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10月20日のスイス連邦議会総選挙では、過去最高の4596人が下院議員に立候補している。うち3人に1人は30歳未満という若さも特徴だ。
下院に当たる国民議会は200議席。立候補者数は1990年代には3千人以下だったが、2007年に初めて3千人を超えた。
4千人台への増加はさらなる飛躍を遂げた格好だ。なぜ今年は下院議席の競争率が急上昇したのか？調査機関gfs.bern他のサイトへ社会調査部門に所属する政治学者クロエ・ジャン氏は、いくつかの州で候補者名簿の提出に関する規則が緩和されたためだと指摘する。
候補者名簿の提出に当たっては、これまでは多くの地域で一定の署名を集めることが条件とされていた。今はこの条件がなくなり、立候補するのが簡単になった。
ジャン氏は他の理由も指摘する。「可能な限り多くの候補者を立てる戦略を意図的に採る党がある」。友人や親せきが、知り合いの名前がある党名簿に投票すると踏んだ。例えばキリスト教民主党がこうした戦略を採っているとされる。
こうした仕組みが得票率に与える影響は限られるが、立候補者が経験値を高めれば政治的な後継者が育つとジャン氏はみる。
女性の割合も上昇 党ごとの違いはなお大きく
1971年に国政レベルで女性の参政権が認められて以来、女性候補者の割合も過去最高に達した。15年の前回選挙では女性比率は34.5％だったが、今回は40.4％になった。
スイス政界で、女性の代表性ははるかに男性を下回る。各州が2議席ずつ（準州は1議席）抱える全州議会（上院）では女性比率が3割。下院の現議席も女性は32％にとどまる。
2019年下院選で最も女性候補者比率が高い党は緑の党の56％。最も少ないのは国民党で22％にすぎない。
女性割合の増加はブームに過ぎない、という見方をジャン氏は否定する。今年6月14日に起きた大規模な女性ストライキ以降を受け、各党が女性の活躍を強調してみせるのは当然の流れだ。だがジャン氏は議会の女性比率がこれだけ低い状況は、現代のスイスにはそぐわず、女性候補者は今後も増え続けるとみる。
30歳未満比率はやや低下
年齢構成にもわずかだが変化がある。候補者の平均年齢は41.3歳と、15年選挙の40.8歳から41.3歳に上昇した。
1990年代以降、平均年齢は低下する傾向にあった。だが連邦統計局は2015年、1971～2015年の間に5歳程度しか低下しなかったのは比較的小さい変化だったと指摘した。
それでも03年以降18～29歳の候補者層が急速に広がっていることは注目に値する。今回の選挙でも32％は30歳未満だ。緑の党は女性比率だけでなく若者比率も高く、30歳未満が43.6％を占める。
11年、15年の選挙でも、立候補者の3分の1程度は若者だった。議会も若返り、上下院合わせた30歳未満議員の数は00年以降増加傾向をたどる。
若返り現象は続く
スイス連邦統計局政治・文化メディア部長のマドレーヌ・シュナイダー氏は「過去10年で候補者の平均年齢が下がったのは、各党が青年部の候補者名簿を作る動きが広がったことが原因だ」と分析する。「非常に若い候補者が実際に選出されるのは、1970年代には決してみられなかった現象だ」
今年、30歳未満の候補者の約3分の2は各党青年部の候補者名簿に掲載されている。
（独語からの翻訳・ムートゥ朋子）