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スイスには約４万人のタミル人が住んでいる。ヨーロッパ以外の移民グループとしては、最大の規模だ。タミル人は、日ごろよく出会う割にはあまり知られていない民族でもある。そんな彼らを、写真家のヴェラ・マルクスさんが２年半にわたって追った。
「タミル人は最も好感の持てる外国人」「タミル人はスイスの社会によく溶け込んでいる」。マルクスさんはチューリヒでこのような言葉を何度も耳にした。１９８０年代の悪い印象はもう払しょくされている。マルクスさんが住む界隈にはスリランカから逃げてきたタミル人が大勢暮らしていた。個人的な付き合いはなかったが、彼らはマルクスさんの好奇心をそそる存在だった。２００２年から２００４年まで、マルクスさんはタミル文化という小宇宙を探り、白黒写真の中で、家族、日常、宗教、教育などのテーマに光を当てた。
写真集「子どもたちの故郷で - スイスのタミル人（In der Heimat ihrer Kinder - Tamilen in der Schweiz）」は２００５年、チューリヒの出版社Offizin-Verlagが出版。