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アルプスの氷河で見つかった５千年前のミイラ「アイスマン」は、スイス人の親戚だったのだろうか。スイスのベルン大は３日、５千年前の南北アルプスの重要なつながりを示す考古学上の発見があったと発表した。
ベルン大の考古学者たちは２００８年に開発中のツーク州リードマットの住宅地から出土した銅の斧の刃を調査。刃は、約５千年前にいけにえに捧げるため、水中に沈められたものと考えられている。
ベルン大によると、刃の形と材料は新石器時代にはるか南方で使われていたものと事実上同一だという。１９９１年にイタリアとオーストリア国境のアルプスで発見された５千年前のミイラ「アイスマン」が生きた時代だ。
研究者たちによれば、これまでの仮説を覆し、５千年前のアルプス北部での銅の使用が、はるか南方の慣習から影響を受け、密接に関連していたことを示しているという。
ベルン大の研究者たちは、リードマットから出土した刃は南方のトスカーナから北部に運ばれてきたものと推測。スイスでは「エッツィ」の名で呼ばれるアイスマンのそばにあった銅の刃と同じだ。
２つの刃を化学的に分析した結果、ともにイタリア・トスカーナ地方のカンピーリア・マリッティマ周辺にある鉱石が豊富な地域の銅の採掘・製造方法と類似している。
新石器時代（紀元前２０００年ごろに終了）のアルプスの南側と北側をつなぐ文化的・経済的な関連性についてはこれまで「支離滅裂で過小評価されてきた」（ツーク州の記者発表）。今回の発見によって、これまでの調査研究で謎に包まれている部分の解明につながるかもしれない。
青銅器時代の登山者
さらに３日には、リードマットから約１５０キロメートル南西の首都ベルン近郊で、数千年後の遺物が見つかったと発表された。氷河の中から見つかった遺物には、弓矢の破片や粉末入りの木箱、皮製の切れ端、牛の角で出来た容器などがあった。
ベルン大の考古学者たちによると、青銅器時代の山岳民族がスイス南部のヴァレー州からレッチェン峠を越えてベルン州に歩いて向かう際に持っていた装備品ではないかという。このルートは何世紀もの間、アルプスの南北を結ぶ重要な道だった。
アイスマンやリードマットで見つかった遺物ほど古くはないものの、紀元前２０００～１８００年ごろのものとみられ、このルート周辺の出土品では最も古い。
出土品は２０１１年、レッチェン峠の小屋の管理人が始めて報告。氷河が溶け出したことで発見につながった。スイスの氷河は温暖化などで年々溶け出しており、今年初めには第二次世界大戦時代のものとみられるミイラ化した複数の遺体が見つかっている。
（英語からの翻訳・ムートゥ朋子）