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トップスポーツと学業の両立は難しいーー。五輪選手にはそんな通説は当てはまらない。スイスの元五輪選手たちは一般市民より高学歴かつ、引退後のセカンドキャリアにも悪影響が出ていなかったとことが、ある調査で分かった。このコンテンツは 2022/02/04 10:08
過去20年の間に引退した元五輪選手で高学歴と言えば、アテネ五輪（2004年）のフェンシング男子エペ個人金メダリスト、マルセル・フィッシャーさん（43）がいる。競技と並行してバーゼル大学で医学を学び、引退後は整形外科医の道へ進んだ。
また、08年北京五輪柔道男子90キロ級銅メダリスト、セルゲイ・アシュワンデンさん（46）はローザンヌ大学でスポーツ経営学の修士課程を修了し、今はスイス西部ヴォー州州議会の議員を務める他のサイトへ。
こうした高学歴トップアスリートが必ずしも珍しくないことを、ベルン大学スポーツ科学科他のサイトへの調査が示している。1988年カルガリー五輪～2012年ロンドン五輪に出場したスイス代表選手341人のうち、大学、応用科学大学を卒業した選手は半数近く（45.9％）に上り、国内の一般人口（25～64歳）の29.6％を大きく上回った。
調査の詳細
1988年カルガリー五輪～2012年ロンドン五輪に出場したスイス代表選手694人（女性33.7％、男性66.3％）のうち、約半数の341人から回答を得た（回答率は53.5％）。
内訳は女性が32.8%、男性が67.2%。平均年齢は47.16歳。平均的な引退年齢は31.3歳。
15%が少なくとも1個のメダル、32%は上位8位に授与されるオリンピック・ディプロマを獲得。現役引退の年では、1996年までが19.1%、1997～2004年が32.6%、2005年～2012年が36.1%、2012年以降が12.3%。
調査を率いたベルン大学スポーツ科学科のアキム・コンツェルマン教授によると、スイスの元五輪選手を対象に、トップスポーツに長期間関わったことが引退後のキャリアにどのような影響を及ぼしたかを調べた研究は初めて。
調査結果は2021年12月、
電子ジャーナル「International Review for the Sociology of Sport他のサイトへ」に掲載された。
また、五輪選手は自身のきょうだいよりも学歴に秀で、職業上の地位も高い傾向が出たという。
調査論文の筆頭筆者ミヒャエル・シュミットさんはswissinfo.chに対し、結果には様々な要因が絡むが「（途中で進路変更などが容易な）スイスの教育制度の柔軟性や、選手本人の性格特性が関係しているのは間違いない」と分析する。
職業キャリアにも負の影響なし
職業キャリアへの影響については、選手の52.1%が「スポーツの影響で社会人になったのが遅れた」と回答。だがトップスポーツに身を置いていたことで「職業に就いた時点の地位が上がった」と答えた人は45.6％に上った。
35.4％が「何の影響もなかった」とした。「マイナスの影響があった」と答えた人は19.0％にとどまった。
職業上のネットワークについても、62%がエリートスポーツとの関わりによって恩恵を受けたと回答。「影響はなかった」（30％）、「ネガティブな影響を受けた」（5.9%）と大きな差が出た。
シュミットさんらは、スイスの五輪参加者の職業・教育上のキャリアは、トップスポーツへの長期的な関与による負の影響はない、と指摘。大多数が職業キャリア上でポジティブな影響を受けていると結論付けた。
ただトップレベルのスポーツのプロ化、商業化が進む中、こうした傾向が今後も続くとは言い切れない、とシュミットさんは話す。スイスでは選手の平均的なキャリアが過去30年で延びており、その一因が「トップスポーツが以前よりも職業として認識され、より多くの収入が得られるようになったこと」にあるという。
このため長期的に見た場合、トップアスリートがスポーツと並行して行う学業・職業訓練への投資を減らすことにつながりかねない、という。
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