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今年のローザンヌ国際バレエコンクールで４位だった山元耕陽さんが、入賞して獲得した奨学金と１年間の留学の権利を使って、８月末からスイスのチューリヒ・ダンス・アカデミーへ留学する。留学に向けて体を鍛える山元さんと、過去１５年間ローザンヌのコンクールに生徒を参加させ、海外のバレエ団やスクールに生徒を送り出しているアクリ・堀本バレエアカデミーのアクリ美和先生に、レッスンの様子を見せてもらい話を聞いた。
ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝で、一つ一つの動きを丁寧に踊り、４位を獲得した山元耕陽さん（１６歳）。ローザンヌのコンクールに参加した２月から身長が急に５センチも伸びた。成長痛による膝の痛みで思うように踊ることができないという悩みを抱えながらも稽古に励み、チューリヒ・ダンス・アカデミーへの留学を心待ちにしている。
バレエ留学に向けて身体を整える
山元さんは、母親がやっていたバレエを体験する機会があったのがきっかけで、５歳からバレエを始めた。そして、「同じバレエ教室の先輩が舞台ですごく格好よかったので、自分もあぁなりたいと思い、小学６年生のころからダンサーになりたいと思うようになった」と振り返る。憧れのダンサーはセルゲイ・ポルーニンで、「彼のパワフルでインパクトの強い踊りに惹かれる」と言う。
現在は通信教育を受けながら、週に６日、１日に約３時間半、週末は朝から一日中バレエの練習をする。「クラシックをもっともっとやりたいが、ダンサーとしてはコンテンポラリーも踊らないといけないので、そのための練習の準備もしている」と話す。これまではクラシックの基礎を練習してきたが、「チューリヒのバレエ学校では男女で踊るパ・ド・ドゥの練習があるので、最近は女の子を持ち上げられるように筋肉トレーニングもしている。先日、初めて発表会でやってみたけど、難しかったです」と語る。
ローザンヌのコンクールは他のコンクールと異なり、レッスン中も審査を受ける。審査シートでは手やつま先の使い方を指摘された。今は、「日々、自分でつま先のストレッチをするようにも心がけています」
チューリヒ・ダンス・アカデミーは、今年のローザンヌ国際バレエコンクールで１位と７位の入賞者を出したことでも知られるが、山元さんがこの学校を選んだ理由は「コンクール中に校長のオリバー・マッツ先生に声をかけられ、チューリヒのバレエ学校はきちんとした寮生活が送れそうだと思ったから。アクリ先生と共に自分に合った学校を選びました」と話す。今は、留学に向けて英語を勉強中だ。
コンクールで、「君には生まれもった才能があるからそれを生かして欲しい」「自分から積極的に前に行くように」と審査員たちから助言された山元さん。「そのアドバイスをこれからも大事にしていきたいです」と言う。
数多の入賞者を出した教室
アクリ・堀本バレエアカデミーの講師、アクリ美和先生は、２００３年からローザンヌのコンクールに生徒を参加させ、多くの入賞者を出してきた。自身の海外でのバレエ生活体験から留学の重要さを感じ、また、１５、１６歳でダンサーが欲しいという外国の講師たちの話を聞き、ローザンヌのコンクールに生徒を参加させているという。
「この教室では、小さい子はトウシューズを履くことを夢見て、ローザンヌに行きたいと言う目標があり、その先は外国のバレエ団で踊るという、目指すものがあります」。「現在は約３０人が海外のバレエ団やスクールにいて、そのみんながローザンヌの登竜門を通っています。必ずしも賞をとらなくても、ネットワークフォーラムで声をかけてもらった生徒もいました。そういう先輩たちからの影響がこの教室にあると思います」
「最近の子供たちを見ると、車での送り迎えなどで昔より歩かなくなり、骨の周りの筋肉がついていない虚弱な足先だと思います。でも、バレエで、そんな状態で何度もジャンプをして着地したら骨に振動が来てしまうし、またトウシューズで立たなければならないので、中足骨の疲労骨折が今の若い子に多い。そうならないよう日ごろフロアエクササイズをするなどの訓練もしています」
コンクール出場に向けては、１年前から準備を始める。「山元くんもコンテはあまりやっていなかったので、慣れさせるのと、ノイマイヤーの作品の意味やそれを踊る時の気持ちを考えさせるのが大変だった」とアクリ先生は思い返す。
このバレエ教室の生徒みんなにとって、アクリ先生は「お母さんのような存在」だという。アクリ先生は、ローザンヌコンクールに出場し、留学を目指す子には、「精神面を強くし、外国での礼儀作法や自分で洗濯をするなど身の回りのことも教え、留学してからも自分でコントロールできるような形で指導している」と言う。
初々しさと意欲がみなぎる山元さんの今後がますます楽しみだ。