Document ID: /fineweb-2-swissfilter-quality_10-filterrobots/filtered/00208.jsonl.gz/15

第６７回ロカルノ国際映画祭は１６日、国際コンペティション部門でフィリピンのラヴ・ディアス監督の作品「Mula sa kung ano ang noon（英題 From What is Before）」に金豹賞を授与し、幕を閉じた。同作品は質の高さだけではなく、５時間半に及ぶ上映時間においても話題を呼んだ。
映画は１９７０年代、フィリピンの見捨てられた小さな村での話だ。この話を通じ、故・マルコス大統領の独裁政権下、抑圧に苦しむこの国の劇的な運命が綴られていく。
「この作品は、映画の時間と空間という概念を完全に打ち破るものだ。また映画とは何かという一般の認識さえも打ち破った」と、国際コンペ部門の審査委員長、ジャンフランコ・ロッシ氏は話した。「また、ドキュメンタリータッチで始まるのだが、徐々にイタリアのベルトルーチ監督が作りだす世界であるかのように変貌していく。つまり、フィリピンの７０年代の歴史的事実を越えて、濃密な物語の世界に観客を引き込んでいく」
そのほかの賞
一方、新人の監督を見出す「新鋭監督コンペ部門」では、メキシコのリカルド・シルヴァ監督の「Navajazo」が最優秀作品として金豹賞を獲得した。
「短編コンペ部門」では、英国のピア・ボーグ&エドワード・ローレンソン監督の「Abandoned Goods」に金豹賞が贈られた。
また、「新鋭監督コンペ部門」にノミネートされていたスン・ミ・ユ監督の「Songs from the Norht（北からの歌）」が、オペラ・プリマ賞を獲得している。この作品も北朝鮮をドキュメンタリータッチで描きながら、監督の父親が登場するなど監督の個人的な「物語」の要素も織り込まれた作品だ。
なお、スイスの映画は今年４２本上映され、その存在感が高かった。コンぺティション以外のピアッツァ・グランデ広場の上映では、観客が選ぶ「観客賞」が、スイスのペーター・ルイジ監督のスイス国内での難民申請者の姿を描いた「Schweizer Helden（スイスの英雄たち）」に贈られた。
swissinfo.ch