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アイベックスより小型のアルプスカモシカが絶滅の危機にひんしている。アッペンツェル・インナーローデン州では1988年から2007年の間にその数は半減した。
スイス内外からの観光客が、岩場に住むアルプスカモシカ、アイベックス、マーモットといったアルプス特有の動物を観察しにやって来る。明らかに人の数が多すぎると州の狩猟課は指摘する。
敏感な動物
アルプスカモシカが大幅に減少した理由は、その生息地域が荒らされているからとみられる。パラグライダー、冬のハイカー、スキー場のコースを外れて滑るスキーヤーたちが、アルプスカモシカをより標高が高く食糧が少ない場所に追いやっている。2008年と2009年の2年間、アルプスカモシカが大量に死んだ。出産頭数は多かったものの、厳しい冬を越せなかったのだ。
小川にいたアルプスカモシカが山おろしに遭遇し、川の流れに沿って逃げ、峡谷から出られなくなってしまうということがみられた。
「アルプスカモシカは反芻 ( はんすう ) 動物なので、食べている時には時間をゆっくり取らなければならない。邪魔されると、体にエネルギーが貯まらない。邪魔されることには敏感な動物だ」
とアッペンツェル・インナーローデン州狩猟課のアルフレト・モーザー氏。多くのアルプスカモシカが肺炎で死んだという。
アッペンツェル・アウサーローデン州とザンクトガレン州の州境では、アルプスカモシカが急激に減っている。理由は不明だが、病気が広まった可能性もあるという。
swissinfo.ch、外電
アルプスカモシカ
体長110～130cm、体重30～50kg。オスもメスも角がある。角は25cmまで伸びる。夏季には背は赤茶で腹は明るい赤茶。冬季は背が焦げ茶で腹は白くなる。生息地域はアルプス全土にわたる。スペイン、フランス南部のピレネー山脈には亜種が生息している。森の上部やより標高の高い場所に住み、人間などに邪魔されるとすぐに高所に逃げる性質がある。メスと子どもは群れをなして行動する。反芻動物。雪崩や土砂崩れで死ぬことが多い。