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道端の「抱児観音坐像浮彫」のことを書いてから、約一年経ちました。
先日その前を通りかかると、新しい、しかも以前のものと比べると大きな三つ又の木が、突き刺してありました。
新しい三つ又の木を供えたのは、今年の二月のようでした。
二月吉日、集落の女性たちが集まり、三つ又の木に字を書き入れて供えます。木は、あらかじめ当番さんが枝ぶりのよいものをさがして、片側だけ皮を削って準備します。最近では、お供えの儀礼は早々に済ませ、そのあとみんなで演歌の歌謡ショーなどに行く方が主になっているようです。
その場所から我が家の方へと帰っていたら、細い川の橋を渡ったところに、三つ又の木を立ててあるのを見つけました。
昨年、その集落にもあると聞き、何度もさがしても見つからなかったものでした。見つからないはず、石塔の姿が違う上に、三つ又の木は、何故か立っていなかったのでした。
二年越しでやっとお目にかかることができました。
八郷でこのような形で犬供養＝安産を願っているのは、細い川をはさんだこの二つの集落だけです。
昨年、近くの郵便局長さんとお話ししたときの、誰かがその昔、隣町（北条など）のこの慣習があるところからお嫁に来たときに、持ちこんだのではないかと、二人で想像したことでした。
そのとき、郵便局長さんが、この集落の女性に聞いてくれたところ、
「あらっ、他ではやっていないんですか？」
という答えが返ってきたそうです。