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１日深夜に起きた独南部上空の露バシキール航空旅客機と輸送会社DHL貨物機の空中衝突・墜落は、夏休みをスペインで過ごす予定だった５２人のロシアの子供を含む２機の乗員・乗客計７１人が全員死亡する大惨事となった。現場では、原因究明のための回収作業が続けられている。
３日朝、スイス・ドイツ国境ボーデン湖付近の墜落現場周辺約３０kmにわたって散らばったバシキール航空旅客機（ツポレフ１５４）とDHL貨物機（ボーイング７５７）の破片や遺品などの回収作業にあたっていた調査員らは、ボーイング機のブラックボックスを回収した。５２人のロシアの子供達が乗っていたツポレフ機のフライトレコーダーは、昨日回収されている。
墜落現場では、数百人の警察・消防署の職員等が３日、夜明けと共に捜索を再開、これまでに２８人の遺体を収容または発見したが、うち何体かはツポレフ機の座席にシートベルトで固定されていた状態だった。
２機が空中衝突したのはスイス管制下の高度約１万２０００メートルで、２機が同時に衝突回避のため高度を下げ始めた時だった。ドイツ警察報道官によると、回収されたボーイング機のブラックボックスは分析のため専門家に渡され、現場では事故機のボイスレコーダーの捜索が続けられている。クルト・ボデウィク独交通相は、２機のフライトレコーダーは３日に専門家によって分析されると述べた。が、ブラックボックスが回収される前から、空中衝突が起きる寸前の何分間かのスイス航空管制官の役割に関する疑問が噴出している。
スイス航空管制当局スカイガイドのチューリッヒの管制官らは、ツポレフ機の操縦士に高度を下げるよう何度か指示を出したとしている。当初、最初の警告は衝突の９０秒前に出されたと報告されたが、スカイガイドは後に最初の警告が出されたのは衝突５０秒前だったと翻した。ツポレフ機が高度を下げ始めるまでに、ボーイング機が自動衝突回避装置の指示を受け高度を下げ始めたため、２機は衝突してしまった。バシキール航空は、ツポレフ機の操縦士が航空管制当局の指示に直ちに対応できなかったとの主張を真っ向から否定、「バシキール航空の見解では、事故の責任は航空管制にある。」とニコライ・オデゴフ社長は述べた。
一方、スカイガイドは、ツポレフ機の操縦士は何度も高度を下げるようにとの指示を受けたと主張しているが、独パイロット連合代表は、高度を下げるようにとの指示はもっと早く出されるべきだったとしている。「我々は、２機が何故もっと早い時点で引き離されなかったのか、回答を得なければならない。通常は、もっと早い時点で、そのための措置がとられる。」と、ゲオルグ・フォンゲルン独操縦士連合報道官は述べた。これに対し、スカイガイドは、警告は差し迫った時点で出されたが、危機回避には十分な時間だったとしている。そして、管制官らは何度か指示を出しており、他の事故要因が明るみに出るのは調査官次第だとしている。
スイスの航空評論家、ゼップ・モゼー氏は、警告の遅れが空中衝突の原因の一つではないかと見ている。「事故にはいつも多数の要因がある。が、この航空管制官が同時に何機の管制をしていたのか、などについては、私は知らない。」とモゼー氏はswissinfoに語った。
プーチン露大統領が派遣したロシアの事故調査委員会は２日夜、墜落現場の捜索に加わった。また、米交通安全局は、ドイツ当局の要請により５人の調査官を派遣すると発表した。ワシントンでは、ホワイトハウス報道官が、ブッシュ米大統領は米国民を代表して事故の犠牲者全員の家族とロシアの人々に哀悼の意を示したと、述べた。