュ・レポート全文は機密文書扱いで、公開されるのは期限が切れる２０４１年以降となっている。
スイスの秘密部隊「P26」
１９５０年代、共産勢力の侵攻に備えてスイス軍の秘密組織として作られた。正式名称は「２６作戦（Projekt２６）」。民間人約４００人が所属し軍事訓練を受けたほか、スイス全土に秘密の武器庫を保有していた。
１９９０年２月、議会の調査委員会によってP26の存在が明るみになり、戦後史最大のスキャンダルに発展。議会の調査委員会は、この部隊には法的根拠がなく、政府の監視下の外で運営されていたと批判した。また１９９１年には、議会の調査委員会とは別に、政府がヌーシャテル州の判事ピエール・コルニュ氏に調査を委託した報告書「コルニュ・レポート（Cornu Report）」が出された。P26と海外組織の関係にも踏み込んだ内容だったが、政府は２０４１年まで機密文書扱いとした。P26は９０年に解散した。
SDA-ATS/jc