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１１月２７日の選挙で、新しい全州議会（上院）議員がほぼ出そろった。第１党の右派国民党（SVP/UDC）は１０月２３日の総選挙ですでに支持率低下が明白になったが、今回さらに大物政治家の落選が目立った。
１０月の総選挙で候補者が絶対多数を得られず、全州議会の議員枠が埋まらなかった州では次々に２回目の選挙が実施された。
２７日の総選挙で大きく注目されたのは、チューリヒ、ザンクトガレン、アールガウなどの大きな州。それぞれ国民党から名の知られた候補者が出ていた。
国民党の連敗
チューリヒでは、２００３年から２００７年まで連邦大臣を務め、陰の権力者として今も党内での影響力を保持しているクリストフ・ブロッハー氏が出馬。しかし、予想通り自由緑の党（GLP/PVL）と急進民主党（FDP/PLR）の現全州議会議員の２人が再選を果たした。
ザンクトガレン州では国民党首のトーニ・ブルンナー氏が立候補。２議席のうち１議席はすでに急進民主党が確保しており、残る１議席を社会民主党（SP/PS）の労働組合長パウル・レヒシュタイナー氏と争った。しかし、ブルンナー氏は僅差で敗退。ザンクトガレンはもともと中道派が強い州だ。レヒシュタイナー氏のチャンスは少ないと予想されていたが、「よい給料とよい年金を」をモットーに州民の心をつかんだ。
アールガウ州で全州議会議員のポストを狙った国民党員は、運送会社経営のウルリヒ・ギーツェンダンナー氏。１議席は議員一の美女といわれる社会民主党のパスカル・ブルーデラー氏が１０月に確保済みだ。しかし、残りの１議席は急進民主党のベテラン議員クリスティーネ・エッガーセギ氏の手に渡り、国民党はこれまで１６年間全州議会へ代表を送っていたアールガウ州でも敗北を喫した。
議員一の美男は国民党にいる。リチャード・ギヤ似の副党首アドリアン・アムシュトゥッツ氏だ。ベルン州の代表として再選を目指したが、２０日に行われた選挙では国民党から離脱した市民民主党（BDP/PBD）と社会民主党が勝利を収めた。
一方、国民党が砦を固めたのは保守的なシュヴィーツ州。２０年間シュヴィーツの全州議員を務めてきたキリスト教民主党（CVP/PDC）のブルーノ・フリック氏が落選。国民党が代わって２議席を獲得した。
全州議会議員がまだ出そろっていないのはソロトゥルン州のみ。１２月４日に２回目の選挙が行われる予定だ。
勝者は社会民主党
全４６議席の全州議会は伝統的に中道派が強い。急進民主党もキリスト教民主党も今回の選挙で議席を失ったが、それでも合わせて２４議席を得る見込みだ。自由緑の党や市民民主党も含めると、中道派は来期も半数以上を占める。
今回の全州議会選挙で躍進したのは社会民主党で、前期比３議席の増加となった。キリスト教民主党の１２議席、急進民主党の１１議席に追いつく勢いだ。
国民議会に続き、全州議会の制覇も狙った国民党は逆に２議席を失い、現在５議席に甘んじる。今回の大敗北をめぐり、党内では路線変更をめぐって議論が起こっている。
１２月１４日には閣僚選挙が行われる予定だ。国民党は第１党として２人目の閣僚を立てたい意向だが、今回の敗北がこの選挙に大きな影響を与えることは間違いない。
全州議会の議席配分
キリスト教民主党（CVP/PDC）
１２議席（-２）
急進民主党（FDP/PLR）
１１議席（-１）
社会民主党（SP/PS）
１１議席（+３）
国民党（SVP/UDC）
５議席（-２）
緑の党（GPS/Les Verts）
２議席（±０）
自由緑の党（GLP/PVL）
２議席（±０）
市民民主党（BDP/PBD）
１議席（±０）
無所属
１議席（+１）インフォボックス終わり
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