Document ID: /fineweb-2-swissfilter-quality_10-filterrobots/filtered/00199.jsonl.gz/16

首都ベルンのミュンスター（大聖堂）前で４月１８日から５月１０日まで、世界巡回ポスター展「共存」が開かれている。「尊敬、寛容、理解」をテーマとした多様なデザインのポスター３０点は、エルサレム、ベルファスト、サラエボでの展示会を終えベルンにやってきた。このコンテンツは 2002/04/18 10:36
「共存」展はエルサレム・Seam美術館の学芸員ラフィエ・アトガーさんの発案による。パレスチナとイスラエルの争いの歴史は古い。エトガー氏は、異なる人々がいかに調和して共存できるかを芸術で表現したいと考えた。「中東情勢は今すぐに争いを全面停止し、自分達自身に問い直さなければならない時点まで来ている。イスラエルから、あるいはパレスチナからだけでなく、世界中から多くの声が同調しているが、強い発言力を行使する過激な声にかき消されてしまっている。」とエトガー氏。ベルンでの展示会が実現したのは、連邦議会議員でスイス・イスラエル協会の委員長も務めるフレーニ・ミュラー＝ヘンミ氏の尽力による。ヘンミ氏は、「パレスチナ国家と自由を承認することがイスラエルにとって唯一の安全保障策となる。政治家らには交渉の席に戻るよう、我々は呼び掛けている。」という。
２年前、エトガー氏が世界巡回ポスター展のための作品を募集した際、各国から２００を超える応募作が集まった。国際審査委員会で３０点にしぼりこんだ展示作には、日本、チェチェン、ジンバブエからの作品も入っている。審査員らは、異なる性の共存、異なる宗教の共存など、作品の持つメインテーマ「共存」の多様性にも留意して作品を選んだという。
先に述べた通り、展示会はベルンに来る前にエルサレム、ベルファスト、サラエボで開催された。エトガー氏は、開催地の持つ歴史によってポスター展に対する反応が違うと指摘する。「先の３カ所の開催地のように、武力紛争、テロなどが日常化した地の人々は、共存などという芸術には冷笑的だ。」とエトガー氏はいう。ヘンミ氏は「複合文化社会スイスは、常に『共存』問題に直面してきた。マイノリティーと共に生きるスイスは、統合と共存に多くの努力を払ってきた。」とスイスの共存への理解を語った。
ある作品の下に、次のようなラルフ・ダーレンドルフ前独外相の言葉が引用されている。そこには「人が生活する社会では、どこでも必ず争いがある。社会には、争いのある社会と争いのない社会という違いはない。暴力と争いの激しさに違いがあるだけだ。」とある。ダーレンドルフのいうように、どこにでも争いはあるだろう。が、共存もまたどこででも可能だというのが、ポスター展の信念だ。
この記事は、旧サイトから新サイトに自動的に転送されました。表示にエラーが生じた場合は、<email-pii>に連絡してください。何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いします