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仏政府は２００４年にパリで開催を予定していた国際博覧会の中止を決定した。すでに参加を決定していたスイスは、これまでプロジェクトに投資した経費２５万スイスフランが無駄になった。
博覧会場全体のデザインを仏政府から委託されたスイス人建築家ベルナルド・チュミ氏も、衝撃を受けている。
ジョスパン前首相から博覧会計画を引き継いだジャン＝ピエール・ラファラン仏首相は、博覧会中止決定の理由を「博覧会の経費３億８０００万ユーロはフランスにとって高すぎる。さらに、博覧会に対する国際的な関心が極めて低く、これまでに参加表明している国は１０ヶ国にも満たない。」と述べた。
スイスは今週すでにフランスでのパビリオン計画を決定、政府は７００万スイスフランの予算を決定した。スイス・パビリオンの設計を６０社の中から落札したチューリッヒの設計事務所ベトリックス＆コンソラシオの建築士マリ＝クロード・ベトリックス氏は、「シラク仏大統領が博覧会開催に関する調査に着手したと聞いていたので、もしかしたらとは思っていた。が、我々はすでにプロジェクトに多くの時間を費やしており、中止決定には失望している。」と述べた。
パリの国際博覧会のテーマは、異なる文化でのイメージの受け止め方の違いの比較で、エレクトロニックからメディア、広告などあらゆる形でのイメージの文化による受けとめ方の違いの比較を意図していた。スイスが計画していた展示は、エレクトロニック・イメージを構成するpixelを用いてイメージにおけるコンセプトを反映させるというものだった。仏政府から博覧会場のデザインを委託され、昨年からプロジェクトにかかり切っていた建築家のチュミ氏は、「博覧会中止は重要な機会の損失だ。米国と中東など、文化によるイメージにおけるコンセプトの違いについて考え、討論する重要な機会だったのに。」と失望の意をswissinfoに語った。
一方、スイスはじめすでに参加表明していた国にとっては、パリ博中止による財政的な打撃が大きい。国際社会におけるスイスのイメージ振興を図る政府機関「プレゼンス・スイス」のアレッサンドロ・デルプレート広報官によると、スイスはパリ博でのプロジェクトにすでに２５万スイスフランを費やしたが、全て無駄になってしまった。「国際博覧会は独自の方法でスイスを世界に向けて紹介する絶好の機会なので、中止は大変残念だ。が、パリ博がだめでも、２００５年の日本（愛知博）がある。」とデルプレート広報官はswissinfoに語った。
フランスの博覧会中止の決定は、このような大規模な国際博覧会の存在そのものに疑問を投じた。今日この手のイベントは時代遅れで、最早成功は不可能と見る風潮が強い。２０００年の独ハノーバー博は財政難に悩み、スイスで現在開催中のエキスポ０２は多種多様な危機に見舞われながら２年遅れでの開催にようやく漕ぎ着けた。英国のミレニアム・ドームも予想を大きく下回る観客した動員できなかった。建築家のチュミ氏も、博覧会のコンセプトの再考が必要な時に来ていると次のように語った。「１９世紀に始まった万国博覧会の価値について考える時期に来ている。が、文明と文化間で多くの誤解が生じているこの時代こそ、国際的な出会いの場を持つのは重要な事でもある。ワールドカップ・サッカーだけではない。他にも討論する価値のあるものがたくさんあり、国際博覧会はそのための場でもある。」。