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今月、ジュネーブとチューリヒで若い女性６人が複数の男性に暴行を受けた。この事件はソーシャルメディアや新聞、そして政界でも大きな波紋を呼び、ジュネーブのナイトクラブで起きた事件に反発する抗議の波はついにベルンの行政官庁に到達した。
セクハラ被害を告発する「#MeToo（ 私も）」運動がソーシャルメディアを通し世界中に広がり、昨年末 、女性に対する暴力問題がスイスでも広く知られるようになった。
今月８日早朝、ある女性がナイトクラブで男性グループから暴行を受けた。被害者を助けようとした女性４人も事件に巻き込まれ、暴行の被害を受けた。これら５人の女性は病院に搬送され、うち２人は重篤な外傷を受けた。
ジュネーブの検察当局は加害者を特定したが、フランス出身の容疑者は現在も逃走中だ。目撃者は、男性グループは北アフリカ出身者であると証言している。
今月１２日、約１００万人が参加したチューリヒのストリート・パレードでも女性が男性に暴行される事件が起きた。暴行に気づいた男性２人が助けに入ると、加害者３人は逃走。被害者の女性は病院に運ばれたが、頭部の重篤な外傷の他にも多くの外傷を受けた。被害者の証言によると、３人の加害者はタミル系の男性だという。警察は現在も逃走中の犯人の捜索を続けている。
市民の抗議デモの波
８月９日：最初の暴行事件の翌日、フランス語のメディアによる事件の報道を受け、市民約１５０人がデモ行進を行い、女性への暴行反対を訴えた。
８月１２日：市民約５００人がデモ行進を行い、ローザンヌ、ベルン、バーゼル、そしてチューリヒで起こっている女性に対する暴力を終わらせるよう訴えた。
８月１４日：ドイツ語圏の無料新聞ブリックがジュネーブで起きた暴行事件を報道し、今度は第二の波が起こった。今や事件はドイツ語圏でも注目を浴び、抗議の波はスイス全土に広がった。
８月１４日：ジュネーブの州政治家アンネマリー・フォン・アルク・フェルノン氏は、「性差別による暴力」を犯罪とみなす法律の導入を提案。それによると、警察はこのような事件を調査する義務が生じる。
８月１７日：左派のスイス民主党の旧党首ら４人（女性）が女性への暴力と戦う対策案５項目を発表した。
移民問題
しかし、同対策案の中で、事件の加害者が移民である背景は除外されている。これに対し「事実をごまかすのは止めるべきだ。こういった暴力事件は移民の男性に多いことが分かっている。彼ら移民の妻も保護する必要があるくらいだ」と右派キリスト教民主党の女性議員代表のジック・フランク氏は反発している。
一方、スイスの女性連合の統括組織「F同盟（Alliance F）」は、移民をやり玉に挙げるのは偏狭だと発言。「暴力の根本にあるのは家長制度と女性蔑視だ。このような意識は欧米文化だけでなく、他の文化にも根強く残っている」
右派のナタリー・リックリ国民議会議員（国民党）はブリック紙に対し、女性が更に広く団結する必要性を訴えた。「被害者を守り、加害者を罰するためには、議会で左派の女性議員のサポートも必要」とし、「女性に暴行を加えるスイス人男性も厳重に罰するべきだ」と発言した。
右派のクリスタ・マークヴァルダー議員（急進民主党）は警察官の増員を要請。足りないのは法律ではなく事件の起訴だと主張した。
政治家の提案
これらの討論はソーシャルメディアでも繰り広げられ、政治でも取り上げられるようになった。反響はさらに広がっている。
ジュネーブ州の警察庁長官、そして州警察長官会議の代表を務めるピエール・モデ氏は、新聞のインタビューで「スイス全体で女性に対する暴力をなくすプラットフォーム」の発足を呼び掛けた。
ヴォー州のジェラルディン・サヴァリスイス民主党議員は、フォン・アルク・フェルノン議員の提案を連邦議会に持ち込む意向を表明。同氏は９月１０日に始まる秋季議会で、女性に対する暴力を公的な犯罪として追及する法律を提案する予定だ。
また、別の案件では女性に対する暴力（言葉の暴力と身体的な暴力）全ての統計を取るよう提案。更にその他議員からも別の提案が出ると見込まれる。
（英語からの翻訳・シュミット一恵）