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米同時多発テロの首謀者ウサマ・ビンラディン氏を匿うアフガニスタン・タリバン政権への米軍の報復攻撃開始から、１０月7日で１年。再建計画は始まっているが、アフガニスタンは依然として廃虚のままだ。
スイスは今年、アフガニスタンに食料、仮設住宅など必需品を中心に２０８０万スイスフランの援助を送った。が、ここへ来て、１年前の米軍の空爆開始時に国際社会が決めた数十億ドルのアフガニスタン支援金に対する懸念がアフガニスタン内外から生じてきた。
政府人道援助事務局のマルクス・ミュラー・アフガニスタン・コーディネーターは、「アフガニスタンの人々と話すと必ずあの約束はどうなったのかと質問される。」という。また、NGOスイスピース・アフガン市民社会フォーラムのスザンヌ・シュナイドル代表も「我々は（アフガニスタンの人々に）過度の期待を抱かせてしまった。歴史を見ればわかるが、約束された援助が来なければ現政権は倒れる。９２年に起きたのはそういう事だった。」と懸念する。
アフガニスタンでのスイスの支援活動の再考も始まった。スイス開発協力局は、２００３年の援助予算を１５％減の１７７０万スイスフランに削減する見通しだ。今年の援助の約８０％は世界食糧計画（WFP）と国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）を通して食糧や住居などの基本人道支援に使われ、残りの約１８０万スイスフランは赤十字国際委員会（ICRC )、Terre des Hommes、シャフハウゼン・アフガニスタン・ヘルプ・グループなど非政府組織（NGO）の主に遠隔地での学校、病院、住宅再建などの支援活動に使われた。ミュラー氏は、スイスがアフガニスタンで達成したいのは何かを選択しなければならないと次のように語った。「我々は最も弱い人々を救済しなければならない。が、全てが破壊し尽されたアフガニスタンのような国での、スイスの役割は何かという問いに答えなければならない。」。
ミュラー氏は、一度にあらゆる事をしようとするのではなく、スイスはアフガニスタン人権委員会の設立と、２００４年の総選挙までに新憲法の草案をまとめることに焦点を絞るべきだという。また、カルザイ大統領を選出した今年のロヤ・ジルガ開催に関与したスイスピースは、市民社会の確立に集中するという。「アフガニスタンでは、国家とは何か、国民とは何か、国民は国家に何を要求できるのかということが全く理解されていない。市民社会の確立は時間がかかる。戦争で１世代から２世代が失われた。再建には１世代から２世代必要だ。」とシュナイドル代表はいう。
過去１年間で、アフガニスタンでは表面的には大きな変化が起きた。女性はブルカと呼ばれるベールを冠る義務がなくなったし、少女達は学校に通えるようになった。シュナイドル氏によると、カブールでは住宅が再建され、レストランも営業を再開、商品の流通も再開し、初めての交通渋滞も発生した。が、変化はあくまでも表面的にすぎないとシュナイドル氏はいう。「空爆と政権交代で人々の感情は変えられない。２０年間の戦乱は、高尚な文化を持った人々を無惨に変えてしまった。」というシュナイドル氏は、治安は１年前よりもはるかに悪化したと指摘する。「タリバン政権時代は多くの悪政が行われたが、治安だけは大変良かった。今はムジャヒディンが相互に抗争していた９２年の内乱時代に戻ってしまった。多くの人が同意見だ。」。
新政権自体が多くの問題を抱えている。カルザイ大統領をカブール市長以上の存在ではないと見る人もいる。「カルザイ政権はカブール近郊を支配下に置いているだけだ。他所では政府の存在を示すものがない。学校など公共サービスの提供もされていない。」とミュラー氏はいう。政府のインフラ不足も、国際援助が停滞している理由の１つだ。「アフガン政府内には世界銀行など国際機関のパートナーになれる能力が無い。」とミュラー氏は述べた。
アフガン空爆１年キー
スイスは今年、２０８０万スイスフランのアフガン援助金を拠出。
米軍攻撃開始時に国際社会が決めた援助は現地に届いていない。
カブールでは通常の生活が戻ったかに見えるが、治安はタリバン時代より悪化。