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◆エペソ人への手紙３章７節～９節、１４節～２１節
3:7 私は、神の力の働きにより、自分に与えられた神の恵みの賜物によって、この福音に仕える者とされました。
3:8 すべての聖徒たちのうちで一番小さな私に、この恵みが与えられたのは、私がキリストの測りがたい富を異邦人に宣べ伝え、
3:9 また、万物を創造された神の中に世々隠されていた奥義を実行に移す務めが何であるかを明らかにするためにほかなりません。
3:14 こういうわけで、私はひざをかがめて、
3:15 天上と地上で家族と呼ばれるすべてのものの名の元である父の前に祈ります。
3:16 どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。
3:17 こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。また、愛に根ざし、愛に基礎を置いているあなたがたが、
3:18 すべての聖徒とともに、その広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解する力を持つようになり、
3:19 人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。
3:20 どうか、私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる方に、
3:21 教会により、またキリスト・イエスにより、栄光が、世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。
◎メッセージのポイント
３章の前半でパウロは自分がどのように使徒として福音に仕える者とされたのかを語っています。教会の迫害者であったサウロは、神の力によって、福音 に仕える使徒パウロと変えられました。それは、神さまの驚くべき恵みの結果です。パウロは劇的な回心によって、新しい人に造り変えられました。新しい人が 彼の中に生まれたのです。パウロはそれをここでは「内なる人」と呼んでいます。パウロはキリストのうちに彼がそれまで求めていたもの全てにまさる大きな宝 を発見したのです。パウロに与えられた使命とは、このキリストにある測りがたい富を異邦人に伝えることでした。口語訳では「無尽蔵の富」と訳されていま す。パウロの人生は困難の連続でした。この手紙を書いているときには獄中で囚われの身となっていました。３章の後半で、パウロは困難に打ち勝つ秘訣につい て語っています。
Ⅰ．内なる人はキリストのいのちを持っている
ここには書かれていませんが、内なる人と対比されているのは外なる人です。外なる人とは、人間が生まれながらに持っているものです。肉体、知力、意 志。どんなに元気で健康な人でも、年とともに衰え、やがては死んでしまいます。一方、内なる人とは、神の子どもとされた人々の内に、神さが造り出された新 しい人です。この新しい人には永遠のいのちが与えられています。そして、外なる人が年とともに衰えていくのと対照的に、内なる人は、日々、新しくされてい くのだと聖書は教えています。それは、神を信じる人々の内に住まわれる聖霊の働きです。次の聖書の箇所を見てみましょう。
ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は 日々新たにされています。今の時の軽い患難は、私たちのうちに働いて、測り知れない、重い永遠の栄光をもたらすからです。私たちは、見えるものにではな く、見えないものにこそ目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。 （Ⅱコリント４：１６～１８）
キリストがだれであるかを知った時にパウロの人生は劇的に変わりました。パウロの中に「新しい人」が生れたのです。それはキリストとつながるという 経験でもありました。パウロはキリストのうちに無尽蔵の富を発見したのです。私たちはどうでしょうか。私たちの結婚生活は、私たちの家庭は、また私たちの 教会は、どれだけしっかりとキリストのいのちにつながっているでしょうか。私たちの信仰の蛇口がしっかりとキリストという水道管につながっているならば、 天にある無尽蔵の貯水池から霊的祝福が流れて来るのです。
Ⅱ．内なる人は、キリストの愛に根差して成長する
内なる人はキリストの愛に根差して成長するとパウロは教えています。内なる人が立たなければならないのは人間の理解を超えたキリストの愛という土台 の上です。聖書にはキリストを信じることによって、神の子どもとなる特権が与えられると書かれています。創造主なる神様を「お父さん」と呼ぶことのできる 関係の中に入れられるのです。人知をはるかに超えたキリストの愛とは、父なる神の無条件の愛でもあります。私たちが救われたのは、私たちが何か優れていた からではなく、私たちが努力したからでもありません。どんな代価をはらってでも私たちをご自身の子どもとして取り戻したいと、ただ神さまが願われたからで す。それがパウロの語っている恵みです。
◎内なる人を通して、偉大な神の力が働く
内なる人は神の力との接点を持っています。内なる人を通して私たちの想像や願いを超えた神の力が働くのだとパウロは教えています。パウロのメッセー ジを読むならば、神の力が私たちを通してどれだけ豊かに現されるかその度合いは、私たちがどれほど深くキリストの愛に根差し、どれほど深くそれを理解しているかに比例しているように思われます。不思議なことですが、神様はご自身のご計画を実現される上で、常に弱さを持った人間を通して働かれるのです。聖書に登場する人物たちはとても英雄と呼べるような人たちではありません。私たちと変わらない欠点や弱さを持った人たちでした。しかし、そのような人々を通し て、神は力を現されるのです。私たちが困難を乗り越えて成長していけるかどうか、私たちを通して神の力が豊かに現されるかどうか、すべては、私たちがキリ ストの愛を知ることにかかっています。