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チューリッヒのメッセセンターで６日から、インターネット・エキスポ「iEX」が始まる。今年のテーマはインターネット・セキュリティーだ。このコンテンツは 2002/02/06 09:34
欧州IT界をリードするインターネットメッセとしての地位を確立したiEXは、今年で６回目を迎える。総面積１４０００�Fのメッセ会場では、マイクロソフト、IBM、ヒューレット・パッカードなど大手から新進のスペシャリストまで４３０の出展者がシステム、ソフトウェア、ネットワーキング、パブリッシングなどの最新開発技術を展示する。見学者は電子商取引やセキュリティなどのセミナーや討論会にも参加できる。
今年のiEXのモットーは「Meet the Real E-Business」だ。主催者らによると、スイス企業の８３％がインターネットをインストールし、国民の２８％は毎日インターネットを利用しているという現状から、インターネット革命の第１段階は終った。今、インターネットはビジネス・ツールとして捉えられている。が、他の技術同様小型化が進み、またコンピューターウィルスの脅威も拡大した。この、コンピューターウィルスの問題が、今年のメッセのメインテーマだ。
コンピューターウィルスはIT業界が１５年前から抱えていた問題だが、過去２年間その脅威は激増した。ウィルスも、年々洗練されたものになっている。「昔のウィルスはエンドユーザーにより、フロッピーディスクやローカルエリアネットワーク、e-メールなどでマシンからマシンへと伝染した。が、今は自動的にまん延するネットワークワームがある。ワームが一度パソコンをヒットすると、アドレスブックからメールアドレスを見つけ出し自らをメールで送りつける。人の介在なく、素早くまき散らされる。」と、出展者の１人、フィンランドのF-Secure Corporationのミッコ・ヒップスネンさんはいう。ネットワークワームに侵されたら会社は致命的なダメージを負いかねない。現に破たんに追い込まれた企業もある。すでに財政困難に直面していた会社は、損失を回復できなきなってしまうこともある。ヒップスネンさんは、全ての企業のウィルス対策の必要性を強調する。管理職はウィルス対策システムの更新、それも毎日または少なくとも週数回の更新が必須であることを認識する必要がある。
ところで、これまでウィルス発信者について知られていることは、あまりない。「これまで捕まった者がほとんどいないので、我々はウィルス作製者と話す機会がなく、動機などについて確かめたことがない。捕まった人達は、ただ混乱を引き起こしたかったとか、技術をためしてみたかった、有名になりたかったなどと言っている。１５才の子が有名になるには、新ウィルス開発が唯一の方法かもしれない。」とヒップスネンさん。ウィルスの中には専門家の仕事でなければ不可能のようなものもある。が、より恐ろしいのは、オランダの１０代が作り出した昨年の「アンナ・コルニコワ」のようなものだとヒップスネンさんはいう。プログラムの作り方も知らないような若者が、インターネットからウィルス・ライティング・ツール・キットをダウンロードし、ウィルスを創りだせるのだ。これまで最も致命的なウィルスは、２０００年世界中のコンピューター１５００万台を汚染した「I Love You」e-メールだが、ウィルス問題は悪化するばかりだ。
ヒップスネンさんによると、毎日６から７のウィルスが作り出され、その数は増える一方だ。「我々は全てのウィルスから顧客を守ることはできない。ウィルス作製者もプログラムにアクセスし、新しいウィルスをデザインしているからだ。が、事態が悪化を辿る一方ならば、ウィルス対策ベンチャーも対抗しきれなるという最悪のシナリオを見る事になるかもしれない。そうならないよう、祈るだけだ。」とヒップネンさんは語った。
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