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スイス政府の決定したコソボ難民の本国帰還期限は、５月３１日で切れた。スイスに避難してきていたアルバニア系コソボ難民が、６月と７月で本国に送還される。(写真：送還を待つ難民家族）このコンテンツは 2000/06/03 16:25
スイス政府の決定したコソボ難民の本国帰還期限は、５月３１日で切れた。スイスに避難してきていたアルバニア系コソボ難民が、６月と７月で本国に送還される。(写真：送還を待つ難民家族）
実際に送還されるアルバニア系難民の正確人数は不明だが、連邦難民局は、少なくとも１万人にのぼると見積もっている。すでに約２３、０００人が、自主帰還計画のもと、生活再建のための資金と援助を受け、コソボに帰還している。
帰還をいやがっている難民ばかりではない。帰還を楽しみにし、困難が予想される帰還後の生活を最良のものにしようと、準備にいそしむ人々もいる。ベルンのアルバニアセンターでは、帰還後にそなえ、コンピューターや英語を学ぶ若者達がいる。彼等は、スイスでは孤独に苦しんでおり、コソボでの生活再建が可能だと思っている。が、やはり現地の状況に不安はある。長期的なコソボの生活を考えれば、なおさらだ。が、ある医学生は、「母国は医者を必要としている。」と、帰国後勉強を終え、医者として国に貢献したいと語る。一方、経済学を専攻していた学生は「復学はしたいが、無理かもしれない。家族はすでに帰還したが、テント暮らしだ。が、スイスにいたって未来はない。一番の不安は、コソボの未来が不安定で、公式なステータスを何も持っていないことだ。」と非観的に語る。
家族持ちにいたっては、不安のほうが大きい。「私の村があるアルバニア国境付近は、地雷源となっている。家も破壊された。あんな所へ、子供を連れて帰ってどうすればいいのか。」と不安を訴える。スイス政府は、個人ベースで特別措置を考慮すると言っている。が、家が焼かれた、地雷があるなどは、理由とは認められない。
多くのコソボ難民が不安を訴えるのは、コソボの今後のステータスだ。昨年の紛争とNATO介入後も、コソボはセルビアの一部であり、ミロシェビッチは大統領だ。
スイスはじめ各国は、短期的には住宅再建など援助をしているが、国際委員会も長期的な対処はしていない。コソボの将来が決定されなければ、企業や銀行のコソボへの投資もあり得ない。また、平和維持軍や国際機関が撤退した後、コソボに、帰還した人々に何がおこるのか？その時が来るまで、わからない。
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