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国連で国を代表するのは誰？ 軍事衝突後の大使ポストを巡り火花
国連は今月初め、昨年10月のクーデター後に進めていたスーダンの人権報告書の改定作業を延期した。ジュネーブの欧州本部に派遣される代表ポストをめぐる争いに決着がつかないためだ。軍事衝突後に国の公式代表者が決まらず、国連が混乱するのはこれが初めてではない。
国連人権理事会のフェデリコ・ヴィレガス議長は今月1日、数日後に予定していたスーダンの普遍的・定期的レビュー（UPR）他のサイトへの公表を延期すると発表した。スーダン政府の在ジュネーブ大使の後任が誰になるか、見通しが立たないことを理由に挙げた。
全ての国連加盟国は、通常4年ごとにUPRを受ける。他の加盟国から成るチームが審査を行い、人権団体や市民社会、被審査国の政府とも協議する。通常、改善のための勧告が報告書に盛り込まれる。
ヴィレガス氏はスーダンの新外相が在ジュネーブ代表部の代理大使にオスマン・モハメド氏を起用する方針であるとニューヨークの国連本部から知らされたという。だが現職のアリ・マフムード大使はヴィレガス氏に対し、自身がスーダンの正当な代表だと書簡で主張した。
グレーゾーン
同様の問題は昨年、武力衝突で政権が奪われたミャンマーやアフガニスタンでも生じた他のサイトへ。だがスーダンの事例は国連にとってさらにグレーゾーンに近いようだ。スーダン軍が昨年10月に起こしたクーデターは、2019年にオマル・アル・バシール元大統領の独裁を終わらせ民主化に向かっていたスーダンの希望を葬った。
クーデターは国際社会から非難された。国連人権理事会は「スーダンでの2021年10月25日の軍事クーデターを最大限の強い表現で非難する」との決議を可決。人権高等弁務官に対し、人権専門家を遅滞なく指名して、民間主導の政府が復帰するまでスーダンの人権状況を監視するよう要請した。
だがミャンマーやアフガンと異なり、軍が民間人とともに暫定政権を作ったスーダンでは首相のアル・バーハン中尉がクーデター後も退任しなかった。オンラインニュースサイト「スーダン・トリビューン他のサイトへ」によると、クーデターに抗議したためアル・バーハン氏に「解任」された12人の大使のうちの1人を国連が引き続き承認していることが、ジュネーブでの混乱の火種となった。
ニューヨークにある国連法務部の助言を受けて、国連ジュネーブ本部はスーダンのUPRをスーダン代表部のホワイダ・アリ法務次官とともに2月9日に公表すると発表した。各国はUPRの審査中に代表団をジュネーブに派遣するのが一般的だ。
人権理事会のヴィレガス議長はジュネーブでの会期冒頭、国連法務部はアリ・マフムード氏の後継者としてオスマン・モハメド氏がスーダンのジュネーブ代表部の責任者に任命されたことを確認したと言明した。ジュネーブの情報筋によると、クーデターの後もスーダンの元首は交代せず、アル・バーハン氏が外交上認知されている新外相を指名し、新外相が既にジュネーブ代表部の次席だったモハメド氏をトップに昇格させた、という理屈だった。
今回のケースで国連の持つ選択肢は限られていたかもしれないが、西側諸国の外交官の一部は国連がこうも簡単に屈服したことに落胆しているようだ。スーダンのUPR中、在ジュネーブ国連英国大使のサイモン・マンレー氏は、アリ・マフムード氏は「スーダン国民の民主的な願いを代表し情熱を持った弁護人だ」と敬意を表すと同時に、クーデターを強く批判した。
ミャンマーとアフガニスタン
2021年2月初旬のミャンマーでのクーデター後には、ニューヨークの国連総会でのミャンマーの議席を巡って火花が散った。軍は新しい大使を任命しようとしたが、市民社会グループや一部の加盟国は、民主的に選出された前任者ユー・チョー・モー・トゥン氏の続投を国連に働きかけている。国連はミャンマーの軍事政権を承認していない。
それぞれが自らを合法的な政府だと主張する軍事政権と亡命政府にとって、総会で発言権を持つための国連での議席は値千金だ。ロイター通信によると、「チョー・モー・トゥン氏がハイレベル会合の間に発言しない限り、ロシア・中国両政府は当面同氏がミャンマーの国連議席に残ることに反対しない」と米ロ中が合意したため、昨年9月の国連総会では軍事・亡命政府のいずれも発言しなかった。
昨年8月にイスラム過激派タリバンが政権を掌握したアフガンの国連議席も対立をもたらしている。ニューヨークの国連本部のミャンマーとアフガンの議席については、9人の委員から成る国連信任状委員会の判断に委ねられている。
アフガンの承認されたジュネーブ国連代表は前政権が任命したナシル・アフマド・アンディシャ氏が続投している。人道危機に瀕し国際社会の後ろ盾を得たいタリバンにとって、当面は現状を維持する方が都合が良いのかもしれない。
（英語からの翻訳・ムートゥ朋子）
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