{ "schema_version": "Akira v1.000", "novel_count": 7, "line_count_total": 12939, "ja_char_count_total": 447970, "zh_char_count_total": 330024, "data": [ { "id_novel": 2, "line_count": 2751, "ja_char_count": 81069, "zh_char_count": 56519, "gpt_dict": [ { "src": "司", "dst": "司", "info": "人名,男,主人公,中条司" }, { "src": "中条司", "dst": "中条司", "info": "人名,男,主人公" }, { "src": "真美", "dst": "真美", "info": "人名,女,摄影部的同学,黑川真美" }, { "src": "黒川真美", "dst": "黑川真美", "info": "人名,女,摄影部的同学" }, { "src": "奈央", "dst": "奈央", "info": "人名,女,司的妹妹,中条奈央" }, { "src": "中条奈央", "dst": "中条奈央", "info": "人名,女,司的妹妹" }, { "src": "夏姫", "dst": "夏姫", "info": "人名,女,司的表姐,藤泽夏姫" }, { "src": "夏姉ぇ", "dst": "夏姐", "info": "人名,女,司的表姐,藤泽夏姫" }, { "src": "藤沢夏姫", "dst": "藤泽夏姫", "info": "人名,女,司的表姐" }, { "src": "黒川", "dst": "黑川", "info": "人名,姓" }, { "src": "中条", "dst": "中条", "info": "人名,姓" }, { "src": "藤沢", "dst": "藤泽", "info": "人名,姓" }, { "src": "箱庭", "dst": "箱庭", "info": "名词,地点" }, { "src": "小人", "dst": "小人", "info": "名词,小小的人类" }, { "src": "巨人", 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"ja_text": "小さなホールぐらいの広さはありそうな空間が一本の柱もなく,そこにはあった。", "zh_text": "有一个小小的大厅左右的面积,但一根柱子也看不到。" }, { "id_line": 12, "ja_text": "今まで,司はこの空間の事をただ単に「地下室」としか言っていなかったので,", "zh_text": "到目前为止,司仅仅只是说这个空间是「地下室」,其他什么都没有说。" }, { "id_line": 13, "ja_text": "今日初めてこの場所に入った真美はここがこんなにも広い場所とは思っていなかった。", "zh_text": "今天第一次进来时,真美没想到这里是这么宽广的地方。" }, { "id_line": 14, "ja_text": "だが,真美がさらに驚いたのは,緑に覆われた山々,青く美しい海原,川に架かる二本の鉄橋,", "zh_text": "但是让真美更加吃惊的是,被绿色覆盖的群山,美丽的蓝色大海,河川上的两条铁桥。" }, { "id_line": 15, "ja_text": "高層ビルが林立する都会,一戸建て住宅やマンションが立ち並ぶ住宅街…といった", "zh_text": "高楼林立的闹市,挤满住宅和公寓林立的住宅区…等等" }, { "id_line": 16, "ja_text": "光景がこの広大な地下空間いっぱいに広がっていたことだ。", "zh_text": "都市的光景在广阔的地下空间中满扩展。" }, { "id_line": 17, "ja_text": "ただし、それら全ての建築物や構造物は、精巧にできた150分の1スケールのミニチュアだった。", "zh_text": "但全部的建筑物都只是150分之一大小的精巧模型。" }, { "id_line": 18, "ja_text": "この地下空間には、中条家自慢の鉄道模型のジオラマの世界が広がっていたのだ。", "zh_text": "中条家骄傲的立体铁道模型的世界在这个地下室蔓延着。" }, { "id_line": 19, "ja_text": "「どう?驚いた?」と司が真美に尋ねると", "zh_text": "「怎么?吃惊吧?」司问真美道" }, { "id_line": 20, "ja_text": "「う、うん。すごい」としか、目の前に広がっていた光景に圧倒されていた真美は答えられなかった。", "zh_text": "「嗯、嗯。真的很厉害」被眼前扩展的景象压倒的真美没法回话。" }, { "id_line": 21, "ja_text": "「このジオラマに感動してもらえて,制作者としてうれしいよ」と司は照れながら言った。", "zh_text": "「很到你被模型感动到,作为制作者的我高兴哟」司害羞的说。" }, { "id_line": 22, "ja_text": "「これ、全部司が作ったの?」", "zh_text": "「这个,全部都是司你做的吗?」" }, { "id_line": 23, "ja_text": "「まぁ親父が九割で、俺は一割ぐらいかな」とバツが悪そうな司。", "zh_text": "「有九成是父亲做的,我大概做了一成左右吧」司为难地说。" }, { "id_line": 24, "ja_text": "「やっぱり、手先が不器用な司が全部作れるわけないよねー」", "zh_text": "「果然,笨手笨脚的司是不可能造出这个模型啊」" }, { "id_line": 25, "ja_text": "「なんだよその言い方は~」", "zh_text": "「什么啊,你这样说~」" }, { "id_line": 26, "ja_text": "厳しいところを真美に的確に指摘されて不満げな司。", "zh_text": "司似乎对被真美尖锐地指出痛处感到很不满。" }, { "id_line": 27, "ja_text": "「でも、このジオラマの出来は本当にすごいね。私、結構、感動しちゃった」", "zh_text": "「但是,这个模型真的很厉害啊。我很感动」" }, { "id_line": 28, "ja_text": "「そこまで感動してくれるのはありがたいんだけど、これで終わりだと思ったら大間違いだ」", "zh_text": "「到这里为止就感到感动,我是非常高兴,不过你以为这就结束,那就大错特错了。」" }, { "id_line": 29, "ja_text": "と司が言った。", "zh_text": "司说。" }, { "id_line": 30, "ja_text": "「えっ?何?まだ何かあるの?」", "zh_text": "「哎?什么?还有什么更厉害的?」" }, { "id_line": 31, "ja_text": "「説明は後だ。俺の腕にしっかり掴んでおけよ」", "zh_text": "「我之后再说明。先抓紧我的手臂」" }, { "id_line": 32, "ja_text": "真っ白だった視界が元通りになってきて,真美はようやく周囲の変化に気付き始めた。", "zh_text": "视野从一片白色恢复后,真美发现了四周的变化。" }, { "id_line": 33, "ja_text": "周りには数人の人影があり、さっきまでいた場所とは明らかに違う。", "zh_text": "周围有几个人,和刚才在的地下室明显是不同的地方。" }, { "id_line": 34, "ja_text": "しかも、その人々は立ったまま全く身動きをしていない。", "zh_text": "但那几个人只是站着完全没有动。" }, { "id_line": 35, "ja_text": "真美が、彼らに近づいてみるとどうやら本物の人間ではなくよく出来たマネキンのようだ。", "zh_text": "真美靠近看了看。发现全都是看来很真像真人的模型。" }, { "id_line": 36, "ja_text": "周囲の突然の変化に戸惑っている真美に、どこからともなく司が現れ、", "zh_text": "正当真美对周围突然的变化感到不知所措时,司不知道从哪里出现了," }, { "id_line": 37, "ja_text": "「こっちの方に飛んできてたんだな」と、声を掛けた。", "zh_text": "「我们可以飞进来呀」司呼唤道。" }, { "id_line": 38, "ja_text": "「ちょっと、司。一体、私に何の術をかけたの?それに、ここはどこなの?", "zh_text": "「喂,司。到底,你到底对我做了什么?而且,这里是哪里?" }, { "id_line": 39, "ja_text": "マネキンばっかいっぱいあって、なんか気味が悪~い」と少し怒り気味の口調で、司に突っ掛かる。", "zh_text": "满地都是人体模型,好呕心~」慎怒的语调向司顶撞道。" }, { "id_line": 40, "ja_text": "「ここがどこか知りたい?ここは中央だけど」と司。", "zh_text": "「想知道这里是哪里?这里就是中央车站呀」司说。" }, { "id_line": 41, "ja_text": "「まぁ、もっと分かりやすく言うと、あのジオラマの世界の中にある駅だ。", "zh_text": "「嗯,更简单地说,这是模型的世界里的一个火车站。" }, { "id_line": 42, "ja_text": "要するに、オレが、オレ自身とオマエを小さくして、ジオラマの世界に入り込んだってことだ」", "zh_text": "总之现我和你都缩得很小,进入到模型的世界。」" }, { "id_line": 43, "ja_text": "とさらに続けて司は言った。", "zh_text": "司继续说。" }, { "id_line": 44, "ja_text": "「私を小さくしてって、まさか、もう元の大きさには戻れないっていうようなことは、", "zh_text": "「我变小了!你不会说我无办法回到原来的大小的吧" }, { "id_line": 45, "ja_text": "ないでしょうね。…まさか、ね」と不安がる真美。", "zh_text": "…难道,喂啊。」真美不安地问。" }, { "id_line": 46, "ja_text": "すると司は伏せ目がちに", "zh_text": "司的眼神闪闪躲躲" }, { "id_line": 47, "ja_text": "「ごめん。実は、そのまさかなんだ。戻るために必要な道具を置き忘れたみた」", "zh_text": "「对不起。其实,我忘了带着回去的时需要的工具」" }, { "id_line": 48, "ja_text": "と最後まで司が言い終わる前に、彼は背中に跳び蹴りを食らっていた。", "zh_text": "在司说完之前,他的背已经吃了一记飞踢。" }, { "id_line": 49, "ja_text": "真美の跳び蹴りを食らった司は、背中の痛みに耐えながら", "zh_text": "吃了真美一下飞踢的司一边耐着背上的痛一边说" }, { "id_line": 50, "ja_text": "「さ、さっき言ったことはいわゆる一つのジョークって奴だ。", "zh_text": "「诶,刚才说的话只是开玩笑。" }, { "id_line": 51, "ja_text": "元の大きさに戻るための機械はちゃんと持ってきてるから、心配すんな…」と言って、", "zh_text": "回到原来大小的机器有好好地带在身上,不用担心……」" }, { "id_line": 52, "ja_text": "そのまま、彼は床ににバタリと倒れてしまった。", "zh_text": "他就这样钝声倒下躺在地上。" }, { "id_line": 53, "ja_text": "数分後、司の背中の痛みが和らいできたところで、彼は起き上がり、", "zh_text": "几分钟之后,司背上的疼痛缓和,他起来," }, { "id_line": 54, "ja_text": "近くのベンチに座っていた真美が、彼のほうに寄ってきた。", "zh_text": "走到在附近长椅上坐着的真美。" }, { "id_line": 55, "ja_text": "「ごめん、背中痛かった?」", "zh_text": "「对不起,背还痛吗?」" }, { "id_line": 56, "ja_text": "「あぁ、かなり。 まぁ元はと言えば俺が騙したのが悪かったし、お互い様だ」と司は言った。", "zh_text": "「啊,还是很痛。这一脚和你刚刚被我骗了的事算和数吧」司说。" }, { "id_line": 57, "ja_text": "「そう、もう大丈夫そうね。じゃ、そろそろ詳しく説明してもらおうかな。", "zh_text": "「嗯,看来已经不要紧了。那么,差不多该向我详细说明一下。" }, { "id_line": 58, "ja_text": "わざわざ私を小さくしてまで、この箱庭の世界を案内したかったんでしょ?」", "zh_text": "你特意把我缩小,就是为了带我逛这个箱庭世界吧?」" }, { "id_line": 59, "ja_text": "「一気に話すと長くなるけどいいな?」", "zh_text": "「一口气说要说很久哦?」" }, { "id_line": 60, "ja_text": "「うん」", "zh_text": "「嗯」" }, { "id_line": 61, "ja_text": "真美が相槌を打った後、司が説明を始めた。", "zh_text": "真美附和道,司开始详细说明。" }, { "id_line": 62, "ja_text": "「元々、鉄道模型愛好者は模型の列車を運転したり、", "zh_text": "「原本铁道模型的爱好者在运行模型列车时," }, { "id_line": 63, "ja_text": "模型に超小型カメラを取り付けてジオラマの風景を低い視点から眺めたり、", "zh_text": "会在模型上安装超小型的摄像头从低角度的视点眺望模型内的风景," }, { "id_line": 64, "ja_text": "あるいは、ジオラマの世界を創ること自体に喜びを感じる人々が居たんだ。", "zh_text": "或者那些人是对自己创造的模型世界感兴趣。" }, { "id_line": 65, "ja_text": "でも、どうせなら自分の手で列車を運転してみたり、自分の目でジオラマの世界の風景を見たり、", "zh_text": "但是,也会想用自己的手试着驾驶列车,用自己的眼睛看模型世界的风景," }, { "id_line": 66, "ja_text": "自分の足で自分が創った街を歩いてみたくなったり。", "zh_text": "用自己的脚在自己创造的城市上走一走。" }, { "id_line": 67, "ja_text": "そんな願いを叶えるために開発されたのが、今、俺が手に持っているこの機械なんだ。", "zh_text": "现在我手上拿着这个机器,就是为了达成这种愿望而开发。" }, { "id_line": 68, "ja_text": "この機械さえあれば、ジオラマの世界の標準の大きさになって、さっき言ったようなことが、", "zh_text": "这个机器可以把人变成模型世界的标准大小,那么刚才说的事就不再是梦想," }, { "id_line": 69, "ja_text": "簡単にできるようになったわけだ。それが、俺達がちょうど産まれた頃の話」", "zh_text": "而是可以简单达到的现实。那个已经是我们刚出生的时候的事了」" }, { "id_line": 70, "ja_text": "「へぇ~、じゃそれなら、あそこに停まってる模型の電車とかを、司は実際に運転できるわけなんだ」", "zh_text": "「哎~,换句话说,司可以实际驾驶在那里停泊的模型电车。」" }, { "id_line": 71, "ja_text": "「まぁ、そういうこと。これから俺が運転する電車に、真美を乗せてこの世界を少し案内してやるよ。", "zh_text": "「嘛,关于这件事。我正想要驾驶电车,载着真美介绍一下这个世界。" }, { "id_line": 72, "ja_text": "ちなみに、俺が運転する列車に、家族以外の人間を乗せるのは初めてだ」", "zh_text": "顺便说一下,你是除了家人以外的第一个搭乘我驾驶的列车的人哦。」" }, { "id_line": 73, "ja_text": "「初めてとか言われると、なんかうれしいな」", "zh_text": "「第一个吗,被这样说的话,感到很高兴」" }, { "id_line": 74, "ja_text": "「そう言ってくれると、こっちとしても、乗せる甲斐があるってもんだ。", "zh_text": "「这样的话,载你也载的有价值呢。" }, { "id_line": 75, "ja_text": "じゃ、俺について来てくれ」", "zh_text": "那么,跟我来吧」" }, { "id_line": 76, "ja_text": "二人は、模型の列車が停車しているプラットフォームに歩いていった。", "zh_text": "两个人向停了模型列车的月台走去。" }, { "id_line": 77, "ja_text": "プラットフォームに停車中の車両は、やはり元々普通の模型の車両なので、", "zh_text": "停在月台的列车,还是和普通模型的车厢一样," }, { "id_line": 78, "ja_text": "外見は本物の車両と比較しても遜色はないものの、内側はいかにも模型といった安っぽい感じだった。", "zh_text": "外表和真正的车厢相比也毫不逊色,但模型内部就有一种只是模型的感觉。" }, { "id_line": 79, "ja_text": "だが、先頭車両だけは他の車両とは、まるで違っていた。", "zh_text": "只有车头和其他的车厢完全不同。" }, { "id_line": 80, "ja_text": "まず、運転席の設備は見る限りは、本物の運転席のものと変わりはなく、", "zh_text": "首先从驾驶席的设备来看,和真正的驾驶座无而样," }, { "id_line": 81, "ja_text": "さらに運転席の後方部分には、前方の景色を見るためのちゃんとした座席が設けられていた。", "zh_text": "在驾驶席后方,安装了为了看前方的景色的坐席。" }, { "id_line": 82, "ja_text": "司が言うには、「最近の鉄道模型の車両の中でも、先頭車両だけは内側の設備も本物に近づけて、製作されている」とのこと。", "zh_text": "司坦言道「最近的铁路模型的列车,只有车头内侧制作出接近现实世界一样的设备。」" }, { "id_line": 83, "ja_text": "運転席横の扉を開いて、二人は車両に乗り込んだ。", "zh_text": "驾驶席旁边的门打开,两人坐上了车头。" }, { "id_line": 84, "ja_text": "ちなみに、両端の車両の乗務員用の扉以外の扉は開くことのないハリボテである。", "zh_text": "顺便说一下,两端的车厢除了乘务员用的门以外,其他门扉都是无法开启的道具门而已。" }, { "id_line": 85, "ja_text": "司が運転席に座って、準備が出来た。", "zh_text": "司坐在驾驶座上准备好。" }, { "id_line": 86, "ja_text": "「じゃ出発するよ」と声をかけた。", "zh_text": "「那么出发吧」他大声叫道。" }, { "id_line": 87, "ja_text": "「うん。なんか少しドキドキしてきちゃった。いつもと同じように、電車に乗ってるだけなのに」", "zh_text": "「嗯。虽然和往常一样,只是乘火车而已,但总觉得有点兴奋。」" }, { "id_line": 88, "ja_text": "「ふ~ん、それって俺が運転するせいか?」", "zh_text": "「呼~,是因为我驾驶的缘故吗?」" }, { "id_line": 89, "ja_text": "「べ、別にそういうわけじゃ…」そんな真美の反応に、司はニヤニヤしつつ", "zh_text": "「啊,并不是那样的啊……」看到真美这样的反应,司笑了。" }, { "id_line": 90, "ja_text": "「出発進行!」と言って、列車を加速させていった。", "zh_text": "「出发前进!」司说完后,列车开始加速。" }, { "id_line": 91, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 92, "ja_text": "動き出した列車は、構内のポイントをいくつか渡り、複線の本線へと進入していった。", "zh_text": "列车开动了,经过几个区间小站,进入复线的主要线路。" }, { "id_line": 93, "ja_text": "次第に、線路は高架になり、特有の走行音をたてていた。", "zh_text": "逐渐开上高架干线,发出行车时特有的声音。" }, { "id_line": 94, "ja_text": "そして、列車はある高架駅のホームに、静かに滑り込んで停車した。", "zh_text": "然后列车静静地溜进一个高架车站的月台旁停下。" }, { "id_line": 95, "ja_text": "「目的地に到着っと。真美はこの「箱庭」に入るのは今日が、", "zh_text": "「到达目的地。真美今天进入到「箱庭」," }, { "id_line": 96, "ja_text": "初めてだし時間もあんまりないみたいだしな。", "zh_text": "第一次的时间不太够啊。" }, { "id_line": 97, "ja_text": "ここは、この箱庭で、最初に案内すべき場所じゃないんだけど、お楽しみはまた今度って言うことで」", "zh_text": "这里,在这个箱庭内,不应该是最初就带来玩的地方啊,还是期待下次再去其他地方吧」" }, { "id_line": 98, "ja_text": "「っていうことは、また司がここに連れてきてくれるんだね」", "zh_text": "「也就是说,司想再带我来这里」" }, { "id_line": 99, "ja_text": "二人は列車から、ホームに降りた。ホームに掲げられている駅名表には「新都中央」と書かれていた。", "zh_text": "两人从火车坐到月台。站台上挂着的站名牌写着「新都中央」字样。" }, { "id_line": 100, "ja_text": "「ここは、「新都中央」っていう駅で、市の中心部に一番近いっていうのが設定。", "zh_text": "「这里是「新都中央」车站,被设置为最近市中心的车站。" }, { "id_line": 101, "ja_text": "いかにも架空の地名っぽいだろ」とこの駅の設定を、司は言った。", "zh_text": "这是虚构的地名」司介绍这个车站的设置说。" }, { "id_line": 102, "ja_text": "「さてと、じゃ改札の外に出て、箱庭の都会を案内してやるよ。", "zh_text": "「嗯,那么检票口的外面,我会介绍一下箱庭都市。" }, { "id_line": 103, "ja_text": "まぁ、はっきり言ってあまり面白いものでもないけどな」", "zh_text": "嘛,说白了,也没有很有趣的东西」" }, { "id_line": 104, "ja_text": "ホームから階段を降りて、駅の改札口を通って、二人は外に出た。", "zh_text": "从站台楼梯下来,两人走过检票口到车站外面。" }, { "id_line": 105, "ja_text": "これから、模型の高層ビルが立ち並ぶ街中でも、真美に見せてやるかと、", "zh_text": "真美在高楼林立的模型街上看得发呆," }, { "id_line": 106, "ja_text": "司が考えていると、彼は大事なことを忘れているのに気付き、彼の中でイヤな考えが広がった。", "zh_text": "这时司他注意自己忘记了很重要的事,讨厌的想法在脑海迅速扩散。" }, { "id_line": 107, "ja_text": "「そういや、大体いつもこのくらいの時間にアイツはやってくるよな。", "zh_text": "「说起来,那家伙大概是在个的时间过来啊。" }, { "id_line": 108, "ja_text": "今日、初めて箱庭に来た真美が、何も知らずに、もしもアイツの姿を見てしまったら…」", "zh_text": "今天真美第一次来到箱庭,什么也不知道,如果看到那家伙的话……」" }, { "id_line": 109, "ja_text": "司の不安が募る間に、真美は一人で駅の側を通る道路に出ていた。", "zh_text": "在司不安的时候,真美一个人在车站旁边的马路上走去。" }, { "id_line": 110, "ja_text": "「おーい、ちょっと戻ってきてくれ。言い忘れてたことがあるんだ」と大声で、司は呼びかけた。", "zh_text": "「喂,快回来呀。我忘记了一件事」司大声呼唤。" }, { "id_line": 111, "ja_text": "「なーに?」", "zh_text": "「什么事?」" }, { "id_line": 112, "ja_text": "「今日は、火曜日で妹が帰ってくる時間がもうすぐなんだ」", "zh_text": "「今天是星期二,就要到妹妹回来的时间。」" }, { "id_line": 113, "ja_text": "「妹さんが、帰ってきてくるのが何か都合が悪いの?」", "zh_text": "「妹妹回来的话有什么不方便吗?」" }, { "id_line": 114, "ja_text": "「単に、帰ってくるだけなら何にも問題はないんだけど、", "zh_text": "「单纯只是回来的话也没有什么问题," }, { "id_line": 115, "ja_text": "地下室から明かりが漏れてると、部屋に荷物を置いてすぐに、ここにやってくるんだ」", "zh_text": "但她看到地下室的灯开了的话,会把东西丢倒房间里,马上跑下来。」" }, { "id_line": 116, "ja_text": "「それが、そんなにも都合が悪いの?」", "zh_text": "「那……这样也有不方便的吗?」" }, { "id_line": 117, "ja_text": "「妹は、そのままの大きさでここにやってくるから問題なんだよ」", "zh_text": "「问题是妹妹会就以那样的大小跑进来这里啊」" }, { "id_line": 118, "ja_text": "「そのままの大きさ?」真美は、どうやら自分が縮小していることを忘れているようだ。", "zh_text": "「就以那样的大小?」真美好像忘记了自己现在被缩小到沙粒的大小。" }, { "id_line": 119, "ja_text": "「忘れたのかー。俺たちは今、小さくなってここにいるんだから...」", "zh_text": "「忘了吗。我们现在是缩小进到这里…」" }, { "id_line": 120, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 121, "ja_text": "ついに、司が恐れていた事態になってきた。", "zh_text": "终于,事态往司害怕的方向发展。" }, { "id_line": 122, "ja_text": "ミシッと何かが軋む巨大な音が、二人の耳に届き、", "zh_text": "巨大的吱嘎声传到两人的耳朵," }, { "id_line": 123, "ja_text": "続いてドスーンドスーンと周期的な音が、耳に届いた。", "zh_text": "接下来又听到有节奏的咕咚咕咚声。" }, { "id_line": 124, "ja_text": "「ねぇ、この音は何?」", "zh_text": "「喂,这个是什么声音?」" }, { "id_line": 125, "ja_text": "真美は大きな声で司に聞いた。", "zh_text": "真美大声向司叫道。" }, { "id_line": 126, "ja_text": "こうでもしないと、声が司に届かないと思ったからだ。", "zh_text": "如果不这样做的话,声音传不到司的耳朵。" }, { "id_line": 127, "ja_text": "「この音は、妹が歩いてくる音だ」", "zh_text": "「这声音,妹妹走路的声音。」" }, { "id_line": 128, "ja_text": "司が、叫び返す。", "zh_text": "司大喊地回应。" }, { "id_line": 129, "ja_text": "「でも、それだけならなんでこんなに大きい音がするの?」", "zh_text": "「但是,走路的话为什么会发出这么大的声音?」" }, { "id_line": 130, "ja_text": "真美は、まだ分かってない。", "zh_text": "真美还是不明白。" }, { "id_line": 131, "ja_text": "そして、高層ビルの間から、セーラー服を着た巨大な少女の姿が見え始めた。", "zh_text": "之后,高楼之间,穿着水手服的巨大少女出现了。" }, { "id_line": 132, "ja_text": "立ち並ぶビルは、巨人の履く白のニーソックスと同じぐらいの高さしかない。", "zh_text": "大楼只有巨人穿的白色长袜一样的高度。" }, { "id_line": 133, "ja_text": "逆に言えば、それだけこの少女が巨大であることを示していた。", "zh_text": "反衬起来,少女的身影变得更加巨大。" }, { "id_line": 134, "ja_text": "巨大な少女は、街の大通りである片側三車線の道路を窮屈そうに歩き", "zh_text": "巨大少女在市城的主要街道上走动,那条单行三车道也显得很狭窄" }, { "id_line": 135, "ja_text": "大通りと高架鉄道が立体交差している場所で動きを止めた。", "zh_text": "在大道和高架铁路交叉的地方停下来。" }, { "id_line": 136, "ja_text": "巨大な少女は、両足の間に高架の線路を軽く挟み、", "zh_text": "巨大的少女把高架铁路轻轻夹在两腿之间," }, { "id_line": 137, "ja_text": "下を線路と平行して走る幅の広い道路を、巨大な黒いローファーを履いた足で塞いでいた。", "zh_text": "下面和铁路并行的幅度宽广的道路被穿着巨大黑色皮鞋的脚占据。" }, { "id_line": 138, "ja_text": "この巨大な少女こそが、司の妹の奈央である。", "zh_text": "这个巨大少女是司的妹妹奈央。" }, { "id_line": 139, "ja_text": "奈央の実際の身長と体重は170?の60?で、14才、それも女の子としてはかなりの長身だ。", "zh_text": "奈央实际身高体重分别是170cm、60kg,14岁,作为女孩子来说是个子相当高。" }, { "id_line": 140, "ja_text": "しかも股下は80?あり、なおかつ大人っぽい顔立ちのため、とても14才には見えない。", "zh_text": "80cm的腿长,再加上大人般的容颜,根本看不出只有14岁。" }, { "id_line": 141, "ja_text": "その容姿を活かして学校では、演劇部に所属している。", "zh_text": "以那个姿容,在学校所属戏剧部。" }, { "id_line": 142, "ja_text": "実際に、モデル事務所から声を掛けられたことも数回ある。", "zh_text": "事实上,被模特儿事务所叫上了几次。" }, { "id_line": 143, "ja_text": "そんな奈央が、一たび、小さくならず、実際の体の大きさのまま「箱庭」の街並みに、足を踏み入れるとどうだろうか。", "zh_text": "那样的奈央,以实际的大小踏进「箱庭」的街道。" }, { "id_line": 144, "ja_text": "150分の1に全てが縮小化されたこの「箱庭」での奈央は、", "zh_text": "从这个全部只有150分之一缩小化「箱庭」来看奈央的话," }, { "id_line": 145, "ja_text": "身長255M、股下120M、体重20万トンの巨大少女となる。", "zh_text": "是身高255m,腿长120m,体重20万吨的巨大少女。" }, { "id_line": 146, "ja_text": "今の奈央がまさにそうだ。", "zh_text": "这就是现在的奈央。" }, { "id_line": 147, "ja_text": "30mを優に越える大きさの巨大な黒のローファーを履いた奈央は、", "zh_text": "穿着远远超过30米的巨大黑色平底鞋的奈央," }, { "id_line": 148, "ja_text": "地面に落ちている何かを探すようにして首を曲げて、視線を地面に向けた。", "zh_text": "视线朝地,低下头,像是在查找掉在地上的什么东西一样。" }, { "id_line": 149, "ja_text": "すると、奈央の両足の間にある駅の中から蟻のように小さな人間が出てきた。", "zh_text": "在奈央两腿之间的车站中,有如蚂蚁一样渺小的小人出现。" }, { "id_line": 150, "ja_text": "「おい、奈央。何しにここに来た?」", "zh_text": "「喂,奈央。为什么来这里呀?」" }, { "id_line": 151, "ja_text": "「いつものように、小人の街を散歩しに来ただけだよ」", "zh_text": "「像往常一样,在小人的街上散步。」" }, { "id_line": 152, "ja_text": "「ったく。今日は、ここを俺のダチに案内してるから、奈央みたいな巨大女がいたら、ダチが怖がるだろ?", "zh_text": "「真是的。今天,我带着我的朋友来这里,所以有像奈央一样的巨大女在的话,我朋友会害怕吧?" }, { "id_line": 153, "ja_text": "だから、今日のところは、帰ってくれ」", "zh_text": "所以今天,你先回去」" }, { "id_line": 154, "ja_text": "すると、駅の中からもう一人、小さな人間が出て来た。真美だ。", "zh_text": "在车站,另一个小小人出来了。是真美。" }, { "id_line": 155, "ja_text": "「はじめまして。黒川真美です。中条君とは、クラスでも部活でも一緒なんで仲良くさせてもらってます。", "zh_text": "「初次见面。黑川真美。和中条君是同班同学,也一起在上同一个课外活动,请你多多指教。" }, { "id_line": 156, "ja_text": "それにしても、奈央ちゃんおっきいね」", "zh_text": "巨大的奈央酱。」" }, { "id_line": 157, "ja_text": "と真美は、巨大な奈央に臆することなく自己紹介をした。", "zh_text": "真美对巨大的奈央毫不惧怕地在做自我介绍。" }, { "id_line": 158, "ja_text": "「奈央もちゃんと挨拶しろ。別に巨人のままでいいから」と司が言った。", "zh_text": "「奈央也好好地打招呼吧。不要再保持巨人的样子」司说。" }, { "id_line": 159, "ja_text": "すると、奈央が意外な行動に出た。", "zh_text": "奈央做出意外的行动。" }, { "id_line": 160, "ja_text": "どういうわけか奈央の体が次第に、小さくなっていき、ついには、二人と同じ大きさになった。", "zh_text": "不知为何,奈央的身体渐渐,渐渐地变小,终于,变得和两人同样的大小。" }, { "id_line": 161, "ja_text": "「はじめまして、中条奈央です。いつもウチのチビ兄がお世話になってます」と挨拶を返した。", "zh_text": "「初次见面,中条奈央。承蒙你照顾我这个小矮人哥哥。」奈央寒暄道。" }, { "id_line": 162, "ja_text": "「こら、こんな時まで、チビ兄って言うな」", "zh_text": "「喂,什么呀,你说谁是小矮人哥哥」" }, { "id_line": 163, "ja_text": "「だって、ついさっきまでチビだったもん」", "zh_text": "「因为,刚刚就是矮呀」" }, { "id_line": 164, "ja_text": "「今は違うだろ?」", "zh_text": "「现在不是了吧?」" }, { "id_line": 165, "ja_text": "因みに、司の元の身長は173?で何とか兄としての面目を保ってる。", "zh_text": "顺便说一下,司的原身高173cm,稍稍保持了作为哥哥的颜面。" }, { "id_line": 166, "ja_text": "「まぁまぁ、仲良く仲良く。ねっ?」と真美が仲裁に入る。", "zh_text": "「嘛嘛,关系很好嘛。啊?」真美切了进来。" }, { "id_line": 167, "ja_text": "司と奈央は、二人とも同じように口を尖らせて怒っていた。", "zh_text": "司和奈央二人同样嘟着嘴生气。" }, { "id_line": 168, "ja_text": "仕草が、そっくりなのも兄妹だからだろう。", "zh_text": "两人的动作一模一样,也许是兄妹的缘故吧。" }, { "id_line": 169, "ja_text": "「いっけな~い」と真美が突然、大声で叫んだ。", "zh_text": "「不好了~」真美突然大声呼喊。" }, { "id_line": 170, "ja_text": "「どうした?」", "zh_text": "「怎么了?」" }, { "id_line": 171, "ja_text": "「今日、塾があるから、六時までに、家に帰らないといけないんだけど...」", "zh_text": "「今天有补习。所以六点之前要回家…」" }, { "id_line": 172, "ja_text": "司が、時計を見る。時刻は、五時半を過ぎていた。", "zh_text": "司看了看表。现在已经过了五点半。" }, { "id_line": 173, "ja_text": "今から、急いでも間に合いそうにもない。", "zh_text": "现在开始赶也赶不上。" }, { "id_line": 174, "ja_text": "「はぁ~、遅刻確定か~。そんなに大事な授業じゃないんだけど...」", "zh_text": "「啊~确定会迟到吗~。也不是这么重要的课啊…」" }, { "id_line": 175, "ja_text": "真美は、溜め息を吐く。", "zh_text": "真美叹气道。" }, { "id_line": 176, "ja_text": "「あのぅ、黒川さん。ちょっと、いいですか?」", "zh_text": "「那个,黑川桑。有点话跟你说,好吗?」" }, { "id_line": 177, "ja_text": "「ん、何かな。奈央ちゃん」", "zh_text": "「是什么事。奈央酱」" }, { "id_line": 178, "ja_text": "「お兄ちゃんには、聞かれたくない相談があるので、ちょっとこっちに来てくれませんか?」", "zh_text": "「不想被哥哥听到的事,所以可以过来这边吗?」" }, { "id_line": 179, "ja_text": "奈央と真美の二人は、司から離れて相談し始めた。", "zh_text": "司离开后,奈央和真美的二人开始商量。" }, { "id_line": 180, "ja_text": "二人の会話が気になる、司。", "zh_text": "司很在意两个人的对话。" }, { "id_line": 181, "ja_text": "時折、「私もなっていいの?」とか「そんなことして大丈夫?」とか", "zh_text": "偶尔听到「我也可以成为那个吗?」或者「这样做没问题吗?」。" }, { "id_line": 182, "ja_text": "「でも、それなら間に合いそう」とか言う真美の声だけが聞こえてきた。", "zh_text": "「但是,这样的话就可以赶上了」只听见到真美这样说。" }, { "id_line": 183, "ja_text": "自分ではどうしようもないので、駅の中をぶらぶら歩きまわる司。", "zh_text": "司自己一个人也没办法,只好在车站里来回走渡步。" }, { "id_line": 184, "ja_text": "数分経って、司は元の場所に戻った。異変に気付いたのはその時だ。", "zh_text": "几分钟后,司回到了原来的地方。这时候发现有什么不对劲。" }, { "id_line": 185, "ja_text": "先ほどまでそこにいた二人の姿が見えない。周囲を見渡しても、二人とも見つからない。", "zh_text": "刚才在那里的两人都不见了。纵览四周,也找不到两人的身影。" }, { "id_line": 186, "ja_text": "イヤな予感がしたので空を見上げる。", "zh_text": "司带着讨厌的预感仰望天空。" }, { "id_line": 187, "ja_text": "空は、二人の巨人の笑顔で覆われていた。", "zh_text": "天空被两个巨人的笑颜覆盖了。" }, { "id_line": 188, "ja_text": "「チビ兄、私達は先に歩いて帰ってるからね。ちなみに、模型の電動車は預かったよ」", "zh_text": "「小人哥哥,我们先走回家啊。顺便说一下,模型列车由我来保管。」" }, { "id_line": 189, "ja_text": "と、奈央は手に持ってる電車を見せた。", "zh_text": "奈央晃了晃手里拿着的电车。" }, { "id_line": 190, "ja_text": "これも、自分が電車を軽々と持ち運べるくらい巨大だと見せつけるためだろうか。", "zh_text": "是为了展示这个,是为了表明巨大的自己能轻易地拿走火车吗?" }, { "id_line": 191, "ja_text": "それとも、兄に対するただの嫌がらせか。", "zh_text": "还是,只是故意要惹怒哥哥。" }, { "id_line": 192, "ja_text": "「だから、チビ兄も歩いて帰ってきてね」", "zh_text": "「所以小小的哥哥也要走回去啊」" }, { "id_line": 193, "ja_text": "と奈央が言って、", "zh_text": "奈央说," }, { "id_line": 194, "ja_text": "「私も巨大化すれば間に合うって奈央ちゃんが思いついてくれたの。", "zh_text": "「奈央酱想到我也巨大化的话就来得及。" }, { "id_line": 195, "ja_text": "こうするしかないみたいだし、足元には気をつけて歩くから」と真美が言った。", "zh_text": "所以也只能这样,我会注意脚下走路的」真美说。" }, { "id_line": 196, "ja_text": "「じゃあね」と言い残して、「巨人」の二人は巨大な地響きを立てて去っていった。", "zh_text": "留下了一句「再见」,「巨人」的二人发出轰鸣的地震声离去了。" }, { "id_line": 197, "ja_text": "駅に、ただ一人取り残された、「小人」の司。", "zh_text": "车站只剩下一个「小人」司。" }, { "id_line": 198, "ja_text": "真美と奈央が歩く距離の150倍も歩かねばならないかと思うと、気が重くなる司であった。", "zh_text": "司一想到要走真美和奈央150倍的距离就心情沉重起来。" }, { "id_line": 199, "ja_text": "#2", "zh_text": "#2" }, { "id_line": 200, "ja_text": "七月の夏休みのある日、この日に司と真美は海水浴を計画していた。", "zh_text": "七月暑假中的一天,这一天司和真美计画去海水浴。" }, { "id_line": 201, "ja_text": "その日の天気は晴れだったものの、台風の影響で波が高くて", "zh_text": "那天的天气放晴,但由于台风的影响而海水波涛凶涌。" }, { "id_line": 202, "ja_text": "今日の海水浴は非常に危険だと朝の天気予報で報じていた。", "zh_text": "早上的天气预报报导,今天的海边非常危险。" }, { "id_line": 203, "ja_text": "司が真美に今日の海水浴は中止にしようと電話で伝えようとした時、奈央が話しかけてきた。", "zh_text": "司和真美说今天先不要去海水浴的时候,奈央这时搭话了。" }, { "id_line": 204, "ja_text": "「お兄ちゃん、せっかく、海水浴の予定組んでいたんだから、", "zh_text": "「哥哥,好不容易预定要去海水浴了," }, { "id_line": 205, "ja_text": "「ウチ」の海水浴場に行けばいいんじゃないの?相手は真美さんでしょ?", "zh_text": "去「家」里的海水浴场不就好了吗?对方是真美桑呢?" }, { "id_line": 206, "ja_text": "前にこの家に来たことがあるし、別に問題はないと思うよ」", "zh_text": "之前有来过,没什么问题的啦。」" }, { "id_line": 207, "ja_text": "「なるへそ、それはナイスアイデア。あそこにでも充分に海水浴気分が味わえるしな。", "zh_text": "「对哦,这是一个好主意。在家也能够充分享受海水浴的感觉。" }, { "id_line": 208, "ja_text": "悪いけど、『海』の用意をしておいてくれるか?俺は、真美に電話をしなくちゃいけないし」", "zh_text": "不好意思,可以帮我准备一下『海』吗?我要打电话给真美」" }, { "id_line": 209, "ja_text": "「うん、わかった。でも今日は学校に行く用事があるから、先に制服に着替えてから準備するね」", "zh_text": "「嗯,知道了。我今天回去学校有点事,我先换上制服就开始准备。」" }, { "id_line": 210, "ja_text": "と素直に返事をして、奈央は歩いていった。", "zh_text": "坦率的回答之后,奈央走了。" }, { "id_line": 211, "ja_text": "普段の奈央は、大人しくて、女の子らしいのになぜか、「箱庭」の中では、まるで性格が違ってくる。", "zh_text": "平时的奈央是乖巧老实的女孩子,为什么在「箱庭」中就好像是性格换了一个人似的。" }, { "id_line": 212, "ja_text": "兄としては悩ましい問題だ。", "zh_text": "作为哥哥也对这个问题很伤脑筋。" }, { "id_line": 213, "ja_text": "司は、携帯電話をポケットから取り出して、真美に海水浴に行く用意をして、", "zh_text": "司从口袋里拿出手机,叫真美准备去洗海水浴," }, { "id_line": 214, "ja_text": "中条家に来るように伝えた。", "zh_text": "再到中条家来。" }, { "id_line": 215, "ja_text": "しばらくして、海水浴の用意を持った真美が、中条家にやってきた。", "zh_text": "不久,做好海水浴准备着的真美来到中条家。" }, { "id_line": 216, "ja_text": "この家に来るのは二回目だ。電話で司に言われた通りに、玄関の横の階段から地下に降りる。", "zh_text": "这次是第二次来这个家了。正如电话中司所说的那样,从玄关旁边的楼梯下去。" }, { "id_line": 217, "ja_text": "地下室の入り口で、司は待っていた。", "zh_text": "司就在地下室的入口等待。" }, { "id_line": 218, "ja_text": "「海が荒れてて、行けなくなったのは残念だね。楽しみしてたけど」", "zh_text": "「今天大海风浪太大,去不成真是太遗憾了。还想要好好享受一番」" }, { "id_line": 219, "ja_text": "「でも、そのかわりに我が家のプライベートビーチでのんびり泳げるから、いいんじゃない?」", "zh_text": "「但是,相对来说,可以在家里的私人海滩悠闲畅泳,不是很好吗?」" }, { "id_line": 220, "ja_text": "真美は、司の言う中条家のプライベートビーチが何なのかは、当然のごとく分かってる。", "zh_text": "真美当然知道没有司口中所说的所谓的中条家的私人海滩。" }, { "id_line": 221, "ja_text": "でも、野暮なことを言ったら、司の好意を台無しにしてしまう。", "zh_text": "但是说穿的话,就会断送司的好意。" }, { "id_line": 222, "ja_text": "だから、真美は何も知らないふりをして、「箱庭」に入って、海水浴を楽しめばいいと考えていた。", "zh_text": "所以,真美装作什么都不知道,在「箱庭」里享受海水浴就可以了。" }, { "id_line": 223, "ja_text": "「じゃ、いくよ」と司の声がして、前回と同じように、視界が真っ白になった。", "zh_text": "「那么,走吧」司的话音刚落,就和上次一样,视野变得一遍白茫茫。" }, { "id_line": 224, "ja_text": "わざわざ、小さくならずに、模型の上を歩いていって、", "zh_text": "特意不缩小在模型上走," }, { "id_line": 225, "ja_text": "そこで小さくなればいいじゃない、と思うかもしれない。", "zh_text": "到了之后再缩小的话,不是也很好吗。" }, { "id_line": 226, "ja_text": "けど、それじゃ雰囲気が出ないと思う真美であった。", "zh_text": "但是真美就会感觉不出气氛。" }, { "id_line": 227, "ja_text": "だから、わざわざ小さくなって駅から、司の運転する列車に乗るのだ。", "zh_text": "所以故意变小到车站,司驾驶火车。" }, { "id_line": 228, "ja_text": "電車は、住宅街を抜け、郊外の小さな駅を過ぎ、トンネルを抜けていった。", "zh_text": "列车穿过住宅街,经过郊外的小车站后,穿过隧道。" }, { "id_line": 229, "ja_text": "車窓には、とてもジオラマには見えないくらいのすばらしい風景が広がっていた。", "zh_text": "车窗变得看不见左右模型延伸的风景。" }, { "id_line": 230, "ja_text": "15分ほどで、列車は目的地の海岸最寄りの駅に着いた。", "zh_text": "15分钟左右,列车到了目的地海岸附近的车站。" }, { "id_line": 231, "ja_text": "この海岸は、周囲を高さ100m程の三日月状の山並みに囲まれた場所に位置し。", "zh_text": "这个海岸位于被高100米的山峦三面环抱的中间。" }, { "id_line": 232, "ja_text": "山と山に挟まれた形の駅がある以外には海しかないような場所だ。", "zh_text": "除了被山与山夹着的车站以外,似乎就只有海了啊。" }, { "id_line": 233, "ja_text": "しかも、この海岸を知る人は、ほとんどいない(そりゃそうだ)。", "zh_text": "而且,几乎没人知道这个海岸的存在。(当然)" }, { "id_line": 234, "ja_text": "まさに、絶好の海水浴スポットと言えよう(By司)。", "zh_text": "可谓是一个绝好的海水浴点呀(By司)。" }, { "id_line": 235, "ja_text": "海水浴場最寄りの駅に着いた二人は、すぐさま駅のホームから間近の砂浜へ歩いていった。", "zh_text": "到了海水浴场附近车站的二人,马上从车站月台向眼前的海滩走去。" }, { "id_line": 236, "ja_text": "砂浜に着いて、早速海へと駆け出していった真美は、ある異変に気付いた。", "zh_text": "到了沙滩上,立刻奔起向大海,跑了一回真美感到不对劲。" }, { "id_line": 237, "ja_text": "目の前に広がるのは、広大な大海原(のつもり)なハズなのに、なのに。", "zh_text": "广阔的大海(应该)在眼前展开,然而…" }, { "id_line": 238, "ja_text": "そこには、なぜか全く海水はなく、ただ乾燥した砂地があるのみだ。", "zh_text": "在那里,完全没有海水,只有干燥的沙地。" }, { "id_line": 239, "ja_text": "その光景を見て、真美は", "zh_text": "看到这个光景,真美叹息道" }, { "id_line": 240, "ja_text": "「ちょっと、海で泳ぐのを、せっかく楽しみにしてたのに、海水が全くないってのは、どういうことなのか説明してくれる?」と司に食ってかかっていた。", "zh_text": "「喂呀,我可是期待在大海里游泳,现在完全没有海水的说,给我讲解一下是怎么样?」用不满和司顶嘴。" }, { "id_line": 241, "ja_text": "「ちょ、ちょっと待ってくれ。予定通りなら、俺達が電車に乗ってる間に、とっくに済んでるはず…", "zh_text": "「等一下。按照预定的话,我们乘电车的时候,早就应该准备结束了…" }, { "id_line": 242, "ja_text": "なんだ…けど。やっぱ、あいつに頼んだのが間違いだったな」", "zh_text": "什么啊…果然叫那家伙做事是错误的。」" }, { "id_line": 243, "ja_text": "「あいつってアンタの妹の奈央ちゃん?」", "zh_text": "「那家伙是……你的妹妹奈央吗?」" }, { "id_line": 244, "ja_text": "「しかいないだろ?」と司。", "zh_text": "「要不然还可能是谁?」司说。" }, { "id_line": 245, "ja_text": "その時遠くの方から、何やらドスーンドスーンと周期的に地響きの音が周囲に響き始めた。", "zh_text": "这时,从远远的地方,吱嘎声和有节奏的地面震动声开始响彻四周。" }, { "id_line": 246, "ja_text": "だんだん、その音の周期が狭まるとともに、二人が立っている地面が揺れ始めた。", "zh_text": "声音的节奏渐渐地缩短的同时,两人站着地面也开始摇晃。" }, { "id_line": 247, "ja_text": "「こ、これって奈央ちゃんが、ち、近付いてくると、時の音?」", "zh_text": "「这,这是奈央,在接近的声音吗?」" }, { "id_line": 248, "ja_text": "真美は、奈央と初めて顔を合わせた時にも、この恐怖を経験してはいるが、", "zh_text": "真美和奈央初次见面的时候有这种恐惧的体验," }, { "id_line": 249, "ja_text": "今回を入れてもまだ二回しか、経験していない。", "zh_text": "这次进来也还只是二次,没有应对的经验。" }, { "id_line": 250, "ja_text": "真美みたいに、まだほとんど慣れていないと、この音と震動にはかなり恐怖を感じるだろう。", "zh_text": "真美还是几乎没有习惯,对这个声音和震动感到相当恐惧吧。" }, { "id_line": 251, "ja_text": "司だって、これにはあまりいい思いはしない。", "zh_text": "司有一种不好的预感。" }, { "id_line": 252, "ja_text": "「念のために、砂浜から離れて、駅のホームに避難しよう」と司は、真美に声を掛けて避難した。", "zh_text": "「为了慎重起见,先从沙滩离开,在车站的站台上避难吧」司呼唤真美去避难。" }, { "id_line": 253, "ja_text": "音と振動が、一段と大きくなったところで、ようやく「元凶」がその姿を現した。", "zh_text": "声音和振动变得更加大了,造成这个的「元凶」现身。" }, { "id_line": 254, "ja_text": "ストレートの黒髪のロングヘア、赤いスカーフのセーラー服に、紺色のプリーツスカート、", "zh_text": "直直长长的黑发,红色围巾的水手服,藏青色的百褶短裙," }, { "id_line": 255, "ja_text": "白のニーソックスに黒のローファーを履いた「元凶」-司の妹の奈央-は、", "zh_text": "白色膝袜,加上黑色的平底鞋,这个「元凶」,-司的妹妹奈央-," }, { "id_line": 256, "ja_text": "海岸の三方を取り囲む山を、なんと一跨ぎで越えて現れた。", "zh_text": "一跨跨过围绕海岸的山崖出现了。" }, { "id_line": 257, "ja_text": "そして、巨大な黒のローファーを履いた右足を二本の線路を塞ぐ形で置き、", "zh_text": "然后,穿巨大的黑色平底鞋的右脚堵住了进来的双线铁路," }, { "id_line": 258, "ja_text": "これまた巨大な黒のローファーを履いた左足を、少し離れた砂浜に置いて、", "zh_text": "穿着巨大的平底鞋的左脚放在稍微离开沙滩一点点的地方," }, { "id_line": 259, "ja_text": "二人の真上で仁王立ちしたままの姿勢で、動きを止めた。", "zh_text": "在两人的正上方以双脚打开的姿态站着,停了下来。" }, { "id_line": 260, "ja_text": "さらに、奈央は両手で、何かの液体が満タンに入った巨大なペットボトルを抱えていた。", "zh_text": "奈央双手抱着装满不知道液体的巨大塑胶瓶。" }, { "id_line": 261, "ja_text": "「ねぇ、チビ兄ちゃん。このペットボトルの水、そこに流し込んでいいんだよね?」", "zh_text": "「喂,小小的小人哥哥。这个瓶子里的水要灌到那里好呐?」" }, { "id_line": 262, "ja_text": "中学生の女の子らしいかわいい声ではあるが、", "zh_text": "是初中女生的可爱声音," }, { "id_line": 263, "ja_text": "その巨体ゆえの、ものすごい音量で、奈央は司に尋ねた。", "zh_text": "但由于庞大的身躯,而有可怕音量,奈央向司问。" }, { "id_line": 264, "ja_text": "逆に、「小人」の兄は、精一杯、声を張り上げて「巨人」の妹に聞こえるように", "zh_text": "相反的,「小人」的哥哥竭尽全力呼喊,为了「巨人」的妹妹听他渺小的声音。" }, { "id_line": 265, "ja_text": "「あぁ、そこら辺にドバーッと流し込んでくれ」と言った。", "zh_text": "「啊,就在这一带注入就好了。」司说。" }, { "id_line": 266, "ja_text": "「あと、しっかりと忘れずに、巨大な私の姿を撮っておいてね」「へいへい」", "zh_text": "「还有,不忘记拍下我巨大的身姿啊」「是了是了」" }, { "id_line": 267, "ja_text": "司の返事が耳に届いたのかは分からないが、奈央は、", "zh_text": "司的唯唯诺诺的回答有没有传到奈央的耳边就不得而知了," }, { "id_line": 268, "ja_text": "ペットボトルの蓋を開けて、右腕を前に伸ばして、すぐさま容器を真っ逆さまに下に向けた。", "zh_text": "奈央打开塑胶瓶的盖子,右腕往前伸,随即把容器内的水完全颠倒而下。" }, { "id_line": 269, "ja_text": "奈央からすれば、単に2リットルの水がドバドバと、ペットボトルの口から吐き出されたに過ぎない。", "zh_text": "奈央来看,仅仅只是2公升的水从塑胶瓶的瓶口吐出来而已。" }, { "id_line": 270, "ja_text": "だが、「小人」の司達二人からすれば、この光景はどのようなものだっただろうか。", "zh_text": "但从「小人」的司的两人来看,这幅光景又是怎样呢?" }, { "id_line": 271, "ja_text": "先程、姿を現したセーラー服姿の巨大女は、", "zh_text": "刚才现身的穿着水手服的巨大少女," }, { "id_line": 272, "ja_text": "15階建てのビルと同じくらいの大きさの巨大なペットボトルの蓋を開け、", "zh_text": "把和15层的高楼同样大小的巨大塑胶瓶的盖子打开," }, { "id_line": 273, "ja_text": "片腕だけで膨大な量の液体で満載の容器をいとも簡単に支え、", "zh_text": "用一只手就可以把满载庞大液体量的的容器简单地撑起," }, { "id_line": 274, "ja_text": "腕を前にまっすぐ伸ばした後に、すぐさま巨大な容器を真っ逆さまにした。", "zh_text": "手腕向前一伸,随即巨大容器就完全倒转。" }, { "id_line": 275, "ja_text": "瞬く間に、高度200m以上の位置から、675万リットルもの液体が、地面に降り注いだ。", "zh_text": "一转眼从高度200米以上的位置,把675万公升的液体倾注到地面上来。" }, { "id_line": 276, "ja_text": "地表に降り注いだ液体の一部は、二人の「小人」がいた駅のホームの間近まで迫った。", "zh_text": "在倒到地上的液体向两个「小人」所在的车站月台逼近。" }, { "id_line": 277, "ja_text": "海岸一帯を襲った洪水は、すぐに治まり、そして「海」を創った。", "zh_text": "沿海一带发生洪水,又立刻平息,并且创造了「大海」。" }, { "id_line": 278, "ja_text": "奈央が「海」を創っている間、司は約束通りカメラを巨大な妹の方に向けていた。", "zh_text": "奈央在创造「海」的期间,司按照约定把照相机对向巨大的妹妹。" }, { "id_line": 279, "ja_text": "一方、真美は眼前で繰り広げられる光景に、ただ只、驚くばかりであった。", "zh_text": "另一方面,真美对眼前展开的景象感到很震惊。" }, { "id_line": 280, "ja_text": "「チビ兄ちゃん、これでいいの?」", "zh_text": "「小人哥哥,这样就可以了吗?」" }, { "id_line": 281, "ja_text": "「サンキュー。こっちも約束通り、お前の写真も撮っておいたからな」", "zh_text": "「Thank you。这边也按照约定,拍下你的照片了。」" }, { "id_line": 282, "ja_text": "「じゃ私は、これから学校行くね。あと、そこの小さなカップルのお二人さん。海水浴を楽しんでね」", "zh_text": "「那么我,我要去学校了。在这边的小小情侣桑。好好享受海水浴吧。」" }, { "id_line": 283, "ja_text": "と言葉を残して、「巨人」の奈央はやってきた時と同様に、山を一跨ぎして去っていった。", "zh_text": "说完后,「巨人」奈央和来的时候一样,一跨跨过了山而离去。" }, { "id_line": 284, "ja_text": "普段は、無表情であることの多い奈央だが、さっきは上機嫌に見えたのは気のせいだろうか。", "zh_text": "平时多数面无表情的奈央在刚才看起来特别高兴,是心理作用吗?" }, { "id_line": 285, "ja_text": "海岸に残った「小人」の二人は少しばかり溜め息をついた。", "zh_text": "海岸只剩下两个「小人」稍稍叹了口气。" }, { "id_line": 286, "ja_text": "「やっぱり奈央ちゃんはおっきいね。", "zh_text": "「果然奈央还是非常巨大。" }, { "id_line": 287, "ja_text": "私からすれば、普段でも奈央ちゃんは、170?あるからおっきな女の子なんだけど、", "zh_text": "从我的角度来看的话,平时的奈央也已经是170cm的高大的女生嘛," }, { "id_line": 288, "ja_text": "ここに来て、奈央ちゃん見ると踏み潰されそうなくらいおっきいし」", "zh_text": "在这里看,快要被奈央踩死一样大了」" }, { "id_line": 289, "ja_text": "「別に、真美も小さくならずにここに入って来たら俺からすれば、奈央と同じ巨大女だ」", "zh_text": "「真美妳不缩小进到这里来,从我看来也是和奈央一样巨大的女生呀。」" }, { "id_line": 290, "ja_text": "「じゃぁこんど、また奈央ちゃんに協力してもらって、司が小さくなってるときに、", "zh_text": "「那么,这次再叫奈央帮忙一下,在司变小的时候," }, { "id_line": 291, "ja_text": "私も巨大女になって、司の前に出て来てあげるよ」", "zh_text": "我也成为巨大的女生,来到司你的眼前。」" }, { "id_line": 292, "ja_text": "「や・め・ろ。これ以上、巨大女が増えると、俺がノイローゼになりそうだからマジでやめてくれ」", "zh_text": "「嘛・・呀。再多一个巨大女生的话,我会神经过敏的呀。真的不要」" }, { "id_line": 293, "ja_text": "「そこまで見たくないなら…」", "zh_text": "「如果你不想在这里看到的话……」" }, { "id_line": 294, "ja_text": "「なら?」", "zh_text": "「如果?」" }, { "id_line": 295, "ja_text": "「逆に、絶対に見せつけてやる♪」司の溜め息が、一層深くなった。", "zh_text": "「相反的,绝对要给你看我巨大的身姿♪」司深深地叹了一口气。" }, { "id_line": 296, "ja_text": "「それはさておき、とりあえず海に入ろうぜ。じゃなきゃ、ここに来た意味がない」", "zh_text": "「这是题外话了,总之先到海里去吧。要不然来这里就没意义了。」" }, { "id_line": 297, "ja_text": "「それもそうね」こうして二人は、海へと駆け出していった。", "zh_text": "「也是」两人向对大海方向跑去。" }, { "id_line": 298, "ja_text": "真美は、バシャバシャと音を立てて、海の中に入っていった。", "zh_text": "真美噗嗵一声跳进海里。" }, { "id_line": 299, "ja_text": "「あれ?この水しょっ~ぱい。この水って海水なの?てっきりただの水と思ってたけど」", "zh_text": "「咦?水是~咸的。水是海水吗?我还在想一定只是普通的水。」" }, { "id_line": 300, "ja_text": "「一応、海水浴に行くってことだったから、奈央に海水と同じ塩水を作ってもらったんだ」", "zh_text": "「这次因为是要去洗海水浴的关系,我叫奈央制作了海水一样的盐水。」" }, { "id_line": 301, "ja_text": "「模型と同じく本物志向を追及するんだね~。", "zh_text": "「模型也要追求真实感啊~" }, { "id_line": 302, "ja_text": "普通の水じゃなくて、塩水だと海に来たって感じがするし。", "zh_text": "不是普通的水,而是盐水。有来到海的感觉。" }, { "id_line": 303, "ja_text": "そこまで、考えてくれてるなんて司君は、えらいえらい」", "zh_text": "连这一点点的事都有考虑到,司君你真的好厉害。」" }, { "id_line": 304, "ja_text": "「なんかムカッとくる褒め方だな」", "zh_text": "「这种令人火大的表扬是怎样。」" }, { "id_line": 305, "ja_text": "「褒めてあげたんだから、文句は言わないの", "zh_text": "「我是夸奖了,不是在发牢骚哦。" }, { "id_line": 306, "ja_text": "そういえば、さ。さっき奈央ちゃんが海を創ってるとき、司はなんで写真撮ってたの?", "zh_text": "这么说来。刚才奈央创造海的时候,司君你怎么要拍照片呢?" }, { "id_line": 307, "ja_text": "というか、奈央ちゃんが、わざわざ頼んでた気もするけど…」", "zh_text": "又或者说,奈央还特意拜托你拍照片……」" }, { "id_line": 308, "ja_text": "「あれはな、奈央の趣味なんだ」", "zh_text": "「那是奈央的兴趣。」" }, { "id_line": 309, "ja_text": "「趣味?」真美は、怪訝そうな表情を浮かべる。", "zh_text": "「兴趣?」真美露出惊讶的表情。" }, { "id_line": 310, "ja_text": "「真美が初めて奈央にあった時や、さっきみたいに、", "zh_text": "「真美第一次看到奈央时,也和刚才一样," }, { "id_line": 311, "ja_text": "箱庭に奈央が、そのままの大きさで入ってきたら、小さくなってる俺達からすれば、", "zh_text": "奈央以正常的大小进来,从缩小的我们来看," }, { "id_line": 312, "ja_text": "奈央は巨人に見えるだろ?奈央自身は、単に「巨人」って言われるより、", "zh_text": "奈央变成巨人了吧?奈央自己不单单是想被叫做「巨人」," }, { "id_line": 313, "ja_text": "なぜか「巨大女」とか「巨大妹」とかって言われる方が好きみたいなんだけど…", "zh_text": "而是更喜欢被叫做「巨大女」或者「巨大妹」之类的样子…" }, { "id_line": 314, "ja_text": "で、箱庭の街を巨大女として歩くのも好きみたいなんだけど、", "zh_text": "也喜欢以巨大女的姿态在箱庭的街道上走动," }, { "id_line": 315, "ja_text": "奈央がもっと好きなのが、小人視点から巨大な自分の姿を、", "zh_text": "奈央更喜欢的是,从小人的视点看到自己巨大的身影," }, { "id_line": 316, "ja_text": "俺にカメラやビデオで撮ってもらうことらしい。", "zh_text": "我就用相机和摄像机拍下来。" }, { "id_line": 317, "ja_text": "撮った写真やビデオは全部、奈央に渡してるから、あんまり見たことないけど」", "zh_text": "因为拍到的照片和影片全部交给了奈央,我自己才没有怎么看过」" }, { "id_line": 318, "ja_text": "「へぇ~、そういうのが好きって、奈央ちゃんかなり変わってるね~」", "zh_text": "「哎~还有这种兴趣,奈央真的很怪啊~」" }, { "id_line": 319, "ja_text": "「実際、かなりどころではないと思う。何が原因でこんな趣味を、持つようになったんだろうか…」", "zh_text": "「实际上,再想深一层的话。到底什么原因会有这种的爱好,又是从什么时候有的呢……」" }, { "id_line": 320, "ja_text": "「でも、わかる気もする。私も前回帰る時に「巨大化」したじゃない?", "zh_text": "「我也有点明白那种感觉。我上次回去的时候,不是「巨大化」了吗?" }, { "id_line": 321, "ja_text": "その時、模型の街の中で自分が巨人になったような気がして、なんだか気持ちよかった。", "zh_text": "那个时候,在模型城市中,感觉自己好像巨人了一样,总觉得心情很舒畅。" }, { "id_line": 322, "ja_text": "そうでなくても、例えば、東京タワーみたいな高い建物から下を見下ろすと", "zh_text": "比如说,从东京铁塔一样高度的建筑物俯瞰" }, { "id_line": 323, "ja_text": "歩く人間が蟻に見えたり、走る車はミニカーに見えたり。", "zh_text": "人类看起来和蚂蚁一样,在路上跑的车小是小小的。" }, { "id_line": 324, "ja_text": "自分が、街を見下ろす巨人になったような錯覚に陥るのはよくあることだと思うよ。", "zh_text": "自己在俯瞰街景时,陷入自己变成巨人的错觉是常有的事。" }, { "id_line": 325, "ja_text": "でも、奈央ちゃんは単に模型の小さな町並みを見下ろすことよりも", "zh_text": "但是奈央比起单纯俯视小小的模型街道," }, { "id_line": 326, "ja_text": "どっちかっていうと、模型の小さな町並みを見下ろしている巨大な自分の姿を、小人目線で見てみたいから", "zh_text": "也就是说,更想从小人的视线看到在模型街道上自己巨大的身影," }, { "id_line": 327, "ja_text": "司に、ビデオとか写真を撮ってって頼んでるんじゃいないかな?", "zh_text": "司你被拜托拍的影片和照片不是还在吗?" }, { "id_line": 328, "ja_text": "実際に、奈央ちゃんに聞いてみればはっきりするんじゃない?」", "zh_text": "实际上,问一下奈央就清楚了吧?」" }, { "id_line": 329, "ja_text": "「それは、わかってるんだけど...実の妹に、そういうことは聞きにくくね?」", "zh_text": "「那是,我知道,不过…是自己亲妹妹的话,不会告诉我这种的事吧?」" }, { "id_line": 330, "ja_text": "「なら、私が聞いてあげよっか?", "zh_text": "「那么,会愿意说给听我听吗?" }, { "id_line": 331, "ja_text": "司じゃなくて、私になら、奈央ちゃんは素直に話してくれるかも知れないから...」", "zh_text": "司,是我的话,奈央或许会坦率地说出来…」" }, { "id_line": 332, "ja_text": "「よしっ。じゃ、この件は真美に任した。うまく、奈央から聞き出してくれ」", "zh_text": "「好了。那么,这件事交给真美。从奈央口中问出来吧」" }, { "id_line": 333, "ja_text": "「そのかわり、こんど、ここに「巨人」で入ってもいいかな?」", "zh_text": "「还有,下次可以「巨人」的姿态进来吗?」" }, { "id_line": 334, "ja_text": "「それって、真美が「巨人」になりたいっていう理由があって、言ってるんじゃないよな?」", "zh_text": "「那么,真美你有又想成为「巨人」的理由不想说出口啊?」" }, { "id_line": 335, "ja_text": "「そんなわけ…あるかも♪」", "zh_text": "「就是这样…有可能♪」" }, { "id_line": 336, "ja_text": "「『あるかも♪』って、なんじゃそりゃ。まぁ、俺が言い出したことだし、その条件は飲んでやる。", "zh_text": "「『有可能♪』是什么意思呀。哎,我说,以条件进来的话。" }, { "id_line": 337, "ja_text": "でも、そんなに巨大になりたきゃ、ゴジラにでもキングギドラにでも勝手になりやがれ」", "zh_text": "可是会变得很巨大,连哥吉拉当面都可以随意打倒。」" }, { "id_line": 338, "ja_text": "「随分、ひどい言い方ね。女の子を怪獣と一緒にしないでくれるかな?」", "zh_text": "「这样好过份。把女生和大怪兽放在一起谈对吗?」" }, { "id_line": 339, "ja_text": "「ゴジラよりはるかにでっかい生き物は、女でも十分、巨大怪獣と同じようなもんだよ」", "zh_text": "「比哥吉拉这种巨大的生物还要更巨大的女生,不就是跟巨大怪兽一样啊」" }, { "id_line": 340, "ja_text": "互いに、笑い合う司と真美。夏の厳しい日差し…ではなくて部屋の明かりの光が二人に降り注ぐ。", "zh_text": "司和真美互相看着对方微笑。在夏天的烈日…不是,是房间的灯光洒满下的两人。" }, { "id_line": 341, "ja_text": "二人は、奈央が創った海に戻っていき、それからしばらくの間、それぞれ海水浴を楽しんでいた。", "zh_text": "两个人回到奈央创造的大海,各自享受海水浴。" }, { "id_line": 342, "ja_text": "が、そんな中、彼らを空腹が襲った。", "zh_text": "饥饿感向他们袭来。" }, { "id_line": 343, "ja_text": "腹がぐぅぐぅと音を立てて空腹を訴えていた。", "zh_text": "空腹的肚子发出咕咕的声音。" }, { "id_line": 344, "ja_text": "現在、時刻は13時過ぎ。腹も減るはずである。", "zh_text": "现在,时间已经是下午1点多。肚子会饿也很正常。" }, { "id_line": 345, "ja_text": "だが、昼食を取るにも、ここは実際の海水浴場ではなく、", "zh_text": "虽然要说午饭,这里不是真正的海水浴场,而是," }, { "id_line": 346, "ja_text": "ジオラマの中の中条家専用海水浴場なので「海の家」なんかがあるはずもない。", "zh_text": "中条家的模型专用海水浴场,所以没有「海の家」之类的地方。" }, { "id_line": 347, "ja_text": "海から上がった二人は、昼食をどうするか相談した。", "zh_text": "从海中出来了的二人商量要如何吃午饭。" }, { "id_line": 348, "ja_text": "「初めから、なんか食い物持ってくればよかったな。", "zh_text": "「如果一开始有带什么食物来就好了。" }, { "id_line": 349, "ja_text": "ここにいても仕方ないし、とりあえず家に戻ろう。", "zh_text": "待在这也没办法,先回家吧。" }, { "id_line": 350, "ja_text": "一応、今日は、母さんが家にいるはずだし、", "zh_text": "今天妈妈应该在家," }, { "id_line": 351, "ja_text": "いなけりゃ冷蔵庫には冷凍食品が入ってたはずだから、なんとか昼飯にはありつけると思う」", "zh_text": "不在的话,也可以打开冰箱拿冷冻食品出来,算是可以吃一下午饭。」" }, { "id_line": 352, "ja_text": "「そうだね」と真美も同意した。一旦、司の自宅に帰るべく二人は、駅に向かった。", "zh_text": "「是啊」真美也同意了。司两人决定要回家后,向车站走去。" }, { "id_line": 353, "ja_text": "駅に到着し、電車に乗り込む。運転席に座り、電車を動かそうとする司。", "zh_text": "到火车站,坐上电车。坐在火车的驾驶席,司正打算开动列车。" }, { "id_line": 354, "ja_text": "だが、どうしたことか。電車が動かない。", "zh_text": "但是不知道怎么了。电车一动不动。" }, { "id_line": 355, "ja_text": "「あれっ?動かないぞ」「故障でもしたの?」", "zh_text": "「咦?不动了啊」「故障了吗?」" }, { "id_line": 356, "ja_text": "「どうも、走行用の電気が線路に流れていないみたいなんだ。", "zh_text": "「不知为何,行车铁轨没有电流流过。" }, { "id_line": 357, "ja_text": "ちなみに、模型の列車は、線路を流れる電気でみんな動いているんだ。", "zh_text": "顺便说一下,模型的列车的电是跟着铁轨流动。" }, { "id_line": 358, "ja_text": "だから、実際の鉄道と違って、ここには架線がないんだ」", "zh_text": "所以,和实际上的铁路不同,模型不用架电线。」" }, { "id_line": 359, "ja_text": "「へぇ~、勉強になったわ…じゃなくて、電気が流れてないってことは、この電車、動かないの?」", "zh_text": "「哎~,学到了新知识…不过,没有电流流过这台车的,不就是不会动吗?」" }, { "id_line": 360, "ja_text": "「あぁ。だから、家に帰るには線路上一時間程歩かなきゃいけない…」", "zh_text": "「啊。所以,回家的路要走一小时左右……」" }, { "id_line": 361, "ja_text": "「ところで、あの元の大きさに戻れる機械はどうしたの?あれがあれば、私が巨人になって…」", "zh_text": "「这样的话,回到原来的大小机械怎么了?那样的话,我就可以变成巨人……」" }, { "id_line": 362, "ja_text": "「悪ぃ。どうも入り口に置き忘れたみたいだ」", "zh_text": "「糟了。忘在地下室的入口。」" }, { "id_line": 363, "ja_text": "「死ね。百回死んで百回生き返って私に謝罪と賠償を」", "zh_text": "「去死吧。给我去死一百,再复活回来向我道歉」" }, { "id_line": 364, "ja_text": "「はいはい。カクニンシナカッタボクガワルカッタデス。スミマセンデシタ~」と司が、全く誠意のない謝罪をした。", "zh_text": "「好了好了。没有事先确认是我不好~」完全感受不到司有道歉的诚意。" }, { "id_line": 365, "ja_text": "と、その時、毎度お馴染みのあのドスーンドスーンという音がし始め、地響きがし始めた。", "zh_text": "这时,大地又发出了熟识的轰呜声。" }, { "id_line": 366, "ja_text": "「これって誰かが『巨人』の状態で近づいてるってことだよね?なら助けてもらえる?というか、私達ラッキー?」", "zh_text": "「是谁以『巨人』的姿态接近啊?说不定可以帮忙?或者说,我们真的很幸运?」" }, { "id_line": 367, "ja_text": "「あぁラッキーだな。まったく図ったかのようなタイミングだぜ。いや図られたのかも?", "zh_text": "「有点太幸运了啊。和完全安排好时间一样。不会是有什么企图吧?" }, { "id_line": 368, "ja_text": "でも、誰の地響きだろ?父さんは展開的にアリエナイ。つか、今札幌に単身赴任だし。", "zh_text": "是谁发出巨大的轰呜声呢?不可能是爸爸这种展开。他现在去了札幌单身赴任。" }, { "id_line": 369, "ja_text": "母さんか?それとも、奈央がちょっかいを出しに来たのか?そのどっちかだな」", "zh_text": "妈妈吗?还是,奈央为了管闲事而来?到底是谁呢。」" }, { "id_line": 370, "ja_text": "地響きの中、司は真美に告げた。", "zh_text": "地震声向司和真美传来。" }, { "id_line": 371, "ja_text": "司と真美がいる、三方を山に囲まれたこの駅からでは、近づいてくる「巨人」の姿は見えない。", "zh_text": "司和真美从这个三面环山的车站看不见接近的「巨人」身影。" }, { "id_line": 372, "ja_text": "奈央か、それとも司の母親か。", "zh_text": "奈央,抑或是司的母亲?" }, { "id_line": 373, "ja_text": "果たして、どちらが「巨人」となってこっちに近づいているのだろうか…", "zh_text": "不管是哪一方,「巨人」还是慢慢接近他们…" }, { "id_line": 374, "ja_text": "動かない電車の中に避難して、「巨人」の襲来を待つ司と真美。", "zh_text": "在不能动的电车中避难的司和真美等待「巨人」来袭。" }, { "id_line": 375, "ja_text": "二人を襲う揺れと音が次第に大きくなる。異変に気付いたのは、真美だ。", "zh_text": "袭击二人的摇晃的声音逐渐增大。真美感到不对劲。" }, { "id_line": 376, "ja_text": "「ねぇ、足音の感じが朝、奈央ちゃんが来た時と違うような気がするの」", "zh_text": "「喂,脚步声的感觉和奈央早上来的时候和不同」" }, { "id_line": 377, "ja_text": "「言われてみれば、確かにそうかも。なら、近づいてるのは母さんか」", "zh_text": "「这么说来,好像是。这样的话,靠近的是妈妈?」" }, { "id_line": 378, "ja_text": "「違うの。そうじゃなくて…」真美が言いかけたその時。", "zh_text": "「不是,不同的是……」真美刚开口的时候。" }, { "id_line": 379, "ja_text": "「司。お昼ご飯持ってきたわ。砂浜に足を置くから、砂浜から離れて待ってなさい」と、", "zh_text": "「司。午饭拿来了。我要把脚放到沙滩上,离开沙滩等一下。」" }, { "id_line": 380, "ja_text": "奈央とは違う大人の女性の声が、上空から聞こえてきた。", "zh_text": "和奈央不同的成年女性的声音从上空传来。" }, { "id_line": 381, "ja_text": "「どうやら母さんが、昼飯を持ってきたみたいだ」 二人は、電車からホームに降りて待った。", "zh_text": "「看来是妈妈,把午饭带过来。」两人下车走到火车月台。" }, { "id_line": 382, "ja_text": "司の母親-和美-の上半身が山の向こう側にあった。", "zh_text": "司的母亲-和美-上半身在山另一边出现。" }, { "id_line": 383, "ja_text": "和美は、両手でお昼ご飯が載せられた巨大なお盆を持っていた。", "zh_text": "和美用双手捧着载了午饭的巨大盆子。" }, { "id_line": 384, "ja_text": "そして、奈央が朝、ここにやってきた時と同じように山を一跨ぎで越えて来た。", "zh_text": "然后和奈央早上来这里的时候一样,一跨跨过了大山。" }, { "id_line": 385, "ja_text": "このあたりは母娘で似ているのかもしれない。", "zh_text": "可能是母女吧,两个动作都很相似。" }, { "id_line": 386, "ja_text": "そして、和美は「奈央も足元に気をつけて」と言い、山の向こうに側にいる奈央に注意を促した。", "zh_text": "然后听到和美说「奈央也要注意脚下」,现在才注意到山的另一侧的奈央。" }, { "id_line": 387, "ja_text": "奈央も、両手に巨大なお盆を持って山を一跨ぎしてやってきた。", "zh_text": "奈央双手拿着巨大盆子从山的另一边跨过来。" }, { "id_line": 388, "ja_text": "そう、真美が感じていた「異変」は、二人が「巨人」でやってきたため", "zh_text": "真美所感受到的「异变」是因为有两个「巨人」到来," }, { "id_line": 389, "ja_text": "揺れと音が前の二回より大幅に大きかったことだったのだ。", "zh_text": "所以摇晃和声音比前两次的幅度更大更密。" }, { "id_line": 390, "ja_text": "小さな砂浜に、四本の巨大な柱が突如として出現したかのような壮大な光景が、司達の眼には、映っていた。", "zh_text": "小小的沙滩上,在司两人们的眼中映照出突然出现的四枝巨大的柱子的雄壮景色。" }, { "id_line": 391, "ja_text": "「まず、小さくなる前にこれを置かないと」と和美は、お盆に載せてあった、", "zh_text": "「首先,变小之前放下这个」和美一只手拿着盆子," }, { "id_line": 392, "ja_text": "「海の家」と書かれた看板がついた小さな家のようなものを手に取り、砂浜に置いた。", "zh_text": "拿在另一只手上写有「海の家」字样招牌的小小平房放在沙滩上。" }, { "id_line": 393, "ja_text": "どうやら和美は、食事をするための「海の家」の模型を持ってきたようだ。", "zh_text": "和美为了吃饭而把「海の家」的模型拿出来。" }, { "id_line": 394, "ja_text": "気がつくと、和美と奈央は、司達と同じ大きさになっていた。", "zh_text": "注意到的时候,和美和奈央变得和司两人一样大小。" }, { "id_line": 395, "ja_text": "「あなたたち、お腹が空いてるでしょ。こっちにいらっしゃい」と砂浜の方に手招きをした。", "zh_text": "「你们肚子饿了吧。来这边来」向海滩的两人招手。" }, { "id_line": 396, "ja_text": "タイミング良く司と真美のお腹がぐぅぅと鳴った。", "zh_text": "时间刚刚好,司和真美的肚子又咕咕作响了。" }, { "id_line": 397, "ja_text": "「海の家」は、入り口付近に四人掛けのテーブルと椅子があり", "zh_text": "四个人坐到「海の家」入口附近的桌子和椅子上," }, { "id_line": 398, "ja_text": "奥のほうには、畳敷きの小部屋があり、昼寝が出来そうなスペースだ。", "zh_text": "里头是一间榻榻米的小房间,可以用作午睡的空间。" }, { "id_line": 399, "ja_text": "席について、司と真美は昼食のカレーを食べ始め、奈央は暇そうな顔をして、欠伸をしている。", "zh_text": "在座位上,司和真美开始吃午饭的咖喱,奈央则露出无聊的表情,在打哈欠。" }, { "id_line": 400, "ja_text": "そんな3人を和美はニコニコしながら眺めていた。", "zh_text": "和美和善地看着这3个人。" }, { "id_line": 401, "ja_text": "「そういや電車を動かすための電気止めたの母さんだろ?」", "zh_text": "「电车的停电是因为妈妈你动了什么吗?」" }, { "id_line": 402, "ja_text": "「すれ違いになったら困るから、電気を止めといたのよ。", "zh_text": "「如果和你们擦肩而过就麻烦了,所以我先把关掉电源,再过来一起吃。" }, { "id_line": 403, "ja_text": "帰るときには、ちゃんと元に戻しておくわよ」", "zh_text": "回去的时候,我会好好地把电源放回原位哦。」" }, { "id_line": 404, "ja_text": "「こっちは、帰れないかもしれないとヒヤヒヤしたんだからさ」", "zh_text": "「因为在这里回不去的话,让人感到有点可怕」" }, { "id_line": 405, "ja_text": "「そうそう、あなたが、噂の真美ちゃんね。司からいろいろ聞いてるわ。", "zh_text": "「是的是的,常常听到有关真美酱的事。从司那边听了好多啊。" }, { "id_line": 406, "ja_text": "こんなところでよければ、またいつでも遊びにいらっしゃい」", "zh_text": "如果喜欢这个的地方的话,欢迎你再来玩呀」" }, { "id_line": 407, "ja_text": "「はい、ありがとうございます」", "zh_text": "「好的,谢谢」" }, { "id_line": 408, "ja_text": "余程、空腹だったのか司のカレーはみるみるうちになくなっていった。", "zh_text": "看来已经很饿了,司的咖喱一眨眼就消失了。" }, { "id_line": 409, "ja_text": "そして、カレーを先に、食べ終わった司はさっさと海に戻っていった。", "zh_text": "首先吃完咖喱的司赶快回到了海滩。" }, { "id_line": 410, "ja_text": "「わざわざ家族専用ビーチに呼んでもらったりしてすみません」", "zh_text": "「特意从家里拿到海滩招待我,真的不好意思」" }, { "id_line": 411, "ja_text": "真美が改めてお礼を言う。", "zh_text": "真美再次表示致谢。" }, { "id_line": 412, "ja_text": "「そんなに気を使わなくてもいいのよ。ここは、狭い海水浴場だけど楽しんでいってね」", "zh_text": "「别那么不好意思也可以哟。虽然这里只是一个狭窄的海水浴场,不过希望你玩得高兴。」" }, { "id_line": 413, "ja_text": "「はい。それじゃ、本当の海水浴場に行けなかった分目一杯楽しんできます。", "zh_text": "「是。没能去真正的海水浴场,但还是感到很满足。" }, { "id_line": 414, "ja_text": "あと、カレーごちそうさまでした」", "zh_text": "还有,咖喱我吃饱了,谢谢」" }, { "id_line": 415, "ja_text": "「どう致しまして」", "zh_text": "「不用客气」" }, { "id_line": 416, "ja_text": "真美も、司に続いて海に戻っていった。", "zh_text": "真美正要跟着司回到海边。" }, { "id_line": 417, "ja_text": "「さてと。そろそろ、私は家の方に戻るけど、奈央はどうするの?」", "zh_text": "「嗯。差不多要回家了,不过,奈央你想怎么办?」" }, { "id_line": 418, "ja_text": "「私も戻る」", "zh_text": "「我也回去吧」" }, { "id_line": 419, "ja_text": "「せっかく海に来たのだから、二人と一緒に海で遊んできたら?」", "zh_text": "「好不容易来到海边,和他们两人一起在海里玩好吗?」" }, { "id_line": 420, "ja_text": "「でもお兄ちゃんと真美さんデート中みたいだし…邪魔しちゃ悪いよ」", "zh_text": "「但是哥哥和真美桑在约会…打扰到他们就不好了」" }, { "id_line": 421, "ja_text": "奈央は二人に配慮しようとして、こういったのだが、", "zh_text": "看来奈央考虑到二人而这样回答," }, { "id_line": 422, "ja_text": "「奈央ちゃんも一緒に遊ぼうよ」と真美が奈央を誘ってきた。", "zh_text": "「奈央也一起玩吧」真美邀请奈央。" }, { "id_line": 423, "ja_text": "「別に、デートで来たわけじゃなさそうね。", "zh_text": "「另外,这个不算是约会啦。" }, { "id_line": 424, "ja_text": "それなら、奈央も心おきなく参加できるじゃない。午後は海で遊びなさい」", "zh_text": "那么,奈央也能参加吗。下午一起在海边玩吧。」" }, { "id_line": 425, "ja_text": "「はーい」少し不満気に返事をする奈央。", "zh_text": "「是」奈央的回答带着一点点不满。" }, { "id_line": 426, "ja_text": "「でも、水着は持ってきてないから、着替えに一旦家に、戻らなきゃ」という訳で、", "zh_text": "「但是我没有拿泳衣过来,所以还是要回家一次换衣服」" }, { "id_line": 427, "ja_text": "和美と奈央は「巨人」になって、帰っていった。", "zh_text": "和美和奈央变成「巨人」回去了。" }, { "id_line": 428, "ja_text": "和美は帰り際に、奈央が着替えてから、ここにまた戻ってくることを二人に告げた。", "zh_text": "和美是回去的时候,把奈央先去换衣服,等一下再又回来这件事告诉了两人。" }, { "id_line": 429, "ja_text": "ここは、中条家の長女、奈央の自室。", "zh_text": "中条家的长女,奈央自己的房间。" }, { "id_line": 430, "ja_text": "鏡の前で落ち込む奈央の姿が、そこにはあった。", "zh_text": "奈央在镜子前的身影很消沉。" }, { "id_line": 431, "ja_text": "奈央が落ち込んでる原因は水着だ。", "zh_text": "奈央失落的原因是泳衣。" }, { "id_line": 432, "ja_text": "奈央が学校の授業以外で、プールや海にはここ数年行ったことがなかった。", "zh_text": "奈央除了学校授课以外,近几年都没有去游泳池和海边了。" }, { "id_line": 433, "ja_text": "そしてこの数年の間に、彼女の体は大きく成長していて、かつて着ていた水着は小さくなっていた。", "zh_text": "在这几年间,她的身体迅速发育成长,曾经穿过泳衣已经变得很小。" }, { "id_line": 434, "ja_text": "そのため、彼女が着られる水着が一着もなかったのである。", "zh_text": "因此,她可以穿泳衣一件也没有。" }, { "id_line": 435, "ja_text": "いや、実のところ一着だけ、今の奈央が着られる水着があった。", "zh_text": "不,其实还有一件,就是奈央现在穿的泳衣。" }, { "id_line": 436, "ja_text": "だが、それは学校指定の所謂「スクール水着」だったのだ。", "zh_text": "但是,这件是学校指定的所谓的「死库水」。" }, { "id_line": 437, "ja_text": "学校行事でもないのに、スクール水着を着て、海に行くのは気が引ける。", "zh_text": "学校的活动是没差,但是穿着学校泳装去海边,总觉得很难为情。" }, { "id_line": 438, "ja_text": "でも、スクール水着が嫌だからという理由で、海に行かないのは母親が許しそうもなかった。", "zh_text": "但是母亲不会允许因为讨厌学校泳装这样的理由而不去大海。" }, { "id_line": 439, "ja_text": "それに、海とは言え、場所は中条家専用海水浴場であり、", "zh_text": "而且,虽然说是大海,但那个地方是中条家的专用海水浴场," }, { "id_line": 440, "ja_text": "奈央のスクール水着姿を見るのは兄である司とその友人の真美しかいない。", "zh_text": "奈央穿着学校泳装,也只有哥哥司和他的朋友真美看到。" }, { "id_line": 441, "ja_text": "仕方なく割り切って奈央は、スクール水着に着替えた。", "zh_text": "没办法之下,奈央只好换上了学校泳装。" }, { "id_line": 442, "ja_text": "奈央の部屋がある2階から1階に降り、玄関すぐ横の階段から地下室に降りる。", "zh_text": "奈央从自己的房间,在2层下到1楼,再到玄关旁边的楼梯下去地下室。" }, { "id_line": 443, "ja_text": "そして奈央は、地下室のドアを開け、「箱庭」に足を踏み入れた。", "zh_text": "奈央打开地下室的门,把脚踩进「箱庭」。" }, { "id_line": 444, "ja_text": "この街に再び現れた巨大少女は、こんどはなぜかスクール水着を着用していた。", "zh_text": "街上再次出现巨大少女,但这次少女穿着学校泳衣。" }, { "id_line": 445, "ja_text": "この水着の胸元に張られた白い布地の上には、でかでかと「2-A 中条」と書かれていた。", "zh_text": "在泳衣胸口贴的一块白布上标注了「2 - A中条」的字样。" }, { "id_line": 446, "ja_text": "胸元の部分に掲載するスポンサー広告を募集したら、多額の広告料が稼げそうである。", "zh_text": "胸口的部分上如果募集刊登赞助商的广告的话,应该可以挣到巨额的广告费吧。" }, { "id_line": 447, "ja_text": "幾度となくこの「箱庭」に「巨人」として、足を踏み入れてる奈央であったが、", "zh_text": "奈央好几次作为「巨人」步入「箱庭」," }, { "id_line": 448, "ja_text": "流石にスクール水着姿で足を踏み入れたことは、なかった。", "zh_text": "但从来没有以学校泳装的姿态踏进去。" }, { "id_line": 449, "ja_text": "いつも制服や私服を着ている時とは、なんだか一味違う感触がする。", "zh_text": "总是只有穿着制服和私服,现在总觉得有别有一番风味的感触。" }, { "id_line": 450, "ja_text": "ふと「巨大スク水少女現る!!」といった言葉とスク水を着た巨大な自分の姿が目に浮かぶ。", "zh_text": "突然叫出:「巨大泳装少女出现!」这样的台词和自己身穿泳衣的巨大身影浮现眼前。" }, { "id_line": 451, "ja_text": "「案外おもしろいかも」心なしか、奈央は気分がよくなった。", "zh_text": "「实际上也是很有趣」是心理作用吧,奈央的心情好起来。" }, { "id_line": 452, "ja_text": "「でも、今、チビ兄は、海にいるわけだから『都心のビル街にそびえ立つ巨大スク水少女』", "zh_text": "「但是,因为现在那个矮子哥哥在大海那边,『市心区的高楼大厦的街上耸立着巨大泳装少女』," }, { "id_line": 453, "ja_text": "っていう感じの写真は、こんど撮ってもらうしかなさそう」少ししょんぼり。", "zh_text": "这种感觉的照片,这次没办法拍摄了」好像有点变得无精打采。" }, { "id_line": 454, "ja_text": "田園地帯を、考えながら歩いているうちに、奈央は本来のルートを外れたところを歩いていた。", "zh_text": "一边只想这件事一边走着走着,走到田野地带,偏离奈央原本要走的路线的地方。" }, { "id_line": 455, "ja_text": "「巨人」が歩くべき道は、片側三車線以上の道路と、ちゃんと決められている。", "zh_text": "「巨人」走的路,一定是六车道以上的道路。" }, { "id_line": 456, "ja_text": "「巨人」の重量で「箱庭」が傷まないようにするためだ。", "zh_text": "这是为了「巨人」的重量是不会伤到「箱庭」。" }, { "id_line": 457, "ja_text": "もっとも、「巨人」の少女一人ぐらいの重さではほとんど傷みはしないが。", "zh_text": "不过,「巨人」少女一人的重量,几乎还是不会损坏到。" }, { "id_line": 458, "ja_text": "司達のいる海岸に行くための道は、鉄道とほとんど並行して走っている。", "zh_text": "因为要走到司二人所在的海岸要与铁路并发。" }, { "id_line": 459, "ja_text": "奈央は、あわてて元の道に戻った。", "zh_text": "奈央只好慌忙回到原来的大道上。" }, { "id_line": 460, "ja_text": "「箱庭」の入り口から、目的地の海岸まで、「小人」からすれば距離にしておよそ15?。電車で行くなら15分。", "zh_text": "从「箱庭」的入口到目的地的海岸,从「小人」来看,距离约1.5km。坐电车去的话要15分钟。" }, { "id_line": 461, "ja_text": "しかし「巨人」からすれば、距離はたったの100M。しかも歩いても、2分。", "zh_text": "但是「巨人」的话,就只有100米距离。步行只要2分钟。" }, { "id_line": 462, "ja_text": "やっぱり「大きいことは、いいこと」なのだ。うん。", "zh_text": "果然「大,就是好」。嗯。" }, { "id_line": 463, "ja_text": "何十年か前のCMのフレーズを引用して奈央は自分でそう結論付けた。", "zh_text": "奈央引用几十年前CM的口号给自己结论。" }, { "id_line": 464, "ja_text": "そこから一分歩いて、海岸を取り囲む山を、前の二回と同じ様に、軽く一跨ぎで越える。", "zh_text": "从那里再走一分钟,就到了包围海岸的山峦,和前两次一样,轻轻一跨就跨过来了。" }, { "id_line": 465, "ja_text": "奈央が、海岸に到着し、足元の砂浜を見ると、こちらに向かって真美が、手を振っていた。", "zh_text": "奈央到达海边,看到脚下的沙滩上,真美正在向自己挥手。" }, { "id_line": 466, "ja_text": "奈央が、司達と同じ大きさになると、奈央の方に司が寄ってきた。", "zh_text": "奈央变得和司二人同样大小,奈央走到司的身边。" }, { "id_line": 467, "ja_text": "「おいおい、学校指定の水着しか、着れる奴はなかったのか?」", "zh_text": "「喂喂,你这家伙为什么穿上学校泳衣呀?」" }, { "id_line": 468, "ja_text": "「うるさいな~。海とか来るの久しぶりで、昔着てた水着が全部小さくなってたの~」", "zh_text": "「讨厌啦。我已经隔了好久没有来海边,以前穿过的泳衣全部变小了~」" }, { "id_line": 469, "ja_text": "「奈央はデカ女だからな。いろんなものが、すぐに小さくなる」", "zh_text": "「奈央很巨大啊。各种各样的东西,马上就会变小。」司调侃道。" }, { "id_line": 470, "ja_text": "「妹に向かってそんなこというチビ兄は、真美さんに踏み潰されちゃえばいいのに」", "zh_text": "「小人哥哥居然向妹妹说这种事、你还是被真美桑踩死好了」" }, { "id_line": 471, "ja_text": "「こら。同じサイズの時には、チビ兄と言うな。", "zh_text": "「喂。同样大小的时候,不可以叫我小人哥哥。" }, { "id_line": 472, "ja_text": "俺が、真美に踏み潰されたら、お前の写真を撮ってやる人間がいなくなるぞ?いいのか?」", "zh_text": "如果我被真美踩死的话,不就是没有人帮你拍照片吗?」" }, { "id_line": 473, "ja_text": "「あっ」奈央は、墓穴を掘ったことに気付く。", "zh_text": "「啊」奈央发现在自掘坟墓。" }, { "id_line": 474, "ja_text": "「ところで奈央ちゃん、勝手に私が司を踏み潰すことになってるのはどういうことかな?」", "zh_text": "「还有,奈央,你觉得我会随便踩死司吗?」" }, { "id_line": 475, "ja_text": "「あっ」奈央は再び自分のミスに気付いた。", "zh_text": "「啊」,奈央再次发现自己所犯的口误。" }, { "id_line": 476, "ja_text": "「こいつは、どっか抜けてるとかがあるんだよな~」", "zh_text": "「这家伙有点脱线啦~」" }, { "id_line": 477, "ja_text": "「でも、そこがかわいいところじゃない」", "zh_text": "「但是这也是可爱之处吧」" }, { "id_line": 478, "ja_text": "奈央は、兄とその友人に好き放題に言われて赤面した。", "zh_text": "奈央被哥哥和他的朋友说得脸也红了。" }, { "id_line": 479, "ja_text": "「ごめん。ごめん。奈央ちゃん、そんなに怒らないで」", "zh_text": "「对不起。对不起。奈央,不要生气」" }, { "id_line": 480, "ja_text": "ぷぅ~とふくれている奈央を見て、すぐに、真美がフォローを入れる。", "zh_text": "看到因为生气而鼓起的奈央,真美马上接口道。" }, { "id_line": 481, "ja_text": "「そうだ、奈央。ここにわざわざ来て貰ったところで悪いんだけど、頼みごとがある」", "zh_text": "「对了,奈央。您特意来到这里,不过我有一个请求。」" }, { "id_line": 482, "ja_text": "「何?別に、あんまり泳ぐ気はないからいいけど」", "zh_text": "「什么?我现在感觉不太想要游泳」" }, { "id_line": 483, "ja_text": "「もう一回、『巨人』になってくれないか?ただし、今度は俺達から見て10倍サイズの『巨人』にだ」", "zh_text": "「再一次变成『巨人』可以吗?但是这次是变成从我们看10倍大小的『巨人』」" }, { "id_line": 484, "ja_text": "「なんでそんな中途半端な大きさになる必要があるの?」", "zh_text": "「有必要变成种半高不低的大小吗?」" }, { "id_line": 485, "ja_text": "「ここは白い砂浜。砂浜と巨人...何かを思い出さないか?」", "zh_text": "「这里是白色的沙滩。沙滩和巨人…想起什么了吗?」" }, { "id_line": 486, "ja_text": "「もしかして...ガリバー?」", "zh_text": "「难道是…格列佛?」" }, { "id_line": 487, "ja_text": "「そう。『ガリバー旅行記』の冒頭を再現してみるんだよ。もちろんガリバー役は奈央、お前だ」", "zh_text": "「是。重现『格列弗游记』开头那一部分哟。当然扮演格列佛的就是奈央你。」" }, { "id_line": 488, "ja_text": "「別にいいけど、私をガリバーに仕立て上げて何するの?」", "zh_text": "「可以啊,但我扮演格列佛要做什么吗?」" }, { "id_line": 489, "ja_text": "「何って、こともないんだが...まぁ、真美がどんな感じか試してみたいって言っててな」", "zh_text": "「什么也不用做,等一下,有一件事…你可以试完之后告诉真美我成为巨人是一种怎样的感觉呢」" }, { "id_line": 490, "ja_text": "「本来なら、ガリバーは男だから、司が適役なんだけど…男の『巨人』はなんだかつまらないし、", "zh_text": "「本来格列佛是男的,司最适合那个角色…但是男『巨人』,总觉得很无聊," }, { "id_line": 491, "ja_text": "もしも『ガリバー』が、かわいい女の子だったら、どんな感じなのかなって思って…ダメかな?奈央ちゃん?」", "zh_text": "如果『格列佛』是可爱的女孩子的话,会是什么样的感觉呢…奈央,可以吗?」" }, { "id_line": 492, "ja_text": "「真美さんに関しては、特に問題はないけど…お兄ちゃんも参加するの?」", "zh_text": "「真美桑,这件事完全没问题,不过…哥哥也会参加吗?」" }, { "id_line": 493, "ja_text": "「そのつもりだが、何か不満があるのか?」", "zh_text": "「是有这个打算,不过,有什么不好吗?」" }, { "id_line": 494, "ja_text": "「お兄ちゃん、もし調子乗って、私の体に悪戯でもしたら、摘んで海に投げとばすからね」", "zh_text": "「没有,但如果哥哥想对我的身体恶作剧的话,我就把他摘起来投进海里。」" }, { "id_line": 495, "ja_text": "「分かってるって。そんなに、俺がかわいい妹の大事な体に、悪戯をするような悪い兄に見えるか?見えないだろ」", "zh_text": "「我知道了。还是可爱的妹妹的身体要紧,会看到坏坏的哥哥对你恶作剧吗?你不会看到的吧」" }, { "id_line": 496, "ja_text": "「一応、警告しといたの。完璧に信用できるわけじゃないし」", "zh_text": "「只会警告一次。然后我就不会留情了」" }, { "id_line": 497, "ja_text": "「さて、ということで俺達はあっちの方に行って、待ってるから。", "zh_text": "「那么,这样的话,我们去那边等你。" }, { "id_line": 498, "ja_text": "準備が整ったら、右手を挙げて合図してくれ」", "zh_text": "准备好的话,就举起右手吧」" }, { "id_line": 499, "ja_text": "司達の話にうまく乗せられ、奈央は『ガリバー』役をさせられることになった。", "zh_text": "真美告欣司这件事,顺便也说了奈央会『格列佛』这个角色。" }, { "id_line": 500, "ja_text": "「『ガリバー』役って言っても、実際、ただ砂浜に寝てるだけで、いいみたいだし」", "zh_text": "「虽然我要做『格列佛』,但实际上只是在沙滩睡着而已,太好啊。」" }, { "id_line": 501, "ja_text": "こう思いつつ、奈央は言われた通り、今の10倍サイズに巨大化になり、仰向けの状態で砂浜に、その巨体を横たえた。", "zh_text": "奈央一边这样想着,一边照着刚刚说好的行动,巨大化成现在10倍的大小,把庞大的身躯仰面朝天横躺在沙滩上。" }, { "id_line": 502, "ja_text": "奈央が手を挙げたのを確認し、彼女の方へと砂浜を歩いていく、司と真美。", "zh_text": "奈央举手确认,司和真美向奈央躺着的沙滩走去。" }, { "id_line": 503, "ja_text": "横たわっている奈央の側までやって来て、奈央に聞こえるよう、わざとらしく司は言った。", "zh_text": "来到奈央横卧的地方,司故意用奈央听到的音量大声说。" }, { "id_line": 504, "ja_text": "「うわっ、こんなところで巨人が寝ているぞ」続けて", "zh_text": "「哇,在这种地方有巨人睡觉哦」接着" }, { "id_line": 505, "ja_text": "「巨人って、初めて見たけどこんなにも、おっきいんだ」と真美が、司と同じように言った。", "zh_text": "「巨人,还是第一次看到这巨大的巨人。」真美和司异口同声说道。" }, { "id_line": 506, "ja_text": "「よし、巨人が眠っている間に、体に登ってみよう」", "zh_text": "「好,巨人还在睡觉期间,登上去她的身体吧」" }, { "id_line": 507, "ja_text": "「うん。そうしよう」", "zh_text": "「嗯。就这么办吧」" }, { "id_line": 508, "ja_text": "なんだか小学校の学芸会みたいな会話が続く。", "zh_text": "有如小学的演艺大会对话持续着。" }, { "id_line": 509, "ja_text": "司と真美は、「巨人」の手から、体に登り始め、続いて腕を登る。", "zh_text": "司和真美爬上「巨人」的手,为了开始登上巨人的身体,接下来再爬到手臂。" }, { "id_line": 510, "ja_text": "「巨人」の腕は、白くきめ細やかな肌で覆われていて、しかも歩くたびに、ぷにぷにとした感触が伝わってくる。", "zh_text": "「巨人」的手臂覆盖着雪白细腻的肌肤,在走路时,感觉到很软的触感。" }, { "id_line": 511, "ja_text": "腕の上を歩かれて、くすぐったいのか、「巨人」が笑いを抑えているのがわかる。", "zh_text": "在胳膊上走时感到很痒,「巨人」只好抑制想要笑的冲动。" }, { "id_line": 512, "ja_text": "「小人」の二人は、「巨人」の胴体にまで、達していた。", "zh_text": "两个「小人」到达到了「巨人」的躯体时停下脚步。" }, { "id_line": 513, "ja_text": "「小さくなって、人の体に登るような話が、よく漫画とかであるけど…」", "zh_text": "「缩小攀登人类的身体这种事,经常在漫画出现……」" }, { "id_line": 514, "ja_text": "「なるほど、こういうことだったのか」小人の二人は、勝手に納得しあっていた。", "zh_text": "「现在的确是这种事哦?」小小的两人开始理解现在的状况。" }, { "id_line": 515, "ja_text": "二人がいる所から見て、「巨人」の頭とは、反対の方に、小さな「山」があった。山の方に近付く司。", "zh_text": "从两人看来,「巨人」的头在小小的「山」的反方向。司开始接近「山」的方向。" }, { "id_line": 516, "ja_text": "「ちょっと司。やめてあげた方がいいよ。奈央ちゃんのおっぱいに登るのは。」", "zh_text": "「司,还是不要比较好。你不要攀登奈央的胸哦。」" }, { "id_line": 517, "ja_text": "「いいって、いいって。気にすんな」", "zh_text": "「好,好。知道了」" }, { "id_line": 518, "ja_text": "真美は司を制止しようとするも、無駄であった。", "zh_text": "真美制止司也没用。" }, { "id_line": 519, "ja_text": "「おおっ、こんなとこに山があるぞ」と言いつつ、真美の忠告も聞かずに、登っていく。", "zh_text": "「哦,这里有一座山哦!」司连真美的忠告也不听,一边说,一边登上去。" }, { "id_line": 520, "ja_text": "ぷにぷに。この「山」は、腕よりさらに、ぷにぷにしているようだ。", "zh_text": "咕咚咕咚。这座「山」比手臂软很多很多。" }, { "id_line": 521, "ja_text": "「山」の頂に達したところで、司は巨人の逆鱗に触れたことに気がついた。", "zh_text": "到达「山」的顶峰时,司才发现碰到「巨人」的逆鳞。" }, { "id_line": 522, "ja_text": "「なーに、勝手に妹の胸で、登山を楽しんでいるのかな?お兄ちゃん」", "zh_text": "「啊,擅自摸上妹妹的胸部,享受登山吗?哥哥」" }, { "id_line": 523, "ja_text": "奈央はわざとらしく、司のことを「チビ兄」ではなく、「お兄ちゃん」と呼ぶ。", "zh_text": "奈央故意没有对司说「矮子哥哥」,而是「哥哥」。" }, { "id_line": 524, "ja_text": "彼女が、怒っているのは明らかだ。", "zh_text": "明显她很生气。" }, { "id_line": 525, "ja_text": "「あははは、バレたか」", "zh_text": "「哈哈,被发现了吗?」" }, { "id_line": 526, "ja_text": "「アレだけ警告したのに...このスケベバカチビ兄め。", "zh_text": "「都已经警告过了…你这个笨蛋色狼矮子哥哥。" }, { "id_line": 527, "ja_text": "さっき言った通りに、海に投げ飛ばすから。悪く思わないでね」", "zh_text": "就像刚才说的那样,要把你猛扔出大海。不要怪我」" }, { "id_line": 528, "ja_text": "そう言うと、奈央は腕を伸ばし、胸の上にいた司を、指先で軽く摘みあげて海に向かってポイッ。", "zh_text": "说完,奈央伸出巨大的手,用指尖轻轻摘起胸部上的司,面向大海。" }, { "id_line": 529, "ja_text": "司は、奈央が手首を返しただけで、飛んでいった。", "zh_text": "奈央挥动手腕,司就飞走了。" }, { "id_line": 530, "ja_text": "数秒後、ドボンと水音がしてから、白い水柱が沖の方に立った。", "zh_text": "数秒后,听到噗嗵的水声,白色的水柱在海上升起。" }, { "id_line": 531, "ja_text": "「あはは、奈央ちゃん、結構キツいことするんだね」真美が苦笑する。", "zh_text": "「哈哈,奈央酱,很用力呢」真美苦笑道。" }, { "id_line": 532, "ja_text": "「あれは、自業自得です。それに、お兄ちゃんは泳ぎが得意ですし、ためらうことはないです。", "zh_text": "「那是他自作自受。而且哥哥很擅长游泳,没什么好犹豫。" }, { "id_line": 533, "ja_text": "あと、真美さんは女の子ですし、私の胸をぷにぷにしても構いませんよ」", "zh_text": "真美桑是女生,所以爬上我软软的胸部也没关系。」" }, { "id_line": 534, "ja_text": "「じゃ、お言葉に甘えて。ぷにぷに、ぷにぷに」", "zh_text": "「那么,恭敬不如从命。好软哦」" }, { "id_line": 535, "ja_text": "真美は、しばらくの間、奈央の胸で遊んでいた。", "zh_text": "真美在奈央的胸部间玩起来。" }, { "id_line": 536, "ja_text": "「真美さん、そろそろ元の大きさに戻りたいので、降りてもらえますか?」", "zh_text": "「真美桑,差不多该回到原来的大小,要下来吗?」" }, { "id_line": 537, "ja_text": "「あっ、ごめんね」", "zh_text": "「啊,对不起」" }, { "id_line": 538, "ja_text": "真美は、差し出された奈央の大きな手のひらに、乗せられ砂浜に降ろされた。", "zh_text": "奈央向真美伸出巨大的手掌,再把她放到沙滩上。" }, { "id_line": 539, "ja_text": "海の方で、バシャバシャと音がした。", "zh_text": "在大海的方向,传来㕷嚓㕷嚓的水声。" }, { "id_line": 540, "ja_text": "司が、沖から泳いで戻ってきたようだ。", "zh_text": "司从海上游回来了。" }, { "id_line": 541, "ja_text": "「はぁはぁ。死ぬかと思った」", "zh_text": "「哈哈。还以为要死了」" }, { "id_line": 542, "ja_text": "司は、泳ぎ着かれたのであろうかぜぇぜぇと息を切らしていた。", "zh_text": "司游泳回来,在沙滩上喘着气。" }, { "id_line": 543, "ja_text": "「あれは、司が百パーセント悪い」真美がバッサリ切り捨てる。", "zh_text": "「那百分百是司的错哦」真美尖锐地说。" }, { "id_line": 544, "ja_text": "「妹の胸を触るなんて、お兄ちゃんサイテー。どういう神経してるんだかわけわかんな~い」", "zh_text": "「摸妹妹胸部什么的,哥哥为人太差劲了。我现在才知道~。」" }, { "id_line": 545, "ja_text": "さらに奈央が、追い撃ちをかけた。", "zh_text": "奈央乘胜追击。" }, { "id_line": 546, "ja_text": "「奈央、俺が悪かった。頼む。許してくれ」司は、本気で謝っていた。", "zh_text": "「奈央,我错了。拜托,原谅我吧」司真心地道歉。" }, { "id_line": 547, "ja_text": "「奈央ちゃん、どうするの?許してあげる?」", "zh_text": "「奈央,怎么办?要原谅司吗?」" }, { "id_line": 548, "ja_text": "「じゃ、私に向かって『どうか奈央様、こんなに罪深い僕をお許し下さい』って、言えたら、今回の事は、水に流してあげる」", "zh_text": "「那么,对着我说『奈央桑,小人罪孽深重,请原谅小人吧』的话,这次的事情就一笔鈎消。」" }, { "id_line": 549, "ja_text": "「うわっ、きっつ~い。兄としてのプライドを打ち砕くようなこと言わせるのね」思わず、真美が声をあげた。", "zh_text": "「哇,这个~。完全打碎作为哥哥的自尊心呢」真美不由说了出来。" }, { "id_line": 550, "ja_text": "「わかった。それを言ったら、なかったことにしてくれるんだな?」", "zh_text": "「我明白了。这样说的话,就可以了吧?」" }, { "id_line": 551, "ja_text": "「うん。でも、お兄ちゃんと私の立場の違いをはっきりさせるために…」", "zh_text": "「嗯。但是为了搞清楚哥哥和我的立场……」" }, { "id_line": 552, "ja_text": "突然、奈央の体が大きくなりはじめ、本来の大きさに戻った。", "zh_text": "突然,奈央的身体变大,回到了原来的大小。" }, { "id_line": 553, "ja_text": "「この状態で、さっきの台詞を言って、謝罪してもらうからね」", "zh_text": "「在这个状态下,说刚才的台词,道歉吧。」" }, { "id_line": 554, "ja_text": "そして「小人」の兄は、屈辱に耐えながら『どうか奈央様、こんなに罪深い僕をお許し下さい』と言って、", "zh_text": "然后「小人」的哥哥,一边屈辱,一边说『奈央桑,小人罪孽深重,请原谅小人吧』," }, { "id_line": 555, "ja_text": "150倍の大きさの「巨人」の妹に、許しを請い願った。", "zh_text": "向150倍大小「巨人」的妹妹乞求原谅。" }, { "id_line": 556, "ja_text": "その光景には、二人の立場の違いががはっきりと表れていた。", "zh_text": "这样子,可以清楚的表现出两人的立场的不同。" }, { "id_line": 557, "ja_text": "奈央は、「お兄ちゃん、よく言えました。じゃあ、今回は許してあげる♪」と言った。", "zh_text": "「哥哥有好好说出来了。那么,这次就原谅你吧♪」奈央说。" }, { "id_line": 558, "ja_text": "その顔には、満面の笑みが溢れていた。", "zh_text": "脸上溢出了满面的笑容。" }, { "id_line": 559, "ja_text": "#3", "zh_text": "#3" }, { "id_line": 560, "ja_text": "あの「箱庭海水浴」から、一週間。只今、夏真っ盛り。", "zh_text": "在「箱庭海水浴」之后,又过了一星期。现在到了盛夏来临的时期。" }, { "id_line": 561, "ja_text": "真美は、再び中条家を訪れていた。門の横のインターホンを押す。ピンポーン。", "zh_text": "真美又一次来到中条家。按响门口旁边的对讲机。哔---" }, { "id_line": 562, "ja_text": "「はい」応答したのは、妹の奈央の方だった。", "zh_text": "「是」回应的是妹妹奈央。" }, { "id_line": 563, "ja_text": "「黒川でーす。今日、お邪魔してもいいかな?」", "zh_text": "「我是黑川咯。今天也打扰一下可以吗?」" }, { "id_line": 564, "ja_text": "「いいですよ。玄関の鍵を開けに行くので、少し待ってて下さい」", "zh_text": "「好啊。我先去拿钥匙打开玄关,所以请稍等。」" }, { "id_line": 565, "ja_text": "30秒ほど経ってから、ガチャと鍵が開く音がして、ドアが開き、奈央が姿を見せる。", "zh_text": "过了30秒左右,咔嚓,听到钥匙打开门的声音,门被打开了,看到奈央的身姿。" }, { "id_line": 566, "ja_text": "「司は、『箱庭』の中にいるの?」", "zh_text": "「司在『箱庭』里面吗?」" }, { "id_line": 567, "ja_text": "「うん、お兄ちゃんは今、『箱庭』にいるんだけど、中で何か作業してるみたいで", "zh_text": "「嗯,哥哥现在进去『箱庭』了,不过好像正在加建什么," }, { "id_line": 568, "ja_text": "『作業してる間は、中に入ってくるな』って言ってし…", "zh_text": "他说了『我工作的期间,不要进来』,…" }, { "id_line": 569, "ja_text": "今から、お兄ちゃんに、真美さんが来たってことを、伝えに行きますから、待ってて下さい」", "zh_text": "我现在去告诉哥哥真美桑来了,请等一下」" }, { "id_line": 570, "ja_text": "「ありがとうね」奈央は、地下へと続く階段を降りていった。", "zh_text": "「谢谢。」奈央走下了通往地下室的楼梯。" }, { "id_line": 571, "ja_text": "数分後、奈央が戻ってきた。", "zh_text": "几分钟之后,奈央回来了。" }, { "id_line": 572, "ja_text": "司によると、自分の部屋に上がって、待っててほしいということだそうだ。", "zh_text": "司说请她上自己的房间里,在那边等着。" }, { "id_line": 573, "ja_text": "奈央に司の部屋の場所を聞くと、二階の一番奥にある部屋らしい。", "zh_text": "奈央说司的房间在二楼最深处。" }, { "id_line": 574, "ja_text": "二階に上がり、言われた場所に「TSUKASA」とローマ字で書かれたプレートが掛けられていた。", "zh_text": "上到二楼,到了奈央说的房间,门口挂了一块用罗马字写着「TSUKASA」的板子。" }, { "id_line": 575, "ja_text": "ドアを開けて中に入る。真美が、司の部屋に入るのは、今日が初めてだった。", "zh_text": "打开门进去。到今天为止,真美还是第一次进去司的房间。" }, { "id_line": 576, "ja_text": "部屋に入り、全体を見回す。ベッドに箪笥、パソコン机に大量のマンガが並べられている本棚。", "zh_text": "进到房间,环顾四周。床,衣柜,计算机桌上面都有摆了大量漫画的书架。" }, { "id_line": 577, "ja_text": "いかにも、十代の男の子の部屋と言った感じだ。", "zh_text": "这的确很有十几岁男生的房间的感觉。" }, { "id_line": 578, "ja_text": "ただ、ここは男の子の部屋なので、女の子の部屋とは違う微かなにおいがした。", "zh_text": "但因为是男孩子的房间,所以有一股和女生房间不一样的微弱气息。" }, { "id_line": 579, "ja_text": "そのにおいが真美には、新鮮に感じる。", "zh_text": "真美对这种气味感到很新鲜。" }, { "id_line": 580, "ja_text": "というのも、真美には男兄弟が一人もおらず、加えてここ数年、同年代の異性の部屋に、入ったことがないからだ。", "zh_text": "因为真美没有兄弟也没有,加上这几年也没有进过同龄异性的房间。" }, { "id_line": 581, "ja_text": "「案外、普通の部屋なんだ」特に、何かを期待してたわけではなかったが、そう思ってしまう。", "zh_text": "「出乎意料是间普通的房间。」为什么我会特别期待有什么不一样呢。" }, { "id_line": 582, "ja_text": "立ちっぱなしでいるのも、辛いので、ベッドに座る。", "zh_text": "站了一阵子有点累,所以还是坐在床上。" }, { "id_line": 583, "ja_text": "ふと、向かいにある本棚に目をやる。", "zh_text": "突然,对面书架的映入眼帘。" }, { "id_line": 584, "ja_text": "「あっ、『ロスコン』があるじゃん。しかも、最新巻の9巻。へぇ~、司も読んでるんだ」", "zh_text": "「啊,这不就是『ロスコン』吗。而且是最新卷,第9卷耶。哎~司也有看哦。」" }, { "id_line": 585, "ja_text": "真美は、話題作の漫画を、勝手に本棚から取り出して、ベッドに寝転がって読み始める。", "zh_text": "真美看到话题作的漫画,随意地从书架上取出,躺在床上阅读。" }, { "id_line": 586, "ja_text": "漫画を読み終えたところで、ベッドの横の平らな部分に、模型の線路と駅が置いてあることに、気がついた。", "zh_text": "看完漫画后,发现在床边平坦的部分放置了模型铁轨和车站。" }, { "id_line": 587, "ja_text": "線路は、ベッドと同じくらいの長さがあり、一方の端には車止めがあり、", "zh_text": "铁轨和床一样长,一端有中止行车的标志," }, { "id_line": 588, "ja_text": "もう一方の端の線路は、なんと壁を突き抜け、部屋の外に延びていた。", "zh_text": "另一端的铁轨竟然突破墙壁,往房间外面延伸。" }, { "id_line": 589, "ja_text": "部屋の外の部分は、トンネルと思われる構造になっている。", "zh_text": "房外的部分被隧道包住。" }, { "id_line": 590, "ja_text": "覗き込んでも、暗闇のせいで中の様子は全く分からない。", "zh_text": "想要窥视一下,但是因为太黑,完全看不到里面。" }, { "id_line": 591, "ja_text": "ずっと見ていても仕方がないので、目を離そうとしたところ、", "zh_text": "一直看下去也不是办法,正想要挪开眼睛," }, { "id_line": 592, "ja_text": "トンネルの奥のほうで、光が見え始めた。", "zh_text": "这时隧道深处出现了光。" }, { "id_line": 593, "ja_text": "真美が、トンネルに耳を近づけると、モーター音が伝わってきた。", "zh_text": "真美把耳朵贴近隧道,听到有电动机械的声音传来。" }, { "id_line": 594, "ja_text": "どうも、このトンネルの中を模型の電車が走っているようだ。", "zh_text": "看来有模型的电车在这个隧道中奔驰。" }, { "id_line": 595, "ja_text": "真美は、トンネルの出口付近に、顔を置いて待ち伏せる。", "zh_text": "真美把脸伏在隧道的出口附近。" }, { "id_line": 596, "ja_text": "いよいよ列車が、トンネルの出口に差し掛かる。", "zh_text": "列车终于要到隧道的出口。" }, { "id_line": 597, "ja_text": "先頭に機関車を二両連ねた列車の姿が、見え始めた。", "zh_text": "前面看到两辆连列车火车头的样子。" }, { "id_line": 598, "ja_text": "機関車の後ろには、多数の貨車が、連結されている。", "zh_text": "机动车的后面似乎连接着几台的货车。" }, { "id_line": 599, "ja_text": "やって来たのは、どうやら貨物列車に見立てた列車のようだ。", "zh_text": "来了,列车和之前想的一样,接了好几台货物列车。" }, { "id_line": 600, "ja_text": "列車が徐々に、減速し始め、車止めの手前で完全に停まった。", "zh_text": "列车渐渐开始减速,在中止行车标志的前面完全停下。" }, { "id_line": 601, "ja_text": "先頭の機関車の運転室のドアが開き、中から小さな人間が、ホームに降りてきた。", "zh_text": "最前头的火车头的驾驶室的门打开,里面有一个小小的人类在月台下车。" }, { "id_line": 602, "ja_text": "降りてきたのは、真美の予想通り、司だった。", "zh_text": "和真美的预期一样,下来的是司。" }, { "id_line": 603, "ja_text": "「悪い、少し待たせたな。今から元の大きさに戻るよ」", "zh_text": "「不好意思,久等了。我先回到原来的大小吧」" }, { "id_line": 604, "ja_text": "小さな司が、真美に向かってこう言って、すぐに真美と同じ大きさになった。", "zh_text": "司向真美说,马上就变得和真美同样大小。" }, { "id_line": 605, "ja_text": "「今日は『箱庭』のレイアウトを変えるために、作業してるんだよ」と司が説明した。", "zh_text": "「今天为了改变『箱庭』的布局而整修」司向真美说明。" }, { "id_line": 606, "ja_text": "「ねぇ、この線路って『箱庭』に繋がってるの?」", "zh_text": "「这条线路是和『箱庭』连接在一起吗?」" }, { "id_line": 607, "ja_text": "「あぁ、俺の部屋と『箱庭』とを直接結んでる。今日みたいに、何か作業する時には、", "zh_text": "「啊啊,我的房间和『箱庭』直接连接。好像今天这样,要工作的时候," }, { "id_line": 608, "ja_text": "道具や荷物を乗せて運べるから便利だぜ」", "zh_text": "工具和物件都可以方便运送。」" }, { "id_line": 609, "ja_text": "「へぇー、『箱庭』には、まだまだ仕掛けがあるみたいだね」", "zh_text": "「哦,那这个呢?在『箱庭』里好像也有这些设备」" }, { "id_line": 610, "ja_text": "「仕掛けってほどのもんでもないけどな。で、わざわざ学校帰りに何しに来たんだ?」", "zh_text": "「那些设备也没什么。那,你特意从学校来家干嘛?」" }, { "id_line": 611, "ja_text": "「久しぶりに『箱庭』に入ってみたかったけど、今日は、改装工事中みたいだし、遠慮しとくよ」", "zh_text": "「想要进去久违的『箱庭』,不过,今天好像在进行改装工程,我还是回避好了。」" }, { "id_line": 612, "ja_text": "「別に、入るだけなら問題ないが、入ってきたら作業手伝わせるぞ。手伝いたいなら話は別だが…」", "zh_text": "「如果只是进去的话没问题,如果想进来帮忙的话,那就另当别论了……」" }, { "id_line": 613, "ja_text": "「作業手伝ってもいいの?」", "zh_text": "「可以帮忙吗?」" }, { "id_line": 614, "ja_text": "「真美は、手伝いたいのか?手伝ってくれるなら、うれしい限りなんだけど」", "zh_text": "「真美你想帮吗?有你帮忙当然很高兴。」" }, { "id_line": 615, "ja_text": "「どんな風にして、司が『箱庭』を改造しているのか気になるし、一緒に手伝ってあげる」", "zh_text": "「我对司你如何改造『箱庭』很感兴趣,我也一起来帮忙吧」" }, { "id_line": 616, "ja_text": "「わかった。準備整えて、ここから出発しよう」", "zh_text": "「我明白了。准备好从这里出发吧」" }, { "id_line": 617, "ja_text": "それから司は、あわただしく準備をし始めた。", "zh_text": "然后司慌忙地开始准备。" }, { "id_line": 618, "ja_text": "先程、司が乗って来た二両の機関車を付け替え、作業に必要なものを、貨車に乗せた。", "zh_text": "司把刚才乘坐的火车头倒转过来,把工程必须用到的东西搬上货卡。" }, { "id_line": 619, "ja_text": "「ふぅー。準備完了っと。じゃ、『小人』になってから、列車に乗るぞ」「うん」", "zh_text": "「呼ー准备完毕。那么变成『小人』坐火车吧。」「嗯」" }, { "id_line": 620, "ja_text": "それから、司と真美は、ベッドの上で小さくなり、", "zh_text": "然后司和真美在床上变小," }, { "id_line": 621, "ja_text": "横にある駅のホームに行き、先頭の機関車に乗った。", "zh_text": "走到旁边的车站月台,上了前头的火车头。" }, { "id_line": 622, "ja_text": "「出発進行!」と司が掛け声をして、列車を加速させていった。", "zh_text": "「出发前进」司大声说,列车慢慢开始加速。" }, { "id_line": 623, "ja_text": "列車は、走り出すとすぐにトンネルに入った。", "zh_text": "列车进入到隧道。" }, { "id_line": 624, "ja_text": "トンネルの中は、急な下り勾配が続いているので、", "zh_text": "隧道中是一直持续的斜坡," }, { "id_line": 625, "ja_text": "列車は、ブレーキを掛けて、ゆっくりとした速度を保っていた。", "zh_text": "因为列车有制动挂着,所以可以保持慢慢的速度。" }, { "id_line": 626, "ja_text": "「このトンネルって、どれくらいの長さがあるの?」と真美が質問してきた。", "zh_text": "「这个隧道有多长?」真美问。" }, { "id_line": 627, "ja_text": "「今の俺達のサイズからすれば、10km弱ぐらいかな」", "zh_text": "「以现在我们的大小来看,有10km左右吧」" }, { "id_line": 628, "ja_text": "「結構、長いんだね」", "zh_text": "「好长啊」" }, { "id_line": 629, "ja_text": "トンネルに入って、およそ15分。ようやく、出口が見えてきた。", "zh_text": "进入隧道大约15分钟。终于看到出口。" }, { "id_line": 630, "ja_text": "「もうすぐ、トンネルの出口だ」と言い、列車はトンネルを抜けた。", "zh_text": "「马上要到隧道出口」说完,列车就穿过隧道了。" }, { "id_line": 631, "ja_text": "「トンネルを抜けると、そこは『箱庭』だった...なーんてな」", "zh_text": "「穿过长长的隧道后,便是『箱庭』…开玩笑」" }, { "id_line": 632, "ja_text": "ある有名な文学作品の冒頭をもじって、司が言った。", "zh_text": "司模仿一篇著名的文学作品的开头说。" }, { "id_line": 633, "ja_text": "トンネルを抜けても、下りの急勾配は続いていた。", "zh_text": "穿过隧道,还是下行的陡坡。" }, { "id_line": 634, "ja_text": "「ところで、『箱庭』のどこに出たの?」", "zh_text": "「可是『箱庭』会从哪边出现?」" }, { "id_line": 635, "ja_text": "「左側の車窓を見れば、大体分かると思うな」", "zh_text": "「往左侧的车窗看,大概会看到了。」" }, { "id_line": 636, "ja_text": "真美は、言われた通りに、左側の景色を見てみる。", "zh_text": "真美被这样一说,立刻看左侧的景色。" }, { "id_line": 637, "ja_text": "車窓からは、眼下に広がる『箱庭』の小さな街並みが見えた。", "zh_text": "从车窗可以看到延伸的『箱庭』街道。" }, { "id_line": 638, "ja_text": "「ここからの眺めも綺麗ね」", "zh_text": "「从这里看的风景也很漂亮!」" }, { "id_line": 639, "ja_text": "「この線路は、『箱庭』の壁伝いに走っていてるんだよ。", "zh_text": "「这条线路是沿着『箱庭』的墙跑。" }, { "id_line": 640, "ja_text": "ここぐらいしか、走らせられる場所がなかったんだけど、", "zh_text": "除了沿着墙以外也没有地方可以放铁轨行驶," }, { "id_line": 641, "ja_text": "副産物で、物凄く眺めがいい路線になったんだ」と司は、自慢げに語る。", "zh_text": "但副产物就是这条路线可以看到非常好风景。」司自豪地说。" }, { "id_line": 642, "ja_text": "「それにしても、司の部屋を出てから、ずっと急な下り坂が続いてるね」", "zh_text": "「即便如此,司的房间出来之后,一直都是大斜坡。」" }, { "id_line": 643, "ja_text": "「何せ、俺の部屋と『箱庭』との900mもある計算だからな。トンネル内で10km、", "zh_text": "「我的房间和『箱庭』之间大概有900米。隧道长10km," }, { "id_line": 644, "ja_text": "『箱庭』に入ってからも10km。併せて、20kmも『横軽』もびっくりな急勾配が続くんだ」", "zh_text": "到了『箱庭』之后,又要走10km。共计20km,是连『横軽』也会大吃一惊的陡坡。」" }, { "id_line": 645, "ja_text": "「ヨコヤマ・カルロスさん?」", "zh_text": "「Yokoyama・Carlos先生?」" }, { "id_line": 646, "ja_text": "「勝手に日系人を作り出さないの。", "zh_text": "「怎么随意就弄了一个日系外国人出来。" }, { "id_line": 647, "ja_text": "『横軽』って言うのはだな、軽井沢は知ってるだろ」", "zh_text": "『横軽』呢,轻井泽总应该知道的吧」" }, { "id_line": 648, "ja_text": "「うん、避暑地で有名な場所だよね」", "zh_text": "「嗯,有名的避暑胜地。」" }, { "id_line": 649, "ja_text": "「その軽井沢と、隣の横川駅との間に、ここと同じくらいの急な峠があって、", "zh_text": "「在轻井泽和横川站之间,也与这里有一样,有一座突然顶起的山巅," }, { "id_line": 650, "ja_text": "鉄道ファンの間では馴染み深い場所だったんだよ」", "zh_text": "曾经在铁路爱好者之间是很有名的地方。」" }, { "id_line": 651, "ja_text": "「だったってことは…もうないの?」", "zh_text": "「曾经…现在已经不再有名?」" }, { "id_line": 652, "ja_text": "「長野新幹線が開通して、軽井沢横川間の鉄道は廃止されたんだ」", "zh_text": "「长野新干线开通之后,轻井泽横川之间的铁路就被废止了。」" }, { "id_line": 653, "ja_text": "「ふーん。無くなっちゃったんだ」", "zh_text": "「嗯。被消灭掉。」" }, { "id_line": 654, "ja_text": "「で、ここに再現したってわけ」", "zh_text": "「在这里又再现了哦」" }, { "id_line": 655, "ja_text": "「『箱庭』って羨ましいな。自分の好きなように、世界を創り出せるんだから」", "zh_text": "「『箱庭』真的好令人羡慕啊。我自己也喜欢那样可以创造一个世界。」" }, { "id_line": 656, "ja_text": "会話の間にも、二人が乗った列車はどんどん下っていく。", "zh_text": "交谈之间,两人乘坐的列车渐渐停下来。" }, { "id_line": 657, "ja_text": "「ところで、どこに向かってるの?さっきまで、司が作業してた場所?」", "zh_text": "「是这里吗?刚刚司在工作的地方?」" }, { "id_line": 658, "ja_text": "「そこは、後で行く。でも、作業を手伝ってもらう前に、", "zh_text": "「是远一点的地方,之后要再搭车。但是在帮忙之前," }, { "id_line": 659, "ja_text": "真美には模型の扱い方を知ってもらいたいだ。そんなに難しいことじゃないけど」", "zh_text": "希望也知道真美模型的处理方法。虽然不是那么难的事」" }, { "id_line": 660, "ja_text": "「そういえば、模型の扱い方、教えてもらってなかったね」", "zh_text": "「这么说来,你还没有教我模型的处理方法。」" }, { "id_line": 661, "ja_text": "「ちなみに、さっきまで俺が作業していた場所はー」", "zh_text": "「顺带一提,刚才我工作的地方是——」" }, { "id_line": 662, "ja_text": "真美は、司の指差す場所を見た。", "zh_text": "真美向司手指指往方向看去。" }, { "id_line": 663, "ja_text": "その一角だけ、模型の「地」が剥きだしになっていて、やけに巨大なトンカチが置かれていた。", "zh_text": "只有那一角,模型的「地」被剥了起来,还有一个非常巨大的锤子。" }, { "id_line": 664, "ja_text": "司の部屋を出発してから、30分は経っただろうか。", "zh_text": "从司的房间出发,已经过了30分钟。" }, { "id_line": 665, "ja_text": "長かった下り勾配が、ようやく終わり、平坦な場所を走っている。", "zh_text": "漫长的下坡终于结束,到了平坦的地方。" }, { "id_line": 666, "ja_text": "左手から本線と思われる高架線路が近付き、合流した。", "zh_text": "从左手面接近汇合主要高架路线。" }, { "id_line": 667, "ja_text": "司によると「あの本線の先が、改造中の区画に繋がってる」らしい。", "zh_text": "司说「这条主要干线和改造中的区划连接。」" }, { "id_line": 668, "ja_text": "後程、またここを通過することになるのだろう。", "zh_text": "回程时会再通过这里。" }, { "id_line": 669, "ja_text": "10分程本線を走行した後、列車が支線に入った。", "zh_text": "在主干线行驶10分钟之后,列车进入了支线。" }, { "id_line": 670, "ja_text": "「もうすぐ最初の目的地に着くぞ。そこで一時間位掛けて模型の扱い方を教えるからな。", "zh_text": "「马上就要到达目的地。到这边快要一个小时,先教你处理方法。" }, { "id_line": 671, "ja_text": "まっ、丁寧にさえ扱えば、特に問題ないから」", "zh_text": "等一下只要认真仅慎对待的话,应该不会有特别问题」" }, { "id_line": 672, "ja_text": "目的地へと延びる単線の支線に入った列車は、いつの間にか、家々の軒先をかすめるように走っていた。", "zh_text": "列车进入了延伸往目的地的单线支线,不知不觉间,住家的平房檐掠眼前。" }, { "id_line": 673, "ja_text": "「随分、狭いところを走ってるね。何もこんな狭い隙間みたいなところに線路を通さなくてもいいんじゃないの?」", "zh_text": "「跑进很狭窄的地方啊。有必要在这么狭窄的缝隙通过吗?」" }, { "id_line": 674, "ja_text": "真美は、運転手兼「箱庭」の創造主に言った。", "zh_text": "真美向司机兼「箱庭」创造者抱怨道。" }, { "id_line": 675, "ja_text": "「何を言うか、貴様!!それがよいではないか」", "zh_text": "「在说什么呀,你这家伙!这有什么不好吗」" }, { "id_line": 676, "ja_text": "やけに熱のこもった言い方で自分の好みを述べる司。", "zh_text": "司在充满热情地叙述自己的喜好。" }, { "id_line": 677, "ja_text": "「それに、この先道路の上を走る区間があってだな…」", "zh_text": "「这段之后还会行驶的道路区间啊……」" }, { "id_line": 678, "ja_text": "「そんな風に、めちゃくちゃに線路を引いたから、着くのに時間がかかるのよ」", "zh_text": "「都是因为有这样乱七八糟的线路,所以才这么花时间的。」" }, { "id_line": 679, "ja_text": "「うるさいな~、男のロマンが分からん奴だな」", "zh_text": "「吵死了,不懂男人浪漫的家伙。」" }, { "id_line": 680, "ja_text": "何か今日は、二人の意見がうまく合わない。", "zh_text": "今天二人的意见不是很一致。" }, { "id_line": 681, "ja_text": "そんな日もたまにはあるのかも知れない。", "zh_text": "偶尔也会有这样的日子。" }, { "id_line": 682, "ja_text": "二人が口喧嘩をしてる間に、列車は道路の上を走行していた。", "zh_text": "在两人争吵的期间,列车在道路上行驶。" }, { "id_line": 683, "ja_text": "路面電車でもないのに、道路を走っているのは変な感じだ。", "zh_text": "有轨电车也会行经行车路线给人一种奇怪的感觉。" }, { "id_line": 684, "ja_text": "路面走行区間を抜け、やっと列車は目的地に着いた。", "zh_text": "列车穿过路面行驶区间,终于到达了目的地。" }, { "id_line": 685, "ja_text": "司の部屋を出発してから一時間近く経過していた。", "zh_text": "从司的房间出发快要用了一小时。" }, { "id_line": 686, "ja_text": "周囲にある、停車中の大量の貨車、工場の煙突や大きな倉庫などから察するに、ここは工場地帯の貨物駅を模した場所のようだ。", "zh_text": "从周围有大量停放货卡车厢,工厂的烟囱和大仓库来看,这里是模仿工厂地带的货物站的地方。" }, { "id_line": 687, "ja_text": "機関車から、まず真美が降りて、続いて司も線路に降りた。", "zh_text": "首先真美从火车头下车,接下来司下来到铁轨上。" }, { "id_line": 688, "ja_text": "「早速だが、巨大化してくれ。お前が『巨人』にならなきゃ、何も出来ないしな」", "zh_text": "「立即巨大化吧。要是没有『巨人』的话,什么都做不到的」" }, { "id_line": 689, "ja_text": "真美は、言われた通りに巨大化し始めた。", "zh_text": "对真美说完,她就巨大化了。" }, { "id_line": 690, "ja_text": "真美の体は、瞬く間に近くにあった工場の煙突より高くなり、", "zh_text": "真美的身体眨眼之间比附近工厂的烟囱还要高," }, { "id_line": 691, "ja_text": "ついには、真美の膝より高い建物は見当たらなくなっていた。", "zh_text": "过一会,连比真美的膝盖高的建筑物也找不到。" }, { "id_line": 692, "ja_text": "ブレザーの制服を着た身長225mの巨大女の姿が、そこにはあった。", "zh_text": "出现了身高225米穿着高中生西装制服的巨大女的身影。" }, { "id_line": 693, "ja_text": "本人が気に入るかは別として、今の真美には、", "zh_text": "真美她本人喜不喜欢就另当别论了," }, { "id_line": 694, "ja_text": "さしずめ「臨海工業地帯に出現した巨大女子高生」という言葉が、よく似合うだろう。", "zh_text": "但是「临海工业区出现了巨大的女子高中生」这句话很合适吧。" }, { "id_line": 695, "ja_text": "真美が、「箱庭」に「巨人」として出現したのは、今回で二回目である。", "zh_text": "真美以「巨人」姿态在「箱庭」出现是第二次。" }, { "id_line": 696, "ja_text": "前回、「巨人」だった時間はごくわずかだったので、実質初めてと言ってもよい。", "zh_text": "上次变成「巨人」只有一点点时间,实质来说,这是第一次吧。" }, { "id_line": 697, "ja_text": "それゆえ、司は巨大な真美の姿を見て、奈央が巨大化してる時とは違った感じを受けた。", "zh_text": "因此当司看到巨大的真美的身影影,感受到奈央巨大化的时不同的感觉。" }, { "id_line": 698, "ja_text": "いつもは身長150cm弱の真美が、今は身長225mの巨大な少女になっているからであろう。", "zh_text": "本来身高只有150cm的弱质少女真美,现在是身高225米的巨大少女。" }, { "id_line": 699, "ja_text": "とても同じ人間とは思えない迫力がある。", "zh_text": "很难想像是同一个人,现在她的身影很有震撼力。" }, { "id_line": 700, "ja_text": "「これから、どうすればいいの?」", "zh_text": "「之后要怎么办?」" }, { "id_line": 701, "ja_text": "「うまいこと場所を見つけて、俯せに寝てくれ」", "zh_text": "「找一个地方先躺下吧」" }, { "id_line": 702, "ja_text": "「オッケー」", "zh_text": "「OK」" }, { "id_line": 703, "ja_text": "「巨人」の真美は、周囲の小さな建物に、気をつけながら広大な貨物駅の線路の上に、俯せに寝そべった。", "zh_text": "「巨人」真美,一边当心周围的小建筑物,一边躺在货运站铁路旁边的广阔空地。" }, { "id_line": 704, "ja_text": "いくらここが、広大な場所とは言え、今の真美にとっては広くはない。", "zh_text": "虽然是广阔的空地,但对现在的真美来说只是刚好而已。" }, { "id_line": 705, "ja_text": "「これで、いいの?」と言って真美が轟音を立てて寝そべる。", "zh_text": "「这样就可以了吗?」躺在地上的真美发出巨大的轰鸣声。" }, { "id_line": 706, "ja_text": "ブラウスの隙間から、ピンクのブラジャーに包まれた巨大な胸の谷間が、はっきりと司の目に飛び込んできた。", "zh_text": "从衬衫的缝隙可以看到粉红色的胸罩包围着巨大的胸部,乳沟清晰地跳入司的眼帘。" }, { "id_line": 707, "ja_text": "「真美の胸って、こんなに大きかったか?いくら巨人とは言え、あの大きさは犯罪...いや災害レベルだ。", "zh_text": "「真美的胸部有这么大吗?虽然说是巨人,但那个大小已经是犯罪…不是…是灾害级别。" }, { "id_line": 708, "ja_text": "あのガスタンクのような大きさの巨大なおっぱいは、『箱庭』を襲う脅威でしかない。", "zh_text": "那个煤气鼓一样大小的巨大的胸部,已经可以威胁袭击『箱庭』。" }, { "id_line": 709, "ja_text": "にしても、巨大奈央は見慣れてるけど...言葉では表しにくいけど...", "zh_text": "即使看惯了巨大的奈央,不过…还是有一种难而言语的激动…" }, { "id_line": 710, "ja_text": "巨大真美を見てるとなんかこうムラムラしてくるんだよな...なんでだろ?」", "zh_text": "看到巨大的真美,好像有点萌动春心…为什么呢?」" }, { "id_line": 711, "ja_text": "そんな考えが独りでに浮かんできた。", "zh_text": "这种想法浮现出自己的脑海。" }, { "id_line": 712, "ja_text": "「それにしても今の司、すっごくちっちゃっくてかわいい~」", "zh_text": "「现在的司小小的,很可爱」" }, { "id_line": 713, "ja_text": "「むっ、それ、誉めてるのか?」", "zh_text": "「嗯,这算是赞扬吗?」" }, { "id_line": 714, "ja_text": "「うん、誉めてるよ。さっきまで、私に向かってあんなに憎たらしいことを、言ってた男の子が、", "zh_text": "「嗯,是赞扬。刚刚对我说什么都不懂的讨厌男生," }, { "id_line": 715, "ja_text": "こんなに小さくてかわいい『小人』さんに、なってるんだもん。", "zh_text": "现在变成了这么小巧可爱的『小人』桑。" }, { "id_line": 716, "ja_text": "お姉さん、さっきの君の悪態、そのかわいさに免じて許しちゃう♪」", "zh_text": "姐姐看在你可爱份上,原谅你刚才无礼的态度吧♪」" }, { "id_line": 717, "ja_text": "「勝手に、年上のお姉さん気取りになるな、この巨大女めっ」", "zh_text": "「随便就假装成姐姐,这个巨大女真是的!」" }, { "id_line": 718, "ja_text": "「あらあら、『小人』の司くんは、どうやら自分の立場がよくわかってないみたいね。立場の違いを、お姉さんが、教えてあげる」", "zh_text": "「哎呀哎呀,『小人』司君好像完全不明白自己的立场啊。让姐姐告诉你,你的立场如何和我不同」" }, { "id_line": 719, "ja_text": "そういって、真美は、司にしてみれば巨大な指の先っちよで、ちょんちょんっと彼の体を軽く弄んでやった。", "zh_text": "说完,真美用对司来说非常巨大的指尖,稍微玩弄一下小人先生的身体。" }, { "id_line": 720, "ja_text": "司にとっては弄ばれるとかいうレベルではなかったが。", "zh_text": "对司来说已经是超过被玩弄的级别。" }, { "id_line": 721, "ja_text": "「巨大女」の指先で、軽く弄ばれた司は、あまりの力の差に恐怖を感じたのか、急に卑屈になって", "zh_text": "被「巨大女」的手指轻轻玩弄的司,感到巨大的力量差距而恐惧,突然自卑屈辱感从内心涌出。" }, { "id_line": 722, "ja_text": "「真美女王様、ごめんなさい。ごめんなさい」と一心不乱に謝り始めた。", "zh_text": "「真美女王大人,对不起。对不起」司开始诚心地道歉。" }, { "id_line": 723, "ja_text": "司の態度の急激な変化に、真美は戸惑った。", "zh_text": "司的态度急剧的变化令真美感到踌躇。" }, { "id_line": 724, "ja_text": "それにしても「真美女王様って…」一週間前の海水浴の時を思い出した。", "zh_text": "「真美女王大人……」这句话使她想起了一个星期前在海水浴的时候。" }, { "id_line": 725, "ja_text": "あの時、悪戯をした司は、妹の奈央に「奈央様、ごめんなさい」と言って謝罪させられた。", "zh_text": "那时,恶作剧的司向妹妹奈央谢罪说「奈央桑,对不起」。" }, { "id_line": 726, "ja_text": "もしかしたら、この時に、司は妙な快感を知ってしまったのかも知れない。", "zh_text": "或许在那个时候,司觉醒了奇怪的快感也说不定。" }, { "id_line": 727, "ja_text": "にしても、「真美女王様」には真美自身、苦笑する。", "zh_text": "想到这一点,真美「女王」自己也在苦笑。" }, { "id_line": 728, "ja_text": "「奈央様」よりも一層、卑屈になってる。", "zh_text": "司为了让人感到比自己说「奈央大人」的时候更加卑屈," }, { "id_line": 729, "ja_text": "真美は、サディストではないので「真美様」とか「真美女王様」と呼ばれても、", "zh_text": "虽然真美不是施虐癖的「女王」,也被称为「真美大人」、「真美女王大人」," }, { "id_line": 730, "ja_text": "全然嬉しくないし、司がドMの変態野郎になっても困る。", "zh_text": "完全高兴不起来,司已经抖M变态到让人为难起来。" }, { "id_line": 731, "ja_text": "司には、普通の男の子であってほしい、そう思う真美だった。", "zh_text": "真美认真希望司只是一个普通的男生。" }, { "id_line": 732, "ja_text": "「あれっ、なんで私、司が普通の男の子であってほしいなんて思ったんだろう…」", "zh_text": "「咦,为什么我会在乎司是不是一个普通的男生……」" }, { "id_line": 733, "ja_text": "ここまで考えて、自分の司に対する感情に気付く。", "zh_text": "想到这一点,她发现了自己对司的感情。" }, { "id_line": 734, "ja_text": "「私が、司のことが…まさか、ね。気のせい、気のせい」と否定しようとするとともに、", "zh_text": "「我对司…难道…也许是心理作用,神经过敏而已」真美试图否定自己的真心," }, { "id_line": 735, "ja_text": "司が自分のことを、どう思ってるのかも気になり始めたのだった。", "zh_text": "自己怎么会对司的事情在意起来呢。" }, { "id_line": 736, "ja_text": "「そうだ、司を元の状態に戻しあげなきゃ。あのドMモードでいられるとこっちが困るしね」", "zh_text": "「对了,还是先让司回到原来的状态。现在抖M模式全开,我会很困扰啊。」" }, { "id_line": 737, "ja_text": "司を正気に戻してあげる真美。", "zh_text": "真美试图使司回复过来。" }, { "id_line": 738, "ja_text": "「はっ」っと、司の精神は正常に戻った。", "zh_text": "「哈」司的意识恢复正常。" }, { "id_line": 739, "ja_text": "「あれっ、俺なんでこんなところで寝ちゃったんだろ。真美の指先で弄ばれてからの記憶がない」", "zh_text": "「咦,我为什么在这种地方睡着了。我只有被真美的手指玩弄的记忆。」" }, { "id_line": 740, "ja_text": "「今まで、司は気絶してたよ」真美は、あえて司の話に合わせて、司の「真美女王様」発言や「ドMモード」のことは黙っておいた。", "zh_text": "「刚刚司晕过去了」真美大胆地配合司的记忆,对司说了「真美女王大人」和开启「抖M模式」这件事则是完全没有提起。" }, { "id_line": 741, "ja_text": "言っちゃうとかわいそうだしね。", "zh_text": "说出来的话也太可怜了吧。" }, { "id_line": 742, "ja_text": "「気絶なんかしてないで、早く模型の扱い方を教えてよ」", "zh_text": "「你没有晕过去之前,正要告诉我模型的处理方法吧。」" }, { "id_line": 743, "ja_text": "「そうだったな。では、まず車両の持ち方から。車両の胴体の真ん中あたりを、親指と人差し指で摘まんで持つのが、正しい持ち方だ。", "zh_text": "「是啊。那么,首先从车辆的拿法说起。拇指和食指捏起车厢才是正确的拿法。" }, { "id_line": 744, "ja_text": "あと持つのは、一両ずつな。試しに、さっき俺が言った通りに、列車の最後尾の貨車を持ってみてくれ」", "zh_text": "还有一次只可以拿一辆。尝试我刚才说的那样拿起列车车尾的货车给我看看吧」" }, { "id_line": 745, "ja_text": "司は寝そべっている真美の顔を見上げて、言った。", "zh_text": "司对躺着仰望上空的真美的脸说。" }, { "id_line": 746, "ja_text": "慎重に、真美は最後尾の貨車を持ち上げる。というよりかは、摘み上げるかっこうだ。", "zh_text": "真美谨慎地拿起最后面的货车。与其说是拿起,倒不如说是轻轻地采摘。" }, { "id_line": 747, "ja_text": "それくらい真美にとって、貨車は小さいのだ。", "zh_text": "对真美来说货卡实在是太小了。" }, { "id_line": 748, "ja_text": "「うん、ちゃんと持ち方はできてるな」", "zh_text": "「嗯,很好的拿法」" }, { "id_line": 749, "ja_text": "「ねぇ、この貨車、ずっと持ったままにするの?」", "zh_text": "「喂,这辆货车要一直拿着吗?」" }, { "id_line": 750, "ja_text": "「次に、車両を線路に乗せるやり方を教えるけど、持ってるのしんどかったら、ゆっくり下ろして置けばいい」", "zh_text": "「其次要教的是车辆放在铁路上的方法,拿得太辛苦的时候,只要慢慢地放下来就好了」" }, { "id_line": 751, "ja_text": "真美は、持つのに疲れたのか、すぐに貨車を置いた。", "zh_text": "真美谨慎地拿着货卡,感到有点累,马上就把货卡放下。" }, { "id_line": 752, "ja_text": "「車両を、上手く線路に乗せるには、あそこに置いてある緑色の道具を使うんだ」", "zh_text": "「车厢要好好放在铁轨上的话,要使用放在那里的绿色工具。」" }, { "id_line": 753, "ja_text": "真美は、司が言ってた道具を見つけた。先程、手元に置いた貨車を再び手に取り、傾斜のついた緑色の道具に乗せた。", "zh_text": "真美找到了司说的工具。把刚才放在地上的货车再次拿到手中,装在斜斜的绿色工具上。" }, { "id_line": 754, "ja_text": "貨車は、スーッと滑るようにして線路に乗った。", "zh_text": "货卡滑回到铁轨上。" }, { "id_line": 755, "ja_text": "「真美は手先が器用だし、模型の扱うにしても要領がいいな」司が真美を誉める。", "zh_text": "「真美的手很巧,也有好好地找到模型处理的要领」司赞扬真美道。" }, { "id_line": 756, "ja_text": "「えへへ」と真美は照れ笑いした。", "zh_text": "「嘿嘿」真美害羞了。" }, { "id_line": 757, "ja_text": "「これで、模型の扱い方の講習は終わり。後は、練習を兼ねた実戦で慣れればよし。", "zh_text": "「就这样,模型处理方法的讲座结束。之后,在实战兼练习中习惯就好。" }, { "id_line": 758, "ja_text": "では、この後使う材料を積んだ貨車が、ここに何両か置いてあるから、", "zh_text": "那么,这几台货车放满了之后会用到的材料," }, { "id_line": 759, "ja_text": "乗ってきた列車の後ろに、連結する作業を『巨大女子高生』の黒川真美さんに、手伝って貰おうかな?」", "zh_text": "就火车头的后面,请『巨大女子高中生』黑川真桑帮帮忙可以吗?」" }, { "id_line": 760, "ja_text": "「そこまでして、小人さんに頼まれると断るわけにもいかないから手伝ってあげる♪ まずは...」", "zh_text": "「我想不到拒绝小人先生请求帮助的理由,那么首先是…」" }, { "id_line": 761, "ja_text": "次々に、司は真美に指示していく。", "zh_text": "司对真美下的命令一个接一个。" }, { "id_line": 762, "ja_text": "真美の方も、指示通りに、貨車を指先で軽く摘み上げては、線路に下ろしていく。", "zh_text": "真美也好好听从吩附,用手指轻轻抬起货车,再放回铁轨上。" }, { "id_line": 763, "ja_text": "女の子の色白の細い腕が、軽々と貨車を摘み上げる様は圧巻だ。", "zh_text": "女孩子用肌肤透白纤细的胳䏝轻轻地捏起货车才是最精华的部分。" }, { "id_line": 764, "ja_text": "あっという間に、貨車の組み替え作業が終わった。", "zh_text": "一转眼,货卡的重组工作结束。" }, { "id_line": 765, "ja_text": "「作業終わったよ、司」", "zh_text": "「工作结束了,司」" }, { "id_line": 766, "ja_text": "「じゃ、次は...」", "zh_text": "「那么,接下来是…」" }, { "id_line": 767, "ja_text": "また司は、真美に貨車の組み換え作業を命じた。", "zh_text": "司下令真美再做一次货卡的重组的工作。" }, { "id_line": 768, "ja_text": "「また、同じことするの?」", "zh_text": "「这不是一样的事吗?」" }, { "id_line": 769, "ja_text": "「練習だよ、練習」", "zh_text": "「要练习,练习。」" }, { "id_line": 770, "ja_text": "「練習って言って、雑用押し付けてるんじゃないよね?」", "zh_text": "「已经练习过了,这种杂事没必要加强吧?」" }, { "id_line": 771, "ja_text": "「うっせーな、やれっつたらやれよ,この巨大女」", "zh_text": "「好麻烦,怎么这么不听人话呀,这个巨大女」" }, { "id_line": 772, "ja_text": "嫌味ったらしく言い放つ司。", "zh_text": "司的挖苦令真美很受打击—。" }, { "id_line": 773, "ja_text": "真美は、そんな司の言い方にカチンときた。", "zh_text": "真美被司的话惹怒了。" }, { "id_line": 774, "ja_text": "「なによその言い方!めんどくさい作業を、全部私に命令して、押し付けたってわけ?」", "zh_text": "「你这是什么说法呀!麻烦的工作全部都命令给我做,强加我这样做有什么理由吗?」" }, { "id_line": 775, "ja_text": "「別に、押し付けてるわけじゃねーよ。練習のついでにやってもらっただけなのに」", "zh_text": "「没有什么强加的理由啦。只是顺便练习而已」" }, { "id_line": 776, "ja_text": "お互い虫の居所が悪かったのか、さらに不毛な言い争いはヒートアップ。", "zh_text": "彼此的情绪非常不好,无结果的争吵开始白热化。" }, { "id_line": 777, "ja_text": "お互いを詰り合う言葉が飛び交った。", "zh_text": "开始互相责备对方。" }, { "id_line": 778, "ja_text": "この二人、普段はなんだかんだで仲がよく、二人一緒にいるとクラスメートから「夫婦仲がいいね~」などと茶化されるのだが、", "zh_text": "这两个人平时都是很和睦,两个人在一起时,同学们都会开玩笑说「夫妻关系很好啊」," }, { "id_line": 779, "ja_text": "たま~に今みたいに大喧嘩をすることがあって、そんな時は「おっ、夫婦喧嘩が始まった、始まった」などと揶揄される。", "zh_text": "但偶尔也会像现在一样大吵一架,这种时候又会被揄揶说「喂,夫妻吵架开始了,开始了」。" }, { "id_line": 780, "ja_text": "さっきから言い争ってるうちに、だんだん互いに自分が悪かったかなと思いはじめるも、引くに引けぬ口喧嘩。", "zh_text": "刚刚开始的争论渐渐变为相互指责对方的错处,两人停滞不前地吵架。" }, { "id_line": 781, "ja_text": "ここまでは司の方が分が悪かったのだが、真美が「箱庭」の中では、絶対に口にしてはならない言葉を言ってしまったのだ。", "zh_text": "司的话说越来越恶劣,不过真美这时说了「箱庭」中绝对不能说出嘴的话。" }, { "id_line": 782, "ja_text": "「そこまで、司が私の方が悪いって言うんだったらね、こうしてやる」", "zh_text": "「如果司觉得我这么坏的话,我只好这样做了」" }, { "id_line": 783, "ja_text": "そういうと、真美は、止まっていた貨車に片足を軽く押し当てた。", "zh_text": "真美用巨大的脚轻轻踩在停放的货卡上。" }, { "id_line": 784, "ja_text": "「アンタが先に謝らないならね、コレ、踏み潰すわ。今の私は、身長225M、体重13万トンの巨人なのよ。こんなに小さなおもちゃの貨車なんてすぐに踏み潰せるんだから。それに踏み潰されるのは、この貨車だけじゃ、済まないかもね。今の私なら、こんなおもちゃの街は徹底的に踏み潰して壊せるのよ。ねぇ、わかった?わかったんなら、早く謝んなさいよ。そうよ、さっきみたいに土下座しながら『真美女王様、ごめんなさい。僕が全部悪いです』って言えたら許してあげるわ」", "zh_text": "「你不先道歉的话,我就踩烂它。现在的我可是身高225m,重13万吨的巨人啊。这么小的玩具的货车马上踩烂也可以。货卡被这种程度的践踏恐怕会承受不了吧。现在的我连这种玩具城市都可以轻易地彻底踩碎破灭在我的脚下。明白了吗?知道了的话,你还是早点道歉吧。是啊,就像刚才那样一边跪在地上一边说『真美女王,对不起。全部都是我不好』。这样的话我就原谅你吧」" }, { "id_line": 785, "ja_text": "そこまで、一気に真美は言い切ってから自分が言ってしまったことの重大さに気付いた。", "zh_text": "这时真美注意到自己因一时气愤冲口而出的话的严重性。" }, { "id_line": 786, "ja_text": "「『踏み潰す』なんて、ちょっと司を困らせようとして、軽く言っちゃったけど…", "zh_text": "「『踩烂』对司来说真的有点为难,还是说轻一点吧…" }, { "id_line": 787, "ja_text": "でも、実際にそんなことしたら…一両のおもちゃの貨車とは言え、取り返しのつかないことになっちゃう…", "zh_text": "实际上,如果那样做的话…一台两台的玩具货车,就不可避免了…" }, { "id_line": 788, "ja_text": "それに『箱庭』のほとんどは司のお父さんが創ったものだから…だから…」", "zh_text": "而且『箱庭』大部分都是司的爸爸创造的吧…所以……」" }, { "id_line": 789, "ja_text": "自らの発言の重大さに、真美の足が軽く震えだした。と、同時になぜか真美の体が小さくなりはじめた。", "zh_text": "意识到知道自己发言的严重性,真美的脚在轻轻发抖。与此同时,真美的身体突然开始缩小。" }, { "id_line": 790, "ja_text": "「緊急避難用のスイッチで縮小化させてもらったよ。", "zh_text": "「紧急避难用缩小化的设备的开关打开了。" }, { "id_line": 791, "ja_text": "真美、お前が貨車を踏み潰そうとする直前まで、俺は自分のせいで喧嘩になってしまったのだからお前に謝ろうと思ってた。", "zh_text": "真美,你要踩烂货车之前,我们因为我的原因而吵架了,我要向你道歉。" }, { "id_line": 792, "ja_text": "でも、先に謝りたくないなんて意地を張ってしまった。一番初めの発言に関しては、", "zh_text": "但是在道歉之前。先想一想你的发言," }, { "id_line": 793, "ja_text": "『真美女王様、ごめんなさい。僕が全部悪いです』と俺が謝罪してお前の気が済むのならそうしよう。", "zh_text": "『真美女王,对不起。全部都是我不好』如果我这样道歉你满意的话,那就这么办吧。" }, { "id_line": 794, "ja_text": "でもな、その後の真美の言葉を聞いて、正直耳を疑ったよ。", "zh_text": "听到真美的话之后,说实话,我怀疑自己听错了。" }, { "id_line": 795, "ja_text": "なにせ『こんなおもちゃの街壊してやる』だもんな。", "zh_text": "『要破坏这样的玩具』。" }, { "id_line": 796, "ja_text": "俺が、どれだけこの『箱庭』を大切にしてるか、真美は分かってくれてると思ってたんだけどな。", "zh_text": "这个『箱庭』对我有多重要,真美你有好好想过吗。" }, { "id_line": 797, "ja_text": "俺自身を詰ったり、蔑んだりするぶんには全然構わないが、", "zh_text": "因为我自己不通气,责备我或者蔑视我也是完全没问题," }, { "id_line": 798, "ja_text": "『箱庭』を俺への嫌がらせで壊そうとするって言うなんてひどくないか?", "zh_text": "但是要惹我生气而说要破坏『箱庭』这种话对我的伤害有多严重吗?" }, { "id_line": 799, "ja_text": "そんな発言は、許せない。", "zh_text": "这种发言绝对不可以原谅。" }, { "id_line": 800, "ja_text": "あっ、そうそうそんなに踏み潰してみたかったら、この辺り一帯は俺が創った場所だから別に壊したきゃ、壊せばいいよ。", "zh_text": "啊,对了对了,这么想试试踩碎什么的话,这一带都是我创造的。有本事就当着我的脸破坏就好。" }, { "id_line": 801, "ja_text": "でも、もしこの後お前がここを破壊しつくしてて、奈央がその理由を聞いてきたら、俺は正直に言うつもりだ。", "zh_text": "但是如果这个地方被你破坏的话,奈央问起,我会老实说给她听。" }, { "id_line": 802, "ja_text": "奈央も、この『箱庭』が大好きだからな。", "zh_text": "因为奈央也是非常喜欢『箱庭』。" }, { "id_line": 803, "ja_text": "『箱庭』を壊そうとする奴は、たとえ姉のように慕ってる人間でも嫌いになるだろうな。", "zh_text": "破坏『箱庭』的家伙,即使如大姐姐一样仰慕的人,也会被讨厌的吧。" }, { "id_line": 804, "ja_text": "さっきも言った通り、壊したければ壊せばいい。", "zh_text": "和刚才说的一样,如果想破坏,好。" }, { "id_line": 805, "ja_text": "この『箱庭』を壊してもいいおもちゃだと考えてる奴には、『箱庭』に入る資格はない。", "zh_text": "但是认为这个『箱庭』可以好像玩具一样是弄坏的家伙,没有进入『箱庭』的资格。" }, { "id_line": 806, "ja_text": "今日のところは、早くここから出ていってくれ」", "zh_text": "今天到此为止,快点从这里出去」" }, { "id_line": 807, "ja_text": "その時、真美の体が再び「巨人」サイズになった。", "zh_text": "这时,真美的身体再次回到「巨人」的尺寸。" }, { "id_line": 808, "ja_text": "「緊急避難用だから、元に戻ったようだな。『巨人』に戻ったことだし、踏み潰すなり帰るなり好きにしろ。", "zh_text": "「只是紧急避难用的,所以回到原来的大小。如果『巨人』你喜欢,一边回去一边踩坏这个城市也可以。" }, { "id_line": 809, "ja_text": "俺は、これからさっきのルートで帰るから。じぁな」", "zh_text": "我会用刚才来的路线回去。」" }, { "id_line": 810, "ja_text": "司は機関車に乗り込み、一人で帰っていった。", "zh_text": "司坐上了火车,一个人回家了。" }, { "id_line": 811, "ja_text": "貨物駅に一人取り残された制服姿の巨大な女の子。", "zh_text": "货运站只剩下一个穿着制服的巨大女孩的身影。" }, { "id_line": 812, "ja_text": "彼女は、立ち上がり、少し離れた場所にある『箱庭』の出口に向かった。", "zh_text": "她站起来,离开这个地方,向『箱庭』的出口走去。" }, { "id_line": 813, "ja_text": "出口に向かって歩いていく巨大な少女の目には、大粒の涙が溢れていた。", "zh_text": "走向出口时,大滴的泪水从巨大的少女眼中溢出。" }, { "id_line": 814, "ja_text": "#4", "zh_text": "#4" }, { "id_line": 815, "ja_text": "「箱庭」から出て、玄関に続く階段を上がる。", "zh_text": "从「箱庭」上楼梯到玄关。" }, { "id_line": 816, "ja_text": "その時、真美は司の部屋に荷物を置いてあることに気がついた。", "zh_text": "那个时候,真美想到自己的包包还在司的在房间里。" }, { "id_line": 817, "ja_text": "「荷物を取りに行かなきゃ」と考えながら歩いてると、やってきた奈央と正面衝突した。", "zh_text": "「要去拿包包」一边想着一边走路的时候,和正面迎来的奈央相撞。" }, { "id_line": 818, "ja_text": "と言っても、真美と奈央の身長差は20cmほどもあり、奈央の胸に真美が顔を埋めた格好だ。", "zh_text": "真美和奈央的身高少说也有差20cm,真美的脸埋进奈央的胸部。" }, { "id_line": 819, "ja_text": "「真美さん、前をよく見て歩いてくださいよ…危ないじゃないですか」", "zh_text": "「真美先生,走路要看路…你这样很危险的」" }, { "id_line": 820, "ja_text": "ぶつかってきた真美の様子がいつもと違うことに奈央は気がついた。", "zh_text": "奈央发现撞到自己的真美与平时有点不同。" }, { "id_line": 821, "ja_text": "「あれ?真美さん、なんで泣いてるんですか?『箱庭』の中でお兄ちゃんに、なんか変なことされたんですか!?」", "zh_text": "「什么?真美桑为什么在哭?在『箱庭』时哥哥对你做了奇怪的事吗!?」" }, { "id_line": 822, "ja_text": "「そんなに大したことないから、大丈夫。気にしないで」", "zh_text": "「不是,没有什么大不了的,没关系。不要在意」" }, { "id_line": 823, "ja_text": "「大丈夫じゃないですよ。真美さん、お兄ちゃんに泣かされたじゃないですか」", "zh_text": "「不是没关系哟。真美桑,是哥哥把你弄哭吧?」" }, { "id_line": 824, "ja_text": "「司の部屋に、荷物取りに行かなきゃ…」", "zh_text": "「司的房间,我要去拿东西……」" }, { "id_line": 825, "ja_text": "「真美さん、私の部屋に来て下さい。荷物は私が取ってきます。", "zh_text": "「真美桑先去我的房间吧。东西我帮你拿。" }, { "id_line": 826, "ja_text": "箱庭の中で、何があったか話して下さい。いいですね。", "zh_text": "请好好跟我讲在箱庭中发生了什么。没事的。" }, { "id_line": 827, "ja_text": "でないと、もう『箱庭』に入れて貰えなくなるかもしれないですよ」", "zh_text": "不然我不会再让你进入借用『箱庭』哟」" }, { "id_line": 828, "ja_text": "奈央は、力強く言って自分の部屋に真美を招きよせた。", "zh_text": "奈央说服真美进自己的房间。" }, { "id_line": 829, "ja_text": "「適当に座って下さい。荷物取ってきてから、なにか飲み物を持ってきますから」", "zh_text": "「请随便坐。我去拿你的东西,顺便去拿饮料。」" }, { "id_line": 830, "ja_text": "奈央が持ってきた麦茶を飲み、心を落ち着かせる。", "zh_text": "奈央拿来了麦茶,真美喝了后,心情平复下来。" }, { "id_line": 831, "ja_text": "「じゃ、何があったか話して下さい」", "zh_text": "「那么,请你说一下发生了什么」" }, { "id_line": 832, "ja_text": "真美は、奈央に促されて事の顛末を語った。", "zh_text": "真美在奈央的催促下把事情的始末说出来。" }, { "id_line": 833, "ja_text": "「なるほど。そういうことだったんですか。まず真美さん。", "zh_text": "「原来如此。发生了那样的事。首先真美桑," }, { "id_line": 834, "ja_text": "いくらお兄ちゃんにムカついたからと言って、", "zh_text": "我多多少少对哥哥态度感到呕心," }, { "id_line": 835, "ja_text": "『巨人』の状態で『箱庭』の街を踏み潰してやるなんて言ったら、", "zh_text": "但是你在『巨人』的状态下说要踩碎『箱庭』之类的话," }, { "id_line": 836, "ja_text": "お兄ちゃんは本気で怒っちゃいます。", "zh_text": "哥哥可是会真的生气。" }, { "id_line": 837, "ja_text": "そういうことを言ったら、ダメだって言わなかった私達も悪いと言えば悪いですけど。", "zh_text": "说了这样的话,我不会说是你不好,我们也没有先跟你说为什么这是不好的。" }, { "id_line": 838, "ja_text": "でも、『箱庭』に慣れていない時に、『巨人』の状態で居たら街を踏み潰したくなる気持ちはよく分かります。", "zh_text": "但是我很瞭解还没习惯『箱庭』时,在『巨人』的状态下想要踩碎街道上的一切的心情。" }, { "id_line": 839, "ja_text": "小さなビルや電車を見てると、心の底にある破壊衝動が刺激されるからだと思います。", "zh_text": "看到小小的大楼和电车,会刺激到内心深处的破坏欲。" }, { "id_line": 840, "ja_text": "実は、真美さんと同じように、昔、お兄ちゃんも、お父さんに怒られたことがあるんです。", "zh_text": "其实,和真美桑一样,哥哥小时候让爸爸生气了。" }, { "id_line": 841, "ja_text": "で、かく言う私も、お父さんに怒られたことがあります。", "zh_text": "这么说来,我也有试过搞得爸爸很生气。" }, { "id_line": 842, "ja_text": "二人とも、怒られた理由は同じでした。", "zh_text": "我们两个人让他生气的理由也是和你一样。" }, { "id_line": 843, "ja_text": "小さな『箱庭』の世界に慣れていないと、どうしても破壊衝動が沸き起こってきます。", "zh_text": "没有习惯小小的『箱庭』世界的话,怎样也会涌起破坏欲。" }, { "id_line": 844, "ja_text": "模型の電車や建物は壊れやすいから、大切に、丁寧に扱わないとダメなんです。", "zh_text": "模型电车和建筑物很容易损坏,在对待时要很小心。" }, { "id_line": 845, "ja_text": "『箱庭』は『箱庭』で一つの世界なんだから、『箱庭』には守らなければならないルールがある。", "zh_text": "『箱庭』是自成一国的『箱庭』世界啊,所以在『箱庭』有必须遵守的规则。" }, { "id_line": 846, "ja_text": "こういうことをお父さんに教えてもらいました」", "zh_text": "父亲是这样教我们的」" }, { "id_line": 847, "ja_text": "「『箱庭』におけるルール?」", "zh_text": "「『箱庭』的规则?」" }, { "id_line": 848, "ja_text": "「そうですね、どういうのが『箱庭のルール』と言うと、", "zh_text": "「是啊,要说『箱庭的规则』的话," }, { "id_line": 849, "ja_text": "例えば、『巨人』が歩いていい場所は、しっかりと決められています。", "zh_text": "譬如『巨人』可以走的地方都有规定好。" }, { "id_line": 850, "ja_text": "でもそのかわり、歩いていい部分はお兄ちゃんが、しっかりと補強してくれました。", "zh_text": "另一方面,现在可以走的部分,都是哥哥好好地补强的。" }, { "id_line": 851, "ja_text": "私の『巨人』になりたいっていうワガママのために、お兄ちゃんが補強してくれたんです。", "zh_text": "因为我任性想要成为『巨人』,哥哥才会去补强。" }, { "id_line": 852, "ja_text": "だから、今では私が『巨人』として『箱庭』を散歩しているだけなら、お兄ちゃんは、何も文句は言いません。", "zh_text": "所以现在我以『巨人』的姿态在『箱庭』散步,哥哥也不会发牢骚。" }, { "id_line": 853, "ja_text": "それに、今まで、お兄ちゃんも私もクラスメートを『箱庭』に招待したことなんて", "zh_text": "到目前为止,哥哥和我从来也没有邀请同学进去『箱庭』," }, { "id_line": 854, "ja_text": "全然なくて、真美さんが初めての人なんです。", "zh_text": "被邀请这件事,真美桑是第一个呢。" }, { "id_line": 855, "ja_text": "真美さんなら『箱庭』に招待しても、問題ないと判断したからこそ、お兄ちゃんは招待したと思います。", "zh_text": "因为评估过真美桑被邀请进『箱庭』也不会有问题,所以哥哥才会邀请你的。" }, { "id_line": 856, "ja_text": "その真美さんが、あんなことを言っちゃったからお兄ちゃんは、普段以上に怒った。", "zh_text": "所以当真美桑说了这样的话时,哥哥才会比平时更加生气。" }, { "id_line": 857, "ja_text": "でも、『箱庭』に二度と入るなとまでは言わなかった。", "zh_text": "虽然他说了你别再进入『箱庭』这种话。" }, { "id_line": 858, "ja_text": "つまり、お兄ちゃんは、真美さんが『箱庭のルール』を知り、理解した上で、", "zh_text": "其实只要真美桑有学懂『箱庭的规则』,哥哥会明白的," }, { "id_line": 859, "ja_text": "改めて『箱庭』に遊びに来て欲しいと思ってるはずです。", "zh_text": "也会希望你重新来『箱庭』玩。" }, { "id_line": 860, "ja_text": "でも、やっぱりここはお兄ちゃんが先に謝るべきだと思います。", "zh_text": "但是哥哥还是应该先为自己的态度向你道歉。" }, { "id_line": 861, "ja_text": "ですから、私が仲介役を引き受けて、謝罪の場を設けますので、明日にでも仲直りしてください。", "zh_text": "所以我会做仲介的角色,为你们先设好道歉的平台,请你们明天和好吧。" }, { "id_line": 862, "ja_text": "今日一日は、お兄ちゃんも真美さんも頭を冷やした方がいいと思います。", "zh_text": "今天先让哥哥和真美桑你冷静下来。" }, { "id_line": 863, "ja_text": "でも、出来るだけ早く仲直りした方がいいので明日にします。いいですか?」", "zh_text": "但是明天还是尽快和好比较好。可以吗?」" }, { "id_line": 864, "ja_text": "「うん、いいよ。ギクシャクした状態が長くなるのは、私だって嫌だよ」", "zh_text": "「嗯,好啊。我也很讨厌这种紧张的状态拖太久」" }, { "id_line": 865, "ja_text": "「今日、お兄ちゃんに怒られたことは、一種の通過儀礼だと考えてるといいかもしれません。", "zh_text": "「今天你令哥哥生气的事就当成是自己成长的过程吧。" }, { "id_line": 866, "ja_text": "でも、真美さん。自分だけが悪いなんて思わないで下さいね。", "zh_text": "但是真美桑也不用想得自己这么坏哦。" }, { "id_line": 867, "ja_text": "お兄ちゃんも、昔、怒られたことを思い出したはずですから」", "zh_text": "你要记得哥哥以前也有因为这原因而让人生气。」" }, { "id_line": 868, "ja_text": "「そういえば、私と司はよくささいなことで喧嘩してたけどすぐに仲直りしてた。", "zh_text": "「说起来,我经常和司为了小事吵架,不过马上就会和好。" }, { "id_line": 869, "ja_text": "今日の所は、頭を冷やして反省しまーす」", "zh_text": "今天让头脑冷静,好好反省一下」" }, { "id_line": 870, "ja_text": "「しっかり冷やしてください。お兄ちゃんもだけどね」", "zh_text": "「哥哥也要冷静冷静。」" }, { "id_line": 871, "ja_text": "真美の顔に笑顔が戻っていた。", "zh_text": "真美的脸上回复了笑容。" }, { "id_line": 872, "ja_text": "真美は、ふとあることを奈央に聞かなければならなかったことを思い出した。", "zh_text": "真美突然想起要问奈央一件事。" }, { "id_line": 873, "ja_text": "「ねぇ、奈央ちゃん。前から聞きたかったんだけど、奈央ちゃんはなんでそんなに『巨人』になりたがってるの?」", "zh_text": "「奈央酱,之前就想问了,奈央为什么会那么想成为『巨人』呢?」" }, { "id_line": 874, "ja_text": "「そうですね、自分でもなんで『巨人』になりたいのかは、ハッキリとしたことは分からないです。", "zh_text": "「即使我自己是想成为『巨人』,但我也不清楚为什么。" }, { "id_line": 875, "ja_text": "何か目的があって『巨人』になりたい訳ではないし、", "zh_text": "如果说起想为成『巨人』的目的," }, { "id_line": 876, "ja_text": "ただ『箱庭』の中で『巨人』の状態でいると、下腹部のあたりがキュンとして、気持ちよくなることが多いです」", "zh_text": "只是因为在『箱庭』中变为『巨人』状态的话,小腹一带会有一种抽动刺痛的感觉,心情会变得很舒畅。」" }, { "id_line": 877, "ja_text": "「ふむふむ。何歳頃から、そういう風に思ってるの?」", "zh_text": "「嗯~~是几岁开始有这样的想法呢?」" }, { "id_line": 878, "ja_text": "「物心付いた時からだと思います。", "zh_text": "「是从我懂事之后开始。" }, { "id_line": 879, "ja_text": "幼い頃から、『不思議の国のアリス』のアリスや『ガリバー』になりたいとか言ってたみたいですし。", "zh_text": "好像我年幼时已经有说要成为『爱丽丝梦游仙境』的爱丽丝和『格列佛游记』的格列佛。" }, { "id_line": 880, "ja_text": "アリスは女の子だけど、ガリバーは男じゃないかとかよく言われました」", "zh_text": "经常被其他人说爱丽丝是女孩子,但是格列佛却是男人」" }, { "id_line": 881, "ja_text": "「結構、根が深いね 」", "zh_text": "「很根深蒂固呢」" }, { "id_line": 882, "ja_text": "「で、小学校に入ってすぐの頃に、『新急グローバルペンタゴン』に連れて行ってもらったんです。", "zh_text": "「小学的时候就去了『东武世界广场』。" }, { "id_line": 883, "ja_text": "もちろん、私が行きたい行きたいって駄々をこねてですけど」", "zh_text": "当然是我想去而撒娇换来的。」" }, { "id_line": 884, "ja_text": "「そこって、世界五大陸の名所や大都市が25分の1スケールのミニチュアになって展示されてるテーマパークだっけ?」", "zh_text": "「那里是展示把世界五大洲的名胜和大城市以25分之一的比例打造的模型的主题公园吧?」" }, { "id_line": 885, "ja_text": "「そうです。大都市を再現したミニチュアセットの中に入ることが出来て、", "zh_text": "「是的。可以进入大城市再现的迷你组合模型当中," }, { "id_line": 886, "ja_text": "誰でもガリバーになれるっていうのが売りのあのテーマパークです。", "zh_text": "谁都能够成为格列佛就是那个主题公园的卖点。" }, { "id_line": 887, "ja_text": "まぁ、そういうテーマパークなんで私は、行く前から喜びまくって、", "zh_text": "嘛,在去主题公园之前,我已经很兴奋," }, { "id_line": 888, "ja_text": "着いたら着いたではしゃぎまわって、帰る頃にはクタクタになってて、帰りの車の中でずっと寝っぱなしだったらしいです。", "zh_text": "到了之后整个人都迷进去欢蹦乱跳,回去的时候筋疲力尽,在回程的车上一直一直睡。" }, { "id_line": 889, "ja_text": "で、お父さんがここのミニチュアに物凄く感動しちゃって、", "zh_text": "爸爸也被那里的模型感动到," }, { "id_line": 890, "ja_text": "我が家にも似たようなものを造ってやるって意気込んで、実際に出来たのがあの『箱庭』なんです。", "zh_text": "决定要在家建造类似的东西,事实上,那个就是『箱庭』。" }, { "id_line": 891, "ja_text": "『箱庭』が、完成した時にお父さんが", "zh_text": "爸爸完成了『箱庭』的时候,说了" }, { "id_line": 892, "ja_text": "『奈央のために造ってあげたんだよ。これで、いつでも好きな時に、ガリバーになれるぞ』って言って、", "zh_text": "『这是为了奈央而建造的哟。那么奈央就可以任何时候都成为格列佛』之类的话。" }, { "id_line": 893, "ja_text": "私が『パパ、大好き』って言っあげたら、すごく喜んでました。親バカというかなんというか。", "zh_text": "当时我因为感到非常高兴还说了『我好喜欢爸爸』。为了女儿,这就是所谓的笨蛋父母吧。" }, { "id_line": 894, "ja_text": "実際は、お父さんの趣味の鉄道模型を走らせる広い場所が、欲しかったっていうのが本来の『箱庭』の作製目的だったと思いますよ」", "zh_text": "实际上,爸爸想要一个宽广的地方运行铁道模型是他自己的兴趣,这才是真正制作『箱庭』的目的。」" }, { "id_line": 895, "ja_text": "「愛娘のためにそこまでするとは、すごいお父さんね」", "zh_text": "「为了爱女而做到这种程度,好厉害啊」" }, { "id_line": 896, "ja_text": "「完成した当初は、小さな環状線と申し訳程度のビルや家があっただけなんですけど", "zh_text": "「爸爸当初只有完成了很简陋的大楼和住宅再加上一条小小的环状线而已。" }, { "id_line": 897, "ja_text": "どんどん『箱庭』が拡大していって、知っての通り今じゃ、あんなにも大きなものになってます。", "zh_text": "『箱庭』之后不断扩展,变成你现在所知道的那么大的东西。" }, { "id_line": 898, "ja_text": "『箱庭』はもはや一つの世界を構成してる、そんな感じですね」", "zh_text": "有一种『箱庭』已经构成了一个世界的感觉」" }, { "id_line": 899, "ja_text": "「しかも私が『箱庭』の中で『巨人』になってる姿を、写真やビデオで撮ってって頼むと撮ってくれたりして。", "zh_text": "「而且我还拜托爸爸拍下我在『箱庭』中成为『巨人』的样子,照片和影片都有。" }, { "id_line": 900, "ja_text": "今では、お兄ちゃんが代わりに撮ってくれますけど」", "zh_text": "现在是哥哥代替爸爸帮我拍摄了。」" }, { "id_line": 901, "ja_text": "「奈央ちゃん、そのビデオか写真見てみたいんだけどいい?」", "zh_text": "「奈央,我想看那些影片和照片,可以吗?」" }, { "id_line": 902, "ja_text": "「いいですけど…あんまり期待しないでくださいよ」", "zh_text": "「好…但是请你不要太期待。」" }, { "id_line": 903, "ja_text": "奈央が、押し入れの中から、大量のアルバムを引っ張りだしてきた。", "zh_text": "奈央在壁橱中拉了大量的相册出来。" }, { "id_line": 904, "ja_text": "「えっと、緑の方が普通のアルバムで、ピンクのアルバムが『箱庭』用のアルバムです」", "zh_text": "「嗯,绿色是普通的相册,粉红色的相册是『箱庭』专用的相册。」" }, { "id_line": 905, "ja_text": "早速、真美はピンクのアルバムを手に取った。", "zh_text": "真美立刻把粉红色的相册拿在手上。" }, { "id_line": 906, "ja_text": "「おぉ~、奈央ちゃんおっきい~」", "zh_text": "「哦〜〜奈央酱好巨大」" }, { "id_line": 907, "ja_text": "真美が選んだアルバムの写真に写ってるブレザーの制服姿の奈央は、スカートの裾がビルの屋上にかかってるぐらいの大きさだった。", "zh_text": "真美拿到的照片拍了穿西装学校制服身姿的奈央,裙子的下摆刚好在大楼的屋顶上左右的大小。" }, { "id_line": 908, "ja_text": "「ところで、この写真はいつ頃撮ったの?奈央ちゃん、今とは違う制服着てるし…」", "zh_text": "「这张照片是什么时候拍的?和奈央现在穿的制服不同……」" }, { "id_line": 909, "ja_text": "「あーこれは、小学校六年生の時の写真だと思います。小学校卒業記念の写真です。", "zh_text": "「啊,这是小学六年级的时候的拍的。是小学毕业的纪念照。" }, { "id_line": 910, "ja_text": "ちなみに、小学校は私立で制服がかわいいからって理由だけで、入学させられました」", "zh_text": "顺带一提,那时只是因为私立学校的制服很可爱这种理由而被迫入读那间小学」" }, { "id_line": 911, "ja_text": "そういうだけあって、奈央が通ってた制服は、真美が見てもかわいらしいものだった。", "zh_text": "虽然是这样说,真美只是透过照片看到奈央的制服也觉得超可爱的。" }, { "id_line": 912, "ja_text": "小学生の制服と言うより、どっかの女子高校の制服と言ったほうがあっているデザインだった。", "zh_text": "那间小学校服设计得很像某女子高中的制服的说。" }, { "id_line": 913, "ja_text": "その後も、なにかにつけて撮影された巨大奈央の写真を眺めていく。", "zh_text": "之后的照片都是以仰望的角度拍摄的巨大奈央。" }, { "id_line": 914, "ja_text": "それぞれの写真ごとに、奈央の大きさが違うのが印象的だった。", "zh_text": "每张照片的奈央的大小都不同。" }, { "id_line": 915, "ja_text": "2Mぐらいからいつもの250M程度まで、多様な大きさの奈央の写真があった。", "zh_text": "从2m到250m都有,各种各样不同大小的奈央的照片。" }, { "id_line": 916, "ja_text": "しかも、『巨人』であることを強調するような構図が多かった。", "zh_text": "而且都是强调『巨人』主题的构图。" }, { "id_line": 917, "ja_text": "例えば奈央が模型の電車を摘みあげてたりする写真、大型トレーラーより大きな奈央の黒い革靴だけを撮影した写真、", "zh_text": "例如奈央捏起模型电车的照片,只指了比大型货车更巨大的奈央的黑色皮鞋的照片," }, { "id_line": 918, "ja_text": "ビル街の中で奈央が仁王立ちしてる写真がそうである。", "zh_text": "在高楼大厦的街道中,奈央叉开双腿用蔑视的眼神俯望的照片。" }, { "id_line": 919, "ja_text": "写真の中の奈央は、どれもとびっきりの笑顔で写っていた。", "zh_text": "每张照片中的奈央都都充满了笑容。" }, { "id_line": 920, "ja_text": "奈央が言ってた『箱庭』の中で巨人でいるだけで楽しいって言うのは、本当の事のようだ。", "zh_text": "看到奈央真心的笑容,就好像在『箱庭』中变成真正的巨人一样。" }, { "id_line": 921, "ja_text": "「このアルバムだと、奈央ちゃんはいろんな大きさになってるわけだけど、", "zh_text": "「这本相册的话有各种大小的奈央,但是," }, { "id_line": 922, "ja_text": "私が直接見たことあるのは255Mの時だけなんだけど、理由あるの?」", "zh_text": "我直接看完后发现只有几张255m的照片,有什么理由吗?」" }, { "id_line": 923, "ja_text": "「単に、一番大きいサイズだと歩く距離が短くて済むからなんですけどね。", "zh_text": "「单纯是因为最巨大的时候,可以走的距离很短。" }, { "id_line": 924, "ja_text": "真美さんと会ったときは、お兄ちゃんを呼びに来るためだったので、", "zh_text": "和真美桑第一次见面的时候,是为了来叫哥哥," }, { "id_line": 925, "ja_text": "一番大きなサイズが便利だったわけです。", "zh_text": "所以用最巨大的尺寸比较方便快捷。" }, { "id_line": 926, "ja_text": "一人で『箱庭』に散歩しに来た時は、日によって大きさを変えてます。", "zh_text": "一个人来『箱庭』散步来时,会根据不同日子而改变大小。" }, { "id_line": 927, "ja_text": "大きさが変わるだけでも、『箱庭』の風景が新鮮に感じることがよくありますし」", "zh_text": "只要改变大小,就会经常对『箱庭』的风景感到新鲜感」" }, { "id_line": 928, "ja_text": "「なるほど、大きさを変えるだけでも楽しめそうね」", "zh_text": "「原来如此,只要改变大小也能享受不同的乐乐吧」" }, { "id_line": 929, "ja_text": "次に、真美は緑のアルバムを開いた。こっちは、奈央の遠足や運動会の写真が、メインで中身は普通のアルバムだ。", "zh_text": "之后真美打开了绿色的相册。这边是奈央去郊游和运动会的照片,主要都是内容普通的相册。" }, { "id_line": 930, "ja_text": "真美が、ページをめくっていくうちに、一枚の写真を見つけた。", "zh_text": "真美翻页的过程中,发现了一张照片。" }, { "id_line": 931, "ja_text": "それは、よくある家族写真のようだが、その写真にどこか違和感を感じた。", "zh_text": "那是常有的合家照,不过那张照片有一种违和感。" }, { "id_line": 932, "ja_text": "「奈央ちゃん、なんかこの写真に、違和感を感じるだけど気のせい?」", "zh_text": "「奈央酱,这张照片,你会不会觉得很违和?」" }, { "id_line": 933, "ja_text": "「これですか?」", "zh_text": "「什么,什么,这是什么照片?」" }, { "id_line": 934, "ja_text": "真美から写真を見せられる奈央。", "zh_text": "真美给奈央看那张照片。" }, { "id_line": 935, "ja_text": "「真美さんが感じる違和感が分かりました。", "zh_text": "「我懂了真美桑为何会感到不协调。" }, { "id_line": 936, "ja_text": "でも、答えを言ってしまうとつまらないので、がんばって違和感の正体を当ててください」", "zh_text": "但是我直接回答的话就太无聊了,所以请你努力找出不协调的点吧」" }, { "id_line": 937, "ja_text": "自分で違和感の正体を、見破るしかないようだ。", "zh_text": "似乎只好自己去识破不协调感的原形。" }, { "id_line": 938, "ja_text": "じっと、写真とにらめっこする、真美。", "zh_text": "真美瞪大眼睛去看照片。" }, { "id_line": 939, "ja_text": "しばらくして「わかった~♪どういうわけか、司の身長が奈央ちゃんよりひく~い」と真美が叫ぶ。", "zh_text": "不久「我明白了〜♪不知道什么原因,司的身高比奈央的身高还要矮〜」真美呼喊道。" }, { "id_line": 940, "ja_text": "「正解です」", "zh_text": "「正确。」" }, { "id_line": 941, "ja_text": "「なんでこうなってるの?」", "zh_text": "「为什么会这个样子呢?」" }, { "id_line": 942, "ja_text": "「口で説明するのは難しいんですけど...」", "zh_text": "「很难去口头说明,不过…」" }, { "id_line": 943, "ja_text": "12才  13才  14才 15才  16才  17才", "zh_text": "12岁 13岁 14岁 15岁 16岁 17岁" }, { "id_line": 944, "ja_text": "司145cm 150cm 154cm 162cm 168cm 173cm", "zh_text": "司 145cm 150cm 154cm 162cm 168cm 173cm" }, { "id_line": 945, "ja_text": "奈央143cm 151cm 157cm 165cm 169cm 170cm", "zh_text": "奈央 143cm 151cm 157cm 165cm 169cm 170cm" }, { "id_line": 946, "ja_text": "9才 10才  11才 12才 13才 14才", "zh_text": "9岁 10岁 11岁 12岁 13岁 14岁" }, { "id_line": 947, "ja_text": "「これが、私とお兄ちゃんの身長の変化を表した図です。", "zh_text": "「这张是是我和哥哥的身高的变化图。" }, { "id_line": 948, "ja_text": "だから、この写真は3年位前の家族写真です」", "zh_text": "所以这张是3年前的合家照。」" }, { "id_line": 949, "ja_text": "「あー、なるほどね。司が、中学生の頃は奈央ちゃんに身長で負けてたんだ~♪」", "zh_text": "「原来如此。司初中生的时候的身高输给奈央啊~」" }, { "id_line": 950, "ja_text": "「三歳下の妹に身長で負けるなんて、兄として屈辱的ですよね。", "zh_text": "「竟然输给比自己小三岁的妹妹的身高,这是作为哥哥的耻辱啊。" }, { "id_line": 951, "ja_text": "その頃、私は『箱庭』の外でも、お兄ちゃんのことを『チビ兄ちゃん』って呼んでいたんです。", "zh_text": "那时候我不只在『箱庭』,甚至在『箱庭』外面也会叫哥哥做『矮子哥哥』。" }, { "id_line": 952, "ja_text": "当時は、からかって呼んでましたけど、今じゃ、悪いことしたかなって思ったりします。", "zh_text": "当时为因调侃他而这样叫的,但我现在感觉做了坏事。" }, { "id_line": 953, "ja_text": "で、一昨年ぐらいになってようやくお兄ちゃんの身長が、私の身長に追い付いて、そしてすぐに、追い抜かれました。", "zh_text": "前年开始,哥哥的身高终于有所成长,追上我的身高,并且又马上超过了。" }, { "id_line": 954, "ja_text": "でも、やっぱりお兄ちゃんの方が身長が高い、今の方がいいです。", "zh_text": "但是,果然作为哥哥的话,现在的身高比较好。" }, { "id_line": 955, "ja_text": "兄より妹の方が身長が高いなんて世間体がよくないですし、それにお兄ちゃんのコンプレックスになったりするといけないし。", "zh_text": "妹妹比哥哥的身高还要高对他的面子也不好,造成变哥哥很自卑。" }, { "id_line": 956, "ja_text": "今は、『箱庭』の中ではチビ兄ちゃんって、呼んでもいいことになってます」", "zh_text": "现在只有在『箱庭』中的小人哥哥,可以称之为矮子哥哥了。」" }, { "id_line": 957, "ja_text": "「それにしても、奈央ちゃんは小学校卒業時点で165cmもあったんだ?", "zh_text": "「即便如此,奈央小学毕业的时候也有165cm啊?" }, { "id_line": 958, "ja_text": "12才の時の司と比較すると20cmも違う~」", "zh_text": "和12岁时的司比较,可是高了20cm ~ ~」" }, { "id_line": 959, "ja_text": "「もし、私とお兄ちゃんが双子だったりしたらもっとすごい身長格差があったことになります。", "zh_text": "「如果我和哥哥是双胞胎的话,估计身高差距就会很大了。" }, { "id_line": 960, "ja_text": "兄は、クラスで一番チビ、妹は、クラスで一番デカイ。まるで漫画みたいな話ですね」", "zh_text": "哥哥是班里最矮的,妹妹是在班里最高的。就像漫画发生的事一样。」" }, { "id_line": 961, "ja_text": "「もしかしたら大きくなりたいってずっと思ってたからここまで身長が伸びたのかも」「いいなー、大きくなりたいって思ってただけでそんなに背が高くなるなんて」", "zh_text": "「说不到我一直想巨大化是因为我想我长高吧。因为内心想到巨大化了想的就会长高之类的」" }, { "id_line": 962, "ja_text": "「背が高いといってもいい点、悪い点がありますし。高身長気分を味わいたいなら、120分の1位に縮小して『箱庭』に入ってみると面白いですよ。真美さんの身長なら、180cmぐらいになると思いますから」", "zh_text": "「身高高也有不好的地方。如果想体验高个子的心情的话,只要缩小成1/120走进『箱庭』就会很有趣哟。真美桑的身高会变成180cm左右。」" }, { "id_line": 963, "ja_text": "「180cmの私か...司を見下ろせるかな?」", "zh_text": "「180cm的我吗…可以俯视司吗?」" }, { "id_line": 964, "ja_text": "「見下ろせないなら見下ろせる身長に調整すればいいだけです。", "zh_text": "「如果无法俯视的话,就把身高调整到可以俯视就好了。" }, { "id_line": 965, "ja_text": "でも、真美さんがそんなことをしたら、お兄ちゃん拗ねると思います」", "zh_text": "但是,真美桑那样做的话,哥哥发脾气的。」" }, { "id_line": 966, "ja_text": "「そうね、妹から『チビ』って呼ばれてたら、トラウマになっているよね」", "zh_text": "「是啊,从前被妹妹叫『矮子』,就成了心理创伤呢。」" }, { "id_line": 967, "ja_text": "二人は司の過去の身長をネタにして笑っていた。", "zh_text": "两个人以司的过去身高为话题而大笑。" }, { "id_line": 968, "ja_text": "この場に司本人が、居たら激怒しそうだ。", "zh_text": "如果司本人在场的话,会被激怒吧。" }, { "id_line": 969, "ja_text": "真美は、司の過去のコンプレックスが分かって何気にうれしくなった。", "zh_text": "真美因为知道了司过去的自卑的原因而感到高兴。" }, { "id_line": 970, "ja_text": "「ねぇ、奈央ちゃん。司の様子を見て来てくれないかな?", "zh_text": "「奈央酱。为什么司好像还是没有回来的样子?" }, { "id_line": 971, "ja_text": "私と喧嘩別れして、自分の部屋に『箱庭』から直接帰ったから、そろそろ戻ってると思うんだけど…」", "zh_text": "跟我吵架分开之后,他说要直接从『箱庭』回到在自己的房间,差不多回来了吧……」" }, { "id_line": 972, "ja_text": "大喧嘩したとは言え、司のことが気が掛かりだった真美。", "zh_text": "虽然大吵了一架,真美还是很关心司的说。" }, { "id_line": 973, "ja_text": "「わかりました。お兄ちゃんの部屋に行って様子を見てきます。", "zh_text": "「我知道了。我会去哥哥的房间看一看。" }, { "id_line": 974, "ja_text": "今日みたいに感情的になった時は、多分、ふて寝していると思いますけど…」", "zh_text": "像今天心情不好的时候,大概是在睡觉吧……」" }, { "id_line": 975, "ja_text": "奈央は、司の部屋にそーっと入ってみた。", "zh_text": "奈央试着进入司的房间是。" }, { "id_line": 976, "ja_text": "予想通り、部屋の電気は点いていなかった。司が寝ていると思われるベッドに目をやる。", "zh_text": "和估计的一样,房间的灯没有亮。正当奈央以为司在睡觉,往床上一看。" }, { "id_line": 977, "ja_text": "だが、そこには司の姿はなかった。", "zh_text": "但是床上也看不到司的踪影。" }, { "id_line": 978, "ja_text": "「あれ?お兄ちゃん、いないのかな?」", "zh_text": "「那个,哥哥在吗?」" }, { "id_line": 979, "ja_text": "だが、ベッドの横の「司専用駅」には、列車が停車していた。", "zh_text": "但是床边的「司专用车站」有火车停靠。" }, { "id_line": 980, "ja_text": "と、言うことは司はこの部屋の中にいるはずだ。", "zh_text": "也就是说司是在这个房间里。" }, { "id_line": 981, "ja_text": "ベッドに近づいて、よーく見てみると、1cmぐらいの「小人」が寝ていた。", "zh_text": "慢慢接近床边再仔细一看,发现了身高只有1cm左右的「小人」在睡觉。" }, { "id_line": 982, "ja_text": "司は、元の大きさに戻らずに寝ていたのだ。", "zh_text": "司原来没有回到正常大小就睡了。" }, { "id_line": 983, "ja_text": "「やっぱり、お兄ちゃん寝てたんだ。", "zh_text": "「哥哥果然睡着了。" }, { "id_line": 984, "ja_text": "真美さんと大喧嘩しちゃって、心理的に疲れたもんね。", "zh_text": "和真美桑大吵一架,心理上觉得累了吧。" }, { "id_line": 985, "ja_text": "明日には、真美さんとお兄ちゃんを仲直りさせてあげるからね」", "zh_text": "这样的话,明天再让哥哥你和真美桑和好吧」" }, { "id_line": 986, "ja_text": "と、小さな声で小さな兄にささやいて、奈央は司の部屋を出た。", "zh_text": "用小小的声音对小小的哥哥小声说,奈央离开了司的房间。" }, { "id_line": 987, "ja_text": "「司は、どんな様子だった?」", "zh_text": "「司怎么样?」" }, { "id_line": 988, "ja_text": "部屋に戻ってきた奈央に、真美が恐る恐る尋ねる。", "zh_text": "奈央回到自己的房间,真美战战兢兢地问道。" }, { "id_line": 989, "ja_text": "「お兄ちゃんは、やっぱり寝てました」", "zh_text": "「哥哥睡了」" }, { "id_line": 990, "ja_text": "「そう。ありがとう。これからどうしようかな。時間もあることだし」", "zh_text": "「是吗。谢谢你。那怎么办?时间也不早了……」" }, { "id_line": 991, "ja_text": "「そうだ、真美さん、ビデオの方も見ますか?", "zh_text": "「对了,真美桑想看影片吗?" }, { "id_line": 992, "ja_text": "もちろん、私が『箱庭』の中で、『巨人』になってるビデオとかですけど」", "zh_text": "不过当然是我在『箱庭』中的『巨人』影片啦」" }, { "id_line": 993, "ja_text": "「見たい、見たい」と、やたらとはしゃぐ真美。", "zh_text": "「想看,想看」真美情绪又高涨起来。" }, { "id_line": 994, "ja_text": "「分かりました。ただビデオテープは、お父さんの部屋にあって、", "zh_text": "「好的。但只是录像带哦,都放在父亲的房间里," }, { "id_line": 995, "ja_text": "しかも、一人じゃ取れない場所に保管されてるので、一緒に来てもらえますか?」", "zh_text": "但是放在一个人拿不到的地方,所以要一起来吗?」" }, { "id_line": 996, "ja_text": "「うん、いいよ」という訳で、二人は、奈央達の父親の部屋に向かった。", "zh_text": "「嗯,好啊」因此,两人走往奈央父亲的房间。" }, { "id_line": 997, "ja_text": "二人はドアを開け、部屋の中に入る。", "zh_text": "两人打开门进去房间。" }, { "id_line": 998, "ja_text": "「私も入って問題ない?」", "zh_text": "「我进去也没问题吗?」" }, { "id_line": 999, "ja_text": "「大丈夫ですよ、特に高価な物や貴重な物はないですし。", "zh_text": "「没事的,也没有特别贵重的东西。" }, { "id_line": 1000, "ja_text": "勝手に、部屋に入ったぐらいでは怒らないですよ、お父さんは」", "zh_text": "随便进去房间爸爸也不会发火的」" }, { "id_line": 1001, "ja_text": "部屋は、書斎も兼ねているのか、大量の書物が至る所に、並べられていた。", "zh_text": "这是兼任书房的房间,四周排满了大量的书籍。" }, { "id_line": 1002, "ja_text": "どこか渋みのあるこの部屋は、いかにも一家の大黒柱の部屋と言った感じだ。", "zh_text": "这种简单成熟的房间,有一种一家之主的房间的感觉。" }, { "id_line": 1003, "ja_text": "「えーっと、これを一緒に動かしてもらえますか?」", "zh_text": "「诶,可以一起搬吗?」" }, { "id_line": 1004, "ja_text": "奈央は、本棚の前に置いてある10個ほどの段ボールを指差していた。", "zh_text": "奈央用手指指了指书架前放置的10来个纸箱。" }, { "id_line": 1005, "ja_text": "「おっけー、これをどかせばいいんだね」", "zh_text": "「你就搬那边吧」" }, { "id_line": 1006, "ja_text": "二人は、それぞれ段ボールの両端を持って動かす。", "zh_text": "两人托起纸箱底部的两边。" }, { "id_line": 1007, "ja_text": "段ボールは、二人で動かすには、それほどの重さではなかったが、女の子が一人で運ぶには危ない。", "zh_text": "这个纸箱两个人搬都那么重了,女生一个人搬真的很危险。" }, { "id_line": 1008, "ja_text": "真美は、ふと段ボールにマジックで書かれた単語を見た。恐らく、中身のことだろう。", "zh_text": "真美忽然看到纸箱侧面用魔术笔写了一些单词。看来是用来标注里面放了什么吧。" }, { "id_line": 1009, "ja_text": "「ニュー琴似ヒルズ」「パークサイド黒崎」「ラファーレ新越谷」「マリンビュー高石」etc…", "zh_text": "有「ニュー琴似ヒルズ」「パークサイド黒崎」「ラファーレ新越谷」「マリンビュー高石」等等…" }, { "id_line": 1010, "ja_text": "「ところで奈央ちゃん、この段ボールに入ってるのって…」恐る恐る真美が尋ねる。", "zh_text": "「奈央酱,这个纸箱里的东西是……」真美战战兢兢地问。" }, { "id_line": 1011, "ja_text": "「日本全国各地のマンション…の模型です」", "zh_text": "「日本全国各地的公寓模型。」" }, { "id_line": 1012, "ja_text": "「なんでそんなものが、ここにいっぱいあるの?」", "zh_text": "「为什么会有那样的东西呀,这里有很多呢?」" }, { "id_line": 1013, "ja_text": "「もちろん、『箱庭』に設置するためですよ♪」", "zh_text": "「当然是为了『箱庭』哟」" }, { "id_line": 1014, "ja_text": "「奈央ちゃんのお父さんって、何の仕事してるの?」", "zh_text": "「奈央的父亲到底做什么工作?」" }, { "id_line": 1015, "ja_text": "「住宅販売の会社です。で、この模型は完成して、不要になったマンションの模型なんです。", "zh_text": "「住房销售公司。这些模型都完成了使命,是不再需要的公寓模型。" }, { "id_line": 1016, "ja_text": "それをお父さんが、会社から譲ってもらって送ってくるんです。", "zh_text": "爸爸从公司寄回来给我。" }, { "id_line": 1017, "ja_text": "これも『箱庭』をよりリアルにするためだって、お父さんがやり始めたんですけど…」", "zh_text": "这也是为了『箱庭』更真实,所以爸爸才开始这样做的……」" }, { "id_line": 1018, "ja_text": "「奈央ちゃんのお父さんっていろいろ…そのすごいね」", "zh_text": "「有这么多不同的大楼模型…奈央的爸爸好厉害啊」" }, { "id_line": 1019, "ja_text": "「ちなみに、『箱庭』の中にある建物の模型は、", "zh_text": "「顺带一提,『箱庭』中的建筑物模型," }, { "id_line": 1020, "ja_text": "鉄道模型用の物やコレみたいに建築模型を転用したりしている物があります。", "zh_text": "都是用铁路模型工具把从这些模型改造而成的。" }, { "id_line": 1021, "ja_text": "これは、多分お兄ちゃんが今、改造中の区画に置こうと思ってる模型だと思いますよ。", "zh_text": "这箱大概是哥哥想在现在在改造中的局域里放的模型。" }, { "id_line": 1022, "ja_text": "それは、さておき。真美さん、どのビデオが見たいですか?", "zh_text": "那么,真美桑,想看那个影片呢?" }, { "id_line": 1023, "ja_text": "どれも、中身の大差はありませんが...」", "zh_text": "但是从标题看不出内容有什么差别…」" }, { "id_line": 1024, "ja_text": "並べられているビデオテープのタイトルを眺める。", "zh_text": "看到录像带的标题。" }, { "id_line": 1025, "ja_text": "えーっと、「巨大小学生、奈央出現!!」に「不思議の箱庭の奈央」...", "zh_text": "「巨大小学生,奈央出现!」「不可思议箱庭的奈央」…" }, { "id_line": 1026, "ja_text": "とまぁ、やけに凝ったタイトルが並んでる", "zh_text": "嘛,都是很随便乱标的标题。" }, { "id_line": 1027, "ja_text": "「タイトルだけ凝っていて、中身は巨大な私を撮影したただのホームビデオです。", "zh_text": "「排满了这种乱标的标题,里面都是拍摄巨大的我的家庭录像。" }, { "id_line": 1028, "ja_text": "お父さんがどうも勝手に付けたみたいで」", "zh_text": "爸爸按照内容随便安了一个名字」" }, { "id_line": 1029, "ja_text": "「じゃあ~ね、『巨大小学生、奈央出現!!』を見てみたいんだけどいい?なんか特撮か怪獣映画っぽいし、面白そう♪」", "zh_text": "「那么〜我想看『巨大小学生,奈央出现!!』,好吗?是特摄怪兽片吗?看来很有趣♪」" }, { "id_line": 1030, "ja_text": "「ちょっと恥ずかしい気もしますけど、久しぶりに私も一緒に見てみます」", "zh_text": "「有点不好意思,不过隔了好久没看,我也一起去看看好了。」" }, { "id_line": 1031, "ja_text": "すぐさま、テープをビデオデッキに挿入して再生ボタンを押す。", "zh_text": "随即把录像带插进录像机按播放键。" }, { "id_line": 1032, "ja_text": "画面に映りだしたのは、『箱庭』の街並みだった。", "zh_text": "画面出现了类似『箱庭』的街道。" }, { "id_line": 1033, "ja_text": "もちろん『箱庭』なので、動く人や車の姿はそこにはない。", "zh_text": "应该是『箱庭』了,因为都没有人和车在街道上。" }, { "id_line": 1034, "ja_text": "ただその代わりなのか、道路には一見しただけで模型とわかる車が「置かれて」いた。", "zh_text": "取而代之,只有一看就知道是模型的车「被放置」在道路上。" }, { "id_line": 1035, "ja_text": "これらの車は、模型なので動くことはない。", "zh_text": "因为是车模型,所以不会动。" }, { "id_line": 1036, "ja_text": "「もうすぐ、『巨人』の私が画面に現れると思います」", "zh_text": "「画面上马上会出现『巨人』的我。」" }, { "id_line": 1037, "ja_text": "奈央の説明通りに、画面の中で、地響きと大きな音がし始めた。", "zh_text": "奈央在一旁说明,在画面中,开始看到地面震动和发出很巨大的声音。" }, { "id_line": 1038, "ja_text": "現れたのは、小学校の制服を着た奈央だった。", "zh_text": "出现了,是穿着小学制服的奈央。" }, { "id_line": 1039, "ja_text": "「これは、小学校3.4年の時の私だと思います」と奈央が説明を加える。", "zh_text": "「我觉得这是小3.小4时的我吧」奈央解释道。" }, { "id_line": 1040, "ja_text": "カメラは、巨大な奈央を見上げた。奈央の身長は、横にあった13階建てのビルよりも大きかった。", "zh_text": "镜头在仰望巨大的奈央。奈央的身高比旁边13层高的大楼还要也高。" }, { "id_line": 1041, "ja_text": "「うわー、ビルや車がこんなにもちっちゃいなんて、私、ガリバーみたいな女の子になっちゃった」", "zh_text": "「哇,大楼和车都这么小,我就像女生版的格列佛」" }, { "id_line": 1042, "ja_text": "道路を悠然と歩く、怪獣みたいに大きな女の子。", "zh_text": "怪兽一样大的女孩在道路悠然地走。" }, { "id_line": 1043, "ja_text": "何かを見つけたようにして、奈央は立ち止まった。", "zh_text": "好像发现什么,奈央停了下来。" }, { "id_line": 1044, "ja_text": "「小人さん、道路に違法駐車をしたらダメですよ~。", "zh_text": "「小人先生,在道路上违法停车是不行的哟~" }, { "id_line": 1045, "ja_text": "ちっちゃな車が、道にいっぱいあって歩きにくいです。", "zh_text": "这条路上有很多小小的车,变得很难走。" }, { "id_line": 1046, "ja_text": "この道に違法駐車してある車を、私が片付けてあげるね」", "zh_text": "我来收拾违停的车吧」" }, { "id_line": 1047, "ja_text": "こう言って、奈央は路上に置いてあった車を、片手で掴み上げた。", "zh_text": "说完,奈央用一只手抓住放在路上的车。" }, { "id_line": 1048, "ja_text": "片手に一台ずつ、車を持った奈央は「車をどこかに、置かなきゃ」と言って歩いていった。", "zh_text": "每次一只手只拿了一台,奈央边走边对手上的车说「车必须要停在那里」。" }, { "id_line": 1049, "ja_text": "また、すぐに奈央は戻ってきて、車を掴み上げ、またどこかに持っていく。", "zh_text": "放下车后,马上又回来,抓住车,然后再带去停车场。" }, { "id_line": 1050, "ja_text": "それが、数回繰り返された。路上に、あった車は全て無くなっていた。", "zh_text": "重复了几次。路上,所有的汽车都消失了。" }, { "id_line": 1051, "ja_text": "その後も、巨大な奈央は『箱庭』の中で模型の電車を線路から丁寧に掴みあげて電車と戯れたり、", "zh_text": "之后,巨大的奈央在『箱庭』中小心地从铁轨上捏起模型电车嬉戏," }, { "id_line": 1052, "ja_text": "ビルと背比べ(もちろん奈央の勝ち)などをして思う存分遊び(暴れ)回っていた。", "zh_text": "又或者和大楼比身高(当然,是奈央高了),在尽情地游玩(大闹一番)。" }, { "id_line": 1053, "ja_text": "いくらかわいらしい女の子とは言え、その子の身長が50mもあれば、怪獣と同じような存在になるだろう。", "zh_text": "虽然在闹腾的只是一个女孩子,但那个孩子的身高超过50米,有如怪兽一样的存在。" }, { "id_line": 1054, "ja_text": "ビデオを一通り見た後で「とってもかわいらしい怪獣さんだったね」と真美が感想を述べた。", "zh_text": "看完录像带之后,真美说出了自己的感想「非常可爱的怪兽桑哦。」" }, { "id_line": 1055, "ja_text": "「怪獣だなんて、真美さんひどいです。巨大怪獣と『巨人』の女の子は、私の中では全然違うものなんです」", "zh_text": "「怪兽什么阿,真美桑也太过分了。把巨大怪兽和『巨人』小女生放在一起,在我眼中可以完全不同的东西。」" }, { "id_line": 1056, "ja_text": "珍しく子供っぽく怒り出す奈央。", "zh_text": "奈央出奇地发起孩子脾气。" }, { "id_line": 1057, "ja_text": "「ごめんごめん。訂正するわ。とってもかわいらしい『巨人』の女の子だったね」", "zh_text": "「对不起,对不起。我订正一下。是非常可爱的『巨人』女孩。」" }, { "id_line": 1058, "ja_text": "「わかってもらえて嬉しいです」にっこりと笑う奈央。", "zh_text": "「很高兴你明白这一点。」奈央冁然而笑。" }, { "id_line": 1059, "ja_text": "「あっ、そろそろお兄ちゃんが起きてくる頃かと思うので、真美さんは家に帰った方がいいです。", "zh_text": "「啊,哥哥差不多会起床了,我觉得真美桑还是先回家的好。" }, { "id_line": 1060, "ja_text": "こんな時に、真美さんとお兄ちゃんが鉢合わせしたら大変だし」", "zh_text": "这种时候,真美桑和哥哥遇到的话会很麻烦」" }, { "id_line": 1061, "ja_text": "「そうだね。私は、家に帰るね。今日は、あんなことになっちゃってゴメンね。", "zh_text": "「是啊。那我先回家。今天,发生了这样的事,真的不好意思啊。" }, { "id_line": 1062, "ja_text": "明日、司には直接会ってちゃんと謝罪するから」", "zh_text": "明天和司直接见面时我会再好好道歉」" }, { "id_line": 1063, "ja_text": "「はい、お兄ちゃんにもそう伝えておきます」", "zh_text": "「好,我会和哥哥讲。」" }, { "id_line": 1064, "ja_text": "「今日は、いろいろ教えてくれてありがとう。じゃあね、奈央ちゃん」", "zh_text": "「今天教了我很多东西,谢谢你。再见了,奈央酱」" }, { "id_line": 1065, "ja_text": "真美は、家に帰っていった。", "zh_text": "真美回家了。" }, { "id_line": 1066, "ja_text": "「さてと、今度はお兄ちゃんの世話をしないとね...」", "zh_text": "「嗯,之后是照顾哥哥…」" }, { "id_line": 1067, "ja_text": "~数時間前~", "zh_text": "〜数小时前〜" }, { "id_line": 1068, "ja_text": "帰りの列車の中で、司は真美との大喧嘩の事を振り返っていた。", "zh_text": "在回程的列车中,司回想起和真美吵架的事。" }, { "id_line": 1069, "ja_text": "「ちゃんと、俺が伝えたかった事は、真美に伝わったのだろうかと。『巨人』は『箱庭』の中で、圧倒的に強い力を持つ存在だから、その力を制限するために『箱庭のルール』がある」ということを、司は伝えたかった。", "zh_text": "「我想传达的想法有好好地传给真美吗?」『巨人』在『箱庭』中拥有压倒性的强大力量,所以那股力量有必要被『箱庭的规则』所限制」就是司想要传达的想法。" }, { "id_line": 1070, "ja_text": "司のせいではあるが、真美は暴走しかけてた。", "zh_text": "因为司的原因,真美差点暴走。" }, { "id_line": 1071, "ja_text": "それでも、すぐに真美の暴走は止まったくれた。", "zh_text": "尽管如此,还是在暴走前马上制止了真美。" }, { "id_line": 1072, "ja_text": "実際に、建物を踏み潰す前に止まってくれたからよかった。", "zh_text": "在有建筑物被踩烂前停下来真的太好了。" }, { "id_line": 1073, "ja_text": "自分がしようとしてたことの恐ろしさに、自分で気がついたからだろう。", "zh_text": "她有注意自己想做的事有多可怕吧。" }, { "id_line": 1074, "ja_text": "「真美が、自分でそのことに気がついたなら、『アレ』を許してやってもいい頃だろう。", "zh_text": "「真美自己有发现的话,做她做『那个』也可以。" }, { "id_line": 1075, "ja_text": "その方が、真美にとっても、奈央にとっても、俺にとっても、そして『箱庭』にとってもいいからな」", "zh_text": "在做之前,对真美来说,对奈央来说,对我来说,还有对『箱庭』来说也是好事」" }, { "id_line": 1076, "ja_text": "司が乗っている列車は、司の部屋まで続く長い長い上り坂を登っていった。", "zh_text": "司坐上列车,登上了直达到司的房间的斜坡。" }, { "id_line": 1077, "ja_text": "「お兄ちゃん、起きてよ。お兄ちゃん」奈央の大きな声が、聞こえてきた。", "zh_text": "「哥哥,起床啦。哥哥」听到奈央的巨大的声音。" }, { "id_line": 1078, "ja_text": "奈央は、司を起こしに来たのだろう。", "zh_text": "奈央把司叫醒过来。" }, { "id_line": 1079, "ja_text": "「箱庭」で真美と大喧嘩して、来た道を戻ってきて、部屋に着いてすぐに、ふて寝してたからな。", "zh_text": "和真美在「箱庭」大吵一架,沿路拆返之后,回到房间因为赌气而睡着了。" }, { "id_line": 1080, "ja_text": "目を開くと、巨大な奈央の顔が真上にあった。", "zh_text": "睁开眼睛,看到巨大的奈央的脸在正上方。" }, { "id_line": 1081, "ja_text": "司は、自分がまだ「小人」だったことに気付き、元の大きさに戻る。", "zh_text": "司发现自己还是「小人」。立即回到原来的大小。" }, { "id_line": 1082, "ja_text": "「ん、なんだ、晩飯の時間か?」", "zh_text": "「啊,什么,晚饭时间了吗?」" }, { "id_line": 1083, "ja_text": "「晩ご飯より大事な話なの!お兄ちゃん真美さんと、大喧嘩したんだって!?」", "zh_text": "「有比晚饭更重要的事!哥哥和真美桑吵架了!?」" }, { "id_line": 1084, "ja_text": "「あぁ、まぁな」", "zh_text": "「啊,嘛……」" }, { "id_line": 1085, "ja_text": "「真美さん、泣いてたんだよ。女の子を泣かすなんて、お兄ちゃんサイテーって、言いたいところだったんだけど…", "zh_text": "「真美桑哭了啊。把女孩子弄哭,哥哥你的人真的太差劲了,本来想这样说的,不过…" }, { "id_line": 1086, "ja_text": "まぁ、一概にそうも言えない事情があったんだね」", "zh_text": "嘛,发生这种事,也不能一概而论吧」" }, { "id_line": 1087, "ja_text": "「ってことは奈央は、真美から話を聞いたのか?」", "zh_text": "「是真美告诉奈央的吗?」" }, { "id_line": 1088, "ja_text": "「うん。真美さんから、お兄ちゃんとの大喧嘩の話を聞いて、それから『箱庭のルール』を真美さんに教えておいたよ」", "zh_text": "「嗯。真美桑和哥哥吵架之后,我告诉了真美桑『箱庭的规则』哦」" }, { "id_line": 1089, "ja_text": "「そうか、サンキュー。相変わらず、手回しが早いな。で、真美はもう帰ったんだな?」", "zh_text": "「是吗,Thank you。你手脚还是这么快。真美已经回家了啊?」" }, { "id_line": 1090, "ja_text": "「うん、明日またうちに来るって」", "zh_text": "「嗯,明天还会过来啊」" }, { "id_line": 1091, "ja_text": "「帰る時、真美はまだ怒ってたか?」", "zh_text": "「回家的时候,真美还在生气吗?」" }, { "id_line": 1092, "ja_text": "「ううん、『箱庭のルール』について教えるたら、お兄ちゃんが激怒したけとも、納得してくれた」", "zh_text": "「嗯,『箱庭的规则』的教育和哥哥为什么会这么,她都理解了」" }, { "id_line": 1093, "ja_text": "「ただ、今日のことは俺が先に謝った方がいいな」", "zh_text": "「但是今天发生的事,我先道歉会比较好」" }, { "id_line": 1094, "ja_text": "「たとえ大喧嘩しても、お互い『絶対許さない。顔も見たくない』なんて言わないあたり、お兄ちゃん達は仲がいいね~(ニヤニヤ)」", "zh_text": "「即使是大吵一架,彼此也不可以说『绝对不原谅你。再也不想看到你的脸』,哥哥你们的关系可以很好的啊~(笑)」" }, { "id_line": 1095, "ja_text": "「なんだか含みのある言い方だな」", "zh_text": "「总觉得有什么深层意义的说法的」" }, { "id_line": 1096, "ja_text": "「別に~」相変わらず奈央はニヤニヤしていた。", "zh_text": "「没有,没有,没有特别的意义〜」奈央依然在笑。" }, { "id_line": 1097, "ja_text": "奈央の「ニヤニヤ」が気になる司。", "zh_text": "司很在意奈央的「笑容」。" }, { "id_line": 1098, "ja_text": "「そのニヤニヤした表情、気になるからやめれ」", "zh_text": "「什么呀,这种笑容,会很让人在意的……」" }, { "id_line": 1099, "ja_text": "「は~い。それじゃ私は、自分の部屋に戻るね」", "zh_text": "「是啊〜那么我先回到自己的房间」" }, { "id_line": 1100, "ja_text": "真美との関係も、明日謝罪すれば元通りになりそうで、司は一安心した。", "zh_text": "只要明天好好道歉的话,和真美的关系就恢复原样了,司松了一口气。" }, { "id_line": 1101, "ja_text": "#5", "zh_text": "#5" }, { "id_line": 1102, "ja_text": "司と真美の大喧嘩の翌日、真美は司に直接謝罪するために司の家にやってきた。", "zh_text": "司和真美争吵后的第二天,真美来到司的家直接向司谢罪。" }, { "id_line": 1103, "ja_text": "予め連絡しておいたためか、奈央が玄関前で待っていて、出迎えてくれた。", "zh_text": "因为预先有联系的缘故,奈央在门口等着迎接真美。" }, { "id_line": 1104, "ja_text": "玄関に入って、真美が司のことを聞こうとした瞬間、", "zh_text": "在进入玄关,真美正要打听司的事的瞬间," }, { "id_line": 1105, "ja_text": "「真美さん、ごめんなさい」と奈央の声がして、真美は普段の10分の1のサイズの『小人』にされてしまった。", "zh_text": "「真美桑,对不起」是奈央的声音,真美还没回过神来就变成只平时10分之1的大小的『小人』。" }, { "id_line": 1106, "ja_text": "そして「理由は後で、話しますから少しの間我慢してて下さい」と言われ、", "zh_text": "又说了「理由之后再说,这段时间先稍微忍耐一下吧」这样的话," }, { "id_line": 1107, "ja_text": "真美は体を奈央の巨大な手で掴まれ、奈央の服のポケットに顔だけ出した状態で入れられてしまった。", "zh_text": "真美身体被奈央巨大的手拿起,被放在奈央衣服的口袋里,只有脸露了出来。" }, { "id_line": 1108, "ja_text": "奈央のポケットから下の床を眺める。", "zh_text": "从奈央的口袋里往地板下面看。" }, { "id_line": 1109, "ja_text": "まるで、ビルから下の景色を眺めてるようだった。", "zh_text": "彷佛是从高楼看下面的景色一样。" }, { "id_line": 1110, "ja_text": "奈央は、二階にに繋がる階段を登っていき、廊下を真っ直ぐ進んで司の部屋に入った。", "zh_text": "奈央爬上二楼的阶梯,走过走廊,进去司的房间。" }, { "id_line": 1111, "ja_text": "部屋に入り、机の上に奈央の右手を置いて、真美と同じサイズになって待っていた司を乗せる。", "zh_text": "进入房间后,奈央把右手放在桌子上,和真美相同大小的司在等待。" }, { "id_line": 1112, "ja_text": "「お兄ちゃん、真美さんを連れてきたよ」と、司に声を掛ける。", "zh_text": "「哥哥,真美桑来了」奈央向司说。" }, { "id_line": 1113, "ja_text": "今、奈央の右手に司、左手に真美が乗せられている。", "zh_text": "现在奈央的右手放着司,左手放着真美。" }, { "id_line": 1114, "ja_text": "二人が、顔を合わせるのは、大喧嘩して以来だ。", "zh_text": "两人在吵架以来第一次见面。" }, { "id_line": 1115, "ja_text": "その間、二人はメールも電話も一切していない。", "zh_text": "期间也没有邮件和电话来往。" }, { "id_line": 1116, "ja_text": "というよりか、奈央に止められていた。", "zh_text": "不如说是奈央制止了。" }, { "id_line": 1117, "ja_text": "手のひらに乗せられたまま、気恥ずかしいのか視線を互いに背ける二人。", "zh_text": "被放在手上的两人似乎不好意思彼此把视线转过去。" }, { "id_line": 1118, "ja_text": "「じゃ、お兄ちゃんから謝ってね」", "zh_text": "「那么,哥哥道歉吧。」" }, { "id_line": 1119, "ja_text": "奈央は、空中で右手と左手をくっつけて、和解の場を作り上げた。", "zh_text": "奈央在空中把右手和左手黏在一起,创建了一个和解的平台。" }, { "id_line": 1120, "ja_text": "奈央に、促されておずおずと真美の方に、歩み寄る司。", "zh_text": "奈央催促司走近还在提心吊胆的真美。" }, { "id_line": 1121, "ja_text": "すぅーっと、深呼吸をして「昨日の事は、俺が悪かった。傷つけるようなことを言ってごめん。", "zh_text": "司深呼吸,说「昨天的事,是我的错。我为我伤害到你说对不起。" }, { "id_line": 1122, "ja_text": "でも、奈央によると、俺が伝えたかったことは、理解してくれたみたいだな。", "zh_text": "但是奈央告诉我,我想的传达事,你已经理解了哟。" }, { "id_line": 1123, "ja_text": "また、よかったら『箱庭』に遊びに来てくれ。三人で、まだまだしたいこともあるしな」", "zh_text": "如果可以的话,请再来『箱庭』玩吧。我们三个一起,还想做很多的事」" }, { "id_line": 1124, "ja_text": "「次は、真美さんの番だよ」", "zh_text": "「之后是真美桑。」" }, { "id_line": 1125, "ja_text": "今度は、奈央に促されて真美が前に出てきた。", "zh_text": "这次奈央催促真美。" }, { "id_line": 1126, "ja_text": "「家族みんなが、大事にしてきたこの『箱庭』に対する気持ちを踏み躙るようなことを言ってごめんなさい。", "zh_text": "「你的家人这么重视的『箱庭』,我只为了自己的心情而想去踩踏,对不起。" }, { "id_line": 1127, "ja_text": "奈央ちゃんから、『箱庭』に関する話を聞いてたら、自分がしようとしてたことの愚かさに気付いたの。", "zh_text": "我已经听了奈央说了『箱庭』有关的事,我发现自己想做的事情很愚蠢。" }, { "id_line": 1128, "ja_text": "だから、よかったらもう一度、私を『箱庭』に招待してください」", "zh_text": "所以可以的话,请再一次邀请我去『箱庭』吧」" }, { "id_line": 1129, "ja_text": "「お兄ちゃんと真美さん、仲直りできたみたいね。はい、二人とも握手握手」", "zh_text": "「哥哥和真美桑和好了呢。两个人都握手握手」" }, { "id_line": 1130, "ja_text": "奈央の手のひらの上で、握手する司と真美。昨日、大喧嘩した仲とは思えない。", "zh_text": "手司和真美在奈央巨大的手掌上握手。双方都放下了昨天的芥蒂。" }, { "id_line": 1131, "ja_text": "流石は、クラスメートから「夫婦」だなんて茶化される二人だ。", "zh_text": "不愧是被同学嬉称为「夫妻」的两人。" }, { "id_line": 1132, "ja_text": "「なんか奈央ちゃんに主導権握られてるね、私達」", "zh_text": "「我们的主导权被奈央被握住着呢」" }, { "id_line": 1133, "ja_text": "「なんだか知らないけど、奈央の手のひらでおどらされてるみたいだな」", "zh_text": "「虽然不知道是怎么一回事,我觉得被奈央玩弄在股掌之中」" }, { "id_line": 1134, "ja_text": "あながち司の言葉は、間違っていない。", "zh_text": "司的话也不见得是错的。" }, { "id_line": 1135, "ja_text": "「ピーンポーンパーンポーン、真美さんにお知らせしまーす。", "zh_text": "「ピーンポーンパーンポーン、向真美桑报告一下。" }, { "id_line": 1136, "ja_text": "あのね、お兄ちゃんが、なんかね真美さんにプレゼントがあるって言ってたから、詳しいことはお兄ちゃんから聞いてね」", "zh_text": "那个啊,哥哥说过要真美桑礼物的阿,详细情况就由哥哥说吧」" }, { "id_line": 1137, "ja_text": "突然の司からのプレゼントが、何の事だか分からず困惑する真美。", "zh_text": "突然提到司的礼物,什么事不知道的真美露出困惑的表情。" }, { "id_line": 1138, "ja_text": "「コホン。えー、この『箱庭』に、真美がもっと愛着を持ってもってほしいということで、", "zh_text": "「咳。嗯,希望真美更加对这个『箱庭』有感情," }, { "id_line": 1139, "ja_text": "『箱庭』の一角に真美が好きなようにレイアウトできる区画を作って置いたんだ。", "zh_text": "所以划了『箱庭』的一角出来给真美按按照自己的喜好而布局规划。" }, { "id_line": 1140, "ja_text": "つまり、『箱庭』の中に真美が支配…じゃなくて、管理できる街を作ったやったからな。喜べー」", "zh_text": "总之,真美可以支配『箱庭』…不是,可以管理自己制作的街道。喜欢吗!」" }, { "id_line": 1141, "ja_text": "やたらと、上からモノを言うような口調で、司が言った。", "zh_text": "司说话的口吻显得有点荒乱。" }, { "id_line": 1142, "ja_text": "「ほんとっ?司、ありがとう!『箱庭』に私の街が作れるなんてうれしいな」大喜びの真美。", "zh_text": "「真的吗?司,谢谢你,『箱庭』有我的街道,想做什么都可以,很高兴」真美显得很高兴。" }, { "id_line": 1143, "ja_text": "「さらに、これから真美が『箱庭』に出入りする機会が増えると思うから、", "zh_text": "「而且,希望可以增加真美出入『箱庭』的机会," }, { "id_line": 1144, "ja_text": "『貸出し』と言う形で、真美専用の車両を一両、プレゼントすることにしたんだ」", "zh_text": "以『出租』的形式,决定给真美一辆专用列车作为礼物」" }, { "id_line": 1145, "ja_text": "「でも私、いくら模型の電車とは言え、運転なんて出来ないよ?」", "zh_text": "「但是我没有驾驶过模型电车啊?」" }, { "id_line": 1146, "ja_text": "「真美は、普通にケータイ操作できるだろ?それと同じぐらい簡単だから、心配しなくても大丈夫。", "zh_text": "「真美能够操作普通手机能吧?跟手机一样简单,所以不用担心。" }, { "id_line": 1147, "ja_text": "実際の電車と違って、あくまで模型の電車だから、運転するのに煩雑な手順はないんだ。", "zh_text": "和实际的电车不同,这台是彻底模型的电车,所以不用繁琐的开车程序。" }, { "id_line": 1148, "ja_text": "すぐに、運転できるようになるさ。奈央だって、ほとんど運転しないけど、できるにはできるし」", "zh_text": "立即就能驾驶。奈央也几乎没有驾驶经验,但是她也会开电车」" }, { "id_line": 1149, "ja_text": "「後、模型の電車の置き場所とか手入れの問題はどうなるの?」", "zh_text": "「模型的电车的放置场所,还有修理的问题又怎么办?」" }, { "id_line": 1150, "ja_text": "「一両だけだから、ポケットに入るサイズだから置き場所には困らないと思う。", "zh_text": "「因为只是一台,又是可以放住口袋里的大小,所以放置问题不会感到困扰。" }, { "id_line": 1151, "ja_text": "一両だけっていうのは、決して俺がケチだからではなく、こういったことを考えた上での話だからな。", "zh_text": "我只给了一台决不是我小气,而是有考虑过这样的事啊。" }, { "id_line": 1152, "ja_text": "で、手入れはたまに俺に預けてくれたらいいよ」", "zh_text": "保养的话,偶尔交给我就好了。」" }, { "id_line": 1153, "ja_text": "「そこまで、考えてくれているのね。ありがと♪」", "zh_text": "「都有考虑过呢。谢谢」" }, { "id_line": 1154, "ja_text": "「じゃ、これから真美専用車両を選びに『箱庭』の車両基地まで行くけど、奈央はどうするんだ?", "zh_text": "「那么,之后我们就用真美专用车去『箱庭』的机厂吧,不过奈央你怎么办啊?" }, { "id_line": 1155, "ja_text": "いつものように『巨人』で来るのか?それとも、ここから俺達と一緒に『小人』になって列車に乗っていくか?」", "zh_text": "还是要用『巨人』的形式来吗?还是说在这里和我们一起变成『小人』坐火车去?」" }, { "id_line": 1156, "ja_text": "「私、少しやらなきゃいけないことがあるから一時間ぐらいしたら、『箱庭』の車両基地に行くことにする。", "zh_text": "「我有些事要先去处理,大概一个小时左右,我之后再去『箱庭』的机厂。" }, { "id_line": 1157, "ja_text": "お兄ちゃんたちは、そこにいるんだね?」", "zh_text": "哥哥你们都会在那里吧?」" }, { "id_line": 1158, "ja_text": "「あぁその予定だ。あと、奈央は車両を入れるケースを忘れずに持ってきてくれ。一つでいいからな」", "zh_text": "「啊,那就先约好吧。还有,奈央,等一下放火车的盒子别忘拿给我。一个就好」" }, { "id_line": 1159, "ja_text": "「うん、お兄ちゃん、わかった。一つでいいんだね」", "zh_text": "「嗯,哥哥,明白了。一个就好」" }, { "id_line": 1160, "ja_text": "司と真美は、奈央の右手で「司専用駅」 まで運んでもらった。", "zh_text": "司和真美被奈央的右手运送到「司专用」车站。" }, { "id_line": 1161, "ja_text": "奈央は、二人を運び終えるとどこかに行ってしまった。", "zh_text": "奈央运送他们两个之后就不知道走到哪里去了。" }, { "id_line": 1162, "ja_text": "「奈央には、俺達二人とも感謝しないとダメだな」", "zh_text": "「我们二个都要好好感谢奈央」" }, { "id_line": 1163, "ja_text": "「うん、奈央ちゃんは私達のためにいろいろとしてくれるよね。ほんといい娘だね」", "zh_text": "「嗯,奈央为了我们做了很多啊。真的是一个好女生。」" }, { "id_line": 1164, "ja_text": "二人は、それぞれ奈央に感謝していた。気が付くと真美は、周囲の景色に奇妙な感覚を覚えていた。", "zh_text": "两个人各自说出自己对奈央的感谢。这时真美注意到周围的景色有一种奇妙的感觉。" }, { "id_line": 1165, "ja_text": "二人とも小さくなっていたはずなのに、駅に停車している模型の列車はそれよりもまだ小さかったのだ。", "zh_text": "虽然两个人都变小了,但模型列车停靠的车站比他们还小很多。" }, { "id_line": 1166, "ja_text": "「俺達は、10分の1にしか縮小していないから、『箱庭』的視点から見ると俺達は15倍サイズの『巨人』なんだよ。", "zh_text": "「我们只有缩小成10分之1,从『箱庭』的视点来看我们的话,我们是15倍大小的『巨人』啊。" }, { "id_line": 1167, "ja_text": "『箱庭』の世界は150分の1の大きさで構成されているからな」司が、事情を説明する。", "zh_text": "因为『箱庭』构成的世界只有150分之一大小」司说明道。" }, { "id_line": 1168, "ja_text": "「そういえばそうだったね。っていうことは今、私達は『巨人』であり『小人』でもあるんだね。おもしろーい♪」", "zh_text": "「说起来的话。现在我们是『巨人』『小人』。有趣……」" }, { "id_line": 1169, "ja_text": "「そういう感覚を持ち始めてくると『箱庭』は、より一層おもしろい空間になってくるんだ」", "zh_text": "「开始有那样的感觉的话,就要去『箱庭』,那里是更有趣的空间。」" }, { "id_line": 1170, "ja_text": "「んじゃ、早く『箱庭』に行こうよ。私の電車早く選びたいし~」真美は、本当に嬉しそうだ。", "zh_text": "「这样的话,我想要早一点到『箱庭』。我想选一台特别快的电车」真美看来真的很高兴。" }, { "id_line": 1171, "ja_text": "「えっと、これから『箱庭』に向かうわけだけど、今日は特に後ろに連結している貨車が必要というわけではないから、", "zh_text": "「嗯,现在就去『箱庭』,不过,今天没有必要特别在后面连接货卡," }, { "id_line": 1172, "ja_text": "機関車と切り離す作業をするからな。少し待っててくれ」と言って、司が切り離し作業に取り掛かる。", "zh_text": "先把机动车和货车分开。稍微等我一下」司着手分离车卡。" }, { "id_line": 1173, "ja_text": "機関車と貨車を繋ぐ連結機を外して、機関車を力を込めて押す。", "zh_text": "取下链接机车和货车的连接器,用力一推机动车。" }, { "id_line": 1174, "ja_text": "機関車がゆっくりと動き出したところで、司が押すのを止めた。当然ながら、機関車はすぐに止まる。", "zh_text": "火车头慢慢地动,司停止推动。当然,火车头也很快停了下来。" }, { "id_line": 1175, "ja_text": "「よし、準備完了っと。真美、出発するから機関車に乗っておけよ」", "zh_text": "「好,准备完毕地。真美,我们坐上机动车出发吧」" }, { "id_line": 1176, "ja_text": "司と真美は、『箱庭』サイズにさらに縮小してから、機関車に乗り込み「司専用駅」を後にした。", "zh_text": "司和真美进一步缩小到『箱庭』的大小,坐火车离开了「司専用站」。" }, { "id_line": 1177, "ja_text": "司の部屋と「箱庭」とを直接結ぶこの路線。真美は「司線」と勝手に呼んでいる。", "zh_text": "司的房间和「箱庭」直接连接这条路线,真美称之为是「司线」。" }, { "id_line": 1178, "ja_text": "長い長いトンネルと下り急勾配が続いていく。目的地の車両基地までは、割と時間が掛かる。", "zh_text": "长长的隧道和连续不断的下行陡坡。到达目的地的机厂,要花不少时间。" }, { "id_line": 1179, "ja_text": "この時間を利用して、司は真美に列車の操作方法を教えていた。", "zh_text": "利用段时间,司告诉了真美火车的操作方法。" }, { "id_line": 1180, "ja_text": "「大体、こんなもんで一通りの操作は出来る。難しいことはないだろ?」", "zh_text": "「基本上,大概是这样操作就可以了。不难是吧?」" }, { "id_line": 1181, "ja_text": "「う~ん、操作手順は理解できたけど、実際に操作してないから何とも言えないよ」", "zh_text": "「嗯,操作步骤是可以理解,但是实际操作就不好说了。」" }, { "id_line": 1182, "ja_text": "「だろうな。この下り坂が終わったら、真美も実際に運転してみるといい。『習うより、慣れろ』って言うからな」", "zh_text": "「嘛。过了这个下坡路之后,真美也可以实际驾驶一下,所谓『熟能生巧』呀」" }, { "id_line": 1183, "ja_text": "しばらく経って、長く続いた急勾配が終わり、列車は平坦な土地を走っていた。", "zh_text": "过了一会儿,过了连续不断的陡坡,列车在平坦的土地上奔驰。" }, { "id_line": 1184, "ja_text": "司は、ブレーキを掛けて列車を停止させ、運転席から離れる。", "zh_text": "司停下列车,离开驾驶席。" }, { "id_line": 1185, "ja_text": "「さっき教えたとおりに、列車を動かしてみてくれ。」", "zh_text": "「像我刚才教的那样,开动火车。」" }, { "id_line": 1186, "ja_text": "「なんか私、緊張してきちゃった。当たり前だけど、電車を自分で運転するなんて初めてだし…」", "zh_text": "「我觉得紧张起来了。当然了,我自己驾驶电车还是第一次……」" }, { "id_line": 1187, "ja_text": "「大丈夫、大丈夫。時間通りに走らせる必要もないし、", "zh_text": "「没关系,没关系。不用按照时间表运行," }, { "id_line": 1188, "ja_text": "踏み切りでの人や車の無理な横断もないから、よそ見してても運転できるよ。", "zh_text": "在交行道也不会有人和车无故冲出来,不用左顾右盼都可以驾驶。" }, { "id_line": 1189, "ja_text": "ただ困ったことに、たまに『巨人』の少女がやってきて、力づくで列車を止める悪戯をすることがあるんだ。", "zh_text": "只是也有感到为难的事,偶尔『巨人』少女会来到日本,会做用武力停止列车这种恶作剧。" }, { "id_line": 1190, "ja_text": "だから、運転する際には『スピードの出し過ぎ』と『巨人』にだけ注意してればいいよ」と冗談交じりに話した。", "zh_text": "因此,在开车的时候只要注意『超速』和『巨人』就好。」司开玩笑地说。" }, { "id_line": 1191, "ja_text": "司の言葉に安心したのか、真美の緊張はほぐれたようだ。", "zh_text": "有司在旁边的话就放心了呢,真美的紧张地解开离合器。" }, { "id_line": 1192, "ja_text": "「出発進行!」と司の真似をして、真美は機関車を加速させていった。", "zh_text": "「出发进行」模仿司的样子,真美加速火车。" }, { "id_line": 1193, "ja_text": "そして、徐々に機関車は加速していった。ある程度、スピードが出てきたところで、", "zh_text": "然后,火车速度越来越快。某程度上,已经到达正常的速度了。" }, { "id_line": 1194, "ja_text": "「速度が60キロになったら、加速をやめて惰性運転に入る。", "zh_text": "「保持速度在每小时60km,换掉加速档,变成惯性驾驶。" }, { "id_line": 1195, "ja_text": "多少速度が落ちてきたなら、また少しだけ加速させて速度を60キロに保つ。いいか?」と司がアドバイスする。", "zh_text": "如果速度掉下来的话,再稍微加速,保持速度在每小时60km。可以吗?」司建议道。" }, { "id_line": 1196, "ja_text": "真美の方も、司の教えを忠実に守り、丁寧な運転をする。", "zh_text": "真美如实地遵照司的教导,谨慎认真地驾驶。" }, { "id_line": 1197, "ja_text": "真美が運転する単行機関車は、「箱庭」の中を颯爽と駆け抜けていった。", "zh_text": "真美驾驶的火车,在「箱庭」中飒爽地飞驰。" }, { "id_line": 1198, "ja_text": "二人の乗った機関車が車両基地に到着し、司と真美が降りる。", "zh_text": "两人乘坐的火车在机厂停下,司和真美下了车。" }, { "id_line": 1199, "ja_text": "基地には、新幹線からすでに廃車となった旧型車両、さらには全国各地の私鉄の車両まで多種多様な車両が数多く停車していた。", "zh_text": "从新干线到已经报废了旧车辆,甚至是全国各地的私营铁路的火车,林林种种的火车都停泊在机厂。" }, { "id_line": 1200, "ja_text": "このような光景は現実では有り得なく、模型ならではの光景と言えよう。", "zh_text": "这样的光景在现实是不可能的,可谓模型特有的景色。" }, { "id_line": 1201, "ja_text": "ただし、真美にこの光景の貴重さが分かるかどうかは怪しい。", "zh_text": "但是很怀疑真美知不知道这番景象有多珍贵。" }, { "id_line": 1202, "ja_text": "一般人からしてみれば、こんなのはただ沢山の車両が並んでいるに過ぎないからだ。", "zh_text": "一般人看来,这样的只是很多火车排在一起而已。" }, { "id_line": 1203, "ja_text": "「こんなに大きな『箱庭』を作っちゃう親子だから、これくらいの数の模型を持ってて当然よね」", "zh_text": "「父子二人制作了这么大的『箱庭』,所以拥有这种数量的模型也是理所当然的。」" }, { "id_line": 1204, "ja_text": "「一応言っとくが、ここにあるのは3分の1ぐらいしかないぞ。残りは、俺や親父の部屋に保管してある」", "zh_text": "「我应该先跟你讲,在这里只有三分之一左右。其余的都在我和父亲的房间里保管。」" }, { "id_line": 1205, "ja_text": "「そんなにあるんだ...はは...」", "zh_text": "「那么一共有…哗…」" }, { "id_line": 1206, "ja_text": "真美は中条親子を少し見くびっていたことを後悔した。", "zh_text": "真美稍微后悔自己小看了中条父子。" }, { "id_line": 1207, "ja_text": "「さてと、真美用の車両を選ぶんだけど...」", "zh_text": "「嗯,可以在言边选择真美用的火车…」" }, { "id_line": 1208, "ja_text": "「出来ればかわいらしい車両がいいんだけど...」", "zh_text": "「可以的话,我要可爱的火车…」" }, { "id_line": 1209, "ja_text": "「んなもん、ないない。鉄道の車両ってのは大体が『いかつい』か『かっこいい』であって", "zh_text": "「啊啊,不。铁路上火车是大体上要都是很『Cool』或『有型』。" }, { "id_line": 1210, "ja_text": "『かわいい』車両なんて全然ないの」", "zh_text": "完全没有『可爱』的火车」" }, { "id_line": 1211, "ja_text": "「ちぇ、つまんないのー」", "zh_text": "「嗨,无聊!」" }, { "id_line": 1212, "ja_text": "「文句は言わない。文句言うんだったらこの話は無し」", "zh_text": "「不是说不会发牢骚吗。就算要抱怨的话,也不要说这种话呀」" }, { "id_line": 1213, "ja_text": "「むぅ~、しょうがないわね~。そういうあたり鉄道模型って、やっぱ男の世界だよね~」", "zh_text": "「没办法啊~这种铁路模型,果然是男人的世界啊~」" }, { "id_line": 1214, "ja_text": "しばらくの間、真美は司を連れ回して、車両基地をあっち行きこっち行きしてようやく、真美専用車両が決まった。", "zh_text": "真美跟着司来回来跑,在机厂去这边去那边,终于,真美决定了自己专用的车。" }, { "id_line": 1215, "ja_text": "近年、JR西○本の地方電化線区用に投入されている車両だ。", "zh_text": "是近年来JR西○本的地区用电气路段投入服务的列车。" }, { "id_line": 1216, "ja_text": "最終的には「うん、これがいい」と、真美も納得しての選択だった。", "zh_text": "真美最终选择的理由是「嗯,这样好」。" }, { "id_line": 1217, "ja_text": "ただその納得した理由は「コレ、新しそうな電車だし」というの理由だった。真美らしいといえば真美らしいが…", "zh_text": "只是真美的理由听起来就好像是「这台电车好像比较新。」" }, { "id_line": 1218, "ja_text": "「さて、決まったのはいいけど、奈央が来ない分には持ち帰ることができないな…", "zh_text": "「那么决定好了,不过,奈央还没来,不可以这样直接带回家吧…" }, { "id_line": 1219, "ja_text": "今、車両の車両の間にいる訳だから、不用意に巨大化するわけにはいかないし…」", "zh_text": "现在我们在火车与火车之间的缘故,暂时不能巨大化……」" }, { "id_line": 1220, "ja_text": "「それなら奈央ちゃんが、来るのを待つしかないね」", "zh_text": "「这样的话,只能等奈央来了。」" }, { "id_line": 1221, "ja_text": "待つこと数分。奈央がいつものように、地響きと轟音を立ててやって来た。", "zh_text": "等待几分钟之后,奈央来的时候像往常一样发出巨大的地震声和轰鸣声。" }, { "id_line": 1222, "ja_text": "奈央の手には模型収納ケースが握られている。", "zh_text": "奈央手上拿着一个模型收纳盒。" }, { "id_line": 1223, "ja_text": "奈央が下を見回して、車両の間にいた司と真美を見つけて", "zh_text": "奈央环视脚下,在火车与火车之间找到司和真美。" }, { "id_line": 1224, "ja_text": "「お兄ちゃん、どれをケースに入れたらいいの?」と奈央が質問する。", "zh_text": "「哥哥,要把哪个放进盒子?」奈央问。" }, { "id_line": 1225, "ja_text": "司は真美が選んだ車両を指し示して、奈央に伝える。", "zh_text": "司指向真美选择车辆,传达给奈央。" }, { "id_line": 1226, "ja_text": "奈央は、その場でゆっくりとしゃがみ込み、こっちに腕を伸ばして車両を掴む。", "zh_text": "奈央立即慢慢蹲下来,伸出手腕抓住火车。" }, { "id_line": 1227, "ja_text": "司達からすれば、十数トンはあろうかと言う車両を奈央は軽々と指先で持ち上げ、持ってきていたケースに丁寧に仕舞い込む。", "zh_text": "在司他们来看,少说有十吨的火车,奈央轻轻地就用指尖捏起,认真仅慎地放进去盒子。" }, { "id_line": 1228, "ja_text": "女の子が、鉄道模型を手に取りケースに仕舞い込む。", "zh_text": "巨大的女孩子手上拿着火车模型放进盒子。" }, { "id_line": 1229, "ja_text": "たったそれだけの行為なのに、『小人』の視点から眺めるととてつもない迫力がある。", "zh_text": "只是很简单的动作,但在『小人』的角度看上望,有一种出奇的威压感。" }, { "id_line": 1230, "ja_text": "今は巨大な奈央に慣れたとはいえ、やはり恐怖を感じる。", "zh_text": "现在已经习惯了巨大的奈央,但是还是会感到惧怕。" }, { "id_line": 1231, "ja_text": "ケースに入れ終わった奈央が、縮小化して司達の元に歩いてきた。", "zh_text": "放进盒子之后,奈央缩小成司两人的大小,原地走过来。" }, { "id_line": 1232, "ja_text": "「はい、コレ」と真美は、奈央から模型が入ったケースを渡される。", "zh_text": "「是的,就是这个」奈央把模型交给真美。" }, { "id_line": 1233, "ja_text": "「ありがとう、奈央ちゃん」と真美が礼を言う。", "zh_text": "「谢谢,奈央酱」真美道谢说。" }, { "id_line": 1234, "ja_text": "「これが、私専用の車両ね~♪」真美は、手渡されたケースに入った模型を眺める", "zh_text": "「这个就是我专用的火车~♪」真美看着放了模型的盒子。" }, { "id_line": 1235, "ja_text": "なんだかんだ文句を言っても上機嫌な様子だ。", "zh_text": "不管刚刚怎么发牢骚,现在也很高兴的样子。" }, { "id_line": 1236, "ja_text": "「これで一つ目の目的が終わったことだし、次の目的地に行くとしよう」", "zh_text": "「来这里的目的达成,去下一个目的地去吧。」" }, { "id_line": 1237, "ja_text": "「次の目的地って、司が私にくれるっていう場所?」", "zh_text": "「下一个目的地是司交给我的地方吗?」" }, { "id_line": 1238, "ja_text": "「オレからすれば『占領地』って名付けたいところなんだけど...」", "zh_text": "「要我的说的话我会叫那个地方做『占领地』…」" }, { "id_line": 1239, "ja_text": "「司が土地の一部をくれるっていったじゃないの?", "zh_text": "「司不是说可以把那一部分的土地给我吗?" }, { "id_line": 1240, "ja_text": "私が悪者みたいな言い方をするのは何でかな?つ・か・さ!」", "zh_text": "这种说法说得我好像坏人一样是什么呀?司!」" }, { "id_line": 1241, "ja_text": "「昨日、この『箱庭』に、やけに怒った『巨大女』が出現して、", "zh_text": "「昨天『箱庭』出现了极之愤怒的『巨大女』," }, { "id_line": 1242, "ja_text": "『箱庭』なんか踏み潰して壊してやるって騒ぎ出したから、", "zh_text": "吵闹起来说是要把脚下的『箱庭』踩碎破坏," }, { "id_line": 1243, "ja_text": "慌てた『箱庭』政府首脳陣は『巨大女』の怒りを鎮めるために、領土の一部を差し出しことを決めたらしい」", "zh_text": "惊慌的『箱庭』政府首脑为了平息『巨大女』的愤怒,决定交出领土的一部分。」" }, { "id_line": 1244, "ja_text": "「つ~か~さ~。アンタって奴は人を怒らせるのが大の得意みたいね」", "zh_text": "「啊~嘛~啊~你真是很拿手惹人生气啊。」" }, { "id_line": 1245, "ja_text": "「なんで真美が怒ってるんだ?俺は『巨大女』の話をしてるだけで、何も真美の話をしてるわけじゃな…グホッ」", "zh_text": "「为什么真美会生气啊?我只是说『巨大女』的故事而已,什么也没有说是真美呀……啊啊…好痛…」" }, { "id_line": 1246, "ja_text": "真美が、司の腹に冷静に一発蹴りを入れた。", "zh_text": "真美冷静地踢了司的肚子一脚。" }, { "id_line": 1247, "ja_text": "真美は小柄で力もそんなに強いわけではないが、この一撃は辛い。", "zh_text": "真美身材娇小,这一击力量并不是很强,但还是很痛。" }, { "id_line": 1248, "ja_text": "「『巨大女』さんの怒りを、私が代弁しておいてあげたわ。彼女なら、司を踏み潰してたかもね♪」", "zh_text": "「我代替愤怒的『巨大女』桑惩罸你。如果是她的话,司早就被一脚踩死了 ♪」" }, { "id_line": 1249, "ja_text": "「じょ、冗談はさておき、どうやってそこまで行く?『海水浴』をした海岸の先の場所なんだけど…", "zh_text": "「先,先别开玩笑,要如何去那里呀?那边在『洗海水浴场』的海岸…" }, { "id_line": 1250, "ja_text": "ここからまた電車を使っていくか…あるいは…」", "zh_text": "从这里使用电车去?…又或者……」" }, { "id_line": 1251, "ja_text": "不意に司の言葉が詰まる。", "zh_text": "突然司又说不出话来。" }, { "id_line": 1252, "ja_text": "「あるいは?」", "zh_text": "「或者?」" }, { "id_line": 1253, "ja_text": "「や、やっぱ、時間は掛かるけど電車にしようぜ。そ、そうだな、電車の方がいいに決まってる」", "zh_text": "「啊,虽然会花点时间,但还是用电车吧。那,是啊,我决定搭电车比较好」" }, { "id_line": 1254, "ja_text": "司は何かを隠すように慌ててしゃべる。", "zh_text": "司好像在隐瞒什么,拼命慌忙地说。" }, { "id_line": 1255, "ja_text": "そこに遮るようにして、奈央が会話に加わってきた。", "zh_text": "奈央插进来加入对话。" }, { "id_line": 1256, "ja_text": "「真美さん、こういう時は巨大化すればいいんですよ。", "zh_text": "「真美桑,在这种时候要巨大化才好啊。" }, { "id_line": 1257, "ja_text": "さっきの暴言の罰として、お兄ちゃんをポケットに入れて、道案内させるのがいいと思いま~す♪」", "zh_text": "作为刚才的无礼的惩罚,去的时候把哥哥放在口袋里指路♪」" }, { "id_line": 1258, "ja_text": "「あっ、こら。奈央、余計なことを言うな」", "zh_text": "「啊,喂。奈央,不要说多余的话!」" }, { "id_line": 1259, "ja_text": "動揺する司を尻目に「奈央ちゃん、ナイスアイデア♪」真美の瞳が妖しく光った。", "zh_text": "动摇的司斜楞眼睛,「奈央,nice idea」真美的眼睛闪闪发亮。" }, { "id_line": 1260, "ja_text": "「別に文句はないよね、司?」", "zh_text": "「没意见吧,司?」" }, { "id_line": 1261, "ja_text": "こうなったら、真美の言うことに従うほかない。", "zh_text": "被这样一说,只能服从真美的话。" }, { "id_line": 1262, "ja_text": "なんだかんだで結局、司はさっきの罰として真美の服の胸ポケットに入れられることになった。", "zh_text": "那结果将会是司作为刚才的惩罚被放进真美衣服的胸前袋里。" }, { "id_line": 1263, "ja_text": "もはや抵抗する気力さえ起こらない。", "zh_text": "连想抵抗的力气也没有。" }, { "id_line": 1264, "ja_text": "「はいはい、わかったわかった」", "zh_text": "「好的好的,知道了知道了」" }, { "id_line": 1265, "ja_text": "「暴言のお詫びにはこれくらいしてもらわないとね~」", "zh_text": "「很粗暴的道歉啊~」" }, { "id_line": 1266, "ja_text": "益々、上機嫌になる真美。", "zh_text": "但真美越发越高兴。" }, { "id_line": 1267, "ja_text": "さっきまで「巨大女」≠真美だったんじゃないかと、司が言いたくなったが止めた。", "zh_text": "刚刚不是已经说了「巨大女」≠真美了吗,司欲言又止。" }, { "id_line": 1268, "ja_text": "言ったら言ったで、またややこしいことになるはずだ。", "zh_text": "如果说了的话,只会把事情复杂化。" }, { "id_line": 1269, "ja_text": "司一人で真美と奈央の連合軍に、口喧嘩で勝てるはずがない。", "zh_text": "司一个人对真美和奈央的联军,是不可能吵赢的。" }, { "id_line": 1270, "ja_text": "「真美と奈央が姉妹のように仲良くなるのはいいんだけど、こういう風に共同戦線を張られると困るんだよな。", "zh_text": "「真美和奈央相处有如姐妹是很好,不过,在这种时候联成共同战线也很为难啊。" }, { "id_line": 1271, "ja_text": "しかも、最近は奈央だけじゃなく真美まで『巨人』になりたがるようになるし。はぁぁ~」というのが司の正直な感想だった。", "zh_text": "而且,最近不仅仅是奈央,连真美也想要成为『巨人』。啊~」司诚实地想。" }, { "id_line": 1272, "ja_text": "ため息をつく司の横で、女子二人はきゃっきゃっとじゃれあっていた。", "zh_text": "在叹息的司旁边,两个女生在吱吱喳喳在嬉戏。" }, { "id_line": 1273, "ja_text": "その後三人は、車両と車両に挟まれた狭い空間から抜け出した。", "zh_text": "之后三人摆脱了被夹在火车和火车中间的狭小空间。" }, { "id_line": 1274, "ja_text": "さっきの打ち合わせの通りに真美と奈央が150倍サイズに巨大化する。", "zh_text": "按照刚才的商量的,真美和奈央巨大化成150倍的大小。" }, { "id_line": 1275, "ja_text": "ちなみに奈央は『箱庭』にもう用事がないと言うことで、家に帰るらしい。", "zh_text": "顺便说一下,奈央说『箱庭』已经无她的事,所以先回家了。" }, { "id_line": 1276, "ja_text": "というわけで、例の『占領地』には司と真美だけが向かうことになった。", "zh_text": "就这样,只有司和真美两个去『占领地』。" }, { "id_line": 1277, "ja_text": "『巨人』の真美が司の方に手を差し出して、手に乗せる。", "zh_text": "『巨人』真美伸出手柄司抓在手上。" }, { "id_line": 1278, "ja_text": "「やっぱりちっちゃい司はかわいいね~」", "zh_text": "「果然小小司真可爱啊~」" }, { "id_line": 1279, "ja_text": "司を軽く突っ突きながら真美が言った。", "zh_text": "虽然是很轻,司还是被真美的称谓刺痛了的说。" }, { "id_line": 1280, "ja_text": "10代の男子に向かって「かわいい」はやめて欲しいが、今の自分の大きさを考えると仕方ない。", "zh_text": "十几岁的男生当然会想制止被人叫「可爱」,但是以现在自己的大小来考量的话,没办法吧。" }, { "id_line": 1281, "ja_text": "次第に真美の手が持ち上がっていき、そして、胸ポケットに入るように促された。", "zh_text": "真美的手逐渐抬起,然后,催促司进入她胸前的口袋。" }, { "id_line": 1282, "ja_text": "入ってみると、丁度首から上の部分だけがポケットの外に出た。", "zh_text": "进去一看,正好从脖子以上的部分伸出口袋。" }, { "id_line": 1283, "ja_text": "ポケットの縁をしっかりと持って、外の景色を見てみる。", "zh_text": "在口袋的边缘,可以看到外面的景色。" }, { "id_line": 1284, "ja_text": "高さ150メートル以上の場所から今度は下を眺めてみる。", "zh_text": "在高度150米以上的地方往下眺望。" }, { "id_line": 1285, "ja_text": "高層ビルの展望台から見下ろすような光景が広がっていた。", "zh_text": "就像在高层大楼的瞭望台般俯视的光景。" }, { "id_line": 1286, "ja_text": "近くにある建物と比べて、はるかに大きな真美の足。", "zh_text": "真美的脚和附近的建筑物相比大很多。" }, { "id_line": 1287, "ja_text": "足の幅だけで何メートルあるのだろうか...", "zh_text": "脚的宽度有几米呢…" }, { "id_line": 1288, "ja_text": "こんなにも真美は巨大だ。", "zh_text": "真美真的很巨大。" }, { "id_line": 1289, "ja_text": "普段なら頭一個分は司のほうが大きいというのに...", "zh_text": "平时还要矮司一个头的说…" }, { "id_line": 1290, "ja_text": "しかし、後ろの「壁」が気になる。とにかく気になる。", "zh_text": "但是更令人在意的是后面的「墙」。不管怎样也是很在意。" }, { "id_line": 1291, "ja_text": "随分ぽわぽわしてやわらかい「壁」である。", "zh_text": "注意力全都在集中在背后那相当柔软的「墙」。" }, { "id_line": 1292, "ja_text": "このぽわぽわの「壁」が真美のおっぱいだと意識すると", "zh_text": "这个想法令司意识到「墙」就是真美的胸部。" }, { "id_line": 1293, "ja_text": "司の「息子」がむくむく「巨大化」してきた。", "zh_text": "司的「儿子」也「巨大化」了。" }, { "id_line": 1294, "ja_text": "「真美って結構胸があるんだな...知らなかった」", "zh_text": "「真美相当有胸呢…之前也不知道」" }, { "id_line": 1295, "ja_text": "10代の健全な男子としてはごく当然の反応ではあるが、", "zh_text": "对10代的健全男子来说,这是极其自然的反应," }, { "id_line": 1296, "ja_text": "真美に知られると生命の危機だ。", "zh_text": "被真美知道的话会有生命的危险。" }, { "id_line": 1297, "ja_text": "司は、少しばかり胸ポケットに入れられてよかったと思った。", "zh_text": "司在想被放在胸前的口袋里真是太好了。" }, { "id_line": 1298, "ja_text": "そういえば胸ポケットに入れられているほどに小さい今の自分は、真美からするとなんなんだろうか…", "zh_text": "那么说起来,对于真美来说,现在被放住胸前的口袋上的渺小的自己又是什么呢?" }, { "id_line": 1299, "ja_text": "『ちっちゃい司』『小人』『ペット』『小動物』『虫けら』『ゴミ』…", "zh_text": "『小小司』『小人』『宠物』『小动物』『虫子』『垃圾』…" }, { "id_line": 1300, "ja_text": "だんだん考えてると悲観的な答えばかり浮かんできた。", "zh_text": "越来越悲观的答案浮现出来了。" }, { "id_line": 1301, "ja_text": "本当のところどう思われているのだろう。司は、答を得るべく思い切って聞いてみた。", "zh_text": "对于真美是怎么认为的,司,下决心要试着听听看。" }, { "id_line": 1302, "ja_text": "「なぁ、真美。今の俺のことを、どういう風に思っているんだ?」", "zh_text": "「啊,真美。对现在的我,要怎样想的?」" }, { "id_line": 1303, "ja_text": "幸か不幸か、真美には「今の」という部分が聞き取れなかった。", "zh_text": "不知道是幸运还是不幸,真美没有听到「现在」那部分。" }, { "id_line": 1304, "ja_text": "そのため、司のことが好きか嫌いかを聞かれたのだと勘違いしたのだ。", "zh_text": "因此,被误解成司在问喜不喜欢。" }, { "id_line": 1305, "ja_text": "「べ、別に嫌いじゃないよ。でも…その…何て言うか…。", "zh_text": "「相对来说,并不讨厌啊。但是…那个…要怎么说呢?…" }, { "id_line": 1306, "ja_text": "って、こういうのって男の司が先に言うもんじゃないの?」", "zh_text": "啊,这种事不是应该由男生的司先说啊?」" }, { "id_line": 1307, "ja_text": "「ん、なんか勘違いしてないか?オレが聞きたいのは、『小人』の状態のオレを真美がどういう風に思っているかなんだけど...」", "zh_text": "「不,误解我的意思吗?我想问的是,真美你对『小人』状态的我是怎样想的…」" }, { "id_line": 1308, "ja_text": "司が鈍感だったおかげで真美の勘違いは帳消しになった。", "zh_text": "托司迟钝的福,抵消了真美的误解。" }, { "id_line": 1309, "ja_text": "「あぁ、なんだぁそういう意味か~。", "zh_text": "「啊,什么啊,是这种意思吗~" }, { "id_line": 1310, "ja_text": "『小人』の司ね...いつもとは違ってちっちゃくてかわいいなって思う以外には特に思うことはないよ」", "zh_text": "『小人』的司啊…我没有特别想过,与平时不同吧,小小的觉得很可爱。」" }, { "id_line": 1311, "ja_text": "「俺のことを、『ペット』とか『虫けら』とか『ゴミ』とかだと思ってないんだよな?」", "zh_text": "「会不会认为我是『宠物』或『虫子』又或是『垃圾』啊?」" }, { "id_line": 1312, "ja_text": "「失礼ね~、いくら司が小さくても『虫けら』とか『ゴミ』なんて思うわけないじゃない。", "zh_text": "「恕我失礼~无论司是多么的小,『虫子』或『垃圾』什么的,想都都没有想过。" }, { "id_line": 1313, "ja_text": "でも、『ペット』として飼ってみるのはありかもね♪」", "zh_text": "但是『宠物』的话会养一下吧。」" }, { "id_line": 1314, "ja_text": "「真美は俺をペットとして飼う気があるのかよ…」", "zh_text": "「真美是想把我当成宠物养呀……」" }, { "id_line": 1315, "ja_text": "意外なことに、どうやら司は真美の発言に怯えてるようだ。", "zh_text": "意外的是,司好像很害怕真美的发言。" }, { "id_line": 1316, "ja_text": "「冗談だよ、冗談」こうでも言っておかないと司がかわいそうだった。", "zh_text": "「开玩笑,开玩笑啦」如果不这样说的话,司好像太可怜了。" }, { "id_line": 1317, "ja_text": "司をペットとして飼うかどうかの議論はさておき、司の話だと前に「海水浴」をした海岸の先に", "zh_text": "司会否被作为宠物饲养的议题暂且不论,司说前方就是之前「海水浴」的海岸。" }, { "id_line": 1318, "ja_text": "真美に与えられた土地があるそうなので、真美はとりあえず例の海岸まで行くことにした。", "zh_text": "因为给真美的土地在那边的样子,所以真美往海边的方向走去。" }, { "id_line": 1319, "ja_text": "「箱庭」の中を「巨人」の真美が歩いていると、膝と同じくらいの高さのビルがひしめき合う一角にたどり着いた。", "zh_text": "「箱庭」中的「巨人」真美一直走,到达了大楼一幢挨一幢,和膝盖同样高度的一个角落。" }, { "id_line": 1320, "ja_text": "このあたりは真美が初めて「箱庭」にやってきた時に司に案内されたところだろう。", "zh_text": "这一带就是真美第一次来「箱庭」的时候,司介绍的地方。" }, { "id_line": 1321, "ja_text": "「あの時は、わりと高いビルだと思っていたのに、それに街全体が今はこんなに小さいなんて…", "zh_text": "「那个时候,这边都是比较高的大楼啊,没想到现在这街上的建筑物全部都是这么小…" }, { "id_line": 1322, "ja_text": "まぁ、それだけ私がおっきいんだけどね」", "zh_text": "嘛,只是我变大了啊」" }, { "id_line": 1323, "ja_text": "そこからさらに、真美はずっと線路沿いに「巨人用歩道」を歩き、", "zh_text": "从那里开始真美沿着铁路,一直都是走在「巨人」专用人行道上," }, { "id_line": 1324, "ja_text": "中条家専用海水浴場を囲む山を跨ぎ越えた先にまでやってきた。", "zh_text": "跨过围着中条家专用海水浴场的山。" }, { "id_line": 1325, "ja_text": "ここで、胸ポケットにいた司がひょっこりと出てきた。", "zh_text": "在时,胸前的口袋里的司突然出现。" }, { "id_line": 1326, "ja_text": "「よいっしょっと。今、真美の足元にあるこの一角が『箱庭』の真美の領土だ。", "zh_text": "「好嘞。现在,真美脚下的那一角就是真美在『箱庭』的领土。" }, { "id_line": 1327, "ja_text": "多少ぐらいは、領土が枠からはみだしてもいい。", "zh_text": "超出领土范围一点也可以。" }, { "id_line": 1328, "ja_text": "模型の線路も建物もある程度数があるから、好きなように街造りをすれば『箱庭』にもっと愛着が持てると思う」", "zh_text": "已经是足够放模型铁路或者建筑物的程度。我想如果可以拥有按照自己喜欢而打造一条街的话,会对『箱庭』更有所留恋。」" }, { "id_line": 1329, "ja_text": "司が指差した「箱庭」の一角は、一辺4メートルの正方形状の土地で、ロープで囲まれていた。", "zh_text": "司用手指指着「箱庭」的一角,一块长4米的正方形土地被绳子包围起来。" }, { "id_line": 1330, "ja_text": "今は、土地の中央部を二本の線路と『巨人』用歩道が貫いてるだけで、後は何もない更地だった。", "zh_text": "现在,土地中央只有两条铁路和『巨人』用人行道穿过而已,其他都是什么也没有的空地皮。" }, { "id_line": 1331, "ja_text": "「ねぇ司、私の土地ってこれだけなの?」", "zh_text": "「呐,司,我的领土就是这样?」" }, { "id_line": 1332, "ja_text": "「これだけってな、今、真美が『巨人』だから狭く見えるだけで、『小人』サイズで考えると、一辺600メートルの土地なんだけどな。", "zh_text": "「现在,真美是『巨人』所以看上去觉得很狭窄,如果用『小人』大小去考虑,是长宽都有600m的土地。" }, { "id_line": 1333, "ja_text": "『海水浴』をした海岸と見比べてみろよ、こっちの方がかなり広いぞ」", "zh_text": "和『海水浴』的海岸比较看看啊,这里的已经相当宽广!」" }, { "id_line": 1334, "ja_text": "司にこう言われて、真美は少し離れた場所に位置する海岸まで歩いていき、自分の領土と見比べた。", "zh_text": "被司这样一说,真美稍微离开了自己用踩着的海岸,再走到自己的领土比较一下。" }, { "id_line": 1335, "ja_text": "司が言う通り、真美の領土の方が明らかに広かった。", "zh_text": "正如司所说的那样,真美的领土明显更宽广。" }, { "id_line": 1336, "ja_text": "「ごめんごめん、4メートル四方だなんて聞くと、狭く感じるけど実際のところは、600メートル四方だもんね。司に感謝、感謝♪」", "zh_text": "「对不起,对不起,看起来一边只有4米之类的,感到很狭窄。不过实际原来有600米啊。司,感谢,感谢♪」" }, { "id_line": 1337, "ja_text": "「分かればよろしい。ところで真美は、ここをどんな風な街にしたいかを考えたのか?」", "zh_text": "「明白就好。对了,真美有考虑过把这条行道做成怎样的风格吗?」" }, { "id_line": 1338, "ja_text": "「うーん、まだだよ。すぐに自分の街造りのプランなんか思いつかないし…」", "zh_text": "「嗯、要立即想出自己的街道构造计画之类的,一时想不出来……」" }, { "id_line": 1339, "ja_text": "「そのうち、やりたいことが沢山溢れてきて悩みだすことになるはずだから、プランが今はなくても焦ることはないよ。", "zh_text": "「应该会有很多想做的事有,充满了烦恼,计画现在也不着急。" }, { "id_line": 1340, "ja_text": "俺が、旅行から帰ってくる一週間後にプランが聞けたら嬉しいな」", "zh_text": "我的一周旅行计画回来听你的好消息。」" }, { "id_line": 1341, "ja_text": "「旅行って、月曜から行くって言ってたやつ?」", "zh_text": "「旅行,从星期一开始去吗?」" }, { "id_line": 1342, "ja_text": "「あぁ、月曜から金曜まで青春18キップをフル活用して、日本全国を電車で一人旅をしてくるよ」", "zh_text": "「啊,要充分利用从周一到周五的青春18票,来一个日本全国电车独自旅行。」" }, { "id_line": 1343, "ja_text": "「お土産よろしくね~」", "zh_text": "「伴手礼多多指教呢~」" }, { "id_line": 1344, "ja_text": "「へいへい、わかったよ。ただ、行く先は気分次第だからリクエストは受け付けない。で、これからどうするんだ?」", "zh_text": "「是的是的,知道了。只是目的地是随心情的,所以不接受要求特定的手信。那今天你还想做什么吗?」" }, { "id_line": 1345, "ja_text": "「う~んじゃ、今日はこのへんで帰るね。早く帰って街作りのプランを考えてみたいし」", "zh_text": "「吧~那么,今天就先到这里,回家吧。早点回去想一下街道制作计画」" }, { "id_line": 1346, "ja_text": "早くもやる気を見せる真美。", "zh_text": "真美已经展示出干劲。" }, { "id_line": 1347, "ja_text": "「おう、わかった。ここからの帰り道はわかってるな?いろいろ踏み潰さないように注意して歩け…」", "zh_text": "「喔,知道了。从这里的回去路知道吗?其他有很多地方很容易踩烂,注意小心脚步……」" }, { "id_line": 1348, "ja_text": "「うん、大丈夫大丈夫。間違って踏み潰しちゃうことなんて絶ぇっ対にないから」", "zh_text": "「嗯,没事没事。不小心用脚踩碎了这种事,绝对不会有。」" }, { "id_line": 1349, "ja_text": "ここまで自信を持って答えられると、逆に恐ろしい。", "zh_text": "刚刚那种这么有自信的回答,反而更可怕。" }, { "id_line": 1350, "ja_text": "事実、彼女が「巨人」用歩道さえ歩いてくれれば、何の問題もないことわけだからここは真美を信じるしかなさそうだ。", "zh_text": "事实上,她是用「巨人」行人道走的话,也没有什么问题,因此这里还是相信真美吧。" }, { "id_line": 1351, "ja_text": "「そうそう、俺がいない間は奈央に声掛けてくれたら、『箱庭』に入っていいからな」", "zh_text": "「对了,对了,我不在的期间,和奈央打个招呼的话,就可以进入『箱庭』。」" }, { "id_line": 1352, "ja_text": "「それはどうもありがと♪じゃぁ~ね」", "zh_text": "「知道了,非常感谢♪~」" }, { "id_line": 1353, "ja_text": "真美は手を振り、地響きを立てて帰っていった。", "zh_text": "真美向司挥手,回去发出的地震造成巨大的声响。" }, { "id_line": 1354, "ja_text": "やっぱり「箱庭」の中では、普通サイズの人間、いわゆる「巨人」は異質な存在だ。", "zh_text": "果然在「箱庭」中普通大小的人类,也就是所谓的「巨人」,是不同规格的存在呀。" }, { "id_line": 1355, "ja_text": "司の持論は、「『箱庭』は小さくなってこそ、楽しめる空間だ」という理論だ。", "zh_text": "司的一贯主张「『箱庭』是变小才能享受的空间」的理论。" }, { "id_line": 1356, "ja_text": "ちなみに、司の周囲には「巨人の方がいいの!」と異論を唱えそうな人物が約二名。", "zh_text": "顺便说一下,司的周围可是有两个向他唱反调,提出「巨人的比较好」的抗告。" }, { "id_line": 1357, "ja_text": "その辺りは価値観の違いということで…", "zh_text": "在那边就是价值观不同…" }, { "id_line": 1358, "ja_text": "「さ~て、これから旅行の準備をしないとな」", "zh_text": "「嘛~要为之后的旅行做准备啊」" }, { "id_line": 1359, "ja_text": "体を伸ばす仕草をして、司も自分の部屋に戻っていった。", "zh_text": "伸展一下身体,司也回到自己的房间。" }, { "id_line": 1360, "ja_text": "こうして奈央の思惑通りに司と真美の親密度がより高まった。", "zh_text": "就这样,按照奈央的想法进行,司和真美的亲密度更高了。" }, { "id_line": 1361, "ja_text": "「雨降って、地固まる」とはよく言ったもんだ。", "zh_text": "不就经常听说的「因为下雨了,地面才会更坚固」吗。" }, { "id_line": 1362, "ja_text": "#6", "zh_text": "#6" }, { "id_line": 1363, "ja_text": "真美がお風呂から上がって、自分の部屋に直行してベッドに倒れ込む。", "zh_text": "真美洗澡之后,回到自己的房间直接走到床上躺下。" }, { "id_line": 1364, "ja_text": "俯せになって寝転がって、今日一日の出来事を振り返ってみた。", "zh_text": "躺在床上,试着回想今天一天的事情。" }, { "id_line": 1365, "ja_text": "昨日とは打って変わって、今日はうれしいことづくしだった。", "zh_text": "和昨天完全不同,今天很高兴。" }, { "id_line": 1366, "ja_text": "いろいろあったけど、何よりも、司が「箱庭」の一角をプレゼントしてくれたことがうれしかった。", "zh_text": "发生了很多事,但是什么也比不过司把「箱庭」的一角送给自己高兴。" }, { "id_line": 1367, "ja_text": "「これで私も『箱庭』の中で自分の街が作れるようになるのね…どうしようかな私の街」", "zh_text": "「这样的话,我也能够在『箱庭』中创造作自己的街道能…我该怎么规划我的街道呢」" }, { "id_line": 1368, "ja_text": "試しに、真美は「箱庭」の中の風景を思い出してみた。", "zh_text": "真美尝试想起「箱庭」中的风景。" }, { "id_line": 1369, "ja_text": "高層ビルが立ち並ぶ都市…郊外の美しい田園地帯…山に囲まれた小さな海岸…", "zh_text": "高楼林立的都市…郊外美丽的田野…被山环绕的小小海岸…" }, { "id_line": 1370, "ja_text": "どれも実際にありそうなくらいの出来だった。ただ「箱庭」の風景を思い出すだけじゃイメージが沸きにくいので、", "zh_text": "几乎可能出现的地方都有了。只是靠回想「箱庭的风景」很难令自己沸腾起来," }, { "id_line": 1371, "ja_text": "司から借りていた鉄道模型の本を読んでみることにした。", "zh_text": "所以向司借了铁路模型的书看。" }, { "id_line": 1372, "ja_text": "その本には、丁寧に作り込まれた小さな鉄道模型の世界を撮影した写真が多数、掲載されていた。", "zh_text": "那本书刊载了很多认真谨慎地制作的小小铁路模型世界的照片。" }, { "id_line": 1373, "ja_text": "掲載されてるジオラマはこじんまりとしたテーブルサイズのものが多くて、真美の参考になりにくいものばかりだった。", "zh_text": "刊载的模型很多都只有一张桌子大小,真美要拿来直接参考也不容易。" }, { "id_line": 1374, "ja_text": "段々、残りページが少なくなってきたところで、ページをめくる真美の手が止まった。", "zh_text": "剩下的页数越来越少的时候,真美翻页时突然停下手来。" }, { "id_line": 1375, "ja_text": "2ページぶち抜きで載っていたのは、大都市を模した大きなジオラマの写真だった。", "zh_text": "登载了横跨2页的模仿大城市的大型模型照片。" }, { "id_line": 1376, "ja_text": "所狭しと並べられた建物と建物の間を高速道路と高架の線路とが貫き、そこを電車が走っている。", "zh_text": "在建筑物之间的狭窄间隙排列了高速公路和高架铁路,还有电车在中间穿越。" }, { "id_line": 1377, "ja_text": "そこには、「これぞ、大都会レイアウトの決定版!!」という見出しが踊っていた。", "zh_text": "标题是「这就是大城市布局决定版!」。" }, { "id_line": 1378, "ja_text": "「このジオラマすごいな~、すごくよく出来てる。", "zh_text": "「这个模型很大很美丽。" }, { "id_line": 1379, "ja_text": "そういえば、『箱庭』のビル街は思ったより小さかったんだよね~。", "zh_text": "说起来,『箱庭』的高楼大厦比想像还要小哟~。" }, { "id_line": 1380, "ja_text": "たぶんこのジオラマよりも小さいはず...」", "zh_text": "应该比这个模型还的还要小…」" }, { "id_line": 1381, "ja_text": "この前、「箱庭」のビル街を「巨人」として歩き回ったときのことを思い出す。", "zh_text": "再回想起之前以「巨人」的姿态在「箱庭」的高楼大街上走的时候。" }, { "id_line": 1382, "ja_text": "この瞬間、それまでバラバラだったアイデアが一本の線で結んだように、きれいに繋がった。", "zh_text": "这一瞬间,之前零乱了的想法被一根线漂亮地连接起来一样。" }, { "id_line": 1383, "ja_text": "「いいこと思いついちゃった♪」", "zh_text": "「想到了」" }, { "id_line": 1384, "ja_text": "真美の「街作り」計画の概要が決まった瞬間だった。", "zh_text": "真美的「都市」计画瞬间决定下来。" }, { "id_line": 1385, "ja_text": "「司が帰ってくるまでに完成させて、びっくりさせてやるんだから。待ってなさいよ、司!」", "zh_text": "「要在司回来之前完成,吓他一跳做。等着瞧吧,司!」" }, { "id_line": 1386, "ja_text": "一人勝手に挑戦状を叩きつける真美。", "zh_text": "真美一个人擅自发出挑战书。" }, { "id_line": 1387, "ja_text": "「単純明解なコンセプトだけど、私一人じゃできなさそうだし時間も足りなくなりそうだし…」", "zh_text": "「单有清晰的概念,我一个人也做不来的样子。时间也不够啊……」" }, { "id_line": 1388, "ja_text": "真美の計画を実行するには、絶対に協力者が必要だ。", "zh_text": "真美要实施计画,绝对需要一个合伙。" }, { "id_line": 1389, "ja_text": "と言っても、こんなことを頼める候補者は一人しかいない。", "zh_text": "虽说如此,可以做这种事的候选人只有一个。" }, { "id_line": 1390, "ja_text": "真美は、奈央に「街作り」を手伝って欲しいという内容のメールを送った。", "zh_text": "真美向奈央发送了想要她一齐帮忙建设「都市」的邮件。" }, { "id_line": 1391, "ja_text": "翌日の朝、奈央からの返信メールが届いていた。", "zh_text": "第二天早上,收到奈央的回信。" }, { "id_line": 1392, "ja_text": "真美の予想通り、奈央も「街作り」に参加したいとの事。", "zh_text": "和真美的预想一样,奈央也要参加「都市」计划。" }, { "id_line": 1393, "ja_text": "ここまでの段取りは順調に来ている。", "zh_text": "一切都很顺利。" }, { "id_line": 1394, "ja_text": "後は、この週末の間に「街作り」のより具体的なイメージを作り上げなければならないが、", "zh_text": "在这个周末必须先塑造更具体的「都市」形象," }, { "id_line": 1395, "ja_text": "司が持っている模型の都合もあるので、あまり詰めすぎることが出来なかった。", "zh_text": "因为也要顾及空地周边司的模型的配合,不能够塞太满。" }, { "id_line": 1396, "ja_text": "「まっ、いいか。そのあたりは作り始めてみないと分からない部分も多いしね」", "zh_text": "「嘛,这样呀。刚开始制作,才知道不清楚的部分也很多。」" }, { "id_line": 1397, "ja_text": "結局、真美はそう思って自分を納得させたのだった。", "zh_text": "毕竟真美想让自己的计划被接受,需要完美一点,倒底要怎样得到参考数据呢。" }, { "id_line": 1398, "ja_text": "朝食を食べ終えて、真美が自室に戻ろうとすると母親が", "zh_text": "早餐结束后,正想回到自己的房间,真美的母亲这时说" }, { "id_line": 1399, "ja_text": "「今日、これから新宿に出掛けるけど一緒にくる?」と誘ってきた。", "zh_text": "「今天一起去新宿好吗?」母亲邀请道。" }, { "id_line": 1400, "ja_text": "丁度、新しい服が欲しいと思っていたところだ。", "zh_text": "正好想要买新衣服。" }, { "id_line": 1401, "ja_text": "付いて行って服を買って欲しいとねだったら、買ってもらえるかもしれない。", "zh_text": "到那边如果想要买衣服的话,也许会买给耶。" }, { "id_line": 1402, "ja_text": "「なんか今日はラッキーな日かも」と真美は上機嫌だった。", "zh_text": "「今天真是幸运的一天」真美心情很愉快。" }, { "id_line": 1403, "ja_text": "「司は、自分のいない間に『街作り』の計画を考えておけばいいって言ってたけど...", "zh_text": "「司有说过当他不在的期间我自己预先想好『城市的制作』计画就可以了,不过…" }, { "id_line": 1404, "ja_text": "もう週末の間に完璧に出来ちゃったんだよね~」", "zh_text": "计画已经在周末完美完成了哟~」" }, { "id_line": 1405, "ja_text": "なにやら不敵な笑みを浮かべる一人の少女がいた。", "zh_text": "少女自己一个浮出大胆的笑容。" }, { "id_line": 1406, "ja_text": "今日は週が変わって月曜日の午後。", "zh_text": "今天是星期一的下午。" }, { "id_line": 1407, "ja_text": "また真美は「箱庭」の中にいた。", "zh_text": "现在真美在「箱庭」当中。" }, { "id_line": 1408, "ja_text": "自分に与えられた土地を見下ろす真美。", "zh_text": "真美俯视赋予给自己的土地。" }, { "id_line": 1409, "ja_text": "まだ今は、何もないけど金曜日にはこの場所に立派な街が出来上がってる…はず。", "zh_text": "现在和上周五一样,什么都没有,这个地方,应该可以完成出色的的街道…" }, { "id_line": 1410, "ja_text": "金曜日までに街全体が出来上がるかどうかは分からないけど、", "zh_text": "虽然不知道可不可以在星期五之前完成整个城镇," }, { "id_line": 1411, "ja_text": "それでも司を驚かしてやろうと真美はとにかく頑張ってみようという気になった。", "zh_text": "尽管如此为了让司吃一惊,真美有一种不管怎样都要试着努力的感觉。" }, { "id_line": 1412, "ja_text": "「真美さんの希望は、ここを高層ビルがひしめく大都会にしたいっていうことですか?」", "zh_text": "「真美桑希望是这里盖高楼密集的大城市的说?」" }, { "id_line": 1413, "ja_text": "「うん、そうだよ。司が作った『箱庭』の入り口近くにある街より、ずっと大きな街にしてやるんだから」", "zh_text": "「嗯,是的。我要我的城市比司在『箱庭』的入口附近制作的城市还要大。」" }, { "id_line": 1414, "ja_text": "真美がやけに力強く宣言した。", "zh_text": "真美发出非常强而有力的宣言。" }, { "id_line": 1415, "ja_text": "明らかに司をライバル視していた。", "zh_text": "明显是把司作为竞争对手看待。" }, { "id_line": 1416, "ja_text": "「『街作り』をする上で、コレだけは絶対外せないとか、そんな感じの具体的な計画はあります?」", "zh_text": "「『城市的制作』具体计画上,有没有绝对不能排除在外的东西?」" }, { "id_line": 1417, "ja_text": "「まずね、絶対私の領土内の電車は全て高架の複々線にする!コレだけは譲らないんだから!」", "zh_text": "「首先,我的领土内的电车绝对全部都是高架双复线!只有这个不能让步!」" }, { "id_line": 1418, "ja_text": "どこで「複々線」などという言葉を知ったのかは不明だが、", "zh_text": "不知道在哪里学了「双复线」这样的词," }, { "id_line": 1419, "ja_text": "真美のわけのわからぬ気迫に押されてしまう奈央。", "zh_text": "奈央被真美不明所意的气势吓倒。" }, { "id_line": 1420, "ja_text": "「あの真美さん、何でそんなに複々線にこだわるんですか?」", "zh_text": "「那个真美桑,为什么你会那么拘泥于四线铁路??」" }, { "id_line": 1421, "ja_text": "気迫の原因が気になったので、その原因聞いてみた。", "zh_text": "因为气势的原因而有点在意,还是试着听一下原因吧。" }, { "id_line": 1422, "ja_text": "「複々線って、なんだか大都会っぽいでしょ?", "zh_text": "「有双复线的地方,总觉得是大城市都会区?" }, { "id_line": 1423, "ja_text": "ほら山手線が走ってるあたりなんかそうでしょ?", "zh_text": "你看山手线之类的?" }, { "id_line": 1424, "ja_text": "あんまり詳しくは知らないんだけど」", "zh_text": "其实我也不太清楚啊!」" }, { "id_line": 1425, "ja_text": "予想通りあんまり大した理由じゃなかった。", "zh_text": "和预料一样,没什么特别理由。" }, { "id_line": 1426, "ja_text": "「あっ、でも『箱庭』の中で、複々線になってる箇所はほとんどないので、", "zh_text": "「嘛,但『箱庭』几乎没有双复线的地方," }, { "id_line": 1427, "ja_text": "これはお兄ちゃんを驚かせるにはいいアイデアだと思いますよ」", "zh_text": "这是让哥哥惊讶的好主意。」" }, { "id_line": 1428, "ja_text": "「でしょ、でしょ?」", "zh_text": "「是吧是吧?」" }, { "id_line": 1429, "ja_text": "「他に決めてることはありますか?」", "zh_text": "「有其他决定好的事吗?」" }, { "id_line": 1430, "ja_text": "「あと、ビルの高さは、私の身長よりも低くする!」etc...", "zh_text": "「还有,大楼的高度,一定要比我身高低…」等等…" }, { "id_line": 1431, "ja_text": "真美の希望は妙なものばかりだったが、実現不可能ではなかった。", "zh_text": "真美希望很多奇怪的东西,大部分都不可能实现。" }, { "id_line": 1432, "ja_text": "「じゃ、まずは何から始めます?", "zh_text": "「那么,首先从什么地方开始?" }, { "id_line": 1433, "ja_text": "今は、線路と『巨人用歩道』しかないですけど、ここに高架の複々線を作るのなら、", "zh_text": "现在只有铁路与『巨人专用人行道』,不过,这里要制作高架双复线的话," }, { "id_line": 1434, "ja_text": "一旦今敷いてある線路を片付けないとダメですね」", "zh_text": "现在铺着的路线不先收拾可是不行啊」" }, { "id_line": 1435, "ja_text": "「奈央ちゃん、線路とかその他の模型って全部、司の部屋にあるんだよね?」", "zh_text": "「奈央酱,铁路和其他模型全部都在司的房间吗?」" }, { "id_line": 1436, "ja_text": "「確かに、大体の模型はお兄ちゃんの部屋にありますよ。", "zh_text": "「嗯,模型的雏模都是在哥哥的房间里。" }, { "id_line": 1437, "ja_text": "あっ、でも、線路とか駅舎の模型とかは作業しやすいように、全部まとめてダンボールに入れて、", "zh_text": "啊,不过铁路和车站的模型为了方便工作,全部都整理放在纸箱," }, { "id_line": 1438, "ja_text": "お兄ちゃん専用駅に停めてある貨車に積んであったと思います。", "zh_text": "堆在停放在哥哥专用车站的货车上。" }, { "id_line": 1439, "ja_text": "時間は掛かるけど、作業する度に一々重いダンボールを持ち運びするよりは、楽チンだとかで」", "zh_text": "虽然比较花时间,但比起每次开工都要把沉重的纸箱搬下来,还是这样载下来更轻松啦」" }, { "id_line": 1440, "ja_text": "真美と司が大喧嘩したあの日もそう司は言っていた。", "zh_text": "真美和司吵架的那天,司也有说过。" }, { "id_line": 1441, "ja_text": "模型の街をよりリアルに作り上げるためには、駅舎やその他の建物だけでなく、車や街路樹などの小道具も必要になる。", "zh_text": "为了让模型街道更加真实,不仅仅只有建成的车站和其他建筑物,车、人行道和树等等的小道具也是需要的。" }, { "id_line": 1442, "ja_text": "こういう小道具をバラバラで管理していると紛失や破損しやすいので、", "zh_text": "这样的小道具如果分散保管的话很容易遗失和损坏," }, { "id_line": 1443, "ja_text": "それぞれ袋に小分けして入れたものをダンボールに詰めて、司は貨車に載せておいたのだった。", "zh_text": "所以分装好放进箱子,载到司的货车上。" }, { "id_line": 1444, "ja_text": "「ということは、『街作り』に必要な材料をここまで運んでくるには、電車で運ぶ方がいいんだね?」", "zh_text": "「就是说,『城市制作』需要的材料还是用电车运过来这里比较好啊?」" }, { "id_line": 1445, "ja_text": "「そうですね」", "zh_text": "「是啊」" }, { "id_line": 1446, "ja_text": "ついでに司の部屋から運んできた資材を、どばーっと並べておくことが出来る広い場所が真美は欲しくなった。", "zh_text": "把司房间里的材料运来,真美想要一个能够放东西的宽广地方。" }, { "id_line": 1447, "ja_text": "これからの作業のことを考えて、この希望も奈央に話してみた。", "zh_text": "考虑到之后的工作,这个还是希望先和奈央说一下。" }, { "id_line": 1448, "ja_text": "「それなら、この線路を手前で大きく曲げて一時的に広い場所を作るのがベストだと思います」", "zh_text": "「如果是这样的话,最好在这条路线前面的弯位做一个临时宽广放置的地方。」" }, { "id_line": 1449, "ja_text": "他にいいアイデアが思い浮かばなかったので、結局、奈央のこの提案を実行することにした。", "zh_text": "因为还想不到其他更好的主意,结果奈央帮忙实行这个建议。" }, { "id_line": 1450, "ja_text": "まず、二人は必要のない線路を次々と引き剥がしていった。", "zh_text": "两个人首先把不需要的铁路纷纷剥掉。" }, { "id_line": 1451, "ja_text": "-箱庭新聞 地域面より 新都心建設に伴う鉄道の複々線高架化事業に反対する市民団体代表のインタビュー-", "zh_text": "-箱庭新闻 地区伴随新都心建设而开始的双复线铁路高架化,现在是反对的市民团体代表的采访-" }, { "id_line": 1452, "ja_text": "今、この街に二人の「巨人」の少女がやってきて、線路を引き剥がし、駅を持ち去っている。", "zh_text": "现在,在这条街上两个「巨人」少女来到车站,把铁路剥掉,拿走。" }, { "id_line": 1453, "ja_text": "何故、彼女達はこんなことをしているのだろうか?", "zh_text": "为什么她们要做这样的事?" }, { "id_line": 1454, "ja_text": "どうも背が低い方の少女(といっても、身長は225メートル!!)が新しくこの地域の支配者となったようで、", "zh_text": "个子比较矮的少女(虽说,身高也有225米!!)好像成为了这个地区新的支配者," }, { "id_line": 1455, "ja_text": "彼女はこの辺りを再開発して新都心を建設するという。", "zh_text": "就是她要把这附近再开发成新都心。" }, { "id_line": 1456, "ja_text": "新都心を建設するにあたって、彼女はここを走る鉄道の複々線高架化をしたいみたいで、", "zh_text": "建设新都会区的时候,她预想把这里的铁路双复线高架化," }, { "id_line": 1457, "ja_text": "今ある線路を撤去してるのはそのためだ。", "zh_text": "把现有的线路撤去。" }, { "id_line": 1458, "ja_text": "複々線高架化によって、新都心に通じる鉄道の輸送能力の向上が見込める。だが、ちょっと待ってほしい。", "zh_text": "虽然双复线高架化,有助于提高新都会区的铁路运输能力。但是,还是希望先等一下。" }, { "id_line": 1459, "ja_text": "事前に、何の説明もなく数日間線路を撤去して、", "zh_text": "也没有提前几天事先说明就把铁路撤去," }, { "id_line": 1460, "ja_text": "鉄道の運行をストップさせるという暴挙はいくら彼女が「巨人」で、", "zh_text": "只不过因为是少女自己是「巨人」就可以做强制停止铁路运行这种暴行 ," }, { "id_line": 1461, "ja_text": "なおかつこの街の「支配者」であっても許されるものではない。", "zh_text": "就算是这条街的「统治者」也是不会被原谅的。" }, { "id_line": 1462, "ja_text": "我々は、彼女達の行為に断固として反対す", "zh_text": "她们的行为,我们坚决反对" }, { "id_line": 1463, "ja_text": "ブチッ...", "zh_text": "噗吱…" }, { "id_line": 1464, "ja_text": "(編集部からのお知らせ)", "zh_text": "(镜头回到编辑部)" }, { "id_line": 1465, "ja_text": "市民団体代表の方がインタビュー中に踏み潰されたようなので、", "zh_text": "看来市民团体代表在采访中被踩爆了的样子," }, { "id_line": 1466, "ja_text": "インタビューはここで終わりです。ご了承下さい。", "zh_text": "采访到这里结束。请多多谅解。" }, { "id_line": 1467, "ja_text": "新都心を建設する予定の「巨人」の黒川真美さんのインタビュー;", "zh_text": "以下是预定要建设新都会区的「巨人」黑川真美桑的采访;" }, { "id_line": 1468, "ja_text": "この街は私のものなの!!この街をどうしたって私の勝手!", "zh_text": "这个城市就是我的东西!这条街要怎样都是我的自由!" }, { "id_line": 1469, "ja_text": "私に逆らう「小人」は踏み潰してやるんだからねっ!(既に実行済み)", "zh_text": "反抗我的「小人」都要被踩碎哟!!(已经执行完毕)" }, { "id_line": 1470, "ja_text": "冗談はさておき。", "zh_text": "先不开玩笑了。" }, { "id_line": 1471, "ja_text": "線路の撤去作業は反対派住民の妨害?もなかったせいか、順調に進んでいた。", "zh_text": "铁路清除的工作在没有反对派居民的干扰下,顺利进行。" }, { "id_line": 1472, "ja_text": "引き剥がした線路の一部を流用して、臨時の資材置場と本線を結ぶ路線を作り上げた。", "zh_text": "被剥离的铁路的一部分会再利用,创建连接本线铁路的临时材料放置场。" }, { "id_line": 1473, "ja_text": "余った線路と申し訳程度に設置されていた駅を回収して、資材置場に置いた。", "zh_text": "剩下的铁轨和之前的车站被回收放到材料放置场。" }, { "id_line": 1474, "ja_text": "これで、準備の段階の準備が完了した。", "zh_text": "看来准备阶段完成了。" }, { "id_line": 1475, "ja_text": "次は、新都心建設に必要な大量の資材-要するに模型の建物とか高架橋セットとか-を", "zh_text": "之后是新都心建设需要的大量材料-总而这之是模型建筑物和高架桥啦之类-" }, { "id_line": 1476, "ja_text": "司の部屋から運んでこなければならない。", "zh_text": "必须要从司的房间运来。" }, { "id_line": 1477, "ja_text": "なので、二人はひとまず「箱庭」から出て、二階に上がっていった。", "zh_text": "所以两人暂时从「箱庭」出来,上去二楼。" }, { "id_line": 1478, "ja_text": "司の部屋に入り、ベッドの横にある「司専用駅」を真美が真上から覗く。", "zh_text": "进入司的房间,真美从正上方窥视床边的「司专用火车站」。" }, { "id_line": 1479, "ja_text": "駅には、貨物列車が二編成停車していた。", "zh_text": "车站有二组货物列车停在那边。" }, { "id_line": 1480, "ja_text": "手前の方に停車中の貨物列車を見たところ、", "zh_text": "往在前方停靠的货物列车看了看," }, { "id_line": 1481, "ja_text": "何も積まれていないことからして、奥の方が工事専用列車だろう。", "zh_text": "什么也没有,应该后方的才是工程专用列车吧。" }, { "id_line": 1482, "ja_text": "案の定、奥の方の貨車には極小サイズの模型の建物が積まれている。", "zh_text": "果然,后方的货车都有一些极迷你的模型建筑物被堆在还面。" }, { "id_line": 1483, "ja_text": "「奈央ちゃん~、こっちでいいんだよね?」", "zh_text": "「奈央,这些就好了吗?」" }, { "id_line": 1484, "ja_text": "真美に呼ばれて、奈央も顔を近づけて覗き込む。", "zh_text": "真美呼唤道,奈央把脸凑近看。" }, { "id_line": 1485, "ja_text": "「そうですね、必要なものはここに大体揃ってるはずなのですぐにでも出発できます。また足りないものがあれば、後で取りに帰ればいいと思います」", "zh_text": "「是啊,必要的东西大概都齐了吧,所以马上可以出发。还有不够的话,之后再拿回去就好了。」" }, { "id_line": 1486, "ja_text": "「じゃ、行こっか…って、大事なこと忘れてた」", "zh_text": "「那么,走吧…啊,忘了重要的事。」" }, { "id_line": 1487, "ja_text": "と言って、真美はポケットから何かを取り出した。", "zh_text": "说完,真美从口袋里取出了什么。" }, { "id_line": 1488, "ja_text": "真美が取り出したのは、この間、司が貸出しという形で", "zh_text": "真美拿了这期间司以借出的形式," }, { "id_line": 1489, "ja_text": "真美にプレゼントしたあの模型の電車だった。", "zh_text": "真美收到的模型电车出来。" }, { "id_line": 1490, "ja_text": "停車中の貨物列車の先頭の機関車を貨車から切り離して、", "zh_text": "把停靠的货物列车和的机动车分开," }, { "id_line": 1491, "ja_text": "指先で軽く摘んで持ち上げて隣の線路に移し替えた。", "zh_text": "用指尖轻轻摘起移到旁边的铁路。" }, { "id_line": 1492, "ja_text": "代わりに自分の電車を線路に乗せて、貨車と連結させた。", "zh_text": "把自己的电车和铁路上的货车合并。" }, { "id_line": 1493, "ja_text": "「せっかく、司から自分専用の車両をもらったことだし、運転してあげないとね♪」", "zh_text": "「难得从司手中拿到自己专用的火车,开车吧 ♪」" }, { "id_line": 1494, "ja_text": "あれからあっという間に数時間が経過して、時計はもう5時をまわっていた。", "zh_text": "转眼间,几个小时过去了,手表上已经转到5点。" }, { "id_line": 1495, "ja_text": "「ふぅ~、やっと終わったね~」", "zh_text": "「呼~,终于结束了呢~」" }, { "id_line": 1496, "ja_text": "作業が一段落ついて、腕を伸ばしてリラックスする真美。", "zh_text": "工作告一段落,真美伸直手腕放松。" }, { "id_line": 1497, "ja_text": "「そうですね、一段落つきましたね」", "zh_text": "「是啊,告一段落。」" }, { "id_line": 1498, "ja_text": "二人の目の前には4メートルに渡って、高架複々線が見事な具合に出来上がっていた。", "zh_text": "在两人眼前的是4米长的高架桥双复线漂亮地完成的情景。" }, { "id_line": 1499, "ja_text": "その途中には立派な駅舎を持った駅も設置した。", "zh_text": "而途中也设置了优良的车站。" }, { "id_line": 1500, "ja_text": "真美は、それを感慨深げに眺めていた。", "zh_text": "真美感慨地眺望着。" }, { "id_line": 1501, "ja_text": "「後は、よりリアリティーを出すために線路に架線柱を立てたり、駅の周辺を整備したりするともっといいですよ」", "zh_text": "「之后会更有真实感,还要架起铁路的电线和柱子,车站的周边也会整备得更好。」" }, { "id_line": 1502, "ja_text": "「そうだね。今のままだと駅前に何もない状態だから寂しい感じがするね。", "zh_text": "「是啊。现在的话在火车站前什么都没有,觉得很孤寂寞的样子。" }, { "id_line": 1503, "ja_text": "今日のところは、これくらいで切り上げて明日また続きをしよっか?」", "zh_text": "今天先做到这边,明天再从这里继续好吗?」" }, { "id_line": 1504, "ja_text": "その日はこれで作業を切り上げた。", "zh_text": "那天工作结束了。" }, { "id_line": 1505, "ja_text": "結局、それから数日間毎日、真美は「箱庭」に通い詰めることになった。", "zh_text": "接下来的几天,真美每天都走到「箱庭」。" }, { "id_line": 1506, "ja_text": "作業は順調に進んで、真美の「街」が完成を完成させることが出来た。", "zh_text": "工作进展很顺利,真美的「街」总算完成了。" }, { "id_line": 1507, "ja_text": "後は、司にこの出来ばえを見せて驚かせるだけとなった。", "zh_text": "只剩下把这个成果给司看,让他大吃一惊。" }, { "id_line": 1508, "ja_text": "「ついに、ついに私の『街』が完成したんだ~♪」", "zh_text": "「终于,终于完成我自己的『街』了~♪」" }, { "id_line": 1509, "ja_text": "街の中心部にある駅を跨ぐ形で、真美は完成したばかりの自分の「街」を改めて見下ろしていた。", "zh_text": "跨过街道的中心的车站,真美再重新俯视着刚刚完成的自己的「都市」。" }, { "id_line": 1510, "ja_text": "多数の高層ビルが林立するなかで真美の身長を超える高さのビルはなかった。", "zh_text": "真美的身高超过了多数林立的高层大楼的高度。" }, { "id_line": 1511, "ja_text": "これはこの街の「支配者」の「わがまま」...ではなく「要望」だった。", "zh_text": "这是因为这个城市的「支配者」的「任性」…不,是「要求」。" }, { "id_line": 1512, "ja_text": "全体としては多少の予定変更はあったものの、ほぼ「街作り」は真美の希望通りになった。", "zh_text": "为了整体构造多多少少和预定的有变更,但基本上是真美所希望「都市」的方向。" }, { "id_line": 1513, "ja_text": "そこから少し離れたところから奈央もまた「街」を見下ろしていた。", "zh_text": "从那里稍微离开一点点的地方,奈央也在俯视着「都市」。" }, { "id_line": 1514, "ja_text": "「なんだか私も予想以上の出来ばえにちょっと見惚れてしまいます」", "zh_text": "「总觉得比我预想的结果更有点让人看的入迷。」" }, { "id_line": 1515, "ja_text": "「これも、奈央ちゃんがずっと手伝ってくれたからだよ~ありがとうね♪」", "zh_text": "「这也是奈央一直帮助我的功劳呀~谢谢啊」" }, { "id_line": 1516, "ja_text": "と、真美は奈央にぎゅっと飛びつき抱きついた。", "zh_text": "真美飞奔过去紧紧抱住奈央。" }, { "id_line": 1517, "ja_text": "「わっ。ちょ、ちょっと真美さん、何してるんですか、あっ危ないですよ」", "zh_text": "「哇。稍微、稍微真美桑,在做什么呀,很危险的哦」" }, { "id_line": 1518, "ja_text": "「私達女の子同士だから、そんな怖がらなくてもいいじゃない♪」", "zh_text": "「我们都是女孩子,所以不怕也没关系」" }, { "id_line": 1519, "ja_text": "「そ、そういうことじゃなくて、不用意に足が当たって建物とか壊れちゃうかもしれないんです。", "zh_text": "「不是那、那样的事,而是脚碰到建筑物,建筑物会坏掉。" }, { "id_line": 1520, "ja_text": "またお兄ちゃんが怒っちゃうかもしれないんですよ~」", "zh_text": "哥哥也许会生气哟~」" }, { "id_line": 1521, "ja_text": "奈央の指摘どおり真美の足が道路上に置いてあった車に軽く触れ、車は吹っ飛ばされていった。", "zh_text": "奈央指出真美的脚和在道路上放着的车轻轻接触,结果车被刮跑了。" }, { "id_line": 1522, "ja_text": "「あははごめん、ごめん。つい、こう、うっかりと...思わず抱きつきたくなったというか...", "zh_text": "「对不起,对不起,啊哈哈。不知不觉,这样,不小心…不禁就想要抱住你的说…" }, { "id_line": 1523, "ja_text": "にしても奈央ちゃんは羨ましいな~。", "zh_text": "其实我很羡慕奈央。" }, { "id_line": 1524, "ja_text": "こんなモデルさんみたいに足が長くて背も高くて~おまけに顔もカワイイんだから。", "zh_text": "和模特儿一样,腿很长,身高又高~而且脸也很可爱。" }, { "id_line": 1525, "ja_text": "私も女の子に生まれてきた以上は、奈央ちゃんみたいな子に憧れちゃうな~」", "zh_text": "我也是作为女孩子出生的呀,自然会很憧憬奈央那样的女孩子啊~」" }, { "id_line": 1526, "ja_text": "「そう言われるとうれしいのはうれしいです...", "zh_text": "「被那样说的话是很高兴…" }, { "id_line": 1527, "ja_text": "ただ...あのこんなこと聞くのはどうかなって思うんですけど、", "zh_text": "只是…那个可能你不会有听过的," }, { "id_line": 1528, "ja_text": "私は胸が全然なくて、これから先ずっとこのままの大きさだったらショックです。", "zh_text": "我完全没有胸,从今以后也一直保持这样的大小的话会很冲击。" }, { "id_line": 1529, "ja_text": "前に、ここで海水浴をした時に真美さんの胸をみてからずっと思ってたんですけど...", "zh_text": "之前,在海水浴的时候,看到真美桑的胸就一直在想,不过…" }, { "id_line": 1530, "ja_text": "真美さんの胸って結構おっきい方ですよね?", "zh_text": "其实真美桑是胸部特别大的人?" }, { "id_line": 1531, "ja_text": "どうしたらその...胸って大きくなるんですか?」", "zh_text": "你是怎么办增加…你知道,就是胸部成长啊?」" }, { "id_line": 1532, "ja_text": "「奈央ちゃんからして、そんなに私の胸っておっきいのかな?」", "zh_text": "「从奈央来看,我的胸真的那么大吗?」" }, { "id_line": 1533, "ja_text": "奈央は首を縦に二度振ってから、", "zh_text": "奈央点了点头," }, { "id_line": 1534, "ja_text": "「少なくともCカップはあるんじゃないかと思ってます。", "zh_text": "「至少有C罩杯吧。" }, { "id_line": 1535, "ja_text": "その...私はまだ...Aなんで...」と声を潜めて言った。", "zh_text": "那…我还是…A的之类的…」声音渐渐隐藏起来。" }, { "id_line": 1536, "ja_text": "「奈央ちゃんはまだ14だよね?それならまだ発展途上だから、そんなに心配しなくてもだいじょーぶ。", "zh_text": "「奈央还只是14岁呢?如果那样还是成长当中,所以不要那么担心也可以哟。" }, { "id_line": 1537, "ja_text": "私もね、14過ぎてから段々と成長してきたわけだし...", "zh_text": "我呢,也是14以后渐渐成长起来的…" }, { "id_line": 1538, "ja_text": "こんなことで落ち込んでたらせっかくの奈央ちゃんのイイトコロが台無しになっちゃうよ」", "zh_text": "如果这样就情绪低落,奈央酱难得这么可爱的脸都弄得不好看了哦」" }, { "id_line": 1539, "ja_text": "「ですよねー、この前学校に行ったら男子達が『やっぱりおっぱいはでかくないと意味ねーよ』とか", "zh_text": "「啊啊,上次在学校听到男生们说『果然胸部不大就没有意义啊』" }, { "id_line": 1540, "ja_text": "言ってたんですけど気にしない方がいいんですね?」", "zh_text": "这样,还可以不介意吗?」" }, { "id_line": 1541, "ja_text": "「そういう男子の馬鹿な話は気にしないのが一番。", "zh_text": "「那些男生愚蠢的话是最不用介意的。" }, { "id_line": 1542, "ja_text": "勝手に言わせておけばいいのよ", "zh_text": "随便他们说就行了啊," }, { "id_line": 1543, "ja_text": "私も昔、同じようなこと言われた経験があるからわかるよ」", "zh_text": "以前我有遇过同样的事,也被这说过的经验。我明白的」" }, { "id_line": 1544, "ja_text": "にっこり微笑んで真美は奈央を励ました。", "zh_text": "真美微笑地鼓励奈央。" }, { "id_line": 1545, "ja_text": "「真美さんの言葉を聞いて安心しました...", "zh_text": "「听到真美桑的话就放心了…" }, { "id_line": 1546, "ja_text": "あと、もう一つお願いしたいことがあるんですけど?」", "zh_text": "还有,另一件事想拜托你?」" }, { "id_line": 1547, "ja_text": "「いいよ、言って言って」", "zh_text": "「好啊,说吧」" }, { "id_line": 1548, "ja_text": "「えっっと、真美さんのことこれから『お姉ちゃん』って呼んでもいいですか?", "zh_text": "「啊啊,真美桑,之后可以叫你『姐姐』?" }, { "id_line": 1549, "ja_text": "あのずっと敬語で話すの疲れて...", "zh_text": "那个一直用敬语说话也是很累的…" }, { "id_line": 1550, "ja_text": "もう少し距離を縮めてみたいなぁなんて思ってたりしてたんですけど...?", "zh_text": "就想要再稍微拉近距离吧…?" }, { "id_line": 1551, "ja_text": "あと私、『お姉ちゃん』って気軽に呼べる人がいたらいいなぁって思ってて...」", "zh_text": "我在想有一个可以叫『姐姐』的人在就好了啊…」" }, { "id_line": 1552, "ja_text": "「『お姉ちゃん』かぁ...", "zh_text": "「『姐姐』吗…" }, { "id_line": 1553, "ja_text": "奈央ちゃんがそう呼びたいのなら呼んでいいよ。", "zh_text": "奈央如果想叫的话就可以呀。" }, { "id_line": 1554, "ja_text": "私もなんだか堅苦しい呼び方はあまり好きじゃないしね」", "zh_text": "我也不太喜欢死板的称呼。」" }, { "id_line": 1555, "ja_text": "「あ、ありがとうございます」", "zh_text": "「啊,谢谢您」" }, { "id_line": 1556, "ja_text": "「まだ堅苦しさが残ってるよ、奈央ちゃん", "zh_text": "「还在用这种死板的语气哟,奈央" }, { "id_line": 1557, "ja_text": "私のこと『お姉ちゃん』って呼ぶんだから司と話すときと同じようにしていいよ」", "zh_text": "把我当成『姐姐』来称呼。就像对司说话的时候一样就好了」" }, { "id_line": 1558, "ja_text": "「はい..じゃなくて、うん、お姉ちゃん」", "zh_text": "「是..不是,嗯,姐姐」" }, { "id_line": 1559, "ja_text": "奈央はなんとか敬語から親しい口調に変えようとして悪戦苦闘していた。", "zh_text": "奈央为了从敬语变成亲近的口气而恶战苦斗一番。" }, { "id_line": 1560, "ja_text": "「そうそう、いい感じいい感じ。あとは慣れることだね。", "zh_text": "「对,对,感觉很好感觉很好。之后就是习惯了。" }, { "id_line": 1561, "ja_text": "あっそうだ、せっかく『街』が完成したんだから記念に写真を撮ろうよ」", "zh_text": "啊,对了,好不容易完成了『街』,拍照纪念吧」" }, { "id_line": 1562, "ja_text": "「じゃ、カメラを取ってくるね」", "zh_text": "「那么,我拿相机。」" }, { "id_line": 1563, "ja_text": "と奈央はなれないタメ口で真美に告げて「箱庭」の入り口へと向かっていった。", "zh_text": "奈央用不太习惯的语气对真美说完,往「箱庭」的入口走去。" }, { "id_line": 1564, "ja_text": "「お姉ちゃん」か...", "zh_text": "「姐姐吗…」" }, { "id_line": 1565, "ja_text": "なんだかそう呼ばれるなんて照れそうになると真美は思っていた。", "zh_text": "总觉得被那样称呼会很害羞。真美想。" }, { "id_line": 1566, "ja_text": "「妹」の方が20cmも背が高い「姉妹」か...", "zh_text": "「妹妹」的身高比姐姐高20cm的…「姐妹」?" }, { "id_line": 1567, "ja_text": "そのことを思い出すとすこし複雑な気持ちにはなったが、", "zh_text": "想起这一点,心情开始复杂起来," }, { "id_line": 1568, "ja_text": "それでも奈央が「お姉ちゃん」と親しみを込めて呼んでくれるようになることは、", "zh_text": "即便如此,奈央可以亲切地自己为「姐姐」," }, { "id_line": 1569, "ja_text": "真美にとってもうれしいことだった。", "zh_text": "对真美来说也是一件很高兴的事。" }, { "id_line": 1570, "ja_text": "#7", "zh_text": "#7" }, { "id_line": 1571, "ja_text": "奈央と真美が「箱庭」の「街作り」を完成させた日の夜遅くに、", "zh_text": "奈央和真美完成「箱庭」「都市」的那个晚上," }, { "id_line": 1572, "ja_text": "司は、四泊五日の一人旅から帰ってきた。", "zh_text": "司从五日四夜的独自旅行回来。" }, { "id_line": 1573, "ja_text": "「おかえり~、お兄ちゃん」", "zh_text": "「欢迎回来,哥哥」" }, { "id_line": 1574, "ja_text": "パジャマ姿で奈央は、帰ってきた司を出迎えた。", "zh_text": "穿着睡衣的奈央迎接回来的司。" }, { "id_line": 1575, "ja_text": "「ん、奈央か。ただいま~。", "zh_text": "「嗯,奈央?我回来了。" }, { "id_line": 1576, "ja_text": "あ~~、めっちゃくちゃ疲れた。风吕だ。", "zh_text": "啊~~超累的。要去洗澡。" }, { "id_line": 1577, "ja_text": "晩メシよりもまず、风吕。とにかく风吕に入りてー」", "zh_text": "比起晚饭,先去洗澡吧。总之还是先洗澡ー」" }, { "id_line": 1578, "ja_text": "「もうお母さんも私もお风吕に入ったから、お风吕は大丈夫だよ。", "zh_text": "「妈妈和我都已经洗过了,去洗澡吧,没关系的。" }, { "id_line": 1579, "ja_text": "でも、その前に、溜まった洗濯物を洗濯机に入れて、", "zh_text": "但是,在此之前,先把积存的衣物放入洗衣机," }, { "id_line": 1580, "ja_text": "残りの荷物を二阶に持って上がっていってね」", "zh_text": "行李带上去二楼。」" }, { "id_line": 1581, "ja_text": "「あいよ。ったくー、奈央も母さんみたいに口やかましくなったな...」", "zh_text": "「哦。这样一想,奈央也变得像妈妈一样唠叨了…」" }, { "id_line": 1582, "ja_text": "司がボヤいているそばから、", "zh_text": "司在一旁抱怨道," }, { "id_line": 1583, "ja_text": "「ほらほら、お兄ちゃん、早く来てよー」と奈央が急かしている。", "zh_text": "「你看,哥哥,快点啊」奈央催捉司。" }, { "id_line": 1584, "ja_text": "「はいはいはい~~」", "zh_text": "「是是是~~」" }, { "id_line": 1585, "ja_text": "司は、奈央に言われるがまま洗濯机が置いてある洗面所へと廊下を进んでいった。", "zh_text": "司照奈央所说的那样,向走廊前进,走到放有洗衣机的卫生间。" }, { "id_line": 1586, "ja_text": "「ふぅ~、これでお兄ちゃんに知られずにすんだかな?」と奈央は、溜め息を吐いていた。", "zh_text": "「呼~用不着哥哥被知道了?」奈央吐叹息道。" }, { "id_line": 1587, "ja_text": "とりあえずさっきは、司が「箱庭」に入ってくることを阻止するために、", "zh_text": "刚才都是为了不让司进入「箱庭」," }, { "id_line": 1588, "ja_text": "さっさと、风吕に入るように诱导したのだ。", "zh_text": "所以赶快引导他去洗澡。" }, { "id_line": 1589, "ja_text": "明日を待たずに、司が「箱庭」に入って中を见てしまったらおもしろみが半减する。", "zh_text": "如果司不等到明天进入「箱庭」看到的话,趣味减半。" }, { "id_line": 1590, "ja_text": "もうこれで今日のところは、「箱庭」に行くことはないだろう。", "zh_text": "今天都已经这样,应该无法去「箱庭」了吧。" }, { "id_line": 1591, "ja_text": "まぁ、へとへとに疲れて帰ってきた日に、わざわざ行くとは元々考えにくかったのが。", "zh_text": "嘛,回来当天累成这样,哥哥也很难想到刚刚的事是怎样。" }, { "id_line": 1592, "ja_text": "司を风吕に押し込んでから数分后、奈央は「箱庭」に足を踏み入れていた。", "zh_text": "司进去洗澡几分钟之后,奈央又踏进「箱庭」。" }, { "id_line": 1593, "ja_text": "真美と二人で协力して作り上げた「街」をもう一度、自分の目で见てみたくなったのだ。", "zh_text": "再一次用自己的眼睛去看一下和真美两人合作创建起来的「都市」。" }, { "id_line": 1594, "ja_text": "奈央も今回の出来ばえには、少し自信を持っていた。", "zh_text": "奈央也对这次的结果有点自信。" }, { "id_line": 1595, "ja_text": "これならきっと、司も褒めてくれるだろう。", "zh_text": "这样的话,司一定也会表扬我吧。" }, { "id_line": 1596, "ja_text": "奈央の膝下にも及ばないほどの小さな模型の建物が、", "zh_text": "连奈央膝盖的高度也都比不上的模型建筑物," }, { "id_line": 1597, "ja_text": "ひしめき合う中にある「巨人用歩道」をのっしのっしと歩いていく。", "zh_text": "一个挨着一个在「巨人专用步道」旁边,奈央在中间慢慢走。" }, { "id_line": 1598, "ja_text": "今まで何度、この「箱庭」に足を踏み入れて「巨人」となって、", "zh_text": "到现已经是第几次踏上「箱庭」成为「巨人」," }, { "id_line": 1599, "ja_text": "この小さな世界を阔歩したのかは、奈央自身でもわからない。", "zh_text": "在这小小的世界阔步的呢,奈央自己也不知道。" }, { "id_line": 1600, "ja_text": "「巨人」になってこの小さな世界を见下ろす度に、", "zh_text": "成为「巨人」俯瞰小小的世界," }, { "id_line": 1601, "ja_text": "彼女の胸の辺りがキュンとなることは昔から変わらない。", "zh_text": "她高兴的感觉一下子就会在胸口高涨起来,不管是从前还是现在都一样。" }, { "id_line": 1602, "ja_text": "奈央は、自分はいつ顷から「巨人」になるとうれしく感じるんだろうとふと思った。", "zh_text": "奈央突然想到了自己是什么时候开始对成为「巨人」有高兴的感觉。" }, { "id_line": 1603, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1604, "ja_text": "物心付いた时から、「不思议の国のアリス」や「ガリバー旅行纪」などの海外の童话がお気に入りの本で、子どもなりに深く兴味を持っていた、奈央。", "zh_text": "懂事时开始,奈央就很喜爱「不思议之国的爱丽丝」和「格列佛旅行纪」这类的海外童话书,小孩子的自己深深地被吸引了。" }, { "id_line": 1605, "ja_text": "最も、幼い子どもなら一度は触れるであろうこれらの著名な海外の童话に、一度くらい兴味を持つのは极々普通の话ではある。", "zh_text": "幼的孩子第一次接触这些著名的海外童话会有兴趣是很普通的事吧。" }, { "id_line": 1606, "ja_text": "ただ、奈央は他の子とは少しだけ変わっていた。", "zh_text": "只是,奈央和其他的孩子稍微不同。" }, { "id_line": 1607, "ja_text": "ある日、両亲が「奈央は、大きくなったら何になりたいのかな?", "zh_text": "有一天,父母问「奈央长大了想做什么吗?" }, { "id_line": 1608, "ja_text": "お花屋さん?それとも、お菓子屋さん?」", "zh_text": "花店?还是,点心店?」" }, { "id_line": 1609, "ja_text": "と奈央に将来の梦について闻いてみた。", "zh_text": "询问奈央将来的梦想。" }, { "id_line": 1610, "ja_text": "「んとね~、なおはね~、おっきくなったらっね", "zh_text": "「如果可以变大的话~~" }, { "id_line": 1611, "ja_text": "がりば~さんみたいにこびとさんのくににいきたいの~」", "zh_text": "我想要去小人先生的国家~」" }, { "id_line": 1612, "ja_text": "と天使のようにかわいらしい笑颜でこのように答えたという。", "zh_text": "带着天使一样可爱的笑容回答。" }, { "id_line": 1613, "ja_text": "初めのところ、両亲は奈央が「大きくなったら」の部分を「大人になったら」ではなくて、", "zh_text": "一开始,父母以为奈央把「如果长大」的部分听成「如果变大」," }, { "id_line": 1614, "ja_text": "文本通り「巨大化」 の意味で捉らえたのだと考えて、", "zh_text": "就是直接转成「巨大化的」的意思," }, { "id_line": 1615, "ja_text": "改めて「大人になったら」と言叶を変えて奈央に质问してみた。", "zh_text": "所以又重新改成用「成为大人」去奈央。" }, { "id_line": 1616, "ja_text": "それでも、奈央の答えは同じだった。", "zh_text": "尽管如此,奈央的答案还是和之前一样。" }, { "id_line": 1617, "ja_text": "奈央の将来の梦に、少し困惑した両亲は质问の内容を変えて、再び奈央に闻いてみた。", "zh_text": "对于奈央将来的梦想有点困惑的父母改变提问的方式,再次问奈央。" }, { "id_line": 1618, "ja_text": "「あ、あのね、なお。ガリバーさんは小人さんの国にも行ったけど、", "zh_text": "「啊,那个啊。格列佛先生也去了小人先生的国家," }, { "id_line": 1619, "ja_text": "他にも、ものすごく怖くて大きな巨人がいっぱいいるところにも、ガリバーさんは行ったんだよ?", "zh_text": "格列佛先生也有到了有很多非常可怕的巨人的地方啊?" }, { "id_line": 1620, "ja_text": "そんな怖いところにも、奈央は行きたいのかな?」", "zh_text": "这么可怕的地方,奈央也想去吗?」" }, { "id_line": 1621, "ja_text": "「ううん、いや!なおは、こびとさんのくににしかいきたくないの!!!」", "zh_text": "「不,不对!只有小人先生的国家,其他的都不想去!!!」" }, { "id_line": 1622, "ja_text": "奈央には、本当に「巨人」になりたいという愿望があることをようやく、両亲は悟った。", "zh_text": "父母是终于领悟到奈央的真实愿望是成为「巨人」。" }, { "id_line": 1623, "ja_text": "もちろん现実の世界でガリバーが行った「小人の国」などあるはずがなく、", "zh_text": "当然在现实世界格列佛去的「小人国」应该不会有," }, { "id_line": 1624, "ja_text": "奈央がガリバーのような「巨人」になれる场所などないと両亲は思っていた。", "zh_text": "父母想到根本没有可以让奈央成为格列佛般的「巨人」的地方。" }, { "id_line": 1625, "ja_text": "そして、そのことを理解するにはまだ幼い奈央には无理だとも考えた。", "zh_text": "当然,也考虑到年幼的奈央对理解那件事有点困难。" }, { "id_line": 1626, "ja_text": "ただ、両亲はまだ幼い娘の梦を壊すようなことはしたくないとも", "zh_text": "父母不想要破坏年幼女儿的梦," }, { "id_line": 1627, "ja_text": "また、人様から娘があまりにも変な子だと思われたくないとも考えた末に、", "zh_text": "最后,又想到别人会不会觉得女儿是一个奇怪的孩子," }, { "id_line": 1628, "ja_text": "ちょっとした嘘を吹き込むことにした。", "zh_text": "决定灌进一点谎言。" }, { "id_line": 1629, "ja_text": "「奈央、あのね他の子のいる前で『ガリバー』みたいになりたいって言っちゃだめだよ」", "zh_text": "「奈央,那个在其他孩子面前说要成为『格列佛』一样是不行的呀」" }, { "id_line": 1630, "ja_text": "「え~、なんでなんで?なんでいっちゃだめなの?」", "zh_text": "「哎,为什么为什么?为什么不可以说?」" }, { "id_line": 1631, "ja_text": "「実はね、みんなもね奈央と同じように『小人さんの国』に行きたいと思ってるの。", "zh_text": "「其实呀,大家也和奈央一样想去『小人先生的国家』。" }, { "id_line": 1632, "ja_text": "でも、行くことの出来る子は限られてて、みんなが行きたい行きたいって思うようになったら", "zh_text": "但是能够去孩子是有限的,大家都想去了," }, { "id_line": 1633, "ja_text": "奈央が行けなくなっちゃうでしょ?", "zh_text": "奈央不就是去不成了吗?" }, { "id_line": 1634, "ja_text": "だからみんなには黙ってた方がいいの。", "zh_text": "所以在大家面前保持沉默的比较好。" }, { "id_line": 1635, "ja_text": "お利口さんの奈央なら、ガリバーみたいにいつか小人の国にいけるよ」と言ってごまかした。", "zh_text": "奈央乖乖的话,就可以像格列佛去小人的国家哟」父母欺骗说。" }, { "id_line": 1636, "ja_text": "すると、両亲の言っていることの意味を知ってか知らぬかはわからないものの、", "zh_text": "虽然不知道她懂不懂父母说的事," }, { "id_line": 1637, "ja_text": "奈央の方も「うん」と素直に返事をした。", "zh_text": "奈央也就坦率地回答「嗯」。" }, { "id_line": 1638, "ja_text": "実のところ、両亲はこのことをそこまで深く心配したわけではなかった。", "zh_text": "其实,父母对这件事也没有很担心。" }, { "id_line": 1639, "ja_text": "同世代の男の子が「おおきくなったら、ウルトラマンになりたい」", "zh_text": "同年的男孩也有「如果变得大,想成为奥特曼」" }, { "id_line": 1640, "ja_text": "と将来の梦を语るのと同じような物だと考えたからだ。", "zh_text": "这样对未来梦想的想法。" }, { "id_line": 1641, "ja_text": "ただ、それとは少し方向性が违って、加えて奈央が女の子だということを踏まえても、", "zh_text": "只是方向性有点不同,再加上奈央是女孩子," }, { "id_line": 1642, "ja_text": "奈央がこんなことを言い出すのも、遅くても小学校低学年までだと结论づけた。", "zh_text": "结很得出奈央会这样想最多也就只是到小学低年级这样的结论。" }, { "id_line": 1643, "ja_text": "何年か経てば奈央だって、世の中を知って成长するだろうし、", "zh_text": "几年之后奈央也会成长,明白到这个世界," }, { "id_line": 1644, "ja_text": "他に女の子らしい将来の梦が见つかるかもしれないと。", "zh_text": "也许能找到和其他的女孩子一样的梦想。" }, { "id_line": 1645, "ja_text": "まぁ、端的に言えば时が解决するのを楽観的に待とうというのが、奈央の両亲が出した答えだった。", "zh_text": "嘛,说白了就是让时间来解决,乐观地等待,据说奈央的父母也是因此给出这样的回答。" }, { "id_line": 1646, "ja_text": "最も、この顷の记忆は奈央にしてみれば暧昧なもので、", "zh_text": "奈央那时候的记忆是已经很模糊了," }, { "id_line": 1647, "ja_text": "详しいことは両亲から后になって闻かされたものだ。", "zh_text": "详细的情形也是从父母听到的。" }, { "id_line": 1648, "ja_text": "それから、奈央が小学校に入ってすぐにあの『新急グローバルペンタゴン』の存在を知ると", "zh_text": "之后,奈央进入小学就立刻知道了『东武世界广场』的存在," }, { "id_line": 1649, "ja_text": "すぐに行きたい行きたいと駄々をこねて、その年のゴールデンウイークに连れて行ってもらって...", "zh_text": "马上就撒起娇来要去,那年的黄金周就带着她去游玩…" }, { "id_line": 1650, "ja_text": "园内で大はしゃぎして、游び疲れて帰りの车中は、ずっと寝っぱなしだったことまで自然と思い出されてきた。", "zh_text": "在园内兴奋地走动,玩累了在回家的车上,想起了一直睡到自然醒。" }, { "id_line": 1651, "ja_text": "それから、お父さんがこの地下室に「箱庭」作りを始めて...", "zh_text": "那次之后,爸爸就在这个地下室开始制作「箱庭」…" }, { "id_line": 1652, "ja_text": "少しずつ、それでも着実にこの小さな世界は広がっていった。", "zh_text": "这个小世界一点一点地继续扩大。" }, { "id_line": 1653, "ja_text": "结局、奈央が「大きくなったら」行きたいと思ってた", "zh_text": "结果,奈央「如果变得大」想去的" }, { "id_line": 1654, "ja_text": "「小人の国」は自宅の地下にあっていつでも好きなときに行ける", "zh_text": "「小人国家」就在自己的家的地下室,变成什么时候喜欢都能去," }, { "id_line": 1655, "ja_text": "近くてやっぱりどう考えてみても近い存在になったのだ。", "zh_text": "成为非常接近的存在。" }, { "id_line": 1656, "ja_text": "なにせ「箱庭」には、専用海水浴场からハイキングコースまで、", "zh_text": "无论怎么说「箱庭」可是从专用海滨浴场到徒步旅行路线," }, { "id_line": 1657, "ja_text": "简単なアウトドア活动が出来そうな场所が一通り揃ってあるのである。", "zh_text": "一次汇集了所有简单的户外活动。" }, { "id_line": 1658, "ja_text": "仕事が多忙な父亲にとっても、「箱庭」で家族サービスが出来る点は実に都合がよかった。", "zh_text": "对工作很忙的父亲来说,有「箱庭」对家族来说也确实会变得方便。" }, { "id_line": 1659, "ja_text": "こうして「箱庭」は中条家の生活にすっかり溶け込んでいった。", "zh_text": "就这样「箱庭」完全融入了中条家的生活。" }, { "id_line": 1660, "ja_text": "今までを振り返ってみると、毎回毎回「箱庭」にやってきて楽しいと思ってしまうあたり、", "zh_text": "试着回顾到现在的话,每一次到「庭箱」还是很开心," }, { "id_line": 1661, "ja_text": "奈央は、まだまだ子供っぽいなと自分自身で感じる。", "zh_text": "奈央感到自己还是小孩子一般。" }, { "id_line": 1662, "ja_text": "亲戚などの周りの大人たちからは、", "zh_text": "从亲戚和周围的大人们来看," }, { "id_line": 1663, "ja_text": "「奈央ちゃんは年齢に比べて大人っぽく见えるね」", "zh_text": "「奈央比起真实年龄看上去更有大人味」" }, { "id_line": 1664, "ja_text": "などと、しばしば言われるが、そう见えるのはただ単に身长と外见が大人っぽく见えるだけだとしか自分では考えていない。", "zh_text": "常常被这样说,不过自己没这样认为,他们能看见仅仅只是身高和外表看上去有大人味而已。" }, { "id_line": 1665, "ja_text": "本当の精神年齢は、実际の年齢とそう変わらないはずだ。", "zh_text": "心理年龄,和实际年龄都没有变。" }, { "id_line": 1666, "ja_text": "そんなこんなで目的地の「街」に到着して、何か异常がないかをチェックする。", "zh_text": "到达要再一次要检查的「街」,没有什么异常。" }, { "id_line": 1667, "ja_text": "明日、せっかくお披露目する以上は、一応、万全な状态でありたい。", "zh_text": "明天好不容易要一次过披露,想要以万全的状态逞现。" }, { "id_line": 1668, "ja_text": "とは言っても相手は司なのでそこまで気にしすぎることはないのだが.....", "zh_text": "虽说是对方是司,所以到那里不会太在意的,不过....." }, { "id_line": 1669, "ja_text": "上からチラッと见る限りは异常はなし。", "zh_text": "只要从表面瞥一下,没有异常就可以了。" }, { "id_line": 1670, "ja_text": "特に问题はなさそうなので、点検はこのくらいにして、自分の部屋に戻って寝ることにした。", "zh_text": "没有特别问题,只是检查一下,决定返回自己的房间先睡。" }, { "id_line": 1671, "ja_text": "どうやら最近の疲れが出てきたようで、さっきから急に睡魔が袭ってきているのだ。", "zh_text": "好歹最近好像比较疲劳,从刚才开始就忽然被睡魔袭击。" }, { "id_line": 1672, "ja_text": "「ふぁ~、なんだか急に眠くなってきちゃった...早く寝よっと」とあくびをしながら奈央は阶段を上がっていった。", "zh_text": "「哈~总觉得忽然变得发困...快点去睡吧」奈央一边打哈欠一边上楼梯。" }, { "id_line": 1673, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1674, "ja_text": "翌朝、司は午前9时を过ぎるまでグーグー大きないびきをかいてぐっすりと眠っていた。", "zh_text": "第二天,司过了上午9点还是在呼呼大睡。" }, { "id_line": 1675, "ja_text": "司の部屋に、奈央が彼を起こしにやって来た。", "zh_text": "奈央到司的房间把他叫起来。" }, { "id_line": 1676, "ja_text": "「お兄ちゃん、もう9时过ぎちゃってるよ~早く起きて起きて~」", "zh_text": "「哥哥,已经9点了哟~早点起床,起床~」" }, { "id_line": 1677, "ja_text": "「ん、奈央か。ふぁああ、ってもう9时过ぎなのか」", "zh_text": "「不,奈央?啊,我已经9点多了吗?」" }, { "id_line": 1678, "ja_text": "大きなあくびをして、体を起こす司。", "zh_text": "司一边打哈欠,一边坐起身体。" }, { "id_line": 1679, "ja_text": "「朝ごはんは、もうできてるから早く食べちゃって、ってお母さんが言ってたよ」", "zh_text": "「早饭已经做好,快吃吧,这是妈妈说的啊」" }, { "id_line": 1680, "ja_text": "「そうか、サンキュー。んじゃ、一阶に行ってくるな」", "zh_text": "「是吗,Thank you。那么,到一楼去」" }, { "id_line": 1681, "ja_text": "「それと真美お姉ちゃんがが、もうすぐしたら『箱庭』に游びに来るって、さっき私のケータイにメール着てたよ」", "zh_text": "「还有,真美姐姐,过一会过来『庭箱』玩,刚刚我的手机收到短信了」" }, { "id_line": 1682, "ja_text": "これを闻いて慌てて飞び起きた司は、自分のケータイを确认する。", "zh_text": "听到这个,司慌忙一跃而起,确认自己的手机。" }, { "id_line": 1683, "ja_text": "やはり、司のところにも真美から同じ内容のメールが着ていた。", "zh_text": "果然,司的手机也有收到真美同样内容的邮件。" }, { "id_line": 1684, "ja_text": "「げっ、俺が帰ってきた翌日に、早速お土产をせびりに来るとは…」", "zh_text": "「糟糕,我回来的第二天,立刻过来拿伴手礼……」" }, { "id_line": 1685, "ja_text": "「それだけ、お兄ちゃんが帰ってくるのを楽しみにしてたってことだよ。仲いいもんね~二人とも。", "zh_text": "「还有期待哥哥回来的吧。两个人关系很好啊~。" }, { "id_line": 1686, "ja_text": "ほらほら、早く支度しないとお姉ちゃんがやって来ちゃうよ~♪」", "zh_text": "你看你看,再不准备姐姐就要来哦~♪」" }, { "id_line": 1687, "ja_text": "「んなこと、わっーてるって」", "zh_text": "「这样的事情,哇—啊」" }, { "id_line": 1688, "ja_text": "司は、ドタバタと阶段を降りていった。", "zh_text": "司乱跳乱闹地下楼梯了。" }, { "id_line": 1689, "ja_text": "「まったく~、手间が挂かる兄を持つと妹の苦労が増えちゃうんだから」", "zh_text": "「诶~有这种哥哥只会徙增妹妹的辛劳啊」" }, { "id_line": 1690, "ja_text": "奈央はまた小さな溜め息を吐いた。", "zh_text": "奈央又吐出了小小的叹息。" }, { "id_line": 1691, "ja_text": "司が着替えたり、部屋を片付けたりと慌ただしくしてるうちにすぐに真美が来る约束の时间になった。", "zh_text": "司换好衣服,又匆匆收拾房间,马上真美约定的时间到了。" }, { "id_line": 1692, "ja_text": "そして、约束の时间になると図ったかのように呼び铃がなった。", "zh_text": "然后,到了约定的时间就像安排好似的,门铃响起来。" }, { "id_line": 1693, "ja_text": "玄関のドアを开けると「久しぶり~、元気してた?」と真美が明るい笑颜で话し挂けてきた。", "zh_text": "玄关的门一打开,「好久不见,还精神吗?」真美笑容明亮地说话。" }, { "id_line": 1694, "ja_text": "「元気かどうかはさておき、昨日までの一人旅の疲れはもう取れたぜ」", "zh_text": "「健康与否暂且不论,到昨天为止的独自旅行使我很疲劳。」" }, { "id_line": 1695, "ja_text": "「そっかぁ~、で、今回のお土产は何かな?」", "zh_text": "「这样啊~,这次的礼物是什么呢?」" }, { "id_line": 1696, "ja_text": "「あのな~、こういう场合、普通は『どこに行ってきたの?』とかを闻くのが筋じゃないのか?」", "zh_text": "「那个,在这样的情况下,一般是先问『去了哪里?』的吗??」" }, { "id_line": 1697, "ja_text": "「いいじゃない~、そんなことを闻かなくてもお土产で大体の场所はわかるんだし♪」", "zh_text": "「不是啦~不用听,只要看伴手礼也大致明白去了什么地方。」" }, { "id_line": 1698, "ja_text": "「そうですか、そうですか。まぁ、こんな玄関で立ち话しをするのも何だし、家に上がってくれ」", "zh_text": "「是吗,是吗?嘛,这样在门口站着闲谈什么的,先进去家吧」" }, { "id_line": 1699, "ja_text": "「それじゃ、お邪魔します~」", "zh_text": "「那么,打扰了。」" }, { "id_line": 1700, "ja_text": "司が阶段を上がっていき、真美も后に続こうとしたところで、", "zh_text": "司先上了楼梯,真美也准备跟着上去," }, { "id_line": 1701, "ja_text": "リビングに続く廊下の奥から奈央が手招きしているのを见つけた。", "zh_text": "在客厅走廊的深处,看到奈央招手。" }, { "id_line": 1702, "ja_text": "「ねぇ奈央ちゃん、まだ司にはバレてないよね?」", "zh_text": "「呐,奈央,还没给司知道吧?」" }, { "id_line": 1703, "ja_text": "「うん、お兄ちゃんは家に帰ってきてからまだ一回も『箱庭』には入ってないはず...」", "zh_text": "「嗯,哥哥回来后,还一次也没有进去『庭箱』…」" }, { "id_line": 1704, "ja_text": "「なら、さっきメールした通りに実行するけど问题はないね?」", "zh_text": "「那么,就照刚才发的邮件的实行吧,不过,没有问题吗?」" }, { "id_line": 1705, "ja_text": "「うん、お兄ちゃんには悪いと思うけどこればかりは、仕方ないと思う」", "zh_text": "「嗯,哥哥是笨蛋,我想只有这个是,但这个也没办法。」" }, { "id_line": 1706, "ja_text": "「じゃ、隙を见计らってやっちゃってね」", "zh_text": "「那么,斟酌有点破绽吧。」" }, { "id_line": 1707, "ja_text": "「やっちゃいますよ?」", "zh_text": "「有破绽哟?」" }, { "id_line": 1708, "ja_text": "「大丈夫、大丈夫♪」", "zh_text": "「没关系,没关系的♪」" }, { "id_line": 1709, "ja_text": "「じゃ、顷合いを见计らってやっちゃうね」", "zh_text": "「那斟酌好时机行事吧。」" }, { "id_line": 1710, "ja_text": "「うん、お愿いね」", "zh_text": "「嗯,拜托了」" }, { "id_line": 1711, "ja_text": "真美は、急いで二阶に上がっていった。", "zh_text": "真美急忙上去二楼。" }, { "id_line": 1712, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1713, "ja_text": "「ほい、これがお土产の広岛名物もみじまんじゅう!カスタードクリーム味とチョコレート味もあるぜ」", "zh_text": "「那么,这就是伴手礼,广岛名产红叶馒头!忌廉味和巧克力味道也有一些的。」" }, { "id_line": 1714, "ja_text": "「ありがとうね~♪」", "zh_text": "「谢谢你哦~♪」" }, { "id_line": 1715, "ja_text": "「真美の场合、ご当地ストラップとかそんなのよりかは、", "zh_text": "「真美的话,和当地的记念挂件比," }, { "id_line": 1716, "ja_text": "どっちかって言うと食べ物の方がいいかって思ったけど...」", "zh_text": "还是认为食物比较好吧…」" }, { "id_line": 1717, "ja_text": "「うん、ヘンなグッズよりもみじまんじゅうの方が好き(笑)」", "zh_text": "「嗯,比起奇怪的商品,红叶馒头会更喜欢(笑)」" }, { "id_line": 1718, "ja_text": "「そうかそうか、それはよかった。ただし、まんじゅうの食べ过ぎには注意しろよ。", "zh_text": "「是这样啊,那真是太好了。但是,馒头吃太多要当心哟。" }, { "id_line": 1719, "ja_text": "体重が増えても全くもって俺のせいではない。いわゆる自己责任って奴だ」", "zh_text": "体重增加也完全不是我的错。是所谓的自我责任哦。」" }, { "id_line": 1720, "ja_text": "「あっ、ひっどーい。女の子が一番気にすることをズバリ言うなんて...无神経もいいとこだって、まった~く」", "zh_text": "「啊,是怎样。女生最在意的事就这样直截了当说出来…但反应迟钝也有反应迟钝的好,因为你先在这里等一下~」" }, { "id_line": 1721, "ja_text": "「だから、気をつけろって…」", "zh_text": "「所以,要当心了……」" }, { "id_line": 1722, "ja_text": "とそこへ奈央が部屋に入ってきた。", "zh_text": "奈央突然进入到房间。" }, { "id_line": 1723, "ja_text": "奈央が入ってくるなり「お兄ちゃん、ごめんね」と言って、次の瞬间、", "zh_text": "奈央一进来就说「哥哥,对不起」接下来的瞬间," }, { "id_line": 1724, "ja_text": "「缩小机」を司と真美の方に向けてスイッチを押した。", "zh_text": "「缩小机」对准司和真美方向按下开关。" }, { "id_line": 1725, "ja_text": "すると、ベットの上に座っていた二人が、150分の1の大きさにまで小さくなっていた。", "zh_text": "于是,在床上坐着的两个人就缩小到150分之一的大小了。" }, { "id_line": 1726, "ja_text": "一応、奈央はあらかじめ谢っていたが、当然のごとく、", "zh_text": "奈央虽然有事先道歉了,但很自然地," }, { "id_line": 1727, "ja_text": "司は突然のことに「こらー、奈央!いきなり、何すんだよ」と激怒していた。", "zh_text": "司突然叫出「喂—,奈央!突然,你干什么啊」和被激怒了。" }, { "id_line": 1728, "ja_text": "「はいはい、ストップストップ。ここで、早くも种明かし~♪」", "zh_text": "「是的是的,停下来停下来。在这里,要揭开秘密哦~♪」" }, { "id_line": 1729, "ja_text": "と一绪に小さくなった真美が止めに入る。", "zh_text": "一起变小的真美把他按下来。" }, { "id_line": 1730, "ja_text": "「种明かし?何のことだ?」", "zh_text": "「什么?揭开秘密?」" }, { "id_line": 1731, "ja_text": "司が何のことか分からず、戸惑っていた。", "zh_text": "司有点不懂得,而不知所措。" }, { "id_line": 1732, "ja_text": "「実は、司にね、见せたいものがあるの」", "zh_text": "「实际上,司啊,你会想看到的东西」" }, { "id_line": 1733, "ja_text": "「わざわざ小さくしたってことは、『箱庭』の中にあるのか?」", "zh_text": "「特意小了,是在『庭箱』当中的吗?」" }, { "id_line": 1734, "ja_text": "「ふふ~ん、そうだよ♪普通に『箱庭』の中に入っていったらツマラナイでしょ?」", "zh_text": "「呵呵~,是啊♪ 如果正常地进去『庭箱』的话不是很无聊吗?」" }, { "id_line": 1735, "ja_text": "「でもさ、なにもいきなり何の说明もなくこうすることはないんじゃね?」", "zh_text": "「但是,也不需要突然什么也没说明吧?」" }, { "id_line": 1736, "ja_text": "「もしかして怒ってる?」", "zh_text": "「莫非是为了这样而生气?」" }, { "id_line": 1737, "ja_text": "「别に...奈央に突然小さくされるなんて昔から惯れてるし....まぁ、いいけどさ...」", "zh_text": "「没有什么特别的…从以前开始就被奈央突然缩小,都习惯了….嘛,虽然…」" }, { "id_line": 1738, "ja_text": "「そっか、なら全然问题ないね。", "zh_text": "「是吗,如果完全没有问题。" }, { "id_line": 1739, "ja_text": "じゃ、奈央ちゃん、私と司をそこの『司専用駅』まで运んでね」", "zh_text": "那么,奈央,把我和司搬到『司专用站』吧。」" }, { "id_line": 1740, "ja_text": "というわけで真美は、上を见上げて「巨大妹:奈央」を召唤した。", "zh_text": "之后真美往上仰望,召唤了「巨大妹:奈央」。" }, { "id_line": 1741, "ja_text": "実の兄である司より、真美はうまく奈央を手なずけているような気がする。", "zh_text": "果然比起哥哥的司,真美和奈央更好,好像被驯服似的。" }, { "id_line": 1742, "ja_text": "お互い、女の子同士だからいろいろと都合がいいのかと、司はずっと思っている。", "zh_text": "彼此都女孩所以各种方便吗,司一直想着。" }, { "id_line": 1743, "ja_text": "奈央が、その巨体を二人がいる方に近付けたので、空気が押されて発生した强い风が二人に吹き付けた。", "zh_text": "奈央那庞大的身躯接近两人,他们因为空气被压制而产生的强风狂吹。" }, { "id_line": 1744, "ja_text": "こういうことがある度に、自分がどれだけ小さくなったかを思い知らされる。", "zh_text": "每次发生这种事,都要被迫体会到自己的渺小。" }, { "id_line": 1745, "ja_text": "しかも、马鹿でかい奈央の手に足を挂けてよじ登らなければならない。", "zh_text": "而且笨蛋奈央巨大的手必须手脚并用攀登上去。" }, { "id_line": 1746, "ja_text": "余计に、自分の小ささを思い知らされる。", "zh_text": "就更加体会到自己的渺小了。" }, { "id_line": 1747, "ja_text": "二人が登るとすぐに、奈央の手がゆっくりと动き出して、二人を『司専用駅』まで运ぶ。", "zh_text": "两个人马上爬上去,奈央的手慢慢地开始动,运送两人到『司专用站』。" }, { "id_line": 1748, "ja_text": "动きが止まったところで、奈央の手から飞び降りてプラットホームに着いた。", "zh_text": "停止动作的时候,从奈央的手跳到了站台。" }, { "id_line": 1749, "ja_text": "「で、ここから『箱庭』までは、电车で行けってことだな?」", "zh_text": "「从这里到『庭箱』为止,都要坐电车去啊?」" }, { "id_line": 1750, "ja_text": "「そうだよ、さすがは司。わかってるじゃん」", "zh_text": "「是啊,不愧是司。很明白嘛」" }, { "id_line": 1751, "ja_text": "「わざわざ奈央とグルにまでなって、俺に奇袭攻撃を仕挂けてまでしたんだから、", "zh_text": "「特意和奈央合伙,向我发出奇袭攻击," }, { "id_line": 1752, "ja_text": "期待を抱かせるそれなりのものを用意してくれているんだろうな?」", "zh_text": "准备了让我很期待的东西吧?」" }, { "id_line": 1753, "ja_text": "「まぁね。多分、司の期待には応えられる出来だとは思っているんだけど.....」", "zh_text": "「嘛。大概,能回应到司的期待…」" }, { "id_line": 1754, "ja_text": "「真美がそこまで言うのなら俺も期待する。早く行こうぜ」", "zh_text": "「真美也这样说的话,我也很期待了。快点走吧!」" }, { "id_line": 1755, "ja_text": "二人は、駅に止まっていた列车に乗り込んだ。", "zh_text": "两个人进到停在站旁的列车。" }, { "id_line": 1756, "ja_text": "司が、运転席に座って、ブレーキを解除して、列车を始动させる。", "zh_text": "司坐上驾驶席,制动解除,火车起动。" }, { "id_line": 1757, "ja_text": "出発するとすぐにトンネルに入って、ここからしばらくの间は、真っ暗な下り坂のトンネルを走っていく。", "zh_text": "出发之后,马上进入隧道,不一会,向漆黑的下坡路隧道跑去。" }, { "id_line": 1758, "ja_text": "「で、さっき言ってた见せたいものって何なんだ?", "zh_text": "「刚才说了想要展示什么东西吧?" }, { "id_line": 1759, "ja_text": "俺は焦らされるのがすごく嫌だから早く教えてくれ」", "zh_text": "我非常讨厌如此焦急,快告诉我」" }, { "id_line": 1760, "ja_text": "「そんなにも、早く知りたいの~?」", "zh_text": "「那么,想早点知道吗~?」" }, { "id_line": 1761, "ja_text": "真美がわざと司の神経を逆なでることを言うものの、", "zh_text": "真美故意触动司的神经说," }, { "id_line": 1762, "ja_text": "逆に司にギロッと睨まれた。", "zh_text": "反过来被司和盯上。" }, { "id_line": 1763, "ja_text": "「わ、わかったわよ。教えてあげるからもうそんな风に睨まないでよ」", "zh_text": "「哇,知道啦。我会跟你讲,不要那样的盯着我啊」" }, { "id_line": 1764, "ja_text": "ふぅーっと一呼吸置いてから、真美は続けて话した。", "zh_text": "呼—吸了一口大气之后,真美继续说。" }, { "id_line": 1765, "ja_text": "「あ、あのね、司から贳った场所にね、私の『街』を完成させたの...」", "zh_text": "「啊,那个呀,从司得到的地方,我的『街』完成了…」" }, { "id_line": 1766, "ja_text": "「か、完成って、俺が旅行に行っているたった五日间の间に!?おいおい、マジかよそれ...」", "zh_text": "「啊,完成了,只用了我去旅行的五天时间!?喂喂,真的吗?那…」" }, { "id_line": 1767, "ja_text": "「司が贷してくれた鉄道模型の本见てたら、あっという间にイメージが涌いてきて...その势いで完成させちゃったんだ♪", "zh_text": "「看了司借给我的铁路模型书,一转眼灵感涌现…凭着那个气势完成了♪" }, { "id_line": 1768, "ja_text": "それでも、奈央ちゃんがずっと一绪に手伝ってくれたからこそ、こんなにも早く完成させることが出来たんだけどね...", "zh_text": "尽管如此,奈央也有一直帮我,所以才这么快完成了啊…" }, { "id_line": 1769, "ja_text": "でも、正直言って、びっくりしたでしょ?」", "zh_text": "但是老实说,吓了一跳吧?」" }, { "id_line": 1770, "ja_text": "「びっくりしないわけがない。", "zh_text": "「吓了一跳。" }, { "id_line": 1771, "ja_text": "真美のことだから、旅行から帰ってきた俺に何かわからない点を相谈してから、作り始めると予想していたんだけど...", "zh_text": "真美,我打算旅行回来之后你有什么不明白的地方商量,再预计开始制作,不过…" }, { "id_line": 1772, "ja_text": "まさか、完成させてくるとは...想定外だな。", "zh_text": "怎么说,完成了…是意料之外。" }, { "id_line": 1773, "ja_text": "一応、闻いておくが『箱庭』にそぐわないようなものになってないよな?", "zh_text": "姑且先听一下,是不是放了和『庭箱』不相符的东西了吧?" }, { "id_line": 1774, "ja_text": "例えば、変なモニュメントみたいなのを胜手にドカッと街中に置いたり...」", "zh_text": "例如奇怪的纪念像随意放在街上…」" }, { "id_line": 1775, "ja_text": "「うん、そんなことはしてないよ。", "zh_text": "「嗯,这样的事没有做哦。" }, { "id_line": 1776, "ja_text": "あの模型の本を参考にして作ったから、変な感じにはなってないと思うの」", "zh_text": "使用了模型书作为参考,所以我认为没有奇怪的感觉」" }, { "id_line": 1777, "ja_text": "「じゃ、出来具合いの自信のほどは?」", "zh_text": "「那么,作出的成绩的自信程度是?」" }, { "id_line": 1778, "ja_text": "「自信のほどは?って言われても、学校のテストじゃないんだし...", "zh_text": "「自信的程度?这个又不是学校的考试…" }, { "id_line": 1779, "ja_text": "はっきり言ってわからないよ。", "zh_text": "也不能够清楚地说明白。" }, { "id_line": 1780, "ja_text": "でも、私と奈央ちゃんが二人とも満足するくらいの出来だったから、", "zh_text": "但是,我和奈央两人也很满意," }, { "id_line": 1781, "ja_text": "司にもきっと気に入ってもらえると思ってる...」", "zh_text": "我想得到司也一定会喜欢…」" }, { "id_line": 1782, "ja_text": "「それなら、大丈夫そうだな」", "zh_text": "「这样的话,没问题的了」" }, { "id_line": 1783, "ja_text": "进行方向のずっと先に、小さな明るい点のようなものが见えてきた。", "zh_text": "在行进方向有一点小亮光先行显现了。" }, { "id_line": 1784, "ja_text": "ようやく长い长いトンネルの出口に达しそうだ。", "zh_text": "终于到达长长的隧道的出口。" }, { "id_line": 1785, "ja_text": "とは言え、真美に提供した场所は、街を通り过ぎ、海岸を越えた先にあるので、到着まではまだまだ时间が挂かる。", "zh_text": "虽说如此,给真美的地方还要在街上走,越过海岸线的前方,所以到达目的地还需要一点时间。" }, { "id_line": 1786, "ja_text": "その间、司は旅行中に见かけた変なおばあさんの话をして、逆に真美は奈央と一绪に游んだ时の话をしていた。", "zh_text": "在此期间,司说了在旅行中遇到了奇怪老奶奶的故事,反而真美说了和奈央一起玩的事。" }, { "id_line": 1787, "ja_text": "列车は段々と目的地に向かっている。", "zh_text": "列车渐渐向目的地前进。" }, { "id_line": 1788, "ja_text": "トンネルを抜けて「海水浴」をした海岸付近を通り过ぎて、すぐさま再びトンネルに入る。", "zh_text": "穿过隧道走过「海水浴」海岸附近,马上再次进入隧道。" }, { "id_line": 1789, "ja_text": "そして、二つ目のトンネルを抜けると何もなかったはずの场所に大きなビルがそびえたっていた。", "zh_text": "在穿过第二个隧道的话,应该是没有什么大楼耸立的地方。" }, { "id_line": 1790, "ja_text": "かなり大きい...200メートルは余裕であるだろう。", "zh_text": "是相当大的...200米富余空地。" }, { "id_line": 1791, "ja_text": "「おいおい、アレはなんだよ...」", "zh_text": "「喂喂,那个是什么...」" }, { "id_line": 1792, "ja_text": "「私の『街』の一部だよ。でも、详しい说明はあそこに着いてから♪」", "zh_text": "「是我的『街』的一部分。但是,到达那里之后再详细说明!」" }, { "id_line": 1793, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1794, "ja_text": "実际に、司が駅に到着して、街中に入ってみると先程以上の惊きの连続だった。", "zh_text": "实际上,司到站之后,走到街上发现了连续的惊喜。" }, { "id_line": 1795, "ja_text": "何もなかったあの场所がわずか5日间で作り上げたとは、", "zh_text": "本来什么也没有的地方只用5天就建成了," }, { "id_line": 1796, "ja_text": "とても考えられないレベルに仕上がっていたからだ。", "zh_text": "完成度高的难以想像。" }, { "id_line": 1797, "ja_text": "キレイに整备された駅前ロータリー。", "zh_text": "站前漂亮地整备ーー。" }, { "id_line": 1798, "ja_text": "両侧に背の高い木が植えられた大通り。", "zh_text": "两侧种植了高高大树的大街。" }, { "id_line": 1799, "ja_text": "そして、通りに沿ってあるのは、20阶くらいは优にあるビル。それも一つだけではない。", "zh_text": "然后,街上都是20层以上的大楼。而且不仅仅只有一幢。" }, { "id_line": 1800, "ja_text": "动く人や车がない以外は、どこかの大きな都市に来たのかと错覚するぐらいだ。", "zh_text": "除了没有在活动的人和车以外,有一种不知道去了哪里的大都市的错觉。" }, { "id_line": 1801, "ja_text": "「それでね、さっきから司が気にしてたあのビルは、この街のシンボルなの」", "zh_text": "「就是呢,从刚才开始司在意的那个大楼是这条街道的象征。」" }, { "id_line": 1802, "ja_text": "こう言って、真美はビルがひしめき合う街中でも、圧倒的な高さを夸ってそびえ立っているビルを指差した。", "zh_text": "这样说,真美在一个挨着一个的大楼大街中,用手指指着压倒性的高耸大楼。" }, { "id_line": 1803, "ja_text": "ここに到着する前に、电车から见えていたあのノッポビルだ。", "zh_text": "在到达这里前,从电车上就已经看到了那个大楼了。" }, { "id_line": 1804, "ja_text": "「确かに、あのビルだけダントツに高いな。かなり远くからでも见えてたし。", "zh_text": "「确实,那幢绝对是最高的大楼。从很远也可以看见。" }, { "id_line": 1805, "ja_text": "近くで见るともっとすごいな。この街のシンボルタワーか...なるほど」", "zh_text": "在附近看的话更厉害。是这条街道的象征吗…原来如此」" }, { "id_line": 1806, "ja_text": "「あれだけは新しく买ってきて组み立てたんだよ、奈央ちゃんと二人でお金出し合って。", "zh_text": "「那幢是新买来组装的哟,是奈央和两个人的钱合资。" }, { "id_line": 1807, "ja_text": "少しばかりお财布にダメージがあったけどね(笑。", "zh_text": "钱包稍微受伤了(笑。" }, { "id_line": 1808, "ja_text": "そうそうちなみに、あのビルの高さは本当の私の身长より少しだけ低くしてあってね、なんでかって言うと....」", "zh_text": "对了,顺便说一下,那塔楼的高度稍微低过真正的我的身高啊,要说为什么….」" }, { "id_line": 1809, "ja_text": "「つまり、真美より背の高い建物はこの街にはないから、ここに『巨人』でやってくると少しばかり优越感があると...」", "zh_text": "「总之就是真美身高要比这个城市的建筑物高,来这里的话也会有『巨人』的优越感…」" }, { "id_line": 1810, "ja_text": "「あ~、私より先に言うなんて、ヒドイ。せっかく司に自慢しようと思ってたのに...」", "zh_text": "「啊~,比我先说出来,好过分。很不容易想要在司面前前夸…」" }, { "id_line": 1811, "ja_text": "「残念でした~っと」", "zh_text": "「真可惜啊。」" }, { "id_line": 1812, "ja_text": "それはともかくとして、駅を中心に整备された街のこれら全てが、どうやったらこうもうまくいくのかわからなかったが、", "zh_text": "先不说以车站为中心,整备的街道和所有这些,是怎样做了,又是怎样顺利完成," }, { "id_line": 1813, "ja_text": "とにかく、奈央と真美の二人のみの手によって、この街は作り上げられていた。", "zh_text": "总之,奈央和真美的两人的手,建成了这个街道。" }, { "id_line": 1814, "ja_text": "司は、心の底から出来ばえに素直に感心してしまった。", "zh_text": "司从心底对这个结果坦率地感到佩服了。" }, { "id_line": 1815, "ja_text": "この「街」にケチをつけることなんて无理だった。", "zh_text": "要向这个「街」挑毛病很困难。" }, { "id_line": 1816, "ja_text": "「真美がこういうことに向いているのなら任せよっかな~。", "zh_text": "「交给真美这样的工作很适合啊~" }, { "id_line": 1817, "ja_text": "俺は、线路以外の构造物を并べるのは不器用であまり得意じゃないし、ぶっちゃけ手抜きになってるところもある。", "zh_text": "我除了铁路以外的构造物的排列都很笨拙,不太擅长,也有直截了当偷工减料的地方。" }, { "id_line": 1818, "ja_text": "こういうことにも向き不向きってあるからな。", "zh_text": "也有不合适的方向。" }, { "id_line": 1819, "ja_text": "当たり前だけど、真美がこの5日间レイアウトを作っていて楽しかったらの话だけどな。", "zh_text": "当然了,真美这里用了5天的布局简直是美谈啊。" }, { "id_line": 1820, "ja_text": "ここ最近は、自分が作った线路ばっかり走ってるもんだから、新鲜味がないと言うか、面白みがないというか。", "zh_text": "最近,光是在自己制作的线路上跑,都没有新鲜的味道,有点乏味。" }, { "id_line": 1821, "ja_text": "まぁ、いわゆる『マンネリ』気味だったから、たまには、外部の风を『箱庭』の中に入れてみたりしたかったし。", "zh_text": "嘛,所谓的有点『老套』了,偶尔,想看看外部的风格进入到『庭箱』。" }, { "id_line": 1822, "ja_text": "とにかく、うまいこといってよかった」", "zh_text": "总之很美味的说,真是太好了」" }, { "id_line": 1823, "ja_text": "司が、うんうんと颔いてみせる。", "zh_text": "司连声点头称是。" }, { "id_line": 1824, "ja_text": "「でもね、そんなに毎日のようにここに通って迷惑にならない?」", "zh_text": "「但是那么每天都来这里不麻烦吗?」" }, { "id_line": 1825, "ja_text": "「今まで今日を含めて六日间も连続して、ここに通っている人间が今さら何を言ってるんだか...", "zh_text": "「包括今天在内连续六天特意来这的人到底在说什么呀?…" }, { "id_line": 1826, "ja_text": "真美が毎日ここに来たぐらいじゃ迷惑になるわけないし、", "zh_text": "真美每天来这里的也没有觉得麻烦吧," }, { "id_line": 1827, "ja_text": "それに『箱庭』には家の中を玄関だけ通れば行けるからラクだろ?", "zh_text": "『庭箱』就家中,要来的话只要从玄关就可以轻松进来了吧?" }, { "id_line": 1828, "ja_text": "ウチの母さんは、迷惑が挂かるとかそういうことは、あまり気にしないから大丈夫だって。", "zh_text": "是会遭受我妈妈烦扰那样的事,我不太在乎,所以也没事。" }, { "id_line": 1829, "ja_text": "それと、これはここだけの话。", "zh_text": "还有,这有在这里说哦。" }, { "id_line": 1830, "ja_text": "この前な、ウチの従姉がウチにやって来て、『箱庭』に小さくならずに入ってきたんだけど、", "zh_text": "上次,我的表姐来我家,没有缩小进来『庭箱』," }, { "id_line": 1831, "ja_text": "线路にデカい足载せて塞ぐやら、车はそのデカい足で蹴飞ばすやら、ビルに服の裾を引っ挂けて倒すやら。", "zh_text": "用巨大的脚把铁路堵住,用巨大的脚把车踢开,衣服的下摆剐到大楼。" }, { "id_line": 1832, "ja_text": "で、とどめにミニチュアのビルが沢山密集している地域でこけやがってさ。", "zh_text": "在模型的大楼密集的地区跌倒。" }, { "id_line": 1833, "ja_text": "従姉がこけた时、俺は『小人』で少し离れたところにいたんだけど、结构足元が揺れたからな。", "zh_text": "表姐摔倒的时候,我是『小人』的姿态在稍微离开的地方哦,不过,脚底一直摇曳着。" }, { "id_line": 1834, "ja_text": "震度で言うと3か4くらい。それに、音も结构すごかった。あんなすっげ~轰音闻いたのは、2回だけだよ」", "zh_text": "地震强度有3或4左右。而且声音也相当厉害了。那样的轰~的轰鸣声我也只有听到2次而已」" }, { "id_line": 1835, "ja_text": "「2回ってことは、前にもあったの?」", "zh_text": "「2次,以前也发生过这样的事吗?」" }, { "id_line": 1836, "ja_text": "「昔、奈央が、同じようなことやらかしたがあってな。その时は、不可抗力だったからしょうがなかったけど。", "zh_text": "「以前,奈央有发生过同样的事。那时,也是不可抗力。没有办法。" }, { "id_line": 1837, "ja_text": "でもな、人间がこけた瞬间がスローモーションで见れるって、中々面白いんだぜ」", "zh_text": "但是,人摔倒的瞬间是能看见的慢动作,很有趣啊」" }, { "id_line": 1838, "ja_text": "「へぇ~、确かにそんな瞬间は见たことないな~」", "zh_text": "「哎~,确实这样的一瞬间没有看过」" }, { "id_line": 1839, "ja_text": "「んで、结果的に従姉がこけた周辺は、もうまさに大怪獣が暴れて壊灭した迹のような状况になって。", "zh_text": "「然后,结果表姐摔倒的周边,就像是大怪兽肆虐过的痕迹一样的状况。" }, { "id_line": 1840, "ja_text": "というか、実际巨大怪獣みたいなもんだったな、アイツは」", "zh_text": "或者说,那家伙实际上就是巨大怪兽一样的东西」" }, { "id_line": 1841, "ja_text": "「年上のお姉さんなのに、そんな言い方していいの?」", "zh_text": "「对年长的姐姐用这种说法可以吗?」" }, { "id_line": 1842, "ja_text": "「ただ自分の方が年上と言うだけで、オレを散々弄缲り回してきた人间だから、これくらい言っても大丈夫だって。", "zh_text": "「只是自己说年长一点而已,就把我狠狠地捉弄我的人,所以这样说也不要紧。" }, { "id_line": 1843, "ja_text": "で、さっきも言ったけどその后片付けというか『箱庭』の复兴作业が大変だったわけですよ。", "zh_text": "刚才也说了,之后收拾或者说重建『庭箱』的工作很辛苦啊。" }, { "id_line": 1844, "ja_text": "わかるだろ?あの大変さ。経験者にしかわからないんだよな、アレは。", "zh_text": "明白的吧?那个辛苦。只有有经验的才懂啊。" }, { "id_line": 1845, "ja_text": "夏姉ぇ...じゃなくてその従姉が一回やって来て挂ける迷惑なんかと比べたら、", "zh_text": "夏姐呃…不,和表姐来一次的麻烦相比," }, { "id_line": 1846, "ja_text": "毎日真美がやって来て挂かる迷惑なんて微々たるものだから、うん。", "zh_text": "真美每天都来的麻烦根本微乎其微,所以,嗯……" }, { "id_line": 1847, "ja_text": "愚痴混じりになって悪いけど、コレが本音だ」", "zh_text": "混杂了我的牢骚,不好意思,不过,这个是真话。」" }, { "id_line": 1848, "ja_text": "「司も大変なんだね、アハハ」", "zh_text": "「司也很辛苦啊,哈哈」" }, { "id_line": 1849, "ja_text": "真美が苦笑する。", "zh_text": "真美苦笑道。" }, { "id_line": 1850, "ja_text": "「そうやって今、笑ってる真美も『巨人』の状态でこけたら同じような大惨事になるんだけど、わかってる?」", "zh_text": "「这样现在笑着的真美在『巨人』的状态下跌倒的话,同样也会酿成大事故,不是吗?」" }, { "id_line": 1851, "ja_text": "「ん~、そういうこと言わないでよ~、ちゃんとわかってるってば~」", "zh_text": "「嗯~那样的事不要说嘛~好好地明白呀~」" }, { "id_line": 1852, "ja_text": "「さて、どうするんだ?この后は」", "zh_text": "「那么,该做什么呢?这在之后」" }, { "id_line": 1853, "ja_text": "「どうしよっか、ハハハ」", "zh_text": "「该做什么,哈哈哈」" }, { "id_line": 1854, "ja_text": "少しばかりの沈黙が二人の间に漂った。", "zh_text": "两人之间漂浮一点点的沈黙。" }, { "id_line": 1855, "ja_text": "「えーっと、特に何もこの后のことについては、考えていないということか?」", "zh_text": "「咦,这之后没什么特别的事,没有考虑过吗?」" }, { "id_line": 1856, "ja_text": "「うん、だってここ数日间は、この『街』を完成させることだけに集中してたから、后のことは何も考えてないの...", "zh_text": "「嗯,因为这几天只有集中完成『街』,之后的事什么的都没有想过…" }, { "id_line": 1857, "ja_text": "あーでも、久しぶりに何かこう、やり遂げた感じがする~。", "zh_text": "啊,但是,好久没这种做到的感觉。" }, { "id_line": 1858, "ja_text": "后しばらくは、『箱庭』とはサヨナラしてもいいかな?ずっとここに居たから少し饱きちゃった♪", "zh_text": "一段时间后,再进来『庭箱』好吗?我一直在这里的,有点厌倦了!" }, { "id_line": 1859, "ja_text": "私はね、『箱庭』には、たまに来るのがちょうどいい感じがするの。", "zh_text": "我啊,在『庭箱』当中,偶尔来的话就刚刚好的感觉。" }, { "id_line": 1860, "ja_text": "あんまりここに居るのに惯れると新鲜味が薄れてきちゃう気がするし...", "zh_text": "我在这里的习惯和新鲜感有点淡薄的感觉了…" }, { "id_line": 1861, "ja_text": "でも、また一周间かそれぐらいしたらまたここに来たくなると思うから」", "zh_text": "但是,又是过一周左右?那就又想来这里。」" }, { "id_line": 1862, "ja_text": "「なるほど、オレとか奈央は小さい顷から『箱庭』に惯れているから、", "zh_text": "「的确,我和奈央从小在『庭箱』当中都习惯了," }, { "id_line": 1863, "ja_text": "もう今更、そういう小さくなったり大きくなったりすることに新鲜味を感じることはないけど、", "zh_text": "事到如今,这样已经变小变大中得感到新鲜感," }, { "id_line": 1864, "ja_text": "真美は、ここにくる度に何か普段の生活とは违う感じを楽しんでいたわけか...」", "zh_text": "真美每次来这里不会享受着与平时的生活有什么不同的感觉吗?」" }, { "id_line": 1865, "ja_text": "「ん~そうね、私からすればここは『テーマパーク』みたいなものかな...", "zh_text": "「啊~是啊,从我来看,这里是『主题公园』一样的东西…" }, { "id_line": 1866, "ja_text": "楽しいけど、毎日来るとちょっと疲れちゃう。けど、やっぱりまたここに来たくなっちゃう。", "zh_text": "很快乐,不过,每天都来就有点累。不过,还是会想再到这里。" }, { "id_line": 1867, "ja_text": "小さくなっておっきな奈央ちゃんを见上げたり、逆に、小さな模型の街の中に入って巨人みたいに上から见下ろしてみたりなんかしてね、", "zh_text": "变小央望大大的奈,反之,也想在小小模型的街中变成巨人从上往下看,试着是什么感觉," }, { "id_line": 1868, "ja_text": "『非日常的』な体験をして楽しいときを过ごすっていう点でよく似てると思うよ」", "zh_text": "和度过『非日常』的经历时快乐有点相似。」" }, { "id_line": 1869, "ja_text": "「なら今日はこの后普通にさ、せっかく来たんだし、少なくとも昼ぐらいまで、奈央も含めて俺の部屋で游んでいかね?", "zh_text": "「如果今天之后没事,好不容易来了,至少到一直到中午吧,和奈央一起去我的房间玩好吗?" }, { "id_line": 1870, "ja_text": "外は出挂けるのもうんざりするぐらい暑そうだから、クーラーガンガン挂けてインドアな一日を过ごすというのはどうだ?」", "zh_text": "出门外面是也是很厌烦很热。因此,在挂了冷气机的室内过一天如何?」" }, { "id_line": 1871, "ja_text": "「うん、そうするよ♪ねぇ、なんか私でも出来るゲームあるの?」", "zh_text": "「嗯,是的哟♪啊,那有连我也可以玩的游戏吗?」" }, { "id_line": 1872, "ja_text": "「それは、オレの部屋の押入れにあるソフト类と相谈しなければならないな...", "zh_text": "「我的房间的壁橱里有软件之类…" }, { "id_line": 1873, "ja_text": "でも、确かパーティーゲーム系ならいくつかあったし、多分。これくらいなら大丈夫...だよな?」", "zh_text": "但是,确实有一些聚会用游戏。如果这样的话没问题吧?」" }, { "id_line": 1874, "ja_text": "「うん、それ系のゲームならなんとかなる」", "zh_text": "「嗯,那样的游戏我也可以」" }, { "id_line": 1875, "ja_text": "「じゃ、一旦帰るかオレの部屋にな。駅まで戻ろうぜ」", "zh_text": "「那么,回家吧。回我的房间。到车站吧!」" }, { "id_line": 1876, "ja_text": "「あっ、ちょっと待って、司。", "zh_text": "「啊,等一下,司。" }, { "id_line": 1877, "ja_text": "もうすぐ奈央ちゃんが迎えにきてくれる手筈になってるから、じっとしていた方が危なくないよ...」", "zh_text": "我安排了奈央酱来接我,这样先不动,不然很危险吧…」" }, { "id_line": 1878, "ja_text": "「そうだな、妹に踏み溃されそうになるのはゴメンだからな。", "zh_text": "「是哦,被妹妹无意识踩死不是太好啊。" }, { "id_line": 1879, "ja_text": "そういやさ、さっき、奈央がお前のこと『真美お姉ちゃん』って呼んでた気がするけど、この五日间でなんかあったのか?」", "zh_text": "说起来,刚才奈央叫你『真美姐姐』,这五天有什么事吗?」" }, { "id_line": 1880, "ja_text": "「あれれ、钝感な司君にしては変化に気付くなんて上出来ね」", "zh_text": "「咦,迟钝的司也发现了变化,不错啊」" }, { "id_line": 1881, "ja_text": "「二人だけで话が进んでるとあれこれ疑わざるを得ないな」", "zh_text": "「只有两个人的关系前进就不得不怀疑的」" }, { "id_line": 1882, "ja_text": "「いいじゃない、女の子同士で秘密を共有するくらい♪」", "zh_text": "「不要,这是女孩们共同秘密」" }, { "id_line": 1883, "ja_text": "「むぅ~、そう言われてしまうとうまく言い返せないな...」", "zh_text": "「被这样说的话,就不知道要怎样回应了…」" }, { "id_line": 1884, "ja_text": "すると、ドーンドーンと大きな音がしだして、地面が震えだした。", "zh_text": "轰轰的声音大大响起,地面震动起来。" }, { "id_line": 1885, "ja_text": "「どうやら...」", "zh_text": "「看来…」" }, { "id_line": 1886, "ja_text": "「约束通り、奈央ちゃんがやって来たみたいだね♪」", "zh_text": "「按照约定,奈央酱来了啊!」" }, { "id_line": 1887, "ja_text": "毎度毎度、巨大な奈央が登场する际のお驯染みの前触れである。", "zh_text": "每次巨大的奈央登场时的熟识前兆。" }, { "id_line": 1888, "ja_text": "こうして、夏休みの间という长いようで短い期间で、三人の関系は急速に変化していったのだった。", "zh_text": "就这样,暑假期间的漫长而短暂的期间,三人的关系发生迅速的变化。" }, { "id_line": 1889, "ja_text": "#8", "zh_text": "#8" }, { "id_line": 1890, "ja_text": "熱戦が繰り広げられた夏の甲子園の決勝戦も数日前に終わって、", "zh_text": "热战展开的夏天甲子园决赛也在前几天结束," }, { "id_line": 1891, "ja_text": "長くて短い夏休みもいよいよ、終盤に差し掛かったある日のこと。", "zh_text": "不长不短的暑假也终于来到了到尾声。" }, { "id_line": 1892, "ja_text": "朝から司は、「箱庭」の中で久しぶりに電車を走らせていた。", "zh_text": "从早上开始司就在「箱庭」中进行久违的电车行驶。" }, { "id_line": 1893, "ja_text": "ここ最近は、自分自身の一人旅やら真美が作り上げた「街」のお披露目式やら、", "zh_text": "最近,自己一个人的旅行啦,真美做出的「都市」的开幕式啦," }, { "id_line": 1894, "ja_text": "祖父母が住む父親の故郷へのお盆の帰省やら、夏休みの宿題のレポートやらで", "zh_text": "回到住在父亲故乡的祖父母过盂兰盆节,暑假作业报告啦," }, { "id_line": 1895, "ja_text": "「箱庭」に長時間入り浸って電車を走らせる暇がなかったのだ。", "zh_text": "都没空长时间泡在「箱庭」运行电车。" }, { "id_line": 1896, "ja_text": "昨日、ようやく課題レポートが大体完成し、", "zh_text": "昨天,课题报告终于大致完成," }, { "id_line": 1897, "ja_text": "高校の夏休みの宿題にケリがついたところで、", "zh_text": "高中的暑假作业结束," }, { "id_line": 1898, "ja_text": "こうして「箱庭」で自由気ままに電車を運転して過ごしているのだ。", "zh_text": "可以这样在「箱庭」自由驾驶电车渡过。" }, { "id_line": 1899, "ja_text": "久しぶりに味わう爽快感に思わず鼻歌を口ずさんでいた。", "zh_text": "隔了好久才品味到的爽快感,不禁使司哼唱起来。" }, { "id_line": 1900, "ja_text": "「今日は、あの『巨人姉妹』がここにやってくる予定もなく、", "zh_text": "「今天,那个『巨人姐妹』也没有到这里来的预定," }, { "id_line": 1901, "ja_text": "こうして誰にも邪魔されずに幸せな時間をすごせるんだ~♪」", "zh_text": "就这样,不会被谁打扰的幸福时光~♪」" }, { "id_line": 1902, "ja_text": "司の頭の中で思っていたことが、勝手に歌になっていた。", "zh_text": "司把脑内想的事,擅自唱起来。" }, { "id_line": 1903, "ja_text": "歌の中の「巨人姉妹」とは当然ながら、真美と奈央のことだ。", "zh_text": "歌里的「巨人姐妹」当然是真美和奈央。" }, { "id_line": 1904, "ja_text": "ちなみに、今日を含めここ数日間の午前中は、奈央は塾の夏季講習があり、", "zh_text": "顺便说一下,包括今天在内,这几天的上午奈央都要去补习班的夏季讲习," }, { "id_line": 1905, "ja_text": "真美の方は友達の家に遊びに行っているらしい。", "zh_text": "真美去了朋友家玩。" }, { "id_line": 1906, "ja_text": "「今日は、あの巨大女二人組がやってこないとわかっているとウキウキしてくるぜ♪」", "zh_text": "「今天,知道那个巨大女人二人组不来,喜不自禁。♪」" }, { "id_line": 1907, "ja_text": "普段から奈央と真美は、司のように縮小化することなく、", "zh_text": "平时奈央和真美的话,不会像司一样缩小化," }, { "id_line": 1908, "ja_text": "「巨人」としてこの「箱庭」に遊びにくる。", "zh_text": "而是作为「巨人」来这个「箱庭」游玩。" }, { "id_line": 1909, "ja_text": "そのため、今日みたいに司が「小人」になって電車を運転するには、", "zh_text": "因此,好像今天,司成为「小人」驾驶电车," }, { "id_line": 1910, "ja_text": "彼女達「巨人」がいると少々不都合なのだ。", "zh_text": "她们作为「巨人」出现有点不合适。" }, { "id_line": 1911, "ja_text": "もちろん司の本音としては、奈央と真美が、ここに「巨人」として入ってくることには別に文句はない。", "zh_text": "当然司的真心话是对于奈央和真美变成「巨人」是没意见。" }, { "id_line": 1912, "ja_text": "奈央は自分の妹だし、真美は自分から招待したのだから構わないと思っている。", "zh_text": "奈央是自己的妹妹,而真美是自己邀请的,所以没关系。" }, { "id_line": 1913, "ja_text": "ただ、少し前から、奈央と真美が二人揃って「巨人」の状態でいることが", "zh_text": "只是不知道从什么时侯开始,奈央和真美两人一起就会是「巨人」状态。" }, { "id_line": 1914, "ja_text": "少し恐く感じるようになったのだ。", "zh_text": "对她们感受到有点害怕。" }, { "id_line": 1915, "ja_text": "何せ、彼女達の足の大きさだけで30メートル以上はあるのだ。", "zh_text": "她们的脚只少有30米以上。" }, { "id_line": 1916, "ja_text": "そして身長は200メートルを優に超えている。", "zh_text": "而且身高都超过200米。" }, { "id_line": 1917, "ja_text": "この前、そんな二人が「箱庭」の中を歩いている様を「小人」視点で電車の運転中に、", "zh_text": "上次,司在电车驾驶以「小人」的视点看到那两个人在「箱庭」里走路的样子," }, { "id_line": 1918, "ja_text": "何気なく眺めていたら背筋が寒くなったのだ。", "zh_text": "无意中眺望一下就不寒而栗。" }, { "id_line": 1919, "ja_text": "一瞬、二人が「箱庭」を襲う大怪獣に見えたのだ。", "zh_text": "那一瞬间,两人就像袭击「箱庭」的大怪兽。" }, { "id_line": 1920, "ja_text": "もちろん、そんなことは実際には有り得ないと即座に否定できるくらい、司は二人を信用している。", "zh_text": "当然,这种事是不可能和否定的,司能够相信那两个人。" }, { "id_line": 1921, "ja_text": "ただ、どこか頭の片隅が拒否反応を示したのかもしれない。", "zh_text": "只是内心不知道哪里产生了拒绝反应也说不定。" }, { "id_line": 1922, "ja_text": "司が忘れてしまった過去の出来事が原因なのかもしれない。", "zh_text": "也许是司某件遗忘了的事所引起也说不定。" }, { "id_line": 1923, "ja_text": "幸いなことに、この不快感は大したものではなく、少し落ち着けば症状は緩和される。", "zh_text": "幸运的是,这种不适感没有很强,稍微平静下来就会缓和。" }, { "id_line": 1924, "ja_text": "ただ、あまり気分のよいものではないのは確かだった。", "zh_text": "只是,确实是不太舒服。" }, { "id_line": 1925, "ja_text": "それからというもの、二人が同時に「巨人」として、", "zh_text": "那两个人同时作为「巨人」时," }, { "id_line": 1926, "ja_text": "「箱庭」にいる時は、極力、運転を控えて、", "zh_text": "在「箱庭」就要极力控制自己的驾驶," }, { "id_line": 1927, "ja_text": "この気分の悪さは、一時的な気の迷いだと結論付けて、もう気にしないことにしたのだ。", "zh_text": "这不安的心情,只是因为自己一时之气的迷惑下得出的结论,他决定不去想太多。" }, { "id_line": 1928, "ja_text": "それが功を奏したのか、それ以降、不快感を感じることはなかった。", "zh_text": "是奏效了吗,之后,司也没有感到不舒服了。" }, { "id_line": 1929, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1930, "ja_text": "さっきからずっとそんなことを考えていたら、いつのまにか", "zh_text": "从刚才就一直想着一些事情,不知不觉," }, { "id_line": 1931, "ja_text": "司の運転する列車は、真美と奈央が作り上げた「街」のあたりを走っていた。", "zh_text": "司驾驶的列车到了真美和奈央建成的「都市」的附近。" }, { "id_line": 1932, "ja_text": "この前、初めて、ここに通されたときはあまりの出来ばえに驚いた。", "zh_text": "上次,第一次通过这里的时候对结果感到吃惊。" }, { "id_line": 1933, "ja_text": "まさか自分が旅行に行っているたった五日間で奈央が手伝ったとは言え、", "zh_text": "自己去旅行的时间只有五天,虽然说奈央帮手," }, { "id_line": 1934, "ja_text": "ほぼド素人の真美がここまでのものを完成させるとは夢にも考えていなかったからだ。", "zh_text": "完全没有想到还是个菜鸟的真美的作品完成度会这么高。" }, { "id_line": 1935, "ja_text": "悔しいながらも司は、出来ばえを褒めてやるしかなかった。", "zh_text": "有点懊悔的司也只好表扬成品。" }, { "id_line": 1936, "ja_text": "本当のところは、「箱庭」にまた一つ華やかの場所が出来上がっていたので、司自身も実は気に入っていたりするのだ。", "zh_text": "其实「箱庭」又多了一个华丽的地区,所以司自己也喜欢。" }, { "id_line": 1937, "ja_text": "ただ、その気持ちを真美には素直には伝えていない。", "zh_text": "但是司没有坦率传达那个心情给真美。" }, { "id_line": 1938, "ja_text": "司は、少しばかり真美の隠された構成センスに嫉妬してしまっていた。", "zh_text": "这是因为司有一点点隐藏起对真美成品感到的嫉妒。" }, { "id_line": 1939, "ja_text": "それと、後は単に、司がそういった気の利いた言葉を言うほど出来た人間でもなく", "zh_text": "另外司对语言的运用比较笨拙," }, { "id_line": 1940, "ja_text": "加えて彼がそういう場面ではどうしても照れてしまう性質だからだ。", "zh_text": "再加上他对那样的场面有点害羞的体质。" }, { "id_line": 1941, "ja_text": "と、昔の事をあれこれと思い出している間、", "zh_text": "在想起以前的事的时候," }, { "id_line": 1942, "ja_text": "司は前方に対する注意が疎かになっていた。", "zh_text": "司没有注意到前方。" }, { "id_line": 1943, "ja_text": "司が気がついた時には、何かとてつもなく巨大な物体が、列車前方の線路上を塞いでいた。", "zh_text": "司发现时,出现了什么出奇地巨大的物体,堵住了列车前方的路。" }, { "id_line": 1944, "ja_text": "司は、衝突を避けるために慌てて、急ブレーキを掛ける。", "zh_text": "司为了避免撞上慌忙制动。" }, { "id_line": 1945, "ja_text": "キィーっという特有の音が周囲に響きわたり、", "zh_text": "キィー制动特有的声音响彻四周," }, { "id_line": 1946, "ja_text": "ようやく列車がストップした。", "zh_text": "列车终于停止了。" }, { "id_line": 1947, "ja_text": "あと十数メートルでぶつかるところだった。", "zh_text": "在还有数十米就会撞上的地方。" }, { "id_line": 1948, "ja_text": "命が助かったところで線路を塞いでいるこの巨大な物体の正体に気がついた。", "zh_text": "在得救了之后,注意到了堵着铁路的巨大的物体的真正身份。" }, { "id_line": 1949, "ja_text": "それは巨大な「靴」だった。", "zh_text": "这是一只巨大的「鞋」。" }, { "id_line": 1950, "ja_text": "形からして女性物のパンプスだろうか。", "zh_text": "从外形来说是女性的高跟鞋。" }, { "id_line": 1951, "ja_text": "ヒールの高さだけでも10メートルはありそうだ。", "zh_text": "鞋跟的高度就有10米。" }, { "id_line": 1952, "ja_text": "それが「どーん」と二本の線路を塞いでいるのだ。", "zh_text": "「咚」一声就把两条铁路堵住。" }, { "id_line": 1953, "ja_text": "そして巨大なパンプスからは黒色のストッキングを履いた脚が、", "zh_text": "穿着高跟鞋的是一只巨大的黑丝袜脚," }, { "id_line": 1954, "ja_text": "女性らしい丸みを帯びた曲線を描いて上に向かって伸びている。", "zh_text": "女性圆润的曲线一直往上延伸。" }, { "id_line": 1955, "ja_text": "司が今現在立っている場所からでは、", "zh_text": "在司现在站在的地方," }, { "id_line": 1956, "ja_text": "この巨大な靴の持ち主の顔ははっきりと見えない。", "zh_text": "看不清楚巨大高跟鞋的主人的脸。" }, { "id_line": 1957, "ja_text": "さて、気になるのはこれが誰の足かということである。", "zh_text": "那么,这是谁的脚呢。" }, { "id_line": 1958, "ja_text": "そもそもこの「箱庭」は家の中にあり、", "zh_text": "本来「箱庭」是在家中," }, { "id_line": 1959, "ja_text": "外部の人間が簡単に侵入してくるはずがないので、", "zh_text": "外部的人不应该这么简单就可以侵入,所以," }, { "id_line": 1960, "ja_text": "おそらく司の顔見知りであるはずだ。", "zh_text": "恐怕是司认识的。" }, { "id_line": 1961, "ja_text": "まず始めに奈央かと思ったが奈央はまだこういった靴を持っていないので却下。", "zh_text": "首先是想到奈央,但奈央没有这样的鞋而驳回。" }, { "id_line": 1962, "ja_text": "それに、線路上に「巨人」が足を置いてしまうミスなんて、", "zh_text": "而且在铁路上放上「巨人」的脚这种错误," }, { "id_line": 1963, "ja_text": "少なくとも、「箱庭」には慣れている奈央では絶対にしない。", "zh_text": "至少熟悉「箱庭」的奈央绝对不会这样做。" }, { "id_line": 1964, "ja_text": "では真美はどうだろうか?", "zh_text": "那么真美呢?" }, { "id_line": 1965, "ja_text": "真美はまだこの「箱庭」に不慣れな面もあるが、慎重な性格ゆえに足元には十分注意するはずだ。", "zh_text": "真美还不太习惯「箱庭」,但性格谨慎,所以会很注意脚下。" }, { "id_line": 1966, "ja_text": "それに、今日のこの時間、彼女は友人の家に遊びに行っているはずだから、", "zh_text": "而且,今天的这个时候,她在朋友家玩啊," }, { "id_line": 1967, "ja_text": "わざわざ友人との予定をキャンセルしてまで、司の家に来る可能性は限りなくゼロに近い。", "zh_text": "特意取消和朋友的计画,来司的家可能性近于零。" }, { "id_line": 1968, "ja_text": "となると、まさに今、「巨人」になって「箱庭」に侵入し、", "zh_text": "这样的话,现在就真的变成「巨人」入侵「箱庭」," }, { "id_line": 1969, "ja_text": "その巨大な足で線路を塞いでいるのは誰だ!?", "zh_text": "是谁用巨大的脚堵着铁路呢!?" }, { "id_line": 1970, "ja_text": "司は、正体を確かめるべく列車から降りた。", "zh_text": "司从列车下来确认身份。" }, { "id_line": 1971, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1972, "ja_text": "司が上を見上げるとそこには、真美とも奈央とも違った若い女性の巨大な顔があった。", "zh_text": "司抬头往上看,是和真美、奈央完全不同的年轻女性的巨大的脸。" }, { "id_line": 1973, "ja_text": "「やっほー、司♪久しぶり~遊びに来てやったよん♪」", "zh_text": "「哎呀呀—,司♪久违了~我来玩了哦。」" }, { "id_line": 1974, "ja_text": "「のわっ、夏姉ぇ。な、なんでここにいるんだよ?」", "zh_text": "「哇,是夏姐。为什么在这里啊?」" }, { "id_line": 1975, "ja_text": "巨大な足で線路を塞いでいたのは、藤沢夏姫,司と奈央の従姉にあたる女性だった。", "zh_text": "用巨大的脚堵着铁路的是藤泽夏姫,作为司和奈央的表姐的女人。" }, { "id_line": 1976, "ja_text": "彼女は今は、都内の名門私立大学に通っている大学生だ。", "zh_text": "她现在是东京都内著名私立大学的大学生。" }, { "id_line": 1977, "ja_text": "司は幼い頃から彼女のことを「夏姉ぇ」と親しみを込めて呼んでいた。", "zh_text": "司从小就亲昵地叫她为「夏姐」。" }, { "id_line": 1978, "ja_text": "夏姫とは祖父母の家で顔を合わせることはよくあったが、", "zh_text": "夏姫平时都只会在祖父母家见面," }, { "id_line": 1979, "ja_text": "司達の家まで、やってくることはあまりなかった。", "zh_text": "也不太来司的家。" }, { "id_line": 1980, "ja_text": "夏姫がしゃがんで司の方に顔を近づけてきた。", "zh_text": "夏姫蹲下把脸贴近司。" }, { "id_line": 1981, "ja_text": "「あれっ?おばさんから、今日私が来ること聞いてなかったの?」", "zh_text": "「咦?舅妈没说今天我会来吗?」" }, { "id_line": 1982, "ja_text": "「そんな話はぜんぜ~ん聞いてない」", "zh_text": "「没听说」" }, { "id_line": 1983, "ja_text": "「ありゃりゃ、ごめんごめん。", "zh_text": "「哎呀呀,对不起。" }, { "id_line": 1984, "ja_text": "てっきり知ってるもんだと思ってた。", "zh_text": "以为你一定知道的啊。" }, { "id_line": 1985, "ja_text": "司が『箱庭』にいるって、おばさんから聞いてここに来たんだけど、", "zh_text": "从舅妈问到司在『庭箱』,所以到这里来了," }, { "id_line": 1986, "ja_text": "ついつい、足元への注意が疎かになって線路塞いぢゃった♪", "zh_text": "不知不觉,没注意脚下就堵住了铁路♪" }, { "id_line": 1987, "ja_text": "私は、あまりここに入ったことがないからね...、びっくりさせちゃったね」", "zh_text": "我没有来过这里太多次…把你吓坏了吧。」" }, { "id_line": 1988, "ja_text": "夏姫は、苦笑いしながら司に謝罪する。", "zh_text": "夏姫苦笑地向司谢罪。" }, { "id_line": 1989, "ja_text": "「危うくもうちょっとで、夏姉ぇの足に激突して死ぬところだったんだから。", "zh_text": "「是有点危险,差点撞上夏姐突然出现的脚而死了。" }, { "id_line": 1990, "ja_text": "とにかく、夏姉ぇもここに小さくならずに入ってきたら、", "zh_text": "总之,夏姐不缩小进来的话," }, { "id_line": 1991, "ja_text": "ゴ○ラとかキング○ドラなんかの巨大怪獣と同じようなもんだから気をつけてくれよ」", "zh_text": "黄金勇者内的巨大怪兽一样,要小心哦。」" }, { "id_line": 1992, "ja_text": "「ハイハイ、今度から気をつけま~す♪", "zh_text": "「好好,会会注意的~♪" }, { "id_line": 1993, "ja_text": "ねぇ~、ところで司。", "zh_text": "喂~对了,司。" }, { "id_line": 1994, "ja_text": "このままのサイズだと話しにくいと思うんだけどなんかいい方法ない?」", "zh_text": "这样的尺寸也不好说话,有什么好的方法?」" }, { "id_line": 1995, "ja_text": "「ん~それなら、俺が元の大きさになるか、", "zh_text": "「啊~那样的话,我原来的大小," }, { "id_line": 1996, "ja_text": "反対に夏姉ぇが小さくなればいいと思う」", "zh_text": "或者夏姐你缩小就好了。」" }, { "id_line": 1997, "ja_text": "「それじゃ、私を小さくしてちょうだい。", "zh_text": "「那么,我缩小吧。" }, { "id_line": 1998, "ja_text": "ただし!せっかく、私が怪獣気分を味わってるんだからあまり小さくしすぎないでよ」", "zh_text": "但是!难得我可以品味怪兽的心情,也不要太小哦」" }, { "id_line": 1999, "ja_text": "というわけで、夏姫はさっきの5分の1ほどの大きさ", "zh_text": "夏姫缩到刚才的五分之一," }, { "id_line": 2000, "ja_text": "(それでもまだ身長50メートルはある!)まで縮小した。", "zh_text": "(即使如此还是身高50米!)嘛,缩小了。" }, { "id_line": 2001, "ja_text": "周囲の建物は、夏姫の胸あたりまでの高さしかない。", "zh_text": "周围的建筑物只有到夏姫的胸部的高度。" }, { "id_line": 2002, "ja_text": "「うん、なんだか、この大きさの方がさっきよりもいい感じ。", "zh_text": "「嗯,总觉得,这个大小比刚才还要好的感觉。" }, { "id_line": 2003, "ja_text": "じゃ、私の手に乗って」と夏姫は司の目の前に、自らの巨大な手のひらを差し出した。", "zh_text": "那么,爬上我的手吧」夏姫把自己巨大的手伸到司的面前。" }, { "id_line": 2004, "ja_text": "「へっ?」", "zh_text": "「什么?」" }, { "id_line": 2005, "ja_text": "「アンタをどっか、丁度いい高さのビルの屋上まで連れて行ってあげるの。", "zh_text": "「把你放上去啦,正好这个高度可以带你上大楼的屋顶。" }, { "id_line": 2006, "ja_text": "そこで話の続きをしましょ。ほら、グズグズしないで早くして」", "zh_text": "不要说了。你看再,磨磨蹭蹭我会不高兴的」" }, { "id_line": 2007, "ja_text": "「なんで俺がそんなことやんなきゃなんねーんだよ」", "zh_text": "「为什么我要做事这种事」" }, { "id_line": 2008, "ja_text": "「姉に従うと書いて従姉のお姉さん。つまり私のことね。", "zh_text": "「要遵从姐姐,表姐的姐也是写成姐姐的姐。也就是说我。" }, { "id_line": 2009, "ja_text": "つべこべ言わずに私の言うとおりにしなさい。いいわね!?」", "zh_text": "不要再说了,按我说的去做吧。好吗!?」" }, { "id_line": 2010, "ja_text": "「ったく~、わかったよ~。言う通りにしないとまたどうせろくな事になんないから言われた通りにやってやんよ」", "zh_text": "「真是的,知道了。反正不这样做反抗的话,又会说些白痴的歪理。」" }, { "id_line": 2011, "ja_text": "返事をしてすぐに、司が差し出された巨大な手によじ登る。", "zh_text": "说完,司马上攀登伸出的巨大的手。" }, { "id_line": 2012, "ja_text": "夏姫が年上のせいか、司は会話のイニシアチブを完全に握られていた。", "zh_text": "夏姫比较年长的缘故,司的话语权被完全主动占领了。" }, { "id_line": 2013, "ja_text": "司を乗せた夏姫の手がだんだん上昇していく。", "zh_text": "司坐在夏姫的手渐渐上升。" }, { "id_line": 2014, "ja_text": "落とされないように、司は張り付くばっていた。", "zh_text": "为了不被掉下去,司贴近手掌。" }, { "id_line": 2015, "ja_text": "手のひらの上昇が夏姫の顔の高さで止まり、", "zh_text": "手的上升到夏姫的脸的高度停下来," }, { "id_line": 2016, "ja_text": "「司、こっち向いて」と彼女に呼び掛けられた。", "zh_text": "「司,望向这边」她说。" }, { "id_line": 2017, "ja_text": "司が声に反応して、振り返ると前方から突然、猛烈な風が吹き付けた。", "zh_text": "司对声音作出反应,回头一看,前方突然吹起猛烈的风。" }, { "id_line": 2018, "ja_text": "「うわっ」", "zh_text": "「哇」" }, { "id_line": 2019, "ja_text": "「おっきなお姉さんの突風攻撃♪」", "zh_text": "「巨大姐姐的暴风攻击」" }, { "id_line": 2020, "ja_text": "口をすぼめて息で司を攻撃するとは、この巨大女、完全にノリノリである。", "zh_text": "缩拢的嘴呼出气息对司进行攻击,这个巨大女,完全是太有精神了。" }, { "id_line": 2021, "ja_text": "どちらかと言うと「小人」の司は、夏姫に完全にもてあそばれているという方が正しい。", "zh_text": "怎么说呢,应该是「小人」的司,完全被夏姫玩弄才是正确。" }, { "id_line": 2022, "ja_text": "司が、声を荒げて抗議をするも", "zh_text": "司呛声抗议。" }, { "id_line": 2023, "ja_text": "「どう?怖かった?驚いた?」と夏姫は気にも留めずに、笑顔で尋ねてくるのだから恐ろしい。", "zh_text": "「怎么了呀?太可怕了?很吃惊?」夏姫好像什么也没发生,用笑容来询问,反而更可怕。" }, { "id_line": 2024, "ja_text": "「夏姉ぇ、マジで恨むよ。死ぬかと思ったんだから」", "zh_text": "「夏姐呀,我真的很讨厌这样。还以为要死了」" }, { "id_line": 2025, "ja_text": "「はいはい、ゴメンゴメン。これでいい?」", "zh_text": "「好的好的,对不起对不起。这样行吗?」" }, { "id_line": 2026, "ja_text": "「謝り方に誠意が感じられないんですけど」", "zh_text": "「完全感受不到道歉的诚意。」" }, { "id_line": 2027, "ja_text": "「謝ってあげたんだから文句言わないの。", "zh_text": "「给你道歉还在抱怨。" }, { "id_line": 2028, "ja_text": "でもね、司がそんなに小さいとついついいじめたくなっちゃうの。", "zh_text": "但是呢,司如此渺小,不知不觉就会想欺负了呢。" }, { "id_line": 2029, "ja_text": "まるで、昔に戻ったみたいだね♪」", "zh_text": "仿佛,回到了从前一样啊」" }, { "id_line": 2030, "ja_text": "「俺にとっては、夏姉ぇが楽しそうに語る日々は単なる地獄でしかなかったんだけど...」", "zh_text": "「对我来说,夏姐看起来很愉快日子只是单纯的地狱而已…」" }, { "id_line": 2031, "ja_text": "「あらやだ、司ったら、あの甘くて懐かしく、そして切ないあの夏の日々を地獄だなんて」", "zh_text": "「诶,对司来说的话,是甜美又怀念,而难过的夏天地狱啊」" }, { "id_line": 2032, "ja_text": "「俺にとっては、プロレス技を掛けられたり、", "zh_text": "「对我来说,只是用来被测试摔跤技巧的对象," }, { "id_line": 2033, "ja_text": "のしかかられて馬にされた苦い記憶でしかないんですけど…」", "zh_text": "我只有痛苦的记忆而已。」" }, { "id_line": 2034, "ja_text": "「私は、そんな野蛮な真似をした覚えなんてございませんわ、ホホホ」", "zh_text": "「我有模仿那种野蛮的行为什么的,完全没有印象,哈哈哈哈」" }, { "id_line": 2035, "ja_text": "「夏姉ぇめ、完全にとぼけやがったな」", "zh_text": "「夏姐你只是在装傻而已」" }, { "id_line": 2036, "ja_text": "「司君ったらヒドいわ。お姉さんをそんな風に言うなんて」", "zh_text": "「司你这样对姐姐是不对的哦」" }, { "id_line": 2037, "ja_text": "口調をガラリと変えて妙な演技をし始める。", "zh_text": "语调完全改变,开始变得奇怪。" }, { "id_line": 2038, "ja_text": "「夏姉ぇ、ふざけるのもいい加減にしたらどう?」", "zh_text": "「夏姐,呃,开玩笑也不要这样?」" }, { "id_line": 2039, "ja_text": "「んもう、司はノリが悪いわね。", "zh_text": "「不,是司你做错了啊。" }, { "id_line": 2040, "ja_text": "じゃ、今から歩き始めるからしっかり捕まっててよ。", "zh_text": "那么,从现在开始而好好抓着。" }, { "id_line": 2041, "ja_text": "私の手から下に落ちても、知らないからねっ」", "zh_text": "也不知道会不会从我的手掉落」" }, { "id_line": 2042, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2043, "ja_text": "夏姫の大きな手に乗せられて司は軽々と運ばれる。", "zh_text": "司坐在夏姫巨大的手,轻轻地被运送。" }, { "id_line": 2044, "ja_text": "夏姫の指一本でさえ、今の司の体より、確実に大きくて太い。", "zh_text": "夏姫的一只手指都比现在司的身体粗大。" }, { "id_line": 2045, "ja_text": "別に、夏姫の指が特段に太い訳ではない。", "zh_text": "夏姫的手指不是特别粗。" }, { "id_line": 2046, "ja_text": "若い女性らしい細く長くスマートに伸びた夏姫の美しい指。", "zh_text": "夏姫只是和年轻女性一样修长美丽的手指。" }, { "id_line": 2047, "ja_text": "それでも、小さな司には大木のように感じられてしまう。", "zh_text": "尽管如此,对小人司来说也有很高大的感觉。" }, { "id_line": 2048, "ja_text": "司が腕を回しても、恐らく両腕の先同士が届くことはないだろう。", "zh_text": "司用只手抱着,恐怕也无法抱起来吧。" }, { "id_line": 2049, "ja_text": "これでも夏姫は通常の3分の1程の大きさに縮小している。", "zh_text": "夏姫现在是通常的3分之1的大小。" }, { "id_line": 2050, "ja_text": "でも奈央は、大体「箱庭」には縮小せずにそのままの大きさで入ってくる。", "zh_text": "但是奈央平常都是不缩小直接进入「箱庭」。" }, { "id_line": 2051, "ja_text": "そして、昔から司は小さくなって奈央の遊び相手になってあげていた。", "zh_text": "很早以前司就被缩小,被奈央成为玩伴。" }, { "id_line": 2052, "ja_text": "もっとも、身長200メートルを優に超す奈央の遊び相手になってやるのは大変だったが...", "zh_text": "不过,和身高远远超过200米的奈央玩真是有够呛的…" }, { "id_line": 2053, "ja_text": "何回か死に掛けたことがあるくらいなわけで。", "zh_text": "好几次还差点死掉。" }, { "id_line": 2054, "ja_text": "だから、司の本音としては現在の夏姫の大きさなんて、", "zh_text": "所以,司的内心对现在这个大小的夏姫很有感觉," }, { "id_line": 2055, "ja_text": "奈央と比べたらかわいいもんだといった感じがする。", "zh_text": "和奈央相比更可爱啊。" }, { "id_line": 2056, "ja_text": "「夏姉ぇ~、足元ちゃんと見て歩いてよ。", "zh_text": "「夏姐~小心脚下。" }, { "id_line": 2057, "ja_text": "道路には車とかいっぱいあるんだから蹴飛ばしたり...」", "zh_text": "道路上满满都是车,小心不要踢到…」" }, { "id_line": 2058, "ja_text": "「えっ、司?今、何か言った?」", "zh_text": "「咦,司说了什么?」" }, { "id_line": 2059, "ja_text": "夏姫は、手元にいる司の声に気を取られてしまった。", "zh_text": "夏姫注意了手上的司的声音。" }, { "id_line": 2060, "ja_text": "丁度その時、夏姫の足が路上に停車していた", "zh_text": "正好那个时候,夏姫的脚踢上路上的车。" }, { "id_line": 2061, "ja_text": "(というよりか置いてあったと言うべきか)模型の自動車を蹴飛ばしてしまった。", "zh_text": "(应该说是放着的)模型汽车被踢开了。" }, { "id_line": 2062, "ja_text": "蹴飛ばされた自動車は近くに止まっていた車に次々に衝突していって、最後にビルに激突して停止した。", "zh_text": "踢开的汽车先后撞上了停在附近的车,最后撞上大楼而停下。" }, { "id_line": 2063, "ja_text": "「あちゃ~やっちゃった」", "zh_text": "「还是做了」" }, { "id_line": 2064, "ja_text": "「な~つ~ね~ぇ~。", "zh_text": "「啊~~哦~呃~个" }, { "id_line": 2065, "ja_text": "だから、足元には注意しろって言おうとしたのに...」", "zh_text": "所以说要注意脚下…」" }, { "id_line": 2066, "ja_text": "「わ、私は全然悪くないわよ。", "zh_text": "「哇,我也不完全是我的错。" }, { "id_line": 2067, "ja_text": "こ、こんな狭いところに車が置いてある方が悪いのよ。", "zh_text": "在这样狭窄的地方停车是不好的。" }, { "id_line": 2068, "ja_text": "絶対そう!つまり、車を置いていた司の自業自得!」", "zh_text": "绝对是!总之,把车放在这边的司自作自受!」" }, { "id_line": 2069, "ja_text": "「ちょっ、夏姫ぇ!!こっちに責任転嫁すんなっ!", "zh_text": "「喂,夏姫!不要转嫁责任想要逃走!" }, { "id_line": 2070, "ja_text": "夏姉ぇが怪獣みたいに、『箱庭』の中をどかどか歩くから、こういうことが起こるんだよ!」", "zh_text": "夏姐现在就像怪兽一样,在『庭箱』中走路,就会发生这种事啊!」" }, { "id_line": 2071, "ja_text": "「う、うるさーい。年上の私に口応えした上に、怪獣呼ばわりするなんて...司、覚悟しなさい!」", "zh_text": "「很厌烦。对年长的我这种口气回应,而且还要叫我做怪兽…司,觉悟吧!」" }, { "id_line": 2072, "ja_text": "そういって夏姫は自由だった右手の指を司の体に絡ませて、「軽く」握りしめた。", "zh_text": "说完,夏姫用右手的手指缠绕着司的身体,「轻轻」紧握。" }, { "id_line": 2073, "ja_text": "「な、夏姉ぇ...く、苦しい」", "zh_text": "「夏姐,呀…不要,很痛苦……」" }, { "id_line": 2074, "ja_text": "司は、首から下の体の自由をほとんど奪われて、", "zh_text": "司脖子以下的身体自由几乎都被夺走," }, { "id_line": 2075, "ja_text": "それでもなんとか少しだけ動かせる足をバタバタさせて、夏姫の手の中でもがいていた。", "zh_text": "即便如此,他还是想办法稍微踢脚,在夏姫的手中挣扎。" }, { "id_line": 2076, "ja_text": "だが、いくら司が逃れようと抵抗しても、巨大な夏姫の指はびくともしなかった。", "zh_text": "但是,无论司如何抵抗,巨大夏姫的手指文风不动。" }, { "id_line": 2077, "ja_text": "「ふふ~ん♪お姉さんに逆らったから、こういう風に痛い目に合うのよ。まっ、でもこれ以上いじめるのはかわいそうだから、今日のところはこれくらいで許してあ・げ・る♪」", "zh_text": "「呵呵~♪违背了姐姐,就要有相配的痛苦哟。嘛,不过再这样就是欺负了,满可怜的,今天就到这,原谅你吧」" }, { "id_line": 2078, "ja_text": "夏姫は司を握り締めていた指の力を抜いて、司を解放してあげた。", "zh_text": "夏姫把握紧司的手指松开,把司解放了。" }, { "id_line": 2079, "ja_text": "昔から、司は祖父母宅などで夏姫と会う度にいじめられてきた。", "zh_text": "从前司在祖父母家每次见到夏姫都会被欺负。" }, { "id_line": 2080, "ja_text": "当時は泣かされぱなっしだったが、お互いに成長した今ではそんなことも自然となくなっていた。", "zh_text": "当时被拼命地折磨,现在互方都成长了,自然也不再发生。" }, { "id_line": 2081, "ja_text": "「いつの間にかアンタに身長は抜かされちゃったし、", "zh_text": "「不知不觉你身高就比我高," }, { "id_line": 2082, "ja_text": "それにアンタは男の子だから、もう力で敵うはずもないし...", "zh_text": "而且你是男孩子,所以已经力量肯定敌不过的…" }, { "id_line": 2083, "ja_text": "なんかさびしいなって思っていたら...", "zh_text": "总觉得很寂寞呀…" }, { "id_line": 2084, "ja_text": "人形みたいにこんなに小さくてかわいらしい司を見つけたから", "zh_text": "因为找到了人偶一样这么小巧可爱的司," }, { "id_line": 2085, "ja_text": "つい...その...いじりたくなっちゃって...ほ~ら、うりうり♪」", "zh_text": "不知不觉…那个…变得想玩弄了~」" }, { "id_line": 2086, "ja_text": "巨大な夏姫の人差し指が司の股間につんつんと一応やさしく、触れた。", "zh_text": "夏姫巨大的食指温柔对接触了胯间。" }, { "id_line": 2087, "ja_text": "自分の大事な部分を突然触られて、思わず声を上げて飛びのく。", "zh_text": "自己的重要的部分突然被摸,不由得大声叫出来。" }, { "id_line": 2088, "ja_text": "「うわっ、いきなり何すんだよっ」", "zh_text": "「哇,突然干什么哦。」" }, { "id_line": 2089, "ja_text": "「ただの悪戯♪司も男の子だからここに『かわいいもの』をつけてるのかな~って♪", "zh_text": "「只是恶作剧哦♪司也是男孩子,这里有『可爱的东西』呢~啊♪" }, { "id_line": 2090, "ja_text": "もっと言うとキレイなお姉さんを見て興奮して、ズボンにテント張ってたりしないかな~なんて思ったり♪」", "zh_text": "还是说说看到漂亮的姐姐而兴奋,裤子撑帐篷了吗~♪」" }, { "id_line": 2091, "ja_text": "「そんなわけ...ないだろっ」", "zh_text": "「不是这样的…」" }, { "id_line": 2092, "ja_text": "「おやおや~、私の目にはズボンのあたりが、膨らんできたように見えるんだけど気のせいかな?」", "zh_text": "「哎呀,在我的眼里看到的时裤子膨胀开来的样子,没感觉吗?」" }, { "id_line": 2093, "ja_text": "「男はココに刺激を受けると反応してしまうんだから、し、仕方ないだろっ。セクハラすんな、この野郎!!」", "zh_text": "「男生那里受到刺激自己会有反应,没、没办法的吧。你这个性骚扰混蛋!」" }, { "id_line": 2094, "ja_text": "「司君は変態さんだね。親戚のお姉さんに大事なところをいたずらされてコウフンしちゃうなんて♪」", "zh_text": "「司你这个变态。被作为亲戚的姐姐对重要的地方恶作剧而兴奋了啊」" }, { "id_line": 2095, "ja_text": "「あーもう!なんで今日はそんなに俺をいじろうとするんだよ!」", "zh_text": "「啊!今天你打算对我做什么啊!」" }, { "id_line": 2096, "ja_text": "「だって、司をいじめるのが楽しいんだもん。", "zh_text": "「因为欺负司很快乐啊。" }, { "id_line": 2097, "ja_text": "それに、中々いいリアクションしくれるからもっといじめたくなるし♪", "zh_text": "而且,你这么好的反应的,我更加想欺负了♪" }, { "id_line": 2098, "ja_text": "よーするにアンタの存在自体が『いじめて下さい』と言わんばかりに私のS心を刺激しちゃうのよね~。", "zh_text": "总之看到你的存在本身就几乎要说出『请欺负』,刺激我抖S的心啊~" }, { "id_line": 2099, "ja_text": "『いじめられっこオーラ』があるのよ。", "zh_text": "是『欺负气场』哟。" }, { "id_line": 2100, "ja_text": "もしかして学校でもいじられキャラ?」", "zh_text": "难道说,在学校也是被玩弄的角色?」" }, { "id_line": 2101, "ja_text": "「いや、そんなことはないって。", "zh_text": "「不,没有那样的事。" }, { "id_line": 2102, "ja_text": "オレをいじめるのは夏姉ぇと...いや、夏姉ぇぐらいだって」", "zh_text": "欺负我的只有夏姐…不,只有夏姐一个」" }, { "id_line": 2103, "ja_text": "「ふ~ん、それは本当のことなのかな?", "zh_text": "「呼~,这是真的吗?" }, { "id_line": 2104, "ja_text": "司が見栄張って嘘を吐いてるとも考えられなくはないわけだし....", "zh_text": "司张大口说谎也不先考虑一下…" }, { "id_line": 2105, "ja_text": "まぁ、いいわ。そんなこと」", "zh_text": "嗯,好吧。既然是这样」" }, { "id_line": 2106, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2107, "ja_text": "夏姫が司を手から降ろすのにどこかいい場所がないかと周囲を見回すと、近くの住宅街の中に学校を見つけた。", "zh_text": "夏姫想要找到可以放下手中的司的好地方,找到了附近住宅街的学校。" }, { "id_line": 2108, "ja_text": "隣接する校庭も夏姫が立ち入るには十分な広さがあった。", "zh_text": "邻接的校园夏姫踩进去也有充分的大小。" }, { "id_line": 2109, "ja_text": "学校の周囲に立ち並ぶ家々を踏み潰さないように、幅の狭い路地に慎重に足を降ろしていく。", "zh_text": "为了不要践踏学校的四周排列的民居,在幅度狭窄的小巷慎重地放下巨大的脚。" }, { "id_line": 2110, "ja_text": "路地の幅は、夏姫の足の幅より少し広さくらいしかない。", "zh_text": "小巷的幅度,只有比夏姫脚宽一些。" }, { "id_line": 2111, "ja_text": "数本の路地と十数戸の家々を跨いでいってようやく学校のすぐ横の道路に到着した。", "zh_text": "跨过了数条小巷和十几户人家,终于到达了学校旁边的道路。" }, { "id_line": 2112, "ja_text": "それから夏姫は、校舎のそばにしゃがみ込んで、まずは屋上に司を降ろした。", "zh_text": "然后夏姫蹲下来,把司放在校舍的屋顶上。" }, { "id_line": 2113, "ja_text": "そして夏姫は再び、その場で立ち上がった。", "zh_text": "然后夏姫再次有意无意地站起来。" }, { "id_line": 2114, "ja_text": "黒のストッキングに包まれたすらっとした夏姫の脚が校舎の横に高くそびえ立っていた。", "zh_text": "夏姫包裹着黑丝袜的脚巍然屹立在校舍的旁边。" }, { "id_line": 2115, "ja_text": "そこから、軽く校舎をまたいで足を校庭側に持っていく。", "zh_text": "轻松地跨过校舍进入校园带。" }, { "id_line": 2116, "ja_text": "この校庭はそこまで広くはないものの、", "zh_text": "这个校园没有很大," }, { "id_line": 2117, "ja_text": "夏姫が腰を下ろすことができるくらいの余裕が十分にあった。", "zh_text": "但夏姫坐下的空间还是够的。" }, { "id_line": 2118, "ja_text": "「よいっしょっと」", "zh_text": "「好嘞」" }, { "id_line": 2119, "ja_text": "夏姫が校庭に腰を降ろした。", "zh_text": "夏姫在校园里弯下腰。" }, { "id_line": 2120, "ja_text": "巨大なお尻の着地の衝撃が小さな揺れとドスンという音に変わって周囲に伝わる。", "zh_text": "巨大的屁股着地时冲击摇晃,变成咕咚声向四周扩散。" }, { "id_line": 2121, "ja_text": "屋上に設置されていた金網越しに、座っている夏姫の巨大な顔と目があった。", "zh_text": "隔着屋顶上设置的铁丝网,看到坐着的夏姫的巨大的脸和眼睛。" }, { "id_line": 2122, "ja_text": "模型の学校であるからだろうか、転落防止用の金網の高さは司の首の位置ぐらいまでしかなかった。", "zh_text": "模型的学校有防止滚下的铁丝网,高度正好是司的头的位置。" }, { "id_line": 2123, "ja_text": "下に転落しそうで恐怖感があった。", "zh_text": "有一种坠落的恐惧心理。" }, { "id_line": 2124, "ja_text": "ただその分、顔を外に出すことが簡単に出来たので夏姫と会話はしやすかった。", "zh_text": "只是这样脸在外边,和夏姫对话会变得简单点。" }, { "id_line": 2125, "ja_text": "「ここは本物の小人の街みたいだね。ビルも家も学校もあって、車までちゃ~んとあるんだから。ガリバーみたいに小人の世界の街中を歩くのは気持ちいいね」", "zh_text": "「这里是真正的小人街道啊。大楼也有民家、学校也有,车也在~。就像格列佛一样在小人世界的街上行走,心情真好啊」" }, { "id_line": 2126, "ja_text": "夏姫は「箱庭」を気に入ったようだ。", "zh_text": "夏姫看来很喜欢「箱庭」。" }, { "id_line": 2127, "ja_text": "「で、今日は何しにウチに来たんだ?」", "zh_text": "「今天,干嘛来我家?」" }, { "id_line": 2128, "ja_text": "「何しにって、司に会いに来たんだけどな~」", "zh_text": "「干嘛啊,来和司见面了啊~」" }, { "id_line": 2129, "ja_text": "「それは、絶対に嘘だろ。さっさと本当のこと話したら?」", "zh_text": "「那绝对是谎言吧。赶快说真正的目的?」" }, { "id_line": 2130, "ja_text": "「アンタ、ほん~っとに素直じゃなくなったわね。まったく、もう~」", "zh_text": "「你啊~一直不太坦率渐渐也变得……不,不重要了呢。~」" }, { "id_line": 2131, "ja_text": "夏姫がなぜか溜め息を吐いた。", "zh_text": "夏姫不知为何吐出了叹息。" }, { "id_line": 2132, "ja_text": "「確かにアンタに会いにきたわけじゃないのは事実じゃないわよ。まぁ、単純に言うとウチの家族みんなでこのあたりに買い物にきて、近くにアンタの家があるから寄ってくってことになっただけなんだけどね」", "zh_text": "「的确,来见你见并不是是事实啊。嘛,单纯的说,我的家人在这附近买东西,就顺便到你家这样而已啊」" }, { "id_line": 2133, "ja_text": "現実世界とはそっくりなようで、全てのもの大きさが全く違う、この小さな「箱庭」の世界。", "zh_text": "和现实世界是一模一样的,只是所有的东西大小完全不同,这个小小的「箱庭」世界。" }, { "id_line": 2134, "ja_text": "夏姫は「箱庭」の中のミニチュアの街を歩いたり、", "zh_text": "夏姫在「箱庭」的模型街上走走," }, { "id_line": 2135, "ja_text": "「小人」の司と遊んでるうちに、ある種の優越感を感じたのだろう。", "zh_text": "和「小人」司玩的时候,有一种优越感了吧。" }, { "id_line": 2136, "ja_text": "司だって「箱庭」の管理をする時には、", "zh_text": "因为也有司要管理「箱庭」的时候," }, { "id_line": 2137, "ja_text": "当然ながら縮小化することなく「箱庭」に足を踏み入れる。", "zh_text": "当然不会缩小化涉足「箱庭」。" }, { "id_line": 2138, "ja_text": "だから司も夏姫の言うことに共感できた。", "zh_text": "所以司对夏姫说的事也有产生共鸣。" }, { "id_line": 2139, "ja_text": "「ねぇ司。ちょっと元の大きさに戻ってみてもいい?", "zh_text": "「呐,司。有点想回到原来的大小可以吗?" }, { "id_line": 2140, "ja_text": "どうせなら色々大きさ変えてこの世界を探検してみたいしね」", "zh_text": "反正想用各种大小探险一下这个世界呢。」" }, { "id_line": 2141, "ja_text": "「仮に、俺がダメって言ってもどうせ無視するつもりだったんだろ?", "zh_text": "「如果我不可以,你也打算无视吧?" }, { "id_line": 2142, "ja_text": "もう、勝手に好きにしたらいいよ」", "zh_text": "随意你喜欢就好。」" }, { "id_line": 2143, "ja_text": "夏姫には何を言っても無駄だということがわかったのか", "zh_text": "明白到再对夏姫说什么都是徒劳," }, { "id_line": 2144, "ja_text": "司は夏姫の好きなようにさせることにした。", "zh_text": "司只有依着夏姫喜欢的去做。" }, { "id_line": 2145, "ja_text": "「ありがとう~♪流石は司だね~。", "zh_text": "「谢谢~♪不愧是司啊~。" }, { "id_line": 2146, "ja_text": "お姉さんのいうことはちゃんと聞いてくれるね♪」", "zh_text": "有好好听姐姐说的话」" }, { "id_line": 2147, "ja_text": "今までの発言を180度ひっくり返すようなことを言って、", "zh_text": "刚刚的发言态度180度扭转的说," }, { "id_line": 2148, "ja_text": "夏姫はやけにうれしそうな表情を浮かべた。", "zh_text": "夏姫露出格外高兴的表情。" }, { "id_line": 2149, "ja_text": "「じゃ、少ししたらまたここに戻ってくるね。", "zh_text": "「那么,一会再又回到这里。" }, { "id_line": 2150, "ja_text": "えっと元の大きさに戻るスイッチは...」", "zh_text": "嗯…回到原来大小的开关是…」" }, { "id_line": 2151, "ja_text": "夏姫が、手に持っていた縮小機をまだ慣れない手付きで操作する。", "zh_text": "夏姫还没有习惯手中拿着的缩小机操作。" }, { "id_line": 2152, "ja_text": "しばらくすると、夏姫の体が次第に大きくなっていった。", "zh_text": "过了一会,夏姫的身体渐渐长大。" }, { "id_line": 2153, "ja_text": "元々、巨大怪獣サイズはあった夏姫の巨体がさらに巨大化していく様は壮大だ。", "zh_text": "原本已经是巨大怪兽尺寸。夏姫巨大的身驱更加巨大化。" }, { "id_line": 2154, "ja_text": "もしも夏姫のそばにいるのが司ではなく、", "zh_text": "如果夏姫身边的不是司,而是" }, { "id_line": 2155, "ja_text": "「箱庭」や「巨人」になれていない人間なら生命の危機に感じられるかもしれない。", "zh_text": "不习惯「箱庭」和「巨人」的话,就会有生命感到威胁的感觉。" }, { "id_line": 2156, "ja_text": "さっきまで夏姫の体全体で占領されていた校庭は、", "zh_text": "到刚才为止被夏姫整个身体被占领的校园," }, { "id_line": 2157, "ja_text": "今となっては夏姫の左足だけで占領されていた。", "zh_text": "如今夏姫只有一只左脚就占领了。" }, { "id_line": 2158, "ja_text": "夏姫のもう一方の足は校舎を挟んで反対側に置かれていた。", "zh_text": "夏姫的另一只脚放在校舍另一面,把校舍夹在中间。" }, { "id_line": 2159, "ja_text": "たまたま、足が置かれた場所は空き地だった。", "zh_text": "脚放置的地方也是空地。" }, { "id_line": 2160, "ja_text": "夏姫がうまく空き地を見つけたようだ。", "zh_text": "夏姫顺利地找到了空地。" }, { "id_line": 2161, "ja_text": "建物や家屋が、夏姫の足で踏み潰されるようなことは何とか免れた。", "zh_text": "夏姫的脚想办法避免了践踏建筑物和房屋而踩到空地上。" }, { "id_line": 2162, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2163, "ja_text": "さて今、夏姫は校舎の真上で両足を少し開いて立っている。", "zh_text": "现在夏姫在校舍的正上方,双脚稍微分开站立。" }, { "id_line": 2164, "ja_text": "少しといっても、実際には、足と足の間は100メートル近くはある。", "zh_text": "实际上,腿和腿之间也有100米左右的距离。" }, { "id_line": 2165, "ja_text": "そして、司の頭上には夏姫のスカートが悠然と翻っていた。", "zh_text": "司的头上夏姫的裙子悠然地飘扬。" }, { "id_line": 2166, "ja_text": "ということは、もちろん夏姫の直下にいる司には、中身が丸見えだった。", "zh_text": "也就是说,在夏姫的正下方的司,内容一览无余。" }, { "id_line": 2167, "ja_text": "「司、私がここから動く前にスカートの中を見たら、学校ごと踏み潰すから。", "zh_text": "「司从这里动看我的裙子内部的话,我就立刻踩学校。" }, { "id_line": 2168, "ja_text": "アンタの考えてることはすべてお見通しよ!」", "zh_text": "你在想的事情全都一清二楚!」" }, { "id_line": 2169, "ja_text": "真上から降ってきたのは夏姫からの死の警告だった。", "zh_text": "从上方落下了夏姫的死亡警告。" }, { "id_line": 2170, "ja_text": "おそろく踏み潰すというのは、冗談であろうが司には冗談には聞こえなかった。", "zh_text": "要踩死这只是开玩笑的吧,司只是当成是笑话没听见。" }, { "id_line": 2171, "ja_text": "夏姫は、司がいるはずの場所を把握していた。", "zh_text": "夏姫把握了司应该的所在位置。" }, { "id_line": 2172, "ja_text": "司のおよそ150倍はある夏姫の巨体から発せられた声は、", "zh_text": "比司巨大150倍的夏姫的身体发出声音," }, { "id_line": 2173, "ja_text": "周囲の大気を震わせるほどの音量だった。", "zh_text": "使四周大气都为之震动的音量。" }, { "id_line": 2174, "ja_text": "さっきまでの夏姫の声の音量とは、比べものにならないほどデカい。", "zh_text": "和刚刚夏姫的音量相比,可是不同而语的巨大。" }, { "id_line": 2175, "ja_text": "夏姫から死の宣告を受けたからと言って、司だって男だ。", "zh_text": "虽然说听到了夏姫的死亡宣告,可是司还是一个血气方刚的男生。" }, { "id_line": 2176, "ja_text": "夏姫の足元という絶好のポジションにいるというのに、", "zh_text": "在夏姫脚下的绝好位置," }, { "id_line": 2177, "ja_text": "多少脅された程度でみすみす見逃すわけにはいかない。", "zh_text": "被威胁而不可以眼睁睁放过这个机会。" }, { "id_line": 2178, "ja_text": "これが妹の奈央のスカートの中だったら、", "zh_text": "妹妹奈央的裙子底的话," }, { "id_line": 2179, "ja_text": "さすがに覗くことはしないだろう。", "zh_text": "露出是常有的事。" }, { "id_line": 2180, "ja_text": "(たまに見えてしまうことがあるができる限りみないようにしているが", "zh_text": "(偶尔会有看见,虽然尽可能不去看。" }, { "id_line": 2181, "ja_text": "やっぱりどうしても見えてしまうことがある。コレは不可抗力だ)", "zh_text": "但还是无论如何也不可能。这个是不可抗力的。)" }, { "id_line": 2182, "ja_text": "ちなみに一週間前見えてしまった時には青と白の縞パンだった。", "zh_text": "顺便说一下,一个星期前看到时是蓝白条纹胖次哦。" }, { "id_line": 2183, "ja_text": "司の「息子」は正直者なのか、ついつい「反応」してしまった。", "zh_text": "司的「儿子」很正直呢,不知不觉中就有「反应」了。" }, { "id_line": 2184, "ja_text": "自分が兄として少し情けなくなった。", "zh_text": "自己作为哥哥反而有点可怜了。" }, { "id_line": 2185, "ja_text": "だが、しかーし。今回の相手は夏姫だ。", "zh_text": "但是这次是夏姫。" }, { "id_line": 2186, "ja_text": "性格と口に多少問題点があるが、", "zh_text": "性格和口德都有些问题," }, { "id_line": 2187, "ja_text": "黙っていれば基本的にはキレイなお姉さんである。", "zh_text": "但保持沉默的话,基本上是漂亮的大姐姐。" }, { "id_line": 2188, "ja_text": "この超ローアングルな場所から夏姫の覗いてはイケないところを、", "zh_text": "从这个超低角度的地方的窥视夏姫窥隐密的地方," }, { "id_line": 2189, "ja_text": "あえて覗き見る価値は十分にある。", "zh_text": "敢于窥视才会有价值。" }, { "id_line": 2190, "ja_text": "加えてさっきから、夏姫からは散々嫌がらせを受けている。", "zh_text": "此外,从刚才开始就被夏姫狠狠的骚扰。" }, { "id_line": 2191, "ja_text": "その反撃として頭上に目を向けてスカートの中を一瞬見るくらいなら、", "zh_text": "作为反击向头顶的裙子看一下也可以吧," }, { "id_line": 2192, "ja_text": "夏姫は許さないにしても、神様は許してくれるはず。", "zh_text": "即使夏姫不允许,但神应该还是会原谅我的。" }, { "id_line": 2193, "ja_text": "司は自分にかなり都合のいい言い訳を考え出して、自分自身を納得させた。", "zh_text": "司找到了藉口说服自己,为自己辩解。" }, { "id_line": 2194, "ja_text": "「ちょっと、司。私がどのあたりを歩いていいか教えなさい。", "zh_text": "「喂,司。我要走哪一带走告诉我好吗。" }, { "id_line": 2195, "ja_text": "教えてくれないとそこらへんをテキトーに歩いてくから。", "zh_text": "不告诉我的话就会在这一带乱走。" }, { "id_line": 2196, "ja_text": "建物踏み潰しちゃっても知らないわよ」", "zh_text": "建筑物踩烂掉也不知道哦。」" }, { "id_line": 2197, "ja_text": "「女王様」は、さらに巨大化してもっと傲慢になったようだ。", "zh_text": "「女王大人」因为巨大化而更傲慢。" }, { "id_line": 2198, "ja_text": "「箱庭」を傲慢な巨大女王様の魔の手....じゃなくて魔の足から守るため、", "zh_text": "为了保护「箱庭」在傲慢的巨大女王的魔爪…不,是魔脚底下," }, { "id_line": 2199, "ja_text": "渋々、司が現在いる位置から一番近い「巨人」用歩道が通ってる場所を教える。", "zh_text": "司勉勉强强指出现在所处的位置最接近的「巨人」专用人行道。" }, { "id_line": 2200, "ja_text": "「ありがとっ」", "zh_text": "「谢谢!」" }, { "id_line": 2201, "ja_text": "「女王様」も小人に礼を言うくらいの優しさは、一応持っていたようだ。", "zh_text": "「女王大人」姑且也有对小人道谢的温柔。" }, { "id_line": 2202, "ja_text": "思いきって頭上を見上げると上空にピンク色の部分が見えた。", "zh_text": "下决心抬头仰望上空,看到了粉红色。" }, { "id_line": 2203, "ja_text": "夏姫の下着だ。しかも女の子らしいピンク色。", "zh_text": "是夏姫的内裤。而且是女孩子的粉红色。" }, { "id_line": 2204, "ja_text": "夏姫の好みは乙女チックだったので司には以外に感じた。", "zh_text": "夏姫口味这么少女,司很意外的感觉。" }, { "id_line": 2205, "ja_text": "それは実にすばらしい光景だった。", "zh_text": "那的确是美好的光景。" }, { "id_line": 2206, "ja_text": "男なら興奮しない者はいないだろう。", "zh_text": "男生的话是没有人会不兴奋的吧。" }, { "id_line": 2207, "ja_text": "今晩のオカズが瞬間的に決まった。", "zh_text": "今晚的菜就在这瞬间决定了。" }, { "id_line": 2208, "ja_text": "それに、司としては先程からヤケに高圧的な態度を取って、", "zh_text": "而且对司刚才面带的高压态度," }, { "id_line": 2209, "ja_text": "自分をコケにする夏姫のスカートの中を見れたことで、", "zh_text": "自己看见夏姫的裙底的事," }, { "id_line": 2210, "ja_text": "少しはリベンジできたような気がした。", "zh_text": "有稍微复仇了一样的心情。" }, { "id_line": 2211, "ja_text": "その一方、夏姫は本当に司がスカートの中を覗き見ていることには、全く気付かないまま歩いていった。", "zh_text": "另一方面,司窥视着夏姫的裙子,根本完全没有注意到就走了。" }, { "id_line": 2212, "ja_text": "夏姫自身、まさかあの司が上を見上げて本当にスカートの中を覗くとは予想していなかったからだ。", "zh_text": "夏姫自己本身没预料那个司会真的敢仰望窥视自己的裙底。" }, { "id_line": 2213, "ja_text": "先程から何度も小さな地震-震度で言えば2か3くらい-と同じような揺れが続いている。", "zh_text": "刚才就像多次发生小型地震-强度至少也有2 - 3级左右-一样摇晃。" }, { "id_line": 2214, "ja_text": "この揺れは全て、夏姫が歩くことによって発生している。", "zh_text": "这一切只是夏姫走路所产生的。" }, { "id_line": 2215, "ja_text": "数秒ごとに夏姫の巨大な足が地面に達する度に揺れる。", "zh_text": "每数秒钟,夏姫巨大的脚到达地面而地震。" }, { "id_line": 2216, "ja_text": "夏姫のように「小人」になったことのない人間にはわからないだろうが、", "zh_text": "夏姫对「小人」的事没有很懂吧," }, { "id_line": 2217, "ja_text": "「巨人」が歩くだけで本当に地面が小さな地震と同じくらい揺れるのだ。", "zh_text": "「巨人」只要在走着就真的会造成地面摇晃,和小型地震一样。" }, { "id_line": 2218, "ja_text": "夏姫の姿は、彼女が歩いているところから「小人」の感覚からして数?離れた、", "zh_text": "夏姫的身姿,她只走数步就给「小人」的感觉离开很远了," }, { "id_line": 2219, "ja_text": "司がいるこの場所からでも十分に確認できた。", "zh_text": "即是司从学校还是可以充分确认得到她的身影。" }, { "id_line": 2220, "ja_text": "視界を遮るような高い建物がないのでよく見える。", "zh_text": "没有和她一样高的建筑物遮住视野,所以看得清楚。" }, { "id_line": 2221, "ja_text": "それ以前に、夏姫の大きさがこの「箱庭」の世界で異質だからだとも言える。", "zh_text": "所以,也可以说夏姫这个大小在「箱庭」的世界是异质的存在。" }, { "id_line": 2222, "ja_text": "しかしながら、自分自身が歩く姿がこんなにも壮大なものだと、夏姫は気づいていないだろう。", "zh_text": "但是自己走路的姿态居然是如此宏大,夏姫自己也没有注意到吧。" }, { "id_line": 2223, "ja_text": "今のこの光景をカメラの録画して映像として見せればきっと驚くだろう。", "zh_text": "如果把现在的光景用相机录下来再放出来作为展示的话,一定会感到很惊讶吧。" }, { "id_line": 2224, "ja_text": "一度、「小人」の視点に立って目撃しなければ想像しがたい。", "zh_text": "如果没有一次以「小人」的角度出发目击的话根本是难以想像。" }, { "id_line": 2225, "ja_text": "今ごろ、夏姫はきっと大怪獣気分を味わってることだろう。", "zh_text": "现在夏姫一定是在体味成为大怪兽心情。" }, { "id_line": 2226, "ja_text": "確かに模型の街並みを上から見下ろしてみたり、", "zh_text": "确实试着从上往下看模型街道," }, { "id_line": 2227, "ja_text": "「巨人」になって「箱庭」の小さな街並みの中を歩りたりすると、", "zh_text": "变成「巨人」在「箱庭」的小街道中步行的话," }, { "id_line": 2228, "ja_text": "言葉では表しにくい優越感を感じるのは司も同意できる。", "zh_text": "那种难以用言语表达的优越感司也表示认同。" }, { "id_line": 2229, "ja_text": "問題は、その優越感が度を過ぎると色々と厄介なことが巻き起こることだ。", "zh_text": "问题是,那种优越感过头的话每次都会卷起各种各样的麻烦事。" }, { "id_line": 2230, "ja_text": "そのことを証明する前例は、真美の一件だ。", "zh_text": "真美那次就是前例证明。" }, { "id_line": 2231, "ja_text": "あの時は、何とか真美を説得できて事無きを得た。", "zh_text": "那个时候,因为设法说服真美而平安无事。" }, { "id_line": 2232, "ja_text": "説得できてなければ真美との仲も取り返しの付かないものになっていたはずだ。", "zh_text": "如果没能说服真美的话,他们之间的关系也成为不可挽回的东西了。" }, { "id_line": 2233, "ja_text": "「箱庭」に慣れていない人間が長い時間いると元の世界に戻ったとき、物の大きさが変に感じられる。", "zh_text": "没有习惯的人长时间在「箱庭」的话,回到原来的世界时,物件的大小会有怪怪的感觉。" }, { "id_line": 2234, "ja_text": "特に関係はないが実際に物の大きさの感覚が異常に感じられる病気があると聞いたことがある。", "zh_text": "没有特别关系,听说过一种病患者会有不实际的物体大小异常感。" }, { "id_line": 2235, "ja_text": "確か、「不思議の国のアリス症候群」とか言う中々洒落た名前だった。", "zh_text": "是叫「不思议之国的爱丽丝症候羣」这样很俏皮的名字。" }, { "id_line": 2236, "ja_text": "この調子だと夏姫も後で感覚の不一致に襲われることになるだろう。", "zh_text": "这个情形也会影响到夏姫,会被不一致的感觉所袭击。" }, { "id_line": 2237, "ja_text": "通常の感覚を取り戻すまで割りと時間が掛かる。", "zh_text": "恢复之前通常的感觉比较花费时间。" }, { "id_line": 2238, "ja_text": "医薬品のCMのように『「箱庭」は使用上の注意をよく読み、用法、用量を守って正しくお使いください』", "zh_text": "就像医药品广告的『请细读「箱庭」的使用注意事项和用法,并遵守正确的使用量。』" }, { "id_line": 2239, "ja_text": "とでも言ってあげたほうがよかったのか。", "zh_text": "一样说一声不就好了吗?" }, { "id_line": 2240, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2241, "ja_text": "それにしても、夏姫は中々戻ってこない。", "zh_text": "夏姫还是没有回来。" }, { "id_line": 2242, "ja_text": "さっきはすぐに戻ってくると言っておきながら、", "zh_text": "刚才说一下子就会回来了," }, { "id_line": 2243, "ja_text": "もう既に15分以上は過ぎている。", "zh_text": "但已经过了15分钟以上。" }, { "id_line": 2244, "ja_text": "いかんせん、縮小機を夏姫に奪われた上に、", "zh_text": "无奈缩小机被夏姫夺走," }, { "id_line": 2245, "ja_text": "一人ぼっちでいると何もすることがなくて退屈なのだ。", "zh_text": "孤身一人的话没什么事做也是很无聊。" }, { "id_line": 2246, "ja_text": "それに夏姫が小さな街並みの中で何かやらかしてしまわないかと心配でならない。", "zh_text": "而且夏姫会在小小的街道当中干什么不由得让司很担心。" }, { "id_line": 2247, "ja_text": "服の裾が引っ掛かっただけで、沿道の建物が倒れたりすることもあるのでヒヤヒヤする。", "zh_text": "可能沿途的建筑物会被衣服的下摆缠住倒塌等等,都使得他很紧张。" }, { "id_line": 2248, "ja_text": "だから「箱庭」に慣れていない夏姫には、本当に、本当に注意して歩いて欲しかった。", "zh_text": "不习惯「箱庭」夏姫真的,真的要注意脚下。" }, { "id_line": 2249, "ja_text": "仕方なく、夏姫の姿を目で追っているのだ。", "zh_text": "没办法,目光一直追逐着夏姫的身影。" }, { "id_line": 2250, "ja_text": "最も、夏姫が何かをやらかしてしまった時に、", "zh_text": "就算夏姫这时想做什么," }, { "id_line": 2251, "ja_text": "この大きさだと司が夏姫の行動を制限できるはずがなかったので", "zh_text": "这个大小的司,根本没可能限制夏姫的行动," }, { "id_line": 2252, "ja_text": "無意味と言えば無意味だった。", "zh_text": "毫无意义。" }, { "id_line": 2253, "ja_text": "何か夏姫を呼び戻す方法がないか、司は考えを巡らせ始めた。", "zh_text": "有什么唤回夏姫的方法吗,司开始在思考。" }, { "id_line": 2254, "ja_text": "携帯で彼女を呼び出すことをまず最初に思いついたが、ここ「箱庭」は地下なので電波が届かないので、これは不可。", "zh_text": "会首先想到的是用手机叫她,但这里「箱庭」因为是在地下,电波收不到,所以不可行。" }, { "id_line": 2255, "ja_text": "だからと言って、他にトランシーバーのような特別な通信機器を持ってるわけではなかった。", "zh_text": "虽说如此,不是还有其他对讲机那样的特别通信设备吗。" }, { "id_line": 2256, "ja_text": "なんとなくポケットの中に何か使えそうなものがないかと探り始める。", "zh_text": "总觉得口袋里什么可能可以使用的东西而开始把手探进去。" }, { "id_line": 2257, "ja_text": "するとポケットの中で手が何かを探り当てた。", "zh_text": "放到口袋的手探到了什么东西。" }, { "id_line": 2258, "ja_text": "「おっ、これは...フムフム...となると...いいこと思いついたぜ~」", "zh_text": "「哎呀,这是…嗯嗯嗯…这个是…想到了~」" }, { "id_line": 2259, "ja_text": "司は、ポケットの中から「ある物」を取り出して操作し始めた。", "zh_text": "司从口袋取出那件「东西」开始操作。" }, { "id_line": 2260, "ja_text": "それは、ラジコンのヘリコプターのリモコンだった。", "zh_text": "那是遥控直升机的遥控。" }, { "id_line": 2261, "ja_text": "このラジコンは元々、屋外で飛ばすために買ったものだが、", "zh_text": "这个买回来原本是为了遥控在室外飞行的," }, { "id_line": 2262, "ja_text": "最近では公園でラジコンを飛ばすことが、禁止されたりして使う機会が減っていた。", "zh_text": "但最近在公园遥控飞机都被禁止而使用机会大减。" }, { "id_line": 2263, "ja_text": "ただ部屋に置いておくのは、実にもったいないと思っていた。", "zh_text": "只是放在房间就太可惜了。" }, { "id_line": 2264, "ja_text": "そこで何か有効な使い方はないかと考えた末に、「箱庭」の中に置くことにした。", "zh_text": "于是在考虑有什么有效的使用方法之后,就放在「箱庭」。" }, { "id_line": 2265, "ja_text": "そのままの大きさだと、「箱庭」の世界との縮尺が合わなかったので、その点は縮小機を使って調節した。", "zh_text": "但大小还是和「箱庭」世界比例不合,所以用了缩小机调节一下。" }, { "id_line": 2266, "ja_text": "プラモデルの戦車と一緒に並べておいてみると、ちょっとした軍隊の基地っぽくなって気に入っていた。", "zh_text": "和塑胶模型坦克一起并排放置着一看,有一点点的军队基地的气氛。" }, { "id_line": 2267, "ja_text": "その後、鉄道模型に同じようにヘリコプターに超小型カメラとスピーカーを付けたら、", "zh_text": "此外,和铁路模型一样,直升机也有装上微型相机和扬声器," }, { "id_line": 2268, "ja_text": "なんだか色々と面白そうだということになって、", "zh_text": "这样总觉得在各种意义上很有趣。" }, { "id_line": 2269, "ja_text": "機体にカメラとスピーカーを取り付ける改造を施すことにしたのだ。", "zh_text": "改造机体安装相机和扬声器。" }, { "id_line": 2270, "ja_text": "ただし、取り付ける場所は機体の下部にした。", "zh_text": "但是安装的地方却是机体的下部。" }, { "id_line": 2271, "ja_text": "機内に取り付けてみても、ヘリコプターの機内から見える映像はおそらく「箱庭」の壁しか映らないと考えたからだ。", "zh_text": "考虑到安装在机体上部的话,就和直升机内部看到的影像一样,恐怕只会看到「箱庭」的墙。" }, { "id_line": 2272, "ja_text": "機体の下部なら、真下に広がる街並みが綺麗に撮影できるはず...", "zh_text": "而放在机体的下部,应该能摄影到正下方广阔漂亮的街道…" }, { "id_line": 2273, "ja_text": "というわけで、改造したヘリコプターに搭載したカメラで模型の町並みを撮影した映像を実際に見てみると", "zh_text": "装载了照相机的改造直升机在模型的街道拍摄的照一看就很真实," }, { "id_line": 2274, "ja_text": "まるで本当に街を空中撮影したかのような映像だった。", "zh_text": "简直就像在真正的街道空中拍摄一样。" }, { "id_line": 2275, "ja_text": "それからは、「箱庭」の中で鉄道模型だけではなくヘリコプターも操縦するようになった。", "zh_text": "在「箱庭」中不仅可以驾驶火车,还可以驾驶直升飞机。" }, { "id_line": 2276, "ja_text": "「確かヘリコプターの機体はいつもの場所に停めていたはずだから、うまいこと操作して,,,,」", "zh_text": "「直升机应该停在平时的地方,所以也很好操纵……」" }, { "id_line": 2277, "ja_text": "今いる場所からでは目視確認はできないので、", "zh_text": "从现在的地方没法目视确认," }, { "id_line": 2278, "ja_text": "とりあえずヘリコプターを高く上昇させてから位置を確認することにした。", "zh_text": "总之,先让直升机上升到可以确认的位置。" }, { "id_line": 2279, "ja_text": "しばらくすると司の視線の先にヘリコプターが見えてきた。", "zh_text": "过了一会,司的视线前方看到了直升机。" }, { "id_line": 2280, "ja_text": "「あとは、これを夏姉ぇのいる方に気づかれないように低空飛行で操縦して....」", "zh_text": "「还有,为了不被夏姐发现而低空飞行…」" }, { "id_line": 2281, "ja_text": "司が計画した悪戯は徐々に進行していく。", "zh_text": "司计画的恶作剧在逐步进行。" }, { "id_line": 2282, "ja_text": "低空飛行でヘリコプターが夏姫に気づかれないまま近づいていった...", "zh_text": "低空飞行直升机慢慢接近没有注意到的夏姫…" }, { "id_line": 2283, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2284, "ja_text": "無事に夏姫に気付かれずに接近させることができた司は、ヘリコプターをその場で急上昇させた。", "zh_text": "平安无事没有被察觉到而接近夏姫,司控制直升飞机急速上升。" }, { "id_line": 2285, "ja_text": "夏姫が突然急上昇してきたヘリコプターを避けようとして足元への注意が一瞬、疎かになった。", "zh_text": "夏姫注意到了,因为想避开脚下突然上升的直升机而愰神。" }, { "id_line": 2286, "ja_text": "すると、見事なことに夏姫が足元にあった何かにつまづいた。", "zh_text": "接下来更精彩的是,夏姫的脚绊到了什么。" }, { "id_line": 2287, "ja_text": "「き、きゃーーー」", "zh_text": "「哇,啊——」" }, { "id_line": 2288, "ja_text": "夏姫が悲鳴を上げるが、一度崩れた体勢をそこから立て直すことはもはや不可能だった。", "zh_text": "夏姫发出了悲鸣,一旦形成了摔倒的姿势想要重整是不可能的。" }, { "id_line": 2289, "ja_text": "ヘリコプターを操作していた司の目には、その光景がスローモーションで目に映った。", "zh_text": "操纵直升飞机的司看在眼里,景象慢动作映入眼帘。" }, { "id_line": 2290, "ja_text": "人がこける瞬間をあんなにもはっきりと見たことはなかった。", "zh_text": "清晰地看见人摔倒的瞬间。" }, { "id_line": 2291, "ja_text": "次の瞬間には、夏姫の十数万トンもの巨体が、地面に叩きつけられていた。", "zh_text": "接下来,夏姫数十万吨的巨大胴体摔在地面上。" }, { "id_line": 2292, "ja_text": "腕が近くのビルに直撃して倒していき、", "zh_text": "附近的大楼被手臂直击推倒," }, { "id_line": 2293, "ja_text": "道路上にあった何台もの自動車が夏姫の下敷きになった。", "zh_text": "道路上面有几台汽车被夏姫压扁。" }, { "id_line": 2294, "ja_text": "それから、凄まじく鈍い轟音と震動が順を追って司がいた場所に到達した。", "zh_text": "然后巨大得惊人的钝响和震动先后传到司的所在地。" }, { "id_line": 2295, "ja_text": "夏姫はただ歩くだけで地震を起こしていたのだから、", "zh_text": "夏姫只是走路都可以引发地震," }, { "id_line": 2296, "ja_text": "全体重によって引き起こされたこの揺れは、", "zh_text": "而这个全身身体体重引起摇晃," }, { "id_line": 2297, "ja_text": "さっきまでの揺れとは比べ物にならない。", "zh_text": "和到刚刚走路的摇晃根本不能相提并论。" }, { "id_line": 2298, "ja_text": "その場に立っていられなくなった司は思わず地面にへばり付いて、この揺れをやり過ごした。", "zh_text": "站在天台的司也受不了而倒在地上,直到摇晃过去。" }, { "id_line": 2299, "ja_text": "「痛たたた...車が下敷きになって体のあちこちに食い込んじゃって痛いし~」", "zh_text": "「痛痛痛……在身体下的车都被压到陷进肉了,很痛…」" }, { "id_line": 2300, "ja_text": "夏姫が地面に打ちつけたところに手を当てて起き上がる。", "zh_text": "夏姫用手捂着身体撞到地面的地方。" }, { "id_line": 2301, "ja_text": "「つ~か~さ~、ヘリコプターなんかを近づけていきなりビックリさせないでよ。危ないでしょ~が」", "zh_text": "「不要这样啊~~~直升飞机突然接近,不让我看到,吓我一跳。很危险的~」" }, { "id_line": 2302, "ja_text": "「巨大女が当機に気付いた際、驚いて勝手に転んだ模様。なお、巨大女が転倒したことにより付近一帯に甚大な被害が出た恐れあり」", "zh_text": "「在巨大女发现到本机时,因为惊讶而跌倒。巨大女跌倒为附近地区带来巨大损害和恐惧。」" }, { "id_line": 2303, "ja_text": "堅苦しいように見えて、半分ちゃかした感じのする口調で現在の状況が実況された。", "zh_text": "虽然很起来很严肃的样子,但其实有一半是在用开玩笑的语调来做实况。" }, { "id_line": 2304, "ja_text": "「へっ?」", "zh_text": "「什么?」" }, { "id_line": 2305, "ja_text": "夏姫は一瞬、今流れている音声が何について言っていることだか判らなかった。", "zh_text": "夏姫一时之间无法理解那把声音在说什么。" }, { "id_line": 2306, "ja_text": "「繰り返す、巨大女が道路上で転倒した模様。転倒時の衝撃で付近に甚大な被害が出た恐れあり」", "zh_text": "「重复,巨大女在道路上跌倒的样子。跌倒时的冲击为附近地区带来巨大的损害和恐惧。」" }, { "id_line": 2307, "ja_text": "当然ながら、この実況は「巨大女」こと夏姫の耳にも入るわけで...", "zh_text": "当然,实况被「巨大女」夏姫听到…" }, { "id_line": 2308, "ja_text": "夏姫はヘリコプターのスピーカーから流されてる実況の意味をようやく理解した。", "zh_text": "夏姫终于理解到直升机扬声器放出的实况的意义了。" }, { "id_line": 2309, "ja_text": "ブチッ、ぶちっ、ブチッ。", "zh_text": "ブチッ、ぶちっ、ブチッ。" }, { "id_line": 2310, "ja_text": "何かがキレた音がした。", "zh_text": "发出了生气的声音。" }, { "id_line": 2311, "ja_text": "それも一つだけではなく、複数。", "zh_text": "而且不只是一次,而是有数次。" }, { "id_line": 2312, "ja_text": "実にいやな予感を催す音だ。", "zh_text": "对那种声音有一种很讨厌的预感。" }, { "id_line": 2313, "ja_text": "「ふ~ん、司ってばこんなことしちゃうんだ~」", "zh_text": "「呼~,司做了这种事。」" }, { "id_line": 2314, "ja_text": "一見すると優しげにも聞こえる口調ではあったが、", "zh_text": "乍听之下温柔的语调," }, { "id_line": 2315, "ja_text": "実際の夏姫の心の中は、司に対する怒りで煮えたぎっていた。", "zh_text": "实际上夏姫的心里对司的愤怒开炸开了。" }, { "id_line": 2316, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2317, "ja_text": "キレた夏姫の行動は非常に素早かった。", "zh_text": "愤怒的夏姫行动起来非常非常俐落。" }, { "id_line": 2318, "ja_text": "夏姫がすくっと立ち上がり、そして高度を下げていたヘリコプターを見つけるや否や", "zh_text": "夏姫站起来,又下降低到直升机的高度,也不管找不找到直升机," }, { "id_line": 2319, "ja_text": "逃げる時間を与えることなくヘリの胴体をガシッと鷲づかみにした。", "zh_text": "连逃跑的时间也没有就看到直升机了。" }, { "id_line": 2320, "ja_text": "「ふ~ん、これね。さっきから何やらいろいろと私の悪口を垂れ流ししているのは。", "zh_text": "「呼~,这个啊。从刚才开始就一直喷出很多我的坏话。" }, { "id_line": 2321, "ja_text": "わざわざ、スピーカーを使ってまでやるとわね...」", "zh_text": "还特意用扬声器…」" }, { "id_line": 2322, "ja_text": "巨大な女の手がヘリコプターの胴体を鷲掴みにしている。", "zh_text": "巨大女的手猛抓向直升机。" }, { "id_line": 2323, "ja_text": "司が、ヘリコプターの操作をしようにもがっちりと掴まれていて動かせなかった。", "zh_text": "司即使想操作直升机也不行,被紧紧地抓着。" }, { "id_line": 2324, "ja_text": "まるで、どこぞのB級ハリウッド映画のような光景になっていた。", "zh_text": "仿佛就像那种B级的好莱坞电影般。" }, { "id_line": 2325, "ja_text": "「わっ、夏姉ぇ~ラジコン離せー」", "zh_text": "「哇,夏姐~无法遥控了啦」" }, { "id_line": 2326, "ja_text": "「さっきからこの私に向かって、ずいぶんと生意気なことをベラベラしゃべるのは、どの口かしら~?", "zh_text": "「刚才开始这个朝着我流利顺畅地喷出傲慢的话,是哪张嘴吗~?" }, { "id_line": 2327, "ja_text": "一度、しっかりとお仕置きしてあげないといけないとね~」", "zh_text": "不给你一次好好的惩罚,我呑不下这口气~」" }, { "id_line": 2328, "ja_text": "夏姫は、ヘリコプターの胴体の腹側に", "zh_text": "夏姫抓向直升飞机的机身的侧腹," }, { "id_line": 2329, "ja_text": "付いてある小型スピーカーを取り外そうとする。", "zh_text": "那里附带有小型的扬声器。" }, { "id_line": 2330, "ja_text": "「ちょっ、スピーカー外すな、夏姉ぇ!", "zh_text": "「喂,不要拿掉扬声器、夏姐!" }, { "id_line": 2331, "ja_text": "また取り付けるのメンドーなんだから!」", "zh_text": "再安上去会很麻烦的!」" }, { "id_line": 2332, "ja_text": "「私に生意気な口を聞いた罰よっ!」", "zh_text": "「这就是向我用自大口气的惩罚!」" }, { "id_line": 2333, "ja_text": "夏姫がスピーカーを取り外そうと悪戦苦闘するも、", "zh_text": "夏姫为了拔掉扬声器而展开苦战恶斗," }, { "id_line": 2334, "ja_text": "スピーカーは機体にしっかりと固定されているので中々上手くいかない。", "zh_text": "扬声器被固定在机体上,所以还真的不容易拿下来。" }, { "id_line": 2335, "ja_text": "「マジで壊そうとすんな、とにもかくにもやめてくれー」", "zh_text": "「真的会被弄坏的,总之先停止吧」" }, { "id_line": 2336, "ja_text": "「うるさいうるさーい。", "zh_text": "「很吵哦。" }, { "id_line": 2337, "ja_text": "アンタが全部悪いんだからさっさと謝りなさいよー", "zh_text": "你都不好赶紧道歉哟," }, { "id_line": 2338, "ja_text": "早く謝らないと、このラジコンを下に落とすわよ」", "zh_text": "不快点道歉,这个遥控模型就要砸向地面了。」" }, { "id_line": 2339, "ja_text": "二人は距離と体の大きさを超越して口喧嘩をしていた。", "zh_text": "两人超越距离和体型而在争吵。" }, { "id_line": 2340, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2341, "ja_text": "「ねぇ、お兄ちゃん達はさっきから何してるの?」", "zh_text": "「喂,哥哥你们从刚才开始在干什么?」" }, { "id_line": 2342, "ja_text": "そこに、たまたま奈央がやってきた。", "zh_text": "奈央偶然来了。" }, { "id_line": 2343, "ja_text": "いや、「たまたま」と言うよりむしろ司と夏姫の間に割って入るタイミングを覗っていたと言う方が正しい。", "zh_text": "不,与其说「偶然」,不如说正好覗机打破了司和夏姫之间的争吵。" }, { "id_line": 2344, "ja_text": "どうやら塾の夏季講習が終わって、家に帰ってきていたようだ。", "zh_text": "补习班的夏季讲习结束回家。" }, { "id_line": 2345, "ja_text": "「ウチに帰ってきてみたら夏姫お姉ちゃんが、今日、遊びに来てるってお母さんから聞いて、", "zh_text": "「我回来了,夏姫姐,今天听妈妈妳会过来玩," }, { "id_line": 2346, "ja_text": "それでお兄ちゃんと二人『箱庭』にいるから気になって来てみたけど...」", "zh_text": "和哥哥两个人在『箱庭』吧,因为有点在意进来了…」" }, { "id_line": 2347, "ja_text": "奈央はラジコンのヘリコプターを片手に大人げない行動を取っている従姉と、", "zh_text": "奈央看到表姐很没有大人气概地在瓣遥控直升机," }, { "id_line": 2348, "ja_text": "姿は見えないものの何処からともなく声だけは聞こえる兄に困惑気味だった。", "zh_text": "看不见身影却又不知从何处传来哥哥的声音而感到困惑。" }, { "id_line": 2349, "ja_text": "「あっ、奈央ちゃん、久しぶり~。元気してた~?」", "zh_text": "「啊,奈央,好久不见了。还好吗~?」" }, { "id_line": 2350, "ja_text": "夏姫はヘリコプターを鷲掴みしたままで、奈央に声を掛けた。", "zh_text": "夏姫猛抓着直升飞机向奈央打招呼。" }, { "id_line": 2351, "ja_text": "「えっ、うん」", "zh_text": "「嗯,嗯」" }, { "id_line": 2352, "ja_text": "自分の出した質問の答えが得られないまま、", "zh_text": "自己提出的问题还没有得到答案," }, { "id_line": 2353, "ja_text": "夏姫につられて返事をする。", "zh_text": "夏姫又再问了。" }, { "id_line": 2354, "ja_text": "「奈央ちゃん、また身長伸びた?」", "zh_text": "「奈央又长高了吗?」" }, { "id_line": 2355, "ja_text": "今度は、邪魔になったのか手に持っていたヘリコプターを無造作にビルの屋上に置いた。", "zh_text": "拿在手里这次把碍手碍脚的直升机随手放到大楼屋顶。" }, { "id_line": 2356, "ja_text": "夏姫の膝より下の位置にあるビルの屋上にはしゃがまないと手が届かず、", "zh_text": "夏姫的膝盖以下的大楼屋顶上不手够不着," }, { "id_line": 2357, "ja_text": "彼女がヘリコプターを乱暴に扱ったために、置いた後に機体が右に傾いてしまった。", "zh_text": "她虐待完的直升机机体有点向右倾斜。" }, { "id_line": 2358, "ja_text": "「夏姉ぇ~、ラジコンを乱暴に扱うなー」", "zh_text": "「夏姐~你这么粗暴地对待遥控模型啊」" }, { "id_line": 2359, "ja_text": "スピーカーを通じて司の声が届いたが、夏姫に完全無視されて虚しく響き渡るだけだった。", "zh_text": "司的声音通过扬声器到传出来,不过被夏姫完全无视而在只是在空气中空响而已。" }, { "id_line": 2360, "ja_text": "「えっと、春に測った時で...170.5センチだったかな...」", "zh_text": "「嗯,春天测的时候…170.5cm…」" }, { "id_line": 2361, "ja_text": "「じゃ、私よりも17センチも高いね。いいな~」", "zh_text": "「那么,比我高17cm。好吧~」" }, { "id_line": 2362, "ja_text": "「それより、お兄ちゃんはどこにいるの?", "zh_text": "「比起这个,哥哥在哪里?" }, { "id_line": 2363, "ja_text": "さっきから声だけは聞こえるんだけど...」", "zh_text": "刚才听到他的声音,不过…」" }, { "id_line": 2364, "ja_text": "「司ならあっちの方にある学校の校庭にいるはずよ」", "zh_text": "「司的话,在那边学校的校园吧。」" }, { "id_line": 2365, "ja_text": "「夏姫お姉ちゃんありがとう。", "zh_text": "「谢谢夏姫姐姐。" }, { "id_line": 2366, "ja_text": "それじゃ、お兄ちゃんを回収してくるね」", "zh_text": "那么,我先去把哥哥收回来。」" }, { "id_line": 2367, "ja_text": "「どういたしまして♪", "zh_text": "「不会♪" }, { "id_line": 2368, "ja_text": "あっ、気をつけてよ、さっきの私みたいに何かに躓いてコケたら危ないんだから...", "zh_text": "啊,小心啊,不要像刚才的,像我一样绊倒了什么的话会很危险啊…" }, { "id_line": 2369, "ja_text": "って、奈央ちゃんはここに慣れているからそんなドジは踏まないか、ハハハ」", "zh_text": "啊,奈央已经习惯这样踩进来了吗,哈哈哈」" }, { "id_line": 2370, "ja_text": "夏姫が後ろから見守る中、学校に置き去りされた司を回収するために奈央は、", "zh_text": "夏姫在后面注视奈央去学校回收被遗弃的司," }, { "id_line": 2371, "ja_text": "「巨人用歩道」から自分の靴よりも小さな建物がひしめき合って立ち並ぶ一画に入っていった。", "zh_text": "从「巨人专用人行道」走到布满比自己的鞋子还要小一号的建筑物的地区。" }, { "id_line": 2372, "ja_text": "本来なら、現在の奈央の大きさであれば、", "zh_text": "本来以现在的奈央的大小的话," }, { "id_line": 2373, "ja_text": "こういった混み入った場所には侵入禁止なのであるが、", "zh_text": "是禁止进入这样的拥挤的地方," }, { "id_line": 2374, "ja_text": "今回は司を救出するという大義名分があるので、問題はなかった。", "zh_text": "这次因为有拯救司的大义名分,所以没有问题。" }, { "id_line": 2375, "ja_text": "高い部類に入るビルでも奈央の膝より、", "zh_text": "高一点的大楼也比奈央的膝盖还要矮," }, { "id_line": 2376, "ja_text": "かなり下の位置ぐらいの高さしかない。", "zh_text": "只有相当矮的高度。" }, { "id_line": 2377, "ja_text": "うっかり足を置いたら潰れてしまいそうだ。", "zh_text": "如果不留神放脚的话就快要压毁了。" }, { "id_line": 2378, "ja_text": "その中を、建物にぶつからないように器用に足を動かして、", "zh_text": "为了不碰撞到建筑物而巧妙地动脚," }, { "id_line": 2379, "ja_text": "司が取り残されている学校に少しずつ近付いていく。", "zh_text": "一点点接近司被遗弃的学校。" }, { "id_line": 2380, "ja_text": "こうやって小さな建物の間を縫って歩いていくのは、", "zh_text": "在这样小小的建筑物之间走," }, { "id_line": 2381, "ja_text": "自分の巨大さをひしひしと感じられるので奈央は好きなのだ。", "zh_text": "可以深深地感到自己的巨大,所以奈央很喜欢这种感觉。" }, { "id_line": 2382, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2383, "ja_text": "しばらくして学校のある場所が見えてきた。", "zh_text": "不久看到学校。" }, { "id_line": 2384, "ja_text": "三階建ての校舎を真上から見下ろしてみる。", "zh_text": "从三层校舍的正上方俯视。" }, { "id_line": 2385, "ja_text": "奈央の巨大な影が校舎全体を覆う。", "zh_text": "奈央巨大影子覆盖整个校舍。" }, { "id_line": 2386, "ja_text": "屋上に小さな人影を見つけた。", "zh_text": "在屋顶上发现了小小的人影。" }, { "id_line": 2387, "ja_text": "こっちに気づいたのか、司が見上げ返してきた。", "zh_text": "司察觉到了什么之后抬头仰望。" }, { "id_line": 2388, "ja_text": "「ちび兄ちゃん。今から校庭に足を降ろすから、10秒以内に校舎の中に避難してね」", "zh_text": "「矮子哥哥。从现在开始我会校园放下脚,所以10秒以内先到校舍内避难哦。」" }, { "id_line": 2389, "ja_text": "「小人」の兄のために、注意を促す。", "zh_text": "因为「小人」哥哥的缘故,要促使他注意。要不然会不小心被我的脚吹跑了。" }, { "id_line": 2390, "ja_text": "司が避難し始めたのを確認してから足を移動させる。", "zh_text": "司一边开始避难一边确认脚的移动。" }, { "id_line": 2391, "ja_text": "ほんの少し足を持ち上げるだけで校舎のよりかなり高い位置にくる。", "zh_text": "似乎故意把脚抬高到仅仅比校舍高一点点的位置。" }, { "id_line": 2392, "ja_text": "着地の衝撃で地震を起こさないように、", "zh_text": "为了着陆的冲击以免造成地震," }, { "id_line": 2393, "ja_text": "ゆっくりゆっくりと上から足を降ろしていく。", "zh_text": "慢慢的慢慢的从上到下把脚卸下去。" }, { "id_line": 2394, "ja_text": "そして、奈央の巨大な足は静かに地面に達した。", "zh_text": "然后,奈央巨大的脚静静到达地面。" }, { "id_line": 2395, "ja_text": "校舎の中に避難していた司には,着地の衝撃はほとんど感じられなかった。", "zh_text": "在校舍里避难的司几乎感觉不到落地的冲击。" }, { "id_line": 2396, "ja_text": "「危ないからもう少し待っててね」", "zh_text": "「因为还是很危险,一不小心就会把矮子哥哥……还是请再稍等一下」" }, { "id_line": 2397, "ja_text": "再度、注意を促す。", "zh_text": "再次促使他注意。" }, { "id_line": 2398, "ja_text": "奈央は気配りがよく出来る妹だと、司はつくづく思う。", "zh_text": "司仔细想想,奈央是一位能骲体谅的好妹妹啊。" }, { "id_line": 2399, "ja_text": "それに、中学生になっても、まだ「お兄ちゃん」と呼んでくれる。", "zh_text": "而且成为中学生,还是叫他「哥哥」。" }, { "id_line": 2400, "ja_text": "ここがよく出来た妹の証だ。", "zh_text": "这就是好妹妹的证明。" }, { "id_line": 2401, "ja_text": "でも、未だに「ちび兄ちゃん」と呼ぶのはやめて欲しいとも思うのであった。", "zh_text": "但是至今还在叫的「矮子哥哥」希望她可以消停一下。" }, { "id_line": 2402, "ja_text": "ここが珠にキズなのだ。", "zh_text": "这会令人很受伤的。" }, { "id_line": 2403, "ja_text": "それとなぜだか、奈央は学校用のローファーを履いてきていた。", "zh_text": "还有为什么奈央会穿去学校用平底鞋呢。" }, { "id_line": 2404, "ja_text": "外行きでもないのに、履き間違えてそのままに履き替えずにきたのかも知れない。", "zh_text": "说不定去外边时也没有对,穿错了就这样不换回来。" }, { "id_line": 2405, "ja_text": "さて、本来なら制服と合間って年頃の女の子を", "zh_text": "本来制服就与这个年纪的女孩子更相配," }, { "id_line": 2406, "ja_text": "より魅力的に見せる黒いローファーも30メートルもの大きさともなると、", "zh_text": "更富有魅力,展露的黑色平底鞋至少有30米," }, { "id_line": 2407, "ja_text": "もはや要塞かとも思えてくる程の存在感がある。", "zh_text": "已经有一种要塞程度的存在感。" }, { "id_line": 2408, "ja_text": "加えて黒の単一色なので、重厚感、威圧感が抜群にある。", "zh_text": "加上黑色这一种单一颜色,所以稳重感,威压感更为出众。" }, { "id_line": 2409, "ja_text": "このくらいの大きさ、革の厚さがあれば、戦車からの攻撃ぐらいではキズ一つ付きそうにもなさそうだ。", "zh_text": "这种大小的皮革厚度,受到坦克攻击看起来也只会好像多了一条划痕。" }, { "id_line": 2410, "ja_text": "「ちび兄ちゃん、もう出て来ても大丈夫だよ」", "zh_text": "「矮子哥哥,出来也没关系了。」" }, { "id_line": 2411, "ja_text": "奈央に呼ばれて、司が避難先の校舎から外に出る。", "zh_text": "被奈央叫住,司从避难的校舍出去。" }, { "id_line": 2412, "ja_text": "奈央は、さっきより小さくなってしゃがみ込んで待っていた。", "zh_text": "奈央,比刚才小了点,蹲在校园等待着。" }, { "id_line": 2413, "ja_text": "司からしておよそ25倍程の大きさだろうか。", "zh_text": "现在是司25倍左右的大小吧。" }, { "id_line": 2414, "ja_text": "一応、奈央の身体は校庭の中に収まっている。", "zh_text": "奈央的身体勉强可以收纳在校园里。" }, { "id_line": 2415, "ja_text": "「今から私と同じくらいの大きさに戻してあげるから」", "zh_text": "「从现在开始会把你变成和我同样的大小」" }, { "id_line": 2416, "ja_text": "それから「縮小機」のスイッチをリバースに変えて、", "zh_text": "然后「缩小机」的开关反置," }, { "id_line": 2417, "ja_text": "司を自分と同じサイズまで大きくした。", "zh_text": "司变成和自己相同的尺寸大小。" }, { "id_line": 2418, "ja_text": "「サンキュー、奈央」", "zh_text": "「Thank you,奈央」" }, { "id_line": 2419, "ja_text": "自分を助け出してくれた妹に感謝する。", "zh_text": "对救出了自己的妹妹表示感谢。" }, { "id_line": 2420, "ja_text": "いいタイミングで奈央がやってきていなかったら、", "zh_text": "如果奈央没有在这么好的时机到来," }, { "id_line": 2421, "ja_text": "ここで少なくとも、数時間は過ごさなければならなかっただろう。", "zh_text": "那么至少,还要在这里度过几小时吧。" }, { "id_line": 2422, "ja_text": "助けを呼ぶにも、ここは地下なのでケータイの電波はまったく届かないのだ。", "zh_text": "求助也不行,这里是地下所以手机的电波完全传达不到。" }, { "id_line": 2423, "ja_text": "「じゃ、とりあえず夏姫お姉ちゃんがいるところまで戻るね」", "zh_text": "「那么,先回到夏姫姐的那里吧。」" }, { "id_line": 2424, "ja_text": "「あぁ、そうだな。まずは、ここから出ないとダメだな」", "zh_text": "「啊,是啊。首先要从这里出去啊」" }, { "id_line": 2425, "ja_text": "そこから近くの「巨人」用歩道まで狭い路地を通り抜けて、", "zh_text": "走到附近的「巨人专用人行道」要先穿过狭窄的小巷," }, { "id_line": 2426, "ja_text": "この場所で、司は本来の大きさに戻ろうとした。", "zh_text": "在时司本来想要回到正常的大小。" }, { "id_line": 2427, "ja_text": "「ねぇねぇ、ちょっと待ってよ、お兄ちゃん。今のままの大きさで、夏姫お姉ちゃんのところに行ってみない?」", "zh_text": "「喂喂,等一下啦,哥哥。以现在的大小,先回到夏姫姐的地方去看看好吗?」" }, { "id_line": 2428, "ja_text": "「なんでそんなことするんだ?", "zh_text": "「为什么这样做呢?" }, { "id_line": 2429, "ja_text": "俺達は見ての通り、まだ通常の6分の1の大きさなんだぞ。", "zh_text": "我们还是通常的6分之一大小的哦。" }, { "id_line": 2430, "ja_text": "奈央だって見えるだろう?", "zh_text": "奈央也看到的吧?" }, { "id_line": 2431, "ja_text": "俺達の6倍はある夏姉ぇがど~んとあそこにそびえ立っているのがさ」", "zh_text": "比我们巨大6倍,啊~夏姐就在那儿耸立」" }, { "id_line": 2432, "ja_text": "司と奈央は、今、「箱庭」の人間のおよそ25倍の大きさだ-ウル○ラマンと同じくらいだと考えればいいだろう。", "zh_text": "司和奈央现在是「箱庭」小人的25倍大小-就像奥特曼一样。" }, { "id_line": 2433, "ja_text": "「だからこそ、面白そうじゃない?", "zh_text": "「正因为如此,不是很有趣吗?" }, { "id_line": 2434, "ja_text": "今、私とお兄ちゃんは『小人』からすると、", "zh_text": "现在,我和哥哥对『小人』来说的话," }, { "id_line": 2435, "ja_text": "もちろん今は誰もいないけどね、いるとすればの話ね。", "zh_text": "当然现在谁都不在,如果有的话啊。" }, { "id_line": 2436, "ja_text": "そうすると私達は 『巨人』と同じでしょ?", "zh_text": "这样一来我们就是『巨人』一样吧?" }, { "id_line": 2437, "ja_text": "でも、夏姫お姉ちゃんからしてみると、えっーと、大体2,30センチの小人になるわけでしょ?", "zh_text": "但是,从夏姫姐看来,哎—,大约2,30cm的小人吧?" }, { "id_line": 2438, "ja_text": "こういうのって面白いなぁ~って思うんだけど...」", "zh_text": "这真有趣啊~真的觉得…」" }, { "id_line": 2439, "ja_text": "「ん、まぁな。でも、俺にしてみれば面白いというよりか変な感じがするな。やっぱり。", "zh_text": "「啊,啊。但是对我来讲,与其说有趣不如说是奇怪。果然是那样。" }, { "id_line": 2440, "ja_text": "あっ、それとも何だ?夏姉ぇと同じ大きさに戻って人形サイズの俺を見てみたいとか?」", "zh_text": "啊,还是什么呀?会到和夏姐同样大小吧,如果姐姐看到人偶尺寸的我又会想玩弄的啦?」" }, { "id_line": 2441, "ja_text": "「別に、お兄ちゃんじゃなくてもいいんだけど、それはやってみたいの」", "zh_text": "「我也想,不是哥哥你也行,想要做同样的事呀」" }, { "id_line": 2442, "ja_text": "「相手はおれじゃなくてもいいって言っても、", "zh_text": "「虽然那个人不是我也可以," }, { "id_line": 2443, "ja_text": "夏姉ぇが今から俺と同じ大きさになるわけにもいかないんだから、", "zh_text": "但如果把夏姐变得和我现在一样大小也不行吧," }, { "id_line": 2444, "ja_text": "結局は俺がやってやるしかないんだろ?」", "zh_text": "毕竟是只有我可以这样做吧?」" }, { "id_line": 2445, "ja_text": "「....うん」", "zh_text": "「…嗯」" }, { "id_line": 2446, "ja_text": "「しょーがねーな、付き合ってやるよ。", "zh_text": "「没办法,我会陪你的。" }, { "id_line": 2447, "ja_text": "奈央がこういうことが好きなのはよく分かってるからさ。", "zh_text": "我知道奈央就是喜欢这样。" }, { "id_line": 2448, "ja_text": "但し、今は無理だから後でな。それでいいか?」", "zh_text": "但是现在是不可能的,所以之后再说。好吗?」" }, { "id_line": 2449, "ja_text": "「うん、ありがとう。お兄ちゃん」", "zh_text": "「嗯,谢谢。哥哥」" }, { "id_line": 2450, "ja_text": "「ちょっと~二人とも、おそ~い」", "zh_text": "「喂喂~你们两个,快点~」" }, { "id_line": 2451, "ja_text": "夏姫が待ちくたびれて、シビレを切らしていた。", "zh_text": "夏姫都等得不耐烦,双手抱胸。" }, { "id_line": 2452, "ja_text": "司の目には夏姫の黒ストッキングに包まれた脚しか見えなかった。", "zh_text": "司的眼睛只看到夏姫被黑色丝袜包裹着的大腿。" }, { "id_line": 2453, "ja_text": "足元にあるのは、長さが1メートル以上はあるパンプス。", "zh_text": "腿下是1米长的高跟鞋。" }, { "id_line": 2454, "ja_text": "さっきは危うくこれにぶつかって仕舞うところだった。", "zh_text": "刚才就是差点撞到这个完蛋。" }, { "id_line": 2455, "ja_text": "そこから首が痛くなるほどの角度まで曲げないと、", "zh_text": "从这里看脖子也不用弯曲到会痛的角度," }, { "id_line": 2456, "ja_text": "夏姫の顔を眺めることはできなかった。", "zh_text": "就可以看到夏姫的面庞。" }, { "id_line": 2457, "ja_text": "そして今の夏姫の顔には優越感から来る笑みがこぼれていた。", "zh_text": "现在夏姫的脸上满满优越感的笑容。" }, { "id_line": 2458, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2459, "ja_text": "数字の上では、夏姫は司の約6倍の大きさでしかないが、", "zh_text": "数字上,夏姫只有司的6倍大小," }, { "id_line": 2460, "ja_text": "こうして見上げると数字以上に大きく感じる。", "zh_text": "但这样仰望,这个数字还是很大的感觉。" }, { "id_line": 2461, "ja_text": "司が感じている威圧感はさっきとさほど変わらない。", "zh_text": "司所感受的压迫感和刚才没变。" }, { "id_line": 2462, "ja_text": "これでもウルト○マンとほぼ同じ大きさなのに、まるで自分は「小人」のように感じるのだ。", "zh_text": "这也大体上和奥特曼同样的大小,却像自己是「小人」那样的感觉。" }, { "id_line": 2463, "ja_text": "夏姫がもし地球を侵略しようとする宇宙人なら", "zh_text": "如果夏姫是试图侵略地球的宇宙人的话," }, { "id_line": 2464, "ja_text": "ウル○ラマンでも逃げ出すかもしれない。", "zh_text": "奥特曼也说不定会逃走。" }, { "id_line": 2465, "ja_text": "そう考えると、ウル○ラマンと同じ大きさで地球を侵略しにくる怪獣たちは意外とフェアだ。", "zh_text": "这样想来,奥特曼和来侵略地球的怪兽们同样大小意外地公平啊。" }, { "id_line": 2466, "ja_text": "司の妄想が妙な結論に至った", "zh_text": "司的妄想得出奇怪的结论。" }, { "id_line": 2467, "ja_text": "奈央にとっては今の状態が楽しいものなのかもしれないが、", "zh_text": "对奈央来说,现在的状态可能很快乐," }, { "id_line": 2468, "ja_text": "司はこの大きさのまま留まったことを後悔した。", "zh_text": "但司后悔停留在这个大小了。" }, { "id_line": 2469, "ja_text": "この小ささだとどうせあの巨大怪獣女-夏姫にまた弄られるのは目に見えている。", "zh_text": "这么渺小。反正那个被巨大怪兽女-夏姫看到又会被玩弄。" }, { "id_line": 2470, "ja_text": "そうだ、これから心の中で夏姫のことを", "zh_text": "对了,今后都在心中这样把夏姫" }, { "id_line": 2471, "ja_text": "巨大怪獣女と呼んでやろうと司はひそかに決めた。", "zh_text": "叫成巨大怪兽女吧,司暗暗决定了。" }, { "id_line": 2472, "ja_text": "口から破壊光線は出したり、目に見えた破壊行為はしないけど", "zh_text": "或者没有从嘴里射出破坏光线,和其他眼睛看得见的破坏行为。" }, { "id_line": 2473, "ja_text": "「箱庭」の住人を脅かしていることは確かだ。", "zh_text": "但对「箱庭」居民确实是个威胁。" }, { "id_line": 2474, "ja_text": "実にかわいらしくない呼称。", "zh_text": "真是个不可爱的名称。" }, { "id_line": 2475, "ja_text": "しかしながら、今の夏姫には相応しい。", "zh_text": "但是现在很适合夏姫。" }, { "id_line": 2476, "ja_text": "本人にこの呼び方が知られたら、何をされるかわからない。", "zh_text": "本人要是知道了这个叫法,不知道会被她怎么样。" }, { "id_line": 2477, "ja_text": "バレたら、ただじゃ済まないだろう。", "zh_text": "被发现的话,只是道谦也不行吧。" }, { "id_line": 2478, "ja_text": "それでも司は「まっ、心の中で呼ぶだけだし夏姉ぇにバレるわけないよな」", "zh_text": "尽管如此,司还在「等等,只是在心中叫起夏姐做巨大怪兽女,不会被她发现啊」" }, { "id_line": 2479, "ja_text": "と甘く考えていた。", "zh_text": "这样地思考。" }, { "id_line": 2480, "ja_text": "それから司と奈央は元のサイズに戻った。", "zh_text": "司和奈央回到了原来的尺寸。" }, { "id_line": 2481, "ja_text": "そばに居た夏姫を見下ろして、", "zh_text": "俯视在我身旁夏姫," }, { "id_line": 2482, "ja_text": "「へぇ~、案外夏姉ぇって身長低かったんだな~」", "zh_text": "「哎~,夏姐的身高意外的矮啊~」" }, { "id_line": 2483, "ja_text": "と夏姫の頭に手を置いてポンポンと軽く叩いていた。", "zh_text": "放在夏姫的头上的手轻轻地敲了敲。" }, { "id_line": 2484, "ja_text": "元の身長では司のほうが性別の差もあってか夏姫と比べて圧倒的に高かった。", "zh_text": "司原本身高因为性别的关系而压倒性地比夏姫高。" }, { "id_line": 2485, "ja_text": "今までとは反対に司の顔に優越感から来る笑みがこぼれていた。", "zh_text": "和刚刚相反,司的脸上满满优越感的笑容。" }, { "id_line": 2486, "ja_text": "「むぅ~司の癖に生意気なことするなんて...絶対に許さないんだから」", "zh_text": "「啊~司这种自大怪癖…我绝对不会允许。」" }, { "id_line": 2487, "ja_text": "「これで形勢逆転だな、ニヤニヤ」", "zh_text": "「这样形势就逆转了啊,呵呵呵」" }, { "id_line": 2488, "ja_text": "さっきから夏姫の威勢がなくなっている。", "zh_text": "夏姫的威势尽失。" }, { "id_line": 2489, "ja_text": "久しぶりに3人が揃ったことで話が盛り上がる。", "zh_text": "久违的三人又在一起,情绪高涨地谈起来。" }, { "id_line": 2490, "ja_text": "さっき奈央がここに来るまでの話やら", "zh_text": "奈央来到这里之前的事啦," }, { "id_line": 2491, "ja_text": "普段司と奈央で「箱庭」でどうやって遊んでいるとか他愛もない話をした。", "zh_text": "平时司和奈央在「箱庭」是怎么玩,一些平时的杂谈之类的。" }, { "id_line": 2492, "ja_text": "「奈央ちゃん、ちょっとこっちこっち」", "zh_text": "「奈央,我这边这边」" }, { "id_line": 2493, "ja_text": "と夏姫が手招きをしている。", "zh_text": "夏姫招了招手。" }, { "id_line": 2494, "ja_text": "奈央が夏姫に呼ばれて傍に近付いていき、", "zh_text": "奈央到了夏姫旁边," }, { "id_line": 2495, "ja_text": "なにやら女同士でヒソヒソ話をし始めた。", "zh_text": "两个女生互相偷偷开始说话。" }, { "id_line": 2496, "ja_text": "奈央が夏姫の言うことにコクコクと頷いている。", "zh_text": "奈央对夏姫所说的密密点头。" }, { "id_line": 2497, "ja_text": "少ししてから「司もこっちに来て」と、", "zh_text": "过了一会「司也来这里吧」," }, { "id_line": 2498, "ja_text": "夏姫が先程と同じように手招きしながら司を呼んだ。", "zh_text": "夏姫和刚才一样招手呼唤司。" }, { "id_line": 2499, "ja_text": "「なんだ俺にも関係ある話なのか」と司は油断してしまった。", "zh_text": "「什么啊,和我也有关系的话啊」司疏忽大意了。" }, { "id_line": 2500, "ja_text": "その油断が命取りに繋がるのだ。", "zh_text": "他大意和致命相连。" }, { "id_line": 2501, "ja_text": "相手が、策士でいじめっ子で司に対してはドSの夏姫だということを忘れていた。", "zh_text": "忘记了对方是有心计,喜欢欺负司的抖S夏姫。" }, { "id_line": 2502, "ja_text": "司が二人がいる方に歩み寄っていく。", "zh_text": "司走近两人。" }, { "id_line": 2503, "ja_text": "夏姫ではなく、隣にいた奈央が縮小機を司に向けてスイッチを押した。", "zh_text": "夏姫旁边的奈央向司按下缩小机的开关。" }, { "id_line": 2504, "ja_text": "「ヘッ?」", "zh_text": "「嗯?」" }, { "id_line": 2505, "ja_text": "司の体がゆっくりと小さくなっていく。", "zh_text": "司的身体慢慢变小了。" }, { "id_line": 2506, "ja_text": "なんだか前にもこんなことがあったような気がする。", "zh_text": "总觉得这种感觉和很久之前一样。" }, { "id_line": 2507, "ja_text": "「あわわわわww」", "zh_text": "「哇啊wwww」" }, { "id_line": 2508, "ja_text": "「何驚いてんのよ。いつも小さくなって遊んでるんじゃないの?", "zh_text": "「有什么好吃惊啊。不是总是变小去玩吗?" }, { "id_line": 2509, "ja_text": "そんなに小さくしたわけじゃないから心配しなくていいわよ、フフフ」", "zh_text": "也并不是那么小,不用担心啊,你看」" }, { "id_line": 2510, "ja_text": "司は身長130センチくらいにまで、小さくなったところで縮小化が止まった。", "zh_text": "司身高到了130cm左右,缩小化就停止了。" }, { "id_line": 2511, "ja_text": "これは、司が小学校3,4年生だった頃の身長だ。", "zh_text": "这是,司小学3,4年级时的身高。" }, { "id_line": 2512, "ja_text": "モデル並みの170センチという長身の奈央は当然として、", "zh_text": "拥有模特儿身高170cm的奈央当然成为了高个子," }, { "id_line": 2513, "ja_text": "女性としても低身長の夏姫よりも頭一つ分くらいは小さい。", "zh_text": "但是还是比平均女性矮的夏姫矮一个头。" }, { "id_line": 2514, "ja_text": "「これなら誤って踏み潰すこともなく、", "zh_text": "「也不会不小心踩死," }, { "id_line": 2515, "ja_text": "チビな司を思う存分可愛がってあげられるわね~」", "zh_text": "小个子的司,我要尽情疼爱啊~」" }, { "id_line": 2516, "ja_text": "にんまりとした夏姫の顔には、悪意がたっぷりと含まれた笑みが溢れていた。", "zh_text": "脸上满脸喜悦的夏姫,却溢出含有恶意的笑容。" }, { "id_line": 2517, "ja_text": "またまた形勢逆転だ。", "zh_text": "形势又逆转了。" }, { "id_line": 2518, "ja_text": "「さてと、さっきからずーっとお姉ちゃんに向かって生意気な口を聞いている", "zh_text": "「嗯,从刚才开始那张嘴就一直向姐姐说自大的话" }, { "id_line": 2519, "ja_text": "悪い男の子はごめんなさいをしないといけないよね?」", "zh_text": "这是坏男孩才会做的,不要再这样做了哦,还不快点道歉?」" }, { "id_line": 2520, "ja_text": "体格面で優位に立った夏姫。", "zh_text": "体格上占优势的夏姫笑着说。" }, { "id_line": 2521, "ja_text": "司は冷や汗を掻きながら、夏姫を見上げている。", "zh_text": "司满脸冷汗仰望夏姫。" }, { "id_line": 2522, "ja_text": "二人がこんな感じで向き合うのは何年ぶりだろうか。", "zh_text": "两个人有这样的感觉是时隔多少年了?" }, { "id_line": 2523, "ja_text": "司は、小学生の時の夏姫におもちゃにされて弄ばれたトラウマが甦ってきた。", "zh_text": "司是小学生的时候,常常被夏姫当成玩具玩弄的创伤又开始复苏。" }, { "id_line": 2524, "ja_text": "「あわわっわぁ」", "zh_text": "「哇啊」" }, { "id_line": 2525, "ja_text": "言葉にならない叫びを上げつつ逃げだそうにも、", "zh_text": "一边叫出无法用言语表达的呼声一边逃跑," }, { "id_line": 2526, "ja_text": "夏姫に腕をしっかりと掴まれているので逃げ出すのは不可能だった。", "zh_text": "被夏姫手臂紧紧抓着想逃跑根本是不可能。" }, { "id_line": 2527, "ja_text": "「逃げようなんて思ったらダメよ。", "zh_text": "「想逃跑是不行的啊。" }, { "id_line": 2528, "ja_text": "お姉ちゃんが満足するまでしっかりと可愛がってあげるんだから♪」", "zh_text": "在姐姐好好疼爱你到满意之前我都不会放手。」" }, { "id_line": 2529, "ja_text": "やけに夏姫がお姉さんぶった振る舞いをする。", "zh_text": "夏姫非常有姐姐一样的举止。" }, { "id_line": 2530, "ja_text": "「な、奈央ー助けてくれ~。", "zh_text": "「啊,奈央—救命呀~。" }, { "id_line": 2531, "ja_text": "このままだと命とか貞操の危機だか...」", "zh_text": "这样的话,生命和贞操都会有危机呢…」" }, { "id_line": 2532, "ja_text": "「お兄ちゃんがんばってー」", "zh_text": "「哥哥加油!」" }, { "id_line": 2533, "ja_text": "奈央は無邪気な笑顔でこう返した。", "zh_text": "奈央用天真无邪的笑容这样回应道。" }, { "id_line": 2534, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2535, "ja_text": "中条司。彼の女難の人生はまだ始まったばかりかもしれない。", "zh_text": "中条司。他的女难的人生才刚刚开始。" }, { "id_line": 2536, "ja_text": "#9", "zh_text": "#9" }, { "id_line": 2537, "ja_text": "今日はとある休日。", "zh_text": "今天是某个假日。" }, { "id_line": 2538, "ja_text": "せっかくの休日だというのに、外は朝からシトシトと断続的に雨が降っている。", "zh_text": "难得的休息日了,外面从早上开始淅淅沥沥断断续续地下雨。" }, { "id_line": 2539, "ja_text": "こういう天気のため、外に遊びに出かけようにも気が進まなかったので、", "zh_text": "这种天气的原因,到外面去玩也没心思," }, { "id_line": 2540, "ja_text": "司は昼ご飯を食べた後、そそくさと自分の部屋に戻ってベッドに寝転がる。", "zh_text": "司吃过午饭后,慌忙回到自己的房间床上躺下。" }, { "id_line": 2541, "ja_text": "そして、お気に入りのマンガを読んでささやかな幸せを味わっていた。", "zh_text": "然后看着最喜欢的漫画,品味小小的幸福。" }, { "id_line": 2542, "ja_text": "だが、彼のささやかな幸せの時間は余り長くは続かなかった。", "zh_text": "但是他小小的幸福的时间没有多长。" }, { "id_line": 2543, "ja_text": "例によって、大いなる陰謀が彼の知らぬところで蠢いていたのだ!", "zh_text": "因为一个巨大的阴谋在他不知道的地方蠢动着!" }, { "id_line": 2544, "ja_text": "コンコン。", "zh_text": "一阵敲门声。" }, { "id_line": 2545, "ja_text": "司の部屋のドアがノックされた。", "zh_text": "司房间的门被敲了。" }, { "id_line": 2546, "ja_text": "「お兄ちゃん、入っていい?」", "zh_text": "「哥哥,可以进来?」" }, { "id_line": 2547, "ja_text": "声の主は妹の奈央だ。", "zh_text": "声音的主人是妹妹奈央。" }, { "id_line": 2548, "ja_text": "「おう、いいぞー」", "zh_text": "「喔,啊」" }, { "id_line": 2549, "ja_text": "特に、妹に見られたらやばいこともしていなかったので、司は素直に応じた。", "zh_text": "现在做的事被妹妹看见的话也不会有危险,所以司就直接让她进来。" }, { "id_line": 2550, "ja_text": "これが、「おとこのこの秘密の時間☆」とかだったら別だったが...", "zh_text": "如果现在是「男人的这个秘密的时间☆」的话…就不一样说法。" }, { "id_line": 2551, "ja_text": "カチャリとドアが開く音がして、奈央が入ってきた。", "zh_text": "カチャリ-门打开的声音,奈央进来了。" }, { "id_line": 2552, "ja_text": "「ねぇねぇ、お兄ちゃん。今、ヒマ?」", "zh_text": "「喂喂,哥哥。现在有空吗?」" }, { "id_line": 2553, "ja_text": "奈央は退屈そうにベッドに寝転がっている兄の姿を見ると、うれしそうな表情になって、", "zh_text": "奈央看到独自在床上躺着哥哥,露出高兴的表情," }, { "id_line": 2554, "ja_text": "「ねぇねぇ、下に行って遊ぼうよ~」と司を誘ってきた。", "zh_text": "「喂喂,去下面玩吧~」向司提出邀请。" }, { "id_line": 2555, "ja_text": "「今、オレは忙しいんだ。下で遊ぶんなら一人でやってこいよ~」", "zh_text": "「现在我忙着呢。玩的话,一个人去吧!」" }, { "id_line": 2556, "ja_text": "「忙しいって、お兄ちゃん漫画読んでるだけじゃん~、ケチ~」", "zh_text": "「忙什为呀,哥哥只有在看漫画啊~~不要这样小气」" }, { "id_line": 2557, "ja_text": "「奈央ももうガキじゃないんだから、一人で...」", "zh_text": "「奈央也已经不是小孩子了,所以一个人…」" }, { "id_line": 2558, "ja_text": "「ごめんね、お兄ちゃん。今日はどうしても一緒に遊んで欲しいから...」", "zh_text": "「对不起,哥哥。今天怎么也要一起玩,因为我想…」" }, { "id_line": 2559, "ja_text": "奈央はポケットに隠し持っておいた縮小機を取り出し、司に向けて使用した。", "zh_text": "奈央把隐藏在口袋里的缩小机取出,对司使用。" }, { "id_line": 2560, "ja_text": "妹だから警戒心が無くても仕方がないが、よくあるように司は奈央に縮小機が発する光を浴びてしまった。", "zh_text": "对妹妹没有警戒心也没办法,奈央经常向司发出缩小机的光芒。" }, { "id_line": 2561, "ja_text": "「ちょ、またかよ...」", "zh_text": "「喂,又来啊…」" }, { "id_line": 2562, "ja_text": "司にとって、奈央に勝手に身体を縮小化させられることは、もはや日常茶飯事になっていた。", "zh_text": "对司来说,奈央随意地缩小化自己的身体已经是家常便饭。" }, { "id_line": 2563, "ja_text": "だからこそ、驚くことはあってもあまり怒りも込みあがってこない。", "zh_text": "正因为如此,不仅没有令人吃惊,连愤怒也说不上。" }, { "id_line": 2564, "ja_text": "あるのは、呆れる感情のみ。", "zh_text": "有的感情只有惊讶。" }, { "id_line": 2565, "ja_text": "「はぁ~」と、思わず司が溜め息を吐いた。", "zh_text": "「诶…」司不由得吐出的叹息。" }, { "id_line": 2566, "ja_text": "「今回はね~、縮小率90%にしてみたの。コレだと現実的な大きさでしょ~?」", "zh_text": "「这次是~尝试缩小率90%。这个还是现实的大小吧~?」" }, { "id_line": 2567, "ja_text": "奈央の言う通り、司は小さくされたものの、現在150?くらいの身長だ。", "zh_text": "奈央说完,司变小了,但是现在的身高是大约只有150cm。" }, { "id_line": 2568, "ja_text": "これだと司が中学校に入学した頃の身長だから、そこまで奇しくはない。", "zh_text": "这是司中学入学时的身高,所以到也不算太奇怪。" }, { "id_line": 2569, "ja_text": "奈央の足で、踏み潰される恐れもない。", "zh_text": "也不怕被奈央巨大的脚一脚踩死。" }, { "id_line": 2570, "ja_text": "しかし、今の二人の身長は頭一つ分違っていた。", "zh_text": "但是现在的两人的身高是就有很大差距了。" }, { "id_line": 2571, "ja_text": "もちろん、兄の司の方が背が低い。", "zh_text": "当然哥哥司是个子矮的那个。" }, { "id_line": 2572, "ja_text": "それもはっきりと感じとれるくらいに...", "zh_text": "与此同时可以清楚感觉到…" }, { "id_line": 2573, "ja_text": "170cmの妹と153cm(仮)の兄。", "zh_text": "170cm的妹妹和153cm(暂时)的哥哥。" }, { "id_line": 2574, "ja_text": "これが、司にとって絶望的な差となって壁のように立ちはだかるものだと思い知らされることになる。", "zh_text": "这对司来说,意识到了被绝望身高差的墙壁挡住一样。" }, { "id_line": 2575, "ja_text": "「はいはい、さっさと元に大きさに戻せ~。わざわざ小さくなってやったんだからコレで満足しただろ?」", "zh_text": "「好了好了,赶快回到原来大小~。特意把我变小。这满足了吧?」" }, { "id_line": 2576, "ja_text": "「いやだもんね~」", "zh_text": "「不要~」" }, { "id_line": 2577, "ja_text": "「おい、奈央。屁理屈を捏ねないで早く戻せ!」", "zh_text": "「喂,奈央。不要横蛮无理,早点变回去!」" }, { "id_line": 2578, "ja_text": "「だってお兄ちゃん、自分の縮小機使えばすぐに元に戻れるじゃん」", "zh_text": "「哥哥使用自己的缩小机的话,马上就可以变回原来大小啊」" }, { "id_line": 2579, "ja_text": "司は、慌てて普段自分用の縮小機を保管している机の引き出しを開けた。", "zh_text": "司慌慌张张打开了放着平时自己用的缩小机的桌子抽屉。" }, { "id_line": 2580, "ja_text": "が、そこには司用の縮小機はなかった。", "zh_text": "但是,那里没有司用的缩小机。" }, { "id_line": 2581, "ja_text": "「あらかじめ、お兄ちゃんの縮小機は私が取っておいたの。", "zh_text": "「我事先取得了哥哥的缩小机。" }, { "id_line": 2582, "ja_text": "後でちゃんと返してあげるから心配しないでね」", "zh_text": "之后一定要还给你的,别担心。」" }, { "id_line": 2583, "ja_text": "そういって奈央は、自分用と司用の二つの縮小機を見せ付けた。", "zh_text": "说完,奈央卖弄自己用的和司用的两台缩小机。" }, { "id_line": 2584, "ja_text": "「こ、こらっ、奈央。オレの縮小機返せー」", "zh_text": "「喂,奈央。把我的缩小机还给我」" }, { "id_line": 2585, "ja_text": "奈央のあまりにも用意周到すぎる行動をしかる余裕もなく、司は何とか抵抗しようとする。", "zh_text": "奈央过于准备周到的行动,司连责备的余力也没有,只想到该如何抵抗。" }, { "id_line": 2586, "ja_text": "「今のお兄ちゃんの身長だと届かないでしょ♪えへへ」", "zh_text": "「现在哥哥的身高是碰不到的吧♪嘿嘿」" }, { "id_line": 2587, "ja_text": "奈央は、高い身長と長い腕を活かして、二つの縮小機を司がジャンプしても届かない位置でブラブラさせた。", "zh_text": "奈央利用身高再举起长长的手臂,把两台缩小机举到司跳跃都无法碰到的位置晃荡。" }, { "id_line": 2588, "ja_text": "「くそっ、っら!!」", "zh_text": "「该,死!!」" }, { "id_line": 2589, "ja_text": "司が必死にジャンプしても、奈央によって軽くかわされてしまう。", "zh_text": "司拼命跳跃,奈央轻易逃走了。" }, { "id_line": 2590, "ja_text": "「妹に見下ろされる気分ってどうお兄ちゃん?」", "zh_text": "「被妹妹压着的心情怎么样呀,哥哥?」" }, { "id_line": 2591, "ja_text": "「ハァハァ、んなもん、良くないに決まってんだろっ」", "zh_text": "「哈哈,还不好说吧!」" }, { "id_line": 2592, "ja_text": "「このままだとずっとお兄ちゃんは私に勝てないんだよ?", "zh_text": "「就这样一直下去哥哥也赢不了我的吧?" }, { "id_line": 2593, "ja_text": "だったら、私と遊んでくれるよね?」", "zh_text": "不然,和我一起玩?」" }, { "id_line": 2594, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2595, "ja_text": "「ったく~。わかったよ、一緒に遊んでやるよ。", "zh_text": "「真是的。知道了,一起玩吧。" }, { "id_line": 2596, "ja_text": "ただし、時間は2時間以内な。それ以上付き合うと疲れそうだから...", "zh_text": "但是时间要2小时以内。再长的话会很累。因此…" }, { "id_line": 2597, "ja_text": "いいな、時間はちゃんと守れよ」", "zh_text": "要好好遵守时间。」" }, { "id_line": 2598, "ja_text": "「ありがと、お兄ちゃん♪」", "zh_text": "「谢谢,哥哥」" }, { "id_line": 2599, "ja_text": "奈央は満面の笑みを浮かべていた。", "zh_text": "奈央满面的笑容。" }, { "id_line": 2600, "ja_text": "「兄をこき使おうとするなんて...まったく...」", "zh_text": "「完全在随便使唤哥哥……」" }, { "id_line": 2601, "ja_text": "「私、お兄ちゃんをこき使おうとしてないもん。", "zh_text": "「我没有随便使唤哥哥哦。" }, { "id_line": 2602, "ja_text": "私がお願いしたら、お兄ちゃんがやってくれるって言ったから...」", "zh_text": "我有请求的,是请哥哥来的说…」" }, { "id_line": 2603, "ja_text": "「そのお願いする過程に問題ありだっつーの。小さくなるのは別にいいが、いきなりはよせって」", "zh_text": "「那就是拜托过程有问题。变小的是没问题,但突然问也不问」" }, { "id_line": 2604, "ja_text": "「だって~、お兄ちゃんがびっくりするのおもしろいんだもん♪」", "zh_text": "「因为~哥哥吃惊的样子很有趣啊」" }, { "id_line": 2605, "ja_text": "「オレに警戒心がないのが悪いのか...って、おい...」", "zh_text": "「是我没有警戒心的不好…啊,喂…」" }, { "id_line": 2606, "ja_text": "「エヘヘ、お兄ちゃん、小さくなっちゃってかわいいね。頭なでなでしてあげる♪」", "zh_text": "「エヘヘ,哥哥,变小了,好可爱啊。摸摸你的头」" }, { "id_line": 2607, "ja_text": "奈央は、頭一つ分背の低い兄の頭を優しくなでた。", "zh_text": "奈央温柔地抚摸矮自己一个头的哥哥。" }, { "id_line": 2608, "ja_text": "こうなってしまうと、もはや兄としての尊厳などというものは完全に無くなっていた。", "zh_text": "这样下去,会完全失去作为哥哥的尊严吧。" }, { "id_line": 2609, "ja_text": "「くそ~、覚えてろよ~奈央。こんな兄いじめを続けてたらいつかしっぺ返しがあるはずだからな~。神様はちゃんと見てるはずだって...」", "zh_text": "「可恶~~奈央,你给我记住。这样继续欺负哥哥的话,总有一天我会反击啊~。神也有好好地看着的…」" }, { "id_line": 2610, "ja_text": "「お兄ちゃんは、優しいからひどいことは私に出来ないはずだもんね♪ねぇねぇ、それより早く下に降りようよ」", "zh_text": "「哥哥太温柔了,不会对我做什么的啊♪喂喂,还是早点下去吧」" }, { "id_line": 2611, "ja_text": "「はいよっと。先に、この本を棚になおしてからな」", "zh_text": "「是、是。先把这本书放回架子」" }, { "id_line": 2612, "ja_text": "司は奈央が来るまで読んでいたマンガを元の位置に戻すために手を伸ばした。", "zh_text": "司走过奈央,想把漫画放回到原来的位置伸手。" }, { "id_line": 2613, "ja_text": "が、奈央に身長を縮められているせいで、いつもなら余裕で届くはずの棚に、", "zh_text": "本来个子高,因为被奈央能缩小的原因,平时可以轻易摸到的架子," }, { "id_line": 2614, "ja_text": "必死に手を伸ばしても目的の段には届かなかった。", "zh_text": "现在拼命伸手也没到达那个位置。" }, { "id_line": 2615, "ja_text": "「あれれ、どうかしたの、お兄ちゃん?", "zh_text": "「咦,怎么了,哥哥?" }, { "id_line": 2616, "ja_text": "まさか背が低いから棚に届かないとか...?」", "zh_text": "难道因为太矮而摸不到架子啦…?」" }, { "id_line": 2617, "ja_text": "それを見ていた奈央が横から覗き込んできた。", "zh_text": "奈央从旁偷看。" }, { "id_line": 2618, "ja_text": "奈央の顔には、なぜか笑みが浮かんでいた。", "zh_text": "奈央的脸上不知道为什么浮着令人不快的笑容。" }, { "id_line": 2619, "ja_text": "少しばかり、司はこの笑みにドキッとした。", "zh_text": "司对这个笑容吃了一惊。" }, { "id_line": 2620, "ja_text": "いつも見慣れた妹の笑顔の裏に、何か恐ろしいものの片鱗が見えたような気がしたからだ。", "zh_text": "看惯了的妹妹的笑脸背后,似乎看到了什么可怕的片断一样。" }, { "id_line": 2621, "ja_text": "だが、一瞬の出来事だったので気に掛けることはなかった。", "zh_text": "但是只是一瞬间的事,所以不太关心。" }, { "id_line": 2622, "ja_text": "「悪かったな、チビな兄貴で...」", "zh_text": "「麻烦一下,哥哥个子小…」" }, { "id_line": 2623, "ja_text": "「も~拗ねないでよ~、お兄ちゃん。今だけじゃん、私より小さいのは。はい、貸して、その本」", "zh_text": "「别闹了嘛~哥哥。只是现在啊,比我小。是的,那本书……」" }, { "id_line": 2624, "ja_text": "結局、奈央が代わりにマンガを元の場所に戻した。", "zh_text": "奈央帮忙把漫画放回原处。" }, { "id_line": 2625, "ja_text": "「じゃ、行こっか、お兄ちゃん♪」", "zh_text": "「那么,这就走吧,哥哥♪」" }, { "id_line": 2626, "ja_text": "奈央は小さくなった兄の手を取り、部屋から連れ出した。", "zh_text": "奈央拖着变小了的哥哥的手,从房间领出去。" }, { "id_line": 2627, "ja_text": "その光景は何も事情を知らぬ者が見たならば、仲の良い姉と弟のように映っていただろう。", "zh_text": "那光景如果不知道的人看到的话,会当着关系很好的姊弟二人一样看待吧。" }, { "id_line": 2628, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2629, "ja_text": "「お母さん~、お兄ちゃんと一緒に『箱庭』に行ってくるね」", "zh_text": "「妈妈,哥哥一起去『箱庭』。」" }, { "id_line": 2630, "ja_text": "「あら、どうしたの。司が小さくなってるじゃない」", "zh_text": "「哎呀,怎么司变小了啊」" }, { "id_line": 2631, "ja_text": "奈央より頭一つ分小さくなっている司を見ても和美は大して驚かなかった。", "zh_text": "看到了比奈央矮了一头变小的司和美并不怎么吃惊。" }, { "id_line": 2632, "ja_text": "突然、人間が小さくなったりするのは、", "zh_text": "人类突然变小这种事," }, { "id_line": 2633, "ja_text": "この世界では空から雨が降ってくるのと同じくらいの日常茶飯事なので、差し当たって驚くことではない。", "zh_text": "在这个世界上有如从天空落下的雨一样是家常便饭的事,所以看到也没有令人感到吃惊。" }, { "id_line": 2634, "ja_text": "「うん、ちょっとだけお兄ちゃんに縮小機をかけてみたの」", "zh_text": "「嗯,稍微对哥哥用了一下缩小机而己」" }, { "id_line": 2635, "ja_text": "「奈央、あんまりお兄ちゃんを縮めていじめたりしちゃダメよ。", "zh_text": "「奈央,不要过分缩小和欺负哥哥哟。" }, { "id_line": 2636, "ja_text": "お兄ちゃんにだってプライドがあるんだから...」", "zh_text": "因为哥哥的自尊心会…」" }, { "id_line": 2637, "ja_text": "「は~い」", "zh_text": "「是~的」" }, { "id_line": 2638, "ja_text": "プライドの問題だけ済むのかはよく分からないが、", "zh_text": "不清楚是不是知道自尊心的问题," }, { "id_line": 2639, "ja_text": "かつて奈央が司よりも背が高かった時期の二人のギクシャクした関係を知る二人の母親は、", "zh_text": "这两人的母亲知道奈央曾经比司更高的时期,这两人关系紧张," }, { "id_line": 2640, "ja_text": "基本的に兄妹が仲良くしていれば問題ないと考えていた。", "zh_text": "基本上,兄妹关系好的话就没问题了。" }, { "id_line": 2641, "ja_text": "そして二人は、一階まで降りて「箱庭」に続く階段までやってきた。", "zh_text": "然后两个人从一楼后面的楼梯走到了「箱庭」。" }, { "id_line": 2642, "ja_text": "「お兄ちゃん、もう少し小さくなって欲しいんだけど...ダメ?」", "zh_text": "「哥哥,想要再把你变小…可以吗?」" }, { "id_line": 2643, "ja_text": "「オレがダメって言ったら?」", "zh_text": "「如果我说不可以呢?」" }, { "id_line": 2644, "ja_text": "「...ちょっとしょんぼり」", "zh_text": "「…会有点失望」" }, { "id_line": 2645, "ja_text": "それから少しの間があった後、", "zh_text": "然后过了一会," }, { "id_line": 2646, "ja_text": "「わーったよ。ったく...しょーがねーな。いいぞ、小さくしても。", "zh_text": "「哇啊。我也不想…。好了,缩小也可以。" }, { "id_line": 2647, "ja_text": "それから、何を企んでいるのか知らねーが、オレの身を第一に考えてくれよ。", "zh_text": "然后,你有什么行动我是不知道的啊,要以我的身体为第一考量。" }, { "id_line": 2648, "ja_text": "奈央が『巨人』で、オレが『小人』なんだから...", "zh_text": "奈央是『巨人』,而我是『小人』啊…" }, { "id_line": 2649, "ja_text": "『巨人』の奈央が歩けば地震は起きるわ、突風が吹くわで地上は大変なことになる。", "zh_text": "『巨人』奈央只是在走路也真的会引起地震和刮起暴风。" }, { "id_line": 2650, "ja_text": "だから、何かアクションを起こす時は前もってオレに言うこと。", "zh_text": "所以有什么行动的时候,事先告诉我。" }, { "id_line": 2651, "ja_text": "これが守られなかったやめるからな」", "zh_text": "如果不能够保持我的安全就立刻停止」" }, { "id_line": 2652, "ja_text": "特にシスコンというわけではないが、司も奈央に対しては甘くなってしまう傾向がある。", "zh_text": "并不是说特别妹控的司也开始有对奈央变得越来越甜的倾向。" }, { "id_line": 2653, "ja_text": "「は~い、お兄ちゃん」", "zh_text": "「是~的,哥哥。」" }, { "id_line": 2654, "ja_text": "「まぁ、いい返事だ。さぁ、やっていいぞ」", "zh_text": "「嗯,不错的回答。那么,好吧!」" }, { "id_line": 2655, "ja_text": "「じゃ、元の3分の1の大きさまで小さくするね♪」", "zh_text": "「啊,缩小到原来的3分之一大小。」" }, { "id_line": 2656, "ja_text": "奈央は縮小機の倍率設定を90%から33%に変えて司に向けた。", "zh_text": "奈央设置缩小机的倍率,从90%到33%再对着司。" }, { "id_line": 2657, "ja_text": "縮小機が起動し、すぐに司の体が小さくなっていき、身長60センチちょっとにまで縮んでしまった。", "zh_text": "缩小机激活,司的身体马上渐渐变小,身高缩小到60cm。" }, { "id_line": 2658, "ja_text": "この身長だと目の前にいる奈央の股の下を司が、立ったまま余裕でくぐることが出来てしまう。", "zh_text": "这个身高眼前就是奈央的胯下,站着钻过去也卓卓有余。" }, { "id_line": 2659, "ja_text": "小さな司からすれば奈央は身長5メートルはある大きな妹だ。", "zh_text": "从小小的司来看,奈央是身高5米大的妹妹。" }, { "id_line": 2660, "ja_text": "奈央のスカートの裾が、司の目の前にある。", "zh_text": "奈央的裙子下摆,就在司的眼前。" }, { "id_line": 2661, "ja_text": "(まぁ、「箱庭」だとこれがビル街の上空にあるんだよな...", "zh_text": "(嘛,「箱庭」高楼大厦的上空就是裙子下摆啊…" }, { "id_line": 2662, "ja_text": "つか、いつものことだがコイツ、どんだけデカいんだよ...)", "zh_text": "话说,平常这家伙到底有多巨大的啊…)" }, { "id_line": 2663, "ja_text": "なんてことを思っていたら奈央が「しゃがむよ、お兄ちゃん」と警告してきた。", "zh_text": "还在胡思乱想时,奈央说了「我要蹲下哦,哥哥」提醒一下。" }, { "id_line": 2664, "ja_text": "奈央がしゃがんでも司が妹を見上げるのは変わりなかった。", "zh_text": "奈央蹲下之后,司还是要仰视妹妹。" }, { "id_line": 2665, "ja_text": "3倍の差は伊達じゃない。", "zh_text": "3倍的差距没有太大改变。" }, { "id_line": 2666, "ja_text": "「立っているお兄ちゃんよりしゃがんでる私の方が大きいね♪」", "zh_text": "「站立的哥哥比蹲着的我大一点♪。」" }, { "id_line": 2667, "ja_text": "さっきから奈央は必要以上に、司の小ささを強調する言動を取る。", "zh_text": "从刚才开始奈央就故意强调司的渺小。" }, { "id_line": 2668, "ja_text": "その言葉は現状、認めたくはないが事実であり、", "zh_text": "但这句话就是现状,不想承认的事实," }, { "id_line": 2669, "ja_text": "昔に比べたら幾分マシになったとはいえ、身長コンプレックスを持っているには、", "zh_text": "和过去相比稍微好多了,但是司还是会为自己的身高感到自卑," }, { "id_line": 2670, "ja_text": "ボディーブローのようにじわじわ効いている。", "zh_text": "像不停被人打击腹部一样还是会一点一点地习惯的。" }, { "id_line": 2671, "ja_text": "「でも、今のお兄ちゃんが『箱庭』に入ったら身長80メートル以上はあるよ♪」", "zh_text": "「但是现在哥哥在『箱庭』的身高也有80米以上。」" }, { "id_line": 2672, "ja_text": "「そりゃ、比較対象が小さすぎるだけだろ...」", "zh_text": "「比较对象太小而已吧…」" }, { "id_line": 2673, "ja_text": "「お兄ちゃん、少しじっとしといてね」", "zh_text": "「哥哥,不要乱动哦」" }, { "id_line": 2674, "ja_text": "「ちょっ、こらっ!オレを掴みあげるな!」", "zh_text": "「喂,喂!你不要这样抓住我!」" }, { "id_line": 2675, "ja_text": "奈央は優しく兄を掴み、そのまま持ち上げた。", "zh_text": "奈央就那样温柔地举起被自己抓住的哥哥。" }, { "id_line": 2676, "ja_text": "司は自由に動かせる両足をバタバタと抵抗するも、", "zh_text": "司唯一自由双脚吧嗒吧嗒的踢着想要抵抗," }, { "id_line": 2677, "ja_text": "今の彼の大きさではもう、力で奈央に逆らうことなど不可能だ。", "zh_text": "但以他现在的大小,力量上已经不可能反抗奈央了。" }, { "id_line": 2678, "ja_text": "「大丈夫だって、ただお兄ちゃんがどのくらいの重さがあるのか知りたかっただけ。", "zh_text": "「没事,只是想知道哥哥有多重而已。" }, { "id_line": 2679, "ja_text": "今のお兄ちゃんは、理論上、2キロちょっとしかないはずだからすごく軽いんだよ♪", "zh_text": "现在的哥哥,理论上2kg,很轻的哟♪" }, { "id_line": 2680, "ja_text": "このまま階段降りるからあまり動かないでね」", "zh_text": "不要乱动因为要开始下楼梯了啊」" }, { "id_line": 2681, "ja_text": "司は奈央に抱っこされたままで「箱庭」に運ばれていった。", "zh_text": "司被奈央抱着送到了「箱庭」。" }, { "id_line": 2682, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2683, "ja_text": "階段を降りて、奈央は抱き抱えたままの司をその場で降ろす。", "zh_text": "下楼梯之后,奈央把抱着的司放下来。" }, { "id_line": 2684, "ja_text": "そして、内開きのドアを開けて照明のスイッチを押す。", "zh_text": "然后,打开门和灯的开关。" }, { "id_line": 2685, "ja_text": "すると、真っ暗闇だった空間が一瞬で明るくなり、", "zh_text": "一片漆黑的空间一瞬间变得明亮," }, { "id_line": 2686, "ja_text": "眼下に広がる「箱庭」の街並みが視界を占める。", "zh_text": "眼下被扩散「箱庭」的街道占据了视野。" }, { "id_line": 2687, "ja_text": "「で、どうするんだ?」", "zh_text": "「之后怎么办啊?」" }, { "id_line": 2688, "ja_text": "「とりあえずねー、お兄ちゃんが乗る電車を取りに行かないといけないから、車両基地のあるあそこに行くの~」", "zh_text": "「总之—哥哥要先去拿乘坐的电车,我们走去火车车库基地那里吧~」" }, { "id_line": 2689, "ja_text": "「ということは......げっ、オレはこのサイズで基地まで歩くのかよ」", "zh_text": "「就是说,……以我这个尺寸走去基地走吗?」" }, { "id_line": 2690, "ja_text": "「そんなに遠いところじゃないしいいよね?」", "zh_text": "「不是那么远的地方好吗?」" }, { "id_line": 2691, "ja_text": "「そういう奈央は、デカい分だけ短くてラクに済むじゃねーか」", "zh_text": "「对奈央来说是轻松的事但对我来说不是好吗?」" }, { "id_line": 2692, "ja_text": "「まぁまぁ、そんなに怒っちゃダメだって~」", "zh_text": "「嘛嘛,那么生气是不行的」" }, { "id_line": 2693, "ja_text": "「なんでだよ?」", "zh_text": "「什么啊?」" }, { "id_line": 2694, "ja_text": "「心が狭いと真美お姉ちゃんに嫌われるかも知れないよ?」", "zh_text": "「心胸狭小会被真美姐姐讨厌你也不一定哦?」" }, { "id_line": 2695, "ja_text": "「って待て、コラ。なぜそこでいきなり真美が出てくるんだ!?」", "zh_text": "「啊,等一下。为什么突然提到真美呀!?」" }, { "id_line": 2696, "ja_text": "「ううん、なんでもないよ♪ほら早く行こ。置いていっちゃうよ、お兄ちゃん」", "zh_text": "「不,没什么啦♪喂,快跟着我。不然把哥哥留下了哦」" }, { "id_line": 2697, "ja_text": "そう言って奈央は、先に行ってしまった。", "zh_text": "说完,奈央就先去了。" }, { "id_line": 2698, "ja_text": "「あっ、待てコラ。オレを置いてくな」", "zh_text": "「啊,等一下。不要留下我啊」" }, { "id_line": 2699, "ja_text": "司は慌てて奈央を追い掛け始めたのだった。", "zh_text": "司慌慌张张地追上奈央。" }, { "id_line": 2700, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2701, "ja_text": "3分の1に小さくされている司とは違い、奈央は行く手を阻む建物があっても、", "zh_text": "和只有3分之1大小的司不同,阻挡奈央去路的建筑物," }, { "id_line": 2702, "ja_text": "それをひょいひょいと跨ぎ越していく。", "zh_text": "也可以一跨过就跨过去。" }, { "id_line": 2703, "ja_text": "小さな小さな建物に足が触れないように、足場を見つけて歩いていく術を奈央は持っていた。", "zh_text": "为了脚不接触小小的小小的建筑物、奈央已经有找到下脚步行的技术。" }, { "id_line": 2704, "ja_text": "歩きやすい「巨人」用歩道に入ってもその差は縮まることなく、むしろ広がっていくばかりだ。", "zh_text": "就算进到容易走的「巨人」专用人行道他们之间的差距还是没有缩小,不如说反而离得更开了。" }, { "id_line": 2705, "ja_text": "奈央が一歩で済む距離を、司は三歩掛けて歩かなければならない。", "zh_text": "奈央一步就可以解决的距离,司就要走三步。" }, { "id_line": 2706, "ja_text": "ずんずんと小さな街並みの中を突き進む巨大な妹の背中を目で追い掛ける。", "zh_text": "眼睛追随着不停突破小小街道的巨大的妹妹的背。" }, { "id_line": 2707, "ja_text": "もう足で追い付くのは不可能だ。", "zh_text": "用双脚追上去已经是不可能的了。" }, { "id_line": 2708, "ja_text": "しかしながら、どうせ目的地は同じ。", "zh_text": "然而,反正目的地是相同的。" }, { "id_line": 2709, "ja_text": "ならば、こちらはゆっくりと行く方が得策だ。", "zh_text": "那么慢慢走过去也没差。" }, { "id_line": 2710, "ja_text": "いつまでも妹にペースを握られたくはない。", "zh_text": "不想永远被妹妹握着步伐。" }, { "id_line": 2711, "ja_text": "そう思い、司は歩く速度を緩めた。", "zh_text": "想到这样,司走路的速度放松下来。" }, { "id_line": 2712, "ja_text": "あれだけデカい「巨大妹」がと後ろから見ていて、", "zh_text": "从后面看着那么巨大的「巨大妹」," }, { "id_line": 2713, "ja_text": "何かを壊してしまうのではないかと心配してしまうが、", "zh_text": "也不用担心她会弄坏什么," }, { "id_line": 2714, "ja_text": "不思議と奈央はそういう「事件」を起こさない。", "zh_text": "不可思议的奈央不会引起「事件」。" }, { "id_line": 2715, "ja_text": "ここらへんが夏姫との大きな違いなのだ。", "zh_text": "这一点和夏姫有很大的区别。" }, { "id_line": 2716, "ja_text": "自分の大好きな「箱庭」だからこそ大切にしたいと考えているのだろう。", "zh_text": "是因为自己最喜欢的「箱庭」所以才会想去珍惜吧。" }, { "id_line": 2717, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2718, "ja_text": "前を行く奈央が歩みを止めた。", "zh_text": "在前头走的奈央停下脚步。" }, { "id_line": 2719, "ja_text": "どうやら目的地に着いたようだ。", "zh_text": "总算到达目的地。" }, { "id_line": 2720, "ja_text": "後に付いて来ているはずの兄が何処にいるのかと、探すためこちらに振り返った。", "zh_text": "后面来的哥哥在哪里呢,为了查找他而回头看了看。" }, { "id_line": 2721, "ja_text": "すぐに奈央と目があった。", "zh_text": "马上对上奈央的双眼。" }, { "id_line": 2722, "ja_text": "「お兄ちゃん~早く来て~」", "zh_text": "「哥哥~快点来~」" }, { "id_line": 2723, "ja_text": "奈央は一刻でも早く遊びたいのか、司を急かす。", "zh_text": "奈央看来想要尽快开始玩,司只好匆忙赶过去。" }, { "id_line": 2724, "ja_text": "「もう少しで着くから大人しく待ってろ」", "zh_text": "「差一点就到了,老实地待着」" }, { "id_line": 2725, "ja_text": "わざとゆっくり歩いてきた司がようやく奈央のもとに着いた。", "zh_text": "故意慢慢走的司终于走到奈央胯下。" }, { "id_line": 2726, "ja_text": "「チビ兄ちゃん~、わざとゆっくり歩いて時間稼ぎしてるんでしょ~」", "zh_text": "「小人哥哥~故意拖延时间慢慢走吧~」" }, { "id_line": 2727, "ja_text": "「『箱庭』の中で走るわけにはいかないだろ?", "zh_text": "「在『箱庭』中奔跑不是禁止的吗?" }, { "id_line": 2728, "ja_text": "それに時間が2時間もあったらこんなチンケなやり方で、時間稼ぎしてもあまり意味がないと思うけどな」", "zh_text": "而且时间有2小时,如果用这样的不起眼的做法拖延时间也太失败了。」" }, { "id_line": 2729, "ja_text": "「む~、それはそうだけど...とにかく早く遊びたかったんだもん~」", "zh_text": "「唔…那是那样哦,不过…总之我想快点玩嘛!」" }, { "id_line": 2730, "ja_text": "「で、何をして遊ぶつもりなんだ?」", "zh_text": "「有什么打算玩什么啊?」" }, { "id_line": 2731, "ja_text": "「きょうはね~、チビ兄ちゃんと私が『競争』するの♪」", "zh_text": "「今天是~小人哥哥和我『竞争』♪」" }, { "id_line": 2732, "ja_text": "「げっ、よりによって『競争』がしたいのかよ...」", "zh_text": "「太糟了,偏偏想要『竞争』啊…」" }, { "id_line": 2733, "ja_text": "「だって最近、チビ兄ぃやってくれなかったもん~」", "zh_text": "「因为最近都没和小人哥哥和我一起玩了~」" }, { "id_line": 2734, "ja_text": "「はぁ~、せっかくの休みが奈央に振り回されて終わってしまう...」", "zh_text": "「啊~,难得的休息日被奈央折腾完了…」" }, { "id_line": 2735, "ja_text": "司がこの日何度目かのため息を吐いた。", "zh_text": "这是司今天吐出的第几个叹息呀。" }, { "id_line": 2736, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2737, "ja_text": "「競争」とは二人が昔から「箱庭」でやっている遊びの一つだ。", "zh_text": "「竞争」是两个人从很早以前就在「箱庭」玩的游戏之一。" }, { "id_line": 2738, "ja_text": "どういうものかと言うと、名前の通り「箱庭」のある地点から、", "zh_text": "是怎样的游戏?从「箱庭」某处有名的的地点开始," }, { "id_line": 2739, "ja_text": "ある地点まで(大抵は「箱庭」一周がコース)競争するのだ。", "zh_text": "到某地点为止(大多是「箱庭」周游路线)的竞争比赛。" }, { "id_line": 2740, "ja_text": "ただし、司が電車に乗って、奈央は歩きでだが...奈央の大きさにもよるが、ほとんどの場合、", "zh_text": "但是司可以乘上电车,奈央是用走的。…虽然还是取决于奈央的大小,但大部分的时候," }, { "id_line": 2741, "ja_text": "「巨人」の奈央が圧倒的に有利な条件のため、勝負は無意味だ。", "zh_text": "「巨人」奈央都有压倒性的有利条件,胜负毫无意义。" }, { "id_line": 2742, "ja_text": "そのため速さを競う以外のことがメインになる。", "zh_text": "囙此速度竞争以外发生的事情才是主要。" }, { "id_line": 2743, "ja_text": "そこで、何をするかは奈央の気分次第...", "zh_text": "要做什么也是取决于奈央的心情…" }, { "id_line": 2744, "ja_text": "司の役割は、巨大少女のいたずらに翻弄される小人を演じることだ。", "zh_text": "司的作用,就是饰演被巨大少女捉弄的小人。" }, { "id_line": 2745, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2746, "ja_text": "「じゃ、お兄ちゃんには電車に乗ってもらうから、もう一回小さくするね♪」", "zh_text": "「那么,哥哥要乘上电车,再一次缩小吧!」" }, { "id_line": 2747, "ja_text": "奈央は縮小機の設定を33%から、一気に「箱庭」標準サイズの約0.6%まで下げた。", "zh_text": "奈央设置缩小机从33%一下子就下降到到「箱庭」标准尺寸的0.6 %。" }, { "id_line": 2748, "ja_text": "司の体がどんどん小さくなっていき、奈央の足元にある模型の電車に乗り込めるまで小さくなった。", "zh_text": "司的身体渐渐越来越小,终于变为可以搭上奈央巨大的脚下的模型电车的大小。" }, { "id_line": 2749, "ja_text": "「こうなりゃ、こっちも本気出すか...もうここまで来れば俺も自分のテリトリー内で楽しまないと損だな。", "zh_text": "「就这样我也认真起来了…已经到这里了,我也有自己的领域内享受的快乐。" }, { "id_line": 2750, "ja_text": "さて、電車はどれにしようかな...」", "zh_text": "那么,电车要哪个呢…」" }, { "id_line": 2751, "ja_text": "司は、車両基地に並ぶ自慢のコレクションの中から乗る車両を選び出すことにした。", "zh_text": "司从火车车库基中排例着自傲的收藏选出了要乘坐火车。" } ] }, { "id_novel": 3, "line_count": 707, "ja_char_count": 31713, "zh_char_count": 23211, "gpt_dict": [ { "src": "城永", "dst": "城永", "info": "人名,男,主人公" }, { "src": "橋野", "dst": "桥野", "info": "人名,女,委员长" }, { "src": "冬野", "dst": "冬野", "info": "人名,女,同班同学" }, { "src": "橋川", "dst": "桥川", "info": "人名,女,排球部的同学" }, { "src": "縮小スプレー", "dst": "缩小喷雾", "info": "名词,用来把人类缩小的喷雾" }, { "src": "スプレー", "dst": "喷雾", "info": "名词" }, { "src": "小人", "dst": "小人", "info": "名词,小小的人类" }, { "src": "巨人", "dst": "巨人", "info": 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"我们高中通常是男女分别进行策划的,虽然并不是学校规定的规则,但似乎是从很久以前就延续下来的传统。因此,我们班也是男生和女生分开进行讨论。" }, { "id_line": 9, "ja_text": "「食いもん系がいいんじゃないか?」", "zh_text": "「做些跟食物相关的怎么样?」" }, { "id_line": 10, "ja_text": "「脱出ゲームとかやってみたいなあ」", "zh_text": "「想试试看做逃脱游戏之类的」" }, { "id_line": 11, "ja_text": "男子チームでは、たこ焼き屋、メイド喫茶、ゲームコーナーなど、文化祭としては比較的ベタな案が次々に挙げられた。高校初めての文化祭とあって、これぞ文化祭というような展示をやってみたいという雰囲気が強く。突飛な発想が出るわけではなかったが、無難な案に落ち着きそうではあった。", "zh_text": "在男生团队中,提出了章鱼烧店、女仆咖啡馆、游戏角落等相对典型的文化祭点子。由于是高中第一次文化祭,大家都想尝试那些典型的文化祭展示,氛围中充满了这样的期待。虽然没有出现什么特别新奇的想法,但看起来似乎会落实到比较稳妥的方案。" }, { "id_line": 12, "ja_text": "屋台系の展示をやってみたいな、と何となく思っていて、ふと。女子チームがクラスの反対側で盛り上がっているのが聞こえてきた。", "zh_text": "我比较想尝试做些类似摊位的展示,这时候,听到了班级另一边女生团队热闹的讨论声。" }, { "id_line": 13, "ja_text": "「縮小スプレーとか上手く使ったら面白くないかな?」", "zh_text": "「如果能巧妙地使用缩小喷雾,会不会很有趣呢?」" }, { "id_line": 14, "ja_text": "「来た人に縮んでもらって、お化け屋敷するとか?」", "zh_text": "「让来的人缩小,然后做个鬼屋怎么样?」" }, { "id_line": 15, "ja_text": "「面白そう!」", "zh_text": "「听起来很有趣!」" }, { "id_line": 16, "ja_text": "聞こえてきたワードがあまりに文化祭という概念から遠すぎて、思わず聞き耳を立ててしまった。", "zh_text": "听到的话题离文化祭的概念太远,我不禁竖起耳朵仔细听。" }, { "id_line": 17, "ja_text": "…縮小スプレー。", "zh_text": "…缩小喷雾。" }, { "id_line": 18, "ja_text": "犯罪対策のため数年前に開発されたそのスプレーは、今や女子高生や女子大生、OLたちの必須アイテムとなっていた。スプレーは男性のみに効く仕様で、どんな屈強な男でもスプレーを吹きかけられたらたちまち身体が縮んでしまう。吹きかければ吹きかけるほど縮小が進む仕様はなかなかに過激で、しかし痴漢や暴漢を退治する重要なアイテムとして、規制されることは一度もなかった。", "zh_text": "为了防止犯罪而在几年前开发的那种喷雾,现在已经成为女高中生、女大学生、OL们的必备品。这种喷雾只对男性有效,无论多么强壮的男人,一旦被喷上,身体就会立刻缩小。喷得越多,缩小得越厉害,这种设计相当激进,但作为打击痴汉和暴徒的重要工具,从未被规制过。" }, { "id_line": 19, "ja_text": "「縮んだ人になら、めっちゃ広いお化け屋敷作れるんじゃない?」", "zh_text": "「如果人缩小了,我们做的鬼屋不就会看起来超级嘛?」" }, { "id_line": 20, "ja_text": "「でもお客さんに男の人しかこないんじゃ…」", "zh_text": "「但如果来的客人都是男性的话…」" }, { "id_line": 21, "ja_text": "「私は面白いと思うー!」", "zh_text": "「我觉得很有趣呢ー!」" }, { "id_line": 22, "ja_text": "クラスの女子たちは、お化け屋敷に招くお客さんを男性に絞り、縮んだお客さんに対するお化け屋敷を作ろうと言っているのだ。", "zh_text": "班上的女生们正在讨论,要把鬼屋的目标顾客限定为男性,打算制作一个对缩小后的顾客而言的鬼屋。" }, { "id_line": 23, "ja_text": "…危なくないのかなあ。", "zh_text": "……这样真的安全吗?" }, { "id_line": 24, "ja_text": "女子たちの盛り上がりを小耳にはさみながら、何となく心配してしまう。縮小スプレーが開発されてから、スプレーを乱用した遊びが全国の女子中高生の間で見られ、ちょっとした社会問題になっていたりするのだ。", "zh_text": "一边偷听女生们的热议,心里不由得有些担心。自从缩小喷雾被开发出来后,滥用喷雾的游戏在全国的女中高生中流行开来,甚至成了一个小社会问题。" }, { "id_line": 25, "ja_text": "縮小した人間と普通の人間の力の差は、もう圧倒的で。一度遊び半分で縮小されたら、復帰スプレーを大きな人間にかけてもらうか、1時間経過しないと元に戻らない。それまでの間、大きな人間に生き死にを握られているといっても過言ではないのだ。…いくら文化祭の企画とは言え、女子たちに対して全く抵抗できない体格まで縮められるというのは、ちょっと怖すぎるのではないか。", "zh_text": "缩小后的人类和正常大小的人类之间的力量差距是压倒性的。一旦半开玩笑地被缩小,除非等一个小时过去恢复,否则必须依靠大个子的人使用恢复喷雾。在那期间,生死完全掌握在大个子的手中,这么说一点也不为过。……即使是文化祭的项目,被缩小到完全无法抵抗女生的体型,这也太可怕了吧。" }, { "id_line": 26, "ja_text": "…まあ、俺は行かないからいいか。", "zh_text": "……嘛,反正我肯定不会去就是了。" }, { "id_line": 27, "ja_text": "そんなことを思っていると、", "zh_text": "正当我这么想的时候," }, { "id_line": 28, "ja_text": "「じゃあお化け屋敷で決定ね!」", "zh_text": "「那么就决定是鬼屋了!」" }, { "id_line": 29, "ja_text": "どうやら本当に決まってしまったらしい。", "zh_text": "看来真的已经决定了。" }, { "id_line": 30, "ja_text": "女子側でそんな縮小スプレー関連の企画が行われようとしていることに怖さを感じつつも。…もし縮められたらいつも見ている女子たちはどれくらい巨大に見えるのだろう、と変に妄想してしまう。", "zh_text": "虽然对女生们即将进行的缩小喷雾相关企划感到害怕,但……如果真的被缩小了,平时看着的女生们会显得有多巨大,不禁产生了奇怪的幻想。" }, { "id_line": 31, "ja_text": "黒板の前に立って意見を集めていた委員長の橋野が、ビルのように巨大になった姿を想像する。身長は160cmも無くて、ほとんどの男子よりも背が小さい。そんな橋野がどの男子よりも巨大になり、ふくらはぎの太さよりも俺たちの身体が小さくなってしまったら。…何故か、胸がざわつくような、ドキドキするような、そんな気持ちが心の中に芽生えていた。", "zh_text": "站在黑板前收集意见的委员长桥野,我想象着她变成了像大楼一样巨大的身影。她的身高不到160cm,几乎比所有男生都矮。如果这样的桥野变得比任何男生都要巨大,我们的身体比起她的小腿还要小……不知为何,心里涌现出一种胸闷、心跳加速的感觉。" }, { "id_line": 32, "ja_text": "「女子側は決まったようだな。男子側はどうだ?」", "zh_text": "「女生方面看来已经决定了。男生方面怎么样?」" }, { "id_line": 33, "ja_text": "「こっちはたこ焼き屋でーす」", "zh_text": "「我们这边是章鱼烧店——」" }, { "id_line": 34, "ja_text": "「そうか。じゃあどちらも決まりだな」", "zh_text": "「是吗。那么双方都决定了。」" }, { "id_line": 35, "ja_text": "女子たちが縮小スプレーを使うことに対して、先生からのお咎めは特になく。女子側の企画はお化け屋敷で決定したようだった。", "zh_text": "对于女生们使用缩小喷雾,老师并没有特别指责。女生方面的计划似乎已经确定是鬼屋了。" }, { "id_line": 36, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 37, "ja_text": "そして、女子と男子で分かれた文化祭の準備はどんどん進んでいき。", "zh_text": "于是,男生和女生分开准备的文化祭进展得飞快。" }, { "id_line": 38, "ja_text": "気づけば、当日まであと1週間となった。", "zh_text": "不知不觉,距离当天只剩下一周了。" }, { "id_line": 39, "ja_text": "「看板大きすぎないか?」", "zh_text": "「这个招牌不会太大了吗?」" }, { "id_line": 40, "ja_text": "「今日中に終わるかなあ」", "zh_text": "「今天能完成吗?」" }, { "id_line": 41, "ja_text": "一通りレシピの検討とたこ焼きの試作が終わった男子チームは、今は教室の一角で大きなたこ焼き屋の看板を作っていた。", "zh_text": "男生团队在讨论完所有的食谱和试做章鱼烧后,现在正在教室的一角制作一个巨大的章鱼烧店招牌。" }, { "id_line": 42, "ja_text": "ガラガラッ…", "zh_text": "哗啦啦……" }, { "id_line": 43, "ja_text": "「あ、男子たちいた」", "zh_text": "「啊,男生们在这儿呢」" }, { "id_line": 44, "ja_text": "「………?」", "zh_text": "「………?」" }, { "id_line": 45, "ja_text": "突然開けられた教室のドアの方を見ると、同じクラスの女子の冬野が顔を出していた。女子たちは隣の空き教室でお化け屋敷の内装を作っているはずだが、何の用だろうか。", "zh_text": "教室的门突然被打开,同班的女生冬野露出了脸。女生们应该在旁边的空教室里制作鬼屋的内装,她们来这里有什么事吗?" }, { "id_line": 46, "ja_text": "「お化け屋敷、とりあえず完成したんだけどさ。誰か試しに入ってくれない?」", "zh_text": "「鬼屋先暂时完成了。有谁愿意试着进去一下吗?」" }, { "id_line": 47, "ja_text": "ケロッとした顔でそう頼んでくる、冬野。言われた男子たちは互いに顔を見合わせる。", "zh_text": "冬野一脸不要紧地这样请求,被她问到的男生们相互看了看对方。" }, { "id_line": 48, "ja_text": "「俺、ちょうど絵具塗ってる途中だから無理かも」「この後すぐ部活だからなー」", "zh_text": "「我正在画画,可能不行哦」「我等会儿就要去参加社团活动了」" }, { "id_line": 49, "ja_text": "周りの男子が色々理由を付けて辞退していく。…あれ、少し嫌な予感がする。", "zh_text": "周围的男生们纷纷找出各种理由拒绝。…啊,有点不好的预感。" }, { "id_line": 50, "ja_text": "「そっかー。…城永くんは?」", "zh_text": "「是吗ー。…城永君怎么样?」" }, { "id_line": 51, "ja_text": "残念そうな表情の冬野が、俺の方に視線を向ける。", "zh_text": "冬野一脸失望地将视线转向我。" }, { "id_line": 52, "ja_text": "「あー、…看板、塗らないといけないし」", "zh_text": "「啊ー,…我得去画标志牌」" }, { "id_line": 53, "ja_text": "「別に一人抜けるくらいいいんじゃないの?」", "zh_text": "「反正也有别的人,少你一个应该没关系吧?」" }, { "id_line": 54, "ja_text": "一人の男子が余計なことを言う。いや、俺は行きたくないんだけど…。", "zh_text": "一个男生多嘴说了句。不,我不想去啊…。" }, { "id_line": 55, "ja_text": "「城永くん、来てくれない?そんなにかからないからさ」", "zh_text": "「城永君,你能来吗?不会花太多时间的」" }, { "id_line": 56, "ja_text": "「う、うん…。スプレー、かけるってことだよね?」", "zh_text": "「嗯,嗯…。是要测试缩小喷雾,么?」" }, { "id_line": 57, "ja_text": "「そうだよー」", "zh_text": "「对啊ー」" }, { "id_line": 58, "ja_text": "正直、縮小させられることに気が進まない、というかちょっと怖い。しかし思い切り直接頼まれた状況で断っては、空気が悪くなってしまうだろう。そうなるのも少し怖かった。", "zh_text": "老实说,我不太愿意被缩小,或者说有点害怕。但是在被直接请求的情况下拒绝,气氛可能会变得尴尬。那也有点害怕。" }, { "id_line": 59, "ja_text": "「…分かったよ」", "zh_text": "「…知道了」" }, { "id_line": 60, "ja_text": "「お、ありがとー」", "zh_text": "「哦,谢谢啦」" }, { "id_line": 61, "ja_text": "冬野は安心したような表情を見せると、", "zh_text": "冬野露出了一副如释重负的表情," }, { "id_line": 62, "ja_text": "「じゃ、こっちね」", "zh_text": "「那就这边吧」" }, { "id_line": 63, "ja_text": "隣の空き教室に向かって、俺を誘導する。…すぐに、窓が黒幕で隠された空き教室が見えてくる。おかげで中のお化け屋敷の構造は一切見えない。", "zh_text": "她引导我向旁边的空教室走去。…很快,就能看到被黑布遮住窗户的空教室。多亏了这个,里面的鬼屋结构完全看不见。" }, { "id_line": 64, "ja_text": "俺は空き教室のドアの前に立たされた。", "zh_text": "我被立在空教室的门前。" }, { "id_line": 65, "ja_text": "「じゃあ、この中に入ってね」", "zh_text": "「那么,请进去吧」" }, { "id_line": 66, "ja_text": "冬野はガラガラッ、と空き教室のドアを開く。そこには、段ボールで作られた電話ボックスのような空間が待ち受けていた。段ボールで塞がれていることで、教室の中の方の様子は全く見えないようになっている。", "zh_text": "冬野拉开了空教室的门。那里有一个用纸箱做成的像电话亭一样的空间在等着。由于被纸箱挡住,完全看不到教室里面的情况。" }, { "id_line": 67, "ja_text": "「今からドアを閉めるから、しばらくそこで立ってて」", "zh_text": "「我现在要关上门了,你就在那里站一会儿吧」" }, { "id_line": 68, "ja_text": "冬野は俺を段ボールのボックスの中に誘導すると、自分は入らず、教室のドアを再び締め切った。狭い空間に閉じ込められた俺は、やや不安な気持ちを残したまま待機する。", "zh_text": "冬野引导我进入纸箱的箱子里,然后自己没有进去,再次关闭了教室的门。被困在狭小的空间里的我,带着些许不安的心情等待着。" }, { "id_line": 69, "ja_text": "(大丈夫なのかな…うわっ…!)", "zh_text": "(这样真的没问题吗…哇!)" }, { "id_line": 70, "ja_text": "パチンッ…", "zh_text": "啪嗒……" }, { "id_line": 71, "ja_text": "いきなり教室の電気がオフにされたかと思うと、次の瞬間、", "zh_text": "就在我以为教室的灯光突然被关掉的时候,下一瞬间," }, { "id_line": 72, "ja_text": "プシュゥゥゥゥ…!!!", "zh_text": "嘶嘶嘶……!!" }, { "id_line": 73, "ja_text": "暗闇の中で、スプレーが四方から吹きかけられているのが分かった。何だか殺虫剤を巻かれているような感覚で、いい気分ではない。…縮小スプレーをかけられる人生初の体験に、緊張して鼓動が早くなる。", "zh_text": "在黑暗中,我能感觉到喷雾从四面八方喷射而来。感觉就像是被喷洒了杀虫剂一样,心情并不好。…这是我人生中第一次体验被喷缩小喷雾,紧张得心跳加速。" }, { "id_line": 74, "ja_text": "…と。少しづつ、自分の意識が遠くなっていくのを感じる。", "zh_text": "…渐渐地,我感觉到自己的意识正在远离。" }, { "id_line": 75, "ja_text": "縮小が、始まっているのか…?でも周りが真っ暗で、自分のサイズも分からない。…訳も分からないまま、どんどん意識が薄くなる。", "zh_text": "缩小开始了吗…?但是周围一片漆黑,我也分辨不出自己的大小。…在一头雾水中,意识越来越模糊。" }, { "id_line": 76, "ja_text": "「「成功したかなー?」」", "zh_text": "「「成功了吗?」」" }, { "id_line": 77, "ja_text": "完全に意識が落ちる前、冬野の声がどこか遠い所から響いてくるのだけが聞こえていた。", "zh_text": "在完全失去意识之前,我只能听到冬野的声音似乎从遥远的地方传来。" }, { "id_line": 78, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 79, "ja_text": "目が、覚める。…俺は仰向けの状態で、何か固い地面に寝かされていた。", "zh_text": "我醒来了。…我仰面躺着,被放在某种坚硬的地面上。" }, { "id_line": 80, "ja_text": "「っ………」", "zh_text": "「呃………」" }, { "id_line": 81, "ja_text": "先ほどまでの記憶は鮮明だ。意識が落ちたと言っても、ほんの数十秒くらいかもしれない。目を開けても辺りは真っ暗で、目が慣れていない状態ではほとんど何も見えない。", "zh_text": "之前的记忆非常清晰。虽然说意识消失了,但可能只有几十秒的时间。即使我睁开眼睛,周围也是一片漆黑,眼睛还没有适应,几乎什么都看不见。" }, { "id_line": 82, "ja_text": "「よっ…と……」", "zh_text": "「好……」" }, { "id_line": 83, "ja_text": "俺はゆっくりと立ち上がる。その直後、自分の身体が制服を未だ纏っている感触に気づいた。自分の服もそのまま縮小されている。…事前に聞いていたことだが、やっぱり不思議だ。人の身体と同時に、身に着けていた服まで縮小されるなんて。", "zh_text": "我慢慢站起来。紧接着,我注意到自己的身体仍然穿着校服的感觉。我的衣服也随之缩小了。…这是事先听说过的,但还是觉得很神奇。人的身体和同时穿着的衣服都能缩小。" }, { "id_line": 84, "ja_text": "(…………)", "zh_text": "(…………)" }, { "id_line": 85, "ja_text": "きょろきょろと辺りを確認する。まず自分が立っているこの地面。暗くてよく見えないが、木目調で表面がすこしツルツルしている。それでいて、だだっ広い。直感的に、生徒が使う机だと思った。俺は、いつも使っているあの机に対してここまで小さくされたのか。", "zh_text": "我环顾四周。首先是我站立的这片地面。虽然很暗看不清楚,但是木质的,表面有点光滑。而且非常宽敞。直觉告诉我,这是学生使用的桌子。难道我被缩小到了和我平时使用的那张桌子相比非常小的程度吗。" }, { "id_line": 86, "ja_text": "そして、周りは何か黒いもので覆われていて。半円状のトンネルが、向こうの方までずっと続いている。段ボールで作ったトンネルを黒いビニールシートで覆っているのか、ところどころビニールがたわんでいるのが手作り感を思わせる。段ボールで簡単に作ったトンネルがこんなに広く大きくなるなんて。確かに、普通の大きさの人向けに教室でお化け屋敷をやると広さに限界があるが、縮小した状態ならかなり長いお化け屋敷コースを作ることができる。その点は企画として面白いかもしれない、と素直に思った。", "zh_text": "然后,周围被某种黑色物质所覆盖。一个半圆形的隧道一直延伸到远方。隧道是用纸板做的,外面覆盖着黑色塑料布,塑料布在某些地方凹陷下去,这种手工感让人印象深刻。用纸板简单搭建的隧道竟然能变得如此宽敞大气。确实,如果是为普通大小的人在教室里搞鬼屋,空间上会有限制,但如果是缩小了的状态,就能制作出相当长的鬼屋路线。从这一点来看,这个计划作为一个想法可能是有趣的,我不由得这样坦率地想到。" }, { "id_line": 87, "ja_text": "しかし。心がざわざわする。…このトンネルの外側に、巨大な女子たちが存在しているかと思うと、どうも落ち着かない。しかも、今自分がどれくらい縮んでいるかも分からないのだ。ビルのように巨大な女子たちが、トンネルの外から俺を驚かせるために機会を伺っているかと思うと。…底知れない恐怖を感じる。気味の悪いことに外からの音が何も聞こえないのが、それを物語っていた。", "zh_text": "但是。内心感到不安。…一想到隧道外面可能存在着巨大的女孩子们,就无法平静下来。而且,现在自己缩小了多少也不知道。想到像大楼一样巨大的女孩子们可能正等待着机会从隧道外吓我。…我感到了一种深不可测的恐惧。更令人不安的是,从外面传来的声音完全听不到,这更加证明了我的感觉。" }, { "id_line": 88, "ja_text": "普通サイズの人間に驚かされるお化け屋敷では体験できない、何か異形の物に怯える感覚。この怖さは、文化祭レベルのものではないかもしれなかった。", "zh_text": "在普通大小的人搞的鬼屋中体验不到的,对某种怪物的恐惧感。这种恐怖,完全不是一般的文化祭等级的。" }, { "id_line": 89, "ja_text": "「……進もう」", "zh_text": "「……前进吧」" }, { "id_line": 90, "ja_text": "とにかく、ちゃっちゃと進んで終わらせよう。そしてすぐに身体を元に戻してもらおう。…恥ずかしながら少しだけ怖くなってきた俺は、足早に段ボールトンネルの奥の方へ進み始めた。", "zh_text": "无论如何,赶紧前进结束这一切。然后立刻让身体恢复原状。…不好意思,我开始感到有点害怕了,于是加快脚步向纸板隧道的深处前进。" }, { "id_line": 91, "ja_text": "…と、その瞬間。", "zh_text": "…就在那一瞬间。" }, { "id_line": 92, "ja_text": "バンッッ!!!!", "zh_text": "砰!!!!" }, { "id_line": 93, "ja_text": "「ぎやあっっっ!!???」", "zh_text": "「吓!!???」" }, { "id_line": 94, "ja_text": "突如上方から鳴り響いた爆音に、たまらず大絶叫してしまう。", "zh_text": "突然从上方传来的爆炸声,我忍不住尖叫起来。" }, { "id_line": 95, "ja_text": "「な………」", "zh_text": "「什………」" }, { "id_line": 96, "ja_text": "天井部分の段ボールが、こちら側に大きく凹んでいる。…外にいる巨大な女子が、手のひらで段ボールを思い切り叩いたことは明白だった。結果、縮小された人間には大きすぎる爆音がトンネル内に鳴り響いたのだ。", "zh_text": "天花板部分的纸板向这边大幅凹陷。…很明显是外面的巨大女孩用手掌猛击纸板。结果,对于缩小了的人来说,过于巨大的爆炸声在隧道内回响。" }, { "id_line": 97, "ja_text": "こんなの、怖すぎるに決まっている。", "zh_text": "这种感觉,绝对是太可怕了。" }, { "id_line": 98, "ja_text": "「やりすぎだろ…こんなの…!」", "zh_text": "「开玩笑吧…这样的…!」" }, { "id_line": 99, "ja_text": "見えてはいないが、俺を容易に圧し潰せるような巨大な手のひらで段ボールを叩いたのだ。いくら脅かしているだけとはいえ、女子の手のひらに絶対に勝てない状況を見せつけられたような気分だった。", "zh_text": "虽然看不见,但感觉就像是巨大的手掌轻易就能压扁我一样。即使只是为了吓人,也感觉像是被展示了绝对无法战胜女孩手掌的情景。" }, { "id_line": 100, "ja_text": "俺は耳を塞ぎながら、震える足でトンネルを進んでいく。…また段ボールを叩かれたらたまったもんじゃない。あんな単純なことで怖がらせられるなんて…。", "zh_text": "我捂着耳朵,脚步颤抖地继续前进。…如果再被敲打纸板,那就真的受不了了。被这么简单的事情吓到…。" }, { "id_line": 101, "ja_text": "「………?」", "zh_text": "「………?」" }, { "id_line": 102, "ja_text": "びくびくしながら十数メートルほど進むと。段ボールの右側から、少しだけ光が漏れている箇所があるのに気づいた。半径一メートルほどの光の輪が、うっすらと壁に映し出されている。", "zh_text": "战战兢兢地前进了十几米后。注意到纸板右侧有一处光线微微透出。一个半径约一米的光圈,隐约映在墙上。" }, { "id_line": 103, "ja_text": "(ここだけ、素材が違うような…)", "zh_text": "(这里的材料,似乎不同…)" }, { "id_line": 104, "ja_text": "その円形の部分だけ、周りの段ボールの素材とは違って見える。なんかざらざらしてて、真ん中に線みたいなものが入っている…?", "zh_text": "那个圆形部分的材料似乎与周围的纸板不同。有点粗糙,中间像是有条线…?" }, { "id_line": 105, "ja_text": "「「…………」」", "zh_text": "「「…………」」" }, { "id_line": 106, "ja_text": "ギロッ……!!", "zh_text": "瞪——!!" }, { "id_line": 107, "ja_text": "「うわあっっっ!!!!」", "zh_text": "「啊啊啊啊!!!!」" }, { "id_line": 108, "ja_text": "突然見開かれた、大きな大きな瞳。完全に不意を突かれた俺は、あえなく尻餅をついてしまった。そんな俺を、こちらの身体よりも大きな目がじっ…と見つめている。", "zh_text": "突然被打开的,那巨大无比的眼睛。完全出乎意料的我,不幸地摔了个屁股墩。那样的我,被比这边的身体还要大的一只眼睛紧紧盯着。" }, { "id_line": 109, "ja_text": "(こ…わ………あ……)", "zh_text": "(好……可怕……啊……)" }, { "id_line": 110, "ja_text": "巨大な人間に見つめられ、何故か身体が動かせなくなる。誰かは分からないが、クラスの女子の瞳がじっとこちらを射抜いてくるのだ。圧倒的な質量の視線にさらされる、あまりにも初めての感覚。何か得体の知れない、歯向かえない途方もない存在に見張られているようで、息が詰まって呼吸が浅くなる。", "zh_text": "被巨大的人类盯着,不知为何身体变得动弹不得。虽然不知道是谁,但班上的女同学的眼睛紧紧地射穿了我。那压倒性的质量的视线,是如此新奇的感觉。感觉像是被某种不可知、不可抗拒的庞大存在监视着,呼吸变得急促。" }, { "id_line": 111, "ja_text": "「はあっ…はあっ……」", "zh_text": "「哈啊……哈啊……」" }, { "id_line": 112, "ja_text": "腰を抜かしたまま動けない俺を、ただただじっと見つめる瞳。これは作り物でもなんでもなく、クラスの女子の目でしかないのだ。…そう考えると、これほどまでにねっとりと視線を送られ続けていることが何だか恥ずかしくなってくる。みっともなく腰を抜かした俺の様子を、この女子だけが間近で観察し続けていたのだから。", "zh_text": "腰软无力,动弹不得的我,只是被那只眼睛静静地注视着。这不是任何妖怪或其他的东西,而是班上女生的眼睛。…一旦这样想,被这样黏稠的视线持续注视着,不禁开始感到羞耻。只有这个女生,一直近距离地观察着狼狈不堪的我。" }, { "id_line": 113, "ja_text": "ぱちっ……", "zh_text": "啪嗒……" }, { "id_line": 114, "ja_text": "その瞳がまばたきをするだけで、トンネル内に音が響き渡る。人間のまばたきの音なんて、まともに聞いたことすらない。信じられない体格差がそんなか細い音を果てしなく増幅させ、小人の耳を響かせるのだ。", "zh_text": "那只眼睛的一次眨眼,就在隧道内回响。人类的眨眼声,我甚至从未真正听过。难以置信的体型差异,将这样微小的声音无限放大,回荡在小人的耳边。" }, { "id_line": 115, "ja_text": "(い、行こう……)", "zh_text": "(走、走吧……)" }, { "id_line": 116, "ja_text": "いつまでもこちらを見つめる瞳から逃げるように、俺はなんとか立ち上がって再び歩き始める。…あの瞳の持ち主は誰なんだろう、と考えながら。", "zh_text": "为了逃离那一直注视着这边的眼睛,我设法站起来,再次开始走动。…心里想着,那只眼睛的主人到底是谁。" }, { "id_line": 117, "ja_text": "「はあっ…はあっ……」", "zh_text": "「哈啊……哈啊……」" }, { "id_line": 118, "ja_text": "そこから十数メートルは進んだだろうか。これまでの仕掛けで疲弊していた俺は、怖さも手伝って歩みの速度が著しく下がっていた。数分くらいかけてトンネルを進んだのに、まだまだお化け屋敷は終わる気配が無い。…ここが一つの教室の、しかも机の上に作られただけの空間であるなんて、全く想像がつかない。", "zh_text": "大概走了十几米吧。经过之前的机关,已经筋疲力尽的我,因为恐惧,步伐明显变慢了。花了几分钟走过隧道,鬼屋似乎还远远没有结束的迹象。…完全无法想象,这里只是一个教室里,而且仅仅是桌子上制作的空间。" }, { "id_line": 119, "ja_text": "(…暑い……)", "zh_text": "(…热……)" }, { "id_line": 120, "ja_text": "それにしても。残暑の季節とはいえ、トンネルを歩いていくごとにどんどん暑さが増している。気づけば汗だくになっていて、俺はカッターシャツの袖をまくりながらふらふらと歩く。どちらかと言えば、湿度が高すぎるのだ。むわっとした熱気が段ボールのトンネルの中に満ちていて、それがどんどん濃くなっているように感じる。", "zh_text": "话说回来。尽管是残暑季节,但随着一步步走进隧道,感觉到的热度却越来越高。不知不觉中已经汗流浃背,我边走边卷起衬衫的袖子。与其说是热,不如说湿度太高了。闷热的空气充满了纸板隧道,感觉越来越浓烈。" }, { "id_line": 121, "ja_text": "それだけではなく…今までは段ボールの匂いがしていたのに、だんだんと生々しい、濃い何かの匂いに変わっているのだ。何の匂いかはよく分からなかったが、有機的な、生きているものが発する特有の匂いに感じていた。…正直、ずっと嗅いでいて気分の良いものではなかった。", "zh_text": "不仅如此…原本是纸板的味道,渐渐变成了一种更加生猛、浓郁的气味。虽然不清楚是什么味道,但感觉是有机的,活物发出的特有气味。…老实说,一直闻着并不是什么舒服的事情。" }, { "id_line": 122, "ja_text": "そんな熱気と匂いに気を取られ、漫然と前を見ながら歩いていた俺は。", "zh_text": "在这样的热气和气味的干扰下,我漫不经心地看着前方走着。" }, { "id_line": 123, "ja_text": "「「ふうぅぅぅぅーー……」」", "zh_text": "「「呼呼呼呼呼——……」」" }, { "id_line": 124, "ja_text": "「んぐあっっ!!???」", "zh_text": "「嗯哼啊!!???」" }, { "id_line": 125, "ja_text": "突然横から吹き付けられた突風に、おかしな声を上げながら飛び上がってしまった。", "zh_text": "突然从旁边吹来的一阵强风,让我发出奇怪的声音跳了起来。" }, { "id_line": 126, "ja_text": "「「ふうぅぅぅぅーー……♪」」", "zh_text": "「「呼呼呼呼呼——♪」」" }, { "id_line": 127, "ja_text": "「なっ………」", "zh_text": "「什………」" }, { "id_line": 128, "ja_text": "風が吹いてきた方を見ると。段ボールの壁の一部分が楕円状に切り取られ、そこに…巨大な人間の唇が顔を出していた。", "zh_text": "当风吹来时我望向那个方向。纸箱墙的一部分被椭圆形状切割开,那里……露出了巨大的嘴唇。" }, { "id_line": 129, "ja_text": "(く……くちびる……)", "zh_text": "(唇……嘴唇……)" }, { "id_line": 130, "ja_text": "その異常なデカさに唖然とする。唇の横幅だけで、俺の身長より大きいなんて。ふっくらと綺麗な形をした唇がすぼめられ、細かいシワが寄っていて。その中から、", "zh_text": "对于那异常的巨大感到目瞪口呆。仅嘴唇的宽度就比我的身高还要大。那双饱满而美丽的嘴唇微微收缩,细小的皱纹聚集着。从中传来," }, { "id_line": 131, "ja_text": "「「ふぅぅー……♪」」", "zh_text": "「「呼~~……♪」」" }, { "id_line": 132, "ja_text": "女子高生の生の吐息が放出されているのだ。", "zh_text": "就是女高中生的新鲜呼吸被释放出来。" }, { "id_line": 133, "ja_text": "(あ………)", "zh_text": "(啊………)" }, { "id_line": 134, "ja_text": "熱気で火照った体に、やや涼しい吐息が浴びせられ。気持ちいい、と感じてしまう。女子の唇から放たれたとは思えない大量の風が俺の身体を包み込み、ほんのりと香る唾液の甘酸っぱい匂いに包まれる。その匂いがクラスの女子のものだと気づいた瞬間、いよいよおかしな気分になってくる。", "zh_text": "在热气腾腾的身体上,被稍微凉爽的呼吸所浴,感觉很舒服。难以置信这是从女孩嘴唇中释放出的大量风,包裹着我的身体,被微微带有甜酸味的唾液香气所环绕。在意识到这气味属于班上的女孩的瞬间,开始感到越来越奇怪。" }, { "id_line": 135, "ja_text": "にちっ……♡", "zh_text": "嗤嗤……♡" }, { "id_line": 136, "ja_text": "涼やかな吐息を放出した唇は、そのぽってりとした上唇を下唇に合わせ、ぴっとりと閉じてしまう。すこしだけ唾液に濡れた唇同士が密着し、みちっ…♡ぬちっ…♡というリアルなリップ音が、普段では絶対に聞こえないような小さい音が、はっきりとトンネル内に鳴り響く。", "zh_text": "释放出清凉呼吸的嘴唇,将那丰满的上唇与下唇合拢,紧紧闭合。只有一点点沾有唾液的嘴唇相互贴合,发出嗤嗤…♡噗嗤…♡的真实唇音,在平时绝对听不到的小声音,在隧道内清晰地回响。" }, { "id_line": 137, "ja_text": "俺は無意識に、その大きすぎる唇から目が離せなかった。巨大な人間の唇という見たこともない光景に驚いているのもある。ただそれよりも、見知ったクラスの女子の唇がこんなに巨大になって目の前に鎮座していることが、激しいドキドキ感を与えていた。", "zh_text": "我不自觉地,无法从那过于巨大的嘴唇移开视线。对于这种从未见过的巨大人类嘴唇景象感到惊讶。但更甚的是,熟悉的班上女孩的嘴唇变得如此巨大,出现在我面前,给予我强烈的心跳感。" }, { "id_line": 138, "ja_text": "(女子のくちが…こんなにでっかく……)", "zh_text": "(女孩子的嘴……这么大……)" }, { "id_line": 139, "ja_text": "クラスに明確に好きな女子がいるわけではないが、可愛い女子や多少気になる女子がいないわけでもない。ただ、目の前の唇は、間違いなくクラスの女子の誰かのもので。男子たちが気になっている女子の、誰にも触ることができないぷにぷにの唇かもしれない。そんな唇が今、目の前にある。手を伸ばせば触れてしまえる距離。この張りのある上唇に手をうずめたら、どんな柔らかさなのだろうか。…こんな巨大な唇にキスされたら、どうなってしまうのだろうか。", "zh_text": "虽然班上没有明确喜欢的女孩,但也不是没有可爱的女孩或稍微让人在意的女孩。但眼前的这对嘴唇,无疑是班上某个女孩的。可能是男生们都在关注的女孩,那些谁也无法触及的软软的嘴唇。现在,这样的嘴唇就在眼前。只要伸出手就能触碰到的距离。如果把手埋进这富有弹性的上唇,会是怎样的柔软呢?…被这样巨大的嘴唇亲吻,会变成什么样子呢?" }, { "id_line": 140, "ja_text": "にちゃっ…♡", "zh_text": "嗤啦…♡" }, { "id_line": 141, "ja_text": "「え……?」", "zh_text": "「诶……?」" }, { "id_line": 142, "ja_text": "脳がぐるぐる回って考えていた俺は、目の前の唇がいやらしい音を立てて開け放たれたことに、一瞬気づかなかった。", "zh_text": "我的大脑正忙于思考,没立刻意识到眼前的嘴唇发出了淫荡的声音并张开。" }, { "id_line": 143, "ja_text": "「「はぁぁぁーーー……♡♡」」", "zh_text": "「「哈啊啊啊——……♡♡」」" }, { "id_line": 144, "ja_text": "むわあっっ♡♡", "zh_text": "呜哇啊♡♡" }, { "id_line": 145, "ja_text": "「っっっ……!!!」", "zh_text": "「……!!!」" }, { "id_line": 146, "ja_text": "今度は、容赦ないほどに蒸れ蒸れの、生暖かい吐息が容易に浴びせかけられる。先ほどの涼しい吐息とは打って変わって、ごまかしようもないよだれの濃い匂いがふんだんに混じった空気がトンネル中に充満する。クラスメートの女子の口内の匂いを思い切り嗅いでしまい、何かいけないものを嗅いでしまっているような、一種の罪悪感すら覚えてしまう。", "zh_text": "这次,毫不留情地被热腾腾、温暖的呼吸所淋浴。与之前的凉爽呼吸截然不同,无法掩饰的浓重唾液味道混合在空气中充斥整个隧道。深深吸入了班上女孩口腔的气味,感觉像是闻到了不该闻的东西,甚至产生了一种罪恶感。" }, { "id_line": 147, "ja_text": "この女子は、俺に吐息を嗅がれることを何とも思っていないのだろうか。", "zh_text": "这个女孩,难道对于被我嗅到她的呼吸这一点毫不在意吗。" }, { "id_line": 148, "ja_text": "「「はぁっ…♡♡」」", "zh_text": "「「哈啊……♡♡」」" }, { "id_line": 149, "ja_text": "追撃のように熱々の吐息を吐き出す唇。あまりの湿度に一歩、二歩下がってしまうが、足元の机も吐息の蒸気でじっとりと濡れてしまい、思うように歩けない。もはや段ボールの壁は、大質量のよだれの水滴でびしょびしょに濡れてしまっていた。それも全て、", "zh_text": "接连不断地呼出热热的气息。湿度太高,我不由自主地后退了一步、两步,但是脚下的桌子也因为气息的蒸汽而变得湿漉漉的,无法像平常那样行走。此时的纸板墙已经被大量的口水滴打湿。" }, { "id_line": 150, "ja_text": "みちっ…♡", "zh_text": "呣啾……♡" }, { "id_line": 151, "ja_text": "目の前で閉じられたむっちり唇が全て吐き出したものなのだ。女子の口一つで、小さい人間の世界はこうもめちゃくちゃに支配されてしまう。こんなにも広いトンネルの空気を塗り替えられ、女の子の匂いに染め上げられる。", "zh_text": "眼前紧闭的丰满双唇释放出了所有的东西。一个女孩子的嘴巴就能如此支配一个小小的人类世界。这么宽广的隧道空气都被她改变,被女孩子的气味染色。" }, { "id_line": 152, "ja_text": "俺が感じたのは恐怖ではなく、クラスメートの女子に支配される興奮だった。", "zh_text": "这让我感受到的不是恐惧,而是被同班女生支配的兴奋。" }, { "id_line": 153, "ja_text": "「はあっ……はあっ……!」", "zh_text": "「哈啊……哈啊……!」" }, { "id_line": 154, "ja_text": "知らぬ間にギンギンに固くなった股間を抑えながら、俺はトンネル内を走り始める。こんな所にいたら、頭がおかしくなる…!クラスの女子がみんないる教室の中で、こんなにも興奮させられて。もし女子たちにこの気持ちを気づかれたら、クラスの中での俺の居場所は無くなってしまうかもしれない。", "zh_text": "在不知不觉中,我发现自己的下体已经坚硬如铁,我一边按住它,一边开始在隧道内奔跑。如果继续待在这里,我的头脑会变得混乱……!在全班女生都在的教室里,我竟然被如此激动。如果她们察觉到我的这种感觉,我在班级中的位置可能就不复存在了。" }, { "id_line": 155, "ja_text": "早く脱出しないと。そう思い、焦りながら、果てしない段ボールのトンネルを走っていく。", "zh_text": "必须要快点逃出去。这样想着,我焦急地奔跑在无尽的纸板隧道中。" }, { "id_line": 156, "ja_text": "ずぼっ!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 157, "ja_text": "「うわあっっ!!」", "zh_text": "「哇啊啊啊!!」" }, { "id_line": 158, "ja_text": "走る俺のすぐ後ろに、段ボールの壁を突き抜けて巨大な手のひらが侵入してくる。俺は絶叫してもんどりうち、2回3回と床を転がってしまう。巨大で分厚い、それでいて柔らかそうで可愛らしい手のひらは、広いトンネルの中をぐねっ、ぐにっ、と指を開閉させながら暴れ回る。", "zh_text": "就在我奔跑的身后,一个巨大的手掌穿透了纸板墙壁侵入进来。我尖叫着翻滚起来,一次又一次地在地板上滚动。那只巨大而厚实,却又柔软可爱的手掌在宽敞的隧道中挥舞着,指头张合着肆意闹腾。" }, { "id_line": 159, "ja_text": "そんな様子にさえ。俺は興奮していた。", "zh_text": "即使是这样的场景,我也感到兴奋。" }, { "id_line": 160, "ja_text": "(女子の手……でっかいっ……!)", "zh_text": "(女孩子的手……好大啊……!)" }, { "id_line": 161, "ja_text": "誰の手かは分からない。でも、あの巨大で柔らかな女の子の手で優しく握られたら、きっと気持ちいいかもしれない。男子には絶対に力で勝てないはずの女子の手が、今圧倒的な体格差を持って俺に恐怖を与えようとしているのだ。…支配されたい。ぎゅっと握られたい。指や、手のひらに触れてみたい。", "zh_text": "不知道是谁的手。但是,如果被那只巨大而柔软的女孩子的手温柔地握住,肯定会感觉很舒服。那些本应该绝对不可能在力量上胜过男孩子的女孩子的手,现在却拥有压倒性的体格差异,正试图给我带来恐惧。…我想要被支配。想要被紧紧握住。想要触碰她的指尖和手掌。" }, { "id_line": 162, "ja_text": "クラスメートの女子の手に興奮し始めた自分に気づき、俺はかぶりを振って再度走り始める。おかしい。何か、自分の性癖が歪められるような、そんな危険を感じる。ここにいてはいけない。", "zh_text": "意识到自己开始对同班女生的手感到兴奋,我摇头晃脑,再次开始奔跑。不对劲。感觉自己的性癖好像被扭曲了,感受到了危险。我不能留在这里。" }, { "id_line": 163, "ja_text": "(早く、出口はっ…!)", "zh_text": "(快点,出口在……!)" }, { "id_line": 164, "ja_text": "焦って出口を探していた俺は、段ボールトンネルの壁の一部に、縦の切れ目が入っているのを視認した。光の筋が縦に伸びていて、外の様子までは見えないが明らかに段ボールの外側の世界に行けそうだった。", "zh_text": "我焦急地寻找出口,这时我看到纸板隧道的墙壁上有一条竖直的裂缝。光线从裂缝中射出,虽然看不到外面的情况,但显然可以通往纸板外面的世界。" }, { "id_line": 165, "ja_text": "…明らかに、段ボールトンネルには続きがありそうだったのに。焦っていた俺は、そこが出口だと早合点し、狭い隙間から無理やりトンネルの外に出たのだった。", "zh_text": "…明明隧道似乎还有延续。但焦急的我却误以为那里是出口,硬是从狭窄的缝隙中挤出了隧道。" }, { "id_line": 166, "ja_text": "そこには。", "zh_text": "在那里。" }, { "id_line": 167, "ja_text": "肌色の巨大な壁が、目の前にそびえ立っていた。", "zh_text": "一堵肤色的巨大墙壁,耸立在我的眼前。" }, { "id_line": 168, "ja_text": "「あ……え……」", "zh_text": "「啊……啊……」" }, { "id_line": 169, "ja_text": "一瞬、何が起こっているのか分からなかった。急に明るい場所に出たことにより、目が眩んでいたせいもあった。", "zh_text": "一瞬间,我不明白发生了什么。突然走到一个明亮的地方,我的眼睛因为刺眼而看不清。" }, { "id_line": 170, "ja_text": "しかし、目が慣れてきたタイミングで、その肌色の壁の正体を知ることとなった。", "zh_text": "然而,当我的眼睛逐渐适应了光线,我意识到了那肤色墙壁的真正身份。" }, { "id_line": 171, "ja_text": "(これ……ふともも………)", "zh_text": "(这……大腿………)" }, { "id_line": 172, "ja_text": "明らかにそれは、人の肌の表面で。よく見れば、肌色の巨大な柱が2本、そびえ立っているのだ。俺が立っている机よりもさらに下の方から生えてきている、人間の脚。少し視線を上げれば紺色のミニスカートの裾がひらひらと肌色の柱を隠していて。それは明らかに、クラスメートの女子高生の巨大な太ももだったのだ。", "zh_text": "那显然是人的皮肤表面。仔细一看,两根肤色的巨大柱子耸立在那里。它们从比我站立的桌子还要低的地方伸出来,是人类的腿。稍微抬头,就能看到藏在绀色迷你裙摆下的肤色柱子。那明显是班上女高中生的巨大大腿。" }, { "id_line": 173, "ja_text": "普段思わずちらちら見ているような、女子の生太もも。スカートを短く折り曲げる女子もいて、そんな女子が椅子に座ったり脚を組んだりするのを、目のやり場に困りながらも盗み見たりしてしまうものだった。", "zh_text": "平时不由自主地偷瞄的女孩子的赤裸大腿。有些女孩会把裙子折得很短,坐在椅子上或交叉双腿时,总是让我不知道该把眼睛往哪里摆,但是,还是时不时会忍不住去偷偷看。" }, { "id_line": 174, "ja_text": "そんな太ももが、今目の前いっぱいに広がっているのだ。想像を絶するほど柔らかそうな内ももは白く美しく、肌の表面は少しざらついていてリアルな質感を想像させる。こんな性的な太ももという部位が、自分の全身を簡単に挟み潰せるようなスケールで存在していることが、あまりにえっちだった。", "zh_text": "这样的大腿,现在就在我眼前铺展开来。那难以想象的柔软内侧大腿白皙美丽,皮肤表面略显粗糙,让人联想到真实的质感。这样性感的大腿部位,以能轻易夹碎我的全身的规模存在着,这实在是太过色情了。" }, { "id_line": 175, "ja_text": "思わず、上空に伸びるビルのような巨体を見上げれば。", "zh_text": "我不由自主地抬头望向像高楼一样伸展的巨大身躯。" }, { "id_line": 176, "ja_text": "「「…………」」", "zh_text": "「「…………」」" }, { "id_line": 177, "ja_text": "(っっ…!!冬野……)", "zh_text": "(呃…!!冬野……)" }, { "id_line": 178, "ja_text": "先ほど俺を教室まで連れてきた、冬野の顔が見えたのだ。", "zh_text": "就是刚才带我到教室的冬野的脸。" }, { "id_line": 179, "ja_text": "「「そっちどうー?」」", "zh_text": "「「你那边怎么样?」」" }, { "id_line": 180, "ja_text": "上空から鳴り響く、冬野の声。その声は教室にいる別の女子に投げかけられたものらしく、冬野の視線は全くこちらには向いていない。まさか段ボールの隙間から出てきた俺が太ももの傍にいるとは思っていないらしく、こちらに目をやろうともしない。", "zh_text": "从高空传来的冬野的声音。那声音似乎是对教室里的另一个女孩说的,冬野的视线完全没有朝这边。她显然没有意识到刚从纸箱缝隙中出来的我就在大腿旁边,也没有打算朝这边看。" }, { "id_line": 181, "ja_text": "冬野の顔と、目の前に鎮座するむちむちの太もも。圧倒的な光景に、興奮を抑えきれない。", "zh_text": "冬野的脸和眼前安静地耸立的饱满大腿。这个压倒性的景象让我无法抑制兴奋。" }, { "id_line": 182, "ja_text": "特別、冬野のことが好きなわけではない。気になっていたわけでもない。今まで普通にクラスメートとして自然に接してきて、さっきも話していて特に何も感じなかったはずなのに。", "zh_text": "我其实并不是特别的喜欢冬野。也不是一直在意她。之前一直就像普通的同学一样自然地相处,刚才说话的时候也没感觉到什么特别的。" }, { "id_line": 183, "ja_text": "神々しくそびえ立つ冬野の太ももに、あまりにも興奮している自分がいた。", "zh_text": "但现在,我对神圣耸立的冬野的大腿感到异常兴奋。" }, { "id_line": 184, "ja_text": "「「………ふう」」", "zh_text": "「「………呼」」" }, { "id_line": 185, "ja_text": "ズンッ…!!", "zh_text": "咚……!!" }, { "id_line": 186, "ja_text": "みちぃ…♡", "zh_text": "紧……♡" }, { "id_line": 187, "ja_text": "冬野が息をつきながら、わずかに身じろぎをすれば。スカートの布が白いカーディガンの裾と擦れたのか、太ももの肉が下着に擦れたのか、大きな音が股下の小人に襲い掛かる。巨体が奏でる音ですら、スケールが違いすぎる。常に制服同士が擦れる音が聞こえ、少し足を踏み直せばその地響きと音が低く反響して止まない。", "zh_text": "冬野叹息着微微动了一下身体。是裙子的布料摩擦到白色开衫的下摆,还是大腿的肉摩擦到内裤,巨大的声音袭向了脚下的小人。即使是巨人发出的声音,规模也太过不同。制服相互摩擦的声音不断,稍微调整脚步,那地震般的声音和低沉的回响就不停地持续。" }, { "id_line": 188, "ja_text": "さっきは同じ身長で、いや、俺の方が背が高くて、冬野の身体は細くて小さかったはずなのに。目の前の太ももはあまりに強く、神々しく、むちっ…♡と降臨しているだけで小人の戦意を喪失させてしまうほど。目の前に立たれているだけで、支配される。恐怖も、興奮も。こちらに気づいてもいないクラスメートの一つの部位に、骨抜きにされる。メロメロにされる。", "zh_text": "刚才还和我一样高,不,我应该比她高,冬野的身体应该是纤细小巧的。但眼前的大腿却如此强壮,神圣,单是降临就足以让小人失去战斗意志。仅仅站在面前,就感到被支配。恐惧和兴奋。一个连我都没注意到的同学的身体部位,让我完全失去了抵抗力,被迷住了。" }, { "id_line": 189, "ja_text": "「「あははっ…♪」」", "zh_text": "「「啊哈哈……♪」」" }, { "id_line": 190, "ja_text": "ズンッ…!!", "zh_text": "咚……!!" }, { "id_line": 191, "ja_text": "ふわっ……♡", "zh_text": "呼……♡" }, { "id_line": 192, "ja_text": "他の女子の会話に何気なく笑った冬野。その身じろぎがスカートの裾を揺らし、甘い香りを階下の小人に降らしていく。先ほどの吐息の生々しい匂いとは違い、スカートから放たれた柔軟剤の爽やかな良い香り。そこに交じった、女の子特有の太ももの甘い匂い。普段絶対に嗅ぐことのない、冬野の脚の匂いを嗅いでいる。嗅がされている。そんな背徳感が、俺を狂わせる。", "zh_text": "冬野不经意间笑了笑,加入了其他女孩子的谈话。她的一举一动摇曳着裙摆,甜美的香气飘落到楼下的小人身上。与刚才的呼吸相比,这是从裙子里散发出来的柔顺剂清新宜人的香味。混合其中的,是女孩子特有的大腿甜美的气息。平时绝对闻不到的冬野的腿部气味,现在正被我嗅着,被迫嗅着。这种背德感,让我疯狂。" }, { "id_line": 193, "ja_text": "(だめだ…だめだ……)", "zh_text": "(不行……不行……)" }, { "id_line": 194, "ja_text": "思わず股間に手を伸ばしそうになった自分を、必死で律する。クラスメートの太ももをおかずに自慰行為をするなんて、ましてや教室でそれを行うなど、人として最低の行為だ。", "zh_text": "我几乎不由自主地伸手向自己的裤裆,但又拼命地自我约束。在课堂上以同学的大腿为对象进行自慰,更何况在教室里做这种事,简直是人类的最低行为。" }, { "id_line": 195, "ja_text": "…でも。", "zh_text": "…但是。" }, { "id_line": 196, "ja_text": "がさっ……", "zh_text": "沙沙……" }, { "id_line": 197, "ja_text": "再び段ボールの隙間からトンネル内に入った俺は、隙間から顔だけを出し、外の様子を覗き込む。冬野の太ももがそこからでも強烈に見えていて。", "zh_text": "我再次钻进纸箱的缝隙,进入隧道内,只露出脸,偷看外面的情况。冬野的大腿即使从这里看也非常醒目。" }, { "id_line": 198, "ja_text": "「くっ……ああっ……!!」", "zh_text": "「咕……啊啊……!!」" }, { "id_line": 199, "ja_text": "耐えきれなくなった俺は、トンネルの中に身を隠しながら、冬野の巨体を見て自慰行為を始めたのだった。", "zh_text": "忍耐不住的我,躲在隧道里,开始一边看着冬野的巨大身影一边自慰。" }, { "id_line": 200, "ja_text": "「「………」」", "zh_text": "「「………」」" }, { "id_line": 201, "ja_text": "ズンッ!!ズンッ!!", "zh_text": "咚!!咚!!" }, { "id_line": 202, "ja_text": "ぷるんっ…♡ぷるんっ…♡", "zh_text": "普噜……♡普噜……♡" }, { "id_line": 203, "ja_text": "「あああっ……!!ああっ……!!」", "zh_text": "「啊啊啊……!!啊啊……!!」" }, { "id_line": 204, "ja_text": "冬野が何気なく足を踏み下ろすたび、ぷにぷにの太ももの肉がえっちに揺れる。それが太ももの柔らかさをこれでもかというくらい強調し、目が離せなくなる。段ボールに隠れて自慰を行う俺の視点からは、冬野の顔は全く見えない。冬野の太ももとスカート、カーディガンの裾だけが見えている状態で、性の感覚を支配される。さっきまでただのクラスメートだった冬野に対する被支配感が、ありえないほど興奮する。", "zh_text": "每当冬野不经意地踩下脚步,那双丰满的大腿肉就色情地晃动。这强调了大腿的柔软度,让人无法移开视线。藏在纸箱后自慰的我,完全看不到冬野的脸。只能看到冬野的大腿、裙子和开衫的下摆,性感觉被完全支配。对于刚才还只是普通同学的冬野,这种被支配感让人异常兴奋。" }, { "id_line": 205, "ja_text": "あの太ももに、挟まれてみたい。圧し潰されたい。柔らかくてあったかい、良い匂いのする冬野の裏ももにむにぃ…♡♡と抱きしめられたい。", "zh_text": "想要被那双大腿夹住,想要被压扁。想要被温暖柔软、散发着好香气的冬野的大腿内侧紧紧抱住……♡♡" }, { "id_line": 206, "ja_text": "「「あー、ちょっと疲れた」」", "zh_text": "「「啊,有点累了」」" }, { "id_line": 207, "ja_text": "ガタンッ……", "zh_text": "噹……" }, { "id_line": 208, "ja_text": "不意に、冬野の下半身が少しだけ浮き上がる。", "zh_text": "突然,冬野的下半身稍微抬起了一些。" }, { "id_line": 209, "ja_text": "「あ………」", "zh_text": "「啊………」" }, { "id_line": 210, "ja_text": "ズンッ!!!", "zh_text": "咚!!!" }, { "id_line": 211, "ja_text": "むにぃぃ……♡♡", "zh_text": "呣呢……♡♡" }, { "id_line": 212, "ja_text": "(っっっ……!!!!)", "zh_text": "(咚咚咚……!!!!)" }, { "id_line": 213, "ja_text": "突然机に半分腰かけた冬野の太ももが、いきなり俺の眼前に迫りくる。そのまま机の表面に押し当てられた太ももは、むにぃぃ……♡♡と変形して机に密着する。急激に接近した太ももの可憐な匂いが段ボールトンネル内にも容易に充満し、お化け屋敷の中は冬野の甘い香りで満たされる。", "zh_text": "突然半坐到桌子上的冬野的大腿,猛地出现在我的眼前。紧接着被按在桌面上的大腿变得呣呢的……♡♡紧贴着桌面。迅速靠近的大腿散发出的清新香气轻易地充满了纸板隧道内部,鬼屋里弥漫着冬野甜美的香味。" }, { "id_line": 214, "ja_text": "女神の太ももがみちぃぃっ…♡♡と机に密着する、果てしなくえっちな光景に。", "zh_text": "女神的大腿紧贴着桌面……♡♡这无尽色情的景象。" }, { "id_line": 215, "ja_text": "「ああああっっっ……!!」", "zh_text": "「啊啊啊啊……!!」" }, { "id_line": 216, "ja_text": "愚かな男子高校生は、耐えられるはずもなかった。", "zh_text": "愚蠢的男高中生,再怎么也忍耐不了。" }, { "id_line": 217, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 218, "ja_text": "「はい、出てきていいよー」", "zh_text": "「好了,可以出来了哦—」" }, { "id_line": 219, "ja_text": "「う、うん……」", "zh_text": "「嗯、嗯……」" }, { "id_line": 220, "ja_text": "あれから、身体をふらふらさせつつも何とかお化け屋敷の最後までたどり着いた俺は。再び電話ボックスのような空間で不意にスプレーを吹きかけられ、気づけば元の身体のサイズに戻っていた。", "zh_text": "从那之后,我虽然身体摇摇晃晃,但还是设法走到了鬼屋的最后。再次回到像电话亭一样的空间,突然被喷雾喷了一下,意识到自己的身体已经恢复了原来的大小。" }, { "id_line": 221, "ja_text": "ドアの外からの呼びかけに応じて、空き教室から脱出する。", "zh_text": "应着门外的呼唤,从空教室逃脱出来。" }, { "id_line": 222, "ja_text": "「あ、出てきた。どうだった?」", "zh_text": "「啊,出来了。怎么样?」" }, { "id_line": 223, "ja_text": "「っ……!あ、えっと……」", "zh_text": "「……!啊、那个……」" }, { "id_line": 224, "ja_text": "俺を出迎えるのは、元のサイズに戻ったいつもの冬野だった。…しかし、先ほどあんな行為をこっそりやってしまっていた俺は、まともに顔も見れない。それどころか、", "zh_text": "迎接我的是恢复了原来大小的平时的冬野。…但是,刚才偷偷做了那种事的我,无法直视她的脸。更别说," }, { "id_line": 225, "ja_text": "「んー?」", "zh_text": "「嗯—?」" }, { "id_line": 226, "ja_text": "(っっ……)", "zh_text": "(咚咚……)" }, { "id_line": 227, "ja_text": "冬野の太ももをちらと視界に入れるだけで、心臓のバクバクが止まらない。この太ももが、あんなに大きかったんだ。今見ると華奢で可愛らしい太ももが、女神のように太く美しくて。", "zh_text": "只要稍微瞥见冬野的大腿,心跳就不由自主地加速。这大腿,曾经是那么的大。现在看来纤细可爱的大腿,像女神一样又粗又美。" }, { "id_line": 228, "ja_text": "もう、冬野のことを以前のように見れない自分がいた。", "zh_text": "大概,我已经无法像以前那样看待冬野了。" }, { "id_line": 229, "ja_text": "「あ、いや、怖かったよ…」", "zh_text": "「啊、不,很吓人…」" }, { "id_line": 230, "ja_text": "「ほんと?良かった~。また本番でも来てねー!」", "zh_text": "「真的?太好了~。正式演出的时候也来玩哦—!」" }, { "id_line": 231, "ja_text": "「う、うん」", "zh_text": "「嗯、嗯」" }, { "id_line": 232, "ja_text": "男子チームの方へ戻る俺を、ひらひらと手を振って見送る冬野。", "zh_text": "我回到男生团队的时候,冬野挥着手飘飘地送别。" }, { "id_line": 233, "ja_text": "(本番、も……)", "zh_text": "(正式演出,也……)" }, { "id_line": 234, "ja_text": "俺は既に、文化祭当日にこのお化け屋敷を訪れることしか考えていなかった。", "zh_text": "我已经满脑子只剩下文化祭当天来参观这个鬼屋的想法了。" }, { "id_line": 235, "ja_text": "#2", "zh_text": "#2" }, { "id_line": 236, "ja_text": "サイズ差お化け屋敷2週目", "zh_text": "尺寸差鬼屋二周目" }, { "id_line": 237, "ja_text": "1か月以上かかった文化祭の準備がついに終わり、本番当日となった。", "zh_text": "经过一个多月的文化祭准备,终于迎来了正式演出的当天。" }, { "id_line": 238, "ja_text": "うちの文化祭は外からのお客さんが多く、今年も例年に漏れず大盛況となっていた。…俺のクラスの男子企画であるたこ焼き屋も、文化祭の屋台とは思えないくらいの盛況ぶりだった。", "zh_text": "我们学校的文化祭吸引了很多外来的客人,今年也不例外,非常热闹。我们班男生策划的章鱼烧摊位,热闹程度简直让人难以相信这只是文化祭的一个小摊。" }, { "id_line": 239, "ja_text": "「普通のたこ焼き一つください」", "zh_text": "「请给我来一份普通的章鱼烧」" }, { "id_line": 240, "ja_text": "「ありがとうございまーす!」", "zh_text": "「谢谢光临ー!」" }, { "id_line": 241, "ja_text": "朝からシフトに入っていた俺は、たこ焼き屋の店番をしながら、しかし女子の方の企画であるお化け屋敷のことしか考えていなかった。", "zh_text": "从早上开始就轮到我上班,我一边看着章鱼烧摊,一边却满脑子只想着女生们策划的鬼屋。" }, { "id_line": 242, "ja_text": "…1週間前、お化け屋敷のテストということで身体を縮められ、お手製の段ボールトンネルの中で散々巨大な女子に驚かされた。そして最後には、冬野のあまりに巨大な上半身と太ももに圧倒され、気持ちを抑えきれなかった。", "zh_text": "…一周前,在鬼屋的测试中,我被缩小,躲在自制的纸板隧道里,被巨大的女生们吓个半死。最后,被冬野那过与巨大的上半身和大腿所压倒,无法抑制我的感情,释放了出来。" }, { "id_line": 243, "ja_text": "あれから俺は、この1週間で何回も同じような夢を見た。暗闇の中で、巨大なクラスメートの女子たちの大きすぎるパーツが襲ってくるのだ。大きな手のひらから逃げ惑い、見つめられるだけで恐ろしい巨大な瞳に相対し、ダンプカーのような大きさのすべすべ素足にすんでの所で踏みつぶされずに済んで。", "zh_text": "从那以后,这一周我做了好几次同样的梦。在黑暗中,巨大的女同学们的各种部位向我袭来。我逃离巨大的手掌,仅仅被那恐怖的巨大眼睛盯着就感到害怕,差点就被像翻斗车一样巨大的赤脚踩扁。" }, { "id_line": 244, "ja_text": "夢に登場するクラスメートは、どの女子も前から気になっていたわけではなかった。冬野や、バスケ部でうるさい性格の上村、大人しい山吹さん。色んな女子の巨大な姿が登場してきて。", "zh_text": "梦中出现的同学,并不是我之前特别关注的女生。有冬野,还有在篮球队里很吵闹的上村,以及文静的山吹小姐。各种各样的女生都以巨大的形象出现。" }, { "id_line": 245, "ja_text": "…一度夢の中で巨大な姿を見せつけられてしまっては、それはもう強烈な印象が脳に刻み込まれてしまうのだ。", "zh_text": "…一旦在梦中见到了巨大的形象,那强烈的印象就会深深地刻在脑海中。" }, { "id_line": 246, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 247, "ja_text": "また一人、たこ焼き屋の前をクラスの女子が通っていった。今のは橋川だ。バレー部に入っている活発な女子の一人。黒髪のショートカットをなびかせながら、なにやら急ぎ足で歩いている。", "zh_text": "又有一个女同学从章鱼烧摊前走过。那是桥川。她是排球部活跃的成员之一。她边走边让黑色短发飘扬,看起来有些急匆匆的。" }, { "id_line": 248, "ja_text": "昨日、橋川も夢に出てきたところだった。制服姿の少し背が高い橋川が、箱に入った俺を真上から見下ろしていた。その顔はあまりに巨大で、俺は橋川のおもちゃ箱に入れられた人形のような気分だったのを覚えている。", "zh_text": "昨天,桥川也出现在了我的梦中。穿着制服的稍微高挑的桥川,从箱子外俯视着我。她的脸庞巨大无比,我记得感觉自己就像被放进桥川的玩具箱中的小人偶。" }, { "id_line": 249, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 250, "ja_text": "思わず橋川が歩いていく先を目で追ってしまう。と、橋川はとなりの空き教室でやっているお化け屋敷に入っていった。シフトの交代の時間だったのだろうか。…これから橋川も、縮められた男性客を何らかの方法で驚かせるのだろうか。", "zh_text": "不由自主地目送桥川走过去。然后,桥川走进了旁边空教室里进行的鬼屋。可能是轮到她换班的时间了吧。…接下来桥川也会以某种方式吓到被缩小的男性客人吧。" }, { "id_line": 251, "ja_text": "「おい、お客さんだぞ」", "zh_text": "「喂,客人来了」" }, { "id_line": 252, "ja_text": "「…あっ、ごめん、いらっしゃいませー」", "zh_text": "「…啊,对不起,欢迎光临ー」" }, { "id_line": 253, "ja_text": "ぼーっとしていたら、目の前にお客さんが来ていたことにも気づかなかった。隣のクラスメートに促されて、慌ててたこ焼きをプラスチックのトレーに詰め始める。", "zh_text": "我发呆的时候,甚至没有注意到客人已经来到面前。被旁边的同学提醒后,我慌忙开始将章鱼烧装进塑料托盘。" }, { "id_line": 254, "ja_text": "あと10分で、シフトが終わる。そうなったら自由時間だ。…俺は、完全に隣の空き教室の方に心を奪われていた。", "zh_text": "再过10分钟,我的班次就结束了。到时候就是自由时间了。…我的已经心完全被旁边空教室里发生的事情吸引住了。" }, { "id_line": 255, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 256, "ja_text": "「………っ」", "zh_text": "「………踏踏」" }, { "id_line": 257, "ja_text": "たこ焼き屋のシフトが終わった俺は、一目散に隣の空き教室の前まで歩いて行った。おどろおどろしいフォントで「新感覚 縮小お化け屋敷」と書かれた看板が、教室の上の窓の所に固定されている。", "zh_text": "我的班次结束后,我一路跑到旁边空教室前。教室上方的窗户处固定着一个写着「新感觉 缩小鬼屋」的看板,字体阴森恐怖。" }, { "id_line": 258, "ja_text": "…どうしても俺は、空き教室の中の様子が見たくなった。その理由は、明白で。誰が段ボールトンネルのどこで何をしているのか、気になって仕方がなかったのだ。", "zh_text": "…不知为何,我变得非常想要看看空教室里的情况。原因很明显。我很在意谁在纸箱隧道的哪个地方做了什么。" }, { "id_line": 259, "ja_text": "ガラガラッ…", "zh_text": "嘎吱……" }, { "id_line": 260, "ja_text": "周囲に人がいなかったので、空き教室の窓をほんの少しだけ開けて、中を覗いてみる。", "zh_text": "因为周围没有人,我就稍微打开了空教室的窗户,偷看里面的情况。" }, { "id_line": 261, "ja_text": "ドンッ、ドンッ……", "zh_text": "砰、砰……" }, { "id_line": 262, "ja_text": "いきなり、女子の姿が目に入る。あれは、バレー部の橋川だ。段ボールトンネルの最初の方の天井を、手のひらでバンバンと叩いている。…1週間前に入った時も同じことをされたような気がする。こうやって見ると、ひとりの女子がただ段ボールを叩いているだけなのだ。しかし、縮小した状態であれをやられると異常な恐怖を感じることを、俺は身に染みて学んでいた。", "zh_text": "突然,一个女生的身影映入眼帘。那是排球部的桥川。她正在纸箱隧道最开始的部分的天花板上,用手掌拍打着。…记得一周前我进去的时候,也遭到了同样的对待。这样看来,只是一个女生在拍打纸箱而已。但是,当我被缩小后遭受这种待遇时,我深刻地理解到了这会让人感到多么异常的恐惧。" }, { "id_line": 263, "ja_text": "あの中で、橋川の手のひらに怯えている人間がいるのだ。ただの女子高生である橋川の柔らかな手に、さっきまで橋川より大きかった男が為す術もなく驚かされているという事実。それだけで、興奮させられる。", "zh_text": "在那里面,有人正因为桥川的手而瑟瑟发抖。就是这个普通女高中生的柔软手掌,让刚才还比桥川大的男生无计可施,感到惊吓的事实。仅此一点,就足以让人兴奋。" }, { "id_line": 264, "ja_text": "「ふぅぅー……」", "zh_text": "「呼呼呼……」" }, { "id_line": 265, "ja_text": "「っ……」", "zh_text": "「……」" }, { "id_line": 266, "ja_text": "今度は、バスケ部の上村が段ボールに開いた穴に唇を当て、空気を送り込んでいる姿が目に入った。その姿に思わずドキッとして、鼓動が早くなる。上村の唇が、吐息が、トンネルの中に送り込まれて。", "zh_text": "接下来,篮球部的上村把嘴唇贴在纸箱上开的洞口,吹气的样子映入眼帘。让我不禁心跳加速,脉搏急促。上村的嘴唇,呼吸,都被送进了隧道里。" }, { "id_line": 267, "ja_text": "(今入ったら、上村の息が……)", "zh_text": "(如果现在进去的话,上村的呼吸……)" }, { "id_line": 268, "ja_text": "そう思ったら、勝手に足が動いていた。俺はそっと空き教室の窓を閉め、正規の入り口の方に向かう。", "zh_text": "这样一想,我的脚不由自主地动了起来。我轻轻地关上了空教室的窗户,向正规的入口走去。" }, { "id_line": 269, "ja_text": "「あ、遊びに来たのー?」", "zh_text": "「啊,来玩啦?」" }, { "id_line": 270, "ja_text": "「う、うん」", "zh_text": "「嗯、嗯」" }, { "id_line": 271, "ja_text": "冬野が受付をやっていたようで、快活な笑顔を向けられた俺はしどろもどろになる。…あれから、冬野の顔をまともに見れていないのだ。罪悪感も少なからずあるが、何より冬野の姿を見るだけで、あのときの圧倒的なむちむち太ももの光景を思い出してしまう。それだけで股間がみっともなく大きくなってしまうので、俺は何となく冬野のことを避けていたくらいだった。", "zh_text": "冬野好像在负责接待,向我露出了爽朗的笑容,我却变得语无伦次。…从那以后,我就无法好好地看冬野的脸。虽然有些罪恶感,但更重要的是,一看到冬野的身影,就会回想起那时压倒性的丰满大腿的场景。仅此一点,就足以让我下体不体面地变大,所以我不由自主地避开了冬野。" }, { "id_line": 272, "ja_text": "「ちょうど空いたから、どうぞー」", "zh_text": "「正好有空了呢,请进吧ー」" }, { "id_line": 273, "ja_text": "ガラガラッ……", "zh_text": "嘎吱……" }, { "id_line": 274, "ja_text": "そして俺はまた、魔境となるお化け屋敷に足を踏み入れてしまった。", "zh_text": "然后我又一次踏入了成为魔境的鬼屋。" }, { "id_line": 275, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 276, "ja_text": "(やっぱり暗い……)", "zh_text": "(果然还是好暗啊……)" }, { "id_line": 277, "ja_text": "1週間ぶりに縮小スプレーをかけられ、気づけばまた巨大な段ボールトンネルの中で目を覚ました。周りを見渡すと、段ボールに貼り付けられた黒いビニールシートの上に、柳の木やお墓の絵が貼り付けられている。この1週間で、お化け屋敷らしい装飾を増やしたみたいだった。", "zh_text": "一周后再次被喷上缩小喷雾,我醒来时发现自己又在巨大的纸箱隧道中。环顾四周,看到黑色塑料布上贴着柳树和墓碑的画。这一周里,鬼屋似乎增加了一些装饰。" }, { "id_line": 278, "ja_text": "(そういえば、女子たちが集まってずっと絵を書いてたな……)", "zh_text": "(说起来,女生们聚在一起一直在画画呢……)" }, { "id_line": 279, "ja_text": "俺の身長と同じくらいの、等身大のガイコツの絵を見ながら思い出す。この絵を見て「怖い」とか「よくできてるな」とか、普通の人は思うのだろうけど。…既に思い切り毒されていた俺は、この大きな絵を片手で軽々書いてしまう女子たちのたくましい指を想像してしまうのだった。", "zh_text": "我一边看着和我身高差不多的等身大骷髅画,一边回忆。普通人看到这幅画可能会觉得「好恐怖」或者「做得真好」。…但已经被彻底毒害的我,却只能想象那些轻易就能画出这么大的画的女生们巨大的手指。" }, { "id_line": 280, "ja_text": "(早く進まないと……)", "zh_text": "(得快点前进……)" }, { "id_line": 281, "ja_text": "今は文化祭当日だ。あまりに進むのが遅いと、後ろから他の人が来てしまうかもしれない。", "zh_text": "今天是文化祭当天。如果走得太慢,后面的人可能会追上来。" }, { "id_line": 282, "ja_text": "と、少し焦りながら歩き始めた俺は、1週前とつい先ほど学習したはずのトラップを完全に忘れていた。", "zh_text": "这样想着,我开始有些焦急地走起来,完全忘记了一周前和刚才才看到的陷阱。" }, { "id_line": 283, "ja_text": "バンッ!!!バンッ!!!", "zh_text": "砰!!!砰!!!" }, { "id_line": 284, "ja_text": "「ぎゃああっっ!!!??」", "zh_text": "「啊啊啊!!!??」" }, { "id_line": 285, "ja_text": "異常な激しさでトンネルの天井が叩かれ、凹み、爆音を響かせる。さっきも見ていたはずなのに、俺はまんまと引っかかって絶叫してしまった。", "zh_text": "隧道的天花板被异常激烈地敲打,凹陷,发出爆炸般的声音。尽管刚才还看到了,但我还是被吓到了,不由自主地尖叫起来。" }, { "id_line": 286, "ja_text": "バンッ!!!バンッ!!!", "zh_text": "砰!!!砰!!!" }, { "id_line": 287, "ja_text": "「やめっ、やめてっ……」", "zh_text": "「别、别这样……」" }, { "id_line": 288, "ja_text": "それでもなお、手のひらで天井を叩く音は止まない。あまりにもその音が大きすぎるので、分かっていても怖すぎる。自分の生命が脅かされるような、そんな感覚を植え付けられるのだ。", "zh_text": "尽管如此,天花板上手掌敲击的声音还是没有停止。声音太大了,即使知道也会感到害怕。就像自己的生命受到了威胁一样,这种感觉被深深植入了心中。" }, { "id_line": 289, "ja_text": "バンッ!!!バンッ!!!", "zh_text": "砰!!!砰!!!" }, { "id_line": 290, "ja_text": "これはバレー部の橋川がやっていることなのだ。ついさっき窓から覗いたからそれが分かる。トンネルの中からでは橋川の巨体は全く見えないが、俺の身体など容易に包み込めるような橋川の手が、何度も何度も天井に叩きつけられているのだ。こちらに容赦なく温かな手のひらを叩きつける橋川のローアングルな姿を想像してしまう。", "zh_text": "这是排球部的桥川在做的。刚才从窗户里看到了,所以知道是她。从隧道里看不到桥川的巨大身躯,但我知道她的手可以轻易包裹住我的身体,她的手掌一次又一次地猛击天花板。我不由自主地想象着桥川无情地俯身拍打着温暖的手的姿态。" }, { "id_line": 291, "ja_text": "それだけで、恐怖が一瞬で興奮に塗り替えられる。", "zh_text": "一想到这里,恐惧瞬间变成了兴奋。" }, { "id_line": 292, "ja_text": "バンッ!!!バンッ!!!", "zh_text": "砰!!!砰!!!" }, { "id_line": 293, "ja_text": "「はあっ、はあっ……」", "zh_text": "「哈啊、哈啊……」" }, { "id_line": 294, "ja_text": "なかなか止めてくれない橋川の攻撃が、どんどん興奮を増長させる。巨大なクラスメートに抵抗もできず、驚かされ続ける屈辱が気持ち良くて。巨大な音で反射的に身体をビクつかせながらも、俺は捻じれた自分の癖で頭がぼーっとしてきていた。", "zh_text": "桥川不肯停下来的攻击,让兴奋感不断增长。被巨大的同学吓得无法抵抗,持续的羞辱感觉竟然变得愉快。巨大的声音让我本能地身体一颤,尽管如此,我因为扭曲的癖好而感到头脑发昏。" }, { "id_line": 295, "ja_text": "バンッ!!……シン………", "zh_text": "砰!!……嗖………" }, { "id_line": 296, "ja_text": "しばらくして、ようやく橋川の手の動きが止まった。俺はほっと胸を撫でおろすと共に、もう終わってしまうのかという残念な気持ちを矛盾して抱えるのだった。", "zh_text": "过了一会儿,桥川的手终于停了下来。我既松了一口气,又感到有些遗憾,这就结束了吗,心中充满了矛盾的情感。" }, { "id_line": 297, "ja_text": "その後も、巨大女子たちのトラップは続く。1週間前と同じように、巨大な瞳に見つめられたり、暴れ回る手のひらに恐怖したり。…しかし途中から、俺はこの先にあるはずのとあるトラップが気になって仕方がなかった。", "zh_text": "之后,巨大女孩们的陷阱还在继续。就像一周前一样,被巨大的眼睛盯着,或是被狂乱的手掌吓到。…但是不久后,我开始无法抑制地关注起了一个即将出现的特定陷阱。" }, { "id_line": 298, "ja_text": "ついさっき、バスケ部の上村が段ボールの穴に唇を当てているのを見た。それが、もうすぐやってくるのだ。いつもクラスで喋り続けている活発な上村は、女子と言うよりも友達的な印象が強くて。…でも、その上村がこの先で待ち受けていると分かっているだけで、どんどん上村のことが気になってしまう。笑った表情を思い出して、よくよく考えると結構可愛い方だよな、とまで思い出す始末。", "zh_text": "就在刚才,我看到篮球部的上村把嘴唇贴在纸板箱的洞上。那个场景很快就会到来。在班级里总是喋喋不休的活跃的上村,给人的印象更像是兄弟而不是女孩子。…但是,知道接下来会遇到上村,我就越来越关注她了。回想起她笑的样子,仔细想想,她其实挺可爱的。" }, { "id_line": 299, "ja_text": "そんなドギマギした気持ちの中、俺がトンネルの角を曲がったら。", "zh_text": "带着这种心烦意乱的感觉,当我转过隧道的拐角时。" }, { "id_line": 300, "ja_text": "「「………」」", "zh_text": "「「………」」" }, { "id_line": 301, "ja_text": "「っっ……!!」", "zh_text": "「……!!」" }, { "id_line": 302, "ja_text": "右の壁に開いた、楕円状の穴に。", "zh_text": "在右边墙壁上开着的椭圆形洞口。" }, { "id_line": 303, "ja_text": "やはり巨大な女子の唇が、こちら側に押し当てられていたのだった。", "zh_text": "果然是巨大女孩的嘴唇,紧紧地贴在洞上。" }, { "id_line": 304, "ja_text": "(上村のっ……くちびるがっ……)", "zh_text": "(上村的……嘴唇……)" }, { "id_line": 305, "ja_text": "この桃色のふくよかな巨大な唇の持ち主が誰か分かっているだけで、こんなにも興奮するものなのか。1週間前は誰の唇が分かっていなかったが、今回は違う。いつも見ている上村の、決して身長はそこまで高くない上村の、良く喋る上村の綺麗な唇。それが今、目の前にある。", "zh_text": "只要知道这丰满的桃色巨唇的主人是谁,就足以让我兴奋不已。一周前我不知道是谁的嘴唇,但这次不同。我经常看到的上村,身高并不是很高的上村,爱说话的上村的漂亮嘴唇。现在,就在我面前。" }, { "id_line": 306, "ja_text": "にちぃ……♡", "zh_text": "咻咻……♡" }, { "id_line": 307, "ja_text": "唾液の音をトンネル中に響かせながら、上村の唇が少しだけ開け放たれる。その瞬間、むはぁっ…♡と無意識に放たれた生暖かい吐息が、俺の身体を一瞬にして包み込む。意識して吐きかけられたわけでもない無意識な蹂躙に、心を奪われる。", "zh_text": "上村的嘴唇微微张开,发出唾液的声音回荡在隧道中。那一瞬间,无意识地发出的温暖呼吸,啊……♡包裹住了我的身体。我被那并非刻意的,却在无意中侵犯着我的呼吸所俘虏,心被夺走。" }, { "id_line": 308, "ja_text": "今にも熱々の吐息を放ちそうな巨大唇に、俺は思わず近寄っていく。この前は数メートルは距離が開いていたが、今度は手を伸ばせば唇の表面に触れられる距離まで近づく。…俺がこんなにも近づいていることを、上村は分かっていないのだ。", "zh_text": "面对即将发出炽热呼吸的巨大嘴唇,我不由自主地靠近了。上次我们之间还有几米的距离,但这次如果伸手就能触摸到嘴唇的表面。…我这么如此接近,上村并不知道。" }, { "id_line": 309, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 310, "ja_text": "「「……はぁぁぁぁーー♡♡」」", "zh_text": "「「……哈啊啊啊——♡♡」」" }, { "id_line": 311, "ja_text": "「っっっ…!!!!♡♡」", "zh_text": "「……!!!!♡♡」" }, { "id_line": 312, "ja_text": "ゼロ距離で、甘くて熱い吐息が大量に浴びせられる。大型の扇風機で風を受けたかのように、髪も服も全てが激しくなびいて転びそうになってしまう。上村の可愛らしい唇から放たれた凶悪な質量の吐息が、簡単に男子の身体をなぎ倒そうとする。何とか踏みとどまるも、", "zh_text": "零距离地,甜蜜而炽热的呼吸被大量地吹向我。就像被大型电风扇吹到一样,头发和衣服都被猛烈地吹得飘扬起来,几乎摔倒。上村可爱的嘴唇发出了凶恶的大气压,轻易地将男子的身体推倒。我勉强站稳了脚步,但," }, { "id_line": 313, "ja_text": "「「はぁぁぁぁっっ…♡♡」」", "zh_text": "「「哈啊啊啊……♡♡」」" }, { "id_line": 314, "ja_text": "「ああっっ!!♡♡」どさっ!!", "zh_text": "「啊啊……!!♡♡」咚!!" }, { "id_line": 315, "ja_text": "それを分かっているかのように、追撃の吐息が襲い来る。あまりの風量に、俺の身体は容易に倒されてしまう。", "zh_text": "仿佛知道了一样,追击的呼吸袭来。因为风量太大,我的身体轻易地就被吹倒了。" }, { "id_line": 316, "ja_text": "(ものすごい…匂い……)", "zh_text": "(这个奇怪的…味道……)" }, { "id_line": 317, "ja_text": "何とも言えない、甘ったるいような、生々しいような、とにかく濃くて強烈な吐息の香り。いつも面と向かって話している上村の吐息の匂いを思い切り嗅いでいることに、既にもの凄い罪悪感を覚える。女子の吐息の匂いなんて、嗅いだらセクハラと思われるくらいなのに。今の俺は、一方的に大量の吐息の匂いを嗅がされて虐められているようなものだ。それが、その事実が、たまらなく嬉しい。気持ちいい。", "zh_text": "难以形容的,有点甜腻,有点生涩,总之浓烈而强烈的呼吸香味。我正全力地闻着平时面对面交谈的上村的呼吸,感到了极大的罪恶感。闻女孩的呼吸,就像是性骚扰一样。而现在的我,就像是被单方面地迫使闻大量的呼吸,被虐待一样。这个事实,让我无比高兴。感觉很好。" }, { "id_line": 318, "ja_text": "「「はむっ…♡♡」」", "zh_text": "「「咕嘟……♡♡」」" }, { "id_line": 319, "ja_text": "散々吐息を浴びせ切った上村の上唇と下唇が、むにゅぅ…♡と合わさって閉じられる。閉じられたことでむにぃ…♡と表面が柔らかく変形し、それが余計に唇の柔らかさを際立たせている。", "zh_text": "上村吐息了一番后,上唇和下唇合在一起,咕嘟……♡闭上了。闭上的动作使得表面柔软地变形,这更加突出了嘴唇的柔软。" }, { "id_line": 320, "ja_text": "興奮しきっていた俺は、どこか我を忘れていて。", "zh_text": "兴奋得忘乎所以的我," }, { "id_line": 321, "ja_text": "この唇に、どうしても触れたい。", "zh_text": "非常想要触摸这双嘴唇。" }, { "id_line": 322, "ja_text": "うだるような吐息の熱気の中、俺はそんなことを思いながら、さらに唇に近づいていく。…段ボールの中だから、誰が触れたかなんて分からない。いや、そもそも、この大きさでは触れられたことすら上村に気づかれないかもしれない。", "zh_text": "在炽热的呼吸中,我带着这样的想法,更加靠近了嘴唇。…因为是在纸板箱里,所以谁触摸了也不会知道。不,根本上,在这么大的尺寸差下,上村可能连被触摸了都感觉不到。" }, { "id_line": 323, "ja_text": "そんな言い訳を脳内で反芻し、俺はついに。", "zh_text": "我在脑海中反复这样的借口,最终。" }, { "id_line": 324, "ja_text": "ふにぃ…♡♡", "zh_text": "噗妮……♡♡" }, { "id_line": 325, "ja_text": "巨大な上村の上唇に、手を触れてしまったのだった。", "zh_text": "终于,我用手触摸到了巨大的上村的上唇。" }, { "id_line": 326, "ja_text": "(あ、ああ、ああっ……!!)", "zh_text": "(啊,啊啊,啊啊……!!)" }, { "id_line": 327, "ja_text": "女子の唇に手を触れる、初めての体験。軽く触れただけなのに、手のひらは容易に上唇の表面に沈み込んで。今までの人生で触れたものの中で、一番柔らかいと感じた。そしてそれが、見知った顔のクラスメートの女子の唇であるという倒錯的な状況。湿っていた上唇の水分が手のひらに移り、クラスメートの唾液が身体に染み込んでいく感覚。", "zh_text": "第一次触摸女孩的嘴唇。轻轻一碰,手掌就轻易地沉入上唇的表面。这是我一生中触摸过的最柔软的东西。而这是我熟悉的同班女同学的嘴唇,这种颠覆性的情况。上唇的湿润转移到了我的手掌上,同学的唾液渗透进我的身体。" }, { "id_line": 328, "ja_text": "心臓がはち切れそうで、俺はもう、完全に上村に心を奪われていた。", "zh_text": "我的心脏快要爆炸了,我已经完全被上村俘虏了。" }, { "id_line": 329, "ja_text": "しかし、それでは終わらなかった。", "zh_text": "然而,事情并没有结束。" }, { "id_line": 330, "ja_text": "「「んはぁっ……♡」」", "zh_text": "「「嗯哈……♡」」" }, { "id_line": 331, "ja_text": "にちぃっ…♡", "zh_text": "咻咻……♡" }, { "id_line": 332, "ja_text": "「っっ…!!!」", "zh_text": "「……!!!」" }, { "id_line": 333, "ja_text": "上唇に何かが触れた感触に気づいたのか、突然巨大な唇が開け放たれる。", "zh_text": "不知是否是感觉到上唇有什么东西触摸了,突然巨大的嘴唇张开了。" }, { "id_line": 334, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 335, "ja_text": "ぬちょぉ…♡♡", "zh_text": "湿哒……♡♡" }, { "id_line": 336, "ja_text": "(な………)", "zh_text": "(什………)" }, { "id_line": 337, "ja_text": "唇の間から出現した、真っ赤なざらざらの巨大な物体に、言葉を失くす。明らかにそれは、上村の巨大な舌、だった。", "zh_text": "从嘴唇间出现的,是一个鲜红的粗糙的巨大物体,让我顿时说不出话。显然,那是上村的巨大舌头。" }, { "id_line": 338, "ja_text": "「「んむ……♡」」", "zh_text": "「「嗯姆……♡」」" }, { "id_line": 339, "ja_text": "れろぉ…♡♡", "zh_text": "舔舔……♡♡" }, { "id_line": 340, "ja_text": "(あ………やば…………)", "zh_text": "(啊………糟糕…………)" }, { "id_line": 341, "ja_text": "うねうねと蠢く巨大な舌が、ねちぃ…♡とえっちな音を響かせながら、上唇を舐め取っていく。俺に触れられたところが痒くなったのか、化け物のような大きさのベロがぬちっ、ぬちっ♡と唇を往復して唾液を塗りたくる。", "zh_text": "蠕动的巨大舌头,湿哒……♡发出淫荡的声音,舔着上唇。是否是因为被触摸的地方感到痒,像怪物一样巨大的舌头湿哒、湿哒♡来回舔着唇部,涂抹着唾液。" }, { "id_line": 342, "ja_text": "えっちすぎる光景が眼前で繰り広げられ、絶句してしまう。唾液でコーティングされた唇は綺麗に光り、俺の身体を捻り潰せそうなほど大きなベロが、唇に仕舞われていく。こんな巨大な舌にイジメられたら、どうなってしまうんだろう。こんな体格差で上村にキスされたら、どうなってしまうんだろう。無事でいられるだろうか。そんなありえない妄想が頭を巡っているうちに、", "zh_text": "眼前上演的过于色情的场景让我说不出话来。被唾液涂抹过的嘴唇闪着光泽,那比我身体还要大得多的舌头缓缓滑入嘴唇之间。如果被这样巨大的舌头玩弄,会变成什么样子呢?如果被体格悬殊的上村吻上,又会怎样呢?我能安然无恙吗?在这些荒谬的幻想中," }, { "id_line": 343, "ja_text": "「「んっ……」」", "zh_text": "「「嗯……」」" }, { "id_line": 344, "ja_text": "巨大な舌は口内の奥に戻っていき、再び柔らかな唇同士が密着し合ったのだった。", "zh_text": "巨大的舌头回到口腔深处,柔软的嘴唇再次紧密相贴。" }, { "id_line": 345, "ja_text": "「「…………」」", "zh_text": "「「…………」」" }, { "id_line": 346, "ja_text": "一仕事終えたつもりなのか、そのまま動きを止める上村の唇。…しかし俺は、巨大な唇と舌が絡まるえっちな残像が脳に焼き付いたまま、たっぷり1分程そこに突っ立っていた。", "zh_text": "上村仿佛完成了一项工作,停止了动作。但我却因为巨大的嘴唇和舌头交缠的色情残影而站立了足足一分钟。" }, { "id_line": 347, "ja_text": "(……行かないと)", "zh_text": "(……必须走了)" }, { "id_line": 348, "ja_text": "早くトンネルを進んでいかないと、後続のお客さんに追いつかれてしまうかもしれない。", "zh_text": "如果不快点通过隧道,可能会被后面的客人追上。" }, { "id_line": 349, "ja_text": "「「………」」うねっ…", "zh_text": "「「………」」蠕动……" }, { "id_line": 350, "ja_text": "にちっ…♡", "zh_text": "滴答……♡" }, { "id_line": 351, "ja_text": "無意識に蠢く上村の唇を尻目に、俺は何とか前に歩みを進めていく。痛いほど膨れ上がった股間を抑えながら俺は、これからずっと巨大な上村の唇と舌を思い出して行為をしてしまいそうな、そんな予感がしていたのだった。", "zh_text": "在不自觉蠕动的上村嘴唇的注视下,我设法向前迈步。手抑制着疼痛般膨胀的下体,我有种预感,以后一定会忍不住想着巨大的上村的嘴唇和舌头来自己自娱自乐的。" }, { "id_line": 352, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 353, "ja_text": "(うわ、進路が変わってる…)", "zh_text": "(哇,路线变了……)" }, { "id_line": 354, "ja_text": "上村のトラップから数分かけて進んだ所で、1週間前のトンネルとレイアウトが変わっていることに気づいた。あの時は高低差が無かったのだが、今俺の前に続いている道は、やや急な坂道になっていた。", "zh_text": "在上村的陷阱中前行了几分钟,我注意到一周前的隧道布局已经改变。那时没有高低差,但现在我面前的道路变成了一个稍微陡峭的坡道。" }, { "id_line": 355, "ja_text": "(今いる場所は机の上のはずだから…教室の床の方に下っていく感じか……)", "zh_text": "(现在应该是在桌子上的……所以感觉是朝教室的地板下降……)" }, { "id_line": 356, "ja_text": "床の方に進路が続けば、さらにトンネルが続いている予感がする。1週間前よりもボリュームがパワーアップしすぎではないか。…もうかれこれ、30分はお化け屋敷の中にいる気がする。", "zh_text": "如果通道继续朝地板方向延伸,就预感到隧道还会继续。比一周前更加庞大,似乎增加了不少体量。……感觉已经在鬼屋里待了30分钟了。" }, { "id_line": 357, "ja_text": "若干歩くのも疲れてきている中、また数分かけて坂道を下っていく。ようやく下り坂が終わったかと思えば、段ボールのトンネルはさらに先へと続いていた。", "zh_text": "在逐渐感到疲劳的步伐中,又花了几分钟沿着坡道下行。刚觉得下坡结束,段纸板隧道又继续延伸到更远的地方。" }, { "id_line": 358, "ja_text": "(次は何が……)", "zh_text": "(接下来是什么……)" }, { "id_line": 359, "ja_text": "恐ろしいような、期待してしまうような。どんな脅かしが待ち受けているか分からない中、さらに一歩一歩進んでいく。", "zh_text": "既感到恐惧又不禁期待。在不知道会遇到什么样的惊吓中,我继续一步步前进。" }, { "id_line": 360, "ja_text": "と、その時。トンネルの横の壁から、光の筋が見えているのを見つけた。", "zh_text": "就在这时,我发现隧道侧壁有一道光线透进来。" }, { "id_line": 361, "ja_text": "(……また……)", "zh_text": "(……又是……)" }, { "id_line": 362, "ja_text": "1週間前も同じような光景を見た。段ボールのつなぎ目なのか、細い割れ目が出来てしまっているのだ。…巨大な女子からしたら目にも見えないような隙間かもしれないが、縮小した人間にとっては人一人通れるくらいの隙間に見えた。", "zh_text": "一周前也见过类似的景象。是段纸板的接缝处出现了细小的裂缝。对于巨大的女孩子来说可能连缝隙都看不见,但对于缩小的人类来说,这裂缝足够一个人通过。" }, { "id_line": 363, "ja_text": "この隙間を通れば。また、巨大な教室の世界に取り込まれる。あの時見た、巨大でむちむちな冬野の太ももを思い出す。柔らかエッチなでか太ももがそびえ立ち、冬野が身じろぎする度にぷるんっ♡と肉を波立たせて。あんな衝撃的な光景を見せられたら、どんな男子でも心を奪われるに決まっている。", "zh_text": "如果通过这个缝隙。又会被巨大的教室世界吞没。我想起了那时看到的,巨大而丰满的冬野的大腿。柔软而色情的大腿耸立着,每当冬野稍微动一下,肉感就会波动♡。被这样震撼的场景吸引,任何男孩都会被俘虏。" }, { "id_line": 364, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 365, "ja_text": "好奇心を抑えられなかった。", "zh_text": "无法抑制好奇心。" }, { "id_line": 366, "ja_text": "(ちょっと、だけ……)", "zh_text": "(只看一点点……)" }, { "id_line": 367, "ja_text": "俺は段ボールの隙間に身体をねじ込ませ。光まばゆい教室の世界へ、足を踏み出したのだった。", "zh_text": "我挤进段纸板的缝隙,迈向光芒四射的教室世界。" }, { "id_line": 368, "ja_text": "(………。……うわっ……!!)", "zh_text": "(………。……哇……!!)" }, { "id_line": 369, "ja_text": "そこは、1週間前に見た巨大な教室とはまた別の世界だった。強烈なローアングル。俺が降り立った床はそのまま教室の床で、地平線の彼方でだだっ広く茶色の地面が広がっている。遠くの方には鉄の棒のようなものがビルのように大量にそびえ立っており、それが机の脚であることに少し遅れて気づいた。", "zh_text": "那里是一个与一周前见到的巨大教室完全不同的世界。极端的低角度。我脚下的地板就是教室的地板,在地平线的彼端,茶色的地面广阔无垠。远处可以看到像铁棒一样的东西像建筑物一样高耸,稍后我意识到那是桌子的腿。" }, { "id_line": 370, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 371, "ja_text": "「「今、新しい人入ったよー」」", "zh_text": "「「现在,新的人进来了哦」」" }, { "id_line": 372, "ja_text": "「「りょうかーい」」", "zh_text": "「「了解」」" }, { "id_line": 373, "ja_text": "遠くの方に見える、制服スカート姿の大巨人たち。その姿は紛れもなくクラスメートの女子たちで、ぶっとい太ももの塔を何本もそびえさせながら、遥か上空で笑って話し合っていた。", "zh_text": "远处可以看到穿着制服裙子的巨人们。那些身影无疑是我的女同学们,他们的粗大腿部像塔一样耸立,而在遥远的上空笑着交谈。" }, { "id_line": 374, "ja_text": "こんなにも遠いのに、こんなにも近く見える。視界いっぱいに広がるその大巨人たちが、途方もない存在に見えてくる。…机の上に立っていた1週間前とは違う。同じ床に降り立ってしまうと、こうも巨大で、圧倒的で、恐ろしいものなのか。あの女神たちと普段同じ空間で勉強していることが、信じられなくなってくる。", "zh_text": "即使这么远,也感觉如此近。那些巨大女孩们充满视野,显得如此巨大而不可思议。与一周前站在桌子上的情形不同。一旦站在同一地板上,她们显得如此巨大、压倒性、可怕。曾经和那些女神们在同一个空间学习的事实,都变得难以置信。" }, { "id_line": 375, "ja_text": "「「そろそろ床ゾーンのとこに人くるんじゃない?」」", "zh_text": "「「有快到地板区域的人了吧?」」" }, { "id_line": 376, "ja_text": "「「あ、じゃあ私行くね」」", "zh_text": "「「啊,那我去吧」」" }, { "id_line": 377, "ja_text": "ドンッ!!ドンッ!!ドンッ!!", "zh_text": "咚咚咚!!" }, { "id_line": 378, "ja_text": "「ひぃぃぃっっ……!!」", "zh_text": "「呀啊啊啊……!!」" }, { "id_line": 379, "ja_text": "今まで生きてきた中で感じたことのない激しい揺れが、教室の床を襲う。遥か遠方にいた一人の巨人が、こちらに向かって歩いているのだ。女神の脚が一歩踏み出される度、縦揺れた床に翻弄された俺は手をついて這いつくばるしかない。巨大な上履きがぎゅむぅっ…!!と音を立てて床を踏みしめるたび、床にひれ伏す惨めな縮小男子。その巨大な上履きも、巨大な脚にぴっちりみっちゃくした紺色のソックスも、たくましい膝も、ぷるぷる震える白い太ももさえ、まだまだ女神の身体の一部でしかなくて。その先の上半身など高すぎてよく見えなくて、巨大すぎるJK美脚が2本、こちらにとてつもないスピードで歩いてくる光景しか認識できない。", "zh_text": "我从未在生活中感受过的剧烈震动袭击着教室的地板。一个巨人从远方向这边走来。每当女神的腿迈出一步,我就被摇晃的地板振倒,只能匍匐在地。巨大的鞋子每一步都发出沉重的声音,每一次踏实的脚步都让我在地板上无法起身。那巨大的鞋子、紧贴在强壮膝盖上的深蓝色袜子、以及颤抖的白色大腿,都只是女神身体的一部分。而她们的上半身太高,几乎看不清楚,只能看到两条巨大的JK美脚以惊人的速度向我走来。" }, { "id_line": 380, "ja_text": "そんな光景に圧倒された、ものの数秒後。", "zh_text": "在被这样的场景压倒的几秒钟后。" }, { "id_line": 381, "ja_text": "ズドンッ!!!ドンッ!!!", "zh_text": "轰隆!!!咚!!!" }, { "id_line": 382, "ja_text": "「っっっ……!!!!」", "zh_text": "「啊……!!!!」" }, { "id_line": 383, "ja_text": "俺がいる場所の10メートルくらい先の場所に、2tトラックのようなデカさの上履きが激しく踏み下ろされた。", "zh_text": "在我所在位置大约10米远的地方,一只像2吨卡车那么大的鞋子猛烈地踩下。" }, { "id_line": 384, "ja_text": "「「このへんかな」」", "zh_text": "「「这附近吧」」" }, { "id_line": 385, "ja_text": "「あ……ああ……」", "zh_text": "「啊……啊啊……」" }, { "id_line": 386, "ja_text": "足を踏み下ろして圧倒的にそびえ立つJK女神。異常なほどローアングルで見上げるその姿は、もはやスカートの裾で上半身が全く見えなかった。俺から見えるのは、上履き、ソックス、太もも、そして逆光で全く見えないスカートの中だけ。顔すら合わせられないこの状態が、クラスの女子たちとは生きている世界が違うことを教えてくれる。まるで、教室に迷い込んだ虫になった気分だった。", "zh_text": "踩下脚步的是高耸入云的JK女神。从异常的低角度仰望她的身影,几乎被裙摆遮住了上半身。从我这里能看到的,只有鞋子、袜子、大腿,以及被逆光完全遮住的裙子里面。在这种情况下甚至无法看到面容,这让我感觉自己就像误入教室的昆虫一样。" }, { "id_line": 387, "ja_text": "あまりに一瞬の出来事に、この下半身の持ち主が誰なのか認識できなかった。誰のかも分からないむっちり美しい脚ににわかに心を奪われながらも、逆光で見えないスカートの中見が気になってしまう。", "zh_text": "由于事情发生得太突然,我甚至没能认出这双下半身的主人是谁。在被不知名的丰满美脚迷住的同时,我也对逆光下看不见的裙子里面感到好奇。" }, { "id_line": 388, "ja_text": "ぎゅむっ…!!", "zh_text": "紧紧……!!" }, { "id_line": 389, "ja_text": "「ひっ……あ……にげ…」", "zh_text": "「咻……啊……逃……」" }, { "id_line": 390, "ja_text": "至近距離で恐ろしい音で摩擦する巨大な上履き。その音で、今自分がどれだけ危ない場所に立っているかを理解した。ビルのように巨大な女子の、足の間にいる状態なのだ。しかも、巨人から俺の姿は見えていない。この女子が何気なく一歩踏み出すだけで、俺は上履きの底のシミになって一生こびりついたままとなるだろう。", "zh_text": "近距离传来巨大运动鞋摩擦的可怕声音。通过这声音,我意识到自己正站在多么危险的地方。就像站在高楼大厦一样巨大的女孩子的脚边。而且,巨人并没有看到我。如果这个女孩子不经意间迈出一步,我就会成为运动鞋底的污渍,永远粘在那里。" }, { "id_line": 391, "ja_text": "そう認識した瞬間、恐怖で身体が動かなくなる。", "zh_text": "在那一瞬间意识到这点,恐惧让我的身体无法动弹。" }, { "id_line": 392, "ja_text": "「「よいしょっと」」", "zh_text": "「「好,这样」」" }, { "id_line": 393, "ja_text": "ぐんっ!!!", "zh_text": "砰!!!" }, { "id_line": 394, "ja_text": "「ひああっっっ!!!???」", "zh_text": "「呀啊啊啊!!!???」" }, { "id_line": 395, "ja_text": "突然、目の前の下半身が急降下してくる。まるで空が降ってきたかのように、俺の視界を支配していたものが一気に降りかかってくる恐怖。このまま誰のかも分からない健康的な下半身に潰されて、短い人生を終えるのか。そこまで一瞬で想像してしまう。", "zh_text": "突然,眼前的下半身急速下降。就像天空坠落一样,原本占据我视野的东西突然压了下来。就这样被不知是谁的健康下半身压扁,结束短暂的人生吗?我一瞬间就想到了这点。" }, { "id_line": 396, "ja_text": "「………?」", "zh_text": "「………?」" }, { "id_line": 397, "ja_text": "しかし、女神の下半身に圧し潰されることはなく。思わずしゃがみ込んで顔を覆っていた俺は、恐る恐る上の方を見上げると。", "zh_text": "但是,并没有被女神的下半身压扁。我本能地蹲下并捂住脸,恐惧地抬头望去。" }, { "id_line": 398, "ja_text": "「……っっ!!……あ……」", "zh_text": "「……!!……啊……」" }, { "id_line": 399, "ja_text": "みちぃぃ……♡♡", "zh_text": "紧紧……♡♡" }, { "id_line": 400, "ja_text": "そこには、しゃがみ込んだ女神の下半身がこれでもかというくらい露わになって広がっていた。純白の生地が圧倒的に視界に飛び込んできて、こちらの意識を捕えて離さない。これが、一人の女子高生が股に身に着けている下着だとは到底思えなかった。天を埋め尽くすほどのパンチラはもはや暴力的なえっちさで、こちらの興奮を支配して離さない。意識しないことなんてできない。どこに視線を向けても、巨大な下着がみちぃぃ…♡♡と股間に密着している光景が降ってくるのだから。", "zh_text": "那里,蹲下的女神的下半身露骨地展现在眼前。纯白的布料霸道地占据了我的视线,牢牢抓住我的意识不放。这是一个女高中生穿在腿间的内衣,简直难以置信。天空般遮盖的内裤展现出的暴力色情,牢牢掌控着我的兴奋不放。根本无法不去注意。无论将视线投向何处,巨大的内裤都紧贴着胯部……♡♡" }, { "id_line": 401, "ja_text": "巨大な下着の端から、太ももの付け根の肌が食い込んではみ出している。一切人目に出ないはずのその部位は全く日焼けておらず、真っ白で神々しさすら覚える。美しい脚の付け根からむちむちの迫力満点の太ももが上に向かって伸びており、膝を経由してふくらはぎが下に伸びていき。しゃがみ込んだ状態のふくらはぎが太ももに密着してむちむちっ…♡と肉を変形させていて、それがまた性的な興奮を煽ってくる。", "zh_text": "从巨大内裤的边缘,大腿根部的皮肤被挤压出来。那本不应被人看到的部位完全没有晒黑,显得纯白而神圣。美丽的腿根部向上延伸出丰满有力的大腿,经过膝盖,小腿向下延伸。蹲下的小腿紧贴大腿,肉感……♡变形,这又进一步激发了性的兴奋。" }, { "id_line": 402, "ja_text": "「「ん………」」", "zh_text": "「「嗯………」」" }, { "id_line": 403, "ja_text": "バンッ!!バンッ!!", "zh_text": "砰!!砰!!" }, { "id_line": 404, "ja_text": "後ろで大きな音が鳴り響き、ビクッとなる。今俺の前でしゃがんでいる女子が、段ボールトンネルの天井を叩いているのだ。…ここでもまた、同じトラップがあったらしい。あのまま順路に沿って進んでいたら、この巨人の手のひらに容易に驚かされていたのだろう。", "zh_text": "后面传来巨大的声响,我不禁一惊。现在在我面前蹲着的女孩子,正在敲打着纸板隧道的顶部。……看来这里也有同样的陷阱。如果我继续按照路线前进,很容易就会被这个巨人吓到。" }, { "id_line": 405, "ja_text": "「「ん……咲ちゃん、そのガムテープ取ってー」」", "zh_text": "「「嗯……咲酱,那个胶带给我」」" }, { "id_line": 406, "ja_text": "ぎゅむっ…ぎゅむっ……!!", "zh_text": "紧紧……紧紧……!!" }, { "id_line": 407, "ja_text": "「ひっ……あっ……」", "zh_text": "「咻……啊……」" }, { "id_line": 408, "ja_text": "目の前の下半身が予告もなく動き、上履きが踏み直される。巨大な下着が上下に揺れたかと思えば、そこから伸びる太ももがむにむにと形を変えて伸びたり、ぎゅっと圧縮されたり。あまりにも大きな女子の股間部が有機的に動く光景は、年頃の男子にとって刺激が強すぎる。", "zh_text": "眼前的下半身突然动了起来,运动鞋重新踩下。巨大的内裤上下摇摆,接着从那里伸出的大腿变形伸展,紧紧压缩。如此巨大的女孩子的胯部动态,对于正值青春期的男孩子来说刺激太强烈了。" }, { "id_line": 409, "ja_text": "(っ………)", "zh_text": "(………)" }, { "id_line": 410, "ja_text": "抑えきれない気持ちを我慢する。未だクラスメートのどの女子か分からないまま、その巨大な股間部に見下ろされて監禁される。ただの一人の女子高生の下半身が怖くて、下着が怖くて、身体を動かせもしない。それなのに、恐れ多くも女神様のスカートの中の光景に興奮してしまうみっともない縮小男子。", "zh_text": "我努力忍耐着无法抑制的情感。仍然不知道是哪个同班女孩子,就这样被巨大的胯部俯视着被囚禁。一个普通女高中生的下半身让我感到害怕,内裤让我感到害怕,连身体都动不了。尽管如此,我还是对女神的裙子里的景象感到兴奋,真是可悲的缩小男子。" }, { "id_line": 411, "ja_text": "「「はい、ガムテープ」」", "zh_text": "「「好的,胶带」」" }, { "id_line": 412, "ja_text": "「「ありがと。ここ、ちょっと空いてるんだよねー」」", "zh_text": "「「谢谢。这里有点开了呢」」" }, { "id_line": 413, "ja_text": "頭上で繰り広げられる大音量の会話は、あまりに音が大きすぎて明確に耳に入ってこない。あんな音量で巨人に話しかけられたら、一発で鼓膜が破れてしまうかもしれない。ただのクラスメートの女子の会話が、凶器にもなり得る体格差。", "zh_text": "头顶上进行的高音量对话,因为声音太大而反而无法清晰地听到。如果那样的音量直接对我的话,可能会立刻让耳膜破裂。普通的女同学之间的对话,因为体型差异也可以变成致命的武器。" }, { "id_line": 414, "ja_text": "「「よっと……」」", "zh_text": "「「好……」」" }, { "id_line": 415, "ja_text": "べりべりっ…ぺたっ……", "zh_text": "撕拉……贴上……" }, { "id_line": 416, "ja_text": "未だ股間から目が離せない俺は、上下左右に伸び縮みする下着のシワが気になって仕方がない。同い年の女子の下着すら見たことがないのに、それが股間部の動きに合わせて微細なシワを作っている様子まで見せつけられているのだ。あのシワの向こうに、何が広がっているのか。想像してしまう。", "zh_text": "我仍然无法从胯部移开目光,上下左右伸缩的内裤皱纹让我忍不住一直盯着。我甚至没见过同龄女孩子的内裤,更别说它随着胯部的动作产生细微的皱纹了。那些皱纹背后,究竟隐藏着什么?我无法停止想象。" }, { "id_line": 417, "ja_text": "「「よし、これでおっけー」」", "zh_text": "「「好,这样就可以了」」" }, { "id_line": 418, "ja_text": "ぎゅむっ!!", "zh_text": "紧紧!!" }, { "id_line": 419, "ja_text": "「うわあっ!!!」", "zh_text": "「哇啊!!!」" }, { "id_line": 420, "ja_text": "女神様の股間に目を奪われていた俺は、突然それが空高く上がっていくまで、何が起こっているのかよく分かっていなかった。圧倒的な下半身を見せつけていた巨大クラスメイトは一瞬にして遥か上空へと消えていき、再びたくましい2本の脚と相対させられることとなる。", "zh_text": "我被女神的胯部迷住了,直到它突然高高升起,我才意识到发生了什么。那个曾经展示过压倒性下半身的巨大同学瞬间消失在高空,使得我再次面对在我两侧的强壮的两只巨脚。" }, { "id_line": 421, "ja_text": "ドンッ!!ドンッ!!", "zh_text": "咚!!咚!!" }, { "id_line": 422, "ja_text": "「くっ……う……」", "zh_text": "「咕……呃……」" }, { "id_line": 423, "ja_text": "そのまま容赦なく教室の床を踏みにじり、巨体をすさまじいスピードで移動させていく。取り残された俺はしばし直立して動けなかったが、ふと我に返る。", "zh_text": "就这样无情地踏着教室的地板,巨大的身体以惊人的速度移动。被留下的我一时站立不动,但突然回过神来。" }, { "id_line": 424, "ja_text": "(早く戻らないと…!!)", "zh_text": "(必须快点回去…!!)" }, { "id_line": 425, "ja_text": "今俺は、とんでもなく危ない状況に晒されていたのだ。あの女子が一歩上履きを踏み直すだけで、全身くまなく圧し潰されていた。こんな危ない場所が学校の教室でしかないなんて信じられないが、今の俺にとっては危険すぎる空間。", "zh_text": "现在我正处于极其危险的情况。只要那个女孩子稍微踩一下运动鞋,我就会被全身压扁。学校的教室里竟然是这么危险的地方,真是难以置信,但对我来说这是一个危险至极的空间。" }, { "id_line": 426, "ja_text": "しかし、踵を返して段ボールトンネルに戻ろうとした俺は。", "zh_text": "然而,正当我转身想回到纸板隧道时。" }, { "id_line": 427, "ja_text": "「………え?」", "zh_text": "「………诶?」" }, { "id_line": 428, "ja_text": "僅かに開いていたはずの隙間がガムテープで塞がれていることに、ようやく気付いたのだった。", "zh_text": "我终于注意到,原本略微开着的缝隙已经被胶带彻底封住了。" }, { "id_line": 429, "ja_text": "#3", "zh_text": "#3" }, { "id_line": 430, "ja_text": "お化け屋敷の外は恐怖の世界", "zh_text": "鬼屋外的恐怖世界" }, { "id_line": 431, "ja_text": "「「今、お客さん2人入ったよー」」", "zh_text": "「「有两位新的客人现在进来了哦ー」」" }, { "id_line": 432, "ja_text": "「「おっけー」」", "zh_text": "「「好的」」" }, { "id_line": 433, "ja_text": "ドスンッ!!ドスンッ!!", "zh_text": "咚隆!!咚隆!!" }, { "id_line": 434, "ja_text": "(ひぃぃっっっ!!!)", "zh_text": "(呀啊啊啊!!!)" }, { "id_line": 435, "ja_text": "果てしなく広い教室という空間で、むちむちのJK美脚が空を飛び交っていく。重機のような足が床に着地する度にドスンッ!!と恐ろしい音が響き渡り、次の瞬間には肌色の巨大な柱が遠くの方に去っていく。かと思えば、また別の巨人が足踏みを降らせてきて。", "zh_text": "在这个无边无际的教室空间里,肉感十足的女高中生的美脚在空中飞舞。每当像重型机械一样的脚落地时,都会发出可怕的咚隆声,下一刻,巨大的肉色柱子就会远远地移向远方。紧接着,马上就又会有另一个巨人将她的脚步重重地落下。" }, { "id_line": 436, "ja_text": "さっきまで対等なクラスメートだったはずの女子たちの歩行に、何度も命を刈り取られそうになった。", "zh_text": "在本应是与我平等的同班女生的来回行走中,我好几次都差点丧命。" }, { "id_line": 437, "ja_text": "(にげっ、にげ、ないと…!!)", "zh_text": "(得逃、逃、不然…!!)" }, { "id_line": 438, "ja_text": "お化け屋敷の外に出た後に、段ボールのトンネル内に戻る穴をガムテープで塞がれてしまった俺は。段ボールの壁に必死でへばりつきながら、自由気ままに歩き回る女神たちの脚に恐怖しながら、その凶悪な重量の足がこちらに落ちてこないことを祈り続けるしかなかった。", "zh_text": "在逃出鬼屋后,回到纸板隧道内的洞口被胶带封住的我。我只能紧贴着纸板墙壁,一边对自由自在走动的女神们的脚步感到恐惧,一边祈祷那些凶猛的脚不会落向我这边。" }, { "id_line": 439, "ja_text": "「「あははっ!!」」", "zh_text": "「「啊哈哈!!」」" }, { "id_line": 440, "ja_text": "ズンッ!!ズリッ…ズリッ…!!", "zh_text": "咚!!咚……咚……!!" }, { "id_line": 441, "ja_text": "(っっ……)ビクッ…!ビクッ…!!", "zh_text": "(……)…!…!!" }, { "id_line": 442, "ja_text": "俺がいる場所から1タイルだけ離れた所に、また別の女子たちが脚を踏み下ろす。何気なく談笑しつつ、時折笑っては上履きを教室の床に無意識に擦り付ける。その音が恐ろしく、まるで自分のような小さい虫を擦り潰そうとしているように見えてしまって。", "zh_text": "在我所在位置只隔了一块瓷砖的地方,又有其他女生将脚放下。她们闲聊着,时不时笑着,无意识地将鞋底擦在教室的地板上。那声音听起来很可怕,就像是在无意中碾压一个像我这样的小虫子。" }, { "id_line": 443, "ja_text": "(ごめんなさい……ごめんなさいっ……!!)", "zh_text": "(对不起……对不起……!!)" }, { "id_line": 444, "ja_text": "クラスメートの巨体に、心の中で命乞いをする始末。ローアングルすぎて顔もよく分からない巨大女子にいくら祈り続けた所で、帰ってくるのはむっちり太ももが重力に合わせて揺れるえっちな光景だけ。当の巨人本人は足元の矮小なクラスメートに気づくわけもなく、いつも通り友達と駄弁っているだけなのだ。", "zh_text": "在心里向同班的巨大女生乞求生命。因为角度太低,几乎看不清巨大女生的脸,无论我祈祷多少次,回应我的只有随着重力摇摆的肉感大腿的色情景象。而巨人本人并没有注意到脚下的小同学,只是像往常一样和朋友闲聊。" }, { "id_line": 445, "ja_text": "ただ、体格差があるだけで。ただ縮小スプレーをかけられただけで、神様と虫レベルの関係性まで堕ちてしまうなんて。…もはや、意思疎通を図ろう、気づいてもらおう、という気にすらならなかった。", "zh_text": "仅仅因为体型差异,仅仅因为被喷了缩小喷雾,就沦为了神与虫的关系。……我甚至无法再去想要尝试沟通,让她们注意到我。" }, { "id_line": 446, "ja_text": "「はあっ…!!はあっ…!!」", "zh_text": "「哈啊……!!哈啊……!!」" }, { "id_line": 447, "ja_text": "そして、俺が取った行動は。とにかく、あの美脚が落ちてこない教室の隅まで逃げることだった。幸い俺がいた場所は教室の後ろ側にやや近かったため、そちらを目指して必死に手足を動かして走っていく。…本当に命がかかっているだけあって、あまりに必死だった。", "zh_text": "于是,我采取的行动是。无论如何,都要逃到教室角落,避开那些美脚的落点。幸运的是,我所在的位置比较靠近教室后面,所以目标明确,我拼命地移动手脚跑过去。……真的是生命攸关,我太过于拼命了。" }, { "id_line": 448, "ja_text": "そして1分後。教室の後ろでマス目状に並んでいる、扉のないロッカーの目の前までたどり着くことができた。ロッカーはクラスの人数分あり、ここは空き教室だがお化け屋敷のスタッフである女子たちの荷物置き場と化していた。一つ一つのロッカーがちょっとしたコンサートホールくらいの大きさで、その空間を容易に埋め尽くすほど大きなスクールバッグや水筒、脱ぎ捨てた上着などが押し込まれている。", "zh_text": "然后一分钟后。我终于到达了教室后面,像棋盘一样排列的无门的鞋柜前。鞋柜有整个班级的人数那么多,这里虽然是空教室,但已经变成了鬼屋工作人员即女生们的行李存放处。每个鞋柜都有一个小型音乐厅那么大,里面塞满了巨大的书包、水壶、脱下的外套等,足以轻易填满那个空间。" }, { "id_line": 449, "ja_text": "(でか………)", "zh_text": "(好大………)" }, { "id_line": 450, "ja_text": "女子たちの私物のあまりの大きさに気圧される。無造作にロッカーに詰め込まれたそれらは、その一つ一つがこちらを質量で威圧してくる。私物の大きさは、持ち主である女子たちの部位の巨大さを物語っていて、それを嫌でも想像させられる。あのバッグを持てる手の大きさ、あの水筒を飲める口の大きさ、あの上着を羽織ることが出来る上半身の圧倒さ。", "zh_text": "被女生们的私人物品的巨大尺寸所压迫。随意塞进鞋柜的那些东西,每一个都用它的大小来威胁我。私人物品的大小,讲述了它们的主人身体部位有多么巨大,不由自主地让人联想到。那个背包的持有者的手有多大,那个水壶的使用者的嘴有多大,那个外套的穿戴者的上半身有多压倒性。" }, { "id_line": 451, "ja_text": "しかし、そこに圧倒されている場合ではない。…幸いにも、一番下のロッカーは教室の床と段差がなく。俺は誰かの私物が詰め込まれたロッカーの空間に足を踏み入れた。ここなら、女子の足が直接降ってくることはないはずだ。", "zh_text": "然而,现在不是被压倒的时候。……幸运的是,最底层的鞋柜与教室的地面没有高低差。我踏进了某人私物堆满的鞋柜空间。在这里,女生的脚不应该直接落下来。" }, { "id_line": 452, "ja_text": "(…………)", "zh_text": "(…………)" }, { "id_line": 453, "ja_text": "ロッカーの空間の中は、甘く漂う思春期女子の香り。それがどの私物から出ているのかは分からない。上着やスクールバッグに僅かに染み込んでいた匂いは、虫のような人間にとっては強い強い香りとなって鼻腔を支配する。対等なサイズだったら、よっぽど近づかないとこれほどの匂いは感じないだろう。…本人さえ意識していなさそうな私物の香りを強制的に意識させられるという、倒錯的な被支配感。この匂いが誰のものなのかすら分かっていないのに、変な興奮が生まれてきてしまう。", "zh_text": "鞋柜空间里弥漫着青春期女生的甜美香气。不知道这些气味是从哪件私物中散发出来的。上衣和书包上略微渗透的气味,对于像虫子一样的人来说,是强烈的香味,支配着嗅觉。如果是同样大小的人类,除非非常靠近,否则不可能感受到这么强烈的气味。……被迫意识到连本人都可能没有意识到的私物的气味,这种倒错的被支配感。即使不知道这些气味属于谁,也不禁产生了奇怪的兴奋。" }, { "id_line": 454, "ja_text": "「ここならしばらく大丈夫だろ…「「あっつ~」」", "zh_text": "「这里应该可以暂时安全吧…「「好热~」」" }, { "id_line": 455, "ja_text": "ドスンッ!!ズンッ!!", "zh_text": "咚隆!!咚!!" }, { "id_line": 456, "ja_text": "「ひっ……あ……」", "zh_text": "「ひっ……あ……」" }, { "id_line": 457, "ja_text": "突然ロッカーの外の景色に現れたのは、巨大な上履き。ロッカーの中に避難しているから大丈夫とは言え、本能を揺さぶるデカさの上履きが無造作に降ってくるのだから、いちいち怯えて絶句してしまう。", "zh_text": "突然出现在了柜子外的景色,是一双巨大的室内鞋。虽然躲在鞋柜里应该是安全的,但本能还是会被这些随意落下的巨大室内鞋所震撼,每次都会吓得说不出话来。" }, { "id_line": 458, "ja_text": "「「上履き履いてるの暑くなってきた~」」", "zh_text": "「「穿着室内鞋变得好热呢~」」" }, { "id_line": 459, "ja_text": "「「脱いじゃえばー?」」", "zh_text": "「「那就脱掉吧ー?」」" }, { "id_line": 460, "ja_text": "目の前に鎮座する上履きに突っ込まれているのは、肌色の巨大おみ足。他の女子のように紺色のソックスに包まれておらず、すべすべの素肌がむき出しになっている。素足をそのまま上履きに突っ込むという行儀の悪い履き方は、恐らく運動部の誰かだろう、と直感で思った。", "zh_text": "眼前庄严地摆放着的室内鞋里,塞着一双肤色的巨大的脚。不像其他女生那样被套在深蓝色的袜子里,光滑的裸足暴露在外。这种不拘小节地直接把素足塞进室内鞋的穿法,直觉告诉我这可能是某个运动部的人。" }, { "id_line": 461, "ja_text": "ただの素足なのだが、何となくあまり見てはいけないような気がしていた素足履き。女子の素足に興味があったわけでもなかったのに、こうしてあまりにも巨大な景色でそれを見せつけられると、目が離せなくなってしまう。", "zh_text": "虽然只是裸足,但不知为何感觉这是不该看的裸足。虽然我对女生的裸足并没有兴趣,但当如此巨大的景象强迫我看到时,我就无法移开视线。" }, { "id_line": 462, "ja_text": "「「よいしょっと」」", "zh_text": "「「好的,这样子」」" }, { "id_line": 463, "ja_text": "ぎゅむっ……ぎゅっ……!!", "zh_text": "咕姆……咕……!!" }, { "id_line": 464, "ja_text": "ズンッ…!!!", "zh_text": "咚……!!!" }, { "id_line": 465, "ja_text": "(あ…………)", "zh_text": "(啊…………)" }, { "id_line": 466, "ja_text": "足だけの巨人は、上履きに突っ込んでいた素足を無理やり外に開放する。くたくたになった上履きがドンッ!!ドンッ!!と教室の床に叩きつけられると、その後を追うようにズンッ!!ズンッ!!と生の素足が2つ、遅れて降ってくる。", "zh_text": "只有脚的巨人,将塞在室内鞋里的素足强行拉了出来。变得疲惫不堪的室内鞋咚!!咚!!地砸在教室的地板上,紧接着就像追随其后一样,咚!!咚!!两只赤裸的脚迟缓地落下。" }, { "id_line": 467, "ja_text": "初めて、女子の素足をこんなにまじまじと見たかもしれない。足の指一本一本だけで、俺の身体を容易に捻じ伏せてしまえる大きさ。その指を従えている足本体はすべすべの肌色で、美しい足の造形美を主張していた。ちょっとだけ骨の形が見えて、それでいて柔らかな肉付きもあり。運動部女子の何気ない素足は、美しさと健康的な柔らかさを兼ね備えていた。足の裏は見えてはいないが、巨体を受け止めるためのクッションとなる柔らかな肉が少しだけはみ出していて。", "zh_text": "这可能是我第一次如此仔细地看女生的裸足。仅仅是脚趾头就足以轻易压倒我的身体。那些脚趾所属的脚本体,肤色光滑,美丽的脚形美得引人注目。可以隐约看到骨头的形状,同时也有柔软的肉感。运动部女生不经意间露出的裸足,既美丽又健康柔软。虽然看不见脚底,但可以想象到为了承受巨大身躯而稍微凸出的柔软肉垫。" }, { "id_line": 468, "ja_text": "あの足裏に踏まれてしまったら、どうなるのだろう。", "zh_text": "如果被那脚底踩上的话,会变成什么样子呢。" }, { "id_line": 469, "ja_text": "「「んっ」」", "zh_text": "「「嗯」」" }, { "id_line": 470, "ja_text": "ドンッ!!ゴロゴロッ…!!", "zh_text": "咚!!滚滚……!!" }, { "id_line": 471, "ja_text": "「うわあっっ!!??」", "zh_text": "「哇啊啊!!??」" }, { "id_line": 472, "ja_text": "ぼーっとしていた所に、突然巨大な上履きがロッカー内に転がり込んでくる。JK素足が、行儀悪く上履きをロッカー内に蹴り込んだのだ。この女子にとっては足を纏うだけの取るに足らない大きさかもしれないが、小人にとっては凶器となり得る巨大なオブジェクトが無造作に転がってくるのだ。あまりに大きな質量が迫ってくる光景に、俺は逃げる判断すらつかず、頭を抱えてうずくまるしかなかった。", "zh_text": "正当我发呆时,突然一双巨大的室内鞋滚进了鞋柜里。JK的裸足不拘小节地将室内鞋踢进了鞋柜。对于这个女生来说,这可能只是足以包裹住她脚的微不足道的大小,但对于小人来说,这个随意滚动的巨大物体却可能成为致命的武器。面对这么大的质量逼近的景象,我甚至无法做出逃跑的决定,只能抱头蹲下。" }, { "id_line": 473, "ja_text": "「「あー、涼しー♪」」", "zh_text": "「「啊,真凉快~♪」」" }, { "id_line": 474, "ja_text": "ダンプカーのような上履きが、一方は俺の右隣に着地し、もう一方は左隣に横向きになって着地する。左右の上履きに取り囲まれ、巨大な女子の足に直接挟まれているような気分に陥る。", "zh_text": "像翻斗车一样的室内鞋,一只落在我右边,另一只则横着落在我左边。被左右的室内鞋包围,感觉就像直接被巨大女生的脚夹在中间一样。" }, { "id_line": 475, "ja_text": "「…っ、げほっ!!げほっ!!」", "zh_text": "「…咳,咳咳!!」" }, { "id_line": 476, "ja_text": "強烈に濃厚な足裏の匂いが、一瞬でロッカー内の空気を塗り替える。あまりの刺激臭に思わず咳き込んでしまう。左側の上履きは、足を入れる上側の部分がちょうどこちらに向く形で倒れており。汗にじっとりまみれた素足が押し込まれていた、上履きの内部がこちらに曝け出されていた。運動部女子の素足に散々踏みしだかれた中敷きは黒ずんでおり、その中にどれだけの汗が染み込んでいるのか想像するだけで途方もない。その中敷きから香り立つ匂いはあまりに過激で、目から涙が出てくるほど。", "zh_text": "浓烈的脚底味道瞬间改变了鞋柜内的空气。强烈的刺激味道让我不禁咳嗽起来。左边的室内鞋倒下时,正好是鞋口朝向这边。汗水湿透的裸足曾经挤压过的室内鞋内部暴露在外。被运动部女生的裸足踩得黑黑的鞋垫,想象一下其中吸收了多少汗水就觉得难以置信。从那鞋垫散发出的味道实在是过于强烈,让人泪流满面。" }, { "id_line": 477, "ja_text": "「「脱いだの?」」", "zh_text": "「「你把鞋子脱掉了么?」」" }, { "id_line": 478, "ja_text": "「「うん、床ひんやりして気持ちいいよ~」」", "zh_text": "「「嗯,地板凉凉的,感觉很舒服~」」" }, { "id_line": 479, "ja_text": "ロッカーの外から聞こえてくるJKの声と、ロッカーの中を蹂躙する上履きの濃厚の匂いが、同一人物のものとは到底思えない。あまりのギャップに鳥肌が立ち、それが興奮によるものなのかよく分からなかった。…ただ、少なくとも、目の前に広がるくたびれた中敷きを見て、散々巨大素足に踏みしだかれて汗を染み込ませられた中敷きを見て、羨ましいという気持ちが僅かに心の隅にあったのは確かだった。", "zh_text": "从鞋柜外传来的JK的声音,和在鞋柜内肆虐的室内鞋的浓郁味道,简直难以相信是同一个人的。这种巨大的反差让我起了一身鸡皮疙瘩,不知道这是因为兴奋还是别的原因。…但至少,看着眼前破旧的鞋垫,看着被巨大裸足踩得汗水淋漓的鞋垫,心底隐隐有种羡慕的感觉是肯定的。" }, { "id_line": 480, "ja_text": "それでも、あまりの刺激臭に、ロッカー内に留まることはできなかった。", "zh_text": "即便如此,由于刺激味道太过强烈,我无法留在鞋柜内。" }, { "id_line": 481, "ja_text": "(は、早く、外へ…!)", "zh_text": "(得、得快点,往外面跑…!)" }, { "id_line": 482, "ja_text": "俺はふらふらとよろめきながら、ロッカーの外へ一目散に逃げだす。とにかくこの空間には留まっていられない。外の危険性も顧みず、俺はロッカーの外へ飛び出した。", "zh_text": "我踉踉跄跄地摇摇晃晃地,急忙逃向鞋柜外面。无论如何不能留在这个空间里。不顾外面的危险,我冲出了鞋柜。" }, { "id_line": 483, "ja_text": "「「~~♪」」", "zh_text": "「「~~♪」」" }, { "id_line": 484, "ja_text": "ズンッ!!ズンッ!!", "zh_text": "咚!!咚!!" }, { "id_line": 485, "ja_text": "「ひああっっ!!??」", "zh_text": "「啊呀啊!!??」" }, { "id_line": 486, "ja_text": "当然、まだロッカーの外には巨大素足が鎮座していて。上履きから解放された素足が、遥か上空でスマホでも弄っているように思われる巨人の気の向くままに、床にぽんぽんと叩きつけられている。素足の熱気は凄まじく、ズンッ…と教室の床に着地した足裏が数秒後に持ち上げられると、みちちっ…♡と汗が引きはがされるような音を響かせる。足裏が密着していた部分の床は一瞬で湿ってしまい、巨大素足の形が刹那的に教室の床にその造形を残していくのだ。", "zh_text": "当然,在鞋柜外面,巨大的赤脚依然站着原地。从室内鞋中解放出来的赤脚,在高高的上空随着像是在玩弄智能手机的巨人随意地,轻轻地拍打在地板上。赤脚的热气是如此猛烈,咚……一声教室的地板上着陆的脚掌几秒钟后被抬起时,会发出咪啾……♡的汗水被撕裂般的声音。脚掌紧贴的地板部分瞬间变湿,巨大的赤脚瞬间在教室的地板上留下了它的造型。" }, { "id_line": 487, "ja_text": "「はあっ、はあっ…!!」", "zh_text": "「哈啊,哈啊…!!」" }, { "id_line": 488, "ja_text": "JK素足が恐ろしくて、魅力的で、しかし凶悪で。一心不乱にその素足の領域から逃げ惑う。必死で走り、息が切れ、ふと後ろを振り返った時に、巨大な生脚のテリトリーから一向に抜け出せていない現実に絶望する。いくら走ろうと、この女神が一歩踏み出すだけで容易に跨ぎこされるスケール感。", "zh_text": "女高中生的赤脚既可怕又迷人,但也非常危险。我一心只想逃离那赤脚的领域。拼命地跑着,气喘吁吁,当我偶然回头时,绝望于仍未能逃出巨大的领域的现实。无论我跑多远,这位女神只需迈出一步就能轻易跨过的规模感。" }, { "id_line": 489, "ja_text": "それでも必死に歩みを進め、ついに段ボールトンネルの側面のところまで走った俺は。", "zh_text": "即便如此我还是拼命前进,最终跑到了纸箱隧道的侧面。" }, { "id_line": 490, "ja_text": "(あ、開いてる…!)", "zh_text": "(啊,开着的…!)" }, { "id_line": 491, "ja_text": "トンネルの側面に、まだ女子が気づいていないであろう別の隙間が開いていることに運よく気づいたのだった。俺はその隙間に何とか身体を入り込ませた、その瞬間。", "zh_text": "我幸运地注意到隧道侧面有一个女孩可能还没注意到的缝隙。我设法挤进了那个缝隙,就在那一瞬间。" }, { "id_line": 492, "ja_text": "ドスンッッ…!!ドスンッ…!!!", "zh_text": "咚!!咚…!!!" }, { "id_line": 493, "ja_text": "「「シフト終わったしどっか行こー」」", "zh_text": "「「下班喽!去哪里玩吧!」」" }, { "id_line": 494, "ja_text": "数秒前まで俺がいた床の上に、先ほどの巨大素足が凶悪な音と振動を立てて着地したのだった。", "zh_text": "就在几秒钟前我所在的地板上,刚才的巨大的赤脚发出着凶猛的声音和震动着陆了。" }, { "id_line": 495, "ja_text": "「…………」", "zh_text": "「…………」" }, { "id_line": 496, "ja_text": "すんでの所で回避した俺は、段ボールトンネルの中に入ってからへたり込む。誇張でも何でもなく、あと一瞬遅れていたら死んでいた。誰のかもはっきり分からない素足の柔らかな足裏にむにぃぃっ♡と圧し潰され、人知れず息絶えていた。", "zh_text": "我在纸箱隧道内坐下来,差一点就没躲开了。这不是夸张,如果我再晚一瞬间,就会被踩扁。被也不清楚是谁的柔软的脚掌压扁,默默地断气。" }, { "id_line": 497, "ja_text": "リアルな命の危険を実感させられた俺は、もはや腰が抜け、足を進める勇気を失っていた。", "zh_text": "感受到了真正的生命危险的我,已经腰软脚软,失去了前进的勇气。" }, { "id_line": 498, "ja_text": "(もういやだ…動きたくない……)", "zh_text": "(不想再这样了…不想动了……)" }, { "id_line": 499, "ja_text": "俺はトンネル内で座り込み、外から少しだけ聞こえてくる足音や振動に恐怖して震えながら、そのまま動くことができなかった。", "zh_text": "我坐在隧道里,对从外面隐约传来的脚步声和震动感到恐惧,一动也不动地颤抖着。" }, { "id_line": 500, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 501, "ja_text": "キーンコーンカーンコーン……", "zh_text": "铃铛铃铛铃铛铃……" }, { "id_line": 502, "ja_text": "\"あと10分で、文化祭が終了します\"", "zh_text": "\"还有10分钟,文化祭就结束了\"" }, { "id_line": 503, "ja_text": "(……え?)", "zh_text": "(……诶?)" }, { "id_line": 504, "ja_text": "トンネル内で塞ぎこんでいた俺は、不意に外から聞こえてきたチャイムと放送の音を聞いてハッとした。もうそんな時間か。いや、俺がずっとここで震えてたから、時間が経ってしまったのか…。", "zh_text": "我在隧道里窝着,突然听到外面传来的铃声和广播声,猛地意识到了。已经是那个时间了。不,是因为我一直在这里发抖,时间就这样过去了…。" }, { "id_line": 505, "ja_text": "「「あと10分だってー」」", "zh_text": "「「还有10分钟呢」」" }, { "id_line": 506, "ja_text": "「「お客さん、後何人トンネルに残ってる?」」", "zh_text": "「「还有多少客人在隧道里呢?」」" }, { "id_line": 507, "ja_text": "外から女子の声が聞こえてくる。ここはトンネルの壁の隙間に近い場所なので、外の声が聞こえてきやすい。", "zh_text": "从外面传来女孩子的声音。这里靠近隧道墙壁的缝隙,所以外面的声音容易听到。" }, { "id_line": 508, "ja_text": "「「30分前から新しい人入れてないから、もう順路の最後の方にしかいないと思うよ」」", "zh_text": "「「从30分钟前就没有新人进来了,所以我觉得剩下的人应该只都在走最后一段路了」」" }, { "id_line": 509, "ja_text": "「「じゃあ、そこまでは片付けて大丈夫だね」」", "zh_text": "「「那么,那边就可以先收拾了」」" }, { "id_line": 510, "ja_text": "女子たちの打ち合わせの声が聞こえてくる。が、ぼーっと聞いていた俺は、その内容が何を意味しているのかを頭で分かっていなかった。", "zh_text": "我听到了女孩们的交流声。但是,我听得出神,甚至没有意识到她们的话内容意味着什么。" }, { "id_line": 511, "ja_text": "「「よっと」」", "zh_text": "「「来吧」」" }, { "id_line": 512, "ja_text": "バリバリバリッッ!!!", "zh_text": "嘎吱嘎吱!!!" }, { "id_line": 513, "ja_text": "「ああああっっっ!!????」", "zh_text": "「啊啊啊!!????」" }, { "id_line": 514, "ja_text": "突然の出来事だった。トンネルの天井に亀裂が入ったかと思うと、もの凄い音を立てながら巨大な手のひらが割って入ってくる。それは今までのようなお化け屋敷としての驚かせではなく、業務的な、このトンネルを破壊しようとする手の動きだった。", "zh_text": "突如其来的事情发生了。我以为是隧道的天花板裂开了,然后巨大的手发出着巨大的声音闯了进来。这不是像以前那样的鬼屋惊吓,而是业务性的,试图破坏这个隧道的手势。" }, { "id_line": 515, "ja_text": "メリメリッ!!ビリッ!!!", "zh_text": "咔嚓咔嚓!!撕裂!!!" }, { "id_line": 516, "ja_text": "「やめっ、いる、いるからっ!!!」", "zh_text": "「别,有人,有人在这里!!!」" }, { "id_line": 517, "ja_text": "トンネルを繋いでいたガムテープが乱雑に剥がされ、俺がいた場所の5メートル後方からのトンネル部分が容易に切り離される。一瞬にして教室の明るい光が差し込み、トンネルを素手で破壊する巨大クラスメートの姿が見えてくる。その姿は、都市を破壊する怪獣にしか見えなかった。", "zh_text": "连接隧道的胶带被随意撕掉,我所在位置5米后方的隧道部分轻易被切断。一瞬间,教室明亮的光线照进来,可以看到用徒手破坏隧道的巨大同学的身影。她的身影,看起来就像是在摧毁城市的怪兽。" }, { "id_line": 518, "ja_text": "「「なんかもったいないねー」」", "zh_text": "「「这样一下子破坏掉有点可惜呢」」" }, { "id_line": 519, "ja_text": "「「でも使い道ないし(笑)」」", "zh_text": "「「但是留着也没有用处啊(笑)」」" }, { "id_line": 520, "ja_text": "バリバリッッ!!!", "zh_text": "嘎吱嘎吱!!!" }, { "id_line": 521, "ja_text": "JK巨人がしゃがみながら、巨大なトンネルを恐ろしい音を立てながら破壊していく。耳をつんざくような破壊音がひたすら恐ろしく、何か巨大な災害に遭っている感覚。しかし実際は災害ではなく、目の前で無意識にしゃがみ巨大パンツを見せつけている元クラスメートの片付け行為でしかない。むにぃ…♡と張り出した太ももの付け根は女の子の柔らかな肉付きを主張しているのに、その巨人は人間を破壊してしまえる怪力を持って俺の居場所を襲っているのだ。", "zh_text": "女高中生巨人蹲了下来,发出可怕的声音破坏着巨大的隧道。令耳朵痛的破坏声无比恐怖,就像遭遇了巨大的灾难。但实际上这不是灾害,而是眼前无意识地蹲下展示巨大内裤的原同学的打扫收拾。肉感十足的大腿根部强调着女孩子柔软的肉感,而那个巨人正用她能够摧毁人类的怪力攻击我的藏身之处。" }, { "id_line": 522, "ja_text": "(逃げないと死ぬっ…!!)", "zh_text": "(不逃就死了…!!)" }, { "id_line": 523, "ja_text": "美脚を見せびらかしながら破壊の限りを尽くすJKたちから逃げようと、全力でトンネルの奥の方へ走っていく。早く順路の奥の方に行かなければ、この片付けという名の蹂躙に巻き込まれてしまう。", "zh_text": "我全力向隧道深处跑去,试图逃离正在尽情破坏的女高中生们。必须快点到达纸箱的深处,否则就会被这名为清理的蹂躏所卷入。" }, { "id_line": 524, "ja_text": "バンッッ!!!", "zh_text": "砰!!!" }, { "id_line": 525, "ja_text": "「ぎゃあああっっっ!!??」", "zh_text": "「吓啊啊!!??」" }, { "id_line": 526, "ja_text": "一瞬の出来事。走っていた俺の僅か2, 3メートル後方に、巨大重機のような上履きが着地した。", "zh_text": "一瞬间的事情。我刚跑过的地方,仅仅两三米背后,巨大的室内鞋像重型机械一样落地。" }, { "id_line": 527, "ja_text": "「「あははっ、気持ちー♪」」", "zh_text": "「「啊哈哈,感觉好有趣!♪」」" }, { "id_line": 528, "ja_text": "「………」ビクッ…ビクッ……", "zh_text": "「………」突突…突突……" }, { "id_line": 529, "ja_text": "トンネルの天井ごと突き破って出現した巨大上履き。その風圧で転ばされた俺は、腰を抜かしたまま身体を震わせる。見上げれば、天に向かってそびえ立つぶっといJK美脚。むちむちのたくましい太ももとふくらはぎが、格の違いを見せつけるかのように見下ろしてくる。", "zh_text": "突破隧道天花板出现的巨大室内鞋。那风压让我摔倒,我腰软脚软地颤抖着。抬头看去,高耸入云的粗壮女高中生美腿。结实的大腿和小腿仿佛在展示等级差异一样俯视着我。" }, { "id_line": 530, "ja_text": "後少しでも逃げ遅れていたら。誰かも分からないただのクラスメートに、虫のように踏み殺されていた。", "zh_text": "如果我逃得再慢一点。就会被一个不知名的同学像虫子一样踩死。" }, { "id_line": 531, "ja_text": "「「足で壊した方が早いかもね」」", "zh_text": "「「用脚破坏会更快吧」」" }, { "id_line": 532, "ja_text": "「「おっけー」」", "zh_text": "「「好诶~」」" }, { "id_line": 533, "ja_text": "バンッ!!ドンッ!!!", "zh_text": "砰!!咚!!!" }, { "id_line": 534, "ja_text": "メリメリメリッッ!!!", "zh_text": "咔嚓咔嚓!!!" }, { "id_line": 535, "ja_text": "(いやだっ、いやだっ…!!)", "zh_text": "(不要啊,不要……!!)" }, { "id_line": 536, "ja_text": "女神たちのむっちり滑らかな脚が、天から雷を落としまくる。段ボールの天井を容易に踏み抜き、破壊し、感じたことのないようなレベルの地響きをそこら中に響かせる。もう何が起こっているか分からない。無数の上履きが、まるで俺という虫を踏みつぶそうとよってたかっているように被害妄想する。巨大な上履きが、女子たちの履物でしかないことも忘れていく。ただただ、圧倒的な上位存在に蹂躙される感覚だけが残っていた。", "zh_text": "女神们丰满光滑的脚从天而降,如同不断地落下的轰轰雷一般。轻易地踏穿纸板天花板,摧毁它,并在周围引起前所未有的地震。已经不知道发生了什么。无数的室内鞋仿佛要踩死我这只虫子一样,让我产生了这种被害妄想。巨大的室内鞋,让我甚至忘记它们只是女孩子的鞋子。只剩下被压倒性的上位存在践踏的感觉。" }, { "id_line": 537, "ja_text": "バンッ!!ドンッ!!!", "zh_text": "砰!!轰!!!" }, { "id_line": 538, "ja_text": "ドンッ!!!バリバリッ!!", "zh_text": "轰!!!嘣嘣!!" }, { "id_line": 539, "ja_text": "「「早く終わらせて遊びたいね」」", "zh_text": "「「快点结束然后去玩吧」」" }, { "id_line": 540, "ja_text": "「「そうだね~」」", "zh_text": "「「是啊~」」" }, { "id_line": 541, "ja_text": "世間話をする女神たち。命を懸けて逃げる小人。その差はあまりに残酷で、俺に一生治らない被虐心を刻みつけようとしていた。", "zh_text": "闲聊的女神们。拼命逃命的小人。这种差距太残酷了,仿佛要在我身上刻下终生无法愈合的受虐心理。" }, { "id_line": 542, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 543, "ja_text": "「はあっ、はあっ、はあっ!!!」", "zh_text": "「哈啊,哈啊,哈啊!!!」" }, { "id_line": 544, "ja_text": "たっぷり5分間。俺は女神たちに踏み抜かれていくトンネルをひたすら走り、お化け屋敷の順路の奥へ奥へと進んでいった。", "zh_text": "整整5分钟。我一直在被女神们踏过的隧道里奔跑,不断向鬼屋的深处前进。" }, { "id_line": 545, "ja_text": "…そして、最後の部屋らしき空間にたどり着いた。立方体のような真四角の段ボール空間まで走り込んできた俺は、次に向かうべき通路が無く立ち往生していた。", "zh_text": "…然后,我到达了最后一个房间般的空间。我跑进了一个立方体形状的纯正纸板空间,发现没有通往下一个地方的通道,停了下来。" }, { "id_line": 546, "ja_text": "(…もう…終わりなのか…?)", "zh_text": "(…已经…结束了吗…?)" }, { "id_line": 547, "ja_text": "ここがお化け屋敷のゴールなのだろうか。出口は見えないけど…。女子たちの破壊の手がここまで及んでいないことから、恐らく順路の一番最後の方であることは予想できた。", "zh_text": "这是鬼屋的终点吗?虽然看不到出口…。但从女孩们的破坏没有延伸到这里来看,可以推测这可能是路线的最后部分。" }, { "id_line": 548, "ja_text": "もう、一刻も早く元の大きさに戻りたい。それしか考えていなかった。", "zh_text": "我只想尽快恢复原来的大小。" }, { "id_line": 549, "ja_text": "(早く出してくれ…!)", "zh_text": "(快点让我出去…!)" }, { "id_line": 550, "ja_text": "小さくなって、大きな女子たちの部位に興奮していた自分が愚かしい。興奮できていたのは自分が段ボールトンネルに守られていたから。女子に手加減してもらっていたから。いざ巨大な女子の無意識な行為に巻き込まれると、こんなにも危なくて恐ろしいのかと実感させられた。巨人たちに勝てる要素なんて何一つない。矮小な存在の俺は、女子たちの指一本にすら勝てない。クラスメートの気まぐれ一つで、上履きのシミになってしまう存在なのだから。", "zh_text": "变小以后对巨大女孩的身体部位感到兴奋的自己真是愚蠢。之所以能兴奋,是因为我被纸板隧道保护着。是因为女孩在手下留情。一旦被巨大女孩无意识的行为卷入,就会意识到这是多么危险和可怕。根本没有任何办法可以战胜巨人。我这个渺小的存在,甚至连女孩们的一个指头都赢不了。我只是一个随着同学们一时兴起就可能会成为室内鞋污渍的存在。" }, { "id_line": 551, "ja_text": "バタンッ!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 552, "ja_text": "「っっ!!」", "zh_text": "「呃!!」" }, { "id_line": 553, "ja_text": "いきなり、後方で音がした。", "zh_text": "突然,后方传来声音。" }, { "id_line": 554, "ja_text": "「…え?」", "zh_text": "「…诶?」" }, { "id_line": 555, "ja_text": "後ろを振り返ると、元来た道が段ボールの板で塞がれていた。…俺は、一瞬にしてこの立方体の空間に閉じ込められたことを知った。", "zh_text": "回头一看,原来的路被纸板板挡住了。…我瞬间意识到自己被困在这个立方体空间里了。" }, { "id_line": 556, "ja_text": "嫌な予感がむくむくと膨れ上がってくる。", "zh_text": "不祥的预感莫名其妙地膨胀起来。" }, { "id_line": 557, "ja_text": "「「こんにちは~」」", "zh_text": "「「你好呀~」」" }, { "id_line": 558, "ja_text": "「ひっ…!!」", "zh_text": "「吓…!!」" }, { "id_line": 559, "ja_text": "段ボール内に、かなり鮮明な女子の声が爆音で響いてくる。明らかにこの段ボールの近くまで口を近づけて、中にいる小人に向かって話しかけている。", "zh_text": "纸板内传来非常清晰的女孩声音,像爆炸声一样响起。显然是有人把嘴巴凑近了这个纸板,向里面的小人说话。" }, { "id_line": 560, "ja_text": "「「あなたは、このお化け屋敷で最後のお客さんです」」", "zh_text": "「「你是这个鬼屋的最后一个客人呢」」" }, { "id_line": 561, "ja_text": "爆音は続けて響き渡る。", "zh_text": "爆炸声继续响起。" }, { "id_line": 562, "ja_text": "「「特別サービスとして、怖さ100倍サービスしちゃいまーす♪」」", "zh_text": "「「作为特别服务,我们会给你提供100倍的恐怖服务哦♪」」" }, { "id_line": 563, "ja_text": "「は……?」", "zh_text": "「哈……?」" }, { "id_line": 564, "ja_text": "プシュゥゥゥッッ……", "zh_text": "嘶嘶嘶……" }, { "id_line": 565, "ja_text": "響き渡った台詞の意味を考える間もなく、段ボールの隙間から何か白い空気が流れ込んでくる。", "zh_text": "还没来得及思考那句话的意思,纸板缝隙中流进了一些白色的气体。" }, { "id_line": 566, "ja_text": "(え…うそ……)", "zh_text": "(啊…不会吧……)" }, { "id_line": 567, "ja_text": "その空気が何か、すぐに分かってしまう。お化け屋敷に入る前に吹きかけられたスプレーの色と全く同じ。", "zh_text": "我马上就明白了那是什么气体,它的颜色和之前进鬼屋前喷的喷雾剂完全一样。" }, { "id_line": 568, "ja_text": "…しかし、抵抗する間もなく意識が遠くなる。", "zh_text": "…但是,我还没来得及抵抗,意识就远去了。" }, { "id_line": 569, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 570, "ja_text": "「………う……」", "zh_text": "「………啊……」" }, { "id_line": 571, "ja_text": "すぐに、目が覚めた。たった今スプレーのようなものを吹きかけられたことを覚えている。だとすると、じゃあ…。", "zh_text": "我马上醒来。我记得刚才有人向我喷了类似喷雾剂的东西。那么,就是说…。" }, { "id_line": 572, "ja_text": "起き上がって周りを見渡すと。", "zh_text": "我起身四处看了看。" }, { "id_line": 573, "ja_text": "「な……広すぎ…だろ……」", "zh_text": "「什……太宽敞了……」" }, { "id_line": 574, "ja_text": "先程までは教室くらいの広さだった段ボール空間が、野球場くらいの広さまで拡大していた。その中央当たりに佇んでいる俺からは、もう段ボールの壁など遠すぎてたどり着ける気がしない。段ボールの床の波打つ高低差もかなりのもので、ちょうど平坦な所に立っていないとバランスを保てないほど。天井は、今まで見た建物のどの天井よりも高くて。普通なら雲がありそうな高度にやっと段ボールの天井が存在しているのだ。", "zh_text": "刚才还只有教室大小的纸板空间,现在扩大到了棒球场那么大。我站在中央,感觉已经无法到达远处的纸板墙壁。纸板地板的波动高低差也很大,如果不站在平坦的地方,就无法保持平衡。天花板比我见过的任何建筑的天花板都要高,仿佛要到达云层的高度,纸板的天花板才勉强存在。" }, { "id_line": 575, "ja_text": "明らかに身体を再度縮められた俺は、途方もない大きさの空間に取り残された。", "zh_text": "明显再次被缩小的我,被遗弃在这个巨大的空间里。" }, { "id_line": 576, "ja_text": "「こん…なの……」", "zh_text": "「这…怎么……」" }, { "id_line": 577, "ja_text": "バンッ!!!!!!", "zh_text": "砰!!!!!!" }, { "id_line": 578, "ja_text": "「っっっっっ!!!!???あああああああああっ!!!!」", "zh_text": "「っっっっっ!!!!???啊啊啊啊啊啊啊啊!!!!」" }, { "id_line": 579, "ja_text": "突然空間に加えられた衝撃と爆音。", "zh_text": "突然间空间受到的冲击和爆炸声。" }, { "id_line": 580, "ja_text": "ビリビリビリビリッ……!!!", "zh_text": "嗞嗞嗞嗞……!!!" }, { "id_line": 581, "ja_text": "続けて、余震が10秒ほど続く。片耳がおかしくなって音が聞こえづらくなった俺は、放心状態のままビリビリ震える段ボールの床に揺らされ続ける。", "zh_text": "接着,余震持续了大约10秒。声音响到我这边的耳朵都听不清楚了,我处于发呆状态,不停地被电动机械一样的纸箱地板震动。" }, { "id_line": 582, "ja_text": "もはやどれだけ巨大になっているか想像もつかない女子たちが、ダンボールの天井に平手打ちをしたのだろう。…それはもう、文字通り災害ともいえる規模。粒のような俺の身体は、空間越しとは言え女子たちの何気ない手の動きに耐えられない。何か一つでも掛け違いがあれば、一瞬で命を奪われる。", "zh_text": "已经无法想象这些女孩子们已经变得有多么巨大了。她们可能只是对着纸箱的天花板拍了一巴掌。…但那已经可以说是灾难级别的规模了。像粒子一样的我,即使是隔着空间,也无法承受女孩子们随意的动作。如果有任何一个动作出错,我会在一瞬间失去生命。" }, { "id_line": 583, "ja_text": "そう、確信した。", "zh_text": "是的,我确信了。" }, { "id_line": 584, "ja_text": "バリバリバリッ!!!", "zh_text": "嘭嘭嘭!!!" }, { "id_line": 585, "ja_text": "ズウゥゥンッッ…!!!", "zh_text": "咚……!!!" }, { "id_line": 586, "ja_text": "「………あ…あ………!!」", "zh_text": "「………啊…啊………!!」" }, { "id_line": 587, "ja_text": "再び途方もない爆音が響き、ついに天井が破られる。そこから降ってきたのは、天を埋め付くすサイズの肌色の手。人の手とは到底思えないサイズのそれは、一瞬のうちにこちらに降ってきて、肌色の巨大な柱の鉄槌を降らせて。", "zh_text": "再次响起了巨大的爆炸声后,天花板被打破了。从那里降下来的,是填满整个天空大小的肤色的手指。那个根本不像人类的手指的尺寸,瞬间向我这边降下来,像肤色的巨大柱子一样的铁锤落下。" }, { "id_line": 588, "ja_text": "10メートルほど近くの場所に、ビルのようなサイズの肌色の指が突き立てられた。", "zh_text": "在大约10米远的地方,像建筑物一样大小的肤色手指插了进来。" }, { "id_line": 589, "ja_text": "(これが……女子の……指……?)", "zh_text": "(这是……女孩子的……手指……?)" }, { "id_line": 590, "ja_text": "想像を超えたサイズ差に、脳が正常な認識をしなくなる。この高層ビルのような巨大建造物が、ただの女子高生の、指?…しかしよく見れば、側面にはピンク色の固くて薄い爪のようなものがあって。その裏側は複雑な模様の指紋が、指の腹いっぱいに広がっていた。柔らかそうな指の腹、爪、それぞれが普通の人間の指であることを主張している。しかし、そのサイズは凶悪なほど大きくて。", "zh_text": "面对超乎想象的尺寸差异,我的大脑已经无法正常认知。这座像高层建筑一样的巨大建筑物,只是一个普通女高中生的手指?…但是仔细看,侧面有粉红色的坚硬而薄的指甲。指甲的背面是复杂的图案的指纹,遍布整个指腹。柔软的指腹、指甲,每一个都在声明它们只是普通人类的手指。但是,它们的尺寸却是如此凶恶地巨大。" }, { "id_line": 591, "ja_text": "「……っっ」ビクビクッ……", "zh_text": "「……っっ」颤抖……" }, { "id_line": 592, "ja_text": "近くに指を突き立てられただけで、震えが止まらない。だって、こんなの。こんな大きなものを自由自在に動かせる上位存在がいるという事実が、恐ろしくてたまらない。俺の命は、この指の持ち主であるクラスメートに完全に握られているのだ。女神が指先を少しでもずらせば、なんの手ごたえもなく数ミリサイズの男子が擦り潰されて一巻の終わり。", "zh_text": "仅仅是手指插入附近,就让我无法停止颤抖。因为,这样的事情。存在着可以自由操控如此巨大物体的上位存在,这个事实太可怕了。我的生命完全掌握在同班同学即手指的主人手中。如果女神稍微移动指尖,没有任何阻碍的几毫米大小的男孩就会被轻易压碎,故事就此结束。" }, { "id_line": 593, "ja_text": "メリッ……", "zh_text": "咔哧……" }, { "id_line": 594, "ja_text": "「っっ!!!」", "zh_text": "「っっ!!!」" }, { "id_line": 595, "ja_text": "そんな神の指先が、音を立てて持ち上がる。指先の位置は少しだけ調整され、再び床に向かって降ろされていく。", "zh_text": "那神一般的指尖发出声音被抬起。指尖的位置稍微调整了一下,然后再次朝着地板降下去。" }, { "id_line": 596, "ja_text": "降ろされる指の向きは、明らかに俺のいる場所に向いていた。", "zh_text": "降下的手指方向,明显是指向我所在的位置。" }, { "id_line": 597, "ja_text": "「ああああああああっっっ!!????」", "zh_text": "「啊啊啊啊啊啊啊!!????」" }, { "id_line": 598, "ja_text": "ズウゥゥゥゥンッッッ!!!!", "zh_text": "咚……!!!!" }, { "id_line": 599, "ja_text": "……", "zh_text": "……" }, { "id_line": 600, "ja_text": "…", "zh_text": "…" }, { "id_line": 601, "ja_text": "「………?」", "zh_text": "「………?」" }, { "id_line": 602, "ja_text": "死んだ、と思った。女子の指先に潰され、人生が終わることを確信した。", "zh_text": "我以为我死了。我确信我被女孩的指尖压扁,我的人生就此结束。" }, { "id_line": 603, "ja_text": "ただ、生きている。", "zh_text": "但是,我还活着。" }, { "id_line": 604, "ja_text": "「………あ………な……」", "zh_text": "「………啊………那……」" }, { "id_line": 605, "ja_text": "伏せた状態から恐る恐る周りを見て、驚愕した。", "zh_text": "我小心翼翼地四处张望,从趴下的状态中惊愕地发现。" }, { "id_line": 606, "ja_text": "(指の先の…した……?)", "zh_text": "(指尖的…下面……?)" }, { "id_line": 607, "ja_text": "目の前に肌色の壁。真後ろには、白みがかった半透明の固そうな壁。左右は塞がれていない。…俺は、床に突き立てられた指先の肉と爪の間に囚われていた。", "zh_text": "眼前是肤色的墙壁。正后方是带有白色的半透明的坚硬墙壁。左右没有封闭。…我被困在地板上插入的指尖的肉和指甲之间。" }, { "id_line": 608, "ja_text": "指先にこんな空間があることすら知らなかった。砂粒のように小さくさせられた俺は、女子たちと同じサイズだった時には想像もしなかったような部位の隙間に入れられてしまったのだ。", "zh_text": "我甚至不知道指尖处有这样的空间。被缩小到像沙粒一样的我,被放入了我和女孩子们同样大小时从未想象过的部位的缝隙中。" }, { "id_line": 609, "ja_text": "そして、自分の場所を把握したのも束の間。", "zh_text": "然后,就在我刚刚意识到自己的位置的时候。" }, { "id_line": 610, "ja_text": "メリッ……", "zh_text": "咔哧……" }, { "id_line": 611, "ja_text": "もはや俺の世界同然の巨大指先が、また少しだけ空中に浮かせられる。", "zh_text": "那个几乎成为我的世界的巨大指尖,又稍微浮起来了一点。" }, { "id_line": 612, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 613, "ja_text": "ズウゥゥゥゥンッッッ!!", "zh_text": "咚……!!" }, { "id_line": 614, "ja_text": "ズウゥゥゥゥンッッッ!!!", "zh_text": "咚……!!!" }, { "id_line": 615, "ja_text": "ズウゥゥゥゥンッッッ!!!!", "zh_text": "咚……!!!!" }, { "id_line": 616, "ja_text": "「ぎゃああああっっっ!!???いやっっ!!???ああああああっっ!!??」", "zh_text": "「啊啊啊啊啊!!???不要!!???啊啊啊啊啊!!??」" }, { "id_line": 617, "ja_text": "何度も、何度も、世界がひっくり返るような衝撃と爆音と光景を見せつけながら、指先が打ち付けられる。俺のすぐ目の前と後ろに、巨大指の肉と爪が何度も突き立てられる。指が着地する位置が少しでもズレれば、その瞬間に死ぬ。俺は指先が持ち上げられる度に自分の死を覚悟し、1秒後に激しく着地した女神の指先に命乞いをする。しかし再び持ち上げられる指先に絶望し、何度も何度も命を奪われる覚悟をさせられるのだ。", "zh_text": "一次又一次,世界似乎被颠倒过来的冲击、爆炸声和景象,手指不断地被猛击下来。我眼前和后面的巨大手指的肉和指甲不断地敲打。如果手指落地的位置稍微偏移,那一瞬间我就会死去。每次手指抬起时,我都准备好了自己的死亡,然后在1秒后猛烈着陆的女神手指前祈求生命。但是,每次手指再次抬起时,我都会绝望,不断地准备好自己的死亡。" }, { "id_line": 618, "ja_text": "どんな恐怖体験よりも恐ろしい、自らの死を突き付けられる最凶体験。", "zh_text": "比任何恐怖体验都要可怕,被迫面对自己死亡的最恶劣体验。" }, { "id_line": 619, "ja_text": "ズウゥゥゥゥンッッッ!!", "zh_text": "咚……!!" }, { "id_line": 620, "ja_text": "ズウゥゥゥゥンッッッ!!!", "zh_text": "咚……!!!" }, { "id_line": 621, "ja_text": "「やめて下さいっ!!!お願いしますっ!!!お願いっ!!!」", "zh_text": "「请停下来!!!拜托了!!!求求你了!!!」" }, { "id_line": 622, "ja_text": "涙と鼻水を垂らしながら、みっともなく泣き叫び続ける。誰に命乞いをしているのかも分からない。ただひたすら、俺に天罰を下し続ける女神様の指先に向かって、声を枯らしながら願いを乞うしかなかった。", "zh_text": "泪水和鼻涕淌下,不成体统地哭喊着。不知道在向谁祈求。只能朝着不断对我降下天罚的女神的指尖,声嘶力竭地祈求。" }, { "id_line": 623, "ja_text": "ズウゥゥゥゥンッッッ!!!!", "zh_text": "咚!!!!" }, { "id_line": 624, "ja_text": "「あああ……ああ………」", "zh_text": "「啊啊啊……啊………」" }, { "id_line": 625, "ja_text": "トドメのように、ひと際激しい力で突き立てられた指先。力を入れたことで少し座標がずれたのか、俺の身体のギリギリ50cm後方に巨大な爪の壁がそびえ立っていた。", "zh_text": "像是致命一击般,被猛烈地刺入的指尖。因为用力过猛稍微偏离了位置,在我的身体后方50厘米处竖起了巨大的爪壁。" }, { "id_line": 626, "ja_text": "俺は、失禁していた。人生で初めて、恐怖で漏らしてしまったのだ。クラスメートの女子が、戯れに指先をつんつん突き立てているだけなのに。たったそれだけの動きが恐ろしく、泣き叫び、失禁させられた。もう、元のサイズだったころの自分が想像できなかった。目の前の指先の持ち主は、絶対に逆らえない上位の神様。住む場所も、見ている世界も違うのだ。…そう考えないと、プライドがズタボロになってねじれそうだった。", "zh_text": "我失禁了。人生中第一次,因为恐惧而失禁。班上的女生,只是戏谑地用指尖戳戳我。仅仅是那样的动作就让我感到恐怖,让我哭喊失禁。已经无法想象回到原来大小的自己了。眼前这位指尖的主人,是绝对不能违抗的高等神明。居住的地方也好,看到的世界也好,都是不同的。…不这么想的话,自尊心就会被撕得粉碎,扭曲得厉害。" }, { "id_line": 627, "ja_text": "ズズズズッ……!!", "zh_text": "ズズズズッ……!!" }, { "id_line": 628, "ja_text": "高層ビルのような指先が、天に向かって上昇していく。そのまま、天井に開けられた穴を通って外の世界に帰っていく。…天井の大穴からは、外の世界の明かりが差し込んでいた。", "zh_text": "像高层建筑一样的指尖,向天空升起。就这样,通过天花板上的洞口返回外面的世界。…从天花板的大洞中,可以看到外面世界的光线。" }, { "id_line": 629, "ja_text": "「「「ちょっとやりすぎたかな?」」」", "zh_text": "「「「是不是有点过头了吧?」」」" }, { "id_line": 630, "ja_text": "「「「いいんじゃない?最後のサービスだし」」」", "zh_text": "「「「没关系吧?反正是最后的服务了」」」" }, { "id_line": 631, "ja_text": "遠くの方から、神々の声が響いている。先ほどまで爆音のように感じていたそれは、今や天から全世界に向けて鳴り響く福音のようで。音の発生源が遠いのか近いのか分からないが、とにかく脳に直接なり響いて止まないのだ。", "zh_text": "远方传来神明的声音。之前感觉像是爆炸声的那个声音,现在听起来像是从天而降的福音,回荡在整个世界。声音是从远处发出还是近处不得而知,但无论如何直接在脑海中回响不止。" }, { "id_line": 632, "ja_text": "「「「息かけてあげよー♪」」」", "zh_text": "「「「再给你吹口气吧~♪」」」" }, { "id_line": 633, "ja_text": "鳴り響く声と共に、何か巨大な物体が段ボールの外でズンッ!!ズンッ!!と動いているのが分かる。…一瞬上空に見えていた顔の雰囲気と、この声。明らかに冬野のものだった。1週間前、小さくなった俺の前に巨大な太ももを無意識に見せつけた冬野。彼女の一挙手一投足は全て段ボールの世界を震わせ、その中にいる小人を際限なく転ばせ続けた。", "zh_text": "随着回荡的声音,可以感觉到外面的纸箱有什么巨大的物体在咚!!咚!!地移动。…一瞬间看到的脸庞和这个声音。显然是冬野的。一周前,变小的我面前,冬野无意识地展示了她巨大的大腿。她的每一个动作都震动了纸箱的世界,不断地让里面的小人跌倒。" }, { "id_line": 634, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 635, "ja_text": "ズボッ……!!!!!", "zh_text": "轰……!!!!!" }, { "id_line": 636, "ja_text": "「ぎゃあっっ!!??」", "zh_text": "「呀啊啊啊啊!!??」" }, { "id_line": 637, "ja_text": "段ボールの側面が、またも巨大な手によって容易に穴を開けられる。女子高生の手の一撃で、直径何十メートルにも及ぶ大穴がやすやすと開けられてしまう。", "zh_text": "纸箱的侧面再次被巨大的手轻易打开一个洞。女高中生的一击,轻松地在直径数十米的大洞中穿透。" }, { "id_line": 638, "ja_text": "そこに、", "zh_text": "在那里," }, { "id_line": 639, "ja_text": "「「「………♪」」」", "zh_text": "「「「………♪」」」" }, { "id_line": 640, "ja_text": "「あ…………」", "zh_text": "「啊…………」" }, { "id_line": 641, "ja_text": "現れたのは、巨大な巨大な桃色の唇。そのシワですら俺の身体より大きいくらいの、途方もないサイズ。もう少し俺が大きかった時に目の当たりにした唇は、まだ俺の全身のサイズと対等で、キスしてほしいという倒錯的な欲求を感じさせるほどだった。", "zh_text": "出现的是巨大无比的桃色嘴唇。即使是唇纹也比我的身体还要大,那是无法想象的尺寸。当我之前大一些的时候见的嘴唇,还与我的全身大小一样,甚至让我产生了想要亲吻的颠倒欲望。" }, { "id_line": 642, "ja_text": "…しかし、今目の当たりにしている唇は、もう別の世界の存在で。あの唇にキスされようものなら、その重量感に耐えきれず一瞬で唇のシミにされてしまうだろう。そのまま、ぶっとい巨大な舌で舐め取られて終わりかもしれない。", "zh_text": "…然而,现在眼前的嘴唇已经是另一个世界的存在。如果被那嘴唇亲吻,可能无法承受其重量感,瞬间就会变成唇上的污渍。然后可能就会被粗大的舌头舔掉结束。" }, { "id_line": 643, "ja_text": "にちゃぁっっ…♡♡", "zh_text": "姆啾…♡♡" }, { "id_line": 644, "ja_text": "そんな女神の唇が、卑猥なリップ音を世界に響かせながら開け放たれる。", "zh_text": "那位女神的嘴唇,发出着淫秽的唇音,向世界敞开。" }, { "id_line": 645, "ja_text": "むわあぁっっ…♡", "zh_text": "姆啊…♡" }, { "id_line": 646, "ja_text": "それだけで、巨大な口内に閉じ込められていた蒸れ蒸れの吐息が、段ボールの世界に大量に流れ込んでくる。まだ意図的に息を吐いてもいないのに、そこら中が蒸れた女子高生の吐息の熱と匂いでいっぱいになっていく。", "zh_text": "仅此一声,巨大的口腔内的闷热呼吸就大量涌入纸箱的世界。尽管还没有故意呼出气息,但四处都充满了闷热的女高中生的呼吸的热量和气味。" }, { "id_line": 647, "ja_text": "冬野の唇の匂い。吐息の匂い。唾液の匂い。全て埋め尽くされ、塗り替えられていく。完全に冬野の支配下に置かれた段ボールの世界は、ねっとりとした濃い匂いの唾液で床中が濡らされ、湿度がまだ高まっていく。", "zh_text": "冬野的嘴唇的气味。呼吸的气味。唾液的气味。所有的一切都被填满,被重新覆盖。完全置于冬野支配之下的纸箱世界,地板上因浓郁的唾液而湿润,湿度还在不断上升。" }, { "id_line": 648, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 649, "ja_text": "「「「……はあぁぁぁー…♡♡」」」", "zh_text": "「「「……哈啊啊啊……♡♡」」」" }, { "id_line": 650, "ja_text": "むわあぁぁっっっっ……♡♡", "zh_text": "呼啊啊啊啊……♡♡" }, { "id_line": 651, "ja_text": "冬野の唇の奥から暴風のような吐息の風が放出され、世界の空気をめちゃくちゃに塗り替えていく。このサイズ差で吐きかけられる吐息の湿度は、容易にこちらの覚悟を超えていた。一瞬にして俺の身体に数十センチサイズの唾液が付着し、足先から髪までねっとり唾液でびしょびしょになる。髪からは常時唾液が流れ続け、口を少し開ければ冬野の唾液が大量に入ってくる。", "zh_text": "冬野的嘴唇深处,像暴风一样的呼吸之风被释放,彻底改变了世界的空气。这种尺寸差异下的呼吸湿度,轻易超出了我的预期。瞬间,我的身体上被打上了数十厘米大小的唾液,从脚尖到头发都湿漉漉的。头发上不断流淌着唾液,稍微张开嘴就有大量的冬野唾液流进来。" }, { "id_line": 652, "ja_text": "「げほっ!!げほっ!!げほっ!!!」", "zh_text": "「咳!!咳!!咳!!!」" }, { "id_line": 653, "ja_text": "思わずむせた俺は、それでもかなりの量の唾液を飲み込んでしまう。ずっしりとした液体が胃の中に入っていくのを感じる。身体の中から冬野の体液で犯されていく感覚に、鳥肌が止まらない。", "zh_text": "不由自主地呛咳,但还是不小心吞下了相当量的唾液。沉甸甸的液体流入胃中,感觉到自己的身体被冬野的体液侵犯。鸡皮疙瘩止不住地冒出来。" }, { "id_line": 654, "ja_text": "辺りを見渡せば、唾液の水たまりどころではない、完全に洪水状態。段ボールの床が直接見えている部分は存在せず、冬野の唾液が数十センチ溜まった状態となっていた。", "zh_text": "环顾四周,已经不仅仅是唾液的水坑,而是完全洪水状态。纸箱的地板直接可见的部分已经不存在,冬野的唾液已经积聚了数十厘米深。" }, { "id_line": 655, "ja_text": "ばしゃっ…びしょっ……", "zh_text": "ばしゃっ…びしょっ……" }, { "id_line": 656, "ja_text": "一歩踏み出すたび、べとべとの液体が纏わりつく。まさに、女神の唾液の災害だった。あの冬野の可愛らしい唇の中から、こんなにも恐ろしい量の唾液が放たれるなんて。…冬野の顔と、目の前の異常な光景を対比するほど、脳がおかしくなりそうだった。", "zh_text": "每迈出一步,粘稠的液体就缠绕上来。这正是女神的唾液造成的灾害。谁能想到,那可爱的冬野的嘴唇里,能释放出这么恐怖的唾液量。…将冬野的脸和眼前的异常景象对照,感觉脑子完全乱了。" }, { "id_line": 657, "ja_text": "「「「すぅ……」」」", "zh_text": "「「「呼……」」」" }, { "id_line": 658, "ja_text": "巨大な唇がおもむろにすぼめられる。柔らかなリップの細かな動きまで全て見せつけられ、その度に目を奪われてしまう。", "zh_text": "巨大的嘴唇慢慢地收紧。柔软的唇部的微小动作都展现在眼前,每次都让人目不转睛。" }, { "id_line": 659, "ja_text": "「「「すうぅぅぅー…♡♡」」」", "zh_text": "「「「呼噜噜噜……♡♡」」」" }, { "id_line": 660, "ja_text": "ばしゃばしゃばしゃっっ!!!", "zh_text": "ばしゃばしゃばしゃっっ!!!" }, { "id_line": 661, "ja_text": "「うわあっっ!??ああっ!!??」", "zh_text": "「哇啊啊!!??啊啊!!??」" }, { "id_line": 662, "ja_text": "また強烈な吐息を吐きかけられたのかと思った。ものすごい量の空気が移動し、俺は耐えきれずその方向に走らされ、しまいにはもんどりうってバシャッッ!!と唾液のプールにダイブしてしまう。", "zh_text": "又是一阵强烈的呼吸袭来。巨大的空气吹着我,我无法抵抗,被迫向那个方向奔跑,最终不由自主地跌入唾液池中。" }, { "id_line": 663, "ja_text": "「「「すうぅぅぅー…♡♡」」」", "zh_text": "「「「呼噜噜噜……♡♡」」」" }, { "id_line": 664, "ja_text": "「げほっ!!!がぼっ!!!」", "zh_text": "「咳!!!呛!!!」" }, { "id_line": 665, "ja_text": "冬野のよだれをしこたま飲み込みながら、非常事態に気づく。俺は今、あの巨大な唇に向かって吸い寄せられていた。あの巨人の唇が、とてつもない力で空気を吸引しているのだ。…いや、本人は軽々と吸っているだけかもしれないが、今や砂粒レベルの大きさの俺にとっては破壊的な吸引で。", "zh_text": "在大量吞下冬野的唾液时,我意识到了紧急情况。我正在被吸向那巨大的嘴唇。那个巨人的嘴唇正在以破坏性的力量吸气。…不,对方可能只是轻轻地吸气,但对于现在像沙粒大小的我来说,那是毁灭性的吸力。" }, { "id_line": 666, "ja_text": "「ひぃっ…!!」", "zh_text": "「吸……!!」" }, { "id_line": 667, "ja_text": "ばしゃばしゃばしゃっっ!!!", "zh_text": "哗啦哗啦哗啦!!!" }, { "id_line": 668, "ja_text": "そこらじゅうの唾液も、空気も、俺の身体も、強引に唇の方へ吸い寄せられていく。思い切り吐息を浴びせられるよりもずっと怖く、何か巨大な化け物に沼に引きずり込まれるような、得体のしれない恐怖。", "zh_text": "周围的唾液、空气,还有我的身体,都被强行吸引向了嘴唇。比起被猛烈地呼吸喷洒,这更加恐怖,就像是被某个巨大的怪物拖入沼泽,一种不明的恐惧感。" }, { "id_line": 669, "ja_text": "このまま行きつく先は、冬野の口の中しかない。", "zh_text": "这样下去,我最终一定被冬野的嘴巴吞没的。" }, { "id_line": 670, "ja_text": "「「「すうぅー…ちゅっ…♡♡」」」", "zh_text": "「「「嗖嗖——…啾…♡♡」」」" }, { "id_line": 671, "ja_text": "空気を吸いながら、時々えっちなリップ音を響かせながら、悪戯のように吸い続ける悪魔の唇。", "zh_text": "一边吸气,一边偶尔发出淫靡的唇音,像是恶作剧般持续吸着的恶魔之唇。" }, { "id_line": 672, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 673, "ja_text": "「え………」", "zh_text": "「诶………」" }, { "id_line": 674, "ja_text": "気づけば、俺の身体は空中に浮いていた。", "zh_text": "当我意识到时,我的身体已经悬浮在空中了。" }, { "id_line": 675, "ja_text": "ごおぉぉぉぉっ!!!", "zh_text": "轰隆隆隆!!!" }, { "id_line": 676, "ja_text": "周囲の空気が轟音を立てている。視界がぐるぐる回り、自分がどこにいるかも分からなくなる。時間の感覚も、何もかも。", "zh_text": "周围的空气发出轰鸣声。视野旋转,不知自己身处何方。时间感也消失了,一切都消失了。" }, { "id_line": 677, "ja_text": "そんな訳の分からない感覚が終わったのは、全身に柔らかい衝撃が訪れた時だった。", "zh_text": "这种莫名其妙的感觉结束时,是因为全身遭受了柔软的冲击。" }, { "id_line": 678, "ja_text": "ぺちっ………", "zh_text": "啪嗒………" }, { "id_line": 679, "ja_text": "ピンク色の巨大な壁に激突した俺は、その壁のぬめぬめした成分によってそのまま磔状態になった。この壁が何かも分からない。ただ、先ほどまで嗅いでいた濃厚な唾液の匂いがより強くなり、さらに爽やかな甘い香りも強烈に漂っていた。柔らかな壁はあったかくて、むっちりしていて、どこか安心するような。", "zh_text": "我撞击在了粉红色的巨大墙壁上,由于墙壁上黏滑的成分,我就这样像是被钉在了十字架上一样。我不知道这堵墙是什么。只是,之前闻到的浓郁唾液的味道变得更强烈,还有一股清新的甜香也强烈地飘散着。柔软的墙壁温暖而丰满,给人一种安心的感觉。" }, { "id_line": 680, "ja_text": "俺はぼーっとする頭で、ここが冬野の下唇の表面であることを自覚した。", "zh_text": "我用昏沉的头脑意识到,这里是冬野的下唇表面。" }, { "id_line": 681, "ja_text": "「「「んえー……♡♡」」」", "zh_text": "「「「嗯哼——…♡♡」」」" }, { "id_line": 682, "ja_text": "にゅるっ…♡にゅるにゅるっ……♡♡", "zh_text": "滑溜……♡滑溜滑溜……♡♡" }, { "id_line": 683, "ja_text": "上空の景色を、真っ赤な肉の塊が埋め尽くしている。うねうねと蠢くそれは、身じろぎする度にぬちょっ…♡ねちょっ…♡と細かい唾液が弾ける音を響かせる。これがJKの舌だなんて。冬野の小ぶりな唇に隠されているベロが、こんなにも卑猥で凶悪で恐ろしい。この舌の上に乗せられても、味すら感じ取ってもらえないだろう。", "zh_text": "上空的景色被鲜红的肉块填满。那些蠕动的东西,每次动一下就会发出黏哒……♡黏腻……♡的细小唾液爆裂声。这就是JK的舌头。冬野那小巧的嘴唇下隐藏着的舌头,竟是如此淫秽、凶恶和可怕。大概即使我被放到这舌头上,冬野也感受不到任何味道吧。" }, { "id_line": 684, "ja_text": "「「「んっ……♡」」」", "zh_text": "「「「嗯……♡」」」" }, { "id_line": 685, "ja_text": "にゅるにゅるっ……♡♡!!", "zh_text": "滑溜滑溜……♡♡!!" }, { "id_line": 686, "ja_text": "もう、抵抗する気力は失っていた。巨大なベロが上唇と下唇にはむっ…♡と咥えられ、そのままにゅるにゅるにゅるっ…♡♡と唇の表面を丹念に舐め取っていく。唇の向こう側からこちらに向かって、あっという間に化け物じみたベロが襲い掛かってくる。唾液の音で鼓膜が破けそうなほどで、俺は終わりを悟って目を瞑り、頭を抱えた。", "zh_text": "我已经失去了抵抗的意志。巨大的舌头被上唇和下唇含住……♡,然后滑溜滑溜滑溜……♡♡细致地舔过唇面。从唇的另一侧向这边袭来的,是瞬间就能吞没我的怪物般的舌头。唾液的声音几乎要震破我的耳膜,我意识到了结局,闭上眼睛,抱住了头。" }, { "id_line": 687, "ja_text": "「「「んん…♡」」」", "zh_text": "「「「嗯嗯…♡」」」" }, { "id_line": 688, "ja_text": "にゅるにゅるにゅるっ…♡♡", "zh_text": "滑溜滑溜滑溜……♡♡" }, { "id_line": 689, "ja_text": "……", "zh_text": "……" }, { "id_line": 690, "ja_text": "…", "zh_text": "…" }, { "id_line": 691, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 692, "ja_text": "「「「んえー……♡」」」", "zh_text": "「「「嗯哼——…♡」」」" }, { "id_line": 693, "ja_text": "「「「あ、出てきた出てきた!」」」", "zh_text": "「「「啊,出来了出来了!」」」" }, { "id_line": 694, "ja_text": "「「「動いてる??」」」", "zh_text": "「「「在动吗??」」」" }, { "id_line": 695, "ja_text": "「「「おーい、だいじょうぶー?」」」", "zh_text": "「「「喂,你还好吗?」」」" }, { "id_line": 696, "ja_text": "気が付けば、俺は超巨大女神たちの顔に囲まれていた。…自分の身に何が起こったのか、正確に把握できない。でも…恐らく、俺は冬野の巨大な口内に舐め取られてしまったはずだ。", "zh_text": "当我意识到时,我已被超巨大女神们的脸庞所包围。…我无法准确理解自己身上发生了什么。但是…很可能,我被冬野巨大的舌头舔到了嘴里了。" }, { "id_line": 697, "ja_text": "最後には冬野が気づいて、俺を吐き出してくれたのか。", "zh_text": "最后还好冬野注意到了,把我吐了出来。" }, { "id_line": 698, "ja_text": "「「「あ、反応してるよ」」」", "zh_text": "「「「啊,他有反应了」」」" }, { "id_line": 699, "ja_text": "「「「よかった~」」」", "zh_text": "「「「太好了~」」」" }, { "id_line": 700, "ja_text": "「「「元に戻るまでもうちょっとかかるからね」」」", "zh_text": "「「「恢复原状还需要一点时间哦」」」" }, { "id_line": 701, "ja_text": "冬野の手のひらの上に乗せられた砂粒のような俺に、その俺を唇一つで簡単に舐め潰せる超巨大な女子たちが、無遠慮に顔を近づけて声をかける。…上位存在に見下ろされて爆音を浴びせられ、俺はもう、女子たちと対等にコミュニケーションを取る意欲を失っていた。", "zh_text": "我像沙粒一样被放在冬野手掌上,那些可以轻易用一片嘴唇轻易舔碎我的超巨大女孩们,毫不客气地凑近脸庞对我说话。…被上位存在俯视,被爆音淋浴,我已经失去了与女孩们平等交流的意愿。" }, { "id_line": 702, "ja_text": "「「「元気無さそうだね」」」", "zh_text": "「「「看起来没精打采的呢」」」" }, { "id_line": 703, "ja_text": "「「「虐めすぎたんじゃない?笑」」」", "zh_text": "「「「是不是欺负过头了?笑」」」" }, { "id_line": 704, "ja_text": "「「「ごめんねー♪」」」", "zh_text": "「「「对不起啦~♪」」」" }, { "id_line": 705, "ja_text": "そんな俺をからかう巨大女神たち。その顔のパーツの一つ一つが神々しいほどに大きくて、圧倒的で。", "zh_text": "这些戏弄我的巨大女神们。她们的脸上的每一个部位都是神圣的巨大,压倒性的。" }, { "id_line": 706, "ja_text": "例え身体が戻っても、この女子たちを元の目で一生見られない気がした。", "zh_text": "即使身体恢复了,我觉得这辈子也无法用原来的眼光看待这些女孩了。" }, { "id_line": 707, "ja_text": "…俺の精神は、上位存在である女子たちの奴隷にまで成り下がったのだった。", "zh_text": "…我的精神,已经彻底沦为了那些上位存在女孩的奴隶了。" } ] }, { "id_novel": 4, "line_count": 667, "ja_char_count": 31568, "zh_char_count": 24108, "gpt_dict": [ { "src": "縮小機", "dst": "缩小机", "info": "名词,用来把人类缩小的机器" }, { "src": "小人", "dst": "小人", "info": "名词,小小的人类" }, { "src": "巨人", "dst": "巨人", "info": "名词,巨大的人类" }, { "src": "巨大娘", "dst": "巨大娘", "info": "名词,巨大的女孩子" } ], "text_data": [ { "id_line": 1, "ja_text": "縮小機の使い方", "zh_text": "缩小机的使用方法" }, { "id_line": 2, 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"------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 10, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 11, "ja_text": "縮小機を手に入れた日の夜。俺はこの機械の使い方を考えていた。", "zh_text": "得到缩小机的那天晚上。我开始考虑如何使用这台机器。" }, { "id_line": 12, "ja_text": "サイズフェチにとって夢のような機械。自分が本当に小さくなれる日が来るなんて、考えもしなかった。出来ればこの機械を使って、大きな女の子を見たい。触れ合いたい。そんな欲望が渦巻いていた。", "zh_text": "对于巨大娘爱好者来说,这是梦寐以求的机器。我从来没想到过真的会有可以变小的一天。如果可能的话,我想用这台机器看到巨大的女孩子。想要接触她们。这样的欲望在我心中涌动。" }, { "id_line": 13, "ja_text": "しかしこの機械、なかなか使い方が難しかった。一度1/100まで小さくなったら、元に戻るには巨大になったスマホをなんとか操作しつつ、シートの上に待機して大きさを戻していく必要がある。元々業務用の機械のため、補助する人がいる前提の作りになっているのだ。", "zh_text": "但是,这台机器的使用起来并不容易。一旦缩小到1/100大小,要恢复原状,就需要设法操作变得巨大的手机,同时待在布上等待体型恢复。因为本来是工业用途的机器,所以是在有人协助的前提下设计的。" }, { "id_line": 14, "ja_text": "ただ、俺はこんな機械を買っていることは人にバレたくない。しかも縮小機は常にコンセントにつないでおく必要があるので、自分の部屋で小さくなって自分の部屋で大きくなるしかなかった。", "zh_text": "不过,我不想让别人知道我买了这样的机器。而且缩小机需要一直连接电源,所以只能在自己的房间里变小,也只能在自己的房间里恢复原大小。" }, { "id_line": 15, "ja_text": "(学校の女子を見て見たいんだけど…)", "zh_text": "(我想看看学校的女生啊…)" }, { "id_line": 16, "ja_text": "さすがに、1/100の状態で家から学校に行くのは無謀すぎる。サイズフェチ界隈の小説では普通に外の道を小さな身体で歩いていたりするが、現実的に考えてあまりにも危険すぎる。人間だけでなく、その辺にいる虫だけでも相当怖い。命を落とす確率はかなり高いだろう。", "zh_text": "毕竟,以1/100的状态从家里去学校太过鲁莽了。在巨大娘圈子的小说里,常常会有以小小身躯在外面的道路上行走的情节,但实际上考虑太过危险了。不仅是人类,就连周围的昆虫也足够可怕。死在路边的概率非常高。" }, { "id_line": 17, "ja_text": "…考えに考えた俺は、自分の妹を何とか見られないだろうかと考えた。", "zh_text": "…想来想去,我开始在想是否能以某种方式看到我的妹妹。" }, { "id_line": 18, "ja_text": "かなり抵抗はあったが、現実的に小さくなって女子を見るチャンスは妹くらいしかいなかった。今年で中学3年になった妹のことは当然女としては見ていないし、正直そこまで仲が良いというわけではない。険悪ではないが、たまに会話するくらいの関係だった。…まあ、思春期の妹の兄に対する態度としては珍しくない。", "zh_text": "虽然还是有不少抵触感,但现实中变小看女生的机会只有妹妹了呢。今年升上初三的妹妹,我当然不会以女性的角度看她,而且,说实话我们关系并不算好。不是不和,但只是偶尔交谈的程度。…嗯,对于青春期的妹妹来说,这样对待哥哥的态度并不罕见。" }, { "id_line": 19, "ja_text": "そんな妹の巨大な姿を何とか見ようとしている自分に罪悪感や気持ち悪さも感じつつ、俺はサイズフェチとしての夢を叶えるためならそんなことは厭わなかった。", "zh_text": "尽管对于试图看到巨大化的妹妹的自己感到了罪恶感和恶心,但为了实现作为巨大娘爱好者的梦想,我只能不在意这些了。" }, { "id_line": 20, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 21, "ja_text": "リビングのソファに座ってテレビを見ながらそんなことを考えていた俺は、隣で同じく座って無言でスマホを弄っている妹を横目で見た。", "zh_text": "我坐在客厅的沙发上看电视,一边想着这些事情,一边斜眼看着旁边同样坐着、默默玩着手机的妹妹。" }, { "id_line": 22, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 23, "ja_text": "(こいつが、100倍の大きさになったら…)", "zh_text": "(如果这家伙变成100倍大…)" }, { "id_line": 24, "ja_text": "妹に性的な興味など全くないのに、巨大になった妹を下から見上げることができるかもしれないと思った瞬間、股間が元気になってくる。くつろいでいる妹の手や素足、太ももは年相応に小ぶりだが、これを小人の視点から見たときの景色を想像してしまうと…おかしな気持ちにならざるを得なかった。", "zh_text": "尽管对妹妹没有任何性兴趣,但一想到能够仰望变得巨大的妹妹,下体就不由自主地兴奋起来。放松的妹妹的手、裸足、大腿虽然都是年龄相符的小巧,但一想到从小人的视角看到的景象…让我不得不产生奇怪的感觉。" }, { "id_line": 25, "ja_text": "(…気づかれないように見れる場所はどこだろう?)", "zh_text": "(…在不被发现的情况下,能看到妹妹的地方在哪里呢?)" }, { "id_line": 26, "ja_text": "多分、妹の部屋に侵入することは簡単に出来そうだ。小さい状態でドアの下の隙間から入り、ベッドの下などに隠れていれば見つからないだろう。", "zh_text": "我大概可以轻易地潜入妹妹的房间。以小小的身躯从门下的缝隙进入,藏在床下等地方应该不会被发现。" }, { "id_line": 27, "ja_text": "(あとはトイレ…風呂の脱衣所とか…)", "zh_text": "(还有厕所…浴室的更衣室之类的…)" }, { "id_line": 28, "ja_text": "覗きの定番の場所ばかり思いついている自分に気づき、気持ち悪くなる。", "zh_text": "意识到自己只想到了偷窥的典型场所,感到有点恶心。" }, { "id_line": 29, "ja_text": "…あくまで大きい女の子が見たいのだ。妹は単に近くにいただけに過ぎない。長年の夢として、巨大な女の子を見上げることを実現するには、妹を対象にするのが一番効率が良いのだ。", "zh_text": "…我只是想看到巨大的女孩子。妹妹只是碰巧在附近而已。作为多年的梦想,为了实现仰望巨大女孩子的愿望,以妹妹为对象是最有效率的。" }, { "id_line": 30, "ja_text": "俺はいきり立った股間を隠しながら、未だソファでスマホを弄っている妹を尻目に自分の部屋に戻った。", "zh_text": "我一边隐藏着勃起的下体,一边从侧眼看着仍在沙发上玩手机的妹妹,回到了自己的房间。" }, { "id_line": 31, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 32, "ja_text": "決行の日。", "zh_text": "决定行动的日子。" }, { "id_line": 33, "ja_text": "俺は学校から帰りるなり、「部屋で受験勉強するから」と言ってカギをかけて籠った。", "zh_text": "我一回到家就说「我要在房间里准备考试」,然后锁上门闭门不出。" }, { "id_line": 34, "ja_text": "「スマホと縮小機を繋いで…」", "zh_text": "「连接手机和缩小机…」" }, { "id_line": 35, "ja_text": "シートの上に立ち、接続されたスマホの画面からボタンを押す。", "zh_text": "站在布上,从连接的手机屏幕上按下按钮。" }, { "id_line": 36, "ja_text": "くらっ……", "zh_text": "晕……" }, { "id_line": 37, "ja_text": "「っ……!!」", "zh_text": "「……!!」" }, { "id_line": 38, "ja_text": "少し眩暈がしたかと思うと、みるみるうちに視線が下に下がっていく。その降下はすぐには収まらず、1分ほど経ったところで縮小は止まった。", "zh_text": "刚感到一阵眩晕,视线迅速下降。这种下降并没有很快停止,大约一分钟后缩小才停止。" }, { "id_line": 39, "ja_text": "(結構きついな、これ…)", "zh_text": "(果然还是有点难受呢,这…)" }, { "id_line": 40, "ja_text": "縮小機が届いてから何回か自分の部屋で試したことはあるので、小人としての景色にはもう驚かないが…。", "zh_text": "缩小机到手后我在自己房间里试过几次,所以已经不会对小人的视野感到惊讶了…。" }, { "id_line": 41, "ja_text": "これから生きた女の子を見に行くという事実に、俺は異常なほど興奮していた。", "zh_text": "但是,想到接下来要去看活生生的女孩子,我异常兴奋。" }, { "id_line": 42, "ja_text": "(今は17時か…)", "zh_text": "(现在是17点吗…)" }, { "id_line": 43, "ja_text": "妹は毎日部活があるので、あと1時間くらいで帰ってくるだろう。それまでに、妹の部屋に侵入しておく必要があった。", "zh_text": "妹妹每天都有社团活动,大概还有一个小时就会回来。在那之前,我需要潜入妹妹的房间。" }, { "id_line": 44, "ja_text": "俺は自分の部屋の扉の下からこっそり廊下に出た。…あまりの廊下の広さに愕然とする。1/100の状態で自分の部屋から出るのは初めてだったが、想像以上だ。俺の部屋の隣にある妹の部屋の扉が、遥か彼方に見える。", "zh_text": "我小心翼翼地从自己房间的门下溜到走廊上。…一瞬间,我对于走廊的宽广感到震惊。这是我第一次以1/100的状态离开自己的房间,比想象中的还要大。妹妹的房间就在我房间旁边,门看起来就在遥远的彼岸。" }, { "id_line": 45, "ja_text": "(早くいかないと見つかるかもしれない)", "zh_text": "(得快点,否则可能会被发现)" }, { "id_line": 46, "ja_text": "俺は妹の部屋の扉を目指し、廊下の隅っこを走り出した。いつもは数歩歩けばたどり着く距離なのに、数十秒走ってようやくたどり着いた。", "zh_text": "我朝着妹妹房间的门奔跑,沿着走廊的角落。通常几步就能到达的距离,跑了几十秒才终于到达。" }, { "id_line": 47, "ja_text": "(よし……)", "zh_text": "(好……)" }, { "id_line": 48, "ja_text": "目の前にそびえ立つ、妹の部屋の扉。この扉を開けることができる巨大な妹の姿を想像してしまう。…途方もない大きさだ。俺は軽くかがみながら、扉の下の隙間から中に入った。", "zh_text": "眼前耸立着的,是妹妹房间的门。想象着能够打开这扇门的巨大妹妹的身影…感觉无比巨大。我弯腰蹲下,从门下的缝隙进入了房间内。" }, { "id_line": 49, "ja_text": "その先には…超巨大な部屋が圧倒的に広がっていた。", "zh_text": "然后在我面前……一个超巨大的房间压倒性地展开着。" }, { "id_line": 50, "ja_text": "(すっご…)", "zh_text": "(好厉害…)" }, { "id_line": 51, "ja_text": "普段見ているはずの部屋なのに、そうは全く思えない。部屋に置いてあるもののスケール感がことごとく桁外れで、ひたすらその巨大さに感嘆してしまう。", "zh_text": "尽管是平时看惯了的房间,但完全不觉得是同一个房间。房间里摆放的东西的规模感都异常庞大,不由自主地对这些巨大之物感到赞叹。" }, { "id_line": 52, "ja_text": "正面に、妹がいつも座っているはずの椅子と勉強机が見える。椅子の支柱だけで高い建造物のような存在感があり、椅子の座面は高すぎてその裏面しか見えていない。あんな巨大な物体に、妹は座って勉強しているのだ。あの巨大で高い椅子にお尻を着地させ、二本の脚を伸ばしながら軽々と座ってしまえるのだ。", "zh_text": "正面可以看到妹妹平时坐着的椅子和书桌。仅椅子的支柱就有如高楼大厦般的存在感,椅子的座面太高,从我的角度只能看到背面。妹妹就是坐在那样巨大的物体上学习的。她能够轻松地坐在那高大的椅子上,将屁股安置下来,伸展双腿。" }, { "id_line": 53, "ja_text": "(……っ!)", "zh_text": "(……!)" }, { "id_line": 54, "ja_text": "思わず勃起している自分に気づき、慌てて気持ちを治めようとする。妹に興奮するなんて本当にシャレにならない。これは、巨大な人間を見れるというワクワク感なんだ。決して妹に欲情しているわけではない。", "zh_text": "我突然意识到自己勃起了,赶快慌忙试图平复心情。对妹妹感到兴奋实在是开不得玩笑。这是因为能看到巨大的人类而感到兴奋。绝对不是对妹妹产生了欲望。" }, { "id_line": 55, "ja_text": "俺は、部屋の片側に置いてある巨大なベッドに目を付けた。このベッドの下なら、簡単に見つかることはないだろう。…俺はベッドの脚の裏に身を隠した。", "zh_text": "我注意到房间一侧放着的巨大的床。如果藏在这床下,应该不容易被发现。…这么想着,我藏到了床腿的背面。" }, { "id_line": 56, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 57, "ja_text": "ドンッッ……!!ドンッッ……!!", "zh_text": "咚……!!咚……!!" }, { "id_line": 58, "ja_text": "(っ…!帰ってきた……!!)", "zh_text": "(……!回来了……!!)" }, { "id_line": 59, "ja_text": "妹の部屋に隠れてから1時間半ほど経ったとき。ものすごい地響きと共に、誰かが2階まで上がってくる音が聞こえてくる。妹が帰ってきたのだ。", "zh_text": "躲藏在妹妹的房间里大约一个半小时后。随着巨大的地震声,我听到有人走上了二楼的声音。是妹妹回来了。" }, { "id_line": 60, "ja_text": "ギシィィッ……!ギシィィッ……!", "zh_text": "吱呀呀……!吱呀呀……!" }, { "id_line": 61, "ja_text": "遠くで巨人が足を踏み出すと共に、俺がいる場所の床も激しい音を立てて軋む。この距離でも激しい衝撃を与えてくる強靭な脚の存在に興奮する。…この揺れの持ち主が、今からこの部屋に現れるのだ。夢にまで見た、100倍の女の子が。", "zh_text": "随着远处巨人迈步时,我所在地的地板也跟着发出剧烈的嘎吱声。即使是这样的距离,我也能感受到那强壮的脚带来的剧烈冲击,不禁兴奋起来。……这个摇晃的主人,马上就会出现在这个房间里。我梦寐以求的,100倍大小的女孩子。" }, { "id_line": 62, "ja_text": "ガタンッッッ!!!ギイィィィ……!!!", "zh_text": "轰隆……!!嘎吱……!!" }, { "id_line": 63, "ja_text": "ズンッ…!!!", "zh_text": "哫咚……!!!" }, { "id_line": 64, "ja_text": "耳をつんざくような激しい音と共に、巨大なドアがいとも簡単に開いていく。俺が隠れている場所からは50mほど離れているはずなのに、とてつもない風圧がベッドの下まで届き、俺はギリギリでベッドの脚に身を隠してやり過ごした。", "zh_text": "随着刺耳的巨响,巨大的门轻而易举地被打开了。尽管我的藏身之处距离门至少有50米远,但强烈的气流还是吹到了床下,我勉强躲在床腿后才避开了这一劫。" }, { "id_line": 65, "ja_text": "恐る恐る、ベッドの脚の影から顔を出し、ドアの方を見上げる。", "zh_text": "战战兢兢地,我从床腿的阴影中探出头,仰望着门的方向。" }, { "id_line": 66, "ja_text": "(で、でかすぎる……すご……)", "zh_text": "(太、太大了……太厉害了……)" }, { "id_line": 67, "ja_text": "視界に飛び込んでたのは、2本の紺色の巨大なタワーだった。威圧感のある巨大な建造物が、ハイソックスを履いた妹の脚だと気づくのに数秒ほど要した。脚だけで、とてつもなく大きい。くるぶしから下の足の部分だけでも、俺を簡単に踏みつぶせてしまう質量と大きさだ。パツパツに張り出したハイソックスの布地が、その中に隠れている健康的な素足、ふくらはぎ、太もものたくましさと強さを語っている。あのぶっとい凶悪な2本の脚が、今年中3になったあの小さい妹の脚なのだ。", "zh_text": "进入视野的是两根巨大的深蓝色的塔。我花了几秒钟才意识到那些具有威压感的巨大建筑物是原来是妹妹穿着高筒袜的脚。仅仅是一只脚,就已经有足够大的质量和尺寸可以轻易地将我踩扁。紧绷的高筒袜凸显出了包裹在里面的健康的脚、小腿和大腿的强壮与力量。而那两根粗壮凶悍的腿属于今年刚上初三的小妹妹。" }, { "id_line": 68, "ja_text": "夢のような光景に、しばし見とれてしまう。", "zh_text": "片刻间被如梦似幻的景象迷住了我。" }, { "id_line": 69, "ja_text": "ハイソックスからさらに上を見上げると、制服の紺色のミニスカートが目に入る。このアングルからだと、白いパンツが見えたり隠れたりしている。中3になった妹はスカートをある程度折り曲げて履くようになり、自分の太ももを見せるくらいのスカートの短さでいつも学校に行っている。そんな妹の巨大でむちむちな太ももだけでなく、その先のパンツまで見えてしまっている。…あのパンツは、今の俺よりも何十倍も巨大なのだ。", "zh_text": "再往上看,制服的深蓝色迷你裙进入我的视线。从这个角度看,白色的内裤时隐时现。上了初三的妹妹开始折叠裙子来穿,常常穿着短到可以展示自己大腿的裙子去学校。现在我甚至能看到妹妹巨大而丰满的大腿,以及更上面的内裤……那些内裤比现在的我大了数十倍。" }, { "id_line": 70, "ja_text": "スカートよりも上の部分については、ここからではあまり見えなかった。妹の足元からの景色はふわふわと鎮座しているスカートの裾に遮られていた。たまにセーラー服を着た妹の上半身が見えたり、その先にある妹の顔がはるか遠くに見えたりするが、基本的には巨大な脚とスカート、パンツしかまともに見えない。…これが、小人の景色なのだ。巨人をまともに視認することすら難しく、顔を伺うことも容易ではない。こちらを見下ろす巨大な下半身の威圧感がすごく、どこか神々しさまで感じてしまう。", "zh_text": "从妹妹的脚边往上看,上半身部分并不是很清楚。妹妹的景色基本上被飘逸的裙摆遮挡着。偶尔可以看到穿着水手服的妹妹的上半身,或者更远处的妹妹的脸,但基本上只能清楚地看到巨大的腿、裙子和内裤。……这就是小人的视角。很难直接看到巨人,更不用说轻易窥见脸部了。俯视着我的妹妹的巨大下半身给人带来了巨大的威压感,甚至让人感到某种神性。" }, { "id_line": 71, "ja_text": "ドサァァッッ…!!!", "zh_text": "咚……!!" }, { "id_line": 72, "ja_text": "ドンッッ…!!ドンッッ…!!", "zh_text": "咚……!!咚……!!" }, { "id_line": 73, "ja_text": "「ひぃっ……くうぅっ……」", "zh_text": "「呼……呜……」" }, { "id_line": 74, "ja_text": "妹が持っていたバッグを乱雑に地面に置くと、その衝撃で俺の身体は1m程宙に浮いて転ばされてしまう。そして地面に突っ伏した俺を追撃するかのように、歩き出した妹の足が容赦ない振動を床に加え、俺は腰を抜かした体勢のまま地面に何度も打ち付けられる。", "zh_text": "妹妹随意地将背包放在地上,那冲击让把我的身体振到空中飘浮了大约1米然后摔倒。然后,像是要追击躺在地上的我一样,妹妹走动的脚步无情地震动着地板,我在软掉的姿态中被反复摔打在地面上。" }, { "id_line": 75, "ja_text": "正直、恐怖を感じるレベルの振動だった。妹が普通に歩いているだけで、本能が恐怖を訴えてくる。生物としての強さの違いを脳に刻み込まれたような感覚に、俺は同時に興奮も感じてしまっていた。", "zh_text": "老实说,那是让人感到恐惧的振动。妹妹只是普通地走动,我的本能就让我感受到了恐怖。我脑海中刻下了生物力量差异的感觉,同时也让我感到了兴奋。" }, { "id_line": 76, "ja_text": "(しかし…匂いもすごいな……)", "zh_text": "(但是…味道也太强烈了……)" }, { "id_line": 77, "ja_text": "否が応でも嗅ぐわってくる、思春期女子の汗臭い匂い。夏の部活終わりでほかほかに汗をかいた妹の巨体から、むわっとした熱気と匂いが強烈に放たれている。ベッドの下で隠れている俺の周りにもそれはすぐに充満し、体感温度がどんどん上がっていく。", "zh_text": "不由自主地闻到了青春期女孩汗臭的味道。在夏天结束部活后满是汗水的妹妹巨大的身躯散发出浓烈的热气和气味。我藏在床下的周围很快就被这气味充满,体感温度迅速升高。" }, { "id_line": 78, "ja_text": "妹の汗の匂いなど、正直家で何度も嗅ぎなれている。だが、こんなに濃い匂いだっただろうか。数m先から漂ってくる酸っぱい匂いを嗅いだことはあったが、妹の匂いに四方の空気を包み込まれるような感覚は初めてだった。こんなに距離が空いているのに、妹のテリトリー内に入ってしまっていることを実感する。", "zh_text": "说实话,我在家里已经多次闻过妹妹的汗味。但是,它真的这么浓郁吗?虽然我曾经闻过几米外飘来的酸味,但这是我第一次感受到被妹妹的味道包围四面八方的空气。尽管距离很远,但我还是感觉自己已经被关在了妹妹的领域里。" }, { "id_line": 79, "ja_text": "ドンッッ……!!ゴソゴソッ…", "zh_text": "咚……!!嗖嗖……" }, { "id_line": 80, "ja_text": "カチャッ……スルッ……", "zh_text": "卡哒……滑……" }, { "id_line": 81, "ja_text": "部屋の奥の方に移動した妹は、大きな布擦れの音やベルトを解く金属音を響かせ始める。ベッドの下にいた俺は妹の太ももから下しか見えていなかったが、パサッ…と上から落ちてきたスカートが妹の足元に落ちるのを見て、巨人の着替えが始まったことに気づく。", "zh_text": "移动到房间深处的妹妹开始发出大片布料摩擦和解开皮带的金属声。我藏在床下只能看到妹妹的大腿以下,但当一件衣服从上面落下来,落在妹妹脚边时,我意识到巨人开始换衣服了。" }, { "id_line": 82, "ja_text": "(なんて服の大きさなんだろう…)", "zh_text": "(那些衣服得有多大啊…)" }, { "id_line": 83, "ja_text": "あんな巨大な人間が纏っていた巨大な制服は、広げれば体育館ほどの広さがあるだろう。汗で妹の肌に張り付いていた制服はきっとべとべとのほかほかで、上に乗ったら妹の生々しい匂いに襲われるはずだ。", "zh_text": "那个巨大的人穿的巨大制服,如果铺开可能有体育馆那么大。粘满汗水的制服紧贴在妹妹的皮肤上,肯定是湿漉漉的热乎乎的,如果我爬上去的话,肯定会被妹妹生动的味道所包围。" }, { "id_line": 84, "ja_text": "そんな想像をしながら、着替え始めた妹の下半身をぼーっと眺める。巨大な脚が持ち上がったと思ったら、しっとりと汗で濡れたハイソックスがぴとーっ…と肌から剥がされていく。そしてハイソックスの締め付けから解放された瑞々しい素足が、", "zh_text": "一边想象着,一边呆呆地看着开始换衣服的妹妹的下半身。当我看到巨大的腿抬起来,湿漉漉的高筒袜紧紧地从皮肤上剥离时," }, { "id_line": 85, "ja_text": "ドンッッ!!!", "zh_text": "咚……!!!" }, { "id_line": 86, "ja_text": "と激しく床に振り下ろされるのだ。", "zh_text": "我看到它们猛烈地摔在地板上。" }, { "id_line": 87, "ja_text": "と、そこでようやく自分のしていることに気づく。妹の着替えを覗いている変態兄。部活帰りの汗だくな妹の着替えを物陰からこっそり見ている気持ち悪い人間。", "zh_text": "这时,我终于意识到自己在做什么。偷窥妹妹换衣服的变态哥哥。我竟然是在角落里偷偷观察刚做完部活、满身大汗的妹妹换衣服的恶心人。" }, { "id_line": 88, "ja_text": "(いや、俺は妹の着替えを見たいわけじゃない…!)", "zh_text": "(不,我不是想看妹妹换衣服的…!)" }, { "id_line": 89, "ja_text": "俺は急いでベッドの脚の裏に隠れ、巨人のダイナミックな着替えを見ないようにする。俺はあくまで巨大な女の子を見て見たかっただけ。妹が着替えている姿など見たくないのだ。", "zh_text": "我急忙躲在床脚下,不去看巨人妹妹动感的换衣过程。我只是想偷看一眼巨大的女孩子而已,并不想看到妹妹换衣服的样子。" }, { "id_line": 90, "ja_text": "ズンッッ…!!ズンッ…!!", "zh_text": "哫咚…!!哫咚…!!" }, { "id_line": 91, "ja_text": "ジー……パサッ……", "zh_text": "滋……沙沙……" }, { "id_line": 92, "ja_text": "その間も響く巨足の振動、チャックが外される音、布が床に落ちる柔らかな音。いくらこちらが見ないようにしていても、巨大な妹の着替えの音が爆音で鳴り響き、嫌でもその姿を想像してしまう。", "zh_text": "与此同时,巨大的脚步振动、拉链被拉开的声音、衣物落地的柔和声响,即使我努力不去看,巨大妹妹换衣服的声音也如爆音般响起,让人不由自主地想象起她的样子。" }, { "id_line": 93, "ja_text": "ズンッ!!ズンッ!!", "zh_text": "哫咚!!哫咚!!" }, { "id_line": 94, "ja_text": "ちら、とベッドの脚の影から妹の方を見る。あまりにも大きな素足がベッドの下からでも見え隠れしている。…あの大きな素足に触れたら、どんな感触がするのだろうか。近くで見たら、怖いと感じるだろうか。もし踏みつけられでもしたら、どれだけ苦しいのだろうか。足の裏は柔らかいと感じるだろうか、固いと感じるだろうか。", "zh_text": "我偷偷从床脚的阴影里朝妹妹那边看了一眼。那双巨大的裸足即便在床下也若隐若现。…如果触摸那双巨大的裸足,会有什么感觉呢?近距离看会觉得可怕吗?如果被踩在脚下,会有多痛苦呢?脚底会让人感觉柔软还是坚硬呢?" }, { "id_line": 95, "ja_text": "「はぁっ…はぁっ…」", "zh_text": "「哈啊…哈啊…」" }, { "id_line": 96, "ja_text": "妹の顔が見えていない分、\"巨大な素足\"という光景からどんどん想像を膨らませてしまい、興奮が高まっていく。気づけば、俺は自分のズボンをずらして自慰行為を始めていた。", "zh_text": "因为看不见妹妹的脸,所以脑海中不断扩大对\"巨大的裸足\"的想象,兴奋感也随之升高。不知不觉中,我已经开始边拉开自己的裤子边自慰了。" }, { "id_line": 97, "ja_text": "(あんなにおっきい女の子の足が、そこに…!)", "zh_text": "(那么大的女孩子的脚,就在那里…!)" }, { "id_line": 98, "ja_text": "神々しい巨大な素足は、見れば見るほど美しく見えてくる。女性らしく丸みを帯びつつも、所々骨の形が強調されていてその強靭さを物語っている。あんな素足に、優しく踏まれてみたい。足の指に軽々と挟まれて、弄ばれたい。指の間の匂いを強制的に嗅がされたい。", "zh_text": "那神圣的巨大裸足,越看越觉得美丽。女性化的曲线,骨头的形状在某些地方被强调,显示出它们的坚韧。我想要被那样的裸足轻轻踩在脚下,想要被脚趾轻松夹住,玩弄。我想要被迫闻那夹在脚趾间的气味。" }, { "id_line": 99, "ja_text": "ズンッッ…!!ズンッッ……!!", "zh_text": "哫咚…!!哫咚……!!" }, { "id_line": 100, "ja_text": "ダァンッッ!!!!", "zh_text": "轰隆!!!!" }, { "id_line": 101, "ja_text": "「ひゃあぁぁっっ!?!??」", "zh_text": "「呀啊啊啊!?!??」" }, { "id_line": 102, "ja_text": "必死でモノをしごいていた俺は、近づいてくる巨人に一瞬気が付かなかった。着替え終わったのか、巨人の脚はずんずんと移動を始めていて、今では俺が隠れているベッドのすぐそばにその大質量のおみ足を鎮座させている。", "zh_text": "我正专心致志地手淫,没注意到逼近的巨人。妹妹是否已经换好衣服,她的脚步声越来越近,现在她那庞大的脚已经稳稳地站在我藏身的床边了。" }, { "id_line": 103, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 104, "ja_text": "ギィィィッッ……!!", "zh_text": "吱吱吱……!!" }, { "id_line": 105, "ja_text": "「あ……すご………」", "zh_text": "「啊……什……」" }, { "id_line": 106, "ja_text": "フローリングを激しく軋ませながら、巨人がベッドの方を向きながらしゃがみ込んだ。ベッドの下からの景色は、しゃがみ込んだ妹の股間部で埋め尽くされる。部屋着のスカートに履き替えていた妹のピンク色のパンツ。しゃがんだことで巨大なパンツが引き伸ばされ、その奥に存在するものの形を少しだけ浮き彫りにさせている。", "zh_text": "巨人一边发出剧烈的地板吱嘎声,一边面向床边蹲下。从床底下看出去的景色完全被蹲下的妹妹的胯部填满。她换上了家居裙的粉色内裤。蹲下使得巨大的内裤被拉伸,隐约勾勒出里面的形状。" }, { "id_line": 107, "ja_text": "妹のパンツなど、興味あるはずがない。そのはずなのに。大パノラマで見せつけられたパンツはあまりにも威圧的で、見れてラッキーなどという感情よりもまず先に畏怖の念が湧き上がってくる。しゃがみ込んだことでふくらはぎや太ももの肉がみちっ…♡と圧縮され、余計に巨大な妹の下半身のスケール感を主張してくる。…妹のパンツを覗いているというより、圧倒的に見せつけられている。そんな状況に、俺はさらなる興奮を与えられてしまっていた。", "zh_text": "我本不应对妹妹的内裤感兴趣。至少曾经是这样。但是,被大幅度展示的内裤实在是太具威慑力了,比起感到幸运,更先涌上心头的是畏惧。蹲下时小腿和大腿的肉紧绷……♡,进一步凸显出巨大妹妹下半身的规模感。不是在偷看妹妹的内裤,而是被压倒性地展示给我看。在这种情况下,我一下子感到了剧烈的兴奋。" }, { "id_line": 108, "ja_text": "「ぐっ…うっ……」", "zh_text": "「咕……呃……」" }, { "id_line": 109, "ja_text": "そのままの勢いで、俺は射精してしまった。あろうことか、妹の巨大なパンツを目の前にしながら。", "zh_text": "就这样,我射精了。竟然是在妹妹巨大的内裤面前。" }, { "id_line": 110, "ja_text": "ギィィィッッ……", "zh_text": "吱吱吱……" }, { "id_line": 111, "ja_text": "ズンッ!!ズンッ!!", "zh_text": "哫咚!!哫咚!!" }, { "id_line": 112, "ja_text": "何かベッドの上にあったものを取り終わったのか、妹は再び立ち上がって移動し始める。", "zh_text": "妹妹似乎已经拿到了床上的东西,再次站起身来开始移动。" }, { "id_line": 113, "ja_text": "「はっ……はっ……」", "zh_text": "「哈……哈……」" }, { "id_line": 114, "ja_text": "俺は息を切らしながら、異常な罪悪感と気持ち悪さに苛まれる。妹のパンツで射精してしまった。最悪だ。でも…あんな急に巨大なパンツを見せられたら…!", "zh_text": "我喘着粗气,被异常的罪恶感和恶心感折磨着。我竟然在妹妹的内裤面前射精了。太糟糕了。但是…一下子被展示那么巨大的内裤…!" }, { "id_line": 115, "ja_text": "と、俺はそこで我に返った。いつもならあと30分くらいで夜ご飯の時間だ。そうなれば、親が俺の部屋に呼びに来るだろう。それまでに帰らないとまずい。…ベッドの外を覗くと、巨大な妹は机に向かって勉強し始めている。こちらに背を向けている格好だ。", "zh_text": "我这时才回过神来。通常情况下,距离晚饭时间还有大约30分钟。到时候,父母会来我的房间叫我。我得在那之前回去。…我偷看床外,巨大的妹妹已经开始在桌子前学习了。她背对着我。" }, { "id_line": 116, "ja_text": "(今しかない…!)", "zh_text": "(现在是唯一的机会…!)" }, { "id_line": 117, "ja_text": "俺はダッシュでドアに向かう。ここで妹が何気なくこちらの床を見たら、それで人生終了だ。俺は小さくなって妹の部屋に忍び込んで着替えを覗いた変態として、一生家族に記憶されることとなる。", "zh_text": "我冲向门口。如果妹妹无意中往这边的地板看的话,那我的人生就结束了。我会成为一个变态,永远被家人记住,因为我变小潜入妹妹的房间偷看她换衣服。" }, { "id_line": 118, "ja_text": "10秒ほどかけてドアのすぐそばまで来た時、", "zh_text": "我用了大约10秒钟的时间走到门边," }, { "id_line": 119, "ja_text": "ギィィィッッ……", "zh_text": "吱吱吱……" }, { "id_line": 120, "ja_text": "「「ちょっとトイレ…」」", "zh_text": "「「去一下厕所吧…」」" }, { "id_line": 121, "ja_text": "おもむろに。巨大な妹が立ち上がった。", "zh_text": "慢慢地。巨大的妹妹站了起来。" }, { "id_line": 122, "ja_text": "「え……」", "zh_text": "「诶……」" }, { "id_line": 123, "ja_text": "ズンッッ!!!ズンッッ!!!", "zh_text": "哫咚!!!哫咚!!!" }, { "id_line": 124, "ja_text": "ドスゥゥン!!!", "zh_text": "轰隆!!!" }, { "id_line": 125, "ja_text": "「ぎゃぁぁっ!!??」", "zh_text": "「啊呀啊啊!!??」" }, { "id_line": 126, "ja_text": "歩き始めた巨人の素足が、一瞬のうちに俺の数m先に振り下ろされる。ダンプカーのような素足が起こした衝撃に、俺は3mほど後ろまで吹っ飛ばされる。…仰向けに倒れた俺は、頭上に広がる景色を見て絶句した。", "zh_text": "巨人开始行走,她的裸足在瞬间砸向离我只有几米远的地方。像翻斗车一样的裸足引起的冲击,让我被吹飞到了3米开外。…仰面倒下的我,抬头看到的景色让我哑口无言。" }, { "id_line": 127, "ja_text": "「ひぃっ……」", "zh_text": "「咿呀……」" }, { "id_line": 128, "ja_text": "妹の右足と左足の間で這いつくばっている俺の視点からは、巨大すぎる2本の肌色の支柱が天高くそびえたっているのが見えた。その一番高い所では、ピンク色の可愛らしいパンツが存在している。…真下から見上げる女の子の太ももが、こんなにも迫力があって太くみえるだなんて。妹の太ももは年相応な大きさで、どちらかといえば細く見えていたのに。今は、このむちむちな巨大な太ももを見上げているだけで、怖い。", "zh_text": "从我这个爬在妹妹的右脚和左脚之间的视角来看,可以看到两根巨大得过分的肤色支柱高高耸立。在那最高处,存在着粉红色的可爱内裤。…从正下方仰望女孩子的大腿,竟然会有这么强烈的存在感和厚实感。妹妹的大腿按年龄来说应该是适中的大小,甚至看起来偏瘦。但现在,仅仅是仰望着这双肉感十足的巨大大腿,就让我感到害怕。" }, { "id_line": 129, "ja_text": "ギィィィッッ!!!", "zh_text": "吱呀呀呀!!!" }, { "id_line": 130, "ja_text": "巨大なドアが目の前で勢いよく開く。仰向けで倒れていた俺の頭上を、ドアがぎりぎりで通り越していく。", "zh_text": "巨大的门在我面前猛地被打开。在躺倒在地的我头顶上,门擦着边缘过去。" }, { "id_line": 131, "ja_text": "ズンッ…!!ズンッ…!!ズンッ…!!", "zh_text": "哫咚…!!哫咚…!!哫咚…!!" }, { "id_line": 132, "ja_text": "巨人の脚と股が、俺の頭上を無意識に跨ぎ越していく。衝撃的な景色に俺は言葉も出ず、身体も全く動かせなかった。", "zh_text": "巨人的腿和胯部,无意识地跨过了我的头顶。面对这震撼的景象,我无言以对,身体也完全动弹不得。" }, { "id_line": 133, "ja_text": "…バタンッッ!!!", "zh_text": "…砰!!" }, { "id_line": 134, "ja_text": "ズンッ…ズンッ…ズンッ……", "zh_text": "哫咚…哫咚…哫咚……" }, { "id_line": 135, "ja_text": "そのまま巨人は、トイレの方へずんずんと向かっていった。", "zh_text": "就这样,巨人朝着厕所的方向稳稳地走去。" }, { "id_line": 136, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 137, "ja_text": "それから、俺は気が動転したまま必死で廊下の隅を走り、自分の部屋へ帰った。", "zh_text": "之后,我情绪动摇地拼命的顺着走廊的角落,跑回到了自己的房间。" }, { "id_line": 138, "ja_text": "「はあっ、はあっ、……」", "zh_text": "「哈啊,哈啊,……」" }, { "id_line": 139, "ja_text": "小さいまま自分の部屋のドアをくぐり、俺は広い床に突っ伏する。…先ほどの光景が、目に焼き付いている。あと少しで妹に踏み殺されるところだったのに、俺の股間はまた元気になってしまっていた。巨人に跨がれるという、夢のような体験をしてしまったから。", "zh_text": "小小的我穿过自己房间的门,扑倒在宽敞的地板上。…刚才的场景还在眼前挥之不去。虽然差点就被妹妹踩死,但我的下体却又兴奋起来了。因为我经历了像做梦一样的被巨人跨过的体验。" }, { "id_line": 140, "ja_text": "(妹でなければ、もっと良かったけど…)", "zh_text": "(如果不是妹妹就更好了…)" }, { "id_line": 141, "ja_text": "サイズフェチとしての嗜好を満たす行為を、妹にしかぶつけられないのが歯がゆかった。どうしても、妹だということを意識してしまうと罪悪感と共に気分が悪くなり、気が別の方に散ってしまう。", "zh_text": "只能对妹妹发泄作为巨大娘爱好者的癖好,这让我感到十分懊恼。不管怎么说,意识到对方是妹妹,就会伴随着罪恶感而感到不适,注意力就会被分散。" }, { "id_line": 142, "ja_text": "(もう、妹にはこんなことは止めよう…)", "zh_text": "(算了,以后再也不对妹妹做这种事了…)" }, { "id_line": 143, "ja_text": "俺はそう思いながら、2時間ぶりに自分の身体のサイズを戻したのだった。", "zh_text": "我一边这么想,一边在两小时后把自己的身体大小恢复了。" }, { "id_line": 144, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 145, "ja_text": "しかし。あの日から、俺は妹を見る目が変わってしまった。", "zh_text": "然而。从那天起,我看妹妹的眼神就变了。" }, { "id_line": 146, "ja_text": "一緒にリビングでテレビを見ていても、座っている妹の素足を見ては、あの巨大な素足の光景や匂い、音や衝撃を思い出してしまう。妹のどのパーツを見ても、あの時の巨大なサイズの妹の身体を思い出してしまい、急に動悸が早まり出すのだ。", "zh_text": "即使是一起在客厅看电视,看到坐着的妹妹的裸足,也会想起那巨大的裸足的景象、气味、声音和冲击。无论看妹妹的哪个部位,都会回想起那时巨大化的妹妹的身体,突然心跳加速。" }, { "id_line": 147, "ja_text": "あの柔らかそうな太ももは、100倍サイズになっても柔らかい感触なのだろうか。今座っている妹の股の間に閉じ込められたら、どんな光景が見えるのだろうか。内ももから女の子の匂いが嗅ぐわってくるのだろうか。", "zh_text": "那柔软的大腿,放大100倍后,触感还会是柔软的吗?如果被困在现在坐着的妹妹的大腿之间,会看到什么样的景象呢?会不会闻到女孩子特有的气味从内侧大腿传来?" }, { "id_line": 148, "ja_text": "あの小さな手に掴まれたら、苦しいのだろうか。手のひらの肉はぷにぷにして気持ちいいのだろうか。手の熱で蒸されてしまうのだろうか。", "zh_text": "如果被那小小的手抓住,会感到痛苦吗?手掌的肉感是不是软绵绵的,很舒服呢?会不会被手的温度蒸熟呢?" }, { "id_line": 149, "ja_text": "あの唇に1/100サイズで触れたら、どんな感触がするのだろう。唇の細かいシワまではっきりと見えるのだろうか。よく見たら、綺麗で整った形をしている。巨大な唇を優しく押し付けられたら、どんな気分になるのだろうか。", "zh_text": "如果以1/100的大小触碰那双唇,会有什么感觉呢?唇上的细小皱纹是否能清晰可见?仔细看看,原来是那么美丽、那么整齐的形状。如果被巨大的唇轻轻上下压住,会有什么感觉呢?" }, { "id_line": 150, "ja_text": "あの目が100倍のサイズになって俺を覗き込んできたら、怖いと思うだろうか。どこに逃げてもおっきな目で見つめられて、視線に包み込まれる感覚に興奮するだろうか。", "zh_text": "如果那双眼睛放大100倍,凝视着我,我会感到害怕吗?无论逃到哪里,都会被那双大眼睛盯着,感到被视线包围的兴奋吗?" }, { "id_line": 151, "ja_text": "思わず横目で妹のパーツを見ながら、そんな想像がどんどん頭の中に湧き上がってくる日々。そしてその後に妹の顔を視認し、必ずとんでもない罪悪感に陥るのだ。", "zh_text": "我一边偷看妹妹的身体部位,一边脑海中涌现出越来越多这样的想象。但看到妹妹的脸后,总是会陷入极度的罪恶感。" }, { "id_line": 152, "ja_text": "俺は、巨大な妹に精神的に支配されかかっていた。", "zh_text": "我,几乎被巨大的妹妹在精神上支配了。" }, { "id_line": 153, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 154, "ja_text": "とある平日の夜、俺はまた過ちを犯していた。", "zh_text": "在一个工作日的晚上,我又犯了下了错。" }, { "id_line": 155, "ja_text": "今日は親が家に帰ってくるのが遅く、さらに妹は部活から帰ってきてすぐ、友達の家に遊びに行ってしまった。俺は妹を見送ってから自分の部屋に戻る際、何となく妹の部屋をちらと覗き込んだ。…そこには、ついさっき脱ぎ捨てられた妹の制服があった。", "zh_text": "今天父母回家很晚,妹妹也是从社团活动回来后立刻去朋友家玩了。我送妹妹出门后,回到自己房间时,不由自主地瞥了一眼妹妹的房间。…那里放着妹妹刚脱下的校服。" }, { "id_line": 156, "ja_text": "気づいたら俺はその制服を自分の部屋に持ち込んでいた。まだ妹の体温でホカホカと温かい制服を床に置き、俺は縮小機でまた1/100サイズまで小さくなった。", "zh_text": "不知不觉中,我把那套校服带到了自己的房间。我把还带着妹妹体温的温热校服放在地板上,然后用缩小机再次缩小到1/100的大小。" }, { "id_line": 157, "ja_text": "(すごい…大きい…)", "zh_text": "(太棒了…好大…)" }, { "id_line": 158, "ja_text": "床に置かれたスカート、ハイソックス、そしてセーラー服はあまりにも大きかった。スカートやセーラー服の面積は軽く体育館くらいの大きさがあり、全力で走ってもすぐには対岸にたどり着けない程に見える。こんな大きなものを見に纏っている巨人の姿を想像し、股間が熱くなる。", "zh_text": "放在地板上的裙子、高筒袜和水手服显得非常巨大。裙子和水手服的面积轻松就能达到体育馆那么大,即使全力奔跑也很难立刻到达对岸。想象着穿着这些巨大物品的巨人的形象,我的下体又开始变得火热了。" }, { "id_line": 159, "ja_text": "(スカートの生地が…温かい…)", "zh_text": "(裙子的布料…好温暖…)" }, { "id_line": 160, "ja_text": "スカートの生地に足を踏み入れる。手を生地に着くと、肌触りの良い感触が伝わってくる。それと共に、しっとりと温かい妹の体温の残滓。巨人がこのスカートを直前まで着ていたことは明らかだった。", "zh_text": "我踏进裙子的布料中。手触摸到布料,传来了柔软的触感。同时还有妹妹体温的余温。很明显,巨人就在刚刚还穿着这条裙子。" }, { "id_line": 161, "ja_text": "俺はスカートの中に潜り込む。障害物競走で網をくぐるゾーンのように、スカートの重い生地をかき分けながら内部を進んでいく。…普通に学校で暮らしていたら、スカートの裏地をこんなに見ることはない。見てはいけない領域に入り込んでいることに気持ちが昂る。", "zh_text": "我钻进裙子里面。就像障碍赛跑中爬网区域一样,我推开沉重的裙子布料,向内部前进。…在正常的学校生活中,是不可能这样看到裙子里衬里的。进入了不该看的领域,情绪变得越来越激动。" }, { "id_line": 162, "ja_text": "(このあたり…すごく匂いがきつい…)", "zh_text": "(这里…味道好浓…)" }, { "id_line": 163, "ja_text": "スカートの腰部分の少し手前に来たあたりで、甘く酸っぱい匂いと熱が最高潮に強くなった。明らかに、ここは妹の股間部とお尻の中央当たりに位置する。いつも嗅ぎなれて何とも思わない妹の匂いのはずなのに、この状況ではそれを嗅ぐごとに理性が崩壊していくのを感じる。スカートの生地に挟まれながら、巨大な妹の股間部とお尻に挟まれているような錯覚に陥り出す。俺はすべすべ肌触りの良いスカートの生地に鼻を近づけ、必死で匂いを嗅ぎながら自慰を始めた。", "zh_text": "当我来到裙子腰部稍前的位置时,甜而微酸的气味和热量达到了顶峰。显然,这里正对着妹妹的胯部和臀部中央。尽管平时闻惯了妹妹的气味而不以为意,但在这种情况下,每闻一次理性就崩溃一点。我被裙子布料夹着,产生了仿佛被巨大的妹妹的胯部和臀部夹着一样的错觉。我把鼻子贴近滑嫩的裙子布料,拼命嗅着气味开始自慰。" }, { "id_line": 164, "ja_text": "「はあっ…くっ……うぅっ……」", "zh_text": "「哈啊…咕……呜……」" }, { "id_line": 165, "ja_text": "巨大な女の子のスカートに埋もれている。さっきまで女の子が履いていたホカホカのスカートに包まれ、その匂いに囲まれている。脳が状況を整理するたび、どんどん気分が高まっていく。", "zh_text": "被巨大的女孩子的裙子埋没。被刚才女孩子穿过的温暖裙子包裹,被那气味环绕。每当大脑试图理清状况时,情绪就反而会越来越高涨。" }, { "id_line": 166, "ja_text": "射精までは、一瞬だった。", "zh_text": "到达射精,只是一瞬间的事。" }, { "id_line": 167, "ja_text": "(また…やってしまった…)", "zh_text": "(又…做了同样的事…)" }, { "id_line": 168, "ja_text": "射精した直後の気分の落ち込みは、半端ではなかった。妹が履いていたスカートに鼻を擦り付けながら、匂いを嗅いで自慰をしてしまったのだ。スカートに少し精液が飛んでしまい焦って拭き取ったが、こんな小さなシミが巨大な妹から見えるはずがないと思い直し、自分の矮小さが惨めになった。", "zh_text": "射精后的情绪低落是非常严重的。我在闻着刚才妹妹穿过的裙子的味道自慰时,不小心将精液溅到了裙子上,虽然急忙擦拭掉了,但我发现这么小的污渍不可能被巨大的妹妹看到,一下子感到自己的渺小和悲哀。" }, { "id_line": 169, "ja_text": "この一件から、俺は何回も過ちを犯すようになった。", "zh_text": "从那之后,我开始不断地犯下同样的错误。" }, { "id_line": 170, "ja_text": "数日後、俺は妹がゴミ箱に捨てたマスクを拾ってきて、また自分の身体を小さくした。巨大な妹が直前まではめていたマスク。俺は1/100サイズになり、妹の口が接着していた方の面に足を踏み入れ、その匂いを嗅いだ。", "zh_text": "几天后,我捡起妹妹扔进垃圾桶的口罩,并再次缩小了自己的身体。那是巨大的妹妹刚刚摘下的口罩。我变成了1/100的大小,踏进了妹妹嘴唇接触过的那一面,嗅着那里的气味。" }, { "id_line": 171, "ja_text": "(少しだけ、よだれ臭い)", "zh_text": "(果然有些…口水的味道)" }, { "id_line": 172, "ja_text": "妹の巨大な唇の間から漏れた吐息は全てこの生地に吹きかけられていたのだ。その吐息は生地の上で水滴となり、マスクの表面をじっとりと未だに濡らしていた。それは紛れもなく妹の唾液の成分で。俺は足元から湧き上がる妹の唾液の匂いに包まれて、頭がおかしくなりそうだった。", "zh_text": "妹妹巨大的嘴唇间透出的气息都吹在了这块布料上。那些气息在布料上凝结成水珠,口罩表面至今仍湿漉漉的。那无疑是妹妹唾液的成分。我被脚下升起的妹妹唾液的气味所包围,感觉自己快要疯了。" }, { "id_line": 173, "ja_text": "そして周囲を見渡すと、広いマスクの中央部分だけ段々に凹んでいるのが見て取れる。ここに、巨大な唇が押し当てられていたのだ。上唇と下唇の形が、そのままマスクの形として残っている。今俺は、妹の唇が当たっていた箇所の上に立っているのだ。", "zh_text": "环顾四周,可以看到宽阔的口罩中央部分呈现出一层层的凹陷。那是巨大的嘴唇压上去的痕迹。上唇和下唇的形状,就这样留在了口罩的形态中。现在我正站在妹妹的嘴唇接触过的地方上。" }, { "id_line": 174, "ja_text": "(こんなに唇が大きいのか…)", "zh_text": "(唇这么大吗…)" }, { "id_line": 175, "ja_text": "妹の部屋に侵入したときは、妹の顔ははるか上空にあったためほとんど視認することができなかった。そのため、妹の唇の巨大さは想像上のものでしかなかった。しかしこうして目の当たりにすると、その巨大さに驚愕する。今の小さい俺など、妹の下唇で圧迫されただけで潰れてしまいそうだ。ふくよかで綺麗な唇で一度挟まれたら、いくら抵抗してもぷにぷにの唇から脱出することはできないだろう。", "zh_text": "当我潜入妹妹的房间时,由于妹妹的脸在高空中,几乎无法看清。因此,妹妹唇部的巨大只能在想象中。但当亲眼所见时,我对其巨大程度感到震惊。现在的我这么小,可能只要被妹妹的下唇一压就会被压扁。如果被那丰满美丽的唇一夹,无论怎么挣扎也无法从那软软的唇中逃脱。" }, { "id_line": 176, "ja_text": "俺はスカートの時と同様、マスクの上でも自慰行為を繰り返した。途中からは、俺が乗っているマスクを妹が気づかずにはめてしまい、口元に閉じ込められてしまう妄想でさらにオナニーが激しくなっていった。", "zh_text": "我像之前在裙子上那样,在口罩上也反复自慰。后来,我开始幻想妹妹没有注意到我正坐在口罩上,不小心戴上了它,我就被困在了她的嘴边,自慰变得更加激烈。" }, { "id_line": 177, "ja_text": "スカートとマスクだけでは飽き足らず、それから俺は妹が履いて汗でぐっしょりになったハイソックスに入り込んでみたり、妹が座っていた座椅子の上で巨大なお尻の熱を感じて見たり、妹が使ったばかりのリップクリームに陰部を擦り付けたりした。", "zh_text": "不仅仅是满足于裙子和口罩,我还尝试过进入妹妹穿过且汗湿透的高筒袜中,或是在妹妹坐过的椅子上感受巨大臀部的温度,或是将自己的私处摩擦在妹妹刚用过的唇膏上。" }, { "id_line": 178, "ja_text": "日に日に行為をエスカレートさせつつも、俺は妹のブラジャーやパンツなどの下着には手を出さなかった。…それに手を出してしまったら、本当に終わりだと思ったから。既にかなりの過ちを犯していたが、これだけが自分なりの必死の線引きだった。", "zh_text": "尽管我日复一日地让行为升级,但我从未触碰过妹妹的胸罩或内裤。…我认为,如果我触碰了那些,就真的完了。虽然我已经犯下了很多错误,但这是我自己划下的最后的界限。" }, { "id_line": 179, "ja_text": "しかし俺の異常な欲望はどんどん増していき、巨大な妹を遠くから眺めたり巨大な私物で自慰を行ったりするだけでは物足りなくなっていった。そして、俺は一つの新たな欲望に支配されるようになった。", "zh_text": "然而,我的异常欲望还是不断的增长,仅仅远远地观察巨大的妹妹或是用她的私人物品自慰已经无法满足我了。于是,我开始被一种新的欲望所支配。" }, { "id_line": 180, "ja_text": "巨大な妹と、コンタクトを取りたい。", "zh_text": "我想要与巨大的妹妹直接接触。" }, { "id_line": 181, "ja_text": "これも、サイズフェチとしての夢だ。遠くからただ眺めるだけでなく、巨人に認知され、手に乗せられたり、大きな顔で見つめられたり。想像しただけで、ドキドキしてしまう。", "zh_text": "这也是作为一个巨大娘爱好者的最大的梦想。不仅仅是远远地观察,还想被巨人注意到,被她手把手带着,被她的巨大脸庞凝视。光是想象,就让人心跳加速。" }, { "id_line": 182, "ja_text": "…でもそんなことが簡単にできるわけがない。その時点で妹に縮小機を使っていることがバレるのだから。俺が何を言っても、気持ち悪がられるか覗きに来た変態兄と思われ家族に通報されるか、そのどちらかに思えた。", "zh_text": "…但这样的事情不可能轻易做到。因为一旦这样做,妹妹就会发现我使用了缩小机。无论我说什么,都会被认为是恶心的,或者是来偷窥的变态哥哥,并被告诉家人。" }, { "id_line": 183, "ja_text": "それでも俺は、巨大な妹に触れられ、見つめられるための方法を考え続けたのだった。", "zh_text": "即便如此,我还是不断地思考如何才能触摸到巨大的妹妹,被她凝视的方法。" }, { "id_line": 184, "ja_text": "#2", "zh_text": "#2" }, { "id_line": 185, "ja_text": "妹に履かれ、囚われる", "zh_text": "被妹妹穿上后的囚禁" }, { "id_line": 186, "ja_text": "俺は相変わらず、妹の服や私物に埋もれて過ちを犯し続けていた。", "zh_text": "我依旧不断的犯着错误,沉迷于缩小自己并埋藏在妹妹的衣物和私人物品中。" }, { "id_line": 187, "ja_text": "妹が学校から帰ってすぐに出かけたときなどは、決まって脱ぎたての制服を部屋に散らかしていく。そんなとき必ず俺は小さくなり、妹の匂いが染み付いたホカホカの制服に全身をうずめてオナニーするのだった。", "zh_text": "妹妹放学回家后马上出门时,总会乱扔刚脱下的校服。每当这时,我总会变小,然后全身埋入还带着妹妹体温的校服中自慰。" }, { "id_line": 188, "ja_text": "…とある休日の昼下がり。", "zh_text": "……某个休息日的午后。" }, { "id_line": 189, "ja_text": "特に予定のなかった俺は、家のリビングのソファに座ってダラダラとテレビを眺めていた。その隣で、同じく暇そうな妹がソファにもたれかかり、いつものようにスマホをひたすら弄っている。白いTシャツとグレーの短パンというラフな格好。短パンからは白い太ももが伸びており、かなり股に近い部分まで露わになっていた。完全に油断した部屋着スタイルの妹の脚を、俺は何度かちらちらと盗み見てしまっていた。", "zh_text": "没什么特别计划的我,坐在家里客厅的沙发上无聊地看着电视。而在我旁边,同样无聊的妹妹靠在沙发上,像往常一样专注地玩着手机。她穿着白色T恤搭配灰色短裤的休闲装扮。短裤下露出了白皙的大腿,直到相当接近裆部的地方都暴露在外。完全是放松的居家风格,我不止一次偷偷瞥了几眼妹妹的腿。" }, { "id_line": 190, "ja_text": "プルルルル……", "zh_text": "嘟噜噜噜……" }, { "id_line": 191, "ja_text": "「ん、もしもーし……どしたの?」", "zh_text": "「嗯,你好……怎么了?」" }, { "id_line": 192, "ja_text": "おもむろに妹がスマホで電話し始める。どうやら中学校の友達から電話がかかってきたようだ。妹はスマホを耳に当てて話しながら、自分の部屋へと戻っていった。", "zh_text": "妹妹不经意间开始用手机打电话。看来是中学的朋友给她打来的。她一边把手机贴在耳边聊天,一边回到了自己的房间。" }, { "id_line": 193, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 194, "ja_text": "そのままテレビを見続けていると、妹が再びリビングに戻ってきた。…さっきまで部屋着だったが、外に行くためのちゃんとした服に着替えている。", "zh_text": "继续看着电视,妹妹又回到了客厅。……此时她已经换上了准备外出的得体衣服。" }, { "id_line": 195, "ja_text": "「ちょっと今日遊んでくるから」", "zh_text": "「那么,我出去玩一下」" }, { "id_line": 196, "ja_text": "妹はそっけない口調で兄に言う。", "zh_text": "妹妹用淡漠的语气对哥哥说。" }, { "id_line": 197, "ja_text": "「ん、ああ…」", "zh_text": "「嗯,啊……」" }, { "id_line": 198, "ja_text": "俺もいつも通り気だるげな返事をして、またテレビへと向き直った。妹はリビングを出て、そのまま玄関から外へと出かけて行った。", "zh_text": "我也像平常一样敷衍地回应了一声,然后又转向电视。妹妹离开了客厅,从玄关出门走了。" }, { "id_line": 199, "ja_text": "「………」", "zh_text": "「………」" }, { "id_line": 200, "ja_text": "俺は平然を装ってテレビを見つめていたが、自分が置かれた状況をしっかりと理解していた。今日はもともと夜まで親がいない。そして、妹はたった今友達と遊びに行った。おそらく夕方まで、少なくとも数時間は帰ってこないだろう。…久々のチャンスだ。", "zh_text": "我虽然假装平静地看着电视,但心里很清楚自己的处境。今天父母本来就要晚上才回家。而妹妹刚才已经出门和朋友玩去了。她可能至少要到傍晚才回家,至少有几个小时。……难得的机会来了。" }, { "id_line": 201, "ja_text": "俺は早速自分の部屋に戻り、すぐさま縮小機を使って1/100サイズまで小さくなった。そしてがらんとしただだっ広い廊下を抜け、妹の部屋に侵入した。", "zh_text": "我立刻返回自己的房间,马上使用缩小机变成了1/100的大小。然后穿过空荡荡的宽敞走廊,潜入了妹妹的房间。" }, { "id_line": 202, "ja_text": "広い妹の部屋の中央付近には、グレーの柔らかい素材の短パンが無造作に脱ぎ捨ててあった。…やっぱり、脱いだままにしてあった。これを目当てに小さくなったのだ。", "zh_text": "在妹妹宽敞的房间中央附近,随意地扔着一条柔软的灰色短裤……果然,她脱下来就扔在那儿了。我就是冲这个目标而变小的。" }, { "id_line": 203, "ja_text": "俺は大きな短パンの山にたどり着き、すべすべふっくらとした生地に全身ダイブした。ああ、感触が気持ちいい。単純に生地の肌触りが良いというのもあるし、これが妹の巨大な太ももやお尻を覆っていたという事実に余計感情が揺さぶられる。短パンはまだ妹の下半身の体温を保持しており、甘くむんむんとした妹の匂いが優しく周りの空気を支配していく。…すごく幸せな気分だ。このまま、妹の太ももに埋もれる妄想をしながら昼寝してしまいたい。", "zh_text": "我走到了像山峦一样摊在地上的巨大短裤前,全身跳进了滑滑的蓬松面料中。啊,这触感真舒服。不仅是面料手感好,我还因为这是刚刚覆盖妹妹巨大的大腿和臀部的事实而更加激动。短裤还保留着妹妹下半身的体温,淡淡的香气温柔地支配着周围的空气……感觉非常幸福。就这样,一边幻想着自己埋在妹妹大腿中,一边想着要小睡一会儿。" }, { "id_line": 204, "ja_text": "俺は短パンの生地の心地よさにまどろみながら、しばらくうつ伏せの状態で突っ伏していた。", "zh_text": "我在短裤的舒适面料中昏昏欲睡,趴在那里睡着了。" }, { "id_line": 205, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 206, "ja_text": "ズンッ……!ズンッ……!", "zh_text": "哫咚……!哫咚……!" }, { "id_line": 207, "ja_text": "「………?」", "zh_text": "「………?」" }, { "id_line": 208, "ja_text": "全身に襲い掛かる強い地響きに、目が覚めた。あれ、俺はなにをしていたっけ…。目を擦りながら、自分がグレーの柔らかい生地にうつ伏せになっていることを理解する。", "zh_text": "强烈的地震感让我醒来。啊,我在做什么来着……。揉着眼睛,意识到自己正趴在柔软的灰色面料上。" }, { "id_line": 209, "ja_text": "(…っ!やばい、寝てしまった…!)", "zh_text": "(…啊,糟糕,睡着了…!)" }, { "id_line": 210, "ja_text": "状況を把握し、全身に寒気が走る。", "zh_text": "意识到情况,全身不禁一阵发冷。" }, { "id_line": 211, "ja_text": "ズンッ……!ズンッ……!", "zh_text": "哫咚……!哫咚……!" }, { "id_line": 212, "ja_text": "今響き渡っているこの地響き。誰かが家に帰ってきている。少しづつその地響きが大きくなってきていることから、その人物が2階に上がってきているのも分かる。2階には俺と妹の部屋しかない。間違いなく、妹が遊びから帰ってきてしまったのだ。", "zh_text": "现在回荡着的这个地震声,意味着有人回到了家。从慢慢增大的震动声来判断,那个人正在上二楼。二楼只有我和妹妹的房间。毫无疑问,妹妹已经跟朋友玩完,回到家来了。" }, { "id_line": 213, "ja_text": "ズンッ…!!ズンッ…!!", "zh_text": "哫咚…!!哫咚…!!" }, { "id_line": 214, "ja_text": "(まずい、まずい…!隠れなきゃ…!)", "zh_text": "(糟了,糟了…!得藏起来…!)" }, { "id_line": 215, "ja_text": "あと数秒で、巨大な妹がこの部屋に帰ってくる。小さくなって妹の短パンに埋もれているところを見られたら、一巻の終わりだ。急いで隠れる場所を探すも、ここは部屋の中央付近。ベッドや棚の下まで移動するにしても数十秒はかかってしまう。", "zh_text": "再过几秒钟,巨大的妹妹就会回到这个房间。如果被她发现我缩小后躲在她的短裤里,就完蛋了。我急忙寻找藏身之处,但这里是房间的中央,即使是要移动到床下或者架子下,也需要数十秒。" }, { "id_line": 216, "ja_text": "(ここに隠れるしか…!)", "zh_text": "(只能藏在这里了…!)" }, { "id_line": 217, "ja_text": "俺は巨大な短パンのポケットがこちらを向いて開いているのを発見し、急いでその中に飛び込んだ。", "zh_text": "我发现巨大短裤的口袋正好在向我这边敞开,急忙跳了进去。" }, { "id_line": 218, "ja_text": "ぼふっ…!!", "zh_text": "噗通…!!" }, { "id_line": 219, "ja_text": "柔らかな素材が、飛び込んだ俺の身体を優しく受け止める。ポケットの裏生地が少しふわふわしていたおかげで、怪我をせずに済んだ。ポケットの中は真っ暗な世界で、どちらから入ってきたかにわかに分からなくなる。", "zh_text": "柔软的面料轻柔地接住了跳进去的我。多亏了口袋的里布有点蓬松,我才没有受伤。口袋里是一片漆黑的世界,一时间分不清自己是从哪边进来的。" }, { "id_line": 220, "ja_text": "ガチャッ…!!", "zh_text": "咔嚓…!!" }, { "id_line": 221, "ja_text": "ドンッッ!!ドンッッ!!", "zh_text": "轰隆!!轰隆!!" }, { "id_line": 222, "ja_text": "「ひぃっ…!!」", "zh_text": "「咿呀…!!」" }, { "id_line": 223, "ja_text": "巨人が部屋のドアを開け、強烈な振動を響かせながら中に入ってくる。外の様子が分からない俺は、巨人の脚がどこに振り下ろされているかも分からず、もしかしたら短パンごと潰されるのではないかと恐怖していた。", "zh_text": "巨人打开房间的门,强烈的震动随之响起,她走了进来。在外面看不清楚的情况下,我也无法知道巨人会把脚落在哪里,这让我很担心这条巨大的短裤会不会连我在内被一下子踩扁。" }, { "id_line": 224, "ja_text": "ドンッッッ!!!", "zh_text": "轰隆隆!!!" }, { "id_line": 225, "ja_text": "「いやあっっ!!??」", "zh_text": "「不要啊!!??」" }, { "id_line": 226, "ja_text": "ひときわ激しい振動と爆音が至近距離から響き、思わず叫び声を上げてしまう。ハッとして口を塞ぐが、俺の声など妹の足音で簡単にかき消えているだろう。", "zh_text": "一个比一个激烈的震动和爆炸声从极近的地方传来,我不由自主地发出尖叫。虽然惊慌地捂住嘴,但我的声音大概早就被妹妹的脚步声轻易淹没了。" }, { "id_line": 227, "ja_text": "そして次の瞬間、身体が浮き上がった。", "zh_text": "下一刻,我的身体被抬了起来。" }, { "id_line": 228, "ja_text": "「うわっ…!!まってっ……ぐっ…」", "zh_text": "「哇啊…!!等等……咕…」" }, { "id_line": 229, "ja_text": "エレベーターが上昇する時のGとは比べ物にならないほど、強烈な重力変化を与えられる。短パンが、妹の手によって持ち上げられたのだ。たかが妹の手で持ち上げられる高さのはずなのに、ジェットコースターでしか体験したことのないような激しいGを全身に叩き込まれる。", "zh_text": "给予的重力变化强烈到无法与电梯上升时的G力相比,短裤被妹妹的手抬起。本应只是妹妹手中抬升的高度,却让我全身感受到了仿佛坐过山车般剧烈的G力。" }, { "id_line": 230, "ja_text": "持ち上げられた瞬間、ポケットの中からうっすらと周囲の様子が見えているのに気づいた。このポケットが面しているのは、右脚を入れる穴。向こうの方に、左脚を入れる側の穴があるのが分かる。", "zh_text": "被抬起的瞬间,我注意到从口袋里可以隐约看到周围的情况。这个口袋正对着右腿的位置。远处可以看到左腿的位置。" }, { "id_line": 231, "ja_text": "ズズズッッ……!!", "zh_text": "嗖啦……!!" }, { "id_line": 232, "ja_text": "(な……脚が……!!!)", "zh_text": "(什……脚……!!!)" }, { "id_line": 233, "ja_text": "巨大な肌色の脚が天から現れたかと思うと、そのまま短パンの左脚側の穴に差し込まれていくのが見える。巨大建造物のような大きさの脚が、ものすごい勢いで天から地に向かって振り下ろされていく。間近で見る妹の素足やふくらはぎ、太ももは迫力がありすぎて、近くでそれが動いているだけで畏怖のような感情が芽生えてしまう。", "zh_text": "巨大的皮肤色的脚仿佛从天而降,然后直接插入短裤的左腿洞中。巨大建筑物般的脚以惊人的速度从天而降。我从近距离观察到妹妹的裸足、小腿和大腿。它们的压迫力太大了,仅仅是看到它们动就能让人感到畏惧。" }, { "id_line": 234, "ja_text": "そして上を見上げると、もう一本の巨大建造物が落下してくるのが見えた。", "zh_text": "然后抬头望去,另一根巨大建筑物似的脚正在落下。" }, { "id_line": 235, "ja_text": "「やめてっ…!履かないで…っ!!」", "zh_text": "「别…!别穿上…!!」" }, { "id_line": 236, "ja_text": "反射的に潰されると思った俺は、身体を震わせて縮こまる。そんな俺にはおかまいなしに、むちむちの巨大右脚が至近距離で上から下へ差し込まれていく。巨大な素足、ふくらはぎ。そしてごつごつした巨大な膝が目の前にきたと思った瞬間、", "zh_text": "本能地以为自己会被踩扁,我颤抖着缩了起来。完全没有注意到这样的我,肉感十足的巨大右脚从上面靠近,往下插进来。巨大的裸足、小腿。然后就在巨大的膝盖出现在眼前的那一刻," }, { "id_line": 237, "ja_text": "ザザザッッ……!!", "zh_text": "嗖……!!" }, { "id_line": 238, "ja_text": "「うぐっ…!?」", "zh_text": "「咕…!?」" }, { "id_line": 239, "ja_text": "さらに一気にGがかかり、短パンごと上空へ上げられていく。", "zh_text": "G力再次急剧施加,我连同短裤一起被抬向高空。" }, { "id_line": 240, "ja_text": "ぎゅうっ…ズズズズッ……!!", "zh_text": "紧紧地……嗖……!!" }, { "id_line": 241, "ja_text": "「……っっはあっ……はあっ…」", "zh_text": "「……呼……呼……」" }, { "id_line": 242, "ja_text": "急激な重力変化に吐きそうになるも、すぐに上昇は止んだ。外の様子を見ている暇はなかったが、何となく分かる。妹が短パンを履いてしまったのだ。…とんでもないことになってしまった。小さくなってポケットに入ったまま、気づかれずに巨大な下半身に履かれてしまった。", "zh_text": "快速的重力变化让我几乎要吐出来了,但上升很快就停止了。我没有时间看外面的情况,但我大致明白了。妹妹穿上了短裤。…这真是太糟糕了。变小了还待在口袋里,没被发现就这样被巨大的妹妹穿上了。" }, { "id_line": 243, "ja_text": "ぎゅうっ……♡", "zh_text": "紧紧……♡" }, { "id_line": 244, "ja_text": "(あっ……)", "zh_text": "(啊……)" }, { "id_line": 245, "ja_text": "ポケットの中で立った状態になっていた俺は、薄い生地越しに妹の太ももの外側の肉が密着してきていることに気づいた。巨大な壁のように目の前に立ちはだかるそれが、あの妹の太ももでしかないとはにわかに信じがたい。太ももの匂いがポケットの中に充満する。太ももの壁は熱を持っており、密着している状態だと全身が蒸されて暑くなってくる。", "zh_text": "站在口袋里的我,通过薄薄的布料感觉到妹妹的大腿外侧的肉紧密地贴上来。难以置信,那如同巨大墙壁一般挡在面前的正是妹妹的大腿。大腿的气味充满了小小的口袋。大腿墙壁带着热量,紧密贴合的状态让整个身体都感到热气蒸腾。" }, { "id_line": 246, "ja_text": "立っている状態の妹の太ももには少し力が入っており、太ももの柔らかさと共に硬直した筋肉の固さも感じられた。その固さ、力強さが、兄であるはずの俺を十分に怖がらせていた。こんなたくましい太ももで蹴られなどしたら、一瞬でぐちゃぐちゃになってしまうだろう。", "zh_text": "站立的妹妹的大腿稍微用力,我能感受到大腿的柔软以及紧绷的肌肉的坚硬。那种坚固和力量,足以让我这个作为哥哥的感到恐惧。如果被这样强壮的大腿踢到,我瞬间就会碎成一团。" }, { "id_line": 247, "ja_text": "(少しでも動いたら、バレる……)", "zh_text": "(稍微动一下,大概就会被发现……)" }, { "id_line": 248, "ja_text": "ポケットの生地越しに太ももの外側に密着している俺は、指先一本すら動かさないように必死に静止していた。この状態で動いたら、さすがにこのサイズといえど妹が気づいてしまうだろう。太ももに痒みを感じて、ポケット部分を触られたり手を突っ込まれたりしたら終わりだ。何としてでも、妹がこの短パンを脱ぐまでは動いてはいけない。", "zh_text": "我在紧贴在大腿外侧的口袋里,拼命地保持静止,连指尖都不敢动。在这种状态下如果动了,即使是这么小的我,妹妹也肯定会察觉到。如果大腿感到痒,妹妹用手摸了摸口袋附近,或者手伸进来了的话,那我就完了。无论如何,在妹妹脱下这条短裤之前,我都绝不能动。" }, { "id_line": 249, "ja_text": "グンッッ……!!ぐわんっ…!ぐわんっ…!!", "zh_text": "砰砰……!!哗啦…!哗啦…!!" }, { "id_line": 250, "ja_text": "「あああっっっ!!??!??」", "zh_text": "「啊啊啊!!??!??」" }, { "id_line": 251, "ja_text": "突然ポケットの中の世界がめちゃくちゃに振られはじめる。ポケットの空間はハンモックのようなもので、元々ギリギリのバランスで立っていた俺はたちまちポケットの中を転げまわり、天地が次々に入れ替わっていく。", "zh_text": "突然,口袋里的世界开始疯狂摇晃。口袋里的空间像吊床一样,立刻把本来就在口袋里勉强保持平衡站立的我翻滚摔倒,上下颠倒。" }, { "id_line": 252, "ja_text": "ズンッ!!ぐわんっ…!", "zh_text": "哫咚!!哗啦…!" }, { "id_line": 253, "ja_text": "ズンッ!!ぐわんっ…!", "zh_text": "哫咚!!哗啦…!" }, { "id_line": 254, "ja_text": "妹がその巨大な脚を一歩踏み出すと、重い地響きと共にポケットのハンモックが大きく揺れる。妹が何気なく歩くだけで、ポケットの中の世界は天変地異のような激しい振動にさらされることになる。", "zh_text": "妹迈出巨大的腿步时,随着沉重的地震声,口袋吊床在剧烈地摇晃。妹妹无意识地走动,口袋里的世界就会像遭遇天灾地变一样,被剧烈的震动所侵袭。" }, { "id_line": 255, "ja_text": "バンッ!!バンッ!!", "zh_text": "砰!!砰!!" }, { "id_line": 256, "ja_text": "「あぐっ…!ごふぅっ…!!」", "zh_text": "「呜咕……!咕哐……!!」" }, { "id_line": 257, "ja_text": "振り子のように揺れ始めたポケットは、妹が右脚を前に踏み出すタイミングで太ももの壁に激しくぶち当たる。交通事故かと思うくらい強い衝撃が何度も全身に浴びせられ、頭、クビ、腰が次々に打ち付けられて満身創痍となっていく。次に妹が脚を踏み出した時には死ぬんじゃないかと、毎歩恐怖のどん底に落とされる。", "zh_text": "像摆钟一样开始摇摆的口袋,在妹妹前迈右腿的时刻,猛烈撞击到大腿墙壁上。仿佛遇到交通事故般的强烈冲击多次让我的全身承受。头、颈、腰接连被撞击,我满身伤痕累累。每当妹妹迈出一步,都感觉下一次我可能就会死去,每走一步都让我陷入极度的恐惧之中。" }, { "id_line": 258, "ja_text": "(お願いだからっ…歩かないで……!!)", "zh_text": "(拜托了……不要走动……!!)" }, { "id_line": 259, "ja_text": "気づかれたら終わりのはずなのに、この瞬間だけは妹に気づいてほしい、助けてほしいと思った。しかし振られ続けるポケットの中では体の制御が全く聞かず、妹の太ももに刺激を加えて気づいてもらうなど不可能だった。俺は妹のポケットの中で、妹の持ち物のように収納され、巨大な歩行に蹂躙され続けた。", "zh_text": "虽然知道如果被发现就是末路,但在这一刻,我却开始希望妹妹能注意到我,希望得到她的救助。然而不断摇晃的口袋内无法控制自己的身体,想要通过刺激妹妹的大腿来引起她注意简直是不可能的事。我就这样被妹妹的口袋里装着,如同她的一件随身物品般,不断被巨大的步伐蹂躏。" }, { "id_line": 260, "ja_text": "(ごめんなさい…ごめんなさい…!!)", "zh_text": "(对不起……对不起……!!)" }, { "id_line": 261, "ja_text": "途中からは、ひたすら巨大な妹に謝り続けた。このままじゃ死んでしまう。巨大な人間の身体に近づくことがこんなにも危険だなんて想像できていなかった。もう二度とこんなことはしないから。神に祈るような心持ちで、巨大な神々しい妹の太ももに向かって俺は謝り続けた。", "zh_text": "从中途开始,我只能不停地向巨大的妹妹道歉。如果这样下去我会死的。从没想过靠近巨大人类的身体会这么地危险。我再也不会做这种事了。几乎像祈祷般,我不停地向巨大而神圣的妹妹的大腿道歉。" }, { "id_line": 262, "ja_text": "ぐわんっ、………", "zh_text": "轰隆,………" }, { "id_line": 263, "ja_text": "と、突然ポケットの揺れがおさまった。気づけば、巨人が歩行を止めている。", "zh_text": "突然,口袋的摇晃平息了。我意识到巨人停止了行走。" }, { "id_line": 264, "ja_text": "ふわっ……", "zh_text": "呼……" }, { "id_line": 265, "ja_text": "「うわあぁぁぁっっ!!!」", "zh_text": "「哇啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 266, "ja_text": "息つく間もないまま、突然ポケットの中の世界が無重力状態になる。落ちる、死ぬ…!", "zh_text": "还没来得及喘口气,突然口袋里的世界就变成了无重力状态。我在下落,我要死了...!" }, { "id_line": 267, "ja_text": "ばふんっっ……!!!", "zh_text": "砰咚……!!!" }, { "id_line": 268, "ja_text": "「がはぁっっ!!」", "zh_text": "「噶哈……!!」" }, { "id_line": 269, "ja_text": "俺はそのまま、少し柔らかめの物体に全身を打ち付けた。身体が2回ほどバウンドした後、何とか意識を保ったままで着地に成功した。生きている。死んでない。", "zh_text": "我就这样,全身猛烈撞击到了柔软的物体上。身体反弹了两次后,我终于保持着意识成功着陆。我还活着。没有死。" }, { "id_line": 270, "ja_text": "「はあっ、はあっ…」", "zh_text": "「哈……哈……」" }, { "id_line": 271, "ja_text": "(…妹が、座ったのか……?)", "zh_text": "(……妹妹,坐下了吗……?)" }, { "id_line": 272, "ja_text": "俺が着地した地面は柔らかくむにむにとしていて、すぐに妹の太ももの上であることが分かった。妹はポケットに俺を入れたままリビングまで歩行し、そのままソファに座ったのだ。座る瞬間、ポケットの中の俺は無重力状態となり、先にソファにお尻を着地させた妹の太ももに、俺が遅れる形で落ちたのだった。", "zh_text": "我着陆的地面柔软而有弹性,让我很快就意识到自己正处于妹妹的大腿上。妹妹将我放在口袋里走到客厅,然后就这样坐在了沙发上。坐下的瞬间,口袋里的我一下子进入了无重力状态。在妹妹的大腿先落座后,我才总算迟缓地落在了她的大腿上。" }, { "id_line": 273, "ja_text": "…ゆったりとしたサイズの短パンだったため、俺を入れた右脚側のポケットが、座った妹の内もも側に垂れた状態となっていた。俺はうつ伏せに倒れた状態で、妹の右脚の内ももあたりの肉に顔をうずめる格好となった。", "zh_text": "…因为短裤的尺寸很宽松,装着我的右侧口袋在坐下的妹妹的大腿内侧垂了下来。我俯卧着,脸埋在妹妹右腿内侧的大腿肉里。" }, { "id_line": 274, "ja_text": "むにゅっ……♡", "zh_text": "姆扭……♡" }, { "id_line": 275, "ja_text": "先程の固い太ももの壁の感触とは全く違う。力の入っていない妹の内ももはびっくりするくらい柔らかく、何もしていなくてもむにゅぅぅ…♡と全身がむにむにとした肉に埋もれていくのを感じる。太ももって、こんなにも柔らかいものなのか。同じサイズの時は細くて白い頼りない太ももに見えたのに、今触れている太ももは柔らかくて暖かくておっきくて、歓喜の感触で俺を優しく包んでくれている。", "zh_text": "与刚才硬邦邦的大腿壁的触感完全不同。妹妹放松的内侧大腿出奇地柔软,不用任何动作也能感觉到整个身体都软绵绵地埋进了肉里。大腿,原来是这么柔软的东西。同样大小的时候看起来是细长白皙的大腿,现在触摸到的大腿却是如此的软和、温暖、巨大,让我感到被温柔地包裹着。" }, { "id_line": 276, "ja_text": "(ううっ……)", "zh_text": "(呜……)" }, { "id_line": 277, "ja_text": "すべすべむっちりとした妹の太ももはあまりにもえっちで、先ほど妹の歩行で死にかけたことも忘れて股間が元気になってしまう。…駄目だ、気持ちを抑えないと…この股間の動きでバレてしまうかもしれないのに。一切身体を動かしてはいけない状況が、逆に被支配欲を掻き立ててしまう。みっちりと太ももに密着したまま、俺は逃げられないのだ。", "zh_text": "光滑饱满的妹妹大腿太过诱人,以至于让我忘记了刚才差点就死于妹妹行走的事,股间又开始变得精神了。不行,必须控制住……这股间的动作如果被发现的话就糟了。在绝对不能动的情况下,反而激发了我的被支配的欲望。紧贴着大腿的我,完全无法逃脱。" }, { "id_line": 278, "ja_text": "ズズッ…ズズズズッッ!!!", "zh_text": "滑滑滑……嗖!!!" }, { "id_line": 279, "ja_text": "(あっ…ああああっっ…!!)", "zh_text": "(啊……啊啊啊……!!)" }, { "id_line": 280, "ja_text": "突然、下にあった太ももが動き、縦になっていく。妹が座りながら、右脚を何気なく立てようとしているのだ。妹の太ももの上に位置していたポケットは、重力により内もも側にさらにずり落ちていく。", "zh_text": "突然,身下的大腿大腿动了起来,开始变成垂直的。妹妹在坐着的同时,似乎不经意地试着抬起了她的右腿。位于妹妹大腿上方的口袋连同我,因为重力的作用而进一步向内侧大腿滑落。" }, { "id_line": 281, "ja_text": "すりすりすりっ……♡", "zh_text": "蹭蹭蹭……♡" }, { "id_line": 282, "ja_text": "「あっ、ああっ……」", "zh_text": "「啊,啊啊……」" }, { "id_line": 283, "ja_text": "俺の身体は妹の内ももに撫でられながら、ずり落ちていく。全身をむにむにの柔らかな肉で愛撫され、さらに固くなっていた股間にも直接刺激が与えられ。気持ちはどんどん高まっていくが、それでも決して動いてはいけない。一種の拷問だった。", "zh_text": "我的身体沿着妹妹的大腿内侧滑落。整个身体被柔软的肉爱抚着,更加坚硬的股间也受到了直接的刺激。性奋的感觉越来越强烈,但我仍然绝对不敢动弹,这真是一种折磨。" }, { "id_line": 284, "ja_text": "「「~~~♪」」", "zh_text": "「「~~~♪」」" }, { "id_line": 285, "ja_text": "上空の方から、妹の鼻歌が聞こえてくる。ふと見上げると、短パンの生地越しにうっすらと妹の上半身や顔が見えていた。太ももの上から見上げる妹の顔は、アングルがきつすぎて表情がほとんど分からない。それでも、妹が自分の脚になんの気も配っていないことは感じ取れた。何気なく右脚を立て、そのままふりふりと脚を動かしながら、鼻歌を歌ってテレビを見ているのだ。…何だか妹の所有物になってしまったような気になり、自分でもよく分からない感情が芽生えてくる。", "zh_text": "从上空传来了妹妹的哼唱声。抬头一看,透过短裤的布料隐约能看到妹妹的上半身和脸庞。从大腿内仰望妹妹的脸,角度太陡峭,几乎无法辨认表情。尽管如此,我能感觉到妹妹根本没有注意到自己动了身体。她无意识地抬起右腿,一边轻轻摆动腿部,一边哼着歌看电视。感觉自己好像变成了妹妹的一件随身物品,心中涌现出一种难以名状的感情。" }, { "id_line": 286, "ja_text": "ぐぐっ…", "zh_text": "咕噜……" }, { "id_line": 287, "ja_text": "(うっ、また…)", "zh_text": "(呜,又来了…)" }, { "id_line": 288, "ja_text": "再び、巨大な太ももが上空へと持ち上がる。持ち上げるために少し筋肉に力が入り、俺が張り付いている内ももにも固さが入り混じる。下の方を見ると、短パンの薄い生地を通してうっすらと妹の左太ももが見えている。ソファに投げ出された太ももの肉が横にだらしなく伸びている。その左太ももの景色が…どんどん近づいてくる。", "zh_text": "再次,巨大的大腿往上空抬起。我感受到,我紧贴着的内侧大腿肌肉为了稍微抬起而用力,变得坚硬。当我往下看时,可以隐约地通过短裤薄薄的布料看到妹妹的左大腿。横躺在沙发上的大腿肉横向无力地伸展着。而那个左大腿……正在快速地靠近过来。" }, { "id_line": 289, "ja_text": "「え…ちょっと……」", "zh_text": "「诶…等一下……」" }, { "id_line": 290, "ja_text": "妹の右脚が、左脚に向かって落ち始めた。当然、ポケットの中に捕らわれている俺も一緒に落ちていく。真正面に右太もも、真下に左太もも。", "zh_text": "妹妹的右腿开始向左腿落去。当然,被困在口袋里的我也跟着一起下落。上面是右大腿,下方是左大腿。" }, { "id_line": 291, "ja_text": "むぎゅぅぅぅ…♡ぎゅぅっ…♡", "zh_text": "姆咕…♡姆…♡" }, { "id_line": 292, "ja_text": "(ああっ…ああああっっ!!)", "zh_text": "(啊啊…啊啊啊啊!!)" }, { "id_line": 293, "ja_text": "心の準備が全く出来ていない状態で、俺は巨大な妹の太ももの間に思い切り挟まれたのだった。", "zh_text": "完全没有心理准备的情况下,我被妹妹巨大的大腿紧紧夹住了。" }, { "id_line": 294, "ja_text": "(柔らかいっ…熱いっ…苦しいっ……)", "zh_text": "(软软的…热乎乎的…好难受……)" }, { "id_line": 295, "ja_text": "妹が何気なく脚を組んだことで、右脚の内側に垂れていたポケットが両脚に挟まれる形となって。ポケットの中にいた俺は、むちむちと圧倒的な存在感を放つ両太ももの中で思い切りプレスされることになる。", "zh_text": "妹妹不经意间交叉双腿,导致原本垂在右腿内侧的口袋被两腿夹住。在口袋里的我,被肉感十足、散发着压倒性存在感的那双大腿紧紧压迫。" }, { "id_line": 296, "ja_text": "むぎゅうぅ…ぎゅっ…♡", "zh_text": "咕嘟嘟…嘟咕…♡" }, { "id_line": 297, "ja_text": "体の両面から、えっちな中学生太ももに死ぬほど圧迫される。骨が軋むほどの強烈な圧力。挟まれる瞬間はその柔らかな感触に嬉しさを感じたが、すぐに許容できないレベルの圧力へと変わってしまった。全身、指先や足先まで全く動かすことができない。全身をくまなく埋め尽くすように太ももの肉が入り込み、みっちりとその強靭な肉の感触を教え込まれる。", "zh_text": "身体的两面,被中学生淫荡的大腿无情地压迫,传来骨头都快要吱吱作响的强烈压力。被夹住的瞬间虽然感到柔软触感的喜悦,但很快就变成了无法承受的压力。全身,连指尖和脚尖都动弹不得。大腿的肉充满了每一个角落,让我彻底感受到那坚韧的肉感。" }, { "id_line": 298, "ja_text": "地獄のような状況。それでいて、妹のあの華奢なはずの身体に異常な力で圧迫されている事実が、何故か興奮度を高めていってしまう。ふくよかな脚のお肉にむっちりと挟まれ、触ってもいないのに股間が爆発寸前になる。", "zh_text": "如同地狱般的情形。然而,被妹妹那本应纤细的身体以异常的力量压迫的事实,不知为何反而让我兴奋的程度不断升高。被丰满的腿肉紧紧夹住,即使没有触碰,股间也快要爆炸了。" }, { "id_line": 299, "ja_text": "ずずずっ…すりすりっ…♡", "zh_text": "咂咂咂…蹭蹭…♡" }, { "id_line": 300, "ja_text": "(…っっ♡♡!!??!?)", "zh_text": "(…啊♡♡!!??!?)" }, { "id_line": 301, "ja_text": "何気なく、妹が組んだ脚同士をすりすりと動かす。妹からすれば日常的な無意識の行為。だが妹の脚が世界の全てとなっている俺にとっては、叫びたくなるほどの苦しい圧力と気持ち良い感触が強引にねじ込まれる。", "zh_text": "妹妹不经意间,交叉的双腿轻轻摩擦。对妹妹来说这是日常的无意识行为。但对于整个世界都是由妹妹的腿构成的我来说,那是在往我身上强行压入让人想要尖叫的痛苦感和性奋感。" }, { "id_line": 302, "ja_text": "すりすりっ…ぎゅうぅっ…♡", "zh_text": "蹭蹭…嘟咕…♡" }, { "id_line": 303, "ja_text": "ばふっ…♡ぼふっ…♡", "zh_text": "啪嗒…♡啪嗒…♡" }, { "id_line": 304, "ja_text": "何度も擦り合わされ、時には太もも同士が軽く打ち合わされる。強烈な打撃により苦しんで呻く俺を、次の瞬間には容赦なく閉じ込められてまたすりすりと摩擦されるのだ。", "zh_text": "反复摩擦,有时大腿之间还会轻微撞击。强烈的撞击让我痛苦呻吟。紧接着下一刻又被无情地困住,继续摩擦。" }, { "id_line": 305, "ja_text": "限界寸前となっていた俺の股間も、妹の美脚に撫で回されて。", "zh_text": "已经到达极限的我的下体,被妹妹的腿爱抚着。" }, { "id_line": 306, "ja_text": "「ああっ!!!!くぅ……」", "zh_text": "「啊啊!!!!咕……」" }, { "id_line": 307, "ja_text": "ドクンッ…ドクッ……", "zh_text": "咚……咚……" }, { "id_line": 308, "ja_text": "あっけなく、妹の脚の間で人知れず射精してしまう。射精の瞬間、妹の圧倒的な大きさの脚に包まれている幸福感が一気に押し寄せてきて、思わずその太ももの表面に頬ずりしてしまう。こんな行為でさえ、巨大な妹からすれば刺激にもならない。依然として妹は脚を組みながら、矮小になった兄の存在に全く気付かずにテレビを見続けているのだった。", "zh_text": "不经意间,在妹妹的腿间悄悄地射精了。在射精的瞬间,被妹妹压倒性的大腿包围的幸福感涌上了我的心头,让我不由自主地动着身体蹭了蹭她的大腿表面。但即便是这样的行为,在巨大的妹妹看来也不过是微不足道的刺激。妹妹依旧交叉着腿,完全没有注意到变小了的哥哥的存在,继续看着电视。" }, { "id_line": 309, "ja_text": "その後も、何度も何度も擦り合わされ、ぱふぱふとりずみかるに太ももにのしかかられ。俺は精力が尽きるまで、妹がテレビを見ている1時間強の間延々と射精を余儀なくされた。抵抗することも、逃げることもできない。ひたすら妹に気づかれないように、太ももの間で微動だにせず甘美と苦痛の両方の気持ちを味わわされ続けた。", "zh_text": "之后,一次又一次地被摩擦,被巨大的大腿压迫得喘不过气来。我在妹妹看电视的一个多小时里,不断地被迫射精,直到精疲力尽。无法抵抗,也无法逃跑。只能尽量不让妹妹注意到,在她的大腿间静静地承受着甜美与痛苦的混乱感觉。" }, { "id_line": 310, "ja_text": "永遠に天国と地獄が繰り返されるのではないかと思い始めたころ。おもむろに、巨大な脚がずんっ…と立ち上がり、ポケットの中で息を切らして果てていた俺も上空に連れ去られる。", "zh_text": "正当我开始怀疑这是不是永远的天堂与地狱循环时。突然,巨大的腿忽的一声站了起来,连带着这个在口袋里奄奄一息的我也被带向了高空。" }, { "id_line": 311, "ja_text": "ズンッ…ズンッ…", "zh_text": "哫咚…哫咚…" }, { "id_line": 312, "ja_text": "バンッ!!バンッ!!", "zh_text": "砰!!砰!!" }, { "id_line": 313, "ja_text": "(もうっ…やめてっ…!!)", "zh_text": "(已经够了……停下来吧……!!)" }, { "id_line": 314, "ja_text": "またしても、太ももの固い壁に衝突させられる地獄が始まる。既に精魂尽き果てていた俺は声も出せず、低く呻きながら地獄が過ぎるのを待つしかなかった。", "zh_text": "又一次,地狱般的撞击在妹妹的坚硬大腿壁上开始了。我已经精疲力尽,无法发出声音,只能低声呻吟,等待地狱般的时刻过去。" }, { "id_line": 315, "ja_text": "耐えられない苦痛に意識も飛びかけたとき。気づけば、俺は短パンごと妹の巨大脚から引き抜かれ、洗濯カゴの中に無造作に入れられていた。妹が風呂に入ったのだ。脱衣所で短パンを脱いだ妹は、そのままダンッ!!ダンッ!!と地響きを鳴らしながら下着を脱いで裸になると、そのまま風呂場の中に入っていった。", "zh_text": "当无法忍受的痛苦几乎让我失去意识时,突然我发现自己已经从妹妹的巨大腿中逃了出来,随意地被放进了洗衣篮里。妹妹去洗澡了。在更衣室脱下短裤的妹妹,接着砰!!砰!!地踩着地面,脱下内衣,变成了赤身裸体,然后就这样走进了浴室。" }, { "id_line": 316, "ja_text": "(死ぬかと…思った…)", "zh_text": "(我真的以为……我要死了……)" }, { "id_line": 317, "ja_text": "涙目になりながら、妹の凶悪な脚から生還したことを実感する。ただ余韻に浸っている暇もない。このままポケットの中でぼーっとしていたら、洗濯機の中に一緒に入れられて終わりだ。俺は急いでポケットの中から脱出し、洗濯物で混沌としているカゴのなかからも無事脱出することに成功した。", "zh_text": "眼含泪水,我意识到自己竟然从妹妹那凶恶的腿中生还了。但没有时间沉浸在余韵中。如果就这样呆在口袋里,我可能会和洗衣物一起被扔进洗衣机。我急忙从口袋里爬出来,成功地从混乱的洗衣篮中逃脱。" }, { "id_line": 318, "ja_text": "しかし。", "zh_text": "然而。" }, { "id_line": 319, "ja_text": "(嘘だろ…出れないじゃないか……)", "zh_text": "(不会吧……出不去……)" }, { "id_line": 320, "ja_text": "半開きになった脱衣所の扉に近づき、絶望する。扉の向こうには廊下が広がっているのだが…そこまでの段差が異常な高さだった。そういえば、脱衣所と廊下の間にはそこそこの高さの段差があったのを思い出した。1/100サイズになってみると、その高さはやすやすと飛び降りれるものには到底見えなかった。結構な確率で、怪我をしてしまうだろう。", "zh_text": "我走近半开的更衣室门,一下子绝望了。门外是延伸的走廊……但是到达那里的台阶异常的陡峭。我想起来,更衣室和走廊之间确实有一个有一个小小的台阶。变成1/100的大小后,这个高度看起来绝不是轻易可以跳下去的,因为很有可能会受伤。" }, { "id_line": 321, "ja_text": "(どうすれば…)", "zh_text": "(该怎么办……)" }, { "id_line": 322, "ja_text": "脱衣所を見渡して、気づいてしまう。ここから脱出するには、また妹に\"着てもらう\"しかない。妹の寝間着と一緒に、脱出するほかないように思われた。そうしないと…ぐずぐずしてたら脱衣所でうろついている小人に誰かが気づいてしまうだろう。それが最悪のケースだ。", "zh_text": "我环顾更衣室,突然意识到。要想从这里逃出去,只能再次被\"穿在妹妹身上\"。似乎只有和妹妹的睡衣一起逃出去这一个方法了。否则……如果犹豫不决,可能会被发现在更衣室里徘徊的小人。那将是最糟糕的情况。" }, { "id_line": 323, "ja_text": "(………)", "zh_text": "(………)" }, { "id_line": 324, "ja_text": "脱衣所の床に畳んで置かれている、妹の寝間着を眺める。薄いピンク色の可愛らしいパジャマと、真っ白な巨大パンツ。これからお風呂上がりの妹が、この巨大な衣服たちを軽々と見に纏っていくのだ。…この視界いっぱいに広がるパンツを履いてしまえる妹の下腹部の大きさを想像し、性懲りもなく興奮してしまう。", "zh_text": "我注视着放在更衣室地板上折好的妹妹的睡衣。一件淡粉色的可爱睡衣和一条纯白的巨大内裤。妹妹洗完澡后,将会轻松地穿上这些巨大的衣物……我想象着妹妹下体的大小,不由自主地又兴奋起来。" }, { "id_line": 325, "ja_text": "俺はパジャマのポケット部を探したが、しばらくしてさらなる絶望的な事実に気づいた。このパジャマ、ポケットらしき部分が見当たらない。こっそり入れるような空間がそもそも無いのだ。どうしようか。まずい、そろそろ妹が風呂から出てきてしまう。", "zh_text": "我寻找着睡衣的口袋部分,但很快我意识到了一个更加绝望的事实,这件睡衣完全没有口袋,根本没有可以偷偷藏身的空间。该怎么办?不好,妹妹快要从浴室出来了。" }, { "id_line": 326, "ja_text": "(なんか、パンツの股の部分が…)", "zh_text": "(那个,内裤的裆部……)" }, { "id_line": 327, "ja_text": "俺は、巨大なパンツのクロッチ部分が少しほつれているのを発見し、近くまで見にいく。クロッチの布に少しだけ穴が開いており、その中に空洞が出来ているのが分かる。…いや、さすがにこんな所に入るわけには…。ギリギリこのサイズで入れるくらいだが、パンツになんか入ってしまったらもう妹と顔を合わせる自信が無い。一生、妹のパンツに入った変態兄として自分を蔑みながら生きていくことになる気がする。それに…こんな所に入ったら次いつ脱出できるか分からない。いや、でも…それじゃどうやって脱衣所から脱出すれば…。", "zh_text": "我发现巨大内裤的裆部有点松散。走近查看后,发现裆部的布料处有一个小洞,可以看到里面有一个空的兜子……不行,我绝对不能进去。虽然我的体型大概可以挤进去,但如果真的钻进这条内裤里,我就再也没勇气去面对妹妹了。我会一辈子活在自卑中,成为一个永远藏在妹妹内裤里的变态哥哥。而且……如果钻进去的话,完全不知道下次什么时候才能逃出来。但是……那我该如何从更衣室逃脱呢……。" }, { "id_line": 328, "ja_text": "ガチャッッ!!!", "zh_text": "咔嚓!!!" }, { "id_line": 329, "ja_text": "「「ふぅー♪」」", "zh_text": "「「呼——♪」」" }, { "id_line": 330, "ja_text": "(やっばっ…!!)", "zh_text": "(糟了……!!)" }, { "id_line": 331, "ja_text": "パンツに向き合って考えすぎて、妹の動向を全く気にしていなかった。突然風呂場の扉が空き、全裸でびしょびしょに濡れた妹の巨大な裸体が姿を現す。その足元に置いてあったパジャマとパンツの山の一番上にいた俺は、足元のアングルから見上げる妹の裸体に一瞬見とれてしまう。が、すぐに緊急事態であることに気づく。", "zh_text": "一直在思考内裤的问题,完全没有注意到妹妹的动向。突然,浴室的门打开了,全裸且湿漉漉的妹妹巨大的裸体出现了。我正好在她脚边放着的睡衣和内裤堆的最上面,从脚边的角度仰望着妹妹的裸体,让我一下被迷住了。但很快我意识到这是最紧急的情况。" }, { "id_line": 332, "ja_text": "パサッ…ゴシッ…ゴシッ…", "zh_text": "沙沙……擦擦…擦擦…" }, { "id_line": 333, "ja_text": "タオルで大きな身体を拭いている妹が少し視線を下にずらせば、俺の存在に気づいてしまう。数秒で俺の人生が終わりかねない。早く、見つからない所に隠れないと…!", "zh_text": "妹妹用毛巾擦拭着她的巨体,只要她稍微往下看,就会发现我的存在。我的人生很可能在几秒钟内就结束了。必须快点找个地方藏起来…!" }, { "id_line": 334, "ja_text": "迷っている暇などなかった。俺は巨大パンツのクロッチ部分の穴に身体をねじ込ませ、クロッチ内部に自分の全身を収納する。内部の空間は異常に狭く、直立した状態で入ってぎりぎり隠れられるくらいだった。狭すぎて身体が動かせない。これ、自分で外に出れるのか…?", "zh_text": "我没有时间犹豫。我把自己的身体挤进了巨大内裤的裆部洞里,将自己的全身塞进了裆部内。内部空间异常狭窄,站进去后勉勉强强能藏住。太窄了,身体完全动不了。之后,我还能自己从里面出来吗…?" }, { "id_line": 335, "ja_text": "ドンッ!!ドンッ!!", "zh_text": "咚!!咚!!" }, { "id_line": 336, "ja_text": "(あ……ああ……)", "zh_text": "(啊……啊啊……)" }, { "id_line": 337, "ja_text": "上空で身体の水分を拭き終わった妹が、床に置かれたパジャマ類に向き直る。ああ。もう、後には戻れない。俺はこのまま、妹の巨大な股間部に密着するパンツの一部となって、履かれるのだ。もう逃げられない。絶対に気づかれないように、パンツの一部のように、息をひそめて妹の股に貼りつくしかない。そうやって、この脱衣所から脱出するほかないのだ。", "zh_text": "妹妹擦干了身上的水分,转身面对放在了地板上的睡衣。啊啊。已经无法回头了。我就这样成为了紧贴在妹妹巨大股间的内裤的一部分,被她穿上。已经逃不掉了。只能像内裤的一部分一样,屏住呼吸,紧贴在妹妹的股间,这样才能从更衣室逃脱。" }, { "id_line": 338, "ja_text": "ぐわんっ…", "zh_text": "重重地……" }, { "id_line": 339, "ja_text": "するするっ……", "zh_text": "滑滑……" }, { "id_line": 340, "ja_text": "(怖いっ…いやだっ……)", "zh_text": "(好害怕……不要啊……)" }, { "id_line": 341, "ja_text": "パンツが軽々と持ち上げられ、巨大な生脚が上空から降ってくる。右脚、左脚が俺のすぐそばを通ってパンツの穴に差し込まれていく。", "zh_text": "内裤被妹妹轻松地提起,巨大的裸足从上空降下。右脚、左脚分别从我旁边穿过,插入内裤的洞口中。" }, { "id_line": 342, "ja_text": "そして。", "zh_text": "然后。" }, { "id_line": 343, "ja_text": "「「よいしょっ」」", "zh_text": "「「好!」」" }, { "id_line": 344, "ja_text": "(いやだ…そんな……)", "zh_text": "(不要……怎么会这样……)" }, { "id_line": 345, "ja_text": "上空にそびえる、妹の股間部。生えそろってきた陰毛が、巨大な女性器の周りを埋め尽くしている。女性の性器を、こんなに間近で、しかも妹のものを見ることなんて普通はない。視界いっぱいに広がる巨大妹の性器はグロテスクで、興奮よりも先に畏怖の念を感じざるを得ない。凶悪な巨大性器に睨まれ、もう逃げられないことを悟る。身体が震える。俺は、この巨大な生物に履かれて無事でいられるだろうか。", "zh_text": "耸立在上空的,是妹妹的股间。稚嫩的阴毛覆盖着巨大的女性的性器官的周围。通常不可能如此近距离地看到女性的性器官,更别说是妹妹的了。充满视野的巨大妹妹的性器官显得怪异,让我的恐惧感先于兴奋感涌上心头。被凶猛的巨大性器官盯着,我意识到自己已经无处可逃。身体在颤抖。我能安然无恙地被这个巨大的怪物穿上吗。" }, { "id_line": 346, "ja_text": "するするっ……ぱちんっ…", "zh_text": "滑滑……啪嗒……" }, { "id_line": 347, "ja_text": "ぎゅううぅぅ…♡", "zh_text": "紧紧地……♡" }, { "id_line": 348, "ja_text": "(!!?!??)", "zh_text": "(!!?!??)" }, { "id_line": 349, "ja_text": "そのまま容赦なく、妹の下半身に完全に密着する形でパンツが履かれる。ゴムが腰に密着する軽快な音と共に、惨めな小人が妹の股から逃げられなくなったことが確定する。", "zh_text": "就这样毫不留情地,被穿上的内裤完美的贴合在妹妹的下半身上。随着橡皮带拍在腰部上的轻快声音,可怜的小人无法从妹妹的股间逃脱的事实已成定局。" }, { "id_line": 350, "ja_text": "(考えるな…考えるな…)", "zh_text": "(别思考了…别思考了…)" }, { "id_line": 351, "ja_text": "妹の巨大な股間に密着するという異様な体験。もわあっ…と風呂上りの妹の股間部から熱気が噴出していて、クロッチの中は瞬間的にサウナのような湿度と温度、むせかえる股間の濃い匂いに包まれる。人間としての尊厳などあったものではない。もう兄とかそういう以前に、俺は妹の股間部に人知れず張り付く虫のようだ。まだ成熟しきっていない妹の性器に密着させられ、決して良い匂いとは言えない性器の生々しい匂いを強制的に嗅がされ続ける。この状況からしばらく逃げられないと思うと、絶望的な気持ちになってくる。", "zh_text": "紧贴在妹妹巨大股间是一种如此异样的体验。从刚洗完澡的妹妹胯间喷出的热气,让内裤的裆部瞬间变得像桑拿一样又湿又热,同时让我被浓烈的胯间气味包围。我作为人类的尊严早已荡然无存。我不再是兄长,而是像虫子一样悄无声息地贴在妹妹的股间部位。我被迫紧贴着尚未成熟的妹妹的性器上,不得不持续闻着那并不好闻的腥腥的性器气味。想到一时半会儿都无法逃离这种状况,我一下子感到了绝望。" }, { "id_line": 352, "ja_text": "ドンッ…!!ドンッ…!!", "zh_text": "咚…!!咚…!!" }, { "id_line": 353, "ja_text": "激しい振動と共に、妹が歩き出す。巨大な脚と腰の動きに合わせて、パンツのクロッチ部分が右に左にねじられる。", "zh_text": "随着剧烈的震动,妹妹开始走了起来。巨大的腿和腰的动作一下子使得内裤的裆部开始左右扭曲。" }, { "id_line": 354, "ja_text": "「ぐえぇっっ!!げえぇっっ!!!」", "zh_text": "「呕哇!!呕哇!!!」" }, { "id_line": 355, "ja_text": "タオルを絞るように、ありえないくらいの力で全身が何度も捻じ曲げられる。想像を絶する苦痛に絶叫し、それでも視界を埋め尽くす巨大性器、両太もも、お尻の肉がむにゅっ…♡ぐにゅっ…♡とダイナミックに動いているのを見ると、絶対にこの女神からは逃げられないのだと実感する。矮小な小人が、巨大な女の子様のパンツから自力で脱出できるわけが無いのだ。", "zh_text": "就像拧毛巾一样,全身被难以置信的力量被反复扭曲。在难以想象的痛苦中拼命尖叫,即便如此,充满在我视野中的巨大性器、两侧大腿、臀部的肉依然在噗哧…♡噗哧…♡地动着。一下子,我被迫意识到,从这位女神的身上逃脱是不可能的。渺小的小人是不可能自力逃出巨大女孩的内裤的。" }, { "id_line": 356, "ja_text": "涙を流しながら、妹の歩行に合わせて絶叫し続ける。だが、", "zh_text": "流着泪,我随着妹妹的歩行惨叫着。但是," }, { "id_line": 357, "ja_text": "「がふっ!!ぐぇっ「「「ぐちゅっ♡みちゅっ♡」」」", "zh_text": "「嘎嘣!!呕哇「「「噗哧♡咪哧♡」」」" }, { "id_line": 358, "ja_text": "歩行の度に少しだけねじれた性器が音を立て、俺の叫び声を簡単にかき消していく。俺の魂の絶叫は、妹の股間の水分が弾ける音で軽々と抑え込まれていく。", "zh_text": "每走一步,轻微扭曲发出了声音,轻易地淹没了我的尖叫声。我用灵魂的呐喊,轻松地被妹妹胯间水分溅起的声音彻底压制。" }, { "id_line": 359, "ja_text": "「「「ふぅー…今日はもう寝ようかなー」」」", "zh_text": "「「「呼ー…今天就先睡了吧」」」" }, { "id_line": 360, "ja_text": "俺を股間部で支配する女神となった妹が、今日の活動の終わりを告げる。次に俺がここから脱出できるのは、いつになるだろうか。", "zh_text": "将我困在她胯部的妹妹,已成为支配我的女神,并降下了决定今天的结束的圣言。下次还能再从这里逃出去会是什么时候呢。" }, { "id_line": 361, "ja_text": "俺は呆然とし、巨大な妹の生活リズムに振り回されながら地獄を味わう未来を想像するしかなかった。", "zh_text": "我呆然地,只能想象着在被巨大妹妹的生活节奏所压倒,任其摆布的地狱般的未来。" }, { "id_line": 362, "ja_text": "#3", "zh_text": "#3" }, { "id_line": 363, "ja_text": "パンツの世界と、暴力的な自慰", "zh_text": "内裤的世界与暴力的自慰" }, { "id_line": 364, "ja_text": "ドンッ…!!ドンッ…!!", "zh_text": "咚…!!咚…!!" }, { "id_line": 365, "ja_text": "ぐちゅっ…♡みちゅっ…♡", "zh_text": "噗哧…♡咪嚓…♡" }, { "id_line": 366, "ja_text": "「がふっ……ぐぇっ……」", "zh_text": "「咕嘟……呃……」" }, { "id_line": 367, "ja_text": "異常な状況は続いていた。妹のパンツのクロッチの中に入ったまま巨大な下半身に履かれてしまった俺は、巨人の激しい歩行の衝撃と性器の水分が弾ける音に晒されていた。もう、叫ぶ気力はほとんど残っていなかった。", "zh_text": "这种异常的情况依然持续着。我被困在妹妹内裤的裆部,穿在她巨大下半身上,不断承受着巨人行走时的激烈冲击和性器上的水分溅射的声音。我已经几乎没有力气再喊叫了。" }, { "id_line": 368, "ja_text": "ドンッ…!!ドンッ…!!", "zh_text": "咚…!!咚…!!" }, { "id_line": 369, "ja_text": "妹は風呂に入った後、家の近くのコンビニまで出かけていた。", "zh_text": "妹妹洗完澡后,决定出门到家附近的便利店去了。" }, { "id_line": 370, "ja_text": "巨体が歩を進めるたび、パンツのクロッチ部分は左右にひん曲がり、その中にいる俺の身体を容赦なく捻じ曲げる。", "zh_text": "每当巨大的身体迈步,内裤的裆部就会左右扭来扭去,无情地搓着装在里面的我的身体。" }, { "id_line": 371, "ja_text": "「うぅっ……ぐぅっ…」", "zh_text": "「呜……咕……」" }, { "id_line": 372, "ja_text": "俺は低くうめき声を上げながら、あの妹の性器の下で、ただ歩いているだけの妹の下半身に振り回されているという事実を客観視してしまう。…それはあまりにも屈辱的で、でも全く抵抗できず、俺はこの巨大な女性を自分の妹とは思えなくなっていた。", "zh_text": "我低声呻吟着,只能客观地看待自己正被仅仅是走路的妹妹的下半身所摆布的事实。这真是极其让人感到屈辱,但我完全无法抵抗。我开始感觉不到这个巨大的女性是我的妹妹了。" }, { "id_line": 373, "ja_text": "ぐじゅっ…♡みちゃっ…♡", "zh_text": "噗咕…♡咪哧…♡" }, { "id_line": 374, "ja_text": "(ごめんなさい…ごめんなさい…)", "zh_text": "(对不起…对不起…)" }, { "id_line": 375, "ja_text": "ひたすら心の中で妹に謝り続ける。お腹が痛いときに神様に謝るような、全く無意味でうわ言のような謝罪を、俺はひたすら続けていた。もはや俺の命は、妹の下半身の動きにかかっているといっても過言ではなかった。", "zh_text": "我在心里不停地向妹妹道歉。就像肚子痛时向神明道歉一样,完全没有意义。像是胡言乱语的道歉,我只能不停地重复着。我的命运已经完全取决于妹妹下半身的动作了。" }, { "id_line": 376, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 377, "ja_text": "「「ふー、疲れた~」」", "zh_text": "「「呼,累死了~」」" }, { "id_line": 378, "ja_text": "ズンッ!!ズンッ!!", "zh_text": "哫咚!!哫咚!!" }, { "id_line": 379, "ja_text": "妹が自分の部屋に戻った時には、俺は精魂尽き果てて無言でクロッチの中で横たわっていた。外を早歩きで歩く妹の動きに蹂躙され続け、脳はくらくらと回り胃の中はぐちゃぐちゃにかき回されていた。", "zh_text": "当妹妹回到自己房间时,我已经精疲力尽,默默地躺在裆部里。被快步走在外面的妹妹的动作所摧残,大脑晕眩,我的胃里也被搅得一团糟。" }, { "id_line": 380, "ja_text": "…ただ、自分が地獄だと思っていた世界は、まだ序章に過ぎなかった。", "zh_text": "…只是,我以为是地狱的世界,其实还仅仅只是序章而已。" }, { "id_line": 381, "ja_text": "「「よいしょっと」」", "zh_text": "「「好的,这样子」」" }, { "id_line": 382, "ja_text": "ズンッ…", "zh_text": "哫咚…" }, { "id_line": 383, "ja_text": "妹の動きが止まる。クロッチの中から下の方を見ると、遥か下方に勉強机の前の椅子が見えている。まさか。妹は俺をパンツの中に収めたまま、椅子に座ろうとしているのか。", "zh_text": "妹妹的动作停了下来。从裆部里向下看,可以看到遥远下方的书桌前的椅子。不会吧,难道妹妹打算坐在椅子上?被困在内裤里的我会怎样啊?" }, { "id_line": 384, "ja_text": "グググッ……", "zh_text": "咕咕咕……" }, { "id_line": 385, "ja_text": "「ひぃっ…い、いやだっ……」", "zh_text": "「咿……不、不要……」" }, { "id_line": 386, "ja_text": "妹の股間が下ろされ始める。眼下に見える大きな座面が近づいてきて、俺は絶望した。俺は数秒後、妹のむっちり巨大なお尻と股間にプレスされて死んでいるかもしれない。", "zh_text": "妹的股间开始下降。眼前的巨大的椅面越来越近,让我彻底感到了绝望。大概几秒后,我可能就会被妹妹丰满巨大的臀部和股间压扁而死。" }, { "id_line": 387, "ja_text": "「やめ「「ぎゅううぅぅっっ……♡」」", "zh_text": "「别……「「咕嘟嘟嘟……♡」」" }, { "id_line": 388, "ja_text": "(!!??!??)", "zh_text": "(!!??!??)" }, { "id_line": 389, "ja_text": "蒸し蒸しで温かな妹の股間が、柔らかい椅子の座面に押し込まれるように着地した。頭が妹の正面側、足が背中側にくる形でクロッチに閉じ込められていた俺は、腰から下が巨大なおまんこに圧し潰される形となった。", "zh_text": "湿热而温暖的妹妹股间,像是被柔软的椅子座面压入一般着陆。我的头部在妹妹正面方向,双脚在背面方向,被困在裆部,我的下半身被巨大的阴部压得变形。" }, { "id_line": 390, "ja_text": "みしみしみしっっ…♡", "zh_text": "咯吱咯吱咯吱……♡" }, { "id_line": 391, "ja_text": "(死ぬ死ぬ死ぬっっ……!!!)", "zh_text": "(要死了要死了要死了……!!!)" }, { "id_line": 392, "ja_text": "下半身の骨が音を立てて軋み、血が完全に止まっているのが分かる。血圧測定の圧力が下半身全体にかかっているような感覚。冷や汗が噴き出て吐き気がこみ上げてくる。日常的に感じる圧力、痛みを超えている。まずい、本当にまずい。", "zh_text": "下半身的骨头发出嘎吱声,可以明显感觉到我的血液完全被压的动不了。就像测血压时的压力覆盖在整个下半身一样。冷汗喷涌而出,恶心感上涌。这超出了日常所能感受到的压力和痛苦。糟糕,我大概真的要完了。" }, { "id_line": 393, "ja_text": "「「んんー……」」", "zh_text": "「「嗯嗯——……」」" }, { "id_line": 394, "ja_text": "ぎゅっ…♡むぎゅっ…♡", "zh_text": "紧……♡紧紧……♡" }, { "id_line": 395, "ja_text": "「ぐえぇぇっっ!!!」", "zh_text": "「呕哇哇哇!!!」" }, { "id_line": 396, "ja_text": "妹が何気なく身をよじることで、足が千切れるかと思うくらいの圧力がかかる。妹の巨大な性器の形や感触が、直接叩き込まれる。生々しいひだの感触が擦り付けられ、嫌でも妹のおまんこの形を想像させられる。", "zh_text": "妹妹无意中扭动身体,但我感觉到仿佛腿要被压断的重量。妹妹巨大的性器的形状和触感直接传递过来。被生动的褶皱感觉摩擦着,不由自主地让我想象妹妹的阴部形状。" }, { "id_line": 397, "ja_text": "そして、思春期の中学生女子の強烈な性器の匂い。この至近距離で嗅ぐ匂いは強烈すぎて、目に染みて涙が自然と出てくるほど。こんな場所で動けなくなっている自分のあまりの情けなさに、目の前の性器の持ち主が自分の妹だということを何とか考えないようにする。", "zh_text": "还有,青春期中学女孩强烈的性器气味也传了过来。这么近距离闻到的气味太过强烈,让人眼睛刺痛,泪水不自觉地流出。在这种情况下无法动弹的自己,为了不去想眼前性器的主人是自己的妹妹,感到无比悲哀。" }, { "id_line": 398, "ja_text": "「くそっ…抜けろっ……」", "zh_text": "「该死的……快拔出来啊……」" }, { "id_line": 399, "ja_text": "ぺちんっ…むにゅんっ…♡", "zh_text": "啪嗒……软绵绵……♡" }, { "id_line": 400, "ja_text": "下半身を引き抜こうと、壁のような巨大性器に向かって手を伸ばす。巨大なおまんこの表面は柔らかく沈み込むが、とてつもない重量感で動きそうにないことが一瞬で分かってしまう。クロッチの布に手を当てて必死で下半身を引き抜こうとしても、むにゅむにゅ…ぴちゃ…♡といやらしい水音が響くだけ。…そしてさらに屈辱的なのは、これだけパンツの中で動いているのにも関わらず、幸か不幸か妹は全く気付く気配がない。俺は、妹の性器にすら何の刺激も与えられないのか。", "zh_text": "为了试图抽出下半身,我向着像墙壁一样的巨大性器伸出手。巨大的阴部表面柔软而下沉,但那难以置信的重量感一下子让人立刻就感受到了,而我不管怎么用力,阴部都纹丝不动。即使拼命地抓住裤裆的布料试图抽出我的下半身,也只能听到阴部发出咕嘟咕嘟…啪嗒…♡这种淫靡的水声。更屈辱的是,不只是幸运还是不幸,尽管我在内裤里拼死挣扎,妹妹似乎完全没有察觉。难道我连给妹妹的性器带来一点刺激都做不到吗。" }, { "id_line": 401, "ja_text": "「「よっと…」」", "zh_text": "「「好……」」" }, { "id_line": 402, "ja_text": "妹の声と共に、むちむち巨大ヒップが少しだけ上空へと浮かぶ。妹が一瞬お尻を浮かせ、体勢を整えようとしているのだ。", "zh_text": "随着妹妹的声音,肉感十足的巨大臀部开始稍微往上空浮起。妹妹抬起了屁股,试图调整姿势。" }, { "id_line": 403, "ja_text": "(え……)", "zh_text": "(诶……)" }, { "id_line": 404, "ja_text": "明らかに、巨大な股間の位置が調整されようとしている。それも、最悪の方向へ。", "zh_text": "巨大的股间位置明显正在调整。而且是往最糟糕的方向。" }, { "id_line": 405, "ja_text": "ドスンッッ!!", "zh_text": "咚隆!!" }, { "id_line": 406, "ja_text": "ぎゅうぅぅぅっ…♡", "zh_text": "紧紧……♡" }, { "id_line": 407, "ja_text": "「ごがぁっっ!!??!?」", "zh_text": "「呜噶啊……!??!」" }, { "id_line": 408, "ja_text": "巨人のお股は少しだけ前の方にずらされ、俺の首から下、全てが巨大なおまんこに敷き潰された。", "zh_text": "巨人的坐姿稍微向前移动,使得我的脖子以下全部都被巨大的阴部压扁了。" }, { "id_line": 409, "ja_text": "(息が、息が、…死んじゃうっ…!!)", "zh_text": "(呼吸、呼吸不过来了…我要死了…!!)" }, { "id_line": 410, "ja_text": "柔らかいのか固いのか分からない強靭な巨大性器に、俺の肺や胃は明らかに凹むほど容赦なく潰される。空気はいともかんたんに肺から逃げていき、次の空気を満足に吸うことができない。", "zh_text": "让我无法判断是柔软还是坚硬的巨大性器官,无情地压扁了我的肺和胃部。空气轻易地从肺中逃走,再也无法吸入新的空气。" }, { "id_line": 411, "ja_text": "「うげぇっ…うぐっ…」", "zh_text": "「呕哇…呜咕…」" }, { "id_line": 412, "ja_text": "胃を敷き潰された俺は、思わず胃液を妹のパンツの中に吐き出してしまう。", "zh_text": "胃被压扁的我,不由自主地将胃液吐进了妹妹内裤中。" }, { "id_line": 413, "ja_text": "(逃げないと…逃げないと…)", "zh_text": "(必须逃出去…必须逃出去…)" }, { "id_line": 414, "ja_text": "しかし手足が全く動かせず、俺は妹の性器の下から顔だけを出した、およそ兄とは思えない体勢となっていた。わずかに開けられた気管から、虫の息で呼吸を続ける。しかし酸素が足りず、少しづつ視界の周囲が狭まっていく。本当の意味で死を感じ始め、恐怖で何も考えられなくなる。", "zh_text": "但是手脚完全动弹不得,我只能露出脸部,被妹妹的性器压着,处于一个难以称之为哥哥的姿势下。我用着勉强开着的气管,像虫子一样苟延残喘地呼吸。然而氧气不足,视野逐渐变得模糊。在真切地感受到死亡的恐惧后,这种恐怖感让我无法再清晰地思考。" }, { "id_line": 415, "ja_text": "(ごめんなさい…お願いだから…潰さないで…)", "zh_text": "(对不起…拜托了…请不要压扁我…)" }, { "id_line": 416, "ja_text": "「「んー…この問題分かんない…」」", "zh_text": "「「嗯—…这个问题搞不懂呢…」」" }, { "id_line": 417, "ja_text": "勉強中の妹が唸ったかと思うと、次の瞬間、", "zh_text": "专心学习的妹妹咕哝了一声,紧接着," }, { "id_line": 418, "ja_text": "ズズズズズッ……!!", "zh_text": "咕噜噜噜噜噜……!!" }, { "id_line": 419, "ja_text": "むにゅっ…めりめりめりっっ…♡♡", "zh_text": "姆妞…咯吱咯吱咯吱……♡♡" }, { "id_line": 420, "ja_text": "(!!??!??)", "zh_text": "(!!??!??)" }, { "id_line": 421, "ja_text": "俺の首元までを埋め尽くしていた巨大性器が動き、そのまま俺の頭を擦り潰していく。", "zh_text": "原本埋没我脖颈的巨大性器移动了,就这样开始磨擦我的头。" }, { "id_line": 422, "ja_text": "むにゅぅ…♡みちちっ…♡", "zh_text": "姆妞…♡咪啾…♡" }, { "id_line": 423, "ja_text": "勉強机に向かった妹が、問題を考えながら無意識に身体を前に倒したのだ。おまんこの巨大なひだの部分がむにゅぅ…♡と俺の頭を擦り潰し、押さえつけられた後頭部がごりっ、ごりっ…と危険な音を発する。", "zh_text": "面对学习桌的妹妹,在思考问题时无意识地身体前倾。阴部的巨大褶皱姆妞…♡地磨擦着我的头,被压迫的后脑勺发出危险的咯吱、咯吱声。" }, { "id_line": 424, "ja_text": "(ごめんなさいっ…ごめんなさいっ…)", "zh_text": "(对不起……对不起……)" }, { "id_line": 425, "ja_text": "ぎゅむぅぅ…♡", "zh_text": "紧紧地……♡" }, { "id_line": 426, "ja_text": "目も鼻も口も、妹の巨大まんこに潰されてひん曲がる。後少しでも体重をかけられたら壊れてしまうと、直感的に感じた。", "zh_text": "眼睛、鼻子、嘴巴,全都被妹妹的巨大阴部压扁弯曲。我直觉地感到,如果她再稍微用力一点,我的身体就会被压坏。" }, { "id_line": 427, "ja_text": "「「~~♪」」", "zh_text": "「「~~♪」」" }, { "id_line": 428, "ja_text": "鼻歌を歌う妹の股下で、俺は自分が死ぬことを受け入れていた。妹に対して縮小機を使い、こっそりと性的な対象として見ていた罰が当たったのだ。これは報いだと、無理やり納得しようとする。", "zh_text": "在妹妹哼着小曲的胯下,我接受了自己即将死去的事实。这是因为我偷偷地用缩小机把妹妹当作性欲的对象而得到的报应。我强迫自己接受这是应得的报应。" }, { "id_line": 429, "ja_text": "(視界が……)", "zh_text": "(视线变得……)" }, { "id_line": 430, "ja_text": "見えている世界がブラックアウトする寸前。", "zh_text": "我所看到的世界正处于黑暗边缘。" }, { "id_line": 431, "ja_text": "ズズズッ……ドスンッッ!!!", "zh_text": "滋滋滋……砰隆!!!" }, { "id_line": 432, "ja_text": "「っっ……!!げほぉっ!!げほぉっ!!」", "zh_text": "「……!!咳嗽!!咳嗽!!」" }, { "id_line": 433, "ja_text": "気まぐれで体勢を元に戻した妹により、俺の全身をプレスしていた凶悪な性器が再び俺の下半身部分に着地した。", "zh_text": "任性的妹妹心血来潮恢复了原位,那个凶恶的性器再次压在我的下半身上。" }, { "id_line": 434, "ja_text": "「こひゅー…こひゅー…」", "zh_text": "「呜咕——…呜咕——…」" }, { "id_line": 435, "ja_text": "…俺は瀕死の状態で、風が漏れるような音で必死の呼吸を行う。依然下半身を性器に圧し潰されたまま、死の恐怖から解放された安堵感と無力感。", "zh_text": "…我处于濒死状态,像风漏出的声音一样拼命呼吸。仍然被性器压在下半身的状态下,我感到从死亡恐惧中解脱出来的安心和无力。" }, { "id_line": 436, "ja_text": "「「~~♪」」", "zh_text": "「「~~♪」」" }, { "id_line": 437, "ja_text": "「うぅっ…ぐすんっ……えぐっ……」", "zh_text": "「呜……呜咽……呜噎……」" }, { "id_line": 438, "ja_text": "呑気に鼻歌を歌いながら勉強を続ける巨大な妹のパンツの中で、俺はしくしく静かに泣くのだった。", "zh_text": "巨大的妹妹无忧无虑地哼着小曲继续学习,而我只能在她的内裤里静静地抽泣。" }, { "id_line": 439, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 440, "ja_text": "俺はそのまま妹の性器にパンツの生地越しに貼りつきながら、巨人の日常的な行動に振り回され続けた。", "zh_text": "我就这样紧贴着妹妹的性器,隔着内裤的布料,不断被巨人的每一件日常行为所摆布。" }, { "id_line": 441, "ja_text": "妹が立って移動する度、ぐにゃり…♡ぐにゃり…♡と蠢く性器の迫力を目の当たりにしながら、ぷるんっ…ぷるんっ…と激しく揺れる巨大太ももに左右から睨まれながら、振動の吐き気に耐えつつも妹の歩行が終わるのを祈り続ける。", "zh_text": "每当妹妹站起来移动,我都能目睹性器咕噜…♡咕噜…♡地蠕动的力量,同时被噗噜…噗噜…地激烈摇晃的巨大大腿从两侧逼视,忍受着步行引起的振动造成的恶心,并祈祷妹妹的行走能够结束。" }, { "id_line": 442, "ja_text": "そして妹がトイレに入ると、俺はパンツごと膝上付近まで下ろされた。", "zh_text": "然后,当妹妹进入厕所时,我连同内裤一起被拉到膝盖上方。" }, { "id_line": 443, "ja_text": "「「ふ~~♪」」", "zh_text": "「「呼~~♪」」" }, { "id_line": 444, "ja_text": "ギシギシギシッッ……!!", "zh_text": "吱吱吱……!!" }, { "id_line": 445, "ja_text": "大重量の下半身がむにゅ…と便器に着地することで、おぞましく軋む音が響く。パンツの中にいる俺は、ちょうど座った妹の股間部が正面に見える形となる。", "zh_text": "重量庞大的下半身咕嘟地坐在马桶上,发出可怕的吱吱声。身处内裤中的我,正好面对着坐下的妹妹的股间。" }, { "id_line": 446, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 447, "ja_text": "チョロッ……", "zh_text": "淌……" }, { "id_line": 448, "ja_text": "「「ん……♡」」", "zh_text": "「「嗯……♡」」" }, { "id_line": 449, "ja_text": "じょぼじょぼじょぼっっ!!!!", "zh_text": "哗哗哗哗!!!!" }, { "id_line": 450, "ja_text": "座った妹の性器から大量のおしっこが流れ出ていくのを見て、唖然とする。…縮小機を使い始めた頃の俺なら、巨大な妹がおしっこする姿を見ていたいと思っていたかもしれない。", "zh_text": "看着坐下的妹妹的性器里涌出的巨量的尿液,我目瞪口呆。…也许刚开始使用缩小机的我,可能还会想要看巨大的妹妹尿尿的样子。" }, { "id_line": 451, "ja_text": "だが今は、パンツの中に捕らわれて見させられているという屈辱感が圧倒的に勝っていた。妹のおしっこの、鼻を突く濃い匂い。それを嫌でも至近距離で嗅がなければいけないのだ。", "zh_text": "但现在,被困在内裤中被迫观看的屈辱感占据了上风。妹妹尿液的浓烈气味直冲鼻孔。而我不得不在如此近的距离下闻到这气味。" }, { "id_line": 452, "ja_text": "じょぼじょぼじょぼっっ…!!…ちょろっ…ぽた…ぽた…", "zh_text": "哗哗哗哗…!!…滴答…滴…滴…" }, { "id_line": 453, "ja_text": "そして、気づいてしまった。あの大量おしっこを放った性器が、今からこのクロッチに押し付けられるのだ。", "zh_text": "然后,我意识到了。那个刚刚排放了大量尿液的性器,马上就要被压在这片裆布上了。" }, { "id_line": 454, "ja_text": "「「ふー……」」", "zh_text": "「「呼……」」" }, { "id_line": 455, "ja_text": "ガラガラガラ……ペリッ", "zh_text": "格拉格拉格拉……撕拉" }, { "id_line": 456, "ja_text": "ぐにゅっ…ぐにっ…♡", "zh_text": "噗嗤……噗嗤……♡" }, { "id_line": 457, "ja_text": "妹がトイレットペーパーを手に取り、巨大なまんこに擦り付けてぐにっ、ぐにっと黄色の液体を拭き取っていく。あんな巨大なおまんこが、いとも簡単に形を変えて拭かれている。", "zh_text": "妹妹拿起卫生纸,将其擦拭在巨大的阴部上,噗嗤、噗嗤地擦去黄色的液体。那么巨大的阴部,竟然能如此轻易地变形被擦拭。" }, { "id_line": 458, "ja_text": "「「よしっと」」", "zh_text": "「「好了」」" }, { "id_line": 459, "ja_text": "ガタンッ……ジャーーーッッ…!!", "zh_text": "砰……哗啦啦啦……!!" }, { "id_line": 460, "ja_text": "おしっこを拭き終わった妹はそのまま立ち、トイレを流す。そして、", "zh_text": "妹妹擦完尿后就站起来,冲洗厕所。然后," }, { "id_line": 461, "ja_text": "スルスルッッ…", "zh_text": "滑……" }, { "id_line": 462, "ja_text": "俺が入っているパンツを、股間に向かってあげていった。", "zh_text": "她把我所在的内裤向着自己的下体提了上去。" }, { "id_line": 463, "ja_text": "パツンッ……", "zh_text": "啪嗒……" }, { "id_line": 464, "ja_text": "俺が妹の股間に着地した瞬間、恐れていたことが起きた。拭き取り切れず性器についていたおしっこの水滴が、じわぁっ…♡とクロッチに染み出したのだ。", "zh_text": "在落在妹妹股间的瞬间,我所害怕的事情发生了。未擦干净的性器上的尿滴,渗透进裆布,慢慢地……♡" }, { "id_line": 465, "ja_text": "(いやだいやだいやだっっ…!!)", "zh_text": "(不要不要不要……!!)" }, { "id_line": 466, "ja_text": "クロッチの生地の裏までじゅわぁ…♡と染み込んだ尿は、俺の上半身を覆えるほどの巨大な染みとなる。妹がパンツをぴっちりと腰まで引き上げることで、尿でびしょびしょになったクロッチの生地が、俺の顔から腰までの全体に押し当てられた。", "zh_text": "渗透到裆部布料里层的尿液,形成了足以覆盖我的上半身的巨大湿痕。妹妹将内裤紧紧拉到腰部,使得湿透的裆布紧贴在我的脸到腰部的整个区域。" }, { "id_line": 467, "ja_text": "(熱いっ…臭いっ…最悪だ…!!)", "zh_text": "(热的…臭的…太糟糕了…!!)" }, { "id_line": 468, "ja_text": "まだ余熱を持っている温かな尿により、俺の上半身はすぐにびしょびしょになってしまう。俺はアンモニアの刺激臭で目も開けられず、呼吸を止めて必死で匂いを嗅がないようにする。", "zh_text": "仍然带着余热的温暖尿液让我的上半身迅速湿透。我因为氨的刺激性气味无法睁开眼睛,只能屏住呼吸,拼命不去闻那气味。" }, { "id_line": 469, "ja_text": "だが、どれだけ息を止めて顔を背けても、そこは妹のパンツの中。おまんこやおしっこの匂いから逃げられるわけもなく、俺はやむなく呼吸をしては濃すぎる空気を吸いこまされ、何度もむせるのだった。", "zh_text": "但是,无论我怎么屏住呼吸,转过脸去,那里都是妹妹的内裤里面。无法逃离阴道和尿液的气味,我不得不呼吸,被迫吸入浓郁的空气,一次又一次地呛咳。" }, { "id_line": 470, "ja_text": "ドスンッ…!!ドスンッ…!!", "zh_text": "咚……!!咚……!!" }, { "id_line": 471, "ja_text": "ぐじゅっ…みちょっ…♡", "zh_text": "噗咕……滴嗒……♡" }, { "id_line": 472, "ja_text": "妹が歩行する度、クロッチに染み込んだおしっこがぴちゃぴちゃと音を立てる。髪の毛まで妹の尿でびしょ濡れになっていた俺は、この液体が何なのかという現実から目をそらそうとしていた。しかし空気を吸うたびにむわっと匂うこのおしっこ臭が、現実を突き付けてくる。", "zh_text": "每当妹妹走动时,渗透在裆部的尿液就会发出啪嗒啪嗒的声音。我的头发也被妹妹的尿水弄湿,我试图不去想这液体究竟是什么。然而,每次呼吸时都能闻到的尿骚味,把现实狠狠地摆在了我的面前。" }, { "id_line": 473, "ja_text": "今俺をパンツごと履いている女性は、妹じゃない。俺が知らない女性。勝てることのない巨大な女性のおしっこに犯されているだけ。考えるな、考えるな…", "zh_text": "我只能不断告诉自己,现在穿着内裤的女性并不是妹妹,而是一个我不认识的女性。一个我永远无法战胜的巨大女神,而我只是在被她的尿液侵犯。不要想,不要想……" }, { "id_line": 474, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 475, "ja_text": "ギシッ…!!", "zh_text": "吱嘎……!!" }, { "id_line": 476, "ja_text": "ズンッ…ズンッ…", "zh_text": "哫咚…哫咚…" }, { "id_line": 477, "ja_text": "部屋に戻った妹が、寝るためにベッドの上に上がったのを感じる。股下の兄を振り回しつつ、妹は壁を背にし、M字に脚を開いて座る。", "zh_text": "妹妹回到房间,我感觉到她为了睡觉而爬上了床。妹妹一边摇晃着夹在股下的哥哥,一边背靠墙壁,双腿呈M字形坐下。" }, { "id_line": 478, "ja_text": "ギシィィッ……", "zh_text": "吱嘎……" }, { "id_line": 479, "ja_text": "巨大なヒップが、ベッドを大きな音で軋ませる。恐ろしい音に、耳を塞ぎたくなる。", "zh_text": "巨大的臀部让床发出了巨大的嘎吱作响。那恐怖的声音让人想要捂住耳朵。" }, { "id_line": 480, "ja_text": "「「あーねむ……」」", "zh_text": "「「啊—好困……」」" }, { "id_line": 481, "ja_text": "妹は座った体勢のまま、無言で何かをしているようだった。何か音が遠くから聞こえる。恐らく、スマホで動画でも見ているのだろう。…パンツに捕らわれ、その上からパジャマを履かれた状態では、外の様子が全く見えない。俺から見える世界は、目の前に鎮座する巨大な性器だけ。", "zh_text": "妹妹保持坐姿,似乎在无声地做着什么。远处传来一些声音。可能是在看手机视频之类的……被困在内裤里,外面还穿着睡衣,我完全看不到外面的情况。我所能看到的世界,只有眼前巨大的性器。" }, { "id_line": 482, "ja_text": "(いつになったら出られるんだろう……)", "zh_text": "(我究竟什么时候才能出去啊……)" }, { "id_line": 483, "ja_text": "散々パンツの中で身体をねじられ、おしっこでびしょびしょにされ、俺はとっくの昔に限界を迎えていた。まさか、明日のお風呂で妹がパンツを脱ぐまで出られないのだろうか。そんなの、耐えられるはずがない。このまま学校に行って運動でもされたら、今度こそ死んでしまうだろう。巨人の異常な熱で脳はやられ、激しい振動で骨くらい簡単に砕けてしまう。…俺はどんどん、絶望的な気持ちになってきていた。", "zh_text": "在内裤里被扭曲身体,被尿弄湿,我早已达到了极限。难道要等到明天妹妹洗澡脱下内裤才能出去吗?这怎么可能忍受得了。如果妹妹就这样去学校再参加体育活动之类的,我可能真的就会死。巨人的异常高温会烧坏我的大脑,剧烈的震动足以轻易粉碎我的骨头……我越来越感到绝望。" }, { "id_line": 484, "ja_text": "と、そのとき。", "zh_text": "就在这时。" }, { "id_line": 485, "ja_text": "ガサガサッ……", "zh_text": "沙沙……" }, { "id_line": 486, "ja_text": "スルッ……", "zh_text": "滑……" }, { "id_line": 487, "ja_text": "(え……明るい…?)", "zh_text": "(诶……亮起来了…?)" }, { "id_line": 488, "ja_text": "パジャマで光が遮られて暗かったパンツ内の空間に、突如光が差し込んでくる。妹が、パジャマを脱いだのだろうか。…また着替えるのか?いや、もう寝る時間のはずだけど……", "zh_text": "突然,光线穿透了原本因为睡衣而昏暗的内裤空间。妹妹是脱掉了睡衣吗?…还是要换衣服?不,应该已经是睡觉时间了……" }, { "id_line": 489, "ja_text": "グッ……", "zh_text": "咕……" }, { "id_line": 490, "ja_text": "スルスルッ……", "zh_text": "沙沙……" }, { "id_line": 491, "ja_text": "「うわあぁっ!?」", "zh_text": "「哇啊啊!?」" }, { "id_line": 492, "ja_text": "突然、パンツが動き始める。パンツのゴムを摘まむ巨大な手が、生地越しにうっすらと見えている。妹がパンツを脱いでいるのだ。膝を立てた体勢で座っている妹がパンツを膝のあたりまで脱いだことで、パンツ自体の高度は上がっていく。生地越しに見える景色もどんどん上がっていき、M字に開脚して座っている妹の股間が露わになっているところまで見えた。", "zh_text": "突然,内裤开始动了起来。通过内裤的布料隐约能看到一个巨大的手正在捏着内裤的松紧带。妹妹正在脱内裤。妹妹坐着,膝盖立起的姿势使得内裤被拉到膝盖附近,内裤的高度也随之上升。透过布料看到的景色也在不断升高,直到可以看见妹妹张开双腿成M字型坐着,她的私处也变得暴露无遗。" }, { "id_line": 493, "ja_text": "パツンッ……", "zh_text": "啪嗒……" }, { "id_line": 494, "ja_text": "妹はちょうど膝のあたりまでパンツをずらし、ゴムから手を放す。俺は妹の膝の間で、ちょうど立っているような体勢となる。", "zh_text": "妹妹将内裤拉到正好膝盖附近后放开了松紧带。而我就被固定在了妹妹的膝盖中间,仿佛立正着一样。" }, { "id_line": 495, "ja_text": "「「ん……」」", "zh_text": "「「嗯……」」" }, { "id_line": 496, "ja_text": "まさか。そう思った瞬間、", "zh_text": "不…不会吧。这么想的一瞬间," }, { "id_line": 497, "ja_text": "くちゅっ……♡", "zh_text": "噗哧……♡" }, { "id_line": 498, "ja_text": "「「ふぅー……♡」」", "zh_text": "「「呼——……♡」」" }, { "id_line": 499, "ja_text": "巨人の手が股間に伸び、あの大きな性器に這うように指が動かされ始める。", "zh_text": "巨人的手伸向了私处,开始像爬行一样用手指摆弄那巨大的性器。" }, { "id_line": 500, "ja_text": "くちゅっ…ぐちゅっ…♡", "zh_text": "啵咕…咕啵…♡" }, { "id_line": 501, "ja_text": "中3の女子だ。一般的に、全然驚くことではないはず。だが…自分の妹が自慰行為をしている姿に少なからず衝撃を受ける。あの妹が、家の中でえっちな気分になって、自分の性器を弄っているというのが信じられなかった。", "zh_text": "她是一个初三女生。所以一般来说,这并不该让人感到惊讶。但是……看到自己的妹妹在自慰,还是不由得感到了冲击。难以置信,那个妹妹,在家里感到性奋,并且正在玩弄着自己的阴部。" }, { "id_line": 502, "ja_text": "「「くふぅ…♡んんぅー……♡」」", "zh_text": "「「咕呼……♡嗯嗯……♡」」" }, { "id_line": 503, "ja_text": "ぐちゅっ…にちゅっ…みちゅっ…♡", "zh_text": "咕啵…滑啵…咪啵…♡" }, { "id_line": 504, "ja_text": "息を可愛らしく吐きながら、くちゅくちゅと指を動かして自慰を続ける妹。さきほど俺の全身を軽く敷き潰した凶悪なおまんこが、妹の指二本だけであんなにも形を変え、いやらしく蠢いている。…妹の自慰行為と、矮小な俺の力との格の違いを感じてしまう。", "zh_text": "妹妹一边可爱地呼吸着,一边继续做着噗哧噗哧的自慰动作。刚才轻易压扁了我的全身的那个凶恶的小穴,现在仅仅被妹妹用两根手指就扭来扭曲,淫荡地蠕动着。…我不禁感受到了妹妹的自慰行为和我微小力量之间的差距。" }, { "id_line": 505, "ja_text": "(っ……なんで……)", "zh_text": "(……为什么……)" }, { "id_line": 506, "ja_text": "そんな妹の姿を見て股間を固くしてしまっている自分に、気持ち悪さを感じる。", "zh_text": "看着这样的妹妹,自己的下体却不由自主地变得坚硬,让我感到一阵恶心。" }, { "id_line": 507, "ja_text": "\"妹の自慰\"として見てはいけないものを見ている兄の感覚と、巨大な女性が巨大な性器を弄りながら圧倒的に自慰を行っているえっちな光景に興奮する感覚。それらの感情が入り混じり、異常な罪悪感と共に無性にドキドキしてしまう。", "zh_text": "作为兄长,我知道我不应该看到\"妹妹自慰\"这样的场景,但同时又对巨大女性玩弄着巨大性器的淫荡场景感到兴奋。这些复杂的情感交织在一起,伴随着异常的罪恶感,让我心跳加速。" }, { "id_line": 508, "ja_text": "「「あぁっ……んふっ……♡」」", "zh_text": "「「啊啊……嗯呼……♡」」" }, { "id_line": 509, "ja_text": "ズンッ…ズンッ…", "zh_text": "哫咚…哫咚…" }, { "id_line": 510, "ja_text": "妹が気持ち良さに脚をよじり、膝を左右にとんとん打ち付ける。", "zh_text": "妹妹因为舒服的感觉而扭动着腿,膝盖左右敲打。" }, { "id_line": 511, "ja_text": "(うぐっ!!??)", "zh_text": "(呜咕!!??)" }, { "id_line": 512, "ja_text": "その無意識な膝の動きにクロッチ内の俺も振り回される。気づけばクロッチの中で身体が逆さまになり、頭に血が登り始める。", "zh_text": "那无意识的膝盖动作也让内裤中的我被甩来甩去。不知不觉中,我在内裤里的身体被扭成了头朝下的状态,血开始充到头部。" }, { "id_line": 513, "ja_text": "そして…自分の身体がクロッチから半分出ていることに気づいた。", "zh_text": "然后……我注意到自己的身体已经从内裤中露出了一半。" }, { "id_line": 514, "ja_text": "(ちょっ…落ちるっ…まって……)", "zh_text": "(糟糕…要掉下去了…等一下……)" }, { "id_line": 515, "ja_text": "妹の自慰の振動で、クロッチの穴部分から体が落ちそうになっていた。下を見れば、十数mも下の方にベッドのシーツが見えている。思わず股間がヒュンとなる景色。こんな高さから落下したら、怪我だけで済むだろうか。", "zh_text": "因为妹妹自慰的震动,我几乎要从内裤的洞口处掉下去了。往下看,可以看到数十米下方的床单。这种景色让人不禁感到下体一紧。如果从这么高的地方掉下去,受伤都只能算是万幸。" }, { "id_line": 516, "ja_text": "そして。このままベッドの上に落ちてしまったら、妹に見つかるかもしれない。それだけではなく、パンツの外の世界に出るのは危険すぎる。妹の巨体、それも俺の存在を知らない巨人と同じ空間にいることはそれだけで命がけなのだ。俺は何時間に及ぶクロッチ内生活の末、このクロッチ内でいることの安全さに気づいてしまっていた。", "zh_text": "而且,如果就这样掉到床上,我很可能会被妹妹发现。不仅如此,走出内裤的外面世界太危险了。与不知道我的存在的巨大妹妹同处一空间,仅仅这一点就已经是冒着生命危险的事了。在内裤里被关了数小时后,现在我才反而意识到呆在内裤里的安全感。" }, { "id_line": 517, "ja_text": "「「あうぅっ……♡♡」」", "zh_text": "「「啊呜……♡♡」」" }, { "id_line": 518, "ja_text": "ズズズッッ…!!", "zh_text": "咝咝咝……!!" }, { "id_line": 519, "ja_text": "妹がひときわ大きい喘ぎ声と共に、脚を思い切り左右に動かした。", "zh_text": "妹妹伴随着特别大的喘息声,猛地将腿左右摆动。" }, { "id_line": 520, "ja_text": "(え……?)", "zh_text": "(诶……?)" }, { "id_line": 521, "ja_text": "次の瞬間、俺は空中に放り出されていた。", "zh_text": "下一刻,我被抛向了空中。" }, { "id_line": 522, "ja_text": "ゆったりと景色が動く。股間を露わにした巨大な妹の姿、遥か下方に見えるベッドのシーツ。さっきまで捕らわれていた巨大パンツ。俺は、妹のパンツから落ちて死ぬのか…?", "zh_text": "景色缓缓地在我面前移动,时间仿佛变慢了一般。露出股间的巨大妹妹的身影,遥远下方的床单,之前一直囚禁着我的内裤,一个个景色像是走马灯一样在我面前闪过。我,要死了么?因为从妹妹的内裤里掉下去而摔死么…?" }, { "id_line": 523, "ja_text": "ぼとっ……", "zh_text": "泼嗵……" }, { "id_line": 524, "ja_text": "「がふっ!!!!」", "zh_text": "「呜噗!!!!」" }, { "id_line": 525, "ja_text": "俺は十数メートル下のベッドの表面まで落下した。…死ぬと思ったが、マットの柔らかさのおかげで、何度かバウンドしただけで済んだ。ベッドの上で倒れ込みながら、命が助かったことに安堵する。", "zh_text": "从数十米高空摔倒床面上,我本以为一定会死掉,但多亏了床垫的柔软,只是被弹起来了几次就结束了。倒在床上,我松了一口气,庆幸自己保住了小命。" }, { "id_line": 526, "ja_text": "ぐちゅ…♡ぐちゅっ…♡", "zh_text": "噗嗤…♡噗嗤……♡" }, { "id_line": 527, "ja_text": "「ひぃっ…!!」", "zh_text": "「咿呀……!!」" }, { "id_line": 528, "ja_text": "いやらしい爆音が鳴り響き、すぐに我に返らされる。身体を起こして周囲を見渡すと、そこは妹の脚空間の中。膝を立てた状態の脚に左右を囲まれており、遥か上空には妹の膝裏と、そこにかかるパンツがこちらを見下ろしていた。", "zh_text": "随着淫靡的爆响声响起,我一下子回过神来。坐起身来环顾四周,我发现自己正处于妹妹的双腿之间。我处在被双腿环绕的状态,遥远的上空是妹妹的膝窝,以及悬挂在那里的内裤正俯视着这里。" }, { "id_line": 529, "ja_text": "そして焦って妹の方を見るも…足元には目もくれず、相変わらず巨体を揺らしながら股間を擦り続けている。", "zh_text": "我急忙回过头来看向妹妹……她并没有注意脚边的我,依旧沉浸在自慰中,摇晃着巨大的身体,摩擦着私处。" }, { "id_line": 530, "ja_text": "「「んんぅー……きもち……♡」」", "zh_text": "「「嗯嗯~……感觉…好舒服……♡」」" }, { "id_line": 531, "ja_text": "にちゅっ、みちっ…♡", "zh_text": "粘滑、湿哒……♡" }, { "id_line": 532, "ja_text": "早く、妹の近くから逃げないといけない。見つかるのが先か、自慰に乱れる妹の巨体に潰されるのが先か。いずれにせよ、最悪の未来がそこまで来ていた。", "zh_text": "不要,得快点,快点从妹妹身边逃开。不管是是会先被发现,还是先被沉迷自慰的巨大妹妹踩扁,糟糕的未来都已经迫在眉睫了。" }, { "id_line": 533, "ja_text": "(とにかく遠い所まで走ろう…!!)", "zh_text": "(无论如何,至少要先跑到远一点的地方去…!!)" }, { "id_line": 534, "ja_text": "いち早くベッドの端まで移動しようと、立ち上がって走り出す。運動場のように広いベッドの端はかなり遠く見えたが、巨大な妹の自慰から逃げるにはかなり走らないといけない。", "zh_text": "我立刻站起来,向床的侧边跑去。虽然像运动场一样大的床的边缘看起来十分遥远,而且我必须要从妹妹的右腿下面穿过,但为了逃离巨大的妹妹的自慰,我只得赶快跑起来。" }, { "id_line": 535, "ja_text": "(あの辺まで行けばあんぜ「「ズドォォンッッ!!!!」」", "zh_text": "(至少,跑到床的边缘的话应该就安「「轰隆隆隆!!!!」」" }, { "id_line": 536, "ja_text": "走り出した俺の正面に、激しい音を立てながら妹の右太ももと膝が着地した。", "zh_text": "然而我还没跑几步,妹妹的右大腿和膝盖就发出着轰鸣声砸在了我的面前。" }, { "id_line": 537, "ja_text": "「ひっ…ああ……」", "zh_text": "「咿……啊啊……」" }, { "id_line": 538, "ja_text": "目の前に落下してきたむちむちの巨大太ももに絶句する。膝を浮かせていた状態から、脚をぴったりとベッドに着地させたのだ。あと一瞬俺が行くのが早ければ、妹の巨大な太ももか膝裏に、あっけなく潰されていた。…脚の下のマットが数mほど沈み込んでいるのを見て、その重量感と威力に怯える。", "zh_text": "目睹眼前肉感十足的巨大大腿坠落的景象,我吓得说不出来话。妹妹只是放松下来,伸直了右腿,那比火车还要粗上数倍的腿就砸在了我的面前。如果我再多跑了一步,就会被压扁在这巨大的大腿或膝窝之下。看着床下的垫子被压得凹陷数米,我再一次对她身体的重量感和威力感到恐惧。" }, { "id_line": 539, "ja_text": "(逃げっ…逃げなきゃっ……)", "zh_text": "(逃……必须得逃……)" }, { "id_line": 540, "ja_text": "恐怖で足をもつれさせながら、必死で右脚から離れる。本当に潰されるところだったという現実感が、妹のこの巨大な脚の近くにいてはいけないという本能的な警告となって、脳に鳴り響く。", "zh_text": "恐惧让我的脚步变得笨拙,我拼命地从她的右腿边逃开。在意识到自己真的差点被压扁后,现实感一下子涌了上来,我的本能在大脑里嗡嗡作响,警告着自己不能再接近妹妹这巨大的腿了。" }, { "id_line": 541, "ja_text": "ズドォォンッッ!!!", "zh_text": "轰隆隆隆!!!" }, { "id_line": 542, "ja_text": "「ぎゃあっ!!!」", "zh_text": "「吓啊啊!!!」" }, { "id_line": 543, "ja_text": "再び激しい音と共に、今度は巨大な左脚がベッドまで落下した。まだ右脚の膝付近にいたのに、かなりの衝撃が俺を襲ってくる。", "zh_text": "再一次伴随着巨大的声响,妹妹的左腿这次也重重地砸在了床上。虽然我还在她的右膝附近,但强烈的冲击感还是让我差点没站稳。" }, { "id_line": 544, "ja_text": "ぐちゅっ、くちゅっ、ぐちゅっ…♡♡", "zh_text": "噗哧、咕哧、噗哧…♡♡" }, { "id_line": 545, "ja_text": "「「んんっ…ふっ…ふっ…♡」」", "zh_text": "「「嗯尼……呼……哈……♡」」" }, { "id_line": 546, "ja_text": "液体が弾ける淫靡な音の激しさと、初々しいのか大人っぽいのか分からない巨大喘ぎ声が、いっそうエスカレートしているのが分かる。快感に悶えながら、無意識に両脚を伸ばした体勢となった妹。左右を脚に塞がれてしまい、もう俺の逃げ道は妹の足元しかなくなった。", "zh_text": "液体飞溅的淫靡声音变得更加激烈,而这不知算是稚嫩还是成熟的巨大喘息声也开始变得更加急促。妹妹在快感中扭动身体,不自觉地伸直了双腿。左右两边都被腿挡住了去路,我唯一的生路之剩下了远处妹妹的脚下。" }, { "id_line": 547, "ja_text": "(早く、あっちの方へ…!)", "zh_text": "(快点,往那边去…!)" }, { "id_line": 548, "ja_text": "唯一の出口に向かおうとするも、", "zh_text": "我试图向唯一的出口逃去,但是," }, { "id_line": 549, "ja_text": "「「んんん~~……♡」」", "zh_text": "「「嗯嗯嗯~~……♡」」" }, { "id_line": 550, "ja_text": "ズズズズッ……!!", "zh_text": "刷……!!" }, { "id_line": 551, "ja_text": "悩ましい嬌声と共に、妹の左脚の膝から下の部分が動き始め、こちらに向かって折れ曲がってくる。", "zh_text": "随着撩人的呻吟声,妹妹的左腿膝盖以下的部分开始移动,向我这边弯曲过来。" }, { "id_line": 552, "ja_text": "「ま、待ってっ…待ってっ…!!」", "zh_text": "「等、等一下…等一下…!!」" }, { "id_line": 553, "ja_text": "妹は喘ぎながら、左の素足を右脚の膝裏あたりに無意識に引き寄せていく。俺の視点からは、巨大な素足やむっちりとしたふくらはぎがブルドーザーのようにこちらに向かってくるのだ。あまりにも恐ろしい光景に、足をもつれさせながら逃げる。", "zh_text": "妹妹一边喘息,一边下意识地将左脚拉向右腿的膝窝。从我的角度看,巨大的裸足和丰满的小腿像推土机一样朝我拱了过来。面对这样可怕的景象,我只能踉跄着转身逃跑。" }, { "id_line": 554, "ja_text": "ズズズズズッ……!!", "zh_text": "刷啊啊啊啊……!!" }, { "id_line": 555, "ja_text": "ズンッ……", "zh_text": "哫……" }, { "id_line": 556, "ja_text": "巨脚の移動は、必死で逃げる俺の数m後ろでやっと止まった。左脚が起こした暴風が俺を襲い、少しだけ汗をかいた妹の素足の匂いと共にベッドに叩きつけられる。", "zh_text": "终于,在离我仅仅几米的背后,巨大的腿停了下来。带着妹妹略微出汗的裸足的气味,左脚吹起的风压袭向了我。站不住脚,我摔倒在了床上。" }, { "id_line": 557, "ja_text": "「「んふぅー…♡あんっ…♡」」", "zh_text": "「「嗯嗯~…♡啊…♡」」" }, { "id_line": 558, "ja_text": "必死で息を切らしながら逃げる兄と、リラックスした体勢でいやらしく喘ぐ妹。無意識に動かされた脚に気づかれず潰されでもしたら、最悪の死に方だ。妹の自慰に巻き込まれて死ぬなんて、絶対に嫌だ。", "zh_text": "一边是喘着粗气拼死地逃跑的哥哥,另一边是以放松的姿势淫荡地娇喘着的妹妹。如果不小心被无意识移动的脚踩扁,那将是最糟糕的死法。就算是对我来说,被卷入妹妹的自慰而死,也绝对没法能接受。" }, { "id_line": 559, "ja_text": "ただ、俺は逃げ道を失ってしまった。左右と後ろは肌色の巨大脚、正面にはダイナミックに性器をいじってオナニーをする妹の姿。逃げたければ、俺の身体よりも太い脚をよじ登るしかない。…しかしそんなことをすれば、脚をうごめく虫の感触に妹が気づいてしまうだろう。", "zh_text": "但是,我已经没有了别的去路。左右和后面都是肤色的巨大双腿,在大力地玩弄性器自慰的身影。如果想逃跑,只能爬上比我身体大上数倍的脚。…但如果那样做,妹妹很可能会注意到脚上爬动着虫子的触感。" }, { "id_line": 560, "ja_text": "絶対絶命。どうすればいい。恍惚の顔で空中を見つめている妹が、もし目線を自分の脚の間にずらしたら、今すぐにでも気づかれてしまう。", "zh_text": "完蛋了。该怎么办。妹妹陶醉地望着空中,如果她的目光移到自己腿间的话,我马上就会被发现。" }, { "id_line": 561, "ja_text": "ズズズッ……", "zh_text": "莎莎……" }, { "id_line": 562, "ja_text": "しかし息つく間もなく、妹の右脚がまたずりずりと動き始めている。", "zh_text": "然而,还没等我有喘息思考的机会,妹妹的右腿又再次开始慢慢移动。" }, { "id_line": 563, "ja_text": "ぐちゅっ!!みちゅっ!!ぐちゅっ!!", "zh_text": "噗嗤!!咪嗤!!噗嗤!!" }, { "id_line": 564, "ja_text": "「「んっ、んっ、んっ、ああんっ…♡!!」」", "zh_text": "「「嗯、嗯、嗯、啊啊嗯…♡!!」」" }, { "id_line": 565, "ja_text": "さらに指を激しく性器に這わせながら、妹が右脚を空中に持ち上げる。", "zh_text": "妹妹一边将手指激烈地在性器上游走,一边将右脚抬高。" }, { "id_line": 566, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 567, "ja_text": "ドンッッッ!!!!!", "zh_text": "轰隆!!!!!" }, { "id_line": 568, "ja_text": "「ぎゃぁぁっっ!!!」", "zh_text": "「哇啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 569, "ja_text": "宙に浮いた巨大な素足が、思い切り振り下ろされる。素足の周囲のスプリングが反動で浮き上がり、俺は5,6m程吹き飛ばされた。", "zh_text": "悬浮在空中的巨大裸足猛地挥下,周围的床单因反作用力而弹起,我被吹飞了大约5,6米远。" }, { "id_line": 570, "ja_text": "「げほっ…ごほっ!!」", "zh_text": "「咳…咳!!」" }, { "id_line": 571, "ja_text": "みちゃっ!!ぐちゃっ!!ぐちゅっ!!", "zh_text": "咪哧!!咕嘟!!咕嘟!!" }, { "id_line": 572, "ja_text": "「「んんんぅぅ~……♡んっ、んっ、…」」", "zh_text": "「「嗯嗯嗯~……♡嗯,嗯,…」」" }, { "id_line": 573, "ja_text": "快感に身をよじる妹の動きの激しさは、容赦なく増していく。全身を駆け巡る快楽によって無意識に脚を持ち上げては、", "zh_text": "随着快感的增加,妹妹扭动身体的动作越来越剧烈。游走在全身上下的性奋感让她不自觉地再次抬起了脚," }, { "id_line": 574, "ja_text": "ドンッッッ!!!", "zh_text": "轰隆!!!" }, { "id_line": 575, "ja_text": "(死ぬっ…潰されるっ…!!)", "zh_text": "(要死了…要被压扁了…!!)" }, { "id_line": 576, "ja_text": "とてつもない衝撃と共に、ベッドに自由落下してくるのだ。", "zh_text": "伴随着巨大的冲击,脚再次自由落体般坠向床上。" }, { "id_line": 577, "ja_text": "ドンッッ!!ドスンッッ!!", "zh_text": "轰隆!!轰咚!!" }, { "id_line": 578, "ja_text": "「「あんっ、んんっ、んっ…♡」」", "zh_text": "「「啊嗯,嗯嗯,嗯…♡」」" }, { "id_line": 579, "ja_text": "ドンッ!!ドンッ!!", "zh_text": "轰隆!!轰隆!!" }, { "id_line": 580, "ja_text": "(いやだっ!!殺されるっ!!踏みつぶされるっ!!)", "zh_text": "(不要啊!!会被杀死的!!会被踩扁的!!)" }, { "id_line": 581, "ja_text": "2つの素足を、ベッドにぺたんっ、ぺたんっ、と可愛らしく叩きつけながら快感に身をよじらせていく妹。しかし、その下にいる小人からしたら、爆撃のような素足の着地が何度も襲ってくるのだ。", "zh_text": "妹妹在快感中扭动身体,两只裸足在床上轻轻地拍打着,这听起来让人觉得很可爱。但对于被困在脚边下面的小人来说,巨大裸足的着陆就像轰炸一样一次又一次地袭来。" }, { "id_line": 582, "ja_text": "「「んん~……♡」」", "zh_text": "「「嗯嗯~……♡」」" }, { "id_line": 583, "ja_text": "ドスンッッッ!!!!", "zh_text": "轰咚!!!!" }, { "id_line": 584, "ja_text": "どこに落ちてくるか分からない巨大な素足。ランダムに打ち下ろされる巨大兵器から、逃げる術などあるわけがない。そもそも、恐怖で全く身体が動かせない。…俺は身をくるませて頭を抱え、女神様の素足がちょうど落ちてこないことを祈り続けるだけだった。", "zh_text": "无法预知会在何处落下的巨大裸足不断地在拍打着,我没有人后方法可以逃离这些随机落下的巨型武器。更何况,恐惧感已经使我的身体完全无法动弹。…我只能蜷缩身体,抱住头,不断祈祷女神的裸足不会正好落在我身上。" }, { "id_line": 585, "ja_text": "くちゅっ♡みちちっ…♡ぐちゅっ、ぐちゅっ…♡", "zh_text": "噗哧♡咪啾…♡咕嘟咕嘟…♡" }, { "id_line": 586, "ja_text": "「「ああんっ!!くうぅ……♡んーー…♡」」", "zh_text": "「「啊啊嗯!!呜呜……♡嗯——…♡」」" }, { "id_line": 587, "ja_text": "ドスンッ!!ドスッ!!!", "zh_text": "轰咚!!轰咚!!!" }, { "id_line": 588, "ja_text": "女の子の股間から出ているとは思えないほど大きな自慰の音に、耳をつんざくくらいうるさい妹の喘ぎ声。そしてベッドに何度も振り下ろされる巨大素足の衝撃音、風圧、威圧感。いつも嗅いでいる妹の身体の匂いに加え、年頃の中学生のフェロモンがたっぷりと入り混じった濃厚な空気。五感全てが妹の巨大自慰に支配され、頭がおかしくなりそうだった。", "zh_text": "那些听起来不像是从女孩子股间发出的巨大自慰声音,妹妹震耳欲聋的娇喘声,巨大裸足反复砸在床上的冲击声、风压、威慑感,加上平时闻惯的妹妹身体的气味,还有青春期中学生的费洛蒙混合在一起的浓郁空气,我的五感完全都被妹妹的巨大自慰所支配了,感觉脑袋都要彻底疯掉了。" }, { "id_line": 589, "ja_text": "「「はあっ…はあっ…♡」」", "zh_text": "「「哈啊…哈啊…♡」」" }, { "id_line": 590, "ja_text": "素足のランダム爆撃が止むと、今度は妹が座った状態から体を起こしていく。目の前の巨人が体勢を動かすだけで、その下の小人にとっては天変地異のような光景。", "zh_text": "当巨大裸足的随机轰炸总算停止后,妹妹从坐着的姿势开始起身。仅仅是眼前的巨人稍稍改变姿势,对于她下方的小人来说就像是天翻地覆的景象。" }, { "id_line": 591, "ja_text": "ゴソゴソッ!!!ズンッ…ズンッ…!!", "zh_text": "咕噜咕噜!!!哫咚…哫咚…!!" }, { "id_line": 592, "ja_text": "(ごめんなさいっ、ごめんなさいっ…!!)", "zh_text": "(对不起,对不起…!!)" }, { "id_line": 593, "ja_text": "再び心の中で惨めに謝り出す俺に気づかず、妹はベッドの上で四つん這いの体勢となる。妹の手は、俺がうずくまっていた位置のさらに向こう側に着地した。…すなわち、俺は四つん這いになった妹の腹の下あたりに囚われる形となっていた。", "zh_text": "妹妹没有注意到在内心里悲惨地道歉的我,而是在床上变成了四足爬行的姿势。妹妹的手落在了我蜷缩的位置的更远的一边。……也就是说,我被困在了四足爬行的妹妹的肚子正下方。" }, { "id_line": 594, "ja_text": "(大き…すぎる……)", "zh_text": "(太…太大了……)" }, { "id_line": 595, "ja_text": "四つん這いの妹に天空を覆われ、その途方もない大きさに声も出ない。ドームのような巨大な上半身に包み込まれているのだ。これが、同じ人間の身体の大きさとはとても思えない。建物に見下ろされているような、もはや建物の中にいるような感覚。ましてや、この巨体の持ち主が妹とは到底思えなかった。", "zh_text": "四肢着地的妹妹遮蔽了天空,我对她那无法形容的巨大感到哑口无言。被像穹顶一样巨大的上半身所包围,这种规模的人类身体简直难以置信。这就像被建筑物俯视,不如说,像是在建筑物内部的感觉。感觉,已经无法再觉得这个巨大身躯的主人是我的妹妹了。" }, { "id_line": 596, "ja_text": "俺の視界からは、パジャマに包まれた巨大な上半身、露わになったえっちな股間部、そこから伸びるビルのような太もも。そして…唇を噛みしめながら快感に身をゆだねている、妹の見たこともない表情。", "zh_text": "我的视野中能看到的只有被睡衣包裹的巨大上半身、裸露的性感的股间部位、以及伸展开来像高楼大厦一般的大腿。还有……咬着嘴唇沉浸在快感中的,妹妹前所未有的表情。" }, { "id_line": 597, "ja_text": "ぐちゅっ…!!ぐちゅっ…!!にゅるっ…♡", "zh_text": "噗嗤…!!噗嗤…!!尼溜…♡" }, { "id_line": 598, "ja_text": "「「はあっ…♡はあっ…♡きもちぃ…♡んんっ…」」", "zh_text": "「「哈啊…♡哈啊…♡好舒服…♡嗯嗯…」」" }, { "id_line": 599, "ja_text": "四つん這いになった妹は、さらに激しく卑猥な音を響かせながら性器を弄り続ける。鳴り響く超特大の喘ぎ声、そして上空を埋め尽くす妹の上半身が、ぐわんぐわんと動く悪夢のような光景。妹の自慰に圧し潰されるのではないかという恐怖で一歩も動けない。", "zh_text": "四肢着地的妹妹开始继续发出着更加激烈的淫秽声音,并玩弄着自己的性器。充满上空的摇晃着的妹妹的上半身以及回荡着的超大号的娇喘声,组成了一个恶梦般的场景。仿佛已经被妹妹的自慰行为压垮一般,我一步也动不了。" }, { "id_line": 600, "ja_text": "(怖いっ…怖いっ…!!)", "zh_text": "(好可怕…好可怕…!!)" }, { "id_line": 601, "ja_text": "四つん這いの下の空間は、汗の匂いでむんむんと熱気を帯びてくる。そして激しく揺れて軋むベッドの衝撃に、俺は右へ左へ身体を振られてのたうち回る。生まれたての小鹿のようにベッドの表面でのたうつ俺の上で、妹は巨体を激しく揺らしながら、壮絶なスケール感のオナニーを続ける。", "zh_text": "妹妹身体下面的空间充满了汗水的气味,同时逐渐变得炎热起来。而且因为剧烈摇晃和吱嘎作响的床,我的身体在左右摇晃并滚来滚去。然后,并没有注意到在床面上像新生的小鹿一样发抖着试图站立的我,妹妹在上方依然不断剧烈地摇晃着巨大的身体,继续着她那壮观规模的自慰。" }, { "id_line": 602, "ja_text": "「「んふぅっ♡んん…やば…♡」」", "zh_text": "「「嗯呼…♡嗯嗯…糟糕…有点舒服…♡」」" }, { "id_line": 603, "ja_text": "ドスンッ!!ズンッ!!", "zh_text": "砰!!哫咚!!" }, { "id_line": 604, "ja_text": "右脚をベッドにどんどんと叩きつけたり、こみ上げた快感を耐えるために腰をベッドのすぐ近くまで下ろしたり、ベッドのシーツを掴んでぎゅぅぅ…とシワを作ったり。女神様の行動が少しでもズレていたら、俺は巨大な素足に叩き潰されているか、大きなお腹とマットの間でプレスされているか、巨大な手のひらでシーツと一緒に握りつぶされていたかもしれない。", "zh_text": "妹妹将右腿重重地拍打在床上,为了忍受涌上心头的快感而将臀部降低到床边,用手抓住床单紧紧握住,形成皱褶。如果女神的行动稍有偏差,我大概早就已经被巨大的裸足拍扁,或者在肚子和床垫之间被挤扁,或者被巨大的手掌连同床单一起捏碎了。" }, { "id_line": 605, "ja_text": "…この巨大な生き物が、自慰と共に無意識に自由に身体を動かすのが、あまりにも怖い。", "zh_text": "…这个巨大的生物在自慰时会无意识地随便移动身体,这件事实在是太可怕了。" }, { "id_line": 606, "ja_text": "(お願いしますっ…もうっ…やめてっ…)", "zh_text": "(拜托了…请…停下来…)" }, { "id_line": 607, "ja_text": "俺はひたすらのたうち回り、歯を食いしばる。もはや生殺与奪は妹の自慰行為に完全に委ねられている。快感に悶える妹の一挙手一投足が、たまたま俺に危害を加えるか加えないか、そのどちらか。妹の足指にも満たないサイズの兄ができることと言えば、妹を神様に見立てて命乞いを続けるくらいだった。", "zh_text": "我只能咬紧牙关,任由妹妹无意识的动作把我在床单上痛苦地弹来弹去。我的生死完全取决于妹妹的自慰行为。沉溺于快感的妹妹的每一个动作,都可能无意中对我造成致命伤。作为一个连妹妹脚趾都比不上的小小哥哥,我所能仅做的就是把妹妹当作神明,继续求饶,乞求我能够生还。" }, { "id_line": 608, "ja_text": "「「はあっ…はあっ…♡もうっ……むり…♡」」", "zh_text": "「「哈啊…哈啊…♡不行了……忍不住了…♡」」" }, { "id_line": 609, "ja_text": "ズズズッ…!!!", "zh_text": "滑…!!!" }, { "id_line": 610, "ja_text": "瞬間、妹がさらに体勢を崩し、巨体がベッドに向かって落ちてくる。巨体を支えていた右手までもが股間を慰める道具として使われ出す。支えを失った妹の上半身が、ベッドに向かって落下する。", "zh_text": "突然间,妹妹的身体突然失去了平衡,巨大的身躯朝着床上倒了下来。原本支撑着巨体的右手也开始作为抚慰股间的工具。失去了支撑的妹妹上半身,向着这边压了过来。" }, { "id_line": 611, "ja_text": "ズドォォォンッッ……!!!!", "zh_text": "轰隆隆隆……!!!!" }, { "id_line": 612, "ja_text": "「あああっ……ああっ……」", "zh_text": "「啊啊啊……啊啊……」" }, { "id_line": 613, "ja_text": "巨大なものが頭上から落下し、潰されたと思いかける。腰を抜かした俺の目の前には…ピンク色の柔らかそうな物体が鎮座していた。", "zh_text": "巨大的东西从我的头顶落下,我以为自己一定会被压扁了。在软弱无力的坐倒在底的我的面前……是一块看起来柔软的粉色物体。" }, { "id_line": 614, "ja_text": "紛れもなくそれは、妹の巨大な唇だった。", "zh_text": "毫无疑问,那是妹妹的巨大的嘴唇。" }, { "id_line": 615, "ja_text": "両手を股間に伸ばし、自分の上半身をおでこで支えるような体勢となった妹。その妹の口元で、俺は腰を抜かしていたのだった。…異常な距離感で妹の唇を目の当たりにする。なんて大きさなのだろうか。こんな唇にもしキスされたら、その重量で潰れてしまうかもしれない。", "zh_text": "双手伸向胯下,妹妹用额头支撑着自己的上半身。而在妹妹的嘴边,我已经腿软到动不了了。…以异常的距离感直视妹妹的双唇,我被其大小震撼。如果被这样的嘴唇吻上,我可能会瞬间就被它的重量压碎。" }, { "id_line": 616, "ja_text": "…妹の使用済みマスクの中でオナニーをした時のことを思いだす。あのとき想像していたおっきな唇が、今実際に目の前にある。その事実に、恐怖と興奮が入り混じった感情で脳が支配される。", "zh_text": "…回想起来那次在妹妹用过的口罩里自慰的时候,那时幻想中的巨大双唇,现在真实地出现在了我的面前。这个事实,让一种恐惧与兴奋交织在一起的情感支配了我。" }, { "id_line": 617, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 618, "ja_text": "「「「あんっ♡!!!んんっ♡!!!」」」", "zh_text": "「「「啊嗯♡!!!嗯嗯♡!!!」」」" }, { "id_line": 619, "ja_text": "ビリビリビリッッ!!!", "zh_text": "嗤嗤嗤嗤!!!" }, { "id_line": 620, "ja_text": "(耳がちぎれるっ!!!!)", "zh_text": "(耳朵,要裂了!!!!)" }, { "id_line": 621, "ja_text": "むわっ…♡と開かれた唇から、ゼロ距離で爆音の喘ぎ声が浴びせられる。想像したこともないくらい、巨大な音。いわば、ライブ会場の巨大なスピーカーの出力を至近距離で聞かされているようなものだ。もはや妹がどんな音を発しているかも理解できず、ひたすら耳と脳を襲う衝撃に死の危険を感じる。", "zh_text": "巨大的嘴唇呜哇…♡地张开,我在零距离承受了爆炸般的娇喘声。那是我甚至从没有体验过的巨大声音,简直就像是在演唱会现场的巨型扬声器正面前遭受到的洗礼。我已经搞不清妹妹倒地在发出什么样的声音了,只有在不断地承受着冲击着耳朵和大脑的震动,让我感到死亡的危险。" }, { "id_line": 622, "ja_text": "「「「むはぁ…♡ふー…♡ふー…♡」」」", "zh_text": "「「「呜哈…♡呼…♡呼…♡」」」" }, { "id_line": 623, "ja_text": "巨大な唇の奥から吐き出される生暖かい吐息は、ほとんど突風となって俺を襲う。妹の声と息に殺されるのではないかとおもうくらい、恐ろしすぎる迫力。妹の口元から溢れ出る自慰の快感を全身に浴びる。", "zh_text": "从巨大双唇的深处吐出的温热气息,在这个距离下已经成了狂风袭击着我。妹妹的声音和呼吸的力量之大,让我觉得仿佛会被吹死。而我,全身都被沐浴在妹妹口中溢出的自慰快感中。" }, { "id_line": 624, "ja_text": "(助けてっ…!!助けてっ!!)", "zh_text": "(救……!!救命!!)" }, { "id_line": 625, "ja_text": "ぐちゅっ!!ずちゅっ!!みちゅっ!!", "zh_text": "噗嗤!!滋嗤!!咪嗤!!" }, { "id_line": 626, "ja_text": "「「「いやっ♡!!んんぅ…♡!!あんっ…♡!!」」」", "zh_text": "「「「呀♡!!嗯嗯…♡!!啊嗯…♡!!」」」" }, { "id_line": 627, "ja_text": "はぁー…♡むわぁ…♡", "zh_text": "哈…♡呜哇…♡" }, { "id_line": 628, "ja_text": "鼓膜は破れ、容赦なく吹き付けられる熱風で転げまわり、湿度の高すぎる吐息をかけられ続けたことで全身が妹の唾液でびしょびしょに濡れる。", "zh_text": "鼓膜破裂,被无情吹拂的热风吹得打滚,我持续被高湿度的气息浸泡,全身都被妹妹的唾液弄湿。" }, { "id_line": 629, "ja_text": "(あ……あ…)", "zh_text": "(啊……啊…)" }, { "id_line": 630, "ja_text": "気づけば、恐怖で失禁していた。", "zh_text": "不知不觉中,我因为恐怖而失禁了。" }, { "id_line": 631, "ja_text": "止めようとしても、極限状態で弛緩した身体は元に戻らない。がくがく身体を震わせながら、妹の唇の真下で子供のように失禁を続ける兄。妹の自慰行為に巻き込まれる恐怖で、身体が危険なシグナルを発していた。", "zh_text": "即使想要停止,极限状态下松弛的身体也无法恢复原状。在妹妹的唇下,哥哥的身体颤抖不已,就像孩子一样不停失禁。被妹妹的自慰行为卷入的恐怖感,让身体不受控制地发出着危险信号。" }, { "id_line": 632, "ja_text": "みちちちっ…♡ぐちょっ!!ぐちゅっ!!ずちゅっ!!", "zh_text": "咪嗤嗤嗤……♡噗嗤!!滋咂!!噗嗤!!" }, { "id_line": 633, "ja_text": "「「「あんっ♡あっ、あっ、もう…だめっ…♡」」」", "zh_text": "「「「啊嗯♡啊,啊,不行了…♡」」」" }, { "id_line": 634, "ja_text": "さらに激しく指を動かし、絶頂しようとする妹。さらに激しく喘ぎ、むわっとした吐息を無意識のうちに兄に浴びせ続ける。失禁した俺は涙を流し、耳を抑えて声から逃げようとする。", "zh_text": "妹妹更加激烈地动着手指,想要达到高潮。妹妹的喘息变得更加剧烈地,无意识地将热乎乎的呼吸喷洒在哥哥身上。失禁的我流着泪,捂着耳朵试图从那声音中逃离。" }, { "id_line": 635, "ja_text": "「「「ああっ…んんんうぅぅぅーー……♡♡♡」」」", "zh_text": "「「「啊啊…嗯嗯嗯嗯嗯……♡♡♡」」」" }, { "id_line": 636, "ja_text": "ズズズッ……!!!", "zh_text": "咝咝咝……!!!" }, { "id_line": 637, "ja_text": "妹はひと際大きい声を上げると、巨体をびくんびくんと動かして絶頂する。", "zh_text": "随着妹妹发出的一声异常巨大的娇喘,巨大的身体抽搐着达到了高潮。" }, { "id_line": 638, "ja_text": "ドスンッ!!!ドスンッ!!!ズズズッ……", "zh_text": "砰隆!!!砰隆!!!咝咝咝……" }, { "id_line": 639, "ja_text": "快楽で制御が効かなくなった巨体が、縦横無尽にベッドの上を暴れ回る。素足をマットに叩き込み、シーツをわしづかみにし、太ももをベッドの表面ですりすりと何度も擦る。大きく開け放たれた唇からは、", "zh_text": "在快感中失去控制的巨大身体,在床上肆意翻滚。裸足猛击着床垫,手紧抓着床单,大腿在床面上来回摩擦着。而从大大张开的嘴唇中," }, { "id_line": 640, "ja_text": "「「「むはぁー…♡むふぅー…♡はぁー…♡」」」", "zh_text": "「「「呼哈……♡呼呼……♡哈……♡」」」" }, { "id_line": 641, "ja_text": "熱くいやらしい吐息が暴風となって、小人の身体をいとも簡単に転げ回す。", "zh_text": "热烈而淫荡的呼吸变成了台风,轻易地将小人的身体吹翻吹飞。" }, { "id_line": 642, "ja_text": "(!?!???!?…………)", "zh_text": "(!?!???!?…………)" }, { "id_line": 643, "ja_text": "俺は妹の最後の喘ぎ声に鼓膜が破れ、女神の全身が暴れ回る衝撃と恐怖で、失神しかけていた。", "zh_text": "我被妹妹最后的娇喘震破鼓膜,女神全身暴动造成的冲击与恐惧,让我失去了意识。" }, { "id_line": 644, "ja_text": "「「「はぁーー……♡」」」", "zh_text": "「「「哈……♡」」」" }, { "id_line": 645, "ja_text": "意識が途切れる直前、少しだけ顔を上げた妹の表情が見える。それは見たこともないような、快感と恍惚でだらしなくいやらしい表情だった。死への恐怖で失禁し身体を震わせていた兄とは、なんと残酷な対比なんだろうか。妹は、ただだらしなく自分の性器を弄り、自慰をしていただけなのだから。", "zh_text": "在意识即将断线之际,我抬头看到了妹妹的表情。那是一种前所未见的,充满快感和恍惚的放荡表情。与因死亡的恐惧而失禁、身体颤抖的哥哥形成了何等残酷的对比。妹妹她,仅仅只是心血来潮而玩弄自己的性器,沉迷于自慰而已。" }, { "id_line": 646, "ja_text": "俺は妹の巨大な顔に畏怖の念を覚えつつ、そのまま失神した。", "zh_text": "我在妹妹巨大的脸庞前感到畏惧,就这样失去了意识。" }, { "id_line": 647, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 648, "ja_text": "…数分後。失神から覚めた俺は、ぼーっとする頭で周囲を見渡す。", "zh_text": "…几分钟后。从失神中醒来的我,头脑昏沉地环顾四周。" }, { "id_line": 649, "ja_text": "(っ……!!)", "zh_text": "(……!!)" }, { "id_line": 650, "ja_text": "十数mほど離れた場所で、下半身を露わにしたまま、自慰の余韻でベッドに横たわっている妹を見る。…なんて巨体だろうか。横たわっている妹の足先から顔のあたりまで走ったら、何十秒もかかりそうだ。", "zh_text": "在十几米远的地方,我看到了仍然赤裸下半身,沉浸在自慰余韵中的躺在床上的妹妹。…她的身体是如此的巨大。如果我想从躺着的妹妹的脚尖跑到脸上,至少似乎要花上几十秒。" }, { "id_line": 651, "ja_text": "「「~~~♪」」", "zh_text": "「「~~~♪」」" }, { "id_line": 652, "ja_text": "鼻歌を歌うこの巨体に何度も潰されそうになったことを思いだし、横たわっている妹の傍にいるだけで、みるみる怖さが倍増していく。", "zh_text": "想起这哼着小曲的巨大的身体无数次差点将我压碎的情景,我仅仅只是靠在躺着的妹妹身边,恐惧感就在不断增加。" }, { "id_line": 653, "ja_text": "(怖い…近くにいたくない……)", "zh_text": "(好可怕…不想靠近……)" }, { "id_line": 654, "ja_text": "俺は正常な思考能力を奪われ、とにかく安全な場所を目指してふらふらと移動し始めた。", "zh_text": "我所有的正常思考能力都已经被夺走了,开始摇摇晃晃地朝着安全的地方移动。" }, { "id_line": 655, "ja_text": "(どこか…どこか安全な場所は……)", "zh_text": "(哪里…倒地哪里才是安全的地方……)" }, { "id_line": 656, "ja_text": "くらくらする頭で俺が移動した先は…脱ぎ捨てられた妹の巨大パンツだった。", "zh_text": "头晕目眩之中,我移动到的地方…竟是妹妹脱下来了的巨大内裤。" }, { "id_line": 657, "ja_text": "…ここしか安全な場所はない。ここなら、妹の脚や上半身、唇に潰されて殺されることはない。ここなら、妹の自慰行為に巻き込まれることはない。また巨大なおまんこに密着し、少し潰されるかもしれないけど、外の世界で妹の巨体に巻き込まれるよりは安全なはずだ。", "zh_text": "…这里是唯一的安全之地。只要呆在这里,就不会被卷入妹妹的自慰行为,被妹妹的腿或上半身、嘴唇压扁而死。虽然可能会被紧贴着的巨大的阴部压来压去,但比起在外面的世界被被妹妹的巨大身躯卷入,还是这里让人感觉安全的多。" }, { "id_line": 658, "ja_text": "ゴソゴソッ……", "zh_text": "沙沙……" }, { "id_line": 659, "ja_text": "俺はまた巨大パンツのクロッチ部分に身を入り込ませ、その中で横になった。妹の性器が密着する場所という異常な空間にも関わらず、俺はその中に入り込むことに抵抗を感じなくなっていた。何より、先ほどパンツの外の世界で殺されかけたことが、このパンツの中への帰属意識を最大限高めていた。", "zh_text": "我再次钻进了巨大内裤的裆部,躺在了那里。尽管这是一个诡异的空间,是与妹妹的性器接触的地方,但我已经不再抵触进入其中了。更何况,刚才在内裤外面的世界感受到的恐怖经历,让我对这内裤的归属感达到了最大限度。" }, { "id_line": 660, "ja_text": "(もう…出たくない…怖い……)", "zh_text": "(已经…不想再出去了…太可怕了……)" }, { "id_line": 661, "ja_text": "俺は依然として身体を震わせながら、クロッチの中にまた閉じこもるのだった。", "zh_text": "我的身体依然在发抖,再一次蜷缩进了裆部的空间。" }, { "id_line": 662, "ja_text": "------", "zh_text": "------" }, { "id_line": 663, "ja_text": "『次のニュースです。○○市の男子高校生18歳が、14歳の妹の下着の中で縮小した状態で死亡しているのが発見されました。死亡した高校生の部屋には業務用の縮小機が置かれているのが発見されており、警察は関連を調べています』", "zh_text": "『接下来是新闻报道。○○市一名18岁的男高中生被发现死于14岁的妹妹的内衣中,身体处于缩小状态。在死者的房间内发现了一台商用缩小机,警方正在调查两者之间的关联。』" }, { "id_line": 664, "ja_text": "『最近、業務用縮小機が原因の事故死が多発していますね。その中でも、10代から20代くらいの男性が身内の妹や姉の衣服の中で潰されているケースが多いですね』", "zh_text": "『最近,由商用缩小机引起的意外死亡事件频繁发生。其中,十几到二十几岁的男性在家中的妹妹或姐姐的衣物中被压死的案例尤为多见。』" }, { "id_line": 665, "ja_text": "『こうした事件を踏まえ、縮小機メーカーは一時販売を中止しています』", "zh_text": "『鉴于这些事件,缩小机的制造商已经暂停了产品的销售。』" }, { "id_line": 666, "ja_text": "『縮小機は1/100サイズまで身体を縮ませる機械です。その状態で普通の大きさの人間と触れ合うことは大変危険であり、過失的に踏み潰されてしまう可能性が高いため、既に購入された方は十分に気を付けてください』", "zh_text": "『缩小机是一种可以将身体缩小至1/100大小的设备。在这种状态下与正常大小的人接触非常危险,因为很容易被不小心踩死,所以已经购买的用户请务必小心。』" }, { "id_line": 667, "ja_text": "『それでは、次のニュースです…』", "zh_text": "『接下来,请听下一条新闻…』" } ] }, { "id_novel": 5, "line_count": 3168, "ja_char_count": 83054, "zh_char_count": 61489, "gpt_dict": [ { "src": "大祐", "dst": "大佑", "info": "人名,男,主人公,伊藤大祐" }, { "src": "伊藤大祐", "dst": "伊藤大佑", "info": "人名,男,主人公" }, { "src": "彩香", "dst": "彩香", "info": "人名,女,大佑的姐姐,伊藤彩香" }, { "src": "伊藤彩香", "dst": "伊藤彩香", "info": "人名,女,大佑的姐姐" }, { "src": "絵美", "dst": "绘美", "info": "人名,女,大佑的同班同学,佐藤绘美" }, { "src": "佐藤絵美", "dst": "佐藤绘美", "info": "人名,女,大佑的同班同学" }, { "src": "美紀子", "dst": "美纪子", "info": "人名,女" }, { "src": "典子", "dst": "典子", "info": "人名,女,大佑的青梅竹马,柳田典子" }, { "src": "柳田典子", "dst": "柳田典子", "info": "人名,女,大佑的青梅竹马" }, { "src": "舞佳", "dst": "舞佳", "info": "人名,女,小岛舞佳" }, { "src": "小嶋舞佳", "dst": "小岛舞佳", "info": "人名,女" }, { "src": "伊藤", "dst": "伊藤", "info": "人名,姓" }, { "src": "佐藤", "dst": "佐藤", "info": "人名,姓" }, { "src": "柳田", "dst": "柳田", "info": "人名,姓" }, { "src": "小嶋", "dst": "小岛", "info": "人名,姓" }, { "src": "小人", "dst": "小人", "info": "名词,小小的人类" }, { "src": "巨人", "dst": "巨人", "info": 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"腕時計の形状をしたユーザーベルトとやらを腕に巻き、指紋や瞳の登録など、結構本格的な登録だった。", "zh_text": "手臂上缠上手表形状的用户腰带,要指纹和瞳孔登记等等,是相当正式的登记。" }, { "id_line": 11, "ja_text": "登録が終わり、街の起動ボタンを押すと、程なくして小さい人間が無数に表れ、街の中を動き始めた。", "zh_text": "注册完毕之后,我按了激活按钮,不久小人出现,在街上移动。" }, { "id_line": 12, "ja_text": "大祐「そういえば、ミニチュアの中に入れると書いてたけど・・・?」", "zh_text": "大佑「说起来,我在登记时写了「放入到小型街道当中」意思是・・・?」" }, { "id_line": 13, "ja_text": "精巧なミニチュアの出来に感心しつつも、説明書に目を移す。", "zh_text": "对精巧的模型佩服的同时,也把目光转向说明书。" }, { "id_line": 14, "ja_text": "そして、先ほどのユーザーベルトを操作すると、瞬間的に意識が遠のく。", "zh_text": "然后,操作刚才的用户皮带,意识瞬间变得遥远。" }, { "id_line": 15, "ja_text": "(あぁ・・・、体の力が抜ける・・・)", "zh_text": "(啊・・・、全身发软・・・)" }, { "id_line": 16, "ja_text": "次に気づくと、僕は自分の部屋の床に倒れていた。", "zh_text": "下一个刹那,我意识到我倒在自己房间的地板上。" }, { "id_line": 17, "ja_text": "そこには、ミニチュアの街はない。", "zh_text": "在模型街道内的自己的房间。" }, { "id_line": 18, "ja_text": "大祐「??? これはどういうことだ?」", "zh_text": "大佑 「???这是怎么回事啊?」" }, { "id_line": 19, "ja_text": "僕は、自分の部屋を出ると、居間には姉がいた。", "zh_text": "我从自己的房间走出来,看到在起居室的姐姐。" }, { "id_line": 20, "ja_text": "姉の名は伊藤彩香、20歳の大学生で、いわゆる普通の女の子といったところか。", "zh_text": "姐姐的名字是伊藤彩香,是20岁的大学生,一个普普通通的女孩子。" }, { "id_line": 21, "ja_text": "大祐「姉貴・・・? さっき、何か変わったことでもあったかな?」", "zh_text": "大佑 「姐姐・・・?刚才你有感到什么变化吗?」" }, { "id_line": 22, "ja_text": "彩香「へ・・・? 何言ってるのよ。何も変わったことはないわ。」", "zh_text": "彩香说 「・・・?你在说什么傻话,有什么变化?」" }, { "id_line": 23, "ja_text": "狐につままれた感触で外に出てみる。", "zh_text": "我疑狐地走到外面看看。" }, { "id_line": 24, "ja_text": "特に変化のない日常がそこにはあった。", "zh_text": "一切都没有特别变化,人们的日常依然没有改变。" }, { "id_line": 25, "ja_text": "しかし、僕が上空を仰ぎ見た瞬間、信じがたい光景がそこにはあった。", "zh_text": "但是当我仰望上空的瞬间,我发现难以置信的景色。" }, { "id_line": 26, "ja_text": "空がないのだ。", "zh_text": "天空不见了。" }, { "id_line": 27, "ja_text": "あるのは、茶色い平面がはるか上にぼんやりと見えるだけ。", "zh_text": "只有在比天空还高的高度看到隐隐约约的茶色平面。" }, { "id_line": 28, "ja_text": "このとき、僕はようやっと確信をした。", "zh_text": "这个时候,我终于确信模型有在好好运作。" }, { "id_line": 29, "ja_text": "この街は実在する街をそのままミニチュアとして縮小したにすぎないのだと。", "zh_text": "这个街是真实存在的,而街是直接把城镇仿真和缩小了而已。" }, { "id_line": 30, "ja_text": "ズゥン・・・、ズゥン・・・。", "zh_text": "轰・・・轰・・・" }, { "id_line": 31, "ja_text": "ふいに遠方から地響きが聞こえてくる。", "zh_text": "突然从远处听到地震的声音。" }, { "id_line": 32, "ja_text": "大祐「な、なんだ?この地響きは・・・。」", "zh_text": "大佑 「什,什么?这是地震的声音吗・・・」" }, { "id_line": 33, "ja_text": "僕は、変化のない日常だからこそ、得体のしれない地響きに恐怖感を抱いた。", "zh_text": "正因为我的日常生活没有任何变化,来路不明的地震声更加令我感到恐怖。" }, { "id_line": 34, "ja_text": "大祐「姉貴ー!」", "zh_text": "大佑 「姐姐!」" }, { "id_line": 35, "ja_text": "僕はたまらず、家の中に戻り居間にいるはずの姉貴のもとへ向かった。", "zh_text": "我立刻回到家中,跑向姐姐所在的起居室。" }, { "id_line": 36, "ja_text": "ズウゥン・・・、ズウゥン・・・。", "zh_text": "轰・・・轰・・・" }, { "id_line": 37, "ja_text": "地響きは先ほどよりも大きくなってきた。", "zh_text": "地震声比刚才更大了。" }, { "id_line": 38, "ja_text": "いったい何が起こっているのか、理解ができない。", "zh_text": "究竟发生什么事呢,完全不能够理解。" }, { "id_line": 39, "ja_text": "とにかく今は、ミニチュア内の姉貴を頼りたかった。", "zh_text": "总之现在只有姐姐可以依靠。" }, { "id_line": 40, "ja_text": "しかし、先ほどまで居間にいたはずの姉貴が忽然と姿を消している。", "zh_text": "但是刚才还在起居室的姐姐消失了踪影。" }, { "id_line": 41, "ja_text": "大祐「あ、彩香姉ちゃんー? どこー!?」", "zh_text": "大佑 「啊,彩香姐姐呢?发生了什么事啊!?」" }, { "id_line": 42, "ja_text": "ズシィン・・・、ズシィン・・・。", "zh_text": "轰・・・轰・・・" }, { "id_line": 43, "ja_text": "どんどん、地響きは強くなってくる。", "zh_text": "越来强烈的地震声。" }, { "id_line": 44, "ja_text": "彩香「あれ? 大祐、帰ってきてたと思ったけど・・・。」", "zh_text": "彩香「咦?大佑呢?不是已经回来了吗・・・」" }, { "id_line": 45, "ja_text": "突如として、彩香の声が外から響く。", "zh_text": "突然,彩香的声音从屋外回响。" }, { "id_line": 46, "ja_text": "僕はもう一度家の外に出た。", "zh_text": "我再一次走出家门。" }, { "id_line": 47, "ja_text": "大祐「うわああああ!!!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊!!!!」" }, { "id_line": 48, "ja_text": "僕はその場で腰を抜かしてしまった。", "zh_text": "我当场吓瘫了。" }, { "id_line": 49, "ja_text": "僕の上空をつい先ほどまで居間にいたはずの彩香の顔が占拠していたのだ。", "zh_text": "我的上空被刚刚还在起居室的彩香的脸所占据。" }, { "id_line": 50, "ja_text": "彩香「あれ? 大祐、帰ってきてたと思ったけど・・・。」", "zh_text": "彩香「咦?大佑呢?不是已经回来了吗・・・」" }, { "id_line": 51, "ja_text": "そのとき、姉である彩香は、部屋にいるであろう大祐のもとにやってきた。", "zh_text": "这个时候,真正的姐姐彩香来到了大佑的房间。" }, { "id_line": 52, "ja_text": "部屋を見渡す限り、大祐の姿はない。", "zh_text": "扫了一眼房间,也没有看到大佑的身影。" }, { "id_line": 53, "ja_text": "代わりに部屋の中央には、細かい建物が並んだミニチュアが置いてある。", "zh_text": "取而代之,在房间中央看到了一个迷你模形。" }, { "id_line": 54, "ja_text": "彩香「ああ、これが大祐の欲しがってたミニチュアね。」", "zh_text": "彩香「啊,这是大佑一直想要的迷你模形。」" }, { "id_line": 55, "ja_text": "彩香は、まじまじと街を見つめている。", "zh_text": "彩香凝视街道。" }, { "id_line": 56, "ja_text": "彩香「へえ、よくできてるわね。小人までいるじゃない。」", "zh_text": "彩香 「连小人也有好好地做出来。」" }, { "id_line": 57, "ja_text": "彩香は、眼前のミニチュアの街にわくわくとした気持ちを抱いていた。", "zh_text": "彩香看到眼前的小型街道,心情欢欣雀跃。" }, { "id_line": 58, "ja_text": "やがて、小さな大祐がミニチュアの中にいるとも思わない彩香は、ミニチュアに自身の華奢な手を伸ばす。", "zh_text": "不一会,彩香向小大佑所在的模型街道伸出了巨大的手。" }, { "id_line": 59, "ja_text": "大祐「うわわっ!あ、姉貴ー!」", "zh_text": "大佑「哇啊!姐姐!」" }, { "id_line": 60, "ja_text": "ミニチュアの大祐は大急ぎで彩香の巨大な手から逃げ出すべく走り出した。", "zh_text": "小小的大佑急忙逃离彩香巨大的手。" }, { "id_line": 61, "ja_text": "大祐以外のミニチュアの人たちも一斉に走り出す。", "zh_text": "除了大佑以外,其他在模型内的人也一起狂奔。" }, { "id_line": 62, "ja_text": "そんな悲鳴などお構いなしに巨大な手が迫る。", "zh_text": "巨大的手根本不在乎他们细小的悲鸣,渐渐向他们迫近。" }, { "id_line": 63, "ja_text": "彩香「もう、逃げないでよー。」", "zh_text": "彩香「已经无法逃跑了哦。」" }, { "id_line": 64, "ja_text": "大祐はとにかくがむしゃらに走り続けたが、とうとうミニチュアの街の端っこに到達してしまった。", "zh_text": "大佑不顾一切继续跑向模型街道的角落。" }, { "id_line": 65, "ja_text": "このとき、大祐は初めて気が付いた。", "zh_text": "在到达的时候,立即确认自己是安全后,大佑第一次看到巨大的彩香。" }, { "id_line": 66, "ja_text": "立ち膝をしている彩香の右足が天高く聳え立ち、左足があぐらをかいたような状態で彩香はミニチュアを見ていたのだ。", "zh_text": "彩香立起了右脚的膝盖,而左脚盘腿而坐,她正在仔细地观察模型街道。" }, { "id_line": 67, "ja_text": "要は、大祐は彩香の方向に向かって逃げ出していたのだ。", "zh_text": "大佑又向巨大的彩香的方向走去。" }, { "id_line": 68, "ja_text": "大祐「姉ちゃんの足かぁ・・・。見に行こうかな・・・?」", "zh_text": "大佑 「姐姐的脚吗・・・?去看看吧・・・?」" }, { "id_line": 69, "ja_text": "しかし、そんな淡い気持ちは彩香の次の行動で雲散霧消する。", "zh_text": "但是这种隐隐约约的心情因为彩香下一步的行动而变得烟消云散。" }, { "id_line": 70, "ja_text": "あぐらをかいていた彩香の左足は姿勢を変えるべく、上空へと持ち上がる。", "zh_text": "彩香改变了盘腿而坐的姿势,把左脚向空中提起。" }, { "id_line": 71, "ja_text": "彩香の赤々とした足の裏が上空をかすめる。", "zh_text": "彩香红红的脚掌在上空掠过。" }, { "id_line": 72, "ja_text": "そして、小さな大祐の目の前に勢いよく振り下ろされる。", "zh_text": "然后,在小小大佑眼前大力挥落。" }, { "id_line": 73, "ja_text": "ドシーン!", "zh_text": "咚!" }, { "id_line": 74, "ja_text": "大祐「うわわっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊!!」" }, { "id_line": 75, "ja_text": "彩香の素足の着地に大祐は倒れこんでしまった。", "zh_text": "彩香的赤脚踩向大佑所在的地方。" }, { "id_line": 76, "ja_text": "やがて、ひとしきり鑑賞を終え、ミニチュアへの興味を失った彩香はそのまま部屋を出て行った。", "zh_text": "不久,在鉴赏结束之后,巨大彩香对模型街道失去了兴趣就走出了大佑现实世界的房间。" }, { "id_line": 77, "ja_text": "大祐「はぁ、はぁ、はぁ・・・、お、驚いたぁ・・・。」", "zh_text": "大佑 「哈,哈,哈・・・吓死我了・・・」" }, { "id_line": 78, "ja_text": "いまだに大祐の動悸はおさまらない。", "zh_text": "大佑的心依然在狂跳。" }, { "id_line": 79, "ja_text": "しかし、おかげでミニチュアの街であることは実感することができた。", "zh_text": "但是也因此体会到在缩小街道的感觉。" }, { "id_line": 80, "ja_text": "彩香「あら? どうしたのよ、しゃがみこんで。」", "zh_text": "彩香「你怎么会蹲在地上呀?」" }, { "id_line": 81, "ja_text": "そう言うのは、なんと(ミニチュアの)姉の彩香だった。", "zh_text": "说话的是(在迷你街道内的)彩香姐姐。" }, { "id_line": 82, "ja_text": "大祐「うわわっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊!!」" }, { "id_line": 83, "ja_text": "いきなりの登場に僕は再び驚いて、腰を抜かしてしまった。", "zh_text": "突然出现的彩香,把我再次吓到。" }, { "id_line": 84, "ja_text": "彩香「何を驚いてるのよ。大声上げたから様子見に来たのよ。」", "zh_text": "彩香 「有什么好吃惊的啊。我听到很大的声音所以出了家门看了看。」" }, { "id_line": 85, "ja_text": "彩香に何事もないことを告げ、僕は改めて家の外に出た。", "zh_text": "我没有向模型彩香解释,就又冲出了家门外。" }, { "id_line": 86, "ja_text": "そして、ユーザーの意識に呼応して街は形成されること、また、ミニチュアと現実の人物が同じ空間にはいられない。", "zh_text": "现实的人没有拉入到小型街道内,那些不过是由用户意识所形成的模型人而已。" }, { "id_line": 87, "ja_text": "ということを説明書から確認した。", "zh_text": "这点已经从说明书上确认过了。" }, { "id_line": 88, "ja_text": "大祐は深呼吸を終えると、ミニチュアの街をひとしきり散策し、現実世界に戻ったのである。", "zh_text": "大佑再一次深呼吸,在模型街道散步一阵之后又回到了现实世界。" }, { "id_line": 89, "ja_text": "#2", "zh_text": "#2" }, { "id_line": 90, "ja_text": "興奮と恐怖と", "zh_text": "兴奋和恐怖" }, { "id_line": 91, "ja_text": "現実に戻った大祐は、居間で彩香と2人で夕食を食べた。", "zh_text": "回到现实的大佑,在起居室和彩香2人一同吃晚饭。" }, { "id_line": 92, "ja_text": "彩香「ねえねえ、あのミニチュアってすごいわねぇ。」", "zh_text": "彩香 「喂喂,那个模型真是厉害啊。」" }, { "id_line": 93, "ja_text": "大祐「えっ・・・。う、うん、確かにすごいよね。」", "zh_text": "大佑 「哎...? 嗯、嗯...的确是太厉害了。」" }, { "id_line": 94, "ja_text": "彩香「ご飯食べ終わってから、もう一度そのミニチュア見せてよ。」", "zh_text": "彩香 「吃完晚饭之后,借你那个模型给我看看吧。」" }, { "id_line": 95, "ja_text": "大祐「ああ、別にいいよ。」", "zh_text": "大佑 「啊,好、好啊。」" }, { "id_line": 96, "ja_text": "どうやら姉の彩香は、ミニチュアに興味を持ったようだ。", "zh_text": "难得彩香姐姐也对迷你模型感兴趣。" }, { "id_line": 97, "ja_text": "まさか、そのミニチュアの中に縮小した大祐がいたなどと夢にも思っていないであろう。", "zh_text": "估计缩小了的大佑就在那个模型街道中这种事,她就算做梦也想不到吧。" }, { "id_line": 98, "ja_text": "大祐は複雑な心境でご飯を食べていた。", "zh_text": "大佑怀着复杂的心情吃晚饭。" }, { "id_line": 99, "ja_text": "やがて、彩香は大祐からミニチュアを借りて、自分の部屋へと持ち帰った。", "zh_text": "之后,彩香向大佑借来迷你街道,带回自己的房间。" }, { "id_line": 100, "ja_text": "大祐「なるべく早く返してよ?」", "zh_text": "大佑 「尽量早点还给我可以吗?」" }, { "id_line": 101, "ja_text": "彩香「わかってるって~♪」", "zh_text": "彩香「知道了知道了~♪」" }, { "id_line": 102, "ja_text": "彩香は、ミニチュアの街を抱きつつ、急ぎ足で部屋に戻った。", "zh_text": "彩香一边抱着迷你街道一边急匆匆地返回房间。" }, { "id_line": 103, "ja_text": "部屋に戻った彩香は、ニコニコと微笑みながらミニチュアを設置した。", "zh_text": "返回了房间之后,彩香微笑着设置迷你街道。" }, { "id_line": 104, "ja_text": "彩香「え~っと、起動のボタンはこれだったっけ?」", "zh_text": "彩香「嗯,我说,激活是按这个按钮吗?」" }, { "id_line": 105, "ja_text": "彩香は何個かのボタンを無作為に押した。", "zh_text": "彩香随便按下了几个按钮。" }, { "id_line": 106, "ja_text": "すると、ミニチュアは起動をはじめ、再び整然と街並みが完成した。", "zh_text": "于是迷你街道再次激活,整齐的城镇再次重现。" }, { "id_line": 107, "ja_text": "彩香「うわぁ・・・、何度見ても凄いわ。」", "zh_text": "彩香「哇・・・再看一次也是觉得很厉害。」" }, { "id_line": 108, "ja_text": "ゆっくりと街全体を見終わった彩香は、徐々に町を破壊したい衝動に駆られ始める。", "zh_text": "彩香慢慢看完了整个城镇后,渐渐地被破坏欲驱使,想要摧毁这个细小的模型。" }, { "id_line": 109, "ja_text": "彩香「このミニチュアって確か何度でも再生するんだよね~。」", "zh_text": "彩香 「反正这个模型是可以无数次再生的吧~」" }, { "id_line": 110, "ja_text": "彩香は興奮を抑えきれずにミニチュアのビルを指で弾いたところ、ビルはいとも簡単に崩落してしまった。", "zh_text": "彩香难以抑制自己的兴奋,开始用手指经经弹了模型大楼一下,大楼居然轻而易举就崩塌了。" }, { "id_line": 111, "ja_text": "その頃、大祐はベッド上で揺れる頭を正気に保とうと必死だった。", "zh_text": "同一时间,大佑在床上不停摇晃脑袋尝试保持清醒。" }, { "id_line": 112, "ja_text": "何故かはわからないが、寝起きのような状態で、大祐の意識はボンヤリとしていたのだ。", "zh_text": "不知道为什么,在半睡半醒的状态下,大佑的意识又开始模糊了。" }, { "id_line": 113, "ja_text": "しかし、次の瞬間、大祐は現実に戻る。", "zh_text": "接下来的瞬间,大佑又回到现实了。" }, { "id_line": 114, "ja_text": "ドゴォォン!!!", "zh_text": "咚~轰~! ! !" }, { "id_line": 115, "ja_text": "凄まじい轟音が外から響き渡ったのだ。", "zh_text": "外面惊人的轰鸣声响彻云宵。" }, { "id_line": 116, "ja_text": "大祐「な、何だ?」", "zh_text": "大佑 「又发生了什么事?」" }, { "id_line": 117, "ja_text": "急いで大祐が部屋の窓を覗くと、夜のはずなのに辺り一面が明るい。", "zh_text": "大佑急忙从房间的窗户望出去,明明己经是夜晚周围却一片明亮。" }, { "id_line": 118, "ja_text": "しかも、はるか遠方で巨大な人の指が街のビルを破壊していたのだ。", "zh_text": "而且在远方看到巨大的手指破坏街道上的大楼。" }, { "id_line": 119, "ja_text": "大祐「ええっ!? どういうことだ?」", "zh_text": "大佑 「蛤!?又怎么了?」" }, { "id_line": 120, "ja_text": "大祐は自室を出て、勢いよく彩香の部屋の戸を開く。", "zh_text": "大佑从自己的房间冲出来,气势凶凶地打开彩香房间的门。" }, { "id_line": 121, "ja_text": "案の定、彩香の姿がない。", "zh_text": "果然看不到彩香的身影。" }, { "id_line": 122, "ja_text": "どういう事情が分からないが、大祐はミニチュアの街に入ったようだ。", "zh_text": "不知道什么原因,大佑似乎进入了迷你街道。" }, { "id_line": 123, "ja_text": "とにもかくにも、大祐は着の身着のままで家の外を出た。", "zh_text": "总之,大佑只穿着居家的衣服就跑到外面了。" }, { "id_line": 124, "ja_text": "外は阿鼻叫喚の様相で、物凄い勢いで人々が逃げ出していた。", "zh_text": "外面一片凄惨呻吟的声音,在可怕的气氛之下,人们都逃跑了。" }, { "id_line": 125, "ja_text": "大祐「うわっ、どうしよう・・・。」", "zh_text": "大佑 「哇,怎么办・・・」" }, { "id_line": 126, "ja_text": "今後の動向に悩んでいた大祐の周囲が暗闇に覆われる。", "zh_text": "在烦恼逃跑路线的大佑被黑暗覆盖。" }, { "id_line": 127, "ja_text": "なんと、上空を彩香の顔が占拠したのだ。", "zh_text": "上空被彩香的巨大的脸占据了。" }, { "id_line": 128, "ja_text": "そして、街中に大轟音が響き渡る。", "zh_text": "在城镇上空回响起巨大的轰鸣声。" }, { "id_line": 129, "ja_text": "彩香「ミニチュアの街の皆さん!」", "zh_text": "彩香 「迷你街道的大家!」" }, { "id_line": 130, "ja_text": "上空の彩香の口が声を発する。", "zh_text": "是从巨大的彩香口中发出的声音。" }, { "id_line": 131, "ja_text": "恐ろしいまでの大きな音量に大祐は思わず耳を塞ぐ。", "zh_text": "轰雷贯耳音量使大佑不禁把耳朵塞住。" }, { "id_line": 132, "ja_text": "近所の人たちも不安そうに上空を見上げている。", "zh_text": "附近的人也不安地仰望着上空。" }, { "id_line": 133, "ja_text": "いったい、この巨大な人間は何をしようとしているのか、皆怪訝そうに上を注視している。", "zh_text": "到底这个巨人打算做什么呢,大家都满脸惊讶地注视着天空。" }, { "id_line": 134, "ja_text": "彩香「皆さん、私の足の裏を見てね。」", "zh_text": "彩香 「各位,看看我的脚底吧。」" }, { "id_line": 135, "ja_text": "やがて、巨大な彩香の顔は遠のき、変わって巨大な彩香の足の裏が2つも出現した。", "zh_text": "不久,巨大彩香的脸隐去了,天空变成彩香巨大的双脚的脚底。" }, { "id_line": 136, "ja_text": "大祐は、この状態でも興奮冷めやらぬ状態であったが、彩香が何を考えているかわからず、ただ上空を仰いでいた。", "zh_text": "大佑在这个危急状态下居然开始兴奋不已,不明白彩香到底想做什么呢,他只有仰望上空。" }, { "id_line": 137, "ja_text": "彩香の両方の足の裏は、軽くミニチュアの街の半分を覆い尽くしていた。", "zh_text": "彩香双脚的脚底,轻易地覆盖了一半的小型街道。" }, { "id_line": 138, "ja_text": "大祐も、巨大な素足が作り出す影の中にすっぽりと入っていたのだ。", "zh_text": "这双巨大赤脚的影子也覆盖了大佑所在的地方。" }, { "id_line": 139, "ja_text": "すっかり油断していた大祐に向かって、彩香は非常な言葉を発する。", "zh_text": "已经麻痹大意的大佑听到了彩香非常可怕的发言。" }, { "id_line": 140, "ja_text": "彩香「では、これから皆さんを踏み潰します。」", "zh_text": "彩香 「我要踩碎大家哦。 」" }, { "id_line": 141, "ja_text": "街の住民全員に突然の死刑宣告が上空から浴びせられたのだ。", "zh_text": "街上全体居民突然听到从上空发出的死刑宣告。" }, { "id_line": 142, "ja_text": "大祐「はあぁっ!?」", "zh_text": "大佑 「啊啊!?」" }, { "id_line": 143, "ja_text": "大祐は急いで家の近くに置いてあった自転車に飛び乗り激走した。", "zh_text": "大佑急忙跳上在家附近放置的自行车,然后狂奔。" }, { "id_line": 144, "ja_text": "大祐「姉貴のやつ、何考えてるんだ!?」", "zh_text": "大佑「姐姐这个家伙在想什么啊!?」" }, { "id_line": 145, "ja_text": "怒りに満ちた大祐の形相も、後方に見られた光景でみるみる青ざめていった。", "zh_text": "满脸愤怒的大佑的看到后方看到的情景之后也立刻脸色发青。" }, { "id_line": 146, "ja_text": "彩香の足の裏が5階建てのビルのすぐ真上に設置され、いつでも落下できる体勢になっていたのだ。", "zh_text": "彩香的脚底已经放在一幢5层大楼的正上方,她的姿势随时都可以踩下来。" }, { "id_line": 147, "ja_text": "大祐の前方は、彩香の巨大な足の指が5つもそびえ、地上にその影を暗く落としている。", "zh_text": "大佑的前方被上空彩香5个巨大脚指的阴影覆盖了。" }, { "id_line": 148, "ja_text": "このままでは、彩香によっていとも簡単に踏み潰されてしまう。", "zh_text": "这样下去,会轻易地被彩香踩成肉酱的。" }, { "id_line": 149, "ja_text": "大祐の自転車はさらに加速する。", "zh_text": "大佑不停摧使脚踏车加速。" }, { "id_line": 150, "ja_text": "彩香「それでは、5、4、3・・・」", "zh_text": "彩香「那么,5,4,3・・・」" }, { "id_line": 151, "ja_text": "上空から死のカウントダウンが聞こえてきたものの、何とか、影から抜け出すことができた。", "zh_text": "从上空传来了死亡的倒数,但总算摆脱了脚指的阴影。" }, { "id_line": 152, "ja_text": "大祐が充分に危険区域から離れたと判断した次の瞬間、", "zh_text": "大佑远离危险局域的瞬间," }, { "id_line": 153, "ja_text": "彩香「2、1・・・」", "zh_text": "彩香「2,1・・・」" }, { "id_line": 154, "ja_text": "ズドーン!!", "zh_text": "咻~咚! !" }, { "id_line": 155, "ja_text": "猛烈な衝撃が大祐の後方から襲う。", "zh_text": "在大佑的从后面发生了猛烈的冲击。" }, { "id_line": 156, "ja_text": "おそるおそる目を開けると、街に大きな素足がめり込んだ状況を目にすることができた。", "zh_text": "当他小心翼翼地睁开眼睛时,看到巨大无比的素足踩踏在街上的情形。" }, { "id_line": 157, "ja_text": "自転車から降り、その場にへなへなと座り込んでしまった。", "zh_text": "大佑从自行车下来,全身发软地坐在地上。" }, { "id_line": 158, "ja_text": "あまりにも無力な自分に呆然としたのち、眼前の巨大な素足に徐々に苛立ちが込み上げてきた。", "zh_text": "目瞪口呆地用无奈的眼神看着眼前的巨大的赤脚,但巨大的裸足又慢慢动起来。" }, { "id_line": 159, "ja_text": "大祐「何するんだよー!!姉貴のばかー!!!」", "zh_text": "大佑 「又想做什么啊!!姐姐这个白痴!!!」" }, { "id_line": 160, "ja_text": "大祐は、目の前の彩香の足の指を蹴り上げた。", "zh_text": "眼前彩香巨大的脚趾又提高了。" }, { "id_line": 161, "ja_text": "ギロッ!", "zh_text": "咔!" }, { "id_line": 162, "ja_text": "大祐は、この小さな叫びや行動など彩香に届くはずはないと考えていた。", "zh_text": "大佑以为他这小小的呼喊无法传到巨大彩香的耳边。" }, { "id_line": 163, "ja_text": "しかし、大祐が蹴った瞬間、彩香の巨大な瞳はしっかりと小さな大祐を捕縛していた。", "zh_text": "但是大佑被踢倒的瞬间,彩香巨大的眼睛已经捕获了小小大佑的位置。" }, { "id_line": 164, "ja_text": "彩香「なぁに、こいつ? 私に向かって勇気あるわねぇ・・・。」", "zh_text": "彩香「啊,这小家伙居然有勇气朝我大叫・・・」" }, { "id_line": 165, "ja_text": "次の瞬間、彩香は一気に勢いをつけてその場に立ち上がった。", "zh_text": "接下来,彩香势不可挡地站了起来。" }, { "id_line": 166, "ja_text": "大祐は言葉を失ってしまった。", "zh_text": "大佑已经吓到失去语言能力。" }, { "id_line": 167, "ja_text": "高さにして、60~70mはあるだろうか。", "zh_text": "现时彩香的高度有60~70米吧?" }, { "id_line": 168, "ja_text": "巨大な彩香は、腰に手を当て、仁王立ちで小さな大祐を見下ろしている。", "zh_text": "巨大的彩香双手叉腰,俯视着渺小的大佑。" }, { "id_line": 169, "ja_text": "今の大祐は、彩香にとってあまりにも無力だ。", "zh_text": "现在大佑对彩香来说连一点点反抗的可能也没有。" }, { "id_line": 170, "ja_text": "やがて、彩香の巨大な素足がゆっくりと持ち上がる。", "zh_text": "彩香巨大的脚又再次慢慢升起。" }, { "id_line": 171, "ja_text": "街の中央部分には彩香の足の形がくっきりとついていた。", "zh_text": "彩香巨大的脚印清晰地印在城市的中心。" }, { "id_line": 172, "ja_text": "しかも、粉々に粉砕された建造物、ベッタリとミンチにされた人間、もう言葉では表現するのも難しい状況だった。", "zh_text": "在脚印内有建筑物粉碎的残骸,还可以看到人类的残肢肉沬,惨况难以用语言去表达。" }, { "id_line": 173, "ja_text": "彩香には、この惨劇が見えているのだろうか。", "zh_text": "彩香,有没有看到这个惨况​​呢?" }, { "id_line": 174, "ja_text": "大祐が眼前の光景に息を呑んでいると、突然周囲が暗くなった。", "zh_text": "大佑因为眼前的光景而屏息在的时候,突然四周又开始暗下来了。" }, { "id_line": 175, "ja_text": "彩香「さよなら、小人さん」", "zh_text": "彩香 「再见了,小人先生」" }, { "id_line": 176, "ja_text": "彩香が言い終わると同時に、巨大な素足が小さな大祐めがけて落下してきたのだ。", "zh_text": "彩香都说完的同时,巨大的脚向小的小大佑踩下来。" }, { "id_line": 177, "ja_text": "大祐の7~8倍近くもある巨大な素足は、大祐をプレスしようと猛接近する。", "zh_text": "比大佑巨大7 ~ 8倍的光脚猛地踩下来打算把大佑熨平。" }, { "id_line": 178, "ja_text": "大祐は、全速力で巨大な素足が作る影から逃げ出す。", "zh_text": "大佑,用尽全力逃离巨大的脚所造成的影子。" }, { "id_line": 179, "ja_text": "ズシーン!", "zh_text": "咻!" }, { "id_line": 180, "ja_text": "ガシャーン!", "zh_text": "咚!" }, { "id_line": 181, "ja_text": "巨大な素足は大祐の自転車もろとも地面に振り下ろされた。", "zh_text": "巨大的赤足向大佑的脚踏车踩下去。" }, { "id_line": 182, "ja_text": "彩香にとって、足もとの自転車などハリガネでできたおもちゃくらいにしか見えていないであろう。", "zh_text": "对彩香来说,脚下的脚踏车不过是勉强可以看到的小小铁丝玩具。" }, { "id_line": 183, "ja_text": "再び、巨大な素足が大祐めがけて持ち上がる。", "zh_text": "巨大的光脚又再次向大佑踩下去。" }, { "id_line": 184, "ja_text": "大祐「う、うわあ!!」", "zh_text": "大佑 「哇!」" }, { "id_line": 185, "ja_text": "ズシーン!", "zh_text": "咻!" }, { "id_line": 186, "ja_text": "ズシーン!", "zh_text": "咚!" }, { "id_line": 187, "ja_text": "彩香は、容赦なく眼下の大祐に自身の足を踏み下ろす。", "zh_text": "彩香毫不留情地想要把眼皮底下的大佑踩在自己脚下。" }, { "id_line": 188, "ja_text": "彩香の足のサイズはたかだか24cmしかなく、一般的な女性のサイズでしかない。", "zh_text": "彩香的脚大小顶多只有24厘米,只是一般女性的大小而已。" }, { "id_line": 189, "ja_text": "しかし、3~4cm程度しかない今の小さな大祐にしてみれば、充分驚異的だ。", "zh_text": "但是,彩香的3~4厘米,对现在的大佑来说,已经够惊人的了。" }, { "id_line": 190, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "咻~轰! !" }, { "id_line": 191, "ja_text": "ひときわ力強く彩香の素足が振り下ろされる。", "zh_text": "这次彩香格外有力地用光踩脚下去。" }, { "id_line": 192, "ja_text": "大祐「うわああ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊!!」" }, { "id_line": 193, "ja_text": "大祐は、その場に倒れこんでしまった。", "zh_text": "大佑这次被震倒了。" }, { "id_line": 194, "ja_text": "彩香「チョロチョロと逃げ回って・・・!」", "zh_text": "彩香「烦死了!好像虫子一様乱跑・・・!」" }, { "id_line": 195, "ja_text": "彩香「今度こそ!」", "zh_text": "彩香「这次一定可以!」" }, { "id_line": 196, "ja_text": "地面に倒れた大祐めがけて、彩香の巨大な足の裏が迫る。", "zh_text": "倒在地上的大佑看到彩香巨大的脚掌向他迫近。" }, { "id_line": 197, "ja_text": "もう生きた心地がしない大祐は、必死に汗やら涙やらをふいていた。", "zh_text": "已经感到自己死定的大佑用手臂拼命擦干汗水和眼泪。" }, { "id_line": 198, "ja_text": "そのとき、ユーザーベルトが巻かれた腕に気が付いた。", "zh_text": "那个时候,他发现了手臂包裹着用户皮带。" }, { "id_line": 199, "ja_text": "大祐「あっ!! そっか!!」", "zh_text": "大佑 「啊!!原来是这様吗!!」" }, { "id_line": 200, "ja_text": "大祐は意識を取り戻すと、ベッドから起き上がりタオルで汗を拭った。", "zh_text": "大佑在现实的房间恢复了意识,从床上起来用毛巾把汗水拭去。" }, { "id_line": 201, "ja_text": "一歩間違えれば彩香に殺されかねない状況だったことに改めて大祐は身震いしていた。", "zh_text": "回想到刚刚彩香轻轻一步就可以杀死自己大佑不禁打起冷颤。" }, { "id_line": 202, "ja_text": "彩香「あら、どうしてそんなに汗まみれなの?」", "zh_text": "彩香「呀,为什么全身沾满了汗水呢?」" }, { "id_line": 203, "ja_text": "大祐「うわあ!!」", "zh_text": "大佑「哇!」" }, { "id_line": 204, "ja_text": "彩香「えっ、どうしたのよ?」", "zh_text": "彩香「咦,怎么了? 」" }, { "id_line": 205, "ja_text": "大祐「いや、なんでもない・・・」", "zh_text": "大佑 「不,没什么・・・」" }, { "id_line": 206, "ja_text": "彩香の突然の来室に、大祐は戸惑いを隠せないでいた。", "zh_text": "彩香突然进来自己房间,令大佑没时间隐藏起自己的担扰。" }, { "id_line": 207, "ja_text": "彩香「しかし、このミニチュアは実に精密に作られてるわ。」", "zh_text": "彩香「这个模型制作的很精密。」" }, { "id_line": 208, "ja_text": "大祐「そうでしょ? すごいよね。」", "zh_text": "大佑「是这样吗?好厉害啊。」" }, { "id_line": 209, "ja_text": "彩香「ほら、見て。この車。」", "zh_text": "彩香「你看,这辆车。」" }, { "id_line": 210, "ja_text": "そう言うと、彩香は、自身の華奢な親指と人差し指に軽々と摘ままれた黒の乗用車を差し出した。", "zh_text": "说完,彩香用大拇指和食指轻轻地把黑汽车拿出来。" }, { "id_line": 211, "ja_text": "彩香「運転手もいるの。ここまで再現されてるのね。」", "zh_text": "彩香「连司机都可以清淅地重现呢。」" }, { "id_line": 212, "ja_text": "しかし、大祐がよく見てみると、乗用車の中の運転手は、必死に手を組んでいて命乞いをしているようだった。", "zh_text": "但是大佑看到汽车中的司机,把手合起来,好像拼命地乞求饶命。" }, { "id_line": 213, "ja_text": "大祐「姉貴、解放してあげなよ。」", "zh_text": "大佑「姐姐,放了他吧。」" }, { "id_line": 214, "ja_text": "彩香「え、なんで。」", "zh_text": "彩香「嗯,为什么?」" }, { "id_line": 215, "ja_text": "大祐「だって、運転手が可哀想だよ。」", "zh_text": "大佑 「因为,司机看起来很可怜啊。」" }, { "id_line": 216, "ja_text": "彩香「えー、ミニチュアでしょ、これ?」", "zh_text": "彩香「嗯,是吗?但这只是模型吧?」" }, { "id_line": 217, "ja_text": "次の瞬間、彩香は黒の乗用車を手放した。", "zh_text": "彩香把车放掉。" }, { "id_line": 218, "ja_text": "これ幸いと、黒の軽乗用車は急発進で逃げようと試みていた。", "zh_text": "幸运逃脱后,黑车试图加速远离彩香。" }, { "id_line": 219, "ja_text": "すると、あろうことか、その黒の軽乗用車の上に彩香は自分の足をかざした。", "zh_text": "彩香又把自己的脚举起了,放在那台黑色车上方。" }, { "id_line": 220, "ja_text": "ズン!", "zh_text": "咔!" }, { "id_line": 221, "ja_text": "そして、充分な質量を有する自分の大きな足を乗っけてしまったのだ。", "zh_text": "然后把对于司机来说十分巨大的脚的重量,轻轻加注在小小车上。" }, { "id_line": 222, "ja_text": "ミシッ、ミシッ・・・。", "zh_text": "吱、吱・・・" }, { "id_line": 223, "ja_text": "彩香が体重をかけているのだろう。", "zh_text": "彩香把体重慢慢移到这台车。" }, { "id_line": 224, "ja_text": "黒の軽乗用車からは不気味な破壊音が聞こえてくる。", "zh_text": "黑色的车传来了可怕的渐渐被压坏的声音。" }, { "id_line": 225, "ja_text": "彩香「ふう、やっぱり壊れないわね。」", "zh_text": "彩香「唉,果然这様还是压不烂。」" }, { "id_line": 226, "ja_text": "彩香が諦めて自分の足をどかすと、軽乗用車の運転手が猛ダッシュで逃げ出していた。", "zh_text": "彩香放弃了,把自己的脚移开之后,司机立刻冲出来逃走。" }, { "id_line": 227, "ja_text": "おそらく、車は諦めて、自分の命を優先したのだろうか。", "zh_text": "那个司机放弃了车,恐怕是因为自己的生命更优先吧? 。" }, { "id_line": 228, "ja_text": "大祐「姉貴、運転手・・・」", "zh_text": "大佑 「姐姐,那个司机・・・」" }, { "id_line": 229, "ja_text": "彩香「こいつめ!」", "zh_text": "彩香「这家伙啊!」" }, { "id_line": 230, "ja_text": "ズシッ!ビチャッ!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 231, "ja_text": "力強い一歩と共に、鈍い音が響く。", "zh_text": "随着彩香用力的一脚,钝声相应地在房间内回响。" }, { "id_line": 232, "ja_text": "大祐は思わず興奮してしまった。", "zh_text": "大佑不禁兴奋了。" }, { "id_line": 233, "ja_text": "彩香の一歩が、いともたやすく運転手を踏み潰したのだ。", "zh_text": "彩香小小的一步,就轻易地把司机踏个粉碎。" }, { "id_line": 234, "ja_text": "彩香「あらあら、大丈夫かしら・・・。」", "zh_text": "彩香「哎呀哎呀,不要紧吧・・・」" }, { "id_line": 235, "ja_text": "棒読みにも聞こえる彩香の声に、大祐はドキドキしていた。", "zh_text": "听到彩香毫无感情的声音,大佑紧张起来了。" }, { "id_line": 236, "ja_text": "そして、彩香が足を上げると、そこにはペチャンコになった小人が佇んでいた。", "zh_text": "彩香的脚抬起后,看到在那里压扁了的小人遗骸。" }, { "id_line": 237, "ja_text": "彩香はそれを無造作につまむと、ゴミ箱に投げ捨てた。", "zh_text": "彩香随便地捏起了尸体,扔进了垃圾箱。" }, { "id_line": 238, "ja_text": "彩香「それにしても、大祐はこんなミニチュア買ってどうする気だったの?」", "zh_text": "彩香「话说回来,大佑你花这么多钱买这个模型干嘛?」" }, { "id_line": 239, "ja_text": "大祐「ええっ・・・!!」", "zh_text": "大佑「唉呀・・・!!」" }, { "id_line": 240, "ja_text": "先ほどの姉の行動に性的興奮を覚えた自分がよもやサイズフェチであることを口にすることなどできず、しどろもどろに返答してしまった。", "zh_text": "对刚才姐姐的行动产生了性冲动的自己,大概有sizefetish这种事无论如何也说不出口,也就那么含混地敷衍过去了。" }, { "id_line": 241, "ja_text": "大祐「あ、うん。ほら・・・、ミニチュアが、好きだしね(?)」", "zh_text": "大佑「啊,嗯。你看・・・我不是喜欢模型吗(?)」" }, { "id_line": 242, "ja_text": "彩香「??? そうだっけ? まあ、いいけどね。」", "zh_text": "彩香「???是这样吗?嗯,好吧。」" }, { "id_line": 243, "ja_text": "程なくして、彩香が大祐の部屋を立ち去った。", "zh_text": "彩香关上大佑的房间门口离开了。" }, { "id_line": 244, "ja_text": "姉の彩香の凄まじさを体感させられた大祐は、興奮とともに恐怖感を抱き、その日は眠りについた。", "zh_text": "那天,大佑感受到无比巨大可怕的彩香姐姐,抱着兴奋同时又感到恐怖的心情睡着了。" }, { "id_line": 245, "ja_text": "#3", "zh_text": "#3" }, { "id_line": 246, "ja_text": "策士・彩香の演出", "zh_text": "策士・彩香的演出" }, { "id_line": 247, "ja_text": "翌朝、大祐は授業を受けるために予備校へと向かった。", "zh_text": "第二天,大佑要去预备校上课。" }, { "id_line": 248, "ja_text": "姉の彩香は、あのミニチュアが気に入ったようで、もう少し貸してほしいと言ってきた。", "zh_text": "彩香姐姐好像很喜欢那个模型,又再想要把模型借走。" }, { "id_line": 249, "ja_text": "再び、殺されかねない状況に至るのはたまらないため、大祐はユーザーベルトを置いた状態で貸すことにした。", "zh_text": "因为很可能会被轻易杀死,所以大佑放下了用户皮带之后再把模型借给姐姐。" }, { "id_line": 250, "ja_text": "彩香「さて、まずは説明書をしっかり読まないと。」", "zh_text": "彩香「那么,首先要好好读说明书。」" }, { "id_line": 251, "ja_text": "一方、大学の授業が休みになった彩香は、ベッドに横になって分厚い説明書を隅々まで読みあさった。", "zh_text": "另一方面,因为彩香今天大学没有课,现在正躺在床上好好地把厚厚的说明书上的每一个角落都读了一编。" }, { "id_line": 252, "ja_text": "小一時間は経過しただろうか。", "zh_text": "一小时间过去。" }, { "id_line": 253, "ja_text": "彩香が淹れた紅茶も3分の2はなくなっていた。", "zh_text": "彩香泡的红茶也已经消失了3分之2。" }, { "id_line": 254, "ja_text": "彩香「へえ・・・、あいつ、自在にミニチュアに入れるんだぁ・・・。」", "zh_text": "彩香「嘿嘿・・・那家伙设置成把自己放到模型入面・・・」" }, { "id_line": 255, "ja_text": "大祐以上にミニチュアの操作方法を熟知した彩香は、早くミニチュアの街を操作したい衝動に駆られていた。", "zh_text": "比大佑更熟悉模型操作方法的彩香被欲望驱使,更想快点激活模型街道。" }, { "id_line": 256, "ja_text": "彩香「ミニチュアのサイズも変えることができるのね。」", "zh_text": "彩香「模型街道尺寸也能够任意改变。」" }, { "id_line": 257, "ja_text": "彩香は手慣れた手つきで、早速ミニチュアの街を操作した。", "zh_text": "彩香用熟练的手势,立刻设置起模型街道。" }, { "id_line": 258, "ja_text": "彩香の目の前には、見覚えのある住宅街が出現する。", "zh_text": "彩香的眼前出现了熟悉的住宅街。" }, { "id_line": 259, "ja_text": "これは、大祐の意識に基づいて作られた街である。", "zh_text": "这是以大佑的意识为基础而制作出来的街道。" }, { "id_line": 260, "ja_text": "彩香はさらにミニチュアの街の操作を続ける。", "zh_text": "彩香继续把模型街道缩得更小。" }, { "id_line": 261, "ja_text": "すると、ミニチュアの街はグングン小さくなり、米粒ほどの住宅がびっしりと敷き詰められていた。", "zh_text": "于是,模型街道上的住宅变得像米粒般密密麻麻。" }, { "id_line": 262, "ja_text": "彩香「あらぁ~、こんなに小さくなるんだ。」", "zh_text": "彩香「呀,这么小~嘿嘿。」" }, { "id_line": 263, "ja_text": "よく目を凝らして見ると、さらに小さい黒い粒がいろいろな方向に移動している。", "zh_text": "彩香定睛一看,看到有黑色的小粒往不同的方向移动。" }, { "id_line": 264, "ja_text": "彩香「黒いのは、ヒト・・・? いや、車だわ・・・。」", "zh_text": "彩香「黑色的,是人吗・・・?不,・・・是车吧。」" }, { "id_line": 265, "ja_text": "再び、彩香が街を操作すると、今度は、ドールハウスのような大きさの家が彩香の目の前に出現した。", "zh_text": "彩香再次调整街道,这次娃娃屋一样大小的房子出现在彩香面前。" }, { "id_line": 266, "ja_text": "彩香「うわあ、これって私の家じゃない。」", "zh_text": "彩香「哇,这是我的家吧。」" }, { "id_line": 267, "ja_text": "大祐の意識に基づくため、当然基本は大祐も彩香も住んでいる家になる。", "zh_text": "因为是基于大佑的意识,所以当然也可以撔大佑和彩香居住的房子呈现出来。" }, { "id_line": 268, "ja_text": "改めて、ミニチュアの街の精巧さに彩香は驚いていた。", "zh_text": "彩香再次对模型街道的细腻做工感到吃惊。" }, { "id_line": 269, "ja_text": "さらに彩香は操作を続ける。", "zh_text": "于是彩香继续调整。" }, { "id_line": 270, "ja_text": "今度は、大祐の部屋をはじめとする2階の部屋がミニチュアいっぱいに広がる。", "zh_text": "这次,大佑房间的迷你模型立即出现眼前。" }, { "id_line": 271, "ja_text": "しかも、大祐の部屋にある机、ベッド、本棚まどすべてが精密に再現されている。", "zh_text": "而且大佑房间内的桌子、床、书架窗全部都精密地重现。" }, { "id_line": 272, "ja_text": "彩香「ふぅ~ん、なかなかすごいじゃない、この街」", "zh_text": "彩香「呼~,这个迷你模型很厉害呀。」" }, { "id_line": 273, "ja_text": "ひとしきり操作を終えた彩香は小さい街並みを眺めながらニヤニヤ笑っていた。", "zh_text": "一阵操作重置完后,彩香一边眺望小小街道一边默默地笑了笑。" }, { "id_line": 274, "ja_text": "しかし、ここで一つの疑問が彩香に浮かぶ。", "zh_text": "但是彩香还有一个疑问浮现出自己的脑海。" }, { "id_line": 275, "ja_text": "彩香「大祐がこのミニチュアを購入したのは何故かしら・・・。」", "zh_text": "彩香 「大佑购买这个迷你模型是为了什么呢・・・」" }, { "id_line": 276, "ja_text": "彩香がふと目を下ろすと、小人たちが一斉に見上げ、何かを言っているようだった。", "zh_text": "彩香无意间垂下眼神,看到小人们一齐仰视着自己,似乎在诉说着什么。" }, { "id_line": 277, "ja_text": "彩香「あぁ~、巨大な私とかを真下から覗くためだな・・・。」", "zh_text": "彩香「啊~,是想从下面偷窥巨大的我吗・・・」" }, { "id_line": 278, "ja_text": "彩香「よし、サイズフェチの人に少しだけ力を貸してあげようかしら・・・」", "zh_text": "彩香「好,稍微给・・・喜欢巨大娘的人一些动力吧。」" }, { "id_line": 279, "ja_text": "そう言うと、彩香は大祐がいるであろう予備校にミニチュアを移動させた。", "zh_text": "这么说完,彩香把模型的重现座标调到大佑的预备校。" }, { "id_line": 280, "ja_text": "チャラララ~♪", "zh_text": "~♪铃~~~~" }, { "id_line": 281, "ja_text": "大祐の携帯電話から着メロが鳴り響く。", "zh_text": "大佑的手机铃声响起。" }, { "id_line": 282, "ja_text": "大祐は急いで予備校の教室を出てトイレへと駆け込む。", "zh_text": "大佑急忙从预备校的教室出来跑进厕所。" }, { "id_line": 283, "ja_text": "電話の相手は彩香だ。", "zh_text": "电话另一头是彩香。" }, { "id_line": 284, "ja_text": "大祐「なんだよ・・・、姉貴からか・・・」", "zh_text": "大佑「什么啊?・・・姐姐打・・・」" }, { "id_line": 285, "ja_text": "と、次の瞬間、大祐の意識が朦朧となる。", "zh_text": "瞬间,大佑的意识又朦胧起来。" }, { "id_line": 286, "ja_text": "(ん?何だ、眩暈か?)", "zh_text": "(吗?什么啊,我又感到一阵眩晕?)" }, { "id_line": 287, "ja_text": "そして、そこから大祐の意識は遠のいた。", "zh_text": "然后,大佑的意识彻底模糊了。" }, { "id_line": 288, "ja_text": "大祐「ううぅ~ん・・・」", "zh_text": "大佑「呜~・・・」" }, { "id_line": 289, "ja_text": "大祐が気が付くと、そこには広大な空間が広がっていた。", "zh_text": "大佑细心观察四周,这里是一个非常广阔的地方,空间一直向远方延申。" }, { "id_line": 290, "ja_text": "足下は、板張りというかフローリングのような床である。", "zh_text": "脚下是木板或者说地板一样的地面。" }, { "id_line": 291, "ja_text": "ゆっくりと上体を起こし冷静に考えても、ここがどこかよくわからない。", "zh_text": "大佑慢慢撑起上半身,冷静地思考自己的处境,但他连这里是什么地方也不知道。" }, { "id_line": 292, "ja_text": "バターン!!", "zh_text": "噔! !" }, { "id_line": 293, "ja_text": "突然の轟音に思わず大祐はしゃがみこむ。", "zh_text": "突然的轰鸣声不由得使大佑蹲下来。" }, { "id_line": 294, "ja_text": "大祐がゆっくりと音の出た方向を振り向くと、何と巨大な彩香が聳え立っていたのだ。", "zh_text": "大佑慢慢地把头转向巨响发出来的方向,发现巨大的彩香耸立在那个声音发出的位置。" }, { "id_line": 295, "ja_text": "大祐「え、ええっ?!」", "zh_text": "大佑 「嗯,嗯?!」" }, { "id_line": 296, "ja_text": "しかも、昨日とは明らかにサイズが異なる。", "zh_text": "而且和昨天比较尺寸有明显不同。" }, { "id_line": 297, "ja_text": "少なく見積もっても100m近くはあるようだ。", "zh_text": "只少也有100米以上。" }, { "id_line": 298, "ja_text": "彩香「あれ~? 床に何かいるわね・・・。」", "zh_text": "彩香「啊?有什么在地板上呀・・・」" }, { "id_line": 299, "ja_text": "彩香の目は、間違いなく自分をとらえている。", "zh_text": "彩香的眼睛肯定看到了大佑。" }, { "id_line": 300, "ja_text": "そう確信して、彩香の巨大な素足に目をやると、素足の周辺に自分以外にも小さい人間がいることを確認した。", "zh_text": "在确定了这件事之后,大佑看到彩香的巨大的赤脚周边也有除了自己以外的小人。" }, { "id_line": 301, "ja_text": "その小さい人間たちは蜘蛛の子を散らすように、懸命に逃げていた。", "zh_text": "那些小人也正在作鸟兽散,拼命逃跑。" }, { "id_line": 302, "ja_text": "大祐「こ、これは、いったい・・・?」", "zh_text": "大佑「这,这,到底是・・・?」" }, { "id_line": 303, "ja_text": "大祐は、ますます自分の置かれている状況が飲み込めない。", "zh_text": "越来越多大佑自己不明白的情形。" }, { "id_line": 304, "ja_text": "ミニチュアの街にしては、家もビルもない。", "zh_text": "如果是迷你模型的话,为什么连大楼和街道也没有呢?" }, { "id_line": 305, "ja_text": "ましてや、これほど巨大な彩香がいるなど理解にも苦しむ。", "zh_text": "更何况,这也不能解释为什么彩香会如此巨大。" }, { "id_line": 306, "ja_text": "状況が飲み込めずに動けなかった大祐に彩香が口を開く。", "zh_text": "大佑因为眼前不能理解的状况而陷入沉思当中,这时彩香开口说话了。" }, { "id_line": 307, "ja_text": "彩香「もう、またアリが入ってきたのねー。」", "zh_text": "彩香「是因为蚂蚁进来了吗?」" }, { "id_line": 308, "ja_text": "そう彩香が言った瞬間、小さい人間たちの上空に彩香の巨大な足がセットされた。", "zh_text": "是彩香说完后,彩香把她那巨大的脚放到小人们的上空。" }, { "id_line": 309, "ja_text": "彩香は小さい人間たちに向かって確かに「アリ」と言い放った。", "zh_text": "然后彩香立即踩向她口中的「蚂蚁」。" }, { "id_line": 310, "ja_text": "そして、目の前の状況を考えると大祐は少しずつ血の気が引いていった。", "zh_text": "正在沉思中的大佑看到眼前的状况,脸上的血色在一点一点地消失而显得脸色惨白。" }, { "id_line": 311, "ja_text": "大祐「え・・・、まさか・・・。」", "zh_text": "大佑 「诶・・・、难道・・・。」" }, { "id_line": 312, "ja_text": "大祐がにらんだ通り、彩香はその小さい人間たちに向かって足を振り下ろした。", "zh_text": "大佑瞪着彩香向小人们挥脚而下。" }, { "id_line": 313, "ja_text": "ドスゥゥン!!!", "zh_text": "噔! ! ! !" }, { "id_line": 314, "ja_text": "大祐「うわあああ!!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 315, "ja_text": "大祐は、一目散に振り返り、巨大な彩香から離れようと試みた。", "zh_text": "大佑一溜烟地跑,试图逃离被彩香踩死的命运,时不时又偷偷转过头来看比自己巨大100倍的彩香。" }, { "id_line": 316, "ja_text": "ドスゥゥン!!!", "zh_text": "噔! ! ! !" }, { "id_line": 317, "ja_text": "ドスゥゥン!!!", "zh_text": "噔! ! ! !" }, { "id_line": 318, "ja_text": "ドスゥゥン!!!", "zh_text": "噔! ! ! !" }, { "id_line": 319, "ja_text": "次々に爆音が後方から響く。", "zh_text": "接二连三的轰鸣声从后方回响。" }, { "id_line": 320, "ja_text": "おそらく間髪入れず彩香が足を振り下ろしているはず。", "zh_text": "恐怕彩香的脚落下的地方连一条头发也放不入吧。" }, { "id_line": 321, "ja_text": "逃げ出している大祐に向かって、さらなる衝撃が走る。", "zh_text": "巨大的脚又朝着大佑逃跑的方向走了一步。" }, { "id_line": 322, "ja_text": "彩香「あら。1匹逃げ出したわね。ちょっと、待ちなさいよー。」", "zh_text": "彩香「呀,有一只逃跑了。喂,等一下哦~♪」" }, { "id_line": 323, "ja_text": "ズシィィン!", "zh_text": "噔!" }, { "id_line": 324, "ja_text": "何と、巨大な彩香に気づかれてしまったのだ。", "zh_text": "被巨大的彩香发现了。" }, { "id_line": 325, "ja_text": "大祐は、脇目も振らずとにかく走り続けた。", "zh_text": "大佑,头也不回地继续向前跑了。" }, { "id_line": 326, "ja_text": "彩香「生意気なアリねぇ。ベッタリと踏んづけてやるんだから!」", "zh_text": "彩香 「自大的蚂蚁。我会把你紧紧地踩在地板上!!」" }, { "id_line": 327, "ja_text": "大祐「えぇえっ!?」", "zh_text": "大佑 「诶诶!?」" }, { "id_line": 328, "ja_text": "ズシィィン!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 329, "ja_text": "ズシィィン!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 330, "ja_text": "後方から物凄い地響きと衝撃が迫ってくる。", "zh_text": "后方可怕的冲击声渐渐迫近。" }, { "id_line": 331, "ja_text": "命がけで逃げ続ける大祐は、徐々に逃げる先が狭まっていることに気が付いた。", "zh_text": "拼命逃跑大佑发现到可以逃跑的空间渐渐收窄。" }, { "id_line": 332, "ja_text": "横方向は巨大な本の山が積まれており、逃げる方向は一方向しかなかった。", "zh_text": "前方被堆积的巨大书山阻断了去路,结果只有一个可以逃跑的方向。" }, { "id_line": 333, "ja_text": "ズシィィン!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 334, "ja_text": "それでも、彩香から逃れるため、懸命に走り続けた。", "zh_text": "尽管如此,为了逃脱彩香,大佑还是拼命奔跑。" }, { "id_line": 335, "ja_text": "しかし、とうとう行き止まりになり、周囲を本の山が覆っていた。", "zh_text": "但是终于到了尽头,四周都被书山包围。" }, { "id_line": 336, "ja_text": "思案に暮れる大祐の周囲が暗くなった。", "zh_text": "大佑正一筹莫展,而周围又开始变暗了。" }, { "id_line": 337, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 338, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰! !" }, { "id_line": 339, "ja_text": "大祐のサイズにして10倍以上もの大きさを有する巨大な素足が真横に着地したのだ。", "zh_text": "拥有比大佑身高长10倍以上的脚在大佑旁边着陆了。" }, { "id_line": 340, "ja_text": "彩香「逃がさないわよ!」", "zh_text": "彩香「别逃啊!」" }, { "id_line": 341, "ja_text": "このままでは、彩香に踏み潰されてしまう。", "zh_text": "这样下去,一定会被彩香一脚踩上而压坏。" }, { "id_line": 342, "ja_text": "大祐は懸命に周囲を見渡した。", "zh_text": "大佑拼命向四周纵览。" }, { "id_line": 343, "ja_text": "そのとき、本と本の隙間を通れることに気が付いた。", "zh_text": "那个时候,发现书与书的间隙应该可以通行。" }, { "id_line": 344, "ja_text": "大祐は、死に物狂いでその隙間を目指した。", "zh_text": "大佑拼命地以那个间隙为目标而拔足而逃。" }, { "id_line": 345, "ja_text": "彩香「あっ!待ちなさい!!」", "zh_text": "彩香 「啊!等一下!!」" }, { "id_line": 346, "ja_text": "本と本の隙間は白い大きな布状のもので覆われていた。", "zh_text": "书和书的间隙被白色巨形布状物覆盖着。" }, { "id_line": 347, "ja_text": "大祐は身を隠す一心で急いで、その白い布が作り出す空間に身を潜めた。", "zh_text": "大佑一心急,藏进了那个白色布状物所形成的空间。" }, { "id_line": 348, "ja_text": "ズシーン、ズシーン。", "zh_text": "轰!轰!" }, { "id_line": 349, "ja_text": "巨大な足音が大祐の周囲で響いていた。", "zh_text": "巨大的脚步声在大佑耳边回响。" }, { "id_line": 350, "ja_text": "大祐は白い布の中で息を殺しながら状況を見守っていた。", "zh_text": "大佑在白色的布中屏息地注视着外面的状况。" }, { "id_line": 351, "ja_text": "彩香「まあ、いいわ。さて、靴下を履こうっと。」", "zh_text": "彩香 「唉,算了。那么穿袜子吧。」" }, { "id_line": 352, "ja_text": "その瞬間、彩香の巨大な手が一気に白い布上のものを掴んだ。", "zh_text": "那一瞬间,彩香巨大的手一口气把白布抓住。" }, { "id_line": 353, "ja_text": "大祐「うわわわっ!!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊!!!」" }, { "id_line": 354, "ja_text": "大祐はゴロゴロと転がって、その空間の最下層まで落ちていった。", "zh_text": "大佑隆隆地滚到那个空间的最下层了。" }, { "id_line": 355, "ja_text": "最下層の部分は、袋状になっておりかなり足の臭いが充満していた。", "zh_text": "最下层的部分是一个袋状,弥漫着脚的气味。" }, { "id_line": 356, "ja_text": "この白い布上のものが靴下だったとは夢にも思わず、大祐は痛恨の声を上げた。", "zh_text": "做梦也想不到我会变成袜子上的一点污渍吧。大佑提高了悔恨的声音。" }, { "id_line": 357, "ja_text": "このまま彩香に靴下を履かれれば、間違いなく大祐は圧死する。", "zh_text": "就这样,彩香穿上袜子的话,肯定会把大佑压死。" }, { "id_line": 358, "ja_text": "大祐は、無我夢中で靴下を登ろうと試みるが、足場が悪いことも手伝ってなかなか上には進まない。", "zh_text": "大佑尝试拼命地攀爬袜子,但难以在袜子找到着力点,他的努力也不过是徒劳。" }, { "id_line": 359, "ja_text": "そうこうしているうちに、上空に巨大な爪先が出現した。", "zh_text": "过了一阵,头上出现了彩香巨大的脚尖,正慢慢伸入到袜子。" }, { "id_line": 360, "ja_text": "大祐「あ、姉貴・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐・・・。」" }, { "id_line": 361, "ja_text": "大祐は腰を抜かしてしまった。", "zh_text": "大佑吓到不能动了。" }, { "id_line": 362, "ja_text": "このままでは、間違いなく彩香に殺される。", "zh_text": "这样下去,肯定会被彩香压死的。" }, { "id_line": 363, "ja_text": "そう考えると、必死に上空に向かって叫び続けた。", "zh_text": "大佑绝望地对上空的脚指大喊。" }, { "id_line": 364, "ja_text": "大祐「あ、彩香姉ちゃんー!!! 待って、助けてー!!」", "zh_text": "大佑 「啊,彩香姐姐啊!!!等等啊,救命啊!!」" }, { "id_line": 365, "ja_text": "(そろそろ解放してやるか・・・。)", "zh_text": "(是时侯该放了他吧・・・)" }, { "id_line": 366, "ja_text": "彩香は、本の山の影に隠してあったミニチュアの街を操作した。", "zh_text": "彩香按了一下隐藏着在书山背后的模型调整仪。" }, { "id_line": 367, "ja_text": "靴下の奥深くまで確認したが、小さな大祐どころかゴミひとつなかった。", "zh_text": "在滚入到袜子深处后,小小的大佑连大块一点的垃圾也不如呀。" }, { "id_line": 368, "ja_text": "彩香は、自分の作戦が成功したことに笑いがこらえきれずにいた。", "zh_text": "彩香知道自己的计划成功后忍不住轻轻笑出声。" }, { "id_line": 369, "ja_text": "彩香「ああ、面白かった。あいつ、今頃どうしてるんだろ・・・。」", "zh_text": "彩香「啊,很有趣。不知道那家伙现在怎样呢?」" }, { "id_line": 370, "ja_text": "彩香は、自分の部屋を片付けながら今の出来事を回想していた。", "zh_text": "现在彩香一边收拾自己的房间一边回想刚刚的事情。" }, { "id_line": 371, "ja_text": "まず、彩香はミニチュアの縮尺を変え、大祐の部屋を設定した。", "zh_text": "首先,彩香改变了模型比例,然后再设置在大佑所在房间。" }, { "id_line": 372, "ja_text": "次に、ユーザーベルトを身に着けていない大祐のため、大祐が今いると思われる場所を座標で入力する。", "zh_text": "之后,因为大佑没有用户皮带穿着,所以要输入她认为大佑现在所在的地方的坐标。" }, { "id_line": 373, "ja_text": "しかし、ミニチュアに大祐は現れない。", "zh_text": "但是,小型大佑没有出现。" }, { "id_line": 374, "ja_text": "そこで、彩香は大祐に電話を掛ける。", "zh_text": "于是,彩香打电话给大佑。" }, { "id_line": 375, "ja_text": "おそらく大祐がいる場所は、予備校のどこかの教室。", "zh_text": "恐怕大佑在预备校的某一间教室吧。" }, { "id_line": 376, "ja_text": "電話をかければ、1階にあるであろうトイレへと移動するはず。", "zh_text": "为了听电话,他一定会往1楼的厕所移动。" }, { "id_line": 377, "ja_text": "電話を掛けながら、再度大祐がいるであろう座標を入力。", "zh_text": "大佑打电话时,彩香再次输入大佑的坐标。" }, { "id_line": 378, "ja_text": "すると案の定、大祐はミニチュアに出現した。", "zh_text": "果然,大佑的模型出现了。" }, { "id_line": 379, "ja_text": "小さくなった大祐は意識がない状態のため、そっと手でつかみ上げる。", "zh_text": "变小的大佑还没有恢复意识,她于是轻轻地用手抓住抬高。" }, { "id_line": 380, "ja_text": "片手で収まるほどの大祐に、彩香は不敵な笑みをこぼす。", "zh_text": "对于用一只手都可以收纳的大佑,彩香露出了无畏的笑容。" }, { "id_line": 381, "ja_text": "やがて、部屋をセッティングし終わると、ミニチュアの縮尺を変えて大祐をさらに縮める。", "zh_text": "不久,房间安排结束后,彩香进一步缩小大佑。" }, { "id_line": 382, "ja_text": "この段階で、大祐は彩香の指で摘まめるほどの小ささ約2cm位になっている。", "zh_text": "彩香用手指比较,大佑大概缩小到约2cm。" }, { "id_line": 383, "ja_text": "彩香は、その小さい大祐を床に置き、自身は部屋の外へと待機する。", "zh_text": "彩香把小小大佑放到自己房间的地板上,然后再在自己的房间外边待命。" }, { "id_line": 384, "ja_text": "そのとき、あらかじめミニチュアからつかみ出しておいた十数人の小人たちも床の上へと置いておいたのだ。", "zh_text": "在那个时候,已经预先从模型抓住数十个小人放到地板上了。" }, { "id_line": 385, "ja_text": "やがて、小さい大祐が目を覚ます。", "zh_text": "不久,小大佑醒来。" }, { "id_line": 386, "ja_text": "彩香は部屋のドアを開け、これ見よがしに力強く床を踏みしめる。", "zh_text": "彩香打开房间的门,有如炫耀自己巨大的身体般用力地踩在地板上。" }, { "id_line": 387, "ja_text": "小さい大祐は振り返り、事の一部始終を見て大慌てで彩香から逃げ出す。", "zh_text": "小大佑回头一下,然后从头到尾都只顾着慌忙地逃离彩香。" }, { "id_line": 388, "ja_text": "さらに恐怖感を植え付けるために彩香は床をドスンドスンと力強く踏みつける。", "zh_text": "为了向大佑灌输和根植恐怖感,彩香故意强而有力地在地板上走路。" }, { "id_line": 389, "ja_text": "やがて、計算通り小さい大祐は、朝脱いだ靴下の中へと逃げ込む。", "zh_text": "不久,被算计的小小大佑躲进了彩香早上脱下来的袜子。" }, { "id_line": 390, "ja_text": "それを見越して、小さい大祐を潰してしまわないように靴下を履くといったところだ。", "zh_text": "在不会弄碎小大佑的前提下,预计好穿袜子的时机。" }, { "id_line": 391, "ja_text": "彩香の計算通りに事が運んだものの、意識を取りもどした大祐は、予備校のトイレの中で必死に考え抜く。", "zh_text": "事情有如彩香的计算一様进展,但取回意识的大佑,在预备校的厕所里拼命地想。" }, { "id_line": 392, "ja_text": "しかし、どう考えても事の顛末がわからない。", "zh_text": "但是怎么想都想不通事情的来龙去脉。" }, { "id_line": 393, "ja_text": "ユーザーベルトがない状態で何故に小さくなったのか。", "zh_text": "没有用户带的状态下,为什么会缩小呢?" }, { "id_line": 394, "ja_text": "しかも、ミニチュアの街がどこにもなかったことにも理解が回らない。", "zh_text": "而且模型街道没有建筑也不好解释。" }, { "id_line": 395, "ja_text": "大祐は、首を傾げながら予備校の教室に戻った。", "zh_text": "大佑一边感到满腹疑惑一边返回了预备校的教室。" }, { "id_line": 396, "ja_text": "#4", "zh_text": "#4" }, { "id_line": 397, "ja_text": "彩香の誤算", "zh_text": "彩香的误算" }, { "id_line": 398, "ja_text": "大祐「ただいまぁ~」", "zh_text": "大佑 「我回来了~~」" }, { "id_line": 399, "ja_text": "予備校から帰ってきた大祐はへとへとになっていた。", "zh_text": "从预备学校回来的大佑已经精疲力尽了。" }, { "id_line": 400, "ja_text": "先ほど体験した奇妙な出来事が自分の中でも消化できず、妙に頭を悩ましているからだ。", "zh_text": "刚才体验了如此奇妙的事,大佑自己也不想不通,真是伤脑筋呀。" }, { "id_line": 401, "ja_text": "自分の部屋にバッグを置いてから彩香の部屋に向かった。", "zh_text": "在自己的房间放好包包之后,立即向彩香的房间走去。" }, { "id_line": 402, "ja_text": "大祐「姉貴~! ミニチュアの街、返してよ~。」", "zh_text": "大佑 「姐姐~!把模型街道还给我吧~」" }, { "id_line": 403, "ja_text": "大祐が彩香の部屋を開けると、ちょうど彩香はベッドに横になって眠っていた。", "zh_text": "大佑打开彩香的房间,正好彩香躺在床上睡了。" }, { "id_line": 404, "ja_text": "Tシャツに短パンというラフな姿で眠っている彩香を見て、大祐は少し顔が緩んだ。", "zh_text": "在看到随便穿了T恤和短裤的彩香姿睡后,大佑脸上的表情稍微缓和了。" }, { "id_line": 405, "ja_text": "少し目線をずらすと、彩香の足が無造作に伸ばされ、足の裏を覗ける格好になっていた。", "zh_text": "稍微挪动视线的话,可以看到彩香的脚毫无防备地伸了出来,似乎可以在偷偷看一下脚底的样子。" }, { "id_line": 406, "ja_text": "改めて彩香の足の裏を覗きこむ。", "zh_text": "大佑偷窥一下彩香的脚底。" }, { "id_line": 407, "ja_text": "体温が高いのか、足の裏全体が赤みがかって汗ばんでいた。", "zh_text": "可能因为体温较高,整个脚底都出汗发红了。" }, { "id_line": 408, "ja_text": "(さっき、この足の裏に潰されかけたんだよなあ・・・)", "zh_text": "(就是这脚底刚刚才踩死很多人呀・・・)" }, { "id_line": 409, "ja_text": "そんなことを考えているうちに大祐は少し呼吸が早くなった。", "zh_text": "在考虑那样的事的时候,大佑的呼吸稍微急速起来。" }, { "id_line": 410, "ja_text": "そして、横になっている姉貴を尻目に大祐はミニチュアを探し始めた。", "zh_text": "斜楞躺着的姐姐,大佑开始查找迷你模型。" }, { "id_line": 411, "ja_text": "大祐「しかし、姉貴はミニチュアをどこに置いたんだろう?」", "zh_text": "大佑 「姐姐把迷你模型放哪了?」" }, { "id_line": 412, "ja_text": "しばらく探していたとき、再び大祐の意識は遠のいた。", "zh_text": "在找的时候,大佑的意识再次模糊起来。" }, { "id_line": 413, "ja_text": "一方、彩香は、大祐が自分の部屋に来ることを予見していた。", "zh_text": "另一方面,彩香预计到大佑会来自己的房间。" }, { "id_line": 414, "ja_text": "大祐が先ほど感じた体験からすれば、自然と事の詳細の確認をしたくなるとふんだのだ。", "zh_text": "在大佑刚才体验这様的奇妙的事情之后,他自然想要确认突然缩小的详细因由。" }, { "id_line": 415, "ja_text": "彩香の予想通り、大祐は部屋を訪れそのまま物色を始めた。", "zh_text": "和彩香预想一様,大佑进了房间,就这样开始查找迷你模型。" }, { "id_line": 416, "ja_text": "女の子の部屋を勝手に探し回ることに多少の苛立ちを覚えた彩香ではあったが、そのままタイミングを計っていた。", "zh_text": "大佑随意到处乱翻女孩子的房间,多少令彩香有点不爽,不过彩香就那样等待合适的时机。" }, { "id_line": 417, "ja_text": "そして、大祐が後ろを向いた時を狙って、素早くベッド下に隠してあったミニチュアを操作したのだ。", "zh_text": "然后在大佑背向她时,彩香快速地操作床下隐藏着的迷你模型调整仪。" }, { "id_line": 418, "ja_text": "彩香「さぁて・・・、今度は・・・。」", "zh_text": "彩香「好・・・、这次就这様吧・・・」" }, { "id_line": 419, "ja_text": "しかし、彩香に誤算があった。", "zh_text": "但是,彩香这次误算了。" }, { "id_line": 420, "ja_text": "なんと、ミニチュアを操作した途端、部屋にいた大祐が意識を失い倒れかかってきたのだ。", "zh_text": "在模型激活后,在彩香房间的大佑会失去意识而倒过来。" }, { "id_line": 421, "ja_text": "彩香「ちょ、大祐! どうしたのよ?」", "zh_text": "彩香「喂,大佑!你怎么了?」" }, { "id_line": 422, "ja_text": "大祐を抱きかかえながら、彩香はこのとき初めて気が付いた。", "zh_text": "彩香把大佑抱在怀中,这是第一次注意到这件事。" }, { "id_line": 423, "ja_text": "彩香「あ、本体は残るのね・・・。精神(?)みたいなものがミニチュアに行くのか・・・。」", "zh_text": "彩香「啊,本体还是保持原形・・・只有精神(?)那样的东西进入到去模型吗 ・・・?」" }, { "id_line": 424, "ja_text": "ひとまず、彩香は大祐の本体を大祐の部屋のベッドへと移動させた。", "zh_text": "暂且彩香把大佑的本体移回大佑房间的床上。" }, { "id_line": 425, "ja_text": "続いて、彩香はミニチュアから2cm程度の大祐を取り出し、床に置いた。", "zh_text": "接着彩香把2cm左右的迷你大佑取出,放在地板上。" }, { "id_line": 426, "ja_text": "彩香「どうしよっかなぁ・・・。」", "zh_text": "彩香「这次要怎様玩呢?」" }, { "id_line": 427, "ja_text": "そのときであった。", "zh_text": "在这个时候。" }, { "id_line": 428, "ja_text": "ピンポーン", "zh_text": "叮咚....." }, { "id_line": 429, "ja_text": "彩香「あらっ、誰かしら。」", "zh_text": "彩香「咦,谁呀?」" }, { "id_line": 430, "ja_text": "来客を告げる呼び鈴が鳴ったものの、ミニチュアの大祐をそのままにするわけにもいかない。", "zh_text": "门口的电铃响了,但大佑也不可能就那样放在地板上。" }, { "id_line": 431, "ja_text": "彩香は小さな大祐をひとまずトイレにあるスリッパの中に隠した。", "zh_text": "彩香暂时把大佑隐藏在厕所的拖鞋上。" }, { "id_line": 432, "ja_text": "ピンポーン", "zh_text": "叮咚....." }, { "id_line": 433, "ja_text": "再び呼び鈴が鳴る。", "zh_text": "门铃再次响了。" }, { "id_line": 434, "ja_text": "彩香「はーい。どうぞー。」", "zh_text": "彩香「是。来了。」" }, { "id_line": 435, "ja_text": "典子「ごめんください。」", "zh_text": "典子 「打扰了。」" }, { "id_line": 436, "ja_text": "彩香「あらー、典子ちゃん。いらっしゃい。」", "zh_text": "彩香 「啊ー,是典子酱。欢迎光临。」" }, { "id_line": 437, "ja_text": "伊藤家を訪問したのは、大祐の幼馴染である柳田典子であった。", "zh_text": "访问伊藤家的是大佑的青梅竹马。柳田典子。" }, { "id_line": 438, "ja_text": "大祐の1歳下の18歳で、セミロングヘアーで背が大きく、バスケットボール部に所属している高校3年生だ。", "zh_text": "典子比大佑小1岁,留了较短的发型,但身材相对于其他女孩子来说是比较高大的,也是篮球部所属的高中3年级。" }, { "id_line": 439, "ja_text": "典子「大祐くん、いますか?」", "zh_text": "典子 「大佑君在吗?」" }, { "id_line": 440, "ja_text": "彩香「いや、いないけど・・・、どうしたのかしら?」", "zh_text": "彩香「不,没有・・・、怎么了吗?」" }, { "id_line": 441, "ja_text": "典子「宿題を教えてもらう約束なんですよ。おじゃましまーす。」", "zh_text": "典子 「他和我约好要教我写作业的。打扰了!」" }, { "id_line": 442, "ja_text": "彩香「ええっ!? ちょ、ちょっと・・・。」", "zh_text": "彩香「嘿!?稍微、稍微・・・。」" }, { "id_line": 443, "ja_text": "困惑する彩香をよそに典子はそのまま大祐の部屋へと向かった。", "zh_text": "不顾感到困惑的彩香,典子就那样朝大佑的房间走去了。" }, { "id_line": 444, "ja_text": "このまま行けば、意識を失っている大祐と直面し、大騒ぎになる。", "zh_text": "如果继续这样下去,典子会发现失去意识的大佑而把事情闹大。" }, { "id_line": 445, "ja_text": "彩香「あ、いや、待って。」", "zh_text": "彩香「啊,不,等一下。 」" }, { "id_line": 446, "ja_text": "典子「ん、どうしたんですか?」", "zh_text": "典子 「啊,怎么啦?」" }, { "id_line": 447, "ja_text": "大祐の部屋の付近まで行った典子は歩みを止める。", "zh_text": "典子刚刚走到大佑的房间附近,听到彩香这么说,她只好停下了脚步。" }, { "id_line": 448, "ja_text": "彩香「と、とりあえず、リビングで待ってくれる?」", "zh_text": "彩香「总之,先在客厅等一下可以吗?」" }, { "id_line": 449, "ja_text": "典子「はい、わかりました。」", "zh_text": "典子「好的,我明白了。 」" }, { "id_line": 450, "ja_text": "彩香(やばい! 今のうちに、ミニチュアの電源を落とさなきゃ!)", "zh_text": "彩香(不妙!趁现在把模型的电源关掉吧!)" }, { "id_line": 451, "ja_text": "彩香は、典子をリビングに誘導してから、自室に戻ろうとした。", "zh_text": "彩香将典子引导去客厅后,立即回到了自己的房间。" }, { "id_line": 452, "ja_text": "典子「あ、でも、トイレ借りますね。」", "zh_text": "典子「啊,可以借一下厕所吗?」" }, { "id_line": 453, "ja_text": "彩香「いぃっ!? ちょっと待って!」", "zh_text": "彩香「啊!?等一下!」" }, { "id_line": 454, "ja_text": "典子は勢いよく、大祐の部屋の隣にあるトイレのドアを開ける。", "zh_text": "典子一下子把大佑房间旁边的厕所门打开。" }, { "id_line": 455, "ja_text": "そして、スリッパを履くため、その大きな26cmもの右の素足を持ち上げた。", "zh_text": "然后为了穿上拖鞋,把她那大约26cm的大型裸足举起。" }, { "id_line": 456, "ja_text": "大祐「うぅ~ん・・・。」", "zh_text": "大佑「呜~呜・・・」" }, { "id_line": 457, "ja_text": "大祐の記憶はまたも途切れ途切れになっている。", "zh_text": "大佑的记忆断断续续的。" }, { "id_line": 458, "ja_text": "しかも、先程まで彩香の部屋にいたのに、今度は床がやや硬い広めの平面に投げ出されていた。", "zh_text": "记得到刚才为止还是在彩香的房间,但现在又被抛到了地面稍硬的寛广平面。" }, { "id_line": 459, "ja_text": "大祐「こ、これはいったい・・・?」", "zh_text": "大佑「这里,这到底是・・・?」" }, { "id_line": 460, "ja_text": "ズズウゥゥン!!", "zh_text": "咻~~~~! !" }, { "id_line": 461, "ja_text": "困惑する大祐の真横で、とてつもない轟音が響く。", "zh_text": "正当大佑对到了莫明其妙的空间感到困惑时,他的正侧面突然回响起出奇的轰鸣声。" }, { "id_line": 462, "ja_text": "慌てて、大祐が音の出た方向を見ると、なんと巨大な素足が自分のいた平面と別の平面を押し潰して鎮座していたのだ。", "zh_text": "在惊慌之际,大佑望向声音发出的方向,巨大的光脚正在向自己所在的平面展压过来。" }, { "id_line": 463, "ja_text": "加えて、その素足からはむわっとした足のにおいが充満していた。", "zh_text": "此外光脚还弥漫了脚臭的气味。" }, { "id_line": 464, "ja_text": "大祐「お、おえぇ~。な、何だ、これは?」", "zh_text": "大佑 「你,你~什么,这是什么?」" }, { "id_line": 465, "ja_text": "ズザザザッ!!", "zh_text": "咻~~~~轰! !" }, { "id_line": 466, "ja_text": "やがて、その巨大な素足は平面を押し潰しながら、真横の空間を占拠した。", "zh_text": "那巨大的脚把平面上的一切都压扁的同时,也占据了所有横向的空间。" }, { "id_line": 467, "ja_text": "しかも、踵部分がはみ出している。", "zh_text": "最后连脚后跟也出现了。" }, { "id_line": 468, "ja_text": "よほど、大きな素足の持ち主なのだろう。", "zh_text": "这双脚的主人拥有一对相当巨大的裸足吧。" }, { "id_line": 469, "ja_text": "大祐が、その持ち主の顔を見ようと上空を仰いだ。", "zh_text": "大佑打算仰望高空,想看看这对双脚的主人的脸。" }, { "id_line": 470, "ja_text": "しかし、時同じくして、大祐目掛けてその大きな素足が大祐を踏み潰さんと猛烈な勢いで落下してきたのだ。", "zh_text": "可是同一时间,在大佑上空的巨大光脚以可以粉碎大佑的力度毫无意识地踩下来。" }, { "id_line": 471, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 472, "ja_text": "大祐は大急ぎで素足と逆方向に走り出す。", "zh_text": "大佑急忙向赤脚着地相反的方向奔跑。" }, { "id_line": 473, "ja_text": "ズズウゥゥン!!", "zh_text": "轰! !" }, { "id_line": 474, "ja_text": "大祐のすぐ後ろに巨大な爪先が着地する。", "zh_text": "在大佑的后面巨大的脚尖己经着陆了。" }, { "id_line": 475, "ja_text": "彩香の素足と異なり、すらっとした指が5本綺麗に揃っていた。", "zh_text": "和彩香的脚不同,这五只巨大的脚指十分美丽整齐。" }, { "id_line": 476, "ja_text": "この素足の持ち主は、人差し指が長く、指だけでも軽々と大祐を飲み込めそうな迫力をもっていた。", "zh_text": "这只脚的主人的脚指很长,光光只是轻轻地放下脚指已经给大佑巨大的震撼力。" }, { "id_line": 477, "ja_text": "しかし、このままでは、この巨大な素足にひねり潰される。", "zh_text": "但是这样下去的话,会被这只巨大的赤脚压成齑粉毁掉的。" }, { "id_line": 478, "ja_text": "そう思っていた大祐の意識が再び遠のく。", "zh_text": "正在如此想着的大佑,他的意识又飃远了。" }, { "id_line": 479, "ja_text": "彩香「はぁ、はぁ、はぁ・・・。間に合った・・・。」", "zh_text": "彩香 「哈,哈,哈...赶上了・・・」" }, { "id_line": 480, "ja_text": "間一髪、彩香は自室に戻り、ミニチュアの電源を落とした。", "zh_text": "千钧一发之际,彩香回到房间,关了模型的电源。" }, { "id_line": 481, "ja_text": "トイレ内の典子からは何も悲鳴は聞こえないところをみれば、大祐は潰されずに済んだのだろう。", "zh_text": "没有听到厕所发出典子有如踩到虫子的悲鸣来看,大佑应该没有被踩碎吧。" }, { "id_line": 482, "ja_text": "そうこうしているうちに典子がトイレから出てきた。", "zh_text": "过了一下,典子从厕所出来了。" }, { "id_line": 483, "ja_text": "典子「あぁ、すっきりした。あれ、息を切らしてどうしたんですか?」", "zh_text": "典子「啊,好痛快。咦?呼吸怎么这么急了?」" }, { "id_line": 484, "ja_text": "彩香「な、なんでもない・・・。」", "zh_text": "彩香「没有,什么也没有・・・」" }, { "id_line": 485, "ja_text": "さすがの彩香もこの一件には反省し、ミニチュアを使うときは周囲に誰もいないことを確認してから使おうと固く心に誓った。", "zh_text": "这件事之后,彩香也在反省,发誓在使用模型的时候一定要确认四周一个人也不没有。" }, { "id_line": 486, "ja_text": "そして、事情も全く分からない大祐は、その後目を覚まし、何事もなかったように典子に宿題を教えていた。", "zh_text": "然后大佑在完全不知情下醒来,若无其事地教典子做作业。" }, { "id_line": 487, "ja_text": "ただ、大祐は、終始どこか納得がいかない憮然とした表情で、機嫌はすこぶる悪かったようだ。", "zh_text": "只是大佑始终露出困惑的表情,心情非常之差。" }, { "id_line": 488, "ja_text": "#5", "zh_text": "#5" }, { "id_line": 489, "ja_text": "九死に一生を得る", "zh_text": "九死一生" }, { "id_line": 490, "ja_text": "ミニチュアを購入してから3日目。", "zh_text": "在购买迷你模型之后的第3天。" }, { "id_line": 491, "ja_text": "大祐は、寝ぼけ眼の状態で予備校に向かった。", "zh_text": "睡眼惺忪的大佑去了预备校。" }, { "id_line": 492, "ja_text": "ミニチュアの街を購入してから、どうも体調がすぐれない。", "zh_text": "买了迷你模型之后,总觉得身体不舒服。" }, { "id_line": 493, "ja_text": "ボーっとしている大祐に向かって元気のいい声が浴びせられる。", "zh_text": "正在发呆的大佑被一把精神很好的声音拉回现实。" }, { "id_line": 494, "ja_text": "絵美「おっはよう! っと、どうしたの?」", "zh_text": "绘美 「噢,你看起来很累!怎么了?」" }, { "id_line": 495, "ja_text": "大祐「あぁ、絵美ちゃん。実はこの頃、よく眠れなくて・・・」", "zh_text": "大佑 「啊,绘美。其实这段时间经常睡不着・・・」" }, { "id_line": 496, "ja_text": "大祐に気軽に話しかけたのは、同じ予備校に通う佐藤絵美、19歳の女の子だ。", "zh_text": "向大佑搭话的是在同一间预备校的佐藤绘美,是一个19岁的女孩子。" }, { "id_line": 497, "ja_text": "大祐と同じクラスで、春から席が前後となり、何かと話すようになった。", "zh_text": "和大佑在同一个班级,从春天开始坐在他旁边,两人现在已经无所不谈。" }, { "id_line": 498, "ja_text": "絵美「大丈夫? 顔色悪いわよ。」", "zh_text": "绘美「没事吧?你的脸色很不好啊。」" }, { "id_line": 499, "ja_text": "肩にかかるかくらいの栗色の髪の毛がふわっと舞い、心地よい香りが大祐に届く。", "zh_text": "长及肩际的栗色头发那令人愉快的香味飞舞到大佑的脸上。" }, { "id_line": 500, "ja_text": "大祐「だいじょぶ、だいじょぶ。今日は金曜日だし、何とか乗り切るさ。」", "zh_text": "大佑「没关系,没关系。今天是星期五了,总算是渡过难关。」" }, { "id_line": 501, "ja_text": "確かに大祐は寝不足であったものの、絵美との会話で多少なり癒されていた。", "zh_text": "大佑确实是睡眠不足,但和绘美的对话多少被治愈了。" }, { "id_line": 502, "ja_text": "予備校の授業が始まる。", "zh_text": "预备校开始上课。" }, { "id_line": 503, "ja_text": "大祐は、眠気を抑えつつ懸命に講師の話を聞き、ノートを取っていた。", "zh_text": "讲师上课时,大佑在拼命压抑着睡意。" }, { "id_line": 504, "ja_text": "やがて、大祐の眠気はピークを迎え、大祐は目線を下に落とした。", "zh_text": "不久,大佑的睡意到达高峰,视线开始往下掉。" }, { "id_line": 505, "ja_text": "大祐は、一瞬目が覚めるような思いを感じた。", "zh_text": "大佑有一种突然醒来的感觉。" }, { "id_line": 506, "ja_text": "前に座っている絵美がサンダルを脱ぎ、右足を左足の後方に組み、足の裏が丸見えになっていたのだ。", "zh_text": "他看到眼前是绘美的凉鞋,她脱下了凉鞋后,把双脚立起来,脚底全都被看见。" }, { "id_line": 507, "ja_text": "大祐(おぉ、絵美ちゃんの足の裏なんて初めて見るなあ)", "zh_text": "大佑(哦,绘美的脚底,第一次看到啊)" }, { "id_line": 508, "ja_text": "大祐はいつしか絵美の足の裏に見入ってしまっていた。", "zh_text": "大佑不知不觉看绘美的脚底看得入神。" }, { "id_line": 509, "ja_text": "よく見てみると、絵美の脱がれたサンダルの上に小さいアリが登っているのを確認できた。", "zh_text": "仔细一看,绘美脱了的凉鞋上有一只小蚂蚁在爬。" }, { "id_line": 510, "ja_text": "大祐(ああ、危ないなあ。絵美ちゃんに潰されるぞ・・・)", "zh_text": "大佑(啊,很危险啊。会被绘美酱毁掉的・・・)" }, { "id_line": 511, "ja_text": "アリのサイズはだいたい5~6㎜ほどである。", "zh_text": "蚂蚁的大小大概是5~6mm左右。" }, { "id_line": 512, "ja_text": "それに対して、絵美の素足は少なく見積もっても23cmはある。", "zh_text": "相对,绘美的脚少说也有23cm吧。" }, { "id_line": 513, "ja_text": "小さいアリからすれば、40倍近くもある巨大な素足が上空でブランブランと揺れているのだ。", "zh_text": "从小蚂蚁角度来看,比自己身长大40倍的巨大赤脚在上空慢慢地摇晃。" }, { "id_line": 514, "ja_text": "この光景だけで、大祐は興奮してしまっていた。", "zh_text": "单单只是这个光景,大佑已经兴奋了。" }, { "id_line": 515, "ja_text": "そのとき、携帯のバイブが大祐に振動を与える。", "zh_text": "这个时候,大佑的手机开始振动。" }, { "id_line": 516, "ja_text": "こんないいときに誰からかと携帯を見ると、彩香からであった。", "zh_text": "在这么美好的时光,到底是谁寄message过来呢?看了手机之后,原来是彩香。" }, { "id_line": 517, "ja_text": "「今日は何時に帰ってくるの?」", "zh_text": "「今天几点回来?」" }, { "id_line": 518, "ja_text": "特にどうでもいい内容であったため、適当に返事をする。", "zh_text": "是无关紧要的内容,所以大佑随便地回答。" }, { "id_line": 519, "ja_text": "「今日は5コマ目まであるよ。夕方まではかかる。」", "zh_text": "「今天到第5堂为止。傍晚左右的时间吧。」" }, { "id_line": 520, "ja_text": "すぐさま、大祐は彩香にメールを返す。", "zh_text": "大佑随即回了彩香的短信。" }, { "id_line": 521, "ja_text": "しかし、彩香からメールは返ってこなかった。", "zh_text": "彩香没有再回信了。" }, { "id_line": 522, "ja_text": "やがて、大祐が絵美の足もとに目をやると、絵美の素足はサンダルに収まっていた。", "zh_text": "不久,大佑再偷看绘美的脚,但绘美已经穿回凉鞋了。" }, { "id_line": 523, "ja_text": "(!? あれっ、アリはどこにいったんだろう?)", "zh_text": "(!?咦,蚂蚁去了哪里呢?)" }, { "id_line": 524, "ja_text": "大祐が慌てて絵美の足もとを探すと、無事に小さいアリは脱出していたようだ。", "zh_text": "大佑慌忙地在绘美的脚下查找小蚂蚁。" }, { "id_line": 525, "ja_text": "ちょうど、絵美の右の素足と左の素足の間のところを懸命に逃げているように見えた。", "zh_text": "正好看到蚂蚁在绘美的双脚之间的地方拼命逃跑。" }, { "id_line": 526, "ja_text": "大祐がほっと胸をなでおろした次の瞬間、絵美は右足を持ち上げ真横に振り下ろした。", "zh_text": "大佑松了一口气,接下来的瞬间,绘美轻轻举起了右脚,然后从侧面压下去。" }, { "id_line": 527, "ja_text": "まさに一瞬であった。", "zh_text": "不过是一瞬间。" }, { "id_line": 528, "ja_text": "小さいアリにしてみれば、何があったかわからないまま死を迎えてしまったのだ。", "zh_text": "对小蚂蚁来说,连发生了什么也不知道就迎来死亡了。" }, { "id_line": 529, "ja_text": "何とも残酷な光景に大祐は思わず息を呑んだ。", "zh_text": "对难以形容的残酷景像大佑不禁喘不上气。" }, { "id_line": 530, "ja_text": "彩香「ふ~ん、前の女の子の生足に見入ってるわね。」", "zh_text": "彩香 「呼~,在注视着前方女生的脚呢。」" }, { "id_line": 531, "ja_text": "そんな光景を彩香はミニチュア越しに見ていた。", "zh_text": "彩香在模型上看到了这一幕。" }, { "id_line": 532, "ja_text": "今日はたまたま大祐がユーザーベルトを装着したまま、予備校に行っていた。", "zh_text": "今天大佑偶然地把用户腰带带到预备学校去。" }, { "id_line": 533, "ja_text": "そして、ミニチュアを操作することで、リアルタイムで大祐の行動を観察していたのだ。", "zh_text": "彩香操作迷你模型就可以实时观察大佑的行动。" }, { "id_line": 534, "ja_text": "ミニチュアの操作に関しては、大祐以上にマスターしているといえよう。", "zh_text": "模型的操作方面,彩香比大佑掌握得更好吧。" }, { "id_line": 535, "ja_text": "彩香「何だろう? 前の女の子の足もとをキョロキョロと・・・。挙動不審ね~。」", "zh_text": "彩香「什么啊?偷看前方女生的脚,又怯生生地四处张望・・・举子很可疑啊~」" }, { "id_line": 536, "ja_text": "ここで、彩香は一計をめぐらすと、大祐に電話を掛けた。", "zh_text": "这时,彩香又想了一计,立即打电话给大佑。" }, { "id_line": 537, "ja_text": "前回のことを考えれば、大祐は予備校の1階のトイレに移動するはずである。", "zh_text": "照上次的情况来看,大佑会移动到1楼的洗手间。" }, { "id_line": 538, "ja_text": "彩香「大祐に奉仕してあげるからね・・・。」", "zh_text": "彩香 「大佑等我给你一些杀必死吧・・・」" }, { "id_line": 539, "ja_text": "彩香は不敵な笑みを浮かべながら、大祐の移動を待った。", "zh_text": "彩香一边浮起无畏的笑容,一边等待大佑移动到自己的陷阱。" }, { "id_line": 540, "ja_text": "大祐「・・・。あれ? また、記憶が曖昧だ・・・。」", "zh_text": "大佑「・・・咦?记忆又暧昧不清了・・・」" }, { "id_line": 541, "ja_text": "大祐が目を覚ますと、またも見慣れない場所にいた。", "zh_text": "大佑睁开眼睛,发现自己又到了一个陌生的地方。" }, { "id_line": 542, "ja_text": "下は、ベタベタと油っぽいような地面である。", "zh_text": "下面是黏黏的又油腻腻的地面。" }, { "id_line": 543, "ja_text": "大祐が思い切り地面を叩くと、パリッとひびが入る。", "zh_text": "大佑尽全力地敲打着地面,脆脆的地面突裂开了。" }, { "id_line": 544, "ja_text": "ポテトチップスだ・・・。", "zh_text": "是薯片啊・・・" }, { "id_line": 545, "ja_text": "大祐は確信して、ひび割れた地面をなめてみる。", "zh_text": "大佑舔一下地面之后肯定地想。" }, { "id_line": 546, "ja_text": "確かに塩気のある食べ慣れた味がする。", "zh_text": "确实有一股吃惯了的咸味。" }, { "id_line": 547, "ja_text": "ズシィン!!", "zh_text": "轰! !" }, { "id_line": 548, "ja_text": "ズシィン!!", "zh_text": "轰! !" }, { "id_line": 549, "ja_text": "突如として背後から、地響きが伝わってくる。", "zh_text": "突然从背后传来了地面震动。" }, { "id_line": 550, "ja_text": "大祐がくるりと後ろを振りかえると、なんと一つのビルほどもあろうかというショートケーキが遠方に座していたのだ。", "zh_text": "大佑转过身,没想到有一个大楼大小的蛋糕端坐在远方。" }, { "id_line": 551, "ja_text": "よく見ると、そのショートケーキ近辺に小さい人だかりが見える。", "zh_text": "仔细一看,那个蛋糕上可以看到人山人海的小人。" }, { "id_line": 552, "ja_text": "そのショートケーキの近辺にもポテトチップスが数枚落ちており、これまた小さい人たちが乗っかっているようだ。", "zh_text": "那个蛋糕的附近也有几片薯片的碎片,同样也有小人坐在上面。" }, { "id_line": 553, "ja_text": "ズシィィン!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 554, "ja_text": "ズシィィン!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 555, "ja_text": "改めて、地響きが近づいてきているのを肌で体感する。", "zh_text": "整个身体再一次感受到地面的巨大震动。" }, { "id_line": 556, "ja_text": "明らかに何者かがこちらに接近しているようだ。", "zh_text": "明显地有什么人正在慢慢接近这边。" }, { "id_line": 557, "ja_text": "大祐はポテトチップスの陰に隠れながら、こっそりと様子を窺った。", "zh_text": "大佑躲在薯片阴影背后,同时悄悄地窥探情况。" }, { "id_line": 558, "ja_text": "バターン!!", "zh_text": "吧噔! !" }, { "id_line": 559, "ja_text": "はたして、巨大なドアは勢いよく開かれた。", "zh_text": "终于,巨大的门打开了。" }, { "id_line": 560, "ja_text": "彩香だ。", "zh_text": "是彩香。" }, { "id_line": 561, "ja_text": "またも100m以上はあろうかという巨大なサイズでの登場であった。", "zh_text": "又是以100米以上这个巨大的尺寸登场。" }, { "id_line": 562, "ja_text": "巨大な彩香の登場と共に大祐はすぐさま地獄に落とされた。", "zh_text": "巨大彩香的登场使大佑旋即感到被扔到地狱。" }, { "id_line": 563, "ja_text": "彩香「また、アリが!! もうっ!!」", "zh_text": "彩香「还有蚂蚁! ! ! ! 」" }, { "id_line": 564, "ja_text": "彩香の巨大な素足が持ち上がったかと思うと、足もとのポテトチップスを小さい人がいたまま粉々に踏み潰してしまったのだ。", "zh_text": "彩香巨大的赤脚抬起,薯片上的小人刚刚要走,就已经粉碎在脚下了。" }, { "id_line": 565, "ja_text": "バキャッ!ビシッ!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 566, "ja_text": "そして、巨大な素足は次々に床に振り下ろされた。", "zh_text": "然后,巨大的裸足接二连三在地板上挥下。" }, { "id_line": 567, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "噔! !" }, { "id_line": 568, "ja_text": "ドスウウン!!", "zh_text": "轰! !" }, { "id_line": 569, "ja_text": "バスウウン!!", "zh_text": "噔! !" }, { "id_line": 570, "ja_text": "とうとう、ショートケーキ近辺のポテトチップスは全て破砕されてしまった。", "zh_text": "终于,蛋糕附近的薯片全都被踩碎了。" }, { "id_line": 571, "ja_text": "大祐は、恐怖のあまり腰を抜かし、動けなくなってしまった。", "zh_text": "大佑因为太害怕而呆住。" }, { "id_line": 572, "ja_text": "ズシイイン!", "zh_text": "噔!" }, { "id_line": 573, "ja_text": "ズシイイン!", "zh_text": "噔!" }, { "id_line": 574, "ja_text": "巨大な彩香は、ショートケーキを足の間に置くような形で仁王立ちする。", "zh_text": "巨大的彩香把双脚放到蛋糕的两旁。" }, { "id_line": 575, "ja_text": "ショートケーキに乗っかっている人たちは懸命にケーキから離れようと走っているのが見える。", "zh_text": "大佑看到蛋糕上的人拼命地打算离开蛋糕。" }, { "id_line": 576, "ja_text": "彩香「このショートケーキも食べられないわね・・・。」", "zh_text": "彩香 「这个蛋糕也吃不了啊・・・」" }, { "id_line": 577, "ja_text": "そういうと、彩香は巨大な素足をショートケーキの上空へと移動させた。", "zh_text": "彩香把巨大的脚慢慢往蛋糕的上方移动。" }, { "id_line": 578, "ja_text": "大祐にとって、一つのビルほどはあろうかというケーキを軽々と彩香の素足は覆ってしまう。", "zh_text": "对大佑来说,大楼一様的蛋糕也被彩香的赤脚轻而易举地覆盖了。" }, { "id_line": 579, "ja_text": "しかも、ケーキから逃れようとしている小さい人たちも漏れなく素足の作る影の中に入ってしまっている。", "zh_text": "而且,正在逃离蛋糕的小人也一个不漏地在光脚的影子下。" }, { "id_line": 580, "ja_text": "ここにきて、ようやっと大祐は気が付いた。", "zh_text": "大佑终于注意到了。" }, { "id_line": 581, "ja_text": "自分がポテトチップスの上にいることを。", "zh_text": "自己还在薯片上。" }, { "id_line": 582, "ja_text": "おそらく、姉に気づかれるまもなく、一気に踏みつぶされてしまう。", "zh_text": "恐怕过不久也会被姐姐察觉,然后当成蚂蚁一下子被踩烂。" }, { "id_line": 583, "ja_text": "そう思うと、大祐は急いで逃げ出した。", "zh_text": "这样一想,大佑赶紧逃跑了。" }, { "id_line": 584, "ja_text": "彩香「えいっ!!」", "zh_text": "彩香「呀!!」" }, { "id_line": 585, "ja_text": "彩香の掛け声と同時に、ものすごい衝撃が大祐を襲う。", "zh_text": "彩香发出吆喝声的同时,可怕的冲击波冲击了大佑。" }, { "id_line": 586, "ja_text": "ドゴオオオオン!!!", "zh_text": "轰~~~~~~~!!!" }, { "id_line": 587, "ja_text": "大祐は、その衝撃で転倒してしまった。", "zh_text": "大佑因为冲击摔倒了。" }, { "id_line": 588, "ja_text": "後方を窺い見ると、ショートケーキは彩香の巨大な素足によってメチャメチャに踏みつぶされていた。", "zh_text": "往后面看,整个奶油蛋糕都被彩香巨大的赤脚踩成泥。" }, { "id_line": 589, "ja_text": "そして、大祐めがけてクリームの塊が飛んできたのだ。", "zh_text": "有几块奶油往大佑的方向飞来。" }, { "id_line": 590, "ja_text": "大祐「う、うわああ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊!!」" }, { "id_line": 591, "ja_text": "ベチャッ!!", "zh_text": "啪!!" }, { "id_line": 592, "ja_text": "大祐はものの見事にクリームの中に埋没してしまった。", "zh_text": "大佑被一大堆奶油淹没了。" }, { "id_line": 593, "ja_text": "彩香(いけない、大祐を見失ったわ!!)", "zh_text": "彩香(不好,大佑不见了!)" }, { "id_line": 594, "ja_text": "一方、上空の彩香は口にこそ出さなかったが、大祐を見失ってしまった。", "zh_text": "另一方面,在远远的上空,虽然彩香嘴上没说出来,但她已经看不到大佑的踪影。" }, { "id_line": 595, "ja_text": "彩香の進行方向に大祐は逃げていたのだが、いまのショートケーキへの一歩で完全に見えなくなってしまった。", "zh_text": "大佑本来想往彩香行进相反的方向逃跑,但现在因为一脚踩在蛋糕上,奶油飞散,前路已经完全看不见了。" }, { "id_line": 596, "ja_text": "彩香(どうしよう。ミニチュアは、私の前方にあるのよね・・・。)", "zh_text": "彩香(怎么办?模型调整仪就在我几步的前方吧・・・)" }, { "id_line": 597, "ja_text": "しかし、足もとは飛び散ったクリームだらけ。", "zh_text": "但是脚下奶油飞散满地。" }, { "id_line": 598, "ja_text": "下手をすれば、クリームの中にいる大祐を潰しかねない。", "zh_text": "弄不好,踩在奶油上的话,埋在当中的大佑也会连同奶油被踩成浆。" }, { "id_line": 599, "ja_text": "(と、とりあえず、ポテトチップスから逃げてたから、その近辺に足を下ろすのは大丈夫よね・・・)", "zh_text": "(总之,他应该从薯片上逃走了吧,在薯片附近落脚应该没问题・・・)" }, { "id_line": 600, "ja_text": "彩香は、先ほどまで大祐がいたポテトチップス目がけて巨大な素足を下ろすことにした。", "zh_text": "彩香瞄准大佑刚才还在上面的薯片,把巨大的光脚踩了下来。" }, { "id_line": 601, "ja_text": "大祐「ぷはっ!!」", "zh_text": "大佑 「吐吐吐!!」" }, { "id_line": 602, "ja_text": "大祐はどうにかこうにかクリームの中を移動して、顔だけ出すことに成功した。", "zh_text": "大佑在奶油中挣扎,总算成功地把脸成功露出来。" }, { "id_line": 603, "ja_text": "すると、周囲が薄暗くなっていることに気が付いた。", "zh_text": "但是大佑发觉到他在巨物的阴影下。" }, { "id_line": 604, "ja_text": "大祐が目だけを上方向にずらすと、なんと巨大な足の裏が上空に存在していた。", "zh_text": "大佑眼睛往上面挪看,充满存在感的巨大脚掌正正要移往自己的头上。" }, { "id_line": 605, "ja_text": "大祐「えええっ!?」", "zh_text": "大佑 「嗯啊!?」" }, { "id_line": 606, "ja_text": "彩香は、床下のポテトチップスもろともクリームに埋もれた大祐を踏み潰さんとしていた。", "zh_text": "彩香想要踩往被奶油淹没,连同大佑在上面的薯片。" }, { "id_line": 607, "ja_text": "彩香の巨大な爪先が接近しながら下降している。", "zh_text": "彩香巨大的脚开始接近。" }, { "id_line": 608, "ja_text": "もはや、一刻の猶予もない。", "zh_text": "已经火烧眉毛了。" }, { "id_line": 609, "ja_text": "もう、ポテトチップスのあった場所は、彩香の巨大な足が作り出す影の中にすっぽり覆われてしまっている。", "zh_text": "薯片附近的地方也被彩香巨大的脚的影子完全覆盖住。" }, { "id_line": 610, "ja_text": "大祐が懸命にクリームから這い出てきたとき、上空の3分の2は彩香の巨大な足の裏に覆われてしまっていた。", "zh_text": "大佑拼命地从奶油爬出来了的时候,上空的三分之二都是彩香的巨大的脚掌。" }, { "id_line": 611, "ja_text": "彩香の巨大な素足はゆっくりと、それでいて確実に下降をしている。", "zh_text": "彩香巨大的光脚慢慢地下降。" }, { "id_line": 612, "ja_text": "大祐「あ、彩香姉ちゃあん!!」", "zh_text": "大佑 「啊,彩香姐姐啊!!」" }, { "id_line": 613, "ja_text": "大祐の叫びは、彩香の広大で肉厚な足の裏にすべて吸収されてしまう。", "zh_text": "大佑的呼喊通通被彩香巨大肉厚的脚掌吸收。" }, { "id_line": 614, "ja_text": "着実に彩香の素足は、床に向けて降りてきている。", "zh_text": "稳住了脚步,彩香的光脚向地板踩下来。" }, { "id_line": 615, "ja_text": "彩香の巨大な素足は、大祐を覆いつくし、圧死させようと迫ってきている。", "zh_text": "覆盖大佑的巨大光脚慢慢逼近,打算在彩香自己无意识下把大佑压死。" }, { "id_line": 616, "ja_text": "普段のか細く柔らかそうな彩香の足の裏はもはや見る影もない。", "zh_text": "已经看不见平时纤细柔软的彩香脚底。" }, { "id_line": 617, "ja_text": "どす黒く、圧倒的な質量感を放つほど、巨大な存在として大祐の前に立ちはだかっている。", "zh_text": "现在因为没有光,更令暗黑的脚底放出了压倒性的质量感,是在大佑面前巨大的存在。" }, { "id_line": 618, "ja_text": "大祐は、もうなす術なく立ち尽くしていた。", "zh_text": "大佑已经无计可施了。" }, { "id_line": 619, "ja_text": "姉に虫けらとして殺されてしまう。", "zh_text": "只有和小虫子一样被姐姐踩死吧。" }, { "id_line": 620, "ja_text": "自分の命が風前のともしびなのに妙に興奮が冷めやらない。", "zh_text": "明明生命有如风前灯火,但现在大佑自己体内有一股和自己生命毫不相干的奇妙奋兴感。" }, { "id_line": 621, "ja_text": "大祐「あ、ユーザーベルト・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,用户皮带・・・」" }, { "id_line": 622, "ja_text": "彩香の足の裏が眼前に迫ってきている中、大祐はユーザーベルトを思い出した。", "zh_text": "彩香的脚底在眼前迫近着,大佑突然想起了用户皮带。" }, { "id_line": 623, "ja_text": "大祐は、藁にもすがる思いで、今一度ユーザーベルトを操作しまくった。", "zh_text": "用户皮带被大佑当成最后一根稻草,他拼命乱按用户皮带。" }, { "id_line": 624, "ja_text": "すると、何故か大祐の意識が再び遠のいた。", "zh_text": "于是大佑的意识又模糊起来了。" }, { "id_line": 625, "ja_text": "パリン!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 626, "ja_text": "彩香が床のポテトチップスを踏み潰したと同時にミニチュアの操作盤が点滅し始めた。", "zh_text": "彩香地板的薯片踏碎的同时,模型操作盘上的灯开始闪烁。" }, { "id_line": 627, "ja_text": "彩香「ミニチュアの操作盤が点滅しているわ。どういうこと?」", "zh_text": "彩香 「模型操作仪的灯熄了。发生什么事?」" }, { "id_line": 628, "ja_text": "彩香は足元に細心の注意を払いながら、ミニチュアの様子を窺った。", "zh_text": "彩香一边细心地留意脚下,一边看了看模型。" }, { "id_line": 629, "ja_text": "彩香「あ・・・、大祐が現実世界に戻ったんだ。」", "zh_text": "彩香「啊・・・、大佑回到现实世界。 」" }, { "id_line": 630, "ja_text": "彩香「ということは、私がミニチュアを使ったことバレちゃったかな・・・。」", "zh_text": "彩香「也就是说,我用模型这件事曝光了・・・」" }, { "id_line": 631, "ja_text": "複雑で苦い顔をしながらも、彩香はフードクラッシュに多少の快感を味わえたことに悦びを感じていた。", "zh_text": "除了夹杂了脸上的苦涩感,彩香同时也在食品事故优越的快感中品味喜悦的感觉。" }, { "id_line": 632, "ja_text": "#6", "zh_text": "#6" }, { "id_line": 633, "ja_text": "理解ある姉が繰り出す大胆さと凄惨さ", "zh_text": "理解操作又大胆的姐姐和凄惨度" }, { "id_line": 634, "ja_text": "大祐「姉貴っ、ミニチュアの説明書を返してよ!」", "zh_text": "大佑 「姐姐,把模型的说明书还给我!」" }, { "id_line": 635, "ja_text": "帰宅早々、大祐は彩香の部屋に行き、こう口を開いた。", "zh_text": "急急忙忙回到家的大佑一头冲进彩香的房间。" }, { "id_line": 636, "ja_text": "間接的に確認を試みようとする大祐を見越して、彩香は悠然と拒否する。", "zh_text": "预料到大佑打算确认的心情,彩香悠然地拒绝了他。" }, { "id_line": 637, "ja_text": "彩香「ああ、ごめん。まだ読んでる最中なのよ。もう少し待って。」", "zh_text": "彩香「啊,对不起。我还没看完。再稍微等一下吧。」" }, { "id_line": 638, "ja_text": "大祐「ミニチュアを購入してから変な体験が続くから確認したいんだけど。」", "zh_text": "大佑 「在购买模型,一直有异怪的事,我现在想变想确认一下。」" }, { "id_line": 639, "ja_text": "彩香「へぇ~、どんな体験なの?」", "zh_text": "彩香,「哎~,是怎样的事呢?」" }, { "id_line": 640, "ja_text": "大祐「意識が遠のくというか、夢を見ているというか。」", "zh_text": "大佑 「意识不明,或者说,在做梦吧。」" }, { "id_line": 641, "ja_text": "彩香「断片的に覚えてもないの?」", "zh_text": "彩香 「有没有记忆中断?」" }, { "id_line": 642, "ja_text": "大祐「ボーッとしてるのに覚えてるわけないじゃん。」", "zh_text": "大佑 「因为最经常发呆,记不清楚了。」" }, { "id_line": 643, "ja_text": "彩香「じゃあ、気のせいよ。」", "zh_text": "彩香「那么,这只是你的错觉啊。」" }, { "id_line": 644, "ja_text": "彩香は、適当に大祐をあしらい、勝ち誇った表情を浮かべた。", "zh_text": "彩香因为随随便便打发了大佑,一脸得意的表情。" }, { "id_line": 645, "ja_text": "(大祐が私に言葉で勝てるわけないじゃん。)", "zh_text": "(大佑在语言上是争不赢我的。)" }, { "id_line": 646, "ja_text": "すっかり余裕の彩香に大祐はそれすら予想していたかのように笑みを浮かべる。", "zh_text": "准备充裕的彩香浮起连大佑的脸上也预料到似的微笑。" }, { "id_line": 647, "ja_text": "大祐「あれ?生クリームが飛び散ってるね?」", "zh_text": "大佑 「咦?为什么会有飞散的奶油呢?」" }, { "id_line": 648, "ja_text": "彩香「へっ・・・!?」", "zh_text": "彩香 「什、什么・・・!?」" }, { "id_line": 649, "ja_text": "思いがけない大祐の言葉に彩香も驚愕の声を上げる。", "zh_text": "意想不到大佑会有所发现,彩香因为惊愕而声音变尖了。" }, { "id_line": 650, "ja_text": "その様子を黙って大祐は見ている。", "zh_text": "大佑沉默地看着她。" }, { "id_line": 651, "ja_text": "彩香「そうかしら・・・?ケーキなんて飛び散ってるようには見えないけど。」", "zh_text": "彩香「是吗・・・?蛋糕飞散之类的,我看不见耶。」" }, { "id_line": 652, "ja_text": "大祐「いや、だってここに足形がついてるよ。」", "zh_text": "大佑 「不,因为这里有油油的脚印。」" }, { "id_line": 653, "ja_text": "彩香「え・・・?」", "zh_text": "彩香「嗯・・・?」" }, { "id_line": 654, "ja_text": "一瞬、彩香の表情は固まった。", "zh_text": "一瞬间,彩香的表情凝固了。" }, { "id_line": 655, "ja_text": "きれいに床を拭き取ったはずが見落としがあったのか。", "zh_text": "应该擦干净的地坂有所忽略吗? 。" }, { "id_line": 656, "ja_text": "彩香から少し焦りの色が感じられる。", "zh_text": "彩香稍微有焦虑的感觉。" }, { "id_line": 657, "ja_text": "彩香「しばらく前の汚れじゃないの?あんたの目の錯覚で右足の形に見えるだけよ。」", "zh_text": "彩香 「是之前的污迹吧?是你的眼睛有错觉所以看到右脚的形状啊。」" }, { "id_line": 658, "ja_text": "ゆっくりと聞いていた大祐は、彩香にニヤニヤと笑いかける。", "zh_text": "大佑慢慢地听了彩香说,他默默地笑了笑。" }, { "id_line": 659, "ja_text": "大祐「なるほどね・・・。さすがの姉貴も油断したか。」", "zh_text": "大佑 「原来如此啊・・・就连姐姐也会疏忽大意呢・・・」" }, { "id_line": 660, "ja_text": "彩香「はぁっ?何言ってんのよ。」", "zh_text": "彩香「啊?你说什么啊。」" }, { "id_line": 661, "ja_text": "大祐「ミニチュアを使って僕にいたずらしたんでしょ?」", "zh_text": "大佑 「你用迷你模型对我做了恶作剧吧?」" }, { "id_line": 662, "ja_text": "彩香「してません。」", "zh_text": "彩香 「我没有。」" }, { "id_line": 663, "ja_text": "と彩香は言ったものの、大祐の圧倒的に余裕な表情に不安を感じていた。", "zh_text": "彩香虽然立即反口狡辩,但大佑那压倒性胜利的表情令她感到不安。" }, { "id_line": 664, "ja_text": "彩香と大祐は次の一手を牽制しあうようにしばらくお互いを見つめあっていた。", "zh_text": "彩香与大佑为了下一步的答辩而暂时凝视着彼此。" }, { "id_line": 665, "ja_text": "先に口を開いたのは大祐だった。", "zh_text": "先开口的是大佑。" }, { "id_line": 666, "ja_text": "大祐「で、どうして足形が右の足だと思ったのさ?」", "zh_text": "大佑 「为什么你会首先想到右脚的脚印呢?」" }, { "id_line": 667, "ja_text": "彩香「・・・・・・。なんとなくよ・・・。」", "zh_text": "彩香 「・・・・・・总觉得是・・・」" }, { "id_line": 668, "ja_text": "大祐「ふぅん、パッと見る限り右足とは分からないのにね。」", "zh_text": "大佑 「呼,你不是说过那只不起眼的污垢吗?又怎可以分清右脚和左脚啊。」" }, { "id_line": 669, "ja_text": "彩香は自らの発言に後悔していた。", "zh_text": "彩香后悔了自己的发言。" }, { "id_line": 670, "ja_text": "大祐への後ろめたさからか不用意な発言が多かったのである。", "zh_text": "不是因为对大佑的内疚,而是因为对自己嘴巴大而发言不慎。" }, { "id_line": 671, "ja_text": "彩香「とにかく、自分の部屋に戻りなさい。」", "zh_text": "彩香「总之,先回到自己的房间吧。」" }, { "id_line": 672, "ja_text": "大祐「踏み潰したのはケーキだったの?」", "zh_text": "大佑 「那么踩碎了的蛋糕呢?」" }, { "id_line": 673, "ja_text": "彩香「えっ? 何を言って・・・」", "zh_text": "彩香「咦?你说什么・・・」" }, { "id_line": 674, "ja_text": "大祐「だって生クリームとしか言ってないのになんでケーキと知ってるんだろうと思って。」", "zh_text": "大佑 「因为我只有说奶油呀,你为什么会知道是蛋糕呀。」" }, { "id_line": 675, "ja_text": "彩香「たまたまよ。生クリームを使ったものなんて限られるじゃない。」", "zh_text": "彩香 「不过是偶然。会用到奶油东西没多少吧。」" }, { "id_line": 676, "ja_text": "余裕を見せる大祐に対してだんだん彩香は苛立ちを隠せなくなってきた。", "zh_text": "对露出胜利表情的大佑,渐渐彩香变得不能隐藏起来自己的焦躁。" }, { "id_line": 677, "ja_text": "そんな表情の変化を大祐は見逃さない。", "zh_text": "大佑对这种表情变化怒不可遏。" }, { "id_line": 678, "ja_text": "しかし、あまり彩香を追い詰めると逆ギレすることも心得ている。", "zh_text": "但是,也不可以蛮不讲理地发脾气从而追逼彩香。" }, { "id_line": 679, "ja_text": "ここが潮時であることを大祐は実感し始めていた。", "zh_text": "感到时机成熟的大佑又说话了。" }, { "id_line": 680, "ja_text": "大祐「あのさあ、僕さー、生クリームやポテトチップスごと踏み潰されかけたんだけど。」", "zh_text": "大佑 「我差点连同奶油和薯片被踩死了。」" }, { "id_line": 681, "ja_text": "彩香「えっ!? 嘘でしょ?」", "zh_text": "彩香「咦! ?骗人的吧? 」" }, { "id_line": 682, "ja_text": "大祐「目の前まで姉貴の大きな足の裏が接近して、僕は殺されかけたんだよ。」", "zh_text": "大佑 「姐姐巨大的脚底近在眼前,我只差一点点就被抹杀了。」" }, { "id_line": 683, "ja_text": "彩香「うっ・・・。」", "zh_text": "彩香「嗯・・・ 」" }, { "id_line": 684, "ja_text": "明らかに彩香が動揺している。", "zh_text": "彩香明显地有所动摇。" }, { "id_line": 685, "ja_text": "彩香の目にうっすらと涙がたまっていた。", "zh_text": "彩香的眼睛开始流起眼泪来。" }, { "id_line": 686, "ja_text": "大祐「あっ、姉貴・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐・・・」" }, { "id_line": 687, "ja_text": "と次の瞬間、大祐の意識が遠くなっていく。", "zh_text": "突然,大佑的意识又越来越远了。" }, { "id_line": 688, "ja_text": "(あれ・・・、どうしたんだ・・・。)", "zh_text": "(那・・・、怎么了啊・・・)" }, { "id_line": 689, "ja_text": "大祐「・・・・・・。」", "zh_text": "大佑 「・・・・・・」" }, { "id_line": 690, "ja_text": "大祐は、自分の部屋のベッドで目を覚ました。", "zh_text": "大佑在自己房间的床上被吵醒。" }, { "id_line": 691, "ja_text": "(あれ、何があったんだっけ・・・?)", "zh_text": "(又有什么发生了吧・・・?)" }, { "id_line": 692, "ja_text": "大祐が思案に暮れていると、天井がないことに気がついた。", "zh_text": "大佑发现了高高在上的天花板。" }, { "id_line": 693, "ja_text": "大祐はここがミニチュアの街であることを確認しつつ、上空にいるであろう彩香に向かって叫ぶ。", "zh_text": "大佑明白到自己又被缩小的同时,又向高空的彩香叫喊道。" }, { "id_line": 694, "ja_text": "大祐「姉貴!もういいだろ。お互い隠しあいはなしにしよう。」", "zh_text": "大佑 「姐姐!已经够了吧。相互彼此已经没有可以隐瞒的,是吧。」" }, { "id_line": 695, "ja_text": "程なくして、上空に彩香の顔が出現する。", "zh_text": "不久,高空出现了彩香的脸。" }, { "id_line": 696, "ja_text": "彩香「ごめんなさい・・・」", "zh_text": "彩香「对不起・・・」" }, { "id_line": 697, "ja_text": "思いもかけない優しい表情をする彩香に大祐は照れを隠せなかった。", "zh_text": "意想不到地彩香没有对大佑隐藏起温柔害羞的表情。" }, { "id_line": 698, "ja_text": "ムギュッ!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 699, "ja_text": "寝そべる大祐に向かって彩香の大きな素足が覆いかぶさる。", "zh_text": "彩香向大佑躺着的地方用巨大的光脚覆盖住。" }, { "id_line": 700, "ja_text": "徐々に彩香の体重が掛けられ、彩香の重さを体感する。", "zh_text": "渐渐彩香的体重移到大佑身上,大佑感受到无比巨大的彩香重量。" }, { "id_line": 701, "ja_text": "と同時に、彩香の足指の間からモワッとした臭いを感じる。", "zh_text": "同时,又闻到彩香的脚指之间的臭味。" }, { "id_line": 702, "ja_text": "巨大な彩香を体全体で感じていることに大祐のイチモツは少しずつ固くなっていく。", "zh_text": "全身正在感受巨大彩香的大佑,下体一点点地变硬。" }, { "id_line": 703, "ja_text": "大祐は彩香の大きな素足をギュッと抱き締めた。", "zh_text": "彩香巨大的赤脚紧紧压在大佑身上。" }, { "id_line": 704, "ja_text": "それを知ってか、彩香の爪先は大祐の頭部を少しずつ締め付けていった。", "zh_text": "彩香的脚尖也发现了大佑下体的头部有一点点变紧。" }, { "id_line": 705, "ja_text": "彩香「はぁ・・・、こんな汚いことして平気なの?」", "zh_text": "彩香 「哈・・・你那个肮脏的东西​​・・・也没关系吗?」" }, { "id_line": 706, "ja_text": "ふいに彩香が口を開く。", "zh_text": "彩香突然开口了。" }, { "id_line": 707, "ja_text": "彩香にしてみれば、自身の足裏など綺麗なものではないと考えているようだ。", "zh_text": "彩香从来没有想过自己的脚掌是美丽有魅力,能够引起雄性的兽欲。" }, { "id_line": 708, "ja_text": "大祐「いや、普段隠されているモノが露になって、しかも自分に襲いかかるだなんてスゴいじゃん。」", "zh_text": "大佑 「不,不过是平时隐藏着的想法暴露了,而且自己真的被燃点了而非常兴奋嘛。」" }, { "id_line": 709, "ja_text": "彩香「マニアックな奴ね・・・。」", "zh_text": "彩香 「你真是个奇怪的另类啊・・・」" }, { "id_line": 710, "ja_text": "そう言いながらも自身の素足で弟に快楽を与えていることに優越感を感じていた。", "zh_text": "一边说一边也在感受自己的赤脚踩在弟弟上的快乐优越感。" }, { "id_line": 711, "ja_text": "ひとしきり彩香の素足との触れ合いを楽しんだ大祐は、彩香に改めてお願いした。", "zh_text": "在彩香赤脚之间享受完的大佑又再拜托了彩香。" }, { "id_line": 712, "ja_text": "大祐「姉貴・・・。お願いがあるんだけど。」", "zh_text": "大佑 「姐姐・・・我有一个请求。」" }, { "id_line": 713, "ja_text": "彩香「なーに? 少しくらいは聞いてあげないとね。」", "zh_text": "彩香「是什么?稍微说来听听吧。 」" }, { "id_line": 714, "ja_text": "大祐「姉貴の大きな素足でミニチュアの街をメチャメチャに破壊してほしいんだけど・・・。」", "zh_text": "大佑 「希望姐姐能够用你那巨大的素足把迷你模型重现的街道破坏掉・・・ 」" }, { "id_line": 715, "ja_text": "彩香「へっ?別にいいけど、どのくらいのサイズで?」", "zh_text": "彩香 「蛤?是可以啊,但你想要变成多大的尺寸呢?」" }, { "id_line": 716, "ja_text": "大祐「100分の1サイズだと、姉貴は160mで、足のサイズが24mだよね。」", "zh_text": "大佑 「100分之一大小的话,姐姐是160米,脚的长度是24米。」" }, { "id_line": 717, "ja_text": "彩香「そりゃ、そうだけど・・・。」", "zh_text": "彩香「当然,不过・・・」" }, { "id_line": 718, "ja_text": "大祐「よし! 200分の1サイズで、街の人達と一緒に姉貴の巨大な足から逃げることにしよう!」", "zh_text": "大佑 「好!那么就200分之一大小吧,连同街上的小人一起逃避姐姐巨大的双脚吧!」" }, { "id_line": 719, "ja_text": "彩香「え・・・。だとすれば、あんたのサイズは1cmもないんじゃないの・・・?」", "zh_text": "彩香「嗯・・・。如果真的是这样的话,你的高度不是连1cm也・・・?」" }, { "id_line": 720, "ja_text": "大祐「そうだよ。姉貴の足のサイズは48mにもなるんだよ。」", "zh_text": "大佑 「是啊。姐姐的脚的长度也会有48m。」" }, { "id_line": 721, "ja_text": "彩香「バカ!危ないじゃない。もしあんたを踏んづけたら即死よ。」", "zh_text": "彩香 「笨蛋!不危险吗?如果只是不小心轻轻踩住你的话,你也会当场死亡的。」" }, { "id_line": 722, "ja_text": "大祐「へへっ、だってこれがあるから万が一の時は大丈夫さ。」", "zh_text": "大佑 「嘿嘿,因为有这个,就算有万一的时候,也是没问题的。」" }, { "id_line": 723, "ja_text": "そう言って、大祐は腕に巻き付けたユーザーベルトを彩香に自慢げに見せた。", "zh_text": "这么说,大佑骄傲地给彩香看了看在手臂缠着的用户皮带。" }, { "id_line": 724, "ja_text": "彩香「・・・・・・。ほんっっとに、仕様のない弟ねっ。」", "zh_text": "彩香 「・・・・・・真是疯狂的弟弟啊。」" }, { "id_line": 725, "ja_text": "大祐「よろしく頼みます、お姉さま!」", "zh_text": "大佑 「拜托了,姐姐大人!」" }, { "id_line": 726, "ja_text": "大祐は自らのベルトを操作して、まず、ミニチュアのサイズを20分の1にした。", "zh_text": "大佑自己操作了皮带,首先是缩小成只有20分之1。" }, { "id_line": 727, "ja_text": "彩香の眼下には、細々とした町並みが映る。", "zh_text": "在地板上渐渐映出零零碎碎的街道,尽收彩香的眼底。" }, { "id_line": 728, "ja_text": "程なくしてミニチュアの中にある自宅を発見した彩香は屋根をベリベリとはぎ取り街中に投げ捨てた。", "zh_text": "不久,彩香看到了迷你模型中的自己的家,她剥下屋顶然后丢弃在街上。" }, { "id_line": 729, "ja_text": "ガシャーン!!", "zh_text": "咻轰! !" }, { "id_line": 730, "ja_text": "突如として街中に轟音が響き、大祐の上空が切り開かれた。", "zh_text": "突然轰鸣声在街中回响,大佑上空出现了一个凿开的大洞。" }, { "id_line": 731, "ja_text": "大祐「姉貴ー、じゃあ、200分の1にするからね」", "zh_text": "大佑 「姐姐啊,那么,现在要变成200分之一。」" }, { "id_line": 732, "ja_text": "彩香「ホントにやるのね?」", "zh_text": "彩香「真的要这様做吗?」" }, { "id_line": 733, "ja_text": "大祐「もちろんだよ。」", "zh_text": "大佑 「当然了。」" }, { "id_line": 734, "ja_text": "彩香「じゃあ、私は家から少し離れた市民体育館からスタートして、南小学校の方へ踏み潰していくからね。」", "zh_text": "彩香「那么,我会在离家不远的市民体育馆开始,一直把脚踩住,然后滑向南边的小学。 」" }, { "id_line": 735, "ja_text": "大祐「うん、わかった。じゃあ、、いくよっ!」", "zh_text": "大佑 「嗯,知道了。那么,去吧!」" }, { "id_line": 736, "ja_text": "大祐は、ユーザーベルトを腕から外し、横のボタンを小刻みに押下した。", "zh_text": "大佑,从手臂取下用户皮带,微微地按下旁边的按钮。" }, { "id_line": 737, "ja_text": "それとともに、上空の彩香の顔が上空へと遠ざかりつつ、徐々に大きくなってくる。", "zh_text": "彩香的脸向空中远离的同时,渐渐也变得巨大起来。" }, { "id_line": 738, "ja_text": "やがて、大祐のはるか上空では彩香の巨大な瞳が小さな大祐を見下ろしている情景が映し出された。", "zh_text": "没过多久,在遥远的天空中彩香的巨大的瞳孔俯视着小小的大佑。" }, { "id_line": 739, "ja_text": "今までの大祐のサイズは小さくても2cm程度であったため、以前彩香に危うくミニチュア内で踏み潰されかけたときも何とか逃げ切れていた。", "zh_text": "到现在为止的大佑的最小的尺寸是2cm左右,所以在以前差点被彩香在迷你街道内被践踏的时候,也总算可以逃到。" }, { "id_line": 740, "ja_text": "今や彩香のサイズは今までで一番巨大であり、その圧倒的な重量感に大祐は身震いした。", "zh_text": "相对来说,彩香的尺寸是至今为止最巨大的,其压倒性的质量感已经令大佑打冷颤。" }, { "id_line": 741, "ja_text": "大祐「あ、姉貴ー! どうだい?」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐!怎样?」" }, { "id_line": 742, "ja_text": "大祐が彩香に対して恐怖を抱いているなど微塵にも感じていない彩香は、小さな大祐の姿を確認するだけでも精一杯であった。", "zh_text": "大佑对彩香抱着恐怖感,但相对来说彩香看到微小的灰尘也没有感觉到什么,彩香竭尽全力地去确认小小大佑的身姿。" }, { "id_line": 743, "ja_text": "何しろ1cmもない状態であるため、表情を窺い見るのも難しいのだ。", "zh_text": "总之,1cm都没有的状态下,连脸上的表情也很难看到。" }, { "id_line": 744, "ja_text": "彩香は大祐の問いかけに答えることなく、ミニチュアの全景に目をやった。", "zh_text": "彩香对大佑的提问没有回答,只顾把整个迷你街景的收入眼帘底下。" }, { "id_line": 745, "ja_text": "しばらくミニチュアを眺めていた彩香は、ついに立ち上がりミニチュアに自身の素足をゆっくりと向けた。", "zh_text": "彩香眺望迷你街道一阵后,终于直起腰来开始慢慢向模型踏出自己巨大的赤脚。" }, { "id_line": 746, "ja_text": "大祐「あれ? 姉貴の顔が見えなくなったぞ?」", "zh_text": "大佑 「咦?已经看不到姐姐的脸看了吗?」" }, { "id_line": 747, "ja_text": "心配そうに上空を見上げる大祐のもとが暗くなる。", "zh_text": "忧心忡忡地仰望上空的大佑四周开始变暗。" }, { "id_line": 748, "ja_text": "ズズズウウン!", "zh_text": "轰隆隆隆隆~~~~~~" }, { "id_line": 749, "ja_text": "地面から突き上げる衝撃に大祐は急いで、窓際に駆け寄る。", "zh_text": "为了抵御对地面的冲击,大佑赶紧跑到窗边。" }, { "id_line": 750, "ja_text": "街中はもうもうと砂埃を巻き上がり、人々の悲鳴や怒号が駆け巡っていた。", "zh_text": "街上沙尘滚滚缭绕上升,人们的哀鸣声和怒吼传遍了小城。" }, { "id_line": 751, "ja_text": "肌色の大きな物体は予定通り、市民体育館に君臨しているようだ。", "zh_text": "肤色的巨大物体按照预定那样,在市民体育馆降临。" }, { "id_line": 752, "ja_text": "大祐もこうしてはいられないと急いで逃げる準備を始め、100m程離れたところにある南小学校の屋上に駆け上がった。", "zh_text": "这样的情形下,大佑也不急忙地准备开始逃跑,而是走到离开家南面100米左右的地方再跑到小学的屋顶上。" }, { "id_line": 753, "ja_text": "彩香の巨大な爪先付近には多くの住宅が建ち並んでおり、周囲では蜘蛛の子を散らすように人々が走っていた。", "zh_text": "彩香巨大脚尖附近的多数是住宅区,周围的小人们正作鸟兽散。" }, { "id_line": 754, "ja_text": "大祐は、その遥か上を仰ぎ見る。", "zh_text": "大佑向那遥远的上空抬头仰望。" }, { "id_line": 755, "ja_text": "実に300m以上もの大きさの巨大な彩香が立ち尽くしている。", "zh_text": "站立的巨大彩香实际上有300米以上的大小。" }, { "id_line": 756, "ja_text": "おそらく、彩香は大祐が避難できる時間を稼いでいるのだろう。", "zh_text": "彩香她站着不动恐怕是为了帮大佑挣取避难的时间吧。" }, { "id_line": 757, "ja_text": "巨大な素足を下ろしてから、すぐには行動しなかったのだ。", "zh_text": "另一只巨大的赤脚又踩了下来,但没有马上开始行动。" }, { "id_line": 758, "ja_text": "それから1~2分後、ついに彩香の巨大な素足が行動を始めたのだった。", "zh_text": "然后又过了1~2分钟后,彩香终于驱使巨大的素足开始行动。" }, { "id_line": 759, "ja_text": "#7", "zh_text": "#7" }, { "id_line": 760, "ja_text": "彩香の圧倒的な力", "zh_text": "彩香压倒性的力量" }, { "id_line": 761, "ja_text": "彩香の爪先はゆっくりと「く」の字に曲がり、すべての足の指の爪が見えるような格好になった。", "zh_text": "彩香的脚指尖慢慢弯曲成「く」字,在地上也能看见所有脚甲的样子。" }, { "id_line": 762, "ja_text": "そして、彩香の巨大な素足は大祐のいる小学校の方向に向かって摺り足で接近を始めたのだ。", "zh_text": "然后彩香巨大的素足压在地上开始向大佑所在的小学的方向滑动。" }, { "id_line": 763, "ja_text": "バキバキバキッ・・・!", "zh_text": "轰砰・・・!" }, { "id_line": 764, "ja_text": "足先で街を破壊しながら悠然と接近してくるその様は一種の怪物のようであった。", "zh_text": "光脚一边在街上造成巨大的破坏,一边悠然接近,单单是女孩的脚已经有如怪物一样。" }, { "id_line": 765, "ja_text": "ゴゴゴゴゴ・・・。", "zh_text": "轰轰轰轰轰・・・" }, { "id_line": 766, "ja_text": "大祐は、巨大な素足が繰り出す地響きを肌で体感していた。", "zh_text": "大佑亲身体验到庞大赤足连续放出的声音。" }, { "id_line": 767, "ja_text": "逃げる人々や住宅を次々に飲み込んで行く巨大な素足。", "zh_text": "逃跑的人们和住宅不断只有被巨脚吞噬。" }, { "id_line": 768, "ja_text": "その歩みを止めることなく猛然と巨大な素足が近付いてくる。", "zh_text": "没法阻止的巨大光脚猛然接近。" }, { "id_line": 769, "ja_text": "このシチュエーションだけでも大祐は、凄まじい興奮を覚えていた。", "zh_text": "这种情况不仅仅是猛烈地把大佑的性欲燃起来,除了兴奋,身体也记住了这种刺激。" }, { "id_line": 770, "ja_text": "大祐「さて、さすがに元に戻らないと・・・。」", "zh_text": "大佑 「那么,如果这是真实世界,无法复原的话・・・」" }, { "id_line": 771, "ja_text": "大祐のサイズにして50~60m前方にまで巨大な爪先が接近してきたため、大祐は脱出を計ることにした。", "zh_text": "以大佑的角度来看,巨大的脚尖到达了前方50~60米,大佑开始从小学逃出去。" }, { "id_line": 772, "ja_text": "しかし、大祐はこのとき激しく後悔した。", "zh_text": "这时,大佑突然后悔起来。" }, { "id_line": 773, "ja_text": "なんと大祐の腕にユーザーベルトが巻かれていないのだ。", "zh_text": "大佑手臂上的用户皮带不见了。" }, { "id_line": 774, "ja_text": "先程、200分の1のサイズに設定する際、ベルトを外して部屋に置いてきてしまったのだ。", "zh_text": "刚才设置成200分之一的时候,把皮带取下放在房间内。" }, { "id_line": 775, "ja_text": "彩香の巨大な素足が間近に迫る中、大祐は腰を抜かしてしまった。", "zh_text": "彩香的巨大的裸脚依然在迫近中,大佑这次吓瘫了。" }, { "id_line": 776, "ja_text": "大祐「ヤバい・・・。部屋に置いてきたんだった・・・。」", "zh_text": "大佑 「不妙・・・皮带放在房间没有拿出来・・・」" }, { "id_line": 777, "ja_text": "ゴゴゴゴゴ…。", "zh_text": "轰轰轰轰轰・・・" }, { "id_line": 778, "ja_text": "巨大な爪先は変わらぬスピードで接近してくる。", "zh_text": "巨大的脚尖还是以不变的速度在接近。" }, { "id_line": 779, "ja_text": "ここで初めて大祐は自らに死が近付いていることに気がついた。", "zh_text": "这是大佑初次感到死亡在接近自己。" }, { "id_line": 780, "ja_text": "大祐「あ、姉貴・・・! 待って!! 中止だ!!」", "zh_text": "大佑「啊,姐姐・・・!等一下!!停下来!!」" }, { "id_line": 781, "ja_text": "大祐の必死の叫びもサイズが小さすぎて、彩香には届くはずもない。", "zh_text": "小小的大佑拼死呼喊,但因为尺寸太小,声音连送到彩香耳边也不可能。" }, { "id_line": 782, "ja_text": "巨大な爪先は、大祐の20~30m先にまで近付いていた。", "zh_text": "巨大的脚尖已经到了大佑眼前大约20~30m左右。" }, { "id_line": 783, "ja_text": "大祐「姉ちゃーん! 助けて!!」", "zh_text": "大佑 「姐姐!救命阿!!」" }, { "id_line": 784, "ja_text": "グワシャッ、メリメリメリッ、ドゴオオン!", "zh_text": "咔咔咔咔咔咔咔咔咔!" }, { "id_line": 785, "ja_text": "巨大な爪先の破壊は全く止まる気配を見せない。", "zh_text": "但巨大脚尖滑行时的破坏,完全没有想停下来的迹象。" }, { "id_line": 786, "ja_text": "もはや、一刻の猶予もない。", "zh_text": "在这个紧张关头。" }, { "id_line": 787, "ja_text": "大祐は、小学校から出て自宅に戻ることにした。", "zh_text": "大佑决定先从小学出来,再回到家中。" }, { "id_line": 788, "ja_text": "物凄い破壊音をたてながら巨大な爪先が接近する。", "zh_text": "可怕的破坏声伴随巨大的脚尖越来越接近。" }, { "id_line": 789, "ja_text": "大祐「す、すいません!通してくださーい!」", "zh_text": "大佑 「对,对不起!我要通过一下!」" }, { "id_line": 790, "ja_text": "巨大な素足から逃れるため、大勢の人達が走り出している。", "zh_text": "为了逃避巨人的脚,很多人们都向反方向跑起来。" }, { "id_line": 791, "ja_text": "その流れに逆らって必死に大祐はミニチュア内の自宅を目指す。", "zh_text": "而拼命逆行的大佑却是以迷你城镇内的家为目标。" }, { "id_line": 792, "ja_text": "ミニチュア内の自宅は、巨大な爪先の進行コースからは外れている。", "zh_text": "看来巨大脚尖的行进路径偏离迷你城镇内的家。" }, { "id_line": 793, "ja_text": "何とかそこまでたどり着けばと懸命に人の流れをかいくぐる。", "zh_text": "总算在那里就可以容易点在拼命跑的人流当中穿过。" }, { "id_line": 794, "ja_text": "やがて、人の波が途絶えて、大祐は道路の交差点に出ることができた。", "zh_text": "不久,人流开始中断消失,而大佑从内街走到大街的十字路口。" }, { "id_line": 795, "ja_text": "大祐「ハァハァハァ・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗄嗄嗄嗄嗄嗄・・・」" }, { "id_line": 796, "ja_text": "ズドドドドオッ・・・。", "zh_text": "咔轰轰轰轰轰轰・・・" }, { "id_line": 797, "ja_text": "凄まじい轟音が辺りに響き渡ったため、大祐が頭を上げた瞬間、付近のビルが崩落して中から巨大なヒトの足の指が出現した。", "zh_text": "大佑抬起头的瞬间,看到惊人轰鸣声响彻附近的原因,附近的大楼全都倒塌了,卡在巨人的脚指前和脚指隙中间。" }, { "id_line": 798, "ja_text": "大祐「う、うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑「吧,哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 799, "ja_text": "大祐目がけて崩れたビルのコンクリート片が降り注ぐ。", "zh_text": "崩塌的大厦的混凝土往大佑的头上倾注而下。" }, { "id_line": 800, "ja_text": "ドゴーン! スガーン!", "zh_text": "咔轰!咻噔!" }, { "id_line": 801, "ja_text": "大祐「うわあ、助けて!!」", "zh_text": "大佑 「哇,救命呀!!」" }, { "id_line": 802, "ja_text": "上から降ってくるコンクリート片もさることながら、数m先には巨大な5本の指先まで見える。", "zh_text": "从上面落下的混凝土片自不用说,几米前方就有5只巨大的脚指头。" }, { "id_line": 803, "ja_text": "このままでは、大祐は眼前の巨大な爪先に磨り潰されてしまう。", "zh_text": "这样下去,大佑会被眼前巨大的脚尖上磨溃,小命有如风前灯火。" }, { "id_line": 804, "ja_text": "大祐は自宅に戻ることを諦めて、再び小学校を目指して走り出す。", "zh_text": "大佑放弃回家,再次以小学作为目标而奔跑。" }, { "id_line": 805, "ja_text": "懸命に走る大祐に気付いたのか、突然、巨大な爪先の進行が止まった。", "zh_text": "是因为注意到拼命跑的大佑了吗?突然,巨大的脚尖停下来了。" }, { "id_line": 806, "ja_text": "大祐「あれ? どうしたんだろう・・・。」", "zh_text": "大佑「咦?怎么了・・・」" }, { "id_line": 807, "ja_text": "今度は、大祐の右方向一帯が一気に暗くなる。", "zh_text": "这次,大佑右方一带一下子变黑。" }, { "id_line": 808, "ja_text": "そこになんと50m程の全長を有する巨大なヒトの素足が出現したのだ。", "zh_text": "巨人的脚全长50米,巨大无比的赤脚在那里突然出现。" }, { "id_line": 809, "ja_text": "大祐に構うことなく、悠然とその巨大な素足は地面に着地した。", "zh_text": "完全没有在意大佑,悠然自得巨大的素足用力地踩在地面上。" }, { "id_line": 810, "ja_text": "ズドオオン!!", "zh_text": "砰! !" }, { "id_line": 811, "ja_text": "ガラガラガラッ…!", "zh_text": "格咯咯咯…!" }, { "id_line": 812, "ja_text": "ひときわ大きい崩落音が周囲を包み込む。", "zh_text": "因为格外巨大的巨响,四周的房屋通通都大块大块地崩落。" }, { "id_line": 813, "ja_text": "なんと、先ほどまで屋上で待機していた小学校が巨大な素足の着地の衝撃に耐えられず、崩壊してしまったのだ。", "zh_text": "刚才在屋顶上待命的那间小学,因为承受不了巨大裸足落地时的冲击而全幢到塌。" }, { "id_line": 814, "ja_text": "これで、大祐は2つの巨大な素足から逃げ出さねばならなくなった。", "zh_text": "大佑不得不从这2只巨大的脚下逃脱。" }, { "id_line": 815, "ja_text": "しかし、軽いパニックになっている大祐に一筋の光明が差す。", "zh_text": "但是这次让大佑造成恐慌的彩香小小的动作,也同时为他带来一丝光明。" }, { "id_line": 816, "ja_text": "彩香「大祐ー。大丈夫ー?」", "zh_text": "彩香「大佑ー。没事吧?」" }, { "id_line": 817, "ja_text": "はるか上空の彩香から、足元にいるであろう大祐へ呼びかけがあったのだ。", "zh_text": "在天空遥远的彩香对脚下的大佑喊道。" }, { "id_line": 818, "ja_text": "大祐「おぉ、姉貴ー。さすが・・・。」", "zh_text": "大佑「哦,姐姐。这到底是・・・」" }, { "id_line": 819, "ja_text": "彩香「このまま街を破壊しても大丈夫なの?」", "zh_text": "彩香「就这样把街全都破坏掉也没关系吧?」" }, { "id_line": 820, "ja_text": "大祐「ダメダメダメ!! ちょっとだけ待ってくれ!」", "zh_text": "大佑「不行不行不行!!稍微等一下!」" }, { "id_line": 821, "ja_text": "彩香「もし、ダメなら私の素足に登ってきてくれる?」", "zh_text": "彩香「如果不行的话,你可以登上我的脚吗?」" }, { "id_line": 822, "ja_text": "彩香の唐突な提案に、逃げ出していた大祐は再び巨大な爪先を目指すことにした。", "zh_text": "对于彩香唐突的提案,逃走中的大佑再次以巨大脚尖为目标。" }, { "id_line": 823, "ja_text": "しかし、爪先の近辺は、崩れたビルのコンクリート片などで覆われ、すぐには接近できる状態ではなかった。", "zh_text": "但是在脚尖附近,通通被崩塌大楼的混凝土覆盖。" }, { "id_line": 824, "ja_text": "大祐「うわっ、これじゃ行けないじゃん。仕方ない、もう一つの足を目指そう!」", "zh_text": "大佑「哇,这边还是去不了啊。没办法,我要以另一只脚为目标!」" }, { "id_line": 825, "ja_text": "遠回りではあるが、先程着地した巨大な素足を目指したほうが得策と判断した大祐は全速力で走り出した。", "zh_text": "虽然要绕远路,但以刚才落地的巨大彩香的脚为目标的比较好。作出这様判断的大佑就全速向另一只脚奔跑。" }, { "id_line": 826, "ja_text": "ちょうど、もう一つの巨大な素足は大祐のミニチュア上の自宅近辺にある。", "zh_text": "正好另一只脚是在模型内的自家附近。" }, { "id_line": 827, "ja_text": "一石二鳥ということもあり、大祐は全速力で走り出した。", "zh_text": "想到这一石二鸟的情况后,大佑就更用力去奔跑。" }, { "id_line": 828, "ja_text": "彩香「ねえ、大祐、登らなくてもいいの?」", "zh_text": "彩香「喂,大佑,爬上来了吗?」" }, { "id_line": 829, "ja_text": "全速力で走る大祐に非情な言葉が投げかけられる。", "zh_text": "用全速跑大佑无法向彩香喊话。" }, { "id_line": 830, "ja_text": "もうこの時点で、彩香の提案から1~2分ほど経っていたのだ。", "zh_text": "这时候,已经是彩香提出提案的1~2分钟之后。" }, { "id_line": 831, "ja_text": "大祐「姉貴ー! 待って、待ってくれー!」", "zh_text": "大佑「姐姐!等,等一下!」" }, { "id_line": 832, "ja_text": "彩香「ミニチュアの操作盤に異常はないから、大祐は大丈夫だと思うけど・・・。」", "zh_text": "彩香「模型操作仪没有异常,大佑应该没有问题吧・・・」" }, { "id_line": 833, "ja_text": "彩香にしてみれば、1~2分は長いかもしれないが、小さな大祐にとってはあっという間の時間なのだ。", "zh_text": "对彩香正在享受愉悦的人来说,1~2分钟或许很漫长,但对小小的大佑来说,不过是一眨眼的时间。" }, { "id_line": 834, "ja_text": "大祐「あと、もう少しなんだよ・・・!」", "zh_text": "大佑「在这条街之后,再稍微・・・!」" }, { "id_line": 835, "ja_text": "大祐のあと20~30m先にもう一つの巨大な爪先が見えてきた。", "zh_text": "大佑前方的20~30米处是另一个巨大的脚尖。" }, { "id_line": 836, "ja_text": "彩香「よしっ、安全な位置に避難してるんしょう! じゃあ、いきますか!」", "zh_text": "彩香「好,你已经在我的脚背找到安全的避难位置了吧!那么,要开始了哦!」" }, { "id_line": 837, "ja_text": "大祐「えっ!? 姉貴!!」", "zh_text": "大佑 「咦!?姐姐!!」" }, { "id_line": 838, "ja_text": "次の瞬間、大祐の前方にあった巨大な素足は一気に上空に持ち上がり、徐々に大祐の上空を侵食し始める。", "zh_text": "接下来的瞬间,在大佑的前方巨大的赤脚一口气向上空抬高,脚底慢慢侵蚀了大佑的上空。" }, { "id_line": 839, "ja_text": "あと少しのところで到達できた大祐はガックリと肩を落としてしまう。", "zh_text": "还有一点点就能到达的大佑感到頽丧而无力地垂下肩膀。" }, { "id_line": 840, "ja_text": "しかし、そんな愕然としている大祐に容赦なく巨大な素足は迫る。", "zh_text": "但是巨大的脚毫无宽恕地向依然处于愕然失望的大佑逼近。" }, { "id_line": 841, "ja_text": "巨大な素足が作り出す大きな影にすっぽりと大祐は覆われてしまった。", "zh_text": "巨大的赤足的影子又再次完全覆盖了大佑。" }, { "id_line": 842, "ja_text": "前方に5本の足の指が見えていることから、このままでは確実に彩香に踏み潰されてしまう。", "zh_text": "可以看到上面前方5根脚趾,这样的话,这次确实会被彩香踩了。" }, { "id_line": 843, "ja_text": "大祐「や、やばい! 姉貴に踏み殺される!!」", "zh_text": "大佑「糟糕!现时姐姐只要轻轻踩一下我也会被踩死!!」" }, { "id_line": 844, "ja_text": "ここにきて、大祐は初めて死と直面していることを悟った。", "zh_text": "大佑是第一次领悟到直接面对死亡的心情。" }, { "id_line": 845, "ja_text": "大祐「姉ちゃーん! 助けて!!」", "zh_text": "大佑「姐姐!救命阿!!」" }, { "id_line": 846, "ja_text": "大祐の小さな叫びも巨大で肉厚な足の裏に阻まれ、全く彩香には聞こえていない。", "zh_text": "大佑小小的呼声被巨大肉厚的脚掌遮住,彩香当然是完全没听到。" }, { "id_line": 847, "ja_text": "そして、巨大な踵から地面にめり込んでいった。", "zh_text": "然后,巨大的脚后跟先着地。" }, { "id_line": 848, "ja_text": "ズズウウン!!", "zh_text": "轰!轰!" }, { "id_line": 849, "ja_text": "大祐の周囲は深い闇に覆われ、もはや風前の灯であった。", "zh_text": "大佑的周围被深深的黑暗覆盖住,这次风前的灯火已经熄灭了。" }, { "id_line": 850, "ja_text": "上空の肌色の平面は猛然と地面に振り下ろされる。", "zh_text": "上空的肤色平面猛然向地面压下去。" }, { "id_line": 851, "ja_text": "家々が次々に破壊されていく様は、小さくなったからこそ見える圧巻の様相ではあったが、命が奪われるとなれば話は別だ。", "zh_text": "房屋接二连三地被破坏的样子,在缩小时是看起来最精采的情况,但生命要被夺走的话就另当别论了。" }, { "id_line": 852, "ja_text": "大祐は、後悔と恐怖と不安とあらゆる気持ちが交錯していた。", "zh_text": "大佑,心中的后悔、恐怖和不安与所有的复杂的心情交错起来。" }, { "id_line": 853, "ja_text": "そのとき、ふと見上げると、大祐の自宅も彩香の巨大な足の裏によって破壊される寸前であった。", "zh_text": "那个时候,偶然抬头看到,自己的家也被彩香巨大的脚掌破坏的边缘。" }, { "id_line": 854, "ja_text": "大祐「あぁ、ユーザーベルトが・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,用户皮带・・・」" }, { "id_line": 855, "ja_text": "これで、完全に大祐の生き残りの可能性はゼロになった。", "zh_text": "大佑的生还的可能性完全为零了。" }, { "id_line": 856, "ja_text": "ところが、次の瞬間、大祐は意識が遠のいてしまった。", "zh_text": "但是接下来的瞬间,大佑的意识渐渐远去。" }, { "id_line": 857, "ja_text": "彩香「・・・・・・! ・・・・・・!」", "zh_text": "彩香 「・・・・・・!・・・・・・!」" }, { "id_line": 858, "ja_text": "彩香「大祐、起きてよ!」", "zh_text": "彩香 「大佑,起床啦!」" }, { "id_line": 859, "ja_text": "大祐が目を覚ますとそこには心配そうに覗きこむ彩香の姿があった。", "zh_text": "大佑睁开眼睛,还在担心地四处张望彩香的身影。" }, { "id_line": 860, "ja_text": "大祐「あれ・・・? 姉貴、どうして・・・?」", "zh_text": "大佑 「那・・・?咦?姐姐?为什么・・・?」" }, { "id_line": 861, "ja_text": "彩香「ごめんなさい・・・。どうやら私たちの家を踏みつぶしたのが悪かったみたい。」", "zh_text": "彩香「对不起・・・。看来我把我们的家压碎了,是我不好。」" }, { "id_line": 862, "ja_text": "彩香によると、ミニチュアの自宅を踏み壊した瞬間、ミニチュア本体の操作パネルに「エラー」が表示され、大祐も元のサイズに戻ったらしい。", "zh_text": "彩香回想道,在把迷你的家踩坏的瞬间,迷你模型操作仪显示了「错误」,大佑也回到了原来的尺寸。" }, { "id_line": 863, "ja_text": "しかも、大祐に巻かれたユーザーベルトもエラーの状態になっていたのだ。", "zh_text": "而且,和大佑一同卷入的用户皮带也显示错误状态。" }, { "id_line": 864, "ja_text": "彩香「もう、このミニチュアは使えないみたいなのよね・・・。」", "zh_text": "彩香 「已经,这个模型是用不了啊・・・」" }, { "id_line": 865, "ja_text": "大祐「え、ええーっ!? マジで・・・?」", "zh_text": "大佑 「哎,哎诶!?真的・・・?」" }, { "id_line": 866, "ja_text": "彩香「ううっ、でも半分あんたのせいなんだからね!」", "zh_text": "彩香 「有一半是你的错啦!」" }, { "id_line": 867, "ja_text": "彩香は、今後ミニチュアを使用できないことに深く落胆し、それぞれの部屋に戻った。", "zh_text": "彩香为今后无法使用模型而深深失望,两姊弟各自回到自己的房间。" }, { "id_line": 868, "ja_text": "しかし、大祐はユーザーベルトのおかげで九死に一生を得る形になったこともあり、さほど落胆はしなかった。", "zh_text": "虽然大佑也很失望,可是大佑多亏用户皮带出错而九死一生,所以并不那么灰心。" }, { "id_line": 869, "ja_text": "#8", "zh_text": "#8" }, { "id_line": 870, "ja_text": "彩香の残酷な遊び", "zh_text": "彩香残酷的游戏" }, { "id_line": 871, "ja_text": "ミニチュアの街に入れなくなって1週間が過ぎた。", "zh_text": "距离迷你模型坏了已经一个星期。" }, { "id_line": 872, "ja_text": "残念なことにミニチュアの街は操作パネルによって表示できるのだが、その中には入れない。", "zh_text": "除了操作仪上的显示器一直显示错误,按了重置后还是能够把城镇重现,但令人遗憾的是再也不能进入到城镇。" }, { "id_line": 873, "ja_text": "今日も大祐はそんなミニチュアの街をぼんやりと眺めていた。", "zh_text": "今天大佑也同样呆呆地看着缩小的城镇。" }, { "id_line": 874, "ja_text": "それでも相変わらず、彩香はミニチュアを堪能しているようで、毎日ミニチュアを破壊しているようだった。", "zh_text": "尽管如此,彩香对迷你城镇还是很满意的样子,每天都在破坏着迷你模型。" }, { "id_line": 875, "ja_text": "そして、今夜も彩香はミニチュアを借りていくとのことだったので、大祐は彩香がどのように破壊しているのかを見せてもらうことにした。", "zh_text": "然后,今晚彩香也把迷你模型借走了,大佑决定请彩香展示她是如何破坏城市的。" }, { "id_line": 876, "ja_text": "彩香は快く承知し、大祐の目の前でミニチュアを破壊してくれるらしい。", "zh_text": "彩香爽快地答应在大佑的面前破坏迷你模型。" }, { "id_line": 877, "ja_text": "彩香の強靭な素足がどのようにミニチュアの街を崩していくのか、考えただけでも大祐の気持ちは高揚した。", "zh_text": "彩香的坚韧的赤足是如何使模型的街道崩塌呢,只是想像一下也令大佑的心情高涨。" }, { "id_line": 878, "ja_text": "まず、彩香はミニチュアを起動させると、サイズを200分の1サイズにした。", "zh_text": "首先,彩香迷你激活,尺寸设为200分之一的大小。" }, { "id_line": 879, "ja_text": "眼下に広がる街並みに彩香はニンマリとする。", "zh_text": "城镇在彩香眼下扩散。" }, { "id_line": 880, "ja_text": "こんな破壊癖のある姉貴をもったことは幸運と思うべきなのか、大祐は複雑な思いを巡らせていた。", "zh_text": "有这种破坏癖和巨人癖的姐姐,我应该觉得幸运吗?大佑围绕着这个复杂的问题想了许多许多。" }, { "id_line": 881, "ja_text": "彩香「はーい、ミニチュアの皆さん、元気にしてましたかー?」", "zh_text": "彩香 「是小小的大家呢,各位精神好吗?」" }, { "id_line": 882, "ja_text": "突如、彩香はミニチュアの中心部に向けて声をかけた。", "zh_text": "突然,彩香向模型的市中心打招呼。" }, { "id_line": 883, "ja_text": "いよいよ彩香と小人の絡みを見ることができる。", "zh_text": "终于可以看到彩香和小人的交互。" }, { "id_line": 884, "ja_text": "大祐は、彩香の足元を食い入るように見つめていた。", "zh_text": "大佑目不转睛地凝视着彩香的脚。" }, { "id_line": 885, "ja_text": "ミニチュアのサイズは200分の1サイズなので、ミニチュアの小人からすれば、彩香は320mもの巨人に見えているはずなのだ。", "zh_text": "模型的尺寸是200分之一的大小,所以从小人来看,彩香是320米的巨人。" }, { "id_line": 886, "ja_text": "大祐「しかし、よく飽きもしないで破壊するよねー。」", "zh_text": "大佑 「但是姐姐妳经常破坏也不会厌烦吗?」" }, { "id_line": 887, "ja_text": "彩香「いいでしょ? どうせ、あんた使わないんだし。」", "zh_text": "彩香「会吗?反正你也用不到。」" }, { "id_line": 888, "ja_text": "大祐「まあ、いいんだけどさっ・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗯,是没问题,不过嘛・・・」" }, { "id_line": 889, "ja_text": "取り留めもない会話で、大祐は心を落ち着かせようとしたが、興奮は収まらない。", "zh_text": "对话陷入沉默,大佑希望内心也能平静下来,但似乎一兴奋就不会平息了。" }, { "id_line": 890, "ja_text": "そんな大祐を横目に彩香はミニチュアの人たちに向けて言葉を発した。", "zh_text": "斜视那样的大佑,彩香以模型人为对象再次说话。" }, { "id_line": 891, "ja_text": "彩香「皆さん、まずは総合運動公園に5分以内に集合しなさい。」", "zh_text": "彩香 「各位,首先5分钟内集合在综合运动公园吧。」" }, { "id_line": 892, "ja_text": "大祐「えっ、総合運動公園って・・・、結構街のはずれじゃないの?」", "zh_text": "大佑 「咦,综合运动公园是・・・不是在街区的尽头吗?」" }, { "id_line": 893, "ja_text": "彩香「そうだったかしら?」", "zh_text": "彩香「是这样的吗?」" }, { "id_line": 894, "ja_text": "彩香が運動公園の場所を知らぬはずがないので、相変わらず狡賢な一面があると大祐は感じた。", "zh_text": "彩香没可能不知道运动公园的位置,所以这小恶魔的一面令大佑感觉到心头一紧。" }, { "id_line": 895, "ja_text": "当然、口に出すと彩香の機嫌を損ねることになるので、大祐は心で思っても口には出さずにいた。", "zh_text": "当然,如果把话说出口的话会得罪彩香的,所以大佑还是把话放在心里不说出来。" }, { "id_line": 896, "ja_text": "程なく5分が経過すると、彩香はスクッと立ち上がった。", "zh_text": "不久,5分钟过去了,彩香咻地站起来。" }, { "id_line": 897, "ja_text": "彩香「はーい、時間です。」", "zh_text": "彩香「好、好,时间到。」" }, { "id_line": 898, "ja_text": "その瞬間、彩香はミニチュアの運動公園の入り口を力強く踏みつけた。", "zh_text": "彩香向模型的运动公园的入口用力地踩了下去。" }, { "id_line": 899, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 900, "ja_text": "入り口付近には多くの人たちがごった返していたが、そんなことに構うことなく彩香は踏みつけていた。", "zh_text": "入口附近杂乱无章地挤了很多人,彩香对这件事全不在意而照踩不误。" }, { "id_line": 901, "ja_text": "そして、そのまま運動公園以外の場所を次々に踏みつけていった。", "zh_text": "然后,就这样运动公园以外的地方,一个接一个地踩碎了。" }, { "id_line": 902, "ja_text": "ドスウウン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 903, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 904, "ja_text": "ズドオオン!!", "zh_text": "咯!!" }, { "id_line": 905, "ja_text": "あっという間に総合公園付近の土地は更地へと変形してしまっていた。", "zh_text": "转眼间,除了综合公园,附近的土地都变成空地了。" }, { "id_line": 906, "ja_text": "彩香「はい、では間に合った皆さんとゲームをしたいと思います。」", "zh_text": "彩香「是这样的,我想和赶得上的大家玩一个游戏。」" }, { "id_line": 907, "ja_text": "小人A「何を言っているんだ! できるわけないだろう。」", "zh_text": "小人A 「你在说什么呀!不可能吧。」" }, { "id_line": 908, "ja_text": "小人B「こんな巨人と何をするっていうんだ・・・」", "zh_text": "小人B 「这个巨人在说什么呀・・・」" }, { "id_line": 909, "ja_text": "彩香の足下でいろいろと小人たちが文句を言っている。", "zh_text": "彩香的脚下有许多小人在发牢骚。" }, { "id_line": 910, "ja_text": "当然、それを彩香は許すわけがないことを大祐だけが知っていた。", "zh_text": "当然,大佑知道彩香绝不允许这件事平白地发生。" }, { "id_line": 911, "ja_text": "彩香「はぁあ? あんたたち、何言ってんの?」", "zh_text": "彩香「啊?你们在说什么?」" }, { "id_line": 912, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 913, "ja_text": "総合運動公園のど真ん中に彩香の巨大な素足が振り下ろされた。", "zh_text": "彩香巨大的脚踩向综合运动公园的正中央。" }, { "id_line": 914, "ja_text": "この一撃で、総合運動公園の3分の1ほどの人が踏み潰され、100人程度の人たちが運動公園の中に取り残されていた。", "zh_text": "这一击,综合运动公园内3分之一的人都被踩碎,在运动公园内,大约只有100人左右生还。" }, { "id_line": 915, "ja_text": "彩香「気を取り直して、さぁ、がんばりましょうね!」", "zh_text": "彩香「重新振作起来,那么,加油吧!」" }, { "id_line": 916, "ja_text": "小人たちからは何の声も上がらなくなってしまった。", "zh_text": "小人们再也发不出声音了。" }, { "id_line": 917, "ja_text": "彩香が振り下ろした部分には巨大な足型が残っていたが、そこに彩香は自分の手を置いた。", "zh_text": "彩香把手放在留有自己巨大的脚型的位置。" }, { "id_line": 918, "ja_text": "彩香「じゃあ、私の手の上に乗ってください。」", "zh_text": "彩香「请各位爬上我的手吧。」" }, { "id_line": 919, "ja_text": "運動公園に取り残された小人たちは、彩香の提案に戸惑いを見せ、全く動きが見られなかった。", "zh_text": "运动公园里残存的小人对彩香的建议感到困惑和不信任,完全看不到他们在动。" }, { "id_line": 920, "ja_text": "彩香「早く!」", "zh_text": "彩香「快点!」" }, { "id_line": 921, "ja_text": "次の瞬間、彩香はもうひとつのてをギュッと握りしめ、運動公園の外側を叩きつけた。", "zh_text": "接下来的瞬间,彩香的另一只手紧紧握拳,向运动公园的外侧打了下来。" }, { "id_line": 922, "ja_text": "ズドオオン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 923, "ja_text": "物凄い衝撃は、運動公園内部にいた人たちを支配するのに十分すぎる説得力があった。", "zh_text": "这可怕的冲击,有足够的说服力支配运动公园内部的人。" }, { "id_line": 924, "ja_text": "ミニチュアの小人たちは続々と彩香の巨大な手を目指して走っていく。", "zh_text": "模型小人陆续以彩香的巨大的手为目标的跑过去。" }, { "id_line": 925, "ja_text": "そして、我先にと彩香の手の上に乗っていく。", "zh_text": "然后,都争先恐后地在彩香的手上坐着。" }, { "id_line": 926, "ja_text": "彩香「1,2,3,・・・・・・,19,20。あとはいいや。」", "zh_text": "彩香「1,2,3,・・・・・・,19,20。以后的可以不用了。」" }, { "id_line": 927, "ja_text": "そのまま彩香の巨大な手は上昇していった。", "zh_text": "就那样彩香的巨大的手开始上升了。" }, { "id_line": 928, "ja_text": "他の小人たちは、皆不安そうに巨大な彩香を見上げていた。", "zh_text": "其他的小人不安地仰望着巨大的彩香。" }, { "id_line": 929, "ja_text": "彩香「じゃあ、残りの人たちは踏んづけてあげるわ。」", "zh_text": "彩香「那么,剩下的小人只好踩死了!」" }, { "id_line": 930, "ja_text": "その瞬間、一斉に小人たちが逃げだした。", "zh_text": "那一瞬间,所有小人都逃走了。" }, { "id_line": 931, "ja_text": "しかし、そんな小人たちを嘲笑うがごとく、彩香は立ち上がる。", "zh_text": "但是,像嘲笑小人一様,彩香站起来。" }, { "id_line": 932, "ja_text": "そして、残された小人たちに向かって、再び巨大な素足を振り下ろした。", "zh_text": "然后向那残存的小人踩下巨大的赤足。" }, { "id_line": 933, "ja_text": "ズシーン!!ズシーン!!ズシーン!!", "zh_text": "砰!!砰!!砰!!" }, { "id_line": 934, "ja_text": "彩香の手の上にいた小人たちは、彩香の足元で繰り広げられている惨劇に言葉を失っていた。", "zh_text": "彩香手上的小人,看到彩香脚下展开的惨剧,已经失去语言能力了。" }, { "id_line": 935, "ja_text": "程なくして、運動公園も見事なまでに更地となり、後には静寂だけが残っていた。", "zh_text": "不久,运动公园也变成漂亮的空地,现场只剩下寂静。" }, { "id_line": 936, "ja_text": "大祐「いやぁ、残酷だね・・・。で、その小人たち、どうするの?」", "zh_text": "大佑 「哎呀,好残酷啊・・・ 那小人要怎么办呢?」" }, { "id_line": 937, "ja_text": "大祐は、彩香の先程までの行動に激しく興奮していた。", "zh_text": "大佑因为彩香刚才的行为而性兴奋了。" }, { "id_line": 938, "ja_text": "彩香にばれないように、自身の股間も弄っていた。", "zh_text": "千万不要让彩香看到自己的胯间做出的反应。" }, { "id_line": 939, "ja_text": "彩香「へっ、こうすんのよ。」", "zh_text": "彩香 「嗯,这样啊。」" }, { "id_line": 940, "ja_text": "彩香は、そのままその小人たちを持って、普段履いている運動靴の中に投げ入れた。", "zh_text": "彩香就那样把手上的小人们抛往平时穿着的运动鞋中。" }, { "id_line": 941, "ja_text": "普段から使っていることもあり、黒ずんだ中敷からは異様なにおいが発せられるなど、小人たちにとっては過酷な環境であることが容易に想像できる。", "zh_text": "因为平时也在使用,发黑的鞋垫已经发出异样的气味,可以想像对小小的人们来说是十分严酷的环境。" }, { "id_line": 942, "ja_text": "彩香「では、これから脱出ゲームをしまーす。」", "zh_text": "彩香 「就玩一下逃脱游戏。」" }, { "id_line": 943, "ja_text": "小人たちは、唐突に彩香から生き残りをかけたゲームを提案される。", "zh_text": "小人们从彩香的口中听到生存游戏这个唐突的建议。" }, { "id_line": 944, "ja_text": "当然のごとく、小人たちは皆困惑した表情を浮かべていた。", "zh_text": "在没有更多提示下,自然都露出困惑的表情。" }, { "id_line": 945, "ja_text": "彩香「1分以内に脱出できた人には素晴らしいご褒美をあげます。」", "zh_text": "彩香「1分钟以内逃出鞋子的人会有奖赏啊。」" }, { "id_line": 946, "ja_text": "彩香「よーい、スタート!!」", "zh_text": "彩香「好了,现在开始!」" }, { "id_line": 947, "ja_text": "彩香の号令の後、靴の中の小人たちはこぞって靴の壁面を登り始めた。", "zh_text": "听到彩香的号令后,鞋子内的小人纷纷开始登上鞋壁。" }, { "id_line": 948, "ja_text": "使い古した靴ということもあり、壁面が崩れている箇所に手をかけ登っているようだ。", "zh_text": "用旧了的鞋有鞋壁崩塌的地方,似乎可以用手爬。" }, { "id_line": 949, "ja_text": "しばらくすると、1人の小人だけが脱出はできたようだ。", "zh_text": "过了一会儿,只有1个小人逃脱了。" }, { "id_line": 950, "ja_text": "大祐「へぇー、1人脱出できたじゃん。」", "zh_text": "大佑 「哦,有1个人逃出来了嘛。」" }, { "id_line": 951, "ja_text": "彩香「あー、コイツにはご褒美が必要ね。はい、ここまでー。」", "zh_text": "彩香「啊,这家伙需好好要奖赏一下。好的,先到这边吧。」" }, { "id_line": 952, "ja_text": "彩香の終了の合図とともに、彩香は小人たちの入っている運動靴を持ち上げた。", "zh_text": "在彩香发出结束信号的同时举起了载有小人的运动鞋的一端。" }, { "id_line": 953, "ja_text": "その瞬間、小人たちの悲鳴と共に、靴の先端付近に小人たちは強制的に移動させられていた。", "zh_text": "那一瞬间,小人一齐发出悲鸣,小人全都滚到鞋尖的位置。" }, { "id_line": 954, "ja_text": "彩香「残った皆さんは、このまま私が靴を履きますから、私の美しい足を受け止めなさいね。」", "zh_text": "彩香「剩下的大家,这样我就可以穿鞋子了,接受我的美丽的脚吧。」" }, { "id_line": 955, "ja_text": "大祐「自分で美しいって言うなよ・・・。」", "zh_text": "大佑「说自己美丽什么的・・・」" }, { "id_line": 956, "ja_text": "彩香「シーッ! あんたは何も言わないで!」", "zh_text": "彩香 「殊!你什么也不要说!」" }, { "id_line": 957, "ja_text": "そして、運動靴に彩香の素足が少しずつ入れられていった。", "zh_text": "然后,彩香的脚被一点点放入了运动鞋。" }, { "id_line": 958, "ja_text": "おそらくは、靴の中はものすごい悲鳴とパニックに陥れられているであろう。", "zh_text": "恐怕,鞋子里面充满可怕的悲鸣和陷入恐慌吧。" }, { "id_line": 959, "ja_text": "大祐は小人たちの置かれているシチュエーションを考えると、興奮が鳴りやまない。", "zh_text": "大佑想到小人们所处的位置而兴奋不已。" }, { "id_line": 960, "ja_text": "やがて、彩香は片方の素足を運動靴の中にスッポリと入れてしまった。", "zh_text": "不久,彩香的脚完全放入运动鞋中。" }, { "id_line": 961, "ja_text": "これで、脱出した1人の小人を除いて、ミニチュアの小人たちは全滅したことになる。", "zh_text": "除了逃脱的那1个小人,其他模型内的小人算是全灭了。" }, { "id_line": 962, "ja_text": "彩香「さて、脱出できた君にご褒美を上げます。」", "zh_text": "彩香「那么,可以逃出了的你我会给你大大的奖赏。」" }, { "id_line": 963, "ja_text": "脱出できた小人は、若い男性のようだ。", "zh_text": "逃出了的小人是一个年轻男性。" }, { "id_line": 964, "ja_text": "やはり、体力と俊敏さが明暗を分けたのだろう。", "zh_text": "果然,体力和敏捷给了明显的加成吧。" }, { "id_line": 965, "ja_text": "彩香「私の爪先で君を挟み込んであげます。私の足のにおいをご褒美として嗅がせてあげるからね。」", "zh_text": "彩香「我会用我的脚尖来夹你。用闻我的脚气闻到饱作为奖励啊。」" }, { "id_line": 966, "ja_text": "そいういうと、彩香は先程の靴を脱ぎ、両方とも素足になり、その場であぐらの状態のまま座った。", "zh_text": "彩香脱下了刚才鞋,露出了两只赤脚后,当场盘腿而坐。" }, { "id_line": 967, "ja_text": "当然、脱出できた小人は、その場から逃げ始めた。", "zh_text": "当然,逃脱成功的小人,已经逃跑起来了。" }, { "id_line": 968, "ja_text": "彩香「あれっ、君、何で勝手に逃げてるのよー。」", "zh_text": "彩香「咦,你不可以随便逃跑的哟。」" }, { "id_line": 969, "ja_text": "ズシーン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 970, "ja_text": "逃げ出した小人の目の前に彩香の巨大な素足が着地した。", "zh_text": "彩香的巨大的裸足在逃走的小人眼前落地。" }, { "id_line": 971, "ja_text": "全速力で逃げ出した小人をたった一歩で追い越すぐらい彩香は巨大な存在なのだと大祐はしみじみ感じていた。", "zh_text": "全速逃跑的小人彩香只要一步就可以超越了,大佑深深的感受到了彩香巨大的存在。" }, { "id_line": 972, "ja_text": "そして、彩香は右の素足をひっくり返して足の裏を露出させた。", "zh_text": "然后,彩香的右脚打侧把脚底露出。" }, { "id_line": 973, "ja_text": "先程、運動靴を履いたこともあって、足の裏がオレンジ色に染まっていた。", "zh_text": "因为刚才赤脚穿运动鞋,脚底染上了橙色。" }, { "id_line": 974, "ja_text": "状況や色等を考えても、間違いなく今の彩香の素足は臭い。", "zh_text": "从现在的状况和颜色考虑,现在彩香的脚也肯定很臭吧。" }, { "id_line": 975, "ja_text": "そんな彩香の巨大な足の裏に小人は追いやられていた。", "zh_text": "小人就这样被彩香巨大的脚底赶上。" }, { "id_line": 976, "ja_text": "そこに左の爪先が接近し、小人は押し付けられてしまった。", "zh_text": "在那里左脚也拍了过来把小人夹住。" }, { "id_line": 977, "ja_text": "しかも、グリグリと大きな足の指で捻りこまれるように押し付けられていた。", "zh_text": "双脚开始好像夹了瓶子一样转动脚趾,小人有如陀螺一様在中间受到压逼。" }, { "id_line": 978, "ja_text": "やがて、この行為に耐えられなくなった小人は、足の指の隙間から逃げ出した。", "zh_text": "不久,小人再也忍耐不了,从脚指的间隙中逃走了。" }, { "id_line": 979, "ja_text": "彩香「あー。」", "zh_text": "彩香 「啊。」" }, { "id_line": 980, "ja_text": "小人が逃げ出したのを確認すると、彩香はすかさず右の素足を持ち上げた。", "zh_text": "知道小人逃走了之后,彩香立刻举起了右脚。" }, { "id_line": 981, "ja_text": "彩香「残念ね・・・。」", "zh_text": "彩香 「可惜啊・・・」" }, { "id_line": 982, "ja_text": "逃げ出した小人はすっかり彩香の巨大な素足の下に隠れてしまっていた。", "zh_text": "逃跑的小人完全隐藏在彩香的巨大的赤足之下。" }, { "id_line": 983, "ja_text": "そあひて、勢いをつけながら彩香は巨大な素足を床に振り下ろそうとしていた。", "zh_text": "彩香蘸着最大气势把巨大的赤脚向地板用力踩下去。" }, { "id_line": 984, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 985, "ja_text": "彩香は慈悲をかけることなく、逃げ出した小人を盛大に踏み潰してしまった。", "zh_text": "彩香完全没有慈悲心,把逃跑的小人用巨大的脚踩碎了。" }, { "id_line": 986, "ja_text": "結局、すべての小人を最初から殺すつもりであることを悟った大祐は、無性に彩香の残酷さに快感を感じていた。", "zh_text": "结果,大佑领悟到所有的小人从最初就打算全杀,他对彩香的残酷感到异常的快感。" }, { "id_line": 987, "ja_text": "しかし、それと同時にミニチュアに入れないというもどかしさも感じ、複雑な心境で大祐は彩香の素足を見つめていた。", "zh_text": "但是,与此同时不能够进入模型也让人感到着急,大佑以复杂的心境凝视着彩香的裸足。" }, { "id_line": 988, "ja_text": "彩香は、ミニチュアの電源を落とし、大祐の方向を振り返った。", "zh_text": "彩香,把模型的电源关上,再望回大佑。" }, { "id_line": 989, "ja_text": "彩香「あぁ、面白かった・・・。って、大祐、私の足を見すぎ!」", "zh_text": "彩香「啊,真有趣・・・。啊,大佑,我的脚你看太多了呀!」" }, { "id_line": 990, "ja_text": "その瞬間、彩香は右の素足で大祐の顔を踏みつけた。", "zh_text": "这时,彩香用右脚踩了踩大佑的脸。" }, { "id_line": 991, "ja_text": "もわっとした足のにおいが大祐の鼻の中へと流れ込む。", "zh_text": "脚的气味流入到大佑的鼻子之中。" }, { "id_line": 992, "ja_text": "大祐「ぐわっ、何するんだよ!」", "zh_text": "大佑 「吓,你在做什么啊!」" }, { "id_line": 993, "ja_text": "彩香「サービスに決まってるじゃない。」", "zh_text": "彩香 「我刚刚决定给你更多杀必死呀。」" }, { "id_line": 994, "ja_text": "ケタケタと笑う彩香の無邪気さに大祐は気持ちがさらに高揚していくのを感じた。", "zh_text": "彩香用天真烂漫的表情轻轻地笑了,大佑觉得心情更加高扬。" }, { "id_line": 995, "ja_text": "それから2~3日後、大祐は徐々にミニチュアの街そのものに興味を抱くようになり、街の全景を眺めたくなっていた。", "zh_text": "然后2~3天后,大佑慢慢地对模本身变得抱有兴趣,也开始眺望城镇的全景。" }, { "id_line": 996, "ja_text": "大祐「・・・・・・、そうだ。表示される部分を大きくできないかな・・・。」", "zh_text": "大佑 「・・・・・・对了。不是只有显示部分动不了吗・・・」" }, { "id_line": 997, "ja_text": "大祐は、ミニチュアの操作パネルと街が表示されるシート部分とに分け、外出することにした。", "zh_text": "大佑把模型操作仪和底座带走。" }, { "id_line": 998, "ja_text": "ちょうど操作パネルの連結部分は最新のパソコンのプロジェクターと繋げられるのではと思い立ち、予備校に向かうことにした。", "zh_text": "正好模型操作仪的有一个连接接口是可以和最新的计算机投影仪连接起来,大佑向预备校跑去了。" }, { "id_line": 999, "ja_text": "予備校のパソコンルームからプロジェクターを借りる際、ばったり絵美と出会った。", "zh_text": "在预备校的计算机室借投影机的时候突然遇见了当值的绘美。" }, { "id_line": 1000, "ja_text": "絵美「あら、プロジェクターを何に使うの?」", "zh_text": "绘美 「哎呀,你借投影机是做什么用的?」" }, { "id_line": 1001, "ja_text": "大祐「ん、いやぁ、ちょっとね・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,哎呀,这个・・・有点・・・」" }, { "id_line": 1002, "ja_text": "我ながらなんと怪しい回答か。", "zh_text": "我竟然给出了如此可疑的回答。" }, { "id_line": 1003, "ja_text": "絵美も不思議そうな表情で、退室する大祐に目をやった。", "zh_text": "绘美也露出不可思议的表情,大佑离开计算机室前绘美一直看着他。" }, { "id_line": 1004, "ja_text": "大祐は使用されていない多目的室に到着すると、早速プロジェクターと操作パネルを連結させ、街の表示を試みた。", "zh_text": "大佑找到了一个没有被使用多功能教室,他立刻把投影仪和操作仪连接起来,再尝试让街显示出来。" }, { "id_line": 1005, "ja_text": "しかし、パネルはエラーが出てしまい、上手く表示されない。", "zh_text": "但是操作仪还是显示出错误。" }, { "id_line": 1006, "ja_text": "大祐はプロジェクターをパソコンルームに戻して、がっかりしたまま家に戻ることにした。", "zh_text": "大佑把投影机返还计算机室后失望地回家。" }, { "id_line": 1007, "ja_text": "絵美「あっ、大祐くん!大きめの白いシート忘れてるよ!」", "zh_text": "绘美 「啊,大佑君!你忘了这块白色的胶片了啦!」" }, { "id_line": 1008, "ja_text": "絵美の声は大祐に届かず、大祐は足早に家路に着いてしまった。", "zh_text": "大佑连绘美的声音都听不到,只顾快步走回家。" }, { "id_line": 1009, "ja_text": "#9", "zh_text": "#9" }, { "id_line": 1010, "ja_text": "危険な刺客", "zh_text": "危险的刺客" }, { "id_line": 1011, "ja_text": "彩香「もう、どこいってたのよ!?」", "zh_text": "彩香 「说,在哪里呀!?」" }, { "id_line": 1012, "ja_text": "帰宅した大祐を彩香が多少苛立ちながら待ち構えていた。", "zh_text": "彩香有点焦急地等待回家的大佑。" }, { "id_line": 1013, "ja_text": "どうやら彩香の部屋から勝手にミニチュアを持ち出したのが原因のようだ。", "zh_text": "多少是因为他从彩香的房间随便把迷你模型拿走。" }, { "id_line": 1014, "ja_text": "とはいえ、もともと大祐の所有物なのだが。", "zh_text": "虽说如此,这原本就大佑的所有物。" }, { "id_line": 1015, "ja_text": "大祐「あぁ・・・、ちょっとね・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊・・・我想先睡一下・・・」" }, { "id_line": 1016, "ja_text": "そう言うが早いか、大祐は部屋まで駆け上がった。", "zh_text": "说完后,大佑走到自己的房间。" }, { "id_line": 1017, "ja_text": "彩香「あっ、ミニチュア置いてきなさいよ!」", "zh_text": "彩香「啊,把迷你模型放下吧!」" }, { "id_line": 1018, "ja_text": "彩香の叫びなど無視して大祐は部屋に鍵をかけてしまう。", "zh_text": "大佑无视彩香的呼喊,把房间锁上了。" }, { "id_line": 1019, "ja_text": "部屋に戻った大祐はふと気がつく。", "zh_text": "返回了房间的大佑突然想起了一件事。" }, { "id_line": 1020, "ja_text": "手の平サイズの機械が一つ床に置かれていたのだ。", "zh_text": "他把手掌大小的操作仪连接头放在床上。" }, { "id_line": 1021, "ja_text": "そういえば、ミニチュアの操作パネルにはもう一つ接続機器があった。", "zh_text": "说起来,迷你模型还有一个奇怪的连接器送过来,可以用操作仪连接头接起来。" }, { "id_line": 1022, "ja_text": "昼間、プロジェクターに直接つないだが、その接続機器は使用していない。", "zh_text": "白天时他只有把投影仪直接接上那个接头,不过连接器那时也没有用吧。" }, { "id_line": 1023, "ja_text": "そこで、彩香が部屋に戻ったのを見計らって、大祐は自分の部屋の前に操作盤を置いた。", "zh_text": "估计彩香回到了房间,大佑在自己的房间前放下操作仪,连上连接器。" }, { "id_line": 1024, "ja_text": "そして、自分の部屋のカーペットに接続機器やらをつけ、パネルで設定をしてみた。", "zh_text": "然后把自己的房间的地毯连上连接器,打开面板设置了一下。" }, { "id_line": 1025, "ja_text": "「認証」", "zh_text": "「认证成功」" }, { "id_line": 1026, "ja_text": "大祐は思わず笑みがこぼれた。", "zh_text": "大佑不禁露出了笑容。" }, { "id_line": 1027, "ja_text": "間違いなく、パネルには認証の文字が浮かんだ。", "zh_text": "没错,面板浮现认证的文本。" }, { "id_line": 1028, "ja_text": "早速、サイズを100分の1にして様子を窺ったのだが、部屋一面に広がるはずのミニチュアの街は出現せずに、大祐の部屋の光景が変わらずそこにあったのだ。", "zh_text": "立刻调到100分之一的大小,但房间没有出现成片的模型街道,大佑房间的景象也不没有变。" }, { "id_line": 1029, "ja_text": "大祐「あれ、どうしたんだろう・・・。」", "zh_text": "大佑 「咦,怎么了・・・」" }, { "id_line": 1030, "ja_text": "大祐は、狐につままれたような顔で部屋に一歩踏み出した。", "zh_text": "大佑满脸疑狐的表情踏入了房间。" }, { "id_line": 1031, "ja_text": "そのときであった。", "zh_text": "这个时候。" }, { "id_line": 1032, "ja_text": "周囲の景色が一瞬グラッと揺れたかと思うと、再び大祐の目の前に部屋のテーブルなどが出現していた。", "zh_text": "周围的景色瞬间颠簸摇曳,没想到自己房间的桌子又出现大佑的眼前。" }, { "id_line": 1033, "ja_text": "しかし、先ほどと少し様子が異なり、だだっ広い空間にテーブルやらクッションやらが無造作に置かれている状況なのだ。", "zh_text": "但是,和刚才的情况稍微不同,桌子只是随便地摆在大得出奇的宽敞空间。" }, { "id_line": 1034, "ja_text": "大祐は、この状況が全く飲み込めないでいた。", "zh_text": "大佑对这个情况完全理解不了。" }, { "id_line": 1035, "ja_text": "床下は茶色いフローリングのようなものが敷き詰められており、上空も左右も広大な空間に支配されていたのだ。", "zh_text": "地面是和自家茶色的地板用同一种材料构成,上空和左右也是完全广阔的空间。" }, { "id_line": 1036, "ja_text": "大祐「こ、ここは、どこなんだろう・・・。」", "zh_text": "大佑 「这,这里是哪儿呢・・・」" }, { "id_line": 1037, "ja_text": "困惑していた大祐に、大きな轟音が響く。", "zh_text": "困惑的大佑听到巨大的轰鸣声在四周回响。" }, { "id_line": 1038, "ja_text": "ガチャン、ギイイイ・・・。", "zh_text": "哐啷!哐啷・・・" }, { "id_line": 1039, "ja_text": "その瞬間、目の前の大きな扉が開け放たれ、そこに巨大な女子高生が出現したのだ。", "zh_text": "眼前巨大的门突然打开,巨大的女子高中生就在门口出现。" }, { "id_line": 1040, "ja_text": "大祐「う、うわあああ!!」", "zh_text": "大佑吧「哇啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1041, "ja_text": "大祐は、その余りに巨大な女子高生の出現に尻餅をついてしまった。", "zh_text": "大佑在巨大的女子高中生的出现后向后倒下屁股着地。" }, { "id_line": 1042, "ja_text": "女子高生「ただいまあ。」", "zh_text": "女子高中生「我回来了啊。」" }, { "id_line": 1043, "ja_text": "背がやや高く、スラリとした体型の女子高生は、何の躊躇もなく眼前の巨大なローファーから大きな黒いソックスに包まれた足を出す。", "zh_text": "女子高中生的个子比较高,拥有稍微锻炼过的美丽体型,眼前出现从巨大平底鞋抽出来的,被巨大黑色袜子包裹住的脚。" }, { "id_line": 1044, "ja_text": "大祐の前方をその巨大な女子高生のソックスが作り出す影、臭いが一気に支配する。", "zh_text": "大佑前方被那个巨大女子高中生袜子完全挡住,发出的臭气开始支配整个空间。" }, { "id_line": 1045, "ja_text": "大祐はたまらず走り出す。", "zh_text": "大佑忍不住奔跑起来。" }, { "id_line": 1046, "ja_text": "そして、大祐が先程までいた場所は暗くなり、女子高生の大きな足が振り下ろされる。", "zh_text": "大佑刚才所在的地方开始变暗,女子高中生把巨大无比的脚踩向那个地方。" }, { "id_line": 1047, "ja_text": "ドシイイン!!", "zh_text": "咔砰!!" }, { "id_line": 1048, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1049, "ja_text": "巨大な女子高生は、大祐に遠慮することなく思い切り巨大な足を踏み下ろす。", "zh_text": "巨大的女子高中生向大佑毫不客气地用巨大的黑袜脚踩下来。" }, { "id_line": 1050, "ja_text": "そして、巨大な女子高生は大祐に構うことなく、ズシンズシンと足音を響かせながらその場を後にした。", "zh_text": "但巨大的女子高中生没有意识到渺小的大佑,而是用咕咚咕咚的脚步声,离开了那个地方。" }, { "id_line": 1051, "ja_text": "大祐「こ、ここは、一体どこなんだろう?」", "zh_text": "大佑 「这,这到底是哪里呢?」" }, { "id_line": 1052, "ja_text": "ミニチュアの街どころか、巨大な女子高生が出現することに大祐の思考回路はパンク寸前であった。", "zh_text": "没有出现模型街道,反而出现巨大的女子高中生令大佑的思考回路陷入短路边缘。" }, { "id_line": 1053, "ja_text": "大祐は、訳が分からぬままその巨大な廊下を進んでいった。", "zh_text": "大佑向未知的巨大走廊前进,走到一间房间。" }, { "id_line": 1054, "ja_text": "大祐「あれっ? 誰かいる・・・。」", "zh_text": "大佑 「咦?有谁在吗・・・?」" }, { "id_line": 1055, "ja_text": "余りに広大な空間でわからないが、どうやら洗面台か脱衣場といったところのようだ。", "zh_text": "一切都太巨大了,不容易搞懂自己的所在地,这间房应该是浴室前的脱衣房吧。" }, { "id_line": 1056, "ja_text": "先ほどの巨大な女子高生が制服から私服に着替えていた。", "zh_text": "刚才巨大的女子高中生从制服换成便服。" }, { "id_line": 1057, "ja_text": "女子高生「あぁ、この天気だとすっかり蒸れちゃうわ。」", "zh_text": "女子高中生 「啊,这闷热天气完全像地狱一般。」" }, { "id_line": 1058, "ja_text": "巨大な女子高生の発言とともに大祐の上空は黒い布状の物体に覆われた。", "zh_text": "巨大的女子高中生一边说话一邉用黑布状物把大佑上空体覆盖了。" }, { "id_line": 1059, "ja_text": "やがて、黒い布上の物体は大祐の周囲に被さったのだが、その瞬間強烈な異臭が辺りを襲った。", "zh_text": "不久,黑布一样的巨大物体把大佑和四周围蒙盖了,刹那间大佑附近充斥了强烈的异臭。" }, { "id_line": 1060, "ja_text": "大祐「うおえっ、な、なんだこのにおいは・・・」", "zh_text": "大佑 「什么呀,这是・・・死鱼的气味吧。」" }, { "id_line": 1061, "ja_text": "物凄い臭気とともに強烈な湿気が立ち込める。", "zh_text": "可怕又强烈的臭气伴随湿气,弥漫在大佑四周。" }, { "id_line": 1062, "ja_text": "大祐は新鮮な空気を求め、無我夢中で走り出す。", "zh_text": "大佑为了新鲜空气,亡命地奔跑。" }, { "id_line": 1063, "ja_text": "周囲をどう移動したかわからないが、大祐は何とか光が見える方向に出ることができた。", "zh_text": "不知道向那一个方向前进,大佑总算能够以看到有光方向奔跑。" }, { "id_line": 1064, "ja_text": "女子高生「ヤダ! 何、こいつ?」", "zh_text": "女子高中生 「依~~~~~~!这是什么呀?」" }, { "id_line": 1065, "ja_text": "やっとの思いで這い出た大祐に向かって上空から声がかけられる。", "zh_text": "好不容易爬了出来的大佑听到了从高空发出的声音。" }, { "id_line": 1066, "ja_text": "そして次の瞬間、巨大な女子高生は大祐を先ほどまで覆っていた黒い布上の物体を軽々と持ち上げてしまう。", "zh_text": "接下来的瞬间,巨大的女高中生把刚才把大佑笼罩着的黑布物体轻松地举起了。" }, { "id_line": 1067, "ja_text": "大祐が上空を見上げると、巨大な女子高生とバッチリ目が合ってしまった。", "zh_text": "大佑仰望上空,和巨大的女高中生目光相遇。" }, { "id_line": 1068, "ja_text": "大祐「あ、あわわわ・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,糟了・・・」" }, { "id_line": 1069, "ja_text": "女子高生「お姉ちゃーん、ティッシュペーパーあるー?」", "zh_text": "女子高中生 「姐姐,纸巾呢?」" }, { "id_line": 1070, "ja_text": "程なくして、今いる場所とは別の方向から答が返ってくる。", "zh_text": "不久,从别的地方是的传来了回答。" }, { "id_line": 1071, "ja_text": "女子高生の姉「あら、美紀子帰ってきてたの? リビングにあるんじゃないの?」", "zh_text": "女子高中生的姐姐 「哎呀,美纪子回来了?起居室里有纸巾吧?」" }, { "id_line": 1072, "ja_text": "美紀子「取りに行くわー。」", "zh_text": "美纪子 「我去拿。」" }, { "id_line": 1073, "ja_text": "美紀子という巨大な女子高生は、再びズシンズシンと足音を響かせてその場からいなくなった。", "zh_text": "巨大的女子高中生美纪子,又发出咕咚咕咚的脚步声跑开了。" }, { "id_line": 1074, "ja_text": "しかし、このままだと間違いなく美紀子に「虫」として処分されてしまう。", "zh_text": "但是这样的话,肯定会被美纪子当成「虫」处理。" }, { "id_line": 1075, "ja_text": "大祐は大急ぎで脱衣場から廊下へと出ようとした。", "zh_text": "大佑急忙想要从脱衣场走到走廊,正要走出门口时。" }, { "id_line": 1076, "ja_text": "すると、大祐の進行を阻むように巨大な人間の素足が前方に出現していた。", "zh_text": "巨人的素足突然出现在前方,阻止了大佑的行动。" }, { "id_line": 1077, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!砰!" }, { "id_line": 1078, "ja_text": "大祐の前方には、巨大な2人の人影が見えていた。", "zh_text": "大佑的前方,有个2个巨大的人影。" }, { "id_line": 1079, "ja_text": "おそらく、美紀子とその姉の2人が脱衣場にいるであろう「虫」を処分しに来たのだ。", "zh_text": "应该是美纪子和她姐姐2人一同来到脱衣场要把「虫」处理掉。" }, { "id_line": 1080, "ja_text": "大祐は半ばパニックになりかけながら、もと来た道を逆走した。", "zh_text": "大佑只有走到一半,就恐慌地照原来来的路线逆跑了。" }, { "id_line": 1081, "ja_text": "美紀子の姉「で、どこにその虫がいるのよ。」", "zh_text": "美纪子的姐姐 「那个虫子在哪呀?」" }, { "id_line": 1082, "ja_text": "美紀子「私が脱いだソックスの下から這い出てきたのよ、もう!」", "zh_text": "美纪子 「刚刚是从我脱了的袜子内爬出来的!」" }, { "id_line": 1083, "ja_text": "巨大な彼女らにとってそんなに大きい空間とは言えない脱衣場に2人が侵入しようとしている。", "zh_text": "对于巨大的她们来说,脱衣场那么大的空间,也不能2人同时进入。" }, { "id_line": 1084, "ja_text": "大祐は慌てて浴室の中に逃げ込んだ。", "zh_text": "大佑慌忙逃进了浴室里。" }, { "id_line": 1085, "ja_text": "美紀子の姉「どこにもいないわよ?」", "zh_text": "美纪子的姐姐 「没有哦?」" }, { "id_line": 1086, "ja_text": "美紀子「どっかに逃げたのよ、きっと!」", "zh_text": "美纪子 「是向那边跑了吧!」" }, { "id_line": 1087, "ja_text": "美紀子の姉「もう、せっかく踏んづけてやろうと思ったのに!」", "zh_text": "美纪子的姐姐 「好不容易有一只虫子,我想要把它踩死!」" }, { "id_line": 1088, "ja_text": "美紀子「ええーっ、よくそんな残酷なことできるわね。」", "zh_text": "美纪子 「诶诶,这么残酷的事怎样也好。」" }, { "id_line": 1089, "ja_text": "大祐は息を殺しながら、巨大な彼女らの会話に耳を傾けていた。", "zh_text": "大佑屏住气息,侧耳倾听女巨人们的对话。" }, { "id_line": 1090, "ja_text": "このまま浴室に隠れていれば、何とか見つけられずに済む。", "zh_text": "就这样藏在浴室中的话,应该找不到吧。" }, { "id_line": 1091, "ja_text": "大祐は祈りにも似た思いで、事の成り行きを見守っていた。", "zh_text": "大佑抱持这样想法祈祷,留意事态的发展。" }, { "id_line": 1092, "ja_text": "美紀子の姉「浴室の中にはいないかしら?」", "zh_text": "美纪子的姐姐 「浴室内有没有呀?」" }, { "id_line": 1093, "ja_text": "そう聞こえた次の瞬間、大祐の周囲は突如として暗闇を増した。", "zh_text": "在听到的瞬间,大佑的四周突然暗了下来。" }, { "id_line": 1094, "ja_text": "大祐が上空を見上げると、なんと美紀子の姉と思われる人物の足の裏が急速に落下してきたのだ。", "zh_text": "大佑仰望上空,竟然是美纪子的姐姐的脚底急速踩落下来。" }, { "id_line": 1095, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1096, "ja_text": "大祐「ヒィ、ヒャアアア!!」", "zh_text": "大佑 「哇呀呀呀呀呀呀呀!!」" }, { "id_line": 1097, "ja_text": "大祐は思わず悲鳴を上げた。", "zh_text": "大佑不禁尖叫起来。" }, { "id_line": 1098, "ja_text": "美紀子の姉「あー、こいつね!覚悟!!」", "zh_text": "美纪子的姐姐 「啊,小家伙啊!觉悟吧!!」" }, { "id_line": 1099, "ja_text": "大祐が上空を仰ぎ見ると、巨大な素足が大祐を覆い尽くしていた。", "zh_text": "大佑仰望上空,巨大的裸足把整个大佑盖住了。" }, { "id_line": 1100, "ja_text": "大祐「う、うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1101, "ja_text": "大祐は、悲鳴を上げながらうずくまった。", "zh_text": "大佑蹲下来悲鸣。" }, { "id_line": 1102, "ja_text": "彩香「・・・・・・、大祐、大祐? 大丈夫なの?」", "zh_text": "彩香 「・・・・・・大佑,大佑?没事吗?」" }, { "id_line": 1103, "ja_text": "大祐が目を開けると、そこには彩香がいた。", "zh_text": "大佑把眼睛打开,看到正常大小的彩香。" }, { "id_line": 1104, "ja_text": "大祐「う、ううっ・・・。姉ちゃん? ここは?」", "zh_text": "大佑 「呀・・・姐姐?这里是?」" }, { "id_line": 1105, "ja_text": "彩香「あぁ、良かったわ。部屋でうつぶせになって倒れていたのよ。」", "zh_text": "彩香「啊,太好了。你在房间里倒下来趴在地上了。」" }, { "id_line": 1106, "ja_text": "大祐「へっ、そうだったの?」", "zh_text": "大佑 「是这样吗?」" }, { "id_line": 1107, "ja_text": "彩香「とりあえず、ミニチュアの操作盤の電源を切ったんだけど・・・。何があったの?」", "zh_text": "彩香 「总言而之,我先把模型操作仪的电源切断了,不过・・・发生了什么事呀?」" }, { "id_line": 1108, "ja_text": "どうやら、彩香がミニチュアの操作盤の電源を切ってくれたようだ。間一髪、彩香が電源を落としてくれたおかげで大祐は踏み潰されずに済んだ。", "zh_text": "在千钧一发之际,幸亏彩香切断电源,使大佑躲过被当成小虫子踩死的命运。" }, { "id_line": 1109, "ja_text": "大祐「さ、さすが姉貴・・・。」", "zh_text": "大佑 「真,真不愧是姐姐・・・」" }, { "id_line": 1110, "ja_text": "彩香「はぁ? 何言ってんのよ、気持ち悪いわね。」", "zh_text": "彩香「啊?你说什么呀,好恶心。」" }, { "id_line": 1111, "ja_text": "一方、脱衣場の2人は------", "zh_text": "另一方面,换衣房的2人------" }, { "id_line": 1112, "ja_text": "ズン!", "zh_text": "啪!" }, { "id_line": 1113, "ja_text": "美紀子の姉が足を振り下ろしたものの、踏んづけた感触は何も感じられない。", "zh_text": "美纪子的姐姐的脚虽然踩了下去,但她完感觉不到踩到了什么的触觉。" }, { "id_line": 1114, "ja_text": "足の裏をひっくり返してみても、先程の虫は忽然と姿をくらましていたのだった・", "zh_text": "脚底翻一下,看来刚才的虫子忽然躲起来了。" }, { "id_line": 1115, "ja_text": "美紀子の姉「あれー?さっきの虫はどこに行ったのかしら・・・。」", "zh_text": "美纪子的姐姐 「咦?刚才的虫去了哪里呢・・・?」" }, { "id_line": 1116, "ja_text": "美紀子の姉はくまなく浴室を探しまくっていた。", "zh_text": "美纪子的姐姐在浴室到处查找。" }, { "id_line": 1117, "ja_text": "美紀子「でも、絵美お姉ちゃんって、サディズムな性格してるわよね。」", "zh_text": "美纪子 「绘美姐姐,你真的有虐待狂的性格啊。」" }, { "id_line": 1118, "ja_text": "絵美「えっ、そうかしら・・・?」", "zh_text": "绘美「咦,是吗・・・?」" }, { "id_line": 1119, "ja_text": "美紀子と絵美は、絵美が自宅に持ち帰ったミニチュアのシートによって、小さな大祐に危険を与えていたことに気が付くはずもなかった。", "zh_text": "美纪子和绘美,绘美带回家的迷你模型底座,将危险带给了小小大佑,连绘美自己也没有意识到。" }, { "id_line": 1120, "ja_text": "#10", "zh_text": "#10" }, { "id_line": 1121, "ja_text": "巨大な彩香と小さな大祐", "zh_text": "巨大的彩香和渺小的大佑" }, { "id_line": 1122, "ja_text": "大祐「そういえば、シートってどこにやったっけ?」", "zh_text": "大佑「这么说来,那个底座去了什么地方?」" }, { "id_line": 1123, "ja_text": "落ち着きを取り戻した大祐は、絵美にメールで質問する。", "zh_text": "恢复了平静的大佑向绘美发短信询问。" }, { "id_line": 1124, "ja_text": "絵美からのメールには、白いシートを預かっている内容のメールが届く。", "zh_text": "绘美回覆说白色的底座她现在保管在自己的家。" }, { "id_line": 1125, "ja_text": "このとき、大祐は瞬時に自分が絵美の家に転送されたことに気が付いた。", "zh_text": "这个时候,大佑注意到自己刚刚被转送到绘美的家。" }, { "id_line": 1126, "ja_text": "操作パネルからの命令が本来のシート部分に届かずに、シート部分と空間をつなげてしまったのだろうか。", "zh_text": "用户的操作命令面板本来是和底座分开的,那么底座又是怎様跨越空间和面板连接起来呢?" }, { "id_line": 1127, "ja_text": "このことに気が付いた大祐は思わずニヤニヤとほくそ笑んだ。", "zh_text": "注意到这件事的大佑,不禁默默地笑。" }, { "id_line": 1128, "ja_text": "翌日、絵美からシート部分を返してもらった大祐は、自身の考えを実証するべく早速操作パネルとカーペットを連結させる。", "zh_text": "第二天,绘美把底座还给了大佑,为了证实自己的理论,他立刻连接操作面板和地毯。" }, { "id_line": 1129, "ja_text": "そして、シート部分を大祐の部屋の前の廊下に置いて、操作パネルを起動させた。", "zh_text": "大佑在房间前面的走廊上放了底座,又激活了操作面板。" }, { "id_line": 1130, "ja_text": "すると、廊下に置いてあったシート部分が消え、大祐の部屋にあったテーブルなどが小さく表示されたのである。", "zh_text": "于是,走廊放着的底座身影消失了,只有大佑房间里的小小桌子模型出现在原本底座的地方。" }, { "id_line": 1131, "ja_text": "大祐「なるほど・・・、これで僕が足を踏み入れると転送されるわけか。」", "zh_text": "大佑 「原来如此・・・、当我踏入地毯就会被转移到底座上啊。」" }, { "id_line": 1132, "ja_text": "大体の状況を飲み込めた大祐は、すぐさまカーペットに足を踏み入れた。", "zh_text": "大佑掌握了大致的情况,随即把脚步入到地毯上。" }, { "id_line": 1133, "ja_text": "大祐が目を開けると、そこには大きな廊下が広がっていた。", "zh_text": "大佑睁开眼睛,那里是向左右不停延伸的巨大走廊。" }, { "id_line": 1134, "ja_text": "興奮を抑えることができない大祐は、すぐさま彩香の部屋に向かった。", "zh_text": "按捺不住兴奋的大佑,随即向彩香的房间走去。" }, { "id_line": 1135, "ja_text": "大祐「彩香姉ちゃーん、入るよー!」", "zh_text": "大佑 「彩香姐姐,我进来哦!」" }, { "id_line": 1136, "ja_text": "大祐が部屋に入ると、彩香は床に仰向けになってうとうととしていた。", "zh_text": "大佑进入彩香的房间,彩香在地板上迷迷糊糊地睡着了。" }, { "id_line": 1137, "ja_text": "小走りで駆け寄った大祐は、圧倒的な彩香の大きさの違いに思わず息を呑みこんだ。", "zh_text": "大佑快步跑到了是彩香的跟前,和彩香压倒性的尺寸差异,大佑禁不住喘不上气。" }, { "id_line": 1138, "ja_text": "大祐は、彩香の短パンに手をかけ、彩香の大きな腹部に乗っかった。", "zh_text": "大佑从彩香放在短裤上的手,走到彩香的腹部上。" }, { "id_line": 1139, "ja_text": "大祐「姉ちゃんのおなかだ・・・。」", "zh_text": "大佑 「是姐姐的肚子・・・」" }, { "id_line": 1140, "ja_text": "大祐は、彩香のおなかに盛大にダイブして、おなかをがっちりと抱きしめた。", "zh_text": "大佑的全身都贴在肚子上,四肢紧紧地拥抱巨大彩香的肚子。" }, { "id_line": 1141, "ja_text": "彩香の温もりとともに彩香の鼓動が伝わってくる。", "zh_text": "彩香的体温和彩香的心跳传达到大佑身上。" }, { "id_line": 1142, "ja_text": "彩香のおなかの柔らかさは、さながらウォーターベッドの感触に似ていた。", "zh_text": "彩香肚子很柔软,宛如水床的感触一様。" }, { "id_line": 1143, "ja_text": "大祐は妙な安心感に包まれていた。", "zh_text": "大佑被奇怪的安心感包围了。" }, { "id_line": 1144, "ja_text": "2~3分してから、大祐は起き上がり、彩香のおなかの上を飛び跳ねてみたりした。", "zh_text": "2~3分钟后,大佑爬起来,在彩香的肚子上蹦蹦跳跳起来看看。" }, { "id_line": 1145, "ja_text": "しかし、次の瞬間、静寂を破って不気味な音が鳴り響く。", "zh_text": "但是,接下来的瞬间,令人毛骨悚然的声音打破了寂静。" }, { "id_line": 1146, "ja_text": "ギュルルル~", "zh_text": "咕~~~~~~" }, { "id_line": 1147, "ja_text": "彩香の腹部から不気味な重低音が聞こえたため、怖くなった大祐はそのまま彩香の胸や顔の方向へと向かった。", "zh_text": "彩香的腹部发出令人毛骨悚然的重低音,大佑听见后,因为害怕向就彩香的胸部和脸的方向走去了。" }, { "id_line": 1148, "ja_text": "彩香の豊満なおっぱいを横目に移動を続け、彩香の大きな顔に到達した。", "zh_text": "大佑一边一直斜视彩香丰满的乳房一边持续移动,终于到达了彩香巨大的脸。" }, { "id_line": 1149, "ja_text": "潤い豊かな唇は、一定の厚みと輝きがあり、大祐を充分に興奮させた。", "zh_text": "丰富滋润的嘴唇,有一定的厚度和光泽,令大佑又整个人兴奋起来。" }, { "id_line": 1150, "ja_text": "彩香「ウ、ウウ~ン。」", "zh_text": "彩香 「嗯~~~~~」" }, { "id_line": 1151, "ja_text": "彩香の眉間にしわが寄ったかと思うと、彩香の大きな口がパカッと開いた。", "zh_text": "彩香皱起眉间,彩香巨大的嘴巴打开了。" }, { "id_line": 1152, "ja_text": "大祐「おっ、姉ちゃんの口の中を拝見しよう。」", "zh_text": "大佑 「哦,可以看看姐姐的口中哦。」" }, { "id_line": 1153, "ja_text": "大祐が、彩香の下唇に手をかけ、覗き込もうとした次の瞬間、予想外の出来事が起こる。", "zh_text": "大佑把手放在彩香的下嘴唇,打算只是看一眼。接下来,发生了意料之外的事。" }, { "id_line": 1154, "ja_text": "彩香「ガッ、ゲゲーップッ」", "zh_text": "彩香 「嗝~~~~~~~」" }, { "id_line": 1155, "ja_text": "大祐を猛烈に熱く臭い気体が包み込む。", "zh_text": "大佑被冲出来的猛烈热臭气体所包围。" }, { "id_line": 1156, "ja_text": "大祐に盛大にゲップを浴びせた彩香の口は再び閉じられた。", "zh_text": "大佑被施加了巨大的打嗝,彩香的口再次合上。" }, { "id_line": 1157, "ja_text": "大祐は、余りの臭気に彩香の唇の上ということも忘れて倒れこみ、咳き込んだ。", "zh_text": "大佑被过分强烈的臭气冲撃,连自己在彩香的嘴唇上这件事也忘记了,不停地咳嗽。" }, { "id_line": 1158, "ja_text": "大祐「ガハッ、ゴホッ! ゲホッ・・・!!」", "zh_text": "大佑 「哈...哈...咳!咳・・・!!」" }, { "id_line": 1159, "ja_text": "よく見れば、彩香の大きな唇は、油まみれで光っていたにすぎなかった。", "zh_text": "如果仔细看的话,彩香巨大的嘴唇上沾满了油光。" }, { "id_line": 1160, "ja_text": "おそらく、彩香は直前に餃子を食べたのであろう。", "zh_text": "恐怕彩香之前吃了饺子吧。" }, { "id_line": 1161, "ja_text": "口内で醸成されたニンニクのにおいが周囲に充満している。", "zh_text": "口内酿造了一个充满大蒜的味道环境。" }, { "id_line": 1162, "ja_text": "大祐「おえぇ・・・、気持ち悪・・・。」", "zh_text": "大佑 「诶・・・好恶心・・・」" }, { "id_line": 1163, "ja_text": "大祐はふらつきながらも彩香の油まみれの唇に倒れこんでいた体勢を整えようとした。", "zh_text": "大佑摇摇晃晃地站起来,想要整理在彩香的嘴唇上沾满全身的油。" }, { "id_line": 1164, "ja_text": "すると、次の瞬間、生暖かい物体が下からせり出してきた。", "zh_text": "但在下一个瞬间,彩香因为感到有点暖和的物体在嘴唇边。" }, { "id_line": 1165, "ja_text": "彩香「うーん・・・。」", "zh_text": "彩香「嗯・・・」" }, { "id_line": 1166, "ja_text": "大祐「うわああっ!!」", "zh_text": "大佑 「呜哇啊啊!!」" }, { "id_line": 1167, "ja_text": "彩香の艶めかしい声と同時に巨大な舌が大祐の顔をベロッと舐めまわしたのだ。", "zh_text": "彩香发出艳丽的声音的同时伸出巨大的舌头想要舔嘴唇,结果舔了大佑的脸,大佑立即脸色大变。" }, { "id_line": 1168, "ja_text": "大祐「うわっ・・・、姉貴の唾液だ・・・。気持ち悪い・・・。」", "zh_text": "大佑 「哇・・・姐姐的唾液啊・・・好恶心・・・」" }, { "id_line": 1169, "ja_text": "大祐が大きな舌の襲来に神経を尖らせていたとき、大祐は彩香の口が再び開いたことに気が付いていなかった。", "zh_text": "向大佑袭来的巨大舌头上的神经感到有东西,大佑没能注意到彩香的口又再次打开了。" }, { "id_line": 1170, "ja_text": "舌が大きな口の中に戻ろうとするとき、小さな大祐も一緒に飲み込まれそうになったのだ。", "zh_text": "舌头打算返回到口中的时候,连同小大佑也一起被吞噬了。" }, { "id_line": 1171, "ja_text": "大祐「や、やばいっ!!」", "zh_text": "大佑 「危险啊!!」" }, { "id_line": 1172, "ja_text": "バクン!!", "zh_text": "啉!!" }, { "id_line": 1173, "ja_text": "咄嗟に大祐は彩香の上唇に手をかけ彩香に飲み込まれるのを阻止したが、そのまま唇は閉じられ大祐の下半身は彩香の口の中に閉じ込められてしまった。", "zh_text": "虽然大佑立刻将手搭在彩香的上唇上而阻止了彩香的吞噬,就那样嘴唇又关起来了,而大佑的下半身被困在彩香的口中了。" }, { "id_line": 1174, "ja_text": "大祐は、必死に上唇を叩いたり、下半身をジタバタさせたりしたが、全く彩香に反応は見られない。", "zh_text": "大佑拚命敲打上唇,下半身慌张乱踢,但是完全看不到彩香的反应。" }, { "id_line": 1175, "ja_text": "しかも、彩香の唾液と唇の油によって、徐々に大祐の体が飲み込まれつつあったのだ。", "zh_text": "而且因为彩香的唾液和嘴唇上的油,大佑的身体渐渐滑进口中而被吞噬。" }, { "id_line": 1176, "ja_text": "大祐の足はやがて固いものにぶつかる。", "zh_text": "大佑的脚撞到硬硬的东西。" }, { "id_line": 1177, "ja_text": "彩香の前歯だ。", "zh_text": "是彩香的门牙。" }, { "id_line": 1178, "ja_text": "瞬間的に大祐は足を引っ込める。", "zh_text": "大佑立即把脚缩回。" }, { "id_line": 1179, "ja_text": "大祐「姉貴に噛み殺される・・・。」", "zh_text": "大佑 「会被姐姐咬死的・・・」" }, { "id_line": 1180, "ja_text": "大祐は必死に脱出を試みるが、彩香の唇は大祐の抵抗をすべて受け流してしまう。", "zh_text": "大佑拚命地尝试逃出,但因为彩香的嘴唇软软的,令大佑用力的抵抗也全然无效。" }, { "id_line": 1181, "ja_text": "ゆっくりゆっくりと大祐を巨大な口内へと誘うのだ。", "zh_text": "慢慢地慢慢地彩香巨大的口要把大佑吸进去。" }, { "id_line": 1182, "ja_text": "口内は、先程の激臭が支配している環境である。", "zh_text": "口腔内是刚才的激臭充斥的环境。" }, { "id_line": 1183, "ja_text": "絶対に脱出したい大祐は、自分の爪で彩香の上唇の上あたりの皮膚を引っ掻くことにした。", "zh_text": "大佑絶对想要逃脱,用自己的指甲彩香的上唇上一带的皮肤搔了搔。" }, { "id_line": 1184, "ja_text": "彩香が起きてしまう可能性はあるが、飲み込まれるよりはましだ。", "zh_text": "有令彩香醒来的可能性,不过总比被咽下去好。" }, { "id_line": 1185, "ja_text": "大祐は、ガリガリと構うことなく引っ掻いていった。", "zh_text": "大佑拚命地掻。" }, { "id_line": 1186, "ja_text": "すると、案の定、彩香の口の中から舌が出てきて、その部分を舐めようとした。", "zh_text": "果然,彩香的口中舌头又出来,打算舔上唇的部分。" }, { "id_line": 1187, "ja_text": "その機会を逃すことなく、小さな大祐は命からがら彩香の巨大な唇から逃げ出すことに成功した。", "zh_text": "抓住这个机会,小大佑从彩香巨大的嘴唇成功逃出,捡回条命。" }, { "id_line": 1188, "ja_text": "男性からすれば夢のようなシチュエーションではあったが、油まみれの唇に唾液と酷い口臭を浴びせられる最悪な環境を体験した大祐は、女性への清潔感を喪失してしまった。", "zh_text": "这是男性做梦一样都想得的部位,可是当沾满油的嘴唇和严重的口臭唾液施加在一起,是大佑体验过最糟糕的环境了,他丧失了对女性的清洁感。" }, { "id_line": 1189, "ja_text": "こうして、ふらふらになりながらも、何とか大祐は彩香の部屋を後にした。よもや、彩香も大祐に無意識ながら攻撃をしたとは夢にも思っていないであろう。", "zh_text": "就这样,一边摇摇晃晃,大佑一边离开了彩香的房间。彩香做梦也没想到会对大佑发起无意识的攻击吧。" }, { "id_line": 1190, "ja_text": "彩香は、スヤスヤと可愛い寝息を立てながら、そのまま昼寝を続けていた。", "zh_text": "彩香还是露出了可爱的睡脸,就那样持续睡午觉。" }, { "id_line": 1191, "ja_text": "大祐は、そのままミニチュアの操作盤の電源を落とし、シャワーを浴びてから自分の部屋のベッドに横になった。", "zh_text": "大佑把操作盘的电源关上,在淋浴后躺上自己房间的床。" }, { "id_line": 1192, "ja_text": "ベタッベタッベタッ・・・", "zh_text": "咕咚咕咚咕咚・・・" }, { "id_line": 1193, "ja_text": "大祐の部屋に誰かが近付いてくる。", "zh_text": "有人接近大佑房间。" }, { "id_line": 1194, "ja_text": "彩香「大祐~、ご飯食べないの?」", "zh_text": "彩香 「大佑~吃饭吗?」" }, { "id_line": 1195, "ja_text": "大祐「・・・・・・、いらない・・・。」", "zh_text": "大佑 「・・・・・・不需要了・・・・」" }, { "id_line": 1196, "ja_text": "彩香「珍しいわね、どうしたのよ。」", "zh_text": "彩香「真少见,怎么啦。」" }, { "id_line": 1197, "ja_text": "大祐「気分が悪くて・・・。」", "zh_text": "大佑 「不舒服・・・」" }, { "id_line": 1198, "ja_text": "よもや、彩香の口臭やら唾液やらを体全体に浴びたなどとはとても言えない。", "zh_text": "整个身体都承受了彩香的口臭和唾液啦等等很难说出口。" }, { "id_line": 1199, "ja_text": "大祐は彩香から放たれた悪臭のおかげですっかり体調を崩し、ベッドに横になっていた。", "zh_text": "大佑因为彩香放出的恶臭而完全崩溃,只好躺在床上。" }, { "id_line": 1200, "ja_text": "彩香「そう。私もついさっき食事してきたから食欲がなくて…。」", "zh_text": "彩香「是啊。我刚才吃饭了,所以也没有食欲…。」" }, { "id_line": 1201, "ja_text": "大祐「餃子・・・でも食べたんでしょ?。」", "zh_text": "大佑 「吃了饺子・・・是吧。」" }, { "id_line": 1202, "ja_text": "彩香「えっ、もしかして臭ってる? 友達と味噌ラーメンと餃子を食べたんだけど・・・。」", "zh_text": "彩香「咦,难道还有臭味吗?和朋友一起吃了味噌拉面和饺子,看出来了吗・・・」" }, { "id_line": 1203, "ja_text": "大祐「・・・・・・。いや、何となくそう思っただけだから。」", "zh_text": "大佑 「・・・・・・。不,只是总觉是这样己而。」" }, { "id_line": 1204, "ja_text": "彩香の言葉に思わず、大祐は深く頷いていた。", "zh_text": "对彩香的言词失禁,大佑只好深深地点点头。" }, { "id_line": 1205, "ja_text": "あれほどの強烈な口臭は、餃子だけではなく味噌ラーメンも手伝っていたのだ。", "zh_text": "如此强烈的口臭不仅是饺子,还有味噌拉面也有帮助。" }, { "id_line": 1206, "ja_text": "さすがに今は歯を磨いたらしく、そのような痕跡はないようだが。", "zh_text": "不过现在刷牙了,油油的痕迹似乎都消失了。" }, { "id_line": 1207, "ja_text": "彩香の何気ない発言には、大祐を納得させる理由が十分にあった。", "zh_text": "对彩香无意间的发言,大佑这个理由似被接纳了。" }, { "id_line": 1208, "ja_text": "彩香「まあ、いいわ。ミニチュアを借りていくわよ。」", "zh_text": "彩香 「唉,算了。我要借迷你模型的底座呀。」" }, { "id_line": 1209, "ja_text": "大祐「ああ、持っていきなよ。」", "zh_text": "大佑 「啊,借去吧。」" }, { "id_line": 1210, "ja_text": "こうして、再びミニチュアは彩香の手に渡ったのであった。", "zh_text": "就这样,模型再次落入彩香的手中。" }, { "id_line": 1211, "ja_text": "彩香「あれっ、操作パネルがついてないわ。」", "zh_text": "彩香「咦,操作面板不见了。」" }, { "id_line": 1212, "ja_text": "自室に戻った彩香は操作パネルがないことに気付き、再び大祐の部屋へ向かった。", "zh_text": "回到自己房间的彩香发现操作面板不见了,再次走到大佑的房间。" }, { "id_line": 1213, "ja_text": "大祐の部屋の前には、無造作に操作パネルが置かれていたが、どうやら何かと連結しているようであった。", "zh_text": "在大佑的房间前,随便地放置了操作面板,而且好像连接了什么一样。" }, { "id_line": 1214, "ja_text": "彩香「もう、めんどくさいからこのまま入力しちゃおう。」", "zh_text": "彩香 「真麻烦,就这样弄吧。」" }, { "id_line": 1215, "ja_text": "彩香は、ミニチュアの組みたてを億劫がり、部屋の前にある操作パネルをそのまま使用した。", "zh_text": "因为彩香懒得拆迷你模型组合,所以在房间前直接使用操作面板。" }, { "id_line": 1216, "ja_text": "そのとき、大祐の部屋の内部が彩香の部屋に転送されたことなど、彩香は知る由もなかった。", "zh_text": "那个时候,大佑房间内部被转送重现在彩香的房间这件事,彩香什么都不知道。" }, { "id_line": 1217, "ja_text": "彩香は、慣れた手つきで操作を終えると再び自室に戻り、ミニチュアを満喫しようと企んでいた。", "zh_text": "彩香用熟练的手势操作完毕再次回到自己的房间,想要充分享受模型带给自己的快感。" }, { "id_line": 1218, "ja_text": "しかし、彩香の部屋で待っているのは気分を悪くしたうえ、縮められた弟であった。", "zh_text": "可是,在彩香的房间等着的只有心情不好的和缩小了的弟弟。" }, { "id_line": 1219, "ja_text": "ベタッ、ベタッ、ベタッ…。", "zh_text": "咚! 咚! 咚!" }, { "id_line": 1220, "ja_text": "カチャッ、カチャカチャッ…。", "zh_text": "咚! 咯嚓…" }, { "id_line": 1221, "ja_text": "横になっている大祐は、部屋の外から聞こえる音に気がついた。", "zh_text": "躺着的大都注意到从房间外边传来的声音。" }, { "id_line": 1222, "ja_text": "普段なら気にならない音なのだが、具合の悪さも手伝って不快な音に聞こえるのだ。", "zh_text": "平时他不会在意这些声音的,但现在心情恶劣,不想再听到这些烦人的响声。" }, { "id_line": 1223, "ja_text": "大祐「うぅ~ん…。」", "zh_text": "大佑 「呜~啊。」" }, { "id_line": 1224, "ja_text": "大祐は、タオルケットを頭からかぶり外の音が聞こえないようにし、再び眠りにつこうとした。", "zh_text": "大佑,用毛巾被从头裹起来,这様就完全听不到外面的声音,而再次熟睡。" }, { "id_line": 1225, "ja_text": "カチャカチャッ…。", "zh_text": "咚! 咯嚓…" }, { "id_line": 1226, "ja_text": "………。", "zh_text": "………" }, { "id_line": 1227, "ja_text": "ズシィン!", "zh_text": "咚!咚!" }, { "id_line": 1228, "ja_text": "ズシィィン!", "zh_text": "咚!" }, { "id_line": 1229, "ja_text": "横になっていた大祐は、下から突き上げるような地響きにタオルケットをはぎ取った。", "zh_text": "躺着的大佑因为受不了这些声音,把毛巾踢开,正想要叫不要再吵了。" }, { "id_line": 1230, "ja_text": "部屋の構成は変わっていなかったのだが、壁や天井がやたら遠い位置にある。", "zh_text": "房间的摆设还是没有改变,不过墙壁和天花板的位置远得离谱。" }, { "id_line": 1231, "ja_text": "大祐は瞬時に自身が置かれている状況を察知した。", "zh_text": "这次大佑瞬间察觉到自己所处的情况。" }, { "id_line": 1232, "ja_text": "大祐「こ、これはまずい・・・。」", "zh_text": "大佑 「这,这个又来了・・・」" }, { "id_line": 1233, "ja_text": "困惑している大祐に巨大な人物が接近することを告げる足音が響いていた。", "zh_text": "脚步声告诉了困惑的大佑有巨人逐渐接近中。" }, { "id_line": 1234, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1235, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1236, "ja_text": "バターン!", "zh_text": "巴轰!" }, { "id_line": 1237, "ja_text": "そして、大祐の目の前にとうとう巨大な彩香が姿を現した。", "zh_text": "然后,彩香巨大的身影终于在大佑面前出现。" }, { "id_line": 1238, "ja_text": "#11", "zh_text": "#11" }, { "id_line": 1239, "ja_text": "残酷な彩香の攻撃", "zh_text": "残酷的彩香的攻击" }, { "id_line": 1240, "ja_text": "バターン!", "zh_text": "吧噔!" }, { "id_line": 1241, "ja_text": "全長160mはある巨大な彩香の登場に大祐は思わず息を呑む。", "zh_text": "全长160米的巨大彩香登场,大佑不由得呼吸急速起来。" }, { "id_line": 1242, "ja_text": "もう何度となくこの光景は目にしているが、何度見ても恐怖感を覚えるのだ。", "zh_text": "已经好几次亲眼看到这个情景,但不论看多少次,一出现在眼前也是会感到恐惧。" }, { "id_line": 1243, "ja_text": "彩香「あれっ・・・、街がないわ。その代わりに、何だろう?」", "zh_text": "彩香 「咦・・・、模型街呢?」" }, { "id_line": 1244, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 1245, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 1246, "ja_text": "彩香の巨大な素足が大祐目掛けて猛然と迫ってくる。", "zh_text": "彩香巨大的脚向大佑猛然迫近。" }, { "id_line": 1247, "ja_text": "慌ててはいるものの、体調が悪い大祐は身動きが取れない。", "zh_text": "大佑感到很惊慌的,但是又因为不舒服而动弹不得。" }, { "id_line": 1248, "ja_text": "そうこうしているうちにたった2~3歩で、彩香は眼下の物体を確かめるべくしゃがみ込んだ。", "zh_text": "走了2~3步后,在跨过大佑后,彩香蹲下来确认眼发生什么事。" }, { "id_line": 1249, "ja_text": "大祐「うおっ、姉ちゃんの股間が…。すげえ迫力だ。」", "zh_text": "大佑 「啊,是姐姐巨大的胯间阿…好厉害,好有震撼力。」" }, { "id_line": 1250, "ja_text": "大祐の部屋を取り囲むように、彩香の巨大な素足や股間といった部分が鎮座している。", "zh_text": "就像要包绕大佑的房间,彩香巨大的大腿和胯间就这样正正压在大佑眼前。" }, { "id_line": 1251, "ja_text": "彩香のムッチリとした肉厚の太股を見つめ、大祐は気分がすぐれないながらも高揚した。", "zh_text": "大佑凝视彩香丰满肉肉的大腿,在不好的心情也一下子高涨起来。" }, { "id_line": 1252, "ja_text": "さらに、目の前のジャージには割れ目がくっきりと見えており、姉である彩香の女性の一面が垣間見えていた。", "zh_text": "而且,眼前的运动裤有条明显的裂缝,可以清晰地看见运动裤的内部,能窥见彩香姐姐女性的那一面。" }, { "id_line": 1253, "ja_text": "そんな大祐の気持ちを知ってか知らずか、自らの姉に興奮する弟に向かって、彩香は強烈な一撃を与えてしまう。", "zh_text": "彩香在不知道弟弟大佑因为姐姐自己而性兴奋起来的情况下,无意识地给予大佑强烈的一击。" }, { "id_line": 1254, "ja_text": "しゃがみ込んだ彩香は、無意識に下腹部に力が入っていたのだ。", "zh_text": "蹲下来的彩香因为腹部受到挤压,在无意识下把力量压入腹部。" }, { "id_line": 1255, "ja_text": "彩香の股間に釘付けになっていた大祐は、まさに不意打ちであった。", "zh_text": "在彩香胯间钉住的大佑,突然正面受到袭击。" }, { "id_line": 1256, "ja_text": "ブシュウ!", "zh_text": "叭~~~~!" }, { "id_line": 1257, "ja_text": "一瞬、大祐は何が起きたかわからなかった。", "zh_text": "一瞬间,大佑是不知道发生了什么事。" }, { "id_line": 1258, "ja_text": "何かが放出された音とともに床にそって熱風が吹く。", "zh_text": "在发出有什么被气体被放出的声音的同时,热风也吹袭了地板。" }, { "id_line": 1259, "ja_text": "大祐の部屋自体もその熱風の直撃を受ける格好となったのだ。", "zh_text": "大佑的房间本身也是受到热风直击。" }, { "id_line": 1260, "ja_text": "風が止まった後、猛烈なにおいが大祐の鼻を支配する。", "zh_text": "风停了后,猛烈的气味支配了大佑的鼻子。" }, { "id_line": 1261, "ja_text": "大祐「うおっ、ゴホゴホッ、ガハッ!!」", "zh_text": "大佑 「伽~~~伽~~~~哈!!」" }, { "id_line": 1262, "ja_text": "新鮮な空気を求めるべく、あらゆる方向を探したものの、どこにも安息の地はない。", "zh_text": "为了新鲜的空气,他到处乱跑,但怎様也走不出充满臭气的范围。" }, { "id_line": 1263, "ja_text": "たまらず、大祐はベッドに横になりタオルケットで体全体を覆ってしまう。", "zh_text": "大佑只好躺回床上,用毛巾被覆盖整个身体。" }, { "id_line": 1264, "ja_text": "彩香「ヤダ、ちょっと…。」", "zh_text": "彩香 「呀,稍微,不小心…」" }, { "id_line": 1265, "ja_text": "上空からかわいらしい姉のつぶやきが聞こえる。", "zh_text": "从上空传出姐姐可爱的嘟哝声。" }, { "id_line": 1266, "ja_text": "おそらくは無意識のうちに放出してしまったおならに姉自身顔を赤らめているのだろう。", "zh_text": "大概是因为在无意识中放屁,姐姐自己正红着脸吧。" }, { "id_line": 1267, "ja_text": "彩香「もう3日も出てないから、お腹が張ってるのね。」", "zh_text": "彩香「已经三天没有出来了,所以肚子有点胀啊。」" }, { "id_line": 1268, "ja_text": "彩香の言葉と様相から、おおよそ可愛らしさなど微塵のかけらも感じられなず大祐は激しく動揺した。", "zh_text": "彩香说出害羞的话语,这种可爱级别,连微尘碎碴的大佑也感觉到内心激烈的动摇。" }, { "id_line": 1269, "ja_text": "さらには、あまりのギャップの激しさに大祐は苦悶の表情を浮かべながらも自身の股間をまさぐった。", "zh_text": "受到如此激烈的挑引挑弄,大佑露出苦闷的表情,同时也用手玩弄自己的下体。" }, { "id_line": 1270, "ja_text": "彩香「どうして街が出ないのかしら。」", "zh_text": "彩香「为什么模型街不出来呀?」" }, { "id_line": 1271, "ja_text": "大祐がタオルケットから頭だけを覗かせる。", "zh_text": "大佑从毛巾伸出头来偷看。" }, { "id_line": 1272, "ja_text": "すると、彩香の巨大な指先が部屋の中央にあったテーブル目掛けて降りてきた。", "zh_text": "看到彩香用巨大的指尖,向房间内的桌子压下来。" }, { "id_line": 1273, "ja_text": "バキイッ、グシャッ!", "zh_text": "咔轰!" }, { "id_line": 1274, "ja_text": "まさに一瞬であった。", "zh_text": "不过是一瞬间的事。" }, { "id_line": 1275, "ja_text": "彩香が摘みあげたテーブルは実に無機質な悲鳴をあげて、いとも簡単に破壊されてしまった。", "zh_text": "彩香压向的桌子发出无机物的悲鸣,就这么简单地被破坏了,而残碴被手指上的黏性带走。" }, { "id_line": 1276, "ja_text": "大祐は、再び顔をタオルケットの中に潜り込ませる。", "zh_text": "大佑把毛巾往上拉,把脸盖住。" }, { "id_line": 1277, "ja_text": "先ほどの姉への興奮など吹き飛び、徐々に恐怖が込み上げてくる。", "zh_text": "刚才对姐姐的兴奋已经消散殆尽,慢慢地内心的恐怖涌了上来。" }, { "id_line": 1278, "ja_text": "大祐(だ、大丈夫だよな…?)", "zh_text": "大佑(啊,没事吧…?)" }, { "id_line": 1279, "ja_text": "そんな心配を抱く大祐のもとに再び轟音が響く。", "zh_text": "担心的大佑又再次听到轰鸣声回响。" }, { "id_line": 1280, "ja_text": "ドゴオオン!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 1281, "ja_text": "先ほどの破壊されたテーブルが落下してきたのだ。", "zh_text": "刚才被破坏的桌子从高处掉下了。" }, { "id_line": 1282, "ja_text": "テーブルは二つに折られ、もう使用できる状態にはない。", "zh_text": "看到桌子被折断成两块,已经再也不能使用。" }, { "id_line": 1283, "ja_text": "いまの彩香は、大祐にとってあまりに危険すぎる存在となってしまったのだ。", "zh_text": "现在的彩香,对大佑来说是过于危险的存在。" }, { "id_line": 1284, "ja_text": "彩香「よし、踏んづけよっと!」", "zh_text": "彩香「好,踩下去吧!」" }, { "id_line": 1285, "ja_text": "突然の彩香の声に大祐はベッドから飛び起きる。", "zh_text": "听到彩香的声音,大佑从突然床上一跃而起。" }, { "id_line": 1286, "ja_text": "大祐の目の前には今まさに立ち上がろうとしている彩香がいた。", "zh_text": "大佑的眼前是正准备站起来的彩香。" }, { "id_line": 1287, "ja_text": "左の膝に大きな手を掛け、右手で髪をかき上げながら立つ姿に、普段の姉以上の美しさを感じていた。", "zh_text": "巨大的左手在左边的膝盖上,而右手正把头发拨向一边,比平时的姐姐更美丽的感觉。" }, { "id_line": 1288, "ja_text": "しかし、このまま彩香を眺めていては、先ほどの宣告どおりメチャメチャに踏み潰されてしまう。", "zh_text": "但是,不可以就这样眺望着彩香,因为刚才的宣告,大佑会被一脚踩死吧。" }, { "id_line": 1289, "ja_text": "大祐は、ふらふらしながらも巨大な彩香から逃げ出そうと必死だった。", "zh_text": "大佑摇摇晃晃地想从巨大彩香的身边拚命逃跑。" }, { "id_line": 1290, "ja_text": "彩香「あれっ、小人がいる。おーい・・・。」", "zh_text": "彩香「咦,有小人。喂・・・」" }, { "id_line": 1291, "ja_text": "彩香の声が聞こえた次の瞬間、大祐の間近に巨大な彩香の素足が落下してきた。", "zh_text": "彩香发出声音的瞬间,巨大彩香的裸足在大佑的眼前踏了下来。" }, { "id_line": 1292, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1293, "ja_text": "大祐「うわあああっ!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊!」" }, { "id_line": 1294, "ja_text": "彩香「とりあえず、小人クン1人だけ確保ね。」", "zh_text": "彩香「至少还有一个小人。」" }, { "id_line": 1295, "ja_text": "彩香は目の前の小人が大祐とは気がついていない。", "zh_text": "彩香没注意到眼前的小人就是大佑。" }, { "id_line": 1296, "ja_text": "大祐の間近には全長24mもの巨大な素足が鎮座している。", "zh_text": "全长24米的巨大的赤足就压在大佑眼前。" }, { "id_line": 1297, "ja_text": "もし、ここで逃げ出そうもんなら一瞬で彩香に踏み潰されるであろう。", "zh_text": "如果现逃出的话,会彩香立刻踩死吧。" }, { "id_line": 1298, "ja_text": "彩香「ふふっ、この小人クンと遊んであげよう~。」", "zh_text": "彩香「呵呵,用这个小人玩吧~」" }, { "id_line": 1299, "ja_text": "にんまりと微笑みながら彩香は、床下にいる小人に話しかけた。", "zh_text": "满脸喜悦的彩香向地板下的小人搭话,满脸微笑。" }, { "id_line": 1300, "ja_text": "当然、大祐は間近にある大きな素足に行く手を阻まれ、身動きが取れない。", "zh_text": "当然,有巨大的赤脚在大佑眼前,他只可以动弹不得。" }, { "id_line": 1301, "ja_text": "彩香「あ、そうだ♪ ちょっと待ってなさいね。」", "zh_text": "彩香「啊,对了♪稍等一下。」" }, { "id_line": 1302, "ja_text": "そう言うと、彩香はその巨体を勉強机に移動させた。", "zh_text": "这么说,彩香那庞大的身体,向书桌移动。" }, { "id_line": 1303, "ja_text": "そして、大祐の目の前にお菓子の空き箱を3つ置いた。", "zh_text": "然后在大佑前放了3个空的点心盒放。" }, { "id_line": 1304, "ja_text": "どれもこれも今の大祐のサイズでは一軒家並みのサイズがある。", "zh_text": "每一个点心盒,以大佑现在的尺寸来说,都有平房一样的尺寸。" }, { "id_line": 1305, "ja_text": "大祐「・・・・・!?」", "zh_text": "大佑 「・・・・・!?」" }, { "id_line": 1306, "ja_text": "彩香「さてっと、小人クン。」", "zh_text": "彩香「好了,小人君。」" }, { "id_line": 1307, "ja_text": "上空から彩香の声が聞こえるものの、大祐の目の前に置かれた空き箱が気になって反応ができない。", "zh_text": "从上空传来彩香的声音,但大佑只在意眼前放置的空箱子,而没有反应。" }, { "id_line": 1308, "ja_text": "困惑する大祐の横方向が暗くなる。", "zh_text": "忽然,大佑旁边变暗了。" }, { "id_line": 1309, "ja_text": "ズシイイン!!!", "zh_text": "砰!!!" }, { "id_line": 1310, "ja_text": "ふいに彩香の巨大な素足が振り下ろされる。", "zh_text": "彩香把巨大的光脚挥下去。" }, { "id_line": 1311, "ja_text": "たまらず、大祐は転げてしまった。", "zh_text": "大佑被震倒而摔在地上。" }, { "id_line": 1312, "ja_text": "彩香「ちょっと、聞いてるの? 聞いてないならすぐに踏んづけるわよ?」", "zh_text": "彩香「你有在听吗?不听的话,下一步就会马上就踩下来哦?」" }, { "id_line": 1313, "ja_text": "ちょっとの気の緩みも許されないようだ。", "zh_text": "稍微的松一口气松也不允许的。" }, { "id_line": 1314, "ja_text": "大祐は急いで巨大な彩香の顔を見上げた。", "zh_text": "大佑急忙仰望彩香巨大的脸。" }, { "id_line": 1315, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃあん! しっかりと下を・・・」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐!好好看一下・・・」" }, { "id_line": 1316, "ja_text": "大祐の発言にかぶせるように彩香が言葉を続ける。", "zh_text": "大佑小小的声音被彩香接着说的话盖住。" }, { "id_line": 1317, "ja_text": "彩香「小人クン、説明を聞かないとすぐ踏み潰すからね。いい?」", "zh_text": "彩香「小人君,如果不听说明的话,会被马上踩坏啊。好吗?」" }, { "id_line": 1318, "ja_text": "彩香の残酷な発言に大祐は凍りついた。", "zh_text": "因为彩香残酷的发言,大佑冻住了。" }, { "id_line": 1319, "ja_text": "毎晩、ミニチュアの小人を惨殺する彩香の姿が目に浮かんだ。", "zh_text": "每晚,彩香惨杀小人的身影在眼前浮现。" }, { "id_line": 1320, "ja_text": "大祐は泣きながら彩香に叫び続けた。", "zh_text": "大佑一边哭一边不断呼喊彩香。" }, { "id_line": 1321, "ja_text": "大祐「姉ちゃ~ん!! 大祐だよ、ミニチュ・・・」", "zh_text": "大佑 「姐姐了~!!是大佑啊・・・」" }, { "id_line": 1322, "ja_text": "またも彩香は発言を続ける。", "zh_text": "彩香又继续说话。" }, { "id_line": 1323, "ja_text": "彩香「小人クン、あなたはこれからこの空き箱に入ってもらうわ。」", "zh_text": "彩香「小人君,你可以躲在3个空箱中的其中一个。」" }, { "id_line": 1324, "ja_text": "彩香「その後、私が3つの箱のうち2つを踏んづけるの。運が良ければあなたは生き残るわ。運が悪ければ・・・。」", "zh_text": "彩香 「之后,我会把三个箱中的两个踏烂。如你运气好的话,你可以生还的啊。」" }, { "id_line": 1325, "ja_text": "彩香のとんでもない提案に対して、大祐は腰が砕けてしまった。", "zh_text": "对彩香的提案,大佑感到绝望了。" }, { "id_line": 1326, "ja_text": "ただでさえ、具合も悪いのにそんな究極の選択ができるものだろうか。", "zh_text": "本来,身体已经不舒服了,还要面对这种最终选择的东西吗。" }, { "id_line": 1327, "ja_text": "彩香「いいかしら? 私が10数えるうちに隠れてね。」", "zh_text": "彩香「好吧?我数到10,好好藏起来吧。」" }, { "id_line": 1328, "ja_text": "そう言うと、彩香は窓際に立った。", "zh_text": "说完,彩香站在窗边的位置。" }, { "id_line": 1329, "ja_text": "どうせ、彩香には大祐の声など届きはしない。", "zh_text": "反正大佑的声音也无法传到彩香的耳中。" }, { "id_line": 1330, "ja_text": "ならば、ここはいっそ・・・、部屋から逃げてしまおう。", "zh_text": "那么,干脆・・・从房间逃出去吧。" }, { "id_line": 1331, "ja_text": "彩香が10数えるならば、逃げ出せる時間は十分ある。", "zh_text": "彩香数10下的话,逃走的时间还是充裕的。" }, { "id_line": 1332, "ja_text": "そう考えた大祐は一目散にドアを目指した。", "zh_text": "这样考虑的大佑以门为目标,一溜烟地跑过去。" }, { "id_line": 1333, "ja_text": "走り出した瞬間、彩香が振り向く。", "zh_text": "开始奔跑之后,彩香回过头。" }, { "id_line": 1334, "ja_text": "彩香「あ、そうそう。箱に入っていなかったら、速攻で踏んづける・・・」", "zh_text": "彩香「啊,对了对了。如果我发现你没有进去箱子里的话,我会立刻・・・」" }, { "id_line": 1335, "ja_text": "彩香の言葉が途中で止まった。", "zh_text": "彩香把话说到一半就停下来了。" }, { "id_line": 1336, "ja_text": "彩香「小人クン、何をしているのかな?」", "zh_text": "彩香「小人君,你在干什么?」" }, { "id_line": 1337, "ja_text": "大祐は震えながら、後ろを振り返った。", "zh_text": "大佑颤抖地回头了。" }, { "id_line": 1338, "ja_text": "すると、明らかに不機嫌な表情を浮かべた彩香がギロリと大祐を睨んでいた。", "zh_text": "显然满脸不高兴的彩香正在瞪着大佑。" }, { "id_line": 1339, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1340, "ja_text": "大祐は悲鳴を上げながらドアの方向へ突進した。", "zh_text": "大佑发出悲鸣,继续向门的那个方向前进。" }, { "id_line": 1341, "ja_text": "彩香「私から逃げられるとでも思ってるの?」", "zh_text": "彩香「你以为可以逃离我吗?」" }, { "id_line": 1342, "ja_text": "ズシン、ズシイン、ズシイイン!", "zh_text": "咕咚,咕咚,咕咚!" }, { "id_line": 1343, "ja_text": "大祐が廊下に到達した瞬間、大祐の間近に彩香の巨大な素足が振り下ろされた。", "zh_text": "大佑到达走廊的瞬间,彩香的巨大的光脚已经向大佑挥下了。" }, { "id_line": 1344, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1345, "ja_text": "大祐「あ、あわわわ・・・」", "zh_text": "大佑 「啊,死了・・・」" }, { "id_line": 1346, "ja_text": "彩香「アンタ、ふざけてんの?」", "zh_text": "彩香「你以为我在开玩笑吗?」" }, { "id_line": 1347, "ja_text": "大祐の周辺を彩香の巨大な素足が取り囲んでいる。", "zh_text": "大佑的四周都被彩香巨大的赤脚包围。" }, { "id_line": 1348, "ja_text": "もはや彩香から逃げ出すことなど不可能だ。", "zh_text": "已经不可能再逃离彩香的魔爪。" }, { "id_line": 1349, "ja_text": "彩香「そうだ。こうしましょう。」", "zh_text": "彩香「对了。就这样做吧。」" }, { "id_line": 1350, "ja_text": "突然、彩香が大祐に向かって提案する。", "zh_text": "彩香突然向大佑提案。" }, { "id_line": 1351, "ja_text": "彩香「私とかけっこして勝ったら見逃してあげるわ。」", "zh_text": "彩香「你和我赛跑吧,如果你赢的话,我会放过你的。」" }, { "id_line": 1352, "ja_text": "あからさまな無茶な提案に大祐は、固まるしかなかった。", "zh_text": "这明显是毫无道理的建议,大佑也只能接受了。" }, { "id_line": 1353, "ja_text": "彩香「私は、弟の部屋から自分の部屋に向かって歩くから。」", "zh_text": "彩香「我是从自己的房间走到弟弟的房间。」" }, { "id_line": 1354, "ja_text": "彩香は言い終わると、大祐の部屋の前にある操作盤を動かした。", "zh_text": "彩香说完,又调整了大佑房间前的操作盘。" }, { "id_line": 1355, "ja_text": "彩香「あとは、さらにあなたを縮めるから、私に踏み潰されなければ小人クンの勝ちよ。」", "zh_text": "彩香 「还有,要进一步缩小啊,如果你可以躲过我,没有被踩死的话,是小人君的胜利呀。」" }, { "id_line": 1356, "ja_text": "大祐は恐怖におののいた。", "zh_text": "大佑恐怖颤抖起来。" }, { "id_line": 1357, "ja_text": "なんと、ただでさえ巨大な彩香がさらに巨大化を始めたのだ。", "zh_text": "什么呀,本来就巨大的彩香开始更加巨大化起来。" }, { "id_line": 1358, "ja_text": "グングン大きくなる彩香に大祐はいてもたってもいられずその場で叫び始めた。", "zh_text": "不停变大的彩香令大佑在坐立不安,也开始了无助的呼喊。" }, { "id_line": 1359, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃーん!! 気づいてくれー! 助けてくれー!」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐!!是我,注意到我呀!帮我呀!」" }, { "id_line": 1360, "ja_text": "彩香の巨大化はなおも続く。", "zh_text": "彩香的巨大化仍然持续。" }, { "id_line": 1361, "ja_text": "余りの彩香の大きさに徐々に彩香の巨体が霞んでくる。", "zh_text": "过份巨大的彩香身体,渐渐朦胧起来。" }, { "id_line": 1362, "ja_text": "彩香「さて、これで1000分の1サイズね。」", "zh_text": "彩香「那么,这就是1000分之一大小。」" }, { "id_line": 1363, "ja_text": "彩香は周囲を見渡す。", "zh_text": "彩香四下张望。" }, { "id_line": 1364, "ja_text": "彩香「小人クン、もうどこにいるかわからないわよ。アッハッハッハ!」", "zh_text": "彩香「小人君已经不知道在哪里了。啊哈哈哈!」" }, { "id_line": 1365, "ja_text": "大祐のはるか上空から笑い声が聞こえるものの、大祐は生きた心地がしなかった。", "zh_text": "大佑听到很远很远的高空传来的笑声,大佑已经没有活着的感觉了。" }, { "id_line": 1366, "ja_text": "彩香の言ったことが本当なら、今の彩香は1600m近くの巨体を有することになる。", "zh_text": "彩香说的是真的话,现在的彩香拥有1600米的巨大桐体。" }, { "id_line": 1367, "ja_text": "しかも、足のサイズだけで240mもあるのだ。", "zh_text": "单单一只脚的尺寸,就有240米。比刚刚已经无比巨大的100倍时的身高还要多很多。" }, { "id_line": 1368, "ja_text": "彩香「では・・・。」", "zh_text": "彩香「・・・」" }, { "id_line": 1369, "ja_text": "その瞬間、彩香は部屋で横になっている大祐に気が付いた。", "zh_text": "彩香发觉到在房间躺着大佑了。" }, { "id_line": 1370, "ja_text": "彩香「あれっ?」", "zh_text": "彩香「咦?」" }, { "id_line": 1371, "ja_text": "彩香は、そのまま大祐の部屋の前で立ち止まっていた。", "zh_text": "彩香就那样在大佑的房间面前站住了。" }, { "id_line": 1372, "ja_text": "大祐「ん・・・!? 姉貴は何をしているんだろ・・・?」", "zh_text": "大佑 「・・・!?姐姐又做什么呢・・・?」" }, { "id_line": 1373, "ja_text": "物凄く不安げな表情を浮かべた彩香は急いでミニチュアの操作盤を動かす。", "zh_text": "浮出不安的表情的彩香马上又调整模型。" }, { "id_line": 1374, "ja_text": "大祐のサイズがグングンと大きくなっていく。", "zh_text": "大佑的尺寸变大了。" }, { "id_line": 1375, "ja_text": "大祐「おお、元に戻っていく!」", "zh_text": "大佑 「哦,回来了!」" }, { "id_line": 1376, "ja_text": "彩香「あぁ! やっぱりそうだったのね! 大祐ー、よかった、踏み殺さなくて!!」", "zh_text": "彩香「啊!果然是这样的啊!是大佑啊,太好了,不踩死吧!!」" }, { "id_line": 1377, "ja_text": "大祐「うっ・・・。」", "zh_text": "大佑「嗯・・・」" }, { "id_line": 1378, "ja_text": "さらりと衝撃的な言葉を話す彩香に大祐はやれやれといった表情を浮かべていた。", "zh_text": "发出如此有冲击性的说话,大佑看到彩香还是只有哎呀这样的表情。" }, { "id_line": 1379, "ja_text": "#12", "zh_text": "#12" }, { "id_line": 1380, "ja_text": "無限ループの始まり", "zh_text": "无限循环的开始" }, { "id_line": 1381, "ja_text": "彩香「あぁ、でもよかったわ。踏み潰す前に気が付いて。」", "zh_text": "彩香「啊,太好了。在踩死之前有注意到。」" }, { "id_line": 1382, "ja_text": "大祐「姉貴、今さらりとすごいこと言ってるけど・・・。」", "zh_text": "大佑 「姐姐,这不是能够轻轻一句就可以带过的事・・・」" }, { "id_line": 1383, "ja_text": "彩香「まあまあ、いいじゃない。だけど、どうして小さくなれたのよ。」", "zh_text": "彩香「哎呀哎呀,不好吗。但是为什么又可以变小了。」" }, { "id_line": 1384, "ja_text": "大祐「それが僕にもよくわからなくて・・・。」", "zh_text": "大佑 「我也不知道・・・」" }, { "id_line": 1385, "ja_text": "大祐は、小さくなれる方法を彩香に伝えることはしなかった。", "zh_text": "大佑没有告诉彩香变小的方法。" }, { "id_line": 1386, "ja_text": "下手に教えて悪用されてはたまったもんではないからだ。", "zh_text": "教了她的话,笨蛋姐姐一定会滥用模型。" }, { "id_line": 1387, "ja_text": "彩香「ふーん、偶然なのかしら。」", "zh_text": "彩香「哼,偶然的吧。」" }, { "id_line": 1388, "ja_text": "大祐「とりあえず、元に戻ることにするよ。」", "zh_text": "大佑「总之,现在是恢复到原来的大小。」" }, { "id_line": 1389, "ja_text": "彩香「わかったわ。じゃあ、待っててね。」", "zh_text": "彩香「明白了。那么,等一下。」" }, { "id_line": 1390, "ja_text": "そう言うと、彩香は電源を落とすことなく、ミニチュアの操作盤を無理やり外した。", "zh_text": "这么说完,彩香没有关掉电源,而是把模型操作仪强行从连接器上取下来。" }, { "id_line": 1391, "ja_text": "その瞬間、大祐の姿が忽然と姿を消す。", "zh_text": "大佑的身姿忽然消失。" }, { "id_line": 1392, "ja_text": "彩香「あれー、大祐? もう、元に戻ったのかな?」", "zh_text": "彩香「咦,大佑呢?已经回到本体了吗?」" }, { "id_line": 1393, "ja_text": "彩香が大祐の部屋を覗くも、相変わらず大祐は深い眠りについているようだ。", "zh_text": "彩香去大佑的房间看了看,大佑仍然在深睡。" }, { "id_line": 1394, "ja_text": "彩香は操作盤を持って、自分の部屋にあるシート部分に連結させミニチュアを起動させた。", "zh_text": "彩香把操作仪拿到自己的房间,和底座连接后,再重新激活模型。" }, { "id_line": 1395, "ja_text": "大祐「うぅ~ん、元に戻ったのかな?」", "zh_text": "大佑 「呜~,回到现实了吗?」" }, { "id_line": 1396, "ja_text": "大祐はベッド上で目覚めると、大きく背伸びをした。", "zh_text": "大佑在床上醒来,伸了一下懒腰。" }, { "id_line": 1397, "ja_text": "相当の運動をしたこともあってか、先程の気持ち悪さは幾分か軽減されていた。", "zh_text": "可能刚刚运动的缘故吧,刚才被彩香的口臭破的坏心情减轻了几分。" }, { "id_line": 1398, "ja_text": "大祐は、さっそく彩香の部屋へ向かおうとした。", "zh_text": "大佑立刻想走到彩香的房间。" }, { "id_line": 1399, "ja_text": "彩香「ミニチュアの街の皆さん、こんばんは!」", "zh_text": "彩香 「缩小市的各位,晚上好!」" }, { "id_line": 1400, "ja_text": "突然、街の中に大音量で彩香の声が響き渡った。", "zh_text": "突然彩香的声音以非大的音量响遍街区。" }, { "id_line": 1401, "ja_text": "大祐「えっ、今、ミニチュアって言ったよな・・・。」", "zh_text": "大佑 「哎,我现在还是在迷你模型内的说・・・」" }, { "id_line": 1402, "ja_text": "大祐は、彩香の放った「ミニチュア」という言葉に引っかかっていた。", "zh_text": "大佑因为彩香说出了「缩小」这句话而定住了。" }, { "id_line": 1403, "ja_text": "先程、彩香が操作盤を外したことで元に戻ったと考えていた大祐は、軽く混乱していた。", "zh_text": "还以为刚才彩香把操作仪取下来就会恢复到本体的想法不对。大佑开始混乱。" }, { "id_line": 1404, "ja_text": "そうこうしているうちに彩香の大音量の声が続く。", "zh_text": "彩香继续发出巨大的音量。" }, { "id_line": 1405, "ja_text": "彩香「今から、私が街の中を無作為に歩きます。皆さんは私の綺麗な足から逃げてください。」", "zh_text": "彩香「现在,我会随意地在的城镇内走走。大家,从我的漂亮的脚边逃跑吧。」" }, { "id_line": 1406, "ja_text": "ズズゥゥン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 1407, "ja_text": "ズズゥゥン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 1408, "ja_text": "大祐が急いで、窓を覗きこむと、その彼方には大きな2本の肌色の物体が上空へと伸びていた。", "zh_text": "大佑急忙从窗户看出去,遥远的彼方是一大条巨大的肤色柱体一直向天空延伸。" }, { "id_line": 1409, "ja_text": "そして、そのうちの1本が持ち上がったかと思うと、急激に落下してきた。", "zh_text": "其中一条抬起来后,又急速落下来。" }, { "id_line": 1410, "ja_text": "ズシイイン!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 1411, "ja_text": "大祐「うわ・・・、姉貴のヤツ、なんてことを・・・。僕が取り残されてるってわからないのか?」", "zh_text": "大佑 「哇・・・、姐姐那家伙・・・不知道我还在模型内吗?」" }, { "id_line": 1412, "ja_text": "大祐が慌てて外へと出ると、街の大半は巨大な彩香が作り出す影の中にスッポリと覆われていた。", "zh_text": "大佑慌忙跑向外边,街上有大半都被巨大彩香创的阴影完全覆盖。" }, { "id_line": 1413, "ja_text": "彩香はまだ街の外れの方にいるため、避難には余裕があると思われた。", "zh_text": "彩香还在模型街道外,要避难应该来得及吧。" }, { "id_line": 1414, "ja_text": "しかし、そんな大祐の願いは無下に潰されることとなる。", "zh_text": "但是大佑的小小的愿望被断然毁掉了。" }, { "id_line": 1415, "ja_text": "「無作為に歩く」", "zh_text": "「随意行走」" }, { "id_line": 1416, "ja_text": "彩香はそう発していたのだ。", "zh_text": "彩香出发了。" }, { "id_line": 1417, "ja_text": "やがて、凄まじい轟音と共に、彩香の巨大な素足は至る所に振り下ろされていった。", "zh_text": "伴随惊人的巨响,彩香巨大的光脚四处胡乱挥下。" }, { "id_line": 1418, "ja_text": "ズシイイン!", "zh_text": "咔轰!" }, { "id_line": 1419, "ja_text": "ドスウウン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 1420, "ja_text": "ドシイイン!", "zh_text": "咔咔砰!" }, { "id_line": 1421, "ja_text": "大祐「うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1422, "ja_text": "以前、ミニチュア内で彩香に踏み潰される寸前までいったことがあったが、まだ彩香の配慮があった。", "zh_text": "以前在模型内也常常差点被彩香踩到,不过那是因为彩香有对大佑特别关心。" }, { "id_line": 1423, "ja_text": "しかし、今回はそんな配慮は微塵も感じられず、大祐は、彩香の繰り出される巨大な素足に翻弄されっぱなしであった。", "zh_text": "但是这次丝毫感觉不到这种关怀,大佑被彩香的巨大赤脚捉弄。" }, { "id_line": 1424, "ja_text": "やがて、自宅を出たばかりの大祐の周囲がひときわ暗くなる。", "zh_text": "刚从家出来的大佑发现四周格外变黑。" }, { "id_line": 1425, "ja_text": "彩香の巨大な素足が小さな大祐を踏み潰すために颯爽と登場したのだ。", "zh_text": "将要把踩在大佑身上的巨大赤足飒爽登场。" }, { "id_line": 1426, "ja_text": "大祐「うわあああ!姉貴ー!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!姐姐!!」" }, { "id_line": 1427, "ja_text": "彩香の巨大な素足は何の躊躇もなく一気に振り下ろされる。", "zh_text": "彩香巨大的脚毫不犹豫地挥下去。" }, { "id_line": 1428, "ja_text": "彩香の爪先に無数の電線が絡みつくも構うことなく引きちぎる。", "zh_text": "虽然彩香的脚尖被无数的电线缠绕,依然若无其事地把电线撕碎。" }, { "id_line": 1429, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "啪砰!!" }, { "id_line": 1430, "ja_text": "強烈な一撃が大祐の間近に繰り出される。", "zh_text": "强烈的一击,在大佑附近放出。" }, { "id_line": 1431, "ja_text": "彩香の巨大な5本の足の指は地面にめり込み、圧倒的な重量感を大祐に見せつけていた。", "zh_text": "彩香巨大的5根脚趾深深陷入到地面,向大佑显示压倒性的重量感。" }, { "id_line": 1432, "ja_text": "そして、間髪入れず、もう一つの巨大な素足がはるか遠方に着地する。", "zh_text": "一下子,另一只巨大光脚又在远方踩到地上。" }, { "id_line": 1433, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 1434, "ja_text": "大祐「うひゃあっ!!」", "zh_text": "大佑 「妈的!!!」" }, { "id_line": 1435, "ja_text": "その着地に合わせて、今度は大祐の目の前にあった圧倒的な重量を要する巨大な素足が軽々と上空へと浮かび上がる。", "zh_text": "另一只脚落地后,在大佑的眼前有完全压倒性重量的巨大的赤足又轻易向上空浮起。" }, { "id_line": 1436, "ja_text": "小さな大祐は、その巨大な素足が作り出す影の中にスッポリと覆われてしまう。", "zh_text": "小小的大佑在巨足所造成的阴影下。" }, { "id_line": 1437, "ja_text": "やがて、宙に浮かんだ巨大な素足は、上空で一旦静止する。", "zh_text": "巨大的光脚在上空静止。" }, { "id_line": 1438, "ja_text": "その巨大な足の裏からは、大祐目がけて瓦礫やら砂埃やらがパラパラと落下してくる。", "zh_text": "瓦砾和沙尘从红红的巨大脚底啪啦啪啦地掉落下来,掉到大佑头上。" }, { "id_line": 1439, "ja_text": "しばらくの静寂のあと、その巨大な素足は一気に地面へと降下を始めた。", "zh_text": "一阵静寂之后,巨大的赤脚一口气开始下降到地面。" }, { "id_line": 1440, "ja_text": "物凄い勢いで赤黒い足の裏が接近してくる。", "zh_text": "黑红黑红的脚底以可怕的气势逼近。" }, { "id_line": 1441, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃあああん!!」", "zh_text": "大佑「啊,姐姐啊啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1442, "ja_text": "大祐が叫んだところで、100倍近くも大きい彩香に届くはずもない。", "zh_text": "大佑又喊了出来,但有100倍巨大彩香不可能会听到的。" }, { "id_line": 1443, "ja_text": "気が付けば大祐は彩香の足の裏から逃げ出すために走り出していた。", "zh_text": "大佑只好从彩香的脚底逃走了。" }, { "id_line": 1444, "ja_text": "いくら大きいとはいえ、彩香の足のサイズは24cmなので、小さな大祐からすれば24mでしかない。", "zh_text": "就算再大,彩香的脚的大小也只有24cm,从小小大佑来看也不过是24米而已。" }, { "id_line": 1445, "ja_text": "大祐は十分に逃げ出せるという確信があった。", "zh_text": "大佑确信可以逃离彩香的脚底。" }, { "id_line": 1446, "ja_text": "しかし、大祐の走る方向を住宅街が阻む。", "zh_text": "但是大佑逃跑的方向却被住宅区阻住了。" }, { "id_line": 1447, "ja_text": "進行方向はちょうどブロック塀で囲まれていたのだ。", "zh_text": "逃跑的方向正好被围墙包围了。" }, { "id_line": 1448, "ja_text": "大祐「えっ、うそっ・・・!」", "zh_text": "大佑「咦,这是・・・!」" }, { "id_line": 1449, "ja_text": "落胆する大祐は、大急ぎで宙を見上げる。", "zh_text": "沮丧的大佑,急忙仰望天空。" }, { "id_line": 1450, "ja_text": "そこには、これでもかと言わんばかりに接近した彩香の巨大な足指の付け根があった。", "zh_text": "他现在站的这个地方比接近彩香巨大的脚指根。" }, { "id_line": 1451, "ja_text": "あと少しだけ移動できれば爪先部分から脱出できるのだが、それをブロック塀が阻む。", "zh_text": "再稍微往前跑的话就可以逃离脚尖的部分,但可惜有块围墙阻止。" }, { "id_line": 1452, "ja_text": "大祐「やばい、殺される!」", "zh_text": "大佑 「糟糕,要被杀死了!」" }, { "id_line": 1453, "ja_text": "小さな大祐の周囲は、ついに彩香の臭い足から放たれる湿気すら感じられる状態になっていた。", "zh_text": "小大佑终于感觉到彩香的脚放出又臭又湿的气味。" }, { "id_line": 1454, "ja_text": "大祐「うわあああ!!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 1455, "ja_text": "ズッシイイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1456, "ja_text": "ピーピーピー", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 1457, "ja_text": "彩香が足を下ろした瞬間、ミニチュアの操作盤からエラー音が響き渡る。", "zh_text": "彩香的脚踩落的瞬间,模型操作仪发出了出错时的声音。" }, { "id_line": 1458, "ja_text": "彩香「あれ? どうしたのかな?」", "zh_text": "彩香「咦?怎么了吗?」" }, { "id_line": 1459, "ja_text": "彩香は、さして操作盤の表示を見ることなく電源を落とし、再起動させた。", "zh_text": "彩香把操作盘的电源关上,再重新激活。" }, { "id_line": 1460, "ja_text": "再び、整えられた街並みが彩香の足元を埋め尽くす。", "zh_text": "再一次,完好的街区出现在彩香脚下。" }, { "id_line": 1461, "ja_text": "大祐「うっ、イタタタ・・・。全身が何故か痛い・・・。」", "zh_text": "大佑「嗯,啊・・・为什么会没・・・啊・・・全身都在痛。」" }, { "id_line": 1462, "ja_text": "大祐は再び、自分のベッド上で目が覚めた。", "zh_text": "大佑再次从自己的床上醒来。" }, { "id_line": 1463, "ja_text": "つい先ほど彩香の巨大な素足によって踏み潰された感覚がまだ体に残る。", "zh_text": "刚才被彩香巨大的赤脚践踏的感觉还残留在身体上。" }, { "id_line": 1464, "ja_text": "大祐「あれー・・・、どうなったんだろう。夢だったのか・・・?」", "zh_text": "大佑 「咦・・・怎样了?只是梦吗?・・・?」" }, { "id_line": 1465, "ja_text": "彩香「ミニチュアの街の皆さん、急いで南小学校に集まってください。」", "zh_text": "彩香 「缩小市的大家,快点到南面的小学集合哦。」" }, { "id_line": 1466, "ja_text": "またも、外から彩香の声が響き渡る。", "zh_text": "彩香的声音又在外面回响。" }, { "id_line": 1467, "ja_text": "大祐は彩香の声に敏感に反応し、急いで南小学校に向かった。", "zh_text": "大佑对彩香的声音十分敏感,于是赶紧去南面的小学。" }, { "id_line": 1468, "ja_text": "総勢200~300人ほどはいるだろうか。", "zh_text": "总共有200~300人左右集合在小学。" }, { "id_line": 1469, "ja_text": "時間通りに集合できて、安堵している人たちが大半だった。", "zh_text": "有这么多人可以准时集合,总算令人放心。" }, { "id_line": 1470, "ja_text": "彩香「皆さん、集まりましたか?」", "zh_text": "彩香「各位,聚集好了吗?」" }, { "id_line": 1471, "ja_text": "その瞬間、上空一帯を彩香の巨大な顔が覆った。", "zh_text": "一瞬间,附近一带的上空都被彩香巨大的脸蛋盖住了。" }, { "id_line": 1472, "ja_text": "大祐の周辺からは、悲鳴も聞こえていた。", "zh_text": "大佑的四周响起了悲鸣。" }, { "id_line": 1473, "ja_text": "すると、あろうことか彩香の巨大な唇がすぼまったかと思うと、猛烈な突風が小学校を襲った。", "zh_text": "彩香的嘟起了巨大的嘴唇,吹出猛烈的暴风袭击小学。" }, { "id_line": 1474, "ja_text": "ブフウウウウ!!!", "zh_text": "呼!!!" }, { "id_line": 1475, "ja_text": "台風でも竜巻でも勝てない、体験したことのない暴風に多くの小学校だけではなく多くの建物が倒壊する。", "zh_text": "台风甚至龙卷风也赢不了彩香的吹出来的气息,不仅仅是小学,附近很多建筑物都受不了暴风而倒塌。" }, { "id_line": 1476, "ja_text": "何とか、倒壊した建物から抜け出た大祐を再び上空の巨大な彩香の吐息が襲う。", "zh_text": "天空中巨大的彩香再一次吹气,把大佑从倒塌的建筑物中吹到空中。" }, { "id_line": 1477, "ja_text": "ビュウウウウウ!!!", "zh_text": "呼!!!" }, { "id_line": 1478, "ja_text": "大祐「えっ? わあああああ!!!」", "zh_text": "大佑 「哎?哇啊啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 1479, "ja_text": "周囲にいた人たちをも巻き込んで大祐は、若い女性特有の甘い吐息に吹き飛ばされてしまう。", "zh_text": "周围的人也和大佑一样卷进暴风,被年轻女性特有的甜蜜气息吹跑了。" }, { "id_line": 1480, "ja_text": "そして、そのまま地面に激突。", "zh_text": "然后,就这样摔在地上。" }, { "id_line": 1481, "ja_text": "大祐は再び意識を失った。", "zh_text": "大佑再次失去意识。" }, { "id_line": 1482, "ja_text": "ピーピーピー", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 1483, "ja_text": "またまた、ミニチュアがエラーを示す。", "zh_text": "模型又显示错误。" }, { "id_line": 1484, "ja_text": "彩香もうんざりといった表情で、また再起動させる。", "zh_text": "彩香带着烦腻的表情,又把模型重新激活。" }, { "id_line": 1485, "ja_text": "大祐はまたベッド上で目覚めた。", "zh_text": "大佑又在床上醒了。" }, { "id_line": 1486, "ja_text": "大祐に言いようのない痛みが襲う。", "zh_text": "大佑被和第一次踩死在彩香脚下不一样的疼痛袭击。" }, { "id_line": 1487, "ja_text": "大祐「ちょ、ちょっと待て・・・。これだと拷問じゃないか。どういう事態になっているんだ・・・。」", "zh_text": "大佑 「喂,等一下・・・。这是永劫回归吗?是新式拷问吗?事态会何会变成这様・・・?」" }, { "id_line": 1488, "ja_text": "大祐は明らかに体力が削られているのがわかった。", "zh_text": "大佑的体力明显地削减了。" }, { "id_line": 1489, "ja_text": "ミニチュアに閉じ込められる寸前の記憶を大祐は懸命に思い出そうとする。", "zh_text": "大佑拚命回想被关在模型之前的记忆。" }, { "id_line": 1490, "ja_text": "彩香が力任せにミニチュアの操作盤を引き抜いたはずだ。", "zh_text": "彩香猛地把模型的操作盘拔出了来。" }, { "id_line": 1491, "ja_text": "そこからの記憶が曖昧になっている。", "zh_text": "从那边开始,记忆暧昧不清。" }, { "id_line": 1492, "ja_text": "おそらくは、電源を落とすことなく引き抜いたことにより大祐がミニチュア内に閉じ込められてしまったのだ。", "zh_text": "恐怕是因为不能直接把操作盘拔出,从而令大佑困在模型内。" }, { "id_line": 1493, "ja_text": "大祐「ど、どうすれば元に戻るんだ!?」", "zh_text": "大佑 「等等,我要怎样恢复原状!?」" }, { "id_line": 1494, "ja_text": "困惑する大祐をよそに再び彩香の声が響く。", "zh_text": "困惑的大佑再次听到彩香在外面回响的声音。" }, { "id_line": 1495, "ja_text": "彩香「もう、さっきからエラーばっかり!どうしたのかしら?」", "zh_text": "彩香「够了,从刚才开始一直错误是怎様?」" }, { "id_line": 1496, "ja_text": "大祐は小走りで外へと駆け出す。", "zh_text": "大佑立即跑到外面。" }, { "id_line": 1497, "ja_text": "大祐「とにかく、姉ちゃんに助けてもらわないと!」", "zh_text": "大佑「总之,一定要姐姐帮忙!」" }, { "id_line": 1498, "ja_text": "彩香「あ、大祐じゃない。」", "zh_text": "彩香「啊,是大佑。」" }, { "id_line": 1499, "ja_text": "彩香の声に大祐はギョッとして上を振り向く。", "zh_text": "彩香的声音使大佑猛然向上回头。" }, { "id_line": 1500, "ja_text": "大祐の頭上には、彩香の巨大な顔が浮かぶ。", "zh_text": "彩香巨大的脸在大佑的头上浮现。" }, { "id_line": 1501, "ja_text": "ここぞとばかりに大祐は手を振り、叫び声をあげた。", "zh_text": "大佑不停跳起挥手,向彩香大叫。" }, { "id_line": 1502, "ja_text": "大祐「ねえちゃあああん!!!」", "zh_text": "大佑「喂啊!!!」" }, { "id_line": 1503, "ja_text": "彩香「ふふっ。踏んづけてあげるわね。」", "zh_text": "彩香「呵呵呵。我要踩死你哦。」" }, { "id_line": 1504, "ja_text": "大祐「はあぁっ!?」", "zh_text": "大佑「啊啊!?」" }, { "id_line": 1505, "ja_text": "とんでもない提案に大祐は急いで家の中に戻ろうとする。", "zh_text": "因为意想不到的提案,大佑赶紧回到家中。" }, { "id_line": 1506, "ja_text": "彩香「あ、待ちなさい!」", "zh_text": "彩香「啊,等一下!」" }, { "id_line": 1507, "ja_text": "間一髪、大祐は家の中に戻ることに成功し、すぐさま部屋に戻った。", "zh_text": "在千钧一发之际,大佑成功回到家,马上跑向房间。" }, { "id_line": 1508, "ja_text": "バキャ!ビキッ!ベリベリッ!!", "zh_text": "咔!咔!咔!轰!" }, { "id_line": 1509, "ja_text": "次の瞬間、大祐の部屋の天井はいとも簡単にはぎとられ、上空を彩香の顔が支配した。", "zh_text": "接下来,大佑房间的天花板轻而就被剥下,彩香的脸占领了整个上空。" }, { "id_line": 1510, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1511, "ja_text": "彩香「逃げても無駄ってわからないの?」", "zh_text": "彩香「逃跑也是浪费时间,知不知道?」" }, { "id_line": 1512, "ja_text": "大祐は恐怖で机にもたれかかった。", "zh_text": "大佑恐惧对往桌子靠。" }, { "id_line": 1513, "ja_text": "そのとき、机の上にユーザーベルトが置かれていることに大祐は気が付いた。", "zh_text": "这个时候,大佑是注意到放置在桌子上的用户皮带被。" }, { "id_line": 1514, "ja_text": "大祐「えっ!?ユーザーベルトがある・・・。この前、使えなくなったはずなのに・・・。」", "zh_text": "大佑「咦!?用户皮带的・・・经过上次后,明明已经不能使用了・・・」" }, { "id_line": 1515, "ja_text": "大祐がそのユーザーベルトに手を伸ばそうとしたそのとき、大祐の周囲を肌色の物体が覆った。", "zh_text": "大佑向用户腰带伸手时,大佑的四面都被肤色的物体所包围。" }, { "id_line": 1516, "ja_text": "大祐「うわああああ!!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 1517, "ja_text": "彩香の巨大な指が大祐を摘み上げたのだ。", "zh_text": "彩香巨大的手指捏住大佑,然后迅速上升。" }, { "id_line": 1518, "ja_text": "グングンと大祐は上昇する。", "zh_text": "大佑不停向高空飞去。" }, { "id_line": 1519, "ja_text": "やがて、大祐は彩香の巨大な顔の前へと連行される。", "zh_text": "不一会,大佑被带彩香巨大的脸前。" }, { "id_line": 1520, "ja_text": "彩香「大祐、私からどうして私から逃げたのかしら?」", "zh_text": "彩香 「大佑,为什么要从我身边逃跑了?」" }, { "id_line": 1521, "ja_text": "大祐「・・・・・・。」", "zh_text": "大佑「・・・・・・。」" }, { "id_line": 1522, "ja_text": "無言のまま大祐は彩香を見つめる。", "zh_text": "大佑沉默地凝视彩香。" }, { "id_line": 1523, "ja_text": "彩香「お仕置きをします。」", "zh_text": "彩香「要惩罚你哦。」" }, { "id_line": 1524, "ja_text": "その瞬間、彩香の巨大な口が開く。", "zh_text": "彩香把巨大的嘴打开。" }, { "id_line": 1525, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃん?」", "zh_text": "大佑 「哦,姐姐?」" }, { "id_line": 1526, "ja_text": "彩香「ふふっ。私のきれいな歯で噛み潰してあげるわね。」", "zh_text": "彩香「呵呵。我要用我的漂亮的牙齿咬碎你呢。」" }, { "id_line": 1527, "ja_text": "大祐「や、やめてくれ!!いくらなんでもひどすぎる!!」", "zh_text": "大佑「不要再说了!!这次不管怎么说都太过分了!!」" }, { "id_line": 1528, "ja_text": "彩香「あーん。」", "zh_text": "彩香「啊ー」" }, { "id_line": 1529, "ja_text": "大祐「うわあああ!!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 1530, "ja_text": "大祐の発言に構わず、彩香は小さな大祐を口内へと押し込む。", "zh_text": "彩香毫不在乎大佑的说话,把大佑放到口腔内。" }, { "id_line": 1531, "ja_text": "ジトッとした彩香の巨大な舌は、大祐の存在を確認すると器用に奥歯へと大祐を誘う。", "zh_text": "彩香运用巨大的舌头去确认大佑的存在,再灵巧地把大佑推到的大牙。" }, { "id_line": 1532, "ja_text": "そして、小さな大祐目がけて白い奥歯が振り下ろされる。", "zh_text": "巨大的白色臼齿向大佑咬下去。" }, { "id_line": 1533, "ja_text": "たまらず、大祐は奥歯から飛び降りる。", "zh_text": "大佑从臼齿上跳下来。" }, { "id_line": 1534, "ja_text": "ガチーン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 1535, "ja_text": "ほんの少しタイミングがずれていれば、危うく大祐はプレスされるところであった。", "zh_text": "大佑差点就在压碎牙齿中间。" }, { "id_line": 1536, "ja_text": "しかし、安心したのもつかの間、再び巨大な舌が小さな大祐を持ち上げる。", "zh_text": "但是没有放下心来的闲暇,巨大的舌头再次把小小大佑举起。" }, { "id_line": 1537, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1538, "ja_text": "そのまま大祐は上の前歯の裏に押しつけられる。", "zh_text": "大佑被强压在门牙的背面。" }, { "id_line": 1539, "ja_text": "巨大な舌から解放されると、大祐は重力に従うまま、彩香の唾液の海へと落下する。", "zh_text": "从巨大的舌头中解放出来后,大佑被重力拉到彩香唾液的海洋中。" }, { "id_line": 1540, "ja_text": "ビチャッ!", "zh_text": "溚!" }, { "id_line": 1541, "ja_text": "大祐「う、ううっ。汚いなぁ・・・。」", "zh_text": "大佑「啊,好脏啊・・・」" }, { "id_line": 1542, "ja_text": "そこへ、再び巨大な舌が大祐に襲いかかる。", "zh_text": "再次巨大的舌头再次袭向大佑。" }, { "id_line": 1543, "ja_text": "大祐はそのまま巨大な舌に誘われるがままに奥歯に置かれる。", "zh_text": "大佑就那样被口巨大的舌头被放在臼齿上。" }, { "id_line": 1544, "ja_text": "しかし、大祐は再び奥歯から逃げることに成功。", "zh_text": "但是,大佑再次从臼齿上逃离成功。" }, { "id_line": 1545, "ja_text": "そこへ、苛立ちを隠さない彩香の声が響く。", "zh_text": "彩香隐藏不住焦躁的声音在口中回响。" }, { "id_line": 1546, "ja_text": "彩香「大祐!! いい加減に私の歯を受け入れなさい! さもなければ・・・。」", "zh_text": "彩香 「大佑!!接受被我的牙齿咬碎的命运吧!否则・・・」" }, { "id_line": 1547, "ja_text": "次の瞬間、大祐の体が縮み始め、彩香の歯が、舌がどんどん大きくなっていった。どうやら、彩香はミニチュアを操作して、大祐をさらに縮めたようだ。そのまま、大祐は彩香の巨大な舌に運ばれ奥歯へと置かれる。しかし、今回は奥歯の凹凸に阻まれ、思うように逃げ出せない。", "zh_text": "接下来的瞬间,大佑的身体开始缩小,彩香的牙齿和舌头不断变大。原来彩香调操作了模型,大佑被进一步缩小,而相对来说,彩香又开始巨大化。倍数轻易地超过1000倍。现时彩香的口腔可以呑下一个住宅区吧。就这样,比虫子还要小的大佑被彩香无比巨大的舌头运送到臼齿上。这次,臼齿的凹凸处比大佑还要高,已经无路可逃。" }, { "id_line": 1548, "ja_text": "大祐「や、やばい!」", "zh_text": "大佑「啊,危险啊!」" }, { "id_line": 1549, "ja_text": "焦る大祐を気にすることなく、上空からもう一つの大きな奥歯が落ちてくる。", "zh_text": "毫不在意焦急的大佑,另一只巨大臼齿从空中降下来咬合。" }, { "id_line": 1550, "ja_text": "大祐「うわあああ!!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 1551, "ja_text": "グシャッ!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 1552, "ja_text": "ピーピーピー", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 1553, "ja_text": "ミニチュアは三度、エラーを示す。", "zh_text": "模型第三次显示错误。" }, { "id_line": 1554, "ja_text": "彩香「あらっ・・・、もしかして大祐を殺しちゃダメなのかしら・・・。」", "zh_text": "彩香 「咦・・・难道不可以把大佑杀死・・・」" }, { "id_line": 1555, "ja_text": "さすがの彩香もミニチュアの電源を落として、様子をうかがうことにした。", "zh_text": "这次彩香重启后把电源关上,然后观察情况。" }, { "id_line": 1556, "ja_text": "彩香の隣の部屋では、変わらず大祐が横になって目を閉じていた。", "zh_text": "在彩香隔壁的房间,大佑还是闭着眼睛躺在床上。" }, { "id_line": 1557, "ja_text": "#13", "zh_text": "#13" }, { "id_line": 1558, "ja_text": "残酷な彩香の一撃", "zh_text": "残酷的彩香的一击" }, { "id_line": 1559, "ja_text": "大祐「う、ううっ・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗯・・・」" }, { "id_line": 1560, "ja_text": "何度目覚めたかわからない大祐は、全身の激痛に苛まれていた。", "zh_text": "不知道已经是第几次醒来,大佑全身上下都被剧痛折磨。" }, { "id_line": 1561, "ja_text": "大祐「はぁ、はぁ。そうだ。机の上にユーザーベルトがあったんだ。」", "zh_text": "大佑 「啊哈。对了。桌子上的用户皮带。」" }, { "id_line": 1562, "ja_text": "壁に手をかけてようやく立ち上がった大祐は、よろよろと机に近づく。", "zh_text": "大佑用手搭在墙壁上,终于站起来了,之后踉踉跄跄地靠近桌子。" }, { "id_line": 1563, "ja_text": "そのとき、またも外から彩香の声が響いた。", "zh_text": "这时候,彩香的声音又从外面回响。" }, { "id_line": 1564, "ja_text": "彩香「大祐。出てきなさい。」", "zh_text": "彩香 「大佑。出来。」" }, { "id_line": 1565, "ja_text": "今回は、彩香にピンポイントで名前を呼ばれたようだ。", "zh_text": "这次被彩香点到自己的名字。" }, { "id_line": 1566, "ja_text": "大祐は、彩香の言葉を無視して、机の上にあるユーザーベルトに手を伸ばす。", "zh_text": "大佑无视彩香的话,向桌子上的用户皮带伸手。" }, { "id_line": 1567, "ja_text": "大祐「あれ・・・、エラー表示になっていないぞ・・・。」", "zh_text": "大佑 「那・・・还是显示错误啊・・・」" }, { "id_line": 1568, "ja_text": "微かな希望を抱き、ユーザーベルトを操作しようとする大祐に魔の手が迫っていた。", "zh_text": "对皮带抱着微弱希望的大佑在试图操作皮带时,巨大的魔爪已经迫近。" }, { "id_line": 1569, "ja_text": "ベリベリベリッ!", "zh_text": "啪!咔轰!" }, { "id_line": 1570, "ja_text": "部屋の上空が突如として開け、間髪入れず巨大な指先が降りてきたのだ。", "zh_text": "房间的天花板突然打开,巨大的指尖放了下来。" }, { "id_line": 1571, "ja_text": "その巨大な指先は器用に大祐の身体を持ち上げ、上空へ連れていってしまう。", "zh_text": "巨大的手指灵巧地把大佑的身体举起带走。" }, { "id_line": 1572, "ja_text": "大祐「うわあああ!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!」" }, { "id_line": 1573, "ja_text": "そして、小さな大祐は彩香の巨大な掌に投げ出された。", "zh_text": "然后渺小的大佑被抛彩香巨大手掌心。" }, { "id_line": 1574, "ja_text": "彩香「ふふふっ。こんにちは、ミニチュアの大祐。」", "zh_text": "彩香 「哼哼哼。你好,迷你的大佑。」" }, { "id_line": 1575, "ja_text": "大祐「な、何を言って・・・。僕は本物の大祐なんだよ!!」", "zh_text": "大佑 「不是・・・我是个货真价实的大佑啊!!」" }, { "id_line": 1576, "ja_text": "彩香「本物の大祐は、部屋で寝てるわよ。」", "zh_text": "彩香「真正的大佑已经回到本体,在房间睡觉的啊。」" }, { "id_line": 1577, "ja_text": "大祐「ち、違うんだ!ちょっとしたトラブルがあって・・・。」", "zh_text": "大佑 「不、不是!有,有・・・」" }, { "id_line": 1578, "ja_text": "彩香「あら、右手に何を持ってるの?」", "zh_text": "彩香「呀,右手拿了什么啊?」" }, { "id_line": 1579, "ja_text": "大祐の言葉にはさして関心を寄せない彩香は、大祐が右手に持っているユーザーベルトに興味を持つ。", "zh_text": "彩香并不怎么关心大佑的话,反而对大佑右手拿着的用户皮带感兴趣。" }, { "id_line": 1580, "ja_text": "彩香「それ、ユーザーベルトじゃないの?」", "zh_text": "彩香 「是用户皮带吧?」" }, { "id_line": 1581, "ja_text": "大祐「え、いや、それは・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,不,这是・・・」" }, { "id_line": 1582, "ja_text": "彩香「へー。ミニチュアの大祐もそれを持ってるのね。ねえ、もっと小さくなってよ。」", "zh_text": "彩香「咦。小型的大佑也拿着它呢。喂,自己缩小自己。」" }, { "id_line": 1583, "ja_text": "大祐「は?」", "zh_text": "大佑 「?」" }, { "id_line": 1584, "ja_text": "その瞬間、彩香の人差し指が大祐を弾く。", "zh_text": "彩香用食指弹了一下大佑。" }, { "id_line": 1585, "ja_text": "ビュン!", "zh_text": "啪!" }, { "id_line": 1586, "ja_text": "ドスッ!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 1587, "ja_text": "彩香の大きな指が大祐の腹部を直撃する。", "zh_text": "彩香巨大的食指向大佑的腹部直接发起袭击。" }, { "id_line": 1588, "ja_text": "苦しさで悶えている大祐に彩香は言葉を続ける。", "zh_text": "彩香继续对痛苦中大佑说话。" }, { "id_line": 1589, "ja_text": "彩香「三度は言わないわよ・・・。もっと縮みなさい。」", "zh_text": "彩香 「我不会说第三次・・・缩小吧。」" }, { "id_line": 1590, "ja_text": "巨大な彩香の実力行使は小さな大祐を説得するのに十分すぎる効果を発していた。", "zh_text": "巨大的彩香行使武力来说服大佑,对小小的大佑来说效果超群。" }, { "id_line": 1591, "ja_text": "大祐は急いで操作を行い、自らを2㎜程度に縮めた。", "zh_text": "大佑赶紧进行操作,把自己缩成只有2mm。" }, { "id_line": 1592, "ja_text": "彩香「あー。この黒い点みたいのが大祐なのね。虫みたいなもんじゃない。」", "zh_text": "彩香 「啊。这个黑点一样的就是大佑。好像小虫子一样。」" }, { "id_line": 1593, "ja_text": "大祐「あ、姉貴ー!!もういいだろ。」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐!!已经够了。」" }, { "id_line": 1594, "ja_text": "彩香「どれ、蚊みたいなもんだし、叩き潰してあげるわ。」", "zh_text": "彩香「蚊子甚么的,要击溃你哦!」" }, { "id_line": 1595, "ja_text": "大祐「へっ? や、やめてくれええっ!!」", "zh_text": "大佑 「吓?不要啊!!」对只有1000之一的大佑来说,彩香现时至少有1600m,而手掌的长度也有170m,比100倍大小的彩香还要高。" }, { "id_line": 1596, "ja_text": "その瞬間、広大な肌色の平面が大祐の上空を襲う。", "zh_text": "连手掌上的细纹也可以把大佑困住,要逃离根本是不可能。" }, { "id_line": 1597, "ja_text": "猛烈な勢いで大祐の周囲の闇は濃くなっていった。", "zh_text": "广阔的肤色平原从大佑上空压下来。大佑承受住猛烈气压,而四周开始变暗。" }, { "id_line": 1598, "ja_text": "大祐「うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1599, "ja_text": "バチイインッ!!", "zh_text": "啪!!" }, { "id_line": 1600, "ja_text": "彩香の両の手は、見事なまでにぴったりと合わさり、掌の蠢く黒い点を始末した。", "zh_text": "彩香的双手完美地合起来,把手掌中蠢蠢欲动的黑点收拾掉。" }, { "id_line": 1601, "ja_text": "しかし、その瞬間、またしてもミニチュアの操作盤からエラー音が響き渡る。", "zh_text": "但是房间又响遍了模型操作盘岀错的声音。" }, { "id_line": 1602, "ja_text": "彩香「あー。やっぱり、ミニチュアの大祐を殺すとダメなのね。」", "zh_text": "彩香「啊。果然是不能杀死迷你的大佑。」" }, { "id_line": 1603, "ja_text": "彩香はこのことを確かめると、ミニチュアを再起動させた。", "zh_text": "彩香确定这件事后,又重新激活模型。" }, { "id_line": 1604, "ja_text": "大祐「うう、こんな拷問が続くなんて思わなかった・・・。」", "zh_text": "大佑 「呜呜,这样的拷问要持续到何时呀・・・」" }, { "id_line": 1605, "ja_text": "大祐は再び机にあるであろうユーザーベルトに手を伸ばそうとした。", "zh_text": "大佑再次向桌子上的用户腰带伸出手。" }, { "id_line": 1606, "ja_text": "この時点で大祐には確信があったのだ。", "zh_text": "此时大佑知道了。" }, { "id_line": 1607, "ja_text": "ミニチュア内のユーザーベルトを操作しても自身が縮んだということは、そのユーザーベルトは本物と同等の効果が得られるということに。", "zh_text": "迷你街道内的用户皮带操作也可以把自己缩小,这条用户皮带与真货有同等的效果。" }, { "id_line": 1608, "ja_text": "つまり、そのユーザーベルトを使用することで現実世界に戻れると考えたのだ。", "zh_text": "也就是说,手上的用户皮带,可以使用然后回到现实世界。" }, { "id_line": 1609, "ja_text": "大祐は、机上にあるユーザーベルトを操作し、ミニチュアの解除を試みた。", "zh_text": "大佑操作用户皮带,尝试解除模型效果。" }, { "id_line": 1610, "ja_text": "その瞬間、大祐の記憶は遠ざかる。", "zh_text": "大佑的记忆又模糊起来。" }, { "id_line": 1611, "ja_text": "大祐が目を覚ますと、またもベッドの上であった。", "zh_text": "大佑睁开眼睛,还是在床上。" }, { "id_line": 1612, "ja_text": "しかし、ここが現実世界なのかミニチュア世界なのか半信半疑であったため、大祐は彩香の部屋へと向かった。", "zh_text": "但是这里是现实世界还是迷你世界呢,大佑对此半信半疑,因此他走向彩香的房间。" }, { "id_line": 1613, "ja_text": "大祐が足を踏み入れると、彩香がミニチュアの街を起動させ、破壊している瞬間であった。", "zh_text": "大佑刚刚踏入房间,就看到彩香正在重启被破坏殆尽的模型。" }, { "id_line": 1614, "ja_text": "彩香「あ、起きたのね。大祐。」", "zh_text": "彩香「啊,起床了吗?大佑。」" }, { "id_line": 1615, "ja_text": "ズシーン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 1616, "ja_text": "そう言いながらも足元の建造物を破壊する彩香。", "zh_text": "彩香一边这様说一边破坏脚下的建筑物。" }, { "id_line": 1617, "ja_text": "間違いなく現実世界に戻れたと確信した大祐は、何も言わず立ち去ることにした。", "zh_text": "没错,大佑确实回到了现实世界,他什么也没说就离开了。" }, { "id_line": 1618, "ja_text": "彩香「あ、待ちなさいよ。どうやらミニチュアのユーザーベルトも直ったみたいなのよ?」", "zh_text": "彩香「啊,等一等。好像迷你模型中的用户皮带也修好了啊。」" }, { "id_line": 1619, "ja_text": "大祐「へー、そうなん・・・」", "zh_text": "大佑 「咦,是吗・・・」" }, { "id_line": 1620, "ja_text": "そう彩香が言い放った次の瞬間、大祐の意識が飛んだ。", "zh_text": "听到彩香的话。接下来,大佑的意识飞走了。" }, { "id_line": 1621, "ja_text": "大祐「うーん・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗯・・・」" }, { "id_line": 1622, "ja_text": "彩香「おはよう、大祐。」", "zh_text": "彩香「早上好,大佑。」" }, { "id_line": 1623, "ja_text": "大祐が身を起こすと、両脇に巨大な素足が2つ鎮座しており、上空にはしゃがみこんで様子を窺う彩香の姿があったのだ。", "zh_text": "大佑的身体两边有彩香巨大的赤脚,可以在高空上看到彩香正在蹲下来的身影。" }, { "id_line": 1624, "ja_text": "上空にある両方の膝の隙間から巨大な彩香の顔を覗くことができる。", "zh_text": "上空有两只膝盖,在两膝中间可以看到巨大彩香的脸。" }, { "id_line": 1625, "ja_text": "彩香「どう? 久しぶりでしょう、このシチュエーションは。」", "zh_text": "彩香「怎么样?这个场景久违了吧。」" }, { "id_line": 1626, "ja_text": "大祐「あ、うあぁ・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,・・・」" }, { "id_line": 1627, "ja_text": "小さな大祐はすっかり言葉を失っていた。", "zh_text": "小大佑完全失去语言能力。" }, { "id_line": 1628, "ja_text": "何しろ、つい先ほどまで巨大な彩香に散々痛めつけられ、何度も命を失っていたのだから。", "zh_text": "总之,刚刚已经遭到巨大彩香数次的伤害,也失去了好几次生命。" }, { "id_line": 1629, "ja_text": "当然ながら大祐の表情も強張っていた。", "zh_text": "大佑的表情僵硬了。" }, { "id_line": 1630, "ja_text": "彩香「あれっ、あまり嬉しがらないのね。どうしたのよ。」", "zh_text": "彩香 「咦,是太高兴了,还是不愿意。你怎么啦。」" }, { "id_line": 1631, "ja_text": "大祐「こ、殺さないで!」", "zh_text": "大佑 「请不要杀我!」" }, { "id_line": 1632, "ja_text": "彩香「へっ?」", "zh_text": "彩香 「什么?」" }, { "id_line": 1633, "ja_text": "大祐は、両方の手で自分の体を覆いながらうずくまった。", "zh_text": "大佑一边用双方的手遮住自己的身体一边蹲了下来。" }, { "id_line": 1634, "ja_text": "うずくまったその小さな体は恐怖心からか小刻みに震えていたようだった。", "zh_text": "蹲下来小身体因为深深感到恐怖而微微发抖。" }, { "id_line": 1635, "ja_text": "しかし、そんな怖がっている大祐の体をいとも容易く彩香は摘み上げる。", "zh_text": "但是彩香轻易地捏起感到害怕的大佑的身体。" }, { "id_line": 1636, "ja_text": "彩香「なんでそんなに怖がるのよ?」", "zh_text": "彩香「为什么这么害怕我呀?」" }, { "id_line": 1637, "ja_text": "大祐「う、うわ・・・。」", "zh_text": "大佑 「哇・・・」" }, { "id_line": 1638, "ja_text": "宙に浮かんだ大祐の目の前いっぱいに巨大な彩香の顔が支配する。", "zh_text": "在空中的大佑的眼前充满了彩香巨大的脸。" }, { "id_line": 1639, "ja_text": "彩香の鋭い眼光に大祐は言葉も発せないでいた。", "zh_text": "彩香用鋭利的目光瞪着无法说话的大佑。" }, { "id_line": 1640, "ja_text": "彩香「大祐、このままあんたを食べちゃおうか。」", "zh_text": "彩香「大佑,你再这样的话,我要吃了你啊!」" }, { "id_line": 1641, "ja_text": "そういった彩香の口が大きく開かれ、小さな大祐に接近してきた。", "zh_text": "小小大佑开始慢慢接近彩香张开的口。" }, { "id_line": 1642, "ja_text": "大祐の目の前に白い前歯、蠢く舌が接近する。", "zh_text": "在大佑面前是雪白的门牙和蠢蠢欲动的舌头。" }, { "id_line": 1643, "ja_text": "大祐「た、助けて!! また、噛み殺される!!」", "zh_text": "大佑 「救命呀!!我不要又被咬死!!」" }, { "id_line": 1644, "ja_text": "その瞬間、彩香の口が閉じられる。", "zh_text": "彩香立刻把嘴闭上。" }, { "id_line": 1645, "ja_text": "彩香「また・・・?」", "zh_text": "彩香 「又・・・?」" }, { "id_line": 1646, "ja_text": "大祐「ひっ、ひいい!」", "zh_text": "大佑 「是,是的!」" }, { "id_line": 1647, "ja_text": "彩香「大祐、食べられたくないなら、知っていることを話しなさい。」", "zh_text": "彩香 「大佑,如果不想被呑下去的话,就把你知道的说出来吧。」" }, { "id_line": 1648, "ja_text": "大祐「えぇっ!?」", "zh_text": "大佑 「诶!?」" }, { "id_line": 1649, "ja_text": "彩香「そうしたら命だけは助けてあげるから。」", "zh_text": "彩香 「只有这様做才可以救到你。」" }, { "id_line": 1650, "ja_text": "大祐「う、うん。わかったよ・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗯、嗯。知道了・・・」" }, { "id_line": 1651, "ja_text": "こうして、大祐は先程まで繰り広げられた死闘を彩香に話し始めた。", "zh_text": "就这样,大佑把刚才为止和彩香展开的死斗说了出来。" }, { "id_line": 1652, "ja_text": "もちろん、命を失った後は壮絶な痛みが続くことも彩香には伝えた。", "zh_text": "当然,连失去生命后的剧痛会延续到下一个周目的事也全部说给彩香听。" }, { "id_line": 1653, "ja_text": "彩香「なるほど、とりあえず命だけは助かるように設定されているのね。」", "zh_text": "彩香 「原来如此,所以是不会死的。」" }, { "id_line": 1654, "ja_text": "大祐「そ、そうみたいだね・・・。」", "zh_text": "大佑 「是,是这样・・・」" }, { "id_line": 1655, "ja_text": "彩香「でも、知らなかったとはいえ、何度も殺してごめんなさいね。」", "zh_text": "彩香「虽然我之前不知道,但是也杀了你好几次,对不起。 」" }, { "id_line": 1656, "ja_text": "大祐「あ、いや、わかってくれればいいんだけどさ・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,不,明白就好了・・・」" }, { "id_line": 1657, "ja_text": "大祐はひとまず事情を理解した彩香にほっと胸を撫で下ろしていた。", "zh_text": "大佑暂且对了解了情况的彩香放下心来。" }, { "id_line": 1658, "ja_text": "先程までの無慈悲に攻撃を仕掛けた姉とは違うことをしっかり胸でかみしめていた。", "zh_text": "现在的姐姐是和刚才为止的发起无情攻击的姐姐不同。" }, { "id_line": 1659, "ja_text": "彩香「ところでお願いしてもいい?」", "zh_text": "彩香 「可以拜托你一下?」" }, { "id_line": 1660, "ja_text": "大祐「何?」", "zh_text": "大佑 「什么?」" }, { "id_line": 1661, "ja_text": "彩香「私の足の裏に刺さったトゲを抜いてほしいんだけど。」", "zh_text": "彩香「我的脚底扎了刺,希望你可以拔出来。」" }, { "id_line": 1662, "ja_text": "思いもよらない彩香の言葉に大祐はその依頼を承諾した。", "zh_text": "因为想不到彩香会用如此柔软的声线去拜托自己,大佑立即答应这个要求。" }, { "id_line": 1663, "ja_text": "彩香は右膝をつき、左膝を立てた状態で、左の爪先を少しだけ浮かせた。", "zh_text": "彩香盘起了右膝,把左膝立起来,然后左脚稍微抬起。" }, { "id_line": 1664, "ja_text": "彩香「左の足の裏なんだけど、いいかしら。」", "zh_text": "彩香 「是在左脚的脚底,可以吗?」" }, { "id_line": 1665, "ja_text": "大祐「いいけど、こんな狭い空間を潜り込んでいけと・・・?」", "zh_text": "大佑 「可以,但是钻进这么狭窄的空间・・・?」" }, { "id_line": 1666, "ja_text": "彩香「よろしくね。」", "zh_text": "彩香「拜托了。 」" }, { "id_line": 1667, "ja_text": "このとき、大祐も気が付けばよかったのだ。", "zh_text": "如果这个时候,大佑也有发觉这个阴谋就好了。" }, { "id_line": 1668, "ja_text": "そもそも、トゲを取るだけなら足の裏をひっくり返した状態で取った方が効率が良いからだ。", "zh_text": "本来如果只是取脚底的刺,在脚底翻侧的状态下是效率最好的。" }, { "id_line": 1669, "ja_text": "わざわざ、巨大な足の裏の下を潜り込ませるなど不自然なことなのだ。", "zh_text": "特意钻进巨大的脚底下是很不自然的事。" }, { "id_line": 1670, "ja_text": "そうとも感じない大祐は喜び勇んで、自ら彩香の足の裏の下へ潜り込んでいく。", "zh_text": "没有发觉不妥的大佑兴高采烈地自己钻进彩香的脚底。" }, { "id_line": 1671, "ja_text": "2cm足らずの小さな大祐は、すでに巨大な素足の中央付近まで進んでいた。", "zh_text": "不足2cm的小小大佑一直前进到巨大的赤脚中心附近为止。" }, { "id_line": 1672, "ja_text": "彩香「大祐ー。そろそろ仰向けになってくれる?」", "zh_text": "彩香 「大佑ー。差不多是这边吧,可以把身体反过来吗?」" }, { "id_line": 1673, "ja_text": "匍匐前進で進む大祐に彩香から声がかけられた。", "zh_text": "匍匐前进的大佑听到彩香从上面发出的声音。" }, { "id_line": 1674, "ja_text": "その声で、おそらくトゲの刺さった位置の近くまできたものと大祐は推察する。", "zh_text": "大佑推测恐怕是刺进这附近的位置。" }, { "id_line": 1675, "ja_text": "大祐が体勢を変え、彩香の足の裏を探してみるも全くトゲなど見当たらない。", "zh_text": "大佑反过来,试着在彩香的脚底查找刺,但完全找不到。" }, { "id_line": 1676, "ja_text": "大祐「姉貴ー。トゲは・・・」", "zh_text": "大佑「姐姐。刺・・・」" }, { "id_line": 1677, "ja_text": "ズンッ!!", "zh_text": "啪! !" }, { "id_line": 1678, "ja_text": "大祐が話し始めてしばらくすると、彩香の巨大な素足が大祐を踏みつけた。", "zh_text": "大佑刚开口说话,彩香就用巨大的裸足蹂躏大佑。" }, { "id_line": 1679, "ja_text": "大祐「ちょっ、姉貴!く、苦しい・・・!」", "zh_text": "大佑 「喂,姐姐!不要,很痛的・・・!」" }, { "id_line": 1680, "ja_text": "大祐は必死に彩香の足の裏をバンバンと叩きつける。", "zh_text": "大佑在彩香的脚底被当成木棒一様。" }, { "id_line": 1681, "ja_text": "しかし、彩香からは何のリアクションもない。", "zh_text": "但是彩香什么反应都没有。" }, { "id_line": 1682, "ja_text": "むしろ、徐々に締め付けがきつくなってきた。", "zh_text": "倒不如说空隙慢慢收紧了。" }, { "id_line": 1683, "ja_text": "大祐「姉貴ー!!」", "zh_text": "大佑 「姐姐!!」" }, { "id_line": 1684, "ja_text": "壮絶な圧迫が小さな大祐を襲う。", "zh_text": "强烈的压迫袭向小大佑。" }, { "id_line": 1685, "ja_text": "彩香の巨大で硬い足の裏の皮膚が直に小さな大祐を押さえ込む。", "zh_text": "彩香巨大脚底的硬皮直接压住小小的大佑。" }, { "id_line": 1686, "ja_text": "大祐は必死に彩香の巨大な足を持ち上げようと試みるもピクリとも動かない。", "zh_text": "大佑拼命想推开彩香巨大的脚,可惜一动也不动了。" }, { "id_line": 1687, "ja_text": "やがて、大祐の下半身からミシミシと骨がきしむ音が聞こえてくる。", "zh_text": "大佑的下半身传来骨头碎裂的声音。" }, { "id_line": 1688, "ja_text": "大祐はここで初めて彩香が実際に自身を踏み潰そうとしていることに気が付く。", "zh_text": "大佑终于注意到彩香实际上要踩溃自己的事实。" }, { "id_line": 1689, "ja_text": "先程話した設定が確かなものかを実践しようとしているのだ。", "zh_text": "是想把刚才说说的设置实践一下吧。" }, { "id_line": 1690, "ja_text": "大祐「姉貴!ちょっと待ってくれ!!」", "zh_text": "大佑 「姐姐!等等!!」" }, { "id_line": 1691, "ja_text": "ベキッィ!ボキボキッ!バキィッ!!", "zh_text": "咔!咔!啪! !" }, { "id_line": 1692, "ja_text": "大祐「ぐわあああ!!」", "zh_text": "大佑「啊!!」" }, { "id_line": 1693, "ja_text": "大祐の両方の大腿骨やら骨盤やらが砕けてしまった。", "zh_text": "大佑双腿的大腿骨和盆骨都碎了。" }, { "id_line": 1694, "ja_text": "なおも、彩香からの圧迫は止まらない。", "zh_text": "彩香还是不停把脚压下来。" }, { "id_line": 1695, "ja_text": "小さな大祐は、その身体で彩香の片方の足の想像を絶する重さに耐えている。", "zh_text": "大佑那个身体承受着彩香那只有超乎想像重量的脚。" }, { "id_line": 1696, "ja_text": "しかも、彩香の巨大な足の裏か発せられている湿気も浴びて、大祐は不快感を最大限に感じていた。", "zh_text": "而且彩香巨大的脚掌发出很重的湿气,大佑沐浴在湿气和脚臭当中,正正给予大佑最大限度的不舒服。" }, { "id_line": 1697, "ja_text": "大祐「あ、姉貴・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐・・・」" }, { "id_line": 1698, "ja_text": "そして、全身の骨折が続く中、とうとう大祐は意識を失ってしまった。", "zh_text": "全身骨折持续中,终于大佑失去意识。" }, { "id_line": 1699, "ja_text": "それでも、彩香は自身の素足で小さな弟を踏み続けた。", "zh_text": "尽管如此,彩香用自己巨大的裸足,以带有优越感的心情,把自己的弟弟踩在脚下。" }, { "id_line": 1700, "ja_text": "グチャッ!!", "zh_text": "啪!!" }, { "id_line": 1701, "ja_text": "やがて、彩香の足の下から何かが潰れる音が響く。", "zh_text": "彩香的脚下有什么即将崩溃的声音。" }, { "id_line": 1702, "ja_text": "その音と同時にミニチュアの操作盤からエラー音が響く。", "zh_text": "听到崩溃的声音的同时,模型操作盘又发出了出错时的音效。" }, { "id_line": 1703, "ja_text": "すかさず、彩香がミニチュアを再起動させ、ミニチュア内の自宅の屋根を剥がすと、そこには踏み潰したはずの小さな大祐の姿があった。", "zh_text": "彩香立刻重新激活迷你模型,把迷你街道内自家的屋顶揭下来,那里有应该已经被踩碎了的大佑的身影。" }, { "id_line": 1704, "ja_text": "彩香「なるほど、これはいいことを聞いたわ。」", "zh_text": "彩香「原来如此,知道了一件好事。」" }, { "id_line": 1705, "ja_text": "新たなミニチュアに関する情報を手に入れ、彩香はニヤニヤとほくそ笑んでいた。", "zh_text": "新的迷你模型情报入手,彩香笑了。" }, { "id_line": 1706, "ja_text": "そんな最中、小さな大祐が彩香を見て悲鳴を上げている。", "zh_text": "大佑看到彩香之后不停尖叫。" }, { "id_line": 1707, "ja_text": "彩香は、小さな大祐にニコリとほほ笑むと、勢いよく自身の素足を振り下ろした。", "zh_text": "彩香对小小的大佑微微地笑,然后很有气势地把自己的巨大的脚挥下。" }, { "id_line": 1708, "ja_text": "ピーピーピー", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 1709, "ja_text": "再度、ミニチュアんp操作盤からエラー音が響いたことは言うまでもない。", "zh_text": "不用说,迷你模型操作盘又再次传出了出错的声音。" }, { "id_line": 1710, "ja_text": "#14", "zh_text": "#14" }, { "id_line": 1711, "ja_text": "天国と地獄", "zh_text": "天国和地狱" }, { "id_line": 1712, "ja_text": "大祐「姉貴・・・、今回ばかりは許さないんだから!」", "zh_text": "大佑 「姐姐・・・这次我是不会原谅你!」" }, { "id_line": 1713, "ja_text": "彩香「もう、ごめんってば!!」", "zh_text": "彩香 「已经说了对不起呀!!」" }, { "id_line": 1714, "ja_text": "元に戻った大祐の怒りは全くおさまらない。", "zh_text": "回到了原来大小的大佑怒不可遏。" }, { "id_line": 1715, "ja_text": "大祐「小さくなった僕がどれほど怖かったと思ってるんだよ!!」", "zh_text": "大佑 「你知道变小了的我有多害怕吗!!」" }, { "id_line": 1716, "ja_text": "バタン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 1717, "ja_text": "大祐はそのまま自分の部屋に入ってしまった。", "zh_text": "大佑走进了自己的房间了。" }, { "id_line": 1718, "ja_text": "彩香「さすがに、大祐を怒らせちゃったか・・・。」", "zh_text": "彩香「把大佑惹恼了吗・・・」" }, { "id_line": 1719, "ja_text": "彩香はそのままリビングに行き、ミニチュアをセットする。", "zh_text": "彩香直接去客厅设置迷你模型。" }, { "id_line": 1720, "ja_text": "操作盤を起動させ、ミニチュア上に大祐の部屋を出現させる。", "zh_text": "操作盘激活后迷你大佑的房间出现了。" }, { "id_line": 1721, "ja_text": "大祐「うぅ~ん・・・」", "zh_text": "大佑 「呜~呜・・・」" }, { "id_line": 1722, "ja_text": "彩香「ねえ、大祐・・・。機嫌を直してよー。」", "zh_text": "彩香「喂,大佑・・・不要不开心啦。」" }, { "id_line": 1723, "ja_text": "寝そべる大祐の真上に彩香の巨大な顔が支配する。", "zh_text": "随便躺卧在床上的大佑的正上方,彩香巨大的脸出现了。" }, { "id_line": 1724, "ja_text": "大祐「うわっ! 姉貴、ミニチュアを使ったのか。」", "zh_text": "大佑 「哇!姐姐又用了迷你模型?」" }, { "id_line": 1725, "ja_text": "彩香「大祐の好きなシチュエーションで、何か奉仕してあげるから。」", "zh_text": "彩香 「大佑喜欢的位置,我都可以奉献给你用哦。」" }, { "id_line": 1726, "ja_text": "唐突な彩香の提案に大祐は思わず顔がニンマリとしていた。", "zh_text": "对彩香唐突的建议大佑不禁红起了脸。" }, { "id_line": 1727, "ja_text": "その大祐の一瞬の表情を彩香は見逃さなかった。", "zh_text": "彩香错过了大佑那个一瞬间的表情。" }, { "id_line": 1728, "ja_text": "彩香「今だけだと思うよー、こんなチャンスは。」", "zh_text": "彩香「只有现在有这样的机会哦。」" }, { "id_line": 1729, "ja_text": "大祐「うっ・・・」", "zh_text": "大佑「嗯・・・」" }, { "id_line": 1730, "ja_text": "相変わらず狡猾な一面を持つ彩香に大祐はおそるおそる口を開いてみた。", "zh_text": "知道彩香狡猾一面的大佑小心翼翼地开口。" }, { "id_line": 1731, "ja_text": "大祐「あ、あのさ・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,那个・・」" }, { "id_line": 1732, "ja_text": "彩香「なぁ~に?」", "zh_text": "彩香 「啊~?」" }, { "id_line": 1733, "ja_text": "大祐の恥ずかしそうな申し出に、彩香は母性心がくすぐられていた。", "zh_text": "对于大佑羞涩的请求,彩香燃点起内心的母性。" }, { "id_line": 1734, "ja_text": "やがて、彩香は17cm程の大祐を片手で持ち上げると、自分の胸に抱いた。", "zh_text": "彩香把17cm左右的大佑用单手举起,抱在自己胸前。" }, { "id_line": 1735, "ja_text": "そして、その大きな手で小さな大祐の体を撫で始めた。", "zh_text": "然后,巨大的手开始抚慰大佑的身体。" }, { "id_line": 1736, "ja_text": "大祐「へっ? 姉貴、何をす・・・」", "zh_text": "大佑 「被姐姐治愈了・・・」" }, { "id_line": 1737, "ja_text": "彩香「どうしたいの?」", "zh_text": "彩香「还想要怎様做呢?」" }, { "id_line": 1738, "ja_text": "トクン、トクン・・・。", "zh_text": "砰砰,砰砰・・・" }, { "id_line": 1739, "ja_text": "彩香の鼓動が小さな大祐に伝わる。", "zh_text": "彩香的心跳传到大佑身上。" }, { "id_line": 1740, "ja_text": "大祐は、その鼓動を聞くことで徐々に自分がやすらいでくるのを感じた。", "zh_text": "对心跳慢慢传到自己身上令大佑感到安乐。" }, { "id_line": 1741, "ja_text": "小さいころの自分を思い出しながら、大祐は自分の姉に甘えたくなっていた。", "zh_text": "大佑一边回忆小时候的自己,一边想要对姐姐撒娇。" }, { "id_line": 1742, "ja_text": "そして、少しずつ、自分の体を彩香に委ねたい気持ちが強くなってきていた。", "zh_text": "想要委托彩香做更多的欲望一点点强烈起来。" }, { "id_line": 1743, "ja_text": "大祐「お姉ちゃん・・・。」", "zh_text": "大佑「姐姐・・・」" }, { "id_line": 1744, "ja_text": "彩香「なーに? どうしたの?」", "zh_text": "彩香「什么?怎么了?」" }, { "id_line": 1745, "ja_text": "大祐「い、いや、なんでもない・・・。」", "zh_text": "大佑「哦,不,什么都没有・・・」" }, { "id_line": 1746, "ja_text": "彩香に甘えることなど、小さい時以来なのだ。", "zh_text": "向彩香撒娇这种事,自从小时候后,就再也没有发生过。" }, { "id_line": 1747, "ja_text": "大祐はいつまでもこの優しい空間に包まれていたかった。", "zh_text": "想要永远被这样的温柔包围。" }, { "id_line": 1748, "ja_text": "気が付けば、大祐の顔は真っ赤になっていた。", "zh_text": "大佑一不留神把内心的话说了出来,大佑满脸通红。" }, { "id_line": 1749, "ja_text": "それを知ってか知らずか、彩香は小さな大祐をさらにギュッと抱きしめた。", "zh_text": "彩香知道后被激走母性,更加用力地紧紧拥抱大佑。" }, { "id_line": 1750, "ja_text": "彩香「ふふふっ、カワイイ・・・。」", "zh_text": "彩香「哼哼哼,你真的很可爱・・・」" }, { "id_line": 1751, "ja_text": "彩香の甘い吐息が小さな大祐の顔に吹きかかる。", "zh_text": "彩香甘甜的气息吐在大佑的脸上。" }, { "id_line": 1752, "ja_text": "大祐も彩香の大きな胸にしっかりと抱きついた。", "zh_text": "大佑也紧紧抱住了彩香巨大的胸部。" }, { "id_line": 1753, "ja_text": "大祐「もっと大きいのがいいな・・・。」", "zh_text": "大佑「如果可以更大的话,就更好了・・・」" }, { "id_line": 1754, "ja_text": "彩香の胸に抱かれていた大祐は、思わず自分の願望を口に出してしまった。", "zh_text": "在彩香怀抱中的大佑,禁不住把自己的愿望说出来。" }, { "id_line": 1755, "ja_text": "彩香「あら、いいわよ。」", "zh_text": "彩香「呀,好啊。」" }, { "id_line": 1756, "ja_text": "大祐「えっ!? あ、姉貴?」", "zh_text": "大佑 「咦!?啊,姐姐?」" }, { "id_line": 1757, "ja_text": "大祐が言い終わる前に、大祐は心地よい空間から無機質な床へと置かれてしまう。", "zh_text": "大佑说完之后,大佑从舒适的空间被放置在无机质的地板上。" }, { "id_line": 1758, "ja_text": "大祐「姉貴、待って!」", "zh_text": "大佑 「姐姐,等一下!」" }, { "id_line": 1759, "ja_text": "大祐は、彩香のおっぱいがもう少し大きければという考えだったのだ。", "zh_text": "大佑是说彩香的乳房如果能再大的话,正常是这样考虑的吧。" }, { "id_line": 1760, "ja_text": "その思いがたまたま口にでてしまっただけなのだ。", "zh_text": "这种想法也只是偶尔说漏嘴而已。" }, { "id_line": 1761, "ja_text": "しかし、大祐の考えを誤解した彩香は、大祐をさらに小さくしてしまった。", "zh_text": "但是大佑的想法被彩香误解了,大佑被变得更加小。" }, { "id_line": 1762, "ja_text": "大きさにして、200倍程度の差があるだろうか。", "zh_text": "现在大佑和彩香有200倍左右的差距吧?。" }, { "id_line": 1763, "ja_text": "彩香「どう?」", "zh_text": "彩香「难得你会这样想,怎么样?」" }, { "id_line": 1764, "ja_text": "大祐「う、うわわっ。」", "zh_text": "大佑 「哇啊。」" }, { "id_line": 1765, "ja_text": "小さな大祐がいる空間の前方が一気に暗くなる。", "zh_text": "大佑前方的空间一下子变黑。" }, { "id_line": 1766, "ja_text": "大祐が上空を見上げると、彩香の大きな足の裏が迫っていた。", "zh_text": "大佑仰望上空,看到彩香巨大的脚掌逼近。" }, { "id_line": 1767, "ja_text": "先程の遠慮がちな彩香の行動など露にも感じられないまま、猛烈な勢いで彩香の足の裏が落下してくる。", "zh_text": "刚才客客气气的彩香终于忍不住自己内心的欲望和冲动,彩香的脚底粗暴地踩下去。" }, { "id_line": 1768, "ja_text": "相変わらず、足の裏はホコリなどが付着し、踵や指先が黒ずむなど、野蛮さを感じ取ることができた。", "zh_text": "脚掌上黏了不少灰尘,脚跟和脚指尖已经发黑了,可以体会到一种粗䊯感。" }, { "id_line": 1769, "ja_text": "ズッシイイイン!!", "zh_text": "咻!砰!" }, { "id_line": 1770, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1771, "ja_text": "無機質な床と彩香の巨大な素足の邂逅に、大祐は言葉を失っていた。", "zh_text": "无机质的地板和彩香巨大的赤脚猛烈的邂逅,令大佑忘记如何讲话。" }, { "id_line": 1772, "ja_text": "パワーあふれる巨大な素足の着地は微弱な大祐を吹き飛ばしかけていた。", "zh_text": "充满力量的巨足着陆把灰尘般的大佑吹走。" }, { "id_line": 1773, "ja_text": "その衝撃に何とか耐え抜いた大祐は、慌てて彩香の動向を注視する。", "zh_text": "受到那个冲击之后,大佑慌忙注视彩香的动向。" }, { "id_line": 1774, "ja_text": "彩香「あれっ? ヤバ、見失っちゃった。」", "zh_text": "彩香「咦?糟糕,不见了。」" }, { "id_line": 1775, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃん!!」", "zh_text": "大佑 「哦,姐姐!!」" }, { "id_line": 1776, "ja_text": "彩香「大祐、どこにいるの?」", "zh_text": "彩香 「大佑在哪里呀?」" }, { "id_line": 1777, "ja_text": "その瞬間、暗かった大祐の前方はさらに暗くなる。", "zh_text": "那一瞬间,大佑的前方又变暗了。" }, { "id_line": 1778, "ja_text": "大祐の上空を占拠していたのは、彩香の巨大な臀部。", "zh_text": "彩香巨大的臀部占据了大佑整个上空。" }, { "id_line": 1779, "ja_text": "どうやら、彩香は屈んで小さな大祐を探そうとしているようだった。", "zh_text": "彩香似乎打算弯下腰查找沙子一様的大佑。" }, { "id_line": 1780, "ja_text": "大祐「ひぃ、ひゃあああ!!」", "zh_text": "大佑 「不!不要啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1781, "ja_text": "物凄いスピードで彩香の臀部が落下してきたが、辛くも彩香の臀部は途中で静止してくれた。", "zh_text": "彩香的臀部以惊人的速度落下,不过彩香的臀部在半空中静止。" }, { "id_line": 1782, "ja_text": "何とか、彩香の臀部による圧死は回避することができたようだった。", "zh_text": "总算回避了被彩香的臀部压死。" }, { "id_line": 1783, "ja_text": "しかし、小さな大祐には別の脅威が襲いかかろうとしていた。", "zh_text": "但是小小的大佑又受到不同的威胁。" }, { "id_line": 1784, "ja_text": "ギュルルル~", "zh_text": "咕~咕~咕~" }, { "id_line": 1785, "ja_text": "突然、大祐の真上にある彩香の体から異様な音が響いてきたのだ。", "zh_text": "突然,在大佑正上方,彩香的大肠因为受到挤压,巨大的身体发出异样的巨响。如果现在是在肚皮的另一面话,自己连一粒米也不如吧。大佑不禁妄想起来。" }, { "id_line": 1786, "ja_text": "彩香「うっ、お腹が・・・。」", "zh_text": "彩香「嗯,肚子・・・」" }, { "id_line": 1787, "ja_text": "ブホッ!!", "zh_text": "叭!!" }, { "id_line": 1788, "ja_text": "彩香が言葉を発した瞬間、大祐目がけて熱い気体が吹きかけられる。", "zh_text": "彩香说完后,立即向大佑喷洒体内的热气。" }, { "id_line": 1789, "ja_text": "大祐「うぎゃ、くせー!!」", "zh_text": "大佑「不~~~~」" }, { "id_line": 1790, "ja_text": "先程の彩香の甘い吐息とは比べられないほどの酷く臭う気体だった。", "zh_text": "和刚才彩香香甜的气息无法比拟的残酷的气体从巨大的胴体内排出。" }, { "id_line": 1791, "ja_text": "この気体が彩香のおならであることを、大祐はヒドいにおいから強制的に気づかされた。", "zh_text": "大佑要从这种残酷的气体逃出来的话,就必须先要被彩香发现。" }, { "id_line": 1792, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃん、ヒドイだろ・・・」", "zh_text": "大佑 「哦,姐姐,太过分了吧・・・」" }, { "id_line": 1793, "ja_text": "ブフゥー!!", "zh_text": "叭!!" }, { "id_line": 1794, "ja_text": "大祐の叫びを無視して、再び上空から彩香のおならが吹き付けられる。", "zh_text": "无视大佑的呼喊,彩香臀部再次放出气体。" }, { "id_line": 1795, "ja_text": "彩香「うーん、お腹が張ってるのね。」", "zh_text": "彩香「嗯,只出来了一点点,肚子还有点胀啊。」" }, { "id_line": 1796, "ja_text": "大祐「姉ちゃあん、お尻の下にいるんだ、助けてー!!」", "zh_text": "大佑 「只出来了一点点?姐姐,我在你屁股下呀,救命啊!!」" }, { "id_line": 1797, "ja_text": "大祐が懸命に自分の所在を彩香にアピールする中、彩香は一つの決断を下す。", "zh_text": "大佑拚命使自己引起彩香注意的时候,彩香作了一个决定。" }, { "id_line": 1798, "ja_text": "彩香「よしっ、出し切るか・・・。」", "zh_text": "彩香「好,全部放出来吧・・・」" }, { "id_line": 1799, "ja_text": "大祐は、彩香の発言に言葉を失った。", "zh_text": "大佑因为彩香的发言而无语。" }, { "id_line": 1800, "ja_text": "よもや、自分の弟が肛門直下にいるとも思わない彩香は、腸内の腐敗ガスを解放するというのだ。", "zh_text": "至于彩香,因为不认为自己的弟弟会在肛门的正下方,所以直接把大肠内腐败的气体解放出来。" }, { "id_line": 1801, "ja_text": "こんな小さな体の状態で、姉の放屁を受け止めるなど、死刑宣告に等しい。", "zh_text": "在这么细小的身体状态下,要接受姐姐放屁的洗礼,等于宣告死刑。" }, { "id_line": 1802, "ja_text": "大祐「ま、待って!! 僕は下にいるんだって!!!」", "zh_text": "大佑 「嘛,等一下!!我就在你胯下呀!!!」" }, { "id_line": 1803, "ja_text": "シュウウウゥゥ・・・", "zh_text": "叭・・・" }, { "id_line": 1804, "ja_text": "大祐の主張など聞き入れられることがないまま、彩香の肛門からは腐敗ガスの開放が徐々に始まる。", "zh_text": "还没等到大佑把话说完,彩香的肛门已经开始渐渐放出腐败的气体。" }, { "id_line": 1805, "ja_text": "大祐「ぐはっ、ゴホッ、ガハッ!!」", "zh_text": "大佑「咳....伽...哈....!!」" }, { "id_line": 1806, "ja_text": "においにむせる大祐は自分の周囲から酸素が徐々に失われていくのがわかった。", "zh_text": "呛鼻的气味把大佑四周的氧气逼走。" }, { "id_line": 1807, "ja_text": "そんな壮絶な環境にいる大祐に向かって、彩香の無慈悲な攻撃は遂に開始された。", "zh_text": "在恶劣环境中的大佑,终于要开始面对彩香无情的攻击了。" }, { "id_line": 1808, "ja_text": "ブブブッブブ、ブウ~、ブッ!", "zh_text": "叭~,噗!" }, { "id_line": 1809, "ja_text": "ブホッ、ブハッ!!", "zh_text": "叭,叭!!" }, { "id_line": 1810, "ja_text": "ブババッ、ブッ!", "zh_text": "叭,噗!" }, { "id_line": 1811, "ja_text": "しばらくのち、ミニチュアの操作盤からはエラー音が響き渡ったのは言うまでもない。", "zh_text": "不用说,模型操作盘又发出了错误音效。" }, { "id_line": 1812, "ja_text": "しかし、彩香は大祐の生命を奪った方法にとんと見当がついていなかった。", "zh_text": "但是彩香没想到今次自己是如何夺走大佑的生命。" }, { "id_line": 1813, "ja_text": "よりにもよって自分の放屁が殺戮兵器並の威力を誇っていたなどそのときは微塵にも感じてはいなかったのだ。", "zh_text": "单单简简放一个普通的屁,也可以成为有巨大威力的杀戮武器。" }, { "id_line": 1814, "ja_text": "かくして、大祐は天国と地獄の両方を一瞬のうちに味わうことになったのだった。", "zh_text": "这样一来,大佑在一瞬间体会到天国和地狱。" }, { "id_line": 1815, "ja_text": "#15", "zh_text": "#15" }, { "id_line": 1816, "ja_text": "阿鼻叫喚", "zh_text": "痛苦的哀鸣" }, { "id_line": 1817, "ja_text": "今まで散々な目にあった大祐は、ここで原点に返ることにした。", "zh_text": "大佑经历了到现在为止最惨的事之后,在这里又回到起点了。" }, { "id_line": 1818, "ja_text": "以前、大祐は、彩香の巨大な素足から逃げ出したり(第7話)、通常サイズで彩香の残酷な遊びを見たり(第8話)したことがある。", "zh_text": "以前,大佑曾经从彩香巨大的脚下逃出来(第7话),又以正常的尺寸看了彩香玩残酷的小人游戏(第8话)。" }, { "id_line": 1819, "ja_text": "そこで、今回は自身の安全をきちんと確保したうえで、ミニチュアの中から彩香の残酷な遊びを見ることを考えた。", "zh_text": "因此,这次以好好确保自身安全的基础上,考虑以迷你的尺寸和彩香玩残酷游戏。" }, { "id_line": 1820, "ja_text": "この考えに彩香も乗り気になり、早速、この案を試すことになった。", "zh_text": "这个主意令彩香也变得起劲,立刻要尝试一下这个方案。" }, { "id_line": 1821, "ja_text": "大祐「いい? 僕は市民体育館に避難しているからね。」", "zh_text": "大佑 「好,我会到市民体育馆避难。」" }, { "id_line": 1822, "ja_text": "彩香「サイズはどうするの?」", "zh_text": "彩香「那么尺寸呢?」" }, { "id_line": 1823, "ja_text": "大祐「200分の1でどう?」", "zh_text": "大佑 「200分之一怎么样?」" }, { "id_line": 1824, "ja_text": "彩香「わかったわ。でも、私が気づかずに踏み潰しちゃったらあんたのせいだからね。」", "zh_text": "彩香「明白了。但是我没有注意脚下而踩碎了你的话,都是你自己的错哦。」" }, { "id_line": 1825, "ja_text": "大祐「うっ・・・、もちろん、わかってるよ。」", "zh_text": "大佑「嗯・・・当然,我知道了。」" }, { "id_line": 1826, "ja_text": "そして、大祐はユーザーベルトを操作してミニチュアの中へと入っていった。", "zh_text": "然后大佑操纵用户皮带进入到迷你街道中。" }, { "id_line": 1827, "ja_text": "大祐が市民体育館に移動する時間を確保しつつ、彩香はどういう方法を取ればいいか、思案を巡らせていた。", "zh_text": "为确保大佑有足够时间到市民体育馆移动,彩香考虑要用什么好玩的方案。" }, { "id_line": 1828, "ja_text": "大祐「ううっ・・・。」", "zh_text": "大佑「哟・・・」" }, { "id_line": 1829, "ja_text": "ミニチュアに潜入した大祐は、起き上がると急いで自転車に跨った。", "zh_text": "大佑潜入到迷你街道后,急忙起身跑到脚踏车上。" }, { "id_line": 1830, "ja_text": "大祐が向かう市民体育館は、大祐の自宅から500m程離れている。", "zh_text": "大佑立即前往市民体育馆,体育馆离大佑的家大约500米左右。" }, { "id_line": 1831, "ja_text": "屋内には体育館が2つ、プールやスケートリンク、広大な野球場やグラウンド等が備えられている。", "zh_text": "体育馆内有2个游泳池和溜冰场,也有广阔的棒球场和运动场等等一应具备。" }, { "id_line": 1832, "ja_text": "大祐が市民体育館に到達すると、駐車場はほぼ満車になっていた。", "zh_text": "大佑到达了市民体育馆,停车场几乎全部爆满。" }, { "id_line": 1833, "ja_text": "どうやら、中学校のサッカーやら野球やらの大会が同時に開催されているらしい。", "zh_text": "因为中学的足球大会和棒球大会在同时举行。" }, { "id_line": 1834, "ja_text": "市民体育館の玄関付近には、アイス売りやら弁当売りやらがおり、賑わいを見せていた。", "zh_text": "市民体育馆的正门附近有卖冰淇淋和卖便当的,也有看热闹的。" }, { "id_line": 1835, "ja_text": "そんな微笑ましい光景には目もくれず、大祐は市民体育館の屋上を目指した。", "zh_text": "对这和乐融融的光景,大佑连看也没看,他是以市民体育馆的屋顶为目标。" }, { "id_line": 1836, "ja_text": "すると、程なくして、外から大きな悲鳴や怒号が聞こえてきた。", "zh_text": "不久,从外面传来了悲鸣和怒吼。" }, { "id_line": 1837, "ja_text": "おそらく、巨大な彩香が出現したのだろう。", "zh_text": "是巨大的彩香出现了吧。" }, { "id_line": 1838, "ja_text": "屋上まで到達した大祐が急いで街の全景を見回したとき、大祐は言葉を失った。", "zh_text": "到达楼顶的大佑急忙环视了城镇,眼前发生的事顿时令大佑无语。" }, { "id_line": 1839, "ja_text": "なんと、市民体育館のグラウンドをヒトの巨大な素足が覆っていたのだ。", "zh_text": "巨人用裸足覆盖市民体育馆的运动场。" }, { "id_line": 1840, "ja_text": "大祐の眼前には、巨大な爪先がかなりの近距離にまで迫っていた。", "zh_text": "在大佑的眼前,巨大的脚尖以相当近的距离逼近。" }, { "id_line": 1841, "ja_text": "大祐「ええっ・・・? 市民体育館に避難するって言ったじゃん・・・。」", "zh_text": "大佑 「唉呀・・・?不是说了会到市民体育馆避难了嘛・・・」" }, { "id_line": 1842, "ja_text": "不安に包まれた大祐に構うことなく、その巨大な素足はゆっくりと下降していった。", "zh_text": "没有理会被不安所包围的大佑,那巨大的脚慢慢下降了。" }, { "id_line": 1843, "ja_text": "グラウンドには、多くの中学生、応援の家族、審判や運営のスタッフがいる。", "zh_text": "运动场中大量的初中生和家人,裁判和运营的工作人员。" }, { "id_line": 1844, "ja_text": "蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げ出す人々。", "zh_text": "通通都四散逃跑。" }, { "id_line": 1845, "ja_text": "そんな人々を嘲笑うように巨大な素足が降臨していく。", "zh_text": "为了嘲笑他们一样,巨大的裸足降临了。" }, { "id_line": 1846, "ja_text": "ズッズウウウン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 1847, "ja_text": "大祐「うわああっ!!」", "zh_text": "大佑「呜哇啊啊!!」" }, { "id_line": 1848, "ja_text": "猛烈な地響きとともに、砂煙が周囲を覆い、辺りは闇に包まれた。", "zh_text": "发出猛烈的地震声的同时,场地被卷起的沙尘覆盖,周围也被黑暗笼罩。" }, { "id_line": 1849, "ja_text": "屋上で倒れこむ大祐は、視界が不良であることも手伝って悲鳴を上げていた。", "zh_text": "在屋顶上摔倒的大佑,看到视野不良的情况后,也加入到尖叫当中。" }, { "id_line": 1850, "ja_text": "ズウウッ、ズウウッ、ズウウッ!!", "zh_text": "轰,轰,轰!!" }, { "id_line": 1851, "ja_text": "外からは変わらず轟音が鳴り響く。", "zh_text": "从外面是传来的轰鸣声的回响。" }, { "id_line": 1852, "ja_text": "やがて、砂煙も収まり、辺りに光が差し込んだため、大祐は改めて街の全景を見ようと試みる。", "zh_text": "不久,沙尘平息后,周围开始有光照射进来,因此大佑试图重新看看街区的全景。" }, { "id_line": 1853, "ja_text": "大祐「うおっ・・・。」", "zh_text": "大佑「哇・・・」" }, { "id_line": 1854, "ja_text": "大祐は、目の前の光景を食い入るように凝視した。目の前にあったグラウンドには、巨大な足型が残されていたのだ。", "zh_text": "大佑目不转睛地凝视眼前的景像。有一个巨大的脚印留在眼前的运动场。" }, { "id_line": 1855, "ja_text": "5つの指の跡、綺麗な土踏まずのカーブ、力強さも感じる踵付近。まさに壮大なスケールの芸術作品といえるかもしれない。猛烈な興奮に包まれた大祐は、我を忘れて、目の前の足型を鑑賞していた。", "zh_text": "5个脚指头的痕迹,漂亮曲线的脚弓,感受到强而有力的脚跟。可以说是宏伟的艺术品。被强烈兴奋包围的大佑,忘我地鉴赏眼前的足印。" }, { "id_line": 1856, "ja_text": "大祐「さすが、姉貴・・・。これはすごい・・・。」", "zh_text": "大佑 「不愧是姐姐・・・真厉害・・・」" }, { "id_line": 1857, "ja_text": "無我夢中で携帯やデジカメを使って巨大な足型を撮影していると、上空から彩香の声が響き渡る。", "zh_text": "大佑忘我地用手机、数码相机拍摄巨大的脚印,这时,上空回响起彩香的声音。" }, { "id_line": 1858, "ja_text": "彩香「皆さん、こんにちは!」", "zh_text": "彩香「大家好!」" }, { "id_line": 1859, "ja_text": "大祐「おっ、姉ちゃん・・・。何をするんだろう・・・?」", "zh_text": "大佑 「哦,姐姐・・・在干什么・・・?」" }, { "id_line": 1860, "ja_text": "彩香「この街は、これから全て私に踏み潰されます。」", "zh_text": "彩香「等一下这个城市的一切都会被我踩平。」" }, { "id_line": 1861, "ja_text": "大祐「はぁっ!?」", "zh_text": "大佑 「啊!?」" }, { "id_line": 1862, "ja_text": "彩香「ということで、市民体育館に私の足型を作りましたから、急いで避難してください。」", "zh_text": "彩香「因为这样,我在市民体育馆里踩了一个脚印,赶紧进去避难吧。」" }, { "id_line": 1863, "ja_text": "ズッドオオオン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1864, "ja_text": "その彩香の言葉の後、街の中央部に巨大な素足が一気に振り下ろされた。", "zh_text": "彩香说完后,开始在城市的中央放下巨大的脚。" }, { "id_line": 1865, "ja_text": "大祐「姉貴! 約束が違う!!」", "zh_text": "大佑 「姐姐!和说好的不 一様!!」" }, { "id_line": 1866, "ja_text": "冷静さを失っていた大祐は、急いで市民体育館の屋上から逃げ出した。", "zh_text": "失去冷静的大佑,赶紧从市民体育馆的屋顶逃走了。" }, { "id_line": 1867, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1868, "ja_text": "ドスウウン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1869, "ja_text": "ドシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1870, "ja_text": "次々に繰り出される彩香の攻撃は、大祐から冷静な思考を奪うのにさして問題はなかった。", "zh_text": "不断被陆续放出的彩香的攻击从大佑身上夺走了冷静思考问题的能力。" }, { "id_line": 1871, "ja_text": "街から逃げ出してきた他の人々同様に、大祐も巨大な足型の中へと避難することにした。", "zh_text": "从街上逃出来后和其他的人一样,大佑想要走去巨大的脚印避难。" }, { "id_line": 1872, "ja_text": "しかし、思いのほか事態は深刻だった。", "zh_text": "但是事态意外地严重。" }, { "id_line": 1873, "ja_text": "大祐が彩香の作り出した巨大な足型に近づいても、市民たちは避難しようとしていない。", "zh_text": "大佑走近彩香踩出来的巨大脚印,发现有很多其他市民们也打算避难。" }, { "id_line": 1874, "ja_text": "むしろ、巨大な足型を取り囲むように右往左往していた。", "zh_text": "倒不如说,他们围在巨大的脚印旁而心神不定。" }, { "id_line": 1875, "ja_text": "市民A「とにかく、ロープか梯子を!!」", "zh_text": "市民A「有绳索或者梯子吗!!」" }, { "id_line": 1876, "ja_text": "市民B「衝撃を和らげるクッションみたいなものは?」", "zh_text": "市民B「缓解冲击的靠垫之类的东西呢?」" }, { "id_line": 1877, "ja_text": "大祐「ど、どうしたんですか? 逃げないんですか?」", "zh_text": "大佑「怎、怎么了吗?不逃跑吗?」" }, { "id_line": 1878, "ja_text": "市民C「見てごらんよ。こんなの避難できないじゃないか!」", "zh_text": "市民C「看吧。这是不能避难的嘛!」" }, { "id_line": 1879, "ja_text": "巨大な足型は、地面から10m程もめり込んでいたのだ。そのまま、飛び降りれば大けがをすることは間違いない。そこで、数人の若者がその断崖絶壁を降り、避難の経路を作ろうとしていたのだ。しかし、巨大な彩香が素足を振り下ろす度に猛烈な振動が襲い、遅々として進行しないのである。", "zh_text": "巨大的足印陷入地面只少有10米的程度。如果跳下的话绝对会重伤的。于是有几个年轻人打算要在断崖绝壁上制作出避难的路径。但是因为有彩香巨大的脚挥舞下来时做成的猛烈振动,而迟迟不能进行。" }, { "id_line": 1880, "ja_text": "大祐(くっ・・・! 姉貴はこの状況が分かっていないのか?!)", "zh_text": "大佑(真是的・・・!姐姐不明白这种状况吗?!)" }, { "id_line": 1881, "ja_text": "それでも、苦難を乗り越え、どうにかロープや梯子などをセッティングし、市民の避難が始まった。", "zh_text": "尽管如此,虽然很艰难,但总算安排了绳索和楼梯,市民可以开始避难。" }, { "id_line": 1882, "ja_text": "そんな大祐たちを含む市民のもとへ暗闇が接近してくる。", "zh_text": "黑暗慢慢接近包括大佑在内的市民。" }, { "id_line": 1883, "ja_text": "そう、彩香の巨大な素足が市民体育館の方向にやってきたのだ。", "zh_text": "是的,巨大彩香的脚已经移向市民体育馆的方向来。" }, { "id_line": 1884, "ja_text": "大祐が周囲を見渡すと、もう大半が更地になっていた。", "zh_text": "大佑纵览周围,城市有大半变成空地了。" }, { "id_line": 1885, "ja_text": "いよいよ、市民体育館近辺を踏み潰すべく、その巨大な素足が登場したのだ。", "zh_text": "终于市民体育馆附近都被踩破后,巨大的赤脚登场了。" }, { "id_line": 1886, "ja_text": "ズッシイイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 1887, "ja_text": "彩香の巨大な素足が市民体育館の間近に振り下ろされる。", "zh_text": "彩香巨大的脚向眼前市民体育馆的踩下去。" }, { "id_line": 1888, "ja_text": "その瞬間、避難をしていた市民の多くが転落する。", "zh_text": "那一瞬间,很多要避难的市民在脚印边缘滚下来。" }, { "id_line": 1889, "ja_text": "ズザザザザッ!!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 1890, "ja_text": "着地した巨大な素足はそのまま摺り足をして、駐車場にあった乗用車や近辺の住宅をなぎ倒す。", "zh_text": "巨大的裸足着陆的一下,风压横扫了停车场上的车和附近的住宅。" }, { "id_line": 1891, "ja_text": "余りの凄惨な破壊力に大祐は、恐怖で泣き出していた。", "zh_text": "多么凄惨的破坏力呀,大佑因为感到恐怖而哭起来。" }, { "id_line": 1892, "ja_text": "そして、泣きながらロープを握りしめ、彩香の巨大な足型の中へと避難をしたのだった。", "zh_text": "然后一边哭一边握紧绳索,往彩香的巨大的脚印中避难。" }, { "id_line": 1893, "ja_text": "市民D「さあ、こっちへ!!」", "zh_text": "市民D 「那么,往这边!!」" }, { "id_line": 1894, "ja_text": "大祐「あ、ありがとうございます!!」", "zh_text": "大佑「啊,谢谢!!」" }, { "id_line": 1895, "ja_text": "市民D「何とかみんなで頑張ろうや!」", "zh_text": "市民D「大家一起努力吧!」" }, { "id_line": 1896, "ja_text": "大祐「はいっ!」", "zh_text": "大佑「是!」" }, { "id_line": 1897, "ja_text": "市民の一致団結した行動に大祐は感謝の気持ちしかなかった。", "zh_text": "市民的团结一致的行动,令大佑有感激的心。" }, { "id_line": 1898, "ja_text": "そして、この残酷な状況を作り出す彩香に強烈に嫌悪感を抱き始めた。", "zh_text": "他对作出如此残酷的情景的彩香抱起强烈的厌恶感。" }, { "id_line": 1899, "ja_text": "彩香「さて、これで市民体育館以外は踏み潰したわね。」", "zh_text": "彩香「那么,这在市民体育馆以外的都踩碎了呢。」" }, { "id_line": 1900, "ja_text": "上空から一仕事を終えた彩香の言葉が発せられた。", "zh_text": "从上空响起彩香结束工作后舒畅的发言。" }, { "id_line": 1901, "ja_text": "彩香「ん? まだ、足型の近辺に人だかりがあるわねー?」", "zh_text": "彩香「嗯?脚印附近人山人海的吧?」" }, { "id_line": 1902, "ja_text": "市民E「おおーい!! 逃げろ!!」", "zh_text": "市民E「喂!!快逃—!!」" }, { "id_line": 1903, "ja_text": "市民F「早くー!!」", "zh_text": "市民F「快走呀!!」" }, { "id_line": 1904, "ja_text": "大祐「踏み潰されちゃう!! 急いで!!」", "zh_text": "大佑「要被踩死了!!快点!!」" }, { "id_line": 1905, "ja_text": "大祐たち含め、市民は一斉に叫び始めた。", "zh_text": "大佑和市民一齐呐喊。" }, { "id_line": 1906, "ja_text": "壁面を降りて避難する市民たちのスピードも加速する。", "zh_text": "还在脚印绝壁上的市民们也加快了速度。" }, { "id_line": 1907, "ja_text": "避難していた市民たちも続々と足型の中央付近に集合する。", "zh_text": "市民们也陆续来到脚印的中央集合。" }, { "id_line": 1908, "ja_text": "しかし、その市民たちの行動を大きく裏切るように彩香が発言する。", "zh_text": "但是彩香扑接下来的发言大大辜负了那些市民感人的行动。" }, { "id_line": 1909, "ja_text": "彩香「よかったわねー。」", "zh_text": "彩香「太好了啊。」" }, { "id_line": 1910, "ja_text": "市民たち「えぇっ!?」", "zh_text": "市民们「诶!?」" }, { "id_line": 1911, "ja_text": "大祐「何、どういうこと?」", "zh_text": "大佑「什么,怎么了?」" }, { "id_line": 1912, "ja_text": "避難していた市民たちに一斉に不安感が宿る。", "zh_text": "所有市民都被巨大的不安感呑噬。" }, { "id_line": 1913, "ja_text": "彩香「それでは・・・」", "zh_text": "彩香「那么・・・」" }, { "id_line": 1914, "ja_text": "彩香が言葉を発した瞬間、足型に避難していた市民たちの上空に巨大な足の裏が出現する。", "zh_text": "彩香发话后的瞬间,在脚印避难的市民们上空出现巨大的脚掌。" }, { "id_line": 1915, "ja_text": "その巨大な足の裏からは、土埃や木材の破片、圧縮された車の断片などが落下し、市民たちに降り注ぐ。", "zh_text": "尘埃,木头碎片,被压缩的车,碎石等通通往小小的市民们的头上倾注而下。" }, { "id_line": 1916, "ja_text": "避難していた市民たちは一斉に壁面のロープや梯子を目指した。", "zh_text": "避难的市民再次向墙上的绳索和梯子为目标。" }, { "id_line": 1917, "ja_text": "彩香「避難していたあんたたちがはずれでしたー!!」", "zh_text": "彩香「以为避难成功的你们期待要落空了!!」" }, { "id_line": 1918, "ja_text": "彩香「この足の型に、私がもう一度この麗しい素足をはめ込みます!」", "zh_text": "彩香「我要再一次在这个脚印放上我这只巨大的美丽光脚!」" }, { "id_line": 1919, "ja_text": "ゴゴゴゴゴ", "zh_text": "咯咯咯咯咯咯・・・" }, { "id_line": 1920, "ja_text": "さながら効果音が付くとすれば、こんな感じだろうか。", "zh_text": "如果是电影的附有音效,也是这样的感觉吧?。" }, { "id_line": 1921, "ja_text": "足型にいる大祐たち目がけて、200倍もの大きさを有する足の裏が接近してくる。", "zh_text": "瞄准脚印中的大佑和其他人,拥有200倍大小脚底慢慢接近中。" }, { "id_line": 1922, "ja_text": "汗ばんだ足の裏はそのほとんどが黒ずんでいるのに、土踏まずの部分は異様に白い。", "zh_text": "沾有一层薄汗的脚掌大部分都发黑了,脚弓的部分反而是异样的白色。" }, { "id_line": 1923, "ja_text": "巨大なつま先部分では指の裏が黒ずんでいるが、その他の部分はオレンジ色に染まっており、体温が高いこともうかがえる。", "zh_text": "巨大的脚尖脚指部分也是黑色的。但是其他的部分却是橙红色,可以看出是因为彩香的体温的关系。" }, { "id_line": 1924, "ja_text": "大祐はつとめて冷静に彩香の足の裏を観察していた。", "zh_text": "大佑在努力冷静地观察彩香的脚底。" }, { "id_line": 1925, "ja_text": "やがて、巨大な足の裏が足型をぴったり覆い尽くそうとするために、光が失われ始める。", "zh_text": "不久,巨大的脚恰好覆盖了整个足印,光开始消失。" }, { "id_line": 1926, "ja_text": "それに伴い、市民たちの叫び声も強まる。", "zh_text": "而市民们呼声也加强了。" }, { "id_line": 1927, "ja_text": "そんな最中、大祐はユーザーベルトで逃げ出すべきか葛藤していた。", "zh_text": "在这个危急关头,大佑纠结放是否应该用用户皮带逃走。" }, { "id_line": 1928, "ja_text": "今までは、自分の命を守ることが最優先ではあったが、今回のようにみんなで協力して得た命なだけに勝手に逃げ出すのは失礼にあたると感じていたのだ。", "zh_text": "到现在为止,都是以保护自己的生命为最优先的考量,像这次大家一齐协助获得救援,掉下其他人随意地逃走有很失礼的感觉。" }, { "id_line": 1929, "ja_text": "大祐(どうすればいいんだ・・・)", "zh_text": "大佑(怎么办啊・・・)" }, { "id_line": 1930, "ja_text": "そうこうしているうちに、巨大な足の裏は、壁面を崩しながら大祐に接近してくる。", "zh_text": "这时,巨大的脚掌一边接近大佑一边使脚印内的墙壁崩溃。" }, { "id_line": 1931, "ja_text": "皮膚と地面がこすれあうごとにズウウッと不気味な音を立てている。", "zh_text": "皮肤和墙壁互相摩擦而发出令人毛骨悚然的声音。" }, { "id_line": 1932, "ja_text": "悩んだ大祐は、ユーザーベルトを使うことをやめて、市民たちと一緒に逃げ出すことにした。", "zh_text": "苦恼的大佑决定放弃了使用用户皮带,与市民们一起逃走。" }, { "id_line": 1933, "ja_text": "大祐「皆と一緒に逃げなきゃ!!」", "zh_text": "大佑「大家一起逃吧!!」" }, { "id_line": 1934, "ja_text": "ズウッ、ズウウウン!!", "zh_text": "轰,轰!!" }, { "id_line": 1935, "ja_text": "その大祐の決意の直後、大祐の眼前は巨大な爪先に塞がれてしまった。", "zh_text": "在大佑的下定决心后,大佑眼前的出口就被巨大的脚尖上堵上了。" }, { "id_line": 1936, "ja_text": "そこで、大祐は、逆方向を目指して走り出すことにした。", "zh_text": "于是,大佑向反方向的目标奔跑。" }, { "id_line": 1937, "ja_text": "後方を振り返った瞬間、大祐は間髪入れず巨大な足の裏に押さえつけられる。", "zh_text": "在回头的瞬间,大佑已经被巨大的脚掌压住。" }, { "id_line": 1938, "ja_text": "大祐「ぐわあああ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1939, "ja_text": "小さな大祐にすれば固い足の裏の皮膚がメリメリと大祐を押さえつける。", "zh_text": "渺小的大佑被脚底的硬皮钳住,慢慢被踩死。" }, { "id_line": 1940, "ja_text": "ピーピーピー", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 1941, "ja_text": "彩香「あらっ? 不器用な奴ねー、また私に踏み潰されたのね。」", "zh_text": "彩香「咦?那个笨蛋我被踩死了呢。」" }, { "id_line": 1942, "ja_text": "自身の足の下で大祐の成長を促すドラマがあったことなど微塵にも感じていない彩香は、無造作にミニチュアの再起動のボタンを押す。", "zh_text": "对自己脚下的大佑经历了励志电视剧一样的事,彩香一点也没有从脚板感觉得到,她只有在享受从脚下传来把微尘一样的小人踩在脚下的一丝丝优越感,她又随手按了模型的重新激活按钮。" }, { "id_line": 1943, "ja_text": "彩香「あれ程、市民体育館に避難するって言ってたのに・・・。」", "zh_text": "彩香「不是说了要先去市民体育馆避难的吗・・・」" }, { "id_line": 1944, "ja_text": "彩香「やっぱり、私の素足に踏み潰されたかったのね。ド変態なんだから。」", "zh_text": "彩香「果然,那个变态一开始就想要被我的裸足踩死呢。」" }, { "id_line": 1945, "ja_text": "彩香「でも、もっと踏みにじってやればよかったわ。フフッ。」", "zh_text": "彩香「算了,反正我可以践踏城市的话就可以了。哼哼哼。」" }, { "id_line": 1946, "ja_text": "状況を理解していない彩香は、大祐の繊細な気持ちなど理解してはなく、自身の起こした行動には満足していた。", "zh_text": "没有理解状况的彩香,也没有理解大佑的纤细的心情,只有对自己可以支配小人生死而感到满足。" }, { "id_line": 1947, "ja_text": "#16", "zh_text": "#16" }, { "id_line": 1948, "ja_text": "自業自得", "zh_text": "自作自受" }, { "id_line": 1949, "ja_text": "あくる朝、大祐の目覚めはあまり良くなかった。", "zh_text": "第二天早上,大佑感觉还是不太好。" }, { "id_line": 1950, "ja_text": "今日ぐらいはゆっくりと過ごしたい気分でいっぱいであった。", "zh_text": "这种心情令今天时间过得很缓慢。" }, { "id_line": 1951, "ja_text": "そんな大祐はミニチュアの街を回収しようと彩香の部屋を訪れた。", "zh_text": "大佑想收回模型街道而进入彩香的房间。" }, { "id_line": 1952, "ja_text": "大祐「姉ちゃん、おはようー。」", "zh_text": "大佑 「姐姐,是我啊。」" }, { "id_line": 1953, "ja_text": "彩香は、ベッドの上でぐっすりと寝ていた。", "zh_text": "彩香正在床上香甜地睡觉。" }, { "id_line": 1954, "ja_text": "昨日、大祐の生命を幾度となく奪った荒々しい表情はすっかりと消え失せ、優しい寝顔を覗かせていた。", "zh_text": "昨天多次夺去大佑生命的粗暴表情完全消失,只有露出了温柔的睡颜。" }, { "id_line": 1955, "ja_text": "そそくさとミニチュアの操作盤とシートを回収し、大祐は自分の部屋へと戻ろうとした。", "zh_text": "慌慌张张地收回操作盘和底座,大佑回到了自己的房间。" }, { "id_line": 1956, "ja_text": "大祐「そういえば・・・。僕以外の人も小さくなるのかな?」", "zh_text": "大佑 「说起来・・・除我之外的人也能变小的吗?」" }, { "id_line": 1957, "ja_text": "ふとわいた疑問である。", "zh_text": "大佑突然产生了疑问。" }, { "id_line": 1958, "ja_text": "ミニチュアの操作盤をカーペットに連結させることで、シートにその部分が再現されているのだから、そこにもし人がいれば同様に小さくなるのではなかろうか。そう思った大祐は、ミニチュアの操作盤を寝ている姉の部屋のカーペットに連結する。そして、操作盤を起動させて、シートを置いてある自室に戻る。すると、案の定そこには、小さくなったテーブルやベッドと共に小さくなった彩香がいたのだ。", "zh_text": "操作盘连接地毯,使那个部分在底座上再现的,所以在那里如果有人的话同样会变小的吧。这样想的大佑,把操作盘和睡觉中的姐姐的房间的地毯连接。然后激活操作盘,又把底座放回到自己的房间。果然在那里可以看到变小的桌子以及和床一起变小的彩香了。" }, { "id_line": 1959, "ja_text": "大祐「うおー、すげーじゃん。」", "zh_text": "大佑 「哦,成功了—嘛。」" }, { "id_line": 1960, "ja_text": "ピンポーン♪", "zh_text": "叮咚♪" }, { "id_line": 1961, "ja_text": "興奮している大祐のもとに呼び鈴が鳴り響く。", "zh_text": "正在兴奋的大佑听到门铃响起。" }, { "id_line": 1962, "ja_text": "大祐「はーい、どちら様ですか?」", "zh_text": "大佑「是,是哪位?」" }, { "id_line": 1963, "ja_text": "ガチャッ!", "zh_text": "咔!" }, { "id_line": 1964, "ja_text": "典子「あっ、大祐ー。おはよー。」", "zh_text": "典子 「啊,大佑ー。您好哟。」" }, { "id_line": 1965, "ja_text": "大祐の家を訪問したのは、幼馴染の典子であった。", "zh_text": "拜访大佑家的是大佑的幼驯染,典子。" }, { "id_line": 1966, "ja_text": "休日の早朝から訪問した典子は手に勉強道具を携えている。", "zh_text": "在假日的早上,典子手携学习工具拜访。" }, { "id_line": 1967, "ja_text": "大祐「ん、もしかして・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,难道说・・・。」" }, { "id_line": 1968, "ja_text": "典子「あったりー。勉強教えてほしくて!お邪魔しまーす!」", "zh_text": "典子说「有了ー。我想要和你一起学习!打扰了!」" }, { "id_line": 1969, "ja_text": "そのまま勢いよく典子は運動靴を脱ぎ、その大きな素足で家の中へと入った。", "zh_text": "就那样典子很有气势地脱了运动鞋,把相对女生比较大的光脚踏入家中。" }, { "id_line": 1970, "ja_text": "大祐は、典子の大きな素足に目を奪われていた。", "zh_text": "大佑的视线被典子的大型裸足夺走了。" }, { "id_line": 1971, "ja_text": "健康そうなオレンジ色をしていて、湿気が高そうな印象を大祐は感じ取っていた。", "zh_text": "有着健康的橙红色裸足盖了一层少女的淡汗,大佑感受到了湿气有点高的裸足留下的脚印。" }, { "id_line": 1972, "ja_text": "大祐「で・・・、ええっ!? 今から勉強するの・・・?」", "zh_text": "大佑 「・・・嘿!?从现在开始就学习・・・?」" }, { "id_line": 1973, "ja_text": "典子「うん、そうだよ。今日は暇って大祐が言ってたじゃん。」", "zh_text": "典子说 「嗯,是啊。大佑说过今天有空。」" }, { "id_line": 1974, "ja_text": "典子の唐突な提案に、大祐はしどろもどろになっていた。", "zh_text": "对典子的唐突的提案,大佑开始语无伦次了。" }, { "id_line": 1975, "ja_text": "大祐「あぁ、うん・・・。そうだったね・・・。じゃあ、リビングでやろうか。」", "zh_text": "大佑 「啊,嗯・・・。是的・・・。那么,在客厅吧。」" }, { "id_line": 1976, "ja_text": "典子「よろしくお願いしまーす。」", "zh_text": "典子 「请多多关照。」" }, { "id_line": 1977, "ja_text": "典子をリビングに誘い、大祐は部屋に戻って筆記用具や勉強道具などを取りに戻った。", "zh_text": "将典子带到客厅,大佑于是回到房间取笔记和学习道具。" }, { "id_line": 1978, "ja_text": "大祐「いやぁ、びっくりしたな。とりあえず、荷物を取ってからミニチュアの電源を落とすか・・・。」", "zh_text": "大佑 「呀,吓了一跳的。拿东西之后要把模型关上呀・・・」" }, { "id_line": 1979, "ja_text": "典子「ねえー、大祐ー。」", "zh_text": "典子 「啊啊,大佑—。」" }, { "id_line": 1980, "ja_text": "部屋にいる大祐に向かって、典子は話しかける。", "zh_text": "房间内的大佑被典子在客厅大声搭话。" }, { "id_line": 1981, "ja_text": "大祐「は、はい?」", "zh_text": "大佑 「是?」" }, { "id_line": 1982, "ja_text": "典子「トイレ借りてもいいー?」", "zh_text": "典子 「借一下厕所可以吗?」" }, { "id_line": 1983, "ja_text": "大祐「あ、あぁ、トイレなら気にしないで使ってー。」", "zh_text": "大佑 「啊,啊,厕所的话,不介意呀,用吧。」" }, { "id_line": 1984, "ja_text": "こうして、リビングを出た典子は、彩香の部屋の前にある操作盤に目が行く。", "zh_text": "就这样,典子离开客,看到彩香的房间前的操作盘。" }, { "id_line": 1985, "ja_text": "典子「ん? 何かしら、これ・・・。」", "zh_text": "典子「这是什么・・・?」" }, { "id_line": 1986, "ja_text": "典子は目の前にある操作盤に気が付いたものの、さして興味を示さなかった。", "zh_text": "典子注意到眼前的操作盘,但没有兴趣。" }, { "id_line": 1987, "ja_text": "典子「何なんだろう。まぁいいや。」", "zh_text": "典子 「是什么呢。什么也好。」" }, { "id_line": 1988, "ja_text": "そのまま典子は立ち去り、大祐の部屋の向かいにあるトイレへと入っていった。", "zh_text": "典子就这様离去了,进入到大佑房间对面的厕所。" }, { "id_line": 1989, "ja_text": "時同じくして、大祐も道具を持ってリビングへと足を向ける。", "zh_text": "这时候,大佑也带着用具踏入客厅。" }, { "id_line": 1990, "ja_text": "大祐(姉ちゃんは、大丈夫だよな・・・)", "zh_text": "大佑(姐姐没事吧・・・)" }, { "id_line": 1991, "ja_text": "ふと彩香のことが気になった大祐はそのまま彩香の部屋へと入る。", "zh_text": "大佑突然很在意彩香的事情,就进入到彩香的房间。" }, { "id_line": 1992, "ja_text": "大祐が戸を閉め、1~2歩進んだところで、大祐の記憶は途切れた。", "zh_text": "大佑把彩香的房门关上,一步两步,大佑的记忆中断了。" }, { "id_line": 1993, "ja_text": "ズゥン、ズゥン・・・", "zh_text": "咚,咚・・・" }, { "id_line": 1994, "ja_text": "下から響きわたる重低音に大祐は気が付いた。", "zh_text": "大佑注意到从地下发出的重低音。" }, { "id_line": 1995, "ja_text": "大祐「あ、あれ・・・? ここは?」", "zh_text": "大佑 「啊・・・?这里是?」" }, { "id_line": 1996, "ja_text": "大祐の目覚めを待って、彩香が血相を変えて近づいてくる。", "zh_text": "大佑醒来了,看到彩香脸非常接近自己。" }, { "id_line": 1997, "ja_text": "彩香「あ、大祐!! 大変よ、私たち小さくなってるみたい。」", "zh_text": "彩香「啊,大佑!!我们两人一样变小了。」" }, { "id_line": 1998, "ja_text": "大祐「ええっ!? ウソでしょ?」", "zh_text": "大佑 「嘿!?不会吧?」" }, { "id_line": 1999, "ja_text": "彩香「だって、周りを見てごらんなさいよ!」", "zh_text": "彩香「可是,周围看一看啊!」" }, { "id_line": 2000, "ja_text": "確かに、彩香の部屋を超えた範囲には、さらに巨大な壁やら天井やらが確認できる。", "zh_text": "确实是彩香房间的摆设,但也太多空间了吧,并且巨大的墙壁和天花板也能确认这件事。" }, { "id_line": 2001, "ja_text": "彩香「なんで、私が小さくなってるの?!」", "zh_text": "彩香「为什么我也会变小的?!」" }, { "id_line": 2002, "ja_text": "半ギレ状態で大祐に迫るも、大祐もこの状況を受け入れるのに時間がかかっていた。", "zh_text": "彩香以愤努的状态逼近大佑,大佑也花很长时间才能接受这种状况。" }, { "id_line": 2003, "ja_text": "ズゥゥン、ズゥゥン・・・", "zh_text": "轰,轰・・・" }, { "id_line": 2004, "ja_text": "小さくなっている2人が状況を整理しようと必死になっている中、先程の重低音が大きくなってきた。", "zh_text": "变小的2人拼命整理情况,刚才的重低音变大了。" }, { "id_line": 2005, "ja_text": "大祐「これは、もしかして典子・・・?」", "zh_text": "大佑 「难道・・・是典子?」" }, { "id_line": 2006, "ja_text": "彩香「典子ちゃんが来てるの?」", "zh_text": "彩香 「典子酱来了吗?」" }, { "id_line": 2007, "ja_text": "大祐「あ、あぁ、さっき勉強したいって言ってて・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,啊,刚才说要一起学习・・・」" }, { "id_line": 2008, "ja_text": "彩香「じゃあ、典子ちゃんに助けてもらおう!」", "zh_text": "彩香「典子酱救救我们吧!!」" }, { "id_line": 2009, "ja_text": "そう言うと、彩香は猛ダッシュで半開きになっている巨大な扉に向かった。", "zh_text": "这么说完,彩香猛然冲向那半开着的巨大门扉。" }, { "id_line": 2010, "ja_text": "大祐「あ、姉ちゃん! 待ってよ!!」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐!等一下!!」" }, { "id_line": 2011, "ja_text": "冷静な判断ができていない彩香を、大祐も追う。", "zh_text": "彩香没有冷静判断现时的情况,大佑只好追上去。" }, { "id_line": 2012, "ja_text": "ズシィィン、ズシィィン・・・", "zh_text": "轰,轰,轰・・・" }, { "id_line": 2013, "ja_text": "明らかに先程よりも重低音が大きくなってきている。", "zh_text": "刚才的重低音变得更大了。" }, { "id_line": 2014, "ja_text": "おそらく典子は大祐がどこに行ったか周辺を探しているのだろう。", "zh_text": "恐怕典子在四处查找大佑吧。" }, { "id_line": 2015, "ja_text": "そして、リビングやキッチンにいないことを確認して・・・", "zh_text": "在客厅和厨房也没有大佑的身影・・・" }, { "id_line": 2016, "ja_text": "ズシイイン!!!", "zh_text": "咚!!!" }, { "id_line": 2017, "ja_text": "彩香「キャアアア!!」", "zh_text": "彩香 「啊!!」" }, { "id_line": 2018, "ja_text": "大祐「うわああっ!」", "zh_text": "大佑 「呜哇啊啊!」" }, { "id_line": 2019, "ja_text": "半開きになっている扉の向こう側に巨大なヒトの素足が出現、そのまま勢いよく着地した。", "zh_text": "半开着的门外面出现了巨人的赤脚,就那样很有气势地着地。" }, { "id_line": 2020, "ja_text": "ギイイイイ!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 2021, "ja_text": "その轟音と共に、巨大な典子の全貌が明らかになる。", "zh_text": "伴随着轰鸣声,巨大典子的全貌也变得清楚起来。" }, { "id_line": 2022, "ja_text": "2人のはるか前方にある赤々とした巨大な素足を基点に、上空へと肌色の柱が走り、圧迫感さえ漂う巨大な肉体が露わになっていた。", "zh_text": "在2人遥远的前方,以红红的巨大赤足为基点,肤色的柱子向空中往上延伸,支撑上空那很有压迫感的巨大肉体。" }, { "id_line": 2023, "ja_text": "その絶望的な体格差を間近に見ても、彩香は諦めることなく懸命に典子に向かって助けを求めた。", "zh_text": "在绝望的体格差前,彩香还是没有放弃向典子求助的努力。" }, { "id_line": 2024, "ja_text": "彩香「下を見て!! 典子ちゃ・・・」", "zh_text": "彩香 「往下看呀!!典子酱・・・」" }, { "id_line": 2025, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2026, "ja_text": "その彩香の言葉を遮るようにもう一つの巨大な素足が大祐の部屋へと侵入し、着地する。", "zh_text": "为了把彩香的话像遮住一样,另一只巨大的光脚也向大佑房间侵入,着陆。" }, { "id_line": 2027, "ja_text": "彩香「キャアアア!!」", "zh_text": "彩香 「啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2028, "ja_text": "典子「ここにもいない・・・。大祐、どこに行ったんだろう・・・」", "zh_text": "典子 「房间内也没有・・・大佑去哪里呢・・・」" }, { "id_line": 2029, "ja_text": "典子の声が部屋に響き渡る。", "zh_text": "典子的声音响彻整个房间。" }, { "id_line": 2030, "ja_text": "典子「きゃっ! 足下に何かいる!!」", "zh_text": "典子说 「呀!脚下的是什么!!」" }, { "id_line": 2031, "ja_text": "その言葉に彩香も大祐もはっとして上空を見上げる。", "zh_text": "听到那句话后,彩香和大佑也猛然仰望上空。" }, { "id_line": 2032, "ja_text": "眉を顰め、いぶかしそうに床を見つめる典子の顔がそこにはあった。", "zh_text": "看到典子的脸皱着眉头凝视地上。" }, { "id_line": 2033, "ja_text": "彩香「の、典子ちゃーん!!」", "zh_text": "彩香 「典子酱!!」" }, { "id_line": 2034, "ja_text": "大祐「典子ー!! 僕たちは下にいるんだ!!」", "zh_text": "大佑 「典子ー!!是我们!!」" }, { "id_line": 2035, "ja_text": "典子「アリ・・・? アリが2匹いるのかしら・・・。」", "zh_text": "典子 「蚂蚁・・・?两只蚂蚁呢・・・」" }, { "id_line": 2036, "ja_text": "彩香「な、何を言ってるのよ! 私たちよ、気づいて!!」", "zh_text": "彩香 「在说些什么啊!我们啊,注意到我们啊!!」" }, { "id_line": 2037, "ja_text": "典子「人間の足下でチョロチョロと動きまわって・・・。」", "zh_text": "典子 「在人类的脚下乱转什么的・・・」" }, { "id_line": 2038, "ja_text": "明らかに典子の顔が不機嫌そうな表情に変わっていた。", "zh_text": "典子的脸明显出不高兴的表情。" }, { "id_line": 2039, "ja_text": "しかし、典子の発した「人間の足下」という言葉に彩香も大祐もショックを隠せずにいた。", "zh_text": "典子发出的「人类的脚下」这类不妙的言词,彩香和大佑也没有立即藏起来。" }, { "id_line": 2040, "ja_text": "彩香「ウ、ウソでしょ・・・」", "zh_text": "彩香 「不会吧・・・」" }, { "id_line": 2041, "ja_text": "大祐「の、典子! よく見るんだ!」", "zh_text": "大佑 「典子!仔细看一看!」" }, { "id_line": 2042, "ja_text": "典子「窓から放り投げてあげましょう。」", "zh_text": "典子 「从窗口扔出去吧。」" }, { "id_line": 2043, "ja_text": "そう典子が言った次の瞬間、上空から巨大な手が降臨してくる。", "zh_text": "典子说完的瞬间,巨大的手从上空降临。" }, { "id_line": 2044, "ja_text": "その巨大な指で小さな彩香と大祐を摘まもうとしているのだ。", "zh_text": "巨大的手指为了要捏住小小的彩香和大佑已打开。" }, { "id_line": 2045, "ja_text": "彩香・大祐「!!!!!」", "zh_text": "彩香・大佑 「!!!!!」" }, { "id_line": 2046, "ja_text": "その行動に彩香も大祐も一目散に逃げまわった。", "zh_text": "典子的行为令彩香和大佑一溜烟地乱跑。" }, { "id_line": 2047, "ja_text": "小さな彩香と大祐の周囲では、バチンバチンと指どうしがぶつかりあっている。", "zh_text": "小小的彩香和大佑已经被巨大的手指包围,而且开始合起来。" }, { "id_line": 2048, "ja_text": "しかし、いくら巨大とはいえ、典子が正確に指で摘まもうとするのは難しいものがあった。", "zh_text": "然而,无论多巨大,但典子要准确地用手指捏起小虫是很难的。" }, { "id_line": 2049, "ja_text": "典子「んもうー。」", "zh_text": "典子 「没有—。」" }, { "id_line": 2050, "ja_text": "典子は、悔しそうな声を上げながら再び立ち上がる。", "zh_text": "典子发出懊悔的声音后,又重新站起来。" }, { "id_line": 2051, "ja_text": "大祐「はぁ、はぁ、はぁ・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗄,嗄,嗄・・・」" }, { "id_line": 2052, "ja_text": "彩香「何とか、逃げ切れた・・・。」", "zh_text": "彩香「好歹是逃掉了・・・」" }, { "id_line": 2053, "ja_text": "彩香ははるか前方で様子を窺っている大祐に大きく手を振った。", "zh_text": "彩香在遥远的前方的看到大佑大幅度地挥了挥手。" }, { "id_line": 2054, "ja_text": "それに答えるように大祐も両腕を使って、○印を作った。", "zh_text": "为了回答大佑,她用双臂做了○型符号。" }, { "id_line": 2055, "ja_text": "2人がそんな些細な喜びに浸っているなど微塵にも感じていない典子は再び口を開く。", "zh_text": "2人沉浸在那样琐碎的喜悦中,一点也没想到典子会再次开口。" }, { "id_line": 2056, "ja_text": "典子「別にいいや、こんな虫けら。」", "zh_text": "典子 「微不足道的小虫。」" }, { "id_line": 2057, "ja_text": "ズシンズシンと足音を響かせながら、典子はその巨体を後にしたのだった。", "zh_text": "咕咚咕咚的脚步声回响的同时,典子那庞大的身躯离开了。" }, { "id_line": 2058, "ja_text": "彩香「た、助かった・・・」", "zh_text": "彩香「得救了・・・」" }, { "id_line": 2059, "ja_text": "大祐「い、今のうちにミニチュアの電源を落としてくるよ!」", "zh_text": "大佑 「趁现在把模型的电源关掉哟!」" }, { "id_line": 2060, "ja_text": "命からがら逃げることに成功した2人であったが、とにかくミニチュアの電源を落とすことで一致した。", "zh_text": "逃命成功的2人在关机这件事上是一致的。" }, { "id_line": 2061, "ja_text": "大祐が無我夢中で走り続け廊下に出ると、ちょうど、典子はリビングに入る直前であった。", "zh_text": "大佑不停在走廊奔跑,正好遇到走进客厅前的典子。" }, { "id_line": 2062, "ja_text": "大祐「よし、そのままリビングにいてくれよ・・・」", "zh_text": "大佑 「好,就那样吧・・・走进客厅吧。」" }, { "id_line": 2063, "ja_text": "典子「もう! 帰ろうっと。」", "zh_text": "典子 「我回去哦。」" }, { "id_line": 2064, "ja_text": "ようやく彩香の部屋が目前まで迫ったとき、なんと典子が帰り支度を済ませ接近してきたのだ。", "zh_text": "终于快要走到彩香房间时,典子竟然会因为凖备回去后而拆返。" }, { "id_line": 2065, "ja_text": "ズシーン、ズシーン!", "zh_text": "咕咚,咕咚!" }, { "id_line": 2066, "ja_text": "大祐「うわわっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊!!」" }, { "id_line": 2067, "ja_text": "迫りくる典子に対して、大祐は一瞬前進すべきか、後退すべきか思案に暮れてしまった。", "zh_text": "对立刻迫近的典子,大佑一刹那在想到底要前进还是后退。" }, { "id_line": 2068, "ja_text": "その大祐の考えの間隙をついて、典子は一気にその巨大な素足を大祐へと差し出す。", "zh_text": "在大佑思考的间隙,典子那异常巨大的脚掌已经向大佑伸出。" }, { "id_line": 2069, "ja_text": "ズッシイイン!!", "zh_text": "咻砰!!" }, { "id_line": 2070, "ja_text": "大祐「うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2071, "ja_text": "大祐の真横に猛烈な勢いで典子の素足が着地する。", "zh_text": "典子的光脚在大佑的侧面猛烈地着陆。" }, { "id_line": 2072, "ja_text": "着地の衝撃で、小さな大祐はゴロゴロと盛大に転げまわる。", "zh_text": "着陆的冲击把小小大佑吹倒后滚了一段路。" }, { "id_line": 2073, "ja_text": "典子「あれー、またアリがいる。」", "zh_text": "典子 「咦,又有蚂蚁。」" }, { "id_line": 2074, "ja_text": "回転の収まった大祐が周囲を見渡すと、大祐はちょうど典子の素足が浮かび上がろうとしている光景を目の当たりにした。", "zh_text": "不再滚动的大佑向四周远望,大佑正好目睹了典子的脚底浮在自己的头上的景像。典子的脚底可能因为运动而有多一点点的硬皮,而刚刚来大佑家时赤脚穿运动鞋也令脚底染有黑黑的颜色,看起来正在发出脚臭味。" }, { "id_line": 2075, "ja_text": "典子「まあ、汚れるけどいっか。ペチャンコにしちゃえ。」", "zh_text": "典子 「嘛,虽然说有点脏吗,用赤脚压扁吧。」" }, { "id_line": 2076, "ja_text": "大祐「ま、待って!!」", "zh_text": "大佑 「嘛,等一下!!」" }, { "id_line": 2077, "ja_text": "その言葉に大祐は、必死に逃げようと試みる。", "zh_text": "听到句话大佑拼命试图逃走。" }, { "id_line": 2078, "ja_text": "しかし、ぐるぐると回転した大祐は、まともに逃げることなどできず、その場を右往左往するしかできなかった。", "zh_text": "但是刚刚滚完的大佑,难以用直线逃跑,只能够在巨大的脚底下乱窜。" }, { "id_line": 2079, "ja_text": "そんな大祐に何の容赦もなく典子の26cmもの素足が降臨してくる。", "zh_text": "典子的26cm的赤脚踩下来,对大佑完全没有宽恕。" }, { "id_line": 2080, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2081, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "砰!!!" }, { "id_line": 2082, "ja_text": "典子「あー、1匹始末できた。」", "zh_text": "典子 「啊,处理了一只。」" }, { "id_line": 2083, "ja_text": "ピーピーピー!", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 2084, "ja_text": "その瞬間、ミニチュアの操作盤から警告音が発せられる。", "zh_text": "模型操作盘发出了警告声。" }, { "id_line": 2085, "ja_text": "典子「えっ、ええっ、どういうこと?」", "zh_text": "典子「咦,什么事?」" }, { "id_line": 2086, "ja_text": "その警告音に驚きを隠せないでいる典子は、急いでその操作盤を見渡す。", "zh_text": "警告声令典子脸上出现无法掩盖的惊恐神色,她赶紧望去操作盘。" }, { "id_line": 2087, "ja_text": "そして、とりあえず電源と思しきボタンを押して、その警告音を止める。", "zh_text": "按下电源按钮后,那个警告声音停止了。" }, { "id_line": 2088, "ja_text": "典子「ヤバ、急いで帰ろう!」", "zh_text": "典子 「糟糕,赶紧回去吧!」" }, { "id_line": 2089, "ja_text": "突然の警告音に何かまずいことをしでかしたと勘違いした典子は大急ぎで大祐の自宅を後にする。", "zh_text": "突然出现的警告音令典子误解了有什么不好的事情发生,急忙逃出大佑的家。" }, { "id_line": 2090, "ja_text": "しかし、その大祐の犠牲のおかげで2人は元に戻ることができた。", "zh_text": "但是大佑的牺牲的换回了两人回到本体的好机会。" }, { "id_line": 2091, "ja_text": "大祐は典子に踏み潰された感触にしばらく悶えてはいたのだが。", "zh_text": "大佑在被典子践踏的触感中剧痛了好一阵子。" }, { "id_line": 2092, "ja_text": "#17", "zh_text": "#17" }, { "id_line": 2093, "ja_text": "よからぬ企み", "zh_text": "不好的企图" }, { "id_line": 2094, "ja_text": "大祐「おお、郁也。待ってたよ。」", "zh_text": "大佑 「哦,郁也。等了好久吧。」" }, { "id_line": 2095, "ja_text": "郁也「ミニチュアの街を買ってたのか、すげーなー。」", "zh_text": "郁也 「买了模型街道呢,好强啊。」" }, { "id_line": 2096, "ja_text": "大祐は親友の鏑木郁也を自室に招き入れていた。", "zh_text": "镝木郁也是大佑的好友,他们两人在大佑自己的房间。" }, { "id_line": 2097, "ja_text": "以前からミニチュアの街に興味を抱いていた郁也と共にミニチュアを満喫しようと考えていたのだ。", "zh_text": "从以前开始就对模型街道有兴趣。郁也打算一起享受模型的乐趣。" }, { "id_line": 2098, "ja_text": "大祐はこれまでの体験を郁也に話す。", "zh_text": "大佑把迄今为止的经历都说给郁也听。" }, { "id_line": 2099, "ja_text": "郁也も興味津々とばかりに大祐の話に耳を貸す。", "zh_text": "郁也很感兴趣地倾听大佑的话。" }, { "id_line": 2100, "ja_text": "大祐「というわけで、これからうちらは小さくなろう。」", "zh_text": "大佑 「我们缩小吧。」" }, { "id_line": 2101, "ja_text": "郁也「うーん、わくわくするなぁ。」", "zh_text": "郁也 「嗯,好兴奋啊。」" }, { "id_line": 2102, "ja_text": "大祐「それでは、ミニチュア起動!」", "zh_text": "大佑 「那么,先把模型起动!」" }, { "id_line": 2103, "ja_text": "大祐はミニチュアの操作盤を自分の部屋のカーペットにつけて、リビングにミニチュアの枠を置く。", "zh_text": "大佑把模型操作盘连上自己房间的地毯上,而模型底座放在客厅。" }, { "id_line": 2104, "ja_text": "操作盤の起動と共に2人の意識が無くなるのもあっという間であった。", "zh_text": "操作盘激活后,两人一转眼就失去意识。" }, { "id_line": 2105, "ja_text": "郁也「う、うぅ~ん・・・。」", "zh_text": "郁也 「吧,呜~吗・・・」" }, { "id_line": 2106, "ja_text": "大祐「おお、郁也。目が覚めたか。」", "zh_text": "大佑 「郁也,醒了吗?」" }, { "id_line": 2107, "ja_text": "郁也「うおおっ。本当に小さくなってる。」", "zh_text": "郁也 「哦,真的变小了。」" }, { "id_line": 2108, "ja_text": "大祐「この腕に巻いている簡易操作ベルトでサイズを変えれるんだぜ。」", "zh_text": "大佑 「这在手臂上缠着简易操作皮带,可以用来改变大小。」" }, { "id_line": 2109, "ja_text": "郁也「早速、家の中を探検しようや。」", "zh_text": "郁也 「马上在家中探险吧。」" }, { "id_line": 2110, "ja_text": "大祐「ああ。だけど、姉貴が部屋にいるんだよな・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊。但是姐姐还在房间里呢・・・。」" }, { "id_line": 2111, "ja_text": "郁也「えっ、本当? じゃあ、お前の姉ちゃんの部屋に行こうよ。」", "zh_text": "郁也 「哎,真的?那么去你姐姐的房间吧。」" }, { "id_line": 2112, "ja_text": "興奮している郁也の提案に大祐は今一つ乗り切れずにいた。", "zh_text": "对处于兴奋的郁也,大佑想要他放弃这个念头。" }, { "id_line": 2113, "ja_text": "というのも、今まで姉の彩香がらみでロクな目にあったことはない。", "zh_text": "因为到目前为止,他都在用不良的眼神看彩香姐姐。" }, { "id_line": 2114, "ja_text": "できれば、彩香と会うことは避けたいところである。", "zh_text": "如果可能的话,想避免见到彩香。" }, { "id_line": 2115, "ja_text": "大祐「うーん。危なくないかな・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗯。不危险吗・・・」" }, { "id_line": 2116, "ja_text": "郁也「ちょっとだけでも見に行こう!」", "zh_text": "郁也 「稍微也去看看吧!」" }, { "id_line": 2117, "ja_text": "そう言うと、郁也は彩香の部屋に向かって走り出した。", "zh_text": "这么说,郁也就向彩香房间跑了。" }, { "id_line": 2118, "ja_text": "若干の不安は残るものの、大祐も渋々彩香の部屋を目指すことにした。", "zh_text": "稍微有些不安,但留下来的大佑也不情愿地以彩香的房间作为目标。" }, { "id_line": 2119, "ja_text": "2人が彩香の部屋を目指していると、部屋からいびきが聞こえてくる。", "zh_text": "彩香的房间内正发出呼噜声。" }, { "id_line": 2120, "ja_text": "彩香「グゥー・・・、グゥー・・・」", "zh_text": "彩香 「呼ー・・・、呼ー・・・」" }, { "id_line": 2121, "ja_text": "部屋に入った2人を出迎えたものは彩香の巨大な右の足の裏であった。", "zh_text": "迎接进入房间的2人是彩香巨大的右脚脚掌。" }, { "id_line": 2122, "ja_text": "部屋の中では、仰向けになった彩香が大の字になってぐっすりと寝ていた。", "zh_text": "房间内,彩香正四肢打开,正在美美地睡觉。" }, { "id_line": 2123, "ja_text": "右の手足は無造作に投げ出され、左手は目を覆い、左足は立ち膝の状態になっている。", "zh_text": "右手和右脚很随便地打开,而左手覆盖眼睛,左脚是立着膝盖的状态。" }, { "id_line": 2124, "ja_text": "しかも、部屋が暑いせいか、彩香が着ているキャミソールは腹の部分がめくれ、へそが丸出しの状態になっている。", "zh_text": "因为房间很热的缘故,彩香只穿了背心,而肚子的部分连肚脐也全部露出。" }, { "id_line": 2125, "ja_text": "あまりにも無防備な彩香の姿に大祐も郁也もすっかり興奮していた。", "zh_text": "太无防备的彩香的身姿令大佑和郁也也完全兴奋了。" }, { "id_line": 2126, "ja_text": "郁也「だ、大祐の姉ちゃん・・・、迫力もそうだけど、色っぽい・・・。」", "zh_text": "郁也 「啊,大佑的姐姐・・・太有震撼了,很性感,有点色色的・・・」" }, { "id_line": 2127, "ja_text": "大祐「うえっ、よくそんなことを・・・。」", "zh_text": "大佑 「吧哎,经常这样・・・」" }, { "id_line": 2128, "ja_text": "彩香「う、うぅ~ん・・・。」", "zh_text": "彩香「呜~吧・・・」" }, { "id_line": 2129, "ja_text": "郁也の言葉に反応したのか、彩香は伸ばしていた右手を胸元へと移動させる。", "zh_text": "对郁也的语言有反应,彩香收回了右手放到胸上。" }, { "id_line": 2130, "ja_text": "そして、汗ばんだ乳房のあたりをボリボリと掻きはじめた。", "zh_text": "开始抹走硕大乳房周围微微渗出的汗珠。" }, { "id_line": 2131, "ja_text": "郁也「よし、彩香さんの腹の上に乗っかろうっと。」", "zh_text": "郁也 「好,先到彩香的肚子上吧。」" }, { "id_line": 2132, "ja_text": "郁也は小走りで近寄り、彩香の短パンに手をかけよじ登り始める。", "zh_text": "郁也一跑小跑,到彩香的短裤后,将手搭上开始攀登。" }, { "id_line": 2133, "ja_text": "大祐も細心の注意を測りながら、郁也の後を追った。", "zh_text": "大佑一边细心注意和测量,一边追上郁也。" }, { "id_line": 2134, "ja_text": "こうして、彩香のお腹の上に到達した2人は、サイズを4~5mmに設定しピョンピョンと跳ね上がった。", "zh_text": "就这样,2人到达了彩香的肚子上,把尺寸设置成4 ~ 5mm开始跳起来。" }, { "id_line": 2135, "ja_text": "2人とも彩香のおなかのシワに飲み込まれないように注意しながら彩香の腹の上を飛び跳ねる。", "zh_text": "2人一边注意不要被彩香肚子上的皱纹夹住,一边在彩香肚子上蹦跳。" }, { "id_line": 2136, "ja_text": "今の2人のサイズでは、彩香の肉のたるみでさえ軽々と飲み込まれて圧死してしまう危険性があるからだ。", "zh_text": "现在2人的尺寸,有被彩香松弛的腩肉轻易地吞噬和压死的危险性。" }, { "id_line": 2137, "ja_text": "やがて、2人は彩香のお腹に座りながら談笑を始める。", "zh_text": "不久,2人在彩香的肚子上坐着说笑。" }, { "id_line": 2138, "ja_text": "大祐「うーん。姉ちゃんの呼吸のせいで地面が動くなあ…。」", "zh_text": "大佑 「嗯。姐姐的呼吸也会影响到地面的运动啊・・・」" }, { "id_line": 2139, "ja_text": "郁也「しかも体温のせいで熱いし、汗のせいでじめじめしてるね・・・。」", "zh_text": "郁也 「而且体温高而出汗的原故,四周的空气都很潮湿呢・・・」" }, { "id_line": 2140, "ja_text": "大祐「これからどうする?」", "zh_text": "大佑 「之后要怎么办?」" }, { "id_line": 2141, "ja_text": "郁也「うーんと、僕は彩香さんの足先を目指してみるよ。」", "zh_text": "郁也 「嗯,我要以彩香的脚为目标。」" }, { "id_line": 2142, "ja_text": "大祐「じゃあ、僕はお腹の上を探索してみるよ。」", "zh_text": "大佑 「那我在肚子上探索一下。」" }, { "id_line": 2143, "ja_text": "こうして、郁也は彩香の太もも付近を歩きながら、彩香の足先の方へと歩き始めたのだった。", "zh_text": "就这样,郁也在彩香的大腿上跑,往彩香的脚尖的方向走去。" }, { "id_line": 2144, "ja_text": "大祐も彩香の腹の上からその光景を見守っていた。", "zh_text": "大佑在彩香的肚子上注视着郁也渐渐跑远的情景。" }, { "id_line": 2145, "ja_text": "しかし、その平和を崩すように大祐の背後からゆっくりと彩香の巨大な右手が出現する。", "zh_text": "但是彩香巨大的右手慢慢在大佑背后出现,破坏了这份和平的时光。" }, { "id_line": 2146, "ja_text": "大祐「うおっ・・・、何だ、何だ?」", "zh_text": "大佑 「啊・・・什么,什么事?」" }, { "id_line": 2147, "ja_text": "さらに大祐のいるお腹付近が激しく揺れ動き、大祐は体勢を整える間もなく彩香のおなかの上を転がってしまった。", "zh_text": "彩香的肚子激烈地动起来,大佑从即将调整姿势的彩香的肚子上滚了下来。" }, { "id_line": 2148, "ja_text": "大祐「うわあああっ!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊!」" }, { "id_line": 2149, "ja_text": "ごろごろと彩香のおなかの上を転がっていく大祐。", "zh_text": "咕噜咕噜,大佑在彩香的肚子上滚来滚去。" }, { "id_line": 2150, "ja_text": "なす術もなく転回する小さな大祐は、やがて彩香が作り出すさながらブラックホールのごとき暗闇の中へと吸い込まれていった。", "zh_text": "乱转的小大佑慢慢向彩香身上如黑洞的地方吸去。" }, { "id_line": 2151, "ja_text": "郁也「あれっ、大祐・・・。ってうわあああっ!!」", "zh_text": "郁也 「咦,大佑・・・哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2152, "ja_text": "大祐が転がるさまを見ていた郁也はその場で腰を抜かしてしまった。", "zh_text": "郁也看到滚动的大佑,当场吓呆。" }, { "id_line": 2153, "ja_text": "なんと、巨大な彩香が上体を起こしていたのだ。", "zh_text": "巨大的彩香把上身撑起来。" }, { "id_line": 2154, "ja_text": "彩香「んー、虫かぁ。」", "zh_text": "彩香 「虫啊。」" }, { "id_line": 2155, "ja_text": "その瞬間、郁也のいる付近に彩香の巨大な手が接近する。", "zh_text": "在那一瞬间,彩香巨大的手在移到附近郁也。" }, { "id_line": 2156, "ja_text": "実に正確にそれでいて俊敏に巨大な掌がい小さな郁也を潰さんと接近する。", "zh_text": "而精确敏捷的巨大手掌想要把小郁也变成肉饼。" }, { "id_line": 2157, "ja_text": "バチイイン!!", "zh_text": "啪!!" }, { "id_line": 2158, "ja_text": "そのまま郁也は彩香によって叩き潰されてしまった。", "zh_text": "就这样郁也就被彩香打扁了。" }, { "id_line": 2159, "ja_text": "一方、大祐は狭い落とし穴のような空間に投げ出されていた。", "zh_text": "另一方面,大佑被抛到了狭窄的有如陷阱一様的空间。" }, { "id_line": 2160, "ja_text": "大祐「あいててて…。ここは?」", "zh_text": "大佑 「空的… 这是?」" }, { "id_line": 2161, "ja_text": "大祐は落とし穴の真下に位置しており、上から光が差し込んでいた。", "zh_text": "大佑掉正了陷阱的正下方,光照从上方射了进来。" }, { "id_line": 2162, "ja_text": "周囲が肌色の物体で覆われていることから、彩香の体のどこかに位置していることは間違ない。", "zh_text": "周围有肤色的物体覆盖,如无意外,这是彩香身体上的某个位置。" }, { "id_line": 2163, "ja_text": "周囲の壁をよく見てみると、ところどころ黒っぽくて軟らかい物体が付着しているのがわかった。", "zh_text": "四周的墙,仔细一看,到处都黏附着黑色的柔软物体。" }, { "id_line": 2164, "ja_text": "大祐がそこに近付くと、激しく腐敗した臭いを放っており、大祐は思わずせき込んでしまった。", "zh_text": "大佑靠近看看,那些物体散发着一股强烈的腐臭味,大佑不禁咳嗽起来。" }, { "id_line": 2165, "ja_text": "大祐「そうか…。姉ちゃんのへその中だ。」", "zh_text": "大佑 「我应该是在姐姐的肚脐中。」" }, { "id_line": 2166, "ja_text": "彩香の巨大なへその中に落ち込んだ大祐はようやく事態を飲み込めた。", "zh_text": "彩香巨大的肚脐呑没了滚落肚子的大佑。" }, { "id_line": 2167, "ja_text": "大祐は急いでへその表面を叩き、彩香に自分の所在を知らせようとした。", "zh_text": "大佑急忙敲打肚脐的表面,打算告诉彩香自己的所在。" }, { "id_line": 2168, "ja_text": "大祐「おーい!姉ちゃん、助けて!!」", "zh_text": "大佑「喂!姐姐,救命呀!!」" }, { "id_line": 2169, "ja_text": "しかし、彩香からは全く何の返答もない。", "zh_text": "但是彩香完全没有回应。" }, { "id_line": 2170, "ja_text": "仕方なくへその表面に手をかけ脱出を試みようとするものの、表面がネチャネチャしていて掴みづらい。", "zh_text": "大佑把手放在肚脐的表面,想要尝试用手爬上去,但肚脐表面很光滑很难抓住。" }, { "id_line": 2171, "ja_text": "しかも激臭を放っているため、脱出は容易ではない。", "zh_text": "再加上散发着激臭,所以不容易逃脱。" }, { "id_line": 2172, "ja_text": "大祐「姉ちゃんはへその中も汚いのか…。」", "zh_text": "大佑 「姐姐是肚脐也是很脏的……」" }, { "id_line": 2173, "ja_text": "彩香に幻滅した大祐は深い溜め息を付くと、ひたすら彩香のへその内部を叩きまくった。", "zh_text": "对彩香幻灭的大佑深深叹了一口气,唯有在彩香的肚脐内一个劲地敲。" }, { "id_line": 2174, "ja_text": "そのときであった。", "zh_text": "这个时候。" }, { "id_line": 2175, "ja_text": "バチイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 2176, "ja_text": "大祐が閉じ込められている空間の外から何かの爆撃音が響いたのだ。", "zh_text": "把大佑关起来的空间外,有如爆炸一様的声音响起。" }, { "id_line": 2177, "ja_text": "一体、外で何が行われているのかは大祐にはわからない。", "zh_text": "大佑看不到究竟在外面发生了什么事。" }, { "id_line": 2178, "ja_text": "とにかく大祐は、彩香のへその内部を刺激しまくった。", "zh_text": "大佑不停刺激彩香的肚脐。" }, { "id_line": 2179, "ja_text": "しかし、次の瞬間、へその内部の空間が急激に圧縮される。", "zh_text": "但是接下来的瞬间,肚脐内部空间急剧压缩。" }, { "id_line": 2180, "ja_text": "大祐「ぐわあああっ!!」", "zh_text": "大佑 「不!!」" }, { "id_line": 2181, "ja_text": "中にいた大祐はなすすべなく周囲の肉壁によって簡単に潰されてしまった。", "zh_text": "在肚脐内的大佑被周围的肉墙简单地弄碎了。" }, { "id_line": 2182, "ja_text": "彩香は太ももの虫を潰し、その正体を確認するべく上体を起こしたにすぎない。", "zh_text": "彩香打死大腿上的虫子后,为了确认是什么虫要上身完全撑起来了而已。" }, { "id_line": 2183, "ja_text": "しかし、この動作は小さな大祐にとって致命的であった。", "zh_text": "但是这个动作对小小大佑来说是致命的。" }, { "id_line": 2184, "ja_text": "へその内部は上体を起こすことによって、その重量がまんべんなく襲いかかったのだ。", "zh_text": "肚脐内部因为上身起来了,而把重量都压在大知上。" }, { "id_line": 2185, "ja_text": "当然、大祐は自分の身に何が起こったか分からないまま一瞬にして命を絶たれてしまった。", "zh_text": "当然大佑还不知道在自己身上发生了什么事,就一瞬间丧命了。" }, { "id_line": 2186, "ja_text": "彩香「あ、血だ・・・。結構吸われてたのね。もう!」", "zh_text": "彩香「啊,是血・・・已经被吸了很多吧!」" }, { "id_line": 2187, "ja_text": "彩香は小さな郁也を叩き潰した掌を見ながら悔しさをにじませていた。", "zh_text": "彩香一边看击溃小郁也的手掌,一边流露出懊恼的表情。" }, { "id_line": 2188, "ja_text": "と同時にへそ付近に感じていた微妙なこそばゆさにも違和感を感じていた。", "zh_text": "同时觉觉到肚脐发痒和有微妙的不协调感。" }, { "id_line": 2189, "ja_text": "そして、そのまま彩香は左手でおなかをさすったのだった。", "zh_text": "就这样彩香用左手搓了搓肚子。" }, { "id_line": 2190, "ja_text": "しかし、この2人の行動は、部屋の外に設置されたミニチュアの操作盤から発せられた警告音によって彩香に気付かれてしまう。", "zh_text": "但是这2人的行动,因为在房间外面的模型操作盘开始发出的警告声而被彩香发现了。" }, { "id_line": 2191, "ja_text": "しかも、勝手に部屋に入ったうえで自らの体を弄ばれたというかつてない恥辱感を彩香に与えていたため、かなりの怒りを買ってしまったのだ。", "zh_text": "而且因为他们擅自进入房间玩弄了自己的身体,这种事令彩香感受到前所未有的耻辱,所以相当之愤怒。" }, { "id_line": 2192, "ja_text": "彩香のお仕置きがついに始まってしまう・・・。", "zh_text": "彩香的惩罚终于要开始了・・・" }, { "id_line": 2193, "ja_text": "#18", "zh_text": "#18" }, { "id_line": 2194, "ja_text": "凄惨なお仕置き", "zh_text": "凄惨的惩罚" }, { "id_line": 2195, "ja_text": "郁也「う、ううっ・・・。こ、ここはどこだ・・・?」", "zh_text": "郁也「嗯,呜,呜,呜・・・这、这是哪里啊・・・?」" }, { "id_line": 2196, "ja_text": "大祐「ほんとだ。ここは一体…?」", "zh_text": "大佑「真的。这里究竟是…?」" }, { "id_line": 2197, "ja_text": "大祐と郁也は周囲を黒い布で覆われた空間に投げ出されていた。", "zh_text": "大佑和郁也被抛到四周围都被黑布覆盖的空间。" }, { "id_line": 2198, "ja_text": "しかも、ジメジメとしていて、言い様のない臭いが周囲を漂っている。", "zh_text": "而且有一股难以言喻的潮湿恶臭四处飘散。" }, { "id_line": 2199, "ja_text": "2人とも何が起こっているかを理解できないでいた。", "zh_text": "2人都不明白发生了什么事。" }, { "id_line": 2200, "ja_text": "大祐が一歩踏み出すと、下はジトッとした湿り気を感じることができた。", "zh_text": "大佑迈出了一步,地面能感受到久久不见阳光的阴暗湿气。" }, { "id_line": 2201, "ja_text": "大祐「郁也、あまり遠くにいくなよ。」", "zh_text": "大佑 「郁也,不要走太远啊。」" }, { "id_line": 2202, "ja_text": "ズウォォン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2203, "ja_text": "大祐がさらに言葉を続けようとしたとき、唐突に地響きが聞こえる。", "zh_text": "大佑想要再开口说话的时候,突然听到地震发出的巨响。" }, { "id_line": 2204, "ja_text": "ズウォォン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2205, "ja_text": "郁也「な、何事だ?」", "zh_text": "郁也 「啊,有什么在动?」" }, { "id_line": 2206, "ja_text": "ズウォォン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2207, "ja_text": "大祐は、この地響きの正体が何であるかはおおよそ見当が付いていた。", "zh_text": "大佑大概想到造成地震巨响的原形是什么。" }, { "id_line": 2208, "ja_text": "しかし、それを口にしたところで状況が変わるわけでもない。", "zh_text": "但是把这个想法说出来也不会改变状况。" }, { "id_line": 2209, "ja_text": "大祐は、想像も付かないといった表情で、郁也の方を振り向いて顔を横に振った。", "zh_text": "大佑一幅难以置信的表情,而郁也把头来回转向。" }, { "id_line": 2210, "ja_text": "ズシィィン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2211, "ja_text": "いつしか、地響きも重低音を増していた。", "zh_text": "不知不觉间,地震发出的响声比刚刚更加重又更加低。" }, { "id_line": 2212, "ja_text": "明らかに、何かが近付いてきている。", "zh_text": "显然有什么开始临近他们。" }, { "id_line": 2213, "ja_text": "気付けば、郁也は地面の黒い布を裂こうと懸命に力を出していた。", "zh_text": "注意到这一点,郁也拼命想要撕开黑布的地面。" }, { "id_line": 2214, "ja_text": "郁也「大祐、何とか脱出しないと!!」", "zh_text": "郁也「大佑,想办法什么逃脱!!」" }, { "id_line": 2215, "ja_text": "大祐「あ、ああ・・・。」", "zh_text": "大佑「啊,啊啊・・・」" }, { "id_line": 2216, "ja_text": "目の前で懸命に脱出を図る郁也に対して、大祐は何の行動も起こせなかった。", "zh_text": "对在眼前拼命想要逃出郁,大佑还是无动于终。" }, { "id_line": 2217, "ja_text": "というよりも行動を起こさなかったという方が正しいだろう。", "zh_text": "反正也是跑不掉,与其行动不如静静站着比较合理吧。" }, { "id_line": 2218, "ja_text": "ズシイイン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2219, "ja_text": "地響きは力強さを増して近付いてくる。", "zh_text": "地震的力量又增强了。" }, { "id_line": 2220, "ja_text": "大祐も郁也もなす術なく、事の成り行きを見守っていた。", "zh_text": "大佑和郁也无计可施,只可以注视着事态的动向。" }, { "id_line": 2221, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2222, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2223, "ja_text": "やがて、地響きは収まり、辺りを静寂が包みこんだ。", "zh_text": "不久,地震平息,四周被寂静所包围。" }, { "id_line": 2224, "ja_text": "ベタ!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 2225, "ja_text": "ベタッ!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 2226, "ja_text": "ベタッ!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 2227, "ja_text": "1歩ずつ確かめるように彩香がリビング内で歩を進める。", "zh_text": "彩香在客厅内一步一步前进。" }, { "id_line": 2228, "ja_text": "まるで小さな2人に自分の存在を知らせるように。", "zh_text": "就好像是在告知小小的2人自己巨大的存在。" }, { "id_line": 2229, "ja_text": "やがて、彩香は2人が閉じ込められているものの付近に仁王立ちする。", "zh_text": "不久,彩香站立在2人被困的东西附近。" }, { "id_line": 2230, "ja_text": "彩香「ふふふっ…。2人ともどこに閉じ込められているかわからないでしょうね…。」", "zh_text": "彩香「呵呵呵…2人被困在哪里也不知道呢。」" }, { "id_line": 2231, "ja_text": "しばらくの間、彩香はそれを眺めていたが、やがて思い立ったかのように小さな2人がいるものに巨大な手をのばす。", "zh_text": "彩香俯视他们,过一阵子,她向小小的2人存在的空间伸出巨大的手。" }, { "id_line": 2232, "ja_text": "彩香が手を掛けた瞬間、小さな2人は黒い布に包まれた空間の奥深くへといざなわれてしまった。", "zh_text": "彩香用手拿起黑布,一瞬间,2人掉往黑布空间的深处。" }, { "id_line": 2233, "ja_text": "大祐・郁也「うわあああっ!」", "zh_text": "大佑・郁也「哇啊啊啊!」" }, { "id_line": 2234, "ja_text": "しかし、そんな小さな悲鳴など巨大な彩香の耳に届きもしない。", "zh_text": "但是这种微小级别的悲鸣只会被黑布吸收,彩香巨大的耳朵连收也没收到。" }, { "id_line": 2235, "ja_text": "大祐「ううっ…。もしかしてここは…。」", "zh_text": "大佑 「啊…难道说这里是…」" }, { "id_line": 2236, "ja_text": "ここにきて大祐はようやく自分達のいる場所に気がついた。", "zh_text": "这时,大佑终于知道他们自己在甚么地方。" }, { "id_line": 2237, "ja_text": "午前中、彩香がジョギングをしたときのことだ。", "zh_text": "这是上午彩香出去跑步回来时的事。" }, { "id_line": 2238, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2239, "ja_text": "彩香「はぁ~、疲れた…!」", "zh_text": "彩香「啊~累了……!」" }, { "id_line": 2240, "ja_text": "大祐「お疲れー。ってまだそのシューズ使ってるの?」", "zh_text": "大佑 「辛苦了。还在用这双鞋子啊?」" }, { "id_line": 2241, "ja_text": "彩香「いいじゃない。普段から使ってる靴の方が走りやすいし。」", "zh_text": "彩香「不好吗。平时有在使用的鞋子比较容易跑。」" }, { "id_line": 2242, "ja_text": "大祐「だけど、その汚さ…。」", "zh_text": "大佑 「可是,鞋子已经很脏…」" }, { "id_line": 2243, "ja_text": "彩香「そうかなあ…?」", "zh_text": "彩香「是吗…?」" }, { "id_line": 2244, "ja_text": "彩香は首を傾げつつもシューズを脱ぎ、家の中に入ろうとする。", "zh_text": "彩香纳闷地脱下鞋子。" }, { "id_line": 2245, "ja_text": "大祐「靴下の裏に指の形がついてるじゃないか・・・。」", "zh_text": "大佑「袜子上也出现了脚指形状的污渍・・・」" }, { "id_line": 2246, "ja_text": "彩香「あら、本当だわ。もう、そんなに力入れて走ってたかな?」", "zh_text": "彩香「哎呀,真的啊。已经,我跑得这么用力吗?」" }, { "id_line": 2247, "ja_text": "そう言いつつ彩香は靴下を脱ぎ、大祐の顔にぶつける。", "zh_text": "说完,彩香把脱下的袜子,往大佑的脸上碰。" }, { "id_line": 2248, "ja_text": "大祐「ぐわっ、臭い!何するんだよ!」", "zh_text": "大佑 「啊,很臭!做什么啊!」" }, { "id_line": 2249, "ja_text": "彩香「失礼しちゃうわ。女の子に向かって何言うのよ!」", "zh_text": "彩香「真没礼貌。说女孩子臭什么的!」" }, { "id_line": 2250, "ja_text": "大祐「だって、そのシューズで運動した後ならなおのこと…。」", "zh_text": "大佑 「因为用那双鞋运动后就更加…」" }, { "id_line": 2251, "ja_text": "彩香「ふーん…。この脱ぎたての足で押しつけてあげよっか、小さくして。」", "zh_text": "彩香「嗯…用这只刚脱袜子的脚压在缩小的你的身上吧。」" }, { "id_line": 2252, "ja_text": "大祐「いやいやっ。冗談に決まってるじゃないか~。真に受けないでよ、姉ちゃん。」", "zh_text": "大佑 「不要开玩笑~真的受不了这种味道啊,姐姐。」" }, { "id_line": 2253, "ja_text": "彩香「ま、いいけどね。」", "zh_text": "彩香「嗯,好吧。」" }, { "id_line": 2254, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2255, "ja_text": "大祐の脳裏に、彩香とのやり取りが浮かぶ。", "zh_text": "大佑的脑海浮现和彩香的交谈。" }, { "id_line": 2256, "ja_text": "十中八九、ここは彩香の靴下の中だ。", "zh_text": "十有八九这里是彩香的袜子。" }, { "id_line": 2257, "ja_text": "そうなると、彩香はこの靴下に自身の巨大な足を入れようというのか。", "zh_text": "这样一来,彩香打算把自己巨大的脚放入袜子吗?" }, { "id_line": 2258, "ja_text": "そんなことになれば、彩香の巨大な臭い足の裏に押しつけられて身動きがとれなくなる。", "zh_text": "那样的话,彩香巨大的臭脚脚底会压在他们身上而变得无法动弹。" }, { "id_line": 2259, "ja_text": "大祐「た、助けてー!! ここから出して!!」", "zh_text": "大佑 「救命啊!!放我们出去呀!!」" }, { "id_line": 2260, "ja_text": "大祐は精一杯の声で靴下の中から叫ぶも巨大な彩香に小さな叫びは届かない。", "zh_text": "大佑在袜子内竭尽全力呼喊,但这么小的呼喊无法传达到巨大的彩香。" }, { "id_line": 2261, "ja_text": "2人の周囲は変わらず彩香の足の臭いと湿気が支配している。", "zh_text": "2人的四周持续被彩香的脚臭味和湿气支配着。" }, { "id_line": 2262, "ja_text": "彩香「さあて、では、振り回してみようかしら。」", "zh_text": "彩香「那么,首先挥舞一下看看吧。」" }, { "id_line": 2263, "ja_text": "次の瞬間、大祐と郁也はあらゆる場所に叩き付けられた。", "zh_text": "接下来的瞬间,大佑和郁不停撞在袜子内壁上。" }, { "id_line": 2264, "ja_text": "時には、靴下の湿り気に顔を突っ込むこともあった。", "zh_text": "袜子的湿气深深印在脸上。" }, { "id_line": 2265, "ja_text": "時間にして数十秒ほど、振り回されただろうか。", "zh_text": "挥舞了几十秒左右。" }, { "id_line": 2266, "ja_text": "もうすっかり大祐と郁也には抵抗する力は残されていなかった。", "zh_text": "大佑和郁也已经完全失去抵抗力。" }, { "id_line": 2267, "ja_text": "大祐「ううぅ・・・。」", "zh_text": "大佑「呜・・・」" }, { "id_line": 2268, "ja_text": "郁也「大祐・・・、大丈夫か・・・?」", "zh_text": "郁也「大佑・・・没事吗・・・?」" }, { "id_line": 2269, "ja_text": "小さな2人はただただ、靴下の中でうなだれていた。", "zh_text": "小小的2人在袜子最深处。" }, { "id_line": 2270, "ja_text": "しばらくの静寂が支配した後、2人の周囲が大きく揺れ始め、上空から光が差し込む。", "zh_text": "一段静寂后,2人的四周开始剧烈摇晃起来,光线从上空射入。" }, { "id_line": 2271, "ja_text": "黒い靴下ということもあったため、上空の光に思わず2人とも目を細める。", "zh_text": "因为在黑色的袜子内一段时间,所以2人都不由得对上空的光眯起眼睛。" }, { "id_line": 2272, "ja_text": "2人の上空に巨大な爪先が出現したのは、そのすぐ後だった。", "zh_text": "2人的上空,巨大的脚尖出现。" }, { "id_line": 2273, "ja_text": "彩香の巨大な爪先が上空に君臨する。", "zh_text": "彩香巨大的脚尖从高空君临。" }, { "id_line": 2274, "ja_text": "大祐も郁也も思わず息を飲み込む。", "zh_text": "大佑和郁也也禁不住呑了一口气。" }, { "id_line": 2275, "ja_text": "やがて、光の道筋を埋めながら、巨大な爪先が接近してくる。", "zh_text": "不久,光被慢慢接近巨大的脚尖挡住。" }, { "id_line": 2276, "ja_text": "逃げようにも逃げ出せず、閉ざされた空間の中で大祐と郁也は必死に布地を裂こうとしていた。", "zh_text": "逃也逃不出来,被关闭在这个空间里的大佑和郁也拼命地想撕开布料。" }, { "id_line": 2277, "ja_text": "ズザザザッ!!", "zh_text": "咻!!" }, { "id_line": 2278, "ja_text": "一気に彩香の巨大な素足が靴下の中に侵入する。", "zh_text": "彩香巨大的裸足一下子入侵到袜子的深处。" }, { "id_line": 2279, "ja_text": "彩香の素足は靴下の中腹まで侵入し、その衝撃で大祐は先端部分から彩香の爪先へ移動させられた。", "zh_text": "彩香的脚入侵到袜子脚心的部分后,大佑被彩香脚尖压住,移动到在袜尖的部分。" }, { "id_line": 2280, "ja_text": "彩香の5本の足の指は軽く上がっており、大祐は中指の付け根部分にぶつかっていた。", "zh_text": "彩香5个脚指头轻轻挑起,大佑和中指的根部撞上。" }, { "id_line": 2281, "ja_text": "大祐はすかさず体勢を整え走り始めた。", "zh_text": "大佑立刻准备开始奔跑的姿势。" }, { "id_line": 2282, "ja_text": "というのもそのままでいれば、美紀子の素足に擦り潰されてしまうからだ。", "zh_text": "因为这样下去,会被彩香的赤脚蹭破压坏。" }, { "id_line": 2283, "ja_text": "しかし、そんな大祐を知ってか知らずか彩香は大祐に足の指を下ろした。", "zh_text": "可是彩香的脚指又动了动,调整姿势,把被顶住的大佑放到脚指的指肚下。" }, { "id_line": 2284, "ja_text": "突如として途方もない力で大祐は押さえ付けられる。", "zh_text": "大佑被不可想像的力度按住。" }, { "id_line": 2285, "ja_text": "大祐「うわあっ!助けてくれ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊!帮帮我!!」" }, { "id_line": 2286, "ja_text": "彩香「んふふ・・・。何か聞こえるわ。」", "zh_text": "彩香「啊呵呵・・・我好像听到了什么。」" }, { "id_line": 2287, "ja_text": "次の瞬間、彩香の足の指は軽く上昇する。", "zh_text": "接下来,彩香的脚指轻轻上升。" }, { "id_line": 2288, "ja_text": "大祐はここぞとばかりに脱出しようとするが、間髪入れず足の指が押さえ付ける。", "zh_text": "大佑想要冲出去,脚指又用力地压下去。" }, { "id_line": 2289, "ja_text": "彩香の足の指はベチベチと小さな大祐を叩き付ける。", "zh_text": "大佑拼命敲打彩香的脚趾。" }, { "id_line": 2290, "ja_text": "大祐「グワアッ!ギャアッ!」", "zh_text": "大佑 「不!不!」" }, { "id_line": 2291, "ja_text": "彩香の足の指が押さえ付ける度に大祐は悲鳴をあげる。", "zh_text": "彩香的脚趾每次压下来,大佑的悲鸣声也在一次一次提高。" }, { "id_line": 2292, "ja_text": "彩香「あはっ、足の指に何かがいるわね~。」", "zh_text": "彩香「啊哈,脚趾下好像有什么~」" }, { "id_line": 2293, "ja_text": "郁也「大祐・・・!!」", "zh_text": "郁也 「大佑・・・!!」" }, { "id_line": 2294, "ja_text": "大祐「おお、郁也・・・。助けてくれ・・・。」", "zh_text": "大佑「哦,郁也・・・救我・・・」" }, { "id_line": 2295, "ja_text": "郁也「ダメだ・・・。俺も中指と薬指に挟まってる・・・。」", "zh_text": "郁也「不行・・・我也被中指和无名指被夹着・・・」" }, { "id_line": 2296, "ja_text": "絶体絶命の危機を迎えていた2人は、次の瞬間、一気に床に投げ出される。", "zh_text": "2人迎来了穷途末路的危机,接下来的一瞬间,他们一下子被抛到地板上。" }, { "id_line": 2297, "ja_text": "大祐・郁也「うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑・郁也「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2298, "ja_text": "彩香「2人とも立ち上がりなさい。」", "zh_text": "彩香「两人,站起来吧。」" }, { "id_line": 2299, "ja_text": "大祐「うう・・・。」", "zh_text": "大佑「呜呜・・・」" }, { "id_line": 2300, "ja_text": "郁也「はぁ、はぁ、はぁ・・・。」", "zh_text": "郁也「哈,哈,哈・・・」" }, { "id_line": 2301, "ja_text": "彩香「聞こえないの?」", "zh_text": "彩香「你们听不到吗?」" }, { "id_line": 2302, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "砰!!!" }, { "id_line": 2303, "ja_text": "大祐・郁也「うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑・郁也「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2304, "ja_text": "体力の奪われた2人に配慮することなく、彩香は巨大な素足を床に叩きつける。", "zh_text": "完全不关心体力的被夺走的2人,彩香巨大的赤脚踩在地板上。" }, { "id_line": 2305, "ja_text": "慌てて、2人はその場に立ち上がる。", "zh_text": "两人慌张地站起来。" }, { "id_line": 2306, "ja_text": "彩香「じゃあ、脱出ゲームをクリアしたら2人とも見逃してあげるわ。」", "zh_text": "彩香「那么,如果2人在逃脱游戏通关后,我会放过你们。」" }, { "id_line": 2307, "ja_text": "郁也「……。どうすればいいんですか?」", "zh_text": "郁也「…… 怎么办才好?」" }, { "id_line": 2308, "ja_text": "彩香は小さな2人を部屋の入口にあるスリッパにのせた。", "zh_text": "彩香在小小的2人放入房间入口的拖鞋内部。" }, { "id_line": 2309, "ja_text": "彩香「合図とともに私がこのスリッパを履くからここから脱出できれば2人の勝ち。たったそれだけ。」", "zh_text": "彩香「信号开始后,我会走到这里穿拖鞋,如果2人能够逃脱,不被我踩死的话,就胜利了。只有这样而已。」" }, { "id_line": 2310, "ja_text": "郁也「えっ、それってどういうこと・・・?」", "zh_text": "郁也「咦,就这样一回事吗・・・?」" }, { "id_line": 2311, "ja_text": "大祐「姉貴はどこからスタートするの?」", "zh_text": "大佑「姐姐会从哪里开始走过来?」" }, { "id_line": 2312, "ja_text": "彩香「私は部屋の中から移動するわ。」", "zh_text": "彩香「我会从房间另一头开始移动。」" }, { "id_line": 2313, "ja_text": "そんなに難しいルールでもなかったので大祐と郁也はこのゲームを承諾した。", "zh_text": "规则也没有很难,所以郁也和大佑都答应玩这个游戏。" }, { "id_line": 2314, "ja_text": "さすがに時間ギリギリの勝負にはなるだろうが、これならまだ勝てる可能性がある。", "zh_text": "是以时间决胜负吧,但这样的话,还可能会赢。" }, { "id_line": 2315, "ja_text": "体力も先程よりは多少は回復してきている。", "zh_text": "体力也在刚才多多少少恢复过来。" }, { "id_line": 2316, "ja_text": "ある程度の勝算を感じながら大祐と郁也は思案を巡らせていた。", "zh_text": "大佑和郁也一边感到一定程度的取胜希望,一边不停思考。" }, { "id_line": 2317, "ja_text": "しかし、彩香は大祐のそんな一縷の希望ですら抱くことを許してはいなかったのだ。", "zh_text": "但是彩香并没有原谅那个只抱有一缕缕小小希望的大佑。" }, { "id_line": 2318, "ja_text": "小さな2人はスリッパの先端部分で待機するように彩香に指示される。", "zh_text": "小小的2人在拖鞋的脚尖部分等彩香的指示。" }, { "id_line": 2319, "ja_text": "あとは彩香の合図で全力で猛ダッシュすればいい。", "zh_text": "在看到彩香的信号后全力猛冲就行了。" }, { "id_line": 2320, "ja_text": "スリッパの後方、いわば2人の目線のはるか先には巨大な彩香が手を腰に当て、悠然と立っている。", "zh_text": "在拖鞋的后方,2人的视线放在遥远的前方,手贴腰着悠然地站着的巨大彩香。" }, { "id_line": 2321, "ja_text": "スリッパまでは彩香の距離にして7、8歩であろうか。", "zh_text": "彩香到拖鞋的距离有7、8步吧?。" }, { "id_line": 2322, "ja_text": "大祐と郁也はいつでも脱出できるよう入念にストレッチを繰り返していた。", "zh_text": "大佑和郁也为了可以随时逃脱而反复伸展。" }, { "id_line": 2323, "ja_text": "彩香「そろそろいいかしら?」", "zh_text": "彩香「差不多可以吗?」" }, { "id_line": 2324, "ja_text": "スリッパの中で大祐は腕でわっかを作りOKの合図を出した。", "zh_text": "在拖鞋中,大佑用手臂制作出OK的信号。" }, { "id_line": 2325, "ja_text": "しかし、このとき彩香の企みに小さな2人は気付くべきであった。", "zh_text": "这个时候,2人还没注意到彩香的企图。" }, { "id_line": 2326, "ja_text": "彩香「じゃあスタート!」", "zh_text": "彩香「那么开始吧!」" }, { "id_line": 2327, "ja_text": "2人が合図と共に全力疾走するも、なぜか遠方の彩香は歩き出そうとしない。", "zh_text": "2人听到信号后一起全力奔跑,但远方的彩香打不算迈出步伐。" }, { "id_line": 2328, "ja_text": "彩香はひたすらリモコンを操作しているだけなのだ。", "zh_text": "彩香只顾操纵遥控器罢了。" }, { "id_line": 2329, "ja_text": "次の瞬間、大祐と郁也の意識が一瞬遠のく。", "zh_text": "接下来的瞬间,大佑和郁也的意识瞬间远去。" }, { "id_line": 2330, "ja_text": "ふらつきながらもどうにか体勢を整える大祐と郁也。", "zh_text": "摇摇晃晃的大佑和郁也在姿势调整。" }, { "id_line": 2331, "ja_text": "大祐「……!? いったい何があったんだ?」", "zh_text": "大佑 「……!?到底又有什么?」" }, { "id_line": 2332, "ja_text": "郁也「だ、大祐・・・。見ろ・・・。」", "zh_text": "郁也 「啊,大佑・・・看・・・」" }, { "id_line": 2333, "ja_text": "瞬時に何が起きたか理解できないでいる大祐を現実に引き戻す重低音が響く。", "zh_text": "巨大的重低音回响把一时间不能理解发生什么的大佑拉回现实。" }, { "id_line": 2334, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 2335, "ja_text": "大祐のはるかはるか遠方ではとてつもなく巨大な素足が大地を踏み締めていた。かすんだ景色の上空では、ニヤリとほくそ笑む彩香が口を開く。", "zh_text": "大佑在遥远遥远的远方看到巨大得出奇的光脚用力踩在大地上。彩香高入云宵,根本看不清彩香的脸。在朦胧的上空,彩香幸灾乐祸地笑嘻嘻。" }, { "id_line": 2336, "ja_text": "彩香「あら…、もう、大祐たちがどこにいるか全然分からないわね。」", "zh_text": "彩香「呀…已经看不见大佑他们在哪里。」" }, { "id_line": 2337, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 2338, "ja_text": "彩香「さすがに1mmは小さすぎたかしら?」", "zh_text": "彩香「不愧是1mm,太小了吧?」" }, { "id_line": 2339, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 2340, "ja_text": "彩香「いま、踏んづけてあげるから待ってなさい。」", "zh_text": "彩香「现在,我会走过来,你们等一下啊。」" }, { "id_line": 2341, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 2342, "ja_text": "巨大な彩香がスリッパに接近するにつれて、さらに巨大になっていく。", "zh_text": "随着彩香接近拖鞋,她变得更加巨大。" }, { "id_line": 2343, "ja_text": "しかも、床から突き上げられるような猛烈な地響きに大祐と郁也はただただオロオロするばかりだった。", "zh_text": "忍受住猛烈的地震和巨响,在地板上的大佑和郁也发出呜呜咽咽的声音。" }, { "id_line": 2344, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "轰!!!" }, { "id_line": 2345, "ja_text": "大祐・郁也「うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑・郁也「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2346, "ja_text": "ついにスリッパの間近に巨大な彩香の素足が振り降ろされる。", "zh_text": "终于,巨大彩香的赤脚在拖鞋前挥下。" }, { "id_line": 2347, "ja_text": "その衝撃で大祐と郁也はスリッパから吹き飛ばされてしまった。", "zh_text": "因为这个冲击,大佑和郁也从拖鞋前被吹跑了。" }, { "id_line": 2348, "ja_text": "彩香「んん…。ダメね、私の目ではどこにいるかわからないわね。」", "zh_text": "彩香「不行啊,我看不到你们。」" }, { "id_line": 2349, "ja_text": "スリッパを凝視する彩香の右足の爪先付近に郁也は落下し、大祐は左の足の甲に乗っかっていた。", "zh_text": "在拖鞋内,郁也正凝视着彩香右脚脚尖,而大佑在左脚脚背上。" }, { "id_line": 2350, "ja_text": "大祐「郁也ー!! 急いで逃げるんだー!!」", "zh_text": "大佑「郁也ー!!赶紧逃!!」" }, { "id_line": 2351, "ja_text": "大祐が急いで彩香の足の甲から叫ぶも、郁也にはその声が届いていない。", "zh_text": "大佑急忙想跑到彩香的脚甲上,但郁也连那个叫声也没有收到。" }, { "id_line": 2352, "ja_text": "小さな郁也は、彩香の親指付近を彷徨っていた。", "zh_text": "小小的郁也在彩香的大拇指附近彷徨着。眼前巨大的肉色的圆形物体,只是大拇指的指肚。" }, { "id_line": 2353, "ja_text": "しかし、そのとき彩香は無意識に巨大な爪先を郁也の方向にスライドさせてしまう。", "zh_text": "但是,那个时候,彩香无意识地把巨大的脚尖向郁也的方向动了动。" }, { "id_line": 2354, "ja_text": "一瞬であった。", "zh_text": "一瞬间。" }, { "id_line": 2355, "ja_text": "小さな郁也は巨大な爪先に弾き飛ばされ、そのまま巨大な親指に潰されてしまった。", "zh_text": "小小郁也被巨大的脚尖上弹飞,就那样巨大的大拇指弄毁了。。" }, { "id_line": 2356, "ja_text": "彩香の意思とは関係なく、郁也はものの見事に瞬殺されてしまった。", "zh_text": "与彩香的意志无关,郁也被瞬间杀死。" }, { "id_line": 2357, "ja_text": "大祐はすくざま上空の彩香に抗議する。", "zh_text": "大佑是对上空的彩香抗议。" }, { "id_line": 2358, "ja_text": "大祐「な、なんでこんな残酷なことをする・・・。」", "zh_text": "大佑 「为什么要做这种残忍的事・・・」" }, { "id_line": 2359, "ja_text": "彩香「あら、足の甲に何かいる・・・。なんだろう・・・。」", "zh_text": "彩香「呀,脚面上有什么・・・是什么呢・・・」" }, { "id_line": 2360, "ja_text": "大祐の言葉を遮って、巨大な彩香が口を開く。", "zh_text": "大佑的话语被巨大的彩香开口打断。" }, { "id_line": 2361, "ja_text": "彩香「あぁ、大祐ね。」", "zh_text": "彩香「啊,原来是大佑。」" }, { "id_line": 2362, "ja_text": "次の瞬間、左の素足に乗っかっている大祐を右の素足がが襲う。", "zh_text": "右边的脚压向在左边的脚上的大佑。" }, { "id_line": 2363, "ja_text": "大祐「ギャアアアッ!!!」", "zh_text": "大佑「啊啊啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 2364, "ja_text": "こうして、彩香によって、小さな2人は圧死させられたのであった。", "zh_text": "大佑立刻就被压死,再被脚上的淡汗和灰尘一起黏在脚纹间。就这样,彩香用不同的方法把小小的2人都压死。" }, { "id_line": 2365, "ja_text": "#19", "zh_text": "#19" }, { "id_line": 2366, "ja_text": "新たなる発見", "zh_text": "新的发现" }, { "id_line": 2367, "ja_text": "大祐はいつも通り予備校から帰り、自宅付近のコンビニに立ち寄った。", "zh_text": "大佑照常从预备学校回来,走到自己家附近的便利店。" }, { "id_line": 2368, "ja_text": "大祐「コーラでも買うか。」", "zh_text": "大佑「买可乐吗?」" }, { "id_line": 2369, "ja_text": "陳列棚から無造作に取り出したペットボトルを手に取り、大祐はレジへと進む。", "zh_text": "大佑从陈列柜顺手取瓶子拿在手里,向收银机前进。" }, { "id_line": 2370, "ja_text": "店員「いらっしゃいませー。」", "zh_text": "店员「欢迎光临。」" }, { "id_line": 2371, "ja_text": "大祐(うおっ。めっちゃかわいい娘だ!)", "zh_text": "大佑(哇。是超可爱的女生啊!)" }, { "id_line": 2372, "ja_text": "大祐に対応した店員は、ショートカットに小顔で目が大きく八重歯が印象的な若い女性であった。", "zh_text": "服务大佑的店员,是一个有一张小小的可爱脸蛋和很大虎牙的女生。" }, { "id_line": 2373, "ja_text": "ネームプレートには「小嶋」とだけ書かれていた。", "zh_text": "名牌上只写了「小岛」。" }, { "id_line": 2374, "ja_text": "店員「130円になります。」", "zh_text": "店员 「130日元。」" }, { "id_line": 2375, "ja_text": "店員の声にハッと我に返り、慌てて大祐は代金を支払い、家路へと向かったのであった。", "zh_text": "店员的声音突然回响,看得出神的大佑慌忙付款,回家去了。" }, { "id_line": 2376, "ja_text": "彩香「あぁ、舞佳ちゃんでしょう?」", "zh_text": "彩香「啊,是舞佳酱吧?」" }, { "id_line": 2377, "ja_text": "意外にも彩香は、あのコンビニの店員のことをよく知っていた。", "zh_text": "彩香竟然知道那个便利店的店员。" }, { "id_line": 2378, "ja_text": "どうやら彩香と同じ大学に通っているため、ある程度のことを知っているようだ。", "zh_text": "好歹是和彩香在同样的大学读书,所以一定知道吧。" }, { "id_line": 2379, "ja_text": "彩香によれば、店員は「小嶋舞佳」という名で年齢は彩香と同じ20歳、身長が155cm程、ボランティアサークルに入っているとのことであった。", "zh_text": "据彩香说,店员「小岛舞佳」的年龄和彩香一样是20岁,身高155cm左右,是志工社团的人。" }, { "id_line": 2380, "ja_text": "彩香「大祐のこと舞佳ちゃんに教えてあげようか、変な性癖を持ってるって。」", "zh_text": "彩香 「让我把大佑你有奇怪的性癖好这件事告诉舞佳酱。」" }, { "id_line": 2381, "ja_text": "大祐「んなっ! 何言ってるんだよ!」", "zh_text": "大佑 「!你说什么啊!」" }, { "id_line": 2382, "ja_text": "彩香「あはは。冗談、冗談。」", "zh_text": "彩香「哈哈。开玩笑,开玩笑。」" }, { "id_line": 2383, "ja_text": "彩香の何気ない一言が冗談に聞こえない大祐は、大きくため息をついていた。", "zh_text": "彩香这一句无意的话,大佑一点也听不到开玩笑的成份,他大大叹了一口气。" }, { "id_line": 2384, "ja_text": "やがて、部屋に戻った大祐は、ミニチュアの街を起動させる。", "zh_text": "不久,回到房间的大佑,把模型街道激活起来。" }, { "id_line": 2385, "ja_text": "大祐「えーっと、確かあのコンビニは・・・。あ、あった、あった。」", "zh_text": "大佑 「诶,大概是在那个便利店・・・啊,啊,对了。」" }, { "id_line": 2386, "ja_text": "あのコンビニを見つけた大祐は、ミニチュアのサイズを1倍サイズにしてレジのコーナーを出現させるように調整した。", "zh_text": "大佑发现了那个便利店,把模型弄成1比1的大小,在角度调在收款员位置的视角。" }, { "id_line": 2387, "ja_text": "大祐の目の前に唐突にミニチュアの舞佳の姿が出現する。", "zh_text": "模型舞佳突然在大佑的面前出现。" }, { "id_line": 2388, "ja_text": "レジ前にいる舞佳は、中華まんの整理を終えると、くるりと振り返り大祐の方向へと歩み寄ってくる。", "zh_text": "在柜台前的舞佳,刚整理完中华包子,回头向大佑的方向走来。" }, { "id_line": 2389, "ja_text": "大祐「えっ、こっちに来る! どうしよう。」", "zh_text": "大佑 「咦,走往这边!怎么办。」" }, { "id_line": 2390, "ja_text": "しかし、大祐の戸惑いとは裏腹にミニチュア外へ舞佳が出ることはなく、そのまま姿は消えてしまった。", "zh_text": "但是,与大佑所困惑的事相反,模型舞佳没有走到外面,而是身影直接消失了。" }, { "id_line": 2391, "ja_text": "しばらくの間コンビニの様子を窺っていた大祐は、舞佳の姿を見かけなくなったことに気が付いた。", "zh_text": "大佑看了看便利店的样子,也没有再看到舞佳的身姿。" }, { "id_line": 2392, "ja_text": "大祐「あれっ? どこに行ったんだろう・・・?」", "zh_text": "大佑「咦?去了哪里呢・・・?」" }, { "id_line": 2393, "ja_text": "大祐は、ミニチュアの操作盤に手を伸ばし、ミニチュアのサイズを20分の1程度にした。", "zh_text": "大佑调模型的操作盘,把尺寸定在20分之一左右。" }, { "id_line": 2394, "ja_text": "すると、ちょうど店の裏側から私服姿で出てくる舞佳の姿を発見することができた。", "zh_text": "正好从店后面发现了穿着私服舞佳走出来。" }, { "id_line": 2395, "ja_text": "そのまま、舞佳は駐輪していた自転車に乗り、足早に家路へと向かったようだ。", "zh_text": "舞佳骑上脚踏车,快步回家。" }, { "id_line": 2396, "ja_text": "大祐「おおっ、このまま見てれば舞佳ちゃんの家がわかるんじゃないかな・・・。」", "zh_text": "大佑「哦,就这样看的话,就看不到舞佳酱的家的位置了・・・」" }, { "id_line": 2397, "ja_text": "大祐はミニチュアのサイズを適度に調整し、舞佳の行く方向を注視した。7~8分程度経過した頃、舞佳はとあるアパートの前で自転車を降りた。ここで大祐はそのアパートの表札を一つ一つ丹念に調べていき、2階の角部屋に「小嶋」というプレートを見つけた。", "zh_text": "大佑把迷你模型的尺寸适当地调整一下,这样就可以注视舞佳走的方向了。7~8分钟后,舞佳在某公寓前从脚踏车上下来。大佑把那个公寓的门牌详细调查一下,在2楼角落的房间找到了「小岛」的名牌。" }, { "id_line": 2398, "ja_text": "大祐「あぁ、この部屋だな・・・。」", "zh_text": "大佑「啊,是这个房间・・」" }, { "id_line": 2399, "ja_text": "大祐は、ミニチュアの位置を2階の角部屋の中の玄関に移動させ、サイズを1倍に戻そうとした。", "zh_text": "大佑把模型的位置往2楼角落房间的玄关移动,尺寸想要1比1的。" }, { "id_line": 2400, "ja_text": "しかし、慌てた大祐は、ミニチュアのサイズを10倍に設定してしまった。", "zh_text": "但是惊慌失措的大佑把模型的调成正常尺寸的10倍。" }, { "id_line": 2401, "ja_text": "大祐「あ、間違っちゃった。」", "zh_text": "大佑「啊,错了。」" }, { "id_line": 2402, "ja_text": "そのときであった。", "zh_text": "那个时候。" }, { "id_line": 2403, "ja_text": "ドン、ドン、ドーン・・・", "zh_text": "咚,咚,咚・・・" }, { "id_line": 2404, "ja_text": "ミニチュアから重低音が響いてきたのだ。", "zh_text": "从模型发出了重低音的回响。" }, { "id_line": 2405, "ja_text": "大祐「え、どうしたんだろう・・・。」", "zh_text": "大佑 「诶,是怎样・・・」" }, { "id_line": 2406, "ja_text": "ミニチュアの中に一歩入りこもうと立ち上がった大祐がミニチュアのシート部分に近づく。", "zh_text": "想要走近模型看看的大佑向模型底座走去。" }, { "id_line": 2407, "ja_text": "その瞬間、大祐の部屋の天井付近がモヤモヤっと揺らいだかと思うと、突如人間の素足の裏が出現したのだ。", "zh_text": "大佑房间的天花板出现朦胧和摇来摇去的光影,突然有一只人类的脚出现。" }, { "id_line": 2408, "ja_text": "大祐「えええっ!?」", "zh_text": "大佑「嗯啊!?」" }, { "id_line": 2409, "ja_text": "慌ててミニチュアから離れようとする大祐など、気にする素振りもなく一気にその大きな素足は振り下ろされる。", "zh_text": "大佑打算慌忙地离开模型,那个大型的脚毫不在意的样子一下子踩下去。" }, { "id_line": 2410, "ja_text": "ズシーン!", "zh_text": "咚!" }, { "id_line": 2411, "ja_text": "その大きな素足は軽々と大祐を飲み込めるほどのサイズで、大きさにして約2メートル強はあった。", "zh_text": "那个大型的赤脚能轻易地超过大佑的身高,大约有2米以上。" }, { "id_line": 2412, "ja_text": "大祐「こ、これは舞佳ちゃんの足・・・?」", "zh_text": "大佑 「这,这是舞佳酱的脚・・・?」" }, { "id_line": 2413, "ja_text": "大祐がその素足に触れようと近づいた瞬間、その素足は一気に前方へと繰り出される。", "zh_text": "禁不住诱惑的大佑在想接触美足的瞬间,那只脚突然向前走。" }, { "id_line": 2414, "ja_text": "ブウーン!!", "zh_text": "咚!!" }, { "id_line": 2415, "ja_text": "大祐「ぬおっ?!」", "zh_text": "大佑「不?!」" }, { "id_line": 2416, "ja_text": "思わず防御する大祐ではあったが、その大きな素足はミニチュアから忽然と姿を消してしまった。", "zh_text": "大佑不由得想要防御被踩到,但脚从模型的范围忽然消失。" }, { "id_line": 2417, "ja_text": "おそらくは、ミニチュア内の舞佳が歩き、足を移動させたために消えてしまったのであろう。", "zh_text": "恐怕模型内的舞佳是在走动吧,因此脚会突然消失。" }, { "id_line": 2418, "ja_text": "大祐は興奮冷めやらぬ状態で、床に座り込んだ。", "zh_text": "大佑坐在地板上兴奋不已。" }, { "id_line": 2419, "ja_text": "大祐「こ、これはスゴイ・・・。姉ちゃんに頼まなくても縮小を体験できるじゃないか・・・。」", "zh_text": "大佑「这,这真厉害・・・没有姐姐也可以有缩小的体验吗・・・」" }, { "id_line": 2420, "ja_text": "ニヤニヤとほくそ笑む大祐は再び操作盤を起動させ、サイズを1倍サイズに戻す。", "zh_text": "暗暗发笑的大佑再次激活操作盘,把尺寸还原为1倍。" }, { "id_line": 2421, "ja_text": "程なくして、通常サイズの舞佳がミニチュアに出現する。", "zh_text": "通常尺寸的模型舞佳出现。" }, { "id_line": 2422, "ja_text": "大祐は、舞佳の足下に視線を移す。", "zh_text": "大佑把视线到的舞佳脚。" }, { "id_line": 2423, "ja_text": "靴を脱いで部屋に戻った舞佳の素足は赤々として体温が高そうだ。", "zh_text": "回到房间的舞佳脱下了鞋,脚底因为体温的关系而火红火红。" }, { "id_line": 2424, "ja_text": "大祐は、先程の大きな素足の持ち主は舞佳であることに間違いなく確信をもった。", "zh_text": "大佑敢肯定刚才那只大型光脚的主人就是舞佳。" }, { "id_line": 2425, "ja_text": "程なくして、舞佳はそのほっそりとした脚を伸ばしながら床に座り込む。", "zh_text": "舞佳伸出修长的双腿,一屁股坐在地板上。" }, { "id_line": 2426, "ja_text": "右の脚はそのまま投げ出され、左の脚は少し膝を折り曲げた形で足裏を床につけていた。", "zh_text": "右边的脚伸直,左边的脚有点膝盖弯曲,脚掌贴在地板上。" }, { "id_line": 2427, "ja_text": "舞佳は、大祐に右の足の裏が見えるような形で、足を投げ出していた。", "zh_text": "大佑能够看见舞佳右脚的脚掌。" }, { "id_line": 2428, "ja_text": "大祐はこのシチュエーションにいたく喜びを感じていた。", "zh_text": "大佑对这个位置觉得非常喜悦。" }, { "id_line": 2429, "ja_text": "何しろ姉の彩香以外の女性が無防備に足の裏を投げ出すなど、そうそう考えられることではない。", "zh_text": "平时不是姐姐彩香以外的女性毫无防备地向自己露出脚底是很难得的。" }, { "id_line": 2430, "ja_text": "大祐は、満面の笑みを浮かべながら、ミニチュアのサイズを徐々に拡大させていった。", "zh_text": "大佑满面笑容,把模型尺寸逐步扩大。" }, { "id_line": 2431, "ja_text": "大祐の操作に合わせて、舞佳の足の裏が徐々に大きくなっていく。", "zh_text": "大佑在操作下,舞佳的脚底渐渐变大。" }, { "id_line": 2432, "ja_text": "やがて、大祐の部屋の床から天井までを舞佳の素足が占拠する。", "zh_text": "不久,大佑房间从地板到天花板都被舞佳的脚占据。" }, { "id_line": 2433, "ja_text": "ミニチュアの端からは舞佳の足首が顔を覗かせ、そこからなだらかなカーブを描きながら舞佳の素足が出現している。", "zh_text": "在模型的边缘露出舞佳的脚踝,从那里开始平缓的曲线描绘舞佳的脚。" }, { "id_line": 2434, "ja_text": "このサイズでおそらくは10倍近くはあるだろう。", "zh_text": "这个尺寸大概是10倍吧。" }, { "id_line": 2435, "ja_text": "この光景に大祐はだんだんと興奮を抑えられなくなっていた。", "zh_text": "对这个景像,大佑渐渐变得抑制不住兴奋。" }, { "id_line": 2436, "ja_text": "そして、舞佳の素足の魅力に負けた大祐はとうとうミニチュアの中へと足を踏み入れる。", "zh_text": "然后,败在舞佳赤脚的魅力下,大佑终于走进了模型。" }, { "id_line": 2437, "ja_text": "大祐の目の前には、舞佳の大きな素足が無造作に鎮座している。", "zh_text": "在大佑的面前,舞佳大型光脚随意地放在地上。" }, { "id_line": 2438, "ja_text": "時折、リズミカルに大きな素足が揺れており、大祐は興奮の坩堝に呑まれていた。", "zh_text": "偶尔有节奏地摇晃的大型赤足,大佑被兴奋的旋涡吞没。" }, { "id_line": 2439, "ja_text": "大祐「これはすごいな・・・。」", "zh_text": "大佑 「真厉害・・・」" }, { "id_line": 2440, "ja_text": "感心している大祐は意を決して、舞香の足の裏に抱きついてみた。", "zh_text": "不停发出赞叹和佩服的大佑决意把舞香的脚底抱住。" }, { "id_line": 2441, "ja_text": "舞佳「?!!」", "zh_text": "舞佳「?!!」" }, { "id_line": 2442, "ja_text": "足の裏に抱きついた大祐は、そのままミニチュアの中に引きずり込まれ、舞香の足に思いっきり踏んづけられてしまった。", "zh_text": "大佑抱住了脚底,就这样被拖入模型中,被舞香的脚踩住。" }, { "id_line": 2443, "ja_text": "ムギュッ!!", "zh_text": "咚!!" }, { "id_line": 2444, "ja_text": "大祐「ぐああああっ!!」", "zh_text": "大佑 「啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2445, "ja_text": "舞佳「な、何なの、こいつはっ!?」", "zh_text": "舞佳 「这个东西是什么啊!?」" }, { "id_line": 2446, "ja_text": "怒りの表情を見せるミニチュアの舞佳に、大祐は焦りの色を隠せずにいた。", "zh_text": "模型舞佳的愤怒表情,令大佑无法隐藏起焦虑。" }, { "id_line": 2447, "ja_text": "#20", "zh_text": "#20" }, { "id_line": 2448, "ja_text": "まさかの秘密兵器!?", "zh_text": "以防万一的秘密武器!?" }, { "id_line": 2449, "ja_text": "舞佳「小人・・・? 何で、勝手に上がり込んでるのかしら?」", "zh_text": "舞佳「小人・・・?为什么可以随便走进来?」" }, { "id_line": 2450, "ja_text": "ムギュッ、ムギュッ!!", "zh_text": "咚,咚!!" }, { "id_line": 2451, "ja_text": "舞佳の言葉に合わせて、大きな素足が大祐を踏みつける。", "zh_text": "搭配舞佳的话,大脚不停践踏大佑。" }, { "id_line": 2452, "ja_text": "大祐「ぐわっ! ギャッ!!」", "zh_text": "大佑 「呜哇!哇!!」" }, { "id_line": 2453, "ja_text": "舞佳「最近、流行っているサイズ変換器を使って忍び込んだのね?」", "zh_text": "舞佳「是用最近流行的尺寸变换器悄悄潜入的吧?」" }, { "id_line": 2454, "ja_text": "ズシーン!!", "zh_text": "咚!!" }, { "id_line": 2455, "ja_text": "勢いをつけて、舞佳の素足が一気に大祐へと振り下ろされる。", "zh_text": "舞佳的脚又踩在大佑身上。" }, { "id_line": 2456, "ja_text": "思いのほか舞佳の足の裏は固く、床との間に挟まれていた大祐は鼻血を出してしまった。", "zh_text": "舞佳的脚底的角质出乎意料的硬,夹在脚掌和地板之间的大佑受到重撃后流鼻血。" }, { "id_line": 2457, "ja_text": "舞佳「何とか言ったらどうなの?!」", "zh_text": "舞佳「怎么样,你喜欢吗?!」" }, { "id_line": 2458, "ja_text": "ズシーン!!", "zh_text": "咚!!" }, { "id_line": 2459, "ja_text": "大祐「グフォッ!!」", "zh_text": "大佑 「噢!!」" }, { "id_line": 2460, "ja_text": "舞佳の大きくてやや角質のある踵が、大祐の腹部を直撃する。", "zh_text": "舞佳稍有角质的脚后跟,向大佑的腹部直接袭击。" }, { "id_line": 2461, "ja_text": "大祐の腹部には、舞佳の大きな素足が乗っかっている。", "zh_text": "舞佳大型的脚踩在大佑的腹部上。" }, { "id_line": 2462, "ja_text": "今の10分の1サイズしかない大祐のサイズでは当然のことながらびくともしない。", "zh_text": "现在相对只有10分之一大的小大佑无论怎様用力,舞佳的脚当然也是丝纹不动。" }, { "id_line": 2463, "ja_text": "それでも大祐は両手を使って懸命に持ち上げようと努力していた。", "zh_text": "尽管如此,大佑还是拼命想用双手抬起踩在身上的脚。" }, { "id_line": 2464, "ja_text": "舞佳「馬鹿な奴ね、私の足を持ち上げられるはずがないでしょう?」", "zh_text": "舞佳「愚蠢的家伙,应该不会是想把我的脚举起吧?」" }, { "id_line": 2465, "ja_text": "そう言いながら、舞佳は大きな素足をグリグリと動かす。", "zh_text": "舞佳一边说,一边把转动自己的赤脚。" }, { "id_line": 2466, "ja_text": "大祐「ゴホッ、ガハッ!!」", "zh_text": "大佑「呜哇!!」" }, { "id_line": 2467, "ja_text": "あまりの大きな素足の重量にとうとう大祐は咳き込んでしまう。", "zh_text": "因为赤脚的压在身上的重量,大佑忍不住咳嗽。" }, { "id_line": 2468, "ja_text": "そして、大祐はこの状態から抜け出すために、ユーザーベルトに手を伸ばす。", "zh_text": "大佑为了摆脱这个困境,而向用户皮带伸出双手。" }, { "id_line": 2469, "ja_text": "舞佳「キ、キャアアアッ!!」", "zh_text": "舞佳「啊!!」" }, { "id_line": 2470, "ja_text": "大祐が元のサイズに戻った瞬間、素足を乗せていた舞佳はその場にひっくり返ってしまった。", "zh_text": "大佑瞬间回到原来的尺寸,把脚踩在大佑身上的舞佳当场翻倒。" }, { "id_line": 2471, "ja_text": "そして、体勢を戻した大祐は急いで、ミニチュアのシートから脱出しようと試みる。", "zh_text": "大佑赶紧跑回模型的底座边界,尝试摆脱舞佳。" }, { "id_line": 2472, "ja_text": "しかし、その瞬間、信じられない出来事が起こる。", "zh_text": "在那一瞬间,难以置信的事情发生了。" }, { "id_line": 2473, "ja_text": "大祐が脱出しようと走り出したにも関わらず、一向にミニチュアのシートの端の部分へと到達しないのだ。", "zh_text": "想逃出去的大佑不管如何向前跑也离不开模型底座。" }, { "id_line": 2474, "ja_text": "しかも、ミニチュアのシートの外側に広がる大祐の部屋の家具がどんどんと大きくなっているのだ。", "zh_text": "底座的范围慢慢地扩大,而房间内的家具也在渐渐地变大。" }, { "id_line": 2475, "ja_text": "この現象に首をひねりながらも大祐は懸命に走り続けた。", "zh_text": "大佑一边扭头看着这个奇怪的现象一边努力继续向前跑。" }, { "id_line": 2476, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2477, "ja_text": "大祐の背後にひときわ大きな重低音が響く。", "zh_text": "大佑背后有巨大的重音回响。" }, { "id_line": 2478, "ja_text": "舞佳「ふう、間に合ったわ。」", "zh_text": "舞佳 「唉,赶上了。」" }, { "id_line": 2479, "ja_text": "大祐が慌てて振り向くと、そこには100倍はあろうかという舞佳の直立した姿があったのだ。", "zh_text": "大佑慌忙回头,看到了100倍大小的舞佳站在后边。" }, { "id_line": 2480, "ja_text": "舞佳の手には世間を賑わせているサイズ変換器が握り締められていた。", "zh_text": "舞佳的手上紧握最近很红的尺寸变换机。" }, { "id_line": 2481, "ja_text": "舞佳「侵入者用に買っておいて良かったわ。」", "zh_text": "舞佳 「还好,为了对付这种入侵者,而事先买好了。」" }, { "id_line": 2482, "ja_text": "大祐「う、うそ・・・。でかっ・・・。」", "zh_text": "大佑 「吧,不会吧・・・」" }, { "id_line": 2483, "ja_text": "舞佳の大きさに見とれていた大祐は、すっかり言葉を失っていた。", "zh_text": "大佑陶醉于现在舞佳的大小,而完全不能讲话。" }, { "id_line": 2484, "ja_text": "ミニチュアの舞佳がサイズ変換器を持っているなど夢にも思わなかったのだ。", "zh_text": "做梦也没想到模型内的舞佳带着尺寸变换器。" }, { "id_line": 2485, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2486, "ja_text": "瞬間的に我を失っていた大祐は、舞佳の踏みしめられる素足に正気を取り戻し再び走り出した。", "zh_text": "失神的大佑因为舞佳的赤脚踩在地上而恢复神志,再次开始逃跑。" }, { "id_line": 2487, "ja_text": "舞佳「あっ、まだ逃げるの? これ以上逃げたら一気に踏み殺すけどいいの?」", "zh_text": "舞佳 「啊,还想逃跑?我用了这个你还想逃走,一下子就可以踩死你了,好吗?」" }, { "id_line": 2488, "ja_text": "舞佳の言葉に大祐は背筋が凍りついたものの、構わず走り続けた。", "zh_text": "舞佳的话令大佑背部发寒,更加不顾一切继续跑。" }, { "id_line": 2489, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "砰!!!" }, { "id_line": 2490, "ja_text": "大祐「うわあああっ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2491, "ja_text": "走りゆく小さな大祐の真横に、舞佳は巨大な右の素足を着地させた。", "zh_text": "舞佳巨大的右脚在大佑的侧面着陆。" }, { "id_line": 2492, "ja_text": "着地の衝撃で、大祐は横方向に転がされる。", "zh_text": "着陆的风压把大佑向横掀倒。" }, { "id_line": 2493, "ja_text": "転んだ大祐は、一瞬だけ仁王立ちしている舞佳と目が合った。", "zh_text": "跌倒的大佑,一瞬间和舞佳对视。" }, { "id_line": 2494, "ja_text": "すると、足元で地べたに這いつくばっている大祐に対して、舞佳は微笑みながら口を開く。", "zh_text": "对于在脚下地面匍匐的大佑,舞微笑地开口说话。" }, { "id_line": 2495, "ja_text": "舞佳「死ね。」", "zh_text": "舞佳「去死吧。」" }, { "id_line": 2496, "ja_text": "着地した巨大な右の素足が再び上昇する。", "zh_text": "在地上的巨大的右脚又再次上升。" }, { "id_line": 2497, "ja_text": "慌てて、体勢を立て直した大祐は前へと全力疾走する。", "zh_text": "大佑慌慌张张地站起来,再全力奔跑。" }, { "id_line": 2498, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "砰!!!" }, { "id_line": 2499, "ja_text": "大祐の背後に物凄い衝撃が走る。", "zh_text": "大佑的背后发出可怕的冲击。" }, { "id_line": 2500, "ja_text": "大祐の真後ろには、肌色の壁が迫っていた。", "zh_text": "大佑的正后方,肤色的墙壁逼近。" }, { "id_line": 2501, "ja_text": "おそらくは、舞佳の巨大なつま先のはず。", "zh_text": "恐怕是舞佳巨大的脚尖。" }, { "id_line": 2502, "ja_text": "振り返ることもなく懸命に走り続ける大祐の上空を、徐々に肌色の平面が侵食していく。", "zh_text": "连回头看的时间也没有,大佑继续努力奔跑,而上空又被肤色的平面慢慢侵蚀。" }, { "id_line": 2503, "ja_text": "確認するまでもなくそれは舞佳の足の裏であろうことは、想像に難くなかった", "zh_text": "不难想像,也无需确认,那是舞佳的脚底。" }, { "id_line": 2504, "ja_text": "猛烈な勢いで、舞佳の巨大な足の裏は小さな大祐に闇を与える。", "zh_text": "舞佳巨大的脚掌用黑暗呑噬大佑。" }, { "id_line": 2505, "ja_text": "大祐「や、やばいっ・・・!!」", "zh_text": "大佑 「危险・・・!!」" }, { "id_line": 2506, "ja_text": "死を感じ始める大祐に対して、巨大な舞佳は全く容赦することをしない。", "zh_text": "对开始感觉到死亡的大佑,巨大的舞佳毫不宽恕。" }, { "id_line": 2507, "ja_text": "再度、舞佳の巨大な素足は、小さな大祐を圧死させるべく降臨を始める。", "zh_text": "再一次,舞佳巨大的光脚,为压死大佑而开始降临。" }, { "id_line": 2508, "ja_text": "大祐「う、うわあああっ!!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 2509, "ja_text": "ズッシイイイン!!!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 2510, "ja_text": "舞佳「あれ? どこにいったんだろう・・・。」", "zh_text": "舞佳 「咦?・・・去了哪里」" }, { "id_line": 2511, "ja_text": "舞佳は射程距離に入った小さな侵入者を踏み潰した感覚を得ることはなかった。", "zh_text": "舞佳没有感觉得到自己已经踏碎了进入尺寸变换机射程距离的小小入侵者。" }, { "id_line": 2512, "ja_text": "間一髪ながら、大祐はミニチュアのシートから脱出することに成功していた。", "zh_text": "千钧一发之际,大佑成功逃离模型底座。" }, { "id_line": 2513, "ja_text": "ミニチュアの外に脱出できた大祐は、肩で息をしながら呼吸を整えていた。", "zh_text": "在模型外,逃出的大佑气喘吁吁地调整呼吸。" }, { "id_line": 2514, "ja_text": "しかし、ミニチュアの舞佳が操作したサイズ変換器は有効なようで、ミニチュアに脱出した大祐のサイズは変わらず100分の1サイズのままであった。", "zh_text": "但是模型舞佳操作的尺寸变换器仍然有效,大佑还是以100分之一大小逃出模型。" }, { "id_line": 2515, "ja_text": "大祐「くそっ! 早く解除してくれないかな・・・。」", "zh_text": "大佑 「可恶!快点解除呀・・・」" }, { "id_line": 2516, "ja_text": "大祐の願いもむなしくミニチュアの舞佳は、懸命に小さな侵入者を探していた。", "zh_text": "大佑枉然希望模型的舞佳能够放弃,但她正在拼命查找大佑。" }, { "id_line": 2517, "ja_text": "しかも、舞佳がサイズ変換器を握り締めているため、今の大祐では手も足も出ない。", "zh_text": "而且舞佳也在紧紧握着尺寸变换器,所以现在的大佑正一筹莫展。" }, { "id_line": 2518, "ja_text": "そひて、イラつきを覚える大祐のことなど知る由もないミニチュアの舞佳はとうとう別の部屋に移動したらしくミニチュアから姿を消してしまった。", "zh_text": "模型舞佳终于去了别的房间,在大佑的无法知道的空间消失了。" }, { "id_line": 2519, "ja_text": "大祐「あー、もうっ!! どうすればいいんだ?」", "zh_text": "大佑「啊,谢天谢地!!但怎么办才好呢?」" }, { "id_line": 2520, "ja_text": "落胆し寝転んでいる大祐に新たな危機がゆっくりと近づいてきていた。", "zh_text": "失望的大佑躺在地上,新的危机又慢慢地接近。" }, { "id_line": 2521, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!" }, { "id_line": 2522, "ja_text": "寝転ぶ大祐を諌めるかのごとく、強烈な一撃が繰り出される。", "zh_text": "躺在地上的大佑被强烈的一击震起。" }, { "id_line": 2523, "ja_text": "彩香「大祐ー、いるー?」", "zh_text": "彩香「大佑— 不在吗?」" }, { "id_line": 2524, "ja_text": "サイズ変換器で縮んでいる大祐のもとに、姉の彩香が現れたのだ。", "zh_text": "大佑被尺寸变换器缩小的情况下,姐姐彩香出现了。" }, { "id_line": 2525, "ja_text": "#21", "zh_text": "#21" }, { "id_line": 2526, "ja_text": "2400メートルの平面", "zh_text": "2400m的巨大平面" }, { "id_line": 2527, "ja_text": "彩香「大祐ー、いるー?」", "zh_text": "彩香 「大佑—,不在?」" }, { "id_line": 2528, "ja_text": "サイズ変換器で縮んでいる大祐が足元にいるなど知る由もない彩香は、大祐の部屋を見回す。", "zh_text": "无从知晓被尺寸变换器缩小的大佑在自己脚下,彩香环顾大佑的房间。" }, { "id_line": 2529, "ja_text": "大祐「あ、姉貴・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐・・・」" }, { "id_line": 2530, "ja_text": "大祐は思わずゴクリと息を呑み込む。", "zh_text": "大佑不由自主地咽下一口气。" }, { "id_line": 2531, "ja_text": "このまま姉に助けを求めることが正解なのかどうか、それとも身を隠したほうが正解なのか。", "zh_text": "就这样姐姐求助才是正确的,还是隐藏起来是正确的选择呢?。" }, { "id_line": 2532, "ja_text": "100分の1サイズに縮んでいる大祐は、ゆっくりと後ずさりしながら思案に暮れていた。", "zh_text": "被缩小到100分之一大小大佑慢慢地一边后退一边思考下一步。" }, { "id_line": 2533, "ja_text": "彩香「ん?」", "zh_text": "彩香 「?」" }, { "id_line": 2534, "ja_text": "大祐「ひゃぁっ!」", "zh_text": "大佑 「啊!糟了!」" }, { "id_line": 2535, "ja_text": "彩香の双眸が小さな大祐を捉えたような感覚に陥る。", "zh_text": "大佑觉得彩香的双眸抓住自己。" }, { "id_line": 2536, "ja_text": "大祐は、大きく深呼吸をしてから巨大な彩香の動向に注目した。", "zh_text": "大佑深呼吸后,继续关注巨大彩香的动向。" }, { "id_line": 2537, "ja_text": "彩香「まあ、またミニチュアを出しっ放しにしてるのね・・・。」", "zh_text": "彩香「啊,模型还没关上呢・・・」" }, { "id_line": 2538, "ja_text": "そう口を開いた彩香は、大祐の部屋のドアを勢いよく開ける。", "zh_text": "这样开了口彩香,把大佑的房间门全全打开。" }, { "id_line": 2539, "ja_text": "その瞬間、巨大な彩香の全景が明らかにされ、小さな大祐は恐怖で震え上がった。", "zh_text": "在那一瞬间,终于看到巨大的彩香全身,大佑被恐惧所震慑。" }, { "id_line": 2540, "ja_text": "そして、大祐から見て100倍ものサイズがある縦幅24mの右の素足を持ち上がった。", "zh_text": "大佑看到有100倍、长24米右脚抬起了。" }, { "id_line": 2541, "ja_text": "汗をたくさんかいていることが容易に想像できる湿り気のある巨大な足の裏は廊下にある埃をたくさん吸い付けている。", "zh_text": "可能出了很多汗,可以想像到有湿度的巨大脚掌吸付了很多走廊上的灰尘。" }, { "id_line": 2542, "ja_text": "やがて、そのオレンジ色に染まった巨大な平面は、何の躊躇もなく大祐の前方に振り下ろされる。", "zh_text": "不久,那片橙色的巨大的平面,毫不犹豫地在大佑的前方往下打。" }, { "id_line": 2543, "ja_text": "ズッシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2544, "ja_text": "大祐「う、うわわっ!?」", "zh_text": "大佑 「哇啊!?」" }, { "id_line": 2545, "ja_text": "大祐はものの見事に彩香の一歩でひっくり返った。", "zh_text": "大佑仅仅因为观彩香的一步而翻倒。" }, { "id_line": 2546, "ja_text": "体勢を崩した大祐は急いで起き上がる。", "zh_text": "大佑赶紧爬起来。" }, { "id_line": 2547, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2548, "ja_text": "彩香の二歩目が繰り出される。", "zh_text": "彩香的第二步眨眼间又踩在地上。" }, { "id_line": 2549, "ja_text": "しゃがみこんで体勢を整えている大祐は、その巨大な素足の行く末に注視していた。", "zh_text": "调整蹲姿的大佑,注视巨大的赤脚的动向。" }, { "id_line": 2550, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2551, "ja_text": "ミニチュアの方向へと歩く彩香は、右の素足を再び踏みしめ、小さな大祐を踏み潰さんばかりに接近してくる。", "zh_text": "向模型方向走去,彩香再次放下右脚,几乎踩到很接近的大佑。" }, { "id_line": 2552, "ja_text": "しかし、大祐は何とか巨大な彩香から逃げおおせる位置へと避難することができたのであった。", "zh_text": "大佑总算从巨大彩香逃脱,可以去避难。" }, { "id_line": 2553, "ja_text": "彩香「えっ!? 何、何?」", "zh_text": "彩香「咦!?什么,什么?」" }, { "id_line": 2554, "ja_text": "ふいに上空の彩香が驚きの声をあげる。", "zh_text": "突然,上空出现彩香吃惊的声音。" }, { "id_line": 2555, "ja_text": "大祐が彩香の視線の先を見つめると、なんとミニチュアのシート上に1倍サイズの舞佳が出現したのだ。", "zh_text": "大佑凝视彩香视线的前方,原来模型底座椅上常大小的舞佳出现了。" }, { "id_line": 2556, "ja_text": "舞佳「逃げ足が速いやつね~。」", "zh_text": "舞佳 「逃跑的小人啊~我要快点找到・・・」" }, { "id_line": 2557, "ja_text": "彩香「え・・・、どういうこと? なんで舞佳ちゃんが・・・。」", "zh_text": "彩香「嗯・・・怎样了?为什么舞佳酱・・・」" }, { "id_line": 2558, "ja_text": "突然の舞佳の出現に戸惑う彩香は、この状況が良く飲み込めないでいた。", "zh_text": "对于突然出现的舞佳,彩香困惑不而,搞不清这种状况。" }, { "id_line": 2559, "ja_text": "彩香「と、とりあえず、サイズを元に戻さないと。」", "zh_text": "彩香 「总之,先调回尺寸吧。」" }, { "id_line": 2560, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2561, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2562, "ja_text": "そう言うと、彩香は大祐の付近にあるミニチュアの操作盤へとその身を移動させ、慣れた手つきで操作盤を動かす。", "zh_text": "彩香把身体被移动大佑附近的模型操作盘,习惯性地操作起来。" }, { "id_line": 2563, "ja_text": "次の瞬間、大祐の意識が飛びかける。", "zh_text": "接下来的瞬间,大佑的意识又飞走了。" }, { "id_line": 2564, "ja_text": "彩香「よしっ、これで100分の1サイズね。」", "zh_text": "彩香「好了,这是100分之一大小。」" }, { "id_line": 2565, "ja_text": "轟音にも似た彩香の大きな声で、大祐は目を覚ます。", "zh_text": "和彩香的声音相似的轰鸣声把大佑弄醒。" }, { "id_line": 2566, "ja_text": "大祐「え、あ・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗯,啊・・・」" }, { "id_line": 2567, "ja_text": "大祐は言葉を失ってしまった。", "zh_text": "大佑完全无法说话。" }, { "id_line": 2568, "ja_text": "彩香がミニチュアを100分の1サイズに設定し直すと同時に大祐のサイズもさらに縮んでしまったのだ。", "zh_text": "彩香把模型重新设置为100分之一大小的同时,大佑的尺寸也进一步缩小了。" }, { "id_line": 2569, "ja_text": "大祐のはるか前方には、床にどっかりと腰を下ろした超巨大な彩香が君臨していた。", "zh_text": "大佑在遥远的前方的地板上看到超巨大的彩香,就扑通的倒下。" }, { "id_line": 2570, "ja_text": "大きさにして実に1万倍、あまりの巨大さに彩香の全景が霞んで見える。しかも、大祐のはるか前方には、2400mもの広大な彩香の右の足の裏が露わになっていたのだ。", "zh_text": "1万倍的大小,实在是太巨大了,连彩香全身也无法看清。现在彩香一只脚指也是无法逾越的巨山,一条指纹也有20米的宽度。在大佑遥远的前方,可以看到彩香长达2400米的的右脚掌,脚指轻轻一动也会造成飓风,脚掌的宽度已经突破天际。" }, { "id_line": 2571, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃん・・・。」", "zh_text": "大佑 「哦,姐姐・・・」" }, { "id_line": 2572, "ja_text": "小さな大祐の声などもはや届く由もない。", "zh_text": "大佑的声音等已经对彩香完全没有意义。" }, { "id_line": 2573, "ja_text": "大祐があたふたしていると、超巨大な彩香に動きが見られた。", "zh_text": "大佑急忙注视超巨大彩香的运动。" }, { "id_line": 2574, "ja_text": "彩香は、左脚を立ち膝のように置き、右の脚は胡座をかいている。", "zh_text": "彩香立起左脚膝,盘起右腿。" }, { "id_line": 2575, "ja_text": "そして、その折り曲げた右脚は左膝の下の空間を通っており、小さな大祐めがけて右の足の裏を見せている状態になっている。", "zh_text": "弯曲的右脚穿过左膝下的空间,把右脚掌展露在大佑的眼前。" }, { "id_line": 2576, "ja_text": "突如として、彩香の超巨大な左の素足から不気味な音が響き始める。", "zh_text": "突然彩香超巨大的左脚开始开出令人毛骨悚然的响声。" }, { "id_line": 2577, "ja_text": "ビリッ、バリッ、ベリリッ!!", "zh_text": "咔咔咔!!" }, { "id_line": 2578, "ja_text": "大祐が彩香の左足に目をやると、何と彩香の足の裏が床から剥がれようとしていたのだ。", "zh_text": "大佑正在注视彩香的左脚从地板上剥离,在这个尺度,可以看到彩香脚底上的肉黏在地上。" }, { "id_line": 2579, "ja_text": "その柔らかそうな肌色の皮膚は、床にベッタリとくっついているため、剥がれようとするときに不気味な音を立てていたのだ。", "zh_text": "那柔软的肤色巨山的黏在地板上。因此,剥离的时候发出令人毛骨悚然的声音。" }, { "id_line": 2580, "ja_text": "彩香の超巨大な素足がゆっくりと持ち上がっていき、その下の空間に深い闇が顔をのぞかせていた。", "zh_text": "彩香的超巨大的赤脚慢慢抬起了一点点,露出下面的黑暗空间。" }, { "id_line": 2581, "ja_text": "このとき、大祐はすっかり油断しきっていた。", "zh_text": "这个时候,大佑完全疏忽大意,只顾看超巨大彩香的脚。" }, { "id_line": 2582, "ja_text": "彩香の持ち上がった左の素足は、猛烈な勢いで小さな大祐に向かってきたのだ。あっという間に大輔の上空は肌色の平面に覆われる。彩香が無意識に自身の足を動かしただけかもしれない。しかし、大祐の周囲は全てが彩香の超巨大な素足が作り出す影に覆われてしまったのだ。", "zh_text": "彩香的抬起了的左脚猛然转向大佑。大佑的上空转眼间被肤色的平原覆盖。平原上有不少细线和灰尘黏住,但那些灰尘都比大佑巨大得多。再看清楚一点,更可以看到有被彩香无意识踩死的小虫残骸卡在脚底的纹路上,在大佑看来有如巨兽的残肢。也许只是彩香无意识地动了动自己的脚。但现在大佑完全被超巨大彩香的赤脚造成的影子覆盖起来。彩香形成了大佑的整个世界观,阴影盖住的地方看不到尽头。" }, { "id_line": 2583, "ja_text": "大祐「まさか、たったの一歩で・・・。」", "zh_text": "大佑 「难道只是走一步・・・」" }, { "id_line": 2584, "ja_text": "後悔しても遅かった。", "zh_text": "后悔也太晚了。" }, { "id_line": 2585, "ja_text": "その広大な平面は、大祐めがけて一気に落下してきたのだ。", "zh_text": "这广阔无边的平面,一下子向大佑落下来。" }, { "id_line": 2586, "ja_text": "大祐「う、うわあああっ!!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 2587, "ja_text": "#22", "zh_text": "#22" }, { "id_line": 2588, "ja_text": "コンタクトの取り方", "zh_text": "取得联系的方法" }, { "id_line": 2589, "ja_text": "上空を埋め尽くす彩香の超巨大な足の裏に大祐は言葉を失っていた。", "zh_text": "上空埋尽彩香的超巨大脚底,大佑已经失去语言能力。" }, { "id_line": 2590, "ja_text": "どこをどう逃げても彩香の足の裏が作り出す世界からは逃げ果せることはできまい。", "zh_text": "往哪里跑可以逃出彩香的脚底创造出来的世界呢,大佑怎样也是不能够逃掉吧。" }, { "id_line": 2591, "ja_text": "大祐の周囲からは徐々に光が奪われつつあった。", "zh_text": "大佑周围的光线开始慢慢被夺走。" }, { "id_line": 2592, "ja_text": "大祐「ど、ど、どうしよう?!」", "zh_text": "大佑 「怎、怎么办?!」" }, { "id_line": 2593, "ja_text": "今の大祐は生身の姿で小さくなっているため、このまま彩香に足を振り下ろされれば即死である。それなのに彩香にとっては踏み潰した感覚すら与えられないであろう。極小サイズに縮んだ大祐は自分の運命を呪った。", "zh_text": "一开始是被模型内的舞佳用尺寸变换机缩小的,之后再被彩香缩小。所以现在的大佑是以活生生的姿态变小,如果被彩香的脚轻轻一踩会当场死亡。尽管如此,对彩香来说,大佑自己连被踩碎的感觉都不会传给彩香。说不定现在被踩死的权利也没有,只会被汗液死死黏在彩香脚纹中间,和灰尘混在一起,成为小小的寄生虫。如果在彩香巨大的脚上苟存,彩香肌肤上每一条小纹都会是难以跨越的山谷。巨大的胴体会成为大佑的世界。极小尺寸的大佑开始诅咒自己的命运。" }, { "id_line": 2594, "ja_text": "大祐「くそっ!!」", "zh_text": "大佑「可恶!!」" }, { "id_line": 2595, "ja_text": "大祐はそのまま座り込み、地面を右手で叩いた。", "zh_text": "大佑依然坐在地上,用右手敲在地面上。" }, { "id_line": 2596, "ja_text": "その拍子にポケットから大祐のスマホが落下する。", "zh_text": "那个瞬间,智能手机从大佑的口袋掉出来。" }, { "id_line": 2597, "ja_text": "大祐「あ・・・、もしかしたら・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊・・・、或者可以・・・」" }, { "id_line": 2598, "ja_text": "大祐は淡い期待を抱きながら、素早くスマホを操作する。", "zh_text": "大佑是抱着浅浅的期待,迅速操作智能手机。" }, { "id_line": 2599, "ja_text": "彩香「あ、電話だー。誰だろう・・・?」", "zh_text": "彩香「啊,电话。是谁呢・・・?」" }, { "id_line": 2600, "ja_text": "彩香が口を開いたその瞬間、大祐の上空は一気に視界が開けた。", "zh_text": "彩香开口的那个瞬间,大佑的上空一下子视野开阔起来。" }, { "id_line": 2601, "ja_text": "どうやら彩香の巨大な素足が場所を移したようである。", "zh_text": "彩香的超巨大的脚转移了地方。" }, { "id_line": 2602, "ja_text": "ズッシイイイン!!", "zh_text": "隆!!" }, { "id_line": 2603, "ja_text": "大祐のはるか前方に彩香の素足が振り下ろされる。", "zh_text": "彩香的光脚踩在大佑遥远的前方。" }, { "id_line": 2604, "ja_text": "彩香の足の着地が巻き起こす風圧に大祐は何とか耐え抜く。", "zh_text": "但大佑还是要承受彩香的脚落地时掀起的风压。" }, { "id_line": 2605, "ja_text": "彩香「大祐からだ。何だろう・・・? もしもし?」", "zh_text": "彩香 「大佑。什么・・・?喂?」" }, { "id_line": 2606, "ja_text": "大祐「あ、姉ちゃん!! 助けてくれ!!」", "zh_text": "大佑 「姐姐!!帮帮我!!」" }, { "id_line": 2607, "ja_text": "彩香「あれ? もしもーし?」", "zh_text": "彩香「咦?你在说什么?」" }, { "id_line": 2608, "ja_text": "大祐「ね、姉ちゃあああん!!」", "zh_text": "大佑 「啊,姐姐啊啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2609, "ja_text": "彩香「電波が悪いのかな、聞こえないや。おーい。」", "zh_text": "彩香 「信号不好,听不到。喂。」" }, { "id_line": 2610, "ja_text": "どうやら縮んだ携帯電話の電波は不安定のようで、大祐の声も彩香には届いていないようだ。", "zh_text": "缩小了手机发出的电波不稳定,大佑的声音彩香还是没有收到。" }, { "id_line": 2611, "ja_text": "大祐は懸命に携帯電話に声を浴びせ続ける。", "zh_text": "大佑继续拼命向手机大吼。" }, { "id_line": 2612, "ja_text": "彩香「もう、切っちゃおう。」", "zh_text": "彩香「我要挂了喔。」" }, { "id_line": 2613, "ja_text": "ツーツーツー・・・", "zh_text": "嘟ー嘟ー嘟・・・" }, { "id_line": 2614, "ja_text": "通話の切れた携帯電話を思わず凝視する大祐。", "zh_text": "大佑无意识地凝视通话终了的手机。" }, { "id_line": 2615, "ja_text": "どうにかコンタクトを取る方法はないか、懸命に思案を巡らせる。", "zh_text": "但总算取得联系方法,他努力围绕这个主题沉思。" }, { "id_line": 2616, "ja_text": "そのとき、大祐は通話ができたのだからメールも大丈夫ではないかと考える。", "zh_text": "大佑考虑到电话也能够通话了,送邮件也没关系吧。" }, { "id_line": 2617, "ja_text": "大祐は震える右手を胴体に叩きつけ、急ぎながらも落ち着いてメールを作成していく。", "zh_text": "大佑一边用颤抖的右手拿着机身,一边努力想要平静地制作紧急邮件。" }, { "id_line": 2618, "ja_text": "しかし、そのとき、大祐の体に異変が起きる。", "zh_text": "但是,这个时候,大佑的身体发生了异变。" }, { "id_line": 2619, "ja_text": "何と、大祐の体が大きくなり始めたのだ。", "zh_text": "大佑的身体开始变大。" }, { "id_line": 2620, "ja_text": "相対的にじわじわと彩香の巨体が縮み始める。", "zh_text": "相对慢慢地彩香突破天际的超巨大的身体开始收缩。" }, { "id_line": 2621, "ja_text": "大祐「こ、これは一体?」", "zh_text": "大佑「这、这是什么?」" }, { "id_line": 2622, "ja_text": "おそらくはミニチュア内の舞佳がサイズ変換器をリセットしたのであろうか。", "zh_text": "恐怕是在模型内的舞佳为了找到躲起来的大佑而重置了尺寸变换器吧?" }, { "id_line": 2623, "ja_text": "この幸運な出来事に大祐はすっかり安心しきってしまった。", "zh_text": "大佑对这个幸运的事情完全感到安心。" }, { "id_line": 2624, "ja_text": "ところが、大祐のサイズは現在の彩香のサイズの100分の1程度で止まってしまったのだ。", "zh_text": "然而,大佑的尺寸以相对现在彩香的大小的100分之一左右停下来。" }, { "id_line": 2625, "ja_text": "本来であれば、大祐のサイズは元に戻るはずなのだが、ミニチュアが100分の1設定になっているからなのか、何故か大祐の体はこれ以上大きくはならなかった。", "zh_text": "本来的话,大佑的应该会回到原来的尺寸,但因为模型设置成百分之一,这就是为什么大佑的身体没有复原。" }, { "id_line": 2626, "ja_text": "大祐「え、ええーっ!! どうして戻らないんだ・・・。」", "zh_text": "大佑 「哎,哎诶!!为什么回不来呢・・・」" }, { "id_line": 2627, "ja_text": "せっかく元に戻るものと期待していた大祐は愕然と肩を落とす。", "zh_text": "好不容易期待可以回到原来的大小,现时大佑既惊愕又气馁。" }, { "id_line": 2628, "ja_text": "しかも、今の大祐は彩香の巨大な2つの素足の間に位置しており、下手をすれば命を落としかねない状況である。", "zh_text": "而且,现在大佑是在彩香巨大的双脚之间,运气不好的话,可能又会失去生命的状态。" }, { "id_line": 2629, "ja_text": "大祐「どうしよう・・・。姉ちゃんに助けを求めればいいのかな・・・。」", "zh_text": "大佑 「怎么办・・・向姐姐要求帮助就行了吗・・・」" }, { "id_line": 2630, "ja_text": "いずれにせよ、生身の体である以上、この状態で何か危険な事態が起こることは避けたい。", "zh_text": "无论如何,现时的大佑是血肉之躯。在这样的状态下,难以避开什么危险的事态发生。" }, { "id_line": 2631, "ja_text": "大祐は大急ぎで彩香の右の素足の方向へと走り寄った。", "zh_text": "大佑急忙向彩香右脚的方向跑去。" }, { "id_line": 2632, "ja_text": "彩香「ん?」", "zh_text": "彩香「?」" }, { "id_line": 2633, "ja_text": "ここで、彩香は床を蠢く小さな物体の存在に気が付く。", "zh_text": "彩香注要到地板有蠢蠢欲动的小物体的存在。" }, { "id_line": 2634, "ja_text": "その物体を上からじっくりと見つめていると、どうやら小人が素足に接近していることがわかった。", "zh_text": "从上面慢慢地注视着那个物体,看来小人想要接近自己的赤脚。" }, { "id_line": 2635, "ja_text": "彩香「まあ、私の美しい足に寄ってくるなんて・・・。」", "zh_text": "彩香「啊,想要靠近我的美丽的脚・・・」" }, { "id_line": 2636, "ja_text": "ズーン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2637, "ja_text": "彩香は、小人付近に素足を振り下ろす。", "zh_text": "彩香把脚了挥舞一下,再落在小人附近。" }, { "id_line": 2638, "ja_text": "当然のごとく、彩香の足の着地に耐えられず、その小人はひっくり返る。", "zh_text": "自然地,小人忍受不住彩香的脚落地时的风压,翻倒在地上。" }, { "id_line": 2639, "ja_text": "彩香「あはははは。情けない奴ねー。」", "zh_text": "彩香「啊哈哈哈。可怜的家伙呢。」" }, { "id_line": 2640, "ja_text": "やがて、その小人は彩香の素足から離れるため、走り去ろうとしていた。", "zh_text": "那个小人为了离开彩香的脚开始跑起来。" }, { "id_line": 2641, "ja_text": "そこで、彩香はその小人の進行方向にもう一つの素足を振り下ろした。", "zh_text": "于是彩香在小人行进方向上,又把另一只脚踩下去。" }, { "id_line": 2642, "ja_text": "ズーン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2643, "ja_text": "再び、その小人はひっくり返る。", "zh_text": "那个小人再一次翻倒在地上。" }, { "id_line": 2644, "ja_text": "彩香の2つの素足にすっかり虜になってしまった小人は、とうとう身動きが取れずにその場を右往左往しはじめた。", "zh_text": "彩香的双脚完全征服了小人,小人终于无法动弹,不再东奔西跑。" }, { "id_line": 2645, "ja_text": "彩香「あらら、ちょっと可哀想だったかなー。」", "zh_text": "彩香「哎呀,有点太可怜了。」" }, { "id_line": 2646, "ja_text": "彩香はしばらく小人の動向を眺めていたが、徐々に関心を失い始める。", "zh_text": "彩香暂时注视着小人的动向,但渐渐开始失去了兴趣。" }, { "id_line": 2647, "ja_text": "彩香「もういっか。踏み潰してあげるね。」", "zh_text": "彩香「痛苦吗?踩碎好了。」" }, { "id_line": 2648, "ja_text": "その言葉に反応して、小人は今までにないほどのスピードで彩香の後方へと移動を始める。", "zh_text": "对彩香的语起很大反应,小人以前所未有的速度向彩香的后方移动。" }, { "id_line": 2649, "ja_text": "すかさず、彩香は右の素足を持ち上げ、小人の進行方向に素足を着地させる。", "zh_text": "彩香立刻举起右脚,把脚在小人前进方向上着陆。" }, { "id_line": 2650, "ja_text": "今度は、その小人は素足が置かれていない開けた場所を目指して移動する。", "zh_text": "这次,小人没有继续往放着巨大的脚的地方跑动。" }, { "id_line": 2651, "ja_text": "彩香「おおー、すごっ。よく動いてるけど、もういいわよー。」", "zh_text": "彩香「哦,厉害。反应很快,不过已经没有下次。」" }, { "id_line": 2652, "ja_text": "彩香は、再び右の素足を持ち上げ、小人の真上に設置しようとする。", "zh_text": "彩香再次举起右脚,试图对准小人的正上方。" }, { "id_line": 2653, "ja_text": "しかし、小人はそれを察知して、再び進行方向を変え、複雑な動きを見せる。", "zh_text": "但是小人察觉到了,再次改变行进方向,跑出复杂的行动路径。" }, { "id_line": 2654, "ja_text": "彩香「んー、狙いを定めにくいなー。なかなかやるわね。」", "zh_text": "彩香「嗯,很难瞄准。相当能干啊。」" }, { "id_line": 2655, "ja_text": "彩香は右の素足を宙に掲げたまま、その小人の行く末を読みきろうと考えを巡らせていた。", "zh_text": "彩香的裸足在空中悬挂,不停打圈,想要估计出那个小人的下一步。" }, { "id_line": 2656, "ja_text": "やがて、その小人は、彩香の左の素足方向に向かったかと思うと、なんと素足に乗っかってしまったのだ。", "zh_text": "不久,那个小人向彩香的左脚方向前进,没想到竟然会爬上了彩香的脚。" }, { "id_line": 2657, "ja_text": "彩香「あっ、私の足に触れたわね。」", "zh_text": "彩香「啊,我碰到了我的脚。」" }, { "id_line": 2658, "ja_text": "その瞬間、彩香は左の素足を床に叩きつける。", "zh_text": "那一瞬间,彩香左脚跺了跺地板。" }, { "id_line": 2659, "ja_text": "当然、その衝撃に耐えられず、小人は彩香の足の甲を転げ落ち、彩香の親指と人差し指の間に挟まってしまった。", "zh_text": "小人当然承受不住这个冲击,在彩香的脚背上摔了下来,被夹在彩香的大脚指和食指之间。" }, { "id_line": 2660, "ja_text": "彩香「しめたっ!」", "zh_text": "彩香「太好了!」" }, { "id_line": 2661, "ja_text": "待ってましたとばかりに彩香はその小人を自身の指先で捕縛する。", "zh_text": "彩香用指尖捕获小人。" }, { "id_line": 2662, "ja_text": "彩香にとっては微々たる感触でしかないだろうが、小人はピクリとも動かない。", "zh_text": "对彩香来说感觉不大,小人也一动不动。" }, { "id_line": 2663, "ja_text": "彩香「このまま脱出できたら見逃してあげる。」", "zh_text": "彩香「如果就这样可以逃脱的话,我会放过你。」" }, { "id_line": 2664, "ja_text": "小人にとって決して逃げだせない絶望的な状況であること充分に熟知している彩香は、ニヤニヤとほくそ笑みながら小人の動向を見守った。", "zh_text": "小人看来充分熟悉彩香的性格,对小人来说这个是绝对不能逃出的绝望状况,她一边笑和一边注视小人的动向,就可以见证这一点。" }, { "id_line": 2665, "ja_text": "案の定、指に挟まった小人は全く動きを見せない。", "zh_text": "果然,完全没有看到脚指夹住的小人有动。" }, { "id_line": 2666, "ja_text": "いや、動いているのかもしれないが、彩香の頑強な指先がその動きを封じ込めているのかもしれない。", "zh_text": "不,可能有在动,但被彩香巨大的脚指封住了也说不定。" }, { "id_line": 2667, "ja_text": "どちらにせよ、小人に絶望を与えていることは想像に難くなかった。", "zh_text": "无论如何,巨大的脚指都已经给予小人绝望。" }, { "id_line": 2668, "ja_text": "彩香「ふふっ、そろそろ潰してあげる。大丈夫よ、一瞬のことだから痛くないわよ。」", "zh_text": "彩香「呵呵,差不多该击溃。没事的,一瞬间的事,所以不会痛啊。」" }, { "id_line": 2669, "ja_text": "無邪気な笑顔を見せる彩香は、気分が高揚しているのがわかるくらい、顔が紅潮していた。", "zh_text": "彩香露出天真无邪的笑容,因为心情高涨而脸红。" }, { "id_line": 2670, "ja_text": "そんなとき、彩香の携帯がメールの着信を告げる。", "zh_text": "这时,彩香的手机发出收到新邮件的声音。" }, { "id_line": 2671, "ja_text": "メールの相手は大祐であった。", "zh_text": "邮件是大佑发出的。" }, { "id_line": 2672, "ja_text": "彩香「あれっ、大祐からだ。」", "zh_text": "彩香「咦,是大佑。」" }, { "id_line": 2673, "ja_text": "指先に挟めた小人を潰してしまわないように彩香は器用に携帯を操作する。", "zh_text": "彩香灵巧地不让指尖摧毁小人,她打开手机。" }, { "id_line": 2674, "ja_text": "「姉ちゃん、助けて!!", "zh_text": "「姐姐,救命!!" }, { "id_line": 2675, "ja_text": "メチャメチャすごい力で足に捕まってる!!", "zh_text": "我被你那只力量特别厉害的脚捉住!!" }, { "id_line": 2676, "ja_text": "実は、今、諸事情でミニチュアじゃない。", "zh_text": "其实现在的我不是模型。" }, { "id_line": 2677, "ja_text": "このまま潰されると本当に大変なことになる!", "zh_text": "再这样下去,真的会就这样被毁掉的,事态严重!" }, { "id_line": 2678, "ja_text": "しかも、足のにおいがヒドいんだ!!", "zh_text": "而且,脚的味道很臭!!" }, { "id_line": 2679, "ja_text": "早く助けてくれ!!」", "zh_text": "快来救我!!」" }, { "id_line": 2680, "ja_text": "彩香「ふーん・・・。この小人は大祐だったのね・・・。大変なことってなんだろう?」", "zh_text": "彩香「嗯・・・这个小人是大佑・・・严重的事是什么呢?」" }, { "id_line": 2681, "ja_text": "大祐からのメールをひとしきり読み終わった彩香は眉間にしわを寄せて自身の爪先に語りかける。", "zh_text": "读完大佑发送的邮件,彩香紧皱眉头对自己的脚尖说。" }, { "id_line": 2682, "ja_text": "彩香「私の足がクサいってこと? 失礼な奴ね! じわじわと潰してやるんだからっ!!」", "zh_text": "彩香「我的脚很臭?失礼的家伙!让我一点一点地把你压坏吧!!」" }, { "id_line": 2683, "ja_text": "今の大祐が生身の体であることなど知る由もない彩香は、明快な処刑宣言を大祐に通告する。", "zh_text": "现在的大佑是活生生的肉体这件事,彩香当然无从知晓,她明快地向大佑发出处刑宣言。" }, { "id_line": 2684, "ja_text": "そして、彩香はゆっくりゆっくり指先に力を込めていく。", "zh_text": "然后,彩香指尖慢慢地慢慢地用力。" }, { "id_line": 2685, "ja_text": "ゆっくり目を凝らすと小さな大祐がじたばたと動いているようだ。", "zh_text": "想要凝视小小的大佑手忙脚乱的惨况。" }, { "id_line": 2686, "ja_text": "再び、彩香の携帯にメールが届く。", "zh_text": "彩香再次收到手机邮件。" }, { "id_line": 2687, "ja_text": "彩香「何、そんなに助けてほしいの?」", "zh_text": "彩香「什么,那么想要我帮忙?」" }, { "id_line": 2688, "ja_text": "仕方なく彩香はメールを開き、内容に目を通す。", "zh_text": "彩香没办法,只好打开邮件过目。" }, { "id_line": 2689, "ja_text": "「助けて、助けて!!", "zh_text": "「救命,救命!!" }, { "id_line": 2690, "ja_text": "何でもするから!!", "zh_text": "我不管什么都会做!!" }, { "id_line": 2691, "ja_text": "本当に助けて!", "zh_text": "真的救命!" }, { "id_line": 2692, "ja_text": "お願いします!", "zh_text": "拜托您了!" }, { "id_line": 2693, "ja_text": "苦しい!!」", "zh_text": "很辛苦!!」" }, { "id_line": 2694, "ja_text": "大祐の2通目のメールは明らかに焦っているようだった。", "zh_text": "大佑第两封邮件有明显着急的样子。" }, { "id_line": 2695, "ja_text": "ほとんど単語の表現しかなく、大祐が冷静な判断を下せていないことが目に見えてわかるのだ。", "zh_text": "几乎只有单词的的邮件表现出大佑已经失去冷静。" }, { "id_line": 2696, "ja_text": "だが、彩香にとってそれは自身に快楽を与える材料でしかなく、ニヤニヤと笑いながら再び視線を落とす。", "zh_text": "但是对彩香来说那是给予自己快乐的材料,她只有笑了笑,之后再次投落视线。" }, { "id_line": 2697, "ja_text": "彩香「ふふっ、すごく必死ね。全然力を入れてないのよ、指先には・・・。」", "zh_text": "彩香「呵呵,非常拼命。我指尖还没有用尽全力・・・」" }, { "id_line": 2698, "ja_text": "彩香が爪先に視線を移すと、指先で捕縛していたはずの大祐の姿が忽然となくなっていた。", "zh_text": "彩香把视线转移到脚尖上,应该用指尖捕获了的大佑的身姿忽然不见了。" }, { "id_line": 2699, "ja_text": "彩香「あれっ?!」", "zh_text": "彩香「咦?!」" }, { "id_line": 2700, "ja_text": "驚愕する彩香は急いで左の素足を持ち上げる。", "zh_text": "惊愕的彩香赶紧举起左脚。" }, { "id_line": 2701, "ja_text": "床には、黒色のシャツらしき小さな布が一枚落ちているだけだった。", "zh_text": "地板只有一块黑色衬衫一样的小布。" }, { "id_line": 2702, "ja_text": "彩香「大祐!!!」", "zh_text": "彩香「大佑!!!」" }, { "id_line": 2703, "ja_text": "大祐に騙された彩香は、怒りでその場に立ち上がった。", "zh_text": "被大佑欺骗的彩香愤怒地站起来。" }, { "id_line": 2704, "ja_text": "#23", "zh_text": "#23" }, { "id_line": 2705, "ja_text": "拷問", "zh_text": "拷问" }, { "id_line": 2706, "ja_text": "巨大な足の甲を転げ落ちていた大祐は、実は床に落下していた。", "zh_text": "在巨大的脚甲上摔下去的大佑,其实是掉在地板上。" }, { "id_line": 2707, "ja_text": "幸運だったのは、大祐が着ていた黒いシャツが彩香の足指の間に挟まったことだった。", "zh_text": "幸运的是,大佑穿的黑色衬衫在彩香的脚指之间夹住了。" }, { "id_line": 2708, "ja_text": "彩香「このまま脱出できたら見逃してあげる。」", "zh_text": "彩香「如果你可以这样逃脱的话,我会放过你的。」" }, { "id_line": 2709, "ja_text": "彩香「ふふっ、そろそろ潰してあげる。大丈夫よ、一瞬のことだから痛くないわよ。」", "zh_text": "彩香「呵呵,差不多该击溃了。没事的,一瞬间的事,所以不会痛啊。」" }, { "id_line": 2710, "ja_text": "彩香から恐ろしい言葉が浴びせかけられるものの、大祐は彩香の爪先下を器用に小指方向へ移動し、必死にメールを打っていた。", "zh_text": "彩香开始说可怕的话,但大佑巧妙地移动到彩香小指脚尖,拼命地打了邮件。" }, { "id_line": 2711, "ja_text": "1通目のメールが彩香に届いた瞬間、大祐は、彩香の視線に細心の注意を払いながら全速力で巨大な素足の側面を走り去る。", "zh_text": "彩香收到第一封邮件的瞬间,大佑在彩香的视线细心閲读时,全速在巨大的赤脚的侧面逃跑。" }, { "id_line": 2712, "ja_text": "彩香「ふーん・・・。この小人は大祐だったのね・・・。大変なことってなんだろう?」", "zh_text": "彩香「嗯・・・这个小人是大佑了・・・严重的事是什么呢?」" }, { "id_line": 2713, "ja_text": "彩香「私の足がクサいってこと? 失礼な奴ね! じわじわと潰してやるんだからっ!!」", "zh_text": "彩香「我的脚很臭?失礼的家伙啊!一点一点地压坏吧!!」" }, { "id_line": 2714, "ja_text": "案の定、彩香は大祐からの偽のメールに翻弄されている。", "zh_text": "果然,彩香被大佑的假邮件所捉弄。" }, { "id_line": 2715, "ja_text": "彩香の踵付近まで走ることができた大祐は、間髪入れず2通目のメールを送信する。", "zh_text": "到彩香的脚后跟,大佑可以跑步了,立刻发送第二封邮件。" }, { "id_line": 2716, "ja_text": "彩香「ふふっ、すごく必死ね。全然力を入れてないのよ、指先には・・・。」", "zh_text": "彩香「呵呵,非常拼命。我指尖还没有用尽全力啊・・・」" }, { "id_line": 2717, "ja_text": "何とか巨大な彩香から距離を取ることができた大祐は、次に自分の身を隠す場所を探す。", "zh_text": "总算和巨大的彩香取得距离大佑,开始查找自己藏身的地方。" }, { "id_line": 2718, "ja_text": "しかし、残念なことに大祐と彩香がいる場所は部屋の中央部分であり、何も隠れる場所がない。", "zh_text": "但是令人遗憾的是大佑和彩香所在地是在房间的中央,没有可以隐藏的地方。" }, { "id_line": 2719, "ja_text": "彩香「大祐!!!」", "zh_text": "彩香 「大佑!!!」" }, { "id_line": 2720, "ja_text": "彩香の怒りの声が背後から響き渡る。", "zh_text": "彩香愤怒的声音从背后回响。" }, { "id_line": 2721, "ja_text": "どうやら、大祐の小細工が彩香にばれてしまったらしい。", "zh_text": "大佑的花招被彩香发现了。" }, { "id_line": 2722, "ja_text": "大祐がおそるおそる後ろを振り返ると、全長160mの巨大な彩香が腰に手を当て仁王立ちしているではないか。", "zh_text": "大佑小心翼翼地回头,全长160米的巨大彩香叉着腰站了起来。" }, { "id_line": 2723, "ja_text": "大祐「あわわわわ・・・。」", "zh_text": "大佑「哇・・・」" }, { "id_line": 2724, "ja_text": "恐怖に慄く大祐ではあったが、彩香は一向に振りかえろうとはしない。", "zh_text": "感到恐怖大佑全身发抖,但彩香不打算回过头来。" }, { "id_line": 2725, "ja_text": "どうやら彩香は、自身の足下にいるであろう大祐を熱心に探しているようだ。", "zh_text": "彩香热衷于在自己的脚边查找大佑。" }, { "id_line": 2726, "ja_text": "この機を逃さまいと大祐は大急ぎで部屋の入口方向を目指す。", "zh_text": "不能错过这个时机,大佑急匆匆地以房间的入口为目标。" }, { "id_line": 2727, "ja_text": "一方、足下をくまなく探す彩香は、小さな大祐が忽然と姿を消したことに苛立ちを隠せずにいた。", "zh_text": "另一方面,彩香在脚下到处查找,在大佑的身影突然消失后开始的焦躁起来。" }, { "id_line": 2728, "ja_text": "常に自分が優位に立ってきたはずなのに、今回ばかりはいかなるカラクリを使ったのか、全く姿を見つけ出すことができない。", "zh_text": "自己已经有巨大的优势地位了吧,但这次是用了魔术机关吗,完全不能找到他的身姿。" }, { "id_line": 2729, "ja_text": "様々な感情が入り乱れ、彩香も地団駄を踏んでいた。", "zh_text": "搀杂各种各样的感情,彩香气得捶胸顿足。" }, { "id_line": 2730, "ja_text": "彩香「もう!!一体どういうことなの?!」", "zh_text": "彩香「到底是怎么一回事?!」" }, { "id_line": 2731, "ja_text": "彩香はズカズカとミニチュアの操作盤の方向へと向かい、慣れた手つきでミニチュアを操作する。", "zh_text": "彩香生气地走向模型操作仪,用习惯的手势操作模型。" }, { "id_line": 2732, "ja_text": "その瞬間、部屋の入り口付近まできた大祐の意識が遠のく。", "zh_text": "那一瞬间,到了房间入口附近的大佑的意识变得模糊。" }, { "id_line": 2733, "ja_text": "大祐「え・・・、まさか・・・」", "zh_text": "大佑「诶・・・难道・・・」" }, { "id_line": 2734, "ja_text": "大祐「う、うーん・・・、ここは?」", "zh_text": "大佑 「嗯・・・这里是?」" }, { "id_line": 2735, "ja_text": "大祐が目を覚ますと、そこには物干しざおを片手に警戒している舞佳の姿があった。", "zh_text": "大佑睁开眼睛,那里有手持篙子警戒着的舞佳身影,看来姐姐大佑重置在模型内。" }, { "id_line": 2736, "ja_text": "大祐「えっ!!」", "zh_text": "大佑 「哎!!」" }, { "id_line": 2737, "ja_text": "舞佳「あっ!!見つけた!!」", "zh_text": "舞佳 「有了!!找到了!!」" }, { "id_line": 2738, "ja_text": "瞬間的に、大祐は先程の現象を理解することができた。", "zh_text": "一瞬间,大佑明白了刚才的现像。" }, { "id_line": 2739, "ja_text": "彩香がミニチュアの街のサイズを100分の1に設定し、さらに舞佳がサイズ変換器で100分の1サイズにしたがために、先程途方もなく巨大な彩香の姿があったわけだ。", "zh_text": "彩香把模型街道的尺寸设置成100分之1,而并且舞佳尺寸变换器也是100分之一,这就是为什么会有出现出奇巨大的彩香。" }, { "id_line": 2740, "ja_text": "しかし、今の舞佳のサイズからすれば、突然姿を消した大祐を見つけようとせんがためにサイズ変換器を設定を解除したのだろう。", "zh_text": "但是以现在的舞佳的大小来看,她是为了查找突然消失的大佑而解除了尺寸变换器的设置吧。" }, { "id_line": 2741, "ja_text": "大祐「ちょ、ちょっと待って!!」", "zh_text": "大佑「喂,等一下!」" }, { "id_line": 2742, "ja_text": "舞佳「えいっ!!」", "zh_text": "舞佳「呀!!」" }, { "id_line": 2743, "ja_text": "その瞬間、大祐の体は一気に縮小した。", "zh_text": "大佑的身体一下子又缩小了。" }, { "id_line": 2744, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2745, "ja_text": "大祐の目の前に、赤々とした舞佳の巨大な素足が振り下ろされる。", "zh_text": "舞佳红红的巨大光脚在大佑的眼出现。" }, { "id_line": 2746, "ja_text": "舞佳「全く、逃げ足の速かった奴よねー。」", "zh_text": "舞佳「这家伙逃跑得这么快。」" }, { "id_line": 2747, "ja_text": "大祐「うわっ、は、話を聞いてくれ!!」", "zh_text": "大佑「哇,听我说!!」" }, { "id_line": 2748, "ja_text": "舞佳「うるさい、死ね。」", "zh_text": "舞佳「吵死了,死吧。」" }, { "id_line": 2749, "ja_text": "再び、舞香の巨大な素足が小さな大祐に接近する。", "zh_text": "舞香的巨大的光脚再次接近大佑。" }, { "id_line": 2750, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2751, "ja_text": "この状況下では、何を言っても舞佳に話が通じない。", "zh_text": "这种情况下,舞佳怎样说也说不通吧。" }, { "id_line": 2752, "ja_text": "とにかく大祐は無我夢中で舞佳の巨大な素足から逃げ回った。", "zh_text": "大佑拼命地从舞佳巨大的脚下逃窜。" }, { "id_line": 2753, "ja_text": "ズシイイン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2754, "ja_text": "ズシイイン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2755, "ja_text": "侵入者に対して容赦なく自身の素足を振り下ろす舞佳の動きが止まった。", "zh_text": "对侵入者毫不留情的赤脚不停挥舞下来,但舞佳的动作又突然停下来。" }, { "id_line": 2756, "ja_text": "舞佳「はぁ、面倒くさいからサイズをもう一段階縮めましょうか。」", "zh_text": "舞佳「啊,太麻烦了,把尺寸再缩小吧。」" }, { "id_line": 2757, "ja_text": "大祐「な、何?!」", "zh_text": "大佑「什么?!」" }, { "id_line": 2758, "ja_text": "再び、大祐の体が縮み始め、相対的に舞佳の姿が巨大化していく。", "zh_text": "大佑的身体又开始缩小,相对舞佳的身影开始巨大化。舞佳的身高高逾千米。" }, { "id_line": 2759, "ja_text": "舞佳「えーっと、ああ、いたいた。」", "zh_text": "舞佳 「诶,啊。」" }, { "id_line": 2760, "ja_text": "ズッシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2761, "ja_text": "舞佳の巨大な素足が床に着地する。", "zh_text": "舞佳非常巨大的赤脚在踩在地板。" }, { "id_line": 2762, "ja_text": "1000分の1サイズにまで縮んだ大祐は、当然ながら着地の衝撃でひっくり返る。", "zh_text": "大佑缩小到1000分之一的大小,当然会被着陆的冲击撃到。" }, { "id_line": 2763, "ja_text": "舞佳「今度こそ、死ねっ!」", "zh_text": "舞佳「这次,受死吧!」" }, { "id_line": 2764, "ja_text": "床に吹き飛ばされている大祐目がけて赤黒い巨大な足の裏が迫る。", "zh_text": "红黑红黑的巨大脚掌向在地板上吹倒的大佑迫近。" }, { "id_line": 2765, "ja_text": "小さな大祐が体勢を立て直し逃げ出すも、巨大な足が作り出す影から逃げ果せることはできそうにない。", "zh_text": "大佑重整姿势开始逃走,但要从巨大的脚造成的阴影逃之夭夭根本是不可能。" }, { "id_line": 2766, "ja_text": "大祐「うわあああ!!」", "zh_text": "大佑「哇啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2767, "ja_text": "ズッシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2768, "ja_text": "舞佳「よし!!」", "zh_text": "舞佳 「好!!」" }, { "id_line": 2769, "ja_text": "ピーピーピー", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 2770, "ja_text": "ミニチュアの操作盤から警告音が鳴り響く。", "zh_text": "模型操作盘的警告声在房间回响。" }, { "id_line": 2771, "ja_text": "彩香「えっ? なんで、まだ踏み潰してもないのに・・・。」", "zh_text": "彩香「咦?为什么?我还没踩死他就・・・」" }, { "id_line": 2772, "ja_text": "彩香は面倒くさそうにミニチュアを再起動させる。", "zh_text": "彩香十分不情愿地重启模型。" }, { "id_line": 2773, "ja_text": "大祐「う、うーん・・・。イタタ・・・。」", "zh_text": "大佑 「嗯,嗯・・・嗯・・・」" }, { "id_line": 2774, "ja_text": "舞佳「あら、足下に虫がいるわ。」", "zh_text": "舞佳 「哎呀,脚下有虫子啊。」" }, { "id_line": 2775, "ja_text": "復元された大祐は、再び舞佳の部屋に1000分の1サイズで出現する。", "zh_text": "复原的大佑,又一次以1000分之一大小在舞佳的房间出现。" }, { "id_line": 2776, "ja_text": "しかも、体育座りをしていた舞佳の右足付近に出現してしまった。", "zh_text": "而且在正在体育座的舞佳的右脚附近出现。" }, { "id_line": 2777, "ja_text": "舞佳は何の躊躇もなく、小さな大祐目がけて素足を振り下ろす。", "zh_text": "舞佳毫不犹豫地把脚向大佑踩下来。" }, { "id_line": 2778, "ja_text": "大祐「う、うわあああ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 2779, "ja_text": "ズシイイン!!ピーピーピー", "zh_text": "Bi-Bi-Bi-" }, { "id_line": 2780, "ja_text": "再度、ミニチュアの操作盤は警告音を発する。", "zh_text": "模型操作仪再次发出警告声。" }, { "id_line": 2781, "ja_text": "彩香「な、どういうことなの?」", "zh_text": "彩香「啊,是怎么回事?」" }, { "id_line": 2782, "ja_text": "目を丸くしている彩香は、今一度ミニチュアを再起動させる。", "zh_text": "瞪大眼睛的彩香又再激活模型。" }, { "id_line": 2783, "ja_text": "大祐「う、ううっ・・・。こ、これは、まずい・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊・・・这,这是・・・全身都很痛」" }, { "id_line": 2784, "ja_text": "舞佳「さーて、テレビでも見ようっと。」", "zh_text": "舞佳 「看电视吧。」" }, { "id_line": 2785, "ja_text": "今度は、小さな大祐目がけて舞佳の巨大な臀部が落下してくる。", "zh_text": "这次舞佳的巨大的臀部向大佑坐下来。" }, { "id_line": 2786, "ja_text": "足の裏など比にならない程の広い平面が落下してきたのだ。", "zh_text": "比脚底还要宽的平面压下来。" }, { "id_line": 2787, "ja_text": "大祐「う、うそっ!?」", "zh_text": "大佑 「啊!?」" }, { "id_line": 2788, "ja_text": "ズドオオン!!ピーピーピー", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2789, "ja_text": "彩香「え・・・、何で再起動のたびに鳴るの・・・?」", "zh_text": "彩香「嗯・・・为什么每次一重新激活都会立即响起来・・・?」" }, { "id_line": 2790, "ja_text": "さすがに彩香もこの現象に首を傾げた。", "zh_text": "彩香对这个现像很纳闷。" }, { "id_line": 2791, "ja_text": "今までとは異なる現象がミニチュアで発生しているのだ。", "zh_text": "模型从来没有发生过这种事。" }, { "id_line": 2792, "ja_text": "そこで、彩香は設定を一番最初の1倍サイズに変更して再起動してみた。", "zh_text": "于是彩香把缺省尺寸变为1倍,再重新激活模型。" }, { "id_line": 2793, "ja_text": "当然、目の前には縮小も巨大化もされていない舞佳の姿が出現する。", "zh_text": "眼前出现的是还没被缩小或者巨大化舞佳。" }, { "id_line": 2794, "ja_text": "しかし、その足元には微小な小人が蠢いているようだった。", "zh_text": "在她的脚边似乎有很微小的小人在蠢动。" }, { "id_line": 2795, "ja_text": "彩香「あれっ、舞佳ちゃんの足下にいるのって・・・。」", "zh_text": "彩香「咦,舞佳酱的脚下的是・・・」" }, { "id_line": 2796, "ja_text": "舞佳「あ、虫けら。」", "zh_text": "舞佳「啊,虫子。」" }, { "id_line": 2797, "ja_text": "ズーン。", "zh_text": "咚。" }, { "id_line": 2798, "ja_text": "舞佳の一歩によってあっけなくその蠢くものは素足に踏み潰される。", "zh_text": "舞佳草草的一步把那个蠢蠢欲动的东西用脚踩死。" }, { "id_line": 2799, "ja_text": "そして、その瞬間、ミニチュアから警告音が発せられる。", "zh_text": "在那一瞬间,模型发出警告的声音。" }, { "id_line": 2800, "ja_text": "彩香「これって・・・。」", "zh_text": "彩香「这是・・・」" }, { "id_line": 2801, "ja_text": "疑念を抱いた彩香が冷静に舞佳の部屋を眺めていると、部屋の片隅になにやら怪しい機械があることを発見する。", "zh_text": "抱有疑问的彩香冷静地看着舞佳的房间,在房间的角落发现有什么可疑的机器。" }, { "id_line": 2802, "ja_text": "彩香「あ、サイズ変換器だ・・・。」", "zh_text": "彩香「啊,尺寸・・・变换器」" }, { "id_line": 2803, "ja_text": "彩香の脳裏にあった様々な疑問点が一気に線でつながれ、彩香は大きく頷いた。", "zh_text": "彩香的脑海里各种各样的疑问点一下子连接起来,彩香用力地点了点头。" }, { "id_line": 2804, "ja_text": "彩香「舞佳ちゃん、あの機械持ってたんだ・・・。そっか・・・。」", "zh_text": "彩香「舞佳酱,拥有那个机器・・・是吗・・・」" }, { "id_line": 2805, "ja_text": "全てを把握することができた彩香がミニチュアの電源を落とした瞬間、床下で倒れていた大祐の姿がむくむくと大きくなっていく。", "zh_text": "掌握全部情形的彩香把模型的电源关上,倒在门口地板上的大佑的身体逐渐变大。" }, { "id_line": 2806, "ja_text": "彩香「なるほど、さっき私が足の指で摘まんでたのは本物の大祐だったのか・・・。」", "zh_text": "彩香「原来如此,刚才被我的脚指捏住的是真正的大佑吗?・・・」" }, { "id_line": 2807, "ja_text": "ニヤニヤと笑みを浮かべた彩香は、倒れる大祐の顔を踏みつけてそのまま外出したのであった。", "zh_text": "知道这件事的彩香高兴地笑了,故意把脚踩在大佑的脸上走出了房间。" }, { "id_line": 2808, "ja_text": "#24", "zh_text": "#24" }, { "id_line": 2809, "ja_text": "自らに襲いかかる厄災", "zh_text": "自己被灾难袭击过来" }, { "id_line": 2810, "ja_text": "残暑が厳しい日々が過ぎていく中、大祐は休み明けテストの勉強に勤しんでいた。", "zh_text": "每天都过着严热的残暑,大佑忙于复习假期后的测试。" }, { "id_line": 2811, "ja_text": "夏は天王山という言葉通り、ここで力を蓄えなければあとあと痛い思いをすることを大祐は理解しているからだ。", "zh_text": "因为夏天是胜负的契机,在这里不积蓄力量的话之后还有更痛苦的事。" }, { "id_line": 2812, "ja_text": "久方ぶりに真面目モード全開で取り組んでいる大祐のもとに彩香がひょっこり現れる。", "zh_text": "彩香突然出现在久违地认真模式全开的大佑身旁。" }, { "id_line": 2813, "ja_text": "彩香「あら・・・、勉強してるのね?」", "zh_text": "彩香「呀・・・在学习的呢?」" }, { "id_line": 2814, "ja_text": "大祐「そう。悪い、姉貴。」", "zh_text": "大佑 「是。所以姐姐妳不要吵。」" }, { "id_line": 2815, "ja_text": "大祐の愛想ない返事に彩香が多少いらついたのを大祐は肌で感じ取る。", "zh_text": "大佑没有感情地回答多少会刺到彩香。" }, { "id_line": 2816, "ja_text": "とはいえ、勉強を必死でやらねば後々まずいことになりかねないため、大祐は彩香を無視し続ける。", "zh_text": "话虽如此,不拼命的学习的话,以后会更难过,因此大佑只好继续无视彩香。" }, { "id_line": 2817, "ja_text": "彩香「ふーん。じゃあ、勝手にするわ。」", "zh_text": "彩香「嗯。那么,随便吧。」" }, { "id_line": 2818, "ja_text": "その彩香の発言の後、大祐が勉強していたデスクライトの明かりが消えてしまう。", "zh_text": "彩香的说完后,大佑学习桌上的灯光突然消失。" }, { "id_line": 2819, "ja_text": "大祐は彩香の方を振り返りながら強い口調で抗議しようとする。", "zh_text": "大佑一边回头看彩香,一边以强烈的语气试图抗议。" }, { "id_line": 2820, "ja_text": "大祐「姉貴! 何するん・・・」", "zh_text": "大佑 「姐姐!你关了・・・什么」" }, { "id_line": 2821, "ja_text": "振り返った大祐の先には、彩香の巨大な素足が2つ鎮座していた。", "zh_text": "彩香2只巨大的赤脚镇坐在大佑的眼前。" }, { "id_line": 2822, "ja_text": "ミニチュアの操作盤を使ったわけでもないのに一体どういうことなのか。", "zh_text": "没有使用模型的操作仪呀,到底是怎么一回事。" }, { "id_line": 2823, "ja_text": "困惑している大祐の上空に彩香の巨大な素足が運ばれる。", "zh_text": "彩香巨大的脚被运送到正在困惑的大佑的上空。" }, { "id_line": 2824, "ja_text": "大祐「え、ちょ、姉貴、何するんだよ!」", "zh_text": "大佑「诶,喂,姐姐,什么的啊!」" }, { "id_line": 2825, "ja_text": "彩香「私に向かって随分、乱暴な言葉遣いよね・・・」", "zh_text": "彩香「朝我用粗暴的遣词用句・・・」" }, { "id_line": 2826, "ja_text": "大祐「ごめん、ごめん。謝るから許してよ!!」", "zh_text": "大佑「对不起,对不起。我道歉,原谅我吧!!」" }, { "id_line": 2827, "ja_text": "彩香「そうだ、こうしましょう。」", "zh_text": "彩香「啊,就这样吧。」" }, { "id_line": 2828, "ja_text": "その瞬間、彩香は大祐の前にしゃがみ込み、大木のような指で大祐を摘み上げる。", "zh_text": "那一瞬间,彩香在大佑眼前蹲下来,用大树一样的手指捏起大佑。" }, { "id_line": 2829, "ja_text": "大祐「うわああっ、な、何するんだよ!」", "zh_text": "大佑 「呜哇啊啊,什么啊,哟!」" }, { "id_line": 2830, "ja_text": "小さな大祐は、彩香の顔面近くまで運ばれていく。", "zh_text": "小小大佑被送到彩香的面前。" }, { "id_line": 2831, "ja_text": "彩香「あんたは、このサイズ変換機で小さくされたの。わかる?」", "zh_text": "彩香「你被尺寸转换机缩小了,知道吗?」" }, { "id_line": 2832, "ja_text": "彩香が「あんた」というときは決まって不機嫌な時だ。", "zh_text": "是彩香感到不高兴的时候说的「你」。" }, { "id_line": 2833, "ja_text": "大祐が勉強する機会はほぼ絶望的であることを悟りながら、彩香の左手を眺める。", "zh_text": "大佑一边对难得有温习的机会流走有几乎是绝望的感悟,一边眺望彩香的左手。" }, { "id_line": 2834, "ja_text": "彩香の左手には、妖しげな機械が握りしめられていた。", "zh_text": "彩香的左手紧握一部诡异的机器。" }, { "id_line": 2835, "ja_text": "いまいち状況が飲み込めていない大祐へ彩香の説明は続く。", "zh_text": "彩香继续说明给不能理解状况的大佑。" }, { "id_line": 2836, "ja_text": "彩香「あんたの態度が良くないため、これから罰を執行します。」", "zh_text": "彩香「你的态度不好,要执行惩罚。」" }, { "id_line": 2837, "ja_text": "大祐「んな、無茶苦茶な・・・。」", "zh_text": "大佑「啊,毫不讲理・・・」" }, { "id_line": 2838, "ja_text": "大祐の発言が彩香に聞こえたのか、彩香の大きな親指が大祐の腹部を押しつける。", "zh_text": "听到大佑的发言,彩香巨大的大拇指强压在大佑的腹部。" }, { "id_line": 2839, "ja_text": "大祐「グフォッ!!」", "zh_text": "大佑「阿!!」" }, { "id_line": 2840, "ja_text": "彩香は苦しさに悶える大祐を摘まんだまま自分の部屋へと移動し、大祐を床へと降ろした。", "zh_text": "彩香捏起由于痛苦而闷叫的大佑向自己的房间移动,大佑掉在地板上。" }, { "id_line": 2841, "ja_text": "大祐「え・・・、ここは?」", "zh_text": "大佑「诶・・・这里是?」" }, { "id_line": 2842, "ja_text": "大祐が降ろされた場所は、市立図書館だった。", "zh_text": "大佑被放下的地方是市立图书馆。" }, { "id_line": 2843, "ja_text": "どうやらここはミニチュアの中の市立図書館のようだ。", "zh_text": "看来这里是迷你模型中的市立图书馆。" }, { "id_line": 2844, "ja_text": "ここで、大祐は恐ろしい仮説が頭をよぎる。", "zh_text": "看在这里,大佑有一种可怕的想法涌上心头。" }, { "id_line": 2845, "ja_text": "よもやこのまま踏み潰されることはないとは思うが、彩香は生身のまま小さくした大祐をそのままにしてミニチュアを破壊する気ではなかろうか。", "zh_text": "难道就这样会连同模型被踩碎吗,彩香是想把活生生的大佑直接当成模型破坏吧。" }, { "id_line": 2846, "ja_text": "大祐は血の気が引いていくのを実感する。", "zh_text": "感觉到了大佑脸上的血色退下去。" }, { "id_line": 2847, "ja_text": "彩香「大祐、わかってるわね?」", "zh_text": "彩香「大佑,知道吗?」" }, { "id_line": 2848, "ja_text": "大祐「な、何が?」", "zh_text": "大佑「什么?」" }, { "id_line": 2849, "ja_text": "彩香「精一杯考えるのよ? 踏み潰されたらそこで本当に終了だからね?」", "zh_text": "彩香「试想一下?在模型内被践踏的话不是就不会死吗?」" }, { "id_line": 2850, "ja_text": "大祐「ま、待ってよ! 本当に踏み殺されたらどうする気なんだよ!」", "zh_text": "大佑「嘛,等一下啊!如果真的被踩死的话,又该怎么做啊!」" }, { "id_line": 2851, "ja_text": "大祐は、怒り気味に彩香へと怒鳴りつけた。", "zh_text": "大佑愤怒地大声叱责彩香。" }, { "id_line": 2852, "ja_text": "彩香「んー、たぶん大丈夫でしょっ!」", "zh_text": "彩香 「嗯,大概没问题吧!」" }, { "id_line": 2853, "ja_text": "彩香が言う「たぶん」はあてにはならない。", "zh_text": "彩香说「大概」的话,是完全靠不住的。" }, { "id_line": 2854, "ja_text": "大学にも合格しているはずの姉ではあるが、このアバウトな性格には毎度恐れ入る。", "zh_text": "大学也是应该全科合格的姐姐,竟然是这种粗枝大叶的性格实在令人惶恐。" }, { "id_line": 2855, "ja_text": "彩香「じゃあ、行くわよー!」", "zh_text": "彩香「那么、走吧!」" }, { "id_line": 2856, "ja_text": "そう言うや否や、大祐の周囲は一気に闇に包まれる。", "zh_text": "说完,大佑的四周围一口气就被黑暗所包围。" }, { "id_line": 2857, "ja_text": "彩香は、大祐が生身であろうがなかろうが、一切の容赦をしないようだ。", "zh_text": "彩香完全不在乎会不会把脚下活生生的大佑变成脚上的红点。" }, { "id_line": 2858, "ja_text": "大祐「信じられん・・・。とにかく逃げなきゃ!」", "zh_text": "大佑「无法相信・・・总之先逃走吧!」" }, { "id_line": 2859, "ja_text": "大祐が猛ダッシュで逃げ出すと、程なくして大祐が先程までいた場所は彩香の巨大な素足によって踏みしめられる寸前であった。", "zh_text": "大佑拼命冲刺,大佑刚才所在的地方现在是彩香巨大的裸足的边缘。" }, { "id_line": 2860, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2861, "ja_text": "大祐「うわわっ!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊!!」" }, { "id_line": 2862, "ja_text": "彩香「あら、おしかったわね。じゃあ、もう一発。」", "zh_text": "彩香「呀。那么,已经一发了。」" }, { "id_line": 2863, "ja_text": "彩香の目から逃れなければ、このままずっと追いかけられることになる。", "zh_text": "不从彩香气的眼底下逃避的话,就会这样一直被追赶下去,和100倍大小的彩香赛跑根本毫无胜算。" }, { "id_line": 2864, "ja_text": "大祐は、図書館近くにあった地下道へと急いで入りこんだ。", "zh_text": "大佑急忙跑进图书馆附近的地下道。" }, { "id_line": 2865, "ja_text": "彩香「あっ、ウソ!? そこだと見失っちゃう!!」", "zh_text": "彩香「啊,不是吧!?不见了!!」" }, { "id_line": 2866, "ja_text": "彩香の二歩目がピタリと宙で止まる。", "zh_text": "彩香迈出第二步时,脚在空中停下来。" }, { "id_line": 2867, "ja_text": "大祐が街中を逃げ回ることを想定していた彩香は、大祐が地下道へ入り込むことを予想していなかった。", "zh_text": "彩香只有想过大佑会在街上到处都乱跑,没想到大佑会跑进地下道。" }, { "id_line": 2868, "ja_text": "このままでは、本当に大祐を圧死しかねない。", "zh_text": "这样下去,真的有可能把大佑压死。" }, { "id_line": 2869, "ja_text": "彩香は深呼吸して心を落ち着かせて、地下道の出口を思い浮かべてみた。", "zh_text": "彩香深呼吸冷静下来,回想地下道的出口。" }, { "id_line": 2870, "ja_text": "彩香「うー、無理だ・・・。この地下道だと出口が3か所あるはず。」", "zh_text": "彩香「是啊,不行・・・这个地下道应该有3处出口。」" }, { "id_line": 2871, "ja_text": "その地下道からは、巨大な彩香が出現したことによってひっきりなしに人が逃げ惑っている。", "zh_text": "在地下道,因为出现了巨大的彩香,接连不断地逃进乱窜的小人。" }, { "id_line": 2872, "ja_text": "この状態から生身の状態の大祐一人を探し出すことは困難だ。", "zh_text": "这个状态下能找出唯一的活人大佑是很困难的。" }, { "id_line": 2873, "ja_text": "彩香「仕方ないなー。サイズ変換器の倍率を変えようかなー。」", "zh_text": "彩香「没办法啊。改变尺寸变换器的倍率吧。」" }, { "id_line": 2874, "ja_text": "ニヤニヤとほくそ笑む彩香はサイズ変換機へと手を伸ばす。", "zh_text": "暗暗发笑彩的香向尺寸变换器伸出手。" }, { "id_line": 2875, "ja_text": "彩香「うーんと、10分の1サイズとかにすれば、地下道を突き破るんじゃないかな?」", "zh_text": "彩香「嗯,调10分之一大小之类的话,大佑就会冲破地下道吧?」" }, { "id_line": 2876, "ja_text": "どんなときでも冷静に考えることができるのは、彩香の長所なのかもしれない。", "zh_text": "无论什么时候都能冷静思考,也许是彩香的长处吧。" }, { "id_line": 2877, "ja_text": "彩香はサイズ変換器を操作して、大祐をさらに焦らせようとしていた。", "zh_text": "彩香操作尺寸变换器,让地下道的大佑更加着急。" }, { "id_line": 2878, "ja_text": "しかし、次の瞬間サイズ変換器は彩香の全身をを一閃する。", "zh_text": "但是下一个瞬间,尺寸变换器使彩香的全身一闪。" }, { "id_line": 2879, "ja_text": "彩香「えっ!? ど、どういうこと?」", "zh_text": "彩香「咦!?怎、怎么了?」" }, { "id_line": 2880, "ja_text": "彩香は、サイズ変換器を操作ミスし、自らをも100分の1サイズへと縮小させてしまったのだ。", "zh_text": "彩香操作尺寸变换器失误,自己也缩到100分之一大小。" }, { "id_line": 2881, "ja_text": "彩香「し、しまった・・・。どうしよう・・・。」", "zh_text": "彩香 「糟了・・・怎么办・・・」" }, { "id_line": 2882, "ja_text": "とにもかくにも、彩香はミニチュア内へと歩を進めてみた。", "zh_text": "彩香在模型内前进。" }, { "id_line": 2883, "ja_text": "彩香「う、うわ・・・。」", "zh_text": "彩香「诶,哇・・・」" }, { "id_line": 2884, "ja_text": "彩香の目の前には、先程自身が踏みしめた巨大な足型が広がっている。", "zh_text": "彩香的面前,是刚才自己巨大的脚用力踩下来的脚印。" }, { "id_line": 2885, "ja_text": "極限までに圧縮された建造物や植物、道路など、凄惨な状況に彩香は思わず息を呑みこむ。", "zh_text": "被压缩到极限的建造物、植物、道路等,对于这个自己造成的凄惨状况,彩香不由自主地吞了一口气。" }, { "id_line": 2886, "ja_text": "周囲に人影もいなくなり、急激に心細くなった彩香は、大祐を呼び続ける。", "zh_text": "四周也没有人影,胆怯的彩香一直呼喊大佑。" }, { "id_line": 2887, "ja_text": "彩香「ね、ねえー、大祐ー。もう出てきてもいいのよー。どこー?」", "zh_text": "彩香「啊,啊啊,大佑ー已经可以出来了。你在什么地方呀?」" }, { "id_line": 2888, "ja_text": "彩香の叫びに答えてくれる人物はなく、周囲に空しく彩香の声だけが響き渡る。", "zh_text": "没有人回答彩香的叫喊,周围的空地只有彩香的声音。" }, { "id_line": 2889, "ja_text": "おそらく、先程の巨大な彩香の出現により、図書館一帯からは、人っ子一人いなくなったのであろう。", "zh_text": "恐怕因为刚才巨大的彩香的出现,图书馆一带一个人也没有了吧。" }, { "id_line": 2890, "ja_text": "巨大な足型の前で彩香はただ一人呆然と立ち尽くしていた。", "zh_text": "站在巨大的脚印前彩香只是一个人发呆站着。" }, { "id_line": 2891, "ja_text": "???「彩香ー、入るわよー。」", "zh_text": "???「彩香—,我进来啦。」" }, { "id_line": 2892, "ja_text": "ふいに彩香を呼ぶ女性の声が玄関から聞こえる。", "zh_text": "突然有一把调用彩香的女性的声音从大门传入。" }, { "id_line": 2893, "ja_text": "ギュギュッ!", "zh_text": "咚!" }, { "id_line": 2894, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "轰!!" }, { "id_line": 2895, "ja_text": "明らかに何者かが履き物を脱いで家の中に入ってきた。", "zh_text": "明显地有人脱鞋进来了。" }, { "id_line": 2896, "ja_text": "彩香「え、ええっ! どうしよう、隠れなきゃ!!」", "zh_text": "彩香「嗯,嗯!怎么办,不隐藏起来不行!!」" }, { "id_line": 2897, "ja_text": "小さくなった彩香は全速力で近くにあった中学校目指して走り出す。", "zh_text": "变小的彩香全速向附近的中学奔跑。" }, { "id_line": 2898, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2899, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 2900, "ja_text": "巨大な人物が歩く重低音はダイレクトに小さな彩香に伝わり、彩香はすっかり怯えまくっていた。", "zh_text": "巨人走路时的重低音直接传到小小彩香的耳中,彩香内心感到非常恐惧。" }, { "id_line": 2901, "ja_text": "???「彩香ー?」", "zh_text": "???「彩香啊?」" }, { "id_line": 2902, "ja_text": "そして、ミニチュアの街を通り越したはるか後方に巨大な女性の姿が出現する。", "zh_text": "越过了模型街道的遥远的后方,巨大的女性的身影出现。" }, { "id_line": 2903, "ja_text": "サイズ変換器を貸してくれた舞佳だったのだ。", "zh_text": "是把尺寸变换器借给了彩香的舞佳,真正的舞佳。" }, { "id_line": 2904, "ja_text": "#25", "zh_text": "#25" }, { "id_line": 2905, "ja_text": "舞佳の蹂躙", "zh_text": "舞佳的蹂躏" }, { "id_line": 2906, "ja_text": "彩香の前方に大きな足の裏が出現する。", "zh_text": "彩香的前方出现巨大的脚掌。" }, { "id_line": 2907, "ja_text": "そのむっちりとした赤みがかった足の裏は何の躊躇もなく床に振り下ろされる。", "zh_text": "丰满红润的脚掌毫不犹豫地踩在地板上。" }, { "id_line": 2908, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2909, "ja_text": "彩香「ひ、ひゃあああっ!」", "zh_text": "彩香「啊,啊啊!」" }, { "id_line": 2910, "ja_text": "舞佳「もう、私のサイズ変換器借りっぱなしにして・・・。」", "zh_text": "舞佳 「我的尺寸变换器你一直没有还我・・・」" }, { "id_line": 2911, "ja_text": "舞佳の発言の後、部屋に置きっぱなしにしていたサイズ変換器は、舞佳の手に握りしめられてしまった。", "zh_text": "舞佳说完,彩香看到舞佳巨大的手紧握住房间里的尺寸变换器。" }, { "id_line": 2912, "ja_text": "その光景を見つめていた小さな彩香は、急いで建物の陰から飛び出す。", "zh_text": "小小的彩香看到这样的情景,赶紧从建筑物的阴影跑出来。" }, { "id_line": 2913, "ja_text": "彩香「ま、待ってー!それを持っていかれると困るのよー!」", "zh_text": "彩香「等一下!那个被拿走的话会很为难的!」" }, { "id_line": 2914, "ja_text": "彩香は大急ぎで巨大な舞佳に手を振り、自らの存在をアピールする。", "zh_text": "彩香急忙向巨大的舞佳挥手表明自身的存在。" }, { "id_line": 2915, "ja_text": "しかし、舞佳にとってたかだか2cm程度でしかない彩香の行動はすぐには気づかれない。", "zh_text": "但对舞佳来说很难会察觉到顶多只有2cm的彩香。" }, { "id_line": 2916, "ja_text": "舞佳「彩香もいないし、帰ろうかしら・・・。」", "zh_text": "舞佳「彩香也不在・・・先回去吧」" }, { "id_line": 2917, "ja_text": "彩香「ダ、ダメよ!!帰らないで!!」", "zh_text": "彩香「不,不行啊!!不要回去!」" }, { "id_line": 2918, "ja_text": "彩香は、自らが踏みしめた足型の近くで懸命に手を振っていた。", "zh_text": "彩香在自己用力踩出来的脚印附近拼命挥手。" }, { "id_line": 2919, "ja_text": "しかし、その瞬間、脆い足場が手伝って、彩香は足型に沿って転がってしまった。", "zh_text": "可是脆弱的立足点令彩香沿着脚印的边沿翻进去了。" }, { "id_line": 2920, "ja_text": "彩香「きゃあああっ!」", "zh_text": "彩香 「啊啊啊啊!」" }, { "id_line": 2921, "ja_text": "ガラガラと音を立てながら、コンクリート片が彩香に降り注ぎ、足型の真ん中付近で彩香は静止した。その光景を上空から舞佳が覗き込んでいた。", "zh_text": "一堆混凝土碎片掉在彩香身上,发出哗啦啦的声响,彩香在脚印的中安静下来。舞佳从上空窥视到这样的情景。" }, { "id_line": 2922, "ja_text": "舞佳「何か音がすると思ったら・・・。これは何かしら?」", "zh_text": "舞佳「有什么声音・・・这是什么?」" }, { "id_line": 2923, "ja_text": "彩香「う、ううっ・・・。ま、舞香ちゃーん!!!」", "zh_text": "彩香「诶・・・嘛,舞香啊!!!」" }, { "id_line": 2924, "ja_text": "倒れこむ彩香は、必死の形相で舞佳に大声を上げるも、舞香には特に何の変化も見られない。", "zh_text": "倒在地下的彩香拼命向高空的舞佳大声喧哗,但舞佳也看不到特别的变化。" }, { "id_line": 2925, "ja_text": "舞佳「ああ、ミニチュアじゃないの。小人が彩香の足跡に落っこちたのか・・・。」", "zh_text": "舞佳「啊、模型吗。有小人掉到彩香的足迹内吗・・・?」" }, { "id_line": 2926, "ja_text": "つとめて冷静に舞佳は、眼下の状況を分析していた。", "zh_text": "舞佳冷静地分析着眼下的状况。" }, { "id_line": 2927, "ja_text": "そして、自らの素足を持ち上げ、彩香の足型の上へと運ぶ。", "zh_text": "并且把自己的赤脚举起,移到彩香的脚印上。" }, { "id_line": 2928, "ja_text": "当然、足型の中央付近で倒れている彩香はその舞佳の巨大な素足に覆われる。", "zh_text": "当然,倒在脚印中央的彩香看到舞佳巨大的赤脚覆盖了整个天空。" }, { "id_line": 2929, "ja_text": "彩香「う、うそっ!!何で、その足を運んでくるの!?」", "zh_text": "彩香「诶,不会吧!!为什么要把脚移过来!?不会是想.....」" }, { "id_line": 2930, "ja_text": "彩香の上空いっぱいに舞佳の巨大な足の裏が君臨する。", "zh_text": "舞佳巨大的脚掌君临彩香,上空满满都是肤色的平面,脚纹间有不少灰尘黏在上面。" }, { "id_line": 2931, "ja_text": "彩香は懸命に逃げようとするのだが、くずれた足場のせいで思うように逃げられない。", "zh_text": "彩香拼命试图逃跑但因为倒塌的立足点,感觉是无法逃脱。" }, { "id_line": 2932, "ja_text": "徐々に舞佳の素足が接近してくる。", "zh_text": "舞佳光脚慢慢的靠近。" }, { "id_line": 2933, "ja_text": "それと同時に光が閉ざされ、舞佳の足のにおいも充満してくる。", "zh_text": "同时,舞佳的脚把光封锁起来,脚的气味弥漫。" }, { "id_line": 2934, "ja_text": "彩香「ごほっ!酸っぱいにおいが・・・。舞佳ちゃんの足のにおいね・・・!」", "zh_text": "彩香「哇!酸酸的味道・・・舞佳酱的脚的气味・・・!」" }, { "id_line": 2935, "ja_text": "ひびが入りボロボロになった道路を何とか這い上がろうとする彩香は、ここであることに気が付く。", "zh_text": "彩香打算爬到被自己弄得裂痕累累的道路上。" }, { "id_line": 2936, "ja_text": "上空の大きな足の裏がピタリとその動きを止めているのだ。", "zh_text": "上空的巨大脚底停止了动作。" }, { "id_line": 2937, "ja_text": "舞佳「彩香の足のサイズよりは少し小さいかな・・・?」", "zh_text": "舞佳「比彩香的脚的尺寸小一点吗・・・?」" }, { "id_line": 2938, "ja_text": "どうやら舞佳は、彩香の足の大きさと比較しているようで、自身の足を近づけたり遠ざけたりしているようなのだ。", "zh_text": "看来舞佳正在把自己的脚和彩香的脚的大小和比较的,靠近自己的巨足又拿开了。" }, { "id_line": 2939, "ja_text": "このチャンスを逃すまいと彩香は、這いつくばりながら何とか道路へと脱出することができた。", "zh_text": "彩香抓紧这个机会,爬到附近道路上逃走。" }, { "id_line": 2940, "ja_text": "舞佳「あっ!!小人が這い上がってきた!!」", "zh_text": "舞佳「有小人爬上来!!」" }, { "id_line": 2941, "ja_text": "巨大な足型の土踏まずの方向から這い上がってきた彩香は、上空の声に驚きながらも急いで近くの中学校目指して走り出した。", "zh_text": "在巨大脚印的脚弓位置开始向上爬的彩香对高空的声音吃惊,赶紧以附近的中学为目标跑去。" }, { "id_line": 2942, "ja_text": "しかし、その彩香の行動を読み切っていたかのように、舞香の左足が持ち上がる。", "zh_text": "但是好像估计到彩香的行动一様,舞香的左脚隆起。" }, { "id_line": 2943, "ja_text": "そして、中学校の屋上付近に素足を移動させたかと思うと、一気に踏み下ろした。", "zh_text": "然后把脚移动到中学的屋顶,再一下子踩下去。" }, { "id_line": 2944, "ja_text": "ドゴオオオン!!!", "zh_text": "轰隆!!!" }, { "id_line": 2945, "ja_text": "凄まじい轟音とともに、中学校の校舎は破壊され、彩香の周辺にコンクリート片が降り注ぐ。", "zh_text": "可怕的轰隆一声,中学的校舍遭到破坏,混凝土片在彩香的四周倾注而下。" }, { "id_line": 2946, "ja_text": "と同時に、もうもうと砂埃が舞い上がってきた。", "zh_text": "同时,沙尘滚滚。" }, { "id_line": 2947, "ja_text": "このおかげで小さい彩香は砂埃の中に隠れ、舞佳は小さな彩香を見失ってしまった。", "zh_text": "多亏这个小小的彩香隐匿在沙尘当中,舞佳失去了小小彩香的身影。" }, { "id_line": 2948, "ja_text": "舞佳「しまった!!小人を見失っちゃった。」", "zh_text": "舞佳「啊!!小人不见了。」" }, { "id_line": 2949, "ja_text": "一瞬の静寂の後、舞香は再び素足を持ち上げる。", "zh_text": "一瞬间的静寂后,舞香再次举起赤脚。" }, { "id_line": 2950, "ja_text": "舞佳「まっ、いっか。この辺り一体を私が踏み潰していけば、小人も巻き込まれ・・・」", "zh_text": "舞佳「嘛,把这一带通通都踩在我底脚下的话,小人也会被卷入吧・・・」" }, { "id_line": 2951, "ja_text": "ズッシイイン!!", "zh_text": "轰隆!!" }, { "id_line": 2952, "ja_text": "その言葉を言い終える前に、舞香は巨大な素足を踏み下ろす。", "zh_text": "在说完之前,舞香巨大的赤脚已经又踩下来了。" }, { "id_line": 2953, "ja_text": "一方、彩香は、大祐と同じく地下道へと逃げ込むことに成功していた。", "zh_text": "另一方面,彩香和大佑一样成功躲进了地下道。" }, { "id_line": 2954, "ja_text": "しかし、悠長なことをしていると、地下道ごと舞佳の巨大な足が踏み抜くかもしれない。", "zh_text": "但是做事不慌不忙的舞佳也许会把每一个地下道用巨大的脚踩穿。" }, { "id_line": 2955, "ja_text": "巨大な舞佳から逃走を続ける彩香は、生きた心地がしなかったが、とにかく懸命に走り続けた。", "zh_text": "从巨大的舞佳继续逃走的彩香已经没有活着的感觉,不过不管怎样她还是持续拼命地跑。" }, { "id_line": 2956, "ja_text": "ズズゥゥン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2957, "ja_text": "ズズゥゥン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2958, "ja_text": "彩香の上方向からは、とめどなく轟音が鳴り響いている。", "zh_text": "彩香的上方不停响起轰鸣声。" }, { "id_line": 2959, "ja_text": "おそらくは舞佳が無造作に建物を破壊しているのだろう。", "zh_text": "恐怕舞佳正在随意地破坏建筑物吧。" }, { "id_line": 2960, "ja_text": "地下道の出口に向かって邁進する彩香は、出口が多くの人たちでごった返していることに気が付いた。", "zh_text": "彩香迈向地下道的出口,但她注意到在出口的有许多人在拥挤在那边。" }, { "id_line": 2961, "ja_text": "彩香「ちょ・・・、これはどういうことなの?!」", "zh_text": "彩香 「嗯・・・这是怎么回事?!」" }, { "id_line": 2962, "ja_text": "彩香の前にいる20代くらいの青年が重々しく口を開く。", "zh_text": "彩香眼前一个20岁左右的青年庄重地开口。" }, { "id_line": 2963, "ja_text": "市民A「巨大な人間が出現したからみんな隠れてるんですよ。」", "zh_text": "市民A 「巨人出现了大家先在地下道藏起来。」" }, { "id_line": 2964, "ja_text": "彩香「ばっ、そんなことしたって無駄じゃ・・・」", "zh_text": "彩香 「唉,这样做不过是浪费时间,她一定・・・」" }, { "id_line": 2965, "ja_text": "ドッゴオオオン!!!", "zh_text": "轰隆!!!" }, { "id_line": 2966, "ja_text": "彩香「キャアアア!!!」", "zh_text": "彩香「啊!!!」" }, { "id_line": 2967, "ja_text": "その轟音とともに、彩香の前方に巨大な爪先が出現する。", "zh_text": "轰隆一声,彩香的前方出现了巨大的脚指。" }, { "id_line": 2968, "ja_text": "巨大な足の指の下には、多くの市民が下敷きになっており、血まみれになっていた。", "zh_text": "有很多市民变成巨大脚指的垫板,被压住了,浑身是血。" }, { "id_line": 2969, "ja_text": "先程、答えてくれた青年も踏み抜かれた際に崩れてきた瓦礫の下敷きになってしまった。", "zh_text": "刚才的青年也被压在用力踩下来时所做成坍塌的瓦砾下。" }, { "id_line": 2970, "ja_text": "彩香「ど、どうすれば・・・!!」", "zh_text": "彩香 「怎么办・・・!!」" }, { "id_line": 2971, "ja_text": "市民B「引き返すんだ!!」", "zh_text": "市民B「拆返吧!!」" }, { "id_line": 2972, "ja_text": "その声に5~6人の市民が賛同し引き返していったが、彩香はその場を動かなかった。", "zh_text": "有5~6个市民赞同拆返而往回跑,但彩香还是一动不动。" }, { "id_line": 2973, "ja_text": "何しろ、目の前に出現したのはヒトの右の爪先であり、親指の側面が見えている状況なのだ。", "zh_text": "在眼前出现的是人类的右脚脚尖,可以清楚看到大脚指的侧面。" }, { "id_line": 2974, "ja_text": "つまり、それの意味するところは。", "zh_text": "也就是说,左・・・・・・轰隆!!!" }, { "id_line": 2975, "ja_text": "ドッゴオオオン!!!", "zh_text": "彩香的思绪还没有整理好。" }, { "id_line": 2976, "ja_text": "市民たち「ぎゃあああ!!!」", "zh_text": "市民们「啊!!!」" }, { "id_line": 2977, "ja_text": "案の定、引き返した市民たちは、もう一つの爪先に踏み潰されてしまったようだ。", "zh_text": "果然,拆返的市民们被另一只脚踩死。" }, { "id_line": 2978, "ja_text": "しかし、これで彩香は両方の巨大な爪先の間にいることが判明してしまった。", "zh_text": "但是这也表示彩香在两只巨大的脚尖之间。" }, { "id_line": 2979, "ja_text": "明らかに逃げ場がない状態なのだ。", "zh_text": "地下道前后都被封住,明显是无处可逃的状态。" }, { "id_line": 2980, "ja_text": "彩香「よしっ!出口を目指すわ!!」", "zh_text": "彩香「好!先以出口为目标!」" }, { "id_line": 2981, "ja_text": "意を決して、彩香は出口付近にある巨大な親指の側面にしがみついた。", "zh_text": "决意要离开的彩香紧紧抱在出口附近的巨大的大拇指侧面。" }, { "id_line": 2982, "ja_text": "程なくして、その爪先は上へと運ばれ、ミニチュアの地面を踏みしめる。", "zh_text": "不久,脚尖向上升再用力踩在模型的地面上。" }, { "id_line": 2983, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2984, "ja_text": "彩香「キャアアア!!」", "zh_text": "彩香 「啊!!」" }, { "id_line": 2985, "ja_text": "舞佳の一歩は絶大なもので、小さな彩香を吹き飛ばすのに充分なものであった。", "zh_text": "巨大的舞佳一步的力量足够把小小的彩香吹飞。" }, { "id_line": 2986, "ja_text": "彩香はそのまま近くの建物の陰に転がっていった。", "zh_text": "彩香直接从脚指掉下来,滚到附近建筑物的背后。" }, { "id_line": 2987, "ja_text": "幸いなことに巨大な舞佳の視線から外れることができたのだ。", "zh_text": "幸运的是舞佳的视线偏离了,没有看到彩香。" }, { "id_line": 2988, "ja_text": "やがて、もう一つの巨大な素足が彩香のはるか前方へと振り下ろされる。", "zh_text": "不久,巨大的脚在彩香遥远的前方落下。" }, { "id_line": 2989, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 2990, "ja_text": "ミニチュア自体が揺れ動くほどの衝撃に、彩香はただただ震えていた。", "zh_text": "模型受到那样的冲击而摇晃,彩香也只有在颤抖。" }, { "id_line": 2991, "ja_text": "しかし、このまま手をこまねいていても仕方がない。", "zh_text": "但是就这样束手无策下去也不是办法。" }, { "id_line": 2992, "ja_text": "下手をすれば、何処かで逃げ果せている大祐も殺されかねない状況なのだ。", "zh_text": "搞不好,正在什么地方逃走的大佑也可能会被巨大的舞佳杀死。" }, { "id_line": 2993, "ja_text": "彩香には、冷静な思考が求められていた。", "zh_text": "彩香强逼自己冷静地思考对策。" }, { "id_line": 2994, "ja_text": "#26", "zh_text": "#26" }, { "id_line": 2995, "ja_text": "人間の真価は追い込まれたときにこそ", "zh_text": "人的真正价值只有被追赶的时候出现" }, { "id_line": 2996, "ja_text": "大祐「こ、これは一体? どうして巨大な舞佳ちゃんが・・・!?」", "zh_text": "大佑 「这,这是什么?为什么巨大的舞佳酱・・・!?」" }, { "id_line": 2997, "ja_text": "一方、巨大な彩香から逃げ果せていた大祐は混乱していた。", "zh_text": "另一方面,从巨大的彩香逃出来的大佑又陷入混乱。" }, { "id_line": 2998, "ja_text": "先程まで自分を攻撃していたのは、姉の彩香であったのだが、いつの間にか巨大な舞佳に変わっている。", "zh_text": "刚才为止蹂躏自己的都是姐姐彩香,但不知不觉就变成巨大的舞佳。" }, { "id_line": 2999, "ja_text": "詳しい状況は飲み込めないが、ひとまず言えることは大祐が舞佳に踏み潰されかねないということだ。", "zh_text": "根本不能理解详细的状况,但暂时先不说这件事,大佑很有可能被舞佳踩死。" }, { "id_line": 3000, "ja_text": "しかも、サイズ変換器で縮んでいる以上、舞香に踏んづけられただけで一発アウトだ。", "zh_text": "而且是被尺寸变换器缩小的,一被舞佳踩中就会出局。" }, { "id_line": 3001, "ja_text": "大祐は、巨大な舞佳の動向を読み切るため、自転車に乗りながら細かな道を進んでいた。", "zh_text": "大佑一边预计巨大舞佳的动向,一边边骑自行车在细小的道路上前进。" }, { "id_line": 3002, "ja_text": "舞佳「あー、楽しい!!」", "zh_text": "舞佳 「啊,好爽!!」" }, { "id_line": 3003, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 3004, "ja_text": "突然、舞佳から言葉が発せられたかと思うと、再び舞佳の歩行が始まった。", "zh_text": "舞佳为了想要得到更多的快感,再次开始在模型上走动。" }, { "id_line": 3005, "ja_text": "舞佳の素足は、無秩序に建造物を破壊していく。", "zh_text": "舞佳巨大的脚对建造物无差别破坏。" }, { "id_line": 3006, "ja_text": "しかも、舞佳は建造物を蹴り上げるように進むため、彩香のとき以上にコンクリート片が降り注ぐ。", "zh_text": "而且舞佳一边走一边往后踢起建造物,混凝土块向彩香倾注而下。" }, { "id_line": 3007, "ja_text": "言うまでもなくこのコンクリート片にあたっても、大祐は激しく流血してジ・エンドだ。", "zh_text": "不用说其中一块混凝土也砸向大佑,大佑不停流血。" }, { "id_line": 3008, "ja_text": "まさに八方塞がりのこの状況に、大祐は半ば笑みがこぼれていた。", "zh_text": "正是这种走投无路的状况,大佑露出了笑容。" }, { "id_line": 3009, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 3010, "ja_text": "舞佳の巨大な素足が大地を踏みしめることで、地面が揺らいでいる。", "zh_text": "舞佳巨大的光脚用力踩在大地上,地面上一切都在摇动。" }, { "id_line": 3011, "ja_text": "大祐は、より確実に安全に逃げるため、後方を確認しながら逃走を図っていた。", "zh_text": "但大佑现在确实是更加安全,他一边确认后方一边安排逃跑动线。" }, { "id_line": 3012, "ja_text": "やがて、舞佳の進行とは逆の向きと思われる方向に自転車を走らせていた大祐は、思わぬ人物と遭遇する。", "zh_text": "大佑把脚踏车驶往被认为是舞佳行进的相反方向,中途遇到了意想不到的人。" }, { "id_line": 3013, "ja_text": "電信柱の陰に隠れて若い女性が様子を窺っていたのだが、その人物はなんと彩香だったのだ。", "zh_text": "有个年轻女生在电线杆后躲躲藏藏偷看的样子,那个人竟然是彩香。" }, { "id_line": 3014, "ja_text": "大祐「あ、あれっ?! 姉ちゃん?」", "zh_text": "大佑 「啊,咦?!姐姐?」" }, { "id_line": 3015, "ja_text": "大祐は自転車を停車させ、身を潜めていた彩香の元へと駆け寄る。", "zh_text": "大佑停下脚踏车,跑向潜伏在电线杆的彩香的跟前。" }, { "id_line": 3016, "ja_text": "彩香「だ、大祐!! 無事でよかった・・・。」", "zh_text": "彩香 「大佑!!你平安无事真是太好了・・・」" }, { "id_line": 3017, "ja_text": "彩香は目に涙をいっぱい溜めながら、大祐に語りかける。", "zh_text": "彩香的眼睛充满泪水,她立刻扑向大佑。" }, { "id_line": 3018, "ja_text": "大祐「一体どういう状況なんだ?!」", "zh_text": "大佑「到底是什么状况?!」" }, { "id_line": 3019, "ja_text": "彩香「それは後で話す!とにかく、下手をすれば私たちはあの巨大な舞佳に踏み殺されるわ。」", "zh_text": "彩香「那之后再说!总之,弄不好的话我们都会被巨大的舞佳踩死。」" }, { "id_line": 3020, "ja_text": "そう話す彩香の目には、鋭さが戻っていた。", "zh_text": "这样说完,彩香锐利的眼神又回来了。" }, { "id_line": 3021, "ja_text": "いつもの悪巧みを企む彩香の表情だ。", "zh_text": "这是通常有阴谋诡计或者企图时的彩香的表情。" }, { "id_line": 3022, "ja_text": "半ば安心感をもった大祐は、自転車の後ろに彩香を乗せ語りかける。", "zh_text": "充满安心感的大佑,把彩香放在自行车后面的坐位。" }, { "id_line": 3023, "ja_text": "大祐「姉貴、サイズ変換器はどこ?」", "zh_text": "大佑「姐姐,尺寸变换器在哪里?」" }, { "id_line": 3024, "ja_text": "彩香「舞佳に取り上げられてる。現状、元に戻る術がないってわけ。」", "zh_text": "彩香「舞佳拿着。现时没有回到原状的方法。」" }, { "id_line": 3025, "ja_text": "大祐「舞佳ちゃんが飽きて帰るのを待つとか?」", "zh_text": "大佑「等到舞佳酱厌倦后回家?」" }, { "id_line": 3026, "ja_text": "彩香「舞佳は、私を待ってるはずだから、それはないと思う。」", "zh_text": "彩香「舞佳应该在等我,所是我不认为她是不会离开的。」" }, { "id_line": 3027, "ja_text": "二人は冷静に状況を判断しながら、生き残る術を話し合う。", "zh_text": "两人一边冷静判断状况,一边讨论生存的策略。" }, { "id_line": 3028, "ja_text": "しかし、サイズ変換器を舞佳が手に持っている以上、元に戻れるはずもなく状況は絶望的であることだけが確認できた。", "zh_text": "但是,尺寸变换器在舞佳手上,回到原来的大小应该是绝望的了。" }, { "id_line": 3029, "ja_text": "舞佳「さーて、全部踏んづけてあげるからね。あっはっはっはっ!!」", "zh_text": "舞佳「好,不管了,全部都踩碎吧。哈哈哈哈哈!!」" }, { "id_line": 3030, "ja_text": "上空から舞佳の高笑いが響き渡ったかと思うと、舞香は大祐と彩香がいる方向へと向かってきた。", "zh_text": "从上空传来舞佳大笑响遍整个模型,巨大的舞香转向大佑和彩香的方向。" }, { "id_line": 3031, "ja_text": "ゆっくりゆっくり一歩ずつ接近してくる舞佳は、念入りに足を地面に擦り付けている。", "zh_text": "舞佳慢慢地慢慢地一步一步接近,仔细地把脚踩在地面上的一切。" }, { "id_line": 3032, "ja_text": "持ち上がる舞佳の巨大な足の裏は土がベッタリとくっついており、所々に赤いシミがこびりついていた。", "zh_text": "舞佳举起巨大的脚掌,看泥土紧紧黏在脚掌,脚掌上面布满红色的斑点。" }, { "id_line": 3033, "ja_text": "大祐「ど、どうする・・・?」", "zh_text": "大佑「怎么办・・・?」" }, { "id_line": 3034, "ja_text": "彩香「あの手に握っているサイズ変換器さえあれば・・・。」", "zh_text": "彩香「只要有那个舞佳握在手里的尺寸变换器的话・・・」" }, { "id_line": 3035, "ja_text": "自転車を運転する大祐は、飲みかけのペットボトルを地面に投げつけ苛立ちを隠せないように話す。", "zh_text": "踩着脚踏的大佑,把喝了一半的宝特瓶砸到地面,脸上充满无法隐藏的焦躁。" }, { "id_line": 3036, "ja_text": "大祐「ああっ、もうっ!サイズ変換器がもう一つあればいいのに!」", "zh_text": "大佑「如果有一个尺寸变换器就好了!」" }, { "id_line": 3037, "ja_text": "彩香「ダメよ。舞佳が持っているサイズ変換器を解除しないと戻れな・・・」", "zh_text": "彩香「不行啊。如果舞佳的尺寸变换器不解除・・・」" }, { "id_line": 3038, "ja_text": "彩香の言葉がピタリと止まる。", "zh_text": "彩香把话说到一半停下来。" }, { "id_line": 3039, "ja_text": "大祐「どうした、姉貴?」", "zh_text": "大佑「怎么了,姐姐?」" }, { "id_line": 3040, "ja_text": "彩香「そうか・・・、その手があったか・・・。大祐、ストップ!!」", "zh_text": "彩香「是吗・・・还有那个方法吗・・・大佑,停下来!!」" }, { "id_line": 3041, "ja_text": "彩香の唐突な言葉に、大祐は慌てて自転車を止める。", "zh_text": "因为彩香唐突的话,大佑慌忙把自行车停下。" }, { "id_line": 3042, "ja_text": "その瞬間、勢い余って後ろに乗っていた彩香が大祐に乗りかかる。", "zh_text": "那一瞬间,坐在后座的彩香因为惯性撞在大佑身上。" }, { "id_line": 3043, "ja_text": "大祐の背中に埋もれた彩香の温もりが大祐に伝わり、一種の安堵感を大祐に与えていた。", "zh_text": "埋在大佑后背的彩香身体的温暖传到大佑身上,大佑有一种安心感。" }, { "id_line": 3044, "ja_text": "彩香「大祐、おとりを頼める・・・?」", "zh_text": "彩香「大佑去做诱饵・・・?」" }, { "id_line": 3045, "ja_text": "大祐「えっ・・・。」", "zh_text": "大佑「哎・・・」" }, { "id_line": 3046, "ja_text": "突然の彩香の提案に大祐は思わず息を呑みこむ。", "zh_text": "对方彩香突然的建议,大佑不禁住倒吸了一口气。" }, { "id_line": 3047, "ja_text": "しかし、考えなしに話をするような姉でないことは、大祐は百も承知だ。", "zh_text": "对于姐姐正在考虑的事,大佑可是了如指掌。" }, { "id_line": 3048, "ja_text": "おそらくは、この状況を打開できる何かの秘策を思いついたことには間違いないのであろう。", "zh_text": "恐怕,在这个局面下能想出了这样的诡计也是没有错的吧。" }, { "id_line": 3049, "ja_text": "しばらくの沈黙の後、大祐は口を開く。", "zh_text": "一阵沈黙后,大佑开口了。" }, { "id_line": 3050, "ja_text": "大祐「・・・で、何をすればいい?」", "zh_text": "大佑「・・・那我要怎么办才好呢?」" }, { "id_line": 3051, "ja_text": "彩香「えーと・・・。」", "zh_text": "彩香「嗯・・・」" }, { "id_line": 3052, "ja_text": "彩香は、自らの考えを大祐に丁寧に伝えた。", "zh_text": "彩香把自己的想法认真地传达给大佑。" }, { "id_line": 3053, "ja_text": "一方、舞佳は眼下のミニチュアの街を破壊し続けていた。", "zh_text": "另一方面,舞佳持续破坏眼下的模型城镇。" }, { "id_line": 3054, "ja_text": "足下の建造物もどれも脆く、砂で作った城のような感覚を覚えていた。", "zh_text": "脚下的建造物都很脆弱,就像沙子做成的城堡一样的感觉。" }, { "id_line": 3055, "ja_text": "そんな建造物の間を小人たちが四方八方にと逃げている。", "zh_text": "建筑物之间的小人向四面八方逃跑。" }, { "id_line": 3056, "ja_text": "そんな小人たちの必死な様は、舞佳に一種の快感を与えていた。", "zh_text": "小人这么拼命的样子,给了舞佳一种巨大的快感。" }, { "id_line": 3057, "ja_text": "舞佳「さーて、次はどこを踏んづけてやろうかしら?」", "zh_text": "舞佳「好了,之后要往哪里踩呢?」" }, { "id_line": 3058, "ja_text": "舞佳がミニチュアを隈なく観察していると、やや離れた場所で異様な光景を目の当たりにした。", "zh_text": "舞佳观察一遍模型,稍微移开的视线看到了异样的景像。" }, { "id_line": 3059, "ja_text": "舞佳から少し距離のあるところに大型ショッピングセンターがあるのだが、その駐車場で自転車の後方に旗をくくりつけて大きく回転している小人がいるのだ。", "zh_text": "在舞佳有一点距离的地方有一个大型购物中心,有一台绑了彩旗的脚踏车在停车场后方转大圈。" }, { "id_line": 3060, "ja_text": "明らかに舞佳に対して、何らかのコンタクトを取ろうとしているのが確認できた。", "zh_text": "明显地想要对舞佳取得联系。" }, { "id_line": 3061, "ja_text": "しばらくその光景を見入っていた舞佳は、徐々に興味を引かれその方向へと歩いていく。", "zh_text": "那个情景渐渐被吸引了舞佳,开始向那个方向走去。" }, { "id_line": 3062, "ja_text": "舞佳が接近してみると、その小人は実に規則正しく自転車でぐるぐると回っていた。", "zh_text": "舞佳试着接近,那个小人的确是在用脚踏车有规律地转圈。" }, { "id_line": 3063, "ja_text": "舞佳「おーい、小人クーン?」", "zh_text": "舞佳「哎,小人君?」" }, { "id_line": 3064, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 3065, "ja_text": "舞佳は、一生懸命に動いている小人のすぐ近くに素足を振り下ろした。", "zh_text": "舞佳在拼命转动的小人的附近放下裸足。" }, { "id_line": 3066, "ja_text": "当然ながらその小人は、自転車ごとひっくり返っていた。", "zh_text": "当然这个小人连同自行车摔倒了。" }, { "id_line": 3067, "ja_text": "舞佳「ああ、ごめんごめん。ところで、何をしていたのかな?」", "zh_text": "舞佳「啊,对不起。对了,你要做什么吗?」" }, { "id_line": 3068, "ja_text": "倒れた小人は、急いで体勢を立て直すと、何と一目散に舞佳から逃げ出した。", "zh_text": "倒下的小人赶紧重整旗鼓,在舞佳身边一溜烟地逃走了。" }, { "id_line": 3069, "ja_text": "舞佳「ちょ、何で逃げるのよ!!」", "zh_text": "舞佳「喂,为什么逃跑!」" }, { "id_line": 3070, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 3071, "ja_text": "巨大な舞佳の素足は、小人の進行方向に着地する。", "zh_text": "舞佳巨大的赤足,在小人的前进方向上着陆。" }, { "id_line": 3072, "ja_text": "周囲の住宅もろとも振り下ろされた素足によって、小人の逃げ道は封鎖されてしまう。", "zh_text": "周围的住宅一起被踩下来的的光脚紧压在地上,小人的逃走路线被封锁了。" }, { "id_line": 3073, "ja_text": "自転車に乗っている小人は、舞佳の両方の巨大な素足に囲まれ風前の灯となっていた。", "zh_text": "骑着脚踏车的小人,被舞佳两只巨大的脚包围,小命有如风中残烛。" }, { "id_line": 3074, "ja_text": "#27", "zh_text": "#27" }, { "id_line": 3075, "ja_text": "才色兼備な彩香のひらめき", "zh_text": "才色兼备的彩香的闪耀" }, { "id_line": 3076, "ja_text": "(26話までのあらすじ)", "zh_text": "(到26回为止的概略)" }, { "id_line": 3077, "ja_text": "舞佳が所有するサイズ変換器を借りた彩香は、大祐を縮小してミニチュアの街へと置く。", "zh_text": "借了舞佳的尺寸变换器的彩香把缩小的大佑放到模型街。" }, { "id_line": 3078, "ja_text": "彩香は、小さな大祐をさらに縮めようとしたしたが、操作ミスにより自信を縮小させてしまう。", "zh_text": "彩香打算更加缩小那个小小大佑,不过,因为操作失误而使得自己缩小了。" }, { "id_line": 3079, "ja_text": "そこへ何も知らない舞佳が訪れ、サイズ変換器を回収、眼下のミニチュアの街を破壊し始める。", "zh_text": "这时什么都不知道的舞佳来访,想要收回尺寸变换器,在自到模型街之后,开始破坏眼下的模型街街。" }, { "id_line": 3080, "ja_text": "どうにか、彩香・大祐の姉弟は合流し、元に戻るべく思案を巡らせる。", "zh_text": "彩香和大佑两姐弟总算合流,围绕回到原来大小思考。" }, { "id_line": 3081, "ja_text": "そんな最中、舞佳の足下で自転車に乗った小人が不自然な動きを舞佳に見せたのであった。", "zh_text": "之后,在舞佳脚下有一个乘坐自行车的小人向舞佳表现出了不自然的活动。" }, { "id_line": 3082, "ja_text": "※詳細は、第24話から第26話をご覧くださいね。", "zh_text": "※详情请从第24回看到第26回。" }, { "id_line": 3083, "ja_text": "舞佳「おーい、小人クーン?」", "zh_text": "舞佳 「哎,小人君?」" }, { "id_line": 3084, "ja_text": "ズシイイン!!", "zh_text": "ズシイイン!!" }, { "id_line": 3085, "ja_text": "大祐の十数メートルその巨大な素足は着地する。", "zh_text": "在大佑十数米开外,巨大的裸足着陆。" }, { "id_line": 3086, "ja_text": "大祐「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊,哈,哈啊啊・・・」" }, { "id_line": 3087, "ja_text": "舞佳「ああ、ごめんごめん。ところで、何をしていたのかな?」", "zh_text": "舞佳 「那样,抱歉抱歉。对了,你要做什么?」" }, { "id_line": 3088, "ja_text": "大祐は起き上がると、肩で大きく息をしながら眼前の巨大な素足の動向を注視していた。", "zh_text": "大佑爬起,一边大喘气一边注视着眼前巨大的光脚的动向。" }, { "id_line": 3089, "ja_text": "ひとまず大祐は体勢を立て直し、勢いよく自転車に跨って走り出した。", "zh_text": "大佑暂且重整体态,一股作气地跨上脚踏车开始逃跑。" }, { "id_line": 3090, "ja_text": "しかし、それを見越していたかのように舞佳の素足が垂直に持ち上がり、一気に地面へと振り下ろされる。", "zh_text": "可是,就像预料到他想做什么似的舞佳的裸足垂直抬高,再一口气往到地面挥去。" }, { "id_line": 3091, "ja_text": "舞佳「ちょ、何で逃げるのよ!!」", "zh_text": "舞佳 「喂,什么要逃跑呀!!」" }, { "id_line": 3092, "ja_text": "ズッシイイイン!!", "zh_text": "ズッシイイイン!!" }, { "id_line": 3093, "ja_text": "大祐「うわわっ?!」", "zh_text": "大佑 「哇啊?!」" }, { "id_line": 3094, "ja_text": "再度、大祐は自転車ごと地面に倒れこむも、慌てて起き上がる。", "zh_text": "大佑再一次连同自行车一起倒向地面,他慌张地站起来。" }, { "id_line": 3095, "ja_text": "しかし、大祐の前方は舞佳の巨大な素足で塞がれてしまう。", "zh_text": "但是大佑的前方被舞佳巨大的光脚堵塞了。" }, { "id_line": 3096, "ja_text": "舞佳「何、コイツ・・・、超ウザいんですけど・・・。そんなに私に踏み潰されたいの?」", "zh_text": "舞佳 「什么呀,这家伙・・・超烦的,不过・・・你就那么想被我踩死吗?」" }, { "id_line": 3097, "ja_text": "そう言うや否や、舞佳の素足が猛然と大祐に迫りくる。", "zh_text": "说完,舞佳的光脚猛然向大佑迫近。" }, { "id_line": 3098, "ja_text": "大祐は自転車を乗り捨てて、ショッピングセンターの方向へ走り出した。", "zh_text": "大佑放弃了脚踏车,向购物中心的方向跑了出去。" }, { "id_line": 3099, "ja_text": "舞佳「止まれ。」", "zh_text": "舞佳 「停下来。」" }, { "id_line": 3100, "ja_text": "大祐は舞佳の忠告に耳を貸すことなく、ただただ走り続けた。", "zh_text": "大佑没有听舞佳的忠告,而是继续跑了。" }, { "id_line": 3101, "ja_text": "だが、次の瞬間、舞佳の巨大な素足はショッピングセンターの真上へと移動し、そのまま店舗を踏み抜いてしまった。", "zh_text": "但是接下来的瞬间,舞佳巨大的光脚就往购物中心的正上方移动,就那样用力踩穿了购物中心。" }, { "id_line": 3102, "ja_text": "ズドオオオン!!!", "zh_text": "ズドオオオン!!!" }, { "id_line": 3103, "ja_text": "ガラガラガラッ!!", "zh_text": "ガラガラガラッ!!" }, { "id_line": 3104, "ja_text": "大小さまざまなコンクリート片が小さな大祐へと降り注ぐ。", "zh_text": "大大小小的混凝土片往小小的大佑倾注而下。" }, { "id_line": 3105, "ja_text": "大祐の周囲は、崩落した建造物による埃ですっぽりと覆われてしまった。", "zh_text": "大佑的四周被崩塌的建筑物引起的尘埃完全覆盖。" }, { "id_line": 3106, "ja_text": "舞佳「ふふっ。小人クンは右も左もわからないでしょ?」", "zh_text": "舞佳 「呵呵。小人君连自己在什么地方都不知道了吧?」" }, { "id_line": 3107, "ja_text": "舞佳の言葉が耳に入った大祐は、舞佳の方向を仰ぐ。", "zh_text": "舞佳的话传入大佑的耳朵,向舞佳的方向仰望。" }, { "id_line": 3108, "ja_text": "もうもうとした埃が立ち込める中、確かに舞佳の視線は大祐を捉えていたのだ。", "zh_text": "滚滚的灰尘弥漫中,确实,舞佳的视线捕捉到了大佑。" }, { "id_line": 3109, "ja_text": "大祐「くっ!! どっちに向かえばいいんだ・・・。」", "zh_text": "大佑 「真!!该往哪个方向才对呀・・・」" }, { "id_line": 3110, "ja_text": "大祐は上着で口元を隠し、崩落した建物から離れようと必死に舞佳の足下を彷徨っていた。", "zh_text": "大佑用上衣遮住嘴,在崩塌的建筑物当中,拼命地徘徊想要离开舞佳巨大的脚下。" }, { "id_line": 3111, "ja_text": "方向感覚が失われていた大祐は、ただただ建物から逃れようとしていたわけだが、これが舞佳の思うつぼであった。", "zh_text": "丧失方向感觉的大佑,只有逃离崩塌的建筑物。不过,这正是舞佳希望看到的结果。" }, { "id_line": 3112, "ja_text": "すっかり油断しきっていた大祐の前方から埃を押しのけて、舞佳の巨大な素足が接近してきていたのだ。", "zh_text": "完全大意的大佑推开前方的灰尘,向舞佳巨大赤脚接近。" }, { "id_line": 3113, "ja_text": "大祐「うわあああっ!!!」", "zh_text": "大佑 「哇啊啊啊!!!」" }, { "id_line": 3114, "ja_text": "舞佳「よしっ。捕獲できたわね!!」", "zh_text": "舞佳 「好。捕获成功了啊!!」" }, { "id_line": 3115, "ja_text": "大祐は、舞佳の巨大な親指と人差し指の間に囚われてしまったのだ。", "zh_text": "大佑被舞佳巨大的大脚趾和食趾夹住。" }, { "id_line": 3116, "ja_text": "舞佳の強力な爪先の力に大祐は、力なくただうなだれていた。", "zh_text": "对于舞佳强大力量的脚尖,大佑只有低着头。" }, { "id_line": 3117, "ja_text": "大祐「ぐっ・・・。体が締め付けられる・・・。助けて・・・。」", "zh_text": "大佑 「啊・・・。身体被揪紧了・・・救命呀・・・」" }, { "id_line": 3118, "ja_text": "舞佳の爪先は固く握りしめられ、大祐が逃げ果せるために行う様々な努力も全く無駄でしかなかった。", "zh_text": "被舞佳趾尖紧紧地握住,大佑想要逃走而进行的各种各样的努力也完全只是在浪费罢了。" }, { "id_line": 3119, "ja_text": "やがて、周囲の埃が晴れると、大祐の置かれていた状況が飲み込めてきた。", "zh_text": "不久,四周的尘埃落定,大佑总算看清自己的状况。" }, { "id_line": 3120, "ja_text": "どうやら大祐は、舞佳の右の巨大な爪先に挟み込まれているようだ。", "zh_text": "大佑被挟在舞佳巨大的右脚脚尖。" }, { "id_line": 3121, "ja_text": "舞佳「さて、このまま握りつぶしてもいいかしら?」", "zh_text": "舞佳 「那么,就这样攥坏也可以吗?」" }, { "id_line": 3122, "ja_text": "その瞬間、途方もない圧力が大祐を襲う。", "zh_text": "那一瞬间,大得骇人听闻巨大压力袭击大佑。" }, { "id_line": 3123, "ja_text": "大祐「ぐああああっ!!!」", "zh_text": "大佑 「啊啊!!!」" }, { "id_line": 3124, "ja_text": "舞佳「それとも、地面に叩き潰せばいいかしら?」", "zh_text": "舞佳 「还是用脚大力敲在地面,把他震碎好呢?」" }, { "id_line": 3125, "ja_text": "続いて、大祐を爪先に残したまま、舞佳の素足が上空へと持ち上がる。", "zh_text": "接着,脚尖上夹着大佑,舞佳的光脚向天空抬起。" }, { "id_line": 3126, "ja_text": "大祐「や、やめろー!!!」", "zh_text": "大佑 「啊,停下来呀-!!!」" }, { "id_line": 3127, "ja_text": "舞佳「やっぱり、蹴飛ばしてあげようかしら?」", "zh_text": "舞佳 「果然还是踢走吧?」" }, { "id_line": 3128, "ja_text": "持ち上がった舞佳の素足は、そのまま前後へと大きく振られる。", "zh_text": "舞佳抬起的赤脚,就这样被大力地甩到后面。" }, { "id_line": 3129, "ja_text": "大祐は、高速でミニチュアの街上空を短時間で移動させられた。", "zh_text": "大佑,就这样短时间内高速地在模型街的上空被迫移动。" }, { "id_line": 3130, "ja_text": "大祐「やめてくれ!!」", "zh_text": "大佑 「不要!!」" }, { "id_line": 3131, "ja_text": "そのまま舞佳は踵を地面へとめり込ませる。", "zh_text": "就这样,舞佳的脚踢下来,脚后跟入到地面地面。" }, { "id_line": 3132, "ja_text": "スドオオオン!!!", "zh_text": "スドオオオン!!!" }, { "id_line": 3133, "ja_text": "舞佳「さて、どうしてあげようかしらねえ?」", "zh_text": "舞佳 「那么,我该怎么办呢啊?」" }, { "id_line": 3134, "ja_text": "捕縛された大祐は、懸命に姉の名前を叫び続けていた。", "zh_text": "被抓到的大佑,拼命不断尖叫着姐姐的名字。" }, { "id_line": 3135, "ja_text": "彩香「くっ・・・。大祐、もう少し待ってて!今、到着できたから・・・。」", "zh_text": "彩香 「嗯・・・大佑,再稍微等一下!现在快要到了・・・」" }, { "id_line": 3136, "ja_text": "巨大な舞佳の発言は当然のことながら彩香にも届いていた。", "zh_text": "巨大舞佳的发言彩香当然也有听到。" }, { "id_line": 3137, "ja_text": "そんな彩香が目指していた場所は、舞佳のアパートであった。", "zh_text": "彩香目标的地方是舞佳的公寓。" }, { "id_line": 3138, "ja_text": "おもむろに舞佳の部屋の戸に手をかざすも当然のように鍵がかけられていた。", "zh_text": "徐徐地推舞佳的房间的门,被像理所当然被上锁了。" }, { "id_line": 3139, "ja_text": "彩香「くっ!!こんな非常時に・・・!!」", "zh_text": "彩香 「啊!!这种的非常时期・・・!!」" }, { "id_line": 3140, "ja_text": "若干の焦りを感じている彩香は、脇目も振らず大急ぎで舞佳の部屋のベランダへと向かった。", "zh_text": "感到焦躁的彩香,看也不看就急急忙忙朝向舞佳房间的阳台跑去。" }, { "id_line": 3141, "ja_text": "舞佳の部屋は2階のため、近隣の住宅から梯子を借りてきて、そのまま駆け上がった。", "zh_text": "舞佳的房间因为在2楼,所以从邻居的住宅借了梯子,就那样往上跑。" }, { "id_line": 3142, "ja_text": "舞佳「私の爪先で握りつぶしてあげるわね。バイバイ、小人クン。」", "zh_text": "舞佳 「就用我的脚尖握坏吧。再见了,小人君。」" }, { "id_line": 3143, "ja_text": "どうやら大祐の生命は一刻の猶予もないらしい。", "zh_text": "大佑的生命已经火烧眉毛。" }, { "id_line": 3144, "ja_text": "瞬時に悟った彩香は、ベランダにある植木鉢で窓ガラスをたたき割る。", "zh_text": "彩香瞬间意识到这一点的,用阳台的花盆击破玻璃。" }, { "id_line": 3145, "ja_text": "そして、舞佳の部屋に侵入すると、目的の「モノ」を探し回った。", "zh_text": "进入舞佳的房间侵,到处查找目标的「东西」。" }, { "id_line": 3146, "ja_text": "彩香「あっ!!あった!!!」", "zh_text": "彩香 「啊!!有了!!!」" }, { "id_line": 3147, "ja_text": "それは、舞佳のサイズ変換器であった。", "zh_text": "那是舞佳的尺寸变换器。" }, { "id_line": 3148, "ja_text": "以前、大祐はミニチュアの自宅の中にあったユーザーベルトを用いて現実世界へ戻ってこれたと、彩香は大祐本人から聞いていた。(この話は、第12話から第13話までを参照してください)", "zh_text": "以前大佑就在模型街的自己的家中找到用户带返回现实世界,彩香从大佑本人那儿听说模型街的东西也是可以用。(这个的话,请参照第12回到13回)" }, { "id_line": 3149, "ja_text": "案の定、この部屋にあるサイズ変換器は「使用中」になっている。", "zh_text": "果然,这个房间的尺寸变换器显示为「使用中」。" }, { "id_line": 3150, "ja_text": "彩香は、サイズ変換器のリセットボタンに手を掛ける。", "zh_text": "彩香,把手放上尺寸变换器的复位按钮上。" }, { "id_line": 3151, "ja_text": "舞佳「さ、潰しちゃおうっと。」", "zh_text": "舞佳 「嗯…要捣碎了哦。」" }, { "id_line": 3152, "ja_text": "急激に舞佳の爪先の締め付けがきつくなる。", "zh_text": "舞佳的勒紧的脚尖急剧地变得紧了。" }, { "id_line": 3153, "ja_text": "その舞佳の巨大な爪先の圧力で、大祐は激しく嘔吐する。", "zh_text": "受到舞佳巨大无比的脚尖的压力,大佑激烈地呕吐。" }, { "id_line": 3154, "ja_text": "大祐「ゴホッ、ガハッ!!!ま、待って・・・。」", "zh_text": "大佑 「ゴホッ、ガハッ!!!再,等一・・・」" }, { "id_line": 3155, "ja_text": "余りの苦しさに大祐は気を失ってしまう。", "zh_text": "因为过激的剧痛,大佑昏过去了。" }, { "id_line": 3156, "ja_text": "しかし、次の瞬間、舞佳の爪先に挟み込まれていた小人は一気に巨大化を始めていく。", "zh_text": "接下来的瞬间,被夹在舞佳脚尖间的小人一下子巨大化。" }, { "id_line": 3157, "ja_text": "舞佳「えっ!? ど、どういうこと!?」", "zh_text": "舞佳 「吓!? 这是怎样一回事!?」" }, { "id_line": 3158, "ja_text": "舞佳の目の前には、気を失った大祐の姿があり、事態が飲み込めない。", "zh_text": "在舞佳眼前看到昏过去的大佑的身姿,不能理解事态的发展。" }, { "id_line": 3159, "ja_text": "彩香「ま、間に合った・・・。」", "zh_text": "彩香 「赶上了・・・。」" }, { "id_line": 3160, "ja_text": "舞佳の後ろには、ほっと胸を撫でおろしている彩香がいた。", "zh_text": "在舞佳后面,彩香放心地摸着胸口。" }, { "id_line": 3161, "ja_text": "舞佳「あぁ・・・、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・。」", "zh_text": "舞佳 「阿啊・・・,对不起,对不起,对不起・・・」" }, { "id_line": 3162, "ja_text": "大祐「いや、とにかく命は無事でしたから・・・。」", "zh_text": "大佑 「好了好了,不管怎样,总之生命平安・・・」" }, { "id_line": 3163, "ja_text": "ミニチュアとサイズ変換器を使って元の姿へと復元した彩香と大祐は、くたくたになりながらも舞佳に状況を説明していた。", "zh_text": "使用模型街的尺寸变换器复原原来的身姿的彩香和大佑,一边变得筋疲力尽一边向舞佳说明状况。" }, { "id_line": 3164, "ja_text": "一方、舞佳は、大祐の命を奪う寸前であった事実を知り、激しく動揺していた。", "zh_text": "另一方面,舞佳知道了夺走大佑的生命的事实就在咫尺之前而激烈地动摇了。" }, { "id_line": 3165, "ja_text": "彩香「ま、まあ、私たちも不注意だったんだし・・・。」", "zh_text": "彩香 「也是因为我们不注意・・・」" }, { "id_line": 3166, "ja_text": "大祐「元はといえば、姉貴が勝手に僕を小さくしたから悪いんじゃん!!!」", "zh_text": "大佑 「要说原因的话,都是姐姐随意把我缩小的错!!!」" }, { "id_line": 3167, "ja_text": "彩香「あ、スミマセン・・・。」", "zh_text": "彩香 「呀,对不起・・・。」" }, { "id_line": 3168, "ja_text": "さすがに彩香はこの日ばかりは平身低頭であった。", "zh_text": "只有这天,彩香低头认错了。" } ] }, { "id_novel": 6, "line_count": 1362, "ja_char_count": 84236, "zh_char_count": 65019, "gpt_dict": [ { "src": "クレア", 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衝撃波が頭上を通り抜け、背後の町へと駆け抜けていく。まるで耳元で大砲を発射されたかのような衝撃がキアラを激しく打ち据えた。もし口を開け損なっていたら、鼓膜が破らてていたのは必至。今頃町では窓ガラスが割れる等の被害が出ていることであろう。", "zh_text": "轰轰轰轰,轰轰轰轰!冲击波从头顶穿过,向身后的城镇冲去。彷佛在耳边发射大炮一样的冲击,激烈地痛打琪娅拉。如果是张开嘴的话,损害甚至打破鼓膜是不可避免的。现在城镇内的窗和玻璃都碎了都因为喷嚏而造成的。" }, { "id_line": 7, "ja_text": "遅れて舞い上がった土ぼこりが、波紋のように周囲に広がる。", "zh_text": "飞扬的尘土如泛起涟漪般向四周扩散。" }, { "id_line": 8, "ja_text": "「クレア!!」", "zh_text": "「克莱尔!!」" }, { "id_line": 9, "ja_text": "キアラは土ぼこりですっかり茶色に染まってしまった白のローブをパタパタとはたいて立ち上がった。煙たい埃にこっちまで鼻がむずむずしてくる。", "zh_text": "琪娅拉的白色长袍在尘土完全染成茶色,吧嗒吧嗒扑打灰尘站了起来。被烟雾熏人的灰埃弄得鼻子痒痒。" }, { "id_line": 10, "ja_text": "「なぁに~?」", "zh_text": "「啊~?」" }, { "id_line": 11, "ja_text": "「くしゃみをする時は口の前に手を当ててよ。あなたのくしゃみはシャレにならないんだから」", "zh_text": "「打喷嚏时用手捂住嘴啊。你打喷嚏可不是开玩笑的。」" }, { "id_line": 12, "ja_text": "魔法で防壁を張っているキアラですらこの様なのだ。何せくしゃみの風速が音速を超えるのだから、その爆圧は手榴弾もびっくりの大威力である。", "zh_text": "打开了魔法屏障的琪娅拉都被搞成这样。总之打喷嚏的风速一定超过音速,所以那个爆压可是连手榴弹都比下去的巨大威力。" }, { "id_line": 13, "ja_text": "キアラは口の中に入ってしまった砂をケホケホと吐き出し、やや不満そうに龍の少女を見上げた。", "zh_text": "琪娅拉吐出进了口中的沙子,略带不满地仰望龙少女。" }, { "id_line": 14, "ja_text": "優しそうな眼差しの大きな目で、その瞳はサファイアのような澄んだ蒼。誰しもが頬ずりしたくなるようなすべらかな肌は透き通るような白。頬紅いらずで、微かに薄紅色に染まっている。", "zh_text": "温柔的眼神,大大的眼睛清澈得像苍蓝的宝石。谁都想得到的脸庞,肌肤白净得精盈通透。没有上胭脂,脸颊却微微染上淡淡的红色。" }, { "id_line": 15, "ja_text": "とてもではないが、先ほどのクシャミ砲の威力とは直結し得ないあどけない少女であった。", "zh_text": "看上去如此天真烂漫的少女不可能直接和刚才那拥有非比寻常威力的喷嚏大炮联想在一起。" }, { "id_line": 16, "ja_text": "ただ、その大きさを除いて。", "zh_text": "只是除了她的大小。" }, { "id_line": 17, "ja_text": "桜色の柔らかそうな唇は、軽く開いただけで人間を何人も飲み込める大きさだし、小さく整った可愛らしい鼻にですら、人が跨ることができてしまう。", "zh_text": "樱花色的柔软嘴唇,轻轻打开,只是任何人都呑进去的大小,完美可爱的小鼻子大得连人都可以跨坐在上面。" }, { "id_line": 18, "ja_text": "陽光を捉えてきらきらと煌く白銀の滝は彼女の髪。張りに満ちた素肌を流れ腰へと至るそれは、この世界のどんな瀧よりも落差が大きく、そしてしなやかで美しい。", "zh_text": "她的头发有如绚烂阳光般闪耀的白银瀑布。柔和美丽的秀发比世界最大的瀑布还要大,在充满张力的紧致皮肤上一直流到腰际。" }, { "id_line": 19, "ja_text": "「あ……ごめんなさい。次は気をつけるね」", "zh_text": "「啊……对不起。下次会注意的。」" }, { "id_line": 20, "ja_text": "白龍の少女、クレアはキアラをそっとつまみ上げて手の上に乗せ、顔の前まで持ってきて詫びた。謝る時は相手の目を見てしっかりと、である。", "zh_text": "白龙少女,克莱尔轻轻把琪娅拉放在手上,带到脸前道歉。道歉的时候眼睛也有好好地看着对方。" }, { "id_line": 21, "ja_text": "クレアの最愛の友であり、育ての親でもあるキアラの教育の賜物だ。", "zh_text": "这是克莱尔最亲爱的朋友兼养父母琪娅拉教育出来的结果。" }, { "id_line": 22, "ja_text": "が、物事と言うのは常に裏目に出る可能性というのを秘めているもので。", "zh_text": "世间的事物总会适得其反,越想要隐藏的东西暴露的可能性反而越高。" }, { "id_line": 23, "ja_text": "「ふぇ……」", "zh_text": "「呼呃……」" }, { "id_line": 24, "ja_text": "もちろんそれに気がついた時には既に遅く。白龍のクレアは大きく口を開けてしかめっ面をしていた。それはもう、今にも一発やらかしそうな感じで。", "zh_text": "当然,发觉的时候已经晚了。白龙克莱尔雏起脸庞,把嘴巴张得大大的。已经忍不住想要再来一发的感觉。" }, { "id_line": 25, "ja_text": "しかめっ面でも可愛らしいなぁ、なんてことを諦観交じりに考えつつ、キアラは衝撃に備え。", "zh_text": "雏起脸庞时真的很可爱,这种想法混杂冲彻悟的琪娅拉准备即将来临的冲击。" }, { "id_line": 26, "ja_text": "「ふええぇっくしっ!!」", "zh_text": "「哈嚏嚏嚏!!」" }, { "id_line": 27, "ja_text": "ドオオォォン!! ひときわ大きなソニックブームと共に舞う。", "zh_text": "轰轰轰轰轰!!伴随格外巨大的音爆一起在空中飞舞。" }, { "id_line": 28, "ja_text": "「あー、口の中がじゃりじゃりするぅ」", "zh_text": "「啊,满嘴都是沙了」" }, { "id_line": 29, "ja_text": "がらがら、ぺっ! 何回口をゆすいでも、砂の粒子は頑固なものでいつまでの泥の味がする。", "zh_text": "涮啦涮啦,吐!涮了几次口,但是沙粒还是顽固地黏在嘴里,似乎有一股永远都无法散去的泥味。" }, { "id_line": 30, "ja_text": "洗面台を覗けば、蜂蜜色のセミロングは砂でゴワゴワ。翡翠色の瞳にも、細かい埃がいくつか浮いていてとてもむず痒い。けれどどんなに痒くても目は掻かないこと。充血して余計酷くなるのでしっかり水で洗い流さなければいけない。", "zh_text": "在洗脸台看到的她,蜂蜜色的及肩长发因为塞满细砂而僵硬。翡翠色的瞳孔有一些细小的尘埃而刺痛痕痒。但是无论如何痒也不可以去搔眼睛,否则会充血更严重,所以只可以好好地用水冲洗。" }, { "id_line": 31, "ja_text": "さて。口の中のみならず、キアラの家の中も同じくらいじゃりじゃりであった。先ほどのクシャミ爆弾によって生じた被害、ガラスの欠片が床の上に散らばり、踏みしめるたびにじゃりじゃり言う。", "zh_text": "还有,不仅是口中被弄得乱七八糟,连琪娅拉的家中也同样被涮了一篇。刚才的喷嚏大炮而造成的损失,玻璃的碎片满布地板,踩在上面时每次都会有发出啪咔啪咔的声音。" }, { "id_line": 32, "ja_text": "「めったにクシャミなんてしないあの子が、今日に限って3発も……何かよくない予感がするなぁ……」", "zh_text": "「那孩子平常很少打喷嚏,偏偏今天就打了3个……有什么不好的预感……」" }, { "id_line": 33, "ja_text": "ぱりっ、じゃりっ、ぱきっ。ガラス片をブーツで踏みしめながら、すっかり風通しがよくなってしまった窓辺に歩み寄った。クレアに近い位置にあるキアラの家はともかく、ほかの家もどうやら同様の被害は免れていないようだ。", "zh_text": "咔啦,吱啦,啪咔。靴子踏实地踩在玻璃碎片上,走近了现在变得很通风的窗边。姑且不论离克莱尔最近的琪娅拉家,其他的房子都受到同样灾害。" }, { "id_line": 34, "ja_text": "どの家も、強烈な衝撃波にやられて、断片すら残さず綺麗に窓ガラスがはずされたようになっている。おそらくその残骸は家の中にぶちまけられているのだろうが。人がいなければ廃墟か戦災かと間違われること請け合いだ。", "zh_text": "无论哪一家都受到强烈的冲击波,一起做,美丽的玻璃被片甲不留地被打散了。恐怕残骸都被吹进家中散落在地面吧。如果没有人的话,肯定会被误认为是战争中的废墟。" }, { "id_line": 35, "ja_text": "特に、町の中心、広場のほうからなにやら真っ黒い煙が……。", "zh_text": "特别是在城镇中心的广场悠悠升起乌黑的烟……" }, { "id_line": 36, "ja_text": "「ん、煙だって?」", "zh_text": "「不对,有烟?」" }, { "id_line": 37, "ja_text": "嫌な予感とは、至極的中しやすいものである。", "zh_text": "讨厌的预感是最容易实现的。" }, { "id_line": 38, "ja_text": "あわててローブを引っつかみ、歯車だらけの巨大なロッドを両手に。既に古くなってぼろぼろのドアを蹴飛ばしてキアラは家を飛び出した。", "zh_text": "慌慌张张穿上长袍,双手拿起镶满齿轮的大型魔杖。琪娅拉踢开已经破破烂烂的门离开了家。" }, { "id_line": 39, "ja_text": "綿100%の白いローブを棚引かせ、蜂蜜色の髪をきらきらと振り乱して広場へと走る。次第に強まっていく臭気は、鉄の焦げる臭い。嫌な予感が次第に現実味を伴った実感となっていく。", "zh_text": "棉100%的白色长袍,蜂蜜色的头发闪闪披散往广场奔跑。逐渐增强的臭味和铁烧焦的气味。感受到讨厌的预感逐渐化为活生生的事实。" }, { "id_line": 40, "ja_text": "「おぅ、キアラちゃん!! 遅かったじゃないか!」", "zh_text": "「喂,琪娅拉酱!!来晚了啊!」" }, { "id_line": 41, "ja_text": "広場に着くと、そこには既に町の人々が集まっていた。", "zh_text": "广场上,已经聚集了城里的人们。" }, { "id_line": 42, "ja_text": "遅かった、ということは町一番の白魔道士たるキアラが必要とされる事態であることを意味していた。あるいはこれはクレアのクシャミによって生じた被害であるから、とも受け取れるが。どちらにしろ彼女にとってはあまり聞きたくない言葉には違いなかった。", "zh_text": "来晚了是指事态需要到城里最高等的白魔道士琪娅拉的意思,又或者可以理解成这是由克莱尔的喷嚏而造成的。不管是那一边,对她来说也是不太想听到的事。" }, { "id_line": 43, "ja_text": "「町長さん! すみません、私自身彼女のクシャミに吹き飛ばされてしまって」", "zh_text": "「镇长先生!对不起,我自己也被她打的喷嚏吹跑了」" }, { "id_line": 44, "ja_text": "「いや、いいんだ。それよりアレをみてくれ」", "zh_text": "「不,无事。比起那个,你先看一下这个吧」" }, { "id_line": 45, "ja_text": "キアラがロッドを携えて歩み寄ると、人垣が割れて現場が露になった。今なお火を噴いて燃え上がるそれは、なにやら金属でできたフレームを持っており、独特の鋭角的なフォルムをしていた。言うなれば、豪奢な装飾銃にデルタ翼を取り付けたような。", "zh_text": "琪娅拉拿魔杖走近,人墙分成两边,事发现场露出来了。有东西还在冒出火燃烧起来,那是什么呢,金属做的框架,具有独特的锐角。要说的话,就像奢华装潢的枪上安上了三角型的翼。" }, { "id_line": 46, "ja_text": "「偵察機……!」", "zh_text": "「侦察机……!」" }, { "id_line": 47, "ja_text": "キアラはそれを見るなり、信じられないような口調で呟いた。", "zh_text": "琪娅拉看着它用难以置信的口吻说道。" }, { "id_line": 48, "ja_text": "流れるような装飾は大気中の魔力を積極的に取り込むための立体陣。銃の持ち手に相当する部分は尾翼を兼ね、魔力タンクとブースターを搭載しているためそう見えるのだ。", "zh_text": "流线型的装潢可以积极收集大气中魔力的立体阵。枪手柄的部分搭载尾翼兼魔力槽和助推器。" }, { "id_line": 49, "ja_text": "速度に特化した形、高速飛行を可能にする装備。そして何より、先端に搭載された砲。どう見ても平和的な用途に用いられるものではないことは明らかだ。", "zh_text": "速度特化的形状,可以高速飞行的装备。并且比起什么都更不祥的是,前端装载了一门火炮。怎么看都明显地不是用于和平用途的东西。" }, { "id_line": 50, "ja_text": "偵察機だって!? どこかの国がこの町に戦争を仕掛けようというのか!? 人垣から、不安そうなどよめきが上がる。", "zh_text": "侦察机!?你是说有某个国家想要向这个城镇开战?!?人墙中不安的声浪渐渐高涨起来。" }, { "id_line": 51, "ja_text": "「何かの間違いであってほしいね……」", "zh_text": "「希望只是看错吧……」" }, { "id_line": 52, "ja_text": "キアラは杖を掲げて、一振りした。轟々と立ち上っていた火柱が吹き消されるようにして消え、その偵察機と思しき物体がさらにはっきりと見て取れるようになる。", "zh_text": "琪娅拉拿起法杖一摇。升腾的火柱好像被吹灭一样消失,但现在物体的形状更清楚能够看出和侦察机相似。" }, { "id_line": 53, "ja_text": "ダメだ、間違いなく物は偵察機。戦火を引き連れてくる禍なる水先人。", "zh_text": "不行,没有出错误,这东西是侦察机。是会带来战火的领航人。" }, { "id_line": 54, "ja_text": "苦笑交じりにそれに歩み寄るキアラも、内心は酷い緊張と重圧を感じていた。", "zh_text": "夹杂苦笑而走近的琪娅拉内心充残酷的紧张和压力的感觉。" }, { "id_line": 55, "ja_text": "——墜落の原因はきっとクレアのクシャミ。上空通過中に偶然落ちた……なんてことはないか。衝撃波は距離の3条で減衰する。つまりかなり近くに潜んでいたと考えられる。それに、クレアのクシャミで撃墜されてここに落ちたってことは、最初からこの町を偵察するつもりで——", "zh_text": "——坠落的原因肯定是克莱尔的喷嚏。在上空经过中偶然掉下来了……不是这样吗?冲撃波是按距离迅速衰减。也就是说,要考虑到就是在附近潜伏着。而且,被克莱尔的喷嚏击落在这里并且掉下来,也就是说从一开始就打算侦察这个城镇——" }, { "id_line": 56, "ja_text": "町の人々を混乱させてはならないと、必死で動揺を隠してキアラは考える。けれど至る結論はひとつ。", "zh_text": "为了不要城镇的人们产生混乱,琪娅拉拼命隐藏动摇和思绪。但是结论只有一个。" }, { "id_line": 57, "ja_text": "「どうもきな臭い……。この町の戦力を測りにきたのか」", "zh_text": "「总觉得充满火药味……是要测量这个城镇的战力吗?」" }, { "id_line": 58, "ja_text": "キアラが口にするのをはばかった言葉を、町長が代わりにつぶやく。さらに大きくなるどよめき。もしそうであれば、近々戦があるということなのだから。", "zh_text": "琪娅拉到嘴边的话由镇长代替她嘟哝出来。喧嚷声变得更大。如果真是这样的话,马上就要开战了。" }, { "id_line": 59, "ja_text": "「どういうつもりでそれをしたのかが問題です」", "zh_text": "「不知道是打算用来做什么还是个大问题。」" }, { "id_line": 60, "ja_text": "キアラは町長の言葉に補足を行った。", "zh_text": "琪娅拉对镇长的言论进行了补充。" }, { "id_line": 61, "ja_text": "「つまり、政治的な用途か、軍事的な用途か……そのあたりを探ってみなければ分かりませ……」", "zh_text": "「也就是说,政治的用途还是军事用途呢?……这个不先试着了解的话就不知道……」" }, { "id_line": 62, "ja_text": "ん。言い終えるか終えないかの瀬戸際で、キアラの言葉は天から降り注ぐ大音声にかき消された。", "zh_text": "在紧要关头,还不知道话有没有没说完,琪娅拉的话消失在天空上降下的巨大声音当中。" }, { "id_line": 63, "ja_text": "「キアラちゃん、それなぁに?」", "zh_text": "「琪娅拉酱,那是什么?」" }, { "id_line": 64, "ja_text": "雷のような大音量のエコーに見上げてみれば、クシャミ・ショックカノンで問題の偵察機を撃墜した張本人、白龍のクレアが天を覆い尽くしていた。その大きさたるや実に175メートルにも及び、町で一番高い教会の尖塔ですら彼女の脛にも届かない。", "zh_text": "听到雷声般的巨大音量而抬头一看,是打喷嚏冲击落侦察机的罪魁祸首,白龙克莱尔覆盖了天空。她的大小只少有175米,连城镇中最高贵的教会尖塔连她的小腿也不到。" }, { "id_line": 65, "ja_text": "そんな彼女が膝に手を当てて町を覗き込むと、彼女の足は町の外にあるにもかかわらず、町の中央の広場の真上に頭が来る。背中から生えた巨大な龍の翼も相まって、天球のほとんどを覆い尽くしてしまうのだ。", "zh_text": "她手放在膝盖上窥视城镇,她的脚放在城镇外,把头伸到城镇中央广场上方。再加上从背上长出的巨大龙翅膀,屏蔽大部分的天体。" }, { "id_line": 66, "ja_text": "幼い印象を受ける彼女の可愛らしい顔とは対照的に、その体は17歳という年相応に発達していた。肩口まで襟の大きく開いた純白の軽鎧からは、ふっくらとした胸の谷間が覗いており、そのまま視線を下にたどれば真っ白ですべらかなお腹が。彼女の股を辛うじて隠しているのは腰に巻かれたパレオのみで、布の切れ間からはやはり白の下着がちらりと覗く。", "zh_text": "和她年稚可爱的脸庞对照的是她那副17岁已经成熟丰满的肉体。肩膀衣领敞开的纯白轻型铠甲,可以看到丰满的胸部所形成的乳沟,视线往下可以看到纯白平坦的肚子。她的胯间勉强地隐藏在腰间的缠腰布当中,缠腰布的缝隙中看到白色的内衣一闪而过。" }, { "id_line": 67, "ja_text": "鎧にしては酷く露出が多く、彼女の見事な体型と合わさって刺激的な衣装であった。彼女曰く、これは鎧ではなく甲殻なのだそうだ。人間の形に化けるとこのような形で保存されるらしい。で、ガチャガチャうっとおしいのでなるべくコンパクトに、隠さなければいけないところだけ隠しているのだという。", "zh_text": "铠甲残酷地暴露,她漂亮美丽的体型和刺激性的服装相合性很高。她说这是甲壳而不是铠甲。人形化时以这样的形式保存下来。据说在一番吵吵嚷嚷,在尽量保持紧凑的甲壳之下,只是把必须隐藏的地方隐藏起来。" }, { "id_line": 68, "ja_text": "腰まである彼女の銀髪がさらさらと零れて、広場をカーテンのように仕切ると、広場に集まった人々からはクレア以外のものが見えなくなってしまった。", "zh_text": "她的银发潺潺滑落腰间,有如窗帘一样把广场分隔开来,现在广场上聚集的人们除了克莱尔以外的什么也看不见。" }, { "id_line": 69, "ja_text": "「あ~、えっと……その~」", "zh_text": "「呐~,嗯……那个~」" }, { "id_line": 70, "ja_text": "キアラは彼女の問いに答えかねた。もしこれで勘違いだった場合、勘違いでしたでは済まされなレベルの被害が出る。できれば平穏無事にことを済ませたいのだ。", "zh_text": "琪娅拉难以回答她的问题。在这种场合答错的话,误解所做成的伤害会超出可容忍的水平。如果可以的话,还是尽可能平安无事地了事。" }, { "id_line": 71, "ja_text": "が、クレアの抱いている疑問は、キアラの懸念よりもはるかに単純で真っ直ぐだった。", "zh_text": "克蕾尔抱着疑问比琪娅拉所担忧的单纯直率很多。" }, { "id_line": 72, "ja_text": "「それ、食べてもいい?」", "zh_text": "「可以吃吗?」" }, { "id_line": 73, "ja_text": "クレアは唇に指を当て、可愛らしく首をかしげる。動作そのものはとても可愛らしいのだが、それによって髪がざっと広場の端を凪いで数人が弾き飛ばされた。", "zh_text": "克莱尔将手指贴在嘴唇上,露出可爱不解的表情。动作本身就很可爱,头发的发尖把在广场的边缘的几个人弹飞。" }, { "id_line": 74, "ja_text": "「えーっと、まだだめ。いろいろ調べてからね。とりあえずクレアはちょっと外しててくれないかな。それが終わったら呼ぶから」", "zh_text": "「诶,还不行。我们要先调查一下。总之,克莱尔可以稍微先离开吗。之后再跟你说」" }, { "id_line": 75, "ja_text": "「は~い」", "zh_text": "「好~」" }, { "id_line": 76, "ja_text": "巨大な龍の少女は残念そうに頷いて身を起こすと、口惜しそうにちらちらとこちらを振り返りつつ着た方向、森の中へと帰っていった。", "zh_text": "巨大的龙少女好像很可惜地点了点头,直起身子回家。在回到森林的路上还一直不停惋惜地回头。" }, { "id_line": 77, "ja_text": "ズーン、ズーン、ばきばき……という重たい地響きと木々の断末魔が遠ざかっていく。", "zh_text": "轰,轰,喳,喳……这个沉重脚步声和树木倒下的声音渐渐远去。" }, { "id_line": 78, "ja_text": "「彼女にはこれがおいしそうに見えるのか」", "zh_text": "「在她看起来这是很好吃吗?」" }, { "id_line": 79, "ja_text": "お尻から生えた尻尾を振り振り、森の奥へと遠ざかっていく龍の少女を見送って、町長がうなる。人間からすれば煮ても焼いても食えそうに無い。", "zh_text": "看着从屁股长出来摇摇愰愰的尾巴,目送渐渐往森林深处远去的龙少女,镇长呻吟道。那块铁块无论怎样煮或者烤,人类还是无法食用。" }, { "id_line": 80, "ja_text": "「龍の主食は岩石や鉱物ですからね。古来より龍が戦場に現れ、何もかも喰らい尽くして去ってしまうというのはそういうことです」", "zh_text": "「龙的主食是岩石和矿物。自古以来龙就会在战场出现,尽可能呑噬一切然后离开,这是这么一回事。」" }, { "id_line": 81, "ja_text": "キアラは数メートルはあろうかというその残骸に歩み寄って、そしてそれをよくよく観察し。", "zh_text": "琪娅拉走近残骸,仔细观察。" }, { "id_line": 82, "ja_text": "「できればここがそうならなければいいのですが」", "zh_text": "「如果可能的话,这里不会变成那样就好了。」" }, { "id_line": 83, "ja_text": "と付け加えた。", "zh_text": "琪娅拉又加了一句。" }, { "id_line": 84, "ja_text": "「大丈夫だろう。私たちにはあの子が、クレアがいる。たとえそうなったとしても負けようが無いだろう」", "zh_text": "「没关系吧。我们有那个孩子,克莱尔。纵使变成那样也就我看来也不会输吧。」" }, { "id_line": 85, "ja_text": "実際、この町が小さいながらもどこの国にも属さず独立した主権を保っていられるのはクレアのおかげであった。", "zh_text": "实际上,这个小小的城镇小可以不属于任何国家,保持独立主权也是托克莱尔的福。" }, { "id_line": 86, "ja_text": "クレアが足を広げれば跨ぐ事すらできるこの小さな町に、彼女を倒してまで征服する価値がないというのもあったのかもしれない。", "zh_text": "克莱尔一只脚就可以横跨过这个小小城镇,要打倒她,征服这座小城根本毫无价值。" }, { "id_line": 87, "ja_text": "けれどどんなに戦略的に無価値であろうと、クレアにとってはこの町は宝であった。龍は自分が護ると決めた宝物を一生護り続ける生き物なのだ。他人の価値観なんて関係ない。", "zh_text": "但无论战略上有没有价值吧,对克莱尔来说,这个城镇是宝物。龙会保护自己认定的宝物而一生守护下去的生物。和人类的价值观没有关系。" }, { "id_line": 88, "ja_text": "「だからこそ、ですよ」", "zh_text": "「正因为如此,」" }, { "id_line": 89, "ja_text": "キアラは浮かない表情でそう答える。", "zh_text": "琪娅拉露出闷闷不乐的表情回答。" }, { "id_line": 90, "ja_text": "「私はあの子が人を殺すところなんて、もう見たくないんです」", "zh_text": "「我真是不想再看到那个孩子在这个地方杀人。」" }, { "id_line": 91, "ja_text": "ぐぅ。", "zh_text": "咕噜。" }, { "id_line": 92, "ja_text": "おいしそうな匂いにお腹がなる。ここら辺の石はほとんどが長石で、それも鉄を含まない残念仕様なのだ。鉄鉱石なんてここ数ヶ月間食べていない。", "zh_text": "美味的香气弄得肚子咕咕作响。这一带的石头大多是长石,遗憾地不含有铁的成份。铁矿石在最近几个月都没吃过。" }, { "id_line": 93, "ja_text": "森の木々を眩しい太ももで押しつぶし、クレアはぺたんと座り込む。", "zh_text": "克莱尔咚在坐上,森林的树木被雪白的大腿压垮。" }, { "id_line": 94, "ja_text": "「はぁ、食べちゃダメなのかぁ……」", "zh_text": "「啊,不可以吃……」" }, { "id_line": 95, "ja_text": "がっくーんと肩を落とし、おなかをさすって深々とため息をついた。こと食いしん坊のクレアにとって、この一件は相当に響いているのだろう。", "zh_text": "克莱尔西垂下了肩膀,轻轻摩挲肚子,深深叹了一口气。对贪吃的克莱尔来说,这件事可是相当严重呀。" }, { "id_line": 96, "ja_text": "そんなクレアの耳になにやら聞き慣れない音が届いた。", "zh_text": "平时听不惯的声音传到克莱尔的耳朵。" }, { "id_line": 97, "ja_text": "「ん……?」", "zh_text": "「嗯……?」" }, { "id_line": 98, "ja_text": "クレアのやや尖った耳がピクと動いて音源を探る。", "zh_text": "克莱尔尖尖的耳朵摆动,摸索音源。" }, { "id_line": 99, "ja_text": "人間のものよりもはるかに優れた聴覚が、まだはるか遠くにある音を捉える。それは獣の唸りのようで、しかしそれにしては大きすぎた。風の音にしては低すぎるし、なにより安定しすぎている。", "zh_text": "因为有比人类有更出色的听觉,可以抓住远处的声音。如果那是野兽的呻吟,又太大了。如果是风的声音又太少了,而对于以上那种声音来说也相定比较稳定。" }, { "id_line": 100, "ja_text": "クレアは自分の知識を精一杯あさってみたが、そんな音を出すものはひとつも該当しなかった。", "zh_text": "克莱尔用尽自己后天的知识全力思考,这样的声音的东西一个也不符合。" }, { "id_line": 101, "ja_text": "「何だろう……?」", "zh_text": "「是什么呢……?」" }, { "id_line": 102, "ja_text": "怖い、とは思わなかった。巨大なクレアにとって、恐怖になり得るものなんてほとんど無いためだ。ともすれば、未知に対しては好奇心が動き出す。", "zh_text": "不是感到可怕。因为对巨大的克莱尔来说,几乎没有能够感到恐怖的东西。只是因为未知的好奇心而展开始行动。" }, { "id_line": 103, "ja_text": "ずしん、ずしん。重たい地響きを立て、懸命に生きているであろう足元の木々を無関心に踏み砕いて彼女は立ち上がる。", "zh_text": "咚,咚。沉重的地震声响起,她站起来时,把脚下努力地活着的树木毫不留情地踩碎。" }, { "id_line": 104, "ja_text": "方角、距離。彼女の聴覚はソナー並みの志向性を誇るのだそうで、その音の位置は簡単に特定することが出来た。西に10kmほど行ったところだ。", "zh_text": "方位,距离。她似乎一直以她那定位能力堪比声纳一般的听觉感到自豪,特别容易找到发出声音的位置。西方10公里左右的地方。" }, { "id_line": 105, "ja_text": "彼女にしてみればほんの数分の距離。大丈夫、ちょっと行って見て来るだけだから。 うっそうと生い茂る森の中に、白亜のブーツで深々と足跡を刻んで歩き出した。もし人間が歩くのだとしたら、彼女の一歩に追いつくために数十分はかかるであろう道なき未開の森林地帯。しかしクレアは平坦な絨毯の上を歩くかのようにすいすいと歩いていく。誰も、彼女を止められない。", "zh_text": "在她来看只有数分钟的距离。没关系,去看看而已。在繁茂的森林中,白色的长筒皮靴走起来时留下深深的足迹。如果她走一步,在这种无有路的未开化森林地带,人类为了追上她恐怕要用几十分钟时间吧。但是克莱尔如在平坦的地毯上走路似的轻快地踩下去。谁也无法阻挡她。" }, { "id_line": 106, "ja_text": "「町長さん。あの偵察機を調べてみたのですが……神聖バハムート帝国って聞いたことあります?」", "zh_text": "「镇长先生。那个侦察机我调查过了……你有否听说过神圣巴哈姆特帝国?」" }, { "id_line": 107, "ja_text": "町役場——といっても町長の家の応接間なのだが——にて、キアラは調査の結果を町長に報告した。", "zh_text": "在镇公所——其实就是镇长家的客厅——中,琪娅拉把调查的结果报告给镇长。" }, { "id_line": 108, "ja_text": "「残念ながら無いな。そんな悪ふざけみたいな名前の国家が実在すること自体がまず信じられん」", "zh_text": "「很遗憾,没有。首先就很难相信像恶作剧般的名字的国家本身实际存在」" }, { "id_line": 109, "ja_text": "町長は机の上に広げられた資料に目を通しながら答える。", "zh_text": "镇长一边打开桌子上的数据过目一边回答。" }, { "id_line": 110, "ja_text": "よくこの短時間で纏められたものだと感心するほどの情報量は、その冗談じみた帝国の名に不思議な実感を持たせる。", "zh_text": "琪娅拉经常在这短时间做出总结,不得不佩服她情报量的程度,但对于那个玩笑似的帝国名字还是感到不可思议。" }, { "id_line": 111, "ja_text": "いや、実感なんて話ではない。信じざるを得ないのだ。現に落ちてきた偵察機を魔法で復元したらそうなったのだから。", "zh_text": "不,这充满实感的对话不像开玩笑。镇长也不得不相信。事实上,现在被击落的侦察机在魔法复原之后就是这样。" }, { "id_line": 112, "ja_text": "「キアラちゃん。君の復元魔法の凄さは十分熟知しているつもりだが……万が一間違って修復したなんて可能性は?」", "zh_text": "「琪娅拉酱。你的复原魔法虽然是十分厉害熟悉的……然而,会不会有修复错误之类的可能性?」" }, { "id_line": 113, "ja_text": "「ありませんね。もしそうなったら文字として通用しない謎の羅列が表示されますから。エラーではなく、仕様です。", "zh_text": "「没有。如果是那样的话,不会作为文本,而是会罗列成不通用的神秘乱码。这不是错误,而是本身式样就是这样。" }, { "id_line": 114, "ja_text": "最悪、この鹵獲した偵察機を再起動して空に放てば結果が得られますがどうしますか?」", "zh_text": "还不信的话,最坏的打算就是把这个捕获的侦察机重启放回到天空飞行就知道是不是复原错误。你觉得怎么办?」" }, { "id_line": 115, "ja_text": "「やめておくよ。もう一度落ちてきたりしたらたまらないからね」", "zh_text": "「不要吧。再一次掉下来的话可就不得了啊。」" }, { "id_line": 116, "ja_text": "「大丈夫ですよ、あれはただ墜落したわけではありません。クレアのクシャミの衝撃で機密保持のための自爆装置が作動したのでしょう。", "zh_text": "「没事的,那不是自己坠落的,而是因为受到克莱尔打喷嚏时的冲击,为了保持机密而激活的爆炸设备。" }, { "id_line": 117, "ja_text": "さすがに修復されるとは思っていなかったのでしょうが」", "zh_text": "没有一定的修复技术是不会想到这个是什么」" }, { "id_line": 118, "ja_text": "「君の再生修復魔法の技術は世界でも指折りだからな。もとに戻せないものなんて無いだろう」", "zh_text": "「你的再生修复魔法技术可是世界上屈指可数的。没有东西是你无法复元的。」" }, { "id_line": 119, "ja_text": "町長の褒め言葉にキアラは苦笑する。", "zh_text": "镇长夸奖琪娅拉的话中带有一丝苦笑。" }, { "id_line": 120, "ja_text": "キアラが再生修復に特化したのはほかでもないあの巨竜の少女のせいである。", "zh_text": "琪娅拉的再生修复特化无他,原因出在巨龙少女身上。" }, { "id_line": 121, "ja_text": "彼女は自分の体の大きさをあまり考慮しない性質であるらしく、しょっちゅういろいろなものを踏み潰す。時にはうっかり人間まで踏み潰してしまうものだから、その責任を負わされるキアラとしてはどうしても事態の収拾をつけなければならない。巻き戻し、つまり因果の書き換えくらいは使えなければならないのだ。", "zh_text": "她常常不怎么考虑自己身体的大小,经常把各种东西踩破,有时还会不小心踩到人类,所以作为负责人的琪娅拉无论如何都必须要收拾事态。时间回卷,改写因果都必须使用到。" }, { "id_line": 122, "ja_text": "この町の人間は皆、一度はクレアに踏み潰されたりその体の下敷きになったりして教会送りになっているのだから、キアラの腕は嫌でも上がるというものだった。クレアの寝返りで町ごと押しつぶされたこともあったのだから、物質の再構築なんかもお手の物だ。", "zh_text": "这个城镇的人都只少有一次被克莱尔踩到或者被她的身体压中而送到教会的,所以琪娅拉为了不引起仇恨所以治疗有大大的提高。克莱尔有时翻身会压过城镇,所以物质重组对琪娅拉也不会不拿手。" }, { "id_line": 123, "ja_text": "「それはそうと。使われている技術は西方のものです。かなり高度な魔法仕掛けですね。このあたりであまり聞かない名前と言うことは、最近急激に勢力を拡大しているのかもしれません。侵略には野心的でしょう。それらを考慮すると……」", "zh_text": "「除此之外。这是使用到西方技术的东西。是相当高等的魔法设备。这一带也不许怎么听闻过他们的名字,但他们可能在最近急剧扩大势力,而雄心勃勃要侵略吧。如果考虑到这一点的话……」" }, { "id_line": 124, "ja_text": "キアラはそこで一旦言葉を切った。できれば言いたくない、認めたくない言葉だった。しかしそれでも、事態は一刻を争う。事実は事実として認め、そこからどう動くかが重要になるのだ。", "zh_text": "琪娅拉这时停下话来。本身是不想说,不想承认的。尽管如此,事态已经到了刻不容缓的阶段。事实就是事实,始㚵要承认,从那里和如何开始行动才是更重要。" }, { "id_line": 125, "ja_text": "「戦は不可避と思われます」", "zh_text": "「我认为是战争是不可避免。」" }, { "id_line": 126, "ja_text": "クレアはいよいよ音の発信源を見つけた。見つけたのはいいが、それはこの目で見てもクレアにとって不可解であることには変わりはなかった。", "zh_text": "克莱尔终于找到了发声的源头,找到了是很好,但是那对克莱尔来说,这是亲眼见到了也还是感到不可思议的奇怪场景。" }, { "id_line": 127, "ja_text": "広大な森林のなかに、不自然な道ができている。それはカタツムリが通った跡を思い起こさせた。木々が左右に薙ぎ倒され、幹と土で上空からは茶色く見えるのだ。", "zh_text": "在辽阔的森林里,出现了不正常的道路。那道路让人感觉像是蜗牛通过留下的痕迹,树木被往道路两边压倒,干涸的泥土从上空看来一片茶色。" }, { "id_line": 128, "ja_text": "それで、その道を作り出したカタツムリはというと、今クレアの目の前にいるのがそれだった。", "zh_text": "沿着路看去,那个像蜗牛一样作出这条道路的东西出现在了克莱尔眼前。" }, { "id_line": 129, "ja_text": "彼女にしてみれば20センチほど、ブーツのサイズよりも少し小さいくらいの鉄の塊が何個も並んでいる。カタツムリ、というよりはチョコレートの箱のような薄っぺらい形に、なにやらちいさな筒がいくつも取り付けられているといった印象だ。", "zh_text": "从她视角来看数个20cm的、比靴子的尺寸略小的铁块排列在眼前,但与其说像蜗牛,不如说像巧克力做的箱子一样,看起来很单薄,安装着许多不知名的筒状物。" }, { "id_line": 130, "ja_text": "「なんだろう、これ?」", "zh_text": "「什么呀、这个?」" }, { "id_line": 131, "ja_text": "彼女はブーツの先でこつこつとそれを小突いてみた。ぐわん、がいん、硬い物同士が激しくぶつかり合う音に続いて激しく火花が散り、それがよろめくようにゆらゆらと後退する。", "zh_text": "克莱尔用靴子鞋尖试探着轻踢铁块,咕哇——,嘎吟——,硬块和它的同伴相互碰撞,发出碰撞声和火花,踉跄着向后退。" }, { "id_line": 132, "ja_text": "今の動きから察するに、その鉄の塊は地面から僅かに浮いているらしい。", "zh_text": "观察他们现在的动作的话,会发现铁块都略微浮在地面上方。" }, { "id_line": 133, "ja_text": "「う~ん、美味しそうだなぁ。食べてもいいかなぁ」", "zh_text": "「唔嗯~,看起来很美味啊,吃掉应该没问题吧」" }, { "id_line": 134, "ja_text": "クレアは屈み込んでそれらを覗き込んだ。", "zh_text": "克莱尔弯下身子观察铁块。" }, { "id_line": 135, "ja_text": "そして彼女はそいつらの正体を知ることになる。", "zh_text": "接下俩,少女才意识到了这些铁块的正体。" }, { "id_line": 136, "ja_text": "その箱たちに据え付けられた筒がいっせいにクレアの方へと向けられたのだ。", "zh_text": "在这些箱子上安装着的筒状物,突然一齐被朝向了克莱尔的方向。" }, { "id_line": 137, "ja_text": "ぽん、ぽん! 筒の中で炎がはじけ、そしてその筒から何かが飛び出してくる。さすがのクレアも、ここまでくればこの箱が何なのか理解することが出来た。", "zh_text": "澎! 澎!筒状物迸出火光,接著有什么东西从筒中飞射了出来。事已至此,就算是克莱尔也已经能理解这个箱子到底是什么东西了。" }, { "id_line": 138, "ja_text": "「うわぁ、動いたっ! なんか撃ってきた!!」", "zh_text": "「呜哇啊,开始动了!有什么发射出来!!」" }, { "id_line": 139, "ja_text": "ぱちぱち、と顔に当たる砲弾を煩そうに振り払って、クレアは上体を起こした。これは攻撃だ。痛くは無いけれど、間違いない。今自分の肌ではじけているものは本来ならばその一つ一つが必殺の威力を持った砲弾なのだ。", "zh_text": "啪其啪其,克莱尔一脸嫌弃地将打中脸部的炮弹拂去,站起了身。刚才的的确是攻击,虽然基本不痛,但应该没错。现在在自己皮肤上爆裂的东西,原本应该都是一个个拥有必杀威力的炮弹吧。" }, { "id_line": 140, "ja_text": "「これは……この箱は武器なんだ。だとすると……」", "zh_text": "「这是……这个箱子是武器吗,这么说来……」" }, { "id_line": 141, "ja_text": "クレアの頭の中で、ぱちんと記憶の線がつながり火花を散らす。", "zh_text": "克莱尔的脑中啪钦一声,记忆如火花般闪过。" }, { "id_line": 142, "ja_text": "だとすると。今日広場で燃え上がっていたアレはきっとこいつらのもので、キアラがそれに対する弁明を避けたのはこいつらが町を狙っているからなんだ。", "zh_text": "说起来,今天在广场上燃烧的那个东西,一定就是这些家伙的同伴吧,琪娅拉避开自己没有说明的,就是这些家伙瞄准城镇的事情吧。" }, { "id_line": 143, "ja_text": "「ねぇ、あなたたちはこの東にある町を狙っているの?」", "zh_text": "「喂,你们是在东边这里瞄准那个城镇吗?」" }, { "id_line": 144, "ja_text": "クレアが尋ねる。だが、返事とばかりに浴びせられるのは砲弾の雨霰。", "zh_text": "克莱尔尝试着询问,但是,回应她的只有雨点般落下的弹幕。" }, { "id_line": 145, "ja_text": "「ねぇ、答えてよ。答えてくれないと私、あなた達を全員踏み潰さなきゃいけなくなっちゃう」", "zh_text": "「喂,回答我啊。不回答的话,我就只能在这里把你们全员踩碎」" }, { "id_line": 146, "ja_text": "もちろんその答えによっても全員踏み潰さなければならなくなるのだけれど。最後の確認とばかりにクレアは念を押した。", "zh_text": "当然根据回答,她还是得把他们全员踩碎的,但是作为确认克莱尔还是询问了最后一遍。" }, { "id_line": 147, "ja_text": "それでも、砲弾の勢いは収まるどころか一層激しくなるばかり。対話しようなどという意思は微塵も伝わってこなかった。", "zh_text": "然而炮弹的攻势并未减退分毫,反而进一步加剧了。连半点想要对话的意思都没有的样子。" }, { "id_line": 148, "ja_text": "対話の意思がないのなら、敵とみなすべきだろうか……? けれども、まだこれだけでは決め手にかける。もしかすると、あまりにも大きなクレアを恐れてパニックを引き起こしているだけなのかもしれない。", "zh_text": "没有对话的意愿的话,最好还是看作敌人吗……?但是,还没法获得决定性的证据。说不定他们只是被巨大的克莱尔吓到了才陷入了恐慌而已。" }, { "id_line": 149, "ja_text": "だが、クレアの好意的な解釈は、彼ら自身によって見事に裏切られる事となった。", "zh_text": "虽然克莱尔往善意的方向解释,但他们自身却背叛了她的期望。" }, { "id_line": 150, "ja_text": "「あっ! こら! 行かせないんだからっ!」", "zh_text": "「啊っ!喂!说了不要再跑!」" }, { "id_line": 151, "ja_text": "先頭の一機が森の木々を左右に押し倒し、強引に道を切り開いてクレアを迂回、その先へと抜けようとしたのだ。朦々と煙を巻き、轟音を立てて緑の海原を裂き走り抜ける。ものすごいパワーとスピード。", "zh_text": "最前列的那一架将森林的树木往两边撞倒,强行开辟道路,绕开了克莱尔,从她前方穿过,卷起的烟尘将四周变得朦胧一片,一边发出轰鸣声一边在绿海中撕裂出道路飞速前进,有着可怕的力量与速度。" }, { "id_line": 152, "ja_text": "全長20メートル。超大型多砲塔戦車。それが彼らの機体に冠せられた称号であった。キャタピラの代わりに魔力で僅かに浮く事で際限なく重量を増加させることが出来、その圧倒的な質量を動かす動力炉は立ちはだかる木々など物ともしない。大質量と重装甲に任せて道なき道を切り開く、恐るべき侵略者なのである。", "zh_text": "全长20m的超大型多炮塔战车,这是他们的机体所被冠以的名称。作为履带的替代品,他们使用魔力来使机体略微浮起,从而使无上限地增加重量成为可能。驱动着这压倒性的质量的动力炉将阻碍于前的树木等视为无物,凭藉庞大的质量和重装甲,连没有道路的地方都能任意开辟出道路,实乃相当可怕的侵略者。" }, { "id_line": 153, "ja_text": "が、身長170メートルのクレアからすればそんなものはオモチャにしか見えなかった。彼女視点では戦車の速度など亀みたいなものなのだ。", "zh_text": "但,在身高170米的克莱尔看来这种东西就好像玩具一样,从她的视点来看战车的速度慢如龟爬。" }, { "id_line": 154, "ja_text": "ずっしいん!!", "zh_text": "ずっしいん! !" }, { "id_line": 155, "ja_text": "クレアの白いブーツが平たい機体に圧し掛かり、そして地面に押し付ける。さすがに戦闘用に作られたとあってか、その機体は軋みながらもどうにか原型だけは留めるに至った。", "zh_text": "克莱尔用白靴很简单就把机体踩住了,强行压在了地面上。不愧是为了战斗才做出来的机体,好歹保留住了原型在原地嘎吱作响。" }, { "id_line": 156, "ja_text": "が、もちろんクレアは全力でこれを踏みつけたわけではない。むしろその逆、ほとんど足の自重しかかけていないのだ。", "zh_text": "当然克莱尔没有用全力踩它,不如说只是把脚的重量搭在上面罢了。" }, { "id_line": 157, "ja_text": "「ねぇ、今のはどういうことかな? 敵は私じゃないってことなんだよね。私はスルーしてもいいけれど、もっと倒さなきゃいけない敵がこの向こうにいるってことなんでしょう」", "zh_text": "「喂,现在到底是怎么回事儿?意思是你们的敌人不是我吧,在这个方向上有你们更需要打倒的敌人,所以穿过我也没关系的意思咯?」" }, { "id_line": 158, "ja_text": "だが、彼らはクレアの問いには答えない。先の一機を皮切りに、後続の機体が次々と展開し森を凪いでの猛突進を開始したのだ。巨龍の少女の足は所詮2本。ならば、それ以上の数で撹乱してしまえば、ということらしい。", "zh_text": "不过他们还是没有回答克莱尔的问题。以这最前头的一台为开端,后续的机体静静地接连散开,开始向森林不同方向猛然突进。巨龙少女的腿归根结底只有两条罢了,既然如此,以高于这个数的量来行动就可以搅乱她的行动了。" }, { "id_line": 159, "ja_text": "もちろん、それは彼我の力量差を測りかねた無能な指揮官による無駄な突撃となることは明白であった。むしろ、無駄どころか逆効果。この行為こそがクレアの逆鱗に触れてしまったのだ。", "zh_text": "显然,这是未能清楚理解敌我双方力量差距的无能指挥官的无用的突击行动,与其说是无用,还不如说是反效果。突击行为已经触犯了克莱尔的逆鳞。" }, { "id_line": 160, "ja_text": "「ふぅん……逃げ帰れば許してあげなくもないと思ったんだけどなぁ……」", "zh_text": "「哼嗯……我好像不记得我给过你们逃回家的许可呐……」" }, { "id_line": 161, "ja_text": "クレアのブーツの下で唸りを上げてもがいていた一機が、火花を散らして甲高い断末魔を上げた。踵のほうから徐々に圧し掛かる彼女の体重。ミスリル合金で出来た頑強な装甲が飴細工みたいにぐにゃりと歪み、ブーツの底の模様を模る。既に彼女の足の自重だけで行動不能に陥ってた機体はクレアがほんの僅か体重を傾ければあっという間にぺったんこの金属板になってしまうのは必然であった。", "zh_text": "正在克莱尔靴下呻吟般作响的那台战车,火花飞溅,发出了尖锐的临终悲鸣。少女慢慢将体重压在鞋跟上,米斯里鲁合金所制成的坚实装甲就像糖制工艺品一样绵软​​无力地扭曲,模印上了靴底的花纹。机体仅仅承受了少女足部重量就陷入了不能行动的状态,现在克莱尔有意倾注自己的体重,它只能瞬间化作扁平的金属板。" }, { "id_line": 162, "ja_text": "そしてその左足に重心を預け、彼女は右足を持ち上げた。塔と見紛うほどの巨大で太く、それでいて柔らかくしなやかな脚。美しすぎる破城槌が唸りを上げて風を巻き、見上げる空に眩しい影を作る。", "zh_text": "再以这只左脚为重心,少女抬起了右脚。那腿有着能被错认成高塔的巨大体积,尽管如此却又有着柔软白嫩的质感。绚丽的破城槌伴着轰鸣声卷起强风,在上空留下炫目的映影。" }, { "id_line": 163, "ja_text": "あり得ないほどの巨大な物体が動くその様に、敵機動部隊は距離感、速度感を狂わせ震え上がった。確かに全速力での突撃だったはず。先ほどまで見上げていた彼女の体との距離は50メートルはあったはずだ。にもかかわらずあの巨大な少女はたった一歩、その足を持ち上げただけで機体の上にブーツの影を落とす。", "zh_text": "巨大得难以置信的物体的活动,让敌方机动部队的距离感、速度感都陷入错乱而恐慌颤抖。应该确实是以全速率在突击,到刚才观测时,距离少女的身体应该还有整整50m距离,尽管如此巨大少女却只用一步,仅仅只是抬起了腿而已,靴影便笼罩在机体上方。" }, { "id_line": 164, "ja_text": "戦車内部の全天球スクリーンは、映像素子で捉えた外の様子を鮮明に映し出していた。当然ながら搭乗員は皆、そんな機能などなければよかったと思うこととなる。潰されるにしても、自分の上に一枚天井があると思えれば幾分か気が楽だったに違いない。だがこの戦車の、今となっては無駄な機能は彼らに空をそのまま提供した。巨龍の少女のブーツの裏に覆われるその空を。", "zh_text": "战车内部球幕屏将映像单元捕捉到的外部情况全方位清楚明晰地显现了出来。此时,全体搭乘人员都在想着,要是没有这种机能就好了。即使同样是要被踩碎,若现在头顶能有一片天花板挡住自己的视野,心情肯定会些许好一些吧。但是这台战车无用的的机能,为他们不加修饰地展现了天空的景象——被巨龙少女的靴底覆盖的天空。" }, { "id_line": 165, "ja_text": "くしゃり。クレアは自分のブーツの下で箱がつぶれるのを感じた。その感触に、ゾクっと身震いする。この足で何人もの人間の命を奪った。それが……それがとても。", "zh_text": "くしゃり。箱子在靴下破裂的触感传给了克莱尔,让她娇躯一颤。这只脚夺走了不知多少人的性命。这种感觉……这种感觉真是十分的……" }, { "id_line": 166, "ja_text": "気持ちいい。", "zh_text": "畅快" }, { "id_line": 167, "ja_text": "普段の、優しい女の子としてのクレアではなく、龍のメスとしての本能が体の中で激しく暴れまわっているのが彼女自身にもはっきりとわかった。けれどそれに抗う必要もない。龍としてのクレアも、女の子としてのクレアも、護りたいものは同じだから。", "zh_text": "平时的温柔少女克莱尔消失,雌性飞龙的本能在体内剧烈地震荡,少女自己也清楚地发现这一点。不过,现在没有压抑它的必要,不管是作为龙的克莱尔,还是作为女生的克莱尔,想要守护的东西都是一样的。" }, { "id_line": 168, "ja_text": "「龍の宝物に手を出したらどうなるか……教えてあげるよ」", "zh_text": "「想从龙的手中夺取龙的宝物的话会变成什么样呢……让我来告诉你们吧」" }, { "id_line": 169, "ja_text": "たった今足の下に消えた戦車をぐりぐりと踏みにじり、唇の端を吊り上げて彼女は嗤った。その美しく、愛らしい顔に浮かぶ冷徹な笑みは、見るもの全ての心を奪い射貫く。まるで氷の手で心臓を掴まれているかのような、直感的な死の恐怖がその場にいた人間達を一人残らず凍てつかせた。", "zh_text": "少女将刚才在脚下化作残骸的战车碾踩得咔咔作响,扬起嘴角笑了。那张美丽而惹人怜爱的面庞上浮现出的冰寒彻骨的笑容,贯穿在场人员的心。好像被冰之手握住了心脏一般,全员的心都被冰封在死亡的恐怖中。" }, { "id_line": 170, "ja_text": "クレアはあの町を……そこにいるキアラを護るためならば何だって壊す。誰だって殺す。そんな覚悟が、龍の魔性とともにジンジンと伝わってくる。", "zh_text": "若是为了守护那个小镇……以及住在小镇里的琪娅拉,克莱尔愿意破坏任何事物,杀死任何人。这样的觉悟与龙的本性和魔力一并传承而来。" }, { "id_line": 171, "ja_text": "あまりの恐怖に動きの鈍る敵戦車部隊。それでも必死で木々を薙ぎ倒して四方八方へと散り散りに逃げて行く。もはや彼らは当初の目的などすっかり忘れているようだった。", "zh_text": "余下的敌方战车部队收到恐惧的影响而行动迟缓,即便如此他们还是拼死地扫平周围的树木向四面八方四散逃窜。事到如今他们已经将最初的目的抛诸脑后了。" }, { "id_line": 172, "ja_text": "無論、そうだったとしてもクレアは彼らを許さない。", "zh_text": "当然,即便如此,克莱尔也没考虑过原谅他们。" }, { "id_line": 173, "ja_text": "せめて平地ならば、逃げ切れるかもしれないのに。行く手を阻む木々に苛立ち焦る乗組員たち。そんな彼らの戦車の前に生い茂っていた木がバキバキと乾いた悲鳴を上げる。衝突の衝撃に吹き飛ばされ、どうにか顔を上げてみると、前方のスクリーンに映し出されていたのは一面の白。そのまま視線を上へと辿れば、龍の甲殻を思わせるブーツから一転、すべらかな肌の柔らかそうな脹脛。そしてむっちりと柔らかそうな太股がパレオを持ち上げ、全天球スクリーンの天頂には彼女の純白の下着が布の切れ目から差し込む光を受けて燦然と輝いている。そこまできて、彼らは初めて目の前にあるそれがクレアのブーツの踵であると理解した。あの少女は今、自分たちを跨ぎ越して立っているのだ。", "zh_text": "至少如果能到平地的话就能甩开对手逃离了,保持着这种想法的乘坐人员组,焦躁地横扫眼前挡路的树木。一棵又一棵茂盛的树被冲撞击飞,发出帕卡帕卡的干枯的悲鸣声而倒下化作朽木。勉强鼓起勇气抬头一看,前方的屏幕上显示出一整片白色。就这样慢慢将视在线移,先是让人觉得是龙的甲壳的靴子,画面一转,可以看到光滑的的皮肤和柔软的小腿。接着是围着腰巾的丰满的大腿,从球幕屏的天顶看去,少女纯白的内裤在布料缝隙透进的光下熠熠生辉。这时他们才理解,眼前这片白色就是克莱尔的靴跟,那个少女已经跨过了自己,站在面前了。" }, { "id_line": 174, "ja_text": "そのブーツは木々をへし折り押し倒してもなお、彼らの目の前の地面にズブズブと数メートルも沈み込んでいく。このままいれば、自分たちも次の瞬間にはあの森の木々と同じように彼女の足の下、地下数メートルにまで沈められているのは確実だろう。にもかかわらず、彼らはそのあまりのスケールに呆気に取られ、動く事すらできなかった。", "zh_text": "靴子折断压倒了眼前的树林,不仅如此,还将他们眼前的地面像踩软泥一般地踩入地平面数米。此时他们已经清楚意识到自己下一个瞬间,就要和这些树木一样被踏平陷入地下了。尽管如此,他们现在已经被这巨大的力量给惊呆而恍惚失神,已经没法做出任何应对措施了。" }, { "id_line": 175, "ja_text": "そうしている間に、彼女の色めかしい太股が、脹脛が、ぴくっと張り詰めた。数メートルも地面を陥没させて沈み込んでいたブーツが、激しい地鳴りと地震を伴って踵のほうから持ち上がる。ザァァァッと流れ落ちる土の滝。朦々と立ち上る土煙に混ざって、かつて木々だったものの残骸が流れ土砂に混ざって彼女の足跡の中に埋もれていくのが見えた。", "zh_text": "在他们还陷于震惊之中时,少女秀丽的大腿和小腿都已因为用力而绷紧,陷入地面的靴子伴着强烈的地震和响声从鞋跟部分开始抬起。沙土如瀑布般从靴子上掉落,朦胧升起的烟尘中,可以看到曾经是树木的残渣混合著砂土掩埋在少女的足迹里。" }, { "id_line": 176, "ja_text": "土煙が晴れる頃には戦車外部に取り付けられた映像素子は埃を振り払って鮮明さを取り戻していた。もちろんその素子が最期に捉えた映像はクレアの巨大なブーツの底。", "zh_text": "飞尘散去,战车外部安装的映像单元抖去覆盖的尘土,重新恢复了清晰度。当然,映像单元最后的捕捉到的画面是克莱尔巨大的靴底。" }, { "id_line": 177, "ja_text": "「あはは、残念でした~! 逃げられるとか思ったのかな?」", "zh_text": "「啊哈哈,真遗憾~!觉得自己逃得掉吗?」" }, { "id_line": 178, "ja_text": "ずずうぅうん。重々しい地響きの底で、超大型戦車がまた一つ鉄板になる。", "zh_text": "ずずうぅうん。沉重的地鸣声后,原本是超大型战车的地方,现在只剩一块铁板了。" }, { "id_line": 179, "ja_text": "重々しい足音を立てて彼女が一歩を踏み出すたびに、腰に巻かれたパレオが太股に持ち上げられてちらりちらりと下着を覗かせる。しかし、そんな扇情的な彼女の美しい肢体は、その一歩ごとに一機、また一機と浮遊戦車たちを鉄屑に変貌させていく。", "zh_text": "伴随着沉重的脚步声少女逐步迈步前进,每当卷在腰上的腰巾被抬起都能看到闪耀着的内裤。然而,这样挑逗情欲的少女的美丽躯体,现在正在一步一步地将一台台浮游着的战车化作铁屑。" }, { "id_line": 180, "ja_text": "それはもう、楽しそうに。森の木を根こそぎ薙ぎ倒し引っこ抜き蹴散らし、哀れな獲物を追い立てる彼女の姿は、まるで水着の美少女が波打ち際で水を蹴立ててはしゃいでいるかのようであった。", "zh_text": "就这样一边开心地将森林的树踢飞除去,一边追赶着可怜的猎物的少女的身姿,就好像是泳装美少女在水边踢水花玩耍一般。" }, { "id_line": 181, "ja_text": "「あれれ~? もうこんなに減っちゃった。なんだか手ごたえがないね」", "zh_text": "「啊咧咧~?已经减少了这么多了啊,总觉得根本没什么脚感啊」" }, { "id_line": 182, "ja_text": "最後に残された3機を見下ろして、クレアはクスクスと噛み締めるように嗤う。仲間があれだけやられているのに、自分たちだけは逃げ切れる、助かると信じて逃げ続けているその姿が滑稽でならないのだ。彼らは実力でここまで逃げ延びたわけではない。クレアの気まぐれで、たまたま残されたに過ぎないのだ。それも、クレアがもっとこの状況を楽しむために。", "zh_text": "俯视着最后剩下的三台,克莱尔不尽兴一般地小声笑着。即使看到自己的同伴都已经被那样轻易地干掉,他们还是相信着自己能得救而继续全力逃跑,那样的姿态真是滑稽至极。他们并不是因为有实力才逃到现在的,只不过是克莱尔一时兴起而留下。这么做,也只是为了克莱尔自己能更好地享受这个状况罢了。" }, { "id_line": 183, "ja_text": "「全部靴の裏じゃつまらないから、貴方たちは特別だよ」", "zh_text": "「全部都用靴底解决就太无聊,给你们几个特别待遇哦」" }, { "id_line": 184, "ja_text": "彼女は戦車たちににっこりと微笑むと、森の木々をバキバキと押し潰して膝立ちになり手を伸ばした。先頭を走っていた2機をその手にぐわっしと鷲掴むと、1000トン近い重量が片手でひょいと持ち上がる。自身の体重が7万トン近くあるクレアにしてみれば、そんなものは文鎮程度にしか感じられないのである。", "zh_text": "少女向战车们微笑着,压碎了眼前的树跪在了地上,伸出手,一个俯冲将跑在前面的两台抓起,将近1000吨的重量就这么被以单手轻易抓起。从自身重量有近70000吨的克莱尔来看,这样的东西的重量只是镇纸石的程度而已。" }, { "id_line": 185, "ja_text": "彼女はその二機を、森に横たわった自分の脹脛の上に載せ、彼らが逃げ出す前に腰をほんの少し落としてひかがみ、膝の裏のくぼみのこと、で挟みこんでしまった。ただのそれだけで、頑丈なはずの前面装甲が嫌な音をたてて軋む。とてもじゃないが脱出など出来るはずもない。", "zh_text": "少女将两台战车分别放在了自己压着森林的小腿上,在他们开始逃走前,少女稍稍放低腰部,用腿窝夹住了他们。仅只是这样,结实的正面装甲就开始发出了令人讨厌的嘎吱声,但却无论如何也无法逃离。" }, { "id_line": 186, "ja_text": "そして、クレアはゆっくり、ゆっくりと腰を落としてく。徐々に潰されていく恐怖を彼らに目一杯味わわせるために。", "zh_text": "接着,克莱尔继续慢慢地,慢慢地放低下半身向下跪坐。让下方的人们最大限度地感受到了慢慢被压碎的恐怖。" }, { "id_line": 187, "ja_text": "折られた脚が戦車の硬い装甲をバキバキと破壊して押し潰すその様は、まるでナッツクラッカーのよう。だとしたら、殻を割られて美味しく頂かれるのか、それとも中身に興味などないのか。いずれにせよ彼らの運命は絶望的であった。", "zh_text": "折叠双腿将战车的坚硬装甲破坏压碎的样子,就好像坚果夹一样。这样的话,到底是想破开硬壳享用里面的美味呢?还是对里面的东西毫无兴趣呢?不管是那一个选项,对里面的人来说命运都是一样的绝望。" }, { "id_line": 188, "ja_text": "太股と脹脛との間に超大型戦車が埋もれて消える。彼女の柔らかそうな太股は戦車を包み込むようにして圧し掛かり、くぐもった長い悲鳴を上げさせた。", "zh_text": "超大型战车已经埋没在大腿和小腿肚之间。少女柔软的大腿像将战车包裹住一般继续施压,里面持续地传来了含糊的悲鸣。" }, { "id_line": 189, "ja_text": "キュウゥ……ぱきっ、ぽきっ……。肉を通して伝わる断末魔。鋼の機体の苦しそうな声が、龍としてのクレアを激しく興奮させる。", "zh_text": "キュウゥ……ぱきっ、ぽきっ……。通过肉体传来了钢制机体临终的信号。痛楚的声音,让身为龙的克莱尔强烈地兴奋了起来。" }, { "id_line": 190, "ja_text": "「ふふっ、どうかなぁ? 女の子の太股と脹脛の間に挟まれて潰されるなんて、めったに出来ない死に方。とっても嬉しいでしょう?」", "zh_text": "「哼哼っ、怎么啦?在女孩子的大腿小腿之间被夹碎,是很少见的死法吧?能这样死去是不是很开心啊?」" }, { "id_line": 191, "ja_text": "既に亡き者となった彼らをさらに辱めるように、彼女は嘲り煽る。その可愛らしく無垢そうな外見とのコントラストは見るものがあればゾッとするほど。", "zh_text": "少女嘲讽着已死的人们进一步地予以羞辱。这场景与她可爱无垢的外表相对比,真是让人寒毛直立。" }, { "id_line": 192, "ja_text": "だがあいにく、生き残って今なお逃走中の一機には背後を振り返る余裕など無かった。ただ一心に逃げ続けた甲斐あってか、その一機はクレアとの間に1キロメートルもの距離を開けることに成功していた。", "zh_text": "剩下存活的正在逃走中的那一台,完全舍弃了回头看的余裕,全心全意地逃跑,作为回报,这一台成功地与克莱尔拉开了1000米远的距离。" }, { "id_line": 193, "ja_text": "だが、もちろんクレアはそれを見逃すつもりなど微塵も無い。", "zh_text": "然而,克莱尔当然还是依旧没有半点放过它的意愿。" }, { "id_line": 194, "ja_text": "彼女が立ち上がると、見事なまでの鉄板と成り果てた戦車が脹脛から剥がれ落ち、墓標のように森の中に突き立った。遊び終えたオモチャにはさして興味は無いらしく、彼女の目には今動いている最後の一機だけが映っている。", "zh_text": "她站了起来,彻底沦为铁板的战车从腿肚上剥落了下来,像墓碑一般插在森林里。对于玩过的玩具她已经没什么兴趣,少女的目光正紧盯着现在正在活动的最后一台战车。" }, { "id_line": 195, "ja_text": "背中の翼を伸びをするみたいにぐいーっと広げ、大地を蹴って一打ち。", "zh_text": "背后的翅膀像伸懒腰一样唰地展开,少女一踢地面跃起。" }, { "id_line": 196, "ja_text": "轟!! 吹きすさぶ突風。まるで草原を風が駆けるように、森が波打つ。かき乱された大気が生み出す竜巻がいくつもいくつも大地を引っ掻いてのた打ち回り、癒えない傷を刻み付ける。", "zh_text": "轰! !暴风卷起,风好像在草原上疾驰一般,让森林掀起波纹。混乱的大气中产生了龙卷风无数次地冲击大地,刻上了无法愈合的伤痕。" }, { "id_line": 197, "ja_text": "ほんの一瞬で、森の大部分が消し飛んだ。古来より遷移を繰り返してきた千年モノの極相林が、円形にぽっかりと切り取られた荒野へと成り果てたのだ。だがそれはただの二次的被害に過ぎないことを、戦車の兵は知ることとなる。", "zh_text": "一瞬之间,大部分的森林都不见了踪影。自古以来数千年反复迭代变迁才形成的稳定生态群落,瞬间化为一片被以圆形切割出的荒野。但战车的士兵知道,这种程度不过是次要的伤害罢了。" }, { "id_line": 198, "ja_text": "目の前に降り立つ白亜の塔。巨龍の少女クレアのあまりにも巨大なブーツ。その大きさが故か、それとも死の恐怖に瀕したためか、そのブーツが降り立つのは異様に遅く見えた。", "zh_text": "眼看着白色巨塔落下,这其实是巨龙少女克莱尔的极巨大的靴子。可能是因为过于巨大,或是因为濒临死亡的恐怖的影响,那双靴子看起来降落的速度异常的慢。" }, { "id_line": 199, "ja_text": "そしてそのブーツが赤茶けた土に触れる。その様は、まるで着水。硬いはずの地面が水のようにうねり、彼女のブーツを飲み込むようにして受け入れる。暴れまわる衝撃は逃げ場を求め、大波を起こして岩の飛沫を上げた。", "zh_text": "接着那双靴子接触到了发红的土地。那个样子就像是轻点水面。坚实的地面就像水面一样,将少女的靴子吞没而入,四散的冲击力寻求着泄洪口,掀起大波将岩石崩碎像飞沫般震飞。" }, { "id_line": 200, "ja_text": "ホバー戦車が咄嗟に地面に打ち込んだ反動制御用のアンカーすらも、その地面ごと跳ね上げられてはまったくの無意味。着地のエネルギーの反動を受けて、重さ1000トンの車体が宙を舞う。あとは、自らの重さで地面に激突して無残な鉄塊と果てるのみ。", "zh_text": "浮游战车一瞬间将后坐力制动锚扎入地面,然而就连地面本身都被弹飞的话,这么做根本就无意义。承受了克莱尔落地的反作用力之后,重达1000吨的车体飞到了半空中。看来接下来只能是落到地面被自身重量撞成可悲的铁块了吧。" }, { "id_line": 201, "ja_text": "だが、上昇から下降へ転じる無重力はそう長くは続かなかった。身構えていた衝撃はやって来ず、そのかわりにゆっくりと重力が元に戻る。それが何を意味しているかは、考えなくてもわかった。戦車の内部に張り巡らされた全天球スクリーン。そのスクリーンほぼ一杯に、先ほどまで見ていた龍の少女が映し出されているのだ。", "zh_text": "但是,从上升开始到降落期间的无重力时间却没持续很久,摆好姿势准备好的摔落冲击也没有到来,取而代之的是慢慢回到了一般的重力环境。这意味着什么呢,怎么想也不明白。战车内部重新张开了球幕屏,整张屏幕几乎都被刚才见到的龙少女占满了。" }, { "id_line": 202, "ja_text": "「えへへ、つかまえた~♪」", "zh_text": "「诶嘿嘿,抓到啦~♪」" }, { "id_line": 203, "ja_text": "ミシ、と軋む機体。一本一本が大木に相当するような、冗談めいたサイズの指が戦車をがっちりと捉えている。", "zh_text": "机体钦钦作响,一根根都像大树一样拥有着玩笑一般的尺寸的手指,将战车牢牢抓住了。" }, { "id_line": 204, "ja_text": "クレアは着地の衝撃で跳ね上がった戦車を空中でキャッチしたのだ。もちろん、助けたわけではない。地面に落ちて潰れたトマトみたくなったら、つまらない、そう思っただけ。", "zh_text": "克莱尔用落地的冲击跳起,在空中抓住了战车。当然,没有可能是为了救他们,只是想着要是落到地上摔成番茄酱就太无聊了罢了。" }, { "id_line": 205, "ja_text": "ぐぅ、ぎゅるるる……。", "zh_text": "ぐぅ、ぎゅるるる……。" }, { "id_line": 206, "ja_text": "まるで地鳴りのような低い音に、乗員たちは震え上がった。龍の主食は鉱物だと言う。そしてこの戦車の装甲は、上質なミスリル鋼。つまり……。", "zh_text": "好像大地轰鸣声一般的低沉声音,让乘坐人员浑身发抖。据说龙的主食是矿物来着,而这台战车的装甲,是优质的米斯里鲁钢,那也就是说……" }, { "id_line": 207, "ja_text": "「いただきま~す」", "zh_text": "「我开动了~」" }, { "id_line": 208, "ja_text": "心底嬉しそうな声で、クレアは言い放った。そして開かれる、桃色の可愛らしくも巨大な唇。並び立つ白い歯、艶かしい舌。その奥に広がる暗黒までスクリーンは映し出す。臨場感に溢れた360度の高画質映像。ただし、それは映画や特撮などではなく、この機体の外に実際に広がっている世界なのだ。", "zh_text": "克莱尔话语中满含发自内心的喜悦。接着,桃色可爱而巨大的嘴唇张开。洁白的牙齿整齐地排列着,舌头颜色艳丽动人。往深处的延伸的无边黑暗显示在屏幕上。 360度的高清映像临场感爆表,不过这并不是特摄片,而是在展现这台机体外的现实世界。" }, { "id_line": 209, "ja_text": "そしてその境界を破る、彼女の前歯。徹甲弾すらも受け止めるはずの装甲を断ち切る白いギロチンが、天井を、そして床を貫いて現れた。上下開きの戸が閉まるように、先頭右側の座席に必死でしがみついていた乗員が歯の向こうへと消える。", "zh_text": "接着少女的门牙打破画面。连穿甲弹都能无损挡住的白色断头台切开装甲,从天花板一直穿破到地面。好像上下开合的窗户闭合一般,拼命抓着前排右侧座位的乘员瞬间消失在牙齿的方向。" }, { "id_line": 210, "ja_text": "そして切り取られた一角は彼女の巨大な舌によって口の奥へと運ばれ、奥歯の間に挟まれた。このままいては、この残骸と一緒に噛み潰されてしまう。乗員は慌ててその残骸を蹴って脱出する。歯の高さはおよそ1メートル少々なのだが、しかしこの状況では上手く着地する事などままならず、彼は唾液の水溜りにバシャとその未を投げる形で脱出することとなった。その刹那、噛み千切られた高さ2メートル、幅3メートルほどの残骸がぐしゃりとひしゃげ、そして舌が動いて押し込み、再び顎が動いて細かく砕く。引きちぎられたものは舌によって上手く反対側の奥歯へと分配され、味わうように噛み締められる。", "zh_text": "然后被咬下的部分被少女的舌头送往了口腔深处,夹在了臼齿之间。这样下去的话,一定就会和这块残骸一起被咬碎了。乘员慌张地一跳脱出了这里。牙齿的高度大约有1米不到,但在现在这个状况下根本不能顺心如意的落地,他倒在唾液形成的水洼里站不起身无法脱出。刹那间那块高2米宽3米的残骸被啪擦一下压扁,再被舌头卷走调整好位置,继续活动下腭细细咀嚼,碎开的部分用舌头分配到另一边的臼齿,慢慢品味。" }, { "id_line": 211, "ja_text": "あと少し遅ければ、自分もあれに巻き込まれていたのかと思うと、とても生きた心地がしない。いや、そもそもが安心するのはまだ早いのだ。いつ、噛み潰されてしまうかなんて解らない。なんとかして折を見て口の外に脱出しなければ……。", "zh_text": "要是再晚一步,自己也会卷进被咀嚼的行列中吧。等到过一会儿咀嚼完毕了会发生什么完全不知道,无论如何也要找机会逃到嘴巴外面去不然的话……" }, { "id_line": 212, "ja_text": "だが、彼の希望は早々にして潰えることとなった。噛まれなければさすがにそのままのサイズで喉は通らないと、そんな甘い考えを抱いていたのだが。", "zh_text": "但是他的希望早早地被粉碎。他还天真的想着要是没有被嚼过的话一定通不过喉咙的吧……" }, { "id_line": 213, "ja_text": "ごっくん。", "zh_text": "ごっくん" }, { "id_line": 214, "ja_text": "クレアの喉が動き、そして食道を落ちて行く何か。残された乗員たちはその様を目の当たりにして完全にパニックに陥っていた。", "zh_text": "克莱尔喉咙一动,然后有什么从食道落下了,剩下的乘员目睹这一幕而全体陷入恐慌之中。" }, { "id_line": 215, "ja_text": "再び開かれたクレアの口の中に……先に逝った彼の姿はない。", "zh_text": "再次张开嘴时克莱尔的口中……已经没有刚才那位的身影。" }, { "id_line": 216, "ja_text": "喰われる恐怖。それはどんな恐怖にも先立って、遺伝子に深く深く刻み込まれている。捕食されるくらいならば、自ら命を絶ってでも捕食者に利を与えないようにだ。", "zh_text": "被吞食的恐怖,这是高于其他任何一切的被深深地刻录在遗传基因上的恐俱。若是已经注定要被捕食的话,即便是自己了结生命也不能让捕食者得逞。" }, { "id_line": 217, "ja_text": "超大型戦車の乗組員たちは傾いた車体の前方部にぽっかりと空いた穴から我先にと外へ飛び出した。喰われて噛み潰されたり、胃液で徐々に消化されたりするくらいならば落ちて死んだほうがずっと楽だ。", "zh_text": "超大型战车的乘组人员从倾斜的车体前部断裂产生的缺口处争先恐后的向外跳出。比起被牙齿碾磨成肉酱或是被吞食后慢慢被胃液消化,那一定还不如直接摔死来的轻松痛快吧。" }, { "id_line": 218, "ja_text": "だが、彼らはまたしても、楽になる事はできなかった。飛び降りた先にあったのは、襟の広い軽鎧……というか、胸部を覆うだけの胸当てのような彼女の甲殻。その剥き出しの部分、つまりは彼女の柔らかな乳房に落ちたのだ。", "zh_text": "但他们想的如意算盘又一次落空,在摔落到地面之前,中间还有胸襟宽松的轻铠……少女的甲壳化作的胸铠,只包裹了胸部的一部分,也就是说,他们从露出的部分,摔到了少女柔软的乳房上。" }, { "id_line": 219, "ja_text": "「あら? 怖くて飛び出してきちゃったのかな?」", "zh_text": "「啊啦?因为太害怕所以都逃出来吗?」" }, { "id_line": 220, "ja_text": "その結果に、クレアは満足したかのように微笑んだ。花の咲くような笑顔。あまりにも大きいけれど、それでも可愛らしい少女の顔が視界一杯に広がり……そして両側から押し寄せる肌色の壁に狭まり、やがて閉じる。", "zh_text": "到了这最后,克莱尔露出满足的微笑,花开一般的温暖笑容。虽然体型巨大,但还是可爱无比的少女的脸占满视线……接着肉色的墙壁从两侧推挤而来,不久便视野全黑。" }, { "id_line": 221, "ja_text": "クレアは甲殻の広く開いた襟の部分から右手を差込み、その豊満な胸を片側にぎゅっと寄せた。白い小山が鎧の中で窮屈そうにむにむにと変形する。ただそれだけであったが、しかし手を抜いて彼女の胸が自身の弾力でぶるんと元に戻ると、そこには赤いシミが点々と残されているのみであった。", "zh_text": "克莱尔从甲壳宽阔的开襟处伸进右手,将丰满的胸部向一边推挤。白色的小山在铠甲中被窄小的空间挤压变形。推挤揉压之后,将手抽出,她的胸部又因为自身的弹力波隆地弹回了原样,在胸部之间可以看到数个残留下的红色污点粘附着。" }, { "id_line": 222, "ja_text": "「ふふっ、もーおしまい? まぁ、いっか」", "zh_text": "「呼っ、就这么结束了吗?嘛啊…无所谓啦」" }, { "id_line": 223, "ja_text": "少し手ごたえが無さ過ぎた、と残念に思う。けれど、目的は果たされたし、美味しい金属も手に入った。もう十分だろう。", "zh_text": "虽然没什么触感令人感到不尽兴,不过目的已经达成,美味的金属已经入手,这样就心满意足。" }, { "id_line": 224, "ja_text": "クレアは自分の作ったクレーターにぺたんと座り込むと、誰一人いなくなった荒野の中、残された戦車を食べ始めた。", "zh_text": "克莱尔静坐在自己留下的环形坑中,在别无他人的荒野中,静静地开始享用战车剩下的部分。" }, { "id_line": 225, "ja_text": "「クレアがいない!」", "zh_text": "「克莱尔在哪!」" }, { "id_line": 226, "ja_text": "町長との話し合いを終えて帰途に着いたキアラは、あの山のような巨体がいなくなっている事に気がついた。ぽっかりとあいた空き地に残されているのは、彼女が座っていた時に出来たお尻の跡だけ。", "zh_text": "和镇长的协商结束后归途的琪娅拉注意到了那山一样巨大的身躯不见了。只有一大片空地残留,这是她坐着的时候屁股留下的痕迹。" }, { "id_line": 227, "ja_text": "平時ならばいざ知らず、こんな緊迫した状態で出かけられては……。", "zh_text": "平常的话是无所谓,但在这样的紧张状态出门……" }, { "id_line": 228, "ja_text": "「あの馬鹿娘っ……!! 今すぐ探して呼び戻さなきゃ!!」", "zh_text": "「那个笨蛋女……!!现在马上要查找唤回不可!!」" }, { "id_line": 229, "ja_text": "「いいえ、そんな必要は無いわ!」", "zh_text": "「不,没这个必要!」" }, { "id_line": 230, "ja_text": "杖を構えて宙へ舞い上がろうとしたキアラにどこからとも無くかけられた声。それと同時に、莫大な魔力が動く気配を背後に感じ。", "zh_text": "用法杖在空中飞舞的琪娅拉看不到发出声音的人。同时,感觉背后有巨大的魔力行动迹象。" }, { "id_line": 231, "ja_text": "「だってこのちっぽけな村はもう」", "zh_text": "「因为这座渺小的村庄」" }, { "id_line": 232, "ja_text": "空にいくつもいくつも、ひびが入る。空間が、まるで鏡が割れるかのように細かな三角形の断片へと砕け散って剥がれ落ちていくのだ。そしてその下から現れるのは物々しい鉄の色。", "zh_text": "天空出现几道断裂的裂缝。空间就像镜子裂开似的,细小的三角形的碎片破碎剥落。在剥落的地方出现纯铁的颜色。" }, { "id_line": 233, "ja_text": "光学迷彩。それも、とんでもない規模の。", "zh_text": "光学迷彩。意想不到的规模的光学迷彩。" }, { "id_line": 234, "ja_text": "「完全に包囲されているんだから」", "zh_text": "「被完全包围了。」" }, { "id_line": 235, "ja_text": "音も無く空を泳ぐ魚のような無数の船影。そのどれもが、宙に浮いている事すら信じられないほどの巨大な飛行戦艦だった。対地攻撃用の船底砲がぎゅるぎゅると動き、町の設備一つ一つに余りあるほどの照準を重ねている。", "zh_text": "无数的船影就像在空中无声无息畅泳的鱼一样。这些都是悬浮在空中令人难以置信的巨大飞行战舰。对地攻击用的船底炮的咔啦咔啦地移动,毎一座都足以破坏城镇有余的设备逐一瞄准。" }, { "id_line": 236, "ja_text": "だが、キアラが最も信じられなかったのが……信じたくなかったのが。その中の一隻に腰掛けた巨大な少女の姿であった。", "zh_text": "但是,琪娅拉最无法相信的……最不想相信的是坐在其中一艘战舰上的巨大少女的身姿。" }, { "id_line": 237, "ja_text": "いかつい戦艦の椅子に似合わぬ華奢な少女。細身の身体に漆黒のドレスを纏い、同じく闇色の上品な手袋とオーバーニーソックスで肌のほとんどを隠している。", "zh_text": "粗犷的战舰的作为椅子明显和这位细腻青涩的少女不相符。修长的身体裹着漆黑的礼服,肌肤几乎隐藏在同样颜色的高雅手套、大衣和过膝袜皮底下。" }, { "id_line": 238, "ja_text": "ドレスにしてはあまりにも短く仕立てられたスカートの裾と靴下の間、そしてノースリーブのドレスの肩、広く開いた胸元。僅かに覗く素肌は雪のようで、彼女の纏う暗黒の衣装とのコントラストに眩しく輝く。", "zh_text": "作为礼服来说被缝纫得太短的裙子下摆和过膝袜之间,还有无袖连衣裙的肩膀,和敞开的胸口,略微露出的肌肤像雪一样发出耀眼的光茫,她穿着的黑色服装造成强烈的对比。" }, { "id_line": 239, "ja_text": "夜そのもののようなドレスを走る艶やかな輝きは彼女の髪。長くしなやかなその黒絹の髪は、触れずとしてその皇かさが伝わってくるかのよう。その髪を掻き分けて、人間のものよりも尖った耳が顔を覗かせている。", "zh_text": "在晚空一样的礼服上滑落、艳丽而富有光泽的是她的头发。如黑绢般细长柔软的头发,不用触及就可以感受到高贵的气场。拨开头发露出比人类更尖的耳朵。" }, { "id_line": 240, "ja_text": "そしてなにより、背中の翼。", "zh_text": "而且更重要的是她背上的翅膀。" }, { "id_line": 241, "ja_text": "人間にあらざるべき美貌と、強大な力を兼ね備えた存在。", "zh_text": "是人类不该拥有的美貌和强大力量兼备的存在。" }, { "id_line": 242, "ja_text": "「うそでしょ……龍……!?」", "zh_text": "「开玩笑的吧……龙……!?」" }, { "id_line": 243, "ja_text": "キアラはがくりと膝を折った。クレア以外の龍と相対するのはこれが始めて、それも敵ときた。通常戦力ならばまだしも、あれは天災なのだ。まともに取り合える筈が無い。", "zh_text": "琪娅拉膝盖无力地跪了下来。站在克莱尔以外的龙前面还是第一次,而且这要与之为敌。普通战力的话还算可以,但这可是天灾级别的强大。应该没人不会被吓倒的吧。" }, { "id_line": 244, "ja_text": "「何を驚いているのかしら? 貴方にとっては別に珍しいものでもないでしょ?」", "zh_text": "「有什么好吃惊的吗?对于您来说,并不是新奇的事吧?」" }, { "id_line": 245, "ja_text": "彼女の腰掛けた戦艦は徐々に高度を下げ、そしてハイヒールに包まれた脚が地響きを伴って大地へと降り立った。", "zh_text": "她坐的战舰逐渐降低高度,然后高跟鞋被包裹着的脚伴随地面憾动的声音来到大地。" }, { "id_line": 246, "ja_text": "「もっとも、その子は今頃遠くでお食事中。いまさら気付いて戻ってきてももう遅いわ」", "zh_text": "「不过,那孩子还在远方享用她的餐点。就算现在发现回来也为时已晚」" }, { "id_line": 247, "ja_text": "ずしん、ずしん。本来ならカツカツと硬い音を立てるのであろうハイヒールが、重々しい音を立てて町に歩み寄り。", "zh_text": "咚,咚 。高跟鞋发出沉重和硬物碰撞的声音的吧,厚重的声音向城镇走近。" }, { "id_line": 248, "ja_text": "そして、直径でも100メートルあるか無いか程度のこの小さな町をひょいと跨ぎ越して翼を広げた。その翼は細身の少女に似合わぬほど大きく、街から見上げれば完全に天を覆いつくすほど。", "zh_text": "然后纵身跨过直径只有100米的小镇,张开翅膀。翅膀和眼前这位韱细少女不相符的巨大,从城镇的街道上仰望,天空被完全屏蔽。" }, { "id_line": 249, "ja_text": "一瞬にして夜を連れてきた少女は美しい唇にスゥと息を吸い込んで。", "zh_text": "一瞬间,把黑夜带来少女用美丽的嘴唇舒舒地吸入一口气。" }, { "id_line": 250, "ja_text": "「私はバハムート! 神聖バハムート帝国皇帝! たった今、この瞬間からこの町は私の支配下になった! いいわね?」", "zh_text": "「我巴哈姆特!神圣巴哈姆特帝国皇帝!从这一刻起这个城市就是在我的支配下!没有问题吧?」" }, { "id_line": 251, "ja_text": "そう高らかに宣言したのだった。", "zh_text": "这样大声宣布。" }, { "id_line": 252, "ja_text": "「そんな、めちゃくちゃよ! どうしてほとんど何の価値もないこの町を……」", "zh_text": "「乱七八糟!为什么是这个几乎没什么价值的小镇……」" }, { "id_line": 253, "ja_text": "バハムートは食って掛かるキアラを見下し、真紅の瞳を細めて嘲るように嗤う。", "zh_text": "巴哈姆特反唇相讥,鄙视琪娅拉,眯起赤红的眼睛嘲讽嗤笑。" }, { "id_line": 254, "ja_text": "「町の価値なんてどうでもいいの。人間がいるから、支配する。それだけよ」", "zh_text": "「城镇的价值什么的怎样也好。只要有人在,只要被我支配。仅此而已。」" }, { "id_line": 255, "ja_text": "キアラはその返答に思わず震え上がった。戦争に理由など要らない。彼女の言葉は交渉を受け付けない、交渉の余地が無い。話して解る相手ではない。", "zh_text": "琪娅拉不禁被那个回答震慑。战争不需要理由。她谈判不受理,没有交涉的余地。对方也不是可以说理的对象。" }, { "id_line": 256, "ja_text": "「ま、価値がないってのは本当かもね……。だってこの町」", "zh_text": "「嗯,这个城镇没有价值说不定是真的……因为这个城镇」" }, { "id_line": 257, "ja_text": "バハムートはニヤリと不敵に微笑むと、突然かくんと膝を折った。重力に任せて落下していく彼女の可愛らしい、しかしあまりにも大きなお尻。当然その下には、町がある。", "zh_text": "巴哈姆特默默地露前无畏的微笑,突然膝盖屈起来。任凭重力掉下去的她很可爱,但是屁股太巨大了。当然屁股下面就是城镇。" }, { "id_line": 258, "ja_text": "風を孕んでふくらみ、めくれ上がるスカート。彼女の黒いフリルつきの下着が露になり、それは程なくして町の中央広場に衝突する。", "zh_text": "裙子因为大风而膨胀起来,往上翻。她黑色花边内衣露了出来,那是不久前发生意外的城镇中央广场。" }, { "id_line": 259, "ja_text": "敷き詰められたレンガがドミノ倒しのように連鎖して飛び上がり、家々の屋根に落下する。その家すらもそれに一瞬遅れてがらがらと瓦解し、同心円状に真っ白な爆煙が津波のように押し寄せる。", "zh_text": "铺满的砖头因为推倒骨牌般的连锁反应飞起,落在各间房屋的屋顶。有房子甚至因此过了一瞬间就哗啦哗啦地瓦解,同心圆环装的雪白爆烟像海啸一样蜂拥而出。" }, { "id_line": 260, "ja_text": "彼女の体が直撃しなかった場所ですらこの様である。町を押し潰してぺたんと座り込む彼女の太股や脛の下に敷かれた家々の末路は明白であろう。", "zh_text": "被她身体直击的地方都变成这样。她为了压毁城镇而坐下的大腿,小腿下面的房屋下场更是再明白不过。" }, { "id_line": 261, "ja_text": "「あははっ! ほら、私が座るだけで壊れちゃうのよ!」", "zh_text": "「啊哈哈!你看,我只要坐下来就坏掉了!」" }, { "id_line": 262, "ja_text": "「きっ……貴様アアアアァ!!」", "zh_text": "「切……你アアアア啊!!」" }, { "id_line": 263, "ja_text": "キアラは声を荒げ杖を振りかざした。決して許せないあの邪龍ではなく、精一杯怒りを抑えて……助けなければならない町へと。", "zh_text": "琪娅拉大声呵斥同时挥舞法杖。绝对不能原谅那条邪恶的龙,她努力抑制愤怒……一定要帮助这个城镇。" }, { "id_line": 264, "ja_text": "杖に据え付けられた幾重もの歯車がカチカチと忙しそうに刻む。その一拍ごとに、レンガは元に戻り、家は再び立ち上がった。", "zh_text": "付在法杖上的几重齿轮开始忙碌地铮铮运转。每一个节拍,砖头还原,房屋再次站起来。" }, { "id_line": 265, "ja_text": "再生の魔法。因果を書き換えて、意図した事象を無かった事にする強力無比な時間操作だ。故に、だからこそ壊れてから余りに時間が経ちすぎると元に戻せなくなる。たとえばそう、今こうしてバハムートのほっそりとした、しかし巨大な脚が横たわっている部分は修復できない。そうしている間にも、時間は流れていく。", "zh_text": "再生魔法。因果改写,打算抹去一切当成什么事都没有发生是强大无比的时间操作。所以如果坏掉的时间太长就无法恢复原貌。比如现在被巴哈姆特修长的但巨大的腿横躺的部分是无法修复。她这样做的时候,时间还在流逝。" }, { "id_line": 266, "ja_text": "「そこを退け!! 退いて、おねがい!! 間に合わなくなる!!」", "zh_text": "「收回去!!收回去,拜托了!!来不及了!!」" }, { "id_line": 267, "ja_text": "もちろん、キアラの事情など知った事ではないバハムートは慌てる彼女を見て面白そうに笑った。", "zh_text": "巴哈姆特当然一点也不关心琪娅拉的事,巴哈姆特看到她惊慌失措的様子时因为感到有趣而笑了。" }, { "id_line": 268, "ja_text": "「なるほどね~、貴方が回復役か。知ってるかしら? ゲームとかではそういう奴って一番最初に叩き潰されるんだって!!」", "zh_text": "「原来如此啊~你是回复役呢。你知道吗?游戏如果有那样的家伙,是会最初被打坏的!!」" }, { "id_line": 269, "ja_text": "ぐわっつ!! バハムートの、手袋に覆われた華奢な手がキアラに向かって襲いかかる。まるで大蛇が口をあけて迫り来るようなその迫力、そして狂った距離感はキアラの対応を許さない。成すすべも無く、彼女はその巨大な手に握りこまれてしまった。", "zh_text": "ぐわっつ!!巴哈姆特覆盖手套的娇嫩的手向琪娅拉袭来。就像巨蛇张大的嘴迫近的那种震撼力,令人疯狂的距离感不允许琪娅拉应对。什么也没有做,她那巨大的手就握起来了。" }, { "id_line": 270, "ja_text": "「きゃっ!! 放せ!! はなしっ……いやああああぁぁ!!」", "zh_text": "「呀!!放手!!说真的……啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 271, "ja_text": "バハムートがちょっと手を握るだけで、その手の中から面白いように悲鳴があがる。バハムートにしてみればそれはまさに、握ると音が出るカエルのオモチャである。", "zh_text": "巴哈姆特稍微握紧手,手中的物体就会有趣地发出悲鸣。对巴哈姆特来说的话,那正是紧握就会出声的青蛙玩具。" }, { "id_line": 272, "ja_text": "「あははは、すごくいい声で鳴くのね」", "zh_text": "「哈哈,叫的声音非常好听。」" }, { "id_line": 273, "ja_text": "ぎゅっ、ぎゅむ。ほっそりとした指の牢獄は何度も何度もキアラを締め付け、その度にキアラは肺の中の空気を全部吐き出さされる。とても人のものとは思えない悲鳴まで上げさせられて。", "zh_text": "用力,抓牢。修长的手指有如牢狱般多次勒紧琪娅拉,每次琪娅拉肺部中的空气被全部吐出来。发出没人想像得到的悲鸣。" }, { "id_line": 274, "ja_text": "バハムートが手を開くと、キアラは腰まである金髪を振り乱してぐったりと伸びていた。普通の人間であればとうの昔に握り潰されてぺっちゃんこになっていたところなのだが、魔法で防壁を張っていたためどうにか生きているといった様子だ。", "zh_text": "巴哈姆特把手打开,琪娅拉直到腰际的金发筋疲力尽地披散。普通的人类如果好像之前一様被握住,只会可悲地崩溃吧,不过因为有挺起用魔法屏障。因此总算是活下来的样子。" }, { "id_line": 275, "ja_text": "ぜぇぜぇと苦しそうに息をつくその肩。本人は必死なのだろうが、バハムートの目にはそれは小動物のようでとても可愛らしく映った。", "zh_text": "吓吓吃力地喘息,肩膀耸拉着。她本人已经相当拼命了吧,但在巴哈姆特眼中映出的她就和小动物一样,非常可爱的无力抵抗。" }, { "id_line": 276, "ja_text": "「ふふっ、とっても可愛い……。なんだか、もっと苛めたくなっちゃうわね」", "zh_text": "「呵呵,非常可爱……。总觉得,更想欺负呐!」" }, { "id_line": 277, "ja_text": "掌に伸びるキアラを指先でつついてごろごろと転がす。手袋に覆われた、幅だけで1メートルはあろうかという巨大な指先に脇腹をつつかれ、キアラは苦しそうにうめき声を上げた。", "zh_text": "用手指去戳在伸大的手掌上的琪娅拉,弄得她叽里咕噜地滚动起来。被用手套包着的有1米宽的巨大指尖侧腹戳啄,琪娅拉吃力地呻吟。" }, { "id_line": 278, "ja_text": "「気に入ったわ。ほかの人間と違ってそう簡単に壊れないみたいだし……。貴女、私に仕えてみる気はないかしら?」", "zh_text": "「太喜欢了。和其他人不同,不容易坏掉……你不想侍奉我吗?」" }, { "id_line": 279, "ja_text": "ちむっ。無抵抗なキアラに、その巨大な、しかし形のいい柔らかな唇でそっと口づけをするバハムート。だが、彼女の好意はキアラには届かなかったらしい。", "zh_text": "ちむっ。巴哈姆特用她巨大却又形状可爱又柔软的嘴唇轻吻无力抵抗的琪娅拉。但是少女的好意似乎没有传达给琪娅拉。" }, { "id_line": 280, "ja_text": "「……悪いけど、それはお断りよ」", "zh_text": "「……不好意思,这个我拒绝」" }, { "id_line": 281, "ja_text": "キアラはどうにか動く腕でその唇をぐいと押し返した。", "zh_text": "琪娅拉手臂使劲把嘴唇推了回去。" }, { "id_line": 282, "ja_text": "「っ……!!」", "zh_text": "「っ……!!」" }, { "id_line": 283, "ja_text": "その答えに、バハムートは酷くたじろいだように見えた。強気そうな眼差しが曇り、目を細めて。気に入らない、と言った感じよりも、どこかしら傷ついたような、そんな印象を受ける。", "zh_text": "听到这个回答巴哈姆特看起来似乎很受打击,眯起眼,锐气的眼神模糊消失了。被如此果断拒绝的不顺心的感觉似乎伤到了她的自尊心。" }, { "id_line": 284, "ja_text": "「……いいわ、なら一週廻って私のことが好きになるまで苛めてあげる!!」", "zh_text": "「……好啊,那我就虐待你到你喜欢上我为止!!」" }, { "id_line": 285, "ja_text": "だが、そんな表情を見せたのも一瞬の事。紅の瞳を吊り上げ、彼女は直ぐにあの傍若無人な侵略者の顔に戻った。", "zh_text": "刚才的表情只展现了那么一瞬间。赤红的双瞳重新亮起,少女又立马恢复了旁若无人的侵略者的脸色。" }, { "id_line": 286, "ja_text": "彼女はキアラを握った手で、ミニスカドレスの裾をめくり上げる。", "zh_text": "少女用握着琪娅拉的手掀起了短边连衣裙。" }, { "id_line": 287, "ja_text": "オーバーニーソックスの黒とのコントラストでよく映える瑞々しい太股が露になり、彼女の手はそれを辿って色っぽいフリルつきの下着へと伸びた。", "zh_text": "与长筒袜的黑色形成鲜明对比的白嫩闪耀的大腿裸露了出来,少女的手沿着大腿向带着妩媚褶边的内裤伸去。" }, { "id_line": 288, "ja_text": "手に握られたクレアは外の景色は殆ど見えないながらも、バハムートの太股が発散する温かい熱と、それをふわりと包むカーテンでなんとなく、自分がスカートの中にいること、そしてこれからどうされるのかがわかった。", "zh_text": "被手握着的琪娅拉几乎看不见外面的景象,她感觉到了巴哈姆特大腿散发的温暖热量,以及周围轻飘飘地覆盖着的幕布,她意识到了自己在短裙之中,也意识到了接下来要发生什么了。" }, { "id_line": 289, "ja_text": "手から放り出される落下の感覚。受け止めるのは、柔らかい布。思ったとおり、キアラはバハムートの下着の中に入れられてしまった。", "zh_text": "感到握着自己的手松开了,一阵失重过后,感到自己被一块柔软的布挡住了。就如料想的一样,琪娅拉现在被巴哈姆特丢进了内裤之中。" }, { "id_line": 290, "ja_text": "ドバン! バハムートの指が引っ張っていた下着のゴムが元に戻る音。それと同時に空間が無くなり、キアラの体はバハムートの秘所にギュウと押し付けられる。", "zh_text": "ドバン!一声响,巴哈姆特拉着的内裤松紧带被松开了。与此同时周围空间被瞬间压缩了,琪娅拉的身体被一下子紧紧地按在了巴哈姆特的私密场所之上。" }, { "id_line": 291, "ja_text": "「私に奉仕しなさい。そうじゃないと、こうするわよ」", "zh_text": "「来侍奉我吧!不然的话,我就这么做了哟」" }, { "id_line": 292, "ja_text": "下着の張力による押し付けのみならず、さらにその上からバハムートの指がキアラの体をなぞった。", "zh_text": "除了内裤的张力的压迫之外,还追加了巴哈姆特手指的压力,琪娅拉整个人像被摹印一般被内裤紧紧压住了。" }, { "id_line": 293, "ja_text": "キアラの体はバハムートの大陰唇を左右に分けて沈み込んで行く。", "zh_text": "琪娅拉的身体陷入了巴哈姆特左右分开的大阴唇之间。" }, { "id_line": 294, "ja_text": "「やめっ……げほっ……よしなさい! こんな事して恥ずかしくないの!?」", "zh_text": "「不要っ……咳咳っ……快住手!做这种事情你都不感到羞耻的吗!?」" }, { "id_line": 295, "ja_text": "もちろんキアラも無抵抗ではないのだが、手足をばたつかせての抵抗はバハムートを喜ばせるだけであった。こうなっては、もはや声も届きはしない。", "zh_text": "当然琪娅拉也不是未做抵抗,但四肢乱动的抵抗挣扎除了进一步取悦巴哈姆特以外没有任何意义。然而事到如今,她的声音已经无传达出去。" }, { "id_line": 296, "ja_text": "キアラの身体と肉壁の間から抜け出る空気のいやらしい音と共に、小陰唇を押し分け奥へ奥へと彼女をねじ込んで行くバハムートの巨大な指。押し広げれば塔ですら飲み込めてしまえそうな巨大な膣口がキアラを飲み込むのに、さして苦労は無かった。", "zh_text": "伴随着身体与肉壁间空气溢出时发出的讨厌声音,琪娅拉被巴哈姆特的手指向分开的小阴唇间渐渐深入推挤。完全张开的话甚至连塔都能吞没的巨大膣道口,要包住琪娅拉根本毫不费力。" }, { "id_line": 297, "ja_text": "「んっ……んぁっ……あの子が……私の中に入っちゃった」", "zh_text": "「嗯っ……嗯啊っ……那个孩子现在……就在我的体内……」" }, { "id_line": 298, "ja_text": "荒い息遣い、快感に喘ぐ巨龍の少女の声が肉の壁を通じて直接伝わってくる。そして彼女の脚が踏み出される爆音も。", "zh_text": "巨龙少女充满快感的剧烈喘息声直接通过肉壁传来,还传来了她的脚踩踏时发出的爆破音。" }, { "id_line": 299, "ja_text": "キアラは最初、どうにか暴れてそこを脱出しようと試みた。だが、その度に、轟音と共に酷い振動がキアラを襲う。バハムートの膣の中でキアラが動けば、全身を駆け巡る快感に身を捩ったバハムートがその巨大な足を動かして足元の町を踏み壊してしまうのだ。これはむやみに動く事は出来ない。それに、これ以上彼女を刺激してその気にさせてしまえば、膣の入り口から教会の尖塔がコンニチハなんてことにもなりかねない。", "zh_text": "最初琪娅拉想着不管怎样总之先试着胡乱挣扎逃离这里。但是现在轰鸣声伴随着剧烈的震动向琪娅拉袭来。若果琪娅拉再在巴哈姆特的阴道中有微小的动作,受游走全身快感刺激而动起来的巴哈姆特,巨大的双腿会把脚边的街道都破坏殆尽。现在不能再胡乱瞎动了,再继续刺激她的欲求的话,说不定就要在膣道入口看到教会的尖塔插进来。" }, { "id_line": 300, "ja_text": "故にキアラは、ここはどうにかじっと耐え忍ぶしかなかった。", "zh_text": "因此琪娅拉决定,在这里只能选择一动不动的忍耐。" }, { "id_line": 301, "ja_text": "もちろん、キアラが動きを止めればそれはバハムートに直ぐに伝わる。", "zh_text": "理所当然地,琪娅拉停止活动立刻传达给巴哈姆特。" }, { "id_line": 302, "ja_text": "「あれ? もしかして……もう死んじゃった?」", "zh_text": "「啊咧?难道说……已经死掉了吗?」" }, { "id_line": 303, "ja_text": "締め付けてみても一切の反応が無い。本当に膣圧で絞め殺してしまったのではないか、と不安になったのか、彼女はスカートの中に手を突っ込んでもぞもぞやり、キアラを中から引っ張り出した。少なくとも、手で持った感じではしっかりと原形を留めていそうだ。", "zh_text": "试着用力夹紧也什么反应都没有,难不成真的被膣穴中的压力勒死了吗。少女感到一丝不安,将手伸进短裙中一阵摸索,把琪娅拉从里面拉出来。不管怎么说,至少拿在手里摸起来还坚实地保留原样。" }, { "id_line": 304, "ja_text": "「なんだ、生きてるじゃない」", "zh_text": "「什么呀,这不是还好好地活着嘛」" }, { "id_line": 305, "ja_text": "バハムートは親指と人差し指に挟まれた小さな少女が顔を上げたのを見て、ため息をついた。", "zh_text": "巴哈姆特看见用拇指和食指夹着的少女抬起了头,松了一口气。" }, { "id_line": 306, "ja_text": "「どう? 苦しかったでしょう? ねぇ、私は貴女のことがとても気に入ってるの。貴女が私のものになってくれさえすれば、もう苛めたりしないからさ……どうかしら?」", "zh_text": "「怎样?很痛苦吧?呐,我很中意你这家伙。你只要愿意变成我的东西,我就答应不再继续折磨你了……你意下如何?」" }, { "id_line": 307, "ja_text": "手の中で、ぜぇぜぇと苦しげに息をつくキアラに、バハムートは問いかける。交渉の主導権を持っていながらにして、その問いかけは少しばかり自信なさげで、どこか拒絶される事を恐れているかのように聞こえた。", "zh_text": "向着手中痛苦地喘着粗气的琪娅拉,巴哈姆特发问了。自认手握交涉的主导权,但她却对问题的答案有点缺乏信心,好像害怕被拒绝一般认真的听着。" }, { "id_line": 308, "ja_text": "キアラも、その問いに思うところが無かったわけではない。", "zh_text": "琪娅拉对这个问题的回答也并非毫不犹豫。" }, { "id_line": 309, "ja_text": "けれど、だとしても。こんなやり方に屈してはいけないという思いが勝った。", "zh_text": "但是经过一番挣扎,还是不甘愿屈服于这种做法的想法获胜了。" }, { "id_line": 310, "ja_text": "ゆっくりと、横に振る首。手も足もろくに動かせず、声すらも出せないほどに傷つけられても、キアラの意思は折れなかった。", "zh_text": "琪娅拉慢慢地左右摇头。身上的伤让她手脚不能动弹,声音也发不出来,但是她的意志却没有动摇。" }, { "id_line": 311, "ja_text": "その答えにバハムートはぎりりと奥歯を噛み。", "zh_text": "听到这个答复,巴哈姆特用力咬紧了牙。" }, { "id_line": 312, "ja_text": "「っ……私の物にならないなら……死んでしまいなさい!!」", "zh_text": "「っ……不想成为我的东西的话……那就请你去死吧!!」" }, { "id_line": 313, "ja_text": "握りこむ、手。その指先が、キアラの温かい身体に触れて一瞬戸惑うように動きを止める。けれど、そんな戸惑いは残忍な衝動に飲まれて。", "zh_text": "手用力捏紧。指间接触到琪娅拉温暖的身体的时候,一瞬的犹豫让巴哈姆特的动作停了下来。但这份犹豫立刻就被残忍的冲动所淹没了。" }, { "id_line": 314, "ja_text": "手の中で弾ける、少女の体の感触。赤黒い花が指の間から漏れて咲く。", "zh_text": "少女身体的质感在手中爆裂。从指间泄露出红黑色的花一朵朵绽放。" }, { "id_line": 315, "ja_text": "夜のような手袋に染み込む赤黒い体液。ジワリと滲む少女の温もりが高空を吹き抜ける風にさらわれ逃げて行く。爪が食い込むほど強く強く握り締めても。", "zh_text": "夜色般的黑手套被赤黑色的体液染透了。高空的强风攫取了缓慢渗出的少女的体温,然后消散不见了踪影。紧握的手彷佛是要连指甲都陷入肉中一般愈发愈用力。" }, { "id_line": 316, "ja_text": "身体は好きに出来ても、心だけはバハムートのものにはならない。それが悔しくて、虚しくてならない。", "zh_text": "即便身体被肆意摆弄,心也不会变成巴哈姆特的东西。但她未对自己的做法感到任何的空虚和悔恨。" }, { "id_line": 317, "ja_text": "「やっちゃった……」", "zh_text": "「干掉了……」" }, { "id_line": 318, "ja_text": "けれどそう、こんな事は今まで何度もしてきた事だった。今更拒絶されたところで、何も変わらない。", "zh_text": "即便如此,这样的事情已经不知道做过多少次。即使事到如今停手,也什么都不会改变。" }, { "id_line": 319, "ja_text": "今までも、これからも。力と恐怖で支配しなければ人間とは関わりを持てない。", "zh_text": "不管是到现在为止,还是从今以后。要以力量和恐怖来予以支配的话,就不应和人类有所瓜葛。" }, { "id_line": 320, "ja_text": "バハムートは自嘲的な笑みを浮かべて、足元の町を見下ろす。", "zh_text": "巴哈姆特脸上浮现了自嘲般的笑容,俯视着脚边的城镇。" }, { "id_line": 321, "ja_text": "その町の中を必死で駆けて逃げ出す人間達を彼女は見つける。もちろん、そんなものを見つければちょっかいを出したくなるのは必至であった。", "zh_text": "街道中拼命地疾驰逃离的人们进入了少女的视野。当然,看见了这样的东西就会想戏弄一下吧。" }, { "id_line": 322, "ja_text": "人間達はどうにか彼女から逃げ出そうと必至で走る。この町は広場を中心に円形に作られた町。中央通り以外にも、複雑に入り組んだ家々の間の裏道を通る事でなんとか撒くことが出来ると考えた。", "zh_text": "人们为了从少女那里逃脱而拼命地跑着。这个城镇是以广场为中心呈圆形创建的。他们想着穿过中央大道以外复杂交错着的房屋之间的小道说不定能逃脱。" }, { "id_line": 323, "ja_text": "だが、そんな彼らの前に、爆音と共に柱が突き立った。跳ね上がる石礫、立ち上る煙。バハムートの履いているハイヒール、その踵だ。", "zh_text": "但是,在他们眼前,伴着爆破声,巨大的柱子耸立着。石砾飞溅,烟尘升起。这是巴哈姆特脚上所穿的高跟鞋,的鞋跟而已。" }, { "id_line": 324, "ja_text": "彼女の巨大な足は家を一軒踏み潰し、高くなった踵の下には奇跡的に破壊を免れた家の壁のみが、屋根も部屋も失って寂しく突っ立っている。", "zh_text": "她的巨足轻松踏平了一件民宅,在高大的鞋跟下奇迹般免于破坏的民宅的墙壁,脱离了房顶和房间寂寞而突兀地竖立着。" }, { "id_line": 325, "ja_text": "「私から逃げようって言うの? 生意気ね。貴方たちはどこにも逃げられない。この私を皇帝として崇め愛する以外に道は無いのよ。それが出来ないならば……」", "zh_text": "「我有命令过让你们逃走吗?真是狂妄自大呢,你们哪儿也逃不去的。除了把我作为君主来崇拜和敬爱以外你们没有别的选项可选。如果你们不这么做的话…… 」" }, { "id_line": 326, "ja_text": "バハムートは踵を持ち上げ、跳ね上がった石で身体を打ちつけ動けない人間の上に翳した。まるで攻城兵器のような巨大なヒールの切っ先。それが容赦なく下ろされ、そしてバハムートの体重を受けて地面深くへと突き刺さる。もちろん、そこにいた人間と一緒に。", "zh_text": "巴哈姆特抬起了脚,笼罩了底下被飞溅的石块打中而动弹不得的人们。工程兵器一般巨大的锐利鞋跟,毫不留情地落下,承载着巴哈姆特的体重将地面深深地踏入了地下,当然,在那里的人类也是一样。" }, { "id_line": 327, "ja_text": "人間がどう隠れたとしても、はるか高みからそれを見下ろすバハムートにとってはそんなもの丸見えであった。建物ごとふみ砕いて、ハイヒールのつま先や踵で真っ赤なシミに変えて行く。", "zh_text": "不管人类藏在那里,对从远远高于他们的高度俯视着的巴哈姆特来说都是一目了然。连建筑物都一并踩得粉碎之后。高跟鞋的鞋尖到鞋跟都染满了鲜红的污点。" }, { "id_line": 328, "ja_text": "そのたびに地面は激しく揺れ、破壊の土煙は空高く舞い上がって彼女のオーバーニーソックスに埃っぽい汚れをつけた。", "zh_text": "地面激烈地动摇,破坏所致的烟尘飘散至高空,让少女的过膝袜上都沾满了灰尘弄脏了。" }, { "id_line": 329, "ja_text": "「あ~あ、こんなちっぽけな村、侵略の甲斐が無いわね。もうほとんど全部壊れちゃったじゃない」", "zh_text": "「啊~啊,这么芝麻小的村子,真是没有侵略的价值啊。这不都已经快被破坏殆尽了​​嘛」" }, { "id_line": 330, "ja_text": "当然のことといえばそうなのだが、この町の径よりも大きな彼女が歩き回れば、町の建物などあっという間になくなってしまう。町だったもののほとんどは、今となってはただの土くれとして彼女の足跡を模るのみ。", "zh_text": "说着理所当然的事情,比城镇的直径还巨大的少女来回走着,小镇的建筑物一瞬间就几乎完全消失了。曾经是小镇的东西,现在变成了一片刻印着少女的足迹的瘠土。" }, { "id_line": 331, "ja_text": "けれど彼女は考えなしに町を踏み壊したわけではなかった。", "zh_text": "不过少女这么毫无顾虑地肆意踩坏小镇也不是没有理由的。" }, { "id_line": 332, "ja_text": "「さて、それじゃぁ皆一回死んでみたところで、感想でも聞いてみようかしら」", "zh_text": "「那么,既然各位都已经死过一次了,那不妨让我听听你们的感想吧」" }, { "id_line": 333, "ja_text": "パチン! バハムートが指を打ち鳴らす。手袋をしているにもかかわらず、その音は高く硬く、はっきりと響いた。", "zh_text": "パチン!巴哈姆特一打响指,虽然戴着手套,但那个声音却还是又响又结实,清楚的响彻四周。" }, { "id_line": 334, "ja_text": "すると先ほどキアラがやったのと同じように、町が再生されていくのだ。もちろん、そこにいた人間達も、彼女の手の中で潰えたキアラも。", "zh_text": "接着就和之前琪娅拉做过的事情一样,城镇开始再生了。当然,本来在那里的人类也是,在少女手中被捏碎的琪娅拉也是。" }, { "id_line": 335, "ja_text": "「っ……あれ? 私……どうなって……」", "zh_text": "「っ……啊咧?我……怎么……」" }, { "id_line": 336, "ja_text": "バハムートの手の中で、金髪の少女がうめく。先ほど真っ赤なシミになったはずの彼女は、確かに寸分違わず完全に再生されていた。", "zh_text": "金发少女在巴哈姆特手中呻吟着。不久之前刚被化作红色污块的少女,现在却分毫不差地被完全恢复原样了。" }, { "id_line": 337, "ja_text": "「どうかしら? 死の苦しみを味わった気分は」", "zh_text": "「品味过死亡的痛苦之后的感觉怎么样?」" }, { "id_line": 338, "ja_text": "手の上の彼女を見下ろして、バハムートは嗤う。", "zh_text": "巴哈姆特轻笑着俯视着手上的少女。" }, { "id_line": 339, "ja_text": "「うぅっ……バハムート、貴方は再生の魔法を……?」", "zh_text": "「呜ぅっ……巴哈姆特,用了再生魔法的是你……?」" }, { "id_line": 340, "ja_text": "「もちろん。人間に出来て龍にできないことなんて無いわ。そしてこれが私の侵略のやりかた。殺して、生き帰して、また殺す。何度でも踏み潰して、わかるまで殺すのよ。私を認めるまで、ずーっとね。私が欲しいのは、土くれでも金でもない。貴方たちの心よ」", "zh_text": "「当然,人类都做得到的事情龙没理由做不到吧。而且这正是我实施侵略的方针啊。屠杀,重新复生,再次屠杀。反复踩扁无数次,到转变心意为止不停地杀,到承认我为止,一~直不停地杀下去。我想要的东西,不是土地也不是钱财,是你们的心哦」" }, { "id_line": 341, "ja_text": "「だったら、こんなやり方は間違ってる!!」", "zh_text": "「这么说的话,你一定是搞错做法了!!」" }, { "id_line": 342, "ja_text": "「うるさい!! 貴女なんかに何が分かるのよ! 私にはこれしかない!」", "zh_text": "「烦死了!!你这女人知道个什么!对我来说就只能这么做了!」" }, { "id_line": 343, "ja_text": "バハムートは再び手の上のキアラを握り潰そうとし、そしてその指が身体に触れたところで、今度は思いとどまった。握りこむその刹那、指の檻の向こうからじっとこちらを見据える翡翠の瞳と目が合ったのだ。その瞳は、とても死の苦しみを味わった人間のものには思えなかった。", "zh_text": "巴哈姆特想再次捏碎手中的琪娅拉,在手指碰到了她的身体时,她打消了主意。握紧的那一刹那,通过手指形成的监牢,她的视线与那翡翠色的眼瞳重合了。那眼眸,不是饱尝了死亡的痛苦的人所应有的。" }, { "id_line": 344, "ja_text": "「どの道この町の人々はそんなものじゃ貴女の物にはならないよ。この町の人たちは皆、クレアに……あの白龍に踏み潰された経験が何度もあるから。残念だけど、あなたのやり方は失敗よ。この町はそんな安っぽい恐怖には屈さない、決してあなたの物にはならない!」", "zh_text": "「不管用什么方法,这个小镇的人都不会变成你的东西的唷。这个小镇的人们被克莱尔……那只白龙踩扁的经验都丰富的不得了。很遗憾,你的做法完全失败了哦。这个小镇才不会在这么不值钱的恐怖面前屈服,绝对不会变成你的囊中之物的!」" }, { "id_line": 345, "ja_text": "キアラはバハムートの紅蓮の瞳を真っ直ぐ見つめ返し、高らかに言い放った。", "zh_text": "琪娅拉直直地​​反盯着巴哈姆特赤红色的眼眸,抬头挺胸地放话了。" }, { "id_line": 346, "ja_text": "「なら、この飛行艦隊で周辺の流通を止めてやるわ! 私の支配を受け入れなければ、飢えに苦しむ事にな……」", "zh_text": "「那么,就让这个飞行舰队把周边的物品流通阻断!不接受我的支配的话,就用饥饿的痛苦让你们……」" }, { "id_line": 347, "ja_text": "「そんな事はさせないよ」", "zh_text": "「不会允许你​​做这种事情的哦」" }, { "id_line": 348, "ja_text": "天から降り注ぐ大音量のメゾ・ソプラノ。大気をびりびりと震撼させるその声は、バハムートにすら耐えかねるものだった。彼女は手に掴んだキアラを取り落とし、両手で耳を塞いで身をすくめる。", "zh_text": "从天上载来了音量巨大的女中音。连大气都能震撼的声音,连巴哈姆特都受不住。她扔下了手中抓着的琪娅拉,两手塞住了耳朵身体蜷成一团。" }, { "id_line": 349, "ja_text": "「一体どういう……っ!?」", "zh_text": "「到底怎么回……っ!?」" }, { "id_line": 350, "ja_text": "しかめっ面で天を仰いだバハムートは、そのあまりの事態に続く言葉を失った。", "zh_text": "皱着眉仰望天空的巴哈姆特,无法用语言描述接下来的超出预想的事态。" }, { "id_line": 351, "ja_text": "見上げる空は一面の白。一面の雪原が天空に広がっている。それがたった一人の巨龍の少女の素肌であるとは、巨龍であるはずのバハムートですら信じられなかった。", "zh_text": "仰视所见的天空是一整片白色,像一整片雪原在天空延展。那只是一个巨龙少女的裸露的皮肤罢了。就连本来就是巨龙的巴哈姆特对这个情况也难以置信。" }, { "id_line": 352, "ja_text": "そのまま視線を上へと辿れば、龍の甲殻で出来た純白の胸当てが重たそうに実った山のような乳房を支えている。胸の谷間や、そのさらに上にある鎖骨の窪みには、水が溜まれば湖となるだろう。", "zh_text": "就这样将视在线移,又龙的甲壳变来的纯白的胸铠支撑着巨大的山一般的乳房。在胸之间的山谷,或是在这之上的锁骨的低洼的地方,若是有水积存的话一定会形成湖泊的吧。" }, { "id_line": 353, "ja_text": "そして天頂を覆い尽くすのは、やや幼さの残るあどけない、しかし可愛らしく美しい少女の顔。そこから流れ落ちる白銀の滝は町の周囲を壁のように取り囲み、町を包囲していたはずの飛行戦艦たちをさらに外から閉じ込めていた。", "zh_text": "而现在遮盖了整个天顶的,是那稍带天真稚气,而又可爱美丽的少女的脸庞。由这之上淌下的白银色的瀑布像墙壁一样将小镇从四周包围,连包围着小镇的飞行战舰都被围入了其中。" }, { "id_line": 354, "ja_text": "狂った距離感にバハムートは思わず空へと手を伸ばす。けれども、70メートルもあるはずの彼女の手は空を掻いた。それもそのはずだ。見上げるその巨体はいくつもの雲が流れ空の青さに霞むほど。", "zh_text": "令人发狂的距离感让巴哈姆特忍不住向天空伸出了手。然而,少女的手向上用力伸到70米外,还是只能摸到别无他物的天空。这也是理所当然,仰视所见的那副身体巨大到被苍色天空中无数的流动的云霞所屏蔽而朦胧不清。" }, { "id_line": 355, "ja_text": "白龍の少女、クレア。その本来の大きさが、天地を覆いつくさんばかりのこの姿であった。巨龍の少女であるはずのバハムートから見ても、巨龍と呼べるほどの。", "zh_text": "白龙少女克莱尔,她本来的大小,即是这副足以将天地尽数屏蔽的这个姿态。就连巨龙少女巴哈姆特,都不得不称她为巨龙。" }, { "id_line": 356, "ja_text": "規格外の魔力を誇る龍の中でも、飛びぬけて規格外。実力の差は歴然であった。", "zh_text": "在以常规之外的魔力而自夸的龙族之中,她也还是出类拔萃的常规之外,实力的差距一目了然。" }, { "id_line": 357, "ja_text": "「クレア……っ!? ダメ!! いつもの大きさに戻って!!」", "zh_text": "「克莱尔……っ!?不行!!快变回平时的大小!!」" }, { "id_line": 358, "ja_text": "キアラは投げ出された宙でなんとか姿勢を制御して飛び上がり、天を覆いつくすほどの大きさになってしまった最愛の龍に呼びかける。", "zh_text": "被丢到半空中的琪娅拉勉强控制好姿势飞行,呼唤着几乎将天空完全覆盖了的最爱的龙。" }, { "id_line": 359, "ja_text": "だが、その呼びかけももはや彼女には届かない。いや、届いているのだけれど、聞こえないフリをしているみたいだ。今の彼女は逆鱗状態、もはや保護者たるキアラにも止められないのだ。", "zh_text": "但是这份呼唤事到如今根本无法传达给那位少女。不,其实应该是已经传达到了,然而却装作好像没有听见的样子。现在的她处于逆鳞状态,就连作为监护人的琪娅拉也无法阻止她了。" }, { "id_line": 360, "ja_text": "「私の町に危ないものをけしかけたのは貴女だよね? 町の皆やキアラちゃんに酷い事して……絶対に、許さないよ」", "zh_text": "「在我的小镇里挑起危险的事情的人是你把?对小镇里的大家、还有琪娅拉酱作出了这么过分的事情啊……绝对,不会原谅你的哟」" }, { "id_line": 361, "ja_text": "ザザァッ!! 銀髪のカーテンを破って、クレアの巨大な手が現れる。それこそ、山ですら鷲づかみにできてしまうほど巨大な手が、宙に浮いたいびつな飛行船戦艦をハエのように叩き落して。", "zh_text": "ザザァッ! !破开了银发的帘幕,克莱尔巨大的手出现了。夸张到连​​山都能抓起的巨大的手,将浮于半空的飞行船战舰像苍蝇一般撞落。" }, { "id_line": 362, "ja_text": "「い、いや……嫌ぁっ……」", "zh_text": "「不,不……讨厌啊……」" }, { "id_line": 363, "ja_text": "バハムートは迫り来るその手から逃れようと後退るも、程なくしてクレアの髪の壁に足を取られてお尻から倒れこむ事となった。", "zh_text": "巴哈姆特为了摆脱迫近的手而后退,不久退到克莱尔的头发造成的墙壁而止步,屁股开始倒地压下去。" }, { "id_line": 364, "ja_text": "バハムートのお尻が、町外れの林の木々を粉々に砕いてそこに鎮座する。けれど、そんな被害がとても小さく見えるほどに、今のクレアは巨大であった。大地をうねる様に這う髪の毛はその一本一本が大蛇のよう。束ともなれば、それは荒ぶる白銀の河のようだった。", "zh_text": "巴哈姆特的屁股坐下去时把郊外树林里的树木粉碎。不过,那样的受害程度对现在巨大的克莱尔看起来只是很小很小。她一根头发在大地上爬行起伏,像一条大蛇一様。如果是一束的话,就会和汹涌的白银色的河流一样。" }, { "id_line": 365, "ja_text": "クレアは自分の髪の籠の中に囚われた哀れな獲物をつまみ上げ、そして体を起こす。", "zh_text": "克莱尔捏起被囚禁在自己头发所形成的笼中的可怜猎物,再直起身体。" }, { "id_line": 366, "ja_text": "地面に両膝をついているというのに、身を起こしたクレアはどんな山よりも高かった。その大きさ、実に人間の5000倍。身長8750メートル。身長150メートルのバハムートからしても50倍の巨大少女なのだ。", "zh_text": "虽然两膝跪在地面,但伸直上半身的克莱尔已经比那些所谓的山还要高。她的大小在是人类的5000倍。身高8750米。而对身高150米的巴哈姆特也是50倍的巨大少女。" }, { "id_line": 367, "ja_text": "こと、バハムートは生まれてこの方自分よりも大きな存在に出会った事が無いためそんな少女の手に握られたとあってはもはや皇帝の面目を保つ事など不可能だった。", "zh_text": "巴哈姆特是有生以来和比自己巨大的存在相遇,因为在这样的少女的手里,要保住皇帝面子的事是不可能的。" }, { "id_line": 368, "ja_text": "「嫌、嫌よ、こんなの……!! 下ろして! 下ろしなさいよぉ……」", "zh_text": "「讨厌,讨厌啊,不要这样……!!放下!放下我呐……」" }, { "id_line": 369, "ja_text": "出来る事と言えば、外見相応の少女らしく泣きじゃくる事のみ。けれどクレアはそんな彼女に情けをかけるような素振りは一切見せない。", "zh_text": "能做的事只有和外表相应的少女一様哭泣。虽然是这样的她,克莱尔看上去表情完全没有怜惜。" }, { "id_line": 370, "ja_text": "下を向いたときに乱れた前髪をしっかりと分けなおし、そしてその蒼い瞳で掌の上のバハムートを冷たく見下ろす。", "zh_text": "低下头淩乱的刘海分开,然后蓝色的眼睛冷冷地重新俯瞰在手掌上的巴哈姆特。" }, { "id_line": 371, "ja_text": "その様子を地上から見上げていたキアラは、まるでその瞳に自身まで射抜かれたかのようだった。ゾッとする悪寒が背筋を駆け抜ける。", "zh_text": "从地上抬头仰望的琪娅拉看到那个样子,眼睛就像射穿了自己似的。不禁感到恶寒而打了一个冷战,背脊发冷。" }, { "id_line": 372, "ja_text": "光の失せた龍の瞳。", "zh_text": "龙的瞳孔失去了光茫。" }, { "id_line": 373, "ja_text": "いつもキアラが接している優しいクレアではなく、龍の本能に駆られた目。このままだとクレアは、バハムートを殺してしまうだろう。", "zh_text": "克莱尔没有了总会和琪娅拉温柔对视的眼神,而是龙的本能驱使了眼睛。这样下去的话,巴哈姆特会被克莱尔杀掉吧。" }, { "id_line": 374, "ja_text": "当たり前、と言えば当たり前だ。バハムートは傍若無人な侵略者であり、クレアの宝物たるキアラに酷い事をした。", "zh_text": "理所当然,说起来是理所当然的。巴哈姆特这种旁若无人的侵略者,对克莱尔的宝物琪娅拉做了这种残酷的事。" }, { "id_line": 375, "ja_text": "だから、その報復にクレアは彼女を殺す。", "zh_text": "所以为了报复克莱尔会杀死她。" }, { "id_line": 376, "ja_text": "キアラのために、クレアが手を汚す。それは彼女にとっては耐え難い事であった。", "zh_text": "为了琪娅拉,克莱尔甚至愿意玷污双手。但那是对琪娅拉来说是难以忍受的事。" }, { "id_line": 377, "ja_text": "けれどキアラのそんな思いなど知らず、クレアの手は閉じていく。泣き叫ぶバハムートをその中に包んで。", "zh_text": "但并不知道琪娅拉的想法的克莱尔把手合起来。号啕大哭的巴哈姆特包含其中。" }, { "id_line": 378, "ja_text": "「貴女がキアラちゃんにした事と、同じ事してあげるね?」", "zh_text": "「你向琪娅拉酱做过的事和,现在要同样施于你身上啊?」" }, { "id_line": 379, "ja_text": "凍りついた、残忍な笑顔と共に握りこまれるあまりにも巨大な手。その指の一本一本が300メートル以上の化け物なのだ。巨大と言えど所詮身長150メートルのバハムートなど軽く丸め込んでしまえる。", "zh_text": "冷酷残忍的笑脸,紧握起过于巨大的手。手指毎一条都是300米以上的怪物。如此巨大连身高有150米的巴哈姆特都可以轻易拿起。" }, { "id_line": 380, "ja_text": "「嫌、いっ……いああああああぁっ!! ああああああっ! お願い、やめっ……うああああああぁ!」", "zh_text": "「讨厌……啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!!啊啊啊啊啊啊啊啊!拜托,不要这样……啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!」" }, { "id_line": 381, "ja_text": "ぱきっ、ぽきっ。何かが折れる嫌な音。音源から3キロは離れているはずの地上にも、その音は鮮明に届いた。けれどまだバハムートの悲鳴が聞こえるという事は死んではいないらしい。おそらく背中の翼や、抵抗しようとして伸ばした腕が折れたのだろう。", "zh_text": "咯噔,咯噔。有什么被折断的讨厌声音。音源3公里的地上也应该鲜明地收到了那个声音。但是还是从巴哈姆特的尖叫声知道她没有死。恐怕背翼和胳膊试图伸出阻止时而折了吧。" }, { "id_line": 382, "ja_text": "自分を握りつぶした少女が、今は自分の最愛の少女に握りつぶされそうになっている。その叫び声に、キアラは思わず耳を覆う。先ほど自らが味わったばかりの苦痛。その痛みが蘇る。", "zh_text": "把自己握碎的少女现在被自己最爱的少女去握碎。它的叫声,琪娅拉不禁盖起耳朵。刚才自己刚承受的痛苦,那份痛楚在苏醒过来。" }, { "id_line": 383, "ja_text": "「お願い、助けて……私は誰も殺してない、ちゃんと生き返したから!! だかっ……ああああああああっ!!」", "zh_text": "「拜托,救命呀……我谁也没有杀死,他们还好好活着!!为什么这样……啊啊啊啊啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 384, "ja_text": "嘆願するバハムートの、涙交じりの細い声。そして腹の底から搾り出される悲鳴。", "zh_text": "在恳求巴哈姆特,泪水混杂纤细的声音,从腹底榨出悲鸣。" }, { "id_line": 385, "ja_text": "だが、その彼女を助けに行こうとするものはいなかった。クレアの髪や手に叩き落とされなかった飛行戦艦たちは主を見捨てて我先にと、既に空の彼方。鋼鉄の大軍団を従えていたはずの彼女は、今やクレアの手の中にただ一人。孤独と絶望の淵に立たされていた。", "zh_text": "但是可以帮助她逃走的物件一个都没有。飞行战舰为了不要埋没在克莱尔的头发和手下都争先恐后,已经到了天空的彼方。本来率领着钢铁军团的她,现在只有自己一个人在克莱尔的手中。在孤独与绝望的深渊当中强迫被孤立起来。" }, { "id_line": 386, "ja_text": "「うぅん、違うな。きっとあの子はずっと、一人だったんだ」", "zh_text": "「呜,不一様的。一定是因为那个孩子一直是一个人。」" }, { "id_line": 387, "ja_text": "きっと寂しくて寂しくて、誰かに敬って欲しくて愛して欲しくて、ずっとずっとこんなことを続けてきたんだと思う。だから彼女は、お金も土地も欲しがらなかった。人々の心を欲していた。", "zh_text": "一定会寂寞,因为寂寞而想要被爱和尊重,想一直一直持续下去。所以她不要金钱,连土地都不想要。她想要人们的心。" }, { "id_line": 388, "ja_text": "ただの、一人ぼっちの女の子。", "zh_text": "她,只是孤身一人的女孩。" }, { "id_line": 389, "ja_text": "バハムートの姿はキアラの目にはそう映った。", "zh_text": "巴哈姆特的身影映在琪娅拉的眼中。" }, { "id_line": 390, "ja_text": "「えーっと、それから貴女はキアラちゃんに何をしたのかな~?」", "zh_text": "「呐,然后你还对琪娅拉酱做了什么~?」" }, { "id_line": 391, "ja_text": "だが、クレアは容赦しない。そもそもが、今の彼女はバハムートを敵としてしか見ていないのだから、当然だ。ほかの多くの人間達と同じように、バハムートの少女としての人格を見出していないのだ。", "zh_text": "但是克莱尔并没有宽恕的念头。原本现在的她就只有把巴哈姆特作为敌人,所以这也是理所当然的。和其他很多的人一样,都没有看到巴哈姆特少女人格的一面。" }, { "id_line": 392, "ja_text": "龍の有り余る大魔力を乱暴に振り回し、射貫くような氷の視線でバハムートの記憶の門を無理やりこじ開けてその中身を覗いているらしい。", "zh_text": "粗暴地运用龙那庞大的魔力,射出可以贯穿的冰冷视线,把巴哈姆特的记忆之门强行撬开,窥视她的内心。" }, { "id_line": 393, "ja_text": "「へぇ……そんなところに人を入れようなんて思ったこと無かったなぁ……。汚くないの? ……ま、いっか」", "zh_text": "「哎,不会吧……将人放入到那样的地方,我从来没有想过啊……不会脏吗?……嘛一」" }, { "id_line": 394, "ja_text": "と、その様子を見守る事しかできないキアラはあることに気がついた。クレアに見せたくないものが、バハムートの行動履歴に入っているではないか。", "zh_text": "那个样子只有作为监护人的琪娅拉注意到。一直不想克莱尔看到的东西,现在她透过巴哈姆特的行动纪录看到了。" }, { "id_line": 395, "ja_text": "キアラが今までその手の知識を与えてこなかったせいで、クレアは純真無垢。性に対してまったくの無知なのである。彼女の纏う衣装が\"邪魔だから\"という理由だけでやたらと無防備なのも、それが故。", "zh_text": "琪娅拉到现在还没有传授她那方面的知识,克莱尔还是纯真无垢的。对性完全无知。这就是她觉得穿衣服会有\"妨碍\"的理由,而一直胡乱无防备的姿态也是同一个原因。" }, { "id_line": 396, "ja_text": "だから、その無防備な薄絹をめくり上げて下着をずらし、バハムートをその中に挿れるまではあっという間。キアラが彼女を止めに入る余地は無かった。", "zh_text": "她把那块毫无防备的白布提高,挪开内衣,一瞬间就把巴哈姆特插到进去了。琪娅拉她连阻止她进入的余地也没有。" }, { "id_line": 397, "ja_text": "「ふぇっ!? ひゃうん!!」", "zh_text": "「嗯呐!?!嗯!!」" }, { "id_line": 398, "ja_text": "びっくぅん!! 初めて味わう正体不明の感覚に思わず竦み上がるクレア。山が鳴動するかのようなその動きが、地面についた彼女の膝から伝わり激しい地震を巻き起こした。", "zh_text": "びっくぅん!!第一次体验到不明快感的克莱尔不由得缩成一团。那个动作就像地动山鸣似的,平坦的大地传来她膝盖引起的激烈地震。" }, { "id_line": 399, "ja_text": "実際はバハムートの頭がほんの僅かに小陰唇に触れただけなのだが、今まで一切不純な遊びをしてこなかった彼女にとってその刺激はあまりにも過ぎる。", "zh_text": "实际上巴哈姆特的头只是轻轻地接触到小阴唇而已,但是对到现在一切不纯的游戏都没经历过的她来说实在是太过刺激。" }, { "id_line": 400, "ja_text": "「ふぁ……なにこれぇ、すごく気持ちいい……っ!!」", "zh_text": "「啊……这是什么呃,非常舒服……!!」" }, { "id_line": 401, "ja_text": "彼女は刺激に耐えかね、ふらりとうつ伏せに倒れこむ。危ないところでどうにか突いた手が森を林を敷き潰して大地にめり込み爆轟を幾重にも放った。", "zh_text": "她难以忍受那个刺激,突然趴倒。在危险的时候总算伸出了手支撑,弄毁了一大片满布树木的森林,大地陷入好几层而放出爆轰。" }, { "id_line": 402, "ja_text": "爆轟はクレアの豊満な胸によって吸収され、その向こう側にあったキアラの町は何とかその被害を免れたのだが……それはつまり彼女の体の真下に町が位置するという事であって。見上げれば、クレアの皇かなお腹が空一面に広がっている。", "zh_text": "爆轰都被克莱尔的丰满乳房吸收,在那琪娅拉对面的城镇总算幸免一劫……那城镇位于她身体正下方。抬头仰望,只会看到克莱尔充满高贵气场的肚子蔓延天际。" }, { "id_line": 403, "ja_text": "この状態は、言うまでもないがとても危険であった。なにせ逆鱗に触れられていつもの自分を見失った状態のクレア。そこに輪をかけての初体験とあっては、身体の下にある小さな町などいつ磨り潰されてしまってもおかしくない。", "zh_text": "这个状态不用说非常危险。因为那是被触及逆鳞又迷失自我的克莱尔。如果是变本加厉的初体验的话,身体下面的小城镇不知道什么时候被磨溃了也不奇怪。" }, { "id_line": 404, "ja_text": "「あぅ……っ、ふあぁっ!!」", "zh_text": "「呐唔……啊,啊啊!!」" }, { "id_line": 405, "ja_text": "クレアの身体を伝っての全周囲からの音圧。それに続いて、快感に身悶える彼女。すると当然、彼女の胸板から重たげにぶら下がった乳房も一緒に動く。そこにあった標高400メートルほどの山を切り崩して。", "zh_text": "声压从克莱尔的身体向的周围传开。随后,她的身体在快感之后苦闷地扭动。于是自然她那沉沉地耷拉着的乳房也一起行动。把标高400米的山削走。" }, { "id_line": 406, "ja_text": "まさに一挙一動が天変地異であった。", "zh_text": "一举一动都造成天崩地裂。" }, { "id_line": 407, "ja_text": "クレアの膣の中でバハムートが苦しさに身悶えると、そのたびに彼女の豊満な胸やしなやかな脚がのたうち、山を削り、或いは創る。", "zh_text": "在克莱尔的膣道中的巴哈姆特由于痛苦而扭动身体,每次她丰满的胸部和柔软的脚翻滚时,都会削走一座山或都是创造一座山。" }, { "id_line": 408, "ja_text": "快感をどうにか御そうとくわえ込んだ指。その指を伝って流れ落ちた涎は森林地帯を爆撃しその中に新しい泉を作り出すし、荒く熱い吐息は雲となって結露し局所的な大雨を撒き散らす。", "zh_text": "总算能够驾驭手指加入的快感。顺着手指流出的水轰撃森林地带,作出新的涌泉,粗暴灼热的呼吸变为云朵结露形成洒下局部性地区大雨。" }, { "id_line": 409, "ja_text": "たった一人の少女の初体験が、一帯の地図をまるで新しく書き換えてしまう。それが、災厄の化身たる龍の力。特に、クレアは不器用ながらも力の強い龍であったためその存在自体が大災害。彼女が身悶えするたびに生と死の狭間を行き来する事になる町の人々は、それを身をもって知る事となった。", "zh_text": "只有一个人的少女的初体验就把这一带的地图重新改写。那个就是作为灾难化身的龙的力量。特别是克莱尔,虽然有点笨拙但也是有很强力量的龙,她的存在本身就是大灾害。她身体扭动,每次都是在生与死的狭缝间往来,城镇的人们对这件事有亲身瞭解。" }, { "id_line": 410, "ja_text": "だが、幸いにしてクレアの初体験はそろそろ幕切れを迎えようとしていた。最も、その幕切れは大水害の危険も孕んでいるのだが。", "zh_text": "但是幸好克莱尔的初体验就要迎来闭幕。不过最后的终场也会是孕育出危险的大型水灾。" }, { "id_line": 411, "ja_text": "「っ……!?」", "zh_text": "「……!?」" }, { "id_line": 412, "ja_text": "なんだが、すごくおしっこがしたい。そんな感覚に襲われる。ここにきて初めて彼女は恥じらいを覚えた。だって、こんなところでお漏らしだなんて恥ずかしい。それに、今の今まで忘れかけていたけれど、今の自分はいつもよりも遥かに大きいのだ。さすがに、この大きさでお漏らしなんてしたら……護るべき村までも押し流してしまう。", "zh_text": "什么啊,很想尿尿。被这样的感觉袭击。来到这里之后,她第一次学会了害羞感。在这样的地方会不好意思泄出来。而且直到刚才为止,她都忘了现在的自己比平常远远的巨大。以这个大小泄出来的话……应该要守护的城镇也会被冲走。" }, { "id_line": 413, "ja_text": "「だ、ダメぇっ!!」", "zh_text": "「啊,不行!!」" }, { "id_line": 414, "ja_text": "慌てて下着の中に手を突っ込み、中に挿れていたバハムートを引っ張り出すクレア。けれど、むしろそれがいけなかった。決壊寸前、ぎりぎりで持ちこたえていたはずのところに自ら止めを刺す結果となったのだ。", "zh_text": "克莱尔慌张被把手伸进内衣,把插在那里的巴哈姆特拉出来。但是,那还不如不做。本来濒临崩溃勉强维持着的地方被自己亲手去刺激而结果泄出来了。" }, { "id_line": 415, "ja_text": "下着にジワリと染み込む暖かい液体。慌てて腰に巻かれたパレオを解き、股間に押し当ててあふれ出す液をどうにか押さえ込む。", "zh_text": "克莱尔内衣和缠腰布渗入温暖的液体。慌忙解开腰间的缠腰布、贴住胯间,总算压制了溢出的液体。" }, { "id_line": 416, "ja_text": "「っ……はぁ、はぁ……危なかったぁ……」", "zh_text": "「啊……哈,哈……真危险啊……」" }, { "id_line": 417, "ja_text": "水気を吸って重たくなるパレオ。クレアの愛液でノアの大洪水、という最悪の事態だけはどうにか避けられたらしい。", "zh_text": "因为吸了水而变得沉重。克莱尔的爱液差点造成诺亚大洪水,这个最糟糕的事态总算避免了。" }, { "id_line": 418, "ja_text": "それはそうと。", "zh_text": "此外。" }, { "id_line": 419, "ja_text": "クレアは手のひらの上で弱々しく息をつく少女を見下ろす。酷く衰弱してはいるが、まだ息はあるらしい。", "zh_text": "克莱尔俯视手掌上幽幽喘气的少女。严重衰弱,不过好像还有呼吸。" }, { "id_line": 420, "ja_text": "あんな感覚に襲われたのは予想外だったけれど、それでもキアラを苛めた龍に仕返しをしてやれたのには満足だった。", "zh_text": "那种快感袭击是出乎意料的事,尽管如此,对欺负琪娅拉的龙报复了而感到很满足。" }, { "id_line": 421, "ja_text": "けれど、まだ足りない。コイツはキアラを一度殺しているのだから。", "zh_text": "但是还不够。这家伙杀了琪娅拉一次。" }, { "id_line": 422, "ja_text": "「あははは、どうだった? 苦しかった? それじゃぁ……そろそろ、楽にしてあげるね」", "zh_text": "「哈哈,怎么了?痛苦吗?那我们……差不多该、让你解放吧」" }, { "id_line": 423, "ja_text": "くるりと返されたクレアの掌から落ちて行くバハムート。翼はあり得ない方向に折れ曲がり、翼膜は無理に引っ張られて破れ赤黒い血を滴らせている。品のある手袋やニーソックスは精一杯の抵抗に擦り切れ穴をあけ、それに通る手足はアザだらけ。暫く握られていただけあって、酷い有様であった。それでも死ななかったのは、龍の強靭な生命力が故だろう。", "zh_text": "巴哈姆特翻身从克莱尔的手掌掉下去。翅膀往不可能的方向扭曲变形,翼膜被强大的外力变得破破烂烂,滴出黑红的血。有手套和过膝袜因为竭尽全力的抵抗而磨损而开了很多孔,通过那些孔洞看到四肢满满都是瘀伤。只是被握住一阵子,就变成这种可怕的様子。尽管如此,她还是没有死,这是因为龙有很坚韧的生命力的缘故吧。" }, { "id_line": 424, "ja_text": "轟音と共に砂煙を巻き上げ、体長150メートルもある彼女の身体が地面に抱きとめられた。町から大分離れたところに落とされたと言うのに、町ではその衝撃に窓ガラスが舞い、レンガが浮く。", "zh_text": "轰鸣声连同卷起的沙尘,她那幅长150的身体抱住地面。从城镇离开一大段的地方掉落的说,但城镇还是因为那股冲击而玻璃飞散,砖头也被震得浮起。" }, { "id_line": 425, "ja_text": "そしてそんな衝撃など比べ物にならないほどの揺れがその後を追った。先の衝撃波を巻き起こした少女からみてもさらに巨大な少女、クレアが立ち上がったのだ。", "zh_text": "和刚才的冲击等无法比拟的巨大摇晃从后追上。比掀起了刚才的冲击波的少女看起来更加巨大的少女,克莱尔,站起来。" }, { "id_line": 426, "ja_text": "「私の靴底のシミにしてあげる」", "zh_text": "「让你成为我的鞋底上的污点吧」" }, { "id_line": 427, "ja_text": "逆光、太陽を背負う眩しい笑み。それを覆い隠すように、それ自体が山と見紛うほどのブーツが大地を引きずって空へと持ち上がった。靴底の溝に挟まっていた巨岩が降り注ぎ、周囲は一転この世の終わりへと様変わりする。", "zh_text": "逆光,背对太阳的耀眼笑容。足以和大山混淆的长筒皮靴从大地拖向天空,把笑容盖住。夹在鞋底纹路里的巨石倾注而下,周围的地方变成盖末日的様子。" }, { "id_line": 428, "ja_text": "——私、殺されるんだ。", "zh_text": "——我,会被杀。" }, { "id_line": 429, "ja_text": "バハムートは朦朧とする意識の中で諦観混じりにそう考えた。体から魂が抜けかけているのだろうか。痛みが、遠い。まるで自分の体ですらないかのよう。", "zh_text": "巴哈姆特在朦胧的意识中彻悟地想。灵魂从身体脱落了吧?疼痛很遥远,好像是自己的身体都消失了似的。" }, { "id_line": 430, "ja_text": "——結局どんなに富を与えようと恐怖を与えようと、人間の心は私のものにはならなかったな。", "zh_text": "——结果无论给予他们财富还是恐怖的,人类的心还是没有成为我的东西。" }, { "id_line": 431, "ja_text": "悔しさに滲む涙。靴の裏に覆われ、暗く暗く狭まっていく視界。", "zh_text": "懊悔泪水模糊了视线。只看到被鞋底覆盖,视野变得黑暗而狭窄。" }, { "id_line": 432, "ja_text": "——もし生まれ変われるなら、来世では龍ではなくて普通の女の子に……。", "zh_text": "——如果可以重生的话,来世不要是龙,而是一个普通的女孩子……" }, { "id_line": 433, "ja_text": "目を閉じる。きっと永遠に目覚める事などないだろうと覚悟を決めて。", "zh_text": "闭上眼睛。对永远不会再醒过来平静地下了决心。" }, { "id_line": 434, "ja_text": "「待ちなさい! クレア!!」", "zh_text": "「等一下! 克莱尔!!」" }, { "id_line": 435, "ja_text": "閉じかけの視界に飛び込む白い閃光。そして凛とした通る声。", "zh_text": "闭上一半的视界跳入了白色闪光。然后发出一把凛然的声音。" }, { "id_line": 436, "ja_text": "目前まで迫っていた巨大な気配が、戸惑うように動きを止める。", "zh_text": "这时,逼近的巨大气息,不知所措地停止活动。" }, { "id_line": 437, "ja_text": "「キアラちゃんどいて! そいつ殺せない!!」", "zh_text": "「琪娅拉酱让开!这様那家伙会杀不死的!!」" }, { "id_line": 438, "ja_text": "「殺させないよ! 私は貴女がこれ以上手を汚すのを見ていられない!」", "zh_text": "「不要杀死!我无法看着你的手被弄脏!」" }, { "id_line": 439, "ja_text": "暗いブーツの底から一転する視界。一瞬遅れた明順応に、金髪の少女の後姿が映る。先ほどバハムートがその手で握り潰し、死の苦しみを味わわせた白魔道士の少女だ。", "zh_text": "黑暗的靴底转变为开阔的视野。一瞬间眼睛无法适应亮光,一个金发少女的背影映照眼前。刚才在巴哈姆特的手被攥坏,尝试到死亡痛苦的白魔道士少女。" }, { "id_line": 440, "ja_text": "バハムートの目と鼻の先、彼女を庇うようにその少女はいた。", "zh_text": "在巴哈姆特咫尺之远,包庇她那样的少女。" }, { "id_line": 441, "ja_text": "「それに……こんな終わりかたって無いよ。話せばわかる、きっと分かり合えるから……クレア。いつもの大きさに戻って!」", "zh_text": "「那……这样也还没放弃吗?如果能够解说明白,一定能互相理解的……克莱尔。变回平时的大小!」" }, { "id_line": 442, "ja_text": "「……やだ」", "zh_text": "「……我讨厌她。」" }, { "id_line": 443, "ja_text": "「なら私もここを動くつもりは無いわ」", "zh_text": "「那么我就一直在这里,也没有打算移开。」" }, { "id_line": 444, "ja_text": "キアラは自身の5000倍もの巨体を誇るクレアを、臆することなくキッと睨み付ける。その姿に、バハムートは焦燥ともなんともつかない想いが湧き上がってくるのを感じた。", "zh_text": "琪娅拉毫不畏惧严厉地怒目而视克莱尔比自己巨大5000倍的身驱。那个身影让巴哈姆特焦躁起来一种从未有过的感情沸腾起来。" }, { "id_line": 445, "ja_text": "「……わかった」", "zh_text": "「……我知道了」" }, { "id_line": 446, "ja_text": "ぷぅ、と頬を膨らませて、不満そうに頷くクレア。天を覆いつくしていた彼女の身体が、するすると小さくなっていく。", "zh_text": "ぷぅ,克莱尔脸颊的膨胀,不满地点了点头。将她那覆盖天空的身体,一下子变小。" }, { "id_line": 447, "ja_text": "「バハムート。私は決して貴女のやり方に屈したわけでも賛同するわけでもない。ただね、そんなことしなくてもいいんだよって教えてあげたいだけ」", "zh_text": "「巴哈姆特。我绝不会屈服于你的做法,也没有赞同你的做法。但是我只是想告诉你没必要这様做。」" }, { "id_line": 448, "ja_text": "ひとまずはクレアが普段の大きさに戻ったことに安心したのか、キアラはバハムートを振り返った。", "zh_text": "暂且看到变回平时大小的克莱尔而松了一口气,琪娅拉回头看巴哈姆特。" }, { "id_line": 449, "ja_text": "バハムートは何か応えようとして唇を動かしたが、それは言葉を結ばない。結局、何の言葉も言葉も紡げないまま、彼女の唇はへの字に歪む。精一杯、今にも泣き出してしまいそうなのを抑えて。", "zh_text": "巴哈姆特似乎打算回应而嘴唇动了起来,但是话出来的词并不连贯。结果,她的嘴唇只是说出一些单字而扭动,什么话也说不出来。竭尽全力抑制,现在也就快要哭出来了。" }, { "id_line": 450, "ja_text": "ずしん、ずしん。先ほどに比べれば随分と軽くなった足音が近づいてきた。バハムートの視界を覗き込むのは、未だに納得がいかない様子の白龍の少女。けれど、キアラにたしなめられてか、それとも嗜虐心が満たされたのか、先ほどまでの龍としての表情は影を潜めていた。", "zh_text": "咚,咚。刚才相比轻了很多的脚步声靠近。巴哈姆特偷偷一看,是现在还不能一脸不能理解的白龙少女。但是被琪娅拉被责备她是为了满足嗜虐心,刚才龙少女的表情就销声匿迹了。" }, { "id_line": 451, "ja_text": "「もう、いいでしょう。これ以上は」", "zh_text": "「算了吧。就这様」" }, { "id_line": 452, "ja_text": "糸が切れた人形のように力なく横たわるボロボロの少女。その生々しい姿に、クレアはばつが悪そうに目を背け、小さく頷いた。", "zh_text": "断线木偶般无力满身伤痕的少女横卧在地。看到那活生生的身姿,克莱尔露出尴尬的眼神,点了点头。" }, { "id_line": 453, "ja_text": "クレアは死体を恐れない。それはもう死んでいるから。けれど死にかけで、生きて苦しんでいる相手は苦手だった。龍としての本能が眠りにつくと特に。彼女の中の良心が酷く痛むのだ。", "zh_text": "克莱尔不害怕尸体。因为尸体已经死了。但这是奄奄一息,克莱尔不擅长面对活着的痛苦。龙的本能平息下来。她内心的良心疼痛得特别厉害。" }, { "id_line": 454, "ja_text": "「戻すけど、いいね?」", "zh_text": "「我要帮她回复,可以吗?」" }, { "id_line": 455, "ja_text": "キアラの問いに、今度は大きく頷くクレア。脅威を取り去るだけならば、こんなに痛めつける必要は無かったと、少し反省はしているようだ。", "zh_text": "听到琪娅拉的提问,这次克莱尔大力地点头。如果只是为了去除威胁,这样折磨是完全没有必要的,好像在稍微反省一下。" }, { "id_line": 456, "ja_text": "キアラの手にした銀の杖、その歯車がカチカチと逆向きの時を刻む。癒えて行く傷、ボロボロの服飾はかつての上品さを取り戻し、乱れた髪は黒絹の艶やかさを取り戻す。ほとんど全て、元通りだ。", "zh_text": "琪娅拉手中的法杖,那个齿轮铮铮逆转一圈。伤口愈合,破烂不堪的服饰变回曾有的高雅,蓬乱的头发恢复黑绢的光泽。几乎所有一切都回到原样。" }, { "id_line": 457, "ja_text": "けれど、先ほどまでと違うのはその表情だった。", "zh_text": "但是和刚才不同的是她的表情。" }, { "id_line": 458, "ja_text": "「バハムート。貴女はずっと、一人だったんでしょう? その、大きすぎる体のせいで。その強すぎる力のせいで」", "zh_text": "「巴哈姆特。你一直是一个人吧。是太巨大的身体和太强的力量的原因所致吧。」" }, { "id_line": 459, "ja_text": "優しく問いかけるキアラ。バハムートはどうにか動くようになった手で身を起こし、そして目を伏した。けれどその紅の瞳には、答えがはっきりと浮かび上がっている。今にもあふれ出しそうになって。", "zh_text": "琪娅拉温柔地问。巴哈姆特总算动了,用手支撑起身体,然后抬起眼睛凝视。那双猩红的眼睛清楚地浮出了回答。现在泪水也快要溢出来了。" }, { "id_line": 460, "ja_text": "「私なら、私たちなら。きっと貴女の友達になれるから」", "zh_text": "「如果要我话的话,我们一定可以和你成为好朋友」" }, { "id_line": 461, "ja_text": "キアラのその一言で、いよいよ我慢が出来なくなったのだろう。今までずっとこらえていたもの全部を吐き出すように、大きな声を上げてバハムートは泣き始めてしまった。あの侵略者としての顔が嘘のよう。整った顔をくしゃくしゃに歪めて、紅玉の瞳からぼろぼろと大粒の涙を溢して。", "zh_text": "听到琪娅拉这一句话,终于不能忍下去。到现在一直忍耐着的情感全部通通都吐出来一样,巴哈姆特开始放声大哭。作为侵略者的脸都是骗人的。端正美丽的脸庞扭曲起来而变得皱皱巴巴的,红玉般的眼睛溢出大滴大滴的眼泪。" }, { "id_line": 462, "ja_text": "「……ごめんなさい」", "zh_text": "「……对不起」" }, { "id_line": 463, "ja_text": "涙ながら、震える声で彼女は言った。", "zh_text": "她那把含泪颤抖的声音说。" }, { "id_line": 464, "ja_text": "その言葉をそっと受け止め、手を差し伸べたのは白龍のクレア。", "zh_text": "轻轻地接受这句话,伸出了手的是白龙克莱尔。" }, { "id_line": 465, "ja_text": "その手に重なるバハムートの、手袋に覆われた華奢な細い手。一瞬戸惑うようにすくめられたその手を、クレアの柔らかな手がしっかりと握り返す。", "zh_text": "把手叠在巴哈姆特的那只被手套覆盖的纤细的手。巴哈姆特一瞬间不知所措而缩手,克莱尔柔软地把手握紧。" }, { "id_line": 466, "ja_text": "「うん、いいよ」", "zh_text": "「嗯,好啊,原谅你。」" }, { "id_line": 467, "ja_text": "龍。それは天災の象徴。圧倒的な、そして絶対的な力が故に普通に生活を行うだけでも周囲の世界を破壊しつくしてしまう、そんな存在。", "zh_text": "龙。那是天灾的象征。压倒性的,绝对的力量不仅仅是普通地生活,也对周围的世界破坏竭尽,就是那样的存在。" }, { "id_line": 468, "ja_text": "そう、たとえば喧嘩一つとっても。", "zh_text": "是的,譬如说只是一场孩子气的争吵。" }, { "id_line": 469, "ja_text": "「今日は私がキアラちゃんと寝るんだもん!!」", "zh_text": "「今天我要和琪娅拉酱睡啊!!」" }, { "id_line": 470, "ja_text": "ずどん! 踏み出される白亜のブーツ。地面が歪み、それに引っ張られる形で周囲の木々がメキメキと倒れこむ。", "zh_text": "嘣!迈出白色的长筒皮靴。地面大幅度扭曲,并且牵引周围的树木倒下。" }, { "id_line": 471, "ja_text": "「嫌よ!! バハムートは寂しいと死んじゃうの!!」", "zh_text": "「讨厌啊!!巴哈姆特要寂寞死了呢!!」" }, { "id_line": 472, "ja_text": "応じる黒のハイヒールが一歩踏み寄り、先の一歩で倒れこんだ木々を粉々に踏み砕いた。", "zh_text": "为应对一様,黑色高跟鞋踩下来,之前一棵棵倒下树被踩得粉碎。" }, { "id_line": 473, "ja_text": "「えっ!? そう……なの……? じゃぁ、ごめん。わたし……我慢、する……」", "zh_text": "「咦!?那样……说……?那么,对不起。我……会忍耐的……」" }, { "id_line": 474, "ja_text": "うーっ、と悔しそうに唸りながらも引き下がるクレア。名残惜しそうに彼女が差し出したのは、魔法の結界でガチガチに強化された木造住宅。", "zh_text": "克莱尔说完,一边懊悔地呻吟一边也退了下来。起来恋恋不舍地她伸出了用魔法的结界强化,现在被压得嘎吱嘎吱的木造房屋。" }, { "id_line": 475, "ja_text": "「あ、いやそういう意味じゃなくて……その、あーもうこの子純真すぎてめんどくさい!! やっぱいい、一人で寝るわ!!」", "zh_text": "「啊,不,不是那样的意思……那个,啊,这个孩子太纯真了,非常麻烦!!果然还是自己一个人睡觉比较好!」" }, { "id_line": 476, "ja_text": "変な勘違いをされても困るし、騙したみたいで後ろめたい。バハムートは差し出されたその家をぐいと押し返した。当然そんな事をされれば中身はその一挙一動ごとに激しくシェイクされ、たまったものではない。", "zh_text": "被往奇怪的方误解也是很困扰,有一种欺骗了她的内疚。巴哈姆特使劲推回那间木屋。自然地,木房里面被少女们的一举一动而弄得激烈地震动起来。" }, { "id_line": 477, "ja_text": "「だーっ!! もうどっちでもいいから私を寝かせてええぇっ!!」", "zh_text": "「啊!!已经不论哪边都好了,我要睡啊!!」" }, { "id_line": 478, "ja_text": "ドールハウスのように抱えられた家の中、飛び交う家具をどうにか避けながら悲鳴を上げるのは、今や二匹の龍の保護者となった少女。", "zh_text": "琪娅拉在被当成娃娃屋的家中一边避开飞来飞去的家俱一边尖叫的,现在她成为两条龙的监护人少女。" }, { "id_line": 479, "ja_text": "白魔道士の少女、キアラの苦労は絶えそうに無い。", "zh_text": "白魔道士的少女琪娅拉的辛苦就这样接连不断下去。" }, { "id_line": 480, "ja_text": "クレア", "zh_text": "克莱尔" }, { "id_line": 481, "ja_text": "身長175メートル", "zh_text": "身高175米" }, { "id_line": 482, "ja_text": "体重68000トン", "zh_text": "体重68000吨" }, { "id_line": 483, "ja_text": "カラダは大人、ココロは子供! 等身大だったとしたら割りとでかい子。", "zh_text": "拥有大人的成熟的肉体和小孩子的心灵! 如果和等身大的孩子相比,她还是比较巨大。" }, { "id_line": 484, "ja_text": "そして重い。主に胸のせい。そして若干肉付きがいいため。断じて太っているわけではない。断じて。", "zh_text": "重体比较重。主要胸部的原因。又有点丰腴的程度。绝对并不是胖。绝对不是。" }, { "id_line": 485, "ja_text": "クレア(本来の大きさ)", "zh_text": "克莱尔(本来的大小)" }, { "id_line": 486, "ja_text": "身長8750メートル", "zh_text": "身高8750米" }, { "id_line": 487, "ja_text": "体重85億トン", "zh_text": "体重85亿吨" }, { "id_line": 488, "ja_text": "さすがにこの大きさだと迷惑なので普段はちっちゃくなってます。", "zh_text": "这个大小会很麻烦,所以平时都会变得很小。" }, { "id_line": 489, "ja_text": "100倍娘ってちっちゃいよね。", "zh_text": "100倍女生真的是很小呀。" }, { "id_line": 490, "ja_text": "バハムート", "zh_text": "巴哈姆特" }, { "id_line": 491, "ja_text": "身長149メートル", "zh_text": "身高149米" }, { "id_line": 492, "ja_text": "体重40500トン", "zh_text": "体重40500吨" }, { "id_line": 493, "ja_text": "同じ倍率でもクレアよりかなり小さい。そしてひんぬー", "zh_text": "即使和同倍率的孩子克莱尔相比,还是相当娇小。和克莱尔的风格不一様ー" }, { "id_line": 494, "ja_text": "服や髪が黒いので、実際よりもさらに小さく見える。", "zh_text": "因为衣服和头发都是黑色的,看上去比实际更加小了。" }, { "id_line": 495, "ja_text": "キアラ", "zh_text": "琪娅拉" }, { "id_line": 496, "ja_text": "身長165センチメートル", "zh_text": "身高165cm" }, { "id_line": 497, "ja_text": "体重51キログラム", "zh_text": "体重51公斤" }, { "id_line": 498, "ja_text": "普通サイズの人間のデータなんて興味ないよね。", "zh_text": "一般尺寸的人类的数据没兴趣。" }, { "id_line": 499, "ja_text": "でも一応この子主人公だったらしいよ?", "zh_text": "但是大体上这孩子是主人公了哟?" }, { "id_line": 500, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 501, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 502, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 503, "ja_text": "#2 白龍少女 隣国を潰す", "zh_text": "#2 白龙少女 击溃邻国" }, { "id_line": 504, "ja_text": "踏み出されたブーツの下で、魔道機関車がぐにゃりとひしゃげる。先頭車を踏み潰された客車たちが次々と折り重なるようにして脱線し、沿線の道路をかき乱して転がった。", "zh_text": "在迈出的靴子下,魔导动力车头无力地被压瘪。受前方被踩碎的车厢阻碍,客车厢接连脱轨一节节折叠堆挤在一起,凌乱地翻倒在铁轨旁的道路上。" }, { "id_line": 505, "ja_text": "「逃がさないよ、一人も」", "zh_text": "「不会让你们逃走的哦,一个都不会」" }, { "id_line": 506, "ja_text": "転倒した車両からどうにか這い出ようと必死にもがく人々。そんな人々を、クレアのブーツはなんの躊躇も無く、鉄の箱ごと踏み付ける。", "zh_text": "在翻倒的车厢内的人们拼命想办法往外爬。克莱尔的靴子毫不犹豫地将脚下的铁箱子连同这些人们一并用力踩踏。" }, { "id_line": 507, "ja_text": "まるで死体が電撃に跳ね上がるかのように、反動で持ち上がる列車の車両。最初の一撃で車両は見るも無残なスクラップへと成り果てたが、それだけに飽き足らず、持ち上がった彼女の足は再び同じ車両に踏み下ろされた。", "zh_text": "列车车厢像尸体被电击后跳起一样,被反作用力弹起。仅仅承受了最初的一击,车厢就已经变成凄惨的废铁,但只是这样还不满足,少女抬起的脚又一次次向同一节车厢不断踩下去。" }, { "id_line": 508, "ja_text": "立っている事すら困難な揺れを引き起こして、ズシンズシンと彼女の脚が何度も何度も踏み下ろされる。平たい棺桶と成り果てた列車を執拗なほどに。", "zh_text": "摇晃的地面让人连站立都很困难,少女的脚一次又一次沉重地踩下,不把列车踩成扁平的棺材为止不罢休的执着。" }, { "id_line": 509, "ja_text": "5両編成の全車両を地面にうずめ、或いは靴の裏にへばりついた鉄板と果てさせると、彼女は花の咲くような笑顔で。", "zh_text": "在将五节车厢组成的整辆列车都埋入地面、或是踩成贴在靴底的铁板之后,少女露出了像花开一般美丽的笑容。" }, { "id_line": 510, "ja_text": "「貴方たち全員、皆殺しにしてあげる!」", "zh_text": "「你们全员都要被我杀光啦!」" }, { "id_line": 511, "ja_text": "楽しそうに、言い放った。", "zh_text": "少女这么说着,似乎很快乐的样子。" }, { "id_line": 512, "ja_text": "事の起こりは3日ほど遡る事となる。", "zh_text": "事情的开端要追溯到三天之前。" }, { "id_line": 513, "ja_text": "白龍の少女、クレア。彼女が何よりの宝としている町で異変が起きた。", "zh_text": "白龙少女,克莱尔。在她最为珍视高于其他一切的小镇里发生了异变。" }, { "id_line": 514, "ja_text": "町長が亡くなったのである。それだけならば、ただの不幸で話は終わるのだが、その死に方が普通ではなかった。", "zh_text": "镇长去世了。如果只是这样的话,就只是单纯一个不幸的故事罢了,然而,那样的死法非比寻常。" }, { "id_line": 515, "ja_text": "ある日突然、足の辺りに黒い痣が浮かんだのだという。最初は何のことも無い、ただどこかにぶつけたのだろうと思っていたらしい。だがその翌日には痣は大きく成長し、まるで黒い蛇が全身を締め付けているかのように変じた。", "zh_text": "突然有一天开始,黑色的斑块开始在脚边​​浮现。最初没什么事,以为只是在哪儿被撞到了而已。但是第两天黑斑就扩大了,变得好像被黑蛇缠绕全身一般。" }, { "id_line": 516, "ja_text": "町一番の白魔道士のキアラの手をもってしても、もはや手遅れ。巻き戻せる限り時を巻き戻したのだが、その痣が消えることは無く、結局村長はその日のうちに息を引き取った。", "zh_text": "即使有镇里第一的白魔导师琪娅拉的帮助,事到如今也为时已晚。最大限度地使用了时间回卷,但那斑块还是没有消失,最终村长没有撑过那一天,就断气去世了。" }, { "id_line": 517, "ja_text": "正確にはまだ死んでいない……いや、蘇生された傍から死に続け、生と死の境を文字通り行ったり来たりしているという聞くに堪えない状態。", "zh_text": "准确来说其实还没有死……不,是被复生之后又会很快死去,就如字面意思一样地在生与死的分界在线徘徊,听起来就难以忍受的状态。" }, { "id_line": 518, "ja_text": "もちろん、異変はこれだけでは終わらなかった。", "zh_text": "当然,异变到这里还没有结束。" }, { "id_line": 519, "ja_text": "町の他の人間たちにも同じような痣が出たのだ。それは白魔道士たるキアラも例外でなく。", "zh_text": "镇里的其他人也开始出现了一样的斑块。就连身为白魔导师的琪娅拉也未能例外。" }, { "id_line": 520, "ja_text": "僅か3日にして、村は地獄と化した。皆が死んでは巻き戻され、そして巻き戻された端から再び苦しみ死に至る。", "zh_text": "仅仅过了三天,村镇就化为了地狱。大家死后又被复活,但接着又从头开始再次承受痛苦致死。" }, { "id_line": 521, "ja_text": "キアラ自身が謎の痣に蝕まれてしまったため、その巻き戻しを行うのは最近この町に着たばかりの黒龍、バハムート。人間とは比べ物にならない桁外れの魔力を持ち、その魔力を自在に使いこなす器用な龍。", "zh_text": "因为琪娅拉自己也被谜之斑侵蚀了,所以接手这个复生工作的是最近刚来到这个城镇的黑龙,巴哈姆特。她是拥有着人类无法与其相提并论的超常魔力,并且能够将这些魔力灵巧地自如运用的龙。" }, { "id_line": 522, "ja_text": "しかし、そんな彼女の力をもってしても、事態は一向に好転しない。対処療法のみで根本的な対策がないのだ。", "zh_text": "可是,即使有她的力量,事态也全然没有好转。这些只是暂时的应对疗法,但解决根本性问题的对策却还完全没有。" }, { "id_line": 523, "ja_text": "「おねがい、どうにか助からないの……!?」", "zh_text": "「拜托你了,真的怎么样都无法得救了吗……!?」" }, { "id_line": 524, "ja_text": "白龍のクレアが、蒼い瞳に一杯の涙を湛えてバハムートのか細い腕に縋った。三日間ずっと泣き通しているのに、涙も悲しみも、尽くことを知らない。", "zh_text": "白龙克莱尔苍色的眼中满满都是泪水,搂着巴哈姆特细细的手臂。三天之间她一直不间断地哭泣,眼泪和悲伤都像决了堤,无穷无尽停不下来。" }, { "id_line": 525, "ja_text": "「だめね……時を操る魔法があるんだから、それを破る魔法もまたあるのよ。時を巻き戻しても巻き戻しても、その因果を無視してくる」", "zh_text": "「不行呢……有操作时间的魔法,自然就有违反这个魔法的魔法。即使一遍又一遍地使用时间回卷,也都会被完全无视,最终还是会变回现状。」" }, { "id_line": 526, "ja_text": "応えるバハムートも、キアラが倒れてからずっとこうして死者蘇生を行っているため酷く憔悴していて限界はそう遠くないように思えた。", "zh_text": "作出回答的巴哈姆特,从琪娅拉倒下之后开始就一直像这样持续进行死者复生的工作,因此也已经显得非常憔悴,她感觉自己也快到极限了。" }, { "id_line": 527, "ja_text": "「せめてこの呪いの術者がわかれば……そいつを叩けば全部終わるのに……」", "zh_text": "「至少能找到诅咒的施术者的话……如果能将那家伙打倒的话一切就都会结束了吧……」" }, { "id_line": 528, "ja_text": "「そいつをどうにかすれば助かるの!? それはどこにいるの!?」", "zh_text": "「总之干掉那家伙的话就能得救了吗!?那他现在在哪里!?」" }, { "id_line": 529, "ja_text": "「今偵察機を飛ばしてる……けど正確な位置が掴めないのよ。大方の中りはついているんだけど……。こんなふざけたレベルの呪詛を扱えるのは、東の国の奴らしかいな……」", "zh_text": "「现在已经放出侦察机了……但是准确的位置还未能掌握。不过大体上已经能猜到了……能操纵这种难以置信的高级别诅咒的,只有东之国的那些……」" }, { "id_line": 530, "ja_text": "言い終える前に、バハムートの横で盛大に大気が動いた。ちらりと横目で見やると、既にそこにクレアの姿は無く。彼女の残した羽が数枚はらはらと舞っているのみであった。", "zh_text": "话还没说完,巴哈姆特身边刮过一阵剧烈的强风。勉强睁眼用余光一扫,本来在那里的克莱尔人已经不见了,只有她残留的数片羽毛慢悠悠地在空中飘动。" }, { "id_line": 531, "ja_text": "遅れて放たれる衝撃波が町を凪ぎ、バハムートはため息混じりにそれを再生する。", "zh_text": "释放的冲击波把街道都扫平了,巴哈姆特一边叹气一边把破坏的部分修复。" }, { "id_line": 532, "ja_text": "「言うんじゃなかったかしら。大丈夫かなぁ、あの子……」", "zh_text": "「说的话都没听完吧。没问题吗,那孩子……」" }, { "id_line": 533, "ja_text": "どこの誰が犯人だか分からない。けど、この国にいるっぽい。", "zh_text": "犯人在哪里是什么人,现在还不知道,但是应该就在这个国家。" }, { "id_line": 534, "ja_text": "なら、皆殺しにしてしまえばいい。そんなわけで、今に至る。", "zh_text": "那么,就全部杀干净就好了。就这样,变成了现在的状况。" }, { "id_line": 535, "ja_text": "クレアはまずは国外脱出の手段を奪うことにしたのだった。その中でも特に輸送能力の高い(とクレアは思った)鉄道から。", "zh_text": "克莱尔第一件做的事就是要夺走他们向国外出逃的手段,就从在这之中输送能力特别强(从克莱尔来看)的铁路开始。" }, { "id_line": 536, "ja_text": "「あはは、簡単につぶれちゃうんだね。この前踏み潰したやつはもっと大きくて硬かったんだけど」", "zh_text": "「啊哈哈,轻轻松松就踩扁了呢。虽然比以前踩扁过的那些家伙还要更大更硬一点」" }, { "id_line": 537, "ja_text": "クレアの25メートルもある足が、複線レールを小枝のように折り曲げて歩む。その足の先には、最大速力で逃げる列車。確かに130km毎時の速度で逃げているはずなのに、クレアとの距離は縮まるばかり。", "zh_text": "克莱尔长达25米的巨足,像踩小树枝一样在双线铁轨上步行。在那双脚前方,列车正以最大速率逃离。虽然的确已经以130公里的时速脱逃,但和克莱尔的距离却只是在渐渐缩短。" }, { "id_line": 538, "ja_text": "列車の最後尾にいる乗客たちはそれこそ気が気ではなかった。", "zh_text": "在列车最尾部的乘客们感到坐立不安。" }, { "id_line": 539, "ja_text": "なにせ、ビルのような……いや、そこらへんにあるビルなんかよりもはるかに大きなオーバーニーブーツが朦々と砂煙を蹴立て、その一歩ごとにありとあらゆるものを破砕しながら追ってくるのだから。", "zh_text": "完全就像建筑一样巨大……不,是比那周围的建筑物还要远远高大的多的过膝长靴,踢起朦胧的沙尘,一边一步步将所有东西都踩成碎片一边追赶而来。" }, { "id_line": 540, "ja_text": "線路を跨ぐ高架に、白亜のブーツが引っかかった。これで少しは差が開くかと思いきや、そのブーツは高架橋を難なく引きちぎり天高く吹き飛ばしてしまう。", "zh_text": "横跨铁路的高架桥绊住了白色的长靴。这样的话就能趁机拉开距离了吧,正这么想的时候,那只长靴不费力地就把高架桥扯碎踢飞到了高空。" }, { "id_line": 541, "ja_text": "線路の脇を走る沿線道路を踏みしめる左足は、バスを蹴飛ばして横転させ、或いは運の無い車を一瞬にしてスクラップに変え。まるで嵐のようだった。", "zh_text": "铁路旁的沿线道路承受了左脚巨大的压力而被紧紧地压缩,同时巴士也被踢飞翻滚,运气不佳的车辆一瞬间都化作了废铁块,真是犹如风暴一般的破坏力。" }, { "id_line": 542, "ja_text": "衝撃に巻き上がるバラストが火山弾のように降り注ぎ、列車の屋根をコツコツと叩く音が、この視界が夢や幻でないという現実感を、そしていよいよ追いつかれたのだという死の恐怖を与える。", "zh_text": "被冲击卷起的碎砂石像火山熔岩爆发一样坠落,在列车的车顶敲出喀拉喀拉的敲击声,充满了现实感,让人不觉得眼前的景像是梦或者幻觉,同时随之而来的是被逐渐捕杀而死的恐俱。" }, { "id_line": 543, "ja_text": "やがてくる数瞬の無音。きっと彼女が鬼ごっこに飽きたのだろう。列車を踏み潰すと決めて高く足を掲げたのだ。", "zh_text": "过了一会儿安静了片刻,一定是少女已经玩儿够了抓鬼游戏了,决意要踩碎列车而高高地悬起了脚。" }, { "id_line": 544, "ja_text": "タキサイア。永遠に感じられる一瞬が過ぎ。", "zh_text": "濒死时刻的所有动作都在慢放,让闪过的一瞬彷佛是永恒。" }, { "id_line": 545, "ja_text": "「つっかまーえた!」", "zh_text": "「抓——到——啦!」" }, { "id_line": 546, "ja_text": "ずっしいいぃぃん!!", "zh_text": "ずっしいいぃぃん! !" }, { "id_line": 547, "ja_text": "クレアのブーツが、最後尾を捉えた。彼女の25メートルもある巨大なブーツはその車両を丸ごと踏み潰し、さらにその一両先まで捕らえて跳ね上がらせる。", "zh_text": "克莱尔的长靴逮住了列车的末尾,她长达25米的巨大长靴将整个车厢完整地踏平在了脚下,然后再为了追捕前一节车厢而藉踩踏的反冲力再次抬起。" }, { "id_line": 548, "ja_text": "遅れて走り抜ける地震波に舞い上がるバラスト。その飛沫に、目を細めつつも楽しそうに笑うクレア。それはまるで、水溜りの泥水を跳ね上げて遊びまわる少女のよう……いや、まさにそれそのものだった。", "zh_text": "碎屑被迟来的地震波震起飘动到空中,因飞沫而眯起眼睛的克莱尔开心地笑着。那个样子就像是把水坑里的泥水踩着玩的少女一样……不,实际上也就是那样吧。" }, { "id_line": 549, "ja_text": "クレアは本来の大きさになれば、国家の一つや二つ数分もしないうちに踏み潰せるのだ。たった百倍サイズの小さな体で暴れまわるなんて、お遊びに他ならない。", "zh_text": "克莱尔若变回原来的大小的话,几分钟都不用就能踩烂一两个国家了吧。用百倍的小尺寸进行破坏,无非只是在玩耍罢了。" }, { "id_line": 550, "ja_text": "「あははは、おっそーい! 東の国は私の町よりもずっと魔法が進んでるって聞いてるのに、全然だめだね」", "zh_text": "「啊哈哈哈,真——慢!还听说东之国对我的小镇一直施放魔法来着,其实完全不行嘛」" }, { "id_line": 551, "ja_text": "力なく横たわる残りの3両を2歩で平たい鉄板に変えて、彼女は満足そうにフンと鼻を鳴らした。", "zh_text": "将剩下无力横倒在地上的三节车厢两步踩成铁板之后,少女满足地哼了哼鼻子。" }, { "id_line": 552, "ja_text": "けれど、このお遊びもまったくの無意味ではないのだ。", "zh_text": "不过,这样的玩耍也不是完全没有意义。" }, { "id_line": 553, "ja_text": "今回の件では、クレアの町の住人たちは2日間、苦しみっぱなしなのである。クレアにしてみれば、どうあってもこの国が許せないのだ。だからこそ、たったの数歩で踏み潰してしまってはもったいない。", "zh_text": "这次的事情让克莱尔小镇里的居民们不间断地承受了整整两天的痛苦。对克莱尔来说,无论如何也不可能原谅这个国家。如果只是几步就把他们全部踩死,那也太浪费了。" }, { "id_line": 554, "ja_text": "精一杯恐怖と辱めを与えて殺してやらなければ気がすまないのだ。", "zh_text": "若不能竭尽全力让他们饱尝恐怖与羞辱后再死去的话,她是咽不下这口气的。" }, { "id_line": 555, "ja_text": "クレアの優しい気質とは真逆の龍の本能が、大切な人々を傷つけられたことで目一杯まで覚醒してしまっているのである。", "zh_text": "与克莱尔温顺优雅的气质完全相反的龙的本性,在重要的人们被伤害的时候最大限度地觉醒了。" }, { "id_line": 556, "ja_text": "「さて……交通網って言うんだっけ? それはきっと壊したよね……」", "zh_text": "「那么……是叫交通网络来着吧?应该已经算是破坏完毕了吧……」" }, { "id_line": 557, "ja_text": "クレアが後ろを振り向くと、途切れ途切れのレールたちの中に自分の足跡が点々と残されている。たとえ壊しきれていなくても、どうせ後でここの一帯を全て押し潰してしまうつもりだし、麻痺させる程度で十分だろう。", "zh_text": "克莱尔转视身后,断开的一截截轨道之间星星点点地残留着自己的脚印。虽然没有完全粉碎成碎屑,但就当做后面这一带已经破坏完成了吧,反正瘫痪程度已经足够了吧。" }, { "id_line": 558, "ja_text": "クレアは改めて周囲を見回してみる。自分が列車を追いかけて歩いてきた場所は、低い家が並び立つ所謂住宅街という奴らしい。小さくて気がつかなかったけれど、沿線に立っている家がいくつか足跡の中に見受けられる。", "zh_text": "克莱尔重新抬头审视周围,自己追赶列车而来的这个地方,排列着不少低矮的房屋,好像就是所谓的叫做住宅街的玩意儿吧。虽然一点也没注意到,不过看起来靠近线路的一些住宅已经被压扁在​​脚印里了。" }, { "id_line": 559, "ja_text": "——せっかくだし、まずはここで遊んでみようかな……。", "zh_text": "——既然难得到这儿了,不如就在这里玩一会儿吧……" }, { "id_line": 560, "ja_text": "クレアは線路を降りて、住宅街へと足を翳した。もちろん、道路なんて関係ない。家々がひしめくその中に、容赦なく踏み込む。", "zh_text": "克莱尔从铁路上走下,将脚悬在了住宅街上方。当然,是否有道路根本无所谓,巨足直接毫不留情地踏入了拥挤的房屋群。" }, { "id_line": 561, "ja_text": "サクッ……。", "zh_text": "サクッ……" }, { "id_line": 562, "ja_text": "クレアからしてみれば、そんな感触であった。足の裏を伝わる、細かな感触。硬いブーツの裏が、たくさんの小さな箱を踏み砕くなんとも言えない感触。", "zh_text": "克莱尔的脚底传来了细小的触感,是大量的小盒子在坚硬的靴底下破碎的难以描述的微妙触感。" }, { "id_line": 563, "ja_text": "そして、何より家を踏み潰すという行為はクレアにとっても特別なものだった。家を潰してしまった事は沢山ある。けれどそれは事故であって、そのあとは沢山たくさんごめんなさいさせられるのである。", "zh_text": "把无数的住宅一次踩碎对克莱尔来说也是少有的体验,虽然已经有数不清的踩坏住宅的经历了,但那些都只是事故罢了,在那之后还得不停地道歉。" }, { "id_line": 564, "ja_text": "凄く悪いことをしている。いつもなら絶対にやっちゃいけないことを。", "zh_text": "现在自己正在做的事情真的是相当恶劣啊,是平时绝对不会被原谅的事情吧。" }, { "id_line": 565, "ja_text": "そんな背徳感が、龍の本能とぶつかり合って裏返った悦びに変わるのだ。", "zh_text": "背德感与龙的本性相冲撞反而转变成了谜一样的快感。" }, { "id_line": 566, "ja_text": "「ふふっ……なんだかすごく気持ちいい……」", "zh_text": "「哼哼っ……总觉得格外的心情舒畅啊……」" }, { "id_line": 567, "ja_text": "頬に手を当て、とろんとした目つきでクレアはうっとりと紡いだ。", "zh_text": "目光失神的克莱尔陶醉地用双手扶着脸颊,神情恍惚。" }, { "id_line": 568, "ja_text": "もう一歩。", "zh_text": "又是一步。" }, { "id_line": 569, "ja_text": "先ほどまではるか遠くにあったかのように見えた左脚が地響きを伴って持ち上がる。瓦屋根に切り取られた地平線から生えてくるような錯覚すら覚えるほどの巨大な左足が。", "zh_text": "到刚才为止看起来还在远方的左脚随着地鸣声抬起了,巨大的左脚给人一种像是从被屋顶遮盖的地平线升起的一样的错觉。" }, { "id_line": 570, "ja_text": "瓦屋根の向こうにその脚が完全に姿を現す。陽光を捉えて銀の弓を描くのは、白亜のブーツに覆われた彼女の美しい脹脛。その曲線美を上へと辿ると、可愛らしく折り返されたブーツの筒口から溢れ出るむっちりとした太股が眩しく輝いている。彼女が腰に巻いたパレオが太股に押し上げられ、地上の民に惜しげもなく披露される真っ白な下着。", "zh_text": "现在在砖瓦屋顶的另一边,那条腿一览无余。少女的白色长靴遮挡了阳光,漏过的阳光沿着美丽腿部线条闪着银弓一般的光辉。顺着美丽的曲线将视在线移,在有着可爱翻边的靴口露出炫目的丰满大腿。少女卷在腰间的腰巾被大腿带起,纯白的内裤毫不遮掩地袒露给地上的居民。" }, { "id_line": 571, "ja_text": "愛らしい少女の、美しい脚。それはこれほど危機的な状況にあっても、見る者の多くを釘付けにした。", "zh_text": "可爱的少女,动人的美腿。即使是在这样的危机状况下,看到的人多半都被迷住杵在原地寸步不移。" }, { "id_line": 572, "ja_text": "けれども、最も近い特等席からそれを見上げられる人間達には時間は多くは与えられていない。すらりと美しい足裏を模る靴底が見えたら、いよいよ終わりは近い。", "zh_text": "但是,在最近处的特等席仰视观赏的人们,已经没剩多少时间了。在合脚漂亮长靴的靴底纹路越发清晰的同时,生命的终结也越来越靠近了。" }, { "id_line": 573, "ja_text": "反転する昼夜。彼女の靴底にへばりついた、かつて家だったものの残骸が雨のように降り注ぎ、一足先に住宅街を爆撃する。勿論、瓦礫の散弾の被害を免れたものとて運命は変わらないのだが。一帯に等しく圧し掛かるブーツに押し潰され、新しく彼女の靴底の溝に挟まった瓦礫になるだけの話だ。", "zh_text": "四周有如昼夜反转一般,一切都被破坏贴在了少女的靴底,曾经是住宅的东西的残骸像雨一般落下,暴击了不远处之外的街道。显然,即使有东西能幸免于瓦砾碎屑的伤害,他的命运也不会有所改变。最后依旧会被长靴公平地踩碎,成为被夹在少女靴底纹路沟道里的新残渣。" }, { "id_line": 574, "ja_text": "二歩、三歩、歩を進める度にブーツの下でサクサクと弾ける家の感触に、溢れ出る笑み。彼女の足の直撃を免れた人間達が小さな足を必至で動かしてちょこちょこと逃げていく。", "zh_text": "两步,三步,感受着一步步前进时靴下房屋爆裂的触感,克莱尔洋溢着笑容。免遭少女的脚直击的小人们拼命的迈动在自己的双脚下一点点地逃离。" }, { "id_line": 575, "ja_text": "「それで逃げてるつもりなのかなぁ?」", "zh_text": "「那样算是在逃跑吗?」" }, { "id_line": 576, "ja_text": "そんな彼らを、クレアの足は悠々と跨ぎ越してその先にあった長屋を踏み砕いた。すると彼らは慌てて、その足とは反対側に……つまりクレアの真下に向かって走り出す。", "zh_text": "克莱尔慢悠悠迈步跨过他们,一脚踩碎他们前方的长屋。于是被惊吓而恐慌的人们,又开始向那只脚的反方向……也就是向克莱尔的正下方跑去。" }, { "id_line": 577, "ja_text": "恐怖に煽られた人間達は驚くほど単純で、とても面白いなぁ、なんて思いつつ。クレアは高々と膝を持ち上げ。", "zh_text": "让人们陷入恐怖而惊慌失措真是简单有趣啊——克莱尔这么想着,将膝盖高高举起。" }, { "id_line": 578, "ja_text": "「逃がすわけ無いでしょう? 私の大切な人たちに手を出したんだもの……」", "zh_text": "「没可能让你们逃掉的吧?竟敢对我最重要的人们出手……」" }, { "id_line": 579, "ja_text": "氷の瞳で彼らを一瞥し、そして一足の元に全員踏み潰した。さらに追い打つようにぐりぐりと足を踏みにじれば、道端の街灯が彼女のブーツに薙ぎ倒されて倒れ掛かる。自分の足元で巻き起こる大破壊に、クレアは満足そうに残酷な笑みを浮かべた。", "zh_text": "冰冷的眼神扫视了他们一眼,一脚踩碎脚边所有人,又进一步追击,转动脚腕用力碾踩,连路边的街灯都被少女的靴子扫倒毁坏。看到自己在脚边造成的大破坏,克莱尔满足地表现出残酷的笑容。" }, { "id_line": 580, "ja_text": "けれど、数歩歩いてみて振り返ると、町の中に穿たれた自分の足跡は大分間隔が空いている。これでは、とうていこの国全てを踏み潰しつくすなんて不可能だ。", "zh_text": "不过,走了几步之后克莱尔试着转身一看,陷在街道里的脚印之间还空着很大的间隔。这样下去,要把这个国家全部踩碎什么的,怎么说都不可能。" }, { "id_line": 581, "ja_text": "「ちょっとだけ、大きくなろうかな?」", "zh_text": "「稍微、试着变大一点点吧?」" }, { "id_line": 582, "ja_text": "迅速に確実に、けれど一撃で終わらせない程度に、クレアが十分嗜虐心を満たせるくらいに。", "zh_text": "变得更快更强又不至于一击结束一切的程度,变成能充分满足克莱尔的嗜虐心的程度。" }, { "id_line": 583, "ja_text": "大きくなる、というのはクレアにとっては枷を外すようなものだった。本来の彼女は、身長8.7kmにも及ぶ大巨龍なのである。それを、50分の1の175メートルまで縮小して暮らしているのだから、窮屈とまでは行かずとも余計な力が必要なのだ。", "zh_text": "变大,对克莱尔来说就相当于挣脱了枷锁。原本的她,是身高长达8.7公里的超大巨龙。现在为了生活把那副巨大的身躯缩小成175米,只有原来的50分之1,虽然还不到憋屈难受的程度,但还是得额外付出点精力的。" }, { "id_line": 584, "ja_text": "すぅ……。", "zh_text": "すぅ……" }, { "id_line": 585, "ja_text": "クレアが息を大きく吸い込み伸びをすると、まるで遠近が狂ったかのように彼女の体が大きく膨張する。枷の外れる開放感に、彼女の桜色の唇から色っぽい喘ぎ声が漏れ、上気して薄っすらと紅色に染まる頬。", "zh_text": "克莱尔大吸一口气伸展身体,让人误以为是距​​离感错乱了一般,她的身体开始剧烈地膨胀变大。从牢笼中被释放的解放感,让少女樱色的嘴唇漏出娇喘,一抹红晕染上了她的脸颊。" }, { "id_line": 586, "ja_text": "白亜のブーツは周囲のものをメキメキと破壊しながら押しのけ、ぐぃと伸ばした真っ白な腕は雲をかき乱し。およそ1700メートル、というところで彼女の巨大化はおさまった。", "zh_text": "白色的长靴周围的东西被喀拉喀拉地挤碎,用力伸展的白皙的手臂冲破了云层。最终,巨大化的少女停在了1700米左右的高度。" }, { "id_line": 587, "ja_text": "「う~ん、やっぱり大きくなるって気持ちいい!」", "zh_text": "「唔~嗯,果然还是变大了舒服啊!」" }, { "id_line": 588, "ja_text": "高鳴る鼓動。足を一歩踏み出せば、先ほどとは比べ物にならない重低音が轟き周囲の家々を吹き飛ばす。振り返ってみれば、さっきまでの小さな自分がつけた小さな足跡が今の自分の巨大さを教えてくれる。高鳴る鼓動。クレアの中の龍としての本能が、理性の抑制を外れて破壊と殺戮の衝動を際限なく高めていく。", "zh_text": "心跳加快。只要踏出一步,就会有远超于之前的重低音将周围的住宅震飞。回头看的话,会看到自己之前踩陷的巨大脚印现在已经显得很小了,提醒着自己已经变大了。心跳加快。克莱尔体内的龙的本能冲破了理性的抑制,无尽地加深着她破坏与杀戮的冲动。" }, { "id_line": 589, "ja_text": "けれど、さっきまでのサクサクいう感触がなくなってしまったのが少しばかり残念だった。この頑丈なブーツ越しでは、人間達が作った家など小さすぎてまるで伝わってこない。", "zh_text": "不过,之前脚下沙沙的触感已经感觉不到了,稍稍有些遗憾。隔着这双厚实的长靴的话,人类们做的住宅太小了,触感根本就传达不到。" }, { "id_line": 590, "ja_text": "そこで、オーバーニーブーツの筒口に指をかけた。", "zh_text": "于是,手指放在了过膝长靴的靴口。" }, { "id_line": 591, "ja_text": "ブーツ越しで分からないなら、素足になってしまえばいい。", "zh_text": "隔着靴子感受不到的话,光脚就可以啦。" }, { "id_line": 592, "ja_text": "けれど、彼女のオーバーニーブーツはそもそも履いたり脱いだりを考えた形にはなっていない。普通なら側面にジッパーやらボタンやらがついていて、脱ぎ履きの際の利便性を増しているのだが、クレアのそれは人間がつけているものを見よう見真似で模したに過ぎないし、そもそもがあまり脱がないのでそんなものはついていないのだ。", "zh_text": "当时少女的过膝靴并没有被设计成方便穿脱的类型。普通来说为了增加穿脱的便利性,侧面应该附有拉炼或者钮扣,但是克莱尔的那双,太过于还原人类穿好的靴子时的样子了,而且说来也不怎么会去脱,所以相关的功能完全没考虑过。" }, { "id_line": 593, "ja_text": "かくして、彼女はその超巨大な体をしてブーツとの格闘を始めることとなったのである。それはもう、大惨事であった。", "zh_text": "于是,巨大少女与巨大长靴的战斗开始了。这可真是,大惨案。" }, { "id_line": 594, "ja_text": "彼女がどうにかフンフン唸りながらも、左足の踵を抜く。そうすると、足に大分余裕が生まれるわけだが……そこで彼女は足をぶらぶらやって靴を抜こうとした。", "zh_text": "她在哼哼嗯嗯,总算把左脚的脚跟拔起。这样一来,腿应该有充裕的空余,不过……她的腿还在前后摇动想要从靴子拔出来。" }, { "id_line": 595, "ja_text": "普通のブーツならそれですぽーんと抜けたやもしれないが、しかし彼女のブーツは腿まであるようなオーバーニー。汗でじっとりと湿った筒が彼女の足をがっちり捕まえてなかなか離さない。", "zh_text": "普通靴子的话大概这样就能嗖地一下拔出来了,但是少女的靴子偏偏是覆盖到大腿的过膝靴。靴筒因沾满了汗水而变得湿哒哒的,牢牢黏在她的腿上怎么也分不开。" }, { "id_line": 596, "ja_text": "「うーんっ、抜けない抜けない……!」", "zh_text": "「唔ー嗯っ、拔不出来拔不出来……!」" }, { "id_line": 597, "ja_text": "振りぬかれる彼女の足。当然、半分脱げかけたブーツがそれに追従し足元の町は彼女の足ではなくその抜け殻たるブーツに蹴散らされる事となった。", "zh_text": "少女的脚为了脱靴子而摇晃着,因此脱到一半的相当于她的甲壳靴子也随之摇晃,把脚边的街道都踢得支离破碎。" }, { "id_line": 598, "ja_text": "ようやっと彼女がブーツから左足を抜く頃には、町は箒で掃かれた砂場のような様相を呈していた。そこにさらに追い討ちをかけるように、先ほどまでクレアの太股までを覆っていたほかほかと暖かなブーツが投げ捨てられる。", "zh_text": "终于少女把左脚从靴子里拔出来了,脚下城市的样貌已经变得像被扫帚扫过的沙坑一样。在这之上作为追击,到刚才为止还包裹着克莱尔的大腿,冒着温暖热气的长靴从天而降。" }, { "id_line": 599, "ja_text": "その惨めな有様とは対照的に、眩しく聳えるのはブーツから抜かれたクレアの脚。ブーツの白さに負けないほど白く美しく、瑞々しい果実のよう。蒸れていたのか僅かに浮かぶ汗がきらきらと輝いている。", "zh_text": "与这惨状相对比,克莱尔从脱离靴子的巨足,炫目地耸立着。连靴子的白色都相形见拙的白皙美丽,就像新鲜水嫩的果实,在靴中因闷热而渗出的细微汗珠闪闪发光。" }, { "id_line": 600, "ja_text": "甲殻を脱ぎ捨てた柔らかな足を、ゆっくりと踏み下ろすクレア。なんだか、とても興奮する。", "zh_text": "克莱尔将卸去甲壳的柔软裸足慢慢地踩下,不知为何,感到无比得兴奋。" }, { "id_line": 601, "ja_text": "彼女の丸みを帯びた柔らかそうな足の指が、辛うじて原形をとどめていたあばら屋たちの上に圧し掛かり、僅かに形を変えてそれらを抱きしめる。だがそれもほんの一瞬。次の瞬間には重みに耐え切れなくなった家々が爆ぜるようにして押し潰される。", "zh_text": "她圆润柔软的脚趾压上的茅屋勉强保留了原形,脚趾外形改变了一点点,把房屋紧紧抱住。但那也只是一瞬间,接下来房屋因为受不了重量就被压得爆裂。" }, { "id_line": 602, "ja_text": "「ひゃぅ!?」", "zh_text": "「呀!!?」" }, { "id_line": 603, "ja_text": "その異質な快感に、クレアは思わず足をひっこめた。", "zh_text": "那种异质的快感,克莱尔禁不住缩回了脚。" }, { "id_line": 604, "ja_text": "柔らかな指の肉に抱きしめられた瓦礫たちが、重力に負けて口惜しそうにクレアの足指を離れて落下して行く。", "zh_text": "柔软的脚趾肉拥抱着的瓦砾输给重力。克莱尔感到可惜地把放下去的脚趾拿开。" }, { "id_line": 605, "ja_text": "「なにこれ……足の裏でちっちゃい家がつぶれて……凄く気持ちいい」", "zh_text": "「这是什么啊……小房子在脚底倒塌……非常舒服」" }, { "id_line": 606, "ja_text": "思わず、両頬に手を当て、肘で自分の余りある豊満な胸を抱きしめるクレア。足の先から頭のてっぺんまで駆け抜ける電撃のような快感に、翼はぎゅうぅっと縮こまり、尻尾はピーンと跳ね上がってパレオを引っ張って彼女の下着を露出させる。体の反応はまるで未知に遭遇した猫のようであったが、しかしその表情は恍惚にすっかり緩んでいた。", "zh_text": "克莱尔不由得双手捂上脸颊,手臂把自己丰满巨大的胸部搂住。有一股闪电般的快感从脚尖到头顶飞快地流过,双翼收紧,一直蜷缩的尾巴因为惊讶而跃起,连同纒腰布拉起,露出了她的内裤。身体的反应就像遭遇到完全未知的猫一样,但是表情出神地完全松懈下来。" }, { "id_line": 607, "ja_text": "既に息は荒く、頬紅いらずの白い頬が桜色にぱぁぁっと染め上がる。", "zh_text": "呼吸变得粗暴起来,没有胭脂的雪白脸庞染上了樱花般的淡红色。" }, { "id_line": 608, "ja_text": "もう一回。", "zh_text": "再来一次吧。" }, { "id_line": 609, "ja_text": "そーっと、そーっと。おびえるように、けれどもとても期待するように。彼女の足は優しく住宅街に圧し掛かり……そしてその重量で爆ぜるように圧壊させる。", "zh_text": "轻轻地,轻轻地。虽然是是害怕,但是也很期待。她的脚温柔地压在住宅街之上……然后因为那个重量而爆裂、压坏。" }, { "id_line": 610, "ja_text": "「ひゃぁっ! やっぱり気持ちいいよぉ……クセになりそう……」", "zh_text": "「啊!心情很舒畅哟……要上瘾了啊……」" }, { "id_line": 611, "ja_text": "家々を押し潰してもなお、形を変えて圧搾されていく瓦礫たちが足の裏を刺激し続け、くすぐったいやら気持ちがいいやら。駆け抜けるこそばゆい快感に身を捩り、彼女は悶える。", "zh_text": "把多间房屋压扁之后,改变形式继续榨压瓦砾一直刺激脚底,心情好酥麻。发痒的快感在身体狂奔,她羞涩地扭动起来。" }, { "id_line": 612, "ja_text": "早く両足でこの感触を楽しみたい!!", "zh_text": "想快点用双脚享受这种触觉!!" }, { "id_line": 613, "ja_text": "クレアは後で結びなおすのが面倒になるのもお構い無しに、ブーツの紐を引っ張って解き、右足を引き抜いた。蒸れた脹脛を優しく撫でる風が心地いい。", "zh_text": "克莱尔也不介意等一下要重新绑定的麻烦,把靴子的绳子解开,拖着右脚拔出来。闷热的小腿被微风温柔地抚摸令人心旷神怡。" }, { "id_line": 614, "ja_text": "そして、ゆっくりと地面につける右足。くすぐったい快感が足の裏から脳天までを貫き、つられて踏み出す左足。", "zh_text": "然后慢慢地把右脚放上地面。酥痒的快感穿透脚底到达头顶,跟着再踏出左脚。" }, { "id_line": 615, "ja_text": "ひゃう! ひゃん! 立て続けに襲い掛かる電撃のような快楽に思わず漏れ出す声。クレアの足は逃げ場を求めて次々に町を襲い、起伏に富んだ彼女の柔らかな足裏を写し取った足跡にしてしまう。そのたびに、何百もの人間が足の下で潰えていると言う事実がまた、クレアの興奮を煽った。クレアの町に手を出した不届き者達を踏み潰して得る快感は、特別なのだ。", "zh_text": "ひゃぅ!ひゃぅ!连续袭击闪电般的快乐,不由得漏出娇喘。克莱尔的脚在无处可逃的城市发起接连不断的袭击,印上她跌宕起伏而柔软的脚掌足迹。每次都会有几百人在脚下踩破的事实煽动克莱尔的兴奋心情。踏碎对克莱尔的小城镇出手的人渣得到特殊的快感。" }, { "id_line": 616, "ja_text": "踏み出す足は爆煙を立ち上らせて、球場も顔負けの巨大な足跡を穿ち、送れて伝わる地震波がさらに周囲を消し飛ばす。押し潰された地面は不整合を生じ、彼女の足跡の周りには峡谷と見紛うほどの地割れが幾重にも裂き走った。", "zh_text": "迈出的脚边冒起爆烟,球场也比不上的巨大脚印,传递的地震波更进一步把周围毁灭。被压坏的地面产生断层,她那些会被误认为峡谷的脚印四周出现多重地层撕裂。" }, { "id_line": 617, "ja_text": "雲を貫く彼女の巨大な脚はその一歩ごとに、むっちりとした太股や脹脛を震わせて色めかしく踊り、幼げな彼女の表情と肉感的な美しさのコントラストを作り上げる。そんな美しい脚が踏み出されれば、この国の建築技術の集まった集合住宅ですら一足の元に無残な平面図へと成り果てた。", "zh_text": "她那贯穿云层的巨大的脚每一步都会造成饱满的大腿和小腿颤抖,丰满地踊动起来,幼嫩的表情和肉感的美形成对比。美丽的腿迈出,聚集了这个国家建筑技术的的集合住宅就这様被一脚凄惨地从平面图上除去。" }, { "id_line": 618, "ja_text": "もはや逃げ惑う人間の事など眼中に無いクレア。人間達は彼女の足の裏の快感に弄ばれて、崩落する建物に呑まれ消えて行く。", "zh_text": "四处乱窜的人在克莱尔眼中如同无物。人们为了她脚底的快感而被玩弄,崩塌的建筑物也被吞没消逝。" }, { "id_line": 619, "ja_text": "程なくして、クレアはあっという間に骨抜きとなってしまった。足の裏が耐えられず、思わず町の中にへなへなと座り込んでしまう。その表情は快楽にとろけ、幼さの中に巨龍のメスとしての姿がちらちらと見え隠れするほどになっていた。", "zh_text": "不久、克莱尔的全身体就像被抽走骨头一様。忍受不住脚底的快感,不由自主在城市中软绵绵地坐下来。那快乐得融化的表情,稚气中那雌性巨龙的姿态不时忽隐忽现。" }, { "id_line": 620, "ja_text": "けれど、座り込んでもその快楽からは逃れられない。ぺたんと座り込むその脹脛や太股、お尻や尻尾でぱちぱちと爆ぜる家々の感触が彼女を襲い続けるのだ。悶えれば悶えるほどに破壊の範囲は広がり、まるで底なし沼のよう。", "zh_text": "但是坐下来也无助于从这种快乐逃脱。坐下来的小腿,大腿,屁股和尾巴感受到的劈里啪啦房屋爆裂的触感持续向她袭击。越是苦闷地扭动破坏的范围越是扩大,彷佛如无底沼泽般。" }, { "id_line": 621, "ja_text": "あまりの快感に、彼女は自身の指を噛んで喘いだ。歯を、そして指を伝って落ちる暖かい唾液が家々を爆撃する。", "zh_text": "过盛的快感使得她挣扎地咬自己的手指。温暖的唾液从牙齿然后顺着手指落下,爆撃下方的房屋。" }, { "id_line": 622, "ja_text": "そういえば、前にもこのくらい気持ちがよくておかしくなってしまいそうな事があったな、とクレアは思い出し……思い出す頃には彼女のあそこは既にそれを求めてひくひくと疼いていた。", "zh_text": "说起来,之前也有这样心情舒畅又快要变得奇怪的事,这时克莱尔想起……想起她那里已经渴求地抽搐而悸动。" }, { "id_line": 623, "ja_text": "「んっ……なんか……挿れるものがほしいよぅ……」", "zh_text": "「嗯……总觉得……想要有什么被插进去啊……」" }, { "id_line": 624, "ja_text": "クレアは周囲を見回し、それに適うものを探した。あの時はバハムート、つまりは身長150メートルの巨大な少女がその役割を担ってくれたのだが、それに代わるものとなるとそれなりの大きさが必要だ。", "zh_text": "克莱尔环视四周,查找能够这様做的物体。那个时候巴哈姆特,即是身高150米的巨大少女就起了作用,现在替代巨大少的物件至少也要有那样的大小。" }, { "id_line": 625, "ja_text": "が、それは案外簡単に見つかった。この国はクレアの町に比べて技術的な水準ははるかに高い。故あって、高度に発展した文明はみな空を目指すものなのだ。", "zh_text": "然而,那様的物体出乎意料简单地就被发现了。这个国家的科技水准远远高于克莱尔的城镇。想当而然,高度发展的文明都是会以天空为目标。" }, { "id_line": 626, "ja_text": "飛空挺の発着艦のために高く伸びたステーションビルが、あちらこちらに立ち並んでいる。100倍サイズで暴れまわっていた時には遠くに見えたものだが、今のクレアは手を伸ばすだけでそれを引っこ抜く事ができた。", "zh_text": "为了飞空艇升降而高高地伸展笔挺的大楼,到处都是栉比鳞次。在100倍大小闹腾的时,在远处看到,但现在克莱尔伸出手柄大楼拔起来。" }, { "id_line": 627, "ja_text": "ビルの形状は、鉛筆のようであった。もちろん、クレアからしても鉛筆よりはかなり太いが……。けれど、これならばいけそうだ。", "zh_text": "大楼的形状就像铅笔一样。当然,即使对克莱尔来说,还是比铅笔粗很多……但这样的话应该就够了吧。" }, { "id_line": 628, "ja_text": "湖のような巨大な蒼い瞳で中を覗きこむと、人間達が右往左往慌てふためいて走り回っている。", "zh_text": "湖一様巨大的蓝色眼睛偷窥内部,人们东跑西窜惊慌失措地乱转。" }, { "id_line": 629, "ja_text": "「ふふっ、みんな……私のことを気持ちよくして」", "zh_text": "「呵呵,大家……要让我舒服哦」" }, { "id_line": 630, "ja_text": "クレアは手に持ったビルに、ちゅっと口付けをした。龍の接吻。唇を伝って膨大な量の魔力がビルへと流れ込み、タイヤチューブのような原理で(或いはアレと同じ原理とも)ビルを硬く強く変貌させる。", "zh_text": "克莱尔吻了一下手里的大楼。龙的接吻。大量的魔力顺着嘴唇流进大楼,就像轮胎一样的原理(或者是和那个同样的原理)大楼变得强硬结实。" }, { "id_line": 631, "ja_text": "そしてパレオをめくり上げ、下着を下ろして可愛らしい秘所を惜しげもなく露出させた。彼女は性に対して無知であるがため、そして今は龍の本能に理性を喰われているがためにまるで恥ずかしがる素振りを見せない。", "zh_text": "然后把缠腰往上揭,卸下内衣,把可爱的秘所不惜曝光出来。她对性的无知,再加上现在理性被龙的本能吞噬,她完全没有为自己的行为表现出害羞。" }, { "id_line": 632, "ja_text": "あとは、ヒクヒクとうずく大陰唇をビルが掻き分けてじゅぷじゅぷと呑まれていくだけだ。", "zh_text": "之后用手拨开抽动酥痛的大阴唇,大楼被咕吱咕吱地吞噬下去。" }, { "id_line": 633, "ja_text": "「ひあっ……んっ……ちょっと痛い……かも……?」", "zh_text": "「嘛啊……嗯……也许……有点痛……?」" }, { "id_line": 634, "ja_text": "クレアは女の子座りのまま、ゆっくり、ゆっくりと慎重にビルを押し込んで行く。膣口を、そしてその先にある粘膜を押し広げて。けれどビルはその形状から一度入ってしまえば、後は同じ太さなので奥まで簡単に入っていく。クレアの巨大な膣からして、ビル程度のものではそう簡単に処女幕は裂けないのだろう、別段出血らしきものも見られなかった。", "zh_text": "克莱尔鸭子坐的坐姿,慢慢地,慢慢地慎重把大楼塞进去。进到膣道口,然后把前方的黏膜推开。因为大楼的形状,当开始进去的话,后面也是同样大小,所以简单地进到深处。对克莱尔巨大的阴道来说,大楼程度的物体无法轻易撕裂处女膜吧,类似出血也看不到。" }, { "id_line": 635, "ja_text": "挿れ始め痛みが過ぎればあとは快楽が勝り、痛みの事なんてすっかり忘れてクレアはビルを動かし自らの膣内をぐいぐいと刺激を始めた。", "zh_text": "插过开始痛之后快感就更胜一筹,完全忘记痛苦,克莱尔抽动大楼开始使劲地刺激自己的腟道内壁。" }, { "id_line": 636, "ja_text": "「んっ……んぁっ……あぁっ……!!」", "zh_text": "「嗯……啊啊……啊……!」" }, { "id_line": 637, "ja_text": "全身を駆け巡る甘い電撃に思わず漏れ出る声。くすぐられれば笑ってしまうのと同じように、こればかりはどうにも抑えられない。", "zh_text": "全身到处游走的甜美电击使她不禁发出声音。这简直就像被逗乐胳肢而笑一样,怎様也无法抑制。" }, { "id_line": 638, "ja_text": "熱い吐息が蒸気の雲を空に描く。", "zh_text": "灼热吐息在天空画上蒸汽云。" }, { "id_line": 639, "ja_text": "ビルの内部に取り残された人々は無論気が気ではなかった。超巨大な少女が突然このビルを掴んだかと思えば、何の恥ずかしげもなく下着を下ろして秘所を見せつけ、あまつさえその中に突っ込むだなんて。常識では考えられないながら、自らがその常識では考えられない言わば超常に巻き込まれた当事者となっては、信じざるを得ないのだが。", "zh_text": "在大楼内部剩下的人们当然是坐立不安。超巨大少女突然抓住这个大楼,毫无羞耻地脱下内裤展露出神秘的地方,而且还把大楼冲进内部。不能够用常识去思考了,不能够用自己常识去考虑而被卷进超常事件的当事者也不得不相信眼前的事实。" }, { "id_line": 640, "ja_text": "じゅぷぅ……といやらしい音を立てて沈み込むビル、圧に歪むフレームから内側に飛び出す窓ガラス。魔力で押し広げるようにして強化された外装が、超巨大少女の膣圧に押し潰されてところどころに無理をきたす。どこか一箇所でもひびが入ればあっという間にクシャリとされてしまうだろう。", "zh_text": "じゅぷぅ……被当成玩具的大楼发出令人讨生厌的被挤压的声音,玻璃窗从被压得扭曲的框架飞进内侧。覆盖了魔力而强化的外部结构在超巨大少女的阴道挤压之下到达临界点,若果有哪一处产生一丁点裂痕的话,一瞬间就会整个咔唦一下化为碎屑。" }, { "id_line": 641, "ja_text": "ビルを使って膣内をまさぐるクレアの手の動きが早くなってくると、ビルの内部の人間達の多くは床と天井に交互に打ち付けられ、魔法を操れる者以外は次々と絶命していった。", "zh_text": "克莱尔那只用大楼玩弄膣道内壁的手动作变得快起来,大楼内部的人们大部分被交替摔在地板和天花板上,除了能够操纵魔法的人以外都陆陆续续断气了。" }, { "id_line": 642, "ja_text": "その命の火が消え去っていくのを、クレアは感じた。死ぬ瞬間に放たれる強烈な断末魔の思念がピリピリと伝わってくるのだ。憎むべき敵が自分の膣の中で絶命していくその感触が、逆鱗に触れられ狂った龍の本能を激しく刺激し彼女の体を快感となって駆け巡る。", "zh_text": "克莱尔感觉到了生命之火的消失。死去的瞬间放出强烈的临终思念刺刺地传来。应该要被憎恨的敌人在自己的膣道中绝命的那种感觉,触及逆鳞而疯狂起来的龙的本能激烈地刺激她的身体变成的快感在体内到处流奔。" }, { "id_line": 643, "ja_text": "「あははっ、私のナカでたくさんの人が死んじゃってるんだね……。んっ、んあぁっ……だめぇ、気持よすぎて壊れちゃいそうだよぅ……!」", "zh_text": "「啊哈哈、在我的里面,有很多人死了啊……真是的,啊啊……不行,呃,心情,啊,太舒畅,要坏掉了啊啊……!」" }, { "id_line": 644, "ja_text": "嗜虐的な刺激に満たされる龍の本能。そして肉体的な快楽にとろけきった心。けれど、こんなものでは足りない。", "zh_text": "嗜虐的刺激满足龙的本能。肉体上的快乐把自己的心融化掉。但是这样还是不够。" }, { "id_line": 645, "ja_text": "もっともっと大きくなって、たくさん壊して、気持ちよくなりたい……!!", "zh_text": "变得更加更加巨大吧,很想要毁坏更加,心情想要变得更舒畅……!!" }, { "id_line": 646, "ja_text": "彼女を縛る枷が快楽に千切れようとする。けれど、そこまで来て彼女はあることに思い当たった。", "zh_text": "束缚她的枷锁被快乐打破。但这时她想到了一件事。" }, { "id_line": 647, "ja_text": "ブーツを履いていない。このまま大きくなったら、後々大きさを調整しなおすのがとても面倒なのだ。こと、靴というのはほんの少しのずれでも違和感や靴擦れを生じさせるのだから。", "zh_text": "没有穿过膝皮靴。如果就这样变大的话,之后要重新调整大小很麻烦。因为鞋只要出现一点点的偏差也会有不协调感和脚被鞋磨破。" }, { "id_line": 648, "ja_text": "じゅぷっ……。全長170メートルもある高層ビルを丸ごと全部押し込んで飲み込み、彼女は立ち上がった。純白の下着をもとの位置まで持ち上げて履きなおし、そして歩き出す。", "zh_text": "じゅぷっ……全长170米的高层大楼被整个塞进去,她站了起来。把穿起的纯白内裤推回原来的位置,然后迈出脚步。" }, { "id_line": 649, "ja_text": "「ひやぅっ……うぅ、やっぱり入れたままだと凄い……けど、気持ちいいのはいいことだよね……」", "zh_text": "「嘛呀……呜,果然这样放住去太厉害了……不过,心情舒畅是好事啊……」" }, { "id_line": 650, "ja_text": "一歩ごとに足の裏から伝わる歩行の衝撃。それに揺られる膣内のビルが、膣壁にこすり付けられて快感をほとばしらせる。それと同時に、足の裏からも強烈な入力。絶頂手前での寸止めであったが、しかし彼女が快楽の海から醒める余地などどこにも無かった。もはや、この巨大なカラダ全体が性感帯みたいなものなのだ。", "zh_text": "每一步从脚底传桽步行时的冲击。都会摇曳阴道内的大楼,膣道壁被擦到迸出快感。同时也有强烈的感觉从脚掌输入。虽然在冲击到高潮之前停下来,可是她已经在快乐的大海当中,没有可以让她觉醒过来的余地。恐怕这副巨大的身体全身都变成性感带了吧。" }, { "id_line": 651, "ja_text": "一歩ごとに大気を震撼させる喘ぎ声を漏らしながら、彼女はふらふらと脱ぎ捨てられたブーツの元に歩み寄る。", "zh_text": "每走一步都会从嘴边漏出震撼大气的娇喘声,她摇摇晃晃地走回脱掉的靴子的位置。" }, { "id_line": 652, "ja_text": "そして彼女はそのむっちりとしたお尻で住宅街を押し潰して座り込み、ブーツを履こうとそれを手に取ったところである事に気がついた。", "zh_text": "她那丰满的臀部坐在住宅区上把街道压扁,打算把刚刚拿到手的靴子穿回去时发现了一件事。" }, { "id_line": 653, "ja_text": "中に人間が入っている。直接目では見えないけれど、小さな者たちの存在を認識するのはクレアにとっては慣れたもの。ざっと数えても百人近い人間達がクレアのオーバーニーブーツの洞窟を探検しているようであった。", "zh_text": "有很多人类进入到里面。直接用肉眼睛是看不见的,但识别渺小人类的存在对克莱尔已经习以为常。粗略地一数,有近一百个人类好像在克莱尔的过膝靴进行洞穴探险一样。" }, { "id_line": 654, "ja_text": "その何れも、この国の主力産業たる呪術代行会社の社員達。クレアが脱ぎ捨てた靴の中敷に針地獄の陣を張っておこうという魂胆であったらしい。彼女が靴を履いた瞬間に陣が発動、剣山よろしくオリハルコンの棘がいくつも突き出しクレア自身の重さで足を櫛差しにするという恐ろしい呪いなのだが……もちろんこの規模での呪いとなると数百人規模の人員とそれなりの時間を割かねばならない。そもそもが、まずはクレアのブーツの中に入り込むので一苦労。そしてそのブーツが織り成す山あり谷ありの洞窟を進むことでまた一苦労で、まったくブーツの底まで入り込めていないのが現状であった。", "zh_text": "他们全都是这个国家的主力产业诅咒代理公司的职员。打算要在克莱尔脱下丢开的靴子的鞋垫上张开针地狱阵式的阴谋。打算要在她穿鞋的瞬间发动,由剑山和突出很多针刺组成的海洋再加上自身的重量把克莱尔的脚插成梳子一样的可怕诅咒……当然,要有这个规模的诅咒的话,除了数百人规模的人员也必须要有相应的时间。首先要进入到克莱尔的长筒皮靴里面花费了一些力气。因此因为要在长筒皮靴交织而成的山谷洞窟中前进又花费了一些力气,使得现在变成了没完全进入到靴底的状况。" }, { "id_line": 655, "ja_text": "「女の子の靴の中に勝手に入り込むなんて……もしかして貴方達、私に踏み潰されたいのかなぁ?」", "zh_text": "「擅自进入女生的鞋子之类的……难道你们想被我践踏吗?」" }, { "id_line": 656, "ja_text": "もはや囚われの身となった彼らの運命をクスクスと嘲笑いながら、クレアはまずは右足からブーツに足を通す。", "zh_text": "克莱尔一边哧哧地嘲笑他们瓮中之鳖的命运一边先用右脚伸进长筒皮靴。" }, { "id_line": 657, "ja_text": "ブーツの中の人々は、入り口から入り込んでくるそのあまりにも巨大な足の裏に追い立てられるようにしてブーツの奥へ奥へと逃げ込んだ。隙間から僅かに漏れ入る外の明かりが、白亜のブーツの筒に反射して彼女の足の裏を薄っすらと照らしだせば、そこにはかつて町だったものの残骸がへばりついている。まさしく、自分たちの未来像であった。どう足掻いても逃げようが無い。何せここはブーツの中。この先は行き止まりなのだ。", "zh_text": "靴内的人们被从入口进入过于巨大的脚掌追赶而逃进靴子的深处。从间隙漏进一丝外面的光在白色靴筒反射到她的脚掌,浅浅地照亮起来,上面黏满了曾经是城市的残骸。确实,这就是自己的未来。怎样焦躁也没办法逃掉。无论怎么说这里是靴子之中。往前一直走就是走到尽头了。" }, { "id_line": 658, "ja_text": "そしてなにより、行き止まりまで逃げ切れる気がしなかった。クレアにしてみれば、ブーツの皺にしか思えない起伏ですら、人間にとっては小高い丘のようなもの。体力の無いものから順番に脱落して、クレアの踵に磨り潰されていく。", "zh_text": "但他们甚至觉得无法逃到尽头。对克莱尔来说是靴子皱纹的起伏,对人类来说可是山丘一样。用尽体力的人开始按顺序脱落,再被克莱尔的脚跟压上磨溃。" }, { "id_line": 659, "ja_text": "「ほらほら、早く逃げないと潰されちゃうよ~?」", "zh_text": "「你看你看,不快点逃就会被捣碎了啊~?」" }, { "id_line": 660, "ja_text": "息も荒く、弾んだ語気で楽しげに。人を押し潰す残酷な快楽が龍としてのクレアの興奮を掻き立て、ブーツを抑えていない左手を自然と股間へと向かわせた。白絹の下着を下ろすのもおぼつかづ、ずらすようにして秘所を露出させ飲み込んでいたビルをずるずると引き出し押し込み。必至で逃げる人間達をブーツ大洞窟の奥へ奥へと追い立てて、彼女の自慰はさらに激しさを増して行く。", "zh_text": "粗糙的呼吸,愉快的语气。把人们压烂的残酷快乐煽动作为龙的克莱尔的兴奋,没抓住靴子的左手自然地向胯间伸去。毫不犹疑地剥下白绢内裤,把被露出的秘所吞下的大楼拖出来又深深地塞进去。一想到逃跑的人们必然会被赶往靴子洞穴的深处,她就自慰得更激烈了。" }, { "id_line": 661, "ja_text": "洞窟の果てに人間達を追い詰めても戸惑うことなく、むしろブーツをぐいぐいと引っ張り精一杯まで足を伸ばして彼らを一人残らず真っ赤なシミに変えてしまう。その一人ひとりが弾ける感触に、巨大な喘ぎ声を漏らして悶えるクレア。右足が終われば、今度は左足に先ほどと同じ刺激を求めて、むっちりとした太股まで一思いにブーツを通し、そして足をぐいぐいと押し込んだ。もはや言葉すら紡げないほど、彼女の体は快楽に貫かれていて、絶頂もそう遠くないようにすら思える。", "zh_text": "对逼进洞窟的尽头人类们也不踌躇,不如说靴子更被使劲地拉到底,伸进去的脚把他们全部人变成红色的斑点。毎一个人裂开的感触,让身体感到苦闷的克莱尔发出巨大的娇喘声。右脚结束了,这次是左脚,和刚才一样追求刺激的快感,先把靴子拉到丰满的大腿,然后再把脚一下子用力塞进去。已经无法编织出有意义的话语,她的身体被快乐贯穿,看来离高潮也不远了。" }, { "id_line": 662, "ja_text": "ブーツの中の人間達を全部踏み潰してしまったクレアはブーツから手を離し、疲れきったようにブーツに覆われた踵を町の中に落とした。その踵はいくつものビルを砕いて押し潰し、あるいは衝撃に倒壊させる。そのビルの何れもが、クレアの踵からつま先までどころか、その半分までも到達していない。クレアの身体はいよいよ、理性も何もかも全てを振りほどいて、本能と欲求の赴くままに巨大化をはじめたのだ。なんの抑制もされない、本来の大きさへと。", "zh_text": "克莱尔把靴内的人们都踩碎了才放开抓着靴子的手,被长筒皮靴包着的脚跟精疲力尽掉到都市中。脚跟把大楼打碎压扁,又受到或者冲击倒塌。全部的大楼高度,从克莱尔的脚后跟到脚尖,连一半也还没到达到。克莱尔的身体终于,挣脱开全部的理智,本能和欲求驱使着巨大化。没有被抑制,回到本来的大小。" }, { "id_line": 663, "ja_text": "振りほどかれる、魔力の鎖。服を全て脱ぎ捨ててしまうような開放感に駆け巡る快感。思わず漏れる声に、開かれた口から零れ落ちた彼女の唾液が家を丸ごと吹き飛ばして巨大な泉を代わりに穿った。", "zh_text": "被挣脱开的魔力锁链,就像把衣服全部脱掉一样的开放感化为流窜的快感。她不禁漏出的声音,她的唾液从张了的嘴坠落,把建筑完全打散,把同一个地方打穿,替代成巨大的泉水。" }, { "id_line": 664, "ja_text": "「あっ、ああっ、ああぁんっ……もっと、もっとおぉっ!!」", "zh_text": "「啊,啊,啊……要更加、更加多哦!!」" }, { "id_line": 665, "ja_text": "身を捩って寝返りを打ちうつ伏せに転がれば、その超巨大な山のような乳房がそこにあったビル郡を丸ごと一つ押し潰してゴリゴリと磨り潰し。そうして得られる感触はクレアにとってまったく新しい快感を与えた。クレアはまるで魅入られたかのようなとろんとした目つきで、胸を支える甲殻を取り外して放り投げた。", "zh_text": "身体趴在地上扭动打转,那个超巨大山一样的乳房把在那里的大楼群整片压扁,嘎吱嘎吱地磨碎,这些触动带给对克莱尔来说感触全新的快感。克莱尔露出就像完全被迷住了一样的迷糊眼神,取下支撑胸口的甲壳,向远处抛出去。" }, { "id_line": 666, "ja_text": "その柔らかく真っ白な乳房を惜しげもなく露出させると、この国に5つほど存在するビル群に順に襲い掛かった。この調子では、数分たりとも持ちそうにない。なにせ彼女の身体はもはやこの都市国家を丸ごとその下に収めるほどなのだ。少し離れたビル郡を両の胸で片方ずつ相手する事すら可能である。", "zh_text": "不惜露出的柔软洁白的乳房顺序袭击这个国家的5个原来存在的大楼群。以这个情形来说,几分钟也撑不下去。无论如何,她的身体已经这个都市国家整个收在下面。两片胸部可以各自对两个稍微分开的大楼群进行袭击。" }, { "id_line": 667, "ja_text": "柔らかな、桃の果実のような瑞々しいクレアの胸が、ぶぅんぶぅんと大気を引きずって揺れ、そして狙いを定めたビル郡の上にゆさゆさと覆いかぶさる。そして下ろされる超巨大な乳房連山。その先端、ピンク色の可愛らしい乳首がビルを容赦なく砕き、クレアの喘ぎ声を誘った。程なくして、それに遅れて柔らかな乳肉がビルを抱きしめるようにして圧し掛かり、そこから発艦しようとしていた飛空挺もろとも真っ平らな平面図にプレスしてしまう。押し潰されて胸板からむにむにと零れ出る乳房はさらに破壊の範囲を拡大させ、周辺に広がる低層建築すらも貪欲に飲み込んで磨り潰してしまった。", "zh_text": "克莱尔柔软、如桃子般滋润娇嫩的胸部摇晃时拖着空气造成巨大的声响,晃晃荡荡地瞄准覆盖大楼群的上空。然后把超巨大的乳房双峰压下去。尖端上粉红可爱的乳头把大楼毫不留情地打碎,引起了克莱尔的娇喘声。不久,被柔软乳肉包紧大楼压倒了,从大楼想要升空的飞空艇也都被一同压成平坦的平面图。按压的胸脯向四周溢出,乳房进一步扩大破坏的范围,周边的低层建筑也被贪婪地吞下去乳肉之后磨溃。" }, { "id_line": 668, "ja_text": "快楽に支配され、その赴くがままに破壊の限りを尽くす怪獣と成り果てたクレア。彼女は更なる快楽を求め、本来の自分の大きさ以上に身体を巨大化させていく。先ほど膣内に挿れたビルなどとっくの昔に、巨大化したクレアの膣圧に押し潰されて既に残骸。新たな獲物を求める彼女の下の怪獣が、下着を下ろされて露になった。", "zh_text": "被快乐的支配的克莱尔沦为要破坏一切的怪兽。她为了寻求更多的快感,巨大化成比自己本来大小还要巨大的身体。刚才插在阴道内的大楼在巨大化的克莱尔的阴道中,已经被压成残骸了。为了捕获新的猎物,完全脱下内衣,露出她下面的怪物。" }, { "id_line": 669, "ja_text": "クレアが女の子座りに戻ると、横たわる彼女の脹脛はまさに山脈。さっきまでの5000倍サイズの自分が小人に見えるほど……5万倍、身長87キロにまで巨大化した彼女の太股の間、露になった女性器の真下に、あの国はあった。", "zh_text": "克莱尔用鸭子坐姿坐下来,她躺卧的腿肚有如山脉 。到刚才为止的5000倍大小的自己看起来是那么细小……巨大化到5万倍,身高到达87km,在她的大腿之间露出的女性生殖器的下方就是那个国家。" }, { "id_line": 670, "ja_text": "もちろん、この淫乱ドラゴンが何をするつもりかは誰がどう見ても明白。柔軟な足をぺたんと地面につけ、そして国を丸ごと飲み込めてしまうほどの巨大な秘所をくぱぁと開き押し当てたのだ。", "zh_text": "当然,这头淫乱的龙有什么打算,无论是谁也看得出来。柔软的腿和屁股压地面上,然后可以把整个国家吃下去的巨大的秘所打开、推压。" }, { "id_line": 671, "ja_text": "「んあぁっ! すごい……私のあそこで……たくさんの人が……!!」", "zh_text": "「啊!啊……我的那里……有很多人……!」" }, { "id_line": 672, "ja_text": "立ち並んだビル郡が彼女の陰唇を刺激し、その細かな崩落の感触が、そしてそこで押し潰される敵たちの絶望がクレアを貫く。", "zh_text": "排列的大楼郡刺激她的阴唇,渺细崩落的触感,那里的敌人被压死的绝望,贯穿克莱尔。" }, { "id_line": 673, "ja_text": "いよいよ、限界だった。", "zh_text": "终于,到了极限。" }, { "id_line": 674, "ja_text": "おしっこがしたくなるあの感覚。けれど、ここは敵の本拠地。今回は我慢なんてしなくていい……!!", "zh_text": "又是变得很想尿尿的感觉。但这里是敌人的据点。这次可以不用忍……!!" }, { "id_line": 675, "ja_text": "「あっ、あっ……もぅ、だめぇ……っ!!」", "zh_text": "「啊,啊……已经,不行啦……!!」" }, { "id_line": 676, "ja_text": "一瞬、頭の中が真っ白になるような感覚にふらりと揺らぐクレア。無意識に尽いた手が、山岳地帯を丸々突き崩して押し潰し、手形の平野を作り出した。", "zh_text": "一瞬间,大脑一片空白的克莱尔在摇动。双手无意识地把整篇山岳地带撞崩压扁,压出巨大的手的形状的平原。" }, { "id_line": 677, "ja_text": "そして噴き出す、クレアの潮。轟くような音を伴って、彼女の割れ目から滝のように溢れ出して来る。その流量は世界のどんな瀑布よりも多く、そして落差は大きく。かつて国があったはずの、クレアの局部の真下を穿って巨大で深い愛液の湖を形成した。おそらく今後数年は雨が降らずとも干上がらないであろうほどの。", "zh_text": "克莱尔潮吹了。随着轰鸣的声音,从她的裂缝有如瀑布般溢出。那个量比世界上任何瀑布还要更多,落差更大。在克莱尔的下方应该曾经有个国家的地方形成了巨大而又深层的爱液湖。有着也许今后几年不下雨也不会干枯的程度吧。" }, { "id_line": 678, "ja_text": "かくして、クレアの村の呪いは術者の死亡によって解かれ、この事件は一応終結を見た。国を丸ごと一つ押し潰して絶頂を迎えるクレアの姿は地平線に隠れない限り、そして大気に遮られない限りこの大陸のありとあらゆる場所から観測され、たった一匹の巨龍の少女の自慰で一国が滅んだ事は瞬く間に知れ渡った。", "zh_text": "就这样,克莱尔的城镇受到的诅咒因施术者死亡而解除,这次的事件看起来也暂且告一段落。从这个大陆未被地平线和大气遮挡的所有地方,都能观测到将一个国家整个压碎迎来高潮的克莱尔的身姿,仅仅一只巨龙少女的自慰就让一个国家招致毁灭的事迹瞬间在各地普遍传开了。" }, { "id_line": 679, "ja_text": "眠れる龍を起すべからず。人間が生き残る上で決して忘れてはならない鉄則を知らしめた等の本人は、後始末をバハムートとキアラに任せ切って、今はぐっすりとお休み中だ。", "zh_text": "不能将沉睡的龙唤醒——将这一条决不能被忘记的生存铁则告知给幸存的人类的克莱尔本人,将善后处理交付给了巴哈姆特和琪娅拉之后,现在正在酣睡休息。" }, { "id_line": 680, "ja_text": "そんなわけで、クレアの穿った巨大な愛液の湖の前で佇む一人と一匹。", "zh_text": "如此这般,一人和一只,现在站在克莱尔挖出的巨大爱液湖畔。" }, { "id_line": 681, "ja_text": "「まぁ、見せしめにはなったのかもしれないけど……これはちょっとやりすぎじゃないかな」", "zh_text": "「嘛、虽然的确是达到警示众人的效果……这个样子果然还是有点儿做过头了吧」" }, { "id_line": 682, "ja_text": "「間違いなくやりすぎね……この国は他の国家と遠いからまだよかったけれど、毎回毎回えっちするたびにこんな大きくなられたんじゃ、いつか無関係な被害が出ると思うわ」", "zh_text": "「没错的确是做过头了呢……还好这个国家离其他国家都挺远的,但是每次每次要H的时候都得变成这么大的话,我觉得迟早要出现无辜的被害者的呀……」" }, { "id_line": 683, "ja_text": "バハムートが振り返る。クレアがつけた太股の痕が大地を抉り取り、そのなかに点々とつけられている自分の足跡がとてもとても小さく見えた。本来ならその足跡一つ一つですら災害に匹敵するのに、である。", "zh_text": "巴哈姆特回头张望,在留下克莱尔大腿的痕迹而被削去的土地上,在里面分布着巴哈姆特自己走过时的脚印,看起来真的非常非常小。一般来说这样的脚印一个都已经算是天灾级别的大小了。" }, { "id_line": 684, "ja_text": "彼女が指をぱっちんと鳴らすと、その太股の跡もゆっくりと巻き戻っていくのだが……しかし本当にゆっくりで、これではバハムートの魔力とクレアの腿の跡どちらが先に費えるやら分かったものではない。", "zh_text": "少女一打响指,那大腿留下的痕迹开始慢慢地修复……不过真的是太慢了,这样下去,大概在消掉克莱尔腿的痕迹之前,巴哈姆特的魔力就该耗尽了吧。" }, { "id_line": 685, "ja_text": "「とりあえず……この国、戻す?」", "zh_text": "「那现在……这个国家,还要复原吗?」" }, { "id_line": 686, "ja_text": "太股の跡を消し去ろうと努力するのは無駄だな、と見切りをつけたバハムートが、足元のキアラに尋ねた。", "zh_text": "尝试消去大腿痕迹的努力几乎白费,断念放弃的巴哈姆特询问着脚边的琪娅拉。" }, { "id_line": 687, "ja_text": "もはや人間の出る幕ではないな、と思いつつもキアラは頷く。", "zh_text": "已经不是人类能插手管的状况了呐……这么想着的琪娅拉点了点头。" }, { "id_line": 688, "ja_text": "「ただ、この国は前々から周辺国に危険視されてたみたいで……むしろ今回の件は私たち感謝されてる。なにせあんな陰険な呪いを使う奴等だから。余裕ぶっこいて戻したりしたら、また呪い殺されかねないね」", "zh_text": "「但是,这个国家从很早以前开始就被周边国家视作危险的样子……不如说发生这次的事件我们还会被感谢吧。怎么说也毕竟是使用了这么阴险诅咒的家伙,毫无保留地帮他们全部修复回原样的话,难说会不会又被咒杀啊」" }, { "id_line": 689, "ja_text": "「じゃぁ、戻さないほうがいいかしら……」", "zh_text": "「那,要不还是不复原比较好吧……」" }, { "id_line": 690, "ja_text": "「いや……私に考えがある」", "zh_text": "「不……我有个想法」" }, { "id_line": 691, "ja_text": "東の国。高度な魔法技術と、呪詛代行によって栄えた闇のメトロポリス。高層ビルが林立し、寄り添うように出来上がった都市の中を縫うように列車が走り住宅街から仕事へ出かける人々を運ぶ。", "zh_text": "东之国,以高度发达的魔法技术和诅咒代行而闻名的暗之首府。高层建筑紧挨着林立的都市中,穿过整个都会的列车疾驰运送着从住宅街出发前去工作的人们。" }, { "id_line": 692, "ja_text": "が、一見平穏に見えるその日常はまったく持って平穏などではなかった。", "zh_text": "然而,乍一看平稳的日常生活其实完全不能称之为平稳。" }, { "id_line": 693, "ja_text": "突然、列車の先頭車両が何かに圧し掛かられ、大きな音を立ててひしゃげる。連なる後続車たちが慣性を殺しきれずに脱線し、沿線に立てられた住宅街の中に突き刺さった。", "zh_text": "突然间列车的头节车厢被什么压地凹陷,发出巨大声响后被压的扁平。连带着后面的车厢也因惯性刹不住车而全部脱轨,冲进了沿线建设的住宅街。" }, { "id_line": 694, "ja_text": "列車を押してなお微動だにしないそれは、信じられないほど大きな革靴。", "zh_text": "压住列车并且在微动的东西,是巨大得难以置信的皮靴。" }, { "id_line": 695, "ja_text": "「あ、また踏んづけちゃった……ま、こればっかりは仕方ないよね」", "zh_text": "「啊,有踩到了啊……嘛,踩到这么一点点也是没办法的事情吧」" }, { "id_line": 696, "ja_text": "その靴の持ち主、金髪碧眼の巨大な少女……白魔道士のキアラは道路も住宅も気にすることなくバキバキと踏み砕いて、ビル街へと歩み寄る。", "zh_text": "那只靴子的主人,金发碧眼的巨大少女……白魔导士琪娅拉对,啪钦啪钦地毫不在意踩碎一路上的道路和住宅,走近建筑密集的街道。" }, { "id_line": 697, "ja_text": "「はい、皆さ~ん。今日のご飯ですよ~」", "zh_text": "「来,大家~。这是今天的饭哟~」" }, { "id_line": 698, "ja_text": "彼女は抱えたバスケットの中から、香ばしい湯気を立てる焼きたてのパンを取り出し予め停泊していた飛空挺にそれを預けた。飛空挺は情けない事にパンの重みで空中をしばらくふらふらと飛び、どうにか体勢を立て直す。", "zh_text": "少女从抱在胸前的篮子里,拿出冒着香喷喷热气的烤面包,托放在停泊的飞空艇之上。飞空艇可悲地载着沉重的面包过了许久才摇摇晃晃地飞起,勉强调正了飞行姿势。" }, { "id_line": 699, "ja_text": "ここはクレアの町の裏手に広がる沼地。その沼地のなかにぽっかりと浮かぶこの小島こそが、クレアの莫大な魔力を借りてバハムートが再構築した東の国であった。", "zh_text": "这里是克莱尔城镇后方的广阔沼泽地。在沼泽地的中央悠悠飘起的小岛,就是巴哈姆特借助了克莱尔的超大魔力而再构筑的东之国。" }, { "id_line": 700, "ja_text": "魔力の強さはそれを生み出す身体の大きさに比例するもの。クレアのように小さくなっていてもその力を失わない例外もいるが、少なくとも人間にそんな力は無い。故に、このようにして縮小してしまえば全くの無害となるのだ。", "zh_text": "魔力之强,以至于可以控制复原出的身体的尺寸比例。虽然也有像克莱尔那样变小了也能不失去力量的例外,但至少人类是做不到那样的。因此,像这样缩小之后就变得完全无害了。" }, { "id_line": 701, "ja_text": "その上で、結界で何重にも取り巻いており、この国にはキアラとバハムート、それにクレア以外は出る事も入る事もできないようになっている。", "zh_text": "在这之上,还包围了数重结界,使得这个国家除了琪娅拉、巴哈姆特、克莱尔三人以外都无法随意进出。" }, { "id_line": 702, "ja_text": "キアラは飛空挺が落ちないようにそっと手でさせてやり、その鋼の機体に別れのキスをして次のビル郡を目指した。等倍だとあんなに恐ろしい飛空挺が、100分の1サイズになった途端にとても可愛らしいペットのように思えてくる。", "zh_text": "琪娅拉轻轻地以不让飞空艇落下的力道轻触,对着钢铁机体送出一个离别之吻目送他去下一个建筑群。等倍大小的话会相当可怕的飞空艇,一变成100分之1的尺寸就让人觉得是相当可爱的宠物了。" }, { "id_line": 703, "ja_text": "この縮小された国に来る度に、クレアの見ている世界が体験できて面白かった。あながち、町を踏み潰すというのも気持ちがいいのかもしれない。わざと住宅を踏み散らしながら、次の目的地に向かうキアラはそう思うのであった。", "zh_text": "每当来到这个缩小国度,就能体验到克莱尔眼中的世界的乐趣。说不准,把缩小城镇踩碎的感觉也会相当不错吧。琪娅拉一边这么想着,一边故意地把沿途的住宅踩扁踢飞,向着下一个目的地前进。" }, { "id_line": 704, "ja_text": "クレア 17歳", "zh_text": "克莱尔 17岁" }, { "id_line": 705, "ja_text": "当時8歳であったキアラに拾われ、以降ずっと一緒に暮らしてきた。", "zh_text": "被当时8岁的琪娅拉捡到,从那以后就一直生活在一起。" }, { "id_line": 706, "ja_text": "卵から孵った時にキアラを見つけたため、刷り込みの原理でキアラを親と認識したらしい。", "zh_text": "因为从卵中孵化时第一个看见的是琪娅拉,受到印随现象的影响因而将琪娅拉视作亲人。" }, { "id_line": 707, "ja_text": "今は刷り込みとか関係なく、お互いに大切な友人。", "zh_text": "现在和印随现象无关,互相将对方视作最重要的友人。" }, { "id_line": 708, "ja_text": "バハムート 15歳", "zh_text": "巴哈姆特 15岁" }, { "id_line": 709, "ja_text": "実はクレアよりも年下だが、苦労が多く精神的にはバハムートのほうがいくつも上。人間に育てられたが、10歳の時にその最愛の人間を失っている。", "zh_text": "虽然实际上比克莱尔年龄小,但烦恼和心理年龄都是巴哈姆特比较大。虽然也是人类养育长大的,但10岁时失去了那个最爱的人。" }, { "id_line": 710, "ja_text": "彼女が寂しさの余り自分の帝国を築き始めたのは13歳の頃で、僅か2年で大陸西部の覇権を殆ど握ってしまった。", "zh_text": "因为过于寂寞而开始构筑她自己的帝国,从13岁起仅仅两年就几乎掌握了大陆西部的霸权。" }, { "id_line": 711, "ja_text": "今はキアラと一緒に暮らしているが、女帝を引退したわけでもないらしい。肥大化した帝国を纏め上げる力の象徴として、人間達にとっても必要な存在となっているようだ。", "zh_text": "现在和琪娅拉一起生活中,好像也没有从女帝退位的样子,作为力量的象征联结统一着庞大化的帝国,看起来对人类们来说也是非常必要的存在。" }, { "id_line": 712, "ja_text": "キアラ 25歳", "zh_text": "琪娅拉 25岁" }, { "id_line": 713, "ja_text": "実はもう少女とは呼べない年だけどそんな事を言うと手に持ったロッドでめっちゃ殴られる。", "zh_text": "其实已经不是能被称之为少女的年纪了,但如果说这种话的话会被她用法杖痛殴。" }, { "id_line": 714, "ja_text": "毎日寝る前に得意の魔法で少しずつ時を巻き戻しているらしく、年齢にしては子供っぽい見た目をしているのはそういうことらしい。永遠の17歳。", "zh_text": "每天睡前都会用自己得意的魔法回卷一点点时间,所以外观上的年龄才能一直看起来和小孩子一样,永远的17岁。" }, { "id_line": 715, "ja_text": "そんなわけで、たぶん20年後も40年後も同じ見た目をしていると思われる。", "zh_text": "出于这个理由,大概20年后40年后外观上都还和现在没什么两样。" }, { "id_line": 716, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 717, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 718, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 719, "ja_text": "#3 白龍少女閑話 黒龍少女の昔語り", "zh_text": "#3 白龙少女外传 黑龙少女的往日回忆" }, { "id_line": 720, "ja_text": "丘を枕に寝息を立てていたクレアは、バキバキと木々が折れる音で目を覚ました。朝だろうかと目を薄めてみれば、天頂には爛々と輝く夜半の月。そしてその月の隣でクレアを覗き込む音の主が映る。闇に溶けてしまいそうな、細く可憐な……しかし大きな少女だった。", "zh_text": "枕着丘陵酣睡的克莱尔,被树枝啪擦啪擦折断的声音唤醒睁开了眼。眯着眼睛确认是不是天亮了,但头顶还是晶莹闪耀的夜半的月光。在那月色旁,刚才的声音的主人映入了克莱尔的视野。彷佛溶在了夜的黑暗之中,纤细而惹人怜爱的……却又十分巨大的少女。" }, { "id_line": 721, "ja_text": "「眠れないの……?」", "zh_text": "「睡不着吗……?」" }, { "id_line": 722, "ja_text": "クレアが目をこすりこすり起き上がると、黒の少女、バハムートはこくと頷く。", "zh_text": "克莱尔揉着眼睛坐起身来,黑色的少女,巴哈姆特点了点头。" }, { "id_line": 723, "ja_text": "「ごめんなさい、起しちゃって……。そのつもりは無かったの。ただ、あなたの傍で眠れたら……寂しくないなって」", "zh_text": "「抱歉,吵醒你了……本来没想吵醒你的。但是,在你旁边睡的话……会比较不寂寞一点」" }, { "id_line": 724, "ja_text": "生い茂る木々を草のように薙ぎ倒しながら、バハムートはクレアの横に寝転がった。重々しい地響きと共に、彼女のお尻や背中が煙を巻いて大地にそっと抱きとめられる。", "zh_text": "巴哈姆特把茂盛的丛林像草地一样压倒,横躺在了克莱尔的身边。伴着沉重的地鸣声,少女的臀部和背部卷起烟尘轻轻陷在了大地之中。" }, { "id_line": 725, "ja_text": "「うぅん、いいよ。夜って、なんだかとっても寂しくなるよね」", "zh_text": "「唔嗯,可以哟。到了夜晚,总会不知怎么变得很寂寞呢」" }, { "id_line": 726, "ja_text": "クレアはバハムートの手を優しく握り締め、豊満な胸にぎゅっと抱く。", "zh_text": "克莱尔温柔地紧握巴哈姆特的双手,抱在丰满的胸前。" }, { "id_line": 727, "ja_text": "「……思い出すの」", "zh_text": "「……回忆起来了」" }, { "id_line": 728, "ja_text": "その暖かさが、バハムートの心の錠を上げたのだろうか、彼女は小さな声で呟いた。いつもの、龍や皇女としての声ではなく、か細い少女の声で。", "zh_text": "那份温暖,似乎让巴哈姆特心头的枷锁解开了一般,少女低语着。不是以一直以来的龙或是皇女的声音,而是以纤细的少女的声音。" }, { "id_line": 729, "ja_text": "クレアは無言でバハムートの手を握り締め続きを促す。", "zh_text": "克莱尔不做声地握紧巴哈姆特的手,等待她的下文。" }, { "id_line": 730, "ja_text": "彼女ならば、きっと受け止めてくれる。そう信じてか、バハムートはクレアの頭にコツリと頭を摺り寄せてぽつぽつと語りだした。", "zh_text": "如果是她的话,一定能理解我的吧——这样相信着的巴哈姆特,将头靠近贴着克莱尔的头,慢慢地开始讲述。" }, { "id_line": 731, "ja_text": "私が始めて人を殺したのは、10歳の時だった。", "zh_text": "我第一次杀人,是10岁时的事情。" }, { "id_line": 732, "ja_text": "龍であれば皆、人間の一人や二人気付かずに踏み殺しているものなのだけれど、私の始めてはそういう事故や無関心の類ではなかった。", "zh_text": "虽然作为龙在没注意到的时候总会踩死过一两个人,我说的第一次不是指这样没人有兴趣过问的事故。" }, { "id_line": 733, "ja_text": "どこから話そうかしら。", "zh_text": "该从哪里说起才好呢。" }, { "id_line": 734, "ja_text": "私にも、育ての親がいたの。龍じゃなくて、人間の。", "zh_text": "我也是有养育我长大的亲人。不是龙,而是人类。" }, { "id_line": 735, "ja_text": "龍の多くは一人で育つ。けれど私は、生まれたその時から一人じゃなかったの。", "zh_text": "大多数龙都是独自长大的。但是我的话,从出生起就不是一个人。" }, { "id_line": 736, "ja_text": "卵の殻を押しのけて出てきた私を待っていたのは、人間の青年だった。正確には、もう何百年も生きている魔道士。時を操って、身体は若いまま……いいえ、心も少年のまま何百年も生きてきた変わり者。", "zh_text": "在我推开蛋壳破壳而出时,等待着我的是人类的青年。准确来说,是已经活了不知道几百年了的魔导士。通过时间操作,让身体保持年轻时……不,心也保持着年轻时的状态,就这样生活了几百年的一个怪人。" }, { "id_line": 737, "ja_text": "彼は本当の名前を語らなかった。名前なんて忘れた、なんて言ってたけれど多分名前を使った呪詛を恐れていたんだと思う。", "zh_text": "他未曾谈及过自己的真名,说著名字什么的早就忘记啦这样的话,但是其实大概是害怕若是说出姓名的话,就易于遭受他人诅咒吧。" }, { "id_line": 738, "ja_text": "その代わり、彼は自分をお兄ちゃんと私に呼ばせたわ。普通に聞いたら、とんだロリコン魔道士よね。けれど私もその呼び方が大好きだった。体の大きさはどんどん離れていったけど、本当の兄妹みたいでさ。", "zh_text": "作为替代,他让我称呼他为哥哥,一般听到这个会觉得他意外的是个萝莉控魔导士吧。不过我自己也最喜欢这种称呼方式了,除了身型大小相差的很远以外,我们就像真的兄妹一样。" }, { "id_line": 739, "ja_text": "変わっているけれど、とても強くて、そして優しい人だった。", "zh_text": "虽然有些奇怪,但是他是个非常强大又非常温柔的人。" }, { "id_line": 740, "ja_text": "近くの村の人間達は、巨大な私の姿を見るだけで逃げ出したり、私を傷つけるようなことを平気で言ったわ。それだけじゃない。私を恐れるが余り、私を討伐しようと乗り出す者さえあった。けれど彼はそのたびに矢面に立って私を庇ってくれたの。私が10歳に至るまで人を殺さずに生きてこれたのは、お兄ちゃんの存在があったからなんだと思う。", "zh_text": "附近的村庄中的人类们,光是看到我巨大的体型就开始逃跑,还肆意地说着伤害我的话。不仅如此,因为我招致的恐惧太深,还出现了试图将我讨伐的人。然而每一次,他都会站在作为众矢之的的我的身前保护着我。我一直到10岁为止都未曾杀过人,就能这样好好地活下来,都是有赖于哥哥的存在吧。" }, { "id_line": 741, "ja_text": "彼が私の全てだった。", "zh_text": "他就是我的一切。" }, { "id_line": 742, "ja_text": "だから、今でも忘れない。私から全てを奪ったあの日を。", "zh_text": "因此,我至今都无法忘记,我的一切都被夺走的那一天。" }, { "id_line": 743, "ja_text": "周辺の村のハンター達をたった一人で退けてきたお兄ちゃんにも、いよいよ限界が来たんだ。その力を、そして何より私のことを恐れた周辺諸国が団結して討伐隊を繰り出したの。", "zh_text": "即使是能只身一人就将周边村庄的猎人全部击退的哥哥他,也终究是有极限的。惧怕着他的力量和我的存在的周边诸国团结了起来,不断地放出了讨伐队。" }, { "id_line": 744, "ja_text": "私の身体よりもずっと大きな飛空挺が沢山たくさん、空を埋め尽くしていたわ。自分よりも大きなもの見るのは初めてだったから、とても怖かった。龍の癖して、当時の私は自分の力に自覚が無くって……弱虫だった。こんな大きな身体をして、ずっとお兄ちゃんに護ってもらってばかりいたから。", "zh_text": "比我的身体还要巨大的多的大量飞空艇,密密麻麻屏蔽了天空。这还是我初次见到比自己的身体还更巨大的东西,真的非常害怕。尽管是龙,但当时的我却对自身力量毫无自知……完全是个胆小鬼。明明有着这样巨大的身体,却一直都只依靠着哥哥的保护。" }, { "id_line": 745, "ja_text": "だから、何も出来なかった。", "zh_text": "因此,什么能做的事情都没有。" }, { "id_line": 746, "ja_text": "私を庇ったお兄ちゃんを、戦艦の機銃が真っ赤な霧に変えてしまうまで。", "zh_text": "只能呆呆地看着保护着我的哥哥,在战舰的机枪下,化作了鲜红的血雾。" }, { "id_line": 747, "ja_text": "そこから先はスイッチが切り替わったみたいだった。", "zh_text": "在这一刻,我的开关被打开了。" }, { "id_line": 748, "ja_text": "翼を一打ちして空に飛び上がって……憎き戦艦の艦橋に手を突っ込んだ。乱暴に中を引っ掻き回して手を抜いたら、そこには沢山の人間が握られてたわ。", "zh_text": "一拍翅膀冲上了高空……将手用力扎入可憎的战舰的舰桥,在其中粗暴地翻搅,拔出手时,我手中紧握着大量的人类。" }, { "id_line": 749, "ja_text": "お兄ちゃん以外の人間に触れるのなんて、初めてだった。けれど戸惑いは無かったわ。絶対に許せないお兄ちゃんの仇、決して楽には死なせないと思った。私は彼らを口に放り込んで、噛まずに飲み込んだの。そうしたほうが、苦しいでしょう?", "zh_text": "这还是第一次触碰到哥哥以外的人类,但却并没有想像中的不知所措。哥哥的仇绝不容赦,不会让他们快乐的死去……我张开嘴将他们丢入口中,不经咀嚼就吞了下去。这样的死法,一定会很痛苦的吧?" }, { "id_line": 750, "ja_text": "食道を落ちて行く人間達の感触。私の胃の中で溺れて溶けていくんだと思うと……とても興奮したわ。もう、その時の私はそれまでの私じゃなった。龍の本能もあったのでしょうけど、それ以上に怒りと憎しみが強かった。憎しみに駆られて破壊の限りを尽くす怪獣に成り果てていたわ。", "zh_text": "食道中传来人类落下的触感,想到他们在我的胃中被淹没再溶解的样子……无比的兴奋。那一刻的我,已经不再是在那之前的我了。龙的本能被怒气和憎恨增幅,我被仇恨驱使,成为了将一切破坏殆尽的怪兽。" }, { "id_line": 751, "ja_text": "空中空母から艦載機が沢山飛び出して来て、粗末なチェーンガンで私に戦いを挑んできたけれど、傍を通る時に手で掴んだら簡単にひしゃげちゃった。尻尾を振ったら、そのうちの幾つかは火を噴いて地面に落ちちゃったり。完全に吹っ切れて狂気に染まっていたのかもしれないわね。こんな状況なのにそれはとても楽しかったわ。空を飛びながら尻尾を振る度に、戦闘機が落ちていくのは。彼らは相手の後ろにつきたがるから、本当に面白いように尻尾で叩き落とせたわ。急に速度を落としたら、スカートの中に突っ込んできて勝手にはじけたりね。", "zh_text": "从空中航母中飞出大量的舰载机,以粗糙的链条枪向我挑战,但只是经过身边时用手一抓就能把他们轻轻松松捏碎了,一扫尾巴就会有数台冒火坠落。我已经完全被暴走的疯狂沾染,虽然身处这样的状况但却身心愉悦。边飞边晃动着尻尾时,战斗机开始俯冲,他们是想绕到敌人身后吧,真是有趣。但只要一个紧急减速,他们都冲进短裙里轻易地撞碎爆裂了。" }, { "id_line": 752, "ja_text": "艦載機を飛ばしてきた空中空母の上に着地してやったら、私のハイヒールは簡単に飛行甲板を砕いて、そのままずぼって足まで飲み込まれてしまったわ。脆いものよね、人間が作るものなんて。そんなものに恐れをなしていた私が情けなくて、悔しくて。私は飛行戦艦や空中空母に順番に「着艦」して墜落させていったわ。", "zh_text": "我在发射出舰载机的空中航母着陆了,高跟鞋轻松就让飞行甲板崩碎,整个脚都陷了进去。人类做的东西还真是脆弱啊,我对曾经害怕着这种东西的我感到可耻和后悔。我在飞行战舰和空中航母上依次「着舰」然后看着他们逐一坠落。" }, { "id_line": 753, "ja_text": "その何れもが、私のニーソはおろか、絶対領域の素肌にさえ傷を入れられないまま真っ二つに折られて墜落していったわ。それでようやっと劣勢を悟ったのかしら。彼らはようやく撤退を開始したの。それぞれの国にね。", "zh_text": "不管是他们中的哪个,别说是我的过膝袜,就连绝对领域的肌肤都无法伤到半分就折断成两半坠落了。到了这一步他们才终于意识到了自己的劣势,渐渐开始向各自的国家方向撤退。" }, { "id_line": 754, "ja_text": "本当に、お馬鹿さん。", "zh_text": "真的是,太傻了。" }, { "id_line": 755, "ja_text": "撤退なんてしなければ……私があんなに沢山人を殺すことも無かったのに。", "zh_text": "明明如果不撤退的话……我也就不会杀死这么多人呐。" }, { "id_line": 756, "ja_text": "今でも少し後悔してる。けれど、自分にこう言い聞かせてる。戦争に無関係な市民なんていない、軍は彼らの代行者なんだって。", "zh_text": "现在也有点后悔。但是,这样劝说自己,没有和战争无关的市民,军队就是他们的代行者,所以他们还是有罪的。" }, { "id_line": 757, "ja_text": "そう、私は飛空挺を出した国を全部滅ぼしたの。", "zh_text": "是的,我把有出动飞空艇的国家全灭了。" }, { "id_line": 758, "ja_text": "クレアちゃんほど優しいやり方じゃないわ。私の身体はたったの149メートル。それも、あの時は憎しみで真っ黒に染まっていて……。", "zh_text": "不是克莱尔酱那样和善的做法。我的身体只有149米。与此同时,那个时候被仇恨染得漆黑……" }, { "id_line": 759, "ja_text": "出来るだけ、この人間達に苦しみと屈辱を与えてやろうと思った。", "zh_text": "尽量想给予人类痛苦和屈辱。" }, { "id_line": 760, "ja_text": "ハイヒールを脱いで、ニーソも汚れるのが嫌だから脱いでさ。素足で、人間達の巣を踏み荒らして回ったんだ。クレアちゃんも知ってると思うけれど……やっぱり素足で人や車を踏み潰すとぷちぷちして気持ちがいいんだよね。笑いながら、道路を逃げ惑う人間達を……女子供関係なく全員踏み潰したわ。", "zh_text": "高跟鞋脱掉,过膝袜因为讨厌会弄脏也脱掉。用裸足胡乱地踩周围人类的巢穴。克莱尔酱也知道……用裸足去踩破人和车可以治愈失落的心情。我一边笑一边把道路上乱窜的人类们……女人、小孩、没有关系的人全部踩死在脚下了。" }, { "id_line": 761, "ja_text": "今なら再生魔法が使えるから、本当にお互いに遊びで踏み潰したり踏み潰されたり出来る。けれど、その時の私は再生魔法なんて知らなかった。本気で相手を殺して、殺して、苦しめて辱めてやりたかったの。私から全てを奪った人間を。", "zh_text": "现在的话会使用再生魔法,真的可以当成踩完又能再踩的交互游戏。但是,那个时候的我不知道有再生魔法。当真想杀死对方,就是想杀死,折磨和羞辱从我身边夺走一切的人。" }, { "id_line": 762, "ja_text": "国から脱出しようとして、鉄道の駅前広場に人間達が沢山集まっていたのを覚えているわ。そして私は彼らの上に足を翳して……そして死なない程度にそっと踏みつけたの。足の裏でじたばたもがく必死さがとても滑稽で、面白かったわ。", "zh_text": "在铁路站前的广场,我发现数不清的人类为了从自己的国家出逃聚集​​在那里。我把脚悬在他们的上空……以不致死的力道轻轻踩下,感受着脚底的他们慌乱地拼死挣扎,真的是,有趣又滑稽。" }, { "id_line": 763, "ja_text": "そして私は言ったの。", "zh_text": "接着,我开口说。" }, { "id_line": 764, "ja_text": "お舐めなさい、チビ虫。ってね。", "zh_text": "快舔吧,小虫子。" }, { "id_line": 765, "ja_text": "人間達の返り血で真っ赤に染まった足の裏を、人間達に舐め取らせたのよ。そしてそれに飽きたら、私に奉仕してくれた彼らを踏み潰して、また次の犠牲者を踏みつけ舐めさせる。", "zh_text": "被人类溅回的血染红的脚底,就让人类舔干净,厌烦之后再将这些侍奉着我的人全部踩死,再让下一批牺牲者舔干净。" }, { "id_line": 766, "ja_text": "……もちろん、酷いことをしたと思ってるわ。後悔もしてる。けど、あの時は善悪なんて関係なかった。", "zh_text": "……当然,我现在也觉得这是非常残酷的事情,也有在后悔。但是,在那个时候善恶什么的已经无所谓了。" }, { "id_line": 767, "ja_text": "飛空挺のステーションビルにも、びっしりと人間が詰まっているのが分かったわ。私の身長と同じくらいある、高層ビル。だから、私はそれをぎゅっと抱きしめてやったの。ビルは簡単に私の腕の中で潰れちゃったわ。尻尾を絡めて、お尻にぎゅーって押し当てて潰してみたりもした。押し倒してのしかかってみたりもしたわ。人間達が怖がるように、そして屈辱を与えるように、ビルの中を覗きこんで話しかけるの。", "zh_text": "在飞空艇的机场站楼,也拥堵着密密麻麻的人类。是一座高层建筑,和我身高差不多等高,我用力抱住了它,建筑轻易地在我的怀抱中破碎。用尾巴缠住后,把大楼拉向屁股,大力按在上面磨。之后再把大楼推倒在地上,趴伏上去。为了加深人类的恐惧,并在这之上予以更多的屈辱,我窥视着建筑物内部发话。" }, { "id_line": 768, "ja_text": "私が抱きしめてあげる。こんな可愛い子に抱きしめてもらえるなんて、嬉しいでしょう? それとも、怖いかしら? 怖いに決まってるわよね。あなた達みたいなチビでグズな人間達は抱きしめられただけで死んじゃうんだから。", "zh_text": "我正在拥抱着你们哦,被这么可爱的女孩子紧抱在怀里,很开心吧?还是说,很恐怖呢?一定是很恐怖的吧,你们这种又渺小又迟钝的人类仅仅只是拥抱一下就会死掉了呢。" }, { "id_line": 769, "ja_text": "わざとらしく笑いかけて、ビルの壁面にちゅってキスをしてあげたり。そしたら、唇の弾力に負けて壁が崩れちゃったりね。他にも、スカートをめくり上げて下着を見せつけたり、ドレスの胸元を少しはだけさせたり……たくさんたくさん挑発して、それでも何も出来ない無力な人間達を笑ってやった。", "zh_text": "带着不自然的笑容,我向着建筑的墙面送上了一个吻。就只是这样,墙壁就输给了嘴唇的弹力而崩裂。更进一步地,我掀起短裙露出自己的内裤,把衣服的胸口稍稍敞开……不断不断地挑逗着嘲笑着什么也做不了的无力的人类们。" }, { "id_line": 770, "ja_text": "……今思うとませた10歳よね。", "zh_text": "……现在想想作为10岁还真是早熟啊。" }, { "id_line": 771, "ja_text": "電車を捕まえて、えっちなこともやったわ。股を開いて、踵で地面を削ってさ。逃げ惑う人間達を閉じ込めて……無理やり見せつけてやった。下着をずらして、電車をじゅぷじゅぷって挿れて。恥ずかしいとかは思わなかったわ。自分たちの積み上げてきた文明が、龍のメスの前ではただの性のオモチャにしかならないっていう絶望を与えてやりたかったの。", "zh_text": "抓住了电车后,还做了些更H的事情。大腿岔开,脚跟削着地面,将逃窜的人群困在两腿间……强迫他们欣赏眼前的风景。将内裤挪一挪,将电车慢慢插入,完全没有什么害羞的感觉。看到靠众人之力才堆砌起来的文明产物,在雌性巨龙面前却沦为性玩具,想必饱尝了相当的绝望感吧。" }, { "id_line": 772, "ja_text": "多分、それは成功したと思う。私の股の間で、私が飛ばした汁を被ってうろたえる人間達はとても見ものだったわ……。", "zh_text": "大概,这就是成功感吧。在我的胯间,被我溅出的汁水浇灌全身的人类们狼狈失措,真是值得一看的稀有的光景呐。" }, { "id_line": 773, "ja_text": "そうして、私は数日かけて3つの国を滅ぼしたの。そこでようやっと我に返った。", "zh_text": "就这样,数日之间我毁灭了三个王国,在那之后才好不容易恢复自我。" }, { "id_line": 774, "ja_text": "復讐に駆られて動いていた、その糸がぷつんと切れちゃったんだよね。", "zh_text": "驱使自己行动的复仇之心像线一样突然崩断。" }, { "id_line": 775, "ja_text": "見渡す限り一面の瓦礫。こんな事をしても、私のお兄ちゃんは戻ってこないんだって分かって……でもその時には何もかも遅くて。", "zh_text": "放眼望去能看到的只有满眼的废墟瓦砾,才意识到了即使做了这种事情,我的哥哥也已经回不来了……但那时候已经什么都晚了。" }, { "id_line": 776, "ja_text": "未だに、あの日の光景を思い出すの。誰もいない荒野に一人きり、何もかも失って空っぽになった私。", "zh_text": "在那之后,我还一直会回想起那天的光景,回想起在谁也不在的荒野里,失去了一切的一切被空虚感吞没的我。" }, { "id_line": 777, "ja_text": "それから3年間、私は洞窟の底に閉じこもることになる。自分がまた暴走して、何万もの人々の命を奪ってしまうのが怖かったの。", "zh_text": "在那之后的三年间,我都在洞窟深处闭门不出。害怕着若是自己再次暴走的话,不知道又会有几万人失去性命。" }, { "id_line": 778, "ja_text": "それに、私がしてしまったことをどうにか償えないかって、魔法の勉強も一杯したわ。けれど、どう頑張っても時間は残酷で。2ヶ月の巻き戻し、なんていうとんでもない再生術を扱えるようになる頃には1年が経過していたわ。", "zh_text": "想着自己必须对自己做过的事情赎罪,我倾心学习魔法。然而不管怎样努力,时间依旧是残酷的。 等到可以使用有惊人威力、可以回卷2个月的再生术时,时间已经流逝一年了。" }, { "id_line": 779, "ja_text": "完全に目標を見失った私は一人孤独に耐えられるほど強くもなくて。心の穴を埋めようと、人間をさらって来ては友達になろうと試みた……何度も何度も。けど、彼らはみんな私のことを恐れて逃げ出してしまうの。", "zh_text": "完全迷失了目标而茫然若失的我,在忍受着孤独的过程中坚强起来,为了填补心中的空洞,掳来人类试图和他成为朋友……尝试了无数次。但是每一次,他们都恐惧我而逃走。" }, { "id_line": 780, "ja_text": "次第に私は人間と友達になるのを諦めて……支配することでどうにか人間達と関係を持てないかと考えたわ。幸か不幸か、そう思うようになった時には私の手には強力な再生魔法があった。", "zh_text": "渐渐地,我放弃和人类成为朋友……想着如果予以支配的话,也是能和人类们创建关系的吧。不知是幸还是不幸,产生这个想法时的我已经掌握了强力的复生魔法。" }, { "id_line": 781, "ja_text": "「……そこから先は、クレアちゃんも知っている通りよ。私は2年かけて私の帝国を……って」", "zh_text": "「……在这之后发生的事情,就和克莱尔酱你所知道的一样。我用了两年时间把我的帝国……って」" }, { "id_line": 782, "ja_text": "語り終えてクレアをチラと見やったバハムートは、慌てて声のトーンを落とした。", "zh_text": "说完故事,巴哈姆特瞟了一眼克莱尔,慌忙放低了声音。" }, { "id_line": 783, "ja_text": "「寝ちゃったのね……」", "zh_text": "「睡着了呢……」" }, { "id_line": 784, "ja_text": "覗き込んでみると、クレアは瞼を閉じてすやすやと寝息を立てている。見ているだけでこっちまで安心するような、安らかで可愛らしい寝顔だ。", "zh_text": "偷偷观察一下,克莱尔闭着眼香甜地打着呼噜。安详可爱的睡颜,只是看着就觉得一直以来的不安心都烟消云散。" }, { "id_line": 785, "ja_text": "「それでも、聞いてくれてありがとう」", "zh_text": "「虽然睡着了,还是感谢你能听我说这些」" }, { "id_line": 786, "ja_text": "バハムートは小さく囁き、そして月明かりを捉えて銀色に輝く彼女の前髪をそっと掻き分けて額にキスをした。", "zh_text": "巴哈姆特低声细语,将少女捕捉了月色而闪耀着银色光辉的前发撩开,亲吻了她的额头。" }, { "id_line": 787, "ja_text": "今度は、今度こそは。この幸せを放さない。", "zh_text": "这一次,这一次的话,绝对不会再将这份幸福放手了。" }, { "id_line": 788, "ja_text": "クレアに握られたままの手を、ぎゅっと握り直し。手を繋いだままバハムートは目を閉じた。", "zh_text": "将被克莱尔握住的手重新加倍握紧,感受着手中的温暖巴哈姆特闭上了双眼。" }, { "id_line": 789, "ja_text": "「おやすみなさい」", "zh_text": "「晚安」" }, { "id_line": 790, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 791, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 792, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 793, "ja_text": "#4 白龍少女 性欲処理", "zh_text": "#4 白龙少女 性欲处理" }, { "id_line": 794, "ja_text": "空が落ちてくる。倒れこむ白龍の少女の背中を見上げる人々は一貫して同じ感想を抱いたと思う。昼間なのに、彼女の影が落ちる町は黄昏のように暗く。クレアの身体が地面に近づくほどに収束して濃くなる影は、即ち数瞬先の運命が確定した事を表していた。", "zh_text": "天塌下来了。仰望着倒下的白龙少女的背影的人们,应该都抱着同样的感想。即使是在白天,她的影子也使城市变得像黄昏一样暗淡。随着克莱尔的身体接近地面,影子变得更加浓厚,这表示着数秒钟后的命运已经确定。" }, { "id_line": 795, "ja_text": "無論クレアとて倒れたら痛いので、背中の翼を必死でぱたぱた羽ばたかせ、尻尾をブンブンと振ってバランスを取ろうとするのだが、運命を変えるためにはそれはいささか遅すぎた。彼女の身体は家々を押し潰して地面に抱きとめられ、轟音とともに盛大な砂嵐を巻き上げる事となった。縮めそこなった翼や荒ぶる尻尾が無為に被害を拡大させただけに終わった事は、言うまでもあるまい。", "zh_text": "当然,即使是克莱尔倒下也会感到疼痛,她拼命地拍动着背上的翅膀,摇摆着尾巴想要保持平衡,但为了改变命运,这已经太迟了。她的身体压在地面上,身下的城镇里,一片片房子被压得粉碎。压倒性的轰鸣声伴随着巨大的沙尘暴卷起。蜷缩的翅膀和狂乱的尾巴只是无谓地扩大了破坏。" }, { "id_line": 796, "ja_text": "「な、何するの!? バハムートちゃん、ここ町の中だよ!?」", "zh_text": "「你、你在做什么!?巴哈姆特酱,这里是城市中心啊!?」" }, { "id_line": 797, "ja_text": "慌てて身を起こそうとついた手が、ぐしゃりと何かを押し潰した。その感触にびくりと肩をすくめるクレア。手を退かすと、そこには鉄の箱が赤い飛沫を飛び散らして無残に潰れていた。", "zh_text": "匆忙地想要站起来的手碰到了什么东西,发出了咯吱的声音。克莱尔因为那种触感而缩了一下肩膀。当手移开时,那里是一个被压扁且散发着红色飞沫的铁盒子。" }, { "id_line": 798, "ja_text": "「ご、ごめんなさい!!」", "zh_text": "「对、对不起!!」" }, { "id_line": 799, "ja_text": "立ち上がろうにも、周囲には人や車や路面電車がごったがえしていて動けそうに無い。自動車はともかく、軌道を持った路面電車はクレアから一直線に離れていく事ができず、のろのろと彼女の太股のあたりを逃げている最中であった。動けば間違いなく横転させてしまうであろう。", "zh_text": "即使想站起来,周围却挤满了人、车辆和有轨电车,克莱尔动弹不得。汽车还好,但有轨电车无法直线离开克莱尔,它们缓缓地从她的大腿旁边逃离。如果克莱尔动一下,肯定会让它们翻倒。" }, { "id_line": 800, "ja_text": "が、そんなクレアの気遣いは彼女の目の前で、逃げ出そうとしていた路面電車と一緒にぐしゃりと押し潰された。黒い布に覆われたその巨大なプレス機は、黒龍の少女、バハムートの膝。クレアの太股を跨ぐように、膝立ちになり彼女の肩をぐいと押す。", "zh_text": "然而,克莱尔的顾虑却随着在她的眼前逃跑的有轨电车压扁而烟消云散了。那个被黑色布料覆盖的巨大压路机,是黑龙少女巴哈姆特的膝盖。它跨越克莱尔的大腿,跪着用力推了一下她的肩膀。" }, { "id_line": 801, "ja_text": "「何って、決まってるでしょう? あなたの性欲処理よ!!」", "zh_text": "「你问为什么,答案不是很明显吗?你的性欲处理啊!!」" }, { "id_line": 802, "ja_text": "事の起こりは結構前に遡る。", "zh_text": "事情的起源可以追溯到很久以前。" }, { "id_line": 803, "ja_text": "東の国からの攻撃に応報し、結局のところ一国を丸ごと滅ぼしてしまったクレア。その被害は凄惨たる事、正しく天災の如しであった。山脈だったはずのものは彼女の太股や脹脛を模った渓谷に姿を変え、国があった筈の場所にはクレアが陰部をこすりつけて削り取った窪みが愛液を湛えて深く巨大な湖となっている。", "zh_text": "作为对来自东方国家的攻击的回应,克莱尔最终摧毁了整个国家。这场灾难造成了可怕的破坏,就像天灾一样。原本应该是山脉的地方,现在变成了她大腿和小腿形状的峡谷,而原本有国家的地方则成为了克莱尔摩擦阴部后削去的凹陷处,充满爱液并形成了一个深深的巨大湖泊。" }, { "id_line": 804, "ja_text": "同じ天災たるバハムートから見ても、これはやりすぎだった。それも、明確な攻撃によってもたらされた訳ではなく、クレアが燃え上がった結果がこれだというのだから、もはやあきれ返るしかない。", "zh_text": "即使对于同样是天灾的巴哈姆特来说,这也太过分了。而且这不是明确的攻击所造成的,而是克莱尔兴致上来后的结果,这让人无法不感到惊讶。" }, { "id_line": 805, "ja_text": "とはいえ、呆れてばかりもいられない。なにせクレアは自由奔放で欲求には正直。故に、一度自慰の快楽を占めてしまえばまたやりたくなるのは必至であった。", "zh_text": "然而,只感到惊讶可不能解决问题。毕竟,克莱尔是自由奔放且对欲望忠实的人。因此,一旦她获得了自慰的快感,她就必然会想要再做一次。" }, { "id_line": 806, "ja_text": "この町の近く(と言っても身長175メートルのクレアの感覚で)には標高2000メートルにも達する立派な山脈があり、近頃クレアは深夜になるとその向こうに姿を消す事が多くなった。", "zh_text": "在这个城镇附近(以克莱尔身高175米的感觉来说),有一座海拔高达2000米的壮丽山脉,最近克莱尔经常在深夜消失在那座山脉的另一边。" }, { "id_line": 807, "ja_text": "無論、彼女がそこで何をしているのかは明白。なんと言っても、そこそこ離れているはずの山の向こうから色っぽい喘ぎ声が聞こえてくるのだから。そういう声というのは、本人が聞こえていないと思っていても存外遠くまで聞こえてしまっているものである。", "zh_text": "当然,她在那里做什么是明显的。毕竟,从本应该相当远的山的另一边传来了性感的呻吟声。这种声音即使本人没有听到,也会传到意想不到的远处。" }, { "id_line": 808, "ja_text": "バハムートやキアラはそれに深く突っ込むわけにもいかず、結局のところそれを知らない事にしてあげた。クレアだって女の子だ。したくなっちゃう時ぐらいあるだろう、と。", "zh_text": "巴哈姆特和琪娅拉无法深入探究这个问题,最终他们选择假装不知道。克莱尔也是个女孩子,难道她不会有想要的时候吗?" }, { "id_line": 809, "ja_text": "そんなある日である。", "zh_text": "就在某一天。" }, { "id_line": 810, "ja_text": "バハムートは深夜に目を覚ます事となった。いや、バハムートに限らず、キアラや町の人々全員が目を覚ました。何故って、まるで耳元で囁かれているかのような巨大な喘ぎ声と、激しい揺れを感じたからである。", "zh_text": "巴哈姆特在深夜醒来。不仅是巴哈姆特,琪娅拉和城镇的居民们也都醒了。为什么呢?因为他们感觉到了巨大的呻吟声和剧烈的震动,就像在耳边低语一样。" }, { "id_line": 811, "ja_text": "例の山脈のほうに目を向けてみれば、案の定皆の予想した出来事が起こっていた。", "zh_text": "如果把目光投向那座著名的山脉,果然发生了大家预料中的事情。" }, { "id_line": 812, "ja_text": "クレアの巨大な頭が、山脈の向こうにちらりと見える。頭だけで、既に標高2000メートルもの山脈よりも大きい。そんな彼女が頬を赤らめ、快感に悶え、喘いでいるのだ。快楽の余り自制が効かなくなり、2万倍程に巨大化してしまったらしい。", "zh_text": "克莱尔巨大的头显现在山脉的另一边。她的头已经比海拔2000米的山脉还要大。她脸红着,因为快感而颤抖着,呻吟着。由于过于愉悦,她已经无法控制自己,巨大化了二万倍左右。" }, { "id_line": 813, "ja_text": "結局のところ、クレアは自らの姿をどうにか目隠ししていた山脈を自身の手で握り潰してしまい、周辺の地図は再び書き換えられることとなった。", "zh_text": "最终,克莱尔用自己的手将她原本用来遮掩自己的山脉握碎了,周围的地图再次被改写。" }, { "id_line": 814, "ja_text": "そんなわけで、さすがにこれはマズイと感じたキアラおよびバハムートは対策に迫られ今に至る。", "zh_text": "因此,琪娅拉和巴哈姆特感受到这件事非常紧迫,他们被迫查找对策,直到现在。" }, { "id_line": 815, "ja_text": "「ダメだよ、関係の無い人たちを潰しちゃ……っ!?」", "zh_text": "「不行,不能把与我们无关的人压扁...!?」" }, { "id_line": 816, "ja_text": "涙目でおろおろと紡ぐクレアを、バハムートの唇が押し黙らせた。", "zh_text": "巴哈姆特用唇封住了克莱尔哭泣的嘴。" }, { "id_line": 817, "ja_text": "不意打ちに丸くなる彼女の眼。ツゥと流れ落ちる涙、そんな彼女の意思とは逆にポッと紅潮する頬。恐ろしい龍ではなく、人の心を持った少女としてのクレア。その無垢で優しく、臆病な姿に、バハムートの嗜虐心は酷くそそられた。", "zh_text": "她的眼睛因为突如其来的举动而瞪大。泪水滑落下来,她的脸颊却红潮起来。克莱尔不再是可怕的龙,而是一个拥有人类心灵的少女。她纯洁而温柔,胆小的模样让巴哈姆特的虐待心理被极度激发。" }, { "id_line": 818, "ja_text": "「本当にそう思ってるかしら?」", "zh_text": "「你真的这么想吗?」" }, { "id_line": 819, "ja_text": "言うが早いが、バハムートはクレアのパレオをめくり上げて、彼女の股間を指でなぞった。罪無き人々を既に沢山押し潰してしまい、涙をぽろぽろと溢すクレア。けれど身体は従順で、びくりと竦んで喘ぎ声を漏らす。", "zh_text": "说着,巴哈姆特迅速地掀起克莱尔的裙子,用手指轻轻触摸她的下体。克莱尔已经压榨了许多无辜的人,泪水滴答滴答地流下来。然而,她的身体却顺从地颤抖着,发出喘息声。" }, { "id_line": 820, "ja_text": "「あなた、最近一人でしてる事多いじゃない? けど、そんなんじゃぁ満足できないでしょう?」", "zh_text": "「最近你一个人做了不少呢,对吧?但是,这样应该无法满足吧?」" }, { "id_line": 821, "ja_text": "「っ……!!」", "zh_text": "「……!!」" }, { "id_line": 822, "ja_text": "クレアの顔が真っ赤に茹で上がる。反論しようと言葉を捜しているらしいが、しかしそれは形を結ばなかった。悔しそうに唇を噛んで、ぽろぽろと涙を流すのみである。", "zh_text": "克莱尔的脸变得通红。她似乎在查找反驳的话语,但是却无法找到。她只是咬着嘴唇,泪水不停地流下来。" }, { "id_line": 823, "ja_text": "「本当は壊して壊して、潰して潰して……沢山の人間を消費したい。そうでしょう? 欲求不満は溜めちゃダメ」", "zh_text": "「其实你想摧毁、碾压很多人吧。对吧?没有被满足的欲望快压抑不住了」" }, { "id_line": 824, "ja_text": "バハムートはそのか細くも巨大な手を、10階建てのビルに突っ込んだ。上品な黒の手袋に覆われたその手は、花崗岩で組まれた外装をいとも簡単に突き破り、鉄骨を歪めて2、3フロアを一度に蹂躙する。デスクや棚、そして人が指先で転がり、あっけなく潰れる感触に高まる興奮。", "zh_text": "巴哈姆特用那纤细而巨大的手,插入了一座十层楼高的大楼。那只被优雅的黑手套覆盖着的手轻易地突破了由花岗岩组成的外墙,扭曲了钢骨,一次性蹂躏了两三层楼。桌子、书架,以及人们在指尖下滚动,轻易地被压碎,这种感觉让兴奋感上升。" }, { "id_line": 825, "ja_text": "破壊と殺戮。自分以外の全てを淘汰する邪悪で凶悪な龍の本能が刺激されるのだ。そしておそらく、それはクレアも同じ。涙を流しながらも、自らの身体の下で弾けた数多もの命の感触、そして破壊という行為に快感を感じずにはいられないはずなのだ。", "zh_text": "破坏和杀戮。邪恶而凶残的龙的本能被刺激了起来。也许,克莱尔也是一样。即使流着泪,她也无法不感受到自己身体下爆炸的无数生命的触感,以及破坏的行为所带来的快感。" }, { "id_line": 826, "ja_text": "設計された重心分散ができなくなったビルが、自身の腕にその重みを預けてくるのを感じると、バハムートはビルから腕を引き抜いた。ビルはまるで支柱を失ったテントのように力なく崩れ落ち、砂の津波を巻き起こす。", "zh_text": "当感受到无法按设计的重心分散时,巴哈姆特将手从大楼中抽出来。大楼像是失去支柱的帐篷一样无力地倒塌,掀起沙的海啸。" }, { "id_line": 827, "ja_text": "「バハムートちゃん、ダメ! ダメだって……!! この人たちは悪くないのに、かわいそうだよぉ……」", "zh_text": "「巴哈姆特,不行!不行啦……!!这些人并不坏,真可怜呀……」" }, { "id_line": 828, "ja_text": "「大丈夫よ、この子達は慣れてるから。したくなったら、いつも相手してもらってるの」", "zh_text": "「没关系,这些孩子们已经习惯了。想做的时候总是让他们陪我。」" }, { "id_line": 829, "ja_text": "バハムートはクレアの腕を掴んで持ち上げ、その指でビルの壁面をツゥとなぞらせた。赤レンガの外装がボロボロと崩れ、お洒落な格子窓が甲高い音を立てて滝のように流れ落ちて行く。その破壊を目の当たりにし、クレアはびくりと肩をすくめた。", "zh_text": "巴哈姆特抓住克莱尔的手臂,将她举了起来,用手指在大楼的墙上划了一下。红砖的外墙崩塌得稀烂,时髦的格子窗发出尖锐的声音,像瀑布一样流下来。克莱尔看到这种破坏,吃惊地耸了耸肩膀。" }, { "id_line": 830, "ja_text": "気持ちいい。けど、ダメだ。", "zh_text": "感觉真舒服。但是,不行。" }, { "id_line": 831, "ja_text": "東の国を滅ぼしてからというもの、あの感触をもう一度得たいという願望がクレアの中で燻っていた。どこかの国が攻めてきてくれれば、と思ったことさえあった。破壊と殺戮の衝動。けれど、ここでそれを受け入れたら……自分が本当に怪獣になってしまいそうで、怖い。", "zh_text": "自从摧毁了东方的国家以来,克莱尔内心中一直燃烧着想再次获得那种感觉的愿望。她甚至曾经希望有哪个国家来攻击她们。破坏和杀戮的冲动。但是,如果在这里接受了这种冲动的话……她可能真的会变成怪兽,这让她感到害怕。" }, { "id_line": 832, "ja_text": "だが、バハムートはそこに容赦なく追い討ちをかける。", "zh_text": "然而,巴哈姆特却毫不留情地追击。" }, { "id_line": 833, "ja_text": "「ふふっ、貴女は敵意外には本当に優しいのね。けど、たまには龍の本能をしっかりと開放してあげないと……この間みたいに溜まっちゃうと大変よ?」", "zh_text": "「呵呵,你对敌人以外的事情真的很温柔呢。但是,偶尔也要好好释放一下龙的本能……像上次那样压抑下去的话会很麻烦的哦?」" }, { "id_line": 834, "ja_text": "バハムートの手に握られているのは、十余名の人間達であった。皆若く、活きのいい少女達だ。", "zh_text": "巴哈姆特手中握着十几个人。都是年轻而有活力的少女们。" }, { "id_line": 835, "ja_text": "「見て、この子達……とっても可愛いでしょう?」", "zh_text": "「看,这些孩子们……非常可爱吧?」" }, { "id_line": 836, "ja_text": "クレアの目の前に突き出された手。その上で、彼女達は抱き合ってふるふると震えている。バハムートが帝国中から選りすぐったお気に入りの少女達。どの娘も、人形のように可愛らしい美少女だ。", "zh_text": "巴哈姆特将手伸到克莱尔面前。在她的手上,这些少女们相互拥抱着颤抖着。这些是巴哈姆特从帝国中挑选出来的心爱的少女们。每个女孩都像人偶一样可爱的美少女。" }, { "id_line": 837, "ja_text": "そしてそんな美少女達は、同じく美しく可愛らしいクレアの、豊満な胸の谷間に押し込まれてしまった。", "zh_text": "而这些美少女们,现在被塞进了克莱尔丰满的胸脯间。" }, { "id_line": 838, "ja_text": "「何を……だめ……やめて……」", "zh_text": "「什么……不要……停下啊……」" }, { "id_line": 839, "ja_text": "細く、震えるような声でクレアが嘆願する。けれど、その言葉とは裏腹にクレアは抵抗をしなかった。", "zh_text": "克莱尔用微弱而颤抖的声音恳求着。然而,尽管她的话语与此相反,克莱尔并没有抵抗。" }, { "id_line": 840, "ja_text": "胸当ての隙間から両手を差込み、バハムートの巨大な手が、その巨大な手をもってしてもなお余りある山のような乳房を揉みしだく。パキ、ぽきっ……何かが砕ける音と入れ替えに聞こえなくなる悲鳴。", "zh_text": "她将双手伸进胸甲的间隙,巴哈姆特的巨大手掌猛力揉搓着那巨大到令人难以置信的山峰般的乳房。啪嗒、噗嗤……听不见什么破碎的声音,取而代之的是尖叫声消失的声音。" }, { "id_line": 841, "ja_text": "「どうかしら? おっぱいで貴女と同じくらいの歳の子を潰しちゃったのよ?」", "zh_text": "「怎么样?我用胸部压扁了和你同年龄的孩子,觉得如何?」" }, { "id_line": 842, "ja_text": "バハムートの手が鎧から抜けると、クレアの胸の谷間には赤いシミが残っているだけだった。先ほどまでの怯えきった表情がそれに重なり、クレアの罪の意識を酷く突き刺す。", "zh_text": "当巴哈姆特的手从盔甲中抽出时,克莱尔的胸间只剩下一片红色的污渍。之前的恐惧表情与此重叠,深深刺痛了克莱尔的罪恶感。" }, { "id_line": 843, "ja_text": "だが、それと同時に。", "zh_text": "然而,与此同时。" }, { "id_line": 844, "ja_text": "残酷な快楽、その衝動が身体の中を激しく駆け回るのを感じた。クレアの中の、クレアではない何かが、もっとそれを求めている。", "zh_text": "残酷的快感,那股冲动在身体中猛烈地蔓延。克莱尔内心的某个不是克莱尔的东西,更加渴望着这种感觉。" }, { "id_line": 845, "ja_text": "故にクレアは何も応えられず、唇を噛んでただじっとバハムートの紅い瞳を見つめ返すのみ。", "zh_text": "因此,克莱尔无法做出任何回应,只能咬着嘴唇凝视着巴哈姆特红色的眼眸。" }, { "id_line": 846, "ja_text": "優しい理性に覆われているとは言え、その実体はやはり龍。これは後もう一押しで簡単に堕ちる。", "zh_text": "尽管被温柔的理性所笼罩,但其实她是一条龙。只需要再推一把,就能轻易地堕落。" }, { "id_line": 847, "ja_text": "バハムートはのろのろと走る路面電車を捕まえて、口に咥え込んだ。けれど、別にこれをそのまま挿入しようというわけではない。別方向の欲求に訴えようとしたのである。", "zh_text": "巴哈姆特慢慢地追上一辆行驶中的有轨电车,将其咬在嘴中。然而,她并不是打算直接插入。她试图满足另一种欲望。" }, { "id_line": 848, "ja_text": "全高3.7メートルの車両をもごもごと咥えたまま、バハムートはクレアに顔を近づけた。当然その中には、逃げ遅れた人間達が……主にバハムートが集めてきた少女達が乗車中だ。", "zh_text": "全高3.7米的车辆被巴哈姆特咬住,巴哈姆特将脸靠近克莱尔。当然,车辆中还有逃脱不及的人们...主要是巴哈姆特收集来的少女们正在车上乘坐。" }, { "id_line": 849, "ja_text": "龍の主食は鉱物。そして列車を構成する部品もその多くは鉱物たる金属であった。こと食いしん坊のクレアにとって、精錬された鉄で出来た列車は耐え難いほどの誘惑。", "zh_text": "龙的主食是矿物。而构成列车的部件大多是矿物,即金属。对于贪吃的克莱尔来说,由精炼的铁制成的列车是难以抗拒的诱惑。" }, { "id_line": 850, "ja_text": "故にクレアはそれを拒まなかった。柔らかな唇が路面電車にキスをし、そして電車はそのまま唇を押しのけてクレアの口の中に呑まれていく。", "zh_text": "因此,克莱尔并没有拒绝它。柔软的嘴唇亲吻着电车,然后电车被克莱尔送入口中吞噬。" }, { "id_line": 851, "ja_text": "列車の中で慌てふためく命の気配。それを分かっていながらにして、クレアの前歯は列車を裂いた。口の中で一層強くなる悲鳴。その悲鳴ごと、彼女の奥歯は電車の車体を噛み潰してしまう。", "zh_text": "在列车中,充满了慌乱的生命气息。尽管明白这一点,克莱尔的门牙还是撕裂了列车。口中响起更加强烈的尖叫声。随着尖叫声,她的臼齿咬碎了电车的车身。" }, { "id_line": 852, "ja_text": "じわりと広がる血の味、鉄の味。", "zh_text": "血和铁的味道逐渐蔓延。" }, { "id_line": 853, "ja_text": "一口、もう一口。次第に近づいていくバハムートとクレアの唇。いよいよそれがくっつきそうになる頃には、クレアもすかりその気になっていたのだろう。バハムートの咥えていた部分までぐいと引っ張って自分の口の中に入れてしまった。最後の最後までどうにか頑張って耐えていた人間達が、スクラップと共に口の中に落ちてくる。", "zh_text": "一口接一口。巴哈姆特和克莱尔的嘴唇越来越接近。当它们即将接触时,克莱尔也完全陷入其中。她用力地拉住巴哈姆特咬住的部分,将其放入自己的口中。最后将一直努力忍耐的人们连同碎片一起掉进了她的口中。" }, { "id_line": 854, "ja_text": "そして、それに続いてクレアの口腔に侵入してきたのはバハムートの暖かい舌。クレアの舌を愛おしそうに抱きしめて、人間達を磨り潰しての濃厚なキスを交わす。", "zh_text": "然后,进入克莱尔口腔的是巴哈姆特温暖的舌头。巴哈姆特拥抱着克莱尔的舌头,交换着浓厚的吻,将人们磨碎。" }, { "id_line": 855, "ja_text": "二人の唇が離れ、ツゥと赤い糸を引くその頃には、クレアの瞳に涙はなかった。まるでスイッチが切り替わったかのよう。その瞳には優しさの面影はなく、冷たく残酷な光を灯した龍の瞳へと変貌していた。", "zh_text": "当两人的嘴唇分开时,克莱尔的眼中没有泪水。旁佛开关被切换一样。她的眼中没有善良的面容,而是变成了冷酷残忍的龙眼。" }, { "id_line": 856, "ja_text": "「ふふっ……バハムートちゃん……」", "zh_text": "「呵呵...巴哈姆特酱...」" }, { "id_line": 857, "ja_text": "クレアは赤レンガの倉庫を手の下に押し潰して起き上がり、騎乗するバハムートの頬をそっと撫でた。その顔は既に残酷な快楽を求め暴走するメスの龍。", "zh_text": "克莱尔压碎了红砖仓库并站起身来,轻轻抚摸着巴哈姆特的脸颊。她的脸已经变成了追求残酷快感并疯狂的雌性龙的面容。" }, { "id_line": 858, "ja_text": "「クレアちゃん……やっとその気になってくれたのね」", "zh_text": "「克莱尔……终于你也有了那个心思呢」" }, { "id_line": 859, "ja_text": "そう言いつつも、バハムートはクレアの変貌振りに若干気圧されていた。始めて出会った時と同じあの氷の瞳。同じ龍でありながら、視線から伝わる莫大な魔力に格の違いを感じずにはいられない。", "zh_text": "尽管如此,巴哈姆特对克莱尔的变化有些压力。那对冰冷的眼睛,就像他们第一次相遇时一样。尽管是同样的龙,但无法不感受到从视线中传递出的巨大魔力的差异。" }, { "id_line": 860, "ja_text": "「うん……気持ちいいコト、しよ?」", "zh_text": "「嗯……要做些什么好玩的事情吗?」" }, { "id_line": 861, "ja_text": "ぐい、と押されるバハムートの身体。同じ100倍級の龍とはいえ、体躯の大きなクレアの力に抗うことも出来ず、バハムートはそのまま後ろに倒れこんだ。赤レンガの洋小屋が並び立つ美しい通りに巻き起こされる、大地の津波。堅牢そうなレンガの家は積み木が崩れるように砕け、路傍のガス灯が力なくふやりと歪んで折れ曲がる。", "zh_text": "巴哈姆特的身体被推了一下。尽管是同样的100倍级龙,但面对克莱尔巨大的体型力量,巴哈姆特无法抵抗,只能向后倒下。一股地面的海啸席卷着美丽的街道,红砖小屋像积木一样崩塌,路边的煤气灯无力地弯曲断裂。" }, { "id_line": 862, "ja_text": "クレアはバハムートのお尻の下から、脚を引き抜いて立ち上がった。彼女のむっちりとした太股にくっついていた瓦礫が重力に負けて雨のように降り注ぐ。", "zh_text": "克莱尔从巴哈姆特的屁股下面抽出腿站了起来。黏在她丰满的大腿上的碎石被重力战胜,像雨一样落下。" }, { "id_line": 863, "ja_text": "「えっと……その、優しくしてよね?」", "zh_text": "「那个……请温柔一点好吗?」" }, { "id_line": 864, "ja_text": "限界まで身体のサイズを縮めても、バハムートより26メートル大きいクレア。彼女がその気になったら、バハムートのことなどどうする事だって出来てしまう。", "zh_text": "即使将身体的大小缩小到极限,克莱尔比巴哈姆特还要大26米。如果她有那个心思,她可以做任何事情。" }, { "id_line": 865, "ja_text": "「うん、大丈夫だよ。ちゃんと気持ちよくしてあげる」", "zh_text": "「嗯,没问题的。我会好好让你感到舒服的」" }, { "id_line": 866, "ja_text": "幸いにして、クレアにとってバハムートは敵でもなく、獲物でもなかった。これから一緒に気持ちよくなるためのパートナーなのだ。", "zh_text": "幸运的是,对克莱尔来说,巴哈姆特既不是敌人也不是猎物。他们是为了一起感到舒服而成为伴侣的。" }, { "id_line": 867, "ja_text": "クレアはバハムートのハイヒールを脱がせ、既にぐしゃりと崩れた倉庫の上に並べて置いた。木とレンガで作られた倉庫がその過積載に耐えられるはずもなく、ハイヒールはその自重だけで小屋を押し潰して入れ替わる。", "zh_text": "克莱尔脱下巴哈姆特的高跟鞋,然后将它们放在已经崩溃的仓库上。由木头和红砖建造的仓库无法承受这样的超载,高跟鞋仅仅因为自身的重量就压垮了楼群。" }, { "id_line": 868, "ja_text": "次いで、クレアはバハムートのオーバーニーソックスに指をかけた。夜そのもののような美しく上品な黒、その下から現れる客星の白。か細く可憐な少女の脚が壊れた街の瓦礫を押しのけ白日の下に眩しく輝く。", "zh_text": "接着,克莱尔把手指放在巴哈姆特的超高筒袜上。它们是夜晚本身般美丽优雅的黑色,从下面露出的是彗星般的白色。纤细而可爱的少女大腿推开了被破坏的城市废墟,在阳光下闪耀着。" }, { "id_line": 869, "ja_text": "クレアは彼女のオーバーニーソックスを手に、きょろきょろと辺りを見廻した。バハムートの襲来に慣れた人間とあってか、逃げるのが早い。手が届きそうな範囲に残っているものは皆無、おそらく建物の中もであろう。建物の中に隠れたところでその建物ごと押し潰されてしまっては仕方がない。", "zh_text": "克莱尔拿着她的超高筒靴,四处张望。人们已经习惯了巴哈姆特的袭击,所以逃跑得很快。在她能够触及的范围内,已经没有任何留下的东西,可能连建筑物里面也是如此。躲在建筑物里面也没有用,因为建筑物可能会被压垮。" }, { "id_line": 870, "ja_text": "仕方がないので、クレアは膝立ちのままずるずると歩き出した。オーバーニーブーツに覆われた膝が、レンガや石で作られた見事な建築を突き崩し、朦々と砂塵を巻き上げて押し進む。まるで戦車よろしく立ち塞がる全てを破砕し、彼女の通った後には見事なまでの更地しか残らない。", "zh_text": "无可奈何,克莱尔跪着,滑着开始行走。被超高筒靴覆盖的膝盖撞毁了由砖块和石头建造的壮丽建筑,卷起一片尘土,向前推进。就像一辆坦克一样,摧毁一切阻挡在她面前的东西,她经过的地方只剩下一片空地。" }, { "id_line": 871, "ja_text": "道なりに逃げる事しかできない人間とは違って、クレアは何もかもを押し潰して一直線に彼らに迫る。故に彼女がのろまな人間達に追いつくことは何の苦でもありはしなかった。", "zh_text": "与人类只能沿着道路逃跑不同,克莱尔将一切都压垮,直线向他们逼近。因此,追赶那些笨拙的人类对她来说毫不困难。" }, { "id_line": 872, "ja_text": "「ふふっ、追いついちゃった。ごめんね、後できっとバハムートちゃんが治してくれるから……今は私達を気持ちよくしてくれるかな?」", "zh_text": "「呵呵,追上了。对不起,巴哈姆特一定会治好你们的......现在会让我们感到舒服吗?」" }, { "id_line": 873, "ja_text": "クレアは逃げ惑う人々をその巨大な手で追いかけ、潰さないように気をつけてそっと持ち上げた。そして手にしたバハムートのオーバーニーソックスの中に放り込んで行く。", "zh_text": "克莱尔用她巨大的手追赶着逃亡的人们,小心地不要压垮他们。然后她将手中的巴哈姆特的超高筒袜扔进其中。" }, { "id_line": 874, "ja_text": "街灯を押し倒し、張り巡らされた路面電車の架線を引きちぎって、それ自体が怪物と見紛うほどのクレアの手が暴挙の限りを尽くす。車の中に人間が隠れているな、と思ったらその車の上に拳を翳し、容赦なく叩き潰した。馬のない馬車のような古式で美しい自動車が、巨大なプレス機によって一瞬でスクラップに変わる。ころころと転がる車輪が、今や鉄板と成り果てた車の実在を確かに物語っていた。そしてもう一度振り上げる手。人間達を乗り物から引き摺り下ろすにはそれで十分であった。青ざめる人間達とは対照的に、晴れやかな笑顔でその人間達をかき集めるクレア。可愛らしいのに、やっている事はとても恐ろしく。そのギャップが人間達の感性を酷く逆撫でする。", "zh_text": "推倒了路灯,拔断了架在路面电车上的电缆,克莱尔的手看起来像怪物一样。她将手掌放在车上,毫不留情地击碎它。像马车一样古老而美丽的汽车在巨大的压力下瞬间变成了废铁。车轮滚动的声音,确实证明瞭这辆车曾经存在过。然后她再次举起手。将人们从车上拖下来已经足够了。克莱尔用明亮的笑容聚拢着那些苍白的人们。她既可爱又可怕。这种反差极大地刺激着人们的感官。" }, { "id_line": 875, "ja_text": "程なくして、クレアの手にしたオーバーニーソックスにはそれぞれ100人ずつ程の人間達が囚われる事となった。その全てが、バハムートが見繕ってきたお気に入りの少女達。そんな可愛らしい少女達をこれから消費してしまうんだと考えると、裏返った快感がじわりと染みる。", "zh_text": "不久,克莱尔手中的超高筒袜里囚禁了大约100个人。它们都是巴哈姆特挑选出来的喜爱的少女们。想到将要消耗这些可爱的少女们,一种奇特的快感在心中漫延。" }, { "id_line": 876, "ja_text": "「お待たせ、バハムートちゃん」", "zh_text": "「等着吧,巴哈姆特」" }, { "id_line": 877, "ja_text": "満面の笑みで獲物を持ち帰ったクレアがこれから何をするのかは明白であった。バハムートの可愛らしい足にその靴下を履かせるのだ。", "zh_text": "克莱尔带着满面笑容带着猎物回家,她接下来要做的事情是明显的。将这双袜子穿在巴哈姆特可爱的脚上。" }, { "id_line": 878, "ja_text": "けれど、クレアはそれだけでは勿論満足しない。", "zh_text": "但是,克莱尔当然不会只满足于这样。" }, { "id_line": 879, "ja_text": "「ねぇ、片方借りてもいいかなぁ?」", "zh_text": "「呐,可以借我一只吗?」" }, { "id_line": 880, "ja_text": "「え? 別にいいけど……」", "zh_text": "「嗯?也不是不行啦……」" }, { "id_line": 881, "ja_text": "言うが早いが、彼女はオーバーニーブーツから踵を引いて足をブンブンと振る。じっとりと湿ったブーツの筒が名残惜しそうに彼女の脚から離れると、瑞々しく柔らかいクレアの脚が、登場の代償となった町の上に踏み下ろされた。彼女はブーツの下に靴下を履かない。彼女の親友であり育ての親でもあるキアラがそうだから、それを真似たに過ぎないのだが。", "zh_text": "说完,她便从过膝靴中抽出脚,摇摆着脚。潮湿的靴筒有些不舍地离开她的腿,而充满活力柔软的克莱尔的腿踩在城市上,作为登场的代价。她在靴子里不穿袜子。这只是因为她的朋友兼养母琪娅拉也是这样,她只是模仿而已。" }, { "id_line": 882, "ja_text": "クレアはわざわざ、まだ壊れていない区画に腰を下ろしてバハムートと向き合った。バハムートも彼女がどうするつもりかおおよそ分かっていたのだろう、彼女の足は靴下に収まってこそいたが、中に人間はまだ無事であるらしい。彼女の足裏と布地の間で人型のふくらみが苦しそうにもぞもぞしているのが見て取れる。", "zh_text": "克莱尔特意坐在还没被破坏的局域,面对巴哈姆特。巴哈姆特大概也知道她打算做什么,她的脚虽然被袜子包裹着,但里面的人似乎还安全无恙。在她的脚底和布料之间,可以看到隆起的人形在苦苦挣扎。" }, { "id_line": 883, "ja_text": "遅れて靴下を履くクレア。彼女の体格では少しきつい靴下が汗で微かに湿った脹脛をぴっちりと覆う。ぐいぐいと脚を押し込む度に重なる悲鳴が耳に楽しいのだろうか、クレアはわざとゆっくり、味わうように靴下を上げていった。", "zh_text": "克莱尔迟疑地穿上袜子。对于她的体格来说,稍微紧一点的袜子被汗水微微湿润的小腿紧紧包裹着。每次她用力推进腿时,重叠的悲鸣在耳边响起,这是一种享受吧,克莱尔故意慢慢地拉高袜子。" }, { "id_line": 884, "ja_text": "靴下を履きかけた脚を気まぐれに上げてみる。クレアにとってはたったそれだけの動きだったが、中に囚われた少女達にとってはたまったものではない。塔のような脚が持ち上がれば、彼女達は一気に数十メートルも引っ張り上げられ強力な重力に叩き伏せられる。殺人的な加速に締め付けられる肺、必死で吸い込む空気。クレアの汗にじっとりと重く湿ったそれは肺胞を刺激した。咽返る間もなく、今度は反転した引力に引っ張られて、少女達はクレアの柔らかな足裏に落下。死にはしないが、活きた心地は皆無だった。", "zh_text": "她随性地抬起即将穿上袜子的腿。对于克莱尔来说,这只是一个微小的动作,但对被困少女们来说,却是一个巨大的变化。当塔一样的腿抬起时,她们会被一下子拉高数十米,被强大的重力压制。肺被杀人般的加速度压迫着,拼命吸入空气。克莱尔湿润而沈重的汗水刺激着肺泡。没有时间反应,现在她们被反向的引力拉扯,少女们落在克莱尔柔软的脚底上。她们不会死,但活着的感觉却完全消失了。" }, { "id_line": 885, "ja_text": "そしてクレアはオーバーニーソックスをさらにぎゅっと引っ張り、いよいよしっかりと履くに至った。彼女の指が靴下を離れると、きついゴムが彼女の腿を色っぽく締め付けた。", "zh_text": "然后,克莱尔紧紧地拉高过膝袜,最终穿上。当她的手指离开袜子时,紧绷的橡皮带紧紧地束缚着她的大腿,显得性感。" }, { "id_line": 886, "ja_text": "「ひやぅっ、靴下の中でちっちゃい女の子たちが暴れて……とっても気持ちいいよぉ……」", "zh_text": "「呜呀,小女孩们在袜子里乱动……好舒服啊……」" }, { "id_line": 887, "ja_text": "頬を紅潮させ眉をハの字に、とてもとても気持ちよさそうに身悶えるクレア。バハムートはそんな彼女を少し羨ましく思った。今まで散々人間達を踏み潰してきたバハムートと違って、クレアの足の裏はとても敏感なのだ。", "zh_text": "克莱尔脸红,眉毛弯成八字,看起来非常享受地扭动身体。巴哈姆特有些嫉妒她。与巴哈姆特一直践踏人类不同,克莱尔的脚底非常敏感。" }, { "id_line": 888, "ja_text": "「バハムートちゃん……来て」", "zh_text": "「巴哈姆特酱……快过来吧」" }, { "id_line": 889, "ja_text": "既に骨抜きと言った様子でふにゃふにゃと紡ぐクレア。その足の裏に、バハムートは自分の足を重ねる。", "zh_text": "克莱尔已经完全放松下来,软绵绵地说着。巴哈姆特把自己的脚与她的脚底重叠。" }, { "id_line": 890, "ja_text": "「温かい……」", "zh_text": "「好温暖……」" }, { "id_line": 891, "ja_text": "バハムートはその柔らかで暖かな感触に、心がとろけそうになるのを感じた。さっきまで靴下を脱いでいたため冷たく冷えた足の裏に、クレアのそれがとても心地いい。", "zh_text": "巴哈姆特感受到那柔软而温暖的触感,心都要融化了。刚才她的脚底还冰冷,而现在感受着克莱尔的脚底非常舒适。" }, { "id_line": 892, "ja_text": "そしてそれに追い討ちをかけるように、圧されてもがく少女達が足の裏をくすぐる。踏み慣れたバハムートとて、この快感にはさすがに耐えかね甘やかな喘ぎ声を漏らした。", "zh_text": "而且更让她无法抵挡的是,那些挣扎着的少女们在她的脚底下发出的痒痒感。即使是经验丰富的巴哈姆特,也无法忍受这种快感,不禁发出了喘息声。" }, { "id_line": 893, "ja_text": "バハムートでさえこれなのだ。クレアの反応はもはや足の裏をくすぐられたそれとはとても思えないものだった。", "zh_text": "就连巴哈姆特都会这样。克莱尔的反应已经完全不像是被脚底痒痒的感觉所引起的了。" }, { "id_line": 894, "ja_text": "「んっ……っ、はぁ、はぁっ……」", "zh_text": "「嗯……啊、啊……」" }, { "id_line": 895, "ja_text": "既に息は荒く、全身を駆け巡る電撃のような激しい快楽をこらえることもままならず身を捩る。快感をどうにか御そうと指を噛み、しかし対の右手はさらなる快楽を求めてパレオをめくり下着をずらして中をまさぐる。まさに発情、と言う言葉が相応しいほどにまで乱れていた。", "zh_text": "她已经喘不过气来,全身充满了像电击一样强烈的快感,无法忍受地扭动着身体。她咬着手指试图控制这种快感,但她的右手却在寻求更多的快感,掀开裙子,移开内裤,摸索着里面。可以说她已经完全陷入了发情的状态。" }, { "id_line": 896, "ja_text": "そんな彼女の足が、指を折り曲げてバハムートの小柄な足をぎゅっと抱きしめる。", "zh_text": "她的脚弯曲起来,紧紧地缠绕着巴哈姆特纤细的脚。" }, { "id_line": 897, "ja_text": "折り重なる二人の声。プチプチと潰える少女達の感触が二匹の龍を同時に喘がせ、空に千切れた綿雲を作った。", "zh_text": "两人的声音交织在一起。少女们被压扁的感觉让两条龙同时喘着气,天空中旁佛出现了被撕裂的棉花云。" }, { "id_line": 898, "ja_text": "もはや言葉を紡ぐ事すら叶わず、脳天を貫く激しい快感に声を上げる白龍の少女。その淫らな轟きが大気を渡り、バハムートの玩具たるこの街の隅々までを震撼させそう遠くない終末を知らせる。", "zh_text": "已经无法编织出言语,只能发出令人陶醉的快感的声音,白龙少女的声音穿越大气,震撼着这个巴哈姆特的玩具城市的每个角落,预示着不久的末日即将来临。" }, { "id_line": 899, "ja_text": "互いを確かめ合うように足の裏を擦り合わせ、かつて少女だったぬめりが残るのみとなったと知ると、クレアは立ち上がりバハムートに馬乗りになった。", "zh_text": "两人互相确认着,摩擦着彼此的脚底,当克莱尔意识到脚下只剩下曾经是少女的泥泞时,她站起来,骑在巴哈姆特身上。" }, { "id_line": 900, "ja_text": "「ごめん、もう我慢できないっ!!」", "zh_text": "「对不起,我已经无法忍受了!!」" }, { "id_line": 901, "ja_text": "バハムートが答える前に、クレアはバハムートの唇に自分の唇を重ねた。巨大な圧力に溶け合う二人の唇。", "zh_text": "还未等到巴哈姆特的回答,克莱尔已经把自己的嘴唇贴在巴哈姆特的嘴唇上。两人的嘴唇紧紧贴合在一起,形成了巨大的压力。" }, { "id_line": 902, "ja_text": "「っ……!? むー、むーっ!!」", "zh_text": "「嗯……!? 唔,唔!!」" }, { "id_line": 903, "ja_text": "バハムートが慌ててクレアを引き剥がそうとする。別に、今更キス程度で驚いたわけではない。クレアの唇を通して莫大な魔力が流れ込んでくるのだ。体内に入り込み大暴れする凶暴な魔力。バハムートの身体の容量を超えてもなお、水圧に任せるかのようになだれ込んで来る。", "zh_text": "巴哈姆特急忙试图把克莱尔推开。并不是因为对亲吻感到惊讶。透过克莱尔的嘴唇,巨大的魔力涌入他的身体。那股凶暴的魔力进入体内,超过了巴哈姆特身体的容量,就像洪水一样涌入。" }, { "id_line": 904, "ja_text": "「ぷっ……はぁ」", "zh_text": "「噗……哈啊」" }, { "id_line": 905, "ja_text": "クレアが口を離す頃には、バハムートの身体は既に変化を始めていた。少しも身体を動かしていないはずなのに、ノースリーブのドレス、そのむき出しの肩が8階建てのビルを押し潰したのが分かる。", "zh_text": "当克莱尔离开嘴唇时,巴哈姆特的身体已经开始变化。明明一点也没有动,却能感觉到无袖洋装的裸露肩膀压垮了一座八层楼的大楼。" }, { "id_line": 906, "ja_text": "「一緒に、大きくなろう?」", "zh_text": "「一起变大吧?」" }, { "id_line": 907, "ja_text": "にっこりと笑うクレア。対するバハムートは、クレアの魔力に体中を犯されて喘ぐ事すら精一杯だった。別に、苦しくはない。むしろその逆、気持ちよすぎてどうにかなってしまいそうなのだ。", "zh_text": "克莱尔甜甜地笑着。相对的,巴哈姆特被克莱尔的魔力侵入,全身都在喘着气,已经无法再做其他反应。并不是因为感到痛苦,相反地,太舒服了,差点要无法自持了。" }, { "id_line": 908, "ja_text": "むくむくと大きくなっていく2匹。横たわる太股が、脹脛が、腕が、肩が、街を押し潰して大きく大きく。", "zh_text": "两只怪物不断地变大。横躺的大腿、小腿、手臂、肩膀,将城市压扁,变得越来越大。" }, { "id_line": 909, "ja_text": "バハムートに同期して、普段小さく縮小してる身体の束縛を解くクレア。高まる鼓動に溢れ出る媚声。", "zh_text": "克莱尔解开了与巴哈姆特同步的身体束缚,她的心跳越来越快,媚声快要溢出来。" }, { "id_line": 910, "ja_text": "「っ……大きくなるって、こんなに気持ちいいんだね……」", "zh_text": "「嗯……变大,这么舒服啊……」" }, { "id_line": 911, "ja_text": "巨大化がひと段落し、ようやっと声を取り戻したバハムートがクレアの頬を撫でてうっとりと紡いだ。持ちあがった腕が引きずる瓦礫に混じる自動車が、今の自分の大きさを教えてくれる。およそ人間の5000倍、クレアの本来の大きさだ。", "zh_text": "巴哈姆特终于停止了巨大化,抚摸着克莱尔的脸颊,陶醉地说道。她的手臂举起,将被拖着的瓦砾和汽车混在一起,告诉她现在的身体有多大。大约是人类的5000倍,这是克莱尔本来的大小。" }, { "id_line": 912, "ja_text": "「えへへ、分かってくれた? 私がするたびにあんなに大きくなっちゃうの……」", "zh_text": "「嘿嘿,你明白了吗?每次我这样做,都会变得这么大……」" }, { "id_line": 913, "ja_text": "クレアは言いつつ、殆ど押し潰されてしまった町の中から、辛うじて無事だった区画を根こそぎ掬い取る。10階建て程度の中層ビルがいくつも並ぶレトロな並びがまるごと、彼女の手に収まってしまった。", "zh_text": "克莱尔说着,从几乎被压碎的城市中,勉强保住的局域被她一口气拿走了。这个局域有好几座十层楼高的中层建筑物,整个都被她的手拿了起来。" }, { "id_line": 914, "ja_text": "そして一旦身を起こし、巨大化の快感でビクビクしているバハムートのスカートをめくり上げた。黒いレースの可愛らしい……しかし小さな町なら覆えてしまうほどの下着をずり下ろし、手にした区画を秘所に容赦なく突っ込む。", "zh_text": "然后她站起身来,掀起了巴哈姆特因巨大化的快感而颤抖的裙子。黑色的蕾丝很可爱……但是这样小的内衣足以覆盖整个城镇,她将它拉下来,毫不留情地塞进了自己的私处。" }, { "id_line": 915, "ja_text": "「きゃぁっ!? ぁ……クレアちゃ……んっ!!」", "zh_text": "「咿呀!?啊……克莱尔…酱…」" }, { "id_line": 916, "ja_text": "まだ数百人が逃げ惑っていたであろうそのブロックを丸ごと飲み込み、バハムートの秘所は膣厚でそれを咀嚼する。膣の中で崩れ去り弾ける建物の感触、そして人間。巨大化したばかりの快楽の渦の中、そこに追い打つように畳み掛ける快感の波にバハムートは再び言葉を失う。", "zh_text": "她的私处一口气吞下了还有数百人在逃亡的那个局域的地块,用她厚实的阴道咀嚼着。在阴道中崩溃和爆炸的建筑物还有人类的触感。在这巨大化的快乐漩涡中,巴哈姆特再次说不出话来。" }, { "id_line": 917, "ja_text": "けれど、クレアの攻め手はそれだけに終わらなかった。再びバハムートに圧し掛かり、人間にはないもの……つまり尻尾を器用に操って彼女の秘所にねじ込んだのだ。", "zh_text": "然而,克莱尔的攻击并不仅仅止于此。她再次压制住巴哈姆特,用人类所没有的东西——也就是尾巴巧妙地操纵着,将它扭进她的私处。" }, { "id_line": 918, "ja_text": "「!!!!」", "zh_text": "「!!!!」" }, { "id_line": 919, "ja_text": "一瞬駆け抜ける鋭い痛みに涙を浮かべるバハムート。けれども、その瞳はすぐに快楽にとろける事となった。いつもの凛としてお高く纏まった雰囲気はどこへやら、クレアの尻尾が膣内をかき混ぜ人間を膣壁に擦り付けて押し潰す度に息も荒く喘ぎに喘ぐ。", "zh_text": "巴哈姆特的眼中闪过一瞬间的剧痛,泪水涌上了她的眼眶。然而,她的眼神很快就融化成了快感。平时高高在上的凛然气质不知去向何方,克莱尔的尾巴在她的阴道中搅拌着,每一次摩擦都让人喘不过气来。" }, { "id_line": 920, "ja_text": "しかしやられっぱなしと言うのは、バハムート的にはあり得ない。彼女は反撃するようにクレアのパレオを解き、下着をずり下ろしてその可愛らしい秘所に自分の尻尾を突っ込んだ。", "zh_text": "然而,巴哈姆特不会一直被动地承受下去。她反击似地解开了克莱尔的裙子,拉下了内裤,将自己的尾巴塞进了她可爱的秘处。" }, { "id_line": 921, "ja_text": "「ひぁっ!! いい、凄くいいよバハムートちゃん……っ!!」", "zh_text": "「啊啊!!好,好舒服啊,巴哈姆特酱……!!」" }, { "id_line": 922, "ja_text": "バハムートの尻尾が陰唇を押し広げ、クレアの中にずぶずぶと飲み込まれていく。そこでバハムートは、クレアの膣内にも街が閉じ込められているのを知った。バハムートが巨大化に喘いでいる間に済ませていた……もとより反撃される予定だったのだろう。ならば遠慮は無用。", "zh_text": "巴哈姆特的尾巴撑开了阴唇,深深地搅动着克莱尔的内部。在那里,巴哈姆特发现有城市被困在克莱尔的阴道中。这是在巴哈姆特喘着气变得巨大的时候完成的……从一开始就计划好要反击。既然如此,就不需要有所保留了。" }, { "id_line": 923, "ja_text": "快楽に痺れる身体をどうにか動かし、バハムートは適当に街を掴み取った。がらがらと手の中で崩れ形を失いかけるのも構わず、クレアの胸当てをぐいと押し下げそこに突っ込む。", "zh_text": "她勉强使自己的身体动起来,巴哈姆特随意地抓住城市的一角。即使城市在她手中崩溃并失去了形状,她也不在意,她将克莱尔的胸甲往下压,然后塞进去。" }, { "id_line": 924, "ja_text": "「ふぇっ? っぁ……乳首でちっちゃい建物が沢山つぶれてるっ……!!」", "zh_text": "「呃?啊……乳头上有很多小建筑物被压扁了……!!」" }, { "id_line": 925, "ja_text": "こそばゆい快感と、バハムートに犯される直接的な快感に負けて、クレアはどさりと力なくその身を預けた。もうそろそろ限界だ。けれどそれでも、バハムートの攻め手は止まない。", "zh_text": "在微妙的快感和被巴哈姆特强奸的直接快感之间,克莱尔无力地倒在那里。她已经快到极限了。但即使如此,巴哈姆特的攻击并没有停止。" }, { "id_line": 926, "ja_text": "それはクレアにとっては想定外のことだった。自分一人なら、危なくなったら手を止める事だってできる。けれど相手がいる時は違うんだと、当たり前のことを思い知らされたのだ。", "zh_text": "对克莱尔来说,这是出乎意料的。如果只有她一个人,危险时她可以停手。但是,当有对方在时,情况就不同了,这是她被教训的理所当然的事实。" }, { "id_line": 927, "ja_text": "「あっ、あっ、あぁっ、やめ……ばはむーとちゃん、だ、だめっ……」", "zh_text": "「啊、啊、啊啊、停……巴哈姆特酱,不、不要……」" }, { "id_line": 928, "ja_text": "どうにかしようと、バハムートの膣に突っ込んだ尻尾を動かすも、快感に骨抜きにされたクレアはろくに動かす事などままならず。", "zh_text": "克莱尔想尽办法试图动一下塞进巴哈姆特阴道里的尾巴,但快感让她无法控制。" }, { "id_line": 929, "ja_text": "奥の奥まで入り込んで、人間を押し潰すバハムートの尻尾。そのプチプチと潰える感覚が、いよいよ彼女を絶頂へと消化させた。", "zh_text": "巴哈姆特的尾巴深入她体内,压碎人类。这种扑哧扑哧溃烂的感觉让她达到了高潮。" }, { "id_line": 930, "ja_text": "自分の声だろうか、掠れた叫びを遠く聞き、一瞬遠のく意識。快感に解き放たれたクレアは力なく崩れて目を閉じた。", "zh_text": "大概是自己的声音吧,远处传来带着沙哑的尖叫声,意识一度远离。被快感解放的克莱尔无力地倒下,闭上了眼睛。" }, { "id_line": 931, "ja_text": "気がつけば、クレアのむっちりとした柔らかな太股を温かな水が下っているところであった。", "zh_text": "当她醒来时,她发现温暖的水正从她丰满柔软的大腿上流下。" }, { "id_line": 932, "ja_text": "月が天高く輝く夜半。クレアの町に色っぽい喘ぎ声が轟き渡る。それも1匹ではなく2匹分の声が。", "zh_text": "在月光高悬的午夜,色情的呻吟声在克莱尔的城镇中回荡。而且不只是一只,而是两只龙的声音。" }, { "id_line": 933, "ja_text": "ずしーん、どしーんと激しく揺れる大地。それを巻き起こしているのは当然ながら絡み合う2匹の龍だった。", "zh_text": "大地剧烈地震动着,引起这一切的当然是缠绕在一起的两只龙。" }, { "id_line": 934, "ja_text": "「クレアちゃん……」", "zh_text": "「克莱尔酱......」" }, { "id_line": 935, "ja_text": "「バハムートちゃん、もっと、もっとして……っ!!」", "zh_text": "「巴哈姆特酱,再多一点,再多一点……!!」" }, { "id_line": 936, "ja_text": "山を枕に、超巨大なクレアが求めれば、それに応じるバハムートが雲を散らしてキスで応える。二人のサイズ、実に1万倍。燃え上がる二匹を止められる者などもはやなく。", "zh_text": "躺在山上,超巨大的克莱尔发出要求,而巴哈姆特则用呼气吹开云朵回应她的亲吻。两人的尺寸是原来的一万倍。没有人能够阻止这两只燃烧的生物。" }, { "id_line": 937, "ja_text": "こうして、バハムートによるクレアの性欲処理は事態の悪化を招いたのみに終わったのであった。めでたし、めでたし?", "zh_text": "就这样,巴哈姆特对克莱尔的性欲处理只会导致情况恶化。真是可喜可贺,可喜可贺?" }, { "id_line": 938, "ja_text": "=======================", "zh_text": "=======================" }, { "id_line": 939, "ja_text": "割とどうでもいい話", "zh_text": "相对无关紧要的话题" }, { "id_line": 940, "ja_text": "=======================", "zh_text": "=======================" }, { "id_line": 941, "ja_text": "白龍少女の世界の地理の話。", "zh_text": "关于白龙少女世界的地理。" }, { "id_line": 942, "ja_text": "クレアの町", "zh_text": "克莱尔所在的小镇" }, { "id_line": 943, "ja_text": "大陸東部にぽつんと存在する小さな町。村と呼ぶには少し大きい程度で、見る人によっては村とも。周囲を樹海で囲まれており、一般的に秘境と認識されるレベルで周りに何もない。クレアの力を恐れてか、単に樹海を切り開くのが面倒なのか付近に国はなく、隣国とも100km近く離れている。", "zh_text": "这是一个位于东部大陆的小镇。虽然有些人认为它只是个稍微大一点的村庄。周围被森林包围,一般被认为是一个偏远地区,周围没有什么东西。可能是因为人们害怕克莱尔的力量,或者只是开辟森林太麻烦,附近没有国家,与邻国也有100多公里的距离。" }, { "id_line": 944, "ja_text": "昔はちゃんと食糧は自給していたのだが、クレアが来てからは彼女がよく畑を踏み潰してしまうため農業が出来なくなり今に至る。その代わりクレアの髪の毛やら、伸びて切った爪やらがえらい高価で売れるため食料は週1でやってくる交易船から得ている。", "zh_text": "过去这个镇可以自给自足,但自从克莱尔来了之后,她经常踩坏农田,导致无法种植农作物,一直持续到现在。作为替代,他们从每周一次的贸易船上获得食物,因为克莱尔的头发、修剪的指甲等都可以以高价出售。" }, { "id_line": 945, "ja_text": "素材をそのまま売ることもあれば、武器やら防具やらに加工して売ることもあり。", "zh_text": "他们有时将原材料直接出售,有时则将其加工成武器或防具后再出售。" }, { "id_line": 946, "ja_text": "また、龍は鉱石を食べて粘土を排出するためそれを焼き固めたレンガも輸出品となる。", "zh_text": "此外,龙吃掉矿石后会排出黏土,因此烧制的砖块也能成为出口商品。" }, { "id_line": 947, "ja_text": "自給が出来ていないにもかかわらず不利な取引条件とならないのは偏にクレアの存在が恐ろしいからであった。クレアはただそこに居るだけで貴重な財源となるのだ。", "zh_text": "尽管无法自给自足,但他们并不处于不利的交易条件下,这主要是因为克莱尔的存在令人畏惧。克莱尔只是存在于那里,就成为了宝贵的财源。" }, { "id_line": 948, "ja_text": "バハムートの玩具の町", "zh_text": "巴哈姆特的玩具之镇" }, { "id_line": 949, "ja_text": "バハムート帝国領内の東端に残された旧い炭鉱の町で、炭鉱の閉鎖以降はすっかり人がいなくなった空っぽの町だった。そのため近代化時代の名残を強く残している。それを再建し、彼女のお気に入りの人間達を集めたのが現在の姿。少女が多いが、それ以外もそこそこいる。町の臣民達からは恐れられつつも、信頼はされているらしく逃げ出すものは多くない。バハムートの不機嫌やアレを一手に背負う町である。", "zh_text": "这是位于巴哈姆特帝国领土东端的一个旧煤矿镇,自从煤矿关闭后,这个镇已经完全没有人烟,成为了一个空荡荡的镇子。因此,它保留了现代化时代的许多遗迹。现在的镇子是由她重新建设起来,并聚集了她喜欢的人类。虽然这里有很多少女,但也有其他人。虽然镇民们对她感到害怕,但似乎也对她有信任,没有太多人逃离这个镇子。这个镇子是承担巴哈姆特的不悦和那个事情的地方。" }, { "id_line": 950, "ja_text": "神聖バハムート帝国", "zh_text": "神圣巴哈姆特帝国" }, { "id_line": 951, "ja_text": "大陸西部の国家を強引に統合し誕生した巨大帝国。魔法技術に優れ、強大な軍事力を持つ。臣民の多くはバハムートに踏み潰された事があるため彼女を大変畏怖している。昔から小競り合いの絶えない地域であったため、バハムートという愛らしくも強力な支配者の登場によってとりあえず訪れた平和を歓迎する人間も多い。", "zh_text": "这是一个强行统一大陆西部国家而诞生的巨大帝国。他们拥有优秀的魔法技术和强大的军事力量。由于大多数臣民都曾被巴哈姆特践踏过,所以他们对她非常敬畏。由于这个地区一直是争斗不断的地方,所以许多人对这位可爱而强大的统治者的出现感到欢迎,至少暂时带来了和平。" }, { "id_line": 952, "ja_text": "君主寄りの立憲君主制を取っており、議会にて作成された法案や政策をバハムートが承認する形で運営されている。司法に関してはバハムートから委任された裁判所が行う。軍の指揮権は完全にバハムートのものとして独立しており法の束縛を一切受けない。というか、帝国全ての軍事力よりバハムート本人のほうが強いため束縛できない。", "zh_text": "他们采取君主倾向的立宪君主制,通过议会制定的法案和政策需要巴哈姆特的批准才能实施。司法方面由巴哈姆特委任的法院负责。军队的指挥权完全独立于巴哈姆特之外,不受法律约束。事实上,巴哈姆特本人比帝国的所有军事力量都更强大,因此无法束缚她。" }, { "id_line": 953, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 954, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 955, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 956, "ja_text": "#5 白龍少女閑話 キアラの巨大娘ごっこ", "zh_text": "#5 白龙少女外传 奇亚拉的巨大娘游戏" }, { "id_line": 957, "ja_text": "通勤する者、通学する者、夜が明けてようやく家へと帰る者。様々な人を思いを物を乗せ、今日も電車は走る。", "zh_text": "通勤的人,上学的人,夜晚结束总算回家的人。装上各种各样的人的电车今天也在高速运转。" }, { "id_line": 958, "ja_text": "そんな平穏な朝の風景が突然降って来た巨大なブーツに置き換わる。砂礫を滝のように流して持ち上がるその踵から、ぺらぺらの鉄板に成り果てた電車が剥がれ落ちて乾いた叫びを上げた。", "zh_text": "像这样平静的清晨的风景被突然落下的巨大长筒靴所替换。沙砾瀑布一样从抬起的脚后跟落下来,沦落为一块平滑铁板的电车从靴底剥落,发出干巴巴的声音。" }, { "id_line": 959, "ja_text": "ブーツを上へと辿れば真っ白で柔らかそうな太股が筒口から溢れ、黒の色っぽいミニスカートが作る影の中へと伸びている。裾を出した白のブラウスがその上に重なり、彼女のスカート丈は実際以上に短く見えた。ブラウスを持ち上げる二つの小山は彼女の胸。その上から人々を見下ろす顔はその胸や身体とは対照的にやや子供っぽさが残る可愛らしい顔。蜂蜜色のセミロングに碧眼も相まってまるで人形のように綺麗だった。ブーツを除けば、まるでどこかの国の学生のような出で立ちのその少女、名をキアラ。魔法が使えることと2匹の龍の保護者である事を除けばごく普通の少女である。", "zh_text": "如果顺着靴子向上面溯寻,就会看到看起来很柔软、丰满雪白的大腿从筒口溢出,伸向黑色妩媚的超短裙向造成的影子当中。而且白衬衫和裙子的下摆重叠,使得她裙子的长度看上去比实际上还要短。隆起衬衫的二座小山是她的胸部。而从上方俯视人们的脸是却是和那对丰满的胸部和成熟的肉体截然相反的稍稍留有孩子气一般的可爱笑脸。蜂蜜颜色的长发和碧绿色的眼睛互相相辉映结合,宛如洋娃娃一样漂亮美丽。撇开长筒靴子,就像某个外国学生一样的少女名字叫琪娅拉。除了能够使用魔法和作为2只龙的监护人之外,就是一个非常普通的少女。" }, { "id_line": 960, "ja_text": "彼女の身長、165センチ。しかしそれは100分の1サイズにまで縮小されたこの国の人々から見れば165メートル、高層ビルにも匹敵する巨人となる。", "zh_text": "她的身高为,165cm。可是如果从这个缩小到只有100分之一的国家的人们来看就是165米,成为比得上高层大楼的巨人。" }, { "id_line": 961, "ja_text": "「皆さん、今日のご飯ですよ~」", "zh_text": "「各位,这是今天的食物喔~」" }, { "id_line": 962, "ja_text": "そんな巨人が、パンの入ったバスケットを片手に、ずかずかと高層ビル群に向かって歩いていく。勿論足元にひしめく家や人々を踏み潰し蹴散らしながら。彼女は再生魔法の使い手。時の因果を断ち切り、起きてしまった事を巻き戻す強力無比な魔法だ。その力によって後からいくらでも修復できるが故に、足元の惨憺たる被害のことなど気にする素振りを見せない。", "zh_text": "那样的巨人把手伸进了面包篮,鲁莽地朝着高层建筑群走去。当然,脚下的高密度住宅区的平房和人们都被踩烂踢散。她是再生魔术的用户。是可以切断时间的因果,发生了的事都可以回卷的强大魔法。不论损毁有多么严重,只要使用那股力量都能够修复,也因为这个缘因,而没有表现出对脚下凄惨受害的小人感到介意。" }, { "id_line": 963, "ja_text": "その一歩ごとに、足元の人々にとっては耐え難いほどの地震が巻き起こり、ブーツの裏に張り付いた瓦礫が泥のようにぼろぼろと零れてはあちこちで二次被害を生じさせた。", "zh_text": "每一下脚步,都会掀起对脚下的小人们来说不堪忍受的地震,贴在靴底的瓦砾像泥土一样到处扑簌滴落,产生了不少二次灾害。" }, { "id_line": 964, "ja_text": "やがて彼女はこの国に幾つか存在しているビル群にたどり着くと、そこに待機していた飛空挺にパンを預けた。最新の技術を使った飛空挺もこのサイズ、30センチ程度では全くの無力。パンの重みを受けた飛空挺は、ふらふらと危なっかしく左右に揺らめいて今にも墜落しそうだ。", "zh_text": "不久,她终于走到在这个国家中存在的几个大楼群,把面包放在那里待命的飞空艇上。使用最新科技有30cm的飞空艇在这个尺寸下也是完全无力。受到面包的重量的飞空艇在危险地左右晃,看上去摇摇欲坠。" }, { "id_line": 965, "ja_text": "そしてそんな飛空挺の姿を楽しそうに見守るキアラ。一生懸命で可愛らしいな、などと思いつつも墜落されてはパンがもったいないのでその機体をそっと支えてやる。", "zh_text": "琪娅拉高兴地注视那样摇摇欲坠的飞空艇的身姿。尽力拼命的样子很可爱,因为墬毁的话面包都会浪费掉,只好伸手轻轻地支撑机体。" }, { "id_line": 966, "ja_text": "彼らからすれば圧倒的で絶対的なキアラの力。ここに居ると、自分が本当に巨人になったような気がして楽しい。こうして彼らを助けてやる事もできれば、気まぐれにビルを壊してしまう事だって出来る。", "zh_text": "和他们相比,琪娅拉拥有压倒性的绝对的力量。在这里的话,感到自己就像真成为了真正的巨人一样开心。可以这样帮助他们,心血来潮反过来弄毁大楼也成。" }, { "id_line": 967, "ja_text": "だからたとえば、この可愛らしいペット達を相手に、少しばかり嗜虐的な欲求を満たす事だって……。", "zh_text": "因此,譬如说,以他们这些可爱的宠物们作为对象,稍微满足一下自己嗜虐欲望的事也……" }, { "id_line": 968, "ja_text": "少し脚を持ち上げれば、足元で巻き起こるのは沢山の小さな悲鳴。百分の一サイズの人間達が逃げ回る、その必死さがとてもとても可愛らしい。", "zh_text": "如果稍微举起脚,就会在脚下掀起很多的微小哀鸣声。一百分之一的人们四处逃窜,那股拼命非常非常可爱。" }, { "id_line": 969, "ja_text": "一歩踏み出せば、キアラのブーツは家を2軒まるまる下敷きに押し潰し乾いた木の枝を踏み砕いたような感触を得る。勿論、そこにいたであろう小人達もぺっちゃんこに押し潰して。", "zh_text": "如果一步迈出,琪娅拉的长筒皮靴就会把整整2家平房压扁带给她踩碎干树枝一样的触觉。当然,住在那里的小人也会被压扁吧。" }, { "id_line": 970, "ja_text": "圧倒的で絶対的な力の快感。まるで自分が怪獣になったかのような、或いは神様になったかのような錯覚が、普段は優しいはずのキアラの理性を侵していく。", "zh_text": "那种压倒性绝对力量的快感。就好像自己成为一样怪兽,或者像成为神一样的错觉,侵袭平时温柔的琪娅拉的理智。" }, { "id_line": 971, "ja_text": "もっと壊したい。大丈夫、どうせ後で直せるんだから……。", "zh_text": "想要更加多的破坏。没问题的,反正过一会都能通通修好……" }, { "id_line": 972, "ja_text": "ずしん、ずしん。歩き出すキアラ。持ち上がることすら信じられないほどの、ビルのような巨大なニーハイブーツが大地を踏み鳴らし町を蹴立てて動き出す。そのたびに、幾多もの家が押し潰され、車が潰され、そして数え切れない人間達がキアラのブーツの底の赤いシミと果てた。", "zh_text": "咕咚,咕咚。开始迈步的琪娅拉,抬起那难以置信的,有如大楼一样巨大的过膝长靴跺响大地城市也跟着扬动起来。每次都会有多几家房屋被压破,几台车子被弄碎,和数不清楚的人们成为了琪娅拉的靴子底下红的色斑点而结束了他们微小的生命。" }, { "id_line": 973, "ja_text": "気持ちいい。", "zh_text": "很舒服呀。" }, { "id_line": 974, "ja_text": "キアラは思わずぶるっと身震いする。建物を踏み潰すこの感触、そして多くの人間を踏み殺してしまっているという背徳感がぞくぞくと彼女の全身を駆け巡った。今キアラが踏み潰しているのはただの模型ではない。実際にそこに人が住み、生活を営む生きた家なのだ。その有機的な概念を踏み潰す怪獣ごっこは、強大な力に麻痺した脳に突き刺さる鮮烈な快感となってキアラを支配して行く。", "zh_text": "琪娅拉的身体忍不住颤抖。踩碎建筑物的触感和踩死无数人类的罪恶感在体内游走。现在被琪娅拉踩碎的可不是玩具模型,而是真真切切有人居住生活的住所。扮演着将这些生命体悉数踩死的怪兽,大脑被自己强大的力量所麻痹,琪娅拉的身心都被剧烈的快感支配了。" }, { "id_line": 975, "ja_text": "あくまで来た道とは違う道を通って帰ろうと思っていたキアラだったが、あと数歩のところで町を出られるはずのところに来て彼女はこの縮小された国を振り返った。", "zh_text": "琪娅拉沿着和来时的路不一样的路往回走,在还有几步路就要离开城市的地方,琪娅拉停下了脚步,转身回看这个缩小国度。" }, { "id_line": 976, "ja_text": "整然と並んだ機能美のなかに、ぺちゃんこに潰れた家々がキアラの足跡を模って点々と続いている。キアラの巻き起こした破壊の爪跡、この場において強すぎる力の証。それらを見るキアラの中に巻き起こるのは、もう少しの間だけ巨人となってこの小さな可愛いペット達を蹂躙したいという歪んだ欲望だった。", "zh_text": "在井然有序地排列着的建筑美之中,被踩成薄片的住宅群模印出琪娅拉的脚印,星星点点地散布在四处。琪娅拉引发的破坏的痕迹,是她在这个地区压倒性力量的证明。再稍微多当一小会巨人蹂躏一下这些可爱的小宠物吧——看着这样的场景,琪娅拉的心中萌生了扭曲的欲望。" }, { "id_line": 977, "ja_text": "「私、もう少しだけ貴方達と遊んでいきたくなっちゃった」", "zh_text": "「我、稍微再和你们再多玩一会吧」" }, { "id_line": 978, "ja_text": "キアラは熱く紅潮した頬に手を当てて可愛らしく媚びた。勿論相手の答え、その是非を問うつもりはない。毎日こうしてちゃんと餌は与えているのだから、少しくらい好きにさせてくれても罰は当たらないだろう。", "zh_text": "琪娅拉手扶着红得滚烫的脸颊,可爱动人地献媚。当然,她根本没想知道对方的回答是肯定与否。自己每天都像这样老老实实地给他们送饲料,稍微随心所欲一下做点想做的事情也不会遭到报应的吧。" }, { "id_line": 979, "ja_text": "キアラは下着が露になるのも構わず、高々と脚を上げた。歩くという行為の範疇を超えて、明確に踏み潰すためにだ。彼女の脚に引きずられて瓦礫が天高く巻き上げられ、そして踏み下ろされる足に散らされて乱舞する。一際高い音を立てて足の下で砕けたのは、町の中でも高めの集合住宅だった。キアラのニーハイブーツから零れ出る太股がその柔らかさを主張するかのように揺れる。それほどまでの威力をもって踏み下ろされた足は集合住宅を真ん中で二分して断ち、遅れて伝播する衝撃は既に大破したそれを爆散させ、周囲の家々すらも砕いて走り抜けた。", "zh_text": "也不管会不会露出内裤,琪娅拉高高地抬起了腿。动作幅度显然超出了能被称之为步行的行为作用域,明确的是为了践踏的动作。卡在她脚下的瓦砾被卷带上了高空,巨足踩下时飞散向四周乱舞。在城市中也算是比较高价的公寓,发出巨大的轰响粉碎在脚下。琪娅拉那被过膝长靴勒紧溢出的丰满大腿,像宣示自己的柔软质感一般摇动着。以那样的威力塌下的脚瞬间将公寓从正中央一分为二,下一个瞬间,迟来的冲击波又让已经严重损毁的公寓残骸爆裂成碎片冲向四周,让周围的住宅群也卷入了被害。" }, { "id_line": 980, "ja_text": "おそらく何十人もの人間を今の一歩で踏み潰したはずの少女は、舞い上がる瓦礫に目を細めつつも楽しそうに笑う。", "zh_text": "恐怕这一步下去就已经踏碎了数十个人类,少女透过飞扬的沙尘瓦砾眯着眼俯视下方,开心地笑了。" }, { "id_line": 981, "ja_text": "そして今度は立った今壊滅的な破壊をもたらしたその美しくしも恐ろしい右足に銃身を預け、少し折り曲げバネとする。", "zh_text": "接着,重心转移到那带来毁灭性的破坏、美丽而又恐怖的右腿,膝盖像上发条一样稍稍弯曲。" }, { "id_line": 982, "ja_text": "ぴょん、と可愛らしくジャンプするキアラ。けれどそれは足元の小人達から見ればまさに恐怖そのもの。ビルのように巨大な身体が大地を蹴って飛び上がる。周囲の家々と比べて信じられないほど大きなブーツが住宅の亡骸を散らして地面を離れ、それに送れて嵐を纏った左足が頭上を通り抜け右足との位置関係を逆転させる。天頂には下着に覆われた巨大なお尻。それを支える真っ白な太股の柱を下に辿ってもそれは地面にはついておらず、直下で見上げる人間達は皆その巨大なお尻が降って来るのではないかと恐怖におののいた。", "zh_text": "蹼哟、琪娅拉以可爱的姿势跳起。但这在脚边的小人们看来实在是极为恐怖,比建筑还巨大的身体踏着大地跳起,比周围的住宅群还要大得难以置信的巨大长靴,散落着住宅的亡骸离开了地面。同时,掀起风暴的左脚从头顶呼啸而过和右脚交换了位置,正上方出现了包裹着内裤的巨大臀部。沿着支撑着臀部的雪白大腿向下看去,脚已经不着地面了,正下方的人们都担心着那巨大的屁股会不会就这样向自己落下而害怕地颤抖。" }, { "id_line": 983, "ja_text": "けれど、キアラにはそんなつもりはなかったらしく、彼女はしっかりと左足で住宅街を踏みしめて着地した。まるで水溜りに飛び込んだかのように跳ね上がる町の欠片たち。波紋のように広がる破壊の輪が語る自分の巨大さ、力の強さ。", "zh_text": "不过琪娅拉并没有那样的打算,她左脚用力踏在了住宅街上稳稳地落地了。街道的碎片就像从水坑中溅起的水花一样弹到空中,波纹一般呈圆形扩散的破坏圈彷佛宣示着自己的巨大,力量的强大。" }, { "id_line": 984, "ja_text": "体中をぞくぞくと駆け巡る快感に自分の胸をぎゅっと抱きしめ、キアラは恍惚とした表情を浮かべた。", "zh_text": "感到快感在体内游走,琪娅拉紧紧抱住自己的胸口,浮现出恍惚的神情。" }, { "id_line": 985, "ja_text": "だんだんとエスカレートして行く欲求。踏み潰す事に飽きたわけでもないし、むしろもっとやりたいとすら思うのだけれど、キアラの体はそれ以上を求めて熱くうずく。", "zh_text": "感觉欲求正渐渐逐步上升,虽然踩碎一切的玩法怎么玩都玩不腻,但​​相比之下还有更想做的事情,琪娅拉的身体因渴望着在这之上的事情而剧烈地发烫。" }, { "id_line": 986, "ja_text": "ずしん、ずしんと足音を立てて、膝の高さにも満たない小さなビルをいくつも踏み潰し、キアラはこの近辺で最も高いビルと向き合った。", "zh_text": "伴着ずしん、ずしん的脚步声,无数未及膝盖高度的渺小建筑被踩扁,琪娅拉向着附近最高的建筑走去。" }, { "id_line": 987, "ja_text": "「ふふっ……やっぱり怪獣になるって、気持ちいい……っ。なんだか、身体が凄く熱くなって……私、もう我慢できないかも……」", "zh_text": "「哼哼っ……果然当怪兽的感觉,相当的畅快呐……っ。总觉得,身体变得好热啊て……我,已经不能忍下去啦……」" }, { "id_line": 988, "ja_text": "彼女は足元を逃げ惑う住人達を見下ろして、ミニスカートから伸びる皇かで色っぽい太股を撫でた。皮のオーバーニーブーツに覆われたすらりと長い彼女の脚が地鳴りを伴ってもじもじと身じろぎをする。", "zh_text": "她俯视在脚下乱窜的居民们,抚摸在超短裙伸出来的性感妩媚的大腿。被皮制的过膝长靴所覆盖的苗条长腿伴随着地呜声和身体一起开始扭扭捏捏。" }, { "id_line": 989, "ja_text": "頬を紅潮させ、蜂蜜色の艶やかな金髪を指でくるくると弄くり少し恥ずかしそうにはにかむキアラ。彼女が何をするつもりかは、誰が見てもおおよそ明白だった。家々を踏み潰して暴れ回る、その行為が与える強力すぎる力の快感。それは容易に性的な興奮へと転換され、塔のような白い脚の間に見える下着は既にジワリと湿っている。", "zh_text": "脸颊出现红晕,用手指打转玩弄飘逸艳丽的蜂蜜色金发,琪娅拉有点害羞腼腆。她打算做什么,无论谁看了也会大致上明白。把各间房子踩碎,乱跑乱闹的行为给予太强的力量的快感。这很容易会转换产生成性兴奋,在巨塔一样的雪白大腿间看见的内裤已经变得潮湿。" }, { "id_line": 990, "ja_text": "ブーツに覆われた脚が町を下敷きにして膝をつく。バキバキと轟く木製の悲鳴。衝撃に耐えかねた屋根瓦が力なく流れ落ち、無理が生じた壁は爆ぜるようにして砕け散った。住宅だろうが道路だろうが容赦なく破断させ、置き換わるようにしてキアラのブーツが横たわる。", "zh_text": "被长筒皮靴覆盖的长腿以城市当为垫板把膝盖压上去。激烈地发出的轰鸣和木制品的悲鸣声。难以忍受到冲击的瓦片从屋顶落下,墙壁受到不可能产生的巨大力量而爆裂散落。无论是道路还是住宅通通都毫不留情地扯断,被琪娅拉横置的长筒皮靴连同巨大的大腿一起取代它们完本的位置。" }, { "id_line": 991, "ja_text": "そしてそれだけに終わらず、彼女はさらに腰を落として逆座、いわゆる女の子座りとなった。幸か不幸か彼女の間接はとても柔らかく、真っ白で皇かな生地に覆われた彼女のお尻がぺたんと地面についてしまう。当然、そこにあった住宅達を数件纏めてその下に押し潰して。", "zh_text": "这一切还没结束,她的腰向后坐下,形成所谓的鸭子座。不知是幸运还是不幸,她与地面的接触的动作很轻柔,被纯白光滑的布料包覆的少女的臀部稳坐在地面。 当然,在屁股底下的几幢住宅还是被通通压扁了。" }, { "id_line": 992, "ja_text": "ビルと向かい合うように座り込んだキアラ。彼女の股と高く聳える高層ビルの織り成す3角形に囚われた人々が今回の犠牲者のようだ。", "zh_text": "大楼群和坐着的琪娅拉面对面。被她巨大的胯间和高耸的大楼交织出来所形成的三角形囚禁的人们好像就是这次的牺牲者。" }, { "id_line": 993, "ja_text": "キアラはまずはブラウスのボタンを外して、童顔にしては大きめの胸をはだけさせた。最初からそういうつもりだったのだろうか、その豊かな胸を押さえる下着の類は一切見受けられない。町を踏み潰しながら歩く度に揺れる乳房、その先が服に擦れて気持ちがいいのだろう。ピンと勃起した桃色の可愛らしくも巨大な乳首が薄手の布を押しのけて現れた。", "zh_text": "琪娅拉首先解开衬衫的扣子,敞开对童颜来说不相称的大胸部。从一开始就打算会这样做了吧,完全看不到有穿上可以压抑她丰满的胸部的内衣。在踏碎城市的行走过程中,摇曳的乳房和前方的衣服摩擦,会很舒服吧。勃起的桃红色的可爱巨大乳头一下子把薄薄的布料推开出现在众人眼前。" }, { "id_line": 994, "ja_text": "「ふふっ……どうです? 大きさにはそこまで自身は無いけど……綺麗でしょう?」", "zh_text": "「呵呵……怎么样?大小本身是没有怎样,不过……形状很漂亮吧?」" }, { "id_line": 995, "ja_text": "キアラは胸を撫でるようになぞって、そしてアンダーバストへと至った手でそれを持ち上げ寄せて見せた。小山のような、列車程度なら簡単に挟んで揉み潰せてしまうであろう乳房がむにむにと形を変えてせめぎあう。彼女がその手を離すと、自由になった乳房は大気を引きずって重々しくブゥンブゥンと揺れ踊った。", "zh_text": "琪娅拉抚摸胸部,然后把手伸向下乳托起展示给他们看。像小山一样巨大,列车也能够简单夹在中间揉碎的乳房在互相推挤下变形。她放手之手之后,获得自由的乳房拖动着大气重重地在摇晃跳动。" }, { "id_line": 996, "ja_text": "そして彼女はスカートをめくり上げ純白の下着を惜しげもなく露出させた。こちらももとよりそのつもりだったのだろう、腰に掛かったリボン結びをするりと解けば簡単に脱ぎ捨てる事ができる。", "zh_text": "她连一点故忌也没有就翻开提高裙子把纯白的内裤曝光。这边也不用说,一早就打算这样做的吧,系带的内裤只要轻轻扯动挂在腰间的缎带结就可以简单地脱下。" }, { "id_line": 997, "ja_text": "光を捉えて眩しく輝くのはキアラの金色の陰毛。まるで麦畑のように広大で、それでいて柔らかそうなその草原の下に怪物の口がひくひくと疼いている。", "zh_text": "琪娅拉金色的阴毛闪耀着耀眼的光芒。如同麦田一样广阔,而且很柔软的那片草原下有着像怪物的口一样饥渴地咕吱咕吱抽动的裂缝。" }, { "id_line": 998, "ja_text": "恥部を露出し、恥ずかしさで真っ赤に染まるキアラの頬。けれど、こうして巨人となると、そんな恥ずかしさまでもが快感に変わるように思えた。股の間に囚われた人々は、こんなところを見せつけられても何も出来ない無力感を味わっているのだと思うと、自分が巨大であるという実感と共にじわりと興奮が沸いてくる。", "zh_text": "琪娅拉把自己的羞耻的部位露出来,而脸颊因为害羞而柒得通红。但是,成为巨人的话,这种害羞也会变成快感。看到在胯间被囚禁的人们,感品味着他们在我这种地方被显示出来的无力感,和认识到自己巨大的真实感交织在一起,慢慢变得兴奋沸腾起来。" }, { "id_line": 999, "ja_text": "「はぁ、はぁ……来て、来て下さい……そうじゃないと私、このビルに抱きついちゃいますよ?」", "zh_text": "「哈,哈……来吧,来吧……不过来的话,我就抱住大楼了哟?」" }, { "id_line": 1000, "ja_text": "キアラはビルに腕を回して彼らをまくし立てた。その際に彼女のツンと勃起した乳首がビルの窓ガラスを突き破り窓際に並べられたデスクを突き崩す。", "zh_text": "琪娅拉不等自己说完就用手臂环抱他们。这时她巨大勃起的坚挺乳头把大楼的窗户玻璃扎得破裂,窗边摆放辨公桌也被压烂。" }, { "id_line": 1001, "ja_text": "「ひゃっ!! っ……ふふっ、ほら、私はもう準備おっけーなんですから、あまり女の子を待たせないでください」", "zh_text": "「哎!!……呵呵,你看,我已经准备好了呀—,不要让女孩子等太久啊。」" }, { "id_line": 1002, "ja_text": "今度はビルの壁面にその桜色の唇をちゅっと押し当ててのキス。まるでビルを相手におねだりしているかのようで、けれど彼女はちゃんとその中の人間を見据えていた。柔らかな唇の間からちろっと舌を伸ばすと、彼女の舌はいとも容易く外壁を砕いてビルの中に侵入し、逃げ遅れた人間をぎゅーっと壁に押し当てたのだ。そしてそのまま器用に舌を操ってその人間をお口の中へとご招待。", "zh_text": "这次是建筑物的墙面被樱花色的嘴唇贴住亲吻。就像把大楼当成恋人讨着要撒娇一样,不过她还是有准确地盯着在建筑物其中的人类。柔软的嘴唇之间伸出舌头,她巨大的舌头非常容易就打碎大楼外墙入侵内部,跑晚了的人抓牢了和墙壁上贴住了。然后控制灵巧的舌头把小人卷入口中。" }, { "id_line": 1003, "ja_text": "「ふふっ、わらしの口のなかれ暴れれまふ……可愛いれすね」", "zh_text": "「呵呵,在嘴里挣扎乱动……很可爱呐」" }, { "id_line": 1004, "ja_text": "もごもごと舌で人間を弄ぶキアラ。ビルの中の人間達に見せつけるようにして口を開けば、そこには確かに人間の姿。一瞬開いた彼女の口からどうにか出ようと必死でもがくが、勿論それが成就する前にキアラの口はガチンと閉じて。", "zh_text": "琪娅拉闭着嘴用舌头玩弄小人。向还在大楼里的人们卖弄着口腔内部的状况,确实有人类的身影。在一瞬间开了她的嘴时,他们打算逃出来而拼命挣扎,当然在逃出来之前琪娅拉又闭上嘴了。" }, { "id_line": 1005, "ja_text": "ごっくん。", "zh_text": "咕噜。" }, { "id_line": 1006, "ja_text": "キアラの可愛らしい喉仏がぴくりと動いた。", "zh_text": "琪娅拉可爱的喉结抽动了一下。" }, { "id_line": 1007, "ja_text": "「ごめんなさい、後で出してあげるから今は我慢して……」", "zh_text": "「对不起,之后会再把你们拿出来,现在先忍耐一下……」" }, { "id_line": 1008, "ja_text": "お腹の中の人間にそっと囁くキアラ。口の中で魔法をかけた為彼がキアラの胃液で溶ける事はないが、しかし胃の蠕動に激しくシェイクされるのはやはり大変だろう。", "zh_text": "琪娅拉对肚子里的人悄悄地低声私语。在口中玩弄时为他们施了魔法,所以不会被琪娅拉的胃液溶解,可是要忍受胃的蠕动所造成的激烈颠簸还是很辛苦吧。" }, { "id_line": 1009, "ja_text": "とはいえ、それより今はこうして恐怖を煽ってやらなければ。", "zh_text": "尽管如此,她还是说出了比这更像现在这样更恐怖的挑衅。" }, { "id_line": 1010, "ja_text": "「あーあ、貴方達が遅いからつい食べちゃいましたよ……みなさんも、私の上のお口で食べられたくなかったら、ね?」", "zh_text": "「啊,你们太慢了啦,所以我就先吃了……还是大家也是不想被我上面的口中吃呢?」" }, { "id_line": 1011, "ja_text": "お腹の辺りをさすりさすり、キアラはビルの中の人々に微笑みかけた。さらにそれを追い討って細く可愛らしい指でビルの壁面をなぞれば、ばらばらと剥がれ落ちる窓ガラス。透明とはいえ一枚あった境界が砕かれる恐怖は想像を絶する。次は自分達が食べられてしまうかもしれないのだ。", "zh_text": "琪娅拉抚摸自己的肚子,对大楼内的人们微笑了。而且在这之上作为追加,韱细可爱的手指过建筑物的墙面,窗户玻璃零散地剥落。原本透明的窗户成为破碎的境界变成超越想像的恐怖。下一个就有可能轮到自己了。" }, { "id_line": 1012, "ja_text": "恐怖に屈して観念した人間達が少しずつではあるがビルから出てきて、キアラの太ももの間に集まり始めた。", "zh_text": "屈服于恐惧而死心的人们一点一点地从大楼出来,在琪娅拉的大腿之间开始聚集。" }, { "id_line": 1013, "ja_text": "「そう、いい子にしていれば、私に従っていれば大丈夫ですよ。ほら、もっと近くに……触ってみても、いいんですよ?」", "zh_text": "「是的,只要你们当好孩子,跟着我的话就没关系哟。你看,更靠近……碰一下也可以啊?」" }, { "id_line": 1014, "ja_text": "キアラはここであえて、極限の緊張状態にある彼らにそっと優しく声をかけた。下げて上げる、先ほどまでの人間を食べてしまうような恐ろしい怪獣から優しい女の子へ。この落差がかえってキアラを魅力的に見せるのだ。", "zh_text": "琪娅拉对在这里面对巨大的自己而达到极限紧张状态的他们轻轻地温柔地打招呼。降低自己的态度,刚才吃人一样的可怕怪兽变成如此善良的女孩。这个落差反而突显出琪娅拉富有的魅力。" }, { "id_line": 1015, "ja_text": "太股の間に囚われた人間達は最初こそ戸惑っていたが、キアラは彼らから見て巨大であるとはいえそこそこの美少女でもあり。その中の何人かが恐る恐る彼女の太股に歩み寄ってその小さな手で皇かな肌をおっかなびっくりそーっと触り始めた。", "zh_text": "在大腿之间被囚禁的人类们最初不知所措,琪娅拉从他们的角度来看是一个巨大不错的美少女。其中几个人战战兢兢地走近她的大腿,用小小的手提心吊胆地摸向光滑的肌肤。" }, { "id_line": 1016, "ja_text": "とても小さな人間の、とても小さな手にさわさわと撫でられる感触。とてもくすぐったくて、思わず太股を閉じてしまいそうになる。けれど、ここでそれをやったら台無しだ。", "zh_text": "小小的人类用小小的手抚摩的触感。非常酥痒,禁不住快要合上大腿了。但是如果这样做只会把美事搞糟。" }, { "id_line": 1017, "ja_text": "「そうそう、もっと私に甘えていいんですよ……?」", "zh_text": "「对,对,这样再对我再撒一点娇也可以呐……?」" }, { "id_line": 1018, "ja_text": "キアラはその白く柔らかな太股を撫でて露骨に誘惑した。先ほどからずっと獲物を待ちわびてヒクヒクと熱く疼くキアラの秘所。そろそろ頃合い、小人達もキアラも、お互いに辛抱たまらん状態だ。だが、さすがにここにそのまま人間を入れるとなると簡単に押し潰してしまっておそらく気持ちよくもない。だから彼女は小人と自分の間に、一枚インターフェイスを噛ませることにした。", "zh_text": "受到了琪娅拉那雪白柔软的大腿抚摸露骨的诱惑。从刚才开始琪娅拉的秘所就一直好像等待猎物一样而焦急热烈地抽动。这时,小人和琪娅拉互相也到了忍受不了的状态。但是,如果直接把小人放进去的话会很容易压扁,恐怕也不够舒服。所以她自己和小人之间,需要接触的媒介。" }, { "id_line": 1019, "ja_text": "手を伸ばせば届くところに、先ほど踏み潰してしまった列車の車両がぺらぺらの鉄板となって転がっている。当然このままでは使い物にならないが、この手の修繕はお手の物。魔法の杖など使わずとも手でそっと撫でるだけで無傷の電車がその手に蘇る。まるで手品かなにかのようであった。", "zh_text": "在伸手可及的地方拿起了,刚才被踩碎的列车车厢变成的铁板。当然这个样子是无法使用的,不过这双手可是很擅于修理。连魔法杖也没有用,只是手轻轻点了一下,破碎的电车就在手中复苏。宛如变戏法一样。" }, { "id_line": 1020, "ja_text": "「私のナカに入ってみたい人はこの電車にご乗車下さい」", "zh_text": "「想进入我的人就搭上这台电车吧。」" }, { "id_line": 1021, "ja_text": "太股の間に降り立つ、実物大なら40トンはあるであろう車両。普通ならばこんな怪獣女の言うとおりにするなんてあり得ない、けれど彼らにとってキアラはもはや怪獣女ではなく可愛らしい女の子。キアラの言うとおりにしていればきっと護ってもらえるという庇護欲も相まってか、彼女の言う事に逆らうものはなく。", "zh_text": "如果是实物的话有40吨的电车突然在大腿中间降临。如果普通来说是这样的怪兽女说的话绝对不可能会听,但是对于他们来说琪娅拉不再是怪兽女,而是可爱的女孩。照琪娅拉这样说做的话一定能保护他们不受伤害,和自己渴望受庇护欲相结合,她说的话变得无法忤逆。" }, { "id_line": 1022, "ja_text": "最後のほうまで迷っていた者もいたが、キアラに優しく微笑みかけられるとおずおずと電車の中に乗り込んでいった。", "zh_text": "到最后还是有不少困窘的人因为琪娅拉温柔的微笑而胆怯地搭上电车。" }, { "id_line": 1023, "ja_text": "キアラ行きの満員電車が彼女の巨大な手にがしっと掴まれて持ち上がる。途中下車は不可能。", "zh_text": "琪娅拉用她那巨大的手指抓起满员的电车去。现在想要反悔而中途下车是不可能了。" }, { "id_line": 1024, "ja_text": "「んっ……むぐ……」", "zh_text": "「嗯……唔……」" }, { "id_line": 1025, "ja_text": "まずは最初の通過駅、キアラの口腔。開かれた可愛らしく柔らかい唇がアルミの車体を咥えてちゅぽちゅぽとしゃぶる。魔力灯の灯された車内から漏れ出る光が巨岩のような歯を照らし出し、まるで映画やアトラクションのよう。", "zh_text": "首先通过最初的车站,琪娅拉的口腔。张开的可爱柔软的嘴唇轻轻地咥压铝制的车身吸吮。魔力灯从车厢里漏出的光芒照亮了巨石般的牙齿,就像电影一样。" }, { "id_line": 1026, "ja_text": "口の中から引きぬかれ、外の光が瞼を刺す。やや遅れて明順応する視界には、ツゥと引かれた唾液の糸。下唇を噛んで糸を切る愛らしい顔が遠ざかり、小山ほどもある形のいい胸が過ぎる。下降の作る無重力が数十メートルも続き、そして急激な減速に強まるG。電車の窓から見える景色は聳え立つ太股の壁、そして正面には彼女の大事なところ。", "zh_text": "从口中拉出来,被外界的光线刺入眼帘。视野稍微顺应光暗变化,拉出一条唾液丝。咬着下唇剪断丝线,远离可爱的脸蛋,穿过如小山一样形状美丽的胸口。在下降时造成无重力中持续数十米,再感受到急剧减速时强烈的重力感。电车的窗户看到的景色耸立的大腿壁墙,还有正面是她重要的地方。" }, { "id_line": 1027, "ja_text": "いよいよ本番、キアラの洞窟に電車が突入する。大木のような指に広げられた大陰唇、そして姿を現す小陰唇。肉の壁に押し当てられ、その柔らかな壁にある割れ目をめりめりと押し広げて列車はやや強引にキアラの中へと侵入した。", "zh_text": "终于来到正式演出,电车突入琪娅拉的洞穴当中。大树一样的手指打开大阴唇,露出小阴唇。粘贴膣穴的肉墙,列车嘎吱嘎吱地推开那柔软的肉墙上的裂缝推开,强行入侵到琪娅拉当中。" }, { "id_line": 1028, "ja_text": "「あっ、あぁっ……小人さんが私のっ……ナカに……!!」", "zh_text": "「啊,啊啊啊……小人先生……进来了……!」" }, { "id_line": 1029, "ja_text": "頬を赤らめ掠れた喘ぎ声を上げるキアラ。電車が与える物理的な刺激もあるが、しかしそれ以上に沢山の人間を自分の恥ずかしいところに押し込んでしまったという裏返った快感がゾクゾクと彼女を蝕むのだ。", "zh_text": "脸颊通红喘气的琪娅拉发不出声音。电车有给予的物理上的刺激,但是在那以上,有这么多人类硬挤进自己的害羞的地方这种反过来的快感和惊险侵蚀着她的心灵。" }, { "id_line": 1030, "ja_text": "つぷぅっ、という音を最後に電車が完全に膣内に飲み込まれると、キアラは快感に崩れるようにしてビルに寄りかかった。彼女の美乳が外装を打ち破り、ビルのフロアをいくつも砕いてめり込むように侵入する。", "zh_text": "咕吱,最后电车完全阴道内吞噬了的声音,琪娅拉因为快感崩溃而靠在大楼上。她的美乳把外层打破,大楼的好几个楼层都被打碎侵入。" }, { "id_line": 1031, "ja_text": "「っはぁ……っあ……いいっ!」", "zh_text": "「啊哈……哦……好厉害!」" }, { "id_line": 1032, "ja_text": "恋人に抱きつくようにビルに腕を回し、冷たい壁面に熱く火照った頬を摺り寄せる。バラバラと剥がれ落ちる外装材にむき出しになるコンクリート。外壁を簡単にゆがめてめり込む腕。", "zh_text": "像恋人般手臂环抱搂住楼房用,发热的脸颊蹭上冰冷的墙面。外墙哗啦哗啦地剥落落下的而剩下赤裸的混凝土。手臂简单地压歪陷入外壁。" }, { "id_line": 1033, "ja_text": "膣で電車を優しく抱きしめれば、ミシミシと歪む鉄の箱に慌てふためく彼らの気配。ビルを抱きしめ沢山の人々を膣内に挿入している、その実感が改めて認識させてくれる自分の巨大さに高まる興奮。", "zh_text": "阴道温柔地紧紧包裹电车,想像到在嘶咔嘶咔的声音和被压得扭曲的铁盒惊慌失措的他们。拥抱高楼,把很多人插入膣道内。这一份真实感让我重新认识到自己的巨大而情绪兴奋高涨。" }, { "id_line": 1034, "ja_text": "電車を引っ張り出し、また押し込み。それだけでは物足りず、逆座に折り曲げた脚を動かしてブーツの脛で町を凪ぐ。可愛らしい皮のブーツが、一見堅牢そうに見える雑居ビルを砕き猛々たる爆煙を巻き起こして押し進むその様は巨大な重機。", "zh_text": "电车不停拉出来,又塞进去。这样还不够,穿着长筒皮靴逆座弯曲的长腿把城市扫得平整。可爱的皮靴把乍看上去坚固的住宅大楼压碎猛,掀起爆烟按住地面,像巨大的重型机器一样前进。" }, { "id_line": 1035, "ja_text": "破壊と肉体的な快感。息もつかせず襲い来るそれらに耐えかね、キアラは思わず力の加減を忘れてビルを抱きしめてしまった。彼女の腕はいとも簡単に壁を突き破り、ビルの構造を支える柱を次々に折って、キアラ自身の乳房にぶつかった。ぼふっつ、と白い煙を吐いて、構造計算されたビルに限界が訪れる。", "zh_text": "破坏和肉体的快感。内容不呼吸袭来的那些难以忍受,琪娅拉忘记了自己的力量有多么强大而不由自主地拥抱大楼。她的手臂轻易地把墙壁压得破裂,大楼结构的支柱陆续折断,琪娅拉自己的乳房撞了上去。浓浓地冒着白色的烟,大楼的结构也到了界限。" }, { "id_line": 1036, "ja_text": "キアラに抱き潰されたビルが崩れ落ちるのと、彼女の限界はほぼ同時。", "zh_text": "琪娅拉拥抱被摧毁的大楼倒塌的,她几乎是同时的极限。" }, { "id_line": 1037, "ja_text": "「っ……もう、だめぇ……ッ!!」", "zh_text": "「啊……已经,不行……!!」" }, { "id_line": 1038, "ja_text": "太股を濡らす暖かい液体。一瞬ホワイトアウトする思考に、力加減など出来るはずもなく。彼女の膣は男性のアレを絞りとるようにキュウゥゥッと締まって、中の電車を押し潰してしまった。せっかく信頼してくれたのに、と思いつつもそんな背徳感が歪んだ愛情を刺激し、快楽の余韻に充実感を与える。", "zh_text": "大腿被温暖的液体沾湿。一瞬间脑袋一篇空白,也没有考虑到力量的强距。她的膣道为了像榨取男性的结实的象征一样勒紧,把还在体内的电车压扁。破坏了好不容易建起的信赖,却也因为这样而感觉到背德感所形成的扭曲的爱情,浸染在刺激快乐的余韵和充实感当中。" }, { "id_line": 1039, "ja_text": "逆座を崩し、背後の雑居ビルを押し倒し潰して寝転がるキアラ。", "zh_text": "无法再维持逆座的身姿,躺下的琪娅拉把背后的大楼推倒破坏,。" }, { "id_line": 1040, "ja_text": "「ふふっ、みなさん……私のためにありがとう御座いました。歪んでるって、分かってます。けど……大好きですよ」", "zh_text": "「呵呵,大家……为了我,谢谢你们了。虽然我明白这不太正常。但是……最喜欢你们了。」" }, { "id_line": 1041, "ja_text": "縮小された国", "zh_text": "被缩小的国家" }, { "id_line": 1042, "ja_text": "無謀にもクレアに喧嘩を売ってクレアの玩具にされ滅ぼされた挙句、結構危険な国だったので縮小され飼い殺しにされている。", "zh_text": "无谋地挑衅克莱尔最后沦为克莱尔的玩具而毁灭,因为原本是相当危险的国家,所以决定缩小后作为宠物饲养一辈子。" }, { "id_line": 1043, "ja_text": "世話役のキアラとの関係は悪くはなく、庇護欲からかキアラを慕う人間も少なくない。キアラだって別に毎日こんな大暴れをしているわけではなく、ちゃんと彼らの世話をしている。が、彼女とて人間なので欲はあるし、したくなっちゃう時ぐらいあるのである。週3くらいで。", "zh_text": "和作为主管人的琪娅拉的关系不好也不坏,可能是因为保护欲,仰慕着琪娅拉的人也相当多。就算是琪娅拉也不可能每天都会像这样大暴走,还是有好好做照顾他们的工作的。然而,琪娅拉也是人也会有欲望嘛,也会有想要做一些事情的时候。一周大概有个三次左右吧。" }, { "id_line": 1044, "ja_text": "強力な呪いを扱う呪詛代行が主力産業だった国だが、既にそんな力もない。", "zh_text": "本是有着操控强力咒术的能力因此以代理执行诅咒作为助力产业的国家,现在当然已经是没有那种能力了。" }, { "id_line": 1045, "ja_text": "恨みを買うことの恐ろしさを知っているからか、国民の気質は基本的に穏やか。", "zh_text": "大概是因为明白被他人怨恨会有多恐怖,这里国民基本上性情平稳良好。" }, { "id_line": 1046, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1047, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1048, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1049, "ja_text": "#7 白龍少女 巨大化しちゃった話", "zh_text": "#6 白龙少女 巨大化的故事" }, { "id_line": 1050, "ja_text": "\"あれ……? こんなブーツ持ってたっけ?\"", "zh_text": "\"那个……?我有这双靴子吗?\"" }, { "id_line": 1051, "ja_text": "白魔道士の少女——キアラは、物置の奥から現れた覚えの無いブーツに眉をひそめた。一年の汚れを払い新年を迎えるための大掃除の最中。要るもの要らないものを分けて捨てるために色んな所を漁っていると、随分古いものなんかも出てきたりする。大抵のものはぼんやりながら入手経路を覚えているものなのだが、物置の最奥、大き目の木箱に詰め込まれたこの真っ白なブーツについては買った覚えも貰った覚えも無かった。", "zh_text": "白魔导士少女——琪娅拉皱着眉头,对从储藏室深处出现的陌生靴子感到困惑。正在进行为了迎接新年而进行的大扫除,为了分类并丢弃不需要的东西,她在各个地方翻找。大多数东西她都能模糊地记得是怎么得到的,但是这双纯白色的靴子,被塞进大木箱的最深处,她既没有记得自己买过,也没有记得别人送给自己过。" }, { "id_line": 1052, "ja_text": "箱の中から引っ張り出してみると、それはオーバーニーの編み上げブーツであった。履いた覚えが無いのに、大分くたびれているように見える。", "zh_text": "她把靴子从箱子里拉出来,发现这是一双过膝编织靴。虽然没有穿过的记忆,但看起来已经相当破旧了。" }, { "id_line": 1053, "ja_text": "しかしこのブーツ、履いた覚えこそ無いものの見覚えならあった。彼女が世話をしている巨龍の少女、クレアがいつも履いているあのブーツにそっくりだ。身長175メートルもの巨躯が歩く度に踏み出され、森だろうがビルだろうが何でも踏み潰し踏み砕くブーツ。それをそのまま縮小したような感じ。", "zh_text": "然而,这双靴子虽然没有穿过的记忆,但却有一种似曾相识的感觉。这与她照顾的巨龙少女克莱尔经常穿的那双靴子非常相似。那双身高达175m的巨大身躯每走一步,对脚下的生物来说都是恐怖的踩踏践踏,无论是森林还是大楼都能被靴子轻易踩碎。这双靴子就像是它的缩小版。" }, { "id_line": 1054, "ja_text": "\"クレアの……?\"", "zh_text": "\"克莱尔的……?\"" }, { "id_line": 1055, "ja_text": "キアラはブーツをひっくり返して底を確認した。もしあの子のものならば、人を踏み潰した時のシミの一つや二つでもついているんじゃないかと思ったのだ。", "zh_text": "琪娅拉将靴子翻过来检查底部。如果这是那个孩子的靴子,或许会有踩踏时留下的污渍之类的东西。" }, { "id_line": 1056, "ja_text": "\"……って、さすがにそれはないか\"", "zh_text": "\"……不过,应该不会有吧\"" }, { "id_line": 1057, "ja_text": "幸いそんな事はなく、靴底は綺麗。でも、見れば見るほどそれはクレアのブーツにそっくり。", "zh_text": "幸运的是,并没有这样的事情发生,鞋底很干净。但是,越看越像克莱尔的靴子。" }, { "id_line": 1058, "ja_text": "\"ん、この箱……2重底だ\"", "zh_text": "\"嗯,这个箱子……有暗格\"" }, { "id_line": 1059, "ja_text": "一度ブーツを木箱に戻そうとして、キアラはその底板に指をかける穴があることに気がついた。何が入っているんだろう、とその板に指をかけて引っ張る。この時点で、なんとなく嫌な予感がキアラの脳裏を掠めたのだが、好奇心が勝って彼女は底板を取り除いた。", "zh_text": "当琪娅拉试图把靴子放回木箱时,她注意到底板上有一个指头可以插入的孔。里面可能有什么东西,她用手指插入孔中向上提。此时,琪娅拉脑海中闪过一丝不祥的预感,但好奇心战胜了她,她取下了底板。" }, { "id_line": 1060, "ja_text": "\"!! クレアの……下着? いやあれは下着じゃないか\"", "zh_text": "\"!!克莱尔的...内衣?不对,那不是内衣吗\"" }, { "id_line": 1061, "ja_text": "箱の底に折りたたまれて入っていたのは、クレアが普段身に纏っている、最低限隠さなければならないところだけ隠すのみの薄絹だ。胸当てから、パレオ、それにパンツまで、いつも見上げるあの姿そのもの。作り物にしては、あまりにも良くできていて、不気味にすら思える。", "zh_text": "折叠在盒子底部的是克莱尔平时穿着的内衣,只遮住最需要隐藏的部分。从胸罩到披肩,再到内裤,就是我经常仰望的那个身影。这个做得太好了,甚至让我感到不可思议。" }, { "id_line": 1062, "ja_text": "\"いったいこんなもの、誰が……いやでもうちの物置は結界で私しか入れないはずだし……私しかいないよね\"", "zh_text": "\"到底是谁...就算不愿承认,但我家的储藏室是结界,应该只有我才能进去……可能性就只有我了\"" }, { "id_line": 1063, "ja_text": "暫し凍りつき、いろいろと思考を巡らせるキアラ。一応納得できる結論として彼女が出したのが——お酒に酔った勢いで、最愛の龍の衣装を仕立て屋に作らせた挙句後から恥ずかしくなって封印したのではないか? というものだった。", "zh_text": "凝神了一会儿,琪娅拉思考着各种可能性。她得出的暂时结论是——在喝醉的情况下,她让心爱的龙为自己做了这套衣服,但后来觉得太尴尬而封存了起来。" }, { "id_line": 1064, "ja_text": "とりあえず自分を強引に納得させることが出来たところで、次に沸いてくるのは。", "zh_text": "在勉强让自己接受这个结论后,接下来涌上心头的是..." }, { "id_line": 1065, "ja_text": "\"これ、着れるかなぁ?\"", "zh_text": "\"这个,我能穿吗?\"" }, { "id_line": 1066, "ja_text": "という、危険な好奇心だった。", "zh_text": "这是一种危险的好奇心。" }, { "id_line": 1067, "ja_text": "\"クレアと、お揃いかぁ……\"", "zh_text": "\"和克莱尔,一起穿...\"" }, { "id_line": 1068, "ja_text": "キアラは衣装をにらんでごくりと唾を飲む。はっきり言ってかなり際どい衣装だ。これで外を出歩けば、いわゆる痴女というやつになるだろう。それに、外見年齢こそ15歳のままだが、実年齢25歳の自分がこれを……。", "zh_text": "琪娅拉盯着衣服,咽了口口水。坦白说,这套衣服非常大胆。如果穿出去的话,就会变成所谓的痴女。而且,外表看起来只有15岁,但实际年龄已经25岁的我穿这个..." }, { "id_line": 1069, "ja_text": "でも着たい。着てみたい。", "zh_text": "但是我想穿。我想试试看。" }, { "id_line": 1070, "ja_text": "\"……外に出なければ大丈夫、だよね\"", "zh_text": "\"......只要不出去,就应该没问题吧\"" }, { "id_line": 1071, "ja_text": "遠く高い青空。決して届くことの無いその高みを目指して、いくつもの摩天楼が高く並び立つ。そのすぐ真横に、ビルと見紛うほどの巨大なブーツが突き立った。", "zh_text": "远处是高高的蓝天。摩天大楼高耸而立,永远无法触及那高处。就在摩天大楼旁边,有一双巨大到几乎被误认为大楼的靴子。" }, { "id_line": 1072, "ja_text": "\"……えっと、その。みなさん、こんにちは~!\"", "zh_text": "\"......嗯,那个。大家,你们好~!\"" }, { "id_line": 1073, "ja_text": "そのブーツの主は、金髪碧眼の美少女、キアラ。彼女は頬を赤らめ、蜂蜜色のセミロングを揺らして恥ずかしそうに手を振った。", "zh_text": "那双靴子的主人是金发碧眼的美少女琪娅拉。她脸红了起来,摇晃着蜜色的齐肩长发,害羞地挥手。" }, { "id_line": 1074, "ja_text": "いつもはどことなく清楚な出で立ちの彼女が、こんな下着一枚みたいな姿で現れたことに、縮小都市の人々は驚いた。さらに、その衣装がかつてこの国を滅ぼした白龍の少女のものと同じであることにもう一度驚き。そして、今日のキアラはそういう気分なんだな、と悟った。", "zh_text": "平时她的打扮总是带点清纯,但今天以这种像内衣一样的服装出现,让缩小都市的居民感到惊讶。更让他们惊讶的是,这套衣服竟然和曾经摧毁这个国家的白龙少女的服装一模一样。他们意识到,今天的琪娅拉就是那种心情。" }, { "id_line": 1075, "ja_text": "キアラは基本的に優しく善良な管理者で、縮小都市の人々からの人気も高いのだが……たまにこうして、巨大娘ごっこと称して大暴れをするのである。", "zh_text": "琪娅拉基本上是一个温柔善良的管理者,深受缩小都市居民的喜爱......但偶尔她会以巨大女孩的名义大肆破坏。" }, { "id_line": 1076, "ja_text": "\"わぁ、慌ててる慌ててる……本当に、可愛い子達\"", "zh_text": "\"哇,大家都慌慌张张的……小人们真是可爱呢\"" }, { "id_line": 1077, "ja_text": "キアラは頬に手を当てて恍惚とした表情を浮かべた。この衣装を着ているだけで、なんだかいつもと違うプレイが楽しめそう、と期待に胸を膨らます。", "zh_text": "琪娅拉把手放在脸颊上,露出了恍惚的表情。光是穿上这套服装,就感觉可以享受到不同于平常的游戏,让她充满期待。" }, { "id_line": 1078, "ja_text": "\"ふふっ、今日の私は、怪獣ですよ!\"", "zh_text": "\"呵呵,今天的我是怪兽喔!\"" }, { "id_line": 1079, "ja_text": "キアラは早速足を持ち上げて、細い道路が入り組む住宅地へと足を踏み下ろした。ブーツの下で、サクッと家の潰れる感触。路面がひび割れ、逃げ惑う縮小人間たちを貪欲に飲み込んだ。", "zh_text": "琪娅拉立刻抬起脚,踏进了一条住宅区里交错的小路。在靴子下,感受到了房屋被踩压碎的触感。路面开裂,贪婪地吞噬着四处逃窜的小人们。" }, { "id_line": 1080, "ja_text": "こうして1歩踏み出してみると、先ほどまでの気恥ずかしさはどこへやら。自分の一歩が巻き起こした大惨事のおかげで、怪獣としてのロールにすっかり浸りきってしまえる。どうせここは張り巡らせた結界のおかげでキアラとあの2匹しか入れないのだから、誰かに見られることも無い。", "zh_text": "就这样踏出了一步,之前的尴尬感瞬间消失无踪。多亏了她一步所引起的大灾难,琪娅拉完全沈浸在怪兽的角色中。反正这里的结界只有琪娅拉和那两个人能进入,也不会被别人看到。" }, { "id_line": 1081, "ja_text": "足を持ち上げるたびに、腰に巻かれたパレオが持ち上がって、純白の下着がちらりと覗く。普段のスカートともまた違った露出感に、キアラはなんとも言えない快楽を感じた。痴女だな、と自分でも思いつつ、それでもこの縮小都市の人々に対しては随分と今更のこと。電車やバスを出したり入れたりが日常茶飯事なのだから、今更気にすることなど無い。", "zh_text": "每次抬起脚,系在腰间的薄纱裙都会被掀起,露出纯白的内裤。这种与平时裙子不同的暴露感,让琪娅拉感到难以言喻的快乐。她自己也觉得自己很淫荡,但对于这个缩小城市的居民来说,这已经是家常便饭了。每天都在玩弄电车和公车,现在根本不需要在意这些了。" }, { "id_line": 1082, "ja_text": "キアラは暫く街を歩き回って、その色っぽい肢体を余すことなく魅せつけた。一歩、また一歩と踏み出すたびに興奮が高まり、ほどなくしてキアラの股はじっとりと湿る。", "zh_text": "琪娅拉在城市中漫步了一段时间,充分展示了她性感的身体。每走一步,兴奋感就增加一分,很快琪娅拉的下体就湿润起来。" }, { "id_line": 1083, "ja_text": "\"ん……そろそろ……いいかな?\"", "zh_text": "\"嗯……差不多了吧?\"" }, { "id_line": 1084, "ja_text": "キアラは足元に魔力機関車の駅を観とめると、高々と足を持ち上げ駅舎の屋根ごと踏み潰した。足を持ち上げてみれば、ブーツの底には鉄板となった列車の車体が2両も張り付いている。たった24cmの少女の足ですら、彼らにとっては24メートル。た駅に並んで停車している全ての列車を機能停止に追い込むには、たった一撃でも十分すぎた。", "zh_text": "琪娅拉看着脚下的魔力机车站,高高举起脚,把车站的屋顶一起踩碎。抬起脚来,靴子底下贴着两节变成铁板的列车车体。对于这些人来说,少女仅仅24厘米的脚,相当于24米。一脚就足以使停在车站上的所有列车停止运行。" }, { "id_line": 1085, "ja_text": "壊滅した駅を股の間に収めて、背後のビルを押し潰し座り込むキアラ。力なく転がった客車を持ち上げ、愛おしそうに中を覗きこんだ。そしてまだまだ沢山の乗客が乗っていることを確かめた上で、キアラはそれを下の口へ。", "zh_text": "琪娅拉把毁灭的车站放进自己的腿间,压垮了背后的大楼,坐了下来。她拾起无力地翻转着的车厢,爱抚地看着里面。然后确认还有很多乘客在车上后,琪娅拉把它们送进了下面的口中。" }, { "id_line": 1086, "ja_text": "\"この程度なら、脱がなくても入っちゃうね\"", "zh_text": "\"这种程度的话,就算不脱衣服也能进去呢\"" }, { "id_line": 1087, "ja_text": "つぷ、くぷぷ……空気の逃げる微かな音とともに、列車はずらした下着の隙間からキアラのトンネルの中に押し込まれていく。", "zh_text": "噗嗤,咯啦……伴随着微弱的气体逸散声,火车从内衣的缝隙中被推进了琪娅拉的阴道里。" }, { "id_line": 1088, "ja_text": "\"んっ……私の中にっ……小人さん達が沢山入っちゃったぁ……\"", "zh_text": "\"嗯……我的里面……好多小人进来了……\"" }, { "id_line": 1089, "ja_text": "列車を完全に飲み込んで、局部を愛おしそうにさすって身もだえするキアラ。衣装が違うだけで、いつもよりもずーっと興奮が高まっているような気さえする。いつもはしっかりとブラウスを着ているから脱ぐのも大変だけれど、クレアの服ならすぐに全部脱げる。そういうのもやってみたいかも……などといけない想像をめぐらせ、キアラの吐息は熱く、早くなっていく。", "zh_text": "火车完全被吞噬,琪娅拉爱抚着自己的私处,身体不停扭动。或许是因为衣服不同,她的兴奋度似乎比平常更高。平时她总是穿着衬衫,脱衣服也很麻烦,但克莱尔的衣服可以很快脱光。或许也想试试这样的事情……琪娅拉脑海中浮现出不应该有的想像,她的呼吸变得热烈而急促。" }, { "id_line": 1090, "ja_text": "けれど、ある程度したところでキアラは違和感を覚えた。きゅっと締め付けてみると、中に入れたはずのものが大分小さくなっているのだ。感じられないほどに。", "zh_text": "然而,在一定程度上,琪娅拉感到了不寻常的不适。她紧紧收缩一下,发现刚才放进去的东西已经变得相当小了。甚至无法感受到。" }, { "id_line": 1091, "ja_text": "\"あれ……?\"", "zh_text": "\"嗯……?\"" }, { "id_line": 1092, "ja_text": "キアラは目をぱちくりやって、辺りを見回した。明らかに、地面が遠い。いや、それだけじゃない。さっきまでは駅の反対側のビルを突き崩していただけのブーツが、今となってはその数区画先の大通りまで届いている。当然ながら、そこに至るまでの経路はキアラの踵でごっそりと抉り取られて灰色の粘土質の土壌を露出させていた。", "zh_text": "琪娅拉眨了眨眼睛,四处张望。明显地,地面变得遥远。不,不仅如此。刚才还只能看到对面车站大楼的视线,现在已经延伸到了城镇的几个区块之外。当然,通往那里的路径已经被琪娅拉的脚后跟完全挖掘出来,露出了灰色黏土质的土壤。" }, { "id_line": 1093, "ja_text": "\"嘘、私……大きくなってる?\"", "zh_text": "\"不可能,我……变大了?\"" }, { "id_line": 1094, "ja_text": "慌てて立ち上がると、キアラの足は耳慣れない地響きを起こした。ただそれだけで周囲のビルが崩れ落ちて行く。ついさっきまでは、キアラでさえ見上げなければならないほどの2m超のビルが沢山あったのに、今ではそれも膝丈に遠く及ばない。縮小都市を使った巨大娘ごっこのはずが、いつの間にか本当に身体が大きくなっていただなんて。", "zh_text": "她慌忙站起来,琪娅拉的脚引起了陌生的地响。仅仅这样,周围的大楼就倒塌了。刚才还有许多超过2米高的大楼,现在连膝盖都达不到。明明是用缩小城市进行的巨大娘游戏,但不知何时身体真的变大了。" }, { "id_line": 1095, "ja_text": "\"この服、もしかして……よく出来た複製なんかじゃなくって、本物なんじゃ……っ!?\"", "zh_text": "\"这件衣服,难道……不是精心拷贝的假货,而是真的……!?\"" }, { "id_line": 1096, "ja_text": "キアラの身体を、激しい快感が駆け抜けた。まるで電気ショックを受けたかのようで、キアラは成すすべもなく地面に崩れた。どっしぃぃん! と、人間サイズでは出せるはずの無い轟音をたててキアラのお尻が街を粉々に粉砕する。", "zh_text": "琪娅拉的身体被剧烈的快感笼罩着,就像受到电击一样,无力地倒在地上。轰隆隆!琪娅拉的屁股发出了人类大小不应该发出的巨响,粉碎了整个城市。" }, { "id_line": 1097, "ja_text": "(やっぱり、私大きくなっちゃってるんだ……!)", "zh_text": "(果然,我变得好大了...!)" }, { "id_line": 1098, "ja_text": "快楽の渦の中、不安と期待が入り混じる。ごっこ遊びまでして焦がれた巨大な身体。けれど、人の身で巨人となったらどんなことになってしまうのか……。", "zh_text": "在快感的漩涡中,不安和期待交织在一起。仅仅是玩假扮巨大娘游戏带来的敏感就能让身体变大,那么,如果以人的身份成了巨人,会变成什么样子呢...。" }, { "id_line": 1099, "ja_text": "一閃、強烈な快楽がキアラの身を貫いて、暗転する意識。ほんの一瞬なのか、暫く気を失っていたのかは分からないが、気づいたときにはキアラはM字に足を開き塩を吹いて果てていた。", "zh_text": "一瞬间,强烈的快感贯穿了琪娅拉的身体,意识暗淡了下去。不知道是一瞬间还是昏迷了一段时间,当琪娅拉醒过来时,她已经以M字体张开双腿,潮吹着高潮了,爱液四溢地倒在地上。" }, { "id_line": 1100, "ja_text": "そんなキアラのあられもない姿を遮るものは何一つ無い。力なく放り出された脚は自宅裏の沼地からはみ出し、並び立つ木々をへし折って根ごと掘り返された無残な切り株をいくつも作っていた。", "zh_text": "没有任何东西阻挡住琪娅拉那不堪入目的姿态。她无力地伸出的脚超出了自家后面的沼泽地,将旁边并排的树木压断,连根拔起,留下了一堆破烂的树根。" }, { "id_line": 1101, "ja_text": "股の間に、辛うじて巨大化に巻き込まれなかった街がキアラの愛液の中に浮かんでいた。そのサイズからして、今のキアラの大きさは実に人間の100倍。100分の一サイズの彼らから見れば実に1万倍もの女神のよう。", "zh_text": "在她的双腿之间,勉强没有被卷入巨大化的城市在琪娅拉的爱液中漂浮着。从尺寸来看,现在的琪娅拉大小是人类的100倍。对于那些只有1/100大小的人类来说,她就像是一万倍的女神。" }, { "id_line": 1102, "ja_text": "\"キアラ……ちゃん?\"", "zh_text": "\"琪娅拉...酱?\"" }, { "id_line": 1103, "ja_text": "そんな彼女に、戸惑うようにかけられる声。快楽にやられてぼーっとする頭をどうにか動かしてみれば、そこには彼女の愛する2匹、白と黒の龍が唖然とした表情で座り込んでいた。", "zh_text": "对于这样的她,白色和黑色的两条龙惊讶地坐在一旁,发出困惑的声音。琪娅拉勉强动了动被快感击晕的头,看到她最爱的两条龙以目瞪口呆的表情坐在那里。" }, { "id_line": 1104, "ja_text": "白いほうが、クレア。艶やかでしなやかな白銀の髪は、膝のあたりまである超ロング。17歳とは思えないほどむっちりと発達した身体を持ちながら、顔はどことなく垢抜けない可愛らしさ。最低限隠さなければならないところだけ隠したその衣装は、巨大な身体を見上げる人の目のやり場を困らせる。天使を思わせるような大きな翼、そしてパレオをめくりあげる逞しい尻尾が、人の姿を取りながらも本来は強大なドラゴンなのだということを言葉なくして語っている。美しくも愛らしく、そして力強い印象を受ける。", "zh_text": "白色的是克莱尔。她拥有光泽柔顺的银白色长发,长到膝盖的超长发。尽管她的身体发育得像17岁的女孩一样丰满,但她的脸上带着一种天真可爱的气息。她的服装只遮住了必须遮住的地方,让注视她巨大身体的人无所适从。她那像天使一样的大翅膀,以及掀起裙子的强壮尾巴,无声地证明着她虽然以人的形象出现,但本质上是一条强大的龙。她既美丽又可爱,给人一种强大的印象。" }, { "id_line": 1105, "ja_text": "黒いほうは、バハムート。クレアに劣らず、膝の辺りまである黒絹の髪は夜そのもののような美しさと気高さ。クレアと比べると大変華奢で、ほっそりとした手足を、闇色の長手袋とオーバーニーソックスが覆う。その割りにドレスはミニスカでノースリーブと、こちらもとても扇情的な出で立ち。15歳という年齢にしては若干控えめな胸が、申し訳程度にドレスを持ち上げている。翼は夜の使者たる蝙蝠のよう。", "zh_text": "黑色的是巴哈姆特。她的黑色丝绸般的头发像夜晚一样美丽和高贵。相比克莱尔,她的身材更加纤细,纤细的手脚被黑色长手套和超高筒袜包裹着。尽管她只有15岁,胸部稍微保守,但她的裙子仍然很性感。她的翅膀像夜晚使者蝙蝠一样。" }, { "id_line": 1106, "ja_text": "いつもならば、首が痛くなるほど見上げなくてはならない相手。それが今、キアラの目の前に、キアラと同じ大きさでぺたんと座り込んでいる。互いの距離は400mはあるはずなのに、とても近い。", "zh_text": "通常情况下,对方是需要仰视的人,以至于会让脖子疼痛。但现在,对于琪娅拉来说,坐在她面前的人和她一样高。虽然彼此之间应该有400米的距离,但感觉非常近。" }, { "id_line": 1107, "ja_text": "\"キアラちゃん……だよね?\"", "zh_text": "\"琪娅拉小姐……对吧?\"" }, { "id_line": 1108, "ja_text": "震える声でクレアがつぶやいた。", "zh_text": "克莱尔用颤抖着的声音低语道。" }, { "id_line": 1109, "ja_text": "\"えっと……うん。なんだか大きくなっちゃったみたい……\"", "zh_text": "\"嗯……对。好像变大了……\"" }, { "id_line": 1110, "ja_text": "\"本当に、本当にキアラちゃん?\"", "zh_text": "\"真的,真的是琪娅拉小姐吗?\"" }, { "id_line": 1111, "ja_text": "今度はバハムートが、信じられないといった様子で身を乗り出し、キアラをまじまじと見つめる。", "zh_text": "这次巴哈姆特用难以置信的表情,身子向前倾,凝视着琪娅拉。" }, { "id_line": 1112, "ja_text": "\"え? うん。あの……、やっぱり、変かな。これ\"", "zh_text": "\"嗯?对。那个……可能有点奇怪吧。这个\"" }, { "id_line": 1113, "ja_text": "キアラはクレアのものと全く同じ衣装の、パレオを摘んでもごもごと聞いた。年甲斐もなくこんな露出度の高い服なんて、無理するんじゃなかっただろうか。外見年齢は15歳のままだけれど。", "zh_text": "琪娅拉用手指着克莱尔身上完全一样的服装,含糊地问道。年龄这么大,这种暴露度高的衣服,穿起来有点勉强吧。虽然外表年龄仍然是15岁。" }, { "id_line": 1114, "ja_text": "\"いや、そういうんじゃなくって……キアラちゃん、それ……\"", "zh_text": "\"不,不是这个意思……琪娅拉小姐,那个……\"" }, { "id_line": 1115, "ja_text": "バハムートが地響きを立ててよろよろと歩み寄って、震える手をキアラに伸ばした。その手はキアラの肩を通り過ぎて……背中から生えた何かに当たった。", "zh_text": "巴哈姆特发出地动山摇的声音,踉跄地走近,颤抖的手伸向琪娅拉。那只手穿过琪娅拉的肩膀……撞到了从背后长出来的东西。" }, { "id_line": 1116, "ja_text": "\"っ!?\"", "zh_text": "\"咦!?\"" }, { "id_line": 1117, "ja_text": "キアラはその感触にびくりと身をすくめる。ばさり、背後の空気が動く音。間違いない。人間にはあるはずのないものが生えている。", "zh_text": "琪娅拉感到一阵惊讶,身体猛地一僵。哗啦啦,背后传来了空气被划开的声音。毫无疑问,有一些人类不应该拥有的东西正在生长着。" }, { "id_line": 1118, "ja_text": "\"うそ……\"", "zh_text": "\"不可能……\"" }, { "id_line": 1119, "ja_text": "信じられない、といった様子で唖然とするキアラと2匹の龍。恐る恐る沼の水面を覗き込んでみれば、そこに映ったのはクレアのものと同じ立派な翼を持ったキアラであった。いや、翼だけではない。視界の隅で不安げに揺れ動いているのは尻尾に違いない。", "zh_text": "琪娅拉和两只龙都呆若木鸡地看着这一幕。小心翼翼地俯视着沼泽的水面,映照在那里的是一个拥有和克莱儿一样壮丽翅膀的琪娅拉。不,不仅仅是翅膀。在视线的边缘,不安地摇摆着的肯定是尾巴。" }, { "id_line": 1120, "ja_text": "\"私、ドラゴンになっちゃったの……?\"", "zh_text": "\"我,变成了龙吗……?\"" }, { "id_line": 1121, "ja_text": "大地が不規則に揺れ、そのたびに木々が砕ける音が一帯に響き渡る。それを巻き起こしているのは3匹分6本の脚。うち2本はややおぼつかない様子だった。", "zh_text": "大地不规则地震动着,每一次都伴随着树木碎裂的声音在整个地区回荡。引起这一切的是三个身体,共六条腿。其中两条稍微显得有些不稳定。" }, { "id_line": 1122, "ja_text": "\"キアラちゃん、大丈夫? 無理しなくって良いわよ?\"", "zh_text": "\"琪亚拉,你还好吗?不用勉强自己哦?\"" }, { "id_line": 1123, "ja_text": "バハムートとクレアの手を握り、おっかなびっくり歩みを進めるキアラ。身体のサイズが変ったせいで、歩くにも脚を踏み出すタイミングが狂ってしまうのだ。", "zh_text": "琪亚拉紧握着巴哈姆特和克莱尔的手,战战兢兢地前进着。由于身体大小改变,她的腿踏出步伐的时机也变得混乱了。" }, { "id_line": 1124, "ja_text": "\"大丈夫、やっと慣れてきたよ……\"", "zh_text": "\"我没事了,终于开始适应了......\"" }, { "id_line": 1125, "ja_text": "\"そう。じゃあちょと手、離して一人で歩いてみる?\"", "zh_text": "\"是吗。那么稍微放开手,自己试着走一下?\"" }, { "id_line": 1126, "ja_text": "\"ん……、このままがいい\"", "zh_text": "\"嗯......,这样牵着手就好了\"" }, { "id_line": 1127, "ja_text": "キアラはバハムートとクレアの手をぎゅっと握りなおした。あれほど巨大だったあの手を、こうして握り締めることが出来る。どんなに愛しくても、体格差が故に握ってもらうことしかできなかったあの手を握り返せる。キアラにとってこれほどまでに焦がれたことはなかった。", "zh_text": "琪亚拉重新紧握住巴哈姆特和克莱尔的手。那只曾经那么巨大的手,就这样紧紧地握住了。无论多么爱慕,由于体格差异,她只能让对方握着自己的手。现在她能够回握那只手,对琪亚拉来说,再没有比这更渴望的事情了。" }, { "id_line": 1128, "ja_text": "\"んはー、はぁー。我慢……我慢……!!\"", "zh_text": "\"嗯哈~,哈啊~。忍耐......忍耐......!!\"" }, { "id_line": 1129, "ja_text": "そんな一方で、クレアはもう既に息も荒く辛抱たまらん状態。クレアの下着は既にじっとりで、吸収し切れなかったものが滝のように太股を伝って流れ落ちている。", "zh_text": "与此同时,克莱尔已经无法忍受,呼吸急促,忍耐已经到了极限。克莱尔的内裤已经湿透,无法完全吸收的液体从大腿上滑落下来。" }, { "id_line": 1130, "ja_text": "3人は、バハムートの管理する街に向かっている途中であった。バハムートやクレアがしたくなっちゃった時に、それを処理するためだけに使う街である。ようするに、クレアもバハムートもキアラも、今すぐにいろんなことをしたくてたまらないのだった。", "zh_text": "三人正朝着巴哈姆特管理的城市前进。这个城市只是为了处理巴哈姆特和克莱尔想做的事情而存在的。换句话说,克莱尔、巴哈姆特和琪亚拉都非常渴望立即做很多事情。" }, { "id_line": 1131, "ja_text": "目的の街にたどり着いたのは、キアラがようやっと普通に歩けるようになってからのことだった。", "zh_text": "他们终于到达目的地,是在琪亚拉终于能够正常行走之后。" }, { "id_line": 1132, "ja_text": "レンガ造りの倉庫や、気取った洋風建築の立ち並ぶレトロな街。街灯ひとつとっても芸術品のようで、そこに走る車や路面電車、それどころか街を行く少女達にでさえ気品が感じられる。いかにもバハムートの趣味らしい街だった。", "zh_text": "砖砌的仓库和装饰华丽的欧式建筑林立的复古街道。即使是一盏街灯,也像艺术品一样,无论是经过的车辆、电车,甚至是走在街上的少女们,都能感受到高贵的氛围。这真是巴哈姆特风格的城市。" }, { "id_line": 1133, "ja_text": "そして、そんな美しい街をこれからめちゃくちゃに壊しながらいろんなことを……と思うとキアラの秘所もむずむずと疼きだす。", "zh_text": "而现在,我将在这美丽的城市中,把一切都弄得一团糟……这样想着,琪娅拉的秘密之处也开始发痒起来。" }, { "id_line": 1134, "ja_text": "\"ほら、キアラちゃん。自己紹介!\"", "zh_text": "\"来吧,琪娅拉。轮到你自我介绍了!\"" }, { "id_line": 1135, "ja_text": "バハムートに促されて、キアラははっと我に返る。", "zh_text": "在巴哈姆特的催促下,琪娅拉惊醒过来。" }, { "id_line": 1136, "ja_text": "\"え、えと……私はキアラ。白魔道士の……いや、今は違うのかな……? 多分、白龍のキアラです\"", "zh_text": "\"嗯,我是琪娅拉。白魔法师的......不对,现在应该不是了吧......?大概,我是白龙琪娅拉吧。\"" }, { "id_line": 1137, "ja_text": "3匹の襲来に、慌てふためく少女達。あの一人ひとりが、さっきまでの自分と同じ大きさの人間なんだと思うと、よく分からない倒錯的な快感がゾクゾクと身体を駆け抜ける。", "zh_text": "面对三匹突然袭来的龙,少女们惊慌失措。琪娅拉一想到那一个个都是和刚才的自己一样大小的人,一种说不清道不明的扭曲快感就在身体里奔涌而过。" }, { "id_line": 1138, "ja_text": "\"自己紹介終わった? いいよね、いいんだよね?\"", "zh_text": "\"自我介绍完了吗?可以了吗,可以了吧?\"" }, { "id_line": 1139, "ja_text": "\"えぇ、いいわよ\"", "zh_text": "\"嗯,可以了\"" }, { "id_line": 1140, "ja_text": "バハムートが言い終わる前に、クレアはキアラに飛びついた。キアラの耳元で風が唸り、ものすごい勢いで押し倒される。", "zh_text": "还没等巴哈姆特说完,克莱尔就扑向了琪娅拉。风在她耳边呼啸,以惊人的力量将她压倒。" }, { "id_line": 1141, "ja_text": "その背中は触れたものを全て爆砕し、そして地面を10メートル以上陥没させて激しい地震を巻き起こした。どうにか体勢を立て直そうとついた手が、自動車を数台まとめてスクラップにし、反対側では10階建ての銀行をぶち抜いて真っ二つに切り裂いてしまった。しかし、これだけ派手にやったのにまるで痛くない。", "zh_text": "她的背部碰触到的一切都被炸成碎片,地面也陷落了超过10米,引发了剧烈的地震。她勉强想要恢复姿势的手碰到了几辆汽车,将它们变成废铁,而在另一边,她将一座10层楼高的银行撞穿,劈成两半。然而,尽管这么大动静,她却一点也不痛。" }, { "id_line": 1142, "ja_text": "キアラはクレアに圧し掛かられるまま、その背中に手を回してぎゅっと彼女を抱きしめた。7万トンものクレアの体重。それを全身で感じることの出来る幸せ。今までならば、ちょっとついた手にですら押し潰されてしまうのに、今はこうして体全部を受け止めてあげることが出来る。あんなに巨大だった彼女を抱きしめることが出来る……!!", "zh_text": "琪娅拉被克莱尔压得无法动弹,她把手环绕在她的背后,紧紧地拥抱着她。克莱尔有着七万吨的体重,她能够用全身感受到这份幸福。以前,即使是轻轻一碰也会被压碎,但现在她能够完全承受住她的整个身体。她能够拥抱着这么巨大的她......!!" }, { "id_line": 1143, "ja_text": "\"キアラちゃん……!\"", "zh_text": "\"琪娅拉酱......!\"" }, { "id_line": 1144, "ja_text": "クレアは感極まったかのようにうっとりと呟き、無造作に手を伸ばしてノロノロと走っていた路面電車を捕まえた。そして長く伸びた爪を突き立てて屋根を剥がし、中に乗っていた人々を口の中に放り込む。", "zh_text": "克莱尔像是被感动得神魂颠倒一般,喃喃自语着,随意伸出手去拦住正在缓慢行驶的路面电车。然后,她伸出长长的指甲,撕下车顶,把里面的人们塞进她的嘴里。" }, { "id_line": 1145, "ja_text": "\"クレア……!\"", "zh_text": "\"克莱尔......!\"" }, { "id_line": 1146, "ja_text": "キアラが求めるまでもなく、クレアはキアラに唇を寄せてキスを交わす。人間が間に挟まれたら、潰されるを通り越して堆積岩にされてしまいそうなほど高圧のキス。それだけに留まらず、クレアの舌がキアラの唇を分けてキアラの口内に侵入した。それも、先ほど口の中に放り込んだ少女達とともに。", "zh_text": "还没等琪娅拉开口,克莱尔就把嘴唇贴近琪娅拉,交换了一个吻。这是一个如此激烈的吻,以至于如果有人被夹在中间,不仅会被压碎,还可能被碎石一起压成堆积岩。不仅如此,克莱尔的舌头分开了琪娅拉的嘴唇,侵入了她的口腔。还有,刚才被塞进嘴里的那些少女们也一起。" }, { "id_line": 1147, "ja_text": "自分の口の中に、あの巨大な、そして最愛のクレアの舌が入り込んでいる。その事実に興奮したキアラは、思わずその舌を甘噛みしてしまった。舌と歯の間に挟まれた不運な少女がそこにいたのにも関わらず。", "zh_text": "她最爱的克莱尔的舌头进入了她的口腔。琪娅拉对这个事实感到兴奋,不由自主地轻咬了一下那条舌头。尽管那里有一个不幸的少女被夹在舌头和牙齿之间。" }, { "id_line": 1148, "ja_text": "口の中で、じわりと血の味が広がる。普段だったら、嫌な味だと思ってしまうところだったはずが、キアラの味覚は既に人のそれとはかけ離れてしまっていた。甘い。血の、鉄の味が……とても甘い。", "zh_text": "血的味道在口腔中慢慢散开。通常情况下,这应该是一种令人讨厌的味道,但琪娅拉的味觉已经与人类的味觉有所不同。甜美。血液和铁的味道......非常甜美。" }, { "id_line": 1149, "ja_text": "\"んー……\"", "zh_text": "\"嗯......\"" }, { "id_line": 1150, "ja_text": "舌を優しく噛まれたままのクレアが、抗議の声を漏らした。キアラがクレアの舌を解放すると、彼女の舌はすぐに暴れだし、口内を必死でもがきまわる少女達をキアラの舌や口蓋に押し付けてプチプチと弾けさせた。", "zh_text": "舌头被轻轻咬住的克莱尔,发出了抗议的声音。当琪娅拉释放了克莱尔的舌头时,她的舌头立刻疯狂地挣扎,把嘴里的少女们压在琪娅拉的舌头和上腭上,发出噗噗的爆音。" }, { "id_line": 1151, "ja_text": "さっきまでの自分と同じ、人間の少女達を口の中で潰してしまう。本来忌むべきはずの行動に、キアラは激しい興奮を覚えた。キアラの中のキアラではない何か。邪悪で凶悪な龍の本能が首をもたげる。破壊と、性欲……龍の本質がキアラを支配して行く。", "zh_text": "刚才和那些人类少女一样的她,如今正用自己的口腔把她们挤压成碎片。琪娅拉对这本应该被谴责的行为感到极度兴奋。在琪娅拉内心的某个地方,不是琪娅拉的东西正在崛起。邪恶而凶恶的龙的本能正在支配着她。破坏和性欲......龙的本能正逐渐控制琪娅拉。" }, { "id_line": 1152, "ja_text": "\"ぷっ……はぁ……\"", "zh_text": "\"噗……哈啊……\"" }, { "id_line": 1153, "ja_text": "クレアが口を離す頃には、キアラの翡翠色の瞳はすっかり龍の眼差しへと変わり果てていた。", "zh_text": "克莱尔松开嘴的时候,琪娅拉的翡翠色眼睛已完全变成了龙的眼神。" }, { "id_line": 1154, "ja_text": "\"キアラちゃん、私も\"", "zh_text": "\"琪娅拉酱,我也要\"" }, { "id_line": 1155, "ja_text": "今度は、バハムートが座り込んでキアラにキスをおねだりする。勿論キアラはそれを拒むことなく、顔を横に向けてバハムートのキスを受け入れた。その際に、目の前でひしゃげたガス灯や、バハムートの髪がそれを薙いでへし折ってしまうのを見てキアラの破壊衝動はさらに高まる。", "zh_text": "这次,巴哈姆特坐下来,向琪娅拉索要亲吻。当然,琪娅拉并没有拒绝,她转过脸接受了巴哈姆特的吻。在这过程中,琪娅拉看到眼前的煤气灯破碎,巴哈姆特的头发将其劈开折断,她的破坏冲动进一步增强。" }, { "id_line": 1156, "ja_text": "互いを確かめ合うような、深く長いキスの後。キアラは上半身を起こして。", "zh_text": "在彼此确认对方的深长吻后,琪娅拉坐起身来。" }, { "id_line": 1157, "ja_text": "\"ねぇ、私……もっと壊したい\"", "zh_text": "\"呐,我……想要更多地破坏\"" }, { "id_line": 1158, "ja_text": "とろんとした目つきで、うっとりと呟いた。", "zh_text": "她用迷蒙的眼神,迷迷糊糊地说道。" }, { "id_line": 1159, "ja_text": "\"ふふ、いいよ?\"", "zh_text": "\"呼呼,好啊?\"" }, { "id_line": 1160, "ja_text": "クレアはキアラの上をどいて、彼女の手を引いて立ち上がらせた。砕けたレンガや石礫が豪雨の如く地面に叩きつけ、土色の嵐を巻き起こす。", "zh_text": "克莱尔从琪娅拉身边挪开,拉着她的手站了起来。碎裂的砖块和碎石像豪雨一样砸向地面,掀起一阵土色风暴。" }, { "id_line": 1161, "ja_text": "\"じゃぁ、ドラゴンのせんぱいとして気持ち良いこと、たくさん教えてあげるね。靴……脱いでごらん\"", "zh_text": "\"那么,作为龙的前辈,我会教你很多令人愉快的事情。先……脱掉鞋子看看\"" }, { "id_line": 1162, "ja_text": "クレアは優しく、まるでお姉さんのようにキアラを撫でた。こうして同じ倍率で並び立つと、クレアのほうが15メートルほど大きいため、本当に彼女のほうが姉みたいに映る。", "zh_text": "克莱尔温柔地抚摸着琪娅拉,就像是姐姐一样。当他们以相同的比例并排站在一起时,克莱尔比琪娅拉高出约15米,所以她真的像是姐姐一样。" }, { "id_line": 1163, "ja_text": "\"うん、そうする\"", "zh_text": "\"嗯,就这样吧\"" }, { "id_line": 1164, "ja_text": "キアラはブーツの紐を解こうとして、その紐が上手く解けないことに気づいた。これはおそらくクレアのブーツと全く同じもの。とすれば、彼女が見よう見真似で甲殻を変じさせたブーツがちゃんとその手の機能を再現できていなくてもおかしくはない。", "zh_text": "琪娅拉试图解开靴子的鞋带,却发现鞋带解不开。这很可能是和克莱尔的靴子完全一样的东西。如果是这样的话,即使她模仿克莱尔改变外壳的靴子无法完全再现那种功能也不奇怪。" }, { "id_line": 1165, "ja_text": "\"うーん、脱げない……\"", "zh_text": "\"唔,脱不下来……\"" }, { "id_line": 1166, "ja_text": "汗と腿を伝って流れ込んだ愛液で湿ってくっ付き、筒の長さもあいまってそう簡単に脱げそうにない。", "zh_text": "汗水和大腿间的爱液流下来,湿润了一起,再加上筒子的长度,很难轻易脱下来。" }, { "id_line": 1167, "ja_text": "\"手伝ってあげる!\"", "zh_text": "\"我来帮你!\"" }, { "id_line": 1168, "ja_text": "クレアが、キアラのむっちりとした太股とブーツの筒口の間に指を差し込んで、両手の力でぐいと無理やり筒を押し下げた。あまりの摩擦力にブーツとキアラの肌の間で眩いほどの火花が散ったが、まるで熱くもないしキアラの肌にもブーツにも傷一つ出来ない。", "zh_text": "克莱尔把手指伸进琪娅拉丰满的大腿和靴筒之间,用双手的力量强行压低筒子。由于摩擦力太大,靴子和琪娅拉的皮肤之间迸出了耀眼的火花,但既不烫手也不会对琪娅拉的皮肤或靴子造成任何伤害。" }, { "id_line": 1169, "ja_text": "\"あとは脚をね、ぶんぶんやれば抜けるよ\"", "zh_text": "\"然后,你只需要摇摇腿,就能脱下来了\"" }, { "id_line": 1170, "ja_text": "クレアはなんだか自慢げに、自分のブーツを脚を振りぬいてスポーンと脱ぎ捨てた。普通この手のブーツには脱ぎやすくするためのジッパーがついている物なんだけれど……とキアラは思ったが、ふんふん言いながら頑張ってブーツから脚を抜こうとするクレアが可愛らしかったのでやめにした。", "zh_text": "克莱尔有点得意洋洋地说着,她用力摇着腿,脱下了自己的靴子。通常这种靴子上都会有拉炼便于脱下……琪娅拉心想,但看着克莱尔努力地试图从靴子里把腿抽出来,觉得她很可爱,所以没有再说什么。" }, { "id_line": 1171, "ja_text": "クレアに習って、キアラもブーツを遠くに飛ばす。脚が入っていたその抜け殻だけで、はるか彼方まで町を蹴散らしてしまえるこの感覚は、確かになんとも言えない快感だった。このサイズで\"明日天気になぁれ!\"とかやってみたいなぁ、などとキアラは思う。", "zh_text": "琪娅拉效仿着克莱尔,也把靴子踢得远远的。只是裹着自己双脚的空壳,就能够把整个城市踢到远方去的感觉,确实是一种难以言喻的快感。琪娅拉想着,用这个尺寸来做些像\"明天天气晴朗!\"之类的事情试试看,真是太有趣了。" }, { "id_line": 1172, "ja_text": "そして、ようやくブーツを脱ぎ終わったその脚を倉庫街の上に踏み下ろしたその瞬間。キアラの全身を電撃のような快感が襲った。", "zh_text": "然后,当她终于脱下靴子,脚踏上仓库区的地面时,一股像电击一样的快感袭击了琪娅拉的全身。" }, { "id_line": 1173, "ja_text": "\"っ……なにこれっ……だめぇ!!\"", "zh_text": "\"嗯……这是什么……受不了了啊啊!!\"" }, { "id_line": 1174, "ja_text": "不慣れ、それもここに至るまでに大分興奮していたキアラが絶頂に至るにはその刺激は十分すぎた。どうやら龍の足というのは人間のものよりもはるかに感じやすいらしい。整った眉を八の字に寄せて、キアラは快感に身をよじる。", "zh_text": "对于琪娅拉来说,这种刺激已经足够让她达到高潮了,而且她在这之前已经相当兴奋。看来龙的脚比人类的更加敏感。琪娅拉皱起修长的眉毛,身体因为快感而扭动。" }, { "id_line": 1175, "ja_text": "そんなキアラの反応に、凄くそそられたのはバハムートであった。なんだか、もっとキアラを歩かせて反応を楽しみたいと思ってしまったのである。", "zh_text": "对于琪娅拉的反应,巴哈姆特感到非常兴奋。她不知为何突然想让琪娅拉继续走路,享受她的反应。" }, { "id_line": 1176, "ja_text": "\"クレアちゃん、もう片方も脱がせてあげて\"", "zh_text": "\"克莱儿,帮她脱掉另一只脚的靴子\"" }, { "id_line": 1177, "ja_text": "\"はぁい!\"", "zh_text": "\"好的!\"" }, { "id_line": 1178, "ja_text": "\"っ! めっ、これ以上……これ以上やったら気持ちよすぎておかしくなっちゃう……っ!!\"", "zh_text": "\"嗯!再、再继续下去的话,我会因为太舒服而发疯的……!\"" }, { "id_line": 1179, "ja_text": "キアラが言うが、クレアは聞く耳を持たない。言いつつも、実はまんざらでもないことを分かってのことだろう。キアラのブーツをずりずりと引き下ろして、白い脚を露出させた。", "zh_text": "琪娅拉说着,但克莱儿并不理会。她其实也知道琪娅拉并不是完全不喜欢这样。她把琪娅拉的靴子拉下来,露出了她白皙的腿。" }, { "id_line": 1180, "ja_text": "汗でしっとりと湿った柔らかな足が、陽光を捉えてきらきらと輝く。まるで新設のゲレンデのような滑らかさ。大理石の巨塔のような脚が、恐る恐る踏み下ろされる。まずは、足指が立ち並ぶ低層ビルの給水塔をぐにゃりと歪めてひしゃげさせ、圧力のかかった水が豪勢に弾け飛ぶ。その時点で既にキアラは限界を感じていたが、けれどいつまでも片足で立っているわけにも行かなかった。立っているだけで、足の裏が気持ち良く、今にも膝から崩れてしまうそうなのだ。", "zh_text": "那双柔软的腿因为汗水而微微湿润,捕捉到阳光,闪闪发光。就像是新开设的滑雪场一样光滑。像大理石巨塔一样的腿踩在上面,小心翼翼地踩下去。首先,脚趾压弯了低层建筑物的给水塔,压力使水飞溅出来。在那个时候,琪娅拉已经感到达到极限了,但她不能一直只用一只脚站着。站着就已经很舒服了,她感觉脚底板快要崩溃,膝盖也快要软掉了。" }, { "id_line": 1181, "ja_text": "続いていよいよ脚の重みが建物本体に圧し掛かる。積載量をはるかに超える重さに構造が歪み、綺麗に張られた窓ガラスが歪みに耐えかね滝のように割れ落ちて行く。そしてそこからは一思いに。潰れるとか崩れるといった表現を超越し、まさに建物が爆ぜるようにしてキアラの足の下に消える。", "zh_text": "接着,腿的重量终于压在建筑物上。结构无法承受超过负载的重量,漂亮的窗户玻璃无法承受压力变得扭曲,像瀑布一样碎裂下来。然后一切都发生得很快。建筑物不是被压扁或崩塌,而是像爆炸一样在琪娅拉的脚下消失了。" }, { "id_line": 1182, "ja_text": "\"っ……!\"", "zh_text": "\"呜……!\"" }, { "id_line": 1183, "ja_text": "よろけるようにして、キアラは自分よりも一回り小さなバハムートにその身を預けた。けれど、それは大きな判断ミスだったことをキアラは悟る。", "zh_text": "她摇摇晃晃地把自己交给比她小一轮的巴哈姆特。然而,她意识到这是一个巨大的错误。" }, { "id_line": 1184, "ja_text": "バハムートはキアラのパレオをめくりあげ、下着をずらして既にぐしょぐしょのキアラの股間に指を突っ込んだのだ。", "zh_text": "巴哈姆特掀开了她的裙子,把她已经湿透的下体的内裤拉开,然后把手指塞进去。" }, { "id_line": 1185, "ja_text": "\"ひぅっ!!\"", "zh_text": "\"噢呜!!\"" }, { "id_line": 1186, "ja_text": "一瞬走る鋭い痛み。けれど、それもすぐに快感へと変わる。", "zh_text": "一瞬间的剧痛。然而,很快这变成了快感。" }, { "id_line": 1187, "ja_text": "\"ずっと、やってみたかったのよね、これ\"", "zh_text": "\"一直以来,我都想试试这个\"" }, { "id_line": 1188, "ja_text": "バハムートはうっとりと紡いだ。", "zh_text": "巴哈姆特陶醉地说。" }, { "id_line": 1189, "ja_text": "\"キアラちゃんのここを、いっぱいシアワセにしてあげたいって。けど、私のじゃぁ指だってあなたの胴体よりも太いんだから入るわけなかった……\"", "zh_text": "\"我想让琪娅拉的这里,变得非常幸福。但是,我的手指比你的身体还要粗,所以是无法进入的……\"" }, { "id_line": 1190, "ja_text": "バハムートにぐいと押され、キアラは倒れそうになって脚を後ろに踏み出す。バハムートに秘所をまさぐられての快感と、足の下で沢山の家や車、そして人間を踏み潰すことで生まれる狂った快感。その両方が一度にキアラを襲い、まだ使い慣れてない翼や尻尾をびくびくと痙攣させる。", "zh_text": "巴哈姆特用力推了一下,琪娅拉差点跌倒,她的腿向后踏出一步。在巴哈姆特的抚摸下产生的快感,以及在她脚下踩踏许多房屋、车辆和人类所带来的疯狂快感。这两种感觉同时袭击着琪娅拉,她还不熟悉的翅膀和尾巴不停地抽搐。" }, { "id_line": 1191, "ja_text": "\"キアラちゃん、大好き!\"", "zh_text": "\"琪娅拉,我爱你!\"" }, { "id_line": 1192, "ja_text": "言いながらも、バハムートの攻め手は止まらない。龍のメスが最も感じるところを的確に突き、そして快楽の渦でまともに力がはいらないキアラをぐいぐいと押して無理やり歩かせる。そのたびに、キアラの足元では家が爆ぜ、地盤の沈下に巻き込まれた木々が傾き、路面電車の架線は張力に耐えかねて空を裂く凶器となる。そんな大惨事とは裏腹に、キアラの快感はいよいよ頂へと至り。", "zh_text": "说着这番话,巴哈姆特的攻击者并没有停下来。龙的雌性敏锐地找到最敏感的地方,并强行推着快感的漩涡让已经无法正常行走的琪娅拉继续前进。每一次,琪娅拉的脚下都会有房屋爆炸,地面下陷,被卷入的树木倾斜,路面电车的架线无法承受张力而成为撕裂空气的凶器。尽管发生了这样的大灾难,琪娅拉的快感终于达到了巅峰。" }, { "id_line": 1193, "ja_text": "\"もう、だめぇ……っ!!\"", "zh_text": "\"不行了...!!\"" }, { "id_line": 1194, "ja_text": "自身の掠れた声を遠く聞き、キアラの視界は光に包まれた。", "zh_text": "她听到自己嘶哑的声音,视野被光芒所包围。" }, { "id_line": 1195, "ja_text": "——数日後。", "zh_text": "数日后。" }, { "id_line": 1196, "ja_text": "\"キアラちゃーん!\"", "zh_text": "\"琪娅拉酱!\"" }, { "id_line": 1197, "ja_text": "大音量の呼び声に、キアラの家の窓がびりびりと震える。", "zh_text": "大音量的呼声中,琪娅拉家的窗户发出嗡嗡声震动。" }, { "id_line": 1198, "ja_text": "\"また大きくなって遊びに行こう!\"", "zh_text": "\"再一起长大一点去玩吧!\"" }, { "id_line": 1199, "ja_text": "\"クレアちゃん、あの子は今忙しいから……\"", "zh_text": "\"克莱尔,那孩子现在很忙……\"" }, { "id_line": 1200, "ja_text": "どうやら、あの愛しの龍たちがキアラを遊びに誘いに来たらしい。", "zh_text": "看来,是那些可爱的龙们来邀请琪娅拉一起玩耍。" }, { "id_line": 1201, "ja_text": "キアラは例の一式を持って家の外に出る。", "zh_text": "琪娅拉拿着那套特殊装备走出家门。" }, { "id_line": 1202, "ja_text": "\"大丈夫、昨日の夜には大体調べ終わったよ。着替えるから待ってて~!\"", "zh_text": "\"没问题,昨晚基本上已经调查完了。我去换衣服,等我一下~!\"" }, { "id_line": 1203, "ja_text": "精一杯声を張り上げて、高層ビルのような2匹の巨龍を見上げるキアラ。あの後何度か巨大化してみて、この体は小さくて不便だなぁ、なんて思うようになってしまった。けれど、屋根のある場所で寝れるのは他の龍にはない特権だろうか。", "zh_text": "琪娅拉尽力高声喊道,仰望着像高楼大厦一样的两只巨龙。自从那之后几次尝试变大后,她开始觉得自己的身体太小不方便了。但是,能在有屋顶的地方睡觉是其他龙所没有的特权吧。" }, { "id_line": 1204, "ja_text": "\"終わったのね。身体は大丈夫?\"", "zh_text": "\"结束了啊。身体还好吗?\"" }, { "id_line": 1205, "ja_text": "\"人間に戻ったときも翼や尻尾の幻肢がある。けどそれ以外は好調かな\"", "zh_text": "\"除了变回人类时还有翅膀和尾巴的幻肢感,其他方面都还不错\"" }, { "id_line": 1206, "ja_text": "\"そっか。それで、結果は?\"", "zh_text": "\"是吗。那原因呢?\"" }, { "id_line": 1207, "ja_text": "\"うん、これはクレアの抜け殻を縮小して加工したもので間違いないね。私が龍になっちゃったのも、クレアの莫大な魔力があの中に封じられてるから\"", "zh_text": "\"嗯,这绝对是克莱尔的脱壳经过缩小加工的东西。我变成龙的原因也是因为克莱尔庞大的魔力被封存在其中。\"" }, { "id_line": 1208, "ja_text": "キアラはローブとブラウスを脱ぎ捨てて淡々と着替える。外で。今は2匹以外には誰もいないのもあるのだけれど、一度巨大化すると見られることに無頓着になってしまうらしい。", "zh_text": "琪娅拉淡淡地脱下长袍和衬衫,并在外面换上新衣服。虽然现在除了两只动物外没有其他人在场,但一旦变成巨大的龙,就会变得不在意被人看到。" }, { "id_line": 1209, "ja_text": "クレアの、抜け殻。龍という生き物は成長の際に脱皮をするもので、人間に化けた状態で脱皮を行うと、甲殻が変じたものである衣装を脱ぎ捨てて新しい衣装を形成する。その際に捨てられる古い衣装は毎年キアラが解体して、村の運営資金として売り飛ばされるのだが……。", "zh_text": "克莱尔的脱壳,是指龙在成长时会脱皮,以人类的形态进行脱皮时,旧衣服会变成一种甲壳状的服装被丢弃,然后形成新的服装。每年琪娅拉都会拆解这些被丢弃的旧衣服,作为村庄的经营资金出售......" }, { "id_line": 1210, "ja_text": "\"今年の夏も去年の夏も、脱皮しなかったよね? もう成長止まったのかと思ってたんだけど……\"", "zh_text": "\"今年夏天和去年夏天都没有脱皮吗?我还以为你已经停止成长了......\"" }, { "id_line": 1211, "ja_text": "\"うーん、私も脱皮してないと思ってたんだけど……\"", "zh_text": "\"嗯,我也以为自己没有脱皮......\"" }, { "id_line": 1212, "ja_text": "クレアが不思議そうに首を傾げる。", "zh_text": "克莱尔疑惑地歪着头。" }, { "id_line": 1213, "ja_text": "\"とすれば、クレアが寝てる間に誰かが脱がせて持ち去ったってことになるかな\"", "zh_text": "\"那么,就意味著有人在克莱尔睡觉的时候脱下并带走了吧\"" }, { "id_line": 1214, "ja_text": "クレアの足元で、小さな点みたいに見えていたキアラがぐんぐんと大きくなり、2匹に肩を並べた。ばさり、と羽を散らして翼が広がり、尻尾が空を裂いて唸る。", "zh_text": "在克莱尔脚下,原本看起来像一个小点的琪娅拉迅速变大,与两只动物并肩而立。她展开翅膀,尾巴划破空气发出咆哮声。" }, { "id_line": 1215, "ja_text": "\"そんな事が出来るのって、私たちと同じ龍くらいじゃない?\"", "zh_text": "\"能做到这样的事情,除了我们这样的龙还有谁?\"" }, { "id_line": 1216, "ja_text": "\"いや……だいたい中りはついてるんだけどね。まぁ、その人じゃないといいなーって思ってる\"", "zh_text": "\"不,虽然运气不错,但我希望不是那个人。\"" }, { "id_line": 1217, "ja_text": "\"先生……かな?\"", "zh_text": "\"老师...吗?\"" }, { "id_line": 1218, "ja_text": "クレアがやや戸惑うように、キアラの様子を伺いながら呟いた。", "zh_text": "克莱儿有些困惑地低声说道,同时观察着琪娅拉的表情。" }, { "id_line": 1219, "ja_text": "\"うん、こんなことが出来るのは先生……私の魔法の師匠しかいない\"", "zh_text": "\"嗯,只有老师才能做到这样的事情...她是我唯一的魔法老师\"" }, { "id_line": 1220, "ja_text": "\"え? キアラちゃんの先生……? 先生なんていたんだ?\"", "zh_text": "\"咦?琪娅拉的老师...?老师原来也有老师啊?\"" }, { "id_line": 1221, "ja_text": "バハムートが心底驚いたようにキアラにたずねる。", "zh_text": "巴哈姆特非常惊讶地问道。" }, { "id_line": 1222, "ja_text": "\"当たり前でしょう? 独学で魔法を学ぶなんて私には無理。ま、10年前にでてったっきり何の連絡もよこさないんだけど……あの人ならクレアが寝てる間に強制脱皮させるくらいは\"", "zh_text": "\"当然啦!我可没办法自学魔法。嘛,他离开十年了,也没有联系过我...不过他应该能在克莱儿睡觉时强制脱皮吧\"" }, { "id_line": 1223, "ja_text": "\"そんなに凄い人なんだ……\"", "zh_text": "\"他真厉害啊...\"" }, { "id_line": 1224, "ja_text": "\"どういうつもりか知らないけどね。ま、悪い人じゃないから……\"", "zh_text": "\"不知道他在想些什么,但他不是坏人...\"" }, { "id_line": 1225, "ja_text": "\"そうそう。ちょと何考えてるか分からないところがあるだけだよ。そんなことより、ほら! せっかくキアラちゃんが大きくなったんあから、もっと沢山楽しい事しよ!\"", "zh_text": "\"对对对。只是有时候不知道他在想什么。不过,比起这些,快看!既然琪娅拉长大了,我们应该要做更多好玩的事情!\"" }, { "id_line": 1226, "ja_text": "クレアが、花の咲くような笑顔で2匹の手をぐいと引っ張る。", "zh_text": "克莱儿用像花一样绽放的笑容,拉着两只手往前走。" }, { "id_line": 1227, "ja_text": "\"そっか、そうだね!\"", "zh_text": "\"是啊,没错!\"" }, { "id_line": 1228, "ja_text": "キアラもそれに乗っかり、クレアと一緒に大地を揺るがして走り出した。", "zh_text": "琪娅拉也趁机跟了上去,与克莱尔一起摇动着大地,开始奔跑。" }, { "id_line": 1229, "ja_text": "\"うーん、何事もなければいいんだけど\"", "zh_text": "\"嗯,希望一切都平安无事吧\"" }, { "id_line": 1230, "ja_text": "バハムートはそんな2匹の背中を追いかけつつ、心に一抹の不安を抱くのであった。", "zh_text": "巴哈姆特一边追赶着这两个背影,心中却抱着一丝不安。" }, { "id_line": 1231, "ja_text": "===", "zh_text": "===" }, { "id_line": 1232, "ja_text": "キアラ(ドラゴン状態)", "zh_text": "琪娅拉(龙的形态)" }, { "id_line": 1233, "ja_text": "身長 165メートル", "zh_text": "身长 165m" }, { "id_line": 1234, "ja_text": "体重 51000トン", "zh_text": "体重 51000t" }, { "id_line": 1235, "ja_text": "超絶空気をついに脱却したい。できたらいいな。一応この子今までも主人公だったらしいです。", "zh_text": "终于想要摆脱超重的感觉。希望能够实现。这个角色似乎一直都是主角。" }, { "id_line": 1236, "ja_text": "実際は翼と尻尾の重さがあるためもっと重いと思われますが、このサイズの少女の体重を性格に計測する機器などあるはずもないため龍たちの詳細な体重は永遠の謎。基本的に今まで出てきているのは全て人間サイズだったらこの程度、というと子おから逆算された体重なので翼や尻尾は計算に入っていないのです。", "zh_text": "实际上,由于翅膀和尾巴的重量,可能更重,但是由于没有能够测量这个大小少女体重的设备,龙们的详细体重将永远是个谜。基本上,迄今为止出现的都是人类大小的角色,所以这个体重是根据子女推算出来的,并未计算翅膀和尾巴。" }, { "id_line": 1237, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1238, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1239, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1240, "ja_text": "#10 白龍少女 足指ぺろぺろ", "zh_text": "#10 白龙少女 舔脚趾头" }, { "id_line": 1241, "ja_text": "天高く昇る夜半の月が煌々と照らす満月の夜。樹海の中にある小さな町の、そのまた外れにある簡素なログハウス。その扉が開いて、一人の少女が歩み出た。その足取りは少しおぼつかなく、頬はうっすらと紅潮していて、どうやら酔っているらしいことがうかがい知れた。", "zh_text": "高耸入夜的月亮照亮了树海中的小镇,而在镇外一座简陋的木屋前,门开了,一个少女走了出来。她的步履有些踉跄,脸颊微微泛红,显然是喝醉了。" }, { "id_line": 1242, "ja_text": "「ん〜、涼しい……」", "zh_text": "「嗯~,好凉爽啊……」" }, { "id_line": 1243, "ja_text": "夜風に蜂蜜色のセミロングを靡かせる彼女は、かの白龍の飼い主。白魔道士のキアラであった。諸事情によりお酒はあの白龍が眠りについた後にしか嗜めないため、こんな時間にまだ起きていることになっている。", "zh_text": "微风吹动她蜜色的齐肩长发,她就是那位白龙的主人,白魔导士琪娅拉。由于种种原因,她只能在那条白龙入睡后才能喝酒,所以在这个时间还醒着。" }, { "id_line": 1244, "ja_text": "程よく酔いが回り、酒に火照った体を冷ましていると、遠くから風の唸りのような音が聞こえて来る。例の白龍、クレアの寝息だ。洞穴のような口から出入りする嵐のような吐息が奏でる、低く低く腹の底に響く唸り。クレアのことをよく知らぬ者が聞けば恐ろしさに逃げ出すかもしれないが、17年間彼女に連れ添ったキアラにとっては耳慣れた愛おしい寝息である。", "zh_text": "酒意渐渐上头,喝了酒后发烫的身体冒着热气,正在吹风冷却身子时,远处传来风的呼啸声。那是白龙克莱尔的鼾声。从洞穴般的口中进出的如风般的呼吸,低沈地在腹部回响。对于不熟悉克莱尔的人来说,听到这声音可能会吓得逃之夭夭,但对于与她相伴17年的琪娅拉来说,这是耳熟能详且可爱的鼾声。" }, { "id_line": 1245, "ja_text": "その吐息の主はというと、キアラの家からおよそ100メートルは離れた場所に、こちらに足を向けて寝転がっている。にもかかわらず、彼女の巨大なブーツの底はキアラからでも森の木々越しによく見えた。こうして見ると、呆れるほど大きい。", "zh_text": "而发出这鼾声的主人,正躺在琪娅拉家大约100米远的地方,并且朝着这边。尽管如此,她巨大的靴子底部在琪娅拉这边透过树木仍然能清晰可见。这样看来,真是令人惊讶地大。" }, { "id_line": 1246, "ja_text": "キアラは魔力を纏って空へと飛び上がった。地面に落ちる自分の影が小さくなり、夜の木々が作り出す黒い波の上に飛び出す。", "zh_text": "琪娅拉运用魔力飞向天空。撒在地面上的影子逐渐变小,飞越夜晚的树木所形成的黑色波浪。" }, { "id_line": 1247, "ja_text": "愛しの龍は、いつものように森の木々をなぎ倒して右向きに寝そべっていた。黒い森の中に、彼女の肢体が月明かりに照らされて白く輝いている。腰まで伸びた銀髪を無造作に投げ出して眠るその姿は、光の湖のよう。", "zh_text": "她心爱的龙,像往常一样将树木拍倒,向右躺下。她的身体在黑暗的森林中,被月光照亮而发出白光。她腰长的银发随意地散落着睡着的样子,宛如光之湖。" }, { "id_line": 1248, "ja_text": "安らかに、気持ちよさそうにスヤスヤと眠る彼女の寝顔に、思わず笑みがこぼれる。普段のキアラから見ればおよそ100倍にもなる巨体。歩めば天地を揺るがし山を崩し川の流れすらも変えてしまうような天災少女だが、愛しくて愛しくて仕方がない。", "zh_text": "看着她安详、舒适地睡着的脸庞,琪娅拉不禁露出笑容。对于平时的琪娅拉来说,克莱尔的身体约是常人100倍。她走动时能撼天动地,是能崩塌山脉,改变河流的天灾少女,但她是如此可爱,如此可爱,让人无法自拔。" }, { "id_line": 1249, "ja_text": "人形のように整った顔。まだ幼さの残るその顔立ちながら、胸当てから溢れんばかりの大きな胸。滑らかで、柔らかそうで、それでいてしっかりとくびれたお腹。そして申し訳程度に下着を隠すパレオから伸びるむっちりとしたふともも。そんなふとももを飲み込むオーバーニーブーツ……。彼女の巨体を、上から下へ、舐めるように眺めるキアラ。そんなキアラに魔が差したのはクレアの体を一通り辿り終わったその終端、つま先を見た時であった。", "zh_text": "她的脸蛋像人偶一样完美。虽然还保留着一些幼稚的面容,但从胸甲中溢出的巨大胸部,柔滑、柔软,同时有著明显的腰身。还有稍微屏蔽内衣的腰带,展现出丰满的大腿。琪娅拉从上到下,舔舐般地打量着她的巨大身体。当她看到克莱尔的脚尖时,一种奇怪的感觉涌上心头。" }, { "id_line": 1250, "ja_text": "「クレアの足……」", "zh_text": "「克莱尔的脚……」" }, { "id_line": 1251, "ja_text": "キアラは高度を落として、横倒しになったクレアの足、そのつま先部分に着地した。それを感じたのかどうか定かではないが、クレアの足指がブーツ越しにもぞもぞと身悶えし、その上に乗ったキアラは危うく転びそうになる。", "zh_text": "琪娅拉降低高度,准备着陆在横卧的克莱尔的脚上,结果正好落在她的脚趾头上。不确定她是否察觉到,但克莱尔的脚趾头隔着靴子扭动着,这让站在上面的琪娅拉差点跌倒。" }, { "id_line": 1252, "ja_text": "「この中に、あの子の足指が……」", "zh_text": "「这里面,有那个孩子的脚趾……」" }, { "id_line": 1253, "ja_text": "その気になれば人間どころか自動車ですら挟んでスクラップにできてしまうようなあの足指。クレアのもっとも感じる場所で、キアラでは抱きしめることさえできないほど大きな足指だ。", "zh_text": "那个脚趾头不仅足以夹住人类,甚至连汽车也能夹成废铁。这是克莱尔最敏感的地方,琪娅拉甚至无法拥抱这么大的脚趾头。" }, { "id_line": 1254, "ja_text": "「できるんだ……今なら」", "zh_text": "「现在的话……可以的吧」" }, { "id_line": 1255, "ja_text": "でもそう、今のキアラはクレアと同じサイズにまで巨大化することができる。あの、クレアの抜け殻を身に纏えば……。", "zh_text": "没错,现在的琪娅拉可以变得和克莱尔一样巨大。只要穿上克莱尔的外壳……" }, { "id_line": 1256, "ja_text": "「クレアの足指を、いじくりまわせるんだ」", "zh_text": "「可以尽情玩弄克莱尔的脚趾头……」" }, { "id_line": 1257, "ja_text": "酔った勢いもあってか、彼女の思考には歯止めが効かない。", "zh_text": "或许是因为喝醉了,她的思绪再也停不下来。" }, { "id_line": 1258, "ja_text": "「やるしか……ないじゃない!」", "zh_text": "「只能这样做了……不是嘛!」" }, { "id_line": 1259, "ja_text": "キアラは家に戻ると、例の抜け殻に着替えた。最近は外に出てから着替えるのが億劫で、こうして家の中で着替えて。", "zh_text": "琪娅拉回到家,换上了那件外壳。最近她觉得在外面换衣服很麻烦,所以就在家里换好了。" }, { "id_line": 1260, "ja_text": "めりめり……ずどーん!! 容赦無く家を吹き飛ばして巨大化するのがお気に入りである。どうせ後で魔法を使って元に戻せばいいのだから。", "zh_text": "嗡嗡嗡……轰隆!!她无情地吹飞了房子,并变得巨大起来,这是她最喜欢的事情。反正之后可以用魔法恢复原状。" }, { "id_line": 1261, "ja_text": "件の抜け殻とは、クレアが普段身にまとっているあのエッチな鎧そのままである。鎧というよりはほぼ水着のようなもので、これで巨大化した肢体を皆の前に晒すのには最初のうちは抵抗があった。なにせこの大きさだからパンツは丸出しも同然なのだし。けれど、何回か巨大化を繰り返すうちに人間があまりにも小さく、また自分に対して見上げることしかできないのだとよく実感したキアラは、もはやその辺りを気にすることもなく、最近は平然と人々の頭上をまたいで歩くようになっている。", "zh_text": "所谓的外壳是琪娅拉平时穿着的那套性感盔甲。与其说是盔甲,更像是泳装,因为这样的大小,内裤几乎全露出了。起初,琪娅拉对于展示这样巨大化的身体给众人看还有些抵抗。毕竟,人类对于她来说太小了,只能仰望自己。但是,随着多次巨大化的经历,琪娅拉深刻地意识到这一点,已经不再在意这些了,最近她已经习以为常地跨过人们的头顶行走。" }, { "id_line": 1262, "ja_text": "家の基礎を5メートルも陥没させて地面にめり込んでいたキアラの足が、今度は森の木をへし折り粉々に砕いて踏み下ろされる。ずしいぃん、と轟く重々しい地響き、地震。村の人々はおそらくこの一歩目で起きてしまっただろう。けれどキアラは気にすることなく、むしろ優越感に浸る。この最初の一歩がたまらなく気持ちいいのだ。さっきまで見上げていた木を踏み潰す。自分が大きくなったと、よく実感できるのだ。", "zh_text": "琪娅拉的脚陷入地面,使房屋的地基下陷了5米,现在她又踩碎了森林中的树木,发出隆隆作响的沈重地震声。村民们可能已经在她迈出第一步时醒来了。但琪娅拉并不在意,反而沈浸在优越感中。这第一步实在太舒服了。她踩碎了之前仰望的树木。她能真切地感受到自己变大了。" }, { "id_line": 1263, "ja_text": "「……龍になると酔いが覚めちゃうんだよねぇ」", "zh_text": "「......变成龙后就醒酒了呢」" }, { "id_line": 1264, "ja_text": "キアラは若干の冷静さを取り戻すも、もう既に遅い。こうして巨大化してしまった以上、そしておそらく地響きで皆を叩き起こしてしまったであろう以上は何もしないで戻るなんて損だ。", "zh_text": "琪娅拉稍微恢复了一些冷静,但已经太迟了。既然已经巨大化了,而且很可能已经用地震把大家吵醒了,不做任何事情回去就太可惜了。" }, { "id_line": 1265, "ja_text": "それに、この状態になったキアラは、酒に酔った時とはまた違う理性の失い方をする。背中に生えた天使のような翼に、パレオをめくり上げて揺れている尻尾。破壊と厄災の化身、龍としての本能が理性を侵食していくのだ。", "zh_text": "而且,变成这种状态的琪娅拉会失去理智,与喝醉酒时不同。她背上长出的像天使一样的翅膀,把腰间的裙子掀起,摇摆着尾巴。作为破坏和厄运的化身,作为龙的本能侵蚀着理智。" }, { "id_line": 1266, "ja_text": "「えぇい、やっちゃえ!」", "zh_text": "「嘛,就这样吧!」" }, { "id_line": 1267, "ja_text": "キアラはほんの2歩でクレアまでの100メートルを詰めた。先ほど人間状態で眺めた時には巨大な湖のようにすら見えたあの体が、今は抱きしめられるほどの大きさになって目の前に横たわっている。", "zh_text": "琪娅拉只用了两步就走了100米到达克莱尔的面前。刚才还像湖泊一样巨大的身体,现在自己已经变得足够大,可以抱住了。" }, { "id_line": 1268, "ja_text": "「えへへ……クレア……私のクレア〜」", "zh_text": "「嘿嘿......克莱尔......我的克莱尔~」" }, { "id_line": 1269, "ja_text": "キアラはクレアのパレオをめくり上げてその股間を指でなぞった。完全に夜這いである。それも、人間状態でこっそりならともかく、巨人(巨龍?)による夜這いとは大胆不敵この上ない。", "zh_text": "琪娅拉掀起克莱尔的裙子,用手指触摸她的下体。完全是夜袭的行为。而且,不是在人类状态下偷偷摸摸,而是大胆且不要脸地进行的巨人(巨龙?)之间的夜袭。" }, { "id_line": 1270, "ja_text": "「ん……っ」", "zh_text": "「嗯......」" }, { "id_line": 1271, "ja_text": "クレアは眠っていながらも感覚はあるらしい。眠りが浅いのか、今ちょうど夢を見ているところなのだろうか。甘い吐息と共に喘ぎ声が漏れ出した。", "zh_text": "克莱尔似乎在睡觉时仍有感觉。她是睡眠较浅还是正在做梦呢?伴随着甜蜜的呼吸,喘息声漏了出来。" }, { "id_line": 1272, "ja_text": "「可愛い……」", "zh_text": "「可爱……」" }, { "id_line": 1273, "ja_text": "キアラは眉をハの字にして喘ぐクレアの顔をウットリと眺めながら、大木のような指でくちくちとクレアの股間をまさぐる。クレアに対する夜這いは、長年キアラがやろうと思っても、決して叶わなかった願望であった。おそらく人間サイズでは膣内に入り込んで暴れてもこんなに感じては貰えないだろうし、まず下着を持ち上げて忍び込むこと自体が困難だし、相手は寝ているのだから力加減が効かず膣内で捻り潰されてしまうかもしれない。それが彼女と同じ大きさになれば、こんなにもたくさん感じてもらえる。", "zh_text": "琪娅拉眉毛呈H字形,看着喘着气的克莱尔的脸,用像大树一样的手指轻轻抚摸着她的下体。对克莱尔来一次夜袭,这是琪娅拉多年来一直想做却无法实现的愿望。也许即使是以人类大小进入阴道并激烈活动,也不会有什么感觉,而且要抬起内裤并悄悄进入对方的身体本身就很困难,而且对方正在睡觉,所以无法控制力道,可能会被克莱尔压扁。如果琪娅拉能变成和对方一样大小,就能让对方有更多的感觉。" }, { "id_line": 1274, "ja_text": "「あぁ、大きくなるってやっぱり素敵……」", "zh_text": "「啊,变大果然很棒……」" }, { "id_line": 1275, "ja_text": "下着をずらして中を弄りながら、キアラは恍惚とした表情で呟いた。けれど、彼女をもっとも感じさせることができる場所はそこではないことは、キアラもよくよく知っていた。", "zh_text": "琪娅拉一边移开内裤并抚弄着里面,一边喃喃自语着。然而,琪娅拉也清楚知道能让她感受到最多刺激的地方不是那里。" }, { "id_line": 1276, "ja_text": "股ならば、起きてる時でも触らせてくれる。そこではない。起きている間は「気持ちよすぎてどうにかなっちゃう」とのことでほとんど触らせて貰えない場所……足指。", "zh_text": "大腿的话,即使在醒着的时候也可以让她碰触。但那不是那里。在醒着的时候,她几乎不让对方碰触,因为「太舒服了会无法自持」。那个地方是……脚趾。" }, { "id_line": 1277, "ja_text": "「けど……寝てる……今、なら……」", "zh_text": "「但是……她在睡觉……现在,应该可以……」" }, { "id_line": 1278, "ja_text": "はぁ、はぁ。荒く、早くなる呼吸。キアラ自身には聞こえないけれど、人間から見ればきっとさっきのクレアの寝息以上に恐ろしい唸り声を上げているに違いない。キアラの尻尾が荒ぶり、背後の森を凪いであっという間に更地にしてしまう。", "zh_text": "哈,哈。呼吸变得粗重而急促。琪娅拉自己听不到,但对于人类来说,她肯定发出了比刚才克莱尔的呼吸更可怕的低吼声。琪娅拉的尾巴变得狂乱,将背后的森林扫平,转眼间变成了一片空地。" }, { "id_line": 1279, "ja_text": "キアラはクレアのふともも、オーバーニーブーツの筒口に指をかけた。ビルすらのみ込めてしまうあのオーバーニーブーツ。それをクレアが起きないようにゆっくり、そーっと下ろしていく。まるで果実の皮を剥くかのよう。その下から現れるふくらはぎはまさに極上の果肉。月明かりに照らされて白く輝くそれは、ブーツに包まれていたためしっとりと瑞々しく湿り、本当にかぶりついてしまいたくなるほど。", "zh_text": "琪娅拉将手指放在克莱尔的大腿上,她的超过膝靴筒口。那双能吞噬整栋大楼的超过膝靴。她慢慢、轻轻地将它们脱下来,就像剥开水果的皮一样。从下面露出来的小腿肌肉真是上等的果肉。在月光下闪耀着白光,因为被靴子包裹着而湿润,真的让人想要咬一口。" }, { "id_line": 1280, "ja_text": "そしていよいよ、普段ブーツの甲殻で堅牢に守られている足が、その姿を月の下に表す。ぷっくりと可愛らしく、柔らかいクレアの足。素足でブーツを履いているため、その足からは凝結した水蒸気が霧となって立ち上るほどに蒸れている。けれどキアラの鼻をつく匂いは不快ではなく、不思議と甘い香りであった。人間とは代謝物が違うのだろうが、まるで獲物を誘惑するためかのようにすら思える。", "zh_text": "然后终于,平时被靴子的甲壳坚固保护的脚露出了月光下的模样。充满弹性和可爱的克莱尔的脚,因为穿着着靴子的裸足,从脚上散发出的凝结水蒸气甚至形成了一片雾气。然而,对琪娅拉来说,这种气味并不令人不快,反而有一种奇怪而甜美的香气。也许是因为人类和猎物的代谢物不同,这种香气甚至让人联想到是为了引诱猎物而存在的。" }, { "id_line": 1281, "ja_text": "そして、キアラはまさにその香りに誘惑された獲物であった。気がつけば顔を近づけ、口を開いてそのふっくらとした足指に噛み付こうとしていたのである。", "zh_text": "而琪娅拉正是被这种香气所诱惑的猎物。她不自觉地靠近,张开嘴巴准备咬住那饱满的脚趾。" }, { "id_line": 1282, "ja_text": "「……っ!?」", "zh_text": "「……嗯!?」" }, { "id_line": 1283, "ja_text": "けれど同時にキアラは冷静でもあった。危ないところで一旦思いとどまり、口元を押さえて考えを巡らせる。クレアが足指を弄られて起きないはずがない。とすれば、クレアが起きても抵抗できないほど強烈な刺激を与えてあげる必要が……。", "zh_text": "然而,琪娅拉同时也保持着冷静。她在千钧一发的时候停下了,用手捂住嘴巴思考着。克莱尔不可能不被弄醒,那么就需要给予她足够强烈的刺激才能让她醒来并抵抗……" }, { "id_line": 1284, "ja_text": "あくまで彼女を攻め落とすための算段を考えているあたり、決して理性的ではないのだが。", "zh_text": "说到底,琪娅拉考虑的是如何攻陷克莱尔,这可绝对不是什么理性的行为。" }, { "id_line": 1285, "ja_text": "「やっぱり、アレかなぁ」", "zh_text": "「果然,是那个吗?」" }, { "id_line": 1286, "ja_text": "キアラは一旦クレアの側を離れて、先ほど自分で破壊した自宅の、その裏手に広がる沼地に足を踏み入れた。(人間なら腰まで浸かる沼地ながら、今のキアラなら靴底も沈み切らない)", "zh_text": "琪娅拉暂时离开了克莱尔的身边,踏入了她刚刚摧毁的自家后面的沼泽地。(对于人类来说,这是一个可以淹到腰部的沼泽地,但对于现在的琪娅拉来说,鞋底甚至没有完全沈下去)" }, { "id_line": 1287, "ja_text": "その沼地の中に、キアラのペットたちである縮小都市がある。よくキアラに巨大娘ごっことして踏みつぶされたりしているのだが、キアラが本物の巨大娘になれるようになってからはその頻度もだいぶ減っていた。そんな彼らに、久々にお仕事をお願いしようというわけだ。", "zh_text": "在那个沼泽地中,是琪娅拉的宠物们,也就是缩小城市。虽然经常被琪娅拉当作变成巨大娘的游戏对象而被踩踏,但自从琪娅拉能够变成真正的巨大女孩后,做这些事情的频率也大大减少了。现在她要请这些宠物们久违地帮忙了。" }, { "id_line": 1288, "ja_text": "「へへ……ごめんねみんな。あとでちゃんと直してあげるから、私の遊びに付き合ってよ」", "zh_text": "「嘿嘿……对不起,大家。等会儿我会好好修理的,现在请陪我玩一下吧」" }, { "id_line": 1289, "ja_text": "キアラはしゃがみこんで、その縮小都市の下にズブズブと指を差し込んでいく。人間から見て100分の1サイズ、つまりはキアラやクレアから見れば1万分の1サイズの極小都市がキアラの手で切り取られ、その手の平に乗せられた。自分の遊びに何万人もの人々を強制的に付き合わせることができるようになったあたり、キアラも巨大娘としてはもう一人前だろう。", "zh_text": "琪娅拉蹲下身子,将手指深深地伸进那个缩小城市的下方。从人类的角度来看,在人类看来是百分之一的大小,也就是对琪娅拉和克莱尔来说是万分之一大小的极小城市被琪娅拉切下,放在手掌上。能够强制让成千上万的人陪她玩游戏,琪娅拉现在也算是一个合格的巨大娘了。" }, { "id_line": 1290, "ja_text": "「さぁて……クレアはどんな顔をしてくれるのかなぁ?」", "zh_text": "「嗯……克莱尔会有什么表情呢?」" }, { "id_line": 1291, "ja_text": "キアラはクレアの右足小指をつまんで、そーっとその指の股を開いた。あえて親指ではなくこちらを選んだのは、おそらくこちらの方が刺激に弱いであろうからだ。親指は比較的自由に動かせ、人差し指との間で何かをはさみ潰すことも多かろう。けれど小指は、人間にしろ龍にしろほとんど動かせない。なればこそ、小指と薬指の間こそが最大の弱点になるに違いない。", "zh_text": "琪娅拉轻轻地捏住克莱尔的右脚小指,轻轻地张开了指头之间的间隙。之所以选择这里而不是拇指,可能是因为这里更容易受到刺激。拇指可以相对自由地移动,经常用来夹住东西或者压碎东西。但小指,无论是人类还是龙,几乎无法移动。因此,小指和无名指之间肯定是最大的弱点。" }, { "id_line": 1292, "ja_text": "魔法で重力を操り、縮小都市のビル群を小指の谷間に落としていく。もちろん、ぎりぎり触れないように。高層ビルを、何本も何本も。その周囲に鉄道のレールを幾重にも巻きつけ、道路を繋ぎ……信じられないほど精密な作業を、ただクレアを攻め落としたいがためだけに物凄い精度でこなすキアラ。愛のなせる技だろうか、クレアの小指と薬指の間にはあっという間に立体都市が出来上がっていた。もちろんそこにいる人間は縮小されてはいるものの本物である。その出来に満足したキアラは。", "zh_text": "琪娅拉利用魔法操纵重力,将缩小城市的大楼群放入小指之间的谷间。当然,要确保不触碰到。高楼大厦,一栋又一栋。周围缠绕着铁轨,连接着道路……琪娅拉以惊人的精度完成了这项难以置信的精密工作,只为了拿下克莱尔。这是爱的力量吗?在克莱尔的小指和无名指之间,立体城市迅速建成。当然,那里的人虽然被缩小了,但他们是真实存在的。琪娅拉对这个成果感到满意。" }, { "id_line": 1293, "ja_text": "「ふふ……クレア、覚悟!」", "zh_text": "「呵呵……克莱尔,做好心理准备吧!」" }, { "id_line": 1294, "ja_text": "ついに、その小指にかぶりついた。もちろん、そこにあった縮小都市も一緒にだ。", "zh_text": "终于,她咬住了那根小指。当然,缩小城市也一起被吞进了嘴里。" }, { "id_line": 1295, "ja_text": "「ひう!?」", "zh_text": "「咿!?」" }, { "id_line": 1296, "ja_text": "びっくぅん!! と跳ね上がるクレア。けれどこうなるのを予想して、キアラは両腕でしっかりと体重をかけてクレアの脚を押さえつけていた。用意周到、計画犯罪である。", "zh_text": "克莱尔惊慌地跳了起来。但是琪娅拉早有预料,她用双臂牢牢压住克莱尔的腿,使她无法起身。一切都是事先准备好的,这是一场精心策划的犯罪。" }, { "id_line": 1297, "ja_text": "「ひゃぁ、なんで!? なに!? っひああぁ!!」", "zh_text": "「咿呜!?什么!?怎么回事!?」" }, { "id_line": 1298, "ja_text": "あまりに突然のことに理解が及ばないクレア。誰だって寝起きにこんなことをされれば混乱するには違いない。けれどクレアはその身を起こすことすら叶わなかった。なにせ、ただでさえ敏感な足指を、暖かなキアラの口内に突っ込まれ、柔らかな舌でなめ繰り回されているのだから。", "zh_text": "克莱尔无法理解这突如其来的事情。任何刚在睡梦中醒来的人面对这种情况都会感到困惑。克莱尔甚至无法坐起来。毕竟,她敏感的脚趾被琪娅拉塞进了温暖的口腔中,用柔软的舌头舔舐着。" }, { "id_line": 1299, "ja_text": "キアラの巨大な、縮小都市の人々から見れば1キロにも及ぶ舌が街を横ざまに掻っ攫い、そして天まで続くような白い柱、クレアの足の小指に塗りつける。立体都市状に形成されていた街が、あっという間に崩れ去って、そして指の谷間に流れる唾液の濁流に混じっていく。どうにか無事唾液に着水しても、今度はあの怪物のような舌が指の股をかき回しに来る。人々に逃げ場はない。当然である。どう逃げたってここはキアラの口内で、あの白龍の指の谷間なのだ。落下の際に偶然指の股から外れた人々は、キアラの前歯の裏側に落ちたものもそこそこあった。そんな彼らの目の前で、さっきまで高層ビルであったものが巨大な舌先でまるで空き缶のように押しつぶされていく。なんとも凄まじい光景であった。キアラの巨大娘ごっこに付き合ったことは幾度かあるが、口の中で行われる行為がこんなに激しいのは今回が初めてである。", "zh_text": "从缩小城市的居民的角度来看,长达一公里的舌头把城市从侧面扫走,然后涂抹在克莱尔的小指上,宛如一根直通天空的白色柱子。原本是立体都市的街道,在瞬间崩溃,混入唾液的浊流中。即使在唾液中安全着陆,那怪物般的舌头还在来回搅拌指间的缝隙,人们无处可逃。无论怎么逃,都跑不出琪娅拉的口腔,和那条白龙的指头之间。在坠落时偶然从指头间掉出来的人们,有相当一部分掉在了琪娅拉的门牙背面。在他们面前,原本是高楼大厦的东西被巨大的舌尖压碎,就像被咬碎的曲奇饼干一样。真是一幅凄惨的景象。小人们曾陪琪娅拉玩过很多次巨大娘游戏,但在口腔中进行如此激烈的行为还是第一次。" }, { "id_line": 1300, "ja_text": "けれど彼らがそんな光景を見ていられるのも僅かであった。キアラがクレアの小指を甘噛みした際に、彼らは歯の裏からふるい落とされ、そして噛み潰されてしまったのである。", "zh_text": "然而,他们只能短暂地看到这样的景象。当琪娅拉咬住克莱尔的小指时,他们从牙齿间掉落,然后被咬碎了。" }, { "id_line": 1301, "ja_text": "「〜〜〜っ! ぁ……ぁ……!!」", "zh_text": "「〜〜〜!啊……啊……!!」" }, { "id_line": 1302, "ja_text": "もはや声にならない掠れた声をあげるクレア。もう既に下着にはじんわりと愛液がしみている。これは絶頂に至るのも時間の問題であろう。", "zh_text": "克莱尔发出无法成声的嘶哑声。她的内裤已经潮湿了。达到高潮只是时间问题。" }, { "id_line": 1303, "ja_text": "ちゅぱちゅぱ、ちゅうぅ、と口に含んだクレアの小指をしゃぶるキアラ。その柔らかな唇が、ビル街の残骸をさらに細かな石礫に変えていく。ビルを完全にすりつぶして消費し尽くしてしまっても、キアラはビルを補充することはしなかった。舌先に魔力を集中して街の残骸をなぞると、ただそれだけで時を巻き戻し、たった今消費したはずのビル街が口の中に復活する。強大な魔力を持ち、そしてそれを巧みに操るキアラには、一切手を止めることなくクレアを攻め続けることができるのだ。", "zh_text": "琪娅拉含着克莱尔的小指,发出啾啾的声音。她柔软的嘴唇将城市的废墟变成更细小的碎石。即使完全压碎并消耗了整座建筑物,琪娅拉也没有补充建筑物。她将魔力集中在舌尖上,沿着城市的残骸滑过,仅仅这样就能将时间倒转,刚刚消耗的建筑物重新出现在口中。琪娅拉拥有强大的魔力,并且能够巧妙地操纵它,因此她可以毫不停歇地攻击克莱尔。" }, { "id_line": 1304, "ja_text": "キアラはもう一度、クレアの足指を味わうように舐め回す。舌で感じる極小のビル。それを、クレアの足指に押し付けて指紋で摩り下ろす。その丸い指の腹は、甘噛みするとプニプニと心地のいい弾力。爪の方に舌を廻せば、そちらにはささくれ一つない。大理石のようにツルツルと滑らかなクレアの爪。鉱物性のその爪はこの世界のどんなものよりも硬く強く、美しい。鋭く尖った瓦礫はどれもクレアの爪に傷をつけることさえ敵わず粉微塵に砕けていく。", "zh_text": "琪娅拉再次舔过克莱尔的脚趾。舌头感受到微小的建筑物。她将其压在克莱尔的脚趾上,用指纹磨擦。那圆圆的指腹,咬上去感觉弹性十足。舌头绕到指甲上,那里一点也不粗糙。克莱尔的指甲像大理石一样光滑,比这个世界上的任何东西都要坚硬、强大和美丽。锐利的碎石无法对克莱尔的指甲造成任何伤害,只会粉碎成微尘。" }, { "id_line": 1305, "ja_text": "(ふふ……これでトドメだ!)", "zh_text": "(哼哼……这就是最后一击!)" }, { "id_line": 1306, "ja_text": "キアラはクレアの足指と爪の間に、小人たちを舌先で集めて押し込んだ。", "zh_text": "琪娅拉用舌尖将小人们聚集在克莱尔的脚趾和指甲之间。" }, { "id_line": 1307, "ja_text": "「っ〜〜〜〜〜!?」", "zh_text": "「〜〜〜〜〜!?」" }, { "id_line": 1308, "ja_text": "クレアはびくんと脚を跳ね上げ用としたが、キアラは足首のあたりを体重をかけてがっしりと押さえ込んでおりそれも叶わずにただ快感に身をよじることしかできなかった。", "zh_text": "克莱尔努力抬起腿,但琪娅拉用力压住脚踝,克莱尔无法成功,只能在快感中扭动身体。" }, { "id_line": 1309, "ja_text": "キアラの舌が爪の間をほじくるように攻め立てる。怪獣のような舌に圧迫された小人たちが苦しさに暴れ、あるいは圧に耐えかねて次々に弾け飛んでいく。普段決して感じることのできないような快楽。それに飲まれて、クレアのダムはついに決壊した。", "zh_text": "琪娅拉的舌头像挖掘机一样攻击着指甲缝。被怪兽般的舌头压迫,小人们在痛苦中挣扎,接着因无法承受压力而一个接一个地爆裂开来。这是平时无法体验到的快感。被快感吞噬,克莱尔的私处终于决堤了。" }, { "id_line": 1310, "ja_text": "「ん〜〜!! ダメ、だめええぇっ!!」", "zh_text": "「嗯~~!!不要,不要啊啊啊!!」" }, { "id_line": 1311, "ja_text": "下着越しに染み出す愛液が、森の中に小川を産み、池を形作る。龍の愛液。万病を療す生命の水ではあるが、いざそれが生み出されるところを見るとあまりありがたいものには見えない。なにせ量が量であるし。", "zh_text": "透过内裤渗出的爱液,在森林中形成了一条小溪,汇聚成了一个池塘。龙的爱液。它是治疗万病的生命之水,但当它被产生出来时,并不是那么令人感激的东西。毕竟它的量实在太大了。" }, { "id_line": 1312, "ja_text": "クレアは暫し放心したように、その山のような胸を膨らまて大きく息を付いていた。やがて呼吸が落ち着くと、やや不服そうにその身を起こす。", "zh_text": "克莱尔暂时陷入茫然的状态,鼓起山峰一样的胸膛,深深地呼吸着。当呼吸平稳下来时,她有些不满地站起身来。" }, { "id_line": 1313, "ja_text": "「キアラちゃん……今のはずるいよ」", "zh_text": "「琪娅拉,你这样太不公平了」" }, { "id_line": 1314, "ja_text": "ばさりと羽を伸ばして髪の毛を流し、服についた愛液を自身の魔力で凍らせてパンパンと払い落とすクレア。月の光を受けてキラキラと夜空に舞うその破片は宝石のようだ。", "zh_text": "克莱尔伸展翅膀,让头发飘动,用自己的魔力冻结粘在衣服上的爱液,然后用力拍掉。在月光的照射下,这些碎片闪烁着,像宝石一样美丽。" }, { "id_line": 1315, "ja_text": "「ごめん、あんまり寝顔が可愛いから……つい……」", "zh_text": "「对不起,因为你的睡脸太可爱了……我不由得就……」" }, { "id_line": 1316, "ja_text": "森を敷き潰してペタン座りになったキアラに、クレアがズシンと詰め寄った。175メートルという身長は、同倍率のキアラからしてもやはり体格的に大きい。", "zh_text": "克莱尔靠在压扁了的森林上,坐在琪娅拉旁边,她向前靠近,同时释放出巨大的地震波。克莱尔一屁股压扁了森林,坐在树林上紧紧挨着琪娅拉。175米的身高,即使是同倍率的琪娅拉,克莱尔的体格也算是巨大的。" }, { "id_line": 1317, "ja_text": "「ふふ……それじゃあ、お返ししちゃおうかな」", "zh_text": "「哼哼……那么,我也来回敬你吧」" }, { "id_line": 1318, "ja_text": "クレアはキアラの目の前にストンと腰を落として(もちろん莫大な地震波を放ちながら)向かい合った。", "zh_text": "克莱尔坐在琪娅拉面前,(当然同时释放出巨大的地震波)对着她。" }, { "id_line": 1319, "ja_text": "「それも100倍返しね」", "zh_text": "「这也是百倍的回敬」" }, { "id_line": 1320, "ja_text": "「えっ? それって」", "zh_text": "「嗯?那是什么意思?」" }, { "id_line": 1321, "ja_text": "キアラが聞き終わる前にクレアは唇を奪い、そしてキアラはその時点でクレアが何をするつもりなのかを悟った。本当に文字通り、100倍になってお返しなのだ。", "zh_text": "克莱尔在琪娅拉问完之前就亲吻了她,而琪娅拉在那一刻明白了克莱尔的意图。真的就像文本所描述的一样,这是一个百倍的回敬。" }, { "id_line": 1322, "ja_text": "クレアの唇から、キアラに向かって莫大な量の魔力が流れ込んでくる。体内を駆け巡り、犯し尽くす反則的な快感。龍の中でもおそらく特に魔力の多いクレアにしかできない芸当、相手に魔力を注ぎ込んでの強制巨大化だ。", "zh_text": "从克莱尔的嘴唇中,涌入了大量的魔力,朝着琪娅拉流去。这股魔力在她体内流动,带来了一种无法抵挡的快感。这是克莱尔这种拥有龙之中可能是最强大的魔力的人才能做到的事情,将魔力灌注给对方,强制使其巨大化。" }, { "id_line": 1323, "ja_text": "(待って……私の持ってきた縮小都市じゃ小さすぎて使えないよね……)", "zh_text": "(等等……我带来的缩小都市太小了,估计用不上吧……)" }, { "id_line": 1324, "ja_text": "巨大化の快感に全身を犯されながらも、キアラはぼんやりと疑問に思う。けれど、その疑問に回答が出たのはその身が人間の1万倍に巨大化し終えてからだった。", "zh_text": "在被巨大化的快感所侵袭全身的同时,琪娅拉有些茫然地思考着。然而,这个疑问的答案直到她的身体巨大化到人类的一万倍后才揭晓。" }, { "id_line": 1325, "ja_text": "ふらり、とめまいを感じて地面についた手が、轟音と共に山脈をつき崩す。手を退けると、隕石の衝突にも勝るその衝撃で、削り取られた山肌は赤熱する溶岩となっていた。", "zh_text": "她感到头晕,手触地的一瞬间,轰隆一声山脉崩塌了。当她抬起手时,以比陨石撞击还要强烈的冲击力,被削去的山崖变成了炽热的熔岩。" }, { "id_line": 1326, "ja_text": "「ねぇ、クレア……まさか」", "zh_text": "「呐,克莱尔……难道是」" }, { "id_line": 1327, "ja_text": "「うん、そのまさかだよ……キアラちゃんにとって、多分とっても恥ずかしいこと……しちゃう。キアラちゃん、記憶巻き戻せるでしょ?」", "zh_text": "「嗯,就是那个意思……对琪娅拉来说,可能是非常羞耻的事情……琪娅拉酱,你能回溯记忆吧?」" }, { "id_line": 1328, "ja_text": "月を背負ってニヤリと嗤うクレア。逆光の銀色に縁取られ、魔力を帯びた青い目が怪しく光り輝くその表情は、同じ龍となったキアラにすら有無を言わせない力を秘めていた。", "zh_text": "克莱尔背着月亮,咧嘴一笑。她那被逆光映照的银色眼睛,带着魔力的蓝色眼眸闪烁着诡异的光芒,那份力量甚至连成为龙的琪娅拉都无法抗拒。" }, { "id_line": 1329, "ja_text": "「あ、あ……」", "zh_text": "「啊,啊……」" }, { "id_line": 1330, "ja_text": "クレアの言うそれは、つまり対象の記憶の巻き戻しを行わなければキアラにとって深刻なダメージが残るほどのこと……キアラとクレアの生まれ育った町をおもちゃにしようということ。", "zh_text": "克莱尔所说的意思是,如果不对对象的记忆进行倒带,对琪娅拉来说会造成严重的伤害......也就是要把琪娅拉和克莱尔生活和成长的城镇当成玩具。" }, { "id_line": 1331, "ja_text": "「大丈夫だよ、私にとっても大事な町だもの。みんなを傷つけたりはしないから、ね?」", "zh_text": "「没关系的,这对我来说也是很重要的城镇。我不会伤害任何人的,对吧?」" }, { "id_line": 1332, "ja_text": "クレアは既にその手の中に町を握っていた。ほとんど村と呼んでも差し支えないほどの、キアラやクレアから見て1センチ四方にも満たない小さな町だ。それを、彼女の魔力でできた頑丈な氷が覆っている。", "zh_text": "克莱尔已经把那个城镇握在手中。对琪娅拉和克莱尔来说,这个城镇几乎可以称作村庄,大小不超过一平方厘米,被她的魔力形成的坚固的冰覆盖着。" }, { "id_line": 1333, "ja_text": "「けど、キアラちゃんが顔を真っ赤にして恥ずかしがるところが見たくなっちゃったんだ……えへへ」", "zh_text": "「但是,我突然想看到琪娅拉脸红害羞的样子......诶嘿嘿」" }, { "id_line": 1334, "ja_text": "クレアはキアラを押し倒し、そしてそのブーツに指をかけた。クレアの魔性の瞳に見つめられると、身体中を流れる血液が氷水に置き換わったかのような寒さが駆け抜けて、かじかんだかのように力が抜けてしまう。一応は龍であるはずのキアラですら、抵抗ができないほどに。", "zh_text": "克莱尔把琪娅拉推倒,然后把手指勾在她的靴子上。当被克莱尔那魔性的眼神注视时,她全身的血液都像是变成了冰,像是被冻僵一样失去了力气。即使琪娅拉是一条龙,也无法抵抗。" }, { "id_line": 1335, "ja_text": "「やぁ……だめぇ、そんな……」", "zh_text": "「啊啊......不要,这样......」" }, { "id_line": 1336, "ja_text": "町のみんなが、キアラのパンツを見上げるのは別にどうだっていい。けれども、その町のみんなを使って自分が気持ちよくなるっていうのは違う。相手の記憶を巻き戻せるからと言って、キアラの中に生まれる背徳感は消せはしない。", "zh_text": "让城镇的居民看穿琪娅拉的内裤并不重要。但是,利用城镇的那些居民来获得快感是不对的。即使可以倒带对方的记忆,琪娅拉内心的背德感是无法消除的。" }, { "id_line": 1337, "ja_text": "「ふふ、いい顔……真っ赤だよ、キアラちゃん」", "zh_text": "「呵呵,好可爱的表情......琪娅拉」" }, { "id_line": 1338, "ja_text": "けれどクレアは容赦ない。完全にスイッチが入ってしまっている。それに、キアラが本気で嫌がっているわけではないのはクレアにもわかった。背徳感を感じながらも、どこかでそれを期待しているのだ。", "zh_text": "但克莱尔毫不留情。彷佛某个开关完全打开了。而且,克莱尔也知道琪娅拉并不是真的讨厌这样。她在感受到背德感的同时,也在某种程度上期待着这种行为。" }, { "id_line": 1339, "ja_text": "クレアはキアラの右足小指に噛み付いた。もちろん、町を口の中に入れて、飴玉のように玩びながら。", "zh_text": "克莱尔咬住了琪娅拉的右脚小指。然后,她把城镇放进嘴里,像糖果一样玩弄着。" }, { "id_line": 1340, "ja_text": "「っ……!!」", "zh_text": "「咦……!!」" }, { "id_line": 1341, "ja_text": "夜の空気に冷え切った足先を、クレアの暖かな舌が包み込む。そして、その暖かさの海の中にひんやりと冷たい氷に包まれた町の感触。温度差があるため、嫌が応にもそれがどこにあるのかはっきりとわかる。", "zh_text": "克莱尔温暖的舌头包裹住充满夜晚寒冷的脚尖。而在这温暖的海洋中,又带着冰冷的城镇触感。温度的差异让人不由自主地感受到它的存在。" }, { "id_line": 1342, "ja_text": "「ひあ……クレア、やめ……っ!!」", "zh_text": "「呜啊……克莱尔,停下……!!」" }, { "id_line": 1343, "ja_text": "けれども、拒絶の言葉を吐けるのもこの辺りまで。クレアの舌が、町をキアラの足指の股に押し付けて、コロコロと転がし始めると、もうだめだった。今のキアラはもはや人間ではなく、破壊の化身たる龍である。踏み潰すことを至上の目的としたその足は、性器そのもの。いや、性器以上に感じる場所になってしまっていた。", "zh_text": "然而,能够说出的拒绝的话语也只有到这个程度了。当克莱尔的舌头将城镇推到琪娅拉的脚趾间,并开始滚动时,已经无法再忍受了。现在的琪娅拉已经不再是人类,而是破坏的化身──龙。以将一切践踏殆尽为最高目的的脚,就是性器。不,是比性器更加敏感的地方。" }, { "id_line": 1344, "ja_text": "暖かさと冷たさ、この感覚の落差はとても大きい。あの暖かな舌に包み込まれた時の快楽が、何度も襲ってくるのだ。", "zh_text": "温暖和冰冷,这种感觉的落差非常大。当被那温暖的舌头包裹时的快感一次又一次袭来。" }, { "id_line": 1345, "ja_text": "「ごめんね……町長さん、鍛冶屋のお兄さん、パン屋のおばさん……みんな、ごめん……」", "zh_text": "「对不起……镇长先生、铁匠哥哥、面包店的阿姨……大家,对不起……」" }, { "id_line": 1346, "ja_text": "キアラはごめんごめんと言いながらも、ついに我慢できなくなって自分自身で足指の間に入り込んだ町をぎゅうぎゅうと締め付け、片手で顔を覆いながら、もう片手で股間を弄る。地平線以外にその姿を遮るものがない状態で。", "zh_text": "琪娅拉一边说着对不起,一边终于无法忍受,勒紧了伸进脚趾间的街道,一手捂着脸,另一手抚摸着下体。除了地平线以外再没有任何遮挡。" }, { "id_line": 1347, "ja_text": "「っぁ……もう無理……っ!!」", "zh_text": "「啊……已经无法忍受了……!!」" }, { "id_line": 1348, "ja_text": "絶頂へと至るその瞬間に、キアラは足をピーンと伸ばし、そして思わずその足指をキュッと握ってしまった。クレアの魔力で作られた氷とはいえ、山すら握り潰すような巨人の足指にぎゅっとやられてはひとたまりもなく。", "zh_text": "在达到绝顶的瞬间,琪娅拉伸直了脚,不由自主地紧紧握住脚趾。即使是由克莱尔的魔力制造的冰,也无法抵挡巨人般的脚趾的压迫。" }, { "id_line": 1349, "ja_text": "「あ……」", "zh_text": "「啊……」" }, { "id_line": 1350, "ja_text": "キアラはそれがくしゃりと潰れたのを感じてしまった。", "zh_text": "琪娅拉感觉到它被压扁了。" }, { "id_line": 1351, "ja_text": "「まさかクレアじゃなくって私が町を壊しちゃう日が来るなんて……」", "zh_text": "「我真没想到,不是克莱尔,而是我会有一天摧毁整个城镇......」" }, { "id_line": 1352, "ja_text": "キアラは人間の100倍サイズの巨龍状態で、町の時間を巻き戻して修復する。これまでもクレアの寝返りで町ごと潰されたりしたものを復旧したことは数知れずだが、自分が生まれ育った町を自分で、それも足指に挟んで潰してしまう日が来ようとは思いもしなかった。", "zh_text": "琪娅拉以比人类大100倍的巨龙形态,倒转时间修复了城镇。虽然之前也多次因为克莱尔的翻身而修复了整个城镇,但从未想过有一天自己会亲手柄自己长大的城镇夹在脚趾间压扁。" }, { "id_line": 1353, "ja_text": "なによりそれによって絶頂を迎えてしまったことに、未だに背徳感とそれが裏返った快感が残っている。普段は記憶まで巻き戻すことはしない。けれど今日についてはその辺りの記憶もしっかり巻き戻すことに後ろめたさを感じながら、キアラは町の復旧作業を終えた。", "zh_text": "更重要的是,这一切让她达到了高潮,至今能仍然感受到背德感和邪恶的快感。平时她不会轻易使用回溯记忆的手段。但对于今天发生的事,她决定回溯那些记忆,虽然感到后悔,琪娅拉还是完成了城镇的修复工作。" }, { "id_line": 1354, "ja_text": "「あはは、キアラちゃんもすっかりこっち側だね」", "zh_text": "「哈哈,琪娅拉也完全成为这边的一员了呢」" }, { "id_line": 1355, "ja_text": "クレアはキアラの最大限の恥じらいが見られて満足なのか、にへら〜と笑いながら言う。", "zh_text": "克莱尔看到琪娅拉最大限度的羞涩,似乎很满足,嘻嘻地笑着说。" }, { "id_line": 1356, "ja_text": "「あのさ、クレア。わかってると思うけど……今日のことは内緒ね?」", "zh_text": "「那个啊,克莱尔。我想你应该明白......今天的事情要保密哦?」" }, { "id_line": 1357, "ja_text": "「大丈夫だよ。でもまたやりたいな〜」", "zh_text": "「没问题。但我还想再做一次〜」" }, { "id_line": 1358, "ja_text": "クレアはちょっとイタズラっぽくニッコリと笑うと、キアラはつい先ほど果てたばかりの秘部が疼くのを感じた。あの感覚を、また……。", "zh_text": "克莱尔露出了一个稍微恶作剧般的笑容,而琪娅拉则感觉到刚刚达到高潮的私处又开始发痛了。那种感觉,再次……。" }, { "id_line": 1359, "ja_text": "「い、いやダメ! あれはダメだよ! ああいうことに味をしめたらダメ!」", "zh_text": "「不、不行!那样是不行的!对那种事开始感兴趣是不行的!」" }, { "id_line": 1360, "ja_text": "元はと言えばキアラがクレアに夜這いをかけたのが原因とはいえ、さすがにそれは憚られる。なにせ町の住人を日常的に性のおもちゃにして、そして本人たちからはその記憶を奪うなんてことになってしまう。", "zh_text": "虽然起因是琪娅拉对克莱尔进行了夜袭,但这样做实在让人难以接受。不管怎么解释,这就是把城镇居民当作性玩具,然后还从他们身上抹去记忆。" }, { "id_line": 1361, "ja_text": "「……でもまぁ、たまーにならいいのかな……?」", "zh_text": "「......但是,嘛,偶尔一次应该也没关系吧......?」" }, { "id_line": 1362, "ja_text": "結局のところ、味をしめてしまったキアラであった。", "zh_text": "最终,琪娅拉还是开始对这种事情感兴趣了。" } ] }, { "id_novel": 7, "line_count": 677, "ja_char_count": 33628, "zh_char_count": 24983, "gpt_dict": [ { "src": "シェリス", "dst": "谢丽丝", "info": "人名,女,主人" }, { "src": "リリィ", "dst": "莉莉", "info": "人名,女,奴隶" }, { "src": "小人", "dst": "小人", "info": "名词,小小的人类" }, { "src": "巨人", "dst": "巨人", "info": "名词,巨大的人类" }, { "src": "巨大娘", "dst": "巨大娘", "info": "名词,巨大的女孩子" } ], "text_data": [ { "id_line": 1, "ja_text": "シェリスとリリィの巨大化デート", "zh_text": "谢丽丝和莉莉的巨大化约会" }, { "id_line": 2, "ja_text": "朝、都市と郊外を結ぶ通勤電車の中はいつものように混雑している。たくさんの通勤客を乗せて身動きが取れないほどの混雑状況はいつものことだ。ガタンガタンと線路のジョイント音と時折流れる社内アナウンス以外、車内の音は存在しない。今日もこの電車はいつも通り、通勤・通学客たちを都心部へ運んでいる。", "zh_text": "早上,连接城市和郊区的通勤电车如往常一样拥挤不堪。载着大量通勤乘客的电车,狭窄到无法动弹,这是司空见惯的情况。除了轮轨接头发出的嘎吱嘎吱声和时不时传来的车内广播,车厢里几乎没有其他声音。就像每天一样,这辆电车正在将通勤和上学的乘客们送往市中心。" }, { "id_line": 3, "ja_text": "そんな本来であれば静寂な車内の中で、一人の少女が頬を赤らめながら、口に指を押し当て声を我慢していた。少女の名前はリリィ、かつて地球で巨大化したウルトラヒロインのシェリスに戦いの後、彼女のおもちゃとして乗車していたバスごと持ち去らわれたのち、彼女に気に入られたため、今はシェリスの性奴隷として飼われていた。", "zh_text": "在本应该安静的车厢内,一个少女正脸红心跳地捂住嘴巴,竭力忍住呼吸。她的名字叫莉莉,曾经在地球上巨大化的超级女英雄谢丽丝在战斗后,把她乘坐的公交车当成玩具带走,因为受到了她的喜爱,现在被当作性奴隶饲养着。" }, { "id_line": 4, "ja_text": "\"ん……、はぁ……♡\"", "zh_text": "\"嗯……,哈啊……♡\"" }, { "id_line": 5, "ja_text": "電車が揺れて車両が軋む音にかき消されるほどに、リリィは小さく喘ぐ。ドアの前に立っているリリィは目をぎゅっと閉じて、漏れ出しそうな艶やかな声を必死で我慢している。", "zh_text": "电车摇晃着,车厢的吱吱声将莉莉小声的喘息淹没。站在门前的莉莉紧闭眼睛,努力忍住那诱人的声音。" }, { "id_line": 6, "ja_text": "その声の原因は、少女が履いているスカートの中に忍び込んでくる白く細長い手によるもの。この痴漢行為に及んでいる手の持ち主は、回りにいるサラリーマン達などではなく、リリィの主人であるシェリスだった。", "zh_text": "发出这个声音的罪魁祸首,是从少女穿着裙子的下面伸进来的一只白色细长的手。这个性骚扰的主谋并不是周围的上班族,而是莉莉的主人——谢丽丝。" }, { "id_line": 7, "ja_text": "(あは♡、パンツの中びしょびしょね、電車の中で、発情してイケナイ子♪)", "zh_text": "(啊哈♡,内裤都湿透了,你在电车上发情了,真是个调皮的孩子♪)" }, { "id_line": 8, "ja_text": "シェリスがリリィの耳元で彼女だけに聞こえるように囁いた。", "zh_text": "谢丽丝在莉莉耳边轻轻低语,只有她才能听见。" }, { "id_line": 9, "ja_text": "(ん///、シェリス様、もう、やめてください……)", "zh_text": "(嗯///,谢丽丝大人,请不要再这样了……)" }, { "id_line": 10, "ja_text": "(どうして?気持ちいいなら、もっとおねだりすればいいのに)", "zh_text": "(为什么?如果舒服的话,你可以向我乞求更多。)" }, { "id_line": 11, "ja_text": "シェリスの豊満な胸をリリィの背中に押し付け、ドアと自身で少女を挟み込んで逃げられないようにしつつ、スカートに忍び寄る手は少女の恥裂をパンツ越しに刺激するように擦り続ける。", "zh_text": "谢丽丝将丰满的胸部贴在莉莉的背上,用门和自己的身体将她夹住,让她无法逃脱,同时再悄悄地伸手到她的裙子里,隔着内裤刺激少女羞耻的私处。" }, { "id_line": 12, "ja_text": "(でも、こんなところでしてしまうと、ひゃん!!♡)", "zh_text": "(但是,如果在这种地方的话,会被人……啊!!♡)" }, { "id_line": 13, "ja_text": "(そうよ、今日はあなたが快感を覚えると、体が大きくなっちゃうのよ♪)", "zh_text": "(对,今天如果你高潮的话,身体就会变大哦♪)" }, { "id_line": 14, "ja_text": "リリィの耳のそばで、ねっとりと熱のこもった声色で、シェリスがささやく。", "zh_text": "在莉莉的耳边,谢丽丝温柔而热情地低语道。" }, { "id_line": 15, "ja_text": "(だから、この電車の乗客の命運は、リリィ、あなたにかかってるのよ♡)", "zh_text": "(所以,这趟电车上的乘客们的命运,就取决于你了,莉莉♡)" }, { "id_line": 16, "ja_text": "シェリスの手の動きが激しくなると同時に、リリィの声も大きくなっていく。", "zh_text": "随着谢丽丝手的动作变得激烈,莉莉的声音也随之变大。" }, { "id_line": 17, "ja_text": "\"んっ♡、……んっ♡!\"", "zh_text": "\"嗯♡,……嗯♡!\"" }, { "id_line": 18, "ja_text": "しかし、満員電車の乗客たちは誰一人として気づかない。なぜならば、身長179cmをもつシェリスの長身の影で、ほかの乗客からは視覚になっているからだ。", "zh_text": "然而,满员的电车上的乘客们甚至没注意到。因为,179cm高的谢丽丝的高挑身影阻挡了他们的视线。" }, { "id_line": 19, "ja_text": "シェリスはばれてないことをいいことに、リリィの耳元に舌を伸ばして耳介の軟骨部分に沿って、ゆっくりと舐める。そしてそのまま耳の産毛を濡らすように舌先を這わせていき、今度は耳たぶを甘噛みする。少女はシェリスの歯が肌に触れた瞬間、ビクンッ!と大きく体が震える。可愛らしい愛玩具の少女の反応に気を良くしたシェリスは、耳奥に更に舌を伸ばし始める。", "zh_text": "谢丽丝趁着没有被人发现,向莉莉的耳边伸出舌头,沿着耳廓的软骨部分慢慢舔。然后舌尖沿着耳朵上的细毛滑过,将耳垂甜美地咬了一口。少女在谢丽丝的牙齿触碰到皮肤的瞬间,全身剧烈地颤抖起来。看到这个可爱的玩具反应,谢丽丝高兴地将舌头向耳洞深处舔去。" }, { "id_line": 20, "ja_text": "シェリスの温かい吐息交じりの舌がリリィの耳を蹂躙する。優しく、温かく、心地よい刺激を少女に与え、リリィの頭の中を唾液交じりの水音で支配した。", "zh_text": "谢丽丝混合着温暖湿气的舌头蹂躏着莉莉的耳朵。给予了少女温柔、湿热、舒服的刺激,混杂着唾液的水声占领了莉莉的大脑。" }, { "id_line": 21, "ja_text": "\"ふぅ~♡\"", "zh_text": "\"呼~♡\"" }, { "id_line": 22, "ja_text": "\"ん……!!\"", "zh_text": "\"嗯……!!\"" }, { "id_line": 23, "ja_text": "耳に入ってきた空気がリリィの脳内を刺激する。そして、リリィの脳髄は直接愛撫されてしまったかのように、頭がクラクラしてくる。", "zh_text": "吹进耳中的空气刺激着莉莉的大脑。然后,莉莉的脑髓仿佛直接被抚摸一样,让她感到头晕目眩。" }, { "id_line": 24, "ja_text": "(もうダメです、これ以上されたら、わ、私……!!!!!!)", "zh_text": "(我已经不行了,如果再这样下去,哇,我……!!!!!!)" }, { "id_line": 25, "ja_text": "(この電車が駅に着くのが先か、それともあなたの体で押しつぶされるのが先か、楽しみね♡)", "zh_text": "(电车是先到站呢?还是先被你的身体压扁呢?真是令人期待啊♡)" }, { "id_line": 26, "ja_text": "シェリスの甘い誘惑の言葉がリリィの頭の中に響き渡る。それと同時に、彼女の手が下着越しにクリトリスを強く摘んだ。", "zh_text": "谢丽丝甜美的诱惑话语在莉莉的脑海中回响。同时,她的手通过内衣强烈地挤压着莉莉的阴蒂。" }, { "id_line": 27, "ja_text": "(あぅっ!♡)", "zh_text": "(啊!♡)" }, { "id_line": 28, "ja_text": "全身を走る快楽電流により、絶頂寸前にまで達してしまうリリィは、シェリスの愛撫に耐えるように、身を強張らせ、手すりを強く握りながら、目的の駅までその必死に快楽に耐える。自分が巨大化して街を破壊しないようにするために、少女はひたすら耐えた。", "zh_text": "在全身流动的快感电流下即将达到高潮的莉莉,为了忍受谢丽丝的爱抚,绷紧了身体,紧握着扶手,拼命抵制着欲望的释放,为了到达目的地的车站。为了防止自己变大而破坏城市,少女持续地拼命忍耐着。" }, { "id_line": 29, "ja_text": "(あっ♡、そこ、だめぇ♡♡!!)", 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"あの日、シェリスたち巨人が街を襲う怪獣と戦い、リリィも乗っていたバスごと攫われた時は、どうなってしまうのか不安だったが、不思議と巨人を恐れないリリィをシェリスは気に入ってくれた。シェリスのオナニーによって消費された一緒にバスに乗っていた乗客たちには申し訳ないが、地球での暮らしよりもずっと充実した日々を送っていた。", "zh_text": "那天,谢丽丝等巨人与怪物战斗,莉莉也乘坐的公交车被掳走时,虽然很担心会发生什么事,但不可思议的是,谢丽丝喜欢上了不怕巨人的莉莉。虽然很对不起因为谢丽丝的自慰而消费掉的同车乘客,但她过得比在地球上更加充实的日子。" }, { "id_line": 36, "ja_text": "(よし、これで今日の分は終わりかな?)", "zh_text": "(好了,这样应该就完成了今天的任务吧?)" }, { "id_line": 37, "ja_text": "リリィが額の汗を拭うと、玄関からチャイムが鳴る音が聞こえてきた。主人の帰宅だ。", "zh_text": "莉莉擦去额头上的汗水,这时,玄关传来门铃响的声音。主人回来了。" }, { "id_line": 38, "ja_text": "\"お帰りなさいませ、シェリス様\"", "zh_text": "\"欢迎回来,谢丽丝大人\"" }, { "id_line": 39, "ja_text": "リリィは満面の笑みを浮かべてシェリスを出迎えた。銀色のウルフカットが風になびいて、ふわりと広がる。身長179センチと長身に加え、100cm近いバストと90㎝に迫るヒップを持つ彼女は、まるでモデルのような体型をしていた。彼女は白で統一された、競泳水着のような戦闘服とロングブーツ、肘まで覆うグローブを身に着けたままリビングへ進んでゆく。", "zh_text": "莉莉满脸笑容地迎接谢丽丝。银色的短发微微散开在风中飘荡着,身高179厘米,近100厘米的胸围以及接近90厘米的臀围,简直就像是模特一样。她穿着白色统一的,像游泳衣一样的战斗服和长靴,还穿着覆盖到手肘的手套,走进了客厅。" }, { "id_line": 40, "ja_text": "シェリスはリリィを見て微笑むと、そのままリリィに抱きついた。身長差のせいでちょうど顔の高さと胸の位置が同じくらいになる。美しい銀髪、透き通るような白い肌、整った容姿に、リリィも顔を赤くしてしまう。", "zh_text": "谢丽丝看着莉莉,露出微笑,然后抱住了莉莉。由于身高差异,莉莉的脸和谢丽丝的胸部正好处于同一高度。美丽的银发,白皙如同透明的皮肤,标志的容貌,连莉莉都红了脸。" }, { "id_line": 41, "ja_text": "\"ただいま、いい子にしてた?\"", "zh_text": "\"我回来了,在家里乖吗?\"" }, { "id_line": 42, "ja_text": "\"はい、シェリス様\"", "zh_text": "\"是的,谢丽丝大人。\"" }, { "id_line": 43, "ja_text": "リリィが抱擁を解いたシェリスの荷物を受け取ると、彼女は夕食の準備を始める。シェリスは一日の出来事を話してくれる。リリィはその話を聞くのがとても好きだった。今日は地球とは違う星での戦闘の話をしてくれた。", "zh_text": "莉莉接过放开拥抱的谢丽丝的行李,她开始准备晚饭。谢丽丝告诉了她一天发生的事情。莉莉很喜欢听这种故事。今天她给莉莉讲了在一个与地球不同的星球上战斗的故事。" }, { "id_line": 44, "ja_text": "巨大ヒロインは自分の受け持つ星の防衛以外にも、別惑星への侵略も仕事の一環らしい。そこでは彼女も所属する事務所によって、対戦相手を選出して、地球の格闘技のように、対戦カードを組んで戦うのだという。", "zh_text": "巨大女英雄除了负责自己星球的防卫以外,好像侵略别的行星也是工作的一环。据说在那里所属的事务所会选出对战的对手,像地球的格斗比赛一样,组成巨大女英雄间的对战。" }, { "id_line": 45, "ja_text": "戦いを終えて帰ってきたシェリスは、どこから見てもわかるほど充実していた。今日の対戦は圧勝だったらしい。現地惑星人の100倍以上の身体で暴れて、相手を叩き潰す。そして侵略先の都市ごと、圧倒的な力でねじ伏せる。それはまさに戦闘というより、一方的なワンサイドゲーム。相手ヒロインは開始数分でダウンしてしまったそうだ。", "zh_text": "结束战斗归来的谢丽丝,无论从哪个角度看都很兴奋。今天的对战好像取得了压倒性的胜利。用当地人100倍以上的身体激烈活动,将对方击垮,然后用压倒性的力量将侵略目的地的城市全部破坏。那与其说是战斗,不如说是单方面的游戏。据说对方女英雄在开场几分钟就被打倒了。" }, { "id_line": 46, "ja_text": "\"すぐに相手の子が倒れたから、不完全燃焼でね、もう少し楽しみたいから小人の街を3つほど潰してきたのよ……\"", "zh_text": "\"对面那个孩子马上就倒下了,所以我想再玩一会儿,所以就把三个小矮人的城市都摧毁了……\"" }, { "id_line": 47, "ja_text": "シェリスは蹂躙してきた小人の街を思い出し、興奮気味に語り始めた。", "zh_text": "谢丽丝回想着蹂躏的小人城市,兴奋地讲了起来。" }, { "id_line": 48, "ja_text": "\"それで……、どうでした?\"", "zh_text": "\"那么……感觉怎么样呢?\"" }, { "id_line": 49, "ja_text": "リリィは主人の楽しみが背徳的で倫理に反することをわかりつつも、興味津々に尋ねる。", "zh_text": "莉莉虽然知道主人的快乐有违道德,但还是兴致勃勃地问。" }, { "id_line": 50, "ja_text": "\"そうねぇ、まずは私が歩くだけで建物が壊れていくのは面白かったわね\"", "zh_text": "\"感觉棒极了。首先,只要我一走路,建筑物就会损坏,这就很有趣了。\"" }, { "id_line": 51, "ja_text": "そう言いながら、シェリスは家の中を歩き回る。", "zh_text": "说着,谢丽丝在屋里走来走去。" }, { "id_line": 52, "ja_text": "\"ほら、このブーツ。今回の戦闘用の街はこのブーツより大きなビルなんてなかったのよ\"", "zh_text": "\"你看这双靴子。这次战斗用的城市里没有比这双靴子更大的大楼了。\"" }, { "id_line": 53, "ja_text": "シェリスがブーツを指さす。白い戦闘服とおそろいのハイヒールブーツ。長いヒールのそれは戦闘向きではない気もするが、シェリスの強大な戦闘能力の前では、大したハンデにならない。", "zh_text": "谢丽丝指着脚下的靴子。她身穿白色的战斗服和高跟长靴。虽然感觉长跟并不适合战斗,但是在谢丽丝强大的战斗能力面前,也不是什么大的障碍。" }, { "id_line": 54, "ja_text": "あのブーツに比べれば、100分の1のビルなど、せいぜい雑草程度にしかならないのだろう。シェリスは楽しそうに話をつづけた。", "zh_text": "和那双靴子比起来,一百倍小的大楼充其量只能成为杂草一般的存在。谢丽丝愉快地继续说着。" }, { "id_line": 55, "ja_text": "\"靴の方がビルよりも固いし重いから、踏みつけると簡単に崩れちゃうのよね。ふふっ\"", "zh_text": "\"我的靴子比大楼还硬还重,一踩上去大楼很容易就塌了。呵呵。\"" }, { "id_line": 56, "ja_text": "リリィは、あの長いヒール部分に消えてしまう小人のビルを想像した。自分も地球で彼女の戦闘に巻き込まれた時、あの白い巨塔が目の前に振り下ろされたので、目の前にした恐怖は思い知っていた。", "zh_text": "莉莉想象着那些被靴子的长跟部分压迫的小人建筑。她自己也曾在地球上卷入了谢丽丝的战斗中,那座白色的巨塔在眼前摇摇欲坠在,所以她对那种近在咫尺的恐惧深有体会。" }, { "id_line": 57, "ja_text": "そして、さらに話は続く。今日戦った場所を逃げ惑う小人を踏みつぶしたり、握りつぶしたりして街ごと壊滅させた後、戦闘範囲外の街にも遊びに行ったらしい。", "zh_text": "然后,故事还在继续。今天谢丽丝在战斗的地方把四处逃窜的小人踩死、捏碎,在摧毁了整个城市后,她好像还去了战斗范围外的城市玩。" }, { "id_line": 58, "ja_text": "\"そこはね、戦闘場所じゃないからって、うちのスタッフが何十人も待機してたんだけど、面白そうな建物がたくさんあったから、そこで遊ぶことにしたの\"", "zh_text": "\"那里因为不是战斗场所,所以有几十个我们的工作人员在等候,但是我看到有很多有趣的建筑,就决定在那里玩。\"" }, { "id_line": 59, "ja_text": "そう言ってケラケラ笑うシェリス。", "zh_text": "说着,谢丽丝哈哈大笑。" }, { "id_line": 60, "ja_text": "\"早く逃げなさいって言ってるのに、ずっと撮影場所のビルの屋上で私の足を見つめてるのよ。あれじゃあ、踏み殺されるのを待ってるみたい\"", "zh_text": "\"我告诉他们赶紧逃走,但他们一直在拍摄的楼顶上看着我的脚。看起来就像在等待被踩死一样。\"" }, { "id_line": 61, "ja_text": "そう言うとシェリスは椅子の前まで移動していた。", "zh_text": "说完,谢丽丝移动到椅子前面。" }, { "id_line": 62, "ja_text": "\"ちょうどこの椅子の座面と同じ高さのビルだったわ、そこから見下ろしたら、みんな小さく見えたわよ。信じられる?さっさと逃げればいいのに\"", "zh_text": "\"那座楼和这把椅子的座位一样高,从那里往下看,所有的人都看起来很小。你能相信吗?明明早点逃跑就好了。\"" }, { "id_line": 63, "ja_text": "シェリスはおかしなものを見たかのように、笑いながら話す。", "zh_text": "谢丽丝就像看见了有趣的东西一样,笑着叙述着。" }, { "id_line": 64, "ja_text": "\"だからね、そんなに私を撮影したいなら、もっと撮ってもらうことにしたのよ\"", "zh_text": "\"所以啊我想,既然你们这么想要拍我,那我就让你们多拍拍。\"" }, { "id_line": 65, "ja_text": "そういいながら、シェリスはゆっくりと椅子に腰を下ろし始める。", "zh_text": "谢丽丝边说边慢慢坐到椅子上。" }, { "id_line": 66, "ja_text": "\"いまから、このビルを椅子代わりにするから、あんたたちは最後の仕事として、迫りくる私のお尻を撮影して頂戴、ってね\"", "zh_text": "\"从现在开始,我要把这个楼当作椅子,你们做最后的工作,就是拍下我的屁股猛烈地压过来的场景,好吗?\"" }, { "id_line": 67, "ja_text": "シェリスはそういいながら、ゆっくりと巨大な臀部を座面に沈めてゆく。", "zh_text": "谢丽丝这么说着,慢慢地把巨大的臀部沉入椅子的座位中。" }, { "id_line": 68, "ja_text": "リリィは唖然としながら、その光景を眺めていた。迫りくる100倍サイズの巨大ヒップの迫力が伝わってくるようだ。", "zh_text": "莉莉目瞪口呆地看着这一幕,仿佛能感受到那100倍大小的巨大臀部扑面而来的压迫感。" }, { "id_line": 69, "ja_text": "きっとスタッフが最後に見た視界を埋め尽くすシェリス競泳水着に覆われたお尻は、さぞ絶望的な光景だったのだろう。", "zh_text": "无疑,工作人员最后看到的视野被谢丽丝穿着游泳衣的屁股填满,拿一定是一个绝望的景象。" }, { "id_line": 70, "ja_text": "彼女の大きな臀部が屋上に降りた後、ビルは彼女の質量を支えられず、沈み込んでいくのと同時に、座面となった屋上からはみ出したシェリスの太ももが、高層ビルを跨いでいた景色が映しだされた。そして、シェリスはゆっくりと脚を組み替えると、そのまま立ち上がって背伸びをする。", "zh_text": "她的巨大臀部落在屋顶上后,大楼因为不能支撑她的重量而开始塌陷,与此同时,画面中出现了谢丽丝的大腿从屋顶露出跨越高楼的景色。然后,谢丽丝慢慢把腿交叉起来,慢慢挺起身来伸了个懒腰。" }, { "id_line": 71, "ja_text": "\"どーん!!!\"", "zh_text": "\"砰!!!\"" }, { "id_line": 72, "ja_text": "おどけながらシェリスがお尻の下で爆発したジェスチャーをしながら叫ぶ。", "zh_text": "谢丽丝开玩笑地一边大喊一声,一边在屁股下面做出爆炸的手势。" }, { "id_line": 73, "ja_text": "シェリスの超重量に耐えかねたビルは根元部分から崩壊し始め、瓦礫の山と化したのだろう。", "zh_text": "无法承受谢丽丝超规模重量的楼从底部开始崩溃,变成了一堆废墟。" }, { "id_line": 74, "ja_text": "一体その瓦礫の下にいくつもの命があったことか。シェリスは満足げに立ち上がると、今度はリリィに近づき彼女の頬に手を添える。", "zh_text": "那废墟下面究竟埋葬了多少条生命,又有谁知道呢?谢丽丝满意地站起来,这次向莉莉走过来,把手放在她脸颊上。" }, { "id_line": 75, "ja_text": "\"そのあとも、たくさん小人のビルを使って、遊んだんだけど、全然気持ちよくなれなかったの\"", "zh_text": "\"之后,我又用了很多小人的大楼玩了很久,但我一点也不觉得开心。\"" }, { "id_line": 76, "ja_text": "シェリスは少し残念そうに話す。", "zh_text": "谢丽丝有点遗憾地说。" }, { "id_line": 77, "ja_text": "\"あの星の高層ビルはゴミね、いろんなとこで潰してあげたけど、何にも刺激にならなかったわ\"", "zh_text": "\"那颗星球的高楼真是垃圾,我虽然在很多地方都把它们压扁了,但是一点刺激也没有。\"" }, { "id_line": 78, "ja_text": "シェリスはリリィを抱きしめながら、耳元でささやく。リリィはシェリスの柔らかな胸に包まれながら、その言葉を聞いていた。", "zh_text": "谢丽丝抱着莉莉,在她耳边低语道。莉莉被谢丽丝柔软的胸部包围,听着主人的话。" }, { "id_line": 79, "ja_text": "シェリスはリリィを抱き寄せ体をかがめると、その唇を奪う。リリィもシェリスのキスを受け入れ、舌を絡ませる。", "zh_text": "谢丽丝抱住莉莉弯下腰,夺走了她的嘴唇。莉莉接受了谢丽丝的亲吻,将舌头与谢丽丝缠绕在一起。" }, { "id_line": 80, "ja_text": "\"やっぱりあなたが一番相性がいいみたい\"", "zh_text": "\"看来还是和你最舒服。\"" }, { "id_line": 81, "ja_text": "シェリスはそういうと、リリィの下着をずらすと、クリトリスをつまみ上げた。", "zh_text": "谢丽丝这么着说,然后解开莉莉的内衣,捏住了莉莉的阴蒂。" }, { "id_line": 82, "ja_text": "\"あぅ♡\"", "zh_text": "\"啊♡\"" }, { "id_line": 83, "ja_text": "リリィは声を上げると、シェリスの腕にしがみつく。", "zh_text": "莉莉叫出声来,紧紧保住了谢丽丝的手臂。" }, { "id_line": 84, "ja_text": "\"今日もたっぷり可愛がってあげるから、覚悟しておいてね?\"", "zh_text": "\"今天我会好好疼爱你的,要做好心理准备哦?\"" }, { "id_line": 85, "ja_text": "シェリスは妖艶な笑みを浮かべると、リリィのクリトリスをいじくり回し始めた。彼女は主人の愛撫に悶えながらも、心のどこかで安心していた。", "zh_text": "谢丽丝露出了妖艳的笑容,开始揉搓着莉莉的阴蒂。她虽然在主人的爱抚中挣扎,但内心的某个地方却感到十分安心。" }, { "id_line": 86, "ja_text": "リリィと暮らし始めてから、シェリスが見せる笑顔の頻度が少しずつ増え、それに伴い、自分に対して愛情のようなものを感じるようになっていたからだ。", "zh_text": "从和莉莉同居开始,谢丽丝的微笑频率逐渐增加,随之而来的,她也开始对自己产生一种像是爱情的感觉。" }, { "id_line": 87, "ja_text": "最初は無理やりおもちゃにされ、シェリスに気に入られたことで、性奴隷として扱われていたが、今では彼女も自分のことを気に入ってくれているのではないか、と思うようになった。", "zh_text": "最初自己是被强行当作玩具,因为被谢丽丝喜欢才能被当作性奴隶对待,但现在她也开始喜欢自己了吗,莉莉开始这么想。" }, { "id_line": 88, "ja_text": "(シェリス様も……、私を愛してくれてるのかな?)", "zh_text": "(谢丽丝大人……你爱我吗?)" }, { "id_line": 89, "ja_text": "そんなことを考えながら、リリィはシェリスの腕の中で、快楽に身を委ねている。", "zh_text": "在思考这些的同时,莉莉在谢丽丝的怀中,任由快感支配着自己。" }, { "id_line": 90, "ja_text": "\"あぅ……\"", "zh_text": "\"啊……\"" }, { "id_line": 91, "ja_text": "\"あ、ごめん、きつかったかしら?\"", "zh_text": "\"啊,对不起,是不是太疼了?\"" }, { "id_line": 92, "ja_text": "\"いえ、私は小人のビルなんかよりも丈夫ですので、心ゆくまで抱きしめてください♡\"", "zh_text": "\"不,我比小人的楼更结实,所以请尽情抱着我吧♡\"" }, { "id_line": 93, "ja_text": "\"ふふ、いい子ね\"", "zh_text": "\"呵呵,乖孩子\"" }, { "id_line": 94, "ja_text": "以外にも、シェリスはリリィを優しく抱きしめた。リリィもその心地よさに目を細めてしまう。シェリスの大きな胸の奥で、彼女の鼓動が早くなるのをリリィは感じ取った。シェリスがリリィの体に興奮している。それがリリィには嬉しかった。", "zh_text": "除此之外,谢丽丝温柔地抱着莉莉。莉莉也因为这种舒适而眯起眼睛。莉莉感觉到,在谢丽丝巨大的胸部深处她的心跳加快了。谢丽丝对莉莉的身体感到兴奋。这让莉莉感到开心。" }, { "id_line": 95, "ja_text": "シェリスがリリィの陰部に手を伸ばすと、少女は身を震わせながら、シェリスの肩を掴んだ。", "zh_text": "谢丽丝伸手进入莉莉的下体,少女身体颤抖着抓住了谢丽丝的肩膀。" }, { "id_line": 96, "ja_text": "シェリスがリリィの股間に指を這わせ、割れ目にそっと触れる。すでにそこは濡れており、主人の太い指を簡単に飲み込んだ。", "zh_text": "谢丽丝的手指在莉莉的两脚间游移,轻轻触摸她的裂缝外口。那里已经湿润了,很容易地就吞噬了主人粗大的手指。" }, { "id_line": 97, "ja_text": "\"もう、濡れてるのね?\"", "zh_text": "\"你已经湿透了?\"" }, { "id_line": 98, "ja_text": "\"はい、シェリス様の蹂躙話を聞いていたら、疼いてしまって\"", "zh_text": "\"是的,从听谢丽丝大人讲您的蹂躏故事时我就开始湿了。\"" }, { "id_line": 99, "ja_text": "\"罪もない小人を虐殺する話で興奮するなんて、あなたも悪い子ね♡\"", "zh_text": "\"听到无辜的小人被屠杀的故事就兴奋,你也是个坏孩子吧♡。\"" }, { "id_line": 100, "ja_text": "\"あっぅ……\"", "zh_text": "\"啊……\"" }, { "id_line": 101, "ja_text": "\"そんなにおっきくなりたいなら、させてあげるわよ?\"", "zh_text": "\"如果你想变大,我会让你变大的?\"" }, { "id_line": 102, "ja_text": "\"え?ほんとですか?\"", "zh_text": "\"啊?真的吗?\"" }, { "id_line": 103, "ja_text": "シェリスはそう言うと、リリィの膣内に指を押し込む。リリィは一瞬息を止めたが、すぐに甘い吐息を漏らし始める。", "zh_text": "谢丽丝这么说着,把手指插入莉莉的阴道。莉莉一瞬间屏住呼吸,但马上又开始呼出甜美的气息。" }, { "id_line": 104, "ja_text": "\"ああ、シェリス様ぁ……\"", "zh_text": "\"啊,谢丽丝大人……\"" }, { "id_line": 105, "ja_text": "\"巨大化素質のないものが巨大化する方法、それは巨大ヒロインの体液を取り込むことよ\"", "zh_text": "\"只有巨大女英雄才能变大,因为他们有变大的体质。但是,她们的体液中含有微量的巨大化能量。让没有巨大化素质的人变得巨大化的方法,就是吸取巨大女英雄的体液。如果一次性大量摄取巨大化能量的话,普通人的身体就会产生排斥反应,但如果是通过吸收巨大女英雄体液稀释后的能量的话,就能一点点地获取巨大化能量。\"" }, { "id_line": 106, "ja_text": "シェリスはそう言いながら、リリィの乳首を摘まむ。リリィの体がビクンッ!と震える。そして、リリィの秘所に差し込まれた指先が動き出す。", "zh_text": "谢丽丝这么说着,同时捏住了莉莉的乳头。莉莉的身体猛地颤抖了一下。然后,插入莉莉秘处的手指开始动了起来。" }, { "id_line": 107, "ja_text": "クチュクチュと水音が鳴り響き、リリィの口から喘ぎ声が漏れる。そしてリリィの瞳がトロンとしてくると、リリィは絶頂を迎えそうになる。しかし、それを察したのか、シェリスは唐突に手を止める。そして、まるで焦らすように、再びゆっくりと動かし始めた。", "zh_text": "噗呲噗呲的水声响起,莉莉的口中传出了喘息声。然后,莉莉的眼神开始迷离,看起来就像是要达到高潮了。但是,或许是察觉到了这一点,谢丽丝突然停下了手。然后,仿佛在焦急中,又再次慢慢开始移动。" }, { "id_line": 108, "ja_text": "\"そろそろベッドに行きましょうか?\"", "zh_text": "\"我们差不多该上床了吧?\"" }, { "id_line": 109, "ja_text": "シェリスの言葉にリリィはうなずくと、二人は寝室へと向かった。", "zh_text": "听到谢丽丝的话,莉莉点点头,两人向卧室走去。" }, { "id_line": 110, "ja_text": "\"たーぷり、遊んであげる。今日は寝かせないわよ?\"", "zh_text": "\"我会尽情地玩你的,今天不准睡觉哟?\"" }, { "id_line": 111, "ja_text": "\"はい、シェリス様にいっぱいいじめてほしいんです!\"", "zh_text": "\"好的,我想被谢丽丝大人一直欺负!\"" }, { "id_line": 112, "ja_text": "リリィはシェリスに抱き着くと、その豊満な胸に顔を埋める。", "zh_text": "莉莉抱住谢丽丝,把脸埋在她丰满的胸部里。" }, { "id_line": 113, "ja_text": "シェリスはそんな彼女を優しく包み込みながら、ベットへと倒れこむ。", "zh_text": "谢丽丝把这样的她温柔地包裹起来,倒在床上。" }, { "id_line": 114, "ja_text": "巨大ヒロインの興奮が冷め止まぬシェリスの寝室からは、いつまでも甘美な鳴き声が聞こえてくる。", "zh_text": "巨大女英雄的兴奋仍未消退的谢丽丝的卧室里,甜美的叫声一直持续着。" }, { "id_line": 115, "ja_text": "二人の夜はまだ始まったばかりだ。", "zh_text": "两人的夜晚才刚刚开始。" }, { "id_line": 116, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 117, "ja_text": "それからというもの、毎晩のようにシェリスへの奉仕を続けたリリィ。シェリスが言うには巨大化ができるのは、巨大化素質を有する巨大ヒロインたちだけなのだそうだ。しかし、彼女たちが持つ膨大なエネルギーは、排出される体液と共に微量ながら流れ出すのだという。大量に取得すると拒絶反応を示してしまう巨大化エネルギーも、ヒロインの体液で薄められたものなら、少しずつだが取得することも可能になるという。", "zh_text": "从那以后,莉莉每晚都在为谢丽丝服务。据谢丽丝说,只有具有巨大化体质的巨大女英雄才能变大。然而,她们拥有的巨大能量会随着体液而微量流出。即使是对巨大能量产生排斥反应的人,如果这种能量被女英雄的体液稀释,也可以逐渐获取。" }, { "id_line": 118, "ja_text": "そこで巨大化資質を持たないリリィなどを巨大化させるには、どうすればいいかというと……。", "zh_text": "因此,要让没有巨大化素质的莉莉等人变大的话,应该怎么做呢……?" }, { "id_line": 119, "ja_text": "\"ほら、今日も一日中ブーツを履いてたから、蒸れちゃったのよね\"", "zh_text": "\"你看,今天也是一整天都穿着靴子,所以我的脚都湿了。\"" }, { "id_line": 120, "ja_text": "椅子に座ったシェリスはそういいながら、リリィに素足を差し出す。リリィはうっとりとした表情で、シェリスの白い整った足に顔を近づけ、その臭いを嗅ぐ。一日履いたブーツの臭いは強烈なもので、シェリスが愛用するヒール付きのロングブーツは革製なのもあって、なおさらであった。しかし、その不快な臭いもリリィにとっては、敬愛する主人の香りであり、彼女のものであるというだけで、従属する幸せを感じてしまうのだった。", "zh_text": "坐在椅子上的谢丽丝这样说着,向莉莉伸出了她的裸足。莉莉带着陶醉的表情,把脸靠近谢丽丝洁白匀称的双脚,闻了闻那股臭味。谢丽丝穿了一整天的靴子散发出浓烈的气味,再加上她喜欢的高跟长靴是皮质的,味道更加刺鼻。然而,这种令人不快的气味对莉莉来说,是她尊敬的主人的香味,只要是她的东西,就能感受到归属感的幸福。" }, { "id_line": 121, "ja_text": "\"あぁ、シェリス様の足……。すごい匂い……。\"", "zh_text": "\"啊,谢丽丝大人的脚……好香啊……\"" }, { "id_line": 122, "ja_text": "シェリスに促されると、リリィは彼女の足先に口づけをし、そして舌で舐め始める。足の隅々に染み込んだ汗は、やがて少女の体に入り込み、巨大化できるエネルギーとして蓄えられてゆく。", "zh_text": "在被谢丽丝的催促下,莉莉亲吻了她的脚趾,并开始用舌头舔舐。脚上每一处角落的汗水渗透进了少女的身体,积蓄成为了巨大化能量。" }, { "id_line": 123, "ja_text": "\"んっ、あむぅっ♡\"", "zh_text": "\"嗯,啊♡\"" }, { "id_line": 124, "ja_text": "リリィはシェリスの足を丁寧に舌で清めていく。", "zh_text": "莉莉细心地用舌头清理谢丽丝的脚。" }, { "id_line": 125, "ja_text": "\"んっ、ちゅっ♡\"", "zh_text": "\"嗯,啾♡\"" }, { "id_line": 126, "ja_text": "\"あら、また上手くなったんじゃない?私の足がそんなに美味しいの?変態さんね\"", "zh_text": "\"哎呀,你又变得更熟练了吧?我的脚真的那么好吃?真是个变态呢。\"" }, { "id_line": 127, "ja_text": "\"あぅ、し、シェリス様のだからです……。ンぅ♡\"", "zh_text": "\"啊,因为是谢丽丝大人的脚……嗯♡\"" }, { "id_line": 128, "ja_text": "シェリスはそんなリリィの頭を撫でながら、もう片方の手で自らの女性器をまさぐる。シェリスは、リリィの奉仕に興奮しながら、自らを慰めていた。リリィは、シェリスの自慰する姿に蕩けながら、シェリスの足先を丹念に嘗め回す。今少女が舐め回しているこの美しい御足は、ついこの間も罪のない地球の街を粉々になるまで踏みつけていた、あの足なのだ。この足によって踏みつぶされた地球人たちの恨み募った呪詛が染み込んでいそうな、きめ細かい肌。", "zh_text": "谢丽丝一边抚摸着莉莉的头,一边用另一只手自慰。谢丽丝在看着莉莉奉献感到兴奋的同时,下体也在自慰中非常兴奋。莉莉一边看着谢丽丝自慰,一边仔细舔着谢丽丝的脚趾。这双莉莉正在舔的美丽的脚,就是前不久还踩碎了无辜的地球城市的那双脚。那娇嫩的皮肤,仿佛浸染了被这只脚踩扁的地球人的怨恨和诅咒。" }, { "id_line": 129, "ja_text": "少女はそれを愛おしそうに舐め続ける。", "zh_text": "莉莉依然爱戴地舔个不停。" }, { "id_line": 130, "ja_text": "あぁ、私はなんて罪深い女なのだろう……数えきれない地球人たちの命を奪った足を愛おしそうになめている……。", "zh_text": "啊,我是多么罪孽深重的女人啊……我竟然在舔着夺去了无数地球人生命的脚……" }, { "id_line": 131, "ja_text": "その事実を考えると、リリィの体は熱く火照り始め、彼女の子宮はキュンと切なくなる。", "zh_text": "想到这个事实,莉莉的身体开始发热,她的子宫开始疼痛。" }, { "id_line": 132, "ja_text": "\"んっ、そろそろこっちにも頂戴……。\"", "zh_text": "\"嗯,差不多也该轮到这边了……\"" }, { "id_line": 133, "ja_text": "そういってシェリスはリリィの頭を押さえつけると、その口を自らの股間に近づける。", "zh_text": "说完,谢丽丝按着莉莉的头压低,把她的嘴靠近自己的阴部。" }, { "id_line": 134, "ja_text": "\"ここから出るエキスは、一番濃いのよ。だから、たっぷりと堪能しなさい……\"", "zh_text": "\"从这里出来的精华是最浓的。所以,请尽情享用吧……\"" }, { "id_line": 135, "ja_text": "\"はい……\"", "zh_text": "\"是的……\"" }, { "id_line": 136, "ja_text": "リリィは返事をすると、シェリスのスカートの中に潜り込み、下着を横にずらすと、その大きく膨れた花びらに舌を這わせる。", "zh_text": "莉莉回答了一声,钻进谢丽丝的裙子里,将内衣拉到一边,让舌头在那膨胀的花瓣上爬行。" }, { "id_line": 137, "ja_text": "主人の蜜壺はすでに十分すぎるほど濡れている。リリィは迷わず、割れ目の上に位置する肉芽にむしゃぶりついた。", "zh_text": "女主人的蜜穴已经湿润得不行。莉莉毫不犹豫地舔着裂缝上方的肉芽。" }, { "id_line": 138, "ja_text": "\"ん♡\"", "zh_text": "\"嗯♡\"" }, { "id_line": 139, "ja_text": "シェリスは小さく声を漏らすと、リリィの頭に手を添える。そして、自分の快楽を貪るように、腰を前後に動かす。", "zh_text": "谢丽丝轻声娇喘,把手放在莉莉的头上。然后,为了满足自己的欲望,她开始前后扭动臀部。" }, { "id_line": 140, "ja_text": "シェリスのクリトリスは、とても敏感な器官だ。リリィは彼女のクリトリスに刺激を与えるたび、シェリスの太ももが痙攣するのを感じていた。", "zh_text": "谢丽丝的阴蒂是非常敏感的器官。每次莉莉刺激她的阴蒂,她都能感到谢丽丝的大腿在抽搐。" }, { "id_line": 141, "ja_text": "舌先でチロチロッとクリトリスを転がすたびに、シェリスの体が跳ね上がり、太腿でリリィの頭を締め付ける。リリィはシェリスのクリトリスを吸い上げ、舌で弄ぶ。", "zh_text": "每当阴蒂在舌尖上咕嘟咕嘟地滚动时,谢丽丝的身体都会跳起来,大腿紧紧夹住莉莉的头。莉莉吸起谢丽丝的阴蒂,用舌头玩弄它。" }, { "id_line": 142, "ja_text": "\"あぁ♡\"", "zh_text": "\"啊♡\"" }, { "id_line": 143, "ja_text": "じゅぶ、じゅぶと溢れ出るシェリスの愛液。シェリスはリリィの頭を押さえたまま、口に大量の愛液を流し込むと、彼女はそのまま喉を鳴らして飲み干していく。", "zh_text": "噗噗溢出的是谢丽丝的爱液。谢丽丝把莉莉的头按住,让自己大量的爱液流入她的口中,莉莉就这样咕噜一声全部咽了下去。" }, { "id_line": 144, "ja_text": "\"いいわぁ……♡もっと味わいなさい?\"", "zh_text": "\"好棒……♡再品尝一些吧?\"" }, { "id_line": 145, "ja_text": "\"はひぃ♡\"", "zh_text": "\"哈嘟…好的♡\"" }, { "id_line": 146, "ja_text": "リリィはシェリスの命令に従うと、さらに激しくクリトリスを刺激し始めた。唾液と愛液が混ざり合い、ジュルルルと卑猥な音を奏でる。シェリスのクリトリスはさらに肥大化しはじめ、包皮から顔を覗かせはじめた。", "zh_text": "莉莉听从了谢丽丝的命令,开始更加激烈地刺激阴蒂。唾液和爱液混合在一起,发出嘶溜嘶溜的淫荡声响。谢丽丝的阴蒂开始进一步肿胀,包皮开始翻了起来。" }, { "id_line": 147, "ja_text": "シェリスは自分の体に起きている変化に気付いたのか、自然と頭を押さえている手に力が入ってしまう。", "zh_text": "谢丽丝似乎注意到了自己身体的变化,不自觉地加大了按着莉莉头的力气。" }, { "id_line": 148, "ja_text": "リリィはその反応をうれしく思い、膨張しかけているシェリスの花びらをねじ込み広げる様に、露になったピンク色の肉裂に舌を忍ばせ、音を立てて吸い上げる。", "zh_text": "莉莉对她的反应感到高兴,舔着正在膨胀的谢丽丝的花瓣,将舌头伸进粉红色的肉裂中,大声吸吮着。" }, { "id_line": 149, "ja_text": "\"ああ!!イク!!\"", "zh_text": "\"啊!我要去了!!\"" }, { "id_line": 150, "ja_text": "シェリスの声と同時に、びゅう、びゅうと勢いよく潮を吹き出してしまう。少女の口に勢いよく愛液が入っても、リリィは嫌な顔をせず、ごくごく飲み続ける。", "zh_text": "在谢丽丝的声音响起的同时,她的潮水噗嗤噗嗤猛地喷了出来。即使大量的爱液被用力灌入嘴里,莉莉也没有露出厌恶的表情,而是继续咕嘟咕嘟地喝了下去。" }, { "id_line": 151, "ja_text": "シェリスはリリィの口から自分の性器を離すと、リリィの顔についた愛液を指で拭き取り、ほほのラインに指をそっと添わせる。", "zh_text": "谢丽丝把自己的性器从莉莉的嘴中移开,用手指擦掉沾莉莉脸上的爱液,轻轻地抚摸着莉莉的脸颊。" }, { "id_line": 152, "ja_text": "そして、シェリスは絶頂の余韻に浸りながらも、床の上にコップを置いた。", "zh_text": "然后,谢丽丝一边沉浸在高潮的余韵中,一边把一个杯子放在地板上。" }, { "id_line": 153, "ja_text": "\"あ、あの……。それ、今日もするんですか?\"", "zh_text": "\"啊,那个……那个,今天也要做吗?\"" }, { "id_line": 154, "ja_text": "リリィが少しおどおどしながら、コップを見つめる。", "zh_text": "莉莉战战兢兢地看着杯子。" }, { "id_line": 155, "ja_text": "\"そうよ、これが一番効果があるんだから\"", "zh_text": "\"是的,这是最有效的方法。\"" }, { "id_line": 156, "ja_text": "シェリスはそういうと、リリィの頭に人差し指でチョンとつついた。", "zh_text": "谢丽丝这么说完,用食指轻轻戳了一下莉莉的头。" }, { "id_line": 157, "ja_text": "すると、みるみる縮み始めるリリィの身体。あっという間に1cm足らずの小人と化してしまった。シェリスは何も言わず、小人のリリィをつまみ上げると、床に置いたコップに入れてしまう。", "zh_text": "然后,莉莉的身体开始明显地缩小。转眼间,她就变成了只有1厘米的小人。谢丽丝没说什么,只是用手指捏起小人莉莉,放进了在地板上的杯子里。" }, { "id_line": 158, "ja_text": "コップに閉じ込められたリリィは、これから何が起こるのかわかっているように、涙目でコップの口を見上げている。", "zh_text": "被关在杯子里的莉莉像是知道接下来会发生什么,泪眼汪汪地望着杯口。" }, { "id_line": 159, "ja_text": "\"今日は夕方からずっと我慢してたから、たくさん出ちゃうかも♡\"", "zh_text": "\"今天我从傍晚开始就一直在忍耐,可能会放出很多吧♡\"" }, { "id_line": 160, "ja_text": "シェリスはコップの上に座るように腰を落とし、M字開脚の姿勢を取る。そして、両膝に両手を乗せ、ゆっくりと降ろしていく。", "zh_text": "谢丽丝像是坐在杯子上一样弯下腰,做出M字开腿的姿势。然后,把手放在膝盖上,慢慢蹲下。" }, { "id_line": 161, "ja_text": "リリィは小刻みに震えながら、その時を待つ。", "zh_text": "莉莉颤抖着等待那一刻。" }, { "id_line": 162, "ja_text": "シェリスの股間がコップの淵に触れる寸前まで腰を落としたと同時に、彼女の股間から生暖かい液体があふれ出す。", "zh_text": "当谢丽丝的下体几乎碰到杯子边缘时,温热的液体从她的阴部溢出。" }, { "id_line": 163, "ja_text": "じょぼぼぼぼぼぉー!!!! それは、彼女の言う通り、大分ため込んでいたのだろう、猛烈な勢いで黄色い液体が噴出した。リリィは瞬く間に、シェリスの尿に浸かってしまう。リリィは悲鳴を上げることも許されず、ただひたすらシェリスの黄金水を浴びるしかなかった。", "zh_text": "哗啦啦啦啦啦!!就像她所说的一样,积蓄了很久的黄色液体猛烈地喷涌而出。莉莉瞬间就被谢丽丝的尿淹没了。莉莉连尖叫都无法发出,只能挣扎着沐浴在谢丽丝的黄金液体中。" }, { "id_line": 164, "ja_text": "徐々に水位が上がってゆく、シェリスの尿。注ぎ込まれる排泄物がもたらす液体の攪拌によって、1cmほどしかない少女は、ゴミのように尿の中でかき回されてしまう。", "zh_text": "谢丽丝的尿逐渐升高,由于不断灌入的排泄物液体,只有1厘米的少女在尿液中被搅动得像垃圾一样。" }, { "id_line": 165, "ja_text": "こぽぽぽぽ……。と小さな気泡が浮かんでは消えていく。放尿の勢いが落ち着き始め、リリィの身体が水面に浮かんでくる。", "zh_text": "噗噗噗噗……一串小气泡浮现出来然后消失。小便的势头开始减弱,莉莉的身体浮出了水面。" }, { "id_line": 166, "ja_text": "シェリスは一度放尿を止め、下腹部に力を入れると、再び大量のおしっこを放出する。", "zh_text": "谢丽丝一度减弱的小便,随着她紧缩下腹部力量,大量的尿液再次被释放出来。" }, { "id_line": 167, "ja_text": "放出したおしっこの塊は、少女に命中して、リリィは必死に抵抗しようともがくが、なす術もなく、尿の中へ沈んでいく。", "zh_text": "释放出的尿块击中了少女,莉莉拼命地想要抵抗,但却毫无还手之力,再次沉入了尿液中。" }, { "id_line": 168, "ja_text": "チロチロチロ……。", "zh_text": "滴答滴答滴答……" }, { "id_line": 169, "ja_text": "ようやく収まった頃、コップはシェリスの尿によって、なみなみと黄金色の液体を湛えて、溢れ出した尿が床を汚している。", "zh_text": "放尿好不容易最终停止时,杯子被谢丽丝的尿所填满,盈盈的金色液体溢出污染了地板。" }, { "id_line": 170, "ja_text": "シェリスは満足げに、リリィの入ったコップを見下ろすと、水面に浮かぶ糸くずのようなものを指ですくう。", "zh_text": "谢丽丝心满意足地俯视装有莉莉的杯子,用手指捞起像线头般漂浮在水面的东西。" }, { "id_line": 171, "ja_text": "\"どう?たくさん飲めたかしら?\"", "zh_text": "\"怎么样?喝了很多吗?\"" }, { "id_line": 172, "ja_text": "\"けほっ、けほっ、はい……\"", "zh_text": "\"咳咳,咳咳,是的……\"" }, { "id_line": 173, "ja_text": "リリィは咳をしながら答える。", "zh_text": "莉莉一边咳嗽着一边回答。" }, { "id_line": 174, "ja_text": "\"いい子ね、それじゃあ、もう一度ね\"", "zh_text": "\"好孩子,那么,再来一次吧。\"" }, { "id_line": 175, "ja_text": "そう言って指を再び、黄金色に染まったコップに近づける。指先から小さな声が聞こえた気がするが、聞かなかったことにするシェリス。", "zh_text": "这么说着,她的手指再次靠近染成金黄色的杯子。谢丽丝感觉听到了从指尖传来的微弱声音,但谢丽丝选择忽略了它。" }, { "id_line": 176, "ja_text": "再度、おしっこプールを漂う小人になってしまったリリィは、主人が残した生暖かい体温をその尿から感じつつ、溺れないよう注意しながら、息継ぎの合間に巨大な主人が残した体液を飲み込むのだった。", "zh_text": "再次变成在尿液中漂浮的小人莉莉,正在尿中感受着主人残留的温暖体温,同时一边注意着不要溺水,一边在呼吸的间隙大口吞下巨大主人留下的体液。" }, { "id_line": 177, "ja_text": "こうした夜が毎日続いた。常人なら心が折れそうな状況だが、巨大化するエネルギーが体内に溜まってゆくのを心地よく感じながら、リリィはシェリスのおもちゃとして、献身的に尽くすのだった……。", "zh_text": "这样的夜晚每天都在继续。如果是对常人的话,可能早就精神崩溃了。但莉莉因为能感到身体内积聚起的巨大能量而十分开心,作为谢丽丝的玩具,她忠诚地竭尽全力为主人献身着……" }, { "id_line": 178, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 179, "ja_text": "それからしばらくして、リリィは自分の体が変化していることに気が付いた。シェリスの奉仕をする度に、シェリスの体液を吸収してきたのだが、ある日を境に、体液摂取量が閾値を超えたのか、体の変化を感じたのだ。", "zh_text": "过了一段时间,莉莉注意到自己的身体正在发生变化。每次为谢丽丝服务时,她都会吸收谢丽丝的体液,但有一天,她感到身体的变化超过了阈值。" }, { "id_line": 180, "ja_text": "具体的に何が変わったかといわれても、うまく言葉にできないが、心の奥底で何か熱いものが脈打っている感覚があった。", "zh_text": "虽然无法用言语准确描述具体发生了什么变化,但她能感觉到内心深处有什么热乎乎的东西在活跃。" }, { "id_line": 181, "ja_text": "シェリスはそんなリリィの様子に気づくと、嬉しそうな顔で、 リリィの頭を撫でながら、話しかけてくる。", "zh_text": "当谢丽丝注意到莉莉的状态时,她高兴地抚摸着莉莉的头,开始与她交谈。" }, { "id_line": 182, "ja_text": "\"そろそろ、頃合いね。リリィ、あなたの願いを叶えましょう。\"", "zh_text": "\"差不多该是时候了,莉莉,让我实现你的愿望吧。\"" }, { "id_line": 183, "ja_text": "\"私の望みですか?\"", "zh_text": "\"我的愿望?\"" }, { "id_line": 184, "ja_text": "\"えぇ、あなたは私の奴隷になって以来、私の望むことは全てかなえてくれたわ。だから、今度は私が、私のペットであるあなたのお願いをかなえる番よ。\"", "zh_text": "\"是的,你成为我的奴隶以来,一直帮我实现我的所有愿望。因此,轮到我实现作为我宠物的你的愿望了。\"" }, { "id_line": 185, "ja_text": "シェリスはそういうと、リリィを優しく抱きしめる。", "zh_text": "谢丽丝这么说着,温柔地抱住了莉莉。" }, { "id_line": 186, "ja_text": "\"だから特別に、私と同じように巨大化して遊ぶ権利を上げるわ\"", "zh_text": "\"所以我特别地给你同我一样变大的权利,这样你就可以和我一起玩了。\"" }, { "id_line": 187, "ja_text": "そういってシェリスはリリィの頭を撫でる。リリィもうれしそうに目を細め、シェリスに体を預ける。", "zh_text": "说完,谢丽丝抚着摸莉莉的头。莉莉也开心地眯起眼睛,把身体靠在谢丽丝身上。" }, { "id_line": 188, "ja_text": "\"この間ね、地球みたいな星がちょうどいい値段で売られてたから、買っちゃったのよ……\"", "zh_text": "\"最近,一个像地球的星球以合适的价格售卖,我就买下来了……\"" }, { "id_line": 189, "ja_text": "\"……はい\"", "zh_text": "\"……是的。\"" }, { "id_line": 190, "ja_text": "\"今度そこで一緒に遊びましょ。きっと楽しいと思うの。\"", "zh_text": "\"下次我们一起在那里玩吧,我想会很有趣的。\"" }, { "id_line": 191, "ja_text": "\"あぁ!シェリス様!\"", "zh_text": "\"啊!谢丽丝大人!\"" }, { "id_line": 192, "ja_text": "リリィは嬉しそうに大きく返事をすると、シェリスの胸に顔をうずめた。", "zh_text": "莉莉高兴地大声应了一声,将脸埋在谢丽丝的胸口。" }, { "id_line": 193, "ja_text": "\"さぁ、明日は思いっきり楽しむわよ\"", "zh_text": "\"好的,明天我们就尽情享受吧。\"" }, { "id_line": 194, "ja_text": "そういってシェリスはリリィの頬にキスをして、リリィもシェリスの腕の中で眠りにつくのだった。", "zh_text": "说完,谢丽丝亲吻着莉莉的脸颊,莉莉也在谢丽丝的怀中睡着了。" }, { "id_line": 195, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 196, "ja_text": "そして次の日、リリィはシェリスに連れられて、とある惑星にやってきた。ここは、シェリスがこの間、購入したと言っていた玩具惑星S-564。文明レベルは地球と同等、宇宙進出もたいしたことのない文明だったため、未開惑星として売り出されいたのをシェリスが見つけて購入した惑星だった。この星の住民は皆、地球人と変わらない大きさで、体のつくりも似ている。環境もよく似ている。緑豊かな大地が広がり、海や川もちゃんと存在している。空には太陽が輝き、雲がゆっくりと流れてゆく。遠くに見えるのはビルや家が立ち並ぶ都市部の様だ。", "zh_text": "第二天,莉莉被谢丽丝带到了某个星球。这里是谢丽丝前些时候提到的购买的玩具星球S-564。文明等级和地球相当,在宇宙中也不是什么了不起的文明,所以被当作未开发星球而销售,被谢丽丝发现并买下。这个星球的居民都和地球人一样大,身体结构也类似。环境也非常相似,广阔的大地绿意盎然,海洋和河流也存在着。太阳在天空中闪耀,云朵慢慢飘过,远处是高楼大厦鳞次栉比的城市。" }, { "id_line": 197, "ja_text": "初めての異星空間に驚きと既視感を覚えて、立ち止まっているリリィをシェリスは手を取り、街へと繰り出した。", "zh_text": "首次来到外星空间的莉莉感到惊讶和似曾相识,谢丽丝拉起停在原地的莉莉的手,向街上走去。" }, { "id_line": 198, "ja_text": "\"?、すぐに大きくならないのですか?\"", "zh_text": "\"我们不立刻变大吗?\"" }, { "id_line": 199, "ja_text": "\"まずは観光からよ\"", "zh_text": "\"先从观光开始。\"" }, { "id_line": 200, "ja_text": "街に着いた二人は街中を散策する。シェリスの私服は、Tシャツにジーンズとラフなものだったが、一般人離れした銀髪とスタイルの良さもあってか、モデルのような姿だ。Tシャツの胸元が大きく開き、谷間が覗く。健康的な長い足を包むジーンズは少し短めのもので、歩くたびに白いふくらはぎが見え隠れする。", "zh_text": "到达市区的两人在街上散步。谢丽丝的私下服装是T恤和牛仔裤,虽然穿着很随意,但她那一头与众不同的银发和姣好的身材,看起来就像模特一样令人瞩目。T恤的敞口开得很大,露出了乳沟。包裹健康长腿的牛仔裤有点短,每走一步都可以看见白皙的小腿肚。" }, { "id_line": 201, "ja_text": "対するリリィの方は、シェリスは淡い緑のブラウスにフレアスカートと、普段着よりは少しおしゃれな格好だ。シェリスはリリィの手を引いて、商店街を歩いて行く。", "zh_text": "相比之下,莉莉穿着淡绿色的衬衫和荷叶边的短裙,比日常服装稍微时髦一些。谢丽丝拉着莉莉的手,走进商店街。" }, { "id_line": 202, "ja_text": "街の中は人々が忙しく動き回り活気で溢れていた。露店が立ち並び、人々は笑顔で買い物をしている。2人も商店を覗いたり、露店で食べ物を買ったり、公園で休んだり……。", "zh_text": "街上的人们熙熙攘攘,充满了活力。路边的摊位鳞次栉比,人们笑着购物。两人也逛了商店,从摊位买吃的,在公园休息……" }, { "id_line": 203, "ja_text": "しばらく、一通り歩き回ったあと、リリィはシェリスと共に、街の広場にある噴水の前にやってきた。", "zh_text": "走了一圈后,莉莉和谢丽丝来到了广场的喷泉前。" }, { "id_line": 204, "ja_text": "久しぶりの外出なこともあり、リリィはかなり上機嫌な様子だった。", "zh_text": "可能是因为久违的外出,莉莉显得非常高兴。" }, { "id_line": 205, "ja_text": "リリィはシェリスの隣に立つと、そのまま噴水の淵に少女を座らせ、自身も隣に座った。", "zh_text": "莉莉站在谢丽丝旁边,让少女坐在喷泉的水池旁边,自己也坐在她旁边。" }, { "id_line": 206, "ja_text": "\"ねぇ、リリィ?楽しんでもらえたかしら?\"", "zh_text": "\"嗨,莉莉?玩得开心吗?\"" }, { "id_line": 207, "ja_text": "シェリスはリリィの肩に腕を回し抱き寄せると、耳元で囁いた。リリィは突然の事に驚いたが、シェリスの質問に答えようと口を開く。", "zh_text": "谢丽丝搂着莉莉的肩膀,抱住她在耳边低声问道。莉莉被这突如其来的举动吓了一跳,但还是开口回答谢丽丝的问题。" }, { "id_line": 208, "ja_text": "\"はい、すごく楽しかったです。こんなに充実した一日は初めてでした。シェリス様に会えてよかったです\"", "zh_text": "\"是的,我很开心。这是我第一次过这么充实的一天。能见到谢丽丝大人真是太好了。\"" }, { "id_line": 209, "ja_text": "リリィはそういうとシェリスの体に自身の体を寄り添わせる。シェリスもそれに答えるように、リリィの背中に手を回す。", "zh_text": "莉莉一边说着一边让自己的身体贴近谢丽丝丝的身体。谢丽丝也回应了她,把手放在莉莉的背上。" }, { "id_line": 210, "ja_text": "\"それじゃ、今日は歩き回って疲れたから、ホテルで休みましょうか、楽しみは明日もあることだし……\"", "zh_text": "\"那么,今天我们走了很多也累了,去酒店休息吧,明天还有很多好玩的事情……\"" }, { "id_line": 211, "ja_text": "\"はい……\"", "zh_text": "\"好的……\"" }, { "id_line": 212, "ja_text": "リリィはシェリスの言葉に少し残念そうな表情を浮かべたが、それでもシェリスと一緒に過ごせる時間が増えたことを喜んだ。", "zh_text": "听到谢丽丝的话,莉莉露出了一丝失落的表情,但她还是为能和谢丽丝共度更多时间而高兴。" }, { "id_line": 213, "ja_text": "シェリスはリリィの頬を指でなぞると、リリィの唇を指でそっと押し当てる。そして、シェリスはリリィを立たせると、指でリリィの顎を上げさせる。シェリスの顔がリリィに近づき、互いの吐息がかかる距離まで近づく。", "zh_text": "谢丽丝用手指摸了摸莉莉的脸颊,将手指轻轻地按在莉莉的嘴唇上。然后,谢丽丝让莉莉站起来,用手指抬起莉莉的下巴。谢丽丝的脸逐渐靠近莉莉,随着距离越来越近,甚至可以感觉到彼此的呼吸。" }, { "id_line": 214, "ja_text": "リリィは恥ずかしそうに目を閉じると、シェリスも目じりを下げて微笑みながら、リリィに顔を近づけていく。二人の鼻先が触れ合うまで近づくと、お互い何も言わないまま、そっと唇を重ねた。", "zh_text": "莉莉羞涩地闭上眼睛,谢丽丝也合上眼,微笑着靠近莉莉。两人的鼻尖碰到了一起,彼此都没有说话,而是轻轻地吻上了嘴唇。" }, { "id_line": 215, "ja_text": "軽い接吻を済ませた後、そそくさと予約しておいたシティホテルへ足を向ける二人。シェリスはリリィの腰に手を回して引き寄せると、リリィの歩幅に合わせてゆっくりと歩く。", "zh_text": "轻吻过后,两人匆忙地走向预定的城市酒店。谢丽丝用手搂住莉莉的腰,把她拉到自己身边,配合着莉莉的步幅慢慢地走。" }, { "id_line": 216, "ja_text": "リリィはシェリスに密着されながら、その抱擁感を味わいながらホテルに入る。そのあとは、シャワーを浴び、疲れたのもあってすぐにベットに潜り込んでしまった2人。", "zh_text": "莉莉被谢丽丝紧紧贴近着,一边品味着那种拥抱的感觉,一边走进了酒店。然后,她们洗了个澡,由于太累了所以马上就上床睡觉了。" }, { "id_line": 217, "ja_text": "泥のように眠るリリィの夢の中では、先ほどまでデートを楽しんだ街並みが広がっていた……。", "zh_text": "在梦中,如泥土般熟睡的莉莉看到的是刚刚还在享受约会的城市景象……。" }, { "id_line": 218, "ja_text": "地球と変わらない街並み、自分と同じような現地惑星人たち、この星も彼女たちと同様、それぞれの家庭、友人を持ちながら、人生を謳歌しているのだ。", "zh_text": "和地球一样的城市,和自己一样的当地行星人,这个星球上的他们也同样拥有各自的家庭、朋友,享受着自己的生活。" }, { "id_line": 219, "ja_text": "ーーあれ?この星に何しに来たんだっけ?夢の中で考えるリリィ。", "zh_text": "……咦?我来这个星球要做什么来着?莉莉在梦中思考着。" }, { "id_line": 220, "ja_text": "ふと思い出してしまう。自分たちは、己の欲望を満たすために、この街を破壊しに来たのだと……。", "zh_text": "突然间她记起来了。她们是为了满足自己的欲望,来摧毁这个城市的……" }, { "id_line": 221, "ja_text": "それは当然、住民にとって、天災以外の何でもない。気付いた時、街は火の海に変わっており、そこにそびえたつのは、いつもの巨大化したシェリスの姿……。", "zh_text": "对于当地居民们来说,这无异于天灾。当意识到这一点的时候,整个城市已经变成了一片火海,而耸立在那里的是一如既往巨大化的谢丽丝的身影……" }, { "id_line": 222, "ja_text": "(あぁ、なんてこと、、私は、、何を考えているの……)", "zh_text": "(啊,天啊,我,我在想什么……)" }, { "id_line": 223, "ja_text": "自分の犯してしまった罪に後悔するも、もう遅い。すでにシェリスは動き始めてしまっている。", "zh_text": "莉莉对自己犯下的罪行感到后悔,但已经太晚了。谢丽丝已经开始了行动。" }, { "id_line": 224, "ja_text": "(やめて!!この人たちに罪はないはず!)", "zh_text": "(住手!!这些人应该没有无辜的!)" }, { "id_line": 225, "ja_text": "そう思っていても、体は言う事を聞いてくれない。", "zh_text": "即使这么想,身体并不听从指挥。" }, { "id_line": 226, "ja_text": "巨大化したシェリスの足元で、逃げ惑う住民たち。しかし、シェリスの巨大な手は逃げる人々を捕まえてしまう。", "zh_text": "在巨大化的谢丽丝的脚下,居民们四处逃窜。但是,谢丽丝巨大的手抓住了逃跑的人们。" }, { "id_line": 227, "ja_text": "まるで虫でも捕まえるように、片手で人々を掴み持ち上げる。", "zh_text": "就像捉虫子一样,一只手抓起人们举了起来。" }, { "id_line": 228, "ja_text": "リリィもすぐにシェリスの巨大な手に捕まってしまった。そこで思い出す、巨人にとらわれた時の恐怖。", "zh_text": "莉莉也很快被谢丽丝巨大的手抓住了。在那时,她想起了被巨人捕获的恐惧。" }, { "id_line": 229, "ja_text": "\"助けて!!!\"", "zh_text": "\"救命!!!\"" }, { "id_line": 230, "ja_text": "必死に叫ぶが、その声は誰にも届かない。シェリスはリリィを握り締めたまま、もう片方の手で、リリィを摘まんで目の前に持って来る。", "zh_text": "尽管歇斯底里地求救,可是声音并没有传达到任何人的耳朵中。谢丽丝紧紧握住莉莉,用另一只手将莉莉捏到面前。" }, { "id_line": 231, "ja_text": "\"いや!やめて!\"", "zh_text": "\"不要!不要!\"" }, { "id_line": 232, "ja_text": "そこで、リリィは慌てて飛び起きる。そこは泊っているホテルの部屋だった。シェリスはまだ寝ているのか、穏やかな呼吸が聞こえる。", "zh_text": "这时,莉莉慌张地醒来。这是她正在住宿的酒店房间。谢丽丝可能还在睡觉,可以听到她平稳的呼吸声。" }, { "id_line": 233, "ja_text": "さっきまで見ていた夢の内容と、これからの事を考えてしまい、リリィは重い溜息をついた。", "zh_text": "想到刚才的梦境内容和接下来要发生的事情,莉莉重重长叹了一口气。" }, { "id_line": 234, "ja_text": "ーーどうしよう……?このままでは、あの人たちは……。 リリィは不安に押しつぶされそうになるが、どうしようもなくただ時間だけが過ぎ去っていった。", "zh_text": "——怎么办……如果这样下去,那些人会……。莉莉快要被不安压垮了,但却又无计可施,只有时间就这么一点点流逝着。" }, { "id_line": 235, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 236, "ja_text": "ガタンガタン……。通勤客を満載した列車が都心に向かって走る。今は通勤ラッシュの朝。リリィとシェリスも街の中心部に向かうため、同じ列車に乗り込んでいた。リリィは乗車するとすぐ、人の波に押され、反対側の扉まで押し込まれてしまった。", "zh_text": "咣当咣当……。载满上班族的列车驶向市中心。现在是早高峰。莉莉和谢丽丝也为了前往市中心坐上了同一列火车。一上车,莉莉就被人潮推到了另一侧的车门。" }, { "id_line": 237, "ja_text": "リリィの身長は150㎝前後、すぐに満員電車の人ごみの中に埋もれてしまった。彼女の小さな体は人ごみの圧力で容赦なく押しつぶされるかのように重く押しつぶされてしまう。扉と人ごみに挟まれ、息ができなくなる寸前で、少女をかばう様に立ちふさがるのはシェリスだった。彼女自身179㎝と長身なため、小柄なリリィにとっては、壁のような存在になっていた。", "zh_text": "莉莉身高大约150cm,很快就消失在拥挤电车内的人群中。她小小的身体似乎被人群的压力无情地压垮了。被夹在车门和人群之间,快要无法呼吸的时候,站出来保护她的是谢丽丝。身高179cm的谢丽丝,对于娇小的莉莉来说,就像一堵墙一样。" }, { "id_line": 238, "ja_text": "シェリスは後ろ手でドアを掴むと、背筋を伸ばし、リリィを守るように立つ。その姿はまるで、リリィの背後に覆いかぶさる巨人のようだ。", "zh_text": "谢丽丝反手靠着门,挺直腰杆保护着莉莉。她的样子就像一个覆盖在莉莉背后的巨人。" }, { "id_line": 239, "ja_text": "シェリスの頼もしさの反面、電車に乗る前に彼女に言われたことを思い出すリリィ。", "zh_text": "看到谢丽丝的可靠一面,莉莉也想起了上车之前谢丽丝对她说的话。" }, { "id_line": 240, "ja_text": "\"あっ、そうそう、今のあなたは性的に興奮すればするほど巨大化する状態なの\"", "zh_text": "\"哦,对了对了,现在的你如果性越兴奋的话就会变得越大。\"" }, { "id_line": 241, "ja_text": "\"……えっ!?\"", "zh_text": "\"……什么!?\"" }, { "id_line": 242, "ja_text": "\"だから、電車に乗っている間は我慢せず、どんどん気持ちよくなっていいのよ\"", "zh_text": "\"所以,在坐电车的时候,不用忍耐,尽情地享受就好。\"" }, { "id_line": 243, "ja_text": "\"……そ、そんな……\"", "zh_text": "\"……怎么可能会这样……\"" }, { "id_line": 244, "ja_text": "\"ふふ、大丈夫よ、あなたの気持ちいいことは、ちゃ~んと知っているから♪\"", "zh_text": "\"呵呵,没问题的,我早就知道你兴奋的时候是怎么样的了♪\"" }, { "id_line": 245, "ja_text": "そういってシェリスはリリィのお尻に手を当てると、軽く撫ぜ始めた。", "zh_text": "这样说着,谢丽丝把手放在莉莉的屁股上,轻轻地抚摸起来。" }, { "id_line": 246, "ja_text": "(……あぁ……だめ……人が……)", "zh_text": "(……啊……不行……人们……)" }, { "id_line": 247, "ja_text": "(気にしないの、巨大化すれば周りなんか、全滅するんだから♪)", "zh_text": "(不用在意,变大了的话,周围的人都会被你消灭掉的♪)" }, { "id_line": 248, "ja_text": "そういいながらもシェリスの手の動きは止まらない。お尻を触っていた手が徐々にスカートの中へと伸びてゆき、シェリスの指が、ショーツ越しにリリィの臀部を優しくなで始める。", "zh_text": "尽管如此,谢丽丝的手并未停止。原本摸着莉莉臀部的手渐渐伸入了裙子里,谢丽丝的手指开始轻轻地隔着内裤摩擦莉莉的臀部。" }, { "id_line": 249, "ja_text": "ゆっくりとした動きだが、的確にリリィの弱い部分を責め立ててくる。", "zh_text": "动作虽然缓慢,但精确地触及了莉莉的敏感部位。" }, { "id_line": 250, "ja_text": "(ダメ、、やめてください……)", "zh_text": "(不行,请停下……)" }, { "id_line": 251, "ja_text": "弱々しく抵抗するが、シェリスの手は止まるどころか激しくなっていく一方だ。", "zh_text": "虽然莉莉试图弱弱地抵抗,但谢丽丝的手非但没有停止,反而却越来越有力。" }, { "id_line": 252, "ja_text": "シェリスはリリィの反応を楽しむかのように、今度は両手でリリィの太ももを愛おしむ様に摩りながら、スカートの奥へと手を侵入させてゆく。", "zh_text": "谢丽丝似乎很享受莉莉的反应,这次她一边用双手爱抚着莉莉的大腿,一边将手伸进裙子深处。" }, { "id_line": 253, "ja_text": "(ほら、リリィ?もっと感じて?)", "zh_text": "(你看,莉莉?这样更有感觉?)" }, { "id_line": 254, "ja_text": "シェリスはそういうと、リリィの両足の付け根に中指を這わせ、秘部を刺激した。", "zh_text": "谢丽丝说着,让食指在莉莉的两腿间来回移动,刺激着她的私处。" }, { "id_line": 255, "ja_text": "(ひゃうん!)", "zh_text": "(哇!)" }, { "id_line": 256, "ja_text": "突然の刺激に思わず大きな声で反応してしまうリリィ。ここが電車の中だということを思い出し、慌てて口を押えて声を押し殺そうとする。", "zh_text": "由于突然的刺激,莉莉不禁大声叫出来作为反应。她想起这是在电车上,于是慌忙捂住嘴巴,试图压低自己的声音。" }, { "id_line": 257, "ja_text": "(電車の人たちが心配?大丈夫、あなたが快楽に打ち勝てば、みんな無事に駅に着くのよ?)", "zh_text": "(担心电车上的人?没关系,如果你能抵挡住快感,所有人都会安全到达车站的。)" }, { "id_line": 258, "ja_text": "(ん、……はい)", "zh_text": "(嗯……好的。)" }, { "id_line": 259, "ja_text": "(いい返事よ、じゃ、思いっきり気持ちよくなってね。ほら、こうやって……)", "zh_text": "(回答得好,那就让你更享受一些吧。就像这样……)" }, { "id_line": 260, "ja_text": "(……っ!!!)", "zh_text": "(……啊!!!)" }, { "id_line": 261, "ja_text": "シェリスはリリィの耳の穴をぺろりと舐めると、それと同時に一気に指の動きを速めた。その動きに合わせるように、リリィは全身に快感の電流が流れていくような感覚に襲われる。彼女はリリィの弱点をよく知っていた。", "zh_text": "谢丽丝舔了舔莉莉的耳朵,同时加快了手指的速度。随着谢丽丝手指的动作,莉莉感觉全身有一股快感的电流穿过。谢丽丝非常了解莉莉的弱点。" }, { "id_line": 262, "ja_text": "シェリスの指が動くたびに、リリィの体には今まで味わったことのない未知の悦楽が襲い掛かり、そのたびにビクンと体が跳ね上がる。", "zh_text": "谢丽丝的手指每动一下,莉莉的身体就会感到从未体验过的未知愉悦冲击,每次都让她的身体扑通一声跳起来。" }, { "id_line": 263, "ja_text": "シェリスはリリィのスカートを捲り上げると、今度は直接リリィの恥丘を揉みしだいてきた。少女の秘園に忍び寄る細い指が、リリィの割れ目を上下になぞり、陰核を探し出すと、そこを集中的に攻め立てる。そこを的確に攻められてしまえばリリィが耐え切れるはずもなく、はじけるような快感の渦が頭をスパークして、視界が真っ白に染まる。", "zh_text": "谢丽丝掀起莉莉的裙子,这次直接揉搓着莉莉的耻丘。细长的手指悄悄地接近少女的秘密花园,沿着莉莉的裂缝上下划过,一找到阴核就开始了集中攻击。当阴核被准确地攻击后,莉莉肯定无法忍受,爆发出的快感像闪电一样贯穿大脑,视线变得一片空白。" }, { "id_line": 264, "ja_text": "(あ、ああ、い、いくぅ!!)", "zh_text": "(啊,啊,我,我要去了!!)" }, { "id_line": 265, "ja_text": "シェリスがとどめとばかりに、クリトリスをきゅっとつまみ上げた瞬間、リリィは恐れていた絶頂を迎えた。", "zh_text": "谢丽丝最后一下紧紧捏住阴蒂的瞬间,莉莉迎来了她所畏惧的高潮。" }, { "id_line": 266, "ja_text": "リリィは腰をガクガク震わせると、身体の奥底で熱い膨大なエネルギーが隅々までいきわたる感覚を覚える。", "zh_text": "莉莉颤抖着腰部,感觉到身体深处涌出的巨大化热量充满了全身每一个角落。" }, { "id_line": 267, "ja_text": "シェリスの言った通り、リリィは快感によって身体の巨大化が始まろうとしているのだ。", "zh_text": "正如谢丽丝所说,莉莉的身体正在因为快感而开始变大。" }, { "id_line": 268, "ja_text": "リリィはシェリスの痴漢攻めにあいながらも、懸命に体の奥から溢れてくる快感に必死に抗っていた。満員の列車の中で巨大化したらどれほどの被害が出るのか見当もつかない。しかし、少女の肉体は次から次へと襲ってくる肉欲の波に負けそうになる。", "zh_text": "尽管莉莉遭受到谢丽丝的痴汉袭击,但她仍然拼命抵抗着从身体深处涌出的快感。在满员的列车中,她完全无法预测如果变大的话会造成多大的伤害。然而,少女的肉体却被接二连三袭来的肉欲所打败了。" }, { "id_line": 269, "ja_text": "シェリスは、もう乗客から見られることなど気にしていない。リリィの胸を服の上からもにゅもにゅと揉みしだき、濡れ始めた下着をさらに卑猥な音を立てる様に指をこすり付ける。", "zh_text": "谢丽丝已经不关心是否被其他乘客看见了。她隔着衣物揉捏莉莉的胸部,用手指摩擦着开始湿润的内裤,发出下流的声音。" }, { "id_line": 270, "ja_text": "シェリスの指使いは巧みで、リリィはすぐにまたイキそうになってしまう。", "zh_text": "在谢丽丝熟练的手法下,莉莉很快就要达到高潮了。" }, { "id_line": 271, "ja_text": "(やぁ!、やめて!これ以上されたら、本当に……)", "zh_text": "(呀!住手!再继续下去,我真的……)" }, { "id_line": 272, "ja_text": "リリィは必死に首を振って拒絶の意を示す。しかし、シェリスは止まらない。", "zh_text": "莉莉拼命地摇头表达拒绝,但是,谢丽丝并没有停下来。" }, { "id_line": 273, "ja_text": "(リリィ、もうイッちゃうの?しょうがない子ねぇ)", "zh_text": "(莉莉,你已经快要去吗?真是个没用的孩子呢。)" }, { "id_line": 274, "ja_text": "シェリスはそう言いながら、リリィの敏感なところを執拗に攻め続ける。リリィはシェリスの指遣いに翻弄され、再び絶頂を迎えようとしたその時……、", "zh_text": "谢丽丝一边这么说,一边持续攻击着莉莉的敏感部位。莉莉被谢丽丝的手指操纵,正当她即将再次达到高潮的时候……" }, { "id_line": 275, "ja_text": "リリィの胸の奥が熱くなると同時に、体が一気に膨張するのを感じた。", "zh_text": "莉莉的内心深处突然变得炽热,同时,她感觉到自己的身体正在迅速膨胀。" }, { "id_line": 276, "ja_text": "少女の体がみるみると膨張してゆく。他の車内の乗客が気付いた時、すでに少女の頭は天井に着き、腰を曲げないと立っていられないほどだった。", "zh_text": "少女的身体肉眼可见地膨胀起来,当其他车厢的乘客注意到这一点时,少女的头已经碰到了天花板,如果不弯腰的话,就无法站着。" }, { "id_line": 277, "ja_text": "\"あ!いや!やめて!!\"", "zh_text": "\"啊!不要!请停下来!!\"" }, { "id_line": 278, "ja_text": "リリィは巨大化する肢体を見られる恥ずかしさと惨めさが入り混じる感情を抑えられずにいた。それでも彼女の肉体は膨張を続ける。", "zh_text": "莉莉看着自己正在不可停止地变大的身体,羞耻和悲痛的情绪交织在一起。尽管如此,她的身体还在继续膨胀。" }, { "id_line": 279, "ja_text": "ドスン!4mほどになったところで、少女は大きくなったお尻を床に下ろしてなんとか巨大化する体を車内に収めようと努力する。", "zh_text": "扑通!当她身高达到4米时,少女把变大的屁股放在地板上,努力把越来越大的身体缩进车厢内。" }, { "id_line": 280, "ja_text": "臀部を床に下ろした際に、哀れな乗客が数人巻き込まれ、2mあるお尻の下敷きとなってしまう。", "zh_text": "但是在她坐下的时候,几名不幸的乘客被她2米大小的巨大臀部压在了下面。" }, { "id_line": 281, "ja_text": "リリィはいくつもの乗客を大きなお尻の下敷きにして、長い足を何とか折りたたんで小さくしようと懸命に藻掻くも、少女が藻掻けば藻掻くほど周囲の乗客を多数巻き込み、200kgは優に超す体の下に押し込んでしまう。", "zh_text": "莉莉在把好几个乘客压在大屁股下面的同时,拼命地想把变长的腿收起来,但少女越努力周围被卷入的乘客越多,他们都被压在超过200公斤的身体下面。" }, { "id_line": 282, "ja_text": "\"みなさん、ごめんなさい!急いで離れてください!!\"", "zh_text": "\"各位,对不起!请快点离开!\"" }, { "id_line": 283, "ja_text": "少女が懸命に避難を促すが、満員電車の中では逃げ場などどこにもない。事態を察知した乗客たちの悲鳴が車内にこだまする。その間にも少女の肉体はみるみると大きくなり、収まりきらなくなった腕が天井を押し上げ、ついに腕が天井を突き破ると、窮屈そうだった頭と体が次々と天井を破壊しながら伸びてゆく。電車の中はもはや地獄絵図だった。狭い空間に無理やり押し込められた人々が、リリィの巨大すぎる体に潰され、圧死していく。", "zh_text": "虽然莉莉拼命地催促人们撤离,但在拥挤的列车中根本没有任何可逃之处。察觉到情况的乘客们开始在车厢内尖叫,而与此同时,莉莉的身体也眼看着越来越大,直至收不住的手臂顶破了车顶,然后头和身体也从破开天花板向上延伸。现在的电车里面简直就像地狱一样。被强行塞进狭小空间的人们,在莉莉过于巨大的身体下被压扁致死。" }, { "id_line": 284, "ja_text": "お尻の重さに床が耐えきれず、底抜けしたのも同じタイミングであった。ちょうどこのとき、異常を検知した列車が緊急停止をしたこともあり、少女の体に押しつぶされていない乗客たちは一斉に窓やドアを開けて、列車から飛び出そうとした。", "zh_text": "同时,地板由于无法承受身体的重量突然裂开。恰好在这个时候,因为检测到异常,电车进行了紧急停车。未被少女身体压死的乘客们纷纷打开车窗和车门,想要跳出车外。" }, { "id_line": 285, "ja_text": "しかし、それよりも速いスピードで少女の肉体は巨大化を続けており、胸に押し潰されていたり、少女の足によってなぎ倒され、足と車体に挟まれて潰されるなど、次々に少女の肉体に巻き込まれてしまった。", "zh_text": "然而,少女身体变大的速度比他们更快,他们要么被少女的胸部压碎,要么被少女的脚踩倒,被夹在脚和车体之间挤死。最终,乘客们接二连三地被卷入少女的身体下。" }, { "id_line": 286, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 287, "ja_text": "ようやく巨大化が止まったのは、リリィが50倍まで大きくなり、先ほどまで乗っていた先頭車両の大半を彼女のお尻と両足で押しつぶす形となった状態であった。", "zh_text": "莉莉的巨大化最终在她变大50倍时停止,她的屁股和双脚压垮了她刚才乘坐电车的大部分车厢。" }, { "id_line": 288, "ja_text": "\"あぁ……そんな、どうしよう……\"", "zh_text": "\"啊……我该怎么办……\"" }, { "id_line": 289, "ja_text": "自分が引き起こした惨事に衝撃と恐怖、罪悪感が入り混じった不安な感情に押しつぶされそうになって、今にも泣き出しそうなリリィ。そんな少女とは裏腹に座り込んだ少女の隣にこれから起きる惨劇を知るかのように、笑みを浮かべながら見下ろす同じ倍率の少女、シェリスがいた。", "zh_text": "看着自己引发的惨剧,莉莉感到震惊、恐惧和罪恶感混杂在一起,被不安的感情压得快要崩溃,马上就要哭出来。而坐在少女旁边的仿佛知道即将发生的灾难,微笑着看着她的少女谢丽丝则毫不在乎。" }, { "id_line": 290, "ja_text": "\"あーあ、我慢できなかったのね\"", "zh_text": "\"哎呀,你没能忍住呢。\"" }, { "id_line": 291, "ja_text": "シェリスが粉砕された車両を見下ろし、その破壊者であるリリィを見下ろし冗談交じりの声色で話しかけた。", "zh_text": "谢丽丝看着被粉碎的车厢和引发破坏的莉莉,用半玩笑般的语气对她说话。" }, { "id_line": 292, "ja_text": "リリィは涙目になりながらシェリスの言葉の意味を考える。", "zh_text": "莉莉泪眼汪汪地思考着谢丽丝的话语的意义。" }, { "id_line": 293, "ja_text": "——そうだ、自分は電車の中で巨大化してしまったんだ……。自分の性欲を満たすために……。", "zh_text": "——是的,我在电车中变大了……只是为了满足自己的性欲……" }, { "id_line": 294, "ja_text": "リリィは自分の中の理性と欲望の葛藤の末、巨大化を止められなかった。その結果、この電車の中にいた乗客をお尻の下敷きにしてしまっている。", "zh_text": "莉莉在理智与欲望的冲突中,最终没能阻止自己的巨大化。作为结果,她把列车中的乘客压在了自己的屁股下。" }, { "id_line": 295, "ja_text": "おそらく同じ車両に乗っていた多くの人が犠牲になってしまったに違いない。自分が引き起こした惨状に震えるリリィに対して、シェリスは潰されずに残った車両を指さし言った。", "zh_text": "可能同一节车厢的大多数人都成了牺牲品。莉莉因为自己造成的惨状而颤抖,谢丽丝指着未被压碎的车厢说。" }, { "id_line": 296, "ja_text": "\"ほら、ボーとしてると電車から出てきた小人に、あなたのスカートの中見られるわよ?\"", "zh_text": "\"快看,如果你继续发呆的话,那些从列车中出来的小人可能会看到你的裙子里面哦?\"" }, { "id_line": 297, "ja_text": "\"え?\"", "zh_text": "\"诶?\"" }, { "id_line": 298, "ja_text": "\"さっきまで、気持ちよくなってぐちょぐちょのパンツを見てるのかしらね?\"", "zh_text": "\"你刚才还在享受着,湿漉漉的内裤会被别人看到的吧?\"" }, { "id_line": 299, "ja_text": "リリィははっとして座り込んだ股間と太腿の間を見下ろす。そこには巨大化した少女に潰されなかった車両から命からがら抜け出した小人がわらわらとあふれだしていた。車両から抜け出した彼らは、目の前の巨大な少女たちに驚き、茫然と立ち尽くしていた。リリィは羞恥心で顔を赤らめ、スカートを抑える。", "zh_text": "莉莉吓了一跳,然后低头看向自己的裙下。那里从未被巨大化的少女压碎的车厢中逃出来的小人们正哗啦哗啦涌出。他们从车厢中逃出来后,被眼前的巨大少女吓了一跳,茫然地站在那里。莉莉羞愧得满脸通红,紧紧捂住裙子。" }, { "id_line": 300, "ja_text": "しかし、巨大化した肉体を縮小する方法もわからないため、リリィはその場に座ったまま動けず、ただ呆然に立ち尽くすことしかできない。シェリスは、そんな少女をよそに残酷な指示を与える。", "zh_text": "然而,因为不知道如何缩小巨大化的身体,所以莉莉只能呆呆地坐在原地。在她旁边的谢丽丝不顾这样的少女,给出了残酷的命令。" }, { "id_line": 301, "ja_text": "\"リリィ?今からこの電車を残らず踏みつけなさい\"", "zh_text": "\"莉莉?现在马上将这辆电车全部踩扁。\"" }, { "id_line": 302, "ja_text": "\"そ、そんなの無理です!!私にはできません!\"", "zh_text": "\"那、那是不可能的!!我做不到!\"" }, { "id_line": 303, "ja_text": "シェリスの言葉を聞いて、思わず拒否するリリィ。しかし、そんな少女の言葉もシェリスには通用しなかった。", "zh_text": "听到谢丽丝的话,莉莉本能地拒绝了。然而,她的话对谢丽丝并无影响。" }, { "id_line": 304, "ja_text": "\"あら?私の言うことが聞けないの?……それがどういうことか、あなただって理解しているでしょ?それともこのまま電車と一緒にぺちゃんこになりたい?好きな方を選びなさい?\"", "zh_text": "\"哦?你不能听我的话?……你也知道这意味着什么,对吧?或者你想和这列电车一起被压扁?选择你喜欢的吧?\"" }, { "id_line": 305, "ja_text": "\"……\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 306, "ja_text": "リリィは黙ってうなずくしかなかった。リリィは渋々立ち上がると、自分の足で移動を始めた。一歩、また一歩と、少女の巨大な足が線路を踏みしめてゆく。そのたびに、線路だけでなく、車両がミシミシと悲鳴を上げる。やがて、2両目の目の前にたどり着いた。", "zh_text": "莉莉只能默默地点头。莉莉不情不愿地站起来,开始移动自己的脚步。一步一步,少女的巨大脚踏在铁轨上。她每走一步,不仅铁轨,连车厢也发出痛苦的悲鸣。终于,她来到了第二节车厢的前面。" }, { "id_line": 307, "ja_text": "\"皆さん、ごめんなさい\"", "zh_text": "\"大家,对不起。\"" }, { "id_line": 308, "ja_text": "リリィが謝るとパンプスを履いた左足を軽く持ち上げ、列車の上にかざす。車内からまだ逃げだせていない小人たちの悲鳴や巨人たちに対する怒声が聞こえてくる。", "zh_text": "莉莉在道歉后,轻轻抬起穿着浅口鞋的左脚,将其悬在列车上方。车厢内还未逃脱的小人们的悲鸣和对巨人的怒吼传入她的耳中。" }, { "id_line": 309, "ja_text": "ズン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 310, "ja_text": "少女の10メートル前後のパンプスによる処刑は一瞬の事であった。形を保っていた車体は一瞬でアルミホイルの様にひしゃげ、中の乗客もろとも一瞬でプレスされた鉄板同様平らにされてしまった。残った後ろ半分も、右足で先ほど同様に踏み下ろせば2両目の車両はすべて平たくないり、さっきまでの喧騒が嘘のように静かになってしまった。", "zh_text": "车厢被少女的那双十米左右的浅口鞋一踩,处刑只是一瞬间的事。原本保持着形状的车体瞬间就像铝箔纸一样凹陷,车厢内的乘客也和被压扁的铁板一样在一瞬间被压扁。剩下的后半节车厢也被右脚以一样的方式踩下,第二节车厢全部都被压平了,刚刚还喧闹的场景瞬间安静下来。" }, { "id_line": 311, "ja_text": "\"これでいいですか……?\"", "zh_text": "\"这样可以了吗……?\"" }, { "id_line": 312, "ja_text": "リリィはそう言って、シェリスに視線を送る。", "zh_text": "莉莉说过这番话后,向谢丽丝投去视线。" }, { "id_line": 313, "ja_text": "シェリスは何も言わず、残りの車両に目線を送る。リリィに対するシェリスの回答はそれだけであった。だが、それだけで十分。リリィは\"はい\"とか細い声で答えると、3両目、4両目と次々に踏みつけては、生き残りの小人に早く遠くに逃げるよう心から願った。", "zh_text": "谢丽丝没有回答,只是看向剩下的车厢。这就是谢丽丝对莉莉的回答。然而,这已经足够了。莉莉用细小的声音回答\"是\",接着一步一步地走向第三辆、第四辆车厢……她真心祈求着那些幸存的小人能尽快逃离。" }, { "id_line": 314, "ja_text": "最後の8両目に差し掛かったところで、シェリスからストップの声がかかった。何を言われるのかとリリィが身構えていると、シェリスから新たな命令が飛ぶ。", "zh_text": "在抵达最后一辆车厢时,谢丽丝叫停了莉莉。莉莉紧张地等待着接下来的命令,谢丽丝又发出新的命令。" }, { "id_line": 315, "ja_text": "\"その車両はあなたのお尻でつぶして\"", "zh_text": "\"用你的屁股压碎那个车厢。\"" }, { "id_line": 316, "ja_text": "\"え!?\"", "zh_text": "\"什么!?\"" }, { "id_line": 317, "ja_text": "予想外の命令に戸惑うリリィだったが、すぐにシェリスの命令を飲み込む。", "zh_text": "莉莉对于这个出乎意料的命令感到不知所措,但很快就接受了谢丽丝的命令。" }, { "id_line": 318, "ja_text": "\"……はい\"", "zh_text": "\"……好的。\"" }, { "id_line": 319, "ja_text": "リリィは短く返事すると、腰を落として屈みこむ姿勢をとった。最後の車両に取り残された小人たちからは、フレアスカートが天幕の様に広がり、中心には大きなまんるいお尻を包む白いパンツが目の前を覆う。そして先ほどの痴漢行為で染み出した染みが、恥部だけでなく太ももまで垂れていた。リリィはスカートをたくし上げ、お尻を丸出しにした。スカートの裾を握りしめる手はぷるぷると震えており、これからすることへの緊張が見て取れる。", "zh_text": "莉莉简短地回答后,便低下腰进行准备。被留在最后一个车厢中的小人们看到她的裙子如同天幕般铺展开来,在中心位置覆盖在他们眼前的是包裹着巨大圆屁股的白色内裤。刚才的骚扰行为导致内裤上沾染了污渍,不仅在隐秘部位,甚至连大腿也沾满了。莉莉撩起自己的裙子,露出屁股。握住裙摆的手微微颤抖,可见她对接下来要做的事情感到非常紧张。" }, { "id_line": 320, "ja_text": "シェリスはその様子を楽しそうに眺めながら、巨大化した性奴隷がこれから行うことへの抵抗感と主人の命令に従う使命感の板挟みになる様を楽しんでいる。", "zh_text": "谢丽丝愉快地看着她的样子,似乎在享受着巨大化的性奴隶在要服从主人的命令和对要做事情的抵触心情之间挣扎的样子。" }, { "id_line": 321, "ja_text": "リリィは意を決したように大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐きだす。", "zh_text": "莉莉像是下定决定一样深吸一口气,然后慢慢吐了出来。" }, { "id_line": 322, "ja_text": "リリィは、スカートをめくり上げると、そのまま一気に地面に叩きつける様に腰を落とした。", "zh_text": "然后,她掀起裙子,直接一口气坐下。" }, { "id_line": 323, "ja_text": "ズシンッ!!!40mの尻肉プレスで最後尾車両は跡形もなく押しつぶされた。", "zh_text": "咔嚓!!!臀围达到40米的屁股压在了最后一辆车上,将它完全压碎。" }, { "id_line": 324, "ja_text": "\"んっ♡\"", "zh_text": "\"嗯♡\"" }, { "id_line": 325, "ja_text": "臀部が地面に触れた際、敏感になっている恥部が車両の一部と小人を押しつぶした感触で、リリィは小さく喘いだ。それを見逃すシェリスではない。すぐに尻もち状態の少女の前でしゃがみ込むと、そっと人差し指でリリィの恥部を優しく撫でる。", "zh_text": "当屁股接触到地面,由于敏感的羞耻部位压扁车辆和小人的感触,让莉莉微微地喘息了一口气。谢丽丝没有错过这个细节。她立刻蹲在正坐在地上的少女面前,用食指轻轻地抚摸莉莉的隐私部位。" }, { "id_line": 326, "ja_text": "\"あ///、シェリス様、あの、\"", "zh_text": "\"啊////,谢丽丝大人,那个。\"" }, { "id_line": 327, "ja_text": "\"すっかりトロトロね、さっきよりも蜜があふれているけど、小人を潰して感じたのかしら?\"", "zh_text": "\"你已经开始湿润起来了,蜜水比刚才还要多。是不是压碎小人感觉很好呢?\"" }, { "id_line": 328, "ja_text": "\"!!!、いえ、そんなこと……。\"", "zh_text": "\"不!!!,没有,这种事情……。\"" }, { "id_line": 329, "ja_text": "\"もっと素直になりなさい\"", "zh_text": "\"你应该更坦率一点。\"" }, { "id_line": 330, "ja_text": "そういうと、シェリスは少女のパンツの上から恥裂に指を埋め、前後に動かし始める。", "zh_text": "说着,谢丽丝把手指从少女的内裤上埋进羞耻的部位,开始前后移动。" }, { "id_line": 331, "ja_text": "グチュッグッチュッグチャ! 下着越しでもわかるほど、リリィの秘部は愛液にまみれ、シェリスの指を濡らす。リリィは頬を真っ赤に染め、瞳を潤ませながら必死に抵抗するように、股間に伸びるシェリスの手を両手で握って、止めようとする。", "zh_text": "咕嘟咕嘟咕嘟! 尽管隔着内裤也能知道,莉莉的秘处已经被爱液浸湿,将谢丽丝的手指打湿。莉莉羞红了脸,眼泪满眶,试图用两只手紧紧抓住谢丽丝伸向她腿间的手,想要拼命阻止她。" }, { "id_line": 332, "ja_text": "しかし、リリィの両手はまったくと言っていいほど力が入っておらず、形だけの抵抗にかえってシェリスの嗜虐心を煽ってしまうだけだった。シェリスは少女の拒絶を無視して、白い下着をさらに汚すべく、そのまま50倍少女のぷっくりとした陰唇を淫靡な動きでさすってゆく。", "zh_text": "然而,莉莉的双手可以说完全没有用力,只是做形式上的反抗,这反倒刺激了谢丽丝的嗜虐心。谢丽丝无视了少女的抗拒,继续玷污着那件白色的内衣,用淫荡的动作抚摸着莉莉50倍大的肿胀阴唇。" }, { "id_line": 333, "ja_text": "\"あぁっ、だめぇっ!!\"", "zh_text": "\"啊,不要!!\"" }, { "id_line": 334, "ja_text": "昇ってくる刺激にリリィは反射的に体を強張らせ、じっと目を瞑って耐えようとする。", "zh_text": "面对汹涌而来的快感的冲击,莉莉反射性地绷直了身体,闭紧了双眼试图忍耐。" }, { "id_line": 335, "ja_text": "\"ダメじゃないわよ、ほら、どんどん溢れてきてる\"", "zh_text": "\"没关系的,你看,已经越来越多流出来了。\"" }, { "id_line": 336, "ja_text": "シェリスの言葉通り、濡れ切った下着によって、少女の花園の形がくっきりと浮き上がっており、溢れた愛液は太腿を伝って地面に落ちていく。", "zh_text": "正如谢丽丝所言,湿透的内裤清晰地勾勒出了少女花苞的形状,溢出的爱液顺着大腿流下,滴落在地面上。" }, { "id_line": 337, "ja_text": "\"ちがっ!、これはっ……。\"", "zh_text": "\"不是的,这是……\"" }, { "id_line": 338, "ja_text": "\"くすっ、まあいいわ。それより、もうちょっとだけサービスしてあげる\"", "zh_text": "\"哈哈,没关系。现在,我还要再给你一点服务。\"" }, { "id_line": 339, "ja_text": "シェリスはそう言うと、リリィの尻の近くで生き延びた小人をつまみ上げる。", "zh_text": "谢丽丝这么说后,从莉莉的屁股附近抓起了一只幸存的小人。" }, { "id_line": 340, "ja_text": "\"小人の遊び方、教えてあげる\"", "zh_text": "\"我来教你如何玩弄小人。\"" }, { "id_line": 341, "ja_text": "小人をつまんだシェリスの指が再びリリィの恥部に押し付けられた。彼女から見て3センチほどの小人はピーピーと悲鳴を上げながら、自分よりもはるかに巨大なパンツに押し付けられ、体の半分ほどの恥裂にぐいぐいと押し付けられる。リリィは恥部から微弱な刺激を受け、蜜壺からの愛液がさらに量が増した。", "zh_text": "谢丽丝用捏着小人的手指再次按在莉莉的隐私部位上。对莉莉来说,这只约3厘米的小人在啊啊尖叫中,被按在了比他大得多的内裤上,一半的身体被塞进了私处。莉莉感受到从隐私处传来的微弱刺激,使得她蜜穴里面的爱液增加了。" }, { "id_line": 342, "ja_text": "(あぁ、こんなことしちゃいけないのに……)", "zh_text": "(啊,我不应该这么做这种事……)" }, { "id_line": 343, "ja_text": "そう思うリリィであったが、彼女の理性とは裏腹に体は正直に反応してしまう。リリィの思惑とは裏腹に、さらに愛液が増してパンツに埋もれている小人が溺れかけている。しかし、シェリスは容赦なく、リリィの秘所を指でかき回し始める。", "zh_text": "虽然莉莉这么想着,但与她的理性相反,她的身体却诚实地作出了反应。与莉莉的想法相反,她的爱液越来越多,让埋在内裤中的小人几乎要溺水了。然而,谢丽丝却毫不留情地开始用手指搅动莉莉的私处。" }, { "id_line": 344, "ja_text": "\"あっ、あんっ、ふぅ、ああぁ\"", "zh_text": "\"啊,啊,嗯,啊\"" }, { "id_line": 345, "ja_text": "リリィは口から甘い声を漏らしながら、身体の奥底から湧き上がる快楽に悶える。しかし、ここは小人の街とは言え屋外であり、今も無数の小人たちがこの痴態を見ているのだ。あまりの恥ずかしさからリリィは指を噛み、声を抑えようとする。", "zh_text": "莉莉发出甜美的声音,对于从身体深处涌出的快感感到挣扎。不过,这里虽然是小人的城市,但依然是户外,现在还有无数的小人在看着她的痴态。因为太过羞耻,莉莉咬住手指,试图抑制住自己的声音。" }, { "id_line": 346, "ja_text": "\"どう?気持ちいい?\"", "zh_text": "\"感觉怎么样?舒服吗?\"" }, { "id_line": 347, "ja_text": "\"あ、あっ、だめっ!\"", "zh_text": "\"啊,啊,不要!\"" }, { "id_line": 348, "ja_text": "リリィは思わず声を上げた。突然、シェリスの指の動きが激しくなったからだ。シェリスは彼女の弱点を知っているのか、的確なポイントを攻め立ててくる。", "zh_text": "莉莉忍不住喊出声来。因为谢丽丝的手指动作突然变得更为激烈。谢丽丝似乎知道她的弱点,向她准确地攻击着。" }, { "id_line": 349, "ja_text": "リリィはビクビクと痙攣させながらもなんとか耐えているが、それも時間の問題であることは明らかだった。すでに小人はあふれ出る愛液によって溺死寸前である。", "zh_text": "莉莉虽然心惊胆战地抽搐着拼命忍耐,但很明显这只是时间问题罢了。小人已经快要被溢出来的爱液淹死了。" }, { "id_line": 350, "ja_text": "しかし、リリィは気付き始めていた。この痴態を無数の小人たちに見られていることによる、その羞恥心が、彼女の興奮をさらに高めていった。", "zh_text": "然而,莉莉开始意识到自己正在被无数的小人看到她的羞耻行为,那种羞耻心使她更加兴奋。" }, { "id_line": 351, "ja_text": "\"いい顔になってきたじゃない\"", "zh_text": "\"你的表情变得越来越好看了。\"" }, { "id_line": 352, "ja_text": "シェリスはそういうと、リリィの耳元で囁く。", "zh_text": "谢丽丝在莉莉的耳边低语。" }, { "id_line": 353, "ja_text": "\"今なら、小人に見られてるのも気持ち良いんじゃない?\"", "zh_text": "\"现在,是不是觉得被小人看到也感到很舒服呢?\"" }, { "id_line": 354, "ja_text": "\"そ、そんなことありません……\"", "zh_text": "\"没有,没有那回事……\"" }, { "id_line": 355, "ja_text": "リリィは否定するが、シェリスは構わず続ける。", "zh_text": "尽管莉莉否认,但谢丽丝依然毫不在意地继续说着。" }, { "id_line": 356, "ja_text": "\"リリィ?あなた今どんな顔をしているかわかってる?すごくエッチな表情よ?\"", "zh_text": "\"莉莉?你知道你现在的表情是什么样子吗?真是太淫荡了。\"" }, { "id_line": 357, "ja_text": "\"あぅ……そんなはず、ないです。\"", "zh_text": "\"啊……不可能。\"" }, { "id_line": 358, "ja_text": "シェリスの言葉にリリィは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。リリィのそんな表情を見たシェリスは、より一層激しくリリィの恥部を責め立てる。その動きから逃げるかのようにリリィの尻がぐりんぐりんと動き回り、線路や架線柱を巻き込みながら線路を破壊してゆく。", "zh_text": "听到谢丽丝的话,莉莉害羞地红着脸低下了头。看到莉莉这个表情,谢丽丝更加强烈地攻击她的隐私部位。莉莉的屁股像要逃避这一动作一样不停地移动,一边卷进铁轨和架线柱,一边破坏铁道。" }, { "id_line": 359, "ja_text": "\"あっ!いや!、ダメ!!イっちゃうッ!!♡\"", "zh_text": "\"啊!不行!不行!!我要去了!!♡\"" }, { "id_line": 360, "ja_text": "ビクンと大きく跳ねると、リリィは絶頂を迎えた。それと同時に、リリィが座っていた線路がすさまじい力で捻じ曲げられ、あたり一面に列車の残骸が飛び散り、線路はずたずたになった。", "zh_text": "她突如其来地用力一跳,莉莉迎来了她的高潮。与此同时,莉莉坐着的铁道被巨大的力量扭曲,电车的残骸四处飞散,铁轨也变得七零八落。" }, { "id_line": 361, "ja_text": "もはや下着の意味をなさなくなったパンツからは少女の愛液が染み出して、ゴミくずとなった車両を濡らし、愛液特有のにおいが充満する。", "zh_text": "少女的爱液从已经失去意义的内裤中渗出,湿润了变成垃圾的车辆,弥漫着爱液特有的气味。" }, { "id_line": 362, "ja_text": "そして、哀れな股間の小人は全身がふやけて息絶えている。肺いっぱいに愛液を取り込んだために溺れ死んだのだ。", "zh_text": "而可怜的小人们全身肿胀,气绝身亡。他们因为灌满肺中的爱液而溺死。" }, { "id_line": 363, "ja_text": "シェリスはこと切れた小人に興味を示すことなく、放り投げると線路わきの道路で停車しているバスに目を付けた。たくさんの小人が乗っているバスは、リリィが引き起こした地震によって、道路が瓦礫まみれとなり、立ち往生していたのだ。", "zh_text": "谢丽丝对刚刚断气的小人毫无兴趣,把他们扔开,她的目光落在了停在铁轨旁道路的公交车上。乘坐着许多小人的公交车由于莉莉引发的地震,困在了被瓦砾覆盖的路面上。" }, { "id_line": 364, "ja_text": "\"次はこれよ\"", "zh_text": "\"接下来轮到这个了。\"" }, { "id_line": 365, "ja_text": "シェリスはそういうと、体を少し動かしてバスを拾うと、逝ったばかりで肩で息をしているリリィのスカートの中へと潜り込ませる。", "zh_text": "谢丽丝说着,稍微移动了一下身体,拿起公交车,塞进刚刚高潮、仍在喘息的莉莉的裙子里。" }, { "id_line": 366, "ja_text": "\"えっ!?シェリス様?\"", "zh_text": "\"诶!?谢丽丝大人?\"" }, { "id_line": 367, "ja_text": "リリィは突然の事に驚くも脱力して力の入らない体では、シェリスの行動を止めることはできなかった。シェリスはリリィの股間に手を当て、パンツをずらすと愛液で濡れぼそった産毛のような陰毛と恥裂が姿を現した。", "zh_text": "莉莉被突如其来的事情吓得四肢无力,无法阻止谢丽丝丝的行动。谢丽丝把手放在莉莉的两腿之间,扒开内裤,露出被爱液浸湿的像细软汗毛一样的阴毛和耻缝。" }, { "id_line": 368, "ja_text": "\"このくらいの大きさなら、バス一台でも楽しめるのよね\"", "zh_text": "\"如果这样的大小,即使是一辆公交车也能享受的吧。\"" }, { "id_line": 369, "ja_text": "とシェリスは面白そうに言いながら、ずぶずぶと悲鳴の上がる車体をリリィの膣口に挿入した。", "zh_text": "谢丽丝一边这样愉快地说着,一边将悲鸣声不断的车体插入莉莉的阴道。" }, { "id_line": 370, "ja_text": "\"ひゃぁっ!!\"", "zh_text": "\"哇!!\"" }, { "id_line": 371, "ja_text": "今まで感じたことの無い感覚に、リリィは思わず声を上げる。シェリスはさらに奥まで入れるためさらに奥へと挿入する。そして、膣壁にこすりつけるようにぐりぐりと動かしたのち、ゆっくりと膣口から取り出してゆく。", "zh_text": "对于从未有过的感觉,莉莉不禁叫了出声。谢丽丝为了让它更深入,将它插得更深。然后,在阴道壁上摩擦几下,慢慢地从阴道口取出。" }, { "id_line": 372, "ja_text": "\"あぁっ///んぅっ!!\"", "zh_text": "\"啊啊///嗯!!\"" }, { "id_line": 373, "ja_text": "膣内を擦られる刺激に、リリィはまた甘い声を出してしまう。", "zh_text": "在阴道内部摩擦的刺激下,莉莉再次发出甜美的声音。" }, { "id_line": 374, "ja_text": "最初はバスの鋼鉄の車体が狭い少女の恥裂を押し分けるように入っていったが、2度、3度と繰り返してゆくうちに、バスの車体が膣壁に押し負けるように次第に形がゆがんでゆく。そして社内の悲鳴も次第に弱くなり、気付いた時にはリリィの秘部の水音以外何も聞こえなくなってしまった。", "zh_text": "最初,公交车的钢铁车体像是要强行挤入狭窄的少女的耻缝,但反复了两次、三次之后,公交车的车体逐渐被阴道壁挤压变形。而且车内的尖叫声也逐渐减弱,当回过神的时候,已经除了莉莉的私处的水声外什么也听不见了。" }, { "id_line": 375, "ja_text": "\"ふふ、やっぱりなかなか良いサイズね\"", "zh_text": "\"呵呵,果然是很好的尺寸。\"" }, { "id_line": 376, "ja_text": "リリィの愛液と小人の体液が混ざったものを滴らせながら、抽送しているバスの動きをさらにペースを上げた。グチュッグチャッ!! シェリスが腕を動かすたびにあたりには卑猥な音が響き渡る。", "zh_text": "谢丽丝边说边加速插入和抽出,带着莉莉的爱液和小人的体液混合的液体不断溅出。每次谢丽丝移动手臂,周围都能听到淫秽的声音。" }, { "id_line": 377, "ja_text": "リリィは、快感に耐えようと必死で歯を食いしばっていたが、それでも漏れ出す吐息を抑えることができなかった。", "zh_text": "莉莉拼命咬紧牙关,想要忍住快感,但还是无法抑制漏出的叹息。" }, { "id_line": 378, "ja_text": "\"あっ、だめっ!、シェリス様!これ以上はっ!おかしくなっちゃいますっ!んんっ!!\"", "zh_text": "\"啊!不行!,谢丽丝大人!不要再这样了!再这样下去我会变得奇怪的!嗯!!\"" }, { "id_line": 379, "ja_text": "シェリスはリリィの声を無視し、さらにスピードを上げてピストン運動を繰り返す。リリィはシェリスの腕にしがみつき、押し寄せる快楽に必死で抵抗するも、リリィの膣が激しく収縮し、中のバスが膣肉プレスで一気に板状になってしまった。", "zh_text": "谢丽丝无视莉莉的呼声,继续加速进行活塞运动。莉莉紧紧抓住谢丽丝的手臂,对涌来的快感进行着绝望的抵抗,但莉莉的阴道剧烈收缩,里面的公交车被阴道肉壁压缩,一下子变成了板状。" }, { "id_line": 380, "ja_text": "それと同時に、少女の体がガクンガクンと痙攣すると、秘裂から愛液を噴出させた。", "zh_text": "与此同时,少女的身体开始猛烈地痉挛起来,从秘裂中喷发出爱液。" }, { "id_line": 381, "ja_text": "そして、体の奥底が再び熱くなり、2度目の巨大化が始まった。", "zh_text": "然后,身体的深处再次变得炽热,第二次的巨大化开始了。" }, { "id_line": 382, "ja_text": "\"あぁっ!だめぇっ!\"", "zh_text": "\"啊啊!不行!\"" }, { "id_line": 383, "ja_text": "リリィの叫び声とともに、ぐんぐんと大きくなる彼女の肉体に弾かれるように、バスや電車などの車両が次々に巻き上げられ、地面に落ちていく。", "zh_text": "伴随着莉莉的尖叫声,她的身体越来越大,公交车和火车等车辆被她的身体弹向空中,一个接一个落到地面上。" }, { "id_line": 384, "ja_text": "やがてリリィの尻たぶが線路をはみ出し、並行していた道路を押しつぶしてゆく。少女の柔らかいはずのお尻は、圧倒的な質量を持つスライムの様に道路に広がり、乗り捨てられた車やバスを飲み込んでゆく。", "zh_text": "很快莉莉的屁股就开始超出了铁道,压扁了平行的道路。本应柔软的少女的臀部像具有压倒性质量的史莱姆一样,在道路上铺开,吞没了被遗弃的汽车和公交车。" }, { "id_line": 385, "ja_text": "少女の回りに取り残された小人は、迫りくる肉の圧搾機から逃れようとするも、なすすべもない小人たちは愛液でべったりと湿ったパンツか、はみ出た尻たぶによってペーストにされるか、太腿によってすりつぶされてしまう。", "zh_text": "留在莉莉周围的小人试图逃离逼近的肉体压路机,但无能为力的小人们要么被爱液湿透的内裤粘住,要么被露出的臀部压成糊状,要么被大腿碾碎。" }, { "id_line": 386, "ja_text": "こうして、線路沿いのビルを巨大化する少女のお尻によって押し倒そうとしたところで、巨大化が止まった。今のリリィは現地人の100倍ほど、約150mほどの大きさにまで巨大化してしまった。", "zh_text": "就这样,当巨大化少女的臀部即将把铁路沿线的大楼时,巨大化停了下来。现在的莉莉已经达到了当地人的100倍左右,身高约150米。" }, { "id_line": 387, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 388, "ja_text": "\"ふぅ、ふぅ……\"", "zh_text": "\"呼,呼……\"" }, { "id_line": 389, "ja_text": "リリィは先ほどの余韻からか、呼吸を整えていた。", "zh_text": "也许是由于刚才的余韵,莉莉正在调整着呼吸。" }, { "id_line": 390, "ja_text": "\"さっきよりも、さらに大きくなったみたいね。\"", "zh_text": "\"比刚才变得更大了呢。\"" }, { "id_line": 391, "ja_text": "\"ふぁ……、す、すみません、シェリス様……\"", "zh_text": "\"呼……对,对不起,谢丽丝大人……\"" }, { "id_line": 392, "ja_text": "リリィの足元には、彼女の足よりもさらに小さい小人たちの街並みが広がっている。そんな街のど真ん中に、少女の巨尻が鎮座している。その光景を見て、シェリスも100倍のサイズになって、彼女の手を取って立たせる。", "zh_text": "在莉莉的脚下,是比她的脚还要小的小人的街道。在这条街道的正中央,少女的巨大臀部坐镇着。看着这个景象,谢丽丝也变成100倍的大小,拉起她的手让她站起来。" }, { "id_line": 393, "ja_text": "\"まぁ、いいわ。本番はこれからよ\"", "zh_text": "\"嗯,没关系。真正的表演马上就要开始了。\"" }, { "id_line": 394, "ja_text": "彼女はそういいながら、リリィを立たせ、手を引きながら線路沿いを歩き始めた。リリィが履いていたパンプスはすでに片方が脱げていた。いつ脱げてしまったのか、見当もつかないが、あたりを探しても見当たらないうえ、片方だけ履いていると歩きにくい。少女は致し方ないといった面持ちで、片方のパンプスを脱ぐとその場に放り投げた。", "zh_text": "她说着,让莉莉站起来,拉着她的手开始沿着铁轨行走。莉莉穿的浅口鞋已经掉了一只。不知道是何时掉的,在周围找了半天也没找到,而且只穿一只鞋走路很不方便。少女无可奈何地脱下了另一只浅口鞋,随手扔在路边。" }, { "id_line": 395, "ja_text": "ズゥン!", "zh_text": "砰!" }, { "id_line": 396, "ja_text": "全長23メートルの黒く光るパンプスがアスファルトを捲りながら着地する。すでに電車よりも多くなったその巨体は道路沿いの街路樹をいくつも巻き込みながら、渋滞していた交差点で停止した。少女の汗をたっぷりと染み込ませたその靴は、4方向の信号機をへし折りながら、無数の車を押しつぶして、下敷きになってしまった小人の声にならない助けと呻き声が聞こえてくる。", "zh_text": "23米长闪闪发光的黑色浅口鞋在柏油路上滚动着落地。已经比电车还大的巨大鞋子,扯入了几棵行道树,最后在拥挤的十字路口停了下来。沾满了少女汗水的鞋子,把四个方向的信号灯撞断,压碎了无数的汽车,被压在下面的小人们发出了几乎听不见的求助和呻吟声。" }, { "id_line": 397, "ja_text": "助けに向かった同胞たちも、パンプスから発する匂いを嫌というほどかがされながらも、必死に持ち上げようとするが、非力な小人がいくら集まっても、びくともしない。彼らは、ただ鎮座している少女の靴を見上げるほかなかった。", "zh_text": "他们赶来救援的同胞们无法忍受从鞋子里散发出来的味道,但他们还是拼命地试图把它抬起来。但是,无论多少个无力的小人聚集在一起,鞋子就是纹丝不动。他们只能无奈地仰视着少女屹立在那里的鞋子。" }, { "id_line": 398, "ja_text": "シェリスに連れられてやってきたのは隣の駅、そこには電車が停まったことで動けなくなった小人が駅に入りきらず、駅前のロータリーやビルにも人ごみで溢れかえっていた。シェリスはあたりの様子をみてリリィに言った。", "zh_text": "谢丽丝领着莉莉来到了旁边的车站,那里的小人们因为电车停运而无法逃跑,站台上的人群已经溢出到车站前的广场和建筑物中了。谢丽丝看了看周围的情况,然后对莉莉说。" }, { "id_line": 399, "ja_text": "\"そのビルに手をついて\"", "zh_text": "\"把你的手扶在那座楼上。\"" }, { "id_line": 400, "ja_text": "下された命令は、彼女から見てお腹ほどの高さのビルに手をつくことだった。リリィは逆らうことなく、ビルの屋上に手をついた。", "zh_text": "她下达的命令是让莉莉把手放在只有她肚子差不多高的建筑物上。莉莉没有反抗,按照指示把手放在了楼顶上。" }, { "id_line": 401, "ja_text": "シェリスは駅の屋根をむしり取ると、巨人たちから避難しようとした乗客ですし詰め状態のホームから一斉に悲鳴を上げ始めた。シェリスはそんなことお構いなしといった具合に、手をホームに伸ばし、邪魔な小人を薙ぎ払いながら、停車していた電車をつまみ上げる。", "zh_text": "谢丽丝揭开了挤满小人的站台的屋顶,那些试图从巨人们那里逃脱的乘客都开始齐声尖叫。谢丽丝似乎毫不在意,把手伸向站台,扫走了那些碍事的小人,然后抓起了停在那里的列车。" }, { "id_line": 402, "ja_text": "先ほどまで乗っていた車両と同様の編成をつまんで、1両、2両と引きちぎり、それぞれビルの屋上に4両ほど乗せた。中にいる小人が逃げ出さないように。さらに念入りにドアを破壊して開かないようにした後、1両だけ掴むと残りには\"逃げちゃだめよ\"と乗客の小人に言い聞かせる。", "zh_text": "她捏着和刚才乘坐的车厢一样的编组,把它们1节、2节地扯下来,分别在楼顶上放了4节车厢。为了防止里面的小人逃跑,她还特别细心地破坏了车门,让它们无法打开。然后,她只抓住一个车厢,告诉剩下车厢的小人\"你们不能要逃走\"。" }, { "id_line": 403, "ja_text": "そして、リリィの背後に回り込むと、彼女のお尻をぐっと持ち上げる。", "zh_text": "接着,她走到莉莉的背后,猛地抬起她的屁股。" }, { "id_line": 404, "ja_text": "\"ひゃっ!\"", "zh_text": "\"哇!\"" }, { "id_line": 405, "ja_text": "突然のことに驚くも、シェリスは気に留めることなく、瓦礫で汚れたスカートをめくりあげ、愛液が溢れて下着の意味をなしていないパンツを脱がせた。", "zh_text": "虽然莉莉被这突如其来的事情吓了一跳,但谢丽丝却毫不在意地掀开莉莉被瓦砾弄脏的裙子,脱下她满是爱液的内裤。" }, { "id_line": 406, "ja_text": "リリィのあられもない秘部が露わになる。恥ずかしさのあまり、身をくねらせるように身じろぎをしていたが、シェリスは逃げ出そうとしている尻たぶをぎゅっとつかむとお尻を広げるかのように、力を込めた。", "zh_text": "莉莉的私处暴露在外。由于太过害羞,她不由自主地扭动着身体,但谢丽丝却紧紧地抓住试图逃跑的臀部,像是要掰开臀部一样用力。" }, { "id_line": 407, "ja_text": "リリィのとろとろに蕩けた恥裂が割れて、ねっとりとした愛液が溢れて少女の太腿を伝って、捲れてたアスファルトに零れ落ちる。", "zh_text": "莉莉湿漉漉的蜜缝张开了,粘稠的爱液溢了出来,沿着少女的大腿滴落到柏油路上。" }, { "id_line": 408, "ja_text": "\"さっきのバスはすぐにつぶれたけど、電車はどうかしら?\"", "zh_text": "\"刚才的公交车很快就被压扁了,但电车会怎么样呢?\"" }, { "id_line": 409, "ja_text": "シェリスがにんまりと笑いながら、開かれてしまった秘部に小人が詰まった電車をあてがい始める。", "zh_text": "谢丽丝微笑着,开始把塞满小人的电车在现已敞开的私处周围摩擦。" }, { "id_line": 410, "ja_text": "\"いやっ!待ってください!\"", "zh_text": "\"不要!请等一下!\"" }, { "id_line": 411, "ja_text": "リリィが懇願するも、彼女の言葉を聞くこともなく、電車の車体がリリィの膣内に押し込まれていく。", "zh_text": "不管莉莉怎么恳求,谢丽丝都没有听她的话,电车的车身就被推进莉莉的阴道中。" }, { "id_line": 412, "ja_text": "\"んっ……♡\"", "zh_text": "\"唔……♡\"" }, { "id_line": 413, "ja_text": "先ほどのバスとは違い、ゆっくりと押し込まれるため、リリィの性感帯を刺激してしまい甘い吐息が漏れてしまう。", "zh_text": "与刚才的公交车不同,电车是慢慢地被推进去的,这刺激了莉莉的敏感部位,使甜美的喘息不自觉地溢出来。" }, { "id_line": 414, "ja_text": "小人は満員電車の中、シェリスの挿入によって天と地がひっくり返ったような状態になるが、必死になって手すりにしがみつき、なんとか耐え忍んでいた。リリィの膣口が大きく広がると、シェリスは一気にねじ込んだ。", "zh_text": "在满员的电车内部,由于谢丽丝的插入,小人们陷入了天翻地覆的状态,他们紧紧抓住扶手,尽可能地忍耐。当莉莉的阴道口大张时,谢丽丝一口气就插了进去。" }, { "id_line": 415, "ja_text": "\"あ♡\"", "zh_text": "\"啊♡\"" }, { "id_line": 416, "ja_text": "ジュブッ!! 大きな水音を立てて、車両の最後尾まで膣内に飲み込まれていった。シェリスは、電車を膣内で圧縮させるつもりで、膣壁をこすりつけるようにして動かす。膣内をかき回される刺激に、リリィも思わず甘い声をあげてしまう。", "zh_text": "噗!!伴随着发出的巨大水声,车厢被完全吞入了阴道。谢丽丝打算让电车在阴道内受到压缩,所以她她用摩擦阴道壁的方式插入。由于阴道被搅动的刺激,莉莉也不自主地发出了甜美的声音。" }, { "id_line": 417, "ja_text": "リリィの膣内は肉棒を入れた時同様に蠢いて、射精を促すように絡みついてきた。だが、100倍サイズとなったその力はすさまじく、小人の電車などはリリィの膣圧だけで簡単に壊れてしまう。", "zh_text": "莉莉的阴道就像插入肉棒时一样收缩,仿佛在诱导射精一样紧紧地缠住车厢。但是,巨大化100倍之后的力量实在太惊人,小人的电车在莉莉的阴道压力下轻易地就被破坏了。" }, { "id_line": 418, "ja_text": "膣肉が電車の車体を包みこみ、ギシギシと音を立て始め、圧力に耐えきれずに車体が潰れてしまう。ゴリッ!! 車体が膣壁にこすれ、リリィの膣内が擦れる。", "zh_text": "阴道壁包围着电车的车身,开始发出嘎吱嘎吱的声音,车身无法承受压力而变形。噗呲!!车身摩擦着阴道壁,莉莉的阴道也摩擦着车身。" }, { "id_line": 419, "ja_text": "次第に言葉では拒否していたリリィも迫り来る快楽の波に逆らうことが出来ないのか、挿入された列車を貪るかの様に、自ら腰を突きだして列車を飲み込もうとしている。", "zh_text": "渐渐的虽然用言语拒绝的莉莉似乎无法抵抗即将到来的快感浪潮,就像是渴求电车插入一样,自己主动推动腰部去吞噬电车。" }, { "id_line": 420, "ja_text": "\"あら、口では嫌がっても体は素直ね♪\"", "zh_text": "\"哦呀,嘴上说讨厌,身体却很诚实啊♪\"" }, { "id_line": 421, "ja_text": "\"えっ?、あ、いやぁ……\"", "zh_text": "\"什么?啊,不是……\"" }, { "id_line": 422, "ja_text": "小人を満載した列車は、くちゅくちゅと嫌らしい水音をたてながら、その形をいびつなものに変えていた。列車のなかは蒸せるほどの、愛液の香りが充満し、窓にはピンク色の膣壁が粘液を滴らせ、びっちりと窓に張り付いている。列車の中で小人の悲鳴に混じりながら、金属のきしむ音が鳴る。巨大少女の膣圧に列車が耐えられないのだ。状況を理解した小人たちはさらに恐怖に怯え、泣き叫ぶ声がより一層ました。", "zh_text": "满载小人的列车在咕嘟咕嘟的粘涩水声中,形状变得扭曲。列车内充满了爱液的香气,令人感到闷热,窗户外的粉红色阴道壁滴落着黏液紧紧地贴在窗户上。在电车内,小人们的悲鸣声和金属被挤压的咯吱声交织在一起。电车无法承受巨大少女的阴道压力。理解了状况的小人们更加恐惧,他们的尖叫声也更加高涨了。" }, { "id_line": 423, "ja_text": "リリィ自身も、シェリスに受けている\"巨人の遊び\"による恐怖と、苦しみを充分過ぎる程に理解はしているし、膣に入れられた小人たちの気持ちも十分理解出来る。", "zh_text": "因为有着相同的经历,莉莉自己也充分理解由于谢丽丝的\"巨人游戏\"而带来的恐怖和痛苦,也能够完全理解被插入阴道的小人们的心情。" }, { "id_line": 424, "ja_text": "しかし、巨大化して小人をいじめる快楽に正直すぎる身体は、抗うことが出来ない。秘部に挿入された小人たちを助けてもらうよう、弱弱しくシェリスに懇願する。", "zh_text": "然而,过于诚实的身体无法抵抗巨大化后欺负小人的快感。她软弱地向谢丽丝恳求帮助被插入的小人。" }, { "id_line": 425, "ja_text": "\"シェリス様、なかにいる小人たちが、可愛そうです。もうやめてください……。\"", "zh_text": "\"谢丽丝大人,里面的小人真的很可怜。请停下来吧……。\"" }, { "id_line": 426, "ja_text": "\"そんなに小人たちが大切なら、あんな喘ぎ声なんて出さないわよね?\"", "zh_text": "\"如果你真的那么在乎小人们,就不会发出这种喘息声了对吧?\"" }, { "id_line": 427, "ja_text": "\"そ、それは……、うぅ……\"", "zh_text": "\"那,那是因为……呜……\"" }, { "id_line": 428, "ja_text": "リリィは、巨大化することで発生する快楽に負け、主人の愛撫に身をゆだねてよがっている自分を恥ずかしく思ってしまう。", "zh_text": "莉莉对自己因为巨大化带来的快感和败给主人的爱抚而感到非常羞耻。" }, { "id_line": 429, "ja_text": "\"まだまだ行くわよ\"", "zh_text": "\"我们还要继续呢。\"" }, { "id_line": 430, "ja_text": "シェリスは摘まんでいる指先まで秘部に埋まった車両を膣壁に擦り付けるようにぐるんと円を描きながら抜き始めた。", "zh_text": "谢丽丝把连捏着车厢、都已经插入私处的指尖在阴道壁上咕咚地画了个圈,开始把车厢拔出来。" }, { "id_line": 431, "ja_text": "\"あっ!だめぇっ!\"", "zh_text": "\"啊!不行!\"" }, { "id_line": 432, "ja_text": "じゅぶっ!と粘っこい音が響き渡り、電車が引き抜かれる。それと同時に小人たちの断末魔が聞こえる。", "zh_text": "噗叽!一声粘稠的声音发出后,电车被拔了出来。同时,可以听到小人们在垂死挣扎的微弱呼喊。" }, { "id_line": 433, "ja_text": "\"やめて!お願いだからぁ!!\"", "zh_text": "\"住手!求求你了!\"" }, { "id_line": 434, "ja_text": "リリィは必死に懇願するが、その願いを聞き入れてもらえず、シェリスは繰り返し列車の出し入れを繰り返し、ピストン運動によって溢れでたリリィの愛液が、股下の道路にビチャビチャと豪快な音を立てて落下してゆく。", "zh_text": "尽管莉莉拼命恳求,但谢丽丝并没有答应她的请求。谢丽丝反复抽插着电车,随着活塞运动溢出来的莉莉的爱液,在她胯下的道路上发出啪嗒啪嗒的豪放声响。" }, { "id_line": 435, "ja_text": "先ほどまで悲鳴で溢れた列車のなかは、激しい前後運動により、ほとんどの小人が撥ね飛ばされ、手摺や床に叩きつけられ重症を負うか、絶命した。", "zh_text": "刚才还充满悲鸣的电车内,由于剧烈的活塞移动,几乎所有的的小人都被弹飞,或是摔在把手和地板上重伤,或是已经死亡了。" }, { "id_line": 436, "ja_text": "まだ、生きている小人たちが、空調口や窓からリリィの愛液が入り込んだ粘度の高い液体によってクッションとなり身を守ってくれたことは、皮肉としか言えないだろう。", "zh_text": "还活着的小人依靠从空调口和窗户中渗入的莉莉的爱液,因为这些高粘度的液体起到了缓冲作用,所以他们才能保护自己。这无疑是一种讽刺吧。" }, { "id_line": 437, "ja_text": "\"あぁん、ダメです!イクッ!ん♡!\"", "zh_text": "\"啊,不行!我要去了!嗯♡!\"" }, { "id_line": 438, "ja_text": "リリィの限界が近づき、両足がガクガク震え出す。両足の振動は、5千万トンの重量によって、アスファルトを粉々にし、車もトラックもゴム玉のように跳ねとんだ。リリィに挿入されている列車はすでにぐしゃぐしゃになっている。シェリスは、屋上に残っていた車両をまとめて掴むと、それを束ねて太い柱を作り、その先端をリリィの割れ目に押し当てた。", "zh_text": "随着莉莉的极限越来越近,她的双腿开始颤抖。由于她5万吨的重量,双腿的震动使得沥青炸成了碎片,车辆和卡车就像橡皮球一样跳了起来。插入莉莉体内的电车已经被压成了肉酱。谢丽丝抓住剩下在屋顶上的车厢,把它们绑在一起做成一个粗柱子,将其顶端对准莉莉的裂缝。" }, { "id_line": 439, "ja_text": "突然来た太い棒が自らの肉をかき分ける快感に、リリィは体を仰け反らせて絶頂に震える。その締め付けで、車体がゆがみ、ひび割れた窓から小人が大量にあふれて、100m近くの高さから撒き散らされてしまう。", "zh_text": "突然闯入的粗大棒子,把自己的身体分开的快感让莉莉仰起头来颤抖不已。这种紧缩让车身扭曲,从破裂的窗户中溢出了大量的小人,从近100米的高度洒落。" }, { "id_line": 440, "ja_text": "リリィをイかせるため、シェリスが激しく動かしたせいで、リリィの膣内に出入りする車両はすぐにひしゃげてしまう。シェリスは、小人のことなど一切気にせず、自分の愛玩少女に快楽を与えるためだけに、列車を動かし続ける。", "zh_text": "为了让莉莉高潮,谢丽丝激烈地活动,导致反复进出莉莉体内的车辆很快就会压扁。谢丽丝完全不关心小人的事,她只是为了给自己心爱的少女带来快乐,继续抽插电车。" }, { "id_line": 441, "ja_text": "リリィが、掴んでいるビルも限界が近い。当然100倍の巨人が寄りかかる想定で設計されていないビルは、当初こそ彼女を支えいたものの、次第に脱力してゆく巨人が前後に揺れるたびに、基礎ごと揺れ、土台のコンクリートはひび割れ、建物は竹のようにしなっている。", "zh_text": "莉莉手下抓住的大楼也快要到达极限了。当然,大楼设计时并没有考虑到要倚靠100倍的巨人,最初大楼还在支持着她,但是逐渐失去力气的巨人每次前后摇摆,地基都会跟着摇动,混凝土基座裂开,建筑像竹子一样弯曲。" }, { "id_line": 442, "ja_text": "興奮しているのはリリィだけではない、シェリスも目の前でよがり狂う性奴隷の姿を見て満足すると、黒いレースの下着の股間部がじっとりと湿り始め、固いジーンズの下でグチュグチュといやらしい水音を立て始めていた。", "zh_text": "兴奋的不只是莉莉,看着眼前的性奴隶疯狂挣扎的谢丽丝也感到满足,黑色蕾丝内裤的裆部开始湿润,硬质牛仔裤下开始发出咕嘟咕嘟的下流水声。" }, { "id_line": 443, "ja_text": "\"あぁン!!、もう駄目♡!!\"", "zh_text": "\"啊~!!不行了♡!!\"" }, { "id_line": 444, "ja_text": "リリィが一際強く膣を収縮させると、シェリスの秘部から大量の潮が吹きだし、ビルは限界を迎えたように大きく傾き始める。リリィが大声で叫ぶと同時に膣内がきゅっと引き締まり、中に入っていた列車はひとたまりもなく、電車がぺしゃんこに潰された時、僅かに悲鳴が聞こえたが、巨大少女の喘ぎ声にかき消された。", "zh_text": "当莉莉更加用力收缩阴道时,从谢丽丝的私处喷出大量的潮水,大楼就像已经达到极限一样开始倾斜。当莉莉大声喊叫时,阴道内突然绷紧,插入其中的电车瞬间被压扁。在电车被压扁时,能听到里面传出了微弱的尖叫声,但被巨大少女的喘息声所淹没了。" }, { "id_line": 445, "ja_text": "我慢していた分それまでよりも快楽が増したリリィの太腿はすでに脱力しきって、自らの体重を支えることができず、目の前のビルに抱き着くようにもたれかかった。", "zh_text": "忍耐很久的快感增加了,莉莉的大腿已经完全失去力气,无法支撑自身的体重,靠着眼前的建筑。" }, { "id_line": 446, "ja_text": "ずどぉぉぉん!!!!4万トンの巨人の体重を受けることとなったビルは、巨大少女を支える間もなく、一瞬で崩壊して中にいた小人とともに瓦礫の山と化した。", "zh_text": "轰隆隆隆!!!!重达5万吨的巨人的体重压在大楼上,还来不及支撑住这个巨大的少女,在一瞬间就倒塌了,和里面的小矮人一起化为了瓦砾堆。" }, { "id_line": 447, "ja_text": "瓦礫と化したビルの残骸の上で肩で息をする奴隷の姿を満足げに見下ろしながら、シェリスは指にまとわりついた粘液とまだ原型が残っている小人をおいしそうに舐めた。", "zh_text": "谢丽丝满足地俯视着在化为瓦砾的大楼残骸上抖动着肩膀呼吸的奴隶,津津有味地舔着指头上粘附的粘液和还保留着原型的小人。" }, { "id_line": 448, "ja_text": "\"巨人になって遊ぶのも、様になってきたみたいね。この調子なら、もっと大きいサイズでも大丈夫かもね♪\"", "zh_text": "\"变成巨人玩似乎也有点像样了。这样的话,更大的尺寸应该没问题吧♪\"" }, { "id_line": 449, "ja_text": "笑いながらリリィを見下ろしていたが、絶頂を迎えたことで少女が再び巨大化を始めた。シェリスも少女に合わせるように自身も巨大化した。", "zh_text": "谢丽丝笑着俯视莉莉,因为高潮的到来,少女再次开始变大。为了配合少女,谢丽丝也开始变大起来。" }, { "id_line": 450, "ja_text": "巨人たちの災厄、第二幕の開演である。", "zh_text": "巨人的灾难,第二幕开始了。" }, { "id_line": 451, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 452, "ja_text": "一瞬で1800メートル超えの大巨人となったシェリスは、遠くまで見渡せる高さになったことで、今いる街並みを見渡した。", "zh_text": "一瞬间成为超过1800米的大巨人的谢丽丝,因为高度变高,可以远眺当前的城市景观。" }, { "id_line": 453, "ja_text": "\"ふふ、ここまで大きくなると街がごみみたいね\"", "zh_text": "\"呵呵,变得这么大,城市看起来像垃圾一样。\"" }, { "id_line": 454, "ja_text": "シェリスが足元を見ながら言う。駅に停まっている先ほど遊んでいた電車たちは糸くずの様にほどく短いものになっていた。ビルだって、自分のくるぶしより大きいものはほとんどないし、高層ビルだって、彼女から見れば数十センチほどにしかならない物ばかり。リリィのほうを見ると、彼女はシェリスの激しい愛撫でぐったりと街の上に倒れこんでいる。自分も先ほどの遊びで興奮して、すっかり蕩けた蜜液で下着はぐっしょり濡れている。リリィに奉仕してもらいたい気持ちもあったが、彼女が回復するのにもうしばらくかかりそうだと感じとると、彼女が目覚めるまで他で遊ぶことにする。", "zh_text": "谢丽丝低头看着脚下说到。刚才在车站里玩耍的电车就像线头一样散开。大楼也是几乎没有比自己的脚踝稍大的,高层大楼在她看来也只有几十厘米高。看向莉莉,她因为谢丽丝的激烈爱抚而瘫软倒在城市上。自己也因为刚才的游戏而兴奋起来,全身都湿了,内裤也被激起的爱液浸透了。虽然也想让莉莉来服侍自己,但感觉她恢复起来还需要一段时间,所以决定在她醒来之前先去别处玩。" }, { "id_line": 455, "ja_text": "四つん這いになり、1000分の1の街を品定めするように見下ろすシェリス。彼女の手のひらが降ろされると街の一区画が粉砕される。今や100mのビルでさえ、彼女からすると10cm足らずのえんぴつ同然にしか見えない。四つん這いのシェリスの胸の高さまである建造物など、もはやこの街にはない。", "zh_text": "谢丽丝匍匐在地,俯瞰着一千分之一的城市,选择着自己的目标。她的手掌一落下,一整个街区就会被粉碎。即使是现在的100米高的大楼,在她看来也只是一支不到10厘米的铅笔。即使趴在地上,这个城市也已经没有能达到谢丽丝胸部高度的建筑物了。" }, { "id_line": 456, "ja_text": "\"~♪\"", "zh_text": "\"~♪\"" }, { "id_line": 457, "ja_text": "鼻歌を歌いながら、気ままに破壊を続けるシェリス。体の下で逃げ回る小人たちには目もくれず、ゆっさゆっさと揺れる豊かな胸を小人の遥か頭上で見せつけながらただ遊べそうな高層建築物を物色する。", "zh_text": "谢丽丝边哼着歌边毫不犹豫地进行破坏。她对在身体下四处逃窜的小矮人不屑一顾,在小人的头顶上摇晃她丰满的胸部同时,寻找着可以尽情玩耍的高层建筑。" }, { "id_line": 458, "ja_text": "シェリスの視線の先に、赤い電波塔のような建物があった。彼女は手ごろなサイズのビルをいくつも両手と足で踏み倒しながら、目当てのモノへ一直線に移動を開始した。", "zh_text": "谢丽丝的视线落在前方的一座红色的电波塔上。她一边用双手和脚压着几幢大小适中的大楼,一边开始向想要的东西直线移动。" }, { "id_line": 459, "ja_text": "巨人が一歩歩くたび、その衝撃だけで地面が揺れ、地震が起こる。降ろされた80m以上の掌の下には、小人たちの亡骸が積み重なっていく。", "zh_text": "巨人每走一步,冲击就会使地面震动引发地震。在80多米的手掌下面,小人的尸体堆积如山。" }, { "id_line": 460, "ja_text": "掌のプレスを避けても、そのあとに続いてやってくる、白く太い両足の巨頭が小人に迫ってくる。頭上で扇情的に揺れる乳房を見上げる暇もなく、なすすべなく巨人に蹂躙されていく小人たち。彼らは逃げる余裕すら与えられずに、死を迎えるのだ。", "zh_text": "即使避开了手掌的挤压,后面也会有两个白色的巨大粗柱子向小人迫近。小人们连抬头看一眼巨人在头顶煽情般摇晃的胸部的闲暇也没有,束手无策地任由巨人蹂躙。他们甚至连逃跑的余地都没有,就迎来了死亡。" }, { "id_line": 461, "ja_text": "\"んふ、まぁまぁな大きさね、高さは300mほどってとこかしら\"", "zh_text": "\"嗯,这座塔的大小还算可以,大约有300米高吧\"" }, { "id_line": 462, "ja_text": "それまで、街のシンボルとして威容を誇っていた電波塔も、1800mのシェリスが隣に来ると悲しいほどに小さく見える。", "zh_text": "至今为止作为城市象征展示着宏伟的电波塔,与1800米高的谢丽丝相比,也显得小得可怜。" }, { "id_line": 463, "ja_text": "しかも、彼女は四つん這いのままにもかかわらず、その塔をやすやすと見下ろしている。", "zh_text": "而且,尽管谢丽丝是在匍匐爬行的状态下,她也可以轻易地俯视那座塔。" }, { "id_line": 464, "ja_text": "\"このままでも、いける気もするけど、濡らしておこうかしら\"", "zh_text": "\"虽然觉得这样进去也可以,但还是先把它弄湿吧!\"" }, { "id_line": 465, "ja_text": "そういいながら、顔を下げて口で電波塔を咥えるように大きく開く。", "zh_text": "说着,她低下头,嘴巴像要含着电波塔似的张大。" }, { "id_line": 466, "ja_text": "\"それじゃぁ、いただきます\"", "zh_text": "\"那么,我就开动了\"" }, { "id_line": 467, "ja_text": "シェリスは、長い舌を伸ばすと、巨大な口の中へと、塔を飲み込んでいく。", "zh_text": "谢丽丝伸出长长的舌头,将塔吞入巨大的口中。" }, { "id_line": 468, "ja_text": "\"ん……ん……\"", "zh_text": "\"嗯……嗯……\"" }, { "id_line": 469, "ja_text": "唾液でぬらつく口内で、塔が咀しゃくされ、ぼろ屑のように崩れていく。", "zh_text": "在充满口水的口腔内塔被吮吸着,像碎屑一样崩溃。" }, { "id_line": 470, "ja_text": "じゅっぷ、じゅっぷ……。まるで男性器をしゃぶるように、口の中でタワーを舐めまわしながら、時折たまった唾液を喉を鳴らして飲み込む。", "zh_text": "啵,啵……仿佛在吸吮男性器官的声音响起,舌头在口腔内舔舐着塔的四周,偶尔将堆积的唾液通过喉咙咽下。" }, { "id_line": 471, "ja_text": "やがて、シェリスは頭を上下させて、タワーを激しくしゃぶり始めた。", "zh_text": "不久,谢丽丝开始上下移动头部,猛烈地吸吮塔。" }, { "id_line": 472, "ja_text": "シェリスの口から漏れる吐息が荒くなり、シェリスの身体も徐々に熱を帯び始め、手が自然と股間の方に伸びてしまう。", "zh_text": "从谢丽丝嘴里吐出的气息变得粗重,她的身体也开始慢慢发热,手自然地伸向了两腿之间。" }, { "id_line": 473, "ja_text": "じゅぷっじゅるっじゅるっじゅるっじゅぽっ! シェリスの口元からは淫靡な音が響き渡る。", "zh_text": "啾噗啾噗啾噗!淫靡的声音从谢丽丝的嘴角传出。" }, { "id_line": 474, "ja_text": "そして……。ちゅぽん! シェリスが口を離すとそこには、唾液でいやらしく光り輝く電波塔があった。", "zh_text": "然后……。啵!当谢丽丝张开嘴时,那里有一个被唾液润湿到闪闪发光的电波塔。" }, { "id_line": 475, "ja_text": "\"んん……んはぁ……\"", "zh_text": "\"嗯嗯……呼……\"" }, { "id_line": 476, "ja_text": "シェリスは名残惜しげに唇をなめ回しながら、下腹部の方を見る。先ほどまで、シェリスの股間を覆っていた下着はぐちょりと愛液で濡れ、染みが広がっていた。シェリスは、ジーンズを脱ぎ去り、下着も脱ぎ去り、放り投げた。", "zh_text": "谢丽丝似乎有些恋恋不舍地舔了舔嘴唇,望向她的小腹。刚才覆盖在谢丽丝两腿间的内裤已经因爱液湿漉漉的,污渍在逐渐扩散。谢丽丝脱掉了牛仔裤和内裤,然后随手扔了出去。" }, { "id_line": 477, "ja_text": "投げ落ちた場所からは、盛大に濡れた下着が着地する水音と倒壊するビルの崩壊音が静寂な街にこだました。千倍サイズとなった下着はただでさえ数十トンの質量を誇るのに、今はシェリスの愛液をたっぷり含んだそれは、測定不可の物体と化している。彼女の濡れた下着は辛うじて立っていたビル群に墜落すると、無力な小人のビルたちは巨人の下着を支えることもできずに、ぐしゃりと折れて道路にうずくまっていた無数の小人ごと押しつぶして、ようやく止まった。", "zh_text": "从被扔掉的地方传来了盛大的湿淋淋的内裤落地的水声和倒塌的大楼的崩溃声,在寂静的街道上回荡。现在已经变成了千倍大小的内裤本来就有几万吨的质量,但现在它沾满了谢丽丝的爱液,已经变成了无法测量重量的庞大物体。她的湿透的内裤坠落在勉强耸立的建筑群上,无力的小矮人建筑连支撑巨人的内衣都不行,咣当一声折断了。继续将许多趴在路上的小人们压死后,内裤才终于停了下来。" }, { "id_line": 478, "ja_text": "巻き上がった土煙が晴れると、いくつものビルの瓦礫の上には薄緑のパンティが残されていた。黒いレースがあしらわれている下着は、あたりに少女の愛液の香りと僅かながらに香水の香りを漂わせながら、隕石の墜落地点の様に小人の街を無残に破壊しながら、彼らの心に消えることのない傷と記憶を残して鎮座していた。", "zh_text": "掀起的烟尘散去后,浅绿色的内裤留在了几个建筑的废墟上。镶有黑色蕾丝花边的内衣,让周围飘荡着少女的爱液的香味和一丝香水的香味,就像陨石坠落的地点一样,在残酷地摧毁小人城市的同时,同时在他们心中留下了无法消除的伤痛和记忆。" }, { "id_line": 479, "ja_text": "自分の下着による惨事など知る由もないシェリスはそのままM字開脚になると、タワー先端を自らの秘部に合わせる様に足を動かす。ゆっくりと腰を沈め、脚を大きく広げ、股間を見せつけるようなポーズを取っている。", "zh_text": "完全不知道自己的内裤造成了何等惨剧的谢丽丝,将腿分开成M形,使塔的顶端可以对准自己的私处而移动着脚。她慢慢地放下腰,大幅度地叉开双腿,摆出一种就像在展示自己的私处的姿势。" }, { "id_line": 480, "ja_text": "シェリスは、自分の手で秘所を広げ、これからタワーを飲み込むであろう場所を、小人に見せつけているかのようだ。", "zh_text": "谢丽丝用自己的手打开自己秘所,向小人展示她即将吞噬塔的地方。" }, { "id_line": 481, "ja_text": "\"入れるわよ……\"", "zh_text": "\"我要放进去了……\"" }, { "id_line": 482, "ja_text": "誰に言っているのかわからない独り言をつぶやき、シェリスの腰がゆっくりと落ちる。", "zh_text": "她不知道在对谁说而自言自语,然后谢丽丝的腰部慢慢下落。" }, { "id_line": 483, "ja_text": "ずぶぶっずぶずぶずぶ。シェリスの膣内に、小人の栄華の象徴である電波塔が消えてゆく。シェリスの子宮の奥深くに電波塔の一番高いところに触れると、シェリスは、うっとりとした表情で自らの秘部を見下ろす。", "zh_text": "咚咚咚咚咚咚!象征小人繁荣的电波塔消失在谢丽丝的阴道内。当电波塔的最高点触到谢丽丝的子宫深处时,谢丽丝陶醉地俯视着自己的秘处。" }, { "id_line": 484, "ja_text": "街の上でむっちりとしたお尻を下げ、はしたない格好のまま、彼女は熱い吐息を漏らしながら自分の股間を見下ろしていた。", "zh_text": "她把丰腴的屁股垂在城市上,以放荡的姿态,一边喘着热乎乎的粗气,一边俯视着自己的私处。" }, { "id_line": 485, "ja_text": "\"あん♡中々、いいじゃない♡\"", "zh_text": "\"哦♡感觉真好♡\"" }, { "id_line": 486, "ja_text": "きゅ…。", "zh_text": "啾……" }, { "id_line": 487, "ja_text": "膣に力が入ったことでタワーの展望室にいた人々は悲鳴を上げた。", "zh_text": "因为用力而紧绷的阴道使得在塔的观景室里的人们发出尖叫。" }, { "id_line": 488, "ja_text": "それは巨大なシェリスには聞こえることはない。身長2mm以下の小さな生命体たちが、どう翻弄されようが、彼女の知るところではない。", "zh_text": "但那声音对于巨大的谢丽丝来说是听不见的。她并不知道那些身高不到2毫米的小生物正在经受怎样的折磨。" }, { "id_line": 489, "ja_text": "タワーを飲み込んでいる割れ目から汁が滴り落ち、割れ目から顔を出しているタワーの鉄骨をコーティングしている。", "zh_text": "汁液从吞噬大厦的裂缝中滴落,覆盖着从塔的裂缝中露出的钢结构。" }, { "id_line": 490, "ja_text": "零れ落ちた愛液はそのまま道路に広がり、その大きなお尻の下にいるたくさんの小人たちを容赦なく洗い流してゆく。", "zh_text": "滴下的爱液就这样沿着路面蔓延开来,无情地冲走了那些在大屁股下面的许多小人。" }, { "id_line": 491, "ja_text": "(もっとよく見て♡あなたたちのシンボルだったタワーは今私の中に入ってるの)", "zh_text": "(你们好好看着♡曾经作为你们的象征的塔现在进入了我的体内了。)" }, { "id_line": 492, "ja_text": "シェリスは、さらに強く締め付け、自分の中に入っている小人たちの運命を弄び、彼らに自分のことを刻み付ける。小人たちは恐怖した。", "zh_text": "谢丽丝更加用力地夹紧阴道,玩弄着那些进入她体内的小人的命运,让他们刻骨铭心地记住她。小人们感到恐惧。" }, { "id_line": 493, "ja_text": "自分たちが見上げてきた巨大な塔が、こんな巨大女のディルドにされるなんて。", "zh_text": "他们曾经仰望的巨大的塔,竟然成为了这么巨大的女人的自慰棒。" }, { "id_line": 494, "ja_text": "シェリスが腰を上げると、タワーが根本から少しずつ顔をのぞかせる。割れ目から汁が滴り、赤い鉄骨の表面をコーティングした見るも無残な高層建築物が姿を現した。この星の住民にとって、見上げて感嘆するほどの高層建築物を、容易く性器に飲み込んでいるさまはまさに圧巻だ。", "zh_text": "谢丽丝挺起腰部,塔从根部开始一点点露出头。从滴落着汁液的裂缝中,涂满了爱液的恐怖红色钢框架高层建筑显露出来。对于这个星球的居民来说,轻易地将令人仰望的高层建筑物吞入性器的情景,简直是壮观之极。" }, { "id_line": 495, "ja_text": "ずずずずずず!! シェリスは再び腰を落とし、また一気にタワーを根元まで呑み込んだ。", "zh_text": "吱吱吱吱!!谢丽丝再次下腰,又一次将塔一口气吞入到根部。" }, { "id_line": 496, "ja_text": "シェリスが腰を下げると、彼女の豊満なバストがぶるんと震え、乳首がビンと張りつめTシャツの上からもわかるほどに勃起している。", "zh_text": "谢丽丝一放下腰,她丰满的胸部就会不断抖动,勃起的乳头甚至可以从T恤下看出来。" }, { "id_line": 497, "ja_text": "\"んふっ、これいいかもぉ♪\"", "zh_text": "\"嗯,这个感觉真好♪\"" }, { "id_line": 498, "ja_text": "何度もピストン運動を繰り返し、シェリスはタワーを味わっていく。", "zh_text": "她反复做着活塞运动,谢丽丝逐渐品味到塔的滋味。" }, { "id_line": 499, "ja_text": "\"ああっ!\"", "zh_text": "\"啊!\"" }, { "id_line": 500, "ja_text": "シェリスはその巨体に見合った盛大な喘ぎ声を上げ、その気持ちよさを小人の街に響き渡らせる。", "zh_text": "谢丽丝发出了与她庞大身躯相匹配的巨大喘息声,让她的畅快喊声响彻在小人的城市里。" }, { "id_line": 501, "ja_text": "彼女が腰を動かすと、大地全体が地鳴りを上げ、街が揺れている。その揺れで倒壊する建物まで現れ始めた。", "zh_text": "每当她扭动一次腰,大地都会发出轰鸣声,整个城市都在摇晃。甚至有开始出现在地震中倒塌的建筑。" }, { "id_line": 502, "ja_text": "\"ふぅっ……はぁっ……んんっ!!\"", "zh_text": "\"呼……哈……嗯!!\"" }, { "id_line": 503, "ja_text": "次第に激しさを増すシェリスの腰の動き。", "zh_text": "谢丽丝的腰部动作越来越剧烈。" }, { "id_line": 504, "ja_text": "彼女の動きに合わせて、小人たちの建物も揺れ動く。彼女が快楽を求める動きをするたび、小人の街は大地震に襲われ、ビルが崩壊していった。小人が逃げ惑う姿すら楽しそうに眺めながら、彼女はひたすらに快感を求めた。", "zh_text": "随着她的动作,小人的建筑也开始摇晃。每次她为了寻求快感而动作时,小人的城市就会遭到大地震的袭击,建筑开始倒塌。她开心地望着小矮人四处逃窜的身影,一心追求快感。" }, { "id_line": 505, "ja_text": "じゅっぽじゅっぷじゅっぷ! シェリスの股間から溢れ出る粘液の音が街に響き渡り、彼女をさらに興奮させる。", "zh_text": "啾啾啾啾!谢丽丝的私处溢出的黏液声响彻在城市中,让她更加兴奋。" }, { "id_line": 506, "ja_text": "ジュプッ!快楽のあまり、股間から噴き出す愛液でさえ、小人にとっては脅威となる。", "zh_text": "噗!由于太过兴奋,即使从胯下喷出的爱液,对于小人来说也是一种威胁。" }, { "id_line": 507, "ja_text": "シェリスの足下のビル群には、彼女からの分泌液によって、吹き飛ばされたビルは数知れず、彼女にとってはなんてことのない分泌物が小人たちの街に消えない傷跡となって刻み込まれてゆく。", "zh_text": "在谢丽丝的脚下的建筑群,被她的分泌液吹跑的大楼不计其数,对谢丽丝来说不过是微不足道的分泌物,却在小人的城市中留下了无法抹去的伤痕。" }, { "id_line": 508, "ja_text": "シェリスは絶頂が近づいてきたことを感じると、腰の動きを早め、ラストスパートをかける。", "zh_text": "当谢丽丝感到高潮接近时,她加快了腰部的动作,开始了最后的冲刺。" }, { "id_line": 509, "ja_text": "彼女の顔は紅潮して、汗が額を伝い、車ほどまで大きくなった汗粒を撒き散らして街を大雨のように叩きつけた。", "zh_text": "她的脸涨得通红,汗水顺着额头往下淌,大得像汽车一样的汗珠像大雨一样洒在街上。" }, { "id_line": 510, "ja_text": "彼女の身体の下では汗と体臭がこれでもかと染み付き、遥か地上では火災の香りに負けず劣らず、酸味のある匂いが蔓延っていた。", "zh_text": "在她的身体下面,汗水和体臭早已无情地渗透了,遥远的地面上蔓延着不亚于火灾的酸味。" }, { "id_line": 511, "ja_text": "\"んんっ!イクっ……!!!\"", "zh_text": "\"嗯!去吧……!!!\"" }, { "id_line": 512, "ja_text": "シェリスが身体を震わせると、タワーを包む膣壁がビクビクと脈打ち始める。同時に股間の奥深くにある子宮が収縮を始めると、今までよりも一層強い力で膣内が締まり始め、同時に大量の愛液が放出され始めた。", "zh_text": "谢丽丝的身体一震,包围塔的阴道壁开始颤动。同时,位于腹股沟深处的子宫开始收缩,然后阴道内开始用比以前更强烈的力量紧缩,同时大量的爱液开始释放。" }, { "id_line": 513, "ja_text": "びゅううぅぅぅう!!!! まるで噴水のように勢いよく噴出された液体が小人の街に降り注ぐ。その量たるや凄まじく、小人のビルなど瞬く間に押し流してしまう。", "zh_text": "噗哩噗哩噗哩!!!!液体像喷泉一样猛烈地喷出,倾斜在小人的城市上。其数量之惊人,瞬间啾可以轻易冲走小人的建筑。" }, { "id_line": 514, "ja_text": "\"ふう、よかったわぁ\"", "zh_text": "\"哦,真是太好了\"" }, { "id_line": 515, "ja_text": "シェリスは汗ばんだ身体を上下するように大きく息を吐き出すと、腰を浮かせて、股間に刺さったままの電波塔を引きずり出した。", "zh_text": "谢丽丝大口呼出一口气,手在汗津津的身体上下抚摸着,她站起身,将插入股间的电波塔拔了出来。" }, { "id_line": 516, "ja_text": "\"んん……んはぁ……\"", "zh_text": "\"呼……哈……\"" }, { "id_line": 517, "ja_text": "愛液でベトベトになった電波塔は糸を引きながらシェリスの下腹部から離れていく。べとべとに濡れ、酸っぱい匂いが染みついた鉄塔が再び姿を現した。", "zh_text": "被爱液弄得黏糊糊的电波塔拉着丝,从谢丽丝的下腹部慢慢拔出。湿漉漉、沾着浓重酸臭味的铁塔再次露出了面目。" }, { "id_line": 518, "ja_text": "巨塔を支えていた鉄骨はぐにゃぐにゃに変形して、見るも無残な姿だったが、55,000,000トンのピストン運動を受け止めていたのだ。倒れずに立っているだけでも上等である。", "zh_text": "支撑巨塔的钢架已经变形,看上去惨不忍睹,但它承受了55,000,000吨的活塞运动。能够站立不倒就已经是上等的。" }, { "id_line": 519, "ja_text": "\"あらら、ちょっとやりすぎたかしら?\"", "zh_text": "\"哦呀,我可能有点做过头了?\"" }, { "id_line": 520, "ja_text": "シェリスは苦笑いを浮かべると、立ち上がり、腰に手を当てながら、眼下に広がる街並みを見渡す。", "zh_text": "谢丽丝苦笑着起身,手扶着腰,环视眼前广阔的街道。" }, { "id_line": 521, "ja_text": "シェリスの足元のビルは脆くも崩れ去り、道路には縦横無尽に亀裂だらけ。小人の街は壊滅状態にあり、至る所で火災が発生していた。", "zh_text": "谢丽丝脚下的建筑都已经脆弱地崩塌,路上到处都纵横着无穷无尽的裂缝。小人的城市处于毁灭状态,火灾在各处爆发。" }, { "id_line": 522, "ja_text": "シェリスの自慰で、どこもかしこも破壊尽くされている。", "zh_text": "因为谢丽丝的自慰,到处都被破坏殆尽。" }, { "id_line": 523, "ja_text": "彼女がちょっと遊んだだけで、これである。それに、自分のオナニーによって引き起こされた災害の復興にはどれだけ時間がかかるだろうか。", "zh_text": "她只是稍微玩了一下,结果就这样了。由于自己的自慰行为引发的灾难,所需的重建时间会是多长呢?" }, { "id_line": 524, "ja_text": "やはり巨人になって見下ろしながら、自慰をするのは、気持ちがいいし、気分もいい。", "zh_text": "显然,还是成为巨人,一边俯视着城市一边自慰带来的刺激很好,心情也很好。" }, { "id_line": 525, "ja_text": "\"ふぅー!ありがと、すっきりしたわ……\"", "zh_text": "\"呼——!谢谢,我感觉舒爽多了……\"" }, { "id_line": 526, "ja_text": "シェリスは、自分のオナニーに使用した電波塔に向かって語りかける。もちろん、その言葉は生きた小人が居なくなった足元には届くはずもないのだが、シェリスは満足げな笑みを浮かべた。", "zh_text": "谢丽丝向她用来自慰的电波塔说道。当然,她的话语没有办法传达到脚下那些已经不存活的小人那里,但谢丽丝却露出满足的笑容。" }, { "id_line": 527, "ja_text": "上空1800mの汗ばんで熱を帯びた顔に、冷たい風が当たる。汗ばんで不快になったシャツとブラを外して豪快に投げ捨てる。", "zh_text": "在1800米高空中,冷风吹在她汗津津的发热的脸上。她摘下湿漉漉的不舒适的衬衫和胸罩,豪迈地扔了出去。" }, { "id_line": 528, "ja_text": "そして、眠り惚けているリリィのもとへ巨大な足跡と大振動を街に刻み付けながら、歩いて向かってゆくのだった。", "zh_text": "然后,她在城市中留下巨大的脚印和震动,朝着睡眼惺忪的莉莉走去。" }, { "id_line": 529, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 530, "ja_text": "シェリスの猛烈な愛撫で気を失っていたリリィは、ようやく意識を取り戻しつつあった。何度達したのかわからないくらいに犯された後、目を覚まして視界に飛び込んできたのは、さらに小さくなってしまった街の様子。きっと絶頂したので、さらに大きくなってしまったのだろう……。", "zh_text": "在谢丽丝激烈的爱抚下失去知觉的莉莉,终于渐渐恢复了意识。在经历了不知多少次的侵犯后,当她醒来时,眼前映入眼帘的是更加缩小了的城市景象。她想一定是是达到了高潮,所以变得更大了吧……" }, { "id_line": 531, "ja_text": "\"もう、何もかも小さいのね……\"", "zh_text": "\"已经一切都变得这么小了呢……\"" }, { "id_line": 532, "ja_text": "1000倍サイズになってしまったリリィは、小高い山といっても差し支えないほどになっていた。もうこの大きさになると、少しでも動けば小人の街はひとたまりもない。しかし、巨大化してしまったのは自分なのだから仕方がない。", "zh_text": "变成了1000倍的尺寸的莉莉,已经被称之为小山也不过分了。在这个尺寸下,只有稍微一动,小人的城市就会毁于一旦。但是,既然自己变得如此巨大,也没有办法。" }, { "id_line": 533, "ja_text": "とりあえず、巨大化した原因となったシェリスを見つけなければ……。彼女は一体どこにいるのだろう? シェリスを探すために、リリィは周囲を見回してみる。", "zh_text": "总之,首先要找到使自己巨大化的谢丽丝才行……。她究竟在哪里呢?为了寻找谢丽丝,莉莉四处张望着。" }, { "id_line": 534, "ja_text": "すると、ズシン、ズシンと豪快な足音を鳴らしてこちらに向かってくるシェリスの姿があった。", "zh_text": "这时,她看到谢丽丝正发出轰隆、轰隆的沉重脚步声朝她走来。" }, { "id_line": 535, "ja_text": "すでに一糸まとわぬ姿になっており、彼女の身体を覆っていた衣服はどこかに放り投げられてしまったのだろう。重力に逆らうほど張りのある巨大な胸がゆっさゆっさと揺れている。手には小人にとっては超高層ビルなのだろう、モノを手にしていた。", "zh_text": "谢丽丝已经一丝不挂了,她的衣服不知道被扔在哪里了。她巨大而紧实的胸部似乎无视着重力在晃动着。手里拿着对小人来说简直是超高层大楼的东西。" }, { "id_line": 536, "ja_text": "\"あら、やっと起きたのね。おはよう\"", "zh_text": "\"哎呀,你终于醒了吗?早上好\"" }, { "id_line": 537, "ja_text": "\"あ、はい。おはようございます\"", "zh_text": "\"啊,是的。早上好\"" }, { "id_line": 538, "ja_text": "シェリスの声に、慌てて挨拶を返す。", "zh_text": "听到谢丽丝的声音,莉莉急忙回应道。" }, { "id_line": 539, "ja_text": "\"ここまで大きくなると、それだけで気持ちがいいでしょ?私も楽しいわ\"", "zh_text": "\"都变得这么大了,感觉很好吧?我也很开心呢。\"" }, { "id_line": 540, "ja_text": "\"えっと、そうですね……\"", "zh_text": "\"嗯,是的……\"" }, { "id_line": 541, "ja_text": "シェリスは、手に持っていたビルに長い舌を添わせ、味わうように舐めわしながら、外壁を濡らしている。", "zh_text": "谢丽丝把长长的舌头伸到手里的大楼上舔舐着,把外墙舔得湿漉漉的。" }, { "id_line": 542, "ja_text": "\"あの、それは……\"", "zh_text": "\"那个,这是……\"" }, { "id_line": 543, "ja_text": "\"いいでしょ、これ?あなたが楽しめそうな大きさのものを探してあげたの。結構探すのに時間がかかっちゃったけど、おかげでいいものが見つかったわ\"", "zh_text": "\"可以玩了吧?这个?我特意找了适合你玩的大小。虽然找了很久,但最后终于找到了好东西。\"" }, { "id_line": 544, "ja_text": "そう言うと、シェリスは再び高層ビルをしゃぶる。", "zh_text": "这样说着,谢丽丝再次吮吸着高层大楼。" }, { "id_line": 545, "ja_text": "じゅぶ、ずぶずぶ。", "zh_text": "噗叽、噗、噗噗。" }, { "id_line": 546, "ja_text": "シェリスの口の中に高層ビルが呑み込まれてゆく。", "zh_text": "高层大楼被吞进谢丽丝的口中。" }, { "id_line": 547, "ja_text": "\"え、あの……それって……\"", "zh_text": "\"呃,那个……那个是……\"" }, { "id_line": 548, "ja_text": "\"ビルでするのは、いいものよ。電車なんかとは比べ物にならないくらい\"", "zh_text": "\"用大楼来做感觉真不错。跟电车什么的完全无法比。\"" }, { "id_line": 549, "ja_text": "シェリスは、その巨大な口で高層ビルを頬張り、口角から唾液がつぅっと垂れ落ちる。", "zh_text": "谢丽丝用她巨大的嘴巴含着高层大楼,唾液从嘴角滴落下来。" }, { "id_line": 550, "ja_text": "\"それを使うんですか……?\"", "zh_text": "\"要用那个……?\"" }, { "id_line": 551, "ja_text": "\"うん。あなたの身体のサイズじゃ、この程度のものでも小さすぎるかもしれないけれど、2人で一緒に気持ちよくなりましょ\"", "zh_text": "\"嗯。以你现在的身体尺寸,这种程度的东西或许还嫌小,但两个人一起用的话会很舒服的。\"" }, { "id_line": 552, "ja_text": "そう言って、シェリスは巨大な手でビルを握り締めたまま、リリィを仰向けに押し倒し、その上にかぶさるように四つん這いになる。シェリスの巨大な乳房が、リリィのつつましやかな胸にあたる。彼女たちの乳首が擦れ、巨大な柔らかい塊が形を変えて押し合う。シェリスは、もう片方の手で、自らの股間をまさぐり、指先で割れ目を開くと、手にしたビルを自らの秘部へと導いて行った。ビルはシェリスの陰唇を押し開き、膣内に飲み込まれて行く。まるで男性の肉棒の様だ。", "zh_text": "说着,谢丽丝用她巨大的手握着大楼,将莉莉仰面朝上推倒,自己趴在她上面。谢丽丝巨大的乳房挤压着莉莉柔软的胸部,她们的乳头摩擦着,巨大的柔软的肉球因为相互挤压而不断变形。谢丽丝的另一只手在自己的下体游走,用指尖分开阴部,然后将手中的大楼引导到自己的隐私处。大楼推开了谢丽丝的阴唇,消失在她的阴道内,就像男性的肉棒一样。" }, { "id_line": 553, "ja_text": "\"じゃ、いくわよ\"", "zh_text": "\"好,我开始了\"" }, { "id_line": 554, "ja_text": "シェリスは、根元まで刺したビルをリリィの腰に向かって、ゆっくりと腰を動かし始めた。", "zh_text": "谢丽丝将插入到根部的大楼缓缓向着莉莉的腰部移动。" }, { "id_line": 555, "ja_text": "ずぷずぷずぷっ!! ビルの先端がリリィの大陰唇をかき分けて潜り込んでゆく。", "zh_text": "噗噗噗噗!!大楼的前端拨开莉莉的阴唇深入其中。" }, { "id_line": 556, "ja_text": "ズッップン……。", "zh_text": "噗滋……。" }, { "id_line": 557, "ja_text": "\"ひゃぁあん\"", "zh_text": "\"啊呀!\"" }, { "id_line": 558, "ja_text": "\"入っ、たぁ♡️\"", "zh_text": "\"进去了,啊♡️\"" }, { "id_line": 559, "ja_text": "あっという間にビルが少女達の股間に飲み込まれてしまった。それは、1000倍サイズの巨人達がいくつもの命を犠牲にして一つになった瞬間であった。", "zh_text": "一眨眼的功夫,大楼就被少女们的下体吞噬了。这是1000倍大小的巨人们牺牲了许多生命,连接在一起的瞬间。" }, { "id_line": 560, "ja_text": "にわかには信じられないその光景も、恍惚な表情を浮かべる彼女達には気にも止められない。こんなにも、か細い棒切れを入れただけなのに、今まで味わったことのないようなしびれる快感はどこから来るのか、それは数千、数万の小人たちが自分たちを見ていることによる快感なのかもしれない。", "zh_text": "眼前那令人难以置信的景象,对于面带恍惚的表情的她们,并没有需要在意的。虽然只是插入了这么一根细棒,但她们体验到了前所未有的刺激快感,这种快感从何而来呢?也许是因为数千、数万的小人正在看着自己而带来的快感吧。" }, { "id_line": 561, "ja_text": "\"んんっ……んあっ……\"", "zh_text": "\"嗯嗯……嗯啊……\"" }, { "id_line": 562, "ja_text": "\"ああ……すごいわぁ……これぇ……!\"", "zh_text": "\"啊啊……太厉害了……这个……!\"" }, { "id_line": 563, "ja_text": "二人は互いの身体に抱きつくようにして、快感に浸っている。", "zh_text": "两人紧紧地拥抱着对方,沉浸在快感中。" }, { "id_line": 564, "ja_text": "シェリスの身体が震えた。それと同時に、シェリスの膣内が激しく収縮する。", "zh_text": "谢丽丝的身体颤抖着,与此同时,她的阴道剧烈地收缩着。" }, { "id_line": 565, "ja_text": "巨人たちの双頭ディルドにされてしまったビルは、互いの動きをしっかりと相手に伝導させてくれる。", "zh_text": "被巨人当作双头龙的大楼,能够将彼此的动作准确地传达给对方。" }, { "id_line": 566, "ja_text": "片方の振動は股間のビルを通して相手の膣を刺激して、その刺激に相手が悶えると、さらに二人の快楽が増してゆく。", "zh_text": "一方的振动通过股间的大楼刺激对方的阴道,对方也因为这种刺激而扭动,两人的快感就会进一步增加。" }, { "id_line": 567, "ja_text": "シェリスが腰を動かすと、その反動でビルが子宮を押し上げ、リリィが腰を振れば、ビルが子宮内を掻き回す。", "zh_text": "如果谢丽丝动着腰,大楼就会推动子宫向上;如果莉莉晃动腰,大楼在子宫内掀起波澜。" }, { "id_line": 568, "ja_text": "まさに二人だけのセックスマシーンとなっていた。", "zh_text": "大楼简直成为了只属于两人的性爱机器。" }, { "id_line": 569, "ja_text": "パンッパチュパチュン!巨人が打ち付け合う腰から水音が響き渡る。二人の股間は愛液で洪水を起こしており、リリィの尻の下にある小さな街を洗い流す。", "zh_text": "嘭噗嘭噗!巨人们相互撞击的腰部发出水声。两人的下体涌出的爱液引发了洪水,淹没了莉莉屁股下面的小城。" }, { "id_line": 570, "ja_text": "彼女たちの回りの小人たちは成すすべもなく、性的欲求のために無残に消費されているにもかかわらず、自分たちは何もできないまま、逃げ惑うか、襲われないよう祈るしかない。そんな彼らの絶望感や悲壮感、時には呪詛めいた憤怒も混じって巨人を見上げる。だが、自分たちは何もできないし、止めることもできない。あきらめの境地。ついこの間まで、生態系の頂点だった自分たちが初めて体感する圧倒的強者に対する畏怖。", "zh_text": "她们周围的小人们无能为力,为了满足她们的性欲而被残忍地消费着,他们只能四处逃窜或者祈祷不被攻击。他们仰望着巨人,心中充满绝望、悲壮感,有时还有带着诅咒一般的愤怒。但是,他们什么都做不到,也什么都无法阻止。这是只能放弃的境地。就在不久前,自己还是是生态系统的顶点,而现在第一次体会到对压倒性强者的敬畏。" }, { "id_line": 571, "ja_text": "様々な感情が、2人の少女に向けられている。そんな中でも、彼女達は互いに求め合いながら淫靡な行為を続けているのだ。", "zh_text": "各种情感都被投射到两位少女身上。尽管如此,她们仍然在继续追求着彼此,并进行着淫乱的行为。" }, { "id_line": 572, "ja_text": "2人の巨人たちは絶頂の高みへと昇りつめるために激しく身体を打ち付ける。もはや、お互いのことしか見えていない。お互いに巨大な愛を確かめ合っているだけしかない。その意識の中に、数万の小さな命の姿はどこにもなかった。", "zh_text": "两位巨人为了登上快感的高峰,猛烈地相互撞击着身体。她们已经看不见对方以外的东西。只能确认着存在于彼此之间的巨大的爱。在她们的意识中,哪里也找不到数万个小生命的身影。" }, { "id_line": 573, "ja_text": "\"ああ、イイ!!\"", "zh_text": "\"啊,好舒服!!\"" }, { "id_line": 574, "ja_text": "シェリスは、膣内でビルを締め上げながら、大きな声で喘ぎ声を上げると、そのままの姿勢でリリィに倒れ込んだ。", "zh_text": "谢丽丝一边紧缩着阴道,一边大声呻吟着,然后保持着这个姿势倒在莉莉身上。" }, { "id_line": 575, "ja_text": "\"あん、シェリス様……\"", "zh_text": "\"啊,谢丽丝大人……\"" }, { "id_line": 576, "ja_text": "リリィは大柄なシェリスの身体を受け止めながら、その体重を心地よくも感じて、必死にシェリスの背中にしがみついた。", "zh_text": "莉莉接住了身材高大的谢丽丝身体,为了更舒服地感受着那份重量,她拼命地抱住谢丽丝的背。" }, { "id_line": 577, "ja_text": "\"はぁ、はぁ、はぁ……\"", "zh_text": "\"哈,哈,哈……\"" }, { "id_line": 578, "ja_text": "シェリスは肩で息をしながら、リリィの上に覆い被さり、巨大な四つの乳房が互いを揉み合った。", "zh_text": "谢丽丝一边晃着肩膀喘着粗气,一边将自己压到莉莉身上,四个巨大的乳房互相摩擦着。" }, { "id_line": 579, "ja_text": "リリィは、シェリスの体温を感じながら、シェリスの頭を撫でる。", "zh_text": "莉莉一边感受着谢丽丝的体温,一边抚摸着谢丽丝的头。" }, { "id_line": 580, "ja_text": "\"シェリスさま、大好きです……\"", "zh_text": "\"谢丽丝大人,我最喜欢你了……\"" }, { "id_line": 581, "ja_text": "\"私も、リリィの事、好きよ……\"", "zh_text": "\"我也喜欢莉莉……\"" }, { "id_line": 582, "ja_text": "シェリスは、リリィの胸に顔をうずめると、再びリリィの乳首を吸い始める。", "zh_text": "谢丽丝把脸埋进莉莉的胸前,再次开始吮吸莉莉的乳头。" }, { "id_line": 583, "ja_text": "ちゅぱ、ちゅば、レロ、ピチャ……。", "zh_text": "啾叭,啾叭,唻咯,噼嚓……" }, { "id_line": 584, "ja_text": "シェリスは、リリィの敏感な部分を執拗に攻め続ける。", "zh_text": "谢丽丝继续执着地攻击莉莉敏感的部位。" }, { "id_line": 585, "ja_text": "\"はぅ……\"", "zh_text": "\"呜……\"" }, { "id_line": 586, "ja_text": "リリィは、シェリスの舌使いに身震いしながら、シェリスの頭を撫で続けた。彼女の執拗な乳首責めに、次第にリリィの感度が高まっていく。", "zh_text": "莉莉一边被谢丽丝的舌法刺激得浑身发抖,一边不停地抚摸着谢丽丝的头。谢丽丝执着地刺激自己的乳头,莉莉的敏感度渐渐提高了。" }, { "id_line": 587, "ja_text": "リリィは、自分の股間が熱を帯びて潤っていくのを感じ始めた。身体がピクピクッと痙攣しはじめる。", "zh_text": "莉莉感觉到自己的下体变得炽热而湿润。身体开始不自觉地抽动。" }, { "id_line": 588, "ja_text": "少女は、シェリスの髪を優しく撫でながら、その愛撫に身をゆだねる。", "zh_text": "少女一边温柔地抚摸着谢丽丝的头发,一边将自己的身体交给她爱抚。" }, { "id_line": 589, "ja_text": "\"シェリス様……\"", "zh_text": "\"谢丽丝大人……\"" }, { "id_line": 590, "ja_text": "\"……なに?\"", "zh_text": "\"……怎么了?\"" }, { "id_line": 591, "ja_text": "\"はしたないお願いです。私をもっと虐めてください///\"", "zh_text": "\"虽然是很羞耻的请求,但请您再多虐待我一点吧///\"" }, { "id_line": 592, "ja_text": "リリィは、恥ずかしそうにシェリスに懇願した。", "zh_text": "莉莉害羞地向谢丽丝恳求。" }, { "id_line": 593, "ja_text": "\"ふふ、いいわ\"", "zh_text": "\"呵呵,好啊。\"" }, { "id_line": 594, "ja_text": "シェリスはそう言うと、重ねていた体を起こし、リリィの片足を持ち上げ自分の肩に乗せ、自分の股間に刺さっているビルを、リリィの中から一気に引き抜いた。", "zh_text": "谢丽丝这样说着,然后将相互重叠的身体抬了起来,她将莉莉的一条腿抬到自己的肩膀上,然后一口气将插入莉莉体内的大楼从中拔出。" }, { "id_line": 595, "ja_text": "\"ああ、はああああああん!!!\"", "zh_text": "\"啊,啊啊啊啊啊啊啊啊啊!!!\"" }, { "id_line": 596, "ja_text": "リリィは、引き抜かれる感覚に、大きく仰け反って反応した。", "zh_text": "莉莉对被拔出的刺激做出强烈反应,猛地仰起身子。" }, { "id_line": 597, "ja_text": "シェリスは、リリィから引き抜いたビルの先についている大量の粘液を指ですくい取り、ローションのようにクリトリスに塗りたくってこねくり回す。そして再びビルを挿入して行く……。", "zh_text": "谢丽丝用手指搅着从莉莉身上拔下的大楼上的大量粘液,然后像润滑剂一样涂抹在阴蒂上,然后再次插入大楼……。" }, { "id_line": 598, "ja_text": "ばちゅん!", "zh_text": "噗呲!" }, { "id_line": 599, "ja_text": "\"ひゃうううううん!!!\"", "zh_text": "\"呀哇哇哇啊!!!\"" }, { "id_line": 600, "ja_text": "リリィが大きく跳ねる。", "zh_text": "莉莉剧烈地跳了起来。" }, { "id_line": 601, "ja_text": "\"どう?気持ちいい?\"", "zh_text": "\"怎么样?感觉舒服吗?\"" }, { "id_line": 602, "ja_text": "\"は、はいぃ……\"", "zh_text": "\"嗯,嗯……\"" }, { "id_line": 603, "ja_text": "シェリスは、ビルを抜き差ししたり、回転させたり、上下に動かしたりと、あらゆる方法でリリィをいたぶった。", "zh_text": "谢丽丝用抽插、旋转、上下运动等各种方式折磨着莉莉。" }, { "id_line": 604, "ja_text": "\"いいわ、このままイけそう……\"", "zh_text": "\"好了,就这样到达高潮吧……\"" }, { "id_line": 605, "ja_text": "\"はい、私ももう少しで……きちゃいますぅ\"", "zh_text": "\"好的,我也快差一点……要去了。\"" }, { "id_line": 606, "ja_text": "\"フフ、なら、先にビルを圧し潰した方にはお仕置きにしましょ\"", "zh_text": "\"呵呵,那么谁先把大楼压碎,就惩罚谁吧。\"" }, { "id_line": 607, "ja_text": "\"え?\"", "zh_text": "\"诶?\"" }, { "id_line": 608, "ja_text": "シェリスはそういうと、リリィの乳房に手を乗せ、人差し指と中指で、彼女の小さなピンク色の突起をつまんで刺激して、秘部に差し込んでいるビルに触れないよう、もう片方の手でリリィのクリトリスを摘んだ。", "zh_text": "谢丽丝这样说着,把手放在莉莉的乳房上,用食指和中指捏住她粉红色的小突起刺激着她,用另一只手捏住莉莉的阴蒂,以免碰到插在她秘部里的大楼。" }, { "id_line": 609, "ja_text": "\"さて、覚悟してね\"", "zh_text": "\"好了,做好心理准备。\"" }, { "id_line": 610, "ja_text": "シェリスはそう言って、腰の動きを止めずに、両手を使った愛撫を始めてしまう。腰に突き刺したビルはリリィの膣をかき回しながら、シェリスの指先は、リリィの勃起したピンクの突起を弄び、乳首を捻ったり、指で挟むように捏ね繰り回し、少女の性感帯を刺激する。", "zh_text": "谢丽丝这样说着,不停地动着腰部,同时开始用双手进行爱抚。谢丽丝用插进莉莉阴道里的大楼搅动着阴道壁,同时用指尖摆弄着莉莉勃起的粉红色突起,扭动着乳头,用手指夹住阴蒂,刺激少女的性敏感地带。" }, { "id_line": 611, "ja_text": "\"ああっ!!ダメぇ……そこは……弱いんです……\"", "zh_text": "\"啊啊!!不要……那里……很敏感的……\"" }, { "id_line": 612, "ja_text": "シェリスの手から逃れようと身をよじるが、そのたびに、股間に刺さっているビルが擦れて、さらなる快感を呼び起こしてしまう。", "zh_text": "莉莉试图从谢丽丝的手中逃脱,但每动一次都会和股间插入的大楼相互摩擦,带来更多的快感。" }, { "id_line": 613, "ja_text": "\"あぁ、ほんとに可愛いわ、リリィ……\"", "zh_text": "\"啊,真的好可爱啊,莉莉……\"" }, { "id_line": 614, "ja_text": "シェリスは、腰を動かしながらも、器用に胸を愛撫し続ける。", "zh_text": "谢丽丝一边晃动着腰部,一边继续灵巧地爱抚着胸部。" }, { "id_line": 615, "ja_text": "\"はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……あっ、あっ\"", "zh_text": "\"哈……哈……哈……哈……啊,啊\"" }, { "id_line": 616, "ja_text": "シェリスの激しい攻めに、リリィは身体を仰け反らせ、喘ぐことしかできずにいた。", "zh_text": "在谢丽丝的激烈攻势下,莉莉的身体仰起,喘不过气来。" }, { "id_line": 617, "ja_text": "シェリスは、リリィの乳首を強く引っ張ると、ビルの先端を子宮に押し当て、その状態で腰を小刻みに動かしはじめた。", "zh_text": "谢丽丝用力拉扯莉莉的乳头,将大楼的顶端对准子宫,在这个姿势下开始微微动起腰部。" }, { "id_line": 618, "ja_text": "ズン、ズッ、ズブッ、ズン!!", "zh_text": "轰、轰、轰、轰!!" }, { "id_line": 619, "ja_text": "\"ああああああ、もうダメです!イク、イッちゃうぅ!\"", "zh_text": "\"啊啊啊啊啊,不行了!要、要去了!\"" }, { "id_line": 620, "ja_text": "\"じゃぁ、ビルを締め上げてイキなさい\"", "zh_text": "\"那就紧紧地夹住大楼吧\"" }, { "id_line": 621, "ja_text": "シェリスは、リリィの秘部に刺していたビルを奥まで押し込むと、グリグリとビルを膣壁に擦り付け、親指でクリトリスを押しつぶした。", "zh_text": "谢丽丝这样说着,将插在莉莉体内的大楼推进最深处,然后用大楼搓动着阴道壁,用拇指压住莉莉的阴蒂。" }, { "id_line": 622, "ja_text": "グリッ!! リリィの膣内が小人のビルを締め上げる。膣内が激しく収縮し、ビルを包み込んでいた肉壁がうごめき、精液を搾り取ろうとする動きでビルをさらにきつく締めあげてしまった。", "zh_text": "咔擦!! 莉莉的阴道紧紧地夹住了小矮人的大楼。阴道剧烈地收缩,包裹着大楼的肉壁蠕动着,试图通过挤压来榨取精液。" }, { "id_line": 623, "ja_text": "グシャああああ……。先にビルを押しつぶしたのはリリィの方だった。崩壊するビルの衝撃が反対にも伝わって、シェリスの膣内を激しく刺激した。", "zh_text": "噗嗤隆隆隆隆……。最先将大楼压碎的是莉莉。倒塌的大楼的冲击反过来传到过来,强烈刺激了谢丽丝的阴道。" }, { "id_line": 624, "ja_text": "ビクンッ! シェリスが身体を大きく震わせると同時に、股間に挿さっていた小さな棒を粉々にすりつぶし、溢れる愛液と一緒に地面へ落下していった……。", "zh_text": "啪唧!谢丽丝身体剧烈颤抖的同时,把插在她胯间的大楼磨得粉碎,瓦砾和溢出来的爱液一起掉到了地面上……。" }, { "id_line": 625, "ja_text": "びゅう!!! 同時に、シェリスも潮を吹き出しながら絶頂を迎え、脱力してリリィに覆いかぶさるように倒れた。", "zh_text": "噗呲!!!与此同时,谢丽丝也喷射出潮水,迎来了高潮,四肢无力地倒在莉莉身上。" }, { "id_line": 626, "ja_text": "リリィも、シェリスの体重を感じながら抱き寄せる。そのまま、二人は互いの身体を抱きしめ合いながら、お互いを求めあう様に優しいキスを重ねながら、快感の余韻に浸っていた。", "zh_text": "莉莉感受着谢丽丝的体重,将她拥入怀中。两人紧紧地拥抱在一起,互相求爱似的温柔地接吻,沉浸在快感的余韵中。" }, { "id_line": 627, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 628, "ja_text": "自宅に戻ったシェリスはシャワーを済ませて、ソファーの上でリリィの膝に頭を乗せ、横になって少女の頭を撫でる手のぬくもりを感じている。シェリスは目を閉じて、その心地良い刺激に身を委ねながら、ゆっくりと目を開きリリィを見つめた。", "zh_text": "回到家的谢丽丝洗完澡,躺在沙发上把头放在莉莉的膝盖上,感受着少女抚摸头部的手的温暖。谢丽丝闭上眼睛,在这舒适的刺激中放松身心,慢慢睁开眼睛凝视莉莉。" }, { "id_line": 629, "ja_text": "\"気持ちよかったでしょ?大きくなって、街を蹂躙するのって\"", "zh_text": "\"很舒服吧?变得巨大,蹂躏城市的感觉\"" }, { "id_line": 630, "ja_text": "\"はい、最高でした。またやりたいです……\"", "zh_text": "\"是的,太棒了。我想再做一次……\"" }, { "id_line": 631, "ja_text": "\"ふふ、次はもっと大きな場所でやりましょうか?\"", "zh_text": "\"呵呵,下次我们在更大的地方做吧?\"" }, { "id_line": 632, "ja_text": "\"本当ですか!?嬉しいです!\"", "zh_text": "\"真的吗!?太好了!\"" }, { "id_line": 633, "ja_text": "リリィの顔がパッと明るくなる。そんなリリィを見て、シェリスはふと思い出す。", "zh_text": "莉莉的脸一下子亮了起来。看着这样的莉莉,谢丽丝突然想起了什么。" }, { "id_line": 634, "ja_text": "\"そういえば、ビルの押しつぶしたお仕置きがまだだったわね\"", "zh_text": "\"对了,之前压碎大楼的惩罚还没有进行呢。\"" }, { "id_line": 635, "ja_text": "\"え?やっぱりするんですか?\"", "zh_text": "\"诶?还要惩罚吗?\"" }, { "id_line": 636, "ja_text": "\"当然でしょ?\"", "zh_text": "\"当然要吧?\"" }, { "id_line": 637, "ja_text": "シェリスは、リリィのおでこに手を伸ばした。", "zh_text": "谢丽丝伸手摸了摸莉莉的额头。" }, { "id_line": 638, "ja_text": "\"ふふ、今日は特別サービスよ……\"", "zh_text": "\"呵呵,今天特别服务……\"" }, { "id_line": 639, "ja_text": "\"えっ?\"", "zh_text": "\"什么?\"" }, { "id_line": 640, "ja_text": "シェリスは、リリィの体を小さくし始めてしまった。", "zh_text": "谢丽丝开始缩小莉莉的身体。" }, { "id_line": 641, "ja_text": "\"ちょ、ちょっと待ってください。まだ準備が……\"", "zh_text": "\"等、等一下。还没准备好……\"" }, { "id_line": 642, "ja_text": "みるみる小さくなってしまう、リリィの姿。すぐに100分の1と化してしまう。", "zh_text": "莉莉的身体迅速缩小。很快她就变成了原来的百分之一大小。" }, { "id_line": 643, "ja_text": "\"そうね、お仕置きは、一日ブラの中で監禁としましょうか\"", "zh_text": "\"那么,惩罚就是把你关在胸罩里一整天吧\"" }, { "id_line": 644, "ja_text": "シェリスは、リリィに語りかける。リリィは、そんなぁ〜と言いながら、小さな手を伸ばし抵抗するが、すぐに捕まってしまい、巨大なブラジャーの中に放り込まれ消えていった。", "zh_text": "谢丽丝对莉莉说道。莉莉一边呜呜地说着,一边伸出小手抵抗,却很快就被抓住,被扔进了巨大的胸罩里消失了。" }, { "id_line": 645, "ja_text": "シェリスは、リリィを自分の胸の先端部分にあたるよう位置を調整して、ブラをしっかりと閉じた。こうしてリリィは、シェリスのブラジャーの中に閉じ込められてしまった。", "zh_text": "谢丽丝调整了一下位置,让莉莉正好被困在她胸部前端的乳头上,然后紧紧拉上了胸罩。就这样,莉莉就被关在了谢丽丝的胸罩里。" }, { "id_line": 646, "ja_text": "シェリスは、自分の胸にできた小さな膨らみを愛おしそうに撫でながら、微笑みを浮かべて膨らんだ部分を軽く撫でた。", "zh_text": "谢丽丝用爱怜的眼神抚摸着自己胸部上小小的凸起部分,微笑着轻轻拍打它。" }, { "id_line": 647, "ja_text": "このまま何もしないで、リリィを監禁し続けるのも悪くないが、せっかくなので、もう少し遊んでみよう。", "zh_text": "就这样什么也不做继续监禁莉莉也不错,但既然机会难得,为什么不再玩一会呢?" }, { "id_line": 648, "ja_text": "\"そういえば、置いてあったランニングマシーン、大分使ってないわね……\"", "zh_text": "\"对了,之前放在那里的跑步机好像很久没用了呢……\"" }, { "id_line": 649, "ja_text": "\"…!?\"", "zh_text": "\"…!?\"" }, { "id_line": 650, "ja_text": "\"ふふ、久しぶりに運動しようかしら……\"", "zh_text": "\"呵呵,好久没有运动了,我们来运动一下吧……\"" }, { "id_line": 651, "ja_text": "シェリスは、そう言いながら、トレーニングウェアに着替え、ランニングマシンの電源を入れた。", "zh_text": "谢丽丝一边这样说着,一边换上运动服,打开跑步机的电源。" }, { "id_line": 652, "ja_text": "\"シェリス様、今運動したら、私っ!!\"", "zh_text": "\"谢丽丝大人,如果现在运动的话,我会!!\"" }, { "id_line": 653, "ja_text": "突然の振動と動き始める機械音に、リリィの声が掻き消される。しかし、シェリスは気に留めることなく、リズミカルな足取りで走り出した。シェリスの巨乳が上下左右に揺れ動く。", "zh_text": "突然的震动和机器开始运转的声音将莉莉的声音掩盖住。不过,谢丽丝毫不在意,以有节奏的步伐开始跑步。谢丽丝巨大的乳房上下左右摇晃着。" }, { "id_line": 654, "ja_text": "シェリスは、リリィを閉じ込めた乳房を揺らしながら、無我夢中で走った。巨大な主人の乳首に押し付けられたままのリリィは、暴れまわる乳房の揺れに翻弄され続けてしまう。", "zh_text": "谢丽丝摇晃着关押了莉莉的乳房,全神贯注地跑着。被困在主人丰满乳房和乳头之间的莉莉,感受到柔软的压迫感和剧烈的晃动,仿佛全身被揉搓一样。" }, { "id_line": 655, "ja_text": "\"このトレーニングはいいわね、癖になりそう♪\"", "zh_text": "\"这种运动真不错,可能会上瘾的♪\"" }, { "id_line": 656, "ja_text": "汗を流しながら、軽快に走るシェリス。走っている最中も、彼女はリリィの存在を常に感じており、時折、その膨らみの先端に視線を落とすと、そこにいる少女が苦しんでいるだろうウェアの様子に満足げな笑みを漏らす。", "zh_text": "谢丽丝一边流汗,一边轻快地跑步。即使在她跑步的时候,她也始终能感受到莉莉的存在。偶尔她的视线落在那隆起的前端,看到莉莉在那个令人痛苦的衣物里的样子,她都会露出满足的笑容。" }, { "id_line": 657, "ja_text": "シェリスの乳房が上下に弾む度に、リリィは乳房と乳房に挟まれて、その柔らかい圧迫感と激しい揺れに翻弄され、全身を揉まれ続けるような感覚に苦しめられ続けた。", "zh_text": "每次谢丽丝的乳房上下跳动时,莉莉都被夹在乳房之间,受到柔软的压迫感和剧烈晃动的摧残,全身就像被不停的揉搓一样饱受折磨。" }, { "id_line": 658, "ja_text": "しばらくして、シェリスは休憩に入ると、ランニングマシーンを止めた。彼女は、リリィの様子を確認するために、トレーニングウェアを引っ張り、再び胸元を見た。", "zh_text": "过了一会儿,谢丽丝开始休息,她停下了跑步机。她为了确认莉莉的情况,拉起运动服,再次看向她的胸口。" }, { "id_line": 659, "ja_text": "そこには、自分のおっぱいに押しつぶされて、悶える極小少女の姿があった。", "zh_text": "她看到那里有一个被自己的胸部压扁、挣扎不已的极小少女的身影。" }, { "id_line": 660, "ja_text": "\"ふふ、可愛い\"", "zh_text": "\"呵呵,真可爱。\"" }, { "id_line": 661, "ja_text": "シェリスは、リリィの頭があるであろう部分を優しく撫でる。", "zh_text": "谢丽丝温柔地抚摸着莉莉的头部应该在的区域。" }, { "id_line": 662, "ja_text": "\"苦しい?でも、まだまだ終わらないからね……\"", "zh_text": "\"难受吗?不过,还没结束呢……\"" }, { "id_line": 663, "ja_text": "シェリスの唇は妖艶に吊り上がり、その表情には嗜虐的な喜びが浮かんでいた。そのまま、リリィを包んだ胸を愛おしそうに撫でた。", "zh_text": "谢丽丝的嘴唇勾起妖艳的笑容,眼中闪烁着虐待的喜悦。她继续爱抚着包裹莉莉的乳房。" }, { "id_line": 664, "ja_text": "再び、ランニングマシーンを動かし始めるシェリス。今度は、先ほどよりもペースを上げていく。", "zh_text": "然后,谢丽丝再次开始启动了跑步机。这次,速度比之前更快。" }, { "id_line": 665, "ja_text": "ばちゅん!!ばちゅん!!ばちゅん!!! リリィの身体がシェリスの大きな胸板に叩きつけられる。", "zh_text": "啪嚓!啪嚓!啪嚓!莉莉的身体被谢丽丝庞大的胸部拍打。" }, { "id_line": 666, "ja_text": "乳房に潰されたリリィは、呼吸ができない苦しみと、強烈な乳房の圧迫感に苛まれる。", "zh_text": "被乳房压扁的莉莉被无法呼吸的痛苦和强烈的乳房压迫感所折磨。" }, { "id_line": 667, "ja_text": "シェリスの膨大な汗で蒸れた胸から彼女が解放されたのは、それからしばらくたった後の事。ぐったりと横になって倒れこむリリィ。そんな少女の頭を優しく撫でるシェリス。", "zh_text": "那之后过了一段时间,她才从谢丽丝巨大的汗蒸的胸部中解放出来。她奄奄一息地躺倒在地上。谢丽丝温柔地抚摸着她的头。" }, { "id_line": 668, "ja_text": "\"よく頑張ったわね、えらい子♡\"", "zh_text": "\"很努力啊,了不起的乖孩子♡\"" }, { "id_line": 669, "ja_text": "シェリスは、リリィに顔を近づけると、そっと口づけをした。", "zh_text": "谢丽丝把脸凑近莉莉,轻轻地吻了她。" }, { "id_line": 670, "ja_text": "\"あなただけよ、こんな私に付き合ってくれる子なんて……\"", "zh_text": "\"谢谢你,只有你能一直陪着我,对我这么好……\"" }, { "id_line": 671, "ja_text": "リリィを見つめる彼女の眼差しはとても優しかった……。", "zh_text": "她凝视莉莉的眼神非常温柔……" }, { "id_line": 672, "ja_text": "\"いつもありがとう、これからもずっと一緒にいてくれると嬉しいわ\"", "zh_text": "\"谢谢你一直以来的陪伴,今后你也会一直陪着我的话我会很高兴的。\"" }, { "id_line": 673, "ja_text": "シェリスは、リリィをぎゅっと抱きしめた。", "zh_text": "谢丽丝紧紧拥抱着莉莉。" }, { "id_line": 674, "ja_text": "リリィは、意識が戻っていても、自身への愛を囁くシェリスの言葉を瞳を閉じて聞き入っていた。", "zh_text": "莉莉虽然恢复了意识,但仍然闭上眼睛认真聆听着谢丽丝低声细语的表白。" }, { "id_line": 675, "ja_text": "リリィは、シェリスの奴隷として、彼女に仕えている。", "zh_text": "作为谢丽丝的奴隶,莉莉侍奉着她。" }, { "id_line": 676, "ja_text": "しかし、リリィにとってそれは苦ではなかった。むしろ、彼女の為に何かできることが嬉しくて仕方がなかった。", "zh_text": "但对莉莉来说,这并不是痛苦,相反,她很愿意能为谢丽丝做些什么。关在被爱包围的胸罩里,她感到无比幸福。" }, { "id_line": 677, "ja_text": "蹂躙デートによって二人のいびつな愛はより一層深まったのかもしれない……。", "zh_text": "也许是因为蹂躏约会,两人扭曲的爱情更加深厚了一层……。" } ] }, { "id_novel": 8, "line_count": 3607, "ja_char_count": 102702, "zh_char_count": 74695, "gpt_dict": [ { "src": "シュウ", "dst": "修", "info": "人名,男,主人公" }, { "src": "ハル", "dst": "小春", "info": "人名,女,妹妹" }, { "src": "アスカ", "dst": "明日香", "info": "人名,女,幼驯染" }, { 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"ja_text": "ガッ! ドアが閉まりきる前に足が差し込まれた。", "zh_text": "咔!在门来得及关上之前,她把脚插进来。" }, { "id_line": 24, "ja_text": "\"お前がそんな顔してくるときは大抵酷い目に遭うからだ\"", "zh_text": "\"你这样的表情来的时候一般都是恶梦的开始\"。" }, { "id_line": 25, "ja_text": "\"そんなこと無いって。今回は画期的なものをつくってきたんだよ~\"", "zh_text": "\"没有那样的事。这次是有划时代的东西造出来了。\"" }, { "id_line": 26, "ja_text": "ギリギリとドアとの隙間に体をねじ込んでくるアスカ。", "zh_text": "明日香就这様想从大门的缝隙把身体挤进来。" }, { "id_line": 27, "ja_text": "もう少し女子としての体裁を保てる挙動をして欲しいと常々思っている。", "zh_text": "我常常希望她的举动可以符合她女生的身份。" }, { "id_line": 28, "ja_text": "この幼馴染・アスカは物作りが趣味。", "zh_text": "我这个幼驯染明日香兴趣就是喜欢搞一些发明。" }, { "id_line": 29, "ja_text": "それはアナログからデジタルまで幅広く、興が乗ったものには天才的な才能を発揮する。", "zh_text": "她的发明的范围广泛,从类比的到数码的,再配搭上她本身是一个天才,可以说是充分发挥她的才能。" }, { "id_line": 30, "ja_text": "しかし食指が動く方向は非常に悩ましく8割方変なモノが出来上がり、俺はいつもその\"作品\"の実験台にされる。", "zh_text": "但是她的发明品方向非常令人火大,结果有8成都是奇怪的东西,而我总是会成为她\"作品\"的白老鼠。" }, { "id_line": 31, "ja_text": "前回は恐ろしく強力な精強剤を作り、それを飲まされた俺は一週間勃起が治まらなかった。", "zh_text": "上次制作了可怕的强力强精剂,我被灌下了之后勃起一个星期也没平息。" }, { "id_line": 32, "ja_text": "その間の周囲の視線の痛さを思い出し、俺はブルリと体を震わせた。", "zh_text": "回想起周围刺人的视线,我的身体还是会不禁打擅。" }, { "id_line": 33, "ja_text": "こいつを家に上げるわけにはいかない。", "zh_text": "这家伙不能进来。" }, { "id_line": 34, "ja_text": "\"ぐぬぬぬぬ…!\"", "zh_text": "\"不要~~~~~~~~~~!\"" }, { "id_line": 35, "ja_text": "\"ぐぎぎぎぎ…!\"", "zh_text": "\"阿~~~~~~~~~~~~!\"" }, { "id_line": 36, "ja_text": "しばし、俺とアスカは一枚のドアをめぐって激しい攻防を繰り広げていた。", "zh_text": "我和明日香在大门展开了激烈的攻防战。" }, { "id_line": 37, "ja_text": "そこへ、", "zh_text": "这时候," }, { "id_line": 38, "ja_text": "\"何やってるの…二人とも…\"", "zh_text": "\"你们两个在干什么?\"" }, { "id_line": 39, "ja_text": "ゴミ捨てを終えたハルが残念なものを見るような目で見ながらやってくる。", "zh_text": "倒完垃圾结束的小春用一种很残念的眼神看着我们。" }, { "id_line": 40, "ja_text": "\"あ、ハルちゃん。おいすー\"", "zh_text": "\"啊,春酱。喂!\"" }, { "id_line": 41, "ja_text": "俺とのドアの攻防を続けながらアスカはハルに向き直った。", "zh_text": "和我持续大门攻防的明日香转向小春。" }, { "id_line": 42, "ja_text": "\"えーと…アスカさん、今日はどうしたんですか?\"", "zh_text": "\"嗯…明日香,今天是怎么啦?\"" }, { "id_line": 43, "ja_text": "\"いやーちょっと遊びに来たんだけどシュウが家に入れてくれなくってさー\"", "zh_text": "\"稍微玩了一下,不过你哥不让我进去啊\"" }, { "id_line": 44, "ja_text": "言いながらアスカは唇を尖らせてドアの隙間から俺を見る。", "zh_text": "明日香一边说一边嘟起嘴唇在门缝盯我。" }, { "id_line": 45, "ja_text": "ハルがジト目になって見つめてきた。アスカを。やはり幼馴染ということでハルもアスカに色々と実験台にされていた。", "zh_text": "小春眼睛瞪大凝视明日香。同时作为小春幼驯染的明日香也被各种各样发明品拆磨过。" }, { "id_line": 46, "ja_text": "なんでもこの前は着けるだけで気持ちよくなる快感ブラなるものを着けさせられたそうだ。", "zh_text": "上次被迫穿着什么可以令心情变得舒畅的快感胸罩。" }, { "id_line": 47, "ja_text": "俺達兄妹でこの幼馴染に対する評価は一緒である。", "zh_text": "我们兄妹两对这个幼驯染的评价都是一样。" }, { "id_line": 48, "ja_text": "\"はぁ…\"", "zh_text": "\"唉……\"" }, { "id_line": 49, "ja_text": "ハルがため息をついた。", "zh_text": "小春的叹了一口气。" }, { "id_line": 50, "ja_text": "\"お兄ちゃん、とりあえず家にいれてあげようよ。このままだと世間体が悪いし…\"", "zh_text": "\"哥哥,总之,先让她进去家吧。继续这样的话,太难看了……\"" }, { "id_line": 51, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 52, "ja_text": "俺は渋々、ドアを閉めようとしていた手を離した。", "zh_text": "我无奈地把门拉住的手放开。" }, { "id_line": 53, "ja_text": "\"やー悪いねーお邪魔しマース\"", "zh_text": "\"Yea———打扰了!\"" }, { "id_line": 54, "ja_text": "ドアを開け放ちアスカが言った。", "zh_text": "明日香一边打门开一边说。" }, { "id_line": 55, "ja_text": "俺とハルは深くため息をついた。", "zh_text": "我和小春都深深的叹了一口气。" }, { "id_line": 56, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 57, "ja_text": "俺の部屋。", "zh_text": "我的房间。" }, { "id_line": 58, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 59, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 60, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 61, "ja_text": "俺とアスカとハルは座布団の上に座り互いを牽制するように目配せをしていた。", "zh_text": "我和明日香和小春是坐在坐垫上互相向对方交换眼色。" }, { "id_line": 62, "ja_text": "俺とハルはいつ・何が出てきてもいいように、アスカは\"新作\"のお披露目のタイミングを計っている感じか。", "zh_text": "我和小春何时变成在等待明日香披露\"新作\"的感觉呢?" }, { "id_line": 63, "ja_text": "奇妙な沈黙が部屋を支配していた。", "zh_text": "奇妙的沈黙支配了整个房间。" }, { "id_line": 64, "ja_text": "\"……と、とりあえずお茶でも持ってくるね\"", "zh_text": "\"……嘛,总之我先把茶拿进来吧。\"" }, { "id_line": 65, "ja_text": "言いながらスッと立ち上がるハルを、俺はハッとした顔で見た。", "zh_text": "小春一下子站起,然后突然看了看我的脸。" }, { "id_line": 66, "ja_text": "逃げるタイミングを失ってしまった。", "zh_text": "我失去了逃跑的机会。" }, { "id_line": 67, "ja_text": "ここでハルが抜ければ俺とアスカは1対1だ。つまり、実験台は俺ということになる。", "zh_text": "小春离开后,我和明日香变成一对一。也就是说,白老鼠是我。" }, { "id_line": 68, "ja_text": "パタン", "zh_text": "碰..." }, { "id_line": 69, "ja_text": "ドアが閉まる。", "zh_text": "门关上。" }, { "id_line": 70, "ja_text": "そそくさと部屋を出て行ってしまったハル。", "zh_text": "小春慌慌张张地走出了房间。" }, { "id_line": 71, "ja_text": "残る俺とアスカ。", "zh_text": "只留下我和明日香。" }, { "id_line": 72, "ja_text": "沈黙は、更に濃く重いものになった。", "zh_text": "房间的气氛变得更沈黙,更浓重。" }, { "id_line": 73, "ja_text": "\"…ふっふっふ、どうやら運命はシュウを選んだようね\"", "zh_text": "\"…呵呵呵,看来命运选择了你呀。\"" }, { "id_line": 74, "ja_text": "\"そんな運命はいやだ…\"", "zh_text": "\"这样的命运真讨厌……\"" }, { "id_line": 75, "ja_text": "\"っていうか今日はもともとシュウをターゲットにしてたんだけど\"", "zh_text": "\"嘛……可是今天本来的目标就是你哦。\"" }, { "id_line": 76, "ja_text": "ニヤニヤと笑うアスカの顔を見て、俺はため息をつきながら額を押さえた。", "zh_text": "看到明日香的笑容,我叹着气捂住额头。" }, { "id_line": 77, "ja_text": "\"ハァ~…。で? 今日は何を作ってきたって? あんまり酷いものだったら本気で帰らせるからな\"", "zh_text": "\"唉…?今天要做什么?太超过的话我只好请妳回家了。\"" }, { "id_line": 78, "ja_text": "\"酷いって何よ。どれも画期的なものじゃない\"", "zh_text": "\"在说什么啊。我的发明品有哪个不是划时代的。\"" }, { "id_line": 79, "ja_text": "アスカはぶーたれた。", "zh_text": "明日香反驳道。" }, { "id_line": 80, "ja_text": "確かに一部において絶大な効果を発揮するには違いない。", "zh_text": "的确,她的发明品肯定是可以有深远影响的。" }, { "id_line": 81, "ja_text": "だが俺には必要ない。", "zh_text": "但是我不需要。" }, { "id_line": 82, "ja_text": "超強力精力剤も、超電動光学式鉛筆も、3Dジェネティックダイレクトメール送信機能も、無限に消しカスが出る消しゴムも、亜光速移動能力も必要ない。", "zh_text": "超强强精剂,超电动光学式铅笔,3D遗传基因电邮发送功能,可以无限使用的无碎屑橡皮擦,亚光速移动能力,我通通都不需要。" }, { "id_line": 83, "ja_text": "女子の服が透ける眼鏡は嬉しかった。", "zh_text": "能够透视女生衣服的眼镜是令我很开心。" }, { "id_line": 84, "ja_text": "その後、その眼鏡もらったのがハルにバレてヤバかったが。", "zh_text": "但是眼镜被小春知道之后,可是不得了。" }, { "id_line": 85, "ja_text": "\"技術が凄いのは認めるが世間一般に喜ばれるものじゃねーんだよ。ほとんど悪のマッドサイエンティストだぞ\"", "zh_text": "\"我承认你的科技很厉害,但你发明都要是能够取悦大众的呀。你这个邪恶的科学狂人。\"" }, { "id_line": 86, "ja_text": "\"何よそれー。まぁどうせ趣味だからいいんだけど。ではそろそろお披露目しますか\"", "zh_text": "\"什么都不要说了。嘛,反正爱好嘛,所以这様就够了。好的,那么我可以披露了吗?\"" }, { "id_line": 87, "ja_text": "言いながらアスカがポケットに手を突っ込んだので、俺は覚悟を決めた。", "zh_text": "明日香一边说一边把手深入口袋,这时我已经下定决心了。" }, { "id_line": 88, "ja_text": "そしてそのポケットから取り出されたのは、アスカがいつも使っているスマホだった。", "zh_text": "然后从口袋里掏了明日香常常在使用的智能手机。" }, { "id_line": 89, "ja_text": "\"ん? ただのスマホじゃん\"", "zh_text": "\"啊?只是智能手机。\"" }, { "id_line": 90, "ja_text": "\"ニヒヒ、今回はアプリを作ってみました\"", "zh_text": "\"不是,这次是App,我试着做了一个。\"" }, { "id_line": 91, "ja_text": "取り出したスマホをズイと突き出してくるアスカ。", "zh_text": "明日香把智能手机伸了过来。" }, { "id_line": 92, "ja_text": "ホントこいつは二次元三次元電子物理なんでもござれだな。", "zh_text": "这家伙真的不管二次元三次元电子物理什么的通通都可以。" }, { "id_line": 93, "ja_text": "その才能を世の為に使えたらどれだけ素晴らしいことか。", "zh_text": "如果她的聪明才智能够为了世界而尽一分力的话,会是多么美妙的事情呀。" }, { "id_line": 94, "ja_text": "\"どんなアプリなんだ?\"", "zh_text": "\"是什么样的App?\"" }, { "id_line": 95, "ja_text": "\"ん。じゃあ実際に見せてあげましょうか\"", "zh_text": "\"啊。那么实际用用看吧\"" }, { "id_line": 96, "ja_text": "アスカがスマホを操作し始めた。", "zh_text": "明日香开始摆弄智能手机。" }, { "id_line": 97, "ja_text": "\"えーと、とりあえず10分の1でいいか\"", "zh_text": "\"嗯,总之先来过10分之1可以吗?\"" }, { "id_line": 98, "ja_text": "\"は?\"", "zh_text": "\"什么?\"" }, { "id_line": 99, "ja_text": "\"ほいじゃいくよー\"", "zh_text": "\"那么,要来啰。\"" }, { "id_line": 100, "ja_text": "言うとアスカはスマホのカメラを俺に向けた。", "zh_text": "说完,明日香用手机上的相机对着我。" }, { "id_line": 101, "ja_text": "パシャリ", "zh_text": "咔嚓" }, { "id_line": 102, "ja_text": "シャッターの切られる音がした。", "zh_text": "是快门的声音。" }, { "id_line": 103, "ja_text": "瞬間、俺の視界は突然別の景色を映し出した。", "zh_text": "一瞬间,我的视野突然看到了和平时不一様的景色。" }, { "id_line": 104, "ja_text": "\"え…っ!?\"", "zh_text": "\"哎…!?\"" }, { "id_line": 105, "ja_text": "たった今まで俺の部屋にいたはずなのに、目に見える景色はまったく別のものに変わっていた。", "zh_text": "我应该还在我的房间,明明看见的东西一様但景色完全不同。" }, { "id_line": 106, "ja_text": "地面は妙な弾力のあるふかふかとしたものに。狭い部屋は広大な空間へ。", "zh_text": "地面是奇怪有弹性而松软的东西。本来狭窄的房间变成广阔的空间。" }, { "id_line": 107, "ja_text": "そして、驚き辺りを見渡した俺の視界にとびこんできた、一個の家のような大きさのアスカ。", "zh_text": "我惊恐地环视四周,突然看到了一个和我家一样大小的明日香。" }, { "id_line": 108, "ja_text": "\"うん、成功成功♪\"", "zh_text": "\"嗯,大成功大成功♪\"" }, { "id_line": 109, "ja_text": "\"えぇぇぇぇぇえええ!?\"", "zh_text": "\"哦啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!?\"" }, { "id_line": 110, "ja_text": "巨大なアスカが座布団に座ったまま、座布団の上で驚く俺を見下ろしていた。", "zh_text": "巨大的明日香坐在坐垫上俯视吃惊的我。" }, { "id_line": 111, "ja_text": "\"な、なんなんだコレは!\"", "zh_text": "\"啊,这个是什么啊!\"" }, { "id_line": 112, "ja_text": "\"んっふっふ! これがあたしの作ったアプリ\"サイズチェンジャー2.0\"の力です!\"", "zh_text": "\"哈哈哈哈!这是我做的App\"尺寸转换器2.0\"的力量!\"" }, { "id_line": 113, "ja_text": "\"さ、さいずちぇんじゃあ!?\"", "zh_text": "\"尺,尺寸转换器!?\"" }, { "id_line": 114, "ja_text": "\"そそ。ここで倍率を指定して、大きさを変えたいもの写メで撮るとそのものの大きさを変えられるのです\"", "zh_text": "\"嗯。在这里指定倍率,再用相机拍照,被拍到的东西就会改变大小。\"" }, { "id_line": 115, "ja_text": "んふー! と胸を張るアスカ。", "zh_text": "我看着挺起胸膛的明日香。" }, { "id_line": 116, "ja_text": "俺は戦慄していた。", "zh_text": "我不禁感到战栗。" }, { "id_line": 117, "ja_text": "確かにコイツの才能は常軌を逸していたが、まさか物理を超越するほどまでとは。", "zh_text": "确实,这家伙的才智是很出格,但没想到可以做出这种超越物理的发明。" }, { "id_line": 118, "ja_text": "\"こ、これは確かに凄いな…\"", "zh_text": "\"这,这的确是很厉害的……\"" }, { "id_line": 119, "ja_text": "\"でしょでしょ。今回は10分の1に指定したから今のあんたは10分の1の大きさね\"", "zh_text": "\"这次的我指定了10分之1,现在的你只有10分之一的大小。\"" }, { "id_line": 120, "ja_text": "\"10分の1…\"", "zh_text": "\"10分之1……\"" }, { "id_line": 121, "ja_text": "\"身長170cmだっけ? じゃあ今は17cmね。リカちゃん人形サイズかしら\"", "zh_text": "\"你本来身高是170cm?那么现在是17cm。是芭比玩偶的尺寸吧?\"" }, { "id_line": 122, "ja_text": "\"人形…\"", "zh_text": "\"玩偶……\"" }, { "id_line": 123, "ja_text": "言われて実感する。", "zh_text": "被说中了内心的感受。" }, { "id_line": 124, "ja_text": "目に見える世界はすべてが10倍も大きくなった世界。", "zh_text": "现在眼睛看到的世界是10倍大的世界。" }, { "id_line": 125, "ja_text": "俺が尻餅をついているこの縦横5mはありそうな座布団も、実際には50cmほどだ。", "zh_text": "我屁股坐着这个5米大的的坐垫,实际上是50cm左右。" }, { "id_line": 126, "ja_text": "俺の家がすっぽり入りそうなこの広大な空間は、俺の家の一室だ。", "zh_text": "我的家也可以完全进入这个广阔的空间吧,但这里只是我家里的一个房间。" }, { "id_line": 127, "ja_text": "見慣れたものが全部10倍の大きさになっている。", "zh_text": "看惯了的东西全部都是10倍的大小。" }, { "id_line": 128, "ja_text": "これが人形の見る世界。", "zh_text": "这个是人偶所看到的世界。" }, { "id_line": 129, "ja_text": "これが10分の1の世界。", "zh_text": "这是10分之1的世界。" }, { "id_line": 130, "ja_text": "驚嘆。感嘆。", "zh_text": "惊叹。感叹。" }, { "id_line": 131, "ja_text": "体感できない世界を味わっている。", "zh_text": "感觉平时不能体会到的世界。" }, { "id_line": 132, "ja_text": "ため息をついていた。驚きから来る、感動をのせたものだ。", "zh_text": "叹息。感动从我内心涌上来。" }, { "id_line": 133, "ja_text": "\"はぁ…これはマジで凄いわ…\"", "zh_text": "\"哈…这是真的了不起啊……\"" }, { "id_line": 134, "ja_text": "\"ニシッ、どーよ\"", "zh_text": "\"是吧,如何啊\"" }, { "id_line": 135, "ja_text": "\"ああ、見直したぜ…………\"", "zh_text": "\"我要再看一下…………\"" }, { "id_line": 136, "ja_text": "と、アスカを振り返った俺は固まった。", "zh_text": "我回过头来看到明日香时我突然僵住了。" }, { "id_line": 137, "ja_text": "アスカはこちらを向いて座布団の上に正座を崩した女の子座りをしているわけだが、その正面に立つ10分の1サイズの俺からは、アスカのそのミニスカートから飛び出る太ももの、その隙間を真正面に覗くことが出来てしまっていた。", "zh_text": "明日香是在用女孩子的正座坐在坐垫上,不过,只有10分之一大小的我站在她的正对面,连明日香从迷你裙露出的大腿之间的间隙都能够窥视得到。" }, { "id_line": 138, "ja_text": "ミニスカートの天井と大きな太ももの間の薄暗い空間の最奥に、アスカの穿く下着が見えてしまった。", "zh_text": "在迷你裙和大腿之间的昏暗空间的最里面,连明日香穿着的内衣都看到了。" }, { "id_line": 139, "ja_text": "10分の1とは言え立った俺からはその隙間も位置が低い。", "zh_text": "虽然我只有10分之1大小,但那个缝隙位置还是有点低。" }, { "id_line": 140, "ja_text": "俺は無意識に身をかがめ、その隙間を覗き込むようにしていた。", "zh_text": "我无意识地把身体弯下去,想要窥探那个小小的间隙。" }, { "id_line": 141, "ja_text": "\"なにやってんの?\"", "zh_text": "\"在干什么啊?\"" }, { "id_line": 142, "ja_text": "きょとんとしたアスカの声にハッと我を取り戻す。", "zh_text": "明日香的声音突然把呆然若失的我拉回来。" }, { "id_line": 143, "ja_text": "\"い、いやこれは…\"", "zh_text": "\"不,不,我只是……\"" }, { "id_line": 144, "ja_text": "\"?\"", "zh_text": "\"?\"" }, { "id_line": 145, "ja_text": "顔を真っ赤にしあたふたと慌てる俺。", "zh_text": "满脸通红脸的我慌慌张张地回答。" }, { "id_line": 146, "ja_text": "そんな俺を見下ろし首をかしげたアスカは俺の視線が向いていた方を辿り、その答えに辿り着いてポンと手を打った。", "zh_text": "纳闷地俯视我的明日香用手低下头看了一下我的视线,她双手打了起来,似乎是明白了。" }, { "id_line": 147, "ja_text": "\"なーんだー、パンツ見て赤くなってんのかー\"", "zh_text": "\"原来是—,看我的胖次看到脸红了吗?!\"" }, { "id_line": 148, "ja_text": "アスカはケラケラと笑い出した。", "zh_text": "明日香格格地笑起来。" }, { "id_line": 149, "ja_text": "\"別にそんな恥ずかしがることないじゃん。昔は一緒にお風呂はいってたんだし\"", "zh_text": "\"并不是那样害羞的事情嘛。以前我们也有一起洗澡。\"" }, { "id_line": 150, "ja_text": "\"い、いや、流石にお前も年頃なわけで…! す、すまん!\"", "zh_text": "\"不,不,那时的年纪和现在…!对,对不起!\"" }, { "id_line": 151, "ja_text": "\"くくー。年頃なのはシュウの方じゃないの? あ。もしかして…\"", "zh_text": "\"蛤。也不是这么多年前吧?啊。难道你现在…\"" }, { "id_line": 152, "ja_text": "アスカが、ジーッと俺を見つめてきた。", "zh_text": "明日香,凝视着我。" }, { "id_line": 153, "ja_text": "食い入るようにジーッとだ。", "zh_text": "目不转睛,聚精会神地看着我。" }, { "id_line": 154, "ja_text": "\"……ハッ!\"", "zh_text": "\"……啊哈!\"" }, { "id_line": 155, "ja_text": "俺は慌ててズボンの前を隠した。", "zh_text": "我惊慌地想要裤子内的东西隐藏起来了。" }, { "id_line": 156, "ja_text": "そんな俺を見てアスカはキランと目を光らせた。", "zh_text": "明日香看到这样的我之后突然双眼发亮。" }, { "id_line": 157, "ja_text": "\"もしかして、オッキしてるのかなー?\"", "zh_text": "\"难道说你兴奋了吗?\"" }, { "id_line": 158, "ja_text": "\"ち、違…これは…!\"", "zh_text": "\"一点点,不…这是……!\"" }, { "id_line": 159, "ja_text": "\"照れない照れない。んじゃ今後の参考の為に幼馴染の成長をチェックしておきますか\"", "zh_text": "\"不难为情,不难为情。那么作为今后的参考,可以让我检查一下幼驯染的成长吗?\"" }, { "id_line": 160, "ja_text": "言うとアスカは上体を倒し右手を伸ばしてきた。", "zh_text": "话音刚落,明日香就伸出了右手。" }, { "id_line": 161, "ja_text": "巨大になった座布団の上でへたり込んできた俺は、相対的に巨大になったアスカの大きな手が迫ってくる様に恐怖し動けなかった。", "zh_text": "在巨大坐垫上被缩小的我,相对巨大的飞鸟的右手迫近而使我因为害怕而动弹不得。" }, { "id_line": 162, "ja_text": "普通ならあの手は缶コーヒーくらいなら持てるだろうが、今ならドラム缶ですら軽々と持ち上げてしまうだろう。", "zh_text": "一般来说,那只手只能够拿起罐装咖啡,现在的话,连拿起大铁桶都轻易而举。" }, { "id_line": 163, "ja_text": "アスカの手は俺の体を優しく握り、ひょいと持ち上げた。", "zh_text": "明日香的手是我的身体轻轻握起。" }, { "id_line": 164, "ja_text": "巨大な指が俺の体を握りこんでくる。一本一本が俺の脚ほどの長さのある指だ。", "zh_text": "巨大的手指牢牢地握住我的身体。每一条手指都有我的脚那么长。" }, { "id_line": 165, "ja_text": "捕まった俺はアスカの顔の前まで持ち上げられた。", "zh_text": "明日香把被抓走的我放到脸前。" }, { "id_line": 166, "ja_text": "\"んーどれどれ?\"", "zh_text": "\"嗯,嗯?\"" }, { "id_line": 167, "ja_text": "手に持った俺に顔を近づけてくるアスカ。", "zh_text": "明日香的脸手慢慢凑过来。" }, { "id_line": 168, "ja_text": "そして握った右手の中には入らなかった俺の股間にマジマジと視線を注いでくる。", "zh_text": "然后从紧握我的右手指缝中,目不转睛地看着我的胯间。" }, { "id_line": 169, "ja_text": "ただでさえ女子の視線を注がれれば意識してしまうのに、いまや10倍の大きさとなったその巨大な目の強大な視線の威力に晒されれば否が応でも反応してしまう。", "zh_text": "只是连一般女子的视线的话,平时也不会意识到,但现在暴露在10倍大小的巨大眼睛的视线下,威力强了很多,否无论如何也会有反应。" }, { "id_line": 170, "ja_text": "\"や、やめろ!\"", "zh_text": "\"呀,住手!\"" }, { "id_line": 171, "ja_text": "俺は自身の分身の反応を悟られないよう両脚をバタバタと動かして抵抗した。", "zh_text": "为了不让自己的分身的反应被看到,双脚吧嗒吧嗒摆动地抵抗。" }, { "id_line": 172, "ja_text": "が、", "zh_text": "不过..." }, { "id_line": 173, "ja_text": "\"ほーら、暴れない\"", "zh_text": "\"不要闹了!\"" }, { "id_line": 174, "ja_text": "アスカは左手で俺の足を捕まえた。", "zh_text": "明日香用左手揪住我的脚。" }, { "id_line": 175, "ja_text": "簡単に俺の足は動かせなくなってしまった。", "zh_text": "就简单地令我的脚不能动。" }, { "id_line": 176, "ja_text": "男の俺の体を、女の子のアスカは両手だけで簡単に封じてしまった。", "zh_text": "我男性的强大的身体就这様被女孩子的明日香用双手封印了。" }, { "id_line": 177, "ja_text": "俺がどんなに本気で力を込めても、俺の胴体を握るアスカの右手と足を捕まえる左手はビクともしなかった。", "zh_text": "我无论怎么用力,也没法反抗明日香握住我躯体的右手和揪住双脚的左手。" }, { "id_line": 178, "ja_text": "ピンと、強制的に\"気をつけ\"の姿勢を取らされていた。", "zh_text": "双脚被迫做成\"立正\"的姿态。" }, { "id_line": 179, "ja_text": "\"では改めてー\"", "zh_text": "\"那么我要....重新.....!\"" }, { "id_line": 180, "ja_text": "完全に動けなくなった俺の股間に再び視線を注いでくるアスカ。", "zh_text": "完全不能动了,明日香的视线再次倾泻入我的胯下。" }, { "id_line": 181, "ja_text": "巨大な目がパチクリと瞬きをするたびに元々長かったが今では更に巨大になったまつげがブンと振るわれる。", "zh_text": "巨大的栗色眼睛每次眨眼后都越来越近越来越巨大,长长的睫毛也会跟着眨眼而振动。" }, { "id_line": 182, "ja_text": "セミロングの黒髪が揺れるたびにシャンプーのいい香りが漂ってくる。", "zh_text": "长长的黑发每次时摇曳时都会飘来洗发乳的香气。" }, { "id_line": 183, "ja_text": "形の整った鼻で呼吸をするたびにその鼻息がそよ風となって吹き付けてくる。", "zh_text": "端正的鼻子每次呼吸时,吹出的鼻息都会成为一阵狂吹的微风。" }, { "id_line": 184, "ja_text": "アスカがほーと呟くたびに、光沢を放つ薄紅色の唇がぷるんと動き暖かな吐息を俺にぶつけてきた。", "zh_text": "明日香在喃喃自语,那散发出淡红色薄薄嘴唇的掀起的温暖一直打到我脸上。" }, { "id_line": 185, "ja_text": "なんだかんだ言って見てクレのいいアスカの、その女の子としての部分が、俺の男としての本能に力強くアプローチしてくる。", "zh_text": "不管怎么说看到明日香身为女孩子的部分,会唤醒我作为雄性的本能。" }, { "id_line": 186, "ja_text": "俺の股間はスグに反応してズボンの全部を盛り上げてしまった。", "zh_text": "我的胯间马上作出反应高涨的反应,把裤子也撑起来。" }, { "id_line": 187, "ja_text": "\"おーしっかり大きくなってる。シュウも男の子だねー\"", "zh_text": "\"噢,变大了。嘛,毕竟你也是男孩啊。\"" }, { "id_line": 188, "ja_text": "俺の股間を見ながら微笑ましく笑うアスカだが、俺はあまりの羞恥プレイ顔を真っ赤にし黙ってしまった。", "zh_text": "明日香一边看我的胯间一边微笑笑地笑,但是我因为太羞耻了而满脸通红默不作声。" }, { "id_line": 189, "ja_text": "しかし、", "zh_text": "可是," }, { "id_line": 190, "ja_text": "\"でもこんな状態じゃ窮屈じゃない? ズボン下ろしてあげよっか\"", "zh_text": "\"但是这样的状态下不会感到拘束吗?把裤子脱下吧。\"" }, { "id_line": 191, "ja_text": "え…っ?", "zh_text": "哎…?" }, { "id_line": 192, "ja_text": "俺が絶句し目を見開く先で、アスカは俺の足を掴んでいた左手を離すと今度は股間へと持って行った。", "zh_text": "我一时语塞瞪大了眼睛,明日香的左手离开了我的脚,这次是向胯间伸去。" }, { "id_line": 193, "ja_text": "アスカの大きな指が、俺の股間へと近づいてくる。", "zh_text": "明日香巨大的手指,慢慢接近我的胯间。" }, { "id_line": 194, "ja_text": "こんな状態で触れられでもしたら…。", "zh_text": "在这样的状态下,不能被女孩子碰触到呀…" }, { "id_line": 195, "ja_text": "\"や、やめろー! やめてくれー!\"", "zh_text": "\"不,啊!请妳不要了!\"" }, { "id_line": 196, "ja_text": "俺は叫んでいた。", "zh_text": "我呼喊着。" }, { "id_line": 197, "ja_text": "そして渾身の力で暴れた。", "zh_text": "而且用尽浑身的力量闹腾起来。" }, { "id_line": 198, "ja_text": "アスカが左手を放したお陰で足は自由が利く。", "zh_text": "明日香左手放了开了我的脚。" }, { "id_line": 199, "ja_text": "全力で暴れまわった。", "zh_text": "我全力闹腾转动。" }, { "id_line": 200, "ja_text": "\"うわ、そんなに暴れないで!\"", "zh_text": "\"不要闹了!\"" }, { "id_line": 201, "ja_text": "手の中でジタバタと暴れまわる俺を御しきれなくなったアスカは思わず手を放していた。", "zh_text": "无法驾御在手中着急闹腾的我,明日香禁不住放开手。" }, { "id_line": 202, "ja_text": "アスカの巨大な手から開放された俺はそのまま俺の感覚で数mを落下しアスカのミニスカートでショックを吸収して床へと転がり落ちた。", "zh_text": "从明日香巨大的手开放后,我感觉往下堕了数米,明日香的迷你裙吸收大部分冲击,再向滚落到地板。" }, { "id_line": 203, "ja_text": "\"もー、大丈夫?\"", "zh_text": "\"真是的,没问题吗?\"" }, { "id_line": 204, "ja_text": "言いながらアスカが手を伸ばしてくる。", "zh_text": "明日香一边说一边伸出手来。" }, { "id_line": 205, "ja_text": "だが、あれに捕まればまた同じことだ。", "zh_text": "眼看快要被抓住时。" }, { "id_line": 206, "ja_text": "俺は体を跳ねるように起こすとその手から逃げるように走り出した。", "zh_text": "我身体跳起来摆脱明日香,从那只巨大的手逃跑。" }, { "id_line": 207, "ja_text": "なんとか壁際に走りより切れた息を整える。", "zh_text": "在跑到墙壁,我靠着墙调整断断续续的呼吸。" }, { "id_line": 208, "ja_text": "アスカとの距離は数mある。", "zh_text": "明日香和我的距离有好几米。" }, { "id_line": 209, "ja_text": "アスカが本気で俺を捕まえようとすれば1歩で届く距離だが。", "zh_text": "但如果明日香真的想捉住我的话,要不过是一步的距离。" }, { "id_line": 210, "ja_text": "壁際まで逃げた俺を見てアスカは苦笑した。", "zh_text": "看到我逃到墙边的明日香苦笑了。" }, { "id_line": 211, "ja_text": "\"そんなに遠くまで逃げなくていいんじゃない?\"", "zh_text": "\"你逃也没有逃到很远,不是吗?\"" }, { "id_line": 212, "ja_text": "\"に、逃げるようなことしたのはどこの誰だよ!\"", "zh_text": "\"你以为我要从谁身边逃走啊!\"" }, { "id_line": 213, "ja_text": "あっけらかんとしたアスカをジロリと睨む俺。", "zh_text": "满不在乎的明日香再次瞪着我。" }, { "id_line": 214, "ja_text": "とそのとき、", "zh_text": "这时候," }, { "id_line": 215, "ja_text": "\"お茶菓子持って来たよ\"", "zh_text": "\"茶点来了。\"" }, { "id_line": 216, "ja_text": "部屋の外からハルの声がして、丁度、俺の走り寄った壁のすぐ横にあった巨大なドアが開かれた。", "zh_text": "从房间外边来小春的声音,而我刚刚正好跑到了的门口的旁边,巨大门打开了。" }, { "id_line": 217, "ja_text": "すると、そこから黒いソックスをはいた巨大な足がぬぅっと現れ俺の目の前に踏み下ろされた。", "zh_text": "穿着黑袜的巨大的脚在我眼前的踩了下来。" }, { "id_line": 218, "ja_text": "ズシィイイイン!!", "zh_text": "砰!!" }, { "id_line": 219, "ja_text": "その衝撃で俺はふっとばされ尻餅をついた。", "zh_text": "我因为突然的冲击刮跑,而屁股着地摔倒了。" }, { "id_line": 220, "ja_text": "いまや10倍の大きさとなったそれは長さ2m40cmと俺の身長よりも大きい。", "zh_text": "现在10倍大小的脚全长是2m 40cm,比我的身高还要高。" }, { "id_line": 221, "ja_text": "床にすっころんだ俺が見上げる先には黒いソックスを穿いた妹の脚が、まるで黒い塔の様に聳え立っていた。", "zh_text": "在地板上跌倒的我仰望前方是穿了黑袜子的妹妹的脚,就像黑塔那样耸立着。" }, { "id_line": 222, "ja_text": "たった今、俺を踏み潰しかけたことにも気づかないハルはそのまま部屋の中に入りテーブルの上にお菓子を乗せたお盆を下ろした。", "zh_text": "没有发现刚才差点被踩碎的我,小春就直接进入到房间,在桌子上放下点心盆。" }, { "id_line": 223, "ja_text": "キョロキョロと部屋の中を見渡している。", "zh_text": "之后怯生生地四处张望房间。" }, { "id_line": 224, "ja_text": "\"あれ? お兄ちゃんは?\"", "zh_text": "\"咦?哥哥呢?\"" }, { "id_line": 225, "ja_text": "\"ニシシ、ハルちゃんの足元にいるよー\"", "zh_text": "\"哟哂,在小春酱的脚下哦。\"" }, { "id_line": 226, "ja_text": "\"へ?\"", "zh_text": "\"什么?\"" }, { "id_line": 227, "ja_text": "アスカの言葉にきょとんとしたハルが言われたとおり自分の足元を見てみる。", "zh_text": "明日香的话令小春呆然若失地往自己脚下看。" }, { "id_line": 228, "ja_text": "ハルは、自分の足の横で尻餅を着いている小さな俺を見つけた。", "zh_text": "小春在自己的脚边看到屁股着地的我。" }, { "id_line": 229, "ja_text": "\"え…?\"", "zh_text": "\"诶……?\"" }, { "id_line": 230, "ja_text": "固まるハル。", "zh_text": "小春表情凝固了。" }, { "id_line": 231, "ja_text": "\"えぇぇぇぇぇ!?\"", "zh_text": "\"哦啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!?\"" }, { "id_line": 232, "ja_text": "そして絶叫した。", "zh_text": "尖声大叫起来。" }, { "id_line": 233, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 234, "ja_text": "部屋の中にはアスカ、ハル、そして小さくなったシュウがいた。", "zh_text": "房间内坐著明日香,小春,和变小的我。" }, { "id_line": 235, "ja_text": "それぞれ、座布団の上に座って向かい合う。", "zh_text": "各自坐在坐垫上互相对视。" }, { "id_line": 236, "ja_text": "\"…というわけらしい\"", "zh_text": "\"…然后就是这様了。\"" }, { "id_line": 237, "ja_text": "シュウはハルにアスカが作ったアプリについて説明した。", "zh_text": "小春听著明日香制作的App的说明。" }, { "id_line": 238, "ja_text": "しかしハルは説明を聞いているのかいないのか、呆然とシュウを見下ろしていた。", "zh_text": "但是小春是听了说明还是呆然愁视。" }, { "id_line": 239, "ja_text": "そうなる気持ちもわかる。", "zh_text": "我也明白这样的心情。" }, { "id_line": 240, "ja_text": "\"まぁとにかく、これでハルにも発明の成果を見せられたわけだし、とっとと元の大きさに…\"", "zh_text": "\"总而言之,这发明也向小春展示了成果,赶快把我还原到原来的大小吧……\"" }, { "id_line": 241, "ja_text": "\"…か……\"", "zh_text": "\"…嘛……\"" }, { "id_line": 242, "ja_text": "\"……ん?\"", "zh_text": "\"……嘛?\"" }, { "id_line": 243, "ja_text": "シュウがアスカに向かってしゃべっていた横で、ハルがポツリと呟いた。", "zh_text": "坐在明日香旁边的小春这时嘟囔着。" }, { "id_line": 244, "ja_text": "何事かとそちらに目を向けてみれば、ハルは目をキラキラと輝かせていた。", "zh_text": "我把目光移向小春,小春的双眼放光。" }, { "id_line": 245, "ja_text": "\"かわいいーーーー!!\"", "zh_text": "\"好可爱----!!\"" }, { "id_line": 246, "ja_text": "\"ぬおっ!?\"", "zh_text": "\"不噢!?\"" }, { "id_line": 247, "ja_text": "ガバッと手を伸ばしてくるハル。", "zh_text": "小春突然伸出手。" }, { "id_line": 248, "ja_text": "その突然の行動のあまりの速さに全く対応できないままにシュウはハルの手に捕まれた。", "zh_text": "因为她的行动速度太快太突然,我完全无法映射就被小春的手抓住了。" }, { "id_line": 249, "ja_text": "ガシッ!", "zh_text": "啪!" }, { "id_line": 250, "ja_text": "ドラム缶さえ軽々と持ち上げるハルの大きな手がシュウを掴んで持ち上げた。", "zh_text": "小春那只可以拿起铁桶的手轻易地举起我。" }, { "id_line": 251, "ja_text": "\"うわーお兄ちゃん、お人形みたいにかわいいよー!!\"", "zh_text": "\"哇哥哥,就像洋娃娃一样可爱哟!!\"" }, { "id_line": 252, "ja_text": "シュウを持ち上げたハルは目を輝かせながら言う。", "zh_text": "举起我的小春眼睛闪闪发光地说着。" }, { "id_line": 253, "ja_text": "しかし興奮したハルのその手に込められた力は、さきほどアスカがシュウを持ち上げたときのように優しいものではなかった。", "zh_text": "可能因为兴奋,小春的双手的力量,不像刚才有明日香举起我的时候温柔。" }, { "id_line": 254, "ja_text": "メキメキメキメキ!", "zh_text": "メキメキメキメキ!" }, { "id_line": 255, "ja_text": "シュウからすれば10倍もの大きさの巨人となったハルの巨大な手は、その手の中の小さな兄の体を握り潰さんばかりに握り締めていた。", "zh_text": "10倍大小的巨人小春用她巨大的手,就像要把手渺小的哥哥的身体握坏似的力量紧紧攥握住我。" }, { "id_line": 256, "ja_text": "腕ごと体を握りこまれたシュウ。", "zh_text": "四支都被紧紧握住。" }, { "id_line": 257, "ja_text": "ハルの右手によって体を握り締められ、その上から更に左手によって囲まれている。", "zh_text": "小春把我从右手放到左手,而且握得更紧。" }, { "id_line": 258, "ja_text": "女の子のハルの力といえ、人形サイズとなったシュウにはまるで重機に挟まれているようなものだった。", "zh_text": "小春一个女孩子的力量没有很强,但成为人偶尺寸的我仿佛被重型机械夹着一样。" }, { "id_line": 259, "ja_text": "\"がは…っ\"", "zh_text": "\"啊…啊\"" }, { "id_line": 260, "ja_text": "意識が飛びそうだった。圧力によって目が飛び出そうだった。", "zh_text": "快要失去意识了。压力导致眼睛都要爆出来了。" }, { "id_line": 261, "ja_text": "いまや大きく逞しい妹の指によって、兄の腕はポキリと折れてしまいそうだった。", "zh_text": "巨大强壮的妹妹快要用手指把哥哥的手臂和腰折断。" }, { "id_line": 262, "ja_text": "手の中に人形サイズに縮んだ兄がいることに興奮するハルは、今まさに自分がその兄を握り潰そうとしていることに気づいていなかった。", "zh_text": "小春看到手中只有人偶尺寸的哥哥而兴奋,没有发现自己快要把哥哥握成肉泥。" }, { "id_line": 263, "ja_text": "\"ハルちゃんハルちゃん、その辺にしとかないとシュウが死んじゃうよー\"", "zh_text": "\"小春酱,小春酱,那个,你哥哥要死掉了啊。\"" }, { "id_line": 264, "ja_text": "\"え?\"", "zh_text": "\"诶?\"" }, { "id_line": 265, "ja_text": "アスカののほほんとした声に振り返ったハルが自分の手の中の兄を見てみると、俺は死んだ魚のような目をしてグッタリとしていた。", "zh_text": "明日香满不在乎的声音令小春回头看看自己手中的哥哥,而我是则是因为筋疲力尽而露出死鱼眼。" }, { "id_line": 266, "ja_text": "\"わわ、ゴメンお兄ちゃん!\"", "zh_text": "\"啊啊,对不起哥哥!\"" }, { "id_line": 267, "ja_text": "慌ててパッと手を放すハル。", "zh_text": "小春突然慌忙放开手。" }, { "id_line": 268, "ja_text": "空中で放り出された俺はハルのスカートのトランポリンに落下して床に落ちる。", "zh_text": "被抛到空中的我掉到小春的裙子上,蹦到床上,最后再从床上掉到地板。" }, { "id_line": 269, "ja_text": "\"ぐへっ! げほっ…げほっ…! し、死ぬかと思った…、なんで放り出すんだよ…!\"", "zh_text": "\"啊!哎…哎…!我以为我要死了…被抛出去,什么啊……!\"" }, { "id_line": 270, "ja_text": "\"だ、だって…\"", "zh_text": "\"因为……\"" }, { "id_line": 271, "ja_text": "\"つーか力入れすぎだろ…。どんだけ馬鹿力込めてんだ…ったく…\"", "zh_text": "\"不用再说了…也不注意一下……傻傻地用蛮力呀…真是的……\"" }, { "id_line": 272, "ja_text": "\"ば…\"", "zh_text": "\"嗯……\"" }, { "id_line": 273, "ja_text": "俺の言葉にむっとするハル。", "zh_text": "小春因为我的话而生闷气。" }, { "id_line": 274, "ja_text": "だが、座布団の上に正座する自分の前で咽ている小さな兄を見下ろしていたハルは、ふと、ニヤリと笑った。", "zh_text": "但是小春在坐垫上俯视着吐咽的哥哥,忽然微微地笑了。" }, { "id_line": 275, "ja_text": "\"ふふん、わたしが馬鹿力なんじゃなくて、お兄ちゃんが貧弱なんじゃないの?\"", "zh_text": "\"呵呵,我没有傻傻地用蛮力呀,不是你哥哥太弱了吗?\"" }, { "id_line": 276, "ja_text": "\"なに?\"", "zh_text": "\"什么?\"" }, { "id_line": 277, "ja_text": "未だ咽ていた俺はハルの方を見上げた。", "zh_text": "我呑了一口气,看向小春的方向。" }, { "id_line": 278, "ja_text": "すると視線の先では、正座から座り方を変えていたハルが、俺の上に足を翳しているところだった。", "zh_text": "在我视线的前方的小春改变了姿势,用脚遮住我上头的地方。" }, { "id_line": 279, "ja_text": "\"え…?\"", "zh_text": "\"诶……?\"" }, { "id_line": 280, "ja_text": "俺の頭上に、ハルの黒いソックスを履いた全長2m40cmにもなる巨大な足が被さっていた。", "zh_text": "在我的头上,是小春穿了黑袜的巨大的脚,全长足足有 2m 40cm。" }, { "id_line": 281, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 282, "ja_text": "\"えい\"", "zh_text": "\"嘿。\"" }, { "id_line": 283, "ja_text": "ズズン。それが踏み下ろされた。", "zh_text": "就这様踏了下来。" }, { "id_line": 284, "ja_text": "たまらずその下敷きになる俺。", "zh_text": "把我压在底下。" }, { "id_line": 285, "ja_text": "\"ぐ…!\"", "zh_text": "\"呜……!\"" }, { "id_line": 286, "ja_text": "座布団とハルの足の間に挟みこまれた俺の全身は足の下にすっぽりと入ってしまい外からは見えなかった。", "zh_text": "我全身都在坐垫和小春的脚之间被夹住,在外面完全看不见我的身影。" }, { "id_line": 287, "ja_text": "\"わたしは全然 力入れてないんだけどなー。わたしの足も持ち上げられないの?\"", "zh_text": "\"我完全没有用力啦。我的脚也拿不起来吗?\"" }, { "id_line": 288, "ja_text": "ハルが涼しげな声で言う。", "zh_text": "小春用冷冰冰的声音说。" }, { "id_line": 289, "ja_text": "実際に、俺の上に乗せられた足はそれ以降ビクともしていなかった。", "zh_text": "实际上,我的被压在黑袜的巨足下就再也动不了。" }, { "id_line": 290, "ja_text": "\"おーハルちゃん大胆♪\"", "zh_text": "\"噢,小春酱很大胆哦♪\"" }, { "id_line": 291, "ja_text": "\"ちょっとしたお仕置きです。いつもひとの事 馬鹿にするんだから\"", "zh_text": "\"总是把人当笨蛋。要有小小的惩罚。\"" }, { "id_line": 292, "ja_text": "まったく…というハルの不満が足の下の兄を踏みにじるという行為に表われていた。", "zh_text": "小春平时的不满透过把哥哥踩在脚下而发泄出来。" }, { "id_line": 293, "ja_text": "しかし、ハルにとっては軽く足を乗っけてぐりぐりと動かすだけの行為も、その下敷きとなっている俺にとっては、とんでもない重量の足に全身を踏みつけられ指すらも動かせないほどに圧迫され、更にそれがグリグリと動かされるせいで体の皮が突っ張り体がねじれてしまいそうだった。", "zh_text": "对小春来说只是轻的把脚压下来蠕动的行为,对压在底下的我而言,是被意想不到的重量把手脚和全身压迫,她更是慢慢它地转动着巨大的脚,我全身因此而扭曲了。" }, { "id_line": 294, "ja_text": "下が柔らかい座布団でなければ体はハルの足の下敷きになった時点で潰れてしまっていたかもしれない。", "zh_text": "如果不是柔软的坐垫的话,身体被小春的脚被压下来时,就而经死了也说不定。" }, { "id_line": 295, "ja_text": "そして、そんなことを考えるほどの余裕も、今の俺には無かった。", "zh_text": "现在的我连思考事情的闲余也没有。" }, { "id_line": 296, "ja_text": "10秒ほどそれを続けて足をどけるハル。", "zh_text": "大概10秒之后,小春把她的黑袜脚拿开。" }, { "id_line": 297, "ja_text": "足の下から表われた小さな兄はピクリとも動かなかった。", "zh_text": "脚下的哥哥一动不动的。" }, { "id_line": 298, "ja_text": "\"う…これ、お兄ちゃん大丈夫ですよね…?\"", "zh_text": "\"…这个,哥哥没事吧…?\"" }, { "id_line": 299, "ja_text": "\"あー大丈夫大丈夫。シュウの体はこのくらいじゃ潰れないよ。事前に計算してあるから\"", "zh_text": "\"啊,没事没事。他的身体不会就这样坏掉。我事先都有计算好的。\"" }, { "id_line": 300, "ja_text": "言いながらスマホを確認するアスカ。", "zh_text": "明日香一边说一边拿着手机确认。" }, { "id_line": 301, "ja_text": "画面にはシュウのステータス画面のようなものが表示されていた。", "zh_text": "画面是我的状态表一样的东西。" }, { "id_line": 302, "ja_text": "そこで管理できるらしい。", "zh_text": "似乎是可以管理我身体机能的App。" }, { "id_line": 303, "ja_text": "やがて俺は体を起こした。", "zh_text": "不久,我的站起来了。" }, { "id_line": 304, "ja_text": "\"あ、お兄ちゃん、大丈夫?\"", "zh_text": "\"啊,哥哥,没事吧?\"" }, { "id_line": 305, "ja_text": "\"なんとかな…\"", "zh_text": "\"勉勉强强……\"" }, { "id_line": 306, "ja_text": "ハルが心配そうに見下ろしてくるのに、軽く手を上げて応える俺。", "zh_text": "小春焦急地看着我,然后担心地轻轻用手举起我。" }, { "id_line": 307, "ja_text": "\"いやー妹の足の下敷きにされる兄なんてあんただけだよシュウ\"", "zh_text": "\"啊被妹妹踩在脚底下的哥哥什么的……\"" }, { "id_line": 308, "ja_text": "\"お前のせいだろ…\"", "zh_text": "\"都是你的错……\"" }, { "id_line": 309, "ja_text": "\"およよ? 元気ないね\"", "zh_text": "\"你啊有病喔。\"" }, { "id_line": 310, "ja_text": "\"あるわけあるか……\"", "zh_text": "\"嗯……有可能……\"" }, { "id_line": 311, "ja_text": "座布団の上に体を起こした俺はふぅーと盛大に息を吐き出した。", "zh_text": "回到坐垫上的我,大口大口地吐气。" }, { "id_line": 312, "ja_text": "\"ったく、お前が作るものにかかわるとホントロクな目に遭わん\"", "zh_text": "\"真是的,你发明时不会想到遭遇的人会发生的事吗。\"" }, { "id_line": 313, "ja_text": "\"えー名誉なことだよ。人類初の縮小化を体験したんだから\"", "zh_text": "\"是光荣的事啊。人类首次体验了缩小化。\"" }, { "id_line": 314, "ja_text": "\"俺が被験者第一号かよ\"", "zh_text": "\"我被试验者第一号啊。\"" }, { "id_line": 315, "ja_text": "\"そそ。シュウはいい反応するからねー。これだからシュウをモルモットにするのはやめられないのよ\"", "zh_text": "\"你的反应很好呀。就像被主人玩弄的天竺鼠一様。\"" }, { "id_line": 316, "ja_text": "にかっと笑って言うアスカ。", "zh_text": "明日香笑着说。" }, { "id_line": 317, "ja_text": "こいつと幼馴染という俺の、これが運命ということか…。", "zh_text": "和这家伙是幼驯染的我,这或许是命运的安排吧…" }, { "id_line": 318, "ja_text": "はぁ…またため息をついた。", "zh_text": "唉…我又叹了口气。" }, { "id_line": 319, "ja_text": "\"で、でもお兄ちゃんかわいいよ!\"", "zh_text": "\"但是哥哥很可爱啊!\"" }, { "id_line": 320, "ja_text": "ハルがフォローする。", "zh_text": "小春接着说。" }, { "id_line": 321, "ja_text": "フォローになってない。", "zh_text": "还是算了吧。" }, { "id_line": 322, "ja_text": "\"で、そろそろ戻してくれるか?\"", "zh_text": "\"快点把我还原吧?\"" }, { "id_line": 323, "ja_text": "\"はいはい、ちょっと待ってて。準備するから\"", "zh_text": "\"是的是的,等一下。我要准备一下。\"" }, { "id_line": 324, "ja_text": "アスカはスマホを操作し始めた。", "zh_text": "明日香又开始滑手上的智能手机。" }, { "id_line": 325, "ja_text": "その横で感嘆の声を漏らすハル。", "zh_text": "旁边的小春发出感叹的声音。" }, { "id_line": 326, "ja_text": "\"はー…でもアスカさんと本当に凄いですよね。これって発表したら絶対有名になれますよ\"", "zh_text": "\"哈…但是明日香真的很厉害啊。如果这个发表的话绝对会变得很有名气。\"" }, { "id_line": 327, "ja_text": "\"いやー発明は趣味だから。別に有名になりたくてやってるわけじゃないし\"", "zh_text": "\"发明只是我的爱好。没有想要特别有名。\"" }, { "id_line": 328, "ja_text": "手をヒラヒラと振りながら言うアスカ。", "zh_text": "明日香一边飘飘然地摆了摆手一边说。" }, { "id_line": 329, "ja_text": "たしかにこいつには有名になるとか偉くなりたいとか欲が無い。", "zh_text": "确实,这家伙是没有想要虚荣啦,想要出人头地之类的欲望。" }, { "id_line": 330, "ja_text": "ただひたすらに、変なモノを作って俺を酷い目に遭わせる。", "zh_text": "在我的眼中所见,只是一味在做奇怪的东西。" }, { "id_line": 331, "ja_text": "…そういう意味では、もっと顕示欲みたいになものを持って、世のため人のためになるものを作ろうとして欲しい。", "zh_text": "…但还是有意义的,她也有展示发明给我们看的欲望,也打算创造因为世间对人有好处东西。" }, { "id_line": 332, "ja_text": "\"っていうかハル、お前もこいつの作るものはヘンとか言ってなかった?\"", "zh_text": "\"啊,话说回来,小春你这家伙不是也觉得她做了很多奇奇怪怪的东西吗?\"" }, { "id_line": 333, "ja_text": "\"え!? いやーヘンっていうかちょっとよくわからないものが多いというか…! で、でもこれは本当に凄いですよ\"", "zh_text": "\"哎!?哦—怪吗。我不知道你在说什么…!我的意思是……这个真的是太神奇了。\"" }, { "id_line": 334, "ja_text": "ハルが身振り手振りで慌てながら弁明する様をアスカは笑いながら見ていた。", "zh_text": "小春立刻挥动双手,急急忙忙地辩解。明日香一边笑一边看。" }, { "id_line": 335, "ja_text": "昔から変わらない関係、光景だ。", "zh_text": "这种不层改变的关系和景象。" }, { "id_line": 336, "ja_text": "ただし今はその見慣れた光景も10倍の大きさになっていたが。", "zh_text": "就算现在情景是10倍的大小也一様。" }, { "id_line": 337, "ja_text": "\"あ、そだ。せっかくだし人類縮小化第一号誕生を記念して乾杯しない?\"", "zh_text": "\"啊,对了。好不容易人类缩小化第一号诞生,我们不来干杯纪念吗?\"" }, { "id_line": 338, "ja_text": "アスカが言う。", "zh_text": "明日香说。" }, { "id_line": 339, "ja_text": "なんの記念にもならないんだが。", "zh_text": "虽然也没什么好纪念的。" }, { "id_line": 340, "ja_text": "\"これジュース? じゃあこれを分けまして…\"", "zh_text": "\"就用这瓶果汁吧?……\"" }, { "id_line": 341, "ja_text": "アスカがハルの持ってきたジュースを紙コップ(俺はペットボトルのキャップ)に注ぎ配った。", "zh_text": "明日香把小春带来的纸杯注入果汁分发(我是用瓶盖)。" }, { "id_line": 342, "ja_text": "キャップは俺の顔サイズでありほとんどタライだった。", "zh_text": "瓶盖有我的脸这么大,几乎有盆子的尺寸。" }, { "id_line": 343, "ja_text": "アスカの手とハルの手と俺の目の前にそれぞれがいきわたる。", "zh_text": "明日香的手和小春的手和我的脸各自提起果汁。" }, { "id_line": 344, "ja_text": "俺とハルは顔を見合わせて苦笑した。", "zh_text": "我和小春面面相觑而苦笑了。" }, { "id_line": 345, "ja_text": "アスカはほんと変わらない。", "zh_text": "明日香真的是没有变呀。" }, { "id_line": 346, "ja_text": "\"では改めまして……かんぱーい♪\"", "zh_text": "\"再一次……干杯♪\"" }, { "id_line": 347, "ja_text": "アスカが紙コップを掲げた。", "zh_text": "明日香拿起纸杯说了干杯。" }, { "id_line": 348, "ja_text": "ハルもノリで一緒に掲げる。", "zh_text": "小春和我都准备拿起纸杯。" }, { "id_line": 349, "ja_text": "俺は声だけ。", "zh_text": "当然我只有说干杯。" }, { "id_line": 350, "ja_text": "そして3人でジュースを呷った。", "zh_text": "3个人把果汁大口大口灌进去。" }, { "id_line": 351, "ja_text": "\"ぷはーおいしー♪\"", "zh_text": "\"噗—好喝♪\"" }, { "id_line": 352, "ja_text": "\"飲みにくい…\"", "zh_text": "\"好难喝……\"" }, { "id_line": 353, "ja_text": "紙コップを口につけるだけの二人と違って、俺はタライサイズのキャップに顔を付けなければならないのだ。", "zh_text": "两人都把纸杯拿到口边,而我那个水盆尺寸的盖子也好把脸放下去喝。" }, { "id_line": 354, "ja_text": "犬か何かになった気分だった。", "zh_text": "我现在明白狗狗是什么心情了。" }, { "id_line": 355, "ja_text": "で、そうやって口に含んだジュースの味に既視感?を覚える。", "zh_text": "但果汁味道的有一种不样的既视感。" }, { "id_line": 356, "ja_text": "\"ん? この味…なんか凄く嫌な思い出があるような…\"", "zh_text": "\"啊?这种味道…似乎和非常讨厌的回忆的味道一样……\"" }, { "id_line": 357, "ja_text": "と思ったとき、", "zh_text": "我还在拼命回想的时候," }, { "id_line": 358, "ja_text": "カラン", "zh_text": "カラン" }, { "id_line": 359, "ja_text": "空になった巨大紙コップが俺の前に落下してきた。", "zh_text": "巨大的空纸杯子掉到我的眼前。" }, { "id_line": 360, "ja_text": "見れば、紙コップを手放したハルが頬を赤くしてボーっとしている。", "zh_text": "看来这是小春的纸杯,小春的脸颊通红,神情恍惚。" }, { "id_line": 361, "ja_text": "\"どうしたハル?\"", "zh_text": "\"小春怎么了?\"" }, { "id_line": 362, "ja_text": "\"あ。これってあたしが作った\"元気君\"じゃない?\"", "zh_text": "\"啊。这不就是我做的\"元气君\"吗?\"" }, { "id_line": 363, "ja_text": "\"なにぃ!?\"", "zh_text": "\"什么!?\"" }, { "id_line": 364, "ja_text": "\"元気君\"", "zh_text": "\"元气君\"" }, { "id_line": 365, "ja_text": "それは俺を一週間勃起させ続けた恐ろしい精強剤の名前だ。", "zh_text": "那是之前令我一周持续勃起的可怕强精剂的名字。" }, { "id_line": 366, "ja_text": "ガチガチに硬くなった分身のせいでパンツを穿く事すら大変だった。", "zh_text": "因为分身太硬了,连穿裤子也很辛苦。" }, { "id_line": 367, "ja_text": "慌てて股間をチェックする。", "zh_text": "我慌张地检查胯间。" }, { "id_line": 368, "ja_text": "が、俺の分身は至って普通だった。", "zh_text": "我的分身现在很普通。" }, { "id_line": 369, "ja_text": "\"あれ?\"", "zh_text": "\"咦?\"" }, { "id_line": 370, "ja_text": "\"あーこれ一人一回しか効果無いの。まだお試し品だしね\"", "zh_text": "\"啊,这一个人只会有一次效果。现在还是试验品。\"" }, { "id_line": 371, "ja_text": "\"そ、そうなのか…\"", "zh_text": "\"是、是吗……\"" }, { "id_line": 372, "ja_text": "\"でもハルちゃん、どこから\"元気君\"持ってきたのかな?\"", "zh_text": "\"但是,小春酱是从哪里带来\"元气君\"呢?\"" }, { "id_line": 373, "ja_text": "\"…いつか使うときが来るんじゃないかと、あの時の余りを冷蔵庫にとっといたからそれをジュースと勘違いして持ってきたんだな…\"", "zh_text": "\"…不知不觉拿来的吧,那个时候的多出来的就放在冰箱,误当成果汁拿来了啊……\"" }, { "id_line": 374, "ja_text": "俺がげんなりした顔でボソボソと告白するのを、きょとんとした顔で見下ろしていたアスカ。", "zh_text": "我用厌烦的语气干巴巴地说,用呆然和泄气的脸仰视著明日香。" }, { "id_line": 375, "ja_text": "だが途端ににんまりして", "zh_text": "但是明日香却满脸喜悦。" }, { "id_line": 376, "ja_text": "\"なぁんだ、それならそうと言ってよ♪ もっといいの作るよ?\"", "zh_text": "\"什么呀,如果是你像你说的一様的话不是♪更好吗?\"" }, { "id_line": 377, "ja_text": "\"い、いや……て、ていうか今はハルだろ! 大丈夫なのか!?\"", "zh_text": "\"吓,不……呢现在可是小春呀!没关系吗!?\"" }, { "id_line": 378, "ja_text": "\"大丈夫だって。シュウも使ったからわかるでしょ? あたしも自分で試したし\"", "zh_text": "\"没事。你也使用过了吧?我自己也尝试了呀。\"" }, { "id_line": 379, "ja_text": "試したのかよ。", "zh_text": "原来已经尝试过了啊。" }, { "id_line": 380, "ja_text": "この発明バカが精強剤使ってどうなるのか…想像もつかん。", "zh_text": "这个发明笨蛋用了强精剂会变得怎样呢?…只是想一想都令人感到抓狂。" }, { "id_line": 381, "ja_text": "まぁとにかく…。", "zh_text": "嘛,总而言之…。" }, { "id_line": 382, "ja_text": "\"おいハル、大丈夫か?\"", "zh_text": "\"喂小春,没事吗?\"" }, { "id_line": 383, "ja_text": "俺は未だにボーっとしているハルに声を掛けた。", "zh_text": "我向还在发呆的小春打招呼。" }, { "id_line": 384, "ja_text": "俺のときは飲んですぐ股間がギンギンになったが、ハルも同じようなことになってしまうのだろうか。", "zh_text": "我的时候喝了之后胯间马上硬硬的,小春也和当时的我一样吗?。" }, { "id_line": 385, "ja_text": "だとしたら俺はこの場にいないほうが…。", "zh_text": "但她没有和我的那个…。" }, { "id_line": 386, "ja_text": "と、思っていると、うつろな表情のハルがゆっくりと俺を見下ろした。", "zh_text": "我还在想的时侯,小春呆滞的表情慢慢地俯视着我。" }, { "id_line": 387, "ja_text": "\"……お兄ちゃん…?\"", "zh_text": "\"……哥哥……?\"" }, { "id_line": 388, "ja_text": "ポツリと呟く言葉に覇気が無い。", "zh_text": "小春自言自语地说话,语气中一点霸气也没有。" }, { "id_line": 389, "ja_text": "意識が混濁しているのか、人形サイズに縮んでいる俺を認識できないのかもしれない。", "zh_text": "是意识混乱吗,可能因为我缩小到人偶尺寸而无法认知。" }, { "id_line": 390, "ja_text": "そうやって、ただ呆然と俺を見下ろしていたハルだが、", "zh_text": "只好小心观察只是呆呆地俯视着我的小春," }, { "id_line": 391, "ja_text": "\"……お兄ちゃんだぁ……♪\"", "zh_text": "\"……哥哥啊……♪\"" }, { "id_line": 392, "ja_text": "不意に、妙に嬉しそうな声と共ににやぁりと笑った。", "zh_text": "突然抗奋的声音与奇怪的笑声在我周围响起。" }, { "id_line": 393, "ja_text": "\"え…?\"", "zh_text": "\"诶……?\"" }, { "id_line": 394, "ja_text": "たらり。汗が流れる俺。", "zh_text": "我开始冒出冷汗。" }, { "id_line": 395, "ja_text": "そんな俺の前でハルは座り方を変え、俺の上に足を持ってきた。", "zh_text": "小春在我面前改变了坐姿,把脚放到我的上空。" }, { "id_line": 396, "ja_text": "俺の頭上に黒いソックスを履いたハルの足が翳される。さきほどと同じ光景。", "zh_text": "我头上是小春穿了黑袜脚被。和刚刚的景象一样。" }, { "id_line": 397, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 398, "ja_text": "ズムッ!", "zh_text": "ズムッ!" }, { "id_line": 399, "ja_text": "ハルは俺を踏みつけてきた。", "zh_text": "小春一下把我踩住。" }, { "id_line": 400, "ja_text": "再びハルの足と座布団との間に挟みこまれる。", "zh_text": "我再次夹在小春的脚和坐垫之间。" }, { "id_line": 401, "ja_text": "\"むぐ…っ!\"", "zh_text": "\"啊…!\"" }, { "id_line": 402, "ja_text": "俺の体は座布団に完全に埋没していた。", "zh_text": "我的身体是完全埋在坐垫当中。" }, { "id_line": 403, "ja_text": "足はさきほどよりも強い力でのしかかってくる。息が出来ない。", "zh_text": "巨大的脚用比刚才更强大的力量压过来。我喘不过气。" }, { "id_line": 404, "ja_text": "\"ほらほらお兄ちゃん、妹の足にも勝てないの?\"", "zh_text": "\"你看哥哥,你连妹妹的脚也赢不了?\"" }, { "id_line": 405, "ja_text": "ハルの楽しそうな声が聞こえてきた。", "zh_text": "传来了小春欢乐的声音。" }, { "id_line": 406, "ja_text": "しかし、同時にグリグリと動かされる足のせいで俺は答えることが出来なかった。", "zh_text": "同时因为脚底开始转动,我无法回答。" }, { "id_line": 407, "ja_text": "まるで俺の体の酸素を搾り出そうとしているかのようなその動き。", "zh_text": "就像要把我的身体内的空气都榨出来似的。" }, { "id_line": 408, "ja_text": "俺は意識が遠くなっていった。", "zh_text": "我的意识越来越远。" }, { "id_line": 409, "ja_text": "ところで足はどけられ俺は解放された。", "zh_text": "忽然脚被挪开,而我得到解放。" }, { "id_line": 410, "ja_text": "足の重量と蒸し暑さからから解放され、俺は大きく息を吸い込んだ。", "zh_text": "在脚的重量和闷热被解放之后,我深深吸了一口气。" }, { "id_line": 411, "ja_text": "そんな俺を、無造作に掴んで持ち上げるハル。", "zh_text": "小春随手抓举起这样的我。" }, { "id_line": 412, "ja_text": "ハルの右手の中で俺は死にかけていた…。", "zh_text": "我在小春的右手中快咽气了…" }, { "id_line": 413, "ja_text": "\"あは。お兄ちゃんぐったりしてる~♪\"", "zh_text": "\"啊。是筋疲力尽的哥哥~♪\"" }, { "id_line": 414, "ja_text": "右手に掴んだ俺を、ハルがとろんとした目で見つめてくる。", "zh_text": "右手抓住我的小春用睡眼惺忪的眼睛凝视着我。" }, { "id_line": 415, "ja_text": "\"い、いったいどうなってる…!?\"", "zh_text": "\"到底怎么回事啊…!?\"" }, { "id_line": 416, "ja_text": "\"どうやら\"元気君\"の効果が別のところに出ちゃったみたいね。\"", "zh_text": "\"看来\"元气君\"的效果从别的地方跑出来了。\"" }, { "id_line": 417, "ja_text": "一連の行動を、横でジュースを飲みながら見ていたアスカが答えた。", "zh_text": "在一连串的行动之后,在旁边看着喝果汁的明日香回答。" }, { "id_line": 418, "ja_text": "\"つ、つまり、どういうことだ…ぐっ\"", "zh_text": "\"也就是说,到底是怎么一回事…\"" }, { "id_line": 419, "ja_text": "しゃべってる途中で、ハルが俺を握る力を強くした。", "zh_text": "在说话的途中,小春握住我的力量变强了。" }, { "id_line": 420, "ja_text": "\"うん。\"元気君\"はね、その人の持ってる一番強い欲を爆発させてくれるの。普通は\"性欲\"だったり\"食欲\"だったりするんだけど……、どうやらハルちゃんはそれが\"加虐\"だったみたいね\"", "zh_text": "\"嗯。\"元气君\"呢,是把那个人的拥有最强烈的欲望爆发出来。一般来说是\"性欲\"啦\"食欲\"之类……而小春酱,看来是\"施虐狂\"的样子。\"" }, { "id_line": 421, "ja_text": "\"え…\"", "zh_text": "\"诶……\"" }, { "id_line": 422, "ja_text": "………加虐?", "zh_text": "………施虐?" }, { "id_line": 423, "ja_text": "\"つまり、相手をいたぶるのが好きってこと\"", "zh_text": "\"也就是说,喜欢虐待对方。\"" }, { "id_line": 424, "ja_text": "\"……\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 425, "ja_text": "どんなドSだよ!", "zh_text": "那不就是重度S了吗!" }, { "id_line": 426, "ja_text": "まさか我が妹がそんな恐ろしい欲望を秘めていたとは…。", "zh_text": "我妹妹居然隐藏了这样可怕的欲望…" }, { "id_line": 427, "ja_text": "\"まぁ本人に自覚は無いと思うよ。でもほら、ハルちゃんてたまに妙なところでバイオレンスだったじゃない? きっとそれが強く出ちゃったのよ\"", "zh_text": "\"看来她本人也没有自觉喔。但是你看,小春酱偶尔会有特别暴力的地方吗?我敢肯定,是那强烈的欲望出现了。\"" }, { "id_line": 428, "ja_text": "ああ…そういえばゴキブリが出たりすると\"キャー!\"とか叫びながらスリッパで思い切り踏みつけるんだよな…。", "zh_text": "啊啊啊啊啊啊啊…说起来,出现蟑螂的话她会一边呼喊\"啊!\"一边用拖鞋尽情踩到蟑螂尸首异处…" }, { "id_line": 429, "ja_text": "スリッパと床の間の状態を想像するだけで食欲3割減するんだ…。", "zh_text": "拖鞋和地板之间的状态,只是想像一下食欲也会减少3成…。" }, { "id_line": 430, "ja_text": "\"……ってことはなにか? 俺はこれからそのゴキブリとかのように…\"", "zh_text": "\"……也就是说……我之后也会变成那只蟑螂一样吗……\"" }, { "id_line": 431, "ja_text": "\"そ。嬲られるの♪\"", "zh_text": "\"那……可能吧♪\"" }, { "id_line": 432, "ja_text": "アスカが笑いながら言った。", "zh_text": "明日香笑着说。" }, { "id_line": 433, "ja_text": "…。", "zh_text": "…" }, { "id_line": 434, "ja_text": "\"うぉぉぉハルやめてくれえええ!!\"", "zh_text": "\"啊……………小春停下来啊!!\"" }, { "id_line": 435, "ja_text": "\"や~だ♪\"", "zh_text": "\"不要~♪\"" }, { "id_line": 436, "ja_text": "にっこりと笑ったハルは俺を胸に押し付けた。", "zh_text": "小春微笑地把我压到胸前。" }, { "id_line": 437, "ja_text": "むぎゅう…! ハルの手とワイシャツに包まれた胸の間に沈みこむ俺。", "zh_text": "好痛苦…!我被压在小春的手和被衬衫包着沉甸甸的胸部之间。" }, { "id_line": 438, "ja_text": "\"お! いいねぇ!\"", "zh_text": "\"啊!啊~~!\"" }, { "id_line": 439, "ja_text": "パシャ。アスカが写メり始めた。", "zh_text": "喀嚓。明日香开始在拍照片。" }, { "id_line": 440, "ja_text": "なんとかしろよ! と言いたいがそれどころではない。", "zh_text": "想办法吧!现不是做这种事的时候。" }, { "id_line": 441, "ja_text": "服越しとは言え妹の乳房に顔どころか体を埋めているのだ。", "zh_text": "妹妹那隔着衣服的乳房,把我的整个身体和脸埋进去。" }, { "id_line": 442, "ja_text": "人並み以上に大きな胸が服越しに俺の体を挟み込んでくる。", "zh_text": "那个比普通人大的胸部隔着衣服压着我的身体。" }, { "id_line": 443, "ja_text": "しかし良く育まれた胸はたっぷりとした弾力で俺を押し返してくるのだが、いかんせん押し付けられる力が強すぎて苦しすぎる。", "zh_text": "发育充分的胸部在用自身良好的弹力把我推回去,但无奈强加在我身上的力量太强了,好痛苦。" }, { "id_line": 444, "ja_text": "ただでさえ大きい胸が今では更に10倍の大きさになって俺を押し潰さんばかりに迫ってきた。", "zh_text": "本来已经很大的胸部现在变为10倍大简直要把我压垮。" }, { "id_line": 445, "ja_text": "\"んー元気ないねお兄ちゃん。もしかしておっぱい嫌い?\"", "zh_text": "\"不是太有精神喔,哥哥。难道讨厌乳房吗?\"" }, { "id_line": 446, "ja_text": "俺を胸に押し付けながらハルが言う。", "zh_text": "我一边被小春压住,一边内心说。" }, { "id_line": 447, "ja_text": "そういう問題じゃない…。", "zh_text": "不是这个问题…" }, { "id_line": 448, "ja_text": "\"それじゃあ…\"", "zh_text": "\"那么…\"" }, { "id_line": 449, "ja_text": "と、ハルは俺を胸から離し、", "zh_text": "小春把我从胸口拿开。" }, { "id_line": 450, "ja_text": "\"お尻の方がいいのかな?\"", "zh_text": "\"那屁股好比较好吗?\"" }, { "id_line": 451, "ja_text": "女の子座りをしていた状態からお尻を浮かせたハルは、それまで座っていた座布団の上に俺を仰向けて置いた。", "zh_text": "小春以女孩子正坐的姿态把屁股悬空,而我仰卧坐垫上她屁股的位置。" }, { "id_line": 452, "ja_text": "俺の体の上には、ミニスカートに包まれたハルの巨大な尻がある。", "zh_text": "我的身体上方就是小春那被超短裙包着的巨大屁股。" }, { "id_line": 453, "ja_text": "ハルの尻の下は、とても暗かった。", "zh_text": "小春的臀部下方很暗。" }, { "id_line": 454, "ja_text": "そして…", "zh_text": "然后…" }, { "id_line": 455, "ja_text": "\"えい♪\"", "zh_text": "\"嘿!\"" }, { "id_line": 456, "ja_text": "ズン! 座り込んだ。", "zh_text": "靠!她坐下来了。" }, { "id_line": 457, "ja_text": "俺の体の上にハルの大きな尻がズンの乗っかった。", "zh_text": "我被小春巨大的屁股坐在身上。" }, { "id_line": 458, "ja_text": "俺はつま先から頭まで全身がその下敷きになってしまった。", "zh_text": "从脚尖到头,全身都被压在底下了。" }, { "id_line": 459, "ja_text": "\"……っ!\"", "zh_text": "\"……!\"" }, { "id_line": 460, "ja_text": "とてつもない重量がのしかかってきた。", "zh_text": "出人意料的重量压下来。" }, { "id_line": 461, "ja_text": "足で踏みつけられたときなど比べ物にならない。", "zh_text": "被脚践踏的时候根本不能相提并论。" }, { "id_line": 462, "ja_text": "尻にのしかかられた瞬間、一瞬目の前が真っ白になった。", "zh_text": "屁股坐下来的瞬间,眼前一片空白。" }, { "id_line": 463, "ja_text": "下が座布団でなければ、俺の体は潰れていた。", "zh_text": "如果不是有坐垫的话,我的身体早就崩坏了。" }, { "id_line": 464, "ja_text": "\"ふふ、どう? お兄ちゃん\"", "zh_text": "\"呵呵,怎么様呀?哥哥。\"" }, { "id_line": 465, "ja_text": "ハルがグリグリと尻を動かした。", "zh_text": "小春转动着她的屁股。" }, { "id_line": 466, "ja_text": "それは俺にのしかかる巨山が動くのと同じことだ。", "zh_text": "对我来说有如巨大的山在动一様。" }, { "id_line": 467, "ja_text": "スカート越しでも柔らかな尻と座布団の間に埋まる俺は、その途方も無い圧力と重圧の密度で押し潰されそうになっている。", "zh_text": "我把隔着裙子的柔软臀部和坐垫之间的晚隙填满了,那惊人的压力和重压的密度要把我压垮了。" }, { "id_line": 468, "ja_text": "ハルが尻を動かして、俺の服の一部がビリビリと千切れた。", "zh_text": "小春转动着屁股时,我衣服的一部分咯嗒咯嗒地被撕碎了。" }, { "id_line": 469, "ja_text": "\"ニシシ、やるわねハルちゃん\"", "zh_text": "\"看着镜头,小春酱,你真行啊!\"" }, { "id_line": 470, "ja_text": "\"はい。お兄ちゃんをお尻の下に敷くのって気持ちいいんですね。これからはお兄ちゃんを座布団にしちゃおうかな\"", "zh_text": "\"是。把哥哥垫在屁股下真舒服啊。之后都把哥哥当成坐垫吧。\"" }, { "id_line": 471, "ja_text": "二人の女子の楽しげな会話。", "zh_text": "两个女生在愉快地对话。" }, { "id_line": 472, "ja_text": "その片割れの尻の下で、身動きも取れなくなっている俺。", "zh_text": "那一边,在屁股下的我身体动不动不了。" }, { "id_line": 473, "ja_text": "やがてその山のように巨大な尻が持ち上がり、俺はそこにやってきた巨大な手によって持ち上げられた。", "zh_text": "不久那山一样巨大的臀部抬高,而我又巨大的手而被拿起。" }, { "id_line": 474, "ja_text": "再びハルの手に掴まれて顔の前。", "zh_text": "我再次被小春的手带到她的眼前。" }, { "id_line": 475, "ja_text": "\"どうだったお兄ちゃん?\"", "zh_text": "\"觉得怎么了哥哥?\"" }, { "id_line": 476, "ja_text": "ハルが笑いながら訊いてくる。", "zh_text": "小春笑着问。" }, { "id_line": 477, "ja_text": "しかし俺は手足をだらんとしてぐったりするばかりで返事すら出来なかった。", "zh_text": "可是我的手脚都已经精疲力尽,连回答都做不到。" }, { "id_line": 478, "ja_text": "が、ハルは右手に掴んだそんな俺を見ると左手を頬に当てて言う。", "zh_text": "小春用右手抓住我,她用左手贴着我的脸颊说。" }, { "id_line": 479, "ja_text": "\"ふふ、そんな顔されたらもっといじめたくなっちゃうよ…♪\"", "zh_text": "\"呵呵,看到这样的脸颊就更想欺负了哦…♪\"" }, { "id_line": 480, "ja_text": "ゾクゾクとする快感に、胸をキュンとさせるハル。", "zh_text": "愉悦和快感,冲撃小春的胸部。" }, { "id_line": 481, "ja_text": "ミシリ。俺を握る手の力が強くなった。", "zh_text": "而右手抓住我的力量变强了。" }, { "id_line": 482, "ja_text": "\"あぐ…っ!\"", "zh_text": "\"啊…!\"" }, { "id_line": 483, "ja_text": "思わず悲鳴が漏れる。", "zh_text": "不由自主地悲鸣出来。" }, { "id_line": 484, "ja_text": "しかしそんな俺を見てハルは更に愉しそうな顔をした。", "zh_text": "可是我看到这个样子的小春好像更加愉悦。" }, { "id_line": 485, "ja_text": "意図的に俺を握る手の力加減に強弱を付けている。", "zh_text": "小春手中力量的时强时弱程。" }, { "id_line": 486, "ja_text": "力を入れたとき俺がビクンとなる様を愉しんでる。", "zh_text": "看到我被用力压住的时候,她都会愉悦着。" }, { "id_line": 487, "ja_text": "これが、ハルの隠された欲望か…。", "zh_text": "这就是小春隐藏的欲望?…" }, { "id_line": 488, "ja_text": "妹の本性を垣間見て、俺は人間の奥深さを悟った。", "zh_text": "窥见了妹妹的本性,我领悟了人类的深奥。" }, { "id_line": 489, "ja_text": "メキメキと音を立てて握りこんでくるハルの巨大な手は今の俺の力ではどうしようもない。", "zh_text": "小春紧握住我的巨大的手令我怎様用力气也没办法反抗。" }, { "id_line": 490, "ja_text": "両腕ごと握りこまれてしまっている俺は、ハルの手に堕ちた人形だ。", "zh_text": "每双臂被握住的我,就像是在小春的手上的人偶。" }, { "id_line": 491, "ja_text": "何をするもハルの思うがままだった。", "zh_text": "被小春的谓所欲为。" }, { "id_line": 492, "ja_text": "そんな俺を握り締めた右手を今度は脚の間に持っていくハル。", "zh_text": "这时握住我的右手向小春的腿间前进。" }, { "id_line": 493, "ja_text": "左手でスカートがたくし上げられ、俺の目の前にはハルのパンツがむき出しになった。", "zh_text": "小春用左手柄裙子卷起在我面前就是小春赤赤裸裸的内裤了。" }, { "id_line": 494, "ja_text": "\"い…ッ!?\"", "zh_text": "\"…!?\"" }, { "id_line": 495, "ja_text": "思わず固まる俺。", "zh_text": "我全身不由得僵住了。" }, { "id_line": 496, "ja_text": "なんとか見上げた先のハルの顔はとろんとしていたがいたずらっぽく笑っていた。", "zh_text": "勉强抬头看到小春睡眼惺忪的脸,但脸上带有恶作剧般的微笑。" }, { "id_line": 497, "ja_text": "\"ん…もう我慢できないや…。お兄ちゃんでオナニーしちゃお…\"", "zh_text": "\"啊…已经不能忍耐了…。我要哥哥你自慰呀……\"" }, { "id_line": 498, "ja_text": "ハルがそう呟くと俺を掴んだ手がパンツに向かって動き出した。", "zh_text": "小春小声嘀咕把抓住我的手向内裤移动。" }, { "id_line": 499, "ja_text": "\"あ。\"元気君\"の効果がここにも出てきたかー\"", "zh_text": "\"啊。\"元气君\"的效果在这里也出来了呢。\"" }, { "id_line": 500, "ja_text": "\"バ…! ハ、ハル! やめろ!\"", "zh_text": "\"吓…!小春!住手!\"" }, { "id_line": 501, "ja_text": "しかしハルは止めず、俺の体はそのパンツの前部に押し付けられた。", "zh_text": "但是小春没有停下来,我的身体被是压在内裤上。" }, { "id_line": 502, "ja_text": "\"んぷ…!\"", "zh_text": "\"想要……!\"" }, { "id_line": 503, "ja_text": "顔がパンツに押し付けられる。", "zh_text": "我的脸被强压在胖次上。" }, { "id_line": 504, "ja_text": "しかも俺から手を離したハルは、今度は俺の後頭部を指で押さえつけ、パンツにぐりぐりと押し付け始めた。", "zh_text": "小春的手从我身上放开,但是从后面把我的头部压在胖次上的手指的力量开始加强。" }, { "id_line": 505, "ja_text": "\"ん…\"", "zh_text": "\"嗯……\"" }, { "id_line": 506, "ja_text": "ハルの艶っぽい声が聞こえた。", "zh_text": "听见小春发出娇艳的声音。" }, { "id_line": 507, "ja_text": "左手は、自分の胸を揉んでいるようだ。", "zh_text": "她的左手在揉自己的胸部。" }, { "id_line": 508, "ja_text": "俺は押し付けられるパンツの生地の向こうに硬いものがムクムクと現れるのを感じていた。", "zh_text": "我被强压在上面的胖次里似乎有圆圆硬硬的东西出现了感觉。" }, { "id_line": 509, "ja_text": "クリトリスか。俺はパンツ越しに顔をクリトリスに押し付けられているのか。", "zh_text": "是阴蒂吗?我的脸现在隔着胖次强压在阴蒂上吗。" }, { "id_line": 510, "ja_text": "気づけば俺の押し付けられているパンツの前部は濡れてきていた。", "zh_text": "我注意到胖次开始湿淋。" }, { "id_line": 511, "ja_text": "じゃぶじゃぶとあふれ出てくる愛液にパンツと一緒に俺も濡れている。", "zh_text": "爱液哗啦哗啦地溢出来,被压在内裤上的我也开始变湿。" }, { "id_line": 512, "ja_text": "更には俺が顔を押し付けられている部分も濡れ始めて、俺は息もしづらかった。", "zh_text": "而是我的脸压住的部分也开湿了,我开始呼吸困难。" }, { "id_line": 513, "ja_text": "\"や…んぷ…っ! やめろ……んぐ…!\"", "zh_text": "\"不…噗…不!住手……立即……!\"" }, { "id_line": 514, "ja_text": "こうも強く押し付けられてはしゃべることも出来ない。", "zh_text": "被于此强压在胖次上,连话也说不出来。" }, { "id_line": 515, "ja_text": "しかも押し付ける力は段々強くなりこすりつける速度も速くなる。", "zh_text": "而且压住我的力量越来越强,磨擦的速度也越来越快。" }, { "id_line": 516, "ja_text": "顔が潰れてしまいそうだった。パンツで磨り減りそうだった。", "zh_text": "脸快要溃坏了,感觉胖次也要被磨开一个洞。" }, { "id_line": 517, "ja_text": "頭が、ハルの指とパンツの向こうのクリトリスの間でメリメリと音を立て始めていた。", "zh_text": "我的头被小春的手指压在阴蒂上时,小春就开始发出大声的淫叫。" }, { "id_line": 518, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 519, "ja_text": "\"ん…っ!\"", "zh_text": "\"啊…!\"" }, { "id_line": 520, "ja_text": "ハルがイクと同時、俺の顔もより強く押し付けられた。", "zh_text": "小春高潮的同时,我的脸也压得更强紧。" }, { "id_line": 521, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 522, "ja_text": "プシュウ!", "zh_text": "プシュウ!" }, { "id_line": 523, "ja_text": "噴き出してきた愛液にパンツも俺もぐしょぐしょに濡れそぼってしまった。", "zh_text": "喷出来的爱液把内裤和我弄得湿透。" }, { "id_line": 524, "ja_text": "下の座布団が濃い色に変わってゆく。", "zh_text": "连坐垫的颜色也变浓了。" }, { "id_line": 525, "ja_text": "\"ふぅ…\"", "zh_text": "\"呼……\"" }, { "id_line": 526, "ja_text": "ハルの吐息と共に、俺を押し付けていた手もどけられ、俺はハルのパンツにもたれかかった。", "zh_text": "小春在喘气的同时,压在我身上的手也被挪开,我还是靠在小春的内裤上。" }, { "id_line": 527, "ja_text": "\"い、妹のオナニーで殺される…\"", "zh_text": "\"差,差点就要被妹妹的自慰杀死……\"" }, { "id_line": 528, "ja_text": "ぐっしょりと濡れたハルのパンツだけが、色々な意味で今の俺の支えだった。", "zh_text": "面前小春湿透的内裤在各种意义上在支持着我。" }, { "id_line": 529, "ja_text": "\"やぁー大変だねぇお兄ちゃん♪\"", "zh_text": "\"呀—啊哥哥辛苦了♪\"" }, { "id_line": 530, "ja_text": "アスカが呑気なことを言ってくる。", "zh_text": "明日香很悠闲地说话。" }, { "id_line": 531, "ja_text": "すべての元凶のくせに…。", "zh_text": "明明是万恶的根源却在…" }, { "id_line": 532, "ja_text": "などと思っていると、", "zh_text": "等我想要说些什么时," }, { "id_line": 533, "ja_text": "\"なんだか暑くなっちゃった…\"", "zh_text": "\"总觉得热了……\"" }, { "id_line": 534, "ja_text": "言いながらハルがワイシャツのボタンに手をかけ、それを脱ぎ始めた。", "zh_text": "小春一边说一边用手解开衬衫的按钮,开始脱衣服。" }, { "id_line": 535, "ja_text": "すぐに上半身はブラ一枚になる。巨大な乳房が、ブラに包まれてたぷんとしていた。", "zh_text": "上半身只剩下胸罩。巨大的乳房被包裹在胸罩内。" }, { "id_line": 536, "ja_text": "しかしそれにとどまらず、ハルはそのブラまでも脱ぎ捨てた。", "zh_text": "不仅如此,小春连文胸都脱下来丢开。" }, { "id_line": 537, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 538, "ja_text": "俺が唖然として見上げる上で、上半身裸となったハルが素肌に感じる空気を涼しがるように\"ふぅ\"と息を吐き出した。", "zh_text": "我不禁哑然仰视,上半身赤裸的小春肌肤感觉到清凉的空气后\"呼\"地吐出了一口气。" }, { "id_line": 539, "ja_text": "あの大きな乳房が、今でななんの覆いもなくしてそこにあった。", "zh_text": "那巨大乳房,现在什么都没有的覆盖在上面。" }, { "id_line": 540, "ja_text": "妹の僅かな所作にも、ブルンと揺れて反応する。", "zh_text": "妹妹的一丝丝的举止,乳房也会在摇摇曳曳。" }, { "id_line": 541, "ja_text": "\"んーやっぱいいチチしてるわ\"", "zh_text": "\"嗯…果然胸部发育得很好啊。\"" }, { "id_line": 542, "ja_text": "アスカが腕を組んで言う。", "zh_text": "明日香挽起胳膊说。" }, { "id_line": 543, "ja_text": "どこの親父だ。", "zh_text": "活像那里的色老头一様。" }, { "id_line": 544, "ja_text": "更にハルは上半身を倒し足に手を伸ばした。", "zh_text": "小春的上半身向自己的脚伸出了双手,而右脚也抬起来了。" }, { "id_line": 545, "ja_text": "身をかがめたとき、俺の頭上であの巨大な乳房がゆっさゆっさと揺れ動いた。", "zh_text": "小春弯曲身体时,我头顶上那巨大的乳房在不安分地波动。" }, { "id_line": 546, "ja_text": "俺の周囲はハルの上半身の作り出す影で薄暗くなっていた。", "zh_text": "我的周围因为小春上半身造成的阴影而发暗。" }, { "id_line": 547, "ja_text": "ハルは右足に手を伸ばすと、履いていた黒いソックスを脱ぎ捨てた。", "zh_text": "小春向右脚伸出双手,把穿着的黑袜脱去。" }, { "id_line": 548, "ja_text": "ズズゥン!", "zh_text": "ズズゥン!" }, { "id_line": 549, "ja_text": "靴下を脱いだ素足が無造作に踏み下ろされ床が激しく揺れた。", "zh_text": "脱了袜子的光脚随便地踩在地上,我可以感觉猛烈的摇晃。" }, { "id_line": 550, "ja_text": "左足も同じである。", "zh_text": "左脚也是一様。" }, { "id_line": 551, "ja_text": "ハルは、スカートとパンツを穿いている以外は全裸になった。", "zh_text": "小春除了裙子和胖次外,就全裸了。" }, { "id_line": 552, "ja_text": "そんなハルが、自分のパンツに突っ伏してもたれかかる俺を見下ろした。", "zh_text": "小春突然伏下,俯视靠在自己胖次上的我。" }, { "id_line": 553, "ja_text": "\"じゃ、もう一回しよ\"", "zh_text": "\"那么,再来一次吧。\"" }, { "id_line": 554, "ja_text": "…は?", "zh_text": "…嗯?" }, { "id_line": 555, "ja_text": "もう一回? まだ何か続けるのか?", "zh_text": "再来一次?还有什么可以继续的吗?" }, { "id_line": 556, "ja_text": "\"い、いやハル! もう十分だろ!\"", "zh_text": "\"不,不,小春!已经够了!\"" }, { "id_line": 557, "ja_text": "\"ダメ…まだぜんぜんし足りないから…\"", "zh_text": "\"不行…还完全不够……\"" }, { "id_line": 558, "ja_text": "ハルの言葉に驚愕する俺を、ハルの右手が持ち上げた。", "zh_text": "小春的话令我吃惊,小春的右手再一次拿起我。" }, { "id_line": 559, "ja_text": "\"お兄ちゃんも濡れちゃってるね\"", "zh_text": "\"哥哥也湿了。\"" }, { "id_line": 560, "ja_text": "言うとハルは俺の着ていたシャツをビリビリと引き裂いた。", "zh_text": "小春话音刚落,就把我身上穿的衬衫哧哧地从撕碎了。" }, { "id_line": 561, "ja_text": "もうすでにボロボロであったが、ハルの巨大な指は俺のシャツをチリ紙のように軽々と千切っていった。", "zh_text": "本来已经破破烂烂,小春巨大的手指把我的衬衫像和纸一样轻轻松松地撕碎了。" }, { "id_line": 562, "ja_text": "あっという間に、上半身裸になる俺。", "zh_text": "一转眼,我也裸露了上半身。" }, { "id_line": 563, "ja_text": "\"ふふ、これでおそろいだね\"", "zh_text": "\"呵呵,这様才相配啊\"" }, { "id_line": 564, "ja_text": "ハルがにっこりと笑った。", "zh_text": "小春莞然一笑。" }, { "id_line": 565, "ja_text": "\"シュウ~。ハルちゃん\"元気君\"飲んだんだからまだまだだよ~\"", "zh_text": "\"小春酱喝了\"元气君\"。现在还差得远啊~\"" }, { "id_line": 566, "ja_text": "\"ま…\"", "zh_text": "\"吓……\"" }, { "id_line": 567, "ja_text": "横からのアスカの言葉に俺は血の気が引いた。", "zh_text": "听到坐旁边的明日香的话顿时把我脸上的血色抽走。" }, { "id_line": 568, "ja_text": "死ぬほどの拷問に続いてオナニーにまで巻き込まれて、まだまだこれからだとは…。", "zh_text": "之后还要持续被卷入到死一般的自慰折磨…" }, { "id_line": 569, "ja_text": "ハルは俺をむき出しとなった胸にあてがった。", "zh_text": "小春把我贴在变得裸露的胸上。" }, { "id_line": 570, "ja_text": "今の俺には両手を広げても抱えることの出来ない乳房の片方にぐいと押し付けられる。", "zh_text": "使劲把我强压在现在的我张开双手都无法环抱的乳房。" }, { "id_line": 571, "ja_text": "\"あはは、お兄ちゃんブラだ\"", "zh_text": "\"哈哈,是哥哥胸罩\"。" }, { "id_line": 572, "ja_text": "ハルの右手のひらと右の乳房の間に上半身を挟み込まれる俺。", "zh_text": "我的上半身被压在小春的右手和右乳房之间。" }, { "id_line": 573, "ja_text": "唯一挟まれるのを免れた脚だけが、その圧力に抗ってジタバタと動いていた。", "zh_text": "唯一被没有夹到的只有脚,而双脚因为压力而慌乱地踢动。" }, { "id_line": 574, "ja_text": "妹の柔らかい乳房に体が押し付けられめりこむ。", "zh_text": "我整个身体都被陷入到妹妹柔软的乳房。" }, { "id_line": 575, "ja_text": "妹の乳房と手のひらのぬくもりに挟まれる。", "zh_text": "被妹妹温暖的乳房和手掌夹住。" }, { "id_line": 576, "ja_text": "もう俺には\"元気君\"は効果が無いはずなのに、体に浴びたハルの愛液とハルの体の匂い、そしてぬくもりに包まれて俺の股間は反応してしまった。", "zh_text": "虽然\"元气君\"对我没有效果,但身体沐浴在小春的爱液和小春的身上那种美少女特有的香气下,并且又被温暖包围,我的胯间开始起反应。" }, { "id_line": 577, "ja_text": "\"次は~\"", "zh_text": "\"之后是~\"" }, { "id_line": 578, "ja_text": "言うとハルは床に寝転がり、俺を胸の谷間に下ろした。", "zh_text": "小春躺在地板上,把我放在胸部的山谷中。" }, { "id_line": 579, "ja_text": "谷間に四つんばいになった俺の左右にもりっとした肌色のふくらみがあった。", "zh_text": "分别在我左边和右边的肉色隆起的山谷完全一様大小。" }, { "id_line": 580, "ja_text": "\"おっぱいで挟んじゃう\"", "zh_text": "\"欧派要夹起来哦。\"" }, { "id_line": 581, "ja_text": "そんな左右の乳房をぎゅっと寄せるハル。", "zh_text": "小春左右的乳房紧紧地合起来。" }, { "id_line": 582, "ja_text": "俺の体はその間に挟みこまれてしまった。", "zh_text": "我的身体则是被夹在中间。" }, { "id_line": 583, "ja_text": "上半身は完全に谷間の中に埋まり、下半身だけが苦しさに暴れていた。", "zh_text": "上半身埋在山谷中,只有下半身被胸部夹住而痛苦地争扎。" }, { "id_line": 584, "ja_text": "\"うんうん、オトコのロマンだねぇ\"", "zh_text": "\"嗯嗯,这是男人的浪漫啊。\"" }, { "id_line": 585, "ja_text": "\"お兄ちゃんも喜んでますね\"", "zh_text": "\"哥哥也会很高兴吧。\"" }, { "id_line": 586, "ja_text": "二人はくすくすと笑っていたが、谷間に挟まれる俺はあまりの圧力に身動きすら取れず息もできなかった。", "zh_text": "两人嗤嗤地笑着,而夹在山谷中的我连转动一下也做不到,身体因为压力而无法呼吸。" }, { "id_line": 587, "ja_text": "ミッチリとしたその圧迫感がハルの胸の大きさを物語っている。", "zh_text": "这份压迫感充分地说明了小春胸部的沉重。" }, { "id_line": 588, "ja_text": "しかし、胸に挟まれるとはまさにオトコ冥利に尽きるというものだが、実際はあまりの苦しさに苦痛しか感じなかった。", "zh_text": "但是被胸口夹住确实是男人最大的幸福呀,实际上却因为太难受,只会感到痛苦而其他通通都感觉不到了。" }, { "id_line": 589, "ja_text": "\"でも残念だなー。もうちょっとちっちゃくなってたら全身挟んであげられたのに\"", "zh_text": "\"但是很可惜啊。如果再小一点的话,全身都可以夹住。\"" }, { "id_line": 590, "ja_text": "と、ハルの言葉。", "zh_text": "小春说。" }, { "id_line": 591, "ja_text": "そんなことになったら今より酷い目に遭ってただろう。", "zh_text": "如果更小的话只会比现在更倒楣吧。" }, { "id_line": 592, "ja_text": "踏みつけられたり、尻の下敷きにされたり、今でさえ死にそうなのだからこれ以上小さかったら確実に潰されていた。", "zh_text": "现在被践踏,和压在屁股底下都差点要死,所以再小的话一定会被捣碎的。" }, { "id_line": 593, "ja_text": "不幸中の幸いか…。", "zh_text": "算是不幸中的万幸…" }, { "id_line": 594, "ja_text": "俺は少なくとも最悪を回避できていたことにひとまず安堵していた。", "zh_text": "我至少能回避最坏的结局而暂且放心。" }, { "id_line": 595, "ja_text": "が、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 596, "ja_text": "\"ん? 小さくできるよ?\"", "zh_text": "\"啊?可以更小啊?\"" }, { "id_line": 597, "ja_text": "アスカが言った。", "zh_text": "明日香说。" }, { "id_line": 598, "ja_text": "俺は耳を疑った。", "zh_text": "我不敢相信自己的耳朵。" }, { "id_line": 599, "ja_text": "\"できるんですか?\"", "zh_text": "\"可以吗?\"" }, { "id_line": 600, "ja_text": "\"うん、このアプリ重ねがけできるから今のシュウに使えばもっと小さくなるね\"", "zh_text": "\"嗯,这个App的效果是可以叠加,只要在现在他身上再用一次的话,就会变得更加小。\"" }, { "id_line": 601, "ja_text": "ハルが胸を寄せるのをやめたのでその圧力から解放された俺はハルの胸の谷間に突っ伏した状態からなんとか四つんばいになって抗議した。", "zh_text": "小春夹紧的胸部被放开了,我因为突然从压力解放出来而伏在小春的胸口山谷上,我开始勉强地发出抗议。" }, { "id_line": 602, "ja_text": "\"ば、バカ! やめろ!\"", "zh_text": "\"笨蛋!住手呀!\"" }, { "id_line": 603, "ja_text": "\"じゃあお願いします♪\"", "zh_text": "\"那么就拜托你了♪\"" }, { "id_line": 604, "ja_text": "俺の抗議を、ハルの嬉しそうな声がかき消した。", "zh_text": "小春高兴的声音淹没了我的抗议。" }, { "id_line": 605, "ja_text": "\"じゃあいくよー\"", "zh_text": "\"那么来吧\"" }, { "id_line": 606, "ja_text": "アスカが、再びスマホのカメラを俺に向けた。", "zh_text": "明日香,再次把智能手机的相机对向我。" }, { "id_line": 607, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 608, "ja_text": "パシャリ", "zh_text": "咔嚓" }, { "id_line": 609, "ja_text": "シャッターが切られた。", "zh_text": "是快门的声音。" }, { "id_line": 610, "ja_text": "すると俺の体はギュンと小さくなった。", "zh_text": "我的身体又迅速缩小了。" }, { "id_line": 611, "ja_text": "恐る恐る辺りを見渡してみれば、たった今まで左右にあった胸のふくらみは、今は見上げるほどに巨大な肌色の山に変貌していた。", "zh_text": "我战战兢兢地环视四周,刚才为止左右隆起的胸部现在变成要仰视了大山。" }, { "id_line": 612, "ja_text": "\"ほい、さっきまでの10分の1サイズにまた10分の1を重ねがけしたから、今は100分の1だね\"", "zh_text": "\"那么,刚刚是10分之一大小,再加上变成10分之一,所以现在是100分之一。\"" }, { "id_line": 613, "ja_text": "アスカの声が、俺のいるハルの胸の谷間に轟いた。", "zh_text": "明日香的声音在小春的胸部山谷中轰鸣起来。" }, { "id_line": 614, "ja_text": "100分の1…。それは身長170cmの俺が1.7cmにまで縮んでしまったということか。", "zh_text": "100分之一…身高是170cm的我缩水到1.7cm…是这样吗。" }, { "id_line": 615, "ja_text": "そしてまた恐る恐る正面を向き直れば、首を曲げ自分の胸の谷間を見下ろしているハルの、先ほどまでよりも更に巨大な顔がキラキラと輝いて俺を見ているのが見えた。", "zh_text": "然后我小心翼翼地转过来,看到小春正在俯视自己的胸部,我看到比刚才更巨大的熠熠生辉脸庞。" }, { "id_line": 616, "ja_text": "\"わー! お兄ちゃんもっと小さくなった!\"", "zh_text": "\"哇!哥哥变得更加小了!\"" }, { "id_line": 617, "ja_text": "横の乳房山の向こうから恐ろしく巨大な手が現れ、その指先に俺を摘んで上空に連れ去った。", "zh_text": "可怕的又巨大的的手从欧派山的旁边出现,指尖我挟起带到上空。" }, { "id_line": 618, "ja_text": "上体を起こしたハルは俺を目の前まで運ぶ。", "zh_text": "小春坐起来,把我运到眼前。" }, { "id_line": 619, "ja_text": "\"うわーまるで虫みたいだね\"", "zh_text": "\"哇,简直像虫子一様\"" }, { "id_line": 620, "ja_text": "キラキラと輝くハルの、俺の身長ほどもある巨大な目がパチパチと瞬きをする。", "zh_text": "小春那和我的身高一样巨大的眼睛在闪闪发亮。" }, { "id_line": 621, "ja_text": "そのたびに巨大なまつげが唸りを上げていた。", "zh_text": "每次眨眼,巨大的睫毛都会发出声音。" }, { "id_line": 622, "ja_text": "同時に俺は俺を摘むハルの指先のとてつもない力の間で圧迫されていた。", "zh_text": "同时我被小春指尖的庞大力量压迫。" }, { "id_line": 623, "ja_text": "ハルとしてはまったく力を入れていないつもりなのだろうが、俺にとってはそんな微細な力でさえも息も出来ないほどの圧力だった。", "zh_text": "小春完全没有用力吧,但对我来说这样微小的力量甚至会压得我连呼吸也呼吸不到的压力。" }, { "id_line": 624, "ja_text": "さきほど踏みつけられたり尻に敷かれたりしたのがマシだと思えるほどの力だ。", "zh_text": "刚才只有被践踏或被屁股压下来的才会有那样的力量。" }, { "id_line": 625, "ja_text": "これがただの指の力なのか。", "zh_text": "这只是手指的力量吗?" }, { "id_line": 626, "ja_text": "\"今のシュウから見たらハルちゃんは身長160mだね。超高層ビルの定義がだいたい100m以上からだったと思うから、今のハルちゃんは十分に超高層ビルクラスね\"", "zh_text": "\"现在的哥哥看来,小春酱的身高是160米。超高层大楼的定义是大概是100米以上。所以现在的小春酱比超高层大楼还要高很多啊。\"" }, { "id_line": 627, "ja_text": "\"わたしってそんなに大きいんですか。お兄ちゃん、わたしビルみたいに大きいんだって\"", "zh_text": "\"我有那么巨大吗?哥哥,我有摩天大楼那样巨大呀。\"" }, { "id_line": 628, "ja_text": "俺を摘んでいるハルがクスクスと笑う。", "zh_text": "挟着我的小春在哧哧地笑。" }, { "id_line": 629, "ja_text": "\"じゃあさっそく…\"", "zh_text": "\"那么就……\"" }, { "id_line": 630, "ja_text": "言うとハルは俺を膝立ちした右足の前におろした。", "zh_text": "小春把我放在右脚膝盖前。" }, { "id_line": 631, "ja_text": "\"な…っ\"", "zh_text": "\"哎…\"" }, { "id_line": 632, "ja_text": "床に下ろされた俺の目の前には恐ろしく巨大な足の指たちが並んでいた。", "zh_text": "被放到地板上的我,眼前排列着可怕巨大的脚趾。" }, { "id_line": 633, "ja_text": "ひとつひとつが太さにして1.5mほどもある。", "zh_text": "每一只的厚度都有1.5m左右。" }, { "id_line": 634, "ja_text": "俺の身長ほどの大きさがあった。", "zh_text": "几乎是我的身高。" }, { "id_line": 635, "ja_text": "親指に至っては俺の身長よりもデカい。", "zh_text": "大脚指甚至比我的身高还要高。" }, { "id_line": 636, "ja_text": "俺から見れば全長24m幅8mのハルの足。", "zh_text": "在我看来,小春的脚全长24米,宽8m。" }, { "id_line": 637, "ja_text": "大型バスでも全長は10mほど。今のハルの足は、大型バス2台分以上の長さがあった。", "zh_text": "大型巴士也就全长10m左右。现在小春的脚,是2台大型巴士分长度以上。" }, { "id_line": 638, "ja_text": "\"お兄ちゃん、登ってみて\"", "zh_text": "\"哥哥,尝试爬上来吧。\"" }, { "id_line": 639, "ja_text": "ハルが言った。", "zh_text": "小春说。" }, { "id_line": 640, "ja_text": "自分のつま先に登れというのか。", "zh_text": "难道要爬到她的脚趾上。" }, { "id_line": 641, "ja_text": "何故妹の足の指にのぼらされなければならないのか。", "zh_text": "为什么我必须要爬到妹妹的脚趾上。" }, { "id_line": 642, "ja_text": "こんな拷問に付き合う必要は無い。", "zh_text": "没有必要去受这种折磨吧。" }, { "id_line": 643, "ja_text": "むしろハルの手が離れた今なら逃げるチャンスだ。", "zh_text": "不如说现在是逃离小春魔掌的机会。" }, { "id_line": 644, "ja_text": "俺は後ろを向いて走り出した。", "zh_text": "我转过身来,向反方向跑去。" }, { "id_line": 645, "ja_text": "が、", "zh_text": "但是" }, { "id_line": 646, "ja_text": "\"もう、逃げちゃだめだよ\"", "zh_text": "\"真是的,不能逃走哦。\"" }, { "id_line": 647, "ja_text": "ハルがその右足を持ち上げて同じ場所に踏み下ろした。", "zh_text": "小春抬起右脚又踩下来。" }, { "id_line": 648, "ja_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウン!!", "zh_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウン!!" }, { "id_line": 649, "ja_text": "凄まじい揺れが発生し俺は床の上に転がった。", "zh_text": "我翻倒在发生猛烈摇晃的地上。" }, { "id_line": 650, "ja_text": "\"うわっ!\"", "zh_text": "\"哇!\"" }, { "id_line": 651, "ja_text": "簡単に転んでしまった。地面が数cmは上下したのではないかという揺れ方だった。", "zh_text": "我就这様简单地摔倒了。地面正以几cm的幅度在振动。" }, { "id_line": 652, "ja_text": "盛大にすっ転んでいた。", "zh_text": "我重重到摔在地上。" }, { "id_line": 653, "ja_text": "そんな俺の前に、ハルの右足が移動してくる。", "zh_text": "小春的右脚移到我的面前。" }, { "id_line": 654, "ja_text": "\"はい、今度はちゃんと登ってね\"", "zh_text": "\"是的,这次要好好地登上去哦。\"" }, { "id_line": 655, "ja_text": "ハルがニヤニヤと笑い見下ろしながら言ってきた。", "zh_text": "小春一边笑了笑一边俯瞰着我说。" }, { "id_line": 656, "ja_text": "拷問だ…。完全な拷問だった…。", "zh_text": "折磨…完全是折磨…" }, { "id_line": 657, "ja_text": "だがこの体格差となってはもう従うしかない。", "zh_text": "但是在这个体格差距下也只能遵从吧。" }, { "id_line": 658, "ja_text": "立ち上がった俺は渋々ハルのつま先に組み付いた。", "zh_text": "站起来的我不情愿地向小春的脚尖走去。" }, { "id_line": 659, "ja_text": "身長ほどの太さもある足の指は登るのは簡単ではない。", "zh_text": "有身高一様厚度的脚趾要攀上绝对不简单。" }, { "id_line": 660, "ja_text": "なんとか手や足を引っ掛け登ろうとするが、よく手入れされ光沢を放つその足の爪はつるつると滑って登り難い。", "zh_text": "攀登时,要想办法把手和脚都放在修剪整齐充满光泽的光滑脚甲上是很难的。" }, { "id_line": 661, "ja_text": "何度も何度も手を伸ばすが結果は同じだった。", "zh_text": "好多好多次之后结果都是相同。" }, { "id_line": 662, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 663, "ja_text": "\"ん……お兄ちゃん、わたしの足の指にも登れないんだ…♪\"", "zh_text": "\"啊……哥哥,连我的脚趾也上不去…♪\"" }, { "id_line": 664, "ja_text": "自分の足の指の前でオタオタしている兄に、ハルはゾクゾクとした快感を得ていた。", "zh_text": "看到自己脚指头前慌张的哥哥,小春得到了激动的快感。" }, { "id_line": 665, "ja_text": "小さすぎる兄は自分の足の指にも登れない。", "zh_text": "哥哥太小了,连自己的脚趾也上不去。" }, { "id_line": 666, "ja_text": "そんな兄の貧弱さと相対的に巨大な自分の力強さに、優越感が溢れてくる。", "zh_text": "那样弱小的哥哥和巨大自己相比,满溢了优越感。" }, { "id_line": 667, "ja_text": "左手はむき出しとなった乳房を揉み、右手はパンツを穿いた股間へと伸ばされていた。", "zh_text": "左手揉向裸露的乳房,右手伸向了胯间的内裤。" }, { "id_line": 668, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 669, "ja_text": "\"はぁ…はぁ…\"", "zh_text": "\"哈…唉……\"" }, { "id_line": 670, "ja_text": "俺は息を切らしていた。", "zh_text": "我喘着大气。" }, { "id_line": 671, "ja_text": "登ろうとしている相手はただの台でなく人間の足の指だ。", "zh_text": "登上去吧。不过是人类的脚趾头而已。" }, { "id_line": 672, "ja_text": "しかも俺の動きをくすぐったがっているのだろう、俺が手をかけるたびにハルの足の指はもぞもぞと動いて俺を振り落とす。", "zh_text": "但每次我的动作,都会使小春的脚趾发痒而蠢动,这小小的抖动会把我抖落。" }, { "id_line": 673, "ja_text": "俺は、妹の足の指にも登れないでいた…。", "zh_text": "我连妹妹的脚趾也登不上去…" }, { "id_line": 674, "ja_text": "すると横から巨大なアスカの顔がぬぅっと現れた。", "zh_text": "明日香巨大的脸从旁边出现了。" }, { "id_line": 675, "ja_text": "\"小指からなら登れるんじゃない?\"", "zh_text": "\"小脚趾的话能爬上去的吧?\"" }, { "id_line": 676, "ja_text": "アスカの巨大な手の指が、ハルの足の小指を指さした。", "zh_text": "明日香巨大的手指指向了小春的小脚趾。" }, { "id_line": 677, "ja_text": "確かに他の指に比べれば小さかった。ただし比べれば、だ。結局巨大であることに変わりは無い。", "zh_text": "确实,和其他脚指相比,小脚指相对比较小。不过还是改变不了很巨大这个事实。" }, { "id_line": 678, "ja_text": "俺はハルの足の小指に手をかけた。", "zh_text": "我向小春的脚小指走过去。" }, { "id_line": 679, "ja_text": "そして体をその上に引っ張り上げ、転がるようにしてその上に乗る。", "zh_text": "然后身体连翻带滚转地爬了上去。" }, { "id_line": 680, "ja_text": "ようやく、足の指の上に乗ることが出来た。", "zh_text": "总算,可以坐在脚趾上。" }, { "id_line": 681, "ja_text": "指の上を歩いて、甲のほうへ移動する。", "zh_text": "再从指甲上走往脚背的方向。" }, { "id_line": 682, "ja_text": "その過程で、横に居並んでいる足元の足の指たちを見た。", "zh_text": "在这个过程中,我看了看在我脚下并排的脚趾。" }, { "id_line": 683, "ja_text": "足の指たちはひとつひとつが長さ3~4mほどもあった。", "zh_text": "每只脚趾长约3~4m左右。" }, { "id_line": 684, "ja_text": "もっとも小さな小指ですら俺の身長よりもデカい。", "zh_text": "连最小的小指的也比小小的我的身高还要长。" }, { "id_line": 685, "ja_text": "他の指に至っては俺の倍以上だ。", "zh_text": "其他的脚趾比我长一倍以上。" }, { "id_line": 686, "ja_text": "それが五つ、俺がいる足の甲の部分から前方に伸びている。", "zh_text": "这五只脚趾是脚背延伸的部分。" }, { "id_line": 687, "ja_text": "そう、俺のいる甲の部分も足の一部。そしてそんな足も、ハルの体のほんの一部である。", "zh_text": "是的,我正在站着的趾甲的部分也是脚的一小部分。而这只的脚,又是小春的身体的一部分。" }, { "id_line": 688, "ja_text": "俺は、本当に妹の体の上に立っているのか…。", "zh_text": "而我妹妹的身体还在高高上方呢…。" }, { "id_line": 689, "ja_text": "とにかく、ようやく足に登ることができた。", "zh_text": "终于登上了脚背。" }, { "id_line": 690, "ja_text": "ふぅ…。息を吐き出して足の甲に腰を下ろす。", "zh_text": "呼…我吐出一口气在脚背上坐下来。" }, { "id_line": 691, "ja_text": "だが、直後その足がぐわっと動き、上に乗っていた俺を振り落とした。", "zh_text": "但是,紧接之后小春的脚突然抖动,抖落了登在上面的我。" }, { "id_line": 692, "ja_text": "\"うわっ!\"", "zh_text": "\"哇!\"" }, { "id_line": 693, "ja_text": "足の上から振り落とされた俺は床の上を転がった。", "zh_text": "我从脚背上被抖落在地板上翻滚。" }, { "id_line": 694, "ja_text": "体が痛む。", "zh_text": "身体很痛。" }, { "id_line": 695, "ja_text": "\"いてて……なにする…ん…\"", "zh_text": "\"搞……什么…啊……\"" }, { "id_line": 696, "ja_text": "と、俺が痛む体をさすりながら振り返った先では、かかとを床に付けたハルの足がそのまま俺に向かってつま先を踏み下ろしてきているところだった。", "zh_text": "在我一边抚摸身体疼痛的部分一边回头看刚才的地方,把脚后跟贴在地板上,小春的脚就这様抬起脚尖向我踩下来。" }, { "id_line": 697, "ja_text": "巨大な素足が、俺に向かって迫ってくる。", "zh_text": "巨大的赤脚向我逼近。" }, { "id_line": 698, "ja_text": "思わず悲鳴を上げていた。", "zh_text": "我不由得大声尖叫。" }, { "id_line": 699, "ja_text": "ズズウン!!", "zh_text": "ズズウン!!" }, { "id_line": 700, "ja_text": "踏み下ろされた足。俺は、その足の指の下に踏みつけられていた。親指だ。直径2m以上ある巨大な親指が俺の上にのしかかっていた。床に突っ伏す俺に背中からのしかかってきていた。", "zh_text": "我被踩在脚趾底下。直径2m以上的巨大大拇指就压在我身上。我脸朝地板,重量开始在我背后压上来。" }, { "id_line": 701, "ja_text": "ミシミシ…", "zh_text": "ミシミシ…" }, { "id_line": 702, "ja_text": "のしかかってくるハルの親指の重量に体が悲鳴を上げる。", "zh_text": "小春压下来大拇指的重量,我的身体发出悲鸣。" }, { "id_line": 703, "ja_text": "さきほどまでの10分の1サイズのときに、足自身にのしかかられたのと同じような重圧だ。", "zh_text": "到刚刚的10分之一大小的时候,被一只脚压住自己的重压一様。" }, { "id_line": 704, "ja_text": "それが、今は親指ひとつのせいでのしかかってくる。", "zh_text": "现在只是一只拇指压在身上。" }, { "id_line": 705, "ja_text": "身動きが取れない。その背に乗るものをどけることもできなかった。", "zh_text": "动弹不得。又无法搬开压在背上的巨物。" }, { "id_line": 706, "ja_text": "完全に、妹の足の親指の虜となっていた。", "zh_text": "我完全成为妹妹的脚下大拇指的囚徒。" }, { "id_line": 707, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 708, "ja_text": "\"わたしの足の指にも勝てないの?\"", "zh_text": "\"连我的脚趾也赢不了吗?\"" }, { "id_line": 709, "ja_text": "自分の右足の、その足の親指の下からすら出られずもがいている兄の非力さに、ハルの快感は増すばかりだった。", "zh_text": "连自己右脚大拇指都不能挣扎出来的哥哥的无力感,令小春的快感一直在增加。" }, { "id_line": 710, "ja_text": "ちょっと足を動かして親指の下で転がしてみる。", "zh_text": "小春转动一下大拇趾。" }, { "id_line": 711, "ja_text": "小さな小さな兄がまるで消しカスのように転がる様が面白い。", "zh_text": "小小的哥哥完全像被消除的垃圾一样很有趣。" }, { "id_line": 712, "ja_text": "親指と人差し指の間に挟んで持ち上げて、キュッて締めてみたらピチピチ動いてた。", "zh_text": "用大拇指和食指挟起,缩紧的话,会有一种活蹦乱跳的东西动了一下的感觉。" }, { "id_line": 713, "ja_text": "そのまま指の間でコロコロこねくり回してみたり。", "zh_text": "就这样在脚趾之间骨碌骨碌地转动。" }, { "id_line": 714, "ja_text": "指を開いて兄をポイって放り出したら今度はつま先をそのまま乗せてみる。", "zh_text": "脚趾打开,把哥哥抛到地上,再把脚尖压下去。" }, { "id_line": 715, "ja_text": "足の裏のつまさきのほんの一部に、兄の小さな体の感触があった。", "zh_text": "脚底的有一点点哥哥那渺小身体的感觉。" }, { "id_line": 716, "ja_text": "自分の足の大きさと比べてもとっても小さい。", "zh_text": "和自己的脚相比也是非常小。" }, { "id_line": 717, "ja_text": "ということは兄から見る自分の足はとっても大きいということだ。", "zh_text": "以哥哥的角度看自己的脚就会非常大。" }, { "id_line": 718, "ja_text": "今度は足の裏を使ってコロコロと転がしてみて、次は足の指の中にキュッて握ってみる。", "zh_text": "这次用脚底骨碌骨碌地转动一下,之后是用脚趾紧握一下。" }, { "id_line": 719, "ja_text": "兄のすべてを足だけで自由に出来た。", "zh_text": "只用一只脚就可以自由地操控哥哥的一切。" }, { "id_line": 720, "ja_text": "兄のすべてを思い通りに出来た。", "zh_text": "只用一只脚就可以对哥哥随心所欲。" }, { "id_line": 721, "ja_text": "あまりに貧弱すぎる兄のその卑小さが心地いい。", "zh_text": "过于弱小的哥哥的那种卑微的感觉实在是太好了。" }, { "id_line": 722, "ja_text": "兄を握る足の指にギュッと力を込めながら、ハルはまた絶頂を迎えた。", "zh_text": "握着哥哥脚指紧紧地用力的同时,优越感令小春又再次迎来了高潮。" }, { "id_line": 723, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 724, "ja_text": "メキメキと音を立てながら硬く握り込まれる足の指の中の俺。", "zh_text": "我硬被抓进因为高潮而弯曲的脚趾当中,身体开始发出不样的声响。" }, { "id_line": 725, "ja_text": "それは絶頂を迎えたハルが\"ふぅ…\"と力を抜くまで続けられた。", "zh_text": "小春迎来了高潮之后\"呼……\"地松了气一口。" }, { "id_line": 726, "ja_text": "足はかかとを床に着けつま先はやや浮いていた。", "zh_text": "脚后跟和脚尖稍微离开了地板。" }, { "id_line": 727, "ja_text": "その状態から握るのを解除された俺は十数m下の床の上にドサッと落下した。", "zh_text": "从那种状态下脚趾的紧握被解除了,我从十几m的高空掉到地板上。" }, { "id_line": 728, "ja_text": "俺の体はぼろ雑巾のようにボロボロだった。", "zh_text": "我的身体就像破抹布一样是破破烂烂。" }, { "id_line": 729, "ja_text": "そんな俺の体を、巨大な指が摘みあげる。", "zh_text": "巨大的手指把那样的我给拾起来。" }, { "id_line": 730, "ja_text": "\"元気ですかー?\"", "zh_text": "\"还好吗?\"" }, { "id_line": 731, "ja_text": "アスカの声。", "zh_text": "是明日香的声音。" }, { "id_line": 732, "ja_text": "元気なわけあるか…。", "zh_text": "还好是可能的事吗…" }, { "id_line": 733, "ja_text": "アスカの手のひらの上の俺は死んだ虫とかわらなかった。", "zh_text": "我在明日香的手掌上就像死虫子一样。" }, { "id_line": 734, "ja_text": "ヤムチャな状態で転がっていた。", "zh_text": "有如饼碎的状态在手掌上滚动着。" }, { "id_line": 735, "ja_text": "\"んふーお兄ちゃんは大変ですねー\"", "zh_text": "\"哥哥很辛苦哦。\"" }, { "id_line": 736, "ja_text": "アスカの笑顔は腹立たしい。", "zh_text": "明日香的笑容令人感到气愤。" }, { "id_line": 737, "ja_text": "すべてお前のせいだというのに。", "zh_text": "都是因为你。" }, { "id_line": 738, "ja_text": "\"でもまだ終わってないんだよね\"", "zh_text": "\"但是还没有结束啊。\"" }, { "id_line": 739, "ja_text": "…え?", "zh_text": "…哎?" }, { "id_line": 740, "ja_text": "\"まだハルちゃんはソロプレイを継続中ですので、お兄ちゃんにはそれを助けていただかないと\"", "zh_text": "\"小春酱还在自己一个继续哦,所以,作为的你哥哥而帮助自己的妹妹吧。\"" }, { "id_line": 741, "ja_text": "え? てか今 絶頂迎えたんだよな?", "zh_text": "哎?不是已经迎来了高潮了吗?" }, { "id_line": 742, "ja_text": "\"あたしの\"元気君\"をなめちゃいかんぜよ\"", "zh_text": "\"你太小看我的\"元气君\"了。\"" }, { "id_line": 743, "ja_text": "誰だお前は。", "zh_text": "那个你是谁呀。" }, { "id_line": 744, "ja_text": "え、ていうかまさかこのまま…?", "zh_text": "嗯?难道就这样被小春……?" }, { "id_line": 745, "ja_text": "などと思っていると俺はアスカの指によってつままれてハルの前に持っていかれた。", "zh_text": "小春的手指把我在明日香的手掌上捏起带走。" }, { "id_line": 746, "ja_text": "ハルはまだ胸と股間を弄っている。", "zh_text": "小春又把手伸向胸部和胯间。" }, { "id_line": 747, "ja_text": "\"ほいハルちゃん、シュウだよ~♪\"", "zh_text": "\"那么,小春酱,开始吧~♪\"" }, { "id_line": 748, "ja_text": "などと言いながら俺をハルの左の乳房の乳首の上に下ろした。", "zh_text": "小春把我放到左边的乳头上。" }, { "id_line": 749, "ja_text": "乳頭に跨り、乳輪に突っ伏すようにしてもたれかかる俺。", "zh_text": "我突然在她的乳头上坐下来,身体和脸都靠在她的乳晕上。" }, { "id_line": 750, "ja_text": "恐る恐る上を見ると、俺を見下ろして、ニヤ~っと笑うハルと目が合った。", "zh_text": "我战战兢兢地往上一看,我和俯视着的小春目光相对。" }, { "id_line": 751, "ja_text": "直後、俺の背後からハルの巨大な左手が迫ってきた。", "zh_text": "之后,小春巨大的左手从我背后迫近了。" }, { "id_line": 752, "ja_text": "ズムっ! 巨大な人差し指が俺の背中からのしかかり俺を乳輪へと押し付け始めた。", "zh_text": "啊!巨大的食指我从背向把我压倒在乳晕上开始了。" }, { "id_line": 753, "ja_text": "更に親指と中指で、俺の乗る乳頭をコリコリとこね始める。", "zh_text": "更大的大拇指和中指也在揉捏我正在坐着的乳头。" }, { "id_line": 754, "ja_text": "右手は自身の股間をまさぐっていた。", "zh_text": "右手伸向了自己的胯间玩弄。" }, { "id_line": 755, "ja_text": "完全に、妹のオナニーに巻き込まれていた。", "zh_text": "完全被卷入妹妹的自慰当中。" }, { "id_line": 756, "ja_text": "左手は俺を乳輪に押し付けながら乳首と乳房を揉んでいる。", "zh_text": "左手一边把我压在乳头和乳晕上一边按摩乳房。" }, { "id_line": 757, "ja_text": "乳輪に押し付けられる圧力だけでなく、乳房全体がぐわんぐわんと揉まれ揺れ動く。", "zh_text": "不仅强压在乳晕上,整个乳房也因为搓揉而波动。" }, { "id_line": 758, "ja_text": "数mも揺れ動く乳房の上で酔いそうだった。", "zh_text": "乳房那几米幅度的摇动令我有点晕浪。" }, { "id_line": 759, "ja_text": "張りのある乳輪は押し付けられる俺の体をミチミチと押し返してくる。", "zh_text": "乳晕那强大的张力硬是想要把我的身体推回去。" }, { "id_line": 760, "ja_text": "しかし背後からはハルの巨大な人差し指によって押し付けられているのでどうすることもできない。", "zh_text": "但从背后因为小春的巨大食指而被压着,所以什么都做不到。" }, { "id_line": 761, "ja_text": "妹の指先と乳輪との間で潰されかけていた。", "zh_text": "要在妹妹的指尖和乳晕之间被捣碎了。" }, { "id_line": 762, "ja_text": "左の乳房に兄の感触を感じながら自慰にふけるハル。", "zh_text": "因为左边的乳房有哥哥的触觉而令小春沉迷在自慰当中。" }, { "id_line": 763, "ja_text": "その小さな存在を乳首に感じるだけで元気になってしまう。盛り上がってしまう。", "zh_text": "乳头因为感觉到那小小的存而坚挻起来。身体也更加火热兴奋。" }, { "id_line": 764, "ja_text": "もっともっと、兄と共に盛り上がりたかった。", "zh_text": "更多的更多的,想和哥哥一起得到更多的兴奋。" }, { "id_line": 765, "ja_text": "絶頂を迎えるとき、ハルは左の乳房を兄ごとギュウッと揉み潰した。", "zh_text": "迎来高潮时,小春差点把左边的乳房和哥哥一起压溃。" }, { "id_line": 766, "ja_text": "\"ふぅ…\"", "zh_text": "\"呼……\"" }, { "id_line": 767, "ja_text": "再び絶頂を迎えたハルは上半身を背後に倒し、それを両手で支えた。", "zh_text": "再次迎接了高潮的小春是上半身差点倒卧在地上,只靠双手支撑。" }, { "id_line": 768, "ja_text": "天井を仰ぎ見るハルの肢体は表面に玉のような汗を浮かばせ蛍光灯の光を浴びてキラキラと輝いていた。", "zh_text": "仰望着天花板的小春的肢体表面浮现出有如玉石一様的汗水,在灯光的照射下,显得闪闪发亮。" }, { "id_line": 769, "ja_text": "そんなハルの左の乳首の上で乳輪にもたれかかり息も絶え絶えな俺。", "zh_text": "在小春左边的乳头和乳晕上奄奄一息的我不停喘息。" }, { "id_line": 770, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 771, "ja_text": "ハルの呼吸と共にゆっくり上下に動くその胸の上に、ゴミのようにちょこんと乗っていた。", "zh_text": "跟随小春的呼吸一起慢慢地在胸口上簸动,像垃圾一样孤零零地黏在上面。" }, { "id_line": 772, "ja_text": "\"はい、お疲れさん\"", "zh_text": "\"是的,辛苦了\"" }, { "id_line": 773, "ja_text": "横でジュースを飲んでいたアスカが言う。", "zh_text": "在旁边喝果汁的明日香说。" }, { "id_line": 774, "ja_text": "お疲れレベルの話ではない。", "zh_text": "这不是一句辛苦了就可以算数的水平。" }, { "id_line": 775, "ja_text": "\"いやーハルちゃん頑張ったね~。さすがあたしの\"元気君\"\"", "zh_text": "\"小春酱也很努了呢!不愧是我的\"元气君\"。\"" }, { "id_line": 776, "ja_text": "アスカのあっけらかんとした言葉に文句を言う元気も無い。", "zh_text": "我连抱怨明日香那呆呆的发言的精神都没有。" }, { "id_line": 777, "ja_text": "今はただ、この暖かなハルの乳首にもたれかかっていたかった。", "zh_text": "现在只是靠在小春这个温暖的春的乳头上。" }, { "id_line": 778, "ja_text": "が、", "zh_text": "不过," }, { "id_line": 779, "ja_text": "\"ふふ、まだですよ…\"", "zh_text": "\"呵呵,还要哟……\"" }, { "id_line": 780, "ja_text": "上半身をのけぞらせていたハルが体を元に戻した。", "zh_text": "小春坐直了上半身,看来她的身体复原了。" }, { "id_line": 781, "ja_text": "そのせいで俺は乳首から振り落とされることになったが、すでにそこに来ていたハルの左手に掬い取られた。", "zh_text": "因此我从乳头上摔下来了,小春的左手已经在那里把我捞起来。" }, { "id_line": 782, "ja_text": "\"およ? まだっていうのは?\"", "zh_text": "\"还要啊?还是算了吧。\"" }, { "id_line": 783, "ja_text": "\"まだし足りません\"", "zh_text": "\"还不够\"" }, { "id_line": 784, "ja_text": "ハルが左手の上の俺を見下ろしながら言う。", "zh_text": "小春俯视着左手上的我说。" }, { "id_line": 785, "ja_text": "すでにぼろきれのように横たわる俺は言葉が出なかった。", "zh_text": "已经像破布一样横卧的我根本说不出话来。" }, { "id_line": 786, "ja_text": "\"あらら、ハルちゃん底無しだね♪\"", "zh_text": "\"哎呀,小春酱的欲望真的没有底线啊。♪\"" }, { "id_line": 787, "ja_text": "\"お兄ちゃんと一緒にイクのも気持ちいいけど、やっぱりお兄ちゃんをイジメながらイクほうが気持ちいいかも\"", "zh_text": "\"和哥哥一起也很开心,不过,还是一边欺负哥哥一边高潮,舒服吧。\"" }, { "id_line": 788, "ja_text": "ハルの言葉に、俺は寒気がした。", "zh_text": "听到小春发言,我全身发冷。" }, { "id_line": 789, "ja_text": "そしてハルは左足を前に伸ばし、俺をその前に置いた。", "zh_text": "然后小春把左脚伸直,再我放在前面。" }, { "id_line": 790, "ja_text": "俺の目の前には、ハルの足の裏が高さ24mの肌色の壁として聳え立っていた。", "zh_text": "在我的眼前,小春的脚底有如高24m的肉色的墙壁耸立着。" }, { "id_line": 791, "ja_text": "かかとを下に、つま先を上に、足の裏を前に向けている。", "zh_text": "脚跟在下,脚尖向上,脚底向前。" }, { "id_line": 792, "ja_text": "その前に置かれてしまった俺からは、もはや足の裏しか見えない。", "zh_text": "被搁置在脚底前,我从了小春的脚底以外什么也看不见。" }, { "id_line": 793, "ja_text": "\"さぁお兄ちゃん、登ってきてよ\"", "zh_text": "\"那么哥哥,爬上去吧。\"" }, { "id_line": 794, "ja_text": "登れ?", "zh_text": "爬?" }, { "id_line": 795, "ja_text": "こんな高い絶壁に登れって言うのか?", "zh_text": "这么高的峭壁爬上去?" }, { "id_line": 796, "ja_text": "\"大丈夫、はい\"", "zh_text": "\"没问题吧。\"" }, { "id_line": 797, "ja_text": "足の裏の向こうでハルが言う。", "zh_text": "在脚底对面的小春说。" }, { "id_line": 798, "ja_text": "すると、足の親指と人差し指の間から糸が垂らされて来た。", "zh_text": "于是在大脚趾和食趾之间的有一条红线垂下来。" }, { "id_line": 799, "ja_text": "つまり、この糸をロープ代わりにして登れということか。", "zh_text": "也就是说,用这条线代替绳子爬上去吗?" }, { "id_line": 800, "ja_text": "とは言えそれでも高さ24m、たとえロープの垂らされている足の指の股までだとしても20mほどもある高さを、なんの装備も無く登るのは難しい。", "zh_text": "虽然那么说,但那个高度也有24m,即使有绳索要爬到脚趾缝为止20m左右的高度,如果其他什么装备也没有还是很难爬的吧。" }, { "id_line": 801, "ja_text": "もしも途中で落下すればどうなるか。", "zh_text": "如果中途落下的话会怎样呢。" }, { "id_line": 802, "ja_text": "そもそもすでに、そんな苦行に挑戦できる体力など残っていない。", "zh_text": "本来已经受到种种痛苦的折磨后,剩下体力也不知道的能不能够完成挑战。" }, { "id_line": 803, "ja_text": "だが、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 804, "ja_text": "\"言うとおりにしないとちっちゃいお兄ちゃんを追い掛け回しちゃうからね\"", "zh_text": "\"不照我说的那样做的话,我会追着小小的哥哥跑哦。\"" }, { "id_line": 805, "ja_text": "ハルが言った。", "zh_text": "小春说。" }, { "id_line": 806, "ja_text": "追い掛け回すとは、このサイズに縮んだ俺を今のハルが追いかけて回るということか。", "zh_text": "追着跑,在这个缩小后的我要被小春跑?" }, { "id_line": 807, "ja_text": "全長24mもある足が俺を狙ってズシンズシンと踏み下ろされる。", "zh_text": "只会被全长24m也有脚把我当成目标,咕咚咕咚地踩下来吧。" }, { "id_line": 808, "ja_text": "足の振動でまともに歩くことも出来ないのに、容赦なく踏み下ろされるハルの巨大な足。", "zh_text": "我到时会因为地面的振动连正常走路都做不到,而小春巨大的脚会毫不留情地踩下来。" }, { "id_line": 809, "ja_text": "そもそも絶対的な歩幅の差がありどうあがいても逃げることなど出来ないのに。", "zh_text": "原本步幅就已经有绝对的的差距无论怎様挣扎也无法逃跑。" }, { "id_line": 810, "ja_text": "延々と、ハルの足元を逃げ回ることになる。", "zh_text": "只会没完没了地在小春的脚下受罪。" }, { "id_line": 811, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 812, "ja_text": "俺は体に鞭を打って立ち上がった。", "zh_text": "我只好硬起身子。" }, { "id_line": 813, "ja_text": "そんなことになるくらいなら、ただロープを登るだけのほうがマシだったからだ。", "zh_text": "这么的话,唯有登上绳索是更好了。" }, { "id_line": 814, "ja_text": "俺は足の指の間から垂らされたロープを手に取った。", "zh_text": "我开始拿起从脚趾之间垂下的绳。" }, { "id_line": 815, "ja_text": "ただの糸だが、100分の1サイズに縮められた今の俺にとっては元々は1mm程度の太さの糸も10cmもの太さのあるロープに匹敵する。", "zh_text": "那不过是一条细线而已,但现在只有100分之一大小的我来说,原本是1毫米粗的线也可以和10cm粗细的绳索匹敌。" }, { "id_line": 816, "ja_text": "最早綱だ。俺がぶら下がったぐらいで千切れたりはしないだろう。", "zh_text": "这已经是纲索了。我拉了几下不会有问题的吧。" }, { "id_line": 817, "ja_text": "俺は糸を両手で掴み、そしてハルの足の裏の皮膚を足で蹴って登り始めた。", "zh_text": "我用双手抓住线,然后用脚踢小春的脚底的皮肤开始登山。" }, { "id_line": 818, "ja_text": "瞬間、足全体がグラグラと揺れ始めた。", "zh_text": "一瞬间,整只脚开始摇晃不定。" }, { "id_line": 819, "ja_text": "\"あはは、くすぐったい\"", "zh_text": "\"哈哈,好痒。\"" }, { "id_line": 820, "ja_text": "俺が足の裏を蹴る感触をくすたがったらしい。", "zh_text": "她因为感到我踢的脚底触感而发痒啰动。" }, { "id_line": 821, "ja_text": "だが、ハルにとってはほんの少し足を動かした程度でも、俺にとっては登っている壁そのものが激しく暴れるようなものだった。", "zh_text": "但是对小春来说是摇动一点点脚的程度,对我来说是登山壁本身在闹腾一样的大事。" }, { "id_line": 822, "ja_text": "グラングランと揺れ動く巨大な足の裏とそれに伴って揺れ動くロープに必死に捕まりながら俺は叫ぶ。", "zh_text": "摇巨大的脚掌令绳索随之大幅度地摇摆,我一边拼命抓住绳索一边大声呼喊。" }, { "id_line": 823, "ja_text": "\"ば、バカ! 動かすな!\"", "zh_text": "\"笨蛋!不要动呀!\"" }, { "id_line": 824, "ja_text": "ハルの足の動きによってロープは簡単に翻弄される。", "zh_text": "小春的脚简单的动作来播弄了绳子。" }, { "id_line": 825, "ja_text": "その過程で、俺の体は何度も足の裏に叩きつけられた。", "zh_text": "在这个过程中,我的身体多次撞在脚掌上。" }, { "id_line": 826, "ja_text": "\"あはは、ゴメンゴメン、早く登ってね…\"", "zh_text": "\"哈哈,对不起对不起,快登上去吧……啊……\"" }, { "id_line": 827, "ja_text": "最後のほうの言葉は妙になまめかしかった。", "zh_text": "最后的语气格外地淫乱。" }, { "id_line": 828, "ja_text": "またオナニーを始めたのだろう。", "zh_text": "是另外一次自慰的开始吧。" }, { "id_line": 829, "ja_text": "足の裏をロープを使って必死によじ登る俺を、ほんの少し足を動かすだけで大慌てする俺の様をオカズにしてだ。", "zh_text": "妹妹似乎想像到我拼命使用在脚底固定的绳索往上攀登,只要脚一点点地稍微摇动,就会做成我大惊慌的样子。" }, { "id_line": 830, "ja_text": "妹のオナニーのおかずになるために、妹の足の裏を必死に登る。", "zh_text": "在妹妹的脚掌拼命爬成为了妹妹自慰的菜。" }, { "id_line": 831, "ja_text": "理解しがたい状況だ。", "zh_text": "真是难以理解的情况。" }, { "id_line": 832, "ja_text": "そうやって何分もかけてようやく半分ほどの高さ、土踏まずの途中まで来ていた。", "zh_text": "那样拼命爬了几分钟终于有一半的高度,我到了脚心中间的位置。" }, { "id_line": 833, "ja_text": "ここから先は土踏まずのハングが深く、壁を蹴って登っていくのは難しい。", "zh_text": "从这里开始因为脚心是凹下去的,要用踢墙壁登上去很难。" }, { "id_line": 834, "ja_text": "腕の力だけで登らなければならなかった。", "zh_text": "爬上去的话只有用手臂的力量。" }, { "id_line": 835, "ja_text": "そうしていると、", "zh_text": "正要这様做时," }, { "id_line": 836, "ja_text": "\"お、がんばってるねー\"", "zh_text": "\"哦,加油啊\"" }, { "id_line": 837, "ja_text": "アスカの巨大な顔が俺のいるハルの足裏をのぞきこんできた。", "zh_text": "明日香巨大的脸望着我的爬上小春的脚底。" }, { "id_line": 838, "ja_text": "\"な、なんだよ! 邪魔するな!\"", "zh_text": "\"做什么啊!别妨碍我!\"" }, { "id_line": 839, "ja_text": "\"いやいや違うよ。ちょっとハルちゃんにオカズの提供をね\"", "zh_text": "\"我没什么。只是为稍微小春酱提供配菜。\"" }, { "id_line": 840, "ja_text": "言うとアスカはスマホで動画を撮り始めた。", "zh_text": "说完明日香拿起手机开始拍摄录象。" }, { "id_line": 841, "ja_text": "どうやら今の俺の状況を動画にしてハルに見せているらしい。", "zh_text": "看来小春在看我现在的实况录象。" }, { "id_line": 842, "ja_text": "\"あ、この足の裏を登ってるちっちゃいのがお兄ちゃんですか?\"", "zh_text": "\"啊,这个就是想登上我脚底的小小哥哥吗?\"" }, { "id_line": 843, "ja_text": "\"そそ。ハルちゃんの足の小指もないね\"", "zh_text": "\"他连小春酱的小指头长度也没有。\"" }, { "id_line": 844, "ja_text": "\"ふふふ、わたしの足に登るのも大変なんだ…。んん…ゾクゾクしちゃう…\"", "zh_text": "\"哼哼哼,连爬我的脚也这么辛苦…我…心情感到激动不已啊…\"" }, { "id_line": 845, "ja_text": "二人の愉しげな声がロープに掴まる俺をビリビリと揺さぶった。", "zh_text": "两人愉悦地笑嘲笑我的声音也能够使绳子摇晃不定。" }, { "id_line": 846, "ja_text": "勝手なことばかりいいやがって…。", "zh_text": "这种的事真的很讨厌…" }, { "id_line": 847, "ja_text": "俺は無視して登り続けることにした。", "zh_text": "我只可以无视她们继续攀登。" }, { "id_line": 848, "ja_text": "\"うーん、やっぱりあたしが目を付けたモルモット、どんどん登っていくわね\"", "zh_text": "\"嗯,果然是我欣赏的天竺鼠,还可以无视我们不断地登上去。\"" }, { "id_line": 849, "ja_text": "アスカの感心した様な声が轟く。", "zh_text": "明日香的佩服的声音响彻云宵。" }, { "id_line": 850, "ja_text": "誰がモルモットだ。", "zh_text": "谁是天竺鼠。" }, { "id_line": 851, "ja_text": "が、抗議したいが今はそれよりとっとと登り切ってしまうほうがいい。", "zh_text": "要抗议不如爬了上去比较好。" }, { "id_line": 852, "ja_text": "俺は黙々と登り続けた。", "zh_text": "我默默地爬上去。" }, { "id_line": 853, "ja_text": "\"でもこのままだとすぐ登り終わっちゃうね。ハルちゃんはじっくり愉しみたいみたいだし…\"", "zh_text": "\"但是这样下去马上就结束了。小春酱好像还没踏踏实实地感到彻底的快感啊……\"" }, { "id_line": 854, "ja_text": "アスカが再び俺にスマホのカメラを向けてきた。", "zh_text": "明日香再次我用智能手机的相机对准我。" }, { "id_line": 855, "ja_text": "しかし、それが動画を撮るためではない雰囲気に、俺は半ば悲鳴のように叫んでいた。", "zh_text": "但是这次不是为了拍影片的様子,我从心底发出了悲鸣般。" }, { "id_line": 856, "ja_text": "\"や、やめ…ッ!!\"", "zh_text": "\"不要呀,停止呀…!!\"" }, { "id_line": 857, "ja_text": "パシャリ", "zh_text": "咔嚓" }, { "id_line": 858, "ja_text": "シャッターが切られた。", "zh_text": "又是快门的声音。" }, { "id_line": 859, "ja_text": "同時に俺の体は、更に10分の1の大きさにまで縮んでしまった。", "zh_text": "同时我的身体,缩小到10分之一的大小。" }, { "id_line": 860, "ja_text": "さきほどまでが100分の1。つまり今は、1000分の1だ。", "zh_text": "到刚才为止还是100之一。现在就是1000分之1。" }, { "id_line": 861, "ja_text": "すべてが、途方も無く巨大化していた。", "zh_text": "前方一切全都被巨大化。" }, { "id_line": 862, "ja_text": "\"うんうん、これでよし\"", "zh_text": "\"嗯嗯,这样就行了\"" }, { "id_line": 863, "ja_text": "まるで隕石か何かかというほどにまで巨大になったアスカの顔が満足そうに頷いていた。", "zh_text": "明日香看起来简直像陨石的脸满足地点了点头。" }, { "id_line": 864, "ja_text": "\"あれ? お兄ちゃんの感触がなくなっちゃいましたけど…\"", "zh_text": "\"咦?不过哥哥的触感遗失了……\"" }, { "id_line": 865, "ja_text": "\"ちゃんとここにいるよ。さっきよりもちっちゃくなってるけどね\"", "zh_text": "\"好好地在这里。比刚才还要小了呢\"" }, { "id_line": 866, "ja_text": "言いながら俺を動画で撮影するアスカはハルのスマホにその映像を送った。", "zh_text": "明日香一边说一边把我的实况放送到小春的智能手机。" }, { "id_line": 867, "ja_text": "\"え…!? このゴマ粒みたいに小さいのがお兄ちゃんなんですか!?\"", "zh_text": "\"诶……!?这芝麻粒一样小的就是哥哥吗?\"" }, { "id_line": 868, "ja_text": "ゴマ粒…。ハルのその言葉に、俺は今の自分の大きさを認識した。", "zh_text": "芝麻粒…小春的这句话,令我认识现在自己的大小。" }, { "id_line": 869, "ja_text": "\"今のハルちゃんの足の大きさはシュウから見たら240mね。今シュウは高さ15cmくらいのところにいるから、シュウにとっては150mくらいの高さ。大体 東京タワーの展望台くらいの高さかしら\"", "zh_text": "\"现在的小春酱的脚的大小是看起来有240m。现在他是在高15cm的地方。所以,对他来说是150m左右的高度。大致是东京铁塔的展望台左右的高度吧?\"" }, { "id_line": 870, "ja_text": "アスカの言葉に、俺は今 自分がいる場所を再確認した。", "zh_text": "明日香的话,再次确认我自己现在所在的地方。" }, { "id_line": 871, "ja_text": "見てみれば、ここまで登ってきた道のりは果てしなく長いものになっていた。", "zh_text": "我看了一下,爬上来的路变得无限长。" }, { "id_line": 872, "ja_text": "床というなの地面ははるかはるか下にある。", "zh_text": "地板在遥远遥远的底下。" }, { "id_line": 873, "ja_text": "周囲には広大すぎる部屋の床が広がっている。", "zh_text": "房间地板扩散在四周过于广阔的空间。" }, { "id_line": 874, "ja_text": "そして上には、まだ数十mもロープが続いていた。", "zh_text": "然后在上面,还有数十m绳索在等着我。" }, { "id_line": 875, "ja_text": "太さ1mほどにまで巨大化した糸だ。", "zh_text": "我抱着粗细有1米左右巨大化的细丝。" }, { "id_line": 876, "ja_text": "俺はその糸にしがみついて、この上空150mの高さに放り出されているのだと気づいた。", "zh_text": "我紧紧抱住红线,这时才发现我在上空150m的高度。" }, { "id_line": 877, "ja_text": "体が震えた。", "zh_text": "身体不停颤抖。" }, { "id_line": 878, "ja_text": "あまりの高さに体が言うことを聞かなくなってしまった。", "zh_text": "太高的话,身体也开始不听话。" }, { "id_line": 879, "ja_text": "\"あれ? お兄ちゃん動きませんよ?\"", "zh_text": "\"咦?哥哥不动啊?\"" }, { "id_line": 880, "ja_text": "\"んーどうやら戦意喪失? 自分がいる場所があまりにも高すぎて怖くて動けなくなっちゃったみたい\"", "zh_text": "\"嗯…似乎丧失斗志了?自己所在的地太高了,害怕得不能动了。\"" }, { "id_line": 881, "ja_text": "\"へ? だってお兄ちゃんてまだ足の途中ですよね? そんなのが怖いんですか?\"", "zh_text": "\"吓?哥哥不是只是在我的脚的中间吗?有那么可怕吗?\"" }, { "id_line": 882, "ja_text": "\"と言ってもシュウにしたら高さ150mくらいだしね。突然そんなところに放り出されたらさすがのシュウでもダメかー\"", "zh_text": "\"他现在的话在150m左右的高度。突然被送到那样的地方的话,就连你哥哥也不行啊\"" }, { "id_line": 883, "ja_text": "\"ふーん、お兄ちゃんにとってはわたしの足でもそんなに大きいんだ…\"", "zh_text": "\"嘿嘿,对哥哥来说,我的脚有那么大啊……\"" }, { "id_line": 884, "ja_text": "ハルは、自分の足の途中の高さですら震えて動けなくなる兄に胸を高鳴らせていた。", "zh_text": "小春想像到哥哥在自己的脚的中间的高度也因为太高而颤抖,无法动弹,她的心胸中的情緖一下子高涨起来。" }, { "id_line": 885, "ja_text": "\"そいじゃシュウ。今から糸を引っ張り上げてあげるから、しっかり掴まってなさいよ\"", "zh_text": "\"这样吧。从现在开始我要拉你上来,你要牢牢抓住哦。\"" }, { "id_line": 886, "ja_text": "言うとアスカはハルの足の指の間から垂らされていた糸をするすると引っ張った。", "zh_text": "明日香开始拉是小春的脚指间垂下来的红线。" }, { "id_line": 887, "ja_text": "それにしがみついている俺の体も一緒に持ち上がってゆく。", "zh_text": "同时把我那紧抱着红线的身体也一起拉上去。" }, { "id_line": 888, "ja_text": "ただ、数十mの距離を数秒で移動するその速度は兄に更なる恐怖を植え付けた。", "zh_text": "只是数秒移动数十米距离速度在更加灌输了哥哥的恐怖感觉。" }, { "id_line": 889, "ja_text": "ようやくハルの足の指の間の部分にまで引っ張り上げられた俺は、ロープから手を離して、その場に大の字に寝転がった。", "zh_text": "终于被拉到了小春脚指缝之间的部分,我听到叫我放手的声音,我放开了绳索,大字体地躺在小春脚指缝。" }, { "id_line": 890, "ja_text": "ちゃんとした地面があることがとてつもない安心感を与えてくれた。", "zh_text": "好好的在地面给予了我庞大的安心感。" }, { "id_line": 891, "ja_text": "そこが、妹の足の指の間であることなんてどうでもよかった。", "zh_text": "在那里是妹妹脚指缝这件事怎样都好。" }, { "id_line": 892, "ja_text": "左右には高層ビルのように巨大な親指と人差し指が聳え立っていた。", "zh_text": "巨大的大拇指和食指在左右如高楼一样耸立着。" }, { "id_line": 893, "ja_text": "ハルの無意識のうちにもぞもぞと動かされている。", "zh_text": "小春的脚趾无意识地蠕动。" }, { "id_line": 894, "ja_text": "一本一本がまるで怪獣のようだ。さきほどこれらに握られたり挟まれたりしていたかと思うとゾッとする。", "zh_text": "一条一条像怪兽一样的脚趾。刚才我就是在这些脚趾被夹在了的吗,想起来也令人打寒战。" }, { "id_line": 895, "ja_text": "もしも今 こんな巨大な足の指で弄ばれたら一瞬で潰れてしまうだろう。", "zh_text": "如果现在这样被这么巨大的脚趾玩弄的话,一瞬间就会被压坏吧。" }, { "id_line": 896, "ja_text": "とにかく今は、こうして地面の上に寝転がれることが嬉しかった。", "zh_text": "总之现在就这样在安全的地面上躺下来是很高兴的。" }, { "id_line": 897, "ja_text": "そこに僅かにただようハルの足の匂いも、今はとても心地いいものだった。", "zh_text": "那里有一丝丝小春的脚的气味,但现在也是非常舒适的东西。" }, { "id_line": 898, "ja_text": "そしてハルはと言えば、自分の足の指の股に大の字に寝転がる兄の小ささと、相対的に巨大な自分の足の指の圧倒的な存在感とのギャップに心を躍らせていた。", "zh_text": "然后小春的话,看到自己的脚头缝上大字躺下渺小的哥哥相对自己那巨大又充满压倒性存在感的脚趾之间的缝隙,心情就雀跃不已。" }, { "id_line": 899, "ja_text": "思わず、足の指をキュッと握っていた。", "zh_text": "脚指不由得紧紧地缩起来。" }, { "id_line": 900, "ja_text": "指を握っても、そこにできる隙間は兄が寝転がるには十分なものだった。", "zh_text": "缩起来的脚指间隙也是哥哥可以在那里充分躺下的空间。" }, { "id_line": 901, "ja_text": "\"ほいじゃ乗ってねー\"", "zh_text": "\"那么,坐上来吧。\"" }, { "id_line": 902, "ja_text": "アスカはハルの足の指の間に逆さにした人差し指を差し入れた。", "zh_text": "明日香是把食指伸到小春的脚趾之间。" }, { "id_line": 903, "ja_text": "俺を、その指先の爪の裏側に乗せると、俺をそこから連れ出した。", "zh_text": "我从指尖的指甲的内侧上去,明日香把我从那里领出去。" }, { "id_line": 904, "ja_text": "\"や。おつとめごくろーさん\"", "zh_text": "\"嘛。工作辛苦了!\"" }, { "id_line": 905, "ja_text": "アスカが爪の裏の上に転がる俺を覗き込んで笑った。", "zh_text": "明日香笑看在指甲里滚动的我。" }, { "id_line": 906, "ja_text": "もはや視界を埋め尽くすほどに巨大になったアスカの顔だ。", "zh_text": "视野填满了明日香巨大的脸。" }, { "id_line": 907, "ja_text": "顔のパーツひとつひとつが、10メートル単位の大きさである。", "zh_text": "脸上一小部分也有10m的大小。" }, { "id_line": 908, "ja_text": "そして俺はハルの手のひらの上に下ろされた。", "zh_text": "我在小春的手掌上下来。" }, { "id_line": 909, "ja_text": "広大な肌色の大地の中央に下ろされる俺。", "zh_text": "我现在位于广大的肉色的大地的中央。" }, { "id_line": 910, "ja_text": "頭上からは、とてつもなく巨大なハルの顔がのぞきこんできていた。", "zh_text": "在头顶,巨大的出奇的小春的脸望着我。" }, { "id_line": 911, "ja_text": "瞬きをする目だけでも10m。その整った鼻も高さは20m近い。その下の鼻の穴からはハルが呼吸をするたびに突風が吹きつけてきた。", "zh_text": "眨眼的眼睛也超过10米。那端正的鼻子也高20米远。那下面的从鼻孔,小春每次呼吸都是暴风吹袭。" }, { "id_line": 912, "ja_text": "僅かに開かれた口から時折漏れてくる吐息はとても熱く、それでいていい匂いがした。", "zh_text": "被打开一丝的口中偶尔漏出来的气息很热,但是有很好闻的味道。" }, { "id_line": 913, "ja_text": "\"これがお兄ちゃん…\"", "zh_text": "\"这是哥哥……\"" }, { "id_line": 914, "ja_text": "さすがのハルも驚いているようだった。", "zh_text": "就连小春也吃了一惊。" }, { "id_line": 915, "ja_text": "俺からすれば、このハルの手のひらですら野球場よりも広いことの方が驚愕だが。", "zh_text": "在我看来,小春的手掌比棒球场还要宽这件事更令人大吃一惊。" }, { "id_line": 916, "ja_text": "\"わぁ~ちっちゃい…でも、ちゃんとお兄ちゃんの形をしてる…\"", "zh_text": "\"哇~好小…但是,有看到是好地地哥哥的形状……\"" }, { "id_line": 917, "ja_text": "ハルが感嘆の吐息を漏らしながら 俺を乗せている左手に、右手の指を近づけてきた。", "zh_text": "小春感叹的呼吸吹到我所在的左手,而她的右手手指也开始拉近。" }, { "id_line": 918, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 919, "ja_text": "ズン!指先を押し付けてきた。", "zh_text": "砰!指尖压上来了。" }, { "id_line": 920, "ja_text": "\"うわ、指先だけで隠れちゃった…\"", "zh_text": "\"哇,只是用指尖就可以藏起来了……\"" }, { "id_line": 921, "ja_text": "はぁ~…と息を吐き出しながらグリグリと指を動かしてくる。", "zh_text": "哈~…小春一边吐气一边地转动手指。" }, { "id_line": 922, "ja_text": "その巨大すぎる指先と広大すぎる手のひらの間でゴミクズのように潰される俺は、無意識のうちにこうやって嬲ってくるあたりに、アスカの\"元気君\"の効果が正しかったことを身を以って痛感する。", "zh_text": "我很有可能会被那个庞大的指尖和广阔手掌之间像垃圾一样无意识地被毁掉了吧,这次确切地意识到明日香的\"元气君\"的效果。" }, { "id_line": 923, "ja_text": "\"すごい……。あ、写真とってもいいですか?\"", "zh_text": "\"真厉害……啊,拍照片好吗?\"" }, { "id_line": 924, "ja_text": "\"いいよいいよ。ホイ\"", "zh_text": "\"好啊好啊。\"" }, { "id_line": 925, "ja_text": "自画撮りモードに切り替えたスマホを手渡すアスカ。", "zh_text": "明日香把手机转换到普通的自拍模式。" }, { "id_line": 926, "ja_text": "それを受け取ったハルは自分の顔の手前に俺を乗せた左手を持ってきて、俺も写るようにした。", "zh_text": "画面上看到小春的脸,还有把我乘坐的左手也拿过来一起准备拍照。" }, { "id_line": 927, "ja_text": "そこに、", "zh_text": "之后," }, { "id_line": 928, "ja_text": "\"いえーい\"", "zh_text": "\"嗯。笑~~~\"" }, { "id_line": 929, "ja_text": "と横から入ってきたアスカも入る。", "zh_text": "明日香也加了进来。" }, { "id_line": 930, "ja_text": "パシャリ", "zh_text": "咔嚓" }, { "id_line": 931, "ja_text": "シャッターの音が鳴った。", "zh_text": "快门的声音响了。" }, { "id_line": 932, "ja_text": "そして画面を見れば、そこにはハルとアスカの顔と、その手前に出されたハルの左手の上にポツンと乗る点のようなものが写っていた。", "zh_text": "但画面来看,那里只有小春和飞鸟的脸,而在小春的左手上有一点小小的黑点被拍下来。" }, { "id_line": 933, "ja_text": "\"あはは、シュウってば小さすぎてもうなんだかわからないわね。ハルちゃんの手に乗るゴミ?\"", "zh_text": "\"哈哈,太小了,拍完照也不知道是什么。是小春酱手上的垃圾吧?\"" }, { "id_line": 934, "ja_text": "\"う、うるさいな…\"", "zh_text": "\"啊,烦死了……\"" }, { "id_line": 935, "ja_text": "しかし確かに、写し出されてる画像はどんなに拡大しても、そこに乗っているのが俺だとはわからないだろう。", "zh_text": "不过确实,就算照片放到最大,我还是看不清楚吧。" }, { "id_line": 936, "ja_text": "だがまぁこの地獄もこれでようやくお開きに…。", "zh_text": "但是阿鼻地狱也终于结束了…" }, { "id_line": 937, "ja_text": "\"じゃあ続きやろうか、お兄ちゃん\"", "zh_text": "\"那么继续做吧,哥哥。\"" }, { "id_line": 938, "ja_text": "\"…は?\"", "zh_text": "\"…嗯?\"" }, { "id_line": 939, "ja_text": "手のひらの上から、その巨大な顔を見上げた。", "zh_text": "我在手掌上仰望着那巨大的脸。" }, { "id_line": 940, "ja_text": "\"え…今の撮影でお開きじゃないのか…?\"", "zh_text": "\"哎…现在不是的拍照结束的吗…?\"" }, { "id_line": 941, "ja_text": "\"今のはただの記念撮影。それにまだ、この大きさのお兄ちゃんでオナニーしてないし\"", "zh_text": "\"现在的只是拍纪念照。而且还没用过这个大小的哥哥直接自慰。\"" }, { "id_line": 942, "ja_text": "ハルは笑いながら言った。", "zh_text": "小春一边笑一边说。" }, { "id_line": 943, "ja_text": "この大きさの俺をオカズにするというのか。", "zh_text": "以这个大小的我当自慰的菜?" }, { "id_line": 944, "ja_text": "もう指先で触れるだけで潰されてしまいそうなのに…。", "zh_text": "我可是用指尖触摸就会被粉碎…" }, { "id_line": 945, "ja_text": "などと思っていると俺を乗せるハルの巨大な手は移動を開始してしまった。", "zh_text": "当我还在想的时候,小春巨大的左手开始移动。" }, { "id_line": 946, "ja_text": "どこに向かうのかと思えば着いた先は股間の前だった。", "zh_text": "我们的目的地当然是胯间。" }, { "id_line": 947, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 948, "ja_text": "俺の目の前には、ハルのとてつもなく巨大な陰唇が縦にばっくりと割れていた。", "zh_text": "小春那令人难以置信的巨大阴唇在我眼前是一条大地上垂直的粉红色裂缝。" }, { "id_line": 949, "ja_text": "一本一本が数十mもある陰毛が生い茂り、その裂け目からは滝のように愛液があふれ出ている。", "zh_text": "一根接一根数十m长的阴毛茂盛丛生,而那个裂缝处就像是瀑布一样溢出爱液。" }, { "id_line": 950, "ja_text": "すでに何度も絶頂を迎えたそこはぐちょぐちょに濡れていた。", "zh_text": "已经好几次也迎接高潮之后,那里现在已经是黏黏糊糊而且非常濡湿。" }, { "id_line": 951, "ja_text": "裂け目の最頂上には家よりも巨大なクリトリスがドンと突き出ている。", "zh_text": "裂缝的最顶峰是更加巨大而突出的阴蒂。" }, { "id_line": 952, "ja_text": "濡れた岩壁にも見える陰唇はビクンビクンとヒクついていた。\"元気君\"と、それに伴う快楽のせいだろう。", "zh_text": "因为\"元气君\"的关系,看到阴唇那湿淋的岩壁正伴随着高涨的心情,快乐地蠕动。" }, { "id_line": 953, "ja_text": "全長50mほどもありそうな巨大な裂け目が、生物的にヒクヒクと動きながら愛液をジャブジャブと溢れさせる様は恐ろしくおぞましかった。", "zh_text": "全长50m左右的巨大裂痕,有如可怕的生物一様在抽动一边在潺潺地分秘出黏绸的爱液。" }, { "id_line": 954, "ja_text": "しかし同時に男の本能を刺激するものでもあった。", "zh_text": "但同时这个也是刺激雄性本能的东西。" }, { "id_line": 955, "ja_text": "その巨大な裂け目から空気を埋め尽くすほどにあふれ出てくる濃密なフェロモン。", "zh_text": "那巨大的裂缝向空气中填满那洋溢出来的雌性渴求交配时的浓密费洛蒙。" }, { "id_line": 956, "ja_text": "むせ返るほどに強烈な妹の匂い。", "zh_text": "是强烈得呛气的妹妹气味。" }, { "id_line": 957, "ja_text": "ハルの、女としての部分が目の前にありえない巨大さで展開されていた。", "zh_text": "小春作为女性的部分巨大地展开在眼前。" }, { "id_line": 958, "ja_text": "\"ふふ、たっぷり見せてあげるからね…\"", "zh_text": "\"呵呵,我要充分展示给你看……\"" }, { "id_line": 959, "ja_text": "言うとハルは、俺を乗せているほうではない右手をこの股間の前に運んできて、その指を割れ目に突っ込んだ。", "zh_text": "小春说完,就把右手也挪到股间的我眼前,然后手指深深的插入那裂痕。" }, { "id_line": 960, "ja_text": "ぬぷり。そんな音が聞こえてきた。", "zh_text": "啊。听见了那样的声音。" }, { "id_line": 961, "ja_text": "直径15m、全長60mにもなる巨大な指が、その巨大な割れ目にあっさりと呑み込まれたのである。", "zh_text": "直径约为15m,全长60m的巨大的手指,简单地被吞没到巨大的裂缝当中。" }, { "id_line": 962, "ja_text": "そして指はその陰唇を変形させながら中をかき混ぜ、前後に動き出入りし始めた。", "zh_text": "阴唇因为手指的搅拌而变形,而手指也开始前后出入的运动。" }, { "id_line": 963, "ja_text": "ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ", "zh_text": "ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ" }, { "id_line": 964, "ja_text": "とてつもなく淫らな音が、この股間の谷間に轟いていた。耳をふさいでも飛び込んでくるような爆音だった。", "zh_text": "令人脸红耳赤的淫乱声音,在这股间的山沟中轰鸣,连塞住耳朵也阻止不了的声响。" }, { "id_line": 965, "ja_text": "それが、この巨大な指が動くたびに響き渡る。", "zh_text": "巨大的手指每次游动声音都会响遍四方。" }, { "id_line": 966, "ja_text": "とてつもない光景が広がっていた。", "zh_text": "出乎意料之外的光在眼前展开。" }, { "id_line": 967, "ja_text": "全長50ほどもある巨大な割れ目に、長さ60mもある巨大な指がぐちゅぐちゅと音を立てながら高速で蠕動しているのだ。", "zh_text": "全长50m左右的巨大裂缝,因为被长60m的巨大的手指高速抽插而咕吱咕吱地发出蠕动的声响。" }, { "id_line": 968, "ja_text": "まるで巨大な滝にビルが出入りしているかのような光景だ。", "zh_text": "如同大楼在巨大瀑布进进出出的景象。" }, { "id_line": 969, "ja_text": "そんな超常現象のような現象が、実際は妹のただのオナニーであると。", "zh_text": "那样有如大自然力量一様的超常现象,实际上只是妹妹在自慰而已。我有一种奇怪的想法,现在谁也不能够阻止小春自慰。只可以眼睁睁地看着妹妹他自慰而毫无阻止的办法。" }, { "id_line": 970, "ja_text": "\"ん…! んん…!\"", "zh_text": "\"啊…!啊……!\"" }, { "id_line": 971, "ja_text": "ハルの喘ぎ声が遠くに聞こえる。", "zh_text": "小春的喘气和浪叫声听起来在很远的地方传来。" }, { "id_line": 972, "ja_text": "指が動くたびに愛液がじゃぶじゃぶと流れ出てきた。", "zh_text": "手指每次的抽动都会把哗啦哗啦地爱液带出来。" }, { "id_line": 973, "ja_text": "俺に超至近距離で見られていることでこれまでより更に興奮しているのかも知れない。", "zh_text": "也许我超近距离看到这件事的发生而比以往更加兴奋。" }, { "id_line": 974, "ja_text": "俺はその光景に釘付けになっていた。", "zh_text": "我是钉住这种异常的情景。" }, { "id_line": 975, "ja_text": "そして気づけば、ズボンのチャックを開け、自分の棒をしごいていた。", "zh_text": "并且注意到,我在把裤子的拉炼打开,开出自己的肉棒。" }, { "id_line": 976, "ja_text": "天変地異のような妹のオナニーを前にする自分のオナニーはなんとも卑小でなさけないものだったが、そんなことはどうでもよかった。", "zh_text": "已经不在乎在妹妹天崩地裂般的自慰当前,自己的手淫是多么渺小可悲,那种事怎样都好。" }, { "id_line": 977, "ja_text": "\"ああ…! あん…!\"", "zh_text": "\"啊…!啊……!\"" }, { "id_line": 978, "ja_text": "ハルの喘ぎ声が大きくなる。", "zh_text": "小春的喘气声和淫叫声都在变大。" }, { "id_line": 979, "ja_text": "絶頂に向かってのぼっているのだ。", "zh_text": "慢慢往高潮的地方上升。" }, { "id_line": 980, "ja_text": "それに伴って指の動きも激しくなり、さきほどから飛び散った愛液の飛沫が俺の周囲にまで跳んできている。", "zh_text": "伴随着手指激烈的活动,爱液的飞沫开始四散到我的周围。" }, { "id_line": 981, "ja_text": "ビチャアアアアアアアアアアアアアン!!", "zh_text": "ビチャアアアアアアアアアアアアアン!!" }, { "id_line": 982, "ja_text": "ビチャアアアアアアアアアアアアアン!!", "zh_text": "ビチャアアアアアアアアアアアアアン!!" }, { "id_line": 983, "ja_text": "ひとつひとつが5mほどもある愛液の飛沫が俺の周囲に落下しては弾けとんだ。", "zh_text": "一粒一粒5m大小的爱液飞沫落在我的四周,在撞到巨大的胴体时爱液发出巨大的水声。" }, { "id_line": 984, "ja_text": "粘性のあるそれに直撃されれば俺は潰されてしまうかもしれない。", "zh_text": "被那种因为兴奋而分秘出高黏性的淫水直接击中的话,我也许会被压坏。" }, { "id_line": 985, "ja_text": "しかし俺は目の前の光景から目を離すことができなかった。", "zh_text": "但是我被眼前的景象吸引所以目光无法离开。" }, { "id_line": 986, "ja_text": "その場を動くことが出来なかった。", "zh_text": "而我也没有离开这个场景的能力。" }, { "id_line": 987, "ja_text": "飛来する無数の巨大な愛液の飛沫の中で、一心不乱に棒をしごいていた。", "zh_text": "无数的巨大爱液飞沫向我飞来,而我只有在专心致志地捋动肉棒。" }, { "id_line": 988, "ja_text": "しかし、俺が射精することは無かった。", "zh_text": "在我还没有射出来之前。" }, { "id_line": 989, "ja_text": "その前に、俺の乗せられている地面でもあるハルの手が動き出したからだ。", "zh_text": "我被放在小春左手也开始行动。" }, { "id_line": 990, "ja_text": "\"ん……片手じゃダメ……\"", "zh_text": "\"啊……单手不够……\"" }, { "id_line": 991, "ja_text": "ハルは手のひらに乗っていた俺を股間の上にポイと放り出し、左手まで使ってオナニーを始めてしまった。", "zh_text": "小春手掌把我随地扔下之后,就同时开始使用左手手淫。" }, { "id_line": 992, "ja_text": "二つの巨大な手のいくつもの巨大な指で陰唇をまさぐっている。", "zh_text": "两只巨大的手和几只巨大的手指向玩弄阴唇。" }, { "id_line": 993, "ja_text": "\"ぐ…!\"", "zh_text": "\"呜……!\"" }, { "id_line": 994, "ja_text": "そして放り出された俺は、妙なところにいた。", "zh_text": "我被抛到了奇怪的地方。" }, { "id_line": 995, "ja_text": "墜落の痛みに体を動かせなかったが、なんとか体を起き上がらせて見ればそこは普通の肌とは違うツルンとした場所。", "zh_text": "坠落时令全身的疼痛,总算让身体坐起来时,可以看到那是和普通的皮肤不同的地方。" }, { "id_line": 996, "ja_text": "背後には陰毛の樹海が生い茂り、正面には広大な空間が広がっていた。", "zh_text": "背后的阴毛树海丛生,正面是蔓延着的广阔空间。" }, { "id_line": 997, "ja_text": "そして頭上には巨大な二つの手。", "zh_text": "而头上的是两只巨大的手。" }, { "id_line": 998, "ja_text": "つまりここは、ハルのクリトリスの上だった。", "zh_text": "也就是说,这里是小春的阴蒂。" }, { "id_line": 999, "ja_text": "家よりも巨大なそのドームのような陰核の上に落下していたのだ。", "zh_text": "是比我的家更巨大的有如巨蛋一样的阴核上。" }, { "id_line": 1000, "ja_text": "表面は赤く充血しとても熱かった。まるでフライパンの上にでも放り出されているかのようだ。", "zh_text": "表面通红充血很烫了。简直像在平底锅上一様。" }, { "id_line": 1001, "ja_text": "しかし移動しようにも未だに痛む体ではこの大揺れの中では満足に動けない。", "zh_text": "我的身体还在疼痛,而小春巨大的胴体也因为不满足而晃动,在这种情况下我根本动不了。" }, { "id_line": 1002, "ja_text": "俺はクリトリスの上に囚われの身となった。", "zh_text": "我被囚禁在阴蒂上。" }, { "id_line": 1003, "ja_text": "しかしその光景は凄まじいものだった。", "zh_text": "这个情景太可怕了。" }, { "id_line": 1004, "ja_text": "さきほど違い陰唇を望むことはできなかったが、その中核とも言える場所からはすべてを見ることが出来た。", "zh_text": "和刚才的阴唇不同,也可以说是这个地方能看到最内核的局域。" }, { "id_line": 1005, "ja_text": "正面で巨大な手が陰唇をかき混ぜ愛液を掻きだす様も、背後でハルの巨大な上半身が快感に体を震わせるのも。すべてを、その場所から一望できた。", "zh_text": "正面是巨大的手指在搅阴唇掏出爱液,而背后是小春巨大的上身因快感而震动。在那个地方,一切都尽收眼底。" }, { "id_line": 1006, "ja_text": "妹のオナニーの、最高の観客席である。", "zh_text": "这是观看妹妹手淫的最高的观众席上。" }, { "id_line": 1007, "ja_text": "いまや俺から見るハルは身長1600mのとてつもない大巨人である。", "zh_text": "在我看来小春是身高1600m超巨型的巨人。" }, { "id_line": 1008, "ja_text": "このスカートから飛び出る二本の脚もそれぞれ800mという値になり、あの胸板に飛び出る乳房も標高は100m以上もある立派な山だ。", "zh_text": "从这条裙子露出的两只腿也各自有800m,那对胸口隆起的乳房也有100m以上,算得上一座大山了。" }, { "id_line": 1009, "ja_text": "たった一人の人間の体が、地形レベルの巨大さだった。", "zh_text": "只是一个人的身体已经是地形一様的巨大。" }, { "id_line": 1010, "ja_text": "そんな大巨人となったハルのオナニーはまさに災害レベルに凄まじく、轟々とあふれ出る愛液は大洪水となって股下に広がるだろう。", "zh_text": "那异常巨大的巨人小春在自慰时已经是大得惊人的灾害级别,溢出的爱液在股下造成大洪水。" }, { "id_line": 1011, "ja_text": "大地は常にグラングランと揺れている。オナニーの為に小刻みに動かす手の動きに体がつられている。そしてその小さな揺れですら、その体の上に家が建っていたりしたらまたたくまに崩れ落ちてしまうほどの大揺れだった。", "zh_text": "身体因为受到手淫这种手部微微动的动作影响,大地不停晃动。如果在小春巨大的胴体上的有房子的话,连这动小小的摇动,都是能造成立刻倒塌的大型摇晃。" }, { "id_line": 1012, "ja_text": "最早人間としてのレベルを超えた巨大さである。", "zh_text": "已经超过了作为人类水准的巨大。" }, { "id_line": 1013, "ja_text": "まるで神話に謳われる女神の自慰に巻き込まれているようだ。", "zh_text": "仿佛被卷入到神话中女神的自慰。" }, { "id_line": 1014, "ja_text": "と、そうやってクリトリスの上からオナニーを鑑賞していた俺の頭上に、ハルの右手が現れた。", "zh_text": "当我在阴蒂上欣赏着自慰时,在我的头上出现小春的右手。" }, { "id_line": 1015, "ja_text": "指は自身の愛液でべっとりと濡れている。", "zh_text": "手指因为黏满自己的爱液而湿润。" }, { "id_line": 1016, "ja_text": "ぬれそぼる巨大な指が接近してくる様は、怪物が襲い掛かってくるような恐ろしさがあった。", "zh_text": "濡湿巨大的手指接近时,给我带来怪物袭来的恐惧。" }, { "id_line": 1017, "ja_text": "しかし指は俺には触れず、俺の乗るクリトリスをギュウと摘んだ。", "zh_text": "手指我碰到我还在的上面的阴蒂。" }, { "id_line": 1018, "ja_text": "今度はここを刺激するのだろう。", "zh_text": "这次是要刺激这里吧。" }, { "id_line": 1019, "ja_text": "だが、それはそこに乗る俺にとってこれから天変地異並のオナニーに巻き込まれるということだ。", "zh_text": "但是我不想卷入到这天变地异般的自慰当中。" }, { "id_line": 1020, "ja_text": "そんなことになれば当然この身など持たない。", "zh_text": "只可以从这里离开。" }, { "id_line": 1021, "ja_text": "俺はなんとか体を奮い立たせ、クリトリスの上から下りようとした。", "zh_text": "我勉强让身体奋起,正要从阴蒂上下来。" }, { "id_line": 1022, "ja_text": "しかし、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 1023, "ja_text": "ズム!!", "zh_text": "ズム!!" }, { "id_line": 1024, "ja_text": "そんな俺を、クリトリスを摘んでいたはずの右手の人差し指がそのドームに押し付けた。", "zh_text": "右手的食指把我往巨蛋般的阴蒂方向压上去。" }, { "id_line": 1025, "ja_text": "指先とクリトリスの間に挟まれる俺。", "zh_text": "我被夹在指尖和阴蒂之间。" }, { "id_line": 1026, "ja_text": "\"ぐは…っ!\"", "zh_text": "\"为什么马上就…!\"" }, { "id_line": 1027, "ja_text": "凄まじい重圧が全身に掛かってくる。", "zh_text": "可怕的重压压住全身。" }, { "id_line": 1028, "ja_text": "\"ふふ、ダーメ。お兄ちゃんはちゃんとそこにいてくれなきゃ♪\"", "zh_text": "\"呵呵,不行。哥哥要好好的待那里。\"" }, { "id_line": 1029, "ja_text": "ハルの声が聞こえた気がした。", "zh_text": "我似乎听见小春的声音。" }, { "id_line": 1030, "ja_text": "そしてハルは左手でまんこをまさぐり、右手でクリトリスを弄り始めた。", "zh_text": "然后小春的左手肉洞抽动,右手在摆弄阴蒂。" }, { "id_line": 1031, "ja_text": "親指と中指でクリトリスをつまみ、人差し指で俺をクリトリスに押し付ける。", "zh_text": "大拇指和中指挟住阴蒂,而食指把我强压在阴蒂上。" }, { "id_line": 1032, "ja_text": "くりくり、こりこり。片手の指でクリトリスと一緒に俺の事もこねくり回す。", "zh_text": "嘎吱,嘎吱。手指带动我在阴蒂上一起转动。" }, { "id_line": 1033, "ja_text": "俺を巻き込むことで一気に加速した快感は、ハルの動きをより激しいものにした。", "zh_text": "由于我被卷入,小春的快感一口气增力,小春的动作也越来越激烈了。" }, { "id_line": 1034, "ja_text": "陰唇に出入りする指は高速で蠕動し、右手はクリトリスをグリグリとこね回している。", "zh_text": "手指高速抽插蠕动的阴唇,右手不停转动阴蒂。" }, { "id_line": 1035, "ja_text": "より強い快楽を得るために、より強い刺激を得るために。", "zh_text": "为了得到有较强的快感,而加入更强烈的刺激。" }, { "id_line": 1036, "ja_text": "クリトリスをこねる指先の中央にポツンとある小さな兄の存在を意識して、ハルは今日最高の絶頂を迎えた。", "zh_text": "意识到被指尖揉捏的阴蒂的正中间有渺小的哥哥的存在,小春是今天迎来了最大的高潮。" }, { "id_line": 1037, "ja_text": "ブシュウウウウウウウ!!!", "zh_text": "ブシュウウウウウウウ!!!" }, { "id_line": 1038, "ja_text": "快感の極みに至ったハルのまんこが盛大に愛液を噴き出した。", "zh_text": "达到快感极限至的小春的喷出了大量爱液。" }, { "id_line": 1039, "ja_text": "まるでダムの放水のような凄まじい威力。股下を、一気に大洪水へと変えていた。", "zh_text": "就像水库泄洪一样的可怕的威力。胯下一下子变成山洪暴发一様。" }, { "id_line": 1040, "ja_text": "足の指がギュッと握られる。クリトリスを摘む指に思い切り力を込めていた。", "zh_text": "脚趾因高潮而紧紧地卷缩。捏住阴蒂的手指也注入更大的力量。" }, { "id_line": 1041, "ja_text": "快感が雷のように体を走り、ハルはビクンビクンと体を震わせた。", "zh_text": "快感电流般在身体内四处流窜,小春因为子宫本能地收缩而身体痉挛。" }, { "id_line": 1042, "ja_text": "\"………ふうううう\"", "zh_text": "\"………唉呜呜。\"" }, { "id_line": 1043, "ja_text": "ハルが、盛大に息を吐き出した。", "zh_text": "小春大大地吐一口气。" }, { "id_line": 1044, "ja_text": "そして右手をクリトリスから離し、そこを覗き込んでみる。", "zh_text": "然后右手离开阴蒂,看一下那里。" }, { "id_line": 1045, "ja_text": "するとクリトリスの上に完全に気絶してしまった小さな小さな兄が横たわっていた", "zh_text": "在那里有小小的小小的哥哥在阴蒂的上完全晕倒而躺下。" }, { "id_line": 1046, "ja_text": "ハルからは見えなかったが、俺は白目を向いて倒れていた。", "zh_text": "小春看不到的是我已经反白眼了。" }, { "id_line": 1047, "ja_text": "そんな、自分のクリトリスの上で大の字に転がる俺を見てクスッと笑ったハルは、先ほどまで陰唇をかき混ぜていた左手の指を俺の上に持ってきて、", "zh_text": "小春看到在大字体躺在自己的阴蒂上的我,轻松地笑了笑,用刚才还在刮阴唇的左手手指放到阴蒂上的我的上空," }, { "id_line": 1048, "ja_text": "\"はい、おすそわけ♪\"", "zh_text": "\"是赠品哦♪\"" }, { "id_line": 1049, "ja_text": "指先から、一滴の愛液をたらした。", "zh_text": "从指尖的一滴爱液滴下来。" }, { "id_line": 1050, "ja_text": "直径5m以上もある巨大な愛液の水滴を受けて、俺の体は陰毛の森のほうに流されてしまった。", "zh_text": "直径有5m以上的巨大爱液水滴打到我的身上,我整个人被爱液包住,连同水滴被冲到阴毛森林的深处。" }, { "id_line": 1051, "ja_text": "そんな光景を見ていたアスカは両手を合わせて、言った。", "zh_text": "看到这种情景的明白香双手合十说。" }, { "id_line": 1052, "ja_text": "\"ごちそーさまでした\"", "zh_text": "\"多谢款待~♪\"" }, { "id_line": 1053, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1054, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1055, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1056, "ja_text": "\"いやー何はともあれ無事でよかった\"", "zh_text": "\"啊,无论如何,可以平安无事真是太好了。\"" }, { "id_line": 1057, "ja_text": "アスカがあっけらかんと言う。", "zh_text": "明日香满不在意地说。" }, { "id_line": 1058, "ja_text": "いけしゃあしゃあとこいつは…。", "zh_text": "这家伙脸皮真厚…" }, { "id_line": 1059, "ja_text": "テーブルの上に下ろされた俺は拳をぷるぷる振るわせた。", "zh_text": "被放到桌子上面全身还是滑溜溜的我气愤地向桌面打了一拳。" }, { "id_line": 1060, "ja_text": "あのあと、気絶した俺はハルの陰毛の森の中からつまみ出され、それからこのテーブルの上でその目が覚めるのを待っていたらしい。", "zh_text": "在那之后,已经没有气息的我从小春的阴毛森林当中被捏起来,然后放到这张桌子上等待醒来。" }, { "id_line": 1061, "ja_text": "ケラケラと笑うアスカの横では、ハルが罰が悪そうに苦笑していた。", "zh_text": "明日香在一旁哈哈大笑,而小春看起来是怕之后会因为自己的所作所为受到惩罚而苦笑。" }, { "id_line": 1062, "ja_text": "\"あはは、ゴメンねお兄ちゃん、ちょっとやりすぎちゃったかも\"", "zh_text": "\"哈哈,对不起啊哥哥,稍微做过头了吧。\"" }, { "id_line": 1063, "ja_text": "巨大な手のひらを合わせて舌を出すハル。", "zh_text": "小春巨大的手掌双手合十,微微吐了吐舌头。" }, { "id_line": 1064, "ja_text": "まだ格好はミニスカートとパンツのみの半裸だった。", "zh_text": "但她还是只穿着迷你裙和胖次,上半身赤裸裸的样子。" }, { "id_line": 1065, "ja_text": "正直、ちょっとどころの問題ではなかったが。", "zh_text": "老实说,这根本不是稍微的问题呀。" }, { "id_line": 1066, "ja_text": "\"まぁでも、こんな体験した男なんで世界でもあんただけなんだから、もっと誇りに思いなさい\"", "zh_text": "\"但是,有这种体验的是男性,在世界上也只有你一个啊,骄傲吧。\"" }, { "id_line": 1067, "ja_text": "妹のオナニーで殺されかけることの何を誇りに思えってんだよ。世界一最低な死に方じゃねーか。", "zh_text": "被妹妹自慰时无意识地杀死有什么好自豪的。世界最智障的死法第一名吗?" }, { "id_line": 1068, "ja_text": "\"で、ですよね! 今回の発明はもう世界的に大発明ですよ!\"", "zh_text": "\"啊!啊!此次的发明已经是世界性的大发明了!\"" }, { "id_line": 1069, "ja_text": "気まずさのあまりハルが俺との会話をぶっちぎるようにアスカを持ち上げた。", "zh_text": "尴尬的小春打断我和明日香的对会话。" }, { "id_line": 1070, "ja_text": "\"んふーそうでしょうそうでしょう。でも発表とかは無しね。趣味で作ったものだし、悪用とかされたら大変だしね\"", "zh_text": "\"不会啦。我都没有发表。只是因为爱好做出来的东西,被人类滥用的话就不得了呢。\"" }, { "id_line": 1071, "ja_text": "アスカが手をヒラヒラと振りながら言う。", "zh_text": "明日香手夸张地挥了挥手说。" }, { "id_line": 1072, "ja_text": "まずそれを発明した人間が悪用してるわけだが。", "zh_text": "首先,妳的发明已经在滥用人类啊。" }, { "id_line": 1073, "ja_text": "\"あーもう、なんでもいいから早くもとの大きさに戻してくれよ。体中痛いしハルの愛液まみれで匂うしべとべとだよ\"", "zh_text": "\"啊,什么都好,快点把我还原到本来的大小。我现在浑身疼痛,沾满了黏糊糊的爱液,还散发著小春味道。\"" }, { "id_line": 1074, "ja_text": "\"はいはい、わかったわかった♪\"", "zh_text": "\"好的好的,知道了知道了。\"" }, { "id_line": 1075, "ja_text": "文句を言う俺にアスカが笑いながらスマホのカメラを向けてきた。", "zh_text": "明日香笑着把智能手机的相机对准了还在抱怨的我。" }, { "id_line": 1076, "ja_text": "が、それをハルが遮った。", "zh_text": "小春打断了明日香。" }, { "id_line": 1077, "ja_text": "\"あ、ちょっと待ってください!\"", "zh_text": "\"啊,等一下!\"" }, { "id_line": 1078, "ja_text": "\"およ?\"", "zh_text": "\"嗯?\"" }, { "id_line": 1079, "ja_text": "\"その…わたしにやらせてもらえますか? お兄ちゃんにも迷惑かけちゃったし…\"", "zh_text": "\"那个…可以让我做吗?我也给了哥哥很多麻烦……\"" }, { "id_line": 1080, "ja_text": "ハルが体をモジモジと動かしながら言う。", "zh_text": "小春一边难为情地忸怩自己巨大的身体一边说。" }, { "id_line": 1081, "ja_text": "なるほど、ハル的にも俺に何か償いがしたいわけか。", "zh_text": "原来如此,小春是想做什么对我补偿吗?。" }, { "id_line": 1082, "ja_text": "その意図が分かったアスカはもちろん二つ返事だった。", "zh_text": "了然于胸的明日香当然爽快地答应了。" }, { "id_line": 1083, "ja_text": "\"いいよー。はい\"", "zh_text": "\"好哟。可以的。\"" }, { "id_line": 1084, "ja_text": "\"あ、ありがとうございます\"", "zh_text": "\"啊,谢谢。\"" }, { "id_line": 1085, "ja_text": "アスカからスマホを受け取ったハル。", "zh_text": "小春接过明日香的智能手机。" }, { "id_line": 1086, "ja_text": "\"画面の数字をいじると変更後の大きさの倍率を変えられるよ\"", "zh_text": "\"画面的这个数字这様弄可以改变拍照后变更的倍率。\"" }, { "id_line": 1087, "ja_text": "\"ここですか?\"", "zh_text": "\"这里吗?\"" }, { "id_line": 1088, "ja_text": "\"そうそう。今のシュウは10分の1を三回重ねて1000分の1サイズだから、そこを1000倍にすればもとの大きさに戻るね\"", "zh_text": "\"是的。现在他的大小是重复三次的10分之一,即是1000分之一大小,所以调成1000倍的话,就会回到原来的大小。\"" }, { "id_line": 1089, "ja_text": "\"わかりました\"", "zh_text": "\"我知道了。\"" }, { "id_line": 1090, "ja_text": "ハルは言われたとおりに倍率を1000倍に設定した。", "zh_text": "小春说完把倍率设置成1000倍。" }, { "id_line": 1091, "ja_text": "そして、カメラをテーブルの上にいる俺に向ける。", "zh_text": "然后把相机转向在桌子上的我。" }, { "id_line": 1092, "ja_text": "\"いくよ、お兄ちゃん\"", "zh_text": "\"哦,哥哥。\"" }, { "id_line": 1093, "ja_text": "\"おう、早くやってくれ\"", "zh_text": "\"你呀,快点给我做。\"" }, { "id_line": 1094, "ja_text": "カメラをしっかりと俺に向け、ハルはシャッターを切った。", "zh_text": "小春好好地握住相机对准我之后是按下了快门。" }, { "id_line": 1095, "ja_text": "パシャリ", "zh_text": "咔嚓" }, { "id_line": 1096, "ja_text": "シャッターが切られる音。", "zh_text": "快门的声音又响了。" }, { "id_line": 1097, "ja_text": "だが、同時に炊かれたフラッシュは、カメラを向けられた俺ではなく、その逆の、ハルに向かって炊かれた。", "zh_text": "但是,同时这次相机闪光灯不是对准我,而是相反对准了小春。" }, { "id_line": 1098, "ja_text": "\"あれ?\"", "zh_text": "\"咦?\"" }, { "id_line": 1099, "ja_text": "\"およ?\"", "zh_text": "\"啊?\"" }, { "id_line": 1100, "ja_text": "\"ん?\"", "zh_text": "\"?\"" }, { "id_line": 1101, "ja_text": "3人が同時に疑問符を口にする。", "zh_text": "3人同时发出了疑问。" }, { "id_line": 1102, "ja_text": "\"え? どうした?\"", "zh_text": "\"诶?怎么了?\"" }, { "id_line": 1103, "ja_text": "元の大きさに戻っていない俺はアスカを見上げた。", "zh_text": "没有回到原来的大小的我仰望著明日香。" }, { "id_line": 1104, "ja_text": "\"どしたのハルちゃん?\"", "zh_text": "\"小春酱怎么了?\"" }, { "id_line": 1105, "ja_text": "問われたハルはスマホの画面をアスカに見せた。", "zh_text": "小春把手机的画面给明日香看。" }, { "id_line": 1106, "ja_text": "\"あの…画面にお兄ちゃんじゃなくてわたしの顔が写ってるんですけど…\"", "zh_text": "\"那个…我拍到的画面不是哥哥,而是我的脸…\"" }, { "id_line": 1107, "ja_text": "確かに画面にはハルの顔がドアップで写っていた。", "zh_text": "确实,照片上的是小春的脸。" }, { "id_line": 1108, "ja_text": "あ。", "zh_text": "啊。" }, { "id_line": 1109, "ja_text": "と、アスカが呟いた。", "zh_text": "明日香自言自语道。" }, { "id_line": 1110, "ja_text": "\"ほら、さっき記念撮影したとき自画撮りモードに切り替えたじゃない? だから今\"サイズチェンジャー2.0\"使ったときもそのままだったのよ。それで画面の向いてる方のハルちゃんを撮っちゃったんだね\"", "zh_text": "\"你看,刚才拍纪念照的时候不是转成自拍模式吗?所以现在用\"尺寸转换器2.0\"的时候也是自拍模式。所以会拍到刚刚看着画面的小春酱啊。\"" }, { "id_line": 1111, "ja_text": "アスカが笑いながら言った。", "zh_text": "明日香笑着说。" }, { "id_line": 1112, "ja_text": "俺はピキッと固まった。", "zh_text": "我表情僵住了。" }, { "id_line": 1113, "ja_text": "\"え……それってつまり……\"", "zh_text": "\"哎……也就是说……\"" }, { "id_line": 1114, "ja_text": "俺が恐る恐る訊くと、", "zh_text": "我惊恐地说。" }, { "id_line": 1115, "ja_text": "\"うん。ハルちゃんにサイズチェンジャーの効果がかかっちゃった、ってことだね\"", "zh_text": "\"嗯。小春酱也会受到尺寸转换器的效果影响啊。\"" }, { "id_line": 1116, "ja_text": "アスカがあっけらかんと言う。", "zh_text": "明日香有毫不在乎地说。" }, { "id_line": 1117, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 1118, "ja_text": "俺はゆっくりとハルのほうを振り返った。", "zh_text": "我慢慢的回头看小春。" }, { "id_line": 1119, "ja_text": "ハルも俺を見下ろしてきていた。", "zh_text": "小春也瞪大眼睛俯视着我。" }, { "id_line": 1120, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 1121, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 1122, "ja_text": "お互いに目が合い、微妙な沈黙が支配する。", "zh_text": "我们四眼交投,微妙的沈黙支配了整个房间。" }, { "id_line": 1123, "ja_text": "そしてその直後、", "zh_text": "紧接着," }, { "id_line": 1124, "ja_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!", "zh_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!" }, { "id_line": 1125, "ja_text": "我が家が爆発した。", "zh_text": "我家爆炸了。" }, { "id_line": 1126, "ja_text": "同時に家の周囲の住宅地を凄まじい振動が襲う。", "zh_text": "同时惊人的振动袭击我家四周的住宅区。" }, { "id_line": 1127, "ja_text": "ガスボンベでも爆発したのかと慌てて家の外に出てきた人々は、自分達の住宅街の上に座り込む、とてつもなく巨大な女の子の姿を見た。", "zh_text": "煤气爆炸吗?人们都慌忙跑到家外,看到有一个令人难以置信的巨大的女生坐在自己们的住宅区上。" }, { "id_line": 1128, "ja_text": "身長1600mと、正真正銘1000倍の大巨人となってしまったハルである。", "zh_text": "身高1600m的小春是不折不扣的1000倍巨人。" }, { "id_line": 1129, "ja_text": "住宅街を尻の下に押し潰し、右足には学校を、左足には何十件もの家を踏み潰していた。", "zh_text": "屁股压扁了住宅区,右脚踏在学校上,而左脚则是把几十户人家踩碎了。" }, { "id_line": 1130, "ja_text": "しかもその格好はさきほどまでのパンツとミニスカートのみを身に付けたそれである。", "zh_text": "而且小春还是保待着只有迷你裙和胖次的様子。" }, { "id_line": 1131, "ja_text": "町中の人間の前に半裸の姿を晒していた。", "zh_text": "小春半裸的身姿全都晒在市内的人面前。" }, { "id_line": 1132, "ja_text": "\"きょ、巨人だ! めちゃくちゃデカイ人間だ!!\"", "zh_text": "\"巨人!非常巨大的人!!\"" }, { "id_line": 1133, "ja_text": "\"でっかい女の子だ!\"", "zh_text": "\"是超巨型的女孩子!\"" }, { "id_line": 1134, "ja_text": "ハルの姿を見た人々が口々に叫ぶ。", "zh_text": "看到小春样子的人们互相呼喊。" }, { "id_line": 1135, "ja_text": "町中の人々に見上げられながら、ハルは、ようやく紡いだ言葉を呟く。", "zh_text": "城里的人们都在仰视着小春,小春终于开始嘟哝大叫。" }, { "id_line": 1136, "ja_text": "\"あ、あぅ……\"", "zh_text": "\"啊,啊……\"" }, { "id_line": 1137, "ja_text": "ハルの呟きが住宅街を揺るがした。", "zh_text": "小春的大叫声震动了整个住宅区。" }, { "id_line": 1138, "ja_text": "そんなハルの股間の目の前の地面。", "zh_text": "小春的胯间就在我们的眼前。" }, { "id_line": 1139, "ja_text": "屋根も壁も吹っ飛んだ家のむき出しになった部屋の中から、アスカと、未だに1000分の1サイズの俺はハルを見上げていた。", "zh_text": "屋顶和墙壁都被炸飞了。光秃秃的家只剩下这个房间的地板,明日香和至今还是只有1000分之一大小的我仰视着是小春。" }, { "id_line": 1140, "ja_text": "\"うーん、はちみつさんの作品をリスペクトしたとは言え、まさかここまでガチパクリするとは…\"", "zh_text": "\"嗯,这个是对Honey Lounge的作品的致敬的说,难道到这里就要结束了吗……\"" }, { "id_line": 1141, "ja_text": "こんなときに何カミングアウトしてんだ。", "zh_text": "都这种时候,还要在公开什么。" }, { "id_line": 1142, "ja_text": "\"……ってそれどころじゃないだろ! どうすんだよコレ!\"", "zh_text": "\"……现在这个状况还不能完结吧!该怎么办啊!\"" }, { "id_line": 1143, "ja_text": "俺が指差す先では巨大化したハルが今や本当に山のような大きさになった乳房を慌てて隠していた。", "zh_text": "我用手指指了一下巨大化的小春,小春慌张藏起了如今真的像山一样的大的欧派。" }, { "id_line": 1144, "ja_text": "\"まぁまずは元の大きさに戻してからね。ハルちゃんハルちゃん\"", "zh_text": "\"首先要回原来的大小。小春酱,小春酱。\"" }, { "id_line": 1145, "ja_text": "アスカがハルに声をかける。", "zh_text": "明日香向小春大叫。" }, { "id_line": 1146, "ja_text": "\"あ、アスカさん…! ど、どうしたらいいんですか…!?\"", "zh_text": "\"啊,明日香…!怎、怎么办啊…!?\"" }, { "id_line": 1147, "ja_text": "ハルは胸を隠しながら脚をすりよせ体をなんとか縮こまらせようとしていた。", "zh_text": "小春试图藏起自己的身体,而把双腿蜷缩起来。小春双脚滑过的地方都被这个无意识的呑噬了,只有两条光滑的坑道。" }, { "id_line": 1148, "ja_text": "町中の人間が驚愕の表情で自分を見上げているのだから。", "zh_text": "市内的人因惊愕而仰望着自己。" }, { "id_line": 1149, "ja_text": "\"落ち着いてハルちゃん、サイズチェンジャーの倍率をいじって、今度は自分が小さくなるようにすればいいのよ\"", "zh_text": "\"冷静,小春酱,尺寸转换器的倍率是可以调的,下次调成把自己变小的话就好了。\"" }, { "id_line": 1150, "ja_text": "\"そ、そうですね…!\"", "zh_text": "\"是,是这样啊……!\"" }, { "id_line": 1151, "ja_text": "ハルは手に持っていて一緒に巨大化したスマホを操作した。", "zh_text": "小春手里拿着一拼被巨大化的智能手机操作起来。" }, { "id_line": 1152, "ja_text": "とにかく早く早くもとの大きさに戻らないと…!", "zh_text": "总之快点快点的回到原来的大小…!" }, { "id_line": 1153, "ja_text": "ピッピッと素早く画面に触れていく。", "zh_text": "屏幕不断传出快速碰触画面时的嘟嘟声。" }, { "id_line": 1154, "ja_text": "しかしとにかく早くもとの大きさに戻りたい一身から、ハルはもう画面を適当に操作していた。", "zh_text": "总之快点回到原来的大小,小春已经调好了操作画面。" }, { "id_line": 1155, "ja_text": "\"あ、自画撮りモードは解除しないと! 今それでこんなことになっちゃったんだし!\"", "zh_text": "\"啊,不是因为自拍模式没有除和才会变成这样的吗!\"" }, { "id_line": 1156, "ja_text": "そんなハルの巨大な呟きに俺は、", "zh_text": "我听到巨大的小春的嘟哝道。" }, { "id_line": 1157, "ja_text": "\"え…?\"", "zh_text": "\"诶……?\"" }, { "id_line": 1158, "ja_text": "小さく呟いていた。", "zh_text": "小春又嘟囔着。" }, { "id_line": 1159, "ja_text": "\"こうしてこうしてこうして………えい!\"", "zh_text": "\"就这样这样这样………嘿!\"" }, { "id_line": 1160, "ja_text": "パシャリ", "zh_text": "咔嚓" }, { "id_line": 1161, "ja_text": "ハルはシャッターを切った。", "zh_text": "小春按下了快门。" }, { "id_line": 1162, "ja_text": "しかし自画撮りモードを解除したのに画面を自分の方に向けていたので、フラッシュはハルのほうではなくその逆の、丁度自分の股間の前あたりを照らした。", "zh_text": "但是解除了自拍模式时镜头不是向着自己,闪光向着小春正好相反的方向,把自己的胯间前面的一带,照亮了。" }, { "id_line": 1163, "ja_text": "\"ん?\"", "zh_text": "\"?\"" }, { "id_line": 1164, "ja_text": "\"あら?\"", "zh_text": "\"哎呀?\"" }, { "id_line": 1165, "ja_text": "俺とアスカが、その光に照らされた。", "zh_text": "我和明日香都被光线照到。" }, { "id_line": 1166, "ja_text": "直後、", "zh_text": "之后," }, { "id_line": 1167, "ja_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!", "zh_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!" }, { "id_line": 1168, "ja_text": "ハルの目の前に、今度はアスカが1000倍に巨大化して座っていた。", "zh_text": "这次小春的面前坐着巨大化1000倍的明日香。" }, { "id_line": 1169, "ja_text": "ハルが適当に操作したせいで、結局のところ自画撮りモードしか解除されていなかったのだ。", "zh_text": "小春不太会操作的缘故吧,明明只有自拍模式被解除了。" }, { "id_line": 1170, "ja_text": "自身の尻や太ももの下で無数の家々を押し潰しながら座り込んでいるアスカ。", "zh_text": "有无数的住家在自己的臀部和大腿下变成废虚,明日香还是坐着不动。" }, { "id_line": 1171, "ja_text": "\"あらら、あたしも巨大化しちゃった\"", "zh_text": "\"哎呀,我也巨大化了。\"" }, { "id_line": 1172, "ja_text": "そう言うアスカの声はハルと違ってなんとものんきなものだった。", "zh_text": "这么说,明日香的声音和小春不同,她的口气漫不经心的様子。" }, { "id_line": 1173, "ja_text": "人々は、とてつもなく巨大な女の子が更にもう一人現れたことで更に大パニックになっていた。", "zh_text": "人们看到又突然出现另一个巨大的女孩子后陷入更大的恐慌。" }, { "id_line": 1174, "ja_text": "このままではあの地区の住宅街のように押し潰されてしまうかもしれないと、皆が悲鳴を上げながら逃げ出していた。", "zh_text": "就这样,整个地区的住宅区地都被压坏了,大家都在一片悲鸣声中逃走。" }, { "id_line": 1175, "ja_text": "そしてそんな巨大ハルと巨大アスカの股の間では、元の大きさに戻った俺が呆然と立ち尽くしていた。", "zh_text": "我在巨大的小春和巨大的明日香胯间,回到原来的大小,我只能够呆呆的站着。" }, { "id_line": 1176, "ja_text": "\"なんだコレ…\"", "zh_text": "\"搞什么啊,这个……\"" }, { "id_line": 1177, "ja_text": "瓦礫と化した住宅街の中、前後左右を二人の超巨大な太ももによって閉じられたこの場所からは、二人の巨人の姿を真下から見上げることが出来た。", "zh_text": "在住宅区的废墟中,这个空间前后左右都被超巨大的大腿封闭起来,我抬头看到两个的巨人的身影。" }, { "id_line": 1178, "ja_text": "\"アスカさん! どうしましょう!\"", "zh_text": "\"明日香!怎么办!\"" }, { "id_line": 1179, "ja_text": "\"まぁまぁ慌てなさんな。まずはハルちゃんをもとに戻してあげるね。えーっと倍率・カメラ方向よし、と\"", "zh_text": "\"嘛嘛不要着急。首先,是小春酱还原回来。嗯、你刚刚相机倍率都调好了,那就把方向对准就可以了。\"" }, { "id_line": 1180, "ja_text": "そしてアスカはハルに向かってシャッターを切った。", "zh_text": "然后明日香把镜头对准小春。" }, { "id_line": 1181, "ja_text": "すると、", "zh_text": "之后," }, { "id_line": 1182, "ja_text": "ズッッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!", "zh_text": "ズッッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!" }, { "id_line": 1183, "ja_text": "ハルは、更に1000倍の大きさへと巨大化してしまった。", "zh_text": "小春比刚刚还要再巨大1000倍。" }, { "id_line": 1184, "ja_text": "\"あれ?\"", "zh_text": "\"咦?\"" }, { "id_line": 1185, "ja_text": "\"い…っ!?\"", "zh_text": "\"又来…!?\"" }, { "id_line": 1186, "ja_text": "それを見上げてきょとんとするアスカと、その股の間で驚愕する俺。", "zh_text": "正在她们胯间感到惊愕的我仰望那个呆然的明日香。" }, { "id_line": 1187, "ja_text": "ハルは、100万倍の巨人になってしまった。", "zh_text": "小春现在是100万倍的巨人。" }, { "id_line": 1188, "ja_text": "\"えぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!? ど、どういうことですかこれ!!!\"", "zh_text": "\"啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊诶啊!?怎、怎么回事?这是怎么回事!!!\"" }, { "id_line": 1189, "ja_text": "驚愕するハルの声が全世界に響き渡った。", "zh_text": "小春惊愕的声音响彻了全世界。" }, { "id_line": 1190, "ja_text": "今やハルは身長1600kmと、全長およそ3000kmの日本列島のほぼ半分の大きさに、本州とほぼ同じ大きさにまで巨大化していた。", "zh_text": "现在小春的身高有1600km,几乎有全长约3000km的日本列岛的一半大小,是和本州大体上同样大小的巨大化。" }, { "id_line": 1191, "ja_text": "とてつもない大きさとなったお尻で関東地方の大半を押し潰し、全長800kmもある右脚は日本海に、左脚は太平洋にまで伸びていた。", "zh_text": "超出人类想像大小的屁股把关东地区的一大半都压扁,全长800km的右脚放到了日本海,而左脚一直延伸到了太平洋。" }, { "id_line": 1192, "ja_text": "ハルは日本列島の上に跨っていたのだ。", "zh_text": "小春就这様跨坐在日本列岛之上。" }, { "id_line": 1193, "ja_text": "そんなハルの股間の前の地面に座る1000倍サイズの巨人であるアスカはアプリを確認して、", "zh_text": "在小春的胯间前的地面坐着的1000倍大小的巨人明日香在确认程式设置。" }, { "id_line": 1194, "ja_text": "\"あーそういうことか。さっきハルちゃんが画面を操作したときに、以後の操作を繰り返す\"リプレイ\"のモードをオンにしちゃったんだね。だからあたしを大きくしたときの\"対象の1000倍\"が繰り返されちゃったわけだ\"", "zh_text": "\"啊,是这样啊。刚才小春酱操作画面的时候,有打开了\"重播\"模式啊。所以把我巨大化时设置\"对象的1000倍\"被重用了一次。\"" }, { "id_line": 1195, "ja_text": "\"のんきに分析してる場合かよ…\"", "zh_text": "\"现在不是悠闲地分析的时候啊……\"" }, { "id_line": 1196, "ja_text": "100万倍の大きさのハルの股の間に座る1000倍のアスカの股の間で、1倍の俺は呆れながら言った。", "zh_text": "我一边坐在100万倍的小春的胯间和1000倍明日香的胯间吃惊一边说。" }, { "id_line": 1197, "ja_text": "最早俺からはハルの姿をみることは出来なかった。", "zh_text": "我已经无法看到春的样子了。" }, { "id_line": 1198, "ja_text": "あまりにもでか過ぎて可視距離の外に出てしまったのだ。", "zh_text": "太大了啦已经超过可视距离。" }, { "id_line": 1199, "ja_text": "先ほどから大地がゴゴゴゴ…と激しく鳴動している。", "zh_text": "从刚才开始大地就激烈地轰轰轰鸣动着。" }, { "id_line": 1200, "ja_text": "おそらく…100万倍に巨大化したハルのとてつない体重を支えきれず、島やプレートが沈み始めているんだ。", "zh_text": "恐怕…是支持不住100万倍的巨大化的小春的体重,大陆板块开始下沈开始。" }, { "id_line": 1201, "ja_text": "妹の体重によって日本が沈没しかけていた。", "zh_text": "妹妹的体重会令日本沈没呀。" }, { "id_line": 1202, "ja_text": "\"とにかく、早く戻してやってくれ。日本が沈む前に…\"", "zh_text": "\"总之,要快点恢复。在日本沈没之前……\"" }, { "id_line": 1203, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 1204, "ja_text": "\"……? アスカ…?\"", "zh_text": "\"……?明日香…?\"" }, { "id_line": 1205, "ja_text": "返答が無いことを妙に思った俺ははるか700mほどの高みにあるアスカの顔を見上げた。", "zh_text": "我望着在遥远的700m左右的高度的明日香的脸,她没有回答我的问题,反而在深思一些事情。" }, { "id_line": 1206, "ja_text": "何かをブツブツ考えているようだ。", "zh_text": "不知道她喃喃自语地思考着什么。" }, { "id_line": 1207, "ja_text": "いったい何を…。", "zh_text": "究竟是什么呢…不会又是什么鬼主意吧……" }, { "id_line": 1208, "ja_text": "と思っていると、", "zh_text": "我还在思考的时侯," }, { "id_line": 1209, "ja_text": "\"…ねぇシュウ…\"", "zh_text": "\"…喂,小修……\"" }, { "id_line": 1210, "ja_text": "アスカが俺を見下ろしながら言う。", "zh_text": "明日香俯瞰着我说。" }, { "id_line": 1211, "ja_text": "\"な、なんだよ…\"", "zh_text": "\"啊,什么事呀…\"" }, { "id_line": 1212, "ja_text": "その面持ちが妙に神妙だったので俺は言葉に詰まった。", "zh_text": "她的表情格外的神妙。我很久没有看到如此老实认真的明日香了。" }, { "id_line": 1213, "ja_text": "真剣な表情のまま、アスカは続けた。", "zh_text": "明日香带着认真的表情继续说。" }, { "id_line": 1214, "ja_text": "\"どうせここまで大きくなっちゃったんだからさ、もう一回くらい大きくしてみたいと思わない?\"", "zh_text": "\"反正都这么巨大了嘛,你不会想再巨大化一次会怎様吗?\"" }, { "id_line": 1215, "ja_text": "\"…\"", "zh_text": "\"……\"" }, { "id_line": 1216, "ja_text": "俺が見上げる先で、アスカはにかーっと笑った。", "zh_text": "我仰望著明日香,而她却在笑了。" }, { "id_line": 1217, "ja_text": "げんなりする俺。", "zh_text": "我已经疲惫不堪。" }, { "id_line": 1218, "ja_text": "ああそうだ…こいつはそういうやつだった…。", "zh_text": "啊对了…这家伙就是这样的人…" }, { "id_line": 1219, "ja_text": "いつだって実験を最優先にして事態をより一層紛糾させていくんだ…。", "zh_text": "总是以实验为优先,纠纷事态为后…" }, { "id_line": 1220, "ja_text": "\"どうかな?\"", "zh_text": "\"怎么样?\"" }, { "id_line": 1221, "ja_text": "巨大なアスカの顔はとてもわくわくしていた。", "zh_text": "明日香巨大的脸露出很兴奋的表情。" }, { "id_line": 1222, "ja_text": "俺はため息をついた。", "zh_text": "我叹了一口气。" }, { "id_line": 1223, "ja_text": "こうなったアスカはもう止められない。", "zh_text": "已经无法阻止变成了这样的明日香了。" }, { "id_line": 1224, "ja_text": "\"…勝手にしろ…\"", "zh_text": "\"…随便你吧……\"" }, { "id_line": 1225, "ja_text": "\"んじゃ早速\"", "zh_text": "\"立刻行动吧!\"" }, { "id_line": 1226, "ja_text": "俺がどう返事していてもそう答えていたかのような早さで答えたアスカは、巨大すぎるハルに向かってシャッターを切った。", "zh_text": "就好像早早就知道我答案的明日香把快门对准庞大的小春。" }, { "id_line": 1227, "ja_text": "パシャリ", "zh_text": "咔嚓" }, { "id_line": 1228, "ja_text": "直後、ハルの体は更に1000倍の大きさになった。", "zh_text": "不久,小春的身体又再巨大化1000倍。" }, { "id_line": 1229, "ja_text": "身長160万km。人類の、10億倍の大きさに。", "zh_text": "身高160万km。是人类,10亿倍的大小。" }, { "id_line": 1230, "ja_text": "\"……え…?\"", "zh_text": "\"……嗯……?\"" }, { "id_line": 1231, "ja_text": "一気に超惑星サイズにまで巨大化してしまったハル。", "zh_text": "一口气超巨大化到行星的小春疑惑道。" }, { "id_line": 1232, "ja_text": "周囲のどこを見ても宇宙しかない。360度どこを見渡しても、満点の星空しか無い。", "zh_text": "看向四周也只有宇宙。360度除了满天的星空,其他甚么都没有。" }, { "id_line": 1233, "ja_text": "全長100万km以上もあるとてつもなく巨大なツインテールが、宇宙の無重力の中でふわふわと揺れる。", "zh_text": "全长100万km级别以上的小春,也有巨大的出奇的双马尾,在宇宙的无重力中飘飘地摇曳。" }, { "id_line": 1234, "ja_text": "木星よりも巨大な二つの乳房が、重力を感じなくなって軽やかに弾んでいた。", "zh_text": "比木星还要巨大的两个乳房,在没有感到重力底下正在轻松地怦跳。" }, { "id_line": 1235, "ja_text": "長さ80万kmにもなる巨大な脚が、何も無い宇宙空間に伸ばされていた。", "zh_text": "长度有80万km的双腿,在什么也没有的宇宙空间伸展。" }, { "id_line": 1236, "ja_text": "そしてそんな脚の付け根、唯一の衣服であるミニスカートとパンツに包まれた股間には、とてつもなく巨大なハルの体にのしかかられ、愛液でずぶ濡れになっているパンツにやや食い込んでいる地球の姿があった。", "zh_text": "在双腿的根部,唯一穿着的衣服迷你裙和胖次的胯间,可以看到稍微压入到无比巨大的小春的身体,被胖次上的爱液包里着的地球。" }, { "id_line": 1237, "ja_text": "今のハルから見れば、地球なんて直径1.2cm程度の小さな小さな青い玉でしかないのだった。", "zh_text": "现在从小春的角度来看,地球的直径只有1.2cm,是一粒小小小小的蓝色小石子而已。" }, { "id_line": 1238, "ja_text": "#2", "zh_text": "#2" }, { "id_line": 1239, "ja_text": "ある日。", "zh_text": "有一天。" }, { "id_line": 1240, "ja_text": "ピンポーン", "zh_text": "ピンポーン" }, { "id_line": 1241, "ja_text": "呼び鈴が鳴る。", "zh_text": "门铃响了。" }, { "id_line": 1242, "ja_text": "ハル 「はーい」", "zh_text": "小春 「是」" }, { "id_line": 1243, "ja_text": "ハルが玄関のドアを開けると", "zh_text": "小春打开玄关的门" }, { "id_line": 1244, "ja_text": "アスカ 「おいすー」", "zh_text": "明日香 「哈罗!」" }, { "id_line": 1245, "ja_text": "アスカが手を開けて立っていた。", "zh_text": "明日香站着,把手举起。" }, { "id_line": 1246, "ja_text": "ハル 「あ。アスカさんいらっしゃい。どうしたんですか?」", "zh_text": "小春 「啊。是明日香桑。怎么了?」" }, { "id_line": 1247, "ja_text": "アスカ 「ふっふっふ、実はまた新しいアプリを作りましてね…」", "zh_text": "明日香 「呵呵呵,其实我又制作了新软件……」" }, { "id_line": 1248, "ja_text": "にやりと笑うアスカにう…とやや顔を引きつらせるハル。", "zh_text": "满脸坏笑的明日香注意到小春痛苦的表情。" }, { "id_line": 1249, "ja_text": "アスカ 「おや、浮かない顔だね」", "zh_text": "明日香 「哎呀,为什么闷闷不乐啊。」" }, { "id_line": 1250, "ja_text": "ハル 「…流石に前回のはちょっと…」", "zh_text": "小春 「…不过上次那件事……」" }, { "id_line": 1251, "ja_text": "前回、というのは、サイズチェンジャーによってうっかりと巨大化してしまったときのことだった。", "zh_text": "上次是指因为一不留神而被尺寸转换器巨大化了的事。" }, { "id_line": 1252, "ja_text": "1000倍の時には小さな家々をお尻の下で押し潰してしまい、100万倍のときには関東地方を丸ごとお尻の下敷きにしてしまい、10億倍の時には危うく地球をパンツ越しに割れ目の中に咥えてしまうところだったのだ。", "zh_text": "1000倍的时候用臀部把小小的房屋都压扁了,100万倍的时候更把整个关东地区都坐在屁股底下,10亿倍的时候还差点令地球进到隔着胖次的裂缝中。" }, { "id_line": 1253, "ja_text": "その時の事を思い出し、思わずお尻を押さえるハル。", "zh_text": "回想起那时候的事情,小春不由得按住屁股。" }, { "id_line": 1254, "ja_text": "アスカ 「やーめんごめんご。ま、今回作ったのは大丈夫。自分達に影響の出るものじゃないから」", "zh_text": "明日香 「上次那件事不好意思。嘛,这次做的软件不要紧。是不会影响到我们自己的东西」" }, { "id_line": 1255, "ja_text": "ハル 「…ほんとですか?」(ジト目)", "zh_text": "小春 「…真的吗?」(瞪大眼睛)" }, { "id_line": 1256, "ja_text": "アスカ 「ホントホント。まぁ見るだけ見てよ。きっと気に入ってもらえるから」", "zh_text": "明日香 「真的真的。妳看到一定会喜欢的。」" }, { "id_line": 1257, "ja_text": "ハル 「…」", "zh_text": "小春 「…」" }, { "id_line": 1258, "ja_text": "ニコニコと笑いながら薦めてくるアスカに、根負けしたハルはため息をついてアスカを招き入れた。", "zh_text": "看到一边微笑一边推销的明日香,小春叹了一口气把明日香放进去。" }, { "id_line": 1259, "ja_text": "ハル 「はぁ…どうぞ」", "zh_text": "小春 「那…请吧。」" }, { "id_line": 1260, "ja_text": "アスカ 「おじゃましまーす」", "zh_text": "明日香 「打扰了哦!」" }, { "id_line": 1261, "ja_text": "アスカの元気な声に、またため息をつくハルだった。", "zh_text": "只听到明日香精神的声音,还有小春的叹息。" }, { "id_line": 1262, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1263, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1264, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1265, "ja_text": "ハルの部屋。", "zh_text": "小春的房间。" }, { "id_line": 1266, "ja_text": "座布団の上に座り、低めのテーブルの上に置かれたジュースを手に取りストローに口をつけるアスカ。", "zh_text": "明日香坐在坐垫上用吸管吸茶几上放着的果汁。" }, { "id_line": 1267, "ja_text": "その前に座るハルも、ジュースを一口飲んですぐにコップを戻した。", "zh_text": "在那之前小春喝了一口果汁立刻想到了什么,就把杯子放回去了。" }, { "id_line": 1268, "ja_text": "アスカ 「そういえばシュウは?」", "zh_text": "明日香 「说起来小修呢?」" }, { "id_line": 1269, "ja_text": "ハル 「今日はちょっと東京まで出かけてます。欲しいものがあるとかで」", "zh_text": "小春 「今天有点事去了东京。有想要什么的东西吗。」" }, { "id_line": 1270, "ja_text": "アスカ 「ふーん」", "zh_text": "明日香 「嗯」" }, { "id_line": 1271, "ja_text": "あまり興味がなさそうに返事をしながらアスカはジュースをすすった。", "zh_text": "似乎没有什么兴趣的明日香一边喝果汁一边回应道。" }, { "id_line": 1272, "ja_text": "ハル 「…それで? 今日は何を作ってきたんですか?」", "zh_text": "小春 「…然后呢?今天要做什么吗?」" }, { "id_line": 1273, "ja_text": "アスカ 「そんな警戒しなさんな。今日はハルちゃんの為に作ってきたんだからさ」", "zh_text": "明日香 「不要那样警戒着我嘛。今天这个App是为小春酱而制作的。」" }, { "id_line": 1274, "ja_text": "ハル 「…わたしのために?」", "zh_text": "小春 「…为了我?」" }, { "id_line": 1275, "ja_text": "アスカ 「そそ。………前回は随分と愉しそうにシュウをイジメてたじゃないの」", "zh_text": "明日香 「是呀。………上次不是在欺辱小修过种中感到愉悦吗?」" }, { "id_line": 1276, "ja_text": "ハル 「…っ!」", "zh_text": "小春 「…!」" }, { "id_line": 1277, "ja_text": "アスカが声を潜めて言ったその言葉に、ハルはビクッと震えた。", "zh_text": "明日香压低声音说的那句话,令小春吓到哆嗦发抖。" }, { "id_line": 1278, "ja_text": "ハル 「あ、あれはアスカさんの作った精強剤のせいでああなってたわけで…!」", "zh_text": "小春 「啊,那是因为明日香桑你制作的强精剂的缘故啊……!」" }, { "id_line": 1279, "ja_text": "アスカ 「ふふーん?」", "zh_text": "明日香 「呵呵,是吗?」" }, { "id_line": 1280, "ja_text": "ハルは慌てて弁解するが、アスカのニヤリと笑う顔は変わらなかった。", "zh_text": "看到小春慌慌张张的辩解,明日香抿嘴一笑。" }, { "id_line": 1281, "ja_text": "ハル 「な、なんですか…?」", "zh_text": "小春 「不,不是吗……?」" }, { "id_line": 1282, "ja_text": "アスカ 「いやいや、あのときのハルちゃんはホントに愉しそうにシュウをいじめるために色々やってたなーと思って。 ……………本当は『元気君』の効果なんてとっくに切れてたんでしょ?」", "zh_text": "明日香 「不不,那个时候的小春酱真的在各种各样欺负小修的过程中感到很愉悦……………其实『元气君』的效果不是很快就没有了吗?」" }, { "id_line": 1283, "ja_text": "ハル 「う…っ!」", "zh_text": "小春 「…!」" }, { "id_line": 1284, "ja_text": "…。思わず言葉に詰まるハル。", "zh_text": "… 小春不由得一时语塞。" }, { "id_line": 1285, "ja_text": "アスカ 「まだ開発途中だったから効果時間にも個人差はあるだろうしね。シュウは一週間くらい続いたけど、ハルちゃんはすぐに効果切れてもおかしくないし。 …『元気君』を使って欲望が暴走してるにしては随分としっかりとした意思があるなーって思ってたのよ」", "zh_text": "明日香 「因为还是开发当中,有效时间每个人都有差别。小修持续了一周左右,不过很奇怪,对小春酱很快就没效果了…『元气君』没效之后,欲望还在暴走,也就是说这原本就是你自己真实的意思呀。」" }, { "id_line": 1286, "ja_text": "にやにやと笑いながら言うアスカの言葉に、ハルは顔を赤くした。", "zh_text": "不断冷笑的明日香所说的话令小春满脸通红。" }, { "id_line": 1287, "ja_text": "アスカ 「ハルちゃん、自分の意思でシュウのこといじめてたんだよね」", "zh_text": "明日香 「小春酱是在用自己的意愿在欺负小修啊。」" }, { "id_line": 1288, "ja_text": "んー? と顔を寄せるアスカ。", "zh_text": "嗯?明日香的脸渐渐凑近。" }, { "id_line": 1289, "ja_text": "根負けしたハルが顔を真っ赤にし両手を振り回して慌てて言い訳をし始めた。", "zh_text": "气急败坏的小春满脸通红地挥舞双手,慌慌张张地找藉口。" }, { "id_line": 1290, "ja_text": "ハル 「あ、あれはですね! ただちょっとお兄ちゃんが小さくなってとてもかわいくてそしたらなんだかいじめたくなっちゃっただけでして…!!」", "zh_text": "小春 「啊,那是啊!只是稍微被缩小的哥哥非常可爱,总觉得想要欺负而已……!」" }, { "id_line": 1291, "ja_text": "語るうちにポロポロと出てくる本音。", "zh_text": "终于把真心话说出来了。" }, { "id_line": 1292, "ja_text": "ハルは落ちまくっていた。", "zh_text": "小春羞惭地低下了头。" }, { "id_line": 1293, "ja_text": "アスカ 「まぁまぁそう赤くならないで。思えばハルちゃんて昔から小さい生き物いじめるの好きだったわよねー」", "zh_text": "明日香 「嘛嘛,不要不好意思。回想起来,小春酱你从以前就很喜欢欺负小生物的啊。」" }, { "id_line": 1294, "ja_text": "ハル 「えぇ!? そうでした!?」", "zh_text": "小春 「诶?!有吗!?」" }, { "id_line": 1295, "ja_text": "アスカ 「うんうん。小さい頃なんかありの巣におしっこかけてアリ達がパニックになるのをクスクス笑いながら見下ろして……」", "zh_text": "明日香 「嗯嗯。小时候有什么的把尿尿尿到蚁巢,一边看它们恐慌乱跑一边傻笑……」" }, { "id_line": 1296, "ja_text": "ハル 「わ、わーーわーーわーー!! そんなこと思い出さなくていいですから!」", "zh_text": "小春 「哇,哇—哇—哇!!那样的事我不想回想起来呀!」" }, { "id_line": 1297, "ja_text": "慌ててアスカの口をふさぐハル。", "zh_text": "小春惊慌堵住明日香的嘴。" }, { "id_line": 1298, "ja_text": "アスカ 「おうふ。……ま、今回はそんなハルちゃんの性癖に答えるアプリを作ってきたわけですよ」", "zh_text": "明日香 「嗯~~嗯~~~嗯……嘛,这次是为了回应小春酱的性癖好而制造了这个App的。」" }, { "id_line": 1299, "ja_text": "ハル 「せ、性癖って言わないでください…」", "zh_text": "小春 「请你不要说是我的性癖……」" }, { "id_line": 1300, "ja_text": "ハルは顔を赤くして正座している太ももをモジモジとすり合わせた。", "zh_text": "小春身体难为情地扭扭捏捏,满脸通红,夹紧端坐的大腿。" }, { "id_line": 1301, "ja_text": "そんなハルの前でアプリの準備を始めるアスカ。", "zh_text": "在这様的小春面前明日香开始准备的打开App。" }, { "id_line": 1302, "ja_text": "アスカ 「ではいきますよー。ポチッとな」", "zh_text": "明日香 「那么去吧。」" }, { "id_line": 1303, "ja_text": "アスカがスマホの画面に触れる。", "zh_text": "明日香的手指不停在手机的屏幕上滑动。" }, { "id_line": 1304, "ja_text": "すると、ジュースとかを置いている低めのテーブルの上に、1000分の1サイズの10階建てのビルがひとつ現れた。", "zh_text": "在放果汁的茶几上,出现了一幢1000分之一大小的10层高的大楼。" }, { "id_line": 1305, "ja_text": "ハル 「え!? これって…」", "zh_text": "小春 「诶!?这是……」" }, { "id_line": 1306, "ja_text": "アスカ 「ふっふっふ、これぞ今回あたくしが新しく発明いたしました『ミニチュア製造機~(ダミ声)』であります!」", "zh_text": "明日香 「呵呵呵,这就是这次我的新发明『模型制造机~(喉咙震音)』!」" }, { "id_line": 1307, "ja_text": "ハル 「み、ミニチュア製造機?」", "zh_text": "小春 「模型制造机?」" }, { "id_line": 1308, "ja_text": "アスカ 「そうそう本物そっくりのミニチュアを作るの。形、素材、何から何まで本物と同じよ」", "zh_text": "明日香 「是和真货一模一样的模型哦。形状,素材,什么的都和真的一样哦。」" }, { "id_line": 1309, "ja_text": "ハル 「へー…」", "zh_text": "小春 「咦……」" }, { "id_line": 1310, "ja_text": "ハルはテーブルの上に現れた10階建てビルを見下ろして感嘆の息を漏らした。", "zh_text": "小春感叹地俯视在茶几上出现的10层楼。" }, { "id_line": 1311, "ja_text": "1000分の1サイズということでそんなビルも高さ3cmほどと指の半分の大きさも無いが、その精巧さはまさに本物と呼べるものだった。", "zh_text": "1000分之一大小说那样的大楼也就只有3cm的高度,手指一半的大小也没有,但是精巧的程度和真货没两様。" }, { "id_line": 1312, "ja_text": "ハル 「凄いですねー」", "zh_text": "小春 「好厉害啊。」" }, { "id_line": 1313, "ja_text": "アスカ 「しかもアプリで何度でも簡単に作れるから…」", "zh_text": "明日香 「而且用这个App想要做几次都可以简简单单地制作出来……」" }, { "id_line": 1314, "ja_text": "言いながら手を伸ばしたアスカは、テーブルの上の10階建てビルを指先でクシャッと押し潰した。", "zh_text": "明日香一边说一边伸出手,把茶几上的10层大楼用指尖压扁了。" }, { "id_line": 1315, "ja_text": "ハル 「あっ!」", "zh_text": "小春 「啊!」" }, { "id_line": 1316, "ja_text": "アスカ 「こんな風に壊しちゃっても大丈夫」", "zh_text": "明日香 「这样弄坏也没关系」" }, { "id_line": 1317, "ja_text": "アスカが指をどけると、たった今までビルがあった場所には砂粒のように細かい瓦礫が広がっていた。", "zh_text": "明日香手指挪开,大楼刚刚还在的地方现在只有沙粒那样细小的瓦砾。" }, { "id_line": 1318, "ja_text": "アスカの指先でビルが簡単に押し潰されてしまったその光景は、ハルの胸をキュンと高鳴らせた。", "zh_text": "明日香的指尖简单地破灭大楼的景象令小春的心胸突然情緖高涨。" }, { "id_line": 1319, "ja_text": "アスカ 「ふふふ、これを使って町を再現すれば、いつでも巨人になった気分で町を滅茶苦茶に破壊することもできるのだ。小さいものを嬲るのが好きなハルちゃんにはピッタリだと思うよ」", "zh_text": "明日香 「哼哼哼,使用这个把城市再现的话,随时都可以体会到巨人把城市破坏得乱七八糟的心情了。很适合喜欢玩弄小东西的小春酱啊。」" }, { "id_line": 1320, "ja_text": "ハル 「そ、そうですか…?」", "zh_text": "小春 「是、是吗……?」" }, { "id_line": 1321, "ja_text": "やや疑問系の形になったが、実際ハルの心はそのミニチュア製造機に惹かれていた。", "zh_text": "虽然还是有点可疑,但小春的心已经被模型制造机吸引住。" }, { "id_line": 1322, "ja_text": "アスカ 「まぁ、まずは試してみ」", "zh_text": "明日香 「嘛,先来试试看吧。」" }, { "id_line": 1323, "ja_text": "ハル 「は、はい…」", "zh_text": "小春 「好、好的……」" }, { "id_line": 1324, "ja_text": "手渡されたスマホを見るハル。", "zh_text": "小春接过智能手机。" }, { "id_line": 1325, "ja_text": "画面にはシンプルに『作成』と文字が表示されていた。", "zh_text": "画面只有是简简单单一个『作成』的字样。" }, { "id_line": 1326, "ja_text": "これなら前回のように操作ミスしてしまうことは無いだろう。", "zh_text": "这样的话,不会像上次一样操作失误了。" }, { "id_line": 1327, "ja_text": "立ち上がったハルは、その『作成』の部分にポチッと触れた。", "zh_text": "站起来的小春按了一下『作成』的按键。" }, { "id_line": 1328, "ja_text": "すると足元に、1000分の1サイズの町並みが広がった。", "zh_text": "于是脚下出现了1000分之一大小的街道。" }, { "id_line": 1329, "ja_text": "高さ1cmの小さな家が密集した住宅街。ちょっと高いビルが集まった町の中心部。", "zh_text": "密集的住宅区塞满了高度只有1cm的小小平房。都市的中心有比较高一点点的大楼聚集。" }, { "id_line": 1330, "ja_text": "そして、駐車場に停められている米粒のような大きさの車たち。", "zh_text": "停车场停满了的米粒般大小的汽车。" }, { "id_line": 1331, "ja_text": "それらが、自分の足元を埋め尽くして広がった。", "zh_text": "这些通通都在自己脚下蔓延开去,布满整个地坂。" }, { "id_line": 1332, "ja_text": "まるで本物の町みたいである。", "zh_text": "简直就像真的都市一样。" }, { "id_line": 1333, "ja_text": "ハル 「す、凄い…!」", "zh_text": "小春 「好、好厉害……!」" }, { "id_line": 1334, "ja_text": "思わず口にしていた。", "zh_text": "小春脱口而出。" }, { "id_line": 1335, "ja_text": "アスカ 「にひひ、でしょ~」", "zh_text": "明日香 「嘻嘻,是吧~」" }, { "id_line": 1336, "ja_text": "アスカがドヤ顔でハルを見ていた。", "zh_text": "明日香看着小春因为兴奋而泛红的脸。" }, { "id_line": 1337, "ja_text": "ハル 「ほ、本当に凄いですね。まるでまた巨人になったみたい…あれ? それに空も…?」", "zh_text": "小春 「真厉害啊。彷佛变成巨人一様…咦?为什么天空也有……?」" }, { "id_line": 1338, "ja_text": "見上げれば、天井があるはずの上には青空が広がっていた。", "zh_text": "抬头看的话,应该有存在的天花板变成的美丽的青空。" }, { "id_line": 1339, "ja_text": "アスカ 「ああ、雰囲気を出すために演出してるの。でも雰囲気を出すための工夫はそれだけじゃないよー」", "zh_text": "明日香 「啊,气氛,是为了表现出气氛啦。但是为了气氛还不止这些工夫哦。」" }, { "id_line": 1340, "ja_text": "ハル 「え…?」", "zh_text": "小春 「诶……?」" }, { "id_line": 1341, "ja_text": "アスカ 「んふふ、足元をよーく見てごらん」", "zh_text": "明日香 「呵呵呵,好好看看脚下。」" }, { "id_line": 1342, "ja_text": "ニヤニヤと笑うアスカに首をかしげるハル。", "zh_text": "小春不解地看着笑了笑的明日香飞。" }, { "id_line": 1343, "ja_text": "言われたとおり自分の足元をよーく見てみる。", "zh_text": "她往自己脚下好好一看。" }, { "id_line": 1344, "ja_text": "すると、幅1cm無い細い道の上を、たくさんの点が動いているのが見えた。", "zh_text": "在宽度1cm也没有狭窄的街道上,可以看到很多很多小黑点在移动。" }, { "id_line": 1345, "ja_text": "ハル 「?」", "zh_text": "小春 「?」" }, { "id_line": 1346, "ja_text": "何かと思いしゃがみこんで目を近づけてみれば、それらは、1000分の1サイズとゴマ粒のような大きさの人間達だった。", "zh_text": "小春蹲下来把眼睛靠近去看,那些黑点是只有1000分之一大小有如芝麻粒一样大小的人们。" }, { "id_line": 1347, "ja_text": "ハル 「ひ、人っ!?」", "zh_text": "小春 「是人啊!?」" }, { "id_line": 1348, "ja_text": "思わず立ち上がり一歩後ずさるハル。", "zh_text": "小春猛然站起身退后一步。" }, { "id_line": 1349, "ja_text": "するとそこにあった住宅たちが、黒い靴下を穿く足によってズシンと踏み潰された。", "zh_text": "那里的住宅被穿着黑袜的脚咕咚一声践踏了。" }, { "id_line": 1350, "ja_text": "そこでハルは、そこにも逃げ惑う人々がいたであろうことに思い当たった。", "zh_text": "于是小春猜到那里也会有到处乱窜的人吧。" }, { "id_line": 1351, "ja_text": "ハル 「あっ!」", "zh_text": "小春 「啊!」" }, { "id_line": 1352, "ja_text": "思わず足を持ち上げてみてみる。", "zh_text": "小春不由得抬起脚看看。" }, { "id_line": 1353, "ja_text": "足を持ち上げてみると、そこには自分の足跡がくっきりと残され、その周囲はまるで大地震にでも見舞われたかのように瓦礫に変わっていた。", "zh_text": "抬起脚一看,原来是自己的足迹清晰可见,四周简直像是遭受了大地震一様似的瓦砾满地。" }, { "id_line": 1354, "ja_text": "足跡の中は完全に押し潰され、人どころか、建物すら原形をとどめていなかった。", "zh_text": "而在足迹中就完全消灭,人,建筑物一点痕迹也没有留下来。" }, { "id_line": 1355, "ja_text": "ハル 「ど、どうしよう…」", "zh_text": "小春 「怎、怎么办……」" }, { "id_line": 1356, "ja_text": "人々を踏み潰してしまい、困惑するハル。", "zh_text": "因为把小人们踩碎了,小春感到很困扰。" }, { "id_line": 1357, "ja_text": "だが、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 1358, "ja_text": "アスカ 「あは、心配しないで。それもアプリで作った演出だから」", "zh_text": "明日香 「啊,不用担心。他们都是App做出来的。」" }, { "id_line": 1359, "ja_text": "ハル 「そ、そうなんですか!?」", "zh_text": "小春 「是、是吗!?」" }, { "id_line": 1360, "ja_text": "アスカ 「うん。本物の人間じゃないから安心して」", "zh_text": "明日香 「嗯。没有一个是真正的人,请放心。」" }, { "id_line": 1361, "ja_text": "ハル 「…よ、よかった~」", "zh_text": "小春 「…啊,太好了。」" }, { "id_line": 1362, "ja_text": "ふぅ~っと安堵の息を吐き出したハルは体の力が抜けたのかその場にへたり込んでしまった。", "zh_text": "呼~放心地吐了一口气的小春四支无力地坐了下去。" }, { "id_line": 1363, "ja_text": "ズズゥゥウウウウウウウン!!!", "zh_text": "ズズゥゥウウウウウウウン!!!" }, { "id_line": 1364, "ja_text": "そこにあった住宅街がハルの巨大なお尻によって押し潰された。", "zh_text": "那里的住宅区被小春巨大的屁股压垮了。" }, { "id_line": 1365, "ja_text": "ハル 「あ…」", "zh_text": "小春 「啊……」" }, { "id_line": 1366, "ja_text": "アスカ 「ニシシシ、ま、そういうわけよ。どう? わくわくしない?」", "zh_text": "明日香 「哟西,嗯,就是这样啊。怎么样?兴奋吗?」" }, { "id_line": 1367, "ja_text": "ハル 「そ、そうですね…。……わくわくっていうより、ゾクゾクしてきちゃいます」", "zh_text": "小春 「是,是的…。……不只是兴奋呢,我越来越激动了。」" }, { "id_line": 1368, "ja_text": "住宅街にへたりこんだまま横の地面を見下ろしたハルは、そこに逃げる人々を見つけにやりと笑うと、右手をその上にそっと押し付けた。", "zh_text": "小春俯视在旁边的住宅区,看到逃跑的人们小春一脸坏笑,把右手轻轻放下去。" }, { "id_line": 1369, "ja_text": "クシャ", "zh_text": "クシャ" }, { "id_line": 1370, "ja_text": "手のひらの下で、脆い家々が潰れる感触がした。", "zh_text": "在手掌下感觉到脆弱的房屋倒塌的触感。" }, { "id_line": 1371, "ja_text": "手を持ち上げてみれば、そこは手の形に家々が潰れていた。", "zh_text": "举起手来看,在手印中的房屋通通不见了。" }, { "id_line": 1372, "ja_text": "その間の道を逃げていた人々の姿は、どこにもなかった。", "zh_text": "原本在那条路上逃跑了的人们的再也没有看到他们的身影。" }, { "id_line": 1373, "ja_text": "アスカ 「流石ハルちゃん、もう順応したみたいね」", "zh_text": "明日香 「不愧是小春酱,已经好好适应了啊。」" }, { "id_line": 1374, "ja_text": "ハル 「ふふ、だってこんな小さな人々をいじめても誰にも文句言われないなんて最高じゃないですか」", "zh_text": "小春 「呵呵,因为我这様欺侮小人们他们也毫无办法阻止我,你不觉得是最棒的吗?」" }, { "id_line": 1375, "ja_text": "言いながら足を伸ばしたハルは、そこにあった住宅街の上にズシンと踏み下ろすと、そのまま横にズズズ…と引っ張った。", "zh_text": "小春一边说一边把脚伸出去,在住宅区上咕咚一声踩下去,再向横滑动。" }, { "id_line": 1376, "ja_text": "何百の家々がハルの足によって瓦礫を伴った土砂へと変えられ、人々はその瓦礫の津波に呑み込まれた。", "zh_text": "几百户平房的瓦砾堆积在小春的脚旁,伴随小春的脚移动,人们被瓦砾的海啸吞没了。" }, { "id_line": 1377, "ja_text": "一瞬で、東京ドーム数個分の面積の住宅街が更地に変わった。", "zh_text": "一瞬间,住宅区上有数个东京巨蛋的面积变成空地。" }, { "id_line": 1378, "ja_text": "ハルが、少し足を動かしただけでである。", "zh_text": "小春只是微微动一动脚而已。" }, { "id_line": 1379, "ja_text": "ハル 「ん…でも、なんかこの前のときよりはちょっと物足りないかも…」", "zh_text": "小春 「…但是,比起之前,感觉还是缺了点东西……」" }, { "id_line": 1380, "ja_text": "アスカ 「なるほどー。つまりハルちゃんは、小さくなったシュウをいたぶるのが好き、と」", "zh_text": "明日香 「我知道了。也就是说,小春酱喜欢欺负是小修。」" }, { "id_line": 1381, "ja_text": "ハル 「え!? そ、そうなんでしょうか…」", "zh_text": "小春 「诶!?是、是吗……」" }, { "id_line": 1382, "ja_text": "アスカ 「んふふー、小さくなったお兄ちゃんを指先でこねくり回したり足の指に挟んで弄んだり、ぴーぴー泣き叫ぶお兄ちゃんをズンと踏みつけて屈服させるのが好き、と」", "zh_text": "明日香 「呼,呼把小小的哥哥用手指转动或者用脚趾夹着玩弄,不停踩踏啕号大叫的哥哥令他屈服,你喜欢这种感觉吧。」" }, { "id_line": 1383, "ja_text": "ハル 「…はぅ……っ」", "zh_text": "小春 「…是、是……啊?」" }, { "id_line": 1384, "ja_text": "アスカがにやにや笑いながら言う具体的な例に、ハルは股間がキュンときてしまった。", "zh_text": "默默地笑着的明日香说出具体的例子,小春的胯间突然感到一阵燥动。" }, { "id_line": 1385, "ja_text": "アスカ 「いやーハルちゃんは生粋のドSだねー。シュウも大変だこりゃ」", "zh_text": "明日香 「哎呀,小春酱是纯粹的S啊。小修也太辛苦了。」" }, { "id_line": 1386, "ja_text": "ハル 「うぅ…」", "zh_text": "小春 「呜……」" }, { "id_line": 1387, "ja_text": "ハルは顔を真っ赤にした。", "zh_text": "小春满脸通红。" }, { "id_line": 1388, "ja_text": "アスカ 「ま、シュウには及ばないけど、こんなミニチュアでも欲求不満の解消にはなるでしょ。しっかり楽しんで」", "zh_text": "明日香 「嗯,不用怕,这个模型就是为了解除你欲求不满的心情的。好好地享受。」" }, { "id_line": 1389, "ja_text": "ハル 「あはは、そうですね。……たっぷり愉しませてもらいます」", "zh_text": "小春 「哈哈,也是啊。……我要充分享受成为巨人的这种愉悦感。」" }, { "id_line": 1390, "ja_text": "ハルは自分の周囲の住宅街をにやりと笑いながら見渡した。", "zh_text": "小春一边大笑一边纵览自己周围的住宅区。" }, { "id_line": 1391, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1392, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1393, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1394, "ja_text": "数分後、町は完全に壊滅していた。", "zh_text": "几分钟后,都市就已经完全被毁灭了。" }, { "id_line": 1395, "ja_text": "すべての建物が瓦礫にかわるか、巨大な足跡の中に消えていた。", "zh_text": "所有的建筑物都瓦砾代替,全部都在巨大的足迹中消失了。" }, { "id_line": 1396, "ja_text": "いたるところから黒煙が巻き上がり、まるで爆撃でも受けたかのような惨劇。", "zh_text": "各个地方都有黑烟缭绕上升,仿佛就像受到轰炸一样。" }, { "id_line": 1397, "ja_text": "生存者は皆無だった。", "zh_text": "幸存者为零。" }, { "id_line": 1398, "ja_text": "ハルがただ歩き回るだけで町は壊滅した。", "zh_text": "小春仅仅是在市区内走动就摧毁整个城市了。" }, { "id_line": 1399, "ja_text": "黒いソックスを履いたハルの足は全長240mもある。", "zh_text": "穿了黑袜的小春的脚全长240m。" }, { "id_line": 1400, "ja_text": "それはおよそ東京ドームの直径とほぼ同じ大きさだった。", "zh_text": "和东京巨蛋的直径大致相同。" }, { "id_line": 1401, "ja_text": "そんな巨大なものが体重を乗せて遠慮なくズシンと踏み下ろされれば、その一歩だけで住宅街は壊滅してしまう。", "zh_text": "如此巨大的物体再加上小春的体重踩下来,咕咚,这一步就把一个住宅区毁灭了。" }, { "id_line": 1402, "ja_text": "数十の家が足の下敷きになり踏み潰され、直撃を免れた家も、足の起こした振動によってガラガラと崩れ落ちてしまう。", "zh_text": "数十户人家在脚底下被践踏,避免了被直接践踏的房子,也会因为脚踩下来时引起了的振动而崩塌。" }, { "id_line": 1403, "ja_text": "ハルが一歩歩くだけで、住宅街ひとつが壊滅した。", "zh_text": "小春走一步而已,一个住宅区毁灭了。" }, { "id_line": 1404, "ja_text": "3歩歩けば3つの区画が壊滅する。", "zh_text": "走三步三个区毁灭了。" }, { "id_line": 1405, "ja_text": "歩き回れば、それだけで町は瓦礫に変わってしまうのだ。", "zh_text": "再多走几步,整个城市都变成颓垣败瓦。" }, { "id_line": 1406, "ja_text": "意図的に攻撃する必要も無い。わざわざ狙って足を下ろす必要も無い。", "zh_text": "没有故意攻击的必要。连为特意为某个目标放下脚的必要也没有。" }, { "id_line": 1407, "ja_text": "ハルは、ただ歩くだけで町を瓦礫に変えてしまうことができるのだ。", "zh_text": "小春只是在城市内走走,大楼房子通通都变成瓦砾。" }, { "id_line": 1408, "ja_text": "ハル 「ふぅ…ま、こんなものですね」", "zh_text": "小春 「呼…嘛,就是这么一回事呀。」" }, { "id_line": 1409, "ja_text": "自分の足元に広がる壊滅した町を見渡してハルはくすくすと笑った。", "zh_text": "纵览自己脚下在都市内延伸的灾区,小春嘿嘿地傻笑。" }, { "id_line": 1410, "ja_text": "ハル 「でも靴下が汚れちゃった、洗わないと…。それに床も片付けないとだし」", "zh_text": "小春 「但是袜子脏了,不洗的话不行… 而且,地板上的碎屑也不可以不收拾。」" }, { "id_line": 1411, "ja_text": "持ち上げてみた靴下を履いた足の裏は、土と瓦礫で汚れていた。", "zh_text": "举起了穿着袜子的脚掌,看到袜子都被泥土和瓦砾弄脏了。" }, { "id_line": 1412, "ja_text": "しかしそこに踏み潰された何千人という住民の痕跡はどこにも見つけられなかった。", "zh_text": "但是被踩死了几千人的痕迹却一点也没有找到。" }, { "id_line": 1413, "ja_text": "そうやって足の裏を見て言うハルに、", "zh_text": "看到小春在看自己的脚底," }, { "id_line": 1414, "ja_text": "アスカ 「ノープロブレム」", "zh_text": "明日香 「没问题。」" }, { "id_line": 1415, "ja_text": "アスカは言った。", "zh_text": "明日香说。" }, { "id_line": 1416, "ja_text": "アスカ 「これはミニチュア製造機で作った架空の町だから、町を消去すれば…」", "zh_text": "明日香 「这是用模型制造机架空做出来的城市,所以只要把它消去的话……」" }, { "id_line": 1417, "ja_text": "言いながらスマホの画面に映る『消去』の文字をポチッする。", "zh_text": "一边说一边按的画面中的『消去』的文本。" }, { "id_line": 1418, "ja_text": "すると、ハルの足元に広がっていた瓦礫の町はパッと消えてもとの床に戻っていた。", "zh_text": "小春脚下一直延伸的瓦砾突然消失,变回普通的地板。" }, { "id_line": 1419, "ja_text": "同時に、ハルの足の裏についていた汚れも消えていた。", "zh_text": "同时,小春的脚底附着的污垢也消失了。" }, { "id_line": 1420, "ja_text": "ハル 「あっ!」", "zh_text": "小春 「啊!」" }, { "id_line": 1421, "ja_text": "アスカ 「このとおり全部消せるのです。あとしまつも簡単♪」", "zh_text": "明日香 「这様就全部删除了。然后再等一等就好,是不是很简单♪」" }, { "id_line": 1422, "ja_text": "ハル 「すごい、画期的ですね♪」", "zh_text": "小春 「好厉害,是划时代的产品啊。♪」" }, { "id_line": 1423, "ja_text": "アスカ 「ニシシシ、そうでしょそうでしょ」", "zh_text": "明日香 「哟哂、对吧对吧。」" }, { "id_line": 1424, "ja_text": "笑いあう二人だった。", "zh_text": "两人都在哈哈大笑。" }, { "id_line": 1425, "ja_text": "ハル 「そっか。後片付けの心配がいらないなら、もっと大きな町を壊したほうが面白そうですね」", "zh_text": "小春 「是吗?连收拾的不需要担心的话,把更大的都市弄坏会比较有趣呢。」" }, { "id_line": 1426, "ja_text": "アスカ 「おお~いいね~。んじゃ、どっか理想の町とかある? 実在する町でもいいよ」", "zh_text": "明日香 「哦~好~。那么,你有心仪的城市吗?实际存在的都市也很可以呀。」" }, { "id_line": 1427, "ja_text": "ハル 「えーと、そうですね…。あ、じゃあ丁度今お兄ちゃんの行ってる『東京』で」", "zh_text": "小春 「嗯,是吗… 啊,那么,正好现在哥哥要去的『东京』吧。」" }, { "id_line": 1428, "ja_text": "アスカ 「おお、王道だね。そいじゃせっかくなんで『ダイナミックモード』にしてあげよう」", "zh_text": "明日香 「哦,是王道啊。这样难得的话,我要开启『动态模式』吧。」" }, { "id_line": 1429, "ja_text": "ハル 「ダイナミックモード…ですか?」", "zh_text": "小春的 「动态模式…?」" }, { "id_line": 1430, "ja_text": "アスカ 「そうそう。ミニチュア都市をよりリアルに感じられるようになるの。ま、百聞は一見に如かず、試して見た方が早いーね」", "zh_text": "明日香 「是的是的。那么模型都市会更有真实的感觉。嘛,百闻不如一见,试试看和之前的感觉比较一下就知道了啊。」" }, { "id_line": 1431, "ja_text": "ポチッ アスカがアプリを起動する。", "zh_text": "明日香又激活了App。" }, { "id_line": 1432, "ja_text": "すると再び足元に町が作られた。", "zh_text": "都市再次再从脚下冒出来。" }, { "id_line": 1433, "ja_text": "しかしそれは先ほどお試しで作った町のように足元にだけ広がる小さなものではなく、見渡す限り一面に広がる広大なミニチュアの世界だった。", "zh_text": "但是那是和刚才尝试制作出来只有在脚下扩展的小城市不一様,这次是一望无际宽阔广大的小型世界。" }, { "id_line": 1434, "ja_text": "部屋の壁も消え、どこまでも続いているかのような無限の世界。", "zh_text": "房间的墙壁也消失了,到处都是连绵不断的无限世界。" }, { "id_line": 1435, "ja_text": "上には青空が広がり、まるでミニチュアの世界に来たのではなく、本当に巨大になってしまったかのような感覚。", "zh_text": "也可以看到天空无限延伸,就如同在迷你世界一様,感觉真的变成了巨人似的。" }, { "id_line": 1436, "ja_text": "ハル 「すごい…!」", "zh_text": "小春 「好厉害……!」" }, { "id_line": 1437, "ja_text": "ハルは感嘆の言葉を口にしていた。", "zh_text": "小春的感叹脱口而出。" }, { "id_line": 1438, "ja_text": "どこを見ても小さな町並み、小さな世界が広がっている。", "zh_text": "到处都能见到小小的街道,这个小小的世界不断延伸。" }, { "id_line": 1439, "ja_text": "自分より高いものが存在しない。ていうかほとんどの建築物が、自分の膝の高さにも届かなかった。", "zh_text": "比自己高的东西是不存在的。话说回来,几乎所有的建筑物连自己膝盖的高度也不到。" }, { "id_line": 1440, "ja_text": "アスカ 「これが『ダイナミックモード』よ。本物みたいでしょ?」", "zh_text": "明日香 「这是『动态模式』。就像真的一样吧?」" }, { "id_line": 1441, "ja_text": "笑いながら言うアスカ。", "zh_text": "明日香一边笑一边说。" }, { "id_line": 1442, "ja_text": "当然、アスカの足元にもミニチュアの東京の街は広がっている。", "zh_text": "当然,明日香的脚下也有迷你的东京市区。" }, { "id_line": 1443, "ja_text": "アスカの履く白のハイソックスですら、周囲の超高層ビルの高さを超えている。", "zh_text": "明日香穿着白色的长袜的长度也超过周围的超高层摩天大楼的高度。" }, { "id_line": 1444, "ja_text": "1000分の1サイズの東京が、二人の足元にあった。", "zh_text": "1000分之一大小的东京就在两人的脚下。" }, { "id_line": 1445, "ja_text": "肌に感じる風も。空に流れる雲も。", "zh_text": "肌肤感受微风,微风带动天空中流动的云。" }, { "id_line": 1446, "ja_text": "見渡す限りの小さな町も。そして、その合間に蠢く小さな車や人も。", "zh_text": "一望无际的都市。缩小的车和人在间隙中蠢蠢欲动。" }, { "id_line": 1447, "ja_text": "なにもかも、みんな本物のようだった。", "zh_text": "一切都和真的一样。" }, { "id_line": 1448, "ja_text": "ハル 「本当に本物みたいですね」", "zh_text": "小春 「和真货的样子一模一様呢」" }, { "id_line": 1449, "ja_text": "アスカ 「でも本物じゃないから何をしてもオッケー。全部壊しちゃってもいいよー」", "zh_text": "明日香 「不过不是真的,所以做什么都可以。全部弄坏也OK啊。」" }, { "id_line": 1450, "ja_text": "ハル 「あはは、いいんですかー?」", "zh_text": "小春 「哈哈,好啊?」" }, { "id_line": 1451, "ja_text": "と言いつつも早速片足を持ち上げ、足元にあった低層ビルが密集していた地区に踏み下ろす。", "zh_text": "一边说一边立刻举起一只脚,穿着黑袜的脚掌向大楼密集的地区踩下来。" }, { "id_line": 1452, "ja_text": "ぐしゃ。ビル群は簡単に潰れ去った。さきほどの小さな住宅街と違って大きさと頑丈さがある分 多少っ感触がある。", "zh_text": "轰。一大群建筑物就简单地崩溃。和刚才的小型住宅区不同,大小和结实程度在感触上还是有差别。" }, { "id_line": 1453, "ja_text": "だが靴下越しに感じる感触は実に儚く、まるで砂で作った箱を壊しているようだ。", "zh_text": "但是穿着袜子感受到的感觉有点虚幻,就像弄坏沙子做成的小箱子。" }, { "id_line": 1454, "ja_text": "これが立派な建築物なんて信じられないような貧弱さだ。", "zh_text": "这是人类优秀的建筑,只有根本无法相信的薄弱程度。" }, { "id_line": 1455, "ja_text": "自分の足の下であっさりと潰れてしまうビルたちの貧弱さといくつものビルを簡単に潰してしまう自分の圧倒的な巨大さのギャップにゾクゾクとする。", "zh_text": "简单地就在自己的脚下踩死的人和毁掉大楼的薄弱程度充分表现出自己压倒性的巨大差距。" }, { "id_line": 1456, "ja_text": "テンションが上がってくる。", "zh_text": "情绪不禁高涨起来。" }, { "id_line": 1457, "ja_text": "見れば自分が踏み下ろした足の近くの道路にも無数の点が動いている。", "zh_text": "这様看来,在自己的脚的落脚点附近的道路也有无数的小黑点在涌动。" }, { "id_line": 1458, "ja_text": "小さな小さな人間だ。自分の足と比較しても比べ物にならないくらいに小さい。", "zh_text": "是很小的很小的人类。和自己的脚比较起来是无法比拟的渺小。" }, { "id_line": 1459, "ja_text": "しかしそれが、自分と同じ人間であると思うと心が疼く。", "zh_text": "但是,想到自己和他们一样是人类时,内心感到有点痛。" }, { "id_line": 1460, "ja_text": "ハル 「ふふ、たっぷりいじめてあげるからね」", "zh_text": "小春 「呵呵,我要好好地欺负你们。」" }, { "id_line": 1461, "ja_text": "ハルは完全にスイッチが入っていた。", "zh_text": "小春的开关完全打开了。" }, { "id_line": 1462, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1463, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1464, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1465, "ja_text": "「はぁーやっと着いた…」", "zh_text": "「啊、终于到了…」" }, { "id_line": 1466, "ja_text": "電車に揺られてなまった体を伸ばす俺。", "zh_text": "我伸展了一下一直坐在摇晃的电车上而变得僵硬的身体。" }, { "id_line": 1467, "ja_text": "とりあえず駅を出て、地図を見て、目的の店へ。", "zh_text": "总之先从车站出来,看了看地图,找到目标的店。" }, { "id_line": 1468, "ja_text": "と思った矢先、", "zh_text": "我还在这様想的时候," }, { "id_line": 1469, "ja_text": "ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!", "zh_text": "ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!" }, { "id_line": 1470, "ja_text": "とてつもない大揺れが発生し、俺は丁度いたロータリーの地面へ転がった。", "zh_text": "发生出人意料的大地震令我翻倒在地面上。" }, { "id_line": 1471, "ja_text": "シュウ 「い…っ!」", "zh_text": "修 「又怎様了…!」" }, { "id_line": 1472, "ja_text": "転んだ際に体を打ち付けてしまった。腕が痛む。", "zh_text": "跌倒时撞到身体。手腕很疼。" }, { "id_line": 1473, "ja_text": "顔を上げてみれば周囲にいた他の人たちも同じように地面に投げ出されていた。", "zh_text": "抬起头来看见四周其他的人也同样被震动抛到地上。" }, { "id_line": 1474, "ja_text": "皆が打ちつけた箇所をさすっている。中にはそのまま泣いてしまった子供などもいた。", "zh_text": "大家都有不同程度的擦伤和撞伤。小孩子都在哭泣。" }, { "id_line": 1475, "ja_text": "しかもそれだけではない。", "zh_text": "而且不仅仅是只有这些。" }, { "id_line": 1476, "ja_text": "幸いにも駅は無事だったが、周囲にあったいくつかの建物は、今の衝撃を受けてガラガラと崩れ落ちてしまった。", "zh_text": "幸好所在的车站安然无恙,四周一些建筑物都因为震动打击而哗啦啦崩塌了。" }, { "id_line": 1477, "ja_text": "まるで映画のワンシーンのような光景。しかしその迫力は映画館のそれすら超えた凄まじさだった。", "zh_text": "简直就像是电影里的场景一样的景象。但是震撼力比电影要可怕得多。" }, { "id_line": 1478, "ja_text": "現実に、目の前で高層ビルが崩れ落ちる瞬間。", "zh_text": "现实中,眼前的高层大楼就在瞬间倒塌。" }, { "id_line": 1479, "ja_text": "思考が止まっている間に、ビルは完全に崩れ落ちて瓦礫になっていた。", "zh_text": "思维在倒塌期间停止,大楼在眼前完全崩塌成瓦砾。" }, { "id_line": 1480, "ja_text": "ビルが崩れ落ち終わって、ようやく我に返る。", "zh_text": "大楼倒塌结束时,我终于清醒了。" }, { "id_line": 1481, "ja_text": "シュウ 「な、何が起きたんだ!? 地震!? 爆発!?」", "zh_text": "修 「发生了什么呀!?地震!?火山爆发!?」" }, { "id_line": 1482, "ja_text": "慌てて辺りを見渡した。", "zh_text": "周围的人也都显得很慌张。" }, { "id_line": 1483, "ja_text": "すでに大勢のけが人が出ているらしい。建物が崩れた瓦礫の山に向かって叫んでいる人もいる。", "zh_text": "已经有很多人受伤。建筑物倒塌,瓦砾堆成的山,也有不停叫喊的人。" }, { "id_line": 1484, "ja_text": "とにかくもう、日常ではないことが起きているんだ。", "zh_text": "总之,安定的日常已经不会再现。" }, { "id_line": 1485, "ja_text": "地震!? ガス爆発!? タンクローリーの大爆発か!?", "zh_text": "地震!?煤气爆炸!?运油车大爆炸吗!?" }, { "id_line": 1486, "ja_text": "も、もしくは犯罪組織のテロ!? ミサイル攻撃!?", "zh_text": "恐怖主义还,或是犯罪组织!?飞弹攻击!?" }, { "id_line": 1487, "ja_text": "などと恐ろしげな予想に血の気が引くのを感じながら背後を振り返ったときだった。", "zh_text": "等我可头一看的时,看到的景象令我脸色惨白,周围的空气凝固起来。" }, { "id_line": 1488, "ja_text": "そこに、壮絶な違和感を発するものがあった。", "zh_text": "在那里有一件发出激烈不协调感的物件。" }, { "id_line": 1489, "ja_text": "周辺の高層ビルなどよりもはるか上空にまで届くとてつもなく高く巨大な、黒い柱。", "zh_text": "比周边地区的高层建筑还要高,甚至高入更遥远天空的巨大黑柱。" }, { "id_line": 1490, "ja_text": "窓の一つもないそれは絶妙な流線型をしていて建造物というには妙な素材で出来ているようだった。", "zh_text": "是一幢连窗户也没有但有着绝妙的流线型,而且用奇怪素材造成的建筑物。" }, { "id_line": 1491, "ja_text": "と、視線をその黒い塔の頂を望むべく上に向けていけば、どんどんと太くなる黒い塔は途中で途切れ、そこからは肌色へと変わっていた。", "zh_text": "我的视线往那黑色高塔的顶端向上望,连续不断巨大黑搭在中途中断,从那里开始转变成肉色。" }, { "id_line": 1492, "ja_text": "ここで、俺の中に一つの可能性の火が灯る。", "zh_text": "在这里,我心里燃起了一个可能性。" }, { "id_line": 1493, "ja_text": "シュウ 「…は?」", "zh_text": "修 「这是?」" }, { "id_line": 1494, "ja_text": "まさか。という程度の印象。しかし次の1秒後にはほとんど確信に変わっていた。", "zh_text": "怎么说呢。似乎对这种情景有一定程度的印象。但是下一秒钟他几乎确信发生了什么事。" }, { "id_line": 1495, "ja_text": "肌色の部分の上には、オーロラのようにはためく巨大なミニスカート。", "zh_text": "肉色上面的部分是随风飘扬的巨大迷你裙。" }, { "id_line": 1496, "ja_text": "肌色の塔はその中に消え、よくよく見てみればそこからはもうひとつ同じような塔が生えていた。", "zh_text": "肉色的塔在迷你裙中间消失,仔细看一下那里还有一幢同样长度的塔。" }, { "id_line": 1497, "ja_text": "あらゆる情報をすっ飛ばし、俺は一気にその存在の頂点を見ることにした。", "zh_text": "在得到这些信息之后,我决定一口气看看物体的顶点。" }, { "id_line": 1498, "ja_text": "そして見た、その1600m弱の高さの値にあるものを確認して、名を呟く。", "zh_text": "然后确认看到那个有1600m高度的不明物体的最上层时,我喃喃地说出了一个名字。" }, { "id_line": 1499, "ja_text": "シュウ 「ハル…」", "zh_text": "修 「小春……」" }, { "id_line": 1500, "ja_text": "それは妹の名。", "zh_text": "那是我妹妹的名字。" }, { "id_line": 1501, "ja_text": "そして間違いなくそこにいるのは妹である。", "zh_text": "在那里的肯定就是妹妹。" }, { "id_line": 1502, "ja_text": "1000倍の大きさに巨大化したハルが、俺とは駅を挟んで向かいのビル群に、その黒いニーソックスを履く足を踏み下ろしている。", "zh_text": "是巨大化1000倍的小春,我所在车站就是夹在两只穿着黑色过膝袜的巨型的脚中间。" }, { "id_line": 1503, "ja_text": "いったい何が、などという疑問はわいてこない。", "zh_text": "说到底,没有任何的疑问。" }, { "id_line": 1504, "ja_text": "元凶はアスカしかありえないからだ。", "zh_text": "元凶只可能是明日香。" }, { "id_line": 1505, "ja_text": "問題はこんな大事を引き起こしていったいどうするつも……", "zh_text": "引起这样重大的问题她到底是想干什么……" }, { "id_line": 1506, "ja_text": "などと思っていたときだった。", "zh_text": "我还在思考的时候。" }, { "id_line": 1507, "ja_text": "ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ……!!!", "zh_text": "ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ……!!!" }, { "id_line": 1508, "ja_text": "地面が再び揺れ始め俺は再び地面に転がされた。", "zh_text": "地面又再一次开始摇晃,而我又再次脸朝地摔倒了。" }, { "id_line": 1509, "ja_text": "先ほどのように凄まじい衝撃による大揺れではなく、先と比べれば小さな揺れがいつまでも続いている。", "zh_text": "比起刚才那样可怕的冲击而引起的巨大摇晃,这次相对是小小的连续不断的颠簸。" }, { "id_line": 1510, "ja_text": "小さいと言ってもあくまで比較の上であって、俺にとっては立っていられないほどの大揺れであることには違いない。", "zh_text": "虽然是比较小的摇晃,但对我来说和刚刚的大地震一様,无法站立。" }, { "id_line": 1511, "ja_text": "何かと思えばあの黒く巨大な塔にも見える、ニーソックスを履いた右脚が動いていた。", "zh_text": "我看见一支巨大的黑塔在动,穿着黑色过膝袜的右脚开始转动。" }, { "id_line": 1512, "ja_text": "その動きに伴うようにしてこの揺れと轟音は発せられているように思える。", "zh_text": "这次的摇晃和轰鸣声也是伴随转动出现的。" }, { "id_line": 1513, "ja_text": "あの動きからして、ハルは足を踏みにじらせている。", "zh_text": "这次地震就是因为,小春随便转了转右脚。" }, { "id_line": 1514, "ja_text": "巨大な足で地面をグリグリ踏みにじっているのだ。", "zh_text": "巨大的过膝袜脚踩在地上不停转动。" }, { "id_line": 1515, "ja_text": "たったそれだけのことでこんな立っていられないほどの大揺れが周囲に発生するのか。", "zh_text": "那家伙就这样简单地站立也能造成四周的摇晃吗?" }, { "id_line": 1516, "ja_text": "あいつがちょっと足を動かすだけで、俺を含む周辺の人々は地面の上に転がされ這い蹲らされた。", "zh_text": "她只是把脚稍微动一动,我和周边地区的人们都要被逼在地面上匐匍摔倒。" }, { "id_line": 1517, "ja_text": "シュウ 「うわああああ! あのバカども! こんなことしてどうするつもりだよ!」", "zh_text": "修 「哇啊啊啊啊啊啊啊啊啊!那个白痴!这是打算怎么办呀!」" }, { "id_line": 1518, "ja_text": "ほとんど悲鳴に近い叫び声だった。", "zh_text": "几近悲鸣的叫声。" }, { "id_line": 1519, "ja_text": "とそのとき、近くにあった建物が揺れに耐え切れなくなって崩れ落ちた。", "zh_text": "这时,附近的建筑物再也无法忍耐摇晃而崩塌。" }, { "id_line": 1520, "ja_text": "その建物の周囲で地面に倒れていた人たちが、崩れ落ちたビルの瓦礫に呑まれて下敷きになった。", "zh_text": "在那个建筑物附近地面摔倒的人们,被崩塌大楼的瓦砾吞没,压在下面。" }, { "id_line": 1521, "ja_text": "俺は頭が真っ白になった。", "zh_text": "我脑袋一片空白。" }, { "id_line": 1522, "ja_text": "妹の引き起こした災害で、人が死んだのだ。", "zh_text": "妹妹引起了的巨大的灾害,而且死了很多人。" }, { "id_line": 1523, "ja_text": "シュウ 「う…」", "zh_text": "修 「啊……」" }, { "id_line": 1524, "ja_text": "だがそれに動揺している暇も無い。", "zh_text": "但是在摇动的情况下连思考的空闲也没有。" }, { "id_line": 1525, "ja_text": "引き起こされている揺れに、俺の周囲の建物も崩れかけ始めていたからだ。", "zh_text": "妹妹造成的摇晃,令我四周的建筑物也开始崩溃。" }, { "id_line": 1526, "ja_text": "俺は何度も転がりながら、その場から逃げ出した。", "zh_text": "我好几次连摔带滚,从那里逃走了。" }, { "id_line": 1527, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1528, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1529, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1530, "ja_text": "右足を小さなビルの密集する部分に下ろしてグリグリと動かすハル。", "zh_text": "小春把右脚放到小小的大楼的密集地区按在地上转动。" }, { "id_line": 1531, "ja_text": "すると足の下敷きになったビルだけではなく、足の触れていない周辺のビルもガラガラと崩れ落ちていった。", "zh_text": "不仅仅是被脚压住的大楼,连没有被脚接触到的周边地区的大楼也哗啦啦地崩落。" }, { "id_line": 1532, "ja_text": "自分がちょっと足を動かしただけで触れてもいないのに崩れ落ちるビルの脆さと自分の力の強さに快感を覚える。", "zh_text": "自己不过是动了一下脚,连碰一下也没有就造成坍塌了,脆弱的大楼和自己的力量的强弱比对带给小春很大的快感。" }, { "id_line": 1533, "ja_text": "そしてここにはそんな快感を与えてくれるものがそれこそ足の踏み場もないほどにある。", "zh_text": "这里给予快感的东西都被脚的踩塌而一点也没有留下来。" }, { "id_line": 1534, "ja_text": "そしてそれらの根元にはその何百倍何千倍もの人がいる。", "zh_text": "没关系,给予快感的根源还有上几百倍上千倍的东西和小人。" }, { "id_line": 1535, "ja_text": "もっともっと楽しめそうだ。", "zh_text": "要享受更加更加多的快感。" }, { "id_line": 1536, "ja_text": "ハルは東京の街を歩き始めた。", "zh_text": "小春开始在东京的街道上走动。" }, { "id_line": 1537, "ja_text": "足を下ろすたびに小さなビルたちが足の下でくしゃっと潰れるのを感じる。", "zh_text": "每次的踩在地上时,都会传来一点点渺小的大楼在脚下被压坏的感觉。" }, { "id_line": 1538, "ja_text": "霜柱を踏むよりも儚い感触。まるで枯葉を踏んでいるかのようなあっさりとした感触だ。", "zh_text": "稍纵即逝的感觉就像是踩在冰霜雪花的虚幻感。又像是踩在枯叶上似的清淡感。" }, { "id_line": 1539, "ja_text": "きっとたくさんの人も踏んじゃってるはず。", "zh_text": "一定也有很多人被踩在脚下。" }, { "id_line": 1540, "ja_text": "でも全然わからなかった。", "zh_text": "但是自己就完全感觉不到。" }, { "id_line": 1541, "ja_text": "ハル 「あはは、脆すぎますよみなさんの町。ほらほら、踏まれたくなかったら早く逃げてくださいね」", "zh_text": "小春 「哈哈,你们的城市都太脆弱了。你看,不愿意被踩到的话就快点逃吧。」" }, { "id_line": 1542, "ja_text": "などと言いながら町の上をテクテクと歩くハル。", "zh_text": "小春在缩小的都市上走动一边嘲弄道。" }, { "id_line": 1543, "ja_text": "ハルが足を下ろしたところには全長240mにもなる巨大な足跡が残されていた。", "zh_text": "被小春的脚踩过的地方会有全长240m的巨大脚印留下来。" }, { "id_line": 1544, "ja_text": "そこにあった建物や人々の痕跡など一切残らないほどに圧縮された地面だ。", "zh_text": "那里的建筑和人们一点曾经存在的痕迹也没有,一切残渣都被极限压缩,成为新的地面表层。" }, { "id_line": 1545, "ja_text": "町の中に、ぽっかりと足型の穴があいていた。", "zh_text": "都市中突然出现了很多脚印一様的巨坑。" }, { "id_line": 1546, "ja_text": "それはハルが歩くたびに新たにひとつ形成される。", "zh_text": "小春每走一步都会形成一个新的脚印。" }, { "id_line": 1547, "ja_text": "すでにいくつもの足跡がこの東京の街に残され、その部分は完全な更地に、そしてその周囲のビルなどは衝撃によって瓦礫となって崩れ落ちていた。", "zh_text": "已经有不知多少的脚印留在这东京的街道上,脚印部分是完全的空地,然后四周的大楼都因为冲击而变成一堆瓦砾。" }, { "id_line": 1548, "ja_text": "ハルの足跡の周囲はグラウンドゼロだった。しかもそれは今も1秒に1個以上のペースで作られている。", "zh_text": "小春足迹的四周都没有任何生命迹象。而且小春正以一秒一个的步调制作更多的脚印。" }, { "id_line": 1549, "ja_text": "東京都心が次々と破壊されていった。", "zh_text": "东京市中心被接二连三破坏了。" }, { "id_line": 1550, "ja_text": "ハルが足を下ろした場所を起点に始まる破壊。そしてハルが歩くほどに移動してゆく破壊。", "zh_text": "由小春一开始落脚的地方作为起点开始破坏。然后,小春每次走动都会带来更多的破坏。" }, { "id_line": 1551, "ja_text": "未曾有の大災害が、ハルがただ歩くだけで引き起こされている。", "zh_text": "小春只是随便走走就引起这前所未有的大灾害。" }, { "id_line": 1552, "ja_text": "もちろんハルとしても自分が引き起こしている破壊の規模は認識している。", "zh_text": "当然,小春也知道自己引起的破坏规模。" }, { "id_line": 1553, "ja_text": "巻き込まれているであろう人々の数も、テキトーではあるが予想している。", "zh_text": "被卷入的小人数量,也有一个大概估算。" }, { "id_line": 1554, "ja_text": "だが、罪の意識は全く感じていなかった。", "zh_text": "但是自己完全没有罪恶感。" }, { "id_line": 1555, "ja_text": "所詮は、アプリで作った架空の町。", "zh_text": "毕竟只不过是由App做出来的架空都市。" }, { "id_line": 1556, "ja_text": "ゲームみたいなものなのだから。", "zh_text": "就是宛如游戏之类的东西吧。" }, { "id_line": 1557, "ja_text": "ミニチュアの町をぶらついていたハルは、ふと足を止め、なんとなくしゃがみこんで自分の足元を見下ろしてみた。", "zh_text": "小春在缩小都市逛了一阵,突然停下脚步,蹲下来俯视自己的脚下。" }, { "id_line": 1558, "ja_text": "足元には高さ数cmの小さな箱がそこかしこに散りばめられていて、その隙間を縫うようにたくさんの道路が交差している。", "zh_text": "脚下是有一堆高度只有几cm的小箱子到处散落,而有很多道路在小箱子的间隙中交叉穿行。" }, { "id_line": 1559, "ja_text": "そして、その狭い道路の上を無数の点が動いているのが分かった。", "zh_text": "在狭窄的道路上无数的小点在移动。" }, { "id_line": 1560, "ja_text": "うごうごと無数の点が蠢くのは気持ち悪くもあったが、それら点のひとつひとつが人間だと思えばその考えは逆転する。", "zh_text": "看到无数的点在蠕动当然会觉得很恶心,但倒过来想的话,那些黑点也是一个一个的人类。" }, { "id_line": 1561, "ja_text": "数え切れないほどの数の人間が自分の足元で動いている。走っているのか、歩いているのか、はたまた留まっているのかすらも、小さすぎてわからない。", "zh_text": "数不清的人类在自己的脚下。完全不知道他们是在奔跑,步行,还是在停留,他们实在是太小了。" }, { "id_line": 1562, "ja_text": "存在価値を疑ってしまうほどに小さいのだ。", "zh_text": "渺小到足以怀疑他们存在的价值。" }, { "id_line": 1563, "ja_text": "ハルはしゃがみこんだ状態から膝を着いた。", "zh_text": "小春把膝盖蹲下来碰在地上。" }, { "id_line": 1564, "ja_text": "幾つものビルと車と人々が、ハルのニーソックスに包まれた膝の下敷きになって視界から消えた。", "zh_text": "为数不少大楼与汽车和人们被小春的过膝袜包住的膝盖压住而从视线里消失。" }, { "id_line": 1565, "ja_text": "町全体がズズン! と縦に揺れた。", "zh_text": "整个都市都在震动,是纵向的震动。" }, { "id_line": 1566, "ja_text": "更に両手を着き四つんばいの格好になる。広大な範囲がハルの巨大な手の下敷きになって押し潰された。手の下で柔らかなビスケットたちが砕けるような感触だった。", "zh_text": "小春双手再放到地上,变成四肢着地的样子。广阔的范围都被压在小春的巨大的手掌下。手掌下是柔软的夹心饼干破碎的感觉。" }, { "id_line": 1567, "ja_text": "その状態から更に上半身を伏せさせるハル。そこにあった小さなビル群の隙間の道路を逃げる人々を、もっとよく見るためだった。", "zh_text": "小春更进一步伏下上半身。为了可以更仔细观察在建筑群缝隙间的道路中逃跑的人。" }, { "id_line": 1568, "ja_text": "ビル群に顔を寄せ、真上から覗き込む。", "zh_text": "脸慢慢靠近建筑物,从正上方窥视。" }, { "id_line": 1569, "ja_text": "周囲は、降下してきたハルの巨大な顔の作り出す影につつまれ暗くなった。車などはライトを点けねば走れまい。", "zh_text": "四周都被小春巨大的脸降下来而造出的阴影笼罩,有如天黑一样。车也要开灯才看到路。" }, { "id_line": 1570, "ja_text": "人々は、はるか上空にあった巨人の顔が、あっという間に自分達の頭上に現れたことで悲鳴を更に大きくした。", "zh_text": "人们看到本来在遥远天空的巨人的脸,转眼间在自己的头上出现而发出了悲鸣。" }, { "id_line": 1571, "ja_text": "左右に聳え立つビルのその谷間からは、その巨大な顔の全景を望むことは出来ない。ビルの隙間に、顔の一部が見えるだけだった。", "zh_text": "左右耸立的大楼有如山谷一様挡住巨大的脸的全景。在大楼的间隙中,只有一部分的脸看得见。" }, { "id_line": 1572, "ja_text": "ハルが顔を地面のビル群に近づけたとき、当然その長いツインテールは地表面に触れていた。", "zh_text": "小春的脸靠近大楼群的时候,那长长的双马尾也地碰到了地面。" }, { "id_line": 1573, "ja_text": "まるで巨大な大蛇のように町の上に無造作に投げ出される二本の髪の束はその重みだけでビル群を押し潰し、またハルが顔を動かすたびに僅かに引っ張られるそれはビル群をゾリっと削っていた。", "zh_text": "马尾胡乱扔在都市上,每条头髪都如同巨蛇,重量足以轻易碾碎建筑物,小春的头略微一动,牵引的头髪会直接削掉一群大楼。" }, { "id_line": 1574, "ja_text": "ハルは鼻先が真下のビルに触れてしまいそうになるほどにまで顔を寄せていた。", "zh_text": "小春的脸在靠近时,鼻尖快要快要能碰下面的大楼。" }, { "id_line": 1575, "ja_text": "ぷるんと柔らかそうな唇がビルの屋上にキスをしてしまいそうだった。", "zh_text": "柔软的嘴唇也要吻到大楼的屋顶。" }, { "id_line": 1576, "ja_text": "そうまで顔を近づけても、直下のビルの谷間を逃げる人々は、相変わらず点のように小さかった。", "zh_text": "已经把脸挨得这么近,在正下方的大楼间逃跑的人依旧是那么小小一点。" }, { "id_line": 1577, "ja_text": "多少 手足が見えるようになったような気もするが、それでも彼らが点であることにかわりはない。", "zh_text": "多少可以看见他们的手脚,但还是感到一样恶心,那些小黑点完全没有变化。" }, { "id_line": 1578, "ja_text": "どんなに顔を近づけてよく見ても、彼らは点以上にはなれなかった。", "zh_text": "无论将脸靠多近去瞧,还是没办法可以分辨到他们的脸。" }, { "id_line": 1579, "ja_text": "ハル 「うわぁ、小さすぎてひとりひとりの顔なんか全然わからないですね」", "zh_text": "小春 「哇,太小了,每个人的脸都完全看不到。」" }, { "id_line": 1580, "ja_text": "顔下のビル群の谷間を逃げる無数の人々を見下ろしてハルは笑った。", "zh_text": "低头看到无数的人在建筑群间隙逃跑之后,小春笑了。" }, { "id_line": 1581, "ja_text": "そしてハルが言葉を発すると、そのとてつもない爆音に周囲数百m圏内のガラスが1枚残らず吹っ飛んだ。", "zh_text": "小春在说话时,她庞大的声音把周围数百米范围内的玻璃都炸裂了。" }, { "id_line": 1582, "ja_text": "一瞬だった。ガラスたちはコンマ1秒も耐えることが出来ず、一瞬で塵に変えられてしまった。", "zh_text": "玻璃一秒也无法承受小春的声音,就一瞬变为尘埃。" }, { "id_line": 1583, "ja_text": "まだその圏内にいた人々全員が聴覚を失った。爆弾の音ですら軽がるとかき消してしまうほどの凄まじい声のボリュームはおよそ1万人の鼓膜を破り血を吹き出させるのに十分すぎる威力を持っていた。", "zh_text": "在那个范围以内的人们都失去了听力。那巨大的声音轻松淹没了炸裂声,带着可以大约令1万人的鼓膜流血的威力扩散开来。" }, { "id_line": 1584, "ja_text": "口の直下にあったビルなどは、ハルが喋るとその衝撃に耐えられずガラガラと倒壊してしまった。小さな家屋などは何十mと離れていたのに耐え切れずに崩れ落ちていた。", "zh_text": "嘴下的大楼,因为无法承受小春说话时的冲击,通通都哗啦哗啦地倒塌了。几十m外的房屋也因为无法忍受而崩落。" }, { "id_line": 1585, "ja_text": "更にハルの声の凄まじい衝撃は道路に亀裂を走らせアスファルトをめくり上げ、その声によって地面に投げ出され悲鳴を上げながら蹲っていた人々もろとも吹き飛ばしていた。", "zh_text": "更可怕的是,小春的声音的冲击令道路出现裂缝,吹跑了上面的沥青,那声音还把在地面上悲鸣蹲着的人都吹飞。" }, { "id_line": 1586, "ja_text": "顔を寄せたハルがちょっと喋っただけで周囲にいた人々はみなが聴力を失い、より口の近くにいた人々はハルが喋っただけで絶命していた。", "zh_text": "小春的脸稍微靠近说了说话,就令四周的人失去了听力,更加靠近的人更是在小春说话时就已经死亡。" }, { "id_line": 1587, "ja_text": "ハルがちょっと喋っただけで、ハルの口の周囲の町は破壊されてしまった。", "zh_text": "仅仅只是小春轻轻说话而已,小春嘴巴四周的街区都被立即破坏。" }, { "id_line": 1588, "ja_text": "声だけではない。ハルの吐息は地表を逃げていた人々や車をまとめて吹き飛ばし道路を無人に変え、ハルの鼻息は崩れ落ちたビルの瓦礫などを人々ともどもどこかへ吹っ飛ばしてしまった。", "zh_text": "不只是声音。小春的气息刮跑了在道路上逃跑的人和汽车,小春的气息把大楼崩坏的瓦砾和人们一下吹到不知道那里。" }, { "id_line": 1589, "ja_text": "ハルが何をしても人々にとっては大災害だった。", "zh_text": "小春什么也没有做对人们来说已经是大灾害。" }, { "id_line": 1590, "ja_text": "ハル 「あらら、声だけで飛んでっちゃった…」", "zh_text": "小春 「哎呀,光靠声音可以把你们打飞了……」" }, { "id_line": 1591, "ja_text": "自分が少し喋っただけで直下の道路にいた人々がみんな吹っ飛んでしまった。", "zh_text": "自己只是稍稍说了一句话,下面道路上的人们都被吹得无影无踪。" }, { "id_line": 1592, "ja_text": "そのあまりの貧弱さに流石のハルも苦笑してしまう。", "zh_text": "小人们脆弱到就连小春也苦笑起来。" }, { "id_line": 1593, "ja_text": "アスカ 「にゅふふ、ハルちゃん楽しそうね」", "zh_text": "明日香 「嘿嘿,小春酱看起来很高兴。」" }, { "id_line": 1594, "ja_text": "離れたところから見ていたアスカが微笑ましく笑う。", "zh_text": "明日香在远离开的地方看着小春笑了笑。" }, { "id_line": 1595, "ja_text": "ハル 「はい、まるで町全体がおもちゃになったみたいです」", "zh_text": "小春 「是的,仿佛整个城市都变成玩具了。」" }, { "id_line": 1596, "ja_text": "伏せていた状態から上半身を起こしたハルが答える。", "zh_text": "小春还是在趴着下半身回答。" }, { "id_line": 1597, "ja_text": "アスカ 「そうでしょそうでしょ。ま、実際におもちゃみたいなものだけど。でもハルちゃんてホントに楽しそうに壊すわよねー。怪獣だってビックリするよ」", "zh_text": "明日香 「对吧对吧。嘛,实际上就是玩具一样的东西。但是,小春酱如此高兴地破坏啊。连大怪兽看到也会很大吃一惊。」" }, { "id_line": 1598, "ja_text": "ハル 「えぇ!? 流石に怪獣には負けるんじゃないかと…」", "zh_text": "小春 「诶?!不会连怪兽要比下去吧……」" }, { "id_line": 1599, "ja_text": "座った状態から立ち上がったハルがアスカの方に歩いてくる。", "zh_text": "小春站了起来,向著明日香走了过去。" }, { "id_line": 1600, "ja_text": "その過程で、足元の町で悲鳴上げながら逃げていた人々が次々と踏み潰されていった。", "zh_text": "过程中,过膝袜包裹着巨大的脚把在城市中悲鸣声逃跑的人们纷纷踩碎了。" }, { "id_line": 1601, "ja_text": "アスカ 「いやいや、本物の怪獣はここまで大規模な破壊はできませんから。見せたげよっか」", "zh_text": "明日香 「不,不,不。真正的的怪兽是无法做到这么大规模的破坏。想要看吗?」" }, { "id_line": 1602, "ja_text": "アスカはスマホをポチッと操作した。", "zh_text": "明日香拿起手机操作一下。" }, { "id_line": 1603, "ja_text": "するとハルの目の前に巨大怪獣がボンと出現する。", "zh_text": "巨大怪兽波恩出现在小春的眼前。" }, { "id_line": 1604, "ja_text": "『ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』", "zh_text": "『ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』" }, { "id_line": 1605, "ja_text": "出現した怪獣は大きく咆哮を上げた。", "zh_text": "出现的怪兽在咆哮着。" }, { "id_line": 1606, "ja_text": "ハル 「…え?」", "zh_text": "小春 「…嗯?」" }, { "id_line": 1607, "ja_text": "その咆哮に初めて怪獣が出現したことに気づいたハルは、その咆哮の聞こえた場所、自分の足元を見下ろしてきょとんとした。黒いソックスを履いていくつものビルを踏み潰している自分の両足の前に、身長5cmほどの小さな動物がいた。周辺の低層ビルよりは大きかった。", "zh_text": "那个怪兽出咆哮时,小春听到了咆哮之后,看了看自己脚下。在可以轻易踏碎的大楼的穿着黑色过膝袜的双脚前,有一只身高5cm左右的小动物。和周边地区低层建筑相比已经算是很大。" }, { "id_line": 1608, "ja_text": "ハル 「こ、これが怪獣ですか…?」", "zh_text": "小春 「这,这个是怪兽吗……?」" }, { "id_line": 1609, "ja_text": "アスカ 「そだよー。これが有名なウルトラシリーズに登場する怪獣の一般的な大きさです。身長およそ50m。尻尾までいれるともうちょっと大きいかな」", "zh_text": "明日香 「是哦。这就是有名的奥特曼系列中登场怪兽的一般大小。身高约50m。把尾巴算进去的话会再大一点?」" }, { "id_line": 1610, "ja_text": "アスカがニヒヒと笑う。", "zh_text": "明日香笑着说。" }, { "id_line": 1611, "ja_text": "その足元では怪獣が咆哮を上げながら周囲のビルを破壊していた。", "zh_text": "那个脚下的怪兽一边咆哮一边把四周的大楼破坏。" }, { "id_line": 1612, "ja_text": "人々にとっては大巨人たちの襲来に加えて怪獣まで出現して最早理解不能な状況であった。", "zh_text": "对人们来说不只有两个巨人的袭来,甚至还出现怪兽加入,已经是不能理解的情况。" }, { "id_line": 1613, "ja_text": "しかし、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 1614, "ja_text": "ハル 「わぁかわいいですね♪」", "zh_text": "小春 「好可爱啊♪」" }, { "id_line": 1615, "ja_text": "もともと小さい物好きのハルは、自分の足元でちまちまと暴れるそんな怪獣をかわいくも思っていた。", "zh_text": "本来有点好奇的小春看到自己脚下圆点般的凶暴怪兽在胡闹也觉得很可爱。" }, { "id_line": 1616, "ja_text": "周辺のビルを破壊し、逃げ惑う人々に火炎の息を吹きつける怪獣の愛くるしさに目を輝かせる。", "zh_text": "周边地区大楼都被破坏了,怪兽向乱窜的人们吹出火焰,小春双眼睛放光,觉得怪兽更加可爱了。" }, { "id_line": 1617, "ja_text": "アスカ 「ふふ、ハルちゃんハルちゃん、みんなが困ってるからちゃんと退治してあげないと」", "zh_text": "明日香 「呵呵,小春酱小春酱,大家都对怪兽困扰,要好好地消灭哦。」" }, { "id_line": 1618, "ja_text": "ハル 「え? 退治…ですか?」", "zh_text": "小春 「嗯?消灭…吗?」" }, { "id_line": 1619, "ja_text": "アスカ 「そうそう、みんなを困らせる悪い怪獣は退治されるのが常識だよ。ここにはヒーローはいないから、ハルちゃんがやってあげないと」", "zh_text": "明日香 「是的是的,为难大家的坏怪兽要被消灭是常识吧。这里是没有超人,那就由小春酱做吧」" }, { "id_line": 1620, "ja_text": "ハル 「は、はい…」", "zh_text": "小春 「好、好的……」" }, { "id_line": 1621, "ja_text": "とは言ったものの怪獣の退治なんてしたことのないハル。", "zh_text": "小春从来没有做过怪兽消灭之类的事。" }, { "id_line": 1622, "ja_text": "とりあえずしゃがんで、怪獣のしっぽを摘んで持ち上げてみる。", "zh_text": "总之先蹲着,挟起怪兽的尾巴,尝试把怪兽举起。" }, { "id_line": 1623, "ja_text": "すると怪獣はあっさりと捕まった。", "zh_text": "怪兽轻易就被抓起来了。" }, { "id_line": 1624, "ja_text": "立ち上がったハルの右手の指にしっぽの先を摘まれ、逆さ釣りにされる怪獣はピーピー叫びながら暴れていた。", "zh_text": "站起来的小春右手手指像是抓住鱼的尾巴一様把怪兽倒过来,被摘起来的怪兽一边呜呜尖叫一边乱闹。" }, { "id_line": 1625, "ja_text": "人々にとっては軍隊を出動させなければならないような巨大怪獣も、ハルにとっては小動物みたいなものである。", "zh_text": "对人们来说是要出动军队阻止的巨大怪兽,对小春来说只是小动物一样的东西。" }, { "id_line": 1626, "ja_text": "そしてつまみあげてみたはいいものの次にどうしたらいいのか考えていないハル。", "zh_text": "小春虽然是先把怪兽拿起来,但她没有考虑接下来怎么办。" }, { "id_line": 1627, "ja_text": "眉を寄せうーん…とハルが考えていると、", "zh_text": "当小春皱起眉头思考时," }, { "id_line": 1628, "ja_text": "ゴオオオオオ!!", "zh_text": "ゴオオオオオ!!" }, { "id_line": 1629, "ja_text": "怪獣がハルに向かって火を噴き、", "zh_text": "怪兽向小春喷火," }, { "id_line": 1630, "ja_text": "ハル 「わっ!」", "zh_text": "小春 「哇!」" }, { "id_line": 1631, "ja_text": "それに驚いたハルは指を放してしまった。", "zh_text": "小春因为吃惊而放开了手指。" }, { "id_line": 1632, "ja_text": "開放された怪獣はおよそ1000mほどを落下して町に激突した。", "zh_text": "被开放的怪兽从大约1000m的高度,掉下去撞到地面的城市。" }, { "id_line": 1633, "ja_text": "一瞬で虫の息である。", "zh_text": "一瞬间奄奄一息。" }, { "id_line": 1634, "ja_text": "ハル 「あ、落としちゃった…」", "zh_text": "小春 「啊,掉了……」" }, { "id_line": 1635, "ja_text": "ビル群を押し潰し落下の衝撃で周辺を壊滅させクレーターの中で横たわる怪獣を見下ろしてハルが呟く。", "zh_text": "大楼被落下的冲击力压扁,小春看到躺在地上嘟嘟哝浓的怪兽四周被压出一个火山口一様的坑洞。" }, { "id_line": 1636, "ja_text": "アスカ 「まーまーどうせ架空の生き物なんだから気にしなさんな。それに悪い怪獣だしね」", "zh_text": "明日香 「嘛嘛反正是虚构的生物,不要介意。那是不好的怪兽呢。」" }, { "id_line": 1637, "ja_text": "ハル 「………それもそうですね」", "zh_text": "小春 「………那倒也是。」" }, { "id_line": 1638, "ja_text": "言うとハルは片足を振り上げ、地面に横たわる怪獣の上に翳した。", "zh_text": "小春把脚举起,放到躺在地上的怪兽头上。" }, { "id_line": 1639, "ja_text": "身長50mの怪獣の上に、全長240mにもなる巨大な足が被さった。", "zh_text": "身高50m的怪兽被全长240m的巨大黑色过膝袜脚覆盖。" }, { "id_line": 1640, "ja_text": "およそ、怪獣の五倍もの大きさのある足である。", "zh_text": "脚的长度大约是怪兽的五倍大小。" }, { "id_line": 1641, "ja_text": "ハルは足を振り下ろし、そんな怪獣をズシンと踏み潰した。", "zh_text": "小春的脚挥下,怪兽咕咚一声被踩碎了。" }, { "id_line": 1642, "ja_text": "ぶちゅっ。怪獣の潰れる感触がソックス越しに感じられた。", "zh_text": "隔着袜子也可以感觉到怪兽溃烂的触感。" }, { "id_line": 1643, "ja_text": "人々が兵器をもってしても抗えない怪獣が、ハルが足を下ろしただけで退治された。", "zh_text": "人们即使用武器也无法抗拒的怪兽,小春脚单单只是把脚踩下来就消灭了。" }, { "id_line": 1644, "ja_text": "ハル 「うわっ…やな感触ー…」", "zh_text": "小春 「哇…有点湿湿的感觉……」" }, { "id_line": 1645, "ja_text": "ハルはそーっと足を持ち上げた。", "zh_text": "小春抬起脚。" }, { "id_line": 1646, "ja_text": "町の中に残された巨大な足跡の中央には怪獣だったものらしきミンチがあった。", "zh_text": "都市中那巨大的脚印中央是怪兽的肉糜。" }, { "id_line": 1647, "ja_text": "ソックスの裏が、怪獣の体液を吸って濡れていた。", "zh_text": "袜子因为吸收了怪兽的汁液而变得湿濡。" }, { "id_line": 1648, "ja_text": "アスカ 「ほい、お疲れ様。ハルちゃんがいれば怪獣が来ても大丈夫だね♪」", "zh_text": "明日香 「那么,辛苦了。有小春酱的话怪兽来也没关系♪」" }, { "id_line": 1649, "ja_text": "ハル 「うぅ…でもこの感触は好きになれないかも……。靴下も汚れちゃったし…」", "zh_text": "小春 「呜…但是不喜欢这种触感……袜子也脏了……」" }, { "id_line": 1650, "ja_text": "言いながらハルは怪獣の体液を吸ってべとべとになってしまった靴下を指先に摘んでそーっと脱いで投げ捨てた。", "zh_text": "小春一边说一边抓住吸收了怪兽黏糊糊的汁液的袜子的脚尖,摘下脱掉之后丢掉。" }, { "id_line": 1651, "ja_text": "全長600mにもなる超巨大なニーソックスが町の上にズシャっとのしかかる。", "zh_text": "全长600米的超巨大过膝袜就这様压在大街上。" }, { "id_line": 1652, "ja_text": "両足の靴下を脱ぎ捨てたハルは素足になった。", "zh_text": "小春把另外一只袜子脱掉,现在双脚都是赤裸裸的。" }, { "id_line": 1653, "ja_text": "ハル 「あ。このほうが足の下で潰れる建物の感触とかが分かっていいかも」", "zh_text": "小春 「啊。还是直接用脚踩下去比较感受到建筑物坍塌的触感啦。」" }, { "id_line": 1654, "ja_text": "素足となったハルの足に踏み潰されていくつもの建物が瓦礫に変わる。", "zh_text": "小春用素足直接踩在市区上把更加的大楼变成废墟。" }, { "id_line": 1655, "ja_text": "その感触を楽しむように足をグリグリと動かしたり足の指をもじもじと動かすハル。", "zh_text": "小春为了那种享受那种赤脚带来的美妙快感,她一边转动脚底一边扭动巨大的脚趾。" }, { "id_line": 1656, "ja_text": "足の裏の下で砕け散るビル群の瓦礫や指の間でひねり潰される小さなビルの感触を楽しんだ。", "zh_text": "小春因为脚底下碎散建筑物的瓦砾和在脚趾缝中间因扭动而被毁掉的大楼触感而高兴。" }, { "id_line": 1657, "ja_text": "アスカ 「じゃあついでにヒーローも出してみよっか」", "zh_text": "明日香 「那么顺便也试试超人吗?」" }, { "id_line": 1658, "ja_text": "アスカがスマホを操作するとまたハルの足元に小さな生き物が現れた。", "zh_text": "明日香滑动智能手机,又有另外一只小生物在小春的脚下出现。" }, { "id_line": 1659, "ja_text": "銀色を基調としたボディに赤色のラインが走っている。", "zh_text": "是以银色为基调加上红线的身体。" }, { "id_line": 1660, "ja_text": "ハル 「あ…これって昔お兄ちゃんが好きだった…」", "zh_text": "小春 「啊…以前哥哥很喜欢这个的……」" }, { "id_line": 1661, "ja_text": "アスカ 「そう、あの有名な巨大ヒーローです」", "zh_text": "明日香 「这样啊,这是很有名的巨大超人。」" }, { "id_line": 1662, "ja_text": "と言う二人の足元に立つ巨大ヒーロー。", "zh_text": "巨大超人就站在两人的脚下。" }, { "id_line": 1663, "ja_text": "しかし身長40mとビルのように巨大なヒーローも、身長1600mの二人からすればかわいいものだ。", "zh_text": "但是身高40m和大楼一样巨大的超人,在身高1600m的两人来看只是可爱的小东西。" }, { "id_line": 1664, "ja_text": "二人から見ればヒーローは身長4cmしかない。", "zh_text": "两人看来超人的身高只有4cm。" }, { "id_line": 1665, "ja_text": "手の小指ほどの大きさも無かった。", "zh_text": "连小指指头的大小也没有。" }, { "id_line": 1666, "ja_text": "ヒーローは驚愕していた。", "zh_text": "超人很惊愕。" }, { "id_line": 1667, "ja_text": "これまで無数の怪獣宇宙人と戦ってきた彼だが、こんなにも巨大な宇宙人と相対するのは初めてだったからだ。", "zh_text": "到现在为止和无数的宇宙怪兽战斗的他,还是第一次面对如此巨大的宇宙人。" }, { "id_line": 1668, "ja_text": "宇宙的には巨人に属するはずの自分が、あまりにも小さく惨めに感じられた。", "zh_text": "在宇宙来说自己应该属于巨人,但现在只有渺小凄惨的感觉。" }, { "id_line": 1669, "ja_text": "ヒーローは目の前の巨人たちのあまりの巨大さに臆し、思わず後ずさっていた。", "zh_text": "超人看到眼前的不知道有多巨大的巨人们,因为害怕而不禁后退了几步。" }, { "id_line": 1670, "ja_text": "その時、守るべきはずの人々を踏み潰したことにも気づかないほどに動揺していた。", "zh_text": "这时,应该要保护的人都被他踩碎了,但他因为内心动摇也没有发现自己踩死人了。" }, { "id_line": 1671, "ja_text": "ハル 「そうだ。これ写真に撮ってお兄ちゃんに送ってもいいですか? 自分が好きだった巨大ヒーローが手のひらに乗せられてる写真を送られたら、きっと悔しいと思うんですよ」", "zh_text": "小春 「对了。可以拍照片发送给哥哥吗?自己喜欢的巨大超人被放在手掌上的拍照的话,他一定会很懊悔的。」" }, { "id_line": 1672, "ja_text": "アスカ 「おおーさすがハルちゃん、シュウをいじめることには天才的ね」", "zh_text": "明日香 「噢,小春酱不愧是欺负小修的天才啊。」" }, { "id_line": 1673, "ja_text": "ハル 「そ、そんなんじゃないですよ! ただ、普段生意気なお兄ちゃんにちょっとした仕返しをですね…!」", "zh_text": "小春 「是、不是这样的?!只是,想要给平时自大的哥哥一点点报复啊……!」" }, { "id_line": 1674, "ja_text": "アスカの言葉に顔を赤くしながら反論するハル。", "zh_text": "明日香的说话令小春的脸涮地红起来,小春立刻反驳道。" }, { "id_line": 1675, "ja_text": "同時にしゃがみこんで足元のヒーローに手を伸ばすだが…。", "zh_text": "同时蹲下来向超人伸出巨大的手…" }, { "id_line": 1676, "ja_text": "このときヒーローは大巨人の片方がしゃがみこみ、自分に向かってとてつもなく巨大な手を伸ばしてくるのに恐怖した。", "zh_text": "这个时候的超人看到是其中一个巨人蹲下来,超人对向自己伸出的巨大得出奇的手感到害怕。" }, { "id_line": 1677, "ja_text": "ぐわっと開かれた指のその一本一本が自分の身長よりも長いのだ。", "zh_text": "打开的手指每一只都比自己的身高还要长。" }, { "id_line": 1678, "ja_text": "小型人類を手に乗せたことのある彼も、巨大な手が迫ってくると言う行為がここまで恐ろしいものだとは考えたことが無かった。", "zh_text": "平时会把小人放在手上的他,从来没有想过会有更加巨大的手向他迫近。" }, { "id_line": 1679, "ja_text": "しかもその手の動きは繊細と言うよりはあまりにも無造作で、その動きは、これから触れようとしている自分の存在を明らかに軽く扱っていると言う証だった。", "zh_text": "而且手的动作与其说是纤细不如说是过分简单,手的动向表现出抓住他之后会随便处置乱动而把他折断。" }, { "id_line": 1680, "ja_text": "もしあの巨大な手に囚われたら何をされるかわかったものではない。", "zh_text": "如果被那巨大的手囚禁的话绝对没办法跑掉。" }, { "id_line": 1681, "ja_text": "ヒーローは、そんな明確な思考からではなく、恐ろしく巨大な手が自分目掛けて迫ってくると言う恐怖から、その手に攻撃をしていた。", "zh_text": "超人没法清晰明确的思考,这都是因为恐怖的巨大的手向自己迫近而乱想出来的,他开始攻击那只手。" }, { "id_line": 1682, "ja_text": "ハル 「熱…っ!」", "zh_text": "小春 「热…!」" }, { "id_line": 1683, "ja_text": "手に灼熱感を感じて思わず手を引っ込め立ち上がるハル。", "zh_text": "手感觉到灼热,小春不由得把手缩回之后站起来。" }, { "id_line": 1684, "ja_text": "灼熱感の原因は明白である。", "zh_text": "灼热感的原因很明显。" }, { "id_line": 1685, "ja_text": "足元のヒーローが光線を放つポーズをとっていた。昔お兄ちゃんがよくやっていたポーズだ。", "zh_text": "脚下的超人摆好放出死光的姿势。以前哥哥也经常做这个姿势。" }, { "id_line": 1686, "ja_text": "このヒーローが自分に向かって光線を放ったのだ。", "zh_text": "超人向自己放出死光。" }, { "id_line": 1687, "ja_text": "ハル 「な、何するんですか! ちょっと手を伸ばしただけなのに…!」", "zh_text": "小春 「做,做什么?!我伸出手而已……!」" }, { "id_line": 1688, "ja_text": "ハルは憤慨して足元のヒーローをにらみつけた。", "zh_text": "小春感到很愤慨,怒视着脚下的超人。" }, { "id_line": 1689, "ja_text": "ヒーローはハルの世界を震わせるような怒声にビクリと体を震わせるが、気丈にもハルに向かって抵抗する構えを見せる。", "zh_text": "虽然超人被小春的憾动世界的努吼震住了身体,但还坚强地向小春架出抵抗的様子。" }, { "id_line": 1690, "ja_text": "そのヒーローの反抗的な姿勢に、", "zh_text": "超人还是摆出反抗性的姿态," }, { "id_line": 1691, "ja_text": "ハル 「…ふん、あなたみたいなおチビさんに何ができるんですか?」", "zh_text": "小春 「…哼,像你这样的小矮人可以能做什么?」" }, { "id_line": 1692, "ja_text": "右足を持ち上げたハルはヒーローの目の前に踏み下ろして見せた。", "zh_text": "小春举起了右脚,在超人的面前踩下去。" }, { "id_line": 1693, "ja_text": "ズシン! 巨大な足が思い切り踏み下ろされたせいで周辺の建物は軒並み倒壊した。", "zh_text": "咕咚!巨大的素足用尽力踩了下来,周边地区的建筑通通倒塌了。" }, { "id_line": 1694, "ja_text": "ハルとヒーローの足元で辛くも生き残っていた人々はその際に発生した衝撃によってみな消し飛んでしまった。", "zh_text": "小春发出的冲击把好不容易在超人脚下生还的人们全部刮跑。" }, { "id_line": 1695, "ja_text": "眼前にとてつもなく巨大な足を踏み下ろされた衝撃にヒーローは思わず吹っ飛ばされ町の上に倒されていた。", "zh_text": "眼前出奇的巨大的脚踩了下来的冲击把超人吹倒撞在城市上。" }, { "id_line": 1696, "ja_text": "しかし体を起こそうとする前に、彼の頭上は巨大な足の裏で埋め尽くされていた。", "zh_text": "在身体可以站起来之前,他头上已经被巨大的脚掌淹没。" }, { "id_line": 1697, "ja_text": "ハルはヒーローの上に右足を掲げていた。小さな巨大ヒーローなど、自分の足の影にすっぽりと隠れてしまっている。", "zh_text": "小春把右脚悬在超人的头顶。渺小的巨大超人知道自己完全隐藏在巨大的裸脚所造成的影子下。" }, { "id_line": 1698, "ja_text": "ヒーローはハルの足の影となり薄暗くなったその空間からハルの足の裏を見上げていた。とてつもなく広大な足の裏だ。長さ240mは自身の身長の6倍であり、幅80mは自身の身長の2倍である。", "zh_text": "超人在被小春的脚的影子变暗的空间仰望小春的脚掌。难以置信的巨大脚底。长度足足有240米,是自己身高的6倍。宽度也有80米,是自己的身高的2倍。" }, { "id_line": 1699, "ja_text": "土で薄く汚れているその足の裏からは、ビルの瓦礫がパラパラと降り注いでいた。そして足の裏を良く見てみれば、いくつかの場所には、アルミ箔のようにぺちゃんこに潰れ足の裏に張り付いている車があった。同時に、土に混じって判別しづらいが、無数の赤いシミも。", "zh_text": "很多泥土黏在那脏脏的脚底上,大楼的瓦砾也劈里啪啦倾注而下。如果好好看一下脚掌的话,有些地方有铝箔一样紧紧贴在脚底的汽车。同时有搀杂在污泥中难以判别的无数红色斑点。" }, { "id_line": 1700, "ja_text": "そしてハルは、町の上に横たわるヒーローの上に足を踏み下ろした。", "zh_text": "然后小春向在市区上躺着的超人踩下来。" }, { "id_line": 1701, "ja_text": "ズム! 足の裏にヒーローの小さな体を感じる。", "zh_text": "咚!脚底可以感受到超人的小小身体。" }, { "id_line": 1702, "ja_text": "体重はかけていなかった。", "zh_text": "但小春没有把体重压上去。" }, { "id_line": 1703, "ja_text": "ハル 「ほら、早く出てこないと潰しちゃいますよ」", "zh_text": "小春 「你快出来,要不然把你踩碎。」" }, { "id_line": 1704, "ja_text": "足の下にヒーローを捉えたまま、ハルが言う。", "zh_text": "脚下的超人听到了小春的说话。" }, { "id_line": 1705, "ja_text": "しかしヒーローとしては、ハルがただ乗せているだけのその足の重量だけでも潰れそうなほどの重圧がかかっていた。", "zh_text": "但是超人只是承载着小春那只脚的重量造成的重压就要崩溃了。" }, { "id_line": 1706, "ja_text": "大の字になって押し潰されるヒーロー。どれだけ両手を広げてもハルの足の幅にはとどかない。", "zh_text": "超人被压成大字体。张开的双手连在小春脚的宽度也没有。" }, { "id_line": 1707, "ja_text": "全身が、完全にハルの足の下敷きになっていた。", "zh_text": "全身完全都被困在小春脚下而无法移动。" }, { "id_line": 1708, "ja_text": "抵抗の仕様の無いほどの重圧が小さく巨大なヒーローの体にのしかかる。", "zh_text": "任何形式的抵抗都无法推开压在超人身体上的重压。" }, { "id_line": 1709, "ja_text": "あっという間に、タイマーが点滅し始めた。", "zh_text": "一转眼间,计时器开始闪烁。" }, { "id_line": 1710, "ja_text": "兄の好きだった巨大ヒーローを足の下敷きにして踏みつけているという奇妙な優越感にハルは体をゾクゾクと感じさせていた。", "zh_text": "把哥哥喜欢的巨大超人踩在脚底,令小春感到奇妙的优越感在身体慢慢的扩散。" }, { "id_line": 1711, "ja_text": "体重をかけてはいないのだが、彼はそこから這い出てくることもできないようだ。", "zh_text": "连体重也没有压上去,但他似乎也不能从那里爬出来。" }, { "id_line": 1712, "ja_text": "昔お兄ちゃんと見ていたテレビでは、ヒーローはどんな苦境に立たされても最後には確実に勝利を手にしていたものだが。", "zh_text": "以前和哥哥看电视时,超人陷入不论什么样的困境最后也可以得到胜利。" }, { "id_line": 1713, "ja_text": "どうやらそのヒーローは、自分の足にも勝てないらしい。", "zh_text": "但好像这超人连自己的脚也赢不了。" }, { "id_line": 1714, "ja_text": "その事実が、ハルの心をときめかせる。", "zh_text": "这个事实让小春的心情更加与奋。" }, { "id_line": 1715, "ja_text": "そっと、ぐりぐりと踏みにじった。", "zh_text": "小春悄悄地慢慢地把脚踩下去了。" }, { "id_line": 1716, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1717, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1718, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1719, "ja_text": "妹と幼馴染の引き起こしている大災害の中 辛くも生き残っていた俺はビルの陰に身を潜めていた。", "zh_text": "好不容易在妹妹和幼驯染引起的大灾害中生还我在一幢大楼中阴影中藏起来。" }, { "id_line": 1720, "ja_text": "が、それが全く意味の無いことであることを思い知らされていた。", "zh_text": "不过要被迫承认这是完全没有意义的。" }, { "id_line": 1721, "ja_text": "二人にとってビルとは頑丈な建物でも障害物でもなく、ただ地面にちらばっている箱なのだ。足を踏み下ろす場所を考えさせるものでもない。踏みつけたところで気にもしない。地面の盛り土となんら変わらない存在だった。", "zh_text": "对二人来说再坚固的建筑物也好像没有障碍,只是分散在地面上的小箱子。没有考虑脚放下的地方有没有东西。即使踩到也不介意。被踩到的物件都会变成地面的填土,丝毫没有曾经存在的痕迹。" }, { "id_line": 1722, "ja_text": "そして実際に、ビルは二人の前には完全に無力だった。踏みつけられれば何の抵抗も無く潰れてしまう。", "zh_text": "实际上,大楼在两人面前完全无力。如果踩下来的话,就像没有阻力一様被踩烂。" }, { "id_line": 1723, "ja_text": "真横に足を踏み下ろされるだけで崩れ落ちてしまう。ほんの少し足の指でつっつかれるだけで、粉々に砕け散ってしまうだろう。", "zh_text": "即使是在落脚点的旁边也会崩落。只是被脚趾碰到一点点也变得破碎散落。" }, { "id_line": 1724, "ja_text": "そんなものの陰に隠れたところで意味が無いことを重々思い知らされていた。しかしそこから動くことも出来なかった。巨大すぎる妹と幼馴染のあまりの恐ろしさに、無力と知りつつも何かの陰に隠れずにはいられなかった。", "zh_text": "被迫体会到即使隐藏在大楼的阴影下也是没有意义的事。可是在那里也不能动。对过于巨大的妹妹和幼少驯染感觉到太恐怖,禁不住想要躲起来。" }, { "id_line": 1725, "ja_text": "二人は、特にハルは足元の事など微塵も気にしていないようだった。むしろ逆に、逃げ惑う人々をいたぶって愉しんでいるような感じである。前回のアレであいつにそういう気があるのはわかったが、まさかここまで大事になるとは…。", "zh_text": "这两个人,特别是小春,根本一点也不在意不在意脚下的样子。倒不如说是在享受欺负乱窜的人们所带来的愉悦感。上次也已经明白那家伙是怎様的人,但现也不重要…" }, { "id_line": 1726, "ja_text": "俺が陰に隠れているこのビルの周辺はまだ大きな被害は出ていなかった。", "zh_text": "我隐藏的大楼周边还没发生很大的灾害。" }, { "id_line": 1727, "ja_text": "同じように隠れている人々もたくさんいた。", "zh_text": "像我一样藏起来的人也有很多。" }, { "id_line": 1728, "ja_text": "ときおり、このビルの陰から見える向こうのビル群にハルの姿が垣間見える。", "zh_text": "有时从大楼的背面,可以窥见在远方的大楼上空小春的身姿。" }, { "id_line": 1729, "ja_text": "足元のビル群を楽しそうに破壊している。ビル群が、まるで積み木か何かのように簡単に蹴散らされていた。", "zh_text": "小春看起来在快乐地破坏着脚下的大楼。大楼简直像是积木一样简单地被踢散。" }, { "id_line": 1730, "ja_text": "俺が隠れているビルよりも大きなビルが密集していた。それがああも簡単に蹴散らされてしまうと言うことは、今 俺が隠れているビルなど更に簡単に破壊されてしまうだろう。それどころか、踏み潰されたとて気づかれもしないかもしれない。", "zh_text": "那些都是比我隐藏的大楼还要巨大和密集的摩天大楼。我现在隐藏的大楼岂不是会更加简单地被破坏踢散吗。说不定即使被踩到了也不会注意到。" }, { "id_line": 1731, "ja_text": "あいつがテクテクと町の上を歩いているその足元であっさりと踏み潰されたり崩れ落ちたりしているビルたちを見ていると、十分にあり得ることだった。", "zh_text": "看到那家伙的脚如此简单地把城市内的大楼和人们踩破的话,这是很可能有的。" }, { "id_line": 1732, "ja_text": "とにかく、早く逃げなければ。", "zh_text": "不管怎样,还是要快点逃跑。" }, { "id_line": 1733, "ja_text": "何度電話しても、二人には通じなかった。大きさに差がありすぎて電波が届かないのか? それとももっと根本的に何かが違っているのか? それは分からない。", "zh_text": "打这两个人的电话打了几次也打不通。大小有差所以电波也收不到吗?还是更根本上有什么不同?我怎様想也想不明白。" }, { "id_line": 1734, "ja_text": "しかしいつまでもここにいてはいづれ二人に踏み潰されてしまう。", "zh_text": "可是一直在这里迟早要被这两个人踩死。" }, { "id_line": 1735, "ja_text": "少しでもここから離れなくては。", "zh_text": "必须离开这里。" }, { "id_line": 1736, "ja_text": "だが、巨大すぎる二人の圧倒的な破壊力を前に、怖気づいてしまった俺はビルの陰から出ることが出来なかった。", "zh_text": "但是在庞大的两人的压倒性的破坏力面前,我发现我本能上感到很害怕,害怕到无法从大楼的阴影中走出来。" }, { "id_line": 1737, "ja_text": "ただ震えながらに、二人がこちらに来ないことを祈るしかなかった。", "zh_text": "只有一边颤动一边祈愿那两个人不会来这边。" }, { "id_line": 1738, "ja_text": "しかしその直後、", "zh_text": "可是不久后," }, { "id_line": 1739, "ja_text": "ズッシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!", "zh_text": "ズッシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!" }, { "id_line": 1740, "ja_text": "凄まじい振動と衝撃と爆音が襲ってきた。", "zh_text": "可怕的震动和冲击和轰鸣声袭来。" }, { "id_line": 1741, "ja_text": "俺はビルの陰から何十mも吹っ飛ばされていた。一瞬の事に動転しながら見た視界では、俺の隠れていたビルが周囲のビルもろとも粉々に吹き飛んでいるところだった。", "zh_text": "我从大楼的阴影刮跑了几十米。一瞬间我惊慌失措,在我的视野看到我之前躲藏着的大楼和四周大楼都被粉碎吹跑。" }, { "id_line": 1742, "ja_text": "刹那の瞬間、思考が加速するその一瞬、一瞬が永遠とも感じられるほどに長くなったその空間で、何が…とめぐらせた視界の中には、俺の隠れていたビルよりもいくつかビルを挟んだ向こう側に、白く巨大なものが飛び込んできた。", "zh_text": "刹那的瞬间,思考加速的那一瞬间,一刹那也感觉到像永远一様长,什么…有什么出现在我的视野当中,我躲藏的大楼前几幢大楼的位置,有白色巨大的东西跳了进来。" }, { "id_line": 1743, "ja_text": "崩れ落ちてゆく高層ビルたちよりも巨大な白い塔のようなもの。視界を上へとずらせばその白い塔は300mほどの高みから肌色へと変じ、更にその肌色の塔が上空700m弱にまで続いたところで、オーロラのようにはためく巨大なミニスカートの中へと消えていた。", "zh_text": "比倒下去的高层大楼更巨大的白塔。视野向上挪动的话,那白色的塔是300米左右的高度,之后变成了肉色,肉色巨塔往上空延伸700米左右,肉色的巨搭在随风飘扬的巨大迷你裙中消失了。" }, { "id_line": 1744, "ja_text": "あの白く巨大な塔は、白いハイソックスを履いたアスカの左足である。", "zh_text": "那个白色的巨塔,就是穿着白色的高统袜的明日香的左脚。" }, { "id_line": 1745, "ja_text": "俺が隠れていたビルの50mほど横に踏み下ろされたらしい。", "zh_text": "踩下来的地方距离我之前躲藏的大楼50米左右。" }, { "id_line": 1746, "ja_text": "50mと言えばそれなりの距離であるが、それでも今のアスカの足には、そんな離れたところにあったビルを足を踏み下ろしたときの衝撃だけで吹き飛ばしてしまうだけの破壊力があった。", "zh_text": "离开50米的话理应有相应的距离,但现在的明日香的脚踩下来时冲击就已经很有破坏力。" }, { "id_line": 1747, "ja_text": "足はすぐに瓦礫を巻き上げながら持ち上がり、また別の場所を踏み潰していた。", "zh_text": "脚一边卷起瓦砾一边抬高,又已经踩在别的地方。" }, { "id_line": 1748, "ja_text": "つまりは歩いているのである。", "zh_text": "也就是说走了。" }, { "id_line": 1749, "ja_text": "アスカはただ歩いていただけだ。", "zh_text": "明日香只是走过而已。" }, { "id_line": 1750, "ja_text": "まさか俺がそこにいるとは思いもせず、平然と、足を踏み下ろしただけなのだ。", "zh_text": "我现在根本毫无办法,什么也做不到,只能等到巨大的脚踩下来。" }, { "id_line": 1751, "ja_text": "アスカがまるで意識することも無く歩くためにただ平然と踏み下ろした足の衝撃で俺はビルごと吹っ飛ばされたのだ。", "zh_text": "明日香无意识的走动,单单只是因为把脚踩下来的冲击,就把我和大楼一起吹走了。" }, { "id_line": 1752, "ja_text": "巨大なアスカはその白いソックスを履いた巨大な足で更に多くのビルを蹴散らしながら去ってゆく。", "zh_text": "巨大的明白香那只穿白袜的巨大的脚一边把更的大楼踢散一边往前走。" }, { "id_line": 1753, "ja_text": "その光景を俺は、瓦礫と化したビル群の一角から見上げていた。", "zh_text": "我看到那些变成了废墟的大楼的可怕景象。" }, { "id_line": 1754, "ja_text": "まるで爆弾が爆発したかのような凄まじい衝撃からも、奇跡的に生き残っていた。", "zh_text": "我就像受到炸弹爆炸一样的可怕的冲击,却奇迹般生还。" }, { "id_line": 1755, "ja_text": "だが体中がバラバラになったかのような激しい痛みにその場から動くことが出来なかった。", "zh_text": "但是身体有如四分五裂一样的激痛而不能动弹。" }, { "id_line": 1756, "ja_text": "苦悶の声が知らずうちに漏れていた。歯を、歯茎から血が出るほどに食いしばっていた。", "zh_text": "苦闷的声音不知不觉泄漏出来。牙齿有如要咬到牙龈出血般地咬紧牙关。" }, { "id_line": 1757, "ja_text": "ただひたすらに、痛みに抗っていた。", "zh_text": "只是一直在抵抗疼痛。" }, { "id_line": 1758, "ja_text": "一秒でも早く、この痛みが去ってくれることを願いながら。", "zh_text": "早一秒也好,我祈祷着希望这股疼痛能离我而去。" }, { "id_line": 1759, "ja_text": "などと思っていると再び凄まじい衝撃が襲ってきた。", "zh_text": "等有知觉后,可怕的冲击又再次袭击我。" }, { "id_line": 1760, "ja_text": "地面が激しく揺れる。同時に、遠くからビルの瓦礫が無数に飛んできた。", "zh_text": "地面激烈地摇动。 同时无数大楼的瓦砾从远方飞来。" }, { "id_line": 1761, "ja_text": "衝撃で更に痛む体に鞭打ち、何とかビルの瓦礫が飛んでくるほうに首を向けてみれば、今度はとんでもないものが飛来した。", "zh_text": "冲击打得我的身体更加疼痛,从大楼的瓦砾飞来的方抬头一看,这次是出乎意料的东西飞来了。" }, { "id_line": 1762, "ja_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウン!!", "zh_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウン!!" }, { "id_line": 1763, "ja_text": "それが落下した瞬間、さきほどに比べれば小さな衝撃が周囲を襲った。", "zh_text": "那东西掉下了的瞬间,和刚才冲击相比小了很多。" }, { "id_line": 1764, "ja_text": "周辺の瓦礫が地面の上を跳ね回る。俺の体も一緒に宙に浮いた。", "zh_text": "周边地区瓦砾地面上也在欢蹦乱跳。而我的身体也一拼浮到空中。" }, { "id_line": 1765, "ja_text": "俺の這い蹲る場所から数ブロック離れた場所に落下したもの。", "zh_text": "那东西距离我蜷缩位置的几个街区外落下来。" }, { "id_line": 1766, "ja_text": "それは、昔見ていたテレビの巨大ヒーローだった。", "zh_text": "那是以前在电视看过的巨大超人。" }, { "id_line": 1767, "ja_text": "なぜそれが実在するのか。などということを考えている余裕はなかった。", "zh_text": "为什么会存在呢?我已经没有这样思考的余地。" }, { "id_line": 1768, "ja_text": "横たわるヒーローに向かって、ハルが歩いてきたからだ。", "zh_text": "小春往躺卧的超人走了过来。" }, { "id_line": 1769, "ja_text": "ズシイイイイイイイイイイイイイン!", "zh_text": "ズシイイイイイイイイイイイイイン!" }, { "id_line": 1770, "ja_text": "ズシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!", "zh_text": "ズシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!" }, { "id_line": 1771, "ja_text": "ズシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!", "zh_text": "ズシイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!" }, { "id_line": 1772, "ja_text": "一歩近づいてくるたびに凄まじい揺れが襲ってくる。", "zh_text": "每次靠近一步都会猛烈摇晃袭来。" }, { "id_line": 1773, "ja_text": "俺はハルの一歩ごとに地面の上を跳ね回り転げまわった。", "zh_text": "小春每在地面走一步,我都会被逼在地面上弹跳。" }, { "id_line": 1774, "ja_text": "やがて足を止めたハルは腰に手を当てて見下ろしてきた。", "zh_text": "不久,小春停下了脚步,双手叉腰地俯视着" }, { "id_line": 1775, "ja_text": "俺を", "zh_text": "我" }, { "id_line": 1776, "ja_text": "ハルからすれば、俺も数ブロック離れたところに横たわるヒーローも同じ足元なのだ。", "zh_text": "从小春来看,我和在相隔数个街区躺卧的超人一样都是在小春脚下。" }, { "id_line": 1777, "ja_text": "足元から見上げるハル。", "zh_text": "我从脚下仰望小春。" }, { "id_line": 1778, "ja_text": "素足となったその脚は今や高さ数百mの肌色の塔であった。この東京のあらゆる建物があの脚に及ばない。", "zh_text": "那只赤脚如今变成高度数百米的肉色巨塔。东京也没有比那条腿高的建筑。" }, { "id_line": 1779, "ja_text": "顔などははるか上空にあり、やや霞んで見えた。それほどに遠い場所にあった。", "zh_text": "脸在遥远天空,稍微有点朦胧但还是能看见。就是在那么远的地方。" }, { "id_line": 1780, "ja_text": "今のハルの巨大さと、相対的な俺の小ささに絶望する俺。", "zh_text": "和现在巨大的小春相比,我的大小是绝望的渺小。" }, { "id_line": 1781, "ja_text": "ハルは、足元に俺がいることになど、全く気づいているまい。", "zh_text": "小春连我在她脚下这件事也完全不知道。" }, { "id_line": 1782, "ja_text": "俺はハルの左足の前に、ヒーローは右足の前に横たわっているようだ。", "zh_text": "我在小春的左脚前,而超人横躺在右脚前。" }, { "id_line": 1783, "ja_text": "足元を見下ろしてニヤニヤと笑っていたハルは右足を持ち上げた。", "zh_text": "笑着俯视脚下的小春把右脚举起。" }, { "id_line": 1784, "ja_text": "俺の視界に、ハルの広大な足の裏が飛び込んでくる。", "zh_text": "小春巨大的脚掌跳入到我的视野当中。" }, { "id_line": 1785, "ja_text": "とんでもない範囲だった。住宅地の一角ほどの広さがあった。", "zh_text": "令人意想不到的宽度,有着住宅区那样的大小范围。" }, { "id_line": 1786, "ja_text": "ハルはその右足を、横たわるヒーローの上に下ろしていた。", "zh_text": "小春的右脚踩在超人上。" }, { "id_line": 1787, "ja_text": "ばふぅっ!! 足が踏み下ろされたとき、押しのけられた空気が突風となってこの瓦礫と化したブロックにふき付けてきた。", "zh_text": "呼啊!!当脚踩下来的时候,被推开的空气造成的暴风把废墟的瓦砾块都吹起了。" }, { "id_line": 1788, "ja_text": "ハルはヒーローを踏みつけて愉しそうに笑っている。", "zh_text": "小春一边愉悦地笑着一边践踏着超人。" }, { "id_line": 1789, "ja_text": "足をグリグリと動かしてヒーローを踏みにじっている。", "zh_text": "脚底开始转动被踩住的超人。" }, { "id_line": 1790, "ja_text": "シュウ 「…」", "zh_text": "修 「…」" }, { "id_line": 1791, "ja_text": "俺は思わず眼を背けていた。", "zh_text": "我不禁转过背。" }, { "id_line": 1792, "ja_text": "かつて無敵と信じていたヒーローが、今は妹の足に踏みにじられている。すると地面がグラグラと揺れた。", "zh_text": "曾经相信无敌的超人,现在沦落到在妹妹的脚下被蹂躏。大地不断摇动。" }, { "id_line": 1793, "ja_text": "自分の中にあった無敵のヒーローの像が、ガラガラと崩れ落ちてゆくのがわかった。", "zh_text": "我知道在自己的内心中无敌超人的形象哗啦啦倒下去了。" }, { "id_line": 1794, "ja_text": "ヒーローの上から足をどけたハル。", "zh_text": "小春从超人的上面挪开脚。" }, { "id_line": 1795, "ja_text": "だが今度は、その巨大な足の親指と人差し指の間に巨大ヒーローの小さな胴体を挟み込んで持ち上げていた。", "zh_text": "之后用巨大的脚趾和食趾把巨大超人小小的躯体挟起来。" }, { "id_line": 1796, "ja_text": "ヒーローの体が、妹の足の指だけで持ち上げられていた。ハルが足の指を動かすと、その間に挟まれるヒーローの体がガックンガックンと簡単に翻弄される。ヒーローの苦しそうな声が俺には聞こえた。ハルは、自分の足の指に挟まれプラプラと振り回されるヒーローを見下ろしてクスクスと笑っている。", "zh_text": "超人的身体被妹妹用脚趾就挟起来了。小春揉动脚趾,把夹在中间的超人身体简单地玩弄起来。我听到了超人发出很的声音。俯视超人哧哧地傻笑的小春持续揉动自己的脚趾。" }, { "id_line": 1797, "ja_text": "足の指を開いてヒーローをポイと捨てるハル。", "zh_text": "小春打开脚趾把超人随便丢在地上。" }, { "id_line": 1798, "ja_text": "ヒーローの巨大な体が落下したとき、地面が揺れた。", "zh_text": "超人巨大的身体掉下来的时候,地面晃动。" }, { "id_line": 1799, "ja_text": "地面に落下したヒーローに再び足を近づけたハルは、今度はその頭部を足の指の間に摘んで持ち上げた。", "zh_text": "小春的脚再次接近了掉下地面的超,这次是把头部用脚趾挟起。" }, { "id_line": 1800, "ja_text": "ハルからすれば5mm程度の大きさしかないヒーローの頭部が、俺からすれば太さ15mほどもある巨大なハルの足の指に挟みこまれている。", "zh_text": "超人的头部在小春看来只有5毫米大小,在我看来,厚度有15米的小春的巨大脚趾像夹着陀螺一様。" }, { "id_line": 1801, "ja_text": "頭部を挟まれて持ち上げられたヒーローはジタバタと暴れていた。尋常ではない暴れ方だ。ハルの足の指のとてつもない力に挟まれ、頭部を今にも潰されてしまいそうなのだろう。同時に、頭部を摘まれて持ち上げられているということは、首だけで体の重さを支えなければいけないということであり、その苦痛も彼が暴れる要因となっているはずだ。", "zh_text": "头部夹起来的超人在慌张和争扎。已经是不寻常的狂暴争扎。小春脚趾庞大的力量,快要把头部夹爆。同时,只有头部被挟着意味着脖子必须去承受整个身体的重量吧,这也是他在痛苦争扎的原因。" }, { "id_line": 1802, "ja_text": "妹の足の指に頭を摘まれ持ち上げられ、その下でジタバタと暴れるヒーローの姿は俺から見ても滑稽に映ってしまった。", "zh_text": "被妹妹的脚趾挟起来,在下面慌张与狂暴争扎的超人,从我看来只是一幅滑稽的景象。" }, { "id_line": 1803, "ja_text": "今のハルの足の指はそれぞれが3~40mほどもある。つまり足の指一本でヒーローほどの大きさがあった。", "zh_text": "现在小春每只脚趾都有3~40米长。也就是说一只脚趾就已经有超人的大小。" }, { "id_line": 1804, "ja_text": "しかしヒーローの細い体は、ハルの逞しい足の指と比べるととても儚いものだった。ほとんどの指が、ヒーローよりもずっと質量があるだろう。", "zh_text": "但是,超人纤细的身体和小春强大的脚趾相比薄弱很多。大部分的脚趾都比超人的质量还要多吧。" }, { "id_line": 1805, "ja_text": "ハルは足の指だけでヒーローよりも巨大なのだ。", "zh_text": "小春只是脚趾就比超人更加巨大。" }, { "id_line": 1806, "ja_text": "そしてハルは、ヒーローの頭部を足の指に挟んだまま足を左右に僅かに動かした。", "zh_text": "然后小春把挟着超人的脚左右愰动一下。" }, { "id_line": 1807, "ja_text": "するとヒーローの体が足の動きに合わせてプランプランと左右に振り回された。珍妙な光景である。", "zh_text": "超人的身体也因为惯性而随着脚的动作而左右折腾。这是多么奇怪的光景。" }, { "id_line": 1808, "ja_text": "ヒーローからすればブゥンブゥンと凄まじい勢いで振り回されているわけだ。", "zh_text": "超人被可怕的气势挥舞着。" }, { "id_line": 1809, "ja_text": "しかしそうやって暴れていたヒーローの体は、いつしかだらんと垂れ下がって動かなくなってしまった。", "zh_text": "但是这样被闹腾的超人身体,不知不觉垂下了手不动。" }, { "id_line": 1810, "ja_text": "振り回してもなんの反応も示さない。", "zh_text": "任凭如何挥舞也没有反应。" }, { "id_line": 1811, "ja_text": "それに気づいたハルは指を離し、再びヒーローの体をポイと捨てた。", "zh_text": "察觉到的小春再次放开脚趾把超人随便丢在地上。" }, { "id_line": 1812, "ja_text": "ズズゥン! 地面に落下したヒーロー。その目からは光が失われ、タイマーは砕け散っていた。", "zh_text": "ズズゥン! 掉下地面的超人。超人胸前定时器的光不见了,定时器也破碎了。" }, { "id_line": 1813, "ja_text": "俺は、ヒーローが力尽きたことを悟った。", "zh_text": "我想到超人一定是已经筋疲力尽。" }, { "id_line": 1814, "ja_text": "そんなヒーローの上に、再びハルが右足を翳した。", "zh_text": "小春再次用右脚遮住了那样的超人。" }, { "id_line": 1815, "ja_text": "しかし今度はこれまでよりも高くだ。膝が腿よりも高く上がるまで振り上げていた。", "zh_text": "不过这次抬得比以往还要高。膝盖举到比大腿更高的位置。" }, { "id_line": 1816, "ja_text": "そして…", "zh_text": "然后…" }, { "id_line": 1817, "ja_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!", "zh_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!" }, { "id_line": 1818, "ja_text": "振り下ろしていた。", "zh_text": "脚劈下来。" }, { "id_line": 1819, "ja_text": "凄まじい衝撃が再び周囲に襲い掛かった。", "zh_text": "可怕的冲击再次袭击四周。" }, { "id_line": 1820, "ja_text": "無事だった建物が軒並み崩れ落ちてゆく。", "zh_text": "本来安好无事的建筑物成片成片倒塌下去。" }, { "id_line": 1821, "ja_text": "俺の周辺のビルはすでに倒壊していたが、崩れ落ちていたビルの瓦礫などが衝撃によって吹き飛ばされていた。", "zh_text": "我的周边的大楼都已经倒塌了,崩塌大楼的瓦砾被冲击吹跑。" }, { "id_line": 1822, "ja_text": "土煙が巻き上がる。", "zh_text": "飞尘缭绕。" }, { "id_line": 1823, "ja_text": "今の衝撃で吹っ飛ばされていた俺は先ほどよりも少しはなれた場所からそれを見ていた。", "zh_text": "由于现在的冲击被刮跑的我在比刚才更远的位置看着小春踩下去的地方。" }, { "id_line": 1824, "ja_text": "瓦礫と化したビル群だった場所に踏み下ろされているハルの巨大な足。", "zh_text": "小春踩下来的巨大的脚取代了那个位置的大楼和废墟。" }, { "id_line": 1825, "ja_text": "先ほどまでヒーローが倒れていた場所だ。", "zh_text": "那也是刚刚超人倒下的地方。" }, { "id_line": 1826, "ja_text": "地面が、ハルが足を踏み下ろした衝撃にゴゴゴゴゴと激しく唸っている。", "zh_text": "大地因为小春踩下来的冲击而激烈地呻吟着。" }, { "id_line": 1827, "ja_text": "ハルがゆっくりと足を持ち上げた。", "zh_text": "小春慢慢抬起脚。" }, { "id_line": 1828, "ja_text": "俺はそのハルの足の裏に、ぺちゃんこになって張り付いているヒーローの姿を見た。", "zh_text": "我看到超人被压扁黏在小春脚底的样子。" }, { "id_line": 1829, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1830, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1831, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1832, "ja_text": "ハル 「あらら、ぺっちゃんこになっちゃった…」", "zh_text": "小春 「哎呀,已经变成被踩死了吗……」" }, { "id_line": 1833, "ja_text": "持ち上げた右足の裏に張り付いているヒーローを見て呟くハル。", "zh_text": "小春举起了右脚,反过来看到黏在脚背面的超人嘟哝道。" }, { "id_line": 1834, "ja_text": "右手で足を持ち、左手で張り付いたヒーローをペリペリとはがしていく。", "zh_text": "用右手拿着脚,左手柄黏在一起的超人剥下来。" }, { "id_line": 1835, "ja_text": "はがされたヒーローはヒラヒラと風に舞うほどに薄っぺらくなっていた。", "zh_text": "被剥下的超人变得轻飘飘,有如可以在风中飞舞一様薄。" }, { "id_line": 1836, "ja_text": "正義のヒーローがなんとも儚いものだ。", "zh_text": "正义的超人到底也是虚幻。" }, { "id_line": 1837, "ja_text": "そしてそんな正義のヒーローを簡単に踏み潰してしまえる自分のなんと強いことか。", "zh_text": "这样的正义超人简单地被自己踩死,超人真的能完成这么多伟大的事情吗?" }, { "id_line": 1838, "ja_text": "指先に摘んでヒラヒラと揺れているヒーローを見てクスクスと笑うハル。", "zh_text": "看着用指尖摘下来在随风飘动的超人小春哧哧地大笑了。" }, { "id_line": 1839, "ja_text": "ハル 「ふっ」", "zh_text": "小春 「呼」" }, { "id_line": 1840, "ja_text": "息を吹き付けると同時に摘んでいた指を放す。", "zh_text": "在大笑完的同时手指也开放。" }, { "id_line": 1841, "ja_text": "するとペラペラになったヒーローはヒラヒラと飛んでいってしまった。", "zh_text": "超人随风飘走了。" }, { "id_line": 1842, "ja_text": "ハル 「ふふ、あんなちっちゃなヒーローなんか目じゃないですね」", "zh_text": "小春 「呵呵,那么还有其他超人之类的吗。」" }, { "id_line": 1843, "ja_text": "アスカ 「まぁ今のハルちゃんが相手じゃね。なんとかレンジャーもハルちゃんから見ればみんな2mmも無い粒々なわけだし、足の指を乗せるだけで全滅させられちゃうよ」", "zh_text": "明日香 「他们的对手是小春酱。Power Ranger的话,从小春酱的角度来看,是连2毫米没有的颗粒,只要用脚趾踩上去就会全军覆没了哦。」" }, { "id_line": 1844, "ja_text": "ハル 「あ。それも面白そうですね♪」", "zh_text": "小春 「哦。听起来很有趣呢♪」" }, { "id_line": 1845, "ja_text": "二人はくすくすと笑った。", "zh_text": "两人嗤嗤地笑。" }, { "id_line": 1846, "ja_text": "なんとかレンジャーも、大きさはただの人間とかわらないわけで、ハルからすれば顔も分からない砂粒のような大きさのヒーローだ。", "zh_text": "Power Ranger,大小和普通的人类一様,小春也看不到只有沙粒一样的大小的超人的脸。" }, { "id_line": 1847, "ja_text": "せいぜい、色の違いをなんとか認識できる程度だろう。", "zh_text": "最多是可识别不同颜色的程度吧。" }, { "id_line": 1848, "ja_text": "そんなたった5粒のヒーローなんてなんの障害にもならない。", "zh_text": "只有5粒沙粒一样的超人,一点障碍也没有吧。" }, { "id_line": 1849, "ja_text": "踏みつけたところで気づきもしない。そこにいたなんて気づきもしない。", "zh_text": "踩了也没有察觉。连注意他们也做不到。" }, { "id_line": 1850, "ja_text": "むしろそこにいると気づいていたとしても、彼らに攻撃されていること自体をわたしは気づいて上げられるだろうか。", "zh_text": "倒不如说我会注意到被他们攻击吗?" }, { "id_line": 1851, "ja_text": "ゴマ粒よりも小さな彼らから見ればわたしの足の指は太さ15mくらいの大きさだ。およそ5階建てのビルと同じ大きさ。彼らの身長の7倍以上の太さのある足の指だ。", "zh_text": "从比芝麻粒小他们来看的话,我的脚趾厚度有15米左右。大约有5层楼的高和同。是他们身高的7倍以上的脚趾。" }, { "id_line": 1852, "ja_text": "そんな足の指が5本も居並んでいる前に彼らはいる。まるで五つの高層ビルが横倒しになったように並んでいるわたしの足の指の前に。", "zh_text": "他们5个并列在在我的脚趾前的话,我的脚趾简直就像是五幢大楼一样横排在他们眼前。" }, { "id_line": 1853, "ja_text": "彼らは必死にわたしの足の指を攻撃している。指の一本の、その下のほうを必死に。", "zh_text": "他拼命攻击我的脚指头。集中一只脚趾,拼命攻撃。" }, { "id_line": 1854, "ja_text": "でも彼らの攻撃は弱すぎて、わたしの足の指の皮膚を貫通してその先の神経に刺激を与えることすら出来ないかも。", "zh_text": "但是他们的攻击太弱了,刺激我的脚指皮肤前方的神经都做不到吧。" }, { "id_line": 1855, "ja_text": "彼らがどんなに頑張って攻撃しても、わたしはそれに気づかない。かゆいとすら思わない。なんの感触もしないのだ。", "zh_text": "他们不管多么努力攻击,我都发现不到。连痒也不痒。什么感觉也没有。" }, { "id_line": 1856, "ja_text": "逆に感じないほうが彼らにとってはいいかも知れない。", "zh_text": "反而感觉不到对他们来说也许是好事呢。" }, { "id_line": 1857, "ja_text": "もしもかゆいと感じれはわたしは足の指をもじもじと動かすだろう。でもそれは足の指の目の前にいる彼らからすれば一本一本が宇宙怪獣ほどの大きさのある足の指が目の前で暴れると言うことだ。5本の指が地面をむさぼる怪獣のように暴れ狂うはずだ。", "zh_text": "如果感觉痒,我会扭动脚趾。但在脚趾前的他们就会看到有如一条条宇宙怪兽大小的脚趾头在他们眼前闹腾。5只狂暴的巨大怪兽。" }, { "id_line": 1858, "ja_text": "彼らにとってはたまったものではない。目の前で5匹の怪獣が暴れまわるんだから。それは彼らの担当ではなく、どちらかと言えば先に潰してしまった巨大ヒーローの担当だろう。", "zh_text": "对他们来说,这不是能够对付得来的怪物吧。在眼前有这様5只巨大的怪兽闹腾。那也不是他们的负责的范围,而要说是谁负责的话还是先前被毁掉的巨大超人负责吧。" }, { "id_line": 1859, "ja_text": "わたしが足の指をもじもじと動かすだけで彼らは立っていることも出来なくなるかもしれない。", "zh_text": "我脚趾只是扭动说不定也会令他们站也站不起来。" }, { "id_line": 1860, "ja_text": "それでうっかり足の指の方に転がってしまえばその指の動きに巻き込まれてしまうかもしれない。", "zh_text": "也说不定会因此不小心被卷入到脚趾头的扭动当中。" }, { "id_line": 1861, "ja_text": "そうなれば粒みたいな彼らなんてひとたまりもない。ぷちゅっと潰れてしまうだろう。強化スーツが役に立つとは思えなかった。", "zh_text": "像沙粒一样的他们根本不堪一击。只会立即被压死。强化套装也没有用。" }, { "id_line": 1862, "ja_text": "そしてわたしは、ただくすぐったくてもじもじ動かしただけの足の指に、彼らを巻き込んですり潰してしまったことになんて気づかないはずだ。", "zh_text": "我应该不会注意到只是扭动一只脚趾,他们就被卷进来压死这件事。" }, { "id_line": 1863, "ja_text": "だって彼らは小さいから。目で見ても気づかないくらいに小さいから。", "zh_text": "因为他们太小。用肉眼也察觉不到的渺小。" }, { "id_line": 1864, "ja_text": "彼らがロボットに乗ったらどうだろう。", "zh_text": "他们坐机器人的话会如何呢。" }, { "id_line": 1865, "ja_text": "流石に10数mもあるロボに乗ればわたしだって簡単に見つけられるはずだ。", "zh_text": "十几米的机器人在行驶的话我应该可以简单找到他们。" }, { "id_line": 1866, "ja_text": "でもそれだったら勝てるかっていうと別なわけで。", "zh_text": "但是那个还是不能取胜的说。" }, { "id_line": 1867, "ja_text": "合体前の彼らのロボはまだ小さい。足の指の間に挟んでしまうこともできるだろう。", "zh_text": "合体前,他们的机器人还太小。在脚趾之间夹起来就没有了。" }, { "id_line": 1868, "ja_text": "そしてちょっと足の指を動かせばロボはくしゃっと潰れてしまうはずだった。彼らのロボは貧弱だから。", "zh_text": "然后稍微动一下脚趾的话一定会把机器人压烂。他们的机器人太弱。" }, { "id_line": 1869, "ja_text": "5体のロボのうちリーダーを残した4体を足の指に挟む。それをリーダーの目の前に翳す。仲間のロボたちが足の指に挟まれてる様を見せ付けてあげる。きっとリーダーは悔しそうな顔をしながら攻撃してくるだろう。流石にロボの攻撃となればわたしも感じてあげられるはずだけど、そうやって足の裏をくすぐられちゃったらわたしは思わず足の指をもじもじ動かして、指の間に挟んでいる4体の仲間のロボたちをことごとくひねり潰してしまうだろう。", "zh_text": "5台机器人中间的4台都被脚趾夹住。把脚放到那队长那一台的眼前。夥伴们的机器人被脚趾夹着展现给他看。队长一定一脸懊悔地进击吧。小石子一様机器人的攻击的话我也许会有感觉,不过,那样做只会刺激我的脚趾,而我会不由自主地扭动脚趾,在脚趾间夹着的4台的夥伴机器人会全部被拈碎。" }, { "id_line": 1870, "ja_text": "自分の攻撃が原因で仲間を失ってしまったリーダーは何を考えるのだろう。", "zh_text": "因为自己的攻击的原因而失去夥伴的队长会什么考虑呢。" }, { "id_line": 1871, "ja_text": "そしてそんなリーダーの上でわたしが足の指を動かすと、指の間に挟まっていたロボの残骸がパラパラとリーダーに降り注ぐはずだ。", "zh_text": "这样的队长攻击我的脚趾的话,脚指间夹着的机器人的残骸会稀稀落落倾注到队长身上哦。" }, { "id_line": 1872, "ja_text": "うん、面白そう。", "zh_text": "嗯,看起来有趣。" }, { "id_line": 1873, "ja_text": "ハルは自分の妄想にゾクゾクした。", "zh_text": "小春因为自己邪恶的念头已兴奋起来。" }, { "id_line": 1874, "ja_text": "思わず、股間に手を伸ばしてしまう。", "zh_text": "手不由自主地伸向胯间。" }, { "id_line": 1875, "ja_text": "アスカ 「お? もうソロプレイ始めちゃう?」", "zh_text": "明日香 「您已经要开始了吗?」" }, { "id_line": 1876, "ja_text": "ハル 「え!? ち、違います! 違いますから!」", "zh_text": "小春 「诶!?不对!不对!」" }, { "id_line": 1877, "ja_text": "アスカ 「照れなくてもいいじゃない。この間は散々見せてくれたじゃん」", "zh_text": "明日香 「你可以不用害羞啦。上次已经狠狠地展示给我看了嘛」" }, { "id_line": 1878, "ja_text": "ハル 「あ、あの時はアスカさんのつくったジュースのせいでおかしくなってただけです!」", "zh_text": "小春 「啊,那个时候是因为明日香造的果汁的关系变得很奇怪而已!」" }, { "id_line": 1879, "ja_text": "アスカ 「いーからいーから。ほら、あそこに東京名物『東京タワー』があるわよ。あれでやっちゃえば?」", "zh_text": "明日香 「好了好了。你看,那个是东京名物『东京铁塔』。就用那个做吧?」" }, { "id_line": 1880, "ja_text": "と、アスカが指差した先には真っ赤な尖塔が立っている。", "zh_text": "明日香手指指着前方鲜红的尖塔。" }, { "id_line": 1881, "ja_text": "高さ333mに達するその塔は周辺の低層ビルなど比べ物にならない巨大な建造物だ。", "zh_text": "高度达到333米,那个高塔是周边地区的大楼不能相提并论的巨大建筑物。" }, { "id_line": 1882, "ja_text": "近年は超高層ビルも増えてきて抜きん出て高いというわけではないが、それでも天に向かって聳え立つその赤い姿は人々にとっては天を衝くほどに巨大だった。", "zh_text": "近年来,也添加了不少特别高的超高层大楼,尽管如此,高入云端耸立在人们眼前的红色巨搭,还是撼动天际线的程度的巨大。" }, { "id_line": 1883, "ja_text": "と言っても、今の二人からすれば膝にも届かない小さな突起だが。", "zh_text": "虽说对现在的两人来说,东京铁塔的高度连她们的膝盖也没有。" }, { "id_line": 1884, "ja_text": "アスカ 「あれでオナニーすると凄いよー。もう東京中の人間がハルちゃんのことを見上げて恐々とするんだから。東京のシンボルをオナニーの道具にしちゃうんだからもう東京そのものがハルちゃんのものになったも同然よね」", "zh_text": "明日香 「如果用那东西自慰的话会很厉害哟。已经令东京市内的人类都要恐俱仰望的小春酱。如果把东京标志拿去当自慰的工具的话。已经东京本身就会有如成为小春酱的东西一样哦。」" }, { "id_line": 1885, "ja_text": "ハル 「と、東京がわたしのもの…?」", "zh_text": "小春 「东京,是我的东西……?」" }, { "id_line": 1886, "ja_text": "日本の首都、東京が自分のものになる。", "zh_text": "日本的首都,东京是我自己的东西。" }, { "id_line": 1887, "ja_text": "それは若干、甘美な響きだった。", "zh_text": "那是何等甜美的声音。" }, { "id_line": 1888, "ja_text": "たしかに人々にとってはとてつもなく巨大な建造物である東京タワーをわたしの自慰のためだけのおもちゃにしてしまえば、それはこの東京タワーをシンボルとしている東京の街をわたしのおもちゃ以下にしてしまえるということだろう。", "zh_text": "确实,对人们来说是巨大建筑物的东京铁塔只是我自慰的玩具的话,那东京铁塔象征的东京街也会是我的玩具吧。" }, { "id_line": 1889, "ja_text": "東京の街がわたしのおもちゃになる。それも、玩具に。無数の人々が住む玩具の街に。", "zh_text": "东京是我的玩具。与此同时,无数生活在东京的人们也会是我的玩具。" }, { "id_line": 1890, "ja_text": "無数の人々がわたしのオナニーを見上げる。", "zh_text": "无数的人们仰望着我自慰。" }, { "id_line": 1891, "ja_text": "彼らの町の誇りである東京タワーを玩具にするということは、彼らの誇りなどその程度だと見せ付けると言うことだ。", "zh_text": "他们城市的骄傲东京铁塔只是我的玩具,也就是说他们的骄傲只有这种程度了。" }, { "id_line": 1892, "ja_text": "彼らの誇りを陰部に挿入し愛液に染めていく。それを人々は悔しそうに見上げることしか出来ない。無数の人々が、悔しそうにわたしを見上げてくるもどうすることもできない。そんな視線は、とても気持ちよさそうだ。", "zh_text": "他们的骄傲插入我的膣内染上爱液。但人们只能遗憾地仰望。无数的人们,遗憾地仰望我,又对我无能为力。那样的视线一定会令我非常舒适。" }, { "id_line": 1893, "ja_text": "ハルは、ごくりと喉を鳴らして東京タワーに一歩近寄ろうとした。", "zh_text": "小春咕噜呑了一下口水,向东京铁塔走近一步。" }, { "id_line": 1894, "ja_text": "アスカ 「…そして今度はJUNKMANさんのネタをパクることで古参のファンの獲得を狙う!」", "zh_text": "明日香 「…然后这次抄袭JUNKMAN的题材是由于想以获得资深爱好者的资格为目标!!」" }, { "id_line": 1895, "ja_text": "ズシン! ハルは一歩踏み出したが、それで終わった。", "zh_text": "咕咚!小春又向前迈出了一步,快要结束了。" }, { "id_line": 1896, "ja_text": "ハル 「…あの、やっぱりあからさまなパクリはよくないじゃないですか…?」", "zh_text": "小春 「…那个,果然这么露骨的山寨不好吧…?」" }, { "id_line": 1897, "ja_text": "アスカ 「気に入ったネタは全力でパクるのが十六夜のスタンスだから!」", "zh_text": "明日香 「中意的题材就全力剽窃是十六夜的立场啊!」" }, { "id_line": 1898, "ja_text": "シュウ 「おいっ!」", "zh_text": "修 「喂!」" }, { "id_line": 1899, "ja_text": "思わずツッコミを入れる俺。", "zh_text": "我本能地吐槽了。" }, { "id_line": 1900, "ja_text": "などとやっている場合ではない。", "zh_text": "现在不是在等她做这件事的时候。" }, { "id_line": 1901, "ja_text": "俺は未だに二人の足元にいた。すでに体はボロボロで満足に立って歩くことも出来ない。しかも地面は二人が踏み荒らしたせいで滅茶苦茶で前の進むことすら困難だった。", "zh_text": "我至今还在两人的巨大的脚下。身体已经破破烂烂,站立行走也做不到。而且两人踩完之后地面荒芜乱七八糟的缘故,前进也是很困难的事。" }, { "id_line": 1902, "ja_text": "周囲はもう瓦礫だけだ。空襲でも受けたかのように瓦礫のみが散乱する。生き残っている人もわずかにはいたが、物言わぬ姿となって横たわっている人もいた。", "zh_text": "周围只有瓦砾而已。就像受到了空袭似的,只有瓦砾散乱。生还的人已经没几个,也有横躺着受伤不能说话的人。" }, { "id_line": 1903, "ja_text": "飛び散る瓦礫をその身に受けて。または崩れ落ちたビルに巻き込まれて。または激しく揺れ動く地面の上を跳ね飛ばされているうちに打ち所が悪く…。などと要因は様々だ。", "zh_text": "因为被飞散瓦砾打中。被卷入坍塌的楼房。或激荡的地面摇动,被吹飞时撞到硬物…等等各种因素。" }, { "id_line": 1904, "ja_text": "しかし原因は分かりきっている。あの二人だ。あの二人の仕業なんだ。", "zh_text": "但是,原因很清楚。就是这两个人。都是这两个人干的好事。" }, { "id_line": 1905, "ja_text": "俺は、俺や生き残っている人々のいる瓦礫を挟んで立つ、二人の大巨人っである妹と幼馴染を見上げた。", "zh_text": "我和生还的人们在瓦砾中站立,抬头看着这两个巨人,我妹妹和幼驯染。" }, { "id_line": 1906, "ja_text": "東京の街に聳え立つ東京タワーですら及ばないほどとてつもない大巨人の二人が、俺たちのいる瓦礫を挟むようにして立っている。", "zh_text": "和我们一様在东京街道的瓦砾中耸立的东京铁塔也不如那两个巨大得出奇的巨人。" }, { "id_line": 1907, "ja_text": "この位置からだと二人のスカートの中が丸見えだが、最早そんなことを気にする人は一人もいなかった。", "zh_text": "从这个位置,二人的裙底都看光光,但在意这件的事的人一个也没有。" }, { "id_line": 1908, "ja_text": "今や東京の街のいたるところから黒煙が巻き上がり中には火の手が上がっていたりする。この瓦礫も例外ではない。ハルやアスカに踏みにじられ瓦礫と足跡が入り混じる地獄絵図だ。そこかしこから悲鳴と泣き声が聞こえてくる。友を探す男性の声。子を探す母親の声。親を探す子の声など悲痛なものまである。", "zh_text": "现在东京的都市的各个地方,黑烟缭绕上升,火势增大。瓦砾也不例外地烧起来。小春和明日香踩出来的脚印和瓦砾混合成一幅地狱绘图。到处都有悲鸣和哭声传来。查找朋友的男性声音。查找孩子的母亲声音。查找父母的孩子声音等悲痛的声音都有。" }, { "id_line": 1909, "ja_text": "それらの原因は、すべて、俺の妹と幼馴染によるものだ。", "zh_text": "它们的原因是,所有的一切的原因,都我的妹妹和幼驯染。" }, { "id_line": 1910, "ja_text": "二人は、そんな阿鼻叫喚の地獄の中に超巨大な2本の脚で聳え立ちながら呑気に笑いながらおしゃべりをしている。", "zh_text": "两个人那超巨大的双腿耸立在这种凄惨呻吟的地狱里一边不慌不忙地聊天一边大笑。" }, { "id_line": 1911, "ja_text": "足元の地獄のような光景とはまるで違う。自分達が作り出した地獄に、まるで興味がなさそうだった。", "zh_text": "和脚下的地狱般的景象完全不同。彷佛对自己所作出的地狱很感兴趣的样子。" }, { "id_line": 1912, "ja_text": "二人の楽しそうな笑い声が、地表には轟音となって轟く。", "zh_text": "两个人开心的笑声成为地表的轰鸣声。" }, { "id_line": 1913, "ja_text": "二人が声を発するたびに、人々はその爆音に悲鳴を上げながら耳をふさぐ。", "zh_text": "两人发出声音时,人们在那爆炸声中堵住耳朵悲鸣。" }, { "id_line": 1914, "ja_text": "その声の振動だけで瓦礫の山がガラガラと崩れた。地表にヒビが入った。二人のほんの些細な行動が、二人の足元の、俺たちのいる小さな東京の町にダメージを与えてきた。", "zh_text": "那声音振动只会令瓦砾堆崩溃。地表上出现裂痕。两个人脚下的微小的行动都在伤害小小的东京市。" }, { "id_line": 1915, "ja_text": "ただ笑うだけで。一歩歩くだけで。足の位置をずらすだけで。それだけで確実に死者が出た。", "zh_text": "仅仅只是笑。仅仅只是走一步。仅仅只是挪开脚的位置。都会造成更多的人死亡。" }, { "id_line": 1916, "ja_text": "二人はその事実に気づいていない。気にしていない。", "zh_text": "两个人没发觉那个事实。也没有在意。" }, { "id_line": 1917, "ja_text": "自分達がもう何十万と言う人々を虐殺したことに全くの無関心だった。", "zh_text": "对自己已经屠杀几十万人的事完全不关心。" }, { "id_line": 1918, "ja_text": "二人の足元の瓦礫の街で、瓦礫にもたれかかりながら二人を見上げる俺。とてつもなく巨大になってしまった二人にはもう俺の言葉など届かない。動かなくなった俺の体では二人から逃げることも出来ない。ただただ恐れながら、二人を見上げることしか出来なかった。", "zh_text": "在两人脚下的瓦砾街道,我站在瓦砾当中仰望那两个人。我的声音无法传达给那出奇巨大的两人。我动不了的身体也不能逃避他们两个。因为害怕,只能仰望着这两个人。" }, { "id_line": 1919, "ja_text": "いったいアスカは何を作ったんだ。こんなことをして世間が、政府が、国が、世界が許すはずが無い。それともこの東京の街を世界から切り取ったとでも言うのか。……あり得る。あいつのつくるものの突拍子の無さは限界が無い。あいつが気分でつくるものに不可能は無い。あり得ないはあり得ない。あいつに常識は通用しないのだ。", "zh_text": "明日香到底做了什么呀。这个世间,政府,国家,世界都不会原谅她们的。还是说,东京市已经从这个世界上剪了下来?……有可能。那家伙造的东西只会令人想不到而且没有界限。那家伙随心所欲组成的东西也不是没有可能。不可能不存在。那家伙用常识是行不通的。" }, { "id_line": 1920, "ja_text": "とにかく電話でも拡声器でも発炎筒でもなんでもいい。あいつらに俺の存在を教えられるものを見つけなければ。", "zh_text": "总之,先把电话当成扩音器也好发焰筒也好什么也好。要告知那些家伙我的存在。" }, { "id_line": 1921, "ja_text": "電話は…ダメだ。いくら壊滅したと言え東京の真ん中にいるのに圏外だ。電波のひとつも拾ってない。あり得ない。まだ残っているアンテナだってあるはずなのに。", "zh_text": "电话…不行。是说整个东京市都是受信圈外吗。电波一格也没有。不可能。还有剩下的天线才对呀。" }, { "id_line": 1922, "ja_text": "それでも何か無いかとスマホの中を探す。電波に関係なく飛ばせるメールとか、凄まじい音が出るアプリとか、ロケットのように発射される機能とか、今までアスカから渡された奇妙な発明品をあさる。なにか、何か役に立ちそうなものはないかと。", "zh_text": "即便如此,我还在查找我的智能手机。不用电波就可以使用的邮件啦,发出可怕声音的App,或者火箭一样发射出去的功能等等,到现在为止明日香传给了多少奇妙的发明呀。有什么,什么有用的东西吗?。" }, { "id_line": 1923, "ja_text": "そして見つける。", "zh_text": "然后我发现了。" }, { "id_line": 1924, "ja_text": "シュウ 「………。…ッ…!? こ、これは…!!」", "zh_text": "修 「………。…呜…!?这、这是……!!」" }, { "id_line": 1925, "ja_text": "俺は画面に映る大量のアプリのアイコンの中にひとつ、目を引くアイコンを見つける。", "zh_text": "我画面中大量的App其中的一个引起我的注意。" }, { "id_line": 1926, "ja_text": "【SC2.1】", "zh_text": "【SC2.1】" }, { "id_line": 1927, "ja_text": "それは『さいずちぇんじゃー2.1』だった。", "zh_text": "那是『尺寸转换器2.1』。" }, { "id_line": 1928, "ja_text": "先日散々な目にあったアプリだ。写メに撮った対象の大きさを自在に変えることのできるアプリ。", "zh_text": "前几天把我弄得最惨的App。可以自由地变换拍照的对象的大小的程式。" }, { "id_line": 1929, "ja_text": "…しかし、何故これが俺のスマホに…。", "zh_text": "…但是,为什么我的智能手机会有呢…" }, { "id_line": 1930, "ja_text": "と思うと、どうやらそのアプリはあのあとメールに添付されてアスカから送られていたらしい。", "zh_text": "看来这个App是在那之后明日香用邮件附件送过来的。" }, { "id_line": 1931, "ja_text": "しかし機密保持だとかなんやらでメール自体は勝手に削除され添付していたデータは勝手にダウンロードされていたとか。どんだけ勝手にひとのケータイをいじくりまわしているのか。", "zh_text": "但是不是无经允许的邮件附件都会被删除吗,数据怎么擅自下载了啦。她到底如何可以随便摆弄其他人的手机。" }, { "id_line": 1932, "ja_text": "…ともかく! 今はこれに頼るしかなかった。", "zh_text": "…姑且不论发生什么事!现在只能依赖这个了。" }, { "id_line": 1933, "ja_text": "俺自身をデカくするか、あいつらを小さくするかして事態の収拾を図ろう。", "zh_text": "要么我自己巨大化或者把那两个家伙缩小,力图收拾事态。" }, { "id_line": 1934, "ja_text": "アプリを起動した。するとすぐ画面に倍率を指定できる項目とシャッターを切るウィンドウが現れる。", "zh_text": "激活应用程序。马上有调整倍率的按扭和快门按扭出现。" }, { "id_line": 1935, "ja_text": "倍率を指定してウィンドウに触れれば効果が出ると言うことか。あのとき混乱したハルが滅茶苦茶に項目をいじってしまったことを踏まえてシンプルにしたのだろう。", "zh_text": "指定倍率的按扭有效呀。那个时候因为混乱,小春不小心在这个简单的基础上弄错了其他乱七八糟按扭吧。" }, { "id_line": 1936, "ja_text": "まずは倍率だ。俺自身を巨大化させるかあの二人を縮小化させるかで倍率が変わる。", "zh_text": "首先倍率。我自己巨大化或是那两个人缩小化呢?" }, { "id_line": 1937, "ja_text": "……しかし俺自身を巨大化させる方法は簡単だが巨大化の際に周辺の人々を巻き込みそうだ。これは無しだ。", "zh_text": "……把我自己巨大化这个方法虽然最简单,但巨大化的时候把周边地区人们卷入。没这个必要吧。" }, { "id_line": 1938, "ja_text": "ならあの二人を縮小化させるしかない。倍率を……『1/1000』に指定。そして二人を画面に収めてシャッターを切る……。", "zh_text": "这様的话,只有让那两个人缩小化了。倍率……指定为『1 / 1000』。然后两个人都收录到镜头,正要按下快门……" }, { "id_line": 1939, "ja_text": "というところで、", "zh_text": "这时," }, { "id_line": 1940, "ja_text": "ハル 「じゃあちょっと休憩しましょう。お茶淹れなおしてきますね」", "zh_text": "小春 「那么稍微休息吧。沏茶好了。」" }, { "id_line": 1941, "ja_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!", "zh_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!" }, { "id_line": 1942, "ja_text": "地面が激しく揺れた。ハルが歩いたのだ。", "zh_text": "小春走路时,地面猛烈摇晃。" }, { "id_line": 1943, "ja_text": "その揺れの中で激しく揺さぶられた俺は思わずスマホを手放してしまう。", "zh_text": "在激烈摇晃中的我不小心掉了智能手机。" }, { "id_line": 1944, "ja_text": "シュウ 「しまった…!!」", "zh_text": "修 「糟了…!!」" }, { "id_line": 1945, "ja_text": "慌てて追いかけようとするが地面は激しく揺れ俺は痛めつけられた体では這いずることも出来ない。", "zh_text": "我受伤的身体一边慌忙地在猛烈摇晃的地上爬一边追赶手机。" }, { "id_line": 1946, "ja_text": "しかもスマホは揺れ動く地面の上を転がってどんどん遠くへ行ってしまう。", "zh_text": "智能手机因为地面波动而不断滚去远方。" }, { "id_line": 1947, "ja_text": "そして恐ろしいことに、ハルがこちらに向かって歩き出した。", "zh_text": "然后可怕的事发生了,小春朝这边走过来。" }, { "id_line": 1948, "ja_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!", "zh_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!" }, { "id_line": 1949, "ja_text": "再び地面が激しく波打ち、俺の体はトランポリンに乗せられたように跳ね回った。", "zh_text": "地面再次大幅度波动,我的身体就像在弹簧垫上弹跳一样。" }, { "id_line": 1950, "ja_text": "スマホが更に遠くになる。", "zh_text": "智能手机滚得更远了。" }, { "id_line": 1951, "ja_text": "早く…早くあれを取らないと…!", "zh_text": "不早点…不早点拿回来的话…!" }, { "id_line": 1952, "ja_text": "俺は揺れ動く地面の上をゴミのように何度も跳ね飛ばされながらスマホを目指した。", "zh_text": "我在波动的地面就像垃圾一样一边被吹飞好几次和在地面跳动一边以智能手机为目标。" }, { "id_line": 1953, "ja_text": "痛烈に打ち付けた体はすでに何箇所も切り傷や骨折に苛まれ激痛を訴えてくる。", "zh_text": "猛烈的撞撃令身体又多了好几处的割伤和骨折,我正受到剧痛折磨。" }, { "id_line": 1954, "ja_text": "顔面を強打したときは鼻の骨と歯を折り、鼻の穴と口から血を吹き出した。", "zh_text": "打中面部时鼻子和牙齿骨折,血从鼻孔和嘴里冒出来。" }, { "id_line": 1955, "ja_text": "それでも俺は、死に物狂いでスマホを目指して転がるように這いよった。", "zh_text": "尽管如此,我拼命以智能手机为目标而滚动爬走。" }, { "id_line": 1956, "ja_text": "しかし突如周囲が暗くなる。", "zh_text": "但是四周突然变暗。" }, { "id_line": 1957, "ja_text": "ハルの巨大な足の裏が、俺の上空に掲げられたのだ。", "zh_text": "小春巨大的脚底已经到了我的上空。" }, { "id_line": 1958, "ja_text": "とてつもなく強大な足の裏に遮られ、空が見えなくなった。", "zh_text": "和巨大的脚掌被屏蔽了天空,什么也看不见。" }, { "id_line": 1959, "ja_text": "スマホは最早見えないくらい遠くに転がっていってしまった。", "zh_text": "智能手机已经滚到看不到的远处。" }, { "id_line": 1960, "ja_text": "周辺のまだ息のある人々も、同じようにハルの足の裏を見上げ悲鳴を上げていた。", "zh_text": "周边地区还有呼吸的人仰望到小春的脚掌都同时在尖叫。" }, { "id_line": 1961, "ja_text": "永遠の刹那。また時が遅くなるのを感じていた。しかし今度は、先ほどよりもはるかに鮮明に。", "zh_text": "永远的一刹那。又感觉到时间变慢了。但是这次,比刚才更鲜明。" }, { "id_line": 1962, "ja_text": "視界を埋め尽くす巨大なハルの足の裏。", "zh_text": "视野被小春巨大的的脚掌填满了。" }, { "id_line": 1963, "ja_text": "薄汚れたその足の裏に汚れひとつひとつがビルなどの建築物や車、そして人だったものの痕跡だ。", "zh_text": "显得有点脏的脚底有很多东西黏在上面,有大楼和车的形状的残骸,也有像人一様的痕迹。" }, { "id_line": 1964, "ja_text": "それが、自分に向かって凄い速度で迫ってくる。", "zh_text": "脚底向着以自己厉害的速度迫近。" }, { "id_line": 1965, "ja_text": "すでに足の裏の指紋が見えるほどにまで迫ってきている。ハルの足の裏の、ほんの一部であるという証拠だ。", "zh_text": "已经看见了小春脚底的纹路越逼越近。脚趾的趾纹证明这是小春脚掌的证据。" }, { "id_line": 1966, "ja_text": "これはハルの足の裏なのだ。", "zh_text": "这是小春的脚底呀。" }, { "id_line": 1967, "ja_text": "妹の、ハルのだ。", "zh_text": "妹妹,小春。" }, { "id_line": 1968, "ja_text": "兄である俺は、妹に踏み潰されようとしている。", "zh_text": "作为哥哥的我,要被妹妹无意识地踩死了。" }, { "id_line": 1969, "ja_text": "シュウ 「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」", "zh_text": "修 「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」" }, { "id_line": 1970, "ja_text": "俺は、ついに叫んでいた。", "zh_text": "我终于大声地呼喊着。" }, { "id_line": 1971, "ja_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!", "zh_text": "ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!" }, { "id_line": 1972, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1973, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1974, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1975, "ja_text": "アスカ 「ふぅ…しかしちょっと疲れたかね」", "zh_text": "明日香 「呼…可是有点累了呢?」" }, { "id_line": 1976, "ja_text": "ハル 「あれ、珍しいですね? いつもお兄ちゃんやわたしがへばっても元気なアスカさんが」", "zh_text": "小春 「哎呀,很少见啊?总是哥哥和我精疲力竭,而明日香你总是很精神的。」" }, { "id_line": 1977, "ja_text": "アスカ 「いやー実は昨日これを完成させるために徹夜してさー。寝不足なのよー」", "zh_text": "明日香 「啊,这其实昨天,为了完成熬夜。睡眠不足」" }, { "id_line": 1978, "ja_text": "ハル 「くすっ、じゃあちょっと休憩しましょう。お茶淹れなおしてきますね」", "zh_text": "小春 「哧,那么稍微休息吧。茶沏好了。」" }, { "id_line": 1979, "ja_text": "そう言ってハルは歩き始めた。", "zh_text": "说完,小春是开始走了。" }, { "id_line": 1980, "ja_text": "今は『ダイナミックモード』の効果で壁も天井も無いリアルな世界が広がっているが、アプリを操作すれば、それらリアルなミニチュア世界に部屋のドアを出現させることも簡単だ。", "zh_text": "现在因为『动态模式』的效果,墙和天花板也没有了,只有迷你的世界不断蔓延,操作一下App,房间的门简单地在迷你世界出现。" }, { "id_line": 1981, "ja_text": "ハルがポチッとアプリを操作すると東京の街に巨大なドアが現れた。まるでどこでもドアだ。", "zh_text": "小春操作了App东京街头出现了巨大的门。简直就像任意门一様。" }, { "id_line": 1982, "ja_text": "そんなドアに向かってテクテクと数歩歩いたハルはそのうちの一歩が瓦礫の山を踏み潰したことには気づいていなかった。", "zh_text": "朝门走了几步的小春也没有注意到其中的一步踩在一堆碎瓦砾上。" }, { "id_line": 1983, "ja_text": "悲鳴を上げる兄を、周囲の人々もろとも踏み潰したことには気づいていなかった。", "zh_text": "发出哀鸣声的哥哥和周围的人都被踩碎了也没有注意到。" }, { "id_line": 1984, "ja_text": "町に巨大な足跡を残して持ち上がった足の裏に付いていたいくつかの赤いシミのうちのひとつが、兄のものであるとは気づいていなかった。", "zh_text": "城市只留有巨大的足迹,在脚底附有的其中一个红色斑点就是哥哥也是没有注意到。" }, { "id_line": 1985, "ja_text": "そんな兄の痕跡も、ハルがまた次の一歩を町の上に踏み下ろしたときには擦り取られてなくなっていた。", "zh_text": "哥哥的仅存的痕迹被小春下一步踩在城市上时被蹭不见了。" }, { "id_line": 1986, "ja_text": "兄を踏み潰したハルはドアを開け、そのままの足で廊下をズシンズシンと踏み鳴らしながら去っていった。", "zh_text": "踩死了哥哥的小春打开门,就那样把脚踩在走廊上咕咚咕咚响地离去。" }, { "id_line": 1987, "ja_text": "東京の街に残されたアスカ。", "zh_text": "东京的街道残渣中只有明日香一个人。" }, { "id_line": 1988, "ja_text": "アスカ 「そんじゃアプリはいったん停止しますかね」", "zh_text": "明日香 「那么要把App关掉了」" }, { "id_line": 1989, "ja_text": "ポチ。", "zh_text": "哔" }, { "id_line": 1990, "ja_text": "アプリ『ミニチュア製造機』を終了させた。", "zh_text": "App『模型制造机』结束了。" }, { "id_line": 1991, "ja_text": "『ダイナミックモード』で見渡す限りに広がっていた東京の町が、パッともとのハルの部屋に戻る。", "zh_text": "『动态模式』中一望无际不断扩展的东京都,一下子变回到小春的房间。" }, { "id_line": 1992, "ja_text": "薄汚れていたアスカの白いソックスも元のきれいな白色に戻っていた。", "zh_text": "明日香沾污了的白色袜子也变回漂亮的白色。" }, { "id_line": 1993, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1994, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1995, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 1996, "ja_text": "シュウ 「……ハッ!」", "zh_text": "修 「……哈哈!」" }, { "id_line": 1997, "ja_text": "俺はふと我に返った。", "zh_text": "我忽然回过神来。" }, { "id_line": 1998, "ja_text": "東京駅のロータリーで立ちつくしていた。", "zh_text": "我在东京车站出闸口前。" }, { "id_line": 1999, "ja_text": "シュウ 「…………え…? あれ?」", "zh_text": "修 「…………嗯……?咦?」" }, { "id_line": 2000, "ja_text": "キョロキョロと辺りを見渡す。", "zh_text": "我怯生生地四处张望。" }, { "id_line": 2001, "ja_text": "何も変わったところは無い。いや、たった今東京に着いたばかりで変わったところもなにも無いのだが。", "zh_text": "没有不寻常之处。不,东京刚刚到现在什么地方都没有改变呀。" }, { "id_line": 2002, "ja_text": "?? なんか大変なことになっていたような気が…。なんだろう…凄い焦燥感だけが胸に残ってる。", "zh_text": "??有什么的不得了的事发生的感觉… 什么呢…有好厉害的焦躁感,胸口感到苦闷。" }, { "id_line": 2003, "ja_text": "つい今しがた東京に着いたばかりでこれから目的のものを買うべく東京の町に出張ろうところなのだが…。", "zh_text": "我到东京的目是为了买东西的吧…" }, { "id_line": 2004, "ja_text": "シュウ 「…なんだ…? ボーっとしてたのか?」", "zh_text": "修 「…什么啊……?我在发呆吗?」" }, { "id_line": 2005, "ja_text": "見渡しても町の様子に変化はないし人々も普通に生活しているように見える。", "zh_text": "就算远向望处,也没有发生变化,人们也是普通地生活的样子。" }, { "id_line": 2006, "ja_text": "久々の電車で疲れたのかもしれない。", "zh_text": "说不定电车搭太久了。" }, { "id_line": 2007, "ja_text": "と思って そんなことよりとバスの時刻表を確認しに出向く。", "zh_text": "比起这种事要先去确认时刻表。" }, { "id_line": 2008, "ja_text": "が、", "zh_text": "然而," }, { "id_line": 2009, "ja_text": "シュウ 「あれ? もうこんな時間? たった今東京に着いたばかりなのに?」", "zh_text": "修 「咦?已经这么晚了啊。不是刚刚到东京吗?」" }, { "id_line": 2010, "ja_text": "俺は腕時計を確認して首をひねる。周囲の人々も同じような感じだ。", "zh_text": "我在确认我手表有没有问题时,百思不解。周围的人似乎也有同样的感觉。" }, { "id_line": 2011, "ja_text": "なんか時計が1時間くらい進んでる。俺は1時間もロータリーに立ち尽くしていたのか? それになんだろう…。この1時間の間に凄い大変なことがあったような……。", "zh_text": "手表前进了1小时。我这1个小时一直在出闸口发呆吗?而且有什么…这一段时间似乎发生了一件非常难过的事……" }, { "id_line": 2012, "ja_text": "などと胸のもやもやに頭を悩ませているとピロリンとケータイが鳴った。", "zh_text": "我还在感到困扰时,手机响起来了。" }, { "id_line": 2013, "ja_text": "見ればメッセージが届いているようで、送り主はアスカだった。", "zh_text": "看到邮件的发件人是明日香。" }, { "id_line": 2014, "ja_text": "『おみやげよろしくー♪』", "zh_text": "『给我伴手礼♪』" }, { "id_line": 2015, "ja_text": "シンプルな内容だ。どうやらウチに遊びに来て、そこでハルから俺の行き先を聞いたのだろう。", "zh_text": "很简单的内容。看来是从小春那里听到我去了东京吧。" }, { "id_line": 2016, "ja_text": "やれやれ、と俺は苦笑した。", "zh_text": "我苦笑了。" }, { "id_line": 2017, "ja_text": "この胸のもやもや感も、悩んでも分からないのであれば仕方ない。", "zh_text": "我搞不懂胸口中挥之不去的朦胧感和烦恼感,没办法。" }, { "id_line": 2018, "ja_text": "とりあえず目的のものを買って、あとはアスカの喜びそうなものを買っていくとしよう。", "zh_text": "总之我的目的是买东西,然后买一些会令明日香高兴的东西回去吧。" }, { "id_line": 2019, "ja_text": "俺は、予定とはかなりずれてやってきたバスに乗った。", "zh_text": "看来我要预定搭比较晚的巴士了。" }, { "id_line": 2020, "ja_text": "#3", "zh_text": "#3" }, { "id_line": 2021, "ja_text": "ガラリ。", "zh_text": "哗啦。" }, { "id_line": 2022, "ja_text": "風呂場の戸を開けて中に入ってくるハル。", "zh_text": "浴室的门打开了,进来的人是小春。" }, { "id_line": 2023, "ja_text": "一糸纏わぬ生まれたままの姿。大きな乳房がハルの歩行に合わせてゆっさゆっさと揺れ、形のいいヒップがぷりんと震える。", "zh_text": "有如出生时一丝不挂的样子。小春的双乳配合步伐而上下摇晃,外形浑圆美丽的臀部如布丁一様凛然颤动。" }, { "id_line": 2024, "ja_text": "いつものツインテールも、今はほどかれてサラサラのロングストレートヘアーになっている。", "zh_text": "平时的双马尾,现在也被解开,成为松散的长发。" }, { "id_line": 2025, "ja_text": "そしてそんなハルの手のひらの上には、同じく全裸の兄が乗せられていた。", "zh_text": "同样全裸的哥哥坐在小春的手掌上。" }, { "id_line": 2026, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2027, "ja_text": "アスカ 「いやーめんごめんご」", "zh_text": "明日香 「哎呀-对不起对不起」" }, { "id_line": 2028, "ja_text": "片手で謝るアスカ。まるで謝罪の意思を感じない。", "zh_text": "只用一只手在道歉的明日香完全感觉不到她有道歉的意思。" }, { "id_line": 2029, "ja_text": "何に「めんご」なのかと言えば、今の俺の状況だった。", "zh_text": "要说在为什么「对不起」的话,就是我现在的状况。" }, { "id_line": 2030, "ja_text": "身長8.5cm。20分の1の大きさ。", "zh_text": "身高 8.5 cm。只有20分之1的大小。" }, { "id_line": 2031, "ja_text": "そんな俺はテーブルの上であぐらをかき、腕を組んでアスカを睨みつける。", "zh_text": "我在桌子上交叉手臂盘腿而坐,瞪著明日香。" }, { "id_line": 2032, "ja_text": "そして俺を挟んでアスカの対面に座るハルは縮んだ俺を見下ろしてため息をついていた。", "zh_text": "我坐在明日香和小春中间轻轻叹了一口气。" }, { "id_line": 2033, "ja_text": "別に、夕方 突然に押しかけてきて有無を言わさず俺をこの大きさに縮めたことに対して文句を言っているのではない。", "zh_text": "傍晚时,明日香突然冲进来,不由分说硬把我缩成这个大小。" }, { "id_line": 2034, "ja_text": "勝手に縮めておいて、元に戻す方法が無いことに文句を言っているのだ。", "zh_text": "和有我允许之下,随意地把我缩小,连还原的方法也没有。" }, { "id_line": 2035, "ja_text": "シュウ 「随分な真似をしてくれるじゃねーか…」", "zh_text": "修 「这様做真是太不像话了……」" }, { "id_line": 2036, "ja_text": "アスカ 「いやーだからめんご」", "zh_text": "明日香 「哎呀,所以才说对不起」" }, { "id_line": 2037, "ja_text": "苦笑しながら手のひらを立てるアスカ。", "zh_text": "在苦笑的明日香立起手掌话。" }, { "id_line": 2038, "ja_text": "ハァ…最早ため息しか出ない。", "zh_text": "唉…已经连话也说不出来,只有不停叹气。" }, { "id_line": 2039, "ja_text": "ハル 「あの…以前アスカさんが作った大きさを変えられるアプリではダメなんですか?」", "zh_text": "小春 「那个…以前明日香做的可以改变大小的App,不行吗?」" }, { "id_line": 2040, "ja_text": "俺とアスカのやり取りを見守っていたハルがアスカに問う。", "zh_text": "看着我和明日香在争论的小春向明日香问。" }, { "id_line": 2041, "ja_text": "アスカ 「あーあれとは縮小化のシステムが違うからねー。下手に使うと体の一部……頭だけ元の大きさに戻ったりするかも」", "zh_text": "明日香「啊,那个缩小化系统是不一样的哦。胡乱使用的话,只有身体的一部分……只有头会回到原来的大小吧」" }, { "id_line": 2042, "ja_text": "それは絶対に嫌だ。", "zh_text": "那是绝对讨厌的事。" }, { "id_line": 2043, "ja_text": "そんな奇怪なことになるくらいなら、このままの方がバランスが取れているだけまだマシである。", "zh_text": "如果变得这么奇怪的话,不如就这样的大小均衡还比较好。" }, { "id_line": 2044, "ja_text": "アスカ 「一応明日までには元の大きさに戻る方法を考えておくからそれまで我慢してて。じゃ!」", "zh_text": "明日香 「大概到明天,我就会想到恢复到原来大小的方法,在之前先忍耐一下吧。啊!」" }, { "id_line": 2045, "ja_text": "ビュッ! と手を上げたアスカが目にも留まらぬスピードで部屋を出て行った。", "zh_text": "咻!举起手的明日香以来不及看的速度冲走出了房间。" }, { "id_line": 2046, "ja_text": "文句を言う暇すら与えない。", "zh_text": "抱怨的时间都没有给我。" }, { "id_line": 2047, "ja_text": "流石アスカだ…。", "zh_text": "不愧是明日香…" }, { "id_line": 2048, "ja_text": "ハル 「……どうしようお兄ちゃん…」", "zh_text": "小春 「……哥哥,怎么办……」" }, { "id_line": 2049, "ja_text": "シュウ 「…まぁ、待つしかないか…」", "zh_text": "修 「…嘛,也只能等了……」" }, { "id_line": 2050, "ja_text": "ハァ、俺はまたため息をついた。", "zh_text": "唉,我又叹了口气。" }, { "id_line": 2051, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2052, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2053, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2054, "ja_text": "そんなこんなで俺は今晩は1/20サイズで過ごさなくてはいけないのだが…。", "zh_text": "就这様,今天晚上我只好以1/20的大小渡过……" }, { "id_line": 2055, "ja_text": "シュウ 「…」", "zh_text": "修 「…」" }, { "id_line": 2056, "ja_text": "俺を乗せるハルの手のひらの背後ではとんでもないサイズとなった乳房がゆっさゆっさと弾んでいる。", "zh_text": "我坐在赫尔手掌上,尺寸出乎意料的乳房在背后跳动。" }, { "id_line": 2057, "ja_text": "ハルが一歩歩くだけでゆっさと上下に揺れ、すこし向きを変えるだけでぶぅんと振り回される。", "zh_text": "小春只是走一步就会上下摇晃,稍微改变方向就会左右颤抖。" }, { "id_line": 2058, "ja_text": "背後に感じる凄まじい質量の塊に、俺はそれを意識せざるを得なかった。", "zh_text": "感受到背后如此可怕的质量的块,我没办法不在意呀。" }, { "id_line": 2059, "ja_text": "シュウ 「…つーか一緒に入る必要なくないか?」", "zh_text": "修 「…话说,没有一起进来的必要吧?」" }, { "id_line": 2060, "ja_text": "ハル 「でも一緒に入っちゃったほうが手間が掛からなくて楽だし」", "zh_text": "小春 「你现在这様,一起进来比较轻松吧,我也没有介意了」" }, { "id_line": 2061, "ja_text": "ハルは何という風も無く言う。", "zh_text": "小春毫不动摇地说。" }, { "id_line": 2062, "ja_text": "シュウ 「……なんか、大胆になったよな…」", "zh_text": "修 「……怎么说呢,也太大胆了吧……」" }, { "id_line": 2063, "ja_text": "ハル 「あ、あはは…。まぁ、もうオナニーも見られちゃったわけで…」", "zh_text": "小春 「啊,哈哈…。嘛,连自慰都已经被你看过了……」" }, { "id_line": 2064, "ja_text": "ハルは苦笑しながら頭を掻いた。", "zh_text": "小春一边苦笑一边挠头。" }, { "id_line": 2065, "ja_text": "確かに、すでに俺に超至近距離でオナニーを見せつけあまつさえ参加させると言うとんでもない問題行動を過去にとっているわけだ。", "zh_text": "确实,我已经以超近距离看着小春自慰,而且还被逼卷入她的自慰当中。" }, { "id_line": 2066, "ja_text": "今更 裸のひとつやふたつなどものの数ではないと言うことか。", "zh_text": "现在只是赤身露体当然没得比。" }, { "id_line": 2067, "ja_text": "そういうことじゃないような気もするんだが…。", "zh_text": "我还是感到不对劲的感觉…" }, { "id_line": 2068, "ja_text": "などと思っているうちにハルは風呂場の椅子に腰掛けた。", "zh_text": "当我在沉思时,小春坐到浴室的椅子上。" }, { "id_line": 2069, "ja_text": "ハル 「ちょっと待ってて」", "zh_text": "小春 「稍等一下」" }, { "id_line": 2070, "ja_text": "言うとハルは右手に乗せていた俺を右の太ももの上におろした。", "zh_text": "说完,小春把右手上的我放到右边大腿上。" }, { "id_line": 2071, "ja_text": "巨大な太ももは俺が座るのに十分なスペースがある。それどころか寝転がることも出来そうだ。", "zh_text": "巨大的大腿有足够的空间让我坐着,甚至躺下来也不在话下。" }, { "id_line": 2072, "ja_text": "背後にはハルの巨大な腹がある。俺の頭くらいは余裕で入りそうな大きさのヘソがあり、そして頭上では巨大な胸が胸板からバインと飛び出していた。ほとんど俺の真上くらいまで飛び出している。風呂場の電灯が巨大な胸によって遮られ俺の周囲は若干暗くなっていた。", "zh_text": "背后是小春的巨大的肚子。我头和肚脐的高度差不多,巨乳在我的头顶上方隆起的。几乎把我的上方都遮闭起来。浴室的灯被巨大的胸部挡住,我周围都变暗了。" }, { "id_line": 2073, "ja_text": "今度は下にと視線を下げたところ俺は固まった。", "zh_text": "我视线往下看,我的那个地方已经硬起来。" }, { "id_line": 2074, "ja_text": "俺も乗せられているハルの太もも。その太ももが胴体に繋がる部分には当然ハルの股間がある。", "zh_text": "我被放在小春的大腿。而大腿相连的部分当然是小春的胯间。" }, { "id_line": 2075, "ja_text": "適度な陰毛が生い茂り、それに守られるように神聖な割れ目が縦に伸びている。", "zh_text": "适量丛生的阴毛在保护那条神圣垂直的裂缝。" }, { "id_line": 2076, "ja_text": "かつて間近で見せられたときほどの巨大さは今は無いが、それでも巨大であることにかわりない。", "zh_text": "曾经以超巨大的形态展示在我眼前,现在没有那时候这么巨大,不过,尽管如此已经够巨型的了。" }, { "id_line": 2077, "ja_text": "キレイに整えられた陰毛に縁取られたそこは濡れているわけでも疼いているわけでもない。しかし言葉では表現できないような惹きつけられる魅力があった。", "zh_text": "湿濡的阴毛正被漂亮地修剪,看起来有点痛,但是,有一种语言无法形容的魅力的吸引着我。" }, { "id_line": 2078, "ja_text": "ふと、ハルの手がやってきて俺を指で摘んで持ち上げた。", "zh_text": "突然,小春的手用手指把我摘起。" }, { "id_line": 2079, "ja_text": "ハル 「な、なにマジマジと見てるのよ…!」", "zh_text": "小春 「什么呀,一要目不转睛地看着啊……!」" }, { "id_line": 2080, "ja_text": "顔を赤くしたハルが睨んできた。", "zh_text": "脸红的小春瞪着我。" }, { "id_line": 2081, "ja_text": "シュウ 「す、すまん…!」", "zh_text": "修 「抱歉……!」" }, { "id_line": 2082, "ja_text": "俺も顔を赤くして謝るしかなかった。", "zh_text": "我的脸也红了,只能道歉。" }, { "id_line": 2083, "ja_text": "ハル 「ほ、ほら! 体洗ってあげるから背中向けて!」", "zh_text": "小春 「那、那我被你擦背!」" }, { "id_line": 2084, "ja_text": "ハルの左手に下ろされた俺は大人しく背中を向ける。", "zh_text": "小春的左手慢慢地放到我的背后。" }, { "id_line": 2085, "ja_text": "背後から、石鹸で泡立てられたスポンジがこすり付けられてきた。", "zh_text": "用沾了肥皂的海绵擦背。" }, { "id_line": 2086, "ja_text": "ハル 「大丈夫? 痛くない?」", "zh_text": "小春 「没事吧?不疼吗?」" }, { "id_line": 2087, "ja_text": "シュウ 「ああ。ただ…なんかごわごわするな」", "zh_text": "修 「啊。只是…不要这么大力。」" }, { "id_line": 2088, "ja_text": "俺は背中をこすってくる巨大なスポンジの感想を言う。", "zh_text": "而我说巨大海绵在我背上蹭来蹭去的感想的话。" }, { "id_line": 2089, "ja_text": "相対的に巨大になっているぶんいつもと感触が違うのは当然なのだが、こうも巨大化し生地も粗くなっているとどうにもしっくりこない。", "zh_text": "相对来说巨大化了的分子触感当然不同,巨大化的面料变得粗糙,感觉怎么也不对劲。" }, { "id_line": 2090, "ja_text": "ハル 「そっか。じゃあスポンジじゃなくて手で洗ったほうがいいかな?」", "zh_text": "小春「是吗?那么不用海绵,用手洗了会比较好吗?」" }, { "id_line": 2091, "ja_text": "言うとハルはスポンジを置いて、泡のついた手で俺の背中をこすり始めた。", "zh_text": "小春放下海绵,用沾泡沫的手开始擦我的背。" }, { "id_line": 2092, "ja_text": "ハル 「どう?」", "zh_text": "小春 「怎么样?」" }, { "id_line": 2093, "ja_text": "シュウ 「さっきよりはいいが、な、なんかくすぐったい…」", "zh_text": "修 「比刚才好,但是,总觉得痒痒的……」" }, { "id_line": 2094, "ja_text": "俺はハルの指先で背中をこすられて体をビクンと震わせた。", "zh_text": "小春的指尖在擦我背,我的身体在轻轻颤抖。" }, { "id_line": 2095, "ja_text": "石鹸のついたハルの巨大な指先は俺の背中を優しく撫でる。指の一本で事足りていた。", "zh_text": "春小沾了肥皂的巨大指尖,在温柔地抚摸着我的后背。用一只手指就已经足够了。" }, { "id_line": 2096, "ja_text": "巨大な指先の広大な腹の広さなら今の俺の背中など指をほんの少し動かせば簡単にこすり終わってしまう。", "zh_text": "巨大的指腹的宽度和我的背相比的话,小春现在只要微微动一动手指就可以轻易刷完。" }, { "id_line": 2097, "ja_text": "巨大な指の巨大な指紋が微妙な感触を生み背中をくすぐる。", "zh_text": "巨大手指上的巨大指纹产生了微妙的触感,背后感到一阵发痒。" }, { "id_line": 2098, "ja_text": "俺はくすぐったさを我慢するために体をモジモジと動かした。", "zh_text": "我为了忍耐酥痒而身体在扭动。" }, { "id_line": 2099, "ja_text": "ハル 「もう、あんまり動くと落ちちゃうよ?」", "zh_text": "小春 「如果动的太厉害的话,会掉下来哦?」" }, { "id_line": 2100, "ja_text": "俺を手に乗せているハルが文句を言う。", "zh_text": "将我放在手上的小春抱怨道。" }, { "id_line": 2101, "ja_text": "ハルの直径30cmほどの俺の体を撫ぜる。背中だけでなく肩から腕からあっという間に石鹸まみれだ。ハルが鼻歌交じりに洗ってゆく。", "zh_text": "小春在抚摸我直径只有30cm的身体。不仅从只有我的背,连肩膀,手臂也一瞬间涂满肥皂。小春一边哼着小曲一边洗下去。" }, { "id_line": 2102, "ja_text": "ただどうしてもその動きはこそばゆい。", "zh_text": "只是不管那个动作,我都是觉得很痒。" }, { "id_line": 2103, "ja_text": "柔らかく温かい指先。その指紋の溝や石鹸水の滑りやすさ。それらが総合して俺の体をくすぐるのだ。", "zh_text": "温暖柔软的指尖。指纹的坑沟和湿滑的肥皂水。那些加起来,就像在胳肢我的身体。" }, { "id_line": 2104, "ja_text": "我慢はしてるが、それでも体がもぞもぞ動いてしまう。", "zh_text": "我一直在忍耐着,但还是忍不住扭动身体。" }, { "id_line": 2105, "ja_text": "背中を終えたらハルは次に腕を洗い始めた。", "zh_text": "小春开始洗我的手臂。" }, { "id_line": 2106, "ja_text": "今の俺の腕などポッキーほどの太さも無い。ハルは俺の腕を親指と人差し指で摘んでコネるような動きで洗っていった。", "zh_text": "现在的我的手臂比百奇棒还要幼。小春举起我的手臂,用拇指和食指揉动清洗。" }, { "id_line": 2107, "ja_text": "腕の付け根から肘へ、そして手首へと優しく丁寧に。手のひらまで洗ってもらえたが、俺の手のひらはハルの指先につままれると見えなくなってしまった。", "zh_text": "手肘,然后手腕,都有认真谨慎地擦干净。手掌也洗下一了,我的手掌被小春的指尖捏起来就看不见了。" }, { "id_line": 2108, "ja_text": "俺の指とハルの指の大きさの違いは、指と太ももくらいの差があった。", "zh_text": "我的手指和小春指尖差异,大概是手指和大腿的差异吧。" }, { "id_line": 2109, "ja_text": "脚と、腹も洗い終わる。", "zh_text": "脚,肚子也洗完了。" }, { "id_line": 2110, "ja_text": "そしてそのままハルの巨大な指は俺の股間にも伸びてきて…。", "zh_text": "然后小春巨大的手指伸到我长大了的胯间…" }, { "id_line": 2111, "ja_text": "シュウ 「こ、ここは自分で洗えるから!」", "zh_text": "修 「这,这里还是自己洗吧!」" }, { "id_line": 2112, "ja_text": "ハル 「そう?」", "zh_text": "小春「是吗?」" }, { "id_line": 2113, "ja_text": "俺は慌てて両手で隠してガードした。", "zh_text": "我匆匆用双手挡起来。" }, { "id_line": 2114, "ja_text": "そして俺は全身を洗われた。", "zh_text": "然后我全身被清洗干净。" }, { "id_line": 2115, "ja_text": "何故か頭も石鹸で一緒に洗われてしまったが。", "zh_text": "不知何故,连我的头也用肥皂一起被洗干净。" }, { "id_line": 2116, "ja_text": "で、俺は全身泡まみれになっていたわけだが、それらの泡はハルが左手ですくった水でザバーと簡単に洗い流されてしまう。", "zh_text": "我全身沾满了泡沫。但那些泡沫被小春左手捞起的水简单地冲走了。" }, { "id_line": 2117, "ja_text": "タライをひっくり返されたかの水量に晒され思わず体をプルプルと奮わせた。", "zh_text": "被水盆一様的水量倒身上,身体不由自主地用力转动。" }, { "id_line": 2118, "ja_text": "ハル 「あはは、お兄ちゃん犬みたい。かわいい♪」", "zh_text": "小春「哈哈,哥哥像狗狗一样。好可爱♪」" }, { "id_line": 2119, "ja_text": "背後でハルがクスクスと笑っている。", "zh_text": "在我的背后,小春哧哧地笑着。" }, { "id_line": 2120, "ja_text": "結構シャレにならない水量だったんだが。", "zh_text": "不太洽当的水量酒落下来。" }, { "id_line": 2121, "ja_text": "ハル 「それじゃわたしも体洗っちゃうからちょっと待ってて」", "zh_text": "小春「那么我也洗一洗身体,稍等一下」" }, { "id_line": 2122, "ja_text": "言うとハルは再び俺を太ももの上におろし、自分はスポンジを泡立てて体を洗い始めた。", "zh_text": "小春再次把我放到自己的大腿上,用沾满泡泡的海绵开始洗身体。" }, { "id_line": 2123, "ja_text": "また俺は背後の茂みを気にしないように気を引き締めなければならなくなった。", "zh_text": "我必须坚持着不要太在意背后茂盛的草丛。" }, { "id_line": 2124, "ja_text": "台とか足元におろしてもらったほうがまだ気が楽なものを。", "zh_text": "我双脚放在小春舒适的大腿上。" }, { "id_line": 2125, "ja_text": "と、不意に見上げた頭上は大変なことになっていた。", "zh_text": "不经意抬头仰望,看到很不得了的事。" }, { "id_line": 2126, "ja_text": "シュウ 「…」", "zh_text": "修 「…」" }, { "id_line": 2127, "ja_text": "ハルは今 上半身を首周りから順に洗い始めている。", "zh_text": "小春先前脖子四周开始洗。" }, { "id_line": 2128, "ja_text": "泡立てたスポンジでうなじをこすり、腕を上げて脇の下を洗い、そして腕にもスポンジを走らせる。", "zh_text": "海绵擦脖子时搅动起泡,提高手臂清洗腋下,还有海绵在手臂慢慢爬行。" }, { "id_line": 2129, "ja_text": "その一連の動作が、なんというかとてもエロい。", "zh_text": "这一连串的动作,怎么说呢,有一种很工口的感觉。" }, { "id_line": 2130, "ja_text": "ただ体を洗っているだけなのに、この大きさだからなのか、この位置からだからなのか、その動きがとても艶っぽく、色っぽい。", "zh_text": "虽然只是洗身体而已,但这个大小,从这个位置,每个动作都充满艳丽妩媚的感觉。" }, { "id_line": 2131, "ja_text": "体の動かし方、首のひねり方、そしてゆっくりと上げた腕の脇の下にスポンジをすべり込ませる動作がゾクゾクするほどに魅力的だった。", "zh_text": "身体的移动,脖子的扭动,海绵滑进慢慢地举起的手臂的腋下的动作,都有很刺激的吸引力。" }, { "id_line": 2132, "ja_text": "更にハルはそのまま胸を洗い始めた。", "zh_text": "小春就这様开始洗胸部。" }, { "id_line": 2133, "ja_text": "スポンジを持った手で、今の俺からすればカマクラみたいな大きさの乳房をゴシゴシとこすっている。", "zh_text": "用拿海绵的手咯哧咯哧地揉着在我看来浪涛一样大小的乳房。" }, { "id_line": 2134, "ja_text": "その動きに合わせて、普通サイズでも巨大なハルの乳房がゆっさゆっさと揺れるのだ。", "zh_text": "因为那个动作,小春在正常尺寸也十分巨大的乳房上下摇晃。" }, { "id_line": 2135, "ja_text": "乳房全体をこすり、空いている左手を使って乳房を持ち上げ下乳や胸板も洗う。", "zh_text": "为了洗擦整体乳房,空闲的左手举起乳房,洗擦下乳。" }, { "id_line": 2136, "ja_text": "洗うために乳房を持ち上げていた左手がどけられると支えを失った乳房が重力で落下してぶるんと揺れ弾んだ。", "zh_text": "为了洗乳房而举起的左手离开时,失去支撑了乳房因为重力而落下,胸部在怦怦跳。" }, { "id_line": 2137, "ja_text": "ブラなど着けなくても深い谷間にスポンジを差し入れる。乳首の付け根などもしっかりと洗う。", "zh_text": "海绵插入不用戴文胸也很深的乳沟。连乳头的根部都好好地洗干净。" }, { "id_line": 2138, "ja_text": "ハルにとっては当たり前の行動。", "zh_text": "对小春来说是理所当然的行为。" }, { "id_line": 2139, "ja_text": "しかしそれを見慣れていない俺にとっては、超至近距離から見ている俺にとっては、真下から見上げている俺にとっては、ハルの指ほどの大きさに縮み、とてつもないスケールで見ている俺にとっては、とんでもなく衝撃的な光景だった。", "zh_text": "但是对没有看惯的我来说,以超近距离看的我来说,从下面抬头仰望的我来说,缩小到只有小春的手指的大小看着那巨大得出奇的规模的我来说,是比特非常冲击性的景象。" }, { "id_line": 2140, "ja_text": "俺の座っている巨大なハルの太ももが僅かに揺れる。そこがハルの体の一部である証拠だった。", "zh_text": "我坐着的小春巨大的大腿在摇晃。这是小春身体一部分的证明。" }, { "id_line": 2141, "ja_text": "妹の太ももの上から妹が体を洗う様を至近距離で見上げている。恐ろしく背徳的な感情が、心と股間にわきあがってくるのを感じていた。", "zh_text": "在妹妹的大腿上用近距离抬头仰望妹妹洗擦充满大人魅力的身体。可怕的背德感令我的内心和胯间都有了感觉。" }, { "id_line": 2142, "ja_text": "一瞬、視界がホワイトアウトする。", "zh_text": "视野瞬间一篇白雾。" }, { "id_line": 2143, "ja_text": "湯気だろうか。", "zh_text": "是水蒸气吗?" }, { "id_line": 2144, "ja_text": "すぐにそれは晴れるが、晴れてみると、はるか上空にあるハルの巨大な顔が、あの巨大な乳房の谷間の向こうから俺を見下ろしていた。", "zh_text": "马上又清晰起来,定晴一看,在遥远的上空小春的巨大的脸,在那对巨大的乳房的沟间的俯视着我。" }, { "id_line": 2145, "ja_text": "ハル 「お兄ちゃん…。なにわたしが体洗うのを見ておちんちんそんなにおっきくしてるのかなー?」", "zh_text": "小春 「哥哥…。看我洗身体,看到小鸡鸡变得那么大?」" }, { "id_line": 2146, "ja_text": "シュウ 「…ッ!!」", "zh_text": "修 「…!!」" }, { "id_line": 2147, "ja_text": "言われて慌てて股間を隠す俺。", "zh_text": "我慌张地遮住胯间。" }, { "id_line": 2148, "ja_text": "すでに手遅れである。", "zh_text": "但为时已晚。" }, { "id_line": 2149, "ja_text": "ハル 「ふぅん、わたしが体洗うのがそんなに興奮したんだ…」", "zh_text": "小春 「呼,看我洗身体看得那么兴奋……」" }, { "id_line": 2150, "ja_text": "谷間の向こうのハルの顔がニヤァリと笑う。", "zh_text": "小春的脸在山谷的另一面对着我露出小恶魔般的奸笑。" }, { "id_line": 2151, "ja_text": "俺は気まずくなって後ろを向こうとしたのだが、", "zh_text": "我感到很尴尬身体转过去。" }, { "id_line": 2152, "ja_text": "ハル 「じゃあ、お兄ちゃんをスポンジの代わりにして体洗っちゃおうかな~♪」", "zh_text": "小春 「那么,就用哥哥代替海绵洗身体吧~♪」" }, { "id_line": 2153, "ja_text": "言いながらハルが伸ばしてきた右手に捕まって、俺の体は持ち上げられてしまった。", "zh_text": "小春一边说一边伸出了右手柄我抓住,我的身体被举起来。" }, { "id_line": 2154, "ja_text": "俺の今の身長は8.5cm。ハルの手の中指よりも少し大きい程度。", "zh_text": "我现在的身高是 8.5 cm。只有比小春的中指长一点的程度。" }, { "id_line": 2155, "ja_text": "俺の身長とほとんど同じ大きさの指たちに握り締められてしまっては逃げられるはずも無い。", "zh_text": "被和我身高几乎同样大小的手指握紧,根本逃不掉。" }, { "id_line": 2156, "ja_text": "俺を持ち上げたハルは指を開き、手に乗せた俺の体にボディソープをビュッとかけた。", "zh_text": "小春张开了举起我的手指,把乳液加在我的身上。" }, { "id_line": 2157, "ja_text": "そしてそんな俺に左手を重ね、右手と左手の間でこすって泡を立てる。", "zh_text": "用左手柄我夹起来,然后把我在右手和左手之间擦出泡沫。" }, { "id_line": 2158, "ja_text": "ボディソープでよく滑る中で手でこすられるこの動作ですでにヤバい…。", "zh_text": "用手擦涂满乳液的我这个动作已经很不妙…" }, { "id_line": 2159, "ja_text": "シュウ 「うぷ……! ハル……やめ……」", "zh_text": "修 「噗……!小春……不……」" }, { "id_line": 2160, "ja_text": "叫ぼうとする口や鼻に泡が入る。", "zh_text": "叫嚣着的我泡沫都跑进嘴和鼻子。" }, { "id_line": 2161, "ja_text": "目は洗剤が入らないように閉じていた。", "zh_text": "为了乳液不要进入眼睛,眼睛紧紧地闭着。" }, { "id_line": 2162, "ja_text": "ハル 「うん、これくらいでいいかな。じゃあまずは脇の下からね」", "zh_text": "小春 「嗯,这样就行了吗。那么首先洗腋下吧。」" }, { "id_line": 2163, "ja_text": "言うとハルは俺を乗せた右手を左脇の下にまで持っていった。", "zh_text": "小春说完,把我拿着的右带到到左手下侧。" }, { "id_line": 2164, "ja_text": "俺の眼に前でハルが左腕を上げ脇を露にする。", "zh_text": "小春左臂提高,腋下露出在我的眼面前。" }, { "id_line": 2165, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 2166, "ja_text": "にゅる", "zh_text": "啪" }, { "id_line": 2167, "ja_text": "押し付けた。", "zh_text": "把我压上去了。" }, { "id_line": 2168, "ja_text": "ハルは右手で俺の体を脇の下に押し付けてそのまま手を動かして体にこすりつける。", "zh_text": "小春用右手拿着我的身体,直接压在腋下蹭擦。" }, { "id_line": 2169, "ja_text": "巨大な手に押さえつけられて何の抵抗も出来ないまま、俺の体はハルの体の表面をすべっていた。", "zh_text": "被巨大的手压住,抵抗也抵抗不了,我的身体在小春的身体的表面滑动。" }, { "id_line": 2170, "ja_text": "ハル 「やっぱりスポンジみたいにゴシゴシって洗えないね。でも、ちっちゃいお兄ちゃんの感触がくすぐったいよ♪」", "zh_text": "小春 「果然还是不能和海绵一样咯哧咯哧地洗擦。但是,小小的哥哥的感触很酥痒啊♪」" }, { "id_line": 2171, "ja_text": "ハルはクスクスと笑いながら俺を脇の下にこすりつける。", "zh_text": "小春一边窃笑一边用我擦腋下。" }, { "id_line": 2172, "ja_text": "俺の体は背中をハルの右手、正面をハルの体のほうを向けてこすり付けられている。", "zh_text": "我的背部贴在小春的右手上,正面在摩擦小春的身体。" }, { "id_line": 2173, "ja_text": "ハルの柔らかく、温かく、そして魅惑的な流線型の肢体の上をすべるように移動していた。", "zh_text": "在小春柔和、温暖、拥有迷人流线型的肢体上滑动。" }, { "id_line": 2174, "ja_text": "自分の意思ではないとは言え、股間がハルの肌に高速でこすり付けられていた。", "zh_text": "虽然我没有这个意思,但胯间在小春的肌肤高速摩擦。" }, { "id_line": 2175, "ja_text": "石鹸ですべりのよくなったそれには、危険すぎるほど甘美な刺激だった。", "zh_text": "因为肥皂而变得容易滑动。这様甜美的刺激太危险了。" }, { "id_line": 2176, "ja_text": "ハル 「次は首ね」", "zh_text": "小春 「之后是颈」" }, { "id_line": 2177, "ja_text": "ハルは俺を脇の下から移動させると今度は首周りに押し付け始めた。", "zh_text": "小春把我从腋下移到脖子四周压上去。" }, { "id_line": 2178, "ja_text": "脇の下よりは硬い印象があった。鎖骨のくぼみなどは俺の頭がはまってしまった。", "zh_text": "这里比腋下更硬。我的嵌进头锁骨中间洼坑。" }, { "id_line": 2179, "ja_text": "俺を押さえる手を首の後ろに回しうなじを洗う。前に回してあごの下を洗う。", "zh_text": "抓住我的手柄我转到脖子后面洗擦。之后又转到下巴。" }, { "id_line": 2180, "ja_text": "ハルの体の形を、俺の体全体を使って感じさせられていた。", "zh_text": "我全身都感受到了小春身体的形状。" }, { "id_line": 2181, "ja_text": "俺は咳き込んでいた。", "zh_text": "我不断咳嗽。" }, { "id_line": 2182, "ja_text": "どんなに我慢しても、こうも激しく動かされたら泡などが口に入ってしまう。", "zh_text": "无论怎么忍耐,但是这样激烈地转动的话,泡沫还是会进到口中。" }, { "id_line": 2183, "ja_text": "しかも顔はハルの肌に押し付けられていて自由に息を吸うことも出来ない。", "zh_text": "脸被小春的肌肤压着,不能自由呼吸。" }, { "id_line": 2184, "ja_text": "ふと、ハルはそんな俺を顔の前に持ってきた。", "zh_text": "小春把我带到脸前。" }, { "id_line": 2185, "ja_text": "正確には口の前だ。", "zh_text": "更精确的说,是口前。" }, { "id_line": 2186, "ja_text": "やや石鹸が入り、痛みで満足に開けられない目の視界には、にんまりと笑う巨大な薄紅色の唇があった。", "zh_text": "咪起因为肥皂漏进去而疼痛得睁不开的眼睛,看到满脸喜悦和笑的巨大的淡红色嘴唇。" }, { "id_line": 2187, "ja_text": "その巨大な唇が小さく「う」の字にすぼめられたかと思うと、", "zh_text": "那巨大的嘴唇缩成一个「う」字。" }, { "id_line": 2188, "ja_text": "ハル 「ふっ」", "zh_text": "小春 「呼」" }, { "id_line": 2189, "ja_text": "ハルは俺の顔に軽く息を吹きつけてきた。", "zh_text": "小春在我脸上轻轻吹了一口气。" }, { "id_line": 2190, "ja_text": "軽くと言っても、俺はその突風に思わず顔を背けるほどだった。", "zh_text": "虽然对小春来说是轻轻的,但我还是敌不过强风,禁不住把脸转过去。" }, { "id_line": 2191, "ja_text": "一瞬で、顔周りの泡は吹き飛ばされてしまった。", "zh_text": "一瞬间,脸上四周的泡沫被吹跑了。" }, { "id_line": 2192, "ja_text": "良好となった視界は、ハルの巨大な顔で埋め尽くされていた。", "zh_text": "回复良好的视野被小春巨大的脸填满。" }, { "id_line": 2193, "ja_text": "楽しそうにニヤニヤと笑っている。", "zh_text": "小春看起来很开心地笑。" }, { "id_line": 2194, "ja_text": "スイッチが入っているときの顔だ。", "zh_text": "这时开关被打开时的脸。" }, { "id_line": 2195, "ja_text": "ハル 「ふふ、お兄ちゃん、スポンジになった気分はどう? わたしの体は気持ちいい?」", "zh_text": "小春 「呵呵,哥哥,当海绵的心情是怎么样?我的身体舒服吗?」" }, { "id_line": 2196, "ja_text": "右手に持った俺のその頭を、左手の指先で撫でてくるハル。", "zh_text": "小春用右手拿着的我头,左手用指尖抚摸。" }, { "id_line": 2197, "ja_text": "ハル 「わたしは気持ちいいよ。お兄ちゃんをスポンジにして体を洗うのは」", "zh_text": "小春 「我可舒服啊。哥哥海绵洗身体」" }, { "id_line": 2198, "ja_text": "クスクスと笑うハル。", "zh_text": "小春笑得更开心了。" }, { "id_line": 2199, "ja_text": "俺に訊いた気持ちいいと、ハルの言う気持ちいいでは、意味が違う。", "zh_text": "我被问到的舒服和小春说自己的舒服,意思不同吧。" }, { "id_line": 2200, "ja_text": "ハル 「まだまだ終わらないからね」", "zh_text": "小春 「还没有结束。」" }, { "id_line": 2201, "ja_text": "俺を乗せた右手が、再び移動し始めた。", "zh_text": "把我捏住右手再次开始移动。" }, { "id_line": 2202, "ja_text": "ハルの顔が遠ざかっていき、そして今度は、あの巨大な胸が目の前に現れた。", "zh_text": "小春的脸逐渐远去,然后这次巨大的胸部出现眼前。" }, { "id_line": 2203, "ja_text": "シュウ 「う……」", "zh_text": "修 「嗯……」" }, { "id_line": 2204, "ja_text": "ハルの手の上に乗る俺は、やや見上げる高さにあるその巨大な胸の迫力に言葉を詰まらせていた。", "zh_text": "坐在小春手上的我因为看到那对巨大的胸部时的震撼力而连话都说不出来。" }, { "id_line": 2205, "ja_text": "これまでの、ハルが歩く際に揺れたのを感じていたときや太ももの上から見上げていたときなどの無意識による関係とは違い、正面から互いを意識しての接触。", "zh_text": "和小春走路时摇晃的感觉和在大腿上不经意抬头仰望时的关系不同,这次是彼此正面有意识的接触。" }, { "id_line": 2206, "ja_text": "とてつもなくデカい胸が、俺の目の前にずいとせり出している。", "zh_text": "难以置信的巨大胸部就在我的眼前隆起。" }, { "id_line": 2207, "ja_text": "今の俺には両手を使っても抱えきれず、また体を大の字にしても覆うことの出来ない巨大な胸だ。", "zh_text": "是我用双手都抱不住,身体大字体抱上去也不能覆盖的巨大胸部。" }, { "id_line": 2208, "ja_text": "それが、手の届きそうな距離にまで迫っていた。", "zh_text": "拿着我的手渐渐向那里逼近,把中间距离缩短。" }, { "id_line": 2209, "ja_text": "ハル 「今度はお兄ちゃんの大好きなおっぱいを洗っちゃおうかな」", "zh_text": "小春 「这次是洗哥哥非常喜欢的胸部」" }, { "id_line": 2210, "ja_text": "俺を乗せていた右手が動き出し、目の前に来ていた右の乳房に押し当てられた。", "zh_text": "右手我慢慢移动到来右边乳房,然后把我压在上面。" }, { "id_line": 2211, "ja_text": "むぎゅ。俺は手のひらと乳房の間に挟まれる。", "zh_text": "啪。我被夹在手掌和乳房中间。" }, { "id_line": 2212, "ja_text": "ハル 「あは、お兄ちゃんほとんど隠れちゃって見えないよ」", "zh_text": "小春 「啊,哥哥几乎都被藏起来看不见了。」" }, { "id_line": 2213, "ja_text": "ハルの愉しそうな声がとてつもない脂肪の塊の奥から聞こえてきた。", "zh_text": "小春愉悦的声音从那巨大得出奇的脂肪块深处传来。" }, { "id_line": 2214, "ja_text": "ハル 「じゃあ手 動かすからね」", "zh_text": "小春 「那手要转动了哦。」" }, { "id_line": 2215, "ja_text": "言葉通り、俺を乳房に押し付ける右手が動き始める。", "zh_text": "说完,把我压着在乳房右手开始磨动。" }, { "id_line": 2216, "ja_text": "たっぷりとした乳房の表面を小さな俺の体が滑って移動する。", "zh_text": "我小小的身体在饱满的乳房表面的滑移。" }, { "id_line": 2217, "ja_text": "恐ろしく巨大だが、巨大な手に押さえつけられるとめり込むほどに柔らかい。しかしその若く巨大な乳房の重厚感に相応しい弾力もあり、押し付けられると息も出来ないほどの圧迫感を覚える。", "zh_text": "巨大得可怕,但很柔软,巨大的手越压越陷进去。青春巨大的乳房有着重厚感和与之相称的弹力,更有被强压在上面就不能呼吸的压迫感。" }, { "id_line": 2218, "ja_text": "石鹸ですべることもあり、押し返すなんて到底不可能だった。何の抵抗も出来ないままに、されるがままに、乳房の肉に沈み込まされた。", "zh_text": "也因为有用肥皂,无论如何也不可能抵抗了。就算抵抗也什么都没有发生,只可以任由摆布,被迫沉陷在乳房的肉。" }, { "id_line": 2219, "ja_text": "ハルは俺を使って右の乳房をこすってゆく。", "zh_text": "小春用我搓揉右乳。" }, { "id_line": 2220, "ja_text": "なでるというほうが相応しい。", "zh_text": "还是说抚摸比较合适。" }, { "id_line": 2221, "ja_text": "石鹸によって摩擦の生まれない俺の体は、ただハルの胸の上を滑っているだけだった。", "zh_text": "因为肥皂而没有和我的身体产生出太大的摩擦力,只能在小春的胸部上滑行。" }, { "id_line": 2222, "ja_text": "不意にハルは俺を乳房から離した。", "zh_text": "小春突然把我从乳房拿开。" }, { "id_line": 2223, "ja_text": "押し当てられていた圧力から開放され大きく息を吸う俺。", "zh_text": "从被压推的压力释放后,我深深吸了一口气。" }, { "id_line": 2224, "ja_text": "俺は今 ハルの右の手のひらの上に仰向けになって転がっていた。", "zh_text": "我在小春的右手手掌上仰面翻滚。" }, { "id_line": 2225, "ja_text": "何度も何度も息を吸う俺。圧力から開放されて、そして次はいつ圧力に晒されるかわからないから。", "zh_text": "我多次深呼吸。因为从压力放开后,下次又不知道什么时候又会压回去。" }, { "id_line": 2226, "ja_text": "まるで食いだめするように呼吸した。", "zh_text": "就像饿了几天而大吃一顿地呼吸。" }, { "id_line": 2227, "ja_text": "そんな俺は影に包まれた。", "zh_text": "我被阴影包围。" }, { "id_line": 2228, "ja_text": "何かと思えば、俺の頭上にハルの右の胸が来ていた。", "zh_text": "当我还在想是什么时,小春的右胸来到我的头上。" }, { "id_line": 2229, "ja_text": "目の前を下乳が埋め尽くしていた。", "zh_text": "眼前埋尽小春的下乳。" }, { "id_line": 2230, "ja_text": "そして俺を乗せる手が上に向かって動き出し、乳房にぶつかった。", "zh_text": "拿着我的手向上移动,又再撞上乳房。" }, { "id_line": 2231, "ja_text": "俺はハルの下乳と手のひらの間に挟まれる。", "zh_text": "我在小春下乳和手掌之间夹住。" }, { "id_line": 2232, "ja_text": "ハルは、俺を乗せている右手で右の乳房を持ち上げ始めた。", "zh_text": "小春用拿着我的右手开始举起右乳。" }, { "id_line": 2233, "ja_text": "ハル 「ほらお兄ちゃん、これが妹のおっぱいの重さだよ~♪」", "zh_text": "小春 「哥哥你看,这就是妹妹胸部的重量~♪」" }, { "id_line": 2234, "ja_text": "笑いながらハルは乳房を乗せた右手を上下させる。", "zh_text": "小春一边笑一边用手上下颤动右乳。" }, { "id_line": 2235, "ja_text": "大きな胸がたぷたぷと震える。", "zh_text": "巨大的胸部在晃动不已。" }, { "id_line": 2236, "ja_text": "しかし俺は、抱えることも出来ない巨大な乳房のその途方も無い重量を全身で受け止めさせられ潰れかけていた。", "zh_text": "但我无法承受那巨大乳房的惊人重量,全身被迫压住而快被压烂。" }, { "id_line": 2237, "ja_text": "今の俺からするハルの乳房の重量はおよそ5.6t。だいたい普通自動車3台分の重さである。", "zh_text": "现在小春乳房的重量对我来说大约是5.6吨。大概是3台普通汽车的重量。" }, { "id_line": 2238, "ja_text": "そんなずっしりと重いものが俺の上にのしかかっているのだ。", "zh_text": "这种沉甸甸的东西就压在我的上方。" }, { "id_line": 2239, "ja_text": "左右両方の乳房の重量を合わせれば10tを超える。それは大型自動車の重量とほとんど同じである。", "zh_text": "左右两侧胸部重量合计超过10吨。和大型车的重量几乎相等。" }, { "id_line": 2240, "ja_text": "つまり今の俺からするハルは大型自動車1台をぶらさげて悠々と歩いているようなものだった。", "zh_text": "但对现在的我来说有一辆大型汽车的东西,小春只是悠然自得地抬起。" }, { "id_line": 2241, "ja_text": "ズムッ!", "zh_text": "ズムッ!" }, { "id_line": 2242, "ja_text": "ズムッ!", "zh_text": "ズムッ!" }, { "id_line": 2243, "ja_text": "何度ものしかかってくるハルの乳房は、まるで俺を潰そうとするプレス機だ。", "zh_text": "小春的乳房压下来好几次,就像我要压溃我的冲压机一様。" }, { "id_line": 2244, "ja_text": "その後もハルは俺を使って乳房を洗い続けた。", "zh_text": "之后小春继续用我洗乳房。" }, { "id_line": 2245, "ja_text": "大きな乳房をぐるりと撫で、わざわざ揉むように手を動かす。", "zh_text": "为了完全按摩巨大的乳房,还特意把手围绕抚摸。" }, { "id_line": 2246, "ja_text": "ハルの大きな手が大きな乳房をぎゅっと揉む。そのさなか、ハルの手と掴まれた乳肉との間で潰されそうになる。", "zh_text": "小春巨大的手紧紧地按着巨大的乳房。正要被小春抓住的手和乳肉之间崩溃时。" }, { "id_line": 2247, "ja_text": "更にハルは俺の顔を乳首にぐりぐりとこすりつける。俺の顔とほとんど同じ大きさの乳頭の周りを円でも描くように俺の顔をこすり付ける。", "zh_text": "小春把我的脸往圆圆的乳头上蹭。就像硬幤上的头像一様,被压在和我的脸几乎同样大小的乳头。" }, { "id_line": 2248, "ja_text": "顔を横から押し付けられている俺のほっぺは乳輪にこすり付けられ磨り減ってしまいそうだ。", "zh_text": "再将我的脸压到旁边的乳晕上磨擦。" }, { "id_line": 2249, "ja_text": "同じように左の乳房にも俺を押し付け「洗い」始めるハル。", "zh_text": "小春又次同样的方法开始用我「洗擦」左乳。" }, { "id_line": 2250, "ja_text": "再びとてつもない乳圧が俺を襲い始めた。", "zh_text": "再次难以接受的乳压向我袭击。" }, { "id_line": 2251, "ja_text": "乳房に沈み込むほどに押し付けられて体がミチミチと悲鳴を上げる。", "zh_text": "乳房沈重的程度强加在身体上,我的身体发出吱嗄吱嗄的哀鸣声。" }, { "id_line": 2252, "ja_text": "ギュウギュウと押し付けられるその乳房の奥からは、ハルの巨大な心臓の音がドックンドックンと聞こえてきた。一回の鼓動で、今の俺の何人分の血液を放出しているのだろう。大型のドラムのような重低音だ。", "zh_text": "压在我身上的巨大饱满的乳房深处,小春巨大的心脏的声音砰砰地传出来。每一次的心跳,可以放出我的几人份的血液了吧。宛如大型鼓发出的重低音。" }, { "id_line": 2253, "ja_text": "胸を洗うというのは名ばかりに、散々俺を胸で弄んだハルは今度は腹のほうに手を滑らせた。", "zh_text": "名义上是洗胸部,实际上是狠狠地用胸部玩弄我。这时,小春的手在在肚子上打滑。" }, { "id_line": 2254, "ja_text": "無駄な肉も無く、また硬いばかりの筋肉も無い、丁度よい柔らかさのハルの腹に俺の体がめり込んだ。", "zh_text": "没有多余的赘肉,也没有又硬实的肌肉,我陷在小春柔软度恰到好处的肚子内。" }, { "id_line": 2255, "ja_text": "そしてハルは何を思ったのか、俺の頭をヘソへと突っ込んだ。", "zh_text": "小春不知道在想什么,把我的头塞到肚脐。" }, { "id_line": 2256, "ja_text": "シュウ 「んぶ…ッ!」", "zh_text": "修 「不…!」" }, { "id_line": 2257, "ja_text": "顔がハルのへその中に押し込まれた。外からは完全に埋まっているように見えるだろう。", "zh_text": "脸被推往小春的肚脐。从外面看是完全被埋住的样子吧。" }, { "id_line": 2258, "ja_text": "更にハルは俺の向きを調節し、顔ではなく頭頂部がヘソに対して平行になるように俺を持って、俺の頭を突っ込んだ。", "zh_text": "小春调节我的方向,头顶对着肚脐,把我的头撞进去。" }, { "id_line": 2259, "ja_text": "ハル 「お兄ちゃんの頭はちっちゃいから、おヘソを掃除するのに丁度いいね」", "zh_text": "小春 「哥哥的头小小的,正好可以用来打扫肚脐啊。」" }, { "id_line": 2260, "ja_text": "ヘソに突っ込んだ俺の頭が動くように俺の体をグリグリと動かすハル。", "zh_text": "我的头冲撞着肚脐,小春不断转动我的身体。" }, { "id_line": 2261, "ja_text": "グルグルと視界が回転し目が回る。思わず悲鳴を上げていた。", "zh_text": "咕噜咕噜地转动,视野变得天旋地转。我不由得尖叫出来。" }, { "id_line": 2262, "ja_text": "だが俺をつまむハルの指は俺をヘソから解放するどころか更に激しく動かしだした。", "zh_text": "但是小春捏着我的手指没有把我从肚脐解放出来,反而还越动越快。" }, { "id_line": 2263, "ja_text": "ようやくヘソから頭を出してもらえたときには、俺はもう手足もだらんと垂れ下がってグロッキー状態であった。", "zh_text": "终于头从肚脐拿出来的时候,我已经手脚无力地往下垂,累得头昏眼花的状态。" }, { "id_line": 2264, "ja_text": "しかしそんなことではハルは止まらない。今度は脚を洗い始めた。", "zh_text": "但是那样小春还是没有停下来。这次是开始洗脚。" }, { "id_line": 2265, "ja_text": "俺からすれば長さ16m近くもあり太さも10m以上ある、まるで塔のように巨大な脚。", "zh_text": "在我看来,整条腿长度有16米,寛度也有10米以上,就像塔一样巨大的脚。" }, { "id_line": 2266, "ja_text": "俺を手のひらに乗せたまま、ハルは脚をなで始めた。", "zh_text": "把我放在手掌上,小春开始磨擦自己的脚。" }, { "id_line": 2267, "ja_text": "膨大な質感と弾力で押し付けられる俺を跳ね返すハルの太もも。", "zh_text": "小春把我压在上面反而反弹的庞大有质感和弹力的大腿。" }, { "id_line": 2268, "ja_text": "微妙な柔らかさのふくらはぎ。", "zh_text": "还有微妙柔软的小腿。" }, { "id_line": 2269, "ja_text": "小さな俺を石鹸のようにしてこすり付けてゆく。", "zh_text": "小小的我像肥皂一样磨来磨去。" }, { "id_line": 2270, "ja_text": "そして、左足を持ち上げ右脚の太ももの上にあぐらを掻くように乗せたハルは、指に摘んだ俺を左足の足の裏にこすりつけ始めた。", "zh_text": "然后,小春把左脚举起,放到右边大腿上盘腿而坐,把我捏住的手指把我开始往左脚脚底蹭。" }, { "id_line": 2271, "ja_text": "ゴリゴリと俺の体を足の裏にこすりつける。", "zh_text": "我的身体在脚掌上嘎吱嘎吱地摩擦。" }, { "id_line": 2272, "ja_text": "今や長さ4.8mに見える巨大な足は自動車一台分の面積を持っていた。", "zh_text": "长度有4.8 m巨大的脚已经有一辆汽车的面积。" }, { "id_line": 2273, "ja_text": "つまり自動車一台程度なら踏み潰してしまえると言うことだ。", "zh_text": "也就是说可以轻松踩碎一辆汽车程度。" }, { "id_line": 2274, "ja_text": "実際にハルが巨大化しているのなら簡単なことだろう。そして、実際にやってみせるだろう。", "zh_text": "如小春实际上被巨大化的话,这是很简单的事情吧。实际上做给你看。" }, { "id_line": 2275, "ja_text": "一台の立派な自動車が、ハルの素足がズンと踏み下ろされればぐしゃりとスクラップに変わってしまう。", "zh_text": "一辆完好的汽车,被小春的裸足踩下来,啪嚓一声变成废料。" }, { "id_line": 2276, "ja_text": "ボディは完全に潰れ、タイヤなどが踏みつけられた衝撃で吹っ飛びコロコロとどこかへ転がっていく様が容易に想像できる。", "zh_text": "车身完全崩溃,可以想像到轮胎被践踏的冲击而弹飞到不知往哪里骨骨碌碌地滚出去。" }, { "id_line": 2277, "ja_text": "俺から見るハルは20倍の巨人だからだ。", "zh_text": "而在我看来小春是20倍大小的巨人。" }, { "id_line": 2278, "ja_text": "その足の指の間に俺の頭部を突っ込み、ヘソのときと同じようにグリグリ動かすハル。", "zh_text": "我的头被塞进脚趾指之间,像在肚脐的时候一样,小春开始转动脚底。" }, { "id_line": 2279, "ja_text": "俺の太ももよりも太いハルの足の指。親指に至っては、両手で抱えなければならないほどの太さだった。", "zh_text": "我的大腿也没有小春的脚趾粗。至于大脚拇趾,是必须双手环抱的大小。" }, { "id_line": 2280, "ja_text": "太さはおよそ30cm、長さは80cmほどにもなる。俺の脚ほどの大きさだ。", "zh_text": "脚趾粗约30cm,长80cm。有如我腿的大小。" }, { "id_line": 2281, "ja_text": "そして俺の頭はそんな巨大な足の指の股に突っ込まれているのだ。", "zh_text": "而我的头被夹在这样巨大的脚趾缝间。" }, { "id_line": 2282, "ja_text": "指の股に顔をこすり付けられている。ときにこの丸太のように太い指を動かして俺の頭をゴリゴリとねじってくる。", "zh_text": "脚趾往我的脸上擦。这时,巨木一样粗的脚趾动嘎吱嘎吱地拧起我的头。" }, { "id_line": 2283, "ja_text": "そのまま頭がひねり潰されてしまうのではないかという恐怖に俺が暴れると、それをくすぐったがったハルの指は更にもじもじと動き俺に悲鳴を上げさせた。", "zh_text": "当我的头要被拧压坏时,小春这恐怖地对我的施暴不过是她因为觉得有点痒而扭捏脚趾而已,这简单的动作就让我悲鸣不已。" }, { "id_line": 2284, "ja_text": "俺の儚い抵抗など、ハルにとっては甘美な刺激でしかない。", "zh_text": "我虚幻的抵抗对小春来说只能是甜美的刺激。" }, { "id_line": 2285, "ja_text": "ハルの艶っぽい声がこの風呂場に轟いた。俺を嬲ることが快感なのだろう。", "zh_text": "小春的艳丽的声音这个浴室轰鸣起来。是因为嘲弄我的快感吧。" }, { "id_line": 2286, "ja_text": "そんな足の指の間から俺の頭を引っこ抜いたハル。", "zh_text": "小春把我的头从脚趾间我头拔出来。" }, { "id_line": 2287, "ja_text": "体も洗い終わり、朦朧とする意識の中でようやくこの苦行も終わりかと心底安堵していた俺だが、指に摘まれながら見上げたハルの顔はニヤニヤと笑っていた。", "zh_text": "身体也洗完,在朦胧意识中这苦行终于结束了?我打从心底放心起来,不过我又手指被摘起,抬头一看,只看到小春不怀好意的笑脸。" }, { "id_line": 2288, "ja_text": "ハル 「じゃあ最後にここを洗うからね」", "zh_text": "小春 「那么最后要洗这里了。」" }, { "id_line": 2289, "ja_text": "言いながらハルは俺を持った手を移動させ始めた。", "zh_text": "小春拿起我的手开始移动。" }, { "id_line": 2290, "ja_text": "近づいてきたのは、軽く開かれた脚の間に見える、妹の股間だった。", "zh_text": "因为慢慢接近而能轻易看见分开双腿之间,是妹妹的胯间。" }, { "id_line": 2291, "ja_text": "陰毛に囲われた割れ目が迫ってきていた。", "zh_text": "被逼接近阴毛包住的裂缝。" }, { "id_line": 2292, "ja_text": "仰天する俺を尻目に、ハルは左手を使ってボディソープを股間の茂みにぴゅっと放った。", "zh_text": "吃惊的我斜楞眼睛,看到小春用左手往草丛涂上沐浴乳。" }, { "id_line": 2293, "ja_text": "どろりとした白濁色の液体が陰毛にひっかかっている様は否応無く俺の心をざわつかせる。", "zh_text": "黏糊糊的白浊色的液体在阴毛上的样子令我的心跃动不已。" }, { "id_line": 2294, "ja_text": "その左手で股間をあわ立てるハル。", "zh_text": "小春用左手在胯间搅动而慢慢起泡。" }, { "id_line": 2295, "ja_text": "ハル 「はい、準備OK」", "zh_text": "小春 「好的,准备OK」" }, { "id_line": 2296, "ja_text": "ハルがそう言うと、俺を持った右手がハルの股間に押し当てられた。", "zh_text": "小春说完,拿着我的右手往小春的胯间压上起。" }, { "id_line": 2297, "ja_text": "バフッ! 股間を覆っていた泡がハルの手が押し当てられた風圧で細かく吹っ飛んだ。", "zh_text": "バフッ!胯间笼罩着的泡沫被因为小春的手压进去而造成的风压吹飞。" }, { "id_line": 2298, "ja_text": "陰毛の茂みに押し付けられる俺。一つ一つが長さ数十cmもある。それでいて、絶対に千切れない強靭さも持ち合わせていた。", "zh_text": "把我强压在阴毛的草丛上。每一条都有几十cm长。尽管如此,还是拥有现在的我绝对扯不断的坚韧。" }, { "id_line": 2299, "ja_text": "俺を股間に押し当てたハルはその右手をゴシゴシとこすらせ始める。", "zh_text": "小春把的右手柄我按在胯间开始咯哧咯哧地擦动。" }, { "id_line": 2300, "ja_text": "俺の体は陰毛の茂みに、そして陰唇にこすり付けられる。ときに片足が陰唇の中に入ってしまった。", "zh_text": "我的身体在阴毛的树丛和阴唇上摩擦。这候,脚被插到阴唇中进入了。" }, { "id_line": 2301, "ja_text": "悲鳴を上げる俺。しかしハルの巨大な手は構わず動き続ける。", "zh_text": "我发出哀鸣声。但是,小春巨大的手没有理会,继续擦动。" }, { "id_line": 2302, "ja_text": "石鹸で泡立つハルの体は掴むところがない。生い茂る陰毛を掴んでもするりと抜けてしまう。", "zh_text": "小春沾了肥皂的身体没有可以抓住的地方。而抓住繁茂的阴毛不能阻止小春的蹂躏。" }, { "id_line": 2303, "ja_text": "どころか、その陰毛に体をズタズタにされそうだった。", "zh_text": "阴毛反而把我的身体割开。" }, { "id_line": 2304, "ja_text": "肌にこすり付けられるのとは違い、茂みに押し付けられるのはかなり痛い。", "zh_text": "和擦在皮肤上不同,压在草丛上很痛。" }, { "id_line": 2305, "ja_text": "ゴシゴシ。体が擦り傷だらけになりそうだ。石鹸ですべりが良くなっているはずなのに、それでも1/20サイズという俺にとっては妹の陰毛は強すぎた。", "zh_text": "咯哧咯哧。身体全都是擦伤。本来应该有肥皂而会好起来的,但只有1/20大小的我来说,妹妹的阴毛实在太强了。" }, { "id_line": 2306, "ja_text": "ハル 「ふふ、わたしの大事なところにお兄ちゃんの感触がする…」", "zh_text": "小春 「呵呵,这就是哥哥在我重要的地方的触觉……」" }, { "id_line": 2307, "ja_text": "ハルは俺を持った右手で股間を洗いながら、左手で自分の胸を揉んでいた。", "zh_text": "小春拿右手用我清洗胯间的同时,左手揉向自己的胸部。" }, { "id_line": 2308, "ja_text": "兄を股間に幽閉する背徳感が、ハルの乳首を硬く勃起させる。", "zh_text": "因为哥哥被幽闭在胯间的背德感,小春的乳头勃起来了。" }, { "id_line": 2309, "ja_text": "ハル 「あ。そうだ」", "zh_text": "小春 「啊。对了」" }, { "id_line": 2310, "ja_text": "妹の股間でボロボロにされていた俺だが、不意にその股間から引き離された。", "zh_text": "我在妹妹的胯间被我弄得破破烂烂,我突然从胯间被拉开。" }, { "id_line": 2311, "ja_text": "先ほどまで俺がこすり付けられていた巨大な股間が、少し離れる。", "zh_text": "稍微离开了刚才我在洗擦的巨大的胯间。" }, { "id_line": 2312, "ja_text": "ハル 「せっかくだから、……中もお兄ちゃんで洗っちゃおうかな…♪」", "zh_text": "小春 「难得一次,……也用哥哥洗一下里面吧…♪」" }, { "id_line": 2313, "ja_text": "ハルの愉しそうな声が風呂場で反響して四八方から俺の耳に飛び込んでくる。", "zh_text": "小春愉悦的声音在浴室反弹,从四面八方跳入我的耳朵。" }, { "id_line": 2314, "ja_text": "……、中?", "zh_text": "……里面?" }, { "id_line": 2315, "ja_text": "俺がその言葉を理解する前に、ハルの巨大な左手が現れ、俺の前にある、あの長径1mほどもある陰唇に指を差し入れると、それをばっくりと開いた。", "zh_text": "在我理解那句话之前,小春巨大的左手出现在我面前,那个直径有1m手指伸入阴唇,把它突然打开。" }, { "id_line": 2316, "ja_text": "陰唇の内側が、俺の目の前にむき出しになる。思わず食い入るように見つめてしまう俺だった。", "zh_text": "阴唇的内侧赤裸在我的面前。我禁不住目不转睛地盯着看。" }, { "id_line": 2317, "ja_text": "そして俺を持った右手が動き始めた。", "zh_text": "然后拿着我的右手动起来。" }, { "id_line": 2318, "ja_text": "左手の指によって開かれた、その陰唇に向かって。", "zh_text": "左手手指撑开,往阴唇前进。" }, { "id_line": 2319, "ja_text": "ことを理解した俺は思わず叫んでいた。", "zh_text": "理解了的我不禁大叫。" }, { "id_line": 2320, "ja_text": "シュウ 「や、やめろハル! こんなこと…!」", "zh_text": "修 「住手,小春!这样的事……!」" }, { "id_line": 2321, "ja_text": "しかし言葉が続かない。あまりに、常識を超えた行為だからだ。", "zh_text": "但是已经连话也讲不下去。这様的行为太超越一般常识。" }, { "id_line": 2322, "ja_text": "妹の膣の中に挿入されるなんて…。", "zh_text": "被插入妹妹的膣内之类的…" }, { "id_line": 2323, "ja_text": "だが右手は容赦なく俺をそこに押し当てた。", "zh_text": "但是右手毫不留情地把我往内推进。" }, { "id_line": 2324, "ja_text": "俺の足が、ハルの膣の入り口に触れる。足のほうから、挿入しようと言うのだ。", "zh_text": "我的脚接触到小春的阴道口。腿要被插入了。" }, { "id_line": 2325, "ja_text": "俺は残る体力を振り絞って両足をばたつかせ、膣に入れさせないようにした。", "zh_text": "我用残余的体力竭尽全力乱踢双脚,阻止要被放入膣内。" }, { "id_line": 2326, "ja_text": "しかし陰唇を開いていた左手がそこを離れ、俺の足首を押さえてピンと伸ばしてしまうと、もう俺は足を動かせなかった。", "zh_text": "但是左手离开了阴唇开,抓住我的脚,下一子我的脚变得无办法动。" }, { "id_line": 2327, "ja_text": "つま先が、膣の入り口にあてられた。", "zh_text": "脚尖被阴道口吃进去。" }, { "id_line": 2328, "ja_text": "と思えば、そのまま むにゅっ と入れられてしまった。", "zh_text": "我就这样被直接放入到膣内。" }, { "id_line": 2329, "ja_text": "欲情し濡れたハルの膣と石鹸に濡れ滑りやすい俺の体では挿入されるのになんの抵抗も無い。", "zh_text": "小春因为欲火而湿了的阴道,再加上肥皂的湿滑,我的身体只能眼睁睁被插入到膣内,什么也抵抗也做没用。" }, { "id_line": 2330, "ja_text": "つま先から足首、ふくらはぎ、膝、そして腿。俺の下半身がずぶずぶとハルの膣の中に沈んでいく。", "zh_text": "从脚尖,脚踝,小腿,膝盖,到大腿。我的下半身已经被沈到小春的膣内。" }, { "id_line": 2331, "ja_text": "シュウ 「やめろ! やめてくれ!」", "zh_text": "修 「住手!不要再做下去了!」" }, { "id_line": 2332, "ja_text": "俺は両手を踏ん張らせ残る上半身が呑み込まれないよう必死に抵抗した。", "zh_text": "我双手用力撑着剩下的上半身,拼命抵抗阴道的吞没。" }, { "id_line": 2333, "ja_text": "だが俺の全力など儚く滑稽だ。", "zh_text": "但我用尽全力也不过是虚幻的滑稽。" }, { "id_line": 2334, "ja_text": "自分の股間から上半身だけを出す俺を見下ろしてハルはクスクスと笑っていた。", "zh_text": "看到我上半身在自己的胯间想要出来的我,小春哧哧大笑了。" }, { "id_line": 2335, "ja_text": "ハル 「くすっ、お兄ちゃんってホントにかわいいなぁ。 ……でも、そんなことしても無駄だからね♪」", "zh_text": "小春 「哧,哥哥真的是好可爱啊。……但是,这样做也没用啊♪」" }, { "id_line": 2336, "ja_text": "ハルは俺の両肩に右手の人差し指と中指を添えた。", "zh_text": "小春在我的肩膀上加上右手的食指和中指。" }, { "id_line": 2337, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 2338, "ja_text": "ハル 「えい♪」", "zh_text": "小春 「嘿♪」" }, { "id_line": 2339, "ja_text": "とぷっ", "zh_text": "とぷっ" }, { "id_line": 2340, "ja_text": "押し込んだ。", "zh_text": "塞进去了。" }, { "id_line": 2341, "ja_text": "俺の全身はハルの膣の中に完全に挿入されてしまった。", "zh_text": "我的全身完全被插入小春的阴道。" }, { "id_line": 2342, "ja_text": "ハルからはもう俺の姿は見えなかった。", "zh_text": "小春已经看不见我的身姿了。" }, { "id_line": 2343, "ja_text": "陰唇から指を抜いてしまえば、もうそこはいつも通りの股間だった。そこに俺がいるなどと、外からは全く分からない。膣の中に感じるもぞもぞという動きだけが、今の俺の存在のすべてだった。", "zh_text": "手指从阴唇拔出来,那儿就平时的胯间一様。从外面完全看不到我在存在。膣中的在蠕动的感觉,就是现在的我存在的一切。" }, { "id_line": 2344, "ja_text": "ハル 「ん…そんなに暴れられたら感じちゃうよぉ…」", "zh_text": "小春 「…那么如果能够感觉到狂暴的搅动的话……」" }, { "id_line": 2345, "ja_text": "自分の中に感じる兄のこそばゆい動きに刺激されてキュンときたハルは膣をキュッと締めていた。", "zh_text": "小春自己心中似乎感觉到哥哥的扭动而被刺激,小春的阴道紧紧地收缩。" }, { "id_line": 2346, "ja_text": "それだけで兄を大人しくさせられた。", "zh_text": "但是那个哥哥只有老老实实到待着。" }, { "id_line": 2347, "ja_text": "ハル 「じゃあ残りの部分も洗っちゃうから、しばらくそこで待っててね♪」", "zh_text": "小春 「那么小春要洗剩下的部分,所以在那里等着哦」" }, { "id_line": 2348, "ja_text": "ハルは自分の股間を見下ろしながら、姿の見えない兄に向かって言った。", "zh_text": "小春俯视自己的胯间,对完全看不见身影的哥哥说。" }, { "id_line": 2349, "ja_text": "そして置いといたスポンジを手に取ると、鼻歌を歌いながら体を洗い始めた。", "zh_text": "然后拿起了海绵,一边哼着歌儿一边开始洗身体。" }, { "id_line": 2350, "ja_text": "ハル 「お兄ちゃん?」", "zh_text": "小春 「哥哥?」" }, { "id_line": 2351, "ja_text": "俺を呼ぶハルの声にハッとする俺。", "zh_text": "小春呼唤我的声音使我醒了过来。" }, { "id_line": 2352, "ja_text": "目には巨大なスポンジを持った巨大な右手が広大は腹をゴシゴシとこすっている光景が飛び込んできた。", "zh_text": "巨大的右手用巨大的海绵在广阔的小腹咯哧咯哧洗擦的光景跳入眼前。" }, { "id_line": 2353, "ja_text": "俺はハルの太ももの上に、ハルの腹のほうを向いて座っていた。", "zh_text": "我在小春的大腿上坐着,转过来面向小春的腹部。" }, { "id_line": 2354, "ja_text": "キョロキョロとあたりを見渡せば、あの巨大な胸の谷間の向こうから、きょとんとしたハルの顔が覗きこんできているのが見えた。", "zh_text": "怯生生地四处张望,放眼望去,看到呆然若失小春的脸从巨大胸部的山谷对面窥伺着我。" }, { "id_line": 2355, "ja_text": "ハル 「どうしたの? 動かなくなっちゃって」", "zh_text": "小春 「怎么了?没有动」" }, { "id_line": 2356, "ja_text": "シュウ 「え? あ、いや、ちょっとボーっとしててさ…」", "zh_text": "修 「嗯?啊,不,有点发呆的……」" }, { "id_line": 2357, "ja_text": "俺が慌てて笑いながら返すと谷間の向こうから見下ろしているハルは頭に「?」を浮かべながら首をかしげた。", "zh_text": "我赶忙一边笑一边和回应的从乳沟对面俯视着我的小春,小春头上浮起「?」歪了歪头。" }, { "id_line": 2358, "ja_text": "どうやら白昼夢を見ていたらしい。", "zh_text": "原来是白日梦。" }, { "id_line": 2359, "ja_text": "風呂場の蒸し暑さと、ハルの体温の温かさ、そして視界を埋め尽くす魅惑的な光景に、のぼせてしまったのかも知れない。", "zh_text": "浴室的闷热,和小春体温的温暖,加上视野填满了迷人的景象,而令头部充血。" }, { "id_line": 2360, "ja_text": "俺はかぶりを振って、先ほどの妄想を振り払った。", "zh_text": "我隔空挥了挥手,把刚才的妄想甩开。" }, { "id_line": 2361, "ja_text": "ハル 「…? まーいいけど、それよりこれから脚とか洗うから、ちょっとどけてもいい?」", "zh_text": "小春 「…?嘛,不过,我要在要脚啦,所以挪开一下,好吗?」" }, { "id_line": 2362, "ja_text": "そう言うとハルは太ももの上にいた俺をつまみ上げ、椅子に座るハルの正面にある、洗面器や手桶を置く台の上に俺をおろした。", "zh_text": "小春把我大腿上拿起我,坐在椅子上的小春把我放到脸盆和提桶的台上。" }, { "id_line": 2363, "ja_text": "台におろされた俺からは、椅子に座るハルを、やや低い位置の正面から見ることが出来ていた。", "zh_text": "我从台上能够从略低的位置看着坐在椅子上的小春的正面。" }, { "id_line": 2364, "ja_text": "俺をどけたハルは下半身を洗い始める。椅子に座ったまま足の先のほうを洗うためには前かがみにならなければないのだが、ハルが前かがみになるとあの巨大な胸がぶるんぶるんと揺れ動いた。", "zh_text": "把我挪开后小春开始洗下半身。在坐在椅子上为了洗脚尖而前倾,不过,小春前倾时那巨大的胸部就像要满出来一様,动荡不已。" }, { "id_line": 2365, "ja_text": "だけでなく、つま先のほうにまで手を伸ばすためにかがみ込んだときには、乳房は脚に押し付けられていた。", "zh_text": "不仅如此往脚尖的方向伸出手时,乳房在脚上被挤压着。" }, { "id_line": 2366, "ja_text": "もしもこの台の上に移動されず、あのまま太ももの上に残されていたら、今頃は太ももの上であの巨大な乳房にのしかかられていたかもしれない。", "zh_text": "如果没有被移到台上,还留在大腿上的话,现在是大腿上那个巨大的乳房就会压在我身上也说不定。" }, { "id_line": 2367, "ja_text": "あの乳房だけでもとてつもない重量があるはずなのに、そこに上半身の体重を乗せられたらたまったものじゃない。", "zh_text": "乳房应该有出奇的重量,还要再加上上半身的体重。" }, { "id_line": 2368, "ja_text": "太ももの上に大の字に押し倒され、その上からズムッとのしかかってくる乳房。", "zh_text": "在大腿上大字体被推到,乳房再从上方压下来。" }, { "id_line": 2369, "ja_text": "更に乳房は上半身の体重を乗せられることでややハミ乳になる。", "zh_text": "上半身的体重再加上密瓜一様的巨乳。" }, { "id_line": 2370, "ja_text": "巨大な乳房が変形するほどにかかる重圧のその更に下に、俺はいることになる。", "zh_text": "我被压在弄得巨大的乳房也变形的程度更花费重压下。" }, { "id_line": 2371, "ja_text": "俺の小さな体は、完全にあの巨大な乳房の下敷きになってしまい、その乳房の持ち主であるハルからは見ることは出来ないだろう。", "zh_text": "我的小小身体完全承受那巨大的乳房,被压扁了,但那个乳房的主人小春因为在做自己的事而完全看不到我吧。" }, { "id_line": 2372, "ja_text": "ハル 「あ、ごめん!」", "zh_text": "小春 「啊,对不起!」" }, { "id_line": 2373, "ja_text": "などと言いながら慌てて上体を起こすと、自分の太ももの上でぺちゃんこになった俺をようやく見つけることができるはずだ。", "zh_text": "小春一边慌张提起上半身,在自己的大腿上找到了塌被压扁的我。" }, { "id_line": 2374, "ja_text": "シュウ 「………ハッ! いかんいかん、また妄想に突入してる…」", "zh_text": "修 「………哈!如何如何,又进入妄想了……」" }, { "id_line": 2375, "ja_text": "俺はまた頭を振った。", "zh_text": "我又摇了摇头。" }, { "id_line": 2376, "ja_text": "どうにもここの空気は異様に妄想をかきたてる。", "zh_text": "无论如何这里的空气似乎能激发出异样的妄想。" }, { "id_line": 2377, "ja_text": "そりゃ目の前で全裸の妹があらゆるものをむき出しにして体を洗っているのだ。様々な妄想が嫌でもよぎる。本来なら妄想どころではないだろう。", "zh_text": "难怪面前全裸的妹妹在洗露出的身体。各种各样讨厌的邪念掠过。倒不如说更像本能而不是妄想吧。" }, { "id_line": 2378, "ja_text": "そしてこの風呂場の密閉された空間にハルの匂いが満ち始めている。女の子のフェロモンが、本能的な部分から俺を刺激する。", "zh_text": "这个浴室密闭的空间中,一开始充满了小春的气息。少女的荷尔蒙刺激本能的我。" }, { "id_line": 2379, "ja_text": "そのせいで妄想がとまらないんだ。", "zh_text": "由于那个原因而妄想不止。" }, { "id_line": 2380, "ja_text": "…欲求不満なのだろうか。", "zh_text": "…会不会是欲求不满呢?" }, { "id_line": 2381, "ja_text": "そう言えば1話でアスカが『元気君』の効果はその人の一番強い欲を暴走させるとか。", "zh_text": "这样说来,在第一话中明日香的『元气君』的效果就是把那个人最强烈的欲望引出暴走。" }, { "id_line": 2382, "ja_text": "で、俺は1週間勃起がおさまらなかったんだが…もしかして俺は性欲が強いのか……?", "zh_text": "我勃起了一周才平息…或许是我的性欲很强吗……?" }, { "id_line": 2383, "ja_text": "なんかへこむ。", "zh_text": "怎么有东西挤过来。" }, { "id_line": 2384, "ja_text": "などと俺がへこんでいる間にハルは髪を洗い始めたようだ。", "zh_text": "等我坐下时,小春开始洗头发。" }, { "id_line": 2385, "ja_text": "縛らなければあいつの尻よりも下まで届く長い髪は、普通サイズの俺が見ても洗うのが大変そうだ。", "zh_text": "如果没有束缚的话,那家伙的头发长到的屁股下,普通尺寸的我要洗也很辛苦。" }, { "id_line": 2386, "ja_text": "しかしハルは手馴れた様子で髪に手を入れていく。", "zh_text": "但是小春手势驯熟的样子,把手放到头发里。" }, { "id_line": 2387, "ja_text": "肩越しに前へと持ってきた髪を 指をクシの代わりにして梳かしていた。", "zh_text": "手指代替梳子梳理越过肩膀的头发。" }, { "id_line": 2388, "ja_text": "その仕草があまりにも大人っぽくて、先ほどまでの本能にストレートな誘惑とは別の意味で魅力的だった。", "zh_text": "这个动作太成熟,太有韵味了,和刚才本能直接的诱惑有不同意义上的魅力。" }, { "id_line": 2389, "ja_text": "やがて髪を洗い終えたハルは髪を巻き上げ頭にタオルを巻いた。", "zh_text": "不久洗头发结束的春头发卷起头把毛巾卷。" }, { "id_line": 2390, "ja_text": "ハル 「ふぅ。じゃあお風呂はいろ」", "zh_text": "小春 「呼。那么来泡澡吧」" }, { "id_line": 2391, "ja_text": "ハルが手を差し出してくる。", "zh_text": "小春伸出手。" }, { "id_line": 2392, "ja_text": "俺がそれに乗るとハルは立ち上がり、淵を跨いで湯船に身を沈めた。", "zh_text": "把我拿起的小春站起来,跨过澡盆边身体沈下去。" }, { "id_line": 2393, "ja_text": "自身が湯に浸かったあとで、手のひらに乗せていた俺を湯船に解放する。", "zh_text": "自己泡到热水之后,把我从手掌上放到浴缸里。" }, { "id_line": 2394, "ja_text": "ハル 「ん~~気持ちいい~…」", "zh_text": "小春 「好舒服~…」" }, { "id_line": 2395, "ja_text": "湯船に沈んだハルが腕を上に伸ばしたあと盛大に息を吐き出した。", "zh_text": "身体沉在澡盆。小春的手臂伸出来,大大地吐了一口气。" }, { "id_line": 2396, "ja_text": "ハルの前にぷかぷかと浮かぶ俺に、突風が吹きつけてきた。", "zh_text": "小春看到我在她面前飘动,突然大风刮起。" }, { "id_line": 2397, "ja_text": "ついでにあいつが腕を伸ばしたとき、あの巨大な胸がぐぐっとせりあがった。", "zh_text": "小春伸出去的手这时使劲地把那对巨大的胸部高高提起。" }, { "id_line": 2398, "ja_text": "シュウ 「…」", "zh_text": "修 「…」" }, { "id_line": 2399, "ja_text": "改めて俺は、自分がハルの胸の前にいるのだと自覚する。", "zh_text": "我再次,我感觉到自己就在小春的胸前。" }, { "id_line": 2400, "ja_text": "湯船の深さはおおよそハルの胸の高さ。巨大な乳房が二つ、俺のほうに向かってどどんと飛び出している。", "zh_text": "澡盆深度大概是小春的胸部的高度。两个巨大的乳房在我眼前隆起。" }, { "id_line": 2401, "ja_text": "しかも膨大な脂肪を内包する乳房は水に浮く。俺の前でたゆたう乳房はまるで小島のような印象だった。", "zh_text": "内含脂肪的庞大乳房浮在水上。在我面前摇晃的乳房简直有如小岛一般。" }, { "id_line": 2402, "ja_text": "などと思っていると突如水中から巨大な手が大量の水をザザーと押しのけながら浮上してきて、あの小島のように巨大な乳房を覆い隠した。", "zh_text": "当我还在妄想时,巨大的手突然从水中把大量的水推开,小岛一样巨大的乳房屏蔽了我的天空。" }, { "id_line": 2403, "ja_text": "ハル 「そ、そんなにマジマジ見られたら恥ずかしいんだけど…」", "zh_text": "小春 「是,那么目不转睛地盯着看的话会害羞的……」" }, { "id_line": 2404, "ja_text": "シュウ 「わ、悪い…」", "zh_text": "修 「哇,好……」" }, { "id_line": 2405, "ja_text": "顔を赤くしながら言うハルに俺も顔を赤くしながら答えていた。", "zh_text": "小春红着脸说,我一边脸红一边回答。" }, { "id_line": 2406, "ja_text": "とは言えこいつのほうを向く限りは確実に胸を見なければならないのだが。", "zh_text": "这么说只要朝向那家伙,也只有望向她巨大充实的胸部。" }, { "id_line": 2407, "ja_text": "この広大な湯船の海の果ては風呂の淵によって囲われている。絶壁のように垂直に、しかも掴みどころも無いそれらは決して登ることはできないだろう。", "zh_text": "在这有如广阔的大海的尽头被澡盆的渊崖所包围。垂直的绝壁,而且也没有可以攀付的地方,绝对爬不上去吧。" }, { "id_line": 2408, "ja_text": "俺にとって湯船の中で唯一頼れるのがこいつだった。", "zh_text": "对于我来说,在澡盆中唯一可以依靠的就只有这家伙。" }, { "id_line": 2409, "ja_text": "ハル 「ふぅ……でもアスカさんってホントに凄いよね~。こんな凄い道具を簡単に作っちゃうんだから」", "zh_text": "小春 「呼……但是明日香桑真是厉害哟~。这样厉害的道具都可以简单制作出来」" }, { "id_line": 2410, "ja_text": "ハルが感嘆の吐息をもらしていた。", "zh_text": "小春发出了感叹的叹息。" }, { "id_line": 2411, "ja_text": "確かに凄いが、それがなんの役にも立たないのも凄い。現に俺はこうして縮められて、一人では何も出来ない体にされてしまった。", "zh_text": "确实是厉害,虽然道具无济于事也很厉害。现在我就这样被缩小,一个人什么都不能做的身体。" }, { "id_line": 2412, "ja_text": "ハル 「あはは、でもいいこともあるよ?」", "zh_text": "小春 「哈哈,也有好事的吧?」" }, { "id_line": 2413, "ja_text": "シュウ 「は? 何かあるか?」", "zh_text": "修 「是吗?有什么好事吗?」" }, { "id_line": 2414, "ja_text": "ハル 「こうやって、ちっちゃいお兄ちゃんで遊べること♪」", "zh_text": "小春 「就是可以玩弄小小哥哥的事」" }, { "id_line": 2415, "ja_text": "そう言いながら右手の指で俺の頭をちょいと押すハル。", "zh_text": "小春一边说一边用右手手指按住我的头。" }, { "id_line": 2416, "ja_text": "すると俺の体は簡単に湯船に沈められてしまう。", "zh_text": "我的身体就简单地沉到澡盆中。" }, { "id_line": 2417, "ja_text": "シュウ 「ゴボボ…! や、やめろ!」", "zh_text": "修 「ゴボボ…!不,住手呀!」" }, { "id_line": 2418, "ja_text": "ハル 「あはは♪」", "zh_text": "小春 「哈哈哈♪」" }, { "id_line": 2419, "ja_text": "クスクスと笑うハル。", "zh_text": "小春开心地笑了。" }, { "id_line": 2420, "ja_text": "『元気君』を使っていないとは言え、やはり根っこのところでドSだ。無自覚に俺をなぶりやがる。", "zh_text": "就算没有使用『元气君』,内心深处还是一个抖S。不知不觉地想要折腾我呀。" }, { "id_line": 2421, "ja_text": "シュウ 「まったく…」", "zh_text": "修 「真是的……」" }, { "id_line": 2422, "ja_text": "俺はため息をつきながらプカプカ浮いていた。", "zh_text": "我叹了口气,无力地漂浮在水中。" }, { "id_line": 2423, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2424, "ja_text": "そうして暫く湯に浸かっていた訳だが、", "zh_text": "然后还是先暂时泡热水吧。" }, { "id_line": 2425, "ja_text": "シュウ 「ふぅ…」", "zh_text": "修 「呼……」" }, { "id_line": 2426, "ja_text": "ちょっと疲れてきた。", "zh_text": "有点累了。" }, { "id_line": 2427, "ja_text": "何せ足など到底着かないような深い湯に延々と立ち泳ぎで浮いているようなものだ。", "zh_text": "因为脚没有到底,只好在深邃的热水中没完没了地踩水。" }, { "id_line": 2428, "ja_text": "それだけならいいのだが、やはりお湯に長く浮くというのが日常で無いので、いつもより疲れやすい。", "zh_text": "如果仅仅只是如此就好了,但平常都没有这么长时间浮在热水当中,因为比平时更容易疲劳。" }, { "id_line": 2429, "ja_text": "小さくなっている分、感じる波も高いし、結構なサバイバルだった。", "zh_text": "变小之后,感觉水浪也变高,还要好好地生存。" }, { "id_line": 2430, "ja_text": "ハル 「大丈夫?」", "zh_text": "小春 「没事吧?」" }, { "id_line": 2431, "ja_text": "背後からハルが問うて来る。いたって普通で、疲れた様子など無い。", "zh_text": "小春的声音从背后传来。她还是普通没事一様,也没有疲劳的样子。" }, { "id_line": 2432, "ja_text": "こいつにとってはただの入浴だし、もともと長湯もするからなんてことないのだろう。", "zh_text": "对这家伙来说只是洗澡,本来平时也不会花这么长时间去洗澡和做这么多事吧。" }, { "id_line": 2433, "ja_text": "シュウ 「ん? ああ、ちょっとな…」", "zh_text": "修 「嗯?啊,有点的……」" }, { "id_line": 2434, "ja_text": "ハル 「もう上がる?」", "zh_text": "小春 「已经头晕了吗?」" }, { "id_line": 2435, "ja_text": "シュウ 「いやいや大丈夫だよ。気にすんな」", "zh_text": "修 「不不,没关系的。不用在意的」" }, { "id_line": 2436, "ja_text": "とは言ったもののこのままだとのぼせそうだ。", "zh_text": "说完这样的话之后,似乎真的有点头晕。" }, { "id_line": 2437, "ja_text": "コイツの入浴に付き合うとふやけるんじゃないかってくらいに長引くだろうし。", "zh_text": "还要陪这家伙入浴一段时间吧。" }, { "id_line": 2438, "ja_text": "かと言えここ出るというのもかっこ悪いような。", "zh_text": "说要出去的话好像不太好。" }, { "id_line": 2439, "ja_text": "さてどうしたものか。", "zh_text": "那么该怎么办呢。" }, { "id_line": 2440, "ja_text": "と、思っていると水中からハルの手が近づいてきた。", "zh_text": "我还在想要怎么办时,小春的手从水中靠近了。" }, { "id_line": 2441, "ja_text": "シュウ 「?」", "zh_text": "修 「?」" }, { "id_line": 2442, "ja_text": "俺が疑問符を浮かべていると、巨大なハルの指は俺の体をゆっくりと引き寄せていき、最後には胸の谷間に連れて行った。", "zh_text": "我头顶顶着一个大问号,小春巨大的手指把我的身体慢慢地拖到自己身边,最后在她胸部的山谷之间。" }, { "id_line": 2443, "ja_text": "ハル 「そこなら寄りかかれるし、大丈夫でしょ?」", "zh_text": "小春 「亲密一点靠在我身上的话,你不会这么累,没问题吧?」" }, { "id_line": 2444, "ja_text": "俺を連れてきたハルの手が離れていくと俺はそこに取り残された。", "zh_text": "小春的手柄我带到了乳沟就离开了,只有把我在留那里。" }, { "id_line": 2445, "ja_text": "背後にはハルの胸板。そして左右には、そんな胸板からどどんと飛び出る巨大な乳房。", "zh_text": "背后是小春的胸口。然后左右是跃然而出的巨大乳房。" }, { "id_line": 2446, "ja_text": "水面の高さは、乳首の高さくらい。つまりは乳房の半分ほど。俺の左右には、まるっこい乳房の湾曲した壁面が、俺を挟む壁のようにして存在していた。", "zh_text": "水面的高度大概到乳头的高度左右。也就是说是乳房的一半。我的左右,乳房圆润弯曲表面,对我来说就像墙壁一样存在。" }, { "id_line": 2447, "ja_text": "シュウ 「お、お前な…」", "zh_text": "修 「你、你的……」" }, { "id_line": 2448, "ja_text": "ハル 「いーの。でもあんまり触らないでよ?」", "zh_text": "小春 「可以哦。但太不要摸到我太多啊?」" }, { "id_line": 2449, "ja_text": "ハルがしゃべると俺の頭上にあるハルのあごが動いた。", "zh_text": "小春和我说话时,可以看到头上小春的下巴在动。" }, { "id_line": 2450, "ja_text": "巨大な妹の巨大な乳房の谷間にちょこんと置かれる俺。", "zh_text": "我被放在巨大的妹妹的巨大乳房的乳沟中间。" }, { "id_line": 2451, "ja_text": "そのあまりの存在の小ささと、気恥ずかしさと、気まずさに、俺は体をさらに縮こまらせた。", "zh_text": "我是太渺小的存在,我因为害羞,尴尬,而更加蜷缩身体。" }, { "id_line": 2452, "ja_text": "先ほども太ももに乗せられたりしてハルの体には触れていたわけだが、ここは胸の谷間だ。左右にある巨大な物体は乳房だ。太もも自体もレベルは高いが、ここは更に桁違いに高い。", "zh_text": "刚才被放在大腿时就已经和小春的身体接触了,不过这里是胸部的谷间。左右都是巨大的乳房。大腿本身也是高水准,但这是更高层次的级数。" }, { "id_line": 2453, "ja_text": "色々な意味で緊張していた。まさしくのぼせあがりそうだ。", "zh_text": "各种意义上都很紧张。己且好像要头昏眼花了。" }, { "id_line": 2454, "ja_text": "ハルの吐息が突風となって俺の正面、胸の谷間の前の湯気を散らしている。", "zh_text": "小春的气息成为强风吹驱散我的在乳沟间的热气。" }, { "id_line": 2455, "ja_text": "湯も温かいが、背後に感じるハルの胸板もとても温かい。", "zh_text": "热水很温暖,背后感受到小春的胸部也很温暖。" }, { "id_line": 2456, "ja_text": "湯で温まっているからだろう。", "zh_text": "胸部也很温暖应该是因为被热水暖和着吧。" }, { "id_line": 2457, "ja_text": "ただ、そのぬくもりこそが俺をドキドキさせる。", "zh_text": "只是,只有那样的温暖才让我心跳不已。" }, { "id_line": 2458, "ja_text": "と、不意にハルが、湯船に入ったときにやったように腕を伸ばした。", "zh_text": "突然,小春像进入澡盆的时一様伸出手臂。" }, { "id_line": 2459, "ja_text": "両手の指を絡ませて腕を体の前のほうに向かって伸ばしたのだ。", "zh_text": "双手的手指交叉缠着,手臂向身体前方伸展。" }, { "id_line": 2460, "ja_text": "すると前に伸ばしたその腕によって胸が寄せられ、谷間にいた俺はズンとぶつかりあった巨大な乳房の間に挟み込まれた。", "zh_text": "伸出手时而胸部夹起来了,在谷间的我被碰在一起的巨大乳房夹在中间。" }, { "id_line": 2461, "ja_text": "シュウ 「ぶ……!」", "zh_text": "修 「不……!」" }, { "id_line": 2462, "ja_text": "ハル 「ん~♪」", "zh_text": "小春 「嗯~♪」" }, { "id_line": 2463, "ja_text": "ハルが気持ちよさそうに体を伸ばしているのがわかる。", "zh_text": "小春伸展身体,似乎很舒服的样子。" }, { "id_line": 2464, "ja_text": "しかしその胸の谷間では、俺は挟み込んでくる乳房の間でギュウギュウと圧迫されていた。", "zh_text": "但是在胸部中间的我被夹起来乳房满满地压住。" }, { "id_line": 2465, "ja_text": "体は完全に乳房の肉の間に埋まっていた。柔らかくも弾力があり張りのある乳房は、挟み込んだ俺に指一本動かせないほどの圧力をかけてきた。", "zh_text": "身体完全陷进乳房的肉里。既柔软有弹性张力的乳房挟着我,压力压得我连一只手指都无法移动。" }, { "id_line": 2466, "ja_text": "息も出来ないほどの窮屈さ。", "zh_text": "压到连呼吸也很困难。" }, { "id_line": 2467, "ja_text": "シュウ 「ぐ……」", "zh_text": "修 「ぐ……」" }, { "id_line": 2468, "ja_text": "だが、同時に心が安らぐような心地よさを感じていた。", "zh_text": "但同时有一种心情平静的舒适感觉。" }, { "id_line": 2469, "ja_text": "ハルの乳房に完全に挟み込まれ、全身をみっちりと包まれている。", "zh_text": "完全被小春的乳房夹住,全身都充分地包裹着。" }, { "id_line": 2470, "ja_text": "この極限の窮屈さが、逆に、安心できた。", "zh_text": "在极限地束缚中,相反地我的心放下来了。" }, { "id_line": 2471, "ja_text": "全身をぬくもりに包まれている。全身にときめくトクントクンという心臓の鼓動が、まるで母の中に舞い戻ったかのような安らぎを与えてくれた。", "zh_text": "全身都被温暖所包围着。全身都感到咚咚的心跳,就好像回到母亲体内给予的安乐。" }, { "id_line": 2472, "ja_text": "潰れそうなほどの圧迫感なのに、それが気持ちよかった。", "zh_text": "受到那样崩溃的压迫感,然而却有耐人寻味的感觉。" }, { "id_line": 2473, "ja_text": "…。", "zh_text": "…" }, { "id_line": 2474, "ja_text": "俺はドMかよ。", "zh_text": "难道我是抖M吗。" }, { "id_line": 2475, "ja_text": "ハル 「ん? あっ、ゴメンお兄ちゃん!」", "zh_text": "小春 「嗯?啊,对不起哥哥!」" }, { "id_line": 2476, "ja_text": "自分の胸で俺を挟み潰していることに気づいたハルが慌てて腕を広げ、寄せていた胸を開放した。", "zh_text": "发到在自己胸部被夹击的我,小春慌忙张开手臂,把胸部放开。" }, { "id_line": 2477, "ja_text": "胸から開放された俺はその谷間の水面に浮いていた。", "zh_text": "从乳沟被开放之后,我无力地浮在水面。" }, { "id_line": 2478, "ja_text": "ハル 「だ、大丈夫?」", "zh_text": "小春 「啊,没事吧?」" }, { "id_line": 2479, "ja_text": "ハルが、谷間に浮かぶ俺を恐る恐る覗き込みながら訊いてくる。", "zh_text": "小春一边小心翼翼地覗在谷间浮着的我一边问出。" }, { "id_line": 2480, "ja_text": "シュウ 「……ああ…」", "zh_text": "修 「……啊啊……」" }, { "id_line": 2481, "ja_text": "俺は答えていた。", "zh_text": "我回答。" }, { "id_line": 2482, "ja_text": "別に、苦しくて動けなくなったわけじゃない。", "zh_text": "不是痛苦得不能动了。" }, { "id_line": 2483, "ja_text": "ただ、あの心地よさの余韻に浸っていたかった。", "zh_text": "只是沉浸在那个愉快的余音当中。" }, { "id_line": 2484, "ja_text": "心の底から安らげるあの場所を、気持ちが求めていた。", "zh_text": "从内心深处想要寻求着能回到那个安乐的地方。" }, { "id_line": 2485, "ja_text": "俺は浮いていた状態から体を起こした。", "zh_text": "我从漂浮着的状态直起身体。" }, { "id_line": 2486, "ja_text": "シュウ 「……なぁハル」", "zh_text": "修 「……小春」" }, { "id_line": 2487, "ja_text": "ハル 「な、なに?」", "zh_text": "小春 「是的,有什么事吗?」" }, { "id_line": 2488, "ja_text": "シュウ 「…た、頼みが、あるんだが…」", "zh_text": "修 「拜托了……」" }, { "id_line": 2489, "ja_text": "上から覗き込んでくるハルの視線から目を背けるように、赤くなった顔を逸らしながら、俺は言った。", "zh_text": "我偷偷向上看了看小春的视线,一边移开红红的脸一边说。" }, { "id_line": 2490, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2491, "ja_text": "ハル 「こ、こんな感じ…?」", "zh_text": "小春 「这,这样的感觉吗……?」" }, { "id_line": 2492, "ja_text": "シュウ 「あ、ああ…」", "zh_text": "修 「啊,啊……」" }, { "id_line": 2493, "ja_text": "顔を赤くしながらハルは、自分の胸の谷間を見下ろしながら訊いていた。", "zh_text": "红着脸的小春俯视自己的胸部问。" }, { "id_line": 2494, "ja_text": "胸を外側から手で押してくっつけている。", "zh_text": "手从外侧推着胸部。" }, { "id_line": 2495, "ja_text": "その間に、俺はいた。", "zh_text": "而我就在中间。" }, { "id_line": 2496, "ja_text": "再び、ハルの胸の谷間に体を挟み込まれていた。", "zh_text": "小春的胸部再次把我的身体挟住。" }, { "id_line": 2497, "ja_text": "しかし今度は偶然ではなく、俺が自分の意思でハルに頼んでの事である。", "zh_text": "但是这次不是偶然,而是我自愿拜托小春。" }, { "id_line": 2498, "ja_text": "互いに、現状をしっかり理解しての事だった。", "zh_text": "互相都能好好地理解对方的状况。" }, { "id_line": 2499, "ja_text": "ハル 「あ、あはは、なんでわたしこんなことやってるんだろ…」", "zh_text": "小春 「啊,那个,为什么要我做这种事呢……」" }, { "id_line": 2500, "ja_text": "顔を赤くしたハルは、胸の間に俺を挟みこみながら苦笑していた。", "zh_text": "红着脸的小春一边苦笑一边向在胸部间夹着的我问。" }, { "id_line": 2501, "ja_text": "シュウ 「すまん…」", "zh_text": "修 「抱歉……」" }, { "id_line": 2502, "ja_text": "ハル 「ま、まぁその、たまには、ね…」", "zh_text": "小春 「恩,暂且那个,偶尔,那个……」" }, { "id_line": 2503, "ja_text": "胸の谷間から頭だけ出す俺。", "zh_text": "被夹在胸部的我只有头伸了出来。" }, { "id_line": 2504, "ja_text": "それ以外の部分はまたハルの乳房の間にみっちり挟まれている。", "zh_text": "除此以外的部分都被小春的乳房充分夹着。" }, { "id_line": 2505, "ja_text": "ただ、その圧力はさきほどよりも随分と加減されていた。", "zh_text": "只是,压力和刚才有被调过。" }, { "id_line": 2506, "ja_text": "やさしく抱かれるが如き心地よさ。", "zh_text": "被温柔拥抱的心情。" }, { "id_line": 2507, "ja_text": "あまりの温かさに心がとろけていくようだ。", "zh_text": "温暖持续融化我的心。" }, { "id_line": 2508, "ja_text": "ハル 「これが気持ちいいの?」", "zh_text": "小春 「这很舒服吗?」" }, { "id_line": 2509, "ja_text": "ハルは谷間から顔だけを出す俺を見下ろしながら言った。", "zh_text": "小春看着只有从乳沟露出脸的我说。" }, { "id_line": 2510, "ja_text": "自分の胸の間にほぼ全身を埋めてしまっている兄の姿はあまりにも滑稽で、とてもかわいらしかった。", "zh_text": "把哥哥全身都几乎埋在自己胸部之间的样子太滑稽了,同时也非常可爱。" }, { "id_line": 2511, "ja_text": "ハル 「お兄ちゃんを胸の谷間に挟んでるなんてへんな感じ。でも、ちょっと楽しいかも」", "zh_text": "小春 「把哥哥挟在胸部有一种怪异的感觉。但是,也有点开心」" }, { "id_line": 2512, "ja_text": "自分の胸の谷間から顔だけをちょこんと出す俺を見下ろしハルは笑った。", "zh_text": "小春俯视着只有突出脸自己胸部的我笑了。" }, { "id_line": 2513, "ja_text": "その顔があまりにも気持ちよさ気なとろんとしたものだったからだ。", "zh_text": "那个脸是因为舒适而睡眼惺忪的表情。" }, { "id_line": 2514, "ja_text": "このまま眠ってしまうのでないかとハルは思っていた。", "zh_text": "小春想就这样睡着了吗。" }, { "id_line": 2515, "ja_text": "実際に俺は眠ってしまいそうだった。", "zh_text": "实际上我真的睡着了。" }, { "id_line": 2516, "ja_text": "人肌のぬくもり。心地よい弾力。あまりの心地よさに頭がボーっとしてきた。", "zh_text": "肌肤的温暖。和舒适弹性。意识在过度的愉快中消失。" }, { "id_line": 2517, "ja_text": "ハルの胸に挟まれることが、こんなにもリラックス効果があったなんて。", "zh_text": "被小春的胸夹住也能有这么放松的效果存在。" }, { "id_line": 2518, "ja_text": "水に浸かる普通の入浴以外に、岩盤浴、森林浴など様々な『入浴』があるが、今後これを『乳浴』と名づけることにしよう。", "zh_text": "除了普通的入浴以外,有岩盘浴,森林浴等各种各样的『入浴』,从今以后取名为『乳浴』吧。" }, { "id_line": 2519, "ja_text": "…。", "zh_text": "…" }, { "id_line": 2520, "ja_text": "上手くないな。", "zh_text": "我不擅长这种事呀。" }, { "id_line": 2521, "ja_text": "そんなどうでもいいことを考えるくらいにまどろんでいた。", "zh_text": "我停止考虑那种无关紧要的事。" }, { "id_line": 2522, "ja_text": "が、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 2523, "ja_text": "ハル 「これっておっぱいを動かしてあげたほうが気持ちよかったりするのかな?」", "zh_text": "小春 「胸部这様动起来会更舒服吗?」" }, { "id_line": 2524, "ja_text": "ハルは兄を挟む胸を掴んでいる手を動かし始めた。", "zh_text": "小春开始用手转动把夹住哥哥的胸部。" }, { "id_line": 2525, "ja_text": "俺は、自分を挟みこむ巨大な乳房がズリズリとこすれあい始めるのを感じた。", "zh_text": "我的身体和把我夹在中间的巨大的乳房开始互相摩擦。" }, { "id_line": 2526, "ja_text": "シュウ 「うぉ!?」", "zh_text": "修 「阿!?」" }, { "id_line": 2527, "ja_text": "横を向いて挟まれている俺は、背中側を右の乳房に腹側を左の乳房にこすられた。", "zh_text": "双乳横着把我夹起住,右乳摩擦着背部,左乳擦着腹部。" }, { "id_line": 2528, "ja_text": "柔らかくて張りのある乳房に、全身をこすられていた。", "zh_text": "全身被柔软有张力的乳房揉动。" }, { "id_line": 2529, "ja_text": "全身を、パイズリされ始めたのだ。", "zh_text": "全身都被乳交。" }, { "id_line": 2530, "ja_text": "もちろん、股間もである。", "zh_text": "当然胯间也是。" }, { "id_line": 2531, "ja_text": "体の前面をこすっているハルの左の乳房の肌に、俺は股間をこすりつけている形だった。", "zh_text": "我的胯间正在摩擦着小春左乳内则那特别柔软的肌肤。" }, { "id_line": 2532, "ja_text": "モノの先端が、乳房の壁面にズリズリと勢いよくこすられている。", "zh_text": "我胯间的顶端被压在乳房的表面摩擦。" }, { "id_line": 2533, "ja_text": "非常に甘美な刺激だったが、非常にヤバイ状態だった。", "zh_text": "非常甜美的刺激,也是非常糟糕的状态。" }, { "id_line": 2534, "ja_text": "シュウ 「は、ハル…! やめ……んぐ!」", "zh_text": "修 「小春…!停下来……立即!」" }, { "id_line": 2535, "ja_text": "ハルを止めようとしたが股間への刺激が気持ちよすぎて言葉が途切れてしまう。", "zh_text": "被小春包里住的胯间受到太舒服的刺激,连话也说不清楚了。" }, { "id_line": 2536, "ja_text": "俺の分身、ちんぽはすでに発射体勢に入ってしまった。", "zh_text": "我的分身已经进入了发射姿势。" }, { "id_line": 2537, "ja_text": "ハル 「どう? お兄ちゃん」", "zh_text": "小春 「怎么样?哥哥」" }, { "id_line": 2538, "ja_text": "ハルが無邪気な顔で俺を見下ろしてくる。", "zh_text": "小春无邪的面孔俯视着我。" }, { "id_line": 2539, "ja_text": "罪悪感が募った。", "zh_text": "罪恶感慢慢上增加。" }, { "id_line": 2540, "ja_text": "しかし俺はついにその刺激に陥落して絶頂を迎えてしまった。", "zh_text": "但是,我终于在这种绝顶的刺激沦陷,迎来了高潮。" }, { "id_line": 2541, "ja_text": "シュウ 「うっ…」", "zh_text": "修 「嗯……」" }, { "id_line": 2542, "ja_text": "自身の股間からそれが迸るのを感じる。", "zh_text": "我感到从自己的胯间迸出的感觉。" }, { "id_line": 2543, "ja_text": "妹の胸にパイズリされて、胸にぶっかけてしまったのだ。", "zh_text": "被妹妹的胸部乳交,我在胸部之间射了出来。" }, { "id_line": 2544, "ja_text": "冷め行く興奮とは逆に、罪悪感が膨れ上がっていった。", "zh_text": "兴奋凉去之后,相反,罪恶感开始膨胀。" }, { "id_line": 2545, "ja_text": "だが、ハルは俺が逝ったにも関わらず手を動かし続けた。", "zh_text": "但是小春在我去了之后还是没有停手。" }, { "id_line": 2546, "ja_text": "気づいていないのか。とにかく俺は、自分の出したモノですべりがよくなった乳房の肌に更にモノをこすり続けさせられた。", "zh_text": "是没有注意到吗?比我自己提出的要求还要超过,总之我只好被乳房的肌肤继续擦下去。" }, { "id_line": 2547, "ja_text": "罪悪感など感じる余裕が無いほどの快感が再び押し寄せてきた。", "zh_text": "连感觉罪恶感的时间也没有,快感又再次涌上来。" }, { "id_line": 2548, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2549, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2550, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2551, "ja_text": "リビング。", "zh_text": "客厅。" }, { "id_line": 2552, "ja_text": "ハル 「あはは、ちょっとやりすぎちゃったかな…」", "zh_text": "小春 「哈哈,有点太过分了吗……」" }, { "id_line": 2553, "ja_text": "パジャマに着替えたハルは苦笑しながら手のひらの上で横たわる俺を見下ろし言った。", "zh_text": "换上睡衣的小春苦笑地看着躺在手掌上的我说。" }, { "id_line": 2554, "ja_text": "ハルの手のひらの上に大の字になる俺。精魂尽き果てていた。あのあと何回逝かされたかわからない。完全に搾りつくされていた。", "zh_text": "在小春手掌上大字躺着的我。精魂殆尽。那之后又去了几次。完全榨干满了。" }, { "id_line": 2555, "ja_text": "ちなみに俺もパジャマを着ている。", "zh_text": "顺便说一下,我也是穿着睡衣。" }, { "id_line": 2556, "ja_text": "こんなものは用意できているのに、なぜ元に戻るアイテムが用意されていないのか。", "zh_text": "这样的东西已经一早准备好了,是为了无法回到原夹大小而准备的吗?" }, { "id_line": 2557, "ja_text": "とにかく、ハルの手のひらの上でしおしおにやつれている俺。", "zh_text": "总之,在小春的手掌上的我无精打彩。" }, { "id_line": 2558, "ja_text": "シュウ 「最早 指も動かせん…」", "zh_text": "修 「已经手指也动不了……」" }, { "id_line": 2559, "ja_text": "ハル 「んー、じゃあ今日はもう寝ちゃおうか。明日になればアスカさんも元に戻れるようにしてくれるみたいだし」", "zh_text": "小春 「恩,那么今天先睡吧。到了明天,明日香也会把回复到原来的大小。」" }, { "id_line": 2560, "ja_text": "言ってハルは俺を手のひらに乗せたまま立ち上がり、自分の部屋へと向かった。", "zh_text": "小春把我放在手掌上,向自己的房间走去。" }, { "id_line": 2561, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2562, "ja_text": "ハルの部屋。", "zh_text": "小春的房间。" }, { "id_line": 2563, "ja_text": "ベッドに横になるハルと、その顔の横で同じように寝転がる俺。", "zh_text": "躺在床上小春和在她的脸旁边躺下的我。" }, { "id_line": 2564, "ja_text": "シュウ 「いや、流石に寝るときくらい一人でも大丈夫だと思うが…」", "zh_text": "修 「不,我认为睡觉的时候一个人也没关系吧……」" }, { "id_line": 2565, "ja_text": "ハル 「で、でも、お兄ちゃんを動けなくしちゃったのはわたしだし…。それに、久しぶりに一緒に寝るのもいいんじゃない? こんなことにでもなってないと出来ないんだしね」", "zh_text": "小春 「不过,哥哥不能动了也是因为我…而且,就当成久违的一起睡觉好吗?这样的事在长大后也变得不能这様做了呢。」" }, { "id_line": 2566, "ja_text": "こちらを向いて寝転がっているハルが手の指を使って俺の胸をトン トンと優しくつついた。", "zh_text": "面向这边躺着的小春用手指在我的胸口温柔地吨了吨。" }, { "id_line": 2567, "ja_text": "まるで、母が子を寝かしつけるような仕草だ。", "zh_text": "彷佛是母亲在孩子睡觉前会做的动作。" }, { "id_line": 2568, "ja_text": "まぁ、俺が動けなくなるほどに憔悴したのは、まず俺がヘンなことを頼んだからなんだが。", "zh_text": "嗯,我之所以如此憔悴不能动是首先我拜托了奇怪的事情啊。" }, { "id_line": 2569, "ja_text": "賢者タイムすらも過ぎ去った今となってはいったいなんであんなことを頼んだのか。", "zh_text": "贤者时间都过去了,如今还在想到底为什么会拜托这种事呢。" }, { "id_line": 2570, "ja_text": "あまりに恥ずかしくていっそ更に縮めて欲しいくらいだ。", "zh_text": "太害羞了,索性想要缩得更加小。" }, { "id_line": 2571, "ja_text": "電気が消され暗い部屋の中も、目が慣れてくるとそれなりみものが見える。", "zh_text": "在灯光消失的黑暗房间里,眼睛慢慢习惯了而看得见彼此。" }, { "id_line": 2572, "ja_text": "ハルは、顔の横で寝転がる俺を見下ろして笑っていた。俺も自分の横にあるハルの巨大な顔を見上げていた。", "zh_text": "小春的脸对着旁边躺下的我笑了。我也仰视着在自己的旁边小春巨大的脸。" }, { "id_line": 2573, "ja_text": "こうして一緒の布団で眠るなど久しぶりの事だ。", "zh_text": "就这样在一张被子睡是已经久违的事了。" }, { "id_line": 2574, "ja_text": "もっとも今は夏なので互いに布団などかぶっていないのだが風邪を引くことも無いだろう。", "zh_text": "不过,现在是夏天,所以大家没有盖被子也不太会感冒的吧。" }, { "id_line": 2575, "ja_text": "ハル 「おやすみ、お兄ちゃん」", "zh_text": "小春 「晚安,哥哥」" }, { "id_line": 2576, "ja_text": "シュウ 「ああ、おやすみ」", "zh_text": "修 「哦,晚安」" }, { "id_line": 2577, "ja_text": "挨拶を交わして、互いに眠りに落ちてゆく。", "zh_text": "彼此说了晚安之后,互相坠落在睡眠当中。" }, { "id_line": 2578, "ja_text": "俺はまぶたを閉じて、意識が闇に溶けてゆくのを待った。", "zh_text": "我闭上了双眼,意识在黑暗中融化。" }, { "id_line": 2579, "ja_text": "アスカのせいでどうなるかと思った一日も、終わってみれば平和なものだった。", "zh_text": "我以为会因为明日香的原因而搅得一团糟的一天过去,这一天非常和平。" }, { "id_line": 2580, "ja_text": "誤算があるとすれば、ハルの寝相が悪かったことだ。", "zh_text": "有什么失算的话,就是小春睡相不好这件事。" }, { "id_line": 2581, "ja_text": "ハル 「ん~…」", "zh_text": "小春 「嗯~…」" }, { "id_line": 2582, "ja_text": "ハルが艶かしい寝息と共に寝返りを打ったとき、", "zh_text": "小春发出娇艳的鼾声时翻了过身," }, { "id_line": 2583, "ja_text": "ズバァン!", "zh_text": "ズバァン!" }, { "id_line": 2584, "ja_text": "シュウ 「ぐっは…!」", "zh_text": "修 「噢……!」" }, { "id_line": 2585, "ja_text": "体と同時に回転してきた巨大な手のひらが俺に叩きつけられた。", "zh_text": "在转身的同时,巨大的手掌打在我身上。" }, { "id_line": 2586, "ja_text": "一気に目が覚める俺。", "zh_text": "我一下子醒过来。" }, { "id_line": 2587, "ja_text": "だが何が起きているのか理解する前に、俺に叩きつけられた手は握られ始め、俺はその手の中に捕まってしまう。", "zh_text": "但是在理解发生了什么之前,打在我身上的手开始握起来,我被这只手捉住了。" }, { "id_line": 2588, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 2589, "ja_text": "メキメキメキメキ…!", "zh_text": "メキメキメキメキ…!" }, { "id_line": 2590, "ja_text": "思い切り握り締められた。", "zh_text": "尽情地被握紧。" }, { "id_line": 2591, "ja_text": "まさに握り潰されてしまうような圧力が俺の全身を包み込んでいたのだ。", "zh_text": "像要把我捏碎的压力把我全身包进去。" }, { "id_line": 2592, "ja_text": "眠っているせいで遠慮が無い。眠っているせいでとめることも出来ない。", "zh_text": "因为睡着的原因而没有防避。也因为睡着的缘故,也无法挡住。" }, { "id_line": 2593, "ja_text": "俺がどんなに悲鳴を上げても、ハルが起きる気配は無かった。", "zh_text": "我无论怎么发出哀鸣声,小春还是什么都没有发生的样子。" }, { "id_line": 2594, "ja_text": "そのままハルが今度は反対方向へ寝返りを打つ。その途中で、俺を握っていた手は開かれ、俺は思い切り投げ飛ばされてしまった。", "zh_text": "就这样,小春再次翻身。握着我的手在中途中打开了,我被用力地猛扔出去。" }, { "id_line": 2595, "ja_text": "その先が窓で、そこにカーテンがかかっていなければ、俺は窓ガラスに叩きつけられて酷いことになっていただろう。", "zh_text": "前方就是窗户,如果那里没有挂着窗帘的话,我会被摔在玻璃上摔得很厉害吧。" }, { "id_line": 2596, "ja_text": "カーテンにバシンと叩きつけられた俺はその反動でやや跳ね返りベッドの上で仰向けになっているハルの、パジャマをはだけた胸元へと落下した。", "zh_text": "窗帘把我反弹回去,我掉进了床上平躺着的小春的睡衣敞开的胸口。" }, { "id_line": 2597, "ja_text": "風呂場でも挟まれた二つの巨大な乳房が、俺の左右に小山のようにこんもりと盛り上がっている。", "zh_text": "就像在浴室时一様,我在两个如小山般巨大厚重而温热的乳房中间。" }, { "id_line": 2598, "ja_text": "そしてまたハルが寝返りをうち、俺はその乳房の間に挟みこまれた。", "zh_text": "这时,小春翻了翻身,我就这様被压在乳房中间。" }, { "id_line": 2599, "ja_text": "シュウ 「ぐぅ…!」", "zh_text": "修 「ぐぅ……!」" }, { "id_line": 2600, "ja_text": "乳房と乳房の間。右側に寝転がったハル、その右の乳房を下敷きに、左の乳房がのしかかってきていた。", "zh_text": "在乳房和乳房之间。小春向右边翻滚,右乳垫在身下,而左乳压了上来。" }, { "id_line": 2601, "ja_text": "ひとつ5t以上もの重さのあるものが、俺に遠慮なくのしかかる。", "zh_text": "一个5吨以上的东西,毫不客气压在我的身上。" }, { "id_line": 2602, "ja_text": "更にそのままもう四半回転しうつ伏せになるハル。すると俺を挟んでいる乳房に更に体重が乗って俺を本気で潰しに掛かってきた。", "zh_text": "小春更直接趴转身来。于是被夹住乳房再加上体重差点真的把我压溃了。" }, { "id_line": 2603, "ja_text": "そのあとも足の下にズシンと踏みつけてきたり、髪の毛に絡みつかれてしまったり、寝返りの際の裏拳を直撃させられた。", "zh_text": "那之后有被咕咚地踩在脚下,被头发缠上,翻身的时的拳头背面的直击。" }, { "id_line": 2604, "ja_text": "うつ伏せになったハルの顔の下敷きになりほっぺと枕の間に挟みこまれてしまったかと思えばそのあと上半身を咥えられてしまった。", "zh_text": "又或者被垫在趴转的小春的脸蛋和枕头之间夹起来,之后更把我的上半身吸进去口腔。" }, { "id_line": 2605, "ja_text": "顔を巨大な舌でベロリと舐められ、腰の辺りを前歯で噛まれ巨大な歯跡を残された。", "zh_text": "脸上被巨大的舌头的舌头慢慢的舐,门牙在腰的四周围留下巨大的牙齿咬痕。" }, { "id_line": 2606, "ja_text": "こいつが体を動かすたびに俺は酷い目にあった。", "zh_text": "这家伙身体一动,我就会有更新更出奇的恐怖体验。" }, { "id_line": 2607, "ja_text": "つーか寝相悪すぎだろ…。", "zh_text": "话说她的睡相也太坏了吧…" }, { "id_line": 2608, "ja_text": "俺は広大なベッドの上を、そこで眠る巨大な妹から逃げ回っていた。", "zh_text": "我开始在广阔的床上避开睡着的巨大的妹妹。" }, { "id_line": 2609, "ja_text": "ハルの何かが次々と襲ってくる。", "zh_text": "小春的攻势相继袭来。" }, { "id_line": 2610, "ja_text": "それらから逃げ回りながら俺はさきほどの考えがあまかったことを理解していた。", "zh_text": "一边乱窜一边回想起我刚才的想法。" }, { "id_line": 2611, "ja_text": "終わってみれば平和。それは間違いだった。", "zh_text": "试着要和平结束。真是一个天大的错误。" }, { "id_line": 2612, "ja_text": "まだ終わってなどいない。これから地獄が始まるのだ。", "zh_text": "不单止还没有结束。还是地狱的开始。" }, { "id_line": 2613, "ja_text": "俺に向かって落ちてくる巨大な足を見上げながら、俺は悲鳴を上げた。", "zh_text": "当我看到向落下的巨大的脚时,我放声惨叫。" }, { "id_line": 2614, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2615, "ja_text": "翌朝。", "zh_text": "第二天早上。" }, { "id_line": 2616, "ja_text": "ハル 「ふぁ~…」", "zh_text": "小春 「ふぁ~…」" }, { "id_line": 2617, "ja_text": "目を覚ましたハルはベッドの上にペタンと座った格好のまま大きく伸びをする。", "zh_text": "醒来的小春在床上坐了起来伸展身体。" }, { "id_line": 2618, "ja_text": "ハル 「おはようお兄ちゃん…」", "zh_text": "小春 「早上好哥哥……」" }, { "id_line": 2619, "ja_text": "目をこすりながら寝る前に兄のいた場所を見下ろす。", "zh_text": "一边揉眼睛一边看着睡觉前哥哥的所在方。" }, { "id_line": 2620, "ja_text": "しかしそこに兄の姿は無い。", "zh_text": "但是那里没有哥哥的身影。" }, { "id_line": 2621, "ja_text": "ハル 「あれ?」", "zh_text": "小春 「咦?」" }, { "id_line": 2622, "ja_text": "ハルは周囲を探した。", "zh_text": "小春四下查找。" }, { "id_line": 2623, "ja_text": "枕元にはいない。手元にはいない。足元にもいない。", "zh_text": "枕边没有。也没有拿在手上。脚下也没有。" }, { "id_line": 2624, "ja_text": "どこにいったのだろう。", "zh_text": "去哪里了呢。" }, { "id_line": 2625, "ja_text": "と、思っていると、そこに何かの存在を感じハッとするハル。", "zh_text": "感觉到有什么存在的小春突然恍然大悟。" }, { "id_line": 2626, "ja_text": "自分の、お尻の下に。", "zh_text": "在自己的屁股下。" }, { "id_line": 2627, "ja_text": "恐る恐る自分のお尻の方を覗き込んだハルの目に飛び込んできたものは…。", "zh_text": "小春战战兢兢地自己往自己的屁股偷看了一眼,进入到眼帘的物体是…" }, { "id_line": 2628, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2629, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2630, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2631, "ja_text": "アスカ 「おはー。元の大きさに戻る道具が出来たーーー……んだけど、なんでそんなことになってんの?」", "zh_text": "明日香 「哈。是回到原来的大小的———工具……不过,为什么会变成这样?」" }, { "id_line": 2632, "ja_text": "玄関前。", "zh_text": "在大门前。" }, { "id_line": 2633, "ja_text": "元の大きさに戻るための道具を持ってきたアスカは、バツが悪そうに苦笑するハルと、その指先に摘まれた、ペラッペラの俺を見て首をかしげた。", "zh_text": "拿来回到原来的大小用具的明日香看着在苦笑的小春,在她的手上,看到被指尖摘住的我正歪着头。" }, { "id_line": 2634, "ja_text": "おわり", "zh_text": "おわり" }, { "id_line": 2635, "ja_text": "おまけ", "zh_text": "附录" }, { "id_line": 2636, "ja_text": "風呂場。", "zh_text": "浴室。" }, { "id_line": 2637, "ja_text": "シュウ 「…」", "zh_text": "修 「…」" }, { "id_line": 2638, "ja_text": "ハル 「…」", "zh_text": "小春 「…」" }, { "id_line": 2639, "ja_text": "アスカ 「はぁーいい湯だわ~…」", "zh_text": "明日香 「啊啊~…好舒服的热水」" }, { "id_line": 2640, "ja_text": "俺とハルがジト目で見る横で、当たり前のように一緒に湯に浸かっているアスカ。", "zh_text": "在我和小春斜眼看着旁边,明日香理所当然地一起泡在热水里。" }, { "id_line": 2641, "ja_text": "シュウ 「いやいや、何 当然のようにウチの風呂に入ってんだよ」", "zh_text": "修 「不,不,不,什么呀,理所当然地进到我们的澡盆啊。」" }, { "id_line": 2642, "ja_text": "アスカ 「固いこと言いっこなし~、昔は一緒に入ったじゃない」", "zh_text": "明日香 「不要说得这么绝呀,我们以前也是一起洗澡的吧」" }, { "id_line": 2643, "ja_text": "シュウ 「いつの話だ」", "zh_text": "修 「小时候的事了。」" }, { "id_line": 2644, "ja_text": "俺はため息をついた。", "zh_text": "我叹了一口气。" }, { "id_line": 2645, "ja_text": "ちなみに俺は1/20サイズ。同じく湯に浸かるハルの胸の前で浮いている。", "zh_text": "顺便说一句,我现在是1 / 20的大小泡在热水里浮在小春的胸前。" }, { "id_line": 2646, "ja_text": "つまり俺は妹と幼馴染の間に挟まれて一緒に風呂に入っているわけだ。", "zh_text": "也就是说,我被夹在妹妹和幼驯染中间一起洗澡。" }, { "id_line": 2647, "ja_text": "如何に気心の知れた仲とは言え、流石に目のやり場に困る。", "zh_text": "无论是怎样的知心朋友,也是会因为不知道把眼睛放到什么地方而烦恼。" }, { "id_line": 2648, "ja_text": "そんなとき、", "zh_text": "这时," }, { "id_line": 2649, "ja_text": "アスカ 「ん~…!」", "zh_text": "明日香 「嗯~…!」" }, { "id_line": 2650, "ja_text": "アスカが気持ちよさそーに体をぐぐっと伸ばした。", "zh_text": "明日香舒适地伸展着身体。" }, { "id_line": 2651, "ja_text": "腕を上に伸ばし、背伸びするように背筋を伸ばす。", "zh_text": "手腕向上伸展,跷起脚,伸直脊梁。" }, { "id_line": 2652, "ja_text": "すると、", "zh_text": "之后," }, { "id_line": 2653, "ja_text": "ザバァァァァァアアアアアアアアアア!!", "zh_text": "ザバァァァァァアアアアアアアアアア!!" }, { "id_line": 2654, "ja_text": "大量の湯を押しのけて巨大な乳房が浮上してきた。", "zh_text": "大量的水被浮出水面的巨大乳房推开。" }, { "id_line": 2655, "ja_text": "まるで潜水艦の浮上である。", "zh_text": "就像潜艇上浮一様。" }, { "id_line": 2656, "ja_text": "巨乳であるハルよりも更に大きなアスカの胸。", "zh_text": "明日香的胸部比巨乳的小春更大。" }, { "id_line": 2657, "ja_text": "ハルが91cmであるに対しアスカは96cmにもなる。", "zh_text": "小春91cm对明日香96cm。" }, { "id_line": 2658, "ja_text": "今の俺から見るそれは、最早 天然の山みたいなものだった。", "zh_text": "现在的我来看,就像天然的山一样。" }, { "id_line": 2659, "ja_text": "凄まじい大きさの乳房が急浮上してきたことで湯はうねりを上げて渦を巻き水面を大きく波立たせた。", "zh_text": "可怕大小的乳房突然浮起,在热水中卷起旋涡和在水面掀起大浪。" }, { "id_line": 2660, "ja_text": "大波が俺に遅いかかる。", "zh_text": "浪涛慢慢向我逼近。" }, { "id_line": 2661, "ja_text": "シュウ 「がぼ…っ!」", "zh_text": "修 「阿…!」" }, { "id_line": 2662, "ja_text": "アスカがちょっと乳房を動かしただけで巻き起こる波に大きく翻弄される俺があまりにも情けなかった。", "zh_text": "明日香稍微动了摇动乳房就掀起的波浪翻弄了小得可怜的我。" }, { "id_line": 2663, "ja_text": "ハル 「あのアスカさん、もうちょっと気をつけてくれないとお兄ちゃんが溺れちゃうんですけど…」", "zh_text": "小春 「那个明日香,稍微注意下,要不然哥哥会溺水的……」" }, { "id_line": 2664, "ja_text": "アスカ 「あ、ゴメンゴメン」", "zh_text": "明日香 「啊,对不起对不起」" }, { "id_line": 2665, "ja_text": "苦笑しながら頭を掻くアスカ。", "zh_text": "明日香一边苦笑着一边挠头。" }, { "id_line": 2666, "ja_text": "アスカ 「いやーしっかしよっく小さくなったもんだねー」", "zh_text": "明日香 「啊,但是也是因为你太小了啊」" }, { "id_line": 2667, "ja_text": "お前が縮めたんだろ。と思う俺である。", "zh_text": "就是你把我缩小了吧。我在心里暗暗想道。" }, { "id_line": 2668, "ja_text": "などと思っていると突如真下から浮上してきた巨大な手によって俺は救い上げられてしまった。", "zh_text": "等我还没有回过神来,巨大的手突然从下面出现了把我捞起。" }, { "id_line": 2669, "ja_text": "ザバァァァ! 大量の湯が指の間を抜けて落ちてゆく。", "zh_text": "哗啦!大量的水穿过手指间落下。" }, { "id_line": 2670, "ja_text": "俺だけが手のひらの上に取り残された。", "zh_text": "只有我留在手掌上。" }, { "id_line": 2671, "ja_text": "手のひらに乗せた俺を顔の前に持っていって観察するアスカ。", "zh_text": "明日香把放在手掌上的我带到脸前观察。" }, { "id_line": 2672, "ja_text": "俺は思わず股間を隠した。なぜなら今は全裸なのだから。", "zh_text": "我禁不住隐藏起胯间。因为我现在是全裸的。" }, { "id_line": 2673, "ja_text": "しかしアスカはそれを気にした風もなく、俺の体をいたるところからマジマジと見つめてくる。", "zh_text": "但是,明日香也没有很在意,目不转睛地凝视着我的身体的各个部位。" }, { "id_line": 2674, "ja_text": "巨大な目が、それも幼馴染の女の子がこうも見つめてくると、否応無く分身が反応してしまう。", "zh_text": "被幼驯染女生巨大的眼睛样凝视着我,不管我愿意不愿意,分身也作出了反应。" }, { "id_line": 2675, "ja_text": "アスカ 「ふむふむ、どこにも異常は無いみたいね。計算どおり。サイズも寸法どおりだし」", "zh_text": "明日香 「哼嗯,哪里也好像没有异常。按照计算。尺寸也有按比例。」" }, { "id_line": 2676, "ja_text": "などと言いながらアスカが俺の体を巨大な指でつついてくる。", "zh_text": "明日香用巨大的手指在我的身体上捅来捅去。" }, { "id_line": 2677, "ja_text": "頭を撫でられ、胸を触られ、背中をくすぐられた。", "zh_text": "头被摸了,胸被摸了,背被胳肢了。" }, { "id_line": 2678, "ja_text": "その巨大な指が、両手で隠している股間にまで伸びてきたので。", "zh_text": "那巨大的手指一直伸到用双手藏起来的胯间。" }, { "id_line": 2679, "ja_text": "シュウ 「や、やめろ!」", "zh_text": "修 「住手!」" }, { "id_line": 2680, "ja_text": "俺は慌てて指を払いのけた。", "zh_text": "我惊慌地推开了手指。" }, { "id_line": 2681, "ja_text": "が、そのせいで大きくバランスを崩し、アスカの手のひらから落ちてしまった。", "zh_text": "但是,由于那个原因而失去平衡,从明日香的手掌滑落下来。" }, { "id_line": 2682, "ja_text": "シュウ 「うわ!」", "zh_text": "修 「哇!」" }, { "id_line": 2683, "ja_text": "アスカ 「あ」", "zh_text": "明日香 「啊」" }, { "id_line": 2684, "ja_text": "手のひらから落下した俺。", "zh_text": "我从手心掉了下来。" }, { "id_line": 2685, "ja_text": "その後、アスカの胸でボヨンとバウンドして湯に飛び込む。", "zh_text": "之后,撞在明日香的胸部再被弹进热水。" }, { "id_line": 2686, "ja_text": "シュウ 「ぷはっ! いい加減に…!」", "zh_text": "修 「啊!给我小……!」" }, { "id_line": 2687, "ja_text": "水面に顔を出した俺はアスカを振り返り文句を言おうとしたが、俺の前に浮かぶ、二つの超巨大乳房のあまりの迫力に言葉に詰まった。", "zh_text": "头露出水面的我向明日香抱怨道,但我被眼前浮现的两个超巨大乳房的魄力堵住了话语。" }, { "id_line": 2688, "ja_text": "まるで鯨か何かがそこにいるかのような、突っ込んでくるかのような迫力がある。", "zh_text": "就像鲸鱼在那里一様的魄力。" }, { "id_line": 2689, "ja_text": "巨大な乳房は、ただあるだけで畏怖の存在だった。", "zh_text": "巨大的乳房只是令我恐惧的存在。" }, { "id_line": 2690, "ja_text": "同時に、とてつもなく巨大なその乳房はとてつもなく魅力的な存在でもあった。", "zh_text": "同时,出奇巨大的乳房有令人难以置信的魅力存在。" }, { "id_line": 2691, "ja_text": "男の憧れとも言える存在が、到底手に負えない大きさで、そして当たり前のようにむき出しになって存在している。", "zh_text": "也可以说男性憧憬的存在,无论如何也无不能背负的大小,然后又理所当然地赤裸的存在。" }, { "id_line": 2692, "ja_text": "湯船にボンと浮いている。", "zh_text": "在澡盆飘悠着。" }, { "id_line": 2693, "ja_text": "その巨大で張りのある表面に波が打ちつけると飛沫となってはぜる。海に浮かぶ小島のようだ。", "zh_text": "波浪冲击那个有巨大张力的表面成为飞沫裂开。就像浮在海上的小岛一样。" }, { "id_line": 2694, "ja_text": "ただでさえ大きな胸が、今は小島サイズになって俺の前に二つボボンと展開されている。", "zh_text": "本来就很大的胸部,现在变成小岛的尺寸在我的眼前展开。" }, { "id_line": 2695, "ja_text": "そして背後には、こちらもただでさえ大きいのに今や巨大となったハルの胸がズイとせり出されている。", "zh_text": "而背后那边,也是本来就很大的小春的胸部。" }, { "id_line": 2696, "ja_text": "巨乳の幼馴染と妹の間に挟まれている。四つの巨大な乳房が俺を前後から挟みこんでいる。", "zh_text": "夹巨乳的幼驯染和妹妹之间。四个巨大的乳房把我前后夹着。" }, { "id_line": 2697, "ja_text": "その威圧感、閉塞感は凄まじい。", "zh_text": "有惊人的压迫感和闭塞感。" }, { "id_line": 2698, "ja_text": "胸だけでなく、胸ほどまでしか湯に浸かっていない二人に前後から挟まれ見下ろされているというのは凄いプレッシャーだった。", "zh_text": "不仅只有胸部,除了胸部以外,被泡着热水的两人前后夹有俯视也是很厉害的压力。" }, { "id_line": 2699, "ja_text": "二人の間で、二人の巨大乳房の間で、俺は縮こまっていた。", "zh_text": "在两个人之间,在两人巨大的乳房之间,我蜷缩起来。" }, { "id_line": 2700, "ja_text": "不意に、アスカが俺のほうに胸を寄せてきた。", "zh_text": "突然,明日香的胸部向我靠近。" }, { "id_line": 2701, "ja_text": "突然前進してきた乳房は俺の左右をズイと取り囲んだ。", "zh_text": "突然前进的乳房把我围住。" }, { "id_line": 2702, "ja_text": "そしてアスカが胸を寄せる。", "zh_text": "然后明日香推压胸部。" }, { "id_line": 2703, "ja_text": "アスカ 「えい」", "zh_text": "明日香 「嘿」" }, { "id_line": 2704, "ja_text": "すると俺の体はその巨大乳房の間にズンと挟み込まれてしまった。", "zh_text": "于是我的身体被夹在巨大的乳房中间。" }, { "id_line": 2705, "ja_text": "頭だけが、唯一それを免れ、乳房の谷間からちょこんと飛び出ていた。", "zh_text": "只有头唯一避免被夹住,从乳房的谷间孤零零地突了出来。" }, { "id_line": 2706, "ja_text": "アスカ 「ほらほら、パイズリしちゃうぞー」", "zh_text": "明日香 「你看,乳交吧!」" }, { "id_line": 2707, "ja_text": "などと言いながらアスカが俺を挟んだ胸を上下にずり動かし始める。", "zh_text": "明日香把夹住我的胸部开始上下滑动。" }, { "id_line": 2708, "ja_text": "ミチミチミチ…!", "zh_text": "ミチミチミチ…!" }, { "id_line": 2709, "ja_text": "俺の体は、今にも潰れそうな圧力に悲鳴を上げた。", "zh_text": "我的身体因为压力快要压毁而发出惨叫声。" }, { "id_line": 2710, "ja_text": "シュウ 「うぐ…!」", "zh_text": "修 「啊……!」" }, { "id_line": 2711, "ja_text": "俺自身は、あまりの圧力に悲鳴を上げることもできなかった。", "zh_text": "我自己也因为重压而叫苦连天。" }, { "id_line": 2712, "ja_text": "アスカの胸はハルよりも大きいうえに、ハルと違って遠慮が無い。", "zh_text": "明日香的胸部不仅比小春的还要大,而且也和小春不同,没有这么小心。" }, { "id_line": 2713, "ja_text": "遠慮なく寄せられた乳房の間でただでさえ潰れそうなほどの圧力がかかるのに、それをずり動かすものだから体が千切れそうな力がかかるのだ。", "zh_text": "本来已经要被夹在乳房之间的压力毫不客气地压烂,然而正在滑动的力量简直要把身体撕裂。" }, { "id_line": 2714, "ja_text": "アスカ 「どう? 気持ちーい?」", "zh_text": "明日香 「怎么样?有点感觉了吗?」" }, { "id_line": 2715, "ja_text": "アスカののんきな声に俺は返事をすることが出来なかった。", "zh_text": "我没能回答明日香悠闲的声音。" }, { "id_line": 2716, "ja_text": "このままでは幼馴染の胸の谷間でミンチにされてしまいそうだったからだ。", "zh_text": "我就这样要被幼驯染的胸部磨成肉糜了。" }, { "id_line": 2717, "ja_text": "容易いことだろう。こいつが胸を寄せる手の力をほんの少し強めれば、俺の体はプチュリと潰れてしまうはずだ。", "zh_text": "这是容易的事吧。只要这家伙在揉动胸部的手再加强一点点力量的话,我的身体就会立即压扁。" }, { "id_line": 2718, "ja_text": "シュウ 「し…死ぬ……。は、ハル……!」", "zh_text": "修 「要…死……了。小春……!」" }, { "id_line": 2719, "ja_text": "俺はハルに助けを求めた。", "zh_text": "我向小春寻求帮助。" }, { "id_line": 2720, "ja_text": "しかし、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 2721, "ja_text": "ハル 「…」", "zh_text": "小春 「…」" }, { "id_line": 2722, "ja_text": "ハルは眉を八の字にし、人差し指の先を咥え、羨ましそーにこちらを見つめていた。", "zh_text": "小春眉毛邹成八字,叼着食指,用羡慕注视着。" }, { "id_line": 2723, "ja_text": "目が輝いている。", "zh_text": "眼睛发出闪耀。" }, { "id_line": 2724, "ja_text": "自分もやりたいということか。", "zh_text": "自己也想这样做吗。" }, { "id_line": 2725, "ja_text": "ったくこいつらは…。", "zh_text": "这些家伙,完全没有想过我…" }, { "id_line": 2726, "ja_text": "が、俺を挟んでいた乳房の谷間が突如開いて、俺はその間に開放された。", "zh_text": "夹着我的乳房我突然松开了,我在中间被释放出来。" }, { "id_line": 2727, "ja_text": "かと思った次の瞬間にはアスカの巨大な手が下りてきて俺を摘みあげた。", "zh_text": "我以为渡过难关时,在下一个瞬间明日香巨大的手又把给我摘起来。" }, { "id_line": 2728, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 2729, "ja_text": "ガシッ", "zh_text": "ガシッ" }, { "id_line": 2730, "ja_text": "ハル 「ひゃん!」", "zh_text": "小春 「啊!」" }, { "id_line": 2731, "ja_text": "ハルの右横に移動したアスカは、右手に俺を乗せたまま、ハルの右胸を揉み始めた。", "zh_text": "明日香把拿着我的右手向小春的右边移动,开始揉起小春的右乳。" }, { "id_line": 2732, "ja_text": "俺は、アスカの手のひらとハルの右胸の間に挟みこまれることになる。", "zh_text": "我被夹在明日香的手掌和小春的右乳之间。" }, { "id_line": 2733, "ja_text": "ハル 「な、なにするんですか!」", "zh_text": "小春 「嗯,做什么呀!」" }, { "id_line": 2734, "ja_text": "アスカ 「いやいや~、ちょっと幼馴染の妹分の成長をだね…」", "zh_text": "明日香「不不~稍微观察一下幼驯染的妹妹的成长……」" }, { "id_line": 2735, "ja_text": "言いながら俺を間に挟んだまま手でハルの胸を揉むアスカ。", "zh_text": "明日香一边说一边连同夹在中间的我把手放在小春的胸部上按摩。" }, { "id_line": 2736, "ja_text": "アスカが指をむにむにと動かすたびに、到底その手に収まりきらない巨大な乳房がぐにぐにと変形した。", "zh_text": "明日香手指开始收缩,巨大的乳房在手指的动作下被压得变形。" }, { "id_line": 2737, "ja_text": "アスカの指の間からはハルの乳房がはみ出てしまっている。", "zh_text": "小春的乳房从明日香的指间挤出来。" }, { "id_line": 2738, "ja_text": "問題はそんな巨大な乳房が変形するほどに強く揉まれる間に俺も挟まれていると言うことだ。", "zh_text": "问题是那样巨大的乳房被压得变形时,也是夹着的我越经受考验的时间。" }, { "id_line": 2739, "ja_text": "柔らかくもしっかりとした弾力のあるハルの乳房に、埋まるほどの力で押し付けられている。", "zh_text": "我被压在柔软而充满弹性的小春的乳房上,被那股的力量压得深深陷了进去。" }, { "id_line": 2740, "ja_text": "横っ面を張りのある乳房の表面が押し返してくる。乳房に頬ずりを強制されていた。", "zh_text": "有张力的乳房的表面要把我推回去。我被这様强制被压在乳房上。" }, { "id_line": 2741, "ja_text": "ハル 「ん…っ」", "zh_text": "小春 「…啊」" }, { "id_line": 2742, "ja_text": "しかもアスカの指の動きが気持ちいいのかハルが艶かしい声を漏らし始めた。", "zh_text": "而且明日香手指的动作似乎令小春很舒服,小春娇媚的声音开始泄露。" }, { "id_line": 2743, "ja_text": "同時に乳首もむくむくと勃起し始める。", "zh_text": "同时乳头也开始迅速勃起。" }, { "id_line": 2744, "ja_text": "アスカの手によってハルの乳房に押し付けられる俺の丁度腹辺りにあるハルの巨大な乳首が勃起によって更に大きくなろうとしていた。", "zh_text": "明日香的手柄我压在小春的乳房强上,我的肚子正好对着小春巨大的乳头,在勃起之后变得更大了。" }, { "id_line": 2745, "ja_text": "俺は腹部にハルの巨大な乳首がむくむくとせり出してくるのを感じた。勃起してくる乳首に腹が押されて苦しい。", "zh_text": "我的腹部涌来了小春巨大的乳头凸起来的感觉。勃起来的乳头压得肚子很痛。" }, { "id_line": 2746, "ja_text": "なんとか腹筋を強張らせ抵抗しようとするが、ハルの乳首はそんな俺の抵抗など簡単に突き破って更に腹に突き刺さってくる。", "zh_text": "勉强板起腹肌想要抵抗,但小春的乳头简单就扎破了我那样的抵抗,更进一步扎进肚子来。" }, { "id_line": 2747, "ja_text": "直径20cmほどもある。腹全体が圧迫されているような感覚だった。", "zh_text": "直径20cm。腹部全体被压迫的感觉。" }, { "id_line": 2748, "ja_text": "アスカ 「ふふ、あんまりおっきさせちゃうとシュウが苦しくなっちゃうよ?」", "zh_text": "明日香 「呵呵,太兴奋的话,会让小修很痛苦的哦?」" }, { "id_line": 2749, "ja_text": "俺を押さえ込んだままぐいぐいとハルの乳を揉むアスカが言う。", "zh_text": "使劲地把我压在小春的乳房上按摩的明日香说。" }, { "id_line": 2750, "ja_text": "すでに苦しい。", "zh_text": "我已经很痛苦了。" }, { "id_line": 2751, "ja_text": "と思っているとそんな手はパッと放された。", "zh_text": "我还在沉溺在痛苦当中时,手突然放开。" }, { "id_line": 2752, "ja_text": "背後から押さえつけていたアスカの巨大な手から開放された俺は、ぶるんと元の形に戻ったハルの乳房に跳ね飛ばされて胸の前の水面に落下した。", "zh_text": "明日香从背后压着的巨大的手就这様开放了我,小春的乳房因为弹性而回到原来的形状,我被小春的乳房弹飞落到胸前的水面。" }, { "id_line": 2753, "ja_text": "シュウ 「げほっ…げほっ……、ったく何なんだよ…」", "zh_text": "修 「想…想……做什么啊……」" }, { "id_line": 2754, "ja_text": "圧力から開放された俺はむせながら悪態をついた。", "zh_text": "压力放开之后,我一边呛气一边吐骂。" }, { "id_line": 2755, "ja_text": "だが、そんな俺は突如影に包まれる。", "zh_text": "但是,我突然被阴影包围。" }, { "id_line": 2756, "ja_text": "恐る恐る振り返ってみれば、アスカとハルが間の俺の事を見下ろしてきていた。", "zh_text": "我恐慌地回头一看,看到明日香和小春把我夹在中间俯视着我。" }, { "id_line": 2757, "ja_text": "アスカはにやにやと笑って、ハルはとろんとした顔で。", "zh_text": "明日香在默默地笑,小春却一脸迷迷糊糊的表情。" }, { "id_line": 2758, "ja_text": "俺は、全身の血の気がひいていた。", "zh_text": "我全身的血气上涌。" }, { "id_line": 2759, "ja_text": "アスカ 「んじゃちょっとサービスしてあげちゃおうか」", "zh_text": "明日香 「嗯~就给你一点杀必死吧」" }, { "id_line": 2760, "ja_text": "ハル 「気持ちよくしてあげるからね♪」", "zh_text": "小春 「心情舒畅地给你吧♪」" }, { "id_line": 2761, "ja_text": "二人は言った。", "zh_text": "两个人说完。" }, { "id_line": 2762, "ja_text": "そしてアスカとハルは体を寄せて抱き合った。", "zh_text": "然后明日香和小春拥抱起来。" }, { "id_line": 2763, "ja_text": "俺の前後にあったあの巨大な乳房たちが突如寄り合って間に俺を挟みこんだ。", "zh_text": "我前后的巨大的乳房都相聚在一起,把我突然夹在中间。" }, { "id_line": 2764, "ja_text": "ズム! 背後をアスカの乳房に、正面をハルの乳房に押さえつけられた。", "zh_text": "啪!背后被明日香的乳房压住,而正面是小春的乳房。" }, { "id_line": 2765, "ja_text": "俺はアスカとハルの胸の間に挟みこまれていた。", "zh_text": "我在明日香和小春的胸部中间夹着。" }, { "id_line": 2766, "ja_text": "二人の巨大で張りのある乳房が、互いの乳房を押し返そうとぐいぐいと押し出されてくる。", "zh_text": "两人巨大有张力的乳房,双方的乳房使劲地打算把我往外推出来。" }, { "id_line": 2767, "ja_text": "俺はその間で押し潰されていた。", "zh_text": "我在中间快要被压垮了。" }, { "id_line": 2768, "ja_text": "アスカ 「んーハルちゃんのおっぱい柔らかーい。そしてこの間にいるのがシュウね」", "zh_text": "明日香 「嗯,小春酱的胸部很柔软啊。然后还有小修夹在中间。」" }, { "id_line": 2769, "ja_text": "ハル 「アスカさんとわたしのおっぱいの間でぷにぷにしてあげるね♪」", "zh_text": "小春 「明日香桑和我的胸部之间夹着啊♪」" }, { "id_line": 2770, "ja_text": "ケラケラと笑うアスカとスイッチの入ったハルは互いの体を動かし胸を相手にこすりつけた。", "zh_text": "哈哈地笑的明日香和打开了开关的小春用是胸口蹭对方的身体。" }, { "id_line": 2771, "ja_text": "その間で俺は、圧力が上下左右に動くこの乳房たちの間でメリメリと音を立てていた。", "zh_text": "在中间的我,被压力压得上下左右移动,而乳房之而发出了青春的肉体被挤压的声音。" }, { "id_line": 2772, "ja_text": "息が出来ないほどの圧迫。", "zh_text": "被压得喘不过气。" }, { "id_line": 2773, "ja_text": "アスカが胸を押し出すたびに、ハルが体をよじらせるたびに、意識が飛びそうなほどの圧力がかかる。", "zh_text": "明日香每次压往小春的胸部挤压和扭动身体时,都是意识快消失的程度的压力。" }, { "id_line": 2774, "ja_text": "シュウ 「ぐぁ………だ、誰か…助けて……」", "zh_text": "修 「ぐ………啊,谁来…救救我……」" }, { "id_line": 2775, "ja_text": "巨大な肌色の球体の間でもみくちゃにされる俺は声にならない声で助けを呼んでいた。", "zh_text": "被夹在巨大的肤色球体中间,身心疲惫的我发出不成声气的呼唤。" }, { "id_line": 2776, "ja_text": "その声は、俺を挟みこむ膨大な脂肪の塊に吸収されて、外の二人の耳にまでは届かなかった。", "zh_text": "但那个声音被把我夹击在中间的庞大脂肪块吸收,外面两人的耳朵都听不到。" }, { "id_line": 2777, "ja_text": "そして二人が同時に胸を押し出したとき、", "zh_text": "两个人同时挤压胸部," }, { "id_line": 2778, "ja_text": "ぷちゅ", "zh_text": "ぷちゅ" }, { "id_line": 2779, "ja_text": "俺の意識はとんだ。", "zh_text": "我的意识中断了。" }, { "id_line": 2780, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2781, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2782, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2783, "ja_text": "風呂上り。", "zh_text": "洗完澡的时候。" }, { "id_line": 2784, "ja_text": "ゴクゴクゴク", "zh_text": "ゴクゴクゴク" }, { "id_line": 2785, "ja_text": "アスカ 「ぷはー! やっぱりお風呂上りはこれよね」", "zh_text": "明日香 「噗哈!果然洗完澡就是要这様吧」" }, { "id_line": 2786, "ja_text": "胸元をはだけさせたパジャマを着て、首にタオルをかけたアスカが、コーヒー牛乳のビンを片手に言った。", "zh_text": "胸口敞开的睡衣,脖子上挂着毛巾的明日香手上拿着咖啡牛奶说。" }, { "id_line": 2787, "ja_text": "はだけさせてなお大きすぎる胸はパジャマの胸元をパンパンに張り詰めさせている。", "zh_text": "只是因为胸部太大,让睡衣的胸口涨得满满的。" }, { "id_line": 2788, "ja_text": "胸元のボタンは外されているが下乳から下の部分のボタンは閉められている。が、ボタンによってとめられた部分の生地はびんびんに伸びきっており、胸を反らそうものなら残りのボタンは悉くはじけ飛ぶだろう。", "zh_text": "胸前的纽扣都被取下来,只有下乳对下纽扣有扣上。纽扣再一直往上扣,扣到胸口的话,胸部一定会爆出来而把纽扣像子弹一様弹飞吧。" }, { "id_line": 2789, "ja_text": "パジャマは内側からのとてつもない圧力にギリギリで耐えているのだ。", "zh_text": "睡衣而承受住从内侧大得出奇的压力。" }, { "id_line": 2790, "ja_text": "そんな、ノーブラでなおもギュッと寄せられている胸の谷間には俺が乗せられ寝転がされていた。", "zh_text": "顺带一提,我被捏起夹在这对没有带胸罩的胸部中间翻滚。" }, { "id_line": 2791, "ja_text": "途方も無い圧力で気を失っていてさきほど目を覚ましたばかりなのだが、体のほうはまだ疲労のせいで言うことを聞かないのだ。", "zh_text": "因为惊人的压力而失去意识的刚刚才醒过来,但身体方面还因为很疲劳的原因而不听话。" }, { "id_line": 2792, "ja_text": "つーかそれは俺のコーヒー牛乳だ。", "zh_text": "话说,那是我的咖啡牛奶吧。" }, { "id_line": 2793, "ja_text": "ハル 「ハァ…まったくアスカさんは…」", "zh_text": "小春 「哈…完全都是明日香桑呀……」" }, { "id_line": 2794, "ja_text": "ため息をつきながらトボトボと歩いてくるハル。", "zh_text": "小春叹了口气,无精打采地走了过来。" }, { "id_line": 2795, "ja_text": "パジャマ姿に、髪は乾かされていつものツインテールにされている。", "zh_text": "穿着睡衣,头发弄干之后扎成平时的双马尾。" }, { "id_line": 2796, "ja_text": "アスカ 「まーまー、ハルちゃんだって気持ちよさそうにしてたじゃない」", "zh_text": "明日香 「嘛嘛,小春酱心情也很高涨呀!」" }, { "id_line": 2797, "ja_text": "ハル 「そ、それはアスカさんに胸を揉まれたからで…!」", "zh_text": "小春 「那,那是被明日香你搓揉胸部了……!」" }, { "id_line": 2798, "ja_text": "アスカ 「胸の間にシュウがいたからじゃないのー? 最後 お風呂の中でイっちゃったでしょ」", "zh_text": "明日香「是胸间有小修在那里吗?最后在浴室里高潮了吧」" }, { "id_line": 2799, "ja_text": "ハル 「ち、ちが…っ!」", "zh_text": "小春 「只一点点…!」" }, { "id_line": 2800, "ja_text": "顔を赤くしたハルが手をグルグル回しながら抗議する様をアスカは笑いながら見ていた。", "zh_text": "脸红的小春双手在转圈圈,向明日香抗议。明日香只是一边笑一边看。" }, { "id_line": 2801, "ja_text": "アスカが笑うと俺を乗せている胸が上下に動いた。", "zh_text": "明日香笑时,我坐在的胸部上下晃动。" }, { "id_line": 2802, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 2803, "ja_text": "ハルの部屋。", "zh_text": "小春的房间。" }, { "id_line": 2804, "ja_text": "アスカ 「で、なにしよっか? ゲームでもする?」", "zh_text": "明日香 「那么……有什么游戏可以玩呢?」" }, { "id_line": 2805, "ja_text": "床に敷かれた布団の上に座り込んだアスカが言う。", "zh_text": "明日香坐在地板上铺着被子说。" }, { "id_line": 2806, "ja_text": "俺は未だに谷間に乗っけられたままである。", "zh_text": "我还是被夹在乳沟。" }, { "id_line": 2807, "ja_text": "ハル 「ゲームっていったい何をするんですか? お兄ちゃんはこの通りですし」", "zh_text": "小春 「还可以玩什么游戏?哥哥已经变成这様了。」" }, { "id_line": 2808, "ja_text": "同じく布団の上にペタンと腰を下ろしているハル。", "zh_text": "小春同様在被子上坐了下来。" }, { "id_line": 2809, "ja_text": "枕を抱きながらアスカをジト目で見る。", "zh_text": "一边抱着枕头一边看著明日香。" }, { "id_line": 2810, "ja_text": "アスカ 「そだね、シュウも参加できるゲームとなれば……王様ゲーム?」", "zh_text": "明日香 「是啊,小修也可以参加游戏的话……国王游戏?」" }, { "id_line": 2811, "ja_text": "ハル 「お、王様ゲームですか…」", "zh_text": "小春 「国王游戏吗……」" }, { "id_line": 2812, "ja_text": "ハルがげんなりする。", "zh_text": "小春已经疲惫不堪的。" }, { "id_line": 2813, "ja_text": "それはアスカの谷間に転がされる俺も同じだった。", "zh_text": "被夹在明日香的乳沟中间的我也是一様。" }, { "id_line": 2814, "ja_text": "だがアスカはチッチッチと指を振った。", "zh_text": "但是明日香摇了摇手指。" }, { "id_line": 2815, "ja_text": "アスカ 「ただの王様ゲームじゃないよ。王様はあたしとハルちゃん、シュウは命令される人」", "zh_text": "明日香 「不仅仅是国王游戏啊。国王是我和小春酱,小修是被命令的人」" }, { "id_line": 2816, "ja_text": "シュウ・ハル 「は?」", "zh_text": "小春・修 「蛤?」" }, { "id_line": 2817, "ja_text": "俺とハルは同時に聞き返していた。", "zh_text": "我和小春同时提出疑问。" }, { "id_line": 2818, "ja_text": "アスカ 「あたしとハルちゃんがシュウに交互に命令して、シュウはそれに従う。出来なかったら罰ゲーム」", "zh_text": "明日香 「我和春酱交替命令小修,小修要按照我们说的那样做。做不到的话就会有惩罚游戏」" }, { "id_line": 2819, "ja_text": "何言ってんだこいつは…。", "zh_text": "在说什么胡话呀…。" }, { "id_line": 2820, "ja_text": "つかそんなの王様ゲームでもなんでもねーじゃねーか。", "zh_text": "一般的国王游戏也不是都是一様嘛。" }, { "id_line": 2821, "ja_text": "アスカ 「例えばー…」", "zh_text": "明日香 「举个例子……」" }, { "id_line": 2822, "ja_text": "と言いながらアスカは胸の谷間に転がしていた俺をつまみ出し、自分の目の前に置いた。", "zh_text": "明日香的手放到胸部去捞,把我捞出来放到自己眼前。" }, { "id_line": 2823, "ja_text": "俺にとっては雲のようにもこもことした布団の大地だ。", "zh_text": "被子对我来说就像云一样厚厚的大地。" }, { "id_line": 2824, "ja_text": "そしてそうやって布団の上に下ろされた俺の上に、アスカが座ったまま右足を持ち上げ翳してきた。", "zh_text": "然后明日香就这様坐着举起右脚,放到在被子上的我的上空。" }, { "id_line": 2825, "ja_text": "俺の頭上に、アスカの全長4m80cmの足の裏が現れる。", "zh_text": "我的头上出现明日香的全长4m80cm的脚底。" }, { "id_line": 2826, "ja_text": "んで、", "zh_text": "之后," }, { "id_line": 2827, "ja_text": "ボフッ", "zh_text": "ボフッ" }, { "id_line": 2828, "ja_text": "踏みおろされた。", "zh_text": "脚踩了下来。" }, { "id_line": 2829, "ja_text": "俺はアスカの巨大な足の裏と柔らかな布団との間に挟まれる。", "zh_text": "我被压在明日香巨大的脚底和柔软的被子中间。" }, { "id_line": 2830, "ja_text": "風呂から上がったばかりのアスカの足の裏はとても温かかった。", "zh_text": "刚刚从浴室里出来的明日香的的脚掌很温暖。" }, { "id_line": 2831, "ja_text": "で、", "zh_text": "那么," }, { "id_line": 2832, "ja_text": "アスカ 「10秒以内にそこから出てこれなかったらちょっと強く踏むよー」", "zh_text": "明日香 「10秒以内不能从那里出来的话,会稍微用力踩踏啊」" }, { "id_line": 2833, "ja_text": "アスカが言った。", "zh_text": "明日香说。" }, { "id_line": 2834, "ja_text": "ふざけるな! と思いつつも急いで脱出しようとするが、こんな巨大な足の裏に踏みつけられてて脱出できるはずが無い。", "zh_text": "别开玩笑了!虽然是想赶紧想要冲出去,但被这样巨大的脚掌上践踏,根本没有可能逃出。" }, { "id_line": 2835, "ja_text": "全長4m80cm幅1m60cm。俺が両手を広げても届かないような足の裏である。", "zh_text": "全长 4m 80cm 宽 1m 60cm。我张开双手也没有脚掌那么大。" }, { "id_line": 2836, "ja_text": "下が柔らかな布団のお陰でさほど苦しくは無かったが、逆に踏ん張りが利かず這い出ることができない。", "zh_text": "幸好下面是柔软的被褥,没有那么痛苦,但反而没有这么容易爬出去呀。" }, { "id_line": 2837, "ja_text": "結局そのまま10秒が経過してしまい、", "zh_text": "结果10秒就那样过去了," }, { "id_line": 2838, "ja_text": "アスカ 「はい罰ゲーム」", "zh_text": "明日香 「好的,是惩罚游戏哦」" }, { "id_line": 2839, "ja_text": "むぎゅ!", "zh_text": "むぎゅ!" }, { "id_line": 2840, "ja_text": "俺を踏みつけるアスカの足の力が強くなり、俺はその柔らかな布団に埋まるほどに強く踏みしめられた。", "zh_text": "明日香踩在我身上的脚力量变强,我被用力地踩得陷进了柔软的被子。" }, { "id_line": 2841, "ja_text": "今度は確かに苦しかった。", "zh_text": "这次是真的很痛苦。" }, { "id_line": 2842, "ja_text": "しかもアスカは俺を踏む足をぐりぐりと動かすものだから溜まったものではない。", "zh_text": "而且明日香踩在我身上的脚在慢慢转动。" }, { "id_line": 2843, "ja_text": "そしてアスカが足をどけると、足の下から目を回した俺が現れた。", "zh_text": "然后明日香把脚挪开,脚下出现了反过白眼的我。" }, { "id_line": 2844, "ja_text": "アスカ 「とまぁこんな感じで。シュウが気を失ったら負け」", "zh_text": "明日香 「嘛,这样的感觉。小修昏过去了的话就输了」" }, { "id_line": 2845, "ja_text": "ハル 「あ、面白そうですね♪」", "zh_text": "小春 「啊,很有趣的样子呢」" }, { "id_line": 2846, "ja_text": "ハルが笑いながら言った。", "zh_text": "小春笑着说。" }, { "id_line": 2847, "ja_text": "冗談じゃない…と、アスカに踏まれてやや痛む体を起こす俺。", "zh_text": "不是开玩笑的…刚刚只是被明日香稍稍踩一踩就令我全身疼痛。" }, { "id_line": 2848, "ja_text": "だが突如ズシンと地面が揺れ、何かと思って振り返ればハルが立ち上がっていた。", "zh_text": "但是突然地面咕咚地晃动,我回头看到小春站了起来。" }, { "id_line": 2849, "ja_text": "ハル 「じゃあ今からお兄ちゃんを狙って足をおろすからちゃんと避けてね」", "zh_text": "小春 「那么从现在开始以哥哥为目标,要认真避开踩下来的脚哦。」" }, { "id_line": 2850, "ja_text": "俺が抗議する前に、ハルの巨大な足が振り上げられた。", "zh_text": "在我发出抗议,小春巨大的脚举起了。" }, { "id_line": 2851, "ja_text": "俺は走り出した。しかしこのふかふかでモコモコの地面は走るには最悪だった。", "zh_text": "我跑了出去。但是,但在这个松软毛茸茸的地面很难跑。" }, { "id_line": 2852, "ja_text": "とくにこのサイズでは布団の小さな膨らみですら小山のようなものである。", "zh_text": "特别是在这个尺寸,被子小小的膨起,都像是小山一样。" }, { "id_line": 2853, "ja_text": "そこに、ハルの足が遠慮なくズシンと踏み込まれる。", "zh_text": "但巨大的小春不觉得有任何阻碍,她的脚毫不客气地咕咚咕咚的踩下来。" }, { "id_line": 2854, "ja_text": "地面が揺れた。布団の大地が変形するほど巨大な足の一歩だ。", "zh_text": "地面在晃动。被子的被巨大的脚踩了一下都踩得变形了。" }, { "id_line": 2855, "ja_text": "制限時間は10秒であったが、俺は3秒と経たずして足に捕まってしまった。", "zh_text": "限制时间是10秒,但我3秒不到就被脚踩到了。" }, { "id_line": 2856, "ja_text": "ハル 「もうお兄ちゃんたら。もっと逃げてくれないとゲームにならないよ」", "zh_text": "小春 「已经踩到哥哥了。哥哥你不逃,玩不成游戏哦。」" }, { "id_line": 2857, "ja_text": "俺を踏みつける足をぐりぐりと動かしながらハルが言う。", "zh_text": "小春一边转动踩着我的脚一边说。" }, { "id_line": 2858, "ja_text": "ハル 「それじゃ罰ゲームね」", "zh_text": "小春 「那么是惩罚游戏。」" }, { "id_line": 2859, "ja_text": "そう言うとハルは俺に乗せていた足をどけた。", "zh_text": "说完,小春挪开了踩在我身上的脚。" }, { "id_line": 2860, "ja_text": "これが罰ゲームじゃないのか…?", "zh_text": "这个不就是惩罚游戏吗…?" }, { "id_line": 2861, "ja_text": "踏みつけられ地面に埋め込まれた俺は、巨大なハルが後ろを向くのを見上げていた。", "zh_text": "被踩得压进地面的我,向后仰视着巨大的小春。" }, { "id_line": 2862, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 2863, "ja_text": "ハル 「よいしょっと」", "zh_text": "小春 「嗨呦」" }, { "id_line": 2864, "ja_text": "俺の上にペタンと座り込んだ。", "zh_text": "她在我身上坐了下来。" }, { "id_line": 2865, "ja_text": "パジャマに包まれたハルの巨大な尻が布団の上に大の字になる俺の上にズシンとのしかかった。", "zh_text": "被睡衣包围着的小春巨大的屁股把我大字体压在被子上。" }, { "id_line": 2866, "ja_text": "シュウ 「むぐ…!」", "zh_text": "修 「啊……!」" }, { "id_line": 2867, "ja_text": "俺は完全に下敷きにされてしまった。", "zh_text": "我完全被压在底下。" }, { "id_line": 2868, "ja_text": "ハル 「ほらほら、罰ゲームだよ♪」", "zh_text": "小春 「哈哈哈,惩罚游戏哦 ♪」" }, { "id_line": 2869, "ja_text": "などと言いながらハルが俺にのしかかるお尻をぐりぐりと動かす。", "zh_text": "小春一边说一边在转动压着我的浑圆巨大的屁股。" }, { "id_line": 2870, "ja_text": "ただ足を乗せられるだけのときとは比べ物にならない重圧がかかる。ハルの膨大な体重だ。", "zh_text": "是仅仅只是被脚压上来时无法比拟的重压。现在是小春的庞大体重。" }, { "id_line": 2871, "ja_text": "加減はしているようだが、それでも重い。", "zh_text": "好像多多少少有点放轻,但还是很重。" }, { "id_line": 2872, "ja_text": "ハルの尻がどけられたときには、俺は息も絶え絶えだった。", "zh_text": "小春的屁股离开时,我奄奄一息。" }, { "id_line": 2873, "ja_text": "だが、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 2874, "ja_text": "アスカ 「んじゃ次はあたしね」", "zh_text": "明日香 「那么,下面是我啊」" }, { "id_line": 2875, "ja_text": "布団の上に横たわる俺を、アスカの巨大な顔が覗きこんでくる。", "zh_text": "躺在被子上的我,窥伺明日香巨大的脸。" }, { "id_line": 2876, "ja_text": "布団の上に座る小山のように巨大な幼馴染と妹が、その間にて大の字に寝転がる俺をにやにやと笑いながら見下ろしてきていた。", "zh_text": "我大字体躺在被子上被小山一様巨大的青梅竹马和妹妹夹在中间冷笑地俯视着我" }, { "id_line": 2877, "ja_text": "これから、俺を生かさず殺さずのゲーム大会が始まるのだ。", "zh_text": "要把我弄得半死不活的游戏大会揭开序幕。" }, { "id_line": 2878, "ja_text": "俺は、自分目掛けて降りてくるアスカの巨大な手を見上げながら己の運命を覚悟した。", "zh_text": "我一边抬头看明日香以我作为目标伸下来的巨大的手一边觉悟到自己的命运。" }, { "id_line": 2879, "ja_text": "#4", "zh_text": "#4" }, { "id_line": 2880, "ja_text": "夏。", "zh_text": "夏天。" }, { "id_line": 2881, "ja_text": "早朝。", "zh_text": "清晨。" }, { "id_line": 2882, "ja_text": "シュウ 「う……」", "zh_text": "修 「嗯……」" }, { "id_line": 2883, "ja_text": "あまりの寝苦しさにうなされた俺はハッと目を覚ました。", "zh_text": "被热得的难以入睡的我突然睁开了眼睛。" }, { "id_line": 2884, "ja_text": "すると、このクソ暑い中、俺の腰に抱きついて眠るモノがあった。", "zh_text": "在这该死的炎热天气,我的腰被正在沉睡的物体抱住。" }, { "id_line": 2885, "ja_text": "アスカである。", "zh_text": "是明日香。" }, { "id_line": 2886, "ja_text": "シュウ 「…」", "zh_text": "修 「…」" }, { "id_line": 2887, "ja_text": "アスカ 「ぐー」", "zh_text": "明日香 「咕-」" }, { "id_line": 2888, "ja_text": "俺の腰をガッチリホールドし、にやけ顔でよだれをたらしながら眠るアスカ。", "zh_text": "我的腰被抱住动不了,我看著明日香沉睡的脸口边拖着口水。" }, { "id_line": 2889, "ja_text": "胸が押し当てられているのが若干気になったが、問題はそんなことではない。", "zh_text": "被胸部压着多少有点在意,但问题不是这个。" }, { "id_line": 2890, "ja_text": "俺は寝こけているアスカの鼻をつまんだ。", "zh_text": "我捏着在沉睡的明日香的鼻子。" }, { "id_line": 2891, "ja_text": "アスカ 「ぐー。………む……………ぬお!?」", "zh_text": "明日香 「咕。………呼吸……………不了!?」" }, { "id_line": 2892, "ja_text": "息の出来なくなったアスカが目を覚ました。", "zh_text": "呼吸不到的明日香醒了。" }, { "id_line": 2893, "ja_text": "アスカ 「あ、シュウ。おはー…」", "zh_text": "明日香 「啊,是小修。早……」" }, { "id_line": 2894, "ja_text": "まだ眠たげな顔のアスカが朝の挨拶をしながら俺の腰に顔を埋めてすりすりする。", "zh_text": "明日香一副睡眼惺忪的神情向我说早安,一边将脸埋我在的腰上。" }, { "id_line": 2895, "ja_text": "やめろ。", "zh_text": "倒是住手呀。" }, { "id_line": 2896, "ja_text": "シュウ 「おはー。じゃねーだろ! なんでここにいる!」", "zh_text": "修 「那、那、那!你为什么会在这里!」" }, { "id_line": 2897, "ja_text": "アスカ 「いやー、今朝面白いものを作ってさー。シュウに見てもらおうと思って。で、来たらシュウがあまりにも気持ちよさそうに寝てるもんだからつい一緒になって眠っちゃって…」", "zh_text": "明日香「哎呀,今天早上又有有趣的发明呢。想给小修你看一下。结果来到看到小修在舒服的样子睡着,那…就跟着一起睡着了……」" }, { "id_line": 2898, "ja_text": "シュウ 「まだ4時前だぞ…。ていうか玄関には鍵かかってるはずだが…」", "zh_text": "修 「还在还是早上4点…。明明大门有上锁的吧……」" }, { "id_line": 2899, "ja_text": "アスカ 「ちょっと前に作ったワームホール発生装置を使って……」", "zh_text": "明日香「稍微使用了一下虫洞产生装置……」" }, { "id_line": 2900, "ja_text": "シュウ 「待った。それ以上言わなくていい」", "zh_text": "修 「等一下。还是不用说了」" }, { "id_line": 2901, "ja_text": "寝ぼけ眼のまま説明するアスカを遮った俺。", "zh_text": "我挡住了还在睡眼惺忪眼就开始说明的明日香。" }, { "id_line": 2902, "ja_text": "こいつが日々何を発明しているのか。それは知らないほうが身のためと言うものだ。", "zh_text": "这家伙每天都会有发明什么的。那个东西还是不知道为妙。" }, { "id_line": 2903, "ja_text": "知れば平穏に過ごせなくなる。", "zh_text": "如果不知道的话,还可以平稳地度过一天。" }, { "id_line": 2904, "ja_text": "俺はアスカを腰から引っぺがし、ベッドの上に座らせる。", "zh_text": "我把抱着我腰部的明日香飞拉起来,坐在床上。" }, { "id_line": 2905, "ja_text": "シュウ 「はぁ…。で? 今度は何を作ったって?」", "zh_text": "修 「哈…这次又想做什么?」" }, { "id_line": 2906, "ja_text": "俺は作ったものの説明をアスカに促した。", "zh_text": "我这様做的目的是希望明日香的尽快说完。" }, { "id_line": 2907, "ja_text": "こういうときはとっとと説明させて満足させて帰らせるのが一番である。", "zh_text": "这种时候,还是赶快满足她的说明欲然后让她回家。" }, { "id_line": 2908, "ja_text": "アスカ 「んっふっふ、良くぞ訊いてくれました」", "zh_text": "明日香「呼,呼,真是好问得好呀」" }, { "id_line": 2909, "ja_text": "言うとアスカがパジャマの胸ポケットからスマホを取り出した。", "zh_text": "说完,明日香从睡衣的胸前口袋里取出了智能手机。" }, { "id_line": 2910, "ja_text": "ていうかお前寝巻きかよ。", "zh_text": "我说,这真的是你的睡衣吗。" }, { "id_line": 2911, "ja_text": "アスカ 「その名も『トランスフォーマーEX』! 通称『トラさん』よ!」", "zh_text": "明日香「这个名字是『变形金刚EX』!通称『寅次郎』!」" }, { "id_line": 2912, "ja_text": "バン! と俺に向かって突き出されたスマホの画面にはデカデカと『トラさん』と表示されている。", "zh_text": "嗯!明日香把显示屏上显示着『寅次郎』的智能手机推过来给我。" }, { "id_line": 2913, "ja_text": "シュウ 「……で、『トラさん』ってなんだよ」", "zh_text": "修 「……『寅次郎』是什么啊」" }, { "id_line": 2914, "ja_text": "名前だけでは判別しにくい。", "zh_text": "从名字上说不是很难判断。" }, { "id_line": 2915, "ja_text": "トランスフォーマー? 変形でもするのか?", "zh_text": "变形金刚?是用来变形的吧?" }, { "id_line": 2916, "ja_text": "アスカ 「もちろん、その名の通り、変身できるアイテムよ!」", "zh_text": "明日香 「当然,和名字一様,是可以用来变身的哦!」" }, { "id_line": 2917, "ja_text": "トランスフォーマーよりもメタモルフォーゼの方が合うんじゃないか?", "zh_text": "变形金刚比变形器合适吗?" }, { "id_line": 2918, "ja_text": "アスカ 「ただ、今はまだ開発途中で、変身できるものも一種類しかないんだけど」", "zh_text": "明日香 「只是现在还在开发当中,可以变身的种类也只有一种。」" }, { "id_line": 2919, "ja_text": "しかも中途品かよ。", "zh_text": "而且还是实验品?" }, { "id_line": 2920, "ja_text": "ま、こいつのことだから、とりあえず完成したのがうれしくて見せに来たってところか。", "zh_text": "嘛,这家伙是因为第一次成功了感到高兴而来这里展受给我看的吧。" }, { "id_line": 2921, "ja_text": "シュウ 「はいはい、それで何に変身できるんだ? ヒーローかなんかか?」", "zh_text": "修 「是的是的,能够变身成什么吗?英雄之类的?」" }, { "id_line": 2922, "ja_text": "アスカ 「いやいやいや、もっと庶民的なものよ。えい」", "zh_text": "明日香「不不不,是更加平民化的东西。嘿」" }, { "id_line": 2923, "ja_text": "アスカがアプリを起動すると俺の体がまばゆく光った。", "zh_text": "明日香激活了App,我的身体发出耀眼的光芒。" }, { "id_line": 2924, "ja_text": "一瞬、その光のまぶしさに視界を奪われる俺。", "zh_text": "一瞬间,我被那些光刺到打不开眼睛。" }, { "id_line": 2925, "ja_text": "そして光が収まると、世界が一変していた。", "zh_text": "当那光熄灭后,世界完全变了。" }, { "id_line": 2926, "ja_text": "自分の周囲のあらゆるものが、およそ200倍もの大きさに巨大化していたのである。", "zh_text": "自己的周围的所有东西大约巨大化成200倍的大小。" }, { "id_line": 2927, "ja_text": "周囲のものが巨大化。最早、見慣れた光景だった。", "zh_text": "周围的东西巨大化已经是看惯了的景象。" }, { "id_line": 2928, "ja_text": "シュウ 「なんだ…また小さくなる系かよ…」", "zh_text": "修 「什么啊,又是缩小系的呀……」" }, { "id_line": 2929, "ja_text": "アスカ 「うんにゃ、ただ小さくなったわけじゃないよ。ほれ」", "zh_text": "明日香「嗯,并非只有变小了。喏」" }, { "id_line": 2930, "ja_text": "言いながらアスカが手鏡を取り出し俺に向けてきた。", "zh_text": "明日香一边说一边取出镜子对着我。" }, { "id_line": 2931, "ja_text": "そこには、小さな小さな、一匹の蚊が映っていた。", "zh_text": "在镜子里,有一只小小的蚊子。" }, { "id_line": 2932, "ja_text": "シュウ 「……は?」", "zh_text": "修 「……是我?」" }, { "id_line": 2933, "ja_text": "アスカ 「ビックリした? シュウは今、『蚊』に変身したの」", "zh_text": "明日香 「吃惊了吧?现在小修变成了『蚊子』」" }, { "id_line": 2934, "ja_text": "シュウ 「はぁぁ!? 蚊ってなんだよ!」", "zh_text": "修 「啊啊啊啊啊啊!?蚊子是什么啊!」" }, { "id_line": 2935, "ja_text": "アスカ 「夏になるとぷーんって鬱陶しい、あの蚊よ」", "zh_text": "明日香 「一到夏天就会躲阴郁地方的,那个就是蚊子啊」" }, { "id_line": 2936, "ja_text": "シュウ 「んなこと知ってるわい! なんで蚊なんかを変身の選択に選んだんだってーんだよ!」", "zh_text": "修 「谁不知道呀!为什么会选择变身成蚊子呀,有其他选择的吧!」" }, { "id_line": 2937, "ja_text": "アスカ 「そりゃ昨日蚊に刺されたときに閃いたからよね。アイデアは日常の些細なところから生まれてくるのよ」", "zh_text": "明日香 「那当然是因为昨天被蚊子叮的时候在脑海闪出来的吧。创意就是从日常细微的地方得来的。」" }, { "id_line": 2938, "ja_text": "うんうん、と頷くアスカを見上げながら、蚊になった俺はベッドの上で落胆した。", "zh_text": "嗯嗯,我仰望着在一边点头的明日香,在床上变成了蚊子的我感到很失望。" }, { "id_line": 2939, "ja_text": "アスカ 「でも蚊って拡大してみると結構グロテスクなのよねー。それっぽく擬人化しとく?」", "zh_text": "明日香 「不过话说如果把蚊子的结构扩大来看的话也是相当奇怪。所以只可以做成拟人化的蚊子吧?」" }, { "id_line": 2940, "ja_text": "シュウ 「……勝手にしてくれ…」", "zh_text": "修 「……你还不是随便就做了……」" }, { "id_line": 2941, "ja_text": "俺はため息をついた。", "zh_text": "我叹了一口气。" }, { "id_line": 2942, "ja_text": "リアルな蚊なのか、羽と針のついたマスクを装着した擬人化…つーか仮装なのか、それともあのゲームの蚊みたいなのか。", "zh_text": "真实的蚊子吗,我只带上了针的面具和翅膀的拟人化…话说这是化装吧,还是那个游戏内的蚊子?" }, { "id_line": 2943, "ja_text": "どうでもいいことだった。", "zh_text": "怎样都好。" }, { "id_line": 2944, "ja_text": "とりあえず俺の大きさは現在1cm弱にまで縮んでいるようだ。", "zh_text": "总之我现在的大小缩到比1cm还要小。" }, { "id_line": 2945, "ja_text": "本来の200分の1の大きさ。周囲のものが200倍の大きさに見える。", "zh_text": "是本来的200分之一大小。周围的东西看起来有200倍大小。" }, { "id_line": 2946, "ja_text": "俺の前でベッドにペタンと座るアスカも、200倍ともなれば座っていながらにして山のような巨大さである。", "zh_text": "在我面前坐在床上明日香也有200倍,就像是山一样的巨大。" }, { "id_line": 2947, "ja_text": "アスカ 「まぁまぁ、そんなにがっかりしないで。ただ蚊の格好してるだけじゃないんだから。ちゃんと体の機能だって本物の蚊と同じなのよ」", "zh_text": "明日香 「嘛嘛,别那么失望。只是蚊子的样子有点不一様。身体机能还是好好的,和真正的蚊子一样。」" }, { "id_line": 2948, "ja_text": "シュウ 「でっていう」", "zh_text": "修 「说吧」" }, { "id_line": 2949, "ja_text": "アスカ 「機能が同じってことは、蚊みたいに空も飛べるってこと」", "zh_text": "明日香 「机能相同,就是可以和蚊子一样能飞呀」" }, { "id_line": 2950, "ja_text": "シュウ 「……お?」", "zh_text": "修 「……啊?」" }, { "id_line": 2951, "ja_text": "アスカの言葉に、俺はちょっとだけ気持ちが上がった。", "zh_text": "听到明日香的话,我稍微有点兴趣了。" }, { "id_line": 2952, "ja_text": "空が飛べる。それは少し興味がある。", "zh_text": "天空飞翔。这个有点感兴趣。" }, { "id_line": 2953, "ja_text": "シュウ 「どうすればいいんだ?」", "zh_text": "修 「那要怎么办?」" }, { "id_line": 2954, "ja_text": "アスカ 「簡単よ、飛びたいって思えば体が勝手に飛んでくれるから。人が無意識のうちに歩いてるのと同じことよ」", "zh_text": "明日香 「简单哟,身体想飞就可以随便地飞了。就像人无意识地走路一样。」" }, { "id_line": 2955, "ja_text": "アスカの説明は実にざっくりとしたものだったが、逆にわかりやすい。", "zh_text": "虽然明日香的说明很空泛,但反而很容易懂。" }, { "id_line": 2956, "ja_text": "俺は言われたとおり、体が浮かび上がるようにイメージをした。", "zh_text": "我就所说的那样,想像身体浮起。" }, { "id_line": 2957, "ja_text": "すると背中の羽根が動き出し、俺の体はあっさりと宙に舞い上がった。", "zh_text": "于是背上的翅膀开始活动,我的身体很干脆地在空中飞舞。" }, { "id_line": 2958, "ja_text": "シュウ 「うおっ! すげぇ!」", "zh_text": "修 「哇啊!好厉害!」" }, { "id_line": 2959, "ja_text": "俺の感覚で、あっという間に50m近くも上空に上昇した。", "zh_text": "我感觉一转眼就飞到50米的上空。" }, { "id_line": 2960, "ja_text": "自在に跳びまわれる。ある種、あこがれていた体験だ。", "zh_text": "自由自在地旋转飞舞。是某种很憧憬的体验呢。" }, { "id_line": 2961, "ja_text": "空を飛んでいた。", "zh_text": "在空中飞翔。" }, { "id_line": 2962, "ja_text": "その飛んでいる状態が蚊だというのがちょっとアレであるが。", "zh_text": "但是飞的状态是蚊子。稍微有点那个。" }, { "id_line": 2963, "ja_text": "アスカ 「どうよ、凄いでしょ」", "zh_text": "明日香 「怎么様,很厉害吧」" }, { "id_line": 2964, "ja_text": "シュウ 「ああ、これは確かに凄い。でもわざわざ蚊になるんじゃなくて、単に空を飛べるようになるだけの方がありがたみがあるんだが…」", "zh_text": "修 「啊,这是确实很厉害。但是特意变成蚊子了,如果不是只有单纯在天空飞翔的话,那就会更好了……」" }, { "id_line": 2965, "ja_text": "アスカ 「それじゃ変身の意味がないじゃない? それにまだ、蚊の最も特徴的な能力を使ってないじゃん」", "zh_text": "明日香 「那么不是没有变身的意义吗?蚊子最具特征性的能力还没用嘛!」" }, { "id_line": 2966, "ja_text": "シュウ 「もっとも特徴的?」", "zh_text": "修 「最具特征?」" }, { "id_line": 2967, "ja_text": "アスカ 「そう、吸血よ!」", "zh_text": "明日香 「就是,吸血呀!」" }, { "id_line": 2968, "ja_text": "アスカが巨大な指をビシッと伸ばしながら言った。", "zh_text": "明日香伸出巨大的手指宣告。" }, { "id_line": 2969, "ja_text": "確かに蚊と言えば血を吸われるイメージが強いが…。", "zh_text": "确实,说到蚊子,会吸血的形象很强烈…" }, { "id_line": 2970, "ja_text": "シュウ 「いや…血なんか吸いたくないし…。それに血を吸うのはメスだろ?」", "zh_text": "修 「我…我不想吸血…而且吸血的是雌性的吧?」" }, { "id_line": 2971, "ja_text": "アスカ 「その辺はしっかりと調整しておきました。更に…」", "zh_text": "明日香 「那个已经预先调整好了。」" }, { "id_line": 2972, "ja_text": "シュウ 「な、なんだよ…」", "zh_text": "修 「什么啊…」" }, { "id_line": 2973, "ja_text": "アスカがニヤニヤ笑い出したので俺は引いた。", "zh_text": "明日香默默地笑了笑,我感到抽动了一下。" }, { "id_line": 2974, "ja_text": "アスカ 「シュウ、なーんかムラムラしてこない?」", "zh_text": "明日香 「小修,是不是不由得想要呢?」" }, { "id_line": 2975, "ja_text": "シュウ 「……!」", "zh_text": "修 「……!」" }, { "id_line": 2976, "ja_text": "言われてみれば、確かにアスカを見てるとなんか異常にムラムラしてくる。", "zh_text": "这么说来,看见明日香时有什么异常的话,就是春心萌动起来。" }, { "id_line": 2977, "ja_text": "アスカ 「んっふっふ、変身したら異性に興奮するようにしておいたのです!」", "zh_text": "明日香 「呼,呼,变身之后,会对异性有莫名的兴奋!」" }, { "id_line": 2978, "ja_text": "アスカがでかい胸を張った。", "zh_text": "明日香挺起了巨大的胸部。" }, { "id_line": 2979, "ja_text": "アスカ 「しかも血を吸うと快感を得られるようにしておきました。つまり、蚊になったら異性の血を吸いたくて仕方なくなる!」", "zh_text": "明日香 「而且也调成吸血就可以获得快感。也就是说,蚊子会想抽异性的血想得不得了。」" }, { "id_line": 2980, "ja_text": "どーん! アスカが言った。", "zh_text": "咚!明日香说。" }, { "id_line": 2981, "ja_text": "余計なことを…。", "zh_text": "这完全是多此一举…" }, { "id_line": 2982, "ja_text": "しかしどれだけ理性で抗おうとも、蚊の体が本能的に、そして性的にアスカの血を、体を求めている。", "zh_text": "多少还是可以用理性抵抗,但蚊子身体本能,身体性欲上寻求著明日香的血。" }, { "id_line": 2983, "ja_text": "抑制しようとしてるのに、俺の体はふらふらとアスカに向かって飛んでいった。", "zh_text": "试图,抑制,我的身体开始摇摇晃晃向明日香飞去。" }, { "id_line": 2984, "ja_text": "アスカ 「ほーら、おいしい毛細血管だよ~」", "zh_text": "明日香 「看,是好吃的毛细血管哟~」" }, { "id_line": 2985, "ja_text": "などと言いながらアスカが襟を引っ張り首元をあらわにした。", "zh_text": "明日香一边扯开领口露出颈部一边说。" }, { "id_line": 2986, "ja_text": "すると俺は最早我慢ができず、ビュンとそこに飛びついて口の針をプスッと指した。", "zh_text": "我已经忍不住了,飞起来向明日香手指指着的那里针噗嗤一声插了进去。" }, { "id_line": 2987, "ja_text": "そしてちゅーと吸血を始める。", "zh_text": "然后开始吸血。" }, { "id_line": 2988, "ja_text": "吸血を開始するとまるで射精したみたいな快感が押し寄せてきた。", "zh_text": "吸血开始时,就像有射精一样的快感涌过来。" }, { "id_line": 2989, "ja_text": "あまりの気持ちよさに体が震える。", "zh_text": "因为太舒适了而浑身抖震。" }, { "id_line": 2990, "ja_text": "吸血が、止められない。", "zh_text": "无法停止吸血。" }, { "id_line": 2991, "ja_text": "アスカ 「あはは、がっついちゃって」", "zh_text": "明日香 「哈哈,贪婪地吃了」" }, { "id_line": 2992, "ja_text": "アスカの笑い声が、その首に張り付いている一匹の蚊である俺を揺るがした。", "zh_text": "明日香的笑声震动了缠在她脖子上变成蚊子的我。" }, { "id_line": 2993, "ja_text": "この至近距離では、声だけで吹き飛ばされそうだ。", "zh_text": "因为这是很近距离的声音,我就这様被刮跑了。" }, { "id_line": 2994, "ja_text": "今の自分が、あまりにもちっぽけな存在である証拠だった。", "zh_text": "这就是现在的自己过于渺小的存在的证明。" }, { "id_line": 2995, "ja_text": "シュウ 「く、くそ…」", "zh_text": "修 「く、可恶……」" }, { "id_line": 2996, "ja_text": "くやしい。でも吸血を止められないビクンビクン。", "zh_text": "心情很烦。无法制止那股想要吸血的冲动。" }, { "id_line": 2997, "ja_text": "歯噛みしながらも吸血をやめられない俺を、アスカがくすくすと笑う。", "zh_text": "明日香笑着看在咬牙切齿而又制止不了吸血冲动的我。" }, { "id_line": 2998, "ja_text": "首筋にくっつく今の俺など8mm程度の大きさしかない小さな蚊だ。", "zh_text": "现在的我在脖子上是只有8mm大小的小小蚊子。" }, { "id_line": 2999, "ja_text": "まさに、手のひらでピシャリと潰されてしまえばそれまでである。", "zh_text": "确实,现在手掌完全适合用来啪嚓一声摧毁小小的我。" }, { "id_line": 3000, "ja_text": "そして、こうして衝動に駆られ吸血をやめられない自分を見ていると、吸血をしている蚊が簡単に潰されてしまうのがよくわかる。", "zh_text": "自己也有看见被吸血冲动牵制住的吸血着蚊子就这简单被压坏。" }, { "id_line": 3001, "ja_text": "手のひらどころか、指先一つで十分だろう。", "zh_text": "手掌……不,连一只指尖就足够了吧。" }, { "id_line": 3002, "ja_text": "俺から見る今のアスカの指は太さ3m全長14m以上もある。", "zh_text": "我看现在明日香的手指长径有3m,全长14m以上。" }, { "id_line": 3003, "ja_text": "小指の先をほんの少し押し付けられるだけでも、俺はプチッと潰されてしまうのだ。", "zh_text": "光是小指只要轻轻微压下来一点点,我也会被捣碎。" }, { "id_line": 3004, "ja_text": "想像したら体が震える。蚊にとって、これがどんなに命懸けなことかわかる。", "zh_text": "想像那个光景,身体忍不住颤抖。对蚊子来说,这是多么拼命的事呀。" }, { "id_line": 3005, "ja_text": "しかしアスカは俺に手を伸ばそうとはせず、俺が吸血を終えるのをじっと待っていた。", "zh_text": "可是明日香一动不动,没有对我伸手驱赶,只是静静地等我吸完血。" }, { "id_line": 3006, "ja_text": "やがて吸血を終えた俺はそこから離れると差し出されてきたアスカの手のひらの上にポトッと落下した。", "zh_text": "不久吸血结束后,我离开那里,向明日香伸出了的手掌上掉下来。" }, { "id_line": 3007, "ja_text": "アスカ 「満足した?」", "zh_text": "明日香 「满足了吗?」" }, { "id_line": 3008, "ja_text": "アスカがニコニコ笑いながら見下ろしてくる。", "zh_text": "明日香微笑着俯视。" }, { "id_line": 3009, "ja_text": "だがその巨大な手のひらの中央に大の字に転がる俺は答えることが出来なかった。", "zh_text": "但是,我只有在巨大的手掌的中央滚动大字体躺下,没能回答。" }, { "id_line": 3010, "ja_text": "耐え難いほどの快感と快楽。そして満腹から動けなかったのだ。", "zh_text": "难以忍受的程度的快感和快乐。然后因为吃饱无法动弹。" }, { "id_line": 3011, "ja_text": "賢者タイムに突入していた。", "zh_text": "突入了贤者模式。" }, { "id_line": 3012, "ja_text": "しかし、", "zh_text": "但是," }, { "id_line": 3013, "ja_text": "アスカ 「あ。そー言えば、蚊って足の臭いに反応するらしいよ。試してみる?」", "zh_text": "明日香 「啊。说起来,话说蚊子对脚臭也会有反应。要试试吗?」" }, { "id_line": 3014, "ja_text": "言うとアスカは女の子座りから片膝を立てた座り方へと体勢を変え、右手に乗せた俺を、その立てた右足のつま先の前に転がり落とした。", "zh_text": "说完明日香从女の子座り改变成立起膝盖的坐姿,把捧着我的右手在的右脚脚尖前抖动。" }, { "id_line": 3015, "ja_text": "ドサッ。布団に落下する俺。", "zh_text": "ドサッ。我掉落在被子上。" }, { "id_line": 3016, "ja_text": "ただ、今は蚊の体だからか、下が布団だからか、そこまで痛くは無かった。", "zh_text": "只是现在是蚊子的身体,下面又是被子,掉下来并不会痛。" }, { "id_line": 3017, "ja_text": "だが突然振り落とされれば驚きはする。", "zh_text": "但是突然被抖落的话还是会感到惊讶。" }, { "id_line": 3018, "ja_text": "シュウ 「うぐ…何すん…!」", "zh_text": "修 「又…干什么呀……!」" }, { "id_line": 3019, "ja_text": "と文句を言おうとした俺が体を起こすと、目の前にはアスカの巨大な右足のつま先が鎮座していた。", "zh_text": "我正想起身抱怨,明日香巨大的右脚脚尖在眼前镇坐。" }, { "id_line": 3020, "ja_text": "柔らかな布団にずっしりと沈み込んでいる。", "zh_text": "沉重地陷入到柔软的被褥。" }, { "id_line": 3021, "ja_text": "全長48m幅16mの超巨大な足である。足の指一本の太さは3m、長さは4mほどにもなる。親指に至っては家のように巨大だった。", "zh_text": "全长48米,宽16米的超巨大素足。一只脚趾的厚度是3米,长度约4米。大拇趾甚至和平房一样巨大。" }, { "id_line": 3022, "ja_text": "足の指たちに見下ろされ、そのあまりの迫力に臆し言葉に詰まる俺。", "zh_text": "被脚趾头俯视的我因为那份太巨大的迫力而吓得一时语塞。" }, { "id_line": 3023, "ja_text": "指の一本ですら一車線分の幅を取り、足全体ともなれば余程の大都市でもない限りそれを踏みおろせるだけの幅のある道路はないだろう。", "zh_text": "一根手指就已经一条车道的幅度,如果不是在的大都会的话,也不会有可以容纳整只巨大的脚踩下来的道路吧。" }, { "id_line": 3024, "ja_text": "普通自動車の全長を5mとした場合、今のアスカの足はおよそ10倍もの大きさがある。足の幅ですら全長の3倍以上の大きさだ。", "zh_text": "按照普通的汽车全长5米的情况,现在明日香的脚大概是10倍的大小。脚的幅度也是全长3倍以上的大小。" }, { "id_line": 3025, "ja_text": "逆にアスカから見る普通自動車は全長2.5cmとちっぽけなもので、この巨大な足の親指をズンと乗せるだけでペチャンコにしてしまえるだろう。", "zh_text": "相反,在明日香看来普通汽车是全长只有2.5cm的渺小东西,只有把巨大的大拇趾搭上去也能够把汽车熨平。" }, { "id_line": 3026, "ja_text": "などと思っているとアスカがその足の指を動かした。", "zh_text": "我思緖还在妄想时,明日香的脚趾动了动。" }, { "id_line": 3027, "ja_text": "アスカ 「ほれ、どうかな?」", "zh_text": "明日香 「喂,怎么,喜欢吗?」" }, { "id_line": 3028, "ja_text": "巨大な足の指が持ち上がり、ぐわっと開いた。", "zh_text": "巨大的脚趾抬起,再哇的一声打开了。" }, { "id_line": 3029, "ja_text": "まるで怪獣が威嚇するかのような恐怖を覚えた。", "zh_text": "简直就像受到怪兽威吓似的恐惧。" }, { "id_line": 3030, "ja_text": "しかし、同時にその開いた足の指の間からただよってきたアスカの足の臭いに体がビクンと反応し、散々吸血したはずの俺は勢いよく飛び立ってその巨大な親指と人差し指の股に飛びついていた。", "zh_text": "但是,打开了的脚趾缝间开始飘浮出明日香脚的臭味,身体对那股气味作出反应,为了可以狠狠地吸血,我一口气往巨大的大拇趾和食趾缝间飞扑过去,。" }, { "id_line": 3031, "ja_text": "そしてそこに、針を刺す。", "zh_text": "然后把针插了进去。" }, { "id_line": 3032, "ja_text": "すると俺を挟みこむ左右の巨大な足の指がビクンと動いた。", "zh_text": "在左右夹着我的巨大的脚趾忍不住摆动一下。" }, { "id_line": 3033, "ja_text": "アスカ 「あん、シュウくすぐったいよ」", "zh_text": "明日香 「哈哈、小修,很痒呀。」" }, { "id_line": 3034, "ja_text": "アスカが楽しそうに笑う。", "zh_text": "明日香看起来很开心地笑了。" }, { "id_line": 3035, "ja_text": "俺が針を刺したときのチクッとした感触を、敏感な皮膚に感じ取ったのだろう。", "zh_text": "敏感的皮肤感受到了我把针插进去时的感触。" }, { "id_line": 3036, "ja_text": "もしもアスカが足の指を握ったりしていた場合、俺はひねり潰されていたかもしれない。", "zh_text": "如果明日香把脚趾握起来的话,我会被拧成碎也说不定。" }, { "id_line": 3037, "ja_text": "もちろんアスカも気をつけて、足の指は開いたままにしてくれていたようだが。", "zh_text": "当然明日香也很小心地把脚趾打开。" }, { "id_line": 3038, "ja_text": "満腹だったはずなのに俺は吸血を止められなかった。", "zh_text": "我吃饱了,明明是吸血却无法停止。" }, { "id_line": 3039, "ja_text": "そこから漂う足の臭い、石鹸の匂い、そして女の子のアスカの香りが、男としての俺の本能と蚊としての本能を刺激し、吸血を止めることを許さなかった。", "zh_text": "在那里漂浮的脚臭味,肥皂的气味,和明日香女孩子的香味,作为男性的我的本能和蚊子的本能,刺激着我不允许停止吸血。" }, { "id_line": 3040, "ja_text": "やがて吸血を終えた俺は足の指の間からポロッと落ちて布団の上に転がった。", "zh_text": "不久,吸血结束的我在的脚趾缝间掉落到被子上。" }, { "id_line": 3041, "ja_text": "そんな俺を、足をどけたアスカが覗き込んでくる。", "zh_text": "明日香挪开脚,凑近盯着我看。" }, { "id_line": 3042, "ja_text": "アスカ 「大丈夫?」", "zh_text": "明日香 「没事吧?」" }, { "id_line": 3043, "ja_text": "シュウ 「く、苦しい…」", "zh_text": "修 「く,好痛苦……」" }, { "id_line": 3044, "ja_text": "俺の体はまるまると太っていた。", "zh_text": "我的身体圆乎乎的。" }, { "id_line": 3045, "ja_text": "吸血のし過ぎである。最早飛ぶことも出来ない。", "zh_text": "因为吸血过多。已经不能飞起来。" }, { "id_line": 3046, "ja_text": "アスカ 「ふむ…ちょっと調整間違えたかな。体の限界よりも欲求のほうが優先されちゃってる」", "zh_text": "明日香 「嗯…调整弄错了吗。比起身体的极限,欲望更被优先满足」" }, { "id_line": 3047, "ja_text": "言いながらアスカはスマホをポチッと操作した。", "zh_text": "明日香一边说一边操作智能手机。" }, { "id_line": 3048, "ja_text": "すると膨れ上がっていた俺の体キュッと元に戻った。", "zh_text": "于是身体膨胀的我,回到了原来紧紧的様子。" }, { "id_line": 3049, "ja_text": "アスカ 「ほい。これで大丈夫でしょ」", "zh_text": "明日香 「那么,这様就没问题吧」" }, { "id_line": 3050, "ja_text": "アスカの言うとおり、俺の体は血を吸う前の身軽な状態に戻っていた。", "zh_text": "明日香说完,我的身体回到了吸血前的轻松状态。" }, { "id_line": 3051, "ja_text": "むくりと体を起き上がらせる。", "zh_text": "身体蓦地坐起来。" }, { "id_line": 3052, "ja_text": "シュウ 「はぁ…まさか血の吸いすぎで死にそうになるとは…」", "zh_text": "修 「哈…怎么说呢,吸血过多差过死了……」" }, { "id_line": 3053, "ja_text": "アスカ 「そこは修正しておくよ。じゃあ行こっか」", "zh_text": "明日香 「那里会修改一下。那么就OK了」" }, { "id_line": 3054, "ja_text": "アスカが俺のベッドからおりる。", "zh_text": "明日香从我的床上下来。" }, { "id_line": 3055, "ja_text": "シュウ 「ん? どこにだよ」", "zh_text": "修 「嗯?要去哪里。」" }, { "id_line": 3056, "ja_text": "アスカ 「えー、ハルちゃんのとこに決まってるじゃーん」", "zh_text": "明日香 「嗯,去小春酱的房间肯定是最好的吧。」" }, { "id_line": 3057, "ja_text": "わかってるくせにー。みたいな顔をするのはやめろ。", "zh_text": "我看清楚那副表情。露出了那样的的表情,现在谁也不能阻止她了。" }, { "id_line": 3058, "ja_text": "アスカ 「単純にもうちょっとデータ欲しいのよね。えい」", "zh_text": "明日香 「我只是单纯想收集更多的数据啊。」" }, { "id_line": 3059, "ja_text": "アスカがスマホを操作すると、部屋の中の空間にブゥンと『穴』が出来た。", "zh_text": "明日香又滑起智能手机,房间中的空间中凭空出现了一个『洞』。" }, { "id_line": 3060, "ja_text": "アスカ 「ほらいくよ」", "zh_text": "明日香 「去看一下」" }, { "id_line": 3061, "ja_text": "ベッドの上にいた俺を摘んだアスカはそのまま『穴』の中へと入る。", "zh_text": "明日香把在床上的我捏起,直接进入到『洞』中。" }, { "id_line": 3062, "ja_text": "『穴』を潜り抜けた先はハルの部屋だった。", "zh_text": "钻过『洞』之后是小春的房间。" }, { "id_line": 3063, "ja_text": "これが最初にアスカが言いかけた『ワームホール発生装置』なるものの効果なのだろう。", "zh_text": "这就是明日香最初的说过的『虫洞产生装置』的效果吧。" }, { "id_line": 3064, "ja_text": "AとBの間を繋ぎ距離を0にする。", "zh_text": "A和B之间的距离为0的说。" }, { "id_line": 3065, "ja_text": "しかし俺の部屋の隣にあるハルの部屋に行くのにわざわざそんな大層なものを使う必要があるかどうかは甚だ疑問である。", "zh_text": "但是我的房间就在小春的房间旁边,还特意去用这种夸张的东西,我对这様做是否有必要而深感疑惑。" }, { "id_line": 3066, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 3067, "ja_text": "アスカ 「おじゃまー」", "zh_text": "明日香 「唉嘛」" }, { "id_line": 3068, "ja_text": "などと言いながらハルの部屋に入るアスカ。", "zh_text": "明日香进入到小春的房间。" }, { "id_line": 3069, "ja_text": "部屋に入ると同時に俺は解放されそのまま飛び上がった。", "zh_text": "进入房间同时,我被解放了又直接飞了起来。" }, { "id_line": 3070, "ja_text": "まだカーテンも開けられていないハルの部屋。", "zh_text": "小春的房间还没有打开窗帘。" }, { "id_line": 3071, "ja_text": "薄暗く、それでいて換気のなされていない部屋の中にはむせ返るほどの女の子の匂いに包まれていた。", "zh_text": "薄暗,而且不通风的房间里笼罩着浓浓的女孩子香甜的气味,气味浓得有点换不过气。" }, { "id_line": 3072, "ja_text": "思わず、生唾を飲んでしまう俺だった。", "zh_text": "我不由得呑了呑口水。" }, { "id_line": 3073, "ja_text": "そしてベッドの上では、部屋の主であるハルがすーすーと小さな寝息を立てていた。", "zh_text": "然后在床上是房间的主人,小春在睡梦中一起一伏地呼吸。" }, { "id_line": 3074, "ja_text": "すやすやと穏やかな顔で眠っている。", "zh_text": "安详香甜地睡着的脸。" }, { "id_line": 3075, "ja_text": "例え妹でも、女の子の寝顔というのは覗いてしまうと少し背徳感を感じてしまう。アスカはノーカン。", "zh_text": "即使妹妹,窥视到女孩的睡颜稍微感到了背德感。明日香是例外。" }, { "id_line": 3076, "ja_text": "しかしその慎ましい寝顔とは裏腹に、その姿はお淑やかさとはかけ離れたものだった。", "zh_text": "但是和那个谨慎安详的睡颜相反,那个身姿和淑女般的文雅背道而驰。" }, { "id_line": 3077, "ja_text": "布団は蹴飛ばされベッドから落ち、長い髪はバサリと広がり、パジャマのズボンなどはややずり落ちてパンツが見え、上着のボタンなどはことごとく外されパジャマは肌蹴られている。", "zh_text": "被子踢开从床上掉下来,长长的头发松散,穿着的睡裤滑落到连内裤都看得见,上衣的钮扣全都被解开,睡衣打开看到少女的肌肤。" }, { "id_line": 3078, "ja_text": "むき出しの乳やお腹などに興奮する前に、自分の妹の淑女としてあるまじき痴態に羞恥心が湧き上がってきた。", "zh_text": "在看到赤裸的胸部和平坦的肚子而兴奋之前,对自己的妹妹作为一个淑女露出不应有的痴态涌起了羞耻心。" }, { "id_line": 3079, "ja_text": "可能なら今すぐボタンを閉めズボンを上げパジャマを直してやりたかった。", "zh_text": "可能的话,现在想马上拉高裤子,把睡衣钮扣扣回去。" }, { "id_line": 3080, "ja_text": "アスカ 「ハルちゃんって相変わらず豪快な寝相だよね」", "zh_text": "明日香 「小春酱的睡相仍旧这么豪爽。」" }, { "id_line": 3081, "ja_text": "ハルを見下ろすアスカがクスクス笑いながら言う。", "zh_text": "明日香看着小春傻笑着说。" }, { "id_line": 3082, "ja_text": "しかし先日、その寝相の悪さに殺されかけた俺としては到底笑うことは出来なかった。", "zh_text": "但是前几天,因为那个难看的睡相而差点被杀了作的我无论如何也没笑不出来。" }, { "id_line": 3083, "ja_text": "アスカ 「うーん、しっかしおいしそうなカラダしてるわー。女のあたしから見てもそう感じるんだからシュウから見たら相当よね?」", "zh_text": "明日香 「嗯,但是是看起来很好吃的身体啊。女生的我来看也这么觉得。小修看来相当不得了的吧?」" }, { "id_line": 3084, "ja_text": "言いながら顔の横を飛ぶ俺を見るアスカ。", "zh_text": "明日香一边说一边看着从她的脸旁边飞过的我。" }, { "id_line": 3085, "ja_text": "確かにこうも無防備にむき出しにされたハルの肢体は俺の本能を刺激し、胸をドキドキさせ、息を荒くさせ、理性を揺るがす。", "zh_text": "确实,小春这様毫无防备的赤裸肢体刺在激着我的本能,内心七上八下,呼吸变得粗暴,理性开始动摇。" }, { "id_line": 3086, "ja_text": "このアプリのせいもあるだろう、今にもかぶりつきたい衝動に襲われていた。", "zh_text": "因为这个App的原因吧,现在也有想咬上去的冲动。" }, { "id_line": 3087, "ja_text": "しかし相手は妹のハルだ。", "zh_text": "但是对方是妹妹小春呀。" }, { "id_line": 3088, "ja_text": "いくら蚊と言え、性的欲求から寝込みを襲うなどということが許されるはずが無い。", "zh_text": "就算变成了蚊子,因为忠于自己的性欲而袭击熟睡中的她之类,这种事不会被允许吧。" }, { "id_line": 3089, "ja_text": "俺は性欲に侵食されつつある理性を総動員して、小さな体を震わせて耐えていた。", "zh_text": "我的理性被性欲侵蚀着,小小的身体因为忍耐而颤抖。" }, { "id_line": 3090, "ja_text": "まぁ、すでに風呂やらオナニーに同席してしまっているので今更な抵抗ではあるが。", "zh_text": "嘛,都已经一齐手淫过,又一同洗澡了,现在还抵抗什么。" }, { "id_line": 3091, "ja_text": "アスカ 「ちなみに吸血してもかゆくなったり痕が残ったりはしないから好きな場所から吸っていいわよ」", "zh_text": "明日香 「顺便说一下,吸血之后既不会痒也不会留下痕迹,所以可以吸任何喜欢的地方哦。」" }, { "id_line": 3092, "ja_text": "どうでもいい。いや、どうでもよくはないけど。", "zh_text": "这种怎样也好。不,是怎样都不好。" }, { "id_line": 3093, "ja_text": "とにかく俺は性欲を抑えられなくなる前にこの場を離れなくては。", "zh_text": "我再不离开这里的话会变得无法控制自己的性欲。" }, { "id_line": 3094, "ja_text": "しかし現状理性と性欲の比率は五分であり、飛び掛るも離れるも出来ずその場にとどまっていた。", "zh_text": "但是现状是理性和性欲的五分五的比率,所以我没有猛烈扑上也没有离开,只是停留在这个房间。" }, { "id_line": 3095, "ja_text": "そんな葛藤の最中にある俺を無視し、ベッドの上で大の字になるハルに近づいていったアスカは、ボタンがはずれ、ただ羽織っているだけのパジャマの上着をペラリとめくった。", "zh_text": "无视在纠结的我,明日香接近了在床上大字体躺着的小春,掀了一下钮扣没有扣起,只是披在身上而已的睡衣。" }, { "id_line": 3096, "ja_text": "シュウ 「!?」", "zh_text": "修 「!?」" }, { "id_line": 3097, "ja_text": "すると、布を被されギリギリ隠されていた乳房が全開になる。", "zh_text": "于是,把乳房勉勉强强盖起来的布打开了。" }, { "id_line": 3098, "ja_text": "ハルの上半身はむき出しとなり、その胸板の上に乗っている、ふたつのおっぱいを余すところ無く見ることができるようになった。", "zh_text": "小春的上半身赤裸,胸部大开,两个胸部该看到地方全都能看见了。" }, { "id_line": 3099, "ja_text": "俺の性欲の支配力が少し上昇した。", "zh_text": "我性欲的支配力稍微上升。" }, { "id_line": 3100, "ja_text": "アスカ 「うんうん、いいおっぱいだ」", "zh_text": "明日香 「嗯嗯,好胸。」" }, { "id_line": 3101, "ja_text": "などと言いながらアスカがハルの乳房を指先でつつく。", "zh_text": "明日香一边说一边用手指戳小春的乳房。" }, { "id_line": 3102, "ja_text": "アスカの指が触れると乳房の表面がぷにっとへこんだ。", "zh_text": "被明日香的手指触摸到乳房的表面微微凹下去。" }, { "id_line": 3103, "ja_text": "弾力と柔らかさの共存する、肉まんよりも大きな物体。", "zh_text": "弹性和柔软的并存,比肉包更大的物体。" }, { "id_line": 3104, "ja_text": "ハル 「すー…」", "zh_text": "小春 「嗯……」" }, { "id_line": 3105, "ja_text": "変わらず寝息を立てるハルは、胸をつつかれても起きる様子はない。", "zh_text": "虽然胸部手指稍微戳进去,小春的鼾声还是不变,完全没有醒过来的迹像。" }, { "id_line": 3106, "ja_text": "そうやってアスカがハルの乳房を弄んでいる様を見ていると性欲が駆け上がってくる。", "zh_text": "看到明日香玩弄小春乳房的样子,性欲立刻冲上来。" }, { "id_line": 3107, "ja_text": "理性が駆逐されていく。", "zh_text": "理性被驱逐。" }, { "id_line": 3108, "ja_text": "自分の意思ではどうにもできない、生物としての本能が脳を侵略していった。", "zh_text": "我的意识怎様也控制不住,生物的本能侵略了大脑。" }, { "id_line": 3109, "ja_text": "気づいたときには俺はハルに向かって飛び掛っていた。", "zh_text": "注意到的时候,我已是向小春飞去。" }, { "id_line": 3110, "ja_text": "小さな小さな羽根を全力で動かし、一直線にそのむき出しの乳房に向かっていた。", "zh_text": "小小小小的羽翼在全力振动,一条直线地向那对露出乳房扑去。" }, { "id_line": 3111, "ja_text": "そしてハルの左の乳房の表面に飛びつき、口をプスッと突き刺した。", "zh_text": "然后飞到小春左乳的表面,把口噗嗤地刺进去。" }, { "id_line": 3112, "ja_text": "ちゅー。全力で吸血する。", "zh_text": "ちゅ-用尽全力去吸血。" }, { "id_line": 3113, "ja_text": "食欲を満たす満足感と性欲を満たす快感が体を物理的に膨れ上がらせていった。", "zh_text": "满足食欲时得到的满足感和满足性欲时快感在物理上胀起的身体内澎涨起来。" }, { "id_line": 3114, "ja_text": "アスカ 「おー、シュウの体がどんどん膨らんでく。ハルちゃんの血はそんなにおいしいの?」", "zh_text": "明日香 「噢,小修的身体渐渐开始膨胀。小春酱的血就这么好吃吗?」" }, { "id_line": 3115, "ja_text": "アスカがクスクス笑いながらハルの乳房にくっついて吸血する俺を見下ろしてくる。", "zh_text": "明日香一边笑一边俯视黏在小春的乳房上吸血的我。" }, { "id_line": 3116, "ja_text": "実際にハルの血は極上だった。", "zh_text": "实际上,小春的血真是极品。" }, { "id_line": 3117, "ja_text": "アスカが不味かったというわけではない。", "zh_text": "并不是明日香的不好吃。" }, { "id_line": 3118, "ja_text": "ただ、先ほどは感じられなかった濃厚な旨みが今吸っている血には感じられた。", "zh_text": "只是刚才是感觉不到吸到的血的浓厚美味,现在感觉到了。" }, { "id_line": 3119, "ja_text": "ここが乳房だからなのだろうか。血の中に、ハルの乳が混じっているのだろうか。", "zh_text": "因为这里是乳房吗?所以血中搀杂着小春的乳汁吧。" }, { "id_line": 3120, "ja_text": "だとしたら俺はハルのミルクを飲んでいるということになるのだろうか。", "zh_text": "也就是说我在喝小春的分泌的牛奶。" }, { "id_line": 3121, "ja_text": "恐ろしく背徳的な考えが脳裏をよぎる。", "zh_text": "背德的可怕想法从脑海掠过。" }, { "id_line": 3122, "ja_text": "しかしその旨みは、吸血することをやめられないほどに美味だった。", "zh_text": "但是太美味了,无法停止吸这么美味的血。" }, { "id_line": 3123, "ja_text": "アスカ 「せっかく調整したのに、そんなに吸ったらまた苦しくなっちゃうよ。しょうがないなー」", "zh_text": "明日香 「好不容易调整了,这様吸的话,又会很痛苦了哦。没办法啊」" }, { "id_line": 3124, "ja_text": "スマホを取り出したアスカがポチポチと操作すると、俺の体はシュルシュルとしぼんで元の形に戻っていった。", "zh_text": "明日香取出了智能手机,在屏幕上熟练地操作,我的身体萎到原来的形状。" }, { "id_line": 3125, "ja_text": "そして以後、それ以上膨らむことは無かった。", "zh_text": "但之后过了一阵子,又比回复之前更胀了。" }, { "id_line": 3126, "ja_text": "アスカ 「ほい、どんなに吸血しても膨らまない、苦しくならないようにしたから好きなだけ吸いなはれ」", "zh_text": "明日香 「唉嗨,还是设为论吸多少血也不会难胀起好了,尽情地吸而不会得得痛苦」" }, { "id_line": 3127, "ja_text": "アスカが言う。", "zh_text": "明日香说。" }, { "id_line": 3128, "ja_text": "しかし俺はアスカの言葉に関係なく、ただひたすらにハルの血を吸っていた。", "zh_text": "然而,我没有理会明日香说的话,只是一直吸吮小春的血。" }, { "id_line": 3129, "ja_text": "蚊となり、大きさおよそ8mm程度にまで縮んでしまっている俺にとって、ハルの乳房は標高数十mの小山か小高い丘のようなものだった。", "zh_text": "我变成蚊子了,大小缩小到约8毫米左右。对我来说,小春的乳房是高度数十米的小山丘。" }, { "id_line": 3130, "ja_text": "その質量はおよそ5600t。俺の体重を60kgとした場合、その9万3千倍もの重量である。", "zh_text": "乳房的质量大约5600吨。如果我的体重是60公斤的话,那就是9万3千倍的重量。" }, { "id_line": 3131, "ja_text": "とんでもない質量、そして体積だった。", "zh_text": "意想不到的质量和体积。" }, { "id_line": 3132, "ja_text": "俺がどれだけ血を吸い続けても無尽蔵にあふれ出てくるだけの量が詰まっていた。", "zh_text": "充满了不论我持续吸多少还是会无穷尽地洋溢出来的血量。" }, { "id_line": 3133, "ja_text": "その頂にツンとある乳首だけでも相当に巨大である。", "zh_text": "在顶端的乳头就已经相当巨大。" }, { "id_line": 3134, "ja_text": "約200分の1サイズに縮んでいる俺からは相対的に200倍の大きさに巨大化している乳首は、その乳頭の高さだけでも2mにもなる。", "zh_text": "相对缩小到只有200分之一大小的我来说,就是巨大化200倍的的乳头,单单只是乳头的高度就有2米。" }, { "id_line": 3135, "ja_text": "俺の身長よりも高い。そしてその直径も2mを超え俺が両手を回したところで届くはずも無い。表面に両手を広げて抱きついている程度のものだ。乳頭だけでも、俺よりもはるかに巨大だった。", "zh_text": "比我的身高还要高。乳头的直径也超过2米,就算我转动双手也没有到达。张开双手也抱不住表面的程度。乳头至少比我远远的巨大。" }, { "id_line": 3136, "ja_text": "乳輪も直径だけで8mほどにもなりピンク色の地面が広がっているようだった。", "zh_text": "直径8米左右的乳晕变成蔓延着的粉红色地面。" }, { "id_line": 3137, "ja_text": "すやすやと眠るハルの乳房から血を吸うことの背徳感、罪悪感、そして、こうやってどれだけ吸血してもハルの体には何の影響も与えられない敗北感、貧弱さ、負の感情が次々にこみ上げてくる。", "zh_text": "吸睡得香甜的小春的乳房的血的背德感,罪恶感,加上无论吸多少血也不会对小春的身体有什么影响的失败感,贫弱感,负面情感纷纷一个接一个涌上来。" }, { "id_line": 3138, "ja_text": "ただ眠っているだけのハルの、その乳房にすら勝てない俺の、非力を通り越して無力な存在に価値観が見出せなくなる。", "zh_text": "只是在睡觉的小春的乳房都赢不了,我无力地找不到可以越过这无力的存在的价值观。" }, { "id_line": 3139, "ja_text": "しかしそれでも、吸血するほどに感じられる快感に、吸血をやめられなかった。", "zh_text": "但是尽管如此,还是无法停止吸血的得到快感,而又不停吸血。" }, { "id_line": 3140, "ja_text": "アスカ 「次はこっち行ってみよっか」", "zh_text": "明日香 「接下来去这里看看有什么不同」" }, { "id_line": 3141, "ja_text": "アスカは乳房に取り付いていた俺をつまみあげるとハルの足の裏のほうへと持って行った。", "zh_text": "明日香把黏在小春乳房的我捏起,再带去小春的脚底。" }, { "id_line": 3142, "ja_text": "開放された俺の目の前には、ハルの足の裏の絶壁がドンと聳え立っている。", "zh_text": "被开放后,我的眼前耸立着小春的脚底的绝壁。" }, { "id_line": 3143, "ja_text": "全長48mにもなる肌色の絶壁だ。", "zh_text": "全长48米的肤色断崖。" }, { "id_line": 3144, "ja_text": "先ほどのアスカのときとは違いつま先でない分 足の匂いというのは強くないが、それでもあふれ出るハルのフェロモンは俺の性欲を刺激して止まない。", "zh_text": "和刚才在明日香脚尖的时候不同,脚的臭味不强,但小春溢出的信息素不停刺激我的性欲。" }, { "id_line": 3145, "ja_text": "俺はハルの足の裏にピトッくっついて吸血を開始していた。", "zh_text": "我黏在小春的脚底开始吸血。" }, { "id_line": 3146, "ja_text": "乳房のときとは味が違う。そして突き刺した皮膚の感触も、こちらのほうが強い印象であった。", "zh_text": "和乳房时的味道不一様。刺到的皮肤的触觉也是这边比较强。" }, { "id_line": 3147, "ja_text": "常に、ハルのこの巨体を支えている足の裏だ。決して硬質化してしまっているわけではないのだが、その鍛え抜かれている足の裏の皮膚は、貧弱な一匹の蚊になった俺には強靭な壁だった。", "zh_text": "这里是支撑小春巨大的身体的脚底。绝对并不是硬质化了,但经过锤炼的脚底的皮肤,对于变成一只贫乏的蚊子的我是坚韧的墙壁。" }, { "id_line": 3148, "ja_text": "巨大な足の裏のほんの一部にくっついていると、まるで踏み潰される寸前であるような気がしてくる。", "zh_text": "和巨大的脚底的一小部分紧贴在一起,就像濒于被踩踏一样的心情。" }, { "id_line": 3149, "ja_text": "今の俺は蚊だ。虫だ。まさに虫けらとしての最後を演出しているようだった。", "zh_text": "现在的我是蚊子。是小小的虫子。好像确实演出著作为小虫的最后一幕。" }, { "id_line": 3150, "ja_text": "この巨大な足の前には俺のすべてが無力だろう。ハルにとって今の俺は無意味な存在だった。", "zh_text": "这巨大的脚前的我完全是无力吧。对小春来说,现在的我是无谓的存在。" }, { "id_line": 3151, "ja_text": "仮にハルが起きていて、テクテクと歩いていて、その一歩に今の俺を踏み潰したとしても、それを感じ取ることも出来ないのではないだろうか。", "zh_text": "就算小春站起来走动,现在的我只要一步就被踩死了,感受也感受不到吧。" }, { "id_line": 3152, "ja_text": "巨大な足の裏で踏み潰された俺は一瞬でミンチ以下にまで引き伸ばされ床とハルの足の裏にこびり付く汚れとなる。", "zh_text": "在巨大的脚掌上被踩死的我一瞬间就化成肉糜,变成地板上和小春的脚底上的一点污渍。" }, { "id_line": 3153, "ja_text": "俺という命ある存在は、ハルにとっては足の汚れ程度の存在にすぎない。", "zh_text": "我虽然是有生命的存在,对小春来说只是弄脏了脚的程度的存在罢了。" }, { "id_line": 3154, "ja_text": "ハルの巨大な足の裏の強靭な皮膚の前に、俺は踏み潰されシミに変えられたとしても、その感触は皮膚の奥にすら到達できないだろう。", "zh_text": "在小春巨大的脚底的坚韧的皮肤之前,我被踩为一点斑点,那种踩死我的感觉连皮肤的深处都到达不了吧。" }, { "id_line": 3155, "ja_text": "結果、ハルはまったく気づけない。まったく気づかぬうちに俺を踏み潰し、足の裏にくっつく汚れに変え、そしてそのままテクテクと歩くうちにその汚れすらこすり落とされ、最後は消えてなくなる。", "zh_text": "结果,小春完全无法察觉得到吧。完全没有注意到的时候踩死的我变为脚底上黏着的污垢,然后就这样在向前走的时候那个污秽也被蹭走,最后完全消失。" }, { "id_line": 3156, "ja_text": "踏み潰すところから完全に消滅させるまでを、まったく気づかぬうちに終えるのだ。", "zh_text": "由踩死到完全消灭为止,也完全没有察觉到是什么时候结束的。" }, { "id_line": 3157, "ja_text": "今の俺とハルの関係はその程度だった。気づかぬうちに消される存在だった。", "zh_text": "现在的我和小春的关系就是那种程度。不知不觉中被消去的存在。" }, { "id_line": 3158, "ja_text": "などと力の関係を思い知りながら吸血していると再びアスカの指が迫ってきて俺をつまみあげた。", "zh_text": "我一边体会到力量比对的关系一边正吸着血时,明日香的手指再次逼近捏起了我。" }, { "id_line": 3159, "ja_text": "アスカ 「足の裏は吸血しにくそうね。こっちにしてみる?」", "zh_text": "明日香 「脚掌的肉看起来很难吸血。来这边吸一下吧?」" }, { "id_line": 3160, "ja_text": "再び移動させられた俺は、今度はそこにおろされる。", "zh_text": "我再次被迫移动,这次在那里被放下。" }, { "id_line": 3161, "ja_text": "ハルの唇の上だった。", "zh_text": "是小春的嘴唇上。" }, { "id_line": 3162, "ja_text": "薔薇色に輝くぷるんとした唇。厚みは俺の体よりも大きく、上に立つのに何の問題も無い。", "zh_text": "闪耀着玫瑰色的嘴唇的厚度比我的身体更大,站在上面也没有什么问题。" }, { "id_line": 3163, "ja_text": "今は下唇の上に立ってその巨大な唇を見下ろしていた。わずかに開いた唇の間には広大な口腔が広がっていた。中は闇に包まれ、まるで地獄に繋がっているかのようだった。その隙間から轟々と呼吸の突風が出入りし、もしもその突風に巻かれその唇の間に落ちてしまったらもう出てくることができないかもしれない。", "zh_text": "现在站在下唇的上俯视那巨大的嘴唇。微微睁开的嘴唇之间是广大的口腔洞窟。口腔被黑暗包围着,就像和地狱相连似的。从缝隙中轰隆地呼吸就像暴风一様进出,如果被暴风卷入到落入双唇之间的话,可能永远也无法再出来。" }, { "id_line": 3164, "ja_text": "唇だけではない。正面に見える巨大な鼻のその穴からはこちらにむかって突風が吹きつけてきていて気を抜くと飛ばされてしまいそうだった。遠くにいたときは穏やかに見えた寝息も、この大きさでこの距離となると顔を覆いたくなるほどに強烈な風だった。", "zh_text": "不只是嘴唇。正面看到巨大的鼻子的洞对着这边吹着能轻松把我刮飞的暴风。遥远看的时候是安稳的寝息,以这个大小在这个距离感受的话,是想捂脸的强风。" }, { "id_line": 3165, "ja_text": "口の周囲は吐息のせいか暖かい。柔らかな唇はぷにぷにと心地よい弾力があり寝転がってしまえばこの風も心地よいそよ風に感じられるだろう。", "zh_text": "口的周围因为气息的缘故而温暖。在柔软舒适和有弹性嘴唇上翻滚的话,吹出来的气息也会感觉像愉快的微风吧。" }, { "id_line": 3166, "ja_text": "俺はそんな赤い唇に針をプスっと刺していた。", "zh_text": "我把针刺进了红色的嘴唇。" }, { "id_line": 3167, "ja_text": "ハルの唇に俺の口である針を刺す。これはキスになるのだろうか。", "zh_text": "把作为我的嘴针刺进小春的嘴唇。这是接吻吗?" }, { "id_line": 3168, "ja_text": "柔らかな皮膚に針は容易く刺さり、そこから唇同様に赤い血をちゅーと吸い上げる。", "zh_text": "柔软的皮肤针很容易扎进去,从那里吸着和嘴唇一样鲜红的血。" }, { "id_line": 3169, "ja_text": "乳房や足の裏から吸血したときよりも熱い。体が火照ってしまいそうだ。", "zh_text": "比从乳房和脚底吸的血还要热。我全身发热了。" }, { "id_line": 3170, "ja_text": "ハル 「ん…」", "zh_text": "小春 「嗯……」" }, { "id_line": 3171, "ja_text": "ハルがわずかに口を動かし小さく呟いた。", "zh_text": "小春稍微动了动嘴和微微地把嘴嘟起来。" }, { "id_line": 3172, "ja_text": "それは唇にくっつく俺にとっては地面が1m以上も動くと言うことだ。", "zh_text": "嘴唇紧贴在一起,对我来说就是地面以1米以上的幅度在动。" }, { "id_line": 3173, "ja_text": "たまらず振り落とされアゴのほうに転がり落ちる俺。", "zh_text": "我不由得被抖落往下巴的方向滚动。" }, { "id_line": 3174, "ja_text": "シュウ 「いたた…」", "zh_text": "修 「哇啊……」" }, { "id_line": 3175, "ja_text": "喉のほうにまで落ちはせず、丁度の唇の下、あごの上あたりで停止したのだが、それでも突然動いた地面にすっ飛ばされ転がれば体も打ち付ける。", "zh_text": "我没有掉到嗓子那里,正好在嘴唇下,下巴上的一带停止了,但地面突然动了,在上面的我身体受到冲击而撞飞,在地面被迫迅速滚动。" }, { "id_line": 3176, "ja_text": "蚊の体のおかげなのか痛みはさほど無かったが、それでも多少は目が回った。", "zh_text": "多亏是蚊子的身体,几乎没有疼痛,即便如此,多少的还是有点头晕了。" }, { "id_line": 3177, "ja_text": "アスカ 「くくくく、大丈夫?」", "zh_text": "明日香 「くくくく,没事吧?」" }, { "id_line": 3178, "ja_text": "笑うのをこらえながらアスカが見下ろしてくる。", "zh_text": "忍笑着的明日香俯视过来。" }, { "id_line": 3179, "ja_text": "そりゃそうだ。ハルがほんの少し口を動かしただけで吹っ飛ばされ体を打ち付けているというなんとも滑稽な様を見下ろしているのだから。", "zh_text": "可不是嘛。俯视着小春的嘴动了一点点动就被迫刮跑的身体这样子真的很滑稽。" }, { "id_line": 3180, "ja_text": "アスカ 「まぁでもあんまりやるとハルちゃんも起きちゃうかもだし、次くらいでやめとけば?」", "zh_text": "明日香 「嘛,不过再做下去的话,小春酱也会醒过来了吧,还是停下来解除变身吧?」" }, { "id_line": 3181, "ja_text": "アスカがスマホを俺の上に翳して時間を表示して見せた。", "zh_text": "明日香抬起智能手机向我展示上面的时间。" }, { "id_line": 3182, "ja_text": "それなりに時間も経っているし、そうでなくともハルがトイレなどに起きてしまうかもしれない。", "zh_text": "已经过了相应的时间,说不定小春会起来去厕所。" }, { "id_line": 3183, "ja_text": "俺はアゴの上から飛び上がると、ハルの右のほっぺの上に移動した。", "zh_text": "我从下巴飞上了起来,往小春的右边脸颊移动。" }, { "id_line": 3184, "ja_text": "飛び上がったとき、ハルの巨大な寝顔を見下ろせた。広大な面積があった。閉じられた目や鼻、そして口のひとつひとつが、小さな設備ほどの大きさだった。", "zh_text": "飞起来在高空时,看到小春巨大的睡颜。广大的面积。闭起来的眼睛,鼻子和口的一个一个都有小型设备那样的大小。" }, { "id_line": 3185, "ja_text": "ハルのほっぺに降り立った俺。広大な肌色の平面が緩やかな勾配とともに広がり、横には巨大な鼻の山などを見上げることが出来た。", "zh_text": "我在小春脸上降落。广大的肤色的平面和缓缓的坡度同时向四周蔓延,旁边是要仰望的巨大的鼻子山。" }, { "id_line": 3186, "ja_text": "今の俺から見てもきめ細かい肌だ。穢れの無い肌は、乳房や唇以上に針を刺すのをためらわれる。", "zh_text": "现在的我看来,细腻的肌肤。皮肤上没有污秽,我犹豫着要不要好像乳房和嘴唇一様把针插进去。" }, { "id_line": 3187, "ja_text": "しかし血を吸うなら、口付けをするなら頬だ。という俺の勝手な観念から最後をこの場所に選んだ。", "zh_text": "在这里吸血的话,就是亲吻脸颊。我任性地选择了这个地方作结。" }, { "id_line": 3188, "ja_text": "静かに針を刺し、吸血を開始する。", "zh_text": "静静地把针刺进去开始吸血。" }, { "id_line": 3189, "ja_text": "体の中がハルの血で満たされてゆくのを感じる。", "zh_text": "我感到身体里面充满了小春的血。" }, { "id_line": 3190, "ja_text": "ハルのすやすやという寝息をBGMに俺は体を、心を、性欲を、ハルの血で満たして行った。", "zh_text": "小春香甜的寝息作为BGM,我身体,心灵,性欲都被小春的血满足了。" }, { "id_line": 3191, "ja_text": "アスカがアプリを調整してくれたおかげもあってどれだけ吸っても苦しくない。", "zh_text": "幸亏明日香有调整过App,吸多少也不难过。" }, { "id_line": 3192, "ja_text": "しかし体はどんどん満たされていくのを感じていた。", "zh_text": "但身体觉得连续不断被满足。" }, { "id_line": 3193, "ja_text": "絶頂に上るような快感と、深い満足感の海に身を沈めるような安らぎ。", "zh_text": "享受绝顶以上的快感和深深沈入满足感的海洋一样的安乐。" }, { "id_line": 3194, "ja_text": "ハルの血を吸うほどに、俺の心はハル自身に抱擁されるかのような安心感に包まれていった。", "zh_text": "自己吸小春血,我自己的心被小春拥抱包围的安心感。" }, { "id_line": 3195, "ja_text": "そうやって血を吸いながら安らいでいる俺のいるほっぺが薄暗い部屋の中でも更に暗くなったかと思うと、ハルの巨大な右手が飛来してこの広大なほっぺ全体をペチッと叩いた。", "zh_text": "就这样很安心地抽着血。我所在的脸颊比微暗的房间还要暗下来,小春巨大的右手迅速飞来这广大的脸蛋,整只手掌啪地打下来了。" }, { "id_line": 3196, "ja_text": "アスカ 「あ」", "zh_text": "明日香 「啊」" }, { "id_line": 3197, "ja_text": "目の前で見ていたアスカが小さく呟く。", "zh_text": "明日香在眼前看到这一幕之后轻轻叫了出声。" }, { "id_line": 3198, "ja_text": "未だに眠っているハルが、ほっぺに違和感を感じ取ったのか、それとも蚊の襲来に気づいたのかは定かではないが、ともかくハルは自身のほっぺを右手で叩いていた。", "zh_text": "还在睡梦中的小春感到脸上不协调,感受到了蚊子袭来,还是察觉到了不知道是什么东西,总之小春用右手打自己的脸。" }, { "id_line": 3199, "ja_text": "ハル 「ん…」", "zh_text": "小春 「嗯……」" }, { "id_line": 3200, "ja_text": "自身は小さく呟いたのみ。", "zh_text": "小春自己小声地嘟哝着。" }, { "id_line": 3201, "ja_text": "そして手はぽっぺから離れていき、ハルはまたすーすーと寝息を立て始めた。", "zh_text": "手渐渐离开,小春的寝息又响起来了。" }, { "id_line": 3202, "ja_text": "すやすやと穏やかな顔で眠るハルのほっぺには、小さな赤いシミが出来ていた。", "zh_text": "小春香甜平静的睡脸上,出现了小小的红色斑点。" }, { "id_line": 3203, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 3204, "ja_text": "俺の部屋。", "zh_text": "我的房间。" }, { "id_line": 3205, "ja_text": "全裸にされた俺は部屋の床に仰向けに倒されていた。", "zh_text": "赤裸的我在自己的房间的地板上仰面被推倒了。" }, { "id_line": 3206, "ja_text": "体は通常の1倍の大きさ。しかし手足は麻痺しているかのように動かすことが出来ず、そして股間の分身はギンギンにそそり立っていた。", "zh_text": "身体是通常的一倍大小。但是手脚麻痹着似的无法移动,并且胯间的分身在高高的耸立着。" }, { "id_line": 3207, "ja_text": "自分の部屋でギンギンになり寝転がる男。変態である。", "zh_text": "在自己的房间肉捧发硬仰面躺下在地板上的男人。变成变态了。" }, { "id_line": 3208, "ja_text": "しかしこれは、俺の意思ではなかった。", "zh_text": "但是,这不是我自己的意愿。" }, { "id_line": 3209, "ja_text": "シュウ 「ど、どういうつもりだ! アスカ!」", "zh_text": "修 「等,你这是什么意思!明日香!」" }, { "id_line": 3210, "ja_text": "俺は部屋の中にいるはずの諸悪の根源を呼んだ。", "zh_text": "我向在房间中的万恶根源大叫。" }, { "id_line": 3211, "ja_text": "その姿は見えない。", "zh_text": "但根本看到她的身影。" }, { "id_line": 3212, "ja_text": "が、", "zh_text": "然而," }, { "id_line": 3213, "ja_text": "アスカ 「いや、シュウ(男)が蚊(小さく)になってハルちゃん(女)と戯れるシーンは書いたわけだし、今度は逆にわたし(女)が蚊(小さく)になってシュウ(男)と戯れてみようかと」", "zh_text": "明日香 「不,小修(男)变成蚊子(缩小)嬉弄小春酱(女)的场景是写了,这次反过来我(女)变成蚊子(缩小)调嬉小修(男)一下」" }, { "id_line": 3214, "ja_text": "見れば部屋の上空を蚊(つまり1/200サイズ)になったアスカが飛んでいた。", "zh_text": "在房间的上空可以看到蚊子(即1 / 200尺寸)明日香在飞翔。" }, { "id_line": 3215, "ja_text": "シュウ 「だ、誰もそんなシーン求めてないって!」", "zh_text": "修 「是谁要求那样的场景啊!」" }, { "id_line": 3216, "ja_text": "アスカ 「まぁ十六夜のページに来てくれる人はね。でもやりたいからやる! 今からシュウのそのギンギンにそそり立ったおちんちんに浮き出てるぶっとい血管に針刺して血をちゅーっと吸い出すからね!」", "zh_text": "明日香 「是一群来到十六夜页面的人们。但我也是想做就去做的!从现在开始要把针插进小修那个高高耸立的小鸡鸡上浮现着粗血管尽情吸血啊!」" }, { "id_line": 3217, "ja_text": "シュウ 「い…っ! いらんことするな! ていうか俺動けないんだけど!?」", "zh_text": "修 「…真是的!不要做多余的事呀!为什么我不能动啊!?」" }, { "id_line": 3218, "ja_text": "アスカ 「手足だけを動けなくする薬のお陰です。ほらブリ○チでマユリンが使ってたやつ」", "zh_text": "明日香 「手脚不能动只是多亏了药的功效。你看,是ブリ○チでマユリが在用的东西呀。」" }, { "id_line": 3219, "ja_text": "今度はそっちの方からパクリ出したか…。", "zh_text": "这次又是从哪边山寨了吗…" }, { "id_line": 3220, "ja_text": "アスカ 「そして『元気君ネオ』でシュウの棒を卍解させて準備完了。ではいきます! ちんちんの血だとやっぱり精液の味とかするのかな? それもレッツ解析ー!」", "zh_text": "明日香 「然后『元气君Neo』卍解小修的肉棒的准备完毕。那么要去了!小鸡鸡的血的话是不是精液的味道呢?我们一起分析吧!」" }, { "id_line": 3221, "ja_text": "ギュン! と加速するアス蚊。", "zh_text": "ギュン! 蚊子加速移动。" }, { "id_line": 3222, "ja_text": "一直線に俺のちんぽにむかって飛んでくる。", "zh_text": "直线对准我的阴茎飞来。" }, { "id_line": 3223, "ja_text": "精液の味…。アスカのその言葉に、俺はそれをアスカに吸わせることに背徳感と同時に恐怖を覚えた。", "zh_text": "精液的味道…。明日香的那句话,要明日香吸那个我同时成到了背德感和恐惧感。" }, { "id_line": 3224, "ja_text": "精液の味をあじわうということはそれをしゃぶるのとほとんど同意なわけで…。そんなことを幼馴染のアスカにさせるなんて…。", "zh_text": "品尝精液的味道也就是说几乎同意把它含在嘴里的…那样的事要青梅竹马的明日香做之类的…" }, { "id_line": 3225, "ja_text": "シュウ 「ば、バカ! やめろ!」", "zh_text": "修 「笨蛋!住手!」" }, { "id_line": 3226, "ja_text": "ぷーん! とか細い羽音を立てながら突っ込んでくるアスカに、体を動かせない俺は声で抵抗するしかなかった。", "zh_text": "噗哟!明日香一边发出纤细的振翅声一边立深入进发,身体不能动的我只可以用声音抵抗。" }, { "id_line": 3227, "ja_text": "しかしそんなもので、アスカの進軍を止められるはずもない。", "zh_text": "但是这种无力的抵抗,无法封锁明日香的进攻。" }, { "id_line": 3228, "ja_text": "1/200サイズのアスカから見れば今の俺のちんぽは全長28mの肉の塔だ。", "zh_text": "从明日香1 / 200的尺寸来看,我的阴茎是全长28米的肉塔。" }, { "id_line": 3229, "ja_text": "およそ10階建てのビルに相当する高さである。", "zh_text": "大约相当于10层高的大楼高度。" }, { "id_line": 3230, "ja_text": "しかし元気君によって元気になった分身はビクンビクンと生物的に脈動し、とても硬質的なビルという様相ではない。", "zh_text": "被元气君雄起的分身就像一座生物般脉动,变硬的大楼。" }, { "id_line": 3231, "ja_text": "そんなそそり立つ肉の塔である俺にちんぽに、アスカが取り付く。", "zh_text": "明日香黏在我塔拔地而起的荫茎肉搭上准备开始。" }, { "id_line": 3232, "ja_text": "むぎゅ", "zh_text": "むぎゅ" }, { "id_line": 3233, "ja_text": "かと思われたが、その直前で横から巨大な指が現れ、アスカを摘んだ。", "zh_text": "我还在想要怎么办时,巨大的手指从旁边伸来摘起了明日香。" }, { "id_line": 3234, "ja_text": "アスカ 「あれ?」", "zh_text": "明日香 「咦?」" }, { "id_line": 3235, "ja_text": "シュウ 「おっ!?」", "zh_text": "修 「哎!?」" }, { "id_line": 3236, "ja_text": "ハル 「まったくなにやってんだか…」", "zh_text": "小春 「你们又在做什么呀……」" }, { "id_line": 3237, "ja_text": "いつのまにかそこに来ていたハルが、ため息交じりに言葉を吐き出した。", "zh_text": "不知不觉就来了的小春混杂说话吐出了叹息。" }, { "id_line": 3238, "ja_text": "アスカ 「あ。ハルちゃん、おいすー」", "zh_text": "明日香 「啊。小春酱,喂!」" }, { "id_line": 3239, "ja_text": "ハル 「おいすー。じゃないですよ…なにやってるんですか…」", "zh_text": "小春 「喂啊…快做点什么呀……」" }, { "id_line": 3240, "ja_text": "ハルがアスカを摘んでいた指を開くと、アスカはぷーんと飛び上がった。", "zh_text": "小春打开捏住明日香的手指,明日香飞起来了。" }, { "id_line": 3241, "ja_text": "とりあえず、アスカ吸血の危機は去ったようだ。", "zh_text": "总之,被明日香吸血的危机消失了。" }, { "id_line": 3242, "ja_text": "俺は安堵の息を吐き出した。", "zh_text": "我是安心地吐了一口气。" }, { "id_line": 3243, "ja_text": "と思っていると、顔を赤くしたハルがジ…ッと俺のちんぽを見ていることに気づいた。", "zh_text": "我以为安心时,小春的脸红了…啊,我的阴茎被看到。" }, { "id_line": 3244, "ja_text": "思い出したが俺は全裸なのだ。確かにこれまで風呂とかで互いに見たことはあるが、それでも、こうも無防備で、しかも手足も動かせず、更にギンギン状態のモノを見られると凄まじい羞恥心がこみ上げてくる。", "zh_text": "我才想起了我现在是全裸的。确实,之前洗澡什么互相担承相见,不过,尽管如此,这样毫无防备而且手脚也不动,在这种状态下肉捧被看到,可怕的羞耻心在我体内腾起。" }, { "id_line": 3245, "ja_text": "シュウ 「ば…っ! そんなジロジロと見るなよ!」", "zh_text": "修 「…不要这样一直盯着看啊!」" }, { "id_line": 3246, "ja_text": "俺は両手で股間を隠したかったが、それもできない。", "zh_text": "我想用双手藏起胯间隐,但是我动不了。" }, { "id_line": 3247, "ja_text": "そしてハルも、俺が抗議しても視線を逸らそうとしなかった。", "zh_text": "我也提出抗议,小春的视线也没有要移开的意思。" }, { "id_line": 3248, "ja_text": "などとしていると、", "zh_text": "过了一会," }, { "id_line": 3249, "ja_text": "ガシッ", "zh_text": "ガシッ" }, { "id_line": 3250, "ja_text": "ハルの左手が俺のちんぽを掴んだ。", "zh_text": "小春的左手抓住了我的阴茎。" }, { "id_line": 3251, "ja_text": "シュウ 「い…っ!?」", "zh_text": "修 「…!?」" }, { "id_line": 3252, "ja_text": "その感触と行動に驚く俺。", "zh_text": "那种触觉和行动使我大吃一惊。" }, { "id_line": 3253, "ja_text": "俺を掴んだハルの手は、その感触を確かめるようににぎにぎと動く。", "zh_text": "小春抓住了我的手,为了确认那份触感一様在抓握摆动。" }, { "id_line": 3254, "ja_text": "ギンギンのちんぽには甘美な刺激だった。", "zh_text": "肉捧受到了甜美的刺激。" }, { "id_line": 3255, "ja_text": "と、ちんぽを掴んだハルは、今度はそのちんぽに顔を寄せてきた。", "zh_text": "抓住荫茎的小春这次把脸靠近了我的胯间。" }, { "id_line": 3256, "ja_text": "床に寝そべる俺の下半身の方向から四つんばいになって俺のちんぽに顔を寄せてくるハル。", "zh_text": "在躺在床上四肢大大打开的我的下半身,小春的脸靠近我的阴茎。" }, { "id_line": 3257, "ja_text": "ちんぽに顔を寄せたとき顔の前にかかった髪を、耳の後ろに掻きあげた。", "zh_text": "脸在靠近阴茎的时候,手柄悬挂在脸前的头发拨到耳朵的后面。" }, { "id_line": 3258, "ja_text": "その仕草のありえないほどのエロさに、俺はゾクリとした欲情を感じた。", "zh_text": "我对那个动作感到不可思议的工口,冲撃着我的情欲。" }, { "id_line": 3259, "ja_text": "冷静な思考が追いつかない状況。", "zh_text": "冷静的思考已经跟不上这个状况。" }, { "id_line": 3260, "ja_text": "驚きながらも分析を続ける俺。", "zh_text": "在震惊的同时,我继续分析到底发生了什么事。" }, { "id_line": 3261, "ja_text": "こいつはまさか…。", "zh_text": "难道这家伙…" }, { "id_line": 3262, "ja_text": "シュウ 「お、お前! なにするつもりだ!」", "zh_text": "修 「你、你打算做什么啊!」" }, { "id_line": 3263, "ja_text": "ハル 「もう、静かにしてよ。……こ、こんなの見せられて普通でいられるわけないじゃん…」", "zh_text": "小春 「安静啊。……都已经这么明显地放在你眼前了,绝对不会是普通的事吧…」" }, { "id_line": 3264, "ja_text": "頬を赤く染めながら、ハルが上目遣いに俺を見てきた。", "zh_text": "我只看到一边脸颊被染红的小春把眼睛转过来看着我说。" }, { "id_line": 3265, "ja_text": "そうしてハルは口元にちんぽが来るまでに顔を寄せる。", "zh_text": "然后小春的嘴渐渐凑近了阴茎。" }, { "id_line": 3266, "ja_text": "あのぷるんとした魅惑的な薔薇色の唇の間から漏れる熱い吐息が、亀頭に吹き付けられる。", "zh_text": "在迷人的玫瑰色嘴唇之间透出的灼热呼吸喷涂整个龟头。" }, { "id_line": 3267, "ja_text": "そしてそのまま、ハルは俺のちんぽの亀頭にキスをした。", "zh_text": "然后,小春吻了我阴茎的龟头。" }, { "id_line": 3268, "ja_text": "亀頭部にやわらかな唇がかすかに押し当てられる感触に、俺はそれだけで逝ってしまいそうだった。", "zh_text": "在龟头感受到柔软的嘴唇微微压推的感触之后,我就去了。" }, { "id_line": 3269, "ja_text": "しかもそれだけでなく、舌を使って亀頭部をペロペロと舐め回し始める。", "zh_text": "而且还不仅如此,她还用舌头开始来回舔我的龟头。" }, { "id_line": 3270, "ja_text": "スジを下から舐め上げ、カリの溝をなぞり、鈴口を穿り返した。", "zh_text": "从底部开始往上升舐,用软柔的深入了雁首下和荫茎之间的冠沟,再来回穿返荫茎项端的铃口。" }, { "id_line": 3271, "ja_text": "俺は、かつて祭りの出店で買ったりんご飴を舐めていたときのハルを思い出していた。", "zh_text": "我想起了曾经小春舔着在祭祀时的摊贩里买的苹果糖的时候。" }, { "id_line": 3272, "ja_text": "しかし今舐めているのはりんご飴ではなく俺のちんぽ。そしてその舐める仕草も、あのときとは比べ物にならないほどにエロい。", "zh_text": "但是现在不是舔苹果糖,而是我的阴茎。而现在舔的动作有那个时候无法比拟的色情。" }, { "id_line": 3273, "ja_text": "熱く軟らかい舌が俺の亀頭部を舐め回す。", "zh_text": "转动着的热软舌头在我的龟头上打圆。" }, { "id_line": 3274, "ja_text": "すでにその全体がハルの唾液に濡れそぼっていた。", "zh_text": "上面已经全部都是小春湿濡的唾液了。" }, { "id_line": 3275, "ja_text": "俺は今にでも射精してしまいそうなのを必死に堪えていた。", "zh_text": "我现在誓死忍耐着似乎快要射出来的精液。" }, { "id_line": 3276, "ja_text": "このままでは、妹の顔に顔射してしまう。そんなばかげたことは、絶対に避けなければならなかった。", "zh_text": "这样下去会射妹妹的脸上。必须要避免这样的傻事。" }, { "id_line": 3277, "ja_text": "しかしハルの舌の動きは止まらない。", "zh_text": "但是,小春舌头的动作还是没有停下。" }, { "id_line": 3278, "ja_text": "その絶妙な舌さばきは、俺のその理性の壁をドンドン突き崩してくる。", "zh_text": "绝妙的舌头运用,不断想要突破我那个名为理性的壁垒。" }, { "id_line": 3279, "ja_text": "元気君のせいもある。", "zh_text": "虽然也有元气君的因素。" }, { "id_line": 3280, "ja_text": "それでも俺は、絶対に射精はさせまいとちんぽを搾る勢いで理性を総動員させていた。", "zh_text": "即使如此,我还是动员我所大的理智,绝对不让阴茎被榨取出精液。" }, { "id_line": 3281, "ja_text": "不意に亀頭部を舐めるのをやめるハル。", "zh_text": "小春不经意停止舔龟头。" }, { "id_line": 3282, "ja_text": "そして今度は口を開け、その亀頭部をぱくりと咥え込んだ。", "zh_text": "这次是张开嘴,大口地把龟头部含进去。" }, { "id_line": 3283, "ja_text": "!?", "zh_text": "!?" }, { "id_line": 3284, "ja_text": "俺のちんぽの亀頭部がハルの口の中に消えている。", "zh_text": "我阴茎的龟头消失在小春的口中。" }, { "id_line": 3285, "ja_text": "亀頭部全体に、口内壁の熱さが伝わってくる。", "zh_text": "整个龟头部传来了口腔内壁的热度。" }, { "id_line": 3286, "ja_text": "ハルが口をもごもごと動かし始めた。", "zh_text": "小春闭上嘴巴,开始动起来。" }, { "id_line": 3287, "ja_text": "口の中で何が起きているのか。それは俺の亀頭部がはっきりと感じてくれていた。", "zh_text": "我的龟头部清楚地感受到口中发生的事。" }, { "id_line": 3288, "ja_text": "口内に咥え込んだ亀頭をハルの舌がこれでもかと舐め回している。", "zh_text": "小春的舌头在口内被夹得紧紧的龟头上来回舐动。" }, { "id_line": 3289, "ja_text": "中にあるものを吸い出そうとちんぽを吸引してくる。", "zh_text": "似乎打算把阴茎里面的东西吸引出来。" }, { "id_line": 3290, "ja_text": "やわらかな唇でサオをしっかりと咥え込み、放さないようにしゃぶりついてくる。", "zh_text": "柔软的嘴唇把阴茎里紧紧的夹住,为了不放掉一样阴茎而用力含住。" }, { "id_line": 3291, "ja_text": "たまらない快感だった。", "zh_text": "不得了的快感。" }, { "id_line": 3292, "ja_text": "とても、耐えられるものじゃなかった。", "zh_text": "非常不能承受的快感。" }, { "id_line": 3293, "ja_text": "シュウ 「ぐ…っ」", "zh_text": "修 「ぐ…っ」" }, { "id_line": 3294, "ja_text": "どぴゅぅぅううう!", "zh_text": "どぴゅぅぅううう!" }, { "id_line": 3295, "ja_text": "俺はついに射精してしまっていた。", "zh_text": "我终于射精了。" }, { "id_line": 3296, "ja_text": "亀頭を咥え込んでいるハルの口の中に。", "zh_text": "小春的口依然叼着龟头在口腔内挤压着。" }, { "id_line": 3297, "ja_text": "射精してしまった瞬間、ハルが一瞬ビクンと震えたが、それでもちんぽは放さなかった。", "zh_text": "在射精的瞬间,小春嘴里一瞬间感到震了一下和抽动,即便如此,她还没有把放开阴茎。" }, { "id_line": 3298, "ja_text": "そのままゴクゴクと喉を鳴らし始める。", "zh_text": "我听到了咕噜咕噜的喉咙声开始响起。" }, { "id_line": 3299, "ja_text": "飲んでいるのか…?", "zh_text": "她在喝吗……?" }, { "id_line": 3300, "ja_text": "ハル 「……ぷは」", "zh_text": "小春 「……嗯」" }, { "id_line": 3301, "ja_text": "ようやくハルが口を離した。", "zh_text": "小春终于放开口了。" }, { "id_line": 3302, "ja_text": "その口元から白濁色の液がツーッと滴り落ちた。俺の精液とハルの唾液の混じったものだ。", "zh_text": "白浊色的液体从她的嘴角沥滴出来。是搀杂我的精液和小春的唾液的混合物。" }, { "id_line": 3303, "ja_text": "その精液を指ですくいとりハムッとしゃぶるハル。", "zh_text": "小春用手指拈起嘴边那浓浓的精液。" }, { "id_line": 3304, "ja_text": "指が唇の間から引き抜かれると、精液はきれいに取り払われていた。", "zh_text": "当精液在手指和嘴唇之间被拔起时,拉出一条白白的细丝,精液被漂亮地拿起来。这个光景真是太工口了。" }, { "id_line": 3305, "ja_text": "俺が放った 人間の元でもあるおよそ3億もの精子は、すべてハルに飲み干されてしまった。", "zh_text": "我射出了正常男性的量,大约有3亿匹的精子通通都被小春喝干,在她的体内拼命游动。" }, { "id_line": 3306, "ja_text": "俺は何がなんだかわからなかった。", "zh_text": "我什么都搞不懂。" }, { "id_line": 3307, "ja_text": "妹が俺のちんぽを咥えていたことも、その妹の口の中に射精してしまったことも。", "zh_text": "先是妹妹含着我的阴茎,然后又在妹妹的口中射精了。" }, { "id_line": 3308, "ja_text": "そして妹が、その精子を何と言う風も無く飲み干してしまったことも。", "zh_text": "但妹妹什么话也没有说就把精子通通喝进去体内。" }, { "id_line": 3309, "ja_text": "だが事はまだ終わらない。", "zh_text": "但是事情还没有结束。" }, { "id_line": 3310, "ja_text": "しばしもごもごと口を動かしていたハル。", "zh_text": "小春暂时闭着嘴在蠕动口腔。" }, { "id_line": 3311, "ja_text": "口の中の精子の味を吟味していたのだろう。", "zh_text": "正在斟酌玩味口中精子的味道吧。" }, { "id_line": 3312, "ja_text": "しかしそのあと、来ていたワイシャツのボタンに手を掛けた。", "zh_text": "但是在那之后,她的手伸到衬衫的纽扣上解纽。" }, { "id_line": 3313, "ja_text": "快感と混乱の渦に巻かれる俺が何か静止する言葉を見つけ投げかける前に、ハルはワイシャツを脱ぎ捨てていた。", "zh_text": "被卷到快感和混乱的漩涡中的我在静下来发现之前,小春已经脱了衬衫。" }, { "id_line": 3314, "ja_text": "そしてブラも、スカートも、パンツも。すべてを脱ぎ捨て全裸となって俺の前に立っていた。", "zh_text": "然后胸罩,裙子,内裤也通通抛掉,现在全裸站在我的面前。" }, { "id_line": 3315, "ja_text": "唯一身に付けているのは髪を二束に縛っているリボンのみ。", "zh_text": "唯一带着的是头发上绑着双马尾的丝带。" }, { "id_line": 3316, "ja_text": "俺の腰あたりを跨いで立つ全裸のハル。見上げる裸体はやや汗ばんでいるようにも見えた。", "zh_text": "全裸的小春跨站在我的腰间。抬头看见稍稍出汗的裸体因为兴奋而在洁白的肌肤上泛起红晕。" }, { "id_line": 3317, "ja_text": "はるか彼方の大きな乳房では乳首が勃起し、股間の茂みの割れ目からは液が滴っていた。", "zh_text": "在遥远的彼方,巨大的乳房上的乳头勃起,因亢奋而分泌出的汁液在胯间的阴毛树丛中的裂缝滴出来。" }, { "id_line": 3318, "ja_text": "俺を見下ろしながら自分の股間に手を伸ばし陰唇をくぱぁと広げるハル。", "zh_text": "小春一边看着我一边把手伸到自己的胯间撑开阴唇。" }, { "id_line": 3319, "ja_text": "ぽたぽたと滴る液が、俺のちんぽにかかった。", "zh_text": "淫液吧嗒吧嗒地滴在我的阴茎上。" }, { "id_line": 3320, "ja_text": "ゆっくりと腰を落とし始めるハル。", "zh_text": "小春开始缓缓地降下腰。" }, { "id_line": 3321, "ja_text": "両脚を折りたたみ、狙いをつけるように慎重に体の位置を微調整する。", "zh_text": "双脚屈曲起来,慎重微调身体的位置,瞄准目标。" }, { "id_line": 3322, "ja_text": "すると1度逝ってもなおもそそり立つ俺のちんぽの先端が、腰を下ろしてきたハルの陰唇にピトッと触れた。", "zh_text": "当小春的阴唇接触到我耸立着的阴茎的尖端时,我又一次去了。" }, { "id_line": 3323, "ja_text": "俺のちんぽとハルのまんこがキスをした。", "zh_text": "我的阴茎和小春的阴唇接吻了。" }, { "id_line": 3324, "ja_text": "などと思っていると、ハルはそのまま更に腰を落とした。", "zh_text": "当我还沉醉在快感时,小春的腰一下子坐了下来。" }, { "id_line": 3325, "ja_text": "俺のちんぽがハルの陰唇を押し広げて性器に刺さる。", "zh_text": "我的阴茎推开小春的阴唇为直入女性的生殖器。" }, { "id_line": 3326, "ja_text": "やめろ! などという声もでなかった。", "zh_text": "我连住手这样的声音也发不出来。" }, { "id_line": 3327, "ja_text": "動けない俺に、できることはなかった。", "zh_text": "不能动弹的我,也没有可以做的事。" }, { "id_line": 3328, "ja_text": "俺のちんぽがハルの陰唇にずぶずぶと飲み込まれてゆく過程で", "zh_text": "我的阴茎被小春的阴唇湿淋淋地吞噬的过程中" }, { "id_line": 3329, "ja_text": "ブチィッ!", "zh_text": "ブチィッ!" }, { "id_line": 3330, "ja_text": "と何かを破るような感触がし、同時にハルがギュッと顔をしかめた。", "zh_text": "有什么被打破了一样的触觉,同时小春紧紧皱眉头。" }, { "id_line": 3331, "ja_text": "しかし腰はそのまま降下し続け、やがてハルの股間は俺のちんぽを完全に飲み込んでちんぽの根元である股間とくっついた。", "zh_text": "但是腰还是持续下降,不久小春的胯股把我的阴茎完全吞咽,肉捧的根部和胯间黏在一起了。" }, { "id_line": 3332, "ja_text": "ハル 「くぅ…」", "zh_text": "小春 「啊……」" }, { "id_line": 3333, "ja_text": "痛みを堪えていたハルが息を吐き出すと一緒に唾液も滴った。", "zh_text": "承受着破瓜之痛的小春吐了口气,唾液也一起从嘴角滴出。" }, { "id_line": 3334, "ja_text": "シュウ 「お、お前…」", "zh_text": "修 「你、你……」" }, { "id_line": 3335, "ja_text": "ハル 「い、いいの…。それよりお兄ちゃん 今動けないんでしょ…? わたしが動くから…」", "zh_text": "小春 「好…比起那个哥哥现在不能动吧…?那我开动了……」" }, { "id_line": 3336, "ja_text": "言うとハルは両手を俺の胸に置き、そのまま脚を屈伸させ腰を動かし始めた。", "zh_text": "说完,小春把双手放在我的胸口,脚直接不停屈伸,开始动起腰来。" }, { "id_line": 3337, "ja_text": "ハルが腰を浮かせると飲み込まれていた俺のちんぽがずるずると引き抜かれ、そしてそれが抜け切る前に下りてきたハルの股間に再び飲み込まれる。", "zh_text": "小春的腰浮起时,会把我被吞噬了的阴茎会拖拖拉拉地拔起,然后在前脱落之前,又再次被小春的胯间吞噬。" }, { "id_line": 3338, "ja_text": "ピストン運動。", "zh_text": "抽抽插插的活塞运动。" }, { "id_line": 3339, "ja_text": "それを繰り返した。", "zh_text": "不断重复着。" }, { "id_line": 3340, "ja_text": "ズン  ズン  ズン", "zh_text": "ズン  ズン  ズン" }, { "id_line": 3341, "ja_text": "俺と接続したまま腰を動かすハル。", "zh_text": "我和小春的腰连接在一起。" }, { "id_line": 3342, "ja_text": "出し入れされるちんぽにはハルの中の感触を味わっていた。", "zh_text": "进进出出的阴茎品尝小春体内的触感。" }, { "id_line": 3343, "ja_text": "熱く包み込んでくる内壁の締め付けが心地いい。", "zh_text": "被内壁温热地包围勒紧的感觉很好。" }, { "id_line": 3344, "ja_text": "生物として最高の行為、セックスをしていた。", "zh_text": "这就是作为生物最高的行为,做爱了。" }, { "id_line": 3345, "ja_text": "ハル 「は…っ、は…っ」", "zh_text": "小春 「…啊,嗯…啊」" }, { "id_line": 3346, "ja_text": "腰の動きと共にハルの喘ぎ声がリズミカルに聞こえてくる。", "zh_text": "小春随着腰的动作而发出的喘气声音有节奏地传来。" }, { "id_line": 3347, "ja_text": "短く熱い吐息と共に溢れた唾液が飛び散る。", "zh_text": "唾液伴随短速灼热的呼吸一起溢出飞散。" }, { "id_line": 3348, "ja_text": "体は動かせなくても感覚はある。間違いなく、ハルと繋がっている。", "zh_text": "就算身体不动也很有感觉。没错,只是和小春相连就带来快感。" }, { "id_line": 3349, "ja_text": "妹のハルが、俺の上で腰を動かし俺のちんぽをまんこに上下させている。", "zh_text": "妹妹小春在我身上摆动自己的腰,上下套弄我的阳具。" }, { "id_line": 3350, "ja_text": "俺は快感と背徳感の渦巻く脳みその中でわずかに冷静に、この状況を整理していた。", "zh_text": "我在快感和背德感席卷的脑子中挤出一点点冷静,整理这个状况。" }, { "id_line": 3351, "ja_text": "いったいなぜこんなことになっているのか。", "zh_text": "到底为什么会这样呢?" }, { "id_line": 3352, "ja_text": "まさかハルも、俺のように『元気君』か何かを盛られたのだろうか。", "zh_text": "难道小春也像我一样被灌了『元气君』之类的吗?" }, { "id_line": 3353, "ja_text": "だとしたらアスカは? アスカはどこにいる?", "zh_text": "如果是明日香?明日香又在哪里?" }, { "id_line": 3354, "ja_text": "首はなんとか動く。", "zh_text": "头勉强动了动。" }, { "id_line": 3355, "ja_text": "俺は部屋の中を見渡し、蚊になったアスカを探す。", "zh_text": "我在房间里四处眺望,查找变成蚊子的明日香。" }, { "id_line": 3356, "ja_text": "すると、やや離れたところからこちらを観察しているアスカを発見した。", "zh_text": "于是在稍微远离我们的地方,发现了正在观察的明日香。" }, { "id_line": 3357, "ja_text": "アスカ 「  (*´ω`*) =3 」", "zh_text": "明日香 「  (*´ω`*) =3 」" }, { "id_line": 3358, "ja_text": "ご満悦!?", "zh_text": "感到喜悦!?" }, { "id_line": 3359, "ja_text": "うっとりした表情で俺たちのことをスマホのカメラで撮影している。", "zh_text": "一脸陶醉的表情用智能手机的镜头拍摄着我们。" }, { "id_line": 3360, "ja_text": "しかし、アスカがああいう顔をするのは、自分の意図せぬところで自分好みの展開になったときである。", "zh_text": "但是明日香露出这样的表情,只有在自己的没有意图的地方展开了自己的爱好的的时候。" }, { "id_line": 3361, "ja_text": "これにアスカは関与していない?", "zh_text": "明日香没有参与这件事?" }, { "id_line": 3362, "ja_text": "……つまり、ハルは自分の意思で…?", "zh_text": "……也就是说,是小春自己的意愿…?" }, { "id_line": 3363, "ja_text": "シュウ 「うぐ…!」", "zh_text": "修 「うぐ……!」" }, { "id_line": 3364, "ja_text": "ハルの動きの気持ちよさに喘いでしまう俺。", "zh_text": "小春的活动时心情舒畅的喘息吐在的我身上。" }, { "id_line": 3365, "ja_text": "分析ができない。ハルを止められない。", "zh_text": "分析不能。也无法制止小春止。" }, { "id_line": 3366, "ja_text": "いや、そもそも止めるつもりがあるのだろうか。", "zh_text": "不,我原本有打算制止的吗?" }, { "id_line": 3367, "ja_text": "ハルは俺の上で腰を動かしている。", "zh_text": "小春在是我的身上摆动着腰。" }, { "id_line": 3368, "ja_text": "しゃがむと床に着くほどに長いツインテールもハルの動きに合わせてふわふわと動く。", "zh_text": "长及地板的双马尾也在随着小春的运动而在轻飘起舞。" }, { "id_line": 3369, "ja_text": "あの大きな胸も、俺の目の前でゆっさゆっさと激しく弾んでいる。", "zh_text": "巨大的胸部在我面前激烈地怦怦跳。" }, { "id_line": 3370, "ja_text": "…『元気君』のせいだけじゃない。俺が、俺自身が、ハルを求めている。", "zh_text": "…我不只是受到『元气君』的影响。我自己也同时渴求着小春。" }, { "id_line": 3371, "ja_text": "体は動かせないが、心は行為に全力にとり組んでいた。", "zh_text": "身体不能摆动,但内心正专心致力在结合上。" }, { "id_line": 3372, "ja_text": "ハル 「ん……お兄ちゃんのおちんちん…もっと大きくなってる…!」", "zh_text": "小春 「……哥哥的鸡鸡…更大了…!」" }, { "id_line": 3373, "ja_text": "俺のちんぽを挿入しているハルがビクンと体を震わせた。", "zh_text": "我的阳具插入到小春的身体开始抖震。" }, { "id_line": 3374, "ja_text": "…そんなことを言われたら、ますます反応する。", "zh_text": "…如果被那样说的话,会越来越反应呀。" }, { "id_line": 3375, "ja_text": "そして、そんな俺の反応に呼応するように、ハルの動きもどんどん小刻みに激しくなっていった。", "zh_text": "然后,为了响应我的身体诚实的反应,小春的动作也不断渐渐地变得更加激烈。" }, { "id_line": 3376, "ja_text": "ハル 「はぅ…い、いくよ…お兄ちゃん…!」", "zh_text": "小春 「是…不,要去了喔…哥哥……!」" }, { "id_line": 3377, "ja_text": "ハルが俺を見下ろしながら言った。", "zh_text": "小春俯视着我说。" }, { "id_line": 3378, "ja_text": "俺ももう、我慢の限界だった。", "zh_text": "我也已经到达忍耐的极限。" }, { "id_line": 3379, "ja_text": "シュウ 「う…っ!」", "zh_text": "修 「うぐ……!」" }, { "id_line": 3380, "ja_text": "ハル 「んん…っ!」", "zh_text": "小春 「んん…っ!」" }, { "id_line": 3381, "ja_text": "ハルが、絶頂を迎えると同時に俺のちんぽを思い切り締め付ける。", "zh_text": "小春达到了高潮的同时,膣道因为本能在收缩,尽情勒紧我的肉捧。" }, { "id_line": 3382, "ja_text": "同時に俺も、ぎゅうぎゅうと締め付けられるちんぽからありったけを迸らせていた。", "zh_text": "同时,我被紧紧勒紧的肉捧把所有的一切都迸了出去,全部射进了小春的膣内。" }, { "id_line": 3383, "ja_text": "俺たち兄妹は、同時に逝ったのだ。", "zh_text": "我们兄妹两人同时达到高潮了。" }, { "id_line": 3384, "ja_text": "*", "zh_text": "*" }, { "id_line": 3385, "ja_text": "しばし、俺の上で体を仰け反らせていたハルは、絶頂の急激な快感の波が引いてくると、そのまま俺の上に倒れ込んできた。", "zh_text": "小春在我的身体上仰起了腰,在高潮的快感从绝顶急速退下来之后,就这样,倒在我身上。" }, { "id_line": 3386, "ja_text": "俺の胸に、自身の体を預ける。", "zh_text": "把自己的身体寄托在我的胸膛上。" }, { "id_line": 3387, "ja_text": "ハルが俺の上に被さると、俺の上に倒れてきたハルの胸が俺の胸に押し当てられムニッと変形した。", "zh_text": "小春落在我身上之后,小春的巨乳压在我的胸膛上被压得变形了。" }, { "id_line": 3388, "ja_text": "その心地よい弾力の向こうに、ドキドキというハルの鼓動が感じられた。", "zh_text": "在舒适的弹力里面,是小春急速的心跳感。" }, { "id_line": 3389, "ja_text": "ハル 「はぁ…」", "zh_text": "小春 「唉……」" }, { "id_line": 3390, "ja_text": "ハルが溜めに溜めた熱い息を吐き出すと、自身の顔を寄せている俺の胸にそれが吹き付けられた。", "zh_text": "小春把积存的热气吐了出来,她自己的脸靠近的我的胸膛,我的胸口被喷涂了小春少女的喘息。" }, { "id_line": 3391, "ja_text": "折り重なる俺とハル。", "zh_text": "我和小春叠在一起。" }, { "id_line": 3392, "ja_text": "股間は、未だに繋がったままだ。", "zh_text": "胯间仍然是连接着。" }, { "id_line": 3393, "ja_text": "ハル 「気持ちよかったね…」", "zh_text": "小春 「好舒服啊……」" }, { "id_line": 3394, "ja_text": "シュウ 「…ああ」", "zh_text": "修 「…啊啊」" }, { "id_line": 3395, "ja_text": "心地よい憔悴感と疲労感に包まれていた。", "zh_text": "我被愉快的憔悴感和疲劳感包裹着。" }, { "id_line": 3396, "ja_text": "禁忌を犯した背徳感と恐怖など、それらに比べれば些細なものだ。", "zh_text": "触犯了禁忌的背德感和恐惧等与这一切相比,简直就像是琐碎无聊的事。" }, { "id_line": 3397, "ja_text": "ハルを、契りを交わした妹を、ずっと守る覚悟が出来ていた。", "zh_text": "我已经做好了一直守护向自己交出了一切的妹妹小春的觉悟了。" }, { "id_line": 3398, "ja_text": "体にのしかかるハルの重さが、俺の守るべき存在と責任の重さなのだ。", "zh_text": "小春身体压在我身体的重量,就是我应该守护的存在和责任的重量。" }, { "id_line": 3399, "ja_text": "不意にハルが右手を伸ばし、重なる俺たち二人の顔が画面に納まるようにスマホで自撮りした。", "zh_text": "突然,小春伸出右手,拿起手机,镜头对准了叠在一起的我们。" }, { "id_line": 3400, "ja_text": "ハル 「お兄ちゃんの『にい』~」", "zh_text": "小春 「哥哥『笑』~」" }, { "id_line": 3401, "ja_text": "パシャ", "zh_text": "喀嚓" }, { "id_line": 3402, "ja_text": "どんな合図だ…。と思いながら俺もハルの構えるスマホのほうを向いていた。", "zh_text": "为什么要拍照呀…当我还在思考时,我望向小春手机的方向。" }, { "id_line": 3403, "ja_text": "クスクスと笑うハル。", "zh_text": "小春在哧哧地笑。" }, { "id_line": 3404, "ja_text": "ふと、俺はそのスマホの画面の中に、気になるものを見つける。", "zh_text": "突然,我在那部手机的画面中,找到了在意的东西。" }, { "id_line": 3405, "ja_text": "ハルは嬉しそうに俺の胸に体を預けている。", "zh_text": "小春高兴地趴回我的胸口。" }, { "id_line": 3406, "ja_text": "ハル 「気持ちよかったよね…」", "zh_text": "小春 「好舒服……」" }, { "id_line": 3407, "ja_text": "ハルが呟くとその振動と吐息が俺の胸をくすぐる。", "zh_text": "小春嘟哝道,她身体轻微的振动和叹息弄得我的胸口很痒。" }, { "id_line": 3408, "ja_text": "しかし俺はそんなことよりも画面の中の方が気になっていた。", "zh_text": "不过我比起这个,我比较在意画面中出现了什么。" }, { "id_line": 3409, "ja_text": "ハル 「…でも、まだ足りないかな」", "zh_text": "小春 「…但是,还不够」" }, { "id_line": 3410, "ja_text": "画面の端にある『1000倍』の文字が…", "zh_text": "画面的上写着『1000倍』这几个字…" }, { "id_line": 3411, "ja_text": "ハル 「もっと、気持ちよくなろうよ…」", "zh_text": "小春 「变得更舒适吧……」" }, { "id_line": 3412, "ja_text": "……。", "zh_text": "……。" }, { "id_line": 3413, "ja_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!", "zh_text": "ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!" }, { "id_line": 3414, "ja_text": "直後、俺たち二人は1000倍の大きさに巨大化した。", "zh_text": "之后,我们两人是巨大化成1000倍的大小。" }, { "id_line": 3415, "ja_text": "巨大化の際に我が家は吹っ飛び、消し飛んでいた。", "zh_text": "巨大化的时候,我们被家刮跑了。" }, { "id_line": 3416, "ja_text": "俺たちは我が家のあった住宅地の上に横たわっていた。", "zh_text": "我们就在我家所在住宅区上躺着。" }, { "id_line": 3417, "ja_text": "シュウ 「え……?」", "zh_text": "修 「诶……?」" }, { "id_line": 3418, "ja_text": "唖然とする俺。しかし背中には、家々らしき細かいものが俺の下敷きになり潰れている感触が会った。", "zh_text": "我不禁哑然。但是我觉感到各种类似住家的细小物体垫在我背后被压烂了。" }, { "id_line": 3419, "ja_text": "見える景色は、見慣れた部屋の中から、一気に青空へと変わった。", "zh_text": "看到的景色,从看惯了的房间一下子就变成了青空。" }, { "id_line": 3420, "ja_text": "シュウ 「な、な………」", "zh_text": "修 「啊,啊……」" }, { "id_line": 3421, "ja_text": "俺は驚愕していた。", "zh_text": "我很震惊。" }, { "id_line": 3422, "ja_text": "俺たちは全裸で折り重なったまま自分たちの街の上に巨大化していたのだ。", "zh_text": "我们全裸叠在一起在自己住的街上巨大化了。" }, { "id_line": 3423, "ja_text": "「な、なんだああああああああ!?」", "zh_text": "「啊,啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!?」" }, { "id_line": 3424, "ja_text": "「きょ、巨人だ…! 巨人がいるぞおおおお!!」", "zh_text": "「是,是巨人…!巨人啊啊啊啊啊!!」" }, { "id_line": 3425, "ja_text": "街のみんなの声が聞こえてくるようだ。", "zh_text": "在街上,大家的声音传了过来。" }, { "id_line": 3426, "ja_text": "先ほどの覚悟など消し飛ばさん勢いで恐怖に包まれた。", "zh_text": "刚才的觉悟被一下次吹飞,现在只有被恐怖包围着。" }, { "id_line": 3427, "ja_text": "ハル 「ふふ、ほら見てお兄ちゃん、ちびっちゃいみんながわたしたちのこと見てるよ」", "zh_text": "小春 「呵呵,哥哥,你看,小小小小的大家说看见我们了。」" }, { "id_line": 3428, "ja_text": "くすくすと笑いながら俺の胸に顔を寄せるハルが、俺の胸にくるくると『の』の字を書きながら言った。", "zh_text": "小春微笑着躺在我的胸膛,一边在我的胸口上不断团团转地写『の』字一边说的。" }, { "id_line": 3429, "ja_text": "そんなハルが体を起こす。", "zh_text": "小春坐起身体。" }, { "id_line": 3430, "ja_text": "俺の胸に手を置いて上半身を押し上げたハルは俺の股間の上に座りこんだ。", "zh_text": "把手放在我上半身的胸口上,小春叉开着腿坐在我的胯间之上。" }, { "id_line": 3431, "ja_text": "未だに股間を繋いだまま…。", "zh_text": "我们的胯间现在还是牵在一起…" }, { "id_line": 3432, "ja_text": "そのままぐるりと街を見渡す。", "zh_text": "就这样被城镇上的人团团远望。" }, { "id_line": 3433, "ja_text": "1000倍の巨人となってしまった俺たち。", "zh_text": "1000倍的巨人了我们。" }, { "id_line": 3434, "ja_text": "町の上に横たわる俺と、その上に座り込むハル。", "zh_text": "在城镇上躺卧的我,而且小春坐在上面。" }, { "id_line": 3435, "ja_text": "座っていてなお、ハルの高さは1000m近くある。", "zh_text": "就算只是坐着,小春的高度也有1000米。" }, { "id_line": 3436, "ja_text": "最早肌色の山だ。", "zh_text": "已经是皮肤色的巨山了。" }, { "id_line": 3437, "ja_text": "熱く火照った体を高所の風が撫ぜ、それに対し気持ちよさそうに体をくねらせた。", "zh_text": "发热的身体在高处被微风轻抚,心情舒畅而弯曲了身体。" }, { "id_line": 3438, "ja_text": "ハル 「ん…」", "zh_text": "小春 「嗯……」" }, { "id_line": 3439, "ja_text": "ハルは腰を浮かせると自身のまんこから俺のちんぽをずるりと引き抜いた。", "zh_text": "小春的腰浮起,把自己的私处从我周围变得滑滑的阳具拔了出来。" }, { "id_line": 3440, "ja_text": "元気君のせいもあり未だガチガチな俺のちんぽ。", "zh_text": "因为元气君,我的阴茎还是绷得硬硬的。" }, { "id_line": 3441, "ja_text": "その表面は俺の精液とハルの愛液でベトベトに濡れていた。", "zh_text": "表面黏满了我的精液和小春的爱液而已经很湿了。" }, { "id_line": 3442, "ja_text": "股間からどいたハルは、こんどは俺の脚の上にすわりこむ。", "zh_text": "离开了胯间的小春这次坐到我的腿上。" }, { "id_line": 3443, "ja_text": "自身の目の前、俺の股間からズンとそそり立っている俺のちんぽを見下ろして嬉しそうに微笑む。", "zh_text": "小春看到我胯下的阴茎在自己的眼前高高耸立着而高兴地微笑。" }, { "id_line": 3444, "ja_text": "そしてハルは、右手を横の地面に伸ばすと、そこにあった商店街に指を突っ込んだ。", "zh_text": "小春的右手向旁边的地面伸展,把手指插入到那里的商店街。" }, { "id_line": 3445, "ja_text": "ハルの巨大な指によって商店街がガリガリと削られている。", "zh_text": "商店街被小春的巨大的手指咯吱咯吱地被削去。" }, { "id_line": 3446, "ja_text": "今のハルの指は太さ15m長さ60mを超える。まるでひとつの高層ビルか、一匹の巨大怪獣である。", "zh_text": "现在小春的手指直径15米长超过60米。完全是一座高楼,一只巨大的怪兽。" }, { "id_line": 3447, "ja_text": "そんなものが五つも、有機的な動きを持って商店街に襲い掛かっていた。", "zh_text": "那样的怪兽有五只,用生物有机的动作袭击着商店街。" }, { "id_line": 3448, "ja_text": "商店街はあっという間に廃墟になっていた。ハルの指が引っかくように動いただけで、すべての家々が粉々にされてしまった。", "zh_text": "商店街转眼就变成了废墟。小春的手指只是在那里转转而已,所有的房屋都被粉碎。" }, { "id_line": 3449, "ja_text": "いつも学校帰りにみんなでコロッケなどを買いにいったりしていた昔からのなじみの商店街が、ハルの指先によって壊滅させられてしまった。", "zh_text": "我经常在学校回家前会去买可乐饼的大家都熟悉的商店街,被小春的指尖毁灭了。" }, { "id_line": 3450, "ja_text": "そんな商店街から、何かを摘むようにして指を持ち上げたハルは、それを俺のちんぽの上に持ってくると指を開いた。", "zh_text": "小春在捏起了商店街一点,带到我的肉棒上放开手指。" }, { "id_line": 3451, "ja_text": "俺の目にも、ハルの指の間から、何かがちんぽの上にハラハラと落とされてゆくのが見えていた。", "zh_text": "我的眼睛看到有什么从小春的手指之间丢落到我的阴茎上。" }, { "id_line": 3452, "ja_text": "人だった。", "zh_text": "是人。" }, { "id_line": 3453, "ja_text": "商店街の人々が、ハルの指にって摘み上げられちんぽの上に振り落とされていた。", "zh_text": "商店街的人们,被小春的手指是捏起,拿到阴茎上被抖落。" }, { "id_line": 3454, "ja_text": "彼らは亀頭の上に落下すると、その表面を覆っている精液と愛液の混じった粘液に付着し動けなくなっていた。", "zh_text": "他们在我的龟头上落下,被表面覆盖着的精液和爱液的混合液黏着而动弹不得。" }, { "id_line": 3455, "ja_text": "俺からは彼らは小さすぎて見えない。しかしそれを見下ろすハルがクスクスと笑っているに、粘液の中でピチピチともがいているのだろう。", "zh_text": "他们太小了,我根本看不见。但是小春俯视他们在粘液中活蹦乱跳地挣扎着吧,开心地笑。" }, { "id_line": 3456, "ja_text": "あの商店街には、威勢のいいおじさんのいる魚屋や、よくオマケしてくれるおばさんのいる八百屋があった。", "zh_text": "那个商店街上很威势的鱼店大叔的,另外经常都会给优惠的给蔬菜店大婶。" }, { "id_line": 3457, "ja_text": "彼らは今、俺のちんぽの上でもがいているのだろうか。", "zh_text": "他们现在都在我的阴茎上挣扎吗?" }, { "id_line": 3458, "ja_text": "彼らから見る1000倍の俺のちんぽは、高さがおよそ140mほどもあり、超高層ビルサイズだった。", "zh_text": "他们看我1000倍大小的阴茎,高度约为140米,是超超高层塔楼的尺寸。" }, { "id_line": 3459, "ja_text": "東京タワーの展望台とほとんど同じ高さにまでなる。", "zh_text": "几乎到了和东京铁塔的展望台同样的高度。" }, { "id_line": 3460, "ja_text": "ハルは俺のちんぽに顔を寄せた。", "zh_text": "小春把脸靠近了我的阴茎。" }, { "id_line": 3461, "ja_text": "その亀頭部には十数の人々が粘液に絡め取られ動けなくなっている。", "zh_text": "龟头上有十几人被黏液黏着而动弹不得。" }, { "id_line": 3462, "ja_text": "自分の兄の亀頭部で、自分の愛液と兄の精液の混ざった粘液に絡め取られ、逃げることもできずただただもがいている人々を見て、ハルはにんまりと笑う。", "zh_text": "在自己的哥哥的龟头上,被自己的液体和哥哥的精液的混合黏液所缠绕,看到逃也不能逃只能绝地挣扎的人们,小春满脸喜悦和笑。" }, { "id_line": 3463, "ja_text": "そして舌を出すと、俺の亀頭部をペロリと舐め上げた。", "zh_text": "然后小春吐出了舌头舐我的龟头。" }, { "id_line": 3464, "ja_text": "ハルの舌が舐めた部分だけ、粘液が舐め取られ亀頭部の表面があらわになる。", "zh_text": "龟头被小春的舌头舔走黏液的部分显露原来的表面。" }, { "id_line": 3465, "ja_text": "ハルは、その舐め取った粘液が俺に見えるようこちらを向いた。", "zh_text": "小春把舔取的黏液带到我的这边。" }, { "id_line": 3466, "ja_text": "「てへぺろ」の状態でこちらを見るハル。その舌先に舐め取られた粘液には、まるでゴマ粒のような大きさの人間が何人も絡め取られていた。", "zh_text": "小春一边「てへぺろ」地吐著舌头一边看着我。在舌尖舔取的黏液,有几个彷佛是芝麻粒一样的大小的人被困住。" }, { "id_line": 3467, "ja_text": "ハルの楽しそうな顔と彼らの置かれている絶望的な状況のギャップが、酷く恐ろしかった。", "zh_text": "小春开心的笑脸和他们被放置在绝望状况的表情有着非常可怕的差距。" }, { "id_line": 3468, "ja_text": "そのままハルは口を開けると、舌を口の中に引っ込めた。", "zh_text": "小春打开口,把舌头缩回口中。" }, { "id_line": 3469, "ja_text": "舌先に絡め取られながら悲鳴をあげもがいていた人々は、ハルの唇がはむっと閉じられるともう見えなくなった。", "zh_text": "被捆缚在舌尖上一边尖叫一边挣扎着的人们在小春的嘴唇是封起来之后,已经通通都看不见。" }, { "id_line": 3470, "ja_text": "しばし、もぐもぐと口を動かして、精液と愛液の混じった粘液と、そこに混じる人々の味を吟味したハルは小さく喉を鳴らした。", "zh_text": "搅动着的口腔正在斟酌品尝精液和爱液的混合黏液搀杂的小人们的味道,小春喉咙咕噜响了。" }, { "id_line": 3471, "ja_text": "ハル 「ん、おいし♪」", "zh_text": "小春 「嗯、好吃♪」" }, { "id_line": 3472, "ja_text": "ハルはにっこりと笑った。", "zh_text": "小春还是笑了。" }, { "id_line": 3473, "ja_text": "これはスイッチが入っているな…。", "zh_text": "这是进入了开关被打开的状态…" }, { "id_line": 3474, "ja_text": "今のハルは、誰にも止められない。", "zh_text": "现在的小春谁也阻止不了。" }, { "id_line": 3475, "ja_text": "それからハルは瞬く間に亀頭部を舐め回し、すべての粘液と人々を舐め取って亀頭部をきれいにしてしまった。", "zh_text": "小春眨眼间把龟头舐净,所有在龟头上的黏液和小人们都被舔干净了。" }, { "id_line": 3476, "ja_text": "まるでちんぽというスイーツにかけられた精液と愛液のクリームとそこにトッピングされた人々を味わうように。", "zh_text": "肉棒就像上面铺满精液和爱液的鲜奶油和装饰着小人的甜点。" }, { "id_line": 3477, "ja_text": "俺のちんぽを舐めるという行為の最中に、そこに囚われた罪の無い無関係な人々を呑み込む。あまりに理不尽で、非常識な行為だった。", "zh_text": "在舔我的阴茎时,在那里被囚禁的无辜的人们都被吞噬。太不讲理,完全是没有常识的行为。" }, { "id_line": 3478, "ja_text": "その後、彼らは俺の精液とハルの愛液に絡みつかれたままハルの胃液の中に落とされる。", "zh_text": "他们会混在我的精液和小春的爱液中一直掉到小春的胃液中被洗刷。" }, { "id_line": 3479, "ja_text": "1000倍もの巨人となったハルの胃は暗黒の大洞窟であり、そこにたまる胃液は巨大な地底湖のようで、落ちたら最後 二度と出ては来れない。", "zh_text": "1000倍巨人小春的胃是黑暗巨大的洞窟,在那里沉积的胃液就像巨大的地底湖一样,如果掉进去之后,就再也出不来。" }, { "id_line": 3480, "ja_text": "巨大すぎるハルからするとあまりにもちっぽけな彼らは、その恐ろしく強力な胃液の海で、いったい何秒もがくことができるだろうか。", "zh_text": "对于小春的巨大,他们实在是太渺小,在那可怕又强而有力的胃液海洋中,到底可以挣扎多少秒呢?" }, { "id_line": 3481, "ja_text": "触れれば瞬く間に肉が溶け出す。もがいて胃液を飲み込んでしまえば体内からも『消化』が始まる。", "zh_text": "他们的肉应该会中被瞬间融化。挣扎时咽下胃液的话,甚至会从内部开始被『消化』。" }, { "id_line": 3482, "ja_text": "彼らの悲痛な断末魔も、その巨大すぎる胃の中では響きもしない。それどころか、ハルの体内を流れる大量の血が動くゴウンゴウンという音にかき消され誰にも届かない。", "zh_text": "他们临终时的悲痛,在庞大的胃中也没有声响。不仅如此,他们沿着巨大的小春体内流动的大量血液流动时的声音也不会被任何人听到。" }, { "id_line": 3483, "ja_text": "彼らを飲み込んだハルですら、その声を聞くことはできなかった。", "zh_text": "小春把他们吞噬了,他的声音也听不到了。" }, { "id_line": 3484, "ja_text": "そしてその断末魔も数秒で途切れる。", "zh_text": "而且吞下去和临终也只是几秒的间断。" }, { "id_line": 3485, "ja_text": "呑み込まれた十数人の最後のひとりが消化されてしまったのだ。", "zh_text": "被吞下去的数十人的最后一个人都被消化。" }, { "id_line": 3486, "ja_text": "彼らの衣服も、身に付けていたものも、骨すらも残っていない。", "zh_text": "他们的衣服,身上的东西,连骨头也都没有留下来。" }, { "id_line": 3487, "ja_text": "完全に、この胃液の海に溶けて消えてしまっていた。", "zh_text": "完全在这个胃液的海洋中溶化消失。" }, { "id_line": 3488, "ja_text": "小さすぎる彼らでは、ハルの栄養になることすら出来なかった。", "zh_text": "太渺小了,他们连当成小春的营养都不行。" }, { "id_line": 3489, "ja_text": "すべての人を舐め取ったあとも、俺のちんぽを美味そうに舐め続けるハル。", "zh_text": "把全部人舔取之后,小春依然美味地舐着我的阳具。" }, { "id_line": 3490, "ja_text": "ときおり近くの住宅地に手を伸ばしては家々の中や車の中に隠れていた人々をつまみあげて亀頭部にトッピングし調味料にしている。", "zh_text": "不时会向附近的住宅区伸出手,把在家中或车里藏着的人们准确掉到龟头上当调料。" }, { "id_line": 3491, "ja_text": "亀頭の上に落とされハルの唾に絡め取られながら悲鳴を上げてもがく人々を見下ろして愉しそうに笑うハルだった。", "zh_text": "小春俯视在龟头上被小春自己的口水黏住一边尖叫一边挣扎的人们,她愉悦地笑了。" }, { "id_line": 3492, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 3493, "ja_text": "ハル 「あ~ん」", "zh_text": "小春 「啊~。」" }, { "id_line": 3494, "ja_text": "あえてそう言いながらことさら大きく口を開ける。", "zh_text": "一边说啊一边故意大大地张开嘴巴。" }, { "id_line": 3495, "ja_text": "彼らの囚われる俺の亀頭など簡単に納まってしまう巨大な口が、彼らの頭上であんぐりと開けられた。", "zh_text": "能简单地含住囚禁他们的龟头的巨大的口,在他们头打开。" }, { "id_line": 3496, "ja_text": "赤い唇で縁取られた口の中には真白い歯が居並び、内頬や上あごはぬらぬらと光り巨大な舌がビクビクと動いている。", "zh_text": "红润的嘴唇妆点在口边,在口中排成一排的雪白牙齿,内脸颊和上腭又滑又黏,因为口水而反射着光芒的巨大舌头在口中不停摆动。" }, { "id_line": 3497, "ja_text": "まさに怪物の巣穴だった。", "zh_text": "果怪物的巣穴。" }, { "id_line": 3498, "ja_text": "悲鳴を上げる彼らに近づいていった口は、そのまま彼らごと亀頭を口内に入れてしまうと、はもっと閉じられた。", "zh_text": "嘴巴接近了叫苦连天的他们,把他们和龟头一齐放到口中关起来。" }, { "id_line": 3499, "ja_text": "俺のちんぽを咥えるハル。", "zh_text": "小春事实上在吸吮我的阴茎。" }, { "id_line": 3500, "ja_text": "もごもごと口を動かし、閉じた口の中で亀頭部を舌で愛撫する。", "zh_text": "闭着的嘴巴内部在蠕动,在封闭的口腔中用舌头爱抚龟头。" }, { "id_line": 3501, "ja_text": "その過程で、亀頭に囚われていた人々は次々と舌に舐め取られていった。", "zh_text": "这个过程中,被囚禁在龟头上的人们纷纷被舌头舔取。" }, { "id_line": 3502, "ja_text": "巨大なハルの舌はそれだけで怪獣のような巨大さである。", "zh_text": "小春庞大的的舌头就像怪兽一样巨大。" }, { "id_line": 3503, "ja_text": "そんなものがこの暗い口内で縦横無尽に暴れまわる様は最早狂気であった。", "zh_text": "在黑暗的口腔内无拘无束地闹腾,疯狂返转着人们。" }, { "id_line": 3504, "ja_text": "あっという間に彼ら全員は舐め取られるか、亀頭の表面と舌との間で押し潰されたりすり潰されたりした。", "zh_text": "他们都是一转眼就被舔倒,在龟头的表面和舌头之间被压烂。" }, { "id_line": 3505, "ja_text": "しかし俺には彼らの最後は感じられなかった。ハルの舌が、あまりにも気持ちよかったからだ。", "zh_text": "但是我连他们的最后都感觉不到。小春的舌头实在太舒服了。" }, { "id_line": 3506, "ja_text": "シュウ 「うぐ…!」", "zh_text": "修 「うぐ…!」" }, { "id_line": 3507, "ja_text": "ハルの舌の愛撫に、俺は再び射精してしまった。", "zh_text": "小春的舌头爱抚下,我再次射精了。" }, { "id_line": 3508, "ja_text": "ハルの狭い口内に、大量の精液をぶちまける。", "zh_text": "在小春的狭窄的口内,大量的精液倾泻而出。" }, { "id_line": 3509, "ja_text": "それをハルは、当たり前のようにゴクゴクと飲み干していく。", "zh_text": "小春好像理所当然一様咕嘟咕嘟地喝干。" }, { "id_line": 3510, "ja_text": "ハル 「ぷは…。ふふ、お兄ちゃん、そんなに出したらわたしのお腹の中にいるみんながお兄ちゃんの精液でおぼれちゃうよ」", "zh_text": "小春 「噗…呵呵,哥哥,那么在我肚子里的大家都会被哥哥你的精液淹死了」" }, { "id_line": 3511, "ja_text": "ハルが、口の端から垂れる精液を指で拭き取りながら言う。", "zh_text": "小春一边用手指擦拭嘴角垂下精液一边开心地说。" }, { "id_line": 3512, "ja_text": "俺のちんぽは、キレイにされていた。", "zh_text": "我的阴茎被漂亮地清干净。" }, { "id_line": 3513, "ja_text": "この短時間に何度も絶頂を迎えたがそれでもまだ俺のちんぽはギンギンにそそり立っている。", "zh_text": "在短时间多次迎来了绝顶的高潮,但是我的阴茎上高高地耸立着。" }, { "id_line": 3514, "ja_text": "恐るべきはアスカの実験ということか。まだ治まりそうにない。", "zh_text": "明日香的实验真的很可怕,我的还是没有平静下来。" }, { "id_line": 3515, "ja_text": "そんな俺のちんぽを、ハルがクスクスと笑いながら撫でる。", "zh_text": "看到我的阴茎那样,小春哧哧地笑着抚摸。" }, { "id_line": 3516, "ja_text": "ハル 「あは、まだまだ元気だね。じゃあ、もう一回しようか」", "zh_text": "小春 「啊,还很好,很有精神啊。那么,再来一次吧!」" }, { "id_line": 3517, "ja_text": "言うとハルは立ち上がり歩き出した。", "zh_text": "说完小春站起来走了。" }, { "id_line": 3518, "ja_text": "巨大な足をズシンズシンと踏みおろし、多くの家々を踏み潰しながら歩いていった先には学校があった。", "zh_text": "巨大的脚咕咚咕咚地踩下来,边往学校的方向前进边把很多房屋都踩得粉碎。" }, { "id_line": 3519, "ja_text": "その前にしゃがみこんだハルは体育館を鷲づかみにして持ち上げると再び立ち上がって戻ってきた。", "zh_text": "小春学校前蹲下来,把体育馆拿起,再次站起走回来。" }, { "id_line": 3520, "ja_text": "全裸の大巨人であるハルが、無数の家々を当たり前のように踏み潰しながら笑顔で悠然と歩いてくるさまは、最早畏敬の念さえ覚える。", "zh_text": "赤裸巨大的小春理所当然地踩碎无数的住家,那笑容悠然的様子早已被大家敬畏而记住。" }, { "id_line": 3521, "ja_text": "超巨大なツインテールがハルの重々しい歩行に合わせてゆらゆらと揺れる。", "zh_text": "超巨大的双马尾配合沉重的步伐荡漾。" }, { "id_line": 3522, "ja_text": "同時にあの、東京ドームよりも大きな二つの乳房も。", "zh_text": "同时,两个比东京巨蛋还要更大的乳房也一様。" }, { "id_line": 3523, "ja_text": "戻ってきたハルは横たわる俺の股間の前にしゃがみこむと持ち帰った体育館を、入り口が下に来るようにして持ち上下に振った。", "zh_text": "回来时,小春在躺卧的我的胯间前蹲下,把带回来的体育馆入口向下,拿着上下摇了摇。" }, { "id_line": 3524, "ja_text": "するとその入り口から、まるでごま塩でも振り掛けるように人々が零れ落ちてきて、俺のちんぽの上にふりかけられた。", "zh_text": "于是那个入口就好撒盐一様,芝麻般的人们溢出,撒在我的阴茎上。" }, { "id_line": 3525, "ja_text": "体育館内に避難していた人々だ。", "zh_text": "是在体育馆内避难的人们。" }, { "id_line": 3526, "ja_text": "俺のちんぽの亀頭は、あっという間に振りかけられた人々で埋め尽くされる。乗り切らなかった人々はそのままちんぽから落下していってしまった。", "zh_text": "我阴茎的龟头,一转眼就被撒上去的人们挤得满满。挤不进的人直接从阳具上掉下来。" }, { "id_line": 3527, "ja_text": "これ以上乗らないと判断したのか、ハルは持っていた体育館をポイと投げ捨てると俺の股間を跨いで立った。", "zh_text": "判断我的龟头已经坐满人,小春随手丢弃了体育馆,然后跨立在我的胯间。" }, { "id_line": 3528, "ja_text": "俺のちんぽに乗せられた人々からは、頭上にハルのまんこが降臨してきたのが見えるだろう。", "zh_text": "在我的阴茎上了人们可以看见小春的膣屄在自己的头上降临。" }, { "id_line": 3529, "ja_text": "そのまま腰を落とすハル。", "zh_text": "就这样小春的腰坐下来。" }, { "id_line": 3530, "ja_text": "ちんぽの人々からは超巨大な女性器が凄まじい速度で落下してくるのが見えた。", "zh_text": "肉捧上的人们看到了超巨大的女性器以惊人的速度落下。" }, { "id_line": 3531, "ja_text": "皆が悲鳴を上げた。", "zh_text": "大家都尖叫起来。" }, { "id_line": 3532, "ja_text": "しかしそこにいるほとんどの人が、ちんぽの表面を覆うハルの唾に絡め取られそこから逃げることができない。", "zh_text": "但是在那里的大部分的人都被肉捧表面覆盖着小春的唾沫黏住而无办法逃跑。" }, { "id_line": 3533, "ja_text": "そして、", "zh_text": "然后," }, { "id_line": 3534, "ja_text": "ずぷ…っ", "zh_text": "ずぷ…っ" }, { "id_line": 3535, "ja_text": "ハルのまんこは、そこに乗っていた人々ごと、俺のちんぽを咥え込んだ。", "zh_text": "小春的屄穴把我的阴茎连同拥挤地黏在上面的人们呑进体内。" }, { "id_line": 3536, "ja_text": "ハル 「ん…みんながわたしの中にいる…それとももう潰れちゃったのかな…? まぁどっちでもいいけど」", "zh_text": "小春 「…大家都进到了我的花心或是子宫了吗…还是都已经压死了……?嗯,不论是哪边都很好。」" }, { "id_line": 3537, "ja_text": "ちんぽを挿入したハルは位置を微調整する。", "zh_text": "小春微调阴茎插入的位置。" }, { "id_line": 3538, "ja_text": "俺は亀頭に小さなものがピチピチと動く感触を感じていたが、ハルが腰を動かすとそれも感じなくなった。", "zh_text": "我的龟头本来有小东西在活蹦乱跳的触感,但小春腰在调动腰时就再也感觉不到了。" }, { "id_line": 3539, "ja_text": "ハル 「じゃあまたわたしが動くからね」", "zh_text": "小春 「那我要再开动了。」" }, { "id_line": 3540, "ja_text": "言うとハルはまた俺の胸に手を置いて腰を上下にピストンさせ始めた。", "zh_text": "小春说完把手放到我的胸口上,让腰开始了活塞运动。" }, { "id_line": 3541, "ja_text": "ズン! ズン! ズン!", "zh_text": "ズン! ズン! ズン!" }, { "id_line": 3542, "ja_text": "俺のちんぽがハルのまんこに出入りする。", "zh_text": "我的肉捧在小春屄穴进进出出。" }, { "id_line": 3543, "ja_text": "自身の股間を俺の股間に叩きつけるたびに、ハルが小さく喘ぐ。", "zh_text": "每次自己的胯间撞上我的胯间时,小春都会小小地喘息。" }, { "id_line": 3544, "ja_text": "ハルの膣の襞が俺のちんぽに絡み付いてくる。ちんぽを締め付けてくる。", "zh_text": "小春的膣内的褶往我的肉捧缠绕过来。把肉捧缠得紧紧的。" }, { "id_line": 3545, "ja_text": "そして俺のちんぽはそんな締め付けてくるハルの膣を押し広げて子宮の入り口を突いている。", "zh_text": "而我被勒紧的阴茎往推开小春的阴道顶到子宫口。" }, { "id_line": 3546, "ja_text": "子宮を突き上げるたびに、ハルが嬉しそうに声を出す。", "zh_text": "每次往上顶到子宫,小春都会发出很高兴的声音。" }, { "id_line": 3547, "ja_text": "そうやってハルが腰を動かすたびに地面が上下に大きく揺れた。", "zh_text": "这样,小春一动腰,地面就会上下摇晃。" }, { "id_line": 3548, "ja_text": "揺れ幅10m弱にもなる凄まじい縦揺れが、ハルの動きに合わせて発生していた。", "zh_text": "幅度10米的摇晃变成可怕的纵向震动,伴随小春的运动而发生。" }, { "id_line": 3549, "ja_text": "ズンズンズンズン! ハルの腰の動きに合わせて町全体が揺れていた。", "zh_text": "ズンズンズンズン!小春的腰在运动时,整个都市的地面都跟着震动。" }, { "id_line": 3550, "ja_text": "俺たちを震源地として地震が発生していた。", "zh_text": "而我们就是产生地震的震源。" }, { "id_line": 3551, "ja_text": "周辺の家などはあっという間に崩れ落ち瓦礫に変わっていた。", "zh_text": "周边地区的住家转眼就变成了崩坏的瓦砾。" }, { "id_line": 3552, "ja_text": "縦揺れ10mとは、ほとんど2階建て家屋の高さ以上の揺れ幅である。", "zh_text": "幅度10米的纵向震动,是几乎2层楼建筑的高度以上的摇摆幅度。" }, { "id_line": 3553, "ja_text": "そんな揺れが延々と続くなど、普通は想定されていない。", "zh_text": "一般是没有设想持续那样大幅度的摇晃。" }, { "id_line": 3554, "ja_text": "すでに周囲のほとんどの家が崩れ落ちていた。ビルなど大きな建物も同様だ。塀が崩れ落ち、橋は落下して、道には亀裂が走った。", "zh_text": "已经周围的房子都几乎坍塌了。摩天大楼等大型建筑也是一样。外墙崩塌,大桥倒下,路上出现裂缝。" }, { "id_line": 3555, "ja_text": "車などは地面から10mも放り出されたかと思えば落下し、そしてまた放り出されを繰り返してバラバラに壊れてしまっていった。", "zh_text": "汽车从地面飞起10米再掉下,然后又被抛起,在反复几次之后,变得四分五裂地坏掉了。" }, { "id_line": 3556, "ja_text": "人間は更に酷い。多くの人々が崩れ落ちた家の下敷きになったり倒壊したビルに巻き込まれた。", "zh_text": "人类就更严重。很多人在倒塌的家被压在倒塌的瓦砾当中,又或者被卷入了大型的倒塌。" }, { "id_line": 3557, "ja_text": "地面に開いた亀裂に巻き込まれ落下した者や、車と一緒に宙に放り出されたあと地面に叩きつけられ者も大勢いた。", "zh_text": "卷入地面打开的裂缝掉下去的人,和汽车一起被抛到空中再摔在地面也很多。" }, { "id_line": 3558, "ja_text": "この町に無事な人間はひとりもいなかった。", "zh_text": "这个城市是没有一个人可以平安无事。" }, { "id_line": 3559, "ja_text": "すべての人間が、ハルが腰を動かすだけで致命傷を負っていた。", "zh_text": "所有的人类因为小春腰在动就受到了致命伤。" }, { "id_line": 3560, "ja_text": "ハル 「んん……あああああああ!」", "zh_text": "小春 「啊……啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!」" }, { "id_line": 3561, "ja_text": "ハルの巨大な喘ぎ声が大気と大地を激しく鳴動させた。", "zh_text": "小春巨大的喘气声,使大气和大地都激烈地鸣动。" }, { "id_line": 3562, "ja_text": "俺たちのセックスのせいで、街が壊滅してしまった。", "zh_text": "因为我们做爱的缘故,城市被毁灭了。" }, { "id_line": 3563, "ja_text": "しかしハルの腰の動きは止まらない。", "zh_text": "但是小春的腰部的动作没有停。" }, { "id_line": 3564, "ja_text": "より早く小刻みに、加速していく。", "zh_text": "还在微微加速。" }, { "id_line": 3565, "ja_text": "最早 町のすべての人間が自分が腰を動かすだけで全滅していることなどどうでもよく、ただただ兄と絶頂を迎えることだけを考えていた。", "zh_text": "城市的所有人因为自己的腰动了动就全灭,这种事怎样都好,只有考虑和哥哥一起迎来高潮。" }, { "id_line": 3566, "ja_text": "すべての建物が崩壊し廃墟と化した町で行為を続ける俺とハル。", "zh_text": "都市所有的建筑物崩溃废墟都是因为我和小春持续做爱的而做成的。" }, { "id_line": 3567, "ja_text": "ハル 「あ…あ…! い、いく……逝くよお兄ちゃん!」", "zh_text": "小春 「啊…啊…!,去……要去了,哥哥!」" }, { "id_line": 3568, "ja_text": "シュウ 「あ、ああ…!」", "zh_text": "修 「啊,啊……!」" }, { "id_line": 3569, "ja_text": "ハルがズン! と股間を叩きつけてきた。", "zh_text": "小春ズン!胯间大力地压了下来。" }, { "id_line": 3570, "ja_text": "同時にちんぽが潰れるのではないかというくらいに膣が思い切り締め上げられた。", "zh_text": "同时阴道要把肉捧压坏一様尽情地缠上了。" }, { "id_line": 3571, "ja_text": "メキメキと音を立てて引き締まるハルの膣壁。そこに入っていたのがただのビルだったならば、この瞬間に押し潰されてしまっているだろう。", "zh_text": "小春膣壁勒紧时发出メキメキ的声音。进入到那里的大楼,也会被瞬间压坏吧。" }, { "id_line": 3572, "ja_text": "そして、締め上げられると同時に俺も渾身の射精をハルの中に放った。", "zh_text": "然后,被勒紧同时,我的分身也精关大口,往小春的体内射精。" }, { "id_line": 3573, "ja_text": "精巣からちんぽを通って、ハルの中に大量の精液が迸っているのが自分でも感じられた。", "zh_text": "自己也感觉到了精液从精巢通过阴茎大量迸进小春的子宫。小春的子宫也随着本能而收缩,为了可以着床而尽可能地吸收更多的精液。" }, { "id_line": 3574, "ja_text": "どぴゅううう!!!", "zh_text": "どぴゅううう!!!" }, { "id_line": 3575, "ja_text": "どぴゅううう!!!", "zh_text": "どぴゅううう!!!" }, { "id_line": 3576, "ja_text": "同時に絶頂へと上り詰める。", "zh_text": "两人同时到达高潮的顶峰。" }, { "id_line": 3577, "ja_text": "ハルは体を弓なりに反らし天を仰いでいた。", "zh_text": "小春向后仰成弓形,仰视着天空。" }, { "id_line": 3578, "ja_text": "しばし、その状態のまま固まっていたハルはやがて弓なりを解いて、俺の体の上にズズンと倒れ込んできた。", "zh_text": "固定在那个状态的小春,不久后也松开了弓形的姿态,在我的身体上倒下了。" }, { "id_line": 3579, "ja_text": "再び俺の体に身を預けるハル。", "zh_text": "小春的身体再次身寄托在我的身上。" }, { "id_line": 3580, "ja_text": "ハル 「…気持ちよかったね…」", "zh_text": "小春 「好…好舒服啊……」" }, { "id_line": 3581, "ja_text": "ハルの嬉しそうな声。", "zh_text": "是小春高兴的声音。" }, { "id_line": 3582, "ja_text": "それは、俺も同じだった。", "zh_text": "而我也一样。" }, { "id_line": 3583, "ja_text": "シュウ 「…そうだな…」", "zh_text": "修 「…是啊……」" }, { "id_line": 3584, "ja_text": "俺は股間の繋がったまま俺に被さるハルの頭を撫でていた。", "zh_text": "我们的胯间的连在一起。我抚摸小春压在我身上的头。" }, { "id_line": 3585, "ja_text": "気づけば体も動くようになっている。", "zh_text": "我注意到身体可以动了。" }, { "id_line": 3586, "ja_text": "ハル 「えへへ…」", "zh_text": "小春 「嘿嘿……」" }, { "id_line": 3587, "ja_text": "頭を撫でられたハルはくすぐったがるように俺の胸に顔を埋めた。", "zh_text": "头被抚摸的小春把脸埋进了我的胸膛。" }, { "id_line": 3588, "ja_text": "不意に、顔を持ち上げたハルは横たわる俺の顔の上に自分の顔が来るように移動し四つんばいになった。", "zh_text": "突然,小春把脸举起,自己的脸向着躺在地的我的脸移动,四目相投。" }, { "id_line": 3589, "ja_text": "目の前に、ハルの顔がある。", "zh_text": "眼前是小春的面容。" }, { "id_line": 3590, "ja_text": "ハル 「お兄ちゃん、大好き♪」", "zh_text": "小春 「最喜欢哥哥你了♪」" }, { "id_line": 3591, "ja_text": "ハルが、俺の唇に唇を重ねてきた。", "zh_text": "小春和我的嘴唇重叠。" }, { "id_line": 3592, "ja_text": "誰もいなくなった街の中で、俺たちは、互いの唇の感触だけを感じていた。", "zh_text": "在被变得谁也不在了的城市中,我们只感到彼此嘴唇的触感。" }, { "id_line": 3593, "ja_text": "アスカ 「いやーご馳走様でした♪」", "zh_text": "明日香 「啊哈,谢谢款待♪」" }, { "id_line": 3594, "ja_text": "遠くからその光景を眺めていたアス蚊は両手を合わせて二人に頭を下げた。", "zh_text": "从远处眺望着这景象的蚊子明日香双手合十向两人垂下了头。" }, { "id_line": 3595, "ja_text": "アスカ 「んー…ハルちゃんてばシュウのこと好きなくせに虐めると快感を感じちゃうのよねー。好きな子ほど嬲りたいって奴? シュウも大変だこりゃ」", "zh_text": "明日香 「恩…小春酱喜欢虐待小修时得到快感的感觉。这孩子是越喜欢就越想虐待的家伙呀?小修会很辛苦呢」" }, { "id_line": 3596, "ja_text": "アスカは折り重なり唇を重ねながら抱き合う二人を見て苦笑した。", "zh_text": "明日香一边看着嘴唇重叠拥抱在一起的两人一边苦笑。" }, { "id_line": 3597, "ja_text": "そんな二人の周囲には壊滅した町が広がっていた。", "zh_text": "毁灭的都市景象在两人四周蔓延。" }, { "id_line": 3598, "ja_text": "あらゆる建物が崩れ落ち瓦礫と化し、原形を保っている建物はない。", "zh_text": "所有的建筑物都变成坍塌废墟,没有可以保留原状的建筑物。" }, { "id_line": 3599, "ja_text": "すべての生存者はハルの腰の動きによって引き起こされた地震によって悉く命を落としている。", "zh_text": "所有的幸存者因为小春的腰部运动引发的地震而悉数丧命。" }, { "id_line": 3600, "ja_text": "まさに破滅的な大災害。", "zh_text": "正是灭绝性的大灾害。" }, { "id_line": 3601, "ja_text": "しかし恐ろしいのが、これが天然の自然災害ではなく、明らかな人災であるということ。", "zh_text": "但是可怕的是,这不天然的自然灾害,而是明显的人祸。" }, { "id_line": 3602, "ja_text": "二人の男女のセックスによって引き起こされたものであるということ。", "zh_text": "是男女二人结合时引发的。" }, { "id_line": 3603, "ja_text": "一人の妹が、兄を想って腰を振ったが故に引き起こされたことである。", "zh_text": "是一个妹妹坐在哥哥身上摆动腰的缘故而引起的。" }, { "id_line": 3604, "ja_text": "二人はまだ唇を重ねあっている。", "zh_text": "两人的嘴唇还是重叠在一起。" }, { "id_line": 3605, "ja_text": "放っておけば再び腰を振り始めるのではないか。", "zh_text": "如果放任不管,腰会再次开始摆动吗?" }, { "id_line": 3606, "ja_text": "そうなればすでに瓦礫と化しているこの町は更に粉々に破壊しつくされるだろう。", "zh_text": "这样的话已经变成了废墟的这个城市会变更粉碎而破坏殆尽吧。" }, { "id_line": 3607, "ja_text": "そうやって町の上に横たわる大巨人である二人を、蚊となりプーンと飛ぶアスカは微笑ましく見守っていた。", "zh_text": "变为蚊子的明日香在空中飞行,看着这样躺卧在都市上的两个超巨大巨人,会心地微笑。" } ] } ] }