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今年も人口1万4000人の小さい町ロカルノが、8月6日から16日まで開催される国際映画祭で賑わうことになる。「金豹賞」部門にはスイスの「別の男 ( 仮訳/Un Autre Homme ) 」や韓国の「真昼に飲む ( 仮訳 / Daytime Drinking ) 」など全世界から、18作品が参加する。このコンテンツは 2008/08/04 15:26
「現代の映画監督 ( Cinéastes du présent ) 」では、今年は社会に対する批判を独特な語り口と美的な表現で語ることに特徴がある15作品が参加。スペイン、南米などラテン系の作品が多い中、日本から吉田光希監督の「症例X」も参加作品として選出された。
お勧め作品
このほか、8月12日にはスイスアニメ40周年記念作品や初公開映画が盛りだくさんの「スイス映画デー」、ベルギー王室映画創立70年を記念する行事もある。イタリアの映画監督であり俳優の「ナンニ・モレッティ回顧」では、映画作成の裏舞台を映す「メイキングオフ」なども上映の予定だ。また、日本で7月に公開されたばかりの「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」の上映もある。
エクセレント賞はジェシカ･ヒューストン ( 郵便配達は二度ベルを鳴らす ( 1981年 ) 、女と男の名誉 ( 1985年アカデミー助演女優賞)、ダージリン急行 ( 2007年 ) 、父は映画監督ジョン･ヒューストン ) に与えられるとすでに発表されたが、彼女は映画祭直前に出席をキャンセルした。新作の「窒息 ( 仮訳 / Choke ) 」は関係者の参加の元、8月9日に街の中心にある大広場「ピアツァ･グランデ」で上映される。また、名誉金豹賞にはイスラエルのドキュメンタリー映画で優秀な監督のアモス・ジタリ氏 ( 「エスター ( Esther (1985年) )」「ベルリン－エルサレム ( Berlin-Jérusalem ( 1989年 )) 」) の受賞が決まっている。
成功の秘訣
映画選択など芸術担当ディレクターのフレデリック・メール氏は、61年も続く映画祭の成功の理由を
「もちろん多くの映画人が集まることにあることですが、素晴らしい観客の存在です。ドイツやフランスで行われる映画祭は、観客の語学能力が現地の言葉に限られてしまいますが、ロカルノは違います。いろいろな言葉と文化を理解し、映画を分かっている観客です。昨年は小林政広監督が金豹賞を受賞しましたが、彼も、ロカルノ映画祭の審査員と観客の反応に、次の作品を作るための重要な勇気を与えられたのではないでしょうか。こうした観客の素晴らしいパワーは、他の映画祭にはないものでしょう。それから、もう1つ。ルネッサンス時代のピアツァ･グランデでしょうね」
と語った。
ピアツァ･グランデでは今年も、アイガー記念年に合わせて作られたオーストリア、ドイツ、スイス共作の「北壁 ( Nordwand) 」、イギリスのカトリック貴族一家が主人公の小説を基にして作られた「ブライジヘッドふたたび ( Brideshead Revisited )」( ジュリアン・ジャロルド脚本、エマ･トンプソン主演 ) など 、一般公開でも興行成功の見込みがありそうな映画が、毎晩ほぼ2本ずつ上映される。
ロカルノ映画祭では以前にも日本映画特集などを行い、またメール氏は日本の映画を高く評価している。しかし、ベネチア映画祭やカンヌ映画祭と比較すると日本でのロカルノ映画祭の知名度は低い。このことについてメール氏は
「日本のメジャー映画を支持しているわけではなく、マイナーな映画を認めているからでしょう。将来もロカルノと日本の関係を深めるような行事はして行きたい」
と語った。
swissinfo、佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )
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第61回ロカルノ国際映画祭は8月6日から16日まで、ティチーノ州ロカルノ市で開催される。
「金豹賞」にノミネートされているのは18作品。ピアツァ･グランデでは21本の映画が上映される。このうち9本は世界初公開。最終日16日には「金豹賞」などの授賞式が行われる。
審査には昨年金豹賞を受賞した小林政広氏も参加する。
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