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３月１２日に行われる国民投票の議案の１つは、全ての体外受精と精子提供の禁止だ。「人間の尊厳を尊重する生殖のため」とする発議は、自然に反する全てのメソッドを止めるのが狙いだ。このコンテンツは 2000/03/08 16:44
３月１２日に行われる国民投票の議案の１つは、全ての体外受精と精子提供の禁止だ。「人間の尊厳を尊重する生殖のため」とする発議は、自然に反する全てのメソッドを止めるのが狙いだ。
発議者らは、受精の瞬間に生命が誕生しているのだから、人命を損なう恐れのあるいかなる処置も取ってはならないと主張している。ニコラウス・ズヴィッキー博士は、精子提供や試験管受精は、その結果誕生した胎児、人権を持つ完璧な人間としての胎児の人権侵害であるとし、議案を支持する。たとえ試験管での受精に成功しても、母体内に移されてから胎児が無事に成長する保障はない。ズヴィッキー博士は、多くの胎児が死亡し、妊娠初期での堕胎を余儀無くされるケースが後を絶たないと言う。
が、統計では、多くの夫婦が、体外受精で無事子供を授かっている。世界で６０万人の新生児は、体外受精の子供だ。スイスでは、毎日平均２人の体外受精児が誕生している。スイスの６組に１組の夫婦が不妊で、体外受精を必要としていると言う。チューリッヒ大学病院のブルーノ・ウムトゥルン博士は、不妊は１つの病気であり、治療ができればする。また夫婦が望むならば、そして有効であるならば、医学の力を使った処置で子供を作るチャンスがあれば、医者として提供したいと言う。そして、スイスの夫婦は、選択の自由を与えられるべきだと主張する。
また、子供を望む独身女性の問題を解決する精子バンクは、子供の生物学的父親が判明しないので、子供のアイデンティティーを損なうと、発議者らは異義を唱える。が、ウムトゥルン博士は、スイス連邦憲法は、子供が生物学的な父親が誰か知りたい場合には、精子提供者を知らせると明記していると指摘する。
この議案は、否決される見込みが濃厚だ。すでに、政府、連邦議会、全政党が否決している。スイス・カトリック医師会会長のズヴィッキー博士自身、法案が通る可能性はほとのどないと認めている。
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