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リサイクルの先進国スイスで、ペットボトルの回収業者が悲鳴をあげている。このコンテンツは 2004/09/15 14:18
昨年のペットボトルのリサイクル率は71％。連邦法が定める目標の75％に及ばず、このままでは、リサイクル費用を価格に上乗せするデポジット（預り金）制の導入を余儀なくされるためだ。
回収業者は、デポジット制が導入されれば、さらに年間約１億2,000万フラン（約105億円）の予算が必要と試算する。だが、こうした費用の上乗せは最終的には消費者に跳ね返ってくるだけ。高くつくリサイクル費用を抑えるには、消費者の意識改革が欠かせない。
リサイクルの値段
家庭やオフィスなどから出たペットボトルのうち、どれくらい資源に戻ったかを示す「リサイクル率」は、スイスは2003年で71％だった。だが、ボトルの大きさによって事情が異なる。
回収業者ペット・リサイクリング・スイス（通称、ペット・リサイクリング社）によると、１リットル以上の大型ペットボトルの回収率は約90％と高いが、500ミリリットルやそれ以下の小型のペットボトルの場合、半分は回収されずに、家庭ごみや路上のごみとなって消えているという。
ペットボトルは連邦法で再利用が義務付けられている。消費者は分別。回収・選別はペット・リサイクリング社が行い、再商品化はメーカーや販売業者ら企業側となる。ペット・リサイクル社の予算は、ボトルごとに4サンチーム（約3円）を企業に徴収する形で、年間4,300万フラン（約37億円）に上る。
連邦法ではさらに、リサイクル率は75％と決められている。これを下回ると、この３者のバランスが崩れることから、連邦環境局はデポジット制の導入をちらつかせ、リサイクル率の向上を目論む。
デポジット制は、ペットボトルを売る際に、価格に一定額を上乗せし、消費者がそのボトルを返却したときに上乗せした金額が払い戻される仕組みだ。ペット・リサイクリング社は、デポジット制を導入すれば、年間予算の3倍に相当する追加予算が必要と試算する。
塵も積もれば？
ペット・リサイクリング社のジャン・クロード・ヴュルムリ営業部長は、リサイクル率がこのまま下回れば、デポジット制の導入は必至だ、と指摘する。「小さいペットボトルだけだといいが、全部のボトルが対象になる可能性もある」と話す。
こうした現状を踏まえ、同社は『どんなボトルも宝物！』のキャッチフレーズで、ペットボトル回収の徹底化を訴える運動を始めた。消費者の意識改革を促す狙いだ。
同社はまた、回収の効率を高めるために、ペットボトルの回収地点も今年だけで1,500カ所増やした。現在、回収地点は21,000カ所にのぼり、40,000個の回収ボックスが全国に設けられている。
だが、前途は多難だ。分別の不徹底がリサイクルの効率を下げているからだ。
「人目から離れた場所ほど、回収ボックスには怪しいものが入っていてね」とヴュルムリ部長はこぼす。「オムツや動物の死骸まで入っていたりすることもある。回収ボックスの中に10〜20％は再生できないものが混じっていて、気が滅入るよ」と話している。
スイス国際放送 ロバート・ブルックス 安達聡子（あだちさとこ）
補足情報
ペットボトルの名称由来：
材料のプラスチックがポリエチレンテレフタレートで、その英語の頭文字を取ってPETとついた。
スイスでは、毎年約12億本のペットボトルが流通しているという。
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