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ロカルノ国際映画祭２０１６の新鋭監督コンペティション部門に「ディストラクション・ベイビーズ」を出品していた真利子哲也監督に１３日、最優秀新人監督賞が授与された。
新鋭監督コンペティション部門は、若い新鋭の監督の作品を上映・選考する部門で、メインの国際コンペティション部門に次いで重要なセクション。同部門では毎年、最優秀作品に新鋭監督コンペティション金豹賞を、他に最優秀新人監督賞と特別審査委員賞が贈られる。
真利子監督は「最も成長が期待される監督」と高く評価され、今回この最優秀新人監督賞を獲得した。
受賞後のインタビューで監督は「本当に驚いた。自分のできる限りの力をこの映画に注ぎ込んだ。その結果が評価されたと感じ、とてもうれしかった。賞をいただいたので、これからさらに真剣に（映画に）向き合いたい」と語った。
同映画祭の芸術監督カルロ・シャトリアンさんは、数日前のスイスインフォのインタビューで、「日本映画がテーマによく扱う暴力について、真利子監督は新しい切り口を見せてくれた。暴力の多面性に光を当てたからだ。また技術的にも、人物を追うようなカメラの動きで現場の臨場感を見せてくれた」と絶賛していた。
金豹賞
今年、メインの国際コンペティション部門の金豹賞に輝いたのは、ブルガリアのラリッツァ・ペトロバ監督の「ゴットレス（Godless）」だった。
これは、ブルガリアの小さな町の施設で認知症患者の世話をする女性が主人公だ。職場でも、また母親や恋人ともうまくいってない彼女だが、新しく入院してきた患者によって、今までの人生を考え直すといった話だ。
今年のロカルノ映画祭では、真利子監督が暴力を、ペトロバ監督が社会問題をテーマにするなど、失業や貧富の格差、老齢化社会など、現代社会が抱える深刻な問題を扱った作品が多く上映された。
ドキュメンタリー部門で賞を獲得したスイスの作品
なお、秀作の上映で有名なドキュメンタリー部門（Semaine de la Critique）では、二つの作品が最優秀賞を獲得した。その一つがスイスのハイディ・シュペコニア監督の「カイエ・アフリカン（Cahier Africain）」だった。
これは、監督が２００８年から７年の歳月をかけて中央アフリカ共和国で、２人の女性を追った作品だ。
軍事政権下、レイプなどで心身ともに痛手を負った２人は、その後再び起きたクーデターで国内難民になる。こうした激動の中では人間（特に女性や子ども）の命や尊厳などは、まったく取るに足らないものだ。そのことを、監督は２人の女性の顔の表情などを静かに淡々と撮影しながら語り、多くの観客の心を揺さぶった。