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女性の給料は男性の4分の3。45歳以上ならさらに格差は広がり3分の2である。このコンテンツは 2003/11/10 07:34
このほど発表になったジュネーブ大学の調査によると、女性のパートタイムは男性の3倍ある。パートは条件が悪いため、全体の平均給料を押し下げ、男性より下がる。45歳以上になると女性の労働条件はさらに悪い。
チューリヒ州の男女雇用機会均等局のカタリン・バリオリ氏によると、男性と女性の給料を比較した調査は多くあるが、このほどジュネーブ大学のイヴ・フルキガー教授が発表した調査は
「年齢にともなう条件の変化も調べており、高年齢の女性の実態が明らかになった」
という。
調査の対象となったのはチューリヒ州の民間企業の雇用者で、全国の25％に該当する。スイス国内の最大都市チューリヒでは男女差が比較的少ないといわれるものの、45歳以上の女性の給料は同年齢の男性より35％低いことが分かった。年齢を問わず比較すると、女性は28％低く、フルキガー教授によるとヨーロッパ諸国でもスイスの男女の給料差は大きいという。
女性の管理職への進出が遅れている
45歳ともなれば、管理職に就く人も多い。しかし、上級管理職に就いている男性は19％に対し、女性は8％にとどまり、中級の管理職でも女性は10％で男性は17％と女性で管理職にある人は少ない。
「人事担当者は、女性は子どもの養育も任されるいる場合が多く、仕事に悪い影響を与えると考え、女性の昇進に躊躇する傾向がある」
とフルキガー教授は推察している。
しかし、
「実際は、男性は兵役があり、女性の欠席日数より兵役数のほうがより多い」
と同教授は、人事課担当者が陥る矛盾を指摘した。
出産が不利に働く
一般に45歳以上の女性は、同年代の男性と比べて教育レベルが低いことも指摘される。男性の37％が大卒であるのに対し、女性は16％にとどまっている。20歳から30歳は大卒の割合は男女ほぼ同等なので、今後は給料格差が縮まると見られる。
一方、女性は出産することで収入が一旦途絶えた上、出産後の復帰も難しいのが現状である。欧州諸国でもこの点スイスは遅れている。出産手当保険はなく、託児所も不足している。男性の場合は結婚によりむしろ給料が上がるのに対し、女性は結婚すると給料が下がる傾向にある。
パートで働く女性
家庭の事情から過半数の女性がパートで働いているのが現状。45歳以上では67％がパート。男性は1割に満たない。パートで働く男性の時給は女性より低いという事実から、パートの男性は例外的なもので、やる気のない人で労働効率も悪いと考えられているという。一方、女性なら柔軟に働いてくれるので企業にとっても有利と認めているため、給料の逆格差が生じると調査はみている。家事と仕事を両立するために女性はパートタイムを選ぶが、職業人としての可能性はそれだけ狭まるのも事実。
男女の給料格差は、結局女性のパートタイマーの割合が高いことが理由と同調査は結論付けている。能力もあり、管理職を目指したい女性が、パートに甘んじなければならない。男女格差のない欧州の国、スイスとの印象があるが、子どもをもうけても働けるような社会福祉の見直しが求められるようだ。
スイス国際放送 シャルロット・エッガー （佐藤夕美 （さとうゆうみ）意訳）
キーワード
女性の給料は男性より23％低い
45歳以上になると男性より34％低くなる
男女雇用機会均等法は1996年7月1日に発効
欧州諸国で出産手当保険がないのはスイスのみ
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