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若者は全般的に政治に「無関心」だ。しかし空気が変わりつつある。スイス13の都市で今年2月、4万人弱の市民が早急な温暖化対策を求めてデモを行い、大勢の若者が参加したのだ。実際のところ、若者の政治参加はそれ以前から目立ち始めている。
温暖化防止デモのきっかけを作り、現在も影響力を与えているのがスウェーデン人の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんだ。
トゥーンベリさんは半年前から毎週金曜日に学校を休んでいる。実効性のある温暖化対策を求めて、他の生徒と一緒にストックホルムの国会議事堂前でデモを行うためだ。
今年の世界経済フォーラム（ダボス会議）に出席する際、電車で現地に赴いたことでメディアの注目を集めた。それからというもの、トゥーンベリさんは若い世代全体の憧れの的になった。今は世界各地に赴いて未来のために取り組んでいる。
最近ではスイスでも若者が政治家と向き合うことが増えた。ドイツ語圏スイス公共放送（SRF）でおなじみの政治討論番組「アレーナ他のサイトへ」では、今年1月中旬の放送回で17歳のサラさん、ルイさん、アンドレアスさん3人が司会を務めた。3人はベテラン政治家を相手に温暖化、移民、年金に関して突っ込んだ質問をし、視聴者に良い印象を与えた。そのため、この放送回は投票年齢を18歳から16歳に引き下げる案をアピールする最高の機会となった。
年配者が支配するスイス
スイスでは若者の政治参加が今まで以上に求められている。
リベラル派のシンクタンク「アヴニール・スイス他のサイトへ」は、若者の政治参加の低さに数年前から危機感を抱いている。同団体のウェブサイトには「私たちは長老政治へと向かっているのだろうか？」という疑問が掲載されている。ここで言う長老政治とは、年配者が支配する国という意味だ。なぜこの疑問が出たかというと、投票参加者の中央値、つまり投票者を同じ規模の二つの年齢層に分けたときの年齢が、今の時点で57歳だからだ。2030年にはそれが60歳になると予想される。このことが国の政治的意思決定に影響を与えるのは必至だ。
世界では政治参加に影響を与える要因は教育と性別だが、スイスではそれよりも年齢の影響の方が強い
投票者の高齢化はスイスにとって不名誉なことだ。世界では政治参加に影響を与える要因は教育と性別だが、スイスではそれよりも年齢の影響の方が強い。
35歳以下にとっての優先事項は自分探し、就職、家庭を築くことだ。そして自己が確立されてようやく、政治への参加意欲が起こる。政治参加への関心は70歳以降もずっと続くが、健康の衰えと共に弱まる。
作者
クロード・ロンシャン氏は、スイスで最も経験豊富で声望の高い政治学者およびアナリストの一人。
調査機関「gfs.bern」を設立後、定年まで所長を務める。現在も同機関の取締役会長。スイス・ドイツ語圏向けスイス公共放送（SRF）で30年間、国民投票と選挙のアナリストおよびコメンテーターとして活躍。
スイスインフォの直接民主制に関する特設ページ#DearDemocracyで毎月、2019年のスイス総選挙についてコラムを執筆。インフォボックス終わり
活発なソーシャルメディア世代
若者が最近政治に関心を向けるようになった背景には、ソーシャルメディアの広まりがある。
初めはフェイスブックなどのプラットフォームが人気だったが、近頃ではインスタグラムが主流だ。ネットワークはほぼ無限の量の情報が寄せ集まる場と化し、人々は限られた生活圏を乗り越えられるようになった。心を動かすようなイベントは、今ではネットワークを通じてどこでもすぐに見られる。若者が新しいテーマを取り上げる際に重要になるのが、激しい感情、若い生命感、若者言葉だ。
スイスはこの点に関しどうだろうか？政治情報サイト「easyvote他のサイトへ」でそれが説明されている。
ドナルド・トランプ氏の大統領当選や、女性のセクハラ被害を告発する「#MeToo」運動などの世界的な話題は、巨大な波のように人々の関心をさらっている。そしてその影響で若者だけでなく、周りの友人や家族も政治に敏感になった。
記者などニュースを仲介するプロの仕事は時代遅れのものとなった。それは従来型の政治参加に関しても大いに当てはまる。
既成団体としての政党青年部
若者世代が政治的に団結したのは、年金改革案が議論されているときだった。キリスト教民主党青年部を除き、左派から右派まですべての政党青年部が官製年金改革案に反対した。彼らが反対運動を展開したことが理由の一つとなり、同案は国民投票で反対過半数で否決された。それ以降、政党青年部は世間から注目を浴びている。そして世代間で意見が分かれるテーマでは、激しい世代間対立を繰り広げている。
母体政党も青年部にメリットがあると考える。次世代候補者を採用できるほか、後継世代に党の主義主張を教え込んだり、選挙での勝利を約束したりできるからだ。
今日の党青年部は政党としての地位を確立している。
政治プロセスのノウハウがある社会民主党、緑の党、急進民主党、国民党などの政党青年部は、国民投票を発議したり、レファレンダムの成立に必要な署名を数多く集めたりできる力がある。
政党青年部は国民投票で直接成功を収めたことはないが、今後議論される政治テーマに影響力を及ぼしている。独自の予算が年間最大50万フラン（約5600万円）あることがその理由だ。後継者養成の資金源には、独自の党員会費、母体政党からの補助金、国からのわずかな助成金がある。
今年の総選挙で大幅な刷新なるか
今年の連邦議会議員総選挙の行方を左右するのは、政治に関心を持った若者だろうか？
若者が議席を獲得する見込みは低い。選挙権がハードルになっているからだ
私はこの点は疑っている。確かに若手候補者の数は増え、若者層の低い投票率も上昇するかもしれない。しかし若者が議席を獲得する見込みは低い。選挙権がハードルになっているからだ。そのため政党青年部はほぼ毎回、母体政党と連携して政党名簿を作成している。
政党青年部は少数派政党として票を獲得できるが、その得票数は母体政党の得票数に数えられる。そして当選するのはいつも母体政党の候補者だ。若手政治家を育成するならば、メインの政党名簿で上の順位に若手の名前を載せるべきだろう。
抜本的な変化は二重比例代表制度（Biproportional apportionment）という新しい制度でもたらされるかもしれない。この制度は、従来の方式よりも実際の得票率に即した議席配分を可能にするもので、現在、スイスの4分の1の州で導入されている。
議席を巡る争いでは、特に少数派政党やグループがこの新制度の恩恵を得るだろう。シミュレーション計算では議席の最大1割が、同じ得票数でも今までと異なる政党に分配される。決定的な勝者は政党青年部だ。
そうすればトゥーンベリさんに触発された若者世代、いわゆる「グレタ世代」の姿がスイス連邦議会で確実に見られ、彼らの意見を聞くことができるだろう。
スイスの主要政党
国民党（SVP/ UDC、保守右派）
社会民主党（SP/ PS、左派）
急進民主党（FDP/ PLR、リベラル右派）
キリスト教民主党（CVP/ PDC、中道右派）
緑の党（GPS/ Les Verts、左派）
自由緑の党（GLP/ Vert'libéraux、中道派）
市民民主党（BDP/ PBD、中道派）
社会民主党青年部（JUSO/ JS、左派）インフォボックス終わり
（独語からの翻訳・鹿島田芙美）, swissinfo.ch