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イノシシやシカ。ハリネズミやベンガル猫。とっても小さいサルのコモンマーモセットやフクロウやワシもいる。総計75頭の哺乳類と200羽の鳥類が飼われている動物園が、ジュネーヴ市郊外のベルビュー市にある。まったく普通の動物園に見えるピエール・シャロンド・パークだが、ここに飼われている動物はすべて数奇な「過去」を背負った動物たちである。このコンテンツは 2004/08/30 16:52
動物園が倒産したり、親が猟師に殺されたり。こんな運命を背負った動物を受け入れているのは、ピエール・シャロンド氏（61歳）。動物保護園を始めて今年で丁度30年になる。
ピエール・シャロンド・パークに住む動物達は、シャロンド園長が檻の前を通ると、すぐ寄ってくる。餌をもらえ、なでてくれ、相手をしてくれるからだけではない。シャロンド園長は彼らにとって命の恩人なのである。人に世話を一旦されると、もともと野生の動物でも自然界では生きられなくなってしまうことが多い。動物園など人工の環境で生まれた生き物なら､なおさらである。「野生の動物は自然の中で人間と接触しないで生きるのが一番かもしれないが、人間が一旦手をかけたなら、最後まで面倒を見る責任がある」と考える同園長である。
数奇な運命を背負う動物達
動物保護園では7,000平方�bの限られた土地にあるため、広い生育圏が必要な動物は受け入れない方針だが、例外が２つある。一つはタテガミオオカミ。カモシカのように足が長く、大型のキツネのような姿をしている。国によっては法律で保護されている希少動物である。以前オオカミを飼ったことがあるシャロンド園長はその経験を認められ、フランクフルトの動物保護管理センターからメスとオス、各１頭の飼育を依頼された。同園で３匹の子供も生まれた。もう一度お産をさせたら、子供達は世界の動物園などに手放すことになっている。
もう一つは、黒ヒョウ。女優で動物愛護家のブリジット・バルドーさんが１９８６年に作った基金からの依頼だった。広告に使われ、新しく作られるという動物園へ行く先が決まっていた。動物園建設の申請が滞り、サーカスの檻に３年間も閉じ込められていた後に、この保護園に来たのは１９９９年の年末のことだった。
その他、飼い主が突然いなくなったり、動物園が倒産したりして「路頭に迷っていた」動物ばかりがここにはいる。
無償の飼育に本業そっちのけ
「飼い主の都合で引き取ってくれなどというのは受け入れられない。自分で最後まで責任を持つよう説得する。受け入れられるのは絶滅の危機にあるような動物」という受け入れの条件がある。
手間がかかる動物はなるべく避けたい。３０人いるボランティアの人たちの手を借りても、シャロンド園長は朝６時半から晩の８時頃まで、動物の世話にかかりっきりだからである。本業であるべき骨董品の商売や馬の調教にかかわる時間より、無償でしている動物園の運営が園長の生活のほとんどの時間を占める。
保護園の経営は3,000人を超える会員の会員費と年一度開催されるバザーや寄付で賄われ、2001年は12,000フラン（約１０２万円）の黒字だった。一方で、後継者がいないことが、最大の悩みである。このため、将来は基金としての運営を考えている。基金の資金はいまのところ５０万フラン（約４,２５０万円）貯まった。
動物は人間の手にかからないことが一番の理想
動物達は「自然の中で（人間に邪魔されず）、自由に生きるべきであるが、一旦人間が動物を飼ってしまったのなら、最後まで責任を持たなければならない」とシャロンド園長は考える。
「わたしがしていることは、一種の贅沢」と語る同園長。悲惨なことは世界中に沢山ありすぎて、彼には、自分がこうしてジュネーヴでしていることは、焼け石に水という思いが強い。と根本からの改善はないという諦めにも似た感情が常にある。しかし、「動物と一緒にいるのは楽しい」という彼自身を満足させる「贅沢」でもあるということだろう。
人間が動物達にしてきた結果のいくつかの例を知ってもらえればと、閉鎖された保護園ではなく入場料無料で公開している。
周囲の人達に理解を得るまで紆余曲折があった動物園だが、シャロンド園長は常に微笑を絶やさない。彼に世話をしてもらっている動物に、ふと、柔和な表情が見えるのは、錯覚なのだろうか。
スイス国際放送 佐藤夕美 （さとうゆうみ）ベルビュー・ジュネーヴ州にて
キーワード
Parc Pierre Challandes
開園時間は午前中のみで９時から１１時（無休）
入場料無料
33, Rte de ValavranCH-1293 Bellevue (ジュネーヴ州)
電話+41 22 774 38 08 （受付８時から１１時半まで）
ファクス+41 22 774 30 70
メールアドレス <email-pii>
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