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今年の12月からスイスの公共交通機関の電車、バス、船、そして駅の構内の待合室など、閉ざされた空間が禁煙になる。このコンテンツは 2005/06/29 15:36
これは、個人の喫煙の自由より、受動喫煙から乗客を守るほうが重要という決定だ。公共交通機関労働組合に属する企業は全てこの決定に従うことになる。
全線禁煙措置は12月のダイヤ変更と合わせて施行される。しかし、欧州で最も標高の高い鉄道駅を結ぶユングフラウ鉄道（ベルナーオーバーランド地方）、イタリアとスイスを結ぶチザルピーノ線など既に全線禁煙を実行しているところもある。12月から禁煙が施行される企業は全部で17社になる。
喫煙者も歓迎
現在、交通機関の乗客の5人に１人が喫煙者だ。意外なことに、この新しいルールは喫煙者からの受けもよい。「喫煙者でも他人の煙が嫌で禁煙車に乗る人が多い。なかには、喫煙車両に乗るより立っているほうがいいと言う人も多い」と説明するのはスイス国鉄広報官のジャック・ズーラフ氏。現在のところ、長距離電車は20％、短距離電車の10％の喫煙車ばかりが空いていた。
12月からは一等車でも二等車でも全車禁煙のため、タバコを吸いたい人は 駅のプラットホームなど、空が開いている空間でしか吸うことができない。チューリヒやローザンヌなど駅のホールが大きい場所での喫煙については検討中だ。なお、吸った人に対する罰金制度などの導入はまだ考えていないという。
コスト削減
禁煙措置によって交通機関企業は思わぬ効果も得られる。清掃費が今後、5年間で20％削減される見込みだからだ。これまで、喫煙車の清掃費は高く、禁煙車より破壊行為も多かったからだ。
なお、近隣諸国と比べてみるとタバコに対する対策はまちまちだ。イタリアでは公共スペース全面禁煙と厳しい禁煙キャンペーンを展開している。フランスはTGVなど長距離列車は全線禁煙を実施している。しかし、ドイツやオーストリアなどは長距離列車に喫煙車がある。
このため、スイスから喫煙者に乗ってイタリアに入るとタバコを消さなければならないといった状況が生まれていた。
swissinfo 外電 屋山明乃（ややまあけの）
補足情報
- 2005年12月から全ての公共交通機関が禁煙となる。
- ルツェルン州では16歳以下の子供へのたばこ販売を6月末から禁止した。
- ベルン州では病院、学校などで全館禁煙が6月末に決まったが、僅差でレストランやバーでの禁煙が否決された。
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