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誘拐が判明した時点で、テレビ、ラジオ、電車内、空港などで捜索協力を求める情報を流す「誘拐緊急態勢」が、スイスで来年2010年1月1日から実施される。
これは各州の司法警察代表者会議 ( KKJPD/CCDJP ) が検討を重ねた結果、その実施決定を10月15日発表した。
誘拐直後の数時間が決定的
誘拐が判明した、ないしはその可能性が極めて高い場合に、警察がまず情報を国営放送のテレビ、ラジオや電車内、空港などで流す。同時に緊急態勢センターが設置され、収集された有効な情報を警察に渡す。第1段階では3時間続けて情報が流されるが、場合によっては延長される。
さらに、ボランティアで捜索協力を申し出ている人たちに携帯電話でメッセージを流す体制も2010年中のある時点から実施される予定だ。
この誘拐緊急態勢は、「被害者を救うには誘拐直後の数時間が決定的だ」という過去の経験に基づきフランスが行っている方法にインスピレーションを得てスイスでも実施されることになった。
実施の背景には、2007年7月に誘拐され6週間後に遺体となって発見された5歳のイレニアちゃん事件がメディアや政府を動かしていたこともあり、9月16日に閣僚に選出されたばかりのディディエ・ブルカルテール内務相が各州の司法警察代表者会議に誘拐緊急態勢発動の検討を依頼していた。
また、誘拐緊急態勢は大人の誘拐事件にも適用される可能性がある。
swissinfo.ch、外電