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世界の経済、政治を代表する人々をダボスに招き、経済会議を開催する世界経済フォーラム ( WEF ) が毎年発表する恒例の「世界競争力指標 ( GCI ) 」で、スイスが初めて1位になった。
スイスは昨年は4位。今年は技術革新力とインフラの質が高いことが大きく評価された。
長年1位を保っていたアメリカは6位に下落。2位は前年同様フィンランド。3位はスウェーデンだった。日本はアメリカに次いで7位だった。
飛躍的と評価されたスイス
WEFのチーフエコノミスト、アウグスト・ロペス・カルロス氏によると、スイスにはこれといった欠点が見出せなかったという。
WEFの調査は90項目について、世界の財界の要人や研究者などにアンケートする形で行われた。調査は特にソフト面を重視しているが、スイスが特に良かったのもこのソフト面。研究所のレベル、大学と民間企業の協力体制、成人教育の充実といった点が、高く評価された。｢企業が研究や開発に力を入れることで、飛躍力も高まる｣とロペス･カルロス氏は言う。またスイスは、インフラ ( 鉄道、道路、情報ネットワーク ) 、行政の項目でも1位だった。
ハード面では、国の負債、連邦の財政赤字が、それぞれ61位と54位と低くこれが高く評価された。スイスが低い評価を受けたこうした項目については、他国の成績も悪かった。
評価を下げた国々
一方、アメリカの評価が大幅に悪化したのが今年のGCI調査結果の特徴だ。ロペス･カルロス氏によると「世界一の経済大国アメリカは、良い経済条件と効果的市場を持つことで有利にある。また、技術開発においても中心的役割を担っており、他国にはまねできない」
しかし、公共負債の増加、国家財政や貿易収支の赤字が繰り返されていることなどは、以前からアメリカが抱えている問題だ。この赤字が大幅に改善されなければ、アメリカの評価はさらに下がるとロペス･カルロス氏は見る。
欧州共同体 ( EU ) の中で引き続き成績を下げているのは、イタリアだ。昨年の38位から今年は42位に下がった。指摘される問題点は多い。国家の負債総額は国内総生産 ( GDP ) の100％に相当し、調査対象となった国のうち最低だった。
また、中国も昨年の48位から今年は54位とランクを落とした。経済指標からみると6位だが、行政面での評価が低かった。ロシアも中国と同じ状況にある。ロシアは、国に埋蔵する原料の需要が上がったことによる収入増が、競争力の評価を支えている。また、ミハイル･ホドルコフスキー氏 (石油会社ユコス社の元社長。新興財閥 ( 「オリガルヒ」の１人として一躍有名になった) に対する裁判の公正さを疑問視する財界人は多い。このためロシアも昨年は53位だったが今年は62位に後退した。
swissinfo、外電 佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )
キーワード
＜世界競争力指標＞
1．スイス ( 4 )
2．フィンランド( 2 )
3．スウェーデン ( 7 )
4．デンマーク ( 3 )
5．シンガポール ( 5 )
6．米国 ( 1 )
7．日本 ( 10 )
42．イタリア ( 38 )
カッコ内は昨年の順位
WEFの調査方法
今回、新しい調査項目で調査した。特に経済成長に影響する項目が重視され、以前は35項目だったのが90項目に増強。項目の中には貧困、裁判所の独立性、企業倫理、教育、健康、財政、経済指数などがある。スイスを含めたEU諸国に対しては財政と雇用市場について細かい調査があった。インフォボックス終わり