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世界保健機関は6月11日、新型インフルエンザを世界的大流行 ( パンデミック ) を意味するフェーズ6に引き上げると宣言した。一方、スイスの医薬品大手のノバルティスは6月12日早朝、新型インフルワクチンの開発に成功したと発表した。
「現在パンデミックのスタート地点にいることは疑う余地がないと、専門家間の討議で全員が一致し、フェーズを6に引き上げた」と世界保健機関 ( WHO ) のマーガレット・チェン事務局長は語った。これで、WHOは21世紀初のパンデミックを宣言したことになる。
パニックと無関心との間のバランス
「今後、パンデミックがさらに広がることは避けられない」
ともチェン事務局長は付け加えた。4月初めからの感染者数は74カ国で2万8000人に及び、死者数は144人。
「ウィルスは完全に新型で、感染力が非常に強く、早く広がる。しかし、フェーズ6になったからといってウィルスの毒性が強くなるわけではないし、さらに死者数が増える訳でもない」
と説明し、肝心なことは各国が独自の分析を行い、パニックと無関心との間のバランスを取りながら対策を進めていくことだと話した。
ワクチン開発に成功
WHOのフェーズ6宣言を受けスイス連邦保健局（BAG/OFSP）は、現在行っている対策をさらに高めることはないと語った。
「しかし、スイスでもパンデミックになる可能性は高まっている」
とバージニア・マッスレイ連邦保健局ワクチン課長は見ている。
一方、スイスの医薬品大手のノバルティス ( Novartis ) は6月12日早朝、新型インフルエンザのワクチンの開発に成功したと発表した。これはドイツのマルブルク ( Marboug ) 試験所が開発したもので、この生産方法を使えば1週間に100万個のサンプルが製造できるという。また遅くとも10月初めには商品化される予定だ。
ノバルティスによれば、世界30カ国を超える国が注文をすでに済ませており、最大の注文はアメリカからの総額2億500万ユーロ ( 約280億円 ) だという。
swissinfo.ch、外電