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世界最大のココア生産国コートジボワールで９月の内戦勃発以来、停戦後も政情不安が続き、ココアの価格高騰・品質低下が起きている。
クリスマス商戦を前にスイス等世界のチョコレートメーカーは値上げを迫られる。
コートジボワールのココア生産量は年間１００万トン、世界の全ココア供給量の４０％に当たる。うち３０万トンはダロア周辺の西部から出荷される。９月１９日、動員解除待ちだった兵士７５０人による反乱が内戦に発展した時から、ココア価格の高騰が始まった。昨年のロンドンの先物取引市場のココア価格は１トン＝７００ポンド（１６２７スイスフラン）だったのに対し、先週、反乱軍がダロアを占拠した時には過去１７年間で最高の１４００£（３８３３スイスフラン）／トンにまで急騰、その後政府軍がダロアを奪回し停戦が合意されてからは値を下げ、現在は１４００£（３２５４スイスフラン）／トンで取り引きされている。
内戦でココア農園労働者らは逃げた。また、農園から港までの輸送も滞るようになった。サン＝ペドロやアビジャンの港には少量で低品質のココア豆が運ばれて来るだけだ。チョコスイス（スイスチョコレート製造業協会）のフランンツ・シュミド委員長は、「１年のうちでココア出荷の最盛期を迎えるこの時期でのこれら主要輸出港の実状は、我々にとって深刻な兆候だ。」という。
コートジボワール内戦は、ココア価格が過去２年間の需要急増と市場投機によりすでに異常に上がっている時に起きた。シュミド氏によると、昨年7月のある日、ロンドンのココア市場で１人で１４万8千トンのココア豆を買った人がいた。この量は世界の全収穫高の２０分の１に当たり、価格急騰の引き金となった。次の収穫シーズンの始まり全体の収穫状況が未確認の今は、投機の最も難しい時期だと、シュミド氏はいう。
２００１年、スイスはコートジボワールから全輸入量の２５％に当たる６０００トンのココア豆を輸入した。スイスのココア豆最大輸入国はガーナで、昨年は８４５０トン（３５％）を輸入した。シュミド氏によると、ココア豆購入は各チョコレートメーカーが独自に契約する。長期契約、短期契約、それぞれメーカー独自の方針による決定だ。が、このようなココア豆価格急騰に直面すると、短期契約のメーカーは小売価格の再考を迫られることに繋がり、深刻な状況だとシュミド氏はいう。
スイスでは、リンツ＆シュプリュングリ、ネスレ・スイス、フレイ（ミグロス・グループ）、クラフトフーズ、ショコラ・アプローセ、ハルバが６大チョコレートメーカーとされる。世界最大の多国籍食品企業ネスレは、スイス等数カ国ですでにチョコレートの小売価格を４％から８％引き上げた。また、大手スーパーのミグロスは、約３０のチョコレート製品の１０％値上げを発表したばかりだ。「値上げの率は会社によって様々で、包括的な声明を出すことはできない。それに、外国メーカーとの競争も考慮しなければならない。」とシュミド氏はいう。
コートジボワール内戦の直接の原因は、先述した通り兵士らの反乱だった。反政府軍は、南部を拠点とするコートジボワール政府から差別的な処遇を受けていると不満を持つ北部のアボリアン族の支援を得た。キリスト教徒中心の南部とイスラム教徒の多い北部の部族間の敵意と憎悪が、抗争を拡大、激化した。停戦がこのまま続いたとしても、今年のココア収穫は修復可能なダメージを受けてしまった。そして、実った物も収穫されないままとなりそうだ。
ココア・キー
コートジボワールのココア生産量は年間１００万トン、世界の全ココア供給量の４０％。
２００１年スイスのココア豆輸入総量は２万４千トン、うちガーナから８４５０トン（３５％）コートジボワールから６０００（２５％）。
２００１年スイスのチョコレート売上げ高は１２億８１００万スイスフラン。