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エメラルドの歴史と有名なエメラルド
エメラルドの歴史
古代から既にエメラルドは採掘と採取が行われていました。最も古い採掘の記録はエジプトにあり、2,000年以上前にワディシカイト近くの鉱山から産出されたエメラルドをエジプトのファラオ達は交易に使用したと考えられています。またクレオパトラはエメラルドの熱心なコレクターだったとも言われています。
アレクサンダー大王がエジプトを征服した際、彼は価値の高い鉱山を支配し、エメラルドはローマをはじめヨーロッパ各地にもたらされました。他の文献によるとパキスタンのスワート渓谷や中国ウイグルのダブダーなどは、もっと古い鉱床とも言われています。興味深いことにアレクサンダー大王がインド遠征をした際には、パキスタンのスワート渓谷を通ったと言われています。
16世紀のスペイン人による南アメリア大陸の発見はエメラルド市場に大きな変化をもたらしました。コロンビアに到着したスペイン人は、現地人（例えばムゾーの人々）が持っていた緑の石に注目し、スペインに持ち帰られたこの緑の石はすぐにエメラルドと判定されました。コロンビアのムゾー地域のエメラルドは少なくとも10世紀ごろには現地人による採掘が始まっていたと考えられています。
クオリティの高いエメラルドは多くがインドのムガール帝国（17世紀）に売却されました。今日でもムガール帝国の彫刻の施されたコロンビア産エメラルドが、オークションで高い値をつけています（著名なエメラルドの章をご覧ください）。
興味深いことに、エメラルドはヨーロッパでも東方でもどの言語でも似たような名称で呼ばれます。アラビア語では「ザマルート」、ギリシャ語では「スマラグドゥス」、スペイン語では「エスメラルダ」、フランス語では「エメロード」、イタリア語では「スメラルド」と呼ばれています。
著名なローマの自然科学者、プリニウスは次のように述べています1：
「エメラルドはダイヤモンドと真珠に次いで宝石として3番目の地位が与えられる。他のどの色も目にとってこれほどやさしいものはない。草や緑の枝を我々は喜びと共に見る。しかしエメラルドを見るときには、何物にも比べようがない深い緑により、限りない歓喜に包まれる。さらに、エメラルドは目を疲れさせることなく楽しませてくれる唯一の宝石である。目の使い過ぎで疲れた時には、エメラルドを見ることで目の疲れが回復する。宝石彫刻を行うものにとって、この穏やかな緑の光沢によって与えられる救いほど効果が高いものはない。」
エメラルドは宝石とジュエリーコレクターを魅了し続けています。エメラルドにまつわる歴史は長く豊富で、宝石学的にも非常に興味深い鉱物です。
1 Rileyによる翻訳
著名なエメラルド
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