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レマン・エクスプレス他のサイトへ開通から1カ月が経った。スイスとフランスにまたがる新しい地域鉄道網として話題になったが、乗客の反応はどうなのか。swissinfo.chが利用者にインタビューした。
ジュネーブ市の主要鉄道駅、コルナヴァン駅のさんさんと太陽が降り注ぐプラットホームで、スマートフォンの画面をタップしているのは、ジャン・マルクさんだ。
ジュネーブ在住のジャン・マルクさんは「今日はレマン・エクスプレスのおかげで、仕事の会議に時間通りに到着できました」。普段の移動時間が15分短縮につながったという。今は市周辺の移動にしか使っていないが、今後はフランス南部のアヌマッス市にも足を延ばすつもりだ。
「前は車で行きました。今は電車の方がはるかに便利です」
プラットホームの少し先で、保母のモニックさんが、預かっている男の子と次の電車を待っていた。
「今日の午後、電車に乗ります。この子が好きなんですよ」。今日はスイス側だけを回るといい、ジュネーブの北東にある自治体ヴェルソワとシェーヌ・ブール地区の間を移動する。
「信じられないほど時間を節約できます。乗り換えはあるけれど、20分くらい短縮できるんですよ」とモニックさんは話す。
異なる鉄道システム
近くのベンチに座っていた運転士は、次発のコルナヴァン発アヌマッス行き列車を待つ間、日なたぼっこを楽しんでいた。
運転士は「フランス側のストライキで、ネットワークはまだうまく機能していません」と嘆く。乗客のほとんどはジュネーブの住民だといい 「越境労働者が使うかどうか、私にはわからないですね」。
レマン・エクスプレス
45の駅と全長230キロメートルの線路で構成。スイスのヴォー州とフランスのオート・サヴォワ県とアン県にまたがる。欧州最大の国境を越えた地域鉄道網として、昨年12月15日に開通した。
関係機関は、1日の乗客予想を5万人と見込む。さらにジュネーブ周辺地域の道路交通量を12％削減できると期待する。インフォボックス終わり
フランスでは、マクロン大統領の年金制度改革案に反対し、鉄道関連の労働者、教師、医師、弁護士らが、40日以上にわたって全国規模の抗議とストライキをしている。ストライキの影響をもろに受けたのが輸送ネットワークだ。
これまでのところ、この運転士ら40人が2週間の研修に参加（全体で120人が受ける予定）。新しい地域鉄道の運転、スイスとフランスの鉄道システムの違いを学んだ。唯一の共通点は軌間ゲージで、電圧、セキュリティシステム、信号はすべて異なる。列車が国境を越え、トンネル内の信号を通過すると、列車は自動的に相手国のシステムに適応する。
だが、フランスとスイスの規制には、根本的な違いがある。
スイスの運転士は「フランスでは、二重のオレンジ色の信号は、列車が時速30キロメートルに減速することを意味しますが、スイスでは停止しなければならないんです」と説明する。
アヌマッス～真新しいが誰もいないプラットホーム
列車の運転士が操縦室に入り、ドアを閉め、コルナヴァンからアヌマッスまでの16キロ、20分の旅に向け出発した。バスか車だと最大1時間かかる。
隣に座っていたのは、スイス連邦鉄道で働く鉄道ファンのルシアンさんだ。彼はレマン・エクスプレスに乗るため、スイス東部のザンクト・ガレンからジュネーブまでわざわざやってきたという。
市内を通過すると、列車はジュネーブのシャンペルやジュネーブのオーヴィーヴなど5つの新しい近未来的な駅に止まり、フランスに着く。アヌマッスでは、プラットホームが完全に改装されたが、人の姿はない。取り壊し予定の古い駅の反対側に、様々な鉄道サービスを収容する新しいモダンな住宅が建つ。主要な建築工事は駅の近くで行われている。
15分後、別のレマン・エクスプレスの列車に乗り、ジュネーブの中心部に戻ってきた。しかし、車内はガラガラだ。
「ここは2等席？」年配の女性がたずねてきた。年金暮らしで、同年代の友人たちとこの列車に初めて乗ってみたという。
グループの1人は「アヌマッス駅には十分な標識がないと思います。どのプラットホームを使えばいいのか、よくわかりませんでした」と話した。
フランス人のスーミャさんは、それよりもずっとポジティブだ。ジュネーブの近くに住んでいて、週に2回、アヌマッスの両親を訪ねるという。
「移動時間が短くなり、より快適になりました。バスだと立たなきゃいけない。妊娠しているので、面倒です。列車なら常にスペースが十分あるから」とスーミャさんは微笑む。
彼女は、フランス側では、レマン・エクスプレスを使った人はあまりいないようだと話す。
「きっとそのうち使うとは思いますが、そうなるまでには時間がかかるでしょう。ストライキのせいで、駅に行っても列車が走っていない、という結果になるのが心配だから」
快適さとコスト削減
夕方のラッシュアワーにコルナヴァンに戻ると、乗車待ちの人の数は倍に増えていた。越境労働者も多い。
アヌマッス出身のフランソワさんは、ジュネーブの世界保健機関（WHO）で働いている。レマン・エクスプレスの使い心地を試すため、月間乗車パスを購入したという。
「以前、車で通勤していたんですが、いつも渋滞に巻き込まれてね。それほど時間が短縮されたわけではありませんが、ずっと快適で、静かです」という。お金の面では、ジュネーブ市内で高額な駐車料金を払う必要がなくなったため、それも助かっていると話した。
セリーヌさんと、こちらもまたセリーヌさんという同じ名前の同僚も、この鉄道を使っている。1人はフランスに、もう1人はスイスに住んでいるが、2人とも利用者だ。しかし、ジュネーブの南10キロにあるフランスのラ・ロシュ・シュル・フォロンに住んでいる方のセリーヌさんは、今はアヌマッス駅まで車を運転していかなければならない。
「ストライキのせいで、全部の移動を列車で、というわけにはいかないですが、状況が正常に戻ったらそうするつもり」。フランスのストライキは、新しい地域鉄道網の開通を「傷つけた」と漏らす。
アヌシーの批判
利用者は、アヌマッスとジュネーブをつなぐ路線に比較的満足しているように見える。だが、それよりもさらに南に行ったフランスのアヌシーの町とジュネーブの間の区間については、批判が多い。
ジュネーブの越境労働者支援団体に所属するスイス人女性フーダ・ハッタビさんは、レマン・エクスプレスの弱点の1つだと考えている。アヌシー在住の越境労働者たちは、料金が高いため、新しい地域鉄道網を使いたがらないというのだ。ジュネーブとアヌシーの公共交通機関パス、レマン・エクスプレスの月間パスの料金は全部で298.50フラン（約3万円）にもなる。アヌシーからジュネーブ中心部までの所要時間は、車なら45分なのに、列車だと1時間30分もかかる。
ハッタビさんは、この状況が変わるよう望んでいるが、満足もしていない。フランス人の交通手段は結局のところ、車のままの可能性が高いと話す。長期的に状況をよくしていくには、自転車、バス、車の相互の乗り換えを増やすほか、通勤者にもっと代替手段を与えることだと、ハッタビさんは話す。
ジェックス地域はどう？
ハッタビさんは、ジュネーブ北部のジェックス地域は、レマン・エクスプレスの恩恵が受けられず、ほとんど忘れられていると嘆く。
「ジェクス地域に住む人々は、ジュネーブの南、オート・サヴォワ地域の人々と同じくらい重要になりました。そこに住む約1万5千人の越境労働者は、国連やその他の国際機関に働きに来ています」とハッタビさんは言う。彼女自身もまた、ジェックス地域の元住民だ。
彼女は、ジュネーブ政府がジェックス地域を見落としただけでなく、フランスの政治家にとってもこの地域が優先事項ではなかったと訴える。
現在、ジュネーブ北部グラン・サコネの路面電車をジェックス地域に延長するプロジェクトが検討されているが、時間枠は未定。ハッタビさんは、課題はレマン・エクスプレスの場合と同じだと指摘する。カギとなるのは定期券や乗車券料金が手ごろな値段であること、駅に車を止められるパーク＆ライド施設を設けることだ。
（英語からの翻訳・宇田薫）