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スイス連邦閣僚 担当省庁はどう決める？
シモネッタ・ソマルーガ氏とウエリ・マウラー氏が今年末で辞任し、大臣ポストが2つ空く。大幅な配置換えも予想されているが、省庁割り当ての基本的ルールとは？
担当省庁はどのように割り当てる？
スイス連邦内閣は7人の閣僚で構成する。省庁の数は同じく7。担当省庁は、新閣僚2人の選出後、閣僚全員の協議で決める。ここではいわゆる年功序列の原則が適用される。つまり、在職期間の長い閣僚から順に希望を出すことができる。
最終決定は全閣僚の合議に基づく。投票に持ち込まれるのは、7人が合意に至らない場合だけだ。決定に異議を唱えることはできない。連邦議会の用語集には、閣僚は、内閣が一致して割り振った省庁を受け持つ義務を負う、とある。
最初に希望を出せるのは誰？
退任するマウラー氏とソマルーガ氏に次いで在任年数が最も長いのは、2012年に入閣したアラン・ベルセ内相だ。このため同氏が希望省庁を最初に伝えることになる。続いて、ギー・パルムラン経済相（16年入閣）、イグナツィオ・カシス外相（同17年）、ヴィオラ・アムヘルト国防相（同19年）、カリン・ケラー・ズッター法相（同19年）になる。新人2人は最後だ。
現在の分担はどのように決まったか
現在の割り振りが決まったのは2018年。パルムラン氏が国防・国民保護・スポーツ省を去り、辞任したヨハン・シュナイダー・アマン氏の経済省を引き継いだ。入閣したばかりのカリン・ケラー・ズッター氏も同省を希望したが、やむなく司法警察省に回った。パルムラン氏から国防・国民保護・スポーツ省を引き継いだのは、もう1人の新閣僚ヴィオラ・アムヘルト氏だった。
政治学者アドリアン・ファッター氏はドイツ語圏のスイス公共放送（SRF）の番組内で、閣僚の所属政党は間違いなく重要な意味を持つと説明。閣僚は専門家委員会を組織しその委員長を任命するなど、さまざまな手段で担当省庁に対し影響力を行使できると語った。
決定のスピードを速めたり、逆に緩めたりといったやり方もその1つだという。省のトップが誰なのかは特に戦略上の重点設定に大きく関わるとし、「保守政党が財相、左派政党が内相の座にこだわるのもそのためだ。このことは、政治的方向性の重要性を十二分に物語る」と語った。
一番人気の省庁は？
マウラー氏とソマルーガ氏の辞任により、2つの人気ポストが空く。ソマルーガ氏担当の環境・運輸・エネルギー・通信省は、目下のエネルギー危機で中心的役割を担う。政治学者のアドリアン・ファッター氏は、多様な分野を司る同省を不均質な省と呼び、指揮は容易でないとする。その一方で、急所を握る省として、そのトップは広範な影響力を発揮できるとも述べる。
マウラー氏担当の財務省も人気が高い。国庫の番人たる財相は、他省の事案にも重みあるひと言を差し挟める存在だ。ファッター氏は、財相は財政支出に関し事実上の拒否権を持つ「大きな権力の持ち主」と表現する。
最も不人気のポストとは？
ビギナー用省庁とも揶揄（やゆ）されるのが、国防・国民保護・スポーツ省だ。確かにそう言えなくもない。ヴィオラ・アムヘルト現国防相が同省を割り振られたのは2018年の初入閣時だった。パルムラン氏、マウラー氏、サムエル・シュミット氏などの前任者も同じだ。
司法警察省も似たような存在だ。ソマルーガ氏、エヴェリン・ヴィトマー・シュルンプフ氏、クリストフ・ブロッハー氏、ルート・メッツラー氏などの歴代前任者と同様、現職ケラー・ズッター氏も、新人時代に同省トップに就任した。
イグナツィオ・カシス氏の外務省も、国内政治への影響力の小ささが災いしてあまり人気が無い。
誰がどこに異動する？
閣僚2人の辞任発表と同時に、配置転換を巡る予想が始まった。左派・社会民主党は、引き続き環境・運輸・エネルギー・通信省の確保を期すとみられるが、右派・国民党の新閣僚候補アルベルト・レシュティ氏もエネルギー政策に詳しく、同省を希望していると噂される。一方、ブルジョア政党にとっては財務省も譲ることのできない大事なポストだ。
なお政治学者のアドリアン・ファッター氏は、今回、より大胆な改造もありうるとみている。同氏はドイツ語圏のスイス公共放送（SRF）の番組で「現閣僚らには、重要省庁を担当してみたいという気持ちが多少ともあるはずだ」と指摘した。
とはいえ同氏も、全7省庁の総入れ替えは想定していない。パルムラン氏とカシス氏の留任は確実とみているからだ。しかし、それを除けば閣僚レースの行方は未知数だという。ベルセ氏は財務省に食指を動かしていると言われており、アムヘルト氏の連邦環境・運輸・エネルギー・通信省への横滑り、あるいはケラー・ズッター氏の異動もあり得る。「そうなれば、連鎖的に一大配置転換が起きる」（ファッター氏）
独語からの翻訳：フュレマン直美
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