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ハンス・ルドルフ・メルツ大統領は9月24日、ニューヨークで開かれている国連総会でのスピーチで「G20は合法性に欠け、承認手続きも不透明だ」と、G20の占める社会的地位や役割を批判した。このコンテンツは 2009/09/25 10:24
また、20カ国・地域 ( G20 ) 首脳会議 ( 金融サミット ) は、世界的に重要な問題について話し合う役割を担うようになったが、このような発展によってほかの国や国際連合 ( UN ) などの国際機関が軽視されることになってはならないと警告した。
非加盟国も等しく
メルツ大統領は、「G20の加盟については平等に査定されているわけではない」という理由で、G20の非加盟国も同等に扱い、協議の場をもっと増やすよう要求した。さらに、
「世界的な金融危機に対する闘いには、息を飲むほど膨大な費用をかけた安定化対策などの数や量のみでなく、質と持続性も必要であり、G20には国際通貨基金 ( IMF ) や世界銀行 ( WB ) 、国連などの機関も参画するべきだ。これらの機関は、危機を乗り越えるための知識や方策を所有しているのだから」
と力説した。また国連については、この先も改革を目指し、合法性の基礎を補強するべきだと述べた。
スイスは2009年11月から2010年5月まで欧州議会の議長国を務めるが、メルツ大統領はその間に欧州議会と国連の関係を強化する意向だ。
カダフィ大佐の約束
また、メルツ大統領は23日夜、国連総会に出席しているリビアの最高指導者ムアンマル・ガダフィ大佐と会談し、危機にひんしている両国の外交関係に緩和の希望を新たにもたらした。
24日夜、メルツ大統領はスイス国営テレビドイツ語放送のニュース番組で、40分間の会談は円満に進んだと語った。しかし、カダフィ大佐は会談開始後すぐに、2008年7月中旬に息子のハニバル・カダフィ氏とその妻がジュネーブで身柄を一時拘束された事件を持ち出したため、スタートは緊迫した雰囲気だったという。
カダフィ大佐は「息子は不法な扱いをされた」とスイス側を非難したが、間もなく状況は落ち着き、メルツ大統領は
「8月20日にリビアと結んだ取り決めを実行に移すよう、カダフィ大佐に要請した」
とニュース番組で報告した。
「つまり、これはリビアにとどめられているスイス人2人を帰還させるということであり、リビアの義務を明白にした」
そして、カダフィ大佐はメルツ大統領に対して最終的に個人的なサポートを約束し、「取り決めを認め、両国の関係を正常化させる準備があることを示した」と語った。
メルツ大統領によると、リビアから出国できないでいる2人のスイス人は、リビア当局によって「安全な場所」に移された。カダフィ大佐はこの処置について、スイスが力づくで2人を解放するのではないかと恐れてのことだと説明したという。メルツ大統領はこれに対し、スイスはそのような意図をまったく持っていないことを保証した。
swissinfo.ch、外電
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