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スイス連邦内務省保健局によると、今年はマダニにかまれてダニ媒介脳炎にかかった人が過去１０年で最も多くなった。同局は予防接種を受けるよう強く呼びかけている。
同局のダニエル・コッホ氏は地域紙ターゲス・アンツァイガーの日曜版の取材に対し、ダニ媒介脳炎の症例増加は「不安な状況だ」と語った。今年、ダニ媒介脳炎の患者２人が死亡し、患者の半数以上が入院した。
ダニ媒介脳炎はウイルス性の病気で抗生物質が効かない。保健局はマダニのリスクの高い地域に住む６歳以上の住民に、予防接種を受けるよう呼びかけている。マダニにかまれた後に発症するケースが多いためだ。
保健局によると、最もリスクが高いのはスイス東部とヌーシャテル湖、ビール湖周辺。この地域でワクチンを済ませたのはこの地域の住民の６割以下だという。春に発症しやすいため、秋のうちに接種するのが望ましい。
チューリヒ応用科学大学（ZHAW）が開発したスマートフォン用アプリ「Zecke他のサイトへ（マダニ）」は、スイス全土で過去２年間にマダニにかまれた場所のデータを見ることができる。
スイスでダニ媒介脳炎の感染が広がっているのとは対照的に、隣国オーストリアでは人口の８３％が予防接種を受けたことにより、症例が１０年前の７００件から８０件に減った。
（英語からの翻訳・ムートゥ朋子）