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9月14日、ロジャー・フェデラーは全米オープンの決勝戦でアルゼンチンのフアン・マルティン・デル・ポトロに6‐3、6‐7 ( 5‐7 ) 、6‐4、6‐7 ( 4‐7 ) 、2‐6で敗れ、2003年以来初めてニューヨークのセンターコートを敗者として去った。
終盤戦、フェデラー ( ATP世界ランキング1位 ) にはエラーが目立ち、第5セットでデル・ポトロ ( 同6位 ) に2度のブレイクを許して優勝を譲った。サーブもあまり決まらず、16個目のグランドスラムタイトル獲得を逃すこととなった。
サーブが決まらず
6年前に4回戦でフェデラーを破ったのもアルゼンチン出身のプレーヤー、ダビド・ナルバンディアンだった。今回の対戦相手デル・ポトロは、20歳という若さながら驚くほど円熟したプレーを見せた。勝利を目前にしても落ち着きを失うことがなく、ベースラインからの強力なストロークを保った。ヨーロッパ出身以外のプレーヤーが4大大会で優勝したのは21試合ぶり。同じくアルゼンチン出身のガストン・ガウディオが2004年の全仏大会で優勝したのが最後だ。デル・ポトロは今回の優勝で賞金185万ドル ( 約1億7000万円 ) を獲得。ATP世界ランキングも6位から5位に上がった。
雨で14日に延期された決勝戦はフェデラーのリードで始まり、6‐3でフェデラーが第1セットを取った。2セット目もフェデラーのブレイクでスタートしてデル・ポトロを大きく引き離すかに見えたが、その後5‐4の30：30まで持ち込まれた。この直後、ラインズマンがデル・ポトロのパッシングショットを「アウト」と判断したが、電子制御の審判システム「ホークアイ」で「イン」と訂正されたことにフェデラーは立腹し、調子を乱した。続く8ポイントのうち7ポイントを逃し、それでも何とかタイブレイクに持ち込んだが、結局デル・ポトロが3度目のセットポイントを活かして1‐1の同点に追いついた。
第3セットの行方を決めたのは、デル・ポトロのダブルフォルト。このおかげでフェデラーは6‐4でこのセットを獲得。しかし、4大大会決勝初出場のデル・ポトロはこの大きなミスのあとにも自滅することなく、第4セットをタイブレイクでもぎ取った。第5セットではフェデラーに何度かブレイクチャンスが訪れたもののフェデラーはこれを活かし切れず、逆にダブルフォルトで苦境に陥った。フェデラーは全体的にあまりサーブの調子が良くなく、ファーストサービスの成功率は50%にとどまり、ダブルフォルトは11回に及んだ。
試合後、フェデラーはスイス国営ラジオ局ドイツ語放送のインタビューに答え、
「出だしは良かったし、試合をコントロールすることができると思った。この敗北はつらいが、全仏やウインブルドンで優勝したし、素晴らしいシーズンだった」
と語った。
swissinfo.ch、外電