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ファンシーサファイアとは何か？
ファンシーカラーサファイア
単に「サファイア」と言った場合、青いコランダムを指すことが多いですが、近年の宝石取引においてはサファイアを青以外の色名と合わせて呼称することが一般的な慣行となっています（例：イエローサファイア、ピンクサファイア、バイオレットサファイア、単にファンシーサファイアとも呼ばれる）。上の写真をご覧いただければわかる通り、その色のバリエーションは豊富で、実質的に可視光域の全ての色のバリエーションが存在します。
ルビーとピンクサファイアはその色を微量なクロム（Cr3+）に由来します。イエローサファイアはマグネシウム（Mg2+）による、いわゆるカラーセンターという現象にその色を由来します。パパラチャサファイア（オレンジを帯びたピンク、ピンクを帯びたオレンジのコランダム）はクロムとマグネシウム・カラーセンターによってその色が生じます。もちろんこれらの組み合わせも可能で、実際に多種多様な色のサファイアが見つかっています。
ビルマやスリランカ、タンザニア、オーストラリアといった多くの有名なルビーやサファイアの鉱山では、魅力的なファンシーサファイアもこれまでに産出されています。
中でも最も人気があるのは、ピンクサファイア、パパラチャサファイア、イエローサファイアです。インドでは特にイエローサファイアは特殊な力を秘めているとされ、その需要が高まっています。
ファンシーサファイアは微妙なバリエーションの色が存在するため、複数の色のサファイアを組み合わせてジュエリーに使用されることがあります。その硬度、ブリリアンス、高いクラリティなどから、ファンシーサファイアの需要は今後も伸び続けることが予想されます。
パパラチャサファイア
パパラチャサファイアは、ピンクを帯びたオレンジからオレンジを帯びたピンクまでの低から中程度の彩度を持つサファイアを一般的に指します。もともとはスリランカの沖積鉱床に由来するサファイアとして知られており、今日ではタンザニアやマダガスカルからもこの魅力的なサファイアは産出されています。2016年にマダガスカル、アンバトンドラザカで発見された鉱床からはブルーサファイアと共にパパラチャサファイアも産出され、重要な産地となっています。
ラボ・マニュアル調整委員会（SSEFもその創設メンバーとなっています）のガイドラインによれば、パパラチャの用法のルール、制限は以下のように定義されています：
パパラチャサファイアはコランダムに属し、産地を問わず、自然光下で観察された際にその色がピンクを帯びたオレンジからオレンジを帯びたピンクまでの微妙な色の混合を示し、パステルの色調、低から中程度の彩度を有する。
「パパラチャサファイア」の名称は次の場合には使用してはならないと定義されています：
- ピンク、もしくはオレンジ以外の色味が含まれている
- 裸眼でテーブル面から+/- 30度の角度で観察された場合に、色が大きく不均一に分布している
- 黄、オレンジのインクルージョンが亀裂中に存在し、全体の色に影響を与えている
- 拡散処理、高屈折率ガラスによる亀裂の含浸、放射線処理が施されている
- 染色、コーティング、表面の着色、光沢処理、スパッタリングの処理が施されている
- 色が不安定で、色安定性の退色テストによりパパラチャの色定義範囲から外れるもの（例：ピンクへの遷移）
色の安定性：イエロー、その他のファンシーサファイア
コランダムの色のバラエティは含まれる微量元素に由来します（例：クロムによる赤、鉄とチタンによる青）。従って、単純に微量元素が多いほど彩度は高くなりますが、明度が暗くなります。イエローサファイアの場合はもう少し複雑で、その色がカラーセンターを含む様々な原因に由来します。カラーセンターは原子レベルでの結晶構造の欠陥によって特定波長の吸収が起こり（イエローサファイアでは可視光域の青の領域が吸収されます）、その結果様々な色みの黄を生じます。この黄色のカラーセンターは褪色することがあり、不安定な黄色である場合があります。
しかし、イエローサファイアだけが不安定な色を有するわけではありません。パパラチャのような色を有するファンシーサファイアも同様に褪色することがあります。これらのサファイアは時間と共に色がピンクを帯びたオレンジから、単なるピンクに数週間の間に劇的に変化します。上述のイエローサファイアと同様に、これらの褪色したサファイアの色は短時間の紫外線照射によってその色が回復します。言い換えると、これらのサファイアの基本色はピンク（クロム由来）で、それに加えて不安定な色みの黄色（黄色のカラーセンター由来）が存在し、結果的にオレンジからピンクを帯びたオレンジの色になっているということです。
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