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水上を歩く器具や、環境に優しい水を作る装置など、「第36回ジュネーブ国際発明品展 ( 36th International Geneva Inventions fair ) 」には、今年も楽しく、アイデアに富んだ発明品が多く展示された。このコンテンツは 2008/04/03 15:26
4月2～6日開催の同展には、世界45カ国から700人の発明家が約1000点の発明品を並べる。
ジュネーブ国際発明品展は、この種の展示会では世界で一番規模が大きい。分野も、医療、環境、電気機械、建築、交通、スポーツなど多岐に渡る。出展の条件は今までどこにも発表されていないこと。3割が個人、7割が企業や研究所に属する発明家たちは誰もが、商品化と販売を請け負ってくれるスポンサーを探している。同展はいわばスポンサーと発明家との「出会いの場」だ。
オリンピック競技になる？
ギリシャから来た発明家、ニコス・ガトシオス氏が展示するのは、「水上歩行器具」ともいうべき発明品。スタンドに流れる、人が優雅に水の上を歩く映像は、キリストが水の上を歩いて渡ったという話を思い出させる。
器具そのものは、ほとんどカントリースキーの道具に近い、スキーとストックのワンセット。足につける「スキー」の長さは使う人の身長によって変わるという。
「一時間に5～6キロメートルのスピードで歩ける。水上の良い空気を吸いながら出来るスポーツ。将来はオリンピック競技に絶対入る」
と日焼けした顔で自信満々に語るガトシオス氏。
本職はプロの水上スキーヤー。スキーが終わった後、水の上をゆっくり歩けたらと、ある時思った。10年の年月をかけて考案。初めは、何回も水中に転落し、今年ようやく展示できるまでに仕上がった。今はスポンサーが付くのを祈るばかりだ。
環境にやさしい発明品
「ヨーロッパだけで1日に、トラック1000台分の洗剤が川や海に流れ込んでいる。とんでもないことだ」
と語るのは、農業技術者であり、科学者であるスイス人、ハンス・ペーター・ステフェン氏。低温度殺菌を専門にし、20年前から水の汚染に取り組んできた。
今回スイスのスタンドで展示するのは、「ミラクルウオーター」ともいうべき水を家庭全域に使うと洗濯、食器洗いからトイレの洗浄、歯磨きに至るまで、あらゆる洗剤が一切必要なくなるという、水を浄化する装置。
原理は、ホウ素を添加した人口ダイヤモンドでできた電極間を水が通ると、酸化ラジカル ( 原子のある1 状態 ) が多く生み出され、これらが除菌、殺菌、浄化作用を持つ。こうして中和され、電気分解された水が家庭で使われれば、洗剤は必要なく、排水もまたリサイクルできるという。装置も小型で実用化も簡単に見える、環境問題に真剣に取り組んだ発明品だ。
また、スイス政府が展示を援助したマレーシアからは、リサイクル可能な、竹でできたパネルが展示された。竹には困らないマレーシア。竹を繊維化してパネルに出来ないかというアイデアから生まれた。
マレーシア政府も援助するバイオテクノロジー・プロジェクトで働く、出展者シャリル・アヌア・バーリ氏は、
「原理は非常にシンプル。竹を繊維化し圧縮するだけ。テーブル、本棚など家具や、建材としても使用できる上、リサイクルも簡単」
と、胸を張る。
1年で成長する竹は今年のはやりか、中国から仕入れた竹を繊維化してＴシャツを作るマルティニーク島からの出展スタンドも目を引いた。
swissinfo、里信邦子 ( さとのぶ くにこ )
第36回ジュネーブ国際発明品展
4月2～6日、ジュネーブの「パレエクスポ ( Palexpo ) 」で開催。
世界45カ国から700人の発明家が約1000点の発明品を並べる、世界で一番規模も大きく、重要度も高い発明品展。
今年は、ロシアからの出展者が多く、またスイス政府が出展を援助したイラン、マレーシアからも多くの参加があった。
発明家の3割が個人、7割が企業や研究所に属する。
毎年およそ6万5000人が同展を訪れ、その内約半数が、工業関係企業、販売関係企業、そして企業主である。
4月4日に、発明家にさまざまな賞が授与される。
JTI基準に準拠