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F1撤退を表明したBMWの後継、ザウバーチームが1人目のドライバーを決定した。12月17日、スイスのF1チームは来季のドライバーに日本人の小林可夢偉 ( かむい ) を起用すると発表した。
23歳になる小林は今季のF1世界選手権シリーズ ( GP ) でトヨタに起用され、その走りがザウバーチーム代表のペーター・ザウバー氏の目に留まった。
幸運の今季2レース
12月17日に発表されたザウバーチームのコミュニケによると、小林は
「最初からF1で走るのが夢だった。この夢が今叶った」
と語っている。
小林にとっての幸運は、ドイツ人ドライバー、ティモ・グロックにとっての不運だった。グロックは今季最後の2レースを負傷のため欠場し、小林がその代わりに起用されたからだ。グロックは来季、新たにバージンチームのドライバーとしてF1レースに参加する。
ザウバー氏は攻勢で挑戦的な走りをする小林について次のように述べている。
「彼は、今季のGP最後の2レースで予期せぬチャンスを得た。そして、そのチャンスを印象深いやり方で活用した」
小林の初レースはブラジルGPで、結果は9位。アブダビGP最終戦では12番手のスタートから追い上げ、6位でゴールした。
「彼は多くの可能性を秘めており、わがチームでそれを最大限引き出せると確信している」
とザウバー氏。同氏は、ドイツのBMWがF1引退を決定した後、BMWチームを買い戻した。一方の小林も
「ペーター・ザウバーのチームのためにベストを尽くしたい。F1の中で日本の国旗を揚げ続けられることを誇りに思う」
と語る。
2人目のドライバー候補に挙がっているのは、チューリヒ州に住むドイツ人ドライバー、ニック・ハイドフェルドだ。しかし、長年ザウバーやBMWで走ってきたこの32歳のベテランドライバーは、メルセデスチームにできた空席にも明らかな関心を示している。
swissinfo.ch、外電