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スイス連邦議会で５日実施された連邦閣僚２人の後任を選出する議員投票で、フィオラ・アムヘルド下院議員（キリスト教民主党、５６歳）とカリン・ケラー・ズッター上院議長（急進民主党、５４歳）が当確した。７人の閣僚のうち３人が女性となった。
連邦閣僚は国民議会（下院）２００人、全州議会（上院）４６人の投票で決める。アムヘルド氏は年末で退任する環境・運輸・エネルギー・通信相のドリス・ロイトハルト氏と、ケラー・ズッター氏は経済相のヨハン・シュナイダー・アマン氏と交代する。党に慣習上割り当てられたポストを引き継ぐ意味合いが大きく、新閣僚のどちらがどの任務を担当するかは未定だ。
アムヘルド氏はスイス南西部ヴァレー（ヴァリス）州出身で、２００５年から国民議会（下院）議員を務める。７人の閣僚のうちキリスト教民主党に割り当てられた１ポストを、同党のハイディ・スクラッゲン議員と争った。第一回投票で上下院２４０票中１４８票をアムヘルド氏が獲得。歴代８人目の女性閣僚が誕生した。
同氏は当確を受けたスピーチで、謙虚・誠実に責務を遂行するとともに、他の閣僚らとともに効率的かつ実効的な政策を講じていく方針を語った。
「長持ちする解決策を作るためには広い支持が必要だ」と連邦議員らに訴え、「スイスの未来のために共に働こう」と呼びかけた。
急進民主党の持つポストにはカリン・ケラー・ズッター氏が２３７票中１５４票を獲得。同党のハンス・ヴィッキ氏を破り歴代９人目の女性閣僚に選ばれた。
ケラー・ズッター氏はザンクト・ガレン州出身で、通訳・小学校教師の経験がある。２０１０年の閣僚選出投票でも候補に挙がったが、シュナイダー・アマン氏に敗れた。同氏が辞任を表明した直後から後任としてケラー・ズッター氏の名が挙がり、当確がほぼ確実視されていた。
同氏は当確後のスピーチで「スイスでは１人の人が及ぼす影響は限定的で、その時間も限られる。解決策を編み出したければ、全員で協力するしかない」と話した。
急進民主党がようやく２人目の女性閣僚を輩出したことにも触れた。１９８４～８９年に閣僚を務めたエリザベス・コップ氏以来、同党の持つ閣僚ポストは男性が独占してきた。
「私が選出されたことで、急進民主党の女性の暗い歴史は終わる。女性閣僚が不在だった約３０年を経て、私が選ばれたのは光栄だ。今後はこれが普通のことになると信じている」（ケラー・ズッター氏）
連邦内閣はやや右寄りに
１日に２人の女性閣僚が誕生するのはスイス史上初めて。ジュネーブ大学の政治学者、ネナド・ストヤノヴィッチ氏は「強力な象徴だ」と歓迎する。スイスで女性参政権が認められたのは１９７１年。１８４８年の連邦制開始以来、１１７人の男性が閣僚を務めたのに対し、女性はわずか７人だった。
現職のシモネッタ・ソマルーガ司法相を加えて女性閣僚が３人となり、閣僚の女性比率は世界の上位１０カ国に入ることになった。一方議会の大多数は男性で、特に上院の女性比率は１５％にとどまる。
キリスト教民主・急進民主両党が女性候補を前面に推したことで、ともに２０１９年の総選挙を有利に闘うことができそうだ。キリスト教民主党は昨今議席数を減らし続けてきた流れを反転させ、急進民主党は議会第２党の座に向け弾みをつけたい考えだ。
新２閣僚が着任するのは２０１９年初め。ストヤノヴィッチ氏は、連邦内閣がやや右寄りになると分析する。保守系リベラルのケラー・ズッター氏が加わったことで、閣僚の４人が右派か右寄り中道となり、残る３人が左派か中道となる。
この構成が今後の政策にどんな影響を与えるか。最も注目されるのは欧州連合（EU)との関係だ。スイス政府はEUとの間で枠組み条約の締結に向け交渉を続けている。ストヤノヴィッチ氏は、交渉の主導権はEUが握っているため、閣僚後退による変化はいずれにしろ想定しにくいと見る。
（英語からの翻訳・ムートゥ朋子）