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スイスのビジネススクール、経営開発国際研究所（IMD、本部ローザンヌ）が4日公表した「2004年世界競争力白書」によると、スイスの産業の競争力は前年の9位から14位に転落した。世界のトップ10から落ちたのは、ランキングが始まった89年以来、初めてのこと。歯に衣着せぬ発言で知られる投資家、マーク・ファーバー氏に迷走を続ける経済、年金問題など山積する課題にどう立ち向かえばいいのか尋ねた。このコンテンツは 2004/05/24 14:41
——スイスの競争力が世界のトップ１０から落ちました。この結果をどう見ていますか。
特に驚きという感じはない。そもそもスイスの実質経済の成長率がゼロなんだから。スイスのような西欧社会では、かなり高い生活水準を享受してきた。私達の世代か、次世代の生活水準は絶対に下がるはずだ。
一方、アジアなど他の国々の生活水準はこれからもっと向上していくだろう。７０年にアジアへ渡った時、韓国、台湾、シンガポールは貧しい国だった。今ではシンガポールが世界で一番裕福だと思う。物価もそんなに高くないし。今後２０年、３０年でアジアの国々が第２のシンガポールのように豊かになっていくんだと思う。
欧州では、あらゆる分野の企業が東欧に本社を移転していくと思う。物価だけでなく、税制上でも恩恵を受けられるからだ。西欧政府が掲げる法人税なんて異常に高すぎるよ。
——スイスが取り残されていく理由は何でしょうか。
まず、スイスの産業界が談合やカルテルなどの不正行為で利益を得ていることが一つ。これが原因でスイスはフランスやドイツよりも物価が３０％ほども高い。スイスの産業が国際的な競争に打ち勝つ状況にない。
物価が異常に高いから、生産活動はどんどん海外に移っていく。いずれ製造業だけでなく、情報技術（IT）や金融などのサービス業でも、賃金が安く良質な労働力を持つインドや他の国々にどんどん流出していくだろう。
——スイスはこうした状況変化にどうすれば生き残れますか。
スイスは欧州連合（EU）に加盟すべきだと私はずっと言い続けてきている。そうすれば、スイスの物価がまともなレベルに下がるはずだ。有権者の多くはEU加盟を拒否しているため、この国は基本的に経済成長ゼロのままでいくと思う。
スイス人は今後、まじめに働くこと、行政サービスを削減すること、社会保障を削減すること、一部の国民に騙し取られるような年金をカットすることだ。
失業手当なんてお話にならない。職を失った場合、こんな手厚い失業手当では仕事を見つける気力を無くさせるようなものだ。新しい仕事で稼ぐより失業手当をもらった方が、お金がいいなんてこともよくある話だ。
両親から遺産を受け継いだり、クレジット・カードで大きな買い物をしたりして、スイス人の多くが自分達は金持ちだとまだ思っている。でも生活基準は絶対に下がる。これからが大変なんだということを受け入れる心の準備ができていないから、今後の変化はそれだけ痛みを伴うものになると思う。
スイス国際放送 ロバート・ブルックス 安達聡子（あだちさとこ）意訳
補足情報
ファーバー氏の履歴：
46年チューリヒ生まれ。24歳でチューリヒ大学経済学博士号を取得。投資会社を渡り歩き、90年に投資顧問会社、マーク･ファーバー社を設立。
現在タイに在住。事務所は香港。投資会報を毎月発行。
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