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9月18日、カナダ中央銀行、イングランド銀行 ( 英中銀 ) 、欧州中央銀行 ( ECB ) 、連邦準備銀行、日銀、スイス国立銀行 ( スイス中銀/SNB ) は、米ドル金融市場の緊張感が高まる一方にあり、国際金融市場に対する資金の流れを改善するため、緩和に向けた協同対策を取ることにした。このコンテンツは 2008/09/19 10:15
各中央銀行は、連邦準備銀行とのドル売買を通して、信用不安に陥った民間の金融機関の資金繰りを円滑化させる。これらの中央銀行はこれからも緊密な協力を行い、適切な対策で長引く市場の不安に対応していくという。
毎日、最高100億ドル
スイス国立銀行はアメリカ連邦準備制度理事会 ( FRB ) 傘下のニューヨーク地区連邦準備銀行との話し合いで、米ドルでのレポ入札枠を拡大すると決定した。具体的には、オーバーナイト物の入札を毎日行い、さらに28日物および84日物の取引額を拡大する。
これによって、スイス国立銀行はオーバーナイト物で最高100億ドル ( 約1兆700億円 ) を金融市場に提供することになる。28日物と84日物を合わせると、ニューヨーク地区連邦準備銀行を通じて総計270億ドル ( 約2兆8900億円 ) の資金が民間の金融機関の資金繰りのために供給される。スイス国立銀行のレポ入札は、これまで通り2週間ごとに行われる予定だ。なお、上記の主要中央銀行の資金供給総額は1800億ドル ( 約19兆2700億円 ) に上る。
スイスの金融市場
スイス国立銀行は同日、金融政策に関する情勢判断も発表した。3カ月物ライボーの金利幅は、スイスフラン金融市場がこの先も十分な資金を得られるように2.25%から3.25%の間に据え置きされる。アメリカで発生した経済活動の減速はヨーロッパにも達し、それより小規模ながら新興国にもその影響が波及している。原油価格は明らかな修正が行われたにもかかわらず依然として高値を保っており、金融市場は不安定だ。
スイス経済の推移はスイス国立銀行の予測どおり。2007年には3.3%の成長が見られたが、今年前半期は減少した。世界の景気が悪化する中でスイス経済は比較的頑強さを保ち続けてはいるが、この先数カ月は景気の減速が続くと見ており、2008年の実質国内総生産 ( GDP ) は1.5%から2%にとどまると予測されている。
swissinfo、小山千早 ( こやま ちはや )
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