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４年に一度の総選挙に続いて行われる閣僚選で９日、国民党のギー・パルムラン氏（５６）が閣僚に選出された。残る６人の現閣僚は、そのまま再選された。「最後の最後まで誰が選ばれるかわからない」といわれ、ハプニングも多い閣僚選出の現場をカメラが追った。
「最後までわからない」のは、前日まで、いや当日でさえも続けられる根回しや戦略が本当に功を奏するのか誰も予想がつかないからだ。
０７年には、国民党の閣僚だったクリストフ・ブロッハー氏の代わりに同党のヴィトマー・シュルンプフ氏（現財務相）が突然、閣僚に選出された。左派・中道派の党の代表が選出の２日前、ヴィトマー・シュルンプフ氏の住むグラウビュンデン州に赴き説得したという。同氏は１日おいて承諾し、ベルンの連邦議会（国会）にひそかに到着した。ブロッハー氏の驚きと怒りは、想像に難くない。
結局それが尾を引き８年後の今年、ヴィトマー・シュルンプフ氏は辞任を表明。その代わりに閣僚の席をもう一つ要求していた国民党の望み通り、国民党の候補者３人の中からパルムラン氏が選ばれた。
今回は、０７年のような「大地震」は起こらなかった。今年の総選挙で、国民党が国会の議席数を伸ばし第１党に躍り出たことで、「内閣での主張力は国会に占める党の議席数に比例して尊重される」という一致の原則を、国民党と本来は対立する左派・中道派の党が守ったからだ。
とはいえ、「演劇のような」閣僚選は、今回も再現された。第１回目の投票では、国民党の候補者のうち、パルムラン氏は９０票を、対するもう一人の有力候補で若いトマス・エッシ氏（３６）も６１票を獲得して票が割れた。また、予想さえしていなかったキリスト教民主党の女性議員に１６票が投じられた。結局３回行われた投票中、ずっと緊張した面持ちのパルムラン氏がテレビカメラに映し出され、落胆したエッシ氏の表情も大写しにされた。そのほかに、各所でひそかに話し合う議員たちの姿も映し出された。
そして、優れた行政能力を発揮しながらも、辞任に追い込まれたヴィトマー・シュルンプフ氏の最後の挨拶とその表情は、国会議員や国民の心を強く打った。
（文・里信邦子、写真・Keystone、制作・swissinfo.ch ）