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スイス大手100社のトップ･マネージャーの年俸平均は、前年より16%増加した。スイスの年金ファンド「エトス基金 ( Ethos )」の調査による。このコンテンツは 2007/11/20 10:19
近年、企業経営陣の高額な報酬が批判され、金額の公開を要求する声が高まっている。しかし、同調査では公開に応じる企業は少なく、企業管理が甘いと批判している。
スイス大手100社の最高経営責任者 ( CEO ) などトップ･マネージャーの平均年俸額は230万フラン ( 約2億3000万円 ) 。最高額は医薬品メーカーのノバルティス ( Novartis ) 、ダニエル・ヴァセラ 氏 ( 会長兼CEO ) の4420万フラン ( 約44億2000万円 ) だという。
大きければ大きいほど高年俸
エトスの調査は、企業経営陣の報酬額についてはいまだに不透明であり、好ましいことではないと批判する。
「われわれが求める最低限の情報を公開する企業さえ少ない」
とエトス経営責任者のドミニク･ビーダーマン氏。情報開示に積極的ではないのは、企業の自己管理が機能していないことでもあるという。
今回発表された調査では、マネージャーの報酬とその会社への貢献度の関係を調べることはできなかった。理由は企業の情報開示の乏しさにもあるという。特に、固定額とボーナスなど時に応じて生じる報酬額がはっきりしていない。一方、今回の調査で明らかになったことは、業種には関係なく大企業ほどトップ･マネージャーの報酬が高いことだ。規模が同等の場合は、金融関連企業がより高いという。
それでもピンからキリまで
大手100社のトップ･マネージャーの年俸の差は大きい。経営陣の平均年俸額でみると、スイス大手の発電・配電社「BKW」の37万6000フラン ( 約3760万円 ) から、UBS銀行の1900万フラン ( 約19億円 ) まである。
平均額で最高のUBS銀行の次は、クレディ･スイス ( Credit Suisse ) 。1870万フラン ( 約18億7000万円 ) だ。以下、大手医薬品メーカーや保険会社が続く。また、平均年俸の増加率もスピードアップしている。2005年は7.6%だったが、2006年は16%になった。
ヴァセラ氏は逸脱
マネージャー個人で見ると、ノバルティスのヴァセラ氏の年俸は逸脱している。ビーダーマン氏によると、ノバルティスは彼の年俸を2100万フラン ( 約21億円 ) と公表しているが、ヴァセラ氏の所有する株券は市場価格ではなく、申告額で最小限に換算されているのだ。
法改正に伴い2007年の業績報告から、以前より情報を開示することが企業に求められている。これまでも義務付けられていたトップ･マネージャーに支払われた年俸総額の開示のほか、最高報酬額者の名前も公開しなければならない。
一方エトスは、より詳しい情報を公開するよう要求している。トップ・マネージャーの報酬を詳しく表にして示し、分かりやすくするほか、総会で株主に承認投票をすることも提案している。もっともこの投票は経営の参考にするにとどまるものという。
swissinfo、外電
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1位 ノバルティス ダニエル･ヴァセラ会長兼CEO 約44億2000万円
2位 UBS銀行 マルセル･オスペル会長 約26億6000万円
3位 ネスレ ペーター･ブラベック会長兼CEO 約17億2000万円
4位 ロシュ フランツ･フーマー会長兼CEO 約16億7000万円
5位 クレディ･スイス ヴァルター・キーホルツ会長 約16億円
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