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これまでスイスの健康保険が適用されていたホメオパシー（類似療法/同毒療法）、漢方など西洋医学を補足する治療法５つについて、7月からは保険の対象外とすると内務省が決定した。
補足的治療法については、健康保険の対象として５年間のテスト期間が設けられていたが、このほどその期限が切れた。その効果などが疑問だと政府は言うが、保険料は1999年を100とすると03年には127.4と高くなる一方。健康保険が経営難にあることも対象外になった理由のようだ。
３月に行われたアンケート調査では、スイス国民の約３割がホメオパシーや漢方など補足的治療法を受けたことがあると答えた。さらに、そのうち８割が治療結果に満足していると答えた。このように高い評価を受けているにもかかわらず、７月からは健康保険の対象外と決定された。スイスに住む人はすべて健康保険に加入することが義務付けられている。国が直接運営するのではなく、民間の保険会社が健康保険法に従って運営している。
効果的で安いかが観点
1999年、健康保険の対象として５年間のテスト期間が設けられた治療法は、人知学的治療法、ホメオパシー、自然治療、薬草治療、漢方の５つだった。当時のルーツ・ドライフス内務大臣が、健康保険の対象リストに西洋医学以外の治療法を取り入れることで、その認知を高めようとしたもの。
政府は、700万フラン(およそ６億円）の予算を組み、治療の効果、実用性、経済性の３つの点から保険の対象になるかを調査するテスト期間を設け、最終決定をすることにしていた。結果は否定的。その効果と経済性が健康保険で負担するには不十分であるという。
国民投票か
連邦内務省の保険課の決定がなされる前、５つのうちいずれかは認められるのではないかという期待があった。ホメオパシーの効果については賛否両論があったものの、他の４つの治療法はその効果が認められているので、健康保険の対象に残る可能性も予想されていた。よって、今回５つ全部が対象外と決定されたことを意外と受け取る意見も出ている。
すでに「補足的治療法に賛成」という運動グループが12万件の有効署名を集め、イニシアチブが成立しており、投票で国民にその是非を問うことになりそうだ。国民の５人に４人は補足治療が健康保険の対象外になることに反対しているという調査もある。
補足的治療は2003年に保険が支払った総額の0.2％（日本円でおよそ25億円）占めるのみ。もっとも患者が多いのは心臓病やうつ病。特に心臓病にかかる薬は健康保険の薬の負担の24％に上る。こうした病気に、パテントの切れたジェネリック薬を進んで使うようにはできないのか。またスイスでは医薬品が他の欧州諸国より４割も高いが、価格を下げることはできないのか。健康保険の「健康｣を取り戻すためには、今回の措置のほか、まだまだほかになすことがありそうだ。
swissinfo 佐藤夕美（さとうゆうみ）
キーワード
1999年から５年間健康保険の対象だった補助的治療法
人知学的治療法/ホメオパシー/自然治療/薬草治療/漢方
針治療は引き続き対象となる