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山で農業を営む人々の生活に欠かせない小型ロープウェイ。しかし、この輸送手段も、もうすぐ過去のものになってしまうかもしれない。(SRF/swissinfo.ch)
スイスには現在、約２００カ所に小型ロープウェイがある。だがその約半数が、維持費がかかり過ぎるために廃線の危機にさらされている。
事の発端は、２００７年にスイスが欧州連合（EU）の規格に合わせるために導入した新しい法律だ。この法律によって小型ロープウェイにも、人気観光地にあるような大型ロープウェイと同レベルの厳しい安全基準が適用されることになった。この新しい基準を満たすために必要な修理や工事費は、大手のロープウェイ運営会社ならば観光客が払う運賃でまかなえるだろう。しかし、小型ロープウェイを所有する農家や組合にとって、何千フランという費用は、簡単に出せる金額ではない。
小型ロープウェイとは８人乗りまでのタイプを指す。隔絶されたアルプスの農家を麓（ふもと）と結ぶほか、観光客の足でもあり、資金繰りに悩む農家にとっては臨時収入源にもなっている。
ロープウェイの所有者たちは、その存続のため、政府に助成金を求める活動に乗り出した。この活動が、観光業界や環境保護団体から援助を受けるのは確実だろう。彼らにとっても、山頂の農家と麓の村の行き来のためには、新しい道路を建設するよりもロープウェイのほうが好ましいからだ。