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昔ながらのスイス農家のお屋敷には、その土地の風土や入手可能な建築素材によって様々な建築様式がある。地域色あふれる農家の住宅を写真アーカイブで振り返ってみよう。
スイスは国土が４万１千平方キロメートル強と比較的小さい。しかし四つある公用語に多様な方言があるように、農村地方の建築様式もまたバラエティに富む。
アルプス山脈を抱くこの国は、まるで欧州の様々な文化が交わる交差点のようだ。アルプス北部では主に木材、アルプス南側では石材が使用される。中央部には境界線にあたる地域があり、その両方が用いられている。
古い建物は一目見ただけでそれがどの地域のものかがすぐに分かるだろう。例えばティチーノ州の家屋には地元の石材が使われることが圧倒的に多く、ヴォー州では木材と石材のミックスが多い。アールガウ州では１８世紀に建てられた農家は低い壁とわらぶき屋根が特徴的だが、ベルン州エメンタール地方の農家はそれよりも大きく、木造の家畜小屋が母屋に接する。
木材は単なる木材ではない。家を建てるにはいくつもの複雑な方法がある。例えばログハウスは針葉樹の幹を水平方向に組み立てるのに対し、木造家屋は材木を垂直に用いる。
#swisshistorypics他のサイトへシリーズでは、スイスの芸術・文化・スポーツにまつわる歴史的な出来事を写真で振り返ります