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世界経済フォーラム（WEF）の年次総会、いわゆるダボス会議の開催と並行して、毎年「パブリック・アイ賞」なるものが企業に贈られる。利欲や環境破壊を批判する、贈られてもうれしくない不名誉な賞だ。
今年は、審査員が選ぶ「パブリック・アイ賞」は大銀行ゴールドマン・サックスに、インターネット投票で決まる「パブリック・アイ・ピープル賞」は世界的な石油企業シェルの手に渡った。主催はグリーンピース・スイスと市民団体「ベルン宣言（Erklärung von Bern）」だ。
ギリシャ危機
アメリカの銀行ゴールドマン・サックス（Goldman Sachs）の受賞理由を、審査員は次のように説明する。「同行は１９９８年から２００９年まで帳簿を操作し、ギリシャの債務の半額を膨大な謝礼と引き換えに隠し続けた。その結果、ギリシャを破たんさせ、欧州連合（EU）を金融危機に追い込んだ」
この危機で、ゴールドマン・サックスは少なくとも６億ドル（約５３７億円）を稼ぎ出し、ギリシャは２０３７年まで毎年４億ドルを同行に返済し続けなければならない。EUの納税者の肩にかかる負担は合計１００億ドル以上に上る。
審査員は同銀行を、世界に類を見ないネットワークでお金を作り出す不透明な組織だと批判する。そのネットワークには、欧州中央銀行のマリオ・ドラギ総裁といった要人もみられる。
北極の石油ハンター
もう一つの「パブリック・アイ賞」のインターネット投票には、４万１８００人が参加。イギリスの石油大手シェルが他を大きく引き離して受賞した。この「北極の石油ハンター」は、北極圏で化石燃料を得ようと「非常に危険な試掘」を行っているというのがその理由だ。試掘が可能になったのは、北極を覆っている氷が急速に溶け出しているため。つまり、気候の変動のおかげというわけだ。
このような北極圏での採油は二酸化炭素（CO2）の放出量を増やし、これが北極の氷をさらに溶かす。同時に、石油から離れ、グリーンエネルギーへの投資を増やしていく機会も逃す。さらに、北極圏の生物多様性にも悪影響を及ぼし、石油による環境汚染も懸念されるという。
swissinfo.ch、外電