Document ID: /fineweb-2-swissfilter-quality_10-filterrobots/filtered/00199.jsonl.gz/7

スイスの銀行最大手UBSは９月１８日、ロンドンの行員による不正取引で出た損失はこれまでの予想を上回る２３億ドル（約１７６８億円）に上ると発表した。このコンテンツは 2011/09/19 15:00
この銀行員は過去３カ月間、アメリカのS&P 500、ドイツのダックス（DAX）、欧州経済通貨同盟（EMU）のユーロストックス（EuroStoxx）などの先物市場で不法に投機を行っていた。
その取引は損失許容限度を超えた範囲で行われ、この銀行員は株式市場で取り引きされているインデックスファンド（キャッシュETF）で架空の業務を操作し、損失をカバーしているように見せかけていた。これによって、実際に負ったリスクの規模がごまかされたとUBSは説明する。
このような操作により、投機によるポジションの変動は通常の枠内に収まっているように見えていた。投機の際、リスクは正規にカバーされていなければならなかったが、それは行われていなかった。同行員はおそらく何らかの形でコンピューターシステムを操作したものと思われるが、その詳細は今のところ不明だ。
捜査
UBSの監督部門がこのロンドンの行員のポジションを検査し問いただしたところ、同行員は１４日、不正業務を行っていたことを認め、翌１５日夜、ロンドンで逮捕された。現在、詐欺などの疑いで起訴されている。
UBS広報課のセルジュ・シュタイナー氏によると、同行員がUBS内の安全対策をどのようにすり抜けたのかについても捜査が行われているところだ。
さらに、スイスの金融監督局（Finma）とイギリスの金融サービス機構（FSA）もこの件の捜査に乗り出した。またUBS取締役会は、今回の不正取引とこれに関する行内のコントロールについて独自の調査を行うため、特別委員会を設置したという。
シュタイナー氏は「金銭的な損害は限定できた。株式取引は、これまでの損失許容限度の枠内で再開されている」と言う。
CEOの進退
１８日付のドイツ語圏の日曜新聞「ゾンターク（Sonntag）」で、UBSの最高経営責任者（CEO）であるオズワルト・グリューベル氏は「辞任するつもりはない。これは取締役会が扱う問題だ」と述べ、退任の可能性を否定した。
「銀行で起こったことに関してはすべて自分に責任がある。だが、自分に非があると思うかと問われれば、そうとは思わない。犯罪の意図がある人間に対しては何もできない。これは我々の仕事にいつもついて回ることだ」と述べた。
しかし一方で、同日夜のスイス国営テレビドイツ語放送局SF1のニュースでは「このような事件がそもそも発生したことについて責任を取るのは誰か」という質問に対し、「このような規模になれば、責任を取るのはもちろんCEOしかいない」と答えた。しかし、具体的な進退には言及せず、「私の将来については、私１人で決めるわけにはいかない」と述べるにとどめた。
この記事は、旧サイトから新サイトに自動的に転送されました。表示にエラーが生じた場合は、<email-pii>に連絡してください。何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いします