Document ID: /fineweb-2-swissfilter-quality_10-filterrobots/filtered/00664.jsonl.gz/16

国際オリンピック委員会（IOC）本部があるスイス西部ローザンヌで、第3回冬季ユース五輪が開催されている。同大会では、新しい競技、近未来的な選手村、国混合チームなど、様々な新しい試みが行われた。
基本情報
2020年冬季ユース五輪他のサイトへは9日から22日まで、ローザンヌのほか、国内の3州７カ所、フランス国境のレ・トゥフェで開催。79カ国から15〜18歳の選手1872人が出場。アイスホッケー、アイススケート、スキーなど8競技81種目が行われる。新しい競技も含まれる（下記参照）。
「実験場」
ローザンヌ冬季ユース五輪2020は、インスブルック（2012年）、リレハンメル（2016年）に続く3度目の大会。発案者はIOCのジャック・ロゲ元会長で、五輪への関心を再び呼び起こすこと、また世界的に懸念が高まる子供の肥満と若者のスポーツ人口減少に向けた対策として計画された。
IOC役員は、ユース五輪を、国際スポーツ連盟が新しい競技・形式を試せる場所ととらえる。主催者が新しいコンセプトを試し、うまくいけば五輪の本大会に活用する実験場のような役割があるとも説明する。たとえば、今大会では「２ウェーブシステム」と呼ばれる仕組みを導入した。大会第1週の競技に参加した選手は自分の競技が終わると宿泊場所を去り、そこに第2週の選手が入る。これが今大会の参加者増につながった。
新しい種目
スキーで山を登る、またはスキーをかついで登る「山岳スキー他のサイトへ」が新競技としてデビューした。アイスホッケーのNOC混合3on3、1人乗りのボブスレー「モノボブ」も新種目だ。
2014年、南京ユース五輪で導入されたスポーツクライミングやスケートボードなどの新競技は、2020年の東京五輪にも組み込まれている。IOCは最近、5人でプレーする手打ち野球「ベースボール5」、武術太極拳（Wushu）を2022年のダカール・ユース五輪に正式種目として追加することで合意した。
ジェンダー平等、混合チーム、国家
ローザンヌ2020の主催者は、大会参加者は男女同数で、イベントの数も男女で同じだとし、冬季ユース五輪の歴史上初めて「ジェンダー平等」を実現した大会になったと話す。2018年平昌冬季五輪では、参加者の41％が女性だったが、東京五輪では48.6％に達すると予想される。
混合競技はバイアスロン、ノルディック複合、カーリング、リュージュ、スケート（フィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラック）、スキージャンプ、スキー/スノーボードクロス、アルペンスキー、山岳スキーなどで行われる。アイスホッケーのNOC混合3on3、山岳スキーの混合リレーもそうだ。
持続可能？
ローザンヌ2020の主催者代表ヴィルジニー・フェーヴル氏は、今大会が「持続可能な大会」だと主張。予算削減や既存施設の活用などを盛り込んだIOCの中長期改革案「アジェンダ2020他のサイトへ」に沿ったものだと話す。フェーヴル氏によると、大会のためだけに新規建設・修繕した建物はなく、それが既存のプロジェクト推進に役立った。ローザンヌ2020は、4000万ドル（約44億円）の予算内に収まった。
参加選手と関係者は、昨年完成した未来的な木製ドーナツ型の建物のボルテックスに宿泊する。閉幕後は、ローザンヌ大学の学生約1千人、スタッフ、研究者の寮として再利用される。
ローザンヌ2020の開幕式とアイスホッケーのイベントは、5月に男子ホッケー世界選手権が行われる新しいヴォードワーズ・アリーナで開かれた。もともとあったアリーナ「パティノワール・ド・マレー」を取り壊した敷地に建てられたもので、現在はスイスのアイスホッケークラブ、ローザンヌHC他のサイトへの本拠地だ。
主催者は、出場選手とコーチの80％が、バスか電車で選手村から競技会場に移動したと話す。
暖冬
異常な暖冬と雪不足、大雨が大会設営に影響した。スピードスケート競技が行われるサンモリッツ湖が十分に凍らず、主催者は開催日前ぎりぎりでようやくゴーサインを出せたほどだ。
スキー場のレ・ディアブルレも雨の影響により、アルペン競技のコースを数百メートル短くしなければならなかった。クロスカントリースキーが行われているジュー渓谷のグラン・ロシュでも、雪不足が心配されている。
評価は？
ローザンヌ2020は、国内では1948年のサンモリッツ大会以来初の冬季五輪だ。過去の冬季五輪誘致活動はいずれも財政・環境コストが懸念され、実現しなかった。グラウビュンデン州では2013年、2022年の冬季五輪誘致の是非が住民投票にかけられ、否決された。
このため、五輪への関心の再燃を狙うスイス当局、アジェンダ2020の実効性を立証したいIOCは、今大会が万事うまくいくことを願っている。フェーヴル氏は、最初の週に17万人の来場者があり、うち6万5千人が学校の児童生徒だと述べた。
IOCの五輪競技エグゼクティブディレクター、クリストフ・ドゥビ氏は、ローザンヌ2020が現時点では「大きな成功」を収めたと主張する。
オタワ大学のスポーツイベントマネジメントに詳しいメリナ・パレント教授は、仏語圏の日刊紙ル・タンのインタビューで「ユース五輪はアジェンダ2020の精神を具現化する。その意味で大会は地域に適応したのであって、その逆ではない」と語った。同教授は 「可能なところでは、既存のインフラを利用し、新しい建物は既存のニーズに沿って建てられた。すべてが初めからよく考えられていた」と評価した。
五輪の本大会がユース五輪に倣うということを想像するのは容易ではないが、ITや認証システムなど、ローザンヌ2020で試験導入された目に見えない多くのイノベーションは、活用の可能性があると語った。
（英語からの翻訳・宇田薫）