Document ID: /fineweb-2-swissfilter-quality_10-filterrobots/filtered/00393.jsonl.gz/13

英国で起きた元スパイら殺人未遂事件をめぐり、ロシアのラブロフ外相は１４日、使用された薬物はソ連やロシアで作製されたことはないとするスイスのシュピーツ研究所の研究結果を明らかにした。同研究所はコメントを控えている。
ラブロフ外相は、スイス連邦国防省国民保護局の核・生物・化学兵器防衛研究所（シュピーツ研究所）外部リンクから秘密情報を受け取ったと述べた。同研究所はロシアの元スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏の暗殺未遂に用いられた神経剤のサンプルの分析に当たっていた。
ラブロフ外相がシュピーツ研究所から受け取った資料によると、神経剤はBZと呼ばれるもので、西洋諸国で製造された。同物質は冷戦中に米国の化学兵器として備蓄されていたが、ロシアの備蓄には一度も含まれたことがなかったという。
先月４日に発生したスクリパリ氏とその娘の暗殺未遂にロシアが関与したとの疑いを、間接的に否定した格好だ。２人は一命を取り留めている。
シュピーツ研究所は大量破壊兵器の科学捜査において世界有数の研究機関で、化学兵器禁止機関（オランダ・ハーグ、ＯＰＣＷ）に加盟している。
OPCWは１２日、殺人未遂事件に使われた神経剤は「ノビチョク」と断定した英研究所の分析結果を追認。ノビチョクは旧ソ連で開発されたとされる猛毒だが、今回の事件で使用されたのがどの国で製造されたのかは、OPCWは明言しなかった。ラブロフ外相は、OPCWがシュピーツ研究所の分析結果を反映しなかったことに異議を唱えた。
「疑いの余地なし」
スイス連邦科学研究機関局のシュテファン・モグル局長は、独語圏の日刊紙NZZが５日掲載したインタビューで、「ノビチョク」であることは「疑いの余地がない」と英研究所の判定を追認していた。
一方、シュピーツ研究所は１４日、ツイッターで「OPCWの下部組織として、単独のコメントは差し控える」と投稿した。「当研究所が公式に発言できることは、NZZの記事に盛り込まれている」ともコメント。同じ投稿で、モーグル氏の英研究所の判定に関するコメントをリツイートした。
swissinfo.ch/ln
続きを読む
おすすめの記事
スイスとロシア、緊張緩和せず スパイ活動疑惑で
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのイグナツィオ・カシス外相は２５日、米ニューヨークの国連総会に参加しているロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談を行った。だが、ロシア外交官によるスイス国内でのスパイ活動疑惑について大きな進展はなかった。
もっと読む スイスとロシア、緊張緩和せず スパイ活動疑惑で
おすすめの記事
スパイが集まる国、スイス
このコンテンツが公開されたのは、
外国スパイがスイスで開く会合数が急激に増えていると報じられた。スイスの連邦情報機関（NDB／SRC）も監視の目を光らせる。
もっと読む スパイが集まる国、スイス
おすすめの記事
「殺人ロボット」への対応は？
このコンテンツが公開されたのは、
「殺人ロボット」と呼ばれる自律型致死兵器システム（LAWS）に関する国際会議がジュネーブの国連欧州本部で開かれている。軍縮推進団体などLAWSの反対派は、自律型兵器の今後を協議するこの会議を「慎重だが楽観的に」注視する。
もっと読む 「殺人ロボット」への対応は？
おすすめの記事
ハッカーの標的になったスイスの兵器製造会社「ルアク」とは？
このコンテンツが公開されたのは、
１９９８年に民営化されたルアク外部リンクは、過去１０年間で国際的なテクノロジー企業として大きく発展した。現在９カ国で約８千人を雇用し、民間部門の売り上げが総売り上げの５５％（２０１５年は１７億５千万フラン、約１９５０億…
もっと読む ハッカーの標的になったスイスの兵器製造会社「ルアク」とは？
おすすめの記事
スイスが（まだ）核兵器禁止条約に署名しない理由
このコンテンツが公開されたのは、
スイスは、昨夏国連で採択された核兵器禁止条約にまだ署名も批准もしていない。条約支持へのプレッシャーが高まるなか連邦政府の批准手続きがもたつく背景には、スイスの置かれた立場の難しさがある。
もっと読む スイスが（まだ）核兵器禁止条約に署名しない理由
おすすめの記事
対ロシア制裁に踏み切ったEU 中立国スイスの立場が争点に
このコンテンツが公開されたのは、
ウクライナ問題で、スイスは信頼のおける仲裁者なのか、それとも漁夫の利を得ているだけなのだろうか？欧州連合（EU）はロシアに対して経済制裁に踏み切ったが、追随しないスイスに対し各国で賛否両論の声が上がっている。国際社会におけるスイスの役割は専門家の間でも意見が分かれる。
ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜された事件を受け、EUが一丸となり対ロシア制裁に踏み切る中、スイスは中立的立場を崩さず、ブリュッセルの要請には従わない意向を示した。スイス政府はスイスがビジネスの迂回ルートにならないよう具体的な対策をとりまとめ、特に軍需品の輸出に関してはEU寄りの立場を取っている。
もっと読む 対ロシア制裁に踏み切ったEU 中立国スイスの立場が争点に
おすすめの記事
生物化学兵器防衛研究所、ホットライン開設
このコンテンツが公開されたのは、
米フロリダで炭そ病発症が報告されて以来、国立核生物化学兵器防衛研究所には、問い合わせの電話が殺到している。同研究所のスポークスマン、ハンス＝ルドルフ・インダームーレ氏によると、一般市民からだけでなく生物化学兵器に関する詳…
もっと読む 生物化学兵器防衛研究所、ホットライン開設