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元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏は、自身が１９９３年に設立した国際環境NGO「グリーンクロス（緑十字）」の理事会から退くと同時に、同団体の創設会長という肩書を返上すると発表した。その声明で、同団体の運営が不安定な状況に陥っているのはスイス支部による妨害行為に起因するものだとしてスイスを強く非難している。
ノーベル平和賞の受賞者でもあるゴルバチョフ氏は、辞任表明の声明で、近年のグリーンクロスを取り巻く問題の原因はスイス支部に主導された内部抗争にあると非難した。グリーンクロスインターナショナル（GCI）は現在、スイスを含む加盟国の数カ国が会費の支払いを保留しているため「事実上の破産状態」にある。
ゴルバチョフ氏は、有名なフランスの海洋学者ジャック・クストー氏の息子であるジャン・マイケル・クストー氏に理事長職を引き継いだ昨年ごろから問題が出始めたと主張。主にスイス支部によって引き起こされた内部不和が激化したと述べる。さらに、そこには「敵意を持った権力争いや、契約内容の不履行、GCIの立場を貶める悪意ある行為、理事会決定の妨害、GCIの信頼性を傷つけるような陰謀」があったと激しく非難している。
これに対しグリーンクロス・スイスは、問題は母体の財務状況に関してスイス支部とGCIとの間で食い違いがあったことからきており、そのために支払いを保留しているとする声明を発表。
グリーンクロス・スイスの評議会委員長を務めるマルティン・ボイムレ氏は、「GCIと交わされた契約書に従って、我々が支払う会費はグリーンクロスによるプロジェクトの資金に充てられなければならない。だがGCIの提供する数字には資金の流動性の問題が見られ、財政を再編成するため緊急な措置をとる必要がある」と主張する。
GCIは各国支部やその他のパートナーの会費で資金をまかなっているが、現在はスイスに加え米国、イタリア、ポーランド、そしてポーランドの有力な個人寄付者が支払いを保留している。
ジュネーブに本部を置くGCIは、１９９２年にブラジル・リオデジャネイロで開催された地球サミットをきっかけとして９３年にゴルバチョフ氏によって設立された。非営利組織であり、安全な飲み水の供給、汚染の浄化、再生可能エネルギーの促進、軍事兵器削減、汚染や公害の被害者への社会・医療ケアの提供などを目指して活動する。
スイス通信によれば、グリーンクロス・スイスは５万１７００人のメンバーを持ち、昨年１６年に集まった寄付金は１３００万フラン（約１４億６２００万円）に上るという。また、上院議員２８名、下院議員約１００名からなる超党派グループの支持を受けている。
（英語からの翻訳・由比かおり）, swissinfo.ch/mga