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時計ブランドTissot（ティソ）の元従業員２人と別のスウォッチ・グループ社員の計3人が２００８～１３年、賄賂として１０００万フラン（約１１億円）超を香港のサプライヤーから受け取っていた疑惑が浮上している。スイス公共放送（SRF）が報じた。
この事件はスイス西部のラ・ショー・ド・フォン地方検察庁が１４年2月から捜査している。収賄行為が疑われているのは、ティソの受注管理担当者と品質管理責任者、別の時計ブランドの品質担当者の計3人。
SRFによると、賄賂は香港の複数のサプライヤーがスウォッチ側から大規模な発注を受け、また供給した機器の検査を緩和してもらった見返りに支払った。香港側の機関も１４年からこの事件を捜査しており、名義が異なる複数の口座間で多額の現金のやり取りがあったことを特定している。
スイス側は現在、関係者4人を捜査中で、間もなく終了する見通し。スウォッチ・グループは１４年、元従業員らを提訴。内部監査の結果、今回の不正行為が明らかになったとしている。
「初めてではない」
スイスの商業誌「Business Montres＆Joaillerie他のサイトへ」の編集者グレゴリー・ポン氏は、今回の賄賂の金額は、アジアにおけるスウォッチ製品の発注量がいかに多いかを表していると指摘。SRFに対し「スウォッチ・グループ内でこのようなことが起こったのは初めてではない。訴訟まで至らなくとも、同様の不正行為を働いた社員が毎年出てくる」と語った。
ポン氏は、購買部門の従業員が不正行為に関わるケースが目立つと話す。こうした不正は「時計製造業界における悪しき問題の一つ」とし、一掃しなければならないと強調した。
スウォッチ・グループにはロンジン、ティソ、オメガのほか「スウォッチ」として売られる手ごろな価格帯のプラスチック時計がある。
swissinfo.ch/ds