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スイスの外洋船が1月6日、アラビア海で海賊の襲撃にあった。連邦経済省国家援護局 ( BWL/OFAE ) が11日に発表したところによると、同船は負傷者を出すことなくこの攻撃をかわした。このコンテンツは 2010/01/12 09:23
積載重量4万7640トンの中型貨物船「トゥリクム ( Turicum ) 号」は、欧州連合 ( EU ) による「アタランタ作戦」で海上の監視が行われている海域の東5海里のところで攻撃を受けた。
初めての襲撃
トゥリクム号は3隻のボートに襲われ、7時間にわたる追跡を受けたが、キャプテンの回避操作で海賊を振り切ることができたという。「チューリヒ海運会社 ( Reederei Zürich ) 」が所有する長さ190メートル、幅30.5メートルの同船は木材を積んでおり、そのため船脚が深い。国家援護局のミヒャエル・アイヒマン氏は
「そういう意味では、トゥリクムは『飛んで火に入る夏の虫』だった」
と言う。チューリヒ海運会社はコメントを控えている。
2009年には、20隻以上のスイスの外洋船が襲撃されることなくアデン湾を通過した。アイヒマン氏によると、唯一スイスの貨物船の前を走っていた船が海賊に襲われたことがあるだけだという。
「アタランタ作戦」のおかげで海賊の襲撃数は減少し、それに伴いソマリア沖を見張る戦艦の数も減っている。だが、この数週間で襲撃が再び盛んになっている。アイヒマン氏は
「海上が静かになって、ソマリア沖は目下、海賊の手中にある」
とみている。
スイスはこの「アタランタ作戦」に参加していない。政府が参加を提案し、全州議会 ( 上院 ) もそれを承認したが、国民議会 ( 下院 ) では2009年9月に左右両派の反対票が集まって2度却下された。
このことから「アタランタ作戦」問題は実質解決済みとみられている。だが、ソマリア沖のトゥリクム号には20人の乗組員がおり、彼らが人質に取られ、高額の身代金を要求される恐れもなくはない。同船を含め、スイスの国籍を持つ外洋商船は合わせて35隻、実習船も１隻ある。
swissinfo.ch、外電
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