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スイス連邦検察当局は１１日、ペーター・フリードリヒ駐ルクセンブルク大使（６０）をマネーロンダリング（資金洗浄）容疑で8日逮捕したと発表した。
連邦検察局の声明によると、フリードリヒ駐ルクセンブルク大使は数十万スイスフランの出所不明金を個人的に送金した。連邦検察は今年２月、ルクセンブルク当局から身元不明のスイス人のマネーロンダリングの疑いのある送金に関する情報提供を受け、４月8日からこの身元不明のスイス人の捜査を開始、ルクセンブルクからさらに詳しい情報を得た後7月３日フリードリヒ大使の捜査に着手した。連邦検察局報道官によると、フリードリヒ大使のマネーロンダリング容疑は個人的な犯罪容疑で、大使館は関わっていないという。
フリードリヒ大使の逮捕を受け、政界ではEUから改正を迫られているスイスの銀行秘密保持法に影響が出るのではとの懸念が広がっている。EUは国民の租税逃避を阻止するため、スイスの金融機関に預金口座を持つEU加盟国国民の情報を本国政府に提供するよう要請しているが、スイス政府は議論の余地無しとはねつけている。中道左派政党の社会民主党は、フリードリヒ大使の事件が課税問題をめぐるスイスとEUの一連の通商協定第２段の交渉においてスイス政府の信頼をなくし立場を弱くすると懸念する。また、中道右派の急進民主党は、大使の犯罪やスキャンダルが続くスイス外交に深い絶望を表明した。
ペーター・フリードリヒ駐ルクセンブルク大使はザンクト＝ガレン出身。ジュネーブ大学で政治学を専攻し、７１年外務省に入省。７８年から採用・研修担当、９０年にベトナム大使、その後キューバ大使を経て９９年１２月からルクセンブルク大使。