Document ID: /fineweb-2-swissfilter-quality_10-filterrobots/filtered/00372.jsonl.gz/18

経済不況のあおりで、いったん横ばいとなっていた失業保険の赤字額が急増する可能性が出てきた。連邦経済省経済管轄局のセルジュ・ガヤール労働課長によると、2011年には、赤字は100億フラン ( 約8600億円 ) に拡大するという。
日曜新聞「NZZアム・ゾンターク ( NZZ am Sonntag ) 」のインタビューに対しガヤール氏は、失業保険は経済不況に十分対応できると答えた一方で、その対応策には相当な資金が必要であり、経済が回復し好景気になった時点で赤字の埋め合わせをしなければならないだろうと語った。
失業率は5.2%
赤字対策として内閣は、議会に対して提案をしているが、特に
「保険の支給額のカットと保険料の値上げを行わなければならない」
とガヤール氏は具体的に指摘した。
以前のインタビューでガヤール氏は失業保険の赤字について、2009年は10億フラン ( 約860億円 ) 、2010年は17億フラン ( 約1460億円 ) を見込んでいると語った。2008年に6億フラン ( 約515億円 ) の黒字を計上したことから、負債が41億フラン ( 約3500億円 ) まで縮小したことが大きかった。
連邦経済省経済管轄局 ( SECO ) は、2009年の経済成長を2.2%のマイナス、失業率も2010年には5.2%まで上昇すると予測している。もっとも、ガヤール氏はこの予測は「やや悲観的」であると指摘する。
なお、スイスで失業率が5%台だったのは1997年で、この年の平均失業率は5.2%だった。スイスの失業率はヨーロッパ諸国と比較しても、一般的に低いのが特徴だ。
swissinfo、外電