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サマランチIOC会長が「過去最高のオリンピックだった」と閉会宣言で述べ、シドニー五輪が閉幕した。スイスは過去最多のメダルを獲得した。
サマランチIOC会長が「過去最高のオリンピックだった」と閉会宣言で述べ、シドニー五輪が閉幕した。スイスは過去最多のメダルを獲得した。
スイスは金１、銀６、銅２の合計９個のメダルを獲得、１９５２年のヘルシンキ大大会以来、最高の成績を収めた。が、アトランタの金４個に比べ、メダルの質が落ちているとの議論もある。しかし、スイス役員団のハンスヨルグ・ヴィルツ団長は、今回の成績に大変満足していると語る。「メダル競争は金メダルの数によって示されるため、スイスはかなり下位にランキングされている。が、オリンピックでの金と銅の差は、大変小さなものだ。金以外の価値も、尊重されるべきだ。8位以内の入賞も大きく評価する必要がある。」
この視点から見れば、１０２人の選手の半分以上が上位１２位以内に入ったスイス勢の活躍の違った面が見えて来る。金が取れなかった失望感は、スイス最初の金メダルがあまりにも劇的に獲得されたことによるだろう。
時差のため本国スイスの大部分がまだ眠りについている頃、開幕早々の女子トライアスロンで、ブリギッテ・マクマホンが金メダル、マガリ・メスマーが銅メダルを獲得した。開幕早々に金など取った経験が無かっただけに、国民が盛り上がり過ぎた。翌日は、フェンシング女子エペ個人でギアンナ・ハブリュツェル＝ブルキが銀メダルを獲得した。フェンシング女子エペでは団体（ハブリュツェル＝ブルキ、ラモン、ロマグノリ）でも銀を獲得した。射撃男子ラピッドファイアピストルでは、ミッシェル・アンセルメが銀メダルを獲得した。
が、１週目が終わる頃には、スイス勢の快進撃は止まってしまった。８００m女子自由形のフラヴィア・リガモンティは４位に終わり、男子シングルスカルのアトランタ金メダリスト、クセノ・ミュラーは、決勝であわや３位かという所を辛くも２位に滑り込み銀メダル、２度めの金は果たせなかった。
女子マウンテンバイクで、バーバラ・ブラッターがスイス５つめの銀を取ったが、レースの半分以上をリードした後の逆転負けだったため、金を逃した国民の失望は大きかった。
国民の失望度ナンバー１は、陸上男子８００mのアンドレ・ブッヒャーだ。スイス初の陸上金メダルを期待されたブッヒャーは、４００mまではトップでレースを引っ張ったが、隣の選手のひじ撃ちを食らいコ−ス外に突き出されてからリズムを崩し、５位に終わった。
馬術障害飛越団体では、マルクス・フッス、ベアト・ミュンドリ、レスリー・マックノート、ウィリ・メリガーが、１９２４年の同種目オリンピック採用以来初の銀メダルに輝いた。
スイス五輪委員会は、シドニー五輪の反省会を開き、特に後半１７日間の成績不振を繰り返さないよう、今後の強化策に役立てるという。