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スイスの医療費は肥大化する一方だ。スイスにおける2005年の医療費の総額は初めて200億フラン（約1兆8700億円）のラインを超えた。このコンテンツは 2006/07/13 15:25
前年比での増加幅も史上最大で、10億フラン（930億円）強だった。
医療費の肥大化は深刻だ。昨年、スイスの健康保険会社が支払った医療費は、史上最高の204億フラン（約1兆8700億円）。スイス保険協会（santésuisse）がこのほど発表した決算による。
前年少なかった分が影響
2005年の医療費は急増し、毎日スイス全体で330万フラン（約3億円）ずつ高くなったという。保険加入者1人あたりにかかるコストは5.6％増加した。増加率が最高だったのは2000年で、7.3％。2番目は2005年で、3番目は1998年の5.4％だった。
州別で見ると、ウーリ州が10.9％増と最大の伸率。ヌーシャテル州は最低で1％増、チューリヒは3％増にとどまった。しかし、いずれの州も前年より増加している。ウーリ州の医療費総額はスイスの平均を25％下回る。増加率の変化は、常に隔年ごとに現れるのが普通で、前年が高ければ次の年は低くなるという。
病院が大きな負担
医療費増大の最大の原因は病院。特に緊急手術分野が19.6％増で、最大の伸率となった。これは、健康保険が2004年、新しく定めた料金「タルメッド」の影響だと見られる。病院が保険会社に経費を請求するまで時間がかかり、2004年分が次の年に繰り越されたためだ。
それにしても、緊急手術分野は1998年から平均以上に増加している。個人経営の医者が自分が診ている患者を病院に送る場合、医者がその経費を直接保険会社に請求するのではなく、病院に請求するようになったのが理由と見られる。その方が、個人経営の医者が儲かるからだ。
病院の経費（緊急手術と長期滞在型患者）は前年より9.5％増加した。医療コスト全体の4割を病院が占める。病院全体の医療費は初めて、健康保険の加入者1人あたりにつき1000フラン（9万円）強となった。医師と薬のコストはそれぞれ2.9％増で、全体に占める割合は25％で、保険加入者1人当たり572フラン（約5万3000円）。州ごとの差は大きく、ジュネーブ州は808フラン（約7万6000円）だったが、アッペンツェル・インナーローデン州ではその半分以下の355フラン（約3万3000円）しかかからなかった。
介護費用と在宅介護費は前年より6％増加。加盟者1人当たり270フラン（約2万5000円）で医療費総額の1割を占めた。
swissinfo、外電 佐藤夕美（さとう ゆうみ）
補足情報
＜スイスの健康保険＞
- 1996年に健康保険法が定められた。
- 基本健康保険加入はスイスに住む人たち全員の義務。
- 健康保険会社は民営で、掛け率はまちまちな上、州によっても異なる。
- 収入が低い人には補助がある。
- 肥大化する保険料はスイスでも大きな問題。
キーワード
医療費がGDPに占める割合（2003年）
米国15％、スイス11.5％、ドイツ11.1％、フランス10.1％、日本8％
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