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レマン湖の南方にあるサン・モーリスの修道院の書庫には1千年以上前の古文書などが保存されている。このコンテンツは 2005/01/04 13:47
保存のために修道院では専属の古文書を修復する専門家を雇い、力を入れているが、その苦労について探ってみた。
レマン湖の南方、ヴォー州にあるサン・モーリス修道院の書庫ではいままで、古文書が木製の引出しの中に保管されていた。保管作業にあたりまず始めに手がけられたのは、古文書の保管箱を作ることだった。紙と羊皮紙は別々に保管し、封印のある文書も分類された。また、歴史的に貴重な価値があると判断された羊皮紙の文書はさらに個別に保管するようにした。一方で、保管する順番などは、以前からの方法を重視した。
系統だった保管に務める
オリヴィエ・ロデュイ修道士は1991年から修道院の書庫の管理を任されている。200年前、最後に在庫調査が行われて以来、系統だった保管がなされないままだったという。
ロデュイ氏の先任者はそれでも、保管されている文書のうち8,300件を選出し、筒状に丸め、木製の棚の77の引き出しに入れ分けた。こうして保管された文書の中には西暦984年の日付があるものも含まれ、修道院の誇りになっている。
古文書を覗くと
修道院に保管されている文書は修道院のある地域に限らず、フランス、イタリアで書かれたものもある。飾り文字で美しく書かれた土地に関する書類、所有権を証明する書類、小作に関する規則を定めた書類などもある。書類だけではなく、皮の表紙の大きな書籍も書庫に保管されている。
ロデュイ修道士は1482年の納税申告書だという書類を手にしながら「当時の申告は2世代ごとでよく、今よりずっと簡単なものだった」と語る。
作業にはあと10年必要
書庫の室温は常に15度から20度に保たれ、湿気も50％と低く抑えられているが、これだけでは不十分だ。古文書の整理にはコンピュータによるデータの管理も必要だ。また、修復の手を加える必要があるものもある。修道院内では処理しきれない上、保存の仕方には専門家のアドバイスが必要だ。このため2000年、修道院は基金を創立し古文書保存の専門家を雇った。
基金を創立してから2年間で古文書をスキャナに通し、コンピュータに入力した。今では、枚数にして30万枚の書類と3万件のメモがインターネットを通して閲覧できるようになっている。作業は修道院創立1500年に当たる2015年までには終了させる予定だ。
今回の在庫調査にかかわっているのは古文書について学ぶ学生なども含め18人。予算は350万フラン（約3億1,000万円）で連邦や修道院のある自治体から補助を受けているものの、現在のところまだ2割ほど不足しており、寄付を募っている。
swissinfo クリストフ・ヌスバウマー（スイス通信） 意訳 佐藤夕美 （さとうゆうみ）
キーワード
書庫の文書数8,300件で一部1千年前のものも保管されている。
18世紀に一度在庫調査がなされたまま、いまに至る。
保存に力を入れるため、専属の専門家を雇っている。
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