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違法ポルノ所有や性的暴行など、性犯罪で有罪判決を受ける若者がスイス国内で増えていることが国内紙の調査で分かった。
フランス語圏の日曜紙ル・マタン・ディマンシュ、ドイツ語圏の日曜紙ゾンタ―クス・ツァイトゥングが共同で行った。件数は過去10年間で急増したという。
2紙によると、性犯罪で起訴された未成年者は2009年が約455人だったのに対し、2018年は727人に増えた。半数以上が15歳未満で、起訴された事件のほとんどが違法ポルノの所有・配布だった。
重大な身体的犯罪も増加した。強姦の罪で起訴された若者は昨年、53人に上り、167人の若者が子供との性的行為の罪に問われた。これは50歳以上が絡む同種の事件数より多い。
チューリヒ州の暴力防止担当官、エンリコ・ビオリ氏は2紙の取材に「事件の当事者が若年化している。15年前は大人が子供をターゲットにしたケースが主だったが、今は被害者と同じ年代や同じコミュニティに属する若者が加害者になっている」と語った。
ビオリ氏は違法ポルノにさらされる若者も低年齢化していると指摘。「ポルノは性のゆがみを増長する」とも危惧する。「男性は積極的で、女性が恥ずかしがる」というイメージによって、若者が性の役割について間違った知識を持ち、結果として深刻な事態を引き起こしかねないと分析する。
2紙はこうした問題に対する予防・治療のいずれも複雑だと報じている。若者により健全な性の意識を持ってもらうためには、この問題に関して特に両親とコミュニケーションを増やすこと、またソーシャルメディアの使い方に気を付けることが大事だとしている。
スイスでは青少年が性犯罪で有罪判決を受けると、最大4年間の禁固刑が科せられる。10歳未満は処罰対象から除外されている。
swissinfo.ch/dos