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2005年10月に連邦環境局長に新しく着任したブルーノ・オベリー氏がスイスインフォに環境と経済の関係について熱く語った。
オベリー氏は前局長のフィリップ・ロッホ氏の下で６年間、副局長を務めていた。満を期しての局長就任だ。
現在、連邦環境局は市民生活の質のさらなる向上と「健康的な環境」促進に積極的に取り組んでいる。しかし、興味深いのはそれだけには留まらず、同時に経済成長プロジェクトにも関わっていることだ。
swissinfo ： このたびの環境局の目標は、環境と経済政策を結びつけたものとなっています。通常、環境問題を優先すれば経済の利益にならず、経済の利益を求めれば環境が破壊されるというようにこの二つのテーマの間には、矛盾することが多いように思うのですが。
オベリー ： 経済を何と定義するかによります。私にとって経済はビジネスだけでなく、生産者、消費者、労働者や年金生活者など私たち全てを対象としたものです。私は環境と経済の間に根本的な矛盾があるとは思っていません。環境政策の達成するべき目的は、健全なマネージメントと資源の保護です。これは生産や経済が順調なことと矛盾しません。
swissinfo ： しかし、環境政策は長期的視野を持つ一方で、ビジネスは多くの場合、短期的視野で行われます。
オベリー ： 環境保護と経済のある分野では確かに衝突があります。でもこれはお互いの対話や妥協によって解決できるものです。国全体の利益になると思えば、これは可能だと思います。
考えても見てください。例えばですよ、企業から出る粉塵が問題となって、これを浄化するフィルターを導入しようという計画が持ち上がるとします。ビジネス界にとっては余計なコストとなるでしょう。けれども社会にとっては何十億フラン（何千億円）も健康にかかる費用や保険支払いの節約になるわけです。
一国の資金を見る場合、お金はこのように使われるべきです。これは直接、消費や経済成長に好影響を与えます。
swissinfo ： スイスのビジネス・リーダー達は環境問題について敏感だと思われますか。
オベリー ： そうですね。特に海外でも名前が知られているような大企業では、その傾向が見られます。彼らは中小企業に比べて資金繰りに余裕があるので、長期的視野を持ってビジネス戦略を立てることができるのでしょう。
環境問題について嫌な顔をするのは、地元企業や経費削減に悩んでいる企業が多いですね。けれども、全体的に見て、スイスの企業は新しい環境規制に比較的早く馴染んだといえるのではないでしょうか。実際、スイス経済の発展にとって環境問題は避けて通れないのです。私たちの国は観光資源で成り立っているのですから。でも、それだけでなく、環境問題はここで働いている人全員に関わってくることです。
私たちの経済の基本となっているのは、付加価値のある商品やサービスと、科学などの研究分野です。つまり、優秀な人材が集まらなければ、私たちは今の経済水準を維持して行くのは難しくなるということです。このような人材は通常、生活に対する要求が高く、彼らと家族に対して私たちは非常に質の高い生活を提供できるということが必要なのです。彼らがスイスで働くことを選ぶ時、まさかゴミの山を想像してやって来るはずはないわけです。
swissinfo ： スイスの納税者はビジネスが引き起こした公害のつけを払わされようとしています。例えば、多量のゴミが捨てられた土地を浄化する名目で、200億フラン（１兆8400億円）の環境税を負担しなければならなくなるようですが。
オベリー ： 私も納税者にそのような負担を強いるべきではないと思っています。環境による視点というよりも、経済的に見て、これは受け入れがたい決定だと思います。公害は、出した人が責任を取るべきです。
公害を出した人が責任を取るのでなければ、市場に経済コストのねじれが起こります。このような課税は間違っています。
swissinfo ： 1990年には70％の人が「環境問題はスイスにおいて非常に重要な問題の一つである」と答えていましたが、2005年ではそう答えた人はたった５％でした。この変化をどう思われますか。
オベリー ： 基本的に、この変化は環境政策がこの間、飛躍的に改善された成果と見るべきでしょう。10年から20年前に人々を悩ませていた多くの問題が、今日では解決されたか、少なくともかなり軽減されたのです。
水の浄化問題について見ても、改善は明らかです。今日、私たちはスイスのどこでも安心して川や湖に飛び込むことができます。40年前、人々はつま先を浸すのでさえためらったものです。当時、ゴミは国中にあふれていました。今では、近代技術によって多くのゴミがリサイクルされ、ゴミにならずに社会に還元されています。汚染された空気や雨の問題についても、私たちは非常に大きな進展を見ることができました。
だからといって、「もう環境問題は気にかけるような問題ではない」と結論づけてしまうべきではありません。もしアンケートが「次世代が直面する最も深刻な問題は何か」という質問だったら、多くの人が、失業問題や他の社会問題よりも環境問題を挙げるでしょう。
swissinfo ： 次世代が直面する環境問題というのは、どのようなものが考えられますか。
オベリー ： 最も深刻なのは疑いなく地球温暖化など気候の変動です。人間の経済活動が活発になってこれまで永年続いてきた自然環境のサイクルが大きく崩されました。
この影響を最もひどく受けているのは島々や沿岸地域です。彼らはまさに水没の危険に脅かされています。２番目は北極地域でしょう。ここの気温は非常に早い速度で上昇しています。３番目に来るのが山岳地帯です。だからこそスイスは、非常に深刻な未来が待っているかもしれないことを真剣に考えなければいけませんし、国際社会に迅速な行動を取るよう、全力でもって働きかけなければいけないのです。
また、ナノテクや遺伝子操作など未知のもので気をつけなければいけない問題もいくつかあります。化学物質がちょっとでも川や湖に流れ込めば、動植物に奇形をもたらしたり、性別の差がなくなったりするなど異常なことが起こります。動植物に起こって人間に起こらないとどうして言えるでしょうか。
swissinfo、アルマンド・モンべリ 遊佐弘美（ゆさひろみ）意訳
キーワード
1955年ザンクトガレンに生まれる。その後幼少の頃、イタリア語圏ティチーノ州に移ったため母語はイタリア語。
チューリヒ工科大学（ZETH）応用科学で博士号取得。
補足情報
-オベリー氏は、イタリア語を母語とする連邦職員の中で、最も高い地位に就いたことになる。
-連邦環境局の主な仕事は以下のとおり；
環境保護
資源の有効的な活用
公害や自然災害への対策