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「アルプスの山々、豊かな森林、新鮮な空気 - 大自然の国スイス」というイメージを持つ人が多いことだろう。が、スイス国立科学財団が過去１０年間の環境に関する研究・調査をまとめた報告書によると、交通・産業による大気汚染と乱開発でスイスの環境は想像以上に破壊されている。
スイス国立科学財団のリポートによると、スイスでは大気汚染で死ぬ人は年間３３００人。うち車の排気ガスが死ぬ人は１８００人で、交通事故死より３倍も多い。農地の３分の１は、腐食と化学物質による土壌汚染。野生動物の生息地は急速に減少しており、水陸両生類の９５％、は虫類の８０％、鳥類４５％、野生植物の３２％がすでに絶滅あるいは絶滅の危機に瀕している。さらに、毎秒１�Fの国土が宅地に開発されている。
要旨をまとめただけでこれだけの内容だ。同財団は、アルプスの乱開発によって森林が後退し、暴風雨後の洪水や土石流など自然災害が拡大する傾向にあるスイスの生活の質の将来に深い懸念を示す。そして、政治経済において早急な変革が必要であると主張、二酸化炭素（CO2）排出規制の強化、産業主導の温室効果ガス排出抑制、持続する開発のための減税制度を求めた。また、同報告書は、スイスが京都議定書に定められた温室効果ガス排出量削減を実現できないのではないかとの懸念を示した。
調査グループの責任者ハンス・ティールシュタイン氏は、スイスの持続する開発政策は不完全で不適切だという。「社会と環境の今日の成長率は永遠に続かない事は我々全員が認識している。経済が適切に機能していて、人々が社会的に安全だと感じていなければ、環境を改善することはできない。」というティルシュタイン氏は、産業界を規制するよりも利用して環境改善を進め、持続する開発を促進するべきだとswissinfoに語った。