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スイスには旅から旅を続けるロマ（ジプシー）が約３５、０００人いる。そのロマ人コミュニティが、ヴォー数政府のロマ人用キャンプ場建設を人種差別政策として連邦裁判所に訴えた。
先月ヴォー州当局は、旅をするロマ人を管理下に置くための措置として現曹ﾌ永住用キャンプ場２カ所に加え短期滞在用キャンプ場３カ所を新設するよう決定した。州保安・環境担当のジャン＝クロード・マームード氏は「最近、私有地での違法駐車が急増しており、犯罪や損害予防対策としてキャンプ場増設に踏み切った。」と言う。が、ロマ人側はこの措置をスイスの移動少数民族に対する差別的で違法な政策だと批判、ロマ人伝統の垂ｫ方を奪おうとするものだと主張する。仏語圏スイスのロマ人コミュニティのリーダー、メイ・ビッテル牧師（５０）は「当局はキャンプ場をロマ人の旅を阻止するために使用するのではないか。」との危惧を表明している。ビッテル牧師の弁護団は、キャンプ場建設はスイスのロマ人が旅を続け好きな所に滞在する法的権利を奪うものではないということを保証してほしいというロマ人の主張を代弁している。これに対しマームード氏は、キャンプ場建設は差別を目的としたものではないと告訴に対し遺鰍ﾌ意を表明した。また、キャンプ場が満員になり次第ロマ人のヴォー州入りを禁止する計画などは無いとしながらも、他の州もロマ人の滞在を分担するべきだと主張した。
スイスにはロマ人の処遇に関し暗い過去がある。第２次大戦中は、ナチスの迫害を逃れて来たロマ人難民達を国境で追い返した。５０年代から７０年代にかけては、定住政策の名の下、少なくとも６００人のロマの子供達を両親から引き離した。ロマ人差別問題の根本には、当局がスイス国籍のロマと夏の間だけ滞在するため国外からやってきたロマのグループとの区別をできないことだとビッテル氏は指摘する。そして、問題を起こしロマのイメージを悪くするのは、この外国から来るグループだと嘆く。
一般のスイス国民はロマを二等国民と見なしているという。ビッテル氏は、連邦当局がロマに対する認識を高めるよう主導してくれたら、国民はロマに対する信頼性を増し、もっと寛容になるのではないかという。そして、一番の問題は、対話が無いことだという。