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サウジアラビアのファハド国王が休暇でスイスに滞在している。ファハド国王はジュネーブ郊外の高級住宅街に広大な別荘を持つが、２０年前に即位してからは一度も訪れていなかった。このコンテンツは 2002/05/22 07:01
サウジ筋によると、ファハド国王はジュネーブ滞在中に膝の手術を受ける可能性がある。９５年に心臓発作で入院したファハド国王は関節炎と糖尿病も患っており、９６年にスイスで膝の手術を受ける予定だったが直前にキャンセルされた。同情報筋によると、ファハド国王のスイス訪問は、国王の健康状態が悪化したためではなく、また同国内の反王室勢力活動やテロとの戦いにおける米支援をめぐる王室内での分裂の噂とは関係ないとしている。
ジュネーブのサウジアラビア外交筋は、ファハド国王訪瑞についての詳細は明らかにしていない。国王の休暇の日程は公表されておらず、何週間かをジュネーブで過ごした後、スペイン・コスタ デル ソルのMarbellaへ向かう。ファハド国王と側近の一行総勢約３５０人は２０日夜ジュネーブ空港に特別機６機で到着、うち２機は国王の滞在中ジュネーブに置かれる。ジュネーブ州警察は、国王滞在中特に警備を強化することはないが、依頼があれば外出時のエスコートをするとしている。サウジアラビア通信局によると、国王のジュネーブ訪問は休養のためで、国王が帰国するまでアブドゥラ皇太子に代行を命じた。アブドゥラ皇太子はファハド国王の異母弟で、９５年に国王が心臓発作を起してから国事を代行してきた。
ファハド国王が滞在しているのは、ジュネーブ郊外Collonge-Bellervieの広大な別荘Dawn Villa。地元の人々が「リトル・ベルサイユ」とよぶ豪華な別荘は１７０００�Fの敷地に建つ。３階立てのメインビルディングは地下トンネルで王室メンバーが滞在する住居群と連結する。７０年代に着工されたこの別荘建設工事は、環境保護団体や地元民の反対でしばしば中断された。国王の側近ら８０人が滞在するジュネーブ・インターコンチネンタル・ホテルのヘルベルト・ショット支配人は、「国王が別荘を建設してから、我々は２０年間来訪をお待ちしていた。国王は欧州に７つか８つ別荘をお持ちだが、この度休暇にジュネーブを選ばれたのは、完成した別荘を我が目で見ることが目的だったのではないか。」と語った。ジュネーブは５０年代からアラブの王族の人気保養地だ。仏リビエラやスペイン・コスタ デル ソルも人気リゾートだが、ショッピングやビジネスの要所でもあるジュネーブは政治的に中立でロンドンやパリよりも治安が良くで静かだとされる。また近年は、病気や怪我の治療のためにスイスに来るアラブの王族も増えている。
が、先のショット支配人は、ファハド国王のジュネーブ滞在が一般サウジ観光客のジュネーブ・ブームの火付けになるのではと期待する。「昨年９月の米テロ事件以来、アラブの人々は米国に行かなくなった。また、今年の夏は、アラブの指導者らがファハド国王および側近との会談を目論んでジュネーブに来るかもしれない。」とショット支配人は語った。
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