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日本に１４年住んだ後、韓国のソウルに赴任したスイス貿易・投資促進機関のロジェ・ツビンデンさん（５７）。両国に住んだスイス人の視点で見た、日本と韓国のビジネスや生活の違いを語る。
韓国には４００人ほどのスイス人が住んでいる。その中の１人、ロジェ・ツビンデンさんは、ソウルのスイス大使館内にあるスイス・グローバル・エンタープライズの韓国事務局で、スイスに投資しようと考える韓国企業を誘致したり、スイス企業の韓国での市場拡大を支援する。東京事務局に１４年間勤務した後、転勤でソウルに来て半年が経つ。
スイスインフォ： ソウルはスイス人にとって住みやすいですか？
ロジェ・ツビンデン： 東京に比べると、ソウルでは英語を上手に話す人が多いです。多くのビジネスマンは、米国や英国で教育を受け、流暢な英語を話します。また、国際的な考え方を持ち合わせています。その点では、ビジネスマンとしてのここでの生活は日本よりも楽です。しかし、ソウルは東京や大阪のように洗練され発展しているわけでもなく、ソウル市の梨泰院（イテウォン）などあまりきれいではない地区もあります。
でも韓国人は大抵、のんびりしていて感情豊かでストレート。外国人に話しかけることに気後れしません。ソウルは緑が豊かなスポットも多く、過去には自治体がより住みやすいように街をつくり直しました。高速道路が歩道に変わったり、車道に覆われていた小川を埋め立てて遊歩道にしたりしたそうです。
スイスインフォ： ソウルでの生活は、日本やスイスと比べてどんなところが違いますか？
ツビンデン： 妻が日本人で、東京に１４年もいたので正確に比較するのは難しいですが、一番衝撃を受けたのは、スピードが重要視されているということでしょうか。韓国語で「パリパリ」と言うのですが、何事もすばやく行わなければなりません。そのため時には品質が下がります。出来ばえの質の良さは９０％。日本では１２０％でしたが。
ソウルは交通量が多いです。街には広大な川、漢江が流れていますが、その橋の上は頻繁に渋滞しています。多くの韓国人は、ステータスとして高級車を乗り回しています。どちらかといえば空気が悪く、大半は国内産業や交通による汚染ですが、中国からの汚染された風も影響しています。大気汚染が深刻なPM2.5の濃度に達することもあります。
また、ソウルは物価が高く、牛乳、バター、果物、魚、肉など日常の食品は東京よりも高価格。スイスと同じくらい高いこともあります。最近の調査によると、ワインは他のアジアの都市よりも８割高のようです。
スイスインフォ： 韓国のビジネスは、日本やスイスと比べてどのように異なりますか？
ツビンデン： 韓国の経済は、サムスン、ヒュンダイ、LGなどの十数社の大企業（財閥）が独占しています。これらの企業が強すぎて中小企業は発展しにくいです。スイスだけでなく日本でも、中小企業セクターがとても発達していますが、韓国にはそれが欠けています。
先ほども述べたように、ここ韓国ではスピードが非常に重要です。しかし私は、韓国市場は日本よりもスイスの企業にとって浸透しやすいと思います。その理由はまず、言葉の問題です。今でも日本では英語のレベルが低く、韓国の方がかなり高い。また、韓国企業はより迅速に意思決定し、物の言い方もはっきりしています。もし韓国人のマネージャーがある商品に興味がない時や、人と会う気がない場合は、直接そう言います。でも日本人のマネージャーは、直接そうは言わず、ノーを意味するときには「検討します」と言います。
また、韓国の消費者は日本よりも外国製品への関心が高いと思います。BtoB市場（企業間商取引）でも、韓国では海外のソリューションを視野に入れたほうがやりやすいです。
スイスインフォ：スイスが恋しいと思うことがありますか？
ツビンデン： ええ、時々。スイスの素朴な自然、山、湖、泳ぐことのできる川、そして澄んだ空気。長い夏の夜にオープンカフェで、友人と飲んだりしたことなども。スイスの銀行や行政サービスはとても良いなと思うことがあります。でも年に３～４回スイスへ帰国し、家族や旧友に会う機会はたくさんあります。
食べ物に関しては、あまり困りません。ここ韓国には、スイス風の料理をするための食材がほぼ全て手に入ります。ワインは高く、特にスイスのワインは非常に高価なのですが、スイスワインを十分に持ってきたので、喉が恋しがることはありません。
スイスインフォ： 日本に関してはどうですか？
ツビンデン： 日本が大好きなので恋しいです。人との深い関わり、日本語の柔らかさと深み、清潔な通りやレストラン、そして食べ物。日本料理と外国料理のどちらもです。納豆も食べたい。ソウルには多くの和食レストランがありますが、質が違います。
また、私は日本人のやり方が好きです。非常に物事に細かくて、綺麗で、きちょうめんで、いつもフレンドリー。東京にいる多くの友人のことを恋しく思います。今、韓国はお正月で、今年は２月１５、１６日に中国の春節のように祝いますが、静かで落ち着いた日本のお正月や近所の神社に行ったときの事を懐かしく思います。
(聞き手・上原亜紀子）
*本記事で表明された意見はインタビュイーの陳述によるものであり、必ずしもスイスインフォの見解を反映するものではありません。