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ヨーロッパの歴史の中で最も影響力のあった家系の一つ、ハプスブルク家。その発祥はスイスの片田舎だった。ハプスブルク家の長い歴史の始まりとなった城は今でも、スイス北部のハプスブルクの丘の上から町を見下ろしている。
これまでの歴史の中で、何千人という人々がスイスという国と社会の形成に貢献してきた。その人々の物語、戦い、革新的な考え、そして目立たなくとも重要な意義を持った変革が、何世代にもわたって受け継がれ、今、スイスの歴史書に記されている。そうした豊かな歴史的遺産は、スイスの至る所に残っている。人目に触れず、隠れてたたずむ遺産もあれば、誰も知らないような無名の遺産もある。
イタリア語圏のスイス公共放送RSI が制作した「スイスの七不思議シリーズ」では、スイスの文化的遺産の一部となっている歴史的な出来事や神話、伝説にゆかりのある七つの場所を厳選して紹介する。
「太陽の沈まぬ国」と呼ばれた大帝国を支配したハプスブルク家。その帝国の面影を残す建物は、スイスに数多く残っている。シリーズ7回目で最終回となる今回は、約1000年前に建てられ、ハプスブルク家の発祥の地となったハプスブルク城と、素晴らしい庭園を持つヴィルデック城を訪れる。
（RSI/swissinfo.ch、英語からの翻訳・由比かおり）