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大手医薬品会社ノバルティスが、医療栄養食品部門を30億4000万フラン( 約2940億円 ) で大手食品会社ネスレに売り渡すと発表した。
12月14日のこの発表の結果、約2000人の医療栄養食品専門の従業員がネスレに移ることになる。
ヴォー州グラン( Gland ) にあるノバルティスの医療栄養食品部門は、11億6000万フラン ( 約1120億円 ) の総売上高、1億1000万フラン ( 約 106億円 ) の営業利益を見越して2006年度の営業を行ってきた。今回の売り渡しは、ノバルティス、ネスレ両者にとって最高の選択だという。
ノバルティス側
「我が社の長期的展望からすると、今回の売り渡しによって、かえってヘルスケア部門にもっと集中でき、経済的にも経営的にも、柔軟性が得られようになるのです」とノバルティスの最高経営責任者 ( CEO )、ダニエル・バゼラ氏。
「この決断はまた医療栄養食品部門ビジネスにも理想的です。医療栄養業界とその経営にとってもよい結果をもたらすと信じます」とバゼラ氏は続ける。
ノバルティスはすでに今年の3月、医療栄養食品部門の１つであるエネルギー・ドリンク、イソトール ( Isotar ) をドイツ銀行ABN Amroに3億3100万フラン ( 約320億円 ) で売り渡している。
バーゼルにあるノバルティス本社の医療栄養食品部門は、腸、口腔から吸収される栄養物とその吸収を助ける機器で、世界で第2番目の生産を行っている。これらは、病気や、手術のせいで、普通に食べられない患者用の「栄養物」である。
ネスレ側
「今回、ノバルティスの医療栄養食品部門を受け取って、大変満足しています。これで、特殊な研究と開発を含め、栄養食品部門の強力なプレイヤーになれます」とネスレのCEO、ペーター・ブラベック氏。
「これは、ネスレの栄養食品部門のビジネスを強化することに繋がるので、ネスレグループが行いつつある栄養、健康分野への移行という新しい営業方針を助ける第一歩になるでしょう」とブラベック氏は続ける。
ブラベック氏はすでに、コーヒー、ココア、乳製品部門を売却し、もっと利益が上がる健康関係や高額なドリンク類に力を注ぐようにしている。
またネスレは、子供やアルツハイマーの老人などの頭脳の働きを助ける物質開発にローザンヌ連邦工科大学との共同プロジェクトを11月にスタートさせ、それに2500万フラン ( 約24億円 ) を投資した。
swissinfo、外電 里信邦子 ( さとのぶ くにこ )
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ヘルスケアの市場調査を行う「IMS Health」 はノバルティスを総売上高において、世界で第４位にランクした。
ノバルティスは2005年、総売上高417億フラン ( 約4兆円 )、利益78億フラン ( 約7500億円 ) を記録した。