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欧州連合（EU）欧州委員会は９日、次期加盟候補国として１０カ国を推薦する報告書を発表、スイスの孤立に再び注目が集まっている。新加盟国にはスイスEU相互通商協定のうち「人の移動の自由」を除く全協定が適用される。
欧州委員会は、次期加盟の候補国としてポーランド、チェコ、ハンガリー、スロバキア、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、キプロス、マルタの１０カ国を推薦した。１２月コペンハーゲンで開かれるEU首脳会議で承認されると来春に署名、２００４年夏の欧州議会選挙に合わせた加盟が実現されることになり、現在１５カ国が加盟するEUは２５カ国に拡大される。
スイス政府および企業は、EUの東方拡大はスイスの新たな市場開拓につながると概ね歓迎している。経済省は「スイスとEUの間に確立された政治的・経済的に良好な関係から、EUの東方拡大はスイスにとって新市場拡大の機会となる」と見る。エストニア、ハンガリー、ラトビア、ポーランド、スロバキアなど急共産圏への拡大で、EUの人口は現在の４億人に7、５００万人が加わる。さらに、EUの法規制と市場状況から、非加盟のままでもスイスは大きな貿易チャンスを得ることになる。
スイス企業、中でも多くの中小企業が、既にリトアニア、スロベニア、ハンガリー、ポーランドに進出している。Swiss Exportのマルセル・レデルゲルバー代表は、「人口の多い東欧は巨大市場」としながらも、多くの独企業はスイス企業よりも遥か以前から東欧に進出していると指摘した。輸出国スイスの中小企業１０社のうち１社は対欧州輸出を基本事業としており、次期加盟諸国は長期戦略のカギを握る存在となりそうだ。
一方、欧州委員会の拡大報告書は、スイスの政治的孤立をさらに深めるものとなった。今回の報告書では、ブルガリア、ルーマニアは市場経済や社会改革の遅れから２００４年加盟推薦からは外れたが０７年加盟の可能性が示され、トルコは加盟交渉開始時期は示されなかったが以前から加盟を希望している。ジュネーブ国際関係大学院のカート・ガステイガー教授は、スイスの深まる孤立は時間が解決するものではないと警告する。「スイスは欧州のど真ん中の政治的な盲点となる。スイスの欧州内での立場、拡大EUにおけるスイスの役割にも影響が出る。」というガステイガー教授は、EUに囲まれたスイスの孤立は、市場拡大による経済発展よりも将来深刻な課題となるとswissinfoに語った。
２００１年３月４日の国民投票で、EU加盟交渉即時開始を求める発議案が否決された。即時交渉開始案には政府も反対の立場だったが、国民の反対理由は貧しい加盟国にスイスが搾り取られるという懸念だった。ガステイガー教授は「当時と比べ、スイス経済は弱くなったことを認識する必要がある。『最強で最良のスイスにEUは必要ない』などという昔のプライドは通用しない。今後はより柔軟なEU関係を探る必要がある。」と語った。
EU拡大報告書キー
０４年加盟候補国の推薦を受けた国：キプロス、チェコ、エストニア、ハンガリー、リトアニア、ラトビア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロベニア。
０７年加盟の可能性のある国：ブルガリア、ルーマニア。
トルコは推薦漏れ。加盟交渉開始時期も示されず。
拡大EUの人口は２０％増の４億７５００万人に、が、GDPは５％増。
拡大EUの域内領土面積は３０％増。