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ティチーノ州山間部の湖水の酸性雨による汚染が深刻になっている。すでに魚の生態系に影響が出始めており、地元の釣り人らは石灰撒布による中和処理の実施を要請している。このコンテンツは 2002/03/14 09:26
最も汚染がひどいのはマジョーレ湖の北部集水地域で、ここにはスイスとイタリアのアルプス山間部の小さな湖約１５０が点在する。酸性雨の原因は北部イタリア・ポー川流域工業地帯からの大気汚染だ。「できるだけ早い時期に対処しないと州内の淡水魚は絶滅する恐れがある。」というティチーノ釣り人連合のウルス・レチンガー代表は、Valle Leventina、Valle Maggia、Val Verzasucaの３つの湖で、炭酸カルシウムを湖水に投入する方法での中和処理の試験的実施を希望しており、州政府が予算を出す予定だ。炭酸カルシウムによる湖水の中和処理は、北欧諸国で８０年代から行われており、イタリア・コモのダレンゴ湖でも最近実施された。湖水に投入された炭酸カルシウムは、酸化した水を中和した後は湖底に沈み、酸性度が上がった時に再活性化される。
９９年から州内２０の湖をモニターしているティチーノ州環境調査研究所のアルベルト・バルビエーリ所長によると、現状では２湖は酸性、１１湖は要注意状態だという。「高濃度の酸化物質は南から来るので、近隣のヴァリス州やウリ州もティチーノ州と同じような状態だろう。河川、湖の汚染が深刻なので、淡水魚は極めて危険な状態にある。」とバルビエーリ所長はいう。バルビエール所長は、石灰処理は非常手段的な措置であり慎重に検討しなければならないと懸念を示す。そして、ポー川流域工業地帯の大気汚染物質排出削減こそが、湖水汚染の最良かつ根本的な解決方法だと述べた。
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