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スイスの銀行クレディ・スイスによると、2021年は株式市場と不動産の価値が上昇したため、世界中の富裕層が資産を増やした。
クレディ・スイスが20日発表した「グローバル・ウェルス・リポート他のサイトへ」最新版によると、昨年の世界全体の富は463兆6千億ドル（6京6800兆円）と、前年に比べ9.8％増えた。資産上位1％の超富裕層の持つ資産が世界全体に占める割合は45.5％と、前年末の43.9％から拡大した。
スイスで資産額100万ドルを超える富裕層は前年より113人多い1152 人となり、総人口比で割合が増え続けている。一方で資産額5千万ドルを超える「超富裕層」は前年から120人減った。
スイスの大人1人当たりの富は平均値で見ると69万6600ドルと、世界で最も裕福な水準にある。
富の不均衡は縮小
ただし、富の分布をみるには資産の中央値を比較する必要がある。スイスでは人口の半分が 16万8080 ドル未満、もう半分がそれ以上の資産を保有している。この中央値で見ると、スイスは世界で 6 番目に裕福な国と言える。
人口の上位 1％ と下位 10％の富を比較する「ジニ係数」も、富の分布をみる指標とされる。0は全員が同じ量の富を持っていることを意味し、1はすべての富が 1 人の手にあることを示す。クレディ・スイスによると、昨年のスイスのジニ係数は0.772と、2000年の0.810から縮小した。
世界の富裕層の数は6万2483人と、前年の5万7316人から増えた。米国と中国がけん引した。
富の拡大続く？
ウクライナでの戦争や食料・エネルギー危機、インフレなど、2022年は世界の富に逆風が吹いている。スイス銀行協会によると、国内の銀行が管理する資産は4月末時点で前年末比4.4％減った。21年通年では12.1％増えていた。
ただクレディ・スイスのエコノミストは、2026年までに富裕層が40％増え、世界の富は169兆ドル増加すると見積もる。
中国やインド、アフリカなどの中・低所得地域が世界平均を上回る成長を遂げ、世界の富の拡大をけん引すると見ている。
また、スイスの富裕層は26年までに38％増え1591人に達すると予想する。
英語からの翻訳：ムートゥ朋子
JTI基準に準拠