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１００年前アインシュタインがその存在を予言した「重力波」が、初めて観測された。米国の研究チームが１１日発表した。これを受け、スイスのメディアもこぞってこの話題を大きく報道した。これを機に、アインシュタインとスイスの関係を詳しく取り扱ってきたスイスインフォの過去記事も紹介する。
アインシュタインとスイス
ドイツ・ウルム市で生まれたアインシュタインはスイス・チューリヒの連邦工科大学（ETHZ）で物理学を学んだ後、１９０１年にスイス国籍を取得。１９０２年から０９年までベルンの特許庁に勤務するかたわら研究を続け、０５年に「特殊相対性理論」を生み出した。
彼がベルンで暮らしたアパートは現在、アインシュタインの記念館「アインシュタイン・ハウス」になっている。
１４年に再びチューリヒに戻ったアインシュタインは、１６年に一般相対性理論を発表した。
極小のひずみを「巨大」な物理学者が予言
こうした経緯から、ドイツ語圏の日刊紙ターゲス・アンツァイガーなど数紙は、アインシュタインがスイス・ベルンで一般相対性理論の基礎を作り上げた事実を強調しながら、「アインシュタインの重力波を証明する、確信的な観測結果が得られた」と報道した。
また、「研究チームが観測したのは、地球から１３億光年離れた二つのブラックホールが合体したときに出たと思われる重力波で、それは水素の原子核の１万分の１程度のひずみという極めて小さなものだが『巨大な』物理学者の計算は正しかったのだ」と、褒め称えた。
暗黒物質などの研究にも新たな領域
一方、フランス語圏の大衆紙ル・マタンなどは、この観測が「宇宙に対して新しい窓を開いた。今後、宇宙そして地球は今までとは違ったように見えてくる」と書いた。
ル・タン紙は、さらに一歩踏み込んで、「今回の観測結果は、アインシュタインの計算の正しさを証明しただけでなく、ブラックホールの研究や目には見えない暗黒物質（ダークマター）などの研究、星の中心部の研究、さらにはビッグバンという宇宙の膨張が始まった初期の段階の研究などの分野にも、新しい地平を開くことになるだろう」と、将来の研究に大きな期待を寄せた。
Olivier Paucherd &里信邦子、swissinfo.ch