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ソロトゥルン市にある旧兵器庫博物館(Museum Altes Zeughaus Solothurn) の鎧コレクションのうち、200体の鎧が修理され、このほど公開された。
中世からの武器、鎧などが集まりその展示数から見てもスイス随一。スイス以外の国は第二次世界大戦の戦禍に見舞われ、多くの古い武器が消滅してしまったというから、ソロトゥルンの博物館は欧州でも重要な博物館であることは間違いない。
新しく磨きあげられたばかりの鎧のほか、中世に使われた刀や槍、鉄砲、戦車のコレクションも壮大だ。スイスの歴史を武器から理解しようと試みている博物館を一度、訪れてみてはいかがだろうか。
鎧が市の財政を助けたことも
ベルンの北にある現在のソロトゥルン市は以前、他のスイスの地方都市と同じように、自治国だった。17世紀初頭に独自の軍隊のための兵器庫が大聖堂の近くに建てられた。特に19世紀後半から20世紀にかけては、スイスも軍拡で次々と新しい武器が製造され続けた。従来の兵器庫では保管しきれず、新しい倉庫を建てたりもしたという。こうして代々保管されてきたさまざまな武器が、現在まで引き継がれ20世紀半ば、博物館となって一般公開されるようになった。
建設当時は、武器を保管する目的のほか、ソロトゥルンを訪れた他国の要人に戦の略奪品などをも含む展示物を見せ、自治国の軍事力を誇示し威嚇する意味もあったと館長のマルコ・ロイテンエッガー氏は説明する。今日、この博物館を訪れる人も、延々と続く鉄砲の陳列棚や中世を思い起こさせる鎧を見ると、圧倒されてしまうのではないか。
2階（日本の3階にあたる）にあるおよそ700平方メートルの広さの「鎧の部屋（Harnisch Saal）」は、この博物館の最大の魅力である。ソロトゥルンの鉄の生産量は少なく、鍛冶屋の技術も高くはなかったため、多くの鎧はドイツのニュルンベルクやアウグスブルクからの輸入品だが、展示されているすべての鎧は地元のソロトゥルンの兵士たちが実際に戦場で身につけていたものである。多くが雑兵用の鎧。シンプルなデザインだが、今回の修理で新たに浮かび上がったという細かく施された装飾や、相手を威嚇するような形をしたマスクなどが見ものである。
この博物館に展示されている鎧の値段は、オークションでの始値でみると、雑兵用で兜と胴の部分だけの簡単な鎧は1万8000フラン（約160万円）から、兜から脚まである大将級の鎧なら7万フラン（約640万円）からという。市の財政が悪化した19世紀半ばには多くの鎧が売られた。現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館や、サンクトペテルスブルクのエルミタージュ美術館の所有品となっているものもあるという。
財政難
鎧の修理は2004年1月から始まった。2年かけて200体の修理が終わり、2006年1月中旬、再公開された。以前と異なり、年代ごとに鎧をまとめて展示している。「すべて寄付で賄いましたが、必要最低限の修理だけしかできませんでした」とロイテンエッガー館長。費用は20万フラン（約1800万円）。博物館に修理用のアトリエを構え、１人の修理工が毎日仕事に当たった。「十分な修理をするには１体につき１週間はかかります。400体全部を修理し、鉄砲、槍、刀などのコレクションすべてを修理するには15年かかるのです。博物館には常設のアトリエが必要ですが、お金がありません」とロイテネッガー館長は訴える。
訪れる人は年間およそ1万7000人。欧州諸国、米国からなどの外国人はその4分の1。一般に武器に興味のある人が訪れるが、小中学校の野外授業に利用されることも多いという。
平和を求める現在の考えかたから見ると、武器だけを展示する博物館に対して疑問を持つ人がいるのは理解できるというロイテンエッガー館長。「しかし、戦争を礼賛しているわけではなく、歴史を形成する一つの要素として武器を展示しているつもりです」と語る。
swissinfo、 佐藤夕美（さとうゆうみ）ソロトゥルンにて
キーワード
旧兵器庫博物館（ソロトゥルン）
5〜10月 火〜日10〜12時/14〜17時
11〜4月 火〜金14〜17時 土・日10〜12時/14〜17時 月曜休館