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スイスでも多くのスキーリゾートは人工雪に頼っている。が、環境保護団体は、人工雪使用はアルプスの自然環境破壊に繋がると警鐘を鳴らす。（写真：人工雪製造機）
スイスでも多くのスキーリゾートは人工雪に頼っている。が、環境保護団体は、人工雪使用はアルプスの自然環境破壊に繋がると警鐘を鳴らす。
環境保護団体プロ・ナチュラは、スキーリゾートでの人工雪使用は、積雪期間を長引かせ地面の凍結期間を長引かせるため、アルプスの植物の成長を阻害し、土地の侵食・土石流の危険性を増加するという。また、人工雪製造のための水に添加されるバクテリアによるアルプスの生態系破壊も考えられ、高山植物が一度汚染されたら回復するまでには何世紀もかかると警告する。
人工雪論争の焦点となっているのはヴァリス州だ。ツェルマット、サースフェー、クラン＝モンタナ、ヴェルビエールなど世界的に有名なスキーリゾートを有するヴァリス州には人工雪製造機が１２０機あり、スイスの全人工雪機の半分以上にあたる。その多くは違法に設置されたものだ。州建設委員会の調査によると、７５機は無許可で設置したものだという事が判明した。が、州森林・景観部のクリスチャン・ヴァーレン部長は「スキーリゾートはヴァリス州の主産業だ。人工雪がなければ、ヴァリス州に来てくれるスキー客に十分なサービスを提供できず、契約を果たせられない。」と人工雪の重要性と地元の利益を主張する。
これに対し、環境保護団体プロ・ナチュラは、「問題は雪不足ではなく、多すぎるスキー客だ。」と言う。プロ・ナチュラのガイ・ボルギート・ヴァリス支部長は、州政府に対し、隣接するヴォー州が環境保護のため導入した人工雪製造機新設猶期間をヴァリス州にも導入するよう要請している。ボルギート氏は「ヴァリス州では、行政当局とスキ−リゾート開発業者の癒着のため、当局が無許可設立を１０年間にわたって黙認してきた。州内の人工雪機の９０％は無許可だ。」とswissinfoに語った。
プロ・ナチュラの訴えに対し州当局は、人工雪製造機の設置には騒音防止や植物生態系に被害を及ぼすような水量使用禁止など厳しい規制を設けており、リゾート開発業者には州建設委員会に業務内容・法規確認などの書類提出を義務付けていると反論する。また、州当局が短期的収入のためにアルプスの環境を犠牲にしているという批判に対しては、人工雪を使用しているゲレンデはアルプスのほんの一部に過ぎず、自然を破壊するほどの影響力はないと述べた。
が、プロ・ナチュラのボルギートさんは「雪不足は言い訳にすぎない。州当局は、スキーシーズンを少しでも長引かせたいのだ。」と言う。ボルギートさん自身、かつてはスキーのインストラクターだった。２０年前、スキ−ヤ−はスキーリフトに乗るのに１時間は待たなければならなかったが、今は待ち時間５分でいい。そのため、ゲレンデは常に満員でスロープがすぐに荒れるため、人工雪に頼らざるを得なくなるのだという。