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2007年、スイスでは人種差別に関わる事件が大幅に増加した。事件を記録しているのは、「人種差別と反ユダヤ主義に反対する財団法人 ( GRA ) 」と「スイス少数民族協会 ( GMS ) 」だ。
6月5日の両団体の発表によると、2007年の届け出数は113件に上った。2006年の件数は87件だった。特に顕著に増加したのは、黒人やイスラム教徒に対する言葉による攻撃だ。
極右の成長
1年間の届け出数は毎年12月31日にまとめられるが、被害にあった人がそれよりあとに届け出ることもある。2007年になってから届け出があった2006年の追加件数は30件、2007年に起こった事件も2008年になってからこれまでに5件が届け出られている。両団体はこの先、さらにこの数が増えると予測している。
このような増加の原因として、人種差別の色合いを含んだ攻撃的な選挙運動や極右団体の成長が挙げられている。また、一部の国民の間には依然として反ユダヤ主義に流れる可能性が潜んでいるという。
事件の増加をかんがみて、両団体は被害者の保護を強化し、国民の共感を得る活動にもっと力を入れる必要があると訴えている。特に大切なことは、人種差別を扱う刑法を弱体化させないようにすることだ。
人種差別として特に多く報告されているのは、ホロコーストの否認やアルメニア人虐殺の否認、人種差別的な文章や音声の配布、極右団体の行進や集会、脅迫や嫌がらせなど。しかしときには、当局による人種差別や帰化申請の却下が報告されることもあるという。
swissinfo、外電