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スイス企業のトップマネージャーは平均して、最低賃金で働いている社員の1年間の収入を上回る金額をわずか1週間で稼いでいる。これは、労働組合「ウニア」が42社の大企業を対象に行った調査の結果だ。このコンテンツは 2010/04/13 10:22
4月12日の「ウニア ( Unia ) 」の発表によると、経済危機がまだ収拾をみせない現在、トップクラスの幹部の給与はすでに大幅に上昇している。
格差の大きい大銀行
「昨年、大幅減益を被った企業もあることを考えれば、この傾向は意外なことだ」
とウニア。今回の調査では、経済危機で大打撃を受けた機械、電気、金属の各産業および派遣業務は対象外となっている。それ以外の分野における平均給与の最低額と最高額の比は1対56で、昨年末の1対49から格差がさらに広がった。その差が特に大きいのは大手の銀行だ。
その一例として、スイス第2大手銀行「クレディスイス ( Credit Suisse ) 」が挙げられる。同銀行は3月末、トップマネージャーに対し2004年分のボーナスおよそ31億フラン ( 約2700億円 ) を支払うことを明らかにした。これは2004年の長期的ボーナスプログラムで定められたもので、2005年に5660万フラン ( 約50億円 ) 分の株式が約400人のトップマネージャーに配られた。賞与額は当時、数年間という長期的な視野で従業員が銀行に利益をもたらすことを前提としたシステムで評価された。しかし、株の価値が現在31億フラン近くまで膨らみ、このような巨額の賞与を生む結果となった。
現在の最高経営責任者 ( CEO ) ブレイディ・ドゥーガン氏に当時割り当てられた株の価値は、現在約7090万フラン ( 約62億円 ) に達している。これらの株は4月20日に本人に手渡される予定だ。
このような給与格差の拡大を食い止めるため、ウニアは100万フラン ( 約8800万円 ) 以上の給与は企業利益から税引きできないようにするべきだと要求。また、トップマネージャーへのボーナスや優待措置に対する特別税も提案している。
swissinfo.ch、外電
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