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『Aki Takase, Silke Eberhard／Ornette Coleman Anthology』
Intakt CD 129 (Double CD)
Aki Takase(p) Silke Eberhard(as, cl, bcl)
CD1
1. Turnaround 2. Lonely Woman 3. Free 4. The Blessing 5. Folk Tale 6. Open
to the Public ﾐ Check Out Time 7. Cross Breeding 8. The Sphinx 9. Dedicated
to OC-Doughnut 10. Revolving Door 11. Mr. And Mrs. People 12. Angel Voice 13.
Motive fir Its Use14. The Disguise 15. Change of the Century 16. Focus
in Sanity
CD2
1. Congeniality 2. Airborne 3. Broadway Blues 4. Beauty is a Rare Thing 5.
Face of the Bass 6. Peace 7. Little Symphony 8. Eventually 9. Humpty Dumpty 10.
Eos 11. W.R.U. 12. Check Up ﾐ Enfant 13. I Heard It over the Radio 14.
Round Trip 15. Music Always 16. Love Call 17. Una Muy Bonita
Recorded in September 2006 in Berlin
ベルリンに新しい才能を発見。３０代の女性アルト・サックス、クラリネット奏者のジルケ・エバーハルトである。普段はにこやかな女性だが、なかなかの練習の虫らしい。
そのエバーハルトと高瀬アキは、少し前からオーネット・コールマンの初期作品に取り組んでいた。管楽器奏者にとってオーネット・コールマン作品にチャレンジするということは実はすごいことなのである。高瀬との共演で知られるバス・クラリネットのスペシャリストにして第一人者であるルディ・マハールでさえかつてこう言っていた。
「オーネット・コールマンの曲を演奏するというのは結構大変だ。オーネットを超えようとしても彼の演奏の中には様々な方向があるので難しい。どこか同じようなカタチになってインプロヴィゼイションにならない」（註１）
コールマンと同じアルト・サックス奏者ならなおのこと。しかし、エバーハルトはやってのけた。その諸作品で自由にインプロヴァイズするには、作品を深く読み込み、カンペキにマスターする必要がある。それをなし得たのも練習の虫ゆえか。
高瀬のアレンジは、コールマン作品に新しい息吹を吹き込んだ。５０年代後半から６０年代にかけてコールマンの独創的な音楽を現代のサウンドとして甦らせたのである。それらの作品がピアノレスのカルテットから生まれたことを考えれば、これは奇跡的な出来事のようであるが、ピアニストであるからこそクールにその作品に隠されていた一面も含めて再解釈できたのではないか。「形式に従って曲をつくるのではなく、作られた曲が形式になる」というのがコールマンの信条だったという（註２）。そこにもキーが隠されていたに違いない。ふと立ち上がるメロディーラインに、あるいはフリーな演奏に、高瀬ならではの、またエバーハルトならではのアプローチが新鮮であり、また魅力的である。
２１世紀の今、二人の女性は約半世紀前の作品に隠されていたポエジーを羽ばたかせた。それはベルリンから自由な空へと飛び立ったのである。JT
註１：筆者によるインタビュー。ジャズ批評９４号に掲載された。
註２：ジョン・リトワイラー『オーネット・コールマン ジャズを変えた男』（仙名紀訳、ファラオ企画、1998年）
国内の流通状況は不明だが、Intakt RecordsのHPからも購入できる。
http://www.intaktrec.ch/
（横井一江）