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シリーズ「私の視点」の今回は、自殺ほう助機関「エグジット」で死を選んだ81歳の女性の実話をつづった最新刊「Die Glückssucherin （仮訳：幸せを探す人）」の著者マティアス・アッケレット氏。アッケレット氏は同書のエピローグで、スイスの安楽死団体や自殺ほう助に対して抜本的に考え直すよう訴えている。
スイスの自殺ほう助に対しアッケレット氏は、「すでに収拾がつかない状態」と辛らつだ。そして自殺ほう助機関は単なる「ビジネス」に過ぎず、業績アップの圧力があるものの、それを制御する機関が全くない「ビジネスモデル」だと批判する。スイスにある5つの自殺ほう助機関は「死の市場に参入した自殺ほう助産業」を代表する存在で「運営上、目標達成のためなら見て見ぬふりをする」という。同氏の主張は、乱暴で悪意さえある印象を受ける。
それに対しスイス最大の自殺ほう助組織エグジットは、スイスでの自殺ほう助は決して無法状態ではないという。利己的な理由でない限り、自殺ほう助は刑法で認められている。また、スイス連邦最高裁判所も自殺ほう助を許可するための条件を定めている。一つには、自殺ほう助を受ける本人に自己判断の能力があるか、書面による医師の証明が必要だ。また、第三者による影響や、追い詰められた状態での決断でない場合にのみ自殺の希望が認められる。さらに、自殺が考え抜いた上での確固たる決意であるのも条件だ。つまり、自殺の意思が熟考の上に成り立ち、一時的な気の滅入りやパニックが理由ではないことが前提となる。生存の見込みがない診断や耐え難い病苦、あるいは重度の身体障害も条件として挙げられるが、これはエグジット独自の規則であり、法律では義務付けられていない。
またエグジットは、安楽死を望む高齢者が命を絶つための薬をより容易に入手できるよう努めている。入会はスイス国籍の所有者かスイス在住者のみ認められる。重病や不治の病は入会の条件ではない。病気や障害のため本人が総体的に生きることに耐えられないと感じている、或いはそのために今後も依存を強いられる生活を続けることに意味を見出せないといったことが理由になる。
エグジットはつまり、耐え難い苦しみを抱え、生活の質に満足できない人々のため、厳密な規則に従い、本人との十分な話し合いの上で自殺ほう助のサービスを提供する。またエグジットは、終末期の医療やケアについての意思表明書「リビングウィル」の作成や、独自のパリアキュラ基金（palliacura）で緩和ケアもサポートしている。また、専門のチームが生活困難な人々からの相談を年に数千件受け、自殺予防にも役立っている。
自殺ほう助を決意した人は、協会内部で調査が進められる。調査は現状の法的状況と判例に基づき公正かつ入念に文書化される。一人の人間が自らピリオドを打つ決意に至るまでには、のっぴきならない理由が数多くあるものだ。尊厳死を求める人は、直近の親戚の反対を押し切ってでも自分の要求を貫ける意志の強い人たちだ。第三者による影響の有無は、訓練を受けたエグジットのスタッフなら見抜いてしまう。
自殺ほう助が正しく行われたかどうかは、法的検査で明らかにされる。これは、各州の検察庁の刑事訴訟法に従って行われる。遺体の外表観察は、訓練を受けた医師が行う。原則として法医学の専門医がこの検査を受け持つ。警察官と検察官の代理人も現場に立ち会うのが一般的だ。
ところが前出のアッケレット氏は、「独自の調査によれば、自殺ほう助が行われても、通常チューリヒ検察庁はノータッチだ」と指摘している。さらに、エグジットでは詳細がすべて文書化され証言者もいることから、各州の検察庁は現場に赴くかどうか自分で選択するという。
財務面に関して言えば、エグジットの年会費は45フラン（約5千円）で、生涯会費は1100フラン。そして会員を3年継続すると、その間利用したサービスも含め、すべてのサービスが無料になる。エグジットが負担する自殺ほう助の費用は一般的な協会の収入によって賄われる。エグジットは非営利団体として、設立当初から連帯と保険の原則に従い自殺ほう助のサービスを提供してきた。つまり自殺ほう助のサービスを実際に利用する少数の会員だけではなく、最終的にサービスを利用しなかった他の会員にも支えられる非常に有利な 「ビジネスモデル」ということだ。
これに関連してチューリヒ参事会は2009年、議会の質疑応答の中で、自殺ほう助の費用は約1万フランあっても十分にカバーできないはずだと言及している。また、スイスのシモネッタ・ソマルーガ法務大臣は、専門的な自殺ほう助にはそれなりの費用が伴うと公に発言している。そして医師や看護師などほう助に携わるすべての人が相応の報酬を受けるべきで、「これは技術的なノウハウを保証するためにも不可欠」と述べた。
エグジットの会員数は2010年の5万2千人から現在12万人以上に倍増した。その理由は何か？真面目さ、専門的なスキル、客観性、そして法律と法学への明確なコミットメントが協会で働くスタッフの特徴といえる。
スイスで毎年死亡する約6万6千人のうち、自殺ほう助で死を選ぶ人はごく少数派だ（約1.5％）。同時に、誰もが悲惨な思いをする惨殺的な自殺者の件数が減っている。これはスイスにおける人口増加に反する傾向だ。 自殺率も1980年以来半分以下に減少しており、安楽死団体も貢献していると思われる。
（独語からの翻訳・シュミット一恵）