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韓国で９日開幕する平昌（ピョンチャン）五輪を間近に控え、ロシア勢の五輪出場を巡る駆け引きがスイスに飛び火している。国際オリンピック委員会（IOC）からドーピング違反を理由に同大会に招待されなかったロシア代表選手が、ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所（CAS）に相次いで異議を申し立てたためだ。
CASは７日、ロシア選手とコーチ計１５人が平昌五輪への出場資格を求めて異議を申し立てたと発表。１５人は、２０１４年にソチ冬季五輪でドーピングをしたとしてIOCから永久追放処分を受けたが、今月１日にCASが証拠不十分として処分を取り消す裁決を下した。だがIOCはその後も平昌五輪への参加を認めなかったため、再びCASに提訴した。この中にはソチ五輪のノルディックスキー距離男子５０キロで金メダルを獲得したアレクサンドル・レグコフらが含まれる。
これに先立ち６日には、元韓国代表エースでロシアに帰化したスピードスケート・ショートトラック男子金メダリストのビクトル・アンら別のロシア勢３２人が同様の異議申し立てを行っている。CASは韓国・平昌で７日午後（現地時間）、各選手に事情聴取した。聴取は８日も行われる。IOCはCASに対し８日朝までに書面で意見提出が出来る。
IOCは昨年、ロシアがソチ五輪で国ぐるみのドーピングを行っていたとしてロシアオリンピック委員会を資格停止とし、選手個人については厳しい基準を満たした１６９人に「ロシアからの五輪選手」という個人枠での平昌参加を認めた。
これに対し、１６９人に含まれなかったロシア選手３９人が処分を不服としてCASに提訴。CASは今月１日、１１人は違反があったと認めたが、２８人は証拠が不十分として処分を取り消す裁定を下した。
ローザンヌに本部があるIOCは同日、「（CASの裁定は）非常に遺憾。将来のドーピング撲滅運動に深刻な影響をもたらしかねない」との声明を発表。ロシア勢の平昌参加はIOCが招待した選手に限る昨年１２月の理事会決定に変わりはないとしたほか、CASが本部を置くスイスの連邦裁判所に提訴する可能性も示唆した。