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ベルン美術館で開催されている「近代美術の巨匠展」は、一見すると同美術館所蔵のピカソやクレーなどの巨匠の作品７０点が展示された展覧会だ。
だが、こうした作品はナチスによって退廃芸術と見なされ、ドイツの美術館から剥奪された。そして、スイスのギャラリーで「近代美術の巨匠の作品」という名でオークションにかけられ、スイスやアメリカに売られた。
同じ作品がなぜこうも違う扱いを受けるのか？そもそも退廃芸術とは何なのか？こうした疑問を抱きながら、ナショナリズムが支配するヨーロッパのカオスの時代の歴史を再認識して欲しい、と開催者は言う。
スイスインフォは、この展覧会から十数点を選び、ギャラリーにした。
（文・里信邦子 写真・ベルン美術館 制作・スイスインフォ）